令和 2年 3月 定例会 令和2年3月
裾野市議会定例会会議録第8号 令和2年3月23日(月) 午前10時 開 議 日程第1 第3号議案 日程第2 第4号議案 日程第3 第5号議案 日程第4 第6号議案 日程第5 第7号議案 日程第6 第8号議案 日程第7 第9号議案 日程第8 第10号議案 日程第9 第11号議案 日程第10
議員提出議案第2号 日程第11 第41号議案 日程第12 第42号議案〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇
出欠席議員…………………………………………
議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した
議会事務局職員…………………………出席表のとおり 議 事 10時00分 開議
○議長(
土屋秀明) 皆さん、おはようございます。 出席議員は定足数に達しております。 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の日程は、お手元に配付のとおりであります。
△日程第1 第3号議案
△日程第2 第4号議案
△日程第3 第5号議案
△日程第4 第6号議案
△日程第5 第7号議案
△日程第6 第8号議案
△日程第7 第9号議案
△日程第8 第10号議案
△日程第9 第11号議案
○議長(
土屋秀明) 日程第1 第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算から日程第9 第11号議案 令和2年度裾野市
簡易水道事業会計予算までを一括して議題といたします。 本9件に対する
予算決算委員会の審査の経過並びに結果について、委員長から報告願います。
予算決算委員会委員長、佐野利安議員。
◎
予算決算委員会委員長(佐野利安議員) 過日の本会議において本委員会に付託されました議案について、審査の経過概要についてご報告いたします。 本委員会に付託されました議案は、第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算、第4号議案 令和2年度裾野市
国民健康保険特別会計予算、第5号議案 令和2年度裾野市
後期高齢者医療事業特別会計予算、第6号議案 令和2年度裾野市
介護保険特別会計予算、第7号議案 令和2年度裾野市
土地取得特別会計予算、第8号議案 令和2年度裾野市
墓地事業特別会計予算、第9号議案 令和2年度裾野市
水道事業会計予算、第10号議案 令和2年度裾野市
下水道事業会計予算、第11号議案 令和2年度裾野市
簡易水道事業会計予算の9議案であります。 本委員会は、
担当部課長等の出席を求めて、去る2月17日に開催し、総務、
厚生文教及び
産業建設の3分科会を設け、
総務分科会へ第3号議案のうちの
関係部分、第7号議案及び第8号議案、
厚生文教分科会へ第3号議案のうちの
関係部分、第4号議案、第5号議案及び第6号議案を、
産業建設分科会へ第3号議案のうちの
関係部分、第9号議案、第10号議案及び第11号議案を割り振り、慎重な審査を行いました。 3月18日の本委員会において、各
分科会委員長より報告を受け、質疑、討論、採決を行いました。 詳細な審査内容につきましては、会議録を正確にまとめ、保存いたしますので、省略させていただき、以下、概要についてご報告申し上げます。 それでは、第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算についてご報告いたします。
総務分科会では、
総務部関係で、各部への予算配分、
職員満足度向上に向けた取組、
固定資産税減額の影響等についての質疑・答弁がなされました。
企画部関係では、課を統合した新組織「み
らい政策課」が実施する
ICT推進、
ふるさと納税に対する新しい取組等についての質疑・答弁がなされました。
環境市民部関係では、
県テレビ会議設備の導入の取組、新
廃棄物処理施設整備基本構想策定委託等についての質疑・答弁がなされました。
厚生文教分科会では、教育部で
ファーストブック、
セカンドブック事業の実績、
西中学校普通教室化対策工事、学力の向上を目指すしずおか
寺子屋創出事業等についての質疑・答弁がなされました。
健康福祉部関係では、
ヘルシーパーク裾野管理委託、
安全運転支援装置設置促進事業助成金、
母子家庭自立支援給付金等についての質疑・答弁がなされました。
産業建設分科会では、建設部で、行政区境の
橋梁長寿命化における設計費及び補修費の両自治体の負担割合、地元で策定している
深良まちづくり構想等についての質疑・答弁がなされました。産業部で、ため池の
ハザードマップ作成の対象、
コーディネーター養成研修、三
世代同居支援補助金見直し等についての質疑・答弁がなされました。 それぞれの分科会とも
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行ったところ、
総務分科会と
厚生文教分科会で反対意見があり、
産業建設分科会では意見がなかったとの報告でありました。 第3号議案については、本委員会における各
分科会委員長の報告の後、質疑はなく、
反対討論が2件ありました。起立による採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第4号議案 令和2年度裾野市
国民健康保険特別会計予算についてご報告いたします。
厚生文教分科会では、
国民健康保険の被保険者数の見込み等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
厚生文教分科会委員長の報告でありました。 第4号議案については、本委員会における
厚生文教分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第5号議案 令和2年度裾野市
