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  1. 袋井市議会 2020-11-01
    令和2年11月定例会(第5号) 本文


    取得元: 袋井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-22
    トップページ 検索結果一覧 ヘルプ(新しいウィンドウで開きます) 令和2年11月定例会(第5号) 本文 2020-12-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 109 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長戸塚文彦選択 2 : ◯議長戸塚文彦選択 3 : ◯議長戸塚文彦選択 4 : ◯議会活性化特別委員長高木清隆選択 5 : ◯議長戸塚文彦選択 6 : ◯ICT活用特別委員長大庭通嘉選択 7 : ◯議長戸塚文彦選択 8 : ◯議長戸塚文彦選択 9 : ◯総務委員長鈴木弘睦選択 10 : ◯議長戸塚文彦選択 11 : ◯民生文教委員長伊藤謙一選択 12 : ◯議長戸塚文彦選択 13 : ◯建設経済委員長戸塚哲夫選択 14 : ◯議長戸塚文彦選択 15 : ◯議長戸塚文彦選択 16 : ◯議長戸塚文彦選択 17 : ◯議長戸塚文彦選択 18 : ◯議長戸塚文彦選択 19 : ◯議長戸塚文彦選択 20 : ◯議長戸塚文彦選択 21 : ◯議長戸塚文彦選択 22 : ◯市長原田英之選択 23 : ◯議長戸塚文彦選択 24 : ◯議長戸塚文彦選択 25 : ◯議長戸塚文彦選択 26 : ◯議長戸塚文彦選択 27 : ◯市長原田英之選択 28 : ◯議長戸塚文彦選択 29 : ◯議長戸塚文彦選択 30 : ◯議長戸塚文彦選択 31 : ◯議長戸塚文彦選択 32 : ◯19番(大庭通嘉選択 33 : ◯議長戸塚文彦選択 34 : ◯議長戸塚文彦選択 35 : ◯議長戸塚文彦選択 36 : ◯議長戸塚文彦選択 37 : ◯12番(伊藤謙一選択 38 : ◯議長戸塚文彦選択 39 : ◯議長戸塚文彦選択 40 : ◯3番(佐野武次) 選択 41 : ◯議長戸塚文彦選択 42 : ◯12番(伊藤謙一選択 43 : ◯議長戸塚文彦選択 44 : ◯3番(佐野武次) 選択 45 : ◯議長戸塚文彦選択 46 : ◯12番(伊藤謙一選択 47 : ◯議長戸塚文彦選択 48 : ◯3番(佐野武次) 選択 49 : ◯議長戸塚文彦選択 50 : ◯12番(伊藤謙一選択 51 : ◯議長戸塚文彦選択 52 : ◯3番(佐野武次) 選択 53 : ◯12番(伊藤謙一選択 54 : ◯議長戸塚文彦選択 55 : ◯4番(木下 正) 選択 56 : ◯議長戸塚文彦選択 57 : ◯12番(伊藤謙一選択 58 : ◯議長戸塚文彦選択 59 : ◯4番(木下 正) 選択 60 : ◯議長戸塚文彦選択 61 : ◯13番(岡本幹男) 選択 62 : ◯議長戸塚文彦選択 63 : ◯12番(伊藤謙一選択 64 : ◯議長戸塚文彦選択 65 : ◯6番(鈴木弘睦選択 66 : ◯議長戸塚文彦選択 67 : ◯12番(伊藤謙一選択 68 : ◯議長戸塚文彦選択 69 : ◯6番(鈴木弘睦選択 70 : ◯議長戸塚文彦選択 71 : ◯12番(伊藤謙一選択 72 : ◯議長戸塚文彦選択 73 : ◯6番(鈴木弘睦選択 74 : ◯議長戸塚文彦選択 75 : ◯12番(伊藤謙一選択 76 : ◯議長戸塚文彦選択 77 : ◯6番(鈴木弘睦選択 78 : ◯議長戸塚文彦選択 79 : ◯12番(伊藤謙一選択 80 : ◯議長戸塚文彦選択 81 : ◯議長戸塚文彦選択 82 : ◯14番(浅田二郎) 選択 83 : ◯議長戸塚文彦選択 84 : ◯12番(伊藤謙一選択 85 : ◯議長戸塚文彦選択 86 : ◯14番(浅田二郎) 選択 87 : ◯議長戸塚文彦選択 88 : ◯12番(伊藤謙一選択 89 : ◯議長戸塚文彦選択 90 : ◯15番(高橋美博) 選択 91 : ◯議長戸塚文彦選択 92 : ◯12番(伊藤謙一選択 93 : ◯議長戸塚文彦選択 94 : ◯15番(高橋美博) 選択 95 : ◯議長戸塚文彦選択 96 : ◯12番(伊藤謙一選択 97 : ◯議長戸塚文彦選択 98 : ◯議長戸塚文彦選択 99 : ◯議長戸塚文彦選択 100 : ◯8番(寺田 守) 選択 101 : ◯議長戸塚文彦選択 102 : ◯5番(竹野 昇) 選択 103 : ◯議長戸塚文彦選択 104 : ◯15番(高橋美博) 選択 105 : ◯議長戸塚文彦選択 106 : ◯議長戸塚文彦選択 107 : ◯議長戸塚文彦選択 108 : ◯議長戸塚文彦選択 109 : ◯議長戸塚文彦) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:               会           議                (午前9時00分 開議) ◯議長戸塚文彦) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程第1、諸般の報告を議会事務局長からいたします。  井上議会事務局長。                〔井上事務局長 報告〕    ………………………………………………………………………………………………    ・市長提出議案の受理報告(議第118号~議第120号)    ・議員提出議案の受理報告(発議第8号及び発議第9号)    ・発言取消しの申出の受理報告    ……………………………………………………………………………………………… 2: ◯議長戸塚文彦) この際、お諮りをいたします。12月3日の本会議における木下 正議員の発言について、一部を取り消したい旨の申出がありました。この取消しの申出を許可することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。なお、取消し部分につきましては、議長において会議録を調製させていただきます。  次に、日程第2、開会中に開催されました、議会活性化特別委員会及びICT活用特別委員会の中間報告を求めます。  初めに、議会活性化特別委員長の中間報告を求めます。  高木委員長。            〔議会活性化特別委員長 高木清隆 登壇〕 4: ◯議会活性化特別委員長高木清隆) それでは、12月11日に開催されました第18回の議会活性化特別委員会の中間報告をさせていただきます。
     今回の特別委員会では、議員定数の在り方について委員間討議を行いました。先般の市議会アンケート調査報告書でもお示ししたとおり、本市における適正な議員定数につきましては、合理的な基準がないため、現状の20に対しても根拠をお示しすることができないのが現状であります。  このような中で、本特別委員会では、議員定数の在り方について、各委員から忌憚のない意見を伺うことで、今後、議員定数について、市議会としてどのように検討していくのか、方向性を模索するために委員間討議を開催したものであります。  議員定数につきましては、各委員それぞれの考え方があり、定数20名に対し現員数は19であるが、現状でも不都合なく常任委員会が運営されていると主張する意見もあれば、民生文教委員会と建設経済委員会は6の構成であり、正副委員長が会議進行における役割を担う中で、深掘りした議論ができているのかと疑問視する意見もあり、そのことが議会に対する評価が低いことにつながっているのではないかと指摘する声もありました。  また、近隣市の人口や面積から比較すると当市議会の議員定数は充足されており、歳費の節減、今後の財政見通しに加え、コロナ禍による先行き不透明な現状から、定数を削減すべきだという意見に対し、市の歳出全体に対する議会費の占める割合は決して大きくなく、行政運営における重要な決定をする議会に対し、必要最低限な予算措置となっているという意見もありました。  さらには、市議会アンケートにおける厳しい意見、市民と議会との乖離、代表制民主主義など、多様な観点から闊達な議論がなされましたが、様々な問題が複層しているため、容易に結論を導き出せるものではありません。また、議員定数は市民に関わる重要な問題であり、かつ市議会全体として取り組むべき課題であるため、委員からは、新たな会議体の組織についても提案がなされたところであります。  今回の委員間討議の中では、市議会アンケートの重要性が再確認され、定期的に実施すべきであるとの意見もありました。また、アンケート結果についても真摯に受け止め、議会の活動や取組について市民に理解してもらうため、今後の特別委員会において、先進的な取組事例などについて調査研究していくこととし、会議を閉じたところであります。  以上が第18回の特別委員会の概要報告であります。  これをもちまして、議会活性化特別委員会の中間報告とさせていただきます。 5: ◯議長戸塚文彦) 次に、ICT活用特別委員長の中間報告を求めます。  大庭委員長。            〔ICT活用特別委員長 大庭通嘉 登壇〕 6: ◯ICT活用特別委員長大庭通嘉) おはようございます。  それでは、引き続きまして、12月10日に開催いたしました第17回のICT活用特別委員会の中間報告をさせていただきます。  当日は協議事項1件、袋井市議会委員会条例の一部改正についてを協議いたしました。  この件につきましては、昨今の新型コロナウイルス感染症のような重大な感染症蔓延防止の観点等から、委員会の開催場所への参集が困難と判断される実情にある場合、委員会条例を一部改正し、袋井市議会の委員会をオンラインで開催することができるように、さきに開催いたしました第16回ICT活用特別委員会に引き続き協議を行ったものであります。  まず、前回の委員会においてペンディングとなっておりました2点について議論をいたしました。  1点目として、オンライン会議を行うことができる場合の想定として、重大な感染症蔓延防止の観点等が挙げられているところでありますが、加えて大規模な災害等の発生等が挙げられており、災害等の「等」、発生等の「等」に想定されるものについての協議を行いました。結果、災害等については、緊急事態宣言等で外出が制限される場合が想定され、発生等については、台風等、災害発生以前に予見が可能な場合が想定されるとの見解が示されました。  2点目として、前回、委員から、重大な感染症の蔓延防止や大規模な災害の発生以外にも、育児や介護などの理由の場合も適用できるようにしたらどうかとの意見が出されたところでありましたが、総務省自治行政局による見解は、委員会については、実際に開催場所に参集していただくことが基本。新型コロナウイルス感染症の蔓延防止措置の観点から、委員会の開催場所への参集が困難と判断される実情がある場合はオンライン活用による委員会開催も差し支えないということであり、新型コロナウイルス感染症対策以外の場面における委員会への出席の在り方については、現段階では、オンラインによる委員会の開催の取組や、運営上の工夫などもよく踏まえた上で考えていくべき課題とされていることや、全国市議会議長会からも、オンライン会議開催は公的理由であるべきという見解が示されていることから、今回の条例改正については、育児・介護など個人に起因する事案は対象としないことといたしました。  しかしながら、重大な感染症の蔓延防止の観点等から、委員会を開催すること自体が困難な場合以外の委員会のオンライン開催については、デジタル社会が急速に進展している点を踏まえ、現在、都道府県、市、町村の3議長会が総務省と意見交換をし、基本的な考え方を早期に明確にされるよう国へ要望しているということで、適宜情報提供がなされる予定であるため、国の考え方が明確になった時点で改めて協議すべき課題であるということも確認いたしたところであります。  各委員より様々な意見をいただく中で協議した結果、今回の改正による委員会のオンライン開催は、国が想定する委員会を開催すること自体が困難な場合に加え、運用において有事の際に確実にオンライン開催を可能とするための訓練、研修の場合を含むこと、これを基本としていくことを確認いたしたところであります。  続いて、条例案の、議長が定めるとした事項に関する袋井市議会オンラインを活用した委員会開催要綱案について協議をいたしました。  開催方法、参加、表決方法、委員長の権限、委員の責務、配付資料、必要な機器の設置、傍聴の取扱い、準用規定について、各委員から様々な意見が出されました。特に傍聴の取扱いに関しては、現在の袋井市議会委員会傍聴規定をそのまま運用することはそごを来すことも考えられるため、新たに袋井市議会オンラインを活用した委員会傍聴規定等を設ける必要もあるのではないか、また、それに伴い、傍聴の定義についてもはっきりと定めることが必要ではないかなど、様々な意見が出されましたが、それらの点につきましては、今後の先行事例等を確認しながら検討していくことといたしました。  当日協議いたしました条例案については、新型コロナウイルス感染症の現状を鑑みて、取り急ぎ委員会のオンライン開催を可能としておくことが肝要であることから、本日上程することといたしました。本来であれば、要綱についても同時に制定することが理想ではありますが、本委員会において引き続き協議をし、速やかな制定を目指していくということ、要綱制定前にオンラインにて委員会を開催しなくてはならない事態が発生した場合には、正副議長、正副委員長で協議の上、要綱案に準じて対応することを確認し、特別委員会を閉じたところであります。  以上、報告申し上げ、第17回ICT活用特別委員会の中間報告とさせていただきます。 7: ◯議長戸塚文彦) 以上で、各特別委員会の中間報告を終了いたします。  会議の途中でありますが、ここでしばらく休憩といたします。                (午前9時12分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午前9時13分 再開) 8: ◯議長戸塚文彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これから、各特別委員長の報告に対する質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、特別委員会の中間報告を終了いたします。  次に、日程第3、議第109号から議第117号までの9議案を一括して議題といたします。  以上9議案につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託してありますので、審査の経過と結果について、各常任委員長の報告を求めます。  初めに、総務委員長の報告を求めます。  鈴木委員長。              〔総務委員長 鈴木弘睦 登壇〕 9: ◯総務委員長鈴木弘睦) それでは、総務委員会における付託議案の審査の結果と質疑の概要を報告させていただきます。  資料はフォルダー02議場配付資料に登録してあります。あわせて、フォルダー01議案も御覧ください。  本委員会は、付託された事件審査等のため、12月7日及び8日の2日間、委員会を開催いたしました。その結果を委員会審査結果報告書により御報告させていただきます。  それでは、主な質疑の概要について申し上げます。  最初に、議第109号 令和2年度袋井市一般会計補正予算(第6号)についてのうち、所管部門、総務課の給与明細書に関し、時間外勤務手当が18.4%増えているのは、新型コロナウイルス感染症対策関連業務量の増加によるものが大きいとのことだが、どういった業務で時間外勤務手当が増えたのかとの質問がありました。  これに対し、主なものは、しあわせ推進課の生活困窮者対策や相談対応、税務課の納税猶予に関する対応、危機管理課と健康づくり課の総合的な新型コロナウイルス感染症対応、産業政策課の事業者支援などへの対応によるもので、総額では1,696万円の増額となったとの答弁がありました。  また、財政課の歳出2款1項6目財産管理費に関し、新型コロナウイルス感染症対策費の災害時非常用電源整備事業として、電気自動車を3台購入し、避難所以外の分散避難場所で利用するとのことだが、どこで利用を想定しているのかとの質問がありました。  これに対し、分散避難場所については、各地区の公会堂等が想定される。