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  1. 伊豆の国市議会 2021-03-04
    03月04日-04号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 3年  3月 定例会(第1回)          令和3年第1回(3月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第4号)                      令和3年3月4日(木)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長     渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長  西島 功君 まちづくり         西島和仁君    総務部長    鈴木雅彦君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長  山口和久君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長  天野正人君 観光文化部長  公野克己君    都市整備部長  守野充義君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長    佐藤政志君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  高橋博美     議会事務局次長 鈴木朋宏 議会事務局係長 西島裕也     書記      井川敦子 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、改めましておはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和3年第1回3月伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は4名で、1番目は高橋隆子議員、2番目は柴田三敏議員、3番目は田中正男議員、4番目は三好陽子議員の順となっております。 本日の一般質問は昨日に引き続きFMいずのくにラジオによる生中継となります。 一般質問を行う際、壇上からの発言につきましては通告の内容から逸脱しないようにお願いをいたします。 なお、質疑応答の際に私語は慎んでいただきたいと思いますので、ご注意をお願いいたします。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(古屋鋭治君) なお、ここで副市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 皆さん、おはようございます。 私のほうから1点訂正とおわびをさせていただきたいと思います。 昨日鈴木議員の一般質問の再質問、これは文化部長とやり取りしました部長の答弁の内容につきまして誤りがありましたので、おわびして訂正させていただきたいと思います。 内容につきましては、質問2の(3)観光誘客対策として市公共施設の利用の規制の緩和はできないかというご質問の①と②の質問のやり取りで、再質問の中での答弁でございます。 連続使用の特別申請を土日、祝日を含んで連続5日間申請を許可する旨で変更するという旨の発言をさせていただきましたが、一般質問の場でこれを変更するということは決定できませんので、この問題につきましては以前から課題とされておりましたので、しっかりと利用者の方々と協議、調整を実施し、検討いたしますということで訂正をさせていただきたいと思います。ですので、また予定していた改善のスケジュール等につきましても、ここで確定するものではございませんので、お含み願いたいと思います。 併せまして②の韮山運動公園の野球場等の利用の時間の除外につきましては、回答いたしましたとおり利用時間としては除外はできません。そして、内容の中でこの2施設の1週間のトータル時間を適用範囲とする件につきましても、しっかりと内容を精査した上で課題を整理し、対応させていただきますということで訂正させていただきます。 今後答弁につきましては、しっかりと部長のほうにこのことについては注意をしまして、各部長にも徹底するように指示を出しましたので、大変申し訳なかったということでございます。改めておわびと訂正をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) ただいまのことについて、ご発言について質問させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) はい、どうぞ。 ◆6番(鈴木俊治君) 今、訂正があったということの説明をお伺いしましたが、その訂正について議場の答弁の直後に、なぜ昨日のうちに議会が閉じる前にそういう訂正をしなかったのですか。いつ、そのことにまた気がついたのですか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁をお願いします。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) すぐにそこについて訂正をしなかったことについては大変申し訳なかったと思いますが、この後すぐに毎回毎回答弁調整会議をさせていただきますので、その中で各部長にも徹底を図るということも含めまして、そこで改めてしっかりと各部長のほうにこの指示をするためにもそこで徹底した形の中でするということで、それを含めて話をさせていただいた経過でございます。ただ、それが直後ではなかったことにつきましては、大変恐縮で申し訳ないのですが、そういうことの趣旨でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 後で気がついたということですね。本来であれば、そこでしっかり、よくしっかりということを私は聞くのですけれども、しっかり答弁の、質問のやり取りを聞いていただいて、そこできちんと訂正をするなら訂正していただきたいと思います。 しかし、その部長の発言というのは重いものだと私はこのように理解をしているのですが、今そこにもFMにも流れて、伊豆の国市内に電波が届く届かない、これは別問題として全体に流れているわけなんです。皆さん、聞いているんです。昨日の発言の結果を得て、こういうことは困ったよというふうなことを私は耳にしているからご質問させていただいているわけなんですけれども、その方々にも今度このことについて善処されますよということを私はその方々に、あ、よかったですねというふうにお話をさせていただきました。そうしたら、何て言ったと思いますか。善処されるといっていつも善処されていないですよと。私はこう言った、議場でやったことだから、そんなこと心配する必要ない、必ず改善されますからちゃんと見ていてくださいと、ここまで私は言っているんですけれども、そういう方々についても次の日にすみませんでしたということだけではなくて、そういうことの訂正は行政としてどのようにしていくお考えですか。お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) その場ですぐ訂正しなかったことにつきましては、大変申し訳なかったと思っています。この件につきまして、そんなに甘く考えているつもりはございません。ですから、しっかりと関係者の方については事情を説明させていただきます。実は、この問題につきましては、私が課長の時代からも話は提唱させていただいておりますし、協議もしている状況でございます。ただ、その進まなかった原因は双方に言い分はあると思いますので、そこはしっかりと位置づけの中で説明した上でやりたいと思います。ですから、その辺についてはおわびと訂正もさせていただきますけれども、利用者ということにつきましては、私もその以前からお話を伺っている部分は分かっておりますので、その辺についてはしっかりと説明はさせていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 市長。 ◎市長(小野登志子君) 昨日のそのやり取りでございますけれども、ここでお聞きしていたときにお二人でやり取りをされていたような気がします。それで、このことについてはその場ですぐに訂正するべきというのもありますけれども、議事録をきちんと見て、そしてもう一度お話をする必要があるのではないかと思いますけれども、それは議長に委ねたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) いずれにしても、行政側のほうからも説明がございましたし、鈴木議員からも質問がありまして、答えていただきましたので、この後の議事の都合もありますので、この件に対し、まだありますか。 6番、鈴木議員。
    ◆6番(鈴木俊治君) 最後に一言だけお願いします。 先ほど言いましたけれども、いろんなことをおっしゃるので、ちょっと私の言わんとしていることがぼやけてしまったのかなと思いますので、その訂正ということの対処については、私、いろいろ申し上げましたけれども、それは責任を持って行政側のほうでやっていただけるというふうなことでよろしいですね。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、行政側のほうで対応していただけるということで、承知いただければと思います。 それでは、議事の都合がございますので、先に進めさせていただきたいと思います。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(古屋鋭治君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。 申し合わせにより再質問は一問一答方式であり、質問時間は再質問を含めて40分以内とされておりますが、本定例会につきましては新型コロナウイルス感染症拡大防止策としまして、質問時間を30分以内としております。通告時間内でお願いをいたします。 なお、質問の残時間につきましては、議場の残時間表示計に表示され、終了3分前と1分前にはベルによりお知らせをいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △高橋隆子君 ○議長(古屋鋭治君) まず最初に、3番、高橋隆子議員の発言を許可いたします。 3番、高橋議員。     〔3番 高橋隆子君登壇〕 ◆3番(高橋隆子君) 皆さん、おはようございます。 議席番号3番、高橋隆子です。 発言通告書のとおり質問します。 1、大河ドラマ関連事業は市民の合意を得て進めるべきでは。 2022年、NHK大河ドラマが「鎌倉殿の13人」に決まり、主人公北条義時生誕の地として伊豆の国市が全国的に注目されることになります。本市では観光文化部大河ドラマ推進課を設置、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」推進協議会が関連事業の計画を進めています。この大河ドラマを契機に、市民が郷土の歴史に触れ、多くの観光客が訪れることで地域経済が活性化することを心から期待しています。このチャンスを成功に導くためにも市民の理解と協力は必須であります。1年間のテレビドラマ番組のために3か年で総事業費5億3,000万以上もかけることを市民はどのように感じているのか。大河ドラマ関連事業地域経済活性化の起爆剤となり得るのか。今、世界中の人々が新型ウイルスの影響を受け、苦しむ現状があるならば、いのちを救う施策を優先すべきではないかという切実な声も聞こえます。市民の疑問を代弁して以下の質問をします。 (1)、大河ドラマ関連事業大河ドラマ館義ミュージアム)、これは仮称ですけれども、義時ミュージアム韮山時代劇場施設利用休止等や予算について市民への説明と意見聴取は。 (2)、大河ドラマ館設置の目的は。 (3)、他市町のこれまでの大河ドラマ関連事業についての検証は。 (4)、大河ドラマ推進協議会とはどのような組織か。 (5)、鎌倉市や関連市町との協力体制、タイアップは。 (6)、事業全体の費用対効果は。 (7)、今後このほかに係る経費は考えられますか。 (8)、第2次伊豆の国市総合計画の7つの基本方針のうちの4つ目「歴史に学び、未来を拓く伊豆の国市」に沿ったまちづくりとの関わりは。 2つ目、新斎場の運用について。 この春、4月1日から新斎場「梛の杜」の利用が開始されます。その概要等について質問します。 (1)、新斎場はどのような点で火葬需要に対応するか。概要説明をお願いします。 (2)、住民説明会、内覧会の予定は。また、着工前に地域住民から出された要望等への対応はされているか。 (3)、ペット火葬は遺族の要望で1体ずつの火葬も選択できるよう改善すべきでは。 3つ目、気候非常事態宣言、脱炭素宣言の表明を。 年々頻発し、巨大化する台風、豪雨、豪雪、また、干ばつ、病害虫による農作物の被害、未知のウイルスの出現等、もはや気候危機と呼ばれる地球規模の問題は今すぐに行動すべきときに来ています。日本国内でも地球温暖化防止のために動き出す脱炭素宣言、カーボンニュートラル宣言を表明する自治体も増えています。私はこの4年間を通して環境問題、特に気候危機、脱炭素、脱原発を訴え続けてきました。これまでの一般質問では市長から各宣言を表明するという答弁を得ていますが、いまだ実現していません。 そこで、質問します。 (1)、気候非常事態宣言、脱炭素宣言の表明と宣言に向けた施策は。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆さん、おはようございます。 今日は一般質問の2日目でございます。4人の方のご質問をいただき、ありがとうございます。今日もぜひ、頑張ってください。私も頑張ります。 高橋議員のご質問にお答えします。 初めに、1、大河ドラマの関連事業は市民の合意を得て進めるべきではないかについてのうち、(1)です。大河ドラマ関連事業韮山時代劇場施設利用の一部休止、予算に関する市民への説明と意見聴取についてであります。 まず、韮山時代劇場の貸館機能一部休止に関しましては、11月19日、12月4日、12月15日の3回にわたり利用者説明会や意見交換会を行いました。また、利用回数の多い団体等には個別に意見聴取を行い、大河ドラマ館としての活用場所を選定するとともに貸館機能の継続と大河ドラマ館の共存型とすることにいたしました。大河ドラマ館や義時ミュージアムの構想等に関しましては、1月17日に市民及び韮山時代劇場利用者に説明会を開催いたしたところでございます。関連事業や予算の詳細につきましては、市議会での審議前ということもあり、市議会と本市の大河ドラマ推進協議会及び幹事会においての説明にとどめているものであります。しかし、このことに関しましてはなぜか関連事業費総額のみが独り歩きをし、その財源内訳についてのご理解がなされていないこともあり、市民の皆様には正確な情報をお伝えするべく、まずは関係団体へ概要の説明を始めたところでございます。 いずれにいたしましても、今後市議会での議決後に予算等も含めた正確な情報を広報紙等で市民の皆様に説明していきたいと考えております。 次に、(2)です。大河ドラマ館設置の目的についてであります。 設置目的につきましては、これまで全員協議会や一般質問で幾度となく説明をしておりますが、大きく分けて情報発信と集客の拠点、それから郷土愛醸成の拠点、教育のほうです。地域が連携し、変貌するための拠点、まちおこしですという3つの目的を持つものであります。 次に、(3)です。他市町の大河ドラマ関連事業の検証についてであります。 2月12日の全員協議会で説明をさせていただきましたが、大河ドラマ館を設置し、多くの方の来訪があり、大きな経済波及効果を得るためには、幾つかの要件がそろう必要があります。それは、大河ドラマの視聴率まずは視聴率が高いこと、さらに大都市からの距離、大河ドラマ館の立地のよさと魅力の高さです。さらに地域の観光交流客数の多寡などであります。これらについて他市町との比較、検証を行った結果、本市は各要件における優位性が高く、現状の大河ドラマ館及び関連事業の規模に関しましては、十分な勝算があり、妥当なものであると考えているところであります。 次に、(4)です。大河ドラマ推進協議会とはどのような組織かについてであります。 推進協議会は大河ドラマを契機に北条義時公をはじめとした北条氏ゆかりの地であることの再認識、一体感及び郷土愛の高揚、情報発信、観光振興のみならず教育、文化、産業の振興を行い、地域の活性化を図ることを目的とし、区長会、文化協会、PTA連絡協議会、観光協会、旅館組合、商工会、飲食業組合などをはじめとする地域の様々な団体、さらに交通や旅行事業者、金融機関そして静岡県や警察などの41団体にて組織されているものであります。 次に、(5)です。鎌倉市や関係市町との協力、タイアップについてであります。 まず、鎌倉市につきましては担当レベルでは連絡を取り合い、情報交換をしながら事業を進めております。その他の関連市町との連携につきましては、県が主体となり東部20市町を含む82団体により組織される連絡協議会や伊豆半島13市町を含む正会員90団体で組織される美しい伊豆創造センター、3市1町を含む8団体で組織される駿豆線沿線地域活性化協議会等様々な組織において大河ドラマを活用した広域での連携や協力による取組が始まっております。このほか、県内、県外の市町からも個別にイベントでの連携等のお話もいただいておりますが、こちらにつきましては相手があることなので、具体の説明は控えさせていただきます。 次に、(6)です。事業全体の費用対効果についてであります。 費用対効果につきましては、これまでもご説明しているとおり本市の優位性とドラマ館の魅力を加味すると、目標来館者数30万人以上という人数を上回る相当多くの来館が想定され、市内への誘導によりその経済波及効果はとても大きなものとなり、現在の事業規模に対する効果は十分にあるものと考えております。 次に、(7)です。今後この他に係る経費についてであります。 現時点ではこの事業規模で事業展開をしていきたいと考えておりますが、来館者やこの地への来訪者数を踏まえ、今後さらなる取組が必要となる場合もあるかと考えております。 次に、(8)です。第2次総合計画の基本方針4「歴史に学び、未来を拓く伊豆の国市」との関わりについてであります。 大河ドラマ館や関連事業等において大河ドラマを契機に義時公、北条一門、源頼朝公等、本市にゆかりの深い人物を学ぶ機会を創出し、郷土愛を育む取組を予定しており、大河ドラマ関連事業は第2次総合計画の基本方針4の施策の大綱1、「歴史・文化・芸術を いかした ひとづくり まちづくり」の推進に寄与するものであると考えております。 次に、2です。新斎場の運用についてのうち、(1)です、新斎場における火葬需要の対応についてであります。 新斎場の整備は長岡斎場が抱えている施設、設備の老朽化や狭隘という課題を解消することを最大の目的としております。整備に当たっては将来の火葬需要の増加や多様化する葬送にも対応可能な施設となるよう進めてまいりました。具体的には本市における死亡者数は2035年、令和17年に728人と想定され、新火葬場基本計画の策定検討を開始した平成27年度における市内大人の火葬数488人と比較しますと、1.5倍近くになると推計しています。この火葬数の増加に対応するため、長岡斎場では2基であった火葬炉を新斎場では3基に増設するとともにペット炉1基を設置しています。また、施設として会葬者100名規模から家族葬等の少人数による葬送まで対応できるよう、待合室等多目的室の間に可動式の間仕切りを設けております。 次に、(2)です。住民説明会や内覧会の予定と地域住民からの要望等への対応についてであります。 新斎場整備は平成28年7月の市民向け講演会以降、地区説明会等を複数回開催し、市民の皆様のご理解、ご協力の下進めてまいりました。特に新火葬場の建設及び操業に関する協定書を締結させていただいた山木区、多田区、奈古谷区の3区につきましては要望事項の進捗状況を含め、年1回各地区にて説明会を開催しておりましたが、コロナ禍の影響により令和元年9月開催の説明会後は各区長様ご了承の上、説明会に代えて文書による区内回覧とさせていただいております。 以上のような経緯、また、新型コロナウイルス感染予防を考慮し、新斎場の完成に合わせた住民説明会は開催しないことといたします。 次に、内覧会でありますが、コロナ禍のため、広く市民の皆様を対象とした内覧会の開催は控えたいと思います。ただし、先ほど申し上げました協定書を提出させていただいた3区と整備前に説明会を開催させていただいたみどり区の各区長様には3月10日に各地区10名以内での内覧が可能な旨、お知らせしております。 なお、不定期ではありますが、現在まで20回、市ホームページに工事の進捗状況について掲載しております。 最後に、地域住民から出された要望等への対応ですが、協定書締結の3区からの要望事項につきましては実施、この施工内容の一部変更が生じた事項を除いておおむね実施しており、その実施状況についても年1回各地区に報告しています。 次に、(3)です。ペット火葬についてであります。 伊豆の国市斎場では近年のペット火葬の需要に対応するため、専用のペット火葬炉を設置いたしました。ペット火葬には1体ずつ火葬する方法と合同で火葬する方法がありますが、ペット火葬を行っている県内の多くの自治体では合同火葬が採用されております。これは市民に施設を低額で使用していただくことに配慮したものと考えられます。このことから、ペット火葬の方法については合同火葬を採用することとし、現時点では1体ずつ火葬する方法は考えておりません。 次に、3です。気候非常事態宣言、脱炭素宣言の表明についてのうち(1)です、気候非常事態宣言、脱炭素宣言の表明と宣言に向けた施策についてであります。 かねてより気候非常事態宣言、脱炭素宣言の時期についてはコロナ明けのオリンピック開催前に宣言を行うことが望ましいと考えていると申し上げてまいりました。この度、コロナ終息にはまだ遠いようですが、準備が整いましたので、3月18日の定例記者会見において気候非常事態宣言及び脱炭素宣言をいたします。 なお、宣言に向けた施策につきましては引き続き地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)で掲げております家庭や事業所での省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの導入を推進、移動手段の低炭素化、森林と農地の保全の4項目の取組を重点的に実施してまいります。また、令和5年度までの期間となっております環境基本計画地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)でございます。これについて、改定を前倒しし、カーボンニュートラルの目標を盛り込むとともに国や県の動向を踏まえ、効果的な施策を検討してまいります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより3番、高橋議員の再質問を許可いたします。 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 3番、高橋です。 では、質問の順番3番からいきたいと思います。気候非常事態宣言と脱炭素宣言の表明を3月18日にしていただくということで、4年間ずっと取り組んできましたので、私の任期中に宣言していただけるということで一安心なのですが、パフォーマンスに終わらせないようにしっかりとチェックをしていきたいと思います。 そこでですけれども、最後の、前倒ししてとかというのがありましたが、具体的な施策とそのいつまでにこの各種計画を改定するのかということと、何パーセントという具体的な目標というのはどうなっているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) まず、具体的な施策についてということでございますけれども、この計画の見直しの中での具体的な施策については、これから決めていくということですので、まだ、もちろん決まっているものではないということです。前倒しをしてやりたいということの中で、実は県のほうも来年度、令和3年度に同様の県内の温暖化に対する区域施策編のほうの改定を予定しているというところがございます。ですので、県ばかりではないのですけれども、この問題については全国的といいますか、全世界的といいますか、そういった規模の中での取組ということもございますので、まずは本市の次の段階である県の状況、それから国の状況も踏まえて作っていきたいなということでございます。 それから、いつまでにということでございますが、これも明確には決まっていないのですが、基本的には計画策定には前回の策定の経過を踏まえますと、やはり2か年ぐらいはかかるのかなというふうに思っております。ですので、通常のパターンでも令和5年度末までには策定をするということになるわけです。現在の計画が令和5年度までの計画だからということなのですが、ですので、やはりその国の、それから県の状況を踏まえる中で少し早めていきたいということについては当然思っているところということでございますが、具体的にいつまでというところについては、今日の時点ではまだ、申し上げられないというところでございます。 それから、最後に具体的な数値目標というようなことだったと思うのですけれども、これも今、所管のほうと一緒に話をしている話の中では、計画期間については、やはり10年ぐらいの計画になろうかなと思っております。これは、県のほうも2030年度までの計画を作るというようなことで計画をしているというふうに聞いておりますので、そういったものとの歩調、それから既存の計画が今、10年の計画スパンという中での仕立てをしているというようなところもありまして、ですから、目標年度としては恐らく2030年度辺りを設定していくのが、最終的には2050年度までの計画を踏まえる中での取組になると思うのですが、中期的な目標として2030年度辺りが目標になってくるというふうには思っております。そんな中でこれから現在の状況であるとか、いろんなものの国・県等の動き、そういったものを見ていく中で目標値については設定をしていきたいなというふうに思っております。2050年度までにゼロにしていくという宣言をするわけですから、それに見合った数値目標というようなものを立てていきたいなというところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 あまり決まっていないということで、全然決まっていないことで宣言をするのかなとちょっと今、びっくりしたんですけれども、宣言の内容は、じゃ、どうなっているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 宣言の内容は、主なものは両方の宣言の内容ということですが、お答えをさせていただきますが、脱炭素宣言については当然2050年までに二酸化炭素の実質排出ゼロを目指すという内容になります。それから、気候非常事態宣言のほうについては、再生可能エネルギーの普及拡大に対する取組に努める、その中で今申し上げたように2050年二酸化炭素の実質排出ゼロを目指す、それから、市民や事業者に対してこの気候危機の現状と環境に配慮した取組の必要性についての周知をする、森林等の保全を図る、農地も含めてということですけれども、それから、あとは環境への負荷が低減された持続可能な社会を目指すというようなそういった内容になっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 目標としてはいいんですけれども、計画は30年辺りまでとか、そういうざっくりではなくて、本当に、まず、2050年までにゼロにするとしたら30年までに何パーセント削減する。そういったバックキャスティングで計算していかなければいけないわけですから、こういうものは炭素予算というものがあって、炭素予算の計算シートとかそういうものもありますので、しっかりと計算をして周知のときにもざっくり、やんわりではなくて、しっかり数値で言っていただきたいなと思います。地域自立分散ネットワーク型エネルギーシステムだとかゼロエミッションだとか、そういうこともありますので、ほかの市町も具体的な施策を上げています。そういうこともよく研究していただいて、3月18日にしっかりとした宣言をし、その後にちゃんとその計画に沿って、計画が令和5年までにはできるかなとか、そういうのではなくて、実行で令和5年までにここまで削減しますという、実行できなければしようがないわけですから、計画にその何年もかけるようなことはなく、しっかりとやっていただきたいなと思います。 2011年3月11日、東日本大震災があって、福島の原発事故から10年たちます。あの頃はやはり、脱原発ということでエネルギーシフトが叫ばれていた頃ですけれども、10年たって、喉元過ぎればではないですけれども、やはり忘れかけているところがあるのではないかなと思います。そのところを市長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) この質問の事項内での感想でよろしいですか。 10年たちまして、今まださらに心の傷は大変皆さん、深いものがおありと思っております。このカーボンニュートラルに向けたCO2排出の削減計画というものも市としては検討を重ねておるわけです。先ほど部長は大変謙虚にまだできておりませんと申しましたけれども、きちんと案もできているわけで、案をまだまだ検討しているんです。そう簡単にたやすいものを出すというわけにはまいりません。この今唐突に3.11のお話を伺いました。この問題で一番大切なのは、やはりこの私たちがなかなか触れてはならないというか、触れられない原発の問題が一番大きいと思っておりますので、ここではそのお話は送らせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 私も再三申し上げていますけれども、脱炭素宣言と、そうしますともくもくと煙が出るものは炭素が出るからよくない、だけど、電気はクリーンだよねという、そういう思考になりがちなので、やはりそこは電気を使うことで温室効果ガスがこれだけ出ているわけですから、そういうことも含めて脱炭素と脱原発は同じように語っていただきたいなと期待しておりましたが、そういうことでした。 では、新斎場について質問します。 概要説明は分かりました。広報の2月号、3月号にもお知らせがありましたので、皆さんもお分かりかと思います。住民説明のことですけれども、この3区、山木、多田、奈古谷とみどり区の皆さんには説明がということですけれども、あそこの道を実際通っている山の上の小松、あとエメラルド、高原、富士見ニュータウン、そういう方たちが着工前に要望を出したと思うのですが、その辺りの対応はどうなっているのでしょうかという質問です。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 今着工前に要望を出したというご質問なんですけれども、この新火葬場を建設、整備するに当たりまして説明会を28回開催しております。その中にエメラルドタウンの管理事務所でみどり区を対象に2回の説明会を行っております。そんな中でご意見として出てきたというのは若干ございますが、道路の外灯でありますとか、樹木の伐採はこの道路に関してやっていただきたいとか、あと、この施設が気持ち的にはあまり見えないようにしてもらいたいような意見はいただいているということはございました。そのような形の中で、ただ、この斎場整備に関しましては、この見えなくなるようにということで一段下のほうに、低いところに斎場を整備いたしまして、照明等も必要最小限の照明で夜間は営業しないということで、7時には消して施設的には目立たないようにしているということでございます。あと、伐採等は工事に関係する道路の支障になるものは伐採をさせていただいたというところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 3番、高橋です。 