• "全額国庫補助金"(/)
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  1. 伊豆の国市議会 2021-06-29
    06月29日-06号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 3年  6月 定例会(第2回)          令和3年第2回(6月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第6号)                     令和3年6月29日(火)午前9時開議日程第1 最終日の日程報告日程第2 議案第35号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第4号)日程第3 議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)日程第4 閉会中の継続調査について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(17名)     1番  山口貴子君      2番  長谷川 浩君     3番  山本昭彦君      4番  井川弘二郎君     5番  高橋隆子君      6番  森下 茂君     7番  笹原惠子君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  小澤五月江君    11番  柴田三敏君     12番  天野佐代里君    13番  古屋鋭治君     14番  田中正男君    15番  三好陽子君     16番  鈴木俊治君    17番  内田隆久君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      山下正行君    教育長     増田貴史雄君                  まちづくり 市長戦略部長  西島 功君            西島和仁君                  政策監 総務部長    鈴木雅彦君    危機管理監   神田 稔君 市民福祉部長  小澤竜哉君    福祉事務所長  浜村正典君 経済環境部長  天野正人君    観光文化部長  公野克己君 都市整備部長  守野充義君    会計管理者   鈴木朋宏君 教育部長    佐藤政志君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  高橋博美     議会事務局次長 菊地昌宏 議会事務局係長 土屋真樹     書記      長谷川健也 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(内田隆久君) 改めまして、皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は17名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより、令和3年第2回6月伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 なお、本日6月定例会最終日は、FMいずのくにによるラジオの生中継を行います。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △最終日の日程報告 ○議長(内田隆久君) 日程第1、最終日の日程を議題といたします。 本定例会最終日の運営につきましては、昨日6月28日に議会運営委員会で検討をしていただいておりますので、委員長からその報告をお願いいたします。 8番、八木基之議会運営委員会委員長。     〔8番 八木基之君登壇〕 ◆議会運営委員会委員長(八木基之君) 皆さん、改めまして、おはようございます。 議席番号8番、議会運営委員会委員長の八木基之です。 昨日開催いたしました議会運営委員会の結果についてご報告いたします。 昨日6月28日午前9時より、委員6名と市長戦略部長総務部長出席の下、第13回の議会運営委員会を開催しました。 議題は、本日6月定例会最終日の日程についてです。 当局より1件の追加議案が提出されました。日程第3、議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)の1件です。議会からは、閉会中の継続調査についての合計2件を本日の追加日程とすることを決定いたしました。 以上、報告といたします。 ○議長(内田隆久君) お諮りいたします。委員長の報告のとおり、本日の議事日程に議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)及び閉会中の継続調査についての2件を追加したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(内田隆久君) 異議なしと認めます。 よって、本日の議事日程に議案第38号、閉会中の継続調査の2件を追加することに決定いたしました。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------------- △議案第35号の質疑、討論、採決 ○議長(内田隆久君) 日程第2、議案第35号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 本案につきましては、各常任委員会委員長より審査の経過と結果の報告が済んでおりますので、これより質疑及び討論に入ります。 本案に対する質疑及び討論の通告はありませんでした。質疑及び討論なしと認めます。これにて質疑及び討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第35号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第4号)の各委員長報告は可決であります。 各委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(内田隆久君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は各委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第38号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(内田隆久君) 日程第3、ここで本日追加する議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 市長。     〔市長 山下正行君登壇〕 ◎市長(山下正行君) 改めまして、皆さん、おはようございます。 議長よりお許しを得ましたので、本市議会6月定例会に追加で提案申し上げ、本日ご審議を賜ります補正予算案1件につきまして、私からその要旨を申し上げます。 議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)でありますが、本案につきましては、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映を契機とした地域活性化を図るべく、大河ドラマ館の設置、管理及びその他関連事業を展開するために必要となる予算と、それから、このほど、伊豆の国市観光拠点再生計画が観光庁により採択されたことから、官民連携による観光交流の活性化を進めるに当たって、行政の役割として取り組む実証実験に要する予算を加えるものとなっております。歳入歳出にそれぞれ1億700万円を追加し、総額を227億2,100万円とする予算の補正と継続費の設定をしようとするものであります。 なお、内容につきましては、市長戦略部長から説明申し上げます。 以上であります。ご審議の上、ご議決をくださりますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(内田隆久君) 市長より提案理由の説明がありましたので、これより内容説明を市長戦略部長に求めます。 市長戦略部長。     〔市長戦略部長 西島 功君登壇〕 ◎市長戦略部長(西島功君) それでは、議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)につきまして、内容をご説明いたします。 追加議案書の1ページをお開き願います。 第1条にありますとおり、今回の補正は、予算の総額に歳入歳出それぞれ1億700万円を追加いたしまして、総額を227億2,100万円とするものであります。また、第2条では、新たに継続費を設定をすることとしております。この補正予算につきましては、大河ドラマ関連予算について改めて内容の再構築を行い、2022年1月の大河ドラマ放映に間に合わせるため、追加で議案提出させていただいたものになります。 また、機を同じくして、伊豆の国市観光拠点再生計画が観光庁から採択されましたので、必要となる予算を併せて計上しようとするものであります。 それでは、2ページをお開き願います。 第1表歳入歳出予算補正のうち歳入についてであります。 15款の国庫支出金について、補正前の額に2,000万円を追加して31億4,744万9,000円としております。これは2項の国庫補助金の増額であります。 19款の繰入金につきましては、補正前の額に8,100万円を追加して合計を5億8,014万6,000円としております。これは2項の基金繰入金の増額であります。 21款の諸収入につきましては、補正前の額に600万円を追加して合計を2億5,613万5,000円としております。これは5項の雑入の増額であります。 次のページ、歳出でございます。 7款の商工費になりますが、補正前の額に1億700万円を追加して合計を6億9,321万4,000円としております。これは2項の観光費の増額であります。 次に、事項別明細書でご説明いたします。 8ページ、9ページをお開き願います。 まず、歳入についてであります。 15款2項国庫補助金の6目商工費補助金として、既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業補助金2,000万円を新規計上しております。観光庁による計画採択により見込まれる国庫補助金でございます。 19款2項の基金繰入金は、このたびの補正に係る歳入歳出の調整として、1目の財政調整基金繰入金を8,100万円増額しているものであります。 次に、21款5項5目の商工費雑入では、2節の観光振興費雑入として、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会繰入金600万円を新規計上しております。これは大河ドラマ館の令和3年度中の入場料収入相当額を見込んだものになります。大河ドラマ館管理運営費を市が負担することから、その入場料収入は、市に繰り入れることとしております。 次のページをお願いいたします。 続きまして、事項別明細書の歳出についてでございます。 7款2項観光費、1目観光振興費で、まず、事業番号10の大河ドラマ活用推進事業では、伊豆の国市推進協議会への交付金を8,700万円増額しております。大河ドラマ館の設置管理や、その他関連事業を展開するに当たって必要となる令和3年度分の予算となっております。また、事業番号11として、新たに観光拠点再生・高付加価値化推進事業として、実証実験委託料を2,000万円新規計上しております。官民連携の観光活性化を進めるに当たって行政の役割となる市内周遊コンテンツの魅力を高める取組に関し、実証実験を行っていくための経費であります。財源につきましては、全額国庫補助金を充てております。 以上、歳入歳出予算の補正についてご説明いたしました。 最後に、4ページをお開き願います。 第2表継続費の設定になります。 今回の大河ドラマ活用推進事業における伊豆の国市推進協議会交付金について、令和4年度までの2か年間の継続費を新たに設定しようとするものでございます。こちらの表にありますとおり、年割額として令和3年度は、先ほどの歳出予算でご説明した8,700万円に当初予算において計上済みである2,100万円を加えた1億800万円を計上しております。令和4年度は8,700万円を設定し、2か年総額1億9,500万円となっております。大河ドラマ関連事業につきましては、これまでの大河ドラマ関連予算に対する議会での審議を踏まえますと、全体としての予算額の議論にも注目されていましたことから、予算審議において分かりやすくするため、推進協議会交付金全体について、継続費を設定することとしたものでございます。 