裾野市議会 > 2018-06-21 >
06月21日-一般質問-04号

  • "東西道路"(/)
ツイート シェア
  1. 裾野市議会 2018-06-21
    06月21日-一般質問-04号


    取得元: 裾野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-05
    平成30年  6月 定例会            平成30年6月         裾野市議会定例会会議録第4号                         平成30年6月21日(木)                         午前10時 開 議 日程第1 一般質問(4番~6番)〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(二見榮一) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(二見榮一) 日程に基づき一般質問に入ります。  18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) おはようございます。それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。今回は、定住人口の増加策ということで職員に焦点を当てた課題と、もう一つは健康増進になくてはならない歯科医師会との連携強化について2つ挙げております。よろしくお願いします。  それでは、大きな1番、定住人口増加策(職員編)について伺います。裾野市の人口は2010年(平成22年)5万4,546人と最多人口を記録し、その後2015年(平成27年)には5万2,737人と減少傾向に転じています。国立社会保障人口問題研究所の推計によると、2060年には4万3,266人になると予測されています。そこで、裾野市は、2015年(平成27年)10月、人口の将来展望を示した裾野市人口ビジョンを作成しています。まち・ひと・しごと創生の取り組みで、2016年以降は年間20世帯の定住を促進する目標を定め、第4次裾野市総合計画の後期基本計画がスタートしています。人口減少に歯どめをかけるべく施策の大綱5では、商工業・農林業・観光産業の振興をうたい、活力ある産業基盤をつくり、地域資源を磨き魅力を発信することで、2015年(平成27年)から2019年(平成31年)までをつけ加えてください。年間222人の転出者を80人に抑制すると数値目標が挙げられています。  裾野市は、この目標に向かって進むべく企画部戦略広報課シビックプライド推進室定住移住サポートセンターを設けて、積極的な取り組みを始めています。  さて、足もとを見ると、市内の大きな事業所であり、多くの職員を抱えている市役所における職員の人口動態はどのような状況になっているのでしょうか。人口流出定住人口の増加に率先して取り組んでいるのでしょうか。まずは、実態の把握から検証して、以下質問をいたします。  (1)、現在の市役所職員居住実態を伺います。  ア、市内の居住者・市外居住者の人数及び割合を伺います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  現在の市役所職員居住実態ですが、アにつきましては、正規職員ですが、市内居住者市外居住者の割合につきましては、市内が73%、267人、市外が27%、97人です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 市内が73%、267人と、市外が27%、97人。約100人弱の人が市外に住んでいるということがわかりました。  それでは、イで年齢別の分析についてお伺いします。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 年代別分析につきましては、これも正規職員ですけれども、市内の居住者の割合は年代ごとにばらつきがありますが、20代から60代、各世代でおおむね70%から80%となっております。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) ここで私が年代別を気にして伺ったのは、人口ビジョンでは裾野市の特徴として、30代で転出超過が課題となっています。同様の現象が職員の場合どうなのかということを検証したくて伺ったものです。採用したときに、仮に市内に居住していたけれども、家族を持ってその後裾野を移動していくというのが市内の会社で多いものですから、その部分がどうなのかということを気になって伺ったのですが、その部分についてはおわかりになりますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 職員の個々の居住の実態につきましては、追跡調査をしておりませんので把握しておりません。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 職員がどこに住んでいるかというのは、人事のほうで私は把握しているべきだと思うのですけれども、今の回答は何か私はちょっと納得ができないのですけれども。  それでは、ウに行きます。管理職と一般職の分析についてお願いいたします。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 管理職と一般職の分析ですが、管理職の市内居住者の割合は80%、市外の管理職は20%、一般職の市内居住者の割合は70%、市外の一般職は30%となっております。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員
    ◆18番(内藤法子議員) 管理職が市外に約2割住んで、一般職は市外に住んでいる人が30%ということで、一般職と管理職に比べると、管理職のほうが市内に8割方住んでくださっているということで、ちょっとそこの数字については後で総括して伺いますけれども、状況はわかりました。  それでは、エで、臨時職員の分析について教えてください。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 正規職員臨時職員別では、先ほど申し上げましたが、正規職員では市内居住者が73%、市外が27%です。臨時職員につきましては、市内が65%、市外が35%となっております。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 臨時職員になると市外の率が増えるということは、何か理由がありますか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 臨時職員には、市の正規職員でない学校関係の講師、補助講師、支援員といった人がございます。恐らくそういう方の人数が多いものですから、それが要因であると考えております。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) その件については了承いたしました。  それでは、(2)に移ります。近年の推移と傾向分析について伺います。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 近年の推移と傾向分析ですが、ことしの5月と4年前の平成26年5月との比較になります。正規職員ですが、平成26年度は市内居住者が75%で市外居住者が25%です。平成30年5月では、市内居住者が73%、市外居住者が23%で、市内居住者につきましては2%の減となっております。分析ですが、居住は職員各自のさまざまな要因があるため、傾向分析は難しいと考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 恐れ入ります。傍聴者の方で携帯電話をお持ちの方、電源を切っておいていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 済みません。先ほど30年5月の市外居住者を23%と言ったと思いますけれども、27%の誤りです。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 若干ですけれども、25%が市外に4年前住んでいて、27%になった。25%ぐらいで推移しているということで、若干ちょっと市外に行ったのは寂しいかなと思っています。人口ビジョン現状報告では、市内に就業して市内に住んでいるという人は少なくなって、市に就業していて市外に居住しているというのは人口ビジョン現状報告で増えているのです。平成22年では、市内に働き、市内居住者は1万6,056人、市外居住者は1万6,680人と、市外居住者が多くなっている現状が市の課題となっています。この課題と市役所職員の傾向も少し似ているのかなということが今のところでわかって、これはこれでちょっと問題かなと思っています。  それでは、(3)で、職員の市内居住についてのお考えを伺います。できるだけ市内に住んでほしいなという思いから伺っているものです。  ア、人口減の対策の面からはどのように考えていますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  職員が市内に居住することは望ましいともちろん考えます。ですが、各自の家庭等の事情もあり、強制はできないと考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 各自の事情があって強制ができないというのは十分わかって私は質問しているのですけれども、一般の人が裾野に住んでくれと、今一生懸命やっているのですけれども、一般の人もそれぞれ事情がある中で、それでも裾野に住んでくれということで人口減対策の面から取り組んでいるのです。だから、そういうことから見ると、市内に住んでいることが望ましいということについての職員に対してのインフォメーションとか、そういうことは今までなさらなかったのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) しておりません。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 何か外に向けては一生懸命、一生懸命裾野に住んでくれと言って、職員に向けては全く何もないというのは、あっさりした返事で、少しあれと思って残念なのですけれども、いろんな観点からちょっと私は今回検証してみようと思っています。  それで、イで税収減の面からもちょっと確認させてください。職員が27%くらい、市外に住んで納めている住民税と年間金額の推計というのはわかりますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 正規職員市外居住者の市県民税、両方合わせたものですけれども、平成29年度で約2,500万円です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 正規職員が市外に住んでいることで住民税が約2,500万円外に出ているということで、これはこれで一つのやっぱりデータとして必要ではないかと思うのです。住んでくださると、その税収はもちろん裾野に入るということですので、この辺もちゃんと今後押さえていきたいデータではあるのですけれども、住民税が2,500万円流出しているというのは、厳しい財政の中でやっぱりこれも注目しないといけないと思うのですけれども、この辺についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 職員は、それぞれやはり居住地があって住んでいるものですから、あくまでもそれぞれ個々の事情があるものですから、それにつきましては流出という考え方ではなくて、職員の住んでいる結果だと考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) この辺は何かもう禅問答みたいになりますので、ここら辺で終わります。  それで、ではウに行きます。通勤手当の財政面からは、どのような状況になっていますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 通勤手当、勤務地と交通手段により変わりますので、一律の比較はしておりません。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 聞くところによりますと、県外からの通勤者もいらっしゃるというふうに聞いています。通勤手当は上限というのはあるのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 上限は、車での場合2万2,830円、運賃等の場合上限が5万円になっております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 一番遠い通勤者は、どこからいらっしゃっていますか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 職員の個人の情報になりますけれども、県外職員が1名います。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) たしか非常勤の職員も県外職員がいたと思いますけど。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 非常勤もいらっしゃいます。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 通勤手当が非常に、最高で5万円が上限ということですから、そうすると年間60万かかる方と市民の方がいらっしゃるのですけれども、この辺も総数でいくと大きな金額になると思うのです。お金だけの問題ではないのですけれども、財政面からも多少やっぱり痛みがあるということをわかっていただきたいなと思っています。  それでは、エ、シビックプライドの育成の面から伺います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) エにつきましては、職員は居住地にかかわらず、市民のために仕事に対して誇りを持ち、職務に取り組んでいると思います。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 職員がプライドを持って職務に取り組んでいるというのは、これはもう本当大前提のもとで、それはよく私もわかっているのです。市長は3月議会で、同僚からの質問に、シビックプライドについてこのように答弁されています。「裾野らしい魅力を大切に、元気と調和を活力に、市民と行政の協働を原動力という指針の担い手となる人で、シビックプライドを持った市民の皆さんと、市民に頼りにされるスタッフプライドを持った職員をつくる」と語っていらっしゃいます。裾野市に愛着を持って、自分の仕事に誇りを持って市民とともにまちづくりに励む職員像を語っておられます。この中に、やっぱり裾野市に愛着を十分持ってくださって、自分の仕事に誇りを持ってくださっているのですけれども、市民とともにまちづくりに励むということは、かなりいろんな制約があるのではないかなと思っているのです。この辺もきっとどうなのでしょうか、この辺も外に住んでいるのでは、やっぱりできないこともたくさんあるのではないかなと私は懸念しております。  