後期高齢者医療事業特別会計予算についてご報告いたします。
厚生文教分科会では、質疑はなく、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
厚生文教分科会委員長の報告でありました。 第5号議案については、本委員会における
厚生文教分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第6号議案 令和2年度裾野市
介護保険特別会計予算についてご報告いたします。
厚生文教分科会では、
包括的支援事業費委託料等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
厚生文教分科会委員長の報告でありました。 第6号議案については、本委員会における
厚生文教分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第7号議案 令和2年度裾野市
土地取得特別会計予算についてご報告いたします。
総務分科会では、保有財産の処分等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
総務分科会委員長の報告でありました。 第7号議案については、本委員会における
総務分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第8号議案 令和2年度裾野市
墓地事業特別会計予算についてご報告いたします。
総務分科会では、
一般会計からの繰入金に頼らざるを得ない
事業予算となっているが、その対応等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
総務分科会委員長の報告でありました。 第8号議案については、本委員会における
総務分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第9号議案 令和2年度裾野市
水道事業会計予算についてご報告いたします。
産業建設分科会では、投資活動としての
投資有価証券取得等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
産業建設分科会委員長の報告でありました。 第9号議案については、本委員会における
産業建設分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第10号議案 令和2年度裾野市
下水道事業会計予算についてご報告いたします。
産業建設分科会では、下水道への未接続件数及び改善等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
産業建設分科会委員長の報告でありました。 第10号議案については、本委員会における
産業建設分科会委員長の報告の後、質疑はなく、
反対討論2件があり、起立による採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 第11号議案 令和2年度裾野市
簡易水道事業会計予算についてご報告いたします。
産業建設分科会では、経営戦略の策定が計画されているが、総係費が給水収益を上回る状況で、どのような経営戦略を策定するか等についての質疑・答弁がなされました。
質疑終了後、賛否に関する意見の有無について委員に確認を行いましたが、意見はなかったとの
産業建設分科会委員長の報告でありました。 第11号議案については、本委員会における
産業建設分科会委員長の報告の後、質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、第3号議案及び第8号議案について、本委員会において附帯決議として
委員長報告することを
全会一致で決定したものであります。 当局におかれましては、次の2点について対応するよう申し入れます。 1、「裾野市中小企業・
小規模企業振興基本条例」で定める「市の責務」及び「
基本的施策」を達成するためにも、裾野市三
世代同居支援事業は、「
住宅建設等促進事業」における加算要件として、「三
世代同居支援」を実現し、
市内中小企業・
小規模企業の
事業活動の支援を最大限実現できる施策として実施するよう、速やかに見直すこと。 1、市が早期に販売可能な墓域を準備するためにも、令和2年度中において4号5号墓域の整備に関する予算を計上し、執行できるよう努力すること。 以上が本委員会に付託されました議案についての
審査経過概要であります。
議員各位におかれましては、本委員会の決定に対し、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
予算決算委員会委員長報告といたします。
○議長(
土屋秀明) 以上で
委員長報告は終わりました。 なお、報告書の誤字、脱字及び数字の読み違い等につきましては、議長により議事録を修正させていただきます。 それでは、これより第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。 15番、
内藤法子議員。
◆15番(
内藤法子議員) 私は、第3号議案の令和2年度裾野市
一般会計予算に反対の立場から討論いたします。 令和2年度は、これから始まるトヨタの
実証実験都市に選ばれた裾野市の飛躍に向けて、市民の大きな期待を背負った始まりの年になります。市長は、施政方針で「
シビックプライドの向上」、「
暮らし満足度向上」、「次世代型近
未来都市の具現化」の3点を重点目標とし、令和2年度
一般会計の当初予算は総額211億6,000万円で前年度より1億9,300万円、0.9%の減、
行財政改革を着実に推進することを念頭に、
一般財源ベースで1億652万4,000円の
事業費見直しをして、創意工夫による業務の効率化を意識し、
市民サービスの向上に取り組むと述べられました。 世界が注目する
