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  1. 伊豆の国市議会 2020-03-05
    03月05日-05号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 2年  3月 定例会(第1回)          令和2年第1回(3月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第5号)                      令和2年3月5日(木)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長      渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長   杉山 清君 まちづくり         天野正人君    総務部長     名波由雅君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長   杉山義浩君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長   岡本 勉君 観光文化部長  半田和則君    都市整備部長   西島 功君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長     山口和久君 教育部参与   小森 茂君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  増島清二     議会事務局次長  高橋博美 議会事務局係長 西島裕也     書記       横峰隆志 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、改めましておはようございます。本日はご苦労さまです。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和2年第1回伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は4名です。発言の順番、1番目は田中正男議員、2番目は二藤武司議員、3番目は森下茂議員、4番目は笹原惠子議員となっております。 本日の一般質問は、昨日に引き続き、FMいずのくにラジオによる生中継を行います。 一般質問を行う際、壇上からの発言については通告の内容から逸脱しないようにお願いいたします。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(古屋鋭治君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。 質問は受け付け順に発言を許可いたします。申合せにより、再質問は一問一答方式であり、質問時間は再質問を含めて40分以内とされております。通告時間内でお願いいたします。 なお、質問通告時間の残りにつきましては残時間表示計に表示されます。また、終了3分前と1分前にはベルにて残り時間をお知らせいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △田中正男君 ○議長(古屋鋭治君) まず最初に、15番、田中正男議員の発言を許可いたします。 15番、田中議員。     〔15番 田中正男君登壇〕 ◆15番(田中正男君) おはようございます。それでは一般質問を行います。15番、日本共産党、田中正男です。 通告してあります、1、市長の施政方針について、2、農業への水害対策の河川整備を、3、旧韮山庁舎跡地利用についての3項目について質問します。 まず、1項目め、市長の施政方針についてであります。 3月定例会初日に行われました市長の施政方針の第2次総合計画の7つの基本方針の中の主要政策について、以下の質問を行います。 (1)基本方針3つ目の「伊豆の国市に新しいひとの流れをつくる」、観光・交流の分野の中でかつらぎ山ハイキングコース整備事業を挙げ、「観光地エリア計画観光地域づくり整備計画、かわまちづくり計画を踏まえ、市民、事業者、行政が連携した一体的な活用、保全の仕組みづくりを検討」するとしていましたが、 ①なぜかつらぎ山ハイキングコースなのか。 ②各計画との関係は。 ③市民、事業者、行政が連携した一体的な活用・保全の仕組みづくりとはどういうものか。 (2)基本方針5つ目の「子育ても人生も楽しい伊豆の国市」、健康・福祉の分野の中で、新規事業として、「若年がん患者等支援のため、妊孕性温存治療医療用補正具購入在宅療養生活に要する費用の一部に対して助成」するとしていますが、 ①新規事業として取り上げた理由は、また助成の内容は。 ②周知及び申請はどのようにするのか。 ③予算的には82万3,000円と少額であるが、予算以上の申請があるときは対応するのか。 次に、2項目め、農業への水害対策の河川整備をについてであります。 昨年10月の台風被害は各所でその爪痕が残っており、早い災害復旧が待たれています。主に山間部の道路や河川が被害箇所となっていますが、今後の農業への水害対策としての河川整備も必要と考え、以下の質問をします。 (1)台風19号で古川は満水に近い状態まで増水しました。その際、古川の支川の皆沢川が増水し農業用排水路に逆流したため、周辺のトマトハウス団地が浸水しました。今後の対策として皆沢川からの逆止弁設置が求められていますが、整備できないか。 (2)堂川と毘沙門川も増水、越水により周辺農地が浸水し、濁流による土砂が流入し、稲作やイチゴ、トマトハウスが被害を受けました。今後の対策として、堂川と毘沙門川の堆積した土砂のしゅんせつが必要ではないか。また、農業排水路にも堆積が見られるので、同様にしゅんせつが必要ではないか。 (3)台風被害で土砂が流入、堆積した私有地の農地や敷地については、土砂を撤去したところもあるが、そのままで手がつけられていないところもある。これらの撤去に補助があると聞くが適用できないか。 最後に、3項目め、旧韮山庁舎跡地利用についてであります。 旧韮山庁舎の跡地利用については、昨年11月の議会全員協議会で報告があり、1月の市広報に内容が掲載されました。今回の跡地利用の進め方について以下の質問をします。 (1)旧韮山庁舎の跡地利用は、地元や市民からの意見を聞いたり跡地利用の募集を公募したりするなど、市民の財産として公平・公正に行うことが必要ではなかったのか。 (2)JAは公共的団体としているが、公共的団体とは何か。また、公共的団体と認識している団体はほかにもあるのか。 (3)庁舎の解体は市費で行うのか。 以上質問します。 ○議長(古屋鋭治君) 質問が終了いたしましたので、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。 本日で一般質問3日目となります。どうぞよろしくお願いいたします。 田中議員のご質問にお答えします。 初めに、1、市長の施政方針についてのうち(1)です、かつらぎ山ハイキングコース整備事業の①なぜかつらぎ山ハイキングコースなのかについてであります。 城山、葛城山、そして発端丈はルートがつながっておりまして、以前よりアウトドアスポーツのメッカでもあり、ハイキングコースとしてにぎわっておりました。 葛城山は、伊豆半島ユネスコ世界ジオパークの主要なジオサイトであり、ジオパークの理念からも自然資源の保全と活用を進めていく必要があります。また、城山、かわまちづくり、道の駅と併せて、本市の豊かな自然資源を活用した集客・周遊拠点となるエリアと位置づけて、自然資源の保全と活用を進めていきたいものと考えております。 現在、葛城山では、民間事業者による山頂の施設整備や広報戦略等によって、伊豆半島の中でも指折りの観光誘客の施設となっております。このような民間の集客力とともにハイキングコースの再整備により、眺望、景観の特徴も生かしつつ、幅広い層をターゲットとした新たな国内外からの観光誘客につなげていく考えであります。 そのために、計画的・統一的な看板やコースサインの整備とともに、コース上の老朽化した箇所の補修・改良等、利用者の安全確保のために必要な措置を行います。 次に②です。各計画との関係についてであります。 本年度中に策定する観光地エリア景観計画自然景観エリア)ですが、これにおきまして、自然景観を適切に保全しつつ、美しい眺望やアウトドアアクティビティーによる新たな魅力づくりにつなげる目標を記載し、目標を実現するための具体的な整備について、観光地域づくり整備計画に定めていきます。計画の内容については、かわまちづくり計画との整合とともに、自然資源の活用と保全について積極的な連携を図ってまいります。 次に、③市民、事業者、行政が連携した一体的な活用・保全の仕組みづくりについてであります。 持続可能な観光地域づくりを進めるためには、地域の方々の理解、そしてご協力・参画が最も重要であります。市民、そして事業者、行政が連携いたしまして、ルールをつくり、統一的に自然資源を活用し、それによって得た収益を自然資源の維持管理や整備・改修に回すといった持続可能な仕組みづくりを進めてまいりたいと思っております。 次に(2)です。若年がん患者等支援妊孕性温存治療、そして医療用補正具購入、それから在宅療養生活に要する費用の一部に対する助成についてでございますが、そのうち①です。取り上げた理由と助成の内容についてであります。 若年がん患者等支援事業につきましては、平成30年度末に、県より、令和元年度に新たに第3次県がん計画の具体策の一つとして若年がん患者等支援事業費補助金制度を創設するので、市町においても若年がん患者等の支援事業に取り組んでほしいとの説明がありました。すなわち、若い人ががんに罹患をいたしまして、そしてその治療のために子供が将来的にできなくなってしまうのではないかと、こういうことを、大変若い人たちは、がん患者さん、苦しんでおられるわけですよね。これを、将来的に妊娠・出産することができるようにという考えの下の事業であります。 この時点では既に新年度予算が確定しておりましたので、近隣市町の動向、市内の若年がん患者等からの相談状況を勘案し、令和2年度新規事業として取り上げることといたしました。 助成の内容についてですが、若年がん患者妊孕性温存治療費助成という名前ですけれども、この対象者ですが、がんと診断された日から妊孕性温存治療開始日までの間、政令市を除いた静岡県内にお住まいになり住所を有し、そして申請日時点で伊豆の国市に住所を有する、伊豆の国市にお住まいという40歳未満の方であります。助成額は、1人1回に限り男性2万円、女性40万円を上限とします。 がん患者医療用補正具購入費助成の対象者は、医療用ウイッグ、乳房補整具の購入時から伊豆の国市に住所を有する方とし、それぞれ1回に限り、医療用ウイッグは2万円を、乳房補整具は補整下着2万円または人工乳房10万円を上限として補助を行います。 小児・若年がん患者在宅療養生活支援事業助成は、伊豆の国市に住所を有し、がんの治療を受けずに在宅療養をしている40歳未満の方が対象となります。そのうち、20歳未満で小児慢性特定疾病児日常生活具給付事業による補助を受けている方は、居宅サービスが補助対象であります。また、受けていない方及び20歳から40歳未満の方は、居宅サービス、福祉用具貸与、福祉用具の購入が補助の対象となります。 要した費用の9割が助成対象となりますが、居宅サービスが月額4万5,000円、用具貸与が月額2万7,000円、用具購入費は1人当たり4万5,000円が上限となります。 次に、②周知及び申請はどのようにするのかについてであります。 周知につきましては、市のホームページや広報等を利用して周知に努めてまいります。申請につきましては、申請書をホームページからダウンロードしていただくか、健康づくり課の窓口にある申請書にて申請していただきます。 次に、③予算以上に申請があるときの対応についてであります。 今回上程した予算額、これは、県が試算した若年がん患者等の数を市の人口規模に当てはめて算出したものであります。事業実施初年度となりますので、予算額以上の申請が見込まれるときには補正対応を検討してまいります。 次に2です。農業への水害対策の河川整備をのうち、(1)皆沢川からの逆止弁設置についてであります。 逆止弁設置については、地元や土地改良区など関係機関と協議を行いますが、現在まで台風19号での逆流の話は聞いておりません。 次に(2)です。堂川、毘沙門川及び農業排水路の堆積した土砂のしゅんせつについてであります。 堂川につきましては、現況等を調査し必要に応じて実施を検討します。毘沙門川につきましては、堆積している箇所のしゅんせつ工事は本年2月に発注しており、出水期前には完了する予定であります。 各河川にある堂川排水機場、毘沙門排水機場にある遊水地のしゅんせつについても、今年度発注し、出水期までに実施する予定であります。 また、地区より要望のあった農業用排水路や取水口などに堆積した土砂の撤去は、既に実施している箇所もあり、また出水期までには完了する予定でございます。 次に、(3)台風被害による農地や敷地への土砂撤去の補助についてであります。 個人の敷地についてはございませんが、農地については、堆積した土砂撤去の国庫補助事業として農地災害復旧事業があります。この事業の補助対象は1か所の被害額が40万円以上となっておりますが、今回の台風19号では申請がございませんでした。 次に3です。旧韮山庁舎跡地利用についての(1)です。跡地利用は地元や市民から意見を聞いたり利用者を公募するなど、公平・公正に行う必要性についてであります。 まず、地元の皆様のご意見を伺うという点につきましては、昨年11月に、金谷区、山木区、多田区、土手和田区の4区に説明会を開催したい旨を相談するとともに、説明会資料を区内で回覧をお願いした上で、12月21日に山木区、23日に土手和田区にて説明会を開催いたしました。両説明会ともに、伊豆の国農協と協議を進めることにご理解をいただきました。 金谷区、多田区につきましては、伊豆の国農協との協議開始に異議はないため、説明会の開催は不要とのことでしたので、進展があった時点で改めて説明させていただくこととしました。 次に、市民の皆様のご意見を伺うという点につきましては、広報「いずのくに」1月号及び市ホームページに関連記事を掲載するとともに、1月8日から24日までの間、意見公募(パブリックコメント)を行っております。 さて、跡地利用者の公募という点ですが、地方公共団体における契約の締結は一般競争入札が原則であり、田中議員がおっしゃるとおり、本来は、不特定多数の者の参加を求め、競争原理に基づいて契約の相手方を決定すべきであります。 しかしながら、多少とも価格の有利性を犠牲にする結果になるとしても、契約の目的や内容に相応する資力、信用、技術等を有する相手方を選定して契約を締結することがその契約の性質上妥当であり、ひいては地方公共団体の利益につながると判断できる場合は、随意契約が可能とされております。 今回、伊豆の国農協を相手方として、随意契約による市有地の売却に向けた協議を行っているところでありますが、売却後の土地が長期的、安定的に利用されること、また周辺地域に配慮された利用ということを考えますと、伊豆の国農協は、その組織の性質や資力等という点で信用がおけると考えております。 また、伊豆の国農協は、農業協同組合法に基づく法人であり、農業生産力の増進及び農業者の経済的・社会的地位の向上を図り、もって地域経済の発展に寄与する団体であります。 農業は本市の主要産業の一つであり、伊豆の国農協は、本市の農業の振興・発展において重要な役割を担っております。伊豆の国農協韮山支店が、現在の場所から、グリーンプラザパッケージセンター等の施設に隣接し、農業従事者や利用者にとってアクセスのよい韮山庁舎敷地に移転することは、伊豆の国農協の発展を促進することとなり、伊豆の国農協の発展は、本市における農業生産力の増進や、農業者の方々の経済的社会的地位の向上に寄与することとなると思います。ひいては、本市経済の発展に寄与してくださるものと思っております。 以上の点を考慮した結果、随意契約が可能であると判断し、売却の交渉先として決定いたしました。 次に(2)です。公共的団体とは何か、公共的団体はほかにもあるのかについてであります。 公共的団体とは、農業協同組合や森林組合等の協同組合、商工会議所等の産業経済団体、社会福祉協議会等の福祉団体、文化教育事業団体等、公共的な活動を営むものとされており、この公共的活動とは、公共の利益を優先させて行う活動のこととされております。 次に、農協以外の公共的団体ですが、シルバー人材センター社会福祉協議会、商工会、観光協会、老人クラブ連合会、手をつなぐ育成会、遺族会、子ども会連合会、女性の会、体育協会、文化協会、PTA連絡協議会等、多数あります。 なお、本年1月8日から24日までの間に実施いたしました意見公募(パブリックコメント)でも市民の方から同様のご質問をいただき、2月4日から市ホームページに回答を掲載いたしております。 次に、(3)庁舎の解体は市費で行うのかについてでありますが、韮山庁舎は市が解体を行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより田中議員の再質問を許可いたします。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 答弁もらいましたので、それでは随時再質問をさせていただきます。 まず初めに、市長の施政方針についてでありますが、私、今回2点取り上げました。特に主要政策について今回は取り上げましたけれども、1つはかつらぎ山ハイキングコース、それから若年がん患者の支援の助成制度ですけれども、その2つについてもう少し詳しく質問したいと思います。 まず、ハイキングコースなんですが、①でなぜかつらぎ山ハイキングコースかということで質問したんですが、いろいろ理由があって、観光的にはあそこも実績もあるということなんですが、にぎわっていると先ほど答弁ありましたけれども、実際にここ人数的にはどうなんでしょうか。どのぐらい利用しているかという人数的なものは把握しているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 人数自体はカウントは取っておりません。ただ、にぎわっているという表現をしているのは、パノラマパーク、あそこは年間、今36万人ほどの来訪者があり、その方たちが付近を散策しているということでにぎわっているという表現にしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今、部長から、パノラマパークが年間36万人ですか、にぎわっているということなんですが、それはほとんどがロープウエーで上り下りしていると思うんですね、あのパノラマパークへ行くには。今回のハイキングコースは、小坂のみかん狩り園とかあるいは長瀬から上がる、あるいは城山も上がれますけれども、ロープウエーを使って行く方、山頂で楽しむ方がこのハイキングコースへなかなか行かないと思うんですね、一般の観光客は。時間もかかりますし。そうなると、地元の方、あとは近隣の方がハイキングコースとして来るのかなと思うんですが、その辺の見解はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長
    観光文化部長(半田和則君) 市長の答弁の冒頭にありましたとおり、かつてはにぎわっていたと。それで、現在、大分コースが荒れております。そういった状況の中で危険性もあるので、案内看板等、それから階段、コース自体の修復をしようというものでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) この観光ハイキングコースの整備事業、例年に比べて今回突出しているというか、今までは、平成29年度まで、平成30年度までですかね、毎年約300万円ほどの事業費で来たんですが、令和元年度に少し修繕費が入りまして増えたんですが、来年度はさらに増えて、1,200万円ほど増えているんですね。その主なものがハイキングコースの整備工事費1,000万円なんです。今、部長が言った危険箇所があるとかその案内看板をつけるとかという、そういうことかと思うんですが、この1,000万円と、それともう一つかつらぎ山観光再整備委託料400万円というのも計上されているんですが、この2つ、別々のものなんでしょうか、1,000万円と400万円。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 400万円の再整備委託料のほうでございますが、こちらのほうにつきましては、整備する区間ですとか、案内看板を効率よく設置する場所ですとか、そういった地形や地質の調査、それからコースの整備を視野に入れた詳細設計をする委託料でございます。 1,000万のほうにつきましては、実際、改修工事をするための経費でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) ハイキングコースを整備する設計委託だけで400万円、さらに1,000万円とびっくりしちゃうんですけれども、費用対効果がそれほど得られるかどうかというのはちょっと疑問です。この次に話しますけれども、次のがんには82万3,000円に対して、今回、令和2年度は1,200万も増額してこの整備をしようということなんですが、具体的にどういうものに入ってくるんでしょうか。その1,000万円の工事費、今あるところに何をつけるのか、何をするのか、もう少し詳しくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 先ほど質問の前に、田中議員から何でここにこれだけのお金をかけるのかという発言がありましたが、この葛城山周辺は、現在策定中の観光地景観エリア計画、そちらのほうの自然景観エリアになっております。ですので、事業ですとか、これからできるだろうというかわまち関係の整備、それから道の駅等がございますので、ここを自然景観エリアとして重点的に整備していこうという考えで、ここに誘客を図っていきたいと考えているからこういった金額をかけて整備するものです。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) ハイキングコースというのはやっぱり自然を楽しみながら歩くと思うんですが、そこに金をかけてやったからという、自然なら自然のままが本当は自然かと思うんですが、そこにコンクリによる石段をつけるとか、あまりつけるというのもどうかなと思うんです。 私、今回資料提供させてもらっていますが、皆さんのお手元にあるかと思います。写真が何枚かあるんですが、特に1番、2番、3番、4番、この4枚が今回の葛城山のハイキングコース関係かなと思ってちょっと写真を撮りました。それと、もう1枚別に伊豆三山ハイキングマップというのが、これ市から提供されているんですが、カラーでもう少し見やすいんですけれども、皆さんに白黒でコピーをお渡ししてありますが、これを見てほしいんです。 まずコースなんですが、この地図を見ますと右側に狩野川が流れています。下から上のほうに向かってですね。それで、左側のちょっと色のグレーのところが三津浜です。この真ん中にあるのが葛城山なんですが、右のほうに何か所か四角くグレーになっているところがあるんですが、それがそれぞれのハイキングコース5か所、5つあるんですが、この一番中央の右側にあるのが小坂ハイキングコース、私の手書きで2.9キロメートルと。これは概要資料の中にそう書いてありましたので書いたんですが、これが小坂みかん狩り園から城山に向かっていくハイキングコース、2.9、どこまでかちょっとはっきりしないんですけれども。それと、かつらぎ山ハイキングコースというのが、ロープウエーの終点の③となっているカメラマークがあるところの周りをぐるっと回っている、これがかつらぎ山ハイキングコースというふうに書いてあります。 それと、その上のほうに長瀬ハイキングコース、さらにこのダムの近くに長瀬ダム周辺コース、それと一番下のところにあります城山ハイキングコース、1.5キロメートルというのが一番下のほうにあるんですが、これは城山へ向かっていくということで、ここに城山が一つと、葛城山、それと三津のほうに行くところの山の中に発端丈山という山が、これカメラマークと①になっているんですが、ここがあるんですが、これを伊豆三山というふうにここでは言っています。 この地図、ハイキングマップということで見てほしいんですが、私、写真撮ったのが、この①は小坂ハイキングコースと書いてある。ちょうど坂の下のほうにある、それ急カーブしていますね、これヘアピンカーブで、車が一度で回り切れないほどの急カーブですが、ここから葛城山に向かって撮ったのが①です。それと、途中の桜並木のところで撮ったのが②と③なんです。それで、④は、ロープウエーを過ぎて、さらに発端丈方面に行って、葛城山登山入り口という写真もあるんですが、ここのところを撮りました。そこまで車で行けるんですが、この葛城山の登山の登り口からはもうとても車では行けない、写真のようにこのような形になっています。 私、歩くには十分これでハイキングコースとしてはいいし、ここを宣伝すれば歩いてくれるのかと思いまして、どこに1,000万円かけるのかなとちょっと疑問に思ったんですね。十分ハイキングにはいいし、ただ夏は草が繁茂したりするとは思いますけれども、あと案内看板ぐらいあれば十分で、どこに1,000万円をかけるのかというふうに疑問を持ちました。 ③の小坂ハイキングコースで、ロープウエーのちょうどコンテナが写っているんですが、ここの左側は山頂に向けてかなり勾配が急です。落石の危険があるところも見受けられましたが、これを全て落石防止をするなんていうのはとんでもない費用がかかりますので、そこまではやらないだろうなと思いましたけれども、これ見て、どこにどれだけかけるのかというのがちょっと見えてこないんですね。ちょっとその辺が疑問なんですが、相当様相が変わるということなんでしょうか。車では行けない④のかつらぎ山ハイキングコースの入り口、これもずっと整備するということなんでしょうか、もう一度伺います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 整備自体は、先ほどの田中議員から配付されている資料の長瀬ハイキングコース2.3キロと小坂ハイキングコース2.9キロ、この中の危険箇所の2キロほどをここで整備するというふうに計画しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それと、私、気になったのは、平成29年まではかつらぎ山ハイキングコースの委託ではなくて、かつらぎ山ハイキングコース維持管理補助金として54万8,000円出していたんですね。それが平成30年から1つ1つコースに分かれて、小坂ハイキングコース、長瀬ハイキングコース、長瀬ダム周辺コース、それから城山ハイキングコース、それぞれ整備業務委託料ということで、金額は5コースまとめたものが平成29年度までの54万8,000円なんですが、これを分けたということは委託先が今までと変わってきているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 葛城山周辺の委託先は変わっておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 予算的にはそれぞれコース別に分けてあるんですが、じゃ一括して1つの業者というか、委託先が決まっているんでしょうか、どこでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) かつらぎ山ハイキングコースと別の話ですか。 それは、地区へ委託をしているところと、かつらぎ山ハイキングコースにつきましてはシルバー人材センターのほうへ委託しております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それぞれのコースとは別に、かつらぎ山ハイキングコース整備委託料を今年度も上げていますけれども、それが昨年は235万6,000円、今回は112万5,000円と半減しているんですけれども、これには何か理由があるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) こちらにつきましては、景観エリア計画の中で葛城山の整備関係、市民ですとか事業者、それから行政も関わって、ボランティアなりでこれからは整備していきましょうということで減らしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) そういう点では、今までの金額が半分になったとしても、全体的には令和2年度は前々年度より1,200万円も多いということでは、かなり今回は充填しているというのは分かるんですけれども、その効果を私は疑問にするところであります。 最後に聞きますが、市内にはハイキングコース、これ以外にはそう言っているところはないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 市内にはほかにはございません。ハイキングコースという定義的なものというより、市でハイキングコースと呼んでいるところはこの葛城山周辺だけでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 市内にはこれほどの3つが、あと何コースもつながっているところはないんですけれども、幾つか市民が気軽に歩けるハイキングコースというか、ハイキングをするところはあると思うんですね。韮山城址までもそうですし、あと山木の不動明王の滝までとか、あるいは守山の登山道なんかも、気軽に市民の皆さんが楽しめるところだと思うんですね。そういうところの整備とかは考えないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 今回の予算計上は、景観エリア計画に基づいて、自然景観エリアの整備をしましょうということで上げております。 それから、観光課の中の議論でも、ハイキングコースの定義とは何だという議論もございました。先ほど議員言われたとおり、守山の散策路、あちらも見方によってはハイキングコースではないかというのがございますが、向こうは都市公園として管理していますので、先ほど、ハイキングコースと呼んでいるのはこの葛城山のみですという答弁をさせていただきました。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) いずれにしても、これだけの費用をかけるということに対して費用対効果を私は求めたいと思います。財政が厳しい中、1,000万円からこの葛城山のハイキングコースにかけるというのはちょっと疑問がありましたので、今回取り上げました。 それでは、次の若年がん患者の支援のほうにいきますけれども、これは深く聞くこともないんですけれども、県からの話があって令和2年度から始めるという、とてもいいことだと思います。若年のがんが今増えていますのでそういう人たちを支援するということはいいと思うんですが、この金額ですけれども、実際には相当かかると思うんですね。こういうがんになったときとか、いろいろ妊孕手術する場合とかという、実際にはどのくらいかかるか、そういう概算がありますでしょうか、分かりますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) これ、3つのメニューがございますけれども、実際に個人の負担の部分になりますけれども、県の調査による試算データがありますので、ご報告をさせていただきます。 妊孕性温存治療につきましては、保険適用外の自由診療になりますので、県内で治療実績の多い4つの医療機関からの聞き取り調査により、男性につきましては平均で1万9,533円、女性につきましては38万1,755円という金額がありましたので、男性の上限を2万円、女性の上限を40万円としたというような形によります。医療機関によって金額に若干ばらつきがありましたけれども、県としては平均を取ったということでございます。 次の医療用補整具のウイッグにつきましては、ファイバー製の普及価格帯のものの価格が1万9,108円とのことですので、2万円を上限にしたと。大手メーカーや医療用の人毛100%のような高額なものもありますが、それらは想定から外したということでございます。 補整下着につきましては、手術直後と術後1か月以降の2種類を1セットとして、約1万円程度を2セット購入するという考えによる2万円ということでございます。 人工乳房につきましては、セレクトオーダー品が10万円から12万円ということで10万円を上限としたと。完全オーダーメードになりますと30万円弱から90万円弱と高額になりますので、こちらも今回の助成のほうの算定基準からは除外したということであります。 あと、妊孕性温存治療医療用補正具購入助成につきましては、必要最低限ということであれば、ほぼ助成金額の範囲内に収まるのかなというふうに考えています。 あと、在宅療養支援でございますが、こちらはそれぞれの生活の水準や体の状況、家族による介護など、一概にどれほどの負担があるとは言えませんので、40歳から64歳の終末期のがん患者の介護保険支給額の平均と、介護保険サービスの支給割合を目安として出したということです。 介護保険の支給限度額の月平均が21万9,574円で、訪問介護、訪問入浴介護、福祉用具貸与について、それぞれの支給額の占める割合から訪問介護の所要額4万841円、訪問入浴介護の所要額9,003円、福祉用具貸与2万7,447円と試算されていますので、居宅サービス分が4万9,844円ですので基準額を5万円、福祉用具貸与を足しますと7万7,291円ということで基準額を8万円として、基準額の1割を個人に負担していただくということにより、それぞれ4万5,000円、7万2,000円を療養生活の支援の上限としたというように、県のほうからは資料を頂いています。 また、福祉用具の購入助成につきましては、介護保険制度の福祉用具購入年額の上限が10万円の2分の1である5万円を基準として、1割を個人負担としておりますので、4万5,000円を助成の上限額としたということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。自己負担に対しての今回の助成ですので、ぜいたくをしなければ、ほとんど自己負担なしで何とか支援できるという金額に設定されたのかと思います。 県がそういうことでしてくれたので、ぜひ市のほうも積極的に、そういう患者が困らないように周知のほうをしてほしいと思います。ただ広報とかホームページだけでなく、何か別の方法でそういう該当者に連絡とか、そういう通知できるようなことがあれば積極的にそういう形にしてほしいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 基本的には、今、議員がおっしゃられましたように、ホームページや広報を通じて、まず、こういうものがあるよというお知らせをさせていただきます。それで、実際には、要綱が4月1日以降できますのでその要綱に沿った形で、少しお話をしながらやっていかなきゃならないのかなと思いますので、やはり周知だけはできるだけ、何とかホームページであるとか広報等を通じて周知させていただいて、実際は面談の中で対応させていただくということを今考えています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回、若年がんのほうで特に妊孕性温存療法という、ちょっと分かりにくい、ふだん使い慣れない言葉があったのでちょっと気になったんですが、その説明をしなかったんです。ちょっと私、時間がないので私からは省かせていただきますけれども、そちらから、もしできれば簡単に説明をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) これ、要綱の中に妊孕性温存治療というのを記載しておりますので、ちょっとそちらのほうを読ませていただきますと、生殖機能が低下するまたは失う可能性があるがん治療に関して、精子、卵子または卵巣組織を採取し凍結保存するまでの一連の医療行為、または卵子を採取し受精させ、胚、受精卵を凍結保存するまでの一連の医療行為をいうということで規定しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) がん治療をすることによって生殖機能が失われないようにということで、温存するということで分かりました。よろしくお願いしたいと思います。 それでは、2番目の農業への水害対策の河川整備について質問したいと思います。 特に(1)では、古川の支川、皆沢川の逆止弁についてなんですけれども、先ほど市長の答弁では、そういう要望を聞いていないということなんですが、今日傍聴されている方々はその該当者が来られておりますけれども、実際このミニトマトの組合の方々はJAを通して建設課には要望したということなんですが、都市整備部長は承知しているでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) すみません、私は今ちょっと認識しておりません。 ○議長(古屋鋭治君) じゃ補足で市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えします。 10月11日、12日が上陸ですね、13日にこの周りを私も見て回りました。そして、1週間くらいだと思いますが、JAの鈴木組合長さんが市長応接室にお見えになりまして、私も物すごく心配でございましたからとことん話合いをしました。 そのときのお話の中では、私とどなたが聞いてくれたでしょうか、トマトは非常に水に弱い、それでもう全滅ですと、ほとんど。ですから、すぐに苗を注文して、2か月で何とか植えられるようにもう手配しましたということでありましたので、それはよかったと。2か月たちますとそれらの苗が成長していくというお話をいただきまして、本当にこの水に弱いトマトのことを考えますと心配でならなかったんですけれども、そういうお話をお聞きしたわけでありまして、JAのそのときの組合長さんから周辺整備についてまではなかったのではないかと思っております。 その後、農業まつり、その他でトマトの生産者の方たちにお会いすることもございました。そのときは、この台風よりも、全国的にトマト、ミニトマトが栽培されるようになって大変単価が下がって困っているということで、では新品種とかそういうものを考えていかなければならないのかなという、そういうことでございまして、その直接お話はちょっとなかったように思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私、農協を通じてということで、組合長が言ったんではなく、このトマト組合の皆さんが農協から言ってもらったみたいなんですが、建設課に言ったけれども、その後、何の話もなくてナシのつぶてだということは聞いています。 私、今回、分かりやすいように写真をつけました。5番から9番までがこの関係なんですけれども、まずは6番、これは古川です。左上が反射炉になります。ちょうどこの写真を撮った右側が内中になるんですが、6番が古川で、7番が古川に合流している皆沢川です。写真の奥が皆沢、その上が立花台ですが、そちらから流れてくる川ですね。 それで、この古川には8番の逆止弁、これが全部ついているんです。今回、ここ何年かにわたって古川は改良工事、改修していますので、断面積を増やすために全部やっています。それで、古川に入るこの排水路についてはこういう弁がついているんですね、この逆止弁が。増水した場合はそちらに古川の水が行かないようになっています。だから、古川にはそれがついているんですが、この合流している支川の皆沢川にはついていないんですね。だから、7番で言いますと、この手前の川がいっぱいになると当然、皆沢川も増えるわけです。そうしますと、その皆沢川に入っている排水路、それが5番です。⑤、真ん中の縦の写真ですが、こういうのが入っているわけです。これは、手前は皆沢川です。この写真は、7番の写真の左上に見えますハウスです。このハウスが、5番の右上に写っているハウスです。 こういうのがあって、逆にこの反対側、西側にもあるんですが、西がちょっと逆光で撮れなかったものですからこちらを撮ったんですが、その西側が今度9番の写真です。この5番の反対側、後ろ側がこれなんです。ここにトマトハウスが並んでいますけれども、このところにある排水路、これにどんどん逆流しちゃったわけですね。これによってこのトマト団地に水が入り込んで、苗のベッドまで水が来てしまったということで、幸いにもここは植え替えるまではいかなかったようですけれども、先ほど市長が言いましたようにトマトは水に弱いです。原産がアンデスということで、乾燥には強いんですけれども水には弱い性質を持っていますので、本当に水はつけたくないところに入りました。 この多くの団地があるところが一斉に水についてしまったんですが、8番のような逆止弁がここについていれば逆流がされなかったというふうに皆さん痛感していますので、ぜひ何とかこれをつけてほしいということで、この皆沢川、何か所かありますけれども、この排水路、5番を見てわかりますように、丸いパイプになっていますが、ここに8番のような弁をつけてくれれば済むんですね。大きな工事じゃないと思うんですが、これ、ぜひやってほしいと思います。 市長の施政方針の中で、2つ目のところで、「県内でもトップクラスの生産量を誇るイチゴやミニトマトのさらなる増産に向けて、新規就農者に対する支援を継続してまいります。」ということで、これ市長も言っています。それで6つ目でも、「治水対策におきましても、市内準用河川、その他普通河川の護岸改修工事を継続的に進め、浸水被害の軽減を図ってまいります。」とまで言っているんですね。 本当に、市長、ミニトマトの皆さん、ミニトマトを作るのには、先ほど言いましたように水に弱いので、市内でも高いところで作っているんですよね。奈古谷とか多田、作っている方いますけれども、長崎、ほとんどいないんです。ほとんど中、寺家とかあの近辺に集中しているというのは、比較的地形が高いところで水がつかないということで、皆さん工夫してハウスをそちらに集中しています。それが今回の古川の満水によって逆流してしまったということで本当に驚いているんですね。安心していたところに来てしまいましたので、ぜひとも今後の対策のためにもこれ必要と思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えします。 13日、私も被災地の視察でけがをしてしまいまして、トマトの皆様方、イチゴの皆様方にも、皆さんにお見舞に行けなかったことを大変申し訳なく思っております。 それで、地球温暖化に伴いまして、これは海面温度2度上がったことによる太平洋側からの水、雨水が影響しているということで、もしトマト栽培の皆様方がこの地を捨ててしまったらどうしようとそういうことで、ちょっと高地に、それはこれから田中山の方面に対しましての農地の確保をしていかなければならないとか、大変心配と同時にそういうこともお話をしていたわけでありますので、これからも農業に従事されている方々のご支援はさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは引き続きまして経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 市長がお答えしてくださいましたが、農業施設の関係ということで経済環境部のほうでちょっとお答えをさせていただきます。 皆沢川周辺、今回につきましては、天城で800ミリ、箱根で900ミリという大量の雨が降りまして、狩野川の河川水位が上がって、それで韮山の古川の通水が悪くなったと。古川下流部ではもう限界、越流する直前ぐらいの水位に上がっておりました。それによって皆沢川の水位も上昇して逆流をしてしまったという結果だというふうに思っております。 皆沢川周辺につきましては、議員おっしゃるとおり、施設栽培、特にミニトマトですね、ハウスが最近たくさん造られておりまして、それを考えますと、逆流防止の弁について設置するということをやっぱり検討していく必要もあるんではないかというふうに考えます。 そこで、河川管理者としては建設課になりますが、地区要望書として設置する希望の場所だとか写真を出していただければ、こちらでまたご回答のほうはさせていただくつもりでおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今、部長からありましたけれども、地区要望でなくて、これは市のほうでやっぱり農業を守る、産業を守っていく点で積極的にやってほしいと思います。補正を組んででも調査して予算計上してほしいと思います。 本当にミニトマトの方、一生懸命やっているのに、心配なんですね、もうそれがないと。いつまたこのようなことが起こるかということを考えますと早期にその対策が求められますけれども、部長、どうでしょうか。市のほうとして積極的に予算計上をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 河川管理者は建設課でありますので、どちらで予算を取る云々という話はこれからの話になると思います。 ただ、フラップゲートを、逆流防止弁ですね、つけるということは、非常に効果があるんですが、実はその後の管理のほうをしっかりしていただかないと、ごみが詰まって閉まらんようになると逆にどんどん水が入ってきます。そういうこともありますので、その辺については、設置したから役場が管理しろというような話もまた、管理し切れませんので、そういうところもやっぱり地元の皆さんで協力してやっていただくと、より効果の上がる事業になると思います。 予算については、これからの協議になりますので、そこはちょっと検討のほうを進めさせていただくという回答をさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) ぜひ、これお願いしたいと思います。私はちょっと概算も全然できないんですけれども、何か所か対応してもらえればと思いますので、ぜひこれ期待したいと思いますので、市長もよろしくお願いしたいと思います。 それでは次の(2)ですけれども、堂川と毘沙門川のしゅんせつを求めたんですが、堂川のほうは必要に応じて行っていくということで、私も特に写真をつけましたのが毘沙門川です。写真の裏面になります、10番です。これが毘沙門川の堆積ですが、本当に埋まっちゃって、もう半分以上埋まっているんですかね。深い川がこんなになっていますので本当に早期にやる必要があると思いますが、これはもう2月に発注したということで安心しました。 その後の農業排水路なんですが、これも実施するということで、出水期までに行うということなんですが、これ聞きましたところ、部農会から要望したところ、秋までに行うというような回答をもらったというんですが、出水期といったらもっと、夏、梅雨時までに行うということじゃないんでしょうか。これ、秋頃までということなんですか、もう一度確認します。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 実はもう事業は全て発注をしてございます。もうかかっておりまして、用水路等はほとんど撤去が終わったということですので、何とか出水の前までには終わらせるということで計画をしております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今、部長、用水路と言いましたけれども、排水路も含めてなんですが、もう一度確認します。排水路もそうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 要望のあった排水路については、同様に終わらせるということで計画しております。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。これも早急にお願いしたいと思います。 (3)ですが、土砂の流入についての補助を求めたんですが、農地の国庫補助事業はあるけれども、1か所40万円以上で、申請はなかったということなんですが、実際の写真で私、11番、12番につけたんですが、11番は畑じゃなくて資材置場なんですね、高原地区内にあります。こういうのについては今ないということなんでしょうか、もう一度確認します。農地では補助制度があるけれども、それ以外の私有地についてはないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) おっしゃるとおりでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 農地についても、12番の写真、ちょっと遅れたので実際の土が盛っているところはもう見えないんですが、ここ重機によって上をならしたんですが、前方に見える土手の上から相当流れ込んじゃったんですね。 それで、樹木も一緒にこの下の畑に流れ込みました。樹木を撤去して、あとは重機で平らにしたのでかなり金額がかかっているんですが、皆さん、こういう制度があるのを知らないんですね。申請がなかったというのは、知らないから申請しなかったんですね。これ、何かそういう周知はしたんでしょうか、こういう制度がありますということで、農地の土砂流入について。どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 実は土砂撤去の災害復旧事業につきましては、私も、30年ほど土地改良事業をやっていますが、今まで一度も経験したことがございませんでした。ということで、伊豆の国市としては非常に少ない、まれなケースです。ほかの地区、小山町では100件とかという単位でやっているようなんですが、そういうところもありまして、職員がこういう事業に対して全く理解できていなかったところもあります。 またそれと、県の締切りが非常に早い、10月末で災害の申請が締め切られてしまいましたので、私たちのところにこういう情報が入ったのはもう締切り直前でございました。なおかつ、その40万円という下限が、要するに40万円以上ということになりますと、普通の災害復旧だとその半分、50%は自己負担という形が発生します。特に民地の場合ですので。そうなると、その自己負担分を考えますと、自分でやったほうが安く上がるという方もいらっしゃったようです。 それで、数件ありましたが、その方たちは1件ずつお話をさせていただいて、お金がそこまでかからないから自分でやるという方もいらっしゃいましたので、今回こういう形でご自分で土をならした方もいらっしゃいました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回、この制度を当局のほうもあまり知らなくて、知ったのが締切り直前だったということなんですが、この台風被害を地元は報告したのですけれども道路とか河川はしたんですけれども、農地についての土砂の流入というのはあまり報告していないんですね。 