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12月07日-一般質問-04号

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  1. 裾野市議会 2021-12-07
    12月07日-一般質問-04号


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    最終取得日: 2023-04-05
    令和 3年 12月 定例会             令和3年12月         裾野市議会定例会会議録第4号                          令和3年12月7日(火)                          午前10時 開 議    日程第1 一般質問(4番~6番)〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(賀茂博美) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(賀茂博美) 日程に基づき一般質問に入ります。  4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。今回は1点だけです。  5年後、10年後の裾野市が目指す姿とは、優先に行うべきこととは何か。先日10月5日の全員協議会の場で、市長から令和4年度から令和8年度の5年間を取組とする、裾野市行財政構造改革第2期計画について報告がありました。内容は、短期的な視点となる全ての事業の見直しや経費削減等に優先的に着手しますと。また、中長期の視点の取組となる大規模修繕や建て替えが見込まれる公共施設の在り方の見直しや借地の解消など、裾野市公共施設等総合管理計画を改訂するとともに、新たに施設類型ごとの具体的な最適化方針を明確化しますと。また、具体的な再編に向けて学校教育施設再編推進本部の設置により、学校教育施設等再編計画の策定や裾野市幼児施設整備基本計画を推進するなど、公共施設の在り方の見直しや借地の解消に向けて計画を立てて、抜本的な改革に取り組みますと。また、6つの視点の取組として、1つ目、総人件費の抑制、2つ目、独自事業全般の見直し、3つ目、公共施設の在り方の見直し、4つ目、大型公共事業の一時停止や先送り、5つ目、普通建設事業の総量の抑制、6つ目、各種補助金の見直しについてを、歳入についてはこれまで防衛補助を長年にわたり活用し、建設事業施設設置を実施してきましたが、ファシリティーマネジメントの観点から、全体的に施設等の数量の抑制が必要なため、今後は制度上認められている子育て事業等ソフト事業へ転換を検討します。また、市民協働まちづくりの取組、情報発信による財政状況の共有への取組など、全庁を挙げて効率化に取り組みますと報告受けました。  今年2月15日の宣言からやっと方針が示されましたが、正直もうちょっと具体的にといいますか、踏み込んだ取組を期待しておりましたけれども、当然のことながら全てを一気に解決することはできないと思いますし、難しい課題であると認識しております。現在も検討しているところだと思いますが、危機感を持って何を優先し、いつまで、どのようにして解決すべきかということが大事であると考えます。  市長は、これまでのキーワードとしてピンチはチャンスや、スクラップ・アンド・ビルドや、最小の経費で最大の効果を上げるなどを挙げており、それらがどう生かされているのか、以下伺います。  (1)、短期的な視点の取組、ア、総人件費の抑制とは職員手当の見直し、組織、執行体制の見直し、職員総数の見直しなど挙げているが、具体的にどのような見直しを行っていくのか伺います。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) おはようございます。浅田議員のご質問、アにお答えいたします。昨日の同僚議員に対する答弁と重複することがありますけれども、あらかじめご了承ください。  時間外勤務手当につきましては、行財政構造改革を受けた事業の削減、事務の効率化、業務の平準化により今後とも引き続き縮減を目指してまいります。  また、行財政構造改革第2期計画にある管理職手当通勤手当などにつきましては、行財政構造改革進捗度合いや国・県の支給基準や県内他市の支給状況等の比較及び職員組合との交渉を経て、適切な時期に見直しを図る予定でございます。  あわせまして、中長期的な方策としまして、業務効率化事業見直し並びに施設の改編に合わせた会計年度任用職員を含む職員総数の適正化、組織再編執行体制を見直し、管理職数の削減を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) ありがとうございます。今管理職の手当、通勤手当の見直しを行う予定ということは分かりました。県下でも、今その辺が1位というところでありますので、組合等の交渉もあるかと思います。実行する必要があると考えておりますので、そこはぜひやっていただきたいと。また、中長期的な方策で職員総数の適正化というのもある意味理解できる部分もあります。  組織の再編や執行体制の見直しについては改革進行する上で、これはすぐにでも取りかかる必要があると考えておりますが、その辺はいかがですか。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えいたします。  組織再編につきましては、現在各部の課長職15名で行政組織改編検討委員会を設け、行財政構造改革第2期計画にのっとり、課の数の削減について検討しております。委員会では、部、課などについての意見集約を行い、再編案を検討します。その後部局長職意見聴取などを行い、年度内に再編案の骨子を作成することを目標としております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 今先ほど組織再編検討委員会を設けるというお話がありましたが、昨日の同僚議員のところにもありましたけれども、この辺のところという部分は非常に肝になると、令和4年度の当初予算から行革がいよいよ始まるという認識でいるのですけれども、今の答弁でいきますと年度内にやっと骨子という、作成というお話も、年度内の目標ということでありますけれども、令和4年度内の組織というところでは変化をもたらすという予定はないということでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 現在、予算編成等を含めていろいろやっております。その中で、市長のご判断でもし必要があるならば可能性もございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 各課長職の方がやられているということ、それはそれで進めていただきたいと思います。ただ、すぐできること、市長はやれることすぐやるというようなお話も以前からされておりますので、やっぱり私が常日頃から言っておりますスピード感を大事にやっていただければなと思います。  また、同僚議員も言っていましたけれども、今こそ個々に応じた適材適所を実現すべきチャンスだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、次行きます。イ、独自事業全般の見直しでは、市の事業費は市民1人当たりの比較で、県内平均財政類似団体より多いため、収支の不均衡になっていると。市民の生命、安全を守るなど優先順位の高い事業を実施すると市単独事業の見直し、これまで手厚く予算を投入している事業は、県平均まで下げると挙げておりますが、具体的にまとまったのかお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 1のイでございます。お答えをさせていただきます。  事業の見直しは、本部会議具体的方針を決定し、令和8年度までの事業見直しに基づき、令和4年度の予算編成を進めているところでございます。予算編成でまとまるということになります。  近隣市町と協調し、取り組んでいる事業などや複数の事業をまとめていく作業につきましては調整を図る必要があり、令和4年度以降においても次年度以降の事業について引き続き見直しが必要と考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員
    ◆4番(浅田基行議員) 具体的にまとまったかというお聞きをしたのですけれども、予算編成時ということでまだ示すことができないという感じなのでしょうか。事業見直しで、例えばすそのーるが見直しにより廃止される予定となっているということを聞いております。この事業を廃止した際に、補完策としてバス・タクシーチケットを配布すると活性化協議会で説明したということも聞いておる中、こうした漏れ聞こえてくるような事業については決まったことなのか、既にまとまったことなのか、その辺をお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) すそのーるにつきましては、第1期の構造改革の中で廃止の方向ということで検討をさせていただいているところでございました。ただ、第1期の中では継続ということで進めました。公共交通に関するところでございまして、行革の部分と一線を画する部分はあるのですけれども、公共交通網形成計画という計画がございます。その計画の中で期限を定めて収支率という率もございまして、そういったところに基づいて廃止の方向を決めたということがまず前提にございます。廃止に伴う見直しという意味でいいますと、バス・タクシーチケットというのは配布の補完策ということで、1つの案をお示しをしてございます。現在、自主運行以外の部分で公共交通維持施策ということで、国・県と協議をして、実施に向けて最終調整をしているところでございます。  こういった事例も含めてですけれども、見直しの中で特に命や生活に関わる案件につきましては、廃止や削減ありきということではなくて、様々な情報を仕入れ、手段の変更、費用を抑えての統合、再編なども、こういったところも視野に入れて見直しを図っております。それぞれ具体的な協議の結果を踏まえた中で、予算審査ということになるということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 先ほど公共交通の維持というのを国・県と協議して、最終調整しているということでしたけれども、公共施設、いわゆる路線としては新規路線的なのか、もしくは今既存で行っている路線を見直そうとしているのか、どの方向で調整しているでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 路線につきましては、23日に活性化協議会が開かれますので、その段階で公表という形になります。自主運行路線自体は廃止ということで、決定をしながらもう進めておるところもございます。  一方、新規路線という格好になりますと、費用が多額にかかるということがございますので、考え方としては既存路線の見直しという考え方を今しているところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 分かりました。23日にははっきりするというようなことでしたので、それに期待したいと思います。  では、次行きます。ウ、大型公共事業の一時停止や先送りでは、裾野駅西土地区画整理事業や防衛8条事業の修繕については平準化を図ると、都市計画道路平松深良稲荷工区は第2期改革期間中は先送りを挙げておりますが、平準化とはどういうことか、先送りした理由は何か伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) ウでございます。ウにお答えをさせていただきます。  昨日平準化につきまして若干話をさせていただいたところでございますけれども、建設事業費につきましては総量の抑制を図るため、起債の総額を設定して、枠内で建設事業予算の配分を考える必要があります。事業の進捗状況、今後の予定事業費、国や関係機関等との調整状況を踏まえ、優先順位づけを行い、事業費の抑制を図りながら必要な事業を実施するため、年度ごとの事業費は凹凸のない平準化したほうが予算を組みやすくなります。