袋井市議会 2019-06-27
令和元年全員協議会 本文 開催日:2019-06-27
3:
◯戸塚議長 ありがとうございました。
それでは、早速、協議事項に入ります。
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協議事項
ア (仮称)袋井南認定こども園の整備について
4:
◯戸塚議長 初めに、(仮称)袋井南認定こども園の整備についてを議題といたします。
当局に説明を求めます。
大庭すこやか子ども課長。
5:
◯大庭すこやか子ども課長 (省略)
6:
◯戸塚議長 当局の説明が終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑等ありましたらお願いをいたします。
5番 竹野議員。
7:
◯竹野議員 幾つかありますけど、まず議長に、九つぐらいあるんだけど、一遍に質問してもいいですか。それとも、もう少し少な目にして……。
8:
◯戸塚議長 二つずつぐらいにしてください。簡潔にお願いいたします。
9:
◯竹野議員 ほかの人の質問もありますからね。最初2点。
じゃ、まず、先ほどの説明で、2ページのカのところで、先生が変わって不安にならないかとか、そういうところで、当局の考え方の説明では、法人側も人事交流に前向きであると。先ほどの説明では、400人ぐらいとか言っているから、具体的に法人が内定しているかどうかについての質問が一つです。
それから、たくさんあるんだけど、最初に出しておきたいところ、3ページの質問とか意見のイのところの、3施設の跡地のところでの当局の考えのところで、待機児童の解消に至らなければ、保育所機能を維持することも検討する必要があると。
今年度は無償化に伴ってふえて、今のところ58人という待機児童がふえて、それで前回の議会でも当局のほうから、解消に向けて、袋井南保育所の定員増も検討しているとか、公立幼稚園での2歳児の受け入れも検討していると、そういうのがありましたよね。だから、まだまだ僕は待機児童が今後もふえるんじゃないかと思うんですね。
そこで、具体的な質問です。保育所機能維持ということは、具体的には袋井南保育所ですよね。それを維持ということは、つまり、公立のまま袋井南保育所がそのまま維持されるのかどうかと。今、民設民営で、仮称の袋井南認定こども園は民設民営と言っているけれども、待機児童が解消されなければ、現在の公立である袋井南保育所がそのまま公立のまま維持されるのか。
まず、その2点についての質問です。
10:
◯戸塚議長 大庭すこやか子ども課長。
11:
◯大庭すこやか子ども課長 ただいまの竹野議員の御質問にお答え申し上げます。
まず1点目の、先生が変わるということで、人事交流についての御質問がありまして、具体的に法人が内定しているのかというような御質問がございましたが、これにつきましては、具体的に内定をしているということではございませんで、現在の段階では、幾つかの法人にサウンディングという形で意向調査をしているという段階でございます。
今後、こういった細部を協議していく中で、このような話も具体化してくるのかなと思います。決して法人が内定しているわけではございませんので、御回答とさせていただきます。
それから、2点目の、3ページの(6)のイの跡地の関係ですが、待機児童の解消に至らなければ保育所機能を維持するということで、これにつきましては、新しい園が3年後に開園したとして、そのときにまだ保育ニーズが高まっていて、待機児童の解消に至っていなければ、袋井南保育所を閉じてしまうというのは逆行するような形になってしまいますので、袋井南保育所を維持するということも、解消に至っていなければ考えていく必要があるというような趣旨で掲載をしております。
12:
◯戸塚議長 よろしいですか。
それじゃ、竹野議員のこの質問は終わります。
2番 村井議員。
13:
◯村井議員 少しお伺いをしたいと思いますが、今、定員の話が、基本は今の3園を基本とするということで、ニーズによって定員が、多分検討しますよということだと思いますが、協定を結ぶ際に定員というのは非常に大きなポイントになると思います。教員の数、あるいは施設の規模等々、この辺の見直すという言葉が、需要が多ければ定員をふやすのか、あくまでも定員の数でいくのか、その辺のことを確認させていただきたいと思います。それが1点。
それから、2点目が、幼児部、保育部の教師の数の関係でございますが、今も各園で正規の職員と、それから非常勤嘱託の職員、それぞれあると思いますが、民営化された場合、正規の職員は人事異動でほかの園にということになろうかと思いますが、ほかの園の非常勤嘱託の方の身分がどうなるかわかりませんが、いずれにしても、民営化された場合、非常勤嘱託の皆さんに、民営化するということは共有化されていると思いますが、1年契約だと思いますので、将来、契約を解除するのか、あるいはその対応について、今どのようにお考えになっているのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
14:
◯戸塚議長 大庭すこやか子ども課長。
15:
◯大庭すこやか子ども課長 ただいまの村井議員の御質問にお答え申し上げます。
