函南町議会 > 2019-11-21 >
12月02日-01号

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  1. 函南町議会 2019-11-21
    12月02日-01号


    取得元: 函南町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-19
    令和 1年 12月 定例会函南町告示第49号 令和元年第4回(12月)函南町議会定例会を、次のとおり招集する。  令和元年11月21日                             函南町長 仁科喜世志                記1 期日  令和元年12月2日2 場所  函南町議会議場            ◯応招・不応招議員応招議員(16名)   1番    岩城 仁君        2番    古村 高君   3番    野田哲郎君        4番    兵藤慎一君   5番    田中正美君        6番    植松淳史君   7番    杉村 清君        8番    田口彰一君   9番    市川政明君       10番    土屋 学君  11番    馬籠正明君       12番    中野 博君  13番    鈴木晴範君       14番    加藤常夫君  15番    長澤 務君       16番    大庭桃子君不応招議員(なし)       令和元年第4回(12月)函南町議会定例会議事日程(第1号)               令和元年12月2日(月曜日)午前9時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定について日程第3 議案第97号 令和元年度函南町一般会計補正予算(第4号)日程第4 議案第98号 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について日程第5 議案第99号 函南町総合計画審議会条例の制定について日程第6 議案第100号 函南町指定管理者選定委員会設置条例の制定について日程第7 請願第3号 請願書日程第8 一般質問(通告順)---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)    1番    岩城 仁君        2番    古村 高君    3番    野田哲郎君        4番    兵藤慎一君    5番    田中正美君        6番    植松淳史君    7番    杉村 清君        8番    田口彰一君    9番    市川政明君       10番    土屋 学君   11番    馬籠正明君       12番    中野 博君   13番    鈴木晴範君       14番    加藤常夫君   15番    長澤 務君       16番    大庭桃子君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名 町長          仁科喜世志君  副町長         佐野章夫君 会計管理者       大塚信行君   教育長         山邉義彦君 総務部長        梅原宏幸君   厚生部長        棚井郁夫君 建設経済部長      前川 修君   教育次長        武藤亮二君 総務課長        杉山浩巳君   企画財政課長      平井輝久君 税務課長        櫻田英樹君   管財課長        露木元徳君 住民課長        松井 仁君   都市計画課長      江田朝夫君 健康づくり課長補佐   溝田正吾君   福祉課長        大沼裕幸君 環境衛生 課長補佐   真野公一君   生涯学習課長      渡辺正樹君 建設課長        西川公次君   産業振興課長      田中敏博君 上下水道課長      冨田貴志君   子育て支援課長     飯島正紀君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 事務局長        仁菅昭浩    書記          小竹亮平--------------------------------------- △開会の宣告 ○議長(中野博君) 皆さん、おはようございます。 会議に入る前にお知らせします。健康づくり課長及び環境衛生課長が体調不良のため欠席するとの報告があり、今会期中はそれぞれ課長補佐が代理出席しますので、お知らせします。 ただいまの出席議員は16名です。定足数に達していますので、ただいまから令和元年第4回函南町議会定例会を開会します。                              (午前9時00分)--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(中野博君) これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(中野博君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(中野博君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をします。 10月6日、消防・防災フェアが開催され、これに他の議員とともに出席しました。 10月8日、第94回畜産共進会が開催され、これに関係の議員とともに出席しました。 10月9日、三島市外5カ市町箱根山組合議会定例会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 10月10日、軽井沢地区におけるメガソーラー建設計画に対する反対決議文を静岡県庁において、難波副知事に提出しました。 10月16日、静岡県町村議会議長会総会・研修会が静岡市において開催され、これに副議長とともに出席しました。 10月21日、箱根山御山組合外2組合議会定例会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 10月25日、まちづくりブロック懇談会(函南小学校区)が開催され、これに関係の議員が出席しました。 10月27日、第26回MOA美術館函南児童作品展表彰式が開催され、これに出席しました。 10月28日から30日まで、令和元年度静岡県町村議会議長会議長県外調査が山形県において実施され、これに参加しました。 11月3日、熱海・函南広域行政推進協議会「わくわく日曜朝市」が仏の里美術館において開催され、これを関係の議員が見学しました。 同じく3日、第43回商工まつりが開催され、これに関係の議員とともに出席しました。 11月9日、第34回丹那盆地まつりが開催され、これに出席しました。 同じく9日、まちづくりブロック懇談会(桑村小学校区)が開催され、これに関係の議員が出席しました。 11月10日、第22回武道祭武術太極拳大会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。 11月12日、第16回富士箱根伊豆交流圏市町村サミットが箱根町において開催され、これに副議長とともに出席しました。 11月13日、第63回町村議会議長全国大会が、東京都渋谷区NHKホールにおいて開催され、これに出席しました。 同じく13日、わかくさ共同作業所運営委員会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。 同じく13日、まちづくりブロック懇談会(西小学校区)が開催され、これに関係の議員とともに出席しました。 11月14日、第2回下水道事業審議会が開催され、これに関係の議員とともに出席しました。 11月15日、第2回酪農王国取締役会が開催され、これに出席しました。 11月17日、第1回スポーツ健康長寿フェスタが開催され、これに他の議員とともに出席しました。 11月18日、第1回空家等審議会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 同じく18日、まちづくりブロック懇談会(東小学校区)が開催され、これに関係の議員が出席しました。 11月20日、東部地区6市4町議会議長連絡会が沼津市において開催され、これに副議長とともに出席しました。 11月22日、令和元年度老人クラブ連合会第17回演芸大会が開催され、これに副議長が出席しました。 11月24日、静岡県市町対抗駅伝競走大会函南町選手団結団式が開催され、これに他の議員とともに出席しました。 11月28日、教育研究会研究集会が開催され、これに文教厚生委員が出席しました。 同じく28日、まちづくりブロック懇談会(丹那小学校区)が開催され、これに関係の議員が出席しました。 11月29日、静岡県市町対抗駅伝競走大会前夜祭が静岡市において開催され、これに出席しました。 11月30日、静岡県市町対抗駅伝競走大会が静岡市において開催され、これに他の議員とともに出席しました。 12月1日、第27回JA三島函南農業祭(畜産祭り)が三島市において開催され、これに出席しました。 なお、議会運営委員会及び議会だより編集委員会の管外行政視察については、台風19号による町内の被害が甚大であったため、各委員会で協議し、今年度は中止することとしました。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書が、お手元に配りましたとおり提出されています。朗読は省略します。 次に、議長宛てに提出された陳情書等の取り扱いについて11月21日の議会運営委員会で協議した結果、8月29日受け付けの公益社団法人日本理科教育振興協会会長、大久保昇氏からの「令和2年度理科教育設備整備費等補助金予算計上についてのお願い」、10月7日受け付けの函南町商工会長、八木戸一重氏ほか1名からの「リフォーム助成事業の要望について」、10月11日受け付けの一般社団法人日本教材備品協会会長、大久保昇氏からの「学校教材の計画的な整備推進についてのお願い」、10月23日受け付けの静岡県町村議会議長会会長、亀澤進氏からの「厚生年金制度への地方議会議員の加入実現を求める要望活動について」、10月29日受け付けの静岡県保険医協会理事長、聞間元氏からの「国による妊産婦医療費助成制度創設」並びに、「福祉医療制度の実施に伴う国保国庫負担金の削減措置廃止」を求める自治体意見書採択についての陳情書、10月30日受け付けの静岡県保険医協会理事長、聞間元氏ほか1名からの「歯科口腔保健の充実と、保険で良い歯科医療の実現を求める意見書」採択に関する陳情、11月7日受け付けの公益社団法人函南シルバー人材センター理事長、市川朝一氏からの「シルバー人材センター事業に対する補助金の確保等についての要望書」、11月5日受け付けの2019年度ひまわり保育園親と後援者の会役員、杉本希和子氏ほか5名からの「保育・学童保育関係予算の大幅増額と施策の拡充を求める意見書提出などを求める陳情書」は、議員配付にとどめることにしました。 以上で議長報告を終わります。 次に、町長より行政報告を求められています。 これを許可します。 町長。     〔町長 仁科喜世志君登壇〕 ◎町長(仁科喜世志君) 皆様、おはようございます。 9月定例会からの行政報告をいたします。 最初に、国・県に対する要望等について報告いたします。 10月29日、安全・安心の道づくりを求める全国大会が都内で開催され、大会後、本県選出国会議員に対し、決議文を持参し予算確保について要望活動を行いました。 11月6日、治水事業促進全国大会が都内で開催され、大会終了後、本県選出国会議員に対し、決議文を持参して要望活動を行いました。 11月11日、新東名高速道路建設促進協議会促進大会が都内で開催され、大会終了後、国土交通省に対し、一日も早い全線開通について要望書を提出しました。 11月12日、中部直轄河川治水期成同盟会主催の国土交通省水管理・国土保全局との意見交換会に狩野川改修期成同盟会会長として参加をし、翌13日には、国土交通省及び本県選出国会議員に対し、提言活動を行いました。 11月20日、簡易水道整備促進全国大会が都内で開催され、静岡県簡易水道協会会長として出席をしました。大会終了後、本県選出国会議員に対し要望活動を行いました。 11月21日、伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会による一層の整備推進と、一日も早い全線開通を目指すため、国土交通省、財務省及び静岡県選出国会議員に対し、建設促進及び建設財源確保の要望活動を行いました。 11月26日、国土交通省関東地方整備局及び国土交通省本省に対し、伊豆湘南道路建設促進期成同盟会副会長として、神奈川県西部地域から静岡県伊豆地域にわたる圏域の道路ネットワークの早期構築について要望活動を行いました。 また、同月28日には、国土交通省中部地方整備局に対し、同様の要望活動を行いました。 続いて、広域関連の報告をいたします。 10月3日、伊豆湘南道路建設促進期成同盟会総会が熱海市で開催され、平成30年度事業報告及び決算報告並びに令和元年度事業計画(案)及び予算(案)が審議され、原案どおり承認されました。 10月6日、東京オリンピック・パラリンピック自転車競技伊豆半島東部地域首長協議会が伊豆市で開催され、地域が一体となって取り組むため、自転車関連イベントや機運醸成イベントの開催など、住民が2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を身近に感じるプログラムの情報共有や連携について協議しました。 10月7日、駿豆学園管理組合議会が伊豆市で開催されました。 10月9日、静岡県町村会総会が静岡市で開催され、自治功労者の表彰式及び静岡県知事に対し「令和2年度県の施策・予算に対する重点要望・提言書」の提出を行いました。 10月24日、伊豆半島地域サミットが熱海市で開催され、知事の進行により伊豆地域が一体となって取り組む課題や方向性について提案がされ、意見交換を行いました。函南町からは地域コミュニティとの連携強化について提案をいたしました。 11月18日、駿東伊豆消防組合田方中署において、はしごつき消防自動車の納車式が行われ、副管理者として出席いたしました。 11月25日、東部地域サミットが三島市で開催され、知事の進行により、県と各自治体の連携による「人づくり」「富づくり」の取り組みについて意見交換を行いました。 12月1日、「都市と交通基盤を考えるシンポジウム」が小田原市で開催されました。伊豆湘南道路建設促進期成同盟会及び小田原観光協会の共催で開催され、神奈川県と静岡県を結ぶ海沿いの道路基盤整備や、街道観光による地域活性化、相互誘客について意見交換を行いました。 次に、地域の皆様にご参加いただいたイベントについて報告をいたします。 9月28日と29日と、10月5日と6日の4日間、第51回函南町文化祭が文化センターで開催されました。本年度も開催期間を前期、後期に分け、「人の和で広げていこう文化の輪」をテーマに、町内でさまざまな文化活動を行っている個人・団体が、作品の展示や舞台披露など、日頃の成果を発表されました。書道や工芸、絵画、写真等の作品展や体験教室も開催され、多くの町民の皆様が来場し、文化の秋を楽しみました。 10月6日、函南町消防団主催による、函南町消防・防災フェアが役場駐車場で開催されました。消防団員による模擬店や防災車両等の展示が行われ、田方北消防署員にも協力をいただき、レスキュー体験などが行われました。秋晴れのもと、多くの来場者でにぎわいました。 11月3日、函南町商工会主催による「かんなみ商工まつり」が開催されました。地元商店街事業者による販売、函南中学校吹奏楽部による演奏、よさこい踊りなどが行われ、大勢の来場者でにぎわいました。 11月9日、函南東部農協と酪農王国オラッチェ共催による「第34回丹那盆地まつり」が酪農王国オラッチェで開催されました。地場産品の販売や丹那牛乳を使ったお菓子の販売、バターやアイスクリームの手づくり体験など、函南ブランドの創作にも寄与いただいており、会場は多くの参加者でにぎわいました。 11月17日、第1回スポーツ健康長寿フェスタが文化センターとかんなみ知恵の和館で開催されました。小さなお子さんから高齢者まで幅広い年代の方が、生き生きと暮らせる健康づくりを楽しみました。 12月1日、JA三島函南農業祭が三島市の長伏公園で開催され、児童作品展上位入賞者の表彰をはじめ、地元農産物の品評会や直売、餅まきなどが行われ、子供から大人まで大勢の方が来場されました。 次に、教育委員会関連の事業について報告をいたします。 10月25日、町内小・中学校の音楽発表会が文化センターで開催されました。各学校の代表児童・生徒が日頃の練習成果を存分に発揮し、澄んだ歌声と息の合った合奏で会場を魅了しました。 11月8日、健全育成あいさつ運動が町内小・中学校の正門付近で行われました。地域での人づくり活動の一つと考え、地域の大人の誰もが青少年に温かなまなざしを向け、声をかけ、積極的にかかわる「地域の青少年声掛け運動」として、静岡県青少年健全育成強調月間に合わせて実施をしております。地域の皆さんや青少年健全育成会の皆さん、各幼稚園、小・中学校の児童・生徒やPTAの皆さんと挨拶を交わしました。 11月24日、第20回静岡県市町対抗駅伝競走大会、函南町選手団結団式が文化センターで開催されました。町民の皆様から力強い激励をいただきましたこと、大変感謝申し上げます。その声援、期待を胸に、大会は11月30日に行われ、惜しくも町の部の優勝は逃しましたが、3位入賞をおさめました。また、4名の選手が区間賞を受賞するなど、指導者のご尽力により、若い力の成長には特に目を見張るものがありました。 6月末から練習を始め、大会に向けて万全の態勢で臨めるよう日々奮闘してきました。監督、コーチ、当日に走った12人を含め、一緒に頑張った登録メンバーの熱意とチーム力の成果だと思います。監督、コーチ、保護者を初め多くの方々、町民の皆様に深く感謝いたします。来年は王者復活、優勝を目指して頑張っていただきたいと思います。 最後に懇談会について報告をいたします。 多くの町民の皆様の声を間近でお伺いするために、本年度も希望のありました5地区にお伺いし、「町長と語る地区懇談会」を開催いたしました。台風19号の影響により2地区は中止となりましたが、小学校区ごとの「ブロック懇談会」も10月下旬から開催し、町の事業の進捗状況や地域の実情、今後の地域づくりについて、各地区の代表者と積極的な意見交換を行ってまいりました。議員の皆様にもご出席をいただいたところです。ありがとうございました。要望については、すぐに対応すべきものは対応し、しっかり検討して進めるべきものは地域の皆様と調整を図りながら進めていきたいと思います。 以上で、9月定例会からの主たる事項について申し上げ、行政報告といたします。 ○議長(中野博君) 以上で町長の行政報告を終わります。 以上で諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △会議録署名議員の指名 ○議長(中野博君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は会議規則第127条の規定により議長において   14番 加藤常夫君   15番 長澤 務君   16番 大庭桃子君 を指名します。--------------------------------------- △会期の決定について ○議長(中野博君) 日程第2、会期決定の件を議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から12月11日までの10日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中野博君) 異議なしと認めます。よって、会期は10日間に決定しました。--------------------------------------- △議案第97号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中野博君) 日程第3、議案第97号 令和元年度函南町一般会計補正予算(第4号)の件を議題とします。 町長から提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 仁科喜世志君登壇〕 ◎町長(仁科喜世志君) 議案第97号について説明をいたします。 議案第97号は、令和元年度函南町一般会計補正予算(第4号)であり、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億7,500万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ133億9,500万円とするものであります。 細部説明を所管部長がいたしますので、よろしくご審議のほどお願いをいたします。 ○議長(中野博君) 町長の提案理由の説明を終わります。 続いて、本案についての細部説明を求めます。 総務部長。     〔総務部長 梅原宏幸君登壇〕
