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06月17日-04号

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  1. 裾野市議会 2022-06-17
    06月17日-04号


    取得元: 裾野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-05
    令和 4年  6月 定例会             令和4年6月         裾野市議会定例会会議録第4号                          令和4年6月17日(金)                          午前10時 開 議    日程第1 一般質問(4番~6番)〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(賀茂博美) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(賀茂博美) 日程に基づき一般質問に入ります。  16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、議長に通告の一般質問を始めます。今回は2点通告しております。  まず1点目、裾野市学習、集会等供用施設管理覚書の見直しをということで質問いたします。現在裾野市学習、集会等供用施設の設置及び管理に関する条例では、設置目的として「地域住民の文化及び体育の向上と福祉の増進を図り、地域社会の発展を期するため」として、39の施設の名称と位置が示されています。  条例では設置のほか、使用の許可、使用の許可の制限、使用者の義務、使用料、損害賠償が示され、条例の施行について必要な事項は規則で定めるとなっています。  この条例施行規則では使用時間とか休館日、使用の手続、使用者の遵守事項が示され、補則として「この規則に定めるもののほか、施設の管理について必要な事項は、別に定める。」としています。そして、裾野市学習、集会等供用施設管理覚書、昭和57年4月1日からのものですが、これが定められています。  地方自治法の公の施設、自治法第244条の第1項では、「住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設」と定義され、住民の利用に供するためのもの、当該地方公共団体の住民の利用に供するためのもの、住民の福祉を増進する目的を持って設けるもの、地方公共団体が設けるもの、施設であることの5つの要件を満たすものと考えられています。  先日静岡県が県内の高齢化率を公表しました。裾野市では27.9%、このような中で地域で健やかに暮らせる社会実現のために公共の公の施設の役割評価と公正な維持管理の方向性を見いだしたいがための質問です。40年前、1982年、昭和57年からの覚書、地域の皆さんと一緒に見直しをしていい時期ではないでしょうか。  1点目として、裾野市学習、集会等供用施設の設置及び管理に関する条例に掲げる施設は、全て自治法第244条第1項にいう公の施設でしょうか。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) おはようございます。それでは、私から岡本議員の1の(1)のご質問にお答えをいたします。  裾野市学習、集会等供用施設の設置及び管理に関する条例に掲げている施設につきましては、公の施設として位置づけているものと認識をしております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 9条交付金と一般財源を使うことで市が設置したものとなり、公の施設との位置づけになるということでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 前提条件といたしまして、今議員がおっしゃられました9条交付金と一般財源を使うということではなく、議員のご質問の中にもありましたけれども、市が設けた施設、市が施工した施設として公の施設として位置づけをしておるものでございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 施設の建設に当たっては、地元で多額の寄附を出しています。この位置づけ、市が公の施設というこの変化、あくまで自分たちの施設という思いというのとてもずっとあったのではないかと思うのですけれども、この位置づけの変化を地元区にはどのように伝えて理解を得ているのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 建設時には地元の皆様からご負担いただいていることは事実でございます。内容は、例えば集会所等もございますが、こういった建物の建設時に地元区と協議をさせていただいております。その際に理解を得ているものと認識をしております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) この建設時の協議の中で、寄附金の位置づけというのはどのように区民の方に示されているのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 建設費用につきましては、市のほうからお幾ら出すことができますよと、地元区のご負担については幾らですよと、そういった説明をさせていただいております。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員
    ◆16番(岡本和枝議員) でも、あくまで任意の寄附として受けているということですか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 任意とかって申しますよりも、あくまでも地区からのご要望に対しまして建設のほうが始まりますので、そういった形でお話合いの中で設計費用、それから建築費用等々出てきまして、その中でお話をさせていただく形になります。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では、(2)番に行きます。  覚書では、裾野市と地元区で施設の運営管理について結ばれています。これらの施設が公の施設であるとしたら、覚書の第6条、これは施設の維持管理費、内容では施設の維持管理に要する経費は乙、これは地元区です。これが負担するものとなっています。また、第11条、改築等の費用の負担、施設の改築、増築及び修繕に要する費用は、これも乙、地元区が負担するものとする等の規定がありますけれども、これを見直す必要があるのではないかと思います。その見解を伺いたいと思います。  高齢社会の中で、地元区の財政負担の軽減というのを考えていく必要があると思います。この間財政削減の行革では、地元区の運営補助金等、そういうものが減額の対象になってきているというような現実もあります。この点についていかがお考えでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 裾野市学習、集会等供用施設は、市が地域住民の文化及び体育の向上と福祉の増進を図るための施設として、防衛施設周辺生活環境の整備等に関する法律に基づく補助金をいただいて設置をしている施設でございます。過去にも答弁をさせていただいておりますが、広域的に使用されている須山、それから富岡、深良地区コミュニティセンターなどを除きましては、区の住民の皆様が使用される施設として、区からのご要望をいただきまして建てられた施設でございます。このようなことから、施設の運営及び維持管理は地元区へ全面的にお願いをし、維持管理にも地元のご負担かけておりますが、ご負担とさせていただくことを市と地元区との間で覚書を取り交わしているものでございます。  以上の流れを踏まえまして、現時点におきまして見直しのほうは考えてはおりません。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 区からの要望によって建てられた施設ということで見直しは考えていないということです。  昨日の議員協議会で、公共施設等総合管理計画進捗管理シート2021年度の公表がありました。今年3月に改訂されたこの裾野市公共施設等総合管理計画改訂案に対するパブリックコメントの意見の中に、防衛補助金を受けて建設した地区集会所コミュニティセンターに関するものがありました。それを受けて、市のほうでは計画の第7章の11、その他の課題というところで、リストには未掲載であるが、防衛補助金を受けて設置した地区集会所等は裾野市学習、集会等供用施設の設置及び管理に関する条例での公の施設として位置づけている。地区ごと専用施設という趣旨から、維持修繕を含めて地元管理を前提とした協定を地元と締結し、事業化している経緯がある。これら施設の維持管理に対する問題点等を含め、研究が必要であると、これは追記されています。  そこでお尋ねしたいのですが、どのような問題点があり、具体的にどのような研究をされるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 1つ、公共施設等総合管理計画の中にこの集会所等を入れていないということで、やはり少し繰り返しの答弁になりますが、地域の皆様との合意に基づいてこれまで歩んできたという歴史がございますので、ここは慎重に扱わなければならないということで問題点がございます。  なお、研究のところでございますが、こちら近隣市町の状況も踏まえまして研究のほうをしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                       10時12分 休憩                       10時12分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 近隣市町の状況を踏まえということなのですけれども、今近隣市町のところではどのような状況になっているのか、どう認識されているのか。何を研究されるのか。また、維持管理に対する問題点という問題点の捉え方、あくまで100%地元負担というそこのところは何にも考えないというか、研究しないというような方向性なのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 前提としてやはり少しくどいようですけれども、地域の皆様との合意に基づきましてこれまで歩んできたと、こういう歴史がございますので、そういった点を踏まえて総合的にいろいろと研究をしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 地区集会所コミュニティセンターが合意に基づいて地区ごと専用施設という捉え方をされていると思うのですが、確かにそういう専用施設とまで言っていいのかなということをちょっとお尋ねしたいのです。多くの人が利用できる、参加できる、そして本当いろんなコミュニティー活動を行う場としての公の施設として認識を変えていく。あくまで地元の合意があって造ったものではあるけれども、今の時代に合わせてコミュニティーがより一層発展するための公の施設というふうに認識を変える必要というのもあるのではないかと思うのです。  