◆16番(
岡本和枝議員) 私は、
会派日本共産党を代表して、認定第1号 平成27年度裾野市
一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論いたします。
地方創生は、安倍内閣が2014年度に打ち出した施策です。2020年度までに東京圏の転入超過ゼロ、地方に若者30万人の雇用創出などを目標に掲げました。そして、人口減少の危機感をあおり、社会保障と
地方財政の削減は避けられないとして、民間投資の活用と住民の自助、互助で賄うよう求めています。 しかし、
地方創生の実態は、国が交付金を出し地方が競い合う、一方的な
ばらまきの感が強いものです。例えば
婚活支援や
プレミアム商品券の発行など、場当たり的な使途に過ぎません。今求められるのは、若い世代の経済的安定、本物の
子育て支援、地域経済を守る、そのためには裾野市独自の施策や税金の使い方を考えることではないでしょうか。それができる財政力を持っている裾野市ではないでしょうか。
マイナンバー制度について、
マイナンバー制度の危険性について、今裁判が行われている「
マイナンバー違憲東京訴訟」の中で、国の提出した回答書の中で、国自身が5つの危険性を認めています。1つは、集積、集約された
個人情報が外部に漏えいする。2点目は、番号の不正利用(成り済まし)等により、財産、その他の被害が発生する。3点目に、国家により、さまざまな
個人情報が
個人番号を鍵にして、名寄せ、突き合わせされて一元管理されるなどの危険性を認めています。私たちは、ずっとこの
制度そのものに反対をしてきました。 そのような中で裾野市は、
マイナンバーカードの取得者を増やすために、
利便性向上の名のもとで、手当てして、更新すれば利用できる
証明書等の
発行自動交付機をことしの7月に廃止するなどとして
コンビニ交付へ切りかえたことは問題です。 次に、公立の幼稚園、保育園へ
指定管理者制度導入の問題です。平成27年度の実績調書の193ページに報告がありますが、
御宿台保育園への
指定管理者制度導入が決められたのは、昨年度の「
子ども子育て会議」、
施設整備検討部会です。ことしの2月には
検討報告書が出されております。 ところが、昨年10月の協議の中で、
御宿台保育園への
指定管理者導入の話が出たということのようですが、2月に出された報告書の中に、
御宿台保育園、
北児童館への
指定管理者制度導入の記述はありません。
情報公開が全くありません。 そして、この
御宿台保育園、
北児童館の
指定管理者導入は、「
総合計画」、「裾野市
幼児施設整備基本構想」に基づき成果を出すことを急ぐ余り、スケジュールありきで、保護者、地域の方々、関係者の皆さんの納得、
合意形成を得ないで進めています。
自分たちが導入の根拠とした
幼児施設整備基本構想の中に、保護者や地域の方々、関係者の方々の納得、
合意形成を得るという
留意事項を全く無視するものです。
自分たちが決めた
留意事項を守っていません。導入は
保育士不足に対応するためとしていますが、平成33年度からの
完全民営化を最終目的としていることは、行政の責任としてやらなければならないこと、やれることを放棄しての
保育行政と言わざるを得ません。
駅西区画整理事業の見直しは不十分です。
見直し案についてのアンケートは、
新道西側の区域の
区画整理を進めることの賛成、反対をとったものではありません。あくまで
見直し案についての意見や賛否を問うたものです。とにかく早く事業を終えてほしいという声に応えるためには、
新道西側の
都市計画決定の変更、
区画整理事業の中止をして、
地区計画による
まちづくりに変更すべきです。
都市計画道路に関して
プロムナード線の廃止はありましたが、まだ
平松新道線、
裾野停車場線、
桃園平松線の
都市計画道路が残っています。ファシリティーマネジメントの
インフラ資産を考えたときに、下水道は必要なものですが、本当にこんなに広い道路が必要なのかを多面的に考え、検討するために、
区画整理課だけではなく、市役所全体で検討することをなぜしないのでしょうか。 また、裾野駅自由通路と橋上駅化は、住民の要求ではありません。
地元負担金は30億円とも言われています。
財政状況が厳しいと言うならば、30億円もかかる計画はストップして、全面的に検討し直すことが必要です。そもそも30億円もかける事業の
整備効果の
具体的算出もなしに進めることは、あり得ない話です。
縦割り行政について、
縦割り行政の弊害を言ってまいりましたが、早急な対応が必要です。そのために、まずジョブローテーションシステム(仕事を一人で抱えず、複数人で行う体制)の確立がまずされ、何でも現状を報告し合う組織であることが必要と思います。最近特に細切れの縦割りをなくすために、必要なところには職員を増員する。そうすることによって、市民の中、現場の中で意見を聞くことができる。そうして、
市民ニーズや事業の課題を認識することができます。それは、人材育成の成果となるのではないでしょうか。 以上をもって、住民の暮らしを守る立場と市財政の健全な運営を確立する立場からの
反対討論といたします。皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
二見榮一) 9番、
土屋秀明議員。
◆9番(
