伊豆の国市議会 2021-03-05
03月05日-05号
◎
市民福祉部長(山口和久君) 来ている、来ていないということが、こちらでは、申し訳ないんですけれども、承知はしていないということでございます。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 分かりました。 次ですが、
医療従事者に対しての優先接種というのが優先されるんですが、消防署員の救急隊というのは優先接種の対象になるんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 消防関係の方、救急隊員の方はなっております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) それを聞いて安心をいたしました。救急隊の方は、やはり患者を搬送する大事な役目を持っておりますので、優先接種ができてよかったと思います。 次に、基礎疾患を有する方以降の
スケジュールというのはまだ決まっていないということで、国からのワクチンの納品が示されてからということでお聞きをいたしました。 予診票や
接種券到着からの流れを、市民に分かりやすく説明をしていただければと思います。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 接種券が届きましたら、接種券に、封筒の中に
コールセンターの電話番号が記載されております。そちらへ、
コールセンターへ電話をかけて予約をしていただくことになりますが、まず、その際に、メモを取っていただくということが重要になりますので、メモの用意をしていただきたいと思います。まず、電話をいただきまして
オペレーターにつながりましたら、接種の予約ということで伝えていただきたいと思います。
接種券番号と生年月日、氏名、電話番号をまずお伝えいただきます。その後に、希望の会場、希望日を伝えていただきます。そこで空いていれば予約としては完了いたします。また、
オペレーターが接種場所とか予約の日、また当日、
身分証明書とかお薬手帳などを持ってきてくださいというようなお話をさせていただきますので、それをメモをしていただきたいと思います。電話予約については以上でございます。 それと、もう一つ、
QRコードの関係でございますが、昨日の田中議員の再度になりますが、
QRコードを
スマートフォンで読み込んで、ブラウザにて
予約システムを立ち上げていただきます。それのトップページが表示されます。画面に沿って
接種券番号、
メールアドレスを入力していただいて、ご自身のマイページを作成していただきます。 また、予約としまして、作成していただいたマイページから予約を行っていただきますが、希望する会場を選択していただきますと、マル、三角、バツの空き情報を示したカレンダーが表示されます。マルまたは三角の場合に予約が可能になりますので、希望に日時や時間を選択していただきまして、確認画面を確認していただきまして、予約の登録というボタンを押していただきます。それで予約が完了いたします。その後、登録した
メールアドレスに予約確認のメールが届きます。以上が
QRコードを使用した予約手順となります。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 丁寧にご説明をいただき、ありがとうございました。
QRコードでの予約というのは、私が今聞いていてもなかなか難しい部分があるなと、やはりご高齢の方には限らないと思いますが、私なんかは恐らく電話予約になるのかななんて考えます。 次です。
ワクチン接種の手順と副反応対策についてご答弁をいただきました。接種会場に入り口にサーモグラフィーの設置というものは考えておられますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 現時点では考えておりませんが、体温を測るようなものは行いたいとは思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君)
社会福祉協議会には、入り口に確か1台あると思うんですが、あれはあれで使われるということですね。例えば2会場になった場合には、もう一台購入して、それを設置するということはないですか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) すみません、今のところは想定はしておりません。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) そして、会場の
新型コロナ感染対策のほうは、万全にされておりますでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 手指消毒とか、見えた方への感染防止、また従事者の感染防止については努めてまいりたいと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 副反応が出た場合の処置に関してもご答弁をいただきましたが、
アナフィラキシーショックで重症になった場合、救急車で救急搬送ということですが、ここまで心配する必要はないのかもしれませんが、救急車が出払っていてなかなか来ない、そういう場合も想定しての何か配車というのは考えておられますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) まず、
救急セットの中に、そういう
アナフィラキシーショックが出たときに対応する薬剤を用意してあるということでございます。また、そのときにつきましては、病院及び消防署等とはまた事前に打合せをさせていただきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 考え過ぎかもしれませんが、この辺のことも想定をして考えておいたほうが私はいいのかなと思います。 次です。受付からその
経過観察終了までにかかる時間は、現体制ではどのぐらいかかりますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 30分、40分ぐらいかと思っております。それは、すみません、混み具合等にもよると思いますので、その辺は何ともあれなんですが。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 今日の新聞ですが、三島で4日に
新型コロナウイルスワクチン接種の
シミュレーションをされたということで、小学校の体育館で実施をされて、被接種者は移動しないで
医療スタッフが巡回をして接種するという三島モデルというのが、今日、新聞に出ておりました。これは、受付から退席までにかかる時間が、1つの新聞では二十四、五分から30分と、そのかかる時間も非常に短く済む。受付後に個別のパーテーションで区切られた席に座って、医師、看護師1人ずつの3組が各席を回って体調や発熱などを確認する。接種を終えた市民は、副反応を見る経過観察のため、その場に15分待機してから退出ということで、市の計画では、会場の
小学校体育館に設ける2か所の
設置スペースを
医療スタッフが行き来をして、経過観察まで終えた市民を次々に入れ替えて接種を進めるという、このような新聞報道がありまして、非常にこれは有効なことだとは思いますが、その各市町の事情というのがあると思いますので、一つの参考にしていただければと思います。 当市で
シミュレーションなり、こういうことは考えておられますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君)
シミュレーションということはまだ考えておりませんが、実は、昨日、ある医療機関、病院で接種のこと、実際は
伊豆保健医療センターのほうで接種に関しての
シミュレーションをやっておりました。それで、うちの職員が見学をさせてもいただいておりますので、またそういうことを参考に、また、ほかの市町でやったものの
シミュレーションの情報等も得て、接種については考えていきたいとは思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) ありがとうございます。スムーズに接種が受けられる体制というものをつくっていただければと思います。 次です。
集団接種施設と個別接種、集団接種に関しては、韮山福祉・
保健センターと
アクシスかつらぎの2か所ということですが、この2か所は決定でよろしいですか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 集団接種としては、その2か所を考えております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) この2か所、集団接種の場合ですけれども、2か所同時にやられるということでよろしいですか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君)
医療従事者と先生とのことがございますので、基本的には別々の日に行いたいと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) ありがとうございます。
医療従事者、また事務手続の方が必要になってくるので、2か所同時というのはなかなか難しいのかなと思います。
個別接種施設についてですけれども、
伊豆保健医療センターを予定ということで、その他の病院での予定というのは考えておられませんか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 個別接種につきましては、今後のワクチンの配分や医師の確保等、集団接種の進捗状況を踏まえて、また検討してまいりたいと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 個別接種の数は、なぜ多いといいかというと、
重症化リスクが非常に高い人には、かかりつけの病院で接種することが必要なんじゃないかということで、1か所でも多く接種施設があれば、市民にとっては利便性がありますので、その辺のご検討のほうもよろしくお願いをいたします。 続いて、訪問接種、巡回接種のことですけれども、
高齢者施設の数が20か所ということです。各施設への巡回接種は非常に難しい状況とのことですけれども、施設側にその協力を依頼して、接種希望の高齢者を会場へ送り迎えをお願いするという、そういうようなことはどうでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) そちらについても、また施設とお願いなりをさせていただければと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君)
高齢者施設とのお話合いがついて、これができれば接種率も結構上がっていくのじゃないかと思います。 次、やむを得ない事情で所在地以外に長期滞在している方への対応ということでご答弁をいただきました。例えば海外の場合は、海外に赴任されている場合は、どういう形で接種の手続をしたらよろしいんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) そこに関しては、
新聞報道等でしか分かりませんけれども、今までの報道等でですと、海外に行っている方は、もう接種をしたという方がいらっしゃいますので、基本的にはそちらの市役所というレベルのものがあるかどうかあれなんですが、そういうところへご相談をされているかと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) その辺は、はっきりはしないでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) すみません。そういう形しかないということですか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) すみません、そういう形といいますと、海外に行っている方、何ですか、日本に戻ってくる、何ですか、ちょっとすみません、そういう形という。 すみません、行っている方にお願いというか、行っている方に、その国で確認していただくことしかないかと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 分かりました。 接種状況を把握するため、また
引っ越し等によって2回目の接種を異なる自治体で受ける必要がある場合や、接種券を紛失した場合などの、その
利便性向上に役立つ
ワクチン接種記録システムについてお伺いをいたします。 当市において、この
システム導入はされるんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) そちらに関しましては、今、内閣府が進めている
ワクチン管理システムというようなものがありまして、そちらのことだと思われます。まだ不透明な部分があるんですが、国から説明を受けている範囲でご説明をさせていただきます。 通信契約をした
タブレット端末を市町村に配付し、接種時に接種券のバーコードを
タブレット端末のカメラで読み込み、システムに登録しているということでございます。原則的に、接種会場で随時処理を行うというようなことになっておるようでございます。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) この
ワクチン接種記録システムというものが導入されれば、
事務処理等も非常に楽になるということはお聞きしていますので、これも国のほうが主導なので、
タブレットの端末云々というものも来なければできることではないと思いますが、積極的にこういうものを取り入れていただければと思います。 次です。
ファイザー社、
モデルナ社両社のワクチンの違いについてですが、日本においては、現在、
ファイザー社ワクチンが主流となるかと思いますが、各施設への輸送に関してお伺いをいたします。 保冷バッグとドライアイスの確保と、その輸送の手段というのは、もうできておりますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 輸送の手段でございますが、ディープフリーザーを配備した場所に、国から直接配送をされております。また、ドライアイス等につきましては、またそのときに国のほうから配付をされるということでございます。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 輸送手段というのは、各市町に配られたワクチンを次の場所へ運ぶ場合のことです。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 配られたものに関しましては、各接種会場等へ市になりますか、市の職員になりますか、ちょっと業者さんをお願いしますか、またはその接種をするところから来ていただくかは、またそのときのケース・バイ・ケースになるかと思いますが、そういう形で運ばせていただきたいと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) 分かりました。 あと、ドライアイスなんかも国が用意をするというふうにはなっておりますけれども、恐らく取り合いでなかなか各市町には行き渡らないのではないかと思いますので、できれば手を打っておいたほうがよろしいのかな。そうすれば、ドライアイスがないので運べませんということがないようにしていただければと思います。 次です。ワクチン1本で5回分となりますけれども、予定者がキャンセルをされた場合、予約申請をキャンサルされた場合、そのワクチンが無駄になるようなことはないんですか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) まだちょっとそこまでの考えは持っておりませんが、どうするかは、また国とか県と相談をして検討はさせていただきたいと思います。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) ぜひ無駄にならない仕組みをしっかりとつくっていただければと思います。 次です。妊娠中、授乳中の人に関してです。これ、受ける受けないは努力義務ですというご答弁をいただきました。
