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03月25日-一般質問-06号

  • 小川英雄(/)
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  1. 裾野市議会 1998-03-25
    03月25日-一般質問-06号


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    平成10年  3月 定例会            平成10年3月         裾野市議会定例会会議録第6号                        平成10年3月25日(水)                        午前10時 開 議 日程第1 一般質問(11番~15番)〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(眞田良一) おはようございます。ご苦労さまでございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(眞田良一) 日程に基づき一般質問に入ります。  質問の順序は、議長への通告順序といたします。  21番、加藤晃議員。 ◆21番(加藤晃議員) すがすがしい朝で、おはようございます。久しぶりの1番バッターでございまして、きのう何か打ち切られたような気もいたしましたけれども、皆さん、張り切ってまいりましょう。  それでは、通告に基づいて質問したいと思います。最初のテーマは、福祉の充実についてであります。大橋市政も2期目のスタートを切りましたが、いよいよその真価が問われると思うわけであります。次の施策について実行する気があるかどうか伺いたいと思います。  (1)と(2)と(3)につきましては、特にお年寄りの対策であります。なぜあえてお年寄りの問題を取り上げたかと申しますと、もう申すまでもなく、市長は健康文化都市宣言、そういう健康、赤ちゃんからお年寄りまでと、その健康ということを一番の力点を置いているわけでありますので、特にその点で具体的なことについてお伺いをするわけであります。  ご承知のように、県下の指標を見ましても裾野市は非常に大きな特徴がございます。それは老年人口割合が県下21市中21番目、つまり65歳以上のお年寄りの割合が一番少ない。逆に年少、ゼロ歳から14歳の人口割合は21市中1位、出生率は1位、死亡率は21位、当然その人口の状況でそうなるわけでありますけれども、そうなりますと、お年寄りがだんだん増えているとは申しましても、21市中比較いたしますとお年寄りが一番少ないという、そういう若々しい市であります。それだけに人生の苦労されたお年寄りに対する対策というものが非常に注目をされるわけでありますし、また人口割合が少ないということは、お年寄り対策が非常に打ちやすいということも言えるわけでありまして、そういう点では、そういう人口割合でいきますと、21市中でお年寄りの対策が一番と言ってもおかしくないのではないかと、そうなってもおかしくないのではないかと、こういうふうに私は思うわけであります。  そこで、前置きはそのぐらいにいたしまして、具体的に質問に入りますが、敬老祝金の復活であります。ご承知のように、平成6年まで実施をされておりましたけれども、平成7年からですか、これを廃止をされました。70歳以上に3,000円の敬老祝金、現在それにかわるものとして、それまでは500円の記念品を出しておりましたけれども、敬老祝金の廃止にかわって、それを1,000円に引き上げた記念品ということで対応されているわけでありますが、ぜひ復活をしてもらいたいというのが質問の趣旨でありまして、現在70歳以上のお年寄りが4,354人、この記念品代が500円増えたということと、3,000円を廃止したということを差し引き計算いたしますと、960万円あれば敬老祝金の復活ができるではないかというふうに思うわけでありまして、現在の裾野市の財政力からいって、これしきのことはできるのではないかと、こういうふうに思うわけでありますが、市長のお考えをお伺いいたします。  2番目に、ホームヘルパーの24時間体制の確立でありますが、これは一昨日以来の同僚の質問の中で健康福祉部長がお答えになっておりますけれども、その中に休日・夜間の派遣の検討という中身がございましたが、これは24時間体制の派遣の検討というふうに受け取ってよろしいのかどうなのか、お伺いをいたします。  3番目に、介護手当の5,000円アップでありますが、これも私何回か取り上げてきておりますけれども、ねたきりのお年寄り、ご承知のように在宅介護をされているねたきりのお年寄りが79人いらっしゃるわけでありますが、このねたきりのお年寄りの介護の5,000円アップによって39万5,000円あればできるわけであります。痴呆性の老人というのもありますので、これが40人ですか、これを加えても70万ぐらいでできるのではないか。市長には前回取り上げたときにおむつ代、あるいはおむつの現物支給、そういうことも含めて検討を約束していただいたように私は記憶をしておるわけでありますけれども、その後の検討についてご答弁を願いたいわけであります。  4番目は、車いす用のワゴン車の設置でありますが、これは事前に聞きましたら、既に社協に1台設置をされているそうであります。身障者、あるいはねたきりのお年寄り、そういった場合に移動に大変なわけでありまして、市民からの要望も強いわけでありますが、既に社協に設置をされている、そして社協に申し込めば使えるということでございます。しかし、そのことがなかなか市民にアピールされてないのではないかというふうな感じを受けますが、その辺のアピールはどのようにされているのか、ちょっと質問を発展させての内容になりますが、お伺いをいたします。  大きな2番目でありますが、消防の充実についてでありますけれども、特に絞りまして、はしご車の設置の問題であります。ご承知のように、国の基準では15階以上、あるいは15メーター以上の建物、そういった場合に、ほかにいろいろ条件はございますけれども、はしご車を設置する、そういう基準がございます。しかし、当市においては、まだ設置をされておりません。化学消防車、あるいは工作車、少しずつ充実されておりますけれども、近年ご承知のように矢崎の非常にまた高層なビルができ上がっております。そういう中で沼津市、三島市が既に設置をされておりまして、御殿場市でもはしご車を設置したということを聞いておりますが、国の基準からいっても設置をしなくてはいけないのではないかというふうに思いますが、お考えをお伺いいたします。  最後でありますけれども、今挙げましたような市民ニーズ、これからの山積する市民要求に応えていくためにも市の財源がなければ、これらの施策は実現できないわけでありますけれども、当局の市独自の財源政策、どのように確保していくのか、お考えをお伺いして1回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) おはようございます。ご苦労さまでございます。加藤議員のご質問にお答えいたします。  まず、1の福祉の充実についての(1)についてでありますが、敬老祝金は昭和40年代中ごろより毎月9月の敬老会事業の一環として70歳以上の高齢者を対象に支給してまいりましたが、福祉水準の低い当時としては、それなりに意味を持って受けとめられてきました。しかしながら、近年急速な高齢社会の到来に伴い、高齢者を取り巻く社会環境は大きく変わってきており、高齢者のための各種福祉事業等の必要性にかんがみ、限りある財源の有効かつ効率的な利用を考える必要があると考えております。  次に、(2)についてでありますが、在宅でねたきりや痴呆性老人を抱えるお宅にとっては、毎日の介護の大変さははかり知れないものがあると思っております。ご質問の件ですが、今後利用者の意向等を確認しつつ、平成10年度より事業を開始いたします在宅介護支援センター富岳リリーフセンター裾野とも協議しながら対応してまいりたいと思います。富岳リリーフセンター裾野のオープンのときに行って理事長さんに聞いたら、そういう方向に持っていきたいというお話を聞きました。  次に、(3)についてでありますが、現在当市でねたきりや痴呆性老人を在宅で介護している方に対し、日ごろの介護の労をねぎらうため、月額5,000円の介護手当を支給しておるところであります。この手当の増額につきましては、その趣旨にかんがみ、また平成12年度より施行の介護保険制度との兼ね合いを含めて慎重に検討していく必要があると思っております。  次に、(4)についてでありますが、車いす用ワゴン車は、当市では1台所有しております。このワゴン車はリフトつき車両として昭和61年12月に24時間テレビチャリティー委員会より寄贈されたものであります。現在は社会福祉協議会へ貸与し、老人デイ・サービスセンター、いきいきホームの送迎のための補助車両として、また一般の方で必要な方へ貸し出し車両として使用しております。PRについては、健康福祉部長よりお答えいたします。  次に、2の消防の充実についてでありますが、消防車両や消防機材等の整備充実に努めているところであります。はしご車の導入については、現在消防庁舎建設計画を進めており、この事業の状況や財政状況等を見ながら研究、検討していきたいと、こういうふうに考えております。  次に、3の財源確保についてであります。21世紀は少子化、高齢化、福祉の充実、都市施設の整備等により財源需要は高まってまいりますので、財源の効率化、重点化を図っていくことはむろん必要なことであり、また新たな自主財源確保のため、優良企業の誘致も考えていかなければならないと考えております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大庭健吾) 車いす用のワゴン車の利用状況は、ただいま市長の申し上げたとおりでございますけれども、今社会福祉協議会でいきいきサービス、デイ・サービスの方で利用しております。  PR方法はどうかということでございますけれども、大分時間もたっておりますし、市内を走っておりますので、PRしているわけですけれども、なおかつもうちょっと社協の方にPR活動について手を打っていきたいと思います。現在利用状況でございますけれども、余り一般の方が利用するということはない状況で、PRが悪かったかなとは思いますけれども、これからもPRに努めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(眞田良一) 21番、加藤晃議員。 ◆21番(加藤晃議員) 最初に、敬老祝金のことですけれども、平成6年度では70歳以上の方が3,424人で、敬老祝金1人3,000円ですね。これを掛けますと1,027万円かかっていたわけです。その後、今市長が言われたような対応の中でやめて、そして当時500円の記念品があったわけですね、そのときにも。それを1,000円に引き上げた、そのかわり。そういう形だったですね。現在は、だから1,000円の記念品、記念品といってもこれは実際はお菓子、食べ物ですね。そして77歳の方には3,000円、そして88歳、米寿の方には6,000円というふうになったわけです。ですから、3,000円の支出はやめたけれども、逆にお菓子代を500円増やしたのと、そして77歳、88歳には3,000円、6,000円を出したのとありますから、差し引きしますと、要するに960万ばかり今出している費用にプラスすれば祝金の復活はできるわけですよ。  市長がその理由に、高齢化対策やそのほかの社会福祉のために財源需要が非常に増えるから、そういう見直しという状況の中でやめたのだということですが、実にそれは当市の実情を考えると、健康文化都市宣言にそぐわない内容だと思うのですよ、率直に言って。というのは、敬老祝金の廃止というのは裾野市ばかりでなくてほかの市でもやってきていることなのですよね。それが一律にやられてきている。そこが実に個性がないと思うのですね、やり方に。言われている理由は、一律にほかの社会福祉のために財源需要があるのだと、こういうことなのですよ。だけれども、なくしたものよりも得たものが少ない、得るものよりもなくしたものの方が大きいという感がするのですね、市民の反応を3年余り聞いてみますと。そういう点で、やっぱりこれは実質的なものにすべきではないか。そういう点で何度も私は取り上げるわけですが、改めて通り一遍の答弁ではなくて、復活するお気持ちがあるのかないのか。今の答弁ではないという婉曲的な表現なのでしょうけれども、改めてお伺いしたいと思います。  特につけ加えて、市長が1期目から2期目を目指すに当たってのいろいろな各種市民との接点の中で、そういう市民の声はなかったのかどうなのか、お伺いをしたいと思います。  2番目は、支援センターの理事長さんが、いわゆる休日・夜間24時間体制ということで、そういう考えを持っているというような今のご答弁ですが、まさに市長は24時間医療ということをやられてきた方なわけですよね。特別の考えというのはあると思うのですよ。今申しましたように、お年寄りというのが裾野市は県下でも一番少ない。そういう中で県下で一番のお年寄り対策を打っていいのではないかということからいきますと、市長は大変逆の意味で、子供たちに対する対策というのはいろいろ熱心に気持ちを向けられているというふうに思うのですね、乳幼児の医療費とか。年少の子供たちは多いわけですから、それはそれなりに非常に意義があるわけでありますけれども、お年寄りを忘れてはならないというふうに思うわけでありまして、理事長さんはそういうお考えかもしれませんが、市長自身はどういうお考えなのか、お伺いいたします。  3番目の介護手当でございますが、慎重に検討していくということでありますが、先ほど申しましたように非常に小規模の費用でやれることなのですよね。桃井議員も昨日質問されましたけれども、介護保険の問題、小澤議員も取り上げられました。そういう中で一番介護者の要望というのは、たまには介護を離れ、心身のリフレッシュの時間が欲しいというのが、46.7%の介護の方が答えていらっしゃる。そういう要望の中で、この介護手当というのは非常にうれしいものなのですよね。そういう点を考えると、非常に少ない経費で重要なところを押さえる財政支出ができるのではないかというふうに思いますので、その点でのお考えを市長にお伺いいたします。  ワゴン車については、わかりました。ぜひお願いいたします。  消防の充実でございますが、消防庁舎の計画とあわせてというようなご答弁でございますが、これまではしご車の問題について言及いたしますと、裾野市の道路事情、はしご車を設置したって走れる道路がないではないかと。簡単にいいますと、そういうご答弁が返ってきたわけでありまして、しかし現在都市計画道路も徐々に整備されまして、東西を結ぶ千福町田線を初めとして大きい車両も通れるというような事情にかなりなってきたと思うのです。そういう点では、やはりそういう先延ばしではなくて、しかも国の基準では、裾野市は設置しなくてはいけないわけでしょう。これはちょっと消防長に確認したいと思いますが、国の基準ではどうですか。その点をちょっとご答弁いただきたいのと、そして市長に改めて、そういう事情を考えた上で先延ばしは許されないのではないか。消防庁舎の建設といいましても、これはこれからのことですから、それこそ大きな財政の手当がなければできないわけですから、とてもそれまで待っていられないと思うのです。そういう点でのお考えをもう一度お伺いいたします。  それから、3番目の財源確保についてでありますが、優良企業の誘致ということでありますけれども、なかなか今の経済状況の中では、優良企業の誘致一辺倒では市の財源というのは確保できないのではないかというような気がするのです。これまでの高度経済成長時代とは違って、まさに低成長の時代ですから、やはりいろいろな工夫をしていかなければならないというふうに思いますが、これまで言われてきました東名高速道路固定資産税、1,700~1,800万円取れば計算としては成り立つというようなことが議会でもやりとりされておりますけれども、そういうお考えを改めてお伺いするのと、それからもう一つは、市の財産というのは市の水であります。市の水が市民等しく共有しているわけでありますけれども、企業によっては地下水をくみ上げて工業用水として使うのと同時に、その企業の社宅にその水を供給して市の水道を飲んでいただいてないというのが、かなりの世帯に及んでいるわけです。こういう世帯の方が、またこういう企業が市の水道を飲んでいただければ、市の水道料金も水道財政も非常に潤うという、そういう気がするわけでありますが、そういう形での財源確保と、2つ例を挙げましたけれども、そういう考えはないのかどうなのかお伺いして2回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 最初の敬老祝金なのですけれども、市民の声を聞かなかったかということでありますけれども、この敬老祝金については、私余り聞いておりませんし、自分としても子供ばっかり優先しているわけではなくて、お年寄りを私は非常に大事にしていると、お年寄りを大事にし過ぎているのではないかという声の方を多く聞きました。