    ◎総務部長(梅原宏幸君) 議案第97号について細部説明をいたします。 初めに、議案を朗読いたします。 議案第97号令和元年度函南町一般会計補正予算(第4号)。 令和元年度函南町の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。 (歳入歳出予算の補正) 第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億7,500万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ133億9,500万円とする。 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 (債務負担行為の補正) 第2条 債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」による。 令和元年12月2日提出。函南町長、仁科喜世志。 次のページをお願いいたします。 第1表、歳入歳出予算補正です。 歳入歳出とも款、項、補正額の欄を朗読いたします。 以下、朗読、説明は事項別明細も含め、特別会計も同様としますので、ご承知ください。 初めに、歳入です。 10款地方特例交付金、2項子ども・子育て支援臨時交付金、同額で60万6,000円の追加。 13款分担金及び負担金、1項負担金、同額で251万5,000円の追加。 15款国庫支出金7,469万5,000円の追加、1項国庫負担金7,377万3,000円の追加、2項国庫補助金92万2,000円の追加。 16款県支出金1億1,037万2,000円の追加、1項県負担金5,545万3,000円の追加、2項県補助金5,491万9,000円の追加。 19款繰入金、2項基金繰入金、同額で1億6,700万円の追加。 21款諸収入1,981万2,000円の追加、3項雑入1,244万2,000円の追加、4項受託事業収入737万円の追加。 歳入合計補正前の額130億2,000万円に補正額3億7,500万円を追加し、133億9,500万円とするものです。 次のページをお願いいたします。 歳出です。 1款議会費、1項議会費、同額で73万9,000円の減。 2款総務費1,647万2,000円の追加、1項総務管理費1,338万円の追加、2項徴税費289万2,000円の追加、3項戸籍住民基本台帳費12万1,000円の追加、6項監査委員費7万9,000円の追加、3款民生費2億3,123万7,000円の追加、1項社会福祉費1億8,899万7,000円の追加、2項児童福祉費4,224万円の追加、4款衛生費1,473万2,000円の追加、1項保健衛生費173万1,000円の追加、2項清掃費1,300万1,000円の追加、6款農林水産業費、1項農業費、同額で2,382万2,000円の追加。 7款商工費、1項商工費、同額で189万5,000円の減。 8款土木費3,120万5,000円の追加、1項土木管理費351万6,000円の追加。 4ページをお願いします。 2項道路橋梁費2,376万2,000円の追加、3項河川費208万1,000円の追加、4項都市計画費145万円の追加、5項下水道費39万6,000円の追加。 9款消防費、1項消防費、同額で660万7,000円の追加。 10款教育費1,957万4,000円の追加、1項教育総務費94万5,000円の追加、2項小学校費197万3,000円の追加、3項中学校費252万5,000円の追加、4項幼稚園費973万8,000円の追加、5項社会教育費298万4,000円の追加、6項保健体育費140万9,000円の追加。 11款災害復旧費3,398万5,000円の追加、1項農林水産施設災害復旧費2,978万3,000円の追加、2項公共土木施設災害復旧費420万2,000円の追加。 歳出合計、補正前の額130億2,000万円に補正額3億7,500万円を追加し、133億9,500万円とするものです。 5ページをお願いいたします。 第2表、債務負担行為補正です。 令和2年4月より事業を執行するため、それぞれの事業について期間及び限度額を設定し、追加するもので、追加する限度額の合計は1億2,550万4,000円となります。 今回の補正により、令和元年度の債務負担の累計額を31億9,571万8,000円とするものです。 次に、事項別明細となります。 9ページ、10ページをお願いいたします。 初めに、歳入です。 歳入につきましては、目と節の番号と名称、金額の欄を朗読し、適時説明を加えます。ただし、目と節の名称が同一の場合は目の名称を省略いたします。 1目1節子ども・子育て支援臨時交付金60万6,000円の追加。 次のページをお願いします。 2目1節衛生費負担金14万7,000円の追加、三島函南広域行政組合派遣職員人件費負担金の増額。 3目農林水産業負担金、1節農地費負担金236万8,000円の追加、農地災害復旧に際しての受益者負担金の増額。 次のページをお願いします。 1目民生費国庫負担金、3節障害者福祉費負担金6,762万7,000円の追加、支援扶助費などの増加に伴う国庫負担金の増額。 4節児童福祉費負担金50万円の追加、未熟児養育医療国庫負担金の増額。 2目災害復旧費国庫負担金、3節公立学校施設災害復旧負担金564万6,000円の追加、町立幼稚園の施設災害復旧費国庫負担金の増額。 2目民生費国庫補助金、1節障害者福祉費補助金11万7,000円の追加、地域生活支援事業の増加に伴う国庫補助金の増額。 2節児童福祉費補助金71万4,000円の追加、国の補助要綱改正により補助基本額等の増額。 3節高齢者福祉費補助金43万1,000円の追加、国庫補助金の採択により増額。 4目土木費国庫補助金、1節土木費補助金34万円の減、事業精査により社会資本整備総合交付金の減額。 次のページをお願いいたします。 民生費県負担金、4節障害者福祉費負担金3,381万3,000円の追加、支援扶助費の増加に伴う県負担金の増額。 5節児童福祉費負担金25万円の追加、未熟児養育医療県負担金の増額。 2目災害復旧費県負担金、1節災害等廃棄物処理費負担金7万2,000円の追加、災害ごみの処理のための県負担金の増額。 2節農林水産施設災害復旧費負担金2,131万8,000円の追加、農地災害復旧のための県負担金の増額。 2目民生費県補助金、2節高齢者福祉費補助金4,743万1,000円の追加、事業の採択により県の補助金の増額。 3節障害者福祉費補助金5万8,000円の追加、事業の増加により県補助金の増額。 4節児童福祉費補助金370万6,000円の追加、子ども医療費助成事業費補助金等の増額。 6目土木費県補助金、1節土木費補助金152万4,000円の追加、事業の増加により県補助金の増額。 7目消防費県補助金、1節消防費補助金220万円の追加。 次のページをお願いします。 地震・津波対策等減災交付金の増額です。 次のページをお願いします。 1目1節財政調整基金繰入金1億6,700万円の追加、不足する財源を財政調整基金より繰り入れをするものです。 次のページをお願いします。 4目1節雑入1,244万2,000円の追加、公有自動車・建物等共済保険金は台風19号により罹災した町施設の建物共済保険金見込み額、学校林立木補償料は東京電力が送電線工事を行うに当たって、支障となった学校林の立木を伐採することに対しての補償料。西部保育園給食費は3歳から5歳児までの給食費を徴収するもの、3目衛生費受託事業収入、1節清掃費受託事業収入737万円の追加、伊豆の国市等の可燃ごみ焼却受託事業収入の増額。 以上が歳入となります。 23、24ページをお願いします。 歳出です。 歳出につきましては、説明欄の事業ごとに事業名と金額を朗読し、適時説明を加えます。 なお、人件費の調整につきましては、人事院勧告に伴う職員の給与改定による調整が主な補正理由となります。 議会運営事業73万9,000円の減、人件費の調整。旅費は精査により減額。 次のページをお願いします。 一般管理総務事務事業1,131万6,000円の追加、人件費の調整。企画調整事務事業17万8,000円の追加、要望活動等の増加に伴い、旅費の増額。 公園管理事業97万4,000円の追加、柏谷公園遊具の改修工事等の増額。 自治振興事業8万8,000円の追加、新年初顔合わせ会における表彰者記念品の増額、電子計算事務事業299万4,000円の追加、システム改修委託料の増額。 IT推進事業217万円の減。 次のページをお願いします。 情報系機器保守業務委託料の精査による減額。 税務総務事務事業289万2,000円の減、人件費の調整。戸籍住民基本台帳事務事業12万1,000円の追加、人件費の調整。 監査委員事務事業7万9,000円の追加、人件費の調整。 次のページをお願いします。 社会福祉費総務事務事業295万7,000円の追加、人件費の調整。 国保国民年金事務事業35万4,000円の追加、人件費の調整。 老人福祉事業4,816万2,000円の追加、認知症共同生活介護事業所整備等の補助金の増額。 介護保険事業198万円の追加、介護保険特別会計の人件費、事業費の調整による介護保険特別会計繰出金の増額。 次のページをお願いいたします。 心身障害者福祉事業1億3,554万4,000円の追加、扶助費は支援対象者の増加による増額。 児童福祉総務事務事業312万9,000円の追加、人件費の調整。 保育園管理事業2,629万円の追加、人件費の調整。 償還金は平成30年度の実績報告に基づく精算により、補助金、交付金を償還するものです。 次のページをお願いします。 子育て・交流センター運営事業財源組替、こども医療費等助成事業1,282万1,000円の追加、扶助費は長期治療を要する未熟児出生のため、こども医療費の増額。 留守家庭児童保育所管理事業財源組替。 36ページをお願いします。 保健総務事務事業99万7,000円の追加、人件費の調整。 保健福祉センター管理事業4万4,000円の追加、複写機等の使用料の増額。 生活習慣病予防事業122万円の減、がん検診委託料の精査による減額。 予防接種事業46万6,000円の追加、個別通知による郵送料の増額。 環境衛生事務事業78万7,000円の追加、人件費の調整。 次のページをお願いします。 葬祭会館事務事業14万7,000円の追加、人件費の調整。 温泉会館管理事業51万円の追加、湯~トピアかんなみの水風呂等の修繕料の増額。 清掃総務事務事業51万6,000円の追加、人件費の調整。 し尿処理事業41万1,000円の追加、車両の修繕料の増額。 次のページをお願いいたします。 最終処分事業24万1,000円の追加、燃料費は災害ごみ処理のための増額。 廃棄物処理施設管理事業1,183万3,000円の追加、光熱水費は電気料の価格改定による増額。 次のページをお願いします。 農業総務事務事業237万1,000円の追加、人件費の調整。 畜産振興事業1,554万1,000円の追加、台風19号により被災した堆肥プラントの復旧工事費の増額。 町営土地改良事業100万円の追加、農免農道のガードレール等改修工事の増額。 排水機場管理事業491万円の追加、新田排水機場の制御盤改修工事等の増額。 次のページをお願いします。 観光振興事業189万5,000円の減、観光プロデューサーの人件費を精査するもの。 次のページをお願いします。 土木総務事務事業351万6,000円の追加、人件費の調整。 国庫補助道路新設改良事業283万6,000円の追加、町道1-8号線の工事請負費、町道1-6号線の物件補償費の増額。 町単独道路新設改良事業2,092万6,000円の追加、工事請負費は住民サービス工事の増額。 河川維持事業208万1,000円の追加。 次のページをお願いします。 機場・樋門操作委託料の増額。 都市計画総務事務事業145万円の追加、人件費の調整。わが家の専門家診断委託料の減額。地震対策事業費補助金の増額。 蛇ケ橋ポンプ場維持管理事業39万6,000円の追加、電気料の増加。 次のページをお願いいたします。 非常備消防事業63万2,000円の追加、各区が行う消防施設整備費補助金の増額。 災害対策事業597万5,000円の追加、台風19号で使用した資機材の購入、修繕料の増額。 次のページをお願いします。 事務局事務事業94万5,000円の追加、人件費の調整。 小学校管理事業197万3,000円の追加、人件費の調整。 函南小学校門扉の取り替え工事の増額。 中学校管理事業250万2,000円の追加、人件費の調整と、次のページをお願いします。 東中学校ネットフェンス取り替え工事の増額。 中学校教育振興事業2万3,000円の追加、区域外就学援助費負担金の増額。 幼稚園管理事業973万8,000円の追加、人件費の調整と台風19号で浸水したみのり幼稚園のエレベーター修繕料の増額。 社会教育総務事務事業83万2,000円の追加、人件費の調整。 コミュニティ推進事業66万4,000円の追加。 次のページをお願いします。 西部コミュニティセンターの修繕料の増額。 ふれあいセンター管理事業6万4,000円の追加、夏季のエアコンの使用が多かったため、光熱水費の増額。 文化センター管理事業104万3,000円の追加、大ホールエアコン修繕のための修繕料の増額。玄関照明設置のための工事請負費の増額。 図書館等管理事業3万円の追加、複写機等使用料の増額。 仏の里美術館管理事業35万1,000円の追加、展示室内の調湿保存剤の増額。 社会体育総務事務事業68万7,000円の追加、人件費の調整。 体育施設管理事業30万4,000円の追加、夏季の大型送風機の使用が多かったため、光熱水費の増額。 次のページをお願いいたします。 運動公園等管理事業38万5,000円の追加、台風19号により泥水が貯水槽内に入ったため、清掃手数料の増額。 木立キャンプ場管理事業3万3,000円の追加、夏季の管理棟のエアコンの使用が多かったため、光熱水費の増額。 次のページをお願いいたします。 農業用施設災害復旧事業500万円の追加、被災した農道等の復旧のため、工事請負費の増額。 農地災害復旧事業2,378万3,000円の追加、被災した農地の復旧のため、工事請負費の増額。 林業施設等災害復旧事業100万円の追加、被災した治山工事工作物等撤去工事の増額。 道路災害復旧事業420万2,000円の追加、被災した町道の復旧のため、測量設計委託料の増額。 以上で細部説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(中野博君) 細部説明を終わります。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 16番、大庭議員。 ◆16番(大庭桃子君) 今度の補正予算なんですけれども、まだ台風19号の復旧に伴うものがあるなと思うんですけれども、ちょっとこの、大体であれなんですけれども、その台風の災害復旧に伴うものが大体幾らぐらい、この全体の中で、それで、それ以外の普通の補正もあるもんですから、ちょっとその辺分けて、大体どのぐらいがそういうふうになりますというのを、ひとつ参考までに、わかりましたら答えてください。 それから、ちょっと細かいところになりますけれども、18ページのところに、消防費補助金で総務課のところに地震・津波対策減災交付金220万円ありますが、ちょっとこれよくわからなくて、もうちょっと説明をお願いします。 それから22ページのところに、雑入のところで、学校教育課に学校林立木補償料というのが、何か電気会社に何かをつくるために木を倒すか何かの補償金だというふうに聞こえたんですけれども、その意味合いがちょっとよくわからなくて、ちょっと説明をお願いします。 それから、44ページの観光振興事業のところで、一般職、非常勤職員報酬1人分で200万円減になっているんですが、これはどういうものか、ちょっと説明をお願いします。 以上、お願いします。 ○議長(中野博君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(平井輝久君) 大庭議員の一つ目の質問で、今回の4号補正におきます台風19号関係の災害復旧に係る事業費でございますが、約5,000万円ぐらいを想定しております。 以上です。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 18ページの地震・津波対策減災交付金でございますが、今回のこの220万円に対しましては、非常消防事業の補助金の中に丹那地区の消火栓と格納箱の修繕がございます。あと、災害対策事業の中に、消耗品の中に199万円というのがございまして、その中で県から3分の1補助が来るという中で、この地震対策交付金の金額を上げさせていただいたものでございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 教育次長。 ◎教育次長(武藤亮二君) 22ページの学校林立木補償料につきましては、丹那小学校の学校林の中に、東京電力の鉄塔があります。これが50年をたったものですから建て替えをしたいという申し出がありました。大きくその学校林を伐採するというところで、この立木補償料を計上したものでございます。 以上です。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 44ページの観光振興事業の報酬及び旅費のところの補正の内容でございますけれども、ただいま観光プロデューサーの、今、調整を図っておりまして、この雇用に関して、もう雇用の期間がなくなって、雇用しなかった期間についての減額と、あと、その方に合わせた旅費等の増額という内容で、今、年明けに雇用に向けて調整を図っているという内容でございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) 1点だけですけれども、26ページになりますが、公園管理事業という中で、柏谷公園の遊具改修でよかったんですかね、これ、ちょっと詳細について伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 管財課長。 ◎管財課長(露木元徳君) こちらにつきましては、柏谷公園にあります小型遊具の滑り台につきまして、壊れていまして修理ができない状況にありますので、こちらを、滑り台だけですけれども、交換するという工事を実施したいということで計上しております。 以上です。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。 14番、加藤議員。 ◆14番(加藤常夫君) 20ページについてお伺いします。 今回一般補正で財政の調整基金から1億6,000万円、約1億6,700万円ぐらいを繰り入れているわけですけれども、11月の19号関連で2億7,000万円ぐらいですか、財調からやはり繰り入れて、この合計が今回と合わせて4億4,000万円ぐらいから、そのぐらいが財調から出ているわけですけれども、たしか自分の記憶の中では、ここから両方で約4億4,000万円ぐらい出てしまうと、10億円を割るのではないかと思うんですが、この辺について、どうしても財調から繰り入れをしなければならない状態だとは思うんですけれども、財政調整基金の運営上いかがなものかと思うんですけれども、これ、どうでしょう。 ○議長(中野博君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(平井輝久君) 今年度、平成30年度決算の財政調整基金の残高が13億円ございました。当初予算を編成する中で約3億円の繰入金を出しております。今回の3号補正、4号補正で、議員のおっしゃったように、今回も復旧に伴う繰り入れのほうを行っておりまして、現在、予想されます財政調整基金の残高は約6億円ちょっとという状況でございます。今年度ですけれども、大体3月末に余剰金等が出た場合には新規の積み立てを行うわけですけれども、また、今回の災害、激甚災害にも指定されているという中で、どのぐらい特別交付税のほうで見ていただけるということはまだわかりませんけれども、今年度末の繰り越しが大幅に、今年度当初の13億円まで戻るというようなことは、現在難しい状況と考えております。 そういう中で、今後の財政運営につきましては、財政調整基金の残高が非常に減っているという中で、とにかく厳しいという状況であると考えております。 以上です。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。     〔発言する人なし〕 ○議長(中野博君) これをもって質疑を終了します。 お諮りします。本案は討論を省略し、採決に入ることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中野博君) 異議なしと認めます。 これより議案第97号 令和元年度函南町一般会計補正予算(第4号)の件を挙手により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○議長(中野博君) 挙手全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議事の中途ですが、ここで10分間休憩をします。                              (午前9時58分)--------------------------------------- ○議長(中野博君) 休憩を解いて会議を再開します。                             (午前10時08分)--------------------------------------- △議案第98号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(中野博君) 日程第4、議案第98号 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定についての件を議題とします。 町長から提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 仁科喜世志君登壇〕 ◎町長(仁科喜世志君) 議案第98号について説明をいたします。 議案第98号は、函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定についてであり、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、条例を制定するものであります。 細部説明を所管部長がいたしますので、よろしくご審議のほどお願いをいたします。 ○議長(中野博君) 町長の提案理由の説明を終わります。 続いて、本案についての細部説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(梅原宏幸君) 議案第98号について細部説明をいたします。 初めに、議案を朗読いたします。 議案第98号 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について。 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例を別紙のとおり制定する。 令和元年12月2日提出。函南町長、仁科喜世志。 提案理由については町長が述べたとおりです。 会計年度任用職員の給与等に関し必要な事項を定めるための条例の制定を行うもので、会計年度任用職員の給与の種類について定めるもの。パートタイム会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償の支給について定めるもの。フルタイム会計年度任用職員の給料及び手当の支給について定めるものです。 新規条例となりますので、全文朗読をいたします。 函南町条例第 号 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例 (趣旨) 第1条 地方公務員法(昭和25年法律第261号。以下「法」という。)第22条の2第1項に規定する会計年度任用職員(以下「会計年度任用職員」という。)に対する報酬、給料及び手当(以下「給与」という。)並びに費用弁償については、この条例の定めるところによる。 (報酬等) 第2条 法第22条の2第1項第1号に掲げる会計年度任用職員(以下「パートタイム会計年度任用職員」という。)に対しては、報酬及び期末手当を支給する。 第2項 報酬の額は、時間額で定めるものとする。 第3項 報酬の額は、勤務1時間につき、別表に掲げる職種の区分に応じ、同表に定める月額を162.75で除した額(その額に円未満の端数を生じたときは、これを四捨五入して得た額)を超えない範囲内において規則で定めるところにより決定する。 第4項 報酬の額は、パートタイム会計年度任用職員の職務の複雑、困難及び責任の度に応じ、かつ、一般職の常勤職員の給与との権衡を考慮して定めなければならない。 第5項 前各項に規定するもののほか、パートタイム会計年度任用職員に対しては、一般職の常勤職員に支給される時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、特殊勤務手当及び宿日直手当に相当する報酬を規則で定めるところにより支給する。 第6項 期末手当は、一般職の常勤職員の例により支給する。ただし、任期が6月未満の者その他の者で規則で定めるものにあっては支給しない。 (報酬の額の特例) 第3条 特殊な専門的知識を必要とする業務に従事するパートタイム会計年度任用職員であって規則で定めるものに対する報酬の額は、前条第3項の規定にかかわらず、規則で定める。 (費用弁償) 第4条 パートタイム会計年度任用職員が勤務のため、その者の住居と勤務公署との間を往復するとき及び職務のため旅行したときは、それらの費用を弁償する。 第2項 費用弁償の額は、一般職の常勤職員に支給される通勤手当及び旅費の額との権衡を考慮して規則で定める。 (給料等) 第5条 法第22条の2第1項第2号に掲げる会計年度任用職員(以下「フルタイム会計年度任用職員」という。)に対しては、給料、通勤手当、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、宿日直手当及び期末手当を支給する。 第2項 給料の額は、勤務1月につき、別表に掲げる職種の区分に応じ、同表に定める月額を超えない範囲内において規則で定めるところにより決定する。 