ファイザー社の臨床試験においては、妊婦さんは、現在、
問題なく経過をしているという報道もありまして、いずれにしても納得されての接種ということになるかと思います。これで結構です。 次に、
コールセンターの設置について、2市1町のどちらかに設置をされることになると思いますけれども、当市独自のその
コールセンターというものを設置するお考えはありませんか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君)
コールセンターにつきましては、伊豆市と函南町で共同と言うことで考えております。これにつきましては、1つのまちで
オペレーターの方を何人確保というよりも、3つのまちで
オペレーターを1つのまちが持てる3倍の数の
オペレーターをお願いしまして、そして電話番号等でどこからかかってきたか、とこのまちの方かということで、
オペレーターが分かるようになっておりますので、まちごとに、例えば今ですと、今10人を考えております。ざっくり、単独で行いますと3人になってしまいますので、3人で受けるよりも、10人で3市町で受けたほうが効率かと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
◆4番(森下茂君) よく分かりました。それにしても、健康づくり課だけではないと思いますけれども、市役所にお電話をされる方というのは必ず出てくると思うんです。そういう方に対して、ある程度の受け答えができるような、そういう教育はきちっとされておかないと、こちらではなくて
コールセンターに電話してくださいではなくして、ある程度のことは対応できるような形にしていただければと思います。 次です。ワクチンの有効性、安全性に関する周知方法です。副反応による健康被害には、医療費や障害年金などの給付を実施されるということですが、国はこのように言っております。100%安全ということは、このワクチンに関してはありませんが、1人でも多く納得して
ワクチン接種ができるように、最善の努力を市のほうもしていただければと思います。 最後に、市独自のきめ細かい支援についてということで、
ワクチン接種について様々な
問題というものが浮き上がってくると思いますが、市民が1人でも多く安心して安全に
ワクチン接種ができるように支援をぜひしていただきたいと思いますが、そちらの支援をお願いして一般質問を終わらせていただきます。
○議長(古屋鋭治君) これにて4番、
森下茂議員の質問を終了いたします。
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△笹原惠子君
○議長(古屋鋭治君) 次に、5番、
笹原惠子議員の発言を許可いたします。 5番、笹原議員。 〔5番 笹原惠子君登壇〕
◆5番(笹原惠子君) 議席番号5番、笹原惠子です。 それでは、発言通告書に沿って3つ質問いたします。 1つ目、南條駐在所の閉所に伴う地域住民の安全確保について。 令和2年12月に大仁警察署から、南條駐在所が令和3年9月より韮山交番に統合されるとの広報が地元地区住民に配布されました。この南條駐在所は、伊豆長岡駅前に所在し、長年地域の防犯や子供たちの見回りなどに貢献しており、すっかり地元に根差した駐在所として存在しています。これがなくなるということで、住民の安全に対する不安の声を多く聞くようになりました。身近にあった警察機能がなくなるのですから、無理もないことです。 そこで質問します。 (1)南條駐在所が閉所される理由は何か。 (2)閉所されることについて、事前に市に説明があったか。あったならば、それはいつで、どのような対応をしたか。 (3)そこに駐在所があるということは、市民の安心感につながる。市として、安全な
まちづくりの観点から、交番、駐在所をどう位置づけているか。 2つ目、高齢者の活動推進のためのタクシー券であるべき。 伊豆の国市では、75歳以上の市民にタクシー券、これは初乗り610円券を9枚と、バス・鉄道券、これは100円券を30枚を配布しています。高齢者の皆さんに好評で、今年からもらえるんだよとうれしそうに話す方もいて、すっかり浸透している施策です。しかし、このタクシー・バス・鉄道利用券が令和2年度からタクシー券初乗り券になってからは、使いにくい、元の全部100円券の状態に戻してほしいとの声を多く聞きます。こんなに多くの方が要望しているのであれば、それに応え、より喜んでもらえるようにするべきと考えます。 また、新型コロナ感染予防のため、外出がままならない中で、最低限の外出を支援する取組として欠かせない施策であり、市の医療費軽減のためにも充実かつ継続していく必要があると考えます。 そこで質問します。 (1)12月議会で、3年間はこのまま続けると市の見解を示しましたが、その明確な理由は何か。タクシーとバス・鉄道の共通券にすることが市民の要望に合っているのではないか。 (2)タクシー・バス・鉄道利用券のそれぞれの交付率、使用率はどのようになっているのか。 (3)対応している民間会社との連携はどのようになっているのか。 (4)コロナ感染予防
ワクチン接種が始まり、
医療従事者の次に高齢者が対象となっている。75歳以上の対象者には、接種券と共にタクシー券(初乗り券)を1枚同封したらどうか。 3つ目、コロナ禍における選挙対策について。 世界を見回すと、米国をはじめ香港、ロシア、ミャンマーなど、世界中で不穏な動きがやみません。自分の国だけがよければいいのではなく、ほかの国で何が起こっているのかを知り、想像力を働かせることの大切さを子供たちにも教えていくことが必要であり、主権者教育はその基本だと思います。 一昨年3月議会で私は、「子どもたちへの主権者教育の取組について」一般質問しました。今回、4月にはコロナ禍という大変な状況下で選挙が行われます。感染予防という制限の中ではありますが、少しでも投票率がアップし、それが主権者教育につながるように願って質問いたします。 (1)本年4月の市長選挙・市議会議員選挙は、コロナ禍にあっての選挙となるが、投票所を含む選挙体制全般について感染対策はどのように行う予定か。 (2)コロナ禍にあっても投票率が低迷しないことが望ましい。平成29年、本市の市長選挙・市議会議員選挙の投票率は61%、また平成31年の県議会議員選挙では40.31%であった。これを上回るために、今回はどのような工夫がなされるのか。 (3)コロナ対策として期日前投票が増えることが予想される。前回と同じ場所、かつ1か所では不十分ではないか。投票所での曜日別、時間別来場者による空き状況を広報したらどうか。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。 〔市長
小野登志子君登壇〕
◎市長(
小野登志子君) 早速笹原議員のご質問にお答えします。 初めに、1、南條駐在所の閉所に伴う地域住民の安全確保についてのうち、(1)です。南條駐在所が閉所される理由についてであります。 南條駐在所閉所の理由でありますが、南條駐在所の老朽化及び駐在所前の道路拡幅工事の着工時期が決定したことに伴い、静岡県警察が大仁警察署管内の警察力について、組織の状況、迅速な初動対応等を勘案して、総合的な見直しを行った結果であると伺っております。 具体的には、昨年12月に大仁警察署の地域課から南條地区の皆様の下へ配布されたお知らせにありますとおり、南條駐在所を韮山交番へ統合することによる夜間の警戒力の強化、街頭活動の強化、相談窓口の充実などを目的としたものであると伺っております。 次に、(2)です。閉所についての市に対する事前の説明とその対応についてであります。 南條駐在所の閉所につきましては、大仁警察署と何回か話合いの機会を持ってまいりました。基本的には、静岡県警察の仕事でありますので、静岡県警察の計画に基づいて行われるのですが、市といたしましても、ただ手をこまねいていたわけではありません。 まず平成30年12月21日付で「地域の治安維持及び安全・安心のための機能向上に関する要望について」と題する文書で、南條駐在所を交番へ機能強化していただきたい旨を大仁警察署長にお伝えいたしました。 その後、平成31年2月4日に大仁警察署を通じて、静岡県警察本部から回答がありました。その内容ですが、夜間の警戒力を強化するため、交番、駐在所の適正配置が進められていること、県警は交番整備に対して仮に市が交番用地を確保できたとしても、設置を確約できるものではないという内容でありました。市としては、伊豆長岡駅周辺における用地確保についても検討してはみましたが、適地がないということや市が用地を確保できても南條駐在所の存続を確約してもらえるものではないという回答であったため、用地の確保自体が暗礁に乗り上げてしまいました。 そして、令和2年8月18日に南條地区における夜間の警戒力の強化を図る必要性などから、令和3年8月をもって南條駐在所を廃止し、韮山交番の管轄区域を韮山地区全域とするという話がありました。その際、地域住民への説明は、大仁警察署地域課が行うということも伺いました。大仁警察署からは、令和2年9月18日に区長以下4名の南條区役員に集まってもらい、南條区民ホールにおいて詳細を説明したと伺っております。 次に、(3)交番・駐在所の位置づけについてであります。 伊豆の国市安全で安心な
まちづくり条例では、警察などの関係行政機関と緊密な連携を図って、諸施策を推進すると規定されております。この点を考えますと、警察署のサテライト機能を有する交番、駐在所とは緊密に連携を図り、ともに安全で安心な
まちづくりを行っていくべきパートナーであると考えております。 次に、2、高齢者の活動推進のためのタクシー券であるべきの(1)です。(1)市がこの事業を3年間続ける理由とタクシーとバス・鉄道券の共通券についてであります。 まず、タクシー券は、外出支援を目的とした事業であることから、外出の回数を増やすために初乗り券として今年度変更したばかりの制度であります。これはいい制度として全国的にも紹介されました。使い方が変わったことから分かりにくいとのご意見をいただいておりますが、一方で何度も乗れてありがたいとのご意見もあるのです。令和3年度の交付時に利用方法を丁寧に説明し、周知した上で事業について検証してまいりたいと考えております。 次に、(2)です。タクシー、バス・鉄道利用券の交付率、使用率についてですが、これは先日も
小澤五月江議員にもお答えいたしましたように、まだ2月、3月の結果が出ていない以上ということを申し上げてのことです。1月末現在の交付率は67.76%で、使用率は初乗り券が34.40%、バス・鉄道券が28.31%です。2か月の結果が出ていない以上、検証としては不確かなものになると思います。 次に、(3)です。対応している民間会社との連携についてですが、この事業の取扱い事業者に毎年意向調査を行い、外出支援事業内容を十分にご理解いただいた上で取扱いをしていただいております。 次に、(4)です。75歳以上を対象者としてタクシー券を同封することについてであります。 高齢者の方々において接種会場への来場が困難な場合があることは承知しておりますので、
ワクチン接種の進捗状況を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。
ワクチン接種において75歳以上の方のみ同封することは、他の年代の方々との公平性に欠けるとの見解でございます。 次に、3です。コロナ禍における選挙対策についてのうち、(1)投票所を含む選挙体制全般の感染対策についてであります。 なお、選挙事務におきましては、選挙管理委員会が執行するものであるため、同委員会より確認が取れた範囲において私から回答させていただきます。 まず、投票所における感染対策につきましては、久保議員の質問への答弁のとおり、マスク、手袋の着用、積極的な換気、消毒に努めるとのことであります。開票所におきましても、換気、消毒に努めるとともに、参観人の人数を制限し、ロビーまたは建物外において速報をお待ちいただくよう各陣営にはお願いする予定とのことであります。また、開票作業の従事者につきましては、読取分類機等の機材を最大限活用し、密にならないよう努めてまいりますが、人数を抑えての作業となりますので、開票に時間を要することとなると伺っております。 次に、(2)です。投票率を低下させないようどのような工夫をするかについてであります。 コロナ禍におきましても、各種選挙は確実に執行されるべき事業であります。久保議員の質問及び(1)に対する答弁のとおり、投票所の感染症対策の徹底について、
市ホームページをはじめ広報「いずのくに」や後日郵送する投票所入場券等により積極的にお知らせし、市民の皆様に安心して投票に来ていただけるよう努めていくと伺っております。 次に、(3)です。期日前投票所は前回と同じでは不十分ではないか、投票所の空き状況を広報したらどうかについてであります。 総務省において投票所内の混雑を緩和するために期日前投票の積極的利用を推奨しております。これにより期日前投票の利用者が増加することが予想されます。しかしながら、新たに期日前投票所を開設するとなりますと、人員の確保、機材の拡充等が必要となり、現状は困難であるとのことであります。 今回の選挙に関しましては、従来どおり市役所1階の災害対策室においてのみといたしますが、入り口と出口を別にし、完全な一方通行とする予定であるとのことであります。これにより混雑を避け、投票する方同士の距離を取ることができると伺っております。 投票所の空き具合の広報に関しましては、投票状況によるため、タイムリーな発信は難しいとのことです。しかしながら、密を避け、安心して投票していただくためにこれまでの投票状況等の発信ができるか等検討してまいりたいと考えているとのことであります。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終わりました。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 休憩時間につきましては、10時15分までといたします。
△休憩 午前10時02分
△再開 午前10時15分