それで、お年寄りのその方、加藤さんにも紹介もしますけれども、役員をやっている方が、大橋、本当に苦しい社会状況だから、おれらもそういうのもらわなくたって頑張るよ、しっかりやれよと。激励をいただいて、そういう言葉をいただきました。加藤さんは何年生まれだか知らないけれども、私も戦争中に、小学校3年が終戦でしたから、非常に苦しかったから、今日の繁栄する社会が、お年寄りが苦労したから、先人たち、また先輩たちがいたから、これだけ豊かになったのだから、それをお返しするのは当たり前のことだと、ご恩返しをするのは。そこで、温泉をやると、そちらに使わせていただきたいということで納得していただいているつもりで自分はあります。考えておりますし、自分の信条は、このごろはお年寄りを大事にというふうに考えて、自分の信条を変えてきております。そういうことで、ご理解していただけるのではないかと思います。  それから、24時間ヘルパーのということですけれども、これは自分も当然していかなければならないと考えておりますし、理事長さんもこれをやっていってくれるというお話をいただいております。すぐにはという、でも早い時期にやるというお話もいただいております。  それから、介護手当、昨日お話しいたしたとおりでございますし、また先ほどちょっと落としたのですけれども、やっぱりいろいろ施策を講じて特徴がないと言われてたかもしれませんけれども、乳酸菌を配付するということで、そういうおばさんですね、名前を出してはまずいと思いますので、そういうおばさんが朝回って、けさ、お年寄りが倒れてて、乳酸菌を配ってたおばさんに救急車を呼んでいただいて、それで命を取りとめたということで、私大変自分でもよかったなと、こんなふうに思っております。  あとは、担当部長に答えさせます。  以上です。 ○議長(眞田良一) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺武彦) 財源確保ということで、企業の誘致の一辺倒ではなくて、工夫して財源を確保しろということで、そういった中で例を挙げて前回もちょっとお話がございました東名高速道路の課税の問題、それから企業等の社宅の水の水道料ですね、そういった問題を今挙げていただきましたけれども、東名高速道路につきましては、昨年日野市だったでしょうか、課税という問題も出てきましたけれども、その後そういった問題も全国的にも話が出ていないということでございます。地方税法の中でも非課税扱いされているということでございますので、そういった問題は、今の現状では無理だろうと思います。  水道料の問題ですけれども、新たな企業進出については、指導としては、できるだけ市の水道を利用していただくような形で、私どもは土地利用の中では指導していきたいとは考えておりますけれども、ただやはり使用料の利用の問題とか、やっぱり企業のそういった方たちの経費のいろいろの問題がありますので、一概に使うというのは、できないという問題もあろうと思いますけれども、指導的にはできるだけ市の水道を利用して、やはりそういった企業会計等の財源の確保という問題、これからも十分検討していきたいと思っています。  以上です。 ○議長(眞田良一) 消防長。 ◎消防長(菊地和雄) はしご車の配置の国の基準はどうかということでございますけれども、半径1.5キロメートルの範囲内に15メートル以上の建物がおおむね10棟以上ある地域におきましては、はしご車を配置するという基準がございます。  市内の状況でございますが、実態につきましては、特に市の北部地域におきましては、15メートル以上の建物につきましては17棟あるというようなことでございますので、したがいましてはしご車の配置は必要であると、基準からいきますと、配置をしなさいといいますか、そういうような基準の状況でございます。 ○議長(眞田良一) 暫時休憩いたします。                       10時28分 休憩                       10時29分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  21番、加藤晃議員。 ◆21番(加藤晃議員) 3回目の質問であります。ぜひ誠意あるご答弁をお願いいたします。  敬老祝金の復活でありますけれども、市長の今お考えが披瀝をされたわけでありますが、どうも市長は、市民の声を聞く市民相談日、非常にいいことだと思いますが、やっぱり全体の意見を集約的に聞くということについて、ちょっと私は疑問を持っているのです。それならば対象者、70歳以上のお年寄りのアンケートをとってみたらいかがでしょうか、敬老祝金、必要か不必要か、とる気がありますか。桃井議員も昨日あれされましたけれども、民生児童委員会福祉協議会でねたきりひとり暮らし等老人実態調査集計表という実態調査がされているのですよ。そして介護者のアンケートとかみんな全体的な意見を集約しているわけですよ。市長は、施策を実行するに当たって、一部の意見というものを取り上げたりして、ひょっと予算にのっけたりしますが、本当に前々から、これは私どもだけが取り上げたのではなくて自民党の議員だって取り上げているわけでしょう、祝金の復活については。市長も検討を約束したわけでしょう。検討を約束した結論がその程度の答弁ですか。何も前回、あるいは一昨年、やめた年の答弁と変わっていないではないか。私は、それなりのやっぱり検討というからには、対象者のアンケートをとる、少なくともそういうことがされて、全体的な多数の意見というものを集約できるのではないかと、こういうふうに思うのですよ。市長、どうですか、考えは。お伺いいたします。  それから、ホームヘルパーの24時間体制の確立についてでありますが、平成12年度より介護保険がスタートすると。そういう中で今準備を進めていると。で、この24時間体制のヘルパーの派遣というのも、その一環としてあるわけですが、市長が昨日の小澤議員の答弁の中で、それは介護保険が始まろうと始まる前と変わりなく充実させていくのだというご答弁をされているわけですね。そういたしますと、24時間体制の確立というのは、これはやっぱり介護保険を待ってからということではなくて、あるいは介護保険ができてからということではなくて、準備の中でどんどん進めていかなくてはいけないのではないかと。それが平成12年を境とした前後で変わりない福祉の充実なのだと、健康文化都市にふさわしい施策の充実なのだというふうに私は理解しますが、市長もそのように昨日はお答えをされているわけですが、その点で先ほどのご答弁の中でちょっと気になるのですけれども、すぐにということではないけれどもというご答弁されているわけですよね、その24時間体制の確立の問題で。先延ばしすることなく、やっぱりこれは仕事として進めていかなくてはいけないのではないかというふうに思いますが、ちょっとくどいようですけれども、ご答弁をお願いいたします。  それから、介護手当ですが、これもどうも余りはっきりしないご答弁で、前には紙おむつだけでも現物支給したらどうかというような質問もしているわけですが、その検討も約束をされているわけですけれども、いわゆる紙おむつ代だけでも1万円ぐらいかかるそうですよ。だから、介護手当というのは、本当は、私は先ほど言いましたように介護者のリフレッシュ、そういうのに少しでも役立っていただければというような気がするのですけれども、現実には紙おむつ代にも足りないと、こういうことなのですよね。そういう実情を市長はどんなふうにとらえておられるのか、お伺いしたいと思います。そして改めてやる気があるのかないのか、お答えを願いたいと思います。  それから最後に、消防の充実ですが、はしご車、これは今消防長がお答えになりましたように、裾野市の規模では、また建物との現実配置におきましては、国の基準からいうと設置をしなければならないということなのですよ。国の基準に満たないのですよ、裾野市は。そうなりますと、市長はどんなふうにお考えになっているのですか、これは。市長は、かねがね市民の安全ということを言われているわけですけれども、そういう点からいうと、国の基準にも満たないということでは、市民の安全が大変おろそかにされているのではないかという批判も成り立つというふうに思いますが、いかがでしょうか。  以上で3回目の質問を終わります。
    ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) まず、初めの敬老祝金の件なのですけれども、これは変えるに至っては、担当課もいろいろ十分な意見を聞いて踏み切ったわけでございます。ですから、それにまたアンケートということも考えないではないのですけれども、私もそれなりに地域を選挙でいろいろ回っておりますし、そういう声が聞かれると思ったけれども、余り出なかったということを先ほど言ったように。ですけれども、このアンケートについては担当課ともよく検討してやっていきたい、これをやっていくべきかどうかを考えていきます。  それから、次の24時間ヘルパーの問題なのですけれども、これはすぐにはというのは、私、事日本語ですから、そういういろんな解釈の仕方があるけれども、4月には無理だということで、割合早い時期に、本当にニュアンスでは、私はことし以内というふうにとっておりますけれども、これも確認します。だけれども、私は4月からやってくれると思ってお願いしたのですけれども、でももうちょっと待ってくれということですから、早い時期にと、そういうふうに自分はとりました。これも確認はします。  紙おむつの件なのですけれども、これは安く入れるようにと指示しているつもりですけれども、これも健康福祉部長からちょっとお答えさせていただきます。  あと、消防は助役に答えさせていただきます。  以上です。 ○議長(眞田良一) 助役。 ◎助役(杉山政康) 消防力の充実の問題でございます。ご指摘のように現在高層建物が非常に数多く隣接しておりますから、はしご車も必要なことはわかるわけでございます。しかも、消防庁の方の消防施設の基準でいけば、それは設置するような必要性もあるわけでございますけれども、片や人員の面で見ると、財政的な基準でいきますと、現在の消防職員で目いっぱいなのです。地方交付税上の基準財政需要額の中での消防職員の人数は現状でもう目いっぱいなのです。これを今度ははしご車を入れるということになりますと、現状の分遣所をどうするか、本部をどうするか、いろいろまた検討しなければならない。ただ、はしご車を入れるからって12人の職員を増やすということは、きのうからも言っているように、行革というのは人件費の抑制でございますので、その辺もまた加味しなくてはならないわけで、やはりいろいろの面で多角的に検討して、市民に不安のないような形で市長も進めていく考えでおります。  以上です。 ○議長(眞田良一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大庭健吾) 高齢者福祉の関係で、介護手当とも関係してくると思いますけれども、紙おむつの件をもうちょっと何か安くとかという話、違いますか。紙おむつの件ですけれども、ちょっと今資料がありませんけれども、市販より安く希望者には配付しております。  介護手当のアップなのですけれども、言いわけではないですけれども、近隣市町村の状況を見ますと、1カ所、三島市さんだけちょっとことしから上げるということなのですけれども、裾野の場合は、ほかの市町村に比べると金額的にもいいではないかと思われております。先ほどから市長が申し上げているとおり、増額については介護保険との兼ね合いということでございまして、もう少し検討させてくださいということです。  以上です。            (「議長、答弁漏れ」の声あり) ○議長(眞田良一) 暫時休憩いたします。                       10時40分 休憩                       10時40分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 昨日ご質問を受けてお答えしたとおりでございますし、先ほどもお答えしたつもりでございます。 ○議長(眞田良一) 1番、川畑保範議員。 ◆1番(川畑保範議員) おはようございます。大先輩議員の厳しく鋭い質問の後で、少々やりにくいのですけれども、2番目でございますので、元気にまたやっていきたいなと思います。  今回は大きく2つ質問事項を挙げました。出るたびにだんだん質問が少なくなってくるので不評を買っているわけなのですけれども、一応今非常に問題になっております少年犯罪に関連して学校と家庭の結びつきを深める方策についてということと、それから第二東名自動車道の建設ということで質問させていただきたいと思います。  まず、1番目なのですけれども、近年青少年による犯罪が激増しまして、大きな社会問題となる中、ことし1月に栃木県の中学生が女性の教員をナイフで刺殺するというショッキングな事件が発生いたしました。以来まるで堰を切ったかのように中学生、あるいは高校生など少年のナイフによる殺傷事件が連日のように報道されております。今議会の一般質問におきましても何人かの方がこの問題を取り上げていることからもわかるように、本市においても、この問題に対する市民の関心というのは非常に高いものがあるように思われます。まさか市内では起きないだろうと思ってた矢先なのですけれども、岩波駅近くのコンビニエンスストアで高校生によるナイフ絡みの事件が発生しまして、マスコミによって報道されたということは、まさにこれは同じ市民といたしまして残念の一言であります。たまたま私ごとになりますけれども、そのときに電車で下校中の私の娘が事件を起こした子供たちと同じ車両に乗り合わせていたということや、娘が家族の迎えを待つ間にそのコンビニエンスストアをよく利用するといったことなど考え合わせますと、非常にゾッとする思いがしたわけであります。  犯罪の低年齢化というのは現代社会の大きな特質だと、こう言われております。特に小中学生のさまざまな犯罪事例は、警察庁の統計によりましても、ここ数年の間にウナギ登りといっても過言ではないほどの激増ぶりであります。傷害事件を初め覚せい剤やシンナーなどの薬物事件、テレクラや少女売春などの風俗事件など多方面にわたるさまざまな事件が、中学生どころか小学生にまで広がる現代社会にありまして、教育関係者のみならず我々一般の大人たちは一体どうすればいいのか、まさに途方に暮れるような状況が続いております。  こうした現象を観察しまして、教育あるいは心理学の専門家等がさまざまな評論、あるいは分析を世間に投げかけておりますけれども、これら専門家の一致した見解といたしまして、もはやこの現象は学校の教育現場だけで片づけることのできない問題であり、家庭における教育に極めて大きな比重がかかっているとの見方が主流を占めてきております。このことにつきましては、けさの朝日新聞の1面にも大きく報じられておりましたけれども、つまり子供たちの生活の基盤である家庭での教育、あるいは生活のあり方が、家庭の外での行動に大きな影響を及ぼすのだという見解であります。砕いていえば、親の教育、あるいはしつけのあり方が、子供のありようを決めるということであります。  そうした教育学、あるいは心理学の専門家が声を大にして、そうした見解を示している昨今ではありますけれども、しかしこういった見解をよくよく考えてみますと、そのような考え方というのは、今も昔も全く変わっていない気もするわけでありまして、それが殊さら声高に叫ばれていること自体、現代社会の子供たちの行動や心理を正確にとらえることができない大人社会の混乱ぶりを示していると言わざるを得ません。  とは申しましても、今の子供たちが自然な形でやはり成長していくことを精いっぱい支援、応援していくのは我々大人の重要な責務でありますし、なぜ子供たちがいとも簡単に犯罪の道に入ってしまうのか、なぜ健全な形で成長していけないのか、この原因をより深い部分までつかみ、可能な限りの解決策を模索していくことこそが現代社会の大人たちのなすべきことであろうと強く思うところであります。  さて、そこで質問に入らせていただきますが、先ほど述べた家庭における教育の重要性はもちろんでありますけれども、その子供たちの家庭と学校教育現場とのつながりは、現実的に見て、より深く、強固なものでなければならない時代に至っていると思います。昔のように教師が聖職と呼ばれた時代は既に終わりまして、教師も父兄も同じ立場で、また同じ視点でともに手を携えて教育に当たらねばならない時代であります。個々の家庭での教育問題は、同時に部分的には学校教育現場でも共有しなければならないものであります。先生と父兄が子供の教育について同じ視点で、また真摯な態度で、正直な気持ちを語り合うこと、これが必要なものではないかという観点から、今現在市内の小中学校ではどのような学校の教育現場と父兄との連携策をとっているか、なるべく具体的な形でお答えいただければと思います。  次に、大きな2番、第二東名自動車道の建設についてなのですけれども、第二東名自動車道、日本道路公団への施行命令から設計協議へ向かっている段階でありますけれども、予定される通過沿線区の各区からは、さまざまな要望事項が出されまして、国・県及び道路公団との調整役として担当当局の役割というのは、ますます大きなものになりつつあります。