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  1. 伊豆の国市議会 2021-03-12
    03月12日-07号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 3年  3月 定例会(第1回)          令和3年第1回(3月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第7号)                     令和3年3月12日(金)午前9時開議日程第1 最終日の日程 二藤議会運営委員長報告日程第2 追加議案の一括提案理由日程第3 議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について日程第4 議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)日程第5 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算日程第6 議案第16号 令和3年度伊豆の国市国民健康保険特別会計予算日程第7 議案第17号 令和3年度伊豆の国市後期高齢者医療特別会計予算日程第8 議案第18号 令和3年度伊豆の国市介護保険特別会計予算日程第9 議案第19号 令和3年度伊豆の国市楠木及び天野揚水場管理特別会計予算日程第10 議案第20号 令和3年度伊豆の国市水道事業会計予算日程第11 議案第21号 令和3年度伊豆の国市下水道事業会計予算日程第12 委提第1号 トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出について日程第13 閉会中の継続調査について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長     渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長  西島 功君 まちづくり         西島和仁君    総務部長    鈴木雅彦君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長  山口和久君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長  天野正人君 観光文化部長  公野克己君    都市整備部長  守野充義君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長    佐藤政志君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  高橋博美     議会事務局次長 鈴木朋宏 議会事務局係長 西島裕也     書記      長谷川健也 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 改めまして、皆さん、おはようございます。 傍聴者の皆様も大変ご苦労さまです。 ただいまの出席議員は16名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから、令和3年第1回3月伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 なお、本日3月定例会最終日は、FMいずのくにラジオの生中継を行います。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △最終日の日程報告 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、最終日の日程を議題といたします。 本定例会の最終日の運営につきましては、昨日3月11日木曜日に議会運営委員会で検討していただいておりますので、議会運営委員会委員長からその報告をお願いいたします。 9番、二藤武司議会運営委員会委員長。     〔9番 二藤武司君登壇〕 ◆議会運営委員会委員長(二藤武司君) 皆さん、改めまして、おはようございます。 議席番号9番、議会運営委員会委員長の二藤武司です。 昨日開催いたしました議会運営委員会の結果についてご報告を申し上げます。 昨日3月11日午後1時半より、委員6名全員と副市長、市長戦略部長総務部長出席の下、第3回の議会運営委員会を開催いたしました。 議題は、本日3月12日、令和3年第1回定例会の最終日の日程についてです。 当局より議案2件、議会として委提1件の追加議案が提出されました。日程第3、議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、日程第4、議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)、日程第12、委提第1号 トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出についての3議案及び日程第13、閉会中の継続調査についてを追加日程とすることに決定をいたしました。上程後、質疑、討論の後、採決まで行います。 限られた時間でありますが、円滑な議会運営が図れますようお願い申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(古屋鋭治君) 二藤委員長、ありがとうございました。 お諮りいたします。委員長の報告のとおり、本日の議事日程に議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)、委提第1号 トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出について及び閉会中の継続調査についての4件を本日の議事日程に追加したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、委員長の報告のとおり、本日の議事日程に議案第22号、議案第23号、委提第1号、閉会中の継続調査についての4件を追加することに決定いたしました。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------------- △追加議案の一括提案理由 ○議長(古屋鋭治君) 日程第2、ここで市長に本日上程する議案の一括提案理由について説明を求めます。 市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。 いよいよ本会議も本日が最終日となりました。よろしくお願いいたします。 議長よりお許しを得ましたので、本市議会3月定例会に追加で提案申し上げ、本日ご審議を賜ります条例案1件、補正予算案1件、合わせて2件につきまして、私からその要旨を申し上げます。 なお、詳細につきましては、後ほど所管の部長から説明させますので、あらかじめご了承いただきたいと存じます。 初めに、議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでありますが、本案につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い、新型コロナウイルス感染症の定義規定が変更となるため、伊豆の国市国民健康保険税条例、伊豆の国市国民健康保険に係る保険給付の臨時特例に関する条例及び伊豆の国市介護保険条例を改正するものであります。 次に、議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)についてでありますが、本案につきましては、歳入歳出にそれぞれ5,300万円を追加し、総額を281億5,800万円とする予算の補正と、繰越明許費の変更をしようとするものであります。 以上であります。ご審議の上、ご議決をくださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま市長より本日上程する議案の提案理由の説明がありましたので、これより各議案等の内容説明を各担当部長に求めます。--------------------------------------- △議案第22号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第3、議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についての内容説明を市民福祉部長に求めます。 市民福祉部長。     〔市民福祉部長 山口和久君登壇〕 ◎市民福祉部長(山口和久君) それでは、議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、内容をご説明いたします。 追加議案書1ページと追加議案参考資料1ページの新旧対照表をお願いいたします。 今条例については、これまで新型コロナウイルス感染症について、改正前の新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第1条の2第1項を引用し定義しておりましたが、令和3年2月13日に施行された新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律により、当該箇所が削除され、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律において新型インフルエンザ等感染症として定義がなされたため、その定義を引用しております伊豆の国市国民健康保険税条例、伊豆の国市国民健康保険に係る保険給付の臨時特例に関する条例、伊豆の国市介護保険条例の3条例を改正するものであります。 それでは、追加議案参考資料新旧対照表でご説明いたします。 追加議案参考資料の1ページをお願いいたします。 まず、伊豆の国市国民健康保険税条例の一部改正でありますが、附則第16項で、この条例では改正前は新型コロナウイルス感染症を「新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)附則第1条の2第1項に規定する新型コロナウイルス感染症をいう」と定義しておりましたが、改正後は新型コロナウイルス感染症を「病原体がベータコロナウイルス属コロナウイルス(令和2年1月に、中華人民共和国から世界保健機関に対して、人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る。)である感染症をいう」と定義いたします。 次の2ページ、伊豆の国市国民健康保険に係る保険給付の臨時特例に関する条例の一部改正第1条、次の3ページ、伊豆の国市介護保険条例の一部改正附則第7項も同様であります。 追加議案3ページをお願いいたします。 附則で、この条例の施行期日を公布の日といたします。 以上で説明を終わらせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑ございませんか。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 本案につきましては、伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕
    ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第22号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定については、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第23号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第4、議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)を議題といたします。 本案の内容説明を市長戦略部長に求めます。 市長戦略部長。     〔市長戦略部長 西島 功君登壇〕 ◎市長戦略部長(西島功君) それでは、議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)につきまして、内容をご説明いたします。 追加議案書の5ページをお開き願います。 今回の補正は、予算の総額に歳入歳出それぞれ5,300万円を追加いたしまして、総額を281億5,800万円とするものであります。この補正予算につきましては、新型コロナウイルスワクチン予防接種事業を実施するに当たり、円滑にかつ迅速に実施するため、当初国が想定していた経費を超えて、事務費に対して幅広く国の補助金を対象とする旨の通知を受けたことから、必要な経費を増額するため、追加で議案提出させていただいたものであります。 それでは、6ページをお開き願います。 第1表歳入歳出予算補正のうち歳入についてであります。 15款の国庫支出金について、補正前の額に5,300万円を追加して88億5,820万9,000円としております。これは2項の国庫補助金の増額であります。 また、7ページの歳出では、4款の衛生費について、補正前の額に5,300万円を追加して、合計を38億443万円としております。これは1項の保健衛生費の増額であります。 8ページをお願いいたします。 第2表の繰越明許費補正であります。 今回の歳入歳出予算に計上した事業は、こちらにあります新型コロナウイルスワクチン予防接種事業のみになります。この事業は、年度末までの事業で完了が見込めないことから、繰越明許費の設定を行っておりましたので、併せて増額分の5,300万円につきましても繰越しするため、繰越明許費の限度額の変更を行うものであります。 12、13ページをお願いいたします。 歳入歳出それぞれにつきまして、事項別明細書でご説明いたします。 まず、歳入についてであります。 15款2項国庫補助金、3目の衛生費補助金新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金5,300万円を増額計上しております。 14、15ページをお願いいたします。 続きまして、歳出についてであります。 4款1項保健衛生費、2目予防費で、新型コロナウイルスワクチン予防接種事業5,300万円を増額計上しております。主なものといたしまして、予防接種会場の案内業務や備品購入費を新規計上するとともに、コールセンター運営経費の増額をするなど、接種体制の強化を図るための経費を増額しております。財源につきましては、全額国庫補助金を充てております。 以上、歳入歳出予算の補正についてご説明いたしました。 最後に、16、17ページをお開き願います。 給与費明細書になります。 今回、常勤職員の時間外勤務手当や会計年度任用職員の共済費を増額しておりますので、増額のあったものについて整理しております。 以上をもちまして、一般会計補正予算(第14号)の説明とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 14番、三好です。 最初に、ただいま市長戦略部長の最初の説明では、国のほうでコロナワクチン接種に係る経費について何か増額をするということで、当市としても予算計上したというようなご説明でしたが、予算額が5,300万円となっていますけれども、この金額につきましては、全国各自治体に割り当てられた金額なのか、こちら側がこれぐらいは必要ですよと申請した金額なのかを1点お聞きしたいと思います。 それで、もう一点については、15ページの12-75ですけれども、コールセンター運営委託料、これにつきましては、当初よりも今回増額をしたということですけれども、過日、コールセンターを開設したということが新聞にも報道されていましたけれども、コールセンターについて増額の理由と、少しコールセンターにつきまして市民にもう少し気軽に利用できるような、内容についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) お答えいたします。 まず、補正額の補助金でございますが、基本的には国から割り当てられた金額でございます。 それと、コールセンターにつきましてですが、まず、増額理由といたしましては、問合せ等が多くなるというようなことも想定されておりますので、そういうときに増員してできるだけ対応できるようにするものでございます。 それと、コールセンターにつきましては、15日の8時半から稼働することになっております。そちらに関しましては、また、新聞等で電話番号等を報道していただくようにと思っています。それとホームページ、またはLINE等でも広報してまいります。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 14番、三好です。 金額につきましては国の金額だということですけれども、あと、コールセンターですけれども、新型コロナウイルスのときの発熱外来ですか、なかなかつながらないということがありました。今回もやはりワクチン接種については皆さんいろいろ心配されてお聞きしたいこともあるので、混み合う可能性があるのではないかと少し想像しているところですけれども、もう少しお話できる範囲で、コールセンターのどのような、例えば1か所で電話が何台とか、そういったつながりにくいんじゃないかというふうに思うものですから、その辺の十分体制があるのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) このコールセンターは3市町で行っておりまして、当初は10名で対応いたします。それと、その10名が、3市町とも電話番号違いますので、その電話番号によりまして空いている方が取るというような形にはなると思います。 また、混み具合につきましては、その状況によりまして、先ほど申し上げましたように、増員等を考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 そのほかございますか。 12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 同じページのその下、12-78、予防接種会場案内業務委託料とありますが、その業務の内容と、それから委託先どこなのか、お知らせいただければと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 予防接種会場案内業務でございますが、基本的には職員で、市の職員等の応援も受けて、会場の案内等の業務も行ってまいる予定でございますが、足りない場合等で、会場の案内とか駐車場の係というようなものを考えております。 また、今のところちょっと委託先については、すみません、ちょっと承知しておりませんけれども、担当課のほうでは考えておるかと思います。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 そのほか、15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私も同じところなんですが、同じページの15ページですけれども、今回予防接種をワクチン行うに当たって、新聞にも載りましたけれども、大仁会場は個別接種だけということで、伊豆保健医療センターなんですけれども、そこでは、新聞によりますと、シミュレーションを行ったということで報告されましたけれども、長岡と韮山会場についてはシミュレーションはまだされていないんでしょうか。1日とか1時間に何人ぐらい接種できるとかということは明らかになったんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 長岡と韮山に関しましては、今のところシミュレーションは想定しておりません。 今回の伊豆保健医療センターさんのシミュレーションに対しまして、職員も見学等をさせていただいております。また、その状況等がだんだん分かってきております。 それと、長岡のアクシスかつらぎは1日最大400、韮山は1日200ということで想定をしております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今、部長からありましたアクシスかつらぎについては400人、韮山福祉・保健センターについては200人ということで、それだけできるであろうということで分かりましたけれども、実際に4月26日の週に届くであろうワクチンについては470人分ぐらいでしたか、そのぐらいしか届かないということで、それを市ですから3か所に分けると相当少なくなります。 さらに、通知だけは1万6,000人の65歳以上の高齢者に一斉に送るということになりますと、1万6,000人の届いた人がコールセンターに電話したり、あとはQRコードを読み込んでするにしても、1万6,000人に対して470人分しかないというのでは相当混乱すると思うんですが、それは発送をいきなり全部にするというのはちょっとむちゃじゃないかと思うんですね。 もう限定して、例えば1,000人ぐらいに出して、それで予約してもらうとかしないと、1万6,000人通知して、皆さんこれ予約取りますよ。まあ全員とは言いませんけれども。その中でたった470人ぐらいしか予約受け付けられませんでは、やっぱり問題というか、相当混乱起きると思うんですが、その点大丈夫なんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 今のところ分かっているのがそこだということで、5月等にも、まだ分かっておりませんが入ってくるとは思っております。 また、入る様子によりまして、またその通知の出し方等は検討させていただければと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 田中議員に申し上げますけれども、若干この予算の関係から外れてきていますので、注意しての発言を求めます。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。 いずれにしても、今回この予防接種の会場の業務委託料も計上していますので、本当にスムーズに接種が行われないと、市民混乱するだけですので、コールセンターも含めて、しっかりまず接種券の発送も含めて検討して混乱しないように私はするべきだと思いますので、よろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(古屋鋭治君) そのほかございますか。よろしいですか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 本案につきましては、伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第23号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第14号)については、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第15号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第5、議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算を議題といたします。 本案につきましては、総務観光建設委員会及び福祉文教経済委員会の両委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑に入ります。 質疑の通告はございません。     〔「議長、動議」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、ただいま10番、内田議員より動議の発言がございましたので、内田議員に発言を求めます。 ◆10番(内田隆久君) 議席番号10番、内田隆久です。 10番議員内田隆久と3番議員の高橋隆子は、議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する修正動議を地方自治法第115条の3及び会議規則第17条の規定により、別紙の修正案を添えて提出します。 直ちに議事の上程を認め、質疑、討論、採決を求めます。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま10番、内田隆久議員より、令和3年度伊豆の国市一般会計予算の一部修正について動議の発言がございましたので、議会運営上の都合により、ここで暫時休憩といたします。 