以上をもちまして、一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。 ○議長(内田隆久君) ここで、まちづくり政策監より、大河ドラマ推進協議会への交付金に関する詳細説明について発言を求められていますので、これを許可します。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) それでは、別冊の追加議案参考資料というものを御覧ください。 1ページ目を御覧ください。 1ページ目は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会への交付金ということで、市の交付金のお金の流れのチャート図を示してあります。 3ページ目は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」推進協議会事業費内訳ということで、推進協議会の予算案の事業内訳を示してあります。 まず、1ページ目を御覧ください。 まず、これは伊豆の国市から交付金としまして、これは2か年分全体の金額で示してあります。交付金としまして1億7,156万6,000円、それにプラス推進協議会で見込んでいる大河ドラマ館入場料相当分2,343万4,000円を足しまして、市の予算上の交付金として予算計上してあります1億9,500万円となります。 ここの伊豆の国市という丸で囲んであるぽつの一番上ですけれども、入場料収入相当分2,343万4,000円は、推進協議会から市への繰出金として戻し入れるというようなこととしてあります。そうしまして、この市からの交付金と、あと、今度、下の大きいくくりのところにいっています、ちょっとこれ略してありますけれども、市の推進協議会という四角で囲っておりますところ、あと、推進協議会の自主財源としまして、大河ドラマ館入場料収入、あと、PRグッズ等の販売、あと、ブースの出店料、これが自主財源です。ブースの出店料等につきましては、出店ルールを設定してやっていくというようなことです。これらの市の交付金と協議会の自主財源をもちまして、この下の矢印、大河ドラマ館の運営、設置、または地域活性化に向けた取組、または誘客・宣伝に向けた取組を行っていこうということでございます。当然、あと、事務局費もあります。 そして、上のぽつの伊豆の国市という丸のぽつの2番目のところです。最終的な余剰金につきましては市に戻し入れると、これはどういうことかといいますと、予定していた入場料収入が増になったり、PRグッズの売上げが増になったり、ブース出店料で得た利益とか、あと、予定していた事業の残額等があって余剰金が発生した場合は、市に戻し入れるというような考えでいるということでございます。 続きまして、3ページ目をお願いします。 3ページ目は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」推進協議会事業推進協議会の事業費の内訳、現在、予算案ということでございます。 歳入のほうとしまして、市の交付金は2年間で、この大きい四角のところをいっています、2年間で1億7,156万6,000円、令和3年度分としまして1億200万円、令和4年分として6,956万6,000円。 入場料収入韮山時代劇場の映像ホールを予定している大河ドラマ館入場料収入でございます。2年分として2,343万4,000万円、令和3年度分として600万円、令和4年度分として1,743万4,000円。現在では大人300円、来場者数10万人で、あと、子供、団体等の割引を計算して数値を出してあります。 PRグッズ等販売としまして89万5,000円、令和3年度分89万5,000円ということで、合計で1億9,589万5,000円ということです。 歳出のほうとしましては、大河ドラマ館の運営、設置ということで、2年間で1億3,826万5,000円、令和3年度分として8,200万円、令和4年度分として5,626万5,000円。 誘客・宣伝に向けた取組としまして3,660万円、令和3年度の予定として1,710万円、令和4年度分として1,950万円。 地域活性化に向けた取組としまして、2年間で1,993万5,000円、令和3年度分として870万円、令和4年度分として1,123万5,000円。 事務局費として109万5,000円、令和3年度分109万5,000円。 合計としまして1億9,589万5,000円、令和3年度分としては1億889万5,000円、令和4年度分として8,700万円ということです。 一番右側⑤のところです。推進協議会が令和3年度として予定している内容に不足分が発生します。これが今回補正をお願いしたいというところですけれども、この表でいう令和3年の②の列です。令和3年度の予定している金額から、④現計予算でついている分を引いた額が補正ということでございます。 市交付金8,100万円、入場料収入分として600万円、合計8,700万円。 大河ドラマ館歳出のほうとしまして、大河ドラマ館設置、運営としまして8,200万円、誘客・宣伝に向けた取組はゼロです。 地域活性化に向けた取組500万円、事務局費ゼロです。合計で8,700万円ということです。 下段ですけれども、先ほど市長戦略部長が述べましたように、継続費でございます。継続費としましては、全体を示すというようなことで、継続費を設定をお願いしますと。あと、矢印のところに書いてありますように、協議会の資金繰りを踏まえ、入場料収入相当分も交付金に加えということです。入場料が入った段階で戻しますというようなことでございます。 簡単ではございますが、説明を終わります。 ○議長(内田隆久君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 5番、高橋議員。
    ◆5番(高橋隆子君) 5番、高橋です。 まず、資料11ページの歳出、説明欄11、観光拠点再生・高付加価値化推進事業について2,000万円ですけれども、この内容がちょっとよく分かりません。この観光拠点再生実証実験の委託料で2,000万円ですけれども、誰がどのようなことをするのかという説明をお願いします。で、これの計画を出すに当たって、官民連携なので推進協議会という名前が必要なのかということも分かりましたらお願いします。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) まず、2点目の関係ですけれども、こちらあくまでも推進協議会の関係ではなくて、市が独自でやるというものです。この関係なんですけれども、感染症の影響によって疲弊した観光を再生するため、本市とあと市内の9事業者が各種事業に取り組んで、官民一体で今後の分散型、周遊型の観光を超える地域の確立を目指すというものです。ですので、先ほど言った、まず、推進協議会とは関係ないということをご理解ください。 それで、各事業所9社の関係は、ちょっと今回、補正と関係ないので割愛をさせていただきますが、本市がやる計画でありますけれども、4つ項目がございまして、1つ目として、社会実験の実施に向けた方針作成と交通課題の整理ということで、今回、事業者に伊豆箱根関係の鉄道、バス、タクシー等が入っていますので、それらとのどのような連携が取れるかということ、あと、どのような事業をしていくか、細かな方針をまず決めます。 そして、2個目として、e-bike電動アシスト等シェアサイクルの効果、検証ということで、現在、シェアサイクルというのが本市ではやっておりませんので、そのシェアサイクルをやってみて、非常に使い勝手がいいとか、使っていただける方が多ければ、今後、導入も考えていかなければならないというところであります。 3つ目といたしましては、AR等を活用した周遊プログラム等の作成ということで、アプリケーションの作成であったり、アプリケーションシステムの構築等をしていきます。 そして、4つ目としましては、この実際にやった社会実験の効果と今後の課題を洗い出すというものであります。 先ほど申し上げましたARを活用した周遊プログラム等の作成ということで、簡単に申し上げますと、計画エリア内の飲食店にスマートフォンをかざすと、店のメニューやお勧めが画面に出るようなARの活用、あるいは観光施設や北条ゆかりの地については、動画による解説や画面が出るようにして、歴史に理解を深めてもらうというものであります。また、手軽な周遊をサポートするシェアサイクルによるe-bike等の貸付けも行うというものであります。実際にやるのは市ではなくて、委託費で取らせてもらっておりますので、業者に委託をさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 高橋議員。 ◆5番(高橋隆子君) 分かりました。 9社は割愛ということなんですけれども、委託先というのはこれからどうやって決めるのかということと、それは、そこの質問はそれだけですけれども、今の推進協議会の現状として、今、どういう活動をしているのか、組織として会長は誰なのか、会計監査は誰なのか、会計の収支は今のところどうなっているのかということをお聞きしたいです。 それと、あと、継続費も出ていますけれども、この計画の、もし社会情勢によって後戻りや変更など考えること、状況も出てくるかと思うんですよね。そういうときの状況判断をしていくつもりはあるのかということをちょっとここで、予算ですけれどもお聞きしたいです。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 前段の部分ですけれども、まだどのように発注するかは決めておりません。今後、7月3日が交付申請の期限になりますので、この交付してから決定を受けるまでには考えていきたいと思いますが、交付決定も恐らく7月の末くらいになるのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 協議会の現状ということですけれども、現状については、予算が議決されていませんので、2,100万円は議決されていますけれども、その後、この資料1についているような内容の予算がついていませんので、総会は開かれておりません。 会長につきましては、委員の中の互選ということで、現在、不在でということでございます。監査役につきましても、前年度まで監査であった土屋税理士さんが市の監査員ということで抜けられますので、今後、また、今は不在ということでございます。 あと、状況の判断についてということですけれども、当然、コロナの状況を見たり、コロナの感染の拡大の状況を見たり、そのようなことで変更、対応していく場合もあると思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) よろしいですか。ほかに質問のある方。 14番、田中議員。 ◆14番(田中正男君) 私から、今回2点の補正予算、大河ドラマの関係と観光拠点再生・高付加価値化推進事業について、2点について伺いますけれども、まず、大河ドラマの関係ですと、今、高橋議員からありましたけれども、この事業ですけれども、今回、補正で8,700万円、総額1億9,500万円ということで計上する予定ですけれども、これ、ここでは安く見込んでおいて、後に増額補正がされるというような心配もあるんですけれども、先日の市長の答弁ですと、この予算をできるだけ減額していくように努力していきたいという発言もあったんですけれども、市長にその辺の考えについて、これで満額でいくのか、さらに下げられるものは下げたいのか、必要においたらもっと増額も考えているのか、その辺について1点伺います。 それと、設置場所なんですけれども、行政のほうは、当初から韮山時代劇場という、選定した結果、韮山時代劇場が適地だということで来て、今回も山下市長の下、同じように韮山時代劇場をということで今回、設定しておりますが、市長として別の場所の民間施設のことも検討されたのかどうか、その辺について、2点目伺いたいと思います。 それと、誘致事業の観光拠点再生・高付加価値事業ですけれども、ここで2,000万円の実証実験の委託料が出ているんですけれども、先日の全協の説明ですと、この事業費、総額では4億7,120万円を見ていると、そのうち観光庁からの補助金を3億1,910万円見ているということなんですけれども、この実証実験によって、この事業費が今後、影響してくるのかどうか、その辺について伺います。 ○議長(内田隆久君) 市長。 ◎市長(山下正行君) 田中議員のご質問にお答え申し上げます。 