また、台数については、来年度更新予定の公用車が3台あり、これらを地方創生臨時交付金を活用して更新することが決定の主な理由であるが、有事に際し、市内の北部、中部、南部に同時に派遣することを想定したとの答弁がありました。  これを受け、別の委員から、電気自動車3台で1,500万円とは高額ではないかとの質問がありました。  これに対し、車体本体価格は1台400万円程度だが、そのままでは電化製品の使用ができないため、出力を4,500ワット時まで増幅する附属品のパワームーバーという機器を導入することとした。この機器は1台約70万円であり、予算にはその経費も計上しているとの答弁がありました。  次に、議第113号 第2次袋井市総合計画後期基本計画について、12月4日の民生文教委員会、建設経済委員会において、それぞれ所管する部分を御協議いただいた後、総務委員会で審査を行いました。  基本計画、政策5取組2に関し、風水害に強いまちづくりの推進では、流域治水という新しい言葉が使用されている。これまでは、風水害に備えるため、河川の改良などハード対策に取り組んできたが、これからは河川流域のあらゆる関係者が協働し、被害軽減に取り組むという国の考えによるものだ。流域治水にどのように取り組むのかとの質問がありました。  これに対し、ソフト対策として、現在、袋井市地域防災計画(風水害対策編)の策定に取り組んでいる。今後、中小河川洪水ハザードマップも作成していく。計画策定や中小河川ハザードマップの周知とともに、住民に早期避難に対する周知が最も重要だと考えるとの答弁がありました。  また、基本計画、政策5取組4に関し、消防・救急救助体制の充実では、基本方針2、火災予防の推進の中で、高齢者や外国など、災害時要配慮者の被害減少につなげていくとの記載があるが、外国を災害時要配慮者に入れるのはどうかとの質問がありました。  これに対し、言語が異なる外国は災害時の情報が理解できなかったり、避難先でのコミュニケーションが困難になったりする例が多い。また、地震や洪水、避難場所といった日本人が子供の頃から受けている防災教育が希薄なことから、外国を支援するための表現にした。具体的な取組内容は個別計画で周知していくとの答弁がありました。  次に、議第117号 袋井市営駐車場・自転車等駐車場の指定管理者の指定についてに関し、指定管理者を募集し、2社から応募があった。四つの審査項目のうち、施設運営とサービス内容に関する項目については、どまんなか袋井まちづくり株式会社のほうが評価が高いが、アマノマネジメントサービス株式会社はどう取り組むのかとの質問がありました。  これに対し、アマノマネジメントサービス株式会社からは地域活性化へ貢献していきたいとの提案があり、プレゼンテーションにおいても、周辺施設との連携などにより取り組んでいきたいとの説明があった。また、どまんなか袋井まちづくり株式会社は中心市街地活性化に取り組む団体で、より具体的な提案があったことから評価が高かったとの答弁がありました。  これを受け、指定管理者を袋井駅周辺と愛野駅周辺に分散して募集できないかとの質問がありました。  これに対し、施設を分割するとなると事業規模が縮小し、事業者の収入の面からも受け手側には厳しくなる。駐車場事業の収支全体を考えると、一括して募集することが適当であると考えるとの答弁がありました。  また、別の委員から、これまで指定管理者の選定結果は、応募者名がA社、B社、C社といった表現だったと思う。今回はなぜ企業名と得点を公表するのかとの質問がありました。  これに対し、これまでの指定管理者の募集では1社からの募集が多く、複数の募集があったときには、A社、B社、C社といった表記で結果を公表していた。県や近隣市の指定管理者選定の公表状況を調べた結果、審査の透明性を図るため公表していることが明らかとなったため、公表することとしたと。今後も企業名と得点を公表していくとの答弁がありました。  なお、議第114号 小字の廃止については、特段の質疑はございませんでした。  以上が、付託議案の審査の結果と質疑の概要であります。  続きまして、6件の協議事項がありましたので、件目のみ申し上げます。  袋井市定員管理計画(素案)について、第4次袋井市男女共同参画推進プラン(素案)について、袋井市地域公共交通計画(素案)について、袋井市駐車場事業経営戦略(素案)について、袋井市国土強靭化地域計画(素案)について、袋井市地域防災計画(風水害対策編)(素々案)について。  以上であります。  続きまして、1件の報告事項がありましたので、件目のみを申し上げます。  袋井宿場公園(北側)広場の整備について。  以上であります。  これをもちまして、総務委員会の報告を終了いたします。 10: ◯議長戸塚文彦) 次に、民生文教委員長の報告を求めます。  伊藤委員長。             〔民生文教委員長 伊藤謙一 登壇〕 11: ◯民生文教委員長伊藤謙一) それでは、民生文教委員会における付託議案の審査結果と質疑の概要を御報告させていただきます。  本委員会は、付託された事件審査等のため、12月7日に委員会を開催いたしました。その結果、別紙結果報告書のとおり決定いたしましたので報告をいたします。  主な質疑の概要について申し上げます。  最初に、議第109号 令和2年度袋井市一般会計補正予算(第6号)についてのうち、所管部門、健康づくり課の歳出4款1項4目予防費に関し、PCR検査助成事業は全国一律の事業なのか、それとも手挙げ方式で実施するのか。また、周辺市町の状況はどうかとの質問がありました。  これに対して、全国一律の事業ではなく、手挙げ方式で行う事業である。県内では、10市町が国の補助制度を活用して実施する。そのうち、65歳以上の高齢者または64歳以下で基礎疾患を有する者を対象者とするのは、本市を含めて7市町、介護施設入所者等限定を対象者とするのは残り3市となっているとの答弁がありました。  次に、地域包括ケア推進課の歳出4款1項9目地域医療推進費に関し、PCR検査センターでは、磐田市医師会と磐周医師会では検査方法が異なっている。磐田市医師会はドライブスルー方式で行って、磐周医師会は、隔離した部屋もなく対面で行っている。医療従事者の感染リスクがないように、統一した方式にできないかとの質問がありました。  これに対して、現在の検査方法は、磐周医師会もドライブスルー方式を基本に、一番安全な方法である唾液での検査を行っている。車の中の患者に検査キットを手渡しして、唾液を採取し回収するやり方を取っており、磐田市医師会と大きな違いはなくなっている。ただし、唾液の検査ができるのは発症から9日以内となっているため、10日以上経過している場合などは、車から降りて検査ボックスで、鼻から粘液を採取する方法を取ることとなるとの答弁がありました。  次に、しあわせ推進課の歳出3款1項5目障害者福祉費に関し、福祉総合電算システム改修業務委託料が計上されているが、クラウド化も含めて基幹システムとの関係性はどうかとの質問がありました。  これに対して、システム改修業務委託料は、3年に1度の障害福祉サービス等の報酬改定により行うものである。将来的な基幹システムとのクラウド化については、次回3年後の報酬改定に合わせ検討していく必要があるとの答弁がありました。  次に、債務負担行為補正のアイルランドオリンピックチーム受入業務委託に関し、令和2年度当初予算と債務負担行為額との違いは何か。また、契約にはどのような内容が含まれるのか。オリンピック・パラリンピックが中止となった場合のキャンセル料などの規定も含まれるのかとの質問がありました。  これに対して、葛城北の丸を運営する株式会社ヤマハリゾートと受入れの協議を進めていく中で、新型コロナウイルス感染症対策として、食事メニューや動線の確保、施設内の消毒などにかかる費用の増額分と、アイルランドオリンピック委員会が負担する費用を合わせた金額としたため、令和2年度当初予算より増額となっている。契約の内容は、選手やスタッフの宿泊及び食事、チームルーム等の利用に係る業務となっている。また、開催が中止となった場合のキャンセル料についても、今後協議を進め、契約内容に入れていくとの答弁がありました。  次に、教育企画課の歳出10款2項1目小学校費の学校管理費及び10款3項1目中学校費の学校管理費に関し、教員の学習用端末を前倒しで整備するが、新型コロナウイルス感染症拡大により学校が臨時休業となった場合、小中学校でオンライン学習を実施するのかとの質問がありました。  これに対して、市としてやろうとしているのはGIGAスクール構想、イコールオンライン学習ではない。11台端末を使って、対面の事業の中でも、よりよい学びになるような道具として使っていくことである。オンライン学習が3学期からすぐにスタートできるわけではない。オンライン学習が必要な場合には使っていく。例えば、不登校で学校に来られない場合や、足をけがして入院して来られない場合の学習保障にも使える可能性があるので、部分的に使うことを考えている。夏休み等に、どのように子供と連絡を取りながら家庭学習を充実させていくのかにも使っていける。今後、学校が臨時休業となった場合には、オンライン学習に対応できるように、各学校で体制の準備をしていく。オンライン学習の内容についてはもう少し時間をかけて進めたいとの答弁がありました。  次に、生涯学習課の歳出10款5項2目社会教育振興費に関し、来年開催される成人式の式典をインターネット配信する際は、定点カメラなのか、それとも、いろいろな角度から映像配信を予定しているかとの質問がありました。  これに対して、動画の方法は固定カメラ1台を考えている。式典だけでなく、工夫した映像配信方法を業者と相談していくとの答弁がありました。  次に、議第110号 令和2年度袋井市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてに関し、新たに追加された介護保険保険者努力支援交付金の内容はどのようなものか、また、他市町と比較してどうかとの質問がありました。  これに対して、介護予防、健康づくりに必要な地域支援事業に係る取組に対する新たな交付金となっている。生活支援体制整備事業、認知症総合支援事業等の重点的項目において評価されて、この金額が交付されることとなった。袋井市は1,381万円で、35市町中13位となっている。近隣の磐田市は3,071万円で6位、掛川市は2,261万円で8位となっている。金額と順位だけ見ると、被保険者数の多いところが交付金額が大きくなっているとの答弁がありました。  次に、議第112号 袋井市たばこによる健康への影響から市民を守る条例の制定についてに関し、条例を制定することはいいが、その結果を検証する必要がある。検証方法をどのように考えているかとの質問がありました。  これに対して、喫煙率等たばこの取組指標を設けて、その指標を定期的に取って、その進捗状況を図っていきたい。指標については、意識調査等いろいろあると思うので、取組と一緒に市議会にも報告していきたいとの答弁がありました。  また、別の委員から、袋井駅前の喫煙所の継続について議論が出ている。たばこを吸うのモラルの問題で、の意識を変えないと何も解決しない。駅は市の玄関口なので、常にきれいにしていくことが必要と考えるがどうか。  これに対して、袋井駅前の喫煙所については、今までも議論になっており、所管の建設課とも協議をしてきている。袋井市が取組を進める上で、喫煙所は基本的にはない方向で進めていきたいことに変わりはない。ただ、皆さんに御理解をいただくことが必要であったり、ごみが増えたりするといった声もあるので、様々なところから御協力をいただいて、皆様方に御理解いただいた上で、市の目指す方向性を分かっていただけるようにこれから施行日まで継続して取り組んでいきたいとの答弁がありました。  以上が、付託議案の審査の結果と質疑の概要であります。  続きまして、1件の協議事項がありましたので、件目のみ申し上げます。  袋井市教育大綱(中間案)について。  以上であります。  これをもちまして、民生文教委員会の報告を終了といたします。 12: ◯議長戸塚文彦) 最後に、建設経済委員長の報告を求めます。  戸塚委員長。             〔建設経済委員長 戸塚哲夫 登壇〕 13: ◯建設経済委員長戸塚哲夫) それでは、建設経済委員会における付託議案の審査結果と質疑の概要を報告させていただきます。
     本委員会は、付託された事件審査等のため、12月7日に委員会を開催いたしました。その結果、別紙結果報告書のとおり決定いたしましたので報告いたします。  主な質疑の概要について申し上げます。  議第109号 令和2年度袋井市一般会計補正予算(第6号)についてのうち、所管部門、建設課の歳出8款3項2目治水対策費に関し、秋田川改修工事について、施工によりどれくらいの効果があるのかとの質問がありました。  これに対し、柳原排水機場への導水路の河床を下げることや高尾第1都市下水路との合流点付近の河川を拡幅することにより、流れがよくなるとともに、排水機場のポンプを早く稼働するといった効果が期待できるとの答弁がありました。  また、別の委員から、秋田川の改修により、高尾第1都市下水路の流下への影響はないかとの質問がありました。  これに対し、高尾第1都市下水道との合流を踏まえた整備であり、影響はないものと判断しているとの答弁がありました。  次に、債務負担行為補正に関し、ゼロ債務負担行為の設定により、工事発注の平準化がどのくらい図られているのかとの質問がありました。  これに対して、建設課の所管においては、昨年度は3件、本年度は5件であり、全て市単独の工事である。近年の市全体における年間の工事発注件数は130件程度であり、平準化率への影響としては数%となるが、施工内容や工期が異なることから、効果を数値で表すことは難しい。来年度も引き続き、財政課と調整し、工事の早期発注に向け進めていきたいとの答弁がありました。  なお、議第111号 令和2年度袋井市下水道事業会計補正予算(第2号)について、議第115号 袋井市道路線の認定について、議第116号 袋井市道路線の廃止については、特段の質疑はございませんでした。  以上が、付託議案の審査の結果と質疑の概要であります。  続きまして、2件の協議事項がありましたので、件目のみを申し上げます。  袋井市国土強靭化地域計画(素案)について、第2次「袋井市河川等整備計画」の策定について(中間報告)。  以上であります。  続きまして、1件の報告事項がありましたので、件目のみを申し上げます。  公益社団法人袋井・森地域シルバー人材センター上半期の取組状況について。  以上であります。  これをもちまして、建設経済委員会の報告を終了といたします。 14: ◯議長戸塚文彦) 以上で、各常任委員長の報告を終わります。  会議の途中ですが、ここでしばらく休憩といたします。                (午前9時36分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午前9時36分 再開) 15: ◯議長戸塚文彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これから、各常任委員長の報告に対する質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、常任委員会の報告を終了いたします。  これから、議題となっております上程9議案に対する一括討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、上程9議案に対する一括討論を終了いたします。  これから採決に入ります。  初めに、議第109号について採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 16: ◯議長戸塚文彦) 起立全員であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議第110号及び議第111号の2議案について一括して採決いたします。  以上2議案に対する委員長の報告は可決であります。以上2議案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、以上2議案は原案のとおり可決されました。  