まちづくりの主役は、そこに住む市民です。市長は、
常々まちづくりは人づくりからと述べられています。平成2年度の
予算づくりは、人づくりに着目して編成すべきと考えています。しかし、
行財政改革の名の下に、教育や職員の
人材育成の分野が削減されています。 1つ目、
学校教育での
ソフト事業の講師削減について。講師の削減は、平成30年度に12人の講師を削減したことに始まり、令和2年度ではさらに9名の講師削減を示しています。児童生徒の数は減少傾向にありますが、
学校現場は様々な課題に向き合っています。不登校児を例に挙げますと、小学生28人、中学生64人と過去最多を記録しています。ほかにも一くくりにできない児童生徒の問題は増え続けて、きめ細やかな対応が迫られています。各中学校に1人配置されていた心の
教育相談員が、ゼロ配置になっています。財政の緊迫で、かつてのような十分な加配はできないにしても、
学校現場や校長会では最低でも現状維持をとの切実な願いを財政当局はどのように受け止めたのでしょうか。教育の質の向上を願い、これ以上の講師の削減を認めることはできません。講師が減ることによって、きめ細かい教育への配慮ができないことのほか、具体的には図書司書としての活動や
学校支援員の活動補助、それから事務職の勤務時間が7時間45分から7時間に短縮されます。その事務負担の増加などで、教育の多忙化に一層の拍車をかけることになります。市では、この
多忙化解消のために、令和2年度予算で勤務時間を客観的に計る勤務時間
把握集計システム導入がありました。講師を削減して教師の負担を増やし、その
多忙化解消のためとして勤務時間
把握システムを設置に予算をつけるのは矛盾していないでしょうか。その予算こそ講師に向けるべきです。
シビックプライドの担い手は、言うまでもなく裾野市の子供たちであります。厳しい
財政運営の中で、
行財政改革の必要は認めますが、教育を削るのは最後のとりでであるべきです。市長は、PTAや
保護者会の活動に携わってこられ、教育問題の思いを形にしたいとおっしゃって市長への挑戦をされています。「教育をおろそかにする国に未来はない」、これは市内校長のOBの方のご意見です。「教育は未来の納税者を育てる、教育にきめ細やかな配慮が必要」、
学校支援員さんのご意見です。 2点目です。職員の
人材育成について。令和2年度予算では、各課全体的に職員研修に係る経費が削減されています。ご説明では、内部研修などで済ませ、外部に出向く研修の削減と伺っています。
研修専門機関での高度で専門的な研修の機会は必要です。
地方公共団体を取り巻く
社会経済情勢の変化及び
地方分権改革の進展により、
地方公務員の能力を効果的に高め、それを最大限に引き出す
人材育成の推進は重要な課題となっています。「ウーブン・シティ」構想とともに「
未来都市」を目指す裾野市は、今こそ
人材育成に大きな力を注ぐべきと考えています。教育の充実、職員の
人材育成、いずれも裾野市の未来を担う
マンパワーをおろそかにしては未来の展望が見えないと思います。 最後にもう一度、教育への思いを形にできるのは市長という志の原点を忘れてはならないことを付け加えて、令和2年度
一般会計予算の
反対討論といたします。議員の皆様のご理解とご賛同をよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(
土屋秀明) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はございませんか。 5番、
勝又利裕議員。
◆5番(
勝又利裕議員) 私は、第3号議案に賛成の立場で討論をさせていただきます。 裾野市の財政状況につきましては、ここ数年来、
財政調整基金、いわゆる貯金を取り崩しての
財政運営が続いていることは事実であります。こうした中、裾野市の将来のため、持続可能な
財政運営を図ることを目的に、歳入に見合った歳出構造の見直しということで、
行財政改革に取り組んでいるところであります。令和2年度におきましては、その中間年であり、
一般財源ベースで1億600万円ほどの
事業見直しを行ったものであり、評価できるものであると考えます。 提案されております令和2年度の
一般会計予算につきましては、市税の減収はあるものの、
ふるさと納税の増収、
財産売却収入の増収を見込み、また補助金の積極的な活用などによりまして、歳入確保に取り組んでいくというものであります。 歳出につきましては、
新規事業を原則見合わせる中、市民の安全安心を図り、変化し続ける
市民ニーズを的確に捉えた上で、
既存事業の見直しにより新たな事業が盛り込まれております。 財政規律と健全性の維持を図りながら、第5次総合計画の策定あるいは
定住人口増加対策、また道路などの
都市基盤整備、
先ほど反対討論でありましたけれども、限られた中での
非常勤講師の配置による
小中学校教育の充実、
学校給食センター調理業務の委託、あるいは新
美化センター整備のための基本構想の見直し、そして新火葬施設の整備、
安全運転支援装置設置促進事業、それから
西中学校教室の不足解消に向けた取組、準
高地トレーニングを中心としましたスポーツツーリズムの推進など、様々な分野での裾野市の
持続的発展に向けた予算であると言えます。 よって、私は第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算に賛成するものであります。
議員各位の賛同をお願いします。 なお、
行財政改革の必要性につきましては十分に理解しておりますが、今後も丁寧な説明や広報活動を続けてもらうとともに、
既存事業の徹底した見直しによる
代替サービスの実施について十分に検討していただくことをお願いするものであります。 また、
市内大手企業が発表しました
実証都市プロジェクトに関し、周辺地域それから裾野市全域にわたり、裾野市全体の発展に市民は大いに期待しているものと考えます。 新たに「み