私も実は高原の区長をやっていて道路とかあちらこちら行きましたので、畑もあって、報告どうしましょうかと言ったら、畑はいいですよというようなことで、危機管理課のほうで確認もしなかったんですね。建設課は道路とか山とか川については見に来てくれたんですが、畑のほうは自己責任のような形でその報告もあまりしなかったんです。 そうなりますと、当局のほうも把握していないということで、後からこういうのがありましたと言われても本当に後の祭りなんですけれども、これ初めから全然、農地への土砂の堆積についてこういう補助があるというのは知らなかったということでよろしいですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 災害については、担当者が研修会等に行かないとその辺の事業メニューについて詳しく分からないというのが現状でございました。今回、こういう状況になりましたので、こういう災害メニューがありますということについては、農協、部農会を通して農家の方にお知らせしたほうがいいんではないかということで、そういう部分を今後検討していきたいというふうに思います。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回ちょっと残念な結果で、そういう制度がありながら利用することができなかったという人が実際いたんではないかと思います。農地、上から流れてきた土だから仕方ないということではなく、しっかり国はこういう国庫補助があったにもかかわらず、市がちょっと対応できなかったというのはちょっと残念ですので、今後にはぜひとも生かしてほしいと思います。 では、最後の3番目にいきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 田中議員、少しお待ちください。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては10時25分までといたします。 △休憩 午前10時13分 △再開 午前10時25分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き田中議員の再質問を許可いたします。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) それでは引き続き、3番目の旧韮山庁舎跡地利用について再質問を行います。 先ほど市長から答弁いただきまして、今回、旧韮山庁舎をJA伊豆の国にということで今るる説明を述べられました。今回パブリックコメントを取ったということなんですけれども、これについての意見や質問があったかと思いますが、その内容について伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) パブコメの関係ですが、パブコメにつきましては2人の方からご意見というかご質問のほうをいただきました。 内容は、公共的団体に関するものが関連で2件ありました。具体的には、公共的団体の定義についてのご質問、それから市内にある公共的団体についてはどんなものがありますかというような内容です。それにつきましては、先ほど答弁の中で申し上げたのと同じ回答をしているということになります。 それからもう一点は、少し読ませていただきますと、JA伊豆の国に随意契約する方向性というふうに認識をしていると。そんな中で、やり方としては、跡地の活用についてサウンディング調査をやっているのかどうかというようなことがまず一点。それから、サウンディング調査をもしやっていないのであれば、そういったものを先にやってから跡地利用についての活用を考えていくということのほうが、よりよいのではないですかというようなご意見でした。 これについては、先ほど最初の質問の中で、お答えについては、回答させていただいている内容とこれも同様の回答をさせていただいております。趣旨としては、JAについては、本市の農業振興、それからあとは市の発展ですね、こういったことにもつながるという中で、随意契約自体が地方自治法の中でも認められている中で判断をしているものだというような説明をしているというところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私、結果的にJAだから駄目という話じゃなくて、JAもいいと思いますよ。かなり地元に密着している団体ですし、そういう点ではそれが駄目と言っているわけじゃなくて、やはり今回は、一番初めに取り上げましたように進め方がどうだったのかなというのはあります。それから、時間的にも、決まって、それから全協に説明があった後、広報でパブコメを取ったというようなことでは、もっと事前にすべきではなかったのかなという、ちょっとばたばたしちゃったなという感じはします。 今答弁ありましたパブコメについても、2件しかなかったということでは、もっと期間、周知のほうが足りなかったのかなと思います。広報では取り上げていましたけれども、皆さんからそれだけしかなかったというのもちょっと気になるところではありますけれども、この進め方についてどうこうというパブコメはなかったということですね。 今言った2件しかなかったということになりますと、公共的組織・団体についての質問と、それからサウンディングをしたかどうかという2つかなと思います。私も実は、ちょっとこれホームページに載っていましたので取り出したんですけれども、かなりこの方は詳しい方かなと思います。「サウンディングとは民間事業者との意見交換等を通じ、事業に対して様々なアイデアや意見を把握する調査」のことをサウンディング調査というふうにしっかり市のほうも説明していますけれども、そういうことを私もやるべきだと思います。 今回はJAが総意になったという、結果的に私はなったなら十分なんですけれども、初めからJAにしたということにやっぱり市民もどうかなと思うんですよ。JAになりましたと言えば、ああ、そうですかと思うけれども、初めからもう少し間口を広げて、いろんな可能性を求めた上での話ならよかったんですが、初めからJAになるというのもいかがかなというのでちょっと疑問を持ちました。議員の多くもというか、何人かはそういうふうにやっぱり思っていますので市から説明を受けたんだけれども、もう初めからJAに決まっているのかと、先にありきじゃないかというような捉え方をしましたので、もう少し市民から公募するなり意見を求めてから入ればいいのに、初めからJAに決まりましたと言って市民にパブコメを求めるんではなく、決まる前に求めるべきではなかったんでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今回の交渉につきましては、先ほど議員がおっしゃったとおりに、サウンディング調査、また広く公募をするという方式が一般的な形で取られるかと思います。 ただ、今回につきましては、農協さんのほうからの申出がございました。農協も、広くずっと時間をかけるような状況ではなく、合併が控えているというようなこともございました。そういった一連の関係がございまして、うちとしてもこれを、例えばどういうふうな形で対応するかといろいろ議論はさせていただきましたが、そもそも韮山庁舎というのはし尿処理場と一体で整備したということで、地元の方々もそういう認識でおります。ですから、庁舎だけ、し尿処理場はどうなのかというような部分を、両方ともついている状況でございます。 そんな中で、し尿処理場についてもどこに候補地を求めるかということでいろいろその協議をしている中で、場所のほうの問題が相当時間もかかっているわけでございまして、それがようやく、鳥打区のほうが手を挙げていただいた中でもって決定し、一から新しいし尿処理場に移れるというようなこともできました。 そういうところの時間的な背景がありまして、その中でもってJAさんのほうからどうだという話をさせていただきましたので、逆に農協さんのほうの自主的な問題にしてしまうと、この農協さんの話もなくなってしまう可能性もあります。そうなると、ではそういった機会に何で市はそれに対応しなかったかというような話も出てくると思います。 ですから、当然その手続としては踏まなきゃならないのは承知の上でございますが、それが農協さんだった上に、農協さん的には、公共的な今施設ということで説明を受けましたが、そういった団体ということもあるものですから、そういったことのタイミングも含めていろいろ勘案した中で、決定しているわけではなくて、まだ農協さんがゴーと、買いますよと言っているわけではありません。協議についているだけでございますので、そういった意味でいきますとまだ決定しているわけではないものですから、そういったことも含めて、総合的な形の中で今のような手続をしたということでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 副市長はまだ決定はしていないということで、最終決定というところまではまだかもしれませんけれども、もう農協との協議をしているということは、JAとの話を進めていることからしても農協にもう決めているというふうに、もう随意契約で行くというふうに回答もしていますので、そういう点では。これから別のところになるという可能性もあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 農協さんのほうには、面積ですとか、あとは価格の問題、これにつきましてはご提示をさせていただきましたが、向こうがそれをのんでいるわけじゃないです、まだ。ですから、逆にこれでは買えませんという話になればこの話はまたなくなってしまう可能性があります。ですから、そういった面も含めて十分に今協議をしているという状況でございます。 ですから、決定ということではないというのはそういう意味でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私が一番気になるのは、その中で最後の(3)で質問しました解体費用は市費で行うということになりますと、解体費用を幾らぐらい見ているのか、またこの土地の価格を幾らと見ているのかということが気になるんですが、その辺の金額は概算出ているんでしょうか。
    ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) まず単価の問題ですけれども、土地のほうですけれども、これについては、昨年11月開催をさせていただいた全協の中でも不動産鑑定評価を入れてその価格を基にというお話をさせていただいていると思いますが、まだ協議の途中でございますので、ずばりの金額については、申し訳ございませんが、ここでは少し控えさせていただきます。 やり方としては、不動産鑑定については、近傍の売買事例、こういったものを参照して価格を設定しているということでございます。その中で、近傍の平米当たりの単価が6万円から8万円ぐらいかなというような数字は出ております。 すみません、もう一点の質問をもう一度お願いいたします。     〔「解体工事費」の声あり〕 ◎まちづくり政策監(天野正人君) 解体工事費については、令和2年度の予算のほうにも計上させていただいているように、3億円というようなことで概算としてははじいているところです。詳細が出次第、また補正等の対応等も考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私、心配するのは、その解体費用と売却費用を見て残りがあるのかどうか、持ち出しにならないのかというのを心配するんですね。 今、解体費用は、もう3億460万5,000円、継続費に計上されています。令和2年、3年度で2年間にわたって解体する費用が3億460万円ということになりますと、今度、売却が幾らになるかということが気になるんですが、今、回答は、近傍の価格が平米当たり6万から8万円ぐらいということになりますと、坪20万から25万円ぐらいになるんですか、そのくらいになるんですが、金額にすると、この平米、ここが4,600ぐらいありましたので3億円前後だと思うんですね。平米当たり6万円にすると2億8,000万円ぐらいです。それで、8万円で売れれば約4億円になるんですけれども、なかなかそうはいかないかなと思いますので、3億円かけて解体するのに、売るのに逆につけなければ売れないということになりかねないと思うんですが、その辺の見通しはどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) これも令和2年度の予算のほうに計上してあるんですけれども、この解体費については、合併特例債の活用というようなことも考えておりまして、交付税措置されるというような部分での実質的な負担は、それの約3分の1程度のものになるのかなというようなことは見込んでおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) あくまでも売却するには不動産鑑定の金額を基に交渉するということ、相手がいるものですから、あれですけれども。 先ほどのパブコメの回答の中にも、「多少とも価格の有利性を犠牲にする結果になるとしても」という、初めからもう、ほかに売るよりも安くなりますよと言っているんですけれども、そういうことでしょうか。もっと高く売れるところもあるかもしれないけれども、農協じゃ安くても仕方がないよというふうに取れるんですが、そういう意味ですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) 最初から見込んでいるということでは決してございません。 ただ、可能性としてそういうことが、競争入札ということになればもう初めから、先ほど申し上げたように、JAとの協議の中では不動産鑑定を基に売買価格の交渉をするというふうになっておりますので、競争入札ということになれば、どうしてもその土地が欲しいというようなことになれば、かなりそういったことも期待ができるということの中でのお話でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 私は、単に高く売ってお金が市に残ればじゃなくて、やっぱり誰がそれを利用するか住民にとっては大事なことですので、簡単に金額だけでは言えないとは思いますけれども、ただ、それでも財政が厳しい中ですから少しでも高く売ったほうがと私は思いますので、そういう点では安易に、安くてもというのではなく、やっぱり交渉はしっかりしてほしいと思います。 市の大事な財産ですので、農協がもし使ってくれれば、有効に使ってくれるとは思いますけれども、それでも価格のことを考えますと、やはり財政的なことを考えて有利になるように交渉を進めると思いますが、原則的にはその点でよろしいでしょうか、そういう形で臨むということで。姿勢を。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 当然、売買の契約については双方でもって協議するわけでございますが、うちとしてはできるだけ高く買っていただきたいし、また逆に解体費用の削減ということに関してはできるだけ、今も設計に向けての準備もしていますから、そういった考え方は確実にやっていきたいと思っています。その中で、できる限り農協さんが今言ったような形で購入していただくような形になれば一番ベストだと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 最後に、解体の費用は合併特例債をというような今答弁ありましたけれども、合併特例債の枠の中には十分入れる余裕は見ているんでしょうか。前、合併特例債を予定している対象を報告受けたことがあるんですけれども、その中にしっかりこの韮山庁舎の解体費用は入っているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 合併特例債の関係なんですが、これは中期財政計画の中で、公共施設のサイズの関係での予定額を取りあえず入れているというお話をしてありましたが、今回、令和2年度の予算につきましては、公共施設の再配置の予定額は当然実行できない分がありますので、全然下がっているというふうなことで。 韮山庁舎の解体費につきましても見込んでおりますが、まだ余裕というか、公共施設の解体についてはまだ財政計画よりは遅れている、財政計画上では遅れているという言い方なんですけれども、そういう関係で余裕があります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 一応、有利と言われている合併特例債ですので、その枠がなくならないようにして使わなければ意味ありませんので、その辺は計画的に使ってほしいと思います。 韮山庁舎、本当に市民の大事な財産で、韮山地区にしてみれば長年親しんできた韮山役場、韮山庁舎ですので、それが有効に、市民のために使われることを願っておりますので、ぜひその方向で進めるように求めて、一般質問を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて15番、田中議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △二藤武司君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、9番、二藤武司議員の発言を許可いたします。 9番、二藤議員。     〔9番 二藤武司君登壇〕 ◆9番(二藤武司君) 議席番号9番、二藤武司です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、既に通告済みの項目について質問をさせていただきます。 韮山中央農道の課題解決策についてであります。 この農道整備の歴史は古く、昭和50年頃に、田方旧5町で構成する田方広域都市計画連絡協議会で、国道136号線の渋滞解消迂回道路として位置づけ、事業化の効果や必要性を当時から求められていました。それが、平成29年度から県営の経営体育成型農地整備事業として、用水路改良を主として、併せて農道改良をするように事業化されました。4年間の継続事業も、来年度、令和2年度が最終年度となり、多少の遅滞があったものの、おおむね計画どおり事業完了が見込まれると聞いております。 しかし、大きな事業効果の期待できる中、課題も見えてまいりました。既存の道路への接続となりますと、起終点部分でボトルネック現象による慢性渋滞を引き起こす可能性が高く、この解決策が必要と考えます。 そこで以下の質問をいたします。 ①起点、これは函南町側ですが、の接道は函南町の町道となりますが、この道路は狭隘でクランク部分も多く、鋭角なシフト変更も余儀なく、本市に乗り入れようとする大型車両、観光バス等があった場合、それらを利用すると渋滞を引き起こす可能性が高いと考えます。解消策をお聞かせください。 ②終点部、これは韮山南小側ですが、も同様で、世界文化遺産韮山反射炉に接道する県道韮山反射炉線に容易に合流できるように既設道の改良計画はありますか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それではこれより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 二藤議員の質問にお答えいたします。 初めに、1、韮山中央農道の課題解決策についてのうち①です。起点(函南町側へ)の接道の解消策についてであります。 東駿河湾環状道路の開通に伴い、大場函南インターチェンジより伊豆の国市に入る車両が増加しているため、議員が言われるように、韮山中央農道と函南町道へのアクセスは非常に重要であると認識しております。 現在の状況ですが、伊豆の国市側の県東部農林事務所で実施している水路工事につきましては、本年6月には完成するとのことであります。 函南町側につきましては、函南町に確認しましたところ、バイパス道路の設計は終了し、現在、地元との調整中であり、調整が終了次第、工事着手の予定であるとのことであります。なお、具体的なスケジュールは未定とのことであります。 次に②です。終点(韮山南小学校側)の県道までの改良計画についてであります。 韮山南小学校より県道韮山反射炉線までの間につきましては、旧韮山町時代から新設道路の計画を作成しております。韮山反射炉の世界文化遺産登録や東京オリンピック・パラリンピックの伊豆市開催などに伴う韮山中央農道の事業化に合わせ、関係者へ事業計画の説明をさせていただいておりますが、よい返事をいただいておりません。 今後も引き続き、ご理解が得られるよう努カしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長答弁が終了いたしましたので、これより二藤議員の再質問を許可いたします。 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 簡単で簡潔なご回答ありがとうございます。非常に分かりやすかったですが、冒頭、私のほうの中で質問していることとして、もうご理解いただいていると思いますが、中央農道の整備によって新たに生まれる課題というのは、接道という世界が、もうこれは誰が考えてもご理解いただけるかと思うんですね。 そこで、まず1番目の函南町側からの話ですね、ここでご回答いただいているのは、伊豆縦貫を使って大場函南インターチェンジよりというふうなご回答でしたが、136号線からのというふうなこともルートとしてはあるかと思うんですね。それも併せてご理解いただきたいんですが、その辺は後ほどお答えいただければ結構ですが、この中でバイパス道路の設計と、函南町がバイパス道路というのを言っておりますが、その場所はどこを指して、またその道路構造はどうなっているかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 函南町側の町道の起点でございますけれども、現在は中央道を北進しますと函南町との境がクランクになっていて、住宅街の横をすり抜けて函南町道に接しているという構造というか、経路になっております。それを函南町は、この中央道から函南町に入ったところを直線で真っすぐ北進するような道路の計画をしております。それで、真っすぐ函南町の町道までぶつかって丁の字になるということでございます。ここの用地の買収は既に済んでいるということを函南町からは聞いております。 構造でございますが、車道の幅は2.75の2車線、それに幅員、路肩がございます。幅員は現在、用地買収の幅員で計画しているということで、幅員は約8.8メートルほどになると聞いております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ではもう一つの質問ですが、ルートと構造はある程度理解できましたが、そこでまた新たな問題がというか、課題が持ち上がるんじゃないかと私は思っています。 というのは、部長ご存じだと思うんですけれども、丁字路になりまして、136号線をさっき言ったルートのほうを選択すると、その場所から踏切までは約30メーター、また踏切を越えて国道の交差点までは100メーターあるかなしですよね。大型バスがここへ入ってきますと、3台、5台というともうそこで渋滞を起こすということですね。 その辺の中で私が一番聞きたかったのは、そこから先の、これ守備者は函南町と分かっています。がしかし、先ほど言いましたように、もともとの走りが、広域道路網としての位置づけをしよう的な発想の中で広域として話をしていったという経緯、経過があるんですね。それが、地形が変わるわけではなく、路線が変わったわけじゃないですから、その残された課題というのはずっと一緒だと思うんです。これらを函南町と、協議という言い方はおかしいんですけれども、お願い事的な話になろうかと思いますが、それらをうまくクリアできる、例えば真っすぐに柿沢へぶつけて鉄道の橋脚部分下をアンダーでくぐるとかという、そういうご協議はしたことはございますか、お聞きします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 函南町と協議ということの中で、今ご質問のあった丁の字を直進して伊豆箱根鉄道の下をくぐるというような道路の経路につきましては、そこは函南町とは協議をした経緯はございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) きっといろいろな部分での経験豊かな部長ですから、その部分を何とかしなきゃならんということは多分ご理解いただけるかと思うんですね。今、協議したことがないということなんですから、今後協議をする必要性があるかどうかを、考え方をお聞きしたいです。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 先ほどの議員の質問にもありましたとおり、バイパスができたとして丁の字にぶつかった場合、左折をしますと国道ですけれども、そこまでの距離は短いと、そこから入ってくるのも渋滞等々を招くことが懸念されるということでありまして、そこを先ほど私が申し上げた直進してということは非常に問題があるのかなということでございますので、選択肢は、右に曲がって東へ行くルート、消防署のほうへ行くルートがスムーズに流れる道路ではないかなと考えております。 