確かに地区の要望がスタートかもしれないのですけれども、遊具のある集会所、公民館には他地区の子供たちがたくさん来て遊んだり、また投票所になっているところもあります。また、最近のこども食堂とか居場所づくり、また災害時の近くの避難所としての役割など、建物が確かにスタートからすると地区ごと専用施設ということかもしれないけれども、役割とか今これから社会をつくっていく中で地域だけの専用施設というその認識というのはもうそろそろ外したほうがいいのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) やはり裾野市の学習、集会等供用施設の設置及び管理に関する条例に掲げている施設でございますが、地域住民の文化及び体育の向上と福祉の増進を図るための施設として設置をしている施設でございます。このようなことから、施設の運営及び維持管理は地元へお願いをしているものでございます。  しかしながら、利用状況におきましては社会情勢の変化等々ございますので、多様化という面では市のほうもいろんな方々に使っていただくというようなことは期待をしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) あくまで運営を今地元にお願いをしている施設だというふうに認識をします。  あと、ちょっと個別というか、ちっちゃいことで聞くのですが、維持管理維持修繕全て地元負担ということをおっしゃいましたけれども、例えば火災報知器等の設置が義務づけられているもの等についても、維持修繕費は全て地元負担なのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 火災報知器でございますが、一番最初は建物の附帯設備として建設時に設置をされているものと理解をしております。しかしながら、議員おっしゃられますようにその後の維持管理、それから修繕等々発生した場合には建物と同様に区にお願いをしてございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では次に、解体費用についてお尋ねします。  ある区が今土地の返還を求められているわけなのですけれども、そういう場合解体費用は全て地元負担なのでしょうか。公の施設の解体として利用できるような補助金制度はないのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) あくまでも前提条件といたしまして、防衛事業集会所建設を行うには建設場所が更地になっているということが前提になります。建設敷地に支障となる建物等がある場合は、事前に地元区で解体をしていただき、そこに市施工で集会所を建設することになります。その際の解体費につきましては、地元にご負担をお願いしているところでございます。  また、補助金のお話がございましたが、私どもの現在における調査では解体費に対する補助制度はないものと認識をしております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 解体費に対する補助金制度、公の施設に対してのはないということでした。  それでは、あと市施工で集会所を建設するとき、地元寄附の割合というような決まりはあるのでしょうか。負担をしなければならない割合みたいなもの。防衛補助があって、一般財源があって、実際寄附をお願いしたりとかあるのですが、その寄附の割合というのは何か定められたものとかあるとは思えないのですが、あるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 補助事業の活用に当たりましては、やはり演習場の騒音、それから振動等を考慮いたしまして、地域ごとに割合のほうを設定させていただいております。その割合の中で金額のほうが決まっておりますので、不足分につきましては地域の皆様からご負担をいただくと、このような形になります。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) そうなると、任意性のものとは違う状態もあるということですか。実際そこの地元区で建てる建設費用が決まっていて、補助金が入って、一般財源を使って、あと寄附をお願いしなければいけないという、そこというのは任意のものですか、それとも建設費のこれだけは寄附にお願いするとか、何かそういうものというのはあるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 一つの例といたしまして、例えば集会所等々を建設する場合には一定の割合で補助金のほうは使います。その上限もしくはその割合に達した金額を除いては地元のご負担をいただくと、このような考え方になろうかと思います。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 地元負担というのかなり大変なものだというのをやっぱり改めて思います。あくまで地元が要求した建物だから、そういう負担は当然だということで来ている、地元のほうも了解をして、みんなでお金を集めながらやってきたという、そういう事実もあるのは分かりますけれども、やっぱりこれからの地元負担ということを考えたときにかなり過大な負担だなというふうに思います。  では次に、関連して、それでは地方債が解体について使えないのかどうかお尋ねします。総合管理計画の57ページに公共施設等適正管理推進事業債の活用が載っています。そこには、現在総務省では2022年度以降の在り方についても検討がなされており、引き続き活用可能な場合には積極的に活用していきますとなっていますが、見解をお伺いします。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 公共施設等適正管理推進事業債のお話をいただきました。今後公共施設マネジメントを推進していくためには、財源の確保は非常に重要な課題であるということから、本年3月に改訂をいたしました公共施設等総合管理計画では、財源確保の方針を定めております。この財源確保の一つの方策といたしまして、平成29年度に創設され、令和8年度まで特例措置が延長された公共施設等適正管理推進事業債というものがございますが、7項目ほど挙げられておりまして、幾つかの事業が掲げられているところでございます。そういった事業に活用ができると。こちらの事業債、一部交付税措置もあることから、公共施設等の見直しを推進していくためには非常に有効な地方債であるとは認識をしておるところでございます。  しかしながら、一方でそのほとんどが30~50%ぐらいの将来の交付税として措置されるということになっておりますが、残念ながら除却事業につきましては交付税措置というものがございません。あくまでも措置される、措置されないの観点から申し上げますと、総合的に見ますとご質問いただいております各地で管理をされている施設のほうにこういった公共施設等適正管理推進事業債、除却の部分で活用するというのは少し難しいかなという判断をしておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 除去に対しては交付税措置がないということで、でも市民というか、地元区にとってはとてもメリットのある地方債だと思うのです。交付税措置がない地方債というものは一切活用しない方針なのですか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) ちょっと私の言い方のほうが間違っていたかもしれませんが、決してそのようなことはございません。有効である場合につきましては、そういった債を使うということも検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) ぜひよろしくお願いします。  3点目に入ります。これから本当に地域のコミュニティーづくりに欠かせない施設として、覚書の締結ではなくて、地元区を対象にした指定管理者制度の導入、あるいは委託契約等でしっかり契約をすることで、区運営費の在り方とか過度の地元負担がなくなるというようなことでより活用される地域の拠点にしていくという考えをお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) 議員いただいたご質問にありますとおり、災害対応や地域のコミュニティーづくりに欠かせない施設であることは認識をしておりますが、先ほどの(2)でもお答えをさせていただきましたとおり、こういった施設につきましては、繰り返しになりますが、まずは区からのご要望をいただきまして建てられた施設でございます。このようなことから、施設の運営、維持管理は地元区へ全面的にお願いをし、維持管理費も地元のご負担とさせていただくことを市と地元区との間で覚書を取り交わしておるものでございます。実際区の皆様にはご負担をいただいておるという形にはなりますが、現在のこの集会所等をこういった流れでご使用いただきたいと考えております。  新たに市のほうで負担をして地域の拠点を造るといった考えは今のところはございません。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 新たな拠点を求めているものではありません。全国でも集会所のありようというのをいろいろ地方自治法の改定の後考えられているようです。  津久見市の地区集会所の設置及び管理に関する条例というような中では、例えば裾野市で条例があって、施設が別途であるのですが、その次に指定管理者として地元区を指定をして委託をするという、そういう方法が取られています。財政負担の部分を除いて今条例にうたわれているような内容そのものです。ですから、区の皆さんの負担をお願いするという前提はちょっとおいておいても、今の状態できっちり区に指定管理者として委託をするという、そこにしっかり財政的な維持管理とかなんとかについてはきっちりつけていくというようなことに、具体的に大きく何かが変わるわけではないと思うのです。そのようなことも考えたほうがいいのかなというふうに思うのですけれども、改めていかがでしょうか。1つの方法として、指定管理者を導入するというのはどうでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) ご指摘の指定管理者制度等への変更につきましては、今後調査研究をしてまいりたいと思います。  先ほどもちょっと近隣のほうでいろいろ調べてみたいとかということ申し上げましたけれども、そういったことを含めまして調査研究をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 近隣に先行する形で新しい制度の導入というか、ことやっていただきたいと思います。だから、市民に寄り添うその姿勢という部分では公の施設の管理、管理運営の在り方、いろいろ計画をつくってきているのですけれども、経費削減だけではなくて利活用、多くの人が本当に利用する施設という方向性をぜひ考えていっていただきたいと思います。1点目は終わります。  次に行きます。次に、一般廃棄物収集運搬許可についてです。裾野市における廃棄物の処理及び清掃に関する条例に基づき、裾野市では19社の一般廃棄物収集運搬業者許可事業者となっています。  (1)、裾野市では新規に一般廃棄物収集運搬業許可を取得したいと思っても、枠がいっぱいとの理由で取得できない。裾野市一般廃棄物処理基本計画の中では、「当面の間は収集・運搬能力が不足することはないと考えられるため、特段の事情がない限り、新規の許可は行わないものとする。」