特に関係区で組織をいたしております沿線地区連絡協議会の要望調整においては、設計協議が行われるに当たりまして、ますます現実的な話し合いと準備を進めていかなければならない状況でありますが、この沿線地区連絡協議会の今後の運営方針と、それから関係各区の要望調整に対する考えはどのようなものかをお伺いしたいと思います。  ちなみに私の住む千福が丘におきましては、騒音や大気汚染などの環境問題の解決が一番の大きな要望事項となっておりますけれども、これは用地買収問題など大きな要望事項とする他の区とは大きく異なってきております。こうしたいろいろと趣の異なる関係各区の要望事項をいかに効果的にまとめ、どのような形で公団、あるいは国等にぶつけていくのか、これは沿線地区連絡協議会の運営というのは非常に大きな役割を持ってくると思いますので、ぜひ今後の方針についてお聞かせいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) お答えさせていただきます。  まず、1の学校と家庭の結びつきを深める方策についてでありますが、少年犯罪が急増していることは、まことに憂慮すべき事態であります。ご指摘のとおり、青少年の健全育成には学校と家庭の結びつきを強めていく必要があるということは言うまでもありません。学校と家庭、さらには地域が一体となって青少年の健全育成に取り組み、少年犯罪の防止に全力を挙げていかなければならないと考えております。  ご質問の学校と家庭の結びつきを深める方策については、教育長が答弁いたします。  次に、2の第二東名自動車道の建設についてでありますが、昨年12月25日に建設大臣から日本道路公団総裁に対して施行命令が出されましたので、本格的に事業が進むものと考えております。第二東名沿線地区連絡協議会は平成8年6月、沿線区長と近く予想される国幹審の開催、施行命令に即応するための協議をし、沿線地区の情報交換、第二東名建設における諸問題の調査、研究等を目的に、供用開始までの任期で平成8年8月に設置されたものであります。市としましては協議会と強い連携を保ち、地域住民の生活不安解消、地域の要望のため、日本道路公団、建設省、県からの情報提供等を行い、一体となって日本道路公団との協議に臨んでまいりたいと考えております。  また、日本道路公団に対する要望事項につきましては、昨年の9月から11月まで各地区で打ち合わせを実施し、12月の協議会で最終確認をし、ことしの1月22日に要請書として日本道路公団沼津工事事務所長に提出いたしました。この要請書に対し、2月23日に日本道路公団より回答がありましたが、厳しい財政が前面に出ている回答でありました。現在回答につきましては、協議会で分析、協議中でありますが、日本道路公団に対し、より一層の回答を求めるためにも今後とも協議会と一体となって交渉していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 教育長。 ◎教育長(三井満) ただいまいろいろな教育問題、昨日からもるる述べてまいりましたですけれども、家庭教育と学校教育の強固な連携、これは基礎といいますか、基本といいますか、教育の中では一番大事なことでございます。可能な限り模索するという言葉がありましたですけれども、私たちも全く同じ考え方でございます。しかし、教育は切り札的なものが非常に少ないわけです。ここで答弁するのも、かなり一般的な答弁、できるだけ学校の経営方針、あるいは学年、クラスなどの経営方針等につきまして父兄に理解していただくと。そして学校にも協力していきながら指導を進めるということが一番理想でございます。また、行事につきましても、できるだけ父兄の考え方、保護者の考え方を取り入れて、また子供の考え方も取り入れて、柔軟な行事を組むようにしたらどうかというようなことも考えております。また、実際の子供たちが何を考え、また親が何を考えているかという、そういうようなはっきり言いますと、実態把握、あるいはアンケート調査等によりまして、本当の子供の姿、あるいは親の要望をどうとらえるかというようなことにつきまして、比較的学校の方ではここら辺がおろそかになっているではないかというふうに考えておりますので、この面で指導を強化したいというふうに考えております。また、学校だより、あるいは学年通信等につきましても、通り一遍の便りでなくて、その中に父兄の要望欄、あるいは子供の作文等も入れるようにして、やっぱり見やすいというか、関心を持ちやすいようなレイアウト、あるいは編集をしていくというようなことも大事なことだと思います。  具体的な保護者会の実例というようなことでございますけれども、私たちの知っている範囲の情報では、千福が丘小学校では早くから心の教育に取り組んでいると。そしてスクールヘルパーなどで保護者が積極的に学校行事へ参加したり、あるいは花壇をつくったりというような協力をしていくというような新しい方策を模索しております。簡単にいうと保護者のボランティアということだと思います。それから、向田小学校では心の教育の問題につきまして積極的に取り組み、きのう清水議員さんからもお話がありましたように、小川さんなどの講師を呼んで、そういう講演会等研修会を盛んに進めているということでございます。また、須山中学校では学級懇談会で心の教育を議題として生徒にナイフ事件とか刃物事件等について作文を書かせて、その作文でいろいろな話し合いを進めると。各学校それぞれ工夫をいたしまして、先ほどご指摘いただきましたような学校と、そして家庭がより強固に、また子供たちの日常生活のあらわれをよくとらえていくようないろいろな方策をこれからも講じていく必要があると思いますし、校長会、教頭会等でもそれを進めてまいりたいと、そんなふうに考えております。 ○議長(眞田良一) 1番、川畑保範議員。 ◆1番(川畑保範議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  問題の2回目ということでございまして、因縁の2回目といいますか、川畑の質問は、当局の職員の皆さんにしゃべらせる機会の少ない質問だというふうに不評を買っておりますので、夕べは遅くまで起きまして、一生懸命考えてまいりましたので、ひとつお願いしたいと思いますけれども、いろいろ今教育長のご答弁の中で、学校でもいろいろやっているのだと。また子供たちの今のありようについては、私るる申し上げましたけれども、ほぼ同じような見解を示されているということで、やはり同じ大人同士といたしまして、今の子供たちを見る目は同じなのかなというようなことでホッとしたわけなのですけれども、そうした中でもやはり教育者、学校教育の現場というのは、一般の我々大人社会とはまたちょっと隔絶されまして、教育というものを仕事にしておるわけですから、特殊な目で見られがちなわけなのですけれども、先ほども1回目のときに申し述べたように、やはりもう既に学校とそれから一般社会という壁というのは取っ払って考えなければならない。これはきょうの朝日新聞の1面等にも載っておりましたけれども、学校で解決できる問題というのは、もう限界がきているのだと。そこで、地域、あるいは家庭とともに手を携えて、あるいは各種関係機関と手を携えてやっていかなくてはならないというようなことで進んでいくのではないかなというふうに思うのですけれども、そうした中で教育長もかわられてしばらくたちまして、いろいろとお考えをお聞きしなければならないという時期でありますので、関連をしましてお聞きしたいと思うのですけれども、現在やっぱり児童生徒の行動、特に茶髪、あるいはピアス、それから大方の学校では禁じられている行為でありますけれども、たばこ、暴力などの不良行為、こうしたものを平然と行う子供たちの心理、これは市内の子供たちということに限ったわけではありませんけれども、教育者としてどのように分析されているかということをお聞きしたいなと思います。  それから、教育長はおとといですか、中西議員の質問に答えられまして、まずこうした状況を打破するためには心の教育が必要である。子供の言動に注意をすると。それから、職員会議等で非行問題を議題の中核にすると。それから、家庭、保護者との連携を深めるといったような4つの重点項目を挙げられまして、このうち最後の家庭、保護者との連携の中で学級懇談会、それからPTAの各種会合の中でよく話し合うことが大切なのだという答弁がありました。今あちこちの学校の中で行われているようなことを聞いたわけなのですけれども、よりこの辺の例えば学級懇談会、あるいはPTAの各種会合の中で、よく話し合う必要があるということについて、これからやること、やっていかなければならないことも含めまして、よりもうちょっと具体的な形で、こういったことをやったらいいではないかというようなお考えがありましたら、お聞かせいただきたいなというふうに思います。  次に、青少年の健全育成を語りますときに、必ず学校と地域とそれから家庭、この三者が一体となってという言葉がよく言われますけれども、地域の健全育成団体の役員を経験された方から、そうした地域団体の中でいろいろ会議に出ても、言ってみれば、これはちょっとかなり過激な発言になるかとも思うのですが、年間事業の消化にのみ話題が集中して、そういった根本的ないじめだとか非行だとか、そういった子供たちの問題について心理や行動面を考えて、何か解決策をやっていこうという意識は非常に低いではないかというような意見を聞きました。学校関係者もそういった席に、これは家庭というよりは、むしろ地域との問題と思うのですけれども、学校関係者の方の、先生ですね、出席も何か少ないのではないかというような批判的な声を聞いております。こうした、そういった地域の青少年健全育成団体と学校関係者とのかかわりというのは一体どういうふうになっているのか、これもわかりやすく説明していただければありがたいかなと思います。  それから、学校と家庭、そして地域、三者一体ということなのですけれども、具体的にどうすれば一体になれるのかと、これもやはり教育長のお考えで結構ですので、お聞かせいただければなと思うのですが、よろしくお願いします。  それから、さっき教育長の方が家庭と、父兄とですかね、保護者とそれから学校とのつながりの中で、いろんな懇談会を持ってという、そういった中で話し合っていくことが非常に重要だというお話をされているのですけれども、私も3年前、中学校の先生たちと父兄の懇談会に出席したことがあるのですけれども、本音で語り合うという会合とはほど遠い。形式的なような感じを受けました。父兄の中からの質問については、相当踏み込んだものもあるのですけれども、肝心の先生方は表面をなでる程度のことしか答えない。あれではちょっと、これからどういうふうな形で運営されるかということ、こういった社会事象が起きておりますので、どうなるかわかりませんけれども、家庭と保護者が連携するためには、やっぱりそういった話し合いの中でもっと踏み込んだ話し合いをしていかなければならないと思うのですが、これからどうされるか、どうしていかなければならないかというようなことについてお答えをいただきたいと思います。  それから、家庭と学校が、口の上では連携、連携と言っておりましても深く結びつくことができない原因といたしまして、父兄と教師の信頼感の問題もあると思うのです。教育長の耳にはなかなか届かないかもしれませんけれども、聞こえのよくない話も父兄の側からはたくさん聞かれるわけであります。自分もまだ中学校に子供が1人おりますので、具体的な事例を挙げるのは、ここでは避けたいと思うのですけれども、教員のやっぱり人間教育、特に若い教員に対する人格面の研さんというのは、1つの業務研修として本当に重要なものではないかなと、必須なものではないかなと考えるのですけれども、そうしたところをカバーするような研修はどういうふうな形でやられているのかどうか、これをお伺いしたいなと思います。  それから、今私も言いましたけれども、自分の子供を学校に預けるといったような表現をしましたけれども、やっぱり多くの父兄が、家庭と学校との結びつきを深めようと思っていても、多くの父兄が学校や先生に対する自らの発言や行動が後々学校にいる子供に評価、あるいは対応に対して何か影響を与えるのではないかと。言ってみれば半ば恐怖心に近いような気持ちを抱いているというのが実情だと思うのですけれども、その点について教育長はどういうふうにお考えになるか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。  それから、一昨日、中西議員の質問の中で、教育長のご答弁の中で、新聞報道の例を挙げまして、学校の指導の限界を非常に強調されていたというふうに記憶しておりますが、具体的に教育長はどういったような部分で、そういったことをお考えになっているのか、これについてもひとつお願いしたいと思います。  それから、第二東名の方へ移らせていただきますけれども、先ほど市長の方から説明をしていただきまして、私も地元の千福が丘の方では対策協議会にも入っておりますので、あらかた了承をしたのですけれども、私どもの住んでおります地元の千福が丘のことにかかわることになってしまうのですけれども、先ほど要望をまとめて公団の方へ出したというお話しだったのですが、全体の要望事項の中で、特に環境問題、騒音でありますとか、排ガスでありますとか、大気汚染でありますとか、そういった問題の占める比重というのは、なかなか難しいかなと思うのですけれども、どの程度のものなのかなということをちょっとお聞かせいただきたいと思います。  それから、市長の方も盛んにおっしゃっておりましたけれども、連絡協議会というのは裾野市の中における建設問題を解決するための代表的な組織とやっぱり考えるべきでありまして、国や公団と真正面から互いの利害協議、あるいは問題解決に取り組む組織として、関係各区の人たちというのは非常に期待をしているわけなのですが、この連絡協議会、これからいろいろ具体的な話になっていくわけですが、どういうような形で開催し、運営されていくのか、これも今わかっている範囲で教えていただきたいなというふうに思います。  以上で2回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 休憩いたします。                       11時08分 休憩                       11時19分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  答弁を求めます。  教育長。 ◎教育長(三井満) 非常にたくさんのご質問をいただいたわけですけれども、まず茶髪とかピアスとかという問題でございますけれども、これは最近価値の多様化といいますか、物の考え方が非常に複雑といいますか、多様化して、親の考え方もいろいろございます。また、子供たちも特に風俗、あるいは持ち物などについては、女子高校生などの例もございますようにいろいろなことを好奇心を持ってやると。これはある面においては、物資が豊かになって何でも手に入るということもありましょうし、心理的には、その時期が一番大人のまねをしたくなる、こういう時期でございますので、ある面においては社会の流れ、そういうように考える面もありますけれども、私たち学校を預かる身としては、やはり学校、学習に関係のないピアスや茶髪は、できれば避けたいという基本的な考え方を持っております。たばこ、飲酒などにつきましては、これは法律で禁止されておりますから、学校問題というよりも、これは規則として、そういうことはいけないと。やっぱりこれは厳格な教育がある面では必要と思います。  第2番目でございますけれども、いろいろ中身が複雑でございますけれども、学校と父兄との関係ですけれども、正直言いますと、学校でいろいろ親御さんを呼んだりするということは難しいわけですけれども、父兄会、あるいは授業参観に来ていただいて話をするのが一番いいわけですけれども、なかなか問題傾向を持っている子供の保護者などは出てきてくれないと。夜訪問しても、なかなか会う機会がないというようなことで、そこのところのコミュニケーションが非常に欠けやすいわけです。これをいろいろな学校だよりとか学級だよりとかというようなことで補うわけですけれども、果たしてこれを読んでくれているかどうかという問題もあります。こういう問題につきましては強制力がございませんので、学校の方もいろいろ工夫してやるのですけれども、最後の数名の方をどうするかという問題は、これは私も現職にいたときから悩みの種でございました。学校へ来て、そしていろいろ意見を言っていただくと、あるいは授業参観に来て子供を見ていただくという方には、問題は非常に少ないわけでございます。その辺のところをどう踏み込んでいくかということが、これはそういうような保護者をつくってはいけないのですけれども、現実にはやっぱりいろいろな仕事の関係もございましょうし、またやっぱり学校で注意されるのは嫌ですから、どなたも。行きにくいというようなこともございますので、そういう面でこれからどう踏み込んでいくかということが非常に難しいわけですけれども、学校もいろいろ努力していると思います。  