平成12年 9月 定例会 平成12年9月
裾野市議会定例会会議録第5号 平成12年9月26日(火) 午前10時 開 議 日程第1 第42号議案 日程第2 第56号議案 日程第3 議長辞職の件 日程第4 選第3号 日程第5 副議長辞職の件 日程第6 選第4号 日程第7 議席の一部変更 日程第8
常任委員会委員の選任 日程第9
議会運営委員会委員の選任 日程第10 選第5号 日程第11 選第6号〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………
議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した
議会事務局職員…………………………出席表のとおり 議 事 10時00分 開議
○議長(
藤森周一郎) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の日程に先立ち、市長より追加議案を提出したい旨の申し出がありましたので、この追加議案について
議会運営委員会を開催願いましたので、その内容及び結果につきまして委員長から報告をお願いいたします。
議会運営委員会委員長、
大庭敏克議員。
◎
議会運営委員長(
大庭敏克議員) おはようございます。
議会運営委員会の
委員長報告を申し上げます。 市長から
追加提出議案の申し出がありましたので、その取り扱いにつきまして、
議会運営委員会を開催しましたので、その結果についてご報告申し上げます。
議会運営委員会の協議の結果、第56号議案 裾野市
教育委員会委員の任命についてを本日の日程に追加し、市長の提案理由の説明後、質疑・討論・採決を行いたいと思います。 次に、9月14日をもって
裾野市議会内に会派が組織されましたので、
議会運営委員会において協議した結果、議会運営に関する決定事項の一部改正及び
申し合わせ事項を決定いたしましたので、後ほど
全員協議会において議長より説明がありますので、よろしくお願いいたします。 なお、この関係資料につきましては、おのおの皆様のお手元に配付してございますので、ごらんになっていただきたいと思います。 議員各位のご協力をお願いいたしまして、
議会運営委員会委員長報告といたします。よろしくお願いします。 以上です。
○議長(
藤森周一郎) 委員長の報告を終わります。 お諮りします。 ただいまの
委員長報告のとおり、この際、第56号議案を日程に追加し、日程第2として議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) ご異議なしと認めます。 したがって、この際、第56号議案を日程に追加し、日程第2として議題といたします。
△日程第1 第42号議案
○議長(
藤森周一郎) 第42号議案 平成11年度裾野市一般会計、
特別会計歳入歳出及び
水道事業会計の決算の認定についてを議題といたします。 初めに、各
常任委員会の審査報告を各
常任委員長に求めます。
総務委員会委員長、
杉本和男議員。
◎
総務委員長(
杉本和男議員)
総務委員会委員長報告をいたします。
総務委員会に付託された第42号議案 平成11年度裾野市
一般会計決算の歳入歳出のうちの関係部分及び平成11年度裾野市
土地取得特別会計歳入歳出決算について、現地視察を9月7日に、9月19日、20日に審査を行いましたので、質疑の概要と結果を報告いたします。《
企画部関係》 平成11年度は機構改革により、企画部門と財政部門が統合され、短期計画と
予算編成事務が同一課となりました。予算執行に当たっては、総合計画の街づくり6本の柱を掲げ、一般会計、特別会計を合わせ、
歳出決算額230億6,993万2,000円となり、前年比8億3,887万2,000円の増、3.8%の伸び率となりました。 事業について、広域行政では11月1日から18市町村の
広域窓口サービスを開始、消防業務の広域化を協議する
東部広域都市づくり研究会がスタートしました。4月1日から裾野市
個人情報保護条例が施行。
東富士演習場使用協定は第7次が終結され、第8次使用協定が締結されました。2002年開催される
ワールドカップサッカー公認キャンプ地に御殿場市と合同で立侯補しました。[秘書室]Q)市民と語る日について、相談件数が20件あるが内容は。A)要望6件、意見8件、陳情3件、相談3件で、活動に対する補助の要望もありました。対応については
関係担当課へ回す。部課で対応するが必要であれば部課長が出席する。Q)庁議の公開について透明性を求められていると思うが。A)公開をしたことはない。情報公開は必要であるが、現在のところ公開は考えていない。Q)委託料20万円の内容は。A)外国人の日本語教室で講師料15万円、教材費5万円、毎日曜日に2クラスに分け行っている。[生き生き政策課・
男女共同推進室]Q)広報について近隣市町の発行回数は。A)
駿東広報研究会(3市3町)では、すべて2回発行。Q)市民の声を掲載したらどうか。A)駿東以外の他市で、
市民レポーターを設置しているところもあり、要望があれば検討する。Q)需用費102万6,202円は何から出たか。A)印刷代84万3,282円、広告費18万3,000円。Q)印刷代84万3,282円の中身は。A)広報写真代、広報紙、カレンダーの印刷等が主なもの。Q)12月補正で対応できなかったか。A)精査し、300万円減額し、12月に間に合うものは出したが、さらに執行残が生じた。Q)市政を語る会について、他市で行っているところは。A)御殿場市、沼津市も行っている。方法も同じ。Q)記者から進言等はあったか、やっても意味がないので見直しは。A)進言等はなかったが、
懇親会的要素があるかもしれないが、人と人とのつながりも大事ではないかと考える。Q)
男女共同参画の割合は。A)
共同参画プランを作成し実施中、まとめるため状況を調べている。さまざまなところで理解を深めたい。[
情報管理課]Q)不用額の主なものは。A)緊急時の
システムプログラム技術支援が不用となった185万円です。Q)これからの計画は。A)昨年度から
地図情報システム研究会を設置した。1人1台の時代になると何が問題になるのか研究会で検討する。
行政情報システムについては、本年度策定、13年度を基準として3年ぐらいを考えている。[
演習場対策室]Q)植林や撫育管理の計画はどこでつくるのか。A)
社団法人東富士農林業振興会。Q)野焼きは法に抵触しないか。A)目的は害虫駆除、山野草の発育促進であり、大丈夫。[
企画財政課]Q)裾野市
事業評価監視委員会の仕事は。A)公共事業再
評価実施要綱を作成、国の指導もあり、事業開始後10年以上経過した事業や、計画後5年経過しても着手されていないもの等について見直すことが内容です。メンバーは
都市計画審議会委員、
下水道審議会委員、
行革推進委員、区長会、婦人会。事業によってメンバーは変わる。Q)下和田の土地について、業者と契約したか。A)買収に応じる覚書を締結した。Q)行革大綱の集計は。A)平成10年に途中経過をまとめた。
短期実施計画で採択されたものは、予算時に再審査はしない。予算時の調査項目は、6項目で実施している。各課からのは調査してあるが、まとめてはない。公表できる方向で検討したい。Q)
行財政事務改善委員会に出された提案は。A)来庁者へのアンケート。401会議室の分割利用、封筒のサイズ、領収書のすかし印刷等。[議会事務局] 不用額について主なものは、旅費で、行政視察に2名の欠席。 負補交では、当番市として実施された
市議会基地協議会東海部会、
東海議長会理事会の開催市負担分が、少額で済んだため。《
総務部関係》 平成11年4月より
情報公開条例に基づき、情報開示を行ってきましたが、開示請求はなく、写しの交付1件でした。 一般会計の人件費は、期末手当の引き下げにより、報酬、職員手当への影響が大きく前年比91万2,000円の減となりました。 昭和39年以来、36年間活動してきました
納税貯蓄組合は
納税推進協議会へと移行しました。[総務課]Q)電話料の不足の理由は。A)実績で要求したが、査定で経常経費が削減されたために不足が生じた。Q)減額されて、目標達成への努力、意識の問題だから啓蒙等、指導をしたか。A)電話については、特別にしなかったが、他のものについては、一定の努力をした。Q)
庁舎清掃業務委託料が、予算546万2,000円計上してあるが。A)3年ごとの見直しで、前年度は月額44万6,000円。今年度は、業者が増え競争になり、安価になった。月額23万4,000円。Q)物品発注で、市民部が市外に多いのは。A)防災無線5,300万円。可搬ポンプ、
ショベルローダー等市内業者では取り扱っていないものの購入。Q)公用車バスの代替時期は。A)一般車輌は、10年、10万キロメートルが基準。バスについては、平成2年購入。走行距離13万6,000キロメートルだが、運転する職員が大事に使ってくれているので、今のところは買いかえは考えていない。走行に支障が出るようなら検討します。[工事検査室]Q)設計審査はやっているか。A)やっていない。設計に問題があっても指摘できない。[税務課]Q)
固定資産評価審査委員3名、
特別土地保有税審議会委員4名、いつどのような審議をするのか。A)
固定資産評価審査委員会は3年に1度の評価がえ及び時点修正のとき、審査の申し出があったとき。
特別土地保有税審議会は、年2回
保有税免除の検討。Q)
固定資産税の
審査申し出制度を市民は知っているか。A)広報等でPRしている。正規の申し出はないが、問い合わせは多数ある。Q)市税、国保税の県東部地区での徴収率の実績は。A)市税県下8位、東部1位。国保税現年分は県下7位、東部1位。Q)
農業用施設用地評価がえの指導は。A)既存宅地と限定宅地を区別している。税金94万6,055円が12年度は19万5,567円で、他人が取得しても住宅は建てられない。還付については、国の基準でやっているので、市では考えてない。Q)
滞納整理臨戸訪問は。A)371人は
税務課職員の延べ人員。[人事課]Q)職員の通勤、
特殊勤務手当の減は。A)通勤手当は、交通用具を利用している場合は20%削減、
特殊勤務手当は窓口手当を廃止した。Q)臨時職員の雇用について。A)月額は181人、日額は15人、時間給10人。Q)幼稚園教諭の正規職員と臨時職員の数は。A)正規19人、臨時20人。Q)11年度の月額、日額、時間給は幾らか。A)月額雇用の保育士、教諭は15万5,500円(採用時)。日額6,500円、時間給840円。雇用形態は、6カ月ごとに更新契約。Q)臨時職員も一般職員に近いと思うが、退職金は支給されるか。A)支給されない。[会計課]Q)不用額について、県外視察一部廃止、
日帰り研修等へ移行は、今後も継続されるのか。A)継続の方向です。[
監査委員事務局]Q)
工事現場状況調査は毎年2月ごろか。A)以前はもっと遅かったが、年度末では意味がないので、この時期が適当であると認めた。 質疑終了後、一括して反対、賛成の討論が行われ、起立による採決の結果、本委員会に付託されました第42号議案 平成11年度裾野市