道路の樹木の伐採とか道路灯とか、そういうことも言われていましたので、その辺りも、下から来る人たちばかりではないということでお願いしたことはあると思います。あと、それからそのとき出たかは分からないんですけれども、あの道の不法投棄とか捨て猫とかそういう問題もたくさんありますので、斎場とは関係ないかもしれないですけれども、そういうことも気をつけていかないといけないかなと思っています。 3番のペット火葬ですけれども、皆さん、着工前から、着工前というかペット火葬ができるよということで非常に、ああ、よかったという声が多かったのですけれども、結局のところは合同火葬ということで、この合同火葬というのは具体的にどういうことなのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 運用のほうの関係になりますので、私のほうから回答のほうをさせていただきますが、合同火葬というのは1体ずつの火葬ではなくて、5体から今想定しているのは、火葬するものの大きさにも、ペットの大きさにもよるのですが、5体から10体程度を一緒に火葬のほうをさせていただくというようなことでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 その後のお骨はどうするのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 遺骨については、専門の業者のほうに最終的な処理のほうについてはお願いをし、そして、供養のほうもしていただくというようなことで考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 ペットに関しては、避難所運営についてもそうなんですけれども、やはりもう家族の一員ということで、やはり合同ということではなく、しっかりとそのペットの1匹1匹に最後のお別れをして、お骨もいただきたいという需要があると思うのですが、その辺りには対応できないのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 当初からのこの4月1日からの運用の中では、合同火葬ということでやらせていただくということでございます。ただ、この取組についてはこの4月1日から本当にスタートをするというところでございますので、施設のそのペット火葬の利用状況であるとか、市民の皆様のお声を聞くことに努めまして、今後1体ずつの火葬についてのことについては、やはり今後の検討課題かなというところでは捉えているところでございます。ただ、先ほどの市長の答弁にもございましたように、やはり施設利用者のその近隣の状況なんかも見る中で、やはり安価な金額での施設利用をしていただくというところで、近隣市町村も合同というところを多く採用されていると。また、近隣の市町の中には1体ずつの火葬をしている民間の事業者の方もいると。それから、もう一言つけ足しをさせていただければ、やはりその施設の運営上のことも、効率的なことも考えますと、スタートの時点ではこういった形を取らせていただきたいなというところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 ペットの火葬の需要も増えていくと思いますので、その辺りの検討は市民の声を聞いて、対応できるところは。値上げをしてもいいと言っている市民もたくさんいますので、その辺りのことを検討していっていただきたいと思います。 では、1番の大河ドラマに関しての質問をします。 これは、大河ドラマが来るということは本当に願ってもいないチャンスでありますし、これで盛り上がっていくのは本当にそれは期待しております。だから、反対しているわけではないのですが、あまりに行政の皆さんというか、この計画自体がすごい楽観的だなということで、行政の役割というか議会の役割でもあるのですけれども、最悪の想定というか、想定をたくさん広げておいて、それに対して対策を今からきちんと考えていくというのが、やはり責任ではないかなと思いますので、危機管理というような意味もありまして、ちょっと質問したいと思います。 この大河ドラマのこの事業に関しては、知らない市民もたくさんいらっしゃるようなので、繰り返しになりますけれども、分かりやすくご説明をお願いいたしたいと思います。 まず、この市民の説明会ですけれども、1月17日に確かにありましたが、これの周知はあったのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) これは、関係する利用者です、それとか、韮山時代劇場に掲示をさせていただいたり、あと、ホームページにもしました。そのような形でお知らせをしてあります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 本当に市民説明会と言えるものなのかなというのが来た人たちの感想でもありますし、後日そんなことは知らなかった、あくまでも利用者説明会じゃなかったのかという声もありました。市民に説明しているということが、もう、この説明されているのかなという、ちょっと疑問があります。それで、12月の市民からの請願もありましたが、ここは貸館機能があって、たくさんの団体が時代劇場を使っている。それを1年半使えなくなるので、時代劇場ではないところにドラマ館を持って行ってくれませんかみたいな、そういう話があったわけです。それは、請願が上がったわけですけれども、即座にもう時代劇場以外考えられませんという回答をいただきました。その中で、利用者がほかのところに移動してくれることも考えてくれたし、結果として円満解決だったからよかったじゃないかということなんですが、その辺りの経緯が本当に円満解決で利用者の皆様の理解は得られているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 全ての方には理解は得られてはいないと思いますが、大方の方には理解を得られていると思っています。当初団体名は言いませんけれども、反対であった団体の方が、その利用者説明会、個別に話したところもありますけれども、こういうことを考えているんだよというような話をしたところ、話はよく分かったと。これから利用者の、その団体以外の話も聞いて、こういう形でやっていくから協力をお願いしますと言えば、みんな分かってくれるのではないかというような意見もいただいたり、もう、やるからにはしっかりとしたものをやってもらいたいとか、逆に韮山時代劇場のアトリエですか、あそこの2階のアトリエが富士山の眺望が非常によいので、フォトとかインスタ映えするからそこのそういうような提案もやったらどうですかなんていう、逆に提案をいただいたようなこともあります。ですので、全てではないですけれども、理解はしていただいたのかなと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) この利用者の説明会、また、市民説明会につきましては、一番コロナの渦が相当大きかったところがありますので、このコロナ禍におきます開催というのは非常に難しいところがありました。ですので、どこまで周知して多くの方、たくさんの方が来てしまうと、本当に会としてなかなか成立しないだろうということもございましたので、その辺の部分もあって、できる限り範囲の中でしっかりと周知をして開催したということでございます。と同時に、前からも何回も言っておりますが、時代劇場につきましては、全てが全て使えないということではなくて、今利用されている方も共存するような形での開催ということを皆さんにも周知させていただいております。そんな中では実際に貸館業務として生きるところと、それから大河ドラマ館として利用されるところを、一つの中の空間で共存しようということでありますので、そこは市民の方も参加していただき、みんなでおもてなしをしながら自分たちの活動もできる範囲でやっていただきたいという部分があります。 ただ、当然その利用にご不便を来たすことはございますので、そこはしっかりとフォローするということもお約束させていただいていますので、一部少し過激なご意見をいただく方はいらっしゃいましたが、先ほど部長が申したとおり大方の方々がこの大河ドラマ館の必要性、また、みんなでやるということのご理解をいただいたということで、私はそこについてはしっかりとしたコンセプトを得られたのかなということと、それにつきましてもしっかりと市民の方の後押しの声もいただいているということで、私は理解している状況でございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) こういう機会ですから、その分からないところはお互いに分かるようにさせたほうがよろしいかと思っております。 10月7日にこの協議会のほうで承認されました。時代劇場でやらせていただくということが承認されたわけであります。その前後に全協でお話をしてあると思います、このことにつきましては。そのことについて、私はこの事務局の課長に、この時代劇場のここを利用して活動している人たちに対して、その部屋をどうするかというような、そういう意見は出ませんでしたかと、心配でしたから聞きました。そうしたところ、お一人ご意見がありましたと。その意見についてはどんなふうに皆さん思っておられたでしょうかと言ったら、お答えして、そこまででしたということですので、全協ではこのことについては納得していただけたのかなと思っておったわけであります。それが10月7日の頃であります。 それから11月にかけてはご存じのようにコロナのクラスターで、大変みんなが忙しくしていたときでありますけれども、その発端というのはこの映像ホールを利用している団体の方から第1リハーサル室を利用している人に対しまして、4月の初めになると、このFMいずのくにのスタジオとこの映像ホールがもう解体されるということだから、第1リハーサル室のほうで活動したいもので、仲間にというか、その中に入れてくれるかどうかというような問合せがあったということで、その方に、では、第1リハーサル室をご利用されていた方にお聞きしましたところ、いや、そうではなくて、その映像ホールを利用している方から映像ホールは高過ぎるから安いそちらへ入れてくれというようなことだったと。これは、ちょっとにわかに信じがたいお話ですけれども、発端はそういうところにあったということで、やはりこの辺りも私はもっと知りたいと思っているわけであります。 もとよりこの活動している人たちに関しましては、私としましてはこの大河ドラマ、これのパビリオンといいますか、このホール2つを利用してやる大変大がかりなものであり、利用している人たちにこそ、いろんな面、芸術の面、文化の面、それから創造する面、こういう面において一緒にやったり、また、NHKの手法や、また、高い技術、そういうものも学んでいただきたい、そういう思いがあったわけでありますので、排除しようとかそういう思いは全くなかったのでございますが、共存してやらなければいけないと思っていたのが、この話も11月19日にはお話させていただきましたけれども、皆様方の耳には届かなかったということが非常に残念に思っております。 当初それがスタートだったような気がいたしますので、それをこれから修復していくために、様々な努力をしたわけですけれども、中には文化活動をする市民団体の活動の妨げという記事を見た方々が、え、外でやるところはないのということも実際言ってきておられるわけです。もう少し協調してやったらどうですかということで、そのときにはもう、既に当局がきちんとこの居場所を、活動場所を確保してあったわけであります。これが、どういうわけか大変大がかりに吹聴されていたということが、とても残念でなりません。これだけはお聞きいただきたいと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) ここでまちづくり政策監から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 議長、すみません。 先ほどの周知の関係ですけれども、新聞にも記事が載せてあるということで、それを加えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、高橋議員。説明会の関係、まだありますか。 それでは、3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 市長のお話もよく、ちょっとよく分からないですけれども、結局のところいろいろな調査が細かいところまで行き届いていなかったのかなという印象を受けます。 では、市のほうが代替、代わりの施設はもう何か手配してくれたという話だったように思うのですけれども、じゃ、例えば時代劇場の大ホールでピアノの発表会をやろうと思っていたけれども、もう来年の発表会はできない。アクシスの大ホールを借りたい、そういった場合に使用料を同じにしてくれるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 使用料の件は、少し、アクシスのほうが少し高いものです、その辺、ちょっと検討させてくださいというお答えになっています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) まだ検討中ということで、じゃ、そこはコンセンサスは得られていないということではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 使用料は条例の関係ですので、検討してまいりますというお答えです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 時代劇場の大ホールなどの使用料については、ドラマ館に使用するときには公益性が高いため免除とありましたけれども、公益性って何でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) この今回の事業は地域の活性化ということで、地元の観光業はもとより商工、あと教育ということに寄与するというようなことで、公共的というようなことでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 公益性が高いため、ドラマ館に使用する場所は使用料を取らない、免除です。そして、そこの間、1年半使えない団体については、そこは考えていないか検討中ということなんですけれども、この辺りのことを市民が分かっているのかなとちょっと思います。こういうこともしっかりと市民目線で考えていただきたいと思います。負担を強いているわけですから、しっかりとその辺りの検討をしていただきたいと思います。ここまでで。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。休憩時間につきましては、10時20分までといたします。 △休憩 午前10時05分 △再開 午前10時20分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き、3番、高橋議員の再質問を許可いたします。 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 3番、高橋です。 では、(2)の設置目的のほうにいきたいと思います。 これは私も再三言っているのですけれども、拠点となる、旅行商品に組み込むために拠点となるNHK大河ドラマ館というのは必要ですねということは、私も理解しています。そこで、NHK大河ドラマ館は設置する必要があるけれども、NHK大河ドラマ館というのは韮山時代劇場の映像ホールを使って、NHKエンタープライズだと思うのですけれども、契約して、まだしていないんですけれども、9,000万円ぐらいの予算です、予算というか見込み、それで終わるかと思ったのですけれども、実は義時ミュージアム(仮称)というのがありまして、この義時ミュージアムが通路や大ホールを使って1億3,000万円かかるということなんですよね。この義時ミュージアムというのは市民のほうからもこれは何だということで説明を求められておりますので、直接お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 義時ミュージアムといいますのは、通路にこれは全協、市民の皆様にということですから、通路を利用して、まず、義時のたどった軌跡といいますか、それを13人を紹介して、その軌跡、その葛藤とかその思いをその時間ごとに大ホールに向かっていくというような仕掛けです。そのドラマで伊豆の国市から始まる石橋山、山木館から始まるのですけれども、そして、鎌倉へ行ってというその時代の流れに沿って義時が思った葛藤とかその決断をしたとか、そのような時間的なのを大ホールに向かって行くというような描き方を、今想定しています。そして、大ホールで承久の乱という最大な義時が、朝廷に弓を引くような大きいこの武士の政権を築き上げたというきっかけとなって大きいことになるのですけれども、そこが最大の山場となるような仕掛けをして、史実に基づいたことを、義時に関する史実に基づいたことをそこで市民の皆様に学習してもらうというようなことを考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 では、この大河ドラマ館というのは大河ドラマの俳優さんたちが使った着ているものだとか、そういうサインだとか俳優さんたちのパネルがあったりすると。そういうテレビの番組に即したものなんだけれども、この義時ミュージアムというのは史実に沿った学習の場でもあるということですね。これが、1億3,000万円かかるということです。この大河ドラマ館に関しては、郷土愛の醸成とか感情移入とか、そういった言葉がすごく多用されているんです。感情移入、それから郷土愛醸成、これを何回も言われるとちょっとなと思うのですが、この辺りを教育長はどうお考えか、ちょっと見解をお願いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(内山隆昭君) もちろん郷土愛につきましては非常にいい機会であるというふうに思っておりまして、今まであまり知らなかった義時を学ぶことによって、その近辺の歴史にまた、再び視点がいって、子供たちが学ぶ必要、さらに興味を持つと。感情移入というのは、やはりそのときの雰囲気を、あるいは義時がこういうような承久の乱の状況で頑張ったんだとか、いろんな、やはり視覚に訴えて子供たちの、やはり意欲をかき立ててくれるのではないかなというふうに思っておりまして、大変期待しております。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 そういうことで、小学校の教員に義時研修を何回かで分けてやったり、また、推進協議会の中にも県立高校の校長が入ったりして、随分教育のほうにも入っているのですけれども、なんか政治主導なところがあるのではないかなという、そのちょっとこう、気持ちがざわつくところがあるわけです。感情移入にしてもその郷土の偉人なのかヒーローなのか、そういったもの、あとはそこに葛藤があったとか、そういうことというのは感じるのは自由だと思うんです。だから、これはなんか最初から目的が郷土愛醸成、義時はヒーローだと、それを押しつけているという気持ちが私はして、とても気持ちが悪い。なぜかというと、やはり道徳教育の危うさにもつながっていくと思うんですけれども、やはり国が愛国教育を進めようとしているのではないかというときに人の内面性をダイレクトに対象化するということで、これは憲法第19条の思想、良心の自由、自由権ということにもう侵害しかねないことではないかなと、大げさかもしれないけれども、けれども、思想、良心の自由、人間の尊厳を支える基本的条件というのがあります。ですから、信教、学問、表現、そういったものの言論の自由なんかは保証されているものですから、頭からこの伊豆の国市の偉人なんだ、ヒーローなんだということで教育していくのはどうかなと思いますがいかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) それはちょっと違うと思っております。 北条義時に対する皆さんの思いはおのおのでございます。私は北条義時の生まれた江間の生まれなんですけれども、鎌倉幕府2代執権になった義時、これ、こういうことは誰も覚えて、知ってもいないでしょうし、義時について大体の方は当時朝廷に弓引く逆賊というイメージを持たれていた、長い間そちらのほうが多かったですよ。この度、三谷さんがどのような義時像を作ってくれるのかというところに期待があるわけであります。それはもちろん、これは史実に基づいたまた正しい史実の裏づけを、今懸命にやっておられると思いますけれども、この義時像、勝手についていた今までのイメージからどういう義時が生れてくるかという、物すごい大きな期待があるわけでありますので、そこのところをもうちょっと大きな気持ちで見ていただきたいと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 大きな気持ちで見るかどうかというのも自由だと思うのですけれども、義時は結局のところここの本当にみんなが知っている源頼朝とか源氏、源氏を根絶やしにしたというダークな面もあると思いますので、そういったことも史実に基づいて、感情移入しないまでも勉強していけばいいのかなと私は客観的に思っています。 (3)の他市町のドラマ館のことですけれども、こちら、視察はなかなかコロナで行けなかったと思うのですけれども、視察や調査はどの辺りまでしたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 視察ということですけれども、私は京都の亀山、亀山です。それとあと、岐阜、あと可児市、あと、ドラマ館はないのですけれども、まちの雰囲気というか、その後の事務の進め方等の勉強のために真田丸の上田市、あと、和歌山県の九度山町のほうへ行っていまいりました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 「麒麟がくる」が終わりましたが、そちらの終わった後の検証はされていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 検証、まだ終わったばかりで検証はできていませんけれども、この間、12月の全協で説明した程度ですけれども、入場者数とかその辺は、入場者数とあと設置状況です、協議会の金額とその辺は検証してあります。ご存じのように、この資料のとおりに説明したとおりコロナの影響があって、来場者は少なかったと。当初計画していた人数には達していないということです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 答弁の中で、全協で説明したからとかというのではなくて、今市民が聞いていますので、しっかりとそこは説明をしていただきたいと思います。 検証はされていないということですけれども、もう新聞やネットなんかでもこの検証というかは出ていますので、そちらのほうはちゃんと調べて答弁していただきたかったなと思います。 亀山市に行かれたということですが、これは光秀、明智光秀です、ゆかりの地として地名度アップにと狙いましたけれども、これがほとんど登場しなくて、最後に亀岡市の市長がドラマのストーリーと亀岡市の関連が認知されなかったのは残念。NHKに言っても仕方がないと述べたと。これは読売新聞に載っていますけれども、麒麟は来なかったということなんですよね。そういったこともあります。それに比べてと言うか、対してですけれども、ドラマ館は造らなかったけれども、もともとあった、これは国友鉄砲ミュージアムというのがありまして、長浜市ですけれども、これは麒麟に使われた鉄砲、火縄銃です、が出たということで、こちらのミュージアムにはふだんの1.6倍のお客さんが訪れたと。こちらは小さいんですけれども、町の人たちが非常に喜んだ。これで出るか出ないかで一喜一憂するわけです。紀行、最後の番組の後の紀行に紹介されるかされないか、それでも随分一喜一憂する。その辺り、伊豆の国市はどのぐらい出るのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) その件につきましては、ちょっとどのくらい出るというのは言えません。ただ、なるべく出ていただくようにはお願いをしているところであります。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) そのことに論じてここで議論しても意味がないと思っています。というのは、これからの話だということと、それと生誕の地ということはずっとついてきます。ですから、北条義時は1年間出続けますので、そういった面でいけば常に生誕の地というのはクローズアップされると思います。ですから、それを目指してうちのほうも組立てをしながら、どうしたらこの義時がPRして、皆さんにも周知し、また、この有名になる義時を、だけではなくてその北条の一門の土地、また、源頼朝の旗揚げの地ということも含めて全体のその歴史、文化をしっかりとそこに位置づけながらPRしていく。そのために今、状況の中で職員も含めて皆さんと同様に協議をしているという状況でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) この三谷幸喜さんとお話をしたことがございます。そのときに、いかにここの町が長い間登場してくれるかというのが話題になったときに、真田丸に関しましては、あまりにもそのお父さんですか、の評判がよくて、ついに半年になりましたと。本当は1話か2話だったはずなのにというお話をいただいたわけです。それで、この一番魅力のあるのが義時のお兄さん、宗時ですよね。この宗時が長く出して、出ればこれは長くなるというようなお話がございました。これは石橋山の合戦で討ち死にしてしまうわけですけれども、こういうこともやはり一緒に話合い、作っていく地元との交流というのは物すごい大切だと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 今のお話ですと地元との交流を深めていって、なるべく伊豆の国市が出るように働きかけていきたいということでしょうか。
    ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) それは当然のことと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 「麒麟がくる」の舞台のたくさんドラマ館がありましたけれども、どこも麒麟よ来いキャンペーンというのを張って、本当に毎回毎回出るんじゃないか、出るんじゃないかと見ていたわけです。最後まで出なかったといって落胆したということで、麒麟は来なかったという記事が載ったわけですけれども、そういうこともありまして、こちらが幾ら期待してもそこのところは図れない。それで、若いお母さんたちにしてみても小栗旬がここに来るの、ロケに来るの、見に行きたいわ、なんていうこともありますし、そういうことで町が盛り上がるのはいいかなと思いますが、全て未定というか分からないということで、分かりました。 そして、4番の大河ドラマ推進協議会とはですが、これは市民団体ということですが任意団体で、会長が市長、これが昨日の答弁によりますと重い責任を負えるのは市長だけではないかと、だから市長が会長だということですね。財務上の問題はないかということで、代理人は、まちづくり政策監が受けるということで、契約に関しては代理人が受けるみたいなことで法的には抵触しないというご説明があったと思いますが、このお金の流れについてもう少し分かりやすく説明していただけないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) お金の流れ、市からの交付金ですので、私が、代理である私が市長に交付申請をしまして、市長から代理である私に交付金が出るというような流れでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 執行者として、そうですね、じゃ、例えば推進協議会じゃなくて、仮に市が予算を直接執行するというとしたらどういう手続になるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 市が執行するのは普通の通常の市の流れで会計の流れでございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 質問の趣旨がちょっとよく分からないのですけれども、そもそも協議会、推進協という組織をつくり、それは当然うちの事務局でございますけれども、市民団体を入れた形の中で、そういった組織の中でこの事業を運営していく。ですから、市が直接直轄でやるということではなくて、皆さんと共にこの事業を進めていくというスタンスで交付金という形になりました。通常で一括、いわゆる通常の事業であれば当然その予算の中に通常の経費としているわけですけれども、そうではなくて、推進協でやって皆さんと共にこの事業を進めていくというスタンスですので、交付金事業として位置づけているということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 分かりますけれども、なぜ推進協議会のお財布が全くゼロで、そこから市の交付金だけを運用していくわけですよね。その辺の私が理解が及んでいないというのでしたら、丁寧な説明をいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今年度につきましては、協議会のお金は市からの交付金で行っています。来年度の予算説明会で説明資料を配付した中で説明しますと、PRグッズ等の販売、そういうものが収入と、協議会の収入となっていくものです。市からの交付金以外で。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 一般的に協議会などの交付金、補助金を交付して予算を執行するというのは、構成団体が負担金や会費なり何かのお金をお財布の中にお金があって、それにプラス交付金をするというのが普通ではないかなと思うのですけれども、まるっきりその最初はゼロで始める、しかも後で言いますけれども、国の交付金がまだ入っていないのにそれが、それを基にしているということがちょっと私には理解できないところがあります。もう一つ分からないのは、では、伊豆の国市補助金等交付規則というのが平成17年にありますけれども、これに照らして市長とその推進協議会の関係、どうなっているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 市の補助金交付要綱もございますので、そこでまず基本にした形で交付要綱の中でしっかりとその申請の内容を提示し、その内容に基づいてその事業自体が、これは適切なのかということの中で交付をする。その交付した金額につきましてはしっかりと管理をしながら、最終的にその補助金の交付の中の状況を報告してもらうという形の流れになっています。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 伊豆の国市補助金等交付規則、第3条は市長が補助金等に係る予算の執行に当たっては補助金等が市税その他の貴重な財源で賄われるものであることを特に留意し、補助金等の交付の目的に従って公正かつ効率的に使用されるように努めるものとするとあります。そして、第7条、市長はとありますけれども、最後のほう、法令及び予算で定めるところに違反がないかどうか、補助金事業等の目的及び内容が適正であるか、金額の算定に誤りがないかどうか等を調査しと、これの括弧で契約の承諾を含むとあります。ということで、協議会の会長が市長でチェックするのも市長ということになりはしないかと思うのですが、その辺りはどうしていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 契約に、チェックの、事務は事務規定で私が事務長となっていますのでチェックをいたします。