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09月26日-一般質問-06号

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  1. 裾野市議会 2007-09-26
    09月26日-一般質問-06号


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    平成19年  9月 定例会            平成19年9月         裾野市議会定例会会議録第6号                        平成19年9月26日(水)                        午前10時 開 議 日程第1 一般質問(4番~6番)〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○副議長(勝又國重) おはようございます。議長所用のため、その間議長の職をかわりますのでよろしくお願いいたします。  出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○副議長(勝又國重) 日程に基づき、一般質問に入ります。  15番、岡本和枝議員。 ◆15番(岡本和枝議員) おはようございます。それでは、一般質問を通告に従って行います。今回は3点質問いたします。1つは、裾野駅、岩波駅にエレベーターの設置を。もう一つは東中テニスコート南側の埋立地の崩落、土砂の流出ついて。そして、住民参加水害対策をということです。  まず、裾野駅、岩波駅にエレベーターの設置についてですけれども、昨年12月高齢者障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律、バリアフリー新法が施行されました。これは1994年に制定されたハートビル法と2000年に制定された交通バリアフリー法を統合、拡充した法律です。今後はこのバリアフリー新法によって、ハード、ソフト両面の施策を充実させ、高齢者や障害者などを含めたすべての人が暮らしやすいユニバーサル社会の実現を目指すとしております。  バリアフリー新法に盛り込まれた新たな内容としては、対象者とか対象施設の拡充、基本構想制度の充実、当事者の参加、そしてソフト施策の充実ということで心のバリアフリーの促進等を入れております。  ユニバーサル社会実現のために、このような立法措置や補助、税制などのさまざまな助成措置がとられてきたわけです。高齢化社会が言われる中で、安全に移動しやすい交通手段としての公共交通、バス、鉄道、あるいはタクシーの役割はとても高まっていますが、まだまだ使いにくい現状というものがあります。全国の鉄道の駅に見ると、1日平均利用者が5,000人以上の鉄道駅2,789のうち、段差解消など国の決めたバリアフリー基準を満たしていない駅がまだ1,022あるそうです。これは達成率63%。静岡県では1日利用5,000人以上の駅のバリアフリー化整備率は66.7%。全国より少し高い数字です。県内39駅、そのうち07年度末、今年度末ですけれども、29駅で整備完了。今年度は磐田市の豊田町駅とか、湖西市の鷲津駅、沼津の原駅でエレベーター障害者対応トイレの工事が行われるということです。残るのは10駅、裾野駅もその1つです。これは2010年度までにすべての駅でユニバーサルデザイン化を完了させたいと県は言っております。  裾野駅と岩波駅、エレベーターがなく、本当に高齢者や障害のある方、また私たちにとっても大変な不便を感じている点があります。裾野駅では、駅西地区の人で遠回りでも階段を上らなくても済むように、東口にわざわざ回るという人がいます。また、岩波駅の階段は裾野駅と比べて階段の段差が1センチほど高く、16センチほどあります。お年寄りにとっては、この1センチは本当にこたえます。そして、階段数も問題です。裾野駅は上りが32段で、ホームへの下りが28段。岩波駅は上りが35段で、ホームへの下りが37段です。橋上への上りは岩波駅が3段多く、全体で85センチほど高くなっています。同じくホームへの下りは岩波駅は9段多く、全体で1メーター80センチほど高くなっています。  私の知り合いは岩波から沼津へ帰ろうとして、階段の途中でどうにも上れず、あきらめてタクシーで帰ったという話もあります。そもそもこの階段のために鉄道の利用をあきらめている人もいます。  質問に入りますが、1番としては、静岡県が整備費の補助を行う鉄道ユニバーサルデザイン化事業では、裾野駅も2010年度までにはユニバーサルデザイン化を完了させたいとしていますが、この制度を利用して、早期に裾野駅にエレベーターを設置するための裾野市の対応やJRとの協議はどうなっているのか、お伺いいたします。  2番目、岩波駅の1日当たりの乗降客は1,500人とのことです。通告を出しましたときには、あるところで聞いたら4,000人ぐらいではないか。随分多いなと思ったのですけれども、4,000人という数字を書きましたが、平成17年度のこれは統計ですけれども、1,500人ということです。この岩波駅の階段のきつさが高齢者や障害のある方の利用を阻んでいるのではないか。バリアフリー新法の趣旨からも、県、JRへ岩波駅のエレベーター設置を積極的に働きかけていく必要があるのではないでしょうか。JRとしても営業政策上利用増を見込めるエレベーター設置は考慮の対象となると思われますが、市としての対応をお伺いいたします。  3番目として、エレベーターのない現状での対策の1つとして裾野駅の場合ですが、裾野駅東口付近へのタクシー乗り場を設けることは可能かどうかを伺います。今裾野駅ホームにおりますと、階段のところにバスとかタクシーは階段を上ってくださいというような表示があるのですけれども、上ることなく東口へ出れば便利ではないかと思います。いかがでしょうか。  2番目に、東中テニスコート南側の埋立地の崩落、土砂流出についてお伺いします。以前より土石流出等の危険性を指摘してきた東中テニスコート南側の谷間の埋立地が7月の豪雨で崩落、土砂流出が起きました。土石流状態先端部分は以前からあった下の梅林を押しつぶし、跡形もありません。  そして、一般通告後の9月6日夜半の台風9号によっても土砂の崩落、流出があり、地域住民に大きな不安を与えています。今回の崩落、流出は事業者による土どめ工事とされた部分の崩落、流出で、定かではありませんが、30万トンとも言われる本体部分円弧滑りによる土石流に至らなかったのが不幸中の幸いです。事業者による土どめが何の役にも立たず、一層の危険を増すものであったことは、今後この事業者による直接の保安工事は避けるべきだと思うのですが、いかがでしょう。  この事業、2005年4月から公文名の事業者が谷の斜面の畑へ土砂等を投入してせり出しをつくったものです。事業者の申請ではここに段々畑をつくるということでありましたが、県内外各地の工事の残土、これは第二東名のものであったり、静岡県の工事のもの、裾野市や御殿場市等、これらを期限を無視して投入し続けたものであると思います。投入総量は幾らであるのか。それはつかめていないということでした。  中には残土のみならず、建築廃材や電機部品など明らかに産廃と見られるものも散見するものでありました。初期の時点で産廃の不法投棄として行政が動いていたならば、今回の事態には至らなかったのではないでしょうか。  これは農業委員会が農地の現況変更ということで認めてきたものです。しかしながら、この間東中学生の通学路のそばでの早朝工事や、どんどん投入するばかりで土どめなどの防止対策は一向にとられていないなど、市民への不安、不信感をとても与えてきました。東地区の区長会でも何回も問題にしておりました。裾野市は事業者に対して防止対策をとることや、土砂搬入禁止の指示を出したということですが、危惧したとおり土石流状態で崩れ落ちてしまったのです。これは自然災害ではなく、人災そのものです。  質問に入ります。1番目、裾野市の土砂等土地埋め立て等の規制に関する条例の適用除外として、裾野市はこの事業を進めてきました。この問題について、私は2年前の2005年の同じ9月議会で一般質問を行いました。市長はそのときの答弁で、農地改良の場合でも、農林サイドと十分協議して面積、土量、土地の形状等を加味し、市民の皆さんを不安に陥れることのないよう運用を考えていきたいという答弁でありました。当時の小林部長でしたけれども、事業残土処理する場合には基本的には条例の適用をしていきたいという答弁でありました。  でも、このような事態が起きてしまったわけなのですけれども、このような災害が起きてしまった原因と責任をどのように考えていらっしゃるのか、まずお伺いいたします。  2番目に、災害が起きる前後での事業者の対応はどうであったか。この間企画とか農業委員会サイドでもたびたび事業者への対応をされてきましたけれども、どうであったのか、お伺いします。  3番目として、流出土砂の中にはコンクリートや窓枠のサッシなどの建築廃材やコンデンサーなどの産業廃棄物と思えるものも見えますが、以前より住民からも大きな穴を掘って何かを入れているとの通報等もありました。埋め立て土砂の下の調査はしてあるのかどうなのか、お伺いいたします。  4番目に、農地法違反のこの事業、今回は土どめ部分の崩落、土砂流出でありましたが、本体部分円弧滑りによる土石流の発生が起きれば、鈴原区に対して人命、財産にかかわる大災害となる可能性があります。これ以上の災害を起こさないための対策をどうするのか、お伺いいたします。  3番目に、住民参加水害対策ということで、お尋ねいたします。台風9号による裾野市の被害は、黄瀬川や大場川、泉川、入田川沿いに集中してきましたが、被害は全域に広がっています。家屋の全壊、半壊と浸水、土砂崩れ、河川の崩壊と本当に大きな被害を残しました。  そのために市民生活を速やかに回復するというために、災害復旧費の補正予算が2億6,300万円、素早く適正な措置として組まれたわけです。今回質問するのは、台風9号のような全域的な災害復旧対策と違って、常習水害地域抜本的対策についてお伺いするものです。温暖化の影響で、最近では毎年のように局地的な集中豪雨被害が出ています。内水はんらんと呼ばれる住宅地域内での水害がまた特に最近問題になっています。この裾野市内でも、ちょっときつい雨が降ると、少し離れた隣接地域は何でもないのに、あふれてしまう洪水の常習地域が何カ所かあります。ここでは、常に生命、財産の危機があるということです。  その中で、1つ、富沢地区水害対策を伺います。富沢地区に調整池がありますが、その調整池に集まってくる雨水のうち時雨量30ミリ分は下流に放流してよい設計になっているということですが、これを下流無害放流量ということです。ところが、富沢においてはこの調整池の集水域に降った雨の時雨量30ミリの流すだけの水路が、調整池はそこまでちゃんとあるのですけれども、その下の水路が十分こたえていないということで、現状に全く合っていない状況になっています。  対策としては、調整池の放流口直下から黄瀬川のほうにバイパスをつけること、そして洪水が常にあふれる住宅内の水路を可能な限り拡幅するということだと思いますが、どうでしょうか。  関連して、この富沢地区への第二東名の土砂捨て場の影響はどう考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。  東名道路の向こう側にある第二東名工事の土砂捨て場は本当に広大な面積です。この面に降った雨の30ミリ、時雨量30ミリという量はかなりのものになりますが、従来は二次林や人工林、畑などで保水されたいものが一挙に流れてくるようになるわけですから、本当にその勢いは全く今までとは違ったものになります。この調整池から最短距離で黄瀬川に水を流していたら、こんな問題は起こらなかったのではないかと思います。調整池までは立派なものですが、そこから下は疑問というような状況が、このような問題を起こしていると思うのですけれども、その辺のことはどのように考えていらっしゃるのか、お伺いします。  もう一点は、千福、これは中央公園周辺水害対策、これもやっぱり上流で降った雨がのみ込めない小水路が走っていて、水害が起きてしまうということです。中央公園のそばの小水路を広げて、ふたをかけて歩道にするとか、以前星野議長もこのような一般質問をされたこともあるのですけれども、このような対策を兼ねながら抜本的な対策はできないのか、お伺いいたします。  4番目としては、住みよいまちづくりのために市民参加システムの充実ということでお尋ねします。