再開は、再開5分前にブザーでお知らせをいたします。 なお、この休憩時間中に議会運営委員会を開催いたしますので、委員の方は正副議長室にお集まりください。 なお、議員の皆様に連絡を申し上げます。議会運営委員会終了後に全員協議会をこの場で開催しますので、遅れることなくご参集をお願いいたします。 以上でございます。 △休憩 午前9時30分 △再開 午前10時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 先ほど全員協議会を休憩時間中に行う旨お伝えしましたけれども、議事の都合上、後ほど全員協議会を開催させていただきます。 それでは、ただいま議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する一部を修正する動議が提出されましたので、議会運営委員会にて提出書類及び修正案の確認を行いました結果、不備はございませんでした。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。 なお、この休憩時間中に全員協議会を行いますので、議員の皆様はその場にてお残りください。それ以外の方は、暫時休憩ということになりますので。 再開につきましては、再開5分前にブザーでお知らせをいたしますので、ご承知おきください。 以上です。 △休憩 午前10時01分 △再開 午前10時15分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 これより10番、内田隆久議員より趣旨説明を求めます。 10番、内田議員。 内田議員におかれましては、登壇をして趣旨説明をしていただきたいと思います。 なお、質疑応答はその後に受けますので、内田議員におかれましては、登壇したままでお待ちいただければと思います。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ◆10番(内田隆久君) 議席番号10番、内田隆久です。 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する修正案の説明をいたします。 私は、2001年より約20年間、映画やテレビドラマの撮影の支援をするフィルム・コミッション伊豆の活動をしてきました。伊豆が関係した大河ドラマでは、2008年の「篤姫」、2010年の「龍馬伝」、2012年の「平清盛」のロケ支援で経験したことと、今回の伊豆の国市の大河ドラマの事業のために、岐阜県可児市の大河ドラマ館の視察結果を基に、今回の予算の修正案を提出しています。 修正の趣旨でありますが、令和3年1月28日、議員有志8名で要望書を提出しました。その内容は、(1)大河ドラマ館設置場所変更を。韮山時代劇場周辺に商業施設及び宿泊施設がなく、大きな経済効果が見込まれることは考えにくいと思われる。伊豆長岡地区は、市内観光産業の中心として宿泊、飲食、物販事業者が多く存在し、来訪者の消費が生まれる可能性があるので、伊豆長岡地区が適地と考えます。 (2)費用対効果を精査し、他自治体の事例から事業規模を検討すべき。これまでの市の宣伝事業の統計を分析した上で、過去の大河ドラマを活用した自治体の事例から、今回の計画に係る費用及び経済効果を市民が納得できるよう説明する責任があります。その上で、大河ドラマ関係の事業規模を決定すべきと考えるという内容のものでしたが、市は、計画について議員と要望の内容について協議をせず原案どおり進めてきました。 現計画の課題は、この計画の想定が新型コロナワクチンの接種効果と説明していますが、ワクチンの効果がはかれない現在、コロナ禍から平時に戻る時期が想定できないこと。 2、ドラマの舞台が鎌倉市で、伊豆の国市ではなく、ドラマでの義時生誕の地の露出が少ないと推察され、ドラマによる集客効果は限定的なこと、この大河ドラマが国民に受け入れられ、多くの集客につながるかは未知数、NHKはこの地域の活性化のためにドラマをつくるのではない。また、集客の成功を保証してくれない。「麒麟がくる」では、大河ドラマ館を設置したゆかりの地が、最後までドラマ内や紀行で取り上げられなかったという事例もある。よって、30万人の集客目標が過大であること。 3、大河ドラマ館設置場所について、周辺に施設がなく、宿泊、飲食、物販等、消費に結びつく可能性は低いこと。 4、郷土愛や文化は地域で育み、何十年とかけて根づかせていくもので、コロナからの経済復興事業に目的を絞り込むべきである。 次に、大河ドラマ関連予算概要の試算根拠は、令和3年2月12日、全員協議会で示された市からの伊豆長岡温泉地区内への大河ドラマ館設置の具体施設の検討として、パノラマパークとの調整を度外視し、物理的な観点からだけいけば、大河ドラマ館の設置は可能であると思われるとの見解が述べられていることから、パノラマパークを設置場所として関係者にヒアリングを行った上で、関連予算概要を試算しました。 予算を減額した理由は、1、投資した額が税で取り返せない、費用対効果が望めないこと。2、市の財政状況は大変厳しい状況であること。3、少ない投資で最大の効果を生むようにすべきであること。4、設置場所は韮山時代劇場ではなく、経済効果の高い伊豆長岡温泉地区を前提とすることであります。 それでは、修正内容を説明します。 修正案の基本は、お手元の資料の最終ページにございます参考資料の大河ドラマ関連予算概要(案)に示してありますので、御覧ください。 これは、推進協議会の歳入歳出であります。2か年の合計欄で説明します。 歳入の国交付金はゼロとし、市交付金のふるさと応援基金は7,500万円を3,000万に、地域振興基金利子はそのまま2,063万8,000円に、一般財源は1億5,036万6,000円を4,500万円とし、入場料収入は1億7,000万円を5,000万円としています。これは500円で10万人の計算です。 歳入合計は5億3,315万1,000円を1億4,563万8,000円とするもので、3億8,751万3,000円の減額となります。令和3年度分は1億113万8,000円となります。歳出合計は歳入と同額の5億3,315万1,000円を1億4,563万8,000円とし、令和3年度は1億113万8,000円となります。ドラマ館関連では、NHK関連会社とは6,000万円とし、内訳は令和3年度は5,000万円、令和4年度1,000万円となります。これは試案でありまして、議会の議決内容ではありませんが、修正案の根拠として提示いたしました。 それでは、修正案の中身について説明します。 予算書1ページ、第1条、224億7,000万円を222億3,613万8,000円に修正します。 次に、提出資料2ページ、予算書4ページ、5ページの第1表歳入歳出予算の歳入の15款国庫支出金を28億645万2,000円とします。これは、2項の国庫補助金を4,761万4,000円減額して4億82万9,000円にします。19款繰入金を5億1,267万1,000円とします。これは、2項の基金繰入金を1億5,674万8,000円減額して5億409万8,000円にします。21款諸収入を2億4,077万8,000円とします。これは、5項の雑入を2,950万円減額して2億2,390万円にします。歳入合計224億7,000万円を2億3,386万2,000円減額して222億3,613万8,000円に修正します。 次に、提出資料2ページ、予算書6ページ、7ページ、歳出の7款商工費を6億4,141万9,000円とします。これは、2項の観光費を2億3,386万2,000円減額して3億8,460万7,000円にします。歳出合計224億7,000万円を2億3,386万2,000円減額して、222億3,613万8,000円に修正します。 次に、提出資料3ページ、予算書8ページ、第2表継続費の総額5億1,600万円を1億4,563万8,000円とし、令和3年度年割額3億3,500万円を1億113万8,000円、令和4年度年割額1億8,100万円を4,450万円に修正します。 予算書の11ページ、4表までが決議事項ということで、ここまでの説明とさせていただきます。 予算書13ページ、提出資料の4ページから7ページ以降につきましては、これまで説明した数字に合わせて変更をいたしました。 説明は以上です。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま内田議員からの説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 議長、私質問じゃなくて、先ほど議会運営委員会で質疑の前に質疑事項をしっかりと検証するために休憩を取っていただけるというふうなお約束で議運は閉じたというふうに解釈していますが。 ○議長(古屋鋭治君) 大変失礼いたしました。 それでは、ここで暫時休憩を取りますので、会議の途中ですけれども、暫時休憩とさせていただきます。 それでは、再開につきましては、ブザーでお知らせをいたします。 それでは、内田議員、席にお戻りください。 △休憩 午前10時28分 △再開 午前10時55分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する一部を修正する動議につきまして、先ほど内田議員より趣旨説明がございましたので、これより質疑に入ります。 なお、内田議員のおかれましては、登壇していただくようにお願いをいたします。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより質疑を受け付けます。質疑ございませんか。 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 9番、二藤です。 大変なボリュームのものですから、どこから聞いていいのかちょっと分からないでいるんですけれども、3回ですよね、あくまでも。 ○議長(古屋鋭治君) はい。 ◆9番(二藤武司君) ですから、少しまとめて質問さしあげたいと思います。 参考資料のほうは、議決行為じゃないというふうな中でも、参考資料、いわゆる事項別明細や参考資料の中で質問させていただくほうが少し分かりやすいのかなと思っておりますので、これらについても含めて聞かせていただきますが、まずは一番基本として、大河ドラマの設置運営は本当にできるのかという部分から質問をさせていただきますと、大河ドラマ館設置関連と大河ドラマ館運営関連について、当初予算から削ってあるんですけれども、それをどのような考え方で、どの部分を削ったのか。また、削った考え方を少しお聞かせいただきたい。 そして、これは本当最初のころがいいのかもしれませんけれども、提出者については、ドラマ館の設置目的と効果をどのように考えているのか。当局側からいろんな説明を受けた中で、この効果等は説明受けておりますが、提案者の内田さんからは聞いておらないものですから、その辺について考え等をお聞かせいただきたいというのが2点目と解釈してください。 少し個別な話になりますが、先ほどの説明の中で内田議員は、来館者の関係ですね。500円で10万人というようなことで計算を出されておったんですけれども、これは丸々の数字を掛けてあるんですよね。前売り券とか、子供はとかというふうなものを入った中で構成されているというふうに当局側から説明を受けていたんですけれども、この案についてはそれらの配慮は一切ないということでしょうか。 いいですか、内田さん。メモしているようですが、続いていいですか。お書きになればお書きになっても。いいですか、それじゃ、次に。 私1つすごく気になったのは、当局が出された予算概要と内田氏が出された概要書を見比べた中で、一番ちょっとその中で気になったのは、大河ドラマ館運営関連事業の中で、ドラマ館運営や管理委託というのはゼロになっているんですよね。ゼロというのは、この項目がなくなっているんですけれども、これは当局の説明の中においては、チケットのもぎりやいろんな部分での人件費的なもの、いわゆる運営上の必要なものとして説明を受けていますが、これゼロにした場合、誰がどのように行うことになっているのかなと。細いことですけれども、物すごくこの部分がちょっとインパクト的に目に入ってきたもんですから、この辺をご説明いただきたいと思います。 ちょっと私もランダムにしゃべったもんですから、整理していなくて、大変不親切な質問になろうかと思いますが、よろしくご回答お願い申し上げます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、内田議員より答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、二藤議員のご質問に答えますけれども、最初に、削減の考え方ということでよろしいかと思うんですが、参考資料の予算概要(案)で説明をさせていただきたいと思いますけれども、これは2月16日に当局のほうから出された大河ドラマ関連予算概要(案)と同じ書式のもので、見比べながら差を見ていただければいいものなんですが、削減ですので、歳入のほうではなくて歳出の出のほうの説明でよろしいかと思うんですが、1点目のNHKの関連なんですが、これ市のほうの当初予算案というんですか、当初案だと約9,000万円がNHKとの関連会社との契約というか支出になっているんですが、それを6,000万円にしていると。3か年と2か年の差がありますけれども6,000万円にしているということは、私の説明の中で他市の例を参考にして修正をしたという説明をしたと思うんですが、岐阜県の恵那市と可児市がおおむねこの規模の契約でやられているので、その金額程度のものを示したということでございます。 先ほどの二藤議員の4番目の質問とちょっとかぶるかもしれませんが、その下の展示、会場改修・片づけというのと、原案のほうでいえば、NHK関連会社以外のところ等々の契約の1億3,000万円が展示と会場片づけでおおむね3,000万円ぐらいになっていると。 これ、結局先ほどの当初案ですと、大河ドラマ館と義時ミュージアムという歴史館と2つあって、その中での話になってくるんで、当然設置費も多くなっているんで、そこら辺の兼ね合いの中で小さくなっているということでございます。 それと、運営管理費につきましては、この予算概要をつくるときに、先ほど申し上げた市のほうの全員協議会で2月12日に示された伊豆長岡温泉地区への大河ドラマ館設置の市の具体検討案として、パノラマパークとの調整を度外視し、物理的な観点からいけば、大河ドラマ館の設置は可能であるということを受けて、パノラマパークを想定しています。 パノラマパークは観光施設ですので、当然入場者の管理、施設の運営はやっているわけでして、二藤議員のご質問のチケットのもぎりですとか、そういうものは当然日常の業務としてパノラマパークの施設としてはやっていると。それと、大河ドラマの関係施設が入った場合には、そこで、これは今後の協議となると思うんですが、協議なり契約の中でどういう人の割り振りをするかと。 伊豆の国市のほうの人件費は、当初予算は、これは観光会社に委託をするということだったんですが、私が考えたのは、伊豆の国市の大河ドラマ課の人件費は年間4,000万円あって、2か年で8,000万円ありますので、その人件費と先ほど申し上げたパノラマパークの人件費というか、それは協議の上で協調しながら業務をやっていくという考え方の中でこの金額で計上、ですから、管理運営のところは水道光熱費と。基本的には無料で貸していただいて、水道光熱費をお支払いすると。無料という中には、先ほど申し上げた管理運営の部分の約束事が今後出てきて、それが変更になる場合には補正で組んでいくというふうなことになっていくかと思います。 次の誘客宣伝関連については広告費なんですが、ここら辺はイベント費は全部基本的には削っています。市のほうの当初予算の考え方が郷土愛の醸成という部分でのイベント等々が組まれておりましたので、そこを集客目的の広告費に絞ったというような考え方でこの金額になっています。 大ざっぱにそこら辺が削減の考え方でございます。 大河ドラマ館の設置目的と効果、2番目のご質問なんですが、については、私も大河ドラマの経済効果というものはあるというふうに考えておりまして、やはりそれを活用した市の経済復興といいますか、コロナからの経済復興を目的として、大河ドラマを利用した事業をやるべきというふうに考えておりまして、ですから、今回は予算を否決しているんではなくて、修正して減額をしているというような考え方で、その効果については先ほど申し上げたとおり、30万人が適当かどうか分かりませんけれども、10万人というふうに設定している意味は、現在、令和2年度の反射炉の来園者の入園見込みは5万人です。それで、パノラマパークさんの、平時ですね、コロナではないときの入場者が30万人と。合わせると35万人で、半分にすると17万5,000人という中で、17万5,000人ではなくて安全側に抑えて10万人という根拠でそれ相応の効果があると。 ただ、あくまでこれは一番最低限の目標ということで、先ほどから設置場所について申し上げている韮山の時代劇場周辺には商業施設がない中で、やはり長岡温泉地内に置くことによって、宿泊ですとか、飲食ですとか、物販の経済効果も上がるということで効果は考えております。 それで、効果の測定をここでご説明しますと、今まで伊豆の国市は飲食、物販の経済効果の指標を取っておりませんので、なかなかはかりづらいと。唯一あるのが観光目的税としての入湯税ですね。やはり観光立市の場合には、入湯税の額が観光の経済効果をはかる指標となっていますので、これまで伊豆の国市の平時の入湯税は9,000万円という中で、半分の4,500万円を一般財源から取るというようなこの組立て、歳入のほうですけれども、組立てになっております。 それと、3番目が10万人掛ける500円にしているけれども、前売り、子供料金の配慮がないのかということですが、今申し上げたとおり、10万人はあくまで目安ですので、そこら辺の細かい数字も想定はしておりません。 4番目が、管理費がゼロというのは、先ほど1番のところでご説明したとおりでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ご説明ありがとうございます。では、再質問させていただきますが、議員はドラマ館においては賛成であるというふうなご答弁を聞きまして、安心をさせていただいたんですけれども、賛成というのは経済効果が生まれますよというふうな前提の中で、これらの修正案を考えたというふうなお答えをいただきました。 それは当然そうなんでしょうけれども、私は当局から長い間に説明を受けてきた中で、最も効果的で経済効果があるというのはこのものだというふうにご説明を受けてきたものですから、その辺の差異については少し説明不足ではないかなというふうに感じております。後ほど当局側のほうにも少しこの分についてはお聞かせいただきたいと思いますが。 その中で、当初の趣旨について、内田議員は趣旨について最初説明をしていただいたんですけれども、それについてもより経済効果を上げるためには、韮山時代劇場ではなくパノラマパークでつくるほうが上がるよと。韮山時代劇場だからこの予算内でいいんだと。経済効果が上がらないんだからこれでいいんだと。ならば、パノラマパークに行った場合は、効果があるからこの事業規模も大きくするというふうな考えがそこにあるのかということをまず1点お聞きしたいです。 少しこれはご答弁にご注意いただきたいと思いますが、韮山地区に住まわれている住民や商店の方もおるもんですからね、その辺は十分にお気をつけてご発言いただきたいと思います。簡単なことを言うと、長岡で効果があるから長岡でやるんだ、韮山はどうでもいいんだという話に聞こえてしまうと問題になりますから、その辺はしてください。 そして、パノラマにおいての入場料の5,000万円の話ですけれども、もぎり等々についてはいいのかというふうな質問を私したところ、そうではなくてパノラマの方を使って行うと。それは無償契約だというふうなことですよね。当然数字上ではそうなりますよね。その辺の交渉はもう既にしてあるんですか。出されるについては推測だ、こんなふうにしてほしいと希望的観測でまさか修正案を上げたとは私は思っていませんから、この辺の道筋が立った中で行ったというふうに解釈しておりますから、その辺についてもご説明ください。 そして、再質問になりますけれども、議長、少し1回目で漏れた質問があったんですけれども、させてもらっていいですか、どうですか。 ○議長(古屋鋭治君) どうぞ。 ◆9番(二藤武司君) いいですか。 ○議長(古屋鋭治君) はい。 ◆9番(二藤武司君) ありがとうございます。 6ページになります。それは、支出の内訳書で特財の内訳書があるんですけれども、一番最後ですね、むしろ。参考資料の一番最後、収入のところに当局側には国の補助金、交付金等を使ってこの事業を実施するというふうに表記してございますが、この資料ですと、それらの項目がございません。これはなぜこういうふうにできるのかなと、私不思議でしようがないんですけれども、私もこういうふうな仕事をしてきたときに、国の補助金、交付金等については、補助金申請というものを行って、それで、その中のプロセスを経て国から内示等をもらうというふうなケースになっているんですけれども、ここにおいては、今この多分当局の補助申をさせていただいているでしょうから、これを今からゼロで結構ですというふうなことができるのかどうかと。これは申し訳ございませんが、当局側にお聞かせいただきたいと思いますが、内田氏は、余計なことになりますけれども、第2次補正申請等で相入ればいいなんてお答えいただけるかもしれませんけれども、これはどういう考えの下に国の交付金をゼロになさったかをお聞かせいただきたいと思います。これが追加の質問ということになりますけれども。 少しランダムに質問したもんですから、少し漏れもあったかもしれませんけれども、再質問としてお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初に、経済効果のところですけれども、当局が提示している金額が全部で5億3,000万円というかなり高額なものが1億4,000万円になってしまって、それで、経済効果が図れるのかという意味でよろしいかと思うんですが、これ先ほどご説明したとおり、私も大河ドラマの撮影の支援ですとか、今までの大河ドラマの効果については、20年の経験の中でいろいろ分かっているつもりでいます。 それと、他市の私が行った可児市ですとか、今回岐阜県のいろんなところで、恵那市とかやられている中で、そういうところを見てきて、その経済効果は大丈夫だというふうに思っています。 それで、10万人の話をすればいいのかと思いますが、今「青天を衝け」という大河ドラマがNHKで放映が始まったばかりなんですが、これは20日間終わって、1日500人で20日間で1万人という集客があったという新聞記事があったんですが、これ埼玉県の深谷市というのは東京駅から48分で、それで、この今の20日間で1万人ですから、スタートでいうならお客が入るときなんですね。テレビの視聴率も「青天を衝け」は最初20%だったのが、その後3%減って17%になって、落ち込んでいくわけですが、そうやって推定しますと、年間15万人ぐらいの集客予想かなというふうに思っています。 そういうことも含めて、大きな金額、これ深谷市は大きな金額で投資をしておりますけれども、大きな金額を投資したから集客ができるというものではないというふうに私は思っています。大切なのは、やはり大河ドラマという看板を掲げて、義時生誕の地としてやはりある意味鎌倉を中心とした集客に対して遡及していくという広告の仕方ですかね、そういうことが僕は大事で、大きな経済効果になるかどうかというのはそこら辺のもので決まるというふうに私は思っています。 それで、あと、伊豆長岡温泉でやることと韮山でやることの違いですか。やはり、何度も申し上げますけれども、伊豆の国市の観光の中心は伊豆長岡温泉ですので、そこには本当に多くの飲食店と多くの土産物店、それに関連するいろんな事業者がいるわけで、そういう中で、やはり伊豆の国市内で韮山、長岡という概念ではなくて、一番適地がどこかというふうに考えた場合には、私は伊豆長岡温泉ではないかというふうに考えて、このような提案をさせていただいています。 あと、3点目ですが、パノラマパークと交渉しているかということなんですが、先ほどご説明したとおり、ヒアリングをしただけで、当然私には交渉の権利も何もないわけですので、一般論として申し上げますが、観光施設の営業している場合には、何か展示をする場合には、自らが展示物のお金を払ってやるのが常でありますので、それが行政とタイアップすることによって、そういうものがパノラマパーク内にできて、集客がより図られるのであれば、相当な打合せをした上、協議をした上、今後、私が提示したような契約も可能かと思ってそのような内容で提示しました。 