• 夜間中学(/)
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  1. 伊豆の国市議会 2019-09-10
    09月10日-05号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 1年  9月 定例会(第2回)          令和元年第2回(9月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第5号)                     令和元年9月10日(火)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長      渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長   杉山 清君 まちづくり         天野正人君    総務部長     名波由雅君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長   杉山義浩君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長   岡本 勉君 観光文化部長  半田和則君    都市整備部長   西島 功君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長     山口和久君 教育部参与   小森 茂君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  増島清二     議会事務局次長  高橋博美 議会事務局係長 西島裕也     書記       横峰隆志 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、改めましておはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから、令和元年第2回伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は4名で、1番目は森下茂議員、2番目は笹原惠子議員、3番は八木基之議員、4番目は久保武彦議員の順となっております。 本日の一般質問は、昨日に引き続き、FMいずのくにの生中継となります。 一般質問を行う際、壇上からの発言については、通告の内容から逸脱しないようにお願いをいたします。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(古屋鋭治君) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。 質問は、受け付け順に発言を許可します。申し合わせにより、再質問は一問一答方式であり、質問時間は、再質問を含めて40分以内とされております。通告時間内でお願いをいたします。 なお、質問通告時間の残りにつきましては、議場残時間表示計に表示されますので、ご承知おきをください。また、終了3分前と1分前にはベルにてお知らせをいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △森下茂君 ○議長(古屋鋭治君) 最初に、4番、森下茂議員の発言を許可します。 なお、森下議員より一般質問の関係で、説明資料の配付と学校教材の持ち込みの依頼がありましたので、これを許可しておりますので、ご承知おきをください。 それでは、まず初めに、4番、森下議員。     〔4番 森下 茂君登壇〕 ◆4番(森下茂君) 皆さん、おはようございます。議席番号4番、公明党、森下茂でございます。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、2件について、ご質問をさせていただきます。 1件目、文部科学省方針「置き勉解禁」についてであります。 平成30年度、市の市政報告によりますと、文部科学省は、昨年の9月6日、都道府県の教育委員会私立学校事務主管課などに対し、児童・生徒が登下校時に持ち運ぶ教科書・教材・学用品の重さや量に配慮するように促す事務連絡を出しました。これは、公明党が「100万人訪問・調査」運動の中で、子供の荷物の重さを訴える保護者の声を受け、国と地方のネットワークの力で推進したものです。 全国では、既に置き勉を認めたり、特定の日に偏らないように数日に分けて持ってくるように指導している学校もあり、子供たちの通学時の負担を軽減するだけでなく、健康面でも配慮したものとなっております。メーカーの調査では、小学生では5キロ前後、重い日で6キロになり、中学生においては10キロ前後、重いときは12キロ以上の教材を持ち運ばなくてはならず、大きな負担になり、首や腰に痛みを訴える子供も多く、社会的問題となっております。 そこで、今回の文科省の方針、置き勉解禁について、お伺いいたします。 (1)文科省の通知について、当市のお考えは。 (2)通達後の教育委員会の対応は。 (3)現在置き勉を認めている学校は何校ですか。 2件目、高齢者の孤独死や緊急時の発見のおくれを防ぐ緊急通報システムについてであります。 当市における65歳以上の高齢者人口は1万5,680人、総人口4万9,082人に占める高齢化率は31.9%、また高齢者のひとり暮らし世帯は3,334世帯、高齢者の夫婦のみの世帯は2,508世帯となっており、いずれも高い割合を占めております。高齢になっても自分のことは自分でやる、自分の生活は自分で決めたい、子供に迷惑をかけたくないなどの理由で、一人または夫婦の二人暮らしを選択する方も多い一方で、子供たちや孫に囲まれて生活をしたくても、さまざまな事情で、独居・老夫婦の二人暮らしを余儀なくされている方々も多くいらっしゃいます。そのような中で、高齢世帯において、転倒や急病になったときに、気づいて助けてくれる家人や近隣との関係の希薄化により、発見・対応のおくれにより、重症化や半身不随、寝たきり、最悪の場合死に至るケースも考えられ、発見が早ければ救命できたであろう事例は増加傾向にあります。 総務省消防庁は、8月12日から18日の1週間に熱中症で救急搬送された人数は、全国で7,338人、うち死者は7人だったと発表をしました。前の週の5日から11日の1万2,751人からは減少したものの、前年同期の4,432人と比べ、高い水準が続いております。搬送者のうち3週間以上の入院が必要な重症は131人、65歳以上が全体の52.6%を占め、熱中症の発生場所は、住居が44.3%と最も多かったとのことです。 当市では、高齢者が自立した生活を過ごし、長年住みなれた地域社会で引き続き生活していくことを支援する高齢者福祉事業としてさまざまな在宅高齢者福祉サービスがありますが、今回、緊急通報システム利用事業について伺います。 (1)緊急通報システム事業開始から現在までの利用世帯数。 (2)65歳以上のひとり暮らし、または高齢のみの世帯で、緊急通報システムにより緊急搬送された人数。 (3)緊急通報システム利用対象者は、単身高齢者、老老世帯とあるが、同居する家族の就労により、昼間・夜間一時的に高齢者のみとなってしまう世帯を対象に加えるお考えは。 (4)現在のシステムは、利用者が体調不良のとき緊急ボタンを自分で押さなくてはならず、急病などで意識がなくなった場合、発見がおくれ、重症化や死亡につながるため、人感センサーなどを使用した日々の見守りシステムを取り入れてはいかがか伺います。 1点目の最初に発言しました平成30年度市政報告によりますとというところ、2件目の頭に来ますので、訂正をお願いします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 まず、最初に答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。9月議会一般質問も本日で終了となります。どうぞよろしくお願いいたします。 森下議員のご質問にお答えします。 1、文部科学省の方針、置き勉解禁については、後ほど教育長が答弁いたします。 私からは、2、高齢者の緊急通報システムについてのうち、(1)です。緊急通報システムの事業開始から現在までの利用世帯数についてであります。 事業は、平成17年度から行っております。合併当初は224世帯の利用がありましたが、直近の3年間では、平成28年度が104世帯、29年度が106世帯、30年度が101世帯となっております。 次に、(2)です。65歳以上のひとり暮らし、または高齢者のみの世帯で、緊急通報システムにより救急搬送された人数についてであります。 平成28年度から平成30年度の過去3年間を確認しましたところ、救急搬送された人はおりませんでした。 次に、(3)です。緊急通報システム利用対象者に、同居する家族の就労により、昼間・夜間一時的に高齢者のみとなる世帯を加える考えについてであります。 高齢者福祉サービスの見地から、日常的な見守りが困難な高齢者世帯にのみ特化していることから、日中独居等の世帯まで利用者の範囲を拡大することは、考えておりません。 次に、(4)人感センサーなどを使用した日々の見守りシステムを取り入れる予定についてであります。 現在委託契約を行っている事業者には、地区によっては人感センサーのサービスがないところもあります。しかしながら、人感センサーに変わるサービスがありますので、利用料や内容も含めて、利用者の希望により切りかえができるよう今後検討していきたいと考えております。 残余の1につきましては、教育長が答弁いたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、学校関係につきましては、教育長のほうから答弁を求めます。 教育長。     〔教育長 内山隆昭君登壇〕 ◎教育長(内山隆昭君) おはようございます。 私からは、1、文部科学省方針、置き勉解禁について、お答えします。 初めに、(1)文科省の通知に対する市の考え方についてであります。 児童・生徒にとって、携行品の重さや量については、身体に過度の負担がかかるものであってはいけませんし、そこに配慮を講じた上で、家庭学習の充実が図られるべきと考えます。したがって、通知については、現実的で妥当な内容と受けとめております。 次に、(2)通知後の教育委員会の対応についてであります。 本件につきましては、これまでも、各校とともに、児童・生徒に対して、学校に置いていってよいものと持ち帰るものを明確に示し、配慮しております。例えば小学校では、週の授業時数が少ない音楽、図工、家庭、保体、道徳、外国語の教科書や社会科の資料集、リコーダーや絵の具セットのようなものは学校に置き、宿題で必要な教科のものは持ち帰るように指導しております。中学校では、5教科の教科書は持ち帰りますが、技能教科の教科書や辞書、ファイル、資料集は置いたままにするなどの指導をしております。 昨年9月、当該文科省通知を受け、教育委員会としては、学校に改めて周知するとともに、各校の取り組み状況を再確認いたしました。どの学校でも、先ほどの例と同等の取り組みをしております。 次に、(3)置き勉を認めている学校についてであります。 置き勉という言葉の定義にもよりますが、市内全学校で、その日の家庭学習に必要なものは持ち帰る、その他のものは置いていってよいとしております。また、子供によって発育の速度や体格に差異がありますので、負担が大きい場合には個別に配慮するなど、柔軟に対応しています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま、市長並びに教育長からの答弁が終わりましたので、これより4番森下議員の再質問を許可いたします。 森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 ただいま通知についての当市のお考えということで、教育長のほうからご答弁をいただきました。通知・通達については、現実的で、これはよいものだということで、ご答弁をいただきました。 市長としてのお考え、見解はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えいたします。 子供たちが重い荷物を持って、坂を上ったり下ったりするのを見まして、やはりもう少し軽くするにはどうしたらいいかということを考えておりましたので、この通達につきましては、妥当だと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。
    ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 市長のご答弁も、子供たちが重い荷物を持って坂道を上がったり、大変な思いをして学校へ行く、また危険が伴うということで、少しでも軽くしたいというご答弁をいただきました。特に、成長期の子供たちへ過激な負担をかけることは、成長期の子供の将来に大きな影響を及ぼします。 そこで、皆さんにお配りしたアンケートをちょっとごらんください。 1で、これは父兄に対してのアンケートです。学校へ持っていく荷物がお子様の負担になっていると思いますかというアンケートに対して、「思う」というのが74.4%、「思わない」13.3%、「わからない・どちらともいえない」というのが12.3%で、圧倒的に負担になっているという意見です。次に、教材を学校に置いておく置き勉に賛成ですかという問いに対して、「賛成」が71.2%、「反対」が7.7%、「わからない・どちらともいえない」というのが21.1%。それから、置き勉で荷物が軽くなることでどのようなことがメリットに感じられますかという問いに対して、「身体的負担の軽減」が89.8%、「精神的負担の軽減」が1.2%、「忘れ物が減る」5.7%、「転んだりぶつかったりなどの事故の可能性が減る」1.6%、「不審者に遭遇したときに逃げやすい」0.9%、「特にない」0.7%で、「その他」の0.1%。置き勉のメリットは何かというふうな質問に、9割が身体的負担の軽減という回答をされております。また、置き勉をすることによって、家庭学習に不安を感じますかという問いに対して、「感じない」というのが54.0%、「わからない・どちらともいえない」というのが23.6%、「感じる」という方は22.3%、このようなアンケートの結果がありました。 これは、中学生がふだん持ち歩いているバッグと中身ですが、これはとても重たくて、これは持っていくのが大変な、これで10キロぐらいあります。これを、大体一番遠いお子さんだと、5キロの道のりを、55分から1時間近くかけて持って通学をされている。これは、大仁中学の徒歩通学で遠いところの生徒のことですが、片道1時間以上近くかかって。以前はバスが通っておりましたのでそれに乗って行けたんですが、最近は、子供の数が少なくなったということでなくなってしまったんです。置き勉というのが認められて、学校が対応してくれており、かなり軽減はされたんですが、まだまだ生徒にとって、父兄にも大きな負担となっているのが現状です。安全上、自転車通学もできない、多くの父兄は、朝の忙しい時間に子供を学校に送っていくのが、こういう現状がありますので、子供たちの負担を軽減するために、例えば高齢者温泉施設の送迎バスを7時から走らせる等の何かそういう対応がないものかと思いますが、その辺、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(山口和久君) 置き勉解禁、今回の質問、若干想定はしていないことでしたので、私はなんとも言えません。すみません。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 置き勉とは関係ないと言われてしまうとそうかもしれませんが、教材が非常に重いという部分で、なんとかその辺、そういう対応というものができないかというご質問なんですが、どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 森下議員のほうのご質問の中で、もちろん置き勉に関しては、これは通達も含めて、行政のほう、また教育委員会のほうも、基本的には容認できるという通知でございますし、それについては、負担軽減については考えております。ただ、先ほど言いました高齢者のバスの利用に関しましては、利用目的だとかも含めて、実際今現状で運用してございますので、すぐにこれを運用どうのこうのという話はなかなか難しい問題があると思います。ただ、利用に関しましては、場所の問題ですとか地域の問題もありますので、相対的に考慮しなきゃいけないという部分がございますので、その辺については、今すぐここで直ちにそれを利用するということの話についてはちょっと議論ができないものですから、相対的な中で、教育委員会また福祉も含めて協議はしたいと思いますが、何分、地域全体的な話になりますので、ここですぐに回答のほうはできないと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 質問の内容がちょっとずれた部分はあると思いますので、何か検討ができることがあれば、ぜひ対応していただければと思います。 次です。 通達後の教育委員会の対応ということで、学校に対しては早急に通知をしていただいて、その後確認をしていただいたということです。実際、大体全ての学校に自分もお伺いをしたんですが、ほとんどは置き勉のほうは認めて対応していただいていたんですけれども、中に何校かが、かなりおくれて通達なり子供たちに対しての周知をされていたところがあったものですから、どのようになっていたのかなということでちょっとお聞きしたんですが、おくれてしまった理由というのはどの辺にあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(内山隆昭君) 通達のほうは、教育委員会から小・中学校のほうにすぐに出しました。あと、学校長の判断で、例えば学校によっては、もう置き勉の内容に則した指導をしているというような判断もあったり。子供の実態を見て、いつ出すかというようなこともあったかというふうに思います。したがいまして、9月13日に小・中学校のほうへ教育委員会からは通知を出しましたが、それ以降、各校の取り組みに多少ばらつきがあったということはあったかとは思いますが、各学校の現状ということで、学校長判断だというふうに思います。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 1校に関しては、5月ごろだったと思いますが、自分のほうから学校に連絡を入れて、どのようになっているんですかという問いに対して、先生間では協議をされていましたが、子供たち、また父兄に対しての周知はしておりませんでしたという回答があったんです。ですから、確認はされていたとは思うんですが、もっと深くというか、全部の学校に対してどうなっているかということを周知していただければもっと早くできたのかなと思いますので、その辺のところをまたぜひ、健康にかかわることだものですから、通達は、昨年の9月なんです。かなり時間がたってしまっているので、ご父兄からもどうなっているんですかという問いがありましたもので、今回このように質問をさせていただきました。これからも、いろんな通達とか子供に関することがあると思いますが、ぜひその辺、教育委員会のほうでしっかりかかわっていただいて、早急にできるようにお願いをいたします。 最後に、重いかばんへの対策等が何かありましたら、何かこういう工夫をしたらどうだろうとか何かありましたら、提案のほう、お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(内山隆昭君) 重いかばんをどうにかするということは、教育委員会としましてもなかなか難しいことなんですが、ただ、今回各学校長にも、この話は校長会でも伺いました。それぞれの校長の考えは、やはり自分の力で判断をしていくと、こういうようなところを育てたいんだということを強調しておりました。自分が、これを持ち帰って重いかどうか、あるいはきょう必要なものなのかどうなのか、必要だったらば多少重くても頑張って持ち帰ると。あるいは必要なければ、きょうは軽くしようというように、自分の力で判断をしていく力をつけたいんだというところを協調しておりましたので、まさに今子供たちの力を育てる、それに則しているものであるというふうに思っておりますので、子供のかばんの重さというものは、子供のそういった力を伸ばすためにも必要だなというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 置き勉の必要性については、各学校の先生方は非常に認識をされておりました。ゆとり教育とか、その辺が廃止されて、学習内容というのもふえたこともあって教材が厚くなったりとか非常に大変な思いをされている中で、教師の方も働き方改革等があったりして、非常に厳しい中でいろいろご指導されていると思います。子供の重いかばんの問題に対しては、体力づくりの一環という考え方とか、忍耐力を養うだの、昔もそうだったという意見もあるんですけれども、子供への健康被害をなくして、通学する子供たちの健康や安全を守ることがまず第一と考えますので、子供が学校に元気に通えるように対策をとることが重要と考えますので、これからもよろしくお願いをいたしまして、終わりにします。 続きまして、高齢者の孤独死や緊急時の発見のおくれを防ぐ緊急通報システムについてであります。 (1)の事業開始から現在までの利用世帯ということで、3年間で、28年が104世帯、29年が106世帯、30年が101世帯ということでご答弁をいただきました。