次に、議第112号について採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 18: ◯議長戸塚文彦) 起立全員であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議第113号から議第116号までの4議案について一括して採決をいたします。  以上4議案に対する委員長の報告は可決であります。以上4議案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、以上4議案は原案のとおり可決されました。  次に、議第117号について採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 20: ◯議長戸塚文彦) 起立全員であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  会議の途中でありますが、ここで休憩とし、午前10時に会議を再開いたしますので、それまで休憩をいたします。                (午前9時38分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午前10時00分 再開) 21: ◯議長戸塚文彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、日程第4、議第118号を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  原田市長。                〔市長 原田英之 登壇〕 22: ◯市長原田英之) おはようございます。  ただいまは、令和2年度袋井市一般会計補正予算(第6号)をはじめといたします各議案につきまして、御可決を賜り誠にありがとうございました。  それでは、追加提案をいたしました議第118号 令和2年度袋井市一般会計補正予算(第7号)についてにつきまして御説明をさせていただきます。  今回の補正予算は、12月11日の閣議決定によりまして措置されましたひとり親世帯臨時特別給付金の再支給分を追加するものでございます。  補正予算の総額が4,600万円、補正後の当市の一般会計予算総額が466億300万円となるものでございます。  なお、本給付金につきましては、年内に速やかに支給することが必要でございますので、議決をお願いするものでございます。  よろしく御審議の上、御可決を賜りますようお願いを申し上げまして、私からの説明とさせていただきます。ありがとうございました。 23: ◯議長戸塚文彦) 以上で、提案理由の説明を終わります。  会議の途中ですが、ここでしばらく休憩といたします。                (午前10時02分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午前10時07分 再開) 24: ◯議長戸塚文彦) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  これから、議第118号に対する質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、議第118号に対する質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております議第118号につきましては、袋井市議会会議規則第35条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、議第118号につきましては、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これから、議第118号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、議第118号に対する討論を終了いたします。  これから採決に入ります。  議第118号について採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、日程第5、議第119号及び議第120号の2議案を一括して議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  原田市長。                〔市長 原田英之 登壇〕 27: ◯市長原田英之) ただいまは、ひとり親世帯臨時特別給付金の支給につきまして、御可決をいただきまして誠にありがとうございました。12月25日には届くように、12月25日に支給ができるように、とにかく全力を尽くしてまいりたいと存じております。  では、追加提案をいたしました議第119号及び議第120号の袋井市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてにつきまして説明させていただきます。  本案は、現人権擁護委員でございます田中知子氏と安間佐江子氏の任期が、令和3年3月31日をもって満了となりますことから、次期候補者の推薦につきまして、人権擁護委員法の規定によりまして議会の意見を求めるものでございます。  初めに、安間佐江子氏につきましては、1期3年間お務めをいただき、この間、人権擁護に深い理解と情熱を持って意欲的な活動をしていただきましたことから、再任の人権擁護委員として推薦をさせていただくものでございます。  次に、新任の候補者でございます深見はる美氏につきましては、愛知県内の私立幼稚園に勤務された後、平成19年から現在まで、市内の放課後児童クラブ指導員としての勤務経験があるほか、平成25年から2期6年にわたり民生委員・児童委員をお務めいただくなど、地域の信頼も厚い方でございます。福祉や人権にも深い理解をお持ちで、中立、公正の立場で活動いただける方と存じておりますので、新任の人権擁護委員として推薦をさせていただくものであります。  よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願いを申し上げます。  以上で、私からの説明とさせていただきます。 28: ◯議長戸塚文彦) 以上で、提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。上程2議案につきましては、質疑から討論に至る一切の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、直ちに採決することに決定いたしました。  これから採決に入ります。  議第119号及び議第120号の2議案について一括して採決いたします。  以上2議案は原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、以上2議案はこれに同意することに決定いたしました。  次に、日程第6、発議第8号を議題といたします。  職員が議案の朗読をいたします。  井上議会事務局長。                〔井上事務局長 朗読〕    ………………………………………………………………………………………………  発議第8号            袋井市議会委員会条例の一部改正について  標記の議案を別紙のとおり、地方自治法(昭和22年法律第67号)第112条及び袋井市議会会議規則(平成17年袋井市議会規則第1号)第13条第1項の規定により提出する。     令和2年12月17日提出    袋井市議会議長 戸 塚 文 彦 様   提出者     袋井市議会議員 大 庭 通 嘉      袋井市議会議員 森 杉 典 子        同    岡 本 幹 男         同    近 藤 正 美        同    木 下   正         同    田 中 克 周  提案理由  重大な感染症のまん延の防止のための措置の観点から又は、大規模な災害等の発生等により委員会の招集場所への招集が困難と判断される実情がある場合において、映像及び音声の送受信により、相手の状態を相互に認識しながら通話をすることができる方法を活用した委員会を開催することに関し必要な事項を定めるものである。   別 紙            袋井市議会委員会条例の一部を改正する条例  袋井市議会委員会条例(平成17年袋井市条例第167号)の一部を次のように改正する。  第12条の次に次の1条を加える。  (委員会開催の特例) 第12条の2 委員長は、重大な感染症のまん延の防止のための措置の観点から又は大規模な災  害等の発生等により委員会の招集場所への招集が困難と判断される実情がある場合には、映  像及び音声の送受信により、相手の状態を相互に認識しながら通話をすることができる方法  (以下「オンライン」という。)を活用した委員会を開催することができる。 2 前項の場合において、委員は、委員会にオンラインによる出席を希望するときは、あらか  じめ委員長の許可を得なければならない。 3 オンラインを活用した委員会の開催方法その他必要な事項は、議長が別に定める。  第21条に次の1項を加える。 2 第12条の2第2項の規定により委員長の許可を得て委員会に出席した委員は、前項の出席  委員とする。  第62条第1項に次のただし書を加える。   ただし、第12条の2第1項の規定により開催するオンラインを活用した委員会は、秘密会  とすることができない。  第62条第2項中「前項」を「前項本文」に改める。   附 則  この条例は、公布の日から施行する。    ……………………………………………………………………………………………… 31: ◯議長戸塚文彦) 続いて、19番 大庭通嘉議員から提案理由の説明を求めます。  19番 大庭議員。              〔19番 大庭通嘉 議員 登壇〕 32: ◯19番(大庭通嘉) それでは、ただいま提案をいたしました議案につきまして御説明をさせていただきます。  ICT活用特別委員会では、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況が続いている中、本市議会においても、委員会の開催場所への参集が困難な場合に備え、ICTを活用したオンライン会議の開催を可能にしておくことが望ましいことから、提案者である6の委員で本件について議論を進めてまいりました。  国は、本年4月30日付総務省自治行政局行政課長通知において、各団体の条例や会議規則等について、必要に応じて改正等の措置を講じ、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止措置の観点等から、委員会の開催場所への参集が困難と判断される実情がある場合に、映像と音声の送受信により、相手の状態を相互に認識しながら通話することができる方法を活用することで委員会を開催することは差し支えないとの見解を示しております。  つきましては、本市議会においても、新型コロナウイルス感染症蔓延防止、加えて大規模な災害等の発生の場合など、危機管理の面から、地方自治法第109条第9項の規定「委員の選任その他委員会に関し必要な事項は、条例で定める。」に基づき、本条例に、オンライン会議を活用した委員会の開催に関する必要事項として、「(委員会開催の特例)」等を追加し、その環境整備を行うべきだと考えます。  具体的には、重大な感染症の蔓延防止の措置の観点、大規模な災害等の発生等により委員会の招集場所への参集が困難と判断される実情がある場合に、オンラインを活用した委員会を開催することができること、委員長の許可を得てオンラインを活用した委員会に出席した場合は出席委員とすること、オンラインを活用した委員会は秘密会とすることができないことなど、所要の改正を行うものであります。  なお、補足ですが、このような委員会条例の改正については、全国的には、一部先進的な地方議会において施行済みであるものの、県内では例がない先駆的な取組であることを申し添え、提案理由の説明とさせていただきます。 33: ◯議長戸塚文彦) 以上で、提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。本案につきましては、質疑から討論に至る一切の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、直ちに採決することに決定いたしました。  これから採決に入ります。  発議第8号について採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 35: ◯議長戸塚文彦) 起立全員であります。したがって、本案は原案のとおり決定されました。  次に、日程第7、発議第9号を議題といたします。  職員が議案の朗読をいたします。  井上議会事務局長。                〔井上事務局長 朗読〕    ………………………………………………………………………………………………  発議第9号         袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について  標記の議案を別紙のとおり、地方自治法(昭和22年法律第67号)第112条及び袋井市議会会議規則(平成17年袋井市議会規則第1号)第13条第1項の規定により提出する。     令和2年12月17日提出    袋井市議会議長 戸 塚 文 彦 様   提出者     袋井市議会議員 伊 藤 謙 一      袋井市議会議員 村 松   尚        同    岡 本 幹 男         同    近 藤 正 美  提案理由  令和3年4月に執行される予定の袋井市議会議員選挙以降、その定数を現行の20から18に変更するため改正をするものである。   別 紙        袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例  袋井市議会の議員の定数を定める条例(平成20年袋井市条例第20号)の一部を次のように改正する。  本則中「20」を「18」に改める。   附 則  この条例は、令和3年4月1日から施行し、同日以後初めてその期日を告示される一般選挙から適用する。    ……………………………………………………………………………………………… 36: ◯議長戸塚文彦) 続いて、12番 伊藤謙一議員から提案理由の説明を求めます。  12番 伊藤議員。              〔12番 伊藤謙一 議員 登壇〕 37: ◯12番(伊藤謙一) それでは、今回の発議の提案理由についてでありますが、我々、前会派時代の自由21、そして前期に当たる平成29年の際の緑風会による議員発議の際と、基本的な提案理由は全く変えてきておりません。改めて今日の社会状況や袋井市議会の現状、さらには多くの市民の声を踏まえた上で、簡潔に提案理由を4点、これから述べさせていただきたいと思います。  一つ目に、新型コロナ禍における大変厳しい本市の財政状況、そして、民間企業等も多くが経済的に苦境の状況にある中、市民の代表である議員が、現在の定数を主張し、その立場を当たり前のように保障され続けることへの疑問があります。今後予期される厳しい財政状況の中だからこそ、行政改革とともに、我々自身が身を切る議会改革を、覚悟を持って市民に示すべきだと考えています。議員1当たりの報酬を含めた市の歳費は750万円です。4年間で3,000万円にもなり、2の削減で6,000万円もの削減効果があります。  二つ目に、平成29年の市議会議員選挙は、定数20に対して立候補者が22であり、倍率は1.1倍であります。前回の選挙を思い返すと、寸前まで無投票が予想され、現実に無投票阻止のために立候補を決めた候補も出ています。次回の選挙も、その懸念は払拭できておりません。この点からも、現定数についてはもう少し少なくてもいいのではないかと思っています。  三つ目に、平成23年の地方自治法第91条の改正による議員数の上限枠の撤廃があり、議員定数の削減は全国で積極的に進められていることです。近隣他市町で人口当たりの議員定数を調べてみますと、磐田市は、定数26に対して人口が17万、議員1当たりの人口が6,500、掛川市は、定数21に対して人口が11万7,000、議員1当たりの人口が5,600です。本市の状況を考えますと、定数20に対して8万8,000となり、議員1当たりの人口が4,400、近隣市との比較でも、人口に対して議員の数が多い状況と言えます。さらに、市の面積割で議員1当たりの面積を各市と比較すると、袋井市は約5.4165平方キロメートルに1、磐田市は6.2865平方キロメートルに1、掛川市は12.6519平方キロメートルに1と、この面積による比較においても、袋井市は現在、議員定数が多いと言わざるを得ません。  四つ目に、最後になりますが、令和元年度の静岡県議会選挙で欠員が出て以来、約2年間にわたり袋井市議会の議員数は19名であります。結果として、現在、委員会審査においては7名の総務委員会以外の2委員会が6名で運営をしておりますが、議会は問題なく運営されていることも事実であります。現状から仮に来期20名の定数と人員になるとすると、1委員会が引き続き6名で運営することとなります。現状から1名人数を減らした18名とすると、3委員会が6名で割り切れることから、委員会運営についても整合性が取れると考えております。委員会運営が現在6名で少ないというのであれば、そのこと自体が袋井市議会で現在問題化しているはずですし、仮に常任委員会を二つとしたり、予算決算特別委員会を新たに設置する手法も、今後、可能性として考えられるのではないかと考えています。  提案理由は以上であります。今回の発議につきまして、議員の個人的な身分に関わることです。ぜひとも会派を超えて、市民の立場に立ち、適切な判断をいただきますよう提案をいたします。よろしくお願いいたします。 38: ◯議長戸塚文彦) 以上で、提案理由の説明を終わります。  会議の途中ですが、ここでしばらく休憩といたします。                (午前10時27分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午前10時31分 再開) 39: ◯議長戸塚文彦) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これから、発議第9号に対する質疑に入ります。