らい都市推進プロジェクトチーム」を設置するとのことであり、チームを中心に全庁一丸となって
都市基盤整備など
スピード感を持って取り組んでいただきたいと切に願うものであります。議会側も臨時議会で決議をしておりますので、全力を挙げて協力体制を整えていくということであります。 以上で私の賛成の討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(
土屋秀明) ほかに討論はございませんか。 16番、
岡本和枝議員。
◆16番(
岡本和枝議員) それでは、第3号議案 2020年度(令和2年度)裾野市
一般会計予算に、
会派日本共産党を代表して反対の立場で討論いたします。
行財政構造改革で取り組んだ2020年度の予算縮減の額は1億652万4,000円です。髙村市長は、予算の大綱の中で、財政原則として「入りを測りて出るを制す」と示されましたが、収入が先に決まり、その範囲内で支出を決定する家計や企業の原理としての考え方は、それはあるかもしれません。しかし、
地方自治体は、法に基づき、住民の福祉の増進を図る役割を発揮することが大原則です。企業経営の論理優先で
財政運営をすれば、必要な
住民向け公共サービスを縮小、廃止することになってしまいます。
地方自治体は、住民が安心安全な暮らしと安定的な経済活動が行われるように必要な予算を保障し、何が必要かは民主的な方法によって市民の声を聞くことではないでしょうか。3点について述べます。 1点目として、
行財政構造改革の歳出削減についてです。3年間で6億5,000万円の削減目標ありきで始まった
行財政構造改革の2年目を迎えます。ここで考えたいのは、
駅西区画整理事業との関係です。
駅西区画整理事業は、一昨年8月に
事業見直しが行われましたが、結果はこれまで年平均6億5,000万円の事業費が、資金計画では年平均10億円になり、2030年3月31日まで続きます。これまで100億円使い、これから120億円を使うという大型の
公共事業を見直すべきです。
区画整理課では、少ない職員数で
事業期間の短縮を求められ、日々地権者や
借地権者等の皆さんに向き合われています。見直しの方法の一つとして、西側の街区
ごと地権者等の意見を聞く、このことは必要ではないかと思います。施策として考えるべきではないでしょうか。 2点目として、
行財政構造改革の2年目の教育、福祉部門の減額取組の実績は、全体実施額の78%を占めます。心の
教育相談員の廃止、市講師の雇い止め、そして障害関係では障害福祉の
補装具費支給事業、これでは本人1割負担分の
市単独助成、これが廃止になりました。
精神入院医療費助成事業や
重度医療費助成事業なども減額の対象となりました。教育部の審査の中で、裾野市でも不登校が過去最高で、小学校2、3年生が増えている、対応し切れていないと報告がありました。教職員の長時間労働の改善に向けた取組が急務の中で、学校に今必要なのは人と予算です。新たな課題が発生しても、
行財政構造改革の見直しの中で現状維持、減額では、問題解決につながりません。かつて裾野の教育として、他市に先駆け市講師の配置があったのは、財政が裕福だったので市講師が雇用されたのではなく、予算化の優先度が高いとの政策判断で必要だったから市講師が配置されたのではないでしょうか。豊かな裾野の教育を目指すべきで、逆行させるべきではありません。 3点目として、民営化の問題について述べます。人口減少や地域経済の対策として打ち出された地方創生は、東京一極集中が是正されて地方が元気になるどころか、
行政サービスと
公共施設等の集約化や民間活力、広域連携へと誘導し、人口減少と地域の疲弊をますます加速させているものと言われています。
市民課窓口の委託について述べます。
市民課窓口の委託は
人材育成につながらない、委託費は増額をしていくということです。
民間委託を行うと、職員と
委託労働者とで仕事に関して直接やり取りすることができません。職員が
委託労働者に仕事を教えたり、質問することもできません。
市民課窓口業務は、どのような状況の市民が自分たちの自治体に暮らしているのかを把握することができるところです。市民のニーズを受け止めて、それを政策、行政に反映することができる大事な部署です。これが
人材育成そのものではないでしょうか。業務を
民間委託することで、
人材育成の機会を放棄してしまうことになります。
給食調理部門の
民間委託の問題です。この3月議会の中で、いずれ自校方式の
小学校給食も
センターに統合して、5,000食の
センターにする方向性、構想等が示されたことにも反対です。
給食調理員さんが集まらないことをつくり出したのは、
正規職員の退職後、
正規職員は不補充の政策を取ってきた自治体の責任です。
専門的人材が育つはずがありません。この4月から、非正規の方は
会計年度任用職員になりました。
会計年度任用職員の方は、臨時的、一時的な仕事に限定し、恒常的な仕事には正規を充てることを基本に考えるよう政策転換を求め、また
学校給食は直営で継続することを求めて、2020年度(令和2年度)
一般会計予算に反対の討論といたします。
○議長(
土屋秀明) ほかに討論はございませんか。 4番、
浅田基行議員。
◆4番(
浅田基行議員) 私は、第3号議案に賛成の立場で討論させていただきます。
先ほど反対討論でありました
給食センターの
民間委託でございますけれども、
給食センターではここ数年調理業務の人手が不足しており、人材確保が現時点においても非常に厳しい状況で、市の職員も配置できず、臨時職員だけで行っている現状を見ても、子供たちへ安全で安心した食の提供を継続していくのは非常に厳しい状況だと思っております。また、
給食センターの昨年の11月の事故におきましても、事故後、対応ということで研修をしていただきました。それに携わりました
民間委託を受けている業者の方から研修をしていただいたことを、その点からも安全であるということを理解しております。 もう一点、