そして、契約に関することは双方代理に、昨日内田議員にも説明にもしましたとおり、双方代理にならないよう私から、私と市長というようなことで契約というか交付金額をもらうようになっています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) ちょっとよく分かりませんけれども、西島政策監が代理人として交付金をもらう、チェックをするのも西島政策監でとおっしゃったのですか。もう一度お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 事務をチェックすることも私の役目です。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 今お金の流れのことを言っているのですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) この交付金は観光文化部のほうの所管の交付金でございますので、基本的には執行する側は当然観光文化部、こちらが当然執行して交付するわけでございますので、そこのほうのその補助金の執行に対する交付要綱に基づいたチェックというのはそこで実施すると。事務局側としてまちづくり政策監が今、双方代理の中でやりますので、そこは執行側としてしっかりとその辺を賄うという形になりますもので、そこはなあなあになるとかということはございませんで、これはどの補助金交付についても全く一緒の流れでございますので、そこはしっかりと担保した形の中で実施していくという形になろうかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 そのしっかりと担保した形の中でということが分からないので今質問していたわけですけれども、では、これを言ってもしようがないので、この大河ドラマ関連予算が5億3,312万円というのが独り歩きしているという批判というか、ありましたが、かかるのはこのぐらいだということで、まだこれは予算が議会で承認されていないので、議決されていないので、これはそういう推進協議会からの予算案だと思っています。そのことについても質問したいのですけれども、この5億円が独り歩きしている、ちゃんと説明したいというのですけれども、この予算概要を市民が見るにはどこを見たらいいのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 予算概要は記者発表の、市民が今の段階で見るのは記者発表の主要事業のところぐらい、この詳細までは見ることはないと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今議員のおっしゃるのは一般市民の方にその内容をという話をされていますが、これはもちろんその議会で予算として上げているわけですが、予算審議を経て、議決をされてもらわないとその内容についても細かくは説明できないのが現実でございます。ですから、議決後にしっかりと市民の方々には周知をする。その前に皆さんにしっかりと、議員の皆さんに3年間の事業の組立てですとか、その実際の収入の流れですとか、こういう形で想定していますよということも含めて詳しく説明させていただいているわけでございます。ですから、その内容については議員の皆さんがしっかりと理解をしていただくために、うちも説明をさせていただくというスタンスで今います。ですから、全協でも説明をさせていただきましたし、この一般質問の中でもこういうご回答をさせていただいているわけでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) では、よい機会なので今の一般質問のこの段階で説明をいただきたいと思います。 予算概要の中の収入ですけれども、地方創生交付金、これは国からの交付金ですけれども、1億524万円を見込んでいます。この地方創生推進交付金というのは、具体的にどういうものに使われるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 予算説明会のときには大ざっぱにソフト事業ですというようなことです。ソフト事業ですということですので、今日具体的に言えということですので、予算資料の説明の項目でざっと大まかに言います。設置関連ですけれども、設置関連もここはソフト事業、ソフト事業と言っていますけれども、いろいろと工夫をしまして、設置関連でも今、義時ミュージアムの史実を調べる項目がありますので、そこを対象としています。それが400万円。あと、運営管理、これが約1.3億円、誘致宣伝関連が約6,500万円、歴史探求伝承事業が1,000万円、地域活性化事業で約200万円で約トータル対象事業が2.1億円というような内容でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 今回の大河ドラマのソフト事業の面ということで説明いただきましたけれども、この国の交付金、地方創生推進交付金というのは本来どういう目的だったかと言ったら、本当にその創生、地方創生推進のためということなんですけれども、結構やはりもっと健康なまちづくりだとか、私も視察に行きましたけれども、岩手県の紫波町、そういったところのまちづくりや、それから公共交通、お年寄りの足が困っているとか、今切実に住民が困っていること、そういうまちづくりに使えるという交付金なんです。それを交付してもらうということです。分かりました。そして、地域振興基金利子ですけれども、これはどういったものでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) この基金、地方振興基金ということです。これは果実型ということです。これは、地域振興のための基金ということで、資金を積立てて資金を取り崩すことなくそこから生じる果実、いわゆる利息のみをもって基金の設置目的、要は地域振興のために財源等に充てる基金ということになっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) これは合併特例債の21億円を使って、国債を買ってその基金にしてその利子を使うということなんですけれども、これは1年間幾らになりますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) これが、トータル、来年は1,063万8,000円でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) ということは、これは全額大河ドラマにつぎ込むということで分かりました。 この条例設置目的の中ですけれども、やはりこれは市民提携型パートナーシップ事業だとか中山間地のまちづくりといったことに使いましょうという基金だったはずなんですよね。それを丸々大河ドラマに令和3年、令和4年と使っていくということで、こちらも市民によく説明をしておいたほうがいいと思います。 それから、7番、今後このほかにかかるお金は、あったらこれから計上していくということなんですが、考えられることはたくさんあると思います。30万人訪れるということは、平均1日1,000人ですから、2,000人訪れることもあるかと思います。そうすると、トイレのこと、道路のこと、そしてごみ、掃除、そういったこともすごく細々とお金がかかってくると思うのですが、そういった予測というか、そういうものはどのぐらいしているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 道路整備、大幅なインフラ整備はもう、当然間に合いませんので、計上というのはあれですけれども、今考えているのは推進協ではなくて、昨日、課内、内田議員の質問にもありましたけれども、優先順位を変えて、例えば建設課とか道路保守の維持計画がある、地域地区の要望とかあるところを優先的に今回は北条の里の付近をやるとか、そういうようなことで対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 今、予算審議していまして、やはり文化、芸術、それから細かいところですけれども、図書館の本、図書購入費、そういったものから少しずつ削られていく、その説明はやはり財政難だということなんです。この優先順位を本当にこの大河ドラマに全て注ぎ込むということで、これは千年に一度の千載一遇のチャンスだから、これはもう、賭けるしかない、その気持ちは分かりますけれども、千年に一度のチャンスかもしれないけれども、災害は毎年来るわけです。災害に備える、それからコロナに備える。そういったことを後回しにはできないことで、そちらのほうもしっかりとしていただきたいと思います。 それから、じゃ、次ですけれども、「歴史に学び、未来を拓く伊豆の国市」こちら、どういうわけか市民は歴史アレルギーがあると市長が前に発言したのですけれども、こちらは市長、どう思いますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 歴史と言いましても、伊豆の国市の歴史の中で一番皆さんが期待しているのが江川太郎左衛門、この江川太郎左衛門英龍公の本というのは、この一番多いわけです。大変難しいんです。そういうところで、少し難しいということで敬遠されがちなところもある。しかしながら、それをボランティアガイドの皆さんたちが軟らかく分かりやすく丁寧に親切にこれを説いてくださいまして、少しずつそれが分かってきつつあるということです。大変難しい歴史が横たわっているのが伊豆の国市であります。この度、この北条義時が大河ドラマとして登場し、分かりやすくその歴史を展開してくださるということは大いに期待しているわけであります。この「歴史に学び、未来を拓く伊豆の国市」この関わりにおきましては、大河ドラマ館や関連事業においてこの大河ドラマを契機といたしまして、義時も今までのこの、今までの偉人です、これは。源頼朝、北条時政、政子、そして時代は変わって北条早雲、江川太郎左衛門英龍公、韮山反射炉、運慶5体の仏像、その他本当に枚挙にいとまのないほど大変なこの重層する遺産、歴史遺産、この遺産のまちをこの立派に売り出していくということ、これはもうこの千載一遇のチャンスだと思っておりますし、これを拠点に置きましてこの観光も回復を図っていきたい、いくように努力をするべきと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 歴史アレルギーというのも小野市政の結果の一つかなと考えています。 地元の人たちがずっと守り受け継いで重層する歴史の舞台ということなので、やはりもっと郷土資料館なり地元の歴史を大切にしていただきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これにて3番、高橋隆子議員の質問を終了いたします。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては、11時10分までといたします。 △休憩 午前10時57分 △再開 午前11時10分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。--------------------------------------- △柴田三敏君 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き一般質問を行います。 次に、13番、柴田三敏議員の発言を許可いたします。 13番、柴田議員。     〔13番 柴田三敏君登壇〕 ◆13番(柴田三敏君) 皆さん、こんにちは。 議席番号13番、柴田三敏でございます。 議長より発言の許可が下りましたので、通告書に従い3点にわたり一般質問を行います。 最初に1、伊豆の国市歴史観光の誘客施策についてであります。 2020年は日本、いや世界中が新型コロナウイルスに翻弄され、宿泊、飲食、物販事業者などはさんざんな1年でした。令和も3年目となる2021年度はコロナウイルス感染拡大の影響から反転攻勢を仕掛けたい年ではありましたが、感染再拡大によりGOTOトラベルキャンペーンの一斉停止、1都3県への緊急事態宣言発出からその他府県への拡大などさらに波及は続き、年初から観光産業関連は厳しい瀕死の状況に追い込まれてしまいました。ここで通告書の提出後に10都府県に発令中の緊急事態宣言については、先月2月末日に愛知、岐阜中京2県、京都、大阪、兵庫の3府県、福岡の計6府県を解除されることを申し添えます。 このような状況の中、2022年大河ドラマ関連予算概要案が全員協議会で歳出3か年総額約5億3,300万円余、令和3年度当初予算に3億3,900万円余を計上予定であると説明されました。 なお、大河ドラマ館などは1年間で解体、撤去が条件とされます。 そこで、伺います。 (1)大河ドラマ館等は、放映時1年間だけの開催とされるが、歴史の宝庫伊豆の国市に手始めとして平安末期から鎌倉時代を彷彿とさせるVR(バーチャル・リアリティー、仮想現実)を活用した誘客宣伝をしてはどうか。 (2)VRと関連して他の市町にもあまりないAR(オーグメンテッド・リアリティー、拡張現実)も誘客の目玉に検討してはどうか。 (3)「鎌倉殿の13人」放映に当たり、観光関連団体と連携が良好な鎌倉市、小田原市などへの集客対策として本市より無料送迎バスを計画されてはどうか。 (4)小野市長は学園都市構想が胸の内にあるようですが、これほどの歴史資源が埋蔵されている本市に歴史博物館構想はいかがでしょうか。 2番、源氏山公園と温泉神社の車道・歩道の安全確保について。 伊豆長岡温泉ミライ会議はにぎわいのある温泉場通りの再生を目指し、地域や自治体、民間事業者が連携して造るエリアプラットフォーム会議体として設立されました。国土交通省による官民連携、まちなか再生推進事業の採択を受け、温泉場の未来ビジョンを策定し、大切な地域資源である温泉を守りながら地域で暮らし続けられるコミュニティを目指し、温泉のある暮らしをテーマににぎわいづくり、まちづくりを進めています。昨年秋口から事業がスタートし、今年の3月頃までには最終的な着地点の方向性を決める段階に入ってきていると聞いております。 そこで、伺います。 (1)伊豆長岡温泉のにぎわいづくりや人の流れを古奈温泉と長岡温泉につなぐ源氏山公園は今後活用が期待されます。長岡側急斜面の車道と古奈もみじ公園からの遊歩道の安全対策は必要と考えますが、当局の見解は。 (2)温泉のある暮らしがテーマであるこの事業で温泉神社の再生を目指し、清掃作業は続けられていますが、温泉場通りから温泉神社まで登り歩道の安全確保及び景観整備に着手してはどうか。当局の見解は。 3番、大河ドラマ関連の進捗状況についてであります。 令和2年12月定例会において私は、大河ドラマを生かした観光活性化への取組について多岐にわたり質問をいたしました。その中で放映前、放映中、放映後の取組方、周遊ルートの設定、歩行環境、駐車場の整備、交通手段の確保、ボランティアガイドの育成などの進捗状況について伺います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 柴田議員のご質問にお答えします。 初めに1、伊豆の国市の歴史観光の誘客施策についてであります。 歴史観光といいますと、人々は歴史観光に何を期待するのか、さらにそれを迎える側はどのように展開させるのか、これが誘客につながっていくと、誘客施策につながっていくと思っております。 (1)です。平安末期から鎌倉時代を彷彿とさせるVRを活用した誘客宣伝についてであります。 当市の歴史遺産を皆様に知っていただくための手段として行政がVRを導入する場合、正しい史実に基づいていることと、史実の裏づけが必要となります。当時の建物に関しては絵巻物等を参考に推定復元することは可能ですが、史実に基づいた復元といえるものではありません。言うまでもなく国指定史跡には厳格な保護が求められるところであり、現地での行為に対する様々な規制、制限があります。加えてVRをはじめとする各種媒体の活用においても、その内容について極めて高い真実性が求められており、市の責任の下に信頼性のある復元建物等をVRにより再現することは困難であります。現在大河ドラマの放映に向けては北条家ゆかりの寺院である願成就院や北條寺をはじめ、史跡や名所等15か所に簡単な説明書きとQRコードを読み込んでいただくことで詳しい情報を得ることができる看板の設置を計画しております。 次に(2)です。VRと関連してAR、拡張現実ですよね、誘客の目玉への検討についてであります。 ARの観光誘客手段としての活用については、若い世代に対して効果的であると考えますが、VRと同様正確な復元ができないことなどから導入は考えておりません。しかし、大河ドラマ館においてはグラフィックや映像を駆使したこの義時ミュージアム、義時ワールドが展開されるようですので、ご期待いただきたいと思っております。若い方たちにぜひ、見ていただきたいものであります。今後新しい情報発信の手段としてSNSを活用した効果的な情報発信対策について観光協会や旅館組合と検討してまいります。 次に(3)です。集客対策としての無料送迎バスについてであります。 鎌倉市や小田原市とは北条五代観光推進協議会などで連携し、歴史文化の発信や交流により地域の活性化を図っております。この鎌倉市や小田原市を行き来する無料送迎バスの運行はもちろん大河ドラマ館目当てのお客様と思います。しかしながら、どういうお客様なのか、この事業についての実施主体や財源については分からないものですから、市としては無料の送迎バスの運行については考えておりませんが、今後誘客に向け観光協会同士による協議の場を設け、北条家ゆかりの地を巡るバスツアーの企画や広域での周遊コースの造成等について検討していく計画であります。 次に(4)です。本市歴史博物館構想についてであります。 様々な時代の歴史文化が重層的に蓄積する当市にとって、歴史博物館のような施設を建設し、観光的な視点も含めて広く文化財の公開、活用を図ることは大変重要なことであると考えております。そのためにもぜひとも大河ドラマ館を成功させたいですね。 次に2です。源氏山公園と温泉神社の車道・歩道の安全確保についてのうち、(1)です。源氏山公園の長岡側急斜面の車道と古奈もみじ公園からの遊歩道の安全対策についてであります。 長岡側から源氏山展望広場に至るまでの車道は急勾配の箇所があったり、吹きだまりの場所にはこの落ち葉が積もるなどの状況が見られます。落ち葉は大変危険ですよね。コンクリート舗装には滑り止め加工などの安全対策が施されており、また、道路パトロールも定期的に実施し、落ち葉が側溝にたまっているときは道路清掃などを実施しております。古奈もみじ公園からの遊歩道は夏の期間を中心に年二、三回の草刈りを実施しております。それでも雑草が繁茂し、歩道にも雑草がはみ出るなどの状況が見られるときがあるため、予算の制約はありますが、できる限り安全対策を実施してまいりたいと考えております。 次に(2)です。温泉場通りから温泉神社までの歩道の安全確保及び景観整備についてであります。 温泉場通りから温泉神社に至るまでの歩道は長4013号線として市道認定をしており、温泉神社の手前には一部階段も設置されているため、この部分には手すりを設置するなどの安全対策をしております。しかし、市道から分岐して県道伊豆長岡三津線に至る南側の部分にも階段がありますが、この部分は赤道となり、階段の延長も短いため手すりは設置しておりません。歩道の隣接地には竹やぶの繁茂や空き家の民家のなどが見受けられますが、民地であるため市が公共事業として景観整備を実施するということは難しいと考えます。 次に3です。大河ドラマ関連の進捗状況についてであります。 放映前、放映中そして放映後の取組につきましては、大河ドラマを契機とした地域振興を一過性ではなく、持続させるということが重要であると考えています。そのためには、放映前には大河ドラマの活況を前にリピートしてもらうことを意識した商品、サービス、おもてなしの質の向上に取り組み、放映中はリピートを意識して、もう一度来てくださいと満足度を上げ、放映後はさらなるリピートに向けて改善を継続する、こういうことでございますが、いずれにしても、やはり心に残る、心に訴えるおもてなし、こういうものが大切なのではないかと思っております。この循環が大河ドラマを契機とした変貌につながるものと考えております。 周遊ルートの設定などは観光協会や旅館組合、地域の団体や観光事業者等と連携しながら大河ドラマ館を組み込んだ旅行商品の造成期限となる6月に向けて行っているところであります。 歩行環境や駐車場整備、交通手段の確保につきましては、大河ドラマ館の魅力による集客力により大きく左右されることとなりますが、多くの来訪者が来ることを想定して対策を検討しているところであります。 そのほか、大河ドラマに向けて観光業に携わる方だけでなく、多くの産業、団体、地域の多くの皆様がこの機会を最大限生かすために行動をしていただいているところでございます。 以上であります。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより13番、柴田三敏議員の再質問を許可いたします。 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 13番、柴田です。 最初に、市からの答弁、今市長から答弁いただいたのですけれども、観光という視点に立っての映像として訴える、復元のイメージを沸かせるという観光戦略といいますか、そういった形で私は申し上げたつもりですが、回答が市の責任の下に信頼性のある復元建物等をVRにより再現することは不可能であります、あるいはいろいろな行為に対する様々な規制、制限がありますということで回答いただきました。 何も法を違反してお願いしますと言ったつもりはなかったのですけれども、そういった観光のイメージ、戦略イメージということでお話させていただければと思います。 現在その、ここにも書いてありますけれども、史跡や名所など15か所に簡単な説明書きとQRコードを読み込んでいただくことで詳しい情報を得ることができる看板を15か所に看板の設置を計画しておりますというふうに述べられました。このQRコードを設置されたということなんですけれども、計画されていることなのですが、こういったものはウェブサイトといいますか、動画サイトといいますか、それ、ユーチューブというんですかね、そういった、もう少しどういう内容のものなのか詳しく説明をいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 案内看板につきましては、願成就院であったり北条氏邸跡等に15か所設置を考えております。その中で、その板面につきましては今考案中でありますので何とも言えませんが、そこの史跡の解説を記載したいと考えております。あと、その板面のところにQRコードを付しまして、それを例えばスマートフォンとかかざしていただいて、それを押すとそのホームページ等に飛ばすことができるというものであります。その中で、今考えているのが来年1年間は大河ドラマ館が設置してありますので、大河ドラマ館のホームページに飛ぶようにしたいというふうに考えております。その後、その次の年がもう既に大河ドラマ館はありませんから、QRコードは取り外して、違うところのQRコードに飛ばすと。そのどこに飛ばすかというのはまた来年1年間のうちに考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) ありがとうございます。 それで、史跡や名所など15か所と述べられました。私は当然一番人気の願成就院、北條寺、いろいろ考えているわけですけれども、15か所と今言われたものですから、願成就院、北條寺以外どういったところを指すのか、ちょっと伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) あと、豆塚神社、成福寺、光照寺、北条義時邸跡、蛭ヶ島公園、香山寺、珍場神社、真珠院、八坂神社、成願寺、あとはほかは3つあるんですけれども、そこは今選定中であります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) ありがとうございました。 ちょっと質問があれだったんですけれども、この私がちょっと気になったのがVRと自分も言い出したつもりだったもので、かなりいろいろ私も相談しながら述べたわけなんですけれども、このQRコード、看板での説明、かなりVRに近いような形での役割を担うということができるというふうに考えてもよろしいのでしょうか。その辺は部長、いかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) ちょっとVRまではいきません。ですけれども、今考えておるというか実際に補正で取らせていただいた中で、北条氏邸跡に強化ガラスでできたもの、当時の北条氏の館であるとか池です。それらをイメージできるものを設置して、来訪される方々に理解を得たいというような形で今考えておりますが、今その程度でありますが、VRまではちょっといかないかなというふうには思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 分かりました。 11月19日なんですけれども、いろいろ市民との時代劇場での利用者説明会大河ドラマ館の設置概要についてのございました。そこで多くの市民の方が出席されまして、予定時間を超える活発な意見が出され、その中で私も行っていたのですけれども、最後のほうで若い男性の方が、確かバーチャル宣伝してはいかがかと、そういうちょっと前後の脈絡は分からないのですけれども、ちょっと本人に確認したかったんですけれども、見失ってしまいまして、それが強く印象に残りまして、一般質問のきっかけになったわけでございます。それで、その一番人気のその願成就院、北條寺というのはどなたかが常駐されているお寺でございます。そして、VRで、要するによくゴーグルといいますか、眼鏡のようなもの、皆さんも見たことあるかと思いますが、ものを活用してそういったものを利用したらどうかなというふうに私はイメージしました。 それで、北条氏邸跡、かなり広い野原といいますか原っぱです。ここに何もないわけですけれども。 もちろん立て看板がございますけれども、北条義時邸跡、江間公園にある石碑です、ここにも今公園があるわけですけれども、この、ここの北条義時、括弧して(江間小四郎義時邸跡)というふうに刻まれているわけですけれども、ここの2か所はどなたもいらっしゃらないわけですので、VRでスマホをかざすと再現されるといいなと。そして、親子連れのファミリー層、若者にも受けるのではという発想です。 平成30年の西郷どん、西郷隆盛の例の大河ドラマですけれども、大変人気があったわけですが、観光客のその年代を調査しますと50代以上が約7割、そして、いわゆる50歳以下です、の方が3割という結果が出ております。若い世代も3割もいるんだなと。やはり、そういった方がファミリー層が来られて、そういった原っぱといいますか、ちょっと公園の中でのそういった石碑を見学するわけで、あまりにもその、これからQRコードが登場してまた違う感じになるかと思いますけれども、やはりそこにVRが登場するとよろしいかなと思った次第で質問したわけなんですけれども、この不可能という理由になった理由です、それをちょっと私、なかなか理解できないものですから不可能となった市の見解の理由をお聞かせいただければと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 不可能という表現をさせていただいておりますが、本市が史跡等に関しまして活用する場合、VRやARに限りませんけれども、5つの部会からなります史跡等整備調査委員会の委員であります学識経験者等の指導と了承が必要となっております。しかし、現状ではご指導いただけるだけの史実が整っていないことから、了承どころかご指導さえいただけない状況になります。したがいまして、現時点ではVRやARを利用した誘客手段はできないというものであります。 なお、先ほど申し上げました北条氏邸跡に設置するガラスのものでありますけれども、これは鎌倉にその絵巻物等がありましたので、それを基に強化ガラスによって再現したということでありまして、この僅かな設置につきましても文化庁と、あと、市の有識者の協議等を行いまして目的、内容、両方の了承をしていただいたというものであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) ありがとうございます。 市はそういった委員会があって、大変史実に基づかなければということでの厳格な立場でできないということなのですが、ひとつできる方法というのでしょうか、そういったものを考えていただければと思うんです。もし、市ができないのであれば何か指導をいただいて、自分たちの市としては、公共団体の市としてはできないけれども、例えば民間団体ですか、あるいは、例えば、例えばですけれども、観光協会ですとか旅館組合、そういった力のある若者もそろっておりますので、こういう形であればできるんだよと、市としてはできないけれども、指導はある程度するけれども、いろんな形でのそういったVRをこれから放映後に向かって検討していくと、そういったことというのはできないものなのか、そこを伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) どこでもそうだと思うんですけれども、市が何かをやるとなると、やはり観光誘客というようなことよりも史実に基づかなければならないので、たくさんの方が来ていただいた中で面白いものができないというふうに私は思います。ですから、インターネット等で資金を集めるクラウドファンディング等を利用してやっていただいたほうが、本当に面白いものができるのではないかというふうに思います。 以前にも旅館の若旦那さんとちょっと話をしたことがあるのですが、その方、結構いろいろなことを知っていまして、現在こちらのクラウドファンディングのほうをやってみたいというふうに言っておりました。ですから、私も当然これをやっていただければ、個人的には寄附をさせていただいてご協力をしたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) だんだん分かってきました。 やはり、これはVRというものができて、その民間団体あるいはいろいろ市以外の部分でできそうだということが分かりましたので、そういった形で進めていきたいと思います。また、私はやはり、どうしても放映後のことをどうしても心配しているものですからこういった意見を出させていただいているのですけれども、私もそのARの話も一つ今こういった出させていただきました。3月1日の伊豆日日新聞の伊豆総合版にも出ておりますけれども、やはり県のほうの賀茂地域局ですか、SNS閲覧が37万回ということで、スマートフォン向けの位置情報ゲーム、有名なことでそのARというのはポケモンGOと連携して、伊豆の魅力を発信していると。この県の賀茂地域局はこのほど、昨年の秋行った伊豆半島ポケモンGO、ARフォトコンテストなどを伊豆半島活性化のプロジェクトの成果報告書を取りまとめて公表して、そして、閲覧件数が37万件を超えて一定の成果を上げたということで、経済波及効果も1,210万円と試算されたと。そして、いろいろな訪問地、駐車場を含めて城ヶ崎、石廊崎、堂ヶ島、いろいろと書いてありますけれども、そういったところの訪問地もいろいろ登場したというふうに成果を述べられています。そういったところとも連携しながら、幅広くVRとARの可能性を求めて、また、市のほうとも連携しながら官民連携でやっていきたいなというふうには思います。 それで、もう一つなんですけれども、先ほどなんかクラウドファンディングという話をちょっと、部長、されたんですけれども、その伊豆長岡温泉に来てそのポケモン、そのARといった場合に、最高にいいのはポケモンに代わってその北条義時に会うことができるというのが、それは最高のことなんですけれども、そういったクラウドファンディングを使ってでも、その多くの集客を望むためにも私は実現したいものというふうに考えるのですけれども、これは、市のほうとしてはそういった考え方というのはあるものなのか、それをちょっと伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 市がクラウドファンディング等をやるということは考えておりませんで、先ほども申し上げましたとおり個人、今、先ほど言ったのは若旦那さん、若旦那さんでなくても観光協会であったり、旅館組合であったりできますので、それらの方々にお願いしたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 分かりました。 それでは、この、私は無料バスという表現を使わせていただいたのですけれども、お客様を集める、特に30万人、それ以上必ず来ますよという話をもう何回も聞かされました。50万人とも聞きました。大河ドラマに私も多くの方に来ていただきたいと思います。一つの集客の方法というのはお客様を集めるにはいろいろあるわけでございます。集客することの難しさというものも私も非常に何十年にわたって考えさせられ、痛感しております。一つの例を申し上げた次第です。ちょうど北条五代観光推進協議会、源頼朝観光推進協議会と大変友好団体への無料バスをもし、運行させまして、日帰りでも、仮にですけれども、バス1台仮に40人乗って、バスが仮に今10万円としましても、それが本当にお客様がたくさん来ればあれですけれども、1か月数本でも全然かまわない、結構なわけです、多い土日が弱いとなったら土日は避けてもいいですし、いろんな考え方ができるわけです。ただ、無料でもよく大手のホテルなんかの東京から発着させているのは幾らでもあるわけですけれども、私どもの中でもやっていたわけですけれども、そういった形の中で集客を図る、テレビ、ラジオ、新聞にかけるお金以上に安く済むという経済効果もありました。ドラマ館入場料800円、ロープウェイが仮に1,800円として朝食とかお土産代ですぐ、あっという間に1人5,000円ぐらいを使って、一つのバス代以上の倍のお金を1人頭にすると使われて行かれる。そういった集客方法もありますよと。そしてまた、友好、伊豆の国市友好都市交流協会という立派な組織もございます。おもてなしにおいては非常にそういった方が頑張ります。そういったことも含めまして、そういったことを検討して、財源につきましては誘客宣伝関連で6,653万1,000円というふうに2年間で計上されております。その本当の1%、2%の話でございます。ぜひ、本当に何か苦戦している場合には友好団体から迎え入れることも可能かと思いますが、その辺の、私、意見ですけれども、その辺は考えたことはございますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 今議員のおっしゃったとおり誘客については非常に重要でありますし、非常に難しいものがあると思っています。しかしながら、無料送迎バスを出さなくても今回当初予算に上げさせていただいた予算をご議決いただければ、本当に魅力のある大河ドラマ館あるいは義時ミュージアムを作り上げることができます。これができれば呼び込みをしなくても多くの方々が来ていただけると思っております。したがいまして、無料送迎バスにつきましては先ほど市長が答弁したとおり、今後観光協会同士話合いをしていただいて決定をしていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 歴史博物館構想の件なんですけれども、本市の歴史文化の功労者の方々も大変切望している様子というのも伺っております。郷土愛の醸成、いつもトップに掲げる本市ですので、また、クラウドファンディングではありませんが、このドラマ、義時を契機に歴史の宝庫伊豆の国市に前向きに、後世に残るものとしてよい知恵、アイデアで検討をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。