となっています。枠がいっぱいの根拠を数値など具体的に示すものは何かあるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) よろしくお願いいたします。岡本議員のご質問にお答えいたします。  一般廃棄物処理業の許可は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条第5項によりまして、市が一般廃棄物の処理が困難であること、一般廃棄物処理計画に適合するものであることに適合しなければ許可を行うことができないこととなっております。これは、許可業者の乱立によりまして需給の均衡が損なわれ、事業の適正な運営が害され、住民の健康や生活に被害が及ぶ危険が生じ得ないようにするために許可制としているものでございます。  一般廃棄物処理計画では、今後の人口減少や1人当たりのごみの排出量が少なくなってくることを想定いたしまして、当面の間は収集・運搬能力は不足することはないとしていることから、許可は行わないものとしております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 裾野市における廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則の第8条、これは一般廃棄物処理業許可申請等では許可を受けようとするものは、一般廃棄物処理業許可申請書を市長に提出しなければならないとなっています。例年許可申請を求められる事業者というのは出せるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 許可を受けている事業者が許可を更新する場合におきましては、2年ごとに許可の申請を行っております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 新しく今許可事業者ではないけれども、事業者になりたいということで求められる事業者の方はいないのかどうかを伺いたいです。  現状で条例等を見ていて、手数料1万円を添えて許可申請書を市長に提出しても、これはあくまで更新だけで、新規の方が申請を申込みをしても許可をされないという状態ということなのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 手数料の関係ですけれども、こちらにつきましては許可手数料を支払えば許可するというものではございません。一般的にですけれども、許可申請を提出するケースにおきますと、恐らく事前にご相談があろうかと思います。そんな中で、先ほど申しました許可の基準といいますか、収集運搬に困難な状況でないことをご説明いたしましていると思います。そうしますと、その時点で申請が上がってこないということですので、ご質問にありました新たなという部分でいいますと新たに申請が上がってきているということはないのかなというふうに思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、現状事前相談とか、そのようなものもない状態ですか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 事前相談につきまして、私のほうで確認を取っていることではちょっとございませんので、この場でその件数がということは少しお答えは難しいですけれども、申請があるかということでいうと新たに申請が上がったということはないのかなというふうに思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 許可申請書の中身の中で、不許可の理由という欄があるのですけれども、これはどのようなことが不許可の理由になるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 先ほどのお答えと重複いたしますけれども、収集運搬が困難であること、あとは一般廃棄物処理計画に適合しなければ許可できないということですので、少しちょっと逆説的にはなりますけれども、こういう条件でないということで許可がされないと、理由としましてはそういうことになろうかと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 枠がいっぱいと言われる中でも、枠の空きが出る場合もあると思うのですけれども、いろいろな事由で。その場合はどのように対応されているのですか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 枠というご表現をいただいておりますけれども、私のところ枠ということがあるわけではございません。ですので、許可業者に枠という定めがあるということではございません。しかしながら、例えばですけれども、許可業者が何らかの理由で減ったという状況がございましたらば、その状況が収集運搬に支障あるかということを判断しながら対応するものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 関連するのですが、許可事業者19の中でも、それが先ほどの欠けたことによる支障があるのかどうか分からないのですが、許可事業者19の中で事業者の交代というのがあるようですけれども、交代枠というのは公募されたのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) こちらも枠という表現ですと、交代枠というものが定まっていることではございません。許可業者が実施困難な状況になった場合におきましては、例えば既存のほかの業者で実施が可能かですとか、もう一つは必要に応じては公募を行って対応するということもあろうかと思います。  いずれにしましても、市民や利用者のサービスの低下にならないように、総合的に状況判断しながら、総合的に判断するものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) いろいろ状況を見ながらも、公募も一応基本的にはあるという考え方でよろしいですか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 選択肢ということで、公募ということも必要に応じてはあるということです。先ほどちょっと申しましたけれども、その状況に応じて市民サービスの低下にならない、運営に支障がならないということを総合的に判断して考えるものと考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では、(2)番目の質問に入ります。  お答えは出ているような感じもするのですが、特段の事情がない限り新規許可は行わないとなっています。特段の事情とはどのようなことが想定されるのか、今の裾野市のごみ収集状況をひっくるめてお話しください。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 現在の許可業者だけでは一般廃棄物処理運搬が困難な場合を想定したものを特段の事情というふうにして表現してございます。こちらのほうが具体的にということで申しますと、現状においては特にそういう支障がない状況ですので、今それを具体的にすぐに説明するのは難しいものなのかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 廃棄物処理法の第7条の第5項で、市町村長は、当該市町村による一般廃棄物の収集又は運搬が困難であることと認めるときでなければ許可をしてはならないとなっていて、あくまで安定的な収集運搬を行うために市町村の裁量で行うものだということの解釈でいいということです。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) もちろん法に定めますと市町村が許可を行うということになりますが、これはあくまでも何でもいいということではございませんで、一般廃棄物の処理、運搬が困難な状況でなければいけないというふうなことになっております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 安定的な運搬収集を求めるのが第一であるというのは、本当に一番大事なことです。として、厳密に事業者も指定されているのですけれども、先ほどは事業者の乱立の問題を最初言われましたけれども、でももう一つ事業者の育成、あるいは支援という観点から19の枠を広げることで、今現実何か問題が発生するのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 一般廃棄物処理業の適正な運営が継続的、安定的に確保されるということが一番重要なのかというふうに考えております。そのような中で、需給の均衡が乱れまして、既存の事業者が過度の競争によりまして安定を欠くという状況になりますと、最終的には適正な運営に害を及ぼすと。ひいてはそれが住民の健康や生活に及ぼす影響があるということになりますので、そういう意味では問題が生じてくる可能性があるのかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 既存の事業者の保護というのも大事なことですが、その中でも委託事業者として本当に裾野市の行政を支えていただいている方たちとは、また委託事業者とは違う形の事業者の方たちもたくさんいらっしゃるわけなのですけれども、その中に広げることで特別大きな問題が発生するとも思えないのですけれども、分かりました。  では、(3)点目に入ります。家庭系臨時ごみや一時多量ごみの収集運搬に対して、新規の許可事業者枠は考えられないのかお伺いします。家庭系臨時ごみとか、一時多量ごみとか、引っ越しや身辺整理をする際の多量のごみ、資源収集所等に搬出することが困難な場合、それであと遺族の方が遺品整理をして多量にごみが発生した、ごみ資源収集所へ排出することが困難な場合というような、そういうものを想定した事業に対して許可事業者枠を広げるということは考えられないでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 家庭系の臨時ごみや一時多量ごみの収集運搬に関しましては、現状におきましては既存の許可業者で対応可能と考えております。一般処理の収集運搬の新規許可につきましては、(1)で申しましたとおり、現状においては許可の考えがございません。  以上でございます。
    ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 既存の事業者の中で間に合うということかもしれませんが、町田市では引っ越しや遺品整理などによって家庭からごみが発生した場合に、市が許可した事業者に整理、分別、収集まで一括して依頼できるようになったとしています。家庭系臨時ごみ許可業者としては、一般廃棄物処理業者とは別に許可をしているというふうになっているのですけれども、高齢社会の進行の中で多量に出る引っ越しごみ等は美化センターへ自己搬入する、ごみの出し方便利帳に載っていますけれども、ということが実に難しくなっているということもあるのではないかと思うのですが、家庭系臨時ごみ許可業者が新たにそれ専門に必要なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) ごみの量につきましては、これから減っていくという想定の中でなりますけれども、今においても家庭系の臨時ごみ、引っ越しごみ等は出ている状況かと思います。そんな中で、現在の許可業者で対応しているという状況がございますので、町田市の例ありましたけれども、現状においては既存の許可業者に対応が可能だというふうにも考えておりますので、以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 既存の事業者の中で、家庭系臨時ごみ等に対する対応を考えていくということでいいのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 少し言葉が適切ではなかったです。既存の許可業者が対応する、市のほうで依頼して対応するということではなくて、個人の依頼に基づいて許可業者に頼むことも可能ですので、そういうふうな中で許可業者で対応が可能というふうな意味でございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それは、(4)番のほうにつなげたいと思います。(4)番で、一般廃棄物処理許可基準を示すことが必要ではないかという質問ですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) (4)番のお答えということでよろしいのでしょうか。ありがとうございます。新たな許可を必要とする場合は、(2)で申しましたとおり、現在の許可業者だけでは一般廃棄物業の収集が困難になった場合に限るということです。困難な状況を基準としまして、あらかじめ具体的に定めることは難しいものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 基準を示すというのは、より多くの事業者の方たちに公平に見える形で基準を示してほしいという意味合いでの提案でした。これは分かりました。  次に、(5)です。高齢者等粗大ごみ個別収集事業の課題は何かお伺いします。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 高齢者等粗大ごみ個別収集事業につきましては、現在希望される世帯に職員が出向いて回収を行っておりますけれども、高齢社会の進行や美化センター職員の業務が種類、量ともに増加しておりまして、回収人員の確保が難しくなる可能性があるということが課題として考えられます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 実際にとても助かる事業なのですが、利用者がもう玄関先まで粗大ごみを出さなければいけない。だから、1回に5個、あと引っ越しに伴う粗大ごみは対象外とか、いろいろな利用するほうもありがたい制度なのだけれども、利用するほうも、また来ていただく職員の方たちもなかなか大変な問題だと、それは認識されているということですが、この課題解決の方向性、何か具体的に考えていらっしゃるものありますか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 現在のところ、具体的な方向性があるということではございません。今後の課題として認識しているところで、他自治体の取組も参考にしていきまして、研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) これは、ぜひ他市町を参考にこの方向性を出していただきたいと思います。  先ほど一時多量ごみとか家庭ごみの質問しましたけれども、それらを合わせて解決するような方向、それともう一つここで長泉町なんかでは入札をやったりして、この事業を進めているとかと思うのですけれども、その辺の考え方はいかがでしょうか。この事業を入札して、いろんな事業者に来てもらって、高齢者粗大ごみ等の収集事業を行っていただくみたいな、そういうことは考えられませんか。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 先ほども申しましたけれども、他自治体の取組も参考に研究したいということの中で、ちょっと詳細はあれですけれども、他自治体においては有料で個人が料金払って回収しているという自治体ですとか、当市の現状でいきますと高齢世帯の粗大ごみの回収につきましては年に2回までですけれども、70歳以上の方ですとか、障害者の方に対応しているという状況でございます。そういう状況ですけれども、課題とすると高齢化社会が進むという課題を認識しつつ、どういうやり方がいいのかということをいろんな自治体を参考にして、今後研究していきたいというふうな考えを持ってございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では、(6)番に行きます。  裾野市一般廃棄物処理基本計画では、生活系ごみについて「集積場所まで排出できない高齢者などの対策も検討する必要がある。」としています。検討の方向性をお伺いします。基本計画の中にこのようなことがもう記述されているというのは、私は本当に何か感動してしまいました。ぜひこの検討の方向性具体的にお聞きしたいです。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長杉山和哉) 高齢者が集積所まで排出できないという要望につきましては年間数件ありますけれども、高齢化社会が進む中、今後これら要望等が増えてくるということも考えられます。市での対応のみならず、共助による地域の協力など、どのような収集の仕方が可能か今後検討していきたいというふうに考えております。  計画におきましてはこの4月に策定されたもので、今後の将来を見据えてそういう高齢社会の検討ということで載せてございますので、こちらのほうについても他自治体を見ながら研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 高齢者と生活系のごみというと、燃えるごみ、プラごみ、あと埋立てごみ、粗大ごみ、資源ごみ、これを本当に道路を越えて持っていかなければならないステーションの数の問題とか、やっぱり排出の困難さというのは年に数件ということではなくて、常に多くの方が抱えているのかなというふうに思います。  具体的解決策を求めましたけれども、それらにおいても検討していくということですが、ぜひこれを本当に具体的に、そして共助でという言葉が1つ入っていたのですけれども、自助を求められて、共助を求められても今はそれが難しい時代になっているというところで、やっぱり公の出番だというところのことで市民の、特に高齢者の皆さんに本当に寄り添った施策を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) 日本一市民目線の市役所をつくると、「いつも あなたの すぐそばに 裾野市」と日本一市民目線、市民に寄り添うまちをつくるとミッションと綱領を掲げた市役所でありますから、しっかりと対応をしていくつもりであります。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 休憩いたします。                       10時53分 休憩                       11時05分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) それでは、議長への通告に従いまして一般質問をさせていただきます。今回は、大きく3点について質問いたします。  初めに、大きな1番、市営プール廃止後の整備についてです。  (1)、廃止された市営プールは、ほぼ市の真ん中に位置し、都市計画道路千福深良線、国道246号、県道沼津小山線ともアクセスがよく、近くには市民文化センター、福祉保健会館などの施設が立地しています。市民の皆様が大変に集まりやすい場所であると考えます。  このように人流を生むこの場所を市長はどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(村田悠) 三富議員のご質問にお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、あの場所は国道の246号、そして県道の394号、千町線に立地しておりまして、非常にその周辺には福祉保健会館、その他施設、今議員のほうからご指摘ありましたとおり、市の施設が張りついておりまして、西には富岡、千福が丘、東には深良、南には議員ご地元の石脇と住民の皆さん等も張りついておりまして、非常に有効な地域だというふうに私は考えておりまして、この好立地、これからの高いポテンシャルを秘めた将来性、可能性を秘めた場所だというふうに私のほうは認識をしております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ありがとうございます。市長も大変重要な場所であるというご認識でした。可能性を秘めた、そういった場所であるということでございました。私自身もこの場所は非常に大事な場所であるというふうに思っておりますので、市長のお考えをお伺いさせていただいて、確認させていただきましたので、次の(2)に移ります。  プールの撤去工事や土地の整備については、どのようにお考えでしょうか。  廃止後のプールの跡地利用などにつきましては、同僚議員も質問をされております。私も何回か質問をさせていただきました。具体的な方向性が決定されていない状況ではありますが、プールの撤去工事や土地の整備を進めることで、土地の有効活用が可能になると考えます。村田市長のご見解をお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) 先ほど来述べさせていただきましたが、当該土地の高い可能性とこれからのポテンシャルというのは認識しておりますので、あの土地の単に芸のない民間売買だけではなくて、将来の公共施設の統廃合や民営化に向けたための用地としての活用が見込まれるというふうに私は考えています。このためにも取壊し費用を勘案し、今日まで現状を維持してまいりましたが、三富議員より再三再四跡地利用について度々ご質問いただくなどして、地元の皆様のご心配もご推察できますので、今後期限を定めて結論を出していきたいというふうに思っております。  現時点では具体的な方向性を示してはおりませんが、議員のご質問のとおりこの土地の有効性を図っていくという方向でしっかりと期限を定めて検討していきたいというふうに思っています。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) 今力強く市長のほうから期限を定めて結論を出していくというお話がございました。ですけれども、現状あそこが、プール自体が大規模漏水が起きてから3年以上がたちます。そういった経過も含めまして、できるだけ早く結論を出していただきたいというふうに思っております。  今、市長が言われましたいつ頃その時期を決められるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) あの土地利用も含めてしっかりとやっていかなければいけないと思っていまして、取壊しの話がありますので、起債などの活用をして取壊しの費用も勘案した上で決定したいと、明確な時期は申し上げられませんが、議員から先ほど来ご指摘があったとおり3年間ほったらかしの状態になっております。