まず、この補正予算、今後、状況によっては、例えば増額といいますか、さらなる補正予算で増額があるかどうかというご質問なんですけれども、先ほども高橋議員から、状況の変化によっていろんな決定が変わるか、判断によって変わることもありますかというお尋ねがございましたが、それについて、事務方のほうから答弁申し上げましたけれども、私としては、それは当然、意思決定というのは、ここで意思決定すれば、それが未来永劫続くということはあり得ないんですね。状況が変化して、状況が状況に状況に応じて、意思決定というのは、何回も何回もあるんですよ。例えば、最初にダムを造るということを決めましたと、状況が変化しました、そしたらダムを状況が変化したのにもかかわらずダムを、じゃ、造ると、ずっとそういう事業を行うかといったら、そうではないですね。それと同じように、意思決定というのは、状況が変わって、いろんな情報が来ます。またこんないろんな情報が来て、また違った情報も来ると。そういう状況を総合的に判断して、分析を加えて、何が一番いいのかというのをその時々で判断するということなんですね。 私、何が言いたいかというと、こういうことを言うと、議員の皆様は、ぎょっとするかもしれませんけれども、まず、状況に応じて、それは予算を増やすことも十分、十分と言ったらちょっと皆さん身構えてしまうかもしれませんけれども、それはあり得るということですね。もちろん状況によっては、こういう事業もやってもしようがないよねということもあるかもしれません。それはその時々の判断であって、今、我々がここで決断、判断しなければならない今の状況の中で、最善な方策は何か、市をまとめていくには何がいいかと、こういうことだと思っています。それが1つですね。 それから、場所につきましては、私も韮山時代劇場以外のところは、確かに検討しました。その検討の結果、やはり時間的な制約だとか、この前の議会のときにも、この前というか、先日も申し上げましたが、山本議員からも北条氏の案内のマップ、あれをご紹介いただいて、確かに地図を見ますと、韮山時代劇場がいいのではないかと。正直に申し上げまして、私は最初、韮山時代劇場というのは、皆さん市民の方々が市民の活動に使われるところだったんで、そこが阻害されてしまうということで、どうかなということで、非常に消極的な意味で、韮山時代劇場でしかないのかなと思っておったんです。韮山時代劇場を使うに当たっても、できるだけ使われていた市民の皆様の邪魔にならないようにということで、最大限の努力をして、この韮山時代劇場がますます、ますますというのはおかしいんですが、最適なところかなと。皆さんも行かれたら分かるかと思いますけれども、私は緑と花と景観が、周りの景観が大好きですから、あそこは伊豆の国市としても、私は売れるところだと思っています。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 後段の質問になりますけれども、今回の事業につきましては、本市とあと9の事業者によって、事業が推進、実施されます。その中で、事業の種類は6本ございまして、この6本について、各補助対象事業者がそれぞれ補助申請書を出して、それぞれが補助決定を受けます。ですから、本市が受けた2,000万円の実証実験の結果によって、ほかの方々が影響あるということはありません。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 田中議員。 ◆14番(田中正男君) 分かりました。 ドラマ館の関係で、市長から思い、分かりました。特に設置、予算の関係ですけれども、私は、初めから増額ありきではないでしょうねということを確認したかったんで、必要に応じて、それは状況もどうなるか分かりませんから、その辺は十分議会にも説明して、議会で同意得ればできることだと思いますけれども、ここで低く見積もっていて増額ありきでやっているということではないですねということを確認したかった。それだけもう一回答弁をお願いしたいと思います。 それで、実証実験については分かりました。これ今回は実証実験だけで、調べるけれども、事業については影響しないということですね。了解しました。 ○議長(内田隆久君) 市長。 ◎市長(山下正行君) この今回の補正予算案の提出に当たりまして、増額が将来予定されていることが前提で提出させていただいたわけでは絶対にありません。 ○議長(内田隆久君) ほかにご質問ありますでしょうか。 13番、古屋議員。 ◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、私は、歳入のほうでお尋ねしたいと思います。 9ページですけれども、大河ドラマ関係の費用ですけれども、これ雑入のところで600万円ということで、これは大河ドラマ関係の入場料収入だということで600万円というお話でしたけれども、これは何人分を見ているのか、また、その人数の根拠はどういったものなのか。まず、その点についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 人数につきましては、参考資料の3ページ目の入場料収入、来場者数10万人で試算ということで、10万人で計算しております。そして、根拠というのは「麒麟がくる」、コロナで影響を受けていた恵那市の来場者数を岐阜県の観光客数と静岡のと率を掛けて、10万人程度だというような試算をしております。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 古屋議員。 ◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、私が今、お尋ねしたのは、10万人というのは、この令和3年度、令和4年度の10万人だと思うんですけれども、今回の600万円で見ているというのは、令和3年度ですから、1月から3月分までで600万円という私は認識だったんですね。ですから、その人数は何人になるのか、その根拠はどうなんですかというお尋ねをしたんですね。もう一度その点についてお尋ねをしますけれども、これ2回目になっちゃうんで、2回目になっちゃいますか。そうであるなら、次の質問もしておかないと、回数足りなくなっちゃうから。 ○議長(内田隆久君) 次の質問もしてください。 ◆13番(古屋鋭治君) じゃ、次の質問加えますけれども、この入場料収入、令和3年度と令和4年度に2回に分けて入場料収入として上がってくるとは思うんですけれども、この入場料収入、例えば令和3年度で見た場合に、600万円以上、以下、そういうことは考えられますよね。そういう場合にも、全額が市のほうに来る、例えば800万円、700万円でも、800万円でも、上回っても当然、市のほうに協議会のほうから繰出金という形で来るのかどうか、その辺の確認をしたいと思います。当然、2年間にわたってですから、10万人という予定で見ておりますので、トータルでは2,343万4,000円ということになっていますけれども、じゃ、これがもっと大勢来て3,000万円になりましたという場合でも、当然、全額が市のほうに繰出金として入ってくるという認識なんですけれども、そこの確認もさせていただきたいと思います。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) すみません。600万円の人数の関係ですけれども、議員が言われますように、10万人を1、2、3と3か月分で12分の3ということで、2.5万人ということですね。そして、最終的にということですけれども、これは冒頭に説明しました参考資料の1ページ目の伊豆の国市という丸の書いてあるぽつ2番目のとこ、最終的な余剰金については市に戻し入れるということなんですけれども、事業をやる中で、余剰金については戻し入れるという、余分にというか、入場料が多く入れば、見込んでいた以上に入ればというようなことです。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 古屋議員。 ◆13番(古屋鋭治君) ただいまの答弁で分かりましたけれども、そうしますと、多くても少なくても繰出金として市のほうに入ってくると、そういう認識で捉えましたんで、それでよろしいですか。一応最後の確認になりますけれども。お願いします。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 多い場合には戻し入れますけれども、入場料が見込めなかった場合を予定した場合は、市のほうは歳入欠陥というようなことになると思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) よろしいですか。ほかに質問のある方。 7番、笹原議員。 ◆7番(笹原惠子君) 笹原です。 私は、11ページの観光拠点再生・高付加価値化推進事業についてお尋ねしたいと思います。 観光拠点再生実証実験という言葉が書いてありますけれども、これを見て私が思い出したのは、数年前に横浜国大の学生さんたちが伊豆の国市にいらして、宿泊を伴うということで、自分たちの足で歩いてこの伊豆の国市をよりよくしていこうという観点で、いろいろ研究をなさっていたという、そういうゼミか何かですかね、そういうふうな形のものがあったと思いますが、それとの関連性は、これはあるのでしょうか。あれば、どのような点があるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) すみません。今、笹原議員が言われたこと、私、はっきり言って知りませんでした。現在も静岡大学の学生さんたちも来ていただいて、そのようなことやっておりますけれども、今回のこの実証実験とは、はっきり言って全然関わりはございません。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 笹原議員。 ◆7番(笹原惠子君) 私は、むしろ、そのときのものが土台になって、今回、これがあるのかななんて自分で勝手に想像していたんですけれども、では、あのときのしっかりとした研究とか、そういう成果というものがどこへ行ってしまったのかなという思いがあります。あのときには、伊豆長岡駅前、そして、順天堂のあそこのバスターミナルですね、ちょっと離れたところの、伊豆箱根さんの土地、あそこの2か所をどのように活性化していくかということで、すごく学生さんたちが一生懸命やってくださって、発表もしたと。私もそこに行ったりもしたんですけれども、じゃ、あれは全然関係ないということですけれども、そういうものがなくなっていなくて、これは全く新しくそれを一からまた考え始めるということなんですよね。そうすると、前回のものがもったいないというか、無駄になってしまうような気がいたしますけれども、今回は、じゃ、これどういうふうに生かしていくのか、前回のもの全くなしでこれをやっていくというの、もったいないような気がいたしますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 前回やられたというのは、観光も絡めているとは思うんですけれども、今回、あくまでやりたいのはシェアサイクリングということで、市内を一人でも多くの方に周遊をしていただきたいというのが目的であります。ですので、ARコンテンツ等も絡めて実証実験をしたいということでありますので、前回、そのやられた結果については、また今後、検討させていただいて、何か使うことがあれば使わせていただきたいと思いますし、現在も、議員ご承知のとおり、第2日曜日、お散歩市やっておりますけれども、そのときにも温泉駅ですか、でe-bikeの貸出し等もやっておりますので、そちらのほうも絡めて今後、できれば検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 少し補正させていただきますが、先ほど笹原議員がおっしゃったのは、都市計画課のほうでやっていたまちづくり地域プラットフォームという事業がありまして、おっしゃるように温泉駅、あそこの利活用、どういうことができるかということで、横浜国大の学生が来られて、いろいろな提案をしてくれたということです。現在も、先ほど観光文化部長が言ったように、朝市なんかでも来ていただいて、あそこで実証実験をいまだにやっていただいておりますので、今回の実験、今回の補正予算の中で、どの程度一緒になってできるかという可能性もあるかと思いますけれども、それは何ていうのかな、調査していく中で、盛り込んでいくものがあれば、盛り込んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 笹原議員。 ◆7番(笹原惠子君) 私が思いますのは、そうやって大々的に実証実験をして、外部から若い頭脳がいらしたということで、その結果を無駄にしてはならないななんていうふうに思うんですね。