つまり平準化とは行財政構造改革によりまして、支出額の抑制が必要なことから、年度間の支出指数一定レベルに抑えるということでございます。先送りした事業につきましては、行財政構造改革時の事業実施による行財政上のメリットデメリット、こういったものを検討し、判断をしておるところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 平準化については何となく分かりましたが、今おっしゃられる平準化、それができるのであれば、これはもうとっくに行うべきだったと思いますし、恐らく企画部長が言われた支出額を一定のレベルに抑えるって、これ多分結構難しいのです。難しいのだけれども、今回改革ということなので、それぐらいのことはやるつもりで実行していかないとまずいと思いますから、ぜひその辺は抑制して実行していただければなと思います。  一方、先送りした事業、都市計画道路平松深良稲荷工区の先送りする事業ということで、今メリットデメリットという検討の中で判断したというお話ありましたけれども、デメリットという判断をしたのかお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) メリットデメリットという言い方をしましたけれども、事業自体デメリットということで判断をしているわけではないことを誤解のないようにしていただきたいと思います。  事業自体、これは必要なことですので、やるということでございますので、そういった意味ではデメリットということではないです。あくまで現在の行財政構造改革上の中で、限られた予算を使った上で事業全体の中で判断、そういった意味合いのメリットデメリットということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) それでは、先送りしたその判断理由は何なのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 先送りをした判断の理由でございますけれども、この場で細かいところにつきましてはお答えをしかねるところはございますけれども、事業開始した後5年間、今回5年間の計画でございますので、こういったところの収支を検討したところ、これ実施するとほかの多くの事業を止めないといけないというような格好になるという考え方が出てきました。そういった思いもありまして、ほかの事業もそうですけれども、断腸の思いでそういった判断をしているというところでございます。  このように行財政構造改革による事業の見直しにつきましては、今まで実施してきた、あるいは準備してきた事業をこういった断腸の思いで優先順位づけをするということもお伝えをしていますけれども、そういった事業をやっているということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 詳細はお伝えできないということなので、真意はちょっと分かりかねますけれども、私は継続すべきだと考えております。なぜならといいますか、こういうのを1回止めてしまうと、リセットしてしまいますと、皆さんもご存じかと思います。再開するのに今以上の費用とパワーというのは絶対かかるといいますか、必要となる、もうこの結果が見えているから、もし事業の調整が厳しいというのであれば、次のエのところでお話ししようと思っていますので、私なりの方法といいますか、提案あるので、次考えあるので、次でちょっと話しさせていただきます。ちょっと次行きます。  普通建設事業の総量の抑制では、市民の安全を確保するために必要な事業は優先するが、計画的な維持修繕等を必要な経費の縮減、平準化を行うと挙げているが、具体的にどのようにしていくのか伺います。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  普通建設事業につきましては、行財政構造改革期間中抑制せざるを得ないものと考えております。したがいまして、事業の優先度の見極めが重要であり、市民の安全を確保するような維持修繕事業などの優先度が高くなると考えます。  また、公共施設マネジメントの面から、計画的な修繕事業なども見込んでいく必要がありますので、それらを踏まえて優先度を検討してまいります。  また、起債を活用することにより一般財源を抑制することはできますが、将来的に公債費としての負担になりますので、起債を抑制しつつ、建設事業に係る事業費を全体的に抑制していかなければならないものと考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) やはり非常に厳しい状況であると感じる答弁でありましたけれども、先ほど総務部長がおっしゃったのは一般財源の範囲での考えということで、これでよろしいですか。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えしましたように、抑制した事業費に対する一般財源の範囲内ということでございます。起債も抑制していきますので、これまで以上に国庫補助金、他財源を活用して一般財源を抑制していくものであると考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 今現状というのは、財政調整基金の繰入れを行っているような状況で、それを抑制しようという姿勢は今後5年間やろうとしていることも含め、正しいと思いますが、財政調整基金以外の基金というのが18ほどあると認識しておりますけれども、こちら総額は幾らぐらいあるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  一般会計で管理する基金は18ございます。令和3年度末見込み残高およそ44億8,900万円でございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 分かりました。  今回12月議会で土地開発基金で、今後活用見込みがないということで、公共施設マネジメント基金としての使用目的を変更しようという動きがございます。そのようにほか基金に対しても、もう見直しを行っていく状況ではないかと私は思っております。何が言いたいかといいますと、先ほど答弁もあったとおり一般財源だけだと今多分動きとしてもお金がない、お金がないと。もう削減、縮小する方法しかないという状況で、これが市長が言うスクラップ・アンド・ビルドなのでしょうけれども、私は行政の場合逆だと思っておりまして、ビルドが先に来ると思うのです。ある程度先行投資をしていかないとスクラップできないのではないかと思っています。そのためには、まずは資金を調達するのに、これはごめんなさい。誤解のないようにですけれども、いいか悪いかではなくて、いろいろ基金は基金の目的があるし、その狙いという基金の役割があるので、なのですが、そういった状況の中でも一時的でもいいので、充てる方法というのも考え方としてはあるのではないかなと。そうしないと、改革が進まないのではないかなと思っておりまして、当然財政調整基金が今全くないわけではないので、それでもいいのです。なおかつ効果の大きい、将来につながるようになるというのが当然大前提となるのですけれども、それが結果として市長がこれ言っている最小経費、なるかどうか分かりませんけれども、私は最大の効果には上げられる要素があるのではない、つながるのではないかと思っております。先ほどの先送りする都市計画道路平松深良……ごめんなさい。ウのところで申し訳ありませんけれども、かかる費用なんかも一つの方法としてというところで思っております。雑な提案なので、1つの参考にしてもらえればなと思います。  では、次行きます。オ、各種の補助金の見直しでは、長期間継続している補助率の高いままの補助金の見直し、他市町に準拠した水準や規模への見直し、事業の終了や事業ごとの統合など挙げているが、どのように進めるか計画を伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) オでございます。オに回答させていただきます。  補助金の見直しは、今まで一定期間実施をしておるところでございます。令和4年度は、補助金ガイドラインに沿った見直しを厳格に実施してまいります。また、一律にガイドラインに沿えないケースもあることから、補助金に関するガイドラインの改訂、こちらを検討しております。改善のための調査研究には一定の時間を要しますけれども、並行して補助金制度所管課への直接的なヒアリング等を進めてまいります。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 補助金についての見直しは、日頃というのですか、監査等と指摘なども含めて、いろんなところで見直しを実施しているというところは認識しております。補助金を対象としている団体も用途によって当然違いもあって、ガイドラインの改訂を検討するというのは必要だと思っておりますけれども、ではそれらいつまでに結果を出そうとしているのかお伺いします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 繰り返しとなりますけれども、補助金の見直しにつきましては行政改革によりまして既に数年置きにやっています。私が企画にいたときの話をすると2回は最低やっていますので、20年のときもそうですけれども、継続してやっているところでございます。  今のガイドラインにつきましては、もうこれで5年経過をしているところもございます。今のこの行財政構造改革計画の内容に併せて改訂をしないといけないというふうに思っていますし、その補助金の見直しについては、常に常に見直しはしているわけでございますけれども、これは継続してやっていかないといけない事業だと思っていますので、いつまでというか、これは早めにやらないといけないと思っていますが、もう既に進んでいる部分もございますので、それも含めてなるべく早めにこれはやっていく必要があると思っています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) では、今継続してやっているということで、いつまでというようなお話がちょっとなかったのですけれども、令和4年度の予算にめどづきができているというのはどれぐらいあるのですか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) めどというところでございましたけれども、めどづけはまだ予算の最中でございますので、どのくらいというところは言うことができませんけれども、補助金につきましては団体の運営の補助という側面と、あと事業費補助という、そういった2つの側面がございます。  現在のガイドラインにつきましても、かなり厳しめの設定をしているところがあります。今回令和4年度の予算につきましては、乾いた雑巾という話をよくしますけれども、絞るということもございますけれども、それでもまだ全事業の補助金について全てを見切れていないというところもあると思っていますので、もう一回それも含めて全部見直すようにということで指示をしているところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 補助金の見直しのところで、絞る、縮小、減らすということばかりではなくて、そこのそれぞれの団体の行っている運動であったりとか、活動であるところをやっぱりしっかり精査して、場合によってはもっと補助金が必要というケースもあるかと思うのです。だから、その辺というところをやっぱりそれも一つの平準化だと私は思いますので、しっかりそこはガイドラインを作るのも大切ですが、厳しくみんなで頑張っているというよりはいかに活性していくかというところに注力して、行っていただきたいと思います。  次、(2)行きます。中長期にわたる視点の取組、ア、中長期とはいつまでなのか伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) (2)のアでございます。  行財政構造改革の第2期計画に記載のとおり、短期は3年程度、中期はおおむね4年から7年程度、長期はおおむね6年から10年程度を想定をしているところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 分かりました。  イ行きます。