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09月18日-委員長報告・討論・採決-05号

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  1. 裾野市議会 2020-09-18
    09月18日-委員長報告・討論・採決-05号


    取得元: 裾野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-05
    令和 2年  9月 定例会            令和2年9月         裾野市議会定例会会議録第5号                          令和2年9月18日(金)                          午前10時 開 議 日程第1 第70号議案 日程第2 第71号議案 日程第3 第72号議案 日程第4 第73号議案 日程第5 第74号議案 日程第6 第75号議案 日程第7 第76号議案 日程第8 第77号議案 日程第9 第78号議案 日程第10 第79号議案 日程第11 第80号議案 日程第12 議員提出議案第6号 日程第13 議会改革特別委員会中間報告〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(土屋秀明) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付のとおりであります。 △日程第1 第70号議案 △日程第2 第71号議案 △日程第3 第72号議案 △日程第4 第73号議案 △日程第5 第74号議案 △日程第6 第75号議案 △日程第7 第76号議案 △日程第8 第77号議案 △日程第9 第78号議案 △日程第10 第79号議案 △日程第11 第80号議案 ○議長(土屋秀明) 日程第1 第70号議案 督促手数料の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについてから日程第11 第80号議案 裾野市総合計画策定条例を制定することについてまでを一括して議題といたします。  初めに、第70号議案から第72号議案及び第80号議案の4件に対する総務委員会の審査の経過及び結果について、委員長から報告願います。  総務委員会委員長中村純也議員。 ◎総務委員会委員長中村純也議員) それでは、過日の本会議におきまして総務委員会に付託されました議案について、審査の経過及び結果の概要を報告いたします。  委員会は、去る9月7日、9月14日に委員7名全員出席の下開会し、担当部課長等の出席を求めて審査を行いました。詳細な審査内容につきましては、会議録を正確にまとめ、保存いたしますので、省略させていただき、以下、概要について報告いたします。  初めに、第70号議案 督促手数料の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて報告いたします。  総務部税務課長提案理由の説明に対し、金融機関等負担軽減となる具体例や、施行後のはがき等による督促手数料における個人情報保護対応などに関する質疑、答弁がなされました。その後、討論はなく、全会一致で可決されました。  以上が第70号議案審査概要であります。  次に、第71号議案 裾野市印鑑条例の一部を改正することについて報告いたします。  環境市民部市民課長提案理由の説明に対し、質疑、討論はなく、全会一致で可決されました。  以上が第71号議案審査概要であります。  次に、第72号議案 裾野市手数料条例の一部を改正することについてを報告いたします。  環境市民部市民課長提案理由の説明に対し、通知カード廃止後の番号確認の方法や、廃止を周知する方法などに関する質疑、答弁がなされました。その後、討論はなく、全会一致で可決されました。  以上が第72号議案審査概要であります。  次に、第80号議案 裾野市総合計画策定条例を制定することについて報告いたします。  企画部らい政策課長から、平成23年5月の地方自治法改正により法的な策定義務が不要となった基本構想だが、第5次総合計画の策定も行っており、総合計画が市の方向性を示す最上位計画であることが認識でき、併せて議会からも策定の明文化が必要不可欠であるとして依頼があったことから条例を制定するに至ったとの提案理由の説明がありました。質疑により、市民の意見を十分に反映させる市民協働による策定手法も条文に盛り込まれていることなどが審議され、その後討論はなく、全会一致で可決されました。  以上が第80号議案審査概要であります。  以上が総務委員会に付託された議案の経過概要であります。審査にご協力いただきました皆様に感謝を申し上げ、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(土屋秀明) 次に、第73号議案1件に対する産業建設委員会の審査の経過並びに結果について、委員長から報告願います。  産業建設委員会委員長井出悟議員。 ◎産業建設委員会委員長井出悟議員) 過日の本会議において産業建設委員会に付託となりました議案について、審査の経過概要報告いたします。  