    ◎教育部長(佐藤政志君) ただいまの柴田議員のご質問の中で、後世に残すというところがあります。当然先ほど教育長も言われたように、教育の部分でもそういった博物館があると大変いいなというふうには思います。ただし、こちらのほう、伊豆の国市、歴史、それから埋蔵文化財、そういったものも非常にたくさんはありますけれども、さすがに市単独でこういった博物館となると、やはり無料で行う、今市が図書館に置いてあるような資料館のちょっと大きいものということではなかなかいきませんものですから、やはりこういったものは県とかそういったところと連携をしてやっていかなければ、なかなかお金を取ってそういった博物館にするというのは難しいのかなというふうに思っております。近隣の市町、県内でも資料館的なものを無料でやっているところはあるのですけれども、なかなかやはり有料で博物館としてやっているところはどこも、やはり先ほど来から出ているように入場者数というところではなかなか苦戦をしているというところもありますので、後世にそういったものを残す、それから市民、それから子供たちにそういったものを学ばせるという部分では非常に有効的だとは思いますが、何せ、なかなか博物館としてやっていくのは、今の時点では難しいのかなというふうに考えております。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) 柴田議員のその歴史博物館構想は本当に夢のようで、これがあったらどんなにいいかとこれについて向かって努力をしたいものだと長いこと思ってまいりました。しかしながら、この本当に博物館に関しましては県ですら踏み込めない。自然博物館を造りたかったわけですけれども、それぐらい難しい、博物館というのは私もかなり、この、見させていただいておりますけれども、これをもし、本気でやるには、もうしっかり、何年かからなくてもいい緻密な構想を練っていかなければならないと思っています。あるとき県のほうでもこの空き地がありまして、韮山駅の前の空き地、ここに小さいけれどもどうかというようなお話がありましたけれども、しかし、とてもとても、この博物館のお金のかかることといったら大変なものであります。この大河ドラマを契機といたしまして、もし、それに向かって進んでいくことができれば、本当にすばらしいと思っております。努力しましょう。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) ありがとうございます。 やはり、そういった言葉が出て、そういった今大河ドラマを契機に、やはりまた一歩ずつ積み重ねていければと思います。特にこの町には、やはり私もいろんな仕事柄温泉地に出かけることがあるわけですけれども、やはり美術館一つないというのもちょっと寂しい感じがしたものですから、あえてまたそういった功労者の方のそういったことを切望されている方がいらっしゃいましたので、発言させていただきました。それに向かって前進していきたいと思います。 では、この2番目の源氏山公園の急勾配の道路のことなんですけれども、大変またこれも厳しく、いろいろ書かれております。ただ、ちょっと気になっているんですけれども、この源氏山公園の登り口です、あの道路、車で上るほう、急斜面なんですね、急勾配。これも私は経年劣化というのは免れないと思われるのですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。また、分かればで結構ですけれども、これはいつ頃着手されたのかも併せてお伺いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 今のご質問ですけれども、源氏山公園の展望台に向かう急な車道ですよね、あそこが劣化している部分、また、あやめ御前広場からなんですけれども、そこからの遊歩道もこういったのも劣化しているというふうに聞いております。ただ、その安全対策ですとか劣化部分につきましては、当然長岡温泉に訪れたお客様ですとか、周囲の皆様が安全に源氏山を散策できるように予算の範囲内、予算の制約はありますけれども、適切な維持管理を図っていきたいというふうに考えております。ただ、いつできたというのは、すみません、今ちょっと資料がなくて申し訳ありません、今分かりませんので、申し訳ありません。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) それと、ちょっとこれは温泉神社と源氏山公園を2つちょっと交互になってしまう部分があるかと思うんですけれども、それでも部長、ちょっと私事前に撮った写真をお渡ししてありますので、少しそこを見ながら話していければと思います。 空き家対策といいますか、その温泉場通りから市道、先ほど言った温泉神社に向かう長4013号線ですか、ちょうど入口にあるラーメン屋さん以外は全て上っていく右側が空き家になって、また、運悪く突き当たったところが廃墟といいますか、空き家なんですが、廃墟、非常に景観の悪さ、どうにもならない、そういった空き家対策としてせめて取り組んでいただきたいのですが、その辺はいかがなものなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 景観上何か対策ができないかというようなご質問かと思うのですけれども、私も柴田議員のご質問、通告を受けてから私も現地を確認をさせていただきました。確かに温泉神社周辺には空き家ですとか、あと、休業しております旅館がありました。ですけれども、確かに景観上あまりよろしくないなとは私も思っております。ただ、市がその個人の資産に対して景観上の理由から取り壊しをしなさいとか、そういったことはなかなか言えないということが非常に難しい問題であるなと、こういうふうに考えております。ただ、議員がおっしゃるように空き家対策という話になりますと、空き家と対策の推進に関する特別措置法、要はそういう法律がありまして、特定空き家ということで、そういうことが認定できることもあるかと思いますけれども、そういった中でも解体の勧告等をするということは権利者に対してそういう勧告をするというのはなかなか難しいのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) いろいろお聞きしていますけれども、この両方の公園、源氏山公園とそれから温泉神社に向かう両方、やはりいろんな散歩をされている、散歩といいますか、いろいろ観光客も当然訪れています、少ない人数ですけれども訪れていますので、手すりの整備とそれから安全確保ということでの特に温泉神社に最後、やっと着いて、あと階段8段ほどを上って神社に行くわけですけれども、鳥居をくぐった辺りからの右左の最後の8段の手すりなんかの細かい話ですけれども、ぜひ、検討いただければと思います。 それと併せて、このもみじ公園から今、遊歩道ができて登れるわけですけれども、西林寺側からも登れます。いわゆるその弥勒菩薩というところを通って最後は合流するわけですけれども、写真を見てお分かりだと思いますけれども、台風なんかがあった後、大きな木に枝が引っかかって、大きな枝が、木が引っかかっているような状態もあります。また、やはり転んだり手すりがなかったために骨折、滑り落ちたりという方も若干おりますので、点検というのはなかなか難しいかと思いますけれども、官民併せてのこれは大変広い場所ですので、やっていかなければいけないと思いますけれども、その辺をぜひ、進めていただきたいと思うのですけれども、特にオリンピックが始まるということで、町なかの看板が条例に合わないものが撤去されて、大変きれいに整備されました。あともう一息で100%ということもお聞きしております。そういったことが現実にできるわけですから、大河ドラマで50万人ですか、30万、50万と来られるわけですので、ぜひ、そういったように町なかの、お客様が来られて登られる、通られるところ、そういった環境のその景観の整備についても私はできるものと思いますが、その辺はもう一度お聞きしたいのですがいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 議員が最初におっしゃいましたように、国の官民連携まちなか再生推進事業ということで、直接補助ということで伊豆長岡温泉ミライ会議のほうで今、ビジョンを策定してくれていると思います。これにつきましては、その温泉街が疲弊してきているということですとか、既存の旅館が廃業していく中で従来の行政主導のまちづくりから地域活性化を民間主導でやっていこうと。民間主導のまちづくりに向けて事業を今進めているということでございます。将来の地域をみんなで共有する未来ビジョンづくりを行っているというふうに聞いております。温泉街の活性化に向けて、特に伊豆長岡温泉と古奈温泉の中間に位置いたしますその源氏山につきましては、確かに観光客ですとか市民の方々が自然に触れ、また、雄大な富士山だとか田方平野が眺望できる場でもあるということで、温泉場の活性化に向けて現在関係者の皆さんが一生懸命活動されているということですので、先ほど言いましたようにこれまでのように行政主導ではなく、計画を作っているということで、関係者の皆様が主体的になって未来ビジョンを策定中であるということでありますので、当然この中にも源氏山も盛り込まれているというふうに聞いていますし、今後このビジョンの実現に向けて、市としてどのような支援ができるか、行政としてどのようにできるのかまた検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) この温泉神社の、これは長岡の伊豆長岡温泉全ての温泉神社と思っていいですか。はい、そうですか。そうすると、古奈にも湯元に神社がございますよね。この2つが伊豆の国市の温泉神社なんですよね、いいですか、それで。この温泉神社のこの、あそこに温泉施設がございます。あの周辺がとても道が悪いから、夜歩いてくれと言われて、私もあそこを歩きました。それで、その道路に関しては、ちょっとこのアスファルトかコンクリートで直すことはできるのではないかというようなところでありましたけれども、今度のお話は、やはりこの大河ドラマやオリンピックに備えて地域をきれいにしていきましょうという積極的なお話であることは、とてもいいことだと私は思っております。もちろん、大変苦しい財政の中ですけれども、何かに備えてということでやるのが必ずしもいいのかという疑問もあるにはありますが、みんなで心を一つにしてやっていこうという考えは決して間違いではない、そういうお気持ちでぜひ、これにつきましては進めていただきたいなと思っております。副市長からどうぞ。 ○議長(古屋鋭治君) それでは引き続き柴田議員。ここのお題をまだ続けますか。次に移りますか。 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) もうちょっとありますけれども。 ○議長(古屋鋭治君) この関係でやられるのだったらどうぞ。 ◆13番(柴田三敏君) もうちょっと続きますので、あとで、じゃ、結構です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。分かりました。 それでは、会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては13時までといたします。 △休憩 午後零時01分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 午前に引き続き、一般質問を行います。 引き続き、13番、柴田議員の再質問を許可いたします。 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 13番、柴田です。 2番目のところの、ちょうど終わりかけた頃だったんですけれども、第86回の源氏あやめ祭が今、事業計画されております。昨年の第85回はコロナ禍で、あやめ御前の供養祭のみ行ったということで、中止という結果になりました。 今年はコロナ禍のまだちょっと先は若干見えませんけれども、やる方向であやめ祭を第86回は、今回だけはやろうという今、体制ですので、計画を練っているところでございます。新規計画としましては古奈・長岡区及び源氏山の装飾事業を考えて、あやめ御前の摩崖仏、通称あやめ御前広場、長岡側ですね。そして源氏あやめ祭の起源地とするため、開催時に装飾を行い、源氏山及び周辺も含め、お祭りの雰囲気醸成を行おうと今計画しておるところでございます。 先ほど都市整備部長が、前もっていろんなところを見て回られたので、先にお答え既にされてしまいましたけれども、あやめ御前広場、通称ですね、長岡側の、そこから源氏山の頂上に登る小さな階段といいますか道がございます。あそこも当然もうマークされているということは、先ほど部長、聞きましたけれども、そういったことを含めて、お祭りに向けて改善していかなきゃいけないということで、我々考えているところでございます。その山頂へのいろいろ草とか樹木等に関して、これはいろいろ申し上げましたけれども、官民一体となって取り組んでいくことだと私は理解しております。 ただ、民も少しずつではありますが、動き始めております。市と連携して取り組んでまいりますので、もう一度、先ほど市長も併せてそういったことにこれから取り組んでまいりますと一回述べられておりますけれども、やはり手すり含めていろんな話をさせていただきました。 改めまして、先ほどの階段の部分ですね、あやめ御前広場からの、非常に難しい部分もあるかと思いますが、特に民間が寄附されたものだともお伺いしていて、非常に私も危惧しているところでございます。その辺、併せまして担当部としてはどのように考えられているか、もう一度お聞きいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) すみません、この場をお借りしまして、先ほど源氏山公園の道路がいつ頃整備されたのかというお話があったんですけれども、なかなかちょっと時間がなくて調べられなかったんですけれども、源氏山公園につきましては、都市計画法上では公園ということなものですから、基本的には主に市民を対象にしたレクリエーションの場として公園機能を有することを目的に、昭和27年に都市計画決定された公園だということですので、その辺り、もしくはその以後に道が整備されたのかというように思っていますし、舗装についてはもうちょっと後なのかということなものですから、少なくても公園として決定された昭和27年以後ではないかというふうに思われます。 先ほどの質問になるんですけれども、源氏山につきましては、議員のおっしゃるとおり温泉街の魅力を高めて周辺の市民の皆様の利用を促しながら、適切に維持管理を努めることとしていきたいというふうに思っております。 また、源氏山を介しまして東西に温泉街があるわけですから、これをつないで回遊性を向上させることで、温泉街の魅力を向上させていくということで、市民のための憩いの場でもありますし、けれども、大きな観光施設でもあるというふうには捉えております。 そういった中でいろんな、確かに広い面積のところですので、夏場になれば本当に草を何回刈ってもなかなか追いつかない状況もあるんですけれども、繰り返しになりますけれども、伊豆長岡温泉に訪れた方々が安全に源氏山に登っていただいて、散策したり、富士山の眺望を見たり、田方平野の眺望を見たりできるような、そういう施設ということで、繰り返しになりますけれども、予算の範囲内で何とか維持管理をしていきたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 ここの部分最後になりますけれども、先ほども市長が大変前向きな発言されて、ちょっと終わっているんですけれども、繰り返しになるかもしれませんけれども、私の思いといいますか、古奈温泉と長岡温泉の真ん中に立つ源氏山、その源氏山公園は観光客のためでもありますし、市民が有効活用される、今、部長がおっしゃられましたような大変重要性のある大切なものだというふうに私は考えております。 市当局としては、特に市長におかれましては、大きい視点でどのようにこの源氏山公園というものを、源氏山を位置づけられているのか、どのように捉えられているかを、もう一度お聞かせください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 源氏山はもともと観光道路と言われておりまして、私が中学生の頃、今から何年前になるでしょうか、旅館に来られた皆さんが何の大きな施設がなくても、道路を行ったり来たりしながら、この周りの景観を眺めていらしたのを覚えております。まず、そういう立ち位置でいくのが一番いいのかと思っております。 そこで市民の皆様、あるいは観光協会がご努力をされ、桜並木を造り、そして周辺の整備をし、大勢の人が来てくださるような形にしてあります。 そういう方もおりますけれども、一番のネックは長岡の摩崖仏の、あそこに上がる道路があまりにも険しいので難しいのかなと、大勢の皆様にお越しいただくのは難しいのかなというふうにも思っております。 このたびは、もみじ公園のほうから登っていく道、それからさらに順天堂の向かいの最明寺さんのほうからストップになっているところはもうストップにしてしまって、この道をちゃんと整備していくということも大切かと思っております。 もう一つ加えますと、西琳寺さんのほうから途中で弥勒さん、あそに行くお客様が非常に多かったんです。ですから、寺社とか神社、そういうものも一体となって、皆さんが大事にしていてくださることが大切ではないでしょうか。 その一説というか、こういうのもありました。 そのちょうど今、言った西琳寺のもうちょっと古奈よりのところと、長岡温泉の今、南山荘さん、ここをトンネルを掘って行き来し、そこで観光の拠点をつくったらどうかというのは、そうですね、私が市長になるまだ20年ぐらい前には、そういう構想もあったようであります。それもできたら面白かったでしょうと思いますけれども、現在、地元の皆さんが南山荘さんを中心にどのようなまちづくりをしていくかということをシャトレーの皆様たちとも研究をされておるようであります。 基本は、源氏山で楽しんでいただくということが一番だと思っております。ほかにあそこに何を造ったらいいですか。それは今からまた20何年前には、伊東のおさるランドが潰れたから長岡へ持ってこいなんていう、そういう乱暴な案もありましたけれども、伊豆長岡温泉にはおサルはふさわしくないと思っております。やはり、ふさわしい施設、ふさわしいもの、ふさわしい観光を考えていかなければなりません。 コロナによりまして全国の大変大規模なホテルなどがなかなか苦しいような状況で、伊豆長岡温泉は本当にご努力で今、苦しいながらも続けられております。やっぱりこのリピートしてくださる方々が多いということ、このよさをぜひ、伊豆の国市のいろいろな情報をいただいて、それはやっぱり歴史が一番ふさわしいと思っております。こういうものとやはりタイアップしてやっていくことが望ましいと思っております。あそこに何を造ろうと、山頂に何を造ろうと、それは難しいと思っております。ぜひ、いい伊豆長岡温泉の演出するための源氏山であってほしいと願っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) ありがとうございます。 市長におかれましては、私たちの観光協会、旅館組合にいろんな、あやめ御前供養祭、それから7月3日、4日に今向かって何とか実現しようとして、第86回に向かっているわけですけれども、いろんなアドバイスをいただきまして、本当に感謝をしております。盛大にやっていきたいというふうに思っていますので、ぜひ源氏山周辺の環境整備よろしくお願いしたいと思います。 あと最後の方になりますけれども、この3番目なんですけれども、今年は5月15日、承久の乱がちょうど800年ですね。北条義時にとって最大の記念すべき年でありますが、日が近づいてきております。 何か計画されているとは思うんですけれども、その内容説明を伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 承久の乱ということですけれども、今年度は特に計画はしてございません。 案としては、そういうことは非常にいいと思います。今年度はちょっと支度も間に合わないもので、来年度放映のときに、何かあればというようなことも考えられると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 私、ちょっと期待しすぎちゃったのか、というのは私は推進協議会、いつもやるドラマのです。それから伊豆・富士山周遊促進連絡協議会、随分たくさん多くの方が質問して、また、回答もいただいております。 ただ、市民の方からどうしてもということで、議員さんを通じて、あるいは自分が傍聴に来ていろいろ伺った。だけれども、実際に市からの広報というんでしょうか、見える化、可視化、ぜひこの両団体、特に多額な推進協議会には、お金が下りておりますので、そういったものをどのような運びでシンポジウムを開かれたり、そういったものをやっぱり見たいと、そういうことでございますので、ぜひこれからこういった情報公開といいますか、可視化、見える化、可視化という表現を使っておりましたけれども、ぜひ、これは市民からの要望ですので、お願いしたいと思います。 それと、ボランティアガイドの件なんですけれども、1月17日に市民利用者説明会がありまして、高校生が述べられました。源頼朝と北条義時について、韮高の。大変、私はさわやかに聞こえまして、やはり一世を風靡した三重県立相可高校、高校生レストラン、まごの店ですね、そういった先例もございますので、もちろん学業優先ということは分かっています。部活も優先です。当然のことなんですけれども、そういったボランティアガイドに、そういった高校生を交えるというのはいかがなものか。その辺の見解を伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 非常に議員の提案いいと思いますが、学校のほうとも相談しながら、学校のほうでお許しが得られれば、そのようなことも提案していきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) 結びに、高校生を持ち出してきてくれてよかったと思っています。本当に高校生、そしてそれからもっと若い中学生、小学生も含む大きな観光というものを考えていかなければならないかと思います。 それにはまず、ふだんからシンポジウム、そういうものにどんどん参加して、楽しいんだなということを知っていただきたいと思う。先ほどの承久の乱でございますけれども、今回のこの大河ドラマの大きなきっかけになったのが、NHKのヒストリアで上映した承久の乱でありますので、やっぱりこれは機会があったならば、シンポジウム、その他の会で上映するようにしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) どうもありがとうございます。 非常に大事な、また記念すべき年でありますので、やっぱり上映前盛り上がると思いますので、ぜひシンポジウム、そういったものを開催していただきたかったかなと思います。 あともう一つなんですけれども、守山西公園、いわゆる願成就院側ですね、それとやっぱりどうしてもこれから人気あるのが北條寺、豆塚神社、それから先ほど言った北条義時の屋敷跡ですか、ちょうど魚雷の地震動の擦痕、あの辺りが中心になる。どうしても狩野川が邪魔しているわけですので、ここに渡し船を、今からつり橋は無理だと思いますんで、渡し船なんか考えたらどうかという強い意見があるんですけれども、それはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今、案としては面白い、面白いというのは失礼ですけれども、そういう案ですけれども、いろんな許認可的なものがあると思いますので、検討というお答えにしておきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) 渡し船と申しますと、昭和33年に松原橋が流されてしまいましたので、高校へ通うのに渡し船で通った思い出があります。とてもいいものだったと、変な話思っています。 渡し船につきましては、井川議員が一番詳しいんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。また、そういうことも考えてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 13番、柴田議員。 ◆13番(柴田三敏君) 時間もありませんので、これで終わらせていただきます。 ただ、コロナ禍で生活と経済が逼迫した社会情勢を踏まえ、今こそ我々の予算、いろんな部分でコロナ禍の中での条文を、地方自治法の第2条を肝に銘じて頑張っていきたいと思いますので、これで一般質問を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて13番、柴田三敏議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △田中正男君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、15番、田中正男議員の発言を許可いたします。 15番、田中議員。     〔15番 田中正男君登壇〕 ◆15番(田中正男君) 15番、日本共産党、田中正男です。 通告してあります、1、令和3年度の施政方針、中山間農地の基盤整備等について、2、新型コロナウイルスのワクチン接種をスムーズに、3、一過性で終わる大河ドラマ館に義時ミュージアムは必要かの3項目について一般質問を行います。 まず、1項目め、令和3年度の施政方針、中山間農地の基盤整備等についてであります。 令和3年度施政方針で示された7つの基本方針の2つ目、伊豆の国市にしごとをつくる、産業、経済、労働の分野でありますが、その主要施策として、市内の中山間農地の基盤整備等を検討するため、水源や気象など農地耕作に必要な条件の基礎調査を県に働きかけ実施していくとしています。 そこで、質問します。 (1)ここで示された中山間農地とは市内のどの地域か。 (2)どのような基盤整備等の検討を考えているのか。 (3)必要な条件の基礎調査を県に働きかけるとあるが、実施主体はどこか。基盤整備も含め、県が事業計画を持っているのか。あればその内容は。 (4)該当地域の農家や地域の同意、働きかけはどうなるのか。 次に、2項目め、新型コロナウイルスのワクチン接種をスムーズにであります。 本市でもいよいよ新型コロナウイルスワクチンの接種が、4月以降に行われるように準備を進めているとのことです。市民の多くが受けることになると考えますが、スムーズに進むように以下の質問をします。 (1)接種を受ける方に情報提供を行った上で同意がある場合に接種ということですが、情報提供の内容は何か。 (2)集団接種と個別接種を予定しているが、入院患者や高齢者施設等の入所者には、施設への出張接種がよいと考えますが、どうか。また、個別接種はどのようになるのか。 (3)集団接種の場所を韮山福祉・保健センターと、長岡総合会館アクシスかつらぎの2会場としていて、大仁会場を検討しているとのことだが、市民の移動を考えた場合、大仁地区にもどうしても必要と考えます。大仁体育館を利用できないか。 最後に3項目め、一過性で終わる大河ドラマ館に義時ミュージアムは必要かであります。 令和4年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて設置予定の大河ドラマ館関連事業についてですが、2月16日の全員協議会への説明では、総事業額が5億3,300万円となっています。高額な設定という感は否めません。 そこで、内容について質問します。 (1)歳出の内訳では、大河ドラマ館設置関連に約2億5,400万円で、NHK関連会社設置が9,000万円とNHK以外の設置が1億3,300万円となっている。これは(仮称)義時ミュージアムとするもので、郷土愛醸成の拠点として郷土の偉人を学び、称え、誇りに思うことを目的に義時を学び、心に刻む展示をするとしているが、 ①江川坦庵、源頼朝や北条政子ほどの知名度もなく、義時に来訪者や市民が興味を示してくれるとは考えづらい。