函南町議会 > 2019-03-15 >
03月15日-07号

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  1. 函南町議会 2019-03-15
    03月15日-07号


    取得元: 函南町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-19
    平成31年  3月 定例会       平成31年第1回(3月)函南町議会定例会議事日程(第7号)              平成31年3月15日(金曜日)午前9時開議日程第1 議案第2号(総務建設委員会付託)     函南町景観まちづくり条例の制定について日程第2 (議案第3号及び議案第4号を一括議題とする)     議案第3号(総務建設委員会付託)     函南町空家等審議会条例の制定について     議案第4号(総務建設委員会付託)     函南町特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例日程第3 (議案第22号から議案第34号までを一括議題とする)     議案第22号 平成31年度函南町一般会計予算     議案第23号 平成31年度函南町土地取得特別会計予算     議案第24号 平成31年度函南町国民健康保険特別会計予算     議案第25号 平成31年度函南町後期高齢者医療特別会計予算     議案第26号 平成31年度函南町介護保険特別会計予算     議案第27号 平成31年度函南町農業集落排水事業特別会計予算     議案第28号 平成31年度函南町下水道事業特別会計予算     議案第29号 平成31年度函南町上水道事業特別会計予算     議案第30号 平成31年度函南町畑、丹那簡易水道特別会計予算     議案第31号 平成31年度函南町田代、軽井沢、丹那地区簡易水道特別会計予算     議案第32号 平成31年度函南町東部簡易水道特別会計予算     議案第33号 平成31年度函南町平井財産特別会計予算     議案第34号 平成31年度函南町上沢財産特別会計予算  (1)常任委員長分科会審査報告  (2)常任委員長報告に対する質疑  (3)討論  (4)採決日程第4 閉会中の常任委員会所管事務調査報告日程第5 閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出について日程第6 閉会中の議会だより編集委員会の継続調査の申し出について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)    1番    植松淳史君        2番    杉村 清君    3番    田口彰一君        5番    市川政明君    6番    馬籠正明君        7番    中野 博君    8番    山中英昭君       10番    加藤常夫君   11番    植松和子君       12番    高橋好彦君   13番    長澤 務君       14番    大庭桃子君   15番    米山祐和君       16番    塚平育世君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名 町長          仁科喜世志君  副町長         佐野章夫君 会計管理者       渡辺孝治君   教育長         山邉義彦君 総務部長        梅原宏幸君   厚生部長        棚井郁夫君 建設経済部長      前川 修君   教育次長        武藤亮二君 総務課長        杉山浩巳君   企画財政課長      平井輝久君 税務課長        櫻田英樹君   管財課長        露木元徳君 住民課長        松井 仁君   都市計画課長      江田朝夫君 健康づくり課長     森 静隆君   福祉課長        大沼裕幸君 環境衛生課長      西川公次君   生涯学習課長      渡辺正樹君 建設課長        八木正彦君   産業振興課長      田中敏博君 上下水道課長      大塚信行君   子育て支援課長     飯島正紀君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 事務局長        仁菅昭浩    書記          井野直樹--------------------------------------- △開議の宣告 ○副議長(中野博君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、ただいまから3月定例会第7日目の会議を開きます。                              (午前9時00分)---------------------------------------議事日程の報告 ○副議長(中野博君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △発言の訂正 ○副議長(中野博君) 議事に入る前に、長澤議員より発言の申し出があります。これを許可します。 13番、長澤議員。 ◆13番(長澤務君) すみません、3月12日の一般質問の最後のほうで、町の事業でない部分についての質問を町長に対して再質問をしてしまいました。この部分については、大変逸脱した部分だということで、削除するという訂正をお願いしたいと思います。 以上です。 ○副議長(中野博君) 長澤議員の発言の関連する部分の訂正を許可することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 異議なしと認めます。よって、長澤議員の申し出により発言の関連する部分の訂正は許可することに決定いたしました。--------------------------------------- △諸般の報告 ○副議長(中野博君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 2月25日、三島市外五ヶ市町箱根山組合議会が開催され、これに関係の議員が出席しました。 3月8日、健康づくり推進協議会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。 3月14日、田方地区合同自衛隊入隊予定者激励会が伊豆の国市において開催され、これに出席しました。 以上で諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △議案第2号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○副議長(中野博君) 日程第1、議案第2号 函南町景観まちづくり条例の制定についての件を議題とします。 本案は委員会付託につき、委員長の報告を求めます。 総務建設委員長。     〔総務建設委員長 長澤 務君登壇〕 ◆総務建設委員長(長澤務君) 平成31年3月15日。議会副議長、中野博様。総務建設委員会委員長、長澤務。 総務建設委員会審査報告書。 本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定しましたので函南町議会会議規則第77条の規定により報告します。 記。 事件の番号、議案第2号。件名、函南町景観まちづくり条例の制定について。審査結果、原案可決。 以上です。 ○副議長(中野博君) 委員長の報告を終わります。 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 質疑なしと認めます。 これで委員長報告に対する質疑を終了します。 お諮りします。本案は討論を省略し採決に入ることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 8番、山中議員。 ◆8番(山中英昭君) 今、議案第2号に関してですか、確認いたします。 ○副議長(中野博君) そうです。