学校教育の件でございます。
学校教育の
非常勤講師でありますが、来年度は確かに減となっております。しかし、
予算審査の中でも今回の配置人数で、
学校教育課のほうから学校組織としては限られた人員で取り組めるという確認をさせていただきました。学校側で現状維持という要望も確かにありましたけれども、私は教育の質が落ちることなく学校組織の中で知恵と工夫を出して取り組んでいただけることを期待しております。 よって、私は第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算に賛成いたします。
議員各位の賛同をお願いいたします。
○議長(
土屋秀明) ほかに討論はございませんか。 6番、村田悠議員。
◆6番(村田悠議員) 私は、第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算案について、反対の立場で討論をさせていただきます。 反対する理由の項目と、その理由についてご説明申し上げます。 1点目、新廃棄物処理施設整備基本構想策定委託についてであります。平成27年5月に新美化
センター更新基本構想が示され、計画によれば循環型社会形成推進地域計画交付金申請手続を平成29年に行うとされていました。今回の審査において担当課からは、新廃棄物処理施設の基本構想の中で、国の燃焼時のエネルギー回収率の改定等があり、それも含めて見直ししなければならないことが示されたが、本来新美化
センター施設更新基本構想のまま進捗していれば、このような見直しもせずに済んだはずであります。また、この事業の遅れについても、今後このようなビッグプロジェクトの進め方、体制についても特段説明はなく、この進め方に私は信用できず、この点は反対するものであります。 2点目、屋上緑化推進事業生産者活動助成事業についてであります。平成27年に地方創生関連で裾野市屋上緑化推進事業への取組として、首都圏の屋上緑化の需要に対し、地理的優位性や地勢を生かして苗木を供給し、地域産業の稼ぐ力を創出するための市場調査や苗木生産システム構築に向けた環境整備を行うという目的で開始された事業だと記憶をしております。当初、県支出金などを利用し、今年度まで運営をされていたと思います。しかしながら、この事業については開始から5年余りが経過するにもかかわらず、苗木の供給や、当初目的であった稼ぐ力の創出は全く見られておりません。売上げがどのくらいあるかも定かではありません。来年度予算によれば、県支出金がなくなり、市の一般財源のみの助成事業となるとのことであります。売上げがないものに市単独で助成するほど当市は裕福ではないと、
行財政構造改革を推進する市長ならお分かりだと思います。よって、この点も反対するものであります。 3点目であります。駅西の区画整理事業についてであります。駅西の区画整理事業は、平成9年7月11日に都市計画決定をし、始まった事業であります。190億円の計画事業費をベースとすれば49.37%、歳出合計は94億余り、これは平成30年度の決算の数字でありますが、これからまた220億に増えています。その220億というのは、お尻のほうが30億出ているわけであって、その30億はそもそも裾野市のほうで一般財源で補填をするという形になっているわけでありまして、私どもは今の市の現状を見まして、和歌山県の橋本市というところに視察に行ってまいりました。このまちの中で教えていただいたのは、補助金に係る予算執行適正化に関する法律第10号、客観的事情変化の適用により、事業縮小や、やむを得ない事情の変化とともに適用を受けた交付金を返還しないで、区画整理事業を中止したというまちがありました。そのようなことも踏まえながら提案をした質問も、私も今年度させていただきましたが、中止する考えもなければ、リスクマネジメントの観点からこのような、この
駅西区画整理事業を見るつもりはないというしっかりとした答弁を返していただいて、来年度の当初予算をつけてきました。あと平成42年まで、平成42年というと令和12年まで、十数年かけてこの事業を行うわけであります。近
未来都市が示されて、近未来がすぐそこにまで来ているのに、時代が変わってもなお平成初頭の事業を再検討もなく、リスクマネジメントの観点からも検討をせず進捗することは、私は到底賛成するわけにはまいりません。よって反対します。 4点目であります。市長の施政方針演説中に、副市長の人事案件が示されました。施政方針演説の6ページであります。「令和2年度の
一般会計予算(案)では、副市長2名にて提案をさせていただきます。副市長選任人事案件、後日提案をさせていただきたいと考えております」ということをもって、この私は令和2年度の
予算審査に及んだわけであります。本日3月23日、この場に及んでも議案は、同意案件は提出をされていません。のっけから予算(案)をと言っておきながら、また後日ということが、後日であるからこの議会中ではないなどという話は、私には考えられないというふうに思っています。施政方針とは、行政の長や議会、その1年間の基本方針や政策、予算についての姿勢を示すために行われる演説だとウィキペディアには書いてありました。ウィキペディアに書いてあることですから、市長の思う施政方針と内容は違うかもしれませんが、私はそのようなこれからの方向性を示すこの文書が、のっけからほごにされるということの観点から、これももって、この以上4点をもって、令和2年度当初予算について反対をするものであります。
議員各位のご賛同を心からお待ちしております。ありがとうございました。
○議長(
土屋秀明) ほかに討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で討論を終わります。 ただいまから起立により採決いたします。 第3号議案 令和2年度裾野市
一般会計予算について、委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