現市政ではそのようなことがないように、早急にしっかりと時期を決めてご提示できるようにしたいというふうに思います。詳細明確な時期がお答えできなくて失礼いたしますが、これくらいでご勘弁ください。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) 思いはしっかり受け止めました。ですけれども、市長、1つの面的に捉えるといいますか、エリア的に考えますと、あそこには市長もおっしゃいましたように市民文化センターですとか、様々な公共施設も集約されております。挙げれば生涯学習センター、またせせらぎ児童公園など、そういったものもありますので、非常に充実したエリアであることは確かです。そういった様々な方向性、可能性が考えられるところでありますけれども、今既存の公共施設の成り立ちですとかを踏まえますと、やはりここの跡地利用を考えますと、子育ての支援施設としての利用が適しているように私は思っておりますが、この点については市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) 現在跡地利用については検討段階ではありますが、議員ご提案の子育て支援施設については有力な候補であるというふうに感じております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) 有力な候補の一つというお考えを示していただきました。現時点での市長のお考えは分かりました。この廃止された市営プールの場所につきましては、市長就任前にはなりますが、昨年の12月定例会でも質問に取り上げさせていただいております。その際、廃止されたプールに隣接しているせせらぎ児童公園、この話もさせていただきました。現状でも、休日になりますと親子連れの方々が長い時間そこでくつろいで過ごされております。そういった方々がふと周りに目を向けますと、やはり市長もおっしゃいましたけれども、平成30年度の大規模漏水から考えますともう3年以上も放置されたままのプールですとか、あと破れたフェンス、そういったものが自然に目に入ってきてしまうのです。そういう状態で公園で遊んでいても、何かちょっと寂しい思いを感じてしまっているのは私だけではないというふうに思っております。  そういったこともございますし、また以前に撤去費用、こちらのほうも約5,000万ぐらいかかるのではないかということを伺ってはおりますが、これも1年先、2年先って仮になっていきますと、この撤去費用も恐らく上昇してくるということは想定ができるところもあります。いろんなことを加味していただいて、いろんなことを状況判断、また考慮していただきまして、ぜひ早期の解決をできるようにお願いしたいと思います。期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次の2番に移ります。副市長2人制についてです。村田市長は、当初副市長選任については2人の起用を目指していたと思いますが、地方紙の報道によりますと当面は及川副市長と二人三脚で行っていく意向を示されています。そこで、お伺いいたします。  (1)です。起用の方向性の変化はなぜでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) 及川涼介副市長就任後、様々な行政課題解決に向けた協議や情報収集がこれまで以上に活発に行われていると私は感じております。現在着手している行政課題の取組に向けた中で、及川副市長は遺憾なく能力を発揮されています。さらに、私の公約達成に向けても十二分に力を尽くしてくれているというふうに感じています。現時点では、副市長は2人体制にする必要はないと私のほうで判断をしたところであります。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) 今市長のお考えを伺いました。現状及川副市長がその能力を発揮されて、様々課題解決に向けて取り組まれているということで、現段階では2人体制にする必要はないという、そういうご判断ということでございました。  私は、個人的にはなりますけれども、村田市長と及川副市長の状況を拝見をさせていただいておりますと、既にしっかりとした信頼関係が築かれておられるのではないかというふうに感じております。非常にバランスのよい状況なのではないかというふうにも感じております。ぜひお二人がしっかりとタッグを組んでいただいて、二人三脚で十二分にお二人の力発揮していただいて、市民の皆様のため、また市の発展のためにしっかりと様々課題解決に向けて進んでいただきたいと思っております。お二人がしっかりと力を発揮されればおのずと結果もついてくるというふうに思っておりますので、市長、副市長、お二人今後の取組を期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次の(2)に移ります。2人起用ができる条例になっておりますが、条例変更に対するお考えについてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) 現時点では、私と及川副市長の二人三脚で行政課題に対する取組を行って、実行していく考えではありますが、この時代だものですから、いろいろな時代の流れによっていろいろな行政課題とか、いろいろな政治課題だとか、いろいろな諸課題等が私たちに、この裾野市にぶつかってくるようなことがあると思います。2人ではなかなか問題が成し遂げられない場合は、新たな副市長さんを選任しなければいけないような状況が来るときもあるかもしれないというふうに私は思っておりますので、その際には新たな副市長も登用したいという考えがありますので、現在のところでは条例改正のほうは考えておりません。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) 市長のお考えは分かりました。新たな行政課題が今後発生する場合も考慮されて、その際に登用できることも必要だということで条例改正は行わないというお考えであるということでした。市長のお考えは分かりましたので、次の質問に移ります。  大きな3番です。市民サービスを向上させるICT化の推進についてです。国は、目指すべきデジタル社会のビジョンとして、デジタルの活用により一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない人に優しいデジタル化ということを示しています。他自治体では、書かない窓口等、様々な取組がなされていますが、本市のICT化を推進していく上で、市民にも職員にも優しい窓口の開設などについて、どのようにお考えでしょうか。このICT化の推進につきましては、2月定例会でも質問をさせていただきましたが、今回も取り上げさせていただき、ご見解を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 副市長。 ◎副市長(及川涼介) それでは、お答えいたします。  窓口での行政手続は、市民と直接接点を持つことができる重要な機会だと考えています。そのため、議員ご指摘の書かない窓口をはじめ、窓口を利用しやすくするための改善は欠かせないものだと考えています。そこで、これらの改善に向けて現在他自治体の事例の調査と事業者へのヒアリングに着手をしています。今後も本格導入に向けて引き続き検討を行ってまいります。  なお、5月中旬からは職員が自ら開発した簡易なシステムを活用して、支所において書かない窓口の試験的な運用を開始をしています。  職員が氏名などを聞き取ることによって、申請書は自動的に作成されるというものです。こういったまずは小さく始めて、利用者のニーズを調査して継続的に改善していくという取組を行ってまいります。先ほどお話しいただいたご期待にきちんと応えられるように、引き続きしっかりと検討を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) 副市長、ありがとうございます。  私2月の定例会で市民サービスの向上だけでなく、職員の窓口業務の効率化を図れることから、北海道北見市から始まった書かない窓口について提案をさせていただいているところでございます。先ほどのご答弁の中で、支所のほうで書かない窓口について試験的な運用を開始されているといううれしいお話がございました。早速取り組んでいただきましてありがとうございます。今副市長もおっしゃいましたけれども、まずは小さく始めて利用者のニーズを調査をされて、継続的に改善の取組をしていただけるというふうに受け止めましたので、ぜひよろしくお願いいたします。  人に優しいデジタル化につきまして、及川副市長は非常に詳しい方だというふうに伺っております。副市長就任された際に本市のデジタル化の現状を御覧になられて、どのように感じ、また受け止められたのでしょうか。この点についてお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 副市長。 ◎副市長(及川涼介) お答えいたします。  裾野市では書かない窓口のこうした試験運用でしたりとか、幼稚園や保育園の登園管理システムの導入など単発的にデジタル化の取組は進められているものと考えています。しかし、あらゆる業務についてデジタルで完結させることにより業務の改善を図る、いわゆるDX、デジタルトランスフォーメーションについてはまだまだ至っていない状況だと捉えています。これは、単にデジタル化をするということが目的ではなくて、職員さんの負担を減らして市民の方の利便性を向上させていく、市民のニーズをきちんと把握して、それに合ったものをつくっていく、こうしたもののために最終的にはデジタルで完結をさせていくということが重要だと考えています。これこそがまさに人に優しいデジタル化を実現する上で重要なことだと捉えています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ありがとうございます。現状では単発的な取組が多いということのご指摘がございました。  今後そういった解決に向けまして、何かご構想がございましたら副市長のお考えをお聞きしたいと思いますけれども、お願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 副市長。 ◎副市長(及川涼介) お答えいたします。  現在裾野市でデジタル化があまり進んでいない、DXが進んでいないその理由の一つは、そもそも庁内で利用されている情報システムやその環境が古くて操作性があまり高くないということが1つ挙げられるかと思っています。結果として、紙で処理したほうが早いという状況になっているということが挙げられると考えています。  例えば国全体として、約5年ほど前からセキュリティーを確保するためにインターネットに接続しにくくするというような対策が行われてきています。これは、もちろんセキュリティーを確保する意味合いはありますが、その分どうしても利便性が下がってしまうものです。他自治体においては、こういったセキュリティーを確保するということと利便性を上げるということ、これを両立させる工夫というのが続けられてきましたが、裾野市ではあまりこういったことが行われてこなかったものだというふうに理解をしています。  こうした中で、今後はデジタルで仕事をしたほうが、業務を進めたほうが圧倒的に早いというような状況をつくっていくことで、職員の方の負担を減らし、市民の方にとっていい行政サービスを提供できるようにしていきたいと考えています。