    ◆8番(山中英昭君) 以上です。 ○副議長(中野博君) 異議なしと認めます。 これより議案第2号 函南町景観まちづくり条例の制定についての件を挙手により採決を求めます。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○副議長(中野博君) 挙手全員であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第3号及び議案第4号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○副議長(中野博君) 日程第2、議案第3号 函南町空家等審議会条例の制定について、議案第4号 函南町特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、以上2件を一括議題とします。 本案2件は委員会付託につき、委員長の報告を求めます。 総務建設委員長。     〔総務建設委員長 長澤 務君登壇〕 ◆総務建設委員長(長澤務君) 平成31年3月15日。議会副議長、中野博様。総務建設委員会委員長、長澤務。 総務建設委員会審査報告書。 本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定しましたので函南町議会会議規則第77条の規定により報告します。 記。 事件の番号、議案第3号。件名、函南町空家等審議会条例の制定について。審査結果、原案可決。 議案第4号 函南町特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例。原案可決。 以上であります。 ○副議長(中野博君) 委員長の報告を終わります。 ただいまの2件の委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 質疑なしと認めます。 これで委員長報告に対する質疑を終了します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 8番、山中議員。     〔8番 山中英昭君登壇〕 ◆8番(山中英昭君) 私は、議案第3号及び議案第4号につきまして、以下の理由により反対討論とします。 1番、第5条第5項「審議会は、非公開とする」について。 1番、本審議会は地方自治法第138条の4第3項に基づき執行機関(町長)の求めに応じ審議し、答申を行う合議体で条例により附属機関として位置づけられます。 平成7年9月29日、閣議決定された表題「審議会等の透明化、見直し等について」第4項「審議会の公開」は、①会議の公開、議事録の公開などを行うことにより、運営の透明性の確保に努めること。2番、特段の事情により会議又は議事録を非公開とする場合は、その理由を必ず明示することとし、議事要旨を原則公開とすること。③議事録及び議事要旨の公開に当たっては、一般のアクセスが可能なデータベースやコンピュータネットワークへの掲載に努めること。以上、3点を求めています。 要約すると、審議会の会議の公開と議事録の公表は必須条件であり、地方自治体の運営の基本となっています。 なお、閣議決定とは、国政に関する重要事項等の方針や法律等を決定するのに行われるものです。 2番、函南町空家等審議会条例第2条(所掌事項)、(1)から(6)項目のうち、(1)空家等対策計画の見直しに関する事項、(6)その他町長が必要と認めた事項、この2項に対して非公開にする理由は見当たりません。 3番、3月5日に開催された総務建設委員会において、付託された本条例が審議されました。委員会において、非公開とする理由を平成26年2月26日国土交通省住宅局住宅総合整備課長通知固定資産税の課税のために利用する目的で保有する空家等の所有者に関する情報の内部利用について」及び「『特定空家等に対する措置』に関する適切な実施を図るために必要な指針」を根拠として示しました。いずれも協議の過程で個人情報が外部に漏えいすることのないように注意を払うこと及び守秘義務の違反に留意することを求めています。個人情報が外部に漏えいする等のおそれがある事案を審議する場合は非公開とすることに異存はありませんが、この通知と指針をもって閣議決定された原則公開するという趣旨を覆すものではありません。 4、以上のことから、本条例の第5条第5項は「原則公開とし、個人情報等が外部に漏洩する懸念のある案件の場合は、会議の一部又は全部を非公開とすることができる」と修正することが法の趣旨に基づくものと思慮します。 2番、第3条第1項審議会の組織について。 町議会議員が審議会の委員となっていますが、附属機関執行機関の諮問的な性格を有しています。したがって、政策立案の過程に議会議員が参加することとなり、執行機関と議決機関の機能、権限の分立趣旨から鑑み、就任することは適当でないと思慮します。 さらに、平成11年4月27日に閣議決定された「審議会等整理合理化に関する基本的計画」の別紙2「審議会等の組織に関する指針」第3項「委員等の資格要件」には、委員等については、行政への民意の反映等の観点から、原則として民間有識者から選ぶものとする。地方公共団体又は地方議会の代表等は、当該審議会等の不可欠の構成要素である場合を除き委員等としないものとするとあり、町議会議員が審議会の委員になることに対しては慎重な検討が求められます。 以上のことから、本条例は広い視点から修正の必要性を認めるもので、本議会における条例制定に反対とします。 なお、都市計画部門に関連する附属機関都市計画審議会条例地籍調査実施委員会設置条例の2つがあります。この条例には、会議の公開、議事録の公表の条文はなく、過去に審議会・委員会が公開されたことも議事録が公表されたこともありません。新規条例に審議会は非公開とするのであれば、既存の条例も公開か非公開の条文を入れて改定手続が必要となりますがこれは行われていません。 さらに、空家等審議会条例は全国で制定されていますが、条例に会議を非公開とするとしている地方自治体は私の調査範囲では見たことがありません。 また、昨年3月に制定されたいじめ防止等生徒指導連絡協議会条例いじめ問題対策専門委員会条例いじめ問題調査委員会条例(いずれも附属機関)は公開を原則としていること、議事録はホームページに公表されることを付言しておきます。 以上です。 ○副議長(中野博君) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) これで討論を終了します。 これより議案第3号 函南町空家等審議会条例の制定についての件を挙手により採決を求めます。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○副議長(中野博君) 挙手多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。 これより議案第4号 函南町特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の件を挙手により採決を求めます。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○副議長(中野博君) 挙手多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第22号~議案第34号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○副議長(中野博君) 日程第3、休会中分科会審査に付された議案第22号 平成31年度函南町一般会計予算、議案第23号 平成31年度函南町土地取得特別会計予算、議案第24号 平成31年度函南町国民健康保険特別会計予算、議案第25号 平成31年度函南町後期高齢者医療特別会計予算、議案第26号 平成31年度函南町介護保険特別会計予算、議案第27号 平成31年度函南町農業集落排水事業特別会計予算、議案第28号 平成31年度函南町下水道事業特別会計予算、議案第29号 平成31年度函南町上水道事業特別会計予算、議案第30号 平成31年度函南町畑、丹那簡易水道特別会計予算、議案第31号 平成31年度函南町田代、軽井沢、丹那地区簡易水道特別会計予算、議案第32号 平成31年度函南町東部簡易水道特別会計予算、議案第33号 平成31年度函南町平井財産特別会計予算、議案第34号 平成31年度函南町上沢財産特別会計予算、以上、平成31年度予算13件について一括議題とします。 この予算13件は、2月28日の本会議において、各常任委員会分科会審査に付託され、各委員会より分科会審査報告書が提出されました。 これより各委員長の報告を求めます。 最初に総務建設委員長。     〔総務建設委員長 長澤 務君登壇〕 ◆総務建設委員長(長澤務君) 平成31年3月15日。函南町議会副議長、中野博様。総務建設委員長、長澤務。文教厚生委員長、米山祐和。 予算分科会審査報告書。 平成31年2月28日の本会議で予算分科会審査に付された、平成31年度の一般会計を初めとする議案第22号から議案第34号までの予算議案について、予算分科会審査を終了したので、別紙のとおり審査意見を付して報告する。 予算分科会審査開催日。 総務建設委員会、3月4日、3月5日。 文教厚生委員会、3月6日、3月7日。 総務建設委員会予算分科会審査報告書。 〔企画財政課〕 平成31年度の一般会計予算は、歳入歳出112億4,200万円で、前年度比4.2%の減額となっている。 歳入の自主財源は前年度比2.0%減の65億3,010万円で、構成比は58.1%である。歳入全体の47.0%を占める町税は52億8,433万円で前年度比1.7%増となるが、分担金及び負担金は幼児教育・保育の無償化により、前年度比20.4%減の1億9,875万円となっている。 依存財源は前年度比7.0%減の47億1,190万円で、構成比は41.9%である。自動車取得税交付金が税制改正により9月末で廃止され、10月からは新たに環境性能割交付金が交付される。環境性能割は、環境に負担のかからない自動車については非課税となることや、県からの交付率が下がることから、今後減少が見込まれる。 歳出は、性質別歳出状況では、経常的経費が前年度比7.7%増の88億2,796万円である。こども医療費の拡大や障害福祉サービス給付費の増額により、扶助費が前年度比で6.6%増加したほか、下水道事業特別会計への繰出金が、地方公営企業法の適用により補助としての扱いとなったため、補助費等が49.5%増加し、繰出金は32.1%減少した。投資的経費は、前年度比31.8%減の12億5,697万円となり、単独事業費以外は減額となる。 企画調整事務事業は、町勢要覧の印刷製本費の皆増により前年度比16.2%の増、文書広報事務事業は、有線放送施設整備費補助に対する自治会からの要望がふえ、前年度比5.4%の増となった。 