それで、オに続きますけれども、市民協働の担い手の人の役割としてはどのような役割を果たしているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  市民と行政がお互いの立場を認識し、地域課題を解決していくために、職員には積極的に地域活動に参加するよう促しております。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 市外住んでいても、実際消防団などで頑張っている職員がいることは私は重々承知しています。ですけれども、市内と市外では活動時間帯の制限も阻まれる要因もあります。また、私は、市内に住んで回覧板を回して、そしてごみを出して、お隣さんと会話して、学校に行く子に手を振ったり、地域の役割も担当して、初めて気づく課題も多いということも私は事実だと思っています。ただ、この辺は、もう何かうまく会話がかみ合わないので、今回はいろんなことを検証して、課題があるよということに気づいていただきたいというのが目的なので、市民協働の担い手としての役割にも少し答弁は無理なところがあるなと私は思っています。  それでは、カに行きます。災害時緊急招集などの危機管理体制の面からはいかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 職員参集に関しましては、災害対策本部広域避難地等防災拠点に近いほうがもちろん早いと考えます。防災拠点と居住者との関係によるもので、一律な比較は難しい面があります。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 裾野市では、大変申し上げにくいのですけれども、現在教育長、副市長は市外に居住されています。災害対策本部が設置されると、教育長と副市長は副本部長として指揮をとらなければならない立場にあります。これは、お尋ね、副市長か、教育長、即戦力になれるとお考えでしょうか。 ○議長(二見榮一) 江藤副市長。 ◎副市長(江藤建夫) 内藤議員のご質問ですが、私居住地、御殿場でございますが、車で25分から30分ということで、平成2年の大雨のときにも、御殿場は雨降っていませんでしたが、裾野は大雨で、御殿場から裾野まで招集がかかりまして、出ていって災害復旧に携わりましたので、可能であると考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 教育長にお尋ねしていいですか。 ○議長(二見榮一) 教育長。 ◎教育長(風間忠純) 参集訓練をしたときに、一番最初に来たのは私でした。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 一番最初に来たし、来れるとおっしゃいますけれども、災害のときは本当にやっぱり何が起こるかわからないという不安があります。管理職の20%が市外に居住しているということですけれども、この管理職の人たちも、音信不通となれば災害支援活動に支障を来しますので、本来であれば防災の観点から管理職以上はできるだけ市内に居住すべきと考えますが、この点についてもどうでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 済みません。任用の関係につきましては、やっぱり公平な形で考えておりますので、居住地による任用の差別というのはできないと考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) それでは、(4)番、職員の定住について今後の考え方を伺います。職員の市内居住制限の規定が置かれている自治体が、実は調べてみるとたくさんありました。裾野市では、そのような規定が見当たりません。今後の問題提起として、以下伺います。  ア、職員の市内居住について、これまでどのような議論があったか伺います。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) これまで職員の市内居住につきましては、特に議論をしておりません。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 私今回の質問で調べてみましたら、市内居住を奨励している自治体というのは本当にたくさんあるのです。職務規程で職員は市内に居住することを要す。ただし、市長の許可を得た者はこの限りではないという規定がある自治体は意外と多いのです。これまで議論がないということなのですけれども、今後このようなことも考えていかないといけないと思っています。  イに移りますけれども、職員採用試験募集要項のときについての考え方はありますか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 職員採用試験募集につきましては、地方公務員法平等取り扱いの原則、成績主義の原則、採用においては広く門戸を広げ、優秀な人を確保するために居住制限の考えはありません。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 人口減少人口対策をする流れの中で、自治体各自が本当に採用のときに住んでくださいというような条件をつけていっている傾向があります。  これ手元に、福岡県の大野城市職員採用試験募集要項というのがあります。ここにちょっと書いているのを読ませていただきますと、「大野城市では、職員の市内居住を奨励しています。市民と行政のパートナーシップによる協働のまちづくりを進めており、職員は行政としての立場でまちづくりを推進する一方、市民としての立場で地域活動に参画することが求められています。災害発生時には、昼夜を問わず迅速に参集しなければならず、それができる環境を整え、危機管理体制を強化する必要があります。」ということを明記されています。このようなもとに、まずこの大野城市では試行段階として、一般事務B、高卒者の採用で市内居住可能対象ということで1人募集しましたところ、申込者が123人ありまして、受験者69人ということで採用をしています。このような流れが、憲法とか公務員法の中で各自治体が工夫してやっているものと思います。  これ実際に私お電話して、人事の担当に聞いてみましたら、これは奨励ということで、強制ではなくて奨励ということで、市長の市民協働の考え方をあらわしたものだそうです。この辺は、今後の裾野の参考にはなるのではないかなと思っています。でも、ちょっと門戸がかたいみたいなので、ウに行きます。  職員の市内居住のための施策、もちろん考えていないと思うのですけれども、どうお考えでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  職員に限定した居住促進の施策は考えておりません。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 考えていないということで、今回調べていくと、今回の私の質問で、市外に居住している職員に肩身の狭い思いをさせる意図は全くありません。ただ、人口減少定住増加策を重要課題として挙げている以上は、まずは足もとはどうなのかとやっぱり市民に聞かれますので、今後の推移を観察しながら市長は考えていただきたいと思うのです。住んでほしいまち、住みたいまちづくり職員一丸となって取り組んでいる結果を、自分ごととして裾野に住んでもらいたいと市民は思っています。  それでは、挙げていますので、エの職務規定への反映はどう考えているか伺います。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 居住については、個人の自由であるべき事項であるため、服務規則への反映は考えておりません。  以上です。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 今回は、本当に何も考えていないということで押し切られてしまったのですけれども、職員が市外に流出していくことは市としても損失が大きいと思います。裾野市に愛着のある市民の目からは、心情的に寂しい現状に映ります。この問題については、今後取り組んでいただくことを願って、私も推移を見守りながら引き続き取り組んでまいります。  それでは、大きな2番に移ります。歯科医師会との連携強化について伺います。6月4日から10日は、歯と口の健康週間です。1958年(昭和33年)から、厚労省・文科省・日本歯科医師会が実施しているもので、裾野市ではことしは健康と歯のフェスティバルが40周年を迎え、子供から高齢者までの健康づくりの推進に大きく寄与しています。  近年歯の健康は、糖尿病・認知症などの関係も指摘されるようになり、その重要性もこれまで以上に着目されているところです。裾野市は、2010年(平成22年)12月、全国に先駆け、裾野市市民の歯や口の健康条例を策定しています。駿東歯科医師会では、この条例を生かして、さらなる歯科医療の充実を目指すために2016年(平成28年)2月に裾野市との連携強化を願って、健康推進課のある福祉保健会館、以下会館と呼びます。会館への事務所設置の要望書を提出しましたが、要望は現実に至らず今日に至っています。このことを踏まえて、以下質問します。  (1)、裾野市では、駿東歯科医師会の活動をどのように評価しているか。  ア、歯科医療体制の充実による医療費削減効果についてはどのように評価していますか。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  歯科医療体制の充実と医療費との間に相関関係があるのかどうかという点につきましてですが、当市の国保医療費の推移で確認する限り、相当の因果関係があるとは認められないと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 歯科医療体制が充実すると、医療費は当然削減効果があるのではないかと私は推察して質問いたしました。ですが、相当の因果関係が認められないということですので、以後の設問で触れたいので、ここでは了承します。  それでは、イに行きます。8020運動の推進、成人歯科疾患、妊婦歯科疾患検診等の受診勧告などの予防啓発活動の推進については、どのように評価されていますか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  健康と歯のフェスティバルもことしで40年を迎えました。駿東歯科医師会裾野市支会の活動は、駿東地区の中でも先駆的、積極的に行われて、他の地域をリードしてきたと、そのように言えると認識しております。検診、検査、予防、受診の呼びかけなどにおきまして、行政との連携を大切にしていただき、施策や事業の推進に大変ご尽力をいただいていると、そのように認識をいたしております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) ことしの健康と歯のフェスティバルへ私も参加しましたけれども、8020推進員さんとともにとても力を注いでくださっていました。駿東歯科医師会の先生方が総出で一生懸命頑張ってくださっております。  8020の啓発効果ですけれども、厚労省が平成28年度歯科疾患実態調査というのをやっています。国の達成率が51.2%です。静岡県の達成率は県の後期高齢者医療広域連合の歯科健康診査事業の集計結果から、男性63.15、女性57.98と、国を大きく上回る結果が出ています。この実態から見ても、私は医療費削減効果はあると思っているのです。さらに、裾野市の20本以上歯のある人の割合は、県内5位の成績でした。また、後期高齢者歯科検診受診率は県内3位です。この結果を受けて、駿東歯科医師会の活動をどのように改めて評価されますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 今ご紹介がありましたように、歯科医師会の先生方の積極的な呼びかけによりまして、全国、あるいは県のデータと比べても当市は高い検診等の受診率がございます。その結果が医療費に直結しているかどうかという点で先ほどお答えをしているところでありまして、検診等の受診に関しましては非常に効果を得ていると、そのように認識をいたしております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) お願いします。  本市は、先ほど申しましたように、全国に先駆けて裾野市民の歯や口腔の健康づくり条例を制定して、さらに平成28年には裾野市歯科保健計画というのを、私の手元にありますけれども、これを策定しています。第2章の2の健康診査から見た健康状態では、妊婦歯科疾患の検診の推移の中で、平成20年度の受診率は19.6%から出発しています。最新情報では、平成29年は実に倍以上、45.6%達成しています。これだけの実績を積み上げてきた駿東歯科医師会ですけれども、現在設置場所である商工会館では、機能的にマックスというのは私には理解できるのですけれども、この件に関して当局のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。            (「暫時休憩願います」の声あり)