第3項 第2条第4項の規定は、フルタイム会計年度任用職員の給料の額の決定について準用する。 第4項 通勤手当、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、宿日直手当及び期末手当は、一般職の常勤職員の例により支給する。ただし、任期が6月未満の者その他の者で規則で定めるものにあっては、期末手当は支給しない。 (給与の減額) 第6条 会計年度任用職員の給与の減額については、一般職の常勤職員の給与の減額の例に準じて、規則で定める。 (休職者の給与) 第7条 会計年度任用職員が休職にされたときの給与は、函南町職員の給与に関する条例(昭和32年函南町条例第16号。以下「給与条例」という。)第19条第2項及び第3項に規定する場合を除き、一般職の常勤職員の例により支給する。 (支給) 第8条 パートタイム会計年度任用職員の報酬の支給については、月の初日からその月の末日までの間における勤務実績により計算した額を翌月の21日までに支給する。 第2項 会計年度任用職員の費用弁償、給料及び手当(第2条第1項及び第5条第1項に規定する手当に限る。)の支給については、前6条に規定するもののほか、一般職の常勤職員の例による。 (給与改定の時期) 第9条 会計年度任用職員の給与改定の時期については、任用の事情等を考慮して規則で定める。 (委任) 第10条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。 附則 第1項 この条例は、令和2年4月1日から施行する。 第2項 函南町非常勤職員等の任用、勤務条件に関する条例(平成24年函南町条例第17号)は、廃止する。 別表(第2条、第5条関係) 横に読んでいきます。 職種。月額。 給食調理員、用務員その他の規則で定める職。 給与条例別表第1行政職給料表(二)に定める1級における最高の号給の給料月額。 指導主事、カウンセラーその他の規則で期定める職。 給与条例別表第1行政職給料表(三)に定める1級における最高の号給の給料月額。 前記以外の職。 給与条例別表第1行政職給料表(一)に定める1級における最高の号給の給料月額。 なお、参考資料としまして、会計年度任用職員の給与等に関する規則で定めるべき事項を記載しました資料を添付しておりますので、ご確認くださいますようお願いいたします。 以上で細部説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(中野博君) 細部説明を終わります。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) この条例案の2ページ、第3条ですね。特殊な専門知識って、これはどういう職種に値するのか、適用するのかを聞きたいと思います。 2点目が、次の3ページで、第6条給与の減額。どういう場合、この減額という措置をとるのか、想定しているのか、お聞きしたいと思います。 以上2点です。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) まず、特殊な勤務ということで、学校の先生で評価をつける非常勤の方とか、あとバスの運転手、そして介護認定調査員等を今のところ想定をしております。 次に、第6条給与の減額というのは、これが、例えばフルタイムとかで働いておりまして、その中で勤務を命じているんですが、風邪を引いたとかでお休みになって、有給になってしまったとか、そういう場合に満額を支給するわけにはいかないという中で減額をするという、通例のものを考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。 16番、大庭議員。 ◆16番(大庭桃子君) これは会計年度任用職員で前に質問でもやらせていただいたんですけれども、ちょっとお聞きしますが、この対象になる人たちにアンケートとか、意思確認というか、そういうのはやられたのかということを聞きたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 今働いていらっしゃる非常勤の方につきましては、この条例が可決できましたら、全職員には説明会を開くと。その前には、一応雇用をしております担当課長全部を集めまして、これから制度のみなんですが、このようなことになりますということで、今お働きになっている方に概要について説明をしてくださいということはやっております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。     〔発言する人なし〕 ○議長(中野博君) これをもって質疑を終了します。 お諮りします。ただいま議題となっております議案第98号 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定についての件は、会議規則第39条の規定により、総務建設委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中野博君) 異議なしと認めます。 よって、議案第98号 函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定についての件は、総務建設委員会に付託することに決しました。--------------------------------------- △議案第99号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(中野博君) 日程第5、議案第99号 函南町総合計画審議会条例の制定についての件を議題とします。 町長から提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 仁科喜世志君登壇〕 ◎町長(仁科喜世志君) 議案第99号について説明をいたします。 議案第99号は、函南町総合計画審議会条例の制定についてであり、地方自治法第138条の4第3項の規定により、町の附属機関である「審議会」を設置するため、条例を制定するものであります。 細部説明を所管部長がいたしますので、よろしくご審議のほどお願いをいたします。 ○議長(中野博君) 町長の提案理由の説明を終わります。 続いて、本案についての細部説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(梅原宏幸君) 議案第99号について細部説明をいたします。 初めに、議案を朗読いたします。 議案第99号 函南町総合計画審議会条例の制定について。 函南町総合計画審議会条例を別紙のとおり制定する。 令和元年12月2日提出。函南町長、仁科喜世志。 提案理由については町長が述べたとおりです。 町では附属機関の見直しを進めており、函南町総合計画審議会について、町の附属機関とするため条例を制定するものです。 新規条例となりますので、全文を朗読いたします。 函南町条例第 号 函南町総合計画審議会条例 (設置) 第1条 函南町における総合計画の策定に関し町長の諮問に応じて、必要な事項について調査、審議するため、函南町総合計画審議会(以下「審議会」という。)を置く。 (組織) 第2条 審議会は、委員20人以内で組織する。 第2項 委員は、次に掲げる者のうちから、町長が委嘱する。 第1号 各種団体等の代表者 第2号 学識経験を有する者 (任期) 第3条 委員の任期は、町長が委嘱したときから、当該計画について答申報告を行うまでの期間とする。 (会長及び副会長) 第4条 審議会に会長及び副会長各1人を置く。 第2項 会長及び副会長は、委員の互選による。 第3項 会長は審議会を代表し、会務を総理する。 第4項 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代行する。 (会議) 第5条 審議会は、会長が招集し、会長が議長となる。 第2項 審議会は、委員の半数以上が出席しなければ会議を開くことができない。 第3項 審議会の議事は出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。 (庶務) 第6条 審議会の庶務は、総務部企画財政課で処理する。 (委任) 第7条 この条例に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。 附則 (施行期日) 第1項 この条例は、令和2年4月1日から施行する。 (経過措置) 第2項 この条例の施行後及び委員の任期満了後最初に開催される審議会は、第5条第1項の規定にかかわらず、町長が招集する。 なお、参考資料として、附属機関の見直しの際に活用した資料を添付しましたので、ご確認くださるようお願いいたします。 以上で細部説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(中野博君) 細部説明を終わります。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 16番、大庭議員。 ◆16番(大庭桃子君) 今、附属機関等の見直しについての参考資料を説明してくださらなかったんだけれども、これ、ちょっと説明していただきたいんです。ちょっと附属機関って、これ何のことかなといって、ちょっと私もよくわからなかったんですけれども、ちょっと説明していただきたいと思います。これの見直しについての附属資料、お願いします。 それと、質問なんですけれども、函南町総合計画の審議会なんですけれども、これ、条例を見ますと、前のに附属機関などという項があって、そこを見ますと、函南町総合計画審議会規則というのが今あるんですね。今の条例の中に。今度はそれを丸ごと条例にかけて、その規則はいらなくなるんだと思うんです。ほとんど同じ内容なものですから。そうしたら、こちらの条例のほうに廃止というのをつけなくてもいいのかなとちょっと思ったんです。規則が条例になるということで。そこ、規則が条例になるときは別に何も変わらなくていいんだよというならそれでいいんですけれども、廃止のことを考えていいのかなと思ったものですから、ちょっとそのことをお願いします。 ○議長(中野博君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(平井輝久君) 今回の附属機関の見直しにつきましては、令和元年度の6月の定例会でも申し上げましたが、行政改革の一環として、近ごろ下級裁判所等で規則や要綱によって設置されている機関が附属機関に該当するということで、これらは条例によって設置すべきであるという見解が出ております。これに伴いまして、本町におきましても附属機関と附属機関に準ずる機関、いわゆる私的諮問機関についての区分を明確にするということで、今回の見直しをしております。附属機関と私的諮問機関については、参考資料のほうで、どういうものが附属機関に当たり、どういうものが私的諮問機関に当たるのかというのは説明をしているところでございます。 今回の条例改正の中で、今まで規則において総合計画の審議会を設置しておりましたが、規則についてはもう廃止するわけでございますが、本条例に規則の廃止をうたう必要はないと思っておりますので、本条例の設置のみということになります。 以上です。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。 16番、大庭議員。 ◆16番(大庭桃子君) 規則については廃止のことを書かなくてもいいんだという説明だったと思うんですけれども、ちなみに私的な諮問機関というか、これは私、これまでも何回か見たことあるんだけれども、要するに要綱に設置するというふうに委員会だとか、審議会とかというのはたくさんあるということなんだけれども、うちの場合にはどのぐらい私的諮問機関に入るものがあるのか。それで、条例でちゃんとやらなければならないのはどのぐらいあるのか、ちょっと説明してください。 ○議長(中野博君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(平井輝久君) 附属機関に当たる機関につきましては、特別職の非常勤職員のものの報酬及び費用弁償に関する条例の別表の中で、附属機関に該当するものを上げております。今回の見直しの中でも、その中に新しく附属機関になるものは追加をする予定でございます。それ以外の附属機関にどのぐらいかということにつきましては、見直しの段階で各課で持っている、そういった審議会や委員会等、全て上げていただいた中で、それが附属機関に該当するのか、または私的諮問機関に該当するのかというのは当局と担当課のほうで議論をしまして、該当するものについては附属機関として上げております。該当しないものについては、詳細につきましてはちょっと把握はしておりませんけれども、それはこれまでどおり私的諮問機関ということで運用をしていくということを取り決めをいたした次第でございます。 以上です。 ○議長(中野博君) 総務部長。 ◎総務部長(梅原宏幸君) 先ほど、今企画財政課長が申し上げたとおり、私的諮問機関についてはおおむね30程度ございます。それで、もう一つ、規則の関係なんですけれども、規則については規則で廃止をしますので、この後規則で廃止をするということを告示させていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 大庭議員と類似の質問になりますけれども、見直しをしたということは、対象となるものを全部抽出をして、そして今回、条例として上がってきたのが、この総合計画の審議会条例ということなんですけれども、ほかに何点かあるのかどうか、やはり気になるんですね。私の記憶だと、数年前に審議会の条例がないにもかかわらず、審議員の方々に報酬を支給していると。これは条例に定めないと支給してはいけないのではないかというふうな質問があったと思うんですけれども、それに関連しているのかなというふうに、私個人は感じているんですけれども、見直しをして報告書に、この附属--特に条例よりも、私はこの参考資料が物すごく重要だなというふうに感じていまして、この見直しという言葉について、何と何と、何と何が対象となって、見直した結果、この審議会が条例の作成をするべきだとか、そういうことを説明した資料があれば非常にわかりやすいんですけれども、これだけだと何だか私には非常にわかりにくいので、大庭議員がおっしゃったように、この参考資料に基づいた説明をお聞きしたいなというふうに思いましたので、ご検討をお願いしたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務部長。 ◎総務部長(梅原宏幸君) すみません。馬籠議員がおっしゃるとおりなんですけれども、この後に議案の103号でご審議いただく条例の別表の中に、総合計画の審議会、あと101号で指定管理者の選定委員会、あと保育所の運営委員会の条例についても変更をかけたいと思っております。また、地域公共交通会議、あと留守家庭児童保育所運営委員会についても、こちらのほうで、いわゆる附属機関として条例のほうに載せていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(中野博君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(平井輝久君) 今回の見直しの中では各課から、今まであるものも含めまして65の審議会、委員会等を上げていただきました。その中で、今までの別表に載っていないものが26の委員会、審議会等について見直しを行いまして、その中から5つのものについて新しく追加をするというような、今回の見直しになっております。 以上です。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 今、答弁ありましたけれども、そういった全体像が見えるものを我々に提示していただいて、この見直しの結果こうなります、あるいは見直しの結果、現状維持ですというふうなことが聞きたいんです。条例の中身は正直言って余り興味がない。この見直しについてという、この参考資料にそういった情報を記載していただいて、もっと言うと、なぜこの見直しをしているんですかというところも知りたいんです。何かきっかけになったことがあったんだろうと思うんですね。私は先ほど報酬の件を言いましたけれども、それも一つではないかと思いますけれども、そんなことを別のステージでよろしいですので、ぜひ説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。     〔発言する人なし〕 ○議長(中野博君) これをもって質疑を終了します。 お諮りします。ただいま議題となっております議案第99号 函南町総合計画審議会条例の制定についての件は、会議規則第39条の規定により、総務建設委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中野博君) 異議なしと認めます。 よって、議案第99号 函南町総合計画審議会条例の制定についての件は、総務建設委員会に付託することに決しました。--------------------------------------- △議案第100号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(中野博君) 日程第6、議案第100号 函南町指定管理者選定委員会設置条例の制定についての件を議題とします。 町長から提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 仁科喜世志君登壇〕 ◎町長(仁科喜世志君) 議案第100号について説明をいたします。 議案第100号は、函南町指定管理者選定委員会設置条例の制定についてであり、地方自治法第138条の4第3項の規定により、町の附属機関である「委員会」を設置するため、条例を制定するものであります。 細部説明を所管部長がいたしますので、よろしくご審議のほどお願いをいたします。 ○議長(中野博君) 町長の提案理由の説明を終わります。 続いて、本案についての細部説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(梅原宏幸君) 議案第100号について細部説明をいたします。 初めに、議案を朗読いたします。 議案第100号 函南町指定管理者選定委員会設置条例の制定について。 函南町指定管理者選定委員会設置条例を別紙のとおり制定する。 令和元年12月2日提出。函南町長、仁科喜世志。 提案理由については町長が述べたとおりです。 町では附属機関の見直しを進めており、函南町指定管理者選定委員会について町の附属機関とするため、条例を制定するものです。 新規条例となりますので、全文を朗読いたします。 函南町条例第 号 函南町指定管理者選定委員会設置条例 (設置) 第1条 町長の諮問に応じ、函南町の公の施設の管理を行わせる指定管理者の候補者を厳正かつ公正に制定するため、函南町指定管理者選定委員会(以下「委員会」という。)を設置する。 (所掌事務) 第2条 委員会は、次に掲げる事務を所掌する。 第1号 指定管理者の募集に関すること。 第2号 指定管理者の選定に関すること。 第3号 指定管理者の指定の取消し等に関すること。 第4号 その他委員会が必要と認める事項 (組織) 第3条 委員会の委員は、10人以内とし、町長が委嘱する。 第2項 委員会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選により定める。 第3項 委員長は委員会を代表し、会務を総理する。 第4項 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときは、その職務を代理する。 (任期) 第4条 委員の任期は、当該諮問にかかる答申を行うまでの期間とする。 (会議) 第5条 委員会の会議は、委員長が招集し、その議長となる。 第2項 委員会は、委員の半数以上が出席しなければ会議を開くことができない。 第3項 委員会の議事は、出席議員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。 第4項 委員会は、必要があると認めるときは、委員以外の者に会議への出席を求めて説明または意見を聞くことができる。 (庶務) 第6条 委員会の庶務は、事務を所掌する課において処理する。 (委任) 第7条 この条例に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。 附則 (施行期日) 第1項 この条例は、令和2年4月1日から施行する。 (経過措置) 第2項 この条例の施行後及び委員の任期満了後最初に開催される委員会は、第5条第1項の規定にかかわらず、町長が招集する。 なお、参考資料として、附属機関を見直す際に活用した資料を添付しておりますので、ご確認ください。 以上で細部説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(中野博君) 細部説明を終わります。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) この前に審議しました99号ですね、この99号と100号を比較しますと、第5条に会議というのがありますが、100号に関しては4項というんですか、参考人みたいな人を呼んで説明をしてもらおうということが書いてありますけれども、この99号にはそれがないんですが、この辺の違いについて、どのような理由なのか、お伺いします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) この指定管理者の必要があるときの委員以外というのは、指定管理をする場合、オブザーバーの方の出席を求めて意見を伺っているという指定管理のところもございますので、それを入れてあるということでございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 現状の審議会を進めている中でオブザーバーの方がいるということで追加されたと理解しましたけれども、99号はそういった類いの意見を聞くような、そういう仕組みはいらないということでしょうか。 ○議長(中野博君) 総務部長。 ◎総務部長(梅原宏幸君) 99号については、当然パブリックコメント等を行いますので、そちらについては、総合計画の方では予定はしておりません。なお、100号については、それぞれの指定管理を行うに当たって専門的知識を要するもの、いわゆる、そういうものを今、総務課長はオブザーバーと言いましたけれども、それぞれの施設に応じてそれぞれ専門的知識を有する者をこの中に入れたいものですから、こういう書き方をしております。 以上です。 ○議長(中野博君) これをもって質疑を終了します。 お諮りします。ただいま議題となっております議案第100号 函南町指定管理者選定委員会設置条例の制定についての件は、会議規則第39条の規定により、総務建設委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中野博君) 異議なしと認めます。 よって、議案第100号 函南町指定管理者選定委員会設置条例の制定についての件は、総務建設委員会に付託することに決しました。--------------------------------------- △請願第3号の報告 ○議長(中野博君) 日程第7、請願第3号 請願書の報告をします。 議長宛てに提出された11月5日受付の軽井沢区長、渡邊一英氏及びダイヤランド区長、吉原英文氏からの請願書については、11月21日の議会運営委員会で協議した結果、お手元に配付した請願文書表のとおり、総務建設委員会に付託したので報告します。 