それで、追加でいただいた国の補助金制度のことなんですが、これ実は二藤議員の言われるとおり申請をしている最中で、まだ内定がしていなくて、決定は4月というような内容なんですが、私がここで全額ゼロにした理由はその点が1点と、もう一点は、支出の事業内容が変われば、当然これソフト事業に対して2億円を想定して1億円という交付金を当局の原案は設定しているわけでけれども、当然支出が変わっておりますので、ここで組む予算には計上できないと。 ただ、この交付金の締切りが4月と8月にありますので、この議案可決した際には、やはり国からの補助金をいただいたほうが歳入にとって有利ですので、変更していただいて、8月にすることは可能かなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) あと、行政のほうからの回答ということで、先ほどの効果の関係と、あと国からの補助金の関係ですよね。その点について行政側からの答弁をお願いします。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、内田議員のほうから修正案ということで出された内容につきまして、本当に短い時間の中でもって見させていただきましたが、伊豆の国市としては、当然この大河ドラマ関連の予算を積算するには相当の時間をかけ、それから推進協にもかけ、また、そちらの意見を聞いた上で積算をしてきております。ですので、突然これが2億数千万円を減額したやつで基本的にやれるかという話になれば、当然責任は取れません。現実的には無理だと思います。 事業費についても、そういった中での積算をした根拠としては、少し私としては正直言って普段議員さんのほうがこちらに質問等をされている中でいくと、あまりにもその根拠については弱いんじゃないかなという気はいたします。 基本的にはこの事業につきましては、この金額では多分私どもは責任を取れません。なおかつ、今交付申請につきましては、2次申請という話をされたと思いますが、もともと、まず1次申請については、当初予算に計上されていないと交付の内示はいただけません。ですから、2次申請ということでございますが、2次申請となると、国のその予算の残額の中で交付決定を受けることになります。ということは、1次申請よりも審査が通りにくくなること、予算が確保されることが前提となるということになりますと、今回のように予算が通らなかった場合の案件については、採択の道筋が立たないと思います。ですから、これについても一切保証できるものではないということで考えているものでございます。 いずれにしても、積算に関しましては、再三私ども何回も全協の中で皆さんにご提示をさせていただきました。その効果についてもです。ですから、正直言いまして、全体の話の中でいきますと、当然これは話を聞いている中では、とてもその積算の中で組み上げて事業を執行するということについては、どうも責任は取れない状況だと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、二藤議員。 あくまでも内田議員は提案者ですので、行政で質問できるのは提案を聞いている議員の皆さんになりますので、引き続き二藤議員の発言を許可いたします。 ◆9番(二藤武司君) ありがとうございます。 今、議長からご指摘をしましたように、内田議員、私が聞いているんですから、立場よく分かってお話ください。 まず、一番最初の集客等々の話なんですけれども、他市を見て、私が思っているということのお答えですから、まさにそのとおりだなと。私が勘で、今までの20年の経験の中で思っているという、このお答えはいただきました。もうそれ以上の言うことはございません。 次に、質問に少しお答えいただいていない部分があったんですけれども、2つ目のパノラマパークに行った場合、事業効果が十分に見られると判断した場合は、このように予算増等々の考え方への提案的なものはありますかというように聞かせていただきました。ここまで具体的にちょっとしゃべらなかったんですけれども、その辺をお聞かせいただいていないものですから、お答えいただきたいと思います。 そして、最後の話ですけれども、補助申の話ですけれども、内報という世界があるんですね、内示じゃなくて内報というのもあるんですよ、内示の前にたしか。内報を多分いただいていると私は思っていますが、それは事務方の話ですから、私は分かりませんけれども。 内報も内示も全てこれは過程の話ですね、国からいえば。確定しかないもんですから。それをどこで納得できるかという話になってきますけれども、確定ですと、もう事業執行しているときの話なんですよね。だから、国のやっていること少しおかしいんですよ。 ですから、それじゃ間に合わないから内示という形で国はよこしているというふうに私は解釈しておるもんですから、そのようなやり方と。 そして、私ここを聞いたのは、当局側から、盛んに今ここで予算担保をしていかないと全てに間に合わないと。長く長くこれ聞かせていただきましたが、内田氏はこれは次の機会でも十分間に合うじゃないかというふうなことでお答えいただいたんですけれども、執行権者側が、事業の執行者がそれは保証できないと、約束できるもんじゃないという話になってきますと、この事業そのものが約束できる話じゃなくなるもんですから、提案云々ということよりも、そのことを十分理解した上での今回の修正案の提出であったかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 2番目のパノラマパークの話からでいいんですか。 追加予算の考えはあるかということで、補正で組んでいく内容の提案はあるかということでよろしいですか。     〔「考え方」の声あり〕 ◆10番(内田隆久君) ありません。 それと、次のやつですが、国の補助金の関係で当局からもご意見をいただいたし、二藤議員からもいただいたんですが、実はこの件でホームページで調べたんですね。地方創生推進交付金についてのQ&Aというのがありまして、その中に、9月議会では対応が難しいので12月議会で承認を得る予定の事業を申請することは可能かという質問に対して、その答えが、申請予定事業について、議会において、補正予算計上なされることが実質的に議会から了解を得られているなど、いずれ該当事業を含む補正予算が成立することが確実との見込みがあれば、今回の募集に申請していただいても構わないという答えになっているんですね。 今回伊豆の国市のこの国の交付金については、私どもも議会の過半数に当たる8名での要望の中で、減額の話もしておりますし、その中で本当にこれが、予算が成立することが確実であるということだったんでしょうか。私はそうは思いません。ですから、このようなことになるケースもあるというふうに考えます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、二藤議員の質問は終了しましたので、そのほか質問ございますか。よろしいですか。 それでは、8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番議員の八木です。 質問をさせてもらうんですけれども、何せ突然のことだったもんですから、二藤議員同様、なかなかちょっと今頭の中の整理がまとまらないというところがあって、質問が少しあっち行ったり、こっち行ったりすることもちょっと想定されているんですけれども。 まず最初に、このドラマ館の予算の審議に対しては、先ほど内田議員も申されていましたように、内田さんが1月28日にそのドラマ館の設置の場所を変更してもらいたいという要望を市に出している。当然その頃から物事が動き出して、いろんなことを当然内田さんも調べて、今日に至っていると思うんですね。 それがこの議会の最終日に動議で出してくる。私どもはこれに対して議会全員協議会も含め、私は福祉文教経済委員会ですから、直接審議はしておりませんが、それなりの時間を経てやってきているわけですね。 当然これ内田さんの考えですから、それを私が否定する、考えの違いですから、これ議会ですから、この中で自由に討論してやることですから、これを否定するものではないんですけれども、お考えとして、やはり当然もう少し早く出して、当然私どもにこの内容、先ほどもぎりはパノラマの職員がやればいいとか、それはそういう考え方もあるかもしれないけれども、当然市というのは、なぜ、例えば韮山時代劇場を想定するのに、あれだけいろんな努力をしてやってきたかといったら、それなりの時間をかけて皆様、市民に理解をしてもらうためにやっているんですね。 先ほど内田さんは、パノラマパークとの協議がどうなのかなという質問に対して、ヒアリング程度のことはしています。これはある意味で民間人の考え方というか、やはり市がここで予算を上げてくるということは、それなりの前提、打合せ、協議、全てそういうものをした中でしてきているんですね。 ですから、まず、第一に質問として、なぜもっと早くここに提出して皆さんの審議がちゃんとできるようなものを提出してこなかったのか、まずこれが1点目。 それから、補助金の話が出ていましたね。これやはり市が1つの事業をやるというのは、内田さんも日頃市の財政についてはいろんな質問をしているからよくご理解をしていると思うんですけれども、やはり私どもも一般財源をいかに抑えるか、これはもう当然考えていかなければいけない。それに対して内田さんがこういう縮小の案を出してくるという考え方は1つあるのかなというように思うものの、いかにせん、していることがちょっとなかなか見えてこない。 その補助金自体が今4月で内示で、あと8月で2次補正が待っているわけですけれども、これは大体一般論でいったら、4月より8月のほうがどんどん厳しく、ハードルが高くなっていくわけですね。そういう中で、先ほど内田さんが事業今まだ確定していない部分があるんだよ、それは補正でかけていけばいいんだというようなお話をされていましたけれども、やはりじゃ、ほかの事業で、内田さんが、もし市当局がそういう説明をされたら、それはおかしいでしょうと日頃言いますよね。それを何で今回はそういう事業費が確定していない中で補正を組んでいけばいい、これは少し普段の内田さんの言動とは私は大分かけ離れているのかなというふうにちょっと考えるもので、これが2つ目。 それから、ちょっと推進協の話なんですけれども、推進協というのを市がつくって、市が事務局でやっていると。内田さんのお考えからすると、その推進協はもう市が動かしているんだよというニュアンスで全てを捉えているところがあるわけですけれども、やはり私の目から見たら、市内の各団体が集まって、いろいろこのコロナ禍の後、伊豆の国市をどうしていくのかと、そこにそういうNHKの大河ドラマが来たということで、「草燃える」じゃないんですけれども、千載一遇のチャンスとしてこれを何とかして観光のために役立てようということを企画したわけですね。 当然市がこれは仕掛けたというのは確かにそうなのかもしれません。ただ、これが各団体の長である方々がそこに集結をして、いろいろなことを話した中でこういうことをしたほうがいいだろうというようなことを取り上げた中で、市はそれを集計して、時を経て、国のほうにも、県のほうにも補助金等を上げながら、これだけの予算を確立したと。 そうなると、やはり今のままでは、これ市のほうにもちょっと伺いたいんですけれども。推進協はどういうものなのかという、まず解釈を内田さんがされているのか。それと、推進協がこの費用で物事を実行できるのかと。要するに費用対効果としてですね。費用対効果は内田さんも言われるように当然観光、そういうものを含めた意味でやっていく。これは間違いない事実だと思うんですけれども、それが果たしてこのやり方、この費用でできるのかということに対して、内田さんどう思っているのかということと、これは市のほうに伺いたいんですけれども、推進協に対して、これが可決した場合、どういう説明をしてこの実効性を担保できるのかという点が1つ。 それともう一点、すみません。パノラマパークの話にちょっと戻るんですけれども、今現在正直言って年間どのくらい来ているかというのは私の頭の中にないんですけれども、今現在はコロナ禍で正直言ってちょっと減っているのかなと思うんですけれども、そもそも内田さんは自分の目減りで30万人を10万人と言われているわけですけれども、それは正直言ってワクチンがどの程度これから入ってくるかというのは、私には分かりません。来年のことがどのぐらいになっているかというのも分かりません。 でも、じゃ、仮によくなったときにパノラマで動いて、パノラマパークが要するに自分たちの運営上のバス、あるいは車ですね、普通の、そういう中で、あの駐車場で管理できるんですかね。それは私が見ても、なかなかちょっとこれ答えが出ないことなんですけれども、ただ担保はできないんじゃないのかなと思うんですね。 これをもし実行した場合に、じゃ、ワクチンがある程度入ってコロナ禍が解決した中で、これ駐車場が満タンで、「草燃える」のときも大分ちょっといろいろな箇所でそういう現象が出たのは、内田さんも観光に携わっていた人間ですから、よく理解していると思うんですけれども、やってみて駄目だったからというわけにはやはりもうこの時代いかないと思うんですね。 その辺の担保をどう考えておられるのかなと。これ内田さんが当然責任を取ることではないと、内田さんは思っているかもしれませんけれども、しかし、これが引き金になっていることは事実だと私は思うんですね、これが可決された場合は。その辺のことについてちょっとお返事をいただきたいと思います。 それから、もう一点が、パノラマパークさんといろんな打合せをするのか、ヒアリング。さっき私はそれはよく民間が用いる手法だよという言い方をしたんですけれども、今回これだけのものを予算上げて、新年度予算を動議で減額する。そういうものを打合せする権限というのは、内田さんどこに持っていると解釈をされていたんですか。取りあえず、以上よろしくお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初の八木議員の話は、もっと早く提案したほうがよかったんじゃないかということなんですが、議会と行政の関係というのは、行政が執行するものを議会が審査して承認していくという形の中で、全員協議会でこれまで大河ドラマ館の関係については何度も説明をいただき、私たちも何度もお話をしているわけですが、当局の原案は全く意見を聞かずにずっときていたわけです。 先ほど八木議員がおっしゃるとおり、1月28日が具体的には最後になるんですかね。その前に推進協議会の承認を得たということで韮山時代劇場に大河ドラマ館という結論めいた話が28日にあったと。それと同時に先ほどの今回の根拠となる予算概要案が初めて出されたということの中で、どこに早く提案するタイミングがあったのか、私には分かりません。予算概要案が出た段階でやっぱり精査して、今回こういう減額の話をさせていただいたということでございます。 2番目が補助金の関係ですが、一般的な事業は当初予算で組んで狂いなく1年間終わるというのがやはり理想的でして、それは私に限らずどの議員もやはり補正については厳しい目で見てきて、当初予算の見方が甘かったということはよく議会で指摘があるわけですが、今回の話は、最後のコロナの話に関わるわけですが、その見通しが非常に難しいわけですよね。 最後に、4番目に。コロナの話の中でいえば、コロナが解決したときに対応できないんじゃないかという4番目に話があったことに関連するんですけれども、じゃ、逆に解決したときにはそうなんですが、解決しなかった場合にこれだけ大きな額を投資していいんですかと。ある意味そういう意味での修正だと考えていただければいいと思います。ですから、小さくスタートして、コロナの見通しがよければ、補正予算で組んでいくことも致し方ないというふうに私は考えています。 それで、推進協議会との関係については、前回の一般質問でもさせていただいたんですが、推進協議会は市長が招集した法的、条例等の裏づけのない任意団体なわけですね。市長が市長自ら、協議会の会長である市長のところにお金を支出する利益相反関係と言われても仕方がないような関係の中での推進協議会で、先ほど八木議員が言われた関係団体も確かに入っているんですが、その中には、事業を推進することはやぶさかじゃないよと、みんなでよろうよと、多分議会で議長が出ているのも恐らくそういうことだと思いますけれども、実行委員会として本当にその中に入っている人がどのぐらいいるのかというのは、甚だ疑問でございます。 それで、やはり行政と議会の関係の中で、市が協議会の主導であれば、まさに協議会はイコール市じゃないですか。市が主導してやってきたことに対して、いろいろご意見を申し上げて、変えていったほうがいいというのを申し上げているわけですが、協議会の中身を見ますと、分科会があっても分科会で、経済効果だとか具体的な事業だとかがあって、分科会でこれだけのことをやって、これだけ売り上げて、市の税収にこれだけ還元できるというような説明があった上での予算立てであれば、それは誰も否定することができないと思うんですが、まだこれから分科会については詰めていくという内容だと認識しています。 4番目のパノラマパークの関係ですが、先ほど申し上げたワクチンの効果がどれぐらいあるかで、果たしてパノラマパークでコロナが解決したときにいいのかという話ですが、現在、パノラマパークのバスの駐車場は30台、乗用車は170台、それで土日祝日であれば隣接する市の駐車場が使えると。さらに、民間の旅館等の駐車場も当然使えば、私はできないことではないというふうに思っています。 最後のこのような減額修正を出す権限が私にあるのかということですが。 違いますか。もう一回言い直して、ここで一応あれしますけれども、いいですか。 ちょっとこれ議長、ちゃんと説明してもらったほうが。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、八木議員、すみませんけれども、少しそこを説明してください。 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 どういうことかと言いますと、やはり内田さんはこの修正動議をかける原点として、パノラマパークと打合せをしてきたわけですよね。打合せじゃない、ヒアリングをしたわけですよね、これ。 実際には推進協とかそういう団体が全部ある中で、どういう立場でそれをされているんですかということをお伺いしたのであって、分かっていただけますか。 内田さんは議員であるし、これを審議する立場ですよね。その方が実際にはこれを運営する何でもない立場でヒアリングをしているということはいかがなものかとちょっと聞いているんですけれども。今度は理解していただけましたか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ヒアリングは聞き取りですから、交渉しているわけでも何でもなくて、先ほど申し上げたもぎりができるかとか、運営ができるかということは聞いておりません。現実の今のパノラマパークの状況について、例えばさっき言った駐車場が何台とかいうようなことを聞いてきたということで、それは議員として審査する情報収集としてはできるというふうに判断しています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 八木議員よろしいですか。答弁終わりましたので。 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 ちょっと順番がずれてしまうのかもしれませんけれども、どうも言ったことに反応する癖がちょっとありまして、一番最後のほうからいきますと、今、言われたことに反応してもちょっとしようがないんですけれども、そういう権限でお話をしているのではないよと。 しかし、内田さん、先ほどはもぎりを含めてパノラマパークがやっていただけますよという答弁を二藤さんのときはしていますよね、これ。     〔発言する者あり〕 ◆8番(八木基之君) いやいや、ここは議場ですから、断定していないって、説明の答弁の中でそういうお言葉を使っているということは、私は当然先方がそういうことを受けてくれる。ですから、予算に乗せませんよと私は聞こえたんですね、じゃ、すみません。私の解釈がそうだったのかもしれません。いいですか、内田さん。 要するに賃料も要らない、もぎり等も人件費は向こうで見ます。だから見ませんでしたというような答弁がなされていたんですね。いやいや、違うんだったら違うと言ってくれればそれでいいんですよ。 ですから、なぜ運営費を先ほど見ないのかということに対して、そういうお答えの仕方をしたと私は解釈したもんですから、修正していただければ、それはそれでいいと思っておりますので。 どの段階でこの動議を上げてくるか。先ほどの内田さんの言葉では、いろいろあったけれども、市がなかなか動いてくれなくて、上げる時期がなかった的に私は聞こえたんですけれども、私どもから見たら、やはりこれだけの事業の説明を受けてきたわけですよね。内田さんはそれを数分で済ませようとしているんですね。 裏づけもある、ない、何か少し不明な要素ですよね。ヒアリングというのがどこまでなのか私には分かりませんけれども。そういうものはまだ今確定していない。だから、これから修正していけばいいんじゃないのか。それならば、根本的に予算の原点が崩れていくと私は理解しているんですね。 やはり予算をつくるにはそれなりの時間といろんな説明を得て、いろんな話をした中で物事がなされていると私は解釈しているもんですから、少しやり方としたら乱暴なのかなというように思いますけれども、もう一度その辺細かくお願いしたいなというように思います。 それから、推進協のことなんですけれども、実行委員会的な要素の人間が少ないと。内田さんが言われるその実行委員会というのがどういうものを指して言っているのか分かりませんし、分科会に予算の説明がなされていない。私は分科会に出ているわけではないもんですからちょっと分かりませんけれども、内田さんはそこに出られて、そういうものを確認しているのか、その辺をまず含めてお返事をお願いしたい。 ただ、やはり市が先ほど集めている、こういう団体はいろいろとありますけれども、やはり今回のような場合に、最初に市が声を出さなければ、なかなかこういうものは実行していかないということは、内田さんもご理解していただけると思うんですね。 そういう中でご意見を伺ってものができていくというプロセスは、僕は普通だと思っているんですね。確かにそのやり方に対して多少、例えば韮山時代劇場を使われている方が1年間使えない、その方に説明不足だった、こういう指摘がありましたよね、過去。それはそのとおりでしょうということで、市はそれに対して一生懸命努力をしてそういう方々とお話をしたと。やはりそういうプロセスを経て今回に来ているわけですから、それが違っていると一言で切られても、なかなかちょっと今度は逆に私としては少し理解し難いのかなというように思っている点ですね。 それからコロナ禍、これは本当に分からない。内田さんの気持ちも、僕も分からなくはないんですよ。分からないんだから、分からないなりに小さくしておいて、後で膨らませればいい。でも、先ほどの話じゃないですけれども、じゃ、2次補正でつけれなかったときには、どうしたらいいんですか、これ。 やはり国から、あるいは県からお金を持ってくるというのはそれなりの打合せ、担当としたら本当に大変な日々を過ごした中でそれを勝ち取ってくるわけですね。ですから、全体予算が確かに大きい、小さい、これは一口で切ってしまえば、確かに大きい、小さいという言葉になるかもしれません。しかし、それをやっていくためには、みんないろいろな、観光協会だったり、商工会であったり、旅館組合であったり、イチゴ狩りであったり、いろんなものの要素がそこに絡んで、それが伊豆の国市の観光であり、市長戦略部としてこういう金を取ってこようということで動いた中でやっていると思うんですね。 ですから、少なくスタートして、持ってこられるという立証があればいいんですね。これ2次補正でさっきも言ったんですけれども、ハードルがかなり高くなっていくと。国のほうも正直言ってかなり予算がぎりぎりの世界に入ってきているもんですから。