それから、地域コミュニティなどに参加するという教師の参加の仕方ですけれども、これは非常に難しくて、現在の法律ではスポーツ関係とか職員会議、あるいは生徒指導緊急出動など以外には個人割り当てとして、あなたは補導に行けとか、あるいは地域コミュニティに参加してほしいとかというような強制力が学校長はありません。したがって、その個人のボランティア精神、これに基づく以外にないわけでございます。それは万一交通事故を途中で起こしてしまったような場合には公務災害の適用にはなりません。簡単にいえば買い物に行って事故を起こしたようなことにもなってしまうわけですので、その辺が法律的にも非常に難しい対応がございます。しかし、できるだけボランティア精神で、そして参加していただくということは、基本としては教師としても最も大事なことでありまして、とかく教師は地域社会に非協力というような指摘も前々から受けておるわけですけれども、できるだけ参加すると。しかし、土曜、日曜にいっぱいサービスをして月曜日から土曜日まではじっくり休んでいると、こういう教師であっても困るわけです。ですから、本末転倒という言葉がございますけれども、やっぱり月曜日から土曜日の授業はしっかりやってもらうと。それにプラスボランティア精神でいくと、こういう考え方が非常に大事でございます。そういうことで参加して一生懸命やっていただくということと、また本務に対しては遂行していただくということは、やはり考えていかなければならないと思います。  それから、川畑議員さんの、学校に子供を預けていると、なかなか親が意見を言いにくいと、これも昔から言われていることで、学校に人質をとられているなんていう、そういう悪い言葉もあるのですけれども、だから物を言えないというようなことをとかく言いやすいのですけれども、これはそうあってはならないと。どんな意見を述べても、やっぱり学校が聞く耳を持つ、心を広く持つと、こういうことが学校長としても、また管理者としても大事ではないかというふうに思いますので、ここのところは、そういうことにとらわれないという親の考え方をしっかりと持って、最終的には保護者とそして教員がみんなで子供をよくするということが基本でございます。  それから、中西議員さんの指導力の限界というような言葉をちょっと私が話しましたですけれども、これは新聞紙上でそういうことが言われているということでありまして、私たちが指導力の限界を感じているということではございません。そういう理解をしていただいてください。  それから、心の教育の問題につきましては、清水議員さんのきのうのご質問でもありましたように、道徳とか、あるいは学級指導、授業、あらゆるところを通して心を育てるということにつきましては、具体的にということのお話ですけれども、実際に学校現場においては、しつかりと取り組んでいるというふうに私は信じております。  質問が非常に多岐にわたりましたものですから、正確なお答えになっていないのもあるかもしれませんが、以上お答えしておきます。 ○議長(眞田良一) 建設部長。 ◎建設部長(渡邉隆之) 第二東名の建設問題ということでございます。千福が丘の例を挙げてのご質問でございます。環境問題の比重というようなことでございます。やはり環境問題は全沿線共通しております。防音壁を設けてもらいたいとか、そういう要望があるわけでございます。比重というお話がありましたが、環境問題については全線あるということで100%あるということでございます。特に防音壁、それから排気ガス、あるいは雨水排水ですね、そういうものがあります。  それから、連絡協議会の運営というようなことでございます。現在各地区基本的には3名お願いしているということで11区あるわけですが、先ほど市長の方からも答弁しましたが、供用開始までお願いしたいというふうなことでございます。そうしまして、地元区民の要求、要望を役員さんに吸い上げていただきまして、協議会の場で調整をとるというような形で今後も続けていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(眞田良一) 暫時休憩いたします。                       11時28分 休憩                       11時28分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  1番、川畑保範議員。 ◆1番(川畑保範議員) 済みません。たくさんあったものですから、なかなかお答えが難しかったのではないかなと思いますけれども、とりあえず2つ、3つちょっと抜けてた部分もあったのですけれども、大きく含めまして3回目の質問の中で聞かせていただきたいと思います。  まず、るる教育長の方からいろいろお考えの方をお聞きしたわけなのですけれども、一々やはり納得する部分がございまして、これからだというには余りにも遅過ぎるかもしれませんけれども、やはりこうした問題が、事件がどんどん多発して、それにマスコミも乗りまして、大変だ、大変だという状況になっていく中で、文部省あたりも学校の教育現場の指導の限界というような見解を示すといったようなことで、なかなか先生たちにとっては大変な時代ではないかなと思いますので、ひとつ一生懸命お願いをしたいということなのであります。  1つ、2回目の質問の中で答弁がちょっと漏れておったという部分なのですけれども、いわゆる先生たちの家庭教育と学校教育との連携という問題の中で、直接的には関係ないのですが、家庭の親が先生たちに対する信頼感を持つためには、やはりそれなりの先生の人格的な研修というのは必要なのではないかなという観点から、きのうの小澤議員の質問の中で塾の問題というのが取り上げられまして、自分の娘も某大手学習塾に通っておるわけですけれども、子供の話を聞きますと、学校の先生と比較すると、塾の先生というのは非常に魅力があるのだと、おもしろいということを聞くわけです。  これはうちの子に限らず一緒に行っている子たちの話を聞きますと、よくそういうふうに言うのですが、それでどうしてかなということを考えまして、ちょっと塾の関係に詳しい人間に聞きますと、たまたま隣に塾の先生なんかも住んでいるわけで聞いてみますと、彼らにとって、彼らという非常に生意気な言い方をしましたけれども、先生たちにとりまして、子供に勉強を教えたり、成績を上げてやるというのは仕事であるということである以上、生徒との対応といいますか、教科の指導というのを1つの営業行為というふうに考え、その中で教科の指導方法とか、それから生徒との言ってみればやりとりですね、話、会話、そうしたものも一種の営業行為ですから、ロールプレイング、営業活動の中でよく使われる手法として、訓練方法としてロールプレイングといったようなこととか、あるいは子供たちとの想定問答、当然今の子供たちが何が好きで、どういったものに流行に乗っているかといったようなことの調査もする。そうした日ごろ我々の目には見えない研修といいますか、仕事ですから、努力を重ねているのだと。場合によっては授業中約50分ぐらいですかね、1教科。それの子供たちに対する演出方法、それから表情づくりみたいなことまで考えるのだそうです。  こうしたかなり高額な授業料を取る塾ですから、そこら辺の努力はしても当たり前というような考え方もあるのですが、学校の状況とはかなり違うと思うのですけれども、やはり今回の一般質問の期間中においても教育長の方からお話があったように先生は忙しいということで、いろいろな会議を減らして、子供とふれあう時間を増やす、そういったような答弁があったわけなのですけれども、そういったことではなくて、語弊はありますけれども、つまらない会議を数をなくして、時間が余ったのであるならば、当然子供とふれあう時間を増やすのももちろんそうなのですが、むしろ先生たちに何か研修のような、可能な限り学校外の、一般社会のさまざまなシーンに触れることのできる研修制度が必要だというふうに思うのですけれども、この点について教育長はどういうような見解を持っておられるか、お聞きしたいなと、こういうふうに思います。  それから、今休憩中先輩の議員等にもいろいろお話をお伺いしたのですけれども、やはり今子供たちがこうであるのは、その子供たちを持っている大人の教育をした人が悪いのではないのかと。いわゆる今の大人が悪いのだというようなことも言われるわけでありまして、これは社会教育の分野に立ち入るわけですけれども、社会教育上こうした問題を解決する、要するに大人のための教育、こういったものについて、これから何かしていかなければならないのではないかという気がする、もちろん現在もいろいろな施策が講じられているとは思うのですけれども、やはり何かひとつ新たなものを考えていかなければならないのではないかと思うのですが、その点についてお聞きしたいと、こういうふうに思います。  それから、第二東名については、大方わかりました。私も千福が丘の地元の対策協議会の方でやっております。いろいろと各対策協議会の委員さんの見解の違いだとか、行き違いとかでいろいろ当局の方にも迷惑はかけておるのですけれども、やはりせっかく関係11区でつくっている、裾野市の第二東名に関しては顔でありますので、ひとつこの第二東名連絡協議会が、いろいろさまざまな問題を解決する交渉の窓口として、強い大きな成長をするようにひとつ事務方の建設部の方といたしましては十分なご支援をいただきたい、そういうふうに要望して質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  教育長。 ◎教育長(三井満) ただいま塾のお話が出ましたですけれども、塾は非常にソフトで、最近の塾は遠足のようなことまで組んでくるというようなことで、いろいろ話を聞くわけですけれども、やはり塾は1つのサービス産業でございまして、責任性という点では非常に薄くなります。義務教育は国民的な資質の向上ということが大きな課題でございます。日本の国家、社会を形成する資質の向上ということが、これが大事な仕事でございまして、ただ単に子供がにこにこやさしく育てばいいというだけではございません。そういう意味におきまして学校教育の重要性もそこにありますし、また義務教育というような問題もございますし、そこで塾の問題につきましては、やはり一部の、本人の劣っているものを補習するとか学ぶとかという面では効果はあると思いますけれども、ここはきちっと塾と学校とは違うという、また学校に対する信頼をしてほしいと私たちは願っているわけでございます。  それから、大人が悪いではないかという考え方ですけれども、これは毎日、新聞紙上で余りいいことは出ていないと、悪い方のことばかりが1面記事に出てくるという環境の中の子供の成長でございますが、しかし例えば貧しい家庭でも立派な子供は育つし、それぞれの英雄は嵐の中に育つという言葉もございまして、だから自分たちも悪くなるというような方式はありません。したがいまして、いかに社会が乱れていても、あるいは国の乱れがあっても、やっぱり学校は正義というのですか、公正を求めて、そして子供たちの教育を図るということが一番大事と思います。1995年にイギリスで大きな事件が起きまして、たくさんの子供が死んだり、あるいは学校長まで刺殺されるという事件がイギリスで起こっておりますが、その後どうしたかといいますと、学校の要塞化、警察は自由に学校へ入ると、そして学校を要塞化していくと。これによって学校の安全性を保っていこうという、これは現在のイギリスですけれども、こうなってしまう可能性もないわけではございません。したがって、こうならないように私たちも、また保護者の皆さんとも協力して、そういう学校の要塞化をどうしても避けなくてはいけないということを肝に銘じているわけでございます。  以上です。            (「教師の研修」の声あり)  研修でございますけれども、これは子供たちの心の教育も大事ですけれども、学校の教職員の心の教育も大事でございまして、具体的にはことしの6月に全教職員を呼んで、そして心の教育になりますかどうかわかりませんですけれども、浮世絵等の勉強とか、ある意味においてはソフトな面での心の教育、講演会を開くというようなことも予定して、ただ単に指導法だけの改善ではなくて、教師自身にも心の教育を進めていきたいと、こんなふうに考えております。具体的には、そうやっております。 ○議長(眞田良一) 12番、大川節子議員。 ◆12番(大川節子議員) 1番目の学校体育施設については、一昨日ですか、先輩議員の方からこの件に触れられて、市長からも答弁がございまして承知はしておりますけれども、執行権は市長にございますので、あえて確認をする意味も含めまして質問をさせていただきます。  今回は大きく4点に分けて質問をさせていただきます。1番目といたしまして、地域防災拠点ともなる学校体育施設の整備についてであります。阪神・淡路大震災は、いまだ記憶に新しいところであります。被害に遭われた多くの人の中には、いまだに仮設避難所にかなりの数いると言われており、早く安住の地が見つかることを願っているものの一人であります。駿河湾を中心とする東海地震は、専門家の発表では今すぐ起きてもおかしくないとさえ言われ、国及び地方公共団体は、その対策に万全を期していることは私も承知をしているところであります。  さて、予想される大地震が起きたときの第一避難所として住民の多くは近隣の学校や公民館など堅牢で安全な建物に身を寄せることになると考えられます。学校の校舎については、これまでに地震対策として建物の強化が行われ、児童生徒が安全に授業を受けられるようになったことは大変にうれしいことであります。しかし、体育館については、大変お粗末で、市内小中学校13校のうち東小、西小、須山小、西中、富岡中など、体育館はいずれも築後21年から28年が経過しており、雨天体操場的な建てられ方で、強度は十分ではなく、老朽化しており、狭く、極めて危険な建物であると考えられます。  さらに視点を変えてみますと、市民の多くが健康づくりや余暇を楽しむためのファミリースポーツの場としての屋内スポーツ施設の不足は市民体育館の利用状況が飽和状態であることからも明らかであります。地域の中心に位置する小中学校の体育館は児童生徒の学習の場であるとともに、地域住民にとっては最も便利なスポーツ施設であって、児童生徒の心身の健全な育成の場としても、地域住民の健康づくりの場としても重要であると言えます。  先日来行われました総務委員会でも学校体育館について質問をいたしました。その席で、教育委員会としても地域に開放すべく、現在建てられているものよりも広く建てたいと考えている。短期計画にのせていくには平成13年からになるが、財政とも相談して、なるべく早く取りかかりたい。利用頻度も考え、カマボコ型から先に取りかかりたいというような教育委員会としての考え方を伺いました。地域防災拠点となる学校体育施設の整備と、さらに青少年の体力づくり、地域と学校とを結ぶ拠点、余暇を楽しむファミリースポーツの場としての学校体育施設の整備充実についての市長のお考えをお尋ねするものであります。  2点目といたしまして、障害者施策についてであります。10年度事業に障害者基本計画策定、つまり福祉プラン事業の一環として障害者福祉計画を策定するということでありますが、本市の障害者施策の取り組みと考え方について市長のご見解を伺いたいと思います。また、裾野市独自の計画があれば、それもあわせてお示しいただきたいと思います。  3点目といたしまして、本市の子育て支援策としての短期計画と将来展望について市長はどのようにお考えか、まずは市長のご見解を伺いたいと思います。そして裾野市独自の計画があれば、それについてもあわせてお示しいただきたいと思います。  次に、4点目といたしまして、児童館の建設についてであります。学校週5日制が前倒しで平成14年から完全週5日制の実施を見ます。青少年の健全育成のためにも児童館の建設をと考えますが、市長のお考えはいかがか。また、完全週5日制の受け皿としての市長のご見解もあわせて伺いたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) ご質問にお答えさせていただきます。  まず、1の地域防災拠点となる学校体育施設の整備についてでありますが、地震発生後、学校体育施設は避難場所等に利用されることが十分予想されます。また、地域スポーツへの関心の高まりの中で、学校体育施設の利用も多い状況であります。このようなことと現在の学校体育施設の一部が老朽化していることを考えますと、整備計画を策定し、平成13年度ぐらいから順次改築に取りかかっていく必要があると考えております。  次に、2の障害者施策についてでありますが、平成5年に障害者基本法が改正され、都道府県、市町村は障害者計画を策定するよう努めなければならない旨の規定が設けられ、裾野市においても障害者の自立と共生を進めるための条件整備の施策を検討していくべく、平成9年度に各種関係団体の方々からご意見をいただくため、裾野市障害者計画策定委員会を設置し、現在アンケート調査をし、集計、内容の分析をしているところであります。