公共施設の在り方の見直しでは、ファシリティーマネジメントの観点から、施設全体の見直しが必要であるとあるが、公共施設等総合管理計画や、幼児施設整備基本構想や学校教育施設再編計画、またごみ焼却施設整備計画など、5年前から行っているはずのものだと認識しておりますけれども、ここに来て企画段階と感じているが、どう進めようとしているかお伺いします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) イですね。公共施設の在り方につきましては、計画の中に記載のとおりファシリティーマネジメントの中で詳細を決めてまいります。公共施設等総合管理計画、幼児施設整備基本構想、学校教育施設再編計画、ごみ焼却施設整備計画等の改訂は、個別計画ということで独立している計画でございます。財政的な見地、時間的見地から市全体のファシリティーマネジメントの中で在り方を検証、検討する必要があります。市全体のファシリティーマネジメント、公共施設の再編スケジュールを示すための改訂であり、改訂後全ての施設の優先順位づけ等を行う予定でおります。優先順位づけは毎年更新をかけ、毎年見直しをする必要があるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 現状は分かりましたという感じですかね、今やっていることという意味では。  私が確認したいのは、もう5年前から今各それぞれの構想の計画というものは動いているはず、進めているはずということ、これが一体どうなっているのかということを聞きたいのだけれども、先ほど部長から改訂するという答弁がありましたけれども、結局これもうやり直しということですか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) やり直しということではありません。公共施設等総合管理計画を頂点とした個別計画ということでございますけれども、今まで策定されている、私、幼稚施設をやりましたけれども、個別計画につきましては行政経営監の監修の下につくっています。そういった意味合いでは、総合管理計画等を踏まえた中でつくられているのですけれども、それぞれの個別計画では独自のスケジュールをしています。そういったところの中では全体最適という考え方、例えば幼児のスケジュール、ほかの計画のスケジュールというのが重なってしまっていて、この整合を取っていないというところが実はありました。そういったところも含めて、横串を刺すという考え方を持って、そういった検証が必要であるということで今やっています。やり直しということではないというふうに考えています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 今何かやり直しではないというようなお話でしたけれども、確かに行政経営監いましたよね。いらしていました。監修したという策定をして、でももう2年ほど前の話です。2年ほどの前でこれ進んでいないって言っているように感じるのだけれども、この辺というところを、私的って言います。こういうことを僕はやり直ししているのではないかなって思うぐらいです。要は進んでいなかったということもそうです。いろいろ今何回改訂版、改訂版、改訂版って出しますけれども、これって本当に僕の感覚からしたら本当ないにこしたことないことではないですか。計画どおり進めていたら改訂なんて必要ないでしょう。だから、5年前せっかくスタートはよかったのに、ここでもう一回見直さなあかんというところは何でだということを、やっぱりよくよく考えて進んで、僕的な言葉でいうとどう挽回するのかということをしっかりやっていかないと、その辺が、ごめんなさい。きっと振り返りもしているのだと思いますから、同じことを繰り返さないようにしてもらいたいです。  では、切り替えて施設の優先順位ということですが、一番市民サービスを低下させずに効果が大きいのはどの施設のどの事業になるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 優先順位づけの話でございました。いわゆるEBPMという考え方がございますけれども、全ての施設を統一して検証した中でのご回答ということが必要だということでございますので、なかなかここの場で、今それが全部そろっていない状況の中ではお答えはしかねるところではございますけれども、一般的に言いますと利用が少なくて費用がかかっている、そういった施設、あるいは同じ施設が複数ある、こういった施設、こういったところが一番市民サービスを低下させずに効果が大きい、そういった施設であるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) はっきりした答弁をいただけないですね。今部長から同じ施設が複数ある場合というような、それらが一番サービスを低下させない、これって言わば学校施設とか、幼児施設とかではないのですか。今現時点といいますか、推進本部も立ち上げて、学校施設の再編というところは動き始めておりますけれども、幼児施設に関しては昨日ですか、同僚議員の質問にもありましたけれども、まだ机上で検討している段階のように感じました。  私は、市が抱えている課題の中で一番効果が大きいのは、幼児施設の整備基本構想だと思っております。当市が幼児施設に係る財源というのが、人件費も入れてこれ大きいということはもう分かっているはずなのです。それなのに、まだ何か中長期的の段階にあるのかなというのがちょっとよく分からないのですけれども、昨日の同僚議員の子育て世代の減少を取り上げたというところもあるのですけれども、まさにここが施策の1丁目1番地ではないかなと捉えるべきだと。市長が言っている選択と集中というのがまさにここに当てていけば効果も大きいし、市民サービス、やり方によります。進め方、やり方によりますけれども、市民サービスを下げずに。今ゼロ、1の場合は待機児童の問題もありますし、ここを集中で当てるべきだと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 幼児施設、おっしゃるようにファシリティーマネジメントの最重要なターゲットというふうに考えております。子育ての質やレベルを維持、あるいは向上させながら、市の人件費や施設維持による支出を減少させるためには子育て施設の再編、ある程度の民営化が一番効果を発揮しやすいと考えております。御宿台保育園の民営化というような事例もございますので、その方向でやっていきたいと思っています。  また、昨日人口ビジョンの議論をさせていただいたものありましたけれども、日本全体の人口減少を止めるためには、社会減対策を打つことも大事ですけれども、日本全体のパイを大きくしていくためには、自然増を目指さなければならないということで、子育て世代の方々に出生率が大変に低い都会からゆったりとした暮らしを楽しんでいただけるような、出生率の高い地方のほうに移住定住をしていただく必要があるというふうに考えておりまして、そうした世代の受皿をしっかりと作っていくためにも、子育て関連施設の充実のための再編等の対策はしっかりやらなければならないということを考えております。考え方は一緒だというふうに申し上げておきます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 今、市長から答弁をいただきましたけれども、その前の質問のところで、今幼児施設と学校の施設が一番市民サービスを低下させない施設なのかなという話がございましたけれども、こちらで考えているのはそればかりというか、ではなく、いわゆる社会教育施設であったり、グラウンドであったりという、そういった施設も視野に入れているということをまずはご理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 部長、分かりましたというか、今言ったご理解いただきたい、では言おうか。やっぱり計画出してください。その辺の何が優先で、何をどうして、何をどうあれするの。市長が前パズルという、それがパズルという意味かちょっと私分かりませんけれども、どういうふうにして市が動かそうとしているのかが見えないから、私がこうやって質問もせなあかんし、みんながどうしようと思っているわけだから、その辺のところが見えるようにというところをまずやるというところをお願いしたいと思います。  市長も意見というか、考えは確かにそうやって言っておりましたけれども、やっぱり行動ですよ、行動。何をどうやってやるかという行動を示さないと、動いているということにはつながらないので、私が言いましたビルド・アンド・スクラップです。先行投資して、最優先で取り組むということが大事だと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  次行きます。(3)、情報発信について、現在の状況について伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) (3)でございます。情報発信ということでございます。  第2期行財政構造改革の計画につきましては、概要版と合わせて市のホームページに掲載をしているところでございます。現在計画の分かりやすい動画、こちらを2回に分けて配信すべく準備を行っているところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 2回に分けて配信すべく準備でしたけれども、いつ配信する予定というのはもう決まっているのですか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 2回に分けてということでございますけれども、1回目につきましては本来であればもう上がっていないとおかしかったのですが、ちょっと事務上の失敗がございまして、一両日中に上がるような格好になります。2回目につきましても、撮影は終わっていますので、来週中には配信をさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) その動画2回に分けてということでありますけれども、内容は何を伝えようとしていますか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 計画を10月の5日の日に出しましたけれども、計画書は30ページ近い枚数がございますので、それ全部お話をすることはできませんので、内容につきまして概要書に沿った内容ではございますけれども、図表を多く使いながら分かりやすく市長から説明をしているというような格好でやってございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 今動画2回という話ありますけれども、私今回9月議会でも情報発信について質問させていただきましたけれども、動画だけが情報発信ではないですから、全てにおいてどうやって市民に聞いていただくかというようなことが大事ですし、10月の13日に静岡新聞で「裾野市の行財政構造改革」という題で市民理解への説明を丁寧にというようなことを挙げられています。やはり市民にもですけれども、分かりやすく財政状況や改革の必要性を伝えて、市民の意識を変えなければならないと、財政に関心を持ってもらえれば今回の行革だけでなくても、市長が言う市民協働の機運も高められるはずだというようなこと書いてあるのです。ぜひ先ほど言った計画も含めて、市民の理解を得られるという、意識を変えられるというような情報発信お願いしたいなと思います。  次行きます。(4)、成長戦略について、3つの柱を挙げておりますが、1つ目がウーブン・シティ、2つ目、デジタル、3つ目がカーボンニュートラルと、期間中の方針は挙げられておりますけれども、具体的に何を行う計画なのか伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) (4)でございます。  成長戦略の考え方は、第5次の総合計画の中で具体的に明記をしてございません。市の現況に基づく行財政構造改革期におけるこれは戦略でございます。ウーブン・シティにつきましては、2024年、いわゆる3年後にはフェーズ1と言われるところに住み始めるということから、JR岩波駅周辺整備を急いで実施をしているところでございます。市の北の玄関口の整備は急務であり、全世界的にここが有名となるということが想定をされております。