一般会計歳入歳出決算のうちの関係部分及び平成11年度裾野市
土地取得特別会計歳入歳出決算について、賛成多数をもって原案のとおり認定することに決定いたしました。 以上、
総務委員会に付託されました議案審査の結果を
総務委員会委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(
藤森周一郎)
厚生委員会委員長、
杉山利博議員。
◎
厚生委員長(
杉山利博議員) それでは、
厚生委員会委員長報告をいたします。 平成12年度
裾野市議会9月定例会において本委員会に付託されました第42号議案 平成11年度裾野市
一般会計歳入歳出決算のうちの関係部分及び平成11年度裾野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算並びに平成11年度裾野市
老人保健特別会計歳入歳出決算について、9月7日に現地視察を行い、9月14日、18日に審査を行いましたので、その概要と結果を報告いたします。 審査の方法は市民部については、
生活環境課と
美化センターは関連があるので一括して、また市民課(
老人保健特別会計、
国民健康保険特別会計を含む)の順に各課単位で当局の説明を求めてから質疑に入りました。
健康福祉部については、健康課、
介護保険室、
社会福祉課、
児童福祉課に分けて審査を行いました。《
市民部関係》 9月14日に
市民部部長の総括説明がありました。概要は次のとおりです。
市民部関係の一般会計・特別会計の
歳入予算総額は、75億3,116万円。
歳出決算額は73億3,607万1,039円で予算総額に対し執行率は97.4%でした。 各課別に概要を見ると、市民課は窓口業務として、戸籍・
住民基本台帳,印鑑登録・国民年金・
国民健康保険・
老人保健業務を行い、新規事業として
広域市町村圏(18市町村)にて印鑑証明・住民票の相互交付を行いました。また、国保については、
介護保険料が国保税に上乗せされました。年金関係については、平常業務に加え、未検認者の
個別電話督励などの未納整理を実施しました。
国民健康保険特別会計・
老人保健特別会計については、前年度に引き続き1日
人間ドック等健康管理、講習会などを実施しました。
生活環境課については、
交通安全対策・
地震防災対策・公害対策・
環境衛生対策で、新規事業として、
リサイクル社会を構築していくため、毎水曜日「資源の日」を指定し、
資源ステーションにて12品目を分別収集しました。その結果、2,600トン余がリサイクルされ、前年度資源化比率は264%となりました。また、斎場施設では、
火葬炉棟防水シート全体の張替工事を実施、施設の維持管理に努めました。
交通安全対策については、
例年どおり交通指導車により、
市内巡回指導・広報無線や広報すそのによる交通安全の啓発に努めました。防災対策については、
自主防災会の訓練・座談会,交流会等を実施しました。公害対策については、平常業務に加え大
規模事業所と
公害防止協定を結び年3回の水質検査を実施しました。
美化センターについては、
一般廃棄物最終処分場の技術上の基準を定める命令が改正されたため、遮水シートの上に不織布(ガードマット)の敷設工事を施工しました。以上が市民部長の総括説明の概要であります。 その後各課長の補足説明を受け、質疑、審査を行いましたので、主なものを報告いたします。[
生活環境課]質.裾野市内での交通事故が前年に比べ増えているが、どのような事故か。答.大きな道路の交差点での出会い頭の事故や追突事故です。質.事故を起こした人の割合はどうか。答.市内4割、市外6割程度です。質.どのような原因か。答.さまざまですが、一言で言うと不注意。見ているつもりで見ていなかったり、だろう運転が多い。質.11年度の取り組みにより事故は減るか。答.交通事故を減らす特効薬は見つかっていない。効果があると認められるものは実施していきたい。質.シートベルト・
チャイルドシート着用指導の内容は何か。答.
交通安全期間等に街頭でドライバーに対し、着用指導をしています。質.
公害苦情処理のうち悪臭について油脂工場以外でもあるか。答.企業活動に伴い発生するものが多く、ほかにもある。質.市民110番相談で苦情、お願いの件数が182件と多いが何か。答.野焼きに対する苦情が特に多くなっている。質.
美化センターでは
資源ごみ収集により可燃ごみが減ったと思うが、燃焼状況はどうか。答.燃焼炉内で900度から900度以上、電気集塵機前で230度で良好な状況です。質.高齢者への
もみじマークの進呈件数は何件か。答.75歳以上の申請者57人です。質.
深良小学校周辺の
滑り止め舗装の耐用年数は何年か。答.試験をしているところであるが、仕様書では3年となっています。質.県道等でモデルケースで試してもらってはどうか。答.県の担当と相談してみます。質.大気に関する苦情が急増している理由は何か。答.
ダイオキシン対策の問題が出てから、野焼きに対する苦情が多くなった。質.庭で落ち葉を焼いても苦情が来るのか。答.そのとおりです。質.
有機塩素系溶剤使用事業所の排水調査をしているが結果はどうか。答.問題はなかった。質.井戸水でも問題はなかったか。答.ありませんでした。質.防災倉庫の補助金は1行政区に1つか。答.
自主防災会、行政区の大きさにより判断しています。質.区長会や
自主防災会等で説明はしているか。答.説明はしています。質.蚊とハエをなくす運動での薬剤の価格は幾らか。答.1袋4グラム入り55円で総計184万8,000円です。質.
河川水質検査で大腸菌の多いところは
家庭雑排水の影響か。答.水量や時期によるが、全般的に
家庭雑排水が原因と考えている。質.調査はいつやるのか。答.4月より3カ月ごとに1度午前中に調査をしています。質.1-4号線公文名地先の
滑り止め舗装は、スピードを落とすと振勤がひどくなり、逆にスピードを上げて通過をする逆効果になっていないだろうか。答.現在効果を見ているところです。質.
地域防災計画の見直しをしたが、具体的にどこか。答.国・県の見直しに合わせ、神奈川県西部地震に対する対応を入れました。質.資源の日の処理経費の内訳は幾らか。答.収入としてはアルミ缶244万463円、新聞93万2,280円、段ボール40万1,080円、生き瓶40万8,766円、ほかは逆有償で処理費としてスチール缶20万7,360円、その他の金属160万9,440円、雑誌171万8,740円、無色の瓶2万7,815円、茶色瓶10万1,175円、その他の瓶15万795円を支出しました。質.
ごみ減量推進協議会の出席率はどうか。答.5月27日の総会は、90人のうち71名、出席率80%、11月19日視察は90人のうち40人、出席率44.4%、9月27日理事会は13人のうち10人、出席率76.9%、3回では対象人数193人のうち121人出席で、出席率は66.3%でした。[市民課]質.
広域市町村圏での
住民票等相互交付に対する市民の反応はどうか。答.50件程度と予想していたが、裾野市民が他市町村で交付を受けた件数が179件、他市町村の住民が裾野市で交付を受けた件数が203件あり、予想以上でした。質.
国民年金委員の仕事は何か。答.加入促進をしてもらっている。その人の将来のために納めた方がよいという指導をしています。質.
指導対象者はどういう人か。答.義務を果たしていない人が対象です。質.人間ドックの人数100人では少なくないか。答.事後指導も考えて100人としています。質.国民年金の加入者数の動きはどうか。答.1号被保険者が400人増えています。退職者の加入も増えています。質.深良、富岡で転入より転出が多いのは企業活動によるものか。答.そう思います。質.年金委員と民生委員とダブっていても構わないか。答.構いません。質.国保税の徴収率と21市中の順位はどうか。答.一般分と退職分で94.7%、21市中7位です。《
健康福祉部関係》 9月18日に
健康福祉部部長の総括説明がありました。概要は次のとおりです。
健康福祉部3課1室(健康課、
社会福祉課、
児童福祉課、
介護保険室)の平成11年度の決算総額は、予算現額33億4,984万4,000円、支出済額33億1,101万9,009円で、不用額3,882万4,991円で執行率は98.4%でした。各課別の決算の概要を見ます。 健康課の予算総額5億6,412万7,000円に対して、支出済額5億6,171万6,204円、執行率99.5%でした。主な事務事業としては、
裾野赤十字病院の充実事業、
母子保健事業として各種の健康検診、
老人保健事業として各種の
成人健康診査を例年どおり実施し、
福祉保健会館の維持管理も行いました。また、今議会において
東部伝染病舎組合の解散に伴う決算の認定を受けました。
児童福祉課の予算総額11億7,978万9,000円に対して、決算額11億6,322万540円、執行率96.5%でした。市内、公立保育園5園、私立保育園3園、計8園の管理運営についての事務事業と、児童手当、
乳幼児医療助成関係と
放課後児童室と児童館の運営が主な事業です。
社会福祉課の予算総額は13億4,041万1,000円で支出済額13億2,375万4,596円、執行率98.8%で部内で一番の決算額でした。
社会総務費3億7,500万円余、
老人福祉費3億7,000万円余、
心身障害者福祉費2億4,000万円余、
生活保護費1億5,000万円余が主たる決算額です。
介護保険室では
介護保険準備費、予算総額2億6,551万7,000円に対し、決算額は2億6,232万7,669円でした。歳入は特定財源の
国庫臨時特例交付金準備事業費補助金の2億4,549万7,000円でした。主要事業は平成12年4月1日スタートの
介護保険制度の準備です。以上が
健康福祉部部長の総括説明の概要であります。 その後各課長の補足説明を受け、質疑、審査を行いましたので、主なものを報告いたします。[健康課]質.
母子保健事業費の増加の理由は何か。答.4カ月、10カ月児検診等ありますが、妊婦の検診が増えたためです。質.
老人保健事業の流用の時期はいつか。答.3月31日です。質.それ以前の処理はできなかったのか。答.
老人保健事業は任意のため把握は難しい。質.
老人保健事業の
訪問歯科診査の件数は何件か。答.平成11年度は8件で平成10年度は10件でした。質.
精神保健事業の訪問指導の内容は何か。答.
アルコール依存症、痴呆症、社会復帰の3つです。質.成人ポリオの対象者数は何人か。答.2,171人で460人が接種しました。質.
福祉保健会館管理で光熱水費が増えた理由は何か。答.デイ・サービスセンターの利用時間が1時間延びたこと及び土日の利用を可能としたためです。質.せせらぎの湯の入れかえはどうしているか。答.週1回入れかえています。質.
レジオネラ菌等の対策はどうしているか。答.塩素濃度の管理をしっかりしており、保健所の検査でも問題なかった。質.
裾野赤十字病院増改築事業借入金償還の最終期限はいつか。答.平成30年1月31日です。質.