また、これらのシステムだったり環境を十分に活用できるように職員の研修や庁内での情報発信にも力を入れていきたいと思っています。  さらには、先ほどデジタルで完結をするというお話をしましたが、それは全てをデジタル化するということではなくて、デジタルになじみのない方にはきちんとアナログの手段を残す、あるいはデジタルが使えるようにサポートをしていく、そういった支援といったこともきちんと力を入れていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ありがとうございます。職員に向けても研修を行っていく、また情報の発信をしていくというお話でございました。今後の本市のデジタル化に向けまして、しっかりと推進をしていただきたいと思います。ぜひ期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ○議長(賀茂博美) 一般質問を続けます。  8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) それでは、議長への通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。  まず、大きな1番、公園・緑地・広場の積極的整備を。2月定例会で市長就任後初めてとなる令和4年度施政方針が村田市長から示されました。その際、選挙公約として挙げた10項目の政策の中でも、すぐに実行しますと約束をしたものとして5項目が示されています。その中に「子どもからお年寄りまでが遊び、学び、語れる、公園・緑地・広場を積極的に整備」の項目が入っていることは心強く、とてもうれしく思いました。  当市では、平成31年3月に緑の基本計画が改定され、都市公園等の整備、管理から見た課題の中に市民ニーズや地域のバランス、配置、規模を考慮した都市公園の整備が課題とあります。これは、本当に長い間解決に向けた取組がなされてこなかった課題となっています。近隣市町に比べても街区公園、近隣公園など都市公園の数が少なく、公園への予算も極端に少ない中、遊具やトイレの設置も少ない状況です。この間、職員さんの頑張りで様々な取組が少しずつ進んでいることは承知をしているところですけれども、やはり根本的な課題解決に向けた動きが期待をされるところです。  それでは、伺います。(1)、都市公園についてのア、市は緑の基本計画に基づき、この間18の都市公園について各区と公園維持管理協定を結び、市と市民の果たす役割を明確化して市民協働での維持管理を進めてきています。公園維持管理協定の中に公園管理上、連絡等は相互に行うという項目があると思います。地域住民と協力して維持管理を進めていく上で、連絡だけではなく、様々な意見交換などを行うことも必要と思いますが、機会を設けたことはあるでしょうか、お伺いします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) お願いします。協定を結んでおります地元区長や協力団体と相互に維持管理上の連絡を行っております。このほか、公園などに関しては地区懇談会などの場で意見交換することができると考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 維持管理のことについて、連絡と地区懇談会などの場を通じて意見交換を行っていくことができるという答弁をいただきました。当市でも市民協働による公園の維持管理を推進するという中で、昨年公園情報アプリ、PARKFULとの連携を開始しています。静岡県の東部では、今まだ三島市と裾野市だけが連携をしているアプリですけれども、全国の公園情報が確認でき、魅力を投稿、思い出を記録できるなど、活用すれば楽しみなアプリと思っています。ちなみに、先ほど言いました三島市では180の公園があるそうです。当市でも多くの公園をそのPARKFULのアプリに上げられるといいと私は思っています。  今、市民と協働で都市公園などの維持管理は既に多くの自治体で取り組まれているところですけれども、PARKFULのサイトで西東京市の取組が全国から注目を集めているとして紹介をされていました。苦情や要望は、出会いの場として住民との相互理解を深めるための市民懇談会を開催することで、市民協働の実践がされていると感じました。当市では、これらのことも行っていただくことで、より市民と一緒に公園をつくっていくということができると思いますけれども、この西東京市の事例を参考にさらに進めていきたいと思いますけれども、その辺の考えはいかがでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 全国では様々な事例があります。公園を整備する上で、本当に構想の段階から市民が参画するとか、そういったような例もあると聞いております。それぞれ公園の成り立ちが異なりますので、議員おっしゃられたほかの事例などの情報も得ながら、公園の管理について適切な方法を情報収集とかも含めて、そういったものを研究していきたいと考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 前向きな答弁をいただきました。ありがとうございます。  (2)に移ります。裾野市では古い遊具が多くなってきています。 ○議長(賀茂博美) イ…… ◆8番(岩井良枝議員) イって言いませんでしたっけ。 ○議長(賀茂博美) 今(2)と言いました。イでいいですね。 ◆8番(岩井良枝議員) すみません。古い道具が多くなっている中、以前よりも遊具の点検を丁寧に行うことが必要になってきていると考えています。現状について伺います。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 遊具の点検は、国が指針を示しており、関係法令に基づき実施しております。専門業者による年3回の安全点検、また砂場につきましては年1回の大腸菌検査を実施しております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 国土交通省の出している都市公園における遊具の安全確保に関する指針というのがあります。今専門家による安全点検のお話はしていただきましたけれども、目視、触診、聴診などが主体となる日常点検も重要とされていますが、これについては実施されているのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 月1回をめどにパトロールを行っております。職員が目視などで点検を行っております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 今まで砂場については検査のほかに清掃や砂場の掘り起こしなどをしていただいて、そのことをホームページにもアップをしていただく、市民の方に知っていただくということで、こちらのほうは確認ができていました。専門家による点検の頻度、これは国のほうでは年1回以上とするということが書いてありますけれども、それが3回行われているという点では、日常点検も併せてしっかり点検がされていることは分かりました。  それでは、先ほども言いました遊具はとても古くなっています。遊具の塗装というのは行ったことがあるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 遊具の塗装については、補修、修理に合わせて行うことがあります。ただ、遊具の塗装のみの施工は腐食の判断が難しくなるものですから、それ単体では行っておりません。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) すみません。質問の仕方が悪かったようです。遊具の塗装をするときってさびを落としたり、腐食の部分を修繕、それをしてから塗装する、塗り替えるというのがもう一連の作業だと思っていたものですから、遊具の塗装という表現をさせていただきました。  そうしますと、今のお答えですと腐食などがない遊具は行っていないという認識でいいですか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 繰り返しますが、腐食などをしっかり判断するために現状を捉える必要がありますので、基本的にはその単体での塗装は行っておりません。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。
    ◆8番(岩井良枝議員) 遊具を塗り替える、これの効果については遊具の長もちにつながる、それから子供たちが遊ぶ意欲を持つ、そして公園が明るくなる、これ全国でも遊具の塗装というのをやっていることいろんなところも確認をしましたが、それは業者さんにお願いをしたり、皆さんでボランティアで子供たちも含めて遊具を塗り替えをしたり、このことというのはやっぱり今遊ぶ子供たちが少なくなっている、そしてちょっと古い遊具で嫌だなって思っているような部分もあるので、都市公園をしっかりと管理をするという意味ではぜひ修理をするついでに塗り替えるのではなくて、塗り替えるついでに修理をする、そちらの方向に考えていきたいと思いますが、お考えのほうもう一度お伺いします。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) ご意見いただきました。子供が明るい遊具でというお話を受け止めております。今はきれいにとか、除草とか、そういったところで環境を整えているところでありますが、またボランティアとか地域の方がいろいろ手を加えてくれたりとか、そういったところも今、すみません。これは都市公園ですけれども、そういったところもございます。そういうことが点検上いいのか悪いのか、そういったところのことも含めて考えてまいります。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) ぜひよろしくお願いします。  ウに移ります。遊具、トイレの設置で今検討されていることというのはあるでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 今後新設を予定しております箇所ですが、御師公園や駅西公園において遊具やトイレの設置を検討しております。このほかの公園については、まずは市民のニーズを調査するなど、市民が本当に望んでいるのはどのような公園なのか、これを把握できるように検討を進めてまいります。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 1つ確認をさせていただきたいと思います。  今そのほかの公園というお話がありました。そのほかの公園というのは、どこまでを指しているのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) まずは、大きな1で都市公園のことをお話しいただいているものですから、そこを想定しておりますが、調査については広く緑地とか、そういったものも機会を捉えては必要かと考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 市民のニーズを調査をしていくというところで、ちょっと私反応をしてしまいました。ようやくというのか、今からですかという部分が大きくあります。これまでも市民の方から公園についての要望は市に本当にたくさん届いていると思います。