市の発展に寄与することがこれは期待できるというふうに考えております。  2つ目、SDCC構想につきましては、国のデジタル化の流れに先んじて、これは同調しているところでございます。国は、デジタル庁を創設しましたが、市は既に独自に構想を策定し、実証実験を実施をしておるところでございます。近い将来、全国に先んじた取組の中で新たな価値、新たな事業の創造に基づく新たな起業を見込んでおり、市の発展に寄与することがこちらも期待ができます。  3つ目、カーボンニュートラルにつきましては、過日のCOP26での議論のとおり、全世界的に早急に取り組む必要がある事案でございます。当市は、先んじて間伐の実施による森林保護を実施しておりますけれども、こちらも近い将来カーボンニュートラルに関する新たな起業を見込んでいるところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) そうですかという感じですけれども。  岩波周辺整備が出されました。フェーズ1が2024年ですか、3年後になるのですけれども、3年後の完成を目指しているということですか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 繰り返しとなりますけれども、2024年に完成をするということで、完成というか、開所をするということで説明が一応いろんなところであります。実際に住み始めるということになりますので、世界中から多くの方が岩波駅周辺に訪れるということが想定をされます。ですので、できる限りその時期に合わせるように急いで事業を実施をしているというところでございます。あくまで目指すというところという意味でございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) これは見届けるといいますか、ちょっと様子見るしかないかなと思います。  SDCC構想ですけれども、確かに国もデジタル庁を創設しましたが、そこまで当市が行っていることって、先端の取組って行っていたかなという気がするのですけれども、新たな起業を見込むという、市の発展に寄与することを期待というような話がありましたけれども、具体的に期待する起業って何なのですか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) SDCC構想につきましては、かなり先端的な構想であるというふうに考えております。デジタル庁が発足しましたけれども、そこがなければどんどん、どんどん進めることができる、いわゆるプラットフォームの関係も含めてなのですけれども、デジタル庁ができて、デジタル化が全国統一で行われるという格好になりますと、併せてやっていかないといけないところができます。手戻りがないようにしないといけないということございますので、そういったところを含めながら実施をしているところでございます。  現在、コンソーシアム82社来ていただいております。市の財政の現状を踏まえた中での企業側にお願いするということが多い状況ではありますけれども、フィールドを提供して、事業の展開の中でシーズが生まれて、起業となる可能性が十分にあるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 何か動いているような、私からしたらちょっと全然動きって見えないのですけれども、何とも言えませんけれども、その辺というのいつか見えてくるのかな。  カーボンニュートラル、1件確認します。カーボンニュートラルに関する新たな企業というのもお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) カーボンニュートラルですけれども、市長が過日同僚議員にお話をしたとおり、企業版ふるさと納税制度を活用して事業を展開するようにということで、今指示を受けているところでございます。その中で様々な企業とお話をしておりますけれども、カーボンニュートラルにつきましては世界の主要な取組の一つ、やらなければいけない事業だということをこれ非常に痛感をするところでございます。ただ、すごく広い分野でもありまして、企業の提案などをお聞きする上で将来性をこれは感じざるを得ない部分が非常にあるという、期待をするところが非常にあるということでございまして、そういったところから企業も来るのかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 4番、浅田基行議員。 ◆4番(浅田基行議員) 成長戦略については、これはちょっとまたしっかり今後確認していきます。  少し時間あるので、ウーブン・シティの件で私の見解といいますか、昨日同僚議員の質問の中で、市長がウーブン・シティの誘致ができたというお話をされました。これ私の立場であれしますと、企業が工場の跡地に私有地としてテストコースを作るというのが、もうそもそもある土地、私有地である土地をテストコース、ウーブン・シティのことなのですけれども、作るということです。私の見解ですよ。市長いろいろ動いたのだから、誘致という表現をされているのだと思うのですけれども、誘致という言葉が当てはまるのかなというようなのが1つ私の見解です。ウーブン・シティということも大事ですが、本当行革をやる上で今裾野市が置かれている立場、やらなければいけないことというところをしっかり線引きして、ぜひ市行政は動いていただければなと思います。  今回行財政構造改革という5年後、10年後というところで質問しましたけれども、今日のお話の中で来年度がどうかというところもいま一つ引き出すことができませんでしたが、早く計画を示すことが大事と、必要だということを訴え、今回の私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(賀茂博美) 休憩いたします。                       10時53分 休憩                       11時05分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) それでは、議長への通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。今回は、大きく2点についてお伺いいたします。  初めに、大きな1番、廃止された市立水泳場の跡地の活用と隣接するせせらぎ児童公園についてです。廃止されました市立水泳場の跡地利用につきましては、9月定例会で会派公明党の代表質問として佐野議員が質問をされたところでありますが、今回も引き続き取り上げさせていただき、質問をいたします。  廃止された市立水泳場の跡地の今後については、公共施設の在り方や周辺地域のまちづくり等、ファシリティーマネジメントの観点から庁内での協議が進められていると認識しています。昨年12月の一般質問で髙村市長は、「福祉保健会館及びせせらぎ児童公園といった周辺施設との連動性、面的な活用を念頭に置き、児童福祉を中心として、さらに多世代の交流や防災機能の拡充といった観点から、有効活用が図れるのではないかと考えている」とのご答弁があり、まず未利用財産活用に関する標準フローに沿って方向性を決定していくお考えを示されました。そこで、以下の点についてお伺いいたします。  (1)です。市立水泳場は、平成30年12月に大規模漏水が発覚、令和元年度より営業が中止になりました。施設の老朽化や設備の維持管理、再稼働に必要な経費、利用状況などから、平成31年3月に廃止の方向性が示され、令和2年3月に正式に廃止決定されました。大規模漏水の発覚からこの12月で3年になりますが、市立水泳場の跡地活用の方向性についてご見解をお伺いいたします。  (2)、市立水泳場の跡地活用の方向性が決定する前でも、プールの撤去工事や土地の整備を進めることが未利用財産活用につながる取組になると考えますが、この点についてお考えをお伺いいたします。  (3)、廃止された市立水泳場に隣接するせせらぎ児童公園について、晴天であればいつも何組かの親子やグループの方々が楽しく過ごされています。多くの市民が利用しやすい場所でもありますので、さらに公園整備の維持管理を進めていただきたいと考えますが、いかがお考えでしょうか。  (4)、せせらぎ児童公園は、廃止された市立水泳場の駐車場と隣接しています。せせらぎ児童公園に来園される市民が利用されていますが、長い期間の風雨の影響で駐車場内に土砂が入っている箇所があります。隣接する駐車場の管理について、どのような体制になっていますか。この点についてお伺いをいたします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、(1)と(2)につきましてお答えをさせていただきます。  まず、(1)です。昨年12月の一般質問、それから今年9月の代表質問で同様のお尋ねがありました。公共施設の在り方の見直しにあるとおり、現在公共施設等総合管理計画を改訂をしている最中でございます。方向性につきましては、9月の代表質問でお答えをしたとおり、当市全体のファシリティーマネジメントにおける種地として計画の改訂、それから個別計画の策定後全体の方向性を見極め、最適な活用となるよう検討をしてまいります。  続きまして、(2)でございます。更地にしてほかのものに一時的に使用することも考えましたけれども、あくまで一時的な使用であり、根本的な解決にはつながらないということになります。  また、行く末を決めない中での整備は費用を二重にかけることになりかねません。ファシリティーマネジメントは、パズルのようなものということを何回か話をさせていただいておりますけれども、1つの施設を複合化や廃館するためには種地は必要でございますので、全体的な見地から有効活用を図るべく検討をする必要があります。ただ、まだ総合管理計画の改訂、個別計画策定に向け取りまとめをしているところでございますので、繰り返しとなりますけれども、種地として全体の方向性の中で最適な活用になるよう考えてまいります。  以上です。
    ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(福士元紹) 私からは、(3)になります。  せせらぎ児童公園の維持管理につきましては、シルバー人材センターへの業務委託や担当職員による清掃業務に加えまして、地元石脇区との公園管理協定や裾野ライオンズクラブ様によるボランティア活動を行っていただくなど、多くの市民の皆様との協同による管理を行っております。遊具や施設について、目新しい施設は設置されていないものの、安全確保を第一優先としまして、管理に努めております。今後も地域、団体の方々の協力を得ながら多くの市民に親しまれ、憩いの場としてご利用いただけるよう適切な維持管理を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) 私からは、1の(4)についてお答えいたします。  市立水泳場は、令和3年1月に廃止をいたしました。当該駐車場に関しましては、平成30年12月の大規模漏水が発覚し、営業を中止した令和元年度から生涯学習課で管理をしております。年に数回の草刈り、樹木の枝打ちなど生涯学習課職員が行っております。  また、令和3年6月11日付で石脇区と裾野市との間できれいなまちづくり推進事業の合意をし、石脇区におきましても年に数回の草刈り、清掃、ごみ拾いなどを実施していただいております。  なお、議員ご指摘の駐車場の土砂につきましては、職員により除去及び排水箇所の確保作業を行いました。  今後とも地域と連携しながら管理をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) それでは、2回目です。  大きな1番、(1)と(2)については併せてお伺いをいたします。公共施設等総合管理計画を改訂中という状況、そして計画の改訂と個別計画策定後に全体の方向性を見極めて活用を検討するという状況ということは、このことについては私も承知をしているところではあります。ですが、遅々として進まない状況のこの現地を日々目にしておりますと、なかなかそういう状況はあるということは分かりますが、何とか現状打開ができないかというところでお伺いをしているところであります。  