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  1. 伊豆の国市議会 2024-03-08
    03月08日-05号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 6年  3月 定例会(第1回)          令和6年第1回(3月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第5号)                      令和6年3月8日(金)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(17名)     1番  山口貴子君      2番  長谷川 浩君     3番  山本昭彦君      4番  井川弘二郎君     5番  森下 茂君      6番  笹原惠子君     7番  鈴木俊治君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  天野佐代里君    13番  古屋鋭治君     14番  田中正男君    15番  三好陽子君     16番  高橋隆子君    17番  柴田三敏君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      山下正行君    副市長     磯崎 猛君 教育長     菊池之利君    企画財政部長  守野充義君 まちづくり政策監         総務部長    公野克己君         小池正登君 危機管理監   小澤竜哉君    市民環境部長  高橋博美君 市民環境部参与 古屋和義君    健康福祉部長  浜村正典君 健康福祉部参与 蒔田善江君    産業部長    天野正人君 産業部参与   土屋政幸君    都市整備部長  西島和仁君 学校教育課長  植松正輝君    会計管理者   鈴木雅彦君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  望月昌浩     議会事務局次長 土屋勝彦 議会事務局係長 土屋真樹     書記      柏木友美 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(柴田三敏君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和6年第1回3月伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は3名で、1番目が田中正男議員、2番目が山口貴子議員、3番目が小澤五月江議員の順となっております。 一般質問を行う際、壇上からの発言につきましては、通告の内容から逸脱しないようお願いいたします。 また、本日は昨日に引き続きインターネット動画配信の生中継を行います。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(柴田三敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(柴田三敏君) 日程第1、一般質問を行います。 再質問は、申合せにより一問一答方式であり、質問時間は再質問を含めて40分以内とされております。通告時間内でお願いいたします。 なお、質問の残時間につきましては、議場の残時間表示計に表示され、終了3分前と1分前にはベルによりお知らせいたします。 これより順次質問を許可します。--------------------------------------- △田中正男君 ○議長(柴田三敏君) 最初に、14番、田中正男議員の発言を許可します。 なお、関連資料の配付について許可しております。 14番、田中議員。     〔14番 田中正男君登壇〕 ◆14番(田中正男君) 皆さん、おはようございます。14番、日本共産党の田中正男です。 通告してあります、1、防災ラジオへの放送終了に対する対応を、2、ブランコ金具破断による落下事故を踏まえ遊具の安全確保を、3、施政方針「まちづくりのための基盤整備」の防災・減災対策について、特に耐震補強、感震ブレーカーの補助をの3項目について一般質問を行います。 まず、1項目めは、防災ラジオへの放送終了に対する対応をであります。 同報無線の放送を自宅の中で聞くことができる防災ラジオへの放送について、令和5年11月の議会全員協議会に報告がありました。その内容は、長岡地区は放送操作卓の不具合が生じ修理できないため、令和5年12月で放送を中止する、韮山地区は無線設備を設置してある駿東伊豆消防組合田方訓練場庁舎の建て替えに伴い、今年6月末までに撤去を求められているが、移設で不具合になる可能性があり、費用も530万円かかるため今年6月で放送終了予定、大仁地区は機器が故障するまでアナログ放送を継続するというものでした。 防災ラジオは、大雨や台風時など窓などを閉め切った状態でも屋外のパンザマストからの同報無線の放送が家の中で聞くことができるものです。議会への報告では防災ラジオが使えなくなることへの対応として、同報無線の内容を確認する手段について何点か示されました。それを踏まえ、対応策の充実を求め質問します。 (1)防災ラジオの普及数は旧町ごとに何台か。 (2)公式LINEメール配信サービスの登録者を増やすべきと考えますが、①登録者数はどのくらいか。 ②登録者数拡大の手だてはどのようにしているのか。 (3)同報無線電話確認サービスの利用実績はどのようか。 (4)スマホを持たない世帯に対し、事前に登録した世帯の電話に自動で電話をかけ、同報無線の内容を知らせる方法があると聞きます。導入してはどうか。 次に、2項目め、ブランコ金具破断による落下事故を踏まえ遊具の安全確保であります。 令和5年10月10日に江間公園に設置のブランコのつり金具の破断により、乗っていた子供2人が落下して軽症のけがを負う事故が発生しました。このことについては、本定例会において、けがを負わせた市の責任により損害賠償について専決処分を行ったとの報告がありましたが、今回の事故が年に2回の業者による点検をしていたにもかかわらず起きたことはあってはならないことで、市の信頼を損ねる看過できない重大事案と考えます。そこで、公園遊具の点検、安全対策について質問します。 (1)事故を起こしたブランコの点検業者の点検について伺います。 ①この業者への点検委託はいつから行い、何か所を委託したのか。また、他所のブランコも委託しているのか。 ②この点検業者の点検報告で異常の発見や指摘等はどうであったか。 (2)点検業者との契約では、事故等の補償についてはどうなっているのか。 (3)今回の事故により、市内の遊具の安全性の信頼がなくなった。市内全ての遊具の安全性を確認して公表すべきではないか。 (4)事故が起きないように遊具の点検をしているのに事故が起きてしまった。今回の事故を踏まえ、今後、どのように安全を確保していくのか。 次に、3項目め、施政方針「まちづくりのための基盤整備」の防災・減災対策について(耐震補強、感震ブレーカーの補強を)であります。 令和6年度の施政方針について、第4の枠組み「まちづくりのための基盤整備」の中で防災・減災対策を推進としています。そこで具体的な防災・減災対策を2点ほど質問します。 (1)能登地震では耐震不足による住宅の倒壊が大きな被害につながったと言われています。静岡県と市は木造住宅の耐震化事業として、TOUKAI-0事業を進めていますが、その耐震化事業について伺います。 ①現在の伊豆の国市の住宅の耐震化率はどのくらいか。 ②令和6年度の耐震化事業の予定はどのようか。 ③県は令和7年度でTOUKAI-0事業終了と聞きますが、さらなる継続を県に求めるべきではないかと考えます。どうでしょうか。 (2)防災対策として、地震発生時に住宅の電源ブレーカーが自動に落ちる装置、感震ブレーカーが有効と言われています。設置助成制度を創設すべきと考えるがどうか。 以上、質問いたします。 ○議長(柴田三敏君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 山下正行君登壇〕 ◎市長(山下正行君) それでは、田中議員のご質問にお答え申し上げます。 初めに、1、防災ラジオへの放送終了に対する対応をについてのうち、(1)防災ラジオの普及と旧町ごとの内訳についてのお尋ねでございます。 防災ラジオは、平成26年度に本市が5,000台購入し、希望する市民に対し有償による配布を行いました。現在、旧韮山町地域で1,922台、旧大仁町地域で1,592台、旧伊豆長岡町地域で1,425台が配布されております。 次に、(2)公式LINEメール配信サービスについてのうち、①登録者数についてでございます。 令和6年2月26日現在で、公式LINEは9,527人、メール配信サービスは3,625人の登録がございます。 次に、②登録者数の拡大に向けた取組についてのお尋ねでございます。 公式LINEメール配信サービスの登録者数を増やすため、広報紙やホームページへの掲載のほか、市民課窓口のモニターへの掲出や各地区へのポスター配布による周知、防災講座などでの登録呼びかけなどを行っております。加えて、今後は高齢者等を中心にLINE登録のお手伝いをする機会の創設を検討してまいりたいと考えております。 次に、(3)同報無線電話確認サービスの利用実績についてのお尋ねでございます。 同報無線電話確認サービスは、同報無線の放送内容を電話で聞くことができる無料のサービスであります。利用件数は把握できておりませんが、毎月通話料が発生していることから、何件かのアクセスはあるものと認識しております。 次に、(4)災害情報の自動架電システムの導入についてであります。 災害情報の自動架電システムは、同報無線により災害情報が発出されたときに、事前に登録した電話番号宛てに同報無線の内容を知らせるシステムであります。メールを利用しない方やスマホを持っていない方、同報無線の内容が聞き取りにくい地域の方々に対して、災害情報を伝達する手段となり得るものであります。まずは、近隣市町の導入実績や導入市町における運用状況や課題などを調査してまいりたいと考えております。 次に、2、ブランコ金具破断による落下事故を踏まえ遊具の安全確保をについてであります。 このたびの事故におきましては、2人のお子さんにけがを負わせる事態となってしまい、大変申し訳ないと思っております。いま一度、身を引き締め全ての公共施設におきまして、確実な安全管理を徹底してまいる所存であります。 初めに、(1)業者委託によるブランコの点検、これについてのお尋ねでございます。 まず、①点検結果の状況についてでありますが、市内の都市公園の遊具の点検は、全ての遊具を一括して委託発注しております。毎年度、見積り合わせを実施して委託業者を選定しておりますが、本年度に委託したご指摘の点検業者につきましては、平成24年度から継続して受注しております。なお、令和5年度の点検遊具数は、13施設の合計35件であり、このうちブランコは7基であります。 次に、②点検報告での異常の発見や指摘等についてのお尋ねでございます。 今回事故が起こったブランコにつきましては、これまでの委託業者からの点検報告において、異常や指摘はございませんでした。 次に、(2)委託契約における事故等の補償に関する規定についてのお尋ねでございます。 委託業者との契約におきましては、今回のような事故等の発生に対する補償の取決めに関する条項は定めておりません。定めのない事項は、双方の協議によることとなります。 次に、(3)市内全ての遊具の安全性の公表についてのであります。 市内の都市公園の遊具につきましては、年2回点検を行っております。今回の事故を受けまして、2回目の点検を前倒しして実施し、不具合のある遊具につきましては、現地で利用中止の措置を行っております。また、点検実施の情報や遊具利用上の注意事項、点検により利用を中止する場合があることなどを市のホームページに掲載するなどして、周知を図ることといたしました。 次に、(4)今後の安全性の確保についてのお尋ねでございます。 今回の事故を受け、より高い水準での遊具の点検が必要であると考えております。点検の基準につきましては、国土交通省による都市公園における遊具の安全確保に関する指針があり、さらにこれを受けて、一般社団法人日本公園施設業協会が、遊具の安全に関する規準というガイドラインを出しております。 現在の点検委託におきましては、これらの指針、規準に基づいて作業するよう指示しておりますが、これが確実に行われるよう、次年度からの業者選定におきましては、同協会の会員であることを条件に加えることを予定しております。 また、委託業者との打合せや点検作業時における市職員の立会いなどを徹底してまいります。これにより、より高い安全性の確保につなげてまいりたいと思っております。 次に、3、施政方針「まちづくりのための基盤整備」における防災・減災対策についてのうち、(1)住宅の耐震化事業についてのお尋ねでございます。 まず、①市内の住宅耐震化率についてでありますが、平成30年の住宅・土地統計調査による本市の住宅耐震化率は83.8%であります。 次に、②令和6年度に予定している耐震化事業についてのお尋ねでございます。 令和6年度には、旧耐震基準により建築された木造住宅の耐震性を診断する「わが家の専門家診断」また、診断結果に基づき行われる耐震補強や改築等に係る経費を補助する「木造住宅耐震補強助成」などのプロジェクトTOKAI-0事業の実施を予定しております。 次に、③令和7年度で終了する県の耐震化事業の継続要望についてでございます。 本市の住宅耐震化率は、本市の耐震改修促進計画の目標値である95%に達していない状況にございます。県からは、プロジェクトTOKAI-0事業は令和7年度をもって終了する予定であると伺っておりますが、県には耐震化事業を継続していただくよう、県市長会等を通じて求めてまいりたいと考えております。 次に、(2)感震ブレーカー設置助成制度についてのお尋ねでございます。 感震ブレーカーは、電気火災を予防する上で重要な機器でありますことから、鈴木議員へのご質問にもお答えしましたとおり、普及促進を図るための補助制度の創設について、今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 通告による質問及び答弁が終わりましたので、これより再質問を許可します。 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 14番、田中です。 今、答弁いただきましたので、順次再質問に入らせていただきます。 まず初めに、防災ラジオの関係ですけれども、私今回質問した趣旨は、防災ラジオアナログ放送が終了しても、やはり情報伝達が後退することがないようにということで、私はちょっとこれで今回求めたものであります。 そこで、まず聞きたいんですけれども、全協の報告でありました長岡、韮山、大仁地区それぞれ状況や今後のことがあったんですが、特に長岡地区はもう放送を中止しているんですが、これ操作卓の不具合と言われたんですが、これどういう状況なんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 全協のときに説明をさせていただいた口述の中に、長岡の地区においての機器の不具合ということで説明をさせていただきました。どういう不具合が起こっていたのかということなんです。同報無線の放送を行います。放送が終了します。終了すると、この大本の親局、親機というか操作卓に関しましては、自動的に確かに放送が終わったよという認識をするための、いわゆる終話、終わる、終話の信号を出します。この終話の信号が発信されない状態になっているので、ずっと放送していますという状態で認識を機械がしている。で、次の放送を入れなければならないので、操作をしたいわけですけれども、終話の信号を認識してくれないので、これは新しい情報を入れられない。なのでその部分については、マニュアルで入り切りをするわけです。入り切りをして何とかやりくりをしていたわけでありますけれども、その部分に関して、入り切りすらもできなくなった、という状態になっていると。一方的に少し聞こえる範囲では雑音が飛んでいるよとか、少し聞こえないよという症状が続いていたという状況になります。それが不具合ということで承知していただければと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 それと、部品交換が古くてできないということですが、これは長岡地区、韮山地区、大仁地区全ての機器がもう、部品交換ができない、調達できない状況でしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監
    危機管理監小澤竜哉君) 各3地点といいますか、3つの場所において、それぞれアナログ回線の設備を用意しているわけですけれども、そもそも韮山が30年、そして長岡、大仁が20年であります。現在、保守委託については韮山と長岡については、これは保守委託をやっていただいている会社については、違うわけではありますけれども、この韮山、長岡地区が保守委託はもう結べません、という形で今現在、保守やっていません。大仁地区はやってくれていた、令和5年度までなんです。令和6年度以降については、もう部品も当然ないわけなので、これは保守委託結べませんというふうな形でお話をいただいているというところです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) そういう状況だとやむを得ないかなというふうに認識しました。分かりました。 それで、韮山地区は移設に530万円かかると言われていたんですが、移設しても不具合が発生する可能性が高いということで、今言われた保守委託もできないという状況だと、移設してもまた不具合が生じたら直せないということですので、仕方ないかと思います。分かりました。 それで、このアナログ放送がなくなることへの利用者への周知はどのようにするんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 現在、12月31日をもって長岡地区に関しましては、停波というふうな形の状態にあります。韮山地区に関しましては、6月に駿東伊豆消防本部の田方訓練場が取壊しになりますので、それに伴って移設を考えていたという状況ではありますけれども、6月30日をもってして停波をするというふうな形でいます。広報につきましては、これは昨年の12月号において、広報ですけれども、こちらのほうで広報はさせていただきました。 また、機会がありましたら韮山地区に関しましては、改めて何かの方法で広報できればいいなと思っています。大仁地区については、継続してこれは放送の環境を整えていくわけでありますけれども、これも先ほど田中議員にもお話ししましたけれども、保守委託がないということは、これは何かしらの障害が出たときには、いつ停波の状態になってしまうかということについては、少し考えておかなければならないというふうには思っています。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 広報でお知らせしたということなんですが、その後、市民からの問合せや苦情等は入っているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 広報させていただきました前にも、窓口、電話等でもご意見いただきました。広報させていただいた後につきましても、反応はありました。例えば、件数的なものから言って、10件、20件にも及ぶのかというふうな形ではなくて、意外と反応が少なくて、放送を停波する前については一、二件程度です。広報を打った後に、私が記憶しているのは3件程度であります。窓口に来られている方が主流ですけれども、窓口に来た段階で事情は説明させていただきました。その段階で、窓口で職員のほうが市の公式LINEのほうの紹介をさせていただいて、分からないよ、なかなか難しいからというふうな方には、その場で職員が一緒になってスマホのほうの登録も行ったという状態です。 以上です。その後、特段ありません。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 市民からたくさんは苦情なかったけれども、問合せにもしっかり対応してくれたということで、分かりました。今、危機管理監が最後に言われました、窓口でLINEの登録をお手伝いしたということなんですけれども、特に私、今回なくなることについての対策として、全協の報告でも幾つか挙げています。4つほど挙げているんですが、1つは、屋外のパンザマスト、これは当然鳴っていますから、それを聞けばいいんです。それが聞けないから防災ラジオだったので、ちょっとそれはそのためとは言い難いんですが、もう一つは、公式LINE、そしてメール配信サービス、あと同報無線の電話確認サービス、これがあるということで報告はありましたけれども、特に私はLINE、これを重視すべき、充実すべきと考えます。これは市のいろいろ情報もそうですし、防災情報、あらゆることで直接市民に伝わりますし、市民のほうが自分から情報を得ようとしなくても市のほうから自動的に入ってくれますので、これ全くいい方法だと思いますので、これをやっぱり充実させる必要があると思うんですが、(2)で聞きましたけれども、LINEの登録者9,527人、メールが3,625人、これLINEとメールの両方重複している方というのはカウントされているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(守野充義君) 市長答弁でもございましたように、LINEのほうが9,527人、メールが配信が3,625人ということなんですけれども、重複しているかどうかというのは、正確な数字というのは少し今把握はできておりませんが、恐らく重複の方も多数いるんではないかというふうには考えております。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 重複は分からないということなんですが、このLINEとメールの登録者数の推移などはつかんでいますでしょうか。分かりましたらお願します。 ○議長(柴田三敏君) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(守野充義君) 市の公式LINEの登録者の推移ということでありますが、LINEを始めました令和3年4月で登録者数が3,351人、それから令和4年4月が5,801人、令和5年4月が7,226人であります。直近ですと、先ほども述べましたけれども、令和6年2月で9,527人という推移でございます。すみません、メールのほうについては、今資料は持ち合わせておりませんので申し訳ありません。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 市としては、今、メール配信サービスよりもLINEに重点を置いているんでしょうか。