    ○議長(二見榮一) 暫時休憩いたします。                       10時31分 休憩                       10時32分 再開 ○議長(二見榮一) 再開いたします。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) それでは、お答えをいたします。  災害時の医療救護体制ということもありまして、裾野市の地域防災計画におきましては、大規模災害が発生した折、この折には医師会、歯科医師会等の関係団体の協力を得まして救護班を編成いたします。そして、医療救護活動をしていただくということになっております。福祉保健会館に設ける救護所にご参集をいただき、傷病者の診断、手当て等に当たっていただくことを踏まえまして、総合防災訓練にもご参加をいただいていると、そういったところであります。今後とも、地域防災計画に基づきまして、災害時の医療、救護体制の維持に向け、連携を深めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 駿東歯科医師会の担うものは、検診とか啓発プラス災害時ということで、とても役割が大きくなっています。なので、やっぱりマックスになっているということなのですけれども、歯科医師会の事務所にはこの災害に関して衛生電話が設置されていることをご存じでしょうか。各地の医師会とつながるシステムが備えられていることは、この災害時の医療保護体制に大きな力を発揮してもらえるものと思っています。  こういうことから、今までの質問を振り返っても、医療費の削減、それから啓発効果、災害時の救護体制について、それぞれ大きく評価されているという検証をしてまいりました。いずれも大きな働きをしていただいていることが理解できましたので、続きまして、(2)に移ります。  今後の健康推進の中で、連携強化の必要性をどう考えるか伺います。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  少子高齢化の到来も踏まえまして、健康維持、歯周疾患予防等のため歯科保健計画健康増進プラン、食育推進計画等の諸計画に掲げる施策の推進に当たりまして、これまでと同様、あるいはそれ以上の連携を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) これまでと同様、それ以上の連携を図っていきたいとおっしゃったのですけれども、これまで以上の連携というのは具体的にどのようなことをお考えでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) これまで以上の連携、これまでと同様あるいはこれまで以上の連携というふうにお答えをいたしましたが、これまでの関係を保ちつつ新たな事業展開というものも今後想定をされますので、現段階で特段個別の取り組みを指して申し上げたものではありませんが、市としましては歯科保健の推進というものは重要な事項として認識をいたしておりますので、なお一層の連携に努めていくと、そういった意味で申し上げたところであります。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) これから新たな事業の展開も考えるということですけれども、歯科医師会がそのためにも会館の中に入りたいということをおっしゃっています。駿東歯科医師会は、平成7年の会館設立の際に、歯科診療室設置に当たって歯科ユニットを寄贈しています。その際も、先代の会長が事務所の設置規模を伝えたけれども、実現できなかったというふうに伝わっています。そして、平成15年に商工会館に事務所を設置して活動してまいりましたけれども、この間に数字にもはっきりわかる実績を積んで、冒頭申し上げました平成28年の健康福祉部のある会館への事務所設置要望につながっています。裾野市にはほかにない、自治体にない歯科衛生士が配置されています。連絡のたびに足を運び合ったり、本当にそういう無駄も省けて連携にスムーズに運ぶと考えているので、私は駿東歯科医師会の希望は裾野市にとってはとてもいいことだと思っています。  それを踏まえて(3)で、県内では公的機関の事務所を構える自治体が多くある点をどうお考えになりますか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  公的機関に事務所を構える自治体の例を挙げますと、1つの市で団体を組織する場合もあれば、当市と同様に複数市町にまたがる区域で団体を組織している場合もございますので、それぞれの自治体におきまして条件、あるいは背景があってのことと推察をいたします。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) それぞれの自治体の条件や背景があって推察するというご答弁でした。それぞれの自治体の条件や背景とはどのようなことか、考察されたのでしょうか。県東部の状況を見てみますと、歯科医師会館を持つ沼津、富士のほかは、三島市歯科医師会が三島市立保健センターに、田方歯科医師会、これは伊豆市と伊豆の国市、函南、沼津、戸田で構成して、裾野に似て複数で構成しているのですが、伊豆の国消防署に設置されています。公的機関への設置に抵抗というか、制約があるとしたら、どのように解決してこれらが設置されたのか、お調べになられましたでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 他市町の状況ということでございますが、平成28年にご要望をいただいた際に、既に市としての考えを回答ということでお伝えをしてございました。したがいまして、その後他市町の個別の状況について調査等をいたしたということはございません。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) それでは、(4)の福祉保健会館への事務所設置の要望について入っていきます。  アで、現状の設置ができないという理由を、これは要望が平成28年2月と4月に出ているのです。歯科医師会としてはできないという理由がはっきりわからないというような状況にあります。なので、できない理由をここで再度わかりやすく説明していただけますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) それでは、お答えをいたします。  福祉保健会館は、ご承知のように市民の福祉、健康の増進を図るために設置された施設でございます。検診等で多くの利用者が見込まれる施設でございますので、また災害時には救護所として指定をされるということもございます。こういったことから、長期にわたり特定の団体が占有するということは望ましくないということで考えております。条例の文言の中に「定期的、または独占的に」という表現で使用を許可しないということがうたわれておりますので、そういったところを受けまして回答をしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 救護所として指定されているということでした。長期にわたる独占が望ましくないということでしたけれども、救護所として指定されているなら、なおさら救護に必要不可欠な歯科医師会ですので、災害に備えてスペースをあけて通常からいてもらうほうが、ありがたい存在と考えることもできると私は思うのです。今部長のおっしゃる特定の団体とは、具体的にどのような団体を示しているのかお願いします。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 先ほど条例の中にうたわれているものは、定期的、または独占的にということでうたわれております。これは、特定の団体と申し上げましたのは、一団体を指し示す意味ではございません。どんな団体であっても、独占的にスペースを占有するということが、これは許可することができないということで、「特定の」という言葉を使いましたけれども、「特定の」を省いても同じ意味でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 私は、福祉保健会館の趣旨目的を妨げるものであれば、それは困ると思うのですが、それに力強い働きをするところは、またちょっと別の考えがあるのではないかなと思うのです。それで、県内に9カ所公的機関に入っていますけれども、そこをお調べしていただきたいと思ったのですけれども、28年に答えたので、それ以降調べていないということでした。  イに移りますが、では、設置できる方法を模索した経緯はあるか伺います。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 先ほどお答えをいたしましたとおり、検討はいたしておりません。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) それでは、ウに移ります。福祉保健会館の各部屋の利用状況、もしかして既にスペースがないというのもあるのかなと思いますので、この利用状況を伺います。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 平成29年度の会館全体の利用状況でまずお答えをいたします。  平均しますと、各部屋の利用状況、40.5%程度でございます。貸し出し先が福祉関係、あるいは市の機関というようなことがございますので、なかなか一般の貸し館施設と異なって稼働率が上がらないという、そういった面がございます。今後も、会館の設置目的にかなう活動を行う団体の皆様に、会議、研修等でのご利用も呼びかけてまいりたいと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) この利用状況の中で工夫ができないかと考えて各部屋の利用率を伺いました。この間私行ったときに、裾野おもちゃ図書館チロリン村だよりというのが置いてありました。これは、ことしの4月発行です。この中で、10年間の利用数を表にあらわしています。その中の文言をそのまま読ませてもらいます。「残念ながら、直近3年間は減少を続けております。理由の一つに、少子化による子供さんの絶対数の減少そのものが挙げられます。さらに、児童館や子育てセンターの設置や充実により、それらを利用する方々が増えたことなどが考えられます」とあります。ボランティア団体の登録も同じように当時より減っているのではないかと思います。平成20年にはこのおもちゃ図書館は2,649人の利用が、平成28年には1,059人に減少して、半数以下になっております。設立当初から、社会環境の変化でハードとソフトの部分から、ファシリティーマネジメントの面からも、ちょっと見直しが必要だなと私は思います。  それで、ファシリティーマネジメントの観点からの考察をいたします。建設時から、エに行きます。22年が経過しました。その間社会環境の変化も大きく、福祉、子育ての拠点も複数存在するようになりました。ファシリティーマネジメントの対象として、福祉部門の施設の統廃合も積極的に進めなければならない中で、機能集約なども視野に入れた健康福祉部門をどう考えているか伺います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  ファシリティーマネジメントの観点では、機能の集約、統廃合、有効利用といった、そういったものがあろうかと思います。施設に余裕があって、本来目的を妨げない範囲で、利便性を維持しつつ施設の効率的な利用、全体の最適化などを進めていくことが求められているものと考えております。したがいまして、事務所の設置ということが、FMの観点に沿った機能集約という点では考えにくいところでございますが、市全体として、ご質問が福祉部門のことでございますので、他の福祉施設、具体的に申し上げれば、幼稚園、保育所、それから障害をお持ちの方の使われる施設、こういったものも含めまして、全体の最適化を考える必要はあると考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 全体の最適化を進める中で、本来目的を妨げない範囲で施設の効率的利用を考えるということでした。福祉会館の福祉ということを重点的に先ほどから部長はおっしゃいますけれども、ここは福祉保健会館健康推進課が入っております。歯科医師会の活動は本来の目的を妨げるものではないと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 福祉保健会館は、保健、医療、福祉、この各分野の拠点となっているというふうに考えております。もちろん駿東歯科医師会の皆様初め、医療の関係の皆様、この活動は福祉保健会館で活動されることについて本来の目的にかなっていると、そのように考えております。しかしながら、福祉保健会館を拠点とする、あるいは拠点としたいという方はたくさんいらっしゃいます。それは、各部門にわたっていらっしゃいますので、先ほど申し上げました特定の団体に長期独占的にというところが、これが問題ということで認識をしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) お願いします。なかなか難しいというのはわかりました。そうすると、田方歯科医師会が伊豆の国消防署に入っている例に倣って、隣接する消防庁舎への設置も視野に入れて考えることはできないでしょうか。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 消防の施設について、本来私がその施設に直接お答えをする立場にはございませんが、事務所の設置という全体、公共施設という全体で捉えてのお話をさせていただければと思います。  現在富士山南東消防組合のほうに貸し付けをしている、そういった施設でございますので、今回の事務所のお話に限らず、市が何らかの機関を設置する、あるいは部署を設置したいという、そういった場合につきましても、これは団体間の再度の調整が必要になろうかと思います。今申し上げましたとおり市全体の組織を考える中でも、1つのスペースとして市としても考えていかなければならない、そういった場所であると、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) なかなか難しいことはよくわかっているのですけれども、ぜひ検討していただきたいと思うのです。  駿東歯科医師会が裾野市に事務局を置いたことで、裾野市の貢献度は非常に高くて、成人歯周疾患検診受診率は県内で5%を満たないところが多い中で、裾野市は9.8%、御殿場4.3%、長泉3.4%、小山町5.5、清水町3.2と、裾野市が大きなメリットを享受していることがわかります。これ万一、構成するほかの自治体に移転するとなると、私は裾野市にとって大きな損失にならないかと思っているのです。この設立から60年の歴史の中で、裾野市に大きな功績を残している駿東歯科医師会と今後もよりよい関係を続けていけるように、これから十分な話し合いの機会を設けて、裾野にとって何がいいのか、そして歯科医師会にとって何がいいのか、検討していっていただきたいと考えるのですが、その件に十分な話し合いと検討をしていくというお考えはないか、お伺いします。 ○議長(二見榮一) (5)ですか。(5)なのですか。 ◆18番(内藤法子議員) (5)に入りました。済みません。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。(5)です。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  駿東歯科医師会の先生方が40周年のフェスティバルの折にお見えいただいております。その中心は、駿東歯科医師会の中の裾野市歯科医の先生方でした。駿東歯科医師会の会長さんもお見えになりまして、今議員おっしゃられたような裾野市における成果というものにつきまして、非常に先生自身も数量的なことを含めて驚かれておりましたし、8020の表彰を大ホールで行うと、こういったことについても非常に感銘を受けていると、そんなうれしいお言葉を頂戴したところであります。  しかしながら、災害発生時につきましては、救護所のバックヤードとして、また深良支所のリニューアル時に活用したというようなこともありますので、市が一時的に活用する、そういった実績もございますので、組織改編を検討する際のスペースとして捉えております。歯科診療、検診、また繰り返しになりますけれども、そういった分野におきましては、歯科医師会の先生方との協力体制、こういったものは今後ますます重要になってくると思います。しかし、そこで事務所を置くということにつきましては、今後具体的に検討するという考えは持ってございません。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 18番、内藤法子議員。 ◆18番(内藤法子議員) 私は、本当に貢献度の多い歯科医師会がよその市町に行ってしまったらいけないなと思っています。研修などに会場を借りるとか、そういう便宜のところでは図っていただけることができますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) ご要望をいただいた際に、研修、あるいは会議の場として使いたいということもあわせて要望の中にございました。これは、先ほど申し上げましたように、会館本来の目的に沿った活動であるというふうに私は認識をしております。