更地にした場合に一時的に使用しても具体的な解決にはつながらない、また二重に整備費用をかけることになるというようなこともご答弁の中にありましたが、そういったことについての考え方ということも理解はしております。理解をした上でさらにお尋ねするわけですけれども、プールの跡地としての考え方についてちょっと今回確認をさせていただきたいと思います。プールの跡地としては、50メートルプール、そして幼児用のプール、あと建物とありますが、こちらの跡地の活用方法、全体として考えているのか、また区別しながら区切って、それぞれ用途を変えて今後使用を考えているのか、この点についてお伺いをいたします。  それと、このプールが廃止になったという状況が起きてから民間の事業者さんから何か市のほうに問合せ等は入ってきているのでしょうか。  また、事業者の方だけではなく、市民の皆様からの問合せですとか、何かご相談、ご提案、そういったことは市のほうには入ってきているのかどうか、この状況をお伺いいたします。  先ほどプールの区分のお話をさせていただいたのですけれども、これは提案になりますが、例えば幼児用プール、この幼児用プールのある場所というのがちょっと変形的な、そういう地形になっておりまして、ほとんどせせらぎ児童公園から真っすぐに地形を取りますと、幼児用プールを含んだほうが活用しやすいのではないかって、そのように感じています。ですので、今後このせせらぎ児童公園をさらに市民の皆様の憩いの場として活用、充実できる、そういった状況に持っていくためにも幼児用プールのところだけでも公園として組み入れていくようなお考えはあるのでしょうか。考えられる可能性があるかどうか、そういったことをお伺いいたします。  (1)と(2)のほうは、そのことでお伺いをいたします。  次に、(3)のせせらぎ児童公園の維持管理についてご答弁いただきました。公園の維持管理の現状については、私も承知をしているところなのですが、担当職員の方による清掃業務、またシルバー人材センターに業務委託をしている、多くの市民の皆様との市民協働によって管理なりいろんな業務を、草刈り等、そういったこともしていただいているということは私も承知をしております。プールのある地元の石脇区の皆さんも、どうしてもプールの周りにかなりの量の草が大きくなってしまいますので、一生懸命草刈りをしていただいている様子も目にしております。  今回このことを質問に取り上げさせていただいたという、そういうふうに通告した理由が、私も久しぶりに一人でゆっくりとこのせせらぎ児童公園を隅々まで歩きながら、休日ですけれども、結構皆様どういう状況で来園されるのかなというところで長い時間過ごしてきました。その中で遊具ですとか、そういったものも結構老朽化されています。設置されているトイレですとか、あずまやも老朽化、そういったところもあります。名前のとおりせせらぎ児童公園となっておりますが、今ちょっとそのせせらぎの部分が、水の流れがないような、本当によどんでいるような状態があります。そういったところでおりましたら、ですけれども休日になりますとやはり小さいお子さんをお持ちの親子連れの方々が結構何組かいらっしゃって、かなり長時間遊ばれています。そしてあと、お友達同士で、グループで来られていて、あずまやで休憩を取られていると、そういう状況もありまして、その姿を目の当たりにしながら、ちょっと目を周りに向けてみますと本当に3年間放置されたままの状態のプール、建物が嫌でも目に入ってくるという、そういう状態が3年間続いているわけです。ですので、何か今できることはないのかなと、そういう思いがしまして、質問をさせていただくことにしました。一人で状況を見ていますと、非常に物悲しいというか、何か寂しい思いを私は感じてしまったのですけれども、多分そういう思いを抱く方は私一人ではないのではないかというふうに感じています。  令和3年度の市民意識調査によりますと、やはり公園などの身近な緑地の環境整備の満足度というのは低い状態が続いていると思います。調査のたびに毎回公園、緑地に関しては市民の皆様の満足度は低いというふうに、状況があるというふうに認識しています。裾野市の市内の緑地ですとか考えますと、面積的にはそれほど少なくない状態であろうかと思いますが、市民の皆様の身近な場所、お住まいの地域に気軽に遊べるような公園が少ないというふうになっているのではないかというふうに私は思っています。  そこで、2回目お伺いをしたいのですけれども、公園内の、例えば砂場の砂の入替えですとか遊具、またあずまや、トイレ等のこの点検管理について2回目をお伺いしたいと思います。  一昨日もまた確認をしてまいりましたが、トイレにもいろいろ雨風が入っているような状態、あとあずまやの中でも一部破損しているところがあったり、ちょっとトイレの壁に亀裂があったりというようないろんな状態がございました。定期的に点検をされていることは承知はしておりますが、そういった際にしっかりと公園の状態について報告がどのように上がっているのかということについてもお伺いをしたいと思います。  それと、やはり雨風、雨水等の水の処理ですね、公園内の。そういったことはどのようにされているのでしょうか。この点についてもお伺いいたします。  次は(4)です。駐車場の管理といいますか、それは教育部の生涯学習課で行っているというふうに私も認識をしております。土砂のところは早速取り除いていただいて、きれいにしていただいておりました。ですが、撤去していただいたときは多分いいのですが、やはり風雨がありますとすぐにまた元に戻ってしまうというふうに考えられますので、駐車場のほうの水の処理、そういったことをどのようにお考えなのか、2回目にお聞きをしたいと思います。  それと、内容的にはちょっと駐車場に関してですが、ファシリティーマネジメントの観点では、例えば現在は公園にいらっしゃる方々が駐車場として使われておられますが、これプールの跡地の検討をしていく中でこちらの駐車場を今後はどのようにお考えなのでしょうか。今までどおり今後も公園にいらっしゃる方の駐車場として確保ができるのかどうか、この点についてお伺いをいたします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 管理にお力をいただいている石脇区の皆様には感謝申し上げます。これからも地域の皆様のお力と合わせてしっかりと管理はしていきたいというふうに、できる限りの管理には努めていきたいと思ってございます。  私のほうからは、(1)、(2)についてのお答えをさせていただきます。基本的には市営プールにつきましては、周辺の施設との連動性、面的な活用を念頭に置いて、児童福祉を中心として、さらには多世代の交流、防災機能の拡充といった観点から、有効活用を図っていきたいという考え方は、議員のご質問にあったとおり変わってございません。現在、総合管理計画を改訂中でございますので、まだ確定ではございませんけれども、その方向性の中で進めていくということで、先ほどの同僚議員とのお話の中でも幼児施設等の充実が大切であろうと、スピード感を持ってというようなご提案もありましたので、そういうことで進めていきたいと思います。具体的には民間からのお問合せもございますので、そうした民間の活力と力を合わせて計画をなるべく早く策定したいというふうに思います。その中で全体なのか、区分的なものなのかということも併せて決まっていくことになろうかと思います。もうしばらくお待ちいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) (1)、(2)の中では3点ほどあったと思っています。今(1)、(2)のうちの区分の部分、全体のどう考えるかという話と、あと事業者の話がございました。市長から今話がございましたので、私のほうから3つ目のプールと公園の話、子供用のプールの形状の話がございましたので、そちらについて話をさせていただきたいと思います。  現状の子供のプール、公園のほうに張り出しているというか、出ているという状況には確かにあります。いろんな話の中でプールの利活用というところも検討材料にあるとはこちらでも考えておりますし、そこを残す、残さないという話も当然今後していかないといけない部分があると思っています。総合管理計画、あるいは個別計画の中でどういった方向でいくかというところがまだ全部決まっていない、先ほど市長からありました面的な活用の部分は方針としては決まっていますけれども、その次の具体的な部分はまだ決まっていない部分がございますので、そこのちっちゃいプールを公園に入れるかどうかということは、いわゆるそういう考え方があるということを承っておきますので、また将来的に検討する中でそれを生かしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(福士元紹) (3)、2回目かと思います。3点ほどでよろしいでしょうか。  1点目が砂の入替え等をどうしているかということと、あとあずまやの点検、建物の点検、あと雨水排水についてということで、1点目の砂の入替え等につきましては遊具関係と含めて点検のほう、専門業者に委託のほうをしております。点検につきましては年3回、目視や触診、打診等により点検しておりまして、現時点において直ちに使用中止になるような遊具等はございません。砂場につきましては、おおむね大体10センチぐらいの砂が入っていればよしというような形になっておりますので、またこちらのほう点検の中でそのような指摘等ありましたら、補充等をしていくような形を考えてございます。  2点目のあずまや等の建物についてですけれども、あずまやと、あとトイレ、こちらのほうにつきましては職員の点検で対応しております。あと、シルバーさんに委託しているものですから、シルバーさんのほうにも何かあったら、異常があれば連絡をもらうというような形を取ってございます。今回トイレの壁面の一部破損とあずまやの座板の破損ということですけれども、こちらのほうも職員のほうで先月中旬頃現状を見まして、既に修理をする対応のほうに入ってございますので、今後そちらのほうの修繕のほうは実施していく予定でございます。  最後に、雨水排水の関係ですけれども、構造物等の雨水排水、そういった施設はございません。現状は、通常の雨水であれば自然浸透という形となってございます。もちろん大雨になりますと、下の駐車場のほうに流れ込む可能性というのはありますけれども、そちらのほうでの排水の受けというのもございますので、基本的にはそのような状況でございます。  私から以上です。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) それでは、(4)の2回目についてお答えいたします。  雨により公園側からの土砂の流れ込み、また駐車場と河川との間の土砂が駐車場のほうに流れ込んで、こういった土砂がたまって排水に支障を来していると、水がたまってしまうという状況がございます。今後は、定期的な見回り、点検を実施しまして、維持管理に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、駐車場の考え方というところがございましたので、そちらのファシリティーマネジメント上の駐車場の考え方ということでございます。現在せせらぎ公園の駐車場ということで使っているような状況にあるのですけれども、周りには借地が実は逆にたくさんあるということも事実でございます。そういった意味合いからすると、借地の解消という考え方はどこかで検討しないといけないというふうに思っています。ただ、今現状では現状のそのまま生かしているというような状況でございますので、そこの部分についてはまだ検討がされていないような状況でありますけれども、そういった検討を将来的にしないといけないという現状にあるということだけご理解いただければと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ご答弁ありがとうございます。いろいろるるお答えをいただきました。  最初に、市長より(1)、(2)に関してお話ありましたけれども、これ1年前の私の12月議会でのお答えと同じ内容のお答えをいただいたというふうに感じました。あれから1年なかなか具体的には進まなかったのだなというのを改めて感じたところなのですが、何かやはりできるところから、地域の市民の皆さんもそうですけれども、使っていただける、気持ちよく公園で過ごしていただける、そういった状況を何とかそういう維持管理ができればという、そういう思いで伺っているところです。  