特にこちらを増やそうとかというふうに考えているとか、それとも両方ともという感じなんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(守野充義君) どちらかというと、普及率からすると当然LINEのほうが多いのかなと思いますけれども、メール配信も同時には行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 今、LINEは文章ですけれども、画像とか動画も市のほうから流すことはできるんですか。 ○議長(柴田三敏君) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(守野充義君) 現在も画像等については、配信しているかと思います。動画もたしかできるのではないかというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 文章だけではなく、写真、例えば地図を載せるとか現状どうなっているのかを写真で載せる、あるいは動画で載せるということも私も可能だと思いますので、そういう点ではこのLINEを有効に使うということは、本当に市民に情報が正しく広範囲に伝わるということで、私は本当にもっと力を入れて登録者数を増やしてほしいんですが、市はこの登録者数、いついつまでに何人にしようかとかという、そういう目標は持っていないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(守野充義君) いついつまでにという目標はないんですが、当然、なるべく多く、極端な話、全市民に行き渡るような形でいきたいなというふうに考えております。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 今、部長が言いました全市民にということですけれども、それには相当のやっぱり力を入れていかないといけないと思うんですが、先ほどの市長の答弁で高齢者に対してお手伝いを検討するというようなことがありましたけれども、これは実際にいつからどのような形でやるというところまで決まっているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(守野充義君) いつまでというふうには決まってはいないんですけれども、基本的にはLINEの手続が分からない、当然、高齢者の方もいらっしゃいますので、何らかの機会、高齢者の方に集まっていただいて、講習会、こういったものを開くですとか、あとは高齢者の方々が集うようなところに出向いて登録のサポート、こういったものができるように何らかの方法を今後検討していきたいとういうふうに考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) ぜひこれは、本当に力を入れて全市を挙げてというふうに、これは今、私、防災の関係で言いましたけれども、防災だけではなく、いろいろな情報がLINEによって伝わってきますので、去年LINEも充実させたということで、リニューアルしましたけれども、登録者数が増えないと結局、市が頑張っていることが伝わりませんので、これ何としても広げる必要があると思うんですね。 これ市長、本当に市を挙げて取り組むということ、市長のほうで力を入れたらどうですか。市長これについてはどう考えているのか、ちょっと最後に、最後ではないのですけれどもお聞きします。 ○議長(柴田三敏君) 市長。 ◎市長(山下正行君) LINEの登録の件数を増やすためにしっかりとやっていきたいと思っています。先ほど答弁したとおり、先ほど部長のほうからも答弁ありましたが、こちらから出向いて行ってLINE登録のやり方をお手伝いするということもしっかりと計画していきたいと思っています。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) これ、本当にいろいろなことで、市のこととかが伝わりますので、中にはスマホを持っているけれども、LINEのアプリを入れていない人もいるんですね。そうすると、まずそこからしなきゃならないということで、そういうお手伝いもぜひ積極的にやってほしいと思いますし、出向いてしてほしいし、シニアクラブとかいろいろなところに行って積極的にやってほしいと思います。私、最終的には1世帯に誰か1人はLINE登録しているのがあれば、全ての世代に伝わりますので、ぜひこれは検討していってほしいと思いますのでよろしくお願いします。 それと、3番目に聞きました同報無線確認サービスですけれども、実績は分からないということなんですけれども、NTTからの請求があるということは、何通話あったとかというのは分からないでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) いわゆる何件という情報自体をNTTのほうからは、いただけなかったです。少し何件かあったのではないかというふうに我々のほうが推察している根拠でありますけれども、例えば、毎月NTTのほうから当然この電話回線に関しての請求が来るということになります。これは請求が平均で8,000円程度であります。基本使用料が約4,000円ですので、4,000円分が通話料というふうな形になります。この4,000円の通話料は、12か月1年間で9万6,000円ぐらいでしょうか、一応、利用されているというふうな形で我々はその数字を見て判断をしているということです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。有効に働いているというのは分かりました。 それで最後に(4)のこちらから、市のほうから自動的に電話をかけるというこのサービス、システムですけれども、これまだやっているところは少ないと思うんですが、実際やっているところの実績やそれから経費などはつかんでいますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 田中議員が今、県内で取り組んでいる自治体は少ないんじゃないかというふうな話ですね。我々のほうも正確に静岡県内の自治体を把握しているわけではございませんが、1市、沼津市がこのいわゆる自動架電システムについて、システムとして導入しているというふうな情報は得ております。これの経費でありますが、これ沼津市さんに少し聞いてみたんですけれども、どのくらいかかりますかということです。導入するのに22万円かかって、システムの維持費で年間66万円、通話料として見込んでいる予算としては3万円、トータルで年間70万円弱ということです。これNTTというわけではなくて、民間会社さんとの契約みたいです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) このシステム、業者のほうからプッシュ型で情報がスマホのない世帯に届きますので、本当に緊急の連絡とか知らせたいときにも、これは有効なサービスだと思います。市は誰一人も残さないという方針もありますので、本当にこういう一人も取り残すことないようにということでは、こういうサービスを持っているということは大事だと思うんですけれども、これは何か課題もあるんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) いわゆるこの同報無線の電話確認サービス、当市がやっているものに関しては、いわゆる、情報を自分で取りに行くというふうなやり方です、自分で電話をかける。沼津市さんがやっているこの自動架電システムについては、向こうからやってくるというふうな利点はあるわけです。 対して、じゃ、課題って何だろうというふうなことを考えたときに、少し整理をすると、まずお金のことは当然、維持費的にはそれなりにかかるというものがあります。沼津市さんの人口が18万人ぐらいでしたか、18万人に対して、この制度を仕組みを利用している人というのが、そんなにやっぱりいないということ、数十人と聞いていますので、そうすると、費用対効果的にどうなのかという部分もあります。 少しこれは課題になるのかどうか分からないんですが、自動架電システムから発信される情報については、よく市の公式のLINEにおいては、いろんな情報がやってきます。イベントの情報であったり、健診とかの情報もやってきたり、災害の情報もそうですけれども、この自動架電システムによって市民の人にもたらされる情報は災害だけです。なので、もし通常の同報無線等、あるいは市の公式LINE等で発している情報が満遍なく欲しいよという話であった場合には、少し心細いというわけではないですけれども、寂しいというふうなシステムかなというふうなことはございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 今、危機管理監が言いました、これ自動架電システムというんですか。これ、いい方法だと思うんですね。本当にLINEを見てない、スマホを持たないという世帯にはやっぱりこういうことがあるということで安心感がありますので。金額は少しかかりますけれども、こういう制度を持っているということを市民に伝えることで、伊豆の国市ではきめ細かくやってくれるんだなという認識をしますので、やはりこれは利用者が何人いるかでなく、やっぱり一人も取り残さないという姿勢がやっぱり見えてくると思うんですね、防災に対して。これ、ぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、次のブランコの落下の件について伺います。 今回のこの事故なんですが、この事故を起こしたブランコのメーカーと点検業者の名前はどちらでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) まず、ブランコのメーカーですけれども、コトブキというメーカーでございます。業者は静岡にある静岡遊具というところでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) それで伺いますけれども、このコトブキというメーカー、これはかなり有名なというかメジャーなメーカーなんでしょうか。それと、静岡遊具もこういう遊具の点検はかなり実績もある業者でしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) コトブキというのは、私の知っている限りでは遊具では有名かなと思います。業者のほうですけれども、静岡県内で非常に多く点検をしておりまして、私の知っている情報では、東部では11市町やっていると。あと静岡市、焼津市、掛川市、磐田市、吉田町、牧之原市と多くの市町でやっているということです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 メーカーも点検業者もかなり実績もあって有名なということで、そういう点では今回起こった事故がちょっと腑に落ちないんですけれども、ちょっと具体的に進めていきたいと思いますが、先ほど答弁で、一括して13施設、35件、これ都市公園全てということでしょうか、遊具のある公園は。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 都市公園全てでございます。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) この13公園で35件、要するに遊具が35個あるということですね、分かりました。 この年2回の点検で委託料は年間幾らでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 契約金額は32万1,750円であります。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 32万1,000円、13施設、35件の遊具を年2回点検して、かなりこれ。私もっと高いかと思ったんですが、意外に安いというのは何かこれ。入札だと思うんですけれども、安くなる理由、あるいはもっとほかは高いけれどもここが安かったということなんでしょうか、ちょっとその金額について伺います。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 今、議員が言われた入札ではなくて随意契約の見積り合わせということでございます。安い理由ということなんですけれども、これは考えられる一つの要素としまして、先ほど東部地域、静岡県内で多くの市町の点検を行っているということで、うちだけじゃなくていろんなところを数をこなすというんですか、というようなことで、経費というか契約金額が安かったことも考えられるのかなと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 金額はある程度安いということかもしれませんけれども、どんなに安くても事故が起こっては何にもなりませんので、本当にこんなことがあってはいけないんですけれども、具体的にこの点検について伺っていきますけれども、皆さんのところに資料を配付していますが、その中で写真のない裏面の字のところですが、これは業者との契約をしたときの業務仕様書なんですが、これは私が資料請求でもらった分を皆さんにコピーしましたけれども、この中で3の作業内容・点検回数のところなんですが、①が非破壊安全検査、これ年に1回。それと定期点検、年に2回ということなんですが、両方合わせると3回やったということなんですか。前の全協の説明ですと年2回やったという、2回行っているということなんですが、どういうことでしょう。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 定期検査を2回やっていて、2回のうち1回が定期検査と非破壊検査をやっているということです。2回行ったうちの1回が非破壊検査と定期検査という、そういう意味です。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 それで、1の非破壊安全検査のほうで、(2)は鉄鋼物減肉検査と(4)のエンドリンク測定ってあるんですけれども、これは同じものなんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) まず、4番のエンドリンク測定というのが裏面の写真の7番で、測定器を当てているのがそうです。そこの注意書きに書いてありますように、エンドリンク測定風景というようなことで、もう一個の検査のほうですけれども、これは支柱とかを機械で腐っていないかというような、機械を当ててやることでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) そうでしょうか。実は、今、写真の部長が言いました7番ですね。これは令和5年7月19日の事故前の検査なんですね。3か月ほど前の検査なんですけれども、これは先ほど言いました資料請求で報告書をいただいた中で、この7月19日の報告書がこの写真がついていたんですが、これ江間公園のブランコですので、落下したほうかしないほうかはちょっと分かりませんけれども、ここに書いてあるのは2連ブランコのエンドリンク測定風景ということで、エンドリンク、一番下の測定かと思います。 ただ、そのちょっと前の、1年前の令和4年度の検査の、令和5年1月のを私もらっているんですが、これによると同じ写真のようなところを測定していて、ここではエンドリンク減肉測定風景と同じことでやっていて、そこは減肉測定の風景にもなっているんですね。 だから、これエンドリンクの測定と、それから減肉測定も一緒に同じところを見て、2つのことをやっているというふうに私、取れたんですけれども、それで私気になるのは、この写真でいうとエンドリンクの風景。これ、一番下、ブランコにつく、6番。 その前に聞きたかったんですが、先に聞いておきます。江間公園の落下したブランコと同じブランコはほかにありますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) この同じブランコ、同じメーカーの同じブランコはありません。ちょっと議会の初日で報告したとき、同じタイプのブランコが千代田の公園にあるということです。同じメーカーではなくて、同じ握りがザイルロープである、チェーンじゃなくて。同じタイプのブランコが千代田にあるということで、同じメーカーのはありません。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 千代田団地に設置されているブランコは、コトブキのブランコではないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 詳しく調べました。その結果、浅野金属工業というようなことでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) メーカー違うということなんですが、私、見たら、そっくりに見えました。特にザイルロープと接続のところも同じように接続しているので、私、同じかなと思ったんですが、実は千代田団地のブランコが写真の5番と6番です。これが千代田団地に設置されているブランコなんですが、破断した8番の写真のところの手に持っているところ、この持っているところがザイルロープなんですね。これが破断したところが金具に設置してあるところなんですが、千代田団地でいうと5番ですね。5番のこれが手で持っている下の部分で、破断したのがこのボルトが入っているところの真ん中のところが破断して落ちたということになるんですが、これ同じように見えるんですが、メーカー違っても同じタイプかと思います。 それで、6番の写真の一番下、ブランコが全部固定している金具と、上からザイルロープと金具がついている一番ブランコと金具が設定しているU字型の金具に横にボルトが入っている。このボルトのところを調べているのが7番の点検風景なんですね、エンドリンク。 令和4年度は、ここもこれを減肉検査ともいっているんですが、いずれも下のほうを点検では見ているようですが、上のほうの上部の点検という報告の写真はこれはなかったんですが、上のほうは検査していないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 上のほうは、議会の初日、報告のときに私、説明しましたけれども、作業員が角度を変えて目視でしているということでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 目視でしているということなんですが、先ほどの裏面の点検のところの定期点検②なんですね。ここのところの(5)です。分解となっています。摩耗部で外見から見えない部分、これは分解してみなさいって書いてあるんですね、これ。ところが、そこは見ただけだとなると。分解できるんですよね、ねじを外せばいいんですから。ねじ緩めてボルトを抜けば、もうその部分は見えるわけですよ、見えない部分が。 これ写真でいうと、今、5番のところですね。これボルトが入っていますけれども、ボルトの先っぽは抜けないように割ピンが刺さっていますけれども、それを抜いてねじを緩めれば抜けて、接しているところが。ボルトも分かるし、この金具のほうも減っている部分が十分分かるわけなんですね。これを年2回しなさいといっているんですね、これでは、仕様書では。これ、していないということじゃないですか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 写真じゃないほうのところの先ほど言われた(5)の分解と言ったところで、摩耗部で外部から見えない部分というところですけれども、ここの言っているところは、摩擦部にカバーをしてあるようなところ。例えば例でいいますと、リバーサイドのパークのロープスライダーのように、摩擦をして、そこをカバーしてあるようなところはカバーを外してくださいよということでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) カバーをかけてあったところだけが摩耗部じゃないわけですよ。ここで言っているのは、外部から見えない部分で摩耗部といったら当然ここも摩耗するところでしょう、これ減るところですから。実際ここが摩耗して落ちているんですから、ここは毎回毎回調べる必要があるところを、これ完全に業務を怠っていたというふうに私は思いますよ。そうすればこんなことは起きなかったはずですし、ましてや事故の起きた3か月前に検査しているのが、この写真であります7番であります。下の部分だけですからね。 この下の部分も、ボルトの一番下のブランコの椅子のところとの接続しか調べてなくて、この写真でいう左手のちょっと上、上から下りてくる金具とその接しているところの、ここは見ていないということになりますよね。ここも見て、上も見る。当然、摩耗部ですので、見えないところは外して見る。外すのも簡単に外して見れますので、これをしていなかったということが、やっぱりこれは業者の完全に落ち度かと思いますよ。 それで、実は私、このコトブキ製のブランコについて少しネットで調べたんですね。そしたら、ある京都の点検業者です。ケアマイスターというところがネットで紹介しているんですね。ちょっと読みますと、コトブキ製のブランコは摩耗速度を軽減していることが最大の特徴であり、交換も用意で、コトブキの技術が高く評価される商品です。これ褒めているんですが、しかし、本体の軸穴を大きなワッシャーが防ぎ、防ぎというのは、写真でいうとこの5番のところの接続部分ですね。ボルトの真ん中にワッシャーが入っていますよね。これ、ワッシャーがあるために摩耗部分が見えないというんですね。本体の軸穴を大きなワッシャーが防ぎ、摩耗状態が目視では分からないため、熟練の点検士でないと気づきにくいことが難点です。摩耗速度が遅くても摩耗状態は徐々に進行していきます。目視で分かりづらく、気づかない間に危険な状態になり、注意が必要ですと、これがネットで言っているんですね、京都の業者が。これがコトブキの特徴というか、こういうことが言われているということを見ますと、やっぱりこれ起きてもおかしくない事故なんですよ。ここが見にくいし、こういうところから減って事故が起きますよと言っているんですよ。だから、それをしていないというのは業者が大きな落ち度かと思うんですが、どうですか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 市としましては、国土交通省による都市公園における遊具の安全確保に関する指針、それを受けて、一般社団法人日本公園施設業協会が出している基準というのがあって、その講習を受けた技士、こういう基準や免許を持っている人で点検をしてくださいよという中で、今回の業者は点検士の技士の免許を持っているという方が点検を、指針に基づいて、ガイドラインに基づいて点検をしたと。それで、結果報告が来て、異常なしということで、そのやり方もこの指針に基づいてやっているということです。 それがどういう責任というか点検ミスということなんですけれども、現在、この事故につきましては、相手方から警察にこういうことがあったという通報がしてありまして、警察も当日は現場に臨場して状況を確認しております。現在、業務上過失傷害罪の被疑事件、まだ確定じゃない。そういう疑いがあるよということで捜査をしているということで、当然その中で公園の設計書、契約書、議員からも請求がありました点検報告書、完成届とかブランコに関する書類、それは全部持っていっていろいろ調べていますので、いろいろ報告を待ってというような感じです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) ということは、今、現物のブランコは市や業者は持っていなくて、今、警察のほうに渡っているということですか。落ちなかったほうのブランコもそうでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長