先ほど議員が言われたように守備者は函南町でございますので、その点につきましては、どういうことを言っていくかというのは、そこの東ルートを通るのが、スムーズに通れるのが本当に理想形ではございますが、函南町等々がどう考えているかということを今後確認しながら、そのような必要があれば函南町とも協議していくということも打診してみたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ぜひそのような措置をしていただきたいと思います。 では、細かい部分的なことでお聞きしますが、中央道と函南町とのタッチの話はよく分かりましたが、あそこにあるのはもともと用水路の老朽化に伴う改修ということで、今回、中央農道の工事が始まったわけですけれども、あそこには東には排水路、西に用水路ということで、この水路部分の改修というのは今回行われるかどうかをお聞きしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 用水路は東部農林の事業で、伊豆の国市と函南町の境までは用水路の改修が行われます。排水路のほうは手をつけないわけでございますが、その用水路、排水路ともに函南町との境を通っている水路に落ちるわけです。その函南町との境の水路が、今度、函南町側を通って堂川の樋管から柿沢川に入るということでございます。 伊豆の国市側は用水路、排水路が整備されておりますが、函南町側は樋管まではしっかりと整備されておりますので、そこの部分は今回は手をつけないということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) なぜそんなことを聞いたかといいますと、韮山の方ならご存じですけれども、出水時でまず一番最初に通行止めになるのはここの部分なんですね。開口部等々も全然手をつけないとなってくると、水についての対策で今図られていないと、そこを心配しているんですよ。せっかくの道路を造る、今言ったように道路線形で縦断勾配が変わっているものじゃございませんから、排水の状況というのは何も変わらないんじゃないかと思うんですね。これらについて、やっぱりせっかく大量のお金をかけて造って、あの部分がまた水をつけて通行止めになるというのは、果たしてそのままで置いていくのはいいのかどうかというようなことがまず1点あります。この辺をお聞きしたいと思います。 そしてもう1点は、先ほどの道路について部分の話ですけれども、タッチをする部分が、きっと函南町さんが中央農道の韮山の部分まで整備をするというのはちょっと考えにくいので、今度は中央農道と函南のバイパス道とくっつける部分において、当然、本市の負担部分、いわゆるアロケーション的な部分が出てくるんじゃないかと思うんですけれども、その辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 現在、函南町がバイパス工事を設計したということを先ほど市長から答弁しましたけれども、その設計において、現道より80センチ上がる計画でございます。その計画に合わせて伊豆の国市は現在の水路及び道路の設計をして、6月までに工事を完成するという予定でございますので、80センチ上がるとなりますと、その浸水というところのカバーはできてくるかなと思っております。 もう一つは、アロケーションの関係なんですが、ちょうど函南町と伊豆の国市の間に水路がございますので、そこの新しい道路を造る場合にはそこの水路の改修も必要となってくると思います。その新しい道路のときに、その水路は改修しながら取り付け道路等々もしっかりとやっていかなきゃならないと思っておりまして、その水路及び道路の改修につきましては、函南町との境の部分は、どちらがどうというのは区別がしにくいところがございますので、ある程度の協定の中でアロケーションという事業負担は出てこようかと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ありがとうございます。道路のほうの80センチアップというのは、多分、相当な浸水対策だろうなと思って安心しました。 引き続いて、ここにはちょっと通告をしてございませんが、接道という関係の中でお伺いをしたいと思います。 起点から、函南町から終点の部分に入ってくるときに、我々、昔からいうと日通道路という表現で、韮11号線の接続部分も当然、今改良でやっていただいているんですが、これらは、今もってあの交差点が渋滞をするんですね、中央農道へ乗り入れる側の車と直進と。知ってのとおり、あの横には側道的に韮314号線がありまして、その側道と韮2-11号線の間のところに植栽帯があって、水路があって、約2メーターぐらいの幅があるんですね。これらを利用して右折レーンを設ける。これは、守備はもう逆に市の韮2-11号線のほうで守備者になろうかと思いますが、これらについての計画的な考えはございませんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 今の議員の指摘箇所は韮山交番前の交差点ということでよろしいでしょうか。 韮山交番前の交差点でございますが、今まで区とか市民等の要望から、そこに右折レーンの設置ということをしてほしいというのはあまり聞いたことはなかったものだから、その必要性の検討というものはあまりしてこなかった箇所でございます。 ただ、現道の韮2-11号線、日通道路ですね、この車道の幅員、確かに6.7メートルほどございます。その北側に緑地帯等々が3メートルぐらいあります。そうすると9.7メートル程度となりまして、それに加えまして、今回の水路の工事で交差点付近の水路改修も行われております。こんな形で周辺の状況が変わったことを踏まえますと、右折レーンの設置は構造的には可能と考えております。実際に、この交差点西側、要は跨線橋のほうから東に向かって小学校側に右折する車、これは非常に多いという認識は持っております。 そんな中で、今後また伊豆中央道の料金所の廃止等で、無料化になることによってまた交通量の増加等も予想されますので、この点は、こういう交通事情等々踏まえていきながら検討していく必要があるというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) そうなんですね。私がここへ今日来るのについてもこの道路を使ってくる、また帰るときは今の全くのその現象で、交番前の右折車による渋滞が起こっていると。また、部長も考えの中であったように、この6月に改正予定の江間のフルインターからの伊豆中央道ですか、中央道から下りて県道を通って跨線橋を通って中央農道へ入り込むという、この辺は相当多いんじゃないかと思うんですね。 さらには、NHKの大河ドラマの関係でまたこのコースを使うということで、相当な車の量が増えると思うので、これはぜひぜひ右折レーン、左折レーン、許されるならばね、なんかを考える必要があるかと思うんですけれども、ご努力をいただくことを期待しております。 続いて、2番の南小側ですね、終点部については、前々からこのような話は聞いておるんですが、そのよい返事というのはどういうことを指して言っているのか分かりませんけれども、もしこの辺の理由をお聞かせいただければお伺いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) まず、南側の韮山小学校前ですけれども、韮山町時代に一度計画した路線では、今現在、空き地があるんですけれども、そこの地主さんが相続ができていないということで、この相続人が70名以上、100人近くあるようなということで、なかなかそこの買収ができないということで事業には至っていなかったという経緯がございまして、昨年度、この土地を通らずに少し東側に振って県道のほうに接道する線を引いてみて、そこの地権者に当たってみました。 ただ、またそこの地権者が、土地等々がやはり不整形になってしまう等でいろいろまた協力が得られないというようなご返事をいただきましたので、今は、そこの直進ルートがなかなか計画が進んでいないというような状況でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 今のは、計画部は東側ですか。逆じゃないですか、西じゃないですか。     〔発言する者あり〕 ◆9番(二藤武司君) ですよね。じゃないとそこがちょうど空き地になっちゃいますから。 私、この質問の中で既設道、ここでいう開設、新設じゃなくて既設道を使う手法は考えないのかというふうなことの質問をさせていただいてあるんですね。今、部長にお答えいただいたのは、新しく開設した道路を造り上げてというふうな発想なんだけれども、そうじゃなくて、これが無理な話ならば、せっかく造られた道路を生かすためにも、実行可能な既設道等があるならば、既設道を使って県道への接続をというふうなことを考えることは必然じゃないかなと思ったものですから聞かせていただいた。その辺の考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 南側の既設道を使って県道にタッチするということになりますと、南小の北側の道路ですね、中央道を南進していきますと信号がございまして、すみません、南小学校のところの信号を左折して直進すると反射炉側の県道にぶつかるということでございますので、既設道を使うとなるとそこしかないということになろうかと思います。 この南小学校の北側道路ですね、あの信号から県道まで約600メートルほどございます。途中に皆沢川と韮山古川の2つの橋梁がございまして、韮山古川のほうの下中橋は、今現在、県の事業のほうで改良工事をしているわけでございますが、全体的にここの道路の幅員は5メートルでございます。5メートルでございますので、大型車両が今後通行するには無理があるということですので、拡幅をしなければならないということは必然になってこようかなと思っております。 その中で、この辺いろいろと、その左右には農地が広がって、古川の東側はイチゴやトマトの農家の方たちのハウス等もいろいろございまして、農業車両が非常に駐車している状況等々がございますと、ここへのルートの変更は慎重に検討する必要があるのかなというふうには考えております。本当の理想形は、やはり韮山中央農道を南進して、直接というか、県道のほうにアプローチするのが自然な形でございますので、この辺は、既設のルートを使ってというのはいろいろ課題も多いことから、先ほど申し上げたように、慎重に検討するということが必要だなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 当初計画の道路計画の形でいくコースを考えていくときに非常に難しいと。私ども、現状を分かっていますから難しいという判断をしたものですから、それならばせっかく財産として完成を見る中央農道を生かすためには、一番実行可能な手法を考えたときは既設道を使う。もちろんこれは拡幅改良も必要ですよ。 そういうことのほうがより現実的な策じゃないかなと思ったものですから、そんなふうな意見を述べさせていただいたんですけれども、いずれにしても、この道路に求める効果とか役目は本当に大きいと思うんですね。これらを十分に期待できるような道路政策を求めて、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(古屋鋭治君) これにて9番、二藤議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △森下茂君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、4番、森下議員の発言を許可いたします。 4番、森下議員。     〔4番 森下 茂君登壇〕 ◆4番(森下茂君) ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、発言通告に従って質問をしていきたいと思います。 議席番号4番、公明党、森下茂です。 1つ目、伊豆の国市地域防災計画等についてであります。 昨年は、台風19号の直撃により、伊豆の国市は狩野川台風以来の災害に見舞われました。狩野川の堤防決壊や亡くなった方がおられなかったことは不幸中の幸いであり、多くの市民の方々が被災され、甚大な被害に見舞われた年となってしまいました。 今回の災害において、行政として危機管理の反省点や、これからも起こり得る南海トラフ地震等の災害に対して、改善すべき点が見えてきたのではないでしょうか。また、災害に対する市民の意識の変革も必要な時期と考え、以下の質問をいたします。 (1)河川の整備について。 市地域防災計画一般対策編の9ページに、「本市では、度重なる被害を契機として河川の改修や危険箇所の整備を進めてきた。今後も河川の未改修箇所の整備等を推進するとともに、国・県などに要望し、その早期実現に努める。」とありますが、河川の未改修箇所は市内に現在何か所ありますか。また、具体的に要望はされていますか。 (2)要配慮者支援体制についてであります。 市は、指定避難所では生活することが困難な要配慮者を受け入れる福祉避難所として、いちごの里、長岡寮湯の家、ぶなの森、ぬくもりの里、きららか、プレーゲおおひとの6か所が指定されていますが、市内における要配慮者の人数とその人数に対して6施設で対応は可能ですか。また、医療的配慮が必要な方への体制は整っていますか。 (3)避難所について。 長岡、韮山、大仁の指定避難所兼緊急避難場所として、地震、洪水、土砂崩れなどの被害のおそれがなく使用可能な場所は19か所、身近で使い勝手のよい地区避難所である公民館等においては、わずか19か所となっております。これらについて市として対策が必要と考えますが、見解を伺います。 (4)大規模災害時の医療体制についてであります。 県病院協会は、伊豆の国市のあやめ会館において、マグニチュード9の地震が発生し、震度6弱から7の揺れを観測、多数の死傷者や建物倒壊を想定した災害医療地域連携図上訓練を行いました。災害拠点病院である順天堂大学静岡病院の災害時における備蓄品の水、電源及び燃料、医療機器、医薬品などの備蓄品と対応日数は。 (5)伊豆の国市防災マップについてであります。 現在の防災マップは、平成28年3月に配布されたもので、大変見やすくよくできていると思いますが、残念なことに、市民の皆様にあまり認知されていないのが現実です。災害時の要配慮者や市民の皆さんが取るべき行動の指針となるものであり、また地域自主防災組織構築に際しても重要な防災マップです。市民に防災マップを活用していただくために市はどのような周知が必要と考えますか。 (6)最後に、災害で一人も取り残さない、犠牲者を一人も出さないために行政としてやるべきこと、市民にできることに対し官民協働の観点から市の見解を伺います。 2つ目です。市営住宅の運用について。 市営住宅は、住宅の確保に困難な方や所得の低い方のために運営されている事業であります。本市の市営住宅は老朽化がかなり進んでいる状況であり、市営住宅の減少などの現状と今後の市の方針について伺います。 (1)現在、伊豆の国市の市営住宅数は8か所18棟、入居可能戸数154のうち、新帝産台が1、旭平3、帝産台2、新鍋沢5、河東1、神島1、計13の空き家がありますが、いつから空き家状態となっていますか。その原因は何ですか。また、公共施設再配置における市営住宅の方針を伺います。 (2)4か所の政策空家は順次取り壊されると思いますが、跡地活用の計画は。 2点お願いをいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それではこれより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 森下議員のご質問にお答えします。 初めに、1、伊豆の国市地域防災計画等についてのうち、(1)河川の整備についてであります。 まず、市内の河川の未改修箇所についてでございますが、市で管理している河川につきましては、準用河川、普通河川があります。そのうち、河川法の適用を受ける準用河川は16河川ありまして、過去に調査を実施しております。 その調査結果から、5年確率の高水流量に完全に対応する河川は2河川であり、14河川が未整備の箇所がある河川であります。14河川のうち、堂川や洞川は、この調査結果を基に整備計画を作成し、現在、整備を進めております。 今後、台風19号の被害状況などを検証しながら、必要な箇所から順次整備していきたいと考えております。また、緊急の対応としては、台風19号により河道内に堆積した土砂等の調査をし、しゅんせつ等を実施していきたいと考えております。 次に、国・県への要望についてでありますが、国では、狩野川水系河川整備計画に基づく整備を進めております。市としましては、狩野川改修促進期成同盟会などを通じ、直轄河川の改修を促進するため、毎年、国への要望活動を行っており、今後も継続して実施していきます。 また、狩野川中流域豪雨災害対策アクションプランの中で、未完了事業である洞川改修整備の促進や、県事業である韮山古川や宗光寺川などの未定了事業の早期完了に向けた要望を行っているところであります。 最後に、国・県を初めとする要望活動には議員や地元関係者の皆様のご協力が不可欠でありますので、その節はご協力をよろしくお願いいたします。 次に、(2)要配慮者支援体制についてであります。 まず、市内における要配慮者の人数ですが、2月末現在で1,624人であります。このうち、施設入所者や支援を希望しない人を除くと585人であります。これに対しまして、福祉避難所での受入れ可能人数は6施設合計で約110人であります。 これだけを見ると、6施設で全ての要配慮者の対応は不可能です。そのため、指定避難所の中にも要配慮者スペースを確保したり、旅館やホテルと協定を締結し、要配慮者に提供していただくなどの取組を進めております。さらに、6施設以外の施設の福祉避難所の指定に向けて検討してまいります。 また、医療的配慮が必要な人への体制については、福祉避難所でも医療的配慮が必要な方への対応は難しい場合もあるため、医療機関等と連携を図りながら対応していきます。 次に(3)です。避難所対策に関する市の考え方についてであります。 避難所は、災害によっても使用可能な数は異なりますが、全ての避難所が安全であるとは言えません。特に洪水に対しては、1,000年に一度の想定し得る最大規模の降雨から設定された洪水浸水想定では、ほとんどの避難所が浸水区域内になります。公共施設には限りがあり、新たに安全な場所に避難所として利用できる施設を建設することは困難であると考えております。 このような状祝の中で、洪水については一時的であるため、高さのある施設の利用、学校校舎への垂直避難を考えております。 なお、市民には、避難所以外の安全な場所、例えば親戚や知り合いのお宅への早めの避難についても周知していきたいと考えております。 次に(4)です。災害における順天堂大学静岡病院の備蓄品の量と対応日数についてであります。 順天堂大学医学部附属静岡病院に確認したところ、非常時の院内で利用する水は、受水槽の容量である775立方メートルで2.3日分であります。非常用の水、そして食料は、入院患者550名、職員1,100名で5日分、帰宅困難な外来患者1,000名分を1日分用意してあるそうであります。 非常用電気設備は9基あり、燃料はA重油で7日間稼働できるとのことであり、各種検査機器等が使用可能であります。 非常用備蓄医薬品は、診療用材料も含め、外傷・感染症のものが3日分、院内在庫にて入院患者分を約1週間対応可能であると伺っております。 次に、(5)市民に防災マップを活用していただくための周知についてであります。 この防災マップを有効に活用していただくよう、市民への周知につきまして、ホームページへの掲載、活用CDの各地区への配布、また出前講座を中心に様々な機会を捉え、括用方法等を説明しております。 さらに、小・中学校において防災マップ等を活用した防災授業も実施し、平成28年度からは、国土交通省沼津河川国道事務所、市教育委員会、小学校とが連携した河川防災教育を行っております。既に市内4校が実践しており、令和2年度以降、残りの2校も河川防災教育を実施する予定でございます。 今後も、多くの市民に活用していただくために、自主防災会及び各種団体への協力、地区懇談会やFMいずのくにの放送など、あらゆる機会での周知を実施してまいります。 次に、(6)犠牲者を出さない官民協働に関しての市の考え方についてであります。 災害に強いまちをつくるためには、自助、共助、公助それぞれが大切であります。まずは、市民自らの命を守る意識を持ち、自己判断をすることが大切です。次に、隣組や隣近所で助け合い、安否確認をし、被災している人や独りでは避難が困難な人がいたら皆さんで助け合うことが必要であります。市では、関係機関の協力のもと、正確な情報の発信や救助及び医療の対応をしてまいります。 大災害では、発災直後の聞もない期聞は行政機関だけでは限界がありますので、自主防災会等の市民の協力が必要であります。これらのことを、市職員合同による防災訓練や避難所開設・運営訓練等を通じ、市民及び自主防災会に周知してまいります。 次に、2、市営住宅の運用についてのうち(1)です。計13の空き家の時期及びその原因、公共施設再配置計画における市営住宅の方針についてであります。 まず、いつから空き家状態となっているかにつきましては、新帝産台住宅は平成28年8月30日から、旭平住宅は3室あり、平成25年11月11日、平成27年7月24日、平成30年11月30日からであります。帝産台住宅は2室あり、平成28年12月27日、令和元年12月19日からであります。新鍋沢住宅は5室あり、平成29年10月6日、平成29年11月24日、平成30年3月23日、平成30年9月30日、平成31年3月31日からであります。河東団地は、令和元年12月23日、神島住宅は令和2年1月10日からであります。 空き家の原因につきましては、各市営住宅の立地条件(駅、学校、病院、スーパー等に近いか)、建設後の経過年数、部屋数や広さ、そして構造です。木造、あるいは簡易耐火造り、あるいはRC造りですね。それから、設備としては浴槽、給湯器、エレベーターがあるかどうか。そして、高齢化対応等、入居したい方それぞれの希望がありますので、一概には言えないと思います。 公共施設再配置計画における市営住宅の方針につきましては、伊豆の国市公営住宅等長寿命化計画による必要数の予測を踏まえ、機能統合を図ることとしております。 次に(2)です。4か所の政策空家の跡地活用の計画についてであります。 現在、政策空家は、岩戸団地、三福団地、田京住宅、狩野川団地の4か所であります。 解体の予定につきましては、岩戸住宅は今月中旬に解体工事が完了します。三福住宅は令和3年度、狩野川団地は令和5年度、田京住宅は令和6年度を予定しております。解体後の跡地活用計画につきましては今のところ未定でございます。 以上であります。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより森下議員の再質問を許可いたします。 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) ただいま市長のほうよりご答弁をいただきまして、河川の未改修箇所については14か所の未整備箇所があると。こちらは現在進めておられるということです。 この河川の整備については、1日目、2日目と皆さんやられていますのでそんなに深くやろうとは思っていないんですが、国・県に対しての要望というのが、毎年、要望はされていますと。未完了河川への要望というのは随時されているということですが、具体的にはいつごろまでにやっていただきたいのか、その見込みというのはどうなんでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 国・県への要望でございますけれども、主に国へは狩野川関係の堤防のまだ未整備のところ、また排水ポンプ場の増設等を国のほうへは要望してございます。ただ、国のほう、私どもの要求は、早急に何とかしていただきたいという要望を毎年出しているわけですけれども、国のほうは、やはり予算等々もございますので、要望は受けていただきますけれども、いつやるという返事はなかなかいただけないというのが実情でございます。 県のほうへも、また河川等々の要望をしております。今、韮山古川は順調に進んでおりますが、それは継続して早期に完成していただきたい等々の要望、またお堂のほうの堂川ですね、こちらのほうも東部農林事務所のほうが今やっていただいている事業でございますが、そちらのほうへも要望しております。 これらの時期というのはなかなか難しいところがございますが、こちらも早期完成というのをいつも要望してございますので、うちのほうは毎年そのように要望しながら、返事というのはなかなかいただけないのが現状でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 毎年やはり台風が来て、集中豪雨等で氾濫するおそれというのがありますので、なるべく早急にやっていただけるよう、また要望のほうをお願いいたします。 再質問ですが、台風による雨水の排除については、現在、市内には常襲冠水箇所は10数か所ある。排水機場のポンプを運転し対応されているが、排水量が追いつかず、狩野川の水位が下がるのを待つ状況とあります。