市民参加ということは本当に大きなテーマです。水害対策においても住民からのハード面での対策要望にこたえるだけではなく、その地域の実情をよく知る住民を交えて対策を練ることで、その地域に本当に有効な対策づくりができるのではないでしょうか。この富沢地区の水害問題は、中西議員、ご自分のテーマとしてこれまでも一般質問もされておりますし、8月19日の雨の後も地域住民の方と市のほうへ要望に見えたというようなことも伺っております。どうか抜本的対策をお願いして、1回目の質問を終わります。 ○副議長(勝又國重) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 皆様おはようございます。それでは、岡本議員のご質問にお答えいたします。  まず、1の裾野駅、岩波駅にエレベーターの設置をにつきましては、企画部長よりお答えいたします。  次に、大きい2の東中南側の埋立地の崩壊、土砂流出についての(1)につきましては企画部長より、(2)から(4)につきましては産業振興部長よりお答えいたします。  次の大きい3、住民参加水害対策の(1)から(3)につきましては建設部長よりお答えいたします。  (4)につきましては、現在でも現場の状況や規模の大小、河川の構造上の問題がある箇所などにつきましては、その都度地域の方々と協議をし、対策を講じております。災害発生後の復旧工法などにつきましても、担当室で基本的な対策を考え、その後地元と協議をしながら事業を進めております。今後も区長さんを初め地元関係者と連携を図りながら、事業を進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(勝又國重) 企画部長。 ◎企画部長(中野光) それでは、岡本議員のご質問にお答えさせていただきます。  まず、1番の裾野駅、岩波駅にエレベーターの設置でございます。そのうちの(1)番、裾野駅のエレベーターの設置につきまして、国は鉄道駅にエレベーターエスカレーター等の設置を行う補助制度を設けております。裾野駅は1日当たりの乗降客が5,438人であり、整備対象の駅となっております。しかしながら、現在の裾野駅は通路幅も狭く、エレベーター設置スペースもないことから、単独での整備が困難なため、裾野駅西土地区画整理事業駅西広場の整備と整合を図りながら、駅舎橋上化、自由通路整備JR東海と協議しながら行う計画としております。  次に、2番の岩波駅のエレベーターの設置でございます。交通バリアフリー法の施行によりまして2010年までに1日の利用者数が5,000人以上の旅客施設にエレベーターの設置が義務づけられております。先ほど岡本議員からもお話がございましたけれども、平成19年3月31日現在JR東海管内における5,000人以上の利用者のある駅は81あり、そのうち52の駅についてエレベーター設置済みとなっております。残り29駅について、2010年までに設置しなければならないことになっており、現在優先順位をつけて設置をしていくことになっているとのことであります。岩波駅につきましては、5,000人以上の利用者がありませんので、JR東海設置計画には入っておりません。県にこのことについて伺ったところ、現時点では無理であるというようなことでございました。  それから、3番の裾野駅東口のタクシー乗り場についてでございます。タクシー乗り場の設置につきましては、第1に使用できる用地があるかどうかであります。裾野駅東口周辺タクシーが常時待機する場所を確保することは難しいと思われます。また、タクシー会社が待機することを行政として決めることはできないというふうに考えております。  それから、大きい2番の東中学校南側埋め立てについて、土砂の搬入についてでございます。土砂流出が起きてしまった原因としましては、届け出の土砂埋め立て容量を守って工事が行われなかったこと、施行途中であったため、盛り土のり面が盛り土の基準勾配を超えたこと、それから集中豪雨の発生が考えられます。責任の所在につきましては、事業者及び事業発注者にあると考えておりますので、現在指導をしているところでございます。  以上です。 ○副議長(勝又國重) 産業振興部長。 ◎産業振興部長勝又唯義) それでは、岡本議員のご質問にお答えいたします。  2の(2)でございます。東中南側埋立地について、災害が起きる前後の事業者への対応はどうであったかというご質問でございます。農地の現況変更届が提出されましてから事業者に対して常にかかわり、指導してまいりましたが、梅雨時期を前に本年5月初旬に施工業者を呼び、重ねて期間、安全防災対策を徹底するように指導いたしました。また、5月21日付にて施工業者に対し期日、搬入量、施工区域の届けに関する是正催告書を送達し、現地において搬入業者搬入中止を指導いたしました。あわせて6月7日に農地の所有者にご参集いただき、農地改良としての意識づけや今後の対応等を協議いたしました。土砂流出後は現場を確認し、所有者へ連絡するとともに施工業者に所有者への説明や復旧安全対策を重ねて指示いたしました。  (3)でございます。流出土砂の中には建築廃材産業廃棄物と思われるものも見える、調査はしているかというご質問でございますが、産業廃棄物等の搬入は法令等で禁じられているなど事業者に説明し、厳重に注意してあります。これまでに施工中や土砂搬入時に職員が現場を確認してきた中では、産業廃棄物等の埋設や搬入を見かけたことはない状況でございます。一部に鉄筋等の金属類の混入が見受けられる程度で、現時点では産業廃棄物が作為的に混入されているとは思っておりません。  続きまして、(4)でございます。これ以上の災害を起こさないための対策をどうするのかというご質問でございます。事業者に対し、是正催告を引き続き行うとともに、これ以上の流出が起きないように追加搬入の中止を重ねて指導してきたところです。また、この埋め立ては農家と事業者が請負契約を結んでおりますので、万全な安全防災対策を講じるよう指導してきたところですが、今後も問題解決に向けて関係部署と連携し、双方に対し災害防止策を講じるよう強く求めてまいります。  以上でございます。 ○副議長(勝又國重) 建設部長。 ◎建設部長(宮崎愼一) それでは、私のほうから大きい3番、住民参加水害対策をという中におきまして、(1)、(2)、(3)についてお答えさせていただきます。  まず、(1)の富沢地区水害対策ということですが、皆様のお手元のほうに一般質問4の3の1という図面があると思いますが、それを見ながらお願いしたいと思います。よろしいですか。  まず、富沢地区水害対策のことでございますが、図面を見てもらえばわかりますように、(株)イトー手前の道路沿いに水路でございますが、この水路につきましては地区内を2本の水路が合流しているというのが現況です。そして、実はこの中におきまして、赤のところの横からずっと水色のところが1本になってくるわけです。2本から1本。そしてここでよく水害が起きる。1本になり、水がのみ切れずにあふれてしまうという現況でございます。したがいまして、今回の9月補正でお願いしました災害復旧の中の建設におきましては1億7,000万円の関係で、この赤色のところに新しく水路をつくり、1本になるのを2本で対応するというような工事をしております。これが(1)の答えです。  そして、(2)につきましては富沢地区の第二東名の土砂捨て場との影響はどうかということでございますが、土砂捨て場の水は調整用堰堤に集中して、先ほど岡本議員が言いました調整池です。調整されて一応流れています。前の回答のように、2本の水路が1本になり、それで水害を起こす。あふれて水害が起こるというようなことでございますので、先ほどの対応を含めて今国道を、直接国道246号線を横断して1級黄瀬川河川に放流できるかどうかを関係区長様初め地権者と相談して、また関係機関と相談しながら、可能であれば実施していきます。  3番の千福の水害対策ということでございますが、この千福中央公園周辺水害対策でございますが、この水路は1級河川の千福堤より取り入れを行っております。千福堤はご存じでしょうか。場所的には。質問していますからご存じだと思いますけれども、これは実は千福のほうから見るとちょっと見にくいのです。はっきり言って大庭議員の地元のほうから見れば、よく志村登さんのところから見ればよくわかりますけれども、そこから取り入れして千福耕地が潤っているというのが現況でございます。大雨等のときにつきましては水門、これだけでなくて全体的な水門を最近閉めるように、各地区また市職員等がいろいろ気を使っておりますが、いろいろこの中におきましては、あふれる原因としましてはっきり言ってごみ問題が一番多くなっております。そういう形で、まずここの中央公園周辺につきましては職員もよく行きますけれども、ごみの詰まりが非常にあるということでございます。今現況の水路、あれより多くしてもごみ問題が解決しない限りは橋梁、そういうところにごみが突っかかり、浸水を起こすというような現況でございますので、まず最初に、これは市民としていろいろな形でごみ問題について、また議員さんのほうから市民に対してPRをお願いしたいと思います。  以上です。 ○副議長(勝又國重) 15番、岡本和枝議員。 ◆15番(岡本和枝議員) それでは、2回目の質問を行います。  最初、エレベーターの件ですけれども、裾野駅の問題、区画整理区域にあるために広場をひっくるめて橋上駅、ひっくるめてJRと協議していくということでした。現在裾野駅西区画整理事業は17.6ヘクタールを平成15年2月から平成29年3月の事業期間でやるということにしています。現在平成19年度から21年度の施行計画、この前示されました。第1回の仮換地指定がこの前行われたのですけれども、それは全体の6%、面積では5,850平米、これは佐野原神社付近です。裾野駅の街区は施行計画に入っていません。これはいつになるかわからない。区画整理事業を早く進めてという声は余り聞かないのですけれども、区域の内外から早く駅にエレベーターという声は多くあります。実際にある団体の方から、実現のためには私たちはどうしたらいいかというような声までも来ております。行政は計画的に事業を進めていかなければならないのですけれども、常に計画をコントロール、結果を直視して評価して、見直しをしなければいけないということでは、今大事なのは住民の視点からどのようなまちづくりをつくるかということだと思います。エレベーターの設置に対して国や県の後押しがこれだけあるのに、裾野駅区画整理事業が期間の問題等で足を引っ張っているのが現状なのかなというふうに思いますが、どうでしょう。  駅西、裾野駅、あの街区、広場あたりをひっくるめて区画整理事業の見直しの検討、あるいは事業から外して区画整理によらない方法でエレベーター設置を含む裾野駅周辺のバリアフリー化を進めるべきではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。  岩波駅についてですが、国のほうでも地域の実情にかんがみ、利用者が5,000人以下でも可能な限り実施すると言っております。県も実際に2006年度、昨年ですけれども、観光地の中小鉄道駅、1日乗降客が1,500人以上5,000人以下でもユニバーサルデザイン化の助成を創設しております。観光地ということですけれども、特殊性という部分で岩波駅を見てみますと、岩波駅は富士山や箱根入り口、また「疎水百選」に選ばれた深良用水もある。また、世界的に活躍する大企業があったり、また駿河療養所があるというような、こういう特殊性を考えても、また先ほどホームの幅の問題も出ましたが、ホームの幅、裾野駅も狭いからということはあったのですけれども、岩波駅はもっと狭くて、裾野駅が6メーター40センチあるのですけれども、岩波駅は5メートルしかありません。実際に今企業の移転等で朝の8時ごろの駅はとても大変だというような話もあるのですけれども、こういうような特殊事情をひっくるめて、岩波は本当にエレベーターひっくるめてバリアフリー化が必要、絶対必要だということでは再度このような状況で県への働きを再度お伺いいたします。  裾野駅東口にタクシー乗り場についてですけれども、業者の問題であるというのと、どこに常時とめるのかという問題をおっしゃったのですけれども、可能性として現在東口の北側はヘルシーパーク行きのバス停があります。ここのところを使って暫定的措置としてタクシーの駐車場をつくると、駅の階段を上らなくても済むと思います。事業者の方にしても営業上とてもプラスではないかと思いますけれども、再度この可能性はどうなのか、お伺いいたします。  