当市の高齢者世帯から考えると非常に利用世帯数が少ないと思いますが、6,000人近くおられる中で、利用世帯の割合が非常に少ないその理由はなんだとお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 合併当初は224世帯、そのころはそのぐらいの世帯の方、二、三年はこのぐらいの世帯の方が利用してくださっていました。急激に減ってきたのが、26年度に150世帯ありましたのが、27年度に113世帯と、この時期に37世帯減っているわけなんです。この主な理由としまして、亡くなった方が多かったということと、施設に入所された方で、入所しますと24時間見守り体制が行われるわけですので、その率が50%を超えたということです。 平成25年度から平成27年度にかけまして、市内に有料老人ホームが5軒、介護保険施設が平成26年度に2件、平成27年度に特養の増床がありまして、そちらのほうの充実も図られてきたということで、減少の原因はそのあたりかなと思うんですけれども、森下議員のおっしゃるとおり、これだけ高齢者世帯があるのに、なんでこんなに少ないのかということだと思うんですけれども、利用がなかなか、誤報も多いということもあるんです。誤報が結構ありまして、例えば平成28年度に、ボタンを押してくださった方が20件、そのうち誤報が13件もあるんです。平成29年度は16件中8件、平成30年度に至りましては、34件中誤報が27件ということで、ほぼ誤報のほうが多いものですから、このシステムがどうかというところになってしまうかもしれませんけれども、ボタンを押すというシステムがちょっと使いにくかったり、誤報につながるということが多くなっているということで、件数の減少しているという一因にもなっているのではないかなと考えます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 誤報が多いという話で、誤報でよかったということだと思うんですが、誤報等が多くて、利用世帯の周知というか、その辺をためらっていらっしゃるというか、余り誤報が多いということで、周知が余りされていないんですか。周知の方法というのはどのようにされているのか、それも教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 地域包括支援センターであったり広報であったり、年度当初に広報等でお知らせをしたり、ホームページをなかなかみられる方は、高齢者の方ではいらっしゃらないかもしれませんけれども、家族が見ていただいて、特に遠方の家族、高齢者を1人にしたり高齢者だけの世帯であったり、心配だということで、そういう形で家族が利用するということもあろうかと思いますので、周知はそのような形でさせていただいております。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) あと、6,000人近く高齢者がおられる中で、入所等も多くなったりという話ですが、入所されたり亡くなられたということですけれども、6,000人の中で、入所されたりというのはどのぐらいおられるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 申しわけありません。ちょっと数字的なものは、今手元に資料がございません。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) わかりました。 次に、事業開始から現在までで、システムの内容とか仕様に関しての変更や見直しというものはされてきたのか、お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 合併当初から内容的なものは同じなんです。事業者が多いわけではないわけです。警備会社であったり、こういう事業をやってくださる会社が少ないものですから、内容は合併当初から同じなんですけれども、これは、緊急のボタンを押すだけのシステムではありませんで、電話回線を使うものですから、付随のサービスとして、火災報知機であったりガスの検知器であったり、これは、サービスとして最初からついているものでございますので、ほかの市町も比べましても、サービス的には同じようなサービスだったものですから、見直しといいますか、森下議員からこういうご質問をいただいて、今の事業者のサービスを確認してみました。長岡地区が1社と、韮山と大仁が同じ警備会社といいますか事業所を使っております。 長岡地区につきましては、先ほどの人感センサー、それにかわるものということで、例えば常にいらっしゃる居住の扉に人感センサーみたいなものをつけまして、そこが動かなければ人が倒れているというかそういう判断をしてくれるという、そういうサービスを既に長岡地区は、付随のサービスとして入れてくれているそうです。ただ、韮山と大仁地区はそういうサービスが入っていないものですから、そこは、先ほど市長の答弁にありましたとおり、今後それにかわるサービスがあるようですので、その辺を検討していきたいと考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 内容の変更というのはないということですが、人感センサーがあるということですが、それは、入り口に、扉のところにつけておくものなんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 常に居住しています扉といいますか、主にそこに、長時間いる場所に、扉のほうに人感センサーみたいなものをつけるということだそうです。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) それは長岡地区だけという話でしたけれども、ほかのところというのはまだやられていないんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 長岡地区は、今入っている業者がそういうサービスがあるということで、最初からそういうのをつけてくださっているそうなんですけれども、韮山と大仁地区に入っている事業所は、そういう形のものはないということなんです。ただ、それにかわるサービスがあるということを確認いたしましたので、今後そういう、かわるサービスがあるのであれば、検討をしていきたいと考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 緊急通報システムによって、救急搬送された人数というのはいないという話でしたけれども、それはなぜか。押した方がいないんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほど誤報もあるというお話をしたんですけれども、押して、電話等で家族とかに連絡がとれて、家族が対応できれば、そこで事業としては終わりなんです。家族と連絡がとれずに、そういう場合については、委託している業者が駆けつけまして、そこで対応をするという形になっておりますので、駆けつけたときに救急搬送したということがないということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 駿東伊豆消防において、令和元年伊豆の国市における65歳以上の高齢者搬送人員というのが1,333人おられた。また、大仁警察署で伺ったところ、平成30年度から令和元年の8月までで、65歳以上の独居の方で、孤独死をされて発見されるまでかなりの日数がたっていた例が、平成30年で19人、令和8月までで21名おられた。死因というのが、全てではありませんが、脳疾患の方、心臓疾患という、急病で突然の場合が多く見られるということです。ですから、これだけの搬送人数がおられて、また独居でも孤独死をされている方もこれだけおられるということは、やっぱりこのシステムがもう少し高度なというか、そういうものであれば、また使う人がふえていけば、こういう方が少しでも減らせるんではないか。あとは、早く見つかれば、それだけでも長引かない、病気が長引くことがないわけですから、この辺のシステムの見直し等、あとは周知のほうも見直しをもう一度されたほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほど長岡地区は人感センサーが入っているというお話をさせていただきました。韮山、大仁地区が入っておりませんので、ここはシステムの見直しといいますか、その辺で対応していきたいと思います。そして、広く使っていただくという意味では、個々に健康教室とかそういうこともあります。職員がそちらに出向いていくこともありますし、あと、地域包括支援センターが市内に3カ所ございますので、そちらのほうからも声かけをしていただくということで、少し広目に声かけをしていくという形で広報をしていきたいと考えます。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 自分も、毎月、小さな会合に出させていただくことがあるんですが、その中で、この話をしても、知っている方がなかなかおられなかったんですよね、お年寄りの方で。ですから、周知のほうをきちっとこれからまたしていただいて、ぜひ広めていただきたいと思います。 次の3番目で、システム利用対象者についてですが、同居する家族の就労により一時的に高齢者のみとなってしまう世帯を対象にということですが、今のところ考えてはおられないということですが、昼間とか、夜勤の方は、どうしてもお年寄りを一人残して就労に行かなくてはならない。その間、例えば夜中であると、いろんなサービス等は受けられないわけです。そうすると、その間はどうしたらいいのかと。また、高齢者以外でも、比較的若い方でも持病を持っていらっしゃる方とか、また急変の可能性のある方、また障害者や難病のある方というものも、対象に加えるお考えというのはございませんか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 高齢者の福祉サービスにつきましては、この中に障害者もというお話ですけれども、今のところは、高齢者福祉ということで特化しておりますので、今現在は考えておりませんけれども、障害のほうと話をしまして、入れることができるのであれば、検討していきたいと考えます。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 4番、森下です。 警察のほうでお伺いしたんですが、孤独死をされる方で、比較的若い方が最近多いという話もありまして、やはり持病を持っていたり生活困窮の方なんかもおられると思うんです。ですから、対象をぜひ広げていただきますようによろしくお願いいたします。 最後ですが、最後に人感センサーやその他のシステム事業を取り入れるお考えということで、人感センサーはもうついているということですが、自分の知っている人感センサーは部屋に設置をされるもので、あと玄関にも設置をするんですが、動きがある一定の時間ないとそのままセンターのほうへ通報が行くと。そちらのほうから、受話器をとらなくても話ができる。どうされましたかということを聞くことができるような。また外出すると、それを認知して、帰ってくればまたちゃんと認知をするというようなものなんですが、そういう、人感センサーでもいろいろあると思うんで、ぜひいろいろ検討していただいて、一番効率のいい人感センサーまたはいろんなシステムがあれば、そちらを取り入れていただけるようにぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 議員のおっしゃるとおり、いろいろ人感センサーにもさまざまありますので、今契約している事業所が、それにかわるものということで、あります。ただ、ほかの事業所ということになりますと、皆さんのご負担もふえてしまうという可能性もありますので、その辺も検討して、よりよい人感センサーをつけられるような形で検討してまいりたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 4番、森下議員。 ◆4番(森下茂君) 最後ですが、ひとり暮らし、また高齢者世帯のリスクというのは高まっております。実際、救急搬送の件数というのは増加の傾向にありますので、人というのは、人とのかかわりがなければ生きていけない社会的な存在でありますが、誰にもみとられずに亡くなって、死後1週間、時には1カ月以上気づかれないという孤独死が日々全国で起きています。こうした無縁社会を減らすためにも、緊急通報システム、ICTセンサーは重要であると思います。また、これらに頼るだけではなくして、近隣とのコミュニケーションや見守り等の仕組みやネットワークの構築が必要となります。今後、一層の在宅高齢者福祉サービスの向上をお願いいたしまして、終わりといたします。ありがとうございます。 ○議長(古屋鋭治君) これにて、4番、森下茂議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △笹原惠子君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、5番、笹原惠子議員の発言を許可いたします。 なお、笹原議員より、一般質問の関係で資料提出の依頼がありましたので、これを許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、5番、笹原議員。     〔5番 笹原惠子君登壇〕 ◆5番(笹原惠子君) 皆さん、こんにちは。議席番号5番、笹原惠子です。 ただいま議長より発言の許可を受けましたので、伊豆長岡駅周辺の開発と観光の活性化についてと伊豆長岡駅前交差点改良事業について、一般質問いたします。 伊豆長岡駅周辺の開発と観光の活性化について。 今や世界中の国々で観光は欠かせない分野であり、国の発展にとって重要な要素です。伊豆地区においても、オリンピック・パラリンピックを初めとして、世界遺産韮山反射炉に関するイベント、DCキャンペーンなど、さまざまな観光イベントが目白押しです。乗用車の利用とともに、公共の乗り物を上手に乗り継いで旅する方もふえています。この伊豆に多くの観光客を迎えるとき、世界遺産韮山反射炉があるまち、また江川邸や国宝を守る願成就院を有する歴史のまちとしての趣を感じてもらうことのできる「迎える駅」として、伊豆長岡駅周辺を整備する必要があるのではないかと考えます。 市内にある伊豆箱根鉄道駿豆線の5つの駅のうち最も乗降客数が多いのがこの駅であり、伊豆長岡温泉への入り口でもあります。この駅周辺の整備が、反射炉を含む多くの歴史遺産のさらなるアピールと保全につながり、また付近が通学路にもなっている現状を考えると、しっかりと整備していく必要を感じます。市の立地適正化計画の中でも、都市機能誘導区域として、田京駅周辺・温泉駅周辺と並び、伊豆長岡駅周辺が上げられています。開発には、鉄道駅を含むことは非常に重要な要素となります。また、公共施設再配置計画では、庁舎再配置の位置として、庁舎へのアクセス、これは鉄道駅への近接性、鉄道・バスなどの公共交通の利用等のことです。この重要性を上げています。これらの観点から、伊豆長岡駅周辺の開発等について、伺います。 (1)伊豆の国市産業経済懇話会について、メンバーと目的、活動内容は。 (2)伊豆長岡駅前ロータリーが有料駐車場の設置によって大きく変わりましたが、現状について把握していますか。また、このことについて、所有者である伊豆箱根鉄道株式会社と協議を行っているのか伺います。 (3)伊豆長岡駅を、歴史と観光のまち伊豆の国市の玄関口としての駅から「迎える駅」とするための駅周辺整備について、市としてどのように考えていますか。また、駅東側の開発についてはどのように考えていますか。 (4)世界遺産韮山反射炉への観光客誘導について、観光案内所では、駐輪所横を通り、蚕種子踏み切りを渡るルートを推奨していますが、通学路にもなっているこの道の整備について伺います。 (5)観光案内所の利用状況と開所時間について。 (6)レンタサイクルの利用状況と今後について。 (7)「歴バスのる~ら」の利用状況と今後について。 大きく2つ目として、伊豆長岡駅前交差点改良事業についてです。 国道136号と県道古奈伊豆長岡停車場線とが交差する伊豆長岡駅前交差点の改良工事は、平成20年から始まり、時間がかかってはいますが、少しずつ進んでいます。伊豆縦貫道と並び、伊豆へ向かう重要な道路の交差点であり、伊豆長岡駅周辺開発ともかかわってくる事業であります。 そこで、質問します。 (1)県の事業ではありますが、市としてのかかわりは欠かせません。事業のこれまでの流れと現状、これからの予定について、説明してください。 (2)この事業に含まれていない区域の開発については、どのように考え、計画されていますか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 笹原議員のご質問にお答えします。 初めに、1、伊豆長岡駅前周辺の開発と観光の活性化についてのうち、(1)伊豆の国市産業経済懇話会のメンバーと目的、活動内容についてであります。 当市の産業経済懇話会は、平成26年7月からスタートし、平成29年1月まで8回開催されてきました。当懇話会のメンバーは、商工会、観光協会、JA、狩野川漁協、伊豆長岡温泉事業協同組合、伊豆箱根鉄道、市建設業協会、市内金融機関、行政等各団体の長で構成されております。当懇話会は、市の産業経済の活性化に向けた各団体との情報共有と研究事業を推進することを目的としており、産業・経済にかかわる各団体・企業等が一堂に会して意見を行う場として設けられたものであります。 これまでの活動内容については、各回ごとにテーマを決め、韮山反射炉の世界遺産登録、DMO、静岡DC、2020東京オリンピック・パラリンピック、定住人口の増加、企業誘致等多岐にわたり、意見交換や講演会を実施してまいりました。 (2)伊豆長岡駅前ロータリーの現状把握と伊豆箱根鉄道との協議についてであります。 まず、伊豆長岡駅前ロータリーの現状の把握についてでありますが、有料駐車場を利用するためには狭隘な市道を通らねばならず、歩行者の安全が脅かされる場合があるということは認識しておりまして、伊豆箱根鉄道へは、現状等について、既に報告してございます。 次に、(3)伊豆長岡駅周辺整備、また駅東側の開発についてであります。 伊豆長岡駅は伊豆の国市の玄関口であり、市民生活においては、通勤通学などの生活交通を支える拠点、また来訪者には、伊豆長岡温泉や韮山反射炉を初めとする観光スポットへのアクセス拠点などの役割を果たす場所であり、都市計画マスタープランにおいては、駅周辺は都市拠点として位置づけております。現状の伊豆長岡駅は、駅舎が西側にあり、駅東側から直接アクセスできないことに加え、周辺道路も狭隘道路が多くなっています。伊豆長岡駅がより一層生活・観光・交通の拠点としてその機能を発揮するためには、駅舎の改良、それから駅前広場の整備、そして駅周辺の区画整理、さらに道路網の再整備などを行っていくことが必要と考えております。 伊豆長岡駅を中心とした駅周辺の開発については、多くの地権者や関係者、関係機関の合意が必要であり、その整備費も多額になることから、本市の重要なまちづくり施策として慎重に検討する必要があると捉えております。 次に、(4)蚕種子踏切を渡る道の整備についてでありますが、本路線は、市道韮422号線、韮434号線として、幅員1.8メートルから3.2メートルで、市道認定がされた路線であります。本路線の整備につきましては、利用状況等から拡幅改良までは必要ないと考えておりますが、通学路であることや世界遺産韮山反射炉への推奨ルートであることから、歩きやすい道路としての維持管理は必要であると考えております。 次に、(5)観光案内所の利用状況と開所時間についてであります。 初めに利用状況ですが、本年度の4月は1,681人、5月が2,147人、6月が1,124人、7月は1,099人となっており、直近3年の年度利用状況ですが、平成30年度1万7,986人、平成29年度2万1,643人、平成28年度2万1,719人で、案内所の開所時間は、午前9時から午後4時となっております。 次に、(6)レンタサイクルの利用状況と今後についてであります。 今年度の4月が77人、5月が111人、6月が47人、7月は37人となっており、直近3年の年度利用状況ですが、平成30年度2,201人、平成29年度1,669人、平成28年度1,054人となっております。 今後ですが、市内の地域資源を活用した観光商品を企画し、販売をしていくと伺っております。 次に、(7)です。歴バスのる~らの利用状況と今後についてであります。 今年度の4月は1,283人、5月が1,515人、6月が615人、7月は504人となっており、直近3年の年度利用状況ですが、平成30年度1万2,894人、平成29年度1万2,003人、平成28年度1万4,094人となっております。 今後は静岡DCにおいて企画された観光商品や散策ルートなどを企画し、利用者増加に向けて新たな提案をしていきたいと考えております。 次に、2です。伊豆長岡駅前交差点改良事業についてのうち、(1)県事業のこれまでの流れと現状、今後の予定についてであります。 県沼津土木事務所に確認しましたところ、本事業につきましては、平成20年から事業着手し、平成21年以降順次用地取得を進めております。また、平成25年から用地買収が完了した箇所から順次工事に着手しているところであります。 今年度につきましては、引き続き用地交渉を進めるとともに、国道136号の交差点北側を中心に、既設の縁石の撤去及び車道部の舗装の打ちかえを実施する予定であります。 次年度以降につきましても、用地交渉を進め、工事の施工が可能となった箇所から順次施工をしていくとのことであります。 