台風の雨水による河川の氾濫は、しゅんせつを常時していれば河川の流量が増し、内水氾濫も防げるのではないでしょうか。仮にしゅんせつを深さ2メーター、幅100メーター、長さ10キロしたとすると、200万立方メートルの雨水を確保することができる。これは東京ドーム1.61倍の水量になります。併せて、排水機場のポンプアップや堤防の強化等も必要となり大規模な整備となりますが、まずやるべき治水対策として大きな成果が期待できる。毎年発生する台風による水害対策を、国・県に対して一日も早い対応を要望していただきたいと思いますが、先ほどこれからも要望していくということだったので、これからも要望のほうをしていっていただきたいと思います。 次に、国交省の方針では、今後、全国2,600か所に水位計を設置する方針と聞いておりますが、現在、樋管等に設置されていない箇所に水位計の設置をすることによって正確な情報を早期に得ることができ、早い避難準備、避難につなげることができますので、設置のお考えは。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) ただいまのご質問でございますが、樋管のほうに水位計を設置するという考えということでよろしいでしょうか。 樋管となりますと、狩野川に対する樋管は国の管理でございます。今、消防団等が目視で水位を計測して電話で報告していただけるというような方法を取っております。今、議員の言われた水位計があれば非常にこの辺は緩和されるということは、それは間違いないことだと思いますので、樋管の操作等々も国からの業務でございますので、こちらの樋管に水位計をつけていただくということの要望も含めて国のほうにしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 樋管のほうは消防のほうが目視で確認をしているんですが、やはり台風とか風が強いときとか洪水のときに出ていくというのは非常に命の危険がありますので、そういうときには水位計というものがあれば行かずに済むんではないかと思いますので、一日も早く設置のほうをしていただけるようお願いいたします。 次です。要配慮者支援体制についてですが、市内の要配慮者の人数は585人でよろしかったでしょうか。6施設で対応できるのが110人、これに対しては、これから受入れ施設等を協議していくということですが、実際、災害があった場合に困りますので、一日も早くその協議をしていただかなくてはいけないと思います。 また、医療的配慮が必要な方への体制については非常に難しいというお話ですが、そうなると医療が必要な方はどのようにしたらよろしいんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) まず、医療の必要な方は、個別にご自分で、自助ということで態勢は整えていると思います。 前回の台風のとき、包括支援センターであるとか、ケアマネのついている方とか少し聞いてみました。包括支援センターでは、まず避難所を確認して、個別に連絡を取ったということを聞いております。そして、在宅酸素とか人工呼吸器の必要な方につきましては、こちらのほうも訪問看護ステーションであるとかそういうところで事前に、どのような手続をしているのかということを聞いているということを確認しております。 そこには、在宅酸素はやはり業者も交えて、停電時にどうするとか、そういうことも話合いをしているということでありますので、まず自助の部分で、もちろんそれがなければ命に関わることですので、まずそこをやっていただいてということでお願いしております。 ただ、福祉避難所に酸素ボンベを用意するとか、今そういう状況にはなっておりませんので、まずご自身で対応をしていただくということを先にやっていただきたいところでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) ありがとうございます。 医療的配慮が必要な方は自助の観点でご自分でという話ですが、その点については個々に周知はしておられるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 在宅酸素の関係の方は、現在、2市1町でいろいろ協議はしているんですけれども、なかなかまだ回答が出ていないという段階でございます。 その辺の在宅酸素の方については、アンケートを一応取らせていただいて、災害時に係る情報提供兼同意書というのを取っております。この辺については、人工呼吸器について、本人のほうが住所地の市町へ情報提供をすることを同意しますということを、これは医療機関のところでアンケートを取っていただいて、医療機関のほうから市のほうへ情報提供いただいているというような形になっておりますが、その辺のものは、今後どうしていくのかという対応はちょっとまだ決まってはおりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 人工透析をされている方とか、本当に命に関わる問題なものですから、早急な対応していかないと、そういう方たちはじゃ災害時はどうしたらいいのかと途方に暮れているわけです。そのまま災害拠点病院でも行っていいのかとか、その辺のはっきりしたことをお伝えしていただきたいなと思うんですが。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 透析患者の方に対しては、伊豆の国市と、古奈にあります伊豆長岡第一クリニックさんと協定を結んでおりまして、これについては、救護所にそういう方が見えたときに第一クリニックさんのほうに連絡をして受け入れていただくと。いっぱいの場合は、第一クリニックさんが協定しているほかの機関のほうへ連絡をするというような形は取っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 人工透析のことですが、人工透析を受けている方の人数とその第一クリニックが受け入れる人数というのは、これは足りているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 何人の方が人工透析を受けているというのは、市のほうでは現在のところつかんでおりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 人数も把握されていなくて、その第一クリニックだけで対応しますと言って、その辺がちょっと曖昧で危機管理がなっていないのかなと思いますけれども、これからその辺はしっかり把握をしていただけるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) これも2市1町で協議をさせていただきたいなと思っているんですけれども、あくまでも本人さんの同意がないとうちのほうはつかめませんので、先ほどの在宅酸素の方も基本的にご本人さんの同意をいただいた中ということで、実際、どれだけの在宅酸素の方がいらっしゃるのかちょっと明確ではないんですけれども、市のほうに今現在、その在宅酸素の登録をいただいた方というのは58名と、人工呼吸器が7名ということで、全ての方が市のほうに情報提供いただいたということではないというふうに考えています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 分かりました。 災害対策基本法により、避難行動要支援者の名簿というものは作成が義務化になっておりますが、当市では名簿は作成されているのか、また名簿情報が地域のほうでしっかりと共有されているのかお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほどの1,624人というのは、市のほうで情報を把握している総数になります。先ほど市長のほうも585人という数字を申し上げましたけれども、こちらが個別避難計画を立てている方の人数であります。 そして、毎年、地区のほうには個別避難計画をお渡ししているんですが、昨年の5月にお渡しした個別避難計画からにつきましては、区のほうでも活用してほしいということで、全て情報を開けていただいて活用してくださいということでお願いしてございます。ですので、地区によりましては、要配慮者の支援方法について公民館に貼るとか、また昨年12月の議会で、地区で黄色い小旗を利用して安否確認をしていると、そのような形で利用していただいております。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 名簿のほうは作成されているということですが、民生委員さんのほうで、区とか組に入っていない方はこちらには入っていないと思いますが、どうですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 組に入っていなくても、支援を希望する方についても情報をいただいております。そういう方も区に入っているかというのはちょっと分からないですけれども、希望していれば計画は立てております。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 区長、民生委員さんのほうまでは本人の同意があれば開示してもいいということになっているかと思いますが、発災時に、区長、民生委員だけではなくして組長さん、その辺まで落としてこれを開示することというのはできますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 地区に名簿をお渡ししていますので、地区のほうで組長さんに開示するということはできるかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 分かりました。組長さんになぜ必要かというと、やはり隣組でどういう方がいるか、なかなか組会とかにも出てこられないお年寄りが多いものですから、そういう名簿があるとすごく有効なものですから、よかったです。 次に、福祉避難所の6か所が、発災直後、態勢がそろう前でも要配慮者が初めから福祉避難所へ行けるような仕組みはできないか。また、要配慮者の方、特に車椅子や寝たきりの方の移動というのは非常に困難を極めるものですから、やっとの思いで早期避難をしても、福祉避難所開設まで待たされていては周りの状況が変わってしまうんですね。これは洪水、大雨の場合ですが。安全に避難ができない、これでは本末転倒ではないかと思いますが、どうでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) まず、福祉避難所なんですけれども、先ほど6か所ということなんですが、特に特養につきましては、そこに入所されている方もいらっしゃるわけです。こちらが要請したとしても、まずは入所している方が優先ですよね。そして、その対応可能な施設の職員がいるかどうかということも問題になりますので、市のほうから、そういう状況に対応が可能か、受入れ態勢ができるかどうかということをまずは確認しなければいけません。 そういう態勢が整いまして、そして何人受け入れられるかというところを確認して、市のほうから福祉避難所を要請するという形になりますので、なかなか発災直後すぐにということはできないんですが、今回の台風につきましては二日ほど余裕があったかと思いますので、事前に今後は台風等は対応ができるのではないかと思いますので、その辺で事前に受入れができるかどうかの確認をしていきたいと考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) ありがとうございます。 発災時に、やはりこの6か所の福祉避難所のほうに近所の方とかがかなり来て、それを受け入れざるを得ないような状況だったみたいなんですね。それで、福祉避難所のほうとしても、同行者が来ていただければ、医療的な配慮はできないけれども、何とか対応はできないことはないですという話もちょっとあったものですから、その辺またちょっと煮詰めていただいて、できるだけ直接行けるような形を取っていただきたいなと。要配慮者の方というのは動くだけでも大変なことなものですから、ぜひそちらのほうもお願いいたします。 次に、避難所…… ○議長(古屋鋭治君) 森下議員、少しお待ちください。 ここで、質問の途中なんですけれども、暫時休憩を取らせていただきたいと思います。休憩時間につきましては13時までといたします。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 午前中に引き続きまして森下議員の再質問を許可いたします。 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 引き続きまして避難所についてですけれども、危険箇所にある避難所については建設というのはなかなか厳しいと。学校や垂直避難、学校のほうに避難をしていただいて、垂直避難等で対応していただきたいという話でした。 であるならば、全ての避難所に少なくともガラスの飛散防止の対策というのができないのか。また、避難所の備蓄品のほうに、昨年、厚生労働省が認可した常温保存でそのまま飲める乳幼児の液体ミルクというのも常備されるとは思いますが、吸い口のついたそのもの、そしてまた乳幼児の離乳食のほうも必要ではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 施設の飛散防止については、公共施設につきましてはおおむねできているかと思いますけれども、公民館等の関係がございますので、こちらのほうにつきましても、自治会を通じてこういったものの周知、また何かいろいろそういったことの対応策が、補助等があれば、こういったことも検討してまいりたいと思っております。 また、乳幼児等、こういった方の食料、食べ物という形の中で、先ほど言われたミルクの問題がございます。今現在、粉ミルク等についてはストックしておりますけれども、先ほど言われたように、今、液体ミルクのほうも解禁になっておりますので、こちらのほうにつきましても、今後、対応のほうを検討しながら購入、ストックのほうを検討してまいりたいと考えております。 以上です。     〔発言する者あり〕 ◎危機管理監(神田稔君) すみません。離乳食につきましても、備蓄計画の中で既に用意というんですか、こちらのほうのいわゆるベビーフードという中で6,000食という形の一応ストック、あと粉ミルク等については5,000食という形での備蓄計画がございますので、これに沿った形の中で整備をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 乳幼児を抱えたお母さんなんかは非常に困ってしまうので、この辺のことはきちっとしていただきたいなと。 次に、避難所運営は地域で行うというのが基本なんですが、苦情や様々な要望を受ける窓口となるのは市の職員ではないかと思います。そこで、避難所運営訓練の実施とか、さらなる防災・減災に関する知識や訓練が必要と考えますが、いかがか。 また、市職員で、ふじのくに防災士等の認証を受けている人の人数というのは何人ぐらいおられるでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 地域での活動というのはやはり重要なお話になってくると思います。各地区の自主防災会、現在、設置はされているところもあるかと思いますけれども、やはりほかの役職と兼ねた役員さんも多いかというふうに感じております。自主防災というか、防災に特化した役員さんの編成を今後、各地区、自主防災会のほうに促して、そういった組織をつくっていただくような形で検討してまいりたいと考えております。 また、市のほうのふじのくに防災士というお話ですけれども、現在、確認しましたら2名の職員が持っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 今言われたのは地域の避難所の話かと思いますけれども、指定避難所というのは、地域のほうのね、実際その運営するのは地域の方にはなるけれども、市の職員がやはり何人か入るわけじゃないですか。そこで、そのいろんな苦情、要望等は市の職員が受けることになると思うので、そういう人たちのためにも訓練とかそういうものをしっかりやっていただきたいなということです。 避難所について、最後に、ペット同行避難と盲導犬の受入れについて伺います。 ペットは、飼い主にとっては家族の一員であり、盲導犬においては、飼い主にとって目であり耳であり、体の一部なんですね。動物が苦手な方もおられると思いますが、受入れのほうの態勢というのはどうなっておりますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 議員のおっしゃるとおり、盲導犬は、目の見えない方であったり見えにくい方の目となるものでありますが、動物に対するアレルギーを持っていらっしゃる方もいるものですから、要配慮スペースを用意するとか部屋を用意するということで対応をしていきたいと考えております。 盲導犬につきましては、身体障害者補助犬法という法律がございます。その中で、国等は、「その管理する施設を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない。」という法律がございますので、もちろん避難所についても同じことでありますので、そのような形で要配慮スペースを設ける等で対応したいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 他市町の話ですが、指定避難所ではないのかもしれないですけれども、やはりその盲導犬を拒まれたところがあるということなので、そういうことがあってはならないということで。 それと、ペット同行避難に関しては、これはやはり持ち主の責任においてということですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) ペットの同行避難につきましては、避難所の外、施設の中のところはなかなか難しいと思いますので、駐輪場とかありましたらそこにケージを置いて、ケージ自体は飼い主の方に持ってきていただかないと設置はできないんですが、そういうところに設置しまして、避難所の方と直接のかかわりがないような形を取っていくような計画でいます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 分かりました。ありがとうございます。 次に、大規模災害時の医療体制についてお伺いします。 お聞きしたところでは、大体3日から1週間分ぐらいの備蓄というものがあるという市長のご答弁をいただきまして、人工透析の治療には電気、水というのが欠かせないですよね。人工透析においては100リットル、一度に使うという話で、絶対これ欠かしてはならないものなんです。万が一、不足が出た場合の補給体制等、救護所と救護病院の備蓄も併せてどうなっているかお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 救護病院のほうを先に答えさせていただきます。 救護病院のほうは、伊豆の国市の場合、伊豆保健医療センターになりますので、伊豆保健医療センターに確認したところによりますと、非常時における院内における利用水の受水槽の容量というのは40トンです。非常用の水・食料につきましては、飲料水は500ミリリットルが240本、それと災害ベンダー自販機が1台あるということで、最大400本となるということでございます。 食料につきましては患者分を含めて5日分ということで、非常用電源設備は3基あって、燃料はA重油と軽油で、診療用の電気設備は150時間稼働できるということです。エレベーター2基を停止することで全ての医療機器が稼働するということと、あとまたポータブル発電機を5台備えているということであります。それと、非常用の備蓄医薬品は3日分ということでございます。 それと、市のほうの防災倉庫になりますけれども、韮山、大仁、長岡の部分ということでありますけれども、韮山のほうに、全てのところほとんど共通なんですけれども、エアテント1基とそれに伴う施設、それと簡易テントがそれぞれ2基ずつ、照明機器ということと、あと発電機については韮山に4台、長岡大仁が2台ずつです。あと案内看板、組立て式のベッド、シーツだとか、あと保存水につきましては、安心水の2リットルのものが24本、安心水の0.5リットルのものが240本、これは韮山になります。大仁は2リットルのものが30本、500ミリリットルのものが240本、長岡は2リットルのものが30本、500ミリリットルのものが168本という形です。 あと、運送・搬送用の器材、あと補助品であるとか補足品、それと事務用品というものが入っています。それと、医薬品については、個々のものを言ってもたくさんありますので、傷の処置用のものと骨折の処置用のもの、あと呼吸補助のもの、診療用の機器、生理食塩水だとかそういうような輸液類、あと薬剤類、それとその他というようなものを、各施設、同じように管理してございます。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) ありがとうございます。 薬のほうが不足した場合に、薬剤師協会とか、そちらとの協定というか、そういうものは結ばれているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) はい、結んでおります。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 分かりました。 次に、災害拠点病院の役割について市民への周知が必要と考えますが、市民にとって災害拠点病院というのはどれだけ心強い存在か分かりません。それゆえに災害時の傷病者の基本的な流れというものを市民に分かっていただかないと、けがの重症度により、行く病院が選定、トリアージをされて、軽症者や中等症者というのがいきなりその拠点病院に押し寄せてしまうような可能性もある。災害拠点病院の役割である生命の危険が切迫している患者の救命医療の妨げにならないよう、市民に周知をしていかなければならないと思いますが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 市のほうでは、震度6以上のものがあった場合には、基本的にはまず救護所を開くと。救護所を開いて、救護所のところに市内の医師、それと歯科医師と薬剤師というのが、韮山、大仁、長岡のところに来ていただくというような形になっていますので、そこで3日間、72時間のものを対応するということで、一気に拠点病院であるとか救護病院に人が押し寄せないように、一応そこのところでトリアージをした段階でそちらの病院へお送りするというような形になっていますので、基本的には、まず救護所で対応をして各病院のほうに搬送するというような形になろうかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 今の流れというのは、自分は分かっているんですが、なかなか市民の方には行き渡っていないのではないか。先日、こういうものが回覧板で回されたんですが、これは回覧なんですよ。回覧ということは、目で見て、それで覚えていられるかといったら覚えていられないので、こういうものは回覧ではなくして、ちゃんと1人ずつ配付できるような形にしていただきたいなと。これはご存じですね。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) それは順天堂さんが出してくださっているもので、多分、それだけの部数がないものですから回覧という形を取らせていただいているかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) では、市のほうで少し補助でも出していただいて、回覧ではなくして各戸配布にしていただけるように対応していただければ、周知が少しはされるんじゃないかと思いますので、その辺よろしくお願いします。 次に、大災害が発生した場合に順天堂が災害拠点病院となったときに、その入院されている軽症患者の方の扱いというのはどういうふうになるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) そちらのほうにつきましては、順天堂さんがどのようにするかということだと思いますけれども、一度、私どもと危機管理課の職員で順天堂さんが訓練をしているところに見に行かせていただいたことがございます。そのときには、順天堂さんのほうの対応としまして、まずは病院に入るところでトリアージをする中で判断をしていっているということで、軽症の方は退院をお願いする形になるような訓練を見させていただいたことがございます。 ただ、明確には順天堂さんのほうがどのような対応をするかというのは私がちょっと答えるものではないと思いますので、研修というか、そこで見させていただいたものを今回答させていただきました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 先日、図上訓練をされたということで、そういうところではそういう細かいお話等はされないんですか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(杉山義浩君) 市民福祉部の健康づくり課の職員と危機管理課の職員が同席はさせていただいたということで、資料は私のほうも頂きましたけれども、そこの中では、ちょっとそのような日程の中でもやったような形は記載にはございませんでした。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは補足で、危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 私のほうも資料を頂いた中の多分パワーポイントのものだと思いますけれども、先ほど市民福祉部長が言ったように、トリアージ、各救護所から来るという中で、災害拠点病院からDMAT等の応援を受けながら、県の広域拠点ですか、こちらのほうに移す。これは、基本的にヘリコプター等で移したりとか、あとそれでも足りない場合は県外のほうに移すというような、一応、パワーポイントの資料がございます。詳しい中身につきましては、すみません、確認できていないということで、申し訳ありませんけれどもよろしくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 分かりました。また訓練等ありましたら、細かいところまでしっかり詰めていただいて、市民の命に関わることなのでよろしくお願いします。 次に、防災マップについてですけれども、周知はホームページや出前講座とか、小学校、中学校で防災授業等、各種団体でも周知をされているということですが、決められた避難場所でも災害の種類によって使用ができない場合がある。それで、ハザードマップにしっかり記載をしていただきたいなと。例えば浸水区域にある避難所とかは地震の際は使えると。しかし、逆に地震に弱いところ、急傾斜地等にあるところは災害時は使えないわけじゃないですか。その辺の色分けというか、それを防災マップのほうにも記載されているのか、今度の新しいものに。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 新しいマップにつきましては、また今後、来年度以降になりますけれども作成する形を取っております。平成28年の3月、4月に、皆さんに広報等と一緒にお配りしましたハザードマップとかいう防災マップですけれども、こちらにつきましても、その当時の浸水域、また建物のほうの、地震では大丈夫、水害ではだめだとか、土砂災害の区域があるという形の中で示させていただいてはおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 分かりました。地震、洪水、土砂災害の危険度というのをリアルにマップのほうに表示していただければと思いますので、またよろしくお願いします。 6番目ですけれども、行政としてやるべきこと市民にできることということで、自主防災会との協働ということを挙げられましたけれども、大災害時は想定外の連続を覚悟しなければならないわけで、防災計画、防災マップも想定どおりにはならない。こちらも実際に避難を経験した職員の声ですが、災害現場は混乱して本部との連絡等も取れる状態にはならない。職員個々が自らの判断を求められることの連続だと。完全に行政の手が届く範囲を超えていた。負傷者の救助活動、避難所の運営など、大規模な災害であればあるほど地域住民の協力なしには対応ができなかった。 市民にとっては行政は何とかしてくれる頼もしい存在で、災害時にはすぐに消防車や救急車が駆けつけて、避難所に行けば何とかなると思っている市民の方がおられるんですね。もちろん、行政はインフラの整備や災害への対応、防災対策に取り組んでくれていますが、避難所に行くことがベストの避難行動とは限らないわけで、災害の種類や状況によって避難の仕方、避難する場所、また対応が変わること、ふだんからの災害に対する防災意識の大切さ、どうすれば自分の命を守れるか。次に、地域の中で助け合い、皆で災害を乗り切るためにはどうすればよいかを行政と市民が協働して取り組まなくてはならないと思います。 行政で手が回らない防災の知識や危機管理意識の啓発を市民に進めるためにも、防災指導員や防災リーダーの任命、委嘱を早めに進めていただいて、最後に、地域の特性を生かした防災の取り組みで、市民が災害で一人も命を落とさない体制づくりをお願いして、終わりたいと思います。 次がもうできなくなってしまいましたので、以上にします。 ○議長(古屋鋭治君) これにて4番、森下議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △笹原惠子君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、5番、笹原惠子議員の発言を許可します。 5番、笹原議員。     〔5番 笹原惠子君登壇〕 ◆5番(笹原惠子君) 議席番号5番、笹原惠子です。 発言通告書に沿って質問いたします。 1つ目、高齢者温泉交流館、旧めおと湯の館の存続について。 少子高齢化による社会保障関連経費の増加、また生産年齢人口減少による税収減により、現在ある公共施設の維持管理が難しくなっています。庁舎、学校、文化施設、図書館、体育館、公園など、市内の公共施設139か所の機能縮減や機能統合をすることを目的に、平成28年に、伊豆の国市公共施設再配置計画が策定されました。その中でも、ごみ焼却施設、し尿処理場、斎場などは既に粛々と進められております。 高齢者福祉施設も例外ではなく、高齢者温泉会館(やすらぎの家)、老人憩いの家水晶苑、高齢者温泉交流館(旧めおと湯の館)もその機能統合を図ることになっています。3施設を1施設にすることによって効果的な管理運営を目指すというものです。 しかし、高齢者の温泉つき健康施設を再配置の対象として一律に機能統合をしてもいいのかという素朴な疑問があります。また、源泉パイプ故障により韮山温泉館が休館していることもあり、それぞれの存続について市民からは不安の声を聞いていたところ、全員協議会で長寿福祉課より、会計年度任用職員制度への移行に伴い職員の確保が望めないとの理由で、令和2年度4月より、高齢者温泉交流館の一般開放を廃止するとの提案がなされました。急なことであり、市民の福祉に反するのではないかと思われます。 この件について状況は変わっており、この通告書を出した後、広報3月号にて、高齢者の温泉3施設について、今までどおりの事業内容が掲載されたことはご存じかと思います。また、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、本日3月5日より18日まで3館全て休館する旨が新聞報道されましたが、私は、通告した内容に沿って質問をいたします。 (1)伊豆の国市公共施設再配置計画の中には、高齢者福祉施設の機能統合で3施設を1施設にという方針が記されています。教育や福祉の分野は再配置の中でも慎重に対応すべき分野かと思いますが、基本的な考え方について伺います。 (2)会計年度任用職員制度とは分かりやすく言うとどのような制度ですか。 (3)高齢者温泉交流館のこれまでの経緯と収支の推移はどのようになっていますか。現在の利用状況と、またそれをどのように捉えていますか。 (4)高齢者にとって身近に健康・温泉施設があることは、健康長寿を目指す市としても基本かつ重要なことだと思われますが、高齢者の福祉健康施設として高齢者温泉交流館を存続させていく考えはありますか。 (5)再配置計画の取組について、「公共施設は市民が利用する市民の財産であり、市民意見を踏まえ再配置を行うことが必要」であると記されています。この合意形成についてどのように取り組んでいますか。 (6)計画書では、一般向け温泉施設としての韮山温泉館は民間移管を図るとしていますが、今後はどのようにしていく予定ですか。 次の質問です。2、体育振興の拠点づくりとしての長岡体育館の整備について。 長岡体育館は、市内体育館の中で一番広く、延床面積が3,780平方メートルで、バスケットコートが2面取れるアリーナのほか、柔道場、トレーニングルームなどを備えています。特に柔道においては国際試合対応畳を完備しているため、昨年はモンゴル国の選手を招いて「少年柔道錬成大会」を盛大に開催しました。一面に敷き詰められたカラフルな柔道畳の上で少年少女たちが腕を競い、観戦者も多く館内は満員の状況でした。 私も観戦したのですが、一つ気になったことがありました。体育館に入る前の入り口付近で悪臭がしていたのです。トイレの臭いと分かりましたが、それは体育館内の1階、2階でも同様で、この後も何回か訪れて確認しましたが、やはり館内は臭いました。トイレに窓がないため常に換気扇を回していますが、館内に悪臭を流しているような感じになっています。体育館利用者に聞くと誰もが日常的であると言っていました。 オリンピック・パラリンピックを控えていること、本市はモンゴル国のホストタウンであり、強化合宿では長岡体育館が使われること、また少年柔道錬成大会や各種スポーツの試合、練習も頻繁に行われていることなど、この体育館は重要な役割を担っています。すぐにでも対策を取る必要があるのではないでしょうか。 隣にある長岡清掃センターは、いずれ新ごみ処理場にその役目を譲ります。また、すぐ近くには民間事業者2施設の建設が始まっています。体育館周辺はこの先大きく変わることが予想され、周辺整備の必要も生じてくるかと思われます。 そこで質問をいたします。 (1)悪臭は日常的ですが認識していますか。根本的な原因は何だと考えられますか。また、これまで苦情はなかったのでしょうか。 (2)合併処理浄化槽の処理能力について、特に大きなイベント開催時に問題はないですか。平成29年に約39万円で改修工事をしていますが、トイレ自体の問題はないですか。 (3)大規模試合時には、移動式の仮設トイレやトイレトレーラーなど、購入は無理としても借り入れをするなどの対策を検討すべきではないでしょうか。 (4)2013年から2015年度の平均年間体育館利用者数は3万9,187人でしたが、それ以降の変化はどうですか。また、これまでの1日最大利用者数及び昨年の柔道錬成大会での入場者数はどのくらいでしたか。 (5)長岡体育館周辺の環境整備の必要があると思われますが、清掃センターを含めたこれからの整備の予定はどうなっていますか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 登壇しての質問が終了いたしましたので、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 笹原議員のご質問にお答えします。 初めに、1、高齢者温泉交流館(旧めおと湯の館)でございますけれども、この存続についての(1)は、伊豆の国市公共施設再配置計画における教育や福祉の分野の基本的な考え方についてであります。 再配置計画による再配置は、まず人口減少、少子高齢化への対応、そして厳しい財政状況への対応、さらに公共施設等の老朽化への対応の、3つの課題を解決に向けて取り組むものであります。 これらの課題は、教育や福祉分野の公共施設にも当てはまる課題でありますので、両分野においても、まず施設保有量の最適化、さらに予防保全型への転換、そして効率的・効果的な運営という再配置の3つの方針に基づき、効率的かつ効果的な公共施設の再配置を図ることとなります。 なお、再配置の具体的な内容につきましては、施設類型ごとに現状や課題を踏まえた評価を行い、その評価結果と本市のまちづくりの施策を基に方向性を定めた上で、再配置の手法、再配置の時期、再配置の位置、そして再配置後の面積削減の4項目を設定して検討しております。 次に、(2)会計年度任用職員制度とは分かりやすく言うとどのような制度かについてであります。 現在、市では、正規職員だけでなく、臨時、そして非常勤職員として働いていただいている皆さんがおります。会計年度任用職員制度とは、臨時・非常勤職員制度の適切な運用を確保するために、地方公務員法及び地方自治法を改正して、各地方公共団体によって様々であった臨時・非常勤職員の任用や勤務条件等に関する取扱いを統一し、令和2年4月1日から新たに施行される制度であります。 次に、(3)高齢者温泉交流館の経緯と収支の推移及び現在の利用状況についてであります。 平成5年に旧韮山町の観光施設めおと湯の館として開館し、平成23年に観光施設から高齢者福祉施設に変わりました。当初は市内の高齢者は無料でしたが、平成27年7月から有料となり、現在に至っております。 収支の推移でありますが、直近の3か年では平成28年度が歳入1,152万円、歳出3,467万円、差引き2,315万円の赤字、平成29年度が歳入892万円、歳出3,311万円で2,419万円の赤字です。平成30年度が歳入983万円、歳出3,322万円で2,339万円の赤字となっております。 現在の利用状況でありますが、平成28年度が6万655人、平成29年度が4万6,725人で、この年は市営1号源泉故障による2か月半の休館がありました。平成30年度が5万66人で、利用者数は年々減少傾向にあります。施設も老朽化が進んでおりますが、高齢者の皆様に多く利用していただくよう施設の維持管理や周知に努めてまいります。 次に、(4)高齢者温泉交流館の存続についてであります。 高齢者温泉交流館を含む高齢者福祉施設の3施設については、伊豆の国市公共施設再配置計画の中で、令和3年度から2年間かけてアクションプランを作成し、統合を検討することになっております。 次に、(5)再配置計画における合意形成の取組についてであります。 再配置計画による再配置を進めるに当たっては、取組ごとに個別計画やアクションプランを策定することを基本としています。これらの計画策定や設計段階においては、市民の意見を伺う場や機会をつくりながら検討し、合意形成を図ることが必要であるとしています。 また、再配置計画では、合意形成として、庁内における調整、そして議会への説明、市民意見を踏まえた検討、関係者との調整の4つを挙げております。 ご質問をいただいております市民意見を踏まえるという点につきましては、個別計画の検討段階における市民や関係団体等の参画、基本設計時のワークショップの開催、パブリックコメントの実施、説明会の開催等の方法が想定されますが、どのような方法を選択するのかについては、再配置の取組ごとに検討することとなります。 なお、今回は高齢者温泉交流館の存続についてというご質問でありますが、高齢者温泉交流館を含めた高齢者福祉施設の再配置は令和3年度から取り組む計画でありますので、合意形成につきましては今後取り組んでまいります。 次に(6)です。韮山温泉館の民間移管についてであります。 市営1号源泉の故障によって休館とした韮山温泉館ですが、現在、民間事業者と運営継続の条件について交渉をしております。条件が整わず移管が困難となった場合は廃止の方向になるかもしれません。 次に2です。体育振興の拠点づくりとしての長岡体育館の整備についてのうち、(1)日常的な悪臭についてであります。 長岡体育館の臭いについては、時々臭いを感じますが、日常的ではないと認識しております。臭いの程度は人の感覚にもよりますので一概に悪臭であるかは分かりませんが、経年によるトイレやシャワー室等の排水溝からの臭いは感じられますので、配管を高圧洗浄するなどの対応を実施しております。なお、臭いにおける苦情については特に聞いてはおりません。 次に、(2)合併処理浄化槽の処理能力及び修繕工事についてであります。 合併処理浄化槽は、施設の規模に応じた処理能力のあるものを設置しております。トイレ自体に問題があるとは考えておりません。なお、平成29年の改修工事はトイレの洋式化を図ったものです。また、平成30年に浄化槽の水中ブロアー修繕を実施しております。 次に、(3)大規模試合時のトイレ対策についてであります。 長岡体育館で大規模な試合等が開催されるときは、主催者が仮設トイレを設置するような場合があります。施設管理者としては、仮設トイレやトイレトレーラーなどを手配することは考えておりません。 次に、(4)体育館の平均年間利用者数、1日最大利用者数及び昨年の柔道錬成大会の入場者数についてであります。 2016年度から2018年度までの平均年間利用者数は4万4,011人でありました。また、1日の最大利用者数ですが、資料がある過去5年間の実績で1,880人が最大でありました。昨年の少年柔道錬成大会の入場者数は1,652人でありました。 次に、(5)長岡体育館周辺の環境整備についてであります。 長岡体育館につきましては、公共施設再配置計画により計画的に整備を検討していきます。また、その周辺の整備につきましてもそれに併せて検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより笹原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 それでは、高齢者温泉交流館について再質問をいたします。 この一般質問をするに当たってそれぞれの施設を訪問しました。どこも清掃整備がきちんとなされていて、床などはぴかぴかに磨かれていました。感じたのは、このような施設をなくしてしまう方向に進めることは非常にもったいないということ、また、管理を行ってくれている方たちがしっかりと誇りを持って業務についてくれているということです。 再配置計画については、先ほどの答弁のように、サービス適正化の視点と施設適正化の視点、この2つの視点で評価を行ったとありますが、そこでの視点とは施設類型ごとの評価が主眼となっていることであり、同じような施設が複数あれば機能統合していこうと。しかし、このような高齢者の健康福祉の施設は、一概にこれに当てはめることは難しいのではないかと思っております。数を増やす、面積を3分の2にするなど、ちょっと難しいというふうに思っておりますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) この再配置計画の中では、先ほど市長のほうで答弁をしたように、3つの課題が公共施設についてはあるということです。その課題については、先ほど説明したように、人口減少、高齢化社会への対応、それから厳しい財政状況への対応、それから公共施設の老朽化への対応ということです。このことについては、これも答弁にあったとおりなんですが、高齢者福祉施設といえども全く同じだということです。 もう少し丁寧に申し上げると、まず最初の人口減少、少子高齢化への対応というのは、このことから生まれてくるのは、保有量を最適化しなきゃならないということと、それからニーズが変わってきているということです。あと、厳しい財政状況ということの中で対応しなきゃならないということについては、更新、それから大規模改修、こういった費用を抑制していかなきゃならないということです。それからもう一つ、老朽化への対応ということについては安全性を確保していかなきゃならないということです。 こんなことから、この施設にかかわらず全ての公共施設について検討しているんですが、高齢者福祉施設についても、市のほうの方針としては、まちづくりの施策を踏まえる中で具体的にちょっと申し上げると、豊かで充実した高齢者の暮らしと交流を支える施設として位置づけていくと、この施設をですね。それから、今後の高齢化社会に向けて、高齢者の暮らしを豊かにする余暇、憩い、交流などの様々な機会のさらなる充実を図るというようなことを、この高齢者福祉施設の位置づけとして持っています。ですので、存続をさせていく中で先ほど申し上げたような課題を解決していくために、ただ単に減らすということではなくて、計画の中にもあるように、施設の利用料、ここに着目をする中で統合させていただきたいということでございます。 ですので、申し上げたいのは、高齢者の施設だから特別視というような私は捉え方をさせていただいたんですけれども、そういうことではなくて、高齢者の施設だから減らしてはいけないということではなくて、高齢者の施設を先ほど申し上げたような位置づけで市のほうは捉えているから、今後も存続をするために再配置をしていきたいんだというふうに捉えていただきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 利用料についてというふうな形で今お話を伺いましたけれども、この利用者数についてですが、再配置計画では、3施設の年間可能収容者数、この3つの施設ですね、約61万人に対して年間利用者数11万人強ということで、利用率が20%に満たないというふうに書いてあります。これは少ないというふうな意味合いで書いてあるのかなと思いますけれども、それについての認識はどういうふうに捉えていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) 稼働率が非常に悪いというような捉え方でございます。利用率が低いのかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 高齢者温泉交流館については、年間利用者が平成23年度から平成26年度は9万人前後います。平成27年度からは減ってはいますが、平成29年度、平成30年度も5万人前後はいるんですね。これを少ないと捉えるか、どう捉えていらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) そもそもこの最大収容人数のところの捉え方というところも、正直言いまして、私も少し課題かなというところはあるんです。というのは、1人の方が2時間あそこに滞在をする、そして1人の方が使用する面積を3.3平米ということで計算をしているというような計算式の中で実は出している数字なんですね。それから、営業時間は一般的には8時間ぐらいというようなことになっていると思うんですけれども、そうすると少し課題なのかなというふうには思ってはおりますが、ただ、5万人という人数よりも、やはりその率というようなところを見る限りは少し稼働率が悪いのかなというふうには見ております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 この高齢者温泉交流館については、コンスタントに毎年、一般客がほぼ1万人に達しています。ここは、高齢者だけの施設ではなくて一般にも浸透しているということがありますね。実際に高齢者温泉交流館のスタッフに聞くと、観光客を含む一般が結構あると。しかも、この方たちはネットで調べて来訪する。ここの温泉はいいということでリピーターも多いようです。こういうふうな方々を無視するということは、観光の面からも市としてマイナスではないかというふうに思っておりますが、高齢者だけではなくこの一般または観光客を廃止すると、こういうことは考えていらっしゃったのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) この捉え方の中で、再配置の計画の中でそこまで細かな、正直言いまして、話についての言及というようなところについては考えておりませんでした。今後、先ほど答弁にもありましたように、アクションプラン、こういったものを策定していく中でその辺については検討していくことになると思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは引き続き市長。 ◎市長(小野登志子君) 全然別の観点からのお話になりますけれども、伊豆長岡駅周辺には10に余る旅館、中小ぐらいですけれども、これがあったわけであります。この旅館はどうして消えていってしまったのでしょうか。伊豆長岡駅周辺駅前温泉街として大変人気もありました。それで、韮山にはほかにも中條、寺家にも温泉施設がありましたし、こういうものが全てなくなってしまったのが現状と言えます。 私は、すごくこのことに心が痛みます。このめおと湯の館ができたのが悪いとかいいとかいうことではなくて、もし5万人の方々がこの駅前の旅館にお風呂だけ入りにでもいいから行っていてくださったならば、もう少し駅前もにぎやかだったのではないかなと思います。私もよく、親しい方もおりましたので、このめおと湯の館がありましたけれども、夕方とか温泉に行きました。そのとき、おかみさんが、助けてください、このままでは死んでしまいますとおっしゃったのが忘れられません。 ただいま観光の面からとおっしゃったからの答えですけれども、観光というのは、民間の方たちに一生懸命働いていただくものでなければならないと思っておりますから、そういうこともこれから併せて考えていかなければならないのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 今、市長がおっしゃったこともよく分かります。伊豆長岡駅前の温泉施設が減っているということは事実だとは私も思います。 この高齢者温泉交流館を含める3施設を利用する対象者が高齢者ということになっていますけれども、伊豆の国市人口ビジョン2016年から、65歳以上の高齢者人口の推移は「ほぼ横ばいであることから、大きな利用の増加は無い」としていますが、この認識に変わりはないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) 高齢化率が年々上昇しているというようなことについては、私も承知をしております。ただ、この計画を策定するときにはこの人口ビジョンを基にということでつくっておりますので、これも何か言い訳みたいになってしまうんですが、また、時間が経過をしている中でアクションプランを策定していく中では、そういったことももちろん踏まえての検討をさせていただきたいなというふうには思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 人口のことを言ったというのは、人口の増加というよりも年齢のことなんですね。この3施設については60歳以上が対象になっております。ほかの市の高齢者福祉サービス事業はたくさんありますけれども、対象者はおおむね65歳以上ということで統一されております。これ、なぜ60歳以上ということでこの3施設はなっているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) これにつきましては、正直言ってなかなか、個々の施設ごとに対応をしている関係がございますので、この施設につきましては一応60歳という形の対応にさせていただきました。横のつながりという面でいきましたら少し調整が必要なのかなと思いますが、特にそこに関して規制をして、対象だという形にはしていないと思われます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 個々の施設というふうにおっしゃいましたけれども、市内3か所の高齢者温泉施設ということでこの3月の広報にも載っております。高齢者温泉施設ということで3施設がそろって60歳以上の市民というふうなことが書いてあります。60歳というのは高齢者ではないなと、一般的にそう思うわけですね。旧韮山町時代は70歳以上ということで対象にしていたというふうなことを伺いましたけれども、この60歳にしたという根拠は、じゃあまり根拠がない、わからないということでしょうか。
    ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) この施設を造ったのがやはり合併前の各町で造っておりますので、ちょっと資料がございませんので、多分、そのときに60歳ということを決めたのではないかと思いますけれども、ほかの高齢者福祉のほうが65歳になっているのは、介護保険に合わせての65歳だと思います。今、高齢者60歳というのは、昔の定年の年齢ではないかと思いますけれども、せっかくの施設ですので、60歳から入れることのほうがよろしいのではないかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 所長の苦しい答弁を伺ったというふうな感じがいたします。現代社会において60歳以上を高齢者ということで、高齢者が一般ということで言われている中、その境目であるような60歳以上というのはちょっと説得力がないのかなというふうな感じがしております。高齢者温泉施設は、他の高齢者福祉事業との関連から、やはりそろえるというふうな検討も必要なのかなということも考えていますけれども、これについては今おっしゃったような感じなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 議員のおっしゃるのは、60歳よりも65歳にしたほうがいいと思っていらっしゃるのかなと。せっかく60歳から入れるものを65歳にしてしまったら、なおさら入館者も減りますし、せっかく60歳から入れている方が入れなくなってしまうということにもなりますので。 この3施設につきましては、先ほど申し上げたように、多分、昔、定年が60歳で、今、再任用であったり定年延長であったりということで年齢は延びておりますけれども、せっかくの60歳から入れる施設ですので、これは、再配置計画の中でまたその辺は考えていくことかもしれませんけれども、今の現状ですと60歳から入れたほうがよろしいんじゃないでしょうか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 所長のご答弁もっともだと思いますけれども、60歳から入れるなら、それはそれで利点かと思っております。 それで、無料利用券というものがありますけれども、これはご存じでしょうか。3施設が共通で使える無料利用券というものです。回数券ではない。これは、高齢者温泉施設3か所どこでも12回無料で入浴できるというものです。この利用状況は3施設合わせてどのくらいありますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 数についてはちょっと把握しておりません。 この無料利用券につきましても、利用者の方から、一々、券を買うのが大変だということでこの利用券を発行してくれないかと。ですので12枚、プラス幾らという特典はついていなくて、ただ単に無料の利用券になっているかと思いますので、それは利便性を考えての無料券であります。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 所長がおっしゃっているのはむしろ回数券のことじゃないでしょうか。回数券と無料利用券とは違うと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) すみません。そのとおりです。 60歳になって入浴に来た方に対して、こういう無料利用券がありますからということで、たしか申請していただいて無料券を発行していると思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 回数券ではなくて無料利用券についての話です。これは、年度での切り替えですけれども、1年間終わって新年度になればまたもらえるということなんですね。ということは、この3月でこれをスタンプ押してもらって使い切れなかったらそれはもう終わりだけれども、4月からまた新しいものがもらえるというふうな形なんです。 それはそれでいいんですが、問題は、これを3施設の、A施設でもらって、B施設でもこれをまた申請してもらうことができるということなんですが、早く言えば、12回が2枚もらえるというふうな形の使い方をする方もいらっしゃるということで、本来の使い方とは違う使い方をしている方もいらっしゃるんですけれども、そういうことについては把握していらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) すみません、把握はしておりません。それぞれの施設、やすらぎと水晶苑はシルバー人材センターの方々に事務をお願いしておりまして、高齢者温泉交流館については非常勤とシルバー人材センターにお願いしております。その辺の統一は図られていないです。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 現場でのこういう動きというのはしっかりと把握していただいて、無駄がないようにしていただきたいというのは思います。これは無料利用券ですけれども、意味があるのかということもありますけれども、その辺の意味についてはどういうふうな感じで捉えていらっしゃいますか。これが無料だから60歳になったらもらえるから大勢の方に来ていただくということで非常にいいというふうに捉えていらっしゃるのでしょうか。つまり、これからもこれは続けると。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 今のところ、それをやめるということは考えておりません。 それで、すみません、先ほどの60歳の関係なんですけれども、やはり60歳にしてあるのは定年を意識してということなんですが、65歳になる前に介護予防の観点で健康維持づくりをしていただくということで60歳にしてあるということを確認いたしました。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 60歳の件は分かりまして、これはそのまま続けるという形ですね。 これとは別に、先ほど所長がおっしゃった回数券、あの回数券も数が多くなるわけではないと。例えば割引があって10枚分の金額で11枚がもらえるとか、そういうものではないんですよね。これについて説明をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) そのとおりで、一々、券を買うのが面倒というお声をいただきまして回数券を作ったということの経緯でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 回数券については、やっぱり年度内に終わらせたいということがあるので、ちょっと早めにそれを発行するのはやめるような形にしたほうがいいと思いますけれども、そういうことはあるんですね。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) すみません、もう一度お願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 利用券じゃなくて回数券については、結局、お金と同じという意味合いで回数券、現金をそこで扱うのはシルバーさんであり、そして来る方も高齢であるということで、お金の代わりに使うのが回数券というふうに捉えています。これは早めに発行しなくなるんですよね。この3月いっぱいとかいうのが区切りかという意味でお聞きしています。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 年度内に使い切っていただくことになります。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 高齢者福祉の施設はなくしたくない、なくすべきではないという考え方もあります。経費を抑えたいということで何を削っていくかということを考えたときに、どういうことを検討していらっしゃるのか。今、私が言ったようなものも含めて何かお考えがありますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 何かを削るとか今そういうことは考えておりませんで、やはりこれも再配置計画の中で考えていくべきものであるかと思っておりますので、令和3年度から、アクションプランをつくるときに考えていくことになろうかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 いろいろな観点から検討してみることが必要と思われます。例えばこの3施設にマイクロバスを使っておりますが、このマイクロバスの利用者、どのくらいいらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 人数的なことは、すみません、今、資料がございませんのでお答えができません。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) では後ほどお願いします。 それで、大規模改修という言葉がありますが、具体的にこの温泉交流館について大規模改修をするとなったらどういうふうなものが考えられますか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) 大規模改修の中では、今の温泉施設にもあると思うんですが、休憩室等、それから浴槽、そういったものがあると思うんですけれども、一般的にはですね、そういったものの当然改修があるわけです。それから、先ほども最初に申し上げたように、利用者の方々に、どんな設備というんですか、どんなものを整備してほしいというようなことを特にお聞きする中で、皆さんが来て、今日も来てよかったというような、そういう充実した設備を設けていきたいなというふうに思っております。 大規模改修ということですので、当然、空調の関係であるとかそういったものについての改修、それから配管ですね、そういったものの取り替え、そういったことについても実施をするということにはなると思います。それに加えて、サービスの部分の充実を図るというようなことについて、言ってみればリニューアルするというようなことになろうかと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは補足で副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほど、再配置計画の中の考え方で予防保全型の施設運営ということがありました。これはどこの施設でも言えることなんですが、補修する前に前もってそれを点検し修繕して大きな事故につながらない、また大規模に止めて修繕をしないようにということの予防保全、これが一番難しいところでございまして、それに行くためには相当その前に大規模に、先ほどまちづくり政策監が言った施設の整備と併せまして、今回の場合はボイラーの関係も大きい施設だと思います。そういったものも、今、実は経費も赤字ということで話をさせていただいたそのかかる経費も大きな一つの要因でございます。 ですから、30年たった段階での大規模改修というのはそういうものも含まれていますので、それをできるだけ今言ったように効率的にやっていくためには、合理的な施設の運営ということが叫ばれますので、今言ったような形のいろんな中でその施設を運営していくためには、適正な施設の数ということも必要になってくるということでございます。 ですから、総体的なことを考えていかないと、本当に公共施設139を維持していくということは難しいことでございますので、そういう観点からも考えないと、もちろん利便性だとか利用のことも考えなきゃいけないんですが、かかる経費というのは、この物件費を見ていただくと分かるんですが、相当大きいものがあります。 ですから、そういった観点もしっかりと認識していかないと本当に施設自体が立ち行かなくなる、また維持管理もできなくなるということはご理解いただきたいと思います。それは当然、使っていただいている市民の方にもしっかりとその説明をし、理解を求めなきゃいけないことだと思いますが、そういった観点も必要だということはご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 所長は、ここの高齢者温泉交流館には実際に行かれたことはありますか。 ○議長(古屋鋭治君) 笹原議員にお尋ねしたいんですけれども、今の大規模改修については以上ということでよろしいですか。もしよろしければ、よろしくないですか。 それでは、引き続き大規模改修のほうの質問を続けてください。 笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 なぜ行ったことがありますかというふうに聞いたのは、つまり、ここにある問題は地盤の問題というふうなことがちょっと言われておりまして、地盤の問題、それから耐震の問題ということはないかということで行ったことがあるかというふうなことでお聞きしたかったのですが。 その問題があるかということと行ったことがあるかということを併せてお聞きします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 地元ですので、もちろん高齢者温泉交流館に入ったこともありますし、行ったことはございます。 先ほどの地盤沈下の話なんですけれども、ちょっと古いんですが、平成26年に地質調査を行ったということであります。その当時は、1か月17地点を調査いたしまして最大4ミリの沈下箇所が認められたということは聞いているんですが、開館以来の話をしますと、同じ箇所で三、四十センチ沈んでいるということで、裏木戸や雨どいが破損して、駐車場の路面が割れて修理をしたという経緯があります。この建物自体が壊れているということではなくて、敷地の一部が沈下しているのが認められたという報告を受けております。 すみません、先ほどのマイクロバスの1日の利用者なんですけれども、七、八人ということでございます。 そして、無料利用券につきましては、申請書をチェックしておりまして、1人に複数枚は出しておりませんということで確認いたしました。失礼いたしました。 ○議長(古屋鋭治君) 笹原議員、大規模改修はよろしいですか、続けますか。大規模改修の関係で質問を続けるようなら休憩を取りませんけれども。 大規模改修の関係で、引き続き笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 先ほど所長がおっしゃった中に地盤とかという問題がありましたけれども、台風19号の際には、ここの高齢者温泉交流館の建物のところももちろんですが、駐車場も冠水しなかったというふうに聞いておりますが、その辺のことも含めて事実は把握していらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) はい、冠水していないということは聞いております。 ○議長(古屋鋭治君) 結構ですか。 それでは、会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては14時35分までといたします。 △休憩 午後2時20分 △再開 午後2時35分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(古屋鋭治君) 福祉事務所長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほど回数券について年度内というお話をさせていただきましたけれども、有効期限はないということで、ただ4月から料金が上がりますので、その分を券売機で買っていただきまして回数券と合わせてそれを使えるということでございました。失礼いたしました。--------------------------------------- ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き笹原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 通告書にもある、全協で一般開放を廃止すると。その理由に会計年度任用職員制度というものがありましたけれども、この判断に至った経緯を改めてお聞きします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 全員協議会で説明させていただいた内容につきましては、そのときに議員の皆様からも様々なご意見をいただいております。改めまして、そちらの経過につきまして全員協議会で説明をさせていただきます。市民の皆様へは、3月の広報の内容のとおりでございますので、変更となるのは料金の部分だけでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原です。 最終的に元のとおりになるというふうに所長はおっしゃりたいのかもしれませんけれども、この中で、ここに至るまでに結構大きな動きがあったのではないかと思っております。というのは、会計年度任用職員制度への移行により、それが原因で市民の方、それで職員の方に影響があったというふうに私たちには説明があったような気がいたしますけれども、その辺についてはどういうふうなことになっていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 議員の全員協議会でのみこのお話はさせていただきましたので、一般の市民に向けてのお話は一切しておりません。ですので、3月号の広報の内容のとおりでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 会計年度任用職員制度というもので9月に私たち議員に説明がありましたが、そのときには、7条のところで、単価が減になる職種もあるが合計では減額とならないよう注意していくというふうな形の説明をいただいた気がいたします。それで、この制度への移行によって今後のことを考えるという職員がいたような感じで受け取っておりますけれども、そうではないのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 一般質問の中でこの話につきまして今取り上げてございますが、先ほど言いましたように全協で皆さんに説明させていただき、また全協の中でもって議員の皆さんからご意見をいただきました。それに対して市としても対応を考えていますという話の中で改めて全協で説明させていただくということを言っておりますので、この場では、申し訳ないです、差し控えさせていただきたいと思います。その経過についても全協で説明させていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ということは、現在と、ここの一般質問と、それから11日におっしゃるということですけれども、11日の全協までの間に状況が変わるということが考えられるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) それにつきまして、今、鋭意、市の責任において対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 ここは本会議の場でありまして、一般質問ということで私は議員として説明をお願いしております。できる範囲での説明をお願いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) この施設に関しましては、全協でもご説明したとおり、いわゆる存続に向けて、会計年度任用職員の募集をかけているという状況でございます。その中で、なかなか受ける形のところが採用できない部分がありました。ですので、その部分について、市の責任においてしっかりと担保できるような形の対応を今しているという状況でございますので、その辺につきましてもしっかりとした形の答えが出せるように、今、鋭意努力しているというところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) この制度を利用するについて減収にならないというふうな認識でいらっしゃったかと思いますけれども、実際に減収になるということで退職を考えるというふうな形のことを伺っております。その退職を考えるほどの減収であったんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) その件につきましても総務部長より全協のときにご説明させていただきました。そこは今あくまでも仮定の段階で、今、それに対しての対応も考えておりますので、そちらの結果につきましては全協で再度説明をさせていただきます。先ほど言いましたように、4月以降の対応につきましては、今、広報で言っているとおりでございますので、それに向けて今、対応をしているということでございます。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ということは、広報に載ったように、今までどおりの形は一般も入れて3月いっぱいは継続すると、現在は休館しておりますけれども3月いっぱいはやると。そして、4月以降はどのような形になるか今は言えないということでしょうか、一般利用に関して。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) ですので、先ほど言いましたとおり、福祉事務所長のとおり、4月以降につきましては今の形を維持できるような形の中で対応したいということで考えておりますので、そこについてはしっかりとした経過説明も全協でさせていただきたいと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) かなりしつこくなってしまいますけれども、この一般利用者というものは、単に高齢者ではなく一般というふうな形だけではないんですね。といいますのは、夕方、仕事が終わってから利用する方、そしてこの高齢者温泉交流館にはサウナが実はあるんです。このサウナを楽しみに来ている方が結構いらっしゃるということで、この一般を廃止するということは、イコール、サウナの利用が夜できなくなるということで、非常にこれは困ったことだと感じていらっしゃる方がいらっしゃいます、実際に。その方たちにしてみると、金額が4月から上がる、なのに一般が利用できなくなるということは非常に大きな問題だと、そういうふうに捉えているんですね。その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) この話につきましては、一般の方に一切話をしておりません。全協で話をさせていただきました。ですから、一般の方がそれを知るということ自体がちょっと私、理解できないんですが。特に市民の方には広報でお話ししたとおりの4月以降の対応ということで通知をさせていただいていますので、私、その部分の内容が一般のどなたからその話をされたのかちょっと理解に苦しむんですが、一応そういう意味合いでおります。ですから、そこは市の責任において対応するということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 ということであるならば、なるべくそれを続けてほしいということを強く要望いたしまして、その辺についてはやめておきます。 そして次に、韮山温泉館の前に実施スケジュールについてですけれども、再配置のことについてはアクションプランを作成するということで先ほど来言っていらっしゃいますけれども、市民との合意形成については具体的にはどのようにやっていく予定がありますか。先ほど来、何かすごく抽象的なお話を伺っているんですが。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。
    ◎まちづくり政策監(天野正人君) これからのことになりますので、私のほうからは再配置計画の中で捉えている高齢者福祉施設の今後の再配置の進め方ということで、ほかの施設も含めて同様なんですけれども。先ほど説明をさせていただいたように、アクションプラン、実施計画を作成していく予定でおります。計画を市民の方々と一緒につくっていくというふうなことで考えております。ですので、基本的には必要があれば計画の策定の委員会等を設け、その中で計画をつくっていくというようなことを想定しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 経営していく中で、収入、そして支出というふうな関係を考えたときに、年間2,300万円も赤字が出るというふうなお話を伺いましたけれども、この経営が大変であるならば、指定管理を含む民間移管などの話は出ていますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) これも計画の中に全て書き込んではあるんですけれどもアクションプランの中で策定をする項目については、再配置の必要性であるとか施設整備の基本方針、それから施設の計画ということで規模、機能、それから設備、配置、施設の建設地、それから今言われた事業手法、市のほうで今後も運営をしていくのかどうかというようなことですね、指定管理も含めてそういった運営方法についての検討、それから整備スケジュール、それから、廃止される施設が出てくると思いますので、今の計画がそのままということであればということですけれども、その場合の廃止施設の活用方法、こういったものについて検討をしていくということを想定しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 再配置計画にもこの合意形成ということがはっきり書かれております。先ほどもおっしゃっていましたけれども、庁内、そして議会、そして市民と、それぞれ合意形成をしていくことは欠かせないと思っています。しかも、これは高齢者ということで欠かすことのできない福祉の分野であると、そういうことを踏まえてしっかりと再配置の計画に向かっていただきたいと思います。 韮山温泉館ですけれども、こちらに関しては、再配置計画において、運営面での効率化が見込まれるということから大規模改修期に民間への移管を図るとしております。また、おおむね7年程度の利活用方策の検討と民間事業者の選定などの期間を設け、2019年度から着手し、2025年度までに民間移管を図るとしていますけれども、計画の推移はどうなっていますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 韮山温泉館につきましては、この再配置計画というよりも、温泉館のほうに送湯している韮山1号源泉、そちらが壊れたことにより、現在、休館としております。市長答弁にありましたとおり、民間事業者と運営継続の交渉をしているところでございます。ただ、韮山温泉館の敷地の所有者でその源泉の所有者である事業者に打診しているところですが、移管については断りの連絡が来ております。ただし、指定管理ならばということで条件提示がありましたので、年度内には市の方針を出していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 指定管理ならばオーケーというふうな返事をいただいているということでよろしいでしょうか。そして、年度内にこの方向に向かって結論を出すと、そういうふうな形でよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) そのとおりでございます。ただ、方針自体は年度内に答えを出したいんですが、条件面のやりとり、そういったものがありますので、なるべく早い時期には決定したいと考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 令和2年度の予算に電気料と借地料しか計上していなかったので、そういう方向で考えていらっしゃるのかなと思いましたけれども、具体的にそういうふうな動きがあるということで、そういうふうに決定されたということで確認をいたしたいと思います、指定管理。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 指定管理で運営していくという決定自体はしておりません。指定管理で運営していくかどうかというのを近い将来に決定したいということで、仮に指定管理で運営していくようでしたら、補正を組むなりして改良をすることになろうかと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 少しお待ちください。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(古屋鋭治君) ここで、まちづくり政策監から訂正の発言を求められておりますので、許可いたします。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(天野正人君) 先ほど指定管理等のというようなお話が、高齢者福祉施設の運営のほうのご質問の中でありました。私のほう、それらについてもアクションプランの中で検討をしていくというようなことでお話をさせていただきましたが、計画の中にも明確に民間の参入というようなことについても検討していくというふうにも明記をされておりましたので、訂正等をさせていただきます。よろしくお願いします。--------------------------------------- ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き再質問を受けます。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ということで、韮山温泉館については指定管理の方向で進んでいくということで受け取りました。 ○議長(古屋鋭治君) ちょっと待ってください。座ってください。 それでは答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 指定管理で運営していくかどうかということを近日中に決めたいと考えております。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 それでは、5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 指定管理で運営していくかどうかをこれから検討していくということは、何が問題になってまだそこまでいっていないというふうに捉えていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 移管と指定管理では市の関わり方が大分変わってきます。現在、韮山温泉館を運営していく上で、あそこは借地ですので借地料を払っております。それと、建物の取壊しですとか大規模修繕、そういったものが移管になるとなくなってきます。指定管理ですと、ある一定金額以上の修繕だとかは市の負担になります。それから、最終的に取り壊すときには取壊し費用が市の負担になってきます。そういった面で大分違いがございますので、指定管理で対応をするのかということをこの後、決めたいということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 温泉館については分かりました。 それでは、長岡体育館のほうに移ります。 こちらのほうですけれども、長岡体育館と浄化槽は同じ年数が経過していると思いますけれども、何年たっているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 1986年の竣工なので34年経過しております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 浄化槽についても同じ年数が経過していると思いますけれども、公共施設の合併処理浄化槽については耐用年数みたいなものはありますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) ちょっと耐用年数自体は確認してございませんが、毎月、定期点検を行っております。それから、年に一度法定点検、そして浄化槽内の清掃を行っておりますが、その際に異常は出ていないということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 法定点検、そして毎月の定期点検というのはどういう点検なんでしょうか。水を全部流すとか、具体的に教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) こちらのほうは浄化槽の点検でございますので、一番主なものとすれば水質関係の点検になります。それからあと、ブロワーですとかそういった機能的なものの点検も行っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 体育館自体、そしてトイレもとてもきれいに清掃されていますし、トイレ自体の問題ではないということであれば、これだけ臭うということの原因が何であるかということはきちんと調べなければいけないなと思いまして、大変なことだと感じております。 実際に、あそこの先ほど言った錬成大会のときに、そこに立って臭うというふうに感じたとき、笹原さん、あなたの下ですと言われて、ああ、そうなんだということで、結構広い範囲が浄化槽の蓋になっているというふうな形で、私も、こんなに大きな範囲で浄化槽があるんだなということを感じました。その辺は、専門業者に悪臭の原因を調べていただくということは計画されていますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 市長答弁の中にありました排水管の高圧洗浄、こちらを行うに当たり、専門業者等に相談しながらやっていこうと考えております。 笹原議員、先ほど外の浄化槽の本体のところの臭いを言っておられましたが、私も実はトイレがちょっと、柔道の錬成大会のときには臭ったかなと考えております。あそこに常駐している職員に聞き取ったところ、毎日臭うわけではないというようなお話を聞いておりますので、その錬成大会なりで人数が多かったときに、ああいった影響が出るのかなという考えはしていたんですが、いずれにしましても、臭ったときに専門業者を入れて問題解決をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 臭ったときにというよりも、その前に予防するほうがいいのではないかなと今ちょっと聞いて思いました。少年柔道錬成大会はかなり人数が多いということで、1,600人以上、このキャパオーバーということを、私、その後すぐ当局側に聞いて、なぜあそこが臭ったんでしょうねという話を聞いたときに、キャパオーバーじゃないですかねという言葉をお聞きして、これは大変だと思ったんですね。というのは、この体育館はかなりの多くの人数が一遍に使う、そしてトイレはあそこしかないということで、その辺は人数の多さによって対処しなければならない。ふだんも私は臭うと感じておりますけれども、大きな大会のときにはしっかりやらなければならないというふうに感じております。 オリンピックとかパラリンピック、またモンゴルとのスポーツ交流にいろいろな行事が予定されておりますけれども、新年度になって大きな行事はどのようなものが予定されていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 一番大きなものはやっぱり少年柔道錬成大会です。ほかには大きな大会が行われるという話は来ておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 大会は錬成大会ですけれども、柔道の事前合宿または少年柔道交流、そういうふうなものでもあそこは使われますよね。そうしたときにやはり臭いがあるというのはまずいなと思うんですけれども、大きな大会だけではなくてそういうふうなときにも使うということで、日頃のそういうふうな大会、試合に対してもやっておくべきことじゃないかなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 先ほども申し上げましたが、排水管の高圧洗浄なりを行う際に専門業者に相談しながら行っていきたいと思います。令和2年度少年柔道錬成大会が一番大きな大会になろうかと思いますが、そこだけを捉えてピンポイントに清掃を行うという意味で、先ほどの答弁をしたわけではございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) その長岡の体育館の近くがこれから大きく変化するというふうなことは私は予測しておりますが、隣に清掃センターがあるということで、その清掃センターのことをちょっとお聞きします。 伊豆市にごみ処理場ができても各地区のごみ収集に関しては今までどおりに行って、ここの長岡の清掃センターに集積する。つまり、長岡清掃センターは燃えるごみは焼却しないけれども、集積場所として使用するため、収集車の出入りはあるということでよろしいですね。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 新ごみ焼却施設ができた後、旧の清掃センターの焼却施設については取壊しを計画しております。ただ、あそこの敷地自体には再資源のための要するに施設、ペットボトルや金属類の缶などを集めたり、衣類などを集める施設も併設してございますので、そこに例えば燃えるごみを持ち込みということがございましたら、そこには収集車は当然置かなければならないものですから、収集車は当然置くような形になります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは補足で副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 清掃センターの使用が終了した後の跡地利用に関しましては、伊豆市のほうの収集の協議とも併せまして協議中でございます。ですから、何も今の段階では決まっておりません。跡地利用に関しては、どういう施設を置くのか、その回収場所、また収集場所として使うのかという部分につきましてはまだこれからの検討ということでございますので、今の段階でまだどういうふうに使っていくというのが決定しているわけでもございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) そうしますと、今ある焼却の施設、そして煙突、そしてそのほかの収集場所、ああいうふうなものは全て取り壊すという方向でいるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 当然、その煙突も含めた焼却施設というのは使えなくなるわけです。基本的には、長期財政計画の中にも、不用になった施設に関しての解体についての予算的なものについては見ております。ただ、それも、どういう形、またいつということも含めてこれから検討することになります。野ざらしのままに置いておくということはまず難しいと思いますので、そういったものについては、しっかりとした形の方向性を見せて、それに対してどういうふうにしていくかということを決めてから決定したいと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 清掃センターについては分かりました。 そのすぐ北側が、体育館近くの調整池ですね、台風19号で災害ごみ置場として利用されました。最適な場所だと思われておりました。先日、見に行きましたけれども、災害ごみ置場になっていたときにも見たけれども、そのときとは本当に違っていて、すっかりきれいになっていて驚きました。すごいことだなと感心しました。脇にテトラポットのようなコンクリートの塊がたくさん積まれていましたけれども、あれは何でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) あのブロックにつきましては、根固めブロックというらしいんですが、国土交通省の工事に係るブロックで、この3月20日までには撤去されるというふうに聞いています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) あの広大な敷地ですが、ここは今後どのように利用していく予定でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 体育館関係の再配置等は後期計画になるので、周辺整備等の計画は今しておりません。ただし、あの調整池は今年のオリンピック・パラリンピック、自転車競技の際のパーク・アンド・バス・ライドに利用されます。ですので、あそこは組織委員会が砕石を敷いて駐車場、それでロープを張って区画割りをした程度の簡易な駐車場ですが、駐車場の形態を取りますので、オリンピック終了後もその形態を維持して、体育館の駐車場として使っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは補足で市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 今議論になっています調整池につきまして、旧スポーツワールドの開発の関係での調整池ということで、基本的に駐車場で一時利用的なものはいいと思いますが、あそこに建物を造るとかそういう開発はできませんので、報告をさせていただきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) では、しばらくの間、あそこに砕石を置き平らにして、長岡体育館の駐車場として使うということでよろしいですね。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) あの調整池につきましては、柔道錬成大会、笹原議員もいらっしゃったと思いますが、その際に、荒れてはいましたけれども駐車場で使っています。ふだんも、体育館の駐車場に車が入り切れないときには、あの調整池を駐車場として利用はしておりました。それがたまたまこのオリンピック・パラリンピックで砕石を敷いたきれいな状態になるということで、その状態で引き続き、大きな大会等があったときには駐車場として使っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) あそこが駐車場として利用されるというのはすごくいいことかなと思っています。実際に錬成大会のときは車が置き切れずに、あそこの調整池に行くまでの坂道にいっぱい止め、さらにはあの体育館の隅の、それこそ浄化槽の上から行ってというふうな感じで、車を置き切れないほど置いたというふうな覚えがありますので、大変いいことかなと思っております。 隣に、体育館の目の前に民間会社イハラサイエンスさんがありますけれども、あちらの駐車場もとてもきれいに整備されています。100台以上駐車できるようでかなり広いですけれども、あちらは、すごく大きな大会とか、市でどうしても必要だというふうに思ったときに、何らかの形でお借りするような協定みたいなものを結んでありますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 議員おっしゃることはよく分かりますが、基本的には民間の企業の土地というようなことで、常時というわけではございませんが、何か大きな大会で必要性が想定されるときには、市のほうで個々担当課で出向くのではなくて、窓口を一本化したらご相談に乗ってくれるというふうなことになってございます。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 民間の土地を借りるということでちょっと問題があるかなとは思いますが、実際に大きなイベントということでお借りするのはどういうことを予定されていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 今現在予定をしているものではございませんが、今、観光文化部長からお話があったと思いますが、柔道の大会、たまたま大きい大会があったんですが、先ほど駐車場としての整備がされていないにもかかわらず使ったというようなことで、今後はたまたまパーク・アンド・バス・ライドの関係で砕石が敷かれるというふうなことらしいんですが、大きな大会というか、例えば消防の操法の査閲大会とかそういうものの順番が回ってきた場合には借りる可能性があるのかなとか、そういう感覚で大きな大会というふうなことで捉えております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 大きなイベントのときには駐車場というのは非常に重要になってくるかと思います。調整池のほうでも足りなくなることも想定されるのかなというふうなことが考えられますので、お借りできることならば、そういうふうな協定を結んでおくこともいいのかなと思っております。 この長岡体育館というのは、これからも大きな試合や練習で周辺整備をしていくことというのはもう必要不可欠ではないかと思っておりますので、市の発展につながるためにも、トイレ、そして駐車場の完備はすごく大切なものかと思います。そこで、そういうふうなものについて、最後に市長、どのようにお考えかお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お疲れさまでした。多岐にわたってのこれからのまちづくりの基本になる考え方を問いただしていただいたわけで、大変ご苦労さまでした。 このまちづくりということ、これから課題になっているのはスマートシティー、できるだけ小さな政府をつくり、小さくやっていくというのが課題だということは皆さんもうお分かりかと思います。しかし、3つに分かれた3町が1つになった場合、どこに拠点を置くかというようなことで、今までも、そしてこれからも、これは模索していくことになるのではないかと思います。 しかしながら、高齢者のことを考え、まず足の確保から始めますと、やはり主なものは伊豆箱根沿線に集約していくということも一つ考えなければならない。もう一つは、伊豆縦貫道を入れまして交通がこの伊豆長岡付近はまたいいわけでございます。その交通の利点を生かして観光をさらに進めていくということをやらなければならない。 そういう中で、新たな時代に関しましては、やっぱりその観光もさま変わりしていくことの中で、スポーツ観光というのは大変重要だと思っております。その重要なところに、やはり温泉もあり、そしてスポーツのできる各施設もあり、施設まではとても整備できませんけれども、そういうあるものの中でやっていくということを考えなければならないとは思っております。老朽化しつつある長岡の体育館も実に大切なところでありますので、これも長寿命化を図り、さらに周辺の整備も含めて、これからの観光に寄与していくような形にしなければならないと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 市長から答弁いただきました。 先ほど一つ聞き忘れたんですけれども、長岡体育館のトイレの関係で、購入は無理としても借りたらどうかということで、トイレトレーラーとか移動式のトイレとかというのをその施設の試合のときにというふうにおっしゃいましたら、それは主催の側がというふうなことをおっしゃいましたけれども、例えばモンゴルの方たちが見えた柔道の大会の主催は市ではないかというふうなことを思いますので、市の責任として借りるということはないのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 借りることは考えておりません。過去に一度だけ仮設トイレを設置した事例があるようでございます。それは、2003年の国体の男子バレー競技を長岡体育館でやったときに仮設トイレを設置したという話は聞いております。先ほど来お話ししているとおり、排水管の高圧洗浄なりをやって、それからあとその大会時、人が多い時間帯にはトイレ清掃などをする等のことで対応をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ということは、今までとあまり変わりないような状態になるということでよろしいんでしょうか。高圧洗浄で臭いがなくなるというのはあまり考えられないなというふうに私は思うんですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) ですので、先ほど来から、専門業者なりに見てもらいながらそういった対応をしていきたいという答弁をさせていただいております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 徹底した調査をしていただいて原因を追究していただきたい、そしてその対処をしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて5番、笹原議員の質問を終了いたします。---------------------------------------
    △散会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、3月11日水曜日午前9時より会議を再開いたします。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後3時18分...