     質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、3番 佐野武次議員の発言を許します。  3番 佐野議員。 40: ◯3番(佐野武次) それでは、議長より発言の許可を得ましたので、発議第9号に関する議案質疑をさせていただきます。  3点ほどございますので、よろしくお願いをいたします。  まず1点目でございますが、本議案につきましては、当初本年8月19日に提出され、その後、9月24日に、さらなる議論が必要であると判断したということから撤回されまして、今回、再度提出されました。この間におきまして具体的にどのような議論がされたのか、お伺いをいたしたいと思います。  続きまして、2点目でございます。現在、議会改革の取組のより一層の推進と、若者や女性の政治参加の課題解決に取り組むことを目的といたしまして、議会活性化特別委員会が設置されております。これについては御存じのとおりだと思います。この委員会につきましては、現在審査中でございますが、審査中にもかかわらず、今回、条例改正を提出された理由は何か、お伺いをさせていただきたいと思います。  3点目になります。本議会では、公平、公正、透明な議会運営を推進するため、様々な条例や規則等を定めております。今回の議案に係るものとして、袋井市議会基本条例第16条第2項では、「議会は、議員定数の改正に当たっては、市政の現状及び課題、今後の予測等を十分に考慮するとともに、市民の意見を反映して決定するものとする。」とされておりますが、この条文の規定につきましてはどう反映されたのか、お伺いをさせていただきたいと思います。  以上でございます。 41: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 42: ◯12番(伊藤謙一) それでは、お答えをさせていただきます。  まず1点目、9月24日以降にどういった議論がということですけれども、今年は議会活性化特別委員会が設けられておりますし、先ほど今質問いただいた佐野議員のほうも副委員長として御参画をいただいて、発議案を提出した後に、積極的な議論の場を高木委員長が御用意していただきました。  そういった中での議論がされたということが1点と、また、現在、島田市のほうは人口が約9万6,000、そして面積が315平方キロメートル、そういった中で、議会運営を現在18名でされているといった状況を私ども会派で行政視察してまいりました。そういった状況を議員懇談会の場でも報告をさせていただき、皆さん方に情報提供させていただいた次第でございます。  次に、2点目でありますけれども、先ほど議会活性化特別委員会が設置された中、現在審査中にもかかわらずということですが、議会活性化特別委員会の中では、先ほどの委員長からの特別委員長からの中間報告の中にもありましたが、議員定数に関して、議論を自由にさせていただくという大変ありがたい場をいただきました。ただ、そういった中で、やはりなかなか結論を出していくことは難しいと、そういった結論が出ておりますので、そういった審査中を踏まえた上で、今回、発議という経緯に至っています。  3点目ですけれども、まさにこれは、先ほど私が提案理由で述べさせていただいた4点が全てかなと思っています。  そういった中で、市民の意見を反映して決定するものという中では、今回、やはり特別委員会で行ったアンケート、そういった意見を踏まえた上で、今回の発議を出させていただいた経緯です。  以上です。 43: ◯議長戸塚文彦) 3番 佐野議員。 44: ◯3番(佐野武次) 私は今、提出者、4名の方のいろいろ意見を聞きまして、どうお考えになっているのかよく分かりませんが、議会活性化特別委員会はこれ、別の議論じゃないかなと思うんですよ。といいますのは、発議をされるというのはそれなりの責任を持ってやらなきゃいけない、研究をしなきゃいけない、その上で出すべきだと思います。  しかも、一番問題なのは、議員全員が共有化されていないというようなこともあります。確かに、地方自治法では議案提出権は議員には認められておりますが、そこまでには十分な議論をすべきではないかと私は考えております。  ですから、1点目の再質問でございますが、本当に議会活性化特別委員会とか、あるいは島田市の視察、こういった情報も議会活性化特別委員会の中でいただきましたが、これ、議案提出に係る本当に十分な議論であったのかどうか、いま一度その考え方をお伺いさせていただきたいと思います。  それから、議会活性化特別委員会の位置づけについては、提出者につきましてはどのように考えられているのか。これは、議長の命で、2年前に設置しろということで、これはそれなりの若者あるいは女性の政治参加につきまして、議会としてどうだということで、いろいろそういった方向性を出そうということで設けられた特別委員会でございます。そういった特別委員会の位置づけについてはどうお考えになっていらっしゃるのか、いま一度お伺いをさせていただきたいと思います。  それから、先ほどもありました袋井市議会基本条例の市政の現状及び課題とか、あるいは今後の予測、こういったものについては、今回のいわゆる条例改正の提出に際して、どう分析して反映されてきているのか。そういったところが全く分からない。そういった中で、私は、議員の定数の議論をするということはいかがなものかと考えております。いま一度、その点について御回答いただきたいと思います。 45: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 46: ◯12番(伊藤謙一) 今、御質問をいただきましたことについてお答えをさせていただきます。  1点目について、十分な議論がなされていないのではないかという御質問ですけれども、先ほど冒頭私、説明させていただきましたとおり、前会派の自由21、また平成29年の際にも、緑風会としては、今回の議員発議に関して、同様の部分で発議をさせていただいています。  前回の部分ではこういった議場の場で議論するということにはなりませんでしたけれども、そういった中で十分に議論が尽くされていないというのは、今までの経緯を見ていただければ明らかかなと思っていますので、そういった部分をいま一度確かめていただければと思います。  2点目についてです。今回の議会活性化特別委員会の設置の目的ですけれども、平成27年に制定した議会基本条例に基づき、議会改革の取組をより一層推進するとともに、若者の政治離れや女性の政治参加などの課題解決に取り組むことということを目的とされています。重点的な継続課題として、議員定数の検討、予算決算特別委員会の検討、時代の変化による新たな課題、若者の政治離れや女性の政治参加をいかにしていくか、その他の課題として議会報告会の在り方、以上でございます。そういったことが位置づけだと考えています。  3点目についてですけれども、現状ということで話をさせていただきましたけれども、先ほど提案理由を4点挙げさせていただいた中で、三つ目に挙げさせていただきました、現状の近隣自治体と比較した中での人口、また面積割、そういった中での人数という部分がやはり大きな理由かと思っています。  そして、先ほど委員会運営の部分でも述べさせていただきましたが、委員会運営の中でも、やはり現状の課題、そういった部分では委員会運営の中では問題ないと判断している中から、そういったお答えをさせていただきました次第です。  以上です。 47: ◯議長戸塚文彦) 3番 佐野議員。 48: ◯3番(佐野武次) 再質問に対して御答弁をいただきましたが、はっきり申し上げまして、十分私の質問に対して答えられていない。それはなぜならば、提出者4名の方が、本当に、議員定数というものはどういうような形で考えてやっていくべきかというのが共有化されていないんじゃないかなと私は思います。  そういった意味で、後の方も質問されますが、そんな軽々に、議員定数というものにつきましては発議という形で上げるべきではないという考え方を私は自身は持っております。そういったことも含めて、最後の質問、3点ほどさせていただきたいと思います。  1点目の関係する再々質問でございますが、先ほども伊藤議員のほうからもありましたが、本議案につきましては、平成29年にも、貴会派議員より提出されております。しかしながら、改選以降、議員定数については議論した経緯もございません。先ほど来言っているように、このように十分な議論もない中で、今後も、条例改正に係る発議を提出者は続ける考えであるかどうか。いま一度、その点を確認させていただきたいと思います。  それから、質問の2点目、条例改正に至った理由は何かの再々質問でございます。  先ほど重点的課題をいろいろ挙げられておりますが、今先ほども申し上げましたが、私は議会活性化特別委員会で今現在審査中にもかかわらず、こうした議案が提出されるということにつきましては、議会運営上における信義則に反するものじゃないかと考えております。いわゆる信義誠実の原則でございます。そういったことに反しているのではないかと考えておりますが、その点について、提出者の考えを伺わせていただきたいと思います。  それから、最後3点目、議会基本条例の規定をどう分析し反映したかということでございます。私の考え方になろうかと思いますけれども、再々質問をさせていただきます。  議員定数につきましては、行政改革とか、あるいは市民の意見、それから議会活動の評価など、様々な視点から検討する必要があると思います。今回の議会活性化特別委員会が行いました市民アンケートを生かして、まずは、現状や各市の状況などについて調査分析等を行う会議体を設置して、議会としての考え方をまとめて、市民に示した上で、条例改正について、この場でいろいろるる協議検討すべきではないか、あるいは発議でも結構でございます、いろいろな考え方があろうかと思いますが、そうしたものが、皆さん方で、議員とか、あるいは市民の方にもお知らせ、示して、明らかになった上で、例えばそれについて、賛成のもいるし、反対の方もあろうかと思います。そういうところで発議を出して議決をしていくべきではないかと、私は今回の発議に対して、条例改正について、そんな思いをしております。  提出者の方につきましては、一緒に議会活性化特別委員会もやっておりまして、議論もいろいろ交換しているわけでございますが、そういった点についてどうお考えでいるのか、再々質問とさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 49: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 50: ◯12番(伊藤謙一) 1点目ですけれども、先ほどおっしゃっていただいた内容でありますけれども、結論を申し上げますと、提出を引っ込めるといったそういった気持ちはありません。  以上です。  2点目についてですけれども、先ほど議会運営上、前回の緑風会の前期の発議以降、そういった中で議論がされていないというお話でありましたけれども、私は、やはり議論をする機会は幾らでもあったと思っています。4年たっている中で、そういった議論の場が全くなかったと。それは今回の発議をもって議論ができたということは、私は一定、やはり今まで必要だったことではないかなと思っています。  そして、3点目、市民の意見をという部分でありますが、私は今回の発議を決めて、いろいろな市民の方々にお話を聞いている中で、やはり今のコロナ禍における中で、どれぐらい、議員に対して、今の危機感を持っているかという質問を多くいただいています。今の現状の中で、どれぐらいやはり、今の立場を保障され続けることへの危機感を持って仕事をしているか、そして歳費の中で、やはり自分たちの給料が減るとか、または報酬に対してどういうように考えるかというような質問も多くいただいています。  やはり先ほど申し上げたように、私は4点、俯瞰的、総合的に見た中で、今回の発議を提案させていただいております。そういった中で、佐野議員おっしゃっていただいたような、幾つか不備はあったかもしれませんが、ただ、そういった中で、幾つか4点の提案理由を総合的、俯瞰的に見ていただいた中で、再度、お気持ちを御判断いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。       〔「議長、答弁漏れがあります。よろしいですか」と呼ぶ者あり〕 51: ◯議長戸塚文彦) じゃ、それ、言ってください。 52: ◯3番(佐野武次) 2点目に、私、質問した、議会運営上における信義則に反していないかと、この点についてはどうお考えですか。 53: ◯12番(伊藤謙一) それは、この場で私がお答えすべきことではなくて、議会運営委員会の場にてお話をいただければと思いますのでよろしくお願いします。 54: ◯議長戸塚文彦) 以上、3番 佐野武次議員の質疑を終わります。  次に、4番 木下 正議員の発言を許します。  4番 木下議員。 55: ◯4番(木下 正) それでは、私のほうからは、5点ほどお伺いをしたいと思います。  まず、1点目、身を切る覚悟という、もちろんおっしゃることはよく分かるんですけれども、市民の方にとって、弱者の方、特に少数な方々、この方々にとっては、議員定数が減ると、自分たちの代表者を議会に送り出せなくなるというデメリットがあるという調査結果もあります。少数弱者の意見を封じることに通じないか、逆に、市民の身を切ってしまわないかということが述べられております。この点に対して御意見をいただきたい。  2点目は、人口比率は同程度の人口でなければ、比較対照できないのではないか。近隣市町ということは非常に重要ではありますけれども、全国の同程度の人口のところと比べてみると、21以上の定数を持って定めていらっしゃるところがございます。一時、平成の大合併のときはかなりの人数が増えたものですから、そのときは減らさないといけませんねという議論でされたと思いますが、今は、私も1年目の勉強会に行ったときには、もう既にそのことはその時代のことで、今は減り過ぎてしまって、周辺部の方、人口の少ない地域の方々は困っていますよということを勉強してきました。平均的な、人口比率の同程度の人口でなければ、やはり比較対照すべきではないんじゃないかと考えられますが、いかがでしょうか。  それから、3点目、コミュニティセンターとか今ございますけれども、自治会連合会もございます。自治会連合会ごとに、基本的には、議員がいるのが一番意見が反映されやすいんじゃないか。もちろん袋井市全体のことはやらなきゃいけませんが、やはり少数意見の方を拾っていくためには必要ではないかということで、最初の2点も含めて、そこはやはり議員の数は今以上減るということは、非常に危機感を感じているところです。  