そういうところを考えると、かなり厳しくなっていくのかなというふうに思うんですけれども、その辺をもう一度お願いしたいということと、大変すみませんけれども、市当局のほうとしても、やはりそれが持ってこられるのか、持ってこられないのかというのは、私の審議する材料としては非常に重要なことだというふうに思っていますので、その辺をもう一度お願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) この話を始める時期が本予算のときだということで、遅いんじゃないか、乱暴じゃないかという話なんですが、繰り返しになりますけれども、ずっと全員協議会の中ではいろんな意見が上がっていて、それを当局のほうに取り上げていただかない中で、今日に至っているという認識をしています。 それと、やはり決定的なのは、市当局が最近ですと、もし上振れすれば70万人来るとか、50万人来て、コロナ禍だから30万人という、まさにその集客の数字の裏づけが全く不明なわけですよ。河津桜が100万人来て、市内の施設利用者が40万人いるから30万人という説明では、税金の使い道を判断する議員が、それでいいとは思わないので、乱暴かどうか分かりませんがこの時期になってしまったということでございます。 それで、分科会に出ているかということですが、それは出ていません。今まで私どものところに情報が上がっている中で判断をさせていただいています。 それと、国の補助金の話なんですが、先ほどQ&Aの話しましたけれども、国は予算が通る見通しがあるものを上げなさいと言っているわけですよ。それが予算が通るというふうに思えている当局の見方の間違いがあってこうなっている場合があるというのが1点と、2次補正で取れなかったら大変厳しくなるというお話なんですが、今回、当局の原案の5億3,000万円という大きな予算を1億4,000万円というふうに減額しているわけですよ。そこで差額が3億円近くあるという中で、この補助金の額が1億円ということも考えれば、最終的にそのようなことで補助金が取れなくても致し方ないというふうに思っております。 それと、パノラマパークとの交渉の話ですが、何の権限があるとも思っていません。それと、もぎりをやりますと向こうが言ったともし取られたのであれば、訂正させていただきます。そんなことは交渉していないので、言い間違えたのかと思いますので、訂正をさせていただきますけれども、私が申し上げているのは、一般論として、民間の観光施設が、例えば2階に空いている500平米のところを使ってどなたかが展示をして集客が増える場合には、全面的な協力をしていただけるんじゃないかということを申し上げているだけです、ヒアリングの結果。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 これで3回。すみません、当局側が。 ○議長(古屋鋭治君) 失礼しました。それでは、当局のほうから先ほどの国の2次補正の関係ですか、そちらの答弁をじゃ。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほどの二藤議員のときにも話をさせていただきました。 今現在、内示の申請はしております。ですので、4月には本申請というような形の運びになるというような状況でございます。そんな中で、例えばこれが当初予算からなくなってしまうと、一旦予算が棚上げになるわけですね。その棚上げになった予算を再度8月にということになりますと、そもそも国のほうがこの予算についての申請に対してはかなり厳しい状態になるということと、まず、採択されるのは非常に難しくなるということ、また、それを組み立てるだけの例えば事業を再度そこから積み上げ直して、この今の予算の中で合わせるということは、正直言って時間的な余裕が多分ないと思いますし、それを保証することはできないということでございます。 それと、これまで全協にステップごとにご説明をさせていただきました、議員の皆さんには。その中で、議員の皆さんからご質問、それから意見、そして提案等も検討を重ねてきて、その都度その内容についてを含めて皆さんに説明してきたつもりです。ですから、この積算の内容も含めたことにつきましては、議員の皆さんご理解していると、こちら側の考え方についてご理解しているものと思っておりました。 そんな中で、この30万人のこともございますが、これも実は低く見ているという話をさせていただきましたが、これは3密を避ける今のおもてなしをしっかりと担保した上での対応をして30万人という積算をさせていただいております。 ですから、決してこれは過大に見ているつもりもありませんし、ただワクチン接種の効果を狙っているわけではございません。しっかりとした形の中で、3密を避けるような、例えば予約的なことも含めて、しっかりとその分については積算しておりますし、その30万人というのは甘いと言いましたけれども、先ほど内田議員も反射炉5万人、パノラマパーク20万人というところが単純に出てきていますが、そもそもこの30万人という積算の中では、分母は伊豆半島全体4,700万人という観光交流人口があるということを想定している中で、しっかりと担保はした中で積算をしてきましたし、その中で30万人と言いましたのは、先ほど言いましたように3密を避けてしっかりとコロナ対策をした上で、この数字は確保できるだろうという積算をしたことは、もう既に説明をさせていただいているところでございます。 ですので、そういった中で、これまでこの積算をした中で、この事業概要という形で皆さんにご提示したということでございますので、繰り返しになりますけれども、それを時間をかけて積算したものを、本当にこの数時間の中でこれを議論されて、どうなのかと言われても、先ほど来繰り返しになりますけれども、積算の根拠自体、私ら持っていませんので、この。ですから、これを担保して事業を執行しろと言われても、本当にそれについては責任を取れないと。正直言ってこれを遂行できるということの自信も全くありませんし、それを担保できるということは言い切れるところではありません。 ですので、内示の部分も含めて、その後ということにしましても、事業の積算をし直しながら、再度組み立てるということは、もう物理的に時間的な余裕もないということで判断しているものでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。 休憩時間につきましては13時までといたします。 以上です。 △休憩 午後零時02分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する一部を修正する関係につきまして、午前に引き続きまして八木議員の質疑を許可いたします。 失礼しました。内田議員の登壇をお願いいたします。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、8番、八木議員の質疑を許可いたします。 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 それでは、午前に続きまして再質問の続きをさせてもらいます。 パノラマパークの話を再三してきたわけなんですけれども、まず、パノラマパークの場所が、さっき500平米のようなことを言われておったと頭の中の記憶にあるんですけれども、どこなのか。 この予算が成立したときに、それを貸してもらえるのか、あるいはさっきは無償というように私は聞こえたんだけれども、さっきのもぎりのこともありますからちょっと何とも言えませんけれども、そこから賃貸料の話を始めるのか、何となく駐車場のことも含めて、今、市あるいは推進協がやろうとしている目的にかなうものなのかなというところがあるもんですから、そこの辺を1点お答えをお願いしたいと思います。 それから、さっき推進協の分科会が、実行委員会等の絡みの中でいろいろ説明がなされていないというか、予算的なことも含めてですね。そういう中で、分科会が実際にもう既に動き出している。当然その中では、分科会に対しては当然費用はどのぐらいというようなものがなされて、既に夢を膨らませて、どういう事業をしていこうかという1つの組立てが当然スタートしているわけですね。 先ほどの内田さんのお話だと、その辺が説明なされていないからというようなニュアンスでかわされたというか、説明を私は受けたんですけれども、やはり推進協自身が、もちろんそれは市が引っ張っていることは事実でしょう。しかし、そういう方々とお話をした中でこの予算ができているということも紛れもない事実だと私は思っているんですね。 そういう中で、今この予算を仮に減額したときに、推進協が果たしてこれを受け入れてやっていただけるのかな。それでNHK、やはり大河ドラマなもんですから、NHKなくしてこれは成り立たないというのはご理解していただけるのかなと思うんですけれども、これだけ予算を削って、当然この予算が出てくる中でも、NHKというのが相当絡んだ中で組立てができているというのは内田さんも理解していると思うんですね。 その辺をこれはある意味では、言葉を悪くすればぶった切りをした中で、細かいものが示されない中で、それを実行していった上で、当然もしかしたらNHKは縮小した中でやってくれるのかもしれません。でも、そのときに費用対効果というものが果たして生まれてくるのかな。やはりこれだけ縮小した中では、なかなか難しい問題が出てきてしまうのか。 そういう中で。その前にもう一点だけちょっと事務的な話ですみませんけれども、今日の修正動議の5ページをちょっとお願いしたいんですけれども、2の歳入の中で、3節の企画費補助金の5,518万3,000円を756万9,000円に修正をかけているわけなんですけれども、この地方創生推進交付金というのは、市が幾つかの事業をかけているわけなんですね、これに対しては。 そういう中で、内田さんはこのドラマ館を切っているわけなんですね。すると、この残ったこれというのは何に使われるものという解釈をしているのか、その辺を1点お願いしたい。これは一番最初に予算の話をしているから、再質問として大丈夫だと思うんですけれども。 それと、最後に、やはりコロナ禍ということで、確かに本当に内田さんも言われるようになかなか来年を見通すということは私にもできかねる。ただ、今いろいろな団体、農業、商業、物産、宿泊、飲食それぞれの団体を含めて本当に今疲弊しているわけですよね。そういう中で、やはりこのNHKの大河ドラマが来るという、これは1つの希望、千載一遇という言葉がよく使われているわけですけれども、そういう中で、これからやはり夢をもって推進協の方々もそうなんだけれども、そういうものをこれからもうこの金額でいったらほぼ難しくなっていくのかな。 さっき内田さんは、たしか可児市を否定できなくはない。何でも予算を切ってできなくはないんですね。工事でも何でもそうだと思うんです。家でもそうですよね。1億の家を建てるのに1,000万円で建てられるかといったら建てられるかもしれません。しかし、そこに住む人の気持ちとか、そういうことを考えたときに、今、この修正前の予算がどれだけの意味を持っているのか。皆さんがそれぞれ集まった中でできている。 そういう中で、再三伺いますけれども、本当に内田さんはこの金額で費用対効果が、NHK等も含めて、来年得られるのかと、その辺のことをどういったように思っているのか。最後にお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初にパノラマパークの話ですけれども、500平米がどこかというのは2階のフロアが500平米と聞きました。全ていろんな条件交渉をしているわけではないんで、こういう中で、先ほど申し上げた一般論として申し上げているわけですけれども、市がやろうとしていることがこの中でできるかどうかという話については、私は今市がやろうとしていることはできないと思います。5億円かけたような、あのような装置を使った大河ドラマ館及びその周辺施設はできないと思います。 次に、コロナの中で観光関連事業者が期待をしている中で、大きな予算をかけたからうまくいって、小さな予算だからうまくいかないというようなお考えだと思うんですが、だから、先ほどから直近で言えば深谷市の「青天を衝け」の大河ドラマ館が、これはお金をかなりかけている施設ですね。うちと同じぐらいかけている施設です。20日間で500人で1万人、年間を予測すれば15万人というのが今の状況です。 ですから、それと、先ほどの岐阜の例で言えば、可児市とか恵那市はあまりかけていません。岐阜市は相当かけています。ですけれども、それでも10万人から15万人の範囲の話です。そう考えますと、お金をかけたから来て、お金をかけないから来ないということではないというふうに考えています。 それと、動き出しているものの中で、分科会が費用がどのぐらいかかるかという枠の中でやっているという話ですが、私は、そこが一番のポイントで、お金があって仕事を組み立てているんじゃなくて、こういう仕事をやるからこれだけお金が必要なんだという積み上げの中で全体の予算を組まないから、分科会の立ち上がりが遅れているんじゃないですかというふうに先ほど申し上げたつもりです。お金があって仕事をやるんじゃなくて、仕事があるからこれだけお金がかかるという考え方が正しいんじゃないかというふうに私は思います。 それで、受入れの推進協議会が受けるかと、これは市が受けるかと同じなんですが、それは当事者でないので分かりません。 それと、NHKについては、NHKとNHKエンタープライズは違うものでして、NHKは国営放送ですが、NHKエンタープライズは民間会社です。一般的に考えれば、民間会社で収益事業をやっているわけですから、減額されても仕事は受けるというふうに考えています。 あと、この予算ですか。5ページの予算の地方創生推進交付金を満額減額していないものの残りは何に使われているかというのは、私は存じ上げていません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁が終了いたしました。 八木議員、3回になっておりますけれども、今の関係で、じゃ、認めますので、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 大変すみません。ちょっと1点、内田さん、分科会に関することなんだけれども、午前中の答弁では、そのお考えの説明がないからうまくいっていないんだという答弁をされていますよね、分科会と実行委員会。 要するに推進協の中の、推進協がうまくいっていない1つの理由として、そのお金、そういうものの説明がないんだという説明をされたと私は覚えているんですけれども、今ちょっと今度は違うニュアンスでお答えになっていますよね。 それは、じゃ、もう一度確認、どちらなんでしょうか。内田さんがうまくいっていない理由というのは、最終的にお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。
    ◆10番(内田隆久君) 後者です。後から言ったほうです。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、そのほか質疑ございますか。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤でございます。私からも少し質問させていただきます。 まず、もう何回も伺っていることもあるかもしれませんけれども、急なこういう修正案が出たものですから、正直戸惑っておりますし、今まで行政からの全員協議会の中でも一つ一つ丁寧に説明をいただいてきた中でこのような修正案が出たものですから、正直戸惑っておることは確かでございます。 その中で、今まで説明した中で、また、内田議員のほうから提案されたことについて、少し質問をさせていただきたいと思います。 内田議員のこの中で、先ほどからも出ているように設置場所の変更をしたいということがございます。この設置場所の変更につきましては、議会としても請願を受け、そこで可決し、そして行政に出し、そして回答いただきましたよね。その中で、もう場所の代案を出さない、もう場所の変更はしないというような考えで議会としては決められたんではないかなと思っているんですけれども。 その中で、もしあのときに、なぜ今になってパノラマパークさんという言葉が出てくるならば、12月18日に回答いただいたときに、市としての考えはこうですよ、変わりません。しかしながら、市議会で実現の可能性があるものと採択しているんだったらば、代案を出してください。それは推進協議会でも諮りますよということで、大河ドラマ館に求められる要件、要は経済的優位性、郷土醸成ができる魅力ある大河ドラマ館とかいろいろ私たち説明いただいていますよね。 それがなぜここでまたそのような場所の変更について出てきたのか。もう12月のときに、このときに代案を出して審査をしていれば、今ここの最終のときにこんな混乱しないで進めることができたんではないかなと私は思います。そこの部分がなぜ今になってこのような場所の変更という言葉が出てきたのか、そこについて伺いたいと思います。 それから、この案の中に非常にちょっとびっくりしたことがありまして、当局からのほうの説明の中では、子供の学習ということで、歴史探求、伝承関連ということでうたわれておりますが、これが全くないですね。子供に対して教育も、それから大きな目的の中に、そういうものを醸成していくということが目的の中に、大河ドラマの目的にもあったと思います。そこの部分がなぜ削除されたのかを伺いたいと思います。 それから、長岡地区ということが、宿泊産業もあり、飲食店もあるということは、私も十分それは承知しております。しかし、じゃ、長岡地区に持ってきて、どのぐらいの宿泊を内田議員はあると、効果がどのぐらいあるかということを、影響があるということを考えているのか。 それから、そこに関連して、先日、観光協会様、それから旅館組合様、商工会様がこの議案に対して、この予算に対して満額どうか予算を通してくださいという議会と行政のほうに要望が出されました。それについてどのように内田議員は考えているのか。 取りあえずそこの部分までお答えお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初に、請願を可決した際のお話ですけれども、請願は市民から韮山時代劇場の利用について求めた請願で、それに対して議会が可決したということで、小澤議員、よろしいかと思うんですが、それで、市からの回答書に場所はもう変えないんだよという話の後に、代案を出して推進協議会に諮るというふうなことが言われていたわけですが、前から申し上げているとおり、設置場所の決定については、予算が伴うことですから、議会が決定すべき内容だと私は考えております。 それで、ここで、請願の折に代案を推進協議会に説明する必要がないと思いましたので、私ですよ、これはその全体の賛成議員がそう思っているか知りませんけれども、私はそのように理解をしています。議会から代案をその時点で出す必要はないというふうに考えました。 第2番目の子供の教育の部分が削除されたということなんですが、まさに郷土愛や文化のお話というのは、地域で育んで何十年とかけて根づかせていくと。これ「真田丸」の上田市がそうだったということなんですが、それで大河ドラマのファンがそういう地域の人たちの心に打たれて100万人来たという話なんですね。 それで、昨年の1月から、大河ドラマが始まるからといっていきなり義時の教育をするとか、そういうことで果たして本当に郷土愛の醸成ができるのかというふうに思っていますので削除しました。これは長い間かけてやっていくべき内容だというふうに思っています。 それで、3番目が、長岡温泉にどのぐらい宿泊客が来るかということについては、コロナで入湯税が半分になって大変疲弊している状況ですから、それが元の9,000万円ぐらいに戻るという宿泊客数を望んでいるということです。 それで、関係団体から満額の予算をという要請が議会にあったということなんですが、もちろんその内容は議長のほうから渡されましたので、拝見した上で今回修正案をお出ししています。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 内田議員から答弁いただきました。 代案をそのときには出さなかったと、出さなくてもいいと思ったと。大河ドラマの請願のときの返答の中で、代案を出さなくてもいいと判断をご自身がされたということでございますけれども、しかし、その後に要望書をまた出していますよね。その後にも、たしか。新聞には掲載されませんでしたけれども、出していますよね。 そういう考えを持っているならば、なぜそれをもっと計画的に、そして何よりもお客様を迎えるには安心・安全が一番なんですよ。そこの警備的なものもこのところでは削減されている。非常に私はこれが不安で仕方ないと思っております。 そこの部分で、パノラマパークさんは個人の経営ですね。そこに公的なものが入ってくるということの。     〔発言する者あり〕 ◆11番(小澤五月江君) パノラマパークのことを言っているんですよ。     〔発言する者あり〕 ◆11番(小澤五月江君) 請願。 じゃ、次いきますね。 じゃ、まあ請願はそういうことだったので、だけど、今、場所を変えたいということであるならば、なぜ引き続き計画的に進めなかったのかということを伺いたい。 それから、じゃ、2つ目の学校教育の歴史探求、伝承のことですけれども、長年やっていくという中で義時だけを捉えるとそうかもしれませんけれども、伊豆の国市の歴史というものには、子供たちが様々、反射炉であったり、江川様であったり、いろんなものでやっぱり携わっているんですよ。 学習の中で歩いたり、それからよそからもいっぱい来たりとか、蛭ヶ島のところでやったりとか。それは、私はちょっとお考えが、ちょっとそこは違うのではないかと思います。やはりこれは歴史の教科書に載っているところの歴史上の人物がこのまちにいるんですよ。そういうところを気づかせてあげるということが、それだけを集中してやるんじゃなくて、それがきっかけですから、そこの部分は、私は非常にここの部分、抜けている部分は寂しいなと思いますけれども、それについて再度私は伺いたいと思います。 それから、伊豆長岡地区のほうの5,000万円だった入湯税を9,000万円にしたいという、それが1つの数字だということでございますよね。それは私も、だからこそ大河ドラマのきっかけとしたものとして宿泊してもらう旅行商品をつくっていくという中では、長岡地区でなくても、それは旅行商品としてつくれば、私は可能ではないかなと思います。その点について伺いたいと思います。 それから、3つの団体の方の要望の中で、それを踏まえて質問していますということが、満額でお願いしますと言っているのに減額している。その違いというんですか、そこのお考えを伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 1点目の安全・安心の部分は切っているというふうには、私は思っていません。 それと、計画的に進めていないというご指摘は、もしかするとそうかもしれないと思います。 それと、あと2点目の伊豆の国市の歴史で、このまちにはいろんな人がいて、そういうものを大河ドラマをきっかけに紹介するというお話なんですが、伊豆の国市の郷土資料館の状況を小澤議員はご存じだと思いますけれども、本来郷土資料館でこのまちの全ての歴史のものを紹介して、市内の教育に使ったり、来訪者のためにそういうものを充実していくことが本来やるべき施策であって、今回の大河ドラマに併せて何か、それも単年度ですね、一過性のものの中でやるという考えではないというふうに私は思っています。 それで、次、3番目ですけれども、旅行商品の話がでましたのでお話しますけれども、旅行商品をエージェントが組む場合には、やはり日帰りの旅行商品よりも宿泊セットのほうがその消費の額が上がるので、そういう点では伊豆長岡の宿泊と大河ドラマ館、ロープウエーという相乗効果は、私はそのほうがあるというふうに思っています。 最後の関係団体からの満額の要請を確かに受けましたけれども、先ほどから二藤議員と八木議員のご質問にお答えしていますが、この金額を使ったから必ずしも本当に効果が出て、減額したから効果が出ないとは思っていませんので減額をしました。 それと、やはりこのコロナ禍で全ての事業の歳出の削減もしながら厳しい財政に対応している市全体の財政のことを考えれば、こんなにお金を使えないということで減額の修正を出しています。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) それでは、今まで私が質問した中で、やはり地域の経済を復興させるのに大河ドラマ館というのは、設置は必要だということは内田議員と同じ考えだと思っております。 しかし、そこの場所であったり、それで、そこに地域の消費をやっぱり増やしてもらうということが大きいですよね。それが最善の策であると思いますし、誰もが理解していると思います。 