市民の意識調査、また子ども・子育てのニーズ調査の中でもそれは上位を占めている、その中でようやく始まるという部分は一歩前進と捉えさせていただきます。市民が本当に望んでいるのはどのような公園なのか、それを把握するということですので、一歩前進と考えさせていただきます。  ぜひ先ほどからずっと言っていますが、市民の方と直接顔を見て意見を聞いて、そういうニーズ調査を行っていただきたいと思いますけれども、それについてはいかが考えていますでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 直接対面でお話をいただく機会もこれまでもありましたものですから、そちらの機会は十分受け止めたいと考えております。  また、大きな部分で、接点がないというか、なかなか行政と関わりがなかったりする部分もありますので、そういったことはやはりデジタルとか、そういうアンケートの方法を工夫しながら広く意見が聞ければと考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 今回の質問ではここまでは前向きな答弁をいただいていて、今までとちょっと違うなというところも感じているところですけれども、ぜひ早急にいろんな形でやっていただきたいと思います。  それで、先ほどの都市公園について言えば、国や近隣公園、街区公園をはじめとした公園の設置基準というのを設けているのです。先ほども言いました国土交通省の都市公園における遊具の安全確保にある指針の中には、子どもと遊びの重要性、そして子どもの遊びと遊具についてもしっかりと書かれています。それを基に近隣市町では今も都市公園は増え続けています。当市の都市公園が子供たちにとってそれらの役割を果たしてきたのかどうか、それをどう考えていらっしゃるか伺います。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 遊具という視点がございました。当市の都市公園には滑り台やブランコなど、定番の遊具が備わっている公園、また遊具が全くない公園もあります。そういった中で、子供の遊びに関しては市全体で考えますと、様々な意見はあるかと思いますけれども、役割は果たしているかなと考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 都市公園の数が少ない、地域の偏りがある中、市の中では役割を果たしているというところがちょっとよく分からないのですが、具体的なものがありますか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 都市公園に限ってというお話もあるかと思いますが、子供の成長の視点を見ますと遊具で遊んだ機会があるかどうか、そういったところで答えました。園庭の開放ですとか、都市公園以外にも遊具に触れる機会がありますので、その点を捉えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 部長、それは全く別だと思います。子供が小さい頃に保育園や幼稚園で遊びました、学校で遊びました、それはどこのまちでも同じです。でも、なぜここは都市公園が造れなかったのですかねという部分が問題なのだと思います。これについては、やっぱり1度しっかり裾野市でなぜ都市公園がなかなか造れなかったのかというのは、ぜひ検証をしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  (2)に移ります。昨年6月定例会で、土地が市の名義である地区の公園について、管理協定の締結を考えているとの答弁がありました。現状を伺います。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 議員のご質問の対象となります14の公園につきましては、4つの公園では既に協定を締結しております。10の公園では、管理協定のひな形を作成し、対象となる区への説明を予定しています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) この質問は、次にも関係のあるものですので、(3)に移ります。  地区が維持管理をしている児童遊園、地区公園がそのほかにも市には多くあります。全てを地区任せにしないで、市民協働での維持管理を進めることが整備を進める上で必要だと思います。検討はされていますでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 令和3年6月定例会でお答えしたとおり、市が管理するもの以外は設置者において管理をしていただくということを前提として考えております。このため、検討はしておりません。しかしながら、維持管理で生じる問題につきましては、市としてもご相談いただければ可能な範囲で対応することを考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 平成29年に西地区の区長会さんから地区公園を市民協働公園にするという要望が出されていると思います。そのことについては、検討はされたのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 要望については検討して、結果は文書にて回答をしております。公園設置の経緯、土地所有権など状況がそれぞれ異なりますので、まずは都市公園以外の市が土地を所有する公園の維持管理協定を進めていく、身近な公園の管理機能の充実を進めてまいります。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) どうもこの辺でいつも突っかかってしまうのですが、地区で設置をした公園などを都市公園の転換または市民協働公園とする、このことの障害って何なのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 市民協働による管理を否定しているわけではありません。また、現にもう既に地域の方々多く携わっていただいて、そういうところには本当に感謝しているところでございます。ただ、一定以上の市管理の緑地を都市公園に移行する計画、これは緑の計画にもあるわけなのですけれども、公園の設置の経緯ですとか、遊具とか工作物の立てられた経緯ですとか、そういったものがそれぞれ異なるものがあるものですから、こちらを十分に考慮する必要があると考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 分かりました。計画に都市公園があるにもかかわらず、これまでずっと公園増えてこなかった、そのことはちょっと認識をしていただきたいと思います。  それでは、市長、お伺いしたいと思います。私は、地区公園を市民協働公園とする要望はあまりお金をかけず、現状を打開するためにとても有効なものだと思っています。都市公園の少ない中で、これは緑の基本計画にもあるのですけれども、都市公園の少ない当市の中で都市公園の機能を代替する施設として、子供たちの遊びを守る役割を果たしてきました。それでも、その要望の中ではまだ子育て世代の希望している遊び場の希望に十分に区は応えられていないとして、協働公園の提案がされています。その中でも今までどおり地区は管理をしますが、遊具に関しては損害保険などを市が掛けていただけることで、自治会や区長の責任が軽減をされる、このことはぜひ考えていただきたいと思いますが、市長のお考えを伺います。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) お答えいたします。  都市公園が当市で増えてこなかったことについて、私も市長になりましてある一定の責任を感じておりますし、地区公園、今市民の皆さんに管理をしていただいておって、その中で今お話があったように遊具等の管理とかで保険を掛ける等のところにおいて、非常な手間等を負っておるという実例を挙げて、今岩井議員のほうに挙げていただきました。そのことについて、ここのところも市民協働ということで市民に任せるのではなくて、ある程度のところを市が行うということも検討をしていきながら、新たな市民協働を模索をしていくということも大切だというふうに思いますし、私も公園整備は選挙公約で掲げさせていただいておる中で、既存の公園も含めて充実を図っていくということをお話をさせていただきましたので、この地区公園もまたその一つではなかろうかというふうに思っています。  以上であります。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) ありがとうございます。ぜひこのことについては、また市民の皆さんからの声も聞いていただいて進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  (4)に移ります。全国の多くの市町では、公園課、公園緑地課、みどり公園課など名称は様々ですが、緑の基本計画を担当する課が設けられています。これは、以前にも私も質問をさせていただいた中身ではありますが、市民と一緒に推進をするために設置を希望いたしますが、考えを伺います。 ○議長(賀茂博美) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長鈴木努) それでは、私のほうから組織機構の観点からお話をさせていただきます。  建設部まちづくり課におきまして、平成30年度に緑の基本計画を改定し、進捗管理を行っているところでございます。また、公園の管理につきましては、平成29年度から21の都市公園のうち19公園をまちづくり課にて所管ということになっております。公園の担当につきましては、現時点ですけれども、引き続きまちづくり課のほうで担当する方向で考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 市の状況は十分に承知をしているつもりです。しかし、緑の基本計画、それは大変に範囲が広く、また公園も今も複数の課が担当している現状です。これからの市にとって大切な課になると思いますが、検討の考えはないかもう一度お伺いします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(村田悠) これまでも公園管理の集約を行ってまいりましたが、議員のおっしゃるとおり複数の課にまたがっているのが現状であります。まずは、新しく今回新設をいたしました経営会議において、庁内を横断した検討を行ってまいります。あわせて、専門部署の新設についても検討をしてまいります。  以上であります。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) よろしくお願いいたします。  それでは、大きな2に移ります。 ○議長(賀茂博美) 岩井議員、休憩します。  ここで休憩いたします。                       11時54分 休憩                       13時15分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) それでは、一般質問を続けさせていただきます。  大きな2、教員の充実で子供たちに豊かな教育環境を。教員の過重労働、長時間労働が改善されない中、文部科学省では学校における働き方改革とした取組が始められ、当市でも様々なことに取り組まれているところだと思います。