まず1点目の、定員の関係でございますが、これにつきましては、子供の数が徐々に、微減でございますが、減ってきているという状況の中で、保育のニーズは高まっていて、入所希望者はふえているという状況が続いております。
そういった中では、先ほども御説明の中で申し上げたんですが、定員280人という枠は恐らくこれだけあれば間違いなく大丈夫であろうというところで設定をしておりまして、幼児部120人と保育部160人という幼児部と保育部のバランス、こちらにつきましては、今後、幼稚園から保育園へのニーズのシフトというのが予想されますので、定員バランスについては、今後見直しも含めて検討していきたいということでございまして、総数をふやすというところは今のところ考えていない状況です。
それから、教職員の処遇のことについてでございますが、先ほども正規職員は22人いるという御説明をさせていただきました。このほかに非正規としまして全部で12人おりまして、計34人、現在職員がおります。
非常勤嘱託や臨時職員につきましては1年契約であったり、臨時職員の方についてはもっと短い方もいらっしゃるんですが、育休代替等で勤務をいただいている方々となりますが、御本人の意向も確認した中で、今後、条件面等折り合いがつけば、例えば法人側への身分切りかえによる保障について調整をしたりということで、安定的な雇用と人材の確保に努めてまいりたいと考えております。
16:
◯戸塚議長 2番 村井議員。
17:
◯村井議員 今、需要予測の中で、恐らく大丈夫ということなんですが、定員の数、幼児部、保育部、それぞれあろうかと思いますが、当然のことながら施設も違いますし、そういった形の中で、この秋に協定を結ぶということなんですが、きちっとした定員の予測というのは、利用定員の予測というのはまだされていないということでよろしいですか。
今の3園の定員が280人ということで、この中で恐らく大丈夫、子供は減っていますから恐らく大丈夫とかというようなお話がありましたが、恐らくでは困って、当然のことながら、協定を結ぶに当たっては、定員はきちっと予測をした中でやるべきだと思いますが、その辺の考え方についてもう一度お伺いをしたいということと、それから、幼稚園の先生の特に非正規、非正規という言葉がいいかどうかわかりませんが、非常勤嘱託、あるいは臨時職員の方で、職員の身分について雇用条件等もありますから調整をこれからしていくということですが、この方たちの御意見等をある程度把握されているのかどうか。継続雇用を望んでいるのか、あるいはできたときには退職されるのか、その辺の把握をされているのかどうか。これは協定の中でも教員数等々があると思いますので、その辺について、もう一度御答弁をいただきたいと思います。
18:
◯大庭すこやか子ども課長 ただいまの村井議員の再質問にお答え申し上げます。
定員の予測についてでございますが、今、議員から御指摘ございましたように、法人にサウンディングをしている中でも、人数といいますか、定員、入所希望者の予測というのは非常に重要だよというようなことで法人側もおっしゃっております。私どももそのように考えておりますので、定員の予測については過去に議会でも施設規模についてお示しをしたことがございまして、当時そのような検討をした中で、総数280人、幼児部120の保育部160という数字を出しております。
そういった中では、今後、それこそことしの10月から幼児教育・保育無償化がスタートしますとこのニーズも変わってくる可能性もございます。昨年度、ことし策定をいたします子ども・子育て支援事業計画を策定するに当たってのアンケート調査などもしておりまして、現在その分析も進めておりますので、ということもございますし、ことしの9月から令和2年度の保育所の入所申し込みがスタートいたしますので、そのような保育のニーズが明らかにわかってくるというところがございますので、そういったものを見据えた中で、定員については改めてしっかり検討して定員を定めていきたいと思います。
それから、非常勤嘱託と臨時職員の雇用調整の意向を把握しているかとの御質問ですが、これにつきましてはまだ個別面談等を実施しておりませんので、今後しっかり把握した中でそういった調整をしてまいりたいと考えております。
19:
◯戸塚議長 2番 村井議員。
20:
◯村井議員 定員の関係でございますが、今、このスケジュール表を見ますと、10月には業者を決定、法人を決定するということになっています。今の御答弁だと、9月の入所申込書等も把握した中で保育のニーズを把握していくということで、少し時間的に整合されていないんじゃないでしょうかね。9月にニーズを把握したら、もう10月には運営業者を決定するということですので、ある程度これをやった中で運営の業者を、法人を決めるべきじゃないんでしょうかね。
まだそれも何もやられていなくて、ただ単に今の袋井南幼稚園と高南幼稚園、袋井南保育所の定員をもとに280人というのは少し大まか過ぎて、もう少し正確な定員把握をした中で御報告いただければ一番ありがたいなと思います。
それから、もう一点につきましては、十分今の働いていただいている教員の皆さんの意向等も把握した中で私はやるべきだと思いますので、この辺の作業をいつごろまでにやられていくのか、その辺についてもう一度御答弁をいただきたいと思います。
21:
◯戸塚議長 大庭すこやか子ども課長。
22:
◯大庭すこやか子ども課長 ただいまの村井議員の再々質問にお答え申し上げます。