    都市整備部長(西島和仁君) 2台とも。もう一個のほうの摩耗状況とか、先ほど言われたそもそものメーカーの金属とか、その辺の摩耗状況の差とか、2つを押収されております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 警察が持っていく前に市のほうでは落ちたブランコの上部、落ちなかった片方の上部や下、あるいは落ちなかったもう一方のブランコの上や下などの摩耗部分の確認はしているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 摩耗部分の確認まではしておりません。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) ここが一番大事なところなんですけれどもね。なぜ今回こういうことになったのというのは、要するに下と上が1台につき4か所あって、それが2つあると全部で8か所あるわけですが、そこを全て見てみて、ここだけが異常に減っていたのか、ほかも減っていたのかということは大事なところなんですが、それ確認していなかったというのは、ちょっと落ち度かと思います。 今後どうなるのか、これが警察からどうなるのか、裁判になるのか分かりませんけれども、私、市としてはやっぱり安全を確保するために業者に委託して年2回、非破壊検査や定期検査、3回の業務を委託していたにもかかわらずですので、本当に市としては、当然これで安全を確保しているというふうに思うのが普通なんですが、それで起きてしまったということですから、どこかにやっぱり問題があったと思うわけですよ。 事故が起きないための点検ですから、それで起きたということはどこかに落ち度がある。使い方が問題があったのかもしれませんけれども、でも考えるのに、ここの公園、誰でも、いつでも使える公園です。そうなりますと、大人が乗るかもしれません。ここに特別、子供しか使えません、大人駄目ですとか2人乗り駄目ですって書いていたわけでもないと聞いていますので、そうなりますと、ある程度の、本当に1トンもの目方がかかるというなら別ですけれども、普通の人、大人が乗ったり、2人乗りしても、かなり激しくこいでも落ちないというのがブランコだと思って、皆さん、信用して乗っていますので。それがこういうことになるということは、やっぱりどこかに問題があったと思います。 だからメーカーのこの材質に問題があったのか、点検に問題があったのか、乗り方に問題があったのかもしれませんけれども、いずれにしても市の責任は大きいというのはあります。だから、それを考えたときに、やっぱり市としては、原因がやはりこの業者が点検をちゃんとこちらの要求している仕様書どおりにやらなかったということになれば、当然これは業者の責任になりますので、やっぱり市としてもしっかりこの辺のことは踏まえていく必要があると考えますが、どうでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 議員のまさにおっしゃるとおりで、そこを警察が、先ほど言われたいろんな要素があると思うんですけれども、事実としましては、7月19日に点検をして、事故が10月11日に発生したという、そこの3か月いろんなことがあったのか、点検が悪かった。その辺は警察の報告を見てということでございます。 対応としまして、より今度は、今は協会の示す資格が今現在やっている業者の持っている公園施設点検技士というのと、そのもう一ランク上の資格が公園施設点検管理士というような、もう一ランク上の資格がありますので、もう一つ上の資格を持ってというような条件をつけて選定をしていきたいと思っております。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) その協会の会員である、資格を持っているだけでなく会員であるということは、それより確かになるかもしれませんが、例えばそれは協会に加盟してもしていなくても、この仕様書のようなことを確実に履行してくれなかったらこういうことになってしまうんですよ。だから、実際にちゃんと年2回、摩耗部は見えないところは分解して検査するということになっているのにしていないということが、一番の私は今回の問題かと思います。 だから、協会に入っていること、資格持っているということより、本当にこの仕様書どおりに確実にちゃんとやってくれるという、その業者のやっぱり問題かと思いますよ。だから、それをどういうふうに担保するかが今後問題だと思います。本当に何かあったら業者も責任を取りますよというぐらいのことをさせないと、うちには責任ありません、点検はしましたで済まされたでは、市のほうは本当にたまらないですよ、これでは。 それで、先ほど私、質問の中で、補償についてはどうかといったら、その取決めはないので、定めのないものは双方の協議ということになるんですが、これ協議で何とかなるんですか。市のほうは業者に対してちゃんとやっていないではないかということで、これはお宅の責任ですよということで、市のほうが相手に対して責任取らせるということができると思うんですが、そういう協議はする予定ありますか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 警察の結果をもってですけれども、ルール的には業務委託契約約款という中で損害賠償請求等については、契約の成果物に契約不適合があったときはできるということですので、警察の報告を待ってということですね。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 警察は警察でするにしても、やはり今、部長が言いました、契約に不備があったというのは私、そのとおりだと思いますよ。仕様書ではなっていることをやっていなかったんですから。これ、市のほうがそこは見なくていいよと言ったわけじゃないでしょう。破綻したところは、そこは見えないところだからしなくていいという話じゃないと思うんですよね。しっかり仕様書には、見えない部分は分解して見なさいってなっているのをしてなかったということですので、これは完全に契約違反ということになると市のほうはしっかり主張できると思うんですが。部長の範疇を超えているかもしれませんけれども、副市長や市長、どうでしょうか。本当にもっと真剣に市としても対応を協議しないと、今後もし裁判になったときなどやっぱり市は毅然としたことで、やっぱりこうなっているのにやらなかったということを主張すべきだと思うんですが、いかがですか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) そこの判断というか誰の責任というのは、やはりまだ警察がいろんな角度から調べてくれていますので、それが出てからじゃないとここでは言えないと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 市長。 ◎市長(山下正行君) ちょっと補足させていただきます。 私も仕様書というのを、率直に申し上げまして、今初めて、今回、今日、見ました。田中議員ご指摘の分解のところですね、定期点検の。摩耗部で外から見えない部分ということが今回該当するかどうかということですけれども、もし仮に該当するんであれば、それをやっていないことになるわけですから、これはそれをまたよしとしていた市役所の責任もありますので、そこは今回の事故を、これを契機としたらちょっと言葉があれかもしれませんけれども、職員も点検に立ち会うとか、これまでの例えば目視でよかったというようなことて済まされるのかどうかということも含めて、しっかりと安全対策をやっていきたいと思っています。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) ぜひ、今の市長の言葉聞きましたのでしっかりやってほしいと思います。 それで、職員も立ち会わせるというのはいいことかと思いますが、実は私、今回、市内の都市公園でブランコがあるところ7か所あるんですけれども、全て見てきました。その一部が上の1から4まで、千代田は同じ種類ですので別として、1、2、3、4。ほかにもあったんですが、ここでは田京仲丸公園、リバーサイドと広瀬公園、大仁青木公園の写真をつけてありますけれども、ほかはどこもこういう鎖になっていまして、見て、一目瞭然ぐらいに安全が分かるようなものです。だから、もし調べるとすると、例えば1番でいうと、一番下のブランコと鎖が接している部分、一番揺れる、動くところですので、こういうところの摩耗がどうかということになります。例えば、2番でいうとリバーサイド、これはボルトが入っています。このボルトがどれだけ減っているかということですけれども、これは余裕がありますから、ちょっと上へ上げただけで摩耗の具合は分かるわけですね。そういう点では、ほかのブランコ、ほとんど私の見る限りでは難しい構造ではないなと思いました。 その中で、やはりこの千代田団地だけは、ザイルロープというのが使いやすいというのは分かるんですけれども、1点に、このボルトのところに相当の力がかかるという点では、ましてやそこが見にくいという点では、特にこの江間公園と千代田公園のブランコは注意しなきゃいけなかったって、私、今回調べてつくづく思いました。 それが先ほどの仕様書でちゃんとやっていなかったというのが今回の大きな問題と考えましたので、今後、市はこのことを踏まえて安全対策をしていくということなんですけれども、ほかは本当に問題ないということになりますと、今回、なぜ起こったかということがやっぱりかなり問題になってきます。 それで、私、公表について言ったんですが、この点検をして、安全を確認して公表していくということなんですけれども、事故があったこと自体は公表しているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 事務的に、都市公園ですので、都市公園の事故については国土交通省へ報告する必要があり、静岡県を通じ、国土交通省へ報告してございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 私はやはり、これは起きたことは起きたことですので、やっぱり市民にもしっかり伝える必要があると思います。市が保有している安全のはずの公園のブランコでこういう事故が起きましたと。それは素直にやっぱり市民に伝えて、この対策としてこうしていきます、なぜ起こったかということも原因も追及含めてやっぱり調べていって二度とないようにしますということは、やはり市民に伝えるべきだと思うんですね。そうしないと市は隠していたということになりますよ、市民に知らないと。 口伝えで誰から伝わるか分かりません。被害者から伝わるかは、いろいろな形で伝わっていくとは思うんですけれども、あったことはやっぱり素直に、正直に、市民に素早く伝えるということは必要じゃないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 今回の報告といいますか、市民への報告ということは、一つとして、今回、けがをなされた方の保護者が話を大きくしたくないというようなことも1点ありました、確かに。直後にCT検査をして、脳には異常ないというようなことで、議会も含め報告をしませんでしたのが事実でございます。 今後、事故のありなし、レベル等いろいろ調整させていただいて、当然市民に報告すべきことは報告するというようなことで考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 被害者が事を大きくしたくないというのは、それは本人そう言っているかもしれませんが、それは本人に伝えて、市としては別に名前出すわけじゃないですので、こういうことが起きて、市民の皆さんに心配とか信頼を損なったことに対してのおわびを言って、今後そういうことがないようにするということはやっぱり市民に伝えるべきだと思うんです。そうしないと、後から分かれば分かるほど、市はなぜ言わなかったんだってなりますので。 だから、事は軽傷で済んでいますから、これがうんと重大事故だともっと大変なことになりますけれども、軽傷で済んだからやっぱりすぐ公表しても、市民も、ああよかったね。それでは、じゃ今後気をつけてというふうになると思いますので、やっぱり市の信頼を得るためにも公表は早期にすることを検討すべきと思いますが、市長、副市長、いかがでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 副市長。 ◎副市長(磯崎猛君) 田中議員のご意見なんかもごもっともなところございますが、しっかり検討して、公表する方向でちょっと検討してまいりたいと思います。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 市長は、先ほどそういう業者に委託していたのに起こってしまったというのは、市の監督不行き届きも責任もあると言っていましたけれども、それもあるかと思いますけれども、今回特に業者の点検の内容に問題があると考えますので、ぜひその辺は十分検討して、公表も含めてお願いしたいと思います。二度と起きないように、そして市民の信頼を得るようにちょっと努力してほしいと思います。 それでは、最後の施政方針の防災・減災について伺いたいと思います。 伊豆の国市の耐震化率ですか、住宅の。これ83.8%ということ、分かりました。これ県内では何位になるんでしょうか。県内で最高の耐震化率、あるいは最低の耐震化率まで分かりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) すみません、持ち合わせていません。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 実は私、別のところから平成30年の資料がありまして、順位は書いていなかったんでずっと並べ替えました。その結果見ますと、伊豆の国市は83.8%で県内35市町のうち24位なんですね。下から11位でかなり低いです。一番高いところは袋井市が94.1%、それで長泉が93%、吉田が93%、掛川92%、御殿場92%、富士市91%というふうに続いていきます。 それで、低いところは南伊豆町が62.6%ということで、当市より10%も下なんですね。ちなみに河津町、下田市、川根本町、西伊豆町、東伊豆町、松崎町、南伊豆町はみんな低いです。70何パーセントから60%台で、どうしても小さいところはなかなか耐震化、高齢化もあってという、能登と同じような状況がやっぱりそういうところにも見られているんですね。 だから、そういう中で袋井市や長泉町は93%、94%といっていますので、伊豆の国市の83%はかなり低いほうです。ちなみに函南町は87.1%で、伊豆市は81.3%、うちよりも低いですね。そういう状況になっています。三島市は高くて91.0%あります。伊東市もうちより低くて83.2%ということで、特に伊豆が総体的に低い状況になっています。ぜひこれを上げていくということが必要かと思います。 それで、このTOUKAI-0事業ですけれども、先ほど質問の中でも県に継続を求めていくということなんですが、県のほうはこの事業について、令和8年度以降について継続したいような話って何か来ていますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 現在、県が進めていますTOUKAI-0事業ですけれども、最新のチラシでいきますと、今の状態でいうならば、令和6年度をもって耐震診断を終了する。そして、令和7年度をもって耐震補強に対する支援をやめるというふうな形の報告は受けています。 これ、我々少し期待をしたいとは思ってはいます。というのも、能登半島の地震を受けて、ここでやめていいのかというふうな議論が県においてですね、進んでいただきたいというふうに我々は少し期待をしている部分もあります。そこは、今後静岡県がこのTOUKAI-0事業を継続していくのかということについては、これは注視していくというふうなことで我々は考えています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) この事業、終わってしまうと本当に耐震化の向上がストップしてしまう可能性があります。伊豆の国市は95%を目標とするということですので、残りまだ11、12%ありますので、さらなる努力が必要かと思いますので、ぜひこの事業は継続していってほしいと思います。 ここのところ、実際の耐震化事業の経緯についてはかなり補助事業、利用されているんでしょうか。最近の状況は分かりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) スタートはやはり耐震の診断から入っていただくというのが形なのかなというふうに思っています。これ、令和4年とか本年度の令和5年度というのは、能登半島地震、関係ないんですけれども、令和3年において耐震診断については8件だけしか取り組んでいただけなかった。それが、令和4年になっていきなり70件まで上がったと。令和5年に関しては96件まで上がっていると。令和5年度は能登半島の地震、関係ないので、何がスイッチが入るきっかけであったのかというのは定かではないんだけれども、少しこの耐震に関する関心というのは間違いなく高くなっているというふうな認識は持っています。 じゃ、診断はやったんだけれども、そこから先の耐震補強につなげてもらわないとやっぱり意味がないわけで、やっぱり耐震性がなかったねというふうな形で終わってしまったのではやはりいけない。耐震補強のほうも進んでいただきたいというふうに思いますが、やはりお金のこともあるものですから、あるいは世帯の年齢層のこともあるでしょう。木造の住宅の耐震補強については伸び悩んでいたのですが、令和5年度に関しては14件もやっていただきました。この後、令和6年度、耐震補強の制度ありますので、そちらのほうの動きも少し活発化するかもしれない、そういうふうに認識持っています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 戻りますけれども、耐震化率83.8%ということなんですが、あと残っている件数とか棟数ですか、その辺は分かりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) この時点、いわゆる平成30年の時点で少し数字が出ているので報告をさせていただきます。木造に関しては2,907棟、そして非木造については80棟ですので、計2,987棟であります。平成30年のときの住宅土地家屋調査になりますので、あれから6年ほどになります。新しい建物等も建っていますし、建て替え等も進んでいる中で、83%という当市の数字は右肩上がりに上がってくれているはずです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 ぜひ、事業の継続と耐震化が上がるように、市民の住宅が安全になるように、地震のときに壊れないためにもぜひ力入れて進めてほしいと思います。 それでは、(2)の感震ブレーカーについてお聞きします。 これについては、先日の鈴木議員の質問で検討するということで、普及に促進していきたいということで、検討しているということで前向きに捉えましたので、よろしくお願いしたいと思いますが、具体的な感震ブレーカーって設置に幾らぐらいかかるのか分かりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 感震ブレーカーって一言で言いますけれども、タイプ的には様々なタイプがあるようです。分電盤の中に内蔵されているタイプであるとか、分電盤の横に外づけでするタイプ、あるいはコンセント自体にその機能を持たせるタイプと。あるいはコンセントを抜くところに差し込んでおいて、揺れによって判断する安いタイプのやつ、市販で売っているようなやつがあると思います。 一番お金がかかるのが、やっぱり分電盤の内蔵型のタイプ。これはセンサーが中に入りますので、これは電気工事を伴うというものでありますので、工事費別だと思いますが、約5万円から8万円かかるということです。分電盤の後づけ、外づけのやつに関しましては、これは約2万円。これも電気工事が必要です。それと、コンセントの中にセンサーを埋め込む場合、これも電気工事必要になりますけれども、5,000円から2万円程度。簡易タイプと言われている、ホームセンター等で売っているものについては2,000円から4,000円というふうな形で認識をしておるものであります。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 いろいろタイプがあって、それぞれ金額も違うんですけれども、コンセントというのは、例えばコンセントを差し込んでいる器具のところだけですよね。家全体といったらやはり分電盤ですか。そこにつけるのが望ましいかと思いますけれども、もし検討する場合、やはり分電盤につけてほしいということを推奨するんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 推奨といいますか、感震ブレーカー自体をつけるということについて、国とかについてもこれは推奨しているので、このタイプというところまでは、なかなか誘導的なことというのは少しかなわないかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 実は消防庁のお知らせの中で気になる文書があったんですが、それは感震ブレーカーは地震時等の電気火災の発生・延焼等の危険解消に取り組むべき地域及び防火地域、準防火地域において緊急的・重点的に普及・推進が必要とされるとなっているんですね。今言われました地域ですね。市内では、ここで言っている取り組むべき地域や防火地域・準防火地域というところはあるんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 田中議員のおっしゃっている地震時等の電気火災の発生・延焼等の危険解消に取り組むべき地域、こちらは国が多分指定しているんだと思うんですが、私の記憶では、この地域は今、全国で指定されているところはない。そして、防火地域に関しては、伊豆の国市においては指定されているところはない。ただし、準防火地域、こちらに関しては都市計画上で指定されているということです。都市計画法上じゃなくて都市計画区域として指定されているということです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 準防火地域、都市計画で指定されているというのは市内全域ですか。それとも市街化区域だけとかってあるんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 市街化区域内に指定されています。私のちょっと認識では、長岡駅周辺、そして古奈温泉、そして長岡温泉、そして大仁駅周辺だと思いました。