基金管理事業では、前年度比1.8%減の1,037万円が財政調整基金への積み立てとして見込まれている。 自治振興事業では、組数の減少により組連絡事務委託料が5万円減額された。区長の業務が少しでも軽減されるような取り組みにも努められたい。 まちづくり事業では、移住就業支援事業費補助金として100万円が計上されている。また、移住定住パンフレットも印刷が予定され、移住定住への対策が計画されている。 都市交流事業では、カーマン市姉妹都市交流訪問事業の皆増により、前年度比145.4%の増、統計調査事業では、経済センサス基礎調査ほか2調査の皆増により前年度比68.5%の増となった。 その他、農業集落排水事業特別会計繰出事業各種基金管理事業、起債元金・利子償還事業などが計上されている。 限られた予算を有効に使い、「環境・健康・交流都市函南」の実現に向け、着実な事業執行を推進するとともに、基金の積み立てや計画的な事業計画による将来を見据えた財政運用にも努められたい。 (土地取得特別会計) 予算額は2,142万円で、前年度比9.2%の増となる。土地開発基金を取り崩し、新田第1樋管、第2樋管連絡水路事業に伴う用地1,071平米の先行取得が計画されている。土地の購入に関しては、不動産鑑定を依頼するなど、適正な価格での購入に努められたい。 〔総務課〕 一般管理総務事務事業は、職員の退職や公共交通対策事業新規事業科目となったことから、前年度比4.3%の減となり、職員人事、給与、例規文書等の管理業務に係る経費が計上されている。 職員研修事業は、前年度比5.2%の減となるが、職員から要望があるような研修は派遣ができるよう計画され、職員健康管理福利厚生事業では、職員のメンタルヘルス対策が図られ、職員の希望があれば産業医による面談も可能となっている。 交通安全対策事業では、カーブミラーの修繕として40カ所が計画されている。 公共交通対策事業は、地域公共交通対策の推進を図るための事業で、1,036万円が計上されている。法定協議会の設立や乗降者を対象としたアンケートの実施、地域公共交通網形成計画の策定が予定されている。自主運行バス等補助金は、新たにパサディナ区への補助もふえ、18万円が計上されている。 選挙に関する事業は、選挙管理委員会事務事業選挙啓発事務事業のほかに、7月執行予定の参議院議員選挙、4月執行予定の県議会議員選挙町議会議員選挙事務に関する経費が計上されている。投票所に対する各区からの意見聴取や、投票所までの移動が困難な有権者への対応など、投票率向上へ向けての対策に努められたい。 常備消防事業は、組合債の元金償還の開始や人件費の上昇などにより、駿東伊豆消防組合への負担金が増加し、前年度比0.8%の増となっている。 非常備消防事業は、消防団第2分団の消防ポンプ車の老朽化による更新のための自動車購入費や、耐震強度が不足する第5分団詰所建築実施設計業務委託料が計上されている。 災害対策事業では、前年度に引き続き防災ラジオの販売が予定され、平成25年度より継続して整備されている同時通報無線デジタル化に伴う工事費も計上されている。また、腐食が激しい函南中学校の防災倉庫の更新が計画されている。そのほか、丹那小学校常用電源切り替え装置設置工事に関する費用が計上され、広域避難所である丹那小学校への非常用電源の確保が図られる。 (平井財産特別会計) 予算額は121万円であり、平井公民館手すり改修工事の終了により、前年度比で73万円の減となっている。また、定期預金額の減少により基金利子が5万円減少となった。 (上沢財産特別会計) 予算額は1,000円で、財産区基金の利子を積み立てるものである。 〔税務課〕 町税の予算額は52億8,433万円となり、前年度比で1.7%の増が見込まれている。 町民税の個人分は、労働者人口の減少により前年度比0.8%の減、法人分は前年度比11.3%の増が見込まれている。法人分は、納税義務者数に大きな変動はなく、特定企業1社の経営状況が大きく影響している。今後も景気の動向には十分に留意されたい。 固定資産税は、前年度比2.7%の増が見込まれている。増額の要因は、平成31年度が評価替えの翌年度のため、家屋の課税標準額は据え置きとなり、新築家屋分と新築家屋の軽減期間が満了する分が増額となることによる。 軽自動車税は、消費税増税前による需要及び環境性能割交付金の皆増により、前年度比4.7%の増が見込まれている。環境性能割は町で賦課徴収することとなるが、当分の間は県が賦課徴収事務を行うこととなる。 町たばこ税は、たばこの本数の減少により前年度比3.1%の減が見込まれ、入湯税は、直近の利用者数をもとに算定され、前年度比5.9%の増が見込まれている。 都市計画税は、新築家屋分の増加により前年度比で1.4%の増が見込まれている。 歳出の賦課徴収事務事業では、固定資産税基礎資料作成業務委託料コンビニ収納代行事務手数料が計上されている。静岡地方税滞納整理機構負担金は530万円が計上され、徴収困難事案の解消が図られる。 引き続き効果的、効率的な収納率向上対策を図り、自主財源の確保に努められたい。 〔管財課〕 財産管理事業は、公共施設劣化状況調査業務委託料594万円が計上され、公共施設の長寿命化への対策が図られる。 公園管理事業は、柏谷公園野球場東側トイレ改修工事及び周辺改修工事により、段差の解消や和式から洋式への改修、ベビーベッドの設置などが予定され、子育て世代への公園利用の促進が図られる。 IT推進事務事業は、県補助金である光ファイバー網整備事業費補助金を活用し、丹那小学校区の光ファイバー網整備事業が予定されている。 町営住宅管理事業は、工事請負費が国からの交付金の減少により減額となり、前年度比で48.9%の減となった。交付金の要望は今後も行われ、改修は継続される。計画的な改修、迅速な修繕を行い、多くの方が利用できる町営住宅の維持管理に努められたい。 〔会計課〕 歳入は、県証紙の売りさばきに係る手数料29万円が見込まれ、基金積立金に係る定期預金利子は37万円が見込まれる。定期預金利子の利率は0.01%から0.07%で計算され、低利率ではあるがリスクの軽減が図られている。歳計現金に係る普通預金利子は、年間の平均残高に基準金利0.001%を掛けた額が見込まれている。 歳出は、各種封筒や決算書の印刷費、指定金融機関の派出手数料が計上されている。 〔議会事務局〕 議会運営委員会と議会だより編集委員会の視察が隔年実施のため特別旅費が増額したほか、改選期に伴い被服費等の需用費が増額した。また、議場設備の保守点検業務委託費や議場録画機器の更新工事費も計上されている。ほかに議員16名の報酬及び職員3名の人件費や会議録作成、会議録検索システム作成委託料が計上されている。 〔監査委員事務局〕 監査委員事務事業は、例月出納検査や定期監査の活動費と監査委員2名の報酬及び事務局職員1名の人件費が計上されている。新たに全国町村監査委員協議会負担金が計上され、研修会への参加や情報提供などの充実が図られる。 〔産業振興課〕 農業委員会事務事業は、農業委員12人と農地利用最適化推進委員6人の報酬、費用弁償などと農地法の適正な運用を図るための農地台帳システム賃借料が計上されている。 農業総務事務事業は、職員の人件費と地域再生計画事業評価委員の報償費や有害鳥獣防除柵等設置事業費補助金、有害鳥獣被害防止対策事業補助金が計上されている。 農業振興事業は、農業者や農業団体への育成支援など総合的な農業体質強化を図るため、レンゲ種子購入費、静岡県で開催される全国農業担い手サミット負担金が計上されている。 地域農政推進対策事業は、農業振興地域の見直しに向けた農業振興地域整備計画基礎調査業務委託料、トラクターや乾燥機を購入する農業経営者を支援するための経営体育成事業費補助金が計上されている。 畜産振興事業は、酪農経営の安定化を図る事業への各種補助金が計上されている。 県単土地改良事業は、韮山中央農道函南町分170メートルの設計及び地質調査業務委託料、柏谷ため池転落防止柵設置の工事請負費が計上されている。 町営土地改良事業は、国交省に申請する肥田揚水機場の占用申請図書等作成業務委託料、農業関連団体等が行う農業施設整備事業への原材料支給費や補助金が計上されている。 排水機場管理事業は、排水機場等の管理運営に要する経費で、川島ポンプ場ゲート修繕工事費、新田及び落合排水機場の改修事業負担金が計上されている。 林業振興事業は、林道草刈りや修繕費、緑化推進を図る苗木料が計上されている。 商工振興事業は、ふるさと納税運用代行業務委託料や住宅リフォーム助成分の対象事業を拡大し、ブロック塀改修を含めた商工会に対する補助金が計上されている。 観光振興事業は、観光プロデューサーの報酬や伊豆半島ジオパーク推進協議会、美しい伊豆創造センターへの負担金、町内観光施設の宣伝、広域的観光振興のための観光振興事業費補助金が計上されている。 道の駅管理事業は、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」の施設維持管理運営委託料やPFI事業管理運営等支援業務委託料、償還金が計上されている。 川の駅管理事業は、今年度に完成する川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」の施設管理運営業務委託料、水辺広場の堆積土砂撤去費が計上されている。 〔建設課〕 土木総務事務事業は、職員給与や道路施設の維持費、道路台帳の更新等のほか、平成31年度から徴収する道路占用料に係る道路河川占用システムの賃借料が計上されている。 道路維持補修事業は、道路愛護事業に要する経費や町道の維持補修に必要な原材料支給に要する経費が計上されている。 