4点目として、学術研究の結果等を確認すると、地方議会の委員会は7名が理想であるという見解があり、多くの質問をすることにより、よりよい行政につなげていく必要があると考えます。6でも5でも4でももちろん議論はできるとは思いますが、学術研究の結果的には7名ということがございますけれども、その点に関してはいかがでしょうか。  それから、5点目、アンケート調査のお話がございました。このアンケート調査の結果によると、49%の方が現状維持、3%の方が増やすべきというお答えがあったようです。もちろん減らしたほうがいいよという御意見もあったと思いますが、その辺に関して、アンケート調査の結果によって提出されたということなんですけれども、50%以上の方が、現状維持か増加を望んでいらっしゃるところを踏まえて、その点に対して、どうしてこのような結果になったか、それを教えていただきたいと思います。  以上です。 56: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 57: ◯12番(伊藤謙一) 木下議員の質問にお答えさせていただきます。  まず1点目の、議員の身を切る覚悟と言いますけれども、ともすれば市民の身を切るにつながるのではないかというお話です。  ただ、私、今の世の中を見させていただいた中で、やはり、じゃ、なぜ職員のほうは定員管理計画等を設けた中で、必要最小限のコストで最大限の効果を出していくかという議論がされているか。そして、民間企業のほうでは現在、リモートワークを含めて、社会の転換期を踏まえて、様々な転換をして効率化を図っている中でございます。そういった中で、まさにおっしゃっていただいているような、確かに市民の方々から、議員の数が減ることによって不便なことが発生するかもしれません。ただ、それに対してやはりどう対応していくか、変化をしていくことこそが、私は、今後の議員像として必要なことだと思っています。  2点目になりますが、人口比率に関して、全国の類似団体との比較を挙げていただいたかなと思っています。確かに私は、それも1点、考え方だと思っています。ただ、やはり先ほど申し上げさせていただいたように、全国の類似団体といっても、人口規模で見るのか、財政規模や財政状況で比較する類似団体を決めるのか、もしくは面積で決めるのか、それぞれの多分考え方によって、類似団体の比較が違うかと思います。そういった中で、私は現在、近隣他市町を比較させていただいた結果、磐田市、掛川市、そして島田市と見させていただいた中で、袋井市は現在、議員数が多いのではないかという趣旨で質問をさせていただいています。  3点目です。おっしゃっていただいたように、自治会連合会が合同で、これに関しては先ほども1点目でも少しお答えをさせていただいた経緯はありますけれども、やはり現状、地域から議員が出られていない、そういった地域もあります。ただ、それをどうやって、議員の方が、総合的、俯瞰的に全市を見渡した中でカバーしていくか、そのことが逆に今後、必要じゃないかなと思っています。  4点目ですけれども、これは有識者の方から、委員会運営は7名が理想ではないかということではありますが、これについても、現状今、常任委員会は6名で運営させていただいておりますが、やはり今後、仮に議員定数を削減とした場合、それも踏まえた上での委員会定数を決めていくべきではないでしょうか。  そういった中で、やはり議論がしっかりとできるかどうかというのは判断するべきだと思いますし、私は、個人的な意見を言わせていただくと、今の常任委員会を見させていただくと、総務委員会のみ7名で、ほかの常任委員会は6名で運営しておりますけれども、十分意見は出ているということと、やはりそれをもう一つ証明するのは、今年の特別委員会を見させていただいていると、3特別委員会を設けさせていただいていますが、本当に多くの、実のあるといいますか、実績をつくっていただいたなと思っています。それはやはり議員の皆さん方が、それぞれ三つの特別委員会の中で努力した結果だと思っておりますので、そういった部分を考慮いただければと思います。  次に、5点目、アンケートの調査結果報告書をどのように検討したかということですが、今回のアンケートに関しては、前提として大変重要な資料だと思っています。こういったことはぜひ続けていくべきだと思っていますが、1点、少しアンケートを絶対的な市民の声ではなく、参考資料とさせていただきたいと思う、私の理由を述べさせていただきたいと思います。  例えば今回のアンケートの問4ですけれども、前回の市議選では投票しましたかという問いに対して、投票したと答えていただいた割合は69%です。これは、実際の平成29年の選挙の投票率が53.85%ということを考えると、大きく上回っているという中で、やはりこれは絶対的な資料ではなく、一判断材料として見なければいけないと思っています。  そういった中で、先ほど木下議員おっしゃっていただきました、現状維持、そして減らすべきという値がありましたが、減らすべきという値は全体の27%の回答がありました。約3割の方がこういったように答えているという中で、私は十分にやはり議論をしていくべき課題だと認識をした中で、今回、提出をさせていただいております。  以上でございます。 58: ◯議長戸塚文彦) 4番 木下委員。 59: ◯4番(木下 正) まず1点目の、職員の方々、あるいは民間企業、私も民間企業におりましたのでよく分かるんですけれども、効率化を求める、そして効率化ができる、ICTを活用して効率化していくということと、やはり議論をしていくということとは全く違うところだと思います。ですから、そこら辺は、効率化できる部分とできない部分というのは必ず、どこの企業、あるいは職員の方々もあると思います。ですから、そこの部分に関して、その理由で削減するというか、定数を減らすというのは、少し感覚的に間違っているんじゃないかと私は考えます。  それから、やはりいろいろな人口、それから面積、そういうところで判断されたということで、もちろんそれは、非常に研究されて尊敬されるところなんですけれども、やはり全国でも私も確認したところ、議員定数が21名以上あるところ、23名とかいらっしゃるところにお話を聞くと、やはり定数を減らすという努力もしたんだけど、実際は非常に市民の方の声もあり、減らすことがなかなか困難であったということもあります。これは、市民の方の御意見としてなったという、現状維持をしているというお話でした。ですので、やはり人口比率的に考えれば、ここは変えるべきではないんじゃないかなと考えております。その辺を、今の私の話からどのように判断されるかを少しお聞きしたいなと思います。  議論の、6名で一生懸命、多分4名でも一生懸命やればいいとは思います。しかし、やはり人間の能力というのは、一発想も違いますし、多ければ多いほど、市民全員が本来は議会を、あるいは行政に対する意見を述べるのが本来の形だと思います。代表として出す人間は多ければ多いほど多様な意見が出るというのは、これは間違いないことで、今現状で人数が6名で運営できるからといって、多分、島田市のほうは人数がその状態ですけれども、定数自体を変えていないと私は思います。要するに、定数を削減しているわけではないと思います。  アンケート調査の結果は、私の考え方と伊藤議員はじめ提出者の方の考え方の相違というのは、これは仕方ないので、アンケートを1回取っただけで結論は出ないと思いますが、少なくとも50%、半分以上の方が変えるべきではないと考えていらっしゃるということは、かなり重く受け止めないといけないんじゃないかと思います。  いかがでしょうか、その辺に関しては。 60: ◯議長戸塚文彦) 13番 岡本議員。 61: ◯13番(岡本幹男) 私から少しお答えさせていただきたいのは、今の審議は質疑の場であって、質疑は原則として意見を述べることは不可とされていることであって、提案内容に対する疑問点をただすということに審議の重きを置いていただきたいと思います。  それから、先ほど────の質疑の中に、信義則に反するのではないかというお話がありましたんですけれども、こちらからは提案理由をるる述べていることであって、相手方の考え方を重んじるのも信義則の一つであると私は考えます。                 〔発言する者あり〕 62: ◯議長戸塚文彦) ほかの方が言っても結構です、それは。4で提出されていますので、4の中で誰かが答えていただければ結構です。  12番 伊藤議員。 63: ◯12番(伊藤謙一) 先ほどいただいた再質問について、答弁をさせていただきたいと思います。  再質問についてですけれども、今おっしゃっていただいたように、確かに考え方の違いはあるかもしれません。ただ、私自身、やはりいかに市民の側に立って、議員定数というものに対して考えをどう具現化していくか、そういった部分について今、述べさせていただいていることであります。  先ほども申し上げたように、私、4点、今回提案理由をまとめさせていただいた中で、やはりおっしゃっていただいたように、議員の数がやはり減った、減るということが市民の不利益につながるかということに関しては、私自身は、これに関してはやはり議員の今後の関わり方というか、今後の対応力次第かなと思っています。  なので、そういった部分に関しては、先ほどいろいろとお話しいただいて、1点目、2点目等をいただいたとは思うんですけれども、そういった中で、じゃ、一方、理解していただきたいと思うのは、先ほど私4点まとめさせていただきましたが、1点目にやはり財政状況、そして2点目に選挙の、現在の袋井市の中での、定数に対しての出馬するというか立候補者の数、そして3点目に申し上げたように近隣自治体との比較、そういった部分を比較させていただいた中での提案理由となりますので、そういった部分のお答えであれば、お答えしたいと思いますので、以上とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 64: ◯議長戸塚文彦) 以上で、4番 木下 正議員の質疑を終わります。  次に、6番 鈴木弘睦議員の発言を許します。  6番 鈴木議員。 65: ◯6番(鈴木弘睦) 今回の発議について、何点か少し質問項目が多いですけど、よろしくお願いしたいと思います。  まず1点目、今回の議案提出に至った経緯は、先ほど提案理由ということでお伺いいたしましたけれども、今回4名ですか、提案者がいらっしゃって、4名の提案者の中で、議論をいつ頃から始められて、何回程度実施をして今日の提案に至ったのか。できれば時系列でお伺いしたいと思います。  それと、2点目、ここまで様々な、その中で議論が行われたというように思います。各提出者の御意見、いろいろな意見があったのではないかなと推測するわけでございますけれども、提出に至ったまでの間の御議論の内容をお伺いいたします。  それと、3点目、先ほど伊藤謙一議員の御答弁の中に、私の認識違いかもしれませんけれども、この場を議論の場として捉えているかのように御答弁があったかと思います。この場を議論の場として捉えているのか、お伺いします。  また、4点目、本年11月17日、議会運営委員会において、本件に対しての伊藤委員から、口頭で説明をいただきました。そのときに、なかなか饒舌に提案をしてくださいましたので、内容についてメモし切れず、対応を願いたい旨の質問があったかと思います。その御答弁の中で、本件については資料を後日示し説明するとの答弁があったというように私は記憶されていますが、いまだされていない現状をどのように考えているのか。恐らく提出者の中で、その件についてお持ち帰りになって、そうやって答弁しておりますので、議論をされたというように思います。やらなかったということに踏み切った各提出者の御意見をお伺いしたいと思います。  それと、5点目、2名削減で18、今の議論の中でもありましたけれども、各常任委員会6名とした具体的な根拠をお伺いいたします。十分意見が出ているというような答弁がありましたけれども、6名の根拠をまだ少し示されていないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、最後に6点目、提案理由の中には、行政改革とともに、議会改革を身を切る覚悟を持って進めていくべきだと考えておりますというような文言がありました。改革というのは削減することだという認識でいらっしゃるのか、お伺いいたします。  以上です。
    66: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 67: ◯12番(伊藤謙一) 鈴木議員の質問にお答えさせていただきます。  少しまとめさせていただいた中で6点ほどあったかと思いますので、もし漏れていたら後ほどお答えしたいと思いますが、1点目に、提案者の中で時系列をもって、今までの会議の内容をということでしたけれども、大体今回の、もともと9月市議会定例会に上程することを前提に準備をしてまいりました。なぜ9月市議会定例会だったかといいますと、やはり来年、改選を控える中で、そういった中でこの議論がされて、それを市民の方に知っていただくという期間が必要だったからだと考えています。  そういったことを考えますと、次回、出馬される方、また、恐縮ですけれども引退を考える方、そういった中で非常に議員それぞれのお立場に影響があることだと思いましたので、内容としては、9月より前から議論をさせていただきました。大体何回ぐらいというお話ですけれども、こういった回数というものはしっかりと把握はしていませんが、ただ、そういった中で議論はさせていただいて、2点目の答えにもなりますが、先ほど4点の提案理由にまとめをさせていただいた次第でございます。  3点目ですけれども、議論の場として今回の発議の場を捉えているかということですが、決してこれは議論の場ではないと思っています。ただし、こういった議論をされている部分を市民に知っていただく場ではないかなと思っています。現在、これはインターネット中継もされていますし、そういった中では、市民の方々は、発言の内容、また議論の内容、そういったものをやはりしっかりと見ていただいた中で、それぞれの議員の皆さん方のお考え、そして、この後採決に至りますけれども、そういった部分を明らかにしていく場じゃないかなと思っています。  4点目ですけれども、説明という部分で、そちらに関しては少し失礼もあったかと思います。ただ、一方、9月市議会定例会の前には私、お一お一回らせていただいて、提案理由等しっかりと説明をさせていただきました。そういった中から、主な変更点がなかったものですから、大変失礼もあったかと思いますが、今回11月市議会定例会前には回るといったことはしませんでした。  5点目、6名の具体的な各常任委員会6名の根拠という部分ですけれども、こちらに関しましては、やはり現状6名で運営しているという中で、そういった中で、じゃ、不備があるかというような議論になったときに、私は、現在の建設経済委員会、また民生文教委員会の中で、そういった不備があるとは思っておりません。  6番目の改革について、これは削減することだということかという質疑だったと思いますが、私としては、課題があって、そして、それに対して目的を持って行動していくことが改革すること、変化していくことだと思いますので、何も削減すること自体が改革だとは思っておりません。  以上です。 68: ◯議長戸塚文彦) 6番 鈴木議員。 69: ◯6番(鈴木弘睦) 1問目のところですけれども、何回やったか分からないというような話だったように捉えておりますけれども、どうなんでしょうね。9月に、議会運営委員会へ提出に向けての動きがあった中で、我々の会派だけでも、10回ぐらいはこの件に関して議論をしてきました。そういったことを見ると、先ほど佐野議員からもありましたけれども、提出者の中でまだまだ議論が尽くされていないのかなというように感じるような御答弁だったと私は感じております。記憶をたどっていただいて、お答えいただきたいなと思うんですけれども。  先ほど少し答弁、御質問の中に、各委員の意見という、どんな意見が、様々な意見があったと思うんですけれども、各委員の意見というところが御答弁いただけなかったので、1問目の部分の各委員の意見、それと、今回、先ほどと2問目の中の、9月市議会定例会に出したから今回はやらなんだというような御答弁だったんですけれども、やらなんだと踏み切った部分の各委員の意見、やらなかったということを決めた各委員の意見について、少しまだお答えいただいていないので、お伺いいたします。  