今回、これは全く別だということですけれども、前回の皆さんの考えていたこととか、こうありたいという思いがとても斬新だったなというふうな気がいたしております。そういうものを生かす、なくすということは、非常にもったいないと思いますので、それとこれとちょっと合う部分があるのではないかなと、場所的にも割と近いですし、合う部分があるのかななんて気がいたしますので、そっちはそっち、こっちはこっちではなくて、上手にリンクする部分を見つけていって、生かしていけば、予算もその頭脳も生きるのかななんて思います。そういうふうにしていただければなというふうに思います。 ○議長(内田隆久君) ほかに質問ありますでしょうか。 15番、三好議員。 ◆15番(三好陽子君) 15番、三好です。 質問の回数の制限が3回なので、分かりにくいかもしれませんけれども、2つの今回補正出ている事業について、同時に質問をしたいと思うんですが、1つは、大河ドラマ活用推進事業のほうなんですけれども、ドラマ館の運営費についてちょっと聞いておきたいんですが、2か年で5,499万7,000円ですけれども、これはプロポーザル方式で業者選定をしていくということなんですけれども、今、市のほうの担当課で分かっている主にどのような運営になるのか、できましたらこの金額的な内訳も大まかに説明をしていただければと思います。よろしくお願いします。 それで、観光拠点再生・高付加価値化推進事業でございますけれども、24日の全員協議会で資料が配付され、説明されたんですけれども、その中の資料の中に、2ページ目に計画の目標というのが書かれているんですけれども、観光庁の結構大きな金額の補助金を受けてやるもので、この計画の目標が達成されれば一番よろしいと思うんですけれども、もし達成がされなかった場合、目標まで行かなかった場合、そういうときの補助金の返還、あと、責任問題といったら大げさになるかもしれませんが、その辺は、どこが責任を持ってやっていくのか伺いたいと思います。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 大河ドラマ館の運営につきましての金額的なものは、この参考資料の3ページ目の目安として主なものと書いてある大河ドラマ館運営5,400万円ということで、この詳細については、差し控えるというようなことでお願いしたいですけれども、中身としましては、まず、プロポーザルということで、大原則としましては、当然、市の指名停止とかになっていない業者というようなことでございます。それで、内容としましては、そのような業者で募集しまして、すぐプロポーザルを公表というか、告示しますので、詳細はあまり言えませんけれども、その後、大河ドラマ館、あと、似たような展示会場をやった件数とかを条件として評価していくと。 あと、今までの話の中で、地元雇用というものにも十分配慮してくださいよというようなことです。内容としましては、当然、大河ドラマ館の運営、運営スタッフ、あと、入場券の管理というようなことと、入場券の印刷、発売、あと、旅行代理店への営業活動とか、そのようなものでございます、内容的には。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 目標が達成できなかった場合でありますが、ペナルティーはありません。ただし、観光拠点再生計画の作成時点の目標設定にしますので、審査の採択の対象とはなるということになります。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 三好議員。 ◆15番(三好陽子君) 15番、三好です。 大河ドラマ館の運営費については、入札に関わるとかというところを聞きたいということではなくして、この金額を設定した根拠ということでの大まかな金額の内訳を聞いておきたかったんです。もし、その予算計上の根拠ですか、そこら辺を聞きたいと思うんです。 それと、前からもまちづくり政策監からお話があって、今日もありましたけれども、プロポーザルをやるときの仕様書に、地元雇用に配慮してくださいというふうに入れるということなんですけれども、地元雇用に配慮してくださいという程度なのかと今、ちょっとびっくりしたんですけれども、具体的に最低何人とかというふうにうたうことはできないんでしょうか。地元雇用に配慮してくださいということであれば、いや、雇用につながりませんでしたということになることもありますのでね。せっかくの機会ですから、やっぱり市民の関心も高めたいし、市民の皆さんの力、雇用も生まれることがより、税金使って、効果もそこにまた現れるというふうに私は思っていますのでね。しっかりと地元の市民の皆さんの雇用が一人でも多く確保をされることがいろいろ望ましいというふうに思っていますが、その辺は、実際には無理なのかどうか。可能であれば、ぜひそこまで具体的に仕様書にうたうべきではないかと思います。 それと、2回目ですね。今さらと言われるかもしれないんですけれども、改めてちょっと今日、できましたら、遅れているスケジュールですから、予算が確定することが望ましいと思っていて、最後にちょっと聞いておきたいんですけれども、この大河ドラマ活用推進事業、つまりドラマ館の運営が主ですけれども、事業の主体、これは市というふうに考えてよろしいんでしょうか。推進協議会に交付金を出して、実際には、推進協のほうがこのドラマ館のほうやっていくという説明ですので、実施主体は推進協議会、様々、最終的に、私はすぐ責任問題と言うんですけれども、この事業の責任を負っていくのは市と。事業主体は市で、実施主体は推進協議会だという受け止めでよろしいでしょうか。それ確認したいと思います。 それから、観光拠点の再生・高付加価値化推進事業ですけれども、ペナルティーはないけれども、審査の対象ということでしたよね。それはペナルティーはないのはよろしいんですけれども、審査の対象になるということは、結果としてどういうことが想定できるでしょうか。というのは、やはりこっちの観光拠点のほうの事業につきましても、市と9の事業者が実施していくと、官民連携でやっていくということで、それは大いにお互いの力を発揮して、地域の活性化がされればいいと私も思うんですけれども、やっぱりこれも最終的に様々責任を負っていくのはどこなのかというところを明確にしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 運営につきまして、まず、地元雇用につきましては、委員のおっしゃるとおり、仕様書には雇用に努めること、あと、市内事業者を積極的に活用することというようなこととします。 あと、内訳ですけれども、人件費につきましては、大体この事業の7割から8割程度が人件費となっております。そして、雇用スタッフ、人工的には、積算上は3,400人程度がスタッフというような、運営スタッフというようなこととなっております。スタッフの延べ数は3,400人程度というようなことでございます。 あと、責任ですが、主体は推進協議会というようなことで行っております。 ○議長(内田隆久君) 市長。 ◎市長(山下正行君) 答弁の補足をさせていただきます。三好議員のおっしゃった地元雇用の拡大にもつながるように、この事業のドラマ館の運営について、それを活用したらどうかというお話ですが、これは三好議員のご発言を尊重しまして、できるだけそういうことをやはり検討していきたいと思っています。 それから、事業の主体ですね。これは形式上といったらおかしいんですが、交付金という形でこの推進協議会が受けて、それを、事業を行うのは推進協議会です。これはいいか悪いか別として、そういう形にもう既になっていますので、それはここで、それは継承していきます。責任ですが、この事業がもしうまくいかなかった場合の責任、これは推進協議会のやり方もあるかもしれませんけれども、これはまさに市としてこれを推し進めたわけですから、これは私、責任は私が全て取ります。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) すみません。先ほどちょっと説明が非常に私が下手だったので、分かりにくかったと思います。観光拠点再生計画の採択の審査のときに目標値が妥当であるかどうかというものの、何ていうんでしょうかね、妥当性を見るというのはあるんですけれども、事業をやって、先ほど申し上げました目標値に行かなかったからということで、何かペナルティーがあるということはございません。 あと、責任の所在でありますけれども、本市を含む、先ほど申し上げましたが、9の事業者が実施し、6の事業をやるということでありますので、計画自体は、市が代表して1本で出してありますが、補助申請につきましては、おのおの6本の事業について出しますので、その6本の事業を実施する事業者が補助対象事業者になりますので、その6本の申請者がそれぞれ責任を負うということになります。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 三好議員。 ◆15番(三好陽子君) 15番、三好です。 大河ドラマ館のほうの関係は、私の聞きたいことは、はっきり分かりましたので。 それで、観光の拠点の何か事業のほうですけれども、ちょっとこれなかなかあまりない、あまり分からない事例なので、ちょっとはっきりと分からないんですけれども、市と9事業者で、官民連携でこの目標に向かってやっていくということは分かりましたし、それぞれの事業に対して、やる事業者が補助申請をしていくと。で、24日の説明では、市は、今回のこの実証実験だけというお話だったかと思うんですけれども、これは一応今年度中の実施ということになる予算ですよね、基本的には。で、この今年度中はこれだということは分かりましたけれども、ちょっと話があれですけれども、今後、市はどのようにこの事業に関わっていこうと計画されているのかを聞いておきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(内田隆久君) 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 本事業につきましては、平成4年2月末日までが事業の実施の期間となっております。というのは、短期間でやりましょうという事業でありますので、3月ではなくて2月末のようであります。それで、今回、いろいろ市のやる部分で、ARを活用したり、自転車の貸出しの、スマートフォンによりますシェアサイクルの構築もするわけですが、これについては、その時点で実際に構築したものを返せというものではなくて、そのまま、例えば3月1日からそのままずっと未来永劫使ってもいいですよというものですので、非常に高額ですので、非常に助かる事業だと思っています。 ほかの事業者との関わりなんですけれども、いろいろな事業があって、私の口から言うべきではないと思っていますから、今回、言いませんが、なかなかほかの事業者と絡むものもあれば、絡まないものもあるということありますので、絡むものについては、当然、今回高い、すごくかけてやるわけですから、今後もそのやる人たちと連携を取って観光再生に尽くしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 質疑の途中でありますけれども、ここで暫時休憩といたします。 再開は10時20分とします。 △休憩 午前10時06分 △再開 午前10時20分 ○議長(内田隆久君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(内田隆久君) 観光文化部長より発言を求められておりますので、許可いたします。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 先ほど三好議員への答弁の中で、事業完了時期について、平成4年2月末日と申し上げましたが、令和4年2月末日の誤りでありました。大変失礼いたしました。--------------------------------------- ○議長(内田隆久君) それでは、質疑のある方は挙手をお願いいたします。 1番、山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 1番、山口です。 入場料が大人300円ということでございます。当初は800円だったり、500円だったりして、で、今回出されたものが300円ということですが、義時ミュージアムが設置がなくなったということも存じておりますけれども、この300円になった根拠を説明してください。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 現在、展示内容とこのドラマ館の展示、運営というのはセットでありまして、この展示内容、経費を抑えるために展示内容を見直したというようなことでございます。