土屋秀明議員) 私は、ただいま議題となっております認定第1号 平成27年度裾野市
一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論いたします。
先ほど反対討論が数点出ましたが、それについて幾つか反論をさせてもらいたいと思います。 1番として、
地方創生、これは国の交付金の
ばらまきであって、市独自の施策が必要だということでした。確かに国からの交付金の
メニューが非常に多く、これは裾野市だけではなくて、全国的にこの交付金を活用しようということで、多くの事業がされているということは私も認識しております。しかし、裾野市におきましては、
地方創生の
交付金制度が始まる前から、例えば住宅地の分譲についての
補助事業等定住化に向けて幾つか取り組んでおり、それがこの交付金の
メニューに相乗りしているものが幾つかあります。そういうことで、全てのものが国から押しつけられているものだというふうには考えておりません。 2番目、
マイナンバー制度そのものについての反対ということで、これはかねてから反対をされてきているのは私も承知しております。しかし、これは国が進めている制度です。仮に裾野市だけがこの
マイナンバー制度に取り組まなかったときに、市民のデメリットははかりようがありません。 これからの中で、現在の要するに
住民票等の交付だけでなく、本来の
マイナンバーは、これから先にある、いかに
マイナンバーを利用して住民に付加価値をつけるか、そこに行くわけですから、そちらのほうの検討を早急に進めてもらいたいと思います。加えて、
自動交付機の廃止、これも何回か出ておりますけれども、先ほどその中でも言及されておりましたけれども、
コンビニ交付に切りかえ。たしか市内の20店舗以上の
コンビニで既に
住民サービスが行われている。将来を見ましても、
自動交付機よりも
コンビニ交付によることによって
サービスの拡大が図られていくというふう私は考えます。 3番目としまして、
御宿台保育園の
指定管理の導入についての反対の意見がありました。これは、全国的に、子ども・子育ての保護者の求めに応じて、どういう手法がいいかということで幾つか試行錯誤されてきております。当市としても初めての試みですけれども、導入する前から反対というのは、これはいかがなものだろうと思います。行った結果によって、何か不備があるならば、それによって変えていくということで、具体の代替案がなくて反対ということは、私はいかがなものかというふうに感じます。 4番目、
区画整理事業でしたけれども、見直しは不十分というお考えです。
区画整理事業につきましては、私どもが6年前に、議員になった際に、一番大きくテーマとして取り上げられました。
事業年数、期間数を短く、総事業費を少なくということで見直しがされて、今の
見直し案のところに行き着いているものです。
代表質問等の中でもありましたけれども、関係する地権者の大多数は何を求めているかというと、早期の
事業完了です。これに向けて、しっかりと早いペースでの
事業完了を進めてもらいたいと思います。これが例えばストップしてしまうと、行政の信頼は著しく失墜することになると思います。 以上が先ほど出されたうちの幾つかについてです。これ以外ですけれども、自分としての考え方です。
普通交付税が不
交付団体になりました。しかし、
財政調整基金の取り崩し、これで
財政運営を賄っている、この状態は依然として変わりません。かねてから言われているように、
基礎的財政収支、プライマリーバランス、この収支の均衡が大前提です。それに向けて、さらなる努力をしてほしいと思います。 そして、私どもの
委員会分科会でも意見が出されましたけれども、それぞれの分科会で出ました委員からの意見を当局側は真摯に受けとめ、実施の検討をしっかり図ってもらいたいと思います。 最後です。職員の不祥事、これにつきまして、先ほど市長から考えが示されました。市民からの信頼を著しく失っている今です。信頼回復に最優先に取り組むことをつけ加えまして、今回の
一般会計歳入歳出決算の認定については賛成をするものです。どうか多くの議員の皆さん、ご賛同をお願いします。
○議長(
二見榮一) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 ただいまから起立により採決いたします。 認定第1号 平成27年度裾野市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを
委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成の起立)
○議長(
二見榮一) 起立多数と認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第2 認定第2号 平成27年度裾野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第2号 平成27年度裾野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第3 認定第3号 平成27年度裾野市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第3号 平成27年度裾野市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第4 認定第4号 平成27年度裾野市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第4号 平成27年度裾野市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第5 認定第5号 平成27年度裾野市