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 いずれにしても、そこでいう準防火地域に伊豆の国市も入っているということですので、緊急的・重点的に普及促進が必要と言われていますので、ぜひ来年度に向けて、地震時の火災発生抑制に効果が期待される感震ブレーカーの普及に積極的に取り組むことを求めて、私の一般質問を終わります。 ○議長(柴田三敏君) これにて14番、田中正男議員の質問を終了いたします。 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩とします。再開は10時40分といたします。 △休憩 午前10時27分 △再開 午前10時40分 ○議長(柴田三敏君) 休憩を閉じ、会議を再開し、一般質問を行います。--------------------------------------- △山口貴子君 ○議長(柴田三敏君) 次に、1番、山口貴子議員の発言を許可します。 なお、関連資料の配付について許可しております。 1番、山口貴子議員。     〔1番 山口貴子君登壇〕 ◆1番(山口貴子君) 議席番号1番、山口貴子です。 議長より発言の許可をいただきましたので、これより発言通告書に沿って一般質問をさせていただきます。 1件目です。もっとにぎわう川の駅「伊豆城山」にするために。 国のかわまちづくり支援制度は、地域活性化のために市町、民間事業者及び地元住民と河川管理者の連携の下、河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成を目指すことを目的に平成21年に創設されました。本市も令和2年にかわまちづくり計画が認定され、事業が進み、昨年10月1日に狩野川神島公園、「川の駅伊豆城山」が供用開始となりました。 供用開始から間もなく半年になりますが、現状についての市の受け止めと、供用開始半年で見えてきた問題点について下記のとおり伺います。 (1)水辺空間を有効的に利活用することでにぎわいを創出するという目的があるが、公園から川面を見ることが困難で、川へのアプローチも、カヤックの入水箇所が2か所あるだけである。もっと水辺空間と公園をつなげるべきではないか。この現状について市の受け止めはいかがか。 (2)場所の選定の理由の一つとして、道の駅「伊豆のへそ」との連携とあるが、現状はどのようか伺います。 ①それぞれの施設利用者による往来についての現状把握とその受け止めはいかがですか。 ②伊豆のへそと川の駅をつなげる歩行ルートが分かりにくいが、案内板設置などの改善をするべきではないでしょうか。 ③歩行ルートでの危険箇所、この危険箇所の箇という字が個になっておりましたので、訂正をしてください。おわびいたします。歩行ルートでの危険箇所、例えば地下道から地上に出た狭い待機場所などの改善について市はどのように考えておりますか。 ④事業者同士の連携の現状について、市は把握をしておりますか。 (3)サイクリングの滞在拠点という位置づけもあるこの公園は、サイクリストにとって走りやすいと評価が高いですが、狩野川大橋の横断について危険を感じているという声が、自転車だけではなく歩行者からも多く寄せられています。横断歩道や信号の設置は難しいと聞いているが、それなら橋の下を通せないですか。 (4)現在の運用の改善点について伺います。 ①自家用車で来るドックラン利用者の、駐車場利用時間外の駐車の取扱いについて市の考えはどのようですか。 ②現在、デイキャンプでの使用のみとなっておりますが、宿泊を希望する声があります。これについて、今後見直しはないですか。 2件目です。 オーガニック給食導入を入り口に計画的な有機農業推進施策を。 国が有機農業推進にかじを切ったことで、全国的にその取組が進んでいます。本市でも、今年度に多くの取組がなされ、ぐっと前進したと感じています。他市町の先進事例を見ると、有機農業を広めるためには、その入り口として学校給食という公共調達を活用している自治体が多く、本市もその方法で進められています。そこで、これまでの取組についてと、将来のビジョンについて下記のとおり伺います。 (1)今年度から行われております実証圃場を用いた研修会について伺います。 ①今年度の研修会は3月2日をもって全日程終了となったが、市の評価はどのようですか。 ②2月16日に有機給食の日として、この圃場で採れた米と野菜が市内全小・中学校で提供されました。どのような方法で出されたのか。また、子供たちの反応はどうであったか。 ③令和6年度も継続と聞いているが、内容などは決まっているのか。 (2)令和6年度に伊豆の国市有機農業推進協議会設立予定とあるが、その協議会の目的や構成員、活動内容などはどのような状況ですか。 (3)令和6年度の有機農業促進事業の当初予算は今年度の約2.6倍の543万3,000円となっている。令和6年度の事業の方向性は。 (4)有機農業実施計画、こちらもすみません、漢字の間違いをしてしまいました。実地ではなく実施です。有機農業実施計画を策定し、単年ではなく複数年での計画を立てて進めるべきではないか。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 山下正行君登壇〕 ◎市長(山下正行君) 山口議員のご質問にお答え申し上げます。 初めに、1、もっとにぎわう川の駅「伊豆城山」にするためについてのうち、(1)水辺空間と公園とのつながりについてのお尋ねでございます。 川の駅伊豆城山は、かわまちづくり支援制度を活用し、国土交通省から占用許可を得て、河川区域に公園を整備しておりますが、低水護岸などのいわゆる河岸の部分につきましては、公園の区域外となっております。公園の整備に当たっては、国土交通省が支援の一環として高水敷の造成や護岸の整備などを行っていただいておりますが、河川の安全や防災の面を考慮した結果、現在の構造となっていると認識しております。これから暖かい季節を迎え、川のアクティビティが盛んに行われるようになると期待しております。 今後は、利用者の声や狩野川利活用協議会の意見も踏まえつつ、必要があれば国土交通省にも適切な働きかけを行うなど、よりよい公園となるよう努めてまいります。 次に、(2)道の駅伊豆のへそとの連携についてのうち、①両施設の利用者の往来についてでございます。 川の駅供用開始以降、道の駅周年祭や川の駅でイベントを実施する際には双方の施設を訪れていただけるよう、スタンプラリーや割引サービス等を行っておりますが、多くの方にご利用いただいているとは言えない状況にあります。こうした取組を今後強化することで、両施設を往来する利用者の増大につなげてまいりたいと考えております。 次に、②案内板の改善についてでございます。 現状は、市が簡易的な案内板を道の駅に設置しております。これに加え、本年度末までに道の駅周辺の歩道内に両施設を案内する路面標示を設置することとしております。 次に、③歩行ルートの危険箇所の改善についてでございます。 地下道につきましては、地下道内が少々暗い、階段の勾配が急である、地上部の信号待機場所が狭いなど改善が必要と思われる箇所がございます。このため、道路管理者である静岡県沼津土木事務所に対し改善いただくことができないか相談しており、できるところから対応していくとの回答をいただいております。 次に、④事業者同士の連携の状況についてのお尋ねでございます。 本市も構成員となっている道の駅の運営会議を毎月1回程度開催しており、川の駅の指定管理者にも出席してもらっております。この会議において、市内で行われる各種イベントや両施設に関する情報共有を図るとともに、連携方策や相乗効果を高める取組等について意見交換を行っております。 次に、(3)狩野川大橋のアンダーパスについてのお尋ねでございます。 議員ご指摘のこの件につきましては、本市といたしましても、以前から課題として認識しており、国土交通省との間でアンダーパスを整備できないか継続的に協議を行っております。整備には時間がかかるものと思われますが、鋭意進めてまいりたいと考えております。 次に、(4)現在の運用の改善点についてのうち、①駐車場利用時間外のドッグラン利用者の駐車の取扱いについてのお尋ねでございます。 駐車場につきましては、公園の安全管理上、車両の放置等の長期間の占有等を防ぐため利用時間を設定しております。駐車場利用時間外にドッグランを利用される方の駐車に関しましては、現状では各利用者が適切に確保されるよう委ねているところであります。よりよい公園となるよう指定管理者からの報告や提案も踏まえ、各施設の在り方や運用方法の見直しを随時行っております。駐車場の利用時間の見直しにつきましても検討してまいります。 次に、②宿泊を伴うキャンプの導入、これついてのお尋ねでございます。 現在は、デイキャンプの利用に限定して供用しておりますが、今後、条件が整えば宿泊を伴うキャンプも導入したい、できればいいなと考えております。宿泊を可能とするためには夜間の駐車場等の施錠管理や利用者からの問合せ対応、有事の際の避難誘導等に対応する従業員の配置などが必要になります。導入の可否も含め、現在、指定管理者と調整を進めております。 次に、2、オーガニック給食導入を入り口に計画的な有機農業推進施策をについてのうち、(1)実証圃場を用いた研修会についてのお尋ねでございます。 まず、①今年度の研修会に対する市の評価についてでありますが、延べ151人の受講者は、81%の高い受講率の中で、土づくりや病害虫対策、スマート農業などの知識習得から実践まで幅広く体験することができたと考えております。このことから、本市といたしましては、有機農業の普及拡大に向けて大変意義のある研修会であったと考えております。 次に、②オーガニック給食の日に提供された実証圃場の農作物の提供方法と子供たちの反応についてのお尋ねでございます。 2月16日のオーガニック給食の日には、市内全ての小・中学校と公立幼稚園、特別支援学校の計16校に実証圃場で収穫した米とサツマイモを提供いたしました。提供に当たりましては、教育委員会との協議の結果、本市が食材を無償で給食センターへ直接搬入する公共調達方式といたしました。子供たちからは、いつものご飯よりおいしかったなどの感想をいただき、大変好評でありました。実は私も大変おいしくいただきました。 次に、③令和6年度の研修会の内容についてのお尋ねでございます。 次年度以降の研修内容につきましては、2月末に実施いたしました受講者へのアンケート結果を参考に、今後、研修会の指導者と協議して決定してまいりたいと考えております。 次に、(2)令和6年度に設立予定の伊豆の国市有機農業推進協議会の目的、構成員、活動内容についてのお尋ねでございます。 伊豆の国市有機農業推進協議会は、有機農業の推進を通じて農業に由来する環境負荷の軽減を図るとともに、本市の持続的な食と農の循環システムを構築することを目的に設立しようとするものであります。この目的の達成のために生産から流通・加工・消費に加え、後継者の育成など幅広い分野でネットワークを構成し、有機農業に関する情報交換や政策提言、普及啓発、流通促進など様々な活動に取り組んでまいることとしております。 このため、現在、生産者組織、公益財団法人農業・環境・健康研究所、JA伊豆の国地区本部、静岡県、商工会及び教育委員会で組織する本協議会準備会において、構成員のメンバーの検討を進めているところでございます。 次に、(3)令和6年度の有機農業促進事業の方向性、これについてのお尋ねでございます。 令和6年度は、本市の有機農業実施計画を策定するとともに、実証圃場での講習会や学校給食への公共調達における取組の拡充に加え、有機圃場の団地化に向けて土壌調査などを実施してまいります。なお、事業の実施に当たっては、国のみどりの食料システム戦略交付金、これを積極的に活用することとしております。 次に、(4)有機農業実施計画を策定して複数年度での計画的な事業推進を行うべき、これについてのお尋ねでございます。 山口議員にご指摘いただきましたが、令和6年度から令和10年度までの5か年を計画期間とする有機農業実施計画を来年度に策定し、国の交付金等を活用しながら有機農業を推進する事業を展開していくこととしております。 以上であります。 ○議長(柴田三敏君) 通告による質問及び答弁が終わりましたので、これより再質問を許可します。 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) それでは、順を追って再質問をさせていただきます。 この(1)なんですが、ここの部分が区域外ということは承知の上で質問させていただいております。そもそもどういう目的でこの公園を造ったのかということを改めて問いたいということがこの質問の内容です。 かわまちづくりは国も良好な水辺空間の形成を目指すとうたっていて、本市のかわまちづくり計画でも目的にまちづくりとかわづくりが一体となった新たな水辺空間の創出と記されております。そして、課題として、近年の地域の人々と川との関係の希薄化、子供たちの川離れが進んでいるということから、地域と川との触れ合いの場の創出とも書かれています。 果たして、現状はこの公園はこのかわまちづくりの計画に沿ったものになっているかという点をどのように捉えているか、これを改めてお伺いします。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) かわまち公園の目的は今、議員がおっしゃられたとおりでございます。その中で大前提として国は河川の安全、河川に対する防災、そして、それに伴うルールがありますので、その中で先ほど言われた融合とか地域活性とかそんなようなことを行っていますので、それを踏まえて今の公園の形状という体系になっていると感じております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 今、安全を考慮してこの形になっているということだったんですけれども、昨年の8月のプレオープニングではカヤック体験というのが行われました。上流に数百メートル行ったところに入水エリアがあって、ここからカヤックを浮かべて、下流に向けてかじ取りをしながら下るという体験だったんですが、ゴール地点には安全に川から陸に上がるところがありませんでした。したがって、カヤックを岸に近づけて、下りて、上陸する際に危険があったということは、この体験会を担当したカヤックの民間事業者から聞いております。 実際、私も受付とゴール地点でのカヤック引上げのお手伝いをさせていただきましたが、足元は砂利ですとか、またコケに覆われた岩がごろごろしていて足元が不安定であったし、また引き上げるところが急勾配となっていたこと、さらに雑草が私の丈ほど生い茂っており、そこをカヤックを上げるということに非常に私も危機感を感じました。 現在、スタート箇所はあるんだけれども、ゴールの箇所の設置がない。これ整備の途中なのかなと思ったぐらいです。今後、ここでカヤック体験など川遊びをするのであれば、このゴールがしっかりとないという、極めて危険な状態と言えますが、この点に関して市はどのように受け止めて、今後何か改修をする、改修を国に呼びかけるというようなことはしないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 議員の言われるカヤックですけれども、国とか協議会が想定しているカヤックというのは、流れのもう少し緩やかな上流。先ほど言った2つの通路を造ってくれたよと、そこのところでやってもらったらというようなことを今考えていたわけでございます。 今、議員の言われたような要望があれば、今後、利用者の意見ということで、利活用協議会がありますので、そこには当然国の方もいますので、その中で調整をして、もし改修ができれば改修してもらえるようなことを検討して、その中で検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 カヤックの入水箇所が2か所あるので、そこのところがトロ場といって、さほど川の流れが急でないというところで、多分そこで初心者に対しては体験を行わせようというふうにちょっと変えていったのかなというふうに思います。 しかし、カヤックってやはり川の流れに沿って下るところが面白い体験でありますので、私としてはしっかりと公園のところまでカヤックを操作して、そこで上陸するという形を取っていただきたいなというふうに思うのと、あと、カヤックの体験だけではなくて、そこのゴールというのはちょうど公園から、これから夏に向けて川遊びをしようかなと思う方が下りていく、ちょうどそこのエリアなんですよね。その付近には公園の立て看板として、「川に入る場合にはライフジャケット着用」ですとか「溺水に注意」との注意書きがあります。もちろん、これは川に入って遊んでいいということでこの立て看板になっているんですが、ここが果たして安全に川遊びができるのかという点を心配しております。看板をつけたからこれでおしまいいうことではないのですが、現状で、この川でこれから暖かくなって遊ぶことについて、安全性は市はどのように考えておりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 今、安全性ということですけれども、最低限のライフジャケットを着用してくださいとかというような看板は設置させていただいていますけれども、議員の今回の質問、大抵のことであれなんですけれども、始まって半年。議員のリード文にもありますが、半年で、特に冬場、これから夏を経験していないところの公園でございます。 これから、そのような水で遊ぶ利用者が増えたりして危険な状況が見られれば対策を、先ほど言った協議会等の意見を踏まえながら、対策をしていくということです。当然、これで全てが完成じゃないので、これから不備なようなところは補っていくということでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 私もこれで終わりではないと思っていますので、こうして市民の声を一般質問でお伝えしているわけなんですが、ちょっと簡単にお伺いしたいんですが、ライフジャケット着用ということですが、これは管理事務所か何かでレンタルがあるということですか。それとも、自分が持ってこないとこれはないということでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 管理事務所には置いていないと把握しています。川で遊ぼうという意識で来ている方にはライフジャケットを持ってきてくださいということでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 台風などで氾濫したときのことを想定する河川の安全というところからこの形状になったということは承知をしておりますけれども、ふだん利用した場合の安全ということもしっかりと考えていただきたいということです。先ほど田中議員のほうからのブランコの事故のこともお話がありましたけれども、事故が起きてからでは遅いですよね。 そして、かわまちづくり計画によって造られた狩野川神島公園というのは、川との触れ合いをうたっている以上、危険だから近づかないでくださいという、そのような対応にはならないと思いますので、みんなが川で遊んだとしても安全になるような、狩野川を地域住民が触れ合える身近な川にするためには、やはり川の危険をちゃんと学ばせることも大事ですし、安全に川遊びができるエリアを市がしっかりと設置する、それが大事だと思いますので、ぜひここの部分は、管轄ではないということですが、国のほうにしっかりと何か設置を求めていっていただきたいわけなんですが、その整備についてなんですが、狩野川さくら公園ですとか川の駅伊豆ゲートウェイ函南のように階段護岸、それがあそこの部分に、川の中まで造るところまでいかなくても、あそこの部分に少しあればもう少し川に近づけて、そして夏になると雑草が1メートル、2メートルと生い茂って川が見えない状態になりますので、それよりは階段護岸のような形で整備をして、いつでも川がしっかりと見えるような状態にしておくほうがむしろ安全対策にもなると思うんですけれども、当初の計画でこの階段護岸というのは要望していなかったんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 経過といたしまして、当初の整備計画では今議員の言われた階段護岸を想定していましたが、協議会の中で、いろいろ理由がありまして、階段の前後の護岸が洗堀されるということであったり、かわかんじょうのいかだを引き上げるのにちょっと階段状は活用しにくいとか、そのような課題か挙げられて、現在のような形状になって、協議会で承認されたというような経過でございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 計画の段階でそのような協議がなされて、今こうなっているということは承知しました。しかしながら、供用を開始して半年たってみての利用者の声というのもこのようにあるわけです。ずっと川が見えないなと思っていたんですが、この間、3月3日の桜のお祭りのときに近くまで行きましたら、川と公園の間に茂っていた背の高い雑草が刈り取られておりました。川側の通路のほうからは川がしっかりと見えていて、何かすごく気持ちがよかったんですよね。このスペースにちょっと階段があって、コンクリートの部分があって、そこに椅子とかテーブルがあって、子供たちがお弁当を食べたり、ゆっくり休んだりできたらいいなというふうに思いました。 とにかく川の中まで設置しなくても、もう少しぎりぎりのところまで少し施工していただかないと、管理用通路の一番川側といっても川までかなり距離がありますので、そこの部分まで少し何か整備をしていただきたいので、ぜひこれは国のほうに要望をしていただきたいです。 かわまちづくり計画が採択されて、供用開始されて、やった、公園ができたではなくて、これ税金使って整備しましたし、今後ずっと指定管理料を払い続けるわけですよね。令和6年度は株式会社JMに1,650万円、メリダジャパン株式会社に195万5,000円の予算が計上されておりますので、ぜひ本市のかわまちづくり計画の目的はまだまだ達成されていないと、供用開始してそう思いましたので、国のほうに要望するべきところはしっかりと要望をしていただきたいと思います。 続いて、(2)番です。 道の駅「伊豆のへそ」と川の駅「伊豆城山」との連携ということで質問をいたしましたが、どんなことをやっていますかということに関してはスタンプラリーですとか割引サービスなどということなんですが、ただ多くの方に利用されなかったというご回答もいただいております。これはどのように分析して、何が悪かったと思われますか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) スタンプラリーということで、道の駅「伊豆のへそ」と川の駅「伊豆城山」のほうにチェックポイントを置いてというようなことです。内容としましては、効果が上がらなかったということで、参加者が66人ということです。そして、どのようなことをというのが、例えば、道の駅「伊豆のへそ」やBonBonBERRY、道の駅「伊豆のへそ」のほうで買った1,000円以上のレシートを見せれば、おもしろ自転車を1回ただにするとか、そういうようなことをやったんですけれども、ちょっと効果が薄かったと。それはそれでいいんですけれども、そもそも冬というような時期もありまして、あと天候ですね、いろいろイベントを計画したんですけれども、強風であったり、雨天であったり、結構イベントが中止になったようなところもありますので、今、私が述べたような実績というようなことになっております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 冬の時期でしたし、確かに川の駅「伊豆城山」は、風が強く吹くとイベント自体が中止になるということが多かったので、まだ半年ということで、これから強化していくというご答弁もいただきましたが、この道の駅「伊豆のへそ」と川の駅「伊豆城山」の連携についての強化は、どのようなことを考えていらっしゃいますか。
    ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 強化ということですけれども、道の駅「伊豆のへそ」の狭いですけど、観光案内スペースにこのモニターみたいなものをつけて、川の駅「伊豆城山」のほうではこんなことをやっているというような紹介をしたり、また連携ですので、今、川の駅「伊豆城山」で人気のあるおもしろ自転車、ちょっと道の駅「伊豆のへそ」でスペース等がいろいろ問題があるんですけれども、人気がある自転車やスケートボードなんていうのを道の駅「伊豆のへそ」のほうでも、常には当然無理ですけれども、そういうことも実施したらどうかなというようなこともあります。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) そうすると、同時イベントのような状態にして、同じようなことを少しやるとか、またそんなことをやるというふうに今、受け取りました。また、スタンプラリーについては、今回やったときには66人ということで、やはりちょっと少ないなと思いますので、スタンプラリーはなかなか面白いと思いますから、これしっかりと強化して、毎年やればいいかなというふうに私は感じました。 それでは、②のほうです。道の駅「伊豆のへそ」と川の駅「伊豆城山」をつなげる歩行ルートが分かりにくいということで、資料をご用意いたしましたので、御覧ください。資料の1です。 資料の1では、写真が3枚載っておりまして、一番左、これが何と川の駅「伊豆城山」につながる入り口だというのでびっくりしてしまうわけなんですけれども、垣根がわーとあったんですが、通り道がないということで、市のほうが土地の所有者時之栖のほうにお願いをして、垣根をちょっと一部切り取ったみたいな、え、これが入り口ですかというような形になっております。さらにちょっと先まで写真の説明をしてしまうと、真ん中がこの入り口を抜けて、右折して右のほうに行きますと、このような形で地下道の入り口がありますが、この地下道の入り口のところに、よくいろんなこういう地下道のところには何とかトンネルとか書いてあるんですが、そんなこともなく、ここを通ったら一体どこに行っちゃうんだろうという謎の地下道があるわけなんです。そしてこの地下道をくぐりますと、上るところはこのような少しカーブになった階段になっています。左と右にスロープになっておりまして、階段が上りづらいという方は、手すりを持ちながらこのスロープを上がる、もしくは自転車の方は、階段を自分は歩くけれどもスロープを使って上がるという、なかなかちょっと大変な状態で上がり下がりをするというような、これが道の駅「伊豆のへそ」と川の駅「伊豆城山」をつなげる歩行ルートなわけなんですけれども、ここに看板をつけてくださるというご答弁だったんですが、これは、どの辺りにどういった形の、路面看板ということですので地面に何か案内をするということだと思うんですが、どこの場所にどんなふうにというのが今決まっておりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) まず、今年度計画していることが路面表示ということで、歩道に資料1の①の裏、この垣根の裏に2番に通じる歩道があるんですけれども、ここに産業部のほうで設置をしてくれるというようなことです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) そうすると、一度確認をしたいんですが、これはこの垣根のちょっと切り取ったここを、行ってみないことには標識は見られないということになると思うんですが、そもそもこの駐車場の一角の垣根を切り取ったというここが入り口になっているということを分かっていただきたいので、入り口をくぐった後の標識ももちろん必要ですけれども、ここが川の駅「伊豆城山」に向かう通路の入り口なんだということを案内をしてほしいんですが、そのあたりのことは検討はしていないのでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 今できることからということで、今議員のほうからお示しをいただきました道の駅「伊豆のへそ」の駐車場の一角を駐車禁止として通路として確保したと。その所には、川の駅「伊豆城山」への連絡通路というようなこのバーのちょっと表示が読み取れないんですが、そこに一応書いてあるというようなところで、今まさしく申し上げたように、できるところからということでございます。 そして、今、都市整備部長のほうから、路面表示ということで、これのさらに南側に出たところの歩道、これが国道414号の歩道ということになるんですが、ここに同じように川の駅「伊豆城山」へというようなことで表示をさせていただくというようなことを現在、実はやっている最中ということです。本当は今週天候がよければ既に終わっているところなんですが、ちょっと今週天候が悪かったということでございまして、今、まさしくそこをやっているというところです。 今、議員のほうからお話がありましたように、いわゆる路面標示ということと、今お示しをいただいたような写真の範囲ということですので、いわゆる動線に関するサインがやはり不足しているということはございますので、そういった部分について、今後も充実していけるように道の駅「伊豆のへそ」の運営会議等の中でも話合いをしていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 資料1のこの赤いコーンから出ているバーのところにあるこれが案内標識というところに、ああそうかと思いましたけれども、できるところから案内表示していくことは大切だと思いますので、これからここの部分も少し変わっていくだろうし、また地下道の入り口についても少しこっちに行くとどこ行くよというようなことが書かれたりすると、より訪れた方は分かりやすいと思いますので、増やすことをよろしくお願いします。 道の駅「伊豆のへそ」と川の駅「伊豆城山」の連携というのを最初からうたっていて、行き来を活発にしなければ、このかわまちづくり計画、またこれ目的の一つ達成しないわけですので、このつなげることに関して看板だけでなく、いろんな方法で行っていっていただきたいと思います。 それから、③です。歩行ルートで1か所危険箇所がありまして、そのことです。今資料1を御覧いただいておりまして、一番右の階段を上がっていったらどこに出るかというと、次の裏面なんですけれども、資料2、こちらに出ます。市民の声からも、あそこ地下道があるんだけれども、一体どこからつながっているのとか、どこから人が出てきているのという、そのような不思議な地下道と言われておりますのがここなんですけれども、相談できるところから対応していくというのが、まさにスピーディーに対応してくださってすごくいいと思うんですが、これ具体的には今どの辺りのところを相談して、またどの辺りが一応改善できているんでしょうか、この地下道に関して。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 地下道の件ですけれども、この地下道につきましては、議員もご承知のように静岡県の管理でございます。この暗かったり、急だったりというようなことは相談を沼津土木事務所のほうにかけていますけれども、予算があると、予算の範囲でできることと、根本からというか優先するものが工事事業があるからというようなことで、この急斜面、階段が急だとかそういうことはまだちょっとすぐにはできないというような回答でした。 何をやっていただけたかというのは、簡単なことは蛍光灯を明るくしてもらったと。それとその次の段階で、この地下道の壁面をもう少し明るくしたらどうかというようなことで、沼津土木事務所とも調整を取って、じゃ高校の美術部に協力をいただいて、塗ったり絵を描いてもらおうかというようなところまでいったんですけれども、いざ、お願いしたいときになったら、先に高校のほうで予定していた出展とか、そういうのがあったものでちょっとできなかったというようなことなどがありました。 ですので、できるところというのが蛍光灯とか、順番があるよという回答でした。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 照明が明るくなっただけでもよかったと思うんですけれども、この狭い待機場所に自転車のライドツアーですと、自転車が10台、20台と連なるわけなんですよね。この狭い狭いこの資料2の左と真ん中、ここの三角のスペース、大仁中央インターチェンジと国道414号線に囲まれたここの三角のところにひしめき合って、また、台数が多いときにはこの階段部分で自転車を支えながら信号を待つという、何か筋トレのような状態の信号待ちになってしまっているわけなんです。 このような危険箇所であるということ、事故のリスクが大きいということで、これ、このこと、危険箇所であるということは県のほうには伝わっているのでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) これが危険箇所というか、こういう状況であるというようなことは伝えてあります。地下道の改修も含めというようなことですので、そういうようなお願いをしているんですけれども、今この担当、都市計画課のほうと話をしているのが、この資料2の①のところのこの植木がありますよね、樹木が。この辺をもしよければ伐採していただければスペースができると思いますので、それなら大してお金もかからない、ちょっと何か意味があってこの植栽があるのかちょっと分からないんですけれども、都市計画課の中で思うにはそういうことなんていうのは、一つの策じゃないかなというようなことを感じておりますので、その辺をちょっと相談をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) まさに私もそれを今要望しようと思っていたんですが、地下道の勾配を直すとか、道の形状を変えるというのは大変なことですので、そのことまで求めるのは難しいということは承知をしております。資料2の一番左の写真、ヤシの木が生い茂っていて、その手前に何か丸い井戸のようなものがあるんですが、これが何かよく分からない謎のオブジェでして石が並んでいるんです。例えばこんなものを取るだけでも十分なスペース確保になると思いますので、予算の範囲内で不必要なものだとすれば、何か大事なものなら話は別ですけれども、なくてもいいようなものであるならばこの辺りの撤去のことを今部長もおっしゃいましたけれども、県のほうにちょっと要望をしていただきたいと思います。 それから、4番のところの事業者同士の連携については分かりました。イベント情報など共有しているということで承知をしました。 それから、3番のサイクリングの拠点で、狩野川大橋の横断についてです。これは本当に危険を感じているという声をたくさん聞いておりまして、市もそのことを十分把握しているということで、継続的に協議をしているということなので承知をしました。 狩野川神島公園誕生しましたけれども、やっぱりちょっと危険箇所が何か所かありますので、これで終わりではなくて、しっかりと改善のほうをしていただきたいです。 では、(4)ですが、もともとドッグランも利用時間が5時までだったんですが、5時ですと犬の散歩はもっと夕方に行くことが多いということで、利用者から改善の要求がありまして、今回、ドッグランのほうは24時間営業になったわけなんですが、駐車場のほうがそのまま継続して5時までの利用時間ということなので、そこの部分をどうするかというのをまた相談を受けました。 車にワンちゃんを連れてこちらのドッグランに行こうとして、夕方6時とかでもいいのはよくなったのはすごくありがたいんだけれども、車が止められないけれども、どこに止めたらいいかという悩みがあるということなんですが、これは現状、利用者が適切に駐車をしているということですが、現状はどういうふうにして皆さん駐車をしているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) ここの部分につきましては、利用者の責任ということで捉えていますけれども、見る限り道路の端に止めてドッグランを利用しているというような状況が見受けられます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) できたらそのような状況よりはしっかりと駐車場があったほうがいいと思いますので、今後見直しを求めます。 ②のほうのデイキャンプの使用のみとなっているところを宿泊ができないかということの質問に対しては、導入したいと考えているということでよかったです。そうなると、必然的に夜間も駐車場を開放するということになろうかと思いますが、そうなればドッグランのこともこれ解消できるというふうに受け止めてよろしいでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) その可能性もありますけれども、いろんな方面からそのドッグラン、ちょっと場所も管理する人がどこにいるのか、どういう体系で管理をするのかというのもありますので、それも含めてそれが一概に解消できるとは思いませんけれども、その辺も調整していきます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 導入に向けていろいろと検討してくださるということでよかったです。いずれにしましても狩野川神島公園の川の駅「伊豆城山」は、まだ誕生して半年ですからね。こうして利用者の声を聞きながら、より市民に愛される公園になるようにますますブラッシュアップをしていただきたいと思います。 では、2番のオーガニック給食導入を入り口に計画的な有機農業推進施策をのほうの再質問に移りたいと思います。 有機農業の推進の目的についてちょっとここで述べさせていただきたいんですけれども、有機で栽培された作物が安全だから進んでいるのではないということですよね。今流通している作物だって全部安全なわけで、それではなくて、生物多様性の保全に貢献できて、環境への負荷を軽減できる農業だから国のほうも大変な目標値を出して進めようとしているわけなんです。 先進地自治体の有機農業の取組の入り口は、まさにこの生物多様性、自然循環機能を守るというところから始まりました。私が小さいときには、田んぼやため池とか用水路にはメダカがいたりタニシがいたりザリガニがいたりドジョウがいたり、そしてそれを食べに鳥が来たり、また畑ではテントウムシとかバッタとかクモとかいろんなものがいて、そういう里山の原風景を取り戻さなければ地球大変なことになっていくぞという、それの国からの自治体に危機感をあおるわけではないですけれども、安全だからとかそういうことではなくて、地球を守るんだというそういうことで今有機農業がこうして推進されているというようなことなわけです。 で、先進自治体の有機農業の取組の入り口は、この生物多様性から入っているというところが非常に多いわけなんですが、しかしながらその先進事例で見えてきたことというのは、環境問題として捉えて進むよりも、子供たちが食べる学校給食への導入を入り口にしたほうが、有機農業の拡大がスムーズに行われているということが分かったからなんですね。それで今オーガニック給食の拡大が全国に広がっているわけなんですが、本市もこの流れで有機農業の拡大を進めようとしています。 そんなところから、私も給食を入り口にして有機農業を拡大していただきたいという気持ちで一般質問をここでさせていただいておりますけれども、再質問です。 (1)の①と③は、同じように実証圃場を用いた研修会のことについてですので、併せて質問させていただきますが、今年度3月2日で田んぼも畑も全日程終了しましたけれども、この研修生の皆さんの反応はどうだったでしょうか。アンケートも取ったということですので、有機というものの知識ですとか、技術指導を受けて、有機栽培やってみようという方はどのぐらいいらっしゃったでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) ただいまの質問にお答えいたします。 アンケートを実施いたしまして、2月末に行ったということで、回収が今順次行われておりますけれども、今回収ができている中では15人回収できています。そのうち13名の方、87%に当たりますけれども、「満足」「やや満足」ということで大変な好評をいただいております。 それから、次年度も参加したいですかという質問もあるんですけれども、それについてはほぼ皆さん「参加していきたい」という回答をいただいています。その学びたい技術につきましては、「土づくり」「病害虫対策」「有害鳥獣対策」など様々な意見をいただいているというところでございます。現在まとめているところですので、今分かっている範囲では以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) アンケート結果は、非常に喜ばしいような内容でよかったかなと思いますが、アンケートの文言ではなくて、土屋産業部参与が感じるこの生徒たち、研修会を受けた人たちが有機農業について、これならやれるということで、やってみようかなというような感覚を受けた方はいらっしゃったんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 私の感覚的なものについては、そういった方はいらっしゃるんだろうなと。そのアンケートの中でも、来年度有機農業に取り組んでみたいという方も併せて聞いている中では、やりたいよという方が何名かいらっしゃいます。その方の面積も一応聞いてはいますけれども、そういったところで普及拡大が若干ではありますけれども、面積ベースでも、若干ではありますけれども、拡大していくのであろうというふうには感触としては考えています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) よかったです。私も傍聴させていただきましたが、これならちょっとできるかもと思う技術指導が本当に理にかなっていて、これならそういうことなんだということがたくさんありましたので、有機農業の拡大につながればいいと思います。 次年度も同じように行われるということですが、カリキュラムの内容ですとか、研修生の応募対象者について何か変わってくる点はありますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) ただいまの質問にお答えいたしますけれども、研修会につきましては、生産量を上げて学校給食で提供していくというところに一つの主眼点を置いていますので、量については確保していきたいというふうに考えております。ですので、農業者を対象とする本年度と同じ対象者にしていきたいというふうに考えています。 それから、あと、内容につきましても、本年度のアンケートを聞いたところ、先ほど言いましたように、土づくりとか病害虫対策ということですので、また新たに参加される方もいらっしゃると思いますから、本年度と同じ内容も継続しつつ、作物がどの作物にするか今検討中ではございますけれども、新たな作物を導入して、そういった部分では拡大して進めていきたいと思います。 また、人数についても、今ご案内を出したところですけれども、拡大していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 また、次年度も農業者対象ということなんですが、私幾つか視察した先進地事例のうち、例えば千葉県のいすみ市なんかでは、稲作は100%慣行農業からの転換でした。全ての水田を転換するのではなく、まず端の1反からやってみようかなというような形の転換でした。 資料をちょっと用意しました。3枚目の有機米生産の推移(いすみ市)のこれの裏面です。こちらのいすみ市の経営事例、令和4年度ということなんですが、Ⅰさん、経営面積7ヘクタールで有機稲作の面積が3.3ヘクタール、これ47%、で、真ん中の農事組合法人のMさんは24%、そしてKさんは28%ということで、全てを転換するわけではなくて、一部を有機米に転換するというふうな方式でやっているようです。ちなみに下のほうには収量ですとか、また販売収入なども書かれております。 それで、一方、野菜に関しては、市外からの移住者で安全な野菜を食べたい、だったら自分で作りたいという思いから移住・定住をしまして、新規の就農者がほとんどというふうに伺いました。ほかにたくさん先進事例を見てまいりましたけれども、どこもこれ同じ傾向なんです。この傾向を見ても私が感じていることなんですが、現在の慣行農業で野菜をつくっていらっしゃる方たちは、これなりわいで商売にしているわけです。また、安定的な流通というものを担っているという点において、これ簡単に有機栽培に転換できないと思うんです。このような今の農家さんたちは、むしろ安定的な供給を守るそういった立場の農家さんであるわけなんです。 なので、今、土屋産業部参与の言われましたのは、多分これ米だと思うんです。野菜に関してどうするかということなんですけれども、これから新規で就農しようと考えている人、また市外から移住してくる人、最初から安心な野菜を無農薬で作りたいよというふうにそういう農家をやろうとしている人が、結果的に野菜の有機農家になっていくという先進地自治体をたくさん見てきましたので、米は慣行からの転換でその道でいいのかなと思いますけれども、野菜に関してはどのようにお考えですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 本年度受講していただいた農業者の中には、野菜だけ専門でやっている方もいらっしゃいまして、その方も有機でやりたいという転換を考えている方もいらっしゃいますので、一概に慣行野菜の方が有機にならないというわけではなくて、そういう方もいらっしゃいます。それから新規で来られる方というのは、今議員のご指摘のとおりいらっしゃるのはほかの事例でもあるということは私も承知しておりますけれども、その場合には新たな農地、これを確保しなければいけないと思いますので、こういったところを今地域計画とか、荒廃農地の解消とかそういうところもありますので、有機農業だけの問題ではなくて、全体を通してそうした新規就農者に対する農地の確保ということは課題として捉えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 対象は次年度も農業者対象ということなんですけれども、本市が進めているこの有機農業への取組は、ファーストペンギンではなくて先進事例が幾つもあって、その先進地の自治体が失敗したこと、成功したこと、どういうふうにしたら進みやすいかというものを見ながら進むことができるわけなんです。