ただ、それに伴い800円から500円になったのは、先ほど議員の言われたようなことですけれども、義時ミュージアムがなくなった、今回は、展示内容見直したと。あと、オプション展示みたいなものをなくしたというようなことです。ただ、今後、実施に当たり、契約をして詳細がこの予算でここまでできるというようなものと、運営の業者も決まりまして、それは今まで、先ほど言いましたように、ドラマ館に携わったような方々が選定されるとは思いますけれども、その方々や推進協議会に諮って、最終的な料金をこの300円がいいのか、もう少し上げたほうがいいと、見込めるんであろうかと、そのようなことを考えております。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 山口議員。 ◆1番(山口貴子君) 山口です。 そうすると、この300円はあくまでも試算ということで、今後、進む段階で金額が上がる可能性があるということで、私は、上げたほうがいいというふうな考えを持っています。大河ドラマが好きで、大河ドラマ館に来る方というのは、300円でも400円でも入場するとは思っています。そして、この入場料は、結果的に市に戻されるお金ですので、ここが増えれば、税金を使う金額が少なくなるわけで、このあたりの金額をしっかりと検討していただきたいと思います。また、この入場料収入に関しては、NHKと何かやり取りというのはあったんでしょうか。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 入場料収入につきましては、別にNHKとやり取りはありません。 ○議長(内田隆久君) よろしいですか。ほかに質問のある方。 10番、小澤議員。 ◆10番(小澤五月江君) 10番、小澤です。 私は、大河ドラマ推進事業のことについて伺いたいと思います。先ほど来、韮山時代劇場に決めたということは、市長もご答弁いただいていますし、5月20日の全員協議会の中でも申し上げています。施設の整備、完成までの期間、間に合わせるということが、これが一番の優先だということで、先ほども花と緑と景観がいいということで、韮山時代劇場という方針で今、進めていらっしゃると思います。その中で、私がちょっと心配することは、この韮山時代劇場の貸館のことでございます。今は大ホールを、今回は解放すると、市民に活用するという方針ですけれども、まだそれは正式ではないと思いますね。ですので、その大ホールについての利用の仕方であったり、そのことについての市民への説明は、いつ頃予定しているのかということを少し伺いたいと思います。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 大ホールを開放することによって、駐車場等がということだと思いますが、市民への説明会は、この予算が通りましたら7月の末を予定しております。大ホールの利用につきましては、現在では、通常どおり開放すると。今後、コロナの状況を見ながらという条件がつきます。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 小澤議員。 ◆10番(小澤五月江君) 10番、小澤です。 確認させてください。今現在は、大ホールの貸出しはしていないと思うんですね、以前の説明ですと。だから、今後、7月末までに市民の皆さんに説明をして、そこで初めて大ホールは使えるようになるよということで、貸出しが始まるのかということをちょっと確認したかったんですね。それで、市民が使うことになりますと、駐車場なんかは、土日とかは、いっぱいになってしまうということですので、そういうことも市民の皆さんに協力をいただいて説明をするのか、そういうこともお考えがあるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(内田隆久君) まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 大ホール等の市民への貸出しは、来月開始すると、解放、予約を取るというようなことでございます。 駐車場につきましては、現在、10万人を予定しています。10万人ということは、単純計算ですけれども、時間40人ぐらいというようなことです。10万人でしたら、現在のこのコロナの状況というのが大ホールが半分、400名のところ200名程度というようなことですけれども、そのような状況でしたら大丈夫だというようなことですけれども、今後、コロナの感染の状況を見ながら、この大ホールを2分の1というようなことがあるのと、あと、お客さんがどの程度来るのかというようなことを今後、状況を見ながら検討や準備をしていくというようなことでございます。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 小澤議員。 ◆10番(小澤五月江君) 私が今、申し上げているのは、市民の皆さんが円滑に気持ちよく使っていただける、混雑がないように、そういう配慮をして、説明会に来ていただきたいということでございます。その点について、しっかりと市民の皆さんに説明ができるようにしていただきたい。これは要望でいいです。 ○議長(内田隆久君) ほかに質問のある方。 12番、天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 12番、天野です。 これまでのこの大河ドラマの10事業、大河ドラマの関係の一連の流れを見ていて少し不安になるところがありますので、最後に確認をさせていただきたいのですが、推進協の在り方と責任の認識です。先日の議会の中で、推進協議会の会長、これまで前市長、当時の市長が務めていた、それは市長が全責任をという中での組織だったと思います。そして、今、山下市長は、これまでの質疑の中で、私が全責任を負うというふうに力強くご答弁されました。それであるのならば、この推進協の組織がこれから予算がついた段階で、もう一度活動が始まると思いますが、その推進協の状況を誰が判断し、責任を取る市長の、その責任の所在を認識して、そこが市と推進協とどういうふうな関わりで進められていくのか、ちょっとそこのところに不安がありますので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(内田隆久君) 市長。 ◎市長(山下正行君) 天野議員のご質問にお答えします。 私は、推進協というのは、言ってみれば官民挙げて、市を挙げてやっていこうという、そういう応援団の役割だと思うんですね。事業主体でもありますから、そこは市として何か計画なりを上げたときに、それについて、ああでもないこうでもないと言って、いろんな議論をしていただいて、そこでこれでいきましょうというふうになるわけですね。で、そのときに、私は、これちょっとそれるかもしれませんけれども、会長が、今の市長になっていたわけですね、これまで。で、市のほうのトップも市長であるという、そういう構図は、私は、これまで、先日も議会で申し上げましたけれども、ちょっと双方代理的な感じで、少しちょっとおかしいんじゃないかと思っていたんですね。ですから、私は会長にはなるつもりはありません。 ただし、やはり、議員の皆様もよくご存じかと思いますけれども、推進協が事業主体といっても、事務局がないんですね、事務局がない。そうすると、人的なヒューマンリソースがないものですから、そこにどうしても市の担当がやらざるを得ないということで、これはほかの市も町もこれまでの経験で、ドラマ関連の事業をやってきたところは、大体みんなそうやっているというふうに私も聞いています。ですから、ベストではないんですが、そういう形で行っていると。 これは事業ではないんですが、例えば審議会とかつくります。で、政策の方向性をつけるために審議会とかつくりますけれども、これはどこも審議会の事務局というのは、第三者が審議会を構成するんですけれども、審議会の事務局というのは、当然、市の担当がやっているわけですね。文書も作ったりして、案をつくって、審議会の事務局がつくって、審議会の先生方にお諮りをすると、こういうふうになっています。ですから、それと若干似ているところがあって、事業の主体であるということとちょっと違いますけれども、そこは違いますが、それにちょっと似ているようなところもあるということで、そういう意味では、推進協議会もある意味、市もですね。ある意味では一体なところがあって。ですから、これは当然、推進協議会のこう進捗状況なりを、市としても、重大な関心を持って見ていますし、また、いろんな助言もするかもしれません。 ですから、そういう意味では、別に突き放してという話では全くありませんで、先ほど申し上げましたように、私がこの事業について、もしうまくいかなかったらば、私が責任を取るということは、そういう意味で、私は申し上げているところであります。 ○議長(内田隆久君) 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 12番、天野です。 市長のお考えは分かりました。 それで、今回、2か年で1億7,000万円近い市費が投入されるわけですよね、交付金として。それで、今、これまでの混乱といいますか、市民になかなかこれが浸透しなかった1つの原因として、この推進協というのは、私も議員で当時ありませんでしたから、議員になってから資料を頂いた、その中で、相当あらゆる組織の方で構成されていたわけですよね。しかしながら、この構成しているそのそれぞれの団体のその会員さん、あるいはそういう組織の中のどういうふうにそれを持ち帰って報告があったのか、議会も含めてだと思いますけれども、そこのところがやはり組織を網羅していたにもかかわらず、なかなかその会議に出た方の持ち帰ったその協議会での協議事項、それが浸透していなかったのが、そもそも市民の方にこの大変大きな事業が理解されていなかった原因の1つがあるのではないかと思っています。 そういった意味で、ただ組織の代表を集めて話をしているだけでは、これはなかなか今、市長が所信表明でもおっしゃった市民の声を聞く、そして、その声を形にして反映させていく、そこにはつながらないと思うんですが、その在り方についてはどうでしょうか。 ○議長(内田隆久君) 市長。 ◎市長(山下正行君) 天野議員のおっしゃることは、よく分かります。推進協議会全体を見て、いろんな方の意見がそこに集約されているかどうかということだと思いますね。そこはやはりその在り方として、今後、こういうことがあるときにしっかりと検証してやらなければいけないと思っています。今、これでもう走っていますので、今の段階でこの組織を大幅といいますか、ある程度、例えば変えるとか、そうなるとやはり逆にこれは混乱を招きますし、ひょっとしたらこの事業から気持ちの上でもう離反してしまう方がいらっしゃるかもしれないということを考えますと、やはりここはこれまで既にもう交付金を受けているという実績もありますし、これを今、構成を変えるとかというのは、なかなか難しいかと思いますが、もし仮にまだ足りないといいますか、こういう方々も入れたほうがいいんじゃないかということがもしあれば、そこは、今度いつですか、近いうちに推進協議会が開かれると思いますので、そのときに役員、会長をはじめ、役員も決まると思いますが、その際にそういう話もできるかと思います。 ○議長(内田隆久君) 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 天野です。 決めるのは議会だということで、市長も所信表明でおっしゃった、執行部が提案しても議決するのは議会で、議会で決まらなければ1円の予算も使えないということですから、私たちもその辺は慎重になっているわけなんですが、多分、前市長が政治家生命をかけて、これを3月に出してきたと思います。それで、それについて、今、微妙な変わり目のところでこういうことが引き続き議論されて、今日まで来たと思いますけれども、この大変な予算を使って、そして、また、この財調の8,100万円を使うということは、これはちょっと言い方を変えれば、交付金で賄えたということだと思います、この部分は。そういう意味では、市の財政、一般財源をそれだけ余分に投じて今、ここで議論されているわけですから、そのことについて、やはり私も慎重に考えたいと思いますし、今、お考えは分かりましたので、これで質問は結構です。 ○議長(内田隆久君) ほかに質疑ありますでしょうか。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(内田隆久君) ありませんか。 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕
    ○議長(内田隆久君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可します。     〔発言する者なし〕 ○議長(内田隆久君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 1番、山口議員。     〔1番 山口貴子君登壇〕 ◆1番(山口貴子君) 議席番号1番、山口貴子です。 議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)ついて、賛成の立場から討論します。 私は、5月27日の臨時議会で出された大河ドラマ関連事業補正予算案には反対の立場でした。3月30日に廃案となったはずの前市長の予算案、その予算案を議決がないままで国に交付金申請をしていたという前代未聞の事実がありました。そして、5月27日に山下市長から出された案は、交付金申請が通ってしまっているその前市長案を土台にし、軽微な変更をするしかない、山下市長のお言葉でもありましたが、それはセカンドベストの予算案でありました。去る4月18日の市長選挙の投票行動を決める争点は幾つかありましたが、その中に、大河ドラマ関連事業の小野前市長案、この是非は大きな争点だったと思います。そして、選挙結果は、ダブルスコアで山下新市長誕生となったわけです。臨時議会で出された修正案の可決は、交付金を得るには最後のチャンスではありましたが、民意を無視するわけにはいかず、私は反対をいたしました。そして、今回、賛成としたのには2つの理由があります。 1つは、交付金申請をしてあった前市長案を取り下げ、しっかりと山下市長案が出されたということです。確かに交付金を使うことはできなくなりましたが、私は、この山下市長案で大河ドラマ関連事業を進めることのほうが、結果的に大きな力を生むのではないかと思っております。ボランティアとして様々なところで活動されている市民がたくさんいらっしゃいます。報酬もないのに、または報酬が少ないのに、どうしてあんなに生き生きと活動されているのでしょうか。それは、それをやりたいから、好きだから、楽しいからではないでしょうか。お金のためではなく、自分の気持ちで動く。心が動いて行動するとき、人はすごい力を発揮します。お金、つまり交付金よりももっと大切なもの、それが市民の心だと思います。大河ドラマがやってくる、市民一丸となっておもてなし、私は今、ここに出された案ならできると思います。私自身、これで私の周りの市民を説得できます。一緒に盛り上げて行こうよと声かけを心からすることができます。 そして、2つ目の理由です。それは、民意は多数決だけを見るものではないということです。たとえそれが少数意見だったとしても、その当事者にとって本当に必要なものであれば、それを推し進めるのも市議の仕事であると思うからです。予想以上に長引くコロナの観光関連産業への影響、その打撃は伊豆長岡温泉、この古奈に住んでおります私にも伝わっております。近くにある旅館は、平日、建物の明かりが消えていることが多いです。街が暗く、しょんぼりしているようにも見えます。 観光業に携わる皆さんから、大河ドラマ館は私たちにとっての希望の光なんだと、切実な叫びを聞きました。この希望の光に向かって業界を挙げて一丸となって取り組む。大河ドラマを起爆剤に観光業を盛り返す。観光に携わる皆さんがそこまでこの大河ドラマ館に対しての強い思いがあるのなら、そして、伊豆の国市にとって、これからも主要産業の一つとして観光関連産業を存続させるためには、たとえそれが少数意見だとしても、推し進めなくてはならないと思ったからです。 大河ドラマ館設置について、4月20日付の静岡新聞のアンケート調査の結果では、「反対」は23.7%、「賛成」は僅か16.7%でした。ですが、「経費が安くなれば賛成」の35.2%を足せば、51.9%で過半数となります。山下市長の案は、2億円を切った予算案で、このアンケート結果にもクリアしています。予算案をしっかりと見直し、削減したことで、民意としても過半数を得たことになります。 最後になりますが、この大河ドラマ関連事業について、コロナ禍で先行きが予測不能であること、大河ドラマの視聴率が年々下がっていること、「鎌倉殿の13人」舞台の大半は鎌倉、伊豆の国市が舞台となるのは3話程度と三谷幸喜さんが講演にいらっしゃったときに質問に答えておりましたこと、懸念材料は多々ありますが、それでも私たちはこれだけの税金を投入するのですから、大成功だったとなるように、一致団結して推進していかなければなりません。そして、事業が終わりましたら、その結果についてはしっかりと検証し、市民に報告する。市長にはこれを約束していただきたいと思っております。 以上、賛成討論とさせていただきました。 ○議長(内田隆久君) 引き続き、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 5番、高橋議員。     〔5番 高橋隆子君登壇〕 ◆5番(高橋隆子君) 議席番号5番、高橋隆子です。 令和3年市議会6月定例会補正予算(第5号)について、賛成の立場から討論します。 大河ドラマ関連事業等については、設置場所や総事業費をめぐり、着地点を見いだされないままとなっていました。この計画の遅れを一部の議員たちの反対によって予算が通らなかったからだとする論調があり、大河ドラマが終了してこの事業の検証をした際にも、失敗したのは議会のせいだとされることが予測されます。 確かに私は、昨年の前小野市長による予算案に反対してきました。まず、3か年で5億3,310万円に修正動議を出し、修正案が可決しました。その直後に、前小野市長の特別拒否権である再議を出されたため、修正案は無効になり、次に、当局が減額した4億7,900万円もドラマ館の場所は韮山時代劇場で、内容もほとんど変わらないため否決され、議員による修正案が可決しました。ところが、再び前市長が再議を出し、再び議会に否決され、令和2年度末の時点で、大河ドラマ関連事業についてはほぼ白紙にし、4月の市長、市議会議員選挙後の新体制に委ねられた結果となりました。 市長選挙において、この大河ドラマ関連事業は大きな争点となりました。小野候補は、5億円かけても安いものだという勢い。対する山下候補は、ドラマ館の設置場所の変更や上限、例えば1億円という提案をし、多くの市民の支持を受けて圧勝しました。これでようやく新たなスタートができると安堵した矢先に、国の交付金に関する事件が明るみになり、山下新市長の第1回目の議案は否決されました。ここまでがこれまでのおおよその経緯です。 市民の皆さんには、この間の議論や議決に関して、なかなか情報が伝わりにくいこともあり、ご心配をおかけしています。市民の皆さんからよく聞かれるのは、なぜ山下市長になったのに大河ドラマ事業が進まないのかというものです。これは端的に言うなら、前市長の前政権の計画を払拭できないからではなかったと思います。国からの地方創生推進交付金の申請に縛られ、大河ドラマ推進協議会に縛られ、過去の計画を刷新できずにいたのではないでしょうか。 今回の事業予算は、2か年で約1億9,600万円まで減額し、国の交付金も使わないぎりぎりの予算となりました。ここに山下市長の決意を信じ、今回の補正予算に賛成いたします。 ただ、減額したから賛成するのか、安ければいいのかというものではありませんので、ここで提案を含め意見を述べさせていただきます。 6月24日の議会全員協議会で、観光文化部大河ドラマ推進課より、大河ドラマ関連事業について説明がありました。その中で、事業案、内容、そして大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会への交付金1億9,600万円という額も事業費として出されました。この推進協議会の事業費の内訳について、私は疑問点を質疑しましたが、これは協議会への交付金の予算であって、事業内容は、協議会で決めることだろうという意見もありました。確かにそうではありますが、事業内容を知らないまま2億円もの大きな税金をぽんと可決して、丸のまま渡すことは到底できません。議会は、大切な市民の税金が市民の公共の福祉にしっかり使われているかをチェックするのが責務であります。推進協議会での事業内容、事業費についても、情報は全てクリアに公表し、市民の意見も取り入れていただきたい。これは委託料、補助金、負担金など、全てのブラックボックスに共通する課題と言えます。 私は、当初からこの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会という組織そのものの存在が分からないまま至っています。NHK大河ドラマを契機に伊豆の国市の地域経済を活性化させよう、郷土愛を醸成させようという目的の中で、官民連携がうたわれ、観光や商業などの団体がメンバーとなって大河ドラマ推進協議会が設立されました。事務は、市役所の大河ドラマ推進課が新設され、今年度は、増員した6人体制で取り組んでいます。国の交付金申請に官民連携が必須であり、名前だけでもそうした民間団体の組織がなくてはならないという事情があるならと考えてきましたが、ここで国の交付金申請も取り下げたのですから、実質的に協議会に交付金を出す必要はなくなったのではないかと考えます。 事務事業は、市の担当部局が市の予算を使って執行すれば、全ての予算、決算が明白になりますし、議会の審議にもかけられます。先日の一般質問でも、推進協議会とはどういうものかと質問したところ、応援団だという答弁でした。あくまでも事務は行政で執る、推進協議会の会長は現在不在、推進協議会の事業費について監査も不在、交付金が幾らであろうと、これではとても信用できるものではありません。 そこで、先日6月23日の私の一般質問の中で、推進協議会に交付金を出すのではなく、市の直営でできないものかと聞いたところ、市長がここまでの経緯も考えて、ここで推進協議会に交付金を出さないということになると、推進協議会メンバーの離反が危惧されるという内容の答弁でした。推進協議会は、市内の経済団体の主力メンバーの集まりであり、つまりは声の大きな団体です。地域活性化には、そういった強いメンバーの応援が不可欠であるのは当然です。それは理解するものの、市の貴重な税金を交付するに当たって最も危惧すべきは、大きな声の経済団体ではなく、小さな声の市民であってほしかった。市民がこの大河ドラマに期待を寄せるのか、すっかり冷めて市のかじ取りに離反し、心が離れてしまうのか。前小野市長は、義時にかけて、「よし、時が来た」とときの声を上げましたが、市民には、「義時はよしとき」と言われ、「ドラマ館は泥沼館」とやゆされていることも承知と思います。市長には、常に広く市民の小さな声にも心寄せていただきたいと願います。 「汝の俸、汝の禄は、民の膏、民の脂なり。下民は虐げ易きも、上天は欺き難し。」、釈迦に説法ではありますが、政治家、公務員の皆さんへの戒めの言葉です。あなた方の俸給は、国民が汗水流して働いた稼ぎの税金なんだ、いいかげんなことをやって国民をごまかして苦しめるのは簡単かもしれないが、神様や有権者をだましおおせることはできないよという意味らしいです。民膏民脂を忘れることなく、市民の公共の福祉のために、私たちが汗を流して働かなくてはなりません。山下市長には、所信表明にもあり、繰り返し述べられているように、市民の声に耳を傾け、公平・公正で良識と品格のある市政を実現していただけるものと期待しています。 大河ドラマ館設置場所についても、韮山時代劇場ではなく、伊豆長岡温泉地区のほうが経済効果が見込まれるものではと昨年より再三提案してきました。旅館ホテルの宿泊や飲食、周遊に関しても、明らかに長岡地区のほうが優位だと考えています。結果として、韮山時代劇場にドラマ館が設置されることになりそうですが、決断したからには、工夫をして最高の成果を残してほしいと思います。グレードを落としたから来客が少なくても当たり前ではなく、たとえ少ない来客数であっても、来てくれたお客さんに満足していただけるおもてなしができると考えます。そのためにも、周遊コース内の歩道や自転車用道路の安全整備、トイレの改善、増設など、きめ細やかな整備にも取り組まなくてはなりません。 コロナウイルスにより、世界情勢は激変しました。インバウンドはしばらくは期待できません。国内の旅行もコロナ以前にはなかなか戻らないでしょう。これからは新しい観光を目指す時代です。ワーケーションはワーク・アンド・バケーション、ワークとバケーション。ブレジャーはビジネスとレジャー。これは造語ですけれども、こういった風潮があります。観光庁も新たな旅のスタイル、働く、休む、生きる、国のほうでも、企業や自治体に向けてこういった提案を進めているようです。 