スケジュールについて、10月に法人決定するのに、9月の入所申し込みをというようなスケジュール感のずれを御指摘されましたので、この部分につきましては、至急定員をしっかり再検討しまして、法人との協議にも臨みたいと考えております。
また、非常勤嘱託、臨時職員の意向確認につきましても、こちらも大至急、この夏に意向なども考えていきたいと思いますが、まだ開園までに3年ほどある中で、臨時職員、非常勤嘱託の入れかわりというのもございますので、入れかわった方々につきましては、随時意向確認をしていきたいと考えております。
23:
◯戸塚議長 ほかにいかがでしょうか。
じゃ、2項目お願いします。
5番。
24:
◯竹野議員 二つずつということですから、まず2ページのところのエの評議員会のところの、どこまで市が関与できるかに対する当局の考えで、運営協議会等の組織化によりかかわりも強くなるというところで、運営協議会にかかわることです。
これは高南自治会連合会長からも頼まれているんですけれども、もしも正式に民設民営になった場合に、やはり地域としてもつながりが大事で、そういう運営協議会にぜひこの地域から入れてほしいと、要望は実際出ているんですね。しかし、三つの園が統合するから、笠原のほうの自治会連合会長なり、それはどなたかはさておいて、それから、袋井南保育所の場合にはかなり広域ですけれども、やはり袋井駅の周辺部というのか、大門とか、三つの地域ぐらいから地域の代表として加わって、今後民間でやる場合に地域とのいろいろな連携、そういうのに……。だから、3人ぐらいの地域代表が入ったほうがいいんじゃないかと思うけれども、これについて当局はどのようにお考えかというのが質問1です。
それから、二つ目の質問で、4ページに、公私連携施設のスキームというわかりやすい説明があって、3ページのところにもそれに関係している表現がありますけれども、その内容のところで、要するに講師が連携、つまり協力すると。それで、先ほど課長の説明で、要するに土地を提供というのか、協力すると。しかし、ここの文章では、設備だとか、いろいろな備品だとか、そういうのも市のほうで協力、公私の連携だからね。
そこで具体的な質問は、今まで当局の説明は、一貫して、財源の関係から民設民営でいくということですよね。そこで、土地については具体的に無償で貸し付けるのか、あるいは有償で貸し付けるのか。
それから、実際に法人等、これから10月に確定するようですけれども、そのとき法人側から、やはりいろいろな依頼というのか、設備についても、市のほうで協力いただけないかとか、いろいろな要望がきっと出てくるんじゃないかなと思うんですよ、現実問題。そういうときに、余り市の持ち出しが多くなった場合に、何のために民設民営でやるのかがわからなくなっちゃいますよね。だから、そこらの点をどのようにお考えかについての質問です。
25:
◯戸塚議長 伊藤教育部長。
26: ◯伊藤教育部長 それでは、私から、竹野議員の二つの御質問にお答え申し上げます。
まず、1点目の、地域とのつながりの中で、例えば運営協議会みたいなもの、竹野議員からは、具体的に3地区があれば3人ということでございますが、この辺については、しっかりと地域と連携ができる人員ということで検討してまいりたいと思います。ここの時点で何人とかということではまだございませんので、よろしくお願いしたいなと思います。
それから、2点目の土地の関係でございますが、これも今までの袋井市が、公だったものを民にした。例えば、明和第一保育園、そういったところであるとか、さまざまな状況ですと、土地を無償譲与して、その期間貸していることもあるということで、これも別に決定していることではなくて、一つの初期投資の支援策とするとそういったこともあるのではないかということになってまいります。
それで、民設民営、公設民営、いろいろな形があるんですが、公設と民営で一番違うのは何かといいますと、こども園をつくる場合に、公設の場合は幼児部の部分にだけ国庫補助が入ると。ですから、保育所の部分については全て100%公でやっていかなければいけない。民設でやった場合については、幼稚園の部分、また保育園の部分、両方に対して国庫補助が入ってくる、そういったところもあるということでございます。
それで、公設民営、民設民営、そういったことの中で、公私連携法人ということであれば、土地をそういうように安価な提供をしたりとかしたことについても、公私連携の一部に入っていくということでございますので、今回、公私連携施設のスキームというところで御提示すると同時に、協定内容のところにつきましても、そういったところも含まれるというところで御説明申し上げたということでございます。
27:
◯戸塚議長 5番 竹野議員。
28:
◯竹野議員 それで、土地についてはまだ有償か、あるいは有償についても額とか、無償か、まだ決定はされていないということですね。
それから、私はもう一つ、設備とか備品とか、今後民間との、法人との協議の中で、やはり向こう側も経費節約をしたいのは当たり前なわけだから、いろいろな要望がきっと出てくると思うんだけど、それに対する回答がなかったものですから。
29:
◯戸塚議長 伊藤教育部長。