国庫補助道路新設改良事業は、町道1-4号線、1-6号線、1-8号線の3路線等の工事請負費、土地購入費及び物件補償費が計上されているほか、市街地の安全性の向上を目的とした狭あい道路整備事業の実施が予定されている。 町単独道路新設改良事業は、県道の拡幅に伴う静岡県との協定に基づく道路改良工事や44橋梁の設計管理委託料、1・2級その他町道の改良工事費と土地購入費、住民サービス工事・交通安全施設工事のほか、橋梁の点検補修費に係る予算が計上されている。 河川維持事業は、機場・樋管の操作委託料、各排水ポンプの管理に係るもの及び各地区に実施を依頼する河川堤防の草刈りに要する交付金が計上されている。 河川改良事業は、河川や生活排水路の改良と内水排除、浸水被害の防止を図るため、上沢用水路改修と日守下の谷戸ポンプ改修費や県が実施する柿沢川堤防天端舗装工事の建設負担金が計上されている。 公園整備事業では、函南運動公園第2工区の最低限の維持補修費が計上されている。 〔都市計画課〕 都市計画総務事務事業は、わが家の専門家診断委託料(TOUKAI-0)で40件、地震対策事業費補助金の木造住宅補強計画策定事業で14件、木造住宅耐震補強助成事業で10件を見込んでおり、ブロック塀等耐震化事業とあわせて計上されている。 雨水浸透・貯留施設設置費補助金及び耐震シェルター設置・防災ベッド購入事業費補助金については、前年度同額が計上されている。 平成31年度の新たな補助金として、静岡県が指定する緊急輸送路沿道で建物が倒壊し、輸送路を閉塞する危険性のある建築物に対して、耐震補強計画策定に係る補助金が計上されている。 〔上下水道課〕 (一般会計) 合併処理浄化槽普及事業は、生活環境や水環境向上のため、合併処理浄化槽の普及を促進する事業であり、設置見込みは16基の合併処理浄化槽設置事業費補助金が計上されている。 蛇ケ橋ポンプ場維持管理事業は、下水道事業の公営企業会計化に伴い、下水道事業特別会計から一般会計の事業へ移管したもので、ポンプ場の光熱水費、施設管理委託料が計上されている。 都市下水路維持管理事業も一般会計の事業に移管したもので、雨水排水機場の保守点検委託料、間宮、塚本地区の都市下水路しゅんせつ工事費が計上されている。 (農業集落排水事業特別会計) 予算額は1,124万円で、田代地区に整備した終末処理施設等の維持管理に関する費用と建設費の地方債の償還に係るもので、マンホールポンプ2カ所の保守点検業務委託料と処理施設機能診断に伴う調査業務委託料が計上されている。 〔公営企業会計〕 (下水道事業特別会計) 3条予算の収益的収入及び支出の事業収益は9億7,655万円、事業費用は10億2,585万円で平成31年度はマイナス4,575万円の純利益が計上されている。 事業収益は、下水道使用料、他会計負担金(一般会計繰入金)、長期前受金戻入等を見込んでいる。 営業費用は、マンホールポンプの維持管理費用、流域下水道処理負担金、下水道料金等の賦課徴収に係る総係費のほか、減価償却費、企業債利息等を見込んでいる。 4条予算の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入が2億9,570万円で、資本的支出は5億9,573万円が計上されている。 資本的収入は、企業債、国庫補助金のほか、負担金、寄附金等を見込んでいる。 資本的支出は、下水道施設工事等の建設改良費、企業債償還金を見込んでいる。 (上水道事業特別会計) 3条予算の収益的収入及び支出の事業収益は6億3,514万円、事業費用は5億1,619万円で平成31年度は7,441万円の純利益が計上されている。 事業収益は給水収益や水道加入金の増額、事業費用は営業費用の事業活動全般及び料金徴収等に要する経費の増額を見込んでいる。 4条予算の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入が2億150万円で、2億円の第1浄水場更新事業に伴う企業債の増加によるもので、資本的支出は5億2,397万円で、第1浄水場更新工事の請負費として4億6,736万円が計上されている。 (畑、丹那簡易水道事業特別会計) 3条予算の収益的収入及び支出の事業収益は969万円、事業費用は1,088万円で平成31年度はマイナス85万円の純利益が計上されている。 事業収益は水道料金、竣工検査手数料、水道加入金、長期前受金戻入等を見込んでおり、営業費用は浄水場、配水池、配水管路の維持管理費用、営農飲雑用水整備事業交付金、水道料金等の賦課徴収費用、減価償却費等を見込んでいる。 4条予算の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入及び資本的支出とも21万円が計上されている。 資本的収入は基金取り崩しを見込み、資本的支出は量水器の購入費用、企業債償還金を見込んでいる。 (田代、軽井沢、丹那地区簡易水道事業特別会計) 3条予算の収益的収入及び支出の事業収益は3,788万円、事業費用は4,196万円で平成31年度はマイナス396万円の純利益が計上されている。 事業収益は水道料金、竣工検査手数料、財産貸付収入、水道加入金、長期前受金戻入等を見込んでおり、営業費用は浄水場、配水池、配水管路の維持管理費用、水道料金等の賦課徴収費用、減価償却費等を見込んでいる。 4条予算の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入が2,216万円で、資本的支出は2,224万円が計上されている。 資本的収入は基金取り崩しを見込み、資本的支出は水道施設更新工事費、量水器の購入費用、企業債償還金を見込んでいる。 (東部簡易水道事業特別会計) 3条予算の収益的収入及び支出の事業収益は1億7,774万円、事業費用は1億8,880万円で平成31年度はマイナス1,090万円の純利益が計上されている。 事業収益は水道料金、竣工検査手数料、水道加入金、長期前受金戻入を見込んでおり、営業費用は浄水場、配水池、配水管路の維持管理費用、駿豆水道受水費、水道料金等の賦課徴収費用、減価償却費等を見込んでいる。 4条予算の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入が1,186万円で、資本的支出は2,245万円が計上されている。 資本的収入は基金取り崩しを見込み、資本的支出はポンプ場改修工事費、量水器の購入費用、企業債償還金を見込んでいる。 以上であります。 ○副議長(中野博君) 総務建設委員長の報告を終わります。 議事の中途ですが、ここで10分間休憩をします。                              (午前9時49分)--------------------------------------- ○副議長(中野博君) 休憩を解いて会議を再開します。                              (午前9時57分)--------------------------------------- ○副議長(中野博君) 続いて、文教厚生委員長。     〔文教厚生委員長 米山祐和君登壇〕 ◆文教厚生委員長(米山祐和君) それでは、文教厚生委員会予算分科会審査報告書。 〔学校教育課〕 事務局事務事業は、平成31年度から保育・幼児教育から小学校への連携を図るための新たな指導主事やICT学習支援員等の雇用が予定されている。また、学校での活動中に脳震盪と診断された場合、体育活動を再開する際に必要な文書料として頭部外傷時文書発行手数料が平成31年度より計上されている。 教育支援センター事務事業は、平成31年度より事務局事務事業から分けて予算管理することとした。センター長、チーフカウンセラー、発達指導員、言語聴覚士、生徒指導支援専門監、適応指導教室指導員の人件費が主なものであり、備品として学習障害による読み書きが困難な特性を持つ子供たちが通級指導教室で活用するタブレット9台分を計上している。 小学校管理事業は、平成31年度より函南小学校で1年生が1クラスふえるため、低学年支援員を1名増員する。建築基準法に基づく特殊建築物定期調査、コンクリートブロック造建物調査と今後の長寿命化計画に反映させるため、劣化状況等調査の実施が予定されている。 小学校教育振興事業は、小学校5校を2名で巡回する外国人語学助手業務委託により英語の学力向上に努めている。平成31年度から就学援助費のうち、入学用品費は3月に前倒しして支給が予定されている。 中学校管理事業は、小学校同様、特殊建築物定期調査、劣化状況等調査、コンクリートブロック造建物調査等の実施が予定されている。また、函南中学校大規模改修工事の北校舎分のほか、東中学校窓ガラス飛散防止フィルム張り替え工事などが計画されている。 中学校教育振興事業は、中学校2校を2名で巡回する外国人語学助手業務委託、両中学校の部活動等振興費補助金等が計上されている。 〔生涯学習課〕 コミュニティ推進事業は、西部コミュニティセンター内の消火器と掃除機の買い替えを予定している。また、シャギリ保存会への補助や町内10区が行う地区公民館改修工事に対しての補助などにより、町内全体におけるコミュニティーの推進が図られている。 ふれあいセンター管理事業は、事務所内のエアコン交換工事が予定されている。 文化センター管理事業は、文化センターの窓ガラス飛散防止フィルム張り替え工事、消火器の買い替え等が予定されている。 文化財保護事業は、柏谷横穴群ののり面改修工事や丹那断層公園内案内看板つけ替え工事が予定されている。 