それと、6に決めたというところは、民生文教委員会も建設経済委員会も6でやれていますよというような認識であろうというように思うんですけれども、特別委員会のときも述べました、1委員会が偶数であると、委員長は採決に参加できませんねというところでございます。委員長を抜いた委員で委員会は採決しますので、委員の人数が奇数であると、必ず可否が委員の中で出てしまいます。  またもう一つ、18名にすると、今度、議長という立場で、議場での採決の場合、議長が採決には参加できなくなりますよね。その件について、議員の権限というのはいろいろあるんですけれども、同意権だったり、検査及び監査請求権、意見書提出権とかいろいろある中で、一番最初に議員の権限として出てくるのが議決権だと思います。議員の議決権、また議場での議長の議決権、また委員会での委員長の議決権というものを、私は奪うように少し感じておりますけれども、18名としたところのその辺の考え方について御答弁をいただきたい。  それと、先ほど改革は削減するものだとは捉えていないというような答弁でありました。これは私も同感であります。改革というのは、辞書で引きますと、改めることだよというように載っております。改めることは何ぞやということでありますけれども、改めるとは、新しくするとか、いろいろなものをいいほうに変えていくというところだと思います。  今回の提出の中で、単純な、先ほど2が減ると人件費が6,000万円ほど削減できますよというような話があったんですけれども、提案理由の中に。議員定数の単純なコスト削減になってはならないというように思います。そして、議会の活性化や機能の強化につながらないと、つながることが私は改革だと捉えておりますけれども、今回の2削減の提案によって、そういったものがしっかり補われていくかといいますか、保障されていくものなのかどうなのか。その辺の捉え方についてお伺いいたします。 70: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 71: ◯12番(伊藤謙一) お答えをさせていただきます。  1点目、2点目、各提案者の中での意見という部分だと思うんですけれども、そういった中では、すみません、仮に議事録等を取っていて、そういった中で発言を全てするかというと、こういった場で公表するのが正しいかというのがあると思いますので、そういった議事録もあるわけではございませんので、少し発言は控えさせていただきます。ただやはり議論をさせていただいた中で、提案理由についても、そして、今回、11月市議会定例会に向けて、そういった資料を提出するという部分に関して、どんな意見があったかという部分に関しては、大変申し訳ないですけれども、そこに関しては意見はもらっておりません。なので、私自身が9月市議会定例会に出させていただいたといった、そういった中で判断をさせていただいた限りでございます。  そして、先ほどの5点目、6点目に関してですけれども、権限の部分で、まずは各常任委員会6名での運営の具体的な根拠をということに関して、広く深くお話しいただいたかなと思うんですが、先ほど来少し申し上げている中で、やはり私は今、民生文教委員長を大変恐縮ですが仰せつかって、務めさせていただいている中で、じゃ、今、鈴木議員がおっしゃっていただいたような中で、その権限が例えばなくなってしまいますよとか、審査の中で具体的に不備があったりだとかという部分を感じていなかったというのも、今回、理由にはなっているかもしれませんが、ただ、7名と6名でとなった場合に、もともと建設経済委員会自体もずっと6名で運営していた、私、8年前から議員としてやらせていただいていますけれども、6名で運営をさせていただいていたという、そういった過去を踏まえると、決して、今おっしゃっていただいた中で、確かにもしかしたら質という部分で多少違いはあるのかもしれませんが、私は、運営できるかできないかという2択で考えた場合には、運営できると考えています。  そして、すみません、6点目ですけれども、少し聞き漏らしてしまったので、もしよろしければ、もう一度御質問いただければありがたいなと思います。 72: ◯議長戸塚文彦) 6番 鈴木議員。すみませんが、よろしくお願いします。 73: ◯6番(鈴木弘睦) 今回、2名減というところで、単純なコスト削減というような部分がありましたよね。6,000万円削減できるよというような、先ほどそこで発言されたのか、少し僕も記憶が曖昧なのであれですけれども。ありましたけれども、改革というのは、コスト削減という観点だけじゃ駄目だよと、さっき言ったように、改革は削減することと捉えていないよということに同意してくれましたよね、私はどうですかって聞いたら。  削減でなくて、議会の改革をすることということは、議会の活性化や議会の強化といいますか、そういったものを議会改革として捉えていかなくちゃいけないんじゃないんですか。そうすると、2名削減というのは、それに合致しているのかどうなのかというところの考え方をお伺いしたいと。 74: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 75: ◯12番(伊藤謙一) 失礼しました。お答えさせていただきます。  先ほど私が申し上げたとおり、いかに最少人数で最大のパフォーマンスをするか、それがやはり改革だと思っています。  以上です。 76: ◯議長戸塚文彦) 6番 鈴木議員。 77: ◯6番(鈴木弘睦) 先ほど少し、何点目かよく分かりませんけれども、5点目ぐらいかな、議決権についてお伺いしたんですけれども、御答弁がございませんでしたので、再度お伺いしたいというように思いますが、建設経済委員会は以前から6名でした、それは確かにそうです、現状としてね。確かにそうですけれども、私も委員として1期目、4年間経験する中で、そのようなことは感じることはございませんでした。総務委員長としての立場というのを今回いただいて、やはり委員長としてどうという部分を考えるようになって、今回、発議の答弁をいただいている伊藤議員も民生文教委員長を仰せつかっているという話がありましたけれども、委員長という立場になってみて、そのことについてどう思うかというところですよ。  委員会の人数が奇数で本当にいいんですか。現状やれていますよというところはあるんですけれども、委員長の議決権というのがないですよね。今回提案の18名にすると、議長の議決権というのは行使する機会はなくなりますよねというところについてどう考えるかというところをもう一度お伺いいたします。 78: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 79: ◯12番(伊藤謙一) 今の質問についてお答えさせていただきます。  現状、私はやはり、そういったことに不備はないと感じておるものですから、それが率直な感想となるんですけれども、ただ、おっしゃっていただいたように、委員会運営も含めて議会運営上、仮に様々な問題が発生したとします。ただ、そういった中で、やはり今後考えていくべきことなのは、今の常任委員会の在り方、また、議会の中での運営上、特別委員会の在り方、そういった部分を、今回の議会活性化特別委員会でも幾つか検討していただきましたけれども、そういったことをもう一度やはりしっかりと検討していくべきことではないかなと、一つの手法として捉えていくべきじゃないかなと思っています。  以上です。 80: ◯議長戸塚文彦) 以上で、6番 鈴木弘睦議員の質疑を終わります。  少し長時間になっておりますので、会議の途中でありますが、ここで休憩として、午前11時35分から会議を再開いたしますので、よろしくお願いいたします。                (午前11時23分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午前11時39分 再開) 81: ◯議長戸塚文彦) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、14番 浅田二郎議員の発言を許します。  14番 浅田議員。 82: ◯14番(浅田二郎) それぞれ各議員の方から質疑が出ておりますので、私は簡潔に2点伺います。  一つは、なぜ今の時期にこの条例改正を提出されたかということであります。  1点目は、ずっと言っていますように、議会活性化特別委員会で研究しているさなかであります。そして、アンケートの結果の中で、議員定数の在り方については、アンケート調査で出された市民の意見をはじめ、市民団体の意見、要望等を参考にして、必要とする議員定数の背景、経緯等を検証するとともに、場合によっては有識者や第三者機関からの提言などを求めて議会として協議していくということを、この前、具体的な対策を示したばかりであります。  また、袋井市議会基本条例の第16条、議員定数に触れる第2項で、「議会は、議員定数の改正に当たっては、市政の現状及び課題、今後の予測等を十分に考慮するとともに、市民の意見を反映して決定するものとする。」と規定されています。さらに、次回の4月の市議会議員選挙については、12月1日、選挙管理委員会が、4月11日を告示日、4月18日を投開票、そして定数20名と発表しているさなかであります。  なぜこうした下で、今、急いで定数を改正しなければならない理由が何なのか、教えていただきたいんですよね。緑風会の皆さんが、定数をもう少し減らしたほうがいいという主張されていることもよく知っております。しかし、今この時期に条例改正しなければならない理由があるのかどうか。お願いいたします。  2点目は、先ほど四つの提案理由を述べられました。それぞれに問題があることだと思いますけれども、例えば定数が減れば無投票がなくなるというのもよく分からないことですし、人口、面積というよりも人口比で比べています。それが人口の2倍のところと比べて云々するというのは、基本的な点が違っています。地方自治法は、昭和22年にできたときは、人口別に出されています。人口5万以上、10万未満は36でした。その後、30になりました。そして、御承知のように、それを今度上限とするとなりましたけど、最終的にはそれもやって、今は条例で定めるとなっています。  しかし、最初決めたところから、これはもう諸外国の例なんかを見ながら、これぐらいが地方自治をやっていく中で大事だということで決めたんです。そのときは、例えば今の袋井市の規模でいったら36ですよ。そのときに、条例によって減らすことができるというような仕組みをつくったんですけれども、先ほど言いましたように、その後の経過の中で、特に議会の自主性、あるいは活性化、自己決定権の拡大と、そういうような中で、これが今、条例で定めると変わってきたわけですね。その変遷を考えたときに、今までのを聞いていますと、四つあったうちで少なくしたほうがいいなというのは、財政問題だけなんですよね。これが少し私、問題で、今の提案されているのは、財政を削減するために定数18名にしたほうがいいというようなことが主要なものとして考えられているのか、お尋ねしたいのであります。  私は、議会活性化特別委員会の中でも言いましたけど、今、市民の皆さんの議会に対する評価が非常に厳しいというものは、やはり今、議会が二元代表制の一翼を担って、市民の意見を反映させる、あるいは市政を監視する、そういう役割が十分果たされていないからだと私は考えています。そういう点で、議員の定数を減らすことがいいことだと考えられるのかどうか。今、それを考えられている要素は財政問題だよと、そこをもう一度確認させてください。 83: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 84: ◯12番(伊藤謙一) 御質問いただいたことについてお答えさせていただきたいと思います。  今おっしゃっていただいた提出の時期の話なんですけれども、浅田議員が御存じのとおり、私どもも当初、9月市議会定例会に提出するつもりで本件を進めてまいりました。ただ、そういった中で、前回、やはり議論が不十分だったという部分もあった中で、11月市議会定例会に差し直したというような形になっております。  そういった中で、なぜ議会活性化特別委員会や、次回の市議会議員選挙がもう既に告示日も決まって定数20名できているのにこの時期にということですけれども、先ほどいみじくも浅田議員がおっしゃっていただいたように、私ども前会派時代から、議会の中で定数削減に関しては案を出させていただいている中で、やはり今期の中で提出をさせていただく機会というものを、この2年間、議会活性化特別委員会が設置された中で、経緯等も見守る中で判断をさせていただいてきました。  そういった中で、今回の11月市議会定例会で出させていただくということが、やはり時期を見据えた上で、それに対して、新人候補者が臨むとか、また先ほども申し上げさせていただきましたけれども、引退等を考えられるという中で、やはり個人の議員の皆様方に関係をすることなので、十分にそういった中で議論をしていただきたい、また個人の方に考えていただきたいという中で、この時期に提出をさせていただいた次第であります。  そして2点目の、少ないほうが議員はいいという部分でありますが、やはり浅田議員は、先ほどの私が提案理由で申し上げた4点では具体的な理由にはなっていないという立場に立っていらっしゃるかと思いますけれども、私自身は、この4点の提案理由で十分足り得ていると思っています。  そういった中で確かに、1点目の財政上の問題というものは大きなものではありますけれども、ただ、ほかの3点を見た中で、やはり現在の袋井市議会の運営を見た中で、十分議員数18名でも運営できると思いますし、近隣他市町を比較した中で、人口割、面積割、そういった中で見た中では、十分に今、袋井市議会は議員定数が多いと言えるのではないでしょうか。また、先ほども少し例として申し上げましたけれども、島田市議会においても、そういった私たちよりも人口規模も多かったりだとか、面積規模も大きいまちでも十分に議員数18名でやっているという部分で話を聞いております。  そういった中で、ぜひ提案理由をもう一度見ていただいて、御判断をいただきたいと思います。  以上です。 85: ◯議長戸塚文彦) 14番 浅田議員。 86: ◯14番(浅田二郎) 1点目のところで、例えば今、議会運営委員会、総務委員会で7名でやっているのはどうもまずいよと、6名にしたほうがいいよという、今変えなければならない、そういう理由はないということですよね。今、急いで議員定数を変えなきゃならない理由はないと。これは、今までの緑風会の方々の意見を表明して、それに変えていきたいという形だけですね。急ぐ必要はないということ、分かりました。  2点目のところで、僕は、財政だけだというのは、例えば議員定数を減らしたから、無投票になるということがなくなるということはないですよね。これは当たり前ですよね。それから、19名でやっていけるから19名でもいい、18名でもいい、一つの委員会を6名でやっていければいきたい、それって何ですかね。何を根拠にされているんですかね。根拠というのか、7名でやっているから、8名でもいいという、9名でも10名でもいいというふうじゃなくて、これでやれるから6名でもいいというようなことは、減らすことを基本に考えられているわけですね。  本当に、僕は今は問題なく議会運営はされているけれども、論議が不十分だったし、やはり先ほど言いましたように、議会の機能がきちっとされていないという意見を持っています。意見を持っているから、多くしたほうがいいと思っているんですけれども、これでやっていけるからもっと減らしてもいいよという、その感覚が僕はよく分からないんですよね。8名でやっているのの6名でやっているから、皆6名にしたほうがええと、なぜそう発想される。もう要するに、議員はできるだけ少ないほうがいいと考えられているからしかないと思うんですよね。その根拠は何かというと、出てくるのは財政問題だけだと。  財政問題に関しては、全体の財政の中で微々たるものでありますし、民主主義をやっていくためには財政的な負担は当然伴うもので、僕はそれはもう少し考えるべきだと思いますけれども、先ほども言いましたように、少ないほうがいいと考えられているということだということでいいですかね。 