議事の中途ですが、ここで10分間休憩をします。                             (午前10時51分)--------------------------------------- ○議長(中野博君) 休憩を解いて会議を再開します。                             (午前11時00分)--------------------------------------- △一般質問 ○議長(中野博君) 日程第8、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。--------------------------------------- △土屋学君 ○議長(中野博君) 最初に、10番、土屋学議員の質問に入ります。 10番、土屋議員。     〔10番 土屋 学君登壇〕 ◆10番(土屋学君) それでは、通告書に基づいて質問させていただきます。 1、田方農業高等学校創立120周年に向け町の連携と協力を。 函南町内にある静岡県立田方農業高等学校は、1902年(明治35年)仁田大八郎先生によって開校され、2021年(令和3年)には創立120周年を迎えます。現在、田方農業高等学校の生徒らによる活躍は幅広く、農業、食品、福祉、スポーツと多くの場面で日頃の成果を発揮しています。ほかにも、町内外におけるイベントや祭り、福祉施設等へのボランティア活動のほか、地域に密着した活動にも非常に力を入れ、地域に貢献しています。また、県内有数の伝統校として、函南町内を初め、伊豆地域でも多くの卒業生が現在さまざまな分野でご活躍をされています。 その田方農業高等学校が120周年を迎えるに当たり、函南町としても、ぜひ連携した取り組みと支援、協力を図り、函南町と田方農業高等学校をともに大きく盛り上げ、地域活性化に向けた活動に弾みをつけていただきたいと思います。 そこで、ぜひ町には、静岡県立田方農業高等学校創立120周年とあわせた取り組みや事業、支援、協力を計画し、推進していただきたいと思います。ご見解を伺います。 2、県総合防災訓練の評価と課題、台風19号への課題について。 今年9月1日、防災の日に静岡県・三島市・函南町総合防災訓練が行われました。この訓練では、大規模地震(南海トラフ巨大地震等)が発生し、震度6強を観測、建物倒壊、土砂災害、火災等の大きな被害が発生している想定で実施され、町内では5つのエリアを訓練会場に設定し、訓練の重点として6つの目標が掲げられていました。この県総合防災訓練における函南町内の訓練について、評価と課題について伺います。 また、町内に大きな被害を及ぼした台風19号について、現場で対応をされた職員の皆さんが、気がついたこと、次に生かせることなど、今後の対策に向けた課題について伺います。 (1)静岡県・三島市・函南町総合防災訓練における各エリア・訓練の重点等への評価と課題について。 (2)台風19号における課題と今後に向けた対応・対策について。 (3)高齢者・障害者等の避難行動と避難所の対応について。 3、観光振興の促進強化を。 現在日本は、長期的な低成長時代にあると同時に、少子・超高齢化社会の到来により人口減少社会を迎え、財政状況の悪化と生産年齢人口の減少という、これまでにない困難に直面しています。町も同様の課題に直面し、町の発展に向けたさまざまな施策を展開していかなければいけません。現在、第六次函南町総合計画も進められていますが、時代の変化も早く、ニーズも多様化していることから、町も効率よく柔軟にスピード感を持って課題に取り組んでいただきたいと思います。 観光振興は、移住・定住人口、交流人口、関係人口の増加に向け、さまざまな効果が期待できます。町のこれまでの観光イメージを変え、積極的な姿勢で観光振興に向けた促進強化に努めていただきたいと思います。 そこで伺います。 (1)町の観光状況(集客・売り上げ数等)について。 (2)農業・産業、健康・スポーツ、文化・教育等各分野との連携について。 (3)今後の観光振興への見解について。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(中野博君) 質問1について、建設経済部長。     〔建設経済部長 前川 修君登壇〕 ◎建設経済部長(前川修君) 土屋議員のご質問1、田方農業高等学校創立120周年に向け町の連携と協力をについてお答えいたします。 田方農業高等学校の創立120周年に向けた町としての取り組みや事業、支援、協力の計画についてですが、田方農業高等学校は、農産物の生産や流通、フラワーデザイン、生産動物の飼育管理、食品科学、ライフデザインなど多種にわたる学科を有しており、従前より町のみならず地域のイベントや行事にもたくさんのご協力をいただいております。 本年度4月の川の駅の開駅式典にも、吹奏楽部の皆様には、式典の前後に素敵な演奏をしていただき、華やかな雰囲気を演出するとともに、自家製パンの販売もしていただき、イベントを盛り上げていただきました。 また、農業の6次産業化を推進する事業にも参画していただき、農産物の命名や袋のデザイン、あるいは函南ブランド品、ふるさと納税の返礼品など多くの事業にご協力をいただいております。そのほかにも、かんなみ知恵の和館や小学校などの各種事業にも積極的にご協力をいただいております。 令和3年度に120周年を迎えるということですので、毎年ご協力をいただいている町のイベントでの対応について、来年度以降、関係団体と協議をしていきたいと考えております。 以上になります。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) 大変楽しみな、いいご答弁をいただいたかと思います。この田方農業高等学校は愛称の田農と呼ばれ、函南町で親しまれている、我が函南町が誇る伝統校であります。ご存じのとおり、農業や食品関連、教育、行政運営等で活躍する多様な人材を数多く輩出しています。ここ数年も田農生の活躍は目覚ましいものがあります。少し紹介をさせていただきたいと思います。 国が農業人材育成や競争強化に向けGAP教育を促進している中での県内の高校で初めてとなる日本版JGAPの認証を受けました。すごいことは、これによって東京五輪、パラリンピックにも食材が提供できるということです。また、県内で酪農を手がける唯一の高校として、県共進会で最優秀賞を受賞するなど、飼育技術も高い評価を受けています。 先ほどもありましたけれども、地元洋菓子製造販売会社とコラボレーションして、田農牛乳をたっぷり使ったミルククッキーを開発、販売をして好評を得ています。このクッキーのパッケージデザインにもこだわって、同校の生徒がデザインを考案し、かわいらしく仕上がっています。最近では田農マーケットを校内で毎月開催し、パンやジャム、野菜などを販売して、町内外から多くの人気を博しています。 それから、福祉のほうでは田農に開設された沼津特別支援学校の伊豆田方分校、こちらは10年を迎えました。農業と福祉の連携という中で、優しい心を育て、福祉を学び、関心を高めるすばらしい教育環境だと、授業風景から感じました。この創立120周年という機会が、これまで多くの卒業生を初め、幅広い世代に函南町と田農を大きくPRする最高のチャンスだと思っています。ぜひ、この卒業生が一人でも多く函南町で働き、選んで定住してくれるような、将来にわたり長くいい関係を築き、お互いのプラスになるような連携と支援をお願いしたいと思います。そして、多くの方を対象に郷土愛を育む取り組みを進めていただきたいと思います。 ちなみに函南町内の小・中学校のエアコン設置は進みましたけれども、この田農の各教室にはまだエアコンが一つも設置されていないようです。そんな中、在校生徒たちは毎日励み、頑張り、活躍をしています。県立の学校ではありますけれども、町からぜひ、できることで応援していただきたいと思います。前回、質問させていただきましたが、ふるさと納税、田農もご紹介あったとおり、田農牛乳、函南ブランドとなっています。ぜひ、ふるさと納税の使用目的という部分で、何か町としても協力、それから応援していただけたらななんて思います。田農の件に関しては再質問はありませんので、以上となります。 ○議長(中野博君) 質問2の(1)から(3)までについて、総務部長。     〔総務部長 梅原宏幸君登壇〕 ◎総務部長(梅原宏幸君) 土屋議員のご質問2県総合防災訓練の評価と課題、台風19号への課題についての(1)静岡県・三島市・函南町総合防災訓練における各エリア・訓練の重点等への評価と課題についてお答えいたします。 静岡県総合防災訓練として実施する函南町の訓練は初めてで、また、静岡県・三島市と合同にて実施する訓練となりました。訓練のテーマは「みんなの“チカラ”をいざ結集!~「自助・共助・公助」で守ろう 命とくらし」となり、6つの重点項目に沿いながら、町は5つのエリアでさまざまな訓練を実施しました。 1つ目のエリアは、道の駅・川の駅エリアとして、来年予定されているオリンピック・パラリンピックを見据えた訓練、観光客の避難誘導訓練、静岡県防災ヘリコプター、オレンジアロー号の離着陸訓練を実施しました。観光客の避難誘導訓練では、函南町都市交流協会の方々に参加をしていただき、外国人観光客の誘導の手順などが確認できました。また、実際の観光客の皆さんにも訓練に参加していただき、有意義な訓練となりました。外国語の言語は非常に多くある中、人による通訳の対応において、全ての外国語に対応できず、外国語ボランティアの募集が検討課題であることがわかりました。 2つ目のエリアは、町のメイン会場である東中学校エリアとして、指定避難所の開設運営、福祉避難所と連携した要配慮者のトリアージ、国のプッシュ型支援物資の受け入れ訓練、防災関連機関による救出・救助訓練などを実施しました。柏谷区民、各地区の自主防災組織、東中学校生徒に参加・協力を仰ぎ、避難所の開設や要配慮者の対応、静岡県と連携した電気自動車による電源確保などの訓練を行うことができました。とても大きな訓練で時間的な制約もありましたが、自主防災組織との連携の確認など、成果がありました。 3つ目のエリアは、丹那小学校エリアとして、孤立予想地域を想定し、自衛隊ヘリコプターの離着陸、上空偵察、道路啓開、応急危険度判定訓練を実施しました。実働訓練を通じた訓練が確認できました。実際に災害が発生し、町内の広範囲で被災した場合、事業者、職員の確保、配備が必要であると感じました。 4つ目のエリアは、保健福祉センターエリアとして、田方医師会、田方歯科医師会、田方薬剤師会函南支部の協力を得て、医療救護訓練を実施しました。救護病院であるNTT東日本伊豆病院への搬送に加え、陸上自衛隊、駿東伊豆消防本部に搬送を要請し、災害拠点病院である三島市の三島総合病院との連携、かんなみスポーツ公園に搬送し、ヘリコプターによる広域搬送の手順の確認を実施しました。医療救護活動は、町民の命にかかわる大変重要な活動ですので、通信手段の多重化をし、不足人員の要請を直ちに行うことができるよう、県のシステムの操作訓練が必要であると感じました。 5つ目のエリアは、文化センター・町体育館エリアとして、文化センターにおいて、発災後4日目を想定した国のプッシュ型支援物資の受け入れ、仕分け、要請による搬出の一連の流れを確認しました。また、町体育館では、遺体収容所の運営訓練として、遺体の受付から検視等を得て、家族への引き渡しまでを確認しました。2つの訓練ともに、会場設営に多くの人員が必要であり、それぞれの訓練は定期的に実施し、特定の人員以外でも実施することができるような体制確保が今後必要であると考えております。 今回の総合防災訓練の全般を通じて、日頃からの防災関連機関との顔の見える信頼関係の構築、支援要請の手順確認などが大変重要であると感じました。 続きまして、ご質問(2)台風19号における課題と今後に向けた対応・対策についてお答えいたします。 台風19号は非常に規模が大きく、浸水被害も甚大な規模となりました。近年では全国各地で毎年のように台風や豪雨による大きな被害が発生しており、今回の台風も静岡県のみならず、広範囲にわたる被害が確認されております。台風が接近してくる場合は、可能な限り早い段階から気象情報を収集し、対応方針等を立てており、今回については10月12日に最接近するとの見込みの中、10月10日から対策方針などを検討してまいりました。避難所を10月11日の夕方に開設し、10月12日に職員全員を招集し、避難所の運営のみならず、冠水や土砂崩れによる通行どめなどによる交通規制の対応、排水機場の対応など、さまざまな応急業務に従事しました。 避難所を6カ所開設し、避難所に避難していただいた方は収容することができましたが、自主避難所として開設した保健福祉センターが混雑し、東小学校や函南中学校へ移動していただいた方がおりました。避難所につきましては、洪水の場合、これ以上の指定避難所の確保ができるかということにつきましては非常に困難であると考えられますので、早い段階においての親戚や友人宅への縁故避難を勧め、市町の行政界を超えた広域避難について、今後協議をしていかなければならないと考えております。いずれにしましても、災害により危険が迫っている場合には、どのような危険があるのかをご自身で考えていただくよう、広報や出前講座などで早目の避難行動へ結びつくように周知を図りたいと考えております。 続きまして、ご質問(3)高齢者・障害者等の避難行動と避難所対応についてお答えします。 平成25年に改正されました災害対策基本法では、市町村は災害が発生し、または災害が発生するおそれがある場合に、みずから避難することが困難な避難行動要支援者の把握に努めるとともに、地域防災計画の定めるところにより、避難行動要支援者について、避難の支援や安否の確認、その他避難行動要支援者の生命を災害から保護するために必要な措置を実施するための基礎となる名簿の作成が義務づけられ、当町では平成27年度から避難行動要支援者名簿の作成に着手し、毎年度、その更新を行っております。 また、災害発生時に避難行動要支援者の人的被害を未然に防ぐためには、避難行動に携わる関係機関が協力して、速やかに避難行動をとることが必要であり、町では地域防災計画に基づき、社会福祉協議会や民生児童委員協議会へ避難行動要支援者名簿を提供し、情報の共有を図っております。 当町の民生児童委員協議会は従前から、「災害時一人も見逃さない運動」に積極的に取り組んでいただいており、本年3月には、独自に災害時の民生児童委員の行動マニュアルを作成し、災害時の要支援者支援活動の行動指針を取りまとめていただいております。 このたびの台風19号に際しましても、このマニュアルに基づき、避難準備・高齢者等避難開始の情報が発令された時点で、避難所の開設状況等を確認し、担当地区内の避難行動要支援者に対し、安否確認や避難状況の確認、速やかな避難ができるように準備を促したり、避難行動要支援者からの要請により避難所への同行等の活動も行っていただいたと伺っております。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) まずは台風19号における被害に遭われた皆さまに対し、お見舞いを申し上げるとともに、長期にわたり対応にご尽力いただいた職員の皆様、それからご支援いただいた関係の皆様に感謝申し上げたいと思います。 それでは、再質問させていただきます。 まず、県総合防災訓練の評価と課題ですけれども、ご答弁の中で、5つのエリアで各評価、それから課題が明確にされていることが伺えました。ぜひ、この訓練を、経験を生かして今後につなげていただきたいと思います。特に手順ですとか、人材確保、それから、体制づくりというのは非常に大切なことだと思いますので、ぜひ、強化していっていただきたいなと思います。 私も道の駅・川の駅の訓練に参加させていただきました。今回は、来年開催されるオリンピック・パラリンピックを見据えた訓練とのことでしたけれども、その中で少し気がついた点を質問させていただきます。 通訳、誘導対応について、外国語ボランティア募集が検討課題とのご答弁がありました。訓練の中で、翻訳機ポケトークを使って避難所のやりとりをしていたわけですけれども、かなりお一人に時間がかかっているように見受けられました。この翻訳機は現在道の駅施設に1台しか配備されていないようですけれども、1台では非常に少ないのではないかと感じます。また、町内の各避難所とされる施設にもこの翻訳機が必要ではないかなと思いますけれども、現状と今後の見解について伺います。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 道の駅のほうの防災訓練につきましては、外国の方を対象とした訓練も含まれて実施をいたしました。その中でポケトークという小型の自動翻訳機ですけれども、1台、観光コンシェルジュという方が、観光の案内をする方でいらっしゃるんですけれども、その方も外国語、数カ国語が話せるということもございまして、それとあわせて外国の方にご案内をしていくということでしたけれども、確かに、どこの国の方とか、そういうことがまずわからないということもあって、そういうところからいろいろと質問表をつくりまして、それに沿って案内をしていくというような形をとりましたけれども、時間は確かにかなりかかったというようなことがございました。今後、そのポケトーク、自動翻訳機につきましてもふやしていくというようなことも含めまして、また検討はしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。
    ◆10番(土屋学君) 当然オリンピックで外国人の観光客もふえるかと思います。それからまた、町内にもいろいろな国の方々がお仕事をされていたりとか、交流する機会もふえていますので、ぜひ、各避難所にもそういうものがあったほうがいいのではないかなと思いますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。 ほかにも防災器具、例えば発電機、道の駅に1台ありましたけれども、1台で本当に足りるのか、それから、実際にその器具を使える人材が--町の職員の皆さんがやってくださいましたが、職員の方がいない場合、誰が使えるかということが今後課題なのではないかなと思いましたので、ぜひ、そういう器具が扱える、それからマニュアルがわかる、見られるというような人材確保も今後検討していただきたいと思います。 それから(2)、(3)については総括質問をさせていただきたいと思います。 今回の台風19号が教訓となった避難警報、それから発令、アナウンスについて伺いたいと思います。 「全員避難、速やかに安全な場所へ避難してください」というアナウンスが町内全域に発せられたという認識でいますけれども、具体的にはどのような行動をとったら良いのか、確認も含めて伺います。また、「命を守るために最善の行動を」というアナウンス、実際にはどんな行動をとれば良いか、あわせて伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 避難行動等につきましては気象庁が発表するもの、町が発表するもの等についてやっております。避難の経路とかにつきましては、平常時において避難場所や経路などの準備をしておかなければいけないというところがございますので、いざ、危険が迫ったときに何もできないという前に、住民の方々には自分で考えておいていただきたいというふうに思います。警戒レベル4において避難勧告を行いました。全員避難というのを行ったとき、ご自身のいる場所、自宅にいるとは限りませんので、その場所においてどのような対応、どこに避難するかということを、自助の取り組みをお願いしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) そのあたりも、ぜひ町民の皆様に幅広く、日頃からそのような行動がとれるようなことを促していただきたいと思います。最近、「命を守る行動を」という言葉がよくメディアでも取り上げられますけれども、実際にどういう行動をとったらいいかというのがまだ浸透されていなくて、なかなか伝わりにくい表現なのかなと思っていますので、今後、工夫をしていただきたいと思います。 それから、家の中にいますと、アナウンスの内容がほとんど、今回聞こえませんでした。アナウンスの仕方、声の出し方、伝え方も非常に大事だと今回感じました。消防車によるアナウンスも行ってくれたようですけれども、場所によって、こちらも全く聞こえていない状況のようでした。防災同報無線、放送内容を電話で確認できますと皆さんにお伝えしていますけれども、実際、電話してもつながらない。1時間以上つながらない。それから防災ラジオ、今、販売をしていますけれども、防災ラジオも聞こえてこないなど、避難行動に向け、1分、2分の行動が生死を分ける事例もあります。ぜひ、早急に得策を考えていただき、今後に生かしていただきたいと思います。今回の状況も含めて、今後に向けた対応について伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) ただいまのご質問にありました、まず情報収集の関係でございますが、防災ラジオの販売、また、登録制のかんなみ安心メールにつきましては、うちのほうも各種会議等で勧めているところでございます。テレフォンサービスにつきましては、確かに電話をかけてもというところもございますので、回線の増加を今後の検討課題というふうにしていきたいと思います。 いずれにしましても、町ができること、ご自身ができること、さまざまな防災についてはあるというふうに考えております。それを少しずつでもふやしていって、ハード、ソフト面でそれぞれの対策、計画を進めていって減災に努めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) きのうも地域防災の日として、各地で防災体験や講習訓練が行われました。函南町でも情報伝達訓練として緊急速報メールによる訓練が行われました。かんなみ安心情報メールの登録状況について、現在どのぐらいの方が登録しているか、それから推移など、現状について伺いたいと思います。あと、改善点など、もし、現状から改善点などあれば、気がついたことがあれば、また伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 安心メールですが、11月末現在で2,893件の登録がございます。毎月のふえ方につきましてはばらばらでございますが、確実にふえているという状況でございます。町としましては、とりあえず安心メールを使って皆様に広報等をしておりますので、先ほどもお答えさせていただきましたが、住民の方々にこれを周知して、皆様に登録していただいて、身の安全を図っていただくということをまず第一にしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) 今、高齢の方もスマートフォンをかなり持つということが多くなったと思いますので、ぜひ、この安心メールを受け取る中で、町としてもスマホ講座とか、何かそういうこともちょっと企画していただけたら、もう少し安心メールも広がるのかななんて思いますので、こちらもよろしくお願いしたいと思います。 それから、避難された方から避難所がぎゅうぎゅうだったよという、押し込められたという表現でご意見、ご要望、かなり伺いました。福祉避難所についても、今後民間企業の施設などとも連携や協定を結ぶ、それから福祉避難所をふやす。もしものときの支援ルールづくりなど必要ではないかなと考えますが、ご見解を伺います。 ○議長(中野博君) 福祉課長。 ◎福祉課長(大沼裕幸君) 福祉避難所につきましては、内閣府令で定める基準としまして、高齢者や障害者などの要配慮者が円滑な利用を確保するための措置が講じられていること、また、発生時に要配慮者が相談をし、または助言、その他の支援を受けることができる体制が整備されていること、また、発災時に要配慮者を滞在させるために必要な居室が、スペースが可能な限り確保されていることとされており、このような基準を満たす施設がございましたら、新たに協定を締結し、福祉避難所として指定をさせていただきたいというふうに考えております。 また、福祉避難所、現在4施設と協定を締結しておりますが、毎年実施しております福祉避難所の開設、運営、訓練を通しまして、連携、それから協力体制の構築を図っているところでございます。 以上です。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) 少し補足をさせていただきたいと思います。 いわゆる災害時の要配慮者、または要援護者に対する避難所の関係につきましては、福祉避難所での対応につきましては、今、課長が申し上げましたように、当町では4施設、老人施設、老人福祉施設の3カ所、それから障害者施設を1カ所、それぞれ社会福祉法人様と協定を結ばせていただいて、有事の際の対応をさせていただいておりますが、なかなか該当する施設というのは、新たな施設が少のうございます。そんな中で、静岡県では2年ほど前から、新たな福祉避難所といいますか、要配慮者のための考え方としまして、いわゆる指定避難所の中の施設を有効的に使って、そこに、例えば女性の方のための部屋、または乳幼児を抱える方々のための部屋など、いわゆる特定の部屋をあらかじめレイアウトすることによって、一時的にそこに、指定避難所にそういう要配慮者の方に避難をしていただき、そして、その後さまざまな福祉避難所としての施設の開設状況が整ったところで、または、新たな近隣の市町の状況が整ったところでそちらへ移送していく、そんな考え方もとっております。 近隣では三島市様もそのような形で今、レイアウトを持ちながら工面をしているというふうに伺ってもございますので、その辺は防災担当課とも連携をしながら、その指定避難所で実際にそのような要配慮者のためのレイアウトができるかどうかも含めて、実地的なことも含めて、またその有効性、実効性も含めて検討していかなければいけないかなというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) 民間の介護施設も町内には大分ふえてまいりました。そういう中で、施設の皆さんは受け入れることは全然可能だよと。ただし、突然来られても困るんだと。やはりその中では町と施設とのルールづくりですとか、仕組みをやはりつくっていかなければいけないし、あとは町民の皆様ともやはりそこのルールをしっかり守ってもらうような行動をとってもらえるようなことも必要だよねというお話がちょっとありましたので、ぜひ、今後とも積極的にルールづくりを進めていっていただきたいなと思います。 それから、弱い人を守るという観点から、多目的トイレ、それから施設のバリアフリー化、細かな施設情報をハザードマップの中にもちょっと入れ込んでいただきたいなと思います。いろいろ規制があるかもしれないですけれども、避難される方が、実際私はどこの避難所に行ったら安心できるのかな、トイレに不便がないかなということまでちょっと載せていただいたら、早目の行動もとれるのかななんて少し考えましたので、ぜひ、今後、改善していただければと思います。 続いてですけれども、今回ペット連れで避難された方がいらっしゃったかどうかというところを伺います。また、避難所ではどんな対応をされたか伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) ペットを飼育していらっしゃる方の避難につきまして、具体的な件数については、すみません、私ちょっと把握しておりませんが、電話の問い合わせが数件あったことは承知をしてございます。現在、当町では静岡県がつくっておりますペットの災害時の避難に関するペットのガイドラインに基づいて今、運営をさせていただいておりますが、いわゆる同行避難、同伴ではなく同行避難という形で対応させていただきますので、その上でお答えをさせていただいた経緯はございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) こちらも今後課題となってくると思いますので、ぜひ、検討していただきたいと思います。 それから、今回、町長と語る会でもお話がありましたけれども、地震のみならず水害に向けた避難訓練が必要ではないかなという声も上がっています。今後、町の見解を伺いたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中野博君) 町長。 ◎町長(仁科喜世志君) 水害に対する訓練ですけれども、今までは水防訓練というような形で、どちらかというと地元の自主防災、あるいは消防団を中心とした、それから国土交通省、それから駿東伊豆消防という、どちらかというと住民をターゲットにした話ではなくて、救済の方々の土のうつくりであるとか、そういうのを中心としてきましたけれども、多面的に水害に対する水防訓練というものをこれから研究しながら検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) ぜひ、そちらも進めていただきたいと思います。 それから、先ほど部長のほうからも答弁ありましたけれども、自分のことは自分で守るという考えが今、広がっている中で、今回、地域の回覧板で今、回っていると思いますが、自主防災新聞104号というものですけれども、こちらにすごく参考になるななんていうことが書いてありますので、ぜひこちらも活用していただきたいなと思います。避難所についてご紹介があるんですけれども、少し紹介をさせていただきたいと思いますが、マル・バツで分かれていまして、自分のことは自分で行う。できることは協力する。みんなが主役の避難所。避難所利用者一人一人ができることを協力しながら行う避難所では、活力が生まれ、健康二次被害の防止にもつながりますというようなことが、もろもろが書いてあります。自分たちでできることは自分たちでやりましょうよというようなことが書いてあります。 それから、バツということで、誰かが何とかしてくれるよね。何をすればいいのかわからないし。みんながばらばらで自分勝手な避難所。誰かが何とかしてくれると考えている人ばかりでは、さまざまな場面で避難生活が滞ります。一人一人が自分でできることを見つけて運営に参加することが快適な避難所生活を送る上で大切ですみたいなことが書いてありますので、ぜひ、こういうことも町民の皆さんには知っていただくいい機会かなと今回思っていますので、こういうことを、ぜひ出前講座なんかでも活用していただければと思います。 それから、今回、先ほどの介護施設もありましたけれども、スーパーですとか商店、企業の皆さんが、何かあったらうちのところへも来てもいいんだよ、避難してもいいんだよとか、いろいろなことを投げかけてくれています。そういう中で、地域、企業などへの防災、災害協定の現状について伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 災害協定につきましては、現在のところ30件ぐらいの協定がございます。協定につきましては各協会等からお申し出があったところにつきまして、うちのほうが防災等についての災害協定を行っているということでございます。企業のほうからお申し出を受ければ、うちのほうも協力的に協定等を進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) ぜひこちらも、町ではなくて、ぜひ町のほうからせめてお話を持っていくような体制で臨んでいただきたいなと思います。 最後になりますけれども、避難行動要支援者の名簿を活用したということでしたけれども、実際に、今回民生委員の方たちが100%皆さんに安否確認がとれたのか、それから行動を促せたのか、それからミスがなかったか、そういう部分でご報告があったと答弁ありましたけれども、何か改善していかなければいけないかなという、何か課題が何かあればちょっと伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) まず、今回の、先ほど総務部長の答弁でも申し上げましたように、当町の民生児童委員協議会様は独自に、いわゆる災害時の民生委員がどういう行動をとるべきか、また、自分の管轄内の要配慮者、要援護者に対してどういう行動をとっていくべきかのマニュアルをつくっていただきました。とても全国的にも珍しいマニュアルで、多くの他の皆様方から称賛されている内容になってございます。今回はこのマニュアルが3月にできましたので、マニュアルができてからの最初の災害って、ちょっと言葉が違うのかもしれませんが、初めての実体験、実災害となりました。そのような中では、私どもの聞いている限りでは、それぞれ民生委員さんが自分たちの管轄の要配慮者、要援護者に対して独自に連絡をとっていただき、活動していただいたというふうに思っておりますし、十分実効性、有効性があったかなというふうに思っております。 ただ、ご案内のとおり民生児童委員様も3年ごとに任期が変わり、また今回もこの12月で半分近くの民生委員様も新たになってきます。その辺の新たな民生委員様にこの辺の災害時の民生委員さんの役割について十分知っていただくこと、その辺が一つの課題かなと思っております。 それからもう一つ、避難行動要支援者名簿につきましては、民生委員、社会福祉協議会、町だけではなくて、やはりこれを自主防災の皆様方にどのように活用していくか、これが大きな課題かなと思います。先進の他の自治体では自主防災の方にこの名簿をどのような形で情報提供していくかというのを非常に苦慮しているところも聞いてございます。当町におきましては、今のところまだそこまではいっておりませんので、他の先進自治体のいいところ、悪いところをしっかりと調査をさせていただきながら、この名簿を有効的に、実効的に使いたいなというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) 2011年東日本大震災のときに、避難所から障害者が消えたという新聞記事が大きく取り上げられたことがありました。災害弱者と言われる方たちが避難することを諦め、それから連絡も取れず、誰がどこにいるかということも全く町が把握できていない状況が取り沙汰されてから、こういう傾向になったのではないかなと思います。ぜひ函南町においては、逃げることが、避難することが必ずしも正解ではないと思いますけれども、皆さんが自分で判断できるようなことを考えていただく機会をぜひつくっていただきたいと思います。そこを強くお願いして終わりたいと思います。 ○議長(中野博君) 質問3の(1)から(3)までについて、建設経済部長。     〔建設経済部長 前川 修君登壇〕 ◎建設経済部長(前川修君) 土屋議員のご質問3、観光振興の促進強化をの(1)町の観光状況(集客・売り上げ数等について)お答えいたします。 最初に集客についてですが、過去3年間の観光交流客数を見ますと、平成28年度は69万5,193人、平成29年度は195万6,094人、平成30年度は240万1,120人となっており、2年間で約170万人増加しております。これは平成29年度にオープンした道の駅、伊豆ゲートウェイ函南や、平成30年度に道の駅の隣にオープンしためんたいパークの影響もあり、大幅に増加しているものと考えております。令和元年度においても、4月末にオープンした川の駅、伊豆ゲートウェイ函南の影響もあり、上半期の観光交流客数は既に139万3,779人となっており、例年以上に多くの方が函南町を訪れております。 次に、売り上げについてですが、民間の観光施設の売り上げの詳細は把握しておりませんが、町の観光施設であります道の駅、伊豆ゲートウェイ函南の売り上げについては、平成29年度の総売り上げが4億3,593万6,938円で、平成30年度は4億9,948万2,526円となっており、入場者数に比例し前年実績を上回っております。道の駅に隣接する山本食品やめんたいパークとも往来することができ、相互利用が図られていることから、相乗効果により入場者数や売り上げが大幅に増加しているものと考えております。 続きまして、ご質問の(2)農業・産業、健康・スポーツ、文化・教育等各分野との連携についてお答えいたします。 各分野との連携ですが、健康・スポーツとの連携では、さわやかウォーキングやサイクルイベントなどを、また、文化・教育との連携としましては、仏の里美術館周辺をコースとしたウォーキングや月光天文台と川の駅との共同イベントなどを開催しております。 農業・産業との連携では、函南の酪農文化を体験し、知ってもらうかんなみ農泊の事業を進めております。企業の福利厚生事業や教育旅行での活用が期待されており、農業体験のほかに町内観光施設を活用したさまざまなメニューを企画しております。その中に、健康やスポーツ、文化・教育などの各分野のメニューを取り込みながら、町の活性化を図っていく予定となっております。 令和元年度9月18日に行われた、教育旅行・家族向け企画ファムトリップでは、旅行関係者38名に参加していただき、旅行を企画される業者の方に函南町を知っていただく良い機会となり、参加者から自然豊かな場所を生かしてさまざまなメニューが用意されていることや、東京からの日帰りツアーも可能である利点があるとのご意見をいただきました。今後も各分野と連携して、函南町の魅力を町内外に発信していくことで、交流人口の増加や当町の活性化につなげられるよう取り組んでいきたいと考えております。 続きまして、ご質問の(3)今後の観光振興への見解についてお答えいたします。 道の駅では、交通安全情報や町内及び伊豆半島全体の広域観光情報、ジオサイト情報を発信し、観光コンシェルジュからの情報提供をさらに充実させていき、町内外の人・もの・情報が交わる観光・交流の拠点として、町内特産品や飲食の提供を通じて町の活性化を図っていきたいと考えております。 続いて、地場産品の活用ですが、今年3月には函南町のご当地グルメ、函南カルボナーラも誕生いたしました。このようなご当地グルメを通じて、観光客が町内飲食店へ回遊していただけるような工夫も引き続き実施していきたいと考えております。 また、国道136号線バイパスを挟んで、今年の4月下旬に川の駅がオープンしておりますので、川の駅と連携して伊豆ゲートウェイ函南全体で、地元住民や観光客の休憩の場、憩いの場、交流の場として役立つ施設の運用を目指していきたいと考えております。 来年には東京オリンピック・パラリンピックも開催され、多くの観光客が訪れることから、町としましては、外国人の対応を適切に行うことで、観光地としてのブランド力を高めるとともに、函南町の魅力を広く発信し、PRできればというふうに考えております。 以上になります。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) それでは(1)、(2)、(3)、総括して再質問させていただきたいと思います。 町の観光状況について、観光交流客が増加していることがわかりました。以前から課題とされていますけれども、函南町の訪れた方たちがいかに町内隅々まで周遊されるかが今後の大きなテーマではないかと思っています。各分野との連携ですけれども、箱根旧街道を初め十国峠、それから、その近くには最近バイカーの楽園をテーマにしたコミュニティ施設がオープンしました。それから、天体や珍しい化石が展示してある月光天文台、酪農王国オラッチェ、仏の里美術館、伊豆最大の古墳発見かとも話題になった古墳や町内あちこちで確認された遺跡など、ありとあらゆる観光資源を使って、函南町を周遊する効果のある方策を、町だけではなく他組織、それから民間企業と連携して進めていただきたいと思います。 それから、スポーツの町を宣言している函南町ですから、スポーツ大会のイベント誘致というものも大きな振興策につながるかと思います。例えば、今、シニアスポーツが盛んに行われています。先月伊豆市のグラウンド施設を使って、シニアを対象とした全国ジョイフルソフトボール大会というものが行われました。全国から500名近い方が集まり、2日間市内に宿泊し、楽しまれました。参加された方たちが市内に宿泊し、地域のお弁当を食べ、温泉に入り、観光を楽しみます。そこでお金を使い、地域をいろいろな形で宣伝してくれています。ぜひ、函南町も積極的に大会イベント等誘致を今後お願いしたいと思います。 あわせて、シニア野球も全国で盛んに、今行われています。柏谷公園野球場を使用される皆さんから備品についていろいろなご意見をいただいています。スポーツの町宣言をしているのにもかかわらず、ベース、メジャー等の備品が充実していなく不便で、そのため大会も開催しにくい。他市町では備品も充実し、利用者目線で整備されていて活躍しやすいとのことです。そういうことからも、ぜひ函南町は施設も備品も充実して使いやすいよねと評判になるよう、野球場のベースを初めとした備品の充実強化を図るべきだと思いますが、ご見解を伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(渡辺正樹君) 柏谷公園の野球場の備品が充実されていないというご指摘ですが、利用されている方からのご要望を受けまして、ベースにつきましては昨年新しいものと交換をさせていただきました。今後も利用者からのご要望をいただくとともに、施設の整備を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) 備品に関しては、今、一般成人用、それから少年野球用、それからシニア用とか、いろいろサイズ規定があるものですから、いろいろ、多分備品も、どのスポーツもそうだと思いますが、短くなったりとか、それ専用のものがあるのではないかなと思います。ぜひ、どの世代も、例えば柏谷公園で楽しめるですとか、体育館で遊べるよというような環境づくりをぜひお願いしたいと思います。 それから、4月にオープンした川の駅のご答弁がありました。川の駅の活用について伺いたいと思います。 今年、台風の影響で広場全体が浸水し、施設として機能しなくなりました。台風19号においては、さらにひどい状況でありました。今回と合わせて、復旧工事費用として実際幾らかかるのか。それから今後、台風のたびに修繕費用が発生し繰り返されるのであれば、今後川の駅、それから広場の使用用途、目的についても見直しをかけなければいけないのではないかなと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 川の駅のほうの災害の被害ということでございますけれども、費用的には芝生広場に堆積しました土砂の撤去費用として、まず15号のほうでは約47万円の撤去費用がかかっております。台風19号ではもっと堆積の量がちょっと多くて、40センチほど堆積をしたということがございます。堆積は土砂だけではなくて、川から流れてきたような堆積物等も含めまして、撤去の費用が660万円程度かかるであろうという見込みでございまして、合わせて約700万円を超える程度の費用が必要になってくるであろうというところでございます。今回の台風19号ですけれども、雨量ではあの程度のものが来てしまうと、水辺広場への冠水というものは防ぐのが難しいであろうということもございまして、ただ、通常の大雨警報等出たときの雨量でございますれば、年間数回程度発生するであろうというふうなこともございますが、その通常大雨というものに関しましては、公園の芝生広場の冠水を防ぐ措置としまして、河川の管理者であります国土交通省さんのほうと協議をいろいろしておるところでございまして、浸水等の軽減策を今後検討していきたいというふうに考えております。 今後も水辺を利用しました学習の場、あるいはアウトドアスポーツの体験の場とか、そういう観光客等の休憩もできるというところで、地域住民とその観光客の方々との交流の場としても、地域活性化のために活用していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(前川修君) 若干補足をさせてもらいますが、特に浸水の関係なんですけれども、整備当初から数回つくことは想定しているということで、まずご説明差し上げたんですけれども、そういった中で今回の台風につきましては、もう構想上防ぎようがないというふうに思っていますが、先ほど課長が言いましたとおり、軽度の冠水については今後なるべく防いでいきたいということで、具体的に国交省さんのほうにも、もうオープンして7か月たっていまして、ここまで何回ついた、こんな状況だったと見てもらいながら、確認してもらいながら、対応策のほうを具体的に--具体的に今、こういうものがあるというのは示せないんですけれども、協議のほうを始めています。逆に、違った面ですけれども、川の駅の水辺広場の反対側になるんですけれども、今、国交省さんのほうで繁茂する草だとか木、そういったものを伐採しながら、河道掘削をしていただいて、いわゆるしゅんせつなんですけれども、これが、また非常に効果があるだろうということで、それらについても引き続き、町のほうがしっかり要望していきたいというふうに考えております。 以上になります。 ○議長(中野博君) 10番、土屋議員。 ◆10番(土屋学君) こちらも毎年のことだと思いますので、ぜひ対策、それから、よすか進めるのだけではなくて、何かいい方法を考えていただきたいと思います。ドッグランを楽しみにしている町民の皆さんの声も聞きますので、ぜひ、楽しみにされている方もいるので、今後、ぜひ検討課題としてください。 それから、最後の質問になりますけれども、函南町の地域資源をフル活用して、情熱を持って取り組める人材、それから組織づくりが今後必要ではないかなと考えます。町の新しいことへの挑戦に期待しますけれども、新たな観光への取り組みなどあれば、伺いたいと思います。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 新たな観光への取り組みというご質問でございますけれども、まず、本年の4月にオープンしました、今、お話のございました川の駅をまず4月にオープンしたということで、当面、計画されておりました施設整備につきましては、ひとまず完了という形になりました。今後はこれらの新しい観光資源、それと既存の観光資源も含めまして、合わせて町全体での観光振興を進めていく必要があるのではないかというふうに考えております。 去年の観光資源を活用して、相乗効果を生むためにはどのようなものができるのかということで、観光施設をポイントとしてではなくて、広いエリアとして考えていく必要もあるのではないかということで、まず、観光資源の分析と、あと函南町のメリットをどのように生かせるのかというような構想をまず考えたいというふうに思っております。その構想を実現するためには、具体的な対策を観光業界等に提案していくような形で進めていければというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 以上で10番議員の質問を終わります。 一般質問の中途ですが、ここで昼食休憩とします。 午後の会議は1時から行います。                             (午前11時59分)--------------------------------------- ○議長(中野博君) 休憩を解いて会議を再開します。                             (午後 1時00分)--------------------------------------- △馬籠正明君 ○議長(中野博君) 次に、11番、馬籠正明議員の質問に入ります。 11番、馬籠議員。     〔11番 馬籠正明君登壇〕 ◆11番(馬籠正明君) それでは、通告に基づきまして質問させていただきます。 