したがいまして、ご要望があれば、どうぞ会館のほうをご利用いただきまして、十分にご活用いただきたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◆18番(内藤法子議員) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(二見榮一) 休憩いたします。                       10時53分 休憩                       11時05分 再開 ○議長(二見榮一) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、引き続き一般質問を行います。今回は3点、情報公開とファイリングシステムについて、狭あい道路の拡幅整備事業について、そして裾野駅の東口の駅前広場についてお尋ねします。  まず最初に、情報公開とファイリングシステムについてです。裾野市では情報公開条例に基づいて、市民参加による開かれた市政を推し進めるために情報公開制度の適切な運用に努めるとしています。そして、この制度は、市民の皆さんの請求に応じて、市の保有している公文書を条例に基づき公開するものです。市民が使いやすい制度になっているのでしょうか。  裾野市の情報公開条例は、1998年、20年前に施行され、2016年には全部改正されて現在に至っています。私は、2007年、平成19年の一般質問で、情報公開請求の窓口としての役割と行政の情報センターとしての役割を果たしている情報公開コーナーの充実を求める質問を行いました。当時の総務部長の答弁は、「今後におきましては、情報公開コーナーを経年的に見直しして、充実していきたいと考えております。」というものでした。それから11年たっております。情報公開請求の対象は公文書です。公文書の定義は、個人の権利や義務を確定し、国や地域のあり方が示され、施策の検証に資する民主主義の基本となる文書とされ、本当に大事なものです。  そこで、最初に、今回公文書の管理システムとしてのファイリングシステムについてお尋ねをいたします。  (1)、公文書管理システムとしてのファイリングシステムを裾野市も導入されています。その導入の目的、経緯、効果等はどう検証されているのかお伺いいたします。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えいたします。  ファイリングシステム導入の目的につきましては、文書の分類、整理、保存といった管理方法を統一することで、文書の私物化を排除し、文書の発生から廃棄までの文書のライフサイクルを適正に管理することでございます。  経緯につきましては、導入以前は文書管理のルールが統一されていないため、文書が執務室内にあふれ、文書保存庫の管理が徹底されず、文書の存否確認が容易ではありませんでした。文書の適正な管理を行うため、新たな文書管理方法としてファイリングシステムを導入しました。  効果としましては、統一的な分類、整理方法となったことにより、文書の検索が容易になり、仕事の効率化が図れるとともに、統一したキャビネットに保管することで執務室の環境改善につながっております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 一般的に言われているようなファイリングシステム導入のところで、不必要な文書があふれていたとか、執務環境が、そしてファイリングシステムを導入することによってよくなった。あと、一番大きな問題というのが、文書の管理が個人任せで、文書が私物化されているというような点があったのではないかと思います。また、収納効率が悪いとか、あふれているとか、それらの改善で分類等もされたということです。  そこで、一つ、職員の方の意識改革というものでは、特筆するような変化というものはあったのでしょうか。本当に実際人手不足の中で、本来の仕事が忙しい中で、このシステムを文書管理の導入というのは本当に結構大変な仕事であるのではないかと思うのですが、この辺で職員の方の公文書に対する意識改変というか、その辺で何かありましたでしょう。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 職員の中にファイリングシステムというのがかなり定着していると思います。それまで文書につきましては、それぞれファイルとかとじて置いていましたけれども、置き場所が特定している、ほかの方が見てもわかるということで、文書管理につきましては定着して職員が自分の業務としてやっていると考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、その部署で担当の方がたまたまお留守であったけれども、市民の方が訪問されて、この件について伺いたいと言われたときにも、ほとんど担当の方いらっしゃらなくても対応できるような状況にはなっているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 文書の管理そのものは、誰が見てもわかるようになっております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 今年度ファイリングシステムが定着したということで、外部コンサルへの委託をなくされたと思いますが、これは全部局で定着しているという状況なのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 外部へのコンサルタントの委託はやめましたけれども、ファイリングの指導というのは行政課の職員がしております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 庁舎外の部署に関しても、同じようにこういう文書管理というのが定着をしてきているということでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 庁舎外の市の職員につきましても、当然入った方とか、いろんな方もいらっしゃいますので、それぞれやっております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では、外部への委託はなくしたということで、でも課題として残っている問題というものは、このファイリングシステムに関してまだ何かありますか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) ファイリングシステム、これ継続性が大事なものですから、やはり継続して文書の管理の方法というのを統一していくために、毎年度毎年度その旨の話をして、事務の共通化とか定着を図る必要があると考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) わかりました。  (2)に入ります。裾野市の情報公開条例では、公文書の開示のほか、市民が市政に関する情報を迅速かつ容易に得られるよう情報提供施策の充実を図るというようなこと、情報公開の総合的な推進に努めるということになっています。このことについての現状評価と充実を図るための取り組みは今どうなっているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) お答えします。  市政情報の市民への提供は、情報公開のみならず、日ごろより広報紙、市ホームページ、フェイスブックなど、市の保有する情報発信の媒体や報道機関への情報提供も積極的に行っているところであります。また、先ほど話がありましたけれども、限られたスペースですけれども、1階の市民ホールの情報公開コーナーの活用方法を再検討し、情報公開の総合的な推進に努めたいと考えております。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 一つの方法として、情報公開コーナーというのがあるということで、活用について再検討していくというお話だったかと思うのです。この情報公開コーナー、本当に条例ができてから20年近くなるのですが、ほとんど変わっていない。ただ、パソコンがあったり、机があったりというような、コーナーの体裁は整えているのかなというふうに思います。  再検討をやっていくということなのですけれども、それでは今の情報コーナーの利用状況というものはどのように捉えられているのでしょうか。御殿場の情報公開コーナーに行ってみたり話を聞いたのですけれども、昨年度の情報公開コーナーの利用状況、資料の閲覧ということで9,097人という数字があって、あと担当課、総務課等だと思うのですが、担当課に案内した人が230人いる。この9,097人、この数字はどうやってカウントされたのですかとそこにいらっしゃった方に聞いたら、検数機を使っていつもカウントされているそうなのです。そこには、行政のセンターとしてのいろんな資料や情報公開で開示請求に対応するためのものがあるもので、しっかり職員の方も、ほかの仕事を兼ねながらこの仕事をされているという状況になっていました。今の裾野市の情報公開コーナーの市民の利用状況というのはどのように捉えられていますか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 情報公開コーナーにつきましては、設立当初はもう少し広いスペースがございましたけれども、1階のホールの使い方の見直しとか、そんな関係で縮小していることは事実でございます。  また、利用状況としまして、そちらに情報、予算書とかそういうものを置いてありますので、よく事業者さんなんかはいろんな情報を見に閲覧されている姿は見かけます。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 再検討される中で、ぜひ情報コーナーの設置及び運営に関する要綱というようなものをぜひつくっていただきたいと思うのですけれども、さいたま市のほうの要綱があったのですけれども、その中のどういうものを定めているかというと、取り扱い事務、それと利用日とか、行政資料の配置、行政資料の有償頒布、それと利用状況の報告、コーナーの配置資料の確認及び整理などということまで要綱に定めているわけなのですけれども、この裾野市にもこのような要綱というものが必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 情報公開コーナーですけれども、現在スペースがかなり限られた状況になっております。その中で、有効活用ということで考えておりまして、御殿場市みたいな形でカウンターが設置できるとか、そういう状況のところではございませんので、運用なりなんなりでうまく提供できるような仕組みをつくっていくことが大事だと思っております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では、(3)に行きます。  裾野市の情報公開条例の第35条は、「実施期間は公文書を検索するために必要な資料を作成し、一般の利用に供するものとする」と規定しています。市民が利用しやすく活用されやすい文書目録を情報公開コーナーに備えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 公文書の検索資料の作成につきましては、以前議員のご質疑に対しまして、各課で作成しているファイル基準表を一括で管理し、検索資料として活用できるか検討したいとお答えしていると思います。  実際のファイル基準表につきましては、文書を適正に管理するために、公開できない非開示情報を含む情報がファイル名に含まれているなど、ファイル名そのものの公開に開示、非開示の判断をするものが多くあり、検索資料としてそのまま提供することは困難であると考えております。公文書の検索資料としては課題を抱えているところでございますが、引き続きファイル基準表を有効に活用できないか検討してまいります。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。
    ◆16番(岡本和枝議員) それを、ぜひよろしくお願いいたします。  ただ、ことしの3月議会の総務委員会の質疑の中で、公文書の目録検索については他市町の状況を研究していきたいということが実際にありました。御殿場市とか三島市など、多くのところでは以前から実際に取り組まれてあるわけなのです。裾野市の場合、この間できなかったという、何が一番問題で取り組めなかったのか、もちろんこれから考えていくというお答えなのですが、これまでは何が一番問題だったのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) やはり、済みません、今使っているファイル基準表そのものが、確かに今職員が見る分には検索はできますけれども、それを外部に公開できないというふうな問題が起きたものですから、それにかわる方法というのがなかなか考えつかなかったということだと思います。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) では、(3)に行きます。裾野市の情報公開…… ○議長(二見榮一) (4)ですね。今(3)が終わったのですね。 ◆16番(岡本和枝議員) 済みません。間違えています。(3)になっていました。  裾野市情報公開条例の第36条では、実施状況の公表を規定しています。市長は、毎年1回、各実施機関における公文書の開示等の実施状況を取りまとめ、これを公表しなければならないとなっています。プライバシーの保護を目指して、個人情報保護条例でも同様だと思います。  実際に今いろいろな形での公表がされていますけれども、その公表の充実を求めたいと思います。実際に実績調書には、開示の請求数とか、義務的開示か任意的開示とか、請求に対する処理状況の検数等載っていますが、でも実施期間ごとのものにはなっていないとか、それと主な開示内容が毎年、理由が毎年同じみたいな形なのですけれども、この充実というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 公文書の開示等の実施状況の公表につきましては、条例の施行規則で市ホームページへの公表を規定しておりますが、実は平成27年度以降未掲載でした。まことに申しわけございませんでした。現在はホームページに掲載してございます。今後このようなことがないように注意し、実施状況の公表につきましても、他市町の状況を確認しながら充実に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 以前は、「広報すその」での年1回の公表となっていたのは、今はホームページでの公表というふうに変わってしまっていますが、それはどうして変わったのかちょっとわからないのですが、多くの人に知らせるためには「広報すその」にも載せるというお考えはありませんか。 ○議長(二見榮一) 総務部長。 ◎総務部長湯山博之) 条例ができた当初は、広報紙への掲載でした。しかしながら、条例全部改正したときにホームページに変わっております。また、広報紙への掲載等につきましては、また検討していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、2つ目の狭あい道路の拡幅整備事業についてお伺いいたします。  市街化区域内の未利用地の解消や利便性、防災性を向上させるため、狭あい道路整備補助金を活用し、今年度は新たに水窪地内の市道2001号線、2006号線整備事業を行うと3月定例会では説明がありました。