文化財調査事業は、柏谷寺尾原遺跡整理作業業務委託料が平成30年度から引き続き計上されている。 図書館管理事業は、図書館内のエレベーター防水工事を地下水に対する安全性を考慮した上で計画されている。また、図書購入数は収蔵能力や除籍数の減少、県内図書館の相互貸借制度の利用者への浸透により蔵書計画を見直し、その計画に合った予算が計上されている。読書記録ノートは新小学1年生用にファイルの一括購入が予定されている。 仏の里美術館管理事業は、美術館庭園上段の樹木の伐採が予定されている。 体育施設管理事業は、函南小学校第2グラウンド倉庫解体・設置工事費が計上されている。 運動公園等管理事業は、函南運動公園ののり面や調整池周辺、柏谷公園野球場等の芝刈り、草刈り、運動公園テニスコートのネット購入が予定されている。 〔子育て支援課〕 児童福祉総務事務事業は、2020年度からの5年間の事業計画策定に係る第2期子ども・子育て支援事業計画策定支援業務委託料を予算計上している。また、乳幼児と一緒に親が外出しやすい環境を企業が整備するための補助を行うベビーキッズ・スペースパーク整備事業費補助金や柏谷公園再整備に係る乳幼児を対象とした遊具設置工事、かんなみ子宝祝金を一律5万円とし、支給対象を第4子から第3子に拡充するなど、少子化対策の推進が図られている。 保育園管理事業は、町外の民間保育所等への入所児童の増加を見込んで予算計上されている。 子育て・交流センター運営事業は、毎週1回地域の公民館で行う子育てサロン事業の開催に係る子育てコーディネート事業委託料が予算計上されている。 こども医療費等助成事業は、平成30年度中途から実施しているこども医療費助成の高校生年代までの拡大も対象として予算計上されている。 留守家庭児童保育所管理事業は、東部留守家庭児童保育所の門扉設置工事や北部留守家庭児童保育所のエアコン交換工事など、保育所における保育環境の整備が図られている。 保育園管理事業は、平成31年度より丹那幼稚園において、3歳児保育及び年間預かり保育の開始を予定している。また、文部科学省からの指導による幼稚園舎等の劣化状況等調査業務委託料を予算計上している。自由ケ丘幼稚園の雨漏りや間宮幼稚園の外倉庫の更新工事など環境整備が図られている。 〔環境衛生課〕 環境保全事業は、再生可能なエネルギーの利活用のため、住宅用太陽光発電システム設置費補助金が平成30年度に引き続き町単独事業として計上されている。 環境美化事業は、“さらに1割”ごみ削減運動のさらなる推進を図るため、室内で使用できる段ボールコンポスターの普及に力を入れており、生ごみ処理機設置費補助金を増額、また、子供会や老人会等が実施する資源ごみ集団回収に対して、奨励金を交付している。 し尿処理事業は、施設の管理等と機器整備工事が計上されている。 一般廃棄物収集事業は、雑瓶を中間業者を通さずリサイクル協会へ搬出しており、経費の削減が図られている。 最終処分事業は、汚水処理施設の回転円盤槽の更新工事を予定している。 廃棄物処理施設管理事業は、ごみ焼却場ナンバー3飛灰コンベア更新工事、ごみ焼却場ナンバー1・2焼却炉ロストル交換工事等の設備改修工事が計画されている。 〔住民課〕 (一般会計) 戸籍住民基本台帳事務事業は、戸籍・住民基本台帳事務、個人番号カード関連事務などに要する経費が計上され、相談事務では、毎月1回、人権擁護委員、行政相談員及び弁護士による人権行政法律相談が開かれている。 国保国民年金事務事業は前年度比で13.7%の減で、出生数見込みの減や事務事業等の財源精査などによる国民健康保険特別会計繰出金の減額が主な要因となっている。 後期高齢者医療事業は、歯と口腔の健康づくり事業が予定され、医療費削減の対策が図られることとなる。 (国民健康保険特別会計) 予算額は41億5,441万円であり、前年度比で9.8%の減である。保険者努力支援金は1,816万円が計上されている。特定健診受診率、国民健康保険税徴収率の向上を図り、支援金の確保に努められたい。 (後期高齢者医療特別会計) 予算額は4億5,182万円で、前年度比で1.1%の増であり、被保険者の増加が主な要因となっている。 〔福祉課〕 (一般会計) 社会福祉総務事務事業はわかくさ共同作業所の指定管理者を選定する選定委員会に要する費用が計上され、指定管理者の選定が行われることとなる。 老人福祉事業では、食の自立支援事業の運用が見直され、独居高齢者に対する安否確認と食の確保に加え、地域包括支援センターと連携して利用者の自立につながるような促しも図られることとなる。 老人いこいの家管理事業は、前年度計上された土地購入費が皆減されたため、前年度比93%の減となっている。 心身障害者福祉事業は、基幹相談支援センターに発達段階が気になる児童への療育相談機能が追加され、機能強化のための委託料が増額となるなど、障害児・者支援のさらなる充実が図られることとなる。 災害救助事業は、補助費の弔慰金や見舞金が計上され、雇用促進事務事業は、高齢者の雇用促進と勤労者福祉の推進として、シルバー人材センター運営費補助金や住宅建設資金の利子補給事業が計上されている。 (介護保険特別会計) 予算額は28億9,384万円であり、前年度比で3.3%の減である。地域包括支援センターには、新たに保健師、社会福祉士が1名ずつ配置され、町内全域の居場所に出向き、認知症相談や介護認定の代行申請を行うなど機能強化が図られることとなる。介護予防・生活支援サービス事業では、要支援1、2及び事業対象者の高齢者を対象に居場所や生活支援サービスを提供する団体に対し補助が行われる。任意事業では、QRコードを使った認知症高齢者の見守り事業が開始されることとなる。 〔健康づくり課〕 保健総務事務事業は、平成31年度は当番制により函南町が田方救急医療協議会の事務担当となり、2市1町の負担金を取り扱うため、増額となっている。 保健福祉センター管理事業は、前年度より継続して保健福祉センター内の蛍光灯LED化工事が予定されている。 健康づくり推進事業は、従前のスポーツ健康フェスタに健康・長寿の要素を加えた新たなイベントが予定されている。文化センターや知恵の和館を会場として健康相談や講演会が予定され、それに関する講演会報償金、消耗品等が新たに計上されている。 生活習慣予防事業は、各種健診や健康マイレージに関する経費が計上され、予防接種事業は、感染症予防のための予防接種に係る経費が計上されている。 母子保健事務事業は、産前産後サポート事業委託料で新たに妊娠出産包括支援事業「ママデイサービス」が予定されている。湯~トピアかんなみを会場にして栄養士、保健師による相談や母親の産後の体操、参加者同士の交流の場が設けられる。 結核検診事業は、65歳以上の方を対象に実施する胸部レントゲン検診に要する経費が計上され、結核検診委託料の単価が上がったため、前年度比で17.1%の増となる。 温泉会館管理事業は、指定管理期間満了に伴う次期指定管理者選定委員会の開催が予定されている。また、露天風呂の漏水防止工事やサウナ室改修工事などの工事請負費が計上されている。 以上です。 ○副議長(中野博君) 文教厚生委員長の報告を終わります。 以上で、各委員長の分科会審査報告を終わります。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 16番、塚平議員。 ◆16番(塚平育世君) 8ページの学校教育課ですけれども、2段目からです。 学校での活動中に脳震盪と診断された場合、体育活動を再開する際に必要な文書料ということで計上がされているということで、今記述がされましたけれども、こうした事案があっての対応なのかどうかということで伺いたいと思います。 それからもう一つ、今度、教育の無償化という中で、函南町でも年間預かりの保育をしておりますけれども、年間預かりの保育の方たちは無償化の対象になっているのかどうか、そこの2点だけ伺います。     〔発言する人あり〕 ○副議長(中野博君) 文教厚生委員長。 ◆文教厚生委員長(米山祐和君) 脳震盪というのは、これは字のごとく頭の後ろを打つ事故だと思うんですけれども、こういう場合、ただ病院に行って治ったから、多分、脳震盪というのはそのまますぐ時間を置けば治ると思うんだけれども、やはり授業を再開するにはちゃんとしたやっぱり医者の証明書が学校としては必要だということで、これを予算化してあります。     〔「再質問して良いかな」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 16番、塚平議員。 ◆16番(塚平育世君) 私が想像するには、今、問題に一番関心があるんですけれども、柔道における脳震盪という、そういう事件というかそういうことがあると思うんですけれども、それに対応してということなのかどうかということで伺います。 ○副議長(中野博君) 文教厚生委員長。 ◆文教厚生委員長(米山祐和君) 前に函南中学校で事故があったのは記憶にあると思うんだけれども、それを含めての今回そういう対応です。 もう一個何だっけ。 ◆16番(塚平育世君) それから、預かり保育も教育の無償化の対象になっているか。 ○副議長(中野博君) 文教厚生委員長。 ◆文教厚生委員長(米山祐和君) なっています。 ○副議長(中野博君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) これで質疑を終わります。 これより討論を行います。 まず、本案に反対者の発言を許します。 16番、塚平議員。     