東中テニスコートの埋立地の崩落の問題ですけれども、いろいろ問題が起きたがために指導している、是正を催告する、土砂の搬入中止と、あと農家の方等も話し合いをして、指導してきたというふうに答弁がありました。今後も災害対策を求めていくということですけれども、今までのこの2年半近くの事業者の態度はどうだったのか。決して誠意ある事業者とは思えません。そして、また適用除外をしてしまった市の責任というのも地権者と事業者だけの問題ではなくて、手続の簡素化ということで適用除外にしてしまったという、それで市民の安全が守れるかという部分での市の責任というのもしっかり問われなければいけないと思います。1つは、農地改良を目的ということであっても、土砂等による土地の埋め立て等の規制条例をきちんと適用すべきではないか。2年前の部長の答弁では基本的には適用していきたいということであったのですけれども、きちんと適用するというふうにする必要があると思いますが、いかがお考えでしょうか。  もう一つ、これだけの災害を起こして事業者の責任ということにしておりますが、実際あの状態、どれだけの法令違反があるのか、お尋ねします。条例であったり、規則であったりいろんなものがあると思うのですけれども、どのような法令違反を起こしているのか、お伺いします。  もう一つ、引き続き防災対策を求めていくということですけれども、安全のためには、あすでも大雨があったら、あすまた災害が起きるかもしれない今の状況であるわけです。安全のため事業の中止や、もちろんそれにひっくるめて原状回復等の命令というものがなされなければならない状況ではないかと考えています。今までの延長線で話し合って、話してしまうことで下の地域に本当に被害が出る前に問題解決ができると考えているのかどうなのか。この間の対応について信頼できる業者だと思っているのか。安全のための原状回復工事、これを私は原状回復工事を求めますが、行政代執行法に基づく代執行を行う必要があるのではないか。その後何年もかけて事業者にその費用は弁済させるというふうなことの措置をとる必要が既にあるのではないか。よく行政代執行を適用する場合に、例えば危険な擁壁をつくったために崩れる危険性があるからということで行政代執行をとるというようなケースが全国にあるわけなのですけれども、これは危険性ではなく既に危険な災害が起きてしまっている状況、本当にまだ台風シーズンである今この時期、あす台風が来て、また同じ災害が起きるかもしれない状況では、もう事業者に対策を待っているというような事態ではないと思います。行政代執行の必要があるのではないか、お伺いいたします。  3番目の水害対策ですけれども、市長と部長の答弁で了解いたしました。まちづくり住民参加はよく言われますけれども、こういう身近な本当に生命、財産を守るという身近なこういう問題を市民、住民の声を聞いて知恵を生かして問題解決をするという姿勢に持って、ほかの部分でも持っていっていただくように、これは要望して終わります。  2回目、これで終わります。 ○副議長(勝又國重) 答弁を求めます。  企画部長。 ◎企画部長(中野光) それでは、岩波駅のエレベーターの設置の件でございますけれども、先ほど議員が申されましたように2006年から県ではユニバーサルデザイン助成制度として観光地の中小駅、1日1,500人から5,000人未満の駅に対してのエレベーターの設置に対して助成を行っております。この助成制度によれば、県が3分の1、市が3分の1、JRが3分の1ということで、エレベーターの設置事業ができることになっておりますが、岩波駅につきましては企業への通勤者の利用が多い状況の中で観光地としての駅として認定してくれるかどうか。また、JRが事業費の3分の1を出して事業を推進してくれるかという、そのような問題があります。いずれにいたしましても岩波駅にエレベーターが設置するということは行政としても望んでいるところでございますので、今後この問題も含め県と連絡調整を行い、情報の収集をしていきたいと考えております。  それから、2番の東中南側埋め立て関係につきまして、裾野市土砂等による土地の埋め立て等の規制に関する条例の適用をすべきではないかということでございますが、これにつきましては地主、それから事業者等に指導をしているところでございますが、この適用についても十分に検討していきたいというふうに考えております。 ○副議長(勝又國重) 産業振興部長。 ◎産業振興部長勝又唯義) それでは、ご質問にお答えいたします。  まず、駅西の事業と切り離しての整備はというご質問でございますが、現状ではエレベーターの設置のスペースがありません。計画的に事業のほうを進めてまいりたいと考えております。  続きまして、2番のほうでございますが、幾つの法律に違反しているのかというご質問でございますが、行政といたしましては農業振興や農地を守り生かすという側面から地主の要望どおり活用農地として利用できる状況に戻るよう、地主及び事業者へ指導してまいります。現状では法律違反ということは考えておりません。  それと、代執行を考えていないのかというご質問でございますが、今回の届け出につきましては地主及び事業者の双方合意のもとに行われた契約行為に基づいて届け出が出されております。市としましては契約者双方に指導しておりますが、近々には地主、事業者に集まっていただき、今後の対応について協議し、また所有者、事業者には引き続き強く指導をしてまいります。  以上でございます。 ○副議長(勝又國重) 企画部長
    企画部長(中野光) 1点、答弁が漏れておりましたので、答弁させていただきます。  裾野駅の東口へのタクシーの乗り場の確保ということでございますけれども、東口へ出る方は西口に出る方より少なく、タクシーが常駐して待機するということは営業的にも無理があるように思われます。西口ではおおむねタクシーが常駐しておりますので、東口利用者が電話にてタクシーを呼ぶということも1つの方法であり、西口からすぐに東口に来ていただけるものと思います。また、電話につきましても東口には公衆電話もあり、最近では携帯電話を所持する方も多くなっておりますので、さほど不便はないと思っています。  ちなみに、安全タクシーでは0120―090―431、ミツワタクシーは0120―328―365、このような電話番号で通話料無料の番号を使っておりますので、この電話を使っていただければ通話料無料でもってすぐに東口のほうにタクシーが来てくれるという状況ですので、なるべくそのような方法でもってタクシーを利用していただければと思います。  以上です。 ○副議長(勝又國重) 15番、岡本和枝議員。 ◆15番(岡本和枝議員) それでは、3回目の質問を行います。  1番目のエレベーターの件ですけれども、裾野駅に関してはスペースの問題とか、あと区画整理事業を計画的に進めていきたいということですが、これだけ住民の方が期待をして待っているエレベーターの設置ですけれども、それでは、いつになるのでしょうか。お伺いします。  区画整理事業、これからどのような形で、3年間の施行計画が示されたわけなのですけれども、ではその後どういう形で進めていかれるのか。駅の街区はどのような時期になるのか、お伺いします。  あと、岩波に関しては行政としても望んでいるということですので、ぜひ観光地でなくてはならないとか何とかでなくて、実際に大変な思いをされている方がいらっしゃるわけです。岩波駅、車いすの方が利用される場合、どうするかというと、まず駅に電話するのですけれども、裾野駅から駅員さんが2人ぐらい来て、3人であそこにはチェアリフトがないもので、それで持ち上げるということで、本当に職員の方も大変だというふうにおっしゃっていましたので、ぜひこれは行政と引き続き県への働きかけをお願いしたいと思います。  タクシー乗り場についてですけれども、納得できるようなできないような。でもあれば本当に便利だという部分では、これからも可能性を私のほうでも探していきたいと思います。答弁はよろしいです。  東中南の埋立地の件ですけれども、法令違反は考えていないというふうな、このような甘い行政の対応が、2年半近くもだらだら投入を続けて、幾ら入っているかも把握できていないような状況をつくり出し、災害を起こしてしまったということではないかと思いますけれども、もう少しこういうことに関して農業委員会としてもいろいろ農地のパトロールをやったり、現地調査などされているのですけれども、もう少しきちんと対応される必要があると思います。あと、それでなおかつこの時点でも事業者と地権者の方の契約行為だというふうに言っておりますけれども、でもそもそも支障がないから、支障のない事業として市長のほうが認めてきたという事業であるということも、そこのところの責任もはっきりさせていただきたいと思います。  代執行の問題ですけれども、これから強い指導をやっていくということなのですけれども、代執行以外に以上の効果を持てる方法があるとおっしゃるならば、具体的にその対案を示していただきたいと思います。強い指導とかなんとかそういうことの2年半の結果が、この事態を招いてしまっているということを認識していただきたいと思いますけれども、強い指導以外に、あす起きてもおかしくない災害に対しての対策、裾野市の対策はどう考えていらっしゃるのか。強い指導などという抽象的なことではなく具体的な対策を示してください。  以上で終わります。 ○副議長(勝又國重) 答弁を求めます。  産業振興部長。 ◎産業振興部長勝又唯義) 裾野駅の整備はいつになるのかというご質問でございますが、2010年をめどにいたしましてJRとの工事協定、これを進めていかれればと考えております。  それと、強い指導はというご質問でございますが、強制力のあります他法令や条例などの適用について、専門家にこれから相談するとともに所有者、事業者にまた引き続き強く指導してまいります。 ◆15番(岡本和枝議員) 終わります。  ありがとうございました。 ○副議長(勝又國重) 休憩いたします。                       10時52分 休憩                       11時05分 再開 ○議長(星野季夫) 再開いたします。  13番、小林俊議員。 ◆13番(小林俊議員) 小林俊でございます。通告に従って質問させていただきます。  1つ目、バス通学補助の適用についてということです。バスの通学補助が適用される地域の児童生徒が何らかの理由により他の学校に通学する場合、補助金の趣旨から考えて適用するべきである。補助金を出すべきであるというふうに考えるが、いかがかということです。これを具体的に説明させていただきます。ある保護者の方から相談がありまして、このことは担当部署に伝えてありますので、何らか考えてくださっていると思うのですけれども、地域を言わないとはっきりしませんので、十里木にお住まいの方が須山中学校に通っていました。何らかの理由により富岡中学校に通うようになったときに、このバスの補助金が学区でないからという理由でもってちょっとストップになったということで、これは何とかなりませんでしょうかということでした。これは趣旨から考えますと、保護者の通学に関する経費の負担を軽減するという補助金の趣旨から考えれば、より遠い中学校に好きこのんで変わっているわけではなくて、理由があって変わっており、なおかつ教育委員会が認めないとその学区の変更というのはできないことになっておりますので、教育委員会としても認めているということであるので、このバスの補助金は出してほしいというふうに思います。いかがでしょうか。  2つ目、深良用水の見学を市内全小学校児童にしてほしいということです。平成7年度から8月の第1日曜日に深良小学校6年生の児童の希望者の深良用水の見学を行っています。平成18年2月に深良用水が「日本疎水百選」に選定されました。市内の多くの児童及び保護者にこの深良用水を認知してもらうということが、基本的に必要なことであって、よいことだというふうに私どもは考えております。したがって、市内の全小学校の6年生希望者に見学の機会を与えることがよいであろうというふうに考えております。地元としても最大限協力する。この意味は、私たちもボランティアとして協力するのでという意味なのです。地元でもってこうやりますというふうに、何も決めてあるわけではありません。地元民としても協力をするので、推進をしてほしいと思います。  これもちょっと説明させていただきます。深良用水の点検は4月と10月ごろにありまして、このときは水利組合の水配人さんと、それから4月から10月までは水利組合が農業用水として水利を管理します。