30: ◯伊藤教育部長 それでは、備品等についてでございますが、こういったものについても、向こうとの意向等を確認していくことになるかと思いますが、基本的に民営民設のところに補助していく際には、土地の部分であるとか、あとは建物についての、つくったところに対する助成というようなところで考えていくことが基本になっていくと思います。
ただ、建物の中に、当初建てるときに、備品と言われるようなものが含まれて建設費が積算されるか、そういうときには若干備品費も含まれているというような考え方をするかもしれませんが、今の時点で、こういった備品をつくるからどうかというような個別のそういった話はまだ全くしていないような、そういった状況でございます。
31:
◯戸塚議長 よろしいですか。
ほかにいかがでしょうか。
まだありますか、じゃ、2点お願いします。
32:
◯竹野議員 たくさんあってごめんなさい。きのうも実は袋井南保育所を訪問して、情報交換してきたんですよね。
そこで、先ほども非正規のことについては村井議員のほうからも言っていただいたんですけれども、職員へのきちんとした説明は、園長先生、あそこは社長というけれども、その次は教頭といったかな、幹部には、3園の先生には説明があるけれども、一般の職員には何ら説明がないと。
だから、やはり三つの園の職員に対して市のほうから出向いて、現在このように考えて、こういうような状況だと。きょうも説明があったけど、やはりきちっと説明して理解を求めるということは大事だと思うんですけれども、そのことについてやっていただけるどうかについての質問が1点ですね。
それから、2点目は、7月に袋井南保育所の保護者を対象にした説明会があるということをきのう聞いてきました。ゼロ歳からだから、移行してもそのまま、袋井南保育所にお世話になっている子供、保護者が袋井南認定こども園に移行するから、きっといろいろな意見が出ると思うんですよね、質問も含めて。その中で保護者から強く、公立でやってほしいと、民間だとやはり不安があるとか、いろいろな意見が出ると思うけれども、そういう保護者の要望なり意見をどの程度考慮していただけるのか。
結果的には、民設民営でいくと単なる説明で終わって、保護者がいろいろなことを言っても何ら反映されないのでは意味がないと思うんだけれども。具体的に、だから、保護者の意見はどこまで市の方針に反映していただけるのかについての質問です。
33:
◯戸塚議長 大庭すこやか子ども課長。
34:
◯大庭すこやか子ども課長 ただいまの竹野議員の御質問にお答え申し上げます。
まず、1点目の職員への説明の関係ですが、職員に対しましては昨年度末に全園の、3園だけではなくて全園の園長、教頭を集めて、今後、統合の関係、それから職員の処遇はどうなりますよというような説明をさせていただいております。それを全ての一般職員に伝達をしていただくということで園長、教頭に指示をしておりまして、日常の保育等もありますので、全員が一堂に会して説明会というような形ではなかなか難しいものですから、今回そのような形をとらせていただいております。
また、それも園長、教頭が管理職としての役目として一般職員にそれをしっかり伝達していただくというのも重要な役割と考えております。
それから、7月に袋井南保育所の保護者に説明を行いますけれども、保護者からの公設でというような御意見が出てくるかもしれませんが、それにつきましては、今後こちらも、保護者に不安が何かあるとか、御意見があったり、詳しいことが知りたいというようなことがあれば、そういったものを一つ一つ解消できるように丁寧な説明を心がけていきたいと考えております。
35:
◯戸塚議長 5番 竹野議員。
36:
◯竹野議員 3園の職員の説明のことで、確かに園長先生、それから次の教頭というのか、主任の方の説明、それは当然ですけどね。だけど、実際に園長先生が当局の案に反対の方が多いと受けとめたんですよ。苦しい立場なんですよね。そういう立場の方が市の説明を、ただこういうような説明あったという、それは説明されているけれども、今の、最近の進捗状況だとかは、詳しいことはまだ3園の責任者も御存じないと思うし、やはり誠意を持って職員に説明する、そういう説明責任というのは市当局にあると思うわけ。
だから、3園の園長じゃなしに、しっかり出向いて、現状はこうなっている、市の考えはこうだ、いろいろな不安なんかについても職員からお聞きして、やはりそういうことは僕は必要だと思うんだけど、この点、再度質問します。
37:
◯戸塚議長 大庭すこやか子ども課長。
38:
◯大庭すこやか子ども課長 ただいまの竹野議員の再御質問にお答え申し上げます。
先ほど議員から、園長の中で反対している方もいらっしゃるようなことがございましたが、当方ではそういった御意見というのは伺っておりませんし、3園の園長も現在の進捗状況というのは、今回御説明申し上げました、4回の説明会に園長も参加をされておりますので、進捗状況については十分に把握していると考えております。
今後、聞き取り等、先ほど村井議員からの御質問にもございましたように、しっかり個別に丁寧に個々の意向把握というのも行っていきたいと考えておりますので、その意向把握をする中で、同時に、改めて処遇の関係もしっかり説明をしてまいりたいと考えております。
39:
◯戸塚議長 鈴木教育長。
40: ◯鈴木教育長 若干補足させていただきます。
竹野議員から、園長の反対が多いという御意見をいただいたんですが、これは教育委員会として非常に心外な御