しかし、この修正案では、取りあえず大河ドラマ館を設置しましたということになって、今、商工会の皆さんもいろんな商品の開発を始めたと言っています。今必要なのは本当に疲弊した飲食、宿泊、物産、農業、商工、多くの産業を潤す経済対策が、私は大河ドラマが大きな経済対策であると思っております。 その中で、やはり当初予算案では、市の予算、一般財源を3年間で1億5,000万円を使ってこの地の経済を復興させることを目的としております。だけど、この修正案では正直経済波及効果がちょっと見込めないなということを感じております。 管理運営費も減額され、そうした中で、再度議員のほうに伺いますけれども、何のために、誰のために大河ドラマ館を設置して、大河ドラマ館にどんなような効果を、再度私は聞きたいと思います。 やはり大きな財源を使うということよりも、少ない金額で大きな効果をもたらすということは、そこは私も一緒です。しかし、やはりこの修正案のことも内容を見ますと、大変管理運営とか、先ほどの教育の面であったりとか、やはり安心・安全ということから考えても、経済効果を考えても、少し心配なところがありますので、先ほどの何のために、誰のために大河ドラマ館を設置し、ドラマ館にどのような効果をもたらせるのか、再度伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 小澤議員の各種団体でいろんな動きをやっていることは承知しておりまして、そこに国の予算がかなり使われている段階ではないですね、今の段階、計画段階ですから。 それで、経済対策としてやっているのは重々認識していて、だから、先ほどから申し上げている郷土愛の醸成の部分はお金はやめて、経済対策に集中すべきというのが、最初から一貫して言っていることじゃないですか。この予算を削る理由の大きな一つなわけですよ。ですから、そこは小澤議員と考え方は変わらないというふうに思っています。 それと、一般財源の1億5,000万円ですが、ここの推進協議会の予算に書いてある一般財源の1億5,000万円と言いますけれども、この地域振興基金の利息の2,000万円とふるさと応援基金の7,500万円というのもこれは一般財源なんですね。 1億5,000万円で3年間で、毎年5,000万円ではなくて、これは正式には2億4,000万円ですか、それが3か年ですから、毎年8,000万円という一般財源を使っているということが正しいかと思います。 先ほど申し上げた誰のためにというのは、やはり経済対策ですから、関係する事業者のためにやっていると。それがひいては住民のためになるというふうに考えております。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、そのほか質疑ございますか。 12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) 12番、梅原です。 私からは2点質問なんですけれども、大分今の小澤議員とも重なる部分があるもんですから、一応述べさせてもらいますが、今言った経済3団体、市の経済を支えている商工会、それから観光協会、旅館協同組合、この方たちの代表者が来て、市長及び議長に対して満額可決してくださいというお願いに来たわけなんですね。 内田議員の今日のこの説明ですと、約3分の1以下に減額しろと、そういう内容なんですけれども、ぎりぎり出して3億3,500万円、それを3分の1以下にしろということは、私の考えでは、まさに事業を潰そうとしているとしか思えないと思うんですね。これじゃもう到底できないよと。やってもどうせ中途半端なことなんだと。中途半端にしかできないよと。じゃ、いっそ手を引くかと。あるいはそういう方向に持っていかれちゃうかもしれないと。そういうことも現実問題として考えられるんじゃないかと思うんですけれども、その点どういうふうに考えるんでしょうか。それが1つ。 それから、韮山時代劇場にほぼ決まったと私も思っていたんですけれども、今日のこれで韮山には商業施設がないから伊豆長岡のパノラマパークにしようと。随分かちんときましたよ、私。 伊豆長岡地区には宿泊施設、飲食業、土産物屋がある。だから、伊豆長岡のパノラマパークに来てもらって、みんなで泊まってもらって、お土産いっぱい買ってもらおうじゃないかと。それだけでいいんですか。伊豆長岡地区だけが潤うだけでいいんですか。何かそういう言い方のように私には見えました。しかもパノラマパーク、何でも運営を向こうの人にやってもらう。切符のもぎりから駐車場整理からやってもらう。だから、市からお金を出す必要はないんだと。私てっきりこれ裏づけを取った話かと思ったんです。ところが、そうじゃないと言うわけでしょう。 その辺の予算の出し方、行政と全然違うじゃないですか。行政はきちっと裏づけを取って、これこれこうだからということで数値を出してくる。勝手に一般の観光業はこうやっているからこうだろうみたいな話で予算を出してくるというのは頭おかしいんじゃないですか。 私は一般質問でも散々言わせてもらったんですけれども、観光で一番大事なのは、まず来てもらうということ、お客さんに。よそから人に来てもらう。そして、来てもらったら周遊させる。あちこち見てもらう。だから、一般質問でも言いましたけれども、伊豆は一つなんだと、運命共同体だよと。そういうところまでやっぱり考えないと、観光ということに関して言えばですよ。 だから、ドラマ館に来てもらって、伊豆長岡にも行ってもらう、大仁にも行ってもらう、韮山には反射炉もあり江川邸もあり、願成就院もあります。だから、そういったところにも行ってもらう。何が韮山時代劇場で不足なのか。むしろ周遊ということを考えれば、韮山時代劇場のほうがよっぽどいいじゃないですか。皆さん、だって来る人はみんな足があるわけで、自由に動き回れるわけですよ。そういったことも私は全然内田議員の説明の中には入っていないということが非常に残念でしたね。 その2点についてちょっと伺います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 1点目に、この事業を潰そうとしているんじゃないかというご質問なんですが、それは、これまで3名の方のご質問に答えているとおり、そういうつもりは全くありませんで、最少の費用で最大の効果を挙げるようなことを考えて、このようなご提案をさせていただいております。 2点目の梅原議員の来てもらうことが一番大切なことで、それを周遊させてやっていくという考え方なんですが、確かに来てもらうことは大事なんですが、その上でお金を使っていただくと。それがさっきから言われている経済効果なわけで、そのために、これまでやってきた反射炉の世界遺産のときとDCキャンペーンのときの前例を見ますと、なかなか周遊がうまくいかず、宿泊施設も伸びず、飲食店の売上も伸びなかったという経過の中から、今回の提案をさせていただいています。 それから、あと伊豆は一つの話ですが、まさに伊豆は一つで、伊豆半島全体の周遊というのは大切なことですが、それは伊豆の国市が全てを負うべき話ではなくて、静岡県の東部の観光局ですとか、美しい伊豆創造センターが伊豆全体のことを先頭に立って考えていくべきだというふうに私は思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) 経済3団体のことで、内田さんの答弁で私は考えていないとか、考えているとか、考えている、いないでもってほとんどの答弁がそういう形でなされているというのは、何かちょっとおかしいんじゃないかなと。やっぱりこういう場で出すからには、ある程度根拠というものを示してもらわないと。 私が聞いているのは、考えていないんじゃなくて、もしそういうふうに、じゃ、経済3団体の人がもうやっていられないから手を引くよとした場合に、じゃ、あなたとしては何か打つ手があるのかと。何か方策があるのかと、そういうことを聞いているんですよ。考えていないということを聞いているんじゃない。 それから、「草燃える」というのが1979年にあったんですね。源頼朝、それから北条政子が主人公で、そのとき義時役をやったのが松平健で、それが今度平清盛をやるということなんですよね。平清盛から出るということで、恐らく保元・平治の乱あたりからの話が始まるというと、どうしたってこの伊豆の国市、頼朝が島流しになって蛭ヶ島へ来た。それから20年たって平氏打倒の兵を挙兵したと。そういったところはかなりの部分を占めるんじゃないかと。 そうしたときに、大体ドラマの最後に紀行というのがあって、ゆかりの地が紹介されるわけですね。だから、どのぐらいの割合で紹介されるか分かりませんけれども、義時が生まれた地なんだということは常について回ると思うんですよ。 だから、私は、確かに波はあるかと思うけれども、1年十分に伊豆の国市の存在感というのを知らしめることができるんじゃないかなと、そんなふうに思っていますので効果は大きいというふうに思っています。 それで、一般質問でもそういうことを言わせてもらったんですけれども、とにかく、観光という観点では人に来てもらうことがまず第一だと。そして、あちこち見て回ってもらうということなんですね。 そこで、これも一般質問で言わせてもらったんですけれども、伊豆・富士山周遊促進連絡協議会、東部20市町がこういう協議会を立ち上げて、東部の20の市町が一致して観光を守り立てていこうということで、当然「鎌倉殿の13人」をきっかけにそういう協議会が立ち上がったと。そして、当然その中核となるところは伊豆の国市であると。だから、それなりの責任もあるし、そういったことで、じゃ、これからそういう今の促進連絡協議会、もしこれがこういう予算を縮小して、ほとんど大したことはできないということになった場合、どういう責任を負うんですか。 それについては、ちょっと行政の方にもお聞きしたいと思うんですけれども。伊豆・富士山周遊促進連絡協議会、本来その中核であるべき伊豆の国市でこういうことが起きていると。予算が3分の1以下に減らされて、事業がどんなふうになるのか。いいかげんな中途半端なものになりかねないんじゃないかと、そういう危惧をほかの市町の人は持つんじゃないかなというふうな危惧があるもんですから、その辺の説明をどうするか、ちょっとお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初の質問の根拠については、先ほどから説明しているとおり、示せる内容でご説明をしているつもりでおります。 それで、2番目の大河ドラマで義時が主人公でドラマに取り上げられるかどうかという話については、以前三谷幸喜さんが石橋山の戦いが第6話というふうにおっしゃっていましたので、1話から始まって6話、1か月ちょっとで小田原まで行ってしまうという中での露出で、梅原議員がおっしゃった紀行の回数ですが、これは分からないと。 京都府の亀山市が、紀行が1回も来なくて、麒麟が来ないといって話題になったわけですけれども、NHKとNHKエンタープライズとは全く別の次元の、片や国営放送で片や民間会社ですから、NHKとエンタープライズとの契約の中でドラマで取り上げないとか、紀行で取り上げないということは、全く契約の範疇ではないですし、先ほどから申し上げている集客についての責任は一切NHKエンタープライズにはないということの契約だと思いますので、そこら辺を期待はするものの、どうなるかというのは相手任せのことになってくると思います。 それと、2012年の「平清盛」のときに実は紀行に3回出ておりまして、それとあと、「鶴瓶の家族に乾杯」で女優の杏が韮山に来たり、平清盛の奥さん役の時子役の深田恭子が願成就院に来ています。これはまさにあのときNHKの大河ドラマの視聴率が20%を切ったということで、NHK自らが番組宣伝を兼ねてそのような番組を、もちろん地元負担なしでやったという事例があります。 それと、伊豆・富士山周遊促進連絡協議会については、東部24市町でやっている団体ですが、私の認識では大河ドラマだけのことをやっている団体ではなくて、富士山周遊の客を増やすための活動をしているもので、県からの補助金が1,000万円以内、ちょっと忘れましたけれども、1,000万円以内で出ていたというので、確かにこれが大河ドラマのためにできたというふうに私は認識しておりませんので、それで3分の1にしたから経済効果がなくなるというふうに思っていませんので、その中で何か無責任云々という話にはならないというふうに思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それと、先ほど梅原議員のほうから行政にも答弁願いたいということで、伊豆・富士山周遊促進連絡協議会の関係での答弁をお願いいたします。 それでは、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) その組織につきましては、梅原議員ご指摘のとおり、富士山、それから伊豆半島全域の市町が一体となって観光を振興していこうという話でございますので、まさにこの大河ドラマをきっかけとしてそういった展開をしていこうという、その全体的な機運を高めるためにできた協議会として、うちの市長も副会長を兼ねているわけでございます。 そんな中で、この大河ドラマが当市だけではなくて伊豆半島全体に波及する効果を皆さんで共有し、それを広めていこうというスタンスでございますので、そこの先頭をまさに伊豆の国市が取っていくわけでございます。 ですから、そういった意味でいきますと、私どもは先ほど言いましたように当初予算、この中でしっかりと周遊性を高めながら伊豆半島全体にその恩恵が被るように、またこれが地域振興につながるようにという意味で出ておりますので、正直言って、この予算で修正案が出されましたけれども、正直言って困惑しているという状況でございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) 1979年の「草燃える」は、最初やっぱり三十五、六%の視聴率だったんですね。それがだんだん少なくはなっていったんですけれども、20%を切ることはない。大体平均して二十五、六%の視聴率があったということですね。私は当時こちらに住んでいなかったもんですから、その当時この伊豆の国市がどうだったのかというのはちょっと分からないんですけれども、私は相当にぎわったんじゃないかなというふうには思っていますけれどもね。 それで、これ小澤議員も言っていたことなんですけれども、教育について、子供たちに小さいときから歴史とか文化とか芸術、そういったものに親しませるということは、教育では大きな比重を占めていると思うんですね。 伊豆の国市はもう本当に歴史のまちで、歴史の宝庫と言われていて、いっぱい材料があるわけで、普段からそういう中で暮らしていますから、何か20年かかるから何とかと内田議員は言っていましたけれども、それはどういう意味だかよく分からない。義時についてはここで初めてだから、それはこれをきっかけとして、じゃ義時から源氏のこととか、北条のこととか膨らんで勉強していってもらえばいいんであって、もうそういうある程度私は伊豆の国市の子供たちはそういう歴史感、文化感というのはしみついているんじゃないかと思うんですね。折に触れてやっぱり出てくるわけですからね。いろんなドラマの中でも源頼朝なんていうのは何度も出てくるわけで、北条政子とか。 そういうことからも、私はやっぱりそれは一番大事な部分じゃないかなと思うんですね。これをきっかけにしてやっぱり義時から膨らめて、伊豆の国市の歴史を大きく学んでもらう、私はそれは大事なことだと思うんですけれども、そういうことを内田議員は否定するわけですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) いろんな歴史教育の中で、義時をきっかけにいろんな認識を子供たちが広げていくということについては、大切だと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) そのほかございますか。よろしいですか。 それでは、1番、井川議員。 ◆1番(井川弘二郎君) 1番、井川です。 最少の経費で最大の効果というのは、民間等々も含めて一番理想かなと私も思っていますし、やはり税金を使うということですので、予算も少ない予算で同じような効果が生まれればそんないいことはないなと、私もそれは重々承知しております。 その中で、私も今回この修正案のほう突然見たので、今全部判断しろというのはなかなか難しい状況だなと私も感じているんですけれども、現状ちょっと行政のほうに聞きたいんですけれども、いいですか。 ○議長(古屋鋭治君) どうぞ。 ◆1番(井川弘二郎君) これ、一番問題というか、これから進めていく上でやはりこれがなくなっていく、また、今機運上昇している方々の機運が下がるなど、やっぱり盛り上げていかなきゃいけないという話は共通であると思うんですけれども、今後、今の皆さんの質疑の中の話も聞いた中で、どう思ったかを含め、今後進めていくに当たって、この修正案で本当に進めていけるのかということをちょっと聞きたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) まず、この予算に関しましては、長い時間かけまして積算をし、調査をし、また、県、また、それから皆さんのご意見を聞きながら積み上げていった予算ということはご承知のとおりだと思いますし、今までも何回も全協で説明させていただきました。 その中で、今皆さんの議員さんから内田議員にご質問の中で、積み上げはしていない、計画的にはしてきていない、試案であるという、そういったご発言がございました。それと、行政が一生懸命積み上げたものと比較していただければ自ずとお分かりになるんじゃないかなと思います。 私どもにつきましては、この事業について、当然韮山時代劇場を想定して積算して積み上げたものでございます。今回のご提示だったものについては、そこから2億3,000万円も削る、なおかつ場所はパノラマパークというふうなことで言われますので、そのことは全く想定していない状況でございます。ですので、これはできるできないのレベルではなくて、とてもお答えのしようがない、今の段階ではもう責任は取れないとしか言いようがありません。 同時に、先ほど地方創生推進交付金の関係につきましては、通らなければ仕方がないというような立場でお話をされているところがありましたが、私どもは交付金の申請については相当時間をかけ、ご意見をいただき、そして県のほうからもいろんなご指導をいただき、1円でも多く対象事業を増やすということで一生懸命やってきているわけです。簡単にこういうことで考えてもらっては困ります。どれだけ担当が必死になって交付金の申請に対して取り組んできたかということを見ますと、通らなかったら通らないという話ではなくて、絶対1円でも多く通ろうという形の中で進めてきているわけです。そのことをよく理解していただきたいと思います。 そんな曖昧なことで、この交付申請を考えてこの事業を組み立てているわけではありません。そこについてはしっかりと皆さん認識を持って理解していただきたいと思います。 それから、どうも10万人とか30万人という話が出ていますが、究極は地域振興に資するということです。ですから、この大河ドラマ館をきっかけとして多くの人が来ていただく、そして来ていただいた方がもう一回来たいなとか、もう一度こういった食事を食べたいなとか、こんな物を買いたいなとか、体験したいなと、そういったことにつなげて、そして1人でも多くリピートの方を増やしていただく。それが地域振興につながると、それが究極の目的で今やっているわけです。10万人だ20万人だということではなくて、それは指針の一つではございますが、究極はそういうところにあるわけです。そのためにこの大河ドラマ事業を事業として必死になって行政のほうは組み立てているわけでございます。 ですから、ここに対しては、先ほど言いました経済対策の一環でもありますし、皆さんの声でもあります。そういった意味での組立てで出しているということをいま一度議員の皆さんもご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 休憩時間につきましては、14時10分までといたします。 △休憩 午後1時56分 △再開 午後2時10分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き、令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する一部を修正する案について質疑を行います。 内田議員、登壇をお願いいたします。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、質疑を受け付けます。質疑のある方。 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 時間も大分たちましたので、簡単に質問させていただきます。 まず1つ目は、内田議員がこの修正案を出された目的は。要するに縮減する目的なのか、あるいはドラマ館の場所を移すという目的なのか、どちらでしょうかというのが1つの質問です。 もう一つは、ドラマ館に持たせる目的、市当局と内田議員が多分考えているのとは、大分温度差があるのではないかというふうに私は感じているので、その辺を教えていただきたい。 もう一つは、今まで質問の中でも、議員の中から、この修正予算案でドラマ館が運営できるかと、あるいは大河ドラマをやれるかという質問が幾つかあったかと思うんですが、そのたびに市当局としてはできないと、責任持てないという答えが返ってきたと思います。それについては、どういうふうなお考えを持っているかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 目的ですけれども、度々ご説明している最少の費用で最大の効果ということですが、それで、縮減と場所を移すことというのはどういう関係があるかということですね。 予算縮減と場所の関係はあるかという、これはまさにあると思っています。やっぱり縮減、韮山時代劇場でやる今の大がかりな大ホールでの義時ミュージアムと視聴覚室でしたか。     〔「映像ホール」の声あり〕 ◆10番(内田隆久君) 映像ホールの大河ドラマ館という大がかりなものではなくて、やっぱり場所を移して、パノラマパークで大河ドラマ館というので関係があるという答えになると思います。 2番目のドラマ館の目的ですけれども、これはまさに集客の目的だと思います。集客することが目的だと思います。 そして、3番目のできるかできないか、行政ができないと言っていますが、私はできると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 久保です。 1つ目の目的のことなんですけれども、私は、縮減と場所が共通すると、関連してあるんだというお答えだと思うんですが、こういう縮減の案を出すという場合には、例えば韮山時代劇場の場合にはこれだけの金額でできますよ、あるいはパノラマパークではこれだけの金額になりますよという2つの予算案というのを出してしかるべきではないのかなというふうに感じます。 それから2つ目の目的で、大河ドラマ館がどういう目的を持つかということで、市の当局としては、このドラマ館に人を集めて、市内を周遊してもらって、そして後々その方たちが何年か続いて、あるいは何年か先まで伊豆の国市に来てくれるという長い目である程度見ているというふうに、私は捉えております。 内田議員のこの予算で見ると、2年目でぴたっと止まっているんですね、終わっているんですね。例えばパノラマパークでそれをやったとして、パノラマパークは簡単に言えば借家ですから、来年も残してねというわけにいかないと思いますので、2年が終わったら、ぱたっとそこで全部撤収してという形になるかと思います。そうすると後々それを続けるという事柄は難しくなるというふうに思うし、これだけの金額でやると、ドラマ館そのものがそんなに立派なものではない。ということは、簡単に言えば、集客はあまり取れない。もっと極端なことを言うと、パノラマパークに来てロープウエーに乗って修善寺へ行ってしまうという、短時間でその場を通り過ぎる。そうすると、伊豆長岡の温泉に入ってくれる人はいなくなる、少なくなる。 ということを考えると、市当局が考えているような周遊させて、ある程度時間を使わせて、そして最終的に伊豆長岡なら伊豆長岡の旅館に泊まってもらうというような全体的な計画を立てたほうが、私は伊豆の国市の財政は潤うように働くだろうというふうに考えます。 