台風19号の教訓。 令和元年11月5日、函南町総務部総務課より議会に対して、台風19号による被害状況等の中間報告を受けました。それによりますと、狩野川の最高水位は徳倉水位観測所で氾濫危険水位を21センチ上回る7.41メートルを観測しました。来光川では観音橋で氾濫危険水位を72センチ上回る2.62メートルを観測するなど、間一髪の危険な状態だったことがうかがえます。台風19号の雨は平成10年8月の台風豪雨の約2倍の降雨を記録し、いかに降雨の激甚化が進んでいるかを感じます。 (1)避難所には最大533世帯、1,423人を受け入れたとのことですが、避難指示の徹底手段や避難行動の安全性、避難所収容容量などの課題はありますか。 (2)災害ボランティアの受け入れは10月14日から開始し、31日まで212人、106件のニーズを受け付けたとの説明でしたが、床上浸水住家254棟に比して少ないと感じます。ニーズの受付に関する町民への情報提供に問題はありませんでしたか。 (3)現在改訂中の防災マップに反映する事項はありますか。 (4)今回の被害でDMCA無線機の運用状況を含め、自主防災組織との連携はどうでしたか。 (5)台風19号被害を受けての教訓や課題はありますか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中野博君) 質問1の(1)から(5)までについて、総務部長。     〔総務部長 梅原宏幸君登壇〕 ◎総務部長(梅原宏幸君) 馬籠議員ご質問1、台風19号の教訓の(1)避難所には最大533世帯、1,423人を受け入れたとのことですが、避難指示の徹底手段や避難行動の安全性、避難所収容容量などの課題はありますかについてお答えいたします。 台風19号は、日本気象協会などの台風情報により、降雨見込みが多く、洪水による被害が想定されましたので、町内10カ所の避難所のうち、浸水の水害の想定の際には浸水の危険性のある西小学校、西部コミュニティセンター、函南小学校、東中学校、田方農業高等学校を除いた5つの指定避難所、函南中学校、東小学校、桑村小学校、丹那小学校、農村環境改善センターに加え、自主避難所として保健福祉センターを含めた6カ所の避難所を10月11日夕方に開設しました。 避難情報は、10月11日に避難準備・高齢者等避難開始、12日に避難勧告、避難指示(緊急)を発令し、同報無線や登録制メール、かんなみ安心情報メール、防災ラジオ等によるあらゆる手段を用いて広報を行いました。 避難行動につきましては、近年では避難勧告発令に至る台風などの接近がなかったため、数世帯程度の避難者数でありましたが、今回の台風につきましては、非常に多くの方が避難所に避難していただきました。避難者については、10月12日の午前中から徐々にふえ続け、ピークの時間帯は避難所ごとに異なりますが、19時ころが最も多く受け入れた時間帯となりました。 また、避難所の容量につきまして、今回は多くの方に避難していただき、臨時で開設した保健福祉センターでは受け入れが困難となったため、東小学校・函南中学校の避難所に移動していただき、桑村小学校・東小学校では校舎の開放をお願いいたしました。十分なスペースではなかったと考えますが、6カ所の避難所の容量そのものが不足していたということではございません。 続きまして、ご質問(2)災害ボランティアの受け入れは10月14日から開始し、31日までに212人、106件のニーズを受け付けたとの説明でしたが、床上浸水住家254棟に比して少ないと感じます。ニーズの受付に関する町民への情報提供に問題はありませんでしたかについてお答えいたします。 災害ボランティア本部の設置・運営につきましては、本年8月に函南町社会福祉協議会と函南町災害ボランティア本部の設置運営等に関する協定を締結しており、このたびの台風19号の災害対応に際しましても、この協定に基づき、10月12日に災害対策本部から社会福祉協議会に対し、災害ボランティア本部の設置・運営について要請し、10月14日に社会福祉協議会内に本部を設置し、翌10月15日から西部コミュニティセンター内にサテライト本部を設置しました。災害ボランティアの募集やニーズの受付に関する町民への情報提供につきましては、10月13日より町のホームページ及びかんなみ安心情報メール、社会福祉協議会のホームページなどにより広く周知を行いました。また、災害ボランティア本部では、町内で被害が大きかった地域の区長様等へ連絡させていただき、災害ボランティア本部が設置されたことや、ニーズの受付を開始したことなどについて、情報提供を行いました。そのほか、新聞への情報提供や、被害が大きかった地域へ直接出向いてのニーズの掘り起こし等の活動も行っております。 町では、災害ボランティア本部が設置されるのとあわせて、職員1名を災害ボランティア本部へ派遣し、町内の被災状況の情報提供や災害ボランティアの活動状況等を把握するなどの情報共有を行ってまいりました。当町では、町内で発生した災害で災害ボランティア本部を設置し、活動したのは今回が初めてとなりますので、今後は、社会福祉協議会や災害ボランティアネットワークの皆さんの意見も伺いながら、今回の対応をしっかりと検証し、災害時のボランティアの迅速かつ円滑な受け入れ体制の整備に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、ご質問(3)現在改訂中の防災マップに反映する事項はありますかについてお答えいたします。 今年度は、国土交通省、静岡県の洪水予報河川である狩野川、水位周知河川である大場川、来光川の最大浸水想定区域図の公表に伴う洪水に備える洪水ハザードマップの作成を考えております。 台風第19号を受けて反映することで、現時点で検討できることは、浸水エリアの掲載となり、浸水エリアの中での建物等の被害調査が終わりましたら、地図への落し込み作業を進め、マップへの記載ができればと考えております。 続きまして、ご質問(4)今回の被害でDMCA無線機の運用状況を含め、自主防災組織との連携はどうでしたかについてお答えいたします。 町内各地区の被害状況などの情報は、町職員や消防団員のみで全て収集することは困難ですので、各自主防災会から提供される情報も大変貴重となります。各自主防災会との情報伝達に限ったことではありませんが、複数の手段を確保することが重要でありますので、固定電話や携帯電話、メールを基本的に使用し、これらが使えなかった場合、MCA無線機による情報伝達を行うこととなっており、今回の台風については、各自主防災会との情報伝達は電話により行いました。 MCA無線機については常に使用できる状態にしておくことが重要ですので、年度当初に各自主防災会の方へのMCA無線機の説明会を開催し、年3回の定期的な通信訓練や個別の通信訓練に加え、機器の点検業務等のメンテナンスも継続して実施しております。また、12月1日の地域防災の日にあわせて、各自主防災会との通信訓練を行いました。 続きまして、ご質問(5)台風19号の被害を受けての教訓や課題はありますかについてお答えいたします。 台風第19号は降雨量の多い台風でしたので、土砂崩れや浸水による被害が多く発生しました。平成10年8月末の豪雨以来、国土交通省や静岡県で、河川改修を積極的に進めていただき、観音川排水機場、畑毛排水機場、新田排水機場のポンプの増設、畑毛川島地区のポンプ新設、公共施設の敷地内の貯水機能確保などハード面の整備を進めてきた結果、被害の軽減につながったものと考えております。 今回の台風は、河川の水位が上昇し、ポンプによる強制排水ができない時間帯がありましたので、浸水被害を軽減させるために何ができるのか、国土交通省や静岡県等と協議を行い、具体化していくことが重要であると考えております。 また、今までは職員や消防団員だけで対応していた台風対応も、今回は陸上自衛隊や静岡県、県内の各市町の職員の方々やボランティア等といった多くの方に応援をいただき対応できた部分があったことが教訓として上げられますので、自分たちが被災していない場合でも、より一層応援に対する積極的な姿勢で臨んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 今回の台風被害は過去にほとんど経験がないと言っていいほどの被害であったのではないかと思います。21年前の、これも台風ですけれども、8月30日の被害、これはもう町内が池のようになった、湖のようになったという大きな被害でしたが、死者が2名出ております。21年たつと、恐らく職員の方々も半数ぐらいの方が入れかわって、ほとんどがもう初めての体験ということだったと思います。私が、あるいはほかの人が言うよりも、新聞に総括が出ていましたので、皆さんにご紹介します。 静岡新聞の湧水というコラムです。ここにこのように載っています。「10月の台風19号で冠水や土砂災害など甚大な被害を受けた函南町。死者や負傷者が出なかったのは、防災対策が奏功したと言える。町の対応も早かった。上陸する前日の夕方には6カ所の避難所を開設した。翌朝には避難勧告も発令して、町民に早目の行動を促した。町は同報無線や緊急メールなどで早目の避難を呼びかけたが、効果は薄く、風雨がひどくなってから避難する町民も多かったという。今回の反省点や改善点を丁寧に洗い出し、ハードとソフトの両面から継続的な対策を講じる必要がある」。このように結んでいます。この記事からいくと、町の対応も非常によかったのではないかと、このように読み取れることができます。ほとんどの人が初めての災害を受けて、ほとんどの職員が復旧・復興に携わったということで、まずまずいい結果だったのではないかと、このように思います。 先ほど出ましたが、災害ボランティアも初めての経験ですね。災害ボランティアネットワークが、そういう組織が構築されてから初めての災害ボランティア本部の運営で、よくここまで皆さん、運営してきてくれたんだなということを非常に感じます。私もダイヤランドにいる中で、給水車の配置が非常に早かったということで、なかなか函南町も一生懸命やっていただいているんだなという感情を持ちました。さらに断水地域、ダイヤランド全域ですけれども、断水地域には湯~トピアの無料の入浴券というようなことも配慮していただいて、私の知り合いの方、何人かからも、函南町は本当にありがたい。大変うれしい対応をしてくれたというお褒めの言葉が多く聞こえております。そこで、さらに同じような被害、あるいはこれ以上の被害を受けたときの対応として、参考になればということで、今回テーマとして、この台風19号を取り上げさせていただきました。 まず最初に、11月5日に受けた説明会ですね、ここでは最初の避難指示は11日15時30分、警戒レベル3、避難準備・高齢者避難開始と報告されました。住民には同報無線やかんなみ安心メール、防災ラジオで広報したとの答弁でありました。そこでお伺いします。同報無線に関して、聞こえにくいという地域があると聞いております。難聴地域の把握と改善方法についてお伺いをいたします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 平常時の同報無線におきまして、聞こえにくい地域があるということにつきましては認識をしております。その中で、風向きなど自然条件も影響いたしますので、一概にどこの地域がということが言えないこともございます。特に山間部につきましては、樹木などの影響もありまして、場所によっては大変聞きにくいというご意見もいただいております。ただ、子局の増設をすればいいかという問題でもございますが、設置箇所、そして放送に対するご意見も結構いただいているところでございますので、子局を増設すれば解決するという問題ではないというふうに考えております。 なお、難聴地域の対策としましては、午前中のご質問にもありましたとおり、町民カレンダーにフリーダイヤルを載せたり、防災ラジオを販売し、またかんなみ安心メールで補強ということを現在やっているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) そうですね。難聴地域の解消には防災ラジオ、あるいはフリーダイヤルで聞き返すことのできる電話回線、こういったもので対応してくれていると思います。午前中の質問でもありましたけれども、かんなみ安心メール、これが2,893人ですか、登録があったということで、まだ函南町の人口に対して10分の1に過ぎないですね。これらを非常に--私もこれ、登録してありまして、毎日のようにメールが飛んできました。ああ、こういうことをやってくれているんだ、ああいうことをやってくれているんだという情報は本当に手にとるようにわかってきます。この2,893人の登録ということで、これを少なくとも1世帯に1つあれば、本当に全ての情報伝達手段の中でも最も有効であるし、強力な手段であると思います。これを、午前中の答弁でも確かに増加傾向にあるというお話がありましたけれども、どのぐらい増加傾向にあるのか、お伺いします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 今年の4月の登録件数に比べますと、おおよそですが1,500件増加をしております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 1,500件プラスになって2,893人ということでよろしいですね。この1,500件というのは、約6カ月間でこのぐらいふえているということですけれども、これは何か登録数がふえるようなアクションを起こされたんでしょうか。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 安心情報メールにつきましては、各組への回覧であるとか、各地区の防災会議、それを開催するごとに、登録については住民の方々にお願いをしてあります。ただ、一番ふえたときが、やはりこの台風の月が極端にふえたという実情もございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) わかりました。待っているよりは何かアクションを起こして、この数をふやしていただきたいなと。五、六千件ふえるともう相当な力になるかなと、このように感じますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、町民カレンダーにこの同報無線のフリーダイヤルですね、印刷してあるということで、知らない人もいらっしゃるかと思うんですけれども、今、防災マップ、作成途中だと思うんですが、これらにさらに重ねて、この0120のフリーダイヤルを載せておくと、何か防災に関することに関心が出たときに、目立つところに載せておくということをしていただくわけにはいきませんか。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 防災ハザードマップ掲載につきましては、今、全体的のページ構成等ができておりません。その中で、構成をする中で必要な情報を載せていくというようなことで対応したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) ぜひ、表紙の冒頭に、中ではなくて表紙につけていただくとか、目立つようなレイアウトを構成してほしいなと、このように思いますので、よろしくお願いします。 少し戻りますが、同報無線ですけれども、これ、何年も前に聞いた話ですけれども、各区長を通じて、その区長のもとには組長さんがいらっしゃいますね。そういった方々から聞き取り調査をして、難聴地図というんですか、そういったものがあると手を打ちやすいのではないかと。例えば、難聴地域に住んでおられて防災ラジオも持っていないとか、そういった方々に向けて対応をとっていくということをしていけば、少しずつそういった網の目から抜けてしまうというふうなことも少なくなってくるのではなかろうかと思いますけれども、その辺はいかがですか。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 先ほども少しご答弁させていただいたんですが、子局を増設ということで、近くにスピーカーを建てると、その中で余り近くにスピーカーがあるとうるさいというお言葉もいただいております。ただ、聞こえる範囲内に設置をするというところにつきましては、やはり土地等に問題もございますので、今後どのように難聴区域をなくしていくかということについては、少しうちのほうで検討させていただければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) そうですね。積極的に取り組んでいただければと、このように思います。 次に、防災ラジオ販売、今、販売中ですか。これの実情についてお伺いします。今回は3,000台でしたか、ちょっと定かではないんですけれども、これ、今回で第2弾ですね。最初、第1回目が恐らく七、八年前、もっと前ですか。そのときの数も含めて、情報があればお聞きしたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) お答えといたしまして、去年と今年のということで少しお答えをさせていただきたいと思いますが、昨年度1,500台分の予算をとらせていただきまして、全台数を完売いたしております。現在ですが、500台の予算をとらせていただいて、370台の販売が終わっているということになっております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) そうすると今、去年今年で1,830台が完売しているという。実は私も10年前後前の1台もいまだに持っていまして、何か変わったかなというので新しくまた購入させてもらったんですけれども、10年前後前の防災ラジオは夜中の12時にでっかい声が出て、チェックをしていたんですね。夜中だから飛び起きてしまうんですけれども、今回のやつは何かお昼ですね。お昼に、正午ですか、チェックをしているということで、そこは大きく改善されたのかなと、こういうふうに思いました。1,800台ということは、函南町の世帯からいくと、やはり1割ぐらいですか。ですから、この防災ラジオプラス安心メール、こういった手段がありますし、また、フリーダイヤルの同報無線を聞き返すことができるという、いろいろな手段を講じて町民への周知をやろうという意図がよく見てとれます。これらの防災ラジオの普及に関しても継続して台数をふやすとか、安心メールもふやしていくとか、これからの課題になると思いますけれども、前向きに取り組んでいただければなと、このように思います。 次に、11月26日の新聞に、熱海市でも断水が続いたということで、函南町のダイヤランドを含め、熱海市も同じ県水を使っていますので、そういった意味では非常に注意を引いた記事が載りました。これ、「情報届かぬ要介護者」と、こういうタイトルで、センセーショナルな見出しでありますけれども、この中に県の動きが載っていまして、県在宅医療・介護連携情報システム、シズケア*かけはしというタイトルのものが出てきますが、かんなみ安心メールとこの違いについて、どのようになっているのかお伺いします。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) ご質問いただきました11月26日の新聞記事を拝見させていただいております。ご質問にありましたシズケア*かけはしでございますが、これは介護保険の分野で、在宅医療・介護連携推進事業を進める上で、静岡県の助成を受けて、静岡県医師会が構築をしたシステム、ネットワークになります。1人の患者さん、または高齢者等の方を中心に、その方にかかわっております医療関係者、福祉関係者が1つのネットワークをつくることによりまして、その方のさまざまな情報、医療情報、福祉の情報、そういうものを関係者全員が同じような立場で情報共有をできるというシステムでございます。介護保険の分野では、例えば、その方のかかりつけの医師が、このかたが今福祉サービスをどういうふうに受けているのかというのを、そのシステムを使わなければ、ケアマネジャーを探して、その方に問い合わせをして福祉の情報を聞くというものでしたが、このシズケア*かけはしというネットワークに関係者が登録をし、情報を提供することによりまして、医療関係者はそのネットワークから全ての情報が得られるという仕組みでございます。 今回の熱海市様の給水の関係で一つ問題となっておりますのは、いわゆる要介護者の皆様方に給水活動をしているという情報が提供されなかった、うまく伝わらなかったという中で、県としてもこのシズケア*かけはしがうまく利用できないかということで発言をしたというふうに聞いております。県の考え方というのは、今後、今回のように台風被害等、集中豪雨も含めてになりますが、あらかじめ被害が想定される場合には、福祉関係者等がお互いに連携をとりながら、早目の避難情報であるとか、また、給水等の災害時の支援活動の情報を、例えばケアマネジャーがヘルパーをサービスしている、事業提供している事業者へ、そのネットワークを使ってやりとりをすることによって、今回のように情報が行き渡らなかったところを防ごうというふうなことで、県のほうも、地域医療課のほうも発言したというふうに聞いてございます。 これがシズケア*かけはしでございまして、かんなみ安心メールにつきましては、いわゆる函南町が持っておりますさまざまな情報、災害時の情報、それから日常生活における住民への行政サービス情報などを、いわゆる登録された方であれば、どなたにでも、全ての方々に情報発信できるという仕組みになりますので、どちらが効果があるか、ないかというよりも、災害時に一番大切な情報を、町として持った情報を提供できるという部分では、かんなみ安心メールというのは非常に有効的なものなのかなというふうに理解をしてございます。ただ、シズケア*かけはしにつきましても、いわゆる要介護者の方々への情報提供という、その部分では有効的なものというふうに理解しておりますので、比べるものというよりも、それぞれ、いわゆるそのネットワーク、システムをつくる目的、趣旨は全然異なるものなのかなというふうに理解してございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) わかりました。ありがとうございます。 これ、函南町も利用されていますか。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) 町内でも医療関係者、福祉関係者の方が、全てではございませんが、登録をしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 利用しているということでした。これもなるべく多くの方に利用していただいて、行政としての対応が的確にできるようになると思いますので、研究、続けていっていただきたいなと思います。 ちょっと戻ってしまってすみませんけれども、午前中の答弁で、0120のフリーダイヤル、これの回線の増設を考えたい、何か考えてもいいのではないかとかというふうな発言があったと思うんですけれども、今、何回線あって、どのぐらい増設するような予定があるのか、その辺がわかればお願いしたいんですけれども。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 現在の回線は5回線でございます。どれだけ増設するかというのはまだ今後の検討としたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 次にいきます。 11月5日の中間被害状況の報告会で、12日に台風が通過した後ですか、12日の午前7時に警戒レベル4、避難勧告発令という報告がありました。このときに広報車2台が派遣されたと。広報ルートはどういうところを回ったのか、また、同報無線など広報車以外の伝達方法について、実態がどうであったのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 申しわけございません。広報ルートにつきましては、ちょっと当時の者がいないんですが、広報車以外に消防団に、全分団に依頼しまして、消防のポンプ車で町内全域を巡回したというふうになっております。広報車以外につきましては、先ほどからご答弁させていただいている同報無線とかホームページ、フェイスブックとかで対応したというふうになっております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) それではもう一度お伺いします。広報ルートはちょっとわからないということでしたが、広報というのは車載のスピーカーで情報を伝達するということで理解、よろしいですか。わかりました。同報無線のエリア指定というんですか、私はもう何回もこの12、13、14あたりは給水車がダイヤランドのごみステーションの何番に行きますよとか、安心メールも来るんですけれども、広報でもやっておりました。あれ、全域に広報されたのではないというふうに理解しているんですけれども、そのエリアを限定して広報伝達ができるのかどうかについて確認です。お伺いします。
    ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 同報無線につきましてはそれぞれの子局ごとに放送が可能となっております。今、議員のおっしゃった給水につきましては、丹那小学校区をエリア限定をいたしまして同報無線を放送いたしました。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) すみません、ちょっと勉強不足で子局というのと丹那小学校区というの、関連がちょっとわからないので、説明お願いします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 子局というのはそれぞれのポールが1つずつが子局と、丹那小学校区というのは小学校の範囲内にある全部のポールに対して放送を依頼して流したということになります。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) それでは避難所について少し質問させていただきます。 6カ所の避難所を開設したということでありました。そのそれぞれの6カ所の避難所に対して、職員の方何人を配置したのか、また、この配置人数に関して過不足はあったのか、あるいは課題が出たのかどうか、これらについてお伺いします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 避難所の職員につきましては、ローテーションをさせながら、最低でも3名いるように配置をいたしました。限られた職員の数の中で配置をしたということもございまして、できる限りの配置であったというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 最低3人ということでお話がありました。この6カ所の各避難所の中で職員さんが3人ということでしたけれども、避難所運営の責任者はどなたが責任者として活動されたのか、お伺いします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 今回の台風でございますが、避難所の責任者という形で職員になったということになっております。その職員が災害対策本部と伝達等を行っております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 過去に防災関係の質問を何回もやってきていますけれども、避難所運営は自主防災会の会長といいますか、なることが多いような印象を受けているんですけれども、多分急なことであって、職員さんがなられたということでありますけれども、今後の自主防災会との情報交換でもこういうことであったということも事実ですので、意見交換会をしていただいて、本当に自主防災会長でいいのかとか、職員でいいのかとか、いろいろあると思いますので、議論のテーマにしていただければと思います。 午前中の答弁にもありましたが、ペットの同行避難ですね。確認があり--同伴ではなくて同行避難。これはお電話での問い合わせが何件かあったという答弁だったと思います。実際に事例があったかどうかは不明なんですか、それとも調べようがないというのか、何か、もう少し実態がわかればお話し願いたいなと思うんですけれども。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 総務課のほうで災害対策本部を設置していた中ではお問い合わせがあったんですが、実際に避難したという情報が入っていないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) では、職員の方が避難所責任者として活動されたということの中で報告はなかったと、こういう理解ですね。実際あったらいい訓練になったかと思うんですけれども、わかりました。 避難所に避難された方に、多分余裕もなかったろうと思いますし、可能かどうかも疑問がありますけれども、避難所を使った人たちに、避難所として学校や保健センターを使った方々たちに、改善の意見ですとか、不満だとか、そういったことの意見を伺うアンケートなんかを、今回は無理にしても、次回のときにそういう体制をとったらどうかなというふうにちょっと一瞬思ったんですけれども、その辺はどのようにお考えになりますか。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 今、アンケートというお答えですが、避難所を閉鎖すると同時に、皆様が随時ご帰宅するというような状況もあって、そのアンケートがとれればという状況もあるかとは思うんですが、ご意見ということでお聞きしたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) ちょっと検討していただければと思います。 以前にもこの一般質問の中で取り上げたことがあります質問ですけれども、最近、今年の3月、4月から発売された液体ミルクというものがあります。これ、災害時にお湯を沸かせないとか、飲み水もないというか、そういう中でも手軽にミルクとして与えることもできる液体ミルク。まだ、発売間もないですから、2つの会社が発売しているというふうに聞いていますけれども、有効期限も1年と短いということもあって、なかなか避難所の備蓄品として--前回は備蓄品としてどう考えますかという質問をしたんですけれども、その前に、ある自治体では乳幼児健診というのがありますね、何カ月とか何歳とかって、そういったときに無料配付をして、ご意見を伺った上で対応したいという、そういう活動をしている自治体があると聞いております。この辺は液体ミルク、無料で使っていただいて意見を聞くということで、できそうな気がするんですが、函南町においてもこのような活動ができないか、お伺いします。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) ご質問にあるように乳幼児の備蓄のミルクについては、このごろかなり話題になっているというものでございます。先ほど言ったように1年間という備蓄の期間ですので、備蓄に対しての検討というのは、函南町もこれからするというふうになるかと思います。先ほど言った乳幼児健診のときに配付ということにつきましても、備蓄をするかどうかも含めて、今後検討していくというふうにしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 前向きに検討していただければと思います。 次に、余り最近、皆さんも使ってないと思いますけれども、広域避難所というのがあります。町内には10カ所というふうに記憶しておるんですけれども、グリーンを基調とする絵が描いてあって、広域避難所というので、小さい子供が避難所に飛び込んでいくような絵が描いてありますね。これが、先ほどからありました西部コミュニティセンターにもこれが、看板がかかっているんですけれども、ここは水害のときには使えないというところで、対象から外れたというお話がありましたけれども、絵を見ると何か使えそうなんですね。看板を見ると。だから、あの看板に水害のときには使えない、開設する場所ではありませんみたいなことが一目瞭然にわかるような看板に変えてはどうかというような感想を持ったんですけれども、この辺はいかがでしょう。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 広域避難所につきましては、確かに区別するということが大変必要でございます。ただ、すぐに設置ということになりますと、いろいろ設置のことについて検討していかなければいけないということもございますので、これからの検討ということになりますが、まずは皆さんに周知をしていくということが重要かと思いますので、その辺につきましては周知を必ずしていくというふうにしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) お願いします。 今回は過去にない規模の避難所運営がされたと、このように理解していますけれども、台風といえども1日、2日前に体制を整えると--地震はもうその時間もないわけですけれども--それでも短期間で準備をしなければいけないということがありますので、ある自治体は避難所運営--開設ですね--避難所を開くときに、必要なものをキットにして準備しておくと。で、いざ避難所を開設という判断が出たときには、そのキットを持って現地へ行けば最低限の機材はそろっていると、こういう類いのものだそうです。函南町もすぐにというわけではありませんが、情報を入手したり、研究してみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) 現在の状況を申しますと、開設につきましては役場からの用品を持っていくと。開設キットにつきましても、少し勉強させていただきました。ただ、大きさがどのぐらいになるか、1人で運べるのか、何人で運べるのかと、やはりその辺については、少し使っているところの自治体の研究をしなければいけないのかなというふうに思いますので、これからの検討ということにさせていただければと思います。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 研究してください。お願いします。 次に、災害ボランティアの関連についてお伺いします。 特にニーズの受付ですね。これ、床上浸水の被害を受けたご家庭の数とボランティアで受けたニーズの数が結構乖離していますので、この設問をさせてもらったんですけれども、区長への連絡とか新聞の折り込みですね。それとか直接現地へ出向くと。床上浸水等の被害がある意味限定的であったということもあって、多分このことができたんだと思うんですけれども、直接現地へ出向いたりして積極的に活動されたと、こういうご答弁いただきました。私が耳にしたのは、このボランティアのニーズの呼びかけを、災害ボランティアの本部の会長といいますか--方から役場のほうに同時放送無線、それこそ同報無線を使って、ニーズを受け付けますよというようなことは放送してもらえなかったという話を聞いたんですけれども、この辺についての考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) 今、ご質問いただきました災害ボランティアの本部から町の災害対策本部へボランティアのニーズの掘り起こしについての同報無線の依頼はございませんでした。要請がありましたのは、ボランティアの募集について同報無線で周知をしていただけないかということになりました。これにつきましては、町内で実災害が発生しておりましたので、ボランティアを募集することを同報無線でやることについてはいかがかということで言った経緯はございますが、ニーズの掘り起こしにつきましては要請ございませんでした。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) すみません、私が勘違いしたかもしれません。例えば、今のような被災されたご家庭にボランティアを差し向けますよと、そういったニーズを受け付けますよということを同時放送無線で住民の方にお知らせをするという件については、改めて伺いますけれども、どのようなお考えか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中野博君) 厚生部長。 ◎厚生部長(棚井郁夫君) まず、先ほど議員からのご発言の中にもありましたように、災害ボランティアを、本部を設置して災害支援をしているのは当町では今回が初めてでございます。先般、今回の災害ボランティアの活動につきまして、また災害対策本部との連携、また災害対策本部や社会福祉協議会、また具体的に運営をしていただいております災害ボランティアネットワークの皆さん方の、いわゆる話し合いをさせていただいて、今回の活動全般を見たときに、その課題、または課題やお互いの役割分担などを、洗い出すために話し合いをさせていただいた経緯がございます。今のお話の同報無線につきましても、いわゆる住民への情報提供はどのような形でやっていくのか、それだけではなくて、全てのことに関してこのまま継続して話し合いをしていきながら、また、他の自治体では大規模な災害を受けていたときに、災害ボランティアと、それから災害対策本部、また社会福祉協議会とも、そういういろいろな課題だとか、よかったところもいろいろあるかと思いますので、その辺も含めて、一つのこれから勉強していく、また調査をしていく一つとして考えたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) 今、答弁にありました福祉課、社会福祉協議会、ボランティアセンターと、この三者で情報交換会をやったというふうには聞いております。まだ私以外に、この後9人の議員が災害のことについてのテーマで質問していくと思いますので、その中で織りまぜていただければいいなと思います。 それから、212人のボランティアを災害ボランティア本部で受け付けて、ボランティアの活動に参加してもらったということですけれども、これも出ていたかもしれませんけれども、函南町には湯~トピアかんなみという温泉施設があります。こういったところに災害ボランティアで来て、汗を流していただいた方に無料の入浴券を出している自治体があるという、温泉施設の話を聞いたことがあります。函南町も次の災害へ向けてというのは変ですけれども、こういったこともお礼かたがた、ねぎらうというふうなことも必要ではないかと思いましたので、このテーマを入れさせてもらいました。 それから次に、先ほど出たハザードマップです。これ、今、作成中ということですけれども、これも最近、台風19号のおかげか、似たような記事が続々と出てくるんです。これは11月26日の記事ですけれども、台風の被害を受けて、河川水位上昇防止補助金ということで出ています。これは政府が今までは復旧しかできなかったのが、要するに強化、改善策まで入れた事業というものにも予算をつけようと、こういうことなんですけれども、これは今、作成中のハザードマップの作成について、こういった国の予算だとか、あるいは県も県の全河川に浸水区域設定という記事も出ました。こういったことで河川に対する対策は、この辺だと狩野川しか予算がつかないということだったのが、柿沢だとか来光川にも予算をつけていけると。あるいはこの河川の水位のハザードマップ作成に必要な情報というものを提供していこうというような動きがあるんですけれども、これらについて、我々、函南町で今取り組んでいるハザードマップへの影響について、どのようにお考えか聞きたいと思います。 ○議長(中野博君) 総務課長。 ◎総務課長(杉山浩巳君) この全河川へというもの、新聞記事以外の情報というのが、まだ危機管理のほうには全く来てございません。紙面だけを私のほうで読ませていただくと、まだこれができるのが1年以上先になるのかなというふうにも考えております。その情報が函南町に来たときに、現在つくるハザードマップの改正等について用いることができればというふうに考えているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) この19号というのは、やはり国にも県にも、また現場の私たち町にも、すごく大きな被害をもたらしたと同時に、これからの防災対策の大きな力になっていくのかなというふうに思います。 最後に伺いますけれども、今回の町内の内水氾濫、これの最大の要因は何であったのかについてご質問したいと思います。 ○議長(中野博君) 建設課長。 ◎建設課長(西川公次君) 今回の内水の氾濫の主たる要因につきましては、総務部長の答弁にもありましたように、狩野川等の河川の計画降雨量を超える降雨があったため、河川の水位が上昇しまして、計画高水位近くになりまして内水を掃き出す排水機場のポンプの稼動が停止したり、調整したりすることがありまして、内水が上昇したことが影響したものと考えております。 以上になります。 ○議長(中野博君) 11番、馬籠議員。 ◆11番(馬籠正明君) そうですね、私もそのように感じていますけれども、多くのお金を使って排水機ポンプを強化したりということ、あるいは函中のテニスコートの下とか、間宮の幼稚園のグラウンドとかに水をためる機能を有したり、いろいろな町の財政を使って対策をしていますが、狩野川の水位が上がってしまうと、それら全て機能を発揮しなくなるというのが、今回だったんだろうと思うんです。ですから、午前中にも出ましたけれども、狩野川の氾濫原というんですか、ふだんは水が流れていないんですけれども、雨が大量に降ると、堤防は越さないんですけれども、氾濫原というそうですけれども、そこらに水がつかって、そこに生えている木や草が水量を阻んでしまうと。ですから、しゅんせつという言葉が午前中に出ましたけれども、しゅんせつをしっかりやることがまず第一だと思うんです。そして、水位を少しでも下げる。次は私は、狩野川放水路の能力をふやせないかと。今、どういう能力かということがありますけれども、これをふやすことができたら本流の水位を下げることはできる。 それも全然だめということになれば、やはり隣の小野市長は言っていましたけれども、第二放水路をつくるしかないのかと、こういうのがあります。これは町だけでできることではありませんが、期成同盟会とかいろいろな関連があると思いますので、そういった狩野川の水位を下げる、どうしたら下げることができるか。今回のような雨が2回、3回と来ると考えたほうがいいと思うんです。そういったことで、少しでも早く着手していただいて、狩野川の水位を下げるというところに集中して活動をお願いできたらなというふうにお願いをしまして、私の質問を終わります。 以上です。 ○議長(中野博君) 以上で11番議員の質問を終わります。 一般質問の中途ですが、ここで10分間休憩をします。                              (午後1時59分)--------------------------------------- ○議長(中野博君) 休憩を解いて会議を再開します。                              (午後2時08分)--------------------------------------- △田口彰一君 ○議長(中野博君) 次に、8番、田口彰一議員の質問に入ります。 8番、田口議員。     〔8番 田口彰一君登壇〕 ◆8番(田口彰一君) 通告に基づきまして質問いたします。 1、狩野川のしゅんせつと第二放水路について。 仁田の稲妻排水機場は台風19号のとき、12日土曜日7時ごろより稼働し始め、21時前に冷却水がなくなり、ポンプが停止するまで2機のポンプ100%で稼働しましたが、水位は上がり続けました。貯水池は溢れ、貯水池内にある内水位をはかる計測板は水没し、デジタル計は計測不能の状態が続きました。除塵機のごみを取り除く作業をする場所も、貯水池が溢れた後、20センチ以上浸水した中で作業を続けました。12日21時前に冷却水の異常ランプがつき、排水ポンプが停止しました。その後、稲妻排水機場の周りは目測で約10センチから20センチ上がりましたが、それ以上は上がりませんでした。今回、初めて用水組合が管理している土橋ポンプ場も小屋の中まで浸水して、用水組合員も危険を感じて、12日夕方には稲妻機場に避難してきました。 消防署の周辺も浸水して、消防車や救急車が消防署近くの高い場所へ避難していましたが、消防署の機能も損なっている状況のように思えました。操作員は稲妻排水機場の周りが浸水と強風のため孤立して、食物や水分の調達もできない中で、おおむね24時間作業を続けました。稲妻排水機場は来光川と柿沢川の合流地点にありますが、東中学校の西から合流地点までは海のような状態でした。7割から8割の稲はまだ稲刈りが終わらず、水没していました。 このような中で、仁田は道路の冠水で孤立した家はありましたが、被害は最小限で済みました。しかし、近くの新田や肥田は大変な被害が出ました。肥田で被害に遭った方に話を聞くと、3年前に住宅を買うとき、水のことが心配で確認したとき、家まで水がつかったことはないということで購入したそうです。新田の排水機場は、最近排水能力を向上させ災害に備えていましたが、60年前の狩野川台風に匹敵する台風には、機場の委員の安全のため、機場から退避させたり、それに伴いポンプを停止せざるを得ないとか、一定の水位になると堤防の決壊を防ぐため、ポンプを停止させることが河川を管理しているほうで決まっているそうです。 今回の雨量は、天城山系で累計雨量750ミリ程度、箱根山系で累計雨量1,000ミリを超えました。天気予報では、天城山系の累計雨量は1,200ミリの予想もありました。今回の雨量の1.5倍以上です。今回ニュースで、過去の経験で畳を上げてから避難した方が紹介されていましたが、家が水につからないまちづくりは、町が責任を持って治水対策をしてほしいと思います。毎年、異常気象の影響から、大きくて強い台風が日本のどこかに来ます。来ても被害が少ない強いまちづくり、地域づくりをお願いします。 今回の町の対応は、早い対策本部の立ち上げと早い避難指示の発令等、予想以上の避難者の人数の問題もありましたが、町民の命を守る対策ができ、復旧作業も土日の休みもなく、役場職員が一体となって取り組んでいました。 そこで質問します。 (1)今回の累計雨量は、予想より少なくてこれだけの水害が起きました。今回の1.5倍以上の対策が必要だと思いますが、伺います。 (2)来光川や柿沢川等の狩野川支流の水位を下げるには、狩野川の水位を下げる必要があります。狩野川のしゅんせつ工事や第二放水路などの対策が検討されるべきだと思いますが、伺います。 (3)人命第一の中で、1人の犠牲者もなく対策、対応ができましたが、15号、19号台風から町が得た教訓や今後の防災対策に生かされなければというようなことがあれば伺います。よろしくお願いします。 ○議長(中野博君) 質問1の(1)から(3)までについて、建設経済部長。     〔建設経済部長 前川 修君登壇〕 ◎建設経済部長(前川修君) 田口議員のご質問1、狩野川のしゅんせつと第二放水路についての(1)今回の累計雨量は、予想より少なくてこれだけの水害が起きました。今回の1.5倍以上の対策が必要だと思いますが、伺いますについてお答えいたします。 全国的に今までの経験が追いつかないような急激な大量の降雨が、全国各地で毎年のように確認され、非常に大きな災害が発生しております。