土地取得特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第5号 平成27年度裾野市
土地取得特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第6 認定第6号 平成27年度裾野市
十里木高原簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第6号 平成27年度裾野市
十里木高原簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第7 認定第7号 平成27年度裾野市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第7号 平成27年度裾野市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第8 認定第8号 平成27年度裾野市
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第8号 平成27年度裾野市
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第9 認定第9号 平成27年度裾野市
水道事業会計決算の認定についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 認定第9号 平成27年度裾野市
水道事業会計決算の認定についての
委員長報告は認定であります。 本案を
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり認定されました。 次に、日程第10 第68号議案 平成27年度裾野市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 第68号議案 平成27年度裾野市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についての
委員長報告は可決であります。 本案を
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 休憩いたします。 10時45分 休憩 11時00分 再開
○議長(
二見榮一) 再開いたします。 休憩します。 11時00分 休憩 11時32分 再開
○議長(
二見榮一) 再開いたします。
△日程第11
議員提出議案第8号
○議長(
二見榮一)
議員提出議案第8号
官製談合再発防止特別委員会設置に関する決議(案)についてを議題といたします。 提出者に提案理由の説明を求めます。 14番、
芹澤邦敏議員。
◆14番(
芹澤邦敏議員)
議員提出議案第8号
官製談合再発防止特別委員会設置に関する決議(案)について、地方自治法第112条及び裾野市議会会議規則第14条の規定に基づき提出をいたします。 提案理由について説明をいたします。1ページをお開きください。平成28年9月に官製談合再発防止法違反の疑いで本市職員が逮捕されました。このことは、市民をはじめ多くの関係者に衝撃を与え、本市行政に対する信頼が極めて損なわれる事態となっております。今回の事件が及ぼした社会的影響や組織内部に与える影響は計り知れないものがあります。 よって、二度とこのような不祥事を起こすことがないよう、本市議会において、官製談合の再発を防止するための本市の入札制度や職員のコンプライアンスの現状等について調査を行う特別委員会の設置を提案するものであります。 次ページ、別紙をごらんください。
官製談合再発防止特別委員会設置に関する決議(案)。 次のとおり官製談合再発防止特別委員会を設置するものとする。 1、名称、官製談合再発防止特別委員会。 2、目的、官製談合の再発防止に関する調査。 3、委員の定数、10名。 4、期間、上記特別委員会は、「2」に掲げる目的が達成されるまで、閉会中も調査を行うことができる。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
二見榮一) 以上で説明は終わりました。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 12番、杉本平治議員。
◆12番(杉本平治議員) 今回この官製談合におきましては、市民の関心は非常に高いものがあります。ここで私は、1点確認だけしておきたいものは、この名称にある「官製談合再発防止特別委員会」であって、「特別な委員会」はつかないということだけ確認させてください。
○議長(
二見榮一) 14番、
芹澤邦敏議員。
◆14番(
芹澤邦敏議員) 委員会名称としましては、「特別委員会」というふうにさせていただきたいと思います。