87: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 88: ◯12番(伊藤謙一) それでは、質問にお答えさせていただきます。  1点目に関しては、先ほど申し上げたとおりになるので、少し申し訳ないんですけれどもこれ以上はないんですが、2点目についてですけれども、今、るる4点申し上げたことに関して、浅田議員の御意見というか、そういったものをいただいたとは思うんですが、例えば選挙に関して、具体的に定数自体が20名が18名であったとするならば、平成29年の市議会議員選挙のときに22名立候補して4名落選というか、そういった中で、いわゆる切磋琢磨するような状況が生まれていたのではないかと個人的には思っています。  今おっしゃっていただいたように、4点通じて、なかなか気持ちが分かり合えないよというようなお話をいただいたかと思うんですが、私としては、この提案理由4点を挙げさせていただいて、議員定数を少なくしたほうが議会自体もやはり活性化すると思いますし、そういった中で、先ほど申し上げたような市議会議員選挙であったとしても、そういった部分がもっといいものになると感じています。  以上です。 89: ◯議長戸塚文彦) 以上で、14番 浅田二郎議員の質疑を終わります。  次に、15番 高橋美博議員の発言を許します。  15番 高橋議員。 90: ◯15番(高橋美博) 様々な質問や議論がされていて、なかなか議論も出し尽くされたような感じがいたしますけれども、私からは、一つは、袋井市議会の上位の規定であります議会基本条例に即してどうかということなんですね、今回の提案が。本来は、様々な影響とか、あるいは将来を予測して提案をするということですけれども、そうした真摯な検討が行われてきたかということなんです。  そういう点で、私は、提案者の皆さんの思いは思いで結構ですけれども、こういう形で出してくることが本当にいいことなのか、本来は市民の皆さんにフィードバックして、市民の中でも議論をして、そういう議論を固めて、こういう形で最終的に決定すると。議会の中だけで議員定数というのは決定する場ではないと考えますけれども、この点についてどうかということなんです。  それから、提案に対して、本当に真摯に定数を削減することの意義、そしてまたデメリット等々が検討されてきたかということですね。現在の状況ですけれども、現実には、現員の定数の中でも、地区ごとでも議員を出せない地区があって、本当に地域、幅広い市民の意見を拾えるかということなんですね。いずれにしたって、数で不十分な状況はあるわけですけれども、どこで線引きをするかということなんですけれども、そういう定数18名にするという根拠が示されていないと、定数18名で十分ですよという根拠がまるっきりないわけなんですけど、それについてお伺いをしたいと。  それから、そうしたところで、私がデメリットとして考えるところに、住民に対して非常に距離感が広がって、ますます議会に対して信頼を失うということにつながらないかということです。この点についてもお伺いをしたいし、また、やはり議員というのは、数で当局と対峙をしていくと。現在、定数20ですけれども、これを定数18にして、そういう形でいけば、ますます多様な意見を拾えなくなって当局と対峙できなくなるという、言ってみれば議会の役割を自ら失うような、そういう感じに私は捉えられるわけですけれども、そういうことについて、どういうように考えるかということでございます。  いろいろ、最後ですので様々思いはあるわけですけれども、以上、質問とさせていただきます。 91: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 92: ◯12番(伊藤謙一) 様々な御意見をいただきまして、それについてお答えをさせていただきたいと思います。  まず1点目、袋井市議会基本条例に反した中での、そういった中でのこういった発議ではなかったかということですけれども、私自身は、非常に今、将来予測が難しい世の中だなと思っています。そういった中で、じゃ、今の議員定数自体が今後、未来にわたって、じゃ、それが正しい議員定数なのかと言われれば、それはまた少し違ったものかもしれませんし、また、過去、どういった経緯があって減ってきたかということも考えれば、過去はきっともっと議員定数が多かったときがよかったという判断の中で、きっと議員定数を考えてきたのだと思っています。そういった中で、私どもが今回議員定数18名で出させていただいた中で、やはり今の将来予測という部分を考えれば、現在、やはり議会の在り方というのも、先ほどICT活用特別委員会で発議していただいたような、リモートによるウェブ会議であったりだとか、そういった新たな手法もどんどんどんどん今、議会の中で改革をして取り入れているさなかでございます。  そういった、やはりいろいろな手法を考え見た中で、今後も、私が今回の発議に対して申し上げたいのは、いかに最小の経費や、また人数をもって最大のパフォーマンスを出していくか、そういった部分で、議会基本条例に対して先ほど背いているのではないかというお話がありましたけれども、私は背いていないと判断して出させていただいております。  そして、メリット、デメリットを見ていただいた中で、二つ大きく、おっしゃっていただいたのかなと思うんですけれども、議員を出せない地域が今後どうなっていくかという部分に関して言えば、やはりそこに関しては、議員そのものの役割を今後変えていくべきじゃないかなと思っています。地域代表制という形ではなくて、市政全般に関わる部分を総合的、俯瞰的に見渡す、やはりそういった議員の資質が求められるということが1点と、また、仮にそれが、地元で議員が出ていなかったとしても、やはり隣接した地域にいる議員が、そういったことを俯瞰的に対応できる、そういったような情報を取り入れるシステムを議員自らが考えていくべきじゃないかなと思っています。  そして、距離感、ますます多様な意見がなくなるのではないかということですけれども、逆にここに関しては、人数が多ければ多様な意見が出るということはおっしゃるとおりかもしれませんが、ただ、そういった中で、先ほども申し上げたとおり、じゃ、議員定数を増やせる、増やすということの議論は、私は今、この時代潮流には合っていないと個人的に思っています。やはり議員自体を増やしていくということには歳費もかかると思いますし、そういった今の政治の仕組みの中では、そういった中で新たな担い手が出てくるということも私は考えにくいと思っているものですから、今回の定数削減案を出させていただきました。  以上でございます。 93: ◯議長戸塚文彦) 15番 高橋議員。 94: ◯15番(高橋美博) いろいろ意見の相違はあるわけですけれども、今の現状をどう打開するかということなんですね。  議会の魅力がないということなんですけれども、議会と住民との距離が、今現状でも広がっていると、議員の出せない地域も広がっている中で、これをどう補っていくかという提案がないわけですよね。頑張ればいいということだけじゃなくて、それに、削減するというならばそれをどう解決していくかという、やはり提案があってしかるべきだと思うんですけれども、その点について再度お聞きしたいというのと、それから、問題点なんですけれども、現状を見ても、なかなか議員の成り手がないというのは、やはり切磋琢磨させるような状況にないということで、我々議会も反省しなきゃならなくて、どうしても多選になりがちに今なっているわけですけれども、これが議員定数削減によって、ますますそういうことにつながらないかという懸念ですね。やはり挑戦するを受け入れるような土壌をどうつくるかということをやはり考えるべきじゃないかと思うんですけど、この点についてお伺いをしたいと思います。 95: ◯議長戸塚文彦) 12番 伊藤議員。 96: ◯12番(伊藤謙一) それでは、お答えをさせていただきます。  1点目、現状をどう打開していくかということです。まさにこれは全議員でもって、定数削減あるなしにかかわらず考えていくべきじゃないかという部分で、非常に共感しております。  私自身が思うのは、やはりこういった発議の場で皆さん方に議論していただく、そういった部分を市民の方々に知っていただくことじゃないかなと思っています。やはり今回、この発議を通じた中で、様々御意見がありました。それぞれの議員がそのお立場に立って、今の本会議の風景もインターネット中継で出ています。そういった部分をやはり市民に知っていただくことではないかと私は思っています。  2点目ですけれども、成り手不足という部分で、今後の選挙自体を、この発議で定数が削減された場合にはどう考えていくかという部分ではありますが、私自身はやはり、今の地域代表制という部分で、そういった制度が現実的にあるわけではありませんが、若い方や女性の方々が本当に出やすいかと言われると、私は26歳から議会議員選挙に出馬させていただいていますけれども、そういった部分では地域とのつながりも少なかったですし、やはりそういった部分に対しては、私はそういった部分というのは、もっと俯瞰的に地域代表というものがなくなっていかない限りは、そういった人間が出てくるというのは厳しいと思っています。  そして、先ほど申し上げたように、選挙自体もやはり切磋琢磨した、そういった選挙になれば、地域から代表者を出したいと思えば、そこの地域の投票率は上がると思っています。だから、やはりそういった部分で、限られた、今の定数20で、前回の22で争うような選挙ではなくて、やはり定数18を22で争うとか、それ以上の部分でやるような部分が求められるんじゃないかと思っています。  以上です。 97: ◯議長戸塚文彦) 以上で、15番 高橋美博議員の質疑を終わります。  これをもちまして、発議第9号に対する質疑を終了いたします。  会議の途中でありますが、ここで休憩とし、午後1時15分から再開をいたしますので、よろしくお願いいたします。                (午後零時00分 休憩)   ──────────────────────────────────────
                   (午後1時15分 再開) 98: ◯議長戸塚文彦) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  ただいま議題となっております発議第9号につきましては、袋井市議会会議規則第35条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 99: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、発議第9号につきましては、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これから、発議第9号に対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、8番 寺田 守議員の発言を許します。  8番 寺田議員。              〔8番 寺田 守 議員 登壇〕 100: ◯8番(寺田 守) それでは、反対の討論をさせていただきたいと思います。  今回、伊藤謙一議員外3名の議員から出されました発議第9号 袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、反対討論を申し上げたいと思います。  この提案は9月市議会定例会に一旦提出されましたが、議会活性化特別委員会が審査途中ということで撤回されたものであります。今回、再提出されたわけでありますが、この間を含め、どのような議論の進展があったのか疑問であります。袋井市議会基本条例には、第16条第2項に「議会は、議員定数の改正に当たっては、市政の現状及び課題、今後の予測等を十分に考慮するとともに、市民の意見を反映して決定するものとする。」となっております。今回の提案は、袋井市議会基本条例の精神、その運用からいって不十分であり、審議し尽くされたものとなっておりません。  市民の声を聞くということについて、議会活性化特別委員会では、議員定数について市民アンケート調査を実施しました。その結果では、現状の定数を望む意見が約50%となっております。アンケート調査全体を通じて、議会に対する市民の関心の低さも指摘されたところであります。  今懸念される事態に、市議会議員選挙における投票率の問題があります。旧袋井市と旧浅羽町の合併前の選挙では、投票率が70%以上というのも不思議ではありませんでした。しかし、前回選挙では53.85%という低い投票率になっております。特に候補者を擁立できなかった投票区では、前々回選挙と比較して25%から26%も減少するという結果になっています。こういう現実を直視せずに、削減ありきで進むことは大変危険ではないかと思われます。  また、アンケート調査の自由意見では、若手や女性の進出についても御意見をいただきました。今、市議会でも、議員の成り手不足についても問題が指摘されております。定数を削減すると、一般的には当選ラインが上がります。当然、当落のハードルは高くなり、新しく志を持って立候補するや、若年層や女性の進出が難しくなると言われております。議会は、市民のより多様な多くの意見を聞き、それが反映できる存在でなくてはなりません。定数を削減することは、議員が固定化され、議会が硬直化することにつながらないか懸念するものであります。  次に、議会運営上の点から申し上げます。現在市議会は3常任委員会制を取っておりますが、全国の同規模の自治体でも約7割が同様とのことであります。同じく同規模の自治体の議員の定数の平均は21.68ということでありますので、常任委員会の人数に換算すると平均7強ということになります。常任委員会は、当局に対して質疑をしながら疑問点をただし、協議していく場となっております。一般的に、委員の数が少なければ議論は早く進みますが、多様な意見の集約、議論の深掘りはできず、監視機能は低下すると言われております。かつて市議会でも常任委員会の人数について議論がされたことがありました。1常任委員会当たり7を基準として考えるのが妥当という意見が多くありました。これは全国の平均人数とも符合するものであります。現在、委員会は7を割っており、ぎりぎりの人数で運営されていることを考慮すべきと思います。  今、コロナ禍にあって多くの市民は苦しみの中にあります。こんなときこそ、議会は与えられた使命を認識し、その役割をしっかり果たしていかなければなりません。議員定数削減は、市民の基本的な権利に直接影響することであります。議員の個人的な問題だけではありません。議会基本条例に定める活動原則、市民の意識調査、先進事例の調査など、時間をかけ、しっかり議論をしていくべきだと思います。  以上、自民公明クラブの反対討論とさせていただきます。 101: ◯議長戸塚文彦) 次に、5番 竹野 昇議員の発言を許します。  5番 竹野議員。              〔5番 竹野 昇 議員 登壇〕 102: ◯5番(竹野 昇) 皆さんに、自由意見のところのタブレットの紹介、自由意見、アンケートの。それから、皆さん持っているアンケートの調査結果、実際の調査用紙、それ、私、使いますから、一応御了解をお願いします。  私は、五つの観点から、発議第9号 袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についてに賛成します。  この改正は、来年4月の市議会議員選挙以降、定数20から定数18に変更するものですが、私がなぜ賛成するのか。最初に賛成する理由の項目を、次に具体的な自分の意見、考えを述べます。  項目一つ目は、議員定数が18になっても議会は十分機能する、何ら困らない点。  二つ目は、議員定数を18に変更することによる財政上のメリット。  三つ目は、市民感情、市民意識からの観点。  四つ目は、議会活性化特別委員会、アンケート調査結果をどう解釈するのか。  最後、五つ目は、政治は決断、スピードが求められる観点です。  それぞれの項目について、私の考え、意見を述べます。  一つ目は、議員定数を18に変更しても議会は十分やっていける点です。  県議会議員選挙出馬の関係で1が辞職され、19体制が2年半以上続き、三つある常任委員会は基本的に6体制でやってきました。委員会審査に何ら支障は生じていません。もちろん、本会議や全員協議会においても、1減でも何ら不都合は生じていません。