それから、市当局がこの修正案ではできないよと言っているときに、やれると思いますと言っても、やる側が、例えば推進協のほうで、もうこれじゃできないねと言ったら、なくなっちゃうということはお考えにならないんでしょうか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初、場所の問題ですけれども、パノラマパークと韮山時代劇場の比較をしろということなんですが、韮山時代劇場については市当局が出しているものがありますよね。私が今回出したのはこれと比較してくれればそれが比較というふうに思います。 それで、2番目は集客と周遊の関係なんですが、もちろん集客をしていただければお金が落ちるということは私も分かります。 それと、議員がおっしゃったドラマ館が後の継続的に云々という話なんですが、ドラマ館の契約は恐らくNHKは1年しかしないと、1年こっきりの契約になると思います。それで、韮山時代劇場で義時ミュージアムを何年か残すかという話も、私が聞いている範囲だと聞いていませんので、ドラマ館も義時ミュージアムも1年というふうな認識をしていて、来た結果、何度かリピートしてくれるというのはあるんだと思います。それはただ、その施設が立派かどうかという判断ではなくて、実際ものを見て、岐阜に行って見た限りだと、それが立派であろうが、立派でないというのは変なんですが、それの差が見いだせないんじゃないのかなという気はします。 そこにドラマ館があるというのが物すごく大切なことで、その中身が物すごく、例えばハイテクなものを使ったからどうこうというものでもないというふうに私は思います。 それで、行政ができないと言っているということなんですが、ここら辺は見解の相違だから致し方ないというふうに思っています。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 そのほかございますか。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私からは、直接行政のほうにお聞きしたいんですけれども、先ほど副市長からこの予算では当初の計画と大分縮減されているので、責任持てないということを言っているんですけれども、この修正案についての規模だと、もう行政はやらないということなんですか。 提案者は縮小してそれだけの効果があるから、最少の経費で最大の効果を得るために提案しているんですけれども、この修正案では、当局は予定と違うからこんな規模ではできないのでやらないということなんですか。 議会が予算でそうしたことに対してやらないということでいくことなんでしょうか、もう一度その辺を伺います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 何遍も申し上げたとおり、この予算に関してはかなり時間をかけて積算してきました。ですから、内容についてしっかりとご答弁できるようにということで説明もさせていただきましたが、その中で、今日ここで2億3,000万円もの減額をした中で、これができるかできないかという話をされたら、当然これについてはしっかりと協議もしなきゃなりませんし、また、1から積算をしなきゃいけないということになりますと、今ここでそれができますかということはお答えできないわけです。責任も取れません。それはもう本当に素直な状況です。でないと、何のためにこの積算をしてきたかというのが全く意味がなくなってしまいます。 ですから、そこはしっかりと僕らとしては出したつもりの予算だということでありますので、それをこのように2億3,000万円も下げてきているわけですから、当然これについてできますか、できませんかじゃなくて、責任を取れないというのが、僕は本音だと思います。 どう聞いたとしても、そんな数時間の中でこれができますかという話をされても、それについては正直言って時間をかけて積算したことでございますので、特に何度もになりますけれども、それじゃ責任を取れないというのはそういう理由でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私はできないかじゃなくて、確かにこれだとできるかどうか分からないからというのは分かりますよ。それは積算したのと違うから、もう一回やり直さなきゃ分からないけれども、やらないということになるのかということなんですよ。 だから、もう予定と違うから、これじゃ当局やりませんよと言っているのかどうか。今後それについては、じっくり検討させてもらいますということで、1からまたやることになるかもしれないけれども、それに合わせて検討するということなら分かるんですけれども、これは予定と違うから、もうやらないということに、責任取れないという言い方が、もうやりませんに聞こえちゃうんですけれども、その辺だけ確認したいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 修正案を提出されたわけで、これが決定したわけじゃないんですね。ですから、決定した中でいけば、それは当然僕らとしては考えなきゃいけないと思います。だけど、その前の段階で聞かれていますから、当然それについては責任取れないという言い方をしています。 ですから、当然それは議員の皆さん方がその辺を判断されて、この修正案でいくという話になれば、それは当然それについても1からまた考えなきゃいけませんけれども、今の段階ではそういう話しかできないということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 そのほかございますか。 それでは、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 内田議員におかれましては、自席へお戻りください。 それでは、ここで、討論に入る前に暫時休憩を取らせていただきたいと思います。 休憩時間につきましては。     〔発言する者あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 議運の中で、討論のための時間を30分程度取りましょうというお話だったので、私はそういう認識なんですけれども。     〔発言する者あり〕 ○議長(古屋鋭治君) いずれにしましても、30分休憩を取らせていただきたいと思いますので。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 討論の時間は30分と今、議長言いましたけれども、それが必要かどうか確認してください。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ただいまの発言については、先ほどの議会運営委員会で決定したことを議長がお伝えしていただいていることでして、必要か必要じゃないかというのは議会運営の中で決定されたことですから、ただいまの質問については少し違うんじゃないかと思います。 もし、私の言っていることが違うようでしたら、ご訂正いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 失礼しました。 先ほど議会運営委員会の中で、私のほうからも討論の準備のために30分ほど休憩時間を取りますという話をさせていただきましたので、ただいまから14時55分まで暫時休憩といたします。 △休憩 午後2時24分 △再開 午後2時55分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 これより討論に入ります。 討論につきましては、原案賛成、原案及び修正案反対、原案賛成、修正案賛成の順で行うことになります。 討論の通告がありましたのでこれを許可し、修正案と併せて討論を行います。 まず最初に、原案に対する賛成討論の発言を9番、二藤武司議員に許可いたします。 9番、二藤議員。     〔9番 二藤武司君登壇〕 ◆9番(二藤武司君) 議席番号9番、新生会、二藤武司でございます。 令和3年度伊豆の国市一般会計予算案につきまして賛成の立場で討論をさせていただきます。 令和3年度の一般会計予算における歳入歳出総額は224億7,000万円、これは伊豆の国市誕生以来過去最大の予算規模となっております。 歳入においては、このコロナ禍による社会経済情勢を受け、根幹をなすべき市税が前年対比で5.2%の大幅な減少となっていることをはじめとして、地方譲与税やその他の県税交付金等につきましても減少基調にある厳しい状況となっております。 一方で、地方特例交付金、地方交付税、臨時財政対策債が財源不足を補う形で編成されておりますが、これらについても、国の地方財政計画を踏まえ、的確に見積もったことの説明を受けておるところであります。当局におかれましては、この厳しい中での予算編成をあらゆる角度から検証してきたことが見て取れる内容であると考えます。 令和3年度は、広域ごみ処理、し尿処理施設の整備がピークを迎え、予算の規模が大きくなることは既定路線として捉えているところであります。このような中で、選択と集中によりこれらインフラ整備を着実に進捗させるとともに、昨年1月のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の製作発表を受け、主人公生誕の地として注目度を生かし、地域活性化の取組を市民、事業者と共に一丸となって進めていこうとする姿勢は強く評価すべきと考えます。 普通交付税の合併算定替えが終了し、財政的にさらに厳しくなっている中においても、基金繰入れについては前年度に比べ6億5,000万円減少させるなど財政規模の確保に努め、後年度の財政運営に備えている点も配慮されたものとなっております。攻めに打って出る部分に対しては集中をさせていくと同時に守りを固めた堅実型予算と言えるのではないでしょうか。 予算の内容につきましては、当局から本会議での説明や各常任委員会で詳細な説明を受け、これまで慎重に審議をしてまいりました。コロナ禍における行き先が見えない状況の中、予算規模が大きくなっていることに対する懸念、特に大河ドラマを契機とする地域振興施策に関しては多種多様な意見がありました。 しかしながら、市長をはじめとする市当局も、我々も、職員一人一人も地域を愛する心やその思いは一緒であります。地域発展のため何をなすべきか、何に配慮すべきか、活発な議論を行っているところであります。 我々議会は、先般、市内の経済3団体から、大河ドラマ関連事業の円滑な執行を求める要望を受けております。そこにはこのコロナ禍において疲弊した事業者の皆様の切実な声があります。我々はその声に応えていく責務があると考えます。 先ほど発議があった一般会計予算案の修正案は、目先の一般財源を減額することはできても、地域の経済を活発化し発展させることはできません。この修正案は、大河ドラマという千載一遇のチャンス、しかも新型コロナの終息という明るい兆しが見えてきたこのタイミングでチャンスを棒に振ってしまうこととなります。今取り組むべきことは明白であります。 当市議会においては、この予算原案を認めることで、当局に対し、新年度に向けた準備を怠りなく進めるように促し、来る4月1日には新生活の向上と市政の発展に必要な施策が滞ることなくスムーズに進められるよう期待すべきと考える次第であります。 市長をはじめとする市当局は、市の将来像の実現のため、そして、コロナ禍に疲弊した社会に活気を取り戻すようなまちづくり施策の積極的な展開をお願いし、発議のあった修正案に反対するとともに、令和3年度伊豆の国市一般会計予算案について賛成討論をいたします。 議員諸兄におかれましては、令和3年度一般会計予算原案の内容、趣旨を十分にご理解いただき、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、原案及び修正案に対する反対討論の発言を14番、三好陽子議員に許可いたします。 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 討論の取下げを。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま14番、三好議員から討論の取下げがございました。 これをお諮りしたいと思いますけれども、ただいまの三好議員の討論の取下げについて、取り下げることを許可いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、三好議員の討論を取り下げることを許可いたします。 それでは、次に、原案に対する賛成討論の発言を2番、青木満議員に許可いたします。 2番、青木議員。     〔2番 青木 満君登壇〕 ◆2番(青木満君) 議席番号2番、いずの国未来、青木満です。 私は、提案されました議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算案につきまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。 令和3年度の予算編成は、コロナ禍における社会経済情勢の変化の中で、これまでになく厳しいものであったことがうかがえるところであります。小野市長が、今定例会初日の施政方針で示された政策の3つの柱である将来を見据えた生活基盤づくり、生命(いのち)・生活を守る体制づくり、歴史を活かしたまちづくりの推進は、今伊豆の国市が直面している課題に的確に対応したものであると考えます。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市民の皆様も非常に不安に感じていることと思います。また、感染予防対策の過程で生じた事業活動の停滞は地域経済にも大きなダメージを与えています。このような不安に対しては、令和2年度国の補正予算を十分活用し、予防接種対応、感染症対策、事業活動支援等を強力に進めるとともに、2022年放映の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を活用したPR、地域振興施策を積極的に進めることによって、アフターコロナに向けた地域活性化の取組につなげており、当市の懸案事項である生活インフラ整備の着実な進捗に対しても重点配分をされていると思います。 また、市税等をはじめとする厳しい歳入減が見込まれる中、可能な限りの国県支出金を活用しつつ、基金繰入金の依存度を低下させるなど、先行きの見えない状況下において財政比率にも配慮した手堅い予算編成としていることと認識します。 予算の内容につきましては、委員長報告の中の賛否結果にもあるとおり適切であると認識しており、限られた財源の中で苦慮しながらも、コロナ禍における疲弊した地域経済の立て直しに寄与していく予算であると評価するものであります。 今、多くの市民や地域の産業が切望しているのは、地域経済の復興であると思います。その地域経済の復興のために必要なのは、当初予算案にある魅力ある大河ドラマ館の設置であると考えております。大河ドラマ館に多くの来訪者を呼び込み、地域の消費を増やし、経済波及効果を大きくすることこそが新型コロナからの復興につながり、それに取り組むのが行政の役割であると思います。 しかし、残念ながら修正案では予算額を小さくしただけで、肝腎な地域の経済対策という概念が外されてしまっております。このことからも修正案に賛成するわけにはいきません。 市民が本当に望むもの、そして、目先ではなく高所から物事を捉える視点が大切であると考えています。当市は財政的に余裕があるとは言えず、近年の地方債借入れに伴う将来負担の増大の可能性も懸念されています。今回、地方債の償還見通しについて丁寧な説明を受けたところでありますが、将来負担への懸念は今後も当面続くことが予想されます。 当市におかれましては、現在の財政運営が市の将来の財政状況への不安につながることのないよう、最大限の配慮を重ねて行っていただきたいという思いを最後に申し述べ、私の賛成討論といたします。 議員各位におかれましても、令和3年度一般会計予算原案につきまして、趣旨及び内容を十分ご理解いただき、ご賛同賜りますことをお願い申し上げまして、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、次に、修正案に対する賛成討論の発言を許可いたします。 3番、高橋議員。     〔3番 高橋隆子君登壇〕 ◆3番(高橋隆子君) 議席番号3番、高橋隆子です。 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する修正案について、賛成の立場から討論します。 この修正案は、令和3年度一般会計歳入歳出予算の一部をそれぞれ2億3,386万2,000円減額するもので、大河ドラマ活用推進事業、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」推進協議会への交付金の減額です。 内田議員の説明にもありましたとおり、大河ドラマ関連事業の成功は誰もが望むことであり、疲弊した経済の復興への大きな希望でもあります。多くの観光客が本市を訪れ、大河ドラマが終了した後もリピーターとして何度も来る、そして、何よりも市民が郷土を再認識し、歴史のまちづくりが進むことを期待しています。 私はこの事業に水を差すものでも、足を引っ張るものでもなく、あくまで円滑に事業を進め、市民のために最高の結果につなげるために、この修正案に賛成します。 この修正動議に至るまで、私は12月の一般質問で、韮山時代劇場の貸出しは市民の文化活動を優先すべきではと訴え、市民からの大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願には賛成の立場から討論しました。請願は採択されたものの、市の考えは変わらず、あくまでも韮山時代劇場を大河ドラマ館にするとの回答でした。 次に、1月28日に議員有志8人で市長宛てに要望書を提出しました。内容は、1、大河ドラマ館設置場所の変更を、2、費用対効果を精査し、他自治体の事例から事業規模を検討すべき、3、大河ドラマ事業の延期の検討をの3点でした。このことは、新聞報道もされることはありませんでした。 そして、3月議会の一般質問では、多くの議員が大河ドラマ関連事業について取り上げ質問しました。大河ドラマは千載一遇のチャンスであり、今こそ積極的に取り組み観光業を盛り上げるべきだという考えはおおよそ共有していると思います。ですが、大河ドラマ推進協議会への3か年の交付金が5億3,300万円という金額については、もっと慎重に議論、審議すべきではないでしょうか。 市長は、3月議会の一般質問の中で5億円という数字だけが独り歩きしていると言い、市内の1人、市外の1人の2人に聞いたら5億円なんて安いと言われたという内容の発言をしました。4万8,000人市民の大事な財布を預かるリーダーの言葉なのかと耳を疑いました。 市民にも考え方はいろいろあるのは当然ですが、まずは正しく情報を知ることがなければ何も分からないままです。5億3,000万の内訳を公開し説明をするべきでしたが、予算の議決権のある議会に対しても、明確な説明はなかなか示されないままでした。 コロナウイルス感染は拡大し、変異株のウイルスも広がり始めている今、たくさんの人たちが苦しい生活を強いられています。その中で、5億円をつぎ込んでも経済活性化につながるのだから安いものだと言われて納得できるのでしょうか。市長の周囲以外の多くの市民は、こんなときこそもっと有効な使い方をしてほしいと叫んでいるのではないでしょうか。 また、一部の議員から国の交付金でやってやるのにと言われた市民もいます。国の交付金というのは国民の税金であって、つまりは私たちの納めた血税です。今回、大河ドラマ推進協議会が提示した関連事業予算概要の収入の中の国からの地方創生推進交付金は1億520万円、本来の目的は、まさに市民が暮らしやすいまちづくりに役立てようと本当に必要なことに充てられるはずの税金です。国からもらえるんだから何だっていいわけではありません。 では、事業費を抑えてさらに効果を引き出すにはどうしたらよいのでしょうか。まずはそういう議論を市民の中で活発にするべきでした。今回は、市民の代表として大河ドラマ推進協議会が発足しましたが、この任意団体の事務事業、そして組織そのものについて分からない点が多くあり、とても市民の代表の集まりとは認められ難い印象です。 さて、事業費を抑えるためには必要最低限に絞ることです。大河ドラマ館の本来の目的を達成するならば、NHKの大河ドラマを紹介するドラマ館が設置されれば拠点にもなり、旅行商品にも組まれることになりますので十分でしょう。もともと議会にも大河ドラマ館は必要だという説明をしてきましたので、それとは別の義時ミュージアムにドラマ館以上の経費をかけることに疑問を持ちます。 私は、「麒麟がくる」の大河ドラマ館を岐阜市、可児市、恵那市の3か所、個人的に見て回りましたが、テレビ番組の小道具、衣装や俳優の写真など、展示内容に大差はありませんでした。多額の費用をかければ質が高くなり、集客も見込めるということは考えにくいことです。何より、NHKは地方自治体の観光のために番組やドラマ館をつくるわけではありません。伊豆の国市は主人公の生誕の地であることは事実ですが、ドラマの中でどれほど登場するのか、取り上げられるのかは最後まで誰も知り得ないことなのです。 そもそも今はあまりテレビを見ない傾向にあります。テレビの大河ドラマの視聴率を「草燃える」の40年前以上のものと比べているほうが不思議な感じがします。 それでも、観光客は大勢来ることを期待していますが、楽観論の皮算用だけにすがるのではなく、堅実な危機管理として、たとえ杞憂に終わろうと経費は最低限にとどめるのが行政の役割であり、議会の判断だと考えます。義時ミュージアムをやめて、大河ドラマ館を最低限の規模に縮小するならば、韮山時代劇場に固執することはなく、伊豆長岡温泉地区に設置することも可能となります。 例えばパノラマパークを想定しましょう。伊豆縦貫道から伊豆中央道に入り長岡インターを下りてすぐ、伊豆長岡駅からバスもあります。ロープウエーの観光客数は常に上位、長岡温泉地区は飲食店も多く、温泉旅館に宿泊し夜も楽しめる。市内の農家さんたちが朝市を開けば、たちまち人気が出るでしょう。 パノラマパーク内にドラマ館を設置し、市内の事業者が出店して物販をすれば、韮山時代劇場より売れるかもしれません。観光、商工、そして農業者も地元市民もみんながうれしい効果が見込まれます。市民の雇用も生まれるでしょう。まさに官民連携で市民も一体となった取組になります。 伊豆長岡地区だけ潤えばいいのかという意見もありましたが、伊豆の国市、3町合併して15年以上たっています。伊豆半島全体、静岡県東部全体が盛り上げようと言っているのに、旧3町にこだわり続けるのはもうやめましょう。 市の説明によりますと、たとえ5億円かけようが数十万人の集客があって、数十億円もの経済効果が見込まれるとのことです。私は、3月議会一般質問で費用対効果はと質問しましたところ、「経済波及効果はとても大きなものとなり、効果は十分にあるものと考えております」という答弁をいただきました。 一体経済効果、経済波及効果とは何なんでしょうか。市民の税金をかけて、市民に実感として戻ってくるものはあるのでしょうか。誰がもうかることになるのか。みんなが稼いで収入を上げて、税金をたくさん納めて、結果として市民が潤うことになるんでしょうか。何をもって効果というのか分かりません。 県外から観光客がたくさん来る、たとえ通過点でも、通り過ぎるだけであっても観光客数が増える。その数と市民の暮らしの充実度のアップと関わりがあるのでしょうか。ワクチン接種に期待をしても、未知のウイルスは存在し、人が移動することによって感染拡大は避けられません。 また、大河ドラマ関連事業の目的に郷土愛の醸成というものがあります。北条義時を知り、感情移入をして郷土の偉人を誇りに思うという目的です。郷土愛は押しつけるものであってはなりません。これは、憲法19条の思想・良心の自由でもうたわれています。どう感じるかは個人の自由であり、侵害されてはなりません。 伊豆の国市は歴史の宝庫であり、知れば知るほどこの地が古墳時代から歴史の舞台であって、重要な史跡や芸術品、資料が残されていることに驚きます。各地に受け継がれるお祭りも重要な伝統芸能です。歴史を学び、郷土愛を醸成するということは、一過性ではできないことです。今に残る歴史遺産を大切に守る、学ぶ、そのためにはしっかりとした歴史資料館や郷土資料館があるべきなのです。 そういった提案をするたびに財政が厳しい、新たな箱物は造れないと受け付けてもらえません。そうです、まさに財政は火の車、そこにコロナが追い打ちをかけています。新年度予算審議の中でも、どこの部署からも財政難なのでと切り詰めている様子が分かります。少額ながら図書館の本の購入まで切り詰めている状況です。高齢者の多くが強く求めるタクシー券の見直しも先送りされています。