土屋秀明) 起立多数と認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第4号議案 令和2年度裾野市
国民健康保険特別会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第4号議案 令和2年度裾野市
国民健康保険特別会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第5号議案 令和2年度裾野市
後期高齢者医療事業特別会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第5号議案 令和2年度裾野市
後期高齢者医療事業特別会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第6号議案 令和2年度裾野市
介護保険特別会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第6号議案 令和2年度裾野市
介護保険特別会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第7号議案 令和2年度裾野市
土地取得特別会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第7号議案 令和2年度裾野市
土地取得特別会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第8号議案 令和2年度裾野市
墓地事業特別会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第8号議案 令和2年度裾野市
墓地事業特別会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第9号議案 令和2年度裾野市
水道事業会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第9号議案 令和2年度裾野市
水道事業会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第10号議案 令和2年度裾野市
下水道事業会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。 17番、小林俊議員。
◆17番(小林俊議員) 第10号議案、下水道事業の会計予算案に反対です。 理由を申し上げます。下水道事業は、平成30年度から企業会計に移行しました。しかし、財政構造は、それ以前の特別会計の時代と全く変わっていません。
一般会計からの繰入れと市債に頼り切ったやりくりを続けています。 そもそも広域下水道事業のような大規模設備投資に必要な水処理事業は、当市のような人口分散型のまちには適していません。それでも日本の高度成長に乗った右肩上がりの経済成長の時代には、国の政策にのっとって設備配置を進めてきた状況は、仕方がなかったとも言えます。 しかし、低成長、マイナス成長の時代になり、国、すなわち国交省、農水省、環境省はいち早く「10年概成」、「持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアル」などを出して、これまでの政策の転換を示し、県、市町村など自治体に、言わば自立を求めています。にもかかわらず、当市下水道事業の計画は漫然とこれまでどおりの方針で進めようとしていて、財政的緊張感にも欠け、改善をしていこうとする方向性が示されていません。 企業会計に移行している現在、市民の血税を有効活用して、下水道に求められる生活環境保全機能を確保するための思い切った方向転換が求められています。行政活動は選択の連続であり、今が新しい選択をするよい時期であると考えます。これまでの計画にとらわれず、できる限りの改善を図っていくのは、常に求められる行政活動です。
一般会計では、下水への繰り出し6億があれば可能となる
行政サービスが多くあります。児童生徒の成長に資するべき補助教員の人数確保など、大切な事業を行うことができます。不断の努力を続けるべき
行財政構造改革を思いついたように打ち上げて
市民サービスを切り捨てることも少なくできます。 企業会計であるから、
一般会計からの繰り出しをなくせということではありません。長期前受金戻入れを除いた収益的収入の63%を占める
一般会計負担金3.6億、資本的収入の43%を占める
一般会計出資金2.4億が大き過ぎるということを言っています。これを減らしていくには思い切った方向転換が必要で、その転換は今すぐ行うべきだということを申し上げています。 人口分散地域では、集中下水道よりも分散処理システムのほうがコストパフォーマンスに優れているということは周知の事実であります。例えば、家庭用合併浄化槽などですけれども、その性能は流域河川の水質保持に十分です。個々の家の保守管理状況に不安があるということであれば、その保守管理を行政が費用を取って委託で行うことは、他の自治体でも行われている有効な方法です。 また、例えば幸いにも利益の出ている水道事業会計から出資金を受けるということも考えられます。将来、下水道事業で利益が出ることがあるかないかは分かりませんけれども、出資なら水道事業としても可能ではないかと考えます。3億円の有価証券を購入するなら、下水道事業に投資しておくということも選択肢に入ってしかるべきだと考えます。その分、
一般会計で
市民サービスや将来投資事業に充てられるからです。さらに、長期的には上下水道事業ということにする可能性さえあります。 要は人口5万人の自治体として、なりふり構わず、
一般会計も含めて資金投下の最大効果を求め、求められる