この現状から、定数を議員18に変更しても十分やっていける、何ら不都合は生じない、これが私が議員定数18に変更する案に賛成する最大の理由です。  二つ目は、財政上のメリットです。  議員を1抱えると、期末手当を含む報酬、政務活動費、委員会視察や友好都市訪問旅費、議員研修旅費、タブレット貸与など、さらにその他含めて、1当たり約850万円経費がかかります。この金額は令和2年度予算議会費から算出しました。議員定数を18にすると、年間約1,700万円、議会費が削減できます。  現在、新型コロナウイルス感染症対策で、次から次に緊急財政支出が強いられています。国や県からの交付金もありますが、市独自の対策費は市税から回さざるを得ない状況です。新型コロナウイルス感染症の収束は見通せず、来年度も続くものと思われます。  令和3年以降、市税の減収が予想されます。企業、飲食店、家庭の減収による所得税、市民税などの落ち込みからです。国は経済対策として大型の補正予算や来年度予算を組もうとしていますが、その原資は国の借金、国債です。いつまでも交付金がじゃぶじゃぶ出ると期待するのは大きな間違いです。袋井市として、これまで目指してきた財政健全化の努力を続けるべきです。今すぐではありませんが、今後人口減による税収減も考慮しなければなりません。  これまで袋井市は、投資的経費を生み出すため、各課マイナスシーリング、予算削減の努力を続けてきました。厳しい財政運営は今後も続きます。議会が、言い換えれば議員が身を切る、議会費削減をするのは、こうした市政の方向性にかなうことだと考えます。人口が8万を切れば再度定数を見直す必要がありますが、少なくとも今後10年間18体制を続けると、約1億7,000万円節約できます。その浮いたお金を、議員のためでなく市民のために使うことができます。  3点目は、市民感情、市民意識からの観点からです。  新型コロナウイルス感染症拡大で、袋井市民の中に、収入減、経済的打撃を受けた方が少なからずおられます。収入が変わらなくても、コロナ禍で皆大変なのだから、議会が自ら定数を削減して、浮いた税金を市民のために使うのはよいことだと、議会の判断を歓迎する市民はたくさんおられるものと確信します。  これから紹介する袋井市議会アンケートの定数に関わる自由意見にも、市民の率直な感情や意識を見てとれます。アンケート自由意見、皆さんが持っているタブレットの赤のフォルダーでなく青いフォルダー、議会から入り、議会活性化特別委員会第16回令和2年11月13日にアクセスすれば読むことができます。実際にたくさんの御意見がここに書かれております。どうかこれを見ながら、私の話を聞いてください。  紹介するのは4名の市民の自由意見ですが、4名とも定数は現状維持の項目に丸をつけています。20代の方、議員削減して浮いた経費を市民サービスに回すこと。30代の方、なぜ定員20名必要なのか説明を求めたい。40代、数の力の政治は古い。多いだけ税金の無駄。精鋭の集まりで、中身のある議会を構成してほしい。40代、何をしているのか分からない、見えない、感じ取れない。どんな活動をして、どれくらいの報酬があるの。その定員で見合った結果が出ているの。定員を減らしたら何が起こるの。  4点目のアンケート調査結果をどう解釈するのかについて述べます。  今日も午前中、いろいろな意見が出ました。市のホームページでも見ることができますし、議会活性化特別委員会の報告書、全て皆さんが閲覧することができます。その解釈の仕方です。  アンケートで、現状維持に丸をつけたは813、全体の49%。減らすべき、分からないに丸をつけたは合わせて781、48%。この数字をどう解釈するかですが、問15-1「今後の袋井市議会議員の定数についてどう考えますか。」の項目の下に、括弧書きの説明があります。実際のアンケート用紙の、この質問の項目の下という意味です。(袋井市議会の議員定数20に対し、令和2年度の全国で袋井市と同規模の人口5万以上10万未満の264市の議員定数の平均は、21.2です。)と記載されています。この説明を読んで、現状維持でもよいと回答したが多くおられるのではと推測しています。問14で、現在の袋井市議会議員の定数が20であることを知っていましたかと問われ、知らなかったに丸をつけたは992、全体の60%に上ります。知っていたは651、40%です。  自由意見で現状維持に丸をつけた、4名の意見を紹介しましたが、他にも、現状維持に丸をつけながら、定数削減の意見を書いたは10います。このたち計14を現状維持から引くと799となり、減らすべき、分からないとほぼ均衡します。  一般の市民の方が、定数問題でよく分からないのはある意味自然だと思います。私自身、議会に入るまでこの問題に関心がなく、深く考えたことがありませんでした。議会に入り、議員となって初めて、適切な定数が分かるようになりました。自由意見、減らすべきと回答したで、定数10以下が24%、定数12が4.26%います。議会運営の実態を知っておれば、このような極端な定数減の回答はないものと思われます。  最後、5点目、政治は決断、スピードが求められる観点について述べます。  袋井市議会基本条例、議員定数、第16条第2項に、「議会は、議員定数の改正に当たっては、市政の現状及び課題、今後の予測等を十分に考慮するとともに、市民の意見を反映して決定するものとする。」と記載されています。私はこの条文の前段、市政の現状及び課題、今後の予測等を十分に考慮するを最重視して、今、政治が決断すべきだと考えます。  議会活性化特別委員会報告、具体的な対応策では、議員定数の在り方については、アンケート調査で出された市民の意見をはじめ、市民団体の意見、要望等を参考にし、必要とする議員定数の背景、経緯等を検証するとともに、場合によっては有識者や第三者機関からの提言なども含めて、議会として協議していきますとまとめました。私も委員会の一員ですので、このまとめに沿わない発言をするのは少し気が引けます。  しかし、政治は決断、スピードが重要だと思います。来年4月が市議会議員選挙、今、11月市議会定例会で議員定数18と改正しなければ、来年2月市議会定例会では、選挙管理委員会の準備が間に合いません。そうすると、実際の定数減は5年後先の選挙となり、厳しい財政状況や市政の課題に、議会がスピード感を持って対応できないことになります。  冒頭申し上げましたが、定数を18に変更することで、議会運営上困る、支障を来すことは何一つありません。当局の皆様方も困ることはないと思います。市民の皆様方も困ることはないでしょう。困るのは議員個人かもしれませんが。  議員は、個人の利害からでなく、市政全体の観点から判断すべきだと考えます。アンケートに回答していただいた方々や多くの市民が、自分たちの意見を無視して、意見も聞かずに、勝手に議会が定数を18に決めたと、反発、議会不信感情を持つことはないと思います。  以上、五つの観点、考えから、私は、発議第9号 袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についてに賛成します。  以上です。 103: ◯議長戸塚文彦) 次に、15番 高橋美博議員の発言を許します。  15番 高橋議員。              〔15番 高橋美博 議員 登壇〕 104: ◯15番(高橋美博) 私は、緑風会会派から提出されました発議第9号 袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、会派日本共産党を代表して、反対の立場から討論をいたします。  この条例改正案は、袋井市議会の議員定数を現行の20名から2名減らし、18名とするものであります。  反対理由の1点目、そもそも議員定数は議会の土俵を決めるもので、こうした一会派の思いだけで安易な提出により、議会の中だけの議論、それも形式的な短時間で済ませるべきものではないということにあります。  戸塚議長も策定に関わり、十分承知のことと思いますが、袋井市議会では議会改革特別委員会を設置し、長い年月をかけて、議会の活動指針となります袋井市議会基本条例を、平成27年の2月、全員賛成で可決、制定いたしました。その中に、これは何度も言われておりますが、議員定数についてこのように記載されています。第16条、「議員定数は、第2条に定める議会の活動原則に沿った議会としての権能を果たすことを基本とし、袋井市議会の定数を定める条例の定めるところによる。」同条第2項、「議会は、議員定数の改正に当たっては、市政の現状と課題、今後の予測等を十分に考慮するとともに、市民の意見を反映して決定するものとする。」このように、安易な拙速な議論によることなく、様々な課題を検討し、幅広い市民の意見を反映した上で決定すると定められているわけであります。そうした議会基本条例の精神に立って議論を進めるべきと考えます。  反対理由の2点目、なぜこの時期に提出するのかという問題であります。  12月1日、選挙管理委員会は、次期市議会議員選挙について、既に告示日を4月11日、投開票を4月18日、定数を20と決定し、報道発表をしております。そうした事実を承知しながら、なぜこの時期に議員定数を削減する条例改正を提出しなければならないのか、甚だ疑問に感じます。いたずらに対立をあおり、真摯に議員同士の議論を深め方向を導き出そうという姿勢に欠けているのではないでしょうか。  本来なら十分な時間をかけて議論をすべきものを、これまでも、緑風会会派、前身の自由21会派は、改選が迫ってくるたび、三たび続けて同様の定数削減案を提出しております。自らの信念によるものとしておりますが、私にはパフォーマンスにしか映りません。本当に実現しようというなら、現在でも議会活性化特別委員会が設置されており、その場において十分な議論をすることもできたはずであります。このことを避けて条例案が提出されたことは、私には違和感があります。多くの議員も同様の思いではないでしょうか。  今年1月10日、議会運営委員会は、議会改革の先進的議会、会津若松市議会の行政視察研修を行いました。伊藤議員も参加しており、御存じのことと思いますが、そこでは議員定数の在り方について時間をかけて検討が進められ、議会、議員の役割だけでなく、市民参加の在り方、議会、議員の評価など幅広い観点から検討を進め、意見集約が行われておりました。そうした事例に真摯に学ぶべきであります。  反対理由の3点目、近隣市に比較し議員定数が多いという論点であります。  そうした人口による比較で定数を削減すれば、際限なく少なくなり、議会の役割を発揮することはできません。まして、経費削減の観点から議員自らの身を切る覚悟が必要という意見は、議会の役割を見失った暴言としか言いようがありません。  言うまでもなく、議会、議員の役割は、市民の多様な意見を的確に把握し、市政に反映させるとともに、首長と対峙するにはやはり数が重要となります。議員定数に明確な物差しはないわけでありますが、議会改革に多く関わってきた江藤俊昭山梨学院大学教授は、委員会でしっかりした議論をするための人数は7から8が必要としており、これが地方議会の今、通説となっております。このことから見ても、袋井市議会の現定数20名では少ないということになります。それをさらに削減するということは、議会改革ではなく、議会の自らの力を弱める自殺行為と言わなければなりません。  反対理由の4点目、前回もそうですが、欠員が発生したから問題がなかったという認識は、おごりでしかありません。  不都合なくできているから減員すると言いますが、不都合なことは議会運営に関することで、議会の役割とは違います。市民アンケートの結果を見ても、議会に対する評価は大変厳しいものがありました。これは、議員、議会の責務であります市政のチェックや市民の声が反映できていない表れではないでしょうか。  議員を減らせば議会活動が後退し、より深刻となります。議員はそれぞれの地域、それぞれの階層から選ばれ、それぞれ専門性を持っております。そうしたことから多様な民意、意見を酌み取ることができ、活発な議論も可能となります。  私は、現在の議会の審議では不十分だと思っておりますし、現在、人材が足りず、議会運営委員会委員長が議会活性化特別委員長を、監査委員がICT活用特別委員長を兼ねるというように、役職を兼職させて間に合わせているというのが実態であります。  反対理由の5点目、今、全国の地方議会の最大の課題となっております議員の成り手不足の解消、人材育成に逆行するという点であります。  議員は地域代表ではないとは言っておりますが、ほとんどの議員が地域代表として支持を集め当選しており、住民の少ない地域は議員を出せない状況となっております。このことが現職に有利に働き、交代がなかなか進まない要因ともなっております。この上、さらに定数削減を進めるということは、ハードルをさらに引き上げることになり、志のある者、女性や若者の挑戦の機会を奪うことになります。今、議会に求められているのは、意欲を持つ若者や女性を発掘し、そのやる気を引き出し育てていく、このことが我々の役割ではないでしょうか。  以上で、発議第9号 袋井市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についての反対討論といたします。 105: ◯議長戸塚文彦) 以上で、発議第9号に対する討論を終了いたします。  本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延長したいと思います。御了承いただきたいと思います。  それでは、会議の途中でありますが、ここでしばらく休憩といたします。                (午後1時48分 休憩)   ──────────────────────────────────────                (午後5時10分 再開) 106: ◯議長戸塚文彦) それでは、休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  ただいま発言取消しの申出が岡本議員からありました。  この際、お諮りいたします。本日の本会議における岡本幹男議員の発言について、一部を取り消したい旨の申出がありました。この取消しの申出を許可することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 107: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認め、そのように決定いたします。なお、取消しの部分につきましては、議長において会議録を調製させていただきます。  それでは、これから採決に入ります。  発議第9号について採決をいたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 108: ◯議長戸塚文彦) 起立少数であります。したがって、本案は否決と決定いたしました。  次に、日程第8、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。本件については、地方自治法第100条第13項及び袋井市議会会議規則第86条の規定により、お手元に配付した内容のとおり決定することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109: ◯議長戸塚文彦) 御異議なしと認めます。したがって、お手元に配付した内容のとおり決定いたしました。  なお、ただいま可決されました議員派遣につきましては、その後の情勢の変化により変更を生じる場合には、議長に一任願います。  以上で、今期定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の会議を閉じ、令和2年11月袋井市議会定例会を閉会いたします。                (午後5時12分 閉会)
    以上、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                   袋井市議会議長    戸 塚 文 彦                   袋井市議会副議長   田 中 克 周                   袋井市議会議員    村 井 勝 彦                   袋井市議会議員    佐 野 武 次 発言が指定されていません。 Copyright © Fukuroi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...