市では今まで取り上げてもこなかった義時をそこまでして高額な展示等を行う必要があるのか。次年度以降も義時を継続して取り上げる意義があるのか。大河ドラマの影響は一過性に終わるものとして捉え、費用をかけずに効果を得るように工夫すべきではないか。 ②大河ドラマ館全体の運営、管理委託が約1億2,000万円にもなっているが、内訳は何か。高すぎないか。 (2)大河ドラマ館設置に対する市民の声は厳しい意見が多いと感じているが、市民の声をどのように捉えているのか。 (3)令和3年度予算編成では、厳しい財政状況から各部署に削減を要請しても新年度予算計上となっている。さらに、地方交付税の合併算定替による優遇措置も終了し、市債合計も令和3年度末見込みでは260億円にもなり、今後の借金返済による財政難が危惧される。 このような中、大河ドラマ館関連事業に5億3,000万円もの費用をかけることに、市の財政に責任を持つ市長の見解を求める。 以上、質問いたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 田中議員のご質問にお答えいたします。 初めに、1、中山間農地の基盤整備についてのうち、(1)市内のどの地域かについてであります。 市内の中山間地域の農地を対象として想定しておりますが、私のマニフェストであります7つの命題に位置づけている、田中山地区を主として考えております。 次に、(2)です。基盤整備等の内容等についてであります。 どのような基盤整備が必要か、どのような事業内容が実施可能か。そういった内容を検討するために、今回調査を実施しようとするものであります。農地造成、区画整備、そして農道拡幅改良などの事業が考えられると思っております。 次に、(3)です。事業主体、事業計画についてであります。 当初予算案に計上してあるとおり、県が事業主体となり、市は負担金を県へ支出する方法で調査を実施していただくことを想定しております。また、基盤整備につきましても、県営事業として実施していただくことを想定しております。県営事業として基盤整備が実施できるかを含めて、今回の調査で検討することとなります。 次に、(4)農家や地域の同意などについてであります。 今回の調査を実施するに当たり、人・農地プラン実質化の作業と併せて、昨年12月に田中山地区の農地所有者にアンケート調査を実施しました。このアンケートで、農地の利用意向、それから農地造成に対する考えなどを調査しており、これらを基礎資料として調査業務を進めることになりますが、基盤整備事業の内容等を取りまとめる際には、具体的な内容をもって地域の皆様へご説明し、ご理解を得ていく必要があると考えております。 次に、2です。新型コロナウイルスのワクチン接種をスムーズに行うようにということですけれども、そのうちの(1)です。接種を受ける方への情報提供の内容についてであります。 ワクチンの接種に係る情報は、ワクチンの種類、接種の方法等があると考えております。その中で特に重要なのは、ワクチン接種により起こり得る副反応症状と聞いております。じんましん、発熱、アナフィラキシー症状などが発生する可能性があることを十分に理解していただき、同意を得た上で接種をしていただくことになります。 次に、(2)です。出張接種と個別接種についてであります。 入院患者や高齢者施設への出張接種につきましては、いわゆる巡回接種のことと思われますが、巡回接種が可能な医師の把握や高齢者施設との調整等が必要であることから、今後のワクチンの配分数や医師の確保、集団接種の進捗状況等を踏まえ検討してまいります。 個別接種は個人で接種を希望する方、一人一人がコールセンターや予約システムを利用し、個別接種を行う医療機関を予約することになります。 次に、(3)です。集団接種会場としての大仁体育館の利用についてであります。 大仁地区については、伊豆保健医療センターにおいて、個別接種を行うこととしております。そのため、大仁地区の市民の移動については、他の会場と比較しても利便が悪いとは考えておりません。 また、大仁体育館の利用ですが、接種会場としての広さは十分でした。しかし、これから夏季を迎えることを考慮しますと、来場者や従事者の体調管理に課題があり、さらにワクチンを適切に管理できるかどうかに問題があり、断念いたしました。 次に、3です。一過性で終わる大河ドラマ館に義時ミュージアムは必要かについてのうち、(1)です。義時ミュージアムは必要かについて、義時ミュージアムの設置費が、1億3,300万円であることについての、義時に関し、高額な展示を行う必要と、次年度以降も取り上げる意義。また一過性のものとして費用をかけずに効果を得るよう工夫をすべきについてであります。 まず、義時公を今後も継続して取り上げるかということにつきましては、今回、義時は大河ドラマの主人公となり、全国にその名をとどろかせるというか響いていくことになると思います。この北条義時というネームバリューを活用したいと考えております。今後は大河ドラマにより認知された義時公と、ドラマの中核を担うことになる北条一門や、源頼朝公率いる源氏のゆかりの地として、これまで大切にしてきた江川坦庵公や北条早雲公、韮山反射炉や仏師運慶による国宝5体の仏像などとともに、本市を重層的に連なる歴史遺産のまちとして売り出していきたい、発信していきたいと考えております。 次に、義時ミュージアムの必要性についてであります。 私たちは、大河ドラマ館にこれからの時代を担う若い人たちをお招きしたい、しなければならないと考えております。同時に小学生、中学生、高校生などの市の歴史を学ぶ教育の場としての役割も持っていると捉えております。そのため、若い世代が興味を持つこの仕掛けが必要であり、聡明なる義時公の世界観に魅了されるミュージアムを造りたいと思っております。 大河ドラマで義時公や北条一門、源頼朝公が認知されても、この地が生誕の地であることや、深いゆかりの地であることの認知度が上がらなければ、多くの来訪者は見込めません。この地が主人公である北条義時公や北条一門、源頼朝公のゆかりの地であることを強く発信するため、また、集客や学びの場の拠点としてもミュージアムは必要であると考えております。 次に、設置費が高額であるとのご指摘と、費用をかけずに効果を得る工夫についてであります。 まず、これまでもご説明してきましたとおり、大河ドラマ館は情報発信、集客、郷土愛の醸成、まちづくりの拠点として、設置するものであり、効果を高めることを意識し、他の大河ドラマ館に負けない魅力ある内容とすることをコンセプトとしております。他の大河ドラマ館に負けない魅力がある、こういうことによりまして必然的に集客力が上がり、経済波及効果は高くなるわけであります。 また、心に刻まれる思い出をつくる仕掛けを設置することで、義時を好きになり伊豆の国市に愛着を持っていただけるようになることが、郷土愛の醸成につながっていくのではないかと思っております。 魅力を高める工夫、すなわち大河ドラマ館のいわゆる差別化を図って、効果を高め、費用のバランスを取るという費用対効果を十分に検討してきた結果がこのミュージアムであり、この内容には自信を持っております。この内容であれば、通常の大河ドラマ館より多くのメディアに取り上げられ、また来館者は格段に多くなることが想定できます。本市の豊かさを知っていただくための宣伝費、お客様が増えることによる経済波及効果だけでなく、入場料を少し高めに設定することが可能になるという点からも、この内容でのミュージアムでの費用対効果は、非常に高いものと考えております。 次に、②です。ドラマ館の運営、管理委託1億2,000万円の内訳についてであります。 大河ドラマ館では、券売所や入り口、館内案内や誘導、館内清掃などのスタッフを配置し、その雇用から教育、管理などの業務、前売り券や入場券の作成から販売促進や管理などの業務、また全体を統括・管理する業務などが発生いたします。これらを行うための人件費が業務委託費の大半を占めているものであります。 次に、(2)大河ドラマ館設置に関する市民の声をどのように捉えているかについてであります。 これまでも議員の皆様には幾度となく計画内容や予算案について説明をしてきました。 しかしながら、予算が確定していない以上、現段階では市民に向けて説明をすることはできませんので、市民の皆様には十分に伝わっているとは思えませんが、市民の声としては、このチャンスをぜひ生かしてほしい、中途半端なものは造るな、楽しみにしているなどの、たくさんの声をいただいております。また、大河ドラマの事業に、実質的な市の負担が3年間で1億5,000万円をかけて地域が潤うのであれば、決して高いとは思わない、ぜひ頑張ってもらいたいとの声もいただいております。 このように大河ドラマ館の設置やその効果を楽しみにし、多くの市民の方々が待ち望んでいるものと思います。 次に、(3)です。大河ドラマ関連事業に対する財政的な見解についてであります。 まず、地方債の残高を踏まえた財政難に対する懸念についてご指摘がありましたが、やや数字が独り歩きしている印象を持っております。 令和元年度決算時点では、当市は地方債残高の約半分を臨時財政対策債が占めていること、また合併自治体として合併特例債の積極活用が可能であることを踏まえると、決して悲観しなければならない状況ではありません。 近年の三大インフラをはじめとする地方債の借入れが大きくなっていることは、事実ではございますが、老朽化が激しい施設を更新していくものであり、結果として維持管理費用においても軽減が期待できることなどを考えれば必要なことと考えます。 償還に当たって着手時期が重複していることから、これはもう致し方がないことと皆様もお考えのことと思います。インフラ整備に当たる物件、老朽化が激しく、危険を伴うものだったからであります。重複していることから、一時期やや負担の大きくなる期間がありますが、見通しを持って取り組んでおりますので、現時点では心配に及びません。 令和3年度の当初予算編成に当たっては、広域廃棄物処理施設、し尿処理施設といったインフラ整備のピークを迎え、多額の予算を必要とすることが分かっておりました。このような中で、普通交付税における合併算定替の完全終了や、このコロナ禍を受けた市の歳入の落ち込みを想定し、歳出全般について切り詰めることができるものを削減してきたところであります。 厳しい予算調整を行ってきたことは事実でありますが、財政事情を考慮すれば、当然の取組であると認識しております。 一方でこの大河ドラマを契機とした地域活性化の取組についても、ドラマ放映時期を踏まえると、ここで取り組まなければなりません。 ご指摘のように厳しい状況であるからこそ、様々な面で工夫を凝らし、この取組を一過性で終わらないものにするための必要な投資と考えております。ただし、ご指摘の5億3,000万円という数字についてもやはり数字が独り歩きしていることを懸念いたします。この取組には、地域振興策として、国の地方創生推進交付金を活用し、3か年計画として総額1億円強の交付金を見込んでいることや、魅力的なコンテンツとすることで入場料収入を約1億7,000万円に、その他の物販、出店料等といったものについても収入を見込んでおります。このほか、大河ドラマ主人公の生誕の地としての注目度をふるさと納税の積極的展開につなげていくなどの取組を強力に進め、さらなる歳入の確保を図ってまいります。 そういった取組によって、現状では、市の実質的な支出としては3か年で差引き1億5,000万円程度の投資になると考えております。この金額は決して小さな額ではありませんが、ドラマ館を目的に訪れるであろう観光客が地域にもたらす経済効果を勘案すれば、このチャンスをつかまない手はないと判断したところであります。1億5,000万円の投資が波及効果も相まって、地域への潤いを与えてくれるものと、市内事業者、観光業者の皆様の期待を受けていると認識しております。 財政状況が厳しいから全て抑制というものではなく、選択と集中を行うことによって、効果的な取組としていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより15番、田中議員の再質問を許可いたします。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それでは、順次、通告の順で再質問したいと思います。 まず初めに、中山間農地の一般整備についてでありますが、地域どこということで質問しましたけれども、田中山地区ということで、市長のマニフェストでも田中山の農業ということだそうですが、ここでは、市長はこのマニュフェストで、田中山の地区の農業をどうしようということで上げているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) すみません、ちょっと手元に資料がございませんので、すみません、後ほど回答ということでお願いをしたいと思いますが、申し訳ございません。 ○議長(古屋鋭治君) それじゃ、市長。 ◎市長(小野登志子君) これは当初、令和2年度、前回のマニュフェストでここのところが少し遅れていまして、進捗90%のうち、田中山のこの豊かな地域を利用してブランドをつくりましょうよと、農産物ブランドをつくりたいというようなものから始めました。発想をいたしました。そのときには、いろいろ田中山にも水がないとか、いろんな問題がございまして、これらを解決していきながら、圃場の整備ということを行うことが望ましいのではないかということと、もう一つは、伊豆の国市の農産物がなかなかブランド化しにくいのは、このロット、つまり、生産量が少ないということがありますので、これを補いたいという思いもありました。 さらに、この田中山では、私も畜産や何かの会に出させていただきますと、とにかく有害鳥獣、イノシシや鹿やハクビシン、そういうもので非常に困っている。何とかしてくれないかというときに、これが山梨県の北杜市でまさにこのために圃場の整備をしたわけであります。 その北杜のほうに当時の農業委員の方たちが見学に行かれまして、「いや、こういうものができればいいな」ということで、私もちょっと見にまいりまして、そういう形で幾つかの課題が解決できればいいなと思ったことが始まりでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今、市長が言われた北杜市の基盤整備、あそこに団地ができまして、広いところでやっていたの、私もこれ、見学に行きまして、感心しました。 それは別として、今回、田中山地区の農業をということで、市長がマニュフェストに上げていることから、今回の発端になったということで分かりますが、実際にこの田中山地区の農地面積や農家戸数とか、一番大事な後継者数はどのような状況でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 今回、先ほど市長答弁にもございましたが、12月に大字田中山ということで、田中山地区の農地の所有者の方々にアンケートのほう実施をしているんですが、その中で、農家台帳のほうから、農地の面積については95.2ヘクタールということで把握をしております。 それから、農家の数ということですが、農家戸数ということですけれども、この農家戸数というのは、統計資料、農業センサス等の統計資料、この中では、大字ごとのものについては掲載がされていないということで、そんな中で、このアンケートの結果からお答えをさせていただきたいと思うんですが、専業農家というふうに回答された方が15戸、15人ですか、それから、兼業農家が13人、それから農地を貸しているというふうにお答えの方が12戸、この方々が専業や兼業の農家の方以外の方にお貸しをしているということで考えれば、最大で40戸というようなことになろうかと思っております。 それから、もう一点、今回のアンケートなんですが、全212戸が対象となっております。その中で、112戸の皆さんが回答していただいているということでございます。ですので、これらを考慮しますと、もう少し多くの方がいらっしゃるのかなというふうには思っているところでございます。 それから、最後に後継者ということですが、これもやはり統計的なものの資料の中にはございませんので、アンケートの結果からということで回答させていただきますが、17人の方から後継者がいるということで、回答を得ております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) ちょっと正確な数字じゃないということですけれども、アンケートを中心にこのような数字が示されまして、分かりましたけれども、このアンケート、今、部長からありましたけれども、このアンケートの内容と、その回答の傾向はどうだったんでしょうか。どのようなアンケートをして、どういう回答が得られて、全体的にはどうだったということが言えるのかどうか、それについて伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) それでは、昨年12月に実施をしましたアンケートの内容等、それから、結果等について回答のほうさせていただきます。 まず、このアンケートについては、農地の利用意向ということで、先ほども少し申し上げましたけれども、伊豆の国市大字田中山、その中の農地ということで、抽出をしました対象者212人に対して、112人の方からの回答をいただいていると。回答率については52.8%ということでございます。 アンケートは、これ、市長答弁にもございましたように、ほかの地区でも実施をしているんですが、一農地プランの実質化というようなことで、同じような調査をしている地区がございますが、その調査と併せて実施をさせていただいたものだということでまず捉えていただきたいと思います。 主な内容は、農地の利用意向ということでございます。農地の利用意向ということで、今後も自分で耕作をするのか、それとも貸したいのか、売りたいのかというようなところでまずは意向を確認しております。 5年後、10年後ということでまずは聞いておるんですが、10年後も「自分で耕作」という、5年後も、それから、10年後も併せて「自分で耕作」というふうに回答された方が約4割いらっしゃいました。 それから、主立ったところだけ、すみませんが話をさせていただきますが、現在の営農状況ということでは、先ほど申し上げましたように、専業農家が15人、それから、兼業農家が13人ということでした。 それから、後継者の有無についても先ほど申し上げたように17人、それから経営規模の拡大意向というような設問をしております。その中で、4人の方から「希望」ということでご回答をいただいております。 それから、農地の貸出しということについてお聞きをしております。細かな聞き方いろいろしているんですが、例えば「知人であれば可能だ」とか、「田中山の地区の方であれば可能です」とか、そういったいろんな細かな質問をしているんですが、貸出しをしてもいいという方についての総体としては7割の方からの「可能」というご回答をいただいております。 それから、農地の造成の意向ということでございますが、これもやはり同じく7割の方から、ただ条件として、費用負担についてはないという前提の下に聞いております。 それから、名産の栽培方法の伝承というようなことでお聞きしている部分があります。これについては、田中山のスイカであるとか、たくあんであるとか、そういったものを名産として捉える中で、約半数の方が「機会があれば教えるよ」というようなご回答をいただいております。 それから、最後に、田中山地区の今後の農地利用ということで、特に荒廃農地の増加が見込まれるということの中で、どのように対応していったらいいのかということでの設問をしております。その中で、「地区全体で検討すべきだ」というご回答が26人いらっしゃいました。それから「積極的に貸出しをして、営農をしてもらう」という方が43人、それから「所有者が自ら管理をする」というような方が12名ということで、総体で、半数以上の方が「このことについてやはり考えていかなければならない」というようなご回答をいただいているというところでございます。 概要については、今申し上げたとおりなんですが、その中で総括として、どういうふうに捉えているのかということがもう一点ございました。 いろんな見方もあろうかとは思いますが、現在、市のほうで捉えている考え方としては、今申し上げた調査の結果から、農地の利用意向については10年後までということの中で、4割の方は「自分で耕作をしますと考えています」というご回答をいただいております。 逆に、「農地をもう売りたい」とか、「貸したい」というようなお考えの方が約半数の5割いらっしゃいました。このことから、農地の貸し借り等が今後進まないという状況がこのまま続くというようなことであれば、もう一言付け足しさせていただくと、担い手等の方による農地の集積といいますか、耕作が進まなければ、今後、荒廃農地の増加というようなものが危惧をされるというふうに捉えさせていただいております。 それから、もう一点は、経営規模の拡大意向ということで、4名の方からのご意向を確認させていただいております。 それから、区画形状を変える農地の基盤整備、こういったことについて7割の方の同意がある。それから農地の貸出しについても7割の方が「貸出しをしてもいい」というようなお答えをいただいているということです。このことから、区画形状を伴う造成工事、これに対するいわゆる基盤整備に対する意向が十分に確認ができたのかなというふうな捉え方をさせていただいております。 さらに、この地域の、このアンケートの結果ではございませんが、本市の田中山地区以外の浮橋、それから長者ヶ原、こういった地区におけるいわゆる区画整理が済んでいる地域における、近年、農業法人等の参入がございます。そんな中で、農地の保全が保たれているというようなことが一方でございます。 今申し上げた3つの点を総合して総括する中で、荒廃農地の増加を今後防止をし、そして、田中山地区の農地、それから農業の将来の在り方を検討していくに当たりまして、土地所有者だけではなく、新規就農者や法人の参入も想定をした中で、これらの解決策の一つとして基盤整備について検討することは必要なことであるというふうなことで考えているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) アンケートの結果と総括、分かりました。今の部長の説明で田中山の意向、どうしていこうかというのが見えてきたということで分かりました。 特に私が心配しているのは、後継者不足ですね。農家はかなりの農家はいるんですけれども、後継者が少ないということで、私心配していて、田中山の農業を守っていけるのかというのはやっぱり危惧していましたので、そういう中でやはり、後継者だけでなく、新規参入も含めて、ニューファーマーなども含めていくことは当然必要かと思います。 それと、私、よかったと思うのが、技術の伝承ですね。農家というのはほとんど自分で養ってきて、自分なりのできているんですね、やっぱり年寄りになると。そういうものをやっぱり伝えていかないと伝承できませんので、それを機会があれば伝えたいという方が大勢いたので、ぜひそれは伝えていってほしい、そして、守っていってほしいと思うんですが、問題はその伝承する方が、田中山で例えばその基盤整備されたところで借りてやるにしても、ちゃんと採算があって、再生産ができていけるか、生活ができるかという問題だと思うんですね。その辺については、何か考えは、そこまでは及んでいないか、何かそういう考えもあるのか、伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 新規就農者等への支援というようなことでございますが、先ほどアンケートにもあったように、地域の方々もこれまで培ってきた技術等についての伝承、これについても機会があればということで、お答えをいただいているところなんですが、それ以外には、実はこの地域に限らずということなんですが、実は、県のほうの新規就農者への支援というようなことで、県で実施をしておりますがんばる新農業人支援事業というようなものもございます。それから、あとは新規就農者に対してはいろんな支援策というようなところもありますので、こういったものも紹介をしながら、活用していっていただければなというようなところで考えているところです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 伊豆の国市、ニューファーマー、新規就農者が多くて、全国的にすばらしいんですけれども、特に、韮山地区を中心としたミニトマトとイチゴが主なんですけれども、やはり施設園芸で効率的に、また販売路もしっかりしていて、収入も比較的安定しているということから見ますと、田中山地区で行うのは蔬菜園芸、露地野菜が主になると考えると、その辺がかなりギャップというか、違いがありますので、その辺が一番難しいのかなと思います。 それで、多くの労力が必要とする、それから、機械もかなり必要とするということになりますと新規参入者はかなりの補助とかそういう助けがないとできないのかな、また、技術も必要ですけれども、それは伝承してもらうにしても、本当に経営していくには、施設園芸と比べるとはるかに難しいものがある。それで、面積もたくさんやらなきゃならないということでは、かなりのハンディがあるのかなと思います。 そういう中で、本当にそういう手を上げてもらう方がいるか、今後も心配します。これについて、何か特別な考えはありますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) まさしく新しく田中山で就農を始めている方がそれなりの収益を得ていくというところのことを思うときに、先ほどから申し上げているように、ある程度の効率的な作業ができなければ、当然収益も上がらないと。ある程度の一定規模の栽培面積というようなところも当然必要になりますので、まずはこの基盤整備というのが有効な一つの手段かなと。 それから、細かいところまでは、すみません、私も少し確認が取れていないところもあるんですが、市のほうでも平成26年8月に農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想というようなものを策定をしておりまして、この中で、どういった作物についてはこの程度の、少なくとも栽培面積でなければ、いわゆる担い手というか、認定農家といいますか、そういったものになるためには大体このぐらいの面積の栽培が必要だとかというような、そんな計画もできているようです。 ですから、そういったところもこれまで以上に少し紹介のほうさせていただきたいなというようなところは思っているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 韮山のミニトマトが発展したというのには、リーダーもいたんですけれども、早く始めた方がやっぱり成功したんですね、うまくいって。それを見て、また新たに「僕もやってみようか、私もやってみようか」ということでどんどん増えていったという、またそこに、就農に入ってというのはあるんですけれども。もし、田中山でそういうこと成功させるならやっぱり先進例、そういう形で田中山の条件を生かした、今のそういう特産物をうまく作って、成功したという例があると、「あ、それに見習ってやろうか」ということになりますので、何とか、今やっている人でも結構ですので、見本になるような形態があるといいかなと私は思っています。それを見本にして、このようやれば、うまくいくというようなそういう見本がないとなかなか心配で、果たしてやっていけるかどうかというのありますので。 初めから資本がかかりますので、その辺も新規参入者にはどうするのか。貸せるといったら農家の農業機械も全て貸しますよという形で、建物も作業小屋も貸しますからという形でやらないと、なかなか新たに農地も機械も入れて、小屋も、そういう作業場もとか、倉庫もということになるとなかなか難しいかと思いますので、その点はうまく貸し出す方法、貸借でうまくやっていく必要があるかなと思います。 ここで、聞きたいんですが、今回、気象条件とか、水源を調査というんですけれども、かなり、さっきのアンケートでかなりその方向性が見えてきたかなとは思うんですね。それで、やっぱりこういう状況でもまたこの気象条件や、水源も調査するんでしょうか。今ある農業で成功している例を見ると、ほとんど水源は自然の雨を利用して、気象は今まで培ってきた気象の条件によってできてきていると思うんですが、新たに別の何か作目を考えたりする、例えばここでハウスを造って、そういうものを施設野菜をやるとかということも視野に入れてのこの調査なんでしょうか、伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 調査内容の気象調査、それから、水源等の調査の関係については今、議員におっしゃっていただきましたように、まさしく田中山というのは、ご案内のとおりいわゆる露地野菜が主にということでございますが、土地の所有者だけではこの基盤整備もそうですけれども、農地の今後の保全というようなところを考えるときになかなか難しい面がございますので、基盤整備についてもそうなんですけれども、新しい先ほど来申し上げているように、新規の就農者、それからいわゆる農業法人、こういった方々の参入も踏まえながら、やはり検討していく必要があると。その中では、気象条件であるとか、水の条件であるとか、そういったものもお示しをしていかないと、なかなかご判断ができない部分があるのかなというふうに考えております。 ですから、こればっかりでは調査はないんですけれども、昨年の調査結果も踏まえながら、どんな調査が必要なのか、そういったところも細かく精査をしていきながら、今後の調査については進めていきたいという考えでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。法人の参入も考えるとやっぱりそういうことは必要かなと思います。 それで、先ほどアンケートの中にありました基盤整備をしたいという意向については、7割の方がそういう意向ですけれども、費用負担がないのが条件だということなんですが、今後、県を通じてもしこれが実施となった場合、基盤整備、農地の造成なんかには自己負担が発生することもあるんでしょうか。なしでいくということなんでしょうか、その辺の考えはどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) まず、事業化ということになった暁には、当然、国・県のいわゆる補助金をできるだけ多くいただく事業、こういったものにつなげていきたいというのがまず1点ございます。 そんな中で、国・県の補助以外の部分がいわゆるその他の部分での市であったり、その所有者の方々の負担ということになっていく部分になるんですが、その他の部分については、明確な決まりが現在ございません。ですので、今後、その辺も含めて検討していくということになると思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 田中議員、少しお待ちください。     〔発言する者あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続きどうぞ。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 15番、田中です。 分かりました。農家にしてみれば、そこがかなりネックになりますので、その辺は十分検討していただきたいと思います。 最後に、もしこれ、調査でやっていこうとなった場合、今後のスケジュールですけれども、事業化まではどのようなスケジュールになるんでしょうか。もし、そういう予定があればお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 最終的なスケジュール感については、まだまだ詳細には決まっていない部分も当然あるわけなんですが、というのは、まだここから調査を始めるというところがあるものですから。令和3年度には、調査のほうを終わらせて、その後、具体的な内容を取りまとめていきたいなというふうに思っておりますので、今決まっているところとしては、少なくとも来年度調査を終えるというところなんですが。先ほど議員のほうにも言っていただいた技術の伝承というところもありますので、そういったところも踏まえていくと、できるだけ早く事業化までもっていけるように努力をしたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、中山間農地の関係よろしいですか。 ◆15番(田中正男君) はい。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 休憩時間につきましては14時25分までといたします。 △休憩 午後2時12分 △再開 午後2時25分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き、15番、田中議員の再質問を許可いたします。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それでは、2項目めの新型コロナウイルスのワクチン接種について伺います。 接種を受ける方に情報提供を行って同意をもらった上でということでしたけれども、そのことについて回答では、副反応症状が出る可能性があることを十分理解していただき、同意をしてもらった方に接種ということなんですが、副反応症状が発生する可能性があることを十分理解とは、十分理解するほどの資料がそこについているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 田中議員のご質問にお答えいたします。 まず、資料もございますけれども、問診のときに、医師が説明をいたします。そのときに、お話をさせていただいて、副反応のこと等を説明するようになっております。 以上でございます。
    ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 同意をして、多くの方に接種してもらうという点では、「ただ危険性があるよ、だから、もしなっても文句を言えませんよ」というような同意だと心配になってしまうんですが、この同意の中には、たとえ副反応症状が出てもそれは対応しますとか費用はかかりませんとかというそういう説明もあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 副反応が出ても費用的なものはかかりません。それはもう国が補償するということになっております。それは、一般の予防接種と一緒でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回のワクチン接種もそのような説明をするのか、それとも、だからそういうものがちゃんと渡されるんですか。それで、その場合にもそういうアナフィラキシー症状が出た場合は、そこに待機している方がいますとかというそういうことまでお知らせするんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) そちらは国もやっておりますけれども、私ども広報のほうで、広報する段階でもお知らせをさせていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) その現場じゃなくても、接種券を配送するときにそういう資料をつけてあげたほうが安心すると思いますので、ぜひその辺はお願いしたいと思います。 それと、昨日、小澤議員の質問で、QRコード読み取って予約ができるという話ありましたけれども、QRコードはすぐスマホでも何でも見られるんですけれども、それでアクセスした後は、その場でどんどん個人の日取りまで全部予約ができるということで、その場でできちゃうという意味でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) まず、QRコードに関してございますが、QRコードを読み込んでいただきますと、ブラウザで予約システムのトップページが開きます。そして、そちら画面に沿っていただきまして、接種券番号や、メールアドレスを入力し、マイページという自分のページを作っていただきます。そして、その後そのマイページから予約をすることになります。 まず、希望する会場を選んでいただきまして、マル・バツ・三角ということで空き情報が出てまいります。それがカレンダーになっていまして、マルと三角の場合には予約が可能となります。また、そのときに、マル・三角のところに希望日、時間等を選択いたしまして、予約登録というものをしますと、予約が完了いたします。その後、登録していただきましたメールアドレス宛てに予約確認のメールが届くというようなことになっております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。 それと、(2)なんですが、集団接種と個別接種というか、巡回接種のことなんですけれども、そこに入りますけれども、その前に、高齢者の接種が始まるんですけれども、これ、この高齢者の中でも順番が決まっているんですか、年齢別とか、年齢の順とか、地域とか、何かそういうアットランダムとか、その辺はどうなんでしょうか。高齢者の接種の順番は。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 現時点では65歳以上の方ということだけが今、条件となっております。 ○議長(古屋鋭治君) どうぞ。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 高齢者の中での順番はございません。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) ということは市役所というか、それは、市役所から発送するのか、接種券ですけれども、どういう順番でやるかも全然なくて、名簿があったら名簿の順ということなんですか。例えばそれが大仁地区か長岡地区、韮山地区も関係なく、決まってもいないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 65歳以上の方ということでよろしいんですよね。 基本的には、今の段階では一斉にお出しいたします。そして、予約した順番になるかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。 その予約の順番ですけれども、ワクチンが来ていないことには予約を受けられないと思うんですが、ワクチンが来た本数というか、何人分というのが来て、その分の予約を受け付けるということになるんでしょうか。それとも、もう初めからワクチンの数関係なくもう空いているところにどんどん入れていくんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) そちらはワクチンが配布されたものによって予約を取るようになります。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) その辺の数が、何人分入ったかも分からないと、市内の高齢者全員がそこにアクセスとか予約して、全然回答がない、いつになるか分からないということでは不安になると思うんですが、どのくらい入りましたので、何人分ぐらいがまず予約できますとかというそういう通知というか、何か方法はあるんでしょうか、お知らせする方法は。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) そちらはホームページとか、LINE等でご報告をさせていただければと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今のところ、4月以降の高齢者について、伊豆の国市に何人分入るとかというのはもう決まっているんでしょうか。分かっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 今のところ、市に入ってくるというものに関しましては、4月26日の週に1箱になります。これは、全市町に1箱ということで聞いております。ただ、この1箱で、2回分というような意味で送られてきますので、487人分ということになります。 それと、報道では4月5日の週からということになっておりますが、そちらは県に、4月5日週が2箱、12日の週が10箱、4月19日の週が10箱ということで、そちらがどこの配布になるかということまでは、まだ決まっておりません。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 伊豆の国市には、4月に487人の2回分が来るということだけで、それでも、接種券は市内の高齢者全員に発送されますと、全然予約が取れないということになって、混乱とか不満が出るかと思いますので、その辺は十分に周知か何かしないと。接種券来て、皆さん、もう予約を、ずっと電話したり、何かしているということでは、逆にストレスがたまってしまいますので、その対策はしっかりしてほしいと思いますのでよろしくお願いします。 それで、巡回接種については、検討していくということで、それは分かりましたので。3番目の集団接種の場所で、結局、今会場ですと、大仁地区は、集団接種の会場は設けないということなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 市長の答弁にもございましたように、場所を検討いたしましたけれども、集団接種ができる場所というのが見つかりませんでしたので、今のところ、設けることはできないと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) そうなりますと、伊豆保健医療センターで個別接種だけとなると、そこの回数は、かなりアクシスかつらぎや、韮山福祉・保健センターと同程度の人数を消化できるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 大仁地区の方が伊豆保健医療センターだけということではございませんので、それは分散して行っていただければとは思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) ということは、大仁地区の方の集団接種は、韮山か長岡のアクシスかつらぎに予約して、そちらに行ってくれということだと思うんですが、その場合の移動手段は、自分で確保して行けということかと思うんですが。先ほどの答弁だと、その伊豆保健医療センターで個別接種を行うので、その利便性が悪いとは考えていないと。それは個別接種に行ける人はいいけれども、数がやっぱり消化できないんで、長岡や韮山に行くとなると、利便性がかなり悪いと思うんですが。ずっと、大仁地区の方は個別接種で待っているということになるんですが、その辺の支援はないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) そちらは、やはり、今後のワクチンの配分数とか、医師の確保等によりまして、また検討していきたいと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それと、韮山福祉・保健センターとアクシスかつらぎですけれども、アクシスのほうが4列で行うということで、かなり回数は多くできるかと思うんですが。ワクチンが少ないことには、どちらも進まないんですけれども、そこと比べて、伊豆保健医療センターで行う数というのは、1日の接種人数というのは分かっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) すみません、そちらは、まだ分かっておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) いろいろまだ急なことで、決まっていないことは多いかと思いますけれども、市民の方は心配していると思いますので、分かり次第、伝えてほしいと思います。 それでは、最後の、私が提案した大仁体育館ですけれども、場所的には広さはあるけれども、夏の健康管理ということは、暑過ぎて空調か、何かがないということで、場所が適当でないということでしょうか。これ、先ほどの答弁ですと、夏季を迎えることを考慮すると、来場者や従事者の体調管理に課題があると言っているんですが、それは暑いからということで、エアコンがあればいいということなんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 基本的には、エアコンの件が一番だと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 実は、よその市町では、学校の体育館とか、そういう広い会場を使って、体育館が多いと思うんですが、やるところがあると思うんですが、そういうところでは、エアコンなしのところはどのようにしているんでしょうか。臨時の空調をつけるんですか。それとも、つけないままでやるということでしょうか。その辺は分かっていますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 申し訳ありませんが、ちょっとその辺は承知しておりませんので、すみません。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 確か、よその市町では体育館を使うということで、体育館じゃ、なかなか冷暖房入れていませんので、そういうところでもやるということを考えますと、できないことではないかなと思っています。ただ、こういうときに、臨時の空調を入れた場合は、国は、その費用については見ないということなんでしょうか。今回のワクチン接種には、全て国が、費用は負担しますということですけれども、そういうことについては、国は見てくれないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) すみません、ちょっとそちらに関しては、承知しておりませんので、ちょっと確認をして、お答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) もし、それが可能ならば、費用を見てくれるというんだったら、臨時の空調機を入れて、やることも十分可能だと思います。 最後に、もう一つの理由として、ワクチンを適切に管理できるかどうか問題というのは、どういうことなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) こちらに関しましては、先ほどの空調と同じで、あまり温度が高くなってしまうと、ワクチンの管理ができなくなってしまうなということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それも、よその市町の体育館の接種と同じだと思いますので、その辺も一緒に検討して、私やっぱり長岡、韮山と比べて大仁地区の方が、接種がしにくいということになると、やっぱり不公平が出ますので、何とか、大仁地区でも集団接種ができるような方法を、私も考えてほしいと思います。どうでしょうか、最後に。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 供給量等によって、できるかどうかということで、また検討させていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 市長、これやはり、大仁の市民からすると、なぜ、韮山、長岡は集団接種をするのに、大仁だけは伊豆保健医療センターで個別接種なんだということで、やっぱり不満が出ると思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) その件につきましては、十分、こちらのほうが検討している状況ではございます。ただ、今、お医者さんが、いわゆる個別接種、また、それから集団接種、また巡回接種に、どれだけの先生方がご協力いただけるかというのを今、ずっと協議をさせていただいているところです。ですので、先ほど言いました個別接種につきましても、もう少し病院が、大仁地区の方の病院が協力できるよということになれば、その個別接種の数も多くなっていくと思いますし、先ほど言った高齢者施設が巡回接種というところでも、先生方、ご協力いただく可能性ができれば、当然、そこの部分の担保もできると思います。 ですから、そういった総合的判断をしながら、できる限りの市民の利便性というのも含めた対応の仕方というのを十分、これからも検討していきたいと思いますし、場所につきましても、しっかりと、さっき言ったものについても確認した上で、やはり、できるだけ不公平がないような形で、どこでも接種ができるような環境というのが一番望ましいと思いますので、そこについては可能な限り、調整をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。ぜひ、副市長も私の思いを理解してくれましたので、努力してほしいと思います。不公平にならないように、最大の努力をお願いしたいと思います。 それでは、3番目の一過性で終わる大河ドラマ館に義時ミュージアムは必要かという件に入りたいと思います。 時間も、あまりありませんので、順番どおりいかず、全体から質問したいと思います。 この中で、私が一番言いたいのは、もう初めからそう書いているように、その義時ミュージアムは必要かどうかということでありますけれども。その一過性に終わらせないためにということで、盛んに市は、当局はいろいろ、あの手この手ということで、やっていると思うんですが。 大河ドラマって、どこを見ても、大概1年間の放送で、もう次の年になると、次の大河ドラマが始まって、もうドラマ館もそれで、1年で終わりで、次のところのドラマ館に移るのがもう通常ですので。それでどんどん一過性で、次から次へといくのが普通だと思うんですので、そこに無理して何とか引き止めよう、また続けて継続してもらおうということで、あの手この手で工夫して、また、それにお金をかけることは、私無駄になってしまうような気がするんです。それ、ならないようにと言いますけれども、それが一般的じゃないですか。そうじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) その一過性の捉え方なんですけれども、確かに、ドラマはその年で終わるんですけれども、その大河ドラマとそれが併せたミュージアム、それがあることによって、これ、何回もお話をさせていただいているんです。それを求めて来るお客様を市内に誘導して、次へ続くということは、一過性じゃないというようなことでございます。 ○議長(古屋鋭治君) それじゃ、引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) もし、できますれば、NHK大河ドラマ館というのは、大抵、どこにもある同じようなものだと思っています。そのうち、この物語が変わるから、3回くらいは変えますよという、これで3回戦できるかもしれませんけれども、やはりそれと同時に、各パビリオンでは、いろんな計画を練っているわけですね。それをこの市民団体にやってもらうか、どこに委託するか。そういうものも、実は、物すごいお金がそちらもかかるとしたら、この非常に新たな試みである義時ワールドをつくっていただくのは、これは大変興味も呼ぶし、この差別化ということでは、一番、いいじゃないかと思ったわけです。 もう一つあります。 台湾にインバウンドに行きましたときに、篤姫が物すごい人気でした。篤姫が終わってから後に、行ったわけですけれども、各地に、ずっと、台湾には篤姫のポスターが貼ってありまして、それで大きな商談会がありましたとき、お話をしたんです。篤姫のポスター、たくさんありますけれども、篤姫は、我が伊豆の国市のこのお代官様のお屋敷でロケしたんですよということで、どーんとお客様が来たんですよね。ちょっと、これには驚きました。 そのときに、ちょうど2月頃でしたので、このイチゴ狩りに大勢来てくれたわけです。その後、宣伝もしないのに、毎年イチゴ狩りに来られておりまして、そのときは、ちょうど江川邸近くの韮山のイチゴ狩りをされたかと思います。その富士山が真向かいに見えるイチゴ狩りということで、台湾で有名になって、そして、私は、まさか毎年イチゴ狩りに来ているとは思わなかったもんですから、聞いてびっくりしたんです。イチゴ組合の方が、何を言っているんですか市長、毎年来ているんですよと。 だから、こういうことも、やっぱり大河ドラマ館で物すごく強い印象と、いい時を過ごしたならば、また伊豆の国市にお越しになられるということもあり、この義時ミュージアムというのが、もし、ほかのものにするなら、これのほうがはるかに優れていると思うからです。教育の見地で来ていただくのが一番いいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今の台湾の例は、伊豆の国市のイチゴの魅力で、また食べに来たということだと思うんです。また次の年も、篤姫できたわけじゃないと思うんですね。だから私が言いたいのは、今回もこの大河ドラマ館を見にきて、市内を回ってもらって、いいものを見つけてもらうというのは、また来てみようというのは、それはいいと思うんですよ。ただ、そこに義時ミュージアムが必要かということなんですよ。皆さんが義時を求めて来るかということなんですね。こちらは盛んに売り込もうとしていますけれども、来訪者がそこまで求めて来るかというのを、私は一番心配します。 どうしても、今回のテレビ、NHKの大河ドラマを見て、そのゆかりの地へ行こうかと思う人も、いると思いますよね。それで、行くと思うんです。大河ドラマ館があるところに行くんですけれども、舞台はあくまでも鎌倉ですので、伊豆の国市と比べたら、全然違うと思うんです。メジャーはやっぱり鎌倉で、こちらはマイナーになってしまうんですね。生誕の地ということだけですので。 先ほど、副市長かな、生誕の地ということで、ずっと注目されると言ったけれども、テレビで放送ずっとして、伊豆の国市を取り上げてくれるわけじゃないんですよね。鎌倉を舞台にやっているのは、ずっとやっているんですけれども、さっき副市長が言った、これ高橋議員のときですか、ずっと注目されるというのは。それは、主人公はずっといますよ。でも、テレビで毎回北条義時が出るたびに、生誕の地は伊豆の国市と教えてくれるわけじゃないですのでね。そういうことを考えると、こちらとしては、来てほしいという気持ちは分かりますけれども、今度、向こうの行く人の身になってみると、私は、やっぱり行くんだったら、鎌倉行こうと思うんです。 私は、伊豆の国市行こうという人は、大河ドラマ館を見にいく人は、それ目的でなくて、伊豆の国とか、伊豆半島に旅行行こうと、で計画したときに、どこに寄ろうかというときに、あ、伊豆の国市でNHKの大河ドラマ館があるみたいよと。じゃ寄ってみようかという、こういう人が多いと思うんです。義時のことを調べたい、義時が知りたいという人は、少ないと思うんです。調べたければ、スマホでも何でも、すぐネットで調べられますので。 やっぱり旅行行って、寄ってみたいというのは、NHKの大河ドラマ館あるらしいよ、あるんだってよということで、行く方が多いと思うんです。それを考えると、そんなに、義時まで皆さんが求めてくるというふうには、到底考えられないです、私としては。中には好きな人もいるかもしれないけれども、義時のいるこっちへ通路を通じて大ホールまで行ってもらおうというふうになるかどうかと。それだけ感情移入してもらいたいという気持ちは分かりますけれども。旅行に来た人が、本当に歴史が好きで来たという人は別として、私は一般的な観光客、何十万人も来る観光客が本当にそういうことで、義時を知りたいから来るというふうには、私考えにくいんです。だから、そこにお金をかけることが無駄になってしまうんではないかということを心配するんです。ドラマ館でお客さんを呼ぶことはいいんですけれども、義時というミュージアムにすることに、私はすごい心配をしております。 それで、質問ですけれども。先ほどの答弁の中で、気になったところがあるんですけれども、具体的なことだけ聞いちゃいます。業務内容を私聞いたんですが、1億2,000万円もかかるということで、相当高額だということで、回答では、いろんな業務のことを回答していましたけれども、実際にどのくらいかかるのかという金額的な説明、なかったんですよ。その辺が、先ほどの説明ほど、長くなくて結構ですので、お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) ここの市長の答弁にもありますように、この質問がドラマ館の運営管理委託ということなんですけれども、これは、正式な名前は、今回、これから発注広告を出すんですけれども、これは大河ドラマ館入場券販売管理運営業務ということで、ここの管理運営という、ドラマ館の管理と運営だけじゃなくて、最も大事なこの入場券販売というのが、これがどこでもついているというか、先行市もついている、業務もついているし、今回、うちも計画しているのは、こういう内容でございます。 そして、主な内容としましては、これは先行市で、もうネットにも出ていますけれども、ドラマ館の当然、運営管理、企画、ドラマ館の前売り券、入場券の販売に関する企画、販売、事務全般。あと、ドラマ館の誘客、宣伝業務、ドラマ館を中心とした市内振興策及び企画と。あと、他市に設置される予定のドラマ館との連携。あと、ほかに付随する業務というようなことで、これが最も、今後のこの大河ドラマ館という、今回の一番の目玉になる、この業務がいかに成功するか、どうかにかかっております。それで、当然この中には、今の時代ですと、第1番目に、コロナ対策はどういうことをしますかとか、そういう全部、仕様書にうたって、それをプロポーザルですので、審査するというようなことでございます。 あと、その中で、先ほど言ったように、旅行代理店、販売店への旅行商品に関する営業活動とか、民間企業とのタイアップの計画、立案とか。あと、その他としては、当然のごとく、スタッフの雇用にあっては、地元の雇用に努めてくださいよと。あと、市内業者を積極的に使ってくださいよというような。そういうような仕様で、プロポーザルをやって決めるということです。 ですので、そのようなこと、当然運営管理ですので、その切符の管理とか、お金の管理ですので、大まかに言って、7割以上が人件費というようなことです。予算上では5,500人程度というようなことでございます。先ほど言った、地元の雇用というようなことで、このスタッフ、アルバイト的な者を雇って、これで地元の雇用にも寄与しましょうというようなことでございます。これで、当然、ミュージアムだけでなく、ドラマ館の運営ですので、お客様に案内しなきゃなりませんので、ちゃんと、スタッフには研修、勉強していただくと。そして、例えば、これが終わっても、今度は案内ができるというような仕掛けになっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 7割が人件費ということで、いろいろな、今、まちづくり政策監からありましたけれども、今予定している映像ホールのNHKのドラマ館だけを見ると、そんなに要らないと思うんですね。長い通路から何から、いろいろ、ほかのことまでやって、相当の人が案内人ということですけれども。もともと時代劇場、分かりにくい場所ですので、駐車場降りたら、どこ行ったらいいか、全然分かりませんので、そこから考えると、相当の人がいないと、案内できないようなことがあるんですけれども。 それにしても、ちょっと詳しく、私が全部精査したわけじゃないですので、分かりませんけれども、ただ、この管理に1億2,000万円と聞いただけで、びっくりしますよね。だって、恵那市というところが、4万8,000人の人口のところですけれども、ここは全てで、1億円で済ませていますからね。行ってみましたけれども、券売するところに、二、三人の方がいて、あと中に二、三人ぐらいで、本当に10人もいなかったですね、そこに。それで全部管理していましたので、それ考えると、本当になぜ、こんなにかかるかなというふうに思ってしまいます。それには、私が言っている、この義時ミュージアムなるものが、相当引っ張っているのかなという感じはするんですけれども。分かりました。 それと、次の質問ですけれども、費用の中で、NHK関連会社エンタープライズと契約するんですけれども、今のところ、予算的には、このNHKと、エンタープライズと契約する金額は、幾らぐらいを予定しているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 予算額では、約9,000万円ということです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 2月16日の全協の資料でも、NHK関連会社に9,086万7,000円となっているんですが、これが、今のまちづくり政策監の話ですと、この金額ということになりますと、それ以外の義時ミュージアムのほうとかに展示してあるものについては、一切、NHKエンタープライズとは関係ないということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) まだ、関係ないとは言えません。たとえ、外構装飾とか、その辺をNHK大河ドラマの小栗さん、どういう絵になってくるか分からないですけれども、その関係のポスターというか、絵を使うようなことになると、NHKエンタープライズになるというようなことでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今のまちづくり政策監の話では、これにプラスされるということなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) いや、仕事は別でございます。映像ホールでやる大河ドラマ館はドラマ館、装飾は装飾というようなことに、すみません。予算の枠は別なんですけれども、NHKエンタープライズ自体で考えると、それに足されると。総額が変わると。予算全体、事業的には変わらないですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、今一度、まちづくり政策監、説明をお願いします。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 予算の大河ドラマ館設置関連というところの設置で、予定しているNHKエンタープライズのところは変わらないですけれども。この項目の外構装飾、まだ決定していないんですけれども、これから幹事会なり、推進協で決定していくんですけれども、その外構装飾の部分の金額の項目のところが、先ほど言ったNHKという言葉が入ってくると、そこが、NHKエンタープライズとの契約になるというようなことです。 ○議長(古屋鋭治君) まちづくり政策監にお尋ねしますけれども、NHKに、エンタープライズに支払うその9,000万円に上乗せがあるかどうかというのをお尋ねされていると思うんですけれども。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 外構装飾で、NHK大河ドラマというような言葉が入るようなことを採用しようということに、推進協で決まった場合は、プラスになるということです。