福祉保健会館管理で
浴槽ろ材入替え工事は何か。答.ろ過装置3カ所のうち2カ所を実施しました。[
社会福祉課]質.介護保険と民生委員との関係はどうか。答.市や
社会福祉協議会に相談するよう指導してくれている。質.
生活保護世帯に
中国残留孤児がいるか。答.対象になっていません。質.民生委員の定数の根拠はどうか。答.厚生省基準により現在84名定員です。質.行旅死亡人は費用はどうか。答.一時葬祭会社に安置、警察の指示により火葬後埋葬しているが、全額県費です。質.人数の傾向はどうか。答.平成11年4件、本年は既に8件で増えています。質.いずみ荘の水道のコックをレバー状にできないか。答.利用者に配慮したものをつけています。[
介護保険室]質.第1号被
保険者対象の
ミニパンフレットとはどんなものか。答.リーフレットです。(現物を配付)質.わかりにくい保険制度ですが。答.広報紙や
地元地方紙等で広報します。質.保険料やサービスの内容がわかるパンフをつくらないか。答.
支援事業者がつくったものを窓口に置いてあります。[
児童福祉課]質.
乳幼児医療費の年齢別の費用は出しているか。答.年齢別には出していない。質.少子化対策として
乳幼児医療費助成の対象年齢を広げないか。答.平成11年度より1歳6カ月未満児までであったのを3歳未満児まで拡大したので当面は考えていません。質.保育園で中途入園を気持ちよく受け入れているようだが、施設や保育士等問題はないか。答.各施設の定員により対応しており問題はない。質.保育料は他市町村と比べてどうか。答.高いとは思わない。質.エンゼルプランで保育料を安くとあるがどうか。答.国の基準があり、他の市町村を見ながら抑えています。質.深良の緊急リフレッシュ事業は1,385人もいるが、専任の保育士か。答.2名が専任で担当しています。質.児童扶養手当の一部支給停止の理由は何か。答.所得制限によります。質.放課後児童対策は全市で対応できないか。答.空き教室の問題もあり、教育委員会庶務課、校長、空き教室利用委員会等と検討し対応していきたい。 以上で質疑内容の報告を終わります。 質疑終了後、討論、採決に移り、第42号議案 平成11年度裾野市
一般会計歳入歳出決算のうちの関係部分及び平成11年度裾野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算、また平成11年度裾野市
老人保健特別会計歳入歳出決算については討論もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定することに決定しました。 以上、審査に協力いただきました各位に感謝申し上げまして、厚生委員会に付託されました議案の審査に対します
委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(
藤森周一郎) 産業建設水道委員会委員長、渡部昭三議員。
◎産業建設水道委員長(渡部昭三議員) 産業建設水道委員会
委員長報告を行います。 産業建設水道委員会に付託されました第42号議案 平成11年度裾野市
一般会計歳入歳出決算のうちの関係部分及び平成11年度裾野市
水道事業会計決算並びに平成11年度裾野市十里木高原簡易水道
特別会計歳入歳出決算、そして平成11年度裾野市下水道事業
特別会計歳入歳出決算について、9月8日、11日に審査を行いましたので、質疑の概要とその結果について報告いたします。《水道部関係》部長総括説明
水道事業会計 1.給水状況 本年度末給水人口 4万9,228人 給水栓数 1万6,434栓 計画給水人口 5万4,000人に対し91.2%に達した。 年間総配水量 812万4,755立方メートル 一日最大配水量 2万4,610立方メートル 一日平均配水量 2万2,260立方メートル 有収水量 638万5,967立方メートル 有収率 78.6% 2.財政状況(税抜き) 収益的収支:総収益 7億8,396万5,292円 総費用 6億5,564万4,498円 純利益 1億2,832万794円 資本的収支:総収入額 4億5,334万2,150円 総支出額 6億5,261万1,290円 収支差額 1億9,926万9,140円 収支差額の不足分は、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補てん。 3.建設改良工事及び拡張工事の状況(税抜き) 総額 5億8,391万6,239円 (1)本年度建設改良工事41件 主要事業として 市道2149号線配水本管布設工事 公共下水道関連工事に伴う配水本管布設替工事 (2)本年度拡張工事13件 主要事業として 市道2347号線配水本管布設工事 石脇配水池築造工事 市ノ瀬配水池築造工事 以上が
水道事業会計分ですが、十里木高原簡易水道特別会計決算(決算書195ページから203ページ)並びに下水道事業特別会計決算(決算書205ページから216ページ)につきましては、それぞれの決算書に記載のとおりであります。 以上で水道部長の総括説明を終わり、細部については、次長・各担当課長の説明を受けた後、質疑に入りましたので、その主なものを報告します。-質疑応答の主なもの-[業務課・工務課]1.流動資産のうち営業未収金は何件あるか。 〇 1,356件です。2.営業未収金のうち高額のものは幾らか。 〇 5万5,000円になります。3.未収金の理由は。 〇 倒産によるものが多く、メーター器の取り外し等の措置をとって対応しています。4.借家等で引っ越してしまった未収金分の処置は。 〇 近隣なら訪問して清算してもらう。遠方になると、未収金よりも徴収のための交通費等がかさむ場合には、電話等で請求しています。5.移転先の市町村に徴収依頼できないか。 〇 税務課では、そのような徴収方法で行っているが、水道の場合は、差し押さえするものがなく難しい。6.水道運営協議会の市長への答申内容は。 〇 平成11年9月に市長より「水道料金の改定」について諮問を受け、協議会で審議しました。 結論として、現段階では水道料金の据え置きを妥当としています。7.その理由は。 〇 平成8年度に水道料金の改定があり、現段階で剰余金、積立金等があること。その他緊急な財政措置を必要とする状況ではないものと判断したこと等が挙げられます。8.料金の近隣市町との比較は。 〇 御殿場市は高く、沼津市、長泉町、小山町は安い。裾野市は地形的・地質的に設備投資がかさむこと等から他市町との比較は難しいが、適正な料金と考えています。9.第3次拡張事業の中で、企業債の金利が高いものがある。繰上償還できないか。 〇 残りの少ないものから処理したいが難しい。10.制度上に問題があってできないのか。 〇 今までのものについては、早期にはできないが、平成13年度からは法改正により可能になります。11.十里木高原簡易水道の給水人口・年間配水量は。 〇 計画給水人口4,980人、給水人口907人、年間総配水量18万9,925立方メートルです。12.水道料金徴収事務の中で漏水認定67件あるが、最大で幾らか。 〇 通常の検針時より5,000立方メートル多く、料金は76万9,000円になります。13.十里木簡易水道の有収水率は、10年度42.1%、11年度41.4%と低下している。漏水管の改修を考えているか。 〇 第4次拡張計画の中では、十里木簡易水道の改修計画はありません。14.漏水を放置していて、今騒がれている汚染物質等の混入が懸念されるが、どのように考えているか。 〇 現状では問題ないと考えています。15.水質検査は役所内でできないか。 〇 委託の方が効率がよい。16.省略検査10項目の検査費用は1回幾らかかるか。 〇 5,826円で年間70万円くらいかかります。17.水道料の自動引き落しの率は。 〇 10年度83%、11年度84.6%です。[下水道課]l.共用開始の地域の中で利用者数は。 〇 1,036戸で74%です。2.下水道事業費のうち不用額の内訳は。 〇 水道工事負担金282万4,000円、役務費(筆耕料)68万9,000円、職員手当186万9,000円です。3.下水道利用について、道路を挟んで市街化区域と調整区域の境で、調整区域側が利用できないでいる。利用できる方法はないか。 〇 条例改正等、県との検討を進めたい。4.家の建てかえに際して、下水道接続の相談があるか。 〇 建築に際し、年間10件ぐらいの相談を受けます。下水道の未整備地区については、整備計画を知らせています。《産業建設部関係》部長総括説明 平成11年度一般会計予算歳入総額172億2,437万7,000円に対して、部関係の歳入総額は13億4,803万3,000円であり、歳入総額に占める構成比は19.90%であります。 平成11年度産業建設部関係における各課の主な事業1.産業振興課(1)任期満了に伴う農業委員の改選が行われ、新たに23名の委員が決定した。(2)農協の農産物直売所「ふれあい市」の開設を支援。(3)緊急生産調整推進対策事業の転作については、目標面積191ヘクタールに対して達成率101.8%。(4)多目的へルシーパーク関係では、温泉の無料給湯を11年7月23日より12年3月26日の間に実施し、総利用人数は1,348人。工事関係については、鉄筋コンクリートの施設を11年11月8日より13年3月9日の2カ年工事で発注し、11年度末の工事進捗率は14%。(5)植松油脂損害賠償調停申立には、代理人として、内田顧問弁護士にお願いし、市に賠償・補償責任はないことで調停が行われ、12年度へ継続。2.管理課(1)老朽化している舗装道路の補修工事、除雪、凍結防止剤散布作業、地元区へ砕石、生コンの原材料支給による未舗装道路の補修作業、シルバー人材センターによる法面
草刈り作業等、市道の維持管理を行う。(2)河川補修工事、橋梁塗装工事、市営住宅補修工事等、各種施設の維持管理を行う。3.建設課(1)用排水路の整備、林道開設及び治山工事を実施。(2)市道1-4号線、1-19号線、1-22号線の用地取得及び工事を引き続き実施。(3)通学路整備と防衛事業7カ所及び小柄沢ほかの改修を実施。4.都市計画課(1)街路・公園関係では、佐野茶畑線関連の用地買収10件、建物補償等6件を実施。(2)運動公園関係では、野球場の芝張り、防球ネット等の工事、やすらぎの広場整備の芝張り等の実施。(3)第二東名自動車道については、関係全地区の幅抗打設了解をもらい、打設が完了し、境界立ち会いもほぼ完了。5.市街地対策室(1)裾野駅西土地区画整理事業の計画について、事業化のための調査、地区説明会、区画整理勉強会の実施等、合意形成のための活動支援に取り組む。 以上で産業建設部長の総括説明を終わり、細部については、次長・各担当課長・室長の説明を受けた後、質疑に入りましたので、その主なものを報告します。-質疑応答の主なもの-[産業振興課]1.駿東勤労者福祉協議会へ助成しているが、加入者で市内中小企業の何%くらいか。 〇 10~12%くらいです。2.駿東2市2町の中小企業労働者の共済会事業の内容は。 〇 会員の慶弔・イベント・旅行等を行っています。3.農用地利用集積事業とは。 〇 農業経営の改善を図る事業であり、小作権のつかない農地の貸し借りで、市街化調整区域のみ可能です。4.水田転作作物として、ひまわり・れんげに加算金をつけて推奨・普及に努めたが、今後の見通しは。 〇 緊急生産調整推進対策事業として、11年度限定の助成です。5.農業用廃プラスチック処理の方法は。 〇 廃プラスチック処理対策委員会で検討し、専門の産業廃棄物処理業者に委託、年間4.8トンを処理しました。6.流域森林総合整備事業の間伐事業費とその効果は。 〇 (1)市単間伐事業 136.38ha 2,291万1,840円 (2)県単独補助間伐事業 50.00ha 841万3,178円 (3)水土保安森林緊急間伐対策事業 13.62ha 286万200円 以上の事業を行うことにより、森林土砂の流出を防ぎ、土砂災害の防止に役立ち、また樹木の良好な生育を助ける効果があります。