次に、(2)です。この計画以外の周辺道路事業についてであります。 現在、県が事業化をしている箇所は、国道136号と県道古奈伊豆長岡停車場線が交差する南條交差点付近でありますが、この事業以外に計画はございません。 今後、事業完了後の状況を見ながら、地元の要望等を踏まえ検討していくとのことであります。 なお、市道の整備につきましても、この事業に合わせた道路改良は特に予定はございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間は10時30分までといたします。 以上です。 △休憩 午前10時12分 △再開 午前10時30分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 市長答弁が終了しておりますので、これより笠原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) それでは、笹原です。再質問に移らさせていただきます。 まず、2番の伊豆長岡駅前ロータリーの有料駐車場設置による通勤・通学者の送迎車の流れと危険性について伺いたいと思います。 通勤・通学の送りのため伊豆長岡駅構内に入り、停車して家族などをおろす車が大変多く、特に朝7時から8時まではラッシュ状況が生まれます。 私は、この7月に朝7時から8時まで10分刻みでこの長岡駅の車の流れを調査いたしました。車からおりた通勤者と通学者の人数はほぼ同じです。7時10分から7時40分に特に集中しましたが、ほぼ満遍なくこの1時間に車が進入してきました。 そこで、お分けした地図と写真をごらんください。この地図と写真は連動しておりますので、両方を説明いたします。 伊豆長岡駅前の交差点のほうから長岡駅に向かってくる車、これが青のラインで示してあります。①と書いてありますが、これは長岡駅前のロータリーに入り、車から人をおろす車の流れです。 写真のほうの①番、左上の2枚をごらんください。「駅前ロータリーへの入り口」と書いてあります。このブルーのラインに沿って左側の写真をごらんください。大きな矢印とともに「タクシー バス入口」の文字があります。これに沿って入るわけです。そして、少し入ったところが右の写真。ここにも「タクシー バス専用」の文字があります。ここに入って、このブルーのラインのようにぐるぐると回って人をおろすわけです。これが①ですね。 そして、下の写真については、地図のほうの②になります。これは細い道を通って有料駐車場のほうに進むラインですけれども、黄色のラインですね。これ②と書いております。 下の写真です。有料駐車場への道と入り口。下の左の角のところにつず美菓子店があります。ここの細い道を通って、今度右側の写真。有料駐車場への入り口になります。駅前交差点方面から来る車で、この有料駐車場タイムズに入庫して送るという車はほぼゼロでした。朝忙しいということもありますけれども、この有料駐車場には、つず美菓子店の前を北側にここ向かうわけですけれども、有料駐車場には入らないけれども、この狭い道市道を通って、ここのコースからロータリーに入る車もあるにはあります。しかし、このルートで入る車よりも内コース、つまり①ですね、のタクシー・バス専用レーンに入るほうが圧倒的に多かったです。台数でいうと30対112です。112台のほうがこの①のほうです。合計で1時間で約150台くらいはここに進入したということになります。ロータリーに入り、車からおりる人の流れは、もちろん、今までもここでおろす方もあったわけですが、何が変化したのかという点については、まず有料駐車場の設置によって、今までその位置に駐車で来ていたタクシー、バス等がこの駐車場のおかげで奥まで入れない。そして、手前のバス・タクシーの専用レーンに進入し、駐車ということになった、そういうわけですね。さらに、このタクシー・バス専用レーンが設けられたことによって、一般車は、ここは本当は進入禁止なのだという意識が出てきたために、送迎車は急がなければならないという気持ちがより増したのではないかと思いました。 写真でもよくわかるように、「タクシー バス入り口」、「タクシー バス専用」、この文字があるところになかなか入りにくいという方が多いようです。実際にこのロータリーの使用について、何人かからの市民から、使いにくくなったよねというふうな言葉を聞いております。この送迎のために停車する場所も駅舎ぎりぎりの位置にとめる車もありますし、ロータリーの真ん中ほどで人をおろす車もあってさまざまです。朝でもあるし、車も早く移動しようとし、おりる人も素早くおりようとしますが、このことがかえって人の流れも車の流れも速くしてしまうことにつながっているようです。この私が調査している最中に、中にはロータリーの真ん中あたりで車椅子をおろす方がいたんです。そして、危ないなというふうに危険を感じたことがありました。 ロータリー内のこれらの車の流れ、人の動きというものを市のほうでは把握していらっしゃるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今笹原議員のほうのご質問でございますが、当然、伊豆箱根鉄道としましては、このロータリーの運用をかえた、これにつきましては、かえた当初約1カ月ぐらい、人を配置して指導に当たられたというようなことも聞いておりますが、現状的には、先ほど議員のおっしゃったとおり、ロータリーの使い方が運用と若干違っている、また危険な状態も考えられるということでございますので、こちらにつきましては、私もそちらについては拝見させていただいておりますんで、現状、そういったふうな課題がありますよということにつきましては、伊豆箱根鉄道のほうの担当の部局のほうにはお伝えさせていただいております。 その結果、伊豆箱根鉄道さんのほうでも、その状況については、また状況把握についてはしっかりとさせていただくと同時に、周知徹底のほうも至らない点については対応すると。また、現場において、皆さんのほうに周知徹底を図るということは申し上げていたということで、そこにつきましては確認をしているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 伊豆箱根さんとの協議は大変重要になってくる、それが基本だと思っております。そのあたりは、しっかりと市のほうとしては、この現状を伝えていただきたいと思っております。 もう一つ、この菓子店の前から有料駐車場入り口に向かうルート、この写真でいきますと、下の左側の写真です。コンクリのブロックみたいなものが真ん中にありますけれども、この左側を小学生が通るわけです。朝は向こう側、北側からこの手前のほうに歩いてくる小学生の通学路になっているということです。 地図のほうに戻りまして、国道の136号を北側から交差点のほうに向かう道路、ここはピンクになっております。このピンクは通学路の印です。136号沿いの歩行者専用道路がここが整備されました。そして、ここが今では多くの子が通っています。変更になってからは、この歩行者専用道路を団体で歩いていきます。 しかし、先ほどの駅前のこの狭い道を歩く小学生もまだ何人もいるわけです。つまり、小学生は北から歩いてくる。車は今度は南側から北へ行くということで、小学生の流れと車の流れが相反するわけです。 菓子店の前の横断歩道がありますが、ここを渡って、今度は駅横の駐輪場の横を通っていくわけですけれども、ここの菓子店の方にも聞いてみました。すると、「目の前の道路については、以前よりも危険が増したようだ」、このような証言をいただいております。この駅前の横断歩道脇、つまりスルガ銀行よりもちょっと駅寄りのところに、菓子店の前あたりですね。この横断歩道脇には、民間のボランティアの方が何年間も毎日立ってくださっていて本当にありがたいことです。この方も「ここは以前から危険が言われていて、危ないと思ったことが何度かある。だから立っているのだが、ここを通る小学生の人数は減ったが、車の流れの変化により危険が増した」と、このようにおっしゃっています。 現場にいる方々、使っている方々、見ている方々がここに危険を感じているわけです。そして、車の流れ、自動車を運転する方がここは入りにくいと、そしてロータリーの中で人をおろしにくい、とまりにくい、そういう声が多くあるんですね。ここの道路が通学路になっていること、そして、利用する小学生の通学の危険性については把握していらっしゃるでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(山口和久君) 私も娘を1週間に1回程度駅へ議員がおっしゃる時間ぐらいに送りに行っておりますので、小学生等が通っていることは把握はしております。 それと、本日こういうこともございましたので、けさ7時15分過ぎぐらいに行ってまいりました。そして、私はとりあえず2番の形として通過をいたしました。それと、道路の逆に反対側ですか、伊豆長岡駅から左側に、店のところにボランティアの方が1人立っていただいておりまして、大変ありがたく思っておりました。その方にはお声かけはしておりませんけれども、そちらの前を通る小学生は、おおむね40名程度とは聞いております。自分の通った時も15名程度の小学生がすれ違いまして、また後ろにお母さんがいらっしゃいました。1対1でこちらからすれ違うだけですと、まだそこそこ十分、それなりには幅があると思うんですけれども、小学生と同じ方向から車が来て、すれ違うというときには、大分危ないかなというようなことは思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 今教育部長がおっしゃったのは、2の路線ですけれども、ここは車が北に向かうとは限らないわけですよね、一方通行にはなっていないので。そうすると、小学校生が北側から歩いてくる。そうすると、車ももしかしたら北側から来て、長岡駅のロータリーに入ろうとする車が来るかもしれない。その車が来て、今度は北側に向かいたい車もある。そうしたときに、ここは大変混雑して、そこにちょっとちっちゃい店があるんですけれども、ほんの少しのすき間によけて、そして車が交差し、なおかつ小学生がそれを待っていると、そういう状況も実際にあったんですね。このことは、しっかりと把握していただきたいと思います。 ここを一方通行にすればいいじゃないかというふうな声もあるんですけれども、時間を決めて一方通行にすると、今度は北側のほうに住んでいらっしゃる方が国道のほうからずっと大回りをしてこなければならないと。そうなると時間もかかるし、急がなければならないという気持ちが増して、これもまたちょっと危ないのかなというふうな考えもございます。 そのあたりも含めて、この通学路ということに関しては、これ、通学路をなくすということは、ここの地区の方々にとっては大変難しい問題だとは思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(山口和久君) 通学路自体はPTAと学校等で決めておるものですから、こちらからどうしろということは言えないと思いますけれども、こういうお話があるということで、学校のほうには伝えたいとは思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ぜひ学校にこのことをお伝えしていただきたい、むしろ知っていらっしゃるとは思いますが。 次に、③というふうに地図に書いてあるところです。 実際に、これは交差点のほうから斜線で描いてある幾つもの四角、これは車ですね。交差点に向けて信号待ちしている車の列が交差点から駅側まで7台ほどとまったときがありました。このときには観光案内所、そこに書いてありますけれども、観光案内所前あたりで並行する2列目の車の列ができたんですね。非常にこれは混んでいるという印象を与えました。私がこの調査をしたときは、傘を差すほどでもないくらいの小雨模様だったのですが、大雨など、荒天時には送りの車がさらにふえることが予想され、危険度が増すのではないかと思われました。 この有料駐車場を利用した人に聞くと、先ほどの写真を見てくださればわかりますが、角で入りますね、直角に入ります。そしてまた駐車場自体に入るときも、もちろん角で入ります。中が意外に狭いんです、1台1台のスペースが狭い。今度は出るときには、精算機を利用するときには今度は出にくい。いつかこするのではないかというふうな心配をしている方もいらっしゃいます。 この有料駐車場は、聞きにくいですけれども、いつごろまで設置しておくのか、その辺の協議については、お話はどうなっているんでしょうか、わかれば。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) この有料駐車場の措置に関しましては、当然、伊豆箱根さんがいつまでだという話を私どもにしているわけではございません。ましてや、この現状を見た段階で、これが最終的な形なのかどうかも正直言ってわかりませんので、ただ、行政としましては、民間さんがやる事業でございますので、それに関しまして、こうしてほしいというのはなかなか難しいことでございますが、ただ、現状的に今言ったような課題があるということは、しっかりとお伝えはさせていただいておりますので、それ以上のことにつきましては、民間さんのほうでどういう形で協議するか、またそれについては、民間さんのほうが考えることだと思います。 ただ、危険だというところ、また改良が必要だという部分については、先ほど今笹原議員がおっしゃったような点については、現状をしっかりと把握していただきたいということはちゃんと伝えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 車で伊豆長岡駅に送り迎えをする方は、長岡地区の方ももちろん多いし、中区方面、真如とか、あちらの方面の方も多いですね。実際に利用している方に聞くと、皆、口をそろえたように使いにくくなったと言っています。実際に利用する市民の皆さんの意見もぜひ聞いていただきたい。何より接触事故などを起こることのないように、また通学する小学生の安心・安全のために、ぜひこの認識を共有していただきたいと思います。 市長にお聞きしたいと思います。企業は利益を追求するのは当たり前です。ここを利用するのがほぼ市民であることを考えると、今度は市の責任として伊豆箱根鉄道株式会社にこの現状について認識してもらう、そういうことはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 伊豆箱根鉄道さんとは伊豆箱根鉄道沿線協議会というのがございまして、これは三島の市長が会長になっており、この駅の周辺の問題、それからこの社会的な問題、そして伊豆箱根鉄道さんの事業のことに関しても月に一遍だったかしら、3カ月に。少なくとも3カ月一遍くらいは話し合いをしております。そこでさまざまな要望を出しておりますけれども、駅前ロータリーの現状の把握ということで、非常にこれはお話の仕方は難しいと思います。なぜなら、伊豆箱根鉄道としては一番使いやすい形をつくったわけですよね。そこで、私はちゃんと黄色の線で行っています。それから、子供たちが北から南に来る場合に、踏切がもう一つ向こうにあるんですよね。そちらを通るのはどうかと。そちらを通れば、そこの子供たちは通らなくてもいいのではと、そういうふうに伊豆箱根鉄道で考えたのかもわかりませんけれども、鉄道に対しましては、一般通勤・通学利用者の利用方法をもう少し考えていただきたいということはお話は申し上げておきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 田方郡教育研究会が編集した「狩野川台風史」というものを見ました。話が飛んでいるようですけれども、飛んでいません。 復旧について、その中に「伊豆箱根鉄道は、三島修善寺間20キロメートルが全線交通断絶の状態に陥り、その復旧には数カ月を要するものと考えられたが、西武鉄道を初め、姉妹会社等を動員して復旧作業に当たり、わずか12日後の10月17日15時には、全線開通の偉業をなし遂げたのである」とあります。通常はもちろん、災害時に交通の確保はどれほど重要かということとともに、会社の社会的責任を果たそうとする基本的な姿勢を物語るよい例と思っております。 伊豆箱根鉄道さん、大変私たちの生活に密着しておりますので、ぜひここで上手にやっていただきたいと思います。 次、1番の伊豆の国市産業経済懇話会、これについていろいろなことを話し合うということでありますけれども、特に伊豆長岡駅周辺の活性または開発ということについて、市全体の中の開発の起点になるのではないかという認識は、この会では特に話し合われなかったということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 産業経済懇話会につきましては、平成26年7月から8回ほど開催されましたということを答弁させていただきました。 その中では、先ほど言いましたとおり、あくまでもこれは懇話会ということで、そこで何かを決定するということではございません。ですので、各団体さんが持っていらっしゃる、民間さんが持っていらっしゃる課題、話題、それから政策的なものも市も含めて話をさせていただき、できるだけ経済が活性するようにという部分で意見交換が主でございます。 そんなことで、現実的に細かい部分については、幾つか講演会も含めてやっているわけでございますが、課題については幾つか持っていらっしゃいますので、その中では銀行さんが持っている課題だとか、また伊豆箱根さんが持っている課題等ありましたが、直接的にロータリーの形の運用だとか、対応について直接的に協議をさせていただいたということはありません。 以上です。 それと、先ほど言いましたように、無料駐車場のほうにつきましては、今タイムズさんという業者さんがやっているわけでございますが、そこについては20分間無料ということで運用してございます。ですので、伊豆箱根鉄道さんを利用して迎えに行くときには、そこを活用するということが主になっているわけでございますし、送迎の場合につきましては、わざわざ有料駐車場に入れてという形は、なかなかとらないと思いますが、そこは運用の中で送って、そのまま帰るという車の流れというのは必然的に出てきているのではないかなと思っています。それもちょっとあわせてつけ加えさせていただきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) この懇話会は29年1月までということです。これからの活動は予定されていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) これにつきましては、少しとまってしまっているところでございますが、本来ならば景気の動向も含めて各団体さんの意見を聞くということ、また情報を共有するということでは必要なことでございますんで、また10月にも開催する予定で、今準備を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ぜひあらゆる機会を使って、このロータリーのことについて協議していただくようにお願いいたします。 次、立地適正化計画の都市機能誘導区域についてです。 2011年策定の伊豆の国市都市計画マスタープランの高度化版として策定された伊豆の国市立地適正化計画は、健康で安心できるまちづくりのために、コンパクトシティと地域公共交通ネットワークの実現を図ることを目指しています。 その中では居住誘導区域の中に都市機能誘導区域が定められ、鉄道駅周辺に安全で利便性の高い市街地の構築というまちづくりの方針を実現するため、これは設定されたものです。 この中では温泉駅周辺と田京駅周辺と伊豆長岡駅あわせて3カ所が都市機能誘導区域として上げられています。この中では、先ほど言ったように鉄道を基軸としたということが重要になってきます。また、今回の他の議員の一般質問の答弁の中で、市長は「鉄道を結んでいく」という言葉、副市長は「伊豆箱根鉄道沿線」という言葉が出てきましたけれども、これは、やはり鉄道駅の存在が欠かせないものとして、市長、副市長の思いの中にある証拠だと思われます。 その点からも、伊豆長岡駅は、まず開発整備の候補に上がるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 確かに立地適正化計画の中では鉄道駅沿線について、都市機能の誘導区域ということで指定をさせていただき、また庁舎の問題につきましても、候補地として上がっていることも確かでございます。 ですので、大事なまちづくりの中の根幹としましては、そういった意味合いの中では重要な位置を占めているということは間違いございません。 ただ、いろいろな土地の問題ですとか、それから開発業者の問題ですとかも含めまして、また地元の方も含めて、こちらについては重要な問題でございますが、なかなか全体的に進めていくのには時間がかかりますので、慎重に進めていきたいという形の認識の中で、今後考えていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 駅前整備をどう考えるかということは大変重要だと思っております。 また、この計画の中には、駅東側の都市機能誘導区域ということで、しっかりと含まれています。この整備についてはいかがでしょうか。
    ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 立地適正化計画では都市機能誘導区域を、先ほど議員は居住誘導区域の中に都市機能誘導区域を定めたとおっしゃいましたが、市街化区域の中に都市機能誘導区域と居住誘導区域を定めております。 その中で、駅東側を都市機能誘導区域に定めたと今ご質問ですけれども、都市機能誘導区域は、駅の西側の主に商業地域のところですね。そこに都市機能誘導区域として定めて、駅の東側は市街化調整区域でありますとか、第一種低層住居専用地域でありますとか、そういう用途のところでございますので、都市機能誘導区域ではなくて、立地適正化計画の中では、今後、市街化調整区域を市街化区域に編入するように検討していく区域として定めてございます。ですから、この中で駅東側の開発ということは明示されてないというのが現状であります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 私は、立地適正化計画の冊子の中でそれを見たような気がいたしましたけれども、都市機能誘導区域の中には駅の東側もしっかりと入っていたような気がするんですけれども、いかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) いずれにしても、都市機能誘導区域は市街化区域内で設定しているものでございますので、私の中では、すみません、今ちょっと資料がないんですけれども、駅の西側の商業地域で都市機能誘導区域を定めているということだと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) それでは、後で確認していただきたいと思います。 次に、平成27年には伊豆長岡駅周辺将来構想提言書が出されました。これはどのようなものですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 提言書というのは、平成26年度に伊豆長岡周辺をどのようにしたらいいのかということで、伊豆長岡駅周辺将来構想委員会というのを設置いたしました。 この中は、南條区駅前町内会の方や駅前商店の方、また伊豆箱根鉄道、JA、商工会、観光協会、旅館組合等で組織する委員会でございます。 この提言書の内容としましては、市民生活、また観光、交通の3つの視点から課題等を分析しまして、市の玄関口としてふさわしい機能、また景観整備等について短中長期的に将来像を提言していただいたということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 伊豆長岡駅が市にとって開発の必要性を持つということが基本になるとは思いますが、これが計画された経緯はどのようなものでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 計画された経緯といいますか、駅の周辺をどのようにしていけば伊豆の国市の玄関口としてふさわしいかというところの観点から、地域の方々また関係の方々に集まっていただいて、将来的にはどうしていくことが理想なのかということを話し合っていただきました。 その中でいろんなことがあるわけですけれども、身近な商店の方また関係する方々は理想像をいろいろ話し合っていただきましたけれども、なかなか関係するところが多くて、先ほど市長の答弁にもございましたが、実現するというところまでは、まだいってないというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) では、その少ない中で、実現化されたものはありますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 申しわけございません、もう一度お願いします。失礼しました。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 理想像を求めるということで大変実現は難しいとおっしゃいましたけれども、この提言書の中でも、少ない実現化されたものは何かありますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 具体的なものは現在はございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) この提言書は、地域の都市開発について専門に勉強している若者が熱心に視察研修して出されたものと聞いております。横浜国大の学生さんによるものだそうですけれども、これを利用・活用しなければもったいないと思われますけれども、これからどのように利用・活用していくつもりかお聞きするつもりでいましたところ、全く同じワークショップを今度は温泉駅対象に開催するというチラシを、これを昨日いただきました。横浜国大都市計画研究室がシャレットワークショップ2019として、「温泉駅とその周辺地区のまちづくりデザインを考える」と題して3泊4日で行うものです。 都市機能誘導区域の2つ目の地区についての施策です。この中で、同じ都市機能誘導区域の温泉駅周辺は、プラットフォーム化の計画を進められているということですけれども、これについて説明いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 今おっしゃいました横浜国大の学生によるシャレットワークショップでございますが、確かに前回、伊豆長岡駅前でそういうことをやったという事実もございます。その学生のほうのやっていただいた理想像の中にいろいろとあったわけですが、それは実現的にはなかなか難しいという、それと伊豆箱根鉄道さんとその後いろいろ話をした中で、伊豆長岡駅前というところを今すぐ会社として何かをしようというところは考えていないということで、それであるならば温泉駅、バスとタクシーの待合のところ、あそこであれば敷地として協力できることもあるのではないかということで、温泉駅のほうで官民連携という形でいろいろと話し合いが行われてきているところです。 その中に学生を入れて、また外の目で見た利活用、客観的に見て伊豆の国市をどのように捉えていて、どういう活用をすれば理想的というか、もっとこうなるんではないかとか、いろいろな外の目、また若者の目で見ていただいて、ご意見をいただくということで計画しているものでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 先ほど私が言ったように、大変他地区から来た若者が、しかも勉強している若者がこの伊豆の国市を見てくださるということで、非常にこれは貴重な視点ではないかというふうに思います。 同時に伊豆長岡駅前の周辺の提言書が実行に移されているのかというのを検証はされた上での温泉駅の次の構想なのか、それとも長岡駅と温泉駅と同時並行的な進行ということで捉えていいのか、その辺はどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 伊豆長岡駅周辺のときの学生たちの具体的な理想像という形で提案いただいたのは、伊豆長岡駅の理想という形で伊豆長岡駅を鉄道を立体化して、その駅が橋上にあって、その下を店舗であるとか、駅前広場を使って活性化するのがこの伊豆長岡駅の理想の形ではないかという案をいただいたわけでございます。 その立体化するということの中では、伊豆箱根鉄道さんのなかなかご理解はいただけないところでございますので、この伊豆長岡駅前の案と今回これから行う温泉駅でのワークショップというのを同時並行的ということはなかなかできないということで、今回行う温泉駅のほうですね、こちらのほうを提言いただいて、その中で、これからどうしていくかというのは、また検証するところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き、市長。 ◎市長(小野登志子君) このシャレットワークショップの長岡駅のことですけれども、私も何か一生懸命つくっているところへ行ったわけですけれども、策定を。しかし、皆さん、その日は新幹線の関係かしら、時間がない、時間がない。周辺も回って歩けなかったと、こういう状態の中でおつくりになったところもありますし、もう一つは、もうこんなに田舎だと思わなかったと。横浜から来ますと、物すごい人口、何もないというふうに見えるわけですよね。ですから、やっぱり、そのあたりから、そら、今議員は横浜国大の専門に勉強した人の新しい目で見詰めてくれたというところまでは、私は及んではいなかったのだと。その辺に、やっぱり策定する人たちの人選というのは1つの関係があるのではないかと思っておりますから、そういうところをしっかりやっていかなきゃいけないのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 伊豆長岡駅、温泉駅に続いて、このような形のワークショップが開かれたということであるならば、今市長の答弁を聞いて思ったんですけれども、もう一つの都市機能誘導区域の田京駅周辺についても、これを行うような予定、構想はあるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 現在のところ計画はありません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 次にいきます。最近修善寺駅が改装されて、大変きれいになって観光客のみならず、一般客もおりるのが楽しみになったというふうな声を聞いています。単なる駅の要素を超えて、くつろぎの雰囲気も出しているとてもすてきな駅になったようです。 このことについて事前に調査をお願いしてありましたけれども、この修善寺駅改修について伺いたいと思います。 この改修について、伊豆市はどのようなかかわり方をしたのか、伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 笹原議員に申し上げます。 笹原議員の通告によりますと、伊豆長岡駅周辺の開発と観光の活性化とありますんで、ただいまのは修善寺駅の関係になりますので、質問を変えていただきたいと思います。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) では、もうちょっと簡潔に、市はかかわったのかどうかという点についてだけお知らせいただければ結構です、伊豆市が、それはまずい。 ○議長(古屋鋭治君) はい。 ◆5番(笹原惠子君) わかりました。 それでは、世界遺産の反射炉とかオリンピック・パラリンピック、DCキャンペーン、伊豆長岡駅もこういうふうに駅をきれいに変えていくということを計画していく段階に来ているのではないかと思います。 駅の改装については、市がかかわらなければ進まないことはもちろんです。市として伊豆長岡駅周辺の整備を進める、今の状態を少し変えていくという点については、市長、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 大変これは重要だといいますか、大きな問題だと思っておりますし、先ほど来の庁舎の問題につきましては、候補地として伊豆長岡駅周辺ということがございます。 ですので、総建てに考えますと、まちづくりという観点でいきますと、大きな事業だと思います。ですので、大変重いものだと思っておりますし、大変重要なことだと思っておりますが、ただ、市長の答弁にあったとおり、この駅を中心とした駅周辺の開発につきましては、市の土地はございませんので、多くの地権者と関係者の方、関係機関と合意というのが不可欠になりますし、また整備費も多額になるということもございますので、慎重に検討しなきゃいけないという立ち位置もございますが、今現段階で、即こういう形のまちづくりという形の中での考え方というのは、まだまだ検討する余地があるかと思っているという状況でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは補足で、市長。 ◎市長(小野登志子君) 伊豆箱根さんは、オリンピックに関しては、やはり独自のお考えをお持ちではないかと私は思っています。それがまだ見えてこないところもありますけれども、オリンピックに対するおもてなしというのは、この伊豆箱根沿線全てが一つになってやらなければならない問題であります。 この伊豆箱根の駅舎その他につきましては、やはり大きく変えるということは今のところないのではないかと思います。 オリンピックに関しましては、我がまちの花の推進協議会、そういう方たちともタイアップして、いい形でお迎えをする、気持ちよくおもてなしをするということは一緒に話し合いができると思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ということは、駅舎改築や公共施設再配置などにおける庁舎の問題など、あらゆる可能性を含めて、このあたりでしっかりとしたビジョンを持ち、今後どのように進めていくかという実行性のある検討会のような組織というものは、特に考えてはいらっしゃらないということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 重要な案件だということでございますので、それらも含めて今後検討していきたいと思っている次第です。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) それでは、次にいきます。 (5)反射炉へのルート案内についてですけれども、観光案内所では国道136号沿いではなく、市の駐輪場横、地図を見ていただくと④です。韮442を通り、線路に沿った市道韮434を案内しているんですね。ここの蚕種子踏切の脇には反射炉への案内板もあります。 しかし、ここの通路の一部に管が長く露出している。写真の④です。この露出管についてはご存じでしょうか、何でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) この管につきましては、過去に埋設した水道管ということで確認しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ここは、ここにも書いてあるように通学路になっているんですね。この線路との境の鉄のフェンスもゆがみやさびもあります。これから観光客がここを通るというときに、多く訪れる、もっともっとふえる、そういうことを望んでいるわけです。そして韮山南小児童の通学路にもなっている。 こういうことを考えると、せめて使われなくなった管を取り除き、またはそこを埋めてしまうとか、そういうふうな形でもう少し見栄えのいいような形の整備はいかがでしょうか、それは可能でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) この管につきましては、現在使用していないということで、撤去というのは可能でございます。この管を取り除くときには、どうしても舗装等々もはがしたりして撤去しなければなりませんので、通行上は余り支障はないんですが、ここの通学路、また反射炉へ誘導している道ということでございますので、今写真を見ると、こういう草等々も生えているということで、水道管の撤去に合わせて舗装をきれいに打ちかえるということは可能かなと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 可能であるならば、ぜひ実行に移していただきたいと思います。 このフェンスについては、これは伊豆箱根さんのものでしょうか、市のものでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) このフェンスは、伊豆箱根鉄道の所有でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) このフェンスも結構ゆがみ、さびがありますけれども、市のものではないということで、伊豆箱根さんに打診するのは難しいですよね。その辺はいかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 伊豆箱根鉄道さんのものでございますので、ご意見としてお伺いして、またその旨は伊豆箱根鉄道さんのほうにはお伝えしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) その辺はよろしくお願いいたします。 次に、5番の観光案内所の利用状況と開設時間についてですけれども、平成27年に反射炉が世界遺産に登録され、案内所がアクシスかつらぎから長岡駅前に移動になりました。 この観光案内所来訪者数は、平成27年度に2万7,213人、平成28年度に2万1,719人、平成30年度は1万7,986人と1万人近く減っています。逆に、そのうちの外国人の数は、27年は492人で全来訪者の18%だったのですが、平成30年度は610人で今度は33%にふえています。 たった3年で来訪者数は3分の2に減っている。逆に外国人の来訪者がふえている。このことについてどのような認識をお持ちでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 来訪者が減っている理由としましては、やはり世界遺産韮山反射炉の入場者数の減少が大きく原因になっているものと考えております。 それから、外国人客の増加につきましては、個人的なバックパッカーですとか、そういう者がふえているのではないかと考えております。 それから、この今のご質問ではなく、次の(6)のレンタサイクルの利用状況、こちらのほうの市長答弁の原稿に誤りがありましたので、ここで訂正させていただきたいと思います。 レンタサイクルの平成30年度の利用状況2,201名、平成29年度1,669人、平成28年度が1,054人と答弁しておりますが、平成30年度と平成28年度、こちらの数字が入れかわっていたものですから、ここで訂正させていただきます。どうもすみませんでした。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 反射炉の世界遺産の影響があるということで減っている。そして、逆に外国人がふえている。その外国人への対応の工夫とか、日本語が話せない方が来所したときの対応は、実際に案内所ではどのようにしていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 現在は、パソコンの電子アプリで対応しているということです。それから、アプリで対応できない場合には、観光協会のほうで英語が話せる職員がいるということで、その職員が案内所へ赴いて対応しているという話を聞いております。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き、市長。 ◎市長(小野登志子君) 外国の皆さんがお越しになられたときには、できるだけ連絡をしてくださいとお願いしてありまして、ここではないんですけれども、それで、外国のガイドの皆さんに電話しますとすぐ出向いてくださるというような形にもなっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 実際に案内所に来た方を待たせるような形になってしまうというふうなことだと思います、来所するというのはそういうことじゃない。 私が言っているのは、案内所に来た方のということなので、案内所に来た方が外国人の方が会話が困るのであれば、せめて電話対応で外国語のガイドの方と連絡がとれるようにしたらどうかなというふうなことは、一つ意見として言わせていただきたいと思います。 そして、開所時間についてですけれども、9時から6時ということですが、6時で閉館してしまうのは早いのではないかなというふうに感じています。実際に夕方4時以降に長岡駅に着いて、次の日の予定を案内所で聞いてから宿泊場所に行く人もあります。また、実際に案内所では、長岡駅に3時50分ごろに着く電車をおりた観光客のチェックインに対応することがあるとのことです。複数のグループへの対応が必要であれば、5分や10分で処理できないことは明白であり、この観光案内所の職員の方が時間を延ばして対応しなければならないというふうなことが現実にあると思います。 特に夏場はこの時間ではまだ日が高い。もう一カ所回れるところはないかと出向いたら、もう閉館していたというのは1カ所めぐってくれる方をなくしてしまうということで、少し寂しいのではないかと思われました。この辺についてはいかがでしょうか。せめて夏、30分でも延ばすということは考えの中にはありますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) ただいまのご質問ですが、現在午前9時から午後4時までの開所となっております。案内所を設置するときには、もっと遅くまでというような議論もあったようですが、観光客の多くは15時過ぎに帰路につく方が多い。それから、15時前後には宿泊施設に入っている方が多いということで、当時16時というような設定をしたようでございます。 延長の話でございますが、こちらのほうは観光協会への委託業務でやっておりますので、そういったニーズが多いようでしたら、そういう契約の見直しも可能かとは考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 9時から10時と3時から4時は、従業員は1人になるということで、複数の客が来所したときは、対応は非常に困難になります。 実際に私が行ったときに、自転車を別々に3人が返却に来たんですね。こういうことも考えて、現場で働く方の意見や現状について聞く機会はありますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 直接案内所の職員と話す機会はありませんが、事務局との話し合いは適宜行っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 笹原議員、少しお待ちください。ここで都市整備部長より先ほどの答弁で誤りがあったということで、改めて訂正の発言を求められておりますので、許可いたします。