最近、東西地区の道路整備計画に基づく事業の成果というものを本当東西地区内で目にするようになりました。  (1)です。この事業をより推進するために幅員4メートル未満の道路に接している敷地の道路の後退部分等の整備を市の責任で行うよう裾野市狭あい道路拡幅整備に関する要綱の見直しの考えはどうでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 岡本議員のご質問にお答えいたします。  水窪地内の市道2001号線、2006号線整備事業に関しましては、市の東西地区道路整備事業計画に基づく事業であり、現在基本的には幅員6メートルの道路として整備を進めているものです。これに対し、ご質問をいただいております幅員4メートル未満の道路に接している敷地の道路後退部分の整備につきましては、建築物の建築を行う場合に、道路中心線から自己敷地へ2メートル後退するセットバックと呼ばれる建築基準法第42条第2項に基づく後退のことを指しているものと思われます。こちらにつきましては、法に基づく義務であることから、道路後退部分はあくまでも民地であり、所有者自ら管理をしていただくものとなります。現在でも、道路後退部分を分筆して寄附をしていただける場合は、要綱に基づき一定の補助を行っております。本年度に入り、まちづくり課と建設管理課において、他市町の事例も参考にしながら調査研究を始めております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 要綱によって一定の補助を行っているということでした。でも、現実には、なかなか後退部分が道路の形として、市民が利用できるような状況にはなかなかなりにくいのが現状です。特に東地区なんか見ていると、そういうところがまだまだたくさんあると思います。  先ほど他市町の事例を参考にしながら調査研究を始めたということでしたけれども、どのような課題解決、目的を持ってみえての調査研究なのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) まちづくり課と建設管理課が調査研究を始めたというところですけれども、まちづくり課につきましては今お答えしました道路後退部分の寄附という形になります。そして、建設管理課につきましては、新しく家を建てるということではなくて、ご本人さんが中央から2メートルに後退するので寄附をしたいというような相談等もありました。ですので、そちらの場合とまちづくり課の今の要綱の部分との、その整合性をとるためにほかの市町どのようにやっているかということで、調査研究を始めたところになります。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、いろいろ調査をされていると思うのですが、一つ富士市の狭あい道路の拡幅整備に関する条例というのをちょっと紹介したいと思います。  そこに書いてあるものをちょっと読ませていただきますけれども、「道路を広げるには皆さんの協力が必要です。狭あい道路の問題を解決するには、道路を広げなくてはなりません。そこで、市では、富士市狭あい道路の拡幅整備に関する条例を制定し、狭あい道路拡幅整備事業を行い、安全で心地よい快適な道路づくり、まちづくりを進めています。この事業では、狭あい道路に接した敷地で建築物の新築や増築等を行う際に、建築主との協力と理解を得て門や塀などの位置を後退していただき、市で4メートルの幅まで道路を広げる整備を行います。  また、建築行為が伴わない場合や、交差点から交差点までの連続した区間においても、所有者等からの申し出により同様の拡幅整備を行います。なお、道路の拡幅整備を進めるために、公道沿いで後退した部分の用地を市に寄附をしていただいた場合には、門や塀などの除去費等の一部を助成します。また、交差点の隅切り部分の用地についても奨励金の交付を行います。」というものになっています。先ほどまちづくり課、建設管理課等で持っていらっしゃる問題解決のためにも、このような富士市の狭あい道路の拡幅整備事業もぜひ参考にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 今議員おっしゃいましたとおり裾野市の要綱の中でも、今言いましたような形で後退をしたときにはフェンスとか塀、そちらの撤去費とか移設費の補助、それとあと擁壁の工事をするときに同じく撤去費とか新設の部分の工事費の部分、それと隅切り部分につきましても奨励金という形で要綱の中にうたっております。そのような形で裾野市としても行っております。  ただ、実際分筆するときに相当なお金がかかるというところで、なかなか分筆までしていただけないというような状況になっています。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) ぜひそこで法に基づいたいろいろ制約がある中で、でも市の責任として整備をするという、そこのところを一番変えていただきたいと思うのですけれども、それが本当に住みやすいまちづくりに一番つながっていくのではないかと思うのですけれども、その点についてはどうでしょうか。市の責任でとにかく整備をするという部分では。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 市の責任においてというところですけれども、先ほどもちょっとお答えしましたけれども、分筆するに当たって、まず測量をしなければならないという問題があります。そして、以前であれば、その筆だけの測量で済んだのですけれども、今はその周りの筆との確定をしなければならないということで、測量と分筆に相当なお金がかかるという形になります。ですので、個人の方もなかなか分筆をしていただけないというところは、そこに問題があります。  同じく市でもしやるときにも、そこの費用がかなりかかってしまいまして、先ほど言いました要綱の部分よりも、逆に測量、分筆のほうのがお金がかかるという、そういう状況になってしまうところがありますので、なかなか今のところではできないというような状況になっております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) その点については、補助金の使い方、それと将来このまちを本当にどういうふうなまちにしていきたいかという姿勢のあらわれをどういうふうに予算づけするかということにつながっていくと思いますので、(2)に行きます。  裾野市の宅地分譲事業補助金制度は、民間未利用地となっている土地の活用を促すことにより、定住人口の増加と秩序ある市街地の形成を図ることを目的に、宅地分譲事業者に対し補助金を交付するというものです。3月定例会では、検証の結果を踏まえ、来年度、2018年度です、今年度ですね、事業の継続を行う。今回の継続は、3年ではなく1年としている。今後は、1年ごとにこの制度の検証を行い、定住人口増加の目的を図るため、事業の継続や、これにかわる新たな事業の創出などについて検討するとの説明でした。1年ごとの検証の場合のスケジュール等、具体的な検証内容をお伺いいたします。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) お答えいたします。  検証のスケジュールにつきましては、年2回、おおむね7月と10月に行います。また、検証内容につきましては、宅地分譲補助区画への居住者数等を調査し、費用対効果の検証を行うとともに、直近の申請件数等の検証を行っております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) お手元に配付させていただいた資料は、資料請求をしたときにまちづくり課の方から作成していただいたものです。平成24年から29年度の宅地分譲補助金の実績合計です。28件の補助金交付があって、総区画数270区画、転入54世帯、転居で住まわれた方137世帯、合計191世帯、624人の方となっています。  先ほどの答弁で、費用対効果の検証、直近の申請件数などの検証も行うということでしたが、資料を見ますと29年度の補助金交付件数は1件です。このことについてはどのように検証され、今年度1年の事業延長になったのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 議員ご指摘のとおり24年から始まりまして、28年度まではそれなりの件数ありましたけれども、29年度は残念ながら1区画という、1件6区画というような形になっておりますが、これ以外で30年度になる部分とか、逆に28年度で完成がしなくて29年度にずれ込んだ部分とかというものもございました。ですので、それとあと市内の未利用地ですけれども、まだまだ多くあるということで、もう一年延長するというような形になりました。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 市内の未利用地がまだまだあるということで。この事業、市街化区域内の未利用地の宅地化と定住人口の増加を目的としています。ですが、地図に落としてもらったのを見ると、施工箇所は西地区がほとんどです。東西道路整備計画のパンフを見ますと、未利用地というのは東地区にも土地として20%ぐらいあって、1,000戸ぐらいの住宅が可能ではないかとか、西地区は西地区でいろいろな未利用地がまだあるというような数字が、同じように未利用地があるから宅地化を進めるというふうになっているのですが、そのための道路整備計画になっていますが、今回のこの補助金を使っての事業では施工箇所が西地区がほとんどということは、この状況は最初から想定されていたことなのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 想定をされていたかどうかということですけれども、想定の中では東地区のほうももう少し出てくるのかなというふうな想定ではおりました。ただ、西地区は長泉町のほうの土地がほとんどないというような、そんな影響から、長泉町と近接しているところが増えてきたのかなというふうな分析はしております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 東西地区の整備計画の中に、東地区は4メートルの道路で、本当に狭いところが多くて、逆に西地区のほうは道路がないような状態だというような記述があったのですが、このことの影響、補助金を出すのですが、この状況は補助金を使うというところで、利用者の方とかに影響というのはあるのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) ご指摘のとおり東地区は、道路が西地区に比べて生活道路自体が狭いというところはあります。ですけれども、こちらの想定の中では、その中でも西地区と同じように、こちらの補助金を使って新たなものができるのではないかというふうには考えておりました。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) ある宅建業者の方がこの宅地分譲の補助金制度に対して、これは議会からも出ていたと思うのですけれども、「税金の使い方、行き先が間違っているのではないか」と話されました。裾野市の補助金に関するガイドライン第3版の補助金の支出に当たって、基本的な視点というのが4点記述されています。必要性、妥当性、有効性、公平性、その中に「適切な補助対象か」とあります。この点について、さきの業者の方とか、市民の方でもそうなのですけれども、事業者ではなくて、土地を持っている地主さんとか、あるいは直接市民の転入とか、転居される方への補助としても、補助金額に見合う効果、あるいはそれ以上のものが期待できるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 江藤副市長。 ◎副市長(江藤建夫) ただいま宅地分譲補助の関係ですが、これ私が部長のときにつくった制度でございます。  なぜつくったかと申しますと、裾野の土地は、長泉、裾野はほかの地域に比べて駿東、3市3町、その中で用地費が高どまりしていたという背景がございます。そのために、不動産関係の宅地分譲の区画数が少な過ぎて人口がなかなか、裾野に住みたくても住めないという状況だったものですから、その基準年から何%高どまりしているというところで、実際の3割ぐらいを補助するということで、200平米で40万円という基準をつくっております。これにつきましては、住んでいただければ、個人市民税等で何年かで返ってくるという部分もございますので、これにつきましてはばらまきということではございません。そういうふうに考えて実施しております。ですから、個人の方も高どまりで、用地の持ち主の方にはそれで返っているというふうに考えています。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) そのような事情があったとしても、裾野市の住宅建設等の促進事業、市内業者を利用した新築または耐震工事とか、狭あい道路に対してきっちり市が道路をつくるとか、そういうふうに補助金の方向を変えたほうが、あくまで改定、廃止云々ではなくて、ちょっと考えを変えたほうが本当に人口が減らない、定住者が増える、あと本当に安心で住み続けられる社会を目指すことができるというような、そういう政策的に効果的なものになるのではないかと思って提案したわけなのですけれども、その点はどうでしょうか。 ○議長(二見榮一) 江藤副市長。 ◎副市長(江藤建夫) ただいま議員からご提案いただいているのですが、今宅地分譲の事業につきましても、1年ごとの検証を行うというのは、新たな制度等も並行して考えながら、今ありました道路の整備に対しての補助のやり方とか、そういう部分も含めて今後制度を考えていきたいと。東西地区の道路につきましては、議員もおっしゃっていましたが、西地区につきましては道路の本数が少ないという背景ございました。それで、東地区は道路そのものの面積はあるのですが、狭い道路が多いという現状がありまして、先ほどの宅地分譲についても、狭い道路を拡幅してやるというと、今もう建っている家をかけていかなければならないということでなかなか難しいという背景があるのかもしれません。その点で、西のほうが増えているということで、今後いろんな制度を含めて検討していきたいと考えています。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それはわかりました。  それに関連して1点、宅建業者の方たちとの連携ということで、これからは昨年12月議会で提案しましたけれども、居住支援協議会の設立、住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居だとか、空き家対策とか、本当にその地域で暮らし続けることができるための地域づくりみたいな場へ、もっともっと宅建協会とかそういう方たちと自治体の連携こそもっと必要なのではないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 江藤副市長。 ◎副市長(江藤建夫) ただいま住宅の確保のできない方の部分とか、福祉関係の部分も確かにございますが、もともと東西自由通路とか宅地分譲補助につきましては、これから住んでもらう方、裾野市に住んでもらう方を対象に、また裾野市内で賃貸住宅に住んでいる方が自宅を持つというところのことを目的にしてやってきている事業でございます。