○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 これより笹原議員の再質問を許可いたしますけれども、笹原議員より資料配付の申出がありましたので、これを許可しておりますので、ご承知おきをください。 それでは、5番、笹原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 それでは、再質問をさせていただきます。 まず1つ目の南條駐在所の閉所に伴う地域住民の安全確保についてです。 交番・派出所・駐在所という言葉がありますけれども、なかなかこれが理解がちょっと混在していて、勘違いしているというふうな部分も私自身ありましたので、その辺について言葉の説明をまずお願いいたしたいと思います。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) まず駐在所でございますが、駐在所につきましては、1人または2人の警察官が駐在所に居住しながら地域の安全を守る活動を行います。そこで家族も連れておられますので、一緒に生活することもできます。それが駐在所でございます。 次に、交番と普通、派出所は同じになりますけれども、交番・派出所につきましては、主に都市部におかれまして複数の警官が交代で番をするということでございます。交代勤務による24時間体制で警戒活動を行うことをしていると、それか交番・派出所になります。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 交番・派出所ということは同じであると、ただ交番については、今現在世界的にも交番というものが流通しておりますので、正式名称というふうな形になっているかと思います。 市内にある交番・駐在所の名称、数をお願いします。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) まず交番ですけれども、2か所ございます。伊豆長岡交番と田京交番になります。それと駐在所につきましても、現在2か所ございます。田原野駐在所、南條駐在所の2か所でございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 韮山交番があるかと思いますけれども、これはいかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 申し訳ございません。交番につきましては、韮山交番、伊豆長岡交番、田京交番の3か所でございます。すみませんでした。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 交番が3か所、駐在所が2か所ということでよろしいかと思います。 お手元に皆さんのところにいっていますのがこれが大仁警察署からの連絡ということで、南條地区住民に警察から昨年12月に広報されたものです。地区住民に回覧されています。この中には大仁警察署からの連絡ということで、「南條駐在所が韮山交番に統合されるどうなるの?安心してください。南條地区の警戒力が強化されます」というふうに書いてあって、カラー刷りで大変かわいらしいイラストつきの分かりやすいものになっているということで、とても力を入れてくださっているなというのがこれ一目見て分かりました。これは南條地区住民に広報されたものですけれども、このことの説明はこの南條区だけだったのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) この連絡につきましては、南條地区の地域の方に配布されたということでございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 なぜ南條地区だけだったのかなということがちょっと疑問でして、たった3か所の交番、たった2か所の駐在所ということですので、もう少し皆さんのほうに広報があればよかったのではないかなというふうに私自身は思いました。 伊豆の国市安全で安心な
まちづくり条例には、市は市民、事業者及び関係行政機関等と連携し、安全で安心な
まちづくりを推進するための体制を整備するものとあります。県の決め事ではありますが、市のスタンスとして地元と同様に市内、あるいは議会には説明がほしかったと思いました。このことについてはいかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) まず、南條駐在所を閉めることにつきましては、先ほど市長の答弁にもありましたように、令和2年8月18日に南條地区における夜間の警戒力の強化を図る必要性などから、令和3年8月をもって南條駐在所を廃止し、韮山交番の管轄区域を韮山地区全体とする話がありました。その際ですけれども、地域住民等への説明につきましては、大仁警察署の地域課が行うということを伺っておりました。また、静岡県警察の施設でありますため、市議会での報告はいたしませんでした。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 市内2か所の駐在所が1か所になるということは、やはり大きなことだと思われます。年が明けてから南條駐在所がなくなってしまうという話を聞いて不安だという住民の声に動かされて今回この一般質問になったわけです。南條駐在所が閉鎖される理由として、このチラシにもあるように3点ほど夜間の警戒力の強化、街頭活動の強化、相談窓口の充実ということでお答えいただきましたが、これについてもう少し詳しくお願いいたします。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 駐在所が閉所される理由をもっと詳しくというご質問でございます。治安や住民の安全、安心を支える交番・駐在所でありますので、再編整備の考え方につきましては、その機能を十分発揮するための体制強化を図ることにあるとのことであります。 大仁警察署からのお知らせにもありますように、南條駐在所管内では事件、事故の5割、約半分につきましては、駐在所が閉まっている夜間に発生しているとのことでございます。駐在機能であれば夜間は基本的には勤務時間ではございませんので、それを韮山交番と統合することによって事件への対応、またパトロール、相談窓口についても、24時間365日夜間でも対応できるようになると伺っております。 また、警察署が旧大仁市民会館跡地へ移転することによりまして、南條地区であれば緊急時には短時間でパトカーが到着でき、面的にも十分カバーできるということをお伺いしております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 韮山交番との統合ということですけれども、韮山交番、南條駐在所それぞれ造ってから何年たちますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 韮山交番につきましては、ちょっと詳しいデータがありませんので、お答えできませんけれども、南條駐在所につきましては、まず建築が昭和58年建築で、延べ床面積等が74.29平方メートルということでございます。面積につきましては、156.43平米という敷地の面積でございます。それでその土地につきましては、大仁警察署に賃貸をしております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 敷地面積と土地の所有についてもお答えいただきました。建物については、どのようになって誰のものなのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 建物につきましては、静岡県警察のものでございます。土地につきましては、市の土地になりますけれども。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 そうしますと、この返却という形になるかと思いますが、どのように返却をするのでしょうか。更地にしてとかそのままとかその辺はいかがでしょう。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 返却の際は、建物全て壊して更地にされて返却になります。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 土地を市町の自治体側が用意するというふうなことだと思いますけれども、これはほかの自治体においても同じということなのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 交番・駐在所用地につきましては、原則としまして県または市町が所有する公有地として、市町の用地の場合につきましては、警察に貸していると伺っています。また、市内にあるほかの交番、駐在所用地につきましても、全て伊豆の国市の市有地でございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 自治体側が用意するということで受け止めました。 南條の駐在所について、いろいろなことがあったということですけれども、新たな交番用地の確保については、どのような検討がなされていたのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) お答えします。 南條駐在所につきましては、伊豆長岡駅前にございますので、伊豆長岡駅周辺における適地の有無について検討をしました。まず、国道や県道に面している土地について検討をいたしましたが、交番整備に必要な広さで取得可能の土地がございませんでした。また、伊豆長岡駅に隣接する観光案内所を2階建てにして、1階部分を交番にするという意見も出ましたけれども、観光案内所につきましては、平成27年度に補助事業で整備したばかりでありますので、市が用地を確保できても南條駐在所の存続を確約してもらうものではないという警察からの回答を聞くに及んで、検討の余地を失ったわけでございます。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) そうしますと、市としてはあそこの南條の駐在所の移転というか、変えることに伴って、何らかの方策は考えて検討されたということでよろしいでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 検討したけれども、確保できる用地がなかったということでございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 伊豆の国市における最近の犯罪の認知件数ですけれども、平成30年が375件、令和元年262件、令和2年187件とこの3年間は劇的に減少しています。凶悪の犯罪も令和2年度、令和1年度ゼロというふうな形になっています。これも大仁警察署の皆様の大変な御尽力のたまものであると感じております。同時に市民の安全に対する意識も高いと私はこのように思っています。 最近はパトカーかパトロールをするという姿をよく見かけるようになって、いろいろ警備、警らに大変頑張っていらっしゃるなということは感じております。身近なところで起こる犯罪の摘発や抑止の拠点として、また住民と警察をつなぐ大変重要な役割を担っているのが交番であると思っています。また駐在所であると思っています。もう一つ大きなものが制服の威力です。警察官の姿を見れば誰もがやはりぴしっとしますし、まちなかでパトカーを見かければちょっとどきっとするのは誰もがそうだと思います。これが無言の抑止力であることは間違いありません。身近な場所にこの抑止力があればこれは大きな安心だと思います。 最後に、南條駐在所の閉所に対して市は今後どのように対応していかれるのかお聞かせください。
○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 南條駐在所の閉所に対する市の対応ということでございますが、警察業務につきましては、市の事務ではないわけですけれども、県の事務になります。その配置につきましても、静岡県警察が決定するものであり、市にはその権限ございません。 また、当市につきましては、南條地区の治安情勢を踏まえて、警察の警戒力を最大限に発揮するための土地であると承知しておりますが、地域の皆様が安心して南條駐在所を閉所できるように警察にお伝えしてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 分かりました。ここで市長、同じ南條区ですので、その辺のあたりを少しお聞かせください。
○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市長。
◎市長(
小野登志子君) お答えいたします。 私も笹原議員と同じく非常に残念になりません。ここに関しましては、こういうお話が出ましたときに私どもはできるだけ努力はしたわけでございます。まずこういう発端は、南條交差点前の、南條から国道の交差点のところに昔光月さん、キャニオンというお菓子屋さんがありました。そこになぜ市はそこを買っておかなかったのだと、ここを交番にしたらよかったのにという物すごいおしかりを南條の方から受けたわけでありますけれども、それは非常に返す返すも残念無念だと思ってはおります。しかし、それとは別にもう今のこの駐在所の在り方というのが大きな流れで変わっていっておりました。だから部長が言いましたようにいろいろな努力はいたしましたけれども、もう大きな流れは決まっていたわけでございます。南條駐在所は大変皆さんに愛されておりまして、あるだけでうれしい駐在所、あるだけで安心、いるだけで心強いというそういうものであっただけですけれども、警察力、あるいは先ほどのお話にありました警戒力、こういうものがしっかり分析されてきましてのことである以上、これでしっかり警察の警備、そういうものはやっていただきたいと思っております。 本当に駅前駐在所といういい時代は終わったのかなと思うと同時に、市民全てでこの防災に取り組んでいく時代になったのかなと今思っているところです。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 私も子どもの頃のいわゆるおまわりさんと言っていた時代とはかなり流れが変わってきているなということは実感しております。交番の流れ、そして警察の方々の警備の内容もかなり変わってきているということが私も理解できるところです。閉所後は、パトロールの強化などにより市民の安全確保がなされるということ、強化がなされるということを願っております。 また、韮山交番との統合後においては、南條地区の警察力が強化されたということを地域の皆さんが実感できるように努めていただくことをぜひとも警察にお伝えくださいますよう要望しまして、こちらの質問は終わりたいと思います。 次、2番目の高齢者の活動推進のためのタクシー券であるべき、こちらに移ります。 先日もほかの方の質問の中でも近隣市町の施策状況が出ましたけれども、伊豆市と函南町は80歳以上が対象で、補助金額は本市よりも多い、高い。三島市は逆に70歳以上でこの金額は低い。これは考え方の違いであり、どちらがいいとは一概には言えません。本市の75歳以上という現在の対象年齢や金額など市の施策として最初にこれを施策をつくったとき、そして現在適当かどうかについてお考えをお願いします。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) この施策が適当かどうかということですけれども、先に年齢と金額ですか、75歳以上の……。
○議長(古屋鋭治君) それでは、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 年齢と金額が適当であるかということの質問です。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) このタクシー券は、やはり合併のときに高いサービスに合わせてこれは旧の大仁町が始めていたサービスになりますので、そのときから75歳以上というのは変わっておりませんので、そこは高い位置でサービスを続けてきたと思っています。 金額につきましては、やはり当初は1万4,400円でしたでしょうか、それがだんだん下がってきているというのは、やはり財政的なことと高齢者の人口が増えている、75歳以上の人口が増えているということで、同じ金額ではできなかったということで、今の5,000円と初乗り券9枚ですか、610円が9枚と、バス・鉄道券3,000円分ということで、適当であると思っております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 私もこの市町によっての年齢の違いということ、そして金額によって違うということは、やはりその市町の考え方であるので、それがいいとか悪いとかというふうな考えではないんです。例えば80歳になってからこのタクシー券をいただいたとしても、逆に外出がままならなくなる、そして介護施設の世話になったりしているとかいろいろなことがありまして、逆に使用頻度も減るのかなというふうなことも予想されます。75歳と80歳ではやはりこの5歳の違いは大きいかと思いますけれども、75歳以上と80歳以上の人口は今どのぐらいでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 80歳以上の資料がございませんので、75歳以上は8,100人となっております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 昨年国勢調査が行われてそちらのほうの資料では80歳以上というのは5歳刻みで出ているかと思いますけれども、まだということでよろしいでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 国勢調査の資料は手元にございませんので、申し訳ございません。