〔16番 塚平育世君登壇〕 ◆16番(塚平育世君) 私は日本共産党を代表して、平成31年度の一般会計予算国民健康保険特別会計予算後期高齢者医療特別会計予算介護保険特別会計予算に対し、理由を述べて反対の討論を行います。 平成31年度予算は、仁科町長が初めて予算を立てたものとなります。一般会計の予算は前年比4.2%減の112億4,200万円で、平成26年度の予算規模のものになっています。このように予算規模を縮小した中で、政府は平成31年度の10月から消費税を10%に引き上げる予定をしています。 平成31年度の歳入で個人町民税は徴収率を前年度より0.6ポイント引き上げて1,500万円の減としています。徴収率を30年度と同じ98.1%で出してみると2,600万円の減となりました。わずかな金額でありますが、ここから町民の言う苦しい暮らしの厳しさが見えてくるような気がいたします。このような状況から、消費税の増税は人々の暮らし破壊につながって貧困と格差は拡大されていくのです。増税が押し寄せる中、平成31年度予算は地方自治体が住民の暮らしを守るために福祉、医療、教育などに財源を使い、選択と集中を間違わないようにする必要があります。そこで、平成31年度の予算について以下の点を述べて反対の理由といたします。 まず初めに、川の駅管理事業についてです。 平成30年度は2億1,000万円を投入して建設事業を初め、平成31年度は2,121万7,000円の事業費を予算化し、川の駅事業が始まります。この事業は狩野川と大場川が合流する河川沿いで進める事業のため、堆積土砂など撤去工事費用の予算を組んで指定管理者が行います。事業内容から見て、過大な財源を投入して費用対効果を期待できるのか疑問です。 次に、幼児教育・保育の無償化についてです。 消費税を財源にして行う無償化は3歳から5歳、ゼロ歳から2歳の住民税非課税の幼児が対象となっています。住民税非課税以外のゼロ歳から2歳の乳幼児が対象でないことは問題があります。また、今まで保育料に含まれていた副食費を外し、保護者に実費徴収となり、保護者は新たに負担増がのしかかります。また、誰が費用を徴収し、副食費を幾らにするのか、滞納で園とトラブルが起きないかなど課題が多くあります。また2020年からは公立施設は国の補助がなく自治体財政を圧迫し、公立施設の存続は自治体の課題となり民間の市場化の拡大につながります。 また、当町の保育料は国基準の8段階であるため、所得に応じた保育料に細分化されていないため、保育料軽減要望に応えることになっておりません。そのためには、保護者の負担を軽減するため8段階ではなく、段階をふやして保護者の負担の軽減が必要です。 次に、公共交通対策事業についてです。 平成31年度から公共交通対策事業として事業を立ち上げ、法定協議会を置くなど評価いたしますが、平成31年度は地域公共交通網形成計画策定であって、高齢者の移動の権利を保障する具体化はまだ先になります。福祉タクシーの補助年齢を引き下げるなど、今ある事業の施策を拡充して強化するべきです。 次に、国民健康保険特別会計についてです。 国保が県単一化になって2年目の予算となります。平成30年度分の国保税滞納世帯の所得状況は100万円未満の世帯が50%を超えていました。払いたくても払えない方が国保に加入しています。高い保険料となる要因に均等割、平等割があって、子供の多い世帯ほど国保税が高くなっています。今、全国で子供の均等割免除が広がっています。当町の実態に心を寄せた施策が必要です。 一般会計からの繰り入れをなくす県の方針がある中、それでも函南町は7,000万円の繰り入れをしていることは評価いたします。 次に、子宝祝い金は第3子から5万円を支給する制度に変わり恩恵を受ける人はふえますが、5万円で第3子を設けるかはわかりません。 次に、住宅用太陽光発電システムの設置費補助金は平成31年度もあり、再生可能エネルギーをふやす努力は評価いたしますが、山間地におけるメガソーラー発電の乱立を防ぐことが大事です。 また、学童保育は5年生まで加入となっているが入所できない学童があり、6年生まで入所できるよう拡充が必要です。 次に、評価する点として、教育支援センターの運営を教育支援センター事務事業として1,963万6,000円の事業費をつけ充実させています。 また、歳入においては道路占用料の導入で歳入623万円の増を見込んでいます。 また、柏谷公園においては、屋外遊具の施設整備やトイレの洋式改修工事がされ、より公園内の利便性が拡充されています。 まだまだ多くの拡充などあり、評価する事業もありますが、国の言いなりではなく、自治体の独自性を追求し、住民の福祉向上のため防波堤になることが求められています。町民の暮らしを応援し、本来あるべき自治体の仕事を優先し、住民が実感できる施策の充実を求め反対といたします。 ○副議長(中野博君) ほかに反対討論はございませんか。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 次に、本案に賛成者の発言を許します。 12番、高橋議員。     〔12番 高橋好彦君登壇〕 ◆12番(高橋好彦君) 私は、平成31年度一般会計及び12の特別会計予算全般について、賛成の立場で討論をいたします。 平成31年度は、第六次総合計画前期計画の中間年として、町の将来像、「環境・健康・交流都市函南」の実現に向け、町民の安全・安心を初め、暮らしやすく、活力ある元気のあるまちづくりを目指し、主要事業を中心とした着実な取り組みが求められております。 平成31年度一般会計予算は、予算総額112億4,200万円で前年度対比4億8,800万円、4.2%の減となりました。この主な要因は、近年集中的に取り組んでいる公共施設の建設事業が一区切りしたためだと推察いたします。 昨年12月に道の駅の隣接地にオープンいたしましためんたいパークは、伊豆の玄関口として機能を発揮し、週末になると駐車場が満車となります。多くの人々でにぎわいにあふれ、加えて道の駅、そして4月に供用を開始される川の駅との相乗効果になるまちづくりは、第六次総合計画の目標とする将来像の「交流」をまさに反映し、着実に前進していると感じております。 平成31年度予算は、仁科町長が迎える初めての予算編成であり、町民の安全・安心のまちづくりに重点を置いた施策への財源の配分を行い、住みやすい住環境を備える取り組みとして、町民に利用しやすい狭隘道路の整備や町民の命と財産を守る取り組みとして広域避難所の設置拡充を図ることは、大規模地震への備えであります。 函南町に住んで良かった、暮らして良かったと次世代へ引き継ぐ極めて重要な政策であり、今後も日常生活に不安を感じさせずにいるまちづくりに期待しているところであります。 一方、中長期的な視点に立つと、社会保障に係る公的扶助費は引き続き増加傾向にあり、近年の集中的な施設整備による地方債残高の増加や基金の減少に加え、昨年夏の猛暑による緊急対応として教育施設へのエアコン設置事業による大幅な基金の取り崩しや多額な地方債の発行、さらに既存公共施設の維持修繕費の増加など、社会基盤整備の維持費用の増加が課題となっております。町が進めるPDCAサイクルに基づく事業の見直しなど、将来に負担を先送りにしない行財政運営が必要とされているところであります。 また、県がこのほど発表した2月1日現在の推計人口で前の月から人口が増加した市町のうち、最も増加したのが函南町であります。このことは、我が町が県内外から注目されていることを証明されているのではないかと思います。人口減少問題は多くの自治体が抱える重点施策でもあります。その課題に対応するため、東京圏の人材を函南町へ移住定住させる取り組みを予算に反映させたことは大変評価できるところであります。今後も人口増加が一過性のものとならぬよう、引き続き企業誘致や起業支援などの政策を含め、積極的な取り組みをお願いしたいところであります。 これら諸課題に対し、第六次総合計画の着実な推進のために編成された平成31年度予算は、多くの課題に対して積極的かつバランス良く配分されていることが認められるとともに、限られた財源の中、より一層の選択と集中により、町民の皆様の安全・安心を初め、暮らしやすく活力ある元気なまちづくりを目指すものと認められます。 さらに、特別会計におきましては、下水道事業と簡易水道事業について、地方公営企業法を適用し、資産や負債などのストック情報を見える化し、開かれた行財政運営を推進するとともに、経営基盤の安定化を図るものと期待をしているところであります。 また、上下水道事業特別会計では、第1浄水場の老朽化に伴う更新工事を行うことで、安全で安心な水道水の供給に寄与するものと評価できるところであります。 仁科町長におかれましては、町民一人一人が主役となるよう常に町民の声に耳を傾け、町民の安全・安心を確保していただくとともに、引き続き健全な財政運営にご尽力いただくよう望むところであります。 また、職員の皆様が持つ能力、技術、そして経験は町の大きな財産でもあります。今後も住民目標のサービスの提供に使命感を持ち、法令に遵守した業務遂行に努めていただくとともに、本議場に着席されている幹部職員の皆さんにおかれましては、それぞれの職場において人材育成に努めていただくよう心から期待するところであります。 以上、本定例会に上程された一般会計及び12の特別会計予算について、第六次総合計画による各種施策の着実な実施を図るための的確な予算と認め、私の賛成討論といたします。 ○副議長(中野博君) ほかに討論はありませんか。     〔発言する人なし〕 ○副議長(中野博君) これで討論を終わります。 