発言でありまして、今回の方針につきましては、教育委員会内局議等で十分に議論し、そして、教育委員会として一枚岩として認定こども園の民営化の方向でいくという方針を決定しております。
園長個人としてどんな気持ちであるかということは別として、教育委員会としては一致して、全ての職員でこの方向で進むということで決定しておりますので、御理解いただきたいと思います。
41:
◯戸塚議長 5番 竹野議員。
42:
◯竹野議員 今の教育長、課長の説明ですけれども、やはり立場があるから。つまり、立場というのは、幼稚園の先生、園長先生も含めて、やはり市に使われている立場ですよ。そうすると、市の方針に対してあからさまに、言葉の上で、自分はこれは反対だと言えないわけ。それを園長先生たちが市の方針に対して賛成していただいていると、そうとるのは間違っているということを私はつけ加えておきたいと思います。
43:
◯戸塚議長 竹野議員、直接お聞きに行ったのかどうか私はわかりませんが、当局からそういうことでありますものですから、根拠的なものとかいろいろあると思いますけれども、そこら辺については、やはり当局がそういう形でございますものですから理解していただけるのがよかろうと思いますが。
私からというわけではございませんがね。私からあれですけれども。
〔「理解の違いということ」と呼ぶ者あり〕
44:
◯戸塚議長 竹野議員、例えば根拠的に、多くの教諭がそういう反対されているという根拠というのはどこにある。
済みません、私のほうからは……。今の、私は取り消します。済みません。
若干質問がそれぞれ違いますので、今言った根拠のことについては、ここでは結構ですので。
当局としてはそういう形で、先ほど教育長が言われたように、しっかり把握しているということだということですが、それは御理解をいただければと思いますけど。
ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
45:
◯戸塚議長 それでは、ほかにございませんので、本件につきましては引き続き協議していくことといたします。
以上で、協議事項を終了いたします。
会議の途中でありますが、ここで午前の部を終了しまして、休憩といたします。午後は13時15分から会議を再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
(午前11時47分 休憩)
(午後1時15分 再開)
46:
◯戸塚議長 それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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報告事項
ア 第2次袋井市総合計画後期基本計画策定の進め方について
47:
◯戸塚議長 次に、報告事項に入ります。
初めに、第2次袋井市総合計画後期基本計画策定の進め方についてを議題といたします。
当局に報告を求めます。
藤田企画政策課長。
48: ◯藤田企画政策課長 (省略)
49:
◯戸塚議長 当局の報告が終わりました。
ただいまの報告に対し、質疑等ありましたらお願いいたします。
5番 竹野議員。
50:
◯竹野議員 後期の、要するに、基本計画の中で、1ページだったかな、基本構想、まちの将来像、「活力と創造で 未来を先取る 日本一健康文化都市」という言葉がありますけれども、それとの関連で、私が一般質問で高齢者の定義ということを、だから、今後の審議の中でそういうことも、じゃ、将来先取って、袋井市、どういうようにやっていくのかで関連すると思いますから、ぜひ検討というのか、討議に加えていただきたいんですけれども、その点、いかがでしょうか。
51:
◯戸塚議長 藤田企画政策課長。
52: ◯藤田企画政策課長 竹野議員の御質問にお答えを申し上げます。
後期の基本計画の策定に当たっては、やはり多様性を強みとしたまちということが一つまちづくりの中心に来るような議論が中心になってくるかと思います。
その中では、当然、竹野議員のおっしゃった、高齢者というか、シニアの方々の社会での活躍、こうした環境づくりというのもまちづくりの一つの重要な要素になってまいると思いますので、多様性の中には、外国人市民が活躍をする、女性活躍、また、障がい者の方々が活躍できる環境、こういうのも含めて、市民全体が多様性、多様な皆さんが活躍できるというのは一つ方向性としては議論をしてまいりたいと思いますので、その定義ということに関しては一般質問でも答弁させていただきましたが、そういった活躍できるような環境にするためには、どういうシステムであったり、位置づけをしたほうがいいのかというのを深く市民も含めて議論し、協議していきたいと思っております。
53:
◯戸塚議長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
54:
◯戸塚議長 ないようでありますので、以上で、本件につきましては終了いたします。
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イ 輝く“ふくろい”まち・ひと・しごと創生総合戦略(第2期)策定の進
め方について
55:
◯戸塚議長 次に、輝く“ふくろい”まち・ひと・しごと創生総合戦略(第2期)策定の進め方についてを議題といたします。