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 今後75歳以上の人口はかなり増えると予想されます。そして、人口の流れを見ても団塊世代の方々がぐっと上がってまたそのあと少し下がるというような人口の流れになるのが予想されますけれども、このあたりについてはどのような見通しがなされているのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 75歳以上の方が毎年約200人ずつ増える予想にはなっておりますけれども、そのピークが2040年ですか、そこからはまた下がって高齢化率がまた下がってくるといいますか、そういうふうになっているのではないかと思っています。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 交付方法についてですけれども、市役所に来て申請、そして受け取るということになっていますけれども、この交付率と使用率を見てみますと、例えば初乗り券に関して交付率が67.76%で、そのうち交付された中からそれを実際に使用した率が34.4%ということは、23.3%が使用しているということだと思います。バス・鉄道券に関しては、67.76%の方に交付し、その中の28.31%が使用している、つまり19.1%の使用となります。この23.3%と19.1%という使用率を現在ですけれども、どのように捉えていますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 初日の小澤議員のところでもちょっと説明をさせていただきました。まず初乗り券ということで100円券から初乗り券にまずは変わったということで、それも一つなんですけれども、やはり国の緊急事態宣言が4月16日から発令されまして、3か所でこの交付場所を設けて、4月1日から交付をしておりました。当初は普通に交付ができていたわけですけれども、4月16日から緊急事態宣言が出まして、やはり密になるということで、委託していますシルバー人材センターさんのほうもやはり高齢者になりますので、なかなかそこが密になってしまうとコロナの感染、高齢者は重症化になるということもありましたので、非常にその4月16日から交付をどうするかというところも一つ考えました。ただ、高齢者の方やはり楽しみにしているということとそれを使って通院をしているということもありましたので、そこは何とか4月末まで交付をするようにいたしました。そういうコロナの状況もありますし、やはり通院であるとか、外出が抑制されているという部分もありましたので、やはり利用率が伸びていないというのは、まだ1年間過ぎてはおりませんけれども、利用率が低いというのは、初乗り券にしただけではなくて、やはり外出が抑制されたという部分で利用率が下がっているのではないかというところは感じております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) せっかくある施策を生かしてもらうということは誰もが思っていることであります。これが外出の機会を増やすためだとしたら、私は利用率がちょっと低いかなと、コロナであったといういろいろな状況も勘案したとしても低いかなとは思っております。 この事業のタクシーとバス・鉄道それぞれの事業者ということで、たしかご質問してありますけれども、取扱いの事業者はそれぞれ何社あるのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 全部で30社の事業所がございます。タクシーの事業所が15社、介護タクシーの事業者が10社、バスの事業者が4社、鉄道は1社ということで、全部で30社になります。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) この中に個人事業者はありますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) この中に個人事業者はいないと思います。個人事業者ですか、いないと思います。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 この事業者の方々に意向調査をしたということですけれども、内容はどのようなものでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 100円券からやはり特にタクシーの事業所になりますけれども、100円券から初乗り券に変わるということで、その部分の説明を事業内容について説明をさせていただきまして、なおかつそこで取り扱っていただけるかどうかということも意向調査の中に入っておりますので、まず事業の内容を説明してこの事業をやっていただけるかどうかということで、調査をさせていただいております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 この取扱事業者は、先ほど始めた頃1万4,400円の金額で始めた頃とほぼ変わらないのでしょうか。業者数とそれから対象のその業者さん同じなんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 合併当初のちょっと資料がございませんけれども、介護タクシーの事業者さんというのは増えてきているかなと思っております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 時代の要請で介護タクシーが増えるということはこれは想定の範囲ですよね。この中で最初からこの事業が伊豆の国市で始まった最初の頃からの流れとして受けていただきたいんですけれども、特定の事業者が有利だったり、また不利益を被ったりするということはないでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) そのようなことは特にないかと思っておりますけれども。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 過去にそのようなこともなかったということの認識でよろしいでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) そのような認識をしております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 分かりました。 次に、高齢者にコロナ感染防止の
ワクチン接種ということでいきます。 非常に重要なことであるということですので、
医療従事者の次に接種することになっております。さっき所長も重症化という文言おっしゃっていました。これが75歳以上の方のみだと公平性に欠けるというふうに答弁にありましたけれども、公平性に欠けるというのはどのような内容でしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
◎
市民福祉部長(山口和久君) 公平性に欠けるということではございますが、基本的には出すならばある程度の人に出さなければ、こちらの75歳以上だけに出すというのは、
ワクチン接種についてはどうかなということでございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 公平性に欠ける、それは75歳以上だけだとほかの人たちに分けるということがないので、公平性に欠けるというそういう捉え方だとは思いますけれども、私はむしろ高齢者がコロナ感染によって重症化することのほうが重要だと思っていまして、それならば費用がかかり過ぎるということであれば、もっと年齢を上げてぜひ
ワクチン接種に来てくださいというそういうふうなスタンスのほうがよりいいのではないか、それは公平性に欠けるとは思わないと私は思いますけれども、いかがでしょう。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(山口和久君) そこに関しては見解の違いもあるのかもしれませんけれども、年齢を上げれば公平かというとそれはどうかなとは思っております。
○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、副市長。
◎副市長(渡辺勝弘君) コロナワクチンの接種に関しましては、当然どなたも平等に、またさらに一人でも多く受けていただきたいというのは当然だと思いますし、今回65歳以上の方が先に高齢者として対象になりますよという話になりますので、むしろそういう方でありますと、例えば接種しやすい環境、ですから先ほども言った個別接種のことも含めて、そちらのほうでできる限り利便性を広げたりとか対応については、接種しやすい環境を作るほうがまず第一だろうと思いますので、そこの観点からこの事業については考えていきたいなと思っています。決してですからその発想的なものではなくて、むしろどなたも接種しやすい環境はどうなのかというところを中心に考えていきたいと思いますので、そこはまだこれから先ほど言ったようにどうやったら多くの方が接種していただけるかというところの観点から、そちらのほうは事業を進めさせていただきたいということでございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) それでは、ここで
福祉事務所長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほど笹原議員の80歳以上の数がちょっと手元にございませんでしたので、令和2年4月1日になってしまいますけれども、4,971人ということでございました。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き笹原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 コロナの感染ということのリスクを考えるならば、私はタクシー券の支出、その初乗り券を1枚ずつそこに接種券に同封する、そしてぜひとも来てください、それは行きに使うにしても帰りに使うにしてもというふうなことは割と認知されやすくてすぐ分かりやすい、そういう施策かなと思っておりまして、これが75歳以上だと人数がかなり大き過ぎる、多過ぎるというので、人数が多くてその出費も多くなり過ぎだというのであれば、年齢を上げてでもそういうふうな市のスタンスを表すということはいいのかなと私は思いました。それで財政のほうもいろいろ
問題があるかと思いますけれども、ほかの形でのそういうふうな高齢者になるべく接種していただくということはしっかりと対応していただきたいと思います。 そして、このタクシー券を配布することによって、外出の機会がかなり減っている状況でこれがすごく役に立っているのかということがこのコロナ禍で大変ちょっと疑問視になってしまうんですけれども、その辺については今後どのようにしていくお考えがありますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) タクシー券のこれからということでよろしいでしょうか。初日の小澤議員の答弁で市長が答弁いたしました。また、昨年12月の三好議員、鈴木議員からも意向調査であるとか、アンケートであるとか、再度考え直す必要があるのではないかとそういうご意見もいただいておりますので、市長のところには個々に意見をいただいているということもありますけれども、市民の意見を聞きたいということで、初日の小澤議員の質問に対してワークショップや市民検討会を開いていって、その結果を尊重していきますということで、市長の方からも答弁をさせていただいておりますので、その方向で考えていきたいと考えております。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 伊豆の国市のこのタクシー券の金額、年齢ともに大変いい内容だと思っておりますので、ぜひともこれを続けていただく、そして使う当事者のご意見も聞きながらということで、アンケートなり何なりをやっていきながら外出支援につながるようにやっていただきたいと、そのように思います。 次の質問に移ります。 3番目、コロナ禍における選挙対策についてです。 先日は投票所についての答弁がありましたが、開票所についてお聞きしたいと思います。 今回の選挙では、投開票所の場所、参観人の人数など前回と変えた部分について具体的に説明をお願いします。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 前回の選挙に比べて変えた場所というのは特にないんですけれども、開票する従事者の人数をこういうコロナ禍のこともありますので、開票人数というのは少し減らそうかと思っております。 開票場所につきましては、あやめ会館の3階を予定しております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) あやめ会館の3階というのは前回と同じですね。参観人の人数などは変わるのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 参観人の人数につきましては、ちょっと場所も狭いところということもございますので、1陣営2名以内とかそういうような制限をさせていただきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 コロナ禍ということで、あやめ会館のあそこではちょっと狭いのかなというふうに思いますけれども、以前は違う場所で体育館なりを使ったことがあるというふうにお聞きしておりますけれども、その辺の考えはございませんか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 平成17年のときに体育館、長岡体育館を使って開票をいたしましたけれども、開票所を離れた場所にいたしますと、準備または人の手配等が非常に大変になりますので、あと開票事務の場所を設定する上で慣れた場所のほうがいいと思いますので、今回は前回と同じくあやめ会館の3階を予定しております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) あやめ会館ということで、この中で先ほどおっしゃった読取分類機というふうなものを使うというふうにおっしゃっていましたけれども、これ何台ぐらい使われるでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 読取分類機につきましては、市長のほうで1台、それと議員のほうで1台ずつ、それぞれ1台ずつを予定しております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 読取分類機があったとして、1台1台あったとしてこのそれぞれの判断は人間がしなければならないということになるかと思います。その読取分類機が読み取れないものについては、それで結局人間がやらなければならないということで、時間短縮、作業の軽減になるとは限らないけれども、機材を使用するということはよいことなので、これはぜひやっていただきたいと思います。 投票所の入場券により先ほど積極的にお知らせしというふうに言ってありますけれども、それはコロナ感染に対してのことであり、それは単なる事務手続だとは思いますけれども、投票率をアップすることについて平成29年と平成31年のそれぞれの選挙戦後の啓蒙活動はどのようになさったのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) これからの投票率アップということでよろしいでしょうか。平成29年とその前と比べてでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) それでは5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 平成29年の市議会議員選挙、市長選挙の後4年間今まで、それと平成31年のこれは県議会選挙ですか、その後を2年間今までどのような啓蒙活動がなされたかという質問です。