ということは最短で進むことができます。それで、しっかりと見えているものは有機農業の広がりというのは、水稲に関しては慣行農業、農家さんからの緩やかな転換、だけれども、野菜に関してはやはり新規就農者からのというのが非常に多いという、それが先進地を見てきた私の結論であります。 次年度は、もうこのようなことでできているということですので、この先、新規就農者の有機農業の技術取得の機会もぜひつくっていただければというふうに思います。 では、②有機給食の日のほうのお話をしたいと思います。 まず、これ流通の経路なんですが、昨年9月の議会の高橋議員の質問の答弁では、農家、生産者から農協に行って静岡経済連に行って、精米工場に行って、運輸会社、そして炊飯委託会社または直接学校というような答弁でありましたが、今回は、生産者から直接教育委員会を通じて給食センターという流れということでよろしいでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 議員のおっしゃるとおりです。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) この有機給食については、これからも拡大していくと思われるんですけれども、これからもずっとこの形の流通経路を取るのか、また少しJAさんなんかも入れながら進んでいくのか、この流通についてはどのような見通しでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 流通に関しましては、本年度は量が少なくありましたので、ご協力いただいた生産者の倉庫に保管させていただいて、そこから私ども市の職員も協力して、給食のほうへ提供したことになります。 今後、量がある程度確保してくるとなりますと、保管の問題もありますので、そうした場合にはやはり農協を通して、経済連で学校給食会というところの流通を通したほうが安定的にコストも安く通せるのではないのかなということで、まずはそこから、量が確保できればそちらに移行したいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) そうですね、なるべく早い段階で量が確保されればいいなというふうに思います。これ子供たちにも非常に好評だった有機給食、オーガニック給食の日ですが、今年度は、年に1回ということですが、これから月に1回、2回というふうに増やしていっていただきたいというふうに思うんですが、この有機給食の拡大について、これまず野菜ではなく、お米のほうだけでいいんですけれども、複数年で何か数値の計画などは持っておりますでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 学校給食への提供につきましては、今、準備会で話合いもしておりますし、今後、推進協議会を立ち上げたときには、実施計画も併せてつくる中で、ある程度面積、それから、学校給食で提供できる数を踏まえた上での取組面積というものもうたっていくことになると思いますから、そういうところで将来的な面積、量については決めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) そうですね、給食に何日も出したいと言っても、そのお米がなければできませんので、有機給食の日を増やすということは、有機米をつくる農家さんを増やすということになるわけなんですが、慣行農業の農家さんの田んぼの一部、一反でも少しずつ有機米に転換していかないと増えないわけなんですが、このあたりをどのように進めていこうかなというのは考えをお持ちでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 面積を増やすのは、学校給食で提供できるようなお米の量を増やすということについては、非常に難しいというんですか大変だと思っています。というのはいすみ市と伊豆の国市は、ちょっと違うものですから、いすみ市は先ほど議員の資料の中で、10ヘクタール以上の大規模農家が何軒かいらっしゃるわけですね。そのうちの20%、30%となりますと、相当量やっていただけると思います。対して伊豆の国市につきましては、大規模農家さんがあまりいらっしゃいません。いらっしゃるにはいらっしゃいますけれども、いすみ市と比べては非常に数が少ない。そういった中で、学校給食に有機栽培米を提供するに当たっては、それに取り組んでいただける方を、人数を増やしていかなければならないというのがまず1点あります。 また、それに合わせて、それぞれの方がご理解いただいたとしても、その土地が点在しているような状況になりますと、先ほど言いました慣行農業と有機農業とのすみ分け、団地化という部分ではなかなかそういった点在している状況では、あまり好ましい状況ではないと思いますので、そういうところも踏まえて、どれだけ出していけるかというのは、少し生産者と話し合いながら、実態に合った数で提供していくというところを考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) そんなわけで、有機圃場の団地化とかそんなものにも予算が立っているのかなというふうに思います。 それから、有機栽培米の買取りなんかも、給食の部分、買取りも予算立てされておりますけれども、いすみ市では、資料のこれ最後の千葉県いすみ市の有機農業推進の取組とこの伊豆の国市と比較した年表のようなものをつくりましたけれども、いすみ市は2012年に「自然と共生する里づくり」という観点から始まりまして、1年はちょっと失敗をしまして、2014年に水稲有機栽培の実証事業が開始されたんですが、これは実証圃場として3名の農家さんの田んぼを使ってスタートをしています。このときは目的が環境保全型農業の普及だったものですから、給食のことは全く考えていなくて、いすみ市さんは。あくまでも里山とか里地、これの自然環境の保全や再生、こんなものを目的にしていました。 そんなわけで、この圃場を提供して研修に参加してくれた農家さん、前の年に大失敗していますので、やってみたら大失敗で収量がなかったなんていうことになったら大変だということで、収量にかかわらず、10アール当たり4万円という委託金を支払ってという形で有機米を作る圃場を広げていったというようなこんな取組もあります。 確かに、作れなかったからということで、収量が減ってしまって、収入が減るわけにはいかないわけですので、買取りではなく、その前の段階からこのように保障してあげる、こんなような取組はいかがお考えですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 参考にさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) これまでは、こうして有機米、お米のほうばかり聞いてきたんですけれども、有機米に関しては、進み方が何となく分かってきました。野菜のほうをなかなか導入大変だと思うんですけれども、市としては野菜についての有機作物、これの導入については、どのように考えて、どんなような計画で進めるおつもりですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 有機農業のほうの取組につきましては、野菜はお米よりも大変高度な農作業が必要になってくるというふうに認識しておりますので、さらに品種も非常にたくさんあります。それで、技術も多岐にわたってきますので、これについては、農環研さん、農業・環境・健康研究所の技術を仰ぎながら、それでじっくりできるところから進めていきたいと思っていますので、まずはお米から。それから農家さん個人で取り組んでいる有機もありますから、可能な範囲でできるところから、今回のサツマイモのように学校給食にはできるところから出していきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 野菜はふぞろいだったり、数がそろわないとなかなか進まないということも承知をしております。ただ、数がそろうまで待っていたらなかなか導入が難しいですので、ほかの先進地では有機の作物を入れてみて、足りない分量のところはこれまでどおりの調達というふうな形で少しずつ増やしていくという方式を取っておりますので、ぜひ伊豆の国市もそんなような形で野菜のほうも導入をしていっていただきたいと思います。 有機給食を食べた子供たちの感想をちょっと私も耳にしたんですけれども、自分がいつも通学で歩いているあの道の、あの田んぼの、あそこのあの稲、それを今僕たちは食べているんだということに非常に驚き、感心して喜んでいたというふうに聞きました。有機栽培された作物ということもありますけれども、やはり自分の家のすぐ近くで取れているものを食べるという、より身近な地産地消というのは、子供たちにとって非常に大切な食育なんだなということを感じました。 では、(2)です。有機農業推進協議会設立の予定はあるけれども、今のところは準備会を立ち上げていろいろと進んでいるということなんですが、準備会の中で協議会のメンバーを選定していくということですか。この準備会の中の人たちもそのままスライドして協議会のメンバーになるということですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 準備会のメンバーにつきましては、協議会に入ることについてご了解をいただいています。それから、協議会のメンバーについては、準備会の方々が精通してるというふうに私ども認識して準備会に選ばせていただきましたので、さらにこの準備会のメンバーからこういった方も協議会に入っていたほうがいいよというところの意見をいただいて、協議会のメンバーを加えていくような形で検討をしていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 準備会のメンバーとして全部書き取れなかったんですが、生産者とか、JAさんとか、県、商工会、教育委員会などということなんですが、ここに農業のそういう団体とは関係ない一般消費者が入るということはいかがでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 議員ご指摘のとおり、消費者団体は準備会の中でも入れていったほうがいいということは進言いただいておりまして、この消費者団体がちょっと私も探しているんですがなかなかいい団体というのがちょっと見つけられていなくて、こういうのも含めて準備会の皆さんに消費者団体というものをどういった方がいいかというのも教えていただいて、加えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 消費者団体というのは、私もちょっとうーんという感じなんですが、逆に団体というようなくくりではなくて、個人を一般公募で少し応募してみて、その中からというような一般公募方式は考えておりますか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 今、考えておりませんでしたので、ぜひ、議員にご指摘いただきましたので、参考にさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) この協議会というのは、有機農業推進に非常に大切な組織になってくると思いますので、広くいろんな人の意見が入るように、いいメンバーの協議会をぜひ立ち上げていただきたいと思います。 時間がなくなりましたので、協議会を設立した後に、これ有機農業実施計画というものを策定するんですが、これ協議会でつくるということでよろしいですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 実施計画は準備会のほうでつくっていきたいと思っていますが、協議会をその後立ち上げて、協議会が納得しなければいけないものですから、つくり上げるのは協議会の形で協議会の発足とともに実施計画を出していくようなことを一応想定はしております。 この内容については、今まだ準備段階ですので、我々事務方のほうで1回まとめて、その後にまた市の全体の中でも調整して、改めて固まったら全員協議会などを通して皆さんのほうには伝えていきたいとは考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 有機農業実施計画というのも策定できるということで非常に喜ばしいことなんですけれども、これ答弁の中で、令和6年から令和10年の計画期間ということだったんですが、ほかの市町の計画を見ますと、5年間の数値目標のようなものが示されているんですが、その数値目標も各自治体で自由に選べているような感じなんですね。これどんな数値を数値目標に入れようかなというところというのは今考えておりますか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 数値目標については、まだ協議会また市の中でも検討していく必要があろうかと思います。ただ、国の指標が面積、2050年までに25%という面積を出しています。県の目標も面積で出しています。ですので、面積はある程度出していかなければいけないんだろうなと思っております。それ以外の数値目標については現在のところまだ白紙です。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 農地面積のほかに有機農業者の増加ですとか、いろんなところを数値目標で上げていっていただきたいと思います。 最後に、先ほど一度見ましたいすみ市と伊豆の国市の有機の取組なんですけれども、順調に伊豆の国市は進んでおります。2023年、今年、すごく進みまして、また2024年には有機農業推進協議会設立をして、この有機農業実施計画も策定して、さらにこれオーガニック宣言まで行きたいというようなお話もありますので、非常に進むなというふうに思います。これオーガニック宣言も次年度中に行う予定でよろしいですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部参与。 ◎産業部参与(土屋政幸君) 前回の議会の答弁でも、こういうふうに来年度中にオーガニックビレッジ宣言をしていきたいということで市長答弁をしていただいておりますので、ここはやっていく所存で私ども事務方は準備しております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) そうすると、次年度は農林課大忙しという感じになりそうですけれども、伊豆の国市の有機農業推進の取組の2024年まではもうほぼ決まっていることなんですが、2025年と20バツバツ年は私が未来の希望ということで書かせていただきました。2025年に米飯給食に必要な全量40トン達成というのを私の中では目標としていたんですが、今話を聞くとなかなかこれは難しいぞということなんですが、現在いすみ市では、有機米100トンを超えてブランド化もしておりますので、20バツバツ年には伊豆の国市も有機米100トンを超えて、ブランド化、伊豆っ子なんていう有機米のブランド化ができればいいなというふうに考えておりますので、どうぞこの有機農業の促進、推進については、しっかりと計画的に必ず広がっていくようにという私の希望を申し上げて、一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(柴田三敏君) これにて、1番、山口貴子議員の質問を終了いたします。 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩とします。 再開は13時ちょうどといたします。 △休憩 午前11時57分 △再開 午後1時00分 ○議長(柴田三敏君) 休憩を閉じ、会議を再開し、一般質問を行います。---------------------------------------小澤五月江君 ○議長(柴田三敏君) 次に、11番、小澤五月江議員の発言を許可します。 11番、小澤議員。     〔11番 小澤五月江君登壇〕 ◆11番(小澤五月江君) 皆様、こんにちは。 議席番号11番、新風会、小澤五月江です。 議長より発言の許可がありましたので、発言通告書のとおり4点について質問をいたします。 1つ目、伊豆の国市地域防災計画にある緊急物資集積場所の運営の見直しについて。 2024年の年明けは誰もが予期しない事態が発生し、能登半島地震は忘れられない日となりました。当市は、2019年台風19号の洪水被害があり、記憶に新しいことです。 防災計画は地震対策、風水害対策など、それぞれの災害によって初動行動が違います。しかし、共通の課題として、避難生活が始まりますと、全国より善意の支援物資受入れや管理が余儀なくされます。以前発生した熊本地震のときには、職員が過労で倒れたとの報道がありました。 現在計画している物資集積場所はスムーズな受入れができるのか。令和5年3月の地域防災計画を基に以下の質問をします。 (1)緊急物資集積場所(①韮山文化センター、②長岡体育館、③中央図書館駐車場、④のぞみ幼稚園)は受託や供出の役割を果たせるのか。 (2)計画上に示された4つの集積場での訓練は行われているのか。 (3)集積場所においてスムーズな受入れなどの運営ができる条件は何と考えているか。 (4)市内の支援物資供給に関する協定書を交わしている企業などにも、集積場所提供について協力要請することは検討しているのか。 2つ目です。避難所の被災者情報の把握にICカードを活用する考えは。 被災地では、住民が一次避難所から二次避難所へ移動したり、避難所以外で生活を始めたりして広域で移動するケースが増えて、行政が被災者の居場所や避難所の利用状況を把握しづらくなっている。そこで、大手鉄道会社がデジタル庁と協力し、交通系ICカードを使って避難所に設置したり、カードリーダーにかざすと利用状況が集約できる仕組みを構築したとのことです。 このような効率のよい被災者情報の把握方法の検討ができないか、以下の質問をします。 (1)現在、避難所での受付、退所の方法はどのようか。 (2)各避難所の人数や年代、性別の把握はどのように行っているのか。 (3)デジタル技術活用の利点として、支援物資の効率的な利用につながると思うが検討する考えは。 3つ目です。公共施設(観光施設・都市公園)のトイレの改修について。 伊豆の国市内の観光施設・都市公園の共生社会におけるトイレの今後の在り方について、多様な利用者特性への対応、車椅子利用者や乳幼児家族対応、オストメイト用、男女共同など求められています。現在、設置されているトイレの掃除はきちんとされておりますが、老朽化により特に観光客や子供たちから市内のトイレは非常に印象が悪いと聞きます。このようなことを解消するためにも、以下の質問をします。 (1)観光施設として管理している江川邸駐車場内のトイレ及び小坂みかん共同農園内トイレの現状はどのようか。 (2)都市公園施設として管理している狩野川リバーサイドパーク内のトイレ及び蛭ヶ島公園内のトイレの現状はどうか。 (3)上記の各トイレを改修する計画はあるか。 4つ目です。地域観光推進事業について。 伊豆の国市は、地域に経済効果を生む総合的な産業である観光を推進し、観光資源を全国に広く情報発信しております。そして、来訪者に優しい環境を整え、交流人口の増加に取り組む魅力があるまちにするには、観光協会の役割は非常に大きいと考えます。 そこで伺います。 (1)現状の観光協会の運営状況について、市はどのような見解か。 以上です。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(柴田三敏君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 山下正行君登壇〕