それから10月から4月までは発電会社に管理のかぎを渡しますという、そういう儀式も含めて点検をしています。深良用水の隧道の点検です。このときに水をとめる。年に2回とめるものですから、見学をしています。それ以外に昨年度まで8月の第1日曜日に深良川、要は深良用水の水が出てくる深良川、新川なのですけれども、その草刈り整備等を行うということで、8月の第1日曜日に水をとめていました。これは長く深良の上須区の方たちがほとんどボランティアとして草刈り清掃を行っていたわけなのですけれども、この機会を利用して地元の小学校6年生ぐらいに、何年生でもいいのですが、深良用水の勉強というのは4年生のときにやるのです。ただし、4年生よりは6年生のほうが体力がありますので安全だろうということで、6年生の児童の希望者に深良用水の見学をさせようではないかという話になったのが平成7年です。このときに私が深良小学校のPTAの副会長で会長が加藤一郎さんでした。会長が大変尽力をしてくださって、水利組合、彼は前に関係部署にいたこともありまして、大変な尽力をしてくださって水配人さんたちの了解を取りつけて8月第1日曜日に深良小学校6年生の深良用水の見学が実現しています。それ以来今年度までずっと12回目になるのでしょうか、19ですから12回目になって続いております。  これはこれでいいのですけれども、昨年の2月に「日本疎水百選」に選定されたというふうなことを生かそうと、そのことを機会により多くの深良用水を認知する人をふやそうと、より多くの方に認知していただこうというふうなことを考えますと、やはり市内の多くの児童及び保護者に知ってもらうということが好ましいと思います。実はことし8月の第1日曜日に草刈りをするということでやっておりました上須区のボランティア作業なのですけれども、実際に草刈りをする方々の高齢化等を理由に、もうちょっとこれはできないということになって、今年度から取りやめになりました。あとは県の河川ですから、県に河川管理をしてもらうということになるわけなのですけれども、この深良小学校6年生の見学というのはもう12回目になるし、非常によいことで定着しているのでという理解をいただいて、水配人の方々及び水利組合事務局の了解をいただいて、今年度も8月第1日曜日に実施しました。  このことを考えていますと、実はこの8月第1日曜日というのは稲の穂かけの時期だというので、そんな長いこと水をとめられては困るよという声が実は前からあったのも確かなのですけれども、でも草刈りもしなければいけない、管理もしなければいけないということで、ずっと続いていました。この草刈りをこの時期に少なくとも地元民がしないということになりますと、水を流せという声も出てきますし、そういう声に押されて例えばこの見学が中止されてしまうよりは、もっと逆に前に進めてもっと広い範囲の、つまり裾野市内の児童、保護者に深良用水の見学をこの機会にしてもらうということがよりよいのではないか。あるいはそういうふうに動くことが必要ではないかなというふうに私は考えております。そこでこの提案になっています。  今深小6年生はバスで行きまして、北側の水門、逆川の水門あたりでバスをおりて30分ばかり四ツ留水門まで歩きまして、そこからトンネルの中に入って、真ん中の深良用水、上と下から掘ってつながったという段差があるのですが、そこまで行って帰ってきて、またバスで帰ってくるという、そういう見学の仕方をしているのですが、このやり方を水配人さん、当時深良新田の地元の水配人さん、広瀬さんとおっしゃるのですが、この開始するときにいろいろ意見をお伺いしたときに、もっと大勢でもできますよという声があったのです。  つまり人数が多くて、真ん中まで行って帰ることが、今は例えば今年度も一日じゅう水門を閉めていました。それは東電の機器の点検ということがありましたので、一日じゅう水門を閉めていました。1日あれば、かなり大勢の小学生が往復することができるというふうに思います。この往復に要する時間はおよそ1時間です。ずるずるずるずる連続で入って帰ってくることができますので、1時間よりはちょっとかかるかもしれませんが、かなり大勢の子供たちが行ってくることができます。もし時間的に足りないのであれば、実は真ん中まで入らなくても深良用水を337年前に掘ったというそのすごさは入ってみると、それこそ100メーターも入れば十分わかりますので、そういうやり方もあるよと、いろいろ選択肢があるので、とにかく見学をしてよく知ってもらうということが必要ではないかなというふうに思っています。  時期は、草刈りをやっているからこの時期にということで始めたのですが、小学生が長靴を、腰まである長靴、適当なものがありませんので、現状では水に運動靴でぬれて入る。出てきたら着がえるのだということで、着がえを持って入っています。そういう意味からも、また隧道の中の様子からも8月のこの時期は非常に適当な時期だというふうに私は考えていますので、そういった意味でこの時期に多くの小学生に見学をしてもらうということを働きかけてほしいというのがこの質問の意味です。  それから、3番目、暴力防止教育。中学生に対してDV防止のビデオを見せる時間をとってほしい。これは最近ビデオといいましてもDVDが多いものですから、DV防止のDVDを見せる時間をとってほしいということになるのですが、私暴力防止教育ということについて、以前から何回か一般質問させていただいているのですが、残念ながら裾野市教育委員会では積極的な動きはないというふうに私は認識しています。児童虐待防止連絡協議会というのはできたのですが、年に1回の会合をやると言っている。それから高齢者の虐待防止、それから養護支援者に関する法律でしたっけ。それは平成18年4月にできていますが、これは高齢者のほうなのですけれども、それに従って介護保険事業のほうでは高齢者の虐待相談というのが出てきておりますけれども、それは追加になりましたけれども、暴力防止教育に関しては、残念ながら余り積極的な姿勢は見えないというふうに思っています。今大人でDV、ドメスティック・バイオレンス、家庭内暴力はどこでもあります。裾野市内でも例外ではありませんで、弁護士さんの話等によっても裾野市内でないということは全くなくて、たくさんあって、かなりシビアな例もあるということを聞いています。こういうことはやはり子供の時代からの教育がとても大切なので、まず若いうちに人権を大切にするという考え方を学んでほしいというふうに思います。  それから、今若い人たちの間で例えばデートDVといいまして、加害者の9割以上が男性なのですけれども、つき合っている2人の一方が一方に暴力を振るうというふうなことがかなり多いというふうに言われておりまして、つまり家庭内暴力が例えばつき合っている2人、高校生とか中学生にもあるかもしれません、そういった若い人たちにも及んでいる、広がっているという状況があります。高校生のDV防止用のそういったビデオ、DVDもありますので、積極的に見せていって、なおかつ見せるといろいろ考えて感じてくれるとは思うのですけれども、それプラスアルファ、教える側が人権が大切だということを考える時間をとってもらう等の暴力防止教育を実施してほしいと思います。まず、第一歩としてビデオを見せる時間をとってもらえばどうかなというふうに思って提案をします。  できること、小さなことはすぐ改善するということは民間の改善提案活動の基本になっているのですが、市の行政にとってもそういうことは必要だというふうに思います。できること、小さなことをどんどんやっていくということが必要ですので、ぜひ考えていただきたいと思います。  1回目の質問を終わります。 ○議長(星野季夫) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 小林議員のご質問にお答えいたします。  まず、1のバス通学補助の適用につきましては、教育部長よりお答えいたします。  次に、2の深良用水の見学を市内全小学校児童ににつきましては、深良用水は歴史的大事業であり、今日でも農業用水はもとより生活用水や防火用水、水力発電などの産業用水として幅広く利用されております。現在隧道点検は水利関係者により年2回行われておりますが、危険が伴うものであり、限られた関係者のみで行っております。深良小学校では見学を実施しておりますが、これは小学校と地元からの強い要望に加え、地元水利関係者の理解により実現しているもので、上須地区による河川清掃に合わせて行っております。したがいまして、安全性の面や産業活動、2市2町の水利関係者との対応などを考え合わせますと、市内全小学校児童の見学につきましては難しいと考えております。  次に、3の暴力防止教育につきましては、教育長より答弁いたします。 ○議長(星野季夫) 教育長。 ◎教育長(羽田久) 小林議員の暴力防止教育について、中学生に対してのDV防止ビデオを見せる時間をとってほしいという要望でございます。  その前に、暴力防止教育の扱いについて、今学校ではどういうことをやっているかということを述べたいと思っております。現在学校内では暴力防止教育について、教科道徳、この時間において、あるいは特別活動、総合的な学習において他の人に傷をつけてはいけないこと、暴力を解決の手段としてはいけないこと、こういうことを主立って指導しているのが現状でございます。児童生徒の心を育てることを重視しながら、教育をしているのが現状でございます。特に今年度は東小学校が文部科学省の指定を受け、道徳教育の指定を2年間にわたり行うということを受けました。その一番のものは命を大切にする心をはぐくむ教育の推進、これをテーマに道徳教育の充実を図るため研究を向田小学校及び東中学校とともに進めているところです。長い目で見たとき、こうした地道な取り組みが、やがてDV等も含む暴力問題や虐待の防止につながるものと私は信じております。適切なビデオがあるようでしたら、各学校に働き、検討していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 教育部長。 ◎教育部長(鈴木啓久) 小林議員の1の質問にお答えいたします。  これまでバス通学補助は、指定された通学区域の学校に通学することを前提に行われてきました。しかし、近ごろは児童生徒の通学上の問題や家庭におけるさまざまな事情などにより指定校を変更して通学区域外の学校に通うことが増えてくるなど、バス通学情勢を取り巻く状況が随分に変化してまいりました。また、ご質問と同じような声が教育委員会のほうに保護者から届いております。このような状況を受けて、定例教育委員会におきましてバス通学補助における問題点や課題について協議をいたしてまいりました。今後指定校変更した場合の補助のあり方や補助要件など、さまざまな問題を含めて遠距離通学費助成金要綱の見直しを検討してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(星野季夫) 13番、小林俊議員。 ◆13番(小林俊議員) では、今のバス通学からお伺いします。  補助金交付要綱を変更することを含めて検討するということでしたけれども、私が読んだところでは、特に細かいことを言わなければ趣旨としては特に変更する必要はないと思うのですが、確かにあの要綱はバス通学に限っているので、多分問題点というのは、これは推測ですけれども、バス通学をしてないよと、実際にはね。なおかつ補助金をもらっているというふうなことにかかわるのではないかというふうに思うのですが、そこのところは逆に言えばバス通学の足を確保するというのは、義務教育の機会を与える側の責任ではないかなというふうに思うのです。そこのところでちょっと確認させてください。  今のバス通学を実際にはなかなかできない状況にあるのだけれども、してないということから補助金交付要綱をどんなふうに変更しなければならないというふうに考えているのか、教えてください。  それから、深良用水の見学のことなのですけれども、水利関係者の利害とかいう話がありましたけれども、水利関係者の利害は、だからこれまで何十年という間その状況でやってきて問題がないから、できているということを理解していただきたいと思います。  それから、8月第1日曜日は下郷、つまり長泉町のほうなのですけれども、そこでは深良用水の芦湖水神社に伝わる古文書の虫干しという日に当たっていまして、その古文書を広げて虫干しをして、なおかつその見学をするという日になっています。そういう芦湖水神社の活動の日でもありますし、そのために6人いる水配人のうち1人は必ずそちらに行って、この深良小学校の見学の引率は5名でやっていただくというのがこれまでの定例になっているのですけれども、そのような状況ですので、水利関係者、あるいは水利組合のほうからは問題はないというふうに思っています。  