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 投票率アップの啓蒙活動につきましては、これから4月18日に執行されます選挙に向けてそのような広報をしていきたいと思っておりますので、選挙が終わった後すぐにはそのような対策というのは取っておりません。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) その選挙直前の啓蒙活動というのはなかなか難しいけれども、ストレートに伝わるということがあります。例えば投票済み証明書の発行とそれに伴う飲食店などのサービスとか、それからキャラクターによる広報活動、または18歳以上の高校生がいらっしゃいますので、彼らに対する啓蒙グッズの配布などそのようなものは一切まだ考えてはおられなかったのか、もう間に合わないかもしれないけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 選挙の啓蒙活動というのはこれからやっていこうと考えております。選挙が終わった後にすぐ啓蒙活動というのは今までもしてございません。 それと、先ほど言われました投票証明書でございますが、投票証明書の配布につきましては、4月18日選挙当日に選挙に来ていただいた人から証明書の発行依頼があればそのときに発行するものでございますので、また今回も証明書の発行依頼がありましたらば発行しようと考えております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 この啓蒙活動について、大人と子供を含む市民への啓蒙、全体的に、主権者教育につながるような工夫、特に学校の教育現場での啓蒙についてはどのようになされてきましたか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 子供への啓発活動ということでよろしいでしょうか。 まずは高校生につきましては、韮山高校に11月11日に選挙出前講座というのを行いました。また、伊豆中央高校につきましては、2月1日に同じく選挙の出前講座を実施いたしました。 それと、小中学校につきましては、選挙会の選挙等で実際市が使っている投票箱を使っていただいたりとか、資機材を使っていただいて、選挙とはこういうものだという本物をお貸しして啓発活動というのを行っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 韮高と伊豆中央高校については、今年度これがなされたということでよろしいでしょうか。 小中学校についてはこれはなされたのでしょうか。前回私が一般質問で質問したのと内容が同じですけれども、その資機材の貸出しというのはやったのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 選挙の貸出しの依頼があった小中学校にはしたと思いますけれども、今年度につきましては、貸出しの依頼がないと聞いております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 学校現場でこの主権者教育についてどのような形で考えていらっしゃるのか、教育長、お願いします。
○議長(古屋鋭治君) 笹原議員に申し上げます。 通告の中に教育委員会に対する質問というのが入っておりませんので、質問を変えていただきたいと思います。 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 世界の各地で主権が脅かされる出来事が後を絶ちません。このような選択をする国に日本がならないために、子供たちを導くことが私たち大人には求められています。 学校現場については、今年度はコロナ禍で不可能であったことは理解できます。改めて主権者教育と銘打って時間を取ったり、そういうふうに構えることはしなくても、日頃から世界情勢を伝えることや、自分の考えや意見を述べることを習慣化することを教員を含む周りの大人が意識することが重要と考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 笹原議員に申し上げます。 通告の中に、教育部に関しての選挙対策という部分がございませんので、質問を変えてください。 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) それでは、期日前投票所について伺います。 人員の確保や機材の関係で、期日前投票所は従来どおりとのことですね。でも、完全な一方通行とすることは、これは大きな対策の一つであると思っております。もう一歩進めて、どの時間帯が比較的すいているのかを知ることができれば、混雑を回避することが可能になります。実際の投票日一日、そしてこの期日前投票所、その2つについて、曜日別、時間別、投票人数の調査はなされているのでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) まず、選挙日当日の時間帯の調査というのはしてございます。すいている時間帯が午後零時から午後1時までの時間とか、4時から5時まで、あと閉所の1時間前がすいているというデータというのは取ってあります。ですので、混雑が想定されますので、その時間、すいてる時間帯などを事前にお知らせすることは可能かと思っております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) 投票ということになると、かなりの密集、密接が考えられますね。それで、部屋も1つということで。実際の投票所もそこに係の方が座っていて、流れはあるんですけれども密集する。できれば人があまり投票の方が多くない時間帯に行きたいという方は多くなると十分考えられます。 そこで、この時間別の調査ということができれば、そこで調査をしていただいて、この時間帯は空いているよと、それこそマル・バツ・三角ではないんですけれども、この時間帯は比較的すいている、混雑というふうな形でも構いませんので、できればそういうふうな広報が市のほうからあれば、それを参考にする方も多いかと思いますので、その辺を考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 先ほどちょっと報告させていただきましたけれども、前回の選挙で時間帯の投票率というデータを取ってありますので、それを見ますと、午後零時から午後1時、多分お昼時ですね、この時間帯とか、午後4時から午後5時、夕食をつくる時間帯、それと閉所1時間前、閉所が8時になりますけれども、それの約7時頃がすいているということが分かりますので、そういうことを、すいている時間帯については事前にお知らせすることはできると思っております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。
◆5番(笹原惠子君) この広報するということは、非常に大事だと思っていますので、ぜひそれを広報していただきたいと思います。 そして、これをぜひ子供たちがしっかりと、この投票するということのこの価値、投票権があるという、これをしっかりと生かしていくということを子供たちに伝えるということが、非常に大人の重要な役目であると思っています。 今回の選挙は、コロナ禍での選挙ということでありますが、投票率のアップは主権者教育につながると信じておりますので、市民皆がきちんと意識して、選挙権というすばらしい権利を行使しますように願って、私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(古屋鋭治君) これにて5番、
笹原惠子議員の質問を終了いたします。 ここで会議の途中ですけれども、暫時休憩といたします。休憩時間につきましては、11時20分までといたします。
△休憩 午前11時05分
△再開 午前11時20分
○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。
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△梅原秀宣君
○議長(古屋鋭治君) 次に、12番、
梅原秀宣議員の発言を許可いたします。 12番、梅原議員。 〔12番 梅原秀宣君登壇〕
◆12番(梅原秀宣君) 議席番号12、新生会、梅原秀宣です。 私は3つのテーマについて質問いたします。 テーマ1、歴史を活かした
まちづくりの推進を。 2020年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放送決定のビッグニュースがもたらされてから、はや1年以上が経過しました。 この間、ドラマ館の設置に関しては紆余曲折がありましたが、区長会連合会や商工会など市内各種団体からなる推進協議会が設立され、また脚本を手がける三谷幸喜氏並びに小栗旬をはじめ、前代未聞ともいわれる豪華な出演者の発表もあり、機運が盛り上がっています。そこで伺います。 (1)昨年11月に東部伊豆20市町で構成される伊豆・富士山周遊促進連絡協議会が設立されましたが、①川勝平太名誉会長は「東部と伊豆に追い風が吹いている」と言われましたが、どういう追い風でしょうか。 ②その協議会で中核となる伊豆の国市の役割は何でしょうか。 (2)これを機にコロナ禍で疲弊した市の経済の復興が期待されるところですが、①多くの人に伊豆の国市に足を運んでもらうためには何が必要ですか。 ②大河ドラマ館への入館者目標を30万人以上とした根拠は何ですか。 ③最大の経済効果を生むために必要なことは何でしょうか。 ④
ワクチン接種によりコロナ禍も収束に向かうと推測されますが、コロナ後はどういう状況になると考えられますか。 ⑤ドラマのロケ地として江川邸や守山八幡宮などを使ってもらうような働きかけをしてはどうですか。 次、(2)となっておりますが、(3)の間違いですので、ご訂正ください。 (3)このようなビッグチャンスはどのような市町にももたらされるというものではなく、歴史資源の豊富な我が市だからこそ起こり得たと思われますが、歴史を活かした
まちづくりとして、①市の歴史に対する市民の理解を深め、誇りを持ってもらえるような取組はありますか。 ②市民と一体となって盛り上げていかなければ、この事業は成功しないと考えますが、一体感を醸成するためにどういう取組をしていきますか。 テーマ2、女性が偏見・差別を受けることなく活躍できる社会の実現に向けて。 (1)宇佐見りんさん、橋本聖子さん、大坂なおみさんなど、このところ女性の活躍には目覚ましいものがありますが、社会全体を見回して、果たして女性が存分に能力を発揮して活躍できる世の中になったと言えるでしょうか。そこでお尋ねいたします。 ①オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗前委員長の「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」との発言を市長はどう思われますか。 ②平成11年に男女共同参画社会基本法が施行され、次「30年」となっていますが「20年」に直してください。計算間違い。20年が経過しましたが、世界経済フォーラムが2019年に発表したジェンダーギャップ指数(男女格差指数)、日本は153か国中121位でした。これについてはどう考えますか。 ③活躍する女性がいる一方で、女性の自殺者が前年より増加しています。また、市の保健福祉・こども・子育て相談センターに寄せられる相談件数は圧倒的に女性が多いのですが、その原因をどう考えますか。 ④2018年、幾つかの大学医学部の入試において女子が不利な扱いを受けるという事件があり、日本の社会においてはいまだに差別が行われている実態が明らかになりました。一方、アメリカでは就職のための履歴書に性別、年齢記入欄はなく顔写真も貼らないことになっています。性別ではなく能力によって機能する社会構造にするために、行政としてできることはありますか。 (2)男女雇用機会均等法では、性別を理由とする差別の禁止、男女同一賃金の原則等が定められています。そこでお尋ねいたします。 ①市の全職員(会計年度職員を除く)のうち、女性の占める割合は。 ②平成31年4月発表の静岡県くらし・環境部男女共同参画課の「市町女性の参画マップ」によると、地方公務員管理職(課長相当職以上)に占める女性の割合で、本市は16.0%(50分の8)で県内35市町中12位でした。これをどう評価しますか。 ③女性を管理職に積極的に登用する考えはありますか。また、女性管理職は福祉・保健・教育分野に多く配置されていますが、他の部署へ登用する考えはありますか。 テーマの3、「老害」について。 (1)森喜朗氏が釈明会見で「老害が粗大ごみになったのなら掃いてもらえばいい」と述べたことで、ある88歳の高齢者が、自分も老害だからと元気をなくしてしまいました。 ①「老害」という言葉を市長はどう受け止めますか。 ②高齢者が「老害」という意識を持たず、意欲的に生活できるよう、行政として支援する考えはありますか。 以上です。よろしくお願いします。
○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。 〔市長
小野登志子君登壇〕
◎市長(
小野登志子君) 早速、梅原議員のご質問にお答えいたします。 どのご質問も大変難しくて、困惑しておりますが、できるだけ率直にお話させていただきたいと思います。 初めに、1、歴史を活かした
まちづくりの推進についてのうち、(1)です。県主体の連絡協議会についての①設立総会で知事が言われた「東部と伊豆に吹いている追い風」とは、どのようなものかについてであります。 昨年11月18日に行われた設立総会の挨拶で、知事は、東部と伊豆は富士山と韮山反射炉の世界遺産登録、伊豆半島の世界ジオパーク認定、東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技会場、そしてこの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台地になったことなどを挙げまして、「追い風が吹いている」と申されました。 また、平成29年に浜松市が大河ドラマの舞台地となり、大きな経済波及効果があったことにも触れ、この「鎌倉殿の13人」に関して、「県は関係市町や団体と連携して、しっかりと取り組んでいく」との意気込みも申されていたものであります。 知事は文化人でありますから、歴史に深い方ですが、このときはそれだけではなく、経済効果も強調されておりました。「追い風が吹く」とは、しっかりこの背中から後押しするから頑張れよという励ましだったと受け止めさせていただいております。 次に、②です。連絡協議会の中で中核となる本市の役割についてであります。 ご質問にありましたとおり、この組織の中で、本市は中核的な役割を担うこととなっております。現在、私が協議会の副会長となり、静岡県、美しい伊豆創造センターとともに大河ドラマ推進課が事務局にもなっております。 また、近く組織される幹事会では、県から副幹事長を打診されており、現状としましては、事務局の一員として、県との打合せも数多くなっているものであります。この事務局をしっかりとやっていかなければと思っております。 次に、(2)です。新型コロナで疲弊した経済復興への期待についてのうち、①です。多くの人に伊豆の国市へ足を運んでもらうために何が必要かについてであります。 大河ドラマのご当地となり、テレビで放映されたとしても、多くの来訪者を呼び込むためには、きっかけや目的地となる拠点や多くのメディアで取り上げられる拠点が必要となります。この役割を担うのが大河ドラマ館であり、より多くの人を呼び込むために、他に負けない魅力ある大河ドラマ館の設置に向け準備をしているところであります。 次に、②です。大河ドラマ館入場者目標を30万人以上とした根拠についてであります。 これまでの全員協議会などにおいて、30万人の根拠について、本市の年間の観光交流客数のうち、1割の方が大河ドラマ館へ来訪すると見込み、それに加え、浜松市の事例から、大河ドラマの放映により観光交流客数が前年比で176万人、率で8.9%増えていたこと、そして浜松市の大河ドラマ館への来訪者数が78万人であったことから、増加した観光交流客数のうち、大河ドラマ館来館者数が占めている割合を算出し、その率が44.3%となっていることから、これらの数値を基に算出したものであります。 計算式にて申し上げますと、本市の通常の年間観光交流客数210万人の1割の21万人と大河ドラマ放映期間中に増加する観光交流客数が210万人の8.9%である18万6,000人、この18万6,000人に大河ドラマ館来館者割合の44.3%となる8万2,000人を足した数が29万2,000人となることから、来館者を30万人以上と算出したものであります。 この計算では、年間の観光交流客数を本市のみの210万人を分母として算出しておりますが、大河ドラマ館に来訪されるのは、伊豆地域に来訪される方が対象で、その数は4,700万人になることから、30万人という数字は控え目に算出しているものであります。 私のざっくりした感覚でいいますと、市内のこの施設、これも一つの計算の目標でもありますけれども、30万人来られている施設はたくさんございますので、大丈夫かと思っております。 次に、③最大の経済効果を生むために必要なことは何かについてであります。 大河ドラマによる経済効果を大きくするためには、まずは来訪者数を増やすこと、今までにないものが必要なんですよね。そしてこの多くの来訪者を市内に誘導することが、経済効果を大きくする要因であると考えております。このことは、地域や民間と連携が必要となることから、推進協議会の部会などを中心に取組を強化していきたいと考えております。 次に、④新型コロナの収束後はどういう状況になると考えられるかについてであります。 日本でも新型コロナウイルスの