ですから、その住宅を、なかなか住むところがないという方のところまでこの制度が見ているかというと、はっきり言ってそこまでは見ておりません。今後そういう部分については、また他の同僚議員からも今回ご質問出ておりますので、その中でいろいろなお答えをさせていただきたいと考えています。  以上です。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) わかりました。  では、最後の質問に行きます。3点目として、裾野駅東口駅前広場についてです。2017年度の委託事業の一つとして、裾野駅東口駅前広場の整備手法の検討業務がありました。東口駅前広場の計画図を作成して、計画案について経済性や実現性などの比較、検討を行うとのことでした。計画案について詳細な説明を求めます。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(酒井保) お答えいたします。  委託業務では、東口駅前広場の広さや配置及びアクセス道路等について検討を行いました。東口駅前広場につきましては、アクセス道路からの進入を考慮し、形状や駅前広場内の配置について検討を行いました。また、東口駅前広場までのアクセス道路についても、裾野駅東口から市道1―4号線までの東西を結ぶ区間において検討を行いました。アクセス道路につきましては、裾野駅東口北側の既設市道を拡幅する案、裾野駅東口南側の既設市道を拡幅する案、裾野駅東口から市道1―4号線まで新設道路を整備する案の3案で検討を行いました。あわせて、それぞれの計画案における概算工事費についても検討を行いました。経済性や実現性につきましては、3案で大きな差はございませんでした。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) アクセス道路は3案あるということでしたけれども、経済性とか実現性については大きな差がないということでしたが、それでは概算の工事費は幾らぐらいで、計画期間みたいな、そんなようなところはどのようになっているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 具体的な数字は約20億円というようなところになりますけれども、そちらにつきましても補償費のほうが、家がどの程度かかって、そちらがどのぐらいの補償費がかかるかというところはわかりませんので、実際補償の場合は入っていかないとわからないというところがあります。ただ、用地、その他あと現状の家の配置等を考えていくと、余り変わらないというような結果になりました。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 期間をお尋ねしたのですけれども、それは次に答えてもらえば、期間はどうなっているのかということで、それは1―4号線までのアクセス道路とかとおっしゃったのですが、これは駅から農免道路までということなのですが、今平松深良線ということで、今浅間神社のところまで一応工事が来ているということなのですが、その浅間神社からマックスバリュ、南のほうへ行く、そこの区間は、では、いつ事業が完了するのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) まず、期間の問題ですけれども、そちらにつきましてはまだ詳細設計等、あと土地がやっぱりかかりますので、そちらの方の用地の関係等もありますので、どのぐらいの期間かかるというものは出しておりません。  それと、平松深良線のいつ完了するかということですけれども、今2工区に分けて実際工事をやっております。そちらにつきましては、それぞれの工区ごとに用地買収等行っておりますので、そちらが済み次第工事のほうには入っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) この駅のとき、考えるときに、やっぱり今の都市計画道路の平松深良線というのを無視した形で考えることって、とても無理な話かなと思うのです。  実際に、今まだ未着工の平松深良線の部分というのは、本当に住宅がびっちり密集しているところなのです。となると、期間は本当にまだこれからかかる、すごくかかるということと、補償費だって増えていくというような問題を抱えているときに、そっちの計画、平松深良線の計画をしっかり見ないで、この駅から農免道路までの計画ということはちょっと何か問題かなというふうに思うのですが、その点どうなのでしょうか。都市計画道路に対して、もうちょっとしっかりしたものを地元の皆さんにも示していかなければいけないと思うのですが、いかがですか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 平松深良線と1―4号線の兼ね合いになりますけれども、平松深良線につきましては今事業として行っております。それは、どちらかというと北側の部分という形になりまして、今議員さんおっしゃったように南側の部分がまだ全然入っていないような状況になります。ですので、平松深良線がもし開通した後ということになれば、そちらは考慮するような形になると思いますし、完成する前であれば、やっぱり1―4号線までつなげたいということで、1―4号線までとりあえず参考という形でどのような線形がいいかを検討していただいたという形になります。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) あと細かい点で、昨年お聞きした中で、駅の東口の乗降客数と送迎等の一時停止台数とか、駐車スペースとかタクシーの待合スペースなど、駅前広場の規模というのはどのように考えられますか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) そちら、東口の駅前広場につきましては、バスが発着できるようなことも考えております。それと、あとタクシーの待合等も考えておりますので、そちらはタクシーの事業者、あとJR等と協議をした中で、算定の基準というものは実はありますので、その算定の基準に基づいて計算をした広さという形になっております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) タクシー会社の方とかJRと協議の必要があるということなのですが、では東地区のまた住民の方たちに対して、東地区のまちづくりをこうやるよみたいな形での話し合いの計画みたいなものは何かお持ちですか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 今のところは、どの案がいいのかということではなく、どういうものが考えられるのかということで案として出していただきましたので、今の中で地元の方に説明をするということは考えておりません。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) ぜひ決定してからではなくて、決定に至るまでの市民の皆さんの意見を聞くということもとても大事なことではないかと思うのですが、その点計画はどうではなくて、もっと東地区のまちづくり、道路もある、宅地もあるようなひっくるめたまちづくりという形で、建設のほうからの投げかけ、意見を聞くというようなお考えはありませんか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 先ほども申し上げましたように、今の時点では本当に申しわけないのですが、具体的、いつからというようなものがありませんので、説明会等を行う予定はございません。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 時間がありますが、終わります。 ○議長(二見榮一) 休憩いたします。                       11時52分 休憩                       13時15分 再開 ○議長(二見榮一) 再開いたします。  初めに、建設部長より岡本議員の一般質問に対する答弁の訂正の申し出がありましたので、これを許します。  建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 先ほど岡本議員から質問がありました3番、裾野駅東口駅前広場とそのアクセス道路に関する総工費、総事業費が幾らかというところですけれども、20億円というふうにお答えしましたけれども、済みません。30億円の間違いですので、訂正をお願いいたします。20億円は、補償が最大その程度かかるというところで、そこを私が勘違いしておりました。申しわけありません。訂正をよろしくお願いいたします。 ○議長(二見榮一) 岡本議員、よろしいですか。            (「はい」の声あり) ○議長(二見榮一) 以上で発言の訂正を終わります。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) それでは、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。  まず、大きな1番、緑の基本計画策定と並行して、今、「あるもの磨き」の施策展開をです。平成15年度に策定された緑の基本計画の見直しが現在行われています。今年度末までの策定が予定されていると伺っております。ことしの3月には中間概要をいただきました。この内容も、庁舎の検討委員会と市民懇話会の市民目線での意見も含めたものであると説明を受けています。都市公園の整備を初めとして、緑に関する総合的な方針、施策を定めるものとして策定されるこの緑の基本計画ですが、市民が求めているものは、緑豊かな環境の保全、身近な公園、緑地などの整備等の把握もされているようです。公園などが増えることにより市民が潤いある生活を送れるよう、市民満足度の向上につながる計画になることを大いに期待するものです。  しかし、これ私も何回かこの公園の問題については質問をさせていただいておりますが、現在の当市の現状を考えたときに、現在ある都市公園を少しでも使いやすいものにするため、今充実を図ることが必要なものがあるということで以下伺いたいと思います。  まず、(1)番、公園で子供たちが安全に遊べるよう平成28年度に千福が丘の公園の砂の入れかえを実施していただきました。さらに、その年、ほかの公園も含め、清掃及び掘り起こしの回数をふやしていただきました。その後も、毎年少しずつ砂の入れかえを実施をしていくというお話がありましたが、現在について伺います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 岩井議員のご質問にお答えいたします。  市内にある都市公園のうち砂場を設置している13公園につきましては、平成28年度から砂の入れかえを実施しており、本年度で全ての公園の入れかえが終了する予定でございます。平成28年度に千福が丘の4公園を、平成29年度に伊豆島田の2公園と呼子の2公園を実施し、本年度は残る5公園、青葉台の2公園と小柄沢緑地、石脇のせせらぎ児童公園、今里の児童公園の砂を入れかえる予定となっております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 毎年少しずつ進めていただいて、今年度で全ての公園の砂の入れかえが終わるということでした。  先ほどもちょっと言いましたが、清掃及び砂の掘り起こし、そして菌の検査の回数もふやしていただいたと記憶しているのですが、それもその回数で現在も行われているということでよろしいでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 現在もそれぞれ行っております。菌の検査につきましては、年1回、そして砂の清掃につきましては年2回、ただし入れかえを行ったところにつきましては、入れかえのときに清掃しますので、そちらにつきましては1回という形になります。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。
    ◆1番(岩井良枝議員) 前回のときに、砂の入れかえをしていただけるということで、済みません。前の建設部長さんとここで砂団子をつくるという談義をしたことがあるのですが、残念ながら1年目に入れかえをしていただいた千福が丘の公園なのですが、砂が以前と同じ種類の砂だったということで、それでは泥団子もできないし、あれは砂場に向いた砂ではなかったのではないかということで、その後砂の種類をぜひ見直してほしいということでお話をしましたが、昨年の入れかえについては砂の種類というのが変わったのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 砂の種類ですけれども、そちらは変えてはありません。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 砂場の砂としては、余り適当な砂ではなかったと思うのですが、その辺部長のほうで何かお調べになって、入れかえた砂がどの程度の砂だったのかという認識はありますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 以前の建設部長がお答えしたとおり、どういう砂を入れるかというときの判断なのですけれども、前部長が言いましたような形で泥団子がつくれるようなということで、固まることができる砂を入れるということで、現在もそのままの砂を使用しております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) お答えをいただきました。そうですね、泥団子、泥団子と言っていると、固まる砂というのがいい砂なのかもしれませんが、残念ながらそのために、今入れかえをしていただいた公園の砂場はかちかちに固まっています。結局砂場としての使用ができない状況だと思っているのです。  砂場に適した砂というのが、泥団子ができればいいのかというと、そうではなくて、今は菌も、焼き砂というのですか、何か菌も余り発生をしない、そして子供たちが遊んでも安全で、変な雨とかなんかでも固まりにくいとか、本当に砂ってピンからキリまであったと思うのです。ぜひことし5カ所入れかえをしていただけるということなので、せっかく入れかえをした砂場がすぐに遊べなくなってしまうと、本当にもったいないことだと思うのです。ですので、その辺は砂については十分検討をいただきたいと思うのですが、まずそのお答えをいただきたいと思います。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 今議員さんおっしゃったように砂の種類はいろいろありまして、その中でも裾野市でやっている砂は、今言いましたように泥団子ができるような砂という形。それ以外の砂ですと、山砂というものがあって、そちらは固まりにくい砂だということをこちらのほうでも把握はしております。ただ、そちらにしますと大分金額的には5倍、6倍というような金額になっていくというところがありますので、現在の予算の中でやるということになりますと、場所、箇所数を減らすとかということになってしまいますので、そちらは今後検討はしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 今部長のほうからご答弁いただきましたが、本当に砂の種類も豊富なのと、それから値段も物すごく金額違いますよね。