7.住宅生産技術者養成事業の内容は。 〇 緊急雇用対策の面から、住宅関連の職人養成研修で南富士産業(株)が行い、11人が研修を受けています。8.中小企業大学校の駿東2市2町を対象に行った工業活性化診断事業の支援目的は。 〇 裾野市・御殿場市・長泉町・小山町で構成される地域の工業集積活性化方策等を提案するものであり、地域工業の振興を図ることを目的とした支援です。9.商工会敷地の土地取得利子補給は何年行うのか。 〇 15年間行うので、残りは13年です。10.梅の里の管理委託先は。 〇 シルバー人材センターで、委託料は375万1,291円です。11.梅の里の管理委託で管理方法は変わったか。 〇 変っていないが、温泉会館も完成するので、周囲の管理も含め積極的に取り組んでいきたい。12.小口資金融資枠が6億円あるのに、借り入れが少ないのはなぜか。 〇 国が金融安定化補償制度を始めたため、これを利用するようになった。ことしも市は5件だが、国の制度利用は54件です。13.返済は滞っていないか。 〇 融資については補償協会が補償するので滞りはない。14.工業団地の企業誘致は進んでいるのか。 〇 1社は大和印刷(株)に決定した。[管理課・建設課]1.各種許可申請処理のうち、寄附・未処理状況の内容は。 〇 寄附の場合、処理される大半が土地利用や建築後退によるもので、未処理の場合は、旧村当時処理できなかったもので、登記漏れだったものが該当しています。2.地方特定道路改築、仙石原新田線は広域林道から上を実施したのか。 〇 キヤノンから広域林道までの間で延長150メートルを施工しました。3.県単道路改築、三島裾野線の用地費は全体でどのくらいか。 〇 県単先行額は全体で13億円、半分が再取得済みであり、ほかに買収していないところが4億円ぐらいあります。4.継続事業での用地補償費は以前と違いはあるのか。 〇 土地と物件があるが、土地価格は変動するので、変動時点で修正しています。建物(物件)も同様に時点修正を行っています。国庫補助事業の用地も時点修正しています。市単の土地買収単価は3年に1度見直しています。5.私道舗装等補助金交付事業の内容は。 〇 対象は葛山・深良・岩波地先の3件の私道で、市道に移管できないもの、主に側溝・舗装工事への補助であり、開発行為や土地利用による新規は補助していません。6.道路維持修繕工事の施工状況の確認はしているか。 〇 オーバーレイ等は確認しているが、小規模な穴埋め等については、その都度の確認はしていない。7.各区へ原材料を支給したものについては、完了後の確認はしているか。 〇 完了写真や現地確認をもって確認しています。8.法面草刈りは、どの程度の作業内容か。 〇 法面勾配の大小さまざまあるが、シルバー人材センターで作業ができる程度のものです。9.市営住宅使用料の収納状態はどうか。 〇 3人の長期滞納者がいる。少額の滞納者も含め、新たな徴収方法を検討していきます。10.不公平な住宅管理では困る。無断増改築対策も含め、しっかりやってもらいたい。 〇 どのような手法をとるか実効の上がる手段を検討します。11.借地借家法の改正で弱者救済をうたっているが、民間のアパートを借り上げた方がいいのでは。 〇 そのような方法も視野に入れ検討していきます。[都市計画課]1.都市計画街路事業の水窪深良線の実績は。 〇 11年度の実績は9,630万円で用地補償費等です。予算要望していますが、県の意向は厳しい状況にあります。2.都市計画街路事業の佐野茶畑線第2工区の買収進捗率は。 〇 用地買収率(地権者率)で55.1%です。3.千福が丘公園塵芥回収業務委託の内容は。 〇 委託先は豊富士商事で回収量が減ってきているので、週1回を12年度からは月2回に変更して行っています。4.第2東名自動車道に係る地主の理解は得ているか。 〇 最近は富沢地区で地権者会を設立した。他地区でも設立している地区があります。5.権利者は個別対応か。 〇 道路公団による個別対応をしています。6.第2東名自動車道の確認書協議の中身は。 〇 確認書の中身は、各地元により違うが、主に準工事用道路としての改修です。今後、地元・市長・道路公団の三者により確認書を締結していきます。[市街地対策室]1.裾野駅西土地区画整理事業における業務委託のコンサルタントは調査ごとに違うか。 〇 指名競争入札の結果、2社受注しており、(株)タマノと昭和設計(株)で、両社は市街地再開発の実績があります。2.業務委託料が毎回出てくるが、先の見通しはどうか。 〇 今までかなり投資しているが、今後は時点修正で額は少ないと考えています。3.街区を分けて、区画整理を進めていく考え方はあるのか。 〇 街区ごとに工事を進める方法も考えられ、換地計画との関係も考えての対応により事業を進めていきます。4.この事業についての地域住民の考えは。 〇 把握は難しいが、まちづくり委員会をうまく活用してコンセンサスを得るため、協議するのが近道と考えています。5.事業計画に基づいた業務委託の具体的内容は。 〇 11年度は①駅前拠点施設整備検討調査、②街区高度利用推進事業調査、③特定商業集積調査、④ふる顔予備調書の作成、⑤街なか再生土地区画整理事業調査等で地域の個性を活かしながら中心市街地にふさわしい街並みにするため、まちづくり委員会と連携して、事業の実現化を図っていきます。 以上が質疑の主な内容でありますが、各課細目にわたって慎重審査いたしました。 質疑終了後、当委員会に付託されました4つの歳入歳出決算を一括して討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定することに決定しました。 審査に関係されました各位に感謝申し上げます。 以上で産業建設水道委員会
委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(
藤森周一郎) 文教消防委員会委員長、大川節子議員。
◎文教消防委員長(大川節子議員) それでは、文教消防委員会の報告を行います。 文教消防委員会に付託されました第42号議案 平成11年度裾野市
一般会計歳入歳出決算のうちの関係部分について、9月7日に委員会を開催し、直ちに現地視察を行い、次いで12日消防関係、13日教育部関係の審査を行いましたので、質疑の概要と結果を報告いたします。[消防関係] 初めに消防長より総括説明が行われました。 常備消防費・非常備消防費・消防施設費の3目を合わせた歳入は、予算現額3,571万5,000円に対し、収入済額3,422万9,091円で執行率は95.8%でした。歳出は、予算現額6億9,875万1,000円に対し、支出済額は6億9,427万9,063円で執行率99.4%でした。 前年度と比較すると5,747万4,750円、9%増でした。一般会計
歳出決算額に占める割合は4.2%で、11年度末の職員数は63人、歳出に占める人件費の割合は75.3%、それ以外の構成比24.7%が事務事業に要した経費でした。 主要事務事業の主なものは[消防本部]・職員の教育訓練では18人が訓練を受けました。・予防規制事務の防火対象物数は1,236施設で前年より37件、3.1%増でした。・独居老人宅防火診断は、春と秋の火災予防期間中に女性消防団員により東西地区210世帯を実施していただきました。・通信業務の火災報知受信業務は1,412回で、前年より69回、4.7%減でした。・消防署の救助技術訓練大会は、議員の協力、応援をいただき、全国大会でロープ応用登はんが入賞できました。・火災発生状況は総件数30件で前年度より4件の増加で、建物火災は11件でした。[消防団]・218人の団員(前年より15人増)により火災の消火活動や各種事業を実施しました。・駿東支部ポンプ操法査閲大会では西分団が出場し、ポンプ車で3位、小型ポンプでは準優勝することができました。・消防施設整備は、防火水槽40トン3基(深良地先2基、伊豆島田1基)を国庫及び県費をいただき新設しました。・ポンプ車は西分団を更新貸与しました。・消火栓は25基の工事を行いました。・消防連絡車の更新。・救助資機材整備、油圧救助資機材等整備をしました。[質疑の概要]Q:不用額を消防団OB組織づくりの事業へ流用し活用できないか。A:年度の当初予算に盛られていない事業に不用額を流用するのには十分な調整が必要なため難しい。消防団OB組織については、既存組織には補助金を支出しており、新たな組織については自主防との絡みもあり調整中。Q:植松家での放水訓練に西中以外の学校の参加はできないか。A:西中が最も近いので参加してもらっている。他の学校については消火器等の消火訓練で実施したい。Q:通信指令室へのいたずら電話への対策はあるか。A:子供だけでなく大人にもうっかりがあり広報等でPRしている。Q:救急救命士の活動率を100%にできないか。A:現在4人いる救急救命士を将来的には8人とし2交代制を計画しているが、それで100%となるかどうかは予測できない。Q:常備消防費の雑入の内容は。A:東名救急支弁金など。Q:非常備消防の雑入は何か。A:退職報償金や公務災害補償金など。Q:庁舎移転建設検討委員会が伊東市の消防庁舎を視察した結果は。A:平成11年度に完成し近隣では最新施設なので視察した。施設規模が裾野市の計画と類似しており参考になった。敷地面積は狭いが建物面積は約3,000平方メートルで、庁舎の一部を訓練塔に使用するなど工夫されていた。市民への防火指導のための体験コーナー(煙体験室等)や救急指導室などもあり、これらを参考に基本設計に反映させていく方針。Q:消防費国庫補助金の補正額の内容は。A:西分団消防車の分。Q:防火水槽3基の単価と防衛補助額は。A:11年度は消防庁と県補助のみ。切久保が約587万円、深良が約409万円、伊豆島田が約399万円。全体の補助金は850万円。Q:単価の違いは。A:設置場所の状況による。Q:庁舎移転建設検討委員会の構成は。A:消防本部と消防署の各部署から係長以上の10人で組織している。Q:独居老人宅緊急通報システムの誤報等37回の内容と防止対策は。A:電源異常や操作ミスによるもので、
社会福祉課に連絡、指導した。Q:消防水利点検の内訳と点検結果は。A:すべて市の所管のもの。若干水漏れなどがあったが、修繕費で修理した。Q:常備消防費の12節役務費から22節補償、補填及び賠償金へ流用しているが役務費に支障はなかったか。A:12節で見込みより安くなったものもあり、特に支障はなかった。[教育部関係] 初めに教育部長の総括説明が行われました。 一般会計教育部の庶務課・学校教育課・学校給食課・社会教育課・東西公民館・鈴木図書館・富士山資料館・市史編さん室・市民文化センター・体育課・国体準備室の歳入決算の総額は5億1,196万1,591円となりました。 次に、歳出について、部全体の歳出決算の総額は24億4,371万3,982円となり、執行率は92.5%となりました。 教育部の事業は継続事業で対応する場合があり、11年度の繰越状況は景気対策の前倒しの事業でありました富岡第二小学校大規模改造事業が平成12年度の夏休みを利用して実施するとして明許繰越額が9,988万5,000円あり、この繰越額を含むと執行率は96.3%になります。一般会計に占める教育部全体の構成比率は15%になります。[庶務課]・各幼椎園・小学校・中学校の諸施設の維待管理に努め、特に幼稚園関係では「いずみ幼稚園園舎増築工事」、少子化対策臨時交付金事業として「須山幼稚園園舎増築工事」を実施しました。・小学校関係では西小学校・深良小学校・富岡第一小学校のパソコン整備事業と「富岡第二小学校増築工事」を実施しました。・中学校関係では東中学校・須山中学校のパソコン整備事業と「富岡中学校2階部分の建具改修工事」並びに西中学校・富岡中学校の「受水槽改修工事」をそれぞれ実施しました。[社会教育課]・少年教育ではふるさと学級を実施しました。