それから、安全性の面を言われましたけれども、これは山を歩けば転んでけがをするということもあるという、そういう意味では確かに安全性は問題はあるでしょうが、それは通常日常生活で遭遇する程度の安全性、あるいは危険性だというふうに私は考えます。現にこの12回の見学をしておりまして、深良小学校で毎回五、六十人入りますで、数百人の児童、あるいは保護者が入っておりますけれども、特に問題があった、危険性があったというふうには聞いておりません。また、逆に開始当初、私もこれにかかわったのですが、そういう危険はないように十分注意して行っていますので、そういった及び腰と言いましょうか、安全性の面でということであれば、危険がないようにすればいいわけですね。それは本当にどこの例えば河原に行って水遊びをしても、遭遇する程度の危険性しかありませんので、それから点検自体は、さっき市長も言及していました年に2回の点検自体は、それこそちょっと私も知りませんが、数十年、あるいは百年以上にわたって行われています。昔はいろんな事故があったかもしれませんが、最近事故があったということはありませんので、そういったことよりは「疎水百選」に認定された深良用水をよりよく認識してもらうということの第一歩として子供たちにその中を見たと。337年前にこういうものを人力で掘ったのだというそのことを感じてもらうほうがよほどメリットが大きいというふうに私は思っていますので、これはだれが決めるかということはちょっと問題になるかと思うのですけれども、ぜひ今教育当局及び市の当局、総務部、水利組合事務局も含めて推進してほしいなというふうに思います。以上。  それから、暴力防止教育についてはいろいろやっているよということですね。要は教育長がおっしゃったことは。それでよいものがあれば見せますよということでしたので、よいものをもちろん学校でも選べると思いますし、それから私がこの間県の中央図書館のDVDとかビデオの保管をしているものです。その中から何点か取り寄せて、裾野の鈴木図書館経由で取り寄せてみたのですけれども、その中にも高校生向け、高校生が出てきて劇をするというふうなものもあります。それから女性相談センター、あざれあです。あざれあにある女性相談センターにもいろいろビデオがあるそうです。これはもちろん教育部のほうでも調べられることだと思いますので、ぜひよいものを選んで子供たちに見せていただきたいというふうに思います。  それから、ちょっと気になったのはこういうふうにやっていますよ、だからいいのですよということなのですが、よくないからもっと何かしなければいけないわけです。暴力が多いから何かしなければいけないという認識を持って、教育当局は子供たちの教育に当たってほしいと思います。これは言いっ放しです。  以上、2回目ですが。 ○議長(星野季夫) 暫時休憩いたします。                       11時32分 休憩                       11時32分 再開 ○議長(星野季夫) 再開いたします。  答弁を求めます。  総務部長。 ◎総務部長(大庭章生) 深良用水の関係でございます。  深良用水についての安全性については、特に問題はないではないかというような話でございます。深良用水は今お話がありましたように今から337年前に築造されまして、現在も使用しているというものでございますけれども、これが完全に安全かどうかということでございまして、現在年2回、昔からですけれども、春と秋の隧道点検を実施しております。それによって落石状況等を調べて、一応安全性を確認しているというところでございます。これが小学生とかが例えば全6年生が入るというような状況になりますと、中にはところどころ深いところもありますし、もちろん中は真っ暗です。懐中電灯だけが頼りというところでございます。そういった場所によっては落石のあるところもあるというようなところでございまして、いわゆる深良用水が見学用の施設としてつくられていないというところがありますので、やはり全6年生が入るというのは難しいのではないかと思います。  学習的な効果は大きいということでございますけれども、これは私が小学校のときも学校の遠足で穴口とか、あるいは湖尻峠からおりて深良水門のところから中の隧道の入り口のところを見学したこともあります。現在でもそういう学校があるというふうに聞いておりますけれども、そういった実際に入り口とか出口を見ていただく、あるいはパンフレットとか、あるいはビデオ等を見ていただいて、勉強することも当然可能ではないかというふうに考えております。芦ノ湖の水利につきましては先ほど市長からも申しましたように、いわゆる生活用水、農業用水だけではなくて生活用水、防火用水、その他にいろいろ使っているものでございます。そういった影響を考えますと、やはり現在の年2回の隧道点検をして安全性を確認していきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 教育部長。 ◎教育部長(鈴木啓久) 小林議員の2回目のご質問に回答いたします。  要件ということでございますけれども、現在検討している要件につきましては、先ほどもお話ししましたようにバスというものが今通学時間帯になかなかなくて、子供たちがバスに行き帰り間に合わないということもございますので、バスという通学というものの廃止するかどうかということを検討しております。  それから、距離の要件といたしまして、今までは家の近くのバス停から学校の近くのバス停ということでしたけれども、その関係が自宅から学校までの距離にするのもどうかということも検討されております。また、距離の要件ですけれども、今小学校が3キロ、中学校が5キロ以上でないと出ません。これにつきましても自宅、学校の距離のことと並行しますけれども、国は小学校は4キロ、中学校は6キロという通学の関係の基準もあるそうですので、これらも参考にして距離の要件の検討もしていきたいというふうに考えております。  それと、補助金の算定方法が今公共交通機関というとバスしかございません。バスだけでなくて、ほかの例えば1つの例ですけれども、バスで行けなくなりますと例えば両親が車で送ったりすることがあると思いますので、その場合、これが適切かどうかわかりませんけれども、ガソリン代とかそういうもので換算することも考えられるではないかということで、それらどこまで出すのかというものを含めた中で検討しております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 13番、小林俊議員。 ◆13番(小林俊議員) バス通学の件で検討していることはわかりました。これは確かに現状があの要綱が合わなくなってきているというのがあると思いますので、これはぜひ補助金の趣旨を生かす形で検討し直してほしいと思います。  ただ、それができるのは割と早くできるのでしょうか。早くできるならいいかとは思うのですが、いいと言っても年度末とか来年度からということになるのではないかと思うのです。ですから、何もいじらなくても今年度の例えば今9月、10月からの補助金は出せるはずだというふうに思いますので、そういった方向で検討していただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。  それから、深良用水の件です。要はそういったやらない理由を探し出すというようなことだから、だめなのです。やれるようにすればいいのです。深良用水というのは御殿場市から裾野市、長泉町、清水町まで水を配っているのです。深良用水というのは本体は箱根から水を取っているだけではなくて、それと同時に整備した配水網が物すごく重要なのです。だから、長泉などに行っている水は全部水窪の大堰から取っている水なのです。それでも深良用水の水利組合に入っていて、下郷というふうに言われてやっているのです。それはそのときに体制を整備して配水網を整備したからそういっているのです。ところが、この配水網というのは長泉町、清水町のほうでは市街化が進んでいますので、農業用水という観点が薄れて、それこそ排水、要は水を捨てるほうです、どぶ川みたいな、そういったふうにしか扱われていないというふうになりつつあるのです。ところが、これはそうでなくて、300年以上前にそういった配水網、水の流れ、水を配る網、ネットワークを整備した先人の努力があって今のこの地域の私たちが暮らせていけるということが、そういうことがあるわけです。そのことを認識してもらうということが、この用水を大切にして、その水の流れを大切にして、なおかつ大事なことは、我々の持っている水利権を守るということになるわけです。それがただのどぶ川であれば、水さえあればいいではないかということになったら、逆に言えば神奈川県から水利権に対する要求もどんどん強くなるわけです。これから。ですから、この用水は私たちが大切に使っていますよということが、しかもそのことを市民が認識しているということがとても大切なのです。  深良の方はさておきまして、例えば裾野の駅の前に駅の北側の交差点に沿って水が流れてきていまして、八幡様まで駅の線路に沿ったような形で流れている水がありますね。あれは三間堀とか言うらしいのですけれども、あの水も川は当然あったでしょうけれども、用水とともに整備されて、その上にある堰は裾野市史を見てもらえばわかるのですが、深良用水の1つの堰というのが堰として整備とされています。そのことを地域の人に知ってほしいわけです。そこの地域の人たちに。そのことがその水を大切にする、それから水をきれいにする努力をする、そして私たちにとってこの水はなくてはならないものだから、この水利権というのは未来永劫守っていくのですよということを言わないといけないわけです。そういった意味からも、とにかく大切にする。そのことを知ると、知って大切にするということが一番大事だというふうに思っています。そのベースになるのが水の出もとを見ることなのです。あれへ入ると本当に感動します。入った方は知っていると思うのですが、例えば平松の方とか長泉の方、清水町の方が自分の家の前を流れている水があの芦ノ湖のところから来るのだということを実感して、それで年間に何百万円も払っているわけです。そのことの意味も知らなければいけないわけです。そのためにやるという、これは本当に地域の教育です。そのことを考えて、少なくとも年間2回でいいですよなどとそういう問題ではないのです。そのことを考えて、私は推進していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(星野季夫) 総務部長。 ◎総務部長(大庭章生) 深良用水を大切に使っていくためのPR効果としてというような話がございました。確かに深良用水というのは大変重要なものということで、それをPRすることは重要なことだと思います。「疎水百選」にも選ばれたということで、パンフレットもつくり、そこでPRもしていくということもやってきたわけですけれども、事隧道に関しますと現在春と秋の隧道点検2回やっておりますけれども、最初と最後に水配人の方がつきまして、入るときには番号札を配りまして、それで出たときにはその番号札を全部回収して、本当に不明になっている人はいないかとかということの確認もしております。中は大変に真っ暗なところでございますので、中に入っている間は全然自分の前の人しかわからないというような状況でございます。  それと、あと深良用水、この隧道に関しましては2市2町、御殿場市、裾野市、長泉町、清水町の2市2町でつくっております静岡県芦湖水利組合の所有物でございます。ただ単に裾野市だけがというわけにもいきませんし、2市2町としての関連性もお互いに財産を守っていくということに努めていかなければならないではないかというふうに思っております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 教育部長。 ◎教育部長(鈴木啓久) 検討していきたいと思います。 ○議長(星野季夫) 休憩をいたします。                       11時44分 休憩                       13時15分 再開 ○議長(星野季夫) 再開いたします。  14番、大庭高志議員。 ◆14番(大庭高志議員) それでは、通告に従いまして大きく3つ質問を展開したいと思います。  まず、大きな1番でございます。防災対策について。この件につきましては本年3月定例会の一般質問で、ポンプ付給水タンク車の配備と原子力発電所の被災に備えての対策についてをお伺いしました。