行政サービス需要に応じるにはどうしたらよいか、考えるだけでなく、即実行していく必要があります。当然、県に出している計画も変更していかなければならないです。早急に有効な計画を立てて、頭を下げに行くべきと考えますが、どうでしょう。 下水道使用料を値上げして市民に負担を求めるのならば、なぜ来年からか。無駄な事業を行っていては市民理解が得られないと考えるならば、一刻も早く無駄な事業をなくさなければなりません。下水道事業の財政状況改善が、教育、文化、ほかの基盤整備事業などに大きく資するからです。このことを考えてほしいと思います。 下水道事業のあるべき姿を見直し、企業会計としての経済性を発揮して、財政負担を軽減するように方向転換をする責任が、今、議会にあると考えます。という意味で、現状の予算案には反対です。
○議長(
土屋秀明) 次に、13番、賀茂博美議員。
◆13番(賀茂博美議員) 私は、第10号議案 令和2年度裾野市
下水道事業会計予算について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 近年、人口減少や少子高齢化、地域社会構造の変化等汚水処理施設の整備を取り巻く諸情勢は大きく変化しています。また、財政が依然として厳しい状況にある中、汚水処理施設の整備についても一層の効率化を図ることが求められております。裾野市では、平成28年にアクションプランを策定し、事業計画区域の未整備区域のうち、市街化区域を対象期間平成29年から令和8年度で整備を進めることとし、対象区域の整備完了を目指しております。さらに、ストックマネジメント計画に基づき、改築事業の実施も計画されております。 これまでの議論の中で、
一般会計からの繰入れについての課題が問題視されておりますが、収益的収支については適正な使用料収入の見直しを図るべく、審議会への諮問、答申がなされ、使用料改定により損失を回避し、下水道事業の健全化に向けての準備が行われております。将来的な見込みでは、
一般会計繰入金は現在の約6億円から約4億円に減少していく見込みとなっております。また、資本的収支においては面整備事業が減少し、国庫補助対象となる改築事業を進めることにより、
一般会計繰入金も減少の見込みとなっております。さらに、企業債償還金も令和4年の約4億円をピークに減少していく見込みです。 下水道事業は、都市の健全な発達と公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域の水質の保全に資することを目的としており、生物が生活していくための生活環境の改善には欠かすことのできない事業です。そして、この事業は単年度の事業の積み重ねにより、その効果を発揮していくものです。このたび令和11年までの裾野市公共下水道経営戦略が示され、下水道事業経営の健全化に向けた取組も示されました。さらに、下水道整備区域における接続率向上に向けた担当部署の努力も確認させていただいております。 以上のことから、今後さらなる経営の効率化に取り組んでいただけることに期待をし、第10号議案に対する賛成討論といたします。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
土屋秀明) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はございませんか。 6番、村田悠議員。
◆6番(村田悠議員) 私は、第10号議案 令和2年度裾野市
下水道事業会計予算案について、反対の立場で討論をさせていただきます。 現在の市の財政状況を考えた場合、整備面積を令和5年度の県の流域総合計画時に変更を予定しているという説明を受けていますが、それを待たずして、当市の財政状況を考えれば、早期に整備区域の面積縮小が必要であると考えます。 また、例年申し上げているとおり、この令和2年度予算案にも公共下水道計画区域の市街化で公共下水道実施区域に含まれない市街化区域、千福が丘に関しての方向性が令和2年度予算にも示されなかったことも含めて、今年度予算に引き続き、来年度予算も私は反対をするものであります。 以上であります。
○議長(
土屋秀明) ほかに討論はございますか。 12番、二ノ宮善明議員。
◆12番(二ノ宮善明議員) 第10号議案、令和2年度
下水道事業会計予算に賛成の立場で討論をいたします。 私は、今まで下水道予算に対して反対の立場を取ってまいりました。その理由は、下水道全体計画区域の整備の方向性にコミュニティプラント施策が入っておらず、疑問があったからです。市には、千福が丘区、公文名区、呼子区、青葉台区などのコミュニティプラントを抱えている地域への整備計画の見通しがつかず、その中でも市街化区域である千福が丘区の老朽化が進むコミュニティプラントをどのように対処したらよいかという方向性が見えなかったからです。 平成29年6月議会での私の一般質問に対し、環境市民部長が、「行政としてもコミュニティプラント使用地域の住民の方に積極的にアプローチをかけて、その不安に寄り添い、一緒に問題解決に向けての取組をしていきたい」と答弁されました。コミュニティプラントに関しては、所管が他の部署に移管され、状況が変わりましたが、住民の不安解消に努力し、意見交換をしている最中であり、上下水道事業担当課との連携も密に取られている旨の様子がうかがえます。 また、今年度開催されました水道事業審議会、下水道事業審議会において、下水道事業の現状やこれからの課題、そして10年先の財政計画を市民を代表する方々に審議され、健全経営が図られるよう協議されたことは大変喜ばしいことです。このような状況の中で、私の考えが変わった理由は次の4点です。 その1、審議会の中でアクションプランを中心とした計画的な事業計画を遂行し、料金改定を見込む経営戦略が承認されたこと。 その2、この経営戦略で維持管理費においては使用料収入で賄うこととし、繰入金の金額が年々減少傾向にあり、経営健全化に向けた努力がうかがえること。 その3、料金改定を前提とした計画的な財政投資が見込まれること。 その4、下水道工事においては、既管が現在岩波地域に到達していることにより、アクションプランにのっとって計画どおりに進めた後は、次のステップに進むことが可能になるということ。監査委員の意見にも、「市内集中浄化槽の老朽化の課題に対し、下水道事業との関連性を考慮した中で執行体制を考慮されること」との指摘があり、そのとおりこの実践こそが次のステップになります。つまり、都市計画決定された現在の下水道計画を完了させない限りは、次のステップとなるコミュニティプラントを含んだ整備計画は望めないということになります。 私は、以上のことから、今後はさらなる経営改善に努力を求め、岩波地域の早期完了を急ぎ、完了後はコミプラ使用地域の下水道事業との関連性を考慮した中で、幅広い整備計画の議論をする次のステップに進むために、令和2年度