平成10年度はアンケート調査をもとに裾野市の障害者福祉行政の将来的な取り組みを国・県の指導をいただきながら、裾野市障害者計画策定委員会において裾野市障害者計画を策定していく予定であります。  次に、3の子育て支援策についてでありますが、県のエンゼルプラン及び緊急保育5カ年計画事業の中で現在着手し、実施している事業が3つあります。9年度から公立5園において地域活動事業を実施し、地域における異年齢児との交流、老人福祉施設訪問等世代交流、保護者等への育児講座等子育て支援をしてまいります。これからの子育て支援の充実につきましては、保育に欠ける児童以外で社会的にやむを得ない理由、または私的理由により一時的に保育に欠ける児童を保育する緊急リフレッシュ保育事業を10年度より西保育園で実施するとともに、地域における子育ての家庭の相談指導、子育てサークルの支援等を行う地域子育て支援センター事業を富岳台保育園とさくら保育園の私立保育園2園で実施する計画であります。  なお、当市の子育て支援策として短期計画と将来展望につきましては、10年度より着手いたします子育て支援総合計画である裾野市版エンゼルプランに取り入れていく所存であります。  次に、4の児童館の建設についてでありますが、現在児童館としては伊豆島田地区に南児童館がありますが、先月末までの開館日数は265日、利用者総数1万100人であります。1日平均38人ぐらいの利用状況になっております。地域的なことも1つの要因として挙げられますが、全体的に見て利用者数が少ないと思っております。南児童館では現在魅力ある児童館利用を目指して、さまざまな工夫をしながら独自の教育を開き、事業を進めております。3歳児クラブを初め一輪車クラブ等5教室を開催していますが、さらに南児童館の有効利用を図り、利用者の増加に努力する所存であります。新規の児童館建設につきましては、これからの課題とさせていただきたいと思います。  以上であります。 ○議長(眞田良一) 12番、大川節子議員。 ◆12番(大川節子議員) 体育館について、るるご答弁いただきました。まず、整備計画といたしまして、13年から短期実施計画にのせるなりして準備をしていきたいという市長のご答弁だったわけであります。確かに短期計画にのせるには13年からでありますけれども、10年度としましても一部の体育館が雨漏りするということで、あるいは蛍光灯なんかも昇降式にするということで取りかえるという、そういう事業の計画を委員会の中でも伺いましたし、視察もさせていただきましたけれども、やはりそれだけでは、1年に1校ずつ建てていくといたしましても13年はかかるわけでありまして、大震災が、東海地震が起こるというのは本当にいつかわからないわけですね。これから10年先になるか、あるいは20年先になるか、30年先になるか、あるいはあした来るかもしれない。こういう状況の中で、専門家といたしましては、いつ来てもおかしくないというような、そういう話がどなたからも専門学者からはされるわけでありますね。実際にカバールーフ方式で雨漏りを止めたといたしましても、建て方といいますか、本当に老朽化しておりまして、地震が来た場合には、中で体育の授業をしている生徒も、本当は中に入らなければいけないのに追い出さなければならないという、外に出ろという先生が命令を下さなければならないような裾野市の現在の体育施設の状況であります。そういうのを見てみまして、先ほども第1回目のときに申し上げましたけれども、大体21年から28年築後経過しているということで、老朽化していて大変に危険なのですね。防災の方としましても、資機材なり何なり、水のタンクにしても順次そろえてくださってはおるのですけれども、やはりそういうものをそろえていったとしましても、肝心な避難する場所が老朽化していてつぶれてしまったのでは避難するところがないわけですね。私のいるところなんかも、その大変老朽化している、築後相当たっているところにあるものですから、非常に心配になるわけですけれども、特に西地区、東地区というのは住民も多いわけです。そういうところで、その学校に集まってくる、かなりの人が集まってくると思うのです。  そういうことから考えて、13年から準備計画をというご答弁でありましたけれども、今回の10年度予算におきましても短期計画の中に入っていないものがちらほらありましたりとか、そういうことで幾らかのお金を投じて、短期計画にないものが入っているという事業もございます、新規事業の中で。これは市民要望が強かったといえば、そういうことに応えるためといえばそうでありましょうけれども、やはりこういう学校の教育施設、そして地域の住民の拠点ともなる、そういう施設に対して、また体育館新設の請願が出ておりましたけれども、それも総務委員会としても、それを協議させていただきましたけれども、その中で教育委員会の考え方といたしましては、体育館を新設するよりも地域のコミュニティの場としても使っていける、そういう施設にということで、そちらの方に重点を置くような、そういうご回答をいただいております。そういう中で、では13年からということなのですけれども、やはりそれは13年からしていくということなのですけれども、温水プールにしましても、何年からしていくということで、とっくにもうできているはずなのが、財政の厳しい折という、そういう考え方もありまして、繰り延べ、繰り延べにされてきている。中には、ついに短期実施計画の中にのってこなくなっているものもあるわけですね。そういうことから考えてみますと、ただその場逃れ的な、こう言っては失礼なのですけれども、その場を過ごせばいいという答弁で終わってしまっては大変に困るわけです。そういうことを心配するわけでありますけれども、短期計画の中にないものも市民要望が強いということで事業計画の予算の中に組み入れられているというものも幾つかあるわけでありまして、そういうことから考えてみますと、この体育館も13年まで待つというのでなくて、即計画に着手していただけないかどうか、これをもう一回伺いたいと思います。  それから、障害者計画についてでありますけれども、これは幾つか9年からいろんな意見を聞いてやっているということで、今現在アンケート調査をしている段階のようですので、障害者の策定委員会をつくって進めていきたいというお考えを伺いました。その中で自立とか共生、障害者としましても、そういうものも当然大事になってくるわけでありますけれども、委託費といたしまして470万、10年度についておりますけれども、この策定がアンケート調査を掌握して、そして上級機関からの流れてきたものをそのまま裾野市計画としてやっていくのでなくて、裾野市独自の計画として市長ご自身の構想というものがあると思うのですけれども、それに沿うような形でやっていかれるのかどうか。  それで、470万という10年度において予算、委託費がついておりますけれども、この委託費について、どうなのかなというふうに思っているわけなのですけれども、本当にどこの市も同じような、どこの行政も同じような形の上級機関からの指導そのままで業者に委託をするという形になりますと、本当に裾野市独自の、裾野市らしさのない、そういうものが策定されてしまうわけでありますけれども、そのあたりが大変気になるところなのですけれども、裾野市の職員には大変有能な職員がいると私は確信をしておりますし、市長もそのように確信をしていると思うのですけれども、ぜひ職員に、その市長の構想なりに近づけるような、そういう構想を職員としてどのような考え方を持っているのか、職員としてのその構想をまとめさせるというのも1つの職員を育てるという意味において方法ではないかなというふうに思うのです。余りにも委託事業として専門業者に任せる、今まで見てきまして、そういうものが多いのですね。ですから、もっともっと有能な職員の頭脳を生かしていったらいいのではないかなというふうに常々私は感じておるのですけれども、そういう企画を組んでいただけないかどうか、あるいはこれに組もうとしているのかどうかわかりませんけれども、その点についてもう一度伺いたいと思います。  それから、障害者の中には市内の中に家族も、あるいは本人も自分が障害者であるということを認めたくないという、そういうことがありまして、それはどういう病気かといいますと、精神障害ということになってきますけれども、確かに精神障害、普通のときもありますし、ちょっとおかしくなってしまうときもあるので、そこで家族も本人も自分が障害を持っているということを認めたくないという、そういうものがあるわけですけれども、やはりほかの人から見ると、ちょっと違うなというふうに感じるところもあるのですけれども、その精神障害者に対しての施策について裾野市としてお考えがありましたら、どのように進めていかれるか、これについて伺いたいと思います。  次に、3点目の子育て支援策についてでありますけれども、子育てについて市長もドクターという立場でありますので、お年寄りと、そして子育てについていろんなプランを考えてくださっているということはわかりました。子育てを社会全体で支援するということで、これについても当初予算が266万ですか、委託として出ております。この266万の委託費として10年度予算についておりますけれども、この内容について、申しわけございませんが、伺いたいと思います。  これについても、裾野市の職員は、先ほど申し上げましたように有能な職員がおりますので、女性行動計画なんかもやはり担当職員が市民の中のいろんな意見を聞いて、自分たちで裾野らしさのある行動計画をということで、これは大変にすばらしいことだと思います。そういうことからして、この子育て支援策についても、職員が担当に当たった場合には、いろんな構想を持っているかと思いますけれども、やはりそういうものを、職員の能力を生かしていくという面で、裾野らしさのある、そういう計画を策定していってはどうかなというふうに考えておりますけれども、市長の考えがそのような考えであるのか、あるいは業者にお願いをして策定計画をつくっていくのかどうか、この点についてもお伺いしたいと思うのです。  政府は、弱者切り捨てで、経済的にも大変な母子家庭の特別児童扶養手当というのを一部カットを決めております。それについて市としての救済対策を考えておられるかどうか、あわせてそれも伺いたいと思います。  それから、乳幼児の医療費の助成でありますけれども、県の指導で入院が3歳まで助成されるということ、これは一本化されました。裾野市において1歳半までの乳幼児の医療費の通院の助成をしておりますけれども、県の指導の3歳にあわせて通院も本市において3歳まで持っていくことができないかどうか。これは受給者の若いお父さん、お母さんたちは大変に喜んでおることでございますし、好評でありますので、経済状況は厳しいといいましても、10年度の予算においては短期計画になかったものがのせてあるような感じもありますし、500万円を使うのであれば、こういうところに私は使っていただきたい、このように思います。そういう意味で3歳まで持っていけないかどうか。これは市長のご決断で決まることですので、ぜひこの決断をしていただきたいと思いまして、伺うものであります。  それから、10年度の新規計画の中で、地域子育て支援センターの補助がございます。これについてさくらとそれから富岳台ですね、先ほど市長がおっしゃっておりましたけれども、1園800万ずつの予算が計上されております。御殿場市でも同じように8年度から2園やりまして、大変好評だということで、9年度62回の支援センターの事業をしておりまして、親子合わせて2,000人以上の参加者があって、まずまずの成果だったということであります。裾野市は、ようやく10年度からこの事業に着手をするわけでありますけれども、今後の予定といたしまして、このまま数年は2園で続けていくのか、あるいはその様子を見て増やしていくのか、御殿場市は600万の補助だったのですけれども、裾野市は800万ついているわけですけれども、これについて多分私は子育てに対して、今核家族化が進んでおりますので、自分の子供をどう育てていっていいかわからないという若いお母さんたちが増えているのですね。その中でマニュアルどおり、あるいは自分の思うとおりにいかないといらいらして子供を虐待してしまうという、そういう事例も、この裾野市にも確かにございますので、そういうことからも、ぜひこの事業は全園で進めていけたら大変にすばらしいのではないかなというふうに思いますので、ことしだけ2園やって、あとそれを拡大するのかどうか、それについても伺いたいと思います。  それから、4番目の児童館の建設でありますけれども、青少年の問題については、昨日、一昨日と何人かの議員から出されております。これについても前倒しで平成14年から完全週5日制になるわけでありますけれども、県内のあるところでは、市内の先生が土、日休みの1日をボランティアに費やしていただいて、幾つかのクラブを開いて1日こなしているわけですけれども、週5日制ということで、学校の教育制度もまだ改正されておりませんので、古いままの体制で、日数だけが、時間だけが短縮されているという状況でありますので、先生たちはどうしても校外活動をカットして授業にその時間を当てなければならないということで、クリアしていかなければならないわけでありますけれども、そういうことからその実習ですね、校外活動が欠如してきてしまっているという中で、この児童館の活動について、もう少しクラブを増やして、これを受け皿としていけないかどうかという、そういう考えがあるのですけれども、それについて南の端に裾野市は、ご承知のように南の端に長泉に隣接する地に児童館が1つあるだけなのですけれども、私の考えといたしましては、最低でも中学校区に1カ所ぐらいはぜひ欲しいなというふうに思うのです。それがかなわなければ、当面の問題として市内3カ所ぐらいには、ぜひ児童館が欲しいというふうに思うわけですけれども、その考え方について市長の考え方、あるいは教育長の考え方をもう一度伺いたいと思います。  以上で2回目を終わります。 ○議長(眞田良一) 休憩いたします。                       12時08分 休憩                       13時11分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 3つ答えさせていただきます。  初めに、3歳児の医療費の無料化についてお答えさせていただきます。実は、それは私だって早くやりたいのですけれども、支払機関が平成10年4月1日に国保連合会になりまして、中途での変更は対象が大変難しくということです。それから、1年間の実績を見て、来年度実施に向けて積極的に検討していくと、こういうふうに考えております。  それから、障害者の件なのですけれども、障害者は、私としては、不幸にして障害を持った方々が、精神面も含めて、裾野市におる方が裾野市で自立できるように持っていきたいと、こういうふうな基本的には考えを持っております。  それから、南児童館の件なのですけれども、児童館増設は、現在今放課後児童対策で西、東をやっておりますし、深良、富岡もやっていかなくてはいけない、そういうのがまだ充実しておりませんもので、これに十分対応してから次の課題として児童館の方に取り組んでいきたいと、こういうふうに思っております。  あとは、それぞれの担当から答弁いたします。  以上です。 ○議長(眞田良一) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大庭健吾) いろいろご質問が細部にわたってたのですけれども、まず最初、委託料ですけれども、障害者の委託料470万、それから子育て支援センターの委託料が266万7,000円ですか、これの使い道ということですけれども、これは業者に全部委託したのではないかというご意見だったですけれども、そうではありません。この費用については、アンケート調査、それから分析、もちろん郵送料等必要最少限の経費にとどまっておりまして、もちろん印刷等製本とか、そういうものは委託料等になると思います。  それから、職員の力を十分に発揮させろというご意見でございます。非常に優秀な職員がいるということでお褒めをいただいてありがたく思うわけですけれども、もちろん職員、一生懸命やらさせていただきます。でも、やっぱり職員だけでは十分な意見を取り入れられないということで、各プランには委員会を設置しますので、委員会の先生方のご意見を取り入れながら職員がまとめをし、そしてプランの作成をしていくということでございます。  それで、もう一点、子育て支援センターをことし2カ所予定しているわけですけれども、他市の状況を見ると、非常にいいというような話を聞いているから、もっと増やしたらどうかということのようですけれども、ことし裾野市はご指摘のとおり2カ所予定しております。ことしの状況を見ながら、また先進地の状況を見ながら、増やすかということは今後の問題にしていきたいと、こういうふうに思っております。  もう一つ、それから児童扶養手当がカットされるではないかという情報が入っているということなのですけれども、まだこっちの方には、そういう情報は入っておりません。児童扶養手当の所得階層が上がるのではないかという情報が入っておるようです。  以上です。 ○議長(眞田良一) 教育次長。 ◎教育次長(鎌野公種) 小中学校の体育館について、13年度と言わずにもっと早く改築に取りかかれないかとのご質問でございますが、11年から富一小学校の北校舎、それから東中の南校舎の耐震補強及び大規模改造等の計画が入っておりまして、そんなような関係から平成13年というふうに計画の当初を持ってきております。また、現在の体育館の改築に当たりましては、かなり市費の負担が多く見込まれてくるわけです。といいますのは、国庫補助金が児童数による基準面積というのがございまして、その基準から現在建っている体育館の面積を差し引いた2分の1が国庫補助金となりますので、かなりの市費の負担がかかってくるのではないかというふうに見込まれております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 12番、大川節子議員。 ◆12番(大川節子議員) 体育館の件、わかりましたので、市費の負担が多くなるということだったのですけれども、11年、12年に一部学校で耐震の工事をするということで、わかりました。市費に多く負担がかかってくるということですけれども、それは理由にならないと思いますので、やはり市民の安全ということを考えた場合には、そういう面に積極的に取り組んでいくのが行政の仕事ではないかなというふうに思います。ですから、やはり何か起きたときに、責任問題とか管理不行き届きの面で、また追及があるというようなことになりかねませんので、その点については当局としても計画を立てているようでございますので、それをぜひ守っていただきたい。そして経済が厳しき折、繰り延べましたなんていうことがないような、そういう計画をしっかり立てていただきたいと思います。  それから、障害者についてでありますけれども、今ご説明をいただきましてわかりました。確かに子育て支援策にしても、それから障害者の支援策にしましても、いろんなそういう計画を策定するというときには、当然業者の手もかりなければなりません、印刷製本にしてもですね。それについて委託をするなというのではなくて、もっと職員のですね、ですから市長にお伺いします。今後いろんな事業が計画されると思うのですけれども、これは先ほど私が申し上げましたように女性の行動計画のように手づくりの、裾野らしさのある、そういうものを策定していくということで、これは先ほど私も申し上げましたけれども、大変にすばらしいことだと思います。それほどお金をかけずに、ある市では本当に化粧刷りといいましょうか、大変にすばらしい行動計画をつくってあるところもありますけれども、それほどしなくても、本当に手づくりで、自分たちで考えて、その裾野らしさのあるものをつくっていく、これは本当にすばらしいことだと思うのです。ほかの事業も今後あると思うのですけれども、始めるときには職員に、市長の構想に沿うかどうかわかりませんけれども、まず市長もある程度の構想は持って事業を計画すると思うのですけれども、それについて職員がどういう案を出してくるかという、それも1つのやはり私は人材育成につながっていくのではないかなというふうに思いますので、ぜひそういうことを入れていただけるかどうか、それについて伺いたいと思います。  それから、専門的なことになってきますと、やはり業者に委託をするということになってきますけれども、専門外でも、やはり事業の種類においては職員でやっていけるという、そういうものもあるかと思うので、ぜひそういうものを生かしていただきたいというふうに思いますので、今後生かしていただけるかどうか、伺いたいと思います。  それから、子育て支援策、先ほど部長の方から答弁いただきまして、よくわかりました。それで、市長の方から乳幼児の、私もしたいのは山々だという、そういう市長の答弁、大変よくわかります。やはり特に乳幼児を扱われてきたドクターですので、その点についてはよくわかりますけれども、積極的にそれを進めていきたいというお答えでしたけれども、私もそれを信じておりますので、ぜひ早期の実現をお願いしたいと思います。経済的にも大変厳しい時代に入っておりますので、バブルのときのような状況が、また再来するとは考えられませんので、ぜひ子育て支援の1つとして早期に着手していただきたいことをお願いいたします。  それから、児童館の建設ですけれども、放課後児童対策を軌道に乗せてからということで、わかります。どちらをとるかといえば、やはり放課後児童対策を進めてきておりますので、市長のお考えもわかるのですけれども、子供たちが週5日制になったときの受け皿として、それをどう考えるかということについてのお答えがありませんでしたので、最後に市長と教育長の方から、それについて校外活動がなくなっておりますので、カットされる数が多くなってきてますので、ぜひ受け皿として今から考えていただけたらなというふうに思いますので、その点についてお伺いをいたします。  以上です。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) おっしゃるとおり、手づくりで裾野らしさを生むということで、そういうふうにしていきたいと思っておりますし、先ほどいろいろどういうふうに委託がなっているかということを調べましたら、本当に自ら汗をかいてやっているということはよくわかりましたし、本当にこの通信費とか、そういうものだけであったわけですから、なるべく自らやるというのを主力で考えてやっていきたいと思います。  児童館は、屋外での教育、確かに私も必要と思いますし、教育長がいる前で私先に言ってしまうとどうかなと思うのですけれども、まだ了承は得てないのですけれども、空き教室なんかも使ってやっていければなと、こういうふうに思っております。これは教育長といろいろ相談していきたい、こういうふうに思っております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 教育長。 ◎教育長(三井満) ただいま市長の答弁の中にございましたとおりでございまして、2002年から完全5日制が施行されてきますので、低学年等の野外活動、あるいはスポーツ活動など、そういう面で非常に価値があると思いますので、そういうふうに受けとめ、またそういう方向にいくよう関係機関に努力をしたいと、こんなふうに思います。 ○議長(眞田良一) 6番、杉本和男議員。 ◆6番(杉本和男議員) 午後の一番眠くなる時期、声が悪いですので、ゆっくり休んでいただきたいと思います。  両質問事項とも初日、2日目と先輩議員の方から関連のある質問が出たのでございますけれども、1番の第二工業団地について、環境事業団との契約では本年3月までに移転することとなっておりますが、どのような対応を考えていますか。  2番、野生動物による作物被害に対する根本的対策について、きのう先輩の清水議員が同様な問題で質問されました。根本的な対策をぜひお聞きしたいと、こういうことでわかっているわけですけれども、改めて質問させていただきます。  1回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) ご質問にお答えさせていただきます。  まず、1の第二工業団地についてでありますが、平成4年3月31日に裾野工業団地協同組合と公害防止事業団との間で締結された譲渡契約書の第15条による工場移転期限は平成10年3月27日ですが、平成9年1月21日の事業団との協議で期限内に移転完了しない場合は、組合は事業団に遅延届を提出し、許可を受け、延長することができるということになりましたので、地元の了解が得られず、移転のめどがたってない現状では、許可を受け、延長することになります。また、今後も継続して地元の了解を得るよう努力をしていきたいと考えております。  次に、2の野生動物による作物被害に対する根本的対策についてでありますが、野猿の駆除は全国的問題であり、さまざまな方法を試みておりますが、一時的な効果に終わってしまう等難しい状況が現実であります。清水議員のご質問にもお答えいたしましたとおり、現在のところ猟友会員の皆様にお願いしております猟銃による駆除が一番効果があると思われますが、時間をかけて野猿がすめるような環境、山林づくりを進めていくことも必要ではないかと考えております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 6番、杉本和男議員。 ◆6番(杉本和男議員) 第二工業団地の件ですけれども、昨年の1月21日に期限内にできない場合は遅延届を出してということで了解がついていると初めて聞いたわけですけれども、今の答弁で、今後とも地元の説得を続けていくという市長の答弁があったわけでございますけれども、この答弁につきましては、自分が議員になりましてから、ほとんど変わらない答弁でございまして、ただ1回だけ、ほかの地も探してますよというのがあっただけでございまして、今後とも辛抱強く地元の説得を続けていくと。ほかの議員さんの質問に対しても、ずうっとそういう市長の4年間の答えでございました。市長、もうそうではないのですよ。前にも申し上げましたけれども、団地組合がお金を払っているわけですね、今。この3月の払いで6,000万をもう超えました、支払いが。で、前回にも申し上げましたけれども、同じ組合の中の1社が倒産したわけでございます。  現在のところ、その工場の中には2社が入りまして、何とか支払い分を家賃でいただいているというふうなことでございますけれども、この2社も早く抜けたいということですので、今のままでいくと、第一工業団地に入った自分の払いと第二工業団地の払いと、それからもう一つ、仲間の分と、運命共同体ですので、3つの払いが重なってくるわけでして、銀行の貸し渋り等先日から質問も出ていたわけでございまして、そんなに生やさしい問題ではないのですね。もう4年たったわけです。いつでも答弁は、地元の説得を辛抱強くやっていく。12月の先輩議員の質問に対しまして、いつまでかはっきり年次をしてくれという質問に対して、やはり答えは一生懸命やっていくということだけだったのです。これでは団地の組合員も今困っている。もしこのまま後5年も10年も説得できなかったらどうしますか、つぶれますよ、これでは、こんな不景気では。大変なことになりますよ。行政が中に入ってやってきた仕事ですので、家の建たないところへだれが金を払いますか。個人だったら大変な問題ですよ。だめですよ、そんな腹の決めないことでは。これはもしそんなことだったら大きな問題になります。  決して腹を立てているわけではなくて、行政のトップとして、ここで再選も無投票で果たしたのだ。はっきり決めるのはきちっと決めていかないと、だめならだめでいいのではないですか。地元の説得ができないならできない。市で買い戻して、先輩議員の発言のように今のところ何とか超法規でやり直すとか、いろいろ方法はあると思います。このまま置いといたら、それこそ工業団地のメンバーが大変ですよ。2億3,000万の契約が最後の払いになると3億3,000万、金利は5.15ですか、1億からの金利を払うわけです。もし地元の説得を辛抱強く続けていくなら、いつまで、はっきり明示をしなかったらできないでしょう、これはもう。それこそ金のある人はいいかもしれないけれども、この不景気のときに一生懸命仕事をしてて、先行きめども何にもないところに何億もの金を払っていくと。今時にそんなばかな人はいませんよ。ぜひ何とかはっきり考え方をしていただきたい。これはどんなに遅く見てもことしの6月ごろまでにははっきりしなかったら、まず無理でしょう。これからいっても、6月に決めても残りの半年はかかると1年はいくわけですよね。市長は団地の組合員と話をするという答弁を前にもいただいたのですが、組合員と話をしてますか。現実がどうなっているのか聞いていますか。ずうっと市長の答弁を聞いていますと、恐らく話し合いは、そんなにしてないのではないかというふうな気がいたします。  それで、僕の今聞きたいところは、どういうふうにするのか、市長の考え方、あるいは6月ごろまでに日限を切ってはっきりするのか、それともずうっと地元の説得を続けていくのか、この辺の考え方をはっきりお聞きしたい。  2回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 工業団地の皆さんの運命共同体という気持ちで、それもよくわかります。しかし、決して手を抜いているわけではなくて、再選してからも一番最初にこれに取りかかっておりますし、また他の議員さんの中でも心配をしてくれまして、こういうふうにしたらいいのではないか、こういう方法もあるのではないかといろいろご意見をちょうだいしておりますので、そういう点を考えて、これからも説得をしていきたい、できるだけ早くしたい。やっぱり地元を説得するのが第1のと、それからそこの現有施設の公害対策をしっかりやっていくということでいきたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(眞田良一) 6番、杉本和男議員。 ◆6番(杉本和男議員) 猿の話でございますけれども、ぜひひとつ長期的な展望に立ちまして、どこの山林をどのようにしていくのか、どんなものを植えるのかというものを、猿ばっかりではなくて野生動物の作物の被害が出ているわけでございまして、鹿等もあるそうですから、ぜひ計画的なやつをつくっていただきたい。前回質問したときに被害調査等を要望しておいたのですが、作物の被害調査など。実施してありましたら、ぜひ報告をしていただきたいと思います。  それから、一番大事な第二工業団地のことですけれども、できるだけ早くというところは、どの程度か僕はわかりませんけれども、ぜひ本当に市長の腹の中で月日を決めて、きっちりした形で、高度な政治判断でいいのですよ、市長。2期目も無投票で当選して、自信持ってはっきり決めてってもらわないと本当に困るのです。ぜひそういうふうにしていただきたい。どうせ無理にやることには賛成も反対もあるわけでして、全部が全部いいなんてことはあり得ない。まして今度のことにつきましては、一民間企業の問題ではないわけでして、行政が何年も前から携わっていることで、裾野市議会も市も携わって中に入ってやってきたことです。その辺もよく頭の中に入れていただいて、政治的な判断をなるべく早い時期にお見せいただきたい。  以上で終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 期限というと、どれくらいと、できるだけ早く決めることは、自分としても、これはすぐ決めても、かなり時間のかかる問題と思います。自分の任期中には絶対したいなと、こういうふうに考えております。 ○議長(眞田良一) 経済部長。 ◎経済部長(横山哲也) 猿害によります被害状況でございますが、作物につきましては、ネギ、タマネギ、あと大根、それから柑橘でキンカン、ユズ等の被害が出ておりますが、被害面積とか被害の金額については、そこまで把握しておりません。  以上です。 ○議長(眞田良一) 11番、藤森周一郎議員。 ◆11番(藤森周一郎議員) それでは、最後の質問者ということで、私もできるだけ要旨をはっきりとさせて、明快な回答をいただいて、早く切り上げたいというふうに思っておりますので、どうかひとつよろしくお願いをしたいと思います。  3点の質問をさせていただきます。まず最初が、行政改革の推進についてであります。本件につきましては、平成10年12月の定例会に続いての質問でありますし、今3月定例会でも同僚の議員の方もたくさん取り上げられております。私も自分なりに研究をし、質問させていただきますのて、よろしくお願いしたいと思います。  なお、一般質問に先立ちまして、12月の定例会の際にお願いをしました行政改革推進事項、これを出していただきたいということについて、中間報告という形で早速提出をいただきまして、ありがとうございました。この資料についてのことにつきましては、後ほど触れさせていただきたいというふうに考えております。  それでは最初に、裾野市行政改革大綱、これに基づいて進められております行政改革について、大小取りまぜましてお考えを伺いたいというふうに思います。まず、小さな1つですけれども、市職員の高齢化対策についてであります。今後の日本が解決しなければならない最大の課題ということで、高齢化対策というのが取り上げられ、国を挙げての対応施策が進められているわけでありますけれども、裾野市については、着々と手が打たれているなというふうに感じております。昨日の一般質問の答弁にもあったように、裾野市は21市の中で最も高齢化率で低くて、20歳代の若者の多いまちということから、まだまだほかの市に比べまして、この問題については先の問題だなというふうに考えていたわけであります。しかし、さきに資料請求によりまして提出していただきました市職員の年齢別在籍人員表を見て大変びっくりしたわけであります。これを見まして、今から取り組むべき大変大きな課題であるというふうに思いましたので、質問をするものであります。  市より提出をいただきました裾野市の職員、これは一般行政職を対象にした人員466名の年齢別職員数を見ますと、まず1つは43歳から52歳の年齢の方、これが184名お見えになりまして、全職員の約39%、続いて23歳から32歳という、この層が125人で全体の27%、次に33歳から42歳が101人ということで22%というふうになっておりまして、10歳単位で今申し上げましたけれども、人員に大変差があるということがわかってきましたし、特徴であります。