・青年学級では東部9市「青年の翼」を実施し、本年度は裾野市が会長市のため市長が団長となりカナダを訪問しました。・成人教育では婦人学級・家庭教育学級等を実施しました。・勤労青少年ホームでは新たにフラメンコ講座・ホームエステ講座の2講座を加え11講座を実施しました。・キャンプ場では屋外テーブル等の修繕工事を前年に引き続き実施しました。・そのほか高齢者の生きがい促進事業、芸術・文化事業、市民大学講座、生涯学習推進事業等を実施しました。[東西公民館]・公民館講座として少年・青年・壮年・壮年女子講座等の14種類、18講座を計画的に行いました。[学校教育課]・御殿場養護学校の県立移管に伴う諸手続を実施し、前年度に引き続き育英奨学金貸付事業並びに外国語指導補助講師招聘事業を行いました。[学校給食課]・中学校の給食用食器をポリプロピレン製食器に更新し、富岡第二小学校の給食センター合併のための調理室の改修工事並びに深良小学校に消滅型ごみ処理機の導入をしました。[鈴木図書館]・図書館資料の整備充実に努め、図書5,601冊を購入し、寄贈164冊を受け図書の充実を図りました。[富士山資料館]・土器づくり、植物探索会、写真講座、ナイスアングル富士山写真展、富士百景写真展等を実施し、「富士山12景」による絵はがきを刊行物として作成しました。[市史編さん室]・第8巻目の市史になります考古から近現代までを叙述した「市史通史編I」並びに「市史研究12号」「市史だより22、23号」もあわせて刊行し、販売についても事前予約を行い、予約パンフレットを作成し、市内全戸に配布し、積極的な販売促進に努めました。[市民文化センター]・自主事業として「華岡青洲の妻」「郷ひろみ・藤あや子コンサート」を公演しました。・文化普及振興事業としてはパソコン講座・七宝焼教室を開催しました。[体育課]・体育館、運動公園、学校施設開放などの施設の貸し出し業務を実施しました。・体育館の施設整備としては10年度の屋根改修に続いて外壁改修工事、アリーナカーテン改修工事を行い、そのほか下水道接続工事を行いました。[国体準備室]・平成15年第58回静岡国体の会場にラグビーフットボール大会を裾野市運動公園陸上競技場及び時の栖・御殿場高原サッカー場裾野グラウンドに、バレーボール競技は市民体育館にそれぞれ決定し、第54回熊本国体、第55回富山国体プレ大会のリハーサル会場をそれぞれ視察しました。[質疑の概要]Q:仮称南部小学校予定地の管理費が高くないか。A:若干高いと思われるので、見積もり合わせを行いながら今後是正していく。Q:富岡第二小学校のグラウンドは水はけが悪そうだが対策は検討しているか。A:表面排水処理をしているが当面は砂を入れて様子を見る。Q:10款3項l目の管理運営費で、13節委託料271万7,000円を15節工事請負費へ流用したのはなぜか。A:委託料については入札等で安価にできたためと東中学校用務員棟の改修工事が緊急に必要になったため。Q:中学校の教育用コンピューターの導入は。A:9年度から11年度にかけて整備したもの。Q:導入の方法はリース契約か。A:5年リースで契約している。Q:給食材料の購入先は。A:主食は学校給食会から購入し、青果物、精肉類、卵、調味料は市内業者より購入している。Q:教育部は全体的に不用額が多いがなぜか。A:部全体で30目もあり施設も多いので積み上げていくと多くなる。実際は不用額に当たらないものも含まれている。今後は極力不用額が出ないよう研究していく。Q:児童生徒に貧血が増えているが。A:食生活の変化が原因と思われる。異状者には家庭に通知している。Q:平成11年度版「裾野の教育」の内容は。A:教育全体の方針や施設予算等。Q:奨学金の貸し付けで返済に問題はないか。A:滞ることなく返還されている。Q:東中学校の窓ガラス破損の件数と弁償金は。A:7月11日と9月29日の分で計4万2,378円。Q:10款1項2目事務局費の1節報酬が未執行なのはなぜか。A:久根地先に開発予定の住宅団地に関係する学校設置審議会と幼稚園連絡協議会を開かなかったため支出がなかった。Q:中学校の教育用パソコンでCPUが生徒用と教師用で差があるのはなぜか。A:授業に支障がないため。リース切れのときに検討してみたい。Q:市史の近現代Ⅱの売り上げが落ちたと言われているがPRは。A:PRは強化している。通史Iは全戸に予約パンフレットを配布した。Q:市史の残本と金額は。A:11年度末で1万4,319冊で4,851万4,200円。Q:財産として残るがどうするつもりか。A:13年度閉室を視野に入れて検討したい。Q:勤労青少年ホームの講座生を集める努力をしているか。A:市内の企業や商工会へPRしている。Q:11年度の成人式の状況は。A:県下21市中6市が分散方式で開催したが当市は集中方式。問題はなかった。Q:青少年補導の巡回回数を増やせないか。A:補導員の巡回は月2回行っているが回数を増やすのは難しい。Q:未返却の図書館蔵書はどのくらいあるか。A:不明本は11年度で168冊、トータルでの不明本は992冊。未返却本は毎月800冊程度。Q:文化センター自主事業の収支比率が92.7%になっているが見解は。A:県レベルで50%、全国だと40%程度なので裾野の場合はかなりよい方だと考えている。Q:体育施設の利用状態をパソコン等で管理し、空き日などを広報等でPRしてみてはどうか。A:検討の余地はあると思う。 以上で質疑内容の報告を終わります。 質疑終了後、討論、採決に移り、平成11年度歳入歳出決算のうち本委員会に付託されました関係部分の討論を行いましたが、反対討論はなく、原案のとおり全員一致で認定されました。 以上、審査にご協力いただきました各位に感謝申し上げ、文教消防委員会
委員長報告といたします。
○議長(
藤森周一郎) 以上で各
常任委員会委員長の報告を終わります。 休憩します。 11時08分 休憩 11時24分 再開
○議長(
藤森周一郎) 再開いたします。 各
常任委員長に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) 以上で質疑を終わります。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 21番、小澤良一議員。
◆21番(小澤良一議員) それでは、第42号議案、99年度、平成11年度の裾野市一般会計、
特別会計歳入歳出及び
水道事業会計の決算の認定について反対の立場で討論いたします。 いつも褒めるところは褒めようということでやっておりますが、余り褒めると、今回は認定ですが、認定の反対の討論がさえないというご意見がありまして、そういう点では、ここが問題だということで、今後改善をしていただきたいということの趣旨で申しますので、ぜひそこら辺のところは留意して今後の行政の運営に当たっていただきたいということで反対の立場で討論いたします。 まず1点目は、裾野市の駅西地区区画整理事業についてであります。地権者などの関係者の合意形成がなされていないのに事業計画決定に向けて、あるいは商店街整備計画案に沿って合意が得られるように事業を進めているという問題であります。市当局は、区画整理事業によって駅西の再生を考えておりますが、地権者などの関係者は、その考えに必ずしも賛成ではなく、行政がとったアンケートでも否定的な考え方が出てきているというのが現状であります。市長は、決算の概要で説明会、勉強会、計26回を開催し、関係者の合意形成に努めているとしておりますが、行政関係者との意識の違いは大きく、説明会を重ねた結果として事業が十分理解されていないことについては、十分な認識を持っていただきたいというふうに思います。また、中心市街地活性化法というのは、国が中心となって市街地の活性化に向けて事業を進めていこうということでありますが、これも金太郎あめ的な要素を持っているものであり、大変注意を要する中身だというふうに思います。また、今回の
委員長報告でも、さまざまな問題については、コンサルト会社にいろんなことについて業務委託をしているということでありますが、地元説明会の中でコンサルタント会社に参加した住民の方が、区画整理事業で成功した事例を挙げてほしいという質問をしたところ、いまだかつて区画整理事業が成功したということについての回答は寄せられておりません。それだけに区画整理事業というのは非常に難しい手法であり、実際には道路だとか建物はよくなるけれども、なかなか区画整理事業によって商店街の活性化が得られたという結果というのは、ほとんどないといっても過言ではない状況があるということをぜひ頭の中に入れておいていただきたいというふうに思います。 次は、富岡第二小学校グラウンドの造成工事は、コース上に水たまりができるという状況が起きております。施工不良なのか、設計ミスかという問題であります。富岡第二小学校グラウンドの造成工事は雨水貯留機能を持たせております。グラウンドの中央付近を低くしてグラウンドに降った雨をため、地下に埋設した多孔管を通じて河川に放流する方式をとっておりますが、走行コース下には排水用の多孔管は埋めてありません。雨が降るとところどころに水たまりができて水が引かない状態となっているのはそのためであります。体育の授業等に支障となっています。コース上の雨水が中央に流れるように施工すべきなのに、そのようにされていない、あるいはそのような設計になっていないところに問題点があるというふうに思います。 3点目は、月額支給臨時職員の差別的な賃金等が一向に改善されていないことであります。正規職員は462人、月額支給臨時職員、幼稚園教諭、保育士などが含まれておりますが、181人で合計643人であります。臨時職員は職員合計の28%を占めております。月額支給臨時職員は正規職員と勤務時間、労働内容は同一でありながら、6カ月ごとの更新雇用の臨時という立場のために賃金で差別を受け、退職金も支給されていない状況であります。6カ月ごとに更新を行っているものの、実質の雇用は常時雇用と同様であります。それらを考慮すれば正規職員と同様の扱いがあってしかるべきだというふうに思います。これは前々から述べていることでありますが、繰り返しの部分もありますが。臨時職員は6カ月更新という雇用面で弱い不利な立場にあるために差別的な扱いを是正するように声を上げることはしておりませんが、差別的な扱いは法に触れる問題であります。そういう点では、改善を要求される中身だというふうに思います。 4点目は、小学校の給食が自校調理給食をやめたことであります。これは富岡第二小学校の校舎増築に併せて小学校施設での給食が、調理を児童に提供する方式から給食センターより車で配送されることになりました。小学校の給食が給食センターより配送されることになった初めてのケースであります。給食センター方式による給食配送については、当初予算での反対討論でるる細かく述べておりますので繰り返しませんが、給食は自校調理方式で進めるべきだということであります。 5点目は、介護認定審査会を市独自から共同設置したことであります。介護認定審査会は市独自でも共同でも経費は変わらないということは介護認定設置の議案の際に明らかになっております。沼津医師会の意向で市独自の設置は見送りとして共同方式といたしました。介護保険は、それぞれの自治体が主体となって施行する事業であり、自治体の力量がこういう点でも試されているというふうに思います。 次に、財政状況が厳しいということで、市長自らが範を示していこうということで、市長は98年、平成10年12月から2000年、平成12年の3月までの計5回支給される期末勤勉手当を市長は50%、助役、収入役及び教育長が20%減額ということを行いました。市長交際費の不用額を大幅に生み出すなど、自ら支出の見直しを実行されたことは評価に値するものでありますが、その一方では、これは金額的に大きなことではありませんが、姿勢の問題として、市長表彰者ではなく、表彰に参加された方に対して祝い膳の提供や、あるいは市政を語る会とするマスコミ関係者との懇親会に税金を支出するなど行われております。決して範を示したという状況にはなっていないということであります。 最後に、介護ホームのことでありますが、補正予算で県から指摘されて建物を準耐火製にするとか、あるいは特殊浴槽を入れる、トイレの増設、バリアフリー等をするなど、当初の設計から考慮すべきことが十分考慮されないで行われるということについては、今後の中で十分設計に際しては検討を要するものであり、必要に応じては専門的な人を養成していくことが、今後の行政の中で求められるというふうに思います。 以上、今回は褒めるところを省略しましたが、行政を進めていくことで評価することは多々あったことを最後につけ加えて討論を終了いたします。