ワクチン接種が始まりました。報道等によりますと、先行している国のデータでは、ワクチンの効果は大きく、来年の大河ドラマ放映開始時には、人の流れはかなり戻るものと考えております。人の流れが戻ることで、大河ドラマ館も含め、来年の今頃は、この地はかなりのにぎわいを見せているものと予測しております。 次に、⑤です。ドラマのロケ地として江川邸や守山八幡宮などを使ってもらうよう働きかけをしてはどうかであります。 当然ロケ班は来ております。大河ドラマのロケ地となることは、地域の方がドラマに触れる機会が増え、機運の醸成につながるだけではなく、本市を訪れる方や、それに伴う消費の増加という経済効果も生み出します。 現在、このテレビ界ではロケを行わず、セットで撮影するのが主流のようでございますが、ロケの誘致に向け、ご提案いただいたところも含め、様々な場所を紹介し、少しでもロケで使っていただけるよう、一生懸命努力をしているところであります。 次に、(3)です。歴史を活かした
まちづくりについてのうち、①市の歴史に対する市民の理解を深め、誇りを持ってもらえる取組についてであります。 本市が有する歴史・文化遺産への理解を深め、誇りに思うことが郷土愛の醸成につながります。大河ドラマはこの理解を深めるきっかけとなるものであり、大河ドラマ館はまさにその拠点となるものであります。 また、市や様々な団体等において、本市の歴史を学ぶ講座の開催等の取組も始まっており、大河ドラマの放映に向け、盛り上がりを見せ始めているものであります。 次に、②です。事業を成功させるために市民と一体感を醸成する取組についてであります。 一体感を醸成するための取組として、ロゴマークの作成、講座の開催をはじめ、間もなく募集を開始する応援団などの取組を行っているところであります。 一体感の醸成には、共通の目標、共通の意識、役割の認識が必要であるとされており、大河ドラマを契機とした地域振興という目標に向かい、地域、民間、行政が役割の認識と分担を意識し、大河ドラマの放映及び放映後に向けた取組を進め、さらなる一体感の醸成をしていきたいと考えております。 次に、2でございます。女性が偏見・差別を受けることなく活躍できる社会の実現に向けてのうち、①です。オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会委員長の発言についてであります。 森前委員長は記者会見で謝罪し、発言を撤回したものの辞任に追い込まれました。日本国内はもとより、海外でも厳しく批判された委員長の発言は、人種、肌の色、性別、性的指向、宗教、政治的意見、財産、出自や身分などの理由によるいかなる差別も受けないというオリンピック憲章の精神に反する非常に残念なものであったと思っております。 次に、②です。日本のジェンダーギャップ指数についてであります。 日本のジェンダーギャップ指数が153か国中121位に低迷している原因、それはすなわち指数を算出するための政治・経済・教育・健康の4つの分野のうち、政治と経済に関するスコアが異常に低いということが示しているとおり、女性の政治参画の遅れや組織における女性役員・管理職の比率が低いことであります。 私は、韮山町議会の議員、静岡県議会議員、そして伊豆の国市長と通算で20年近く地方政治に参画してまいりました。私は、日頃から政治家として性別や男女の差について、特に意識したことはございませんが、我が国のジェンダーギャップ指数の話をされますと、大変に切ない思いがいたします。男とか女ではなく人間、あるいは男とか女でなく人権という考え、こういうものをしっかり持ち続けていきたいと考えております。 次に、③です。相談センターに寄せられる相談件数に女性が多い原因についてであります。 相談センターでは、保健福祉に関する相談を年齢、属性に関わらずワンストップで受けておりますが、男女別の統計は取っておりません。ただし、女性相談においては、女性相談員を2名配置しまして、売春防止法、DV防止法等に基づき、相談支援等を行っております。そのため相談件数は女性が多くなっております。 次に、④性別でなく能力により機能する社会にするために行政ができることについてであります。 オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会委員長の発言を受けて、国連の中満泉事務次長など各界のリーダー42人が共同で、差別のない活力ある日本を作るための行動宣言を発表いたしました。その際、中満事務次長は、委員長の発言を「社会全体の
問題でもある」と指摘しております。中満事務次長が指摘した社会全体の
問題であるとは、我が国においては、まだまだ男女平等や多様性が受容される社会になっておらず、活力ある社会の実現には程遠いのだなと思ったところであります。 行政にできることは、このような社会を少しずつでも確実に変えていくために、啓発活動を行っていくだけではなく、男女平等や多様性の受容を実践して、社会をリードしていくことであると考えております。 次に、(2)です。男女雇用機会均等法での性別を理由とする差別の禁止、男女同一賃金の原則等についての①市の全職員(会計年度任用職員を除く)のうち、女性の占める割合についてであります。 市の全職員の女性の占める割合は49%であります。このうち幼稚園教諭・保育士は女性の占める割合が96%と特に高くなっております。この幼稚園教諭・保育士を除きますと、女性の占める割合は39%であります。 次に、②課長職以上に占める女性の割合に対する評価についてであります。 今後も女性の割合が増えていくことを望んでおります。女性の視点は大変大切だからでもあります。 現状では、課長職を希望する職員を対象に、昇任試験を実施し、合格者の中から昇任する者を決定しております。今後も女性の職員から課長職への希望者が増えていくことを期待しております。 次に、③です。女性を管理職に積極的に登用する考え、また福祉・保健・教育分野以外の部署へ登用する考えについてであります。 まず、管理職に積極的に登用する考えについてですが、私といたしましては、性別を問わず意欲、まず意欲です。能力のある職員を管理職に積極的に登用したいと考えております。職員の持つ能力をいかに引き出せるか、伸ばしていけるものであるかを一番大切にしております。 また、福祉・保健・教育分野に限定しているということではございません。資質や適性を基に登用を決めたいと考えております。職員には様々な経験を積んでいただき、管理職を目指していただきたいと思います。 次に、3、「老害」についてのうち、①です。「老害」という言葉を市長はどう受け止めるかについてであります。 老害、とても嫌な言葉と思います。たとえどのような行為があったとしても、高齢者に向けた言葉としたら許せないことであります。 昨日、市役所の幹部職員に老害について聞きました。老害を知らない、老害という言葉を知らない、使ったことがないというのが半数以上ございまして、随分健全なところだなと安心したわけでございます。 この老害という言葉は、比較的新しい言葉でありまして、2000年代にネットスラングとして蔓延しており、いずれにせよ老人バッシングを主張する役目を果たしているようであります。 高齢者の特徴としましては、怒りっぽい、ひがみっぽい、プライドが高い、頑固、自己主張が強い、100%自分が正しいと思っているなどが挙げられますが、これは高齢者だけの特徴ではありません。若くても同じ症状の人はたくさんおります。これにこの学歴自慢、経歴自慢、そして子供自慢が入ってくるのではないでしょうか。もし、高齢者の方の性癖が突然極端になったのであれば、それは持っている病状がさせているものと思われます。ご高齢の方でしたら、老化現象として温かく見守ってあげなければなりません。 困るのは、若くて幾らも頑迷頑固な方がいます。それを若害とは言いませんでしょう。老、老いるという言葉には、一種悲哀が漂っております。若いという文字には、希望があふれております。こういう老のつくいい言葉は、老成、老師、そして老酒などがございますが、これからも高齢者の皆様を大切に思い、そして尊敬してまいりたいと思っております。 年齢、価値観に関わりなく、全ての人がいつまでも自分らしく活躍できる社会、地域づくりを進めていくことが大切だと考えております。 次に、②です。高齢者が「老害」という意識を持たず、意欲的に生活できるよう、行政としての支援する考えについてであります。 ご高齢の方にも身近な地域で、ご自分ができることを行うボランティア活動やシルバー人材センター等でご活躍いただきたいと考えております。 市では、シルバー人材センターには補助金を支出する以外にも、市役所窓口業務、
高齢者施設の窓口・清掃業務等、積極的に業務委託を行っておるところでございます。 また、高齢者が意欲的に生活できるよう、高齢者学習事業によりシニアクラブに補助金を支出し、地区ごとに事業を開催していただいております。この事業では講話や芸能発表会、レクリエーションが行われ、参加される方はもちろん、主催される地区役員さんにとっても励みになると考えております。 市といたしましては、ボランティア等の担い手となっていただけるよう、育成等支援や生きがいの一つとなるような活動への支援を行ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終わりました。 ここで暫時休憩とさせていただきます。休憩時間につきましては13時までといたします。
△休憩 午前11時51分
△再開 午後1時00分
○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 午前に引き続き一般質問を行います。 これより12番、
梅原秀宣議員の再質問を許可いたします。 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 順次、再質問をいたします。 (1)についてです。伊豆・富士山周遊促進連絡協議会以外にも、2月14日に日日新聞「伊豆路」に、熱海観光協会長中島幹雄さんが「伊豆の追い風」と題する記事で、「受け入れ側としては、伊豆全体でしっかりと準備をし、最善を尽くしたい」とか、それから三島市議会の甲斐さんという議員さんがいるんですけれども、この人が一般質問で、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」について、三島市としてこの好機をどのように捉え、誘客促進につなげていくつもりなのかとか、頼朝の知名度を上げる取組を行ってはどうかなど、極めて前向きな質問をしているわけです。この人に伊豆の国市の議員になってもらったらどうかなと、私も思いましたけれども、こういったもろもろの動きを市ではどういうふうに捉えていますか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(西島和仁君) 先ほど言われたように、周りの市町も動いているというか、大河の効果に期待しているということなので、市としましてもそれらの団体と連携を取って一緒になって盛り上げていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) それでは、補足ですか。 市長。
◎市長(
小野登志子君) そのような動きというのは、大変、この周辺だけではないんです。3月2日に埼玉新聞に載りましたけれども、この鎌倉幕府二代執権北条義時を主人公にした2022年に放映されるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、幕府誕生に貢献しながらも歴史に埋もれた比企一族と縁の深い埼玉県の比企地域の自治体9か町村です。その9か町村と県それから各関係団体で構成して、「鎌倉殿の13人」比企市町村推進協議会を設立されたということで、これ埼玉新聞に取り上げられていますけれども、昨日、この方たち、滑川町の吉田昇町長さんが会長さんで、ぜひ伊豆の国市にご挨拶に行きたいということも入っておりまして、これからこういうところが少しでも多くなってくれればと願っております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 比企というのは13人の1人ですよね。歴史ガイドとして、私、反射炉、江川邸でガイドをやっていたんですけれども、大体お客さんに、今夜はどちらへお泊まりですかと聞くと、もちろん大仁ですとか、伊豆長岡温泉ですという答えもあるんですけれども、それのほかに西伊豆へ行きます、松崎へ行きます、下田まで行きますと、稲取の銀水へ行きますとかという、割と七、三ぐらいで市外にと答える人が多いんですね。 一方、河津桜まつりというのがあって、2月10日から3月10日までの1か月間ですけれども、今年は残念ながら中止でした。ですが、例年ですと大体90万人から100万人、平成11年には125万人の人が来たそうです。この一月の間、伊豆の国市内の国道も車が渋滞するぐらいに大勢お客さんが来ていて、途中、反射炉とか、江川邸にも寄ってくれるということで、入場者数もここでぐんと上がったりするわけです。 だから、伊豆の国市も河津桜まつりで大きな恩恵を受けている、こういったことを考えると、観光ということに関しては、三島も含めて伊豆半島は一心同体といいますか、運命共同体といいますか、いわゆる伊豆は一つということだと思うんです。ですから、私たちは伊豆の国市だけのことを考えていればよいというものじゃなくて、連絡協議会では中核的な存在、指導的役割を任されているということなんですけれども、本市の責任も重いわけです。具体的に、この協議会ではどういうふうに取り組んでいくんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(西島和仁君) 来年度の県の協議会の大きな予定としましては、誘客宣伝ということで、神奈川県との連携と鎌倉市、小田原市との連携イベントというようなことが考えられていましたり、あと観光客が多く集まる交通結節点にブースを設けまして、議員が言われました伊豆半島全体がゆかりの地であるというようなことで、各市町のゆかりの地の紹介をするというようなことです。 あと目新しいのが、大河ドラマ関連のイベントということで、これあくまでも計画ですけれども、初回放送のパブリックビューイングを20市町の会場をウェブで結んで実施すると、そのような計画があるということでございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 参考まで言いますと、河津町の桜まつりの経済波及効果というのは、これは平成31年発表なんですけれども、運営支出が5,300万円、来場者消費支出、河津町に落ちたお金、これが27億2,300万円となっています。