これより議案第22号 平成31年度函南町一般会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第23号 平成31年度函南町土地取得特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第24号 平成31年度函南町国民健康保険特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第25号 平成31年度函南町後期高齢者医療特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第26号 平成31年度函南町介護保険特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第27号 平成31年度函南町農業集落排水事業特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第28号 平成31年度函南町下水道事業特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第29号 平成31年度函南町上水道事業特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第30号 平成31年度函南町畑、丹那簡易水道特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第31号 平成31年度函南町田代、軽井沢、丹那地区簡易水道特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第32号 平成31年度函南町東部簡易水道特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第33号 平成31年度函南町平井財産特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 これより議案第34号 平成31年度函南町上沢財産特別会計予算の件を起立により採決を求めます。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(中野博君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △閉会中の常任委員会の所管事務調査報告 ○副議長(中野博君) 日程第4、閉会中の常任委員会の所管事務調査について、委員長の報告を求めます。 初めに、総務建設委員長。     〔総務建設委員長 長澤 務君登壇〕 ◆総務建設委員長(長澤務君) 平成31年3月15日。議会副議長、中野博様。総務建設委員長、長澤務。 閉会中における所管事務調査についての報告。 函南町議会会議規則第77条の規定により、次のとおり報告いたします。 記。 1 開催日時 平成31年1月29日(火)午前9時。 2 委員の出席状況 委員全員出席。 3 調査事項。 (1)柏谷公園の再整備について。 平成5年に供用開始された柏谷公園は、老朽化によるふぐあいが生じているため再整備が計画されている。再整備は平成29年度から進められており、平成29年度は復元家屋ほか解体整備工事や子供広場整備工事などが実施された。今年度は復元家屋が設置されていた場所への遊具の設置工事が実施される。遊具は3歳程度までの子供が遊べる遊具を計画し、既存の子供広場との子供の遊び場のすみ分けを図る計画となっている。平成29年度に開催されたワークショップで要望があったトイレの改修は来年度と再来年度に計画され、そのほかからくり時計のメンテナンス工事、野芝植栽が計画されている。 事業費は、遊具は県のふじのくに少子化突破戦略応援事業補助金を受け、トイレの改修は市町村振興協会の助成事業が活用される。 多目的広場と通路の間のスロープや道路の凹凸等、危険が及ぶ箇所へも配慮し、より安全で親しまれる公園となるよう図られたい。 (2)まちづくりに関する各種計画の策定について。 平成29年8月に開催した総務建設委員会で説明を受けた各種計画について、具体的となった計画案について報告を受けた。 平成21年10月に作成された函南町都市計画マスタープランは、町を取り巻く環境の変化や人口減少社会到来への対応、そして第六次総合計画が策定されたことにより、見直しが必要とされている。計画は、全体構想、地域別構想等で構成され、全体構想では「自然を育み誰からも愛されるにぎわいと魅力ある交流都市・函南」を都市づくりの基本理念とし、将来都市像、分野別基本方針が掲げられ、地域別構想では、小学校区ごとに細かな構想、方針が掲げられている。計画の目標年次はおおむね20年後が予定されている。 立地適正化計画は、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの構築に向けた方針・施策を示す計画であり、「市街地の特性を踏まえた都市機能の強化、居住環境の維持・向上」、「市街地内・市街地間を結ぶ公共交通網の構築」、「災害の危険性に対応した安全・安心な都市の構築」の3つの方針が掲げられている。居住誘導区域は市街化区域の約92%が設定され、穏やかに居住の誘導がされ、都市機能誘導区域は市街化区域の約31%が設定され、穏やかに子育て施設や福祉施設、商業施設、医療施設等が誘導される。 景観計画は、平成29年4月に町が景観行政団体に移行したことにより、現在計画の策定をしているところであり、計画の区域、良好な景観の形成に関する方針、行為の制限、景観重要建造物・樹木の指定の方針が定められることになる。区域は町内全域とされ、行為の制限に関しては、建築物の新築等に当たり、延べ床面積や高さが基準を超える場合は届け出が必要となり、外観の変更等も届け出の対象となる。これらの届け出の内容を審査することで良好な景観形成を図る計画となっている。 空家等対策計画は、近年適切な管理が行われていない空き家等が増加しており、平成27年に空家等対策の推進に関する特別措置法が施行され、現在計画の策定が進んでいる。特定空家等認定までの流れは、情報提供による調査後、空家等審議会に諮問され、特定空家等の認定がされる。特定空家の措置としては、助言・指導、勧告、命令が行われ、最終的に所有者が対応できない場合は代執行により空き家の撤去が行われる。 各計画は長期間に及ぶ計画であるため、計画に沿った施策の執行に努め、計画に対する町民への周知にも十分に努められたい。 (3)第1浄水場更新計画に伴う更新工事について。 第1浄水場は平成23年度に耐震診断を実施しており、その診断結果に基づいて更新計画が策定され、来年度から4年間で更新工事が計画されている。整備計画は、既存の700トン配水池は撤去され、2,000トン配水池が新設され、1,200トン配水池は耐震補強工事が計画される。配水池の総容量は水道施設設計指針に基づき計算され、既存施設より多い3,200トンが計画されている。 概算予算は総額9億1,729万円が見込まれ、起債借入予定額7億5,000万円、建設改良積立金1億6,729万円が予定されるが、本工事の請負契約は地方公営企業法の規定に基づき、議会の議決によることを要しないとされているため、議会での議決に付すべき契約とはならない。水道料金に関しては、水道審議会において経営状況を検証した上で料金改定の必要性を判断することとなっている。 多額な費用を要する計画であることから、今後も必要に応じて議会や関係団体への十分な説明を行い、理解を得ながら慎重に進めるよう努められたい。 (4)平成30年度工事進捗状況について(現地視察)。 川の駅水防多目的センター及び井領面大橋の現地視察を行った。 川の駅水防多目的センターは、平成31年4月の供用開始に向け工事が施工されていた。供用開始に向け、引き続き監理に努め、道の駅とともににぎわいの創出、交流拠点となることを望む。 井領面大橋は、橋梁点検により早期に措置を講ずるべき判定Ⅲと判定され、補強工事が施工されるが、視察時にはまだ準備工の段階であった。判定Ⅲと判断されたほかの橋梁も含め、計画的な補強工事に努められたい。 以上であります。 ○副議長(中野博君) 次に、文教厚生委員長。     〔文教厚生委員長 米山祐和君登壇〕 ◆文教厚生委員長(米山祐和君) 平成31年3月15日。議会副議長、中野博様。文教厚生委員長、米山祐和。 閉会中における所管事務調査についての報告。 函南町議会会議規則第77条の規定により、次のとおり報告いたします。 記。 1 開催日時 平成31年1月22日(火)午前9時。 2 委員の出席状況 委員7名出席(1名欠席)。 3 調査事項。 (1)第三次函南町子ども読書活動計画について。 全ての子供の自主的な読書活動のための環境整備の推進を目的に、平成20年に「函南町子どもの読書活動推進計画」が策定された。その後平成26年に第二次計画が策定され、現在2019年から5カ年の取り組みの指針となる第三次計画が策定されている。 子供の読書の傾向を把握するための園児から高校生までを対象としたアンケートが実施された。アンケートの結果、1カ月の読書冊数はどの年代も増加したが、不読率は高くなり、読書をする子としない子の二極化が進行しているという結果が出た。また、読書や読み聞かせが好きと答えた子供の割合が全体的に減少していることも課題となっている。 読書冊数の増加の要因としては、幼稚園、保育園での毎日の読み聞かせや、親子の図書館見学会、図書館での火曜日と木曜日のお話会など、本と接する機会の充実が挙げられている。また、図書室から図書館になり、子供の本が多くなったことも非常に大きな要因だと考えられている。