◆12番(杉本平治議員) わかりました。
○議長(
二見榮一) よろしゅうございますか。
◆12番(杉本平治議員) はい。
○議長(
二見榮一) ほかに質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) 討論を終わります。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 (「議長」の声あり)
○議長(
二見榮一) 10番、二ノ宮善明議員。
◆10番(二ノ宮善明議員) ここで動議を提出いたします。 (「賛成」の声あり)
○議長(
二見榮一) 10番、二ノ宮善明議員。
◆10番(二ノ宮善明議員) 議長
不信任決議の動議を提出いたします。よろしいでしょうか。 (何事か言う声あり)
◆10番(二ノ宮善明議員) 案を配付したいので、暫時休憩を願います。
○議長(
二見榮一) 暫時休憩いたします。 11時37分 休憩 11時39分 再開
○議長(
二見榮一) 再開いたします。 ただいま二ノ宮善明議員から議長
不信任決議の動議が提出されました。この動議は、1人以上の賛成者がありますので、成立いたしました。 本動議を日程に追加し、追加日程第12として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることについて採決いたします。 本動議を日程に追加し、追加日程第12として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
二見榮一) 起立多数と認めます。 したがって、議長
不信任決議の動議を日程に追加し、追加日程第12として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることは可決されました。
△日程第12
議員提出議案第9号
○議長(
二見榮一)
議員提出議案第9号
二見榮一議長の
不信任決議の動議を議題といたします。 本件は、私の一身上の案件でありますので、議長席を副議長と交代いたします。 暫時休憩いたします。 11時41分 休憩 11時42分 再開
○副議長(三富美代子) それでは、再開いたします。 本件については、
二見榮一議員の一身上に関するものですので、
二見榮一議員にご退席をお願いいたします。 (21番
二見榮一議員除斥)
○副議長(三富美代子) 提案者より提案理由の説明を求めます。 10番、二ノ宮善明議員。
◆10番(二ノ宮善明議員) それでは、二見議長
不信任決議案提出の理由を述べさせていただきます。 昨日の
議会運営委員会において二見議長は、議長をおやめになる意思はないと言いました。それも、地方自治法に照らし合わせて、違法ではないからとの理由でした。しかし、この自治法の実際の運用については、地方自治の本旨に基づき、各自治体で判断の上、申し合わせ等を尊重すべきと私は考えます。 当市の申し合わせ事項には、議長の任期は2年、副議長の任期は1年とし、再選は妨げないとあります。議長続投を希望するのであれば、辞表を提出して、選挙による信任を得るべきであり、信任を得ないままの議長続投は、違法とは言えませんが、当市議会の申し合わせを完全に無視した行為であり、
不信任に値します。 さきの議会改革特別委員会の
委員長報告にもあったとおり、正副議長の選考については、これまでどおり選考委員会を設置し、選考を行うものとし、委員会は6月定例会終了後に設置し、初回の委員会の招集は議長が行うと明記されております。今回の正副議長選考委員会は、議長が招集したものであり、このままでは選考委員会の解散もできません。 自治法に照らし合わせて問題はないとする見解は、自治法にさえ合致していれば問題はないということになり、議会基本条例や現在行っている議会改革は必要ないということになります。そのようなお考えの議長に対し、信任を得ずにそのまま居座るということを見過ごすことはできません。 以上の理由により、
二見榮一議長の
不信任決議案を提出いたします。
議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
○副議長(三富美代子) 提案理由の説明は終わりました。 ただいま除斥されています
二見榮一議員より、地方自治法第117条ただし書きの規定により、会議に出席して発言したいとの申し出がありました。 お諮りいたします。この申し出に同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○副議長(三富美代子) ご異議なしと認めます。 したがって、
二見榮一議員の申し出に同意することに決定いたしました。
二見榮一議員の入場を許します。 (21番
二見榮一議員入場)
○副議長(三富美代子) それでは、
二見榮一議員の発言を許します。 21番、
二見榮一議員。
◆21番(
二見榮一議員) それでは、私の発言を許可されましたので、発言をさせていただきます。 私は、きょう
不信任決議案が出るということは、まさかと思っていた次第でございます。なぜならば、私は、議長になってから議会運営では、本会議や
議会運営委員会、常任委員会などにおいて、非民主的な議事運営もしたことはございませんし、議長個人の言動、議長としてあるまじき行為をしたりしていることはございません。このことでの