身近な教育、高齢者福祉分野の今後の削減も懸念されます。 1年限りのテレビドラマのためのドラマ館に5億円もかけるなら、少しずつでも歴史資料館を造ればいいのにと素朴に思います。市外の大手の企業や代理店にお金が流れるなら、市内の大工さんや職人さんを雇って、少しずつでも造り続ける。スペインのサグラダ・ファミリアのように進化する歴史館というのも夢があります。 今回の大河ドラマ関連事業をめぐり、これまでの大河ドラマに対する全国のゆかりの地の対応についてたくさん調べてきました。市民の皆さんにも調査に協力していただきました。ありがとうございました。ドラマ館の規模、かけた経費、集客数、NHK大河ドラマ館を設置せずに独自の資料館などでも大人気となった土地もあります。成功の鍵は市民の思いなのではないかと感じています。 コロナで疲弊しているまちを元気にしたいという精神論だけでは無責任です。昨日は3.11でした。あの東日本大震災から10年、災害は必ずやってくるということを改めて認識し、備えることも怠ることはできません。市民の税金でまず守るべきは、市民の命であります。 以上の理由から、修正案に賛成いたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、次に、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。ございませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、次に、原案及び修正案に対する反対討論の発言を許可いたします。ございませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、次に、修正案に対する賛成討論の発言を許可いたします。 15番、田中議員。     〔15番 田中正男君登壇〕 ◆15番(田中正男君) 15番、日本共産党の田中正男です。 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する修正案に対し、日本共産党議員団を代表して賛成の立場で討論をします。 私たち共産党議員団は、常任委員会では一般会計予算に反対しましたが、本日本会議にて一般会計の修正案が出されましたので、この修正案を重く受け止め、賛成することといたしました。その上で、修正案以外の一般会計についても賛成いたします。そして、幾つか意見をつけたいと思います。 まず初めに、公共施設再配置推進事業でありますが、これは推進管理経費であり、再配置計画による文化施設、長岡総合会館アクシスかつらぎ、韮山時代劇場、大仁くぬぎ会館、韮山改善センター、あやめ会館の5施設を1か所に機能統合する個別計画を策定するため、市民や団体に意見を聞くということです。 公共施設は、市民の文化的な活動を支えている市民の貴重な財産です。維持管理経費削減を理由に、機械的に削減、統合するのではなく、市民のニーズや意見を聞き、市民活動の場を保障し、長寿命化も視野に慎重に行うべきであります。 次に、在宅高齢者外出支援事業の高齢者福祉タクシー等利用助成は、昨年4月交付分から、タクシー初乗り券9枚とバス・鉄道券100円券30枚に変更になりました。多くの高齢者から、「タクシーを利用すると初乗り券を出し、現金も出すようになり手間取る」、「負担感がある」、「使いにくい」、「元の100円券に戻してほしい」との声が圧倒的で、改善を求めています。 市長は、「外出の機会を多く持ってほしいので、初乗り券9枚にした。検証するために3年は継続する」と明言しました。高齢者福祉サービスなのですから、高齢者の要望に応え、実態に合ったものにすべきです。高齢者の体調や住環境によって利用できる交通手段は様々であり、支給額全てをタクシーにでも、バス、電車にでも利用できるようにして、金額もせめて1万円に戻すべきです。 次に、長寿祝い事業の地区敬老事業補助金ですが、敬老会開催の場合、参加者1人につき2,500円、記念品贈呈の場合、1人につき700円で、各区がどちらかを選択する方法です。高齢者の中には、体調の関係で敬老会に参加したくても参加できない方もいます。全ての高齢者に敬老の意を表すために、選択制ではなく併用も認めるべきです。 次に、道路河川環境美化業務委託料ですが、100万円減額の90万円及び河川草刈り等委託料は418万2,000円減の50万円に大幅減額となっています。地域の方々が高齢化で草刈りが大変になっていて、市がやってほしいと要望が出されている地区があるにもかかわらず、大幅減額は問題です。 また、道路維持補修工事費、舗装補修工事費、道路維持補修材料費は、前年対比ではほぼ維持したものの、年々減額されていることは問題です。 そして、修正案の大河ドラマ館関連予算についてでありますが、大河ドラマ館設置に反対するものではなく、ドラマ館設置により来訪者の増加を見込み、地域経済への波及効果を期待するものでありますが、その上で考えてみても、今回のドラマ館関連予算は多大であり、当市の財政状況や市民のコロナ禍での生活苦の状況などから見ても、総額5億3,300万円、新年度予算3億3,500万円は多大であり、認めるわけにはいきません。 特にNHK大河ドラマ館以外の義時ミュージアムについては、1億3,000万円以上の設置費に加え、多額の管理運営委託費が予定されています。来訪者は大河ドラマ館を目的に訪れると考えます。義時を詳しく知ってもらおう、義時の世界観を感情移入してもらおうとしても、来訪者の多くは時間をかけてそこまで求めるとは思えません。 NHK大河ドラマ館は、1年間の期間限定のものであります。年が変われば次のドラマになり、ゆかりの地も変わり、人々の関心も移ります。一過性に終わるのが常であります。それを一過性にしないためにと義時ミュージアムに多額の費用をかけても、費用対効果は望めないと考えます。 また、新型コロナウイルス感染の先行きが不透明なこと、さらには、期待するワクチン接種による集団免疫ができて安心できるのがいつになるか未定であります。こういう状況の中、期待だけで多額の費用をかけて事業を行うことは、市民の税金を健全に執行する義務がある行政としては無責任であります。一過性になることを前提に最少の予算で最大の効果が出せるようすべきと考えます。 市民の大河ドラマ館設置に関する声については、先日の一般質問では、市長から、「このチャンスを生かしてほしい」、「中途半端なものを造るな」、「楽しみにしている」などたくさんの声をいただいておりますということでありましたが、私たち日本共産党伊豆の国市委員会が行った市民アンケートでは、大河ドラマ館設置に3億4,000万円予定していることについて伺いました。現在回収中ですが、回収済みの200通ほどの結果を見ますと、「推進すべき」が5%、「慎重にすべき」が36%、「中止すべき」が55%、「分からない」が3%、無回答が1%となっています。「慎重にすべき」と「中止すべき」を合わせた90%が否定的であります。意見としては、「3億4,000万円はかけ過ぎ」、「コロナで困っている人に回すべき」、「反射炉の二の舞になる」など多くの批判的な意見が寄せられています。 また、設置場所についてでありますが、市民活動などに年間6万4,000人も利用する韮山時代劇場ではなく、伊豆長岡地区に設置するほうが、はるかに経済効果を高めることができると考えます。提案のパノラマパークには大河ドラマ館設置のスペースも確保でき、さらに物販や史跡案内なども十分可能ということに加え、ロープウエー利用との相乗効果による入場者増も期待できます。周辺には飲食店があり、何より伊豆長岡温泉のホテル、旅館から近いこと、夜のイベントなどによりさらに来訪者の宿泊につながり、大きな経済効果が期待できると考えます。 以上のことから、大河ドラマ館関連予算額の縮小とそれに伴う設置場所の変更を提案する議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算に対する修正案に賛成するものであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 ちょっと私よく分からないのでお尋ねしますけれども、今、田中議員は修正案賛成ということで、半分以上は原案反対の内容だったと思いますが、その前に三好議員が討論を取り消しているわけなんですけれども、そうしますと、委員会で原案反対というふうに意思表示したその立場はどうなるんでしょうか。 丸々2日間熱心に常任委員会で話し合ったわけなんですね。その採決によって、三好議員もそれから田中議員も原案反対ということで手を挙げなかったわけなんですが、その立場はどうなるんでしょうか。ちょっと教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま梅原議員からそのような質問がございましたけれども、その立場はどうなるのかというご発言ですけれども、常任委員会の席上はそのときの判断をされたというふうに理解しておりますし、この後の採決でどのような判断をされるかというのは全く分かりませんので、それとの比較はちょっとこちらではできないというふうに思います。 12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) そうすると、委員会の話合いとは何なんでしょうか、常任委員会の話合いというのは。 ○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) そうしますと、毎回議会があるたびに常任委員会を開いて2日間、3日間かけて熱心に討論するわけなんですよね。そうしたときの意思表示、反対なり賛成なり、全く今日やめましたからといって一言でそれ済んじゃうんですか、ひっくり返っちゃうんですか。非常に疑問です私は。 ○議長(古屋鋭治君) 梅原議員としては疑問だという見方をされているかもしれませんけれども、それは最終的にはそれぞれの議員の判断ということになりますので、それは必ずしも駄目だということにはならないというふうに理解しております。 しかも、この後ですね、採決がございますので、採決でどうなるかは分かりませんけれども。ですから、私としてはそのように考えておりますという考え方をお伝えしています。 12番、梅原議員。 ◆12番(梅原秀宣君) 議会には議会のルールやマナーがあるわけで、それに従ってやるのが私たちの良識でしょう、常識でしょう。それを簡単に一言でやめましたと済んじゃうとは、それはちょっとおかしいんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) それは、梅原議員の受け止めはそうなるかもしれませんけれども、私の見解としては、そのようだということでお伝えをさせていただきます。 以上です。 それでは、先ほど原案に対する賛成討論の発言と原案及び修正案に対する反対討論の方はございませんでしたので、次に、修正案に対する賛成討論の発言を許可いたします。ございませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、討論なしと認め、討論を終結いたします。 最初に、修正案に対する採決を行います。採決は起立表決により行います。 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算の修正案に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、修正案は可決されましたので、修正部分を除いた原案に対する採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第15号 令和3年度伊豆の国市一般会計予算の各委員長の報告は可決であります。修正部分を除いた本案に各委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、修正部分を除いた本案は各委員長の報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第16号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第6、議案第16号 令和3年度伊豆の国市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。 本案につきましては、福祉文教経済委員会委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑に入ります。 本案に対する質疑の通告はありませんでしたので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 討論の通告がありましたので、これを許可いたします。 まず最初に、本案に対する反対討論の発言を15番、田中正男議員に許可いたします。 15番、田中議員。     〔15番 田中正男君登壇〕 ◆15番(田中正男君) 15番、日本共産党の田中正男です。 議案第16号 令和3年度伊豆の国市国民健康保険特別会計予算について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。 国民健康保険は、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するという憲法25条の理念に基づき、1961年から全ての市町村で義務的に実施しているもので、保険料に事業主負担がない国民健康保険は、国の適切な財政措置があって成り立つ医療保険です。 しかし、医療費に対する国庫負担の引下げ、事務費等の国庫補助削減、廃止と国の責任を次々と後退させてきました。1984年当時は、医療費に対する国の負担が50%だったものを、現在は療養給付費の32%の負担で、医療費に対しては22.4%に減らしています。そして、平成30年度から国保の県広域化により、国と市町が共に国民健康保険の運営を行うこととなり、国保税の賦課徴収は今までどおり市が行い、県より示される納付金を県に納めることになり、新制度の4年目になります。 国民健康保険税は、令和元年度に介護分以外の一部値下げが行われましたが、なおも被保険者に重い国保税となっていて、本予算はそのままの税率となっています。賦課限度額については、ここ数年続けて引き上げられてきました。前年度に医療分を58万円から61万円に引き上げたのに続き、令和3年度は2万円引き上げ63万円になり、介護分も1万円引き上げ17万円になりました。後期高齢者支援分19万円は据置きですが、合計の賦課限度額は3万円引き上げられ99万円になりました。この影響は28世帯に及び180万円増税になると試算されています。 全体的には、国保税は被保険者611人の減により、前年対比7,514万円減の11億3,287万円で、事業基金から前年度より5,000万円多い1億円の繰入れを行います。一般会計からのその他繰入れは、前年度の半分2,500万円となっています。保険事業に充てるもので、被保険者の減少に伴い減額しても足りるとしていますが、減額せずに高い国保税の引下げにも充てて、被保険者の生活を守ることが求められます。 国・県からは一般会計からのその他繰入れをなくしていく方針が示されていますが、国保税率の一本化はせずに市の裁量で賦課徴収し、一般会計からの繰入れを継続して、国保税の引下げもして納付金を納められるように強く求めていくことが必要と考えます。 また、歳出の県へ納める納付金は、前年比5,514万円減額の15億7,859万円になっており、国保税収入11億3,287万円に基盤安定繰入金2億5,804万円などを入れて納付金を賄おうとしています。 また、保健事業の人間ドック、脳ドックの助成金を平成30年度に3万円から2万円に引き下げたことにより、受診者が減りました。行政の被保険者の健康増進への姿勢の後退であります。助成額を元に戻すべきであります。 県広域化になったとはいえ、保険者であり基礎自治体である市が裁量を発揮して市民の健康を守り、市民誰もが安心して医療にかかれ、安心して生活ができるように努力することを求め、本議案に反対するものであります。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を1番、井川弘二郎議員に許可いたします。 1番、井川議員。     〔1番 井川弘二郎君登壇〕 ◆1番(井川弘二郎君) 議席番号1番、新生会、井川弘二郎です。 私は、議案第16号 令和3年度伊豆の国市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 令和3年度の予算総額は55億1,000万円で、前年度から1億4,000万円減額しております。 主な自主財源である国民健康保険税について、令和3年度は新型コロナウイルスの影響による被保険者の経済的負担が増加しないようにする目的で税額改正を行わないとのことでしたが、被保険者数が減少する中で、1人当たりの医療費は増加が見込まれるため、歳出との差が生じる分については事業基金を活用するとの説明がありました。 支出の約68%を占める保険給付費は、過去3年間の医療費の推移から推計しております。被保険者1人当たりの医療費は年々増加しておりますが、保健事業の推進により、医療費の抑制に努めていただきたいと考えます。 次に、大きな支出である国民健康保険事業費納付金は県に納める納付金で、出産費と葬祭費を除く保険給付費全額に対し交付される県支出金、保険給付費等交付金の財源となります。予算は、県の試算を基に計上しており、県が納付金を算定するに当たり、被保険者数の減少や県の国保特別会計の剰余金を活用し、納付金額を引き下げたことが減少の理由とのことでありました。このような県単位で国保制度を支え合う仕組みにより、持続可能な制度となることを期待します。 また、被保険者の健康増進を担う保健事業費については、疾病等の早期発見を目的に、人間ドックの助成金額を維持しており、周知を図り受診率の向上を目指していただきたいと考えます。 したがって、予算編成は適正なものであると判断し、令和3年度伊豆の国市国民健康保険特別会計予算について賛成するものであります。 議員各位のご賛同をお願いして討論を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) ほかに討論の通告はありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第16号 令和3年度伊豆の国市国民健康保険特別会計予算の委員長報告は可決であります。委員長報告に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第17号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第7、議案第17号 令和3年度伊豆の国市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。 本案につきましては、福祉文教経済委員会委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑に入ります。 本案に対する質疑の通告はありませんでしたので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 討論の通告がありましたので、これを許可いたします。 本案に対する反対討論の発言を15番、田中正男議員に許可いたします。 15番、田中議員。     〔15番 田中正男君登壇〕 ◆15番(田中正男君) 15番、日本共産党の田中正男です。 議案第17号 令和3年度伊豆の国市後期高齢者医療特別会計予算について、日本共産党議員団を代表して反対の立場で討論を行います。 本会計は、後期高齢者医療制度発足に伴い、保険料を徴収して、後期高齢者医療広域連合への納付だけを行う事務的な会計であり、会計に問題はありませんが、制度に問題があると考えます。 保険料は、広域連合により2年ごとに見直しがされ、令和2年度、3年度の所得割は7.85%を8.07%に0.22%の増、均等割が4万400円を4万2,100円に1,700円増、賦課限度額も62万円を64万円に引き上げたものになっています。75歳以上の方々は年金受給者が多く、現役世代に比べて所得は低く、2年に一度の保険料引上げは負担が重く、生活を圧迫させることになります。 また、平成29年度から低所得者に対する保険料の軽減措置が縮小されていて、所得に応じて支払う所得割は5割軽減から2割軽減に縮小、被用者保険加入者の扶養家族から後期高齢者医療制度に移られた人の保険料の定額部分も、9割軽減だったものを7割軽減に減らしています。令和元年度からは、さらに年金生活給付の9割軽減が7割に縮小されています。 そして、令和2年度からは、保険料2割軽減、5割軽減の均等割額の軽減判定所得の見直しがあり、2割軽減の所得基準額が5,000円と、5割軽減所得の基準額が1万円それぞれ引き上げられ、軽減対象者が拡充されるものの、低所得者軽減特例の廃止が令和元年度より段階的に行われ、9割軽減と8.5割軽減が、令和3年度から本則の7割軽減に戻されることになります。それまで軽減対策を拡充させてきたにもかかわらず、後退させたままでさらなる縮小は問題です。 また、広域連合による運営では、議会の定数が20人であり、構成する全ての市町から議員が出られません。また、各市議会への高齢者にかかった医療費の状況等の報告義務がありません。これでは財政状況の分析や高齢者の細かな生活実態の把握が困難で、意見を言う場が保障されていないことは問題です。 以上のことから、後期高齢者医療制度の施行に伴う本予算に反対するものであります。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を7番、久保武彦議員に許可いたします。 7番、久保議員。     〔7番 久保武彦君登壇〕 ◆7番(久保武彦君) 議席番号7番、いずの国未来、久保武彦です。 私は、議案第17号 令和3年度伊豆の国市後期高齢者医療特別会計予算について賛成の立場から討論を行います。 令和3年度の予算総額は6億3,500万円で、前年度から700万円増額しております。保険料と保険料軽減のための基盤安定繰入金を主な歳入とし、これらの収入を後期高齢者医療広域連合納付金として全て広域連合へ納付する形を取っています。 医療給付費の財源の一部となる納付金ですが、後期高齢者の増加に伴い、令和2年度に比べ700万円の増額となりました。納付金の財源となる保険料は、収納率99.35%と高い収納率を目標としており、健全な制度運営に努める姿勢が見られました。 したがって、この予算編成は適正なものであると判断し、令和3年度伊豆の国市後期高齢者医療特別会計予算について賛成するものであります。 議員各位におかれましても、賛同をお願いして、討論を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) ほかに討論の通告はありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第17号 令和3年度伊豆の国市後期高齢者医療特別会計予算の委員長報告は可決であります。委員長報告に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第18号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第8、議案第18号 令和3年度伊豆の国市介護保険特別会計予算を議題といたします。 本案につきましては、福祉文教経済委員会委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑に入ります。 本案に対する質疑の通告はありませんでしたので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 討論の通告がありましたので、これを許可します。 本案に対する反対討論の発言を15番、田中正男議員に許可いたします。 15番、田中議員。     〔15番 田中正男君登壇〕 ◆15番(田中正男君) 15番、日本共産党の田中正男です。 議案第18号 令和3年度伊豆の国市介護保険特別会計予算について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。 平成12年4月から施行された介護保険制度は、それまでの措置制度から契約制度に変わり、介護に係る費用負担割合を国が50%負担していたものを25%に減らし、県と市で25%、残りの50%を40歳以上64歳までの第2号被保険者と65歳以上の第1号被保険者が負担する仕組みにしたもので、国の介護に対する責任放棄と言わざるを得ません。