○議長(
藤森周一郎) 9番、川畑保範議員。
◆9番(川畑保範議員) それでは私は、第42号議案、平成11年度裾野市一般会計、
特別会計歳入歳出及び
水道事業会計の決算の認定について、賛成の立場で討論させていただきます。 不透明という言葉がいつしか至極当たり前のようになりつつあった我が国の経済状況が、21世紀を間近に控え、緩やかではあるものの、ようやく上向きかげんになりつつあると評された平成11年度は、マイナスからわずかでも安定したプラスヘと成長を求められる中で、幾分明るい見通しの立つ気配が濃くなってきたと感じられました。 しかしながら、バブル経済崩壊の後遺症は、いまだ癒えることなく根強く残り、設備投資の低迷などに顕著な企業の総体的な力の低下と、それに伴う雇用の抑制や個人消費の冷え込み、さらにその上追い打ちをかけるかのような金融機関の経営破綻など、必ずしも国民に安堵のため息をつかせるまでには至っておりません。 国においては、個人消費の拡大に伴う民需活性化を目的とした減税施策や景気向上のための各種経済政策により、当初予算において一刻も早い国家経済の立ち直りを目指したわけでありますが、正直なところ明らかな政策効果は見出せていないというのが実状のように思われます。 こうした国の厳しい経済状況の中にあって、我が裾野市においても引き続きより効率的で効果的な財政運営を求められる中、平成11年度予算が編成されたのであります。 対前年度比2億3,300万円、1.5%増の155億1,600万円の一般会計当初予算は、少子化対策臨時事業や緊急地域雇用事業、下水道事業、市単独事業等の追加を内容とする補正予算10億1,400万円を加え、さらに前年度からの繰越事業費として地域振興券交付事業など6億1,919万1,000円を加え、最終予算総額は171億4,919万1,000円となり、前年度に比べ1.7%、2億9,212万7,000円の増となりました。 決算状況を見ますと、歳入決算額は172億2,437万7,000円で前年度に比べ1億8,494万2,000円、1.1%の増、
歳出決算額は163億3,974万5,000円、前年度比4億7,527万4,000円、3.0%の増で執行率95.3%でありました。 歳入歳出差引額は8億8,463万2,000円で、これから翌年度に繰り越すべき財源として9,305万6,000円を差し引いた実質収支額は7億9,157万6,000円となり、この中から財政調整基金に2億円を積み立て、さらに市債を減らし、将来的な健全財政を図るため3,333万5,000円を繰上償還しております。 ここで注目すべきは、歳入決算額のうち歳入の根幹をなす市税の減ということであります。市税の歳入総額は102億2,578万9,000円と3年連続で100億円を超えたとはいえ、前年度に比べ1.0%、1億769万8,000円の減となり、歳入全体の構成比率も1.2%減の59.4%でした。これは
固定資産税や市たばこ税、都市計画税が増収だったにもかかわらず、景気の低迷により法人市民税が18.0%減となったことが主な原因でありますが、市税の減収は財政当局にとって極めて緊張した状態で財政運営を強いられることになるのは明らかであり、この厳しい状況を見事に乗り切った大橋市長の財政手腕と市職員の努力は高く評価されるべきと考えます。 このことはまた、前年度に比べ2.5ポイント増の73.3%となった自主財源の構成比率が示すとおり、良好な財政運営を続けているという紛れもない証であり、私見ではありますが、地方交付税の恩恵に浴し、脆弱な自主財源には見合わない立派な公共施設が立ち並ぶ交付団体とは比べものにならない良好さを維持していると言っても過言ではありません。 こうした堅実で安定した財政運営の源となっているのは、予算編成と各種事務事業の執行に当たって、厳しい社会経済情勢を的確に分析・把握し、多くの市民が求める行財政改革の推進を常に念頭に置いた行政当局の努力の結果であると認められます。 前裾野市総合計画の6本の柱に基づき進められた各種施策の成果からもそれは十分に感じ取ることができ、都市基盤の整備、産業振興、教育・文化・スポーツの振興、保健衛生・保健医療・福社の充実、生活環境の安全と保全、計画行政の推進、いずれの施策の中においても大橋市長が掲げる市民本位、住民本位の市政が浸透しつつあるように感じられます。 中でも全国民が極めて高い関心を寄せてその成り行きを見守った
介護保険制度においては、平成12年度の開始に向けて複雑な実施環境の中で慎重に準備を進め、順調な滑り出しを実現しました。また、大橋市政の目玉事業ともいえる多目的ヘルシーパーク建設事業は、待望の温泉利用施設建設事業に着手し、市民の健康増進と地域振興に期待を抱かせております。 さらに、市民スポーツとレクリエーション振興の一大プロジェクトである市民運動公園建設事業においては野球場の本体工事が完了。市民が胸を張って自慢できる富士の麓のスポーツ・レクリエーションゾーンが完成しようとしています。 市民の生活にかかわりの深い施策に関しては、どこの自治体においても極めて厄介な事業であるごみ処理対策において、新たに「資源ごみの日」を制定し、市民の理解と協力を得ながらごみの減量化、リサイクル化に成果を見出しています。 そのほか着目すべき事業は数多くありますが、時間の関係で割愛させていただくとして、いずれにおいてもさきに述べたとおり市民本位の市政、行政は最大のサービス産業であるという大橋市長のモットーが着実に浸透し、職員の意識の中に根づきつつあると感じられます。 次に、特別会計については、市民の健康・医療面で大きな役割を担う
国民健康保険特別会計や
老人保健特別会計においても一般会計同様、医療費の増加傾向や高齢化社会の到来など厳しい社会・経済状況の中にあって堅実な財政運営に努めている点は高く評価でき、土地取得特別会計、十里木高原簡易水道特別会計、下水道事業特別会計、いずれにおいても同様であります。
水道事業会計においては、収益的収支が1億6,046万円の黒字決算となった一方で、資本的収支が2億2,542万円のマイナスとなりましたが、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金と資本的収支消費税調整金で補てん。水道施設の整備拡充と維持に努め、市民生活に欠かすことのできない飲料水の安定供給を確実に実施したことは十分評価できるものであります。 以上、平成11年度裾野市一般会計、
特別会計歳入歳出及び
水道事業会計の決算の認定について、私なりに評価させていただきました。本議案については、さきの各常任
委員長報告のとおり、各
常任委員会に付託され、十分に審査がなされたものであります。各委員会の審査の場におきましては、所属委員等よりさまざまな指摘や意見・要望があったわけでありますので、行政当局におかれましては今後の財政運営にそれらを十分反映され、市民ニーズを的確に把握しつつ、行財政改革の理念に基づいた効率的で安定した財政運営に努めていただくことを要望いたします。 21世紀を目前に控え、すべての市民が、シドニーオリンピック女子マラソンの金メダリスト高橋選手のような喜びに満ちた素晴らしい笑顔で暮らせる市政運営を祈りつつ、私の賛成討論とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(
藤森周一郎) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) 討論を終わります。 ただいまから起立により採決いたします。 第42号議案の各会計決算の各常任
委員長報告は、すべて認定であります。 本案を各常任
委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
藤森周一郎) 起立多数と認めます。 したがって、本案は各常任
委員長報告のとおり認定されました。
△日程第2 第56号議案
○議長(
藤森周一郎) 第56号議案 裾野市
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 議題の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。 市長。
◎市長(大橋俊二) お疲れのところ申しわけございません。それでは、追加議案の説明に先立ちまして行政報告を申し上げます。 まず、水道災害相互応援に関する協定についてご報告いたします。 既に新聞報道されましたが、沼津市、三島市、御殿場市、裾野市、小山町、長泉町の東部4市2町において水道災害が発生した際に円滑な応援活動が遂行できるように協定を締結するものであります。 この協定の主な内容は、応急給水及び応急復旧に必要な職員の派遣並びに資材・機材・車両等の提供と、隣接する市・町の水道管をあらかじめ連結させておくことにより、バルブの開閉だけで応援給水を可能にするものでございます。 次に、裾野市災害時消防活動支援隊の組織化についてご報告申し上げます。 大災害時に消防団と
自主防災会との連携を図り、災害応急対策が、より一層迅速強化されることを目的に、消防団とまとい会が中心となり、消防団経験者等を対象に災害時消防活動支援隊の組織化が進められております。 市といたしましては、この組織化、活動に対し側面から協力していきたいと考えております。 以上で行政報告を終わります。 続きまして、追加議案について提案理由をご説明申し上げます。 第56号議案 裾野市
教育委員会委員の任命につきましては、本年9月30日をもって任期満了となる三井満氏の後任として裾野市茶畑1009番地の1、立川治俊氏を新たに任命し、同月同日をもつて任期満了となる西川久雄氏を再任するものでございます。 以上です。
○議長(
藤森周一郎) 市長の提案理由の説明を終わります。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 16番、大川節子議員。
◆16番(大川節子議員) 新たに任命される方でありますが、私もこの市のある計画を立てるときの策定委員会に参画をしておりましたときに、そのときにもやはりこの方も医療関係の方でありましたけれども、その策定委員会のときに急患が入ったとか、あるいは仕事がちょっと長引いてという形で欠席とか、あるいは遅刻をして来る場合がございましたけれども、やはり近年、青少年の育成という意味でも、教育の問題に対しては非常に問題視されております現状から、こういう医療関係の方で教育委員会の審議ができるのかどうか、そういうことがちょっと心配されるわけでありますけれども、その点についてどうなのか、お伺いしたいと思います。
○議長(
藤森周一郎) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(大橋俊二) この新たに立川治俊氏を任命したというのは、いろいろ今までおつき合いをしておりまして、長年裾野市で開業している方でありますし、いろいろな役員をしていて、医師会の中でも一番よく出ていただいておりますし、子供たちのことに対してもよく理解していただいてあるので、私は出席できるものと考えております。
○議長(
藤森周一郎) 16番、大川節子議員。