そういう意味では、高い砂を入れることだけがいいのかというとそうではないと思うのです。ですので、ただ子供たちが安全に遊べるという意味では、金額的なもので無理のないところでいろんな砂の検討をしていただけると本当にありがたいと思います。  砂場に適した砂で子供たちが遊べるというのは、砂場というのは本当に子供たちの遊びの宝庫だと言われているのです。ですので、幼児期から子供たち、小学生になっても砂場で何かをするということというのは楽しいことですので、ぜひ子供たちが安全に遊べるようにこれからもいろいろ検討をしていっていただきたいと思います。  今もお話をしましたが、今もう入れかえをしていた砂場ががちがちに固まってしまって、とても子供たち砂遊びができる状況ではないというのはあるのですけれども、それってやっぱり砂場で遊んでもらわないことにはどうしても固まってしまうと思うのです。私前にお願いをしてあったのですが、砂の入れかえをしました、砂が子供たちにとって安全であるように菌の検査もしています、そして掘り起こしもしますということで、市が子供たちが砂場で遊べるように一生懸命やっているのですみたいなことというのは、ぜひここで遊んでくださいねというのは私はPRをすべきだと思っているのです。そして、多分今のお母さんたちは、子供たちが砂場で遊ぶということに対して、猫が何かしているのではないかというような心配があったりとか、やっぱり大腸菌の問題とかということで、砂場遊びというのを敬遠したがる方が多いと思うのですが、その点については、一応いろんなことで検査もしたりとか、見回ることも大事だと思うのですけれども、とにかく砂を入れかえて、ここで遊んでねというのはぜひ発信をしていってほしいと思うのですけれども、その辺の発信というのはどうお考えになっていますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 議員のご指摘のとおり、今まではそういう発信をしておりませんでしたので、今後はホームページとか、あと報道提供とかという形で発信をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) そうしてください。  それと、先ほども年2回ぐらいの掃除と掘り起こしということでした。これは、少し子供たちが遊んでくれても、砂というのはやっぱり固まるのです。これからつくる計画の中でも、市民協働ということも随分言われているのですけれども、私は砂を掘り起こしてもらえるというか、砂場を管理をしてもらうというか、そういう方たちというのは、いていただいてもいいのかなと思っているのです。先ほどからしつこく泥団子を言っていますが、多分多くの年代の方で泥団子をつくるのが得意な方というのもいらっしゃると思うのです。やっぱり施設を提供するだけではなくて、今子供たちに遊びを提供するということが同時に必要になっているのかなと思うのです。ですので、お父さんやお母さんと公園に出かけて、いろんな砂で遊ぶにしても、こうやって泥団子ってつくるのだみたいなことが教えられる方とか、いろんな遊びの提供をやっていただける方、そして砂場も安全に保てるような方というのは、市民の方からぜひ出ていただいて、いや、そんなことだったら楽しそうだなというような方たちが集まっていただけると、今確かに裾野市は公園が少ないので、砂場も13カ所ということなのですけれども、それらの公園の中で砂場があるところにみんなででは遊びに行こうかというようなことで、一歩、今あるものを、ある公園を磨いていくということが前進をするのではないかと思っているのです。ぜひその辺のことも考えていただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 議員おっしゃるとおり、もし市民の方、もしくは団体の方でそういうことをやっていただけるというようなことがございましたら、市民協働という立場の中でこちらのほうもお願いをしていきたいとは考えております。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 市の職員さん、若い、小さいお子さんをお持ちの職員さんも多いと思います。ぜひ裾野市の都市公園に出かけて、子供と一緒に遊んでいただく。職員さんたちが公園に直接行っていただいて遊んでいただくと、こういうところが足りないのではないかとか、そういうことってわかると思うのです。子供と遊んでいてということでは、職員さんだけに限らずなのですけれども、都市公園を利用しながら、ここに何があったらいいねとか、そういうものというのは多くの意見を寄せていただくと、無駄をしないで皆さんが必要としているものというのは、もっともっと目に見えてくるのではないかと思っていますので、協力していただける方を待っているのではなく、ぜひ募集をかけていただいて、こんなこと一緒にやりませんかというふうな投げかけをしていただきたいと思います。  それでは、(2)番に移らせていただきます。当市には現在21の都市公園があります。しかし、残念なことにトイレのない公園が半数以上です。子供たちを公園でゆっくり遊ばせる、ウオーキングの際、トイレの心配をせずに出かけられるためにも、早急にトイレを設置していくべきと考えますが、見解を伺います。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) お答えいたします。  現在裾野市にある21の都市公園においてトイレが設置されている公園は8公園、運動公園、千福が丘中央公園、呼子公園、せせらぎ児童公園、今里児童公園、葛山上城公園、中央公園、小柄沢緑地となっております。トイレは、都市公園の種別のうち、規模の大きい運動公園や近隣公園に設置しており、専ら街区に居住する方の利用に供することを目的としている街区公園については設置をしておりません。地区における配置状況も鑑み、必要性も含め検討をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 裾野市の中で21あるうちの8つだけ、それも大きな公園のところだけにはトイレがありますというお話がありました。  今のお話の中で、専ら街区公園、近隣の方が遊ぶからということだと思うのですけれども、街区公園に設置をしていないというお話でしたけれども、これ設置基準なんていうのは決まっているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 設置基準というものは特には決まっておりませんが、今、先ほども回答をしましたように街区公園、議員さんのおっしゃるように近隣の方が使う公園という位置づけになりますので、そちらについては基本的にはトイレは設置しないというような形にはなっております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 近隣の方が利用する公園なので、トイレは設置を今までしてきませんでしたというお話でした。  街区公園ってたしか250メートルだったと思うのですが、ですよね。250メートル圏内ぐらいに1つ。500ではないですよ、250メートルに1つだったと思うのですが、そうしますと裾野市では全くこれ当てはまらないですね。多分公園のない方たちは、近隣の公園ではなく子供たちが遊べる公園、遠くても遊具のある公園などに出かけるわけで、そのトイレの設置がないというのは、全く今の状況では合わなくなっているということだと思います。  特に私がよく、何とかしてと言われていることは、今ウオーキングですよね、歩こうということで、皆さん健康のためにウオーキングをされているのです。特に高齢の方たちなんかもそうですけれども、ウオーキングをしていて、何が一番心配かというと、トイレがないことなのです。トイレがないと、遠くまで行きたくてもそれだけが心配で出かけられないのだというお話を伺います。何とかトイレをつくってほしいというお話も、何度も何度も言われました。夏なんかちょっと暑くなると、本当は水を飲みたいのだけれども、水を飲むとトイレが近くなるので、いや、どうしようかなというお話も伺っています。とにかくやっぱり子供たちにしても、小さなお子さんも近所だとはいえ、遊びに連れていって、トイレに行きたくなったからといって、うちまで連れて戻れるかといったら、それもなかなか合わない話だと思うのです。ですので、今8つしかないのですけれども、では残りのところに全てに一斉にトイレ設置してほしいというお話もとてもできないことですよね。無理なお話だと思います。ですので、ぜひ、このトイレが欲しいということって、多分市民の皆さんからも市のほうにお声届いたりはしていないでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 個々の中では、トイレが欲しいというような話はありますけれども、具体的にここということでは特には伺っておりません。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 多分それは高齢の方だけではなくて、子育て世代のお母さんたちにとってもこれはとても大事なことだと思います。先ほども言いましたが、全ての公園に今すぐトイレを設置してくださいというのは大変難しい話だと思いますが、やっぱりこの街区公園でもトイレは必要なのだという、まずお考えを持っていただきたいということと、これも市の職員さんお忙しいところ大変だと思いますが、ぜひどこの公園でたくさん子供たちが遊んでいるのかとか、ここはトイレがないとちょっと大変かなというようなところというのは実際に見ていただけるとわかると思うのですが、今回伊豆島田公園ありますね、あそこはお休みの日になると大変多くの家族連れが遊びに来ています。また、夕方なんかも子供たちも遊びに来ています。そういう意味では、都市公園の中でもこの公園というのは結構遊びに来ている方が、子供たちやお母さんたちが多いと思うのです。やっぱりそういう公園を1つずつトイレをふやしていくという部分で、ぜひ今、先ほどどこという具体的なお話はなかったということだったのですけれども、私があちこち見た中で、ここは絶対に必要だなと思って、まず一番が伊豆島田公園なのですけれども、この辺1つ、年に1つずつでも公園にトイレを設置をしていくという方向というのは出していただけるものなのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 先ほどもお答えしたとおり、地区における配置状況を鑑みて、必要性を今後も検討していきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) これから検討ということですが、これから検討ではなく、もう実施をしていくぐらいのことで進めていただかないと、結局計画できるまで待っていますみたいなことになってしまうと思うのです。やっぱり必要なところには必要なものをつくっていく。先ほども言いましたが、親子だけではなくて高齢の方、多くの方が利用できる、利用するのに必要なものというのはぜひここで、これから検討では、だからつくる方向での検討ということでしていただきたいと思いますので、その辺はお願いをしたいと思います。もう一度ご答弁いただいてよろしいでしょうか。 ○議長(二見榮一) 建設部長。 ◎建設部長(酒井保) 大変申しわけありませんが、先ほども言いましたように地区による配置状況等を鑑みて、今後必要性を検討させていただきたいと思います。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) わかりました。今計画をつくっている最中ですので、現在の都市公園の分布も十分にご承知のことだと思いますけれども、かなり地域的に偏りがあるのです。全く都市公園がないところ、また緑地がないところというか、きちんと管理ができる緑地がまだないところというのが裾野市の中では本当に偏っているという状況だと思います。今地区の検討をしていただけるということでしたので、ぜひ都市公園とかだけではなくて、今地区が管理をしている公園を含めたところで、どこにトイレが必要なのかという検討というのは広くしていっていただきたいと思いますので、これは要望です。よろしくお願いいたします。  それでは、(3)に移ります。済みません。時間の配分が下手で申しわけない。私が悪いのか。(3)に移ります。トイレの話の続きで申しわけありません。ことし、中央公園、観光バスが多く寄ってくださるということで駐車場の整備がなされます。トイレも昨年洋式トイレへの変更をしていただきました。しかし、ドアなどが以前のままで、これは本当に残念で仕方がないのです。観光地としての市外からも多くの方に訪れていただくことを考えたときに、特に中央公園のトイレの整備をしっかりすべきと考えていますが、見解を伺わせていただきたいと思います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  産業部長。 ◎産業部長(倉澤秀樹) ご質問にお答えいたします。  全体というご質問もありましたので、中央公園についてでございますけれども、現在観光客の満足向上や住民の誇りや愛着の醸成を目指して、今まで従来の点の施設整備から面としての検討をするために、今中央公園に関する観光地エリア景観計画というものを作成中でございます。この計画は、中央公園全体を1つのエリアとしまして、五竜の滝の感動と歴史、自然を満喫し、また来たくなる中央公園を目指し、景観を大切にしつつ、トイレを含めて施設をどのように整備管理していくかという方向性を示すものでございます。最終的には、裾野市景観アドバイザー会議の承認を得まして作成されることになります。これらの計画が示された後に、予算等を考慮して優先順位をつけて整備していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) まず計画ありきということで、いつになったら進むのかなと思いますが、私はトイレというのはまちの顔だと思っています。特に先ほどの公園は、市民の方が利用することなのですけれども、裾野市に出かけてくださった方たちが、まず気持ちよくきれいなトイレを使えるということ、これは裾野市のイメージの向上につながると私は思っています。ちょっとその辺、男性と女性の差はあると思うのですが、女性にとっては、きれいなトイレがあるだけでもとてもイメージが上がる、そのことはもうしっかり捉えていただきたい。とにかくあのドアだけは、早急に何とかしませんか。 ○議長(二見榮一) 産業部長。 ◎産業部長(倉澤秀樹) 予算の関係もありまして、洋式化をまず、便器のほうだけをやったということを聞いておりますけれども、維持管理費の限られた中でできるところから実施していきたいとは考えております。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) ぜひお願いしたいと思います。  では、大きな2番に移ります。紙おむつなどの購入費助成事業についてです。高齢者を介護している家族などの負担の軽減と要介護高齢者の在宅生活の向上を図るためのサービスとして、紙おむつなど購入費の助成の提供が行われています。この助成は、現物支給など形は違いますが、現在全国でも行われている事業でして、介護家族にとっては本当に大切なものと考えています。当市では、この介護保険制度が始まる前から高齢者福祉の一環として導入をされていると伺っておりますが、以下伺います。  (1)、現在の利用家庭数を伺います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  本事業につきましては、対象者で管理しておりますので、世帯、家庭という単位での管理は行っておりませんので、家庭数ということでは把握してございません。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 家庭数ということではなくて、対象者数ということはわかるということでよろしいですか。利用されている方は何人なのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 本年の5月31日現在で、今年度紙おむつ購入費の助成について決定された方、これが259名でございます。  以上です。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) では、(2)に移ります。利用者数の推移というのはどうなっていますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) お答えいたします。  平成25年度からの数字でございます。いずれも人数ということで。平成25年度324人、26年度347人、27年度381人、28年度350人、29年度371人という推移でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) ありがとうございます。  この利用なのですけれども、対象者を在宅の方に限定しているのですけれども、それはなぜでしょうか。 ○議長(二見榮一) (3)ですか。 ◆1番(岩井良枝議員) ごめんなさい。(3)に移ります。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 議員からもありましたように、介護保険制度導入以前から、これは在宅福祉サービスの一つとして、市といたしまして在宅福祉、在宅介護というものに重点を置いて取り組んできた経緯がございます。その中で、要は在宅介護の原点にあるのは、要介護者であるご本人様、それからご家族様、こういった方々の希望、要望というものが根底にあろうかと思います。それを実現するために、ご家族様の経済的な負担、それから時間的な制約、こういったものを含めてさまざまなご負担をいただいていたところでございます。そういった中で、そのうちの経済的負担に類する紙おむつの購入、これを少しでも助成することによって行政も一緒に介護に携わっている、こういった気持ちを少しでも伝えることができればということで取り組んできた、そういった施策でございます。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) この制度本当にありがたいと私自身も思っております。  (4)に移ります。今在宅に限っているということで、入院やおむつ代が実費となる介護施設への入所をされると、この月の半分以上を入院や施設のほうにいるとこの助成もらえなくなってしまうのです。経済的な負担をということもお話がありましたので、引き続き助成が必要ではないかと考えるのですけれども、見解を伺います。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) ただいまのご質問は、入院されているときにも必要ではないかということでお答えをいたします。  施設介護、施設等への入所につきましては、居住費、食費、こういったものにつきましても利用者負担ございますけれども、これは制度の中で上限を設けるなど一定の配慮がなされております。そういったことに対しまして、在宅介護の場合には、これは食費であるとか、居住費であるとか、そういったことには特段配慮がなされておりませんので、こういった給付のバランス等を考えますと、やはり在宅に重きを置いている該当の月、こういったものを対象にして助成をすると、こういった制度ということで継続してまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 入院をするときに持ち込みができる病院と、それから全く持ち込みをさせないで、病院のほうでおむつなども準備をして1日幾らという形でお支払いをしなければいけないという状況も出てきます。裾野市の場合には、所得に応じて助成の金額が違ってきているのです。そうしますと、やはり非課税世帯などにしますと、月に7,500円最高で補助していただけているものが全くなくなるというのは大変なことだと思うのです。全ての家庭に、全ての世帯に入院をしたときなども助成をしてくださいというのはすぐには無理だと思いますが、せめて所得で金額を変えている裾野市ですので、ある程度の見直しができるのではないかと思って今回提案をさせていただいていますが、その辺ちょっと検討の余地というのはありますでしょうか。 ○議長(二見榮一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 先ほど申し上げましたとおり、施設介護においては今議員がおっしゃられた経済的な負担、これにつきましても制度の中でいわゆる低所得の方については特段の配慮がなされております。また、高額介護サービス費というようなものを含めて、これは上限が設定されているということがあります。ですから、在宅介護における場合と施設介護における場合とではこれは内容を異にすると、そのように考えております。したがいまして、今後も在宅福祉施策の一つとして継続していく考えでございます。  以上でございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) そうですね。多くの全国の市町では在宅に限るというところが多いのですが、やはり入院については助成をしていきますというところも数多く見受けられました。特に裾野市の場合なんかは、先ほどから言っていますけれども、助成の金額を変えていただいているので、かえってやりやすいのではないかなと思いましたので、またその辺についてはちょっと検討をしていただけるとありがたいなと思います。2番を終わります。  それでは、3番に移らせていただきます。深良用水の特別展について伺います。深良用水特別展のことについて平成28年6月の議会でも質問をさせていただきましたが、この間さまざまな改善をされてきています。2年が過ぎましたので、改めて伺いたいと思います。  来場者数について伺います。 ○議長(二見榮一) 答弁を求めます。  教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 来場者数でございますけれども、平成29年度の来場者数は9,626人でございました。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 28年の5月からカウンターを入れていただいていると思うのですけれども、そうすると総数としては何人になるのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 今ご発言ありましたとおり28年の5月にカウンターを設置しまして、それから計測を開始しまして、28年度の合計が9,413人でございました。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) わかりました。そうしますと、この2年間で1万9,000人ぐらいの方が、延べだと思いますが、いらしているというご報告だと思います。  以前バスなんかで団体で来られて、出前講座を申し込まれるというか、解説や説明などをお願いされる回数もあったと思うのですけれども、その…… ○議長(二見榮一) 済みません。これ(2)ですか。 ◆1番(岩井良枝議員) ごめんなさい。(2)です。その方たちは増えていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 特にバス等で来られた団体の数ですけれども、個別には把握をしておりませんで、説明の依頼のありました数ということで把握をしている、そういう方法で変わりはございません。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) (3)に移ります。アンケート箱も設置をしていただきました。ご意見やご感想をいただいていると思うのですけれども、どんなものがありましたでしょうか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 28年6月の一般質問でいただきまして、ご提案いただきましたアンケートのほう設置しました。設置しておりますアンケート用紙の内容は、市内、県内、県外など居住区や性別などのほか、よかった展示や満足度、それから自由書き込みでの感想、意見を回収しております。  展示としましては、ジオラマや立体断面模型や道具類、映像といった、視覚で捉えるものがよかったとの回答をいただいております。ご意見の中で多いのは、「立体断面模型がよかった」、「ビデオがよかった」という展示に関するものも多く、「説明がわかりやすい」、「模型があって理解しやすい」というご意見をいただいております。また、「地元の歴史を知ることができてよかった」、「小学校のときに習ったことを思い出しました」という意見もいただき、中にはその歴史や文化に興味を抱き、もっと知りたいというような趣旨のご意見もいただいておるところでございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 先日行ってきましたが、アンケート箱の中にアンケート用紙がたくさん入っていました。どれぐらいの期間で回収をされているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 回収の期間は、済みません。ちょっとはっきり私も把握しておりませんけれども、29年度でのアンケート用紙の回収枚数が合計で221枚、アンケートのほうはご回答、協力いただいております。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 今いろいろアンケートでいただいたご感想なんかを読み上げていただきましたが、この感想はどう活用されているのでしょうか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) このアンケートの結果をもとに大きく変えたものはないのですけれども、やはり一つあったものが実際にさわれるものが欲しいというようなご意見がありましたので、展示物としてさわっていただいても支障のないようなものを一部追加をしてございます。  具体的に申しますと、富士山資料館にありました昔の作業で使ったみのですとか、そういうものを一部追加したりとか、あとレプリカのもので一部さわれるようなものも置いたりしてございます。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。
    ◆1番(岩井良枝議員) 今回また、ホームページなんかも確認をさせていただきました。やはり文化センターのところでは、この特別展の紹介ないのです。市のホームページに飛ぶように、横のほうに小さく深良用水特別展というのがありました。でも、やはり裾野の文化センターでやっている特別展ですので、それはどなたが担当するのかわかりませんが、文化センターのあのページに深良用水特別展のページを設けるべきだと私は思っておりますが、その辺はいかがですか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 現在市民文化センターのほうは、指定管理者の方に運営していただいております。そこのページとしますと文化センター、貸し館業務のほうでいろいろ幅広くご利用いただくという、そういう趣旨のもとに指定管理者のほうでつくっておりまして、その中に一部、施設の中にありますこの深良用水の特別展、そちらのほうへの案内も載せていただいているということで、リンクを張ってあるという、そういう構成になっております。 ○議長(二見榮一) 1番、岩井良枝議員。 ◆1番(岩井良枝議員) 確かに文化センターは指定管理者の方がやっているのですけれども、あの深良の用水の特別展というのは市が肝いりでやっている特別展です。そういう意味では、ぜひ、例えば生涯学習課が担当をして、その1つのところをいただいて、市が管理をする中でページをつくるという部分というのはぜひやっていただきたいと思います。  それで、やはりリンクが張られて、市のほうに来ても余り変わっていなくておもしろくないのです。ですので、先ほどいただいた感想なども私は載せていくべきだと思っているのです。多くの方に来ていただいている、そのことについてもきちっと情報を発信していくということがやはり大事だと思います。多分部長のほうでは、この特別展というのは期間の話ではなくて、もう深良用水そのものが特別であって、その展示だというお考えでいらっしゃると思いますので、そうでしたらば、まだしばらくはあそこにあの展示室はいるのだろうなという理解はしております。今レプリカで飾られているのみなども、本来ならばもう深良の保存会の皆さんとも十分にご相談をいただいて、本物を展示をしていくというようなこと、それからやはり中身を、あれだけ長く展示をやっているので中身を少しずつ変えていく、また企画展として隣の展示室を使って、ちょっと大きな企画展を開くとか、やはりその辺ではもっともっとできることがあるのではないかなと思っていますので、その辺の検討はよろしくお願いします。  済みません。時間がなくなりましたので、最後にやはり展示室狭いのです。 ○議長(二見榮一) (5)ですか。 ◆1番(岩井良枝議員) はい。ごめんなさい。そうです。展示室が狭いです。やはり団体の方に聞いても個人の方に聞いても、大変な思いをしながら、仕方がないのでこのスペースでやっていますというお話を聞いています。その辺というのは、やはり文化と芸術のところも一緒に育てていくということでは、もっともっと使いやすいように多目的ルームを格安で貸せるようにするとか、その辺の検討もしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(二見榮一) 教育部長。 ◎教育部長(杉山善彦) 展示室が狭いというご意見をいただいたところですけれども、27年の4月に特別展の展示コーナーをつくりました際に、展示室前の廊下を展示用に改修したスペースを活用いただくなど、現状の範囲での展示を企画していただき、利用をお願いしているところでございます。また、展示室のみではなく全館利用で開催をしております市民芸術祭につきましては、文化協会の事務局の方、役員の方と展示について引き続き意見を交換し合いながら対応してまいりたいと思います。展示室のあり方へのご質問につきましては、限られたスペースではありますけれども、利用者の要望を聞きながらアイデアを出し合い、よりよい使い方を検討していきたいと考えております。 ◆1番(岩井良枝議員) ぜひ特別展がずっと続けられるように、展示室のほうの充実も図ってください。  以上です。失礼いたします。 ○議長(二見榮一) 以上で本日の日程は終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       14時02分 散会...