下水道事業会計予算に賛成をいたします。
議員各位の理解と賛同をお願いして、賛成討論といたします。
○議長(
土屋秀明) ほかに討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) それでは、討論を終わります。 ただいまから起立により採決いたします。 第10号議案 令和2年度裾野市
下水道事業会計予算について、委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
土屋秀明) 起立多数と認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第11号議案 令和2年度裾野市
簡易水道事業会計予算について、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 第11号議案 令和2年度裾野市
簡易水道事業会計予算について、委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
△日程第10
議員提出議案第2号
○議長(
土屋秀明) 日程第10
議員提出議案第2号 令和2年度閉会中の各常任委員会、議会運営委員会、議会だより編集委員会及び議会改革特別委員会の所管事務調査事件についてを議題といたします。 提出者に提案理由の説明を求めます。 17番、小林俊議員。
◆17番(小林俊議員)
議員提出議案第2号についてご説明申し上げます。
議員提出議案第2号 令和2年度閉会中の各常任委員会、議会運営委員会、議会だより編集委員会及び議会改革特別委員会の所管事務調査事件についてを、地方自治法第112条及び裾野市議会会議規則第14条の規定に基づき、提出いたします。 議案内容を朗読させていただきます。 令和2年度閉会中の各常任委員会、議会運営委員会、議会だより編集委員会及び議会改革特別委員会の所管事務調査事件について 総務委員会、
厚生文教委員会、
産業建設委員会、
予算決算委員会、議会運営委員会、議会だより編集委員会及び議会改革特別委員会は、下記により所管事務についての調査を実施する。 記 1 調査事項 (1)総務委員会 ア.企画部、総務部、環境市民部(上下水道 経営課及び上下水道工務課を除く)、 出納課、監査委員事務局、議会事務局の 所管に属する事項 イ.他の常任委員会に属しない事項 ウ.その他委員会で決定した事項 (2)
厚生文教委員会 ア.健康福祉部、教育委員会の所管に属する 事項 イ.その他委員会で決定した事項 (3)
産業建設委員会 ア.産業部、建設部、環境市民部上下水道経 営課及び上下水道工務課の所管に属する 事項 イ.その他委員会で決定した事項 (4)
予算決算委員会 ア.予算及び決算に関する事項 イ.その他委員会で決定した事項 (5)議会運営委員会 ア.議会運営に関する事項 イ.その他委員会で決定した事項 (6)議会だより編集委員会 ア.議会だよりに関する事項 イ.その他委員会で決定した事項 (7)議会改革特別委員会 ア.議会改革等の調査研究に関する事項 イ.その他委員会で決定した事項 2 調査方法 会議及び先進地視察 3 調査期間 令和2年度閉会中 4 理 由 上記調査項目に対し、閉会中も慎重に調査を行うため。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
土屋秀明) 提案理由の説明は終わりました。 質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。
△日程第11 第41号議案
○議長(
土屋秀明) 次に、日程第11 第41号議案 裾野市水道使用条例の一部を改正することについてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案については委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。
△日程第12 第42号議案
○議長(
土屋秀明) 日程第12 第42号議案 令和元年度裾野市
一般会計補正予算(第7回)を議題といたします。 質疑に入ります。 質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案については委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ただいまから討論に入ります。 討論はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
土屋秀明) 以上で、この定例会に付議された議案の審議は全て終了いたしました。 なお、本定例会で議決された事件の字句及び数字その他整理を要するものについては、裾野市議会会議規則第43条の規定に基づき、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
土屋秀明) ご異議ないので、そのようにさせていただきます。 これをもちまして令和2年3月定例会を閉会いたします。 11時11分 閉会...