台風19号は、狩野川台風級の大型の台風で、降水量は前例のない雨量が予想されるとの報道もあり、函南町では事前の対策として、10月11日の夕方より、台風による被害を想定した避難所を6カ所開設しており、また、樋管の点検、操作員への連絡、各排水機場等のポンプ施設に係る発電機等の燃料確認、緊急対応用の土のう500袋を用意するなどの備えをしておりましたが、結果として台風19号は函南町に甚大な被害をもたらすことになりました。 浸水被害については、中間報告として議会へも報告しておりますが、床上浸水360棟、床下浸水139棟と、平成10年災を彷彿させる被害となり、これは狩野川水系の来光川、柿沢川が河川の計画高水位、いわゆるハイウォーターレベルですが、それ近くとなりまして、堤防決壊のおそれがあるため、排水機場の運転を停止したり、調整したこと、また、内水が上昇して排水機場自体が冠水する状況となり、操作員の安全を確保するために避難を行い、排水機場の運転を停止したことにより、内水の水位が急上昇し、被害が拡大したものと考えております。 函南町では治水対策として、平成5年に来光川の堤防の天端の河積を阻害している伊豆箱根鉄道の鉄橋のかけ替えを実施し、平成10年の災害以降、国や県による来光川、柿沢川の河川改修により堤防のかさ上げが実施され、来光川は松川橋まで、柿沢川は駒形橋までを平成15年11月に完了し、降水確率50年に1回に耐える河川整備を行っております。また、県の事業として、平成22年より来光川松川橋上流の河川改修を再開しており、現在、観音橋上流まで整備が進捗してきております。 今回の台風19号の降水は100年に1回の降雨を超える雨量を記録しており、通常の整備計画の想定範囲の降水確率50年に1回を大きく超えるもので、本台風や本台風の1.5倍に許容する浸水対策は非常に困難なものと考えられます。その中で、函南町は内水対策として都市下水路整備や、雨水排水機場である蛇ケ橋排水機場や湛水防除となる各排水機場の整備等に力を入れており、機場施設の保守点検整備や機能向上等により、浸水被害の減少に努めていきたいというふうに考えております。 続きまして、ご質問の(2)来光川や柿沢川等の狩野川支流の水位を下げるには、狩野川の水位を下げる必要があります。狩野川のしゅんせつ工事や第二放水路などの対策が検討されるべきだと思いますが、伺いますについてお答えいたします。 狩野川の本線の流下能力の向上は、治水対策の根本的な部分になるところになります。狩野川を直接管理します国土交通省沼津河川国道事務所では、本年度は伊豆の国市神島地区の堤防補強や清水町柿田地区から三島市長伏地区の堤防補強等、8カ所の河川改修工事を予定しており、狩野川の河川整備の進捗を図っております。また、河川の維持管理事業として、河川のしゅんせつや河積を阻害する樹木の伐採等も河川巡視やモニタリングにより実施しており、本年度は、川の駅対岸の繁茂する樹木の伐採やしゅんせつを行っていただいております。河川のしゅんせつは、河川本来の河積を確保する治水対策の有効な手段であることから、町は引き続き、河川管理者である国に要望していきたいと考えております。 狩野川放水路の第二放水路につきましては、伊豆の国の市長より、現狩野川放水路が今回の台風において、フル活用したが追いつかない降雨であったとコメントしており、新たな放水路の必要性に言及しています。新たな放水路の検討については必要なことと考えられますが、狩野川放水路は昭和26年に工事着手し、昭和40年に完成しており、大規模な事業費と長い年月をかけて建設されています。新たな放水路については、国土交通省を交え、狩野川改修促進期成同盟会などの会議において、広域的に検討していく内容であると考えております。 続きまして、ご質問の(3)人命第一の中で1人の犠牲者もなく対策、対応できましたが、15号、19号台風から町が得た教訓や今後の防災対策に生かされなければということがあれば伺いますについてお答えいたします。 台風が接近してくる場合は、可能な限り早い段階から気象情報を収集し、対応方針等を立て検討しております。また、洪水が想定される場合、避難所については早目の開設をするなど、対応が必要と考えます。しかし、災害により危険が迫っている場合には、どのような危険があるのか、ご自身で考えていただかなくてはなりませんので、広報や出前講座などで早目の避難行動へ結びつくように周知を図りたいと考えております。 以上になります。 ○議長(中野博君) 8番、田口議員。 ◆8番(田口彰一君) この12日の土曜日は、稲妻機場の操作員は7時には集合しろということで集まって、7時にはもうポンプが稼働していました。そのときには、第二放水路がもうあけてあるということで、あれがあいていれば安心だろうということで、何かちょっと甘く考えていましたけれども、15号のときには夜11時に集合がかかって、朝方9時には逆流がとまりまして作業が終わったものですから、そんな程度かなというふうな軽い気持ちでいましたけれども、ここに書いたように100%で稼働しても、水位がどんどん上がるものですから、作業しつつも、12月の定例会には、やはり地域でも言われている2機のポンプでは、これは無理だなと、12月の定例会の質問ではやはりこのポンプの性能とか、もう1機ふやしてもらえという地域の声を議場に届けようかなというような思いで作業していましたけれども、やっていくうちにだんだん情報が入るに従って、新田のポンプが停止させたとか、落合、塚本、とまったんではなくとめたということで、そこで不思議に思いまして、とめる判断ですね、危険水域というのはあると思うんですけれども、操作員の我々でも知らないで一生懸命操作をやっているわけです。 操作員ぐらい、本当は知っていて、この水位になったらぼちぼちそういう指示が役場からでも、沼津土木事務所からでも来るのではないかなという予想を持ちながらでも作業ができれば、いろいろ場面が変わったことができるのではないかなと思うわけですけれども、今回の、例えば新田の機場がポンプをとめて操作員を避難させた。新田の区長さんにも話を聞きに行きましたけれども、もう普通の道は全部冠水しているもんですから、堤防を伝わって、線路を伝わって家へ帰ったと。2名の方にそういう話を聞きました。このポンプをとめる手順というんですか、経緯、これについて質問します。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 湛水防除関係のポンプの停止の基準となりますのは、主には外水位のハイウォーターですね、計画高水位を超えて、なおかつ水がふえていくような状況のときは、堤防の決壊等を防ぐためにそこでポンプをとめるという約束事になっております。そのほか、今回とめた理由としましては、ハイウォーター以外に内水位の高さ、要するにもう内水位が上がってきてしまうと、排水機場の中に冠水が始まるということ。あと、操作員さんの避難路が断たれてしまうということもございますので、その前に避難をしていただく。その避難する際にはポンプをとめて避難をしていただくという手順で連絡のほうを密にとりながら決めていくという状況でございます。 あと、操作員さんの説明でございますけれども、当初、4月の最初にお願いするときにはそのような話、ハイウォーターレベル、あとは水位の話から機場の操作盤の説明、あとは除塵機等、その機械類の説明をさせていただくんですけれども、やはり水はだんだんふえてきて、焦ってくるとなかなかわからなくなってきてしまうこともありますので、そういうときのために30分に1回、機場のほうとは連絡をとるようにしておりまして、その中で状況を確認して--まだ水位が低いときは1時間単位なんですけれども、迫ってきたときには30分おきに連絡をとり合いながら、その辺の状況確認をしているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 8番、田口議員。 ◆8番(田口彰一君) 仁田は稲妻機場と蛇ケ橋ポンプ場がずっと動いて、稲妻は先ほど話したように故障でとまってしまったんですけれども、これは峠を過ぎていたものですから、よかったといっても、それでも田方北消防署なんかは、何か消防車なんかがとめる、あそこが40センチぐらいつかったというような話で、だけれども、仁田は稲妻排水機場をフル回転してもらったおかげで、仁田の本村を中心に、あそこらはほとんど床下もなかったように思います。それから、蛇ケ橋ポンプ場が動いたおかげで仁田駅前--もう仁田駅前は昔からよく水がつくところですけれども、これもフルで動いてもらったようで被害がなかったということで、非常にポンプのありがたみもわかったわけですけれども、その後というか、その途中とめられた操作員の方の話だと、やはり不満を、そのときは私にぶつけてきたわけですけれども、農器具も全部ついてしまったと。もう農業できないというようなことで、それでも本人は操作員だからとめろと言われればとめて、それで先ほど言ったように堤防と線路を伝わって帰ったと。 それが、ある程度予想できるような、先ほど説明してあると話を聞いたんですけれども、我々も本当にポンプが故障しないように、動いてくれるように願いながら除塵機のごみを取ったりしているわけですけれども、その方は泣く泣くとめて帰った。そのあげく農器具とか、全部もうついてしまったというようなことで、あらかじめわかれば農器具の避難とか、先ほどお話ししたような畳を上げてから避難したとか、それとか、畳を上げて避難というのは旧136号線のあそこのところら辺は60年前の狩野川台風あたりでやはり教訓があるせいか、大分家もその間に上がっているところが多いです。 新田の行政区の下の地積、線路の東側のほう、あそこはほとんどついたわけですけれども、その中の1人の組長さんがやはり操作員になっていまして、その方は道が冠水している中、歩いて1軒1軒、自分の組だけでもと思って回ったようです。だけれども、その反対のほうは連絡が来なかったというような話で、いろいろ苦情というんですか、言っていましたけれども、あらかじめ、無理かとは思うんですけれども、早目の避難もいいんですけれども、1人の方は早目に御殿場のほうへ避難したもので、結局家の中は何も片づけもできないから全部つかってしまったというような、それも苦情がありました。 あらかじめの、これは難しいですけれども、床上浸水するぞという事前の連絡は難しいと思うんですけれども、函小の第2グラウンドなんかを見ると、当たり前のことですけれども、みんな床上のものがこうやってあるわけです。僕の友人もたった24センチの床上浸水で全滅なんですけれども、床上浸水する可能性があるぞというような、そういう連絡というか、区長さんとか、それなりに新田とか仁田とか、そういう可能性のある地域への連絡を早目にできないかどうか、伺います。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 床上浸水の事前の予知、それと連絡等につきましては、なかなかちょっと難しいものがあるというふうに判断しております。それで、今回のようにポンプがとまった場合につきましては、内水を捨てる方法がなくなるということもございまして、内水がふえてきてしまうということはございますけれども、その中で、今、議員の発言にもございましたとおり早目の避難ということと、あと自助努力というふうな言葉もよく聞かれるんですけれども、そういうところで対応していただくこと。ただ、今回の台風、15号と19号を比べますと、大分規模、強さ、大きさ、大分違うんですね。そういうところもやはり周知をする必要もあろうかと思いますけれども、判断をそれぞれしていただきながら動いていただくと。 それに、先ほど操作員さんが雨の中回ってお知らせいただいて、大変ありがたいお話なんですけれども、非常に、雨の中横に移動するという危険性も伴ってきてしまいますので、ある程度浸水が始まったときには縦の移動を重点に意識いただくというふうなことも必要になってくるかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(前川修君) 若干補足させていただきますけれども、床上床下浸水のあらかじめの事前のそういったものを町民の方に知らせるということはなかなか難しいという、いま課長のほうからもあったと思いますけれども、基本的にはやはり洪水マップ、ハザードマップをふだんから見ていただく。それから、今回の台風の場合は、やはり今まで、平成10年災以降余り大きな被害が出ていなかったんですけれども、やはり河川改修が進んで、狩野川放水路が機能して、排水機場が更新なり機能アップをしているという中で、そういう状況は続いたんですけれども、やはり近年の異常気象の中でこういうことが訪れましたので、やはりふだんからの備えといいますか、自助の部分で、よく高台に車、台風が来ると高台に車を避難させておくなんていう声もよく聞くんですけれども、そういった形でしっかりと自分たちの中で助け合いながらやっていただけたらなというふうに考えております。 以上になります。 ○議長(中野博君) 8番、田口議員。 ◆8番(田口彰一君) 新田の区長さんも、先ほどの連絡の放送ではないんですけれども、もう、あの台風の中で、特に4時過ぎに新田の操作員の方々は避難して家に戻ったようですけれども、区長さんはそれでもみんなに知らせなければいかんというので、新田の公民館もついたんですけれども、公民館の放送施設を使って、多分聞こえないだろうなとは思いつつも、やはり責任もあるもので、やはり放送したいようなんです。それで、できる限り通じるところは電話をして、こういう状況だからつく可能性があるぞというような連絡を、肥田のほうの区長さんもやったと聞きました。新田の区長さんもそれをやったという。だけれども、戸数がやはりあるものですから、一人、二人の方がそうやって一生懸命やったとしても、今回のようなことになるんです。それで、新田のほうは旧の水沿いの方々はみんな経験しているというんです。経験している。だから家も上げた。それでも床下浸水が7軒で、あとは全部ついたと言っていましたけれども、経験があるといっても60年に一遍ですから、先ほど言ったようにもう皆さん、もうみんな世代が変わって、そういう状況の中だと思うんです。 仁田の稲妻排水機場のポンプのことなんですけれども、今回、冷却水がなくなって、あの辺がついてしまう。北消防署のあの辺がついてしまったというのは、これ、最近の話で、多分この10年ぐらいの間にこれで2度目だと思うんです。今回は水量の問題もありましたから、あれですけれども、同じ原因で冷却水がなくなってしまったとか、そういうような原因というんですか、普通の水道水を供給しているのではなくて、普通の雨水を浄化して何か使っているという話なんですけれども、この稲妻排水ポンプの冷却水というのはどういうふうになっているのか、ちょっと教えてもらえますか。 ○議長(中野博君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(田中敏博君) 稲妻の冷却水のポンプでございますけれども、やはりこちらのほうは、とまってしまった理由というのが長時間の稼働によっての誤作動ということになっておりますけれども、その後、細かく調査をした結果ですけれども、こちらの負荷が大分長時間にかかったということで、その水位をはかるセンサーのリレーにふぐあいが生じたということでございましたので、こちらのほうのセンサーのほうを手動に切り換えれば、水のほうの供給はできていたというようなこともわかりましたので、その辺の今後の課題としまして、長時間の稼働によってそういうふぐあいが生じたときのマニュアルの操作等も含めまして、また今後、操作員さんとの話し合いの中でお知らせをしていければなというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(中野博君) 8番、田口議員。 ◆8番(田口彰一君) 台風ですから明るいうちというのは余りないですけれども、明るいうちにはポンプの会社の方が、一度たしか来てくれたんです。大体、最近は連絡すれば来てくれるようになっているし、1回ぐらい見回りに来てくれる。来たときには順調に動いていたんですけれども、今、課長さんがおっしゃるようにおおむね100%で14時間回していましたから、機械も負荷が来たんだと思いますけれども、ちょっとこういうケースも、台風が日本に来れば、来たところはこういう被害がこれからはもう確実に起こるというようなことで対応していかなければいけないというので、前の馬籠議員も言いましたけれども、もうポンプのせいではないというようなものもある程度わかるわけですけれども、それでも、先ほど言ったように仁田がつかなかったのはポンプが100%で動いてくれたせいでつかなかったというのがあります。 次に、排水機場を大臣が視察に来てくれて、機場の支援をしますと新聞には載っているわけですけれども、機場の支援というのは、もうポンプのせいではないよというように僕らは思ったんですけれども、大臣が言っている機場の支援というのはどんなことでしょうか。わかったら教えてください。 ○議長(中野博君) 町長。 ◎町長(仁科喜世志君) 武田防災担当大臣が函南町と伊豆の国市のほうに現地視察に来ました。私が対応いたしました。町内のほうでは県の柿田川水道の破断の場所、それから熱函道路の土砂災害になったところ、いわゆるそれは県が管理しているところを見たんですけれども、その後、役場の応接室で細かい町内の災害についての話し合いを持ちました。それで、向こうの大臣から言われたことでは、一般廃棄物が道路上に並んでいないけれども、どうしたという質問がありまして、いわゆる被災を受けたときのごみですね。うちのほうは場所を決めて、町内のいわゆる家財、それから電化製品、一般廃棄物という形で分けながら収集している。それと、各地区で--特に新田とか畑毛とか、被災地の多いところは--そういうところで地区で町内会長のもとで責任を持ってやっているということで、それは褒められました。なぜかというと、なかなかそういう一般廃棄物を隣接に寄せるというのは全国的に難しいと。東北の事例の中では、非常にそれが道路上に出てきてしまうということで、一般車両の支障があるということでした。 それで、その後、町で何か困っていることがありますかと聞かれました。私はすぐさま、いわゆる農業施設の湛水防除のいわゆる更新についての、あれはもともと県が事業者となって、町の負担金もあって設置していただくわけですけれども、全てが導水路、除塵機から完成しますと町のほうに無償譲与になります。その中で町が管理するわけですけれども、先ほどのように長い年月ですと老朽化する。その施設、電機関係から全てのものの更新について、そういう財源的な助成、いわゆる交付税対応をしていただけないかということと、それから、設置のときには非常電源、いわゆる停電も考慮しなければなりませんけれども、今回も、それから畑毛の停電のときも非常電源が非常に有効に働いたんですけれども、非常電源をセットするときにも国と県の助成をお願いしたいという話をしていまして、前向きに考えるという言葉と新聞の記事と、どこまで整合性があるかわかりませんけれども、それは切実に実情を申し上げた次第であります。 ○議長(中野博君) 8番、田口議員。 ◆8番(田口彰一君) わかりました。いろいろ、今も先ほどのように機械も永久的なものではないものですから、新しくて性能のいいのに変えていってもらえれば、少しでもそうやって床上浸水、床下浸水という被害を受けなくて済むような家も多くなるのではないかと思います。 最後にごみの問題がありましたけれども、堤防内が今年、国交省のほうの--仁田橋から下は国交省が管轄しているわけですけれども--国交省のほうはプロの方たちが来て、機械で毎年刈ってくれます。それで、刈った草を全部片づけて持っていっているわけですけれども、今年に関しては雨がつかったところは刈ってくれましたけれども、泥がついているせいだか、全部いまだに置いてあるんです。きれいな、水がつからなかったところの草は持っていきました。 それからもう一つは、流木等を何箇所か、うちの近くにも1カ所ありますけれども、山のように積んであるところがあるんですけれども、今に片づけてくれるんだろうなと思って見ているんですけれども、この辺のことは、今年はこのままなのか、どうなのか。仁田橋から上は区で毎年人が刈るところと、機械で刈ってもらうところを分けてやっているわけですけれども、今年はやはり機械が危険だということで、機械があの泥で滑ってしまうんです。そうすると機械がひっくり返ってしまう可能性があるというので、区長さんが相談して、危険なことはやめてくださいということで、今年は、今はそこはやめてあります。この辺の、今年はこれでこのままいってしまうのかどうなのか、ちょっとその辺のことを聞かせてください。 ○議長(中野博君) 建設課長。 ◎建設課長(西川公次君) 河川の、今、流れてきた流木等についての片づけについては、国交省から、堤防の脇のほうへよけていていただければ片づけていただけるということは聞いております。また、今回災害等でそういう草刈りのほうについてはちょっとまだ確認しておりませんので、また、今後確認して、どのような対応をするのかということは確認したいと思います。 また、できればそういう維持管理に係ることですので、適切な対応をしていただけるようお願いしていきたいと思います。 以上になります。 ○議長(中野博君) 8番、田口議員。 ◆8番(田口彰一君) 何でもかんでも役場のほうでやってくれとか何とかというのは、本当に心苦しいんですけれども、ある程度、もし自治会なんかと連絡がとれたら、自治会なんかにも協力してもらうとか何かして--もう一つ、本当に細かいんですけれども、階段を、函南小学校の前あたりからの階段とか、全て階段がそうなんですけれども、この間見たら、仁田区が管理している第4樋管というのがあるんですけれども、あそこの階段だけは区のほうで階段にたまった土を出してくれて、きれいにしてありました。 あとは、やはり泥が階段にも積もってしまったりして、ああいうところも、何でも役場というのではなくて、やはり自治会なんかと相談して、いい方法があればきれいにしてもらえたらなというような思いがあるんですけれども、余り大変なときに細かいことを言うのもあれで、先ほど言ったように第2グラウンドのごみの処理なんかは、何カ月かかるのかなと思ったら1週間ぐらいで終わってしまって、知っている職員の方がいたものですから、ちょっと声をかけに、散歩の途中だったものでスリッパで行ったら、スリッパではだめだ。長靴を履いてこなければ。それで、長靴を履いていったら、その長靴ではだめだと。その長靴は前に金属が入っていないからけがをするから、そんな長靴で手伝ってもらったって、自分が上司に怒られると。だけれども、この長靴しかないからと言って、何か周りにいたら、帰れ、帰れと言うんですね。僕がせっかく手伝おうと思っているのに。 だけれども、若い女性の職員もその日休みでした。土日もなく、もう5時ぐらいだったけれども、この間は5時まで明るかったから。5時ぐらいだったけれども、3時までの約束なんだけれども、5時になっても帰っていいと言ってくれなかったと言っていました。それで、おかげで次の土日は大体片づいてしまいました。それだけ地域の人たちも役場のやっていることは認めていますし、みんな褒めていました。本当に助かっている。私の質問、これで終わりです。 ○議長(中野博君) 以上で8番議員の質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(中野博君) お諮りします。一般質問の中途ですが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中野博君) 異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決定しました。 本日はこれにて延会します。 あすの会議は午前9時からです。 ご苦労さまでした。                              (午後2時48分)...