河津町への経済波及効果。 それから、伊豆半島全体へのその経済波及効果も調査したようで、運営支出は6,100万円、それに対して来場者の消費支出、伊豆全体、伊豆半島に落ちたお金212億1,200万円と一桁多いわけです。そういったことがあります。 (2)それで来年度、当初予算で3億3,500万円支出するわけですけれども、これは出ていったきりのお金じゃなくて、後で何倍にも帰ってくるお金であると。ところが、やっぱり一方で財政厳しいよと、大河ドラマにお金かけるんじゃなくて、その分困っている人たちに回したらどうかと、支援金を出したらどうかというふうな声もあります。支援金はあくまでも一時しのぎで、私は根本的な解決ではないと。特に飲食、宿泊業など観光に携わっている人には、まず、よそから人に来てもらうということが第一であると、それで、この大河ドラマが、そうできる願ってもないチャンスをくれたんだと、そんなふうに考えたらどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(西島和仁君) 議員のおっしゃるとおりで、この観光業は裾野の広い業種でありますので、この落ち込んだ今回のマイナスを幾ら市の財政で補填しても、市では補填しきれないというようなこともありますので、今回の大河ドラマ事業、これを機会に回復してもらうということが狙いでございます。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 アフターコロナについて、ワンダーシェイクという会社が、そのアフターコロナに関するアンケート調査をやって、「コロナ後、やりたいことは何ですか」と聞いたところ、1位が国内旅行で81.6%、2位が外食・会食、3位が友人との外出と、そんなふうに出たようです。 今、ワクチンが行き渡ってきて、コロナが落ち着けば、恐らく今、外出を控えていた人たちが一気に出るんじゃないかと、爆発的に出るんじゃないかと、だから恐らく来年の今頃から、河津桜まつりとの相乗効果もあって、ドラマ館に来る人が急激に増えるんじゃないかなと、私は予測しています。 そこで、来場者数を控え目に出した数値が30万人ということでしたけれども、控え目でない、そういうポストコロナを見越した数値というのは出しているんでしょうか、出していたら参考までにお聞かせください。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(西島和仁君) 数値が出してあるのかというようなご質問ですけれども、数値は出してございませんけれども、見解といたしましては、今までの議員の質問の中でもお答えした市長の答弁にもありましたように、韮山反射炉が世界文化遺産に登録したときに、平成27年ですけれども、そのときが来場者数が72.6万人ですので、この実績がありますので、この72.6万人を目標としたいと思います。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 私も浜松のほうで、その直虎効果で78万人来たと、入ったということなんですけれども、知名度としては、こちらのほうがはるかに上ですし、出演者の顔ぶれも豪華であるので、30万人というのはちょっと低くて、私は78万人よりももっといくんじゃないかと、80あるいは100万人も来るんじゃないかなというふうに予想はしていますけれども。 (3)で、歴史を活かした
まちづくりについて、先般、韮高生が文系探求コースで北条義時執権への過程とか、文芸郷土研究部が頼朝を中心とした伊豆の伝説の考察というふうな研究発表をして、大変好評だったと。 伊豆中央高校からも、この間、校長先生と話をして、恐らく何らかの声がかかると思うんですけれども、そういった市内外の学校や団体等から講師派遣等の要請があったら、対応していただけるんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(佐藤政志君) 私ども教育部といたしましても、文化財課を中心に今、講師を派遣をしております。ここで助成団体の方たちからも申込書が来たり、そういったことで、実際にもうそういったことを行っております。今までに市議会の皆様にも説明したことも入れまして、既に13回ほどもうそういった講義とかを、入門編になりますけれども、やっております。 そういったことで、今も希望する団体には、お声をかけていただければ、うちのほうからそういった者を派遣して、講話等を行うという準備を整えておりますので、ぜひ皆様方も関係する団体等がありましたら、ぜひ文化財課のほうに連絡をいただければと思っております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 何か、小・中学校では既にそういうふうな取組は始まっているということで、どういう内容だったか、ちょっとお聞かせください。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(佐藤政志君) 生徒には、社会の時間の昨日答弁したような形のものになりますけれども、それ以外に先生、まず学校では先生方に義時のことを知っていただこうということで、先生方にお忙しい中ではありますけれども、時間を割いていただいて、放課後等を利用しながら、今までに4小学校で既に先生方に、初級編の講義を行っております。 この後も小・中学校でまだ行っていないところの先生方もやっていただけるということを聞いておりますので、小・中学校に関しては、今のところはそんなことになっております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 広報活動についてちょっとお尋ねしますが、広報「いずのくに」では、1月から義時シリーズが始まって、2月号では、義時を中心とした家系図が掲載されていて、大変参考になりました。 今後、市民はもちろん、国の内外にアピールしていく必要があると思うんですけれども、もう広報活動に関して、具体的に何か考えていることがあれば教えてください。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(西島和仁君) そうですね。広報、今考えているのが、来年の予算では公式のホームページを立ち上げるというようなこと。あと今やっているのはツイッターで、いろいろなその日の、今日は誰々の命日だとかそういう、毎日更新しているような状況でございます。 あと、昨日言ったような、三好議員のときも言いましたけれども、ロゴマーク、応援団の募集とか、あと名刺がここで出来上がります。名刺には、推進協のロゴマークが入った名刺のデータが各市内の印刷業者に行くようになっていますので、議員の皆様も名刺、推進協のロゴですので、別に
問題はないです。NHKのロゴだとちょっとまずいですけれども、推進協のロゴですので、大いに利用して、全国というか、行かれるところで名刺を出していただければ、その裏には北条義時の情報が入っているというようなことでございます。 よろしくお願いします。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 伊豆の国市には、この歴史を活かした
まちづくりのほかに、観光の
まちづくり、それから農業を活かした
まちづくり、商業を活かした
まちづくりと、こういう4つの柱があると思うんです。この4つの
まちづくりが、今回のこの「鎌倉殿の13人」で1つにまとまると、それが総合的に機能して伊豆の国市の
まちづくりになると、私は思っています。 この事業は未来への投資、未来を切り開くという活動がなければ、この事業は成し遂げられない。伊豆の国市は源氏のふるさと、それ以後、長く続く武家社会発祥の地ということで、非常に注目度も高い。1979年の「草燃える」以来の一大イベントになるんじゃないかなと、そんなことを思っていますので、自信を持ってこの事業を進めていただきたいと思います。 次に、2の女性に関することなんですが、今回のこの質問は、森氏発言とその後の騒動に触発されてということなんですが、やっぱりこういうことがあったときには、その都度声を挙げて行動していかなきゃいけないと。非常に重要な
問題であるということで出したんですけれども、ぜひ皆さんにも、なぜ女性の活躍が必要なのかということを考えていただきたいと。 森発言、本人は意図したことではないと弁解していましたが、あたかも女性が会議に出るなとか、出ても発言するなというメッセージに受け取られて、それが大きな
問題となったんですけれども、この発言の根底にあるものは何だと思いますか。
○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市長。
◎市長(
小野登志子君) 一言で申し上げますと、今でもさらに続いている女性蔑視かと思われます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) そういう答弁を期待しておりました。 今、この多様性は認めましょうという社会の中で、自分と考えや意見が違うということで、もう悪者扱いするような、そういう大人げない大人もいるわけですね。やっぱり日本のその何というんですか、旧態依然とした男女不平等という、その社会構造、こういったものが染みついているということが
問題じゃないかなと、私は思っていますけれども。 そして、これについてですが、多くの女性ばかりじゃないですけれども、多くの人が怒りの声を挙げました。この怒りはどういう差別に対して向けられたものと思いますか。どういう点での差別に対して声を挙げたんでしょうか。そういうことにもし何かご意見ありましたらお聞かせください。
○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 副市長。
◎副市長(渡辺勝弘君) かなりシビアな
問題だと思います。ただ、私も森前委員長が謝罪をして発言撤回したということも含めて考えますと、やはり日本風土の中では、ここに答弁にも書かせていただいているとおりでございますけれども、人種、それから肌の色、性別、性的指向、宗教、そういったものが、やはりまだまだ、日本の従来からのそういったしきたりも含めた中にまだまだ残っている。それに対して、多くの女性の方々が声を挙げたという結果だと思います。 正直言いまして、この
問題につきましては、どなたも感じていることだと思います。特に女性だけではなくて、私ら男性につきましても、しっかりと認識しなきゃいけない
問題だと思っております。そんな面では、非常に残念な、そういったところに女性の方々から多くの非難といいますか、声を挙げられた結果ではないかなと思っている次第でございます。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 ちょっと答えにくい質問だったかと思います。 先週日曜日のそのNHKの日曜討論で「ジェンダーギャップ解消へ与野党に問う」という番組がありまして、その出席された女性議員が口々に挙げていたのは、意思決定のプロセスに女性が加われないと、決定権がないと、そういうことが最も
問題だということで、怒りの声を挙げていました。 じゃ、次にいきますが、世界経済フォーラムで121位だったというところですけれども、国内外からいろいろなデータが示されて、日本の男女格差は先進国中、相当ひどい状況であるということが示されてきています。皆さんバッジをつけているSDGsの17の目標の中にも、ジェンダー平等を実現しようというのがありますが、日本はこれについては達成には程遠いとされているんですね。 さらに、世界銀行は2月23日に男女格差を調査した報告書を公表して、日本はやっぱり190か国中、昨年の74位から80位に後退したと、こういうふうにいずれの調査結果を見ても、差別解消に向けた取組は進んでいないということが浮き彫りになったとあります。その理由をどう考えたらいいんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) この指数を出すものにつきまして、経済、政治、教育、健康という4つの分野からこの指数を出すということでございますが、経済については115位、政治については144位、また教育については91位、健康については40位と、特に経済と政治の指数が低いものですから、これら指数を上げていかないと、なかなかこの順位というのは上がっていかないかなと思います。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 確かにそうなんですね。結局やっぱり経済、政治分野でもって順位が低い、教育、健康も低いんですけれども、やっぱり女性の社会的地位が低いということだと思うんです。 この日本は121位だったんですけれども、中国は106位、韓国は108位と、日本よりも上にいるということは、ちょっと私は釈然としないんですけれども、その大きな要因として挙げられているのは、男性の育児休業取得率の低さとされています。世界で最も充実した制度があるにもかかわらず、男性の取得率は2019年度に7.5%にとどまっているそうです。 市役所内で育児休業、男性が取得した実績というのはありますか。そして今後、申請が出た場合にはどう対応するんでしょうか。その辺をまた教えてください。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 育児休業の取得率というのは、ちょっと大変低いものですから出していないんですけれども、令和2年度中につきましては、2名の男性職員が育児休業を取得いたしました。1人につきましては、期間が7月1日から7月31日までの1か月、それでもう1人につきましては、11月23日から翌年の今年の2月28日の3か月と6日間の取得をしております。それと、令和元年度につきましても1名の職員が取得いたしまして、この職員につきましては、丸々1年間というちょっと長い期間を取得していただきました。 男性の育児休業につきましては、取得率が低いものですから、どんどん取得していただきたいと考えております。積極的に取得していただいて、男性職員も大変なことは多いですけれども、子育てについて楽しんでいただければと思っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 小泉環境相は2週間ばかり育休取ったということが話題になったんですけれども、男性だからといって、特に育休を取ることに支障はないということですね。はい、分かりました。 その次に、女性の自殺者云々なんですけれども、2月9日の新聞によれば、自殺者は昨年より4割増加していると。それから昨日の夕刊にはDV相談も最多というふうな記事もありましたね。平素からジェンダーギャップを抱える日本で、今回のコロナ禍にあって、女性がさらに厳しい状況に追い込まれているということなんですけれども、それはどういう点と考えたらいいんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) これにつきましては、国のほうで昨年の10月なんですけれども、厚労省が中間報告ということで、いのち支える自殺対策推進センターというところで中間報告を出しております。 女性の自殺者多くなっているという報道があるんですが、実際は男性が女性の2倍であるというのは、男性のほうが多いというのは、その部分は変わっていないんです。ただ、女性の自殺の背景には、やはり経済生活の
問題であったり、勤務の