本年7月16日の新潟県中越沖地震の発災で恐れておりました原子力発電所の被災について大きく報道されました。放射能が含まれた排水が海に流され、また原子力発電所内の消火活動のおくれ、柏崎刈羽発電所自体の立地が断層上にある等の判明等で、原子力発電の国や電力会社が言うところの安全神話はもろくも崩れ去った状況です。そこで引き続きお伺いします。  (1)、被災地からの救援要請はどんなものがあって、どのように対応なさったのか。また、現地の被災状況の把握を担当室はしているのかをお伺いいたします。  (2)、原子力発電所の安全対策は国、県がリーダーシップをとって、まず考えていくべきとの前部長の答弁が3月にありました。その後国、県への問い合わせや要望をなされたのかをお伺いいたします。  次に、大きな2番でございます。南部区画整理事業のやり残しについて。本事業につきましては、課題ではありました南小学校が開校され、南部公園の完成と中川公園の本年度着手ということで、事業としての区画整理事業が完成し、本市において一番活性化が進み、このにぎわいを駅西や深良地区にも持っていきたい。そして、活性化を図りたいと考えているのは行政当局と同じであります。  さて、今申し上げました南小学校の開校はできましたが、新たな課題といたしまして児童の安全な通学路の確保のため、市道1016号の抜本的な改善を地元と協議している最中であります。本件について、地元の方と協議の際、当初は南小学校予定地であった4筆の土地がいまだそのままの形で放置され、遊休地となっております。この合計約206坪の土地について、過去いろいろな経緯、経過がありましたが、地元といたしましてもこのままにしておけず、当該区の区長のお骨折りにより協力の機運が出てきておりますが、当局としてはどのように考えているのかをお伺いいたします。  大きな3、地方自治法の改正に伴う副市長の設置についてであります。6月定例会では同僚議員が第一副市長であります鈴木正勝氏に今後の抱負について伺っております。大橋市長に第二副市長の設置のねらいをまずお伺いし、鈴木副市長の言うところのわざと人という表裏の関係を地道に重ねてこられた我が裾野市の生え抜きでいらっしゃる杉山勝第二副市長にご自分の役割と抱負をお伺いします。  なお、ここで第一、第二という言葉を使っておりますが、これは平成18年1月の組織図案に書いてあったものを使って、これは第28次地方制度調査会の答申がその前年、平成17年12月9日に答申されております。それに対しての素早い対応ということで、非常に心に残っておりますので、このような使い方をさせていただきました。なお、申し上げておきますが、本年度、平成19年4月1日付の行政機構図では会計管理者の市長直轄も含めて答申どおりになっておるということでございますので、これを申し添えて第1回目の質問を終わります。 ○議長(星野季夫) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 大庭議員のご質問にお答えいたします。  1の防災対策についての(1)、(2)につきましては市民生活安全部長よりお答えいたします。  次に、2の南部区画整理事業のやり残しにつきましては、企画部長より答弁いたします。  次に、3の地方自治法の改正に伴う副市長の設置についての副市長設置の目的につきましては、以前ほかの議員さんからのご質問にもお答えいたしましたが、マネジメント機能の強化であります。ご存じのとおり現在の地方公共団体を取り巻く環境は機関委任事務や団体委任事務が法的委任事務や自治事務に再編成され、また県から数十の事務が移譲されるなど、今まで以上に高度化、複雑化拡大してきております。今後におきましても地方分権がより進む中、各自治体においては自己決定自己責任が一層求められており、かつまた地域間競争を生き抜くため、戦略的自治体経営も求められております。このような背景のもと、副市長の制度も生まれたわけであります。副市長の職務は単なる市長の補佐にとどまらず、より積極的に市長の命を受け、政策や企画に参画し、それぞれ担当分野の執行について関係部局を指揮監督することになり、これにより首長は政策決定等に専念することになったものであります。  当市では鈴木副市長と杉山副市長を任命し、おのおの担当分野を分け、職務を務めておりますが、杉山副市長につきましては今までの豊富な職員経験、防災、環境、水道等を生かし、担当となった市民生活安全部、水道部等の分野の執行をしっかりと指揮監督しております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 杉山副市長。 ◎副市長(杉山勝) 大きな3につきましてお答えいたします。  市長が申し上げましたとおり副市長の職務は市長の補佐に加え、より積極的に市長の命を受け、政策や企画に参画し、担当分野の執行について関係部局を指導、監督することにより、市長の本来の職務であります重要な政策決定や中期的な政策方針策定に力を注ぐことができるという考えでございます。私の担当分野につきまして、鈴木副市長の経験と知識を力としまして、常に情報や意見交換をしながら市勢発展に全力を傾注してまいりたいと考えております。 ○議長(星野季夫) 企画部長。 ◎企画部長(中野光) それでは、大庭高志議員の南部区画整理事業のやり残しについてにつきまして、回答させていただきます。  ご指摘の用地につきましては、南部区画整理事業において整理できない用地として現在の場所に換地された経緯があり、行政としましてはやり残しの用地とは考えておりません。この用地につきましては、所有権移転等の可能性の問題がありますので、これらが解決しないと有効利用は難しいと思います。  地権者の意向を聞き、市の計画と照査し、必要な土地であれば、対応を検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 市民生活安全部長。 ◎市民生活安全部長(大石和己) それでは、1の(1)、被災地からの救援要請はどんなものがあったかということで答弁したいと思います。  今回の中越沖地震につきましては、静岡県からは要請はありませんでした。水道部には日本水道協会を通じて給水車の応援要請がありましたが、給水車の用意できる県内の市が出動しましたもので、派遣を見送っております。消防本部には県の消防長会から緊急消防援助隊、裾野市には1隊あります。その出動準備体制をとるようにとの要請がありましたが、結果的には出動要請がありませんでした。なお、現地の被災状況の把握につきましては、防災交通室の職員1名が被災後1カ月になりましたが、8月16、17日に被災状況を確認してまいりました。  次に、1の(2)でございます。原子力発電所の安全対策云々ということでございます。原子力発電所の安全対策につきまして、県に問い合わせをいたしました。静岡県地域防災計画に基づき、対応しているとのことであります。静岡県地域防災計画原子力対策編では防災資機材、モニタリング設備、非常用通信機器などの整備、避難計画の策定など防災対策を、重点的に充実すべき地域の範囲につきましては、原子力安全委員会の原子力施設などの防災対策についてにおきまして提案されています防災対策を充実すべき地域の範囲、略してEPZといいますが、の目安を基準といたしまして行政区画、地勢など、地域の固有の自然的、社会的周辺状況などを勘案しながら、具体的な地域を定めていることになっておりまして、この考え方を踏まえて、静岡県では防災対策を充実すべき地域は御前崎市、菊川市及び掛川市におきまして浜岡原子力発電所から半径10キロ以内の範囲に全部または存在する自治区区域を合わせたものと定めております。  要望については、特にいたしませんでした。  以上でございます。 ○議長(星野季夫) 14番、大庭高志議員。 ◆14番(大庭高志議員) ご答弁ありがとうございました。  通告書に従いまして、まず大きな1番でございますけれども、これはきのう防災についてはいろんな面で多角面で勝又議員も質疑をなさっておりましたが、私はあくまでも給水と、それからちょっと一見私たちのほうには関係ないように見えます原子力についてに限ってやらせていただきます。きのう勝又議員の質疑によりまして、明確にこの裾野市では約10カ所の配水所があるおかげで、満杯になって76日分7割ぐらいの稼働でも53日分ぐらいの水はあるわけなのです。水は。これは本当に富士山に感謝したいなというふうに思っているのですけれども、ただ、発災した場合にその水をどのように市民の皆様にお届けするかというところに問題が私はあるのではないかなというふうに思いまして、3月からこの問題に取り組んでいるわけでございますが、そこでひとつお伺いいたします。  避難地です。ごめんなさい。10カ所は避難地です。  避難地について、この前もお尋ねしましたけれども、給水タンクがあります。この前は給水タンクを外して持っていけばいいと。さらには水道部のほうで石脇の配水場にあります1トンタンク2個があるから28の業者に協定しておりますから、それをもってやればいいという答弁でございました。そこで、タンクについて実際問題発災したときに取り外しはだれがやるのか。そして、そのタンクにちゃんとしたふたがついているのか。あれはご存じのように現地に固定されているわけです。もちろん台に固定されているばかりでなく、水道に直結しているわけなのです。本管に。その本管を切り離して、そして運べば使えますよという答弁でしたのですけれども、そのふたが私見当たらないもので、そのふたはどこにあるのか。それは現地にあるのか。なければどのように配備するのかということについて、お答えいただければなというふうに思います。  それで、一番肝心なことなのですけれども、原子力発電所の被災については今部長答弁がございました。私もインターネット等を駆使しまして国、または県のリードでということなものですから、調べさせていただいたのですけれども、国においては昭和55年にそういう指針を出しているきりなのです。もちろんさまざまな研究はなさっているのですけれども、出てくるのはその文章。そして私たちは浜岡原発というものを控えておりますが、それについての訓練を毎年静岡県がやっております。今の答弁のとおりでございます。しかし、これについては今答弁にもありましたけれども、周辺旧5町、今私は4市だと思ったのですけれども、3市についての防災について、要するに放射能が漏れる前の訓練をなさっているわけなのです。私が言いたいのは漏れてしまったらどうするのか。なぜならば今私たちが危惧しているのは東海沖地震というのはマグニチュードで言うと8以上なのです。ちなみに、この前問題となりました、いろんな条件がございますけれども、中越沖でマグニチュード6.8、能登半島で6.9、その前の中越が6.8、そして阪神ですら7.2なのです。このときに8という地震が来たときに、本当に私ももんじゅのところに視察に行かせていただきましたけれども、そこまでは見れませんでしたけれども、つまり原子力発電所というのはパイプの集積なのです。この前の柏崎にしても、一番問題になっているのは何かといったら、パイプの亀裂等々の報告がどんどん入っているわけなのです。しかるに今申し上げましたように、あくまでもここに18年度の静岡県の実施要綱、静岡県原子力防災訓練実施要綱、これなども見てみますといろんなシミュレーションを組んで第1次、第2次というふうにやっているのですけれども、最終的には発電所における復旧作業の結果、低圧注水系の非常用炉心冷却装置が復旧し、放射性物質が放出される前に事態は収拾したという想定のもとに訓練を行っているわけなのです。  私が申し上げたいのは、当然私たちのまちに原子力があるわけではないものですから、そこをどうしろこうしろというはなかなか難しい。それで私も3月に申し上げました。もし、放射能が漏れたときにどういうような措置が私たちにとれるのか。私たちというのは市民のことです。実は放射能がここに来るまでにシミュレーションでは2時間から3時間ぐらいのタイムラグがあるのです。その間にどんなことを気をつけたらいいのかということについて、お尋ねをし、啓蒙していっていただきたい。そのためにはどうしたらいいですかということをお伺いしたら、この前の答弁でございます。そして、今この9月でも余り内容のない答弁しか返ってこない。当たり前なのです。想定をしていないのですから。ですから、市独自でお考えになって沃素剤であるとか、雨合羽であるとか、防じんマスク、そしてビニール、なおかつ一番いいのはがんに効くのは先生が一番ここにいらっしゃいますから知っていると思うのですけれども、トロロ昆布でしたか、そういったものを用意するとか、そういったのを啓蒙していっていただきたいということをお願いをもう一回申し上げて、返事をいただきたいと思います。  