しかし、全国的にもなかなか改善が進まない状況にあると聞いています。様々な原因とされている中に総授業時間数が増加していることもあり、教員1人当たりの持ち授業時間数の削減の必要なども言われているところです。働き方の抜本的な改革は現状の教員数では難しく、大幅な教員増が今求められているところでもあります。そこで、以下伺います。  (1)、令和3年度実施計画の見直しの中で、非常勤講師派遣事業で講師は令和7年度にゼロ人に向け、段階的に削減をしていくとあります。削減の理由を伺います。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) お答えします。  令和3年度に実施しました行財政構造改革の事業見直しにおきまして、市費負担による講師の配置については、本来県費で負担されるべきものとの考えから、段階的に削減することとなったものです。また、その一方で支援員を計画的に増やし、これまで講師が担っていた子供の遊びの支援や図書館業務などを担うこととしております。  以上です。  失礼しました。訂正を。学びの支援や図書館業務などを担うこととしております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 講師を減らす代わりに支援員さんを増やしているというお話がありました。しかし、現状の中でも本当に教育現場は厳しい状況にある、こんなお話を私も聞いています。そんな中で、行財政構造改革の取組ということで人を減らしていいのでしょうか。そのところは現場の声というのをしっかりと聞かないと、もう今は先生をどうやって守るか、それぐらいの状況になっていると思います。削減するべきではないと思いますが、見直しをしていく考えというのはないでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) この事業見直しにつきましては、令和3年度の行革の推進本部にて決定をしたものでございます。この計画変更を改めてまた検討するということになった場合には、予算、また財政的な検討も必要となってまいりますので、改めて行革の推進本部にて検討、協議が必要というふうに考えております。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) ぜひ学校の現状をしっかり伝えていただいて、推進員のところにお話をしていただいて、削減をやめるように見直しをしていっていただきたいと思います。  それでは、(2)に移ります。私も先ほど先生たちのお話を聞いているというお話をしました。先日ちょっととてもショッキングな話を聞いたのですが、もう定年退職をして、今は応援に呼ばれていろいろな学校、先生が長期に休んでしまったまたは子供たちが大変だというときに学校に支援に入っている先生のお話です。  その先生が行かれた学校は、担任の先生が体調を崩してお休みをされてしまった、そこでその先生呼ばれて行ったのですけれども、このお話ししてもいいということだったので、お話しさせていただきますが、3日で辞めさせてもらったそうです。それは、あまりにも子供たちの状況が自分でもできなかった、そしてその先生がおっしゃっていたのは、自分の心も体ももうこれ以上は無理だ、もしかすると自分は子供に手を上げてしまうようなことが起こるかもしれない、だから本当に教師としてはプライドがあるのに、でもどうしても続けられなかったというようなお話もありました。  今の教育現場の現状というのは、そんなこともたくさん起きているのではないか、また学校の先生、お休みをされている先生も多い、また辞めてしまわれる先生も多いと聞いています。現場の様子どのように把握をされているかお聞きします。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) お答えします。  各学校におきまして、現在業務改善を進めているところでございます。学習指導や児童生徒指導、その他の校務分掌、また中学校においては部活動指導などで多忙であることの声や業務内容によって長時間労働の偏りがあることなどを把握をしております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 教育長、今部長のほうからもお話がありましたが、教育長がやはり学校現場経験されているということで、今の状況について何かお考えのところはありますでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 教育長。 ◎教育長(風間忠純) 議員のお話の事実は、私も承知をしているところです。子供たちの様子が以前に比べまして非常に多様化している、いろいろな家庭から来る子供がいろいろな様相を呈しているというのが実情で、とても1人の先生で全てを賄うということはできない。小学校においても低学年においてもそうです。ですから、こういう状況を打破するためにはどうしたらいいかというと、人を増やせば一番いいということになるわけですが、人を増やしながら仕事を減らしていくという方法について探っていく必要があるのかなというふうに考えています。  やはり学校という1つのチーム、1人では無理なので、チームとしてどう動くかということが問われてくる。そして、そこにさらに手が必要ならばそれについても必要な措置を取っていくと、そういうような措置が取られなければ今の状況は改善していかないのではないかというふうに思っています。年々厳しさを増しているというふうに認識しております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) ありがとうございます。先生たち授業をしていて、でも先生たち授業がない時間もそれは全然空き時間ではない、そこで自分が仕事をこなす、長時間労働にならないように仕事をこなすための時間が、それすらも取れない、そんな状況の中で支援をしてくださる方、それからやはり授業が単独でできる講師の先生というのは私は絶対に減らしてはいけないと思っていますので、ぜひ先ほどのお話も含めて見直しをかけていっていただきたい、これは市長にもお願いをしたいと思います。  それでは、(3)番に移らせていただきます。学校図書館の司書教諭の配置、先ほどちょっと支援員さんのお話のところでも出てきましたが、司書教諭の配置の現状を伺います。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) お答えします。  司書教諭につきましては、12学級以上の学校に配置され、図書館運営を担うようになっております。市内でいいますと、小学校で6校、中学校で3校に司書教諭が配置をされております。12学級未満の学校にも配置をされているところでございます。  ただし、専任の学校図書館司書は、市内の小中学校に配置はしておりません。学校図書館の運営につきましては、県費教員がやり切れない部分を市費負担の講師や支援員が実施し、また図書館ボランティアにも協力をいただきながら進めているところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 司書教諭については、必要な学校配置をされているということです。この司書教諭、今皆さんでご協力してもらうというお話がありましたが、一応図書館の運営のところで主な役割を担ってやっていく先生で、文部科学省のほうでも配置をしなければいけないということになっています。  それでは、伺います。配置をされている司書教諭が学校図書館に関わっていられる時間今どれぐらい取れているのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) お答えします。  司書教諭は、教員が兼務をしておりますので、図書館業務に従事する時間の確保が難しい状況がございます。週に一、二時間程度従事ができればという現状がございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 先日お話を伺った段階では、小学校の場合にはゼロ時間だというお話もありました。司書教諭は、ただ配置をされている、そんな状況の中で、先ほどちょっとお話が出ました学校司書の方、この方も学校に配置をするように努めなければならないということが学校図書館法で定められました。裾野市では、この学校司書は配置がされているのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) お答えいたします。  学校図書館司書につきましては、配置ができておりません。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 配置ができていない理由はありますか。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) 学校図書館司書につきましては、学校図書館法で配置については努力義務ということとなっております。学校現場におきましては、学校司書もそうですけれども、講師、また支援員、そういった先生方の配置が優先ではないかというふうには考えているところでございます。そういったことで、学校図書館司書の配置が遅れているということでございます。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 文部科学省でも、学校図書館の必要性、そして子供たちや教員、保護者などもこの学校図書館を利用する、読書センターとして、学習情報センターとして教員へのサポートであると、子供たちの居場所であるとか、様々な形で学校図書館の充実を毎年毎年行っているところだと思います。先ほどお話がありました学校図書司書でいいのですかね、正式には。学校図書館司書ですね。これについては、静岡県ではもう85%ぐらい多分配置ができていると思うのです。この司書の方は、結局学校司書教諭と、それから図書館司書の方はそれぞれ役割があって、その学校における図書館の運営をうまくやっていく、また作業をしていくということでは絶対に欠かせないようになっているのだと思うのですけれども、やはりその点では人が足りないということも大きな問題になっていると思いますが、今後配置なんかについて何か考えていらっしゃることはありますか。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) 学校図書館司書の配置につきましては、今後も講師支援員の方、あるいは図書ボランティアの協力を得ながら図書館利用の運営を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) やはり司書教諭、それから学校図書館司書の方、専門に教育を受け、そして研修を受けてそれに従事をするような形が今できていると思います。それらの大切な先生たちも配置ができない今の学校の現状、それをやはりいま一度考えていただきたいと思います。子供たちのためにも、そして保護者のためにも、教員の皆さんのためにも学校が本当に居場所のようにいやすい居場所、そして子供たちが健やかな教育ができるように、これからもこの件についてはぜひ皆さんも考えていただいて、実態を分かっていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(賀茂博美) 以上で本日の日程は終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       13時30分 散会...