不信任決議案の提出は、私は断じて許しがたいものだと思っております。どうぞ皆様方のご理解をいただきまして、お諮りをいただければと思っております。 以上でございます。
○副議長(三富美代子) 発言は終わりました。
二見榮一議員に退席を願います。 (21番
二見榮一議員除斥)
○副議長(三富美代子) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○副議長(三富美代子) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。
反対討論はありませんか。 12番、杉本平治議員。
◆12番(杉本平治議員) それでは、私は、今回
不信任決議案が出されたことに対しまして、反対の立場で討論させていただきます。 まず、本日、この議会の関係する重要な案件であります特権的動議を最終に出されたことは、この裾野市議会の皆様の優しさを感じるところであります。また、ここで理事者側の皆様におかれましては、議会内部の機関の話をしばし清聴いただくことに、時間はかかりますが、どうぞご容赦をいただきたいと思います。 それでは、私は討論を述べさせていただきます。我々議員及び議会の行動原則は、第一に法律遵守です。まず、二見氏がさきに設立されている副議長選考委員長に対し、9月19日、議長職を辞さない旨を伝えてあります。議会改革を推進する二見氏は、当市議会の申し合わせにある議長任期2年の記述は、強制的で、法律が示す任期に対し、違法の可能性が高いとの見解を示しました。このことは、法律が優先されるのか、あるいは市民の目に届くことのない議会だけのルールが優先されるのかというものを問うものであります。 市民に見える議会を目指す我々裾野市議会は、常に議会改革を推進しなくてはなりません。最近の議会改革の成果といたしましては、議案の分割付託は違法であることから、新たに
予算決算委員会が設立され、このことが挙げられます。同様に、違法性の高い、申し合わせで言うところの議長任期を改めることは、議会改革の重要な第一歩であります。 これからの裾野市議会は、市民に見えないルールに縛られることなく、根回しで物事を決めるような不透明な要素は一つでもなくし、公の場で議員が、自由で活発な論議が行える合議体としての体をなすことが大切であると考えます。 今回二見氏の辞職をしない旨の表明は、まさに議会改革を推進する我が議会が目指す理想の行動ではないでしょうか。新しいものをつくり出すとき、時として古い体制が障害となることが世の常でありますが、あえて改革に挑む姿は大いに評価できます。 何度も出ておりますが、地方自治法103条では、「普通地方公共団体の議会は、議員の中から議長及び副議長を1人選挙しなければならない」。同2項、「議長及び副議長の任期は、議員の任期による」となっています。このことから、議長の任期は議員の任期であり、議長に選ばれると、議員を辞職するか議長を辞職する以外、任期が満了するまでやめることはできないということであります。また、議長、副議長
不信任決議は法律上認められた制度ではなく、法律上の効果を付与した規定もありません。議会という意思決定機関の事実上の意思表示にすぎません。 よって、地方自治法上今回の
不信任決議案の提出は不適当であります。 次に、議長選挙に当選したときから今日までの活動を見ますと、初議会の当選においては、少なくとも10人の理解者がおり、11票を獲得して信任され議長となりました。この9月定例会までの間、二見氏の活動のうち信任されて議長となりましたこと、議会としてまず挙げられます行動は議長会の活動がございます。私は、近隣市町の議長様方から批判の声は聞かれませんので、この職務はしっかりと果たされていると思います。また、先ほど議長の弁明の中にもありましたが、本会議や
議会運営委員会、常任委員会においても非民主的な議事運営もなく、議長個人の言動、議長としてのあるまじき行為も見当たりません。 よって、ここで
不信任決議案が提出されることは不適当と考えます。これらの事実を判断しますと、
不信任決議案に反対せざるを得ません。 また、ここで議員の皆様に申し上げたいのは、初議会の選挙の際、1票を投じた議員の方々は、当然地方自治法の103条を理解した上で、自己の判断で投票されたはずです。今回の
不信任決議案に対し、申し合わせ事項を理由に賛成の立場はとることはできません。ここに出されている18名の皆様の中の少なくとも10名は、この法律を知らないというのであれば無責任きわまりありません。また、知っていたとするならば、このことは飲酒運転を奨励するのと全く変わらない。法律違反を実行した議員となります。 もう一度皆さんに申し上げます。法律が優先されるのか、市民の見えないルールが優先されるのか、どうぞ冷静にお考えになって
不信任決議の態度をお示しいただきたいと思います。 以上で
不信任決議案反対の立場の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
○副議長(三富美代子) ほかにありませんか。 4番、村田悠議員。
◆4番(村田悠議員) 私は、今回の
二見榮一議長