次に、2番でございます。ここのところ南部区画整理事業のやり残しと、こういうふうに書きまして、非常にこれはひんしゅくを買うだろうなというふうに思いましたけれども、先ほど第1回目のときにも申し上げましたように事業としては完遂しているのです。ただ、あそこについてはいわゆる民間による区画整理事業だったのですけれども、組合による区画整理事業だったのですけれども、その結果として鬼子と言われる206坪の土地が余ってしまった。その経緯、経過については私もるる伺っております。いろんな溝ができていることも知っております。ただ、現実に今申し上げましたように小学校が開設され、非常に整備されて、なおかつもっと安全を確保するためにと言ったら、あそこの土地が遊休地のままに残っている。ぜひこれは解決の方向に向けていただきたい。そういうような用途がありましたらというようなご答弁をいただきましたけれども、その辺をよろしくお願いいたします。これは杉山副市長にも申し上げたいのですけれども、先ほどの3番にもかかわってくる問題でございますので、もう一度そのときにお伺いします。  次に、地方自治の改正です。平成18年の改正に伴って組織図ができて、所掌を分掌してということでございます。そして、何よりもこの前の鈴木副市長がおっしゃっているとおりマネジメントだと。これからはいろんな市民要求にこたえるためにマネジメントが行政に必要ではないか。そういうようなご答弁でございました。ただ、ここのところで私非常に素直に疑問に思ったことがございまして、いわゆるそれと同時に行政改革ということをしてかなければならない。行政改革の根本は何かといったら定数管理なのです。そういった意味で、条例で定めるところによりということで、お二人を副市長になさった。そして、その目的はマネジメントだということなのですけれども、うがった言い方をしますと、市長は全国市長会でたった5万3,000人の小さなまちから全国の市長会の副会長になられて、非常にお忙しい身になったということで、それで自分が地元を留守にしてしまうもので、副市長をもう一人置いてお出かけになるのではないかといううがった見方もあるわけなのです。もしそうならば、5万人ぐらいの規模で副会長になったというのは初めてらしいのですけれども、それはなぜかといったら、そこの自治体の市長が大変言い方が悪いのですけれども、全国飛び回っている余裕がないのです。なかったのです。だから、今回初めていろんな経緯で、ちょっとお伺いしましたけれども、なったということなのですけれども、それだと私は本末転倒ではないかというふうに思うわけなのですけれども、その辺についてそうではないよというご答弁をいただきたいわけなのです。  それと、杉山副市長に関してはそれまで生え抜きでそのまま収入役におなりになり、そしてこの改正により収入役というものを今までも置くことができるということで置いていたのですけれども、それがいわゆる会計管理者という一般の管理という、特別職ではなくできるようになって、それで副市長になったということでございます。そこで、今私第1回目のほうにも書かせていただいたのですけれども、生え抜き、ここに非常に私は大きな意義があるかと思うのです。期待するところは例えば合併問題で全国的に今地方自治体が揺れているわけでございますけれども、それぞれのまちにはそれぞれまちの歴史があります。このまちの行政に長年携わってこられた杉山副市長ははっきり申し上げまして、こういう言い方は失礼ですけれども、他のお二人に比べて行政の内部事情はもとより、諸問題で市民とのかかわりもやっぱり長くお持ちになっていらっしゃったのではないかというふうに思うわけです。  そういった意味で非常に言葉的にはマネジメント、行政効率の向上ということでドライ的なところである意味ウエットな部分を私としては期待したいわけなのです。ぜひ、もちろんいろんなさまざまなところでお見かけするわけですけれども、なるべく企画政策にかかわるというのであれば机に座ってないで、ぜひ旧知の方がいっぱいいらっしゃいます。きょうも同級生の方がいらっしゃっております。そういう方のところに飛んでいっていただいて、ひざ詰め談判でさまざまな行政課題というものを見つけていただいて、企画政策というものに反映していく。そういうウエットな部分について期待したいと思うのですけれども、いかがでしょうか。  以上で2回目を終わります。 ○議長(星野季夫) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 先ほど申し上げましたとおりいろいろな事業が増えてきております。マネジメント機能の強化であり、今後ニューパブリックマネジメントを進めていかなければなりません。私が全国市長会の副会長を本年6月から就任したけれども、就任したからって別に私はなりたいとも思っておりませんし、私としては行政がうまくいくというので2人の副市長になっていただいて、政策と重要事項を私が選任しなければ、また私は今の部長さんたち、職員みんな非常に私を立ててくれるというのか、一生懸命やってくれますから、市長はどうこうというあれはないではないかなと思っておりますけれども、そんな指導力のある市長でもあると思っておりませんもので、自分自身。皆さんで力を合わせてやっていく。議会のご意見も聞きながら進めているつもりでありますけれども。  以上です。 ○議長(星野季夫) 杉山副市長。 ◎副市長(杉山勝) 裾野市の歴史を大事にしていってほしいということであります。当然裾野市の歴史というものを大事にしていきながら、地域が発展するように努力をしていきたいというふうに考えております。  4月以降、いすに座っていることが非常に少なくなったのが実情でございます。市長や副市長、それから職員と打ち合わせが非常に多くなってきております。そういう中で、地域へも足を運ぶことは3月以前に比べれば非常に多いわけでございまして、ただいま質問にありましたように、これからもできる限りそのようにして市民と会話ができるような方法をとっていきたいというふうに思っております。  終わります。 ○議長(星野季夫) 市民生活安全部長。 ◎市民生活安全部長(大石和己) まず最初に、前回の答弁の中で3市ということで申し上げましたが、牧之原市も入って4市でございます。  それから、給水の避難場所のタンクの件でございますが、これらにつきましてもタンクの取り外しはだれがやるかということでございます。広域避難場所には職員が配備されます。当然水道部等の職員も防災の中の担当がございます。そういった方を中心に、また水道業者にも依頼しておりますもので、その方々に取り外しのほうをお願いするというようなことになります。あと、現在広域避難場所にあるタンクをほかに場所に運ぶのにつきましては、避難場所に備えつけてあるタンクを切り外して使うというふうなことで対応していきたいというふうに思います。  それから、原子力発電でございますが、安定沃素剤取り扱いマニュアルというのが県の原子力防災の中にありまして、それにのっとって行動を開始するわけなのですが、先ほども申しましたが、4市の10キロ範囲ということで決められております。4市のほうについては沃素剤が指定された病院にあるわけなのですが、先ほどの質問の中にもそれ以外のところの部分での対応はということでございますが、まずその沃素剤の備蓄から始まると思います。その備蓄についての要請はするわけなのですけれども、その部分でどこまでがというような見解等もございます。ですから、そういった中での対応としましては裾野市だけといっても、これは周りのそこで食いとめられる云々ということはございません。ですから、県下の中の、また連携をとった中で県に要請していくような形がいいではないかというふうにも思います。前回の地震、新潟県中越沖地震があった中に9月13日に新聞の折り込みがございまして、いろいろ浜岡原子力発電所の対応状況、また発電所の耐震安全性についてとかいろいろこういうものでもって安全性を県民の皆さんに訴えております。こういうことの中での対応でございますもので、今裾野市だけの対応ということはちょっと不可能ではなかろうかというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(星野季夫) 暫時休憩いたします。                       13時47分 休憩                       13時48分 再開 ○議長(星野季夫) 再開いたします。  答弁を願います。  市民生活安全部長。 ◎市民生活安全部長(大石和己) 答弁漏れということでございますが、水道の管からタンクを切り外した後、その後の処理ということでございますけれども、これは水道業者のほうでやるようになっておりますもので、今の状況の中でどういう部品がどうのこうのというところはちょっとお答えできません。 ○議長(星野季夫) 14番、大庭高志議員。 ◆14番(大庭高志議員) 3回目に移ります。  余り私も難しいことを言いたくないのですけれども、きのうの答弁ですと、また私も産建水で水道のほうの委員会をやっておりますから、実際は水道部は全部配水場に張りついてしまって手が回らないわけです。きのう答弁ですと、2週間以内に復旧させるのだと。業者が今のところは28の協力業者がいて、給水についてということでこの前も富岡の訓練で1トンのポリタンクを持ってきまして、そういう実例をやりましたけれども、あれもあそこにあったのは1トンが2個だけなのです。だもので、現実にはやっぱり復旧活動に行ってしまうのではないかと。そういうときに10カ所の避難所のパイプを外して、どういう仕組みになっているのかという、部長がわからないものが僕がわかるわけないのですけれども、ふたをして持っていって、その持っていくのはどこに行ったら水を入れてくれるのですかとかいう問題も実は残っているわけなのです。そういったことをぜひ考えていただきたいということで、ふたを聞いたのですけれども。  もう一点、実はいろいろずっと私考えておりまして、先ほど3月も言ったのですけれども、給水タンクを何とかならないだろうかということで考えたのですけれども、それはだれが管理するだというような問題がございますので、ここのところでちょっと矛先を変えて次年度消防署のほうで水槽付タンクの更新があるそうなのです。実は、その中にどっちみち更新しなければならないのですけれども、今2トン車なのですけれども、それはいろんな機能が、大きくなると機能が落ちてしまう、要するに機動力については落ちてしまうということがあるのですけれども、走る貯水槽というそういうサブネームがついている、正式に言うと小型動力ポンプ機付水槽消防自動車というのがあるそうです。これは1型と2型とで5トンと10トンというふうにありますけれども、ぜひこういったのも視野に入れて、水はたっぷりあるのですから、裾野市は。給水活動のほうについて考えていただければなというふうに思います。  それと、または今言ったように現実には2トンのタンクをあそこに積むのはちょっと難しいですよ。トラックに。10カ所のやつを。だったらば、それプラス1トンのポリタンクが2個ありますから、そういったのをもう少し、それほど高いものではないと思いますので、防災倉庫いっぱいありますので、形は大きくなってしまいますけれども、そういうところに配備していくとか、いわゆる水はあるから、それを供給する手段を今のうちにお金がないわけではないのですから、お考えいただけないかということを申し上げて、通告にないのですけれども、いかがでしょう。署長。それについて検討していだたけるか。お伺いいたします。  そして、原子力については本当に今4市4市と言っているのですけれども、周辺8キロから10キロ、放射能がそこのところでとまってくれればいいですよ。現実には、これは本を読むと本当に暗たんたる気持ちというふうに3月に言っているのですけれども、東京首都圏だって危ないわけなのです。今申し上げたのは国、県というのが本当にとを言って、全然そういったことについて、原子力の要するに推進しているからかもしれないけれどもということも、これも3月で言っている。私は。言えないのです。だからこそ私たちのまちの市民、市長、市民はどうか私たち自分ちで何とか守りましょうよ。そういった意味で、今言ったどんなものが皆さん一緒に防災グッズありますから、その中に備蓄していったらいいのかというようなことを啓蒙していっていただけますか。何もかにも行政で、沃素剤だ、それらを備蓄しろなどと私は言ってないのです。