委員会は、去る9月4日、委員6名全員出席の下開会し、担当部課長等の出席を求めて慎重な審査を行いました。詳細な審査内容につきましては、会議録を正確にまとめ、保存いたしますので、省略させていただき、以下、概要について報告いたします。  第73号議案 裾野市下水道条例の一部を改正することについての審査経過報告いたします。  環境市民部上下水道経営課上下水道工務課において、下水道使用料金の改定までの経緯及び改定後の経営状況などについての審査を行いました。質疑終了後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が第73号議案審査概要であります。  以上が産業建設委員会に付託されました議案の審査概要であります。審査にご協力いただきました皆様に感謝を申し上げまして、産業建設委員会委員長報告といたします。 ○議長(土屋秀明) 次に、第74号議案から第79号議案までの6件に対する予算決算委員会の審査の経過並びに結果について、委員長から報告願います。  予算決算委員会委員長佐野利安議員。 ◎予算決算委員会委員長佐野利安議員) 過日の本会議において本委員会に付託されました議案について、審査の経過概要についてご報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、第74号議案から第79号議案までの6議案であります。  本委員会は、担当部課長等の出席を求めて、去る9月3日に開催し、総務、厚生文教及び産業建設分科会を設け、総務分科会へ第74号議案のうちの関係部分厚生文教分科会へ第74号議案のうちの関係部分、第75号議案、第76号議案及び第77号議案を、産業建設分科会へ第74号議案のうちの関係部分、第78号議案、第79号議案を割り振り、慎重な審査を行いました。  9月14日の本委員会において、各分科会委員長より報告を受け、質疑、討論、採決を行いました。詳細な審査内容につきましては、会議録を正確にまとめ、保存いたしますので、省略させていただき、以下、概要についてご報告申し上げます。  第74号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第8回)についてご報告いたします。  総務分科会では、総務部普通交付税新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金臨時財政対策債について、企画部新型コロナウイルス感染症対策の一環で見直した事業について、環境市民部市民窓口委託に伴う債務負担行為補正の評価などについて質疑、答弁がなされました。  厚生文教分科会では、教育部の小中学生へ配置のICT端末について、健康福祉部では後期高齢者医療保険システム改修について、敬老会事業式典中止による減額補正などについて質疑、答弁がなされました。  産業建設分科会では、建設部で県単道路改築事業負担金市道改築について、産業部梅の里遊歩道の整備、地域産業立地促進事業費補助金の返還について、環境市民部では他会計への繰り出しなどについて質疑、答弁がなされました。  それぞれの分科会では、質疑終了後、委員意見等の有無について確認を行ったところ、第74号議案に対して総務分科会では、市民課窓口業務委託債務負担行為に対し、市民と直接接する機会を失ってしまうなど委託の妥当性に対する議論が不十分ではないかという旨の意見がありました。厚生文教分科会産業建設分科会では意見がなかったとの報告でありました。  第74号議案について、本委員会における各分科会委員長報告の後、質疑はなく、市民課窓口業務委託債務負担行為に対して反対討論が2件あり、起立による採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  第75号議案 令和2年度裾野市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)についてご報告いたします。  厚生文教分科会では、国民健康保険財政調整基金積立金予備費への配分について質疑、答弁がなされました。質疑終了後、委員意見等の有無について確認を行ったところ、第75号議案に対して意見がなかったとの報告でありました。  第75号議案について、本委員会における厚生文教分科会委員長報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  第76号議案 令和2年度裾野市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2回)についてご報告いたします。  厚生文教分科会では、質疑、意見等がなかったとの報告でありました。  第76号議案について、本委員会における厚生文教分科会委員長報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  第77号議案 令和2年度裾野市介護保険特別会計補正予算(第2回)についてご報告いたします。  厚生文教分科会では、質疑、意見等がなかったとの報告でありました。  