それで、公園内の遊具、砂場、あとあずまや、トイレ等の管理の状況について建設部長からお話がありまして、定期的には点検をしていただいているということ、そして破損している箇所については今後修繕を考えていただける旨のご答弁であったと思います。ぜひ、先ほども私お話ししたのですけれども、あの公園の中にいて周りを見ると本当に3年前からずっと止まったままのプールがそのままという状況があるわけなのです。ですので、せめて公園内の状況が、本当にそこにいると明るい気持ちになれるような、そういう状態の公園であっていただきたいというか、そういうふうな状態を本当に希望をしているところです。ですので、ぜひ早期にそういった対応をしていただきたいと思います。  あと、水処理の関係、建設部長と教育部長にお聞きしたのですけれども、駐車場のほうは道路側に近いところに3か所そういう排水箇所があるのですが、土砂がたまるところがそちら側ではなくて、公園と駐車場の接点の辺りが結局一番たまってきますので、そこの対応を今後考えていただきたいというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。  公園内のほうは建設部長が答えていただいて、自然的なところでお答えがあったかと思いますけれども、そこのところとやはりつながっていますので、駐車場のほうにも、今境目のところには土のうを幾つか積んではいただいておりますが、ぜひ本当に現地に行って見ていただきたい。そして、そこで公園の中から周りを見渡していただきたいです、本当に。これは、切にお願いをしたいです。  こういった取組というのは、本当に市全体のことを考えますと小さな取組かもしれません。ですけれども、本当に市民の皆様は毎日の生活の中で、特に身近なことが少しでも変わっていくこと、よくなっていくことを望んでいます。足元の小さなことかもしれませんけれども、こういう身近な取組を少しずつ前に進めていくこと、その小さな取組の積み重ねが大きな結果につながるというふうに私は思います。市民の皆様にとって満足度の向上になると考えますし、大事であるというふうに思っています。  そこで、ぜひ今後の跡地活用の方向性について、いつまでに結論を出していくお考えでしょうか。髙村市長、どのように考えられておられるでしょうか。3回目にお伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) すみません。市長に代わりまして答弁をさせていただきます。  いつまでに結論を出すかということでございます。何回もちょっと話をさせていただいているところではございますけれども、総合管理計画、それから一番問題はやはり個別計画をどこまで仕上げた中でそういった議論ができるのかというところだと思っています。総合管理計画につきましては今年度中に、13日の日にまたお話をさせていただきますけれども、確定をしまして、その後個別計画同時に今進めているところがあります。学校につきましては、来年の9月以降ということもございますけれども、それも踏まえた中で、何回か話をさせていただいていますけれども、パズルですね、いわゆる。どこをどういうふうに早くやるのか、先に進めるのか、どこを優先的にやるのかというところは決めていかなければいけないと思っていますので、明言がなかなか難しい部分が実はありまして、来年度中にやりたいということを言いたいのですけれども、まだそこまで今の現状では言えないところがございます。なるべく早めに検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) それでは次、大きな2番に移ります。  GIGAスクール構想による端末1人1台を生かす取組をの(1)です。国のGIGAスクール構想に沿って、当市は小中学生1人に1台のタブレット端末の配備を完了しました。障害のある子供たちのために配備された端末を生かし、デイジー教科書を導入していただきたいと思います。  デイジー教科書は、通常の教科書と同じ内容がデジタル化されたもので、タブレット端末にダウンロードして使用します。文章の音声を流しながら、その箇所に色で強調したり、文字の大きさや音声で流れる速さを調節したりできます。発達障害などにより、普通の教科書では文章や図形を読解するのが困難な子供の学習を助けることができます。ぜひデイジー教科書を導入していただきたいと考えますが、ご見解はいかがでしょうか。  このデイジー教科書につきましては、平成25年9月定例会で質問をしております、今から8年前になりますが。ICT環境の整備が当時は進んでおらず、導入が困難ということのご答弁をいただいております。今回は、ICT環境が整備され、端末も1人1台の配備がされた状況があります。また、デイジー教科書の導入には日本障害者リハビリテーション協会に申請し、承認されれば利用可能なもので、無償提供されていて予算もかからず導入できますことから、お伺いをするものです。  次に、(2)です。特別支援が必要な子供たちだけでなく、学習に遅れのある子供や視覚的に黒板が見えにくい子供、なかなか集中できない子供、あるいは日本語を学ぶ外国籍の方にも有効であると考えますが、導入の対象を拡大していくことについていかがお考えでしょうか。お願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) それでは、2の(1)と(2)についてお答えいたします。  初めに、(1)についてお答えいたします。本年5月に公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会にデイジー教科書の利用申請を行い、一括提供が承認されました。本年10月に同協会がクラウド上で利用できる支援システムを開始したことにより、必要に応じて当市のICT環境でもデイジー教科書の利用が可能となったところでございます。  続きまして、(2)についてお答えいたします。デイジー教科書は、教科書バリアフリー法に基づき、発達障害などにより文字や図形などを認識することが困難な児童生徒の学習のために作成された教材になりますので、現時点では障害のない児童生徒については利用の対象となっておりません。現在国におきまして、外国人児童生徒等のデイジー教科書の利用について検討が行われていると聞いておりますので、今後国から示される利用の対象や方法等の情報を注視し、子供たちの学習環境の向上に資するよう導入の対象を拡大していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ありがとうございます。  (1)のデイジー教科書の状況について今教育部長からお話をお聞きして、申請がされているというお話でした。10月には当市の環境でも使用が可能になったというお話でございました。使用ができる状態ということでありますので、ぜひ早急に具体的にそちらが使えるようにしていただきたいというふうに思います。実際今後使用ができるように具体的に進めていただくという、そういった今後の展開についてはいかがお考えなのでしょうか。  また、導入の対象となる児童生徒の方々総数、おおむねで結構なのですが、おおむねどのくらいの方が対象となる想定をされていらっしゃるのかどうか、この点お伺いいたします。  そして、(2)のほうですけれども、なかなか国の制度にもよるというお話がございまして、ただ今後国のほうでも利用の対象ですとか方法もまた進められていくという情報もあるようなので、ぜひそういったことの情報に対してアンテナを高くしていただいて、取り組んでいただきたいというふうに思います。  (2)のほうは承知しましたので、(1)のほうで2回目お願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) 今後の展開はというところですけれども、現在デイジー教科書利用の希望調査を実施しております。保護者の皆様に対して全員調査票を渡しております。既に調査票のほう回収ができておりまして、今日現在ですけれども、利用を希望する児童生徒の数は34人ということでございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ありがとうございます。今保護者の皆様に調査を行っているということで、現段階では希望をされる方が34人いらっしゃるというお話でございました。調査中ということですので、これより少し多い方になる可能性はありますが、ぜひこの対象者の方々に、希望者の方々に一日でも早く実際にデイジー教科書を使って学習を進めることができるように取り組んでいただきたいというふうに思います。  それで、実際に児童生徒、希望された方々が使えるようになるのはいつ頃をめどに考えられていらっしゃるかどうか、この点について3回目お伺いをいたします。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(勝又明彦) 希望します児童生徒の皆さんには、年内中にはデイジー教科書の利用ができるというふうに考えております。  以上でございます。            (「ありがとうございました。終わります」の声あり) ○議長(賀茂博美) 休憩いたします。                       11時47分 休憩                       13時15分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) それでは、議長への通告に従いまして、一般質問を始めさせていただきます。今回は、大きく1つで質問を進めたいと思います。  1、持続可能な地域公共交通は、市民目線で推進をということです。  (1)、交通弱者に必要不可欠なすそのーるの継続を求めます。すそのーる及び自主運行路線の現状に関する住民説明会が8月に開催をされました。その内容は、すそのーるは運行を継続するための条件である収支率20%を達成できなかったため、廃止に向けた手続を進めるというものでした。しかし、住民にとって大切な地域公共交通を収支率だけで廃止の判断をすべきものではないと考えています。地域公共交通は、自家用車の保有の拡大の中で必要と言われながら、民間事業者の経営には厳しいものになってきました。当市においても、これまでに廃止をされた路線も複数あり、そして数年前からも路線バスで減便、路線変更、退出などが続いています。市内に公共交通空白地域、公共交通不便地域が拡大しているのが現実です。  高齢化が進む中、移動への不安をなくし、安心して暮らせる裾野市にするためにも、また通学、通勤でも利用できるようすそのーるの充実を図る必要があるのではないでしょうか。廃止されてしまったら、次の日から困ってしまう市民がいます。市民にしっかりと寄り添っていただきたいと思います。以下伺います。  平成31年4月から運行ルートの変更により利用者が大幅に減少しました。このことについてどのように分析をされたかまず伺います。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  企画部長。 ◎企画部長(石井敦) それでは、1のアについてお答えをします。  ルート変更でございますけれども、あくまで自主運行路線としての収支率アップの目的と市民の要望によるルート変更でございます。ルート変更に伴う変化になじむまでに時間がかかるものと捉えておりますけれども、ルートはそれでも3年あれば生活の一部になるというふうに思っております。今回コロナによる影響もある中で、結果利用者が減少したということは誠に残念なことでございました。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 今自主路線の利用者の拡大とかが目的であったということと変化になじむ時間がなかった、また生活の一部になるはずだったというお話もありましたが、今の検証をされたのは1年目ですよね。大幅に利用者が減ったその年にされた検証でしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 検証自体は、毎年見直しはしていますけれども、トータルでの考え方ということで今話をさせていただきました。