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 先ほど伊豆長岡駅周辺の都市機能誘導区域でございますが、駅の東側ですね。一部都市機能誘導区域に含まれているということで訂正させていただきます。申しわけありませんでした。 ○議長(古屋鋭治君) それでは引き続き、5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 次、レンタサイクルの使用についてですけれども、貸し出しを始めてから30年度には1,054台に半減しているけれども、このことについては、どのように捉えていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) レンタサイクル、直接は観光協会が運営しているものなので、特にそういった分析は市のほうではしておりませんが、先ほど観光案内所のほうが以前に比べて急激に減ってきていると、そういったものがやっぱり理由になってくるのではないかと考えてはおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) レンタサイクルは消耗品でありますけれども、修繕とか新規購入などについてはどうなっていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 定期的な安全点検は随時行っているようです。 それから、古くなったものについては、随時買いかえを行っているようでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 写真の右下に、レンタサイクルの倉庫があって、ここに自転車が入っています。実際に自転車を見ましたけれども、ハンドルの下の部分がさびていたりとか、見た感じも、これで市内をサイクリングしてもテンションは上がらないなというふうに思えたんですね。 ですので、なるべく修理とか、定期的な点検をしていただきたい。そして、それを確認していただきたいと思いました。 そして、年齢制限が特にないということでの問題点については把握していますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 特に問題は把握しておりませんが、家族の利用ですとかだと、子供も利用したいということで制限を設けていないのではないかと思います。 それから、レンタサイクルは、これはこちらの写真、10台ほど写っているんではないかと思いますが、観光協会が所有するレンタサイクル30台ありまして、ここに常時10台置いているということは、観光協会は長岡総合会館のほうに20台置いておるものですから、予約等が入れば、そちらから伊豆長岡駅前案内所のほうへ持っていっているというような話を聞いております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 先ほど言った年齢制限ということについて、年齢が上の方のことを私は申し上げたい。80代の方が自転車を貸してくれというふうに言われて、危ないのではないかというふうに思うこともあると。そのあたりは、実際に貸す方、案内所の方に聞いていただきたいと思います。 そして、利用料金について一般車の500円というのは、かなり安いのではないかと。借りる客側にとっても、安かろう悪かろうでは満足感にはほど遠い。金額が高くても十分な満足感があれば、それは安いことになります。 この500円というのは修理代にもならないのではないかと思いますが、この辺については、改定とかは特に考えていないでしょうか。
    ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 特に聞いておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 次、歴バスのる~らに入ります。 実際に駅前から乗車して一周回って見ました。これについては300円で乗り放題ということで、しかも2日間有効のチケットがついていて、大変わかりやすい地図つきのパンフレットがあって、よく考えられていると思います。開設してからコースの変更など、試行錯誤しているとのことで、利用人数がそんなに多くはないかもしれないけれども、バスのサイズ、多少アンバランスを感じるかもしれないけれども、観光地にとっては必要であって、この1時間に1本、1日6便という運行ダイヤも仕方がないというか、妥当なのではないかと思われます。 運行している中での問題点はどんなものがありますか。あれば教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 議員がおっしゃったように1時間に1本、1日6本ということで、仮に今回の時間の変更ですね。15時台に運行していたものを9時台に時間変更しております。 そういった中で、観光施設等に15時以降滞在される方は、当然、帰る足がなくなるということがありますので、予算が許せば本数をふやすなり、そういった対応は考えなければいけないと思いますが、何分市政報告書等にも記載しておりますが、平成30年度で赤字負担分といいますか、委託料としまして420万円ほど市のほうから支出している状況なので、本数をふやすことによって、また赤字がふえてくるという状況になりますので、その辺は今後検討しながらいきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 伊豆というネームバリューがある地域で、このような特典、1日乗り放題というすてきなものがあるのですから、これをぜひ利用していただきたい。そして、これをアピールしていただきたいと思います。伊豆長岡駅におり立った観光客が、伊豆に来たね、何かいいねと感じてくれるような、そんな駅周辺にしたいと思います。 そして、2番目の質問で、伊豆長岡駅前交差点改良事業の進捗状況についてですけれども、先ほどの地図を見てわかるように、四つ角を中心にして三信の手前、そして根本燃料店さんの手前、そして、こちらがウエルシアのところあたりまでというようなことで、その地区の改良について、北側については今年度中に終わるということですけれども、千歳橋のほうに向かう線についてはいかがでしょうか、予定はどうですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 千歳橋のほうに向かう路線ということでございますが、一部地権者との交渉等々がまだ残されているところがございますので、まだそのところは、いつやるかということは県のほうからは聞いておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 先ほど来のお答えの中で、この交差点に関する工事、事業が粛々と進められているというふうに私も捉えておりますし、地元もそのように思っております。 そして、この工事と同時に電線の地中化がされたと思いますけれども、場所はどこになるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 電線の地中化ということが完全に終わるのは、この拡幅工事が全て終了したときに各東電であるとかNTTであるとか、そういうところが工事に着手いたします。今現在は、さや管というのがわかりますか。空洞の管を入れて、線が入る準備をしているだけでございます。その準備ができたところというのは、既に拡幅が完了したところ、そこにはそういう管が入っているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) そうすると、終わったところというのは国道136号を北側に向かって、そして南側に向かって、そして駅側に向かってという3つの線でよろしいでしょうか、終わっているのは。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 全ての地中化が終了したわけじゃなくて、管が埋設されたところというところでございますが、地図を見ていただきますと、国道136の交差点から北側、スルガ銀行の前、それと136の南側は交差点から一部、それとウエルシアの前、それぐらいが現在拡幅されていると思いますが、そこの部分に管が入っているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 老朽化した上水道管、下水道管についても同時に工事がされたのでしょうか。されたのであれば、その部分はどこですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 上水道、下水道もそれぞれ工事を行っております。工事を行った部分は、今先ほど申し上げた部分と全く同じ拡幅が終了したところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) そうしますと、この工事と同時に電柱、そして上水道、下水道ということが全部終わるというふうな形で、この駅前の交差点がかなりきれいになるかと思います。電線の地中化がされて工事が全部終わったときには、このあたりがかなりすっきりするかと思います。 そのほかの、それより北、南、東。東はあれですけれども、南というふうな西という、それ以外のところは、工事は全然改良整備については考えていないということですけれども、それでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 県に確認したところ、現在計画しているところは行いますが、それ以外は予定はないと、市についても同様でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) この工事全体のおおよその終了をいつごろと見込んでいるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 県の事業でございまして、私からこの場で答弁することはちょっと控えさせていただきますが、ただ、地権者の方々の気持ちが最重要でございまして、ご納得された形の中で契約していただいて、事業の進捗が少しでも早く図れることを望んでいるということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) この事業の進捗状況について知らない方も多いようです。この地区の方でも知らない方もいらっしゃいます。このことについて広報とかはお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 広報というのが工事を行うと決まったら、その工事をする場所は広報できると思いますが、これから何年までにこうやるとかという広報は、なかなかできないものでございますから、工事を発注したら、そういう広報は可能かと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 今回の一般質問もそうですけれども、いろいろ調査とかお話を聞いていく中で、市民の方々、そして市の職員の方々も本当によく現場で一生懸命やっていらっしゃるということを改めて感じました。 そして、市長も一生懸命会合とかで進めていらっしゃるということを感じましたので、ぜひこの伊豆の国市がもっともっとよくなるような形を望んで、私の一般質問を終了したいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) これにて5番、笹原惠子議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △八木基之君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、8番、八木基之議員の発言を許可いたします。 8番、八木議員。     〔8番 八木基之君登壇〕 ◆8番(八木基之君) 皆さん、改めまして、こんにちは。議席番号8番、八木基之です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告済みの伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設整備・運営事業に係る財政計画について、現存するごみ処理施設の現状についての2点について、市長並びに関係当局の皆様にご質問しますので、よろしくお願いいたします。 新ごみ処理施設については、両市に現存する一般廃棄物における可燃ごみを処理している全施設が稼働後25年以上を経過し、老朽化が進んでいるため、平成17年9月に伊豆の国市伊豆市廃棄物処理施設組合設立準備会を設立し、施設候補地には2地区が候補に上がったものの、見直しや白紙となり、この間、伊豆の国市・伊豆市広域一般廃棄物処理施設基本構想の策定、広域一般廃棄物処理施設のあり方市民検討会による望ましい施設の検討及び検討会報告書の提出がなされ、平成26年12月に建設地が伊豆市佐野地区に決定いたしました。 その後平成27年4月には、伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合が設立され、平成29年3月には組合が作成した新ごみ処理施設基本計画書が公表され、今日に至っております。 平成30年11月16日付で公告した伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設整備・運営事業に係る総合評価一般競争入札において、新ごみ処理施設事業者選定委員会の結果は、落札者が桜グループ構成員(代表企業)荏原環境プラント株式会社、東日本営業部、協力企業が若築建設株式会社静岡営業所、青木興業株式会社、中豆建設株式会社、土屋建設株式会社で、落札金額が設計・建設業務費93億5,000万円、運営業務委託費79億2,240万円、合計が172億7,240万円であり、審査結果が総合評価点で78.45点と公表されました。 現在、組合では9月25日に契約締結に向けた臨時議会を予定しております。 そこで、以下の質問をさせていただきます。 (1)環境への負荷ができる限り低減される循環型社会を目指している新ごみ処理施設基本計画に対する市長の考えを伺います。 (2)新ごみ処理施設の当市の負担割合と中期財政計画の位置づけは。 それから、2番目の現存するごみ処理施設の現状についての(1)現在、市が運営しているごみ処理施設の運営計画について伺います。 (2)新ごみ処理施設完成後の現存ごみ処理施設の跡地利用はどのように考えていますか。 (3)現在のプラスチックごみはどのように処理していますか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 八木議員のご質問にお答えします。 初めに、1、伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設設備・運営事業に係る財政計画についてのうち、(1)環境への負荷ができる限り低減される循環型社会を目指している新ごみ処理施設基本計画に対する市長の考えについてであります。 先ほど八木議員からお話がありましたとおり、新ごみ処理施設基本計画は、平成29年3月、伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合により策定されました。 この計画は、老朽化が進んでいる伊豆の国市と伊豆市の4つのごみ焼却場を集約し、循環型社会形成の推進を図る新たなごみ処理施設を建設するための前提となる処理規模、処理方式、そして事業方式、環境保全計画等の基本的事項を定めることを目的として策定された計画で、新ごみ処理施設の整備及び運営・維持管理に関する4つの基本方針が定められております。 1つ目の長期的に安心・安全で安定稼働する施設とは、将来にわたってごみを安全かつ安定的に処理する能力・機能を確保し、また、災害に強く、災害時に発生したごみにも適切に対応できる施設とするというものです。 2つ目の環境保全に限りなく配慮する施設とは、地球環境及び周辺環境の保全に限りなく配慮し、万全の対策を期するものとする。また、地球温暖化防止対策やエネルギーの有効活用の観点から、ごみ処理に伴う余熱を最大限回収し、効率よく活用するというものです。 3つ目の住民に開かれ、地域に貢献する施設とは、単なるごみ焼却施設ではなく、循環型社会や低炭素社会に関する知識や情報を得ることができるなど、伊豆市及び伊豆の国市が講じる3Rの推進施策に寄与するための環境教育や環境活動の拠点とするというもので、周辺の環境と調和し、地域のシンボルとなる施設とするというものであります。 東海地震等の地震やその他自然災害等の有事の際には、避難所や地域防災拠点として活用する。新ごみ処理施設から発生する熱の地域還元方法等を検討し、地域に貢献する施設とする。 4つ目の経済性にすぐれる施設とは、建設費に運営・維持管理費を合わせた施設のライフサイクルコストの低減を図るものとするというものです。また、地域住民の雇用創出や地域資源の活用など、地域経済に寄与する施設とする。 なお、工事の発注に当たっては、公共工事入札適正化法及び公共工事品質確保法を遵守し、品質と価格ですぐれた工事が施工されるよう努めるものとするとしております。 この基本方針は、新たに建設するごみ処理施設が2市の市民や事業者、多くの関係者にとってふさわしいあり方を追求し事業を推進する必要があるため、平成25年7月に、2市市民を構成員として設置された広域一般廃棄物処理施設のあり方市民検討会というものがありまして、この市民検討会からの提言にある新ごみ処理施設整備の方向性、役割、機能、あり方等を指標として策定されたものでございます。現在進めている伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設整備・運営事業は、本計画の基本方針に基づき行われているものであります。 このように、本計画は2市市民からのご意見を踏まえ、また、伊豆の国市一般廃棄物処理基本計画や伊豆の国市災害廃棄物処理計画の内容等も反映し、適切に策定された計画でございますので、伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合には、今後も本計画に基づき伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設整備・運営事業を進めていただきたいと考えております。 次に(2)です。新ごみ処理施設の当市の負担割合と中期財政計画の位置づけについてであります。 伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設整備・運営事業に係る費用は、国からの補助金を除いた額を2市からの負担金により賄います。 2市の負担金の負担割合は、伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合規約の第11条で定められております。現在の組合規約における負担割合は、負担金の50%を均等割、残りの50%を新ごみ処理施設基本計画の計画ごみ量割としております。その比率は、伊豆の国市が60.35%、伊豆市が39.65%です。これらに基づき、組合負担金における本市の負担割合を計算しますと約55%となります。 市では、この負担金のうち建設に係る費用については、合併特例債の活用を予定しております。負担金額の95%を借り入れることとし、この借り入れについては、複数年にわたって償還していくことになりますが、元利償還金の70%については、普通交付税として措置されることになっております。したがいまして、見かけ上の公債費負担よりも市の実質的な意味での負担は、少ない形で財政運営ができると判断しております。 なお、当然ながら、建設費用のみならず運営費用を含めた負担金についても、中期財政計画の中に位置づけていきます。 次に、2、現存するごみ焼却施設の現状についてのうち、(1)現在市が運営しているごみ処理施設の運営計画についてであります。 本市の一般廃棄物処理については、平成30年3月に策定された一般廃棄物処理基本計画に基づき行われており、ごみ処理施設の運営についてもこの計画に定められております。 現在燃やせるごみについては、長岡清掃センターと韮山ごみ焼却場で焼却処理を行い、資源ごみ、粗大ごみ等については、韮山リサイクルプラザ、大仁リサイクルセンター、大仁清掃センター、長岡清掃センターの各中間処理施設に品目ごとに集約し、処理を行っております。 これらの施設については、専門業者や技術者による定期的な点検、精密機能検査等を実施し、計画的な補修に努めておりますが、稼働年数の経過による施設の老朽化が進み、近年では一部の部品が入手困難になるなど、修繕費も増加しておるところです。 日常の適正な運転管理と適切な定期点検整備などに努めておりますが、現状では、突発的なトラブルにより一時的に焼却をとめて対応することもあり、一刻も早い新施設の稼働が望まれます。 次に(2)です。新ごみ処理施設完成後の現存ごみ処理施設の跡地利用についてであります。 跡地については、資源物の中間処理施設としての利用や、新ごみ処理施設稼働後も市民がごみを持ち込む場所が必要となることから、そのような場所として利用することなどの検討を進めてまいります。 次に、(3)現在のプラスチックごみはどのように処理していますかについてであります。 現在、本市で収集しているプラスチックごみは、大きく分けると、プラスチック容器包装、そしてその他のプラスチック類の2種類です。 そのうち、プラスチック容器包装については、韮山リサイクルプラザと大仁リサイクルセンターで選別後、圧縮、梱包を行い、容器包装リサイクル協会の指定業者に搬出します。搬出されたプラスチック容器包装は、プラスチックの原料等としてリサイクルされます。 