第77号議案については、本委員会における厚生文教分科会委員長報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  第78号議案 令和2年度裾野市水道事業会計補正予算(第1回)についてご報告いたします。  産業建設分科会では、地方公営企業法改定規定に合わせた科目変更についての質疑、答弁がなされました。質疑終了後、委員に意見の有無について確認を行ったところ、第78号議案に対して意見はなかったとの報告でありました。  第78号議案については、本委員会における産業建設分科会委員長報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  第79号議案 令和2年度裾野市下水道事業会計補正予算(第2回)についてご報告いたします。  産業建設分科会では、管路施設調査業務見直しについての質疑、答弁がなされました。質疑終了後、委員に意見の有無について確認を行ったところ、第79号議案に対して意見はなかったとの報告でありました。  第79号議案については、本委員会における産業建設分科会委員長報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました議案について審査の経過概要であります。審査にご協力賜りました皆様へ感謝を申し上げまして、予算決算委員長報告といたします。 ○議長(土屋秀明) 以上で各常任委員会委員長報告は終わりました。  なお、報告書の誤字、脱字及び数字の読み違い等につきましては、議長により議事録を修正させていただきます。  それでは、これより第70号議案 督促手数料の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて、総務委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり)
    ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第70号議案 督促手数料の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについて、総務委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第71号議案 裾野市印鑑条例の一部を改正することについて、総務委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第71号議案 裾野市印鑑条例の一部を改正することについて、総務委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、第72号議案 裾野市手数料条例の一部を改正することについて、総務委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第72号議案 裾野市手数料条例の一部を改正することについて、総務委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、第73号議案 裾野市下水道条例の一部を改正することについて、産業建設委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  8番、岩井良枝議員。 ◆8番(岩井良枝議員) それでは、第73号議案 裾野市下水道条例の一部を改正することについて、反対の立場から討論をいたします。  地方公営企業法の第3条は、経営の基本原則を定めていますが、それには「常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように、運営されなければならない」と規定をされています。今回の2021年4月かららの下水道使用料金21.3%の引上げにより、一般会計からの繰入れが令和11年度までに2億円程度減額になるとの経済性が強調されているように思います。  新型コロナウイルス感染症市民生活及び経済に甚大な影響をもたらしていることを踏まえ、全国ではこの間、水道料金の減免や下水道使用料の減免などが取り組まれました。法に規定されている「本来の目的である公共の福祉の増進」の条文適応がされていたと思います。  裾野市水道使用条例施行規程第32条に、料金等の減免または免除についての規定が載っています。具体的には、漏水や災害などでの減免は申請をすれば可能です。ところが、生活困窮者に対しての規定はありません。市長は、公益上その他の特別の事情があると認めたときは、使用料の減免ができると定めているのですから、今回の使用料引上げに対して何らかの措置を取るべきでした。  今回の使用料改定は、答申を含め5回開催された審議会で審議された結果ですが、市民にとっては厳しい負担増となります。新型コロナウイルス感染症が、この秋からどのようになるか分からない状況で、市民の理解も得られません。来年春からの値上げはすべきでないと考えます。  以上の理由から、下水道条例の一部改正について反対の討論といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(土屋秀明) 次に、13番、賀茂博美議員。 ◆13番(賀茂博美議員) それでは、私は、第73号議案 裾野市下水道条例の一部を改正することについて、賛成の立場で討論いたします。  下水道事業は、平成30年度より公営企業会計へ移行したことにより、経営状況をより的確に把握し、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上に取り組むことが可能となりました。  令和元年度には、下水道事業の健全かつ持続可能な経営を進めるため、適正な下水道料金及び下水道経営戦略について、有識者や地域の代表者などで構成する裾野市下水道審議会によって慎重に審議され、次のように記しております。  「下水道料金は、「独立採算制および利用者負担の原則」に則り、公平な負担を求めるものでなければならず、同時に中・長期的な経営戦略をもとに、健全な事業経営を計るべきである。しかし、下水道事業の収支は市の一般会計からの繰入金によって均衡を保っているのが現状である。このため、維持管理費使用収入で賄うべく、「独立採算制および利用者負担の原則」と、市の財政負担、さらに未整備区域の市民との税負担における公平性の観点から、その解決に向けた応分の負担として、使用料の引き上げはやむなしと考える。しかし、その解決のために使用者のみの負担で賄おうとすると、使用料が高額となり市民生活に与える影響は多大である。下水道市民生活の向上だけではなく、河川などの公共用水域の保全、水の環境や循環の維持・回復に大きな貢献をしていることから、その公益性を重視し都市基盤整備の一環として整備を進めることを鑑みれば、利用者のみの負担も厳しい状況である。以上のことから、使用者の急激な負担を招かない範囲で、維持管理費使用料収入で賄うべく、令和3年度を目途に使用料を改正すること」と要望されております。  今回の下水道条例の一部改正は、審議会の答申を真摯に受け止め、下水道事業の公平な負担及び健全な事業経営という観点から、維持管理費においては、使用料で賄うべく、平均改定率21.3%とし、改正するものであります。  また、下水道供用開始の平成10年以降、使用料の改定は今回が初めてであり、利用者の実情に合わせ、負担割合の不均衡を縮小するため、区分を1つ追加するなど、使用者の負担への配慮もなされたものとなっております。  さらに、審議会の答申にある「下水道使用料は、概ね5年ごとに見直すことを要望する」ということに対しましても、下水道審議会を毎年開催し、経営戦略遂行状況を確認していくということも、審査で確認させていただきました。  以上のことから、本条例の一部改正は、市民の立場からも公平な視点にて改正され、今後さらなる経営の効率化に取り組んでいただくことに期待できるものであることから、本議案につきましては賛成するものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(土屋秀明) 以上で通告による討論を終わります。  ほかに討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  ただいまから起立により採決いたします。  第73号議案 裾野市下水道条例の一部を改正することについて、産業建設委員会委員長報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) ○議長(土屋秀明) 起立多数と認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第74号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第8回)について、予算決算委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、第74号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第8回)のうち、市民課窓口委託債務負担行為(令和2年度~令和5年度・1億1,700万円)について反対討論をいたします。  市民課窓口民間委託は、平成27年4月から3年間の契約で始まりました。その2年前の平成25年11月に、裾野市行政改革推進委員会から、市民課窓口見直しとして、窓口業務外部委託方向性が示され、導入に至りました。その目的は、民間が効率的・効果的に実施できる業務は民間に委ねる。定型的事務外部委託をするということ、経費削減です。そして、待ち時間短縮等住民サービス向上の実現。また、正規職員政策的業務への重点配置等を図るとなっています。  皆さん、現状はどうでしょうか。まず、経費削減になっていません。第1期の業務委託費は7,500万円、2期目は1億500万円、今回示された第3期では1億1,700万円となっています。市民課業務委託の評価でも、コスト面が課題となっているとされています。  政策的業務職員配置についての問題でも、当初の目的を達しているとの評価がされていますけれども、市役所各部署人手不足は深刻ではないでしょうか。  待ち時間短縮等に関しても、そもそも証明書自動交付機の廃止という大きな政策判断ミスがあったのではないでしょうか。