問題、先ほど議員がおっしゃったDV被害、育児の悩みであったり、介護疲れ、そういうものが自殺の要因になっているということが報告されています。 それと、昨年8月に女子高生の自殺が増えたよということがあったんですが、やはり若い人たちはSNSの相談の中で、やはりこのときに学校が休校であったということもありまして、休校明けでクラスが変わってなじめないとか、母親が家にずっといてイライラするとか、そういうこともあったというふうに報告をされております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) コロナ禍で女性が厳しい状況におる。多分自殺も増加率では女性のほうが多いんじゃないかなというふうに思うんです。結局、弱い層にしわ寄せが来ている。やっぱり女性が多い非正規雇用から先に切られてしまう。それから家事、育児、介護の負担も増えると、そういったことが恐らく原因かなと考えています。 そこで、市の政策の中で、こういう女性の負担を軽くする施策というのは非常に重要かと思うんですけれども、主立ったものどういうものがあるか、ちょっと改めてお尋ねしたいと思います。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 女性の家事、育児の負担を軽減するということで、相談センターのほうで、例えば子育て支援センターというのがございます。そちらのほうで乳幼児とか、養育者の交流の場として提供させていただいています。そこで子育ての相談を受けるということで支援を行っております。 こども広場では、児童と保護者の健全育成に必要な活動の支援で、子育てに対して相談支援も行っております。 もう一つ、ファミリーサポートセンターという事業もございますが、こちらのほうは育児の援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員となりまして、アドバイザーが援助をしまして、紹介を相互にやるということをやっております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 予算書を見れば大体分かるんですけれども、市の施策は大変そういう面では手厚いと、私も思っています。充実しているなと。ただ、それをあまねく周知させて、利用を高めて、恐らくまだまだ悩める女性がいるんじゃないかということで、救ってあげてほしいなと思っています。 次にいきますが、今回の森氏による不適切発言によって、森さん自身は晩節を汚すことになりましたけれども、くしくも日本における男女格差が国内外から注目を浴びる結果となって、連日マスコミで取り上げられたということもあり、これが今後どういう影響があるかなと考えているんですけれども、その辺いかがでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 副市長。
◎副市長(渡辺勝弘君) そうですね、非常に難しい
問題だとは思います。どのような影響があるかということでございますが、正直言いまして、市としましては、できるだけ男女格差においては、そもそも男性である、女性であるという考え方の中で事業を組み立てていかないつもりでおりますので、その中では、できるだけその格差がないようにという位置づけの中で、人材登用についても考えておりますし、ただこれが呼び水になって各地でそのうちで考えられる機会が与えられることによりまして、しっかりと全体の中で議論されて、格差ない社会につながっていけばなというところでございます。 市としましては、やはり女性の管理職についての登用につきましても積極的に声を挙げて、職員のほうにも言っておりますので、そんな意味では、しっかりと行政の中では格差が広がらない、むしろ平等に、男性も女性もないということの中で、行政の組立てをしていければなという次第でございます。 また、そういった動きが全国各地で広がっていって、実際にそういう形の中の運営ができればなというようなことを思っている次第です。すみません、なかなか分かりにくいものですからすみません。
○議長(古屋鋭治君) それでは、補足で市長。
◎市長(
小野登志子君) どれぐらいかかるかというような話でございますけれども、私が感じているところは、百年河清を俟つくらいかかると思っています。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 一朝一夕にはなかなか進んでいかないかとは思うんですけれども、ただ、そういう旧態依然とした意識をこの機会に少しでも改革していかなきゃいけない、パラダイムシフトを進めていかなきゃいけないと、そういう意味では、私は森さんはいいきっかけをつくってくれたんじゃないかなと、今朝の静岡新聞の投書にも何かそんなことがありましたけれども。 それで、市には男女共同参画推進事業、これは地域づくり推進課が所管ですけれども、男女共同参画推進事業というのがあって、年間予算が36万4,000円、そのほかの事業は女性学習支援事業費補助金20万円、これはちょっと、これで十分かなと、ちょっと寂しいような気がするんですけれども、ほかに男女共同参画推進に資するような事業とか取組があったら教えてください。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) 例えば、女性の起業講座とか、そのような事業に対する補助金とかあると思いますけれども、今言われました関係ですと、女性学習支援事業費につきましては、趣旨としては、女性の自立と生活する地域社会の健全な発展に資するため女性学習支援事業を実施する市民団体に予算範囲内で補助金を交付するということでございます。その事業につきましては、最高限度額が5万円ですので、こういう事業がありますので、どんどん活用していただければと思っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 金額が高ではないでしょうが、それにしてもちょっと、やっぱりそういう意識を変えていく、意識を啓発していくというためには、やっぱりある程度お金を使って、事あることにやっぱり伝えていく必要があるんじゃないかなと、私は思いますので、その辺ぜひご検討いただけたらと思います。 それで、女性の登用について、以前こういう質問したときに、女性には昇進のチャンスがあるんだけれども、家庭があるからとか、子育てがあるからということで辞退するというふうな話を伺ったことがあるんですけれども、その辺ちょっと残念だなと思うんですけれども、そういうことについてはどうでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(鈴木雅彦君) なかなか女性につきましては、家事があったりとか、育児があったりして忙しいということもありますけれども、積極的な女性もおりまして、どんどん昇任試験とか受けていただく女性もいて、現在、管理職になっている職員もおります。辞退ということではなく、何か遠慮しているような気がいたしますので、昇格試験を受ける受験資格がある職員については、積極的に昇格試験を受けていただいて、課長以上の管理職になっていただきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。
◎市長(
小野登志子君) このことでございますけれども、今から何年前でしょうか、平成26年くらいのときに、大変女性がこの社会進出が止まっていた時代があるんです。このときに、役所においては課長になりたくない女性が多いということで、自治大学で私が講義をさせられたというか、その当時女性の議員が5人おりましたので、白羽の矢が立ったのかと思いますけれども、そのときの皆さんに、まずそのお気持ちを聞きましたところ、責任を持たされたくないというのが一番だったわけです。そのことにつきまして、ちょっとお話をさせていただいて、今は少し、そのときお話を聞いてくださった方たちが200人ほどおりまして、最終的にスタンディングオーベーションしてくださったわけですけれども、今はそれが少しはよくなっているのではないかというふうに感じております。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) ここにも、こちらに女性4人、行政側に2人と、皆さん優秀なんですね。私も教員生活長かったんですけれども、総じて女性は優秀だったと。女性のほうはと言っちゃうと、また逆の差別発言になっちゃいますが、勝るとも劣らない。市長を見ていても、優しくて思いやりがあるけれども、それだけじゃなくて芯が強い、決断力があると、そんなふうに感じています。 やっぱり役所のイノベーションを進めるためには、やっぱり女性の参画が必要だと、役所がそういう手本を示せば、民間もそれに倣うようになるだろうし、市民の意識改革も進むと、そんなふうに考えています。 次に、「老害」についてです。 老害というと、何か公害、水質汚染とか、ああいった公の場合、公害の一種のような嫌な響きがあるわけです。 日本は今、世界でもこれまで経験したことがないぐらいの超高齢化社会になっている。本市においても2月1日現在、人口4万7,945人中65歳から112歳の方まで高齢者が1万5,998名、ちょうど高齢化率は33.4%ですので、ぴったり3人に1人が高齢者と、そういう伊豆の国市でございます。それだけに高齢者に対する市の政策というのは、ますます重要度を増してくると思うんです。 一方で、アメリカのバイデン大統領は78歳、それから熱海市議会の山田治雄議員は93歳でまだ現役であると、それから医師の日野原重明さんは最近亡くなっちゃったんですけれども105歳まで現役だったと、そういったことがあります。 高齢者の持つ経験、知識、あるいは技能、こういうものは社会にとって必要だと思うんですけれども、どうなんでしょうか、その高齢者の経験、知識、技能、そういったものの必要度というんですか、その辺どう考えたらいいんでしょうか。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。
◎副市長(渡辺勝弘君) 当然、今現在も再雇用ということで60歳後、定年退職を迎えても再雇用ということで、また戦力として働いていていただいている方もいらっしゃいますし、またもう少し年齢が高くても、シルバー人材センターのほうで昔の技術、技能を生かしていただいている。その活動もかなり活発になっていると思います。 今後、こういった行政もそうなんですけれども、特に技術面においては、そういった貴重な技術を持っている方なんかのその技術、またそれを継承していく
問題も出ておるところでございますので、いろいろな機会を捉まえて、やはりそういった方たちの社会参加、またその仕事に対して参加していただくという環境は、その方たちだけじゃなくて、逆に行政なり、また企業のほうも含めて求めているものだと思います。 ですから、ここは生かしていただく、またはそれを継承していくための橋渡しをしていただくということも含めて、やはりそういった貴重な技術を持った方も含めて、そういった高齢者の方の参画というのは、絶対必要だと思っていますので、そこについてはしっかりと行政でもできることはしていきたいなと思っています。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) やっぱり高齢者といえども、これは貴重な社会資源だと思うんです。そういった高齢者に活躍をしてもらうために、行政としてはどういうことができるかなということをちょっとお伺いしたいんですけれども。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。
福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(吉永朋子君) 福祉事務所のほうでは、これは生活困窮者とか、生活保護者を対象にしているわけですけれども、高齢者の就労支援ということもやっています。就労支援者が、ハローワークとか、就労先の情報を得ながら、その人に合った就労先を、働き先を探している。昨年の4月から今年の1月まで、就労者の数は80人おります。相談件数としては143人なんですが、1月の就労支援の状況を申し上げますと、就労できた方7人なんですけれども、そのうち60代の方が1名、70代の方が1名ということで、7人のうち2人については、60歳以上の方も就労ができています。就労支援員さんが毎月その状況を報告していただいているんですが、やはり今までの職歴であったり、経過から相談者の強みを探しながら紹介をしているということで、やはり今までの経験が物を言っているということはあるかと思います。 以上でございます。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) 梅原です。 就労支援がうまく機能しているということですが、ほかにやっぱり生きがいづくりとか、健康増進とかという、そういうこともあると思いますので、その辺も私は市の政策は非常に充実していると思うんですけれども。 渋沢栄一の言葉に「四十、五十ははな垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら百まで待てと追い返せ」というふうな、そういう言葉があるわけです。私、88歳の人と立ち話をしたときに、そのとき何と言葉をかけたらいいか分からなかったんですけれども、人生100年時代だから頑張ってくださいというぐらいしか言えないのかなと。 最後、まとめになりますけれども、私たちが目指すべきは、誰もがありのままの自分で生きられる社会であると。私、47年前にアメリカの研修中、テキサスの小学校行ったときに、玄関入ったところに表が書いてあって、それがアクセプト・ミー・アズ・アイ・アム、オンリー・ゼン・ウィル・ウィー・ディスカバー・イーチ・アザー。あるがままの私を受け入れてくださいと、そのとき初めてお互いを発見するでしょうと。ディスカバーという言葉を使っているんですね。ディスカバーというのは、カバーしたものを剥がして内側を見るということなんですけれども、ディスカバー。 アクセプト・ミー・アズ・アイ・アム、オンリー・ゼン・ウィル・ウィー・ディスカバー・イーチ・アザー。あるがままの私を受け入れてくださいよと、そうして初めて私たちはお互いの心を理解できるでしょうと。 私、それを見て、アメリカというのは、もう小学生の頃からそういうことを意識を持たせるようにしているんだということで驚きました。 私がやっぱり一番言いたいのは、女性・男性という枠で、また老人・若者という枠で見るのではなくて、一人の人間として公平かつ平等に接することが大事であるということなんですね。市長、何か補足があればお願いします。
○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
小野登志子君) 補足などという恐れ多いこともできませんけれども、先ほどちょっと触れられた、この女性が変わっていくということが大切と、女性の持つ能力のすごさというのは、もう本当に際限がないくらいのものだと思っています。この能力を最大限生かすためには何が必要かといいますと、私は女性が自らが変わらなければ社会は変わらないという、こういうことを思っております。まずその自分が意識して生きていくということをみんなでやっていかなければならないのではないかと思っております。 以上です。
○議長(古屋鋭治君) 12番、梅原議員。
◆12番(梅原秀宣君) そうですね。ぜひこれからも市長に頑張ってやっていただきたいと思います。 じゃ、最後に一言。オールド・ソルジャーズ・ネバー・ダイ、ゼイ・ジャスト・フェイド・アウエイ。 8年間、行政の方々には非常にお世話になりましてありがとうございました。もしかして来期もお世話になることがあるかもしれませんけれども、そのときはよろしくお願いします。 以上で終わります。
○議長(古屋鋭治君) これにて12番、
梅原秀宣議員の質問を終了いたします。
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△散会の宣告
○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。議事の都合のため、明日3月6日から3月9日まで休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、明日3月6日から3月9日まで休会といたします。 次の会議は3月10日水曜日午前9時より再開し、付託案件に対する各常任委員会の委員長報告を行います。この席より告知します。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。
△散会 午後1時48分...