例えばばんそうこう、帽子、雨合羽、雨が降ったら放射能はおしまいですからね。防じんマスク、マスク、アイマスク、そしてごみ袋、ポリ袋、トロロ昆布、一番大事なのが靴を包むビニール袋だそうです。例えば雨の中を水をもらいに行って、その水が雨が入らないようにしても、その靴、服でうちの中に入ってきてしまったら、その服全部放射能が含まれているわけなのです。そうすると孫子の代で、本当におどかすわけではないですけれども、チェルノブイリのようにいろんな悲惨な目に20年、30年たっても起きてしまうわけなのです。ですから、そういう啓蒙も一緒に国、県がやってくれないのだったらば、市のほうでちょっと研究していただいてやっていただけませんかということをお尋ねしているわけですので、それについてお答えいただきたいと思います。  それと、南小学校の土地なのですけれども、実はこれは4筆ございまして、その中の1筆が、個人名は挙げられませんけれども、58名の共有地になっている。こういったところを所有権移転するのに難しい問題があるというふうに企画部長がおっしゃいましたけれども、そのとおりなのです。では、今までさまざまな裾野市は事業をやってきましたけれども、こういう多くの共有地の解決をして事業を遂行したことがないのかあるのか。あったらどういうふうにやったのかということを、ご答弁願えればと思います。これはだれがやるのかわかりません。  それで、やっぱりその中で大変なこれは問題なのです。ちょっと私も一緒に勉強させてもらいましたけれども、気の遠くなるような手続をとらなければならない。ですから、経験があるかないかということで、今お伺いしているわけなのですけれども、4筆のうち3筆は相続が終わっているわけなのです。ですから、これについては使用目的さえ明確に市民にわかるならば、私はやっぱり北西の角地でなんだらねというふうに言われるのはあれですからね。それに先ほど言いましたように地元で一生懸命1016号のことをやっていくと、どうしてもそこのところが課題になってしまうもので、そこだけでも先に取得し、そしてうまいことに一番端っこに58名の共有地がありますから、大変な手続ですけれども、何とか起工承諾まで持っていけるように相続人の調査、その他いろんな訴訟もしなければならないと思います。そういったことをやっていただけるかどうかということについて、お尋ねいたします。  3つ目、前回も副市長、これは鈴木副市長なのですけれども、いろいろとご答弁いただいて、なるほどなというふうに思ったのですけれども、それについて杉山副市長は、いやもう今は机に座っている時間などないよと、あちこち行っているよということなのですけれども、それでは現実に今その市長、そして副市長3人でやっていて、もしご開陳できるものであるならば、企画政策としてどんなものを3人で協議してやっていっているのか。または行政効率を上げるためにどのようにやったのか。庁議の下に部長、室長会議とかというのも設けたというのは前回聞いておりますので、そうではなく、企画政策としてどんなものができているのか。もうそういうふうな体制をとって、ある程度形ができてくるのではないかなというふうに思っているのですけれども、もしご開陳できればそれらをご開陳していただけばなというふうに思います。  それともう一点、もう時間がありませんけれども、市長、これは非常に難しい問題がありまして、今言ったようにさまざまな企画政策については副市長にお任せすることはできます。ただし、特定の事務については告示をしなければならない。それと補佐をすると言っているのですけれども、長の意向判断の範囲内でできるというふうに書いてあるわけです。そうすると例えば私が心配するのは市長がこうやるよと言ったのが、あるとき順を追ってではやっていこうよということで、言っていったらひっくり返ってしまったと。一体この権限はだれにあるのだと。これらは今申し上げた長の意向判断の範囲内においてということについて、私は逸脱するのではないかな。こういうふうに考えたものですから、その辺について副市長の権限、また範囲というものについてお答えいただいて、3回目の質問を終わります。 ○議長(星野季夫) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 副市長が今のはひっくり返るのではないかという、私の考えが。それはちょっとないと思います。信頼して両副市長になってもらったわけですから、自分はそんなことはちょっと、あなただってそう思うでしょう。自分が信頼している人を裏切らないでしょう。信頼して進めていくというのは私の方針ですけれども。 ○議長(星野季夫) 杉山副市長。 ◎副市長(杉山勝) 最近はどういう政策等の協議があったのかという質問でございます。  一例を挙げさせていただきますと、新年度におきましてどのような事業対応がいいのかというようなところの検討がございました。そのほか幾つかあると思います。  以上、1点だけを挙げました。 ○議長(星野季夫) 鈴木副市長。しっかりと手を挙げてください。 ◎副市長(鈴木正勝) 大変挙手が重なりまして申しわけございませんでした。  先ほどの主立った政策について、企画についてどういうような取り組みをしているかということの一部でございますけれども、ご承知のとおり先般も私お答えさせてていただいたとおり、わざと人という言葉を使わせていただきましたけれども、そのために今1つ取り組んでいるが、先般の質問にございました人材育成計画、これにまず取り組んでおります。これは議員お尋ねの行政改革の予定はまさしく定数管理ではないか。全くおっしゃるとおりであると思っております。その前に、市長が答弁いたしました新しい公共経営。実はこれを最終目標として目指しております。そのために実はそのほんの一部でございますけれども、新しい公共経営の概念といいますか、そんなことをちょっとご披露させていただきますと、これからやろうとする道筋が見えてくるのかなと思いますので、多少お時間いただきたいと思います。  まず、1つは市長がかねてから行政も経営体であると申し上げております。その根幹をなすもの、これは企業であれば当然経営方針になるわけですが、自治体で言いますとそれが総合計画になります。正直なところこれは県の総合計画も含めまして、今までの総合計画はどちらかといえば土地名を入れかえればどこにでも通用するようなものである。これは私はこういったものはもう通用しない。そういう信念のもとに元来の企業経営に近い、経営方針に近い、いわゆる目的志向型の総合計画といいます。第4次総合計画が22年から始まります。今はその22年の総合計画、いわゆる企業体としての経営方針に近い総合計画の前段階、その前準備段階ととらえていただきたいと思います。したがって、その下地づくりをいたしておりますということが1点でございます。  それからもう一つ、経営方針に近い、つまりそういう企業的な感覚の総合計画、経営方針をもとにするならば当然組織が伴わなければいけません。したがって、先ほど申しました議員が申し上げたとおり定数管理もしかりでございますけれども、もう一つ大きな問題は職階制度の簡素化、意思の伝達がどのように早く伝わるか。意思決定が早くできるか。責任逃れしない。だれが責任者かというのが、はっきりわかる。そういう組織づくり。これが2つ目でございます。  それに基づきまして、それを前提とした行政改革大綱、これがまず3つ目にあるだろう。さらには、それをブレークダウンしました今も現在行っております。かなり一生懸命やっております。第3次総合計画の後期計画を相当努力して見直しまして、行政評価システムをやっております。いわゆるこれをPDCサイクルのもとにとことん繰り返す。さらには、今度は一人一人が人に任せるのではない、自分自身が改革の担い手、ミッションになるのだという意味での行政改革の担い手としての提案制度、こういったことを少しずつ進めるための根幹として今行政改革を、そのためのまた下地づくりをやっていると。そのためのまた行政評価システムであり、人材育成計画であるということをご理解いただければと思います。  以上でございます。 ○議長(星野季夫) 企画部長。 ◎企画部長(中野光) 南部土地区画整理事業の用地の関係でございますけれども、将来において行政の利用目的が発生した場合、それから登記上の問題がクリアできた場合でありますが、その場合でも価格、要するに買収価格の問題がありますので、地権者のご意見を聞いてということになります。  それから、道路改良につきましては、過去にも相続等で起工承諾をもらって改良しているところもございます。ただ、これはあくまでも前提として相続が完了できるという前提で起工承諾をもらっておりますので、南部区画整理事業においては現在の幅員でつくったという経緯もございますので、そこら辺の改良については関係者の意見を聞いていかなければならないというふうに考えております。  以上です。 ○議長(星野季夫) 市民生活安全部長。 ◎市民生活安全部長(大石和己) 先ほどの部品の件ですが、バルブで処理するということでございます。  それから、そこのタンクの件ですけれども、移動するときには満水になっているのは全部使い切るというか、空の状態で移動する車に乗せるもので、そんなに大がかりな、クレーン車が来て積み込むということではなく、そこにいる人たちだけで作業できるということでございます。  それから、原子力の問題でございますが、これは本当に小さい単位のものではないということは大庭議員もご存じだと思いますが、そういった中でどこの市町村でもこの問題についてはまず近隣市町及び県のレベルで国に上げるなり、何かそういうふうな手段をとっていかなければならないということは重々わかっておると思います。また、こういった機会がございましたら、そういうようなことで意見を申し上げたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(星野季夫) 水道部長。 ◎水道部長(渡邉吉巳) それでは、給水タンクのことについて、ご答弁いたします。  基本的には当面は市が全力を尽くして対応するわけでありますが、地震の被害の状況、これに応じて中越地震のときのように市の対策本部と調整をいたしまして、日本水道協会や自衛隊に支援を要請する予定であります。  以上です。 ◆14番(大庭高志議員) いや、まだ。消防署のほうで何か新しいのがあるがどうだということを。 ○議長(星野季夫) それは通告ございませんでしたので。 ◆14番(大庭高志議員) 給水タンクということでやっていますから、給水タンクの機能があるから、そういう予定が考えていただけないかということが通告外になるのですか。 ○議長(星野季夫) 一応そういうふうに判断いたしました。 その他のところで聞けるものだったら。 ◆14番(大庭高志議員) はい、わかりました。  それでは、市民に対する啓蒙をやっていただきたいということについて、お伺いしているものですから、それについてお答えとなってませんので。 ○議長(星野季夫) 市民生活安全部長。 ◎市民生活安全部長(大石和己) 今までそういうふうなことでございましたけれども、答弁してまいりましたが、啓蒙等につきましても裾野市だけの問題ではないというふうにも思いますし、近隣市町及び地震の防災計画の中の部分で、これからの課題になると思います。それによって啓蒙活動もどういうふうにしていくかという方向づけが決まったら、その時点で対応していきたい。そのように考えております。 ◆14番(大庭高志議員) 権限についてもちょっと答弁いただいていないのですけれども。 ○議長(星野季夫) 権限に対する答弁漏れがあるようですので、暫時休憩いたします。                       14時09分 休憩                       14時10分 再開 ○議長(星野季夫) 再開いたします。  企画部長。 ◎企画部長(中野光) 市長の権限ということでございますけれども、あくまでも移譲する場合には先ほど議員が申されましたように告示行為をしなければならないということですので、現在告示行為はしておりませんので、市長はあくまでも副市長に対して市長の補佐をしてもらうという立場で職務の分担をしているということですので、最終的な権限は今現在はすべて市長が持っているということになります。 ◆14番(大庭高志議員) 期待して終わりにします。  ありがとうございました。 ○議長(星野季夫) 以上で本日の日程は終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       14時11分 散会...