当局に報告を求めます。
山岡市長公室長。
56: ◯山岡市長公室長 (省略)
57:
◯戸塚議長 当局の報告が終わりました。
ただいまの報告に対し、質疑等ありましたらお願いいたします。
よろしいですか。
15番 高橋議員。
58: ◯高橋議員 じゃ、質問させていただきます。
総合戦略が、総合計画に先んじてプロジェクト的にやっていくということであります。本年度中にある程度の策定をするということですけれども、どちらかというと、総合戦略は交付金を国のほうにエントリーするということになっていまして、どちらかというと、自治体の政策もありますが、国の方向と合致していかないけないということだと思います。
そういう点では、ことし末にも策定するとなると、ある程度の一定の方向性が、検討の方向性が出ているんじゃないかなと。今までやってきた事業というのは、一定そこで区切りをつけて、新しい施策にチャレンジするということになるかと思いますけれども、それをどういうように今考えているかというようなこと。
実際、各委員会に投げかけるにしても、一定の方向というのが出てこないと、そこからすぐ政策的に立ち上げられるということではないと思いますので、ある程度の市のほうで考えている腹案というのがあるのかどうなのか、そこら辺について説明をいただきたいと思います。
59:
◯戸塚議長 山岡市長公室長。
60: ◯山岡市長公室長 それでは、私から高橋議員の御質問にお答え申し上げます。
年度内の策定ということになりますので、国の動向のほうはどのように勘案しているかという御質問であったかと思います。
ただいま5月23日に国の有識者会議による中間報告、それから、6月21日に基本方針が示されたところでございます。こういった中でも、今回の一般質問にございましたように、新たな時代の流れであるソサエティー5.0の実現、それから、都市と地方の交流を捉える関係人口の創出拡大、高校を将来の地元を担う人材育成の場と捉えたかかわり、それから、企画のほうでもございました、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指すSDGsの実現、それから、多様性ですとか全世代活躍、そういったキーワードが連日のように紙面の中でも聞かない日はないという形で、こういったことが少しキーワードになってくるかなということは認識しております。
そういったところを踏まえまして、今後策定を進めていく中で、皆様の御意見を十分にお聞きしながら施策の中に反映してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
61:
◯戸塚議長 15番 高橋議員。
62: ◯高橋議員 キーワードは実際出ているわけですけれども、それをどう生かしていくかというところが一番問題になってくるわけでありまして、市のほうが抱えている課題とどうそれを結びつけるかということですね。そういう点では、委員会ができて、そこに投げるまでのところが重要かなと思います。
そういう点では、職員の中の企画力と申しますか、ある程度こういう問題を取り組むということをやはり考えてみんなで練っていかないと、エントリーに間に合わないんじゃないかなと思いますけれども、そこら辺のスケジュール感をもう少し説明をいただきたいと思います。
63:
◯戸塚議長 山岡市長公室長。
64: ◯山岡市長公室長 ただいまの御質問にお答え申し上げます。
現在、前回平成27年10月に策定いたしました人口ビジョン、そういったところが5年たって、数値のほうがどんな変化があるかということ、点検作業もしております。
また、地域経済の状況のほうは、地方創生に関しましては、地域経済の活性化と人口減少対策、この二つが大きな目標にもなっておりますので、今のまちの状態がどんな状態であるかを問診するために、現在、専門業者へ委託調査中でございます。
また、社会潮流につきましても、今ほど申し上げましたキーワードなども含めまして、国社会の動向と、それから、袋井市の課題を整備するため、専門の機関を通じまして、今、調査を進めているところでございますので、こちらにつきまして結果がまとまり次第、議会にも御報告させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
65:
◯戸塚議長 15番 高橋議員。
66: ◯高橋議員 どうしても何かというと、いろいろな専門機関に委託調査というのが先に出てしまって、そこで提案待ちということになるかと思います。いろいろな形で職員の中でも能力のある人もいると思いますし、問題意識を持っている人がいると思いますので、やはりそういうところでアイデアを競うといっては何ですけれども、そういうところを活用していくという施策がないと、お金を使ってそういう形で基本的な調査をすることは重要ですけれども、やはり生きた政策をつくるという点ではそういうところが重要だと思いますので、総合計画も含めて、やはりそういうところは配慮いただきたいと思います。
答弁いただければありがたいと思います。
67:
◯戸塚議長 山岡市長公室長。
68: ◯山岡市長公室長 ただいまの御質問にお答え申し上げます。