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) まず、運行ルート変更後、新型コロナ感染症の感染拡大時期が重なったこともあり、初年度でしかきちんとした検証ができない状態であったと思います。説明会では、先ほど部長がおっしゃったような説明もありました。メリットとして循環型から往復型に変更したことで、到達時間が短くなった、もう一つは年間走行距離が1万2,000キロメートル削減できたとの説明もありました。利便性の向上と経費削減も目指してルート変更がされたのだと思いますが、結果は新規の利用者にはつながらず、それまで利用してきた高齢の方が利用を諦めざるを得なくなった。先ほど変化についていけなかったというお話もありましたが、しかし実際にこれまですそのーるを利用されてきた高齢者の方が、目的地に行くのにバスを利用していたのでは歩かなければいけないなどの理由で、実際に病院に行くのにもすそのーるを利用しなくなった、公共施設に行くのにもバスを利用することができなくなったというお話を私は多数聞いています。運行ルート変更前には、2年連続収支率が18%を超えており、変更に伴う運行時間の変更も通学、通勤などで利用できなくなった要因の一つではないかと考えています。コロナの中での収支率、そして今のような中で、利用者が減ってしまっている中で収支率20%が達成できなかったことを理由に廃止をすることは大きな問題ではないかと思っています。その辺はどう考えられますか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 収支率20%という数字のところでございますけれども、基本的な考え方としましては公共交通の網計画をつくった際に、この収支率、当然バス、すそのーるの状態がそんなに芳しくなかったという状況も踏まえた中で、全国的な事例も含めて何%にしようかという、そういった議論もかなりされました。その中で20%というライン引きをさせていただいたというところでございます。当然もうちょっと高い30ぐらいのところの収支率で廃止をされている路線も当然ありますし、18%でまだ残っている路線も確かにあります。ただ、どこかで線を引かないといけないという部分の中で、当市では20%というのを活性化協議会で決めたということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) その判断をするのが、路線の変更をして確かに3年走らせましたが、コロナ禍であったということを考慮したらば、そこのところだけでということはどうだったのかということでお聞きをしたいと思うのですが、その辺はいかがですか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 当然コロナの状況がありましたので、2年目、3年目がコロナの状況ではあったというのは確かでございます。一方、行財政構造改革の中で、第1期で廃止という話があったのですけれども、実際廃止をしないようにしました。というのは、網計画の中では3年間をまず見てやりましょうという話もございましたので、そういったところも踏まえた中で、当然コロナの状況はありましたけれども、利用される方につきましては、そんなに物すごく混んでぎゅうぎゅうになっているようなバスの状況ではないというのがまず1つありますので、お買物される方、あるいは病院に行かれる方というのは、当然生活交通の1つとして使う方であれば、使っていただけるのであろうというふうにこちらでは想定をしておりました。ですので、コロナの中でも都内のバスとは違いますので、そういったところを含めて3年間を見て決めたということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 先ほど部長の答弁の中で、裾野市地域公共交通網形成計画の中でも書かれているということでした。他自治体の評価基準事例というのが載っていまして、幾つか、7つか8つですか、の自治体の収支率出ていました。その中では確かに30%、40%、静岡県の中では焼津、藤枝ですか、15%というところもありましたが、それらの自治体の公共交通の状況を確認をさせていただきました。一番上が富士市だったと思いますけれども、富士市は民間事業者の路線バスがかなりのカバーをしている、なおかつ自主運行路線のバスも運行をしているのです。それが続いてくれば市民の方に公共交通を使いましょう、使えば通勤も通学もできるし、便利ですよということがずっと続いてきている中で出されている収支率だと思うのです。ほかの地域も路線バスがあり、自主運行バスの路線もあり、その中でここ40%達成しなかったらば見直しをするという書いてあるところもありましたが、そういう中では裾野市のように民間事業者の路線バスも年々減ってきている。空白地域、そして困難地域が増えている中で自主路線バスをどのようにみんなに活用してもらうかということのほうが、をすることのほうが必要だったのではないか。その上で多くの方に使っていただける路線をつくって、時間をつくって、通勤、通学にも使ってもらう、そして高齢者の方も病院やお買物に出かけられる。そういう便利なものにすることによって収支率は自然に上がってくるでしょうし、そういう方向で考えていただけなかったのがとても残念だと思っています。  市のホームページではすそのーるを利用しましょうという部分があるのですけれども、「近年、市内を運行する路線バスは、車社会の影響を受け、利用者減少に伴い、運行便数も減少しています。毎年行っている市民意識調査において調査事項「鉄道やバスの便利さ」の満足度は低い一方、「重要度」は高い項目となっていることから、公共交通に対する期待が高いことが伺えます。すそのーるをはじめとする公共交通機関は、市民の皆さんが利用することで、将来へ残すことができます。すそのーるの運行継続条件である収支率20%は、例えば、すそのーるが運行する地域の住民の2人に1人が、1年間に3回すそのーるを利用することで達成することができます。」とあります。市民の皆さんに乗ってくださいねという、これはこれまで市のほうでもしてきていると思いますが、それでは公共交通を守るために市民と一緒に市民への働きかけ方、また市民の皆さんと一緒に考えていくという点についてはどうなったのかなと思いますが、広報だけでは大変不足だったと思いますが、その点についてどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) すそのーるの話が出て、先ほどちょっと話の中で通勤、通学の話がございましたけれども、当初の部分から通勤、通学の用途にはしないような格好のスタートを切っているというのがまず第一前提であります。中心市街地活性化のところからスタートしていますが、事業者と話をする中でもまず通勤、通学につきましてはそこに対する運転手さんのめどが立てないという話がずっとそもそもがございます。そういった中での運行をまずしていたものですから、通勤、通学には恐らくそぐわない時間帯だったであろうと、市の職員もいますので、乗れるような状況にはしたかったのですけれども、なかなかそこは無理があったということがまず1つ前提にあります。  その上で、市民に対してのPRというか、そういったところでございますけれども、先ほど来話ございました、いわゆる交通弱者の方々に対する支援というか、乗り方教室というのはずっとやっていまして、なかなかバスに乗る方が最近は少なくなってきていると、当然車社会ですので、車で行って帰ってくるというのが多いものですから、バスに乗ることがない、バスの乗り方すら分からないという、言い方はちょっとあれですけれども、先にお金を払うのか、後からお金を払うのか、切符を取るのか、いろいろとやり方があるのですけれども、その手法についても毎年毎年そこは乗り方教室ということでお話をさせていただいて、研修ではないですけれども、PRをさせていただいているというところはございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) ルート変更した際の時間変更、それ以降は結局通勤、通学時間帯は走らせないという、それはルート変更した後のということでよろしいですか。通勤、通学の時間帯はすそのーるは走らせないというふうになったということは、このルート変更に伴ってということでよろしいでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 走らせなくなったのではなくて、最初から走っていないです。その時間帯は走らせていないというか、当初から走っていないです。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 全ての循環のところではありませんが、それでも通勤、通学に使える時間帯に走らせていたところがあると思うので、富沢桃園線の東回りであるとか、そういう形でまだ富岡深良線の西回りであるとか、そうすると朝早い時間帯の電車に乗るのは無理かもしれませんが、通勤や通学にも使えていた方はいらっしゃると思いますので、ちょっとその辺私も後でまた確認をさせていただきますが、乗っていたのではないかと思うのですが。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) すそのーる自体は、時間的には通勤、通学の時間が外れているケースが多いです。通常通勤、通学でいうと都内とか大きなところでいけば6時台ぐらいから走っているケースが多いものですから、裾野市の場合8時か9時のところが多いので、基本的にはすそのーるはその時間帯には走っていない。ただ、青葉台線という別の自主運行につきましては、それはまたすそのーるとは別の話ですので、走っているというのはそれは確かにございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 分かりました。すみません。おっしゃっていることが分かりました。ただいまお話をしていただきましたけれども、様々な民間事業者さんで運転手不足、これはこの辺だけではなくてやはり日本全国の問題になっているというところもあります。その場合に、それをどうやってカバーを自治体などではできないわけですけれども、そうした場合にバスの変更をしていくとか、タクシー事業者さんにお願いをするとか、様々な形で変更もしていかなければいけないというのは確かに分かるのですけれども、とにかく交通弱者の方から移動する足を奪わない、それが一番大切なことではないかなと思います。  それでは、イに移ります。説明会に参加された方々から質疑、市への意見、またアンケートでも存続を望む声が多く寄せられました。これについては、どのように捉えられましたでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) イについてお答えをします。  網計画策定時の調査、あるいは市民意識調査でも自主運行路線すそのーるは市民の9割以上の方が利用していない結果がございます。確かに説明会ではいろいろな声が寄せられましたが、一方運行当初より空気を運んでいるとの多数のご批判もございます。当市としましても、決して少数意見をないがしろにするわけではございません。様々な意見がある中で客観的に収支率という利用状況を見た場合、存続を望む方々に対しては自主運行路線の継続運行ではなく、他の公共交通施策、あるいは福祉施策の一環としての運行である必要性を強く感じたところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 分かりました。先ほどから申し上げていますが、公共交通をみんなで守るということでは、市民の皆さんにも利用をしていただく、その働きかけももっとしていかなければいけなかったことだと私は思っておりますが、そういう中でもやはり足がなくなって移動ができなくなる、それらの市民の皆さんにはしっかりと寄り添っていただきたいと思います。  それでは、ウに移ります。説明会で市民の移動を補完する策を検討し、支援したいと考えているとご答弁をいただいています。どのような策が検討されたか伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) ウについてお答えをします。  自主運行路線廃止の補完策は、期限付で検討しているところでございます。先ほどお答えをしたとおり、自主運行路線の継続運行ではなく、他の公共交通施策、あるいは福祉施策の転換による移動手段の確保を想定をしております。