    ◎市長(山下正行君) 小澤議員のご質問にお答え申し上げます。 初めに、1、伊豆の国市地域防災計画にある緊急物資集積場所の運営の見直しについてのうち、(1)緊急物資集積所は役割を果たせるのかというお尋ねでございます。 本市が指定している4つの施設につきましては、支援物資の受入れ方法や天候による集積環境の仕立てには工夫が必要となりますが、各施設とも、市内の拠点としての役割を担い、集積環境としての広さを有し、幹線道路の接続も良好なことから、集積所としては適切であると考えております。したがいまして、支援物資の受入れの役割は果たせるものと考えております。 なお、これらの緊急物資集積所に加え、市内企業と災害時等に施設利用の協力に関する協定を締結し、支援物資の受入れ場所、輸送車の停留場所、フォークリフト等を確保することで、災害時に円滑な支援物資の受入れがなされるよう備えております。 次に、(2)緊急物資集積所での訓練の実施状況についてのお尋ねでございます。 本年度の総合防災訓練では、韮山文化センターにおいて、支援物資の受入れ・搬出訓練を実施いたしました。 東日本大震災の際に、被災地で災害支援に従事した市職員の経験を振り返りながら、緊急物資集積場において実際に受入れや搬出等を想定した訓練を行った上で、課題の抽出と改善策を協議いたしました。 次に、(3)緊急物資集積所において適切に運営できる条件についてのお尋ねでございます。 被災後、緊急物資集積所には、大量の支援物資が運ばれてくることが想定されます。これを適切に受け入れ、被災者に届けるためには、1つとして、集積所を管理運営する人材の確保、2つ目として、大型車両が進入できるスペースや支援物資を保管するスペースの確保、3つ目として、フォークリフト等の運搬用資機材・操作員の確保、こういったことが必要になると考えております。 次に、(4)市内企業等への支援物資集積場所提供の協力要請についてのお尋ねでございます。 先ほど答弁申し上げましたとおり、市内企業等との間で災害時等の施設利用の協力に関する協定を締結しており、災害時の支援物資の受入れに備えておるところでございます。 次に、2番目、避難者情報の把握についてのうち、(1)避難所の受付、退所方法についてのお尋ねでございます。 避難所の受付の際には、受付担当者が、避難された世帯の代表者に、避難者全員の氏名、性別、体調や特別な配慮の有無等を聞き取り、避難者名簿として取りまとめております。 また、受付後に世帯の情報を記した個票を避難者から提出してもらい、受付担当者が作成した名簿と一体的に管理しております。 避難所を退所する際には、受付担当者が、退所者の氏名を聞き取り、名簿に退所日時を記入しております。 次に、(2)避難所の避難者の把握についてのお尋ねでございます。 各避難所の受付担当者が名簿に記載された情報を基に集計等を行い、把握を行っております。 次に、(3)デジタル技術を活用した避難所運営についてのお尋ねでございます。 小澤議員ご指摘の避難所運営に交通系ICを活用した取組につきましては、報道等により承知しておりますが、実際の運用に当たりましては、まだまだ課題も多いと認識しております。 一方、将来的には、デジタル技術の活用は有用であると思われますので、今後は、こうした取組の動向について情報収集に努めてまいりたいと考えております。 次に、3、公共施設のトイレ改修についてのうち、(1)観光施設のトイレの現状についてのお尋ねでございます。 江川邸駐車場内のトイレにつきましては、平成19年度に多目的トイレも併せて整備したものの、17年が経過する中、施設が老朽化していることは否めませんが、機能上の問題はないものと認識しております。 小坂みかん共同農園内トイレにつきましては、昭和63年度に整備し、平成11年度に多目的トイレを追加整備、平成28年度に和式便器から洋式便器への改修工事を行ったので、機能上の問題はないものと認識しておりますが、施設が老朽化していることは否めません。 次に、(2)都市公園のトイレの現状についてのお尋ねでございます。 狩野川リバーサイドパークの管理棟内のトイレにつきましては、設置以来18年が経過しており、これについても施設の老朽化は否めませんが、現状、機能上の問題はないと認識しております。 蛭ヶ島公園のトイレにつきましては、平成15年度に多目的トイレを設置し、その後、平成17年度に男女別のトイレを設置いたしました。設置後、約20年が経過しており、老朽化は否めず、同様の状況にあると認識しております。 次に、(3)各トイレの改修計画についてのお尋ねでございます。 近年、各家庭では、温水洗浄便座や暖房便座のトイレが普及しております。 公共施設のトイレにつきましても、同様の機能を持つものに順次、更新していくとともに、老朽化が著しい施設につきましては、これに併せて内装等を改修するなど、快適なトイレ空間としていく必要があると考えております。 (1)及び(2)で答弁いたしましたトイレにつきましては、現時点では改修に向けた具体的な計画はございませんが、小澤議員のご指摘を踏まえ、今後は施設の状況を確認しながら適切に対応してまいります。 次に、4、地域観光推進事業についてのうち、(1)観光協会の運営状況に対する市の見解についてのお尋ねでございます。 観光協会におきましては、本市における観光振興や地域産業の発展に資する各種イベントの企画・運営や、観光情報の発信、また、市内2か所の観光案内所の運営等に取り組まれているところであります。 一方、協会の運営事務を担う事務局は、令和4年度以降、事務局長の不在、事務局職員の不足の状態が続いていることなどの報告を受けており、協会の持続的な運営、発展に向け、事務局体制の整備が急務であると認識しております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 通告による質問及び答弁が終わりましたので、これより再質問を許可します。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 ただいま答弁いただきましたので、順次再質問をさせていただきます。 では、最初(1)の緊急物資集積所ですね。そこは今4つ、市のほうでは予定しておりますが、先ほど市長のほうから受入れとか供出の役割を果たせるかということで、大体受入れはできるけれども、各場所の工夫が必要とおっしゃっていましたけれども、どのような工夫を考えているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 小澤議員の質問にお答えいたします。 現在、市の地域防災計画に定められた緊急物資集積所は4つございます。議員のお話しのとおり、長岡体育館とか韮山文化センター、中央図書館、のぞみ幼稚園が指定されているわけであります。この施設は大きく2つに分けるとすると、まず長岡総合体育館と韮山文化センターについては、屋内の環境にこれは物資を集積するということ。そして、中央図書館とのぞみ幼稚園については、いわゆる露天の状態に集積をするという環境になります。 この4つの施設のうち、中央図書館、これ露天ですけれども、この部分については、大型のトラック等は横づけは、入ることは可能だと思います。ただそのほかの長岡体育館、時代劇場は三角なんですけれども、長岡体育館やのぞみ幼稚園に関しては、大型トラックの横づけというふうな位置づけにはちょっと苦しい環境にあります。そうしますと、何かしら、その入り口の部分で物資を下ろさなければならないというシチュエーションが発生すると。それを建物の中に運び込まなければならないのはどうするのかという工夫が必要だと思います。 この長岡総合体育館にしても、時代劇場にしても、大ホールであったり、体育館のアリーナの中に入れるわけでありますけれども、その中で、今度集積をするというふうな形になったときに、フォークリフトは使いたいが床過重が耐えられないというふうなことになります。とすると、体育館内あるいは時代劇場の大ホール内に行ったときには、間違いなく、これは人海戦術に頼らざるを得ないと思います。動線とか、どこに何を置くかというルールづけをしっかり指定して、これは効率的に運ぶ必要があるということです。 また、中央図書館とのぞみ幼稚園に関しましては、露天というふうなお話をさせていただいたのですが、当然天候によって影響を受けます。そのための何かしらのパレットを敷いて、その上に置き、ブルーシートをかけてというような工夫も必要になるでしょうし、そこの露天でありますので、何かしらの持っていかれないようにセキュリティーの問題も発生してくるかというふうに思っています。 以上、様々な工夫はしなければ、今の4か所については必要になってくる、使っていく形になっていくというふうな形で考えています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ただいま工夫の説明を伺いましたけれども、工夫というよりも課題かなというふうに捉えております。 それで、長岡体育館は警察の人たちの何というんですか、居場所になっちゃうんですけれども、2階では遺体を収容するというふうなものになっていますね。位置づけになっていますよね。大仁の体育館もそうですね。その中で、じゃ1階にその支援物資を入れるのかということになりますと、この4つの今の集積の場所が、改めて考え直す必要があるのではないかなというふうに私は捉えるんですが、その点についてはいかがですか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 小澤議員のご意見もっともだと思います。我々のほうも、旧町から合併をしてきて、この4つの物資集積場に関しまして指定をしてきたわけでありますけれども、実際にここの施設自体が機能するのか、そしてここでよいのか、ほかにはないのかというふうな点に関しての検討であり、あるいは行動については恐らくなかったのではないかというふうに思っています。 この4つについては検証はしていかなければならないと思っていますので、令和5年度中に韮山文化センターで訓練することが1つできましたけれども、このほかの3か所については、ここが適正なのかどうかというのは検証していくことが必要だというふうに思っています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、危機管理監が言われるように、この4つの集積所の今、訓練ということで、韮山文化センターで行ったということでございます。ここには受入れや、そのやったというんですけれども、もう少し詳しく教えていただけますか。 それから、職員の方の参加人数も分かりましたら教えてください。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) これまでの市長、それから危機管理監の答弁と重複する部分もあるんですが、訓練の概要ということでお答えのほうをさせていただきます。 東日本大震災では、震災3日後ぐらいから救援物資が届き始め、対応に迫られたというようなことを踏まえまして、緊急物資集積場所に指定されている韮山文化センター、こちらの大ホールにおきまして、支援物資の受入れ・搬出等の想定訓練を実施し、この場所が、この大ホールが集積場所として使用した場合の課題、それから改善策について話合いをしたということでございます。 なお、この訓練につきましては、災害対策本部におきまして救援物資集積、それから配給に関する業務を担うということで配置をされております観光班で観光文化課職員8名、それと商工課職員5名、計13名で実施をいたしました。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ただいま人数が13名ということで、それはもう平常時のときに13名ということで、この中でも課題や何かが見つかったのではないかなというふうにしております。やはり、訓練というのはシミュレーションがすごく大事で、やるとやらないではもう全然違います。そんな中、実際行った訓練の成果、または課題はどんなようなことだったんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) この訓練をした結果ということですけれども、想定される大型トラックによる支給物資の搬入・搬出、それからフォークリフトでの搬送、物資の配置など、それぞれ課題が多数上げられてきました。しかしながら、この施設を利用するに当たりまして、やはり課題はあるんですが、そうした中でも先ほど来出ておりますように、じゃ、どういった工夫をすればいいんだというようなことについて、参加した職員で話合いをすることができたというようなことでございます。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、産業部長が言われるように、やらないよりもやったことによって見えてきたものがあるということでございます。そこで、大型トラック、フォークリフトも使えないという中では、その直接大型トラックを時代劇場の、要はステージの裏のほうの、舞台の裏のほうのあそこから搬入したということでよろしいですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) すみません。ちょっとご説明が足りなかったかもしれませんけれども、大型トラックの搬入については、このとき大ホールの裏側の舞台裏の大扉というのがあるんですが、そちらに今、搬入場所というようなことを決めました。それから、今度、搬出をする場所も当然必要になるということで、これらを別にしたほうがいいだろうということで、こちらについては、大ホールのやはり舞台裏の西側に非常口がございまして、そちらというようなことにしました。 それから、大型トラックの関係で申し上げると、やはりいろんな物資が届いてくるというようなところで、やはりその大型トラックの滞留場所も必要だろうということで、こちらについては、大駐車場をやはり使うのが適切だろうというような打合せをしたということでございます。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、文化センターの訓練の模様を伺ったんですけれども、そこに課題と成果みたいなものもあったんですが、あと3か所訓練を行う、あと3か所ありますよね。そこでの訓練はする予定があるんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 実際に時代劇場の大ホールで訓練をする中で、やはり観光班としては残り3か所の訓練も行うというような予定をしております。実際に災害が起こった場合については、誰がどこへ配置されるかというようなことも実際分かりません。ですので、配置をされている職員がどこへ行っても適切に動けるように対応していきたいということでございます。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、部長が言われるように、今回は観光班と商工の職員の方が経験してくださいました。ここでまた人事があり代わったりしますと、そこの経験した人が何人いるか分かりませんけれども、そういうことも併せて、訓練するということはすごく大事だなというふうに思います。 私が今回、この質問をする趣旨としましては、職員の方が今までも全員がそろっているということではなくて、もう半分だよという意識の下でどういうふうにして、その集積の場所の集荷とか、そういうのができるかなということが、私の中では根底にあるので、そこを私は解決するような方法というようなことでこの質問をいたしますけれども、先ほど集積場所においてスムーズな受入れなどが運営できる条件は何かといったときに、人員の確保、そして大型車が進入できるスペース、保管するスペースの確保、それからフォークリフト、ましてやフォークリフトを運転する人も必要だと。これがこの4つのところに私は本当にうまくスムーズに行けるかなということは思っております。 伊豆の国市の地形としましては、橋を渡らなければ隣町に行けないという1つの地形があるんですね。今、橋の工事も、耐震もしてくださっていますけれども、そういうことを考えますと、いつどこでどういうふうな災害が起きるか分からない、ここの庁舎がなるかもしれない、いろんな面を想像してやるということの中で、こっちの4つの地区に分かれて、私は集積所という場所を選定しているのかなと思っております。そういう中で、いろんな場所の訓練をするということは非常にいいことだなと思っております。 それで、4つ目の市内の支援物資供給に係る協定書を交わしている企業がございますよね。そこに、もちろん供給に関する協定を締結しているから、それはやりますよということでございますが、支援物資要請の流れについて、要請をする流れについて説明していただいてよろしいですか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 支援物資の要請でよろしいですか。 支援物資をどのように要請して、その物資の拠点施設のほうに来るのかというふうな形の流れを、概要を少し説明させていただきます。 地震が起こりました、発災しましたといったときから、基本的には3日までは、個人の備蓄であったり、あるいは市町の備蓄、あるいは県の備蓄がこれが頼りなのは言うまでもないことです。 4日目からは、これ全国で、静岡県の伊豆の国市に向かって動きが始まります。被災地からの要請、いわゆる伊豆の国市からの要請を待たずに必要と見込まれる物資を調達して送付するプッシュ型の支援、これが始まります。同様に、被災市町村、いわゆる伊豆の国市からこういうものが欲しいよという要請に基づいて物資を調達して送付してくれるプル型の支援、この2つが大きくありますね。 この発災後、じゃ、どのように物資がやってくるのか、そういうふうな形で支援の物資が来るきっかけになるわけでありますけれども、被災した市町村が速やかに、地域内のこの市内に地域内輸送拠点を設ける。これはいわゆる緊急物資集積所のことです。市町村は、速やかに緊急物資集積所の安全をまず確認しなければならない。本部に支援物資受入班を設置、これは観光班の本部を据える。そして、プッシュ型支援の情報管理をしつつ、避難所運営班からの支援物資要請を整理して県に要請をする。これいわゆるプル型支援の動きをするということです。 そして、速やかに緊急物資集積所自体を開設、そして職員が機材を搬入・配置するというふうな形になります。本部の物資受入班との情報共有して、そこにトラックがやってきて受入れが始まるものというふうな形で認識しております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) この災害対策本部というのは、本部長というのは市長になるんですね。その市長が要請をするということでよろしいんですか。その点について少し説明してください。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) そのような形になります。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 分かりました。そうですね、市長がいろんな要請をするということの権限があって、そこで県に、国にというふうなことで、いろんな自衛隊であったり、動いてくるということは分かりました。 それで今、いろんな流れを説明していただきました。この中で、伊豆の国市の中のこの災害の防災計画の中には、やっぱり協定を結んでいるところがすごくありまして、そこの中でも近隣市町10市9町、県外は神奈川県、山梨県ということで、もういろんなことで協定を結んでおります。そして、令和4年3月1日現在で65の企業の皆さんと協定組んでいるんですね。 その中に私は今回、自分が質問しているのは集積所のことですね。そこの中で先ほどいろんな行政だけでは賄い切れない、要は大型トラックの場所、待機する場所とか、荷物が来たときにフォークリフトが欲しいとかという中で、じゃ4つの集積所以外に市内の中にどこがあるかといったときに、まさにここの協定のところに静岡県トラック協会東部支部、イハラサイエンス様、臼井国際産業様というところの内容を見ますと、防災備蓄機材、支援物資の避難所への配送、それから支援物資の一時保管、仕分け作業、そういうようなこともやってくださるというふうに協定の中に入っているんですよね。 そうしましたら、先ほど職員が13名いたけれども、半分しかないと言ったときには、この協定書に基づいて少し協力してもらうというような方法はできないんでしょうか。それを突然やってほしいと言っても。今、避難訓練のあと3か所ございましたけれども、そういうところに協定を結んでいる人に協力をしていただいて訓練をする、実践する訓練をする必要があるんではないかなというふうに思いますけれども、その点についていかがですか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 市内の4か所の市が指定した緊急物資集積所、こちらのほうにつきましては、観光班を中心にして訓練、シミュレーションをやっていく、これは変わらないわけでありますけれども。 これはやはり今、議員がおっしゃられるように、能登のときもそうですけれども、300人職員がいたら300人は整わない状況にありますね。我々静岡県が支援している穴水町という町がありますけれども、そこでも職員であると同時に被災者でもあるわけで、その段階で戦力、いわゆるマンパワーが少なくなっていくということについてはもう想定できる。その部分について、じゃどこで埋めていくのかというふうなことを考えたときには、やはりこの協定の中で、このような環境、あるいは資機材、そしてマンパワー、これらを活用する手はないと考えています。それに伴っての訓練は必要というふうに考えています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) まさにそこなんですね。やっぱり協定を組んでいて、協定をしてあるからということではなくて、やはり大型の、私はそういう訓練をすることを、以前にも私質問したことがあったんですね。そういう企業の人たち、協定を結んでいる人たちでやったらどうですかと言ったときに、はい、やりますという答えを伺っていたんですよ。そのときには給食センターを使って、そういう食品なんかも置いてやればいいとかね、そのようなご提案をしたことがあったんですけれども、今、それは実行されていませんので、私は、今回は支援物資というものの中で、こういう協定組んでいる人たちとそういうふうな、今度一緒に訓練をしませんかというような、そんなような働きはできないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) できないのでしょうかについては、できると思っています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) できると思うならばですね。もうここは本部長になる市長のトップが協定結んでいるわけですから、市長、ぜひこういう企業の皆さんを巻き込んだ避難訓練を私はぜひやるべきだと思いますが、その点について、市長はいかがでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 避難訓練、防災訓練でよろしいですよね。はい。 すみません。市長、ご指名ですけれども、危機管理監の私のほうから一言お願いします。 民間のこういうふうな協定をいただいている法人について、訓練をやっていきたいというのは、これは当然のことで思っています。ただし、1点配慮しなければならないのは、この法人は有事じゃない、平時の場合には営業しているということなんですね。我々の予定する日程とその営業日等、あるいはそれと社員をそこに投入させていただけるのかという調整は、これは必須の要件だと。その上で調整した上で訓練が可能というふうな形になったときに初めて、訓練ができるかなというふうな判断につながると思いますので、これは令和6年度になってくると思いますけれども、この法人等については、鋭意訪問させていただいて、少し状況確認をさせていただいて、少し調整をしてまいりたいなというふうには思っています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ前向きに、災害はいつやってくるか分からないんですね。日曜日だから来るとか、そういうことじゃないんですよ。それだけ、私は危機感を持って、この支援物資に関しては、やはり職員が半分いないということを想定した中の、私の質問ということを先ほど申し上げましたように、企業の人にも、せっかく協定を結んでいるわけですから、ぜひ詰めた話をしていただきたいということを申し上げて、次の質問をお伺いします。 すみません。そういう中で、避難所の被災者情報の把握、ICカードにする考えはということで、これは課題もあるということは、私も十分承知しております。しかし、これをすぐに私はやれとは言いません。 少し説明をさせていただきますと、これ何言っているのかなというふうな方もいらっしゃると思うんですけれども、これは石川県のほうで住民が二次避難所に移動したり、避難以外で生活を始めたりして、ここに何人いるんだということが把握できないということの中で、ある企業がデジタル庁と協力してICカードを1万8,000枚、カードリーダーは350台を無償で導入して始めますというような情報をいただいたんですね。私も、台風19号のときにはアクシスかつらぎに行きました。そのときの受付、それから退所、そこには非常に問題があるということで、常にここはどうしたらいいのかなということを、私は思っていたものですから、このような情報の中でデジタルの技術をこういうふうにしてうまく使うんだなというふうに思いまして、一応、提案をさせていただいております。 これをすぐにやれとは、私は申し上げませんけれども、この企業の人から1万8,000枚、要は各個人にカードを渡して、その中にはその人の名前や住所や生年月日などを登録して、それをよく電車のところの通路のときにピッとやるような、そういうもののカードリーダーというのがあって、そこに避難所のところにあると、その人がいつどこでということが、それがカードのシステムのほうから県庁のほうに行くんですね。これ、県のほうのあれなんですけれども。そこで、県庁のほうがいろんなことの情報を収集して、そこを下のほうの自治会に下ろしてくるというような内容なんですけれども、説明がうまくできないんですけれども。でも、私はこのICカードというものもそうですけれども、今、マイナンバーカードというのもありますよね。そういうものも今後はうまく使っていくこともできるんじゃないかなというふうに思っております。いかがでしょうか、その点については。 ○議長(柴田三敏君) 危機管理監。 ◎危機管理監小澤竜哉君) 今回のこの避難所において、このようなICカードを使って避難所の管理運営に使っていくというふうな取組については、我々も少し動きのほうは把握はしてございます。 