自動交付機では、住民票課税証明書印鑑登録証明書が200円の手数料で、休日・平日時間外でも取ることができ、平日の閉庁時の混雑緩和業務コスト削減になると、これもさきの行革推進委員からの提案で導入されました。実際に窓口委託をする前年の証明書の全体発行総数4万7,831件に対する自動交付機利用率は47.96%、2万3,047件が自動交付機で発行されていました。マイナンバーカードを使ってのコンビニ交付が便利だからと、国の政策もありましたけれども、自動交付機を廃止された側面もありますが、現在マイナンバーカードを使ってのコンビニ交付件数は2,000件前後にすぎません。窓口委託をし自動交付機の廃止で、待ち時間の短縮につながっていない、これは住民サービスの低下ではないでしょうか。  3年間の委託期間の中で、疑義照会の問題などあまりなかったとのことでしたが、事業者が蓄積したノウハウも、期間満了等受託者が変更となる場合は生かされず、仕様書に記載があるとか、引継ぎ業務があるということにせよ、またゼロからのスタートになっていくのではないでしょうか。  総務省公共サービス改革推進室で作成した、全国の窓口業務民間委託による効果についての参考事例集というのがありました。その中で気になったのは、「職員が窓口対応やそれに関連する作業を行う機会が減少しており、職員のスキルの低下が懸念される」と幾つかのところで指摘されていたことです。業務を委託してしまうことで、とても大切なスキルアップであったりモチベーションアップの機会を奪っているのではないでしょうか。  3年間契約の市民課窓口委託を続ける意味が見いだせません。よって、市民課窓口委託のための債務負担行為に反対し、討論といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋秀明) 次に、5番、勝又利裕議員。 ◆5番(勝又利裕議員) 私は、第74号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第8回)のうち、市民課窓口委託債務負担行為補正、これについて賛成の立場で討論させていただきます。  市民課窓口業務委託につきましては、平成25年の裾野市行政改革推進委員会意見書に基づきまして、定型的事務外部委託の導入、これを前向きに検討し、平成27年度からスタートしたものであります。  これまでの間、フロアマネージャーの配置、あるいは番号案内モニターの活用などによりまして来庁者の利便性の向上を図ってきたことから、毎年行われております利用者アンケートでは、総じて高い評価を得ているとの報告もありまして、窓口での市民サービスは維持向上しているものと考えております。  今回補正で追加します債務負担行為限度額、これにつきましては、前回の限度額に対し、静岡労働局が示します直近3か年の賃金上昇分、これと消費税を加味したものであるとの説明を受け、理解が得られるものでありました。  第4次総合計画後期計画、これの第6章の3、「効果・効率志向の行政運営の推進」、これには「民間活力を市民課窓口に取り入れ、効果的・効率的な業務執行を進める」とあります。  これまで進めてきております窓口対応の市民評価が良好であり、安定した事務処理が図られていること、さらに定型的事務の委託による政策的事務、これへの人員配置の重点、それからコスト面でのメリット等、あらゆることを考慮しまして、引き続き窓口業務外部委託を実施するとのことであり、来年度以降の業務を準備することは妥当なものであると考えます。  以上のことから、本補正予算案につきましては賛成であります。議員各位の賛同をお願いするものであります。  なお、窓口業務委託に限らず、事業の評価は総合的により客観的に捉えなければならないものと考えます。本事業は、冒頭申し上げましたとおり、行政改革推進委員会意見書に基づき進められているものであり、その経緯から、今まで以上に外部委員による事業評価を取り入れた中で検討していくよう要望するものであります。  以上であります。 ○議長(土屋秀明) 次に、6番、村田悠議員。 ◆6番(村田悠議員) 私は、第74号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第8回)の関係部分環境市民部市民課市民課窓口委託に伴う債務負担行為について、反対の立場で討論をいたします。  当市では、平成27年より市民課窓口業務委託を行っています。委託事業の目的については、国・県からの権限移譲や公共サービスに対する住民ニーズの多様化・高度化に対処し、民間が効率的・効果的に実施できる業務は民間に委ねる。定型的事務外部委託化を進め、正規職員政策的業務への重点配置を図ることを目的としています。  今回、9月7日付で市民課より、委託に関する評価についての評価結果が議員に対して示されたが、その中身は、債務負担行為の審査を行うにはあまりに乏しい資料であったと言える。多くは民間導入によってのメリットしか説明はなく、デメリット等の記載はほとんどなく、評価方法にも甚だ疑問を感じるものになっていたと言えます。  評価の中で、課内職員による自己評価として、民間活力によりさらに明るい接遇が行われたことや、記載案内係が配置されたことなどがありました。