特に女子については、この傾向が大変顕著でありまして、43歳以上52歳までの方が73人ということで、女性の職員の皆さん方の全体の50%を占めております。42歳以下が53人ということで36%となっているわけであります。また、その中でも年齢を少し変えますけれども、30歳から40歳代というところには、この10歳のところに9人しかお見えになりません。大変少なくて、20歳から29歳は31人という形でありますけれども、これは女性ということを考えていきますと、今後将来結婚とか出産ということになってきますと、ここの人数もさらに減少するというようなことが予想されることであります。  以上のような状況を踏まえて、このまま進みますと、まず1つとして、5年後を予想しますと全体で見ましても45歳以上の職員の人数が全職員の50%以上を占める状態になります。管理職としての役職ポストなど、これからの人事対策を今後どうしていくのか、あるいはどう検討していくのかをまず最初にお伺いしたいと思います。  次に、(2)ですけれども、年齢別人員数にばらつきが大変多く見られるわけですけれども、一定の年齢に偏った採用計画はぜひ避けるべきだろうというふうに思うわけでありますが、今後の採用計画に対する考え方をお伺いしたいと思います。  次に、2番として、今後の財政見通しについてお伺いをいたします。(1)としまして、人件費につきましては、これについては先日来ちょっとお話が出ておりますが、年約1億円、構成比で約1%ずつ増加しているわけです。今後は、さらに先ほど申し上げましたように職員の高齢化が進むと、これがさらに増加するというふうに思われるわけです。5年後の見通しとその対策についてお伺いをしたいと思います。これは言うまでもなく、45歳以上が増加しますと、高齢化が進みますと、管理職手当の増加やあるいは退職手当組合負担金等が当然増加してくるわけでして、そういう意味で人件費がかなりウエートとして高くなってくるということを心配してご質問するわけであります。  次に、(2)ですけれども、文化センター、福祉保健会館などの施設や福祉施設などの施設の充実によりまして、委託料あるいは負補交が増加しております。この問題についても、今後の見通しについてお伺いをするものであります。これはちなみに負補交については、平成5年度、これが12億3,269万円、これは決算ベースですけれども、全体の構成比は7.9%でしたけれども、平成10年度の予算では15億3,206万円ということで、構成比10%と、約3億円、24%の増というふうになっております。また、委託費につきましても平成5年は9億6,666万円、構成比6.2%でしたけれども、この10年度の予算では13億1,331万円、構成比8.6%、3億4,665万円、36%の増というふうに大変大きく伸びているというようなこともありまして、お伺いをしたいと思います。  また、こうした委託費とか負補交が増加してきますと、反面当然のことながら予想されておりますし、現実にそうなっております投資的経費が減少傾向にあります。人件費の増加も今後予想される中で、相当数この部分が減少してくるのではないかということを心配いたしまして、その見通しについてもお伺いをしたいというふうに思います。  次に、3番として、具体的な見直し事項についてであります。まず、(1)として、負補交、補助金、交付金等の見直し状況についてお伺いします。中間報告書でも報告をいただいておりますけれども、ここでは例として挙げました負補交、補助団体、この見直しについて削減あるいは減額等の視点でチェックをされたのか。また、大変乱暴な言い方ですけれども、例えば商工観光フェアとか農業祭、あるいは市の夏まつり、阿波踊りなどのイベントの統合などの検討もされたのか、お伺いをしたいと思います。  次に、(2)として、業務の効率化とサービスの向上のため、各部署にパソコンが設置され、機器の利用拡大を図り、業務の効率化と、それから市民サービスの向上を早期に実施するためには、これをうまく使いこなすための強力なサポート体制が必要というふうに考えておりますが、これに対する実施状況と考えをお伺いしたいと思います。  次に、(3)、委託業務の内製化の検討状況についてお伺いするものです。ここでいいます内製化という意味についてですけれども、これは外注に委託をしていました事業関係を職員の皆さん方で実施し、外注委託をやめるという考え方であります。実際には職員の皆さん方の努力と組織を挙げてのバックアップが必要となってくるわけでありますけれども、1つの例として申し上げますが、公共施設の消防設備等の点検等が外注に相当量出されておりますけれども、知識のあります消防職員で点検をするということ、あるいは市民文化センターの舞台装置の外注委託を職員を養成して実施するなど、ほかにもあるというふうに思いますが、こういう考え方に基づいた検討状況をお伺いしたいと思います。  次に、(4)、市直営事業の外注委託の検討についてお伺いします。私のお伺いしたい1つの事例として、例を挙げて申し上げますが、例えば美化センターの運転管理、これの外注委託ができないかというふうなことでもあります。本件については、以前から祝祭日のごみの収集要望が一般市民の皆さんからたくさんあったわけでありますけれども、市の方に要請をしてまいりましたけれども、収集は外注委託で、これはできるということかもしれませんが、実際にそれを焼却処分する燃焼管理などの美化センターの運転管理が市職員が実際に行っており、大変困難であるというふうに聞いてまいりました。この打開策として、こうした運転管理を外注委託し、市民要望に応えられていけないかということが大きなねらいであります。当然外注委託することによりまして委託料などの経費は増加するわけですけれども、その外注委託した方がコスト的にも安いのではないでしょうか。また、ただ外注委託するということになりますと、現在います美化センターの職員の皆さん方の問題も出てまいりますので、私はあえてここで、例えば先ほど申し上げましたような点検関係を、あるいは舞台装置の操作をこの職員の皆さん方に教育あるいは養成という形を行った上で、こういう人たちにこの部分での対応を持っていただくというふうな形にしたらどうかというのが考え方であります。市の意向をお伺いしたいと思います。  それから、(5)は、審議会の見直し検討の状況をお伺いしたいと思います。平成12年から介護保険制度等の実施など、これから予想されている施策がたくさん出てまいりますが、そうした中、また審議会等が増加してくるかというふうに思います。そういう中で、やはり古いものを含めまして、審議会等の改廃、統合など検討していくべきだろうというふうに考えて、その実施状況がありましたら、お聞かせいただきたいというふうに思います。  次に、大きな2番目として、市街化区域の見直しについてであります。市は今年を完成年度として21世紀の裾野市のまちづくりの指針として新総合計画の策定を進めていますが、既にほとんど利用され、現在満タン状態とも言われております工業専用地域の拡大見直しや少子化に伴いまして児童生徒の減少が問題化されている各地区での教育環境対策として新たに市街化調整区域から市街化区域への編入、また新総合計画に盛り込まれた施策の実行のためにも市街化区域の見直しが必要と考えますが、計画をお伺いしたいと思います。  次に、大きな3番目ですけれども、市民が自然に親しみ、親子で創造の楽しめる施設の設置をという内容であります。これにつきましては、前にも一般質問等させていただきましたが、余暇時間の拡大に伴い、物の豊かさから心の豊かさに市民ニーズが変化する中で、価値観も自然、健康、時間などが重要視される時代になってまいりました。また、生活レベルも高まり、個人が尊重され、核家族化が進み、人と人との結びつきが薄れる中で、改めてコミュニケーションの必要性と地域の大切さが見直されています。これについては昨日、一昨日の一般質問の中でも大勢の皆さん方が論議され、特に教育長の方からも中学生の傷害事件等の回答の中で、反省点として地域の教育力の低下、あるいはコミュニケーションづくりの不足ということが挙げられておりますけれども、こうした事件等の再発防止を図るためにも、ぜひ必要ではないかというふうに思います。  そこで、市民が自然と親しみ、コミュニケーションの図れる施設として市民の森や親子で陶芸、あるいはステンドグラス、人形などの親子で創造を楽しめる施設の設置が必要と考えますが、当局の考えをお伺いして第1回目の質問を終わります。 ○議長(眞田良一) 休憩いたします。                       13時55分 休憩                       14時12分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 藤森議員のご質問にお答えいたします。  まず、1の行政改革の推進についての1の市職員の高齢化対策の(1)についてであります。職員の士気の高揚及び組織の活性化と行政運営の効率化を図っていかなければなりませんが、それにはライン職を中心とした現在の処遇システムについても検討を行い、専門職の仕事を中心にやってもらうような処遇や、年上の職員が年下の職員の部下となったときでもお互いに認め合うような雰囲気づくりなどを考えていく必要があると思っております。確かにお調べのように、一年齢のところに同じ年齢の方がいっぱい課長職、補佐、そういうのが増えているのが事実でございますし、これから今言ったように年上が年下の部下になったときでもお互いに認め合うと、こういうことが大変必要になっていくということで自分は対応していきたいなと、また決断しなければならない方策も考えていきます。  次に、(2)についてでありますが、退職者、職員の年齢構成等の将来的な推移を勘案しながら職員採用の平準化を図っていきたいと考えております。  次に、2の財政見通しについての(1)についてでありますが、職員の年齢構成の高齢化に伴い、人件費の増、昇任の可能性の縮小による勤務意欲の低下を来さないよう心がけていかなければならないと、こういうふうに考えております。また、臨時職員の活用、民間委託、事務事業の見直し等を行い、最少の経費で最大の効果が生まれるよう配慮していきたいと思っております。  (2)につきましては、総務部長が答弁いたします。  次に、3の具体的見直し事項についての(1)についてでありますが、負担金、補助金、交付金等の見直しにつきましては、裾野市行政改革大綱により現在行政改革大綱推進プロジェクト委員会で検討しているところであります。その内容といたしましては、補助金等の交付団体の活動状況、補助金等の交付機関や金額等についてであります。今後は、この調査検討結果を踏まえて、平成11年度の当初予算編成時には行政改革の方針に基づいた適正な交付執行となるよう努めてまいりたいと考えております。  また、イベントの統合等は、考えて、検討しております。  次に、(2)についてでありますが、パソコンの利用拡大は時代の流れだけでなく、著しい技術の進歩によるところが大きいと思います。近年、地方公共団体でパソコン導入により事務改善が進んだ事例の報告や、国が行政事務にパソコンを導入する等パソコン導入の政策が推進されております。当市におきましても可能な限り導入を図り、積極的にパソコンによる業務の効率化を目指していく考えであります。そのためにはサポート体制を強化することも必要であると認識しております。  次に、(3)(4)についてでありますが、公共施設の管理運営につきましては、業務内容を変更することなく、内製化あるいは委託発注等により経費の削減を図る必要もあると思っております。このためご存じのとおり、平成8年4月に設立された振興公社による管理業務の一本化や委託発注等による管理運営を行っているところであります。諸事情により内製化、委託発注等が不可能なものもありますが、今後におきましてもよく検討し、可能なものにつきましては、内製化、委託発注等を図っていきたい、こういうふうに考えております。  次に、(5)についてでありますが、市民の皆様の意見を市政に反映させるために各審議会を設けているわけですが、常にスクラップ・アンド・ビルドの精神で、真に必要な審議会を設けるよう心がけております。また、同一人が多数の審議会の委員を兼ねるのを極力避け、より多くの市民の意見を聞くよう努めてまいります。  次に、2の市街化区域の見直しについてでありますが、当市では昭和51年10月12日に市街化区域と市街化調整区域に区分する、いわゆる線引きをし、20数年が経過しております。市街化区域の見直し、拡大の前に、現在の市街化区域の未利用地の有効利用を考えていく必要があると思います。また、見直しにつきましては、土地区画整理事業等の面的整備が必要であり、面的整備に対しては市の将来像、土地利用構想等現在策定中の新世紀マスタープランとの整合性が必要であります。以上のように現況での見直しによる市街化区域の拡大は困難であると考えております。  次に、3の市民が自然に親しみ、親子で創造の楽しめる施設の設置についてでありますが、森林の持つ機能として木材生産機能、水源涵養機能、山地災害防止機能、生活環境保全機能等があります。特に最近は自然環境の保全が注目されている中で、森林の役割は大変重要になってきておるわけであります。一方、木材の流通の不調、あるいは林業従事者の担い手不足のため、林業経営の将来は非常に厳しい状況にあります。このようなことを考えますと、良好な自然環境を保全しながらのご指摘の健康、文化、教育的活動のできる保健文化機能としての利用も得策ではないかと考えております。森林所有者の意向、市民要望等を考慮しながら長期的視野に立って考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺武彦) それでは、大きな2点目の(2)でございます。平成5年度当時の文化センターとか図書館とか福祉保健会館、そういった施設ができない前と10年度の予算の中での委託料とか負補交が大幅に増えていると。今後施設建設等に伴っての委託料とか負補交の見通し、それから投資的経費の見通しはということでご質問でございます。施設の建設等に伴っての管理運営等の経費の増、これに対しては今までもそういった施設が増えてきた、事業が増えてきたに伴っての、そういったものをいかに少なくするかということで、先般きのうお渡ししました行革推進事項の中にもございますように職員の創意工夫とか、それから例えば委託は文化センター等の委託、そういったことで極力経費の増加を抑制するような考えを持ってきております。そういうことをとってきております。10年度の予算を見ても前年度に比べまして委託料が増えているというのは、やはり不動産鑑定とか、それから須山の農民研修センターとか、そういった形の中での特別の臨時的な委託料が増えてきております。それから、19節の負補交についても福祉事業等に伴っての、国・県の負担金に伴っての制度的な補助金の増とか、それから公職選挙法の、選挙の公営化の負担金、そういったことで増えておりますけれども、経常的な、一般的な負補交、それから委託料というのは、極力そういった意味で抑えるという方法をとってきております。ご質問のように、今後新たな施設が充実されますと、当然管理運営経費というのは多くなってきますけれども、先ほど申しましたように、これからも職員の創意工夫と、それから管理委託等々経費の効率化、節減に一層の努力をしていくしか私はないだろうと、そのように考えております。  それからあと、投資的経費でございますけれども、これにつきましては総合計画実施計画の中で、計画策定の段階において経常経費の検討と、それから財源となります市税等の検討を行って、財源の裏づけを持った実施計画の策定を行ってまいってきております。投資的経費の確保についての、そういった中で配慮はしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 11番、藤森周一郎議員。 ◆11番(藤森周一郎議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  基本的に行政改革等につきましては、市長の方から前向きにこれはとらえてやっていくと、その必要性もわかったというようなことでご答弁いただきました。特に高齢化という問題については、これはこういう行政の仕事柄、極端な施策は打てないというのはよくわかりますので、大変難しい問題だろうというふうに思います。ただ、やはり今1%ぐらいのものが、5年、10年いきますと、本当に私のデータでいくと55%ぐらいになるのですね、比率が。大変な比率になりますし、それからその方たちが10年後抜けていきますと、退職手当金とかというふうな形等も非常に難しい問題が出てきます。そういう意味で役職ポストを含めて、今市長が言われましたようにポストの問題も含めて、やはり今から本当に本格的に考えて対応していかないと、その時期が来てから慌てても仕方ない問題でもあります。