    ○議長(古屋鋭治君) まちづくり政策監にお尋ねしますけれども、9,000万円に上乗せされるという認識でよろしいのかと。そこを明確にしてください。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 外構装飾で、それをやりましょうとなると、プラスになるということです。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。2月26日のこの概要資料には、その外構で、今言われたようなことは、ここに入っていないわけですね。だから、これ以外に、もしそういうことが入れば、これにプラスされるということで、もし、NHKの大河ドラマという字を使えば、NHKに払うものがさらに増えるということで、認識しました。分かりました。 それで、今回、時間ありませんけれども、教育部に聞きたいんですけれども、この中で、やはり小・中学校、高校生に対する教育の場としての役割を持っているということで、理由になっているんですが、実際、学校でこういうような授業を学ぶ時間とか、カリキュラムは確保できるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 田中議員のただいまの、授業の時間が、義時に関わる時間という形でよろしいでしょうか。確かに、通常の授業というのは、時間が決められている中では、なかなか、義時をそれだけ取り上げてということは難しいかなというところはあります。ただし、6年生とか中学生は、社会科という授業の中で、歴史の中で登場してくる人物については、いろいろ取り上げることが可能なので、そういった時代ごとのときに、義時を伊豆の国市にゆかりがある人物として取り上げて、そこから発展させるということは、可能性があります。 それから、通常の授業以外にあります、総合学習の時間がありますので、こちらのほうは地域の行事だとか、そういったものと絡めまして、いろいろ市内にゆかりのある、例えば頼朝もそうですし、北条早雲とか、北条政子もそうですけれども、そういったものとの関わり、そういったものの中で、歴史を全体的に学んでいく題材としては取り上げられると。ただ、義時だけを取り上げるというんじゃなくて、もう全て、伊豆の国市ゆかりのある人物、それから遺跡等、運慶もそうですし、願成就院もそうですし、いろいろなものがありますけれども、そういったものの選択肢の一つとして、総合学習の中に入れることは可能だというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回、NHKがその大河ドラマで取り上げてくれるということを機に、地元のそういう偉人がいたということで、知らせるのにいいかと思うんですが。ただ、私思うに、この教育の場で使うということで気をつけなきゃいけないのが、これ、あくまでも大河ドラマは歴史小説ですので、それをそのまま、うのみにして歴史のようにというと、やっぱり違うと思うんです。歴史の番組じゃありませんので、先ほど市長が言いましたヒストリアとは大分違うと思うんですね、この大河ドラマというのは。相当、面白おかしくつくっています。あの江川太郎左衛門が大河ドラマに絶対ならないという、各先生が昔言っていましたけれども、あまりにも克明にちゃんと記録が残っていて、つくれないというんですね。面白いこととか、いろんなことが。今回つくれるということは、義時はそれだけ分からない部分があるんで、それを面白おかしくとか、感動的につくるということを考えますと、それが子供に教育になりますと、それがいかにもそのように思ってしまいますので、そういう間違った小説的な作り話をうのみにしてしまうということは、やっぱり危険だと思いますので、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(内山隆昭君) 今の件でございますが、北条義時という偉人がいたということは、これは確かなことでございまして、その義時を学ぶことによって、地域にこんな偉人がいるということで、学びが広がるという点では、子供たちも地域を誇れる、そういった気持ちを醸成できるというふうに思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 先ほど、教育部長が言いましたように、教育の場でも、坦庵から北条政子とか、頼朝とか、いろいろなそういう地元の偉人のことについては、学ぶ機会があるということですけれども、義時を今後もずっと、そういう形で題材にしていけるんでしょうか。私は、もうこれでテレビも終わったりすると、本当に、皆さんの気持ちから義時は消えて、学校でも、もうやらなくなるような気がするんですけれど、どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 田中議員の質問にお答えしますが、私どもは、そのようには考えておりません。史実上、必ず、その義時については、存在していたわけですから、それが伊豆の国市にゆかりがあるということですので、先ほど言ったほかの史跡、そういったもの、それからゆかりのある人物と一緒に、今後も、一人の歴史を学ぶ上での題材として、十分にこの郷土を誇れるという形で、継承していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) 一つだけお話をしたいことがある。先ほど、この歴史考証につきまして、面白おかしく書くために、かなり歪曲しているところもあるのではないかということですけれども、今までの歴史書、吾妻鏡自身が、これは頼朝一族の、このために書かれた、鎌倉幕府のために都合よく書かれたところもあるわけですから。このたびは、歴史考証、非常にしっかりしていると。今はもう、それでなければできないドラマになってきているということを、NHKの方や制作畑から聞いておりますので、ただ面白おかしく、歴史を幾らか筋を変えてもということはない。きちんとした考証の下につくっているということは、非常に厳しいということをちょっと口添えさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今の市長のそれは、確信できるんですか、それ。そういうことであってほしいという思いだと思いますよ。そこまで歴史とそっくり大河ドラマをつくられているというふうに、私は思っていないんですけれども。ところどころのことは、ちゃんとそれを史実に基いているけれども、その間の何もないところはつくるわけですよ、やっぱり。だから、それを知らない人が見て、あ、そういうことがあったんだと思ってしまうということが、やっぱり危険だと思いますのでね。私は、そういうことで言っていましたので、全てを否定しているわけではなく、そういうことがあるということを伝えたいと思います。 時間がありませんけれども、私、一番ここで言いたかったのは、今回、一過性に終わらないために、無理するのでなく、一過性に終わるということで、最大にお客さんが来て喜んでもらって、いろんなものを知ってもらって、伊豆の国市をもっと豊かにしてほしいということに、やっぱり工夫すべきだと思いますので、そのように努めていただきたいことを最後に伝えて終わります。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、ここで市民福祉部長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 先ほどの田中議員のエアコンの費用についてのお答えになります。 エアコンの費用については、スポットクーラー等の費用は、体制確保補助金の対象にはなるということではございますが、それで熱中症を防げるかどうかというのは、ちょっと不明であるとは考えております。 また、ワクチンの温度管理もそれで行うには、ちょっと難しいかなと考えております。 以上でございます。--------------------------------------- △三好陽子君 ○議長(古屋鋭治君) それでは次に、14番、三好陽子議員の発言を許可いたします。 14番、三好議員。     〔14番 三好陽子君登壇〕 ◆14番(三好陽子君) 14番、日本共産党の三好陽子でございます。 私は、2021年第1回定例会に当たり、1、市長の施政方針「3つの柱」について、2、新型コロナウイルス感染対策の強化を、3、市民の声を聞き公共施設の再配置計画の見直しをの3点につきまして、市長並びに関係当局に一般質問をいたします。 1点目の市長の施政方針「3つの柱」についてです。 本定例会初日の2月18日、市長は令和3年度の施政方針を述べました。この4年間を振り返り、これまで着手できなかった事業を果敢に取り組んできたと述べ、2022年放映の大河ドラマを追い風に、官民一体で取り組み、疲弊した地域経済の活性化につなげるよう、ブームを一過性に終わらせることなく、持続的なものにしていくとし、新年度予算を「よし!時が来るいずのくに“未来づくり”予算」と名づけました。そこで、予算編成に当たっての骨格となる3つの柱について、質問をさせていただきます。 (1)第2の柱、生命・生活を守る体制づくりについて。 ①新型コロナウイルス感染症対応は国の大型補正を活用して、事業継続支援金やワクチン接種事業を一体的に執行するとしていますが、新型コロナウイルスの感染状況についての市長の見解を求めます。 ②地域医療の充実、地域包括ケアシステム構築に向けて、伊豆市・函南町、医師会、医療機関、高齢者施設等と、さらなる連携体制を整えていくと述べていますが、具体的にどのような施策を考えているのか。 (2)第3の柱、歴史を活かしたまちづくりの推進についてです。 ①コロナ収束への道筋と大河ドラマ放映の時期が重なり、疲弊した地域経済復興の期待感が高まっている。歴史遺産を活用したまちづくりの方向性に誤りはないと述べていますが、具体的にどういうことなのか。 2点目の質問は、新型コロナウイルス対策の強化をについてです。 新型コロナウイルスの感染が広がって1年が経過しました。感染者数は大幅に減少したものの、感染第3波はなかなか収まらず、11都府県に出されていた緊急事態宣言は、東京、千葉、埼玉、神奈川は引き続いています。ワクチン接種が具体的になってきたとはいえ、感染対策の手は緩めてはならないと考えます。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)市内感染者数の状況と受止めは。 (2)ワクチン接種は担当職員を増やし、特別チームを編成し、対応する必要があると思いますが、準備状況は。 (3)かなり時間は経過していますが、県内でイギリス変異株の陽性者が確認されたことから、県による東部保健所管内の市町対象に抗原定量検査を実施したと思いますが、検査状況と結果についてお聞かせください。 (4)希望する市民が受けられるPCRなどの検査体制をつくる考えについてお聞かせください。 3点目の質問、市民の声を聞き、公共施設の再配置計画の見直しをについてです。 2018年、平成30年3月策定の市公共施設再配置計画は、30年間で延床面積を25%削減する計画です。2019年度、令和元年度までに9.92%削減したとの報告を受けています。今後は、計画は見直しするということですが、安易な集約化ではなく、市民の声を聞き、市民の声が生かされた内容にすべきと考えます。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)計画を見直しするに当たり、市の方針は。 (2)どの個別計画を見直すのか。 (3)前期計画策定から令和7年度、2025年までです。この前期計画のうち、文化施設と高齢者福祉施設の機能統合の進捗状況は。 (4)広瀬公園プールは後期計画となっています。令和18年度から令和27年度、後期計画で長岡温水プールと機能統合するとなっています。ところが、広瀬プールの大きな魅力である水の流れをつくる気流ポンプ3基のうち、2基が故障している状況で、施設全体の老朽化もあって大規模改修が必要になったため、昨年秋頃に、唐突に、今後の方針を決めるために、市民アンケート調査を実施するとの説明を受けました。アンケートの結果は、廃止すべき39%、存続すべき51%でした。市はアンケートの結果を基に、当面は、必要な改修を行って継続するとの方針を決定しました。今後の具体的な方針についてお聞かせください。 最後です。 (5)公共施設の再配置は、削減ありきではなく、各施設の利用状況を考慮し、長寿命化も視野に、見直しを検討すべきではないか、お考えをお聞かせください。 以上3点について、ご回答をお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 三好議員にお答えします。 初めに1、市長の施政方針「3つの柱」についての(1)です。 第2の柱、生命・生活を守る体制づくりについてのうち、①です。 新型コロナウイルスの感染状況について市長の見解についてであります。 まず、医療行為につきましては、感染者、あるいは患者に配慮をし、守秘義務がございます。これを厳守しなければなりません。また、県からの情報では、感染者の詳細な情報を得ることができません。しかし、そういう状況の中で、市といたしましては、様々な対応を取ってまいりました。 国内では感染が拡大し始めた4月の第1波のときは、備蓄マスク8万枚を事業所に配布し、また、市民の啓発のため、順天堂大学附属静岡病院の岩神教授と対談し、その内容をホームページやユーチューブにて、掲出いたしました。さらに、うがい、手洗いの徹底を同報無線にて行い、初期の感染拡大を防ぐことができたと考えております。 続いて、9月の第2波のときは、3つの密を避けること、新しい生活様式の徹底を呼びかけてまいりましたが、伊豆の国市内での感染者が確認されましたことは、大変残念でありました。また、その際、県による長岡地区の飲食店等を対象にした抗原検査を行い、市中感染がないということが確認できましたことに安堵いたしました。 そして、年末からの第3波のときは、市外での飲食会が感染の原因となり、それが家庭内感染につながったことは、大変残念でありました。そのため、公共施設の窓口に訪れた方に、新しい生活様式の徹底を呼びかける資料を配布し、啓発に努めました。 その後、2月に入ってからは、感染者の発生も徐々に少なくなり、第3波は終息に向かうのではと考えておりました。しかし、28日には新たな感染者が確認され、感染拡大に危惧をしております。今が一番大切なときではないか。さらなる感染予防に努めるとともに、市民の皆様にも危機意識を持っていただき、予防をお願いしたいと存じます。 次に、②です。地域医療の充実、地域包括ケアシステム構築に向けての連携体制についてであります。 団塊の世代が75歳以上となる2025年、令和7年を目途に、医療と介護が一体となり、地域の特性に応じて、市町村や都道府県が地域包括ケアシステムをつくり上げていくことが求められております。当市におきましては、数年前から地域包括ケアシステムについて、研究と実践を重ねてきております。基本的に、地域包括ケアシステムは各市町で構築するものと考えますが、医師会が2市1町一緒であることから、現在、伊豆保健医療センターに設けております在宅医療・介護連携に係る相談窓口は、広域的に行っていく必要があると考えております。 介護施設の入所希望者、待機者は依然として多く、また、中には在宅医療を希望しておられる方もいると思います。入所者の希望に沿った治療や介護が必要とされております。このため、地域包括ケアシステムを広域で充実させていくことが、最も重要なことであります。 このたび、伊豆保健医療センターに4月1日から、総合内科の医師が赴任されると聞いております。この医師は在宅医療の研究者であり、地域包括ケアシステムを進めていく上で、重要な役割を果たしてくれるものと思います。そのため、医師会、医療機関、高齢者施設等と連携を進め、今後も地域包括ケアシステムのさらなる構築を目指し、併せて地域医療の充実に努めてまいります。 次に、(2)です。第3の柱、歴史を活かしたまちづくりの推進についてのうち、①です。歴史遺産を活用したまちづくりの方向性についてであります。 施政方針の中で述べているとおり、我がふるさとが誇るべきものは、豊かな歴史遺産であります。そして、この歴史遺産がこの地に多くの恩恵をもたらしてくれており、今回の大河ドラマのご当地となれたのも、先人たちが守り紡いできてくださったご努力のたまものであると思います。これを機会に、子供たちに本市の歴史に触れ、学んでいただきたい。さらに、地域が一丸となって共につくり上げていくことに価値があると思います。 今、猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症もワクチンの接種が始まり、来年の今頃は、人の流れが戻るのではないかと予測されております。大河ドラマで脚光を浴びるこの機会に、大切な宝であるとともに、大きな恩恵をもたらしてくれる豊かな歴史遺産を活用した施策は、新型コロナウイルス感染症で疲弊した地域経済の復興という観点からも、まちづくりの方向性として、間違っていないものと考えております。 次に、②です。ブームを一過性で終わらせることなく、持続的なものにする方策についてであります。 大河ドラマによる効果を一過性で終わらせないためには、リピートをしていただくことが必要であると考えております。大河ドラマ放映期間中という目先の活況に気を取られることなく、この期間こそリピートにつなげる種まきをするという意識が必要であると思っております。大河ドラマがもたらす活況に向け、商品、サービス、おもてなし等の質を向上させ、お客様の満足度を高め、また来たい、また食べたい、また買いたいというリピートにつなげることこそが一過性でない持続的な効果を生み出すことになると考えております。 この達成のためには、地域、民間、行政、それぞれが意識して行動することが重要となります。 現在、リピートを意識した取組の重要性について、観光協会、旅館組合、商工会をはじめ、市内の様々な団体等と連携し、気づきのための啓発や満足度を高めるための検討等を行っているところであります。 次に、2です。新型コロナウイルス感染症対策の強化についてのうち、(1)市内感染者の状況と受止めについてであります。 市といたしましては、広報「いずのくに」、ホームページ、公式LINE、同報無線や啓発文書の各戸配布による市民への呼びかけ、公共施設の窓口における啓発など、感染を未然に防ぐための周知を積極的に行ってまいりました。しかし、先ほど申し上げましたとおり、2月24日現在117名の感染者が発生しており、東部保健所管内でも3番目に高い人数であります。これは、年末年始の諸条件が主な要因かと思われますが、市外における集団での飲食など、一人一人の感染防止対策の意識が浸透、徹底していなかったのではないかと考えております。 次に、(2)です。ワクチン接種の準備状況についてであります。 現在、健康づくり課に担当参事を配置し、そこを中心としてワクチン接種の準備を行っております。接種において必要な田方医師会との契約は完了し、細かい調整を行っている最中であります。また、集団接種会場の準備、人員の手配等も順調に進んでおり、実際の接種においては全庁を挙げて取り組む体制を整えてまいります。 次に、(3)です。東部保健所管内の市町対象の抗原定量検査の検査状況と結果についてであります。 東部保健所管内での抗原検査の実施は、高齢者施設等を指定し、希望により職員の検査を実施し、検査を受けた方は全員陰性との報告を受けております。 次に、(4)希望する市民が受けられるPCR等の検査体制についてであります。 発熱や味覚障害等の新型コロナウイルス感染症の症状が現れていない人や濃厚接触者と判断された人以外の方があえて検査をすることについて疑問があり、現段階では、希望される市民へのPCR検査体制の構築は考えておりません。 次に、3です。公共施設再配置計画の見直しについてのうち、(1)計画見直しに当たっての市の方針についてであります。 本年度は、2016年(平成28年度)から2025年(令和7年度)までの前期計画期間中で、計画策定から3年、計画期間開始から5年が経過し、再配置の進捗状況にも計画と相違する点が出てまいりましたので、来年度計画の見直しを予定しております。このため、見直しに当たっての方針としましては、基本的には各施設における再配置の進捗状況に応じた見直しということになろうかと思います。 次に、(2)です。どの個別計画を見直すかについてであります。 個別計画は、施設所管課が再配置に取り組むに当たって個別に策定するものであり、今回の見直しの対象ではありません。 次に、(3)文化施設と高齢者福祉施設の機能統合の進捗状況についてであります。 文化施設については、再配置計画に示された個別計画策定に向けて各施設の利用状況を電子データ化し、利用状況を分析する基礎調査業務を委託にて執行中であります。 高齢者福祉施設については、高齢者健康会館(やすらぎの家)、老人憩の家水晶苑、高齢者温泉交流館の3施設になりますが、2021年(令和3年度)からアクションプランの作成に着手する予定です。 次に、(4)広瀬公園プールの今後の具体的な方針についてであります。 広瀬公園プールについては、市民アンケートの結果、存続を望む方が半数以上、また、子供の実際の利用率も半数以上あったため、すぐに廃止というものではなく、安全に支障のない範囲で改修をし、維持管理を図っていくものといたしました。 来年度は、新型コロナウイルス感染症の対策を施しながら営業をしたいと考えています。そのため、開園前には、プールサイドの床やプール槽の壁のひび割れ、塗装剥離などの修繕を実施するとともに、付帯施設のメンテナンスを実施してまいります。 今後の方針については、利用者や施設の状況を見極め、改修の判断を行ってまいりたいと考えております。 次に、(5)長寿命化も視野に入れた見直しについてであります。 公共施設再配置計画は、施設保有量の最適化、予防保全型への転換、効率的・効果的な運営を方針としていますが、その背景には公共施設の老朽化が進む中、施設の維持、更新するための財政負担が多くなっていくという状況があります。 公共施設の再配置は、公共施設の保有量の適正化を図り、効率的な維持管理を行うことにより、将来にわたって公共施設を維持していくことであるため、決して削減ありきではありません。また、新たなニーズに適用し、安全で安心して利用できる公共施設を提供するために必要な計画であると考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては、15時45分までといたします。 △休憩 午後3時32分 △再開 午後3時45分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 休憩前に市長答弁が終了いたしましたので、これより14番、三好議員の再質問を許可いたします。 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 14番、三好です。 これから、順次少し再質問をさせていただきたいと思っていますけれども、その前に、先ほど私が登壇をして質問をした際に、1つちょっと飛ばしてしまって、ここで加えたいと思います、すみません。 1の市長の施政方針「3つの柱」についての質問の(2)の②です。 ブームを一過性に終わらせることなく、持続的なものにしていくと述べているが、どのような方策を検討しているのか。すみません、これを付け加えさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それで、再質問に入りますけれども、1点目の施政方針についての(1)の①については、大きな質問の2番目に新型コロナウイルス対策の強化をということで質問いたしておりますので、そこのときに併せて質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、施政方針第2の柱「生命・生活を守る体制づくり」の②の地域包括ケアシステム構築に向けてという点ですけれども、地域包括ケアシステムというのは私の捉えているものというのは、施設型から高齢になって介護が必要になっても、施設型ではなく在宅型で、地域の中で過ごして一生を終わっていくという、そういうシステムの構築、簡単に言うとそういうことだというふうに捉えているんですけれども、福祉事務所長ですか、違っていましたら次の答弁のときにまた発言いただければと思うんですけれども、それで、このケアシステムの構築は令和7年度が目途ですけれども、それまでにどのようなことを着地点というか、目指しているのか。その点をお聞かせください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほどの地域包括ケアシステムにつきましては三好議員のおっしゃるとおりで、市のほうは平成28年1月からこのシステムについて取組を始めております。三好議員も介護保険のほうは非常にお詳しいんですけれども、介護保険の中で高齢者を中心としているわけですけれども、市が目指すものにつきましては、高齢者に限らず住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らしが続けられるようにということを目指しておりますので、やはり在宅の生活が安心してできるようにということを目指しております。 令和7年度までを目途にということなんですけれども、地域包括ケアシステムはどこで完成かというのは、やはり完成というのはなかなか難しいのではないかなと思っています。大きくは、医療と介護の連携をしていくというところが、在宅で暮らすためにはそこの部分の連携が非常に大きいのかなと思っています。ですので、本来ですと赤ちゃんからお年寄りまで、ライフスタイルに合わせて地域でその人らしく生活ができるということで健康づくりであったり予防であったり、地域参加、住まいであったり医療と地域での生活を支えるためのシステムであると考えていますので、これは永遠のことなのかなと思っていますので、国のほうは、令和7年度までを目途というふうにはしておりますけれども、これはずっと続くことではないかなと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 いってみれば、地域包括ケアシステム構築というのは医療と介護の連携が不可欠だということなんですけれども、ちょっと、じゃ、具体的に私たちの住むまちの医療と介護、何を目指すのかが、今の所長の発言ではちょっと見えてこないんです。 医療と介護の連携といいますと、医療でいうと、地域で住み続けるためには訪問介護などもやっていかなければいけないというふうにちょっと思いますし、介護でいうと、例えばヘルパーのサービス、そういうのも24時間のヘルパーのサービス提供というのも構築していかなければ、なかなか自宅では住み続けられないのではないかというふうに私は考えているんですけれども、その辺は、医師会が函南町と伊豆市、伊豆の国市で構成しておりますので、その連携も大事だと述べておられますので、その連携も含め、そういう訪問診療や24時間のヘルパーサービスなどの目指す考え方というのはあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 確かに伊豆の国市だけではなくて、診療所の医師の方々がやはり高齢化しているということで、なかなか訪問診療に行けないということが2市1町の中でも問題になっております。やはり24時間体制でホームヘルプサービスができれば本来はいいんですけれども、なかなかそういう人材を確保するということが事業所のほうでも難しいよということは聞いております。 今、本来ですと、医療機関で入院中から退院後スムーズに生活ができるようにということで、静岡県の医師会でシズケア*かけはしというシステムをつくっているんですけれども、そこが少しずつ進んでおりまして、2市1町で約50の事業所がそういうシステムを入れてくれています。順天堂さんが入れてくれるようになりまして、大きいところでは順天堂から自宅に戻るときに、例えば介護が必要であれば介護事業所と連携を取るという形でそのシステムを活用して、今、やるようにはなってくれています。また、2市1町との連携ということで、このシステムについては、医師会と2市1町で研修会を重ねてこれがスムーズにできるようにということでやっております。 先ほど申し上げましたように、なかなか社会資源が足りないところでどうしていくかというところが、やはり大きな問題であるかと思いますけれども、そこの部分を解決するようにしていくことが一番かなと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 そうしますと、理想とするところは住み慣れた地域で一生が終わっていくのが理想なんですけれども、まだまだ現実的にはそうはいかないという現実があるというふうに、今受け止めております。 それで、あと1個なんですけれども、ご答弁の中では、伊豆保健医療センターに4月1日から総合内科の医師が赴任されるということで、在宅医療の研究者であるということで常勤の内科医師が来てくれることも非常に地域にとってはすごくよかったというふうにも思いますし、特にこの方が在宅医療の研究者であるということもすごく期待するところなんですけれども、何か今後、この医師が赴任されることで計画されているようなことはありますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) すみません、どのような医師が来るかはちょっと分かっていないんですけれども、ただ、こういう在宅に詳しいお医者様が来ていただけるということであれば、市のほうで在宅医療と介護の連携会議等いろいろな会議をやっておりますので、その地域の中に入っていただいて一緒に研究していければいいかなと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 今、3地区に地域包括支援センターというところがあって、あと大仁支所のほうにも相談窓口、総合窓口もありますし、高齢者などに聞いてみると、例えば大きな病気をして退院された知り合いがいて、訪問してみたら包括支援センターの方がすぐ来てくれたということで、何かあったらすぐ連絡が取れる体制ができているということで、そういう点はすごくきめ細やかな対応がされているなというふうに思いますので、ぜひそこはきめ細やかな相談とか訪問の活動というか、そういうのを進めていただきたいというふうに思います。 それで、次ですけれども、3つの柱の「歴史を生かしたまちづくりの推進」、これについて私が質問をしましたのは、歴史遺産を生かしたまちづくりの方向性に誤りはないという書き方というか、そういう中身だったものですから、普通、施政方針というと、方針を述べるというふうに思っていたところに、間違いはないという表現でしたのでこれはどういうことかということでもう少し聞いてみたいと思ったところなんです。それで質問したんですけれども。歴史遺産を活用したまちづくりは、私もこれに別に間違いはないというふうに思うんですけれども、新年度につきましては、では、これは大河ドラマ活用推進事業のことを指しているということでよろしいんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) ここでいう歴史、まちづくりの方向性に誤りがないというところは、今、議員ご指摘のとおり、大河を生かしたまちづくり、これをこの予算では反映しているというところの中で、誤りはないという表現にしているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 分かりました。 それで、ブームを一過性に終わらせず持続的なものにしていくという、これについては、先ほど田中議員のやり取りもありましたので、特段、これ以上お聞きしなくてもいいんですけれども、この大河ドラマのドラマ館の関係予算については、市民の中からは、なかなかそんなにやっぱり多額の費用を使うのかということで驚かれています。なかなか批判的だったり、冷ややかな市民が私の知り得るところでは多くいらっしゃいます。 市民の、この大河ドラマを契機として、どういうふうに機運を高めるか。地元の市民の人たちの気持ちをやっぱり高めていかなければいけないと思うんです。市のほうでは皆さん一生懸命やっていて、本当にこれをいい機会にしたいと、経済3団体の皆さんも頑張ってそういうふうにしたいということで努力されていると思うんですけれども、ちょっと市民の皆さんがまだまだそういうふうにはなっていないので、その辺の盛り上がりをやっぱりつくっていかなきゃいけないと思うんです。せっかくやるからには。その辺についてはどのように受け止め、どのように方策を考えておられますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) その件ですけれども、昨日も内田議員がおっしゃられたように、大河ドラマをやっている先行市は誘致活動などを行っていて、関連のお祭りや行事が行われていて知名度があるんですが、やっぱりそれで大河ドラマの放映が決定すると一気に盛り上がるというようなことがあると聞いています。 当市では、1年前にいきなり天から降ってきて義時というようなことなんですけれども、大河ドラマが来ることは間違いなく盛り上げていかなければならないというようなことです。 その中で今取り組んでいるのが、ロゴマークの作成や講座の開催や、また応援団の募集というようなことを今やり始めているところです。ロゴマークが入ったポロシャツやはっぴなどを着ていただいて機運を高めるというようなことで、先行市では銀行とか会社、各企業ではっぴなり、水曜日とか曜日を決めて、この日はロゴの入った大河のはっぴを着て応援しましょうというようなことをやっていたというようなこともあります。 また一方で、だんだんテレビに取り上げられる場面が多くなって、今、キャストの方、「鎌倉殿の13人」について話したり記事になる機会が増えてくるので、必然的に盛り上がるのでそんなに慌てなくてもいいよというようなこともありますけれども、今言ったようなロゴマークや応援団などで盛り上げていきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 14番、三好です。 ぜひともせっかくやりますので、地元市民の皆さんのやっぱり期待感を高めて、皆さんでやっぱり来てくださる方をお迎えするというような、やはり機運をぜひ高める必要がありますので、そこは特別ぜひやっていただきたいと思います。 あともう一点ですけれども、ブームを一過性に終わらせないで持続的にする、そのためには、昨日、内田議員の一般質問で内田議員もおっしゃっていましたけれども、3年間静岡DCキャンペーンをやりまして、たしかはっきりした数字ではありませんけれども、5,000万円ちょっとかけているというふうに思います。アフターは昨年コロナでできませんでしたけれども、5,000万円からの予算を使って、昨年の9月の委員会の決算審査では、なかなか担当部課長さんの検証の結果というんでしょうか、費用対効果等がなかなか明らかにならなかったというふうに私は思っております。 ですので、やっぱり今回これだけの大きな事業ですので、今回こそは、はっきりと市民に示せる検証をしっかりやっていただきたいというふうに思います。その点はいかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 経済波及効果とかその辺は、今、予算では委託業務を考えているので、その辺は出るとは思うんですけれども、あと補足の考えとしましては、交付金をもらうには地域再生計画というものを立てなくてはいけなくて、その中で今回行うイベントの人数とか、その目標値を立ててありますので、その計画の中でも検証はできると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 △休憩 午後4時04分 △再開 午後4時10分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 大変失礼いたしました。 それでは、引き続き14番、三好議員の再質問を許可いたします。 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 では、ちょっと時間的な中断もありまして1は終わりにいたしまして、2の新型コロナウイルス対策の強化をについて少し再質問いたしたいと思いますが、市内の感染者数の状況ですけれども、2月28日現在ということで市長がご答弁いただきましたので、最新の人数は、今朝の新聞ですと124人というふうになったかと思うんですけれども、東部保健所管内で3番目に多いということで沼津市、三島市、伊豆の国市という順番でよろしいかと思うんですけれども、県内の人口比率でいいますと、伊豆の国市はどのような状況でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 三好議員のご質問にお答えいたします。 先ほどの市内の124人でございます。それで、人口比率でいきますと、3月2日の今、資料がございます。こちらでいきますと、1番が西伊豆町。1番というと失礼ですが、人口10万人当たり345人ぐらいです。次が伊東市321人、熱海市286人、伊豆の国市が253人となって4番目となっております。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 西伊豆町はクラスターが発生いたしましたので、人口も少ないので人口比率でいうと今の順番になって、伊豆の国市は4番目ということになりました。 先ほど、施政方針のほうでちょっと聞かなかったんですけれども、市長に、改めてやはり伊豆の国市がどうしても県内市町比較しますと、人口比率で4番目、東部保健所管内では3番目に感染者数が多いということについて、市長の見解をお聞かせください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) その一番の理由は、やっぱり通り抜けのまちであるということだと思っております。 市内の旅館に関しましては全くコロナを出しておりませんし、頑張っておられる。しかしながら、外から来た、あるいは市外へ食事に行って感染して帰ってきたという、これが一番多いんです。それは非常に残念に思っておりますけれども、一つの油断ではないかと思います。 クラスターに関していいますれば、順天堂、あるいは高齢者施設でありましたが、そのことについてはいろいろ事情というものがありますから、それはお話しできないものです。これは県のほうの発表に従うしかありませんので、私どもはそれを分析しているわけではありません。現在、順天堂では、治療というか、入院を受け入れておりますから、そのために出ているわけでありまして、そこが以前とは少し違うのではないかと思っております。 伊豆の国市がどうして4番目に多いかといいますと、これは何と申しましても飲食業が多いからではないですよ。飲食業が多いからではございません。皆さんが市外に行って食事をするということ、これがどういうことかと言うと、それもちょっと分からないんですけれども、市内を遠慮して市外で食事をしてきた方たちが感染しているというのがほとんどであり、その感染してきた方たちが家庭内感染を起こしているという、これは一つの盲点でした。家庭内の感染防止というのは当然のことながら行われるかと思いましたけれども、少しここには油断があったのだと思っております。 これでいいですか。このぐらいです。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 市民の皆さんも大変気をつけて生活されていて、その生活が長引いていて疲労の色がやっぱり見え隠れしております。情報がどうしても、やっぱりなかなか出せないということがあって、皆さん不安でおられますので、今日はちょっと市長の見解を伺いました。 それで、市外で食事をして感染し、それが家庭内感染につながってほかより多いのではないか、それは油断ではないかという市長の見解ですが、これは一般の人たちにはなかなか分かりませんので、今日伺いましたけれども、私は、新型コロナウイルスは全国的にも減ってはきていても、まだまだやっぱり油断ができない状況にあるという点で、ワクチン接種が始まるから期待をするところは大きいんですけれども、ワクチン接種と同時に、やはり感染を広げない対策も本当に今以上に気を引き締めてやらなければ、せっかくワクチンを打っても効果が現れないのではないかというふうに私は考えています。 それで、ぜひとも私は小野市長に伊豆の国の感染状況について、特段なやっぱり危機感を持っていただかないと、これは終息に近づかないんじゃないかと思っていまして、そういう意味での市長の危機感はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 市長は、当然コロナ対策の中で50回にわたりましてその本部会議を実施し、その都度、感染者に対しての対応についても先頭を切ってやっております。その中で、最初からもちろん危機感を持ってやっているということで、僕も肌で感じているわけでございます。ただ、その部分については、いろんな形の中で、この答弁の中にも書いてありますとおり、最初にマスクを8万枚配布し、呼びかけをし、なおかつ今現在やっている状況でいきますと、公共施設の窓口で必ず新しい生活様式、マスクだとかうがいこれについては絶対やってくださいということを繰り返し繰り返しパンフレット、チラシを持って説明をさせていただいておりますし、その呼びかけで、また公共施設に来るときにマスクを着用されていない方についてはマスクも配っている。これは実はずっと一貫してやっていることでありまして、ここに関しては、本当に感染を出さないように、広まらないようにということの表れの中の指示で動いています。ですから、誰よりも危機感を持ってやっていると私は感じています。 ですが、悲しいかな、先ほど言いましたように、感染の経路としますと、全くいわゆる外から感染して、家庭内に持ち込んでしまっているということケースについても状況がそういう状況でございますんで、そこに関しては広報等でもしっかりと市長もコンスタントに呼びかけもし、やっている状況でございます。ホームページのほうでもしっかりとアップしながら呼びかけをしているわけでございます。そんな意味では、誰よりも危機感を持って指示をし、私どももそれに対して対応させていただいているというつもりでおります。ですが、結果として124名の感染者が出ているという声につきましては、しっかりと受け止めて、これからももっとそれに対して対応していかなきゃいけないし、呼びかけはもっと強化していかなきゃいけないということで考えている次第でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 私は何も市長だけに危機感を持ってほしいと言っているわけじゃなく、みんなでやっぱりこの伊豆の国市の感染状況について全国で減ってきても、伊豆の国市は大変やっぱり厳しい状況であるということをみんなで再確認をして、気を引き締めて日々生活をしていく必要があるということで、改めて代表である市長に伺いました。 それで、ちょっとワクチン接種の担当職員、マンパワーについて私は気にしていまして、増やす必要があるのではないかという質問をさせてもらいましたところ、昨日も23名体制を予定しているし、もう体制も整って、全庁挙げて取り組むというご答弁ですけれども、全庁挙げて取り組む現実的な職員の配置というのは、どういう方が配置されることになるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 集団接種等を中心、また個別接種等でも対応するわけでございますが、当然、健康づくり課が中心となりまして、保健師さんも含めた事務職員が中心になります。そこに足らない分については、先ほど言いましたように2列、また4列の対応のときに必要な事務職員というのをそこに補う形で、そこについては、いわゆる伊豆の国市の職員全体に呼びかけをさせた上で、当然スケジュール的なことの調整もしなきゃいけませんので、そこは全庁挙げてというのは、各部課のほうに呼びかけをしまして、しっかりとその辺についての調整をした上で、まだ今、日程ができていないものですから、そこについてはしっかりと日程ができる状態の中で、個々しっかりと対応できるような形で、全課で応援する体制ということで考えている次第でございます。 ただ、先ほど言いましたように、中心になるのは健康づくり課でございますので、健康づくり課のほうにつきましては、参事級をもうすでに2月1日の日に配置いたしまして、ワクチン接種についての対応については、そこを中心に今動かしていただいておりますが、それ以上にまた4月以降、そこについてもしっかりと体制を整えた上で、併せて全庁でサポートするという体制をつくっていくというふうな形で考えています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) では、新たに、例えば退職されている元職員とか、一般の市民の中から会計年度任用職員とか、そういう方を新たに雇い上げる予定はないということでよろしいのかというのが1点、確認をさせてください。 それで、業務を調整して全職員で対応するということですけれども、所管する健康づくり課の課長をはじめ職員の皆さんがすごく大変になってくるかと思うので、その辺は状況を見極めながら、課の職員を増員するなども、ぜひともこれ考えていただきたいと。職員の中でも精神的にまいっている方もいらっしゃるということもあるようですから、その辺ぜひ、特段、人員配置を考える必要があるというふうに思います。その点、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほど参事級を1名という形で言いましたが、プラス、会計年度任用職員を2名ここで雇い上げさせていただきまして、そちらの対応を上げさせていただいています。 それとまた、4月以降の対応につきましては、そこにうちのほうから、どなたという形ではなかなか言えませんけれども、増員の形の中で対応するということも考えておりますので、しっかりとそこを担保した形で、それにプラス、全庁的な対応ということも併せた対応を考えているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 今、副市長のお話を聞いて安心いたしました。ぜひ職員自身の精神面、健康面をきちっと管理をお願いしたいと思います。 それで、私が今回、(4)で質問しています、希望する市民が受けられるPCRなどの検査体制の確立については、あえて検査をすることに疑問があるので、これは構築しないというご答弁なんですけれども、無症状の方が市内にいて、自覚がないので、普通に出歩いて、その方がうつしてしまうというケースがあると思います。全国的にもそういう方がいて、そういう感染もあります。そういうところを、感染を広げないという点で、無症状の方を見つけ出すための一つの方策としての検査という形。あとは医療機関、高齢者施設などで働く皆さんが、不安と背中合わせで働いている方が自由にその人の意思で検査が受けられて、安心して働ける、そういう体制づくりというのをしていく。その2つの点から、私は検査体制が必要だというふうに考えています。特に前段で言いました無症状の人を拾い上げる、これがすごく大事だというふうに考えているところなんですけれども、市がそういう体制をつくらないというのは、費用面のこともあるのかなと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) まず、無症状の方についてですが、以前もこういうお話もしたかと思いますが、無症状の方がPCR検査等をやっても出ない場合がございます。出ないというか、かかって、二、三日の発症前には出ませんので、そこで無症状だからということで、また大丈夫だ、大丈夫だという話になってしまうと、それはまたまずい話ですので、そうしますと、本当に数日、1週間に1回とかってやらなきゃいけないと思いますので、症状が出た段階ですと、基本的にはPCR検査に引っかかるはずですので、それをそういう形でやったほうがよろしいかとは思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 分かりました。 今、昨年の10月から2市1町でPCR検査センターを立ち上げてやっておりますけれども、それについては今どういう状況でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 今週ぐらいまで28件か29件だったと思います、検査数が。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 最初からのトータルが28件。     〔「はい」の声あり〕 ◆14番(三好陽子君) はい、分かりました。 それで、この2市1町の検査センターは、すみません、いつまでという期限がありましたでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 現時点では3月31日までということ、今年度ということになっております。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 今月、今月中、今月いっぱいまでと。4月以降につきましては、そういう症状が出た方の検査というのはどうなるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えします。 1週間ほど前に紀平先生、田方医師会の会長さんがお見えになりました。3月31日で半年までの契約というか、そういう形になっております。3月31日をもって閉鎖しますというお話をいただいております。その後のことに関しましては、現在、どのクリニックにおいてもというわけにはいきませんが、かなりの診療所、クリニックで受け付けておりますということでかかってくださいというお話でございました。したがいまして、PCR検査センターは、3月31日をもっておしまいになると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 2市1町でやっているPCR検査センターは、3月31日をもって閉鎖ということだということですけれども、じゃ、4月以降につきましては、どの病院とは言いませんが、検査はどこかで受けられるということでよろしいでしょうか。はい。 今のところ、希望する市民の検査体制は構築しないということですけれども、やはり来年1月からドラマ館設置して、年間30万人の方々をお呼びしようということを取り組もうとしている伊豆の国市でございますので、ワクチン接種も積極的に取り組みながら、やはり私は検査体制も強化して、両面取り組んでいく、そういう姿勢をまた観光客の皆さんにも市民にもそういう用意があるんだということで、安心して来てくれという体制というのは大事だというふうに思いますから、ぜひ引き続き検査体制の構築については、私は検討を求めたいと思います。 3点目、公共施設の再配置のほうに移りたいと思います。 来年度計画の見直しを予定しているということですけれども、それで、その見直しの理由については、再配置の進捗状況にも計画と相違する点が出てきたということが計画の見直しの理由になっていますけれども、実際にどういった違い、進捗状況と計画の違いが出てきているのか、具体的にぜひお聞かせください。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 計画の違いということですけれども、一番分かりやすいのが、12月の全協のときに進捗状況をお配りしたんですけれども、その中でお答えさせていただきますと、まず一番最初の文化施設のところでは、この文化施設が令和8年までの計画、前期を1年間出る計画になっておりますけれども、この辺、今、個別計画でどのようになるかまだ方向性は出ておりませんが、大まかな方向性としては、令和7年度まで、これが合併特例債が使える期間、この辺になるかどうかということを個別計画の中で変わったらここを変更していくということが1点。 もう一点が、公民館の自治会への移管のところでございます。こちらが公民館の移管については9施設を対象としておりますが、地区との協議の中で、全てが前期計画期間中に移管できない施設が生じてきたということがありますので、その地区との協議のところで移管できない施設は変更を行っていかなければならないというところでございます。 大まかなところはそのようなところですが、あと1点、再配置計画の積み残し部分の大規模改修費というのがあったと思いますが、この辺、今、ただ、計画の中では、積み残し部分を計上してあるだけで、その辺の精査ができていませんでした。この辺の精査をしていく必要があるということで考えておりますので、この辺の見直しも検討していくということで考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 ちょっと1点確認したいんですけれども、ただいまの市長戦略部長の発言の中で、文化施設の関係の見直しについては、令和8年までに1箇所にするという計画を1年前倒しするということですか。すみません、もう1回お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 計画では8年に今なっております。文化施設は個別計画を今策定中でございます。まだできておりません。これから2年ぐらいかけて多分個別計画を策定していく中で、ここが令和7年度までにというか、令和8年度までの計画が変更したならば、そこも変えていく必要がありますけれども、それが令和3年度中に決まるかどうか、また分かりませんので、それは随時変更していく必要があるというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) ちょっとあまりはっきりよく分からないんですけれども、この公共施設の再配置計画の見直しは、つまりは、その都度必要なときにこれから見直しをかけていくということになるということですか。それとも、何年かごとの、二、三年ごとに見直して、計画を変更して、公表して、議会にも報告をいただけると、その辺の見直しのやり方ですか、今後の。知らないうちに計画変更ということはないでしょうね、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) まず、この公共施設再配置計画のこの計画が策定された背景についてからちょっとご説明いたしますと、まず、この再配置計画が市民の策定委員という17名の方が1年間かけてつくっていただいた計画でございます。ですから、この基本計画をすぐに変更するということは、まずは全体的なものの計画を変更するということはありません。そういうものがあって、市民の皆様が一生懸命協議を重ねてつくってくれた計画でありますので、これを基に、このスケジュール等が個別計画によって変更になった点は見直していかなければならないというところでございます。 個別計画というのが各施設、施設でまたつくらなければならないというふうにこの計画ではなっております。全体のスケジュールは、計画ではありますが、個別計画はそれぞれの所管部署で市民の意見等を聞きながら個別計画を策定していくということでございますので、その個別計画がこの計画と変わった場合は、この再配置計画のほうを見直していくと、そのスケジュール等を見直していくということのみで、大まかな内容については変更はできないつもりで所管のほうは認識しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 三好です。 分かりました。それで、確認したいのは、文化施設の話は今伺いました。 高齢者福祉施設のほうですけれども、これは令和6年までの機能統合という計画になっておりまして、令和3年度からアクションプラン作成に着手するというふうになっておりますけれども、これ令和6年度までに機能統合を目指しての今、進捗ということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 高齢者福祉施設は、この計画上は令和6年の統合となっております。それに令和3年から令和6年までに個別計画をつくり上げていくという計画でございますので、来年度、令和3年度から着手していくという予定でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 高齢者福祉施設は大事なので、もう少し質問したいところですけれども、時間の関係もありまして、広瀬公園プールのほうに質問を移りたいんですけれども、すみません、新年度の予算の中にポンプの改修費用が出ていないということなものですから、それで、答弁の中では、今後の方針については、利用者や施設の状況を見極め、改修の判断を行っていくというふうに言っているんですけれども、これは実際にはどういうふうに受け止めたらよろしいのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 広瀬公園プールにつきましては、議員が冒頭おっしゃったとおり、現在は3基ある起流ポンプのうち2基が故障して、今、1基しかないということです。その流れを起こしてろ過器を回してろ過して浄化しているという状況なんですけれども、故障しているポンプの修理につきましては、今、1基当たり大体700万円から800万円ぐらいかかる想定を見積りとして想定しております。 やはりポンプ自体が、これは特注製品になるということですので、工期に大体6か月ぐらいかかってしまうということになりますので、またその市の財政負担も大きいということですから、来年度予算には、実は今、1基しかないもので、もう1基増やしたいところもあるんですけれども、なおかつ、今、1基残っているのは、平成24年に1回取り替えたものです。ですので、ポンプの耐用年数からいくと、10年から15年というと、まだその1基がもつのかなというところもあるんですが、修繕の状況ですとか、先ほども言いましたように、来年度には、今回、もう1個ポンプを増やすといったような予算計上はしませんでしたけれども、利用状態ですとか財政の状況を見ながら検討していきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 現実問題、今年の夏は、コロナの関係はありますが、できるようでしたら、現状の中で一定の塗装の剥離なんかも直しながらやるということですけれども、これ1個しかないポンプ、もうこれ10年弱ですけれども、これが壊れたら中止しなくてはいけませんよね。夏休み期間、途中で壊れたら中止ということですよね。もう今年の夏は、途中で壊れたら、もうこれでできませんということになるんでしょうか。 もしポンプゼロになったときに、じゃ、6か月、工期かかるということで、途中で補正を組んで、最低1基のポンプは直そうというふうになるのかどうか、その辺どうですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 確かに今1基しかないということですので、1基があって、先ほども繰り返しになりますけれども、ろ過器を回して浄化しているということなものですから、その1基が故障してしまうと、確かに営業できなくなってしまうということになりますが、今年度ですけれども、プールはやりませんでしたけれども、試運転等一応しておりまして、今のところ、ポンプは先ほど言いましたように10年から15年というふうに耐用年数を見ますと、大丈夫なのかなという気はしていますし、そういった中で今のところは何とか動くのではないかというふうには思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 都市整備部長のお話は希望的、望みにしか聞こえないんですけれども、私、市長戦略部長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、先ほど、この公共施設の計画は変更することは基本的にないと言っていました。 広瀬プールの統合の計画は後期計画です。2036年から2045年の間に機能統合しようということですから、これをポンプも直す費用もつけない。今後の方針は、利用者や施設の状況を見極め改修の判断をしていく。これは全く計画と相反する方針、今のお答えだと思うんですけれども、きちんとやはりこれは使えるようにしっかりと改修をして、市民にサービスを提供していくべきじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) すみません、ただいまご質問をいただいた、その前に2点ちょっと訂正させていただきたいと思います。 まず、1点目が、高齢者施設の統合、令和6年までに行うということで、個別計画をつくると私申し上げましたけれども、個別計画ではなくてアクションプランをつくって、個別計画はつくらずにアクションプランをつくっていくという、それで令和6年度までに判断していくということが1点。 もう一点が、私、ちょっと勘違いされたかどうか分からないですけれども、あるたびに毎回見直すようなことを発言してしまったところがございますが、今回は計画策定から3年、計画開始から5年たって、その経過で見直そうということでございますので、そのときに、経過がたって見直すときに、現在の計画と違うものはしっかりと見直しておくということでございますので、毎年毎年見直すという発言の捉え方だと、ちょっと私の趣旨と違いますということを申し上げたいということです。 先ほどの質問でございますけれども、ポンプの関係でございます。こちらはいろいろと予算の関係のことを今言われていると思いますけれども、先ほど都市整備部長が申し上げたとおり、プールのポンプに関しては、試験を行った等々の中で、まだ使えるのではないかという判断の中で、今年度は予算の計上を見送らせていただいたというところでございます。これから先は、まだどうなるかということは決まってございませんけれども、この計画の中では後期計画となっているということでございますが、これから先、今回の見直しには後期計画が前期計画に入ってくるということはないということはまず申し上げておきまして、予算の計上云々につきましては、今回は見送らせていただきましたけれども、今年度の様子を見て、その辺はまた検討する余地があれば、その辺は考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 検討する余地はないと思いますよ。計画どおりにいけば、これはもうしっかりと改修をして、サービス提供していくべきだと思います。 公共施設全般について少し最後お話ししたいんですけれども、公共施設は市民にとって本当にスポーツ、文化、憩いの場ですので、長寿命化もしながら、市民の利用状況も見ながら、ぜひ一気に機能統合ということではなしに、3つを2つでやっていくとかということの工夫もしながら、ぜひやっていってほしいと思います。 以上で終わります。     〔発言する者あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 特に質問ではありませんので。     〔「大事なお話です」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 結構です。     〔発言する者あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 質問じゃないので結構です。     〔「PCR検査センターのこと」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 市長、お座りください。指名しますので、お座りください。手を挙げてください。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 先ほどPCR検査の検査センターの閉鎖のことですけれども、1つ言葉を換えさせてください。幾つかの発熱外来でございます。発熱外来を開催していますので、そちらのほうに行ってくださいと、PCR検査を受けてくださいではございませんでしたので、訂正させていただきます。 以上です。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(古屋鋭治君) それでは、ここで、引き続きまして市民福祉部長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 先ほどの三好議員のPCR検査センターの実績のことで、ちょっと私、記憶が曖昧なものでしたから、28か29というようなお話をさせていただきましたが、29でございます。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですね。     〔「はい」の声あり〕--------------------------------------- ○議長(古屋鋭治君) それでは、これにて14番、三好陽子議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、明日3月5日金曜日午前9時より会議を開催し、引き続き一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後4時49分...