◆16番(大川節子議員) 今市長の答弁いただきましたが、そういう委員会に対しては、どちらが優先といえば、やはり医療関係の仕事をされておりますので、人命にかかわる、そういう緊急性というものもあるでしょうけれども、裾野市においても教育の問題は緊急性のある委員会でございますので、そういう点については、ぜひ十分にその任が全うされるように市長の方からもお願いをしていただきたいと思います。
○議長(
藤森周一郎) ほかに質疑ありませんか。 2番、岡本和枝議員。
◆2番(岡本和枝議員) 2名の方がここに出ていますけれども、女性の委員さんという点から候補者の対象として女性の方がのってきたのかどうか、その点と、あと主な略歴として載っていますけれども、この方たちの教育に対する考え方がどのようなものなのか見てみたいという感じがするのですけれども、そういう点では一緒に報告することはできないでしょうか。
○議長(
藤森周一郎) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(大橋俊二) 女性は1人、松井さんが今までやっておりますし、女性も考えましたけれども、やはり校医や何かやって子供たちとよく接しているということで、私は立川さんを選びました。次に女性を登用するということは、自分はそれを進めていくつもりでおります。また、次にそういう機会があれば、ぜひ私も教えていただきたい、こう思っております。自分では一生懸命探したつもりですけれども、立川さんが一番いいのではないかな、こういうふうに思いました。 今までおつき合いをさせていただきまして、やはり子供に大変理解がある方ではないかと自分は感じたこと、それから先生だけでなくて、医療で子供たちを診たりすると。そういう面から教育ということは、体の健康から見て、そういう子供の見方もあるのではないかと思ったわけでございます。
○議長(
藤森周一郎) 2番、岡本和枝議員。
◆2番(岡本和枝議員) この間、農業委員に女性の方が参加されるとか、あと選挙管理委員会に2名の方が参加されるということで、とても期待をしたのですけれども、5人に1人ではなくて、バランスよく女性の方が増えるように、ぜひ努力をしていっていただきたいと思います。 あと、今教育にはいろんな問題があるわけなのですけれども、本当に何を大事に、例えば憲法がある、それと教育基本法だってありますし、あと児童の権利に関する条約だってあります。そのようなものに対してどのような考え方を持って、これからやっていきたいのかというようなことを、ぜひこれからは略歴とともに、その辺の表明みたいなものが出されるように、それは要望します。 以上です。
○議長(
藤森周一郎) ほかに質疑ありませんか。 21番、小澤良一議員。
◆21番(小澤良一議員) 新しく立川さんが任命をしていただきたいということで提案されておりますが、大川さんからも話が出ましたけれども、お医者さんというのは非常に忙しくて、市長自身が医者ですから十分承知していることですが、例えば健康づくり推進協議会でもお医者さんの人が該当したりしているわけですが、患者さんを診ているということになりますと、なかなか参加をできないというケースもしばしばありまして、そういうものを見ていったときに、患者さんを相手にしているというのは大変難しいことだなというふうに感じます。そういう中でお医者さんである立川さんを新たに教育委員として任命するというのは、新しい分野に挑戦するものとしてきているのではないかというふうに思います。そういう中でお聞きしますが、裾野市
国民健康保険運営協議会委員として今も参画されているようですが、この運営協議会での出席状況はどんな状況になっているのかどうか、それが1点目です。 それから、大変忙しい中で、任命されれば委員として職につくわけでありますが、その際に何か教育委員会の開催日とか開催の条件というのが、これによって多少なりとも変化することがあるのかどうか。その2点についてお伺いいたします。
○議長(
藤森周一郎) 暫時休憩します。 11時55分 休憩 11時57分 再開
○議長(
藤森周一郎) 再開します。 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(大庭孝康) 1つ目の教育委員会はどのような方法で開催しているかというご質問でございます。開会日が変わるかとか、どういう方法でとか、そういうご質問でございます。その内容につきましては、
教育委員会委員さん5名おられる中で、皆さんのご都合のいいところを5人で、前回やっていると、定例ですから、次のときの日程を皆さんでご協議していただいて決めていくというのが状況ですから、問題ないというふうに考えております。 以上です。
○議長(
藤森周一郎) 暫時休憩します。 11時58分 休憩 12時00分 再開
○議長(
藤森周一郎) 再開します。 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(三井満) 教育委員会は、定例が毎月1回です。それから、臨時教育委員会は人事担当の問題、3月ですが、そのときと、そのほか緊急の問題があったときには臨時教育委員会を開きますが、最大年2回程度でした、今まで。それから、教育委員の出席につきましては、市の大きな行事、例えば成人式とか、あるいは7歳児の祝賀式とか、そういうような大きな市の行事、それから自分が所属している学区の小中学校の入学式、卒業式、そのほか体育大会とかいろいろなことはありますけれども、これは基本的には自由参加という形になっております。それから、幼、小、中学校の視察でありますが、これは定期的には行きませんけれども、必要に応じて大きな改修工事があったとか、新築校舎ができたとかというような、そういうようなときには臨時に行くか、または定例教育委員会の後行きます。9月28日の定例教育委員会の後、須山幼稚園とか、あるいは富岡第二小学校等の建設状況を見てくるというようなことは、定例のときにも行っております。 以上です。
○議長(
藤森周一郎) 市民部長。
◎市民部長(土屋勝幹) 国保運営協議会の立川委員の出席関係ですけれども、平成11年度ですけれども、年間4回中3回出席しております。 以上です。
○議長(
藤森周一郎) 21番、小澤良一議員。
◆21番(小澤良一議員) 私は、立川さんの任命に否定的な考え方は持っておりませんが、しかしお医者さんという条件であります。そういう点では、条件を生かした形で教育委員として十分活動ができることも考慮に入れていかないと、せっかく別の分野、今までの人とは違う分野の人が参画するわけですから、そういうことも十分考えて、医者としての教育に対する意見が十分反映されるような、そういう教育委員会のあり方というものも十分検討して、医者としての立場によって、そちらが優先されることによって教育委員として委員会に参画できないというようなことがないように、ぜひ十分な配慮をしていただくことを要望して発言を終わります。
○議長(
藤森周一郎) ほかに質疑ございますか。 (「なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) 以上で質疑を終わります。 お諮りします。 本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) ご異議なしと認めます。 したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定しました。 ただいまから討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) 討論を終わります。 お諮りします。 本案を原案のとおり同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり同意されました。 休憩いたします。 12時02分 休憩 13時13分 再開
○議長(
藤森周一郎) 再開します。 休憩します。 13時13分 休憩 13時23分 再開
○議長(
藤森周一郎) 再開します。 私は、
裾野市議会の申し合わせによりまして、議長の辞職願を副議長に提出しました。 お諮りします。 この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
藤森周一郎) ご異議なしと認めます。 したがって、この際、議長辞職の件を日程第3として議題といたします。 ただいまから私の一身上の事件に関することであり、除斥対象のため退場しますので、副議長と交代いたします。 暫時休憩します。 13時24分 休憩 (24番
藤森周一郎議員除斥) 13時25分 再開
○副議長(中西基) 再開いたします。
△日程第3 議長辞職の件
○副議長(中西基) 初めに、辞職願の朗読を議会事務局長がいたします。 議会事務局長。 (事務局長 辞職願朗読)
○副議長(中西基) お諮りします。
藤森周一郎議員の議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○副議長(中西基) ご異議なしと認めます。 したがって、
藤森周一郎議員の議長の辞職を許可することに決定いたしました。 ここで、
藤森周一郎議員の除斥を解きます。 暫時休憩いたします。 13時26分 休憩 (24番
藤森周一郎議員入場) 13時27分 再開
○副議長(中西基) 再開いたします。 ただいま議長が欠員になりましたので、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○副議長(中西基) ご異議なしと認めます。 したがって、日程に追加し、日程第4 選第3号 議長選挙を行います。
△日程第4 議長選挙
○副議長(中西基) お諮りします。 選挙の方法は投票、指名推選のいずれの方法にいたしましょうか。 (「議長」の声あり)
○副議長(中西基) 20番、
大庭敏克議員。
◆20番(
大庭敏克議員) 指名推選でお願いします。
○副議長(中西基) お諮りします。 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定に基づき指名推選で行いたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○副議長(中西基) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 指名の方法につきましては、どのようにいたしましょうか。 (「議長」の声あり)
○副議長(中西基) 12番、
杉山利博議員。
◆12番(
杉山利博議員) 私は、高村氏が本市議会の次期議長として最もふさわしいと思っております。 その1として、行政当局の皆様にとってはよいことなのか悪いことなのかよくわかりませんが、高村氏は沼津市、裾野市とは違いますが、行政経験が豊富である点であります。 その2として、よわい幾年月、人間として人生の達人の域と申しましょうか、本年6度目の年男であります。人間としての経験も豊富であります。 その3として、市議会議員としても
常任委員会の委員長、また副議長を歴任され、議会人としての経験も着実に積んでこられました。 以上3点により、次期議長として
裾野市議会と行政と車の両輪と言われるとおりバランスのとれたかじ取りをしていただけるものと確信し、高村氏を次期議長に推薦するものであります。
○副議長(中西基) ただいま
杉山利博議員から、議長に高村善男議員を指名したい旨の動議が提出されましたが、所定の賛成者がありますので、この動議は成立いたしました。 したがって、直ちに本動議を議題といたします。 お諮りします。 本動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○副議長(中西基) ご異議なしと認めます。 したがって、議長に高村善男議員を指名することに決しました。 お諮りします。 ただいま