そして、一番重要なのが市内や近隣市町への人々のアプローチです。伊豆半島は、日本全国から羨ましがられる魅力的な地域です。私たちはあまりに身近にあり過ぎて、その魅力に気づきません。灯台下暗しです。6月の一般質問でも提案しましたが、小・中学生の修学旅行の宿泊を中止にするより、市内の旅館、ホテルでふるさとの温泉のよさを感じてもらう、地元の海、山、川の幸を味わうといった体験もしてほしい。いつか故郷を離れて暮らすとき、きっと懐かしく思い出すでしょう。これもまた、郷土愛の醸成と言える企画です。大河ドラマを契機に、まずは地元の住民がうれしく、楽しくなる企画もすべきです。そして、コロナの影響で仕事を失った人や生活に苦しむ人たちには、大河ドラマ関連事業における運営の中で、ぜひ雇用を促していただきたい。 時代は変わりました。コロナ以前の観光とは違う形の新しい観光スタイルになります。その中で、経済を考えなくてはならなくなりました。NHK大河ドラマそのものについても、きっと変わっていくでしょう。若い世代はそもそもテレビを見ません。そして、地域活性化というならば、新しい時代に向けた新しいまちづくりを進めるときが来ています。それは地域循環共生圏であり、自然とともに生きる豊かなまちづくりでもあります。この大河ドラマを契機に、市民が伊豆の国市のすばらしさを再認識し、さらに住みよいまちになることを願い、山下市長のリーダーシップに期待して、以上、賛成討論とします。 ○議長(内田隆久君) 引き続き、本案に対する賛成の討論の発言を許可します。 7番、笹原議員。     〔7番 笹原惠子君登壇〕 ◆7番(笹原惠子君) 7番、笹原惠子です。 大河ドラマ関連事業に関する一般会計補正予算(第5号)に対する賛成討論を行います。 令和3年新年賀詞交歓会で、前市長がすばらしいニュースがありますとうれしそうにこの大河ドラマのことを発表してから、既に1年半がたちます。当初出された5億3,300万円という数字は、分かりやすい例えですと、小学校のトイレの改修1校分が1億円くらいだから、5校分に当たるという印象でありました。これは1年間で消費する金額ではないというのが多くの一般市民の感覚でした。また、進め方についても、市民、議会軽視は明らかであり、到底賛成できるものではありませんでした。 その後の大河ドラマ館関連事業については、あまりに遅々とした歩みではありますが、大きな事業を展開していく上での欠かせない視点が何であるかや、積み上げていく上で何が重要かを思い切り私たちに示してくれました。市民からの請願とそれに対する市の対応、市民、関係団体、議員、それぞれからの要望書、議会での否決に対する2度の再議という市の対処方法、これらは事業内容そのものとその展開、市当局と議会の在り方、そして、何より市民の意見を聞くということの根本的な重要性について考えさせてくれました。 このたび、伊豆の国市商工会、一般社団法人伊豆の国市観光協会、伊豆長岡温泉ミライ会議が要望の会を開催しました。単なる要望ではなく、提供した資料には、現状と実現に向けての熱い思いが込められていたと私は感じました。本来は、このような取組を観光関連業界は早くに市民や議会に提供し、その意思を示し、進めていく方向を探っていくべきだと考えます。市民の全員が賛成する施策など本来はあり得ないのではないかと思うし、そうであるならば、少しでも多くの市民の賛同を得るために、方策を練るべきではないでしょうか。 現在では、市民の各種グループや教育関係で、北条義時や市内各歴史施設巡り、研修会などが開催され始め、少しずつ盛り上がりを見せてきました。市民にも様々な考えや生活があり、どちらか一方をないがしろにすることはできないこと、また、進めるのであれば、よくよく話し合い、よりよい方向を探っていくことが重要であること。これらの根本的な視点について、今回の大河関連事業に関する流れは、実に見事に体現されたものと言えるのではないでしょうか。 紆余曲折を経て、今回、議案提出された内容は、2億円を切る1億9,500万円という当初案からはかなり縮小されたものだということ、また、義時ミュージアムなどの削除、ソフト面を重視した内容になっていることで、これについても多種多様な意見があるでしょうが、無理のない案というより、これまでの議会の主張に対して限界まで考慮された案だと捉えています。今年5月に出された議案内容は、山下新市長のものではなく、前年度からの案を踏襲したものである印象が強かったのですが、今回は少なくとも山下カラーが出た案になっているのではないでしょうか。ドラマ館というハード事業もいいが、機運を醸成するにはソフト事業にも力を入れていきたい、コロナで疲弊しているまちの活性化を図っていくという市長の思いを結実させるため、また、関係業界の活性化と躍進を目指し、市民の一つに向かう機運を醸成するためにも、この事業を推進し、市の活性化につなげていく契機にしていきたいという思いをここに表明し、賛同するものであります。 ○議長(内田隆久君) 引き続き、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 13番、古屋議員。     〔13番 古屋鋭治君登壇〕 ◆13番(古屋鋭治君) 13番議員、古屋鋭治です。 私は、議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)について、賛成討論を行います。 大河ドラマ関連事業予算は、令和2年度は定例会、臨時会に2回提案され、行政提案は2回とも否決され、2回とも修正案が可決されましたが、再議により否決となり、最終的には2,100万円のみが可決されました。令和3年度になり、山下新市長の下、5月27日に臨時会を開催し、3回目の提案が行われましたが、伊豆の国市議会の賛同を得ることができませんでした。 今回は4回目の提案になりますが、山下市長は6月24日の全員協議会で、先月の5月27日の臨時会で否決された内容をも踏まえ、事業規模を縮小し、最低限の予算で最大限の効果を発揮し、最善の努力を行う旨を表明いたしました。加えて、市の名誉をかけて議会の議決をお願いしたいと賛同を求めました。今回の提案は、大河ドラマ関係費用を市長と担当部で綿密に協議した上で、最小限とした努力がうかがえます。したがって、総事業費は、令和2年度計画の5億3,000万円から1億9,500万円となり、3億3,500万円の減少となりました。個人的には、前年度、一旦可決された修正案の2億1,900万円を下回り、さらに2億円を切ったことで、一定の評価ができると考えます。 なお、これまでの修正案は、ドラマ館設置場所を長岡のパノラマパークとしておりましたが、今回の行政の最終判断として、韮山時代劇場となりました。このことは、議会に設置場所の決定権がないために、行政の判断はやむを得ないと考えます。しかし、経済効果の面からは、韮山時代劇場に優位性があると判断できませんが、決定した以上、尊重したいと考えます。大河ドラマ関係予算は、数度にわたり否決されていることから、その動向が市内外から注視されております。市長の言葉からも最終、最善の提案になることがうかがい知れます。加えて、先ほども申し上げましたけれども、市長の名誉をかけて議会の議決をお願いしたいとの発言は、私にとっては非常に重い言葉だというふうに感じております。 今回の提案を可決することで、コロナ禍における経営環境の厳しさの改善を訴える観光協会や商工会、旅館組合、飲食店関係の皆さんからの熱い期待にも応えられることになり、疲弊した地域経済の活性化の一助になることを大いに期待したいと考えます。そして、伊豆の国市議会の全会一致をもって、行政、議会、市民一体となって大河ドラマ関係事業の成功に向け、頑張っていきたいというふうに考えます。全会一致での議決となりますように、大いに期待して賛成討論とさせていただきます。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 引き続き、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 15番、三好議員。     〔15番 三好陽子君登壇〕 ◆15番(三好陽子君) 議席番号15番、日本共産党の三好陽子でございます。 議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)につきまして、日本共産党議員団を代表して賛成の立場で討論を行います。 4月の市長選挙を勝ち抜いた山下市長は、これまでドラマ館について多くの市民の声を聞き、場所の変更、予算の上限を決めるべきで1億円程度にと市民に公約をされていましたので、市民が納得できる予算が提出されるものと期待をしておりました。5月27日の臨時会で提出されたのは、総額2億7,865万5,000円で、そのうち8,260万7,000円は国の地方創生推進交付金でした。 ここで大きな問題が発生しました。3月30日の臨時議会では、予算が成立しなければ国の交付金は申請ができない、取り下げなければならないと当時の副市長らが繰り返し強調して、この予算に賛成しなければ大変なことになるかのような雰囲気がこの議場に漂い、私は威圧感を感じました。 ところが一転、5月20日の議会全員協議会では、市長戦略部長から、一般的な補助申請とは異なり、申請時に予算の議決書の提出が必須ではなく、申請要綱に記載されていないことが3月30日の臨時会の翌日に発覚した。臨時議会のときはその情報がなく、勉強不足で誤った報告をして申し訳ございませんでしたとの発言がありました。つまり、3月に内示を受けた交付金の申請を3月31日に行ったということで、交付金は生きていたのです。3月30日の臨時会のときに本当に知らなかったのかと疑念を抱いてしまいました。次の日に分かったにしても、5月20日までに4月29日と5月10日に臨時議会があったわけで、報告できたはずです。こんな大事なことの報告を怠ったことは、二元代表制の根幹を揺るがす重大な問題であります。総額が大きいこともあり、このような経過の下に提出された予算に賛成するわけにはいきませんでした。 本日の提案についてですが、事業総額1億9,589万5,000円ですが、3月30日の臨時議会で議員が提出した修正案、総額2億1,300万円に賛成した私たちとしては、金額的に下回っていること、山下市長が担当職員と削れるものを極力削ったものであることなどから、市民の皆さんに説明ができると判断をし、賛成をするものでございます。 設置場所につきましては、3月の臨時会に、議員提出の修正案では事業費を抑えても経済効果が期待できるとして民間施設の提案をしてきましたが、今回の行政提案は韮山時代劇場に設置するとし、市民活動の影響も配慮して、規模を縮小しての計画です。利便性がよい、物販スペースがある、周遊に適地などとしておりますが、本当に韮山時代劇場で集客効果があるかは、いまだに疑問が残っております。 事業予算の決定が予定よりも遅れて、関係の皆さんはやきもきしたことと思いますが、二元代表制の下、議員も責任が問われることで、一生懸命取り組んでまいりました。大河ドラマ放映を契機に、義時ゆかりの地として全国に伊豆の国市を発信して、コロナで疲弊している地域経済が少しでも潤うことを願うものです。 しかし、コロナ感染状況は、人の流れが増えると感染者も増える、感染力が強いデルタ株の感染者が増えていること、集団免疫がつくと言われている7割の人たちがいつになったらワクチン接種ができるのかの見通しが立っていないこと、オリンピックが観客を入れて行われることが決まったことなどから、ドラマ館開設予定の来年1月以降、どういう状況になるのかが不安であります。ドラマ館関連事業の実施に当たっては、市長にはぜひとも市民の命を守るため、状況に応じた適切な対応を求めます。さらに、提案の事業予算総額1億9,589万5,000円は、現状の財政状況から見て多額であり、事業終了後は、費用対効果の検証をしっかり行うことを求め、賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 引き続き、本案に対する賛成討論の発言を許可します。