もちろん、専門機関を通じました委託調査も進めてまいりますが、並行して進めていきます総合計画におきましても、庁内ワーキンググループ、そういったところもあわせて内部のほうの意見も吸い上げてまいりますので、そういったところを活用しながら、また、あるいは庁内だけではなく二つのふくろい部会、首都圏部会以外のところでも、企業の皆様ですとか、個別の識者の方への御意見なども伺いながら、統括的に進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
69:
◯戸塚議長 ほかにございますか。
8番 寺田議員。
70: ◯寺田議員 これは総合戦略ということですので、かなり大きな視点からいろいろな戦略を練っていくということだと思うんですけれども、人口ビジョンという中でよく言われています、いわゆる交流人口といいますか、そういった観光とか、あるいは人の流れにいろいろ関係するようなところ、当然にもそういったところも入ってくるだろうと思うんですけれども、そんなところをこの戦略の中に、どういったところに入っていくのかなと。
メンバーを見ますと、袋井市観光協会の会長も入っておられますし、関係する人もいらっしゃるので、もちろんそういう視点もあろうかと思うんですけれども、その辺のところ、今回いろいろ検討していくのに入っているのかどうか。
それと、もう一点は、よく言うインバウンドでございますけれども、いわゆる外国人の活躍といいますか、外から来る外国人の経済的な効果といいますか、そういったことも戦略の中に入れ込んで当然いくだろうと思うんですけど、その辺の考えといいますか、見解を少しお聞きできたらなと思います。
71:
◯戸塚議長 大河原企画財政部長。
72: ◯大河原企画財政部長 それでは、私からお答えを申し上げます。
観光のプロジェクト的なことが地方創生の戦略の中でも、これまでの中でさまざま取り組んでまいりました。数字だけ申し上げますと、観光の交流人口につきましても、この4年間で70万人ほど増加しているという統計の状況が出ています。平成26年が423万人、平成29年度が495万人といったようなことで、約70万人ほどふえていると。これは総合戦略も含めてさまざまな取り組み、関係する機関、団体の皆様方の御努力のおかげということもあろうかと思います。
そんな中で、やはりこれから具体的にどんな戦略で、どういう取り組みをするかというのはプランニングをしていくわけですけれども、やはり交流人口というその部分は、定住人口と、それからその中間に位置する関係人口、そういったこともしっかりと、きちっと踏まえた上でこれを行っていく必要があると私のほうは認識しております。
したがいまして、当然、観光をキーワードとした、そうした外から来るお客様に対するおもてなしを含めた市の魅力を発信すること、さらに交流人口を波及させて、袋井市と密接なつながりを持たせていく中で、引き続き継続的に関係を持っていただくような、そういう関係人口といったようなことにも意を配しながら、今後の戦略を立てていきたいなと考えております。
73:
◯戸塚議長 いいですか。
19番 大庭議員。
74: ◯大庭議員 ちょうどこの総合計画前段で議論がありまして、私たちに対しましてスケジュールが出されました。総合戦略と、いわゆる総合計画というのは、本来向いている方向が一致すべきものですし、一緒であるべきものだというような認識です。本市では、地方創生の第1期の計画については県下でもトップクラスのお金をいただいたと。逆に言えば、それだけ職員が頑張って知恵を出したということだと思う反面、想定以上の仕事があったのではないかなと思います。ついては、なるべく業務はシンプルに、業務改革をするという観点で、総合計画と総合戦略が重複するものについては精査整理をすべきだと私は思うわけです。
特に、この言葉にも書いてありますように、バックキャスティングすることで、いわゆるありたき姿、本来は、望ましい未来の姿のために今何をするかというバックキャスティング。この裏の言葉はフォアキャスティングというんですね。今の状態から今後どのようになっていくかと。これ、同じようなことを総合計画の有識者の皆さんの意見を聞きながらやります。同じように、総合戦略のほうもこういうようにやろうとしているわけです。それについて、片や、所管する部長は一緒なものですから整理整頓はできるんでしょうけれども、それをなるべく整理していったほうがいいと思うんですよ。
例えば、ソサエティー5.0の件についても、総合計画の中に当然入ってくると思うんですよね。総合戦略だけで拾い出すキーワードじゃないと思うんです。あるいはICTもそうですし、さまざまなそういうようなSDGs、これからの社会の問題についてもそういうことが言えるんじゃないかなと思います。
先ほどのお話ですと、総合計画では、これから5年前とは違っているのはということで藤田企画政策課長からお話がありました。AIだとかIoTの導入がこれからどのようにされていくんだろうか、あるいは外国人がこれからどのように入ってくるんだろうかというような、そういうキーワードも拾っておっしゃっていましたけれども、結果的に全部、総合戦略であろうと基本計画であろうと一緒だと思うんですよ。これを、違うところで会議をやるんじゃなくて、やはりそれを、例えば総合戦略では総合計画の基本的な骨太の袋井市の方針の大きなポイントだけを拾い出してやるだとか、精査整理してやるべきだと思うんですが、この進め方についての考え方についてお伺いしたいと思います。