その他のプラスチック類については、韮山リサイクルプラザで選別、破砕し、今年度は横浜市にある資源化処理業者に委託しています。この業者では、当市から搬出されたその他のプラスチック類を埋め立てごみを発生することなく、100%リサイクルとして資源化処理を行っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。再開を13時といたします。 以上です。 △休憩 午前11時59分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 午前中に市長答弁が終了しておりますので、これより八木議員の再質問を許可いたします。 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。先ほどはご答弁ありがとうございました。 それでは、順番に再質問をさせていただきます。 まず最初に、循環型社会を目指している新ごみ処理施設基本計画の件なんですけれども、当然、市長が言われたように、この計画書にも書いてある4つの基本方針にのっとってやっているということについては、私も認識上はあるわけでございます。今回、本来ならばここの最初に質問するところというのは、組合議会にかかわる部分であろうかなという私も認識はしているわけでございます。 しかしながら、地方自治法第177条にある支出に関する議決に対する長の措置というのがあるわけなんですけれども、これ、どういうことかというと、組合議会で議決された予算をうちの議会で修正することはできないというようなところが書いてある内容なわけでございます。しかるに、この条文があるがために、本来この構成市である伊豆の国市が予算を捻出するわけでございますけれども、そのこと自体をこの議会で予算措置のことについて、例えば債務負担行為をここで議決するということはあり得ないという中で、なかなかこの議場でこの話ができなかったというようなこともあるわけでございまして、先ほども申し上げましたけれども、組合議会が今月25日の日に代表企業である荏原環境プラントの契約締結の審議がなされるわけでございます。 そういう中で、あえて今回2つぐらいは、少しこの議場でも話をしてもいいんではないかなということで取り上げさせてもらったわけでございます。 少し市長に伺いたいんですけれども、今この契約に対していろいろと反対運動もある、あるいはTBSの「噂の!東京マガジン」でも取り上げられるなど、いろいろあるわけでございますけれども、まず、今市長としてのその思いというか、そのことについてもう一度お願いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 確かに「噂の!東京マガジン」というようなもので取り上げられましたことにつきましては、ちょっと「噂の!東京マガジン」仕掛けた方たちと私の見方は違っておりまして、その仕掛けた方たちは、大変大勢の方が大騒ぎしているとおっしゃいますけれども、私はここまで二十数回、25回市内を懇談会をして回りまして、全くそのことについては、皆さんは関心がないというよりも、ここまできちんとやっているんだから、このままやってくださいという人が多いわけで、ただ、競争がないというようなことは、2カ所から2人の方からは出てはおりますけれども、全体としては、このままぜひ続けてくださいというご意見をいただいているわけであります。 また、とにかく私といたしましては、今現存の焼却場に関しましては本当に痛々しいほどの状態でありまして、ここにおきましては、神田専門監が本当に頑張って持ちこたえている、これがあと10年なんてとても無理だということであります。そういう状況の中で、一刻も早く可決していただいて、そして整備を進めていかなければならないと強く思っております。こういうところです。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。わかりました。今市長が言われるように仕掛けた方々がいるかいないかというのは私にもわからないんですけれども、やはり一刻も早く完成をさせなければいけないというように、今までのいろんな経緯を考えると、やはり早急にやってもらいたいなと思うわけでございます。 今の市長の言葉の中に2人の人が競争力がないと。この競争力がないというのは、多分入札に1社しか参加していないよというようなことを言われているんだろうなと思うんですけれども、1社しか入札に参加しなかったということに対してはどのように、副市長、考えているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 確かに入札案件でございますので、複数者の業者さんが参加すること自体が望ましいとは思っております。 ただ、こちらにつきましては、正直言いまして、今この業界においている環境ですとか、オリンピック・パラリンピックの関係も含めた工事の需要というものもありまして、社会情勢も含めて、かなり難しい問題が絡んでいることは間違いないということでございます。 ただ、この総合評価方式の制限付一般競争入札で実施させていただいたという経過でございますが、こちらの理由につきましては、いわゆる価格面だけではなくて技術面、考え方、コンセプション、そういったものの業者が持つ考え方を重視し、それが先ほどの4本の柱に対して本当に適用されているかどうかという、そういった技術面のほうの評価も、価格面だけではなくて、相対的に評価するというところに意味ある入札の仕方だというふうに考えているわけでございます。それに制限つきの一般競争入札ということで、いわゆるその条件を満たす業者さんというのは誰でも参加できるということでございます。その中で、そういう個々の業者さんがこの事業に対して参加するかどうかということで、既に公告をした段階で競争原理が働いているという考え方、その中で参加するかしないかというのは業者さんの考え方に委ねるわけでございますが、そもそもその条件については、複数者の業者さんが参加できる条件になっておりますので、そういった意味では、そういったことをクリアしながら進めてきたということでいけば、私は決して、結果は1社でありましたけれども、手続プロセスを踏んでしっかりと業者さんのほうに提示をした上での入札でありましたので、私は正当で、しかも競争の原理も働いているということで考えているものでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。わかりました。私も総合評価方式として、当然お金だけでなくて、相対的な評価で決めているということに当然当初から賛成しているわけでございます。 組合議会のほうからちょっともらっているデータ、あえてちょっとここで紹介させてもらうんですけれども、29年、28年、27年の3年間で、全国でこの手のものが46社入札にかかっているんですね。そのうちの1社しか参加しないのが20社、全体の43.48%とかなり高い率でありまして、今回うちのほうの落札率が91.97%ということで、例えば平成29年度を見ても、1社しか参加しない中で7社中6社がうちのパーセントより高い。例えば東京の23区の清掃一部事務組合の、これは目黒なんですけれども、年間の処理量が600トン、失礼しました、日ですね。日の取扱量が600トン。ましてや東京都というのは自分たちで設計ができるという唯一の団体なんですけれども、そこでも1社の参加で、何と落札率が100%というようなデータが私どもに来ているわけなんですけれども、そういう中で、非常に全国的に総合評価方式がいいのか悪いのかということもあるのかもしれませんけれども、これ、かなりどこでもこういう1社しかない、落札率も割と高い。しかしながら、それで実際にその工事を施工し、完成しているという非常に厄介なものであるなというように私自身も認識しているわけでございます。 したがいまして、今回のは当然1円でも安くするというのが血税ですから、当たり前なんですけれども、やはり私の評価としては、これはやむを得ないのかなというように思っているわけでございます。 もう一点ほど組合にかかわることで、ちょっとお聞きしたいんですけれども、いろいろ今回循環型環境を取り入れるために、国の循環型社会形成推進交付金というものをもらってやっているわけなんですね。 そのためには発電設備をつける、熱回収率の15.5%以上を保つんですよという、これは計画になっているわけなんですけれども、この発電設備をつくらないで、例えば国の交付金をもらうという道というのは、本来ほかにあるんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 以前からご説明をしてありますが、焼却場で出た熱の再利用という形で温水プールをつくっての利用だとか、あとロードヒーティングといいまして、積雪地帯での雪を溶かすための融雪のものに焼却で出た熱を使うなどの方法がございます。あと、農業施設の温室で使うなどという方法がございますが、当市の場合は、それらについてはいろいろ検討した結果、適用は無理だろうということで、発電設備のほうをつけて2分の1の交付金をいただくというふうに決まっているんだと聞いておりますので、そのようなことです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。その交付金を2分の1もらうために熱回収率を15.5%以上に保つということで、新ごみ処理施設基本計画ができている。 当然、この熱回収率をするためには、発電機をつけなきゃだめだねということを導き出しているわけなんですけれども、それ以外に循環型社会ではない交付金をもらう道がありますかという問いなんですけれども、もう極端な話、イエスかノーということで。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) ほかにはございません。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。私の調べた中でも、やはりそんだけの2分の1の国からの交付金をもらうというものについてはないという認識で、私も自民党に籍を置いていまして、国のほうにいろいろこのことについて質問をしてみたんですけれども、ないというようなことで聞いているわけなんですね。 そうなりますと、この発電機を外した場合には、この基本計画は成り立たないという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 今の処理計画に基づいて焼却場を運営していくということについては、成り立たないというふうに考えます。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。この基本計画書は、本来、この平成30年3月につくった伊豆の国市一般廃棄物処理基本計画の中の循環型を受けて、両構成市がこの基本計画をつくったわけですよね。 この発電機をつけることによって、その熱回収率をすることによって交付金をもらうということがこのページの中に書かれているわけですから、それがもらえないということは、この計画書は発電機をつけない場合にはつくり直しを求めるというか、つくり直しをしなければいけないという解釈でよろしいんでしょうか、もう一度お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。ちょっと副市長にお伺いしますけれども、この一般廃棄物処理基本計画、やはり、これ循環型等のものが書いてあるわけですけれども、私の目から見れば、今述べたように発電機をつけた循環型を望むという形でつくられていくというのが一番正しいであろうというように認識しているわけなんですけれども、発電機をつけなくなった場合に、この基本計画が成り立たなくなるというと、基本的には伊豆の国市一般廃棄物処理基本計画に影響が出てくるのかなというようにちょっと感じているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 議員のおっしゃるとおりでございまして、この新ごみ処理基本計画につきましては、先ほど言った4本の柱があると。その中で住民に開かれ、地域に貢献する施設であるという位置づけの中で、当然、例えば災害時については拠点としての維持、また自家発電しながら、その中で電気を発電し、運営し、災害の防災拠点にもなるというようなこともあります。 ということは、逆に全てその基本計画にのっとった形の計画の中で成り立った計画でございますし、今の施設もそれに対応した、それに沿った施設であるべきだという形で考えています。当然、それがまず大もとに、例えば発電施設をつけないということも含めた形になりますと、その計画自体が全部根本から見直さなきゃいけないと。 ただ、その計画につきましても、当然、両市の一般廃棄物処理基本計画にのっとって、そこから積み上げて、さらにこの計画が成り立っているというところでいきますと、ただ単に新ごみ処理施設基本計画だけを直せばいいということではなく、両市の基本計画から見直さなきゃいけないという形になりますので、それこそ、相当の時間も費やさなきゃいけないということで考えています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。そのとおりだと思うんですね。この基本方針、これ、どちらも共通なんですね。これをたがえていくということは、今副市長申されましたように相当の時間がかかる。やはり、この計画自体を遂行していく上では、合併特例債なくしては、また後ほどちょっと触れるんですけれども、ないわけなのかなと思っているんですけどね。 なかなか一口には言えないと思うんですけれども、これ、もし一からつくり直すとしたら、これは1年以上の年月がかかるという解釈を私は頭の中でしているんですけれども、その辺はどうなるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 多分1年どころではないと思います。 というのは、当然その基本計画をつくるに当たっては、素案をつくり、なおかつそれを地元の方の同意も得、また市民の理解を得なけりゃならないということですから、策定をしてからも、さらにそれを浸透させるためには時間もかかるということでござますんで、1年どころでなく、数年以上それに費やさなきゃいけないということになります。その辺も含めての話になりますので、時間的には相当時間がかかるという想定はできると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。わかりました。 次の(2)新ごみ処理施設の負担割合と中期財政計画の位置づけというところに移らさせていただきます。 昨日の三好議員の中でも答えられていたのが、清掃センター、火葬場、し尿処理場などの延命処置により、この3施設が集中してしまったということで、かなり財政的に大変になって、ここで中期財政計画をつくってやっていくんだよというようなことをきのうもちょっとお答えになっていたんですけれども、私としては、9月25日に審議をする中で、先日市が広報で落札者が決定したというものを流していたわけですけれども、これ、設計・建設費が合計101億円かかる中で、伊豆の国市が一般財源で13億円で、運営・維持管理費が20年間で86億円で、これが20年間で割り返すと2億3,500万、それがとにかくうちの一般財源等の支出が合計60億円かかりますよというようなことが書いてあるわけなんですけれども、その金額を含めた中で審議しなきゃいけないな。その審議というのは、やはり、うちの伊豆の国市の財政がどうなのかにかかっているのかなと。 これは実は3月のときも少し申し上げて、そのときに、9月にはということのお答えだったものですから期待していたんですけれども、まず、ストレートにいくと9月25日ですけれども、9月24日までには中期財政計画は発表されるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今議員がおっしゃったとおり、この会期中に皆さんのほうにお示ししたいということで言っております。 ただ、予定でいきますと、全協等も予定されている日もございますので、25日という限定されますと、それまでにというのは、非常に難しいと思っております。 ただ、内部的にはいろんな吟味をしている中でもって、それまでには素案はできているはずなんですけれども、ただ、お示しするのは、正式に全協等でもってお示しをしなきゃいけないということを考えていますので、若干その辺には、日にちがかみ合わないところがあると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。9月25日には間に合わないということで、先ほども市長のほうから答弁いただいたんですけれども、中期財政計画に織り込んでいくよというようなことで、昨日も庁舎の話も少し出ていたんですね。私自身もとにかく、先ほど申し上げました清掃センター、火葬場、し尿処理場、これは必要不可欠なものであって、当然合併特例債を使ってやっていくということには、もう、これ異存がないわけでございます。 じゃ、その中で庁舎が入るんですかということは、現時点ではそれは入るんですか入らないんでしょうか、それはお答えできますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今審議の仮定でございますんで、その仮定の話をさせていただいて恐縮なんですけれども、基本的には入れて大丈夫なのか、それを入れて財政的なものが成り立つのかということも、もちろん協議の中に入っております。 ただ、それには、当然その担保となるもの、今言った中期財政計画の中で本当にそれが計画の中に盛り込めるかということの確信がないと今の話できませんので、両面から協議をさせていただけるということで、すみません、それはご理解いただきたいと思います。今の段階では申しわけありません、両面から検討しているということで、大変恐縮なんですけれども、検討している状況でございますんでご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。入れて大丈夫なのかどうなのかを確信できないから、今審議しているということですけれども、それ以上私も言いようがないんですけれども、現時点の与えられた資料の中で判断をさせてもらうようにいたします。 それでは続きまして、その次の(1)ですね。既存のごみ処理施設の件でちょっと伺うわけですけれども、長岡の清掃センターが築36年、韮山のごみ焼却場が築44年と。どちらも耐用年数が大分前に過ぎていて、延命化を図ってきたということでございます。 そういう中で、新ごみ処理施設が順調に進んだとすれば、稼働は令和4年10月というように聞いているわけですね。その間の修繕計画、または費用というものは今どういうように捉えているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 実はこの両施設も含めましてですけれども、これは既に2市でごみ焼却場計画を10年前にさかのぼりますが、候補地も含めて協議をしている最中から当然いつ完成ということの想定をしながら事業維持管理をしてきました。その段階においては、その都度ですね、完成年度が延びていくわけですけれども、毎年そのたびごとに、そこまでの延命化は図るということで計画を立てて整備計画を立て、毎年毎年整備をしてきたという経過がございます。それは今もスタンスも変わらず、最終年度が令和4年完成を想定しておりますので、それまでの間にどういう形で整備、それから維持管理をしていくかということは、毎年のように計画ローリングをしながら、要するにあと10年もつという必要はないものですから、最終年度をいつに、今言ったことに絞りながら、そこまでの間最大限の努力をさせていただいて、とりあえずそこまで動く、動いて、安全に動かさなきゃいけないものですから、そのたびごとにその計画を修正しながら整備計画を毎年立て直しているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。わかりました。順調にいけば残りも少ないということで、その計画をローリングしながらやっていくよと、こういうことについては、何とかそれをうまく回してもらいたいなと。 それで、今の長岡の清掃センターの公称能力が16時間で32トンを燃やすよ、韮山ごみ焼却場は16時間で40トン燃やすよというのが今の処理能力というように書いてあるわけなんですけれども、現在、それを維持できているのかどうかということについてお答えを願いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 現在の焼却場の運転については、運転日報等から実際の稼働の数字を拾って出しております。その中で、長岡清掃センターの32トンを16時間で燃やすという能力については、1時間当たりおよそ2トン、2,000キロのごみを焼却するんですが、今、平成30年度では運転日報のほうから出しますと1時間当たり1,900キロ、1.9トン、ほぼ能力と同じ量のごみを燃やしております。 一方、韮山のごみ焼却場については、40トンを16時間で燃やすということで1時間当たり2,500キロ、2.5トンです。ところが、韮山の焼却場につきましては、現在、日報から出したものですと、1.2トン程度の焼却でしか焼却できていないと、ほぼ半分の能力でしか焼却ができていないというふうになっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 わかりました。 それは、要するに長岡と韮山を足し算すると1.9トンと1.2トンですから3.1トン、1時間当たりに燃やす。今のごみ量が1年間にどれだけかというのはその計画書の中にもあると思うんですけれども、現実的に平成30年度は韮山が半分であっても、処理できているという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 予定の処理量といたしましては1万1,989トンが予定の処理量ですが、実際の焼却量といたしましては1万1,326トンでございましたので、何とかその予定の量は焼却できているという状態になっております。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 八木です。 ちょっと私が聞き間違えたのかもしれないんですけれども、1万1,989トンに対して1万1,326トンと聞こえたんですけれども、そうなりますと600トンぐらいが足りないと思うんですけれども、その辺がどういうことなのか、ちょっと教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長
    経済環境部長(岡本勉君) 予定の処理量は推計とかからいたしていまして、1万1,989トンを燃やす予定であったということです。ですから、600トンまだちょっとですけれども、余裕があったということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) わかりました。大変すみません。 それでは、(2)の既存ごみ処理施設の跡地利用ということで、先ほど資源物の処理施設とかごみの中間処理施設として残していくよというようなことでご答弁をいただいたんです。 実際のところ、仮に私が長岡のセンターに行くのに10分とかからなくて行くわけですけれども、これが佐野地区となれば30分以上かかるのかなと片道で。そういうことを考えると、どうしてもこのストックヤードというのは必要なのかと。実際に直接の搬入ごみというのがこの計画書の中でも3,000トン以上年間あるというデータになっているんです。そうなりますと、生ごみのストックヤード的なものというのは、今は考えていないということなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) その生ごみのストックヤード的なもので現の長岡焼却場については、一度そこで持ってきていただくということも検討していかないと直接搬入しないで済むものでしたらそういうふうにしたいとは思っておりますが、ただ、今の中では跡地について正式にどうするというところまでは検討されてはおりませんが、中間の処理施設として現在リサイクルをしているわけですので、そのときに持ってこられたごみは当然そこで一度、燃えるゴミも含まれますので受け取っているということですので、そのような活用をしていきたいとは思っておりますが、まだ最終的にどうするという計画のほうは今、検討の段階でありますので、はっきりしたことはちょっと申し上げられません。申しわけございません。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 わかりました。 生ごみをどこかにストックヤードとしては、やはり佐野地区等の遠い遠方を考えると必要ではないのかなと思うものですから、それは地域性ということもありますので、よくその地域とも協議をしながらぜひつくっていただきたいなというように思っております。 (3)のプラスチックごみでございますけれども、今、廃プラスチック、いわゆるプラスチック容器包装、その他のプラスチックとこの2つなんですけれども、この処理先はどちらのほうに処理しているのかだけちょっとお教え願いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) まず、プラスチック容器包装として集めておりますプラスチックのごみについては、容器包装リサイクル協会が指定をした業者のほうに搬出をしております。 その他のプラスチック類については、市のほうから民間の業者のほうに委託して処理を行ってもらっておりますが、その処理も全てリサイクルを行うということで処理のほうはさせていただいています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 業者名は別としても、リサイクル協会的なものに委託をしているというような方向性なのかなという解釈をしているんですけれども、今回一つ聞きたいのが、この一般廃棄物処理基本計画で今回平成30年で改正するときに、処理対象物の中にその他プラスチックを入れたわけなんです。それが組合議会のほうに持ち込まれているわけなんですけれども、その廃プラスチックはプラスチック容器包装とその他のプラスチック類と両方あるわけなんだけれども、なぜその他のプラスチック類だけがこの処理対象となったのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) プラスチック容器包装については、その処理について容器包装リサイクル……申しわけございません、法律の名前がちょっとあれありませんが、リサイクル協会のほうに出して処理をするというふうになっておりますので、そのような形をとっております。 その他プラスチックについては、今までは市がお金を出して業者に処理のほうを委託しておりました。ただ、新しい焼却場のほうでは、その他プラスチックと呼ばれる金属のついたようなプラスチックとか植木鉢だとかそういうものについては焼却が可能だということなものですから、そこに持っていって処理をすることで今まで外部に委託していた処理の費用もなくなるということで、市のほうの負担も減るということで燃やすという方法をとらせていただきました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) わかりました。 時間もないものですから、少しその辺は飛ばすというか内容的なことは、結論から言いますと、その他プラスチックを新ごみ処理施設で処理をするという決定した、それは一つの方法としたらこれもサーマルリサイクルとしてこれをカウントできるからそこに持っていっている。それならば、では今もう一つの処理としてマテリアルとかケミカルのリサイクルをその他包装でしているわけなんですけれども、そのごみを、では新ごみに持っていってもサーマルリサイクルとしてカウントができるのかなと。現に、例えば他市町でも新ごみ処理施設ができたときにそういうものというのは統合されているという例があるわけなんですけれども、その辺はどういうふうに考えておりますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 簡単に言うと、今プラスチックごみで集めているごみも焼却場で燃したらどうかということだと思いますが、市としては、あくまでもプラスチック容器包装のごみについては分別してリサイクル協会のほうに出すというふうに考えております。収集についても、その他プラスチックはその他プラスチックで資源ごみで集めた中で搬入する形になると思いますので、要するに今、分別は考えておりますので、あくまでも容器包装のプラスチックについては焼却場で燃すのではなく、別のリサイクルの方法にするというふうに今の段階では考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) このリサイクルにつきましては、国も推奨しています一番優先しなきゃいけないのはごみを出さない、できるだけごみになるものを受け取らないというところからスタートしまして、それからリユース、いわゆる引き続き繰り返して使う、その後にリサイクルという部分が出ていまして、そのリサイクルの中でも一番いいのは同じものに再生して再度使うというような、こういった優先順位がついているわけでございます。 その中にのっとっていきますと、やはり容器包装というのは容器だったり包装紙だったりあるわけですので、そういったものにもう一度再利用するというのがまず第一に来るわけでございますので、それのリサイクルの基準に沿っていきますとそれがまず第一に来るということで、容器包装のリサイクル協会のほうに委託しているのはいわゆる製造している包装紙だったり、それから容器だったりする製造する業者さんからの負担金を取り、それを利用する方も負担金を取り、そういった業者さんからの負担金を拠出して協会のほうでまとめて、リサイクルする業者さんのほうに処理をし、包装紙だとかそういうものにまた戻すというような処理を最優先にしているというのが現実でございます。そういった部分でいきますと、それを第一に考えるのが基本だろうということで、先ほど言いましたように、容器包装についてはまずリサイクルのほうに回すというのを原則に考えています。 その他プラについては、いろんな形状のものがございます。これについては一括的に処理する方法がみんなまちまちでございますが、本来であればそれも原油、石油のほうのもとの製品に戻すようなケミカルリサイクルというのも行きたいのでございますが、ここは先ほど言いましたとおり、それに伴って今うちのほうが委託をし処理料を払っておりますが、それとなおかつ助燃剤として重油、灯油等を使っているという現状がございます。これも新しい施設のほうでも使うわけでございますが、そちらについても経費節減もできるということも含めて総合的に考えて、そちらのほうは焼却に至ったというような経過を経ているということでございます。 ですけれども、リサイクルについては優先順位がありますので、基本的な優先順位にのっとった形の中で選択してきたというのが基本でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 わかりました。 今、言われましたことがこの一般廃棄物の処理基本計画の21ページに書いてあるわけなんです。当然リデュースとかリユースが先決だよと、ただし3に再資源化のリサイクルが書いてあるんです。その中でマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルでやりますよと、今、副市長が言われたケミカルリサイクルについては合成ガスとか分解油にしていくとこれが理想なのかもしれないけれども、なかなか難しいということでここにも書いていないのかなと。 私が言いたいのは、このサーマルリサイクルを解釈していけば、これは焼却時に発生するエネルギーを回収または利用しながら燃料として蒸気や発電機などに利用するという項目をカウントしていけば、要するにすぐとは言いませんけれども、新しい施設でも可能なのかなというように思ったからご質問したわけでございますので、またその辺は今後の検討材料にしていただけたらありがたいなと思っております。 それから、次のあれなんですけれども、今、高齢化率とか認知症率というかそういうものが非常に高くなってきた。そういう中で、今、伊豆の国市は家庭ごみを24種類に分別しているわけなんです。今後、高齢者の増加や核家族の進行、地域コミュニケーションの脆弱化、高齢者の独居世帯あるいは高齢者のみの夫婦というようなものがいろいろふえていくわけでございます。 今回、新ごみ処理施設ができれば、ダイオキシンを含めて国の基準よりもはるかに規制値の厳しいもので縛っていくということになるわけなんですけれども、まずこの24種類の分別を減らすということについては検討する余地があるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 確かにこの24品目の分別というのは、県下でも一番多い分別の仕方だと思っております。当然それに至った経過というのは、長年各地区でごみの分別に対してご尽力いただいている皆さん方のご意見をいただきながらやはり燃やすものについては最小限度にし、リサイクル、資源化できるものについては最大利用する、それが基本になっているわけでございます。 ただ、それが今、八木議員がおっしゃったように、高齢化されてその分別がなかなかできない、また若い人でも他市町での分別との違いでそれに対してご意見いただくということも確かにあります。ただ、だからと言って、燃やせるものは全て燃してしまえという考え方に至るにはいかないと思っています。というのは、当然できるだけ資源化をし、再利用するものは再利用するという基本原則にのっとった形での運用でなければならないと思っているわけでございます。 ただ、それも当然皆さんにご理解いただきながら進めていかなきゃいけないという現実がございますので、24品目については、今後やはり本当にそれでいいのかということも含めて皆さんのご意見を聞きながら検討していかなきゃいけないというのもあろうと思います。ただ、基本的なところの考え方はやはり崩せるべきではないという考え方は持っておりますので、それを中心に今後も検討していければなと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 わかりました。 なかなかそれも難しい問題ではあると思ってはおりますけれども、先ほど言いました高齢者等については何かルートの新しい支援というのも考えていただけたらと思っているわけでございます。例えば清掃業者に委託して高齢者の玄関先まで回収に行くとか、町内会やボランティア団体に助成金を出すとかそういうことがすぐ実行はできないにしても、今後の考える余地というものはあるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 今現在行っている事業のうち高齢者のごみ出しにつきましては、現行の介護保険や高齢者福祉サービスの中でそういうものができるということになります。1つは、介護認定や事業対象者の認定を受けている方につきましては、介護保険の中で訪問介護、ヘルパーのサービスで生活援助というのがございますので、その中で対応することができます。 もう一つは、では介護認定を受けていない方はどうするんだということなんですけれども、その方たちにつきましては、独居や高齢者世帯で疾病や身体上の理由で日常生活がなかなか難しくて援助が必要だという方につきましては、こちらも在宅福祉の事業で御用聞きサービスというのがございますので、そちらで対応が可能ではないかなと考えております。こちらはシルバー人材センターにお願いしておりまして、サービスを提供している現行のサービスがございますので、新たにということではなくて今現在このサービスが使えますので、今も使っていらっしゃる方おりますので、これで対応ができるのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 わかりました。 少し勉強不足で、その辺については、また今後ともいろいろと高齢者等にもそれが周知できるようにまたやっていただけたらと思っております。 いずれにいたしましても、伊豆の国市が将来にわたって若者から高齢者まで全市民が伊豆の国市は安全で清潔で楽しく、地域コミュニケーションの充実した最先端を知っていくまちになるように行政のリーダーシップを期待したいと思っているわけでございます。 今回、伊豆市伊豆の国市新ごみ処理施設が計画どおり令和4年10月には完成し、操業できることをお願いいたしまして、私の一般質問といたします。 ○議長(古屋鋭治君) これにて8番、八木基之議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △久保武彦君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、7番、久保武彦議員の発言を許可いたします。 7番、久保議員。     〔7番 久保武彦君登壇〕 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保武彦です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従って発言しようと思います。最後になりました。長い間お疲れさまです。もうしばらくおつき合いください。 私は、1番、入札について、2番、わんわんパトロールについての2点について質問いたします。 元号が令和になり、伊豆の国市においても新火葬場を初めとする大きな事業を次々と実現しなければならない時代となりました。去る7月23日の第1回臨時会において、新火葬場の電気設備工事及び機械設備工事の請負契約の締結等の議案が出され、議決したところです。 そこで、本市の入札、落札の状況についてホームページを検索したところ、幾つか質問したいことがありましたので、次のことについて伺います。 (1)予定価格と最低制限価格の設定はどのように決めているか。 (2)調査基準価格及び失格基準価格と最低制限価格の違いは何か。 (3)見積もりを依頼する業者とはどのように決めているか。 (4)高額な事業でも最低制限価格がないのはなぜか。 (5)最低制限価格と落札額が非常に近い金額での落札があるが、このような結果はよくあるのか。 2番、2020東京オリンピック・パラリンピックまで残り1年を切りました。伊豆の国市においても、これから観光客やオリンピック・パラリンピックを見据えた来客数がふえることが考えられます。このことは見知らぬ人たちがふえることとなり、子供たちの日常の安全にも不安が膨らむことになります。 本市においては、小学生が通学するには長いと思われる距離を通学している児童もおります。児童生徒の通学のときや帰宅後の外での活動時などにおいて、地域住民の力をかりて安心安全を確保できるようにしたいものです。 このわんわんパトロール事業については、県内では菊川市、静岡市、浜松市などで実施していますが、菊川市では認知症高齢者の徘回などに早期対応することにも期待を持っており、調布市などでは犯罪率が低下している等の効果もあるとしています。 そこで、次のことを伺います。 本市ではわんわんパトロールを設置することを考えませんか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 質問が終了しましたので、これより、答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 久保議員のご質問にお答えします。 初めに、1、入札についてのうち(1)です。予定価格と最低制限価格の設定方法についてであります。 予定価格につきましては、工事、委託、物品購入等、原則として市が契約する全てのものについて設定しており、設計価格としております。 一方、最低制限価格につきましては、市が発注する建設工事の請負契約を締結するための競争入札において設定しているものであり、設計価格10分の7.5から10分の9.2までの範囲内の額とし、その算出根拠については、国や県が推奨している中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデルの計算式を採用しております。 当市においては、最低制限価格について、入札後、予定価格と同様、入札結果表に記載し、公表しております。 次に、(2)です。調査基準価格及び失格基準価格と最低制限価格の違いについてであります。 調査基準価格と失格基準価格は、最低制限価格制度とは異なり、低入札価格調査制度における基準価格でありますので、まず最低制限価格からご説明いたします。 最低制限価格制度とは、予定価格の範囲内であらかじめ定められた価格以上の価格で入札したものを落札者とするものであり、最低制限価格とは、その基準となる価格であります。 一方、低入札価格調査制度とは、当該契約の内容に適合した履行がなされないおそれがあるか否かを判断するための調査を実施する基準価格として調査基準価格が設定され、内容に適合した履行がなされないと認められる基準価格を失格基準価格とし、調査基準価格の8割相当額を設定しております。最低制限価格を下回ると自動的に失格とされる最低制限価格制度に対し、低入札価格調査制度は必要に応じて調査を実施し、適切な履行がなされるか否かを判断するという段階が一つ用意されているものであります。 次に、(3)見積もり業者の選定方法についてであります。 各種工事等の設計を行うに当たって、全てが標準的に単価設定されたものがあるわけではなく、必要に応じて見積もり徴集を行うことがあります。 見積もり業者の選定に当たっては、過去の使用実績や構造の特異性等を勘案して業者を選定しているところであります。 次に、(4)です。高額な事業で最低制限価格がない理由についてであります。 当市では、建設工事の請負契約をするための競争入札においては、設計価格1,000万円以上1億5,000万円未満のものについて最低制限価格制度を採用し、設計価格1億5,000万円以上のものについては低入札価格調査制度を採用しております。 したがいまして、斎場整備事業の新火葬場建築工事などの大規模工事については低入札価格調査制度の対象となりますので、調査基準価格や失格基準価格が設定され、最低制限価格は設定されておりません。 次に、(5)最低制限価格と落札額が近い落札についてであります。 本年度8月20日までに執行された入札のうち、最低制限価格制度を採用した入札案件は17件あります。これらについて最低制限価格に対する落札額の割合を測ったところ、平均で1.078という数値が算出されました。この数字が1に近ければ近づくほど、落札額と最低制限価格が近いと判断される指標となります。 入札案件を個々に見ていきますと、落札額と最低制限価格が一番近い数値で1.001、このときの落札額と最低制限価格の差は6万円、一番遠い数値で1.123と算出されております。こちらの落札額と最低制限価格の差は133万6,000円でありました。特に落札状況が異常であるとは判断しておりません。 設計を行うに当たっては、原則として標準歩掛り等の積算基準を採用しております。標準歩掛りは公表されておりますので、事業者においても市の設計価格を算定することが容易にできるようになっております。