杉山利博議員から指名されました高村善男議員を議長の当選人と定めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○副議長(中西基) ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名されました高村善男議員が議長に当選されました。 ただいま議長に当選されました高村善男議員が議場におられますので、この席から会議規則の規定に基づき告知いたします。 議長に当選されました高村善男議員に当選の承諾及びあいさつをお願いいたします。 8番、高村善男議員。
◆8番(高村善男議員) 一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま議員の皆さんのご推挙をいただきまして、はえある議長の要職につかせていただきました。まことに光栄のきわみでございまして、心からお礼申し上げます。 私は、議会経験も浅く、加えて浅学非才でありますが、ここで皆様のご推薦をいただいた以上は、先輩議員並びに同僚議員の皆さんのご支持をいただきながら、誠心誠意努力してまいりたいと考えております。 また、議会の運営につきましては、歴代の議長が守ってまいりました公平と公正の原則を堅持いたしまして、円滑な開かれた議会の運営に努力をしてまいりたいと考えております。 当
裾野市議会も今議会中に会派制の導入を図ったわけでありますけれども、どうかひとつ各会派間におきまして、活発に政策論議の質を高めていただき、そしてそのことが行政サービスの向上につながるように議員各位のさらなるご研さんをお願いしたいところでございます。 明年、輝かしい21世紀のスタートの年でございます。と同時に、裾野市にとりましても市制施行30周年という節目の年でございます。しかし、一方においては、難しい行政課題も数々あるわけでございます。例えば非常に厳しい経済情勢の中での一般会計、特別会計、企業会計などの健全財政の確立の問題、あるいはまた裾野駅を中心とした駅西区画整理事業を起爆剤とした中心市街地の活性化の問題、豊かな心をはぐくむための学校教育、あるいは社会教育に取り組む問題等々極めて重要な行政課題があるわけでございますけれども、今こそ行政も議会も知恵を出し合って市民の負託に応えていかなければならないと考えているところでございます。 議長就任に当たりまして、議員の皆様、それから当局の皆様、さらに報道関係の皆様、どうかひとつ旧に倍するご支援とご鞭撻を賜りますよう心から心からお願い申し上げまして就任のあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。 (拍 手)
○副議長(中西基) 休憩いたします。 13時37分 休憩 13時38分 再開
○副議長(中西基) 再開いたします。 高村善男議員、議長席にお着き願います。 暫時休憩いたします。 13時39分 休憩 (議長、議長席に着席) 13時40分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。 ここで、副議長、中西基議員から副議長の辞職願が提出されました。 お諮りします。 この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、副議長辞職の件を日程第5として議題といたします。 ここで、地方自治法の規定により、副議長、中西基議員の除斥を求めます。 暫時休憩いたします。 13時40分 休憩 (23番 中西 基議員除斥) 13時41分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。
△日程第5 副議長辞職の件
○議長(高村善男) 初めに、辞職願の朗読を議会事務局長がいたします。 議会事務局長。 (事務局長 辞職願朗読)
○議長(高村善男) お諮りします。 中西基議員の副議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、中西基議員の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。 ここで、中西基議員の除斥を解きます。 暫時休憩いたします。 13時42分 休憩 (23番 中西 基議員入場) 13時43分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。 ただいま副議長が欠員になりましたので、副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 よって、日程に追加し、日程第6 選第4号 副議長選挙を行います。
△日程第6 副議長選挙
○議長(高村善男) お諮りします。 選挙の方法は投票、指名推選のいずれの方法にいたしましょうか。 (「議長、指名推選」の声あり)
○議長(高村善男) お諮りします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 指名の方法については、どのようにいたしましょうか。 (「議長」の声あり)
○議長(高村善男) 7番、勝又國重議員。
◆7番(勝又國重議員) 私は、副議長に渡部昭三議員を推薦いたします。 渡部議員は、産業建設水道委員会の委員長を経験されており、人格、識見とも申し分なく、何よりも勉強家であり、また理論家でもあります。 以上の理由で、私は渡部昭三議員を副議長の適任者として推薦いたします。
○議長(高村善男) ただいま勝又國重議員から、副議長に渡部昭三議員を指名したい旨の動議が提出されましたが、所定の賛成者がありますので、この動議は成立いたしました。 したがって、直ちに本動議を議題といたします。 お諮りします。 本動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、副議長に渡部昭三議員を指名することに決定しました。 お諮りします。 ただいま勝又國重議員から指名されました渡部昭三議員を副議長の当選人と定めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名されました渡部昭三議員が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました渡部昭三議員が議場におられますので、この席から会議規則の規定に基づき告知をいたします。 副議長に当選された渡部昭三議員に当選の承諾及びあいさつをお願いいたします。 11番、渡部昭三議員。
◆11番(渡部昭三議員) ただいま副議長に選任していただきまして、大変ありがとうございました。 伝統ある
裾野市議会の副議長として刻苦精励し、その職務に当たりたいと思います。とは申しましても、もとより浅学非才な身であります。議員諸兄のご指導、ご鞭撻を賜り、重責を全うしたいと思います。私ごとですが、副議長である前に一議員として初心に返り、地方政治の情熱と責任を再確認し、その上で議長の補佐役として全身全霊努めてまいります。 なお、行政の皆様にもご指導、ご鞭撻いただきまして、この職を務めてまいります。 簡単ではありますが、私の就任のあいさつといたします。ありがとうございました。 (拍 手)
○議長(高村善男) ただいま議長、副議長の選挙が終わりました。 お諮りします。 この際、議席の一部変更の件を日程に追加し、議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、議席の一部変更の件を日程第7として議題といたします。
△日程第7 議席の一部変更
○議長(高村善男) 議長、副議長の選挙に伴い、会議規則の規定によって議席の一部を変更いたします。
藤森周一郎議員を8番、中西基議員を11番に、渡部昭三議員を23番、高村善男を24番にそれぞれ変更いたします。 お諮りします。 ただいま申し上げましたとおり議席の一部を変更することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、ただいまのとおり議席の一部を変更することに決定いたしました。 それでは、ただいま決定いたしました議席にお着き願います。 暫時休憩いたします。 13時49分 休憩 13時50分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。
△日程第8
常任委員会委員の選任
○議長(高村善男)
常任委員会委員の選任を行います。
常任委員会委員の選任については、委員会条例の規定に基づき、
総務委員会委員に
大庭敏克議員、大川節子議員、中西基議員、川畑保範議員、八木長生議員、高村善男。 厚生委員会委員に渡部昭三議員、清水親憲議員、
藤森周一郎議員、高実子仁議員、
杉山利博議員、岡本和枝議員。 産業建設水道委員会委員に眞田良一議員、望月康男議員、
杉本和男議員、大庭高志議員、星野季夫議員。 文教消防委員会委員に小澤良一議員、山之内和良議員、原静雄議員、勝又國重議員、小林俊議員、土屋篤男議員をそれぞれ指名したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました諸君をそれぞれの
常任委員会委員に選任することに決定しました。 ここで、各
常任委員会の正副委員長互選のため休憩いたします。 13時53分 休憩 14時19分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。 各
常任委員会の正副委員長の互選
○議長(高村善男) ここで、各
常任委員会の正副委員長が互選されましたので、議会事務局長が報告いたします。
◎事務局長(小林哲雄) それでは、ご報告させていただきます。
総務委員会委員長、中西基議員、副委員長、八木長生議員。
厚生委員会委員長、
杉山利博議員、副委員長、高実子仁議員。 産業建設水道委員会委員長、
杉本和男議員、副委員長、星野季夫議員。 文教消防委員会委員長、原静雄議員、副委員長、勝又國重議員。 以上でございます。
○議長(高村善男) 議会事務局長の報告を終わります。 暫時休憩いたします。 14時21分 休憩 14時29分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。
△日程第9
議会運営委員会委員の選任
○議長(高村善男)
議会運営委員会委員の選任を行います。
議会運営委員会委員の選任については、議会事務局長より朗読をいたします。
◎事務局長(小林哲雄) それでは、
議会運営委員会委員の朗読をさせていただきます。
大庭敏克議員、中西基議員、
杉本和男議員、
杉山利博議員、原静雄議員、土屋篤男議員、小澤良一議員、大川節子議員。 以上でございます。
○議長(高村善男)
議会運営委員会委員の選任につきましては、
大庭敏克議員、中西基議員、
杉本和男議員、
杉山利博議員、原静雄議員、土屋篤男議員、小澤良一議員、大川節子議員をそれぞれ指名したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高村善男) ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました諸君をそれぞれの議会運営委員に選任することに決定しました。 ここで、
議会運営委員会の正副委員長互選のため休憩いたします。 14時30分 休憩 14時48分 再開
○議長(高村善男) 再開いたします。
議会運営委員会正副委員長の互選
○議長(高村善男)
議会運営委員会の正副委員長が互選されましたので、議会事務局長が報告いたします。
◎事務局長(小林哲雄) それでは、ご報告させていただきます。
議会運営委員会委員長に
大庭敏克議員、副委員長に大川節子議員が互選されました。 以上でございます。