委託を導入したことにより、政策的業務にも従事でき、難しい案件の解決にも時間を費やすことが可能になったとメリットが紹介されているが、明るい接遇やその他人員配置などは直営で行っていてもやることは当たり前であったと評価に入れるということは到底考えられないものであると、私はあの資料を見て思いました。  また、政策的業務、難しい案件の解決に時間を費やすことが可能になった、これは国や県から来る大きな課題もあるが、大体は市民の側から政策的課題を私はもらうものだというふうに考えています。その政策的課題をもらう市民と職員との関わりの場をなくしてしまっては、私は市にはよい仕事はできないと考えています。よく答弁の中で「市民に寄り添い」という言葉を口にする理事者もおりますが、その寄り添う場を自らなくしているということを考え、いま一度窓口の重要性について考え直すべきだと私は思います。  また、先々日、管内閣が発足し、デジタル庁の新設や、その他行政改革を大規模に行うことを表明をいたしました。今後、種々の交付業務もデジタルの波とICTの導入で大きく変わっていくことが予想されます。多くの証明書等のデジタル交付、まさにこれは政策的業務・事業に変わると私は考え、正規職員にその業務に当たらせることは重要であると考えます。  最後に、今回私が反対する大きな理由は、民間か直営かで行った場合のシミュレーションがあまりに少なかったことであります。例えば人件費ベースで考えるならば、市の採用試験を合格し長年当市に従事してくれた再任用職員のチームをつくるだとか、シミュレーションの一つを挙げてもよかったのではないかと思います。  それから、民間からの提案と県の最賃の引上げ率だけでつくられたこの資料で、債務負担行為を設定金額などを比較する内容には、私は全くなっていないというふうに思います。債務負担の設定ありきでやっていますから、直営でやる提案はありませんでしたが、ぜひとも自分たちがこの窓口業務をやったらこのようによくなるということを、近頃聞かなくなりましたが、スタッフプライドを持って、役人としてのプライドを私は見せてもらいたかったところであります。  以上のことから反対し、討論に代えさせていただきます。賛同いただける議員の皆さん、ぜひともよろしくお願いします。終わります。 ○議長(土屋秀明) 以上で通告による討論を終わります。  ほかに討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  ただいまから起立により採決いたします。  第74号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第8回)について、予算決算委員会委員長報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) ○議長(土屋秀明) 起立多数と認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第75号議案 令和2年度裾野市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第75号議案 令和2年度裾野市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第76号議案 令和2年度裾野市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第76号議案 令和2年度裾野市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第77号議案 令和2年度裾野市介護保険特別会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第77号議案 令和2年度裾野市介護保険特別会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第78号議案 令和2年度裾野市水道事業会計補正予算(第1回)について、予算決算委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第78号議案 令和2年度裾野市水道事業会計補正予算(第1回)について、予算決算委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第79号議案 令和2年度裾野市下水道事業会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第79号議案 令和2年度裾野市下水道事業会計補正予算(第2回)について、予算決算委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  これより第80号議案 裾野市総合計画策定条例を制定することについて、総務委員会委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  第80号議案 裾野市総合計画策定条例を制定することについて、総務委員会委員長報告は可決であります。