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(内田隆久君) ありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(内田隆久君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第38号 令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(内田隆久君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △閉会中の継続調査について ○議長(内田隆久君) 日程第4、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 議会運営委員会委員長及び総務観光建設委員会委員長より、お手元に配付いたしました閉会中の継続調査申出書により継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査に付したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(内田隆久君) 異議なしと認めます。 よって、議会運営委員会委員長及び総務観光建設委員会委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。     〔発言する者あり〕 ○議長(内田隆久君) 動議に賛同する方いらっしゃいますでしょうか。     〔発言する者あり〕 ○議長(内田隆久君) ここで暫時休憩いたします。 議長室に議会運営委員会の皆さんは集まっていただきたいと思います。 動議の取扱いについてご相談申し上げたいと思います。基本的に動議に賛同する方がいらっしゃらない場合の取扱いについて、協議をいただきたいと思います。     〔発言する者あり〕 ○議長(内田隆久君) ですから、暫時休憩して、議会運営委員会とご相談申し上げたいと思います。 △休憩 午前11時18分 △再開 午前11時45分 ○議長(内田隆久君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 休憩中に行われました議会運営委員会の内容につきまして、委員長より報告をお願いいたします。 議会運営委員会委員長。 ◆議会運営委員会委員長(八木基之君) それでは、先ほど天野議員の動議に対して賛同がある、ないの時点で、議長の判断で、議場の暫時休憩を取って議会運営委員会を開いたことについて、私のほうから少しご説明を申し上げます。 そもそも賛同がある、ないは、別の話といたしまして、天野議員の発言制限を、阻止をしたということ自体が議会運営上問題があるということで、議長のほうで大変申し訳ないんですけれども、ちゃんと天野議員にもう一度その辺を訂正し、謝っていただき、再開をしていただくということに議会運営委員会が決まりましたんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(内田隆久君) ありがとうございました。 それでは、私のほうから申し上げますが、私の動議と天野議員がおっしゃったときに、その取扱いについて、休憩をさせていただいて、議会運営委員会を開催したというのは、私の認識では、動議というのは、議員の賛同なく認められるものではないというふうに思っておりましたけれども、議事進行上のものについては、動議が認められるということでございますので、私の認識が間違っておりましたので、ここで謝罪申し上げます。申し訳ありませんでした。 それでは、発言の内容を天野議員にお伺いしたいと思いますので、発言を許可します。 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 12番、天野です。 先ほどの討論の場面ですが、反対討論がなくて、次に賛成討論がありました。山口議員が発言しました。その後、続けて賛成討論が続きました。 通常、討論というのは討論交互の原則、会議規則第52条、これがあると思いますが、それに反すると思われます。そのことについて動議を出しました。 ○議長(内田隆久君) その件について、議会事務局長のほうから説明をさせていただきたいと思います。 議会事務局長。 ◎議会事務局長(高橋博美君) 討論につきましては、今、天野議員のご指摘のとおりです。 反対討論について、まず、反対討論の確認を行った後、反対討論述べる方がいませんでしたので、次に賛成討論ということで、反対討論がないもので、賛成討論を再度、1名終わりましたので、2名目に入ったということで、最初に反対討論の方の確認を取っておりますので、問題ないと思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 今、局長がおっしゃったのは、1番はそうでした。続いて2番目の賛成討論、続けて賛成を取りましたが、その間に反対討論は取っていませんけれども、そのことについてです。 ○議長(内田隆久君) 議会事務局長。 ◎議会事務局長(高橋博美君) 賛成討論、反対討論を交互に進行していくことなんですが、賛成討論、反対討論、賛成討論、反対討論と交互に繰り返していくわけですが、片方の討論がなかった場合は、片方の討論が終結するまで行うという形の手順で行くことから、最初に反対討論なし、1人目の賛成討論ありということで、それ以降は、2名以後の賛成者がいた場合は、それを続けるという形の進行で行ったということです。 以上です。 ○議長(内田隆久君) 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 天野です。 それでは、議長は、賛成討論が続くということをご存じだったんでしょうか。 賛成は、反対を取らずに賛成を取ったということは、討論があると承知していたということですか。それでしたら、なおさら議長の進行について疑問がありますが。反対を取って、賛成を取るというのは分かりますが、賛成の後、また賛成が続くというふうに分からなければ、反対、賛成という、そういうふうになるんじゃないでしょうか。 ○議長(内田隆久君) それは、今、議会事務局長が説明したとおりでございますが、再度、議会事務局長、説明をお願いいたします。 議会事務局長。 ◎議会事務局長(高橋博美君) 先ほど、分かったか、分かんないかは別ということで、まず、反対討論をまず伺ったときに、反対討論者なかったわけですね。で、賛成討論を確認したときには、賛成討論を行う方がいました。で、その後、再度、賛成討論を確認して、いない場合はそれで終わるわけなんですが、その終わりの判断が賛成討論は確認が取れていないもので、賛成討論を続けたという運営方法で行ったということです。 ○議長(内田隆久君) 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 天野です。 それでしたら、議長に伺いますが、この討論というのはどういうものなのか。これは賛成、反対、これをまだ決めていない、そういう議員に向かって、議員が賛成、反対の討論を行い、賛同を得ていく。自己の主張を発表する場ではないと、私はこれまで思ってきました。そして、議長の進行として、反対を取り、賛成を取る。そして、また、その反対を取り、賛成を取る。こういうふうに議事進行は、今まで行われてきたと思います。 今回、賛成討論がこれだけ続いたということは、議長、どうですか。この賛成が強調されて、賛否のこの公平性、賛成討論が続くということは、まだ決めていない議員に対して賛成が強調されて、この交互の原則、今まである、どうしてこの討論、交互の原則があるのか、こういう公平性を持って、設定されているものであります。ですから、議長の判断で発言は自由です。議長が発言を許せば発言する。許さなければ発言できません。そういう意味で、議長にとって、この賛成がこれだけ続いた討論を許したということに対しては、どうでしょうか。 ○議長(内田隆久君) 今回の議事進行の進め方につきましては、議会事務局長と相談しながら、そのような方法で、ただいま行ったということでございますので、天野議員のご意見はご意見として賜りまして、今後の参考とさせていただきたいと思います。 以上です。 天野議員。 ◆12番(天野佐代里君) 最後に申し上げますが、この議会の、今まで議員さんたち、皆さん市長に対して品格、そして、公平・公正ということをおっしゃってきた。これは、議会に対しても言えることだと思います。議会の品格、節度が問われています。この点については、今、議長、そうおっしゃいましたけれども、しかるべき組織でしっかりと検証していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) ご意見として、承っておきます。 13番、古屋議員。 ◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、ただいま天野議員から発言様々ございましたけれども、この賛成討論、反対討論というのは、やはり議員に認められている権利ですので、当然、議長が許可すれば発言できると。それ、議員が勝手な思いを言っているということではなくて、賛成なら賛成、反対なら反対ということで、自分のしっかりした考えを持って討論しているわけですから、その辺は、天野議員もしっかり認識をしていただきたいというふうに思います。 それで、これまでの議会も反対討論がなくて賛成討論、そういう場合には、反対討論ございませんので、反対討論を終結しますというような発言があったと思いますけれども、その後は賛成討論が続けば、賛成討論をずっと繰り返してきたというこれまでの伊豆の国市議会として、そのようなやり方をしてきておりますし、このやり方が必ずしも間違っているというやり方では私はないというふうに認識しておりますので、改めてしかる場所で話合いをするということは、私は必要ないというふうに考えておりますので、私の意見ですけれども、そういう意見もあるということを認識をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(内田隆久君) ご意見として、賜っておきます。 それでは、議事に戻らさせていただきたいと思います。 先ほどまでで、議会運営委員会委員長及び総務観光建設委員会委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査とすることに決定いたしましたというところまで終わったと思います。 次に、以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。本定例会で議決された事件の字句及び数字、その他整理を要するものにつきましては、伊豆の国市議会会議規則第43条の規定に基づき、その整理を議長に一任させていただきたいと考えますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(内田隆久君) 異議なしと認めます。 よって、整理を議長に委任させていただきます。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(内田隆久君) ここで、令和3年第2回6月伊豆の国市議会定例会の閉会に当たり、市長より挨拶を求められておりますので、これを許可します。 市長。     〔市長 山下正行君登壇〕 ◎市長(山下正行君) 議長からお許しをいただきましたので、閉会のご挨拶を述べさせていただきます。 令和3年伊豆の国市議会6月定例会は、今月10日から本日までの20日間にわたり開催され、議員の皆様には会期中において慎重審議を賜り、誠にありがとうございました。 この間、令和3年度補正予算など、9件の議案など全て原案どおり可決いただき、重ねて御礼申し上げます。 議会審議の過程で議員の皆様方からいただきましたご意見やご提言、また、3日間にわたり12名の議員の皆様からいただきました一般質問につきましても、しっかりと受け止め、現状並びに課題の所在を十分に認識し、市政発展のため努めてまいる所存でございます。 私にとりまして市長に就任して初めての定例会でありまして、緊張しつつもいろいろ勉強させていただきました。改めまして、議員の皆様のご理解、ご協力に感謝いたします。 これから本格的な夏を迎えます。今年の夏も厳しい暑さが予想され、コロナ感染対策に加えて、熱中症対策など暑さへの万全の備えが必要となります。議員の皆様におかれましても、どうぞご自愛いただきますようお願いし、閉会に当たりまして私のお礼の挨拶とさせていただきます。 どうも皆さん、ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(内田隆久君) これをもちまして、令和3年第2回6月伊豆の国市議会定例会を閉会いたします。 皆様方には会期中、慎重なるご審議を賜り、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。 ご苦労さまでした。 △閉会 午前11時59分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。        議長      内田隆久        署名議員    天野佐代里        署名議員    古屋鋭治...