その他、図書館司書による年代別のブックリストの作成やブックスタートなどのさまざまな取り組みが図られている。 第三次計画案の特色は、乳幼児期から成長過程に合わせた事業の展開、子育て交流センターとの複合施設の利点を生かした協働事業の実施、各園、各学校や関係各課との連携、障害のある子供などの対応の強化、読書記録ノートの利活用が挙げられる。また、魅力的な読書環境の整備・充実のため、電子書籍等による読書に関する研究がされている。 子供の読書活動の推進において、本に興味を持つきっかけづくりは重要である。さまざまな取り組みがさらに充実され、本を手に取る子供も本を好きになる子供もふえることを期待したい。 (2)発達障害児への支援について。 函南町では、発達段階が気になる子供への支援について、関係各課の連携、関係機関の協力のもとに、妊娠期から子育て期、就学期にわたるまで、切れ目ない支援体制が構築されている。 学校教育課では、特別支援教育コーディネーター研修会や就学支援委員会が開催されている。特別支援教育コーディネーター研修会は、町内の特別支援コーディネーター18名が参加し、特別支援教育の意義や最新の動向などの研修を受講する。発達の特性に応じた支援が受けられるよう支援することを目的に開催されている就学支援委員会では、医師や臨床心理士などが保護者の意見も尊重しながら、園児・児童生徒の適正就学について多角的に検討している。また、知的発達スクリーニング検査の実施、教育支援センターによる保護者・家庭・学校への支援体制強化事業が図られている。 子育て支援課では、発達段階が気になる子供の行動背景やかかわり方を園と検討することを目的とした発達障害児等巡回相談事業が実施され、子育て支援課相談員が定期的に町内の幼稚園や保育園を月一、二回巡回している。また、健康づくり課が実施している健診事後教室事業「チューリップの会」や検診時における子育て相談事業への支援、発達相談事業への参画も行われ、発達段階が気になる子供の早期発見と早期支援が図られている。 福祉課では、発達障害児を含む障害児に対し、児童発達支援サービス、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援、障害児相談支援が実施されている。児童発達支援サービスでは、発達段階が気になる就学前の児童などを対象に個別に支援計画を立て、学習や運動、日常生活訓練などが行われている。 今後も各課連携による支援体制を継続させ、子供の発達段階における個性や特性を認めにくい保護者に関しては、丁寧な説明により理解をいただき早期支援につながるように努められたい。 (3)ごみ焼却場等の現状について(現地視察含む)。 ごみ焼却場は、平成12年4月より供用開始され、准連続性燃焼方式焼却炉で、外部委託の運転管理により24時間体制で稼働している。また、リサイクルプラザではごみを分別し、資源化が図られている。供用開始後19年が経過しているため、改修工事等の計画的な実施により管理・運営がなされている。 ごみの搬入状況は、家庭系のごみは減少傾向にあるが、事業系のごみは増加傾向にあるため、県の協力を得て事業者向けのごみ削減講習会を開催し、指導を予定している。 平成30年度のごみ焼却場のコスト縮減対策として、灰固形化設備の更新工事にあわせ、飛灰養生コンベアを使用しなくても飛灰搬出が可能となるよう改良され、コンベアの維持管理費及び運転使用電力の削減が図られている。また、瓶の資源化についても、場内のストックヤードの改良により、従来の瓶専門処理業者を通さずに処理が可能となり、経費削減が図られ、瓶の選別区分も4種類から3種類になり、選別が容易となった。 施設や機器等の老朽化の課題を抱えており、今後、中長期計画に基づく更新計画の検討が必要となると考えられている。 一般廃棄物最終処分場は昭和62年4月より供用が開始され、焼却場の焼却残渣処理は平成21年度より全量リサイクル処理となり、最終処分場への埋め立てが行われず、最終処分場の延命化が図られている。 焼却場等の適正な管理運営に努め、ごみの排出抑制、ごみの再資源化にも施策の検討を図られたい。 以上です。 ○副議長(中野博君) 以上で閉会中の常任委員会の所管事務調査についての報告を終わります。--------------------------------------- △閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出について ○副議長(中野博君) 日程第5、閉会中の議会運営委員会の継続調査の申し出についての件を議題とします。 議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元に配りました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りします。委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 異議なしと認めます。 したがって、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定しました。--------------------------------------- △閉会中の議会だより編集委員会の継続調査の申し出について ○副議長(中野博君) 日程第6、閉会中の議会だより編集委員会の継続調査の申し出についての件を議題とします。 議会だより編集委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元に配りました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りします。委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○副議長(中野博君) 異議なしと認めます。 したがって、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定しました。--------------------------------------- △町長の発言 ○副議長(中野博君) ここで、町長より発言を求められております。 発言を許可します。 町長。     〔町長 仁科喜世志君登壇〕 ◎町長(仁科喜世志君) 平成31年3月函南町議会定例会を閉じるに当たり、一言お礼を申し上げます。 2月25日より本日までの19日間、本定例会に提出いたしました平成31年度函南町一般会計予算を初め、36件の案件を長きにわたり、慎重審議の上、原案どおりご承認をいただき、まことにありがとうございました。 また、今回は10人の議員の皆様より、平成31年度予算における主要施策について、新地方公会計の導入、マイ・タイムラインの普及について、子どもの虐待とDVから被害者を守る、情報公開制度について、災害時の停電への対応、上沢地区における道路整備と安全対策はについて、平成31年度予算編成について、道の駅・川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」を活かした観光まちづくり、函南町の子育て支援の現状と今後の方針について、Suicaなどのエリアまたぎ利用制度要望活動と交通事業者との良好な関係、町道整備の効率化について、幼児教育・保育の無償化、町民の願いは「国保税の引下げ」、非常勤職員の雇用について、地域の足の確保、街灯の電気代、水道の民営化・広域化問題について、函南駅周辺の開発誘導と山間地域の活性化、小規模校の将来像についてなど、多くの一般質問がございました。 今後の課題、将来への見通しや取り組みにつきましては、議会を初め、国や県など関係機関との調整や町財政を考慮し、協議、検討を重ねるとともに、必要に応じ、その改善や効率的事業実施に向けて取り組みたいと思いますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 平成31年度予算は、町の将来像、「環境・健康・交流都市函南」の実現に向け、町民の皆様に安心して快適に生活していただき、訪れた方々にも町の魅力や活力を感じていただけるよう、一層の選択と集中による重点施策への財源配分を行い、実践的かつ実効性の高い予算編成としたところでございます。 5月には新しい元号とともに新しい時代が動き出し、町では4月27日に川の駅がオープンをいたします。さらなる交流の拡大に追い風となるものです。訪れた多くの人に函南町に住んでみたいと思っていただけるようまちづくりを進めてまいりますので、皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げ、お礼の言葉といたします。ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○副議長(中野博君) 以上をもって、本定例会に付議されました案件の審議は全部終了しました。 会議を閉じます。 これにて平成31年第1回函南町議会定例会を閉会します。 ご苦労さまでした。                             (午前11時05分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和  年  月  日          副議長      中野 博          署名議員     塚平育世          署名議員     植松淳史          署名議員     杉村 清...