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。 △日程第12 議員提出議案第6号 ○議長(土屋秀明) 日程第12 議員提出議案第6号 裾野市議会基本条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(土屋秀明) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第13 議会改革特別委員会中間報告 ○議長(土屋秀明) 次に、日程第13 議会改革特別委員会中間報告を議題といたします。  議会改革特別委員会の活動に関する中間報告につきまして、委員長より報告願います。  議会改革特別委員会委員長岡本和枝議員。 ◎議会改革特別委員会委員長岡本和枝議員) それでは、平成30年12月にスタートした裾野市議会議会改革特別委員会の中間報告をいたします。  裾野市議会議会基本条例は、平成25年4月1日に施行されました。議会基本条例の第23条では、「議会は、社会情勢の変化、市民の意見等を踏まえ、必要に応じて、この条例の見直しを行うものとする」と持続的検討及び見直しをうたっています。  前期の議会改革特別委員会では、議会基本条例を条文ごとに「機能した/機能しない」の評価を全体会形式で取り組みました。今期の議会改革特別委員会は、各会派から活動の仕方・テーマを出していただき、全員参加でテーマ別分科会形式で取り組むことになりました。第1分科会のテーマは「議会基本条例の見直し」、第2分科会テーマ「政策討論の活性化」、第3分科会テーマ「議会のICT化」、第4分科会テーマは「広報・公聴機能の改善強化」です。  活動の経過概要をお手元に配付の報告書にまとめました。全体会は13回開催しました。分科会は、第1分科会が19回、第2分科会が6回、第3分科会が25回、第4分科会が6回です。  それでは次に、分科会活動の結果として、特別委員会で決定したことをご報告します。1点目は、まず議会基本条例の一部改正を行いました。6つの条文の見直しを行い、「議会報告会」を、多様な住民意思・意見を聞く場として「意見交換会」に名称変更しました。そして、裾野市総合計画策定条例が提出されたことに伴い、総合計画基本構想・基本計画を議決事項としないことに決定しました。  2点目として、議会だより編集委員会を改編し、広報広聴委員会を設置しました。広報広聴委員会常任委員会とします。  3点目、政策討論会実施要綱の全部改定をしました。要綱を見直すことで、政策提言できる機会の創出を図ります。  4点目、申し合わせ事項の一部改正では、予算決算委員会に関する部分は、申し合わせ事項から外出しし、予算決算委員会運営要綱として定めました。  5点目として、議会傍聴規則の一部改正では、傍聴席に車椅子スペースがあることを明示し、委員会室に傍聴席を設けることができるようにしました。そして、児童・乳幼児が傍聴席に入れないとする規則を外しました。時代を感じるような言葉ですが、「外とう及び襟巻き」を「コート及びマフラー」に変更しました。傍聴中、携帯電話等の音がしないように求めました。  6点目として、第1次裾野市議会ICT推進基本計画を策定しました。目的は、「市民に開かれた市議会」の一層の実現と、「市民に信頼される議会」となるための、手段の一つとしてICTの積極的活用です。  7点目として、ICT推進計画に基づき、ICT機器使用基準の策定をし、タブレット機器の導入を決定しました。  8点目、議会広報の充実の観点から、インターネット上に本会議一般質問、代表質問の録画映像を配信するため、録画配信に関する規定・録画映像編集指針の策定をしました。令和2年6月定例会一般質問より映像配信を始めました。代表質問は9月定例会より対応します。  次に、次期議会改革特別委員会への申し送り提案です。各分科会の2年間の活動に基づいた課題の提案になっています。議会運営に関する決定事項の遵守。議会改革を体系的に進めていくために、アドバイザーの設置。政策討論会に提案の議題をどのように生かすかの基準をつくること。「市民に開かれた市議会」の実現と、効率的で迅速な議会運営のため、「第1次裾野市ICT推進基本計画」に基づきさらなる推進を図ること。録画配信が始まったが、機器の更新を考えることや、編集作業への議会の責任など、一層進んだ論議が必要というような申し送り課題をいただきました。  議会の基本条例見直しの目的は、議会の存在意義である、議員同士の討議と議決を重視する議会であることです。そのために、市民を巻き込んだ議論をする、情報公開を重視する議会でありたいということではないでしょうか。何のために基本条例の見直しを行うかを共有しながら、次期特別委員会へバトンタッチしたいと思います。  以上で議会改革特別委員会の中間報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(土屋秀明) 以上で報告は終わりました。 ○議長(土屋秀明) これをもちまして本日の日程は全て終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       10時53分 散会...