これは恐らくほかの市町村も同じではないかなというふうには推定しておりますけれども、ぜひこれは今から検討に入っていただきたいなというふうに思います。そういうことで検討していただけるのかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。  それから、財政の問題ということで、特に人件費の問題ですけれども、市長の方から具体的にどのくらいという話の部分がなかったのですが、細かいところを推定するのは恐らく非常に難しいかと思うのですが、今のパーセンテージが5年後で結構なのですが、どのくらいになるか、推定がもしできないとすれば、これについての人件費のピークというのは大体いつごろ来るのか、というふうに想定できるのか、この辺について見通しがあればお聞かせいただきたいし、もしそれが現状では把握できてないよということであれば、今後この辺については、やはり私どもも構成比全体の中でどのくらいになるのかなということを知っておく必要もあるのではないかなというふうに思いますので、今現在そういうものがわからなければ、今後そういうものを検討していただいて、また機会を見て報告いただけるというふうな形にお願いをしたいと思いますが、その点についてのご回答をひとつお願いしたいと思います。  それから、負補交あるいは委託関係等の内容等については大体わかりましたが、1つ、2の中でパソコンの普及拡大ということでサポート体制の話をさせていただきました。企業の中では、やはりこれを実効果を即上げていかないと導入効果も非常に問題があるということもありまして、企業では各課単位ぐらいにOAの委員という形で委員をつくりまして、その人が窓口で、その課の中の普及拡大、使い方の指導だとか、あるいは例えば何か改善をしたいと。その課の中で自分がやっている仕事、こういうことをやりたいのだけれども、どうしたらいいかわからぬというような形は、そのOA委員を通じていろいろ相談をして実効果を上げていくというような形をやっているケースがあります。そういう意味で、ぜひそういう形を進めていくべきではないかなというふうに思いますので、この点についてのご見解もお聞かせいただきたいというふうに思います。  それから、もう一つは、委託の関係、内製化の話、あるいは直営の外注委託、ちょっと私は具体的な話で1つのものをとらえて物を言ったものですから、よかったかどうか余りわかりません。ただ、1つの考え方として、物事の問題点とか課題というのを、その1つのことだけをクリアすると、やり方として非常に難しいものがありますけれども、ほかのところの部署の問題点とをセットにして考えて問題解決を図れないかという考え方をしますと、人の交流とか何かという問題ももちろんあるわけですけれども、対応が非常にしやすくなるというケースがあろうかと思います。そういう意味で、今回内製化だとか外注委託という逆の考え方なんかもご提案をさせていただきましたが、そういう観点で物事の改善とかということをやっていただけるといいのではないかなというふうに思いますので、細かい具体例は別として、そういう形の観点の物の改善に努めるというような形、これを提案させていただくわけでして、これについての考え方をひとつお聞かせいただきたいというふうに思います。  それで、一番最初にもちょっと申し上げたのですが、実は今回中間報告という形で出していただいた資料を見させていただきました。これをちょっと見て、素直に感じたことだけ感想を言わせていただき、一部回答いただきたい部分があるわけですけれども、1つは、これを見せていただくと、全庁的に業務が1から見直されているなという感じがします。特に改善事項の抽出がされていることがわかりましたけれども、仕事の改善の進め方としては、こういうふうな現状業務をすべて取り上げて、個々のむだ、無理の削除とかやり方の変更、それからサービスの向上という観点で見直しをするということが、積み上げ式でいくということが必要で、大変的を射たやり方かなというふうに思っています。今後もとどまることのないように、ぜひ改善策としての対策として進められることを期待しているわけですけれども、反面2つ目として、お願いしたいなと思うのは、今回の資料の中身を見せていただきますと、中には平成7年からもう既にやっているものだとか、まだこれから検討していくというもの、それから物によっては例えばエンゼルプランの計画という大変大きな実行名があるかと思えば資料のA4化というふうな、どちらかというとごく非常に当たり前の部分、この部分まで項目として上がっています。そういう観点で大小の問題が非常に混在化しておりますので、今後できれば少なくとも実施しているのか未実施なのかとか、あるいはこの資料を見せていただきますと、5W1H方式で、特に大事なことは目的とか対象とか効果という、この点についてしっかりと把握をしておいていただけたら、もっともっとわかりやすいものになるなということで、これはお願いをしたいと思います。  それから、3点目ですけれども、これを見せていただくと、各課の問題点というとらえ方をしておりますが、プロジェクト委員会で検討するということになりますと、やっぱり横との関連性があるから、そういう意味で、ほかの課との問題等も選定して、そういう大きな問題にもチャレンジしていただきたいなというふうに思っているわけでして、そういう課題が少し見当たらないなというのが、ちょっと感じたところです。  それで最後に、これはちょっとご返事をいただきたいのですが、これだけのものが進められているわけですけれども、こういう資料を見せていただいたときに、推進本部として、こういうプロジェクト委員会の検討している内容の進行フォロー、これをどういうふうにやられているのか。今回資料としていただきましたが、各年度あるいは年2回とか、やっぱりどこまで進んでいて、どこが今問題でどうなっているのだという話なんかは、きちっとフォローされているのかというのをちょっと感じたものですから、これについて、その辺についてお聞かせをいただきたいというふうに思います。行革の関係については以上です。  あと、市街化の問題について見直し、これは先日の一般質問の回答の中でもいただいておりますので、大方の今の現状での進め方はわかりました。ただ、言いたかったのは、土地区画整理事業、これでやらないと今の市街化地域というのは、実際に調整区域は市街化としてやっていけないという法律的な問題があるというのはよくわかっております。ただ、現実の問題として深良地区とか、そういうところにもありますように小学生が非常に少なくなったり、中学生が少なくなったという現実の問題が出ておりまして、そこに人を張りつけようという形になりますと、現在の調整区域の中には家がつくれないという話もありますので、これらのことについては、やっぱり何らかの方法でちょっと考えていただきたいなということで、そう簡単にいくかなという感じもしているのですが、ただそういう形のものをぜひ考慮して、このマスタープラン等の計画にはやっていただけたら、お願いできないかなということでありますけれども、この点について1点だけお伺いをします。  それから最後に、市民が自然に親しみという市民の森と、それから親子で創造性を楽しめる施設と、これについては以前にも提案をさせていただきまして、前市川市長のときにも将来的にやっていこう、そして大橋市長になってからも多目的ヘルシーパークの中の構想的なものも含めて検討していきたいなというお話し、前向きなお伺いをしております。そういう意味で、ぜひお願いをしたいと思うのですが、実はこの必要性というのは、きのう学校教育の問題で、教育長の方のご回答の中にも傷害事件等の1つの反省点として、やはりコミュニケーションづくりの不足とか、地域の教育力の低下という、これが言われております。そういう観点からも裾野市を見た場合に親と子が一緒になって、あるいは老若男女が1カ所に集うような、そういう場所というのは今見ても余りありません。ですから、山を使って自然の中で、そういう森をつくっていくということに関しては、比較的お金も箱物と違ってそうかからないのではないかなというふうに思いますし、その効果は非常に大きいと思います。前から私が推奨しておりました、その森を今の自然林、自然木を切って桜を植えて桜の名所をつくったり、あるいは親子で鳥を観賞するというようなゾーンとか、場合によっては今減反関係で、転作関係で非常に難しい問題をやっていますが、そういうところを使った市民農園、ここで年寄りと子供が一緒になって物をつくるという、そういう考え方等のできるような場所をぜひつくっていただきたいということを前からお願いしているわけですけれども、そういう意味で、先ほど市長の方から前向きなご答弁いただいていますが、将来的にという話がありますので、やはりできれば早い時期、もうその時期が来ているかなと思いますので、この点での見解をこの部分についてはお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) それでは今最後の、教育にも必要であると、本当に親子のコミュニケーションが図れて、きずなも強まるということで、私も大変いい考えだなと思っておりますし、自然とのふれあい、本当にこういうのをできるだけ早くやっていきたいなと。ヘルシーパークをするときにやるという考えもありますけれども、また別にもこういうことは考えて、経費がかからないでやるならば私もやりたい、こういうふうに思っております。いろいろ問題がありますけれども、こういうことにも進めていきたいと考えております。  それから、1番の本格的に考えなければならない、今から検討していくべきではないかと、おっしゃるとおりで、これから検討していかないと間に合わなくなってしまうと私も思っております。これは早くから検討に入ります。  あとは、それぞれの担当からお答えさせます。  以上です。 ○議長(眞田良一) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(川口陽市) 人件費の見通し等でございますけれども、今市長が申し上げましたように今後検討していくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  なお、人件費のピークがいつごろになるかということでございますけれども、これは職員のピラミッドを見ていきますと、10年後ごろがピークになるだろうというようには思っております。金額的にはどの程度になるかというようなこともございましょうけれども、1つの方向としては、その辺ではなかろうかというふうに考えております。 ○議長(眞田良一) 暫時休憩いたします。                       14時38分 休憩                       14時38分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  企画調整部長。 ◎企画調整部長(川口陽市) パソコンの関係でございますけれども、今庁内にも先ほどご質問のありましたような組織をつくってございます。そして各課で今現在そういう職員が中心になりまして指導しているということでございます。また、庁内にもパソコンとかワープロ、そういうものにたけている職員がおりまして、そういうグループもつくりまして、事業を進めておるという状況でございます。  以上です。 ○議長(眞田良一) 暫時休憩いたします。                       14時39分 休憩                       14時39分 再開 ○議長(眞田良一) 再開いたします。  企画調整部長。 ◎企画調整部長(川口陽市) 行政改革の結果について、ご報告をさせていただいたわけでございますけれども、今後それらについての取り扱いをどのようにするかというようなお尋ねでございます。これは平成9年度に8項目の推進事項を設けまして事業を進めてきたわけでございます。夢中で何か取り組んできたというような感じでございます。ご理解をいただければありがたいと思います。そういう中で横の連絡とか、また大きな目で見たような、そういうような事業にも取り組んだらどうだということで、そのとおりでございます。プロジェクト委員会を中心にそのようにしてまいりたいと思っております。  また、推進本部がどのようにフォローされたかということでございますけれども、庁議のメンバーと同じでございますので、それに近代化委員会へしながら庁議にも報告させていただいております。そういう中で事業の理解を深めていきたいというように考えております。  以上です。 ○議長(眞田良一) 建設部長。 ◎建設部長(渡邉隆之) 都市計画区域の見直しということでございます。1つの例を挙げましての深良地区とか調整区域の人口の減少というようなご質問でございます。その中での見直しというようなことでございます。非常に難しい問題ですが、現在新世紀マスタープラン、あるいは都市計画マスタープランを策定中ですが、その中での整合性というようなことで研究課題にはなろうかと思いますが、当面人口の減少というようなことで、現実的には例えば1つの例ですが、下和田の呼子団地というような政策的にもやっているというようなことで、あるいは大規模開発の調整区域でも5ヘクタールなら可能だというようなことで、そういう手当てもあろうかと思います。  以上でございます。 ○議長(眞田良一) 11番、藤森周一郎議員。 ◆11番(藤森周一郎議員) 時間もございませんので、もう2点ばかりちょっとお聞かせいただきたいと思います。  先ほどの本部への報告、これはずうっと一生懸命やってきて、あっという間に過ぎてしまったという話ですけれども、行革をきちっとやらないと、なかなか進まないと思いますので、もう一度これはやっぱり本部で、近代化というような形ではなくして、きちっとフォローをかけていただきたいと思います。でありませんと、先ほど言いましたように、ちょっとこの資料の問題かもしれませんが、私もこの資料を見せてもらったら、本当にこれは上の方はチェックしているのかという感じも正直言ってしないわけではありません。きちっとチェックされていれば、これはやっぱり整理されているなというふうに感じたものですから、そういう意味で行革はしっかりやらなくてはいけないという観点であれば、ぜひそのフォローをしっかりやっていただきたいと思いますので、この点1点、まずお願いしたいと思います。  それから、これは突飛な意見なのですけれども、これは建設部長の方なのですが、見直しをやっています。市街化区域というのは、いろんな計画を持つという形があるのですが、私はやっぱり逆の発想で、本当に魅力あるまちづくりには5万人のこの裾野市、例えばものすごく田舎であってもいいと思うのです。だから、逆にいえば、市街化調整区域の中にいろんなものを変えてというのはできないと思いますが、田舎らしさを出す市街化調整区域の中の計画をつくるというのも、これは魅力の1つだと思うのです。そのまちの持つ魅力というのは、必ずしも駅前がきちっとなっていればいいとか、道路がどうのこうのという話ではなくて、田舎へ行くと田舎のよさがあるという、そういうよさも私は裾野にあってもいいのではないかなというふうに思いますので、そういう点で市街化調整区域の方の、そういう計画なんかもちょっと突飛な意見かもしれませんが、考えていただけないか、参考にこれはご意見をいただけたらありがたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(眞田良一) 答弁を求めます。  企画調整部長。 ◎企画調整部長(川口陽市) 行政改革の115項目を提出させていただいたわけですけれども、その内容によってもう少し整理整とんをされたらどうだというようなお話でございます。そのこともおいおい整理をしていって、また実行されるもの、効果の上がったもの、また成果がどのように方向づけされるかというようなことも整理をしていきたいと思いますし、またこれからも続いていくものでございますので、その事業も進めていきたいというふうに考えております。  また、これを推進本部に報告され、またフォローされているのかというようなことでございますけれども、庁議と同じメンバーでございますので、先ほど申しましたように報告はさせていただいております。そして各部長にも配付をして見ていただいておりますけれども、整理の方法等もこれからまた少し考えさせていただければありがたいと思っています。  以上です。 ○議長(眞田良一) 建設部長。 ◎建設部長(渡邉隆之) まちづくりのお話でございます。調整区域の方を裾野らしさというようなことでございます。ご指摘のとおり今現在、先ほども少し触れましたが、新世紀マスタープラン、あるいは都市計画マスタープランというようなことで、富岡とか深良、須山の地域の皆さんの意見を聞きながら策定中というようなことでございます。そうした中で、やはり市街地ばかりではなく、田舎というのですか、の中央というのですかね、そういうところもゾーンを設定というようなことで今後研究していきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(眞田良一) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       14時46分 散会...