不信任決議について、反対の立場から討論させていただきます。 先ほど提出者のほう、18名、まさかこんなに多いとは思っておりませんで、ここに書いていないのは、今
反対討論を行った杉本平治議員と私と議長以外はいないわけでありまして、私は賛成者はもうちょっと少ないかなと思っておりまして、原稿も持たずにここに立っておるわけなのですが。 私は、2年前にこの裾野市議会にやってまいりました。そして、初議会のときに議長を選考したわけであります。そのときは、はっきり申し上げると、今の議長には入れていないのです。でも、私はここで
反対討論するわけですから、今の議長を守るわけであります。非常に不思議な感じを受けるわけですが、この2年間、議長が行ってきた、こういう議長事に対して、私は何ら不備がなかったというふうに見えています。果たして、今ここで話していることが、市民の皆様から見てみれば、何を話しているかよくわからない。今後まちをこうしていきたいとか、どうしていきたいということであれば、それはどういうことが行われているのかわかると思うのですけれども、やめない人がいて、やめないからやめさせたい人がいる。これは完璧な、議会事の痴話げんかを、言い方が悪いですね、見せているような気がするわけです。 私、議長に聞きました。きょう私、
反対討論をやるのですと言いましたところ、そこでもう一回問いただしたのです。議長、本当にこの
不信任案が出て、賛成多数で可決されてもやめないのですかと言ったら、何があってもやめないのだということです。やめないということは続くということなのです。ここで例えばこれが可決をされて、そうすれば議長は、これから続けていく上で、
不信任案をされて、議会に信任されていない議長さんになってしまうということなのです。議会に信任されていない議長さんが、ずっとこれから議事を運営していくということは、皆さんも、信任をされていない議長さんの議事のもとに審議をしていく。これって何かおかしいと思うのです。 私みたいな1年生議員がこんなことを言って、ここに書かれた皆さんが言うことを聞いてくれるなんて思っていないですけれども、この
不信任案を撤回をされるか、反対をされて、これから続けていく二見議長が、ずっと議会内で
不信任決議を賛成された議長さんとしての十字架を負っていく、議長さんとして運営をしていくではなくて、ぜひ
不信任案を撤回されるか反対をされて、そういうことのない、普通の議長さんとして今後も活動ができるように、ぜひ議員の皆さんの賛同をお願いしたいと思います。 これから、この9月が終わって、12月議会、3月議会と始まって、市民生活に重要な事案の審議が控えていますので、ぜひこの
不信任決議に反対をされるか撤回をされることを望んで、私の討論にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○副議長(三富美代子) 次に、賛成討論はありませんか。 8番、佐野利安議員。
◆8番(佐野利安議員)
議員提出議案第9号
二見榮一議長の
不信任決議について、賛成の立場として討論させていただきます。 正副議長選考委員長として、議長より正副議長選考委員会を設置し、選考するよう求められ、きょうまで5回実施してきました。設置を求めてきた議長が辞表を提出しないことは、まさしく
不信任に当たります。人事に関することについての申し合わせ事項で、議長を2年、副議長を1年とし、再選は妨げない。再任ではありません。それを無視して、議長をやめないで議長職を固持することは、私は、ルールを重んじなくてはならない議会の長としての資質に欠けると思います。それにつき、議長
不信任案に賛成であります。 以上です。
○副議長(三富美代子) 16番、
岡本和枝議員。
◆16番(
岡本和枝議員) 賛成討論をする予定もなく、本日を迎えました。でも、先ほどの
反対討論を聞いていて、これはぜひ一言言わなければという立場で、この
不信任案に賛成の立場で討論いたします。 先ほど来、地方自治法で4年だから法違反ではない。内規で決めたようなルールを守ることがどうなのかという発言をされました。私たち日本共産党は、以前から議長、副議長の任期を4年にということを言ってきました。提案もしてきた、もう何年も前からそういう事実がありますが、そのときに、それでは申し合わせ事項をなくそうとか、そういう意見というのは、ほかの方からは全く出ない状況で現在に至っています。 ですから、法違反ではないかもしれないけれども、少なくとも自ら決めた、また最近では議会改革という立場で決めた中身のものを、法律違反ではないからということでそのまま居座るということは、でも運営を公正にやるためには、慣行みたいなものというのが往々にしてあります。それが、一つは申し合わせ事項であったと思います。私自身は認めませんが、でも慣行として存在しているのは事実です。その慣行を無視する、それも設置委員会、私もそのメンバーの一人ですが、設置委員会を自ら設けてください、それは辞任が大前提の中で始めたものなのですが、それさえも無視している。 それと、さきの弁明の中での話そのものも、今はどうなのというものが全く見えませんでした。ですから、言葉としてあります「横紙破り」、これが私の
不信任案に賛成する立場です。
○副議長(三富美代子) 13番、賀茂博美議員。
◆13番(賀茂博美議員) 私は、議会改革特別委員会の委員長を担わせていただきました立場として、二見議長の
不信任決議案に賛成の立場で討論をさせていただきます。 これまでの2年間、先ほど議長もおっしゃっておりましたけれども、議会の運営については、滞りなく運営をされてきたというふうに理解はしております。そして、二見議長のもと、より市民に開かれた、そして市民に信頼される議会を目指して議会改革を推進するために、全議員で決議をして議会改革特別委員会を設置いたしました。その特別委員会で、まず初めに協議した内容が正副議長の選考についてです。 これまでブラックボックスのように、議長、副議長がどうやって決まっていくのかが不明確な状況から、所信表明を行い、議場での選挙ということで、市民にも理解ができるような方法をとっていくということで議会改革は進められてきました。そのときの議論は、もちろん地方自治法にのっとり、かつ議会が自ら定めた関係例規にも沿った上での話というのは当然のことであったと私は認識をしております。議長は、議会全体を統理をする立場であるから、その議会内の秩序を守る、それが第一の条件だというふうに理解をしています。 二見議長には、任期の2年を全うするに当たり、申し合わせ事項を遵守していただき、その進退について決意を固めていただきたいと切に願うとともに、存続を望まれるのであれば、改めて議長選挙への立候補の意思を表明され、どのような議会像を目指して議会運営をしていきたいのかというのを私たち議員に改めてお示しいただきたいなというふうに思っております。このままでは、議会の混乱、また議事審査の滞り、さらには市民からの議会不信にもつながってしまう状況となっています。 このような議案を審査することは非常につらく、残念なことというふうに考えておりますけれども、二見議長の生善なるお心に期待申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。
○副議長(三富美代子) 3番、井出悟議員。
◆3番(井出悟議員) 私は、この
二見榮一議長の
不信任決議について賛成の立場で発言いたします。
先ほど反対討論の中で、法律遵守が大前提だと。それは、議員に限らず当たり前のことであります。我々は、この議会に立つ議員である以前に、一市民、1つのコミュニティーにいる市民であります。我々一人一人は、各地域の中で、町内会だとか自治会の中に属しているということであります。そういうコミュニティーの中では当然、例えばごみの出し方であったりとか、法律に定められない、コミュニティーを維持するためのさまざまな決まりが多く定められていて、その決まりをしっかり守っていくことが、コミュニティーをしっかり円滑に運営させるということになるかと思います。 我々は、コミュニティーの代表者である議員であります。そういう裾野市議会の中のという1つのコミュニティーの中のルールである申し合わせ事項については、先ほど賀茂議員がおっしゃられたように、これまで議会改革特別委員会の中で多く議論をさせていただいたわけであります。そのような議論を差しおいて、法的根拠がないから、法律に違反していないから正しいのだということを先輩議員の皆様が見解を示されたことは、私、新人議員にとっては誠に遺憾であるとともに、失意を感じざるを得ないという状況であります。
二見榮一議員においては、議場での議事進行を滞りなくするという責務は当然のこと、市議会というコミュニティーをまとめる長として、人格等が求められるわけであります。そのような観点で、法律遵守だから問題ないという部分については、私は大変に残念な思いをしておりますが、ぜひこのような思いを受けとめていただきまして、
二見榮一議員には、議会でみんなで決めたことをしっかり守って、さらに頑張るのだということを期待して賛成討論とさせていただきます。
○副議長(三富美代子) ほかに討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○副議長(三富美代子) 討論を終わります。 ただいまから起立により採決いたします。
二見榮一議長の
不信任決議の動議について、賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○副議長(三富美代子) 起立多数と認めます。 よって、
二見榮一議長の
不信任決議の動議は可決されました。
二見榮一議員の入場を許します。 (21番
二見榮一議員入場)
○副議長(三富美代子)
二見榮一議員に申し上げます。
二見榮一議長の
不信任決議の動議は可決されましたことをお伝えいたします。 暫時休憩いたします。 12時16分 休憩 12時17分 再開
○議長(
二見榮一) 再開いたします。 定足数を下回りましたので、暫時休憩いたします。 12時17分 休憩 13時15分 再開
○議長(
二見榮一) 再開いたします。
○議長(
二見榮一) 以上で、この定例会に付議された議案の審議は全て終了いたしました。 なお、本定例会で議決された事件の字句及び数字その他整理を要するものにつきましては、裾野市議会会議規則第43条の規定に基づき、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
二見榮一) ご異議ありませんので、そのようにさせていただきます。 これをもって平成28年9月定例会を閉会いたします。 13時15分 閉会...