これは先ほど議員がおっしゃられたように、石川県については、これは最初の段階の避難所の受付というよりは、むしろ県が設定して、県外、県内に設定した二次避難所に避難者が動いた際につかみ切れなかった。本当はいわゆる一人も取り残さないというふうな形の中で支援をしていかなければならないのに、県民であり、市民であり、町民である人たちがどこへ行ってしまったのかが分からなくなってしまった。これに対して石川県が動いているのがこの取組だという認識をしています。 一番最初の段階で、当然避難所に向かったときに、その環境が整っているのは誠にいい話であります。効能として見たらば、その情報からまず避難者台帳が自動的に出来上がってしまうということの利点で、そこにどういう性別の方が多くおられるんでしょうか、どういう年代の方が多くおられるのか、これによってその避難所に投入する支援物資、これも無駄なく効率的に送ることができるというメリットがある。あるいは、その分、効率的になったことによって、市の職員がそれほど要らなくなるのではないかという副次的なメリットもあるというふうに承知はしているところであります。 こちらについては、石川県が試験的に行っているというふうに認識は持っていますが、経過をこれは注視したいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ石川県のほうでやられた結果ですね、そのようなものをしっかりと情報をキャッチをして、そしてうちのまちにはどういうものがいいかということもやはり考えていっていただきたいなと思います。 それでは、3つ目の公共施設(観光施設・都市公園)のトイレの改修について質問をさせていただきます。 今回、朝の新聞に、上下水道の組合の方たちが、市内のトイレを見ていただいたという、本当にありがたい記事が載っておりました。そういう人たちがいてやっぱり支えられているんだなということももちろんございます。 私が今回、この公共施設の観光施設・都市公園について一般質問した理由としましては、ショックな言葉が私のところに届いたんですね。それは、やはり観光の方がうちのまちに訪ねて、訪れていただいて、夜はおいしいものを食べて、そして市内を回って本当に楽しかったと。それが最後、トイレ行ったときにがっかりして、今までの楽しかったことが一遍に冷めたという言葉を、もう本当に私はそれを聞いたときに、それは観光バスの運転手の方が訪ねてきてくれて、伊豆の国市、何とかしてあげなきゃ困るよって、自分たちも正直、すみませんって、運転手さんは関係ないんだけれども、すみませんって謝ったって。私はやはりそこのところの言葉を聞いたときに、本当にショックでした。市内の確かに、先ほど答弁の中で機能的には問題ない。それは私も承知しています。トイレも掃除も、本当にお金かけて、それぞれの皆さんがきれいにやっていただいております。 しかしながら、先ほど答弁の中にいろいろ出てきたのは、もう老朽化、それは否めないねということもあります。どうでしょうか、トイレというのはやはりそのまちの顔ではないかなということがあり、あえて今回は施設の名前まで挙げまして、一般質問に取り組んだということでございます。 今までは学校教育の現場を最優先にしてきて、本当に子供たちが清潔で、もうトイレも我慢しなくて、学校も楽しいという声も実際、私も聞いています。そういう中で、やはりこの江川邸さんなんかは、施設の江川邸さんの駐車場のところしかなくて、江川邸さんのほうにはトイレがないんですね。そこの中でも、そこに入って行くしかないんですね。そういう中で、やはり北条義時の大河ドラマであったり、江川邸さんでいろんな人たちが来たときに、やはり幾ら掃除してあっても、老朽化とか景観とかというものはちょっと入りにくいというのが正直あるんですね。そういう中でどうでしょうか、先ほどすぐにはできないけれども、今後考えていくというふうになっているんですけれども、江川邸の駐車場のトイレに対しては、授乳室は未整備でありますし、そういうところでもう一回伺いたいんですが、少し前向きにもう少し考えられるような答弁は、ご回答はないでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 私も、小澤議員に今言っていただいたようなことを思います。やはり、その観光用トイレ、私のほうの所管としては、観光用のトイレということで、このトイレがどういう状況であるかということは大変重要なその観光施策を捉える中でも重要なことだというふうには思っております。 幾らトイレの清掃をしても、やはりなかなか落ちない汚れというか、そういったものがやはり老朽化をしていく中ではだんだん出てきてしまうということについては、やはり改修をしていくというようなところをやっていかなければならないのかなというふうには考えております。 その中で状況を見ながらやっていくということにはなるんですが、江川邸のトイレということで少しお話をさせていただきますと、あそこのトイレについては、おむつ替えについては、多目的のトイレを設置してあります。ですので、そちらを利用していただくことはできるだろうというふうに思っています。 それから、利用者の立場で考えると、例えば、男性用の便器については和式の形式になっておりますので、洋式を望まれる方には、人的に多目的トイレをご案内すると。ご案内できないときには、やはりその案内の看板等をつけまして、そういった利用を促していくというようなところを、こちらは早急に対応していきたいなというふうに思います。 いずれにしましても、最初申し上げたように、どうしても清掃だけでは拭えない部分というのがありますので、そこは改修というところをやっていかなきゃならないわけなんですが。あとは花を飾ったりとかというようなところで少しおもてなしの気持ちを表していくというような、できる範囲のことをもやはりやっていかんきゃならないのかなというふうに考えています。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、部長が江川邸のトイレ、男性のトイレは和式ということですけれども、私もあそこの近くに、そのガイドの皆さんがいらっしゃるんですけれども、やはり和式も必要だと言うんですね。それで、多目的のところには確かに書いてあるんですね。男女もあるし、車椅子もあるし、赤ちゃんの絵も描いてございます。そこは、でも人によっては障害者とかそういうような人、自分たちの一般の人が入っちゃいけないのかなという、やっぱりそういうこともあるということで、先ほど部長が言っていただいたように、一般の方というか、ここは洋式のトイレ、どうぞというふうな表示をすることによって少し解決をするのかなというふうにも思います。 ぜひ今、お花を飾っただけで、そのおもてなしはもう大変いいと思いますけれども、あそこの何が一番と言ったら、やっぱり床というかタイルなんですね、全部ね。そこのところがもう本当黒ずんでしまっているので、やはり人によっては、そこに入らないで別のところに行くという方も伺っております。ですから、そういうところ、やはり江川邸さん、これから韮山城も国指定になって人がやっぱり多くなる。それから、あそこの城池公園のところにもトイレがありますけれども、今回はそこ言いませんけれども。そういうようなところでやはり顔ということでちょっと真剣に考えていただきたいなと思います。 それで、次は狩野川リバーサイドパークですけれども、この狩野川リバーサイドパークももう18年経過しているということでございます。蛭ヶ島はもう20年、それで蛭ヶ島さんは多目的よりも男女別のトイレのほうが遅かったんですね、2年。だけれども、あそこはもう本当に、私たちは地元だから入ったりするんですけれども、狩野川リバーサイドパークについては、大変多くの方がいらしております。他市町からも来ています、本当に。それから、年代も超えてきています。その中で、あそこのトイレもシルバーの方がしっかりやっていただいております。それから、8時と9時半には鍵をかけて管理をしていただいております。だから、そういう点では安心なんですけれども、やはり子供さんがここのトイレ嫌だと言ってコンビニに行くという話もあるんですね、実際に。そういうことを考えたとき、子育ての移住・定住の表紙に、ばんとリバーサイドの公園が載っている中にそこの部分があるというと、どうなのってやっぱり思います。その点についてはどうでしょうか、どんなふうにしてリバーサイドパークのトイレについては考えているんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 狩野川リバーサイドパークのトイレですけれども、狩野川リバーサイドパークは伊豆の国市を代表する都市公園でありまして、年間5万人来ると推定されておりますが、この間の2月の末の河津桜のときもいっぱいですね、市内外から来ていただいていると認識をしております。 現状のおむつ替えとか授乳室とかというのは、そもそも当初のレイアウトにそういうのがありませんでしたので、現在の運用としましては、事務員がそこの女子更衣室をご案内しているというようなことでございます。 あと、サインが小さかったり、そんなとこがありましたけれども、その辺は解消しております。 一部、今、議員の言われた子供たちが汚くてコンビニや近くのドラッグストア、そっちのほうに行くというようなことは、ちょっとそのお話は私どもは耳には入っていなかったというようなことでございます。 先ほど産業部長が言いましたと同じになってしまいますけれども、18年たって機能上は問題ないものの老朽化しているということは否めません。 現在の公共トイレに求められる快適さ、いわゆる安全・安心、清潔感、使いやすさ、ユニバーサルデザインというようなものはありませんので、これも時期を見てというか優先順位を立てて、当然、うちの都市公園の中ではここが最優先だと思っていますので、時期を見てと、状況を見て改修というか、その対応をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 先ほど授乳、おむつ替えというのは、私が以前、そういう赤ちゃんの休憩所、赤ちゃんの駅と言ったら駅じゃなくて休憩所にしてということで、赤ちゃんの休憩所ということで市内のところにあちこち置いてくださっておりますが、やっぱり今、若い人の、それをなぜ求めたかというと、若い世代の人たちは、子育てというのはもうパパもママも一緒なんですね、もうおむつ替えるにも。女の人がやるだけじゃないんですね。そういうところで、やはりそういう場所というのが必要ではないかなと思ったんです。女子更衣室のところを使わせていただいているんですが、そこにたまたまテニスコートのテニスをやる方が、更衣室に行って男性がいたって、それおかしいでしょうと言われて、職員もすごくちょっと嫌な思いをしたということも正直ありました。 そういう中で、市長、令和6年度の子供の子育てということを重点に置いております。そういうところの中で、やはり生理的なものというのは我慢することができませんので、そういうことの中の今回、私もほかの施設もありますけれども、今回ちょっと絞って提案しているんですけれども、最優先に改修が必要ということで、しっかりと検討していただいてやっていただきたいなと思います。 それから、各トイレを改修する計画はあるかという中に、今では家庭の中でも温水洗浄便座とか暖房とかというのも確かにあって、それはやっぱり高齢者の人が便座に座って心臓発作を起こしそうだって、もう、冷たくてしようがないって、そういう声も正直あるんです。だから、もう使い方としてはトイレットペーパーを置いて、そして使うみたいな、正直あるんです。そういうような、もう東名の高速なんかはもうすばらしいトイレで、そこまで私はお金かけろとは言いません。言わないですけれども、誰もが入って気持ちいいような、やっぱり空間というのは、伊豆の国市にとってもやはりPRするにも、ああいうふうに冷めたという人が、いやあ、もう伊豆の国市に来てよかったというような再発見していただくような、してもらいたいんですけれども、この快適なトイレ空間というのはどんなふうなことを考えておるんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島和仁君) 快適なトイレ空間というのは、まずこの参考書というかそういうものにはまず先ほど私、ちょっと言いましたけれども、1として安全・安心、防犯の目とか明るさですよと書いてありますね。2番目として清潔、清潔というのは当然清掃とかあと臭気対策、これができているか。あと使いやすさですね。使いやすさが3点目と書いてありました。適切な寸法、広さ、あとその使いやすい機能ですね。便器、先ほど言った、手洗い、身だしなみ、今、女性とかの身だしなみ、荷物置場というのもそうです。あと4つ目として公平な利用ということで、老弱男女、障害を持った人、けがをしたときとか、あと子供連れ、介護とか、そのようなもの、今は、この4つのようなことを求められているというようなことです。これからの公共トイレとは、こういうものを備えたものだよというようなことです。 このようなこと全て満足するためには、そもそもこの建物の建築面積、レイアウト、その辺から入らないと駄目ですので、できるところ、運用で対応できるところで対応していって、またその時期が来たら検討というような流れでございます。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、部長が快適なトイレ空間ということでいろいろ述べていただいて、じゃ伊豆の国市のトイレ、いろいろ見てみてどれだけ丸があるのかなというふうに。決して、私は機能的なものとしてはできているというふうに思っています。 現時点では改修の計画はないと。だけれども、何らかの形で改修していくには、確かに一番は費用がかかるということですね。お金がかかってしまうと、すぐにはい、分かりました。やりますよなんてことは言えないということは十分承知しておりますけれども、やはり私が今回一般質問している中では、伊豆の国市のイメージをやっぱりアップしていきたい、観光の人にとっても、いろんな観光の施設もできておりますけれども、やはりトイレという問題はきちんとしていただきたいなと思うんですけれども。 そこで、そこに改修するのには何か補助みたいなものがあるのではないかなと思うんですが、その点について伺いたいと思います。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) トイレ改修の関係については、静岡県の市町村振興協会、こちらが実施しております公共施設ユニバーサルデザイン化及び省エネルギー・新エネルギー機器導入事業助成金、また官公庁の補助メニュー、こういったものが用意をされておりますので、こういうものを活用しながら、実際に取り組むときには実施をしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) そういう補助メニューがあって、補助率もちょっと伺いたいんですけれども、この助成金は便器のみなんでしょうか。それとも、その温かい洗浄とかそれもついての補助になるんでしょうか。便器だけで、そっちは別なのか。その点についてと、それから補助率はどのぐらいになるか伺いたいと思います。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 温水の関係についても、便座が温かいとかそういったものについても対応できるものになっているということです。 それから、市町村振興協会のほうの助成金については、これは補助率が10分の10、それから、あと官公庁のほうの補助金については3分1の補助率というようなことになっております。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 何かちょっとほほ笑むような補助率を伺ったんですけれども、市町村振興協会は10分の10ということなんですね。でも、限度額か何かあるんじゃないですか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 限度額を申し上げるのを忘れておりました。これが440万円というところが限度額ということになっております。補助率がいい関係で上限が決まっているということです。10分の10で440万円です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) そうしましたら、これは内装工事については、多目的のときには内装工事もいいんですけれども、単発なときには内装工事は該当しないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 内装工事が対象になるのは、両方の助成金2つ合わせて、市町村振興協会のほうが実施している多目的トイレを新設する場合だけです。そのときには新設ということですので、内装のほうもということになります。それ以外には内装については対象にはなっておりません。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今ご説明いただいたので、分かりました。 新設で多目的トイレのときには内装、一体化は全部いいんですよ。だけれども、単発のときには、先ほど言った温水とかそういうものの便座のものには対象になり、10分の10なんだけれども、440万円の限度額があるということで、これは令和6年度に、年度でやると思うんですけれども、そういう中ではじゃこの便器というか、そういうものには少し考える余地はあるんでしょうか。今提案しております観光のほうですと江川邸さんですよね。そういうところとかそういうので使うことができないんでしょうか。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) 補助金自体は条件が合えばということですので、基本的にはまだ改修する、そのメニューが決まってくれば、それに沿って判断ということになると思います。ただ基本的には先ほど申し上げたように、内装のところまでというところについては、なかなか難しいのかなというところです。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 市長に伺います。 今、私がいろいろ質問してまいりましたけれども、このトイレという問題は、やはり今回はちょっと4つぐらいのものだったんですけれども、市内の中にはまだまだ運動のグラウンドのトイレであったりとか、いろんなものが目を向けていかなければならないことがあります。 そこには、やはりその市内だけではなくて、ほかの県外からも大勢の方たちがグラウンドなんかも使われます。そういうことも考えて、やはりこれからはそちらのほうにもしっかりと目を向けていっていただきたいなと思うんですが、市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(柴田三敏君) 市長。 ◎市長(山下正行君) 小澤議員のご指摘もっともだと思っております。まさにそのとおりでありまして、これまでトイレについてはなかなかあまりこう目を向けてこなかったのではないかなという認識を持っておりまして、まさに小澤議員のおっしゃるとおり、伊豆の国市に行ったはいいけれども、いろいろ観光した歴史施設も見たと。歴史的史跡を見た。だけれども、最後、トイレ寄ったら、いや、こんな汚いトイレだったと。老朽化していると。用は足せたけれども、まあちょっと気分悪いよねと、こういうのは当然想定されるわけでありまして、観光のトイレ、それから公園のトイレとか運動のトイレとか、それぞれ個別に考えるのではなくて、市内全体の、今日は、小澤議員はご指摘されませんでしたけれども、道の駅のトイレ、あれも含めまして、トイレの改修というのはやっぱりこれ結構早くやらなきゃいけないなという、そういう印象を持ちました。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ、そちらのほうに目を向けていっていただきたいと思います。 やはり訪れる方が気持ちよく伊豆の国市のよい印象を持って、また訪れたい、また来たいというようなためにも、改修に目を向けていただく等を切に願っております。 それでは、4つ目の地域観光推進事業についての観光協会の現状ということで、先ほどご答弁をいただきました。 そういう中で、今回源氏あやめ祭や鵺ばらい祭などは大変活気あるイベントで、工夫をしてやっていただいて、やはり観光協会というものは、このまちにとっては必要なものだということがありまして、そして、先ほど運営事務という事務局のところとかおっしゃっていましたけれども、私はやはり一般社団法人の団体なので人事や運営についてまでは口を出すつもりはございませんが、観光地域に経済効果を生む総合的な観光を推進し全国に情報発信をしております、大きな役割をしています。交流人口と消費人口の増加を取り込む魅力あるまちづくりにするためには、観光協会の役割は非常に大きいと考えております。 先ほど協会の持続的な発展に向け事務局体制の整備が急務であると認識しているということでございますけれども、ぜひ立て直しということに対してバックアップしていただきたいんですけれども、バックアップしていくような感じでは、ちょっとどのような考えなのか少し伺いたいと思います。 ○議長(柴田三敏君) 産業部長。 ◎産業部長(天野正人君) お答えをさせていただきます。 令和5年度におきましても、私と、それから観光振興のほうの担当係長でございますけれども、この2名で、実は観光協会のほうでは理事会というものが毎月開催をされておりまして、そちらのほうへ2名で出席をさせていただいております。出席をさせていただく中で、本市の観光施策の推進というようなところで連携をこれまでもさせていただいてきているところでございます。 それから、事務局の体制につきましてというところで、観光協会のほうでも職員の募集というようなところを積極的に12月から実施をしているというところでお聞きをしているところです。そんな中で、4月から2名の新規採用職員を予定しているというようなことでもお聞きをしておりまして、引き続き協会のほうと連携をこれからも強めていければというようなところで考えております。 以上です。 ○議長(柴田三敏君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、部長のほうからご説明いただきました。募集をして何か2名の方が新規ということで本当にありがたいことだなと思っております。 やはり観光協会と観光課、伊豆の国市の中では、全体ではしっかりと観光協会というものの位置というのが大変有意義な大きな役割を果たしていると私は思っておりますので、ぜひ立て直しにバックアップを期待しております。 そのようなことで私の一般質問はこれで終わりにします。 ○議長(柴田三敏君) これにて11番、小澤五月江議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(柴田三敏君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、3月11日月曜日午前9時から会議を再開し、引き続き一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後2時14分...