事業者は発注者の予定価格を見きわめながら、他事業者との競合を意識しつつ入札価格を設定していると理解しております。予定価格の見きわめが適正であれば、そこから最低制限価格を推測することも比較的容易になされると考えます。 落札額が最低制限価格に近いということは、それだけ事業者による競争が活発に行われ、事業者の経営努力の結果であると理解しております。 市といたしましても、入札執行に当たりましては、今後とも透明性、公正性の確保を図ってまいりたいと考えております。 次に、2、わんわんパトロール設置についてであります。 静岡県内におけるわんわんパトロールの主な実施状況は、菊川市、静岡市、浜松市において行われていると聞いております。 わんわんパトロール隊の目的は、犬を散歩しながら防犯パトロールを実施する市民を募り、地域パトロールを兼ねた愛犬の散歩で、子供たちの通学路の安全を守ろうという取り組みであります。しかし、あくまでもボランティア活動であり、愛犬が亡くなってしまう方が相次ぎ、組織自体が消滅してしまうという事例もあるようです。 さて、伊豆の国市では、平成18年8月から青色防犯パトロール隊を結成し、14年目を迎えております。ご承知のとおり、青色防犯灯パトロール隊は、防犯または交通安全に関する啓発、そして登下校時の児童の巡視、さらに不審者及び不審車両に関する情報の把握を活動内容の目的としており、総勢461名の市民の方が隊員として昼夜を問わず活動されており、平成30年度の実績を見ますと476回のパトロールが実施されております。 青色防犯灯パトロール隊員は2年に一度講習会を受講し、静岡県警察本部長が発行するパトロール実施者証を携帯しパトロールを実施するわけでありますが、この講習会でもながらパトロールに関する講義内容が含まれており、犬の散歩やランニング、買い物などを兼ねてパトロールをするなど日常の生活の中で無理なく気軽にできるとされております。 現在、午後3時になると同報無線において見守りに関する放送を実施しておりますが、この放送の目的は子供たちの下校時間に合わせて庭木に水をまいてもらったり、犬の散歩に行ってもらいたい時間帯で放送しておりまして、いわゆるながら見守りを実施していただきたいという思いがございます。 また、この定時の放送は大人の声による放送でしたが、ことしの夏休み中は市内小学校の児童たちの声で放送を行い、より一層下校時の見守り強化につながったと思っております。 市内におけるながら見守りの状況ですが、全ての実態を把握することはできませんが、地区においては自主防犯活動組織を結成し、登下校時間に合わせて通学路に立ち、見守り活動を行っている団体もあります。 現在、教育委員会では登下校時における防犯対策に関する地域の連携の場として、小学校単位の地域連携会議を開催しております。 今後は、ながら見守りに関して市民にご協力をいただけるよう広報等でも周知していきたいと思いますので、現段階では、わんわんパトロールについて組織としての実施については考えておりません。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 再開を14時20分といたします。 △休憩 午後2時08分 △再開 午後2時20分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 市長答弁が終了しておりますので、これより久保議員の再質問を許可いたします。 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 非常に丁寧な説明で、おおむね理解はできたようなつもりになっておりますけれども、その中で最低制限価格というのは1,000万円以上1億5,000万円未満の工事の場合、設定されるということで説明があったかと思いますが、私もホームページをいろいろ検索いたしまして、2,000万円強の工事であるとかあるいは5,800万円ぐらいの工事であるとかそういったものの事業といいますか、その中で入札の予定価格はあるんですが、最低基準価格、制限価格というのがないのもあるんですけれども、これはどういった理由でそういうものが出てくるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 先ほどの市長答弁のとおり、一般土木工事等につきましては最低制限価格は1,000万円以上の工事、1,000万円未満につきましては最低制限価格は設けないというそういう制度でございます。1億5,000万円以上については低入札価格調査制度という制度に変わりますので、最低制限価格ではなく、低入札価格調査というふうなことになります。低入札調査基準価格が設定されますと、その下に失格価格という価格で2段書きで1億5,000万円未満の最低制限価格と同じイメージで1億5,000万円以上の工事につきましては失格価格という価格が設定されるとそういう仕組みになってございます。 それ以外の業務委託等につきましては、最低制限価格等は現在設けないとそういう制度で運用してございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 業務委託の場合には、1,000万円を超えていても最低制限価格というのはつくらないということでいいんでしょうか。わかりました。 それでは、今ご説明いただきました調査基準価格と失格基準価格というのを1億5,000万円以上の工事についてはやるということで、ついこの間の火葬場の落札表を見るとちょうどそれに当てはまっていて、調査基準価格よりも低い金額で落札されていて、それは失格基準価格よりも高いということでその中で調査をしたということになろうかと思うんですけれども、その調査の内容というものはどんなようなことをやられるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 低入札価格調査制度に該当する金額で入札した場合ですが、その場合に契約の内容に適合した履行がなされるか否かの判断をするということになっております。 その業者に対しましては、うちのほうの指定する調書を提出してくださいと、該当する調査項目に記入をして提出してくださいということになりますが、その項目につきましては当該工事入札した理由及び入札の金額における積算内訳の妥当性がわかるような書類、要は積算の内訳の書類、それと技術者等の配置計画書、主任技術者、責任技術者等の配置の計画書です。対象工事の付近における会社としての手持ち工事の状況、あと手持ち資材の状況、資材購入先または資材のリース元等の状況、あと手持ち機械等の保有状況、労働者の確保の計画、あと建設副産物の搬出の計画、あと公共工事等の施工実績、下請け業者の計画等々の書類を提出してもらって、この金額で当該工事が施行できるかどうかの妥当性を判断するとそういう形になります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 そういう調査というのはこれはどなたが、それを誰かに委託してやられるということでしょうか、それとも当局の職員の方々がやるということになるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) この低入札価格調査制度というのは伊豆の国市の中で調査の委員会というのがございまして、副市長が委員長、以下関係部長等が委員ということの中で事務局が財務課という形の中で委員が審査をすると。その結果を受けて、契約できるかできないかという判断をするとそういう仕組みになっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ありがとうございました。 なかなかなれない言葉ばかりがありまして理解しにくいんですけれども、3番なんですが、見積もりを多分業者に依頼すると思うんですが、特に予定価格を設定するときに全てを当局のほうでやられるとは当然思っていないわけで、先ほどご説明がありましたように、業者の実績だとか特異性だとかそういったことを見ながら見積もりを出してもらって、そして予定価格といいますかそういったものを設定するんだろうなというふうに想像はしているんですけれども、普通の場合、そういう見積もりを出してもらう業者というのは何社ぐらいを出してもらうようにしているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 一般的な工事というか、土木工事等につきましては県の設計標準がございまして、そちらの中で人工だとか材料の使用数量、標準的なものが決まっております。その中で単価につきましても人件費あるいは一般的な資材費、コンクリートの単価だとか土を1立米掘削するのにどの機械を使うと幾ら、人力でやると幾らとそういう標準的なものは全て決まっております。こちらにつきましては公表もされております。 それ以外の単価につきましては全国的に調査をしている会社がございまして、そちらの積算資料あるいは「建設物価」という月刊誌が資材の単価を市場調査をしていますので、それらを採用するというのが基本になっております。 特殊な工事で、特殊といいますと最近は土木施設の長寿命化というふうなことで数量が少ない仕事、例えばコンクリートのはつりだとかそういう一般的な大規模な数量がないようなやつは非常に単価が高くなってしまうと、その点で標準的な単価が載っていないものにつきましては、それが施工ができる会社を3社以上5社程度を探しまして、最高最低を抜いて中で平均価格をとっているとそういう形で見積もりをとって単価を決めているというのが一般的なやり方になっています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 伊豆の国市の企業の発展を図るという意味で、例えば入札をするあるいは見積もりをとるというときに伊豆の国市の業者を優先的に選ぶということを、工事の大きさといいますか金額にもよって伊豆の国市の中にある業者ではできない工事も事業もあるとは思いますけれども、仮に伊豆の国市の中にある企業でやれるような事業については、優先的に伊豆の国市の企業を使うというような考えというのは持っているんでしょうか、持っていないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(杉山清君) 工事に限らず業務委託あるいは物品調達等につきましても、極力市内業者を優先的に指名するということで行っております。 業者の指名方法につきましては、土木工事あるいは舗装工事、建築工事等につきましては市内業者の、市内業者というのは市の建設業協会に加盟されている業者なんですが、令和元年度、本年度につきましては33社ほど土木業者さんがおります。その業者さんのランクづけというのをさせていただいております。A、B、C、D、Eというふうなことで、5段階に格づけをさせていただいているということでございます。 そのAというのがランク上というふうなことで判断をしておりますが、金額によってAランク、Bランクの業者で構成するとか、指名業者です、金額の低いものについてはC、D、Eとか下の業者さんで競ってもらうと基本的な考え方はそういうやり方で、市内業者さんにうまく回していただくというふうな考え方をもとに動いております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 優先的に伊豆の国市の業者を使っていただくような考えを持っているというふうに伺いましたけれども、私としてはそう思いましたけれども、ぜひそういうところを利用してもらいたいなというふうに思います。やはり伊豆の国市の中にいる業者が発展すればそれなりに伊豆の国市の中の経済もよくなるわけですので、そういう意味で、やっぱり行政としてもなるべくそういう考えを持ってやっていただければありがたいなというふうに思います。 次に、わんわんパトロールについて、先ほど市長から考えておりませんと言われてしまったので、何かもう言ってもしようがないかなとは思うんですけれども、実は確かにいろいろな市民の方々が先ほどの青色防犯パトロール等もあり、あるいは私の在住しているところでは青少年育成会が児童のお迎えを毎日のようにやってくれております。そういう意味では、非常に伊豆の国市の方々は子供たちのために協力してくれているなというふうに思っているわけです。 だけれども、このわんわんパトロールというのは、1つは、そういう児童生徒の行き帰りの安全を確認するというよりも見ているというレベルのパトロールであって、なおかつ、いろんな場所でやり方は多少違いますけれども、犬の散歩をしてくれる方が腕章をつけているとか、あるいはわんちゃんにチョッキみたいなのを着せてそこに「わんわんパトロール」と書いてあるとか、あるいはリード線に旗みたいなのをつけてそこに「わんわんパトロール」と書いてあるとかそのレベルのもので、本当に犬の散歩しているというだけなんです。そのことによって、不審な気持ちを持っている人がその文字を見ることによってパトロールしているなという気持ちを持たせれば近づかないということになろうかと思います。 もう一つは、掛川市のようにご老人が徘回しているのをそのパトロールの最中に見つけて、名前とか何とかわかればいいわけですけれども、通報することができるとかとそういうあれもあるわけです。 そういったことを考えると、やはりもっともっと伊豆の国市の市民の方々にわんちゃんがいる人に限られるわけですけれども、協力してもらって、歩くのにただ印をつけて歩くというだけのことですので、そういうのをやってもらったらどうかなと。とくに地域的には非常に例えば今言っている駅の周りであるとか、あるいは伊豆長岡温泉のあたりでやるとかと人がある程度たくさんいますので、そんなに問題ないかと思いますけれども、私が住んでいるような山の上のほうだとか、あるいはちょっとまちから離れているような地域ではお散歩している人は多いんです。だけれども、途中の道路、道は寂しいところが多いんです。そういうときに役に立つのではないかというふうに思って、提案をさせていただきました。 静岡市なんかは静岡南署、警察署のほうが音頭をとってやっているということです。掛川なんかは市役所のほうの長寿高齢課でしたか、のところで音頭をとってやっているということだそうです。例えば獣医さんがやっているなんていうところもありますけれども、余り市役所の方々に迷惑をかけることなく、ただ最初のつくり出しのところというのがなかなか一般の市民の方はそういうことを考えつかないといいますか、やりづらいといいますかあるので、一番最初のつくり出しのところをお手伝いいただければ、あとは多分代表の方つくってやればやっていってくれるんじゃないのかなと思います。 先ほど市長が言われたように裾野市なんかでは1回やったんです。やって、だんだん人がいなくなっちゃってなくなったんです。なくなったんだけれども、もう一回やり直したんです。また今少し盛んになりつつあるようなんですけれども、懸念されることよくわかっておりますが、ただ非常にわんちゃん飼っているご家庭が多いので、そういう意味ではやってくれるんではないかなというふうに思います。ぜひ面倒くさがらないで音頭とりだけでもやっていただいて、どこかのボランティア活動の人だとかあるいはできれば大仁署だとかというそういうところで音頭をとってくれる方がいらっしゃれば、ぜひつくってもらいたいなというふうに思います。 金銭的には先ほど言ったように腕章だとか旗だとかその程度のレベルなので、5人とか10人とか20人とかとそのぐらいの人数から始まるかと思いますけれども、そんなにお金もかからないし、ボランティアやろうなんていう人は多分自分で出してもいいよという人もいるかと思うので、とにかく声かけをやっていただければありがたいなと思いますが、いかがでしょうか、どの部署になるかわからないんですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) この見守りにつきましては、わんわんパトロール、犬の散歩をしながらというのも全国的に結構広がっている、特に千葉県が結構大きくやっているというようなことなんですが、先ほど議員もおっしゃったように、菊川市については認知症に特化した活動で50名の市民が認知症サポーター養成講座を受けた後、愛犬と散歩をしながら地域の見守りを行って、徘回を気になる方を発見すると優しく声かけをして緊急時に地域包括センターや警察等に連絡すると福祉事業と連携をとっていると。静岡市では、議員がおっしゃったように、静岡南警察署が主体となって約10名の市民とか警察官によって結成をしているというようなことです。浜松は、地元の動物病院が中心となって、今174人の方が隊員として登録されているというようなことも聞いております。 ただ、このながら見守りというかながらパトロールですか、これについては犬の散歩に限らずいろんな形でやっていただくというのが一番だと思っております。それで、今、教育委員会のほうで小学校別に実際に見守りを行う市民にベスト、ビブスといいますか、それを配布しているというようなこともございますので、そういう例えば学校の区域がありますよね、そういうものを見守りをしていくということで、そういうものの支給を受けることによって見守りの方でそれを着て犬の散歩に行くというようなこともできるんではないかと思っております。 ですので、市としましては、犬の散歩に限らず青色防犯パトロールの講習でも先ほど市長の答弁にもありましたけれども、ながら見守り、ながらパトロール、そういうものの講習といいますか講義をしているということですので、そういうものをこちらの青色防犯パトロールの担当課としてそういうもの、ながら見守りについて、そういうボランティアについてもっと周知をしていきたいということで考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 どうもやってくれそうもないので、ちょっとがっかりしましたけれども、ただこれは本当は自分なんかもそうですけれども、市で例えばやってもらいたいと言っているよという簡単なお墨つきがあれば、例えば地区でもそれでやりましょうかという人が出てくると思うんですけれども、何でも地区でやってくれとかというと、ではそのてっぺんは誰なのという話になってきて区長さんですよなんて言っても、それではなという人が結構いるんです。日本人はおもしろくてそういうところがあるので、市のほうでも推奨しているよというお墨つきみたいなのがあって、それで各区長さんだとかあるいは小学校の学区であるとかそういったものでやりましょうかというような話になれば非常にありがたいなというふうに思っていますけれども、そんなことはいかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) その場合、答弁はございませんか。 それでは、答弁、総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) このながら見守りというのはあれなんでしょうか、そういう親方がいないとできない、わんわんパトロールというのはそういう形になるんでしょうか。そこら辺で、例えばうちのほうでもそういうものがあります、ながら見守り、今ほとんどの小学校で各地区あるいはやっておりますけれども、そういうものの一員に加わるとかということではいけないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) それでも構わないと思います。 ただ、ただ人が集まって、ではやりましょうかと言ってもまとめ役がいないと始まらないと思います。だから、青色パトロールの方がそれを理解してくれて、ではうちのところ入ってきてよといってやる分には全然問題ないと思います。だから、何ていいますか、誰でもそうではないですか、ただ5人集まってやろうかといって、その5人の人たちの中で必ずリーダー的な人間が出てくると思うので、それが最初から例えば青色パトロールのほうでわんわんパトロールも入ってやりましょうと言っていただければ、それはそれで全然問題ないことだと思います。そういうのはありだと思います。そんなのもだめなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(名波由雅君) そのわんわんパトロールに限らず、そういうながらパトロールについてこちらの青色防犯パトロールを担当をしております地域づくりのほうでもうちょっと検討させていただいて、今この時点でやりますやりませんというのは言えないものですから、そういう形にさせていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 わかりました。 大分無理なお願いみたいで申しわけなかったですけれども、ぜひ検討していただけるということを思って、何ていいますか、これからの市政というのは住民がどれだけ協力してくれるかということでまちが発展して活発になるかということにかかっていると思うので、それはお祭りであるとかあるいは何の行事でもそうですけれども、そういうことは全て住民の力にかかっていると思うので、そういうことの意識づけとしてもこういうわんわんパトロールみたいなのが一つになるのではないかというふうに考えております。そういうのでも、ぜひ前向きに考えていただければというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて7番、久保武彦議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、あす9月11日水曜日午前9時より再開いたします。この席より告知します。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後2時46分...