65歳以上の方々の負担割合は、平成12年スタート当初は17%でしたが、3年ごとの計画見直しのたびに1%ずつ増える仕組みで、令和3年度からの第8期は24%になります。 本会計年度は介護保険事業計画の第8期の1年目となる予算であり、介護保険料は第6期の平成27年度から基準月額を4,700円から5,100円に引き上げられ、第8期も同率同額ですが、介護保険施行令の改正に併せ、第7段階から第9段階の所得金額の引上げが行われましたが、所得税の改正による影響がないようにしたもので、保険料の引下げにはなっていません。 制度改正により、平成29年4月から要支援1、2の方のデイサービスと訪問ヘルプサービスが保険給付から外され、報酬や人員基準を切り下げた基準緩和サービスやボランティアなどがサービスを行う総合事業を平成28年1月から実施しています。報酬が要介護、要支援より低いため、サービスを取りやめた事業所があるということで、受けたいサービスが受けられなくなることを危惧するものです。 国は、地方自治体に対し、団塊の世代が75歳を迎える2025年までに地域包括ケアシステムの構築をするよう求めていますが、ボランティア等の活用といっても容易なことではありません。今まで受けていたサービスが引き続き受けられるのか、新たなサービスを必要としている方が実情に合ったサービスが受けられるのか、利用料が上がらないのか心配です。 国は、制度をスタートさせるとき、サービスを選べると盛んに言っていましたが、制度改正のたびに負担は増え、受けたいサービスが受けられない仕組みとなっています。 国は、介護に係る費用を削減するために、また、家庭での介護に戻そうとして制度改悪をしています。そのため、施設に入れず困っている人や施設はあっても高額で入れず困っている介護離職者や介護難民が発生する状況となっています。国の責任放棄と言わざるを得ません。 以上のことから、介護に係る国の負担割合を引き上げることを求めるとともに、65歳以上の方の保険料余剰分である介護給付費準備基金を活用して介護保険料の値上げをできるだけ抑制すること、市の裁量を発揮して必要な方に必要なサービスが提供できるよう努力することを求め、反対討論といたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を8番、八木基之議員に許可いたします。 8番、八木議員。     〔8番 八木基之君登壇〕 ◆8番(八木基之君) 8番、新生会、八木基之です。 私は、議案第18号 令和3年度伊豆の国市介護保険特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 介護保険特別会計の構成は、歳出は大まかに総務費、保険給付費、地域支援事業費に区分されており、その費用に対して、負担割合に応じて国・県等から交付金が入る形になっております。 本予算の総額は41億4,700万円で、前年度予算と比較して5億2,500万円の減少となっております。前年度予算は、第7期介護保険計画の計画値を基に予算編成されておりますが、令和3年度予算は実績値を基に予算編成されていることによります。減少は歳出予算の9割を占める保険給付費の減少によるもので、第7期介護保険事業計画で予定していた施設整備が、台風や新型コロナウイルス感染拡大の影響により遅れが生じ、介護サービス給付費が計画値ほど伸びなかったことが要因の一つとなっております。 歳入については、国庫支出金、県支出金のうち保険給付費の減少を受け、給付費を算定の基礎とする負担金が減少しているとの説明がありました。また、介護保険料は、第8期介護保険事業計画における基準月額5,100円を基に、被保険者数1万5,985人、収納率95.5%で見込んでいます。第8期計画においても、保険料の基準月額が変わらないことを確認いたしました。 介護保険制度は、高齢者の介護を社会全体で支えることを目的に、平成12年に創設されました。現役世代が減少し、介護人材の不足が懸念されます。しかし、高齢者人口が増加する中で、元気な高齢者も増えております。高齢者も支える側になることで、意欲的に生活できるようになると考えております。 第8期計画では、超高齢化社会を見据え、介護予防や地域での支え合い体制の充実のほか、認知症高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができる施策を展開するとしています。 歳出予算では、地域支援事業の中で、介護予防、通いの場などに対する支援、成年後見制度利用に係る経費や認知症高齢者の早期支援などの事業費が計上されていることを確認いたしました。 本予算は、健全な介護保険の運営とともに、積極的に地域支援事業に取り組み、住み慣れた地域で生き生きと生活する高齢者の増加を目指す姿勢がうかがえることから、介護保険特別会計予算に賛成するものであります。 令和3年度は第8期介護保険事業計画の1年目となります。事業計画に従い施策を積極的に進めることを期待し、議員各位のご賛同をお願いして、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) ほかに討論の通告はありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第18号 令和3年度伊豆の国市介護保険特別会計予算の委員長報告は可決であります。委員長報告に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 休憩時間は16時20分までといたします。 △休憩 午後4時06分 △再開 午後4時20分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。--------------------------------------- △議案第19号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第9、議案第19号 令和3年度伊豆の国市楠木及び天野揚水場管理特別会計予算を議題といたします。 本案につきましては、福祉文教経済委員会委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑及び討論に入ります。 本案に対する質疑及び討論の通告はありませんでしたので、質疑及び討論なしと認め、質疑及び討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第19号 令和3年度伊豆の国市楠木及び天野揚水場管理特別会計予算の委員長報告は可決であります。委員長報告に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第20号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第10、議案第20号 令和3年度伊豆の国市水道事業会計予算を議題といたします。 本案につきましては、総務観光建設委員会委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑及び討論に入ります。 本案に対する質疑及び討論の通告はありませんでしたので、質疑及び討論なしと認め、質疑及び討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第20号 令和3年度伊豆の国市水道事業会計予算の委員長報告は可決であります。委員長報告に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第21号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第11、議案第21号 令和3年度伊豆の国市下水道事業会計予算を議題といたします。 本案につきましては、総務観光建設委員会委員長より審査の経過と結果について報告が済んでおりますので、これより質疑に入ります。 本案に対する質疑の通告はありませんでしたので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 討論の通告がありましたので、これを許可いたします。 まず最初に、本案に対する反対討論の発言を14番、三好陽子議員に許可いたします。 14番、三好議員。     〔14番 三好陽子君登壇〕 ◆14番(三好陽子君) 議席番号14番、日本共産党の三好陽子でございます。 議案第21号 令和3年度伊豆の国市下水道事業会計予算につきまして、日本共産党議員団を代表して反対の立場で討論を行います。 改めて言うまでもなく、本会計の狩野川流域下水道事業は、家庭排水や事業所排水などが河川にそのまま流され続ける中で、水質の汚濁により環境の悪化が大きな問題になり、環境保全を目的に実施が強く求められたものです。国土保全、環境保全のための事業として社会全体の利益となるものであり、極めて公共性の高い事業です。 ところが、国の補助金は市が行う公共雨水対策と特定環境保全公共下水道事業に対する2分の1の補助だけです。県は狩野川流域下水道東部処理場の運営には出していますが、市の下水道事業への補助はありません。国と県が十分責任を果たさないことから、市や加入者の負担が増えています。 国の指導の下、令和2年度より特別会計方式から公営企業会計方式に移行しました。企業会計は、原則会計内の収入で支出を賄うこととなっています。環境保全の公共性の高い事業ですから、使用料だけで会計を賄おうとする企業会計はなじまないと考えます。 本会計の収入不足を補填するための一般会計からの基準外繰入れは1億4,119万3,000円で、前年対比878万7,000円の減額となりましたが、使用料の変更はありません。 使用料については、平成30年度に料金改定が行われたときに、一般汚水は基本料金が2か月税抜きで1,600円が2,100円に、超過料金が1立方メートルにつき80円が105円に値上げされましたが、営業用温泉汚水は50円のまま据置かれました。宿泊業への影響を考え、衰退を防ぐためということでありますが、それは下水道会計ではなく別の形で行うべきであり、負担の公平性から見ても、一般と温泉水に差をつける理由はないと考えます。 下水道の未普及地域解消のため、国の進める官民連携事業を活用して、設計施工一括発注方式(DB一括方式)で令和8年度までに下水道整備を行う計画を立て、令和2年度から1期分の工事が進められています。総事業費は約35億円で、2分の1は国庫補助、2分の1は企業債を借入れするものです。 整備に多額の費用がかかる下水道事業に、一般会計の基準外の繰入れは必要不可欠です。ところが、市は下水道使用料金を5年ごとに見直しする方針であり、下水道会計の独立採算に向けて一般会計からの基準外繰入れを解消することを目指して、令和3年度から10年間の経営戦略計画を策定するとのことで、当然使用料は値上げが予想されます。 加入者に一定の負担をしてもらう必要はありますが、使用料だけで賄うのは無理があります。下水道事業は水質保全、環境保全のための事業であり、接続している家庭のみが受益するだけではなく全市民のための事業です。国と県に応分の負担を求めることと、一般会計から必要な基準外繰入れをして、使用料に対する市民の負担軽減を求め、反対の討論といたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を2番、青木満議員に許可いたします。 2番、青木議員。     〔2番 青木 満君登壇〕 ◆2番(青木満君) 議席番号2番、いずの国未来、青木満です。 私は、議案第21号 令和3年度伊豆の国市下水道事業会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 下水道は市民が清潔で快適な生活を送るために欠かすことのできない重要な公共施設であり、生活環境の改善と公共用水域の水質保全という環境面での重要な役割を担っておりますことは、私から述べるまでもなく、皆様もよくご存じのことと存じます。 本市の下水道事業は、隣接する伊豆市と函南町との2市1町により狩野川流域下水道関連の公共下水道事業として昭和60年10月に供用開始以来、約35年が経過し、令和2年度末で下水道普及率は約69%となっております。しかしながら、下水道の未普及地域が多く残っていることや下水道施設の老朽化に伴う施設の更新、大規模地震対策、汚水排出量の減少による使用料収入の減など下水道事業を取り巻く環境には多くの課題があります。 来年度の予算案には、これらの課題に対応するため、下水道未普及地域の解消としましては、令和元年度から令和5年度までの継続費を設定し、国の進める官民連携事業を活用した方式である設計施工一括発注方式を採用した官民連携公共下水道整備事業の実施など戦略的な取組も見て取れます。 また、施設・設備の老朽化対策に関しましては、下水道ストックマネジメント計画に基づき、大仁2号マンホールポンプ改築更新工事、古奈汚水幹線改築更新工事、管渠カメラ調査業務が計画されており、大規模地震対策に関しては、下水道総合地震対策計画に基づき下水道耐震対策工事を計画されていることなどから、通常の維持管理事業に加え、老朽化しつつある施設に対し計画的に長寿命化や耐震化を進めていくことがうかがえます。 さらに、経営改善に関しては、令和2年度より公営企業会計への移行や下水道事業の健全で安定した継続的な事業経営を図っていくため、下水道事業経営戦略も策定されております。 以上、下水道事業が今後抱える課題に適切に対応しているものと考えられることから、下水道が果たすべき様々な役割を十分に見据え、効率的・効果的な事業を展開していくと同時に水洗化率及び使用料等の収納率の向上、維持管理費の縮減に、より一層努めていただくことをお願いしまして、本案に賛成するものであります。 議員各位におかれましても、議案第21号 令和3年度伊豆の国市下水道事業会計予算についての予算内容などを十分にご理解いただき、ご賛同賜りますようお願い申し上げ、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) ほかに討論の通告はありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第21号 令和3年度伊豆の国市下水道事業会計予算の委員長報告は可決であります。委員長報告に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △委提第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第12、委提第1号 トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出についてを議題といたします。 なお、説明終了後に質疑応答に入りますので、柴田福祉文教経済委員会委員長におかれましては、登壇したままお待ちください。 それでは、本案につきまして、福祉文教経済委員会委員長から提案理由の説明を求めます。 13番、柴田三敏福祉文教経済委員会委員長。     〔13番 柴田三敏君登壇〕 ◆福祉文教経済委員会委員長(柴田三敏君) 議席番号13番、福祉文教経済委員会委員長の柴田三敏でございます。 福祉文教経済委員会は、去る2月12日の議会運営委員会において、取扱いに関して依頼を受け、トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出について、3月1日委員全員の出席を得て、慎重に協議した結果、委員会提出議案として提出することに決まりました。 それでは、本件提案説明を案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。 トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書(案) 国民が豊かで健全な社会生活を営む上で、安定した就業の場と安全で健康的な職場環境が求められており、極めて重要です。じん肺は最古にして現在もなお最大の被災者を出し続けている不治の職業病と言われ、炭鉱や金属鉱山、造船等の職場にて多発し、特にトンネル建設工事業においては、いまだに社会問題になっている状況にあります。トンネルじん肺は、そのほとんどが公共工事によって発生した職業病であることなどから、早急に解決を図るべき重要な問題です。 よって、政府においては、2007年6月18日に、トンネルじん肺被害者と締結した「トンネルじん肺防止対策に関する合意書」に基づき、速やかに実効ある法整備をおこなうなど、完全履行に向けて進め、また、発注者および施行者に対する適切な指導をおこなうとともに、次の事項を含めたトンネルじん肺の抜本的な対策を早急に講じられるよう強く要求します。                       記 1、国は、2007年6月に調印した「トンネルじん肺防止対策に関する合意書」に基づき、トンネルじん肺根絶のための対策を速やかに実行すること。 2、じん肺に罹患したトンネル労働者に対する補償基金制度を創設すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 同意いただいた場合、伊豆の国市議会より、宛先は衆議院議長からずっと下がりまして内閣官房長官まででございます。 委員会においては、全員が賛同の下に提出させていただきました。 以上となります。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 柴田委員長、席へお戻りください。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 委提第1号 トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出については原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 表題の(案)を消して、日にちの欄に12と記入してください。--------------------------------------- △閉会中の継続調査について ○議長(古屋鋭治君) 日程第13、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 議会運営委員会委員長より、お手元に配付いたしました閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査に付したいと思いますが、ご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。本定例会で議決された事件の字句及び数字、その他の整理を要するものにつきましては、伊豆の国市議会会議規則第43条の規定に基づき、その整理を議長に委任させていただきたいと考えますが、ご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、整理を議長に委任させていただきます。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(古屋鋭治君) ここで、令和3年第1回3月伊豆の国市議会定例会の閉会に当たり、市長より挨拶を求められておりますので、これを許可いたします。 市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 大変お疲れさまでございました。 議長からお許しをいただきましたので、閉会のご挨拶を申し上げます。 令和3年第1回伊豆の国市議会定例会は、先月18日から本日までの23日間にわたって開催され、議員の皆様には長時間にわたる慎重、審議を賜り、誠にありがとうございました。 この間、専決処分の報告をはじめ、令和3年度当初予算、令和2年度補正予算など23件の議案の一部修正を除いた部分の可決でございましたが、ありがとうございます。 また、審議の過程で議員の皆様から賜りましたご意見やご提言、3日間にわたり延べ11人の議員の皆様からの一般質問につきましても、厳正に受け止め、現状及び課題の所在を十分に認識して、市政発展のため生かしてまいる所存でございます。 東日本大震災から10年となる昨日11日の夕方、狩野川記念公園で伊豆の真ん中から東北に送ろう!追悼・エール・絆の灯が開催され、私はもう終わりになる頃でしたが行ってまいりました。会場に入りますと、驚いたことに、多賀城市の議員さんが駆け寄ってくださいまして、有志の方々がお見えになっており、本当にたくさんのお礼の言葉をいただきましたのでご報告いたします。共に涙、涙、涙でした。お互いにあの日をしのび、それからの努力の日々を労い合いましたが、ずっとずっと伊豆の国市民との友好を続けたいとの言葉でございました。 昨年3月定例会の議事録に目を通したとき、内容はコロナ、コロナ、コロナの文字で終始しておりました。定例会最終日、昨年のです、最終日の前日、新型インフルエンザ等対策特別措置法対象の新型コロナウイルスを加える同法改正案が衆議院本会議で可決しました。そして1年、いまだにその新型コロナウイルスが猛威を奮っており、しつこさに驚くばかりですが、本日は条例も一部改正となりました。 この先どうなるかは、やはり人々の意識に係っているものと思われます。まず、確かな情報を受け止め、免疫力をつけるために食事はしっかり取り、基本的な感染予防を正しく行い、市民みんなで励まし合っていくことしかないと思います。 コロナ禍の中で非常に苦しい思いをされている観光関連事業者の皆様方の下へ、2回ずつほどお伺いいたしました。もう少しです。この苦しさももう少しです、共に頑張りましょうとお互いに励まし合いましたけれども、逆に私を励ましてくださった方も多くいらっしゃいました。 今朝も狩野川河畔を通って役所に参りました。古奈の堤にはアーモンドの花、淡いピンクの花が満開で、とても優しい色でした。ここを通るたびに、このアーモンドの木を植樹してくださった方々はどういう方だったのかと思いをはせます。 異国から来た美しいアーモンドの花、花の並木道を多くの人々に、わけても観光客の皆様にお見せしたい、歩いていただきたい、そして、めでていただきたいとの強い思いがあったことと思います。次の世代のためにもこの気持、思いを大切にしたいですね。歴史遺産も大切に次世代につなげていかなければと思っております。 令和2年度も残すところ僅かとなりました。私の任期におきましても、あと1月ほどで満了を迎えようとしております。平成29年4月に、多くの市民からの負託をいただき、再度伊豆の国市政を牽引するものとして今日まで幾多の困難を乗り越え、誠心誠意職務に邁進してまいりました。 今もってコロナ禍という困難な状況が続いておりますが、我が市にとってはオリンピック、大河ドラマとほかに比べようもない魅力あふれる明るい兆しも訪れております。また、次世代、次代を見据え、取り組み、育て上げなければならない事業もたくさんございます。みんなで一丸となり、力を合わせ、伊豆の国市の未来に向けて取組を進めてまいりたいと存じます。 今後も、本市の市政運営に際して、議員の皆様の変わらぬご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げますとともに、任期中のご協力につきまして重ねて御礼を申し上げます。 季節が移り、これより日増しに暖かくなってまいります。体調の変化も見られる時期となりますので、皆様方におかれましては、どうかご自愛いただきますようお願いし、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。ご清聴誠にありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) これをもちまして、令和3年第1回3月伊豆の国市議会定例会を閉会いたします。 皆様方には会期中、慎重なるご審議を賜り、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。 なお、今年度末をもって市役所を退職される職員の皆様におかれましては、長い間、市の発展のためにご尽力いただきましたことを心から感謝を申し上げます。これからもますますのご活躍とご健勝を願っております。 それでは、皆様、大変お疲れさまでした。 △閉会 午後4時47分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。        議長      古屋鋭治        署名議員    小澤五月江        署名議員    梅原秀宣...