そのため、激変緩和の1案として確実に市ができることとして、バス・タクシーチケットの交付を提案をさせていただきました。  なお、他の補完策につきましては、継続して検討をしておるところでございます。  民間事業者、あるいはNPO法人、地域などが対応策として独自でバス等の運行を検討いただければ支援してまいりたいと考えておりますし、先ほど同僚議員の答弁で述べさせていただきましたけれども、現在自主運行以外の継続以外、別の方式で公共交通維持策を国・県と検討、協議し、実施に向け最終調整をしているところでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 11月24日、25日に開催予定だった補完策の住民説明会が補完策の決定に至らなかったということで1月に延期になっています。午前中同僚議員のお答えで、現在国・県と最終の調整に入っているというお話も伺いました。今ちょっと驚いたのはバス・タクシー券、それがやはりこれからすぐに市ができる補完策としてまだ残っているということが非常に驚きました。本来ならば、すそのーるを廃止をする、自主運行路線を廃止をする可能性があるといった段階で、次のどのような公共交通を作成をしていかなければいけないかということは、検討をしておく必要があったのだと思います。公共交通マニュアルも作られて、地域が自主的に運行をするものを、多分地域の方たちと相談をし、運行をしてもらえればと思っていらっしゃったのかもしれませんが、これもコロナ禍の中ではできませんでした。しかし、裾野市は5万人の人口がいるまちです。その中で路線バスが減る、空白地域が増える、空白困難地域が増えている、そういう中で自主運行路線を運行をしない、そんなことでいいのですか。  実は昨日、今回国交省、地域公共交通優良団体として山形県の南陽市沖郷地区の住民専用タクシー「おきタク」を運営する沖郷地区地域公共交通運行協議会が最高賞を受賞したという朝日新聞の天声人語の記事を頂きましたので、それの紹介をしたいと思います。このおきタクというのは、60歳以上の方が登録者となり、距離にかかわらず一律500円を負担すれば自宅から病院やスーパー、54か所、目的地に移動ができるサービスだということです。メーター料金との差額分は、市の補助と各世帯の拠出金で賄っているということです。実証実験を経て、2019年10月に本格運行を開始したもので、国交省は公共交通空白地帯の解消を住民の需要に合わせ、負担の少ない運行形態を行い、地域住民の負担金による効率的な財政支出を実現するなど、持続可能な地域公共交通の確保と維持に積極的に取り組んだ点が評価をされたということです。  この国交省の表彰は、2009年から行われており、毎年5団体程度が表彰を受けているということです。先ほど言いましたが、まず市は自主運行路線を作って、それを運行させる。でも、それだけでは補えない地域、それについては先ほどおっしゃっていましたマニュアルに従って、地域の方たちとも相談をしながらそういう路線を作っていくということも私は必要だと思っております。ただ、これには時間がかかることだと思いますので、それについてはこれからますます進めていっていただくように、そして裾野市に合った、そして地域に合った公共交通というのは絶対に必要になってくると思います。ただ、その基盤になっているのはやはり市が自主運行バスを走らせる、それが私は一番大切なのではないかと思っています。  先ほど国と県と最終調整中ということでしたけれども、今度12月の23日の公共交通の会議のときにその案を出しますということでしたが、今のお話ですと具体的に運行に対しての提案というのはないのかなと思ったのですが、その辺はあるのでしょうか、提示できるものが。先ほどはバス・タクシー券というお話がまずありましたが、そのほかに提示できるような補完策というのは、今度の公共交通の会議の中では出されないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 今ご質問は、恐らく補完策の中の先ほど話ししたとおりバス・タクシーチケットはすぐできるものとして取ってありますよという話が1つあって、もう一つは今国・県と協議をしている部分がありますよって、それは23日の日にお披露目というか、お話はさせていただくようになります。  それ以外のものはということは、今のところまだ考えておりませんけれども、ちょっと1つだけ話をしたかったのは、バスというもののそもそものものですけれども、民間さんがバス運行はするものですから、営業がまずは1つあります。自主運行というのは当然市が全部お金をかけてやるものですから。まずは、営業路線という格好があって、営業が人の利用がなくてできないよという格好になると今度補助路線になります。補助になって、国から、県から補助が入ってくるような格好になるのですけれども、当然補助にも市をまたいだり、いろんな条件がございます。そういった中での補助路線になる。それもできなくなると今度はしようがないので、自主運行という格好になる。自主運行が、逆に言うと一番最後のところの防波堤に近いところだと思っています。従前から市はすそのーる、自主運行ということでやってきましたし、デマンドの交通であったり、千福が丘のタクシーであったりということでいろんなことやってきました。結局のところ、やはりPR不足もあるのかもしれませんが、乗っていただけないというところが1つあるというところがあるのをまずちょっとご承知おきをいただきたいなというふうに思っています。  先ほどの話の繰り返しになってしまいますけれども、23日にはバス・タクシーチケットと、あともう一つ今検討している部分についてのお披露目をするということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 分かりました。  それでは、エに移ります。平成30年5月に裾野市地域公共交通網形成計画が策定をされ、先ほどからお話も出ています地域主体による生活交通の導入マニュアルも策定をされています。多分今までお話をいただいているものと重なってくるのかと思いますが、現状の進捗を伺いたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) エについてお答えをします。  公共交通網形成計画でございますけれども、こちらが公共交通の制度改正ございまして、網形成計画から現法にマッチをしました交通計画というもの、これを次年度策定を新たにいたします。お尋ねの地域マニュアルにつきましては、昨年度希望のなかった須山地区以外での地区説明会を実施しました。現時点では、進捗ということはマニュアルのお披露目をしているわけでございますけれども、地域マニュアルの中も含めまして、裾野市への支援の要請は1件、それからその他相談が1件ということで、計2件今話があるということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 分かりました。国交省のほうでも、この地域の公共交通のことについては本当に喫緊の課題だということで、かなりの回数の法の改編などを行いながらここまできていると思います。  先ほどお話がありました地域公共交通計画、今度作成をされるということですけれども、地域公共交通網形成計画は平成30年に裾野市はつくられているわけですけれども、それを全て変更をした形での公共交通計画をつくらなければいけないということなのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) お答えします。  全て変更するわけではなくて、当然継承する部分ありますし、もう一回最初からつくり直すとすごく時間かかる、また労力も非常にかかるということですので、そういったことではないです。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) 追加されるものというのは、この計画の中で追加をしていかなければいけない内容、網計画から計画に変えるときに何か追加をされることってあると思うのですけれども、その一番大きなものというのは何になるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) すみません。細かいところまで把握を僕していないものですから、そこまでは分かりませんけれども、従前の網計画につきましては立地適正化計画、いわゆる国交省同じことやっていますけれども、拠点を重点的にやるのだという、そういった考え方を踏まえた中での立地適正化計画と合わせた網計画でございます。今度は、若干そこがちょっと変わってきているのかなというふうに認識をしています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) オに移ります。  先ほどから何遍もご答弁いただいていますので、それでも一応お聞きしたいと思います。すそのーるの廃止は、すべきではないと考えますけれども、見解を伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) オにつきましてお答えをします。  様々なお考えはあると思いますが、自主運行路線すそのーるは市民の利用頻度と費用対効果の側面など様々な面を検討した結果、協議会の結論として廃止となりました。これは、利用者が少な過ぎる、少ないというところが原因の廃止となります。交通弱者対策は、自主運行路線すそのーるでなければならないわけではなく、交通弱者に対応した移動手段の確保ができればよいと考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) お考えは分かりました。  すそのーるを3月の31日に廃止します。そうしますと、その次の日から生活、移動ができなくて困る方が出てくることのないようにしっかりとした形での補完策も検討していただきたいと思いますし、常に費用対効果ではなく、この公共交通については幾つものまちが投資だということで、皆さんが外に出かけていただく、また健康を維持するための公共交通は投資だという考え方でお金を出しているところも幾つもあります。しっかりとその辺は考えていただいて、やっていただきたいと思います。  それでは、(2)に移ります。JR御殿場線の利便性向上のため、裾野駅、岩波駅に駐車場が必要だと思います。計画などはどうなっていますでしょうか。伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) (2)でございます。  まずは、駅に公共の駐車場を設置する計画はございません。また、地価が高く、利便性や経済活動に有益な駅の周辺に無料の公共駐車場を造ることは、民間の経済活動の妨げになると考えております。裾野駅につきましては、区画整理事業中ではありますけれども、現に民間の駐車場、かつては月ぎめ駐車場のみでございましたが、時間貸し駐車場も整備をされております。ニーズがあれば、民間事業として成り立つよい例だと考えております。  岩波駅につきましては、周辺整備の中では要望もなく、また住民の意向も聞いておりませんので、現在設置する計画はございません。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) JR御殿場線裾野駅前の駐車場をなくしたときには、かなり多くの市民の方からご意見やご要望が来ていた時期もあったと思います。もう全然設置の予定がないということで、今民間の事業者さんが1つ、10台ですよね。裾野駅には有料で駐車場がありますが、それが最近いっぱいになっています。そうすると、それをまた増やすかどうかは民間の考え方だという今のご答弁だと思いますが、JR御殿場線の利用をしていくということもしっかりと公共交通守っていく、また利用者を増やすことで御殿場線の本数を増やしてもらう、いろんなこれまでも考えていらっしゃることがあると思いますので、その辺については駅前に駐車場がないというのは本当に不便です。しっかりとこれについても考えていっていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 以上で本日の日程は終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       13時53分 散会...