それから、ずばり総合計画、総合戦略、峻別、区分けするポイントは何なのか、それについてもお伺いします。
75:
◯戸塚議長 大河原企画財政部長。
76: ◯大河原企画財政部長 それでは、私から大庭通嘉議員の御質問にお答えを申し上げます。
議員御指摘のとおり、この総合戦略につきましては、総合計画と表裏一体的なことで進めなければいけないと。その中で、できるだけ効率的にという言葉が適するかわかりませんが、議論を深めて、双方で補完し合いながら取り組んでいくと。
総合計画と地方創生の大きな違いと申しますか、考え方につきましては、やはり総合計画というのは、袋井市の全ての分野を包含した形の計画になってまいりますので、いわゆるオール袋井的なもので幅広い範囲が備わってまいります。片や、総合戦略のほうは、その総合計画の中でも特に今とがった部分というか、特に特筆すべきプロジェクト、こういったものを深く掘り下げて実現させていくと。いわゆる総合計画のそういった施策取り組みの中からとがった部分をプロジェクトとして加速化させていく部分でございます。
ですので、そうしたことを踏まえて、総合戦略のほうは総合計画と違って特別な職員の組織編成をするとか、そうしたことは行う予定はございませんで、基本的なところは総合計画の中で議論をしていきます。
しかし、深く掘り下げて実行力を高めていく、その部分については、やはりこうした首都圏部会とか、あるいはふくろい部会といったようなところの方々の御意見も伺いながら、それを袋井の魅力がさらに高まるような形で取り組めるように努めてまいりたいと考えている次第でございます。
77:
◯戸塚議長 原田市長。
78:
◯原田市長 今の担当部長の言葉のとおりなんですが、もう少し別の見方で。
総合計画は、日本の国の地方自治体では脈々とやっている。大体10年刻みで、昔から戦後、新しい地方自治法のもとでずっとやっていて、どこのまちだってやっている。ところが、地方創生総合戦略というのは最近できた言葉で、いわゆる今の内閣が一生懸命やろうとしていることで、これは恐らく、また今の内閣が仮にかわっちゃうと、今度、総合戦略という言葉、地方創生という言葉もなくなって。昔あったでしょう、竹下内閣のときに、地方それぞれの市町村に1億円ずつやるから、何でもいいから使ってと、ああいうことに変わるかもしれないというくらい地方創生のほうはどっちかというと。
ですから、地方創生はどこでやっているかといったら、内閣府がやっている。つまり、今の内閣のあれを受けて。じゃ、そこに何のメリットがあるかといったら、結局そこではお金を持っているというメリットがある。
総合計画は、お金は関係ないんです。脈々とした計画をつくる。ですから、大庭議員がおっしゃった中で、僕が今言っているのは、システム的に明らかにこれは、いわゆる総合戦略というのは地方創生の、こっちは今、今流のもの、総合計画のほうというのは長いレンジの中でのものです。まずその違いがある。
そうすると、今度は実際に具体的にはどこに違いがあるかというと、片やプロジェクト型、いわゆる総合戦略というのはまさしくプロジェクトで、そのときにそのプロジェクトに予算をつけるかどうかというのは、これは内閣府が判断する。そこのところが非常に痛しかゆしの点は、結局、内閣府はどういう観点でお金をつけるかというと、さっきの要件はあるけれども、結局どうこう言ってもとんがった部分、つまり、全国の中の先進的なところへいく部分は喜んでお金をつけるんだけれども、本当の意味での市民の健康度合いを上げましょうとか、あるいは教育的なインフラをあれしましょうというのは、総合戦略ではほとんどノーサンキューなんですよ、何も目立たないから。いや、そうじゃなくて、結局目立っているものに予算が非常につきやすいという、総合戦略のある種制度的な欠陥がありますよね。
だけれども、私はそういう意味で、プロジェクトで、今うちの総合戦略の中でやっている、どうせうちの市が行く行くはやらなくちゃいけないやつを少し前倒しでやることによって、そこに国のお金が活用できますので、そのことはぜひやるべきだということで、職員のみんなにそう言ってやっています。
ただ、気をつけなくちゃいけないことは、議員からお話がありましたように、仕事が、同じことを両サイドでやったりということ、これは全く避けるべきことなので、その重複感をなくしていく。もともと並びとして、実は総合戦略と総合計画というのは若干言葉も似ているし、その違いを説明するのがなかなかややこしい点もあったのですが、私自身は両方、今言ったように、総合戦略ということと総合計画とはもともとの発祥のもとが違いますよということが1点。
それから、やっていく上で両者間の交通整理を図ってやらなくちゃいけないということ、これは全く事実だと思いますので、そこのところを気をつけてやってまいりたいと存じます。
79:
◯戸塚議長 19番 大庭議員。
80: ◯大庭議員 市長の言葉の中で、重複を避けた仕事は進めなければならないという御答弁をいただきましたので、その意に沿って進めていただきたいと思います。
ちょうど来年の2月、これで見ると、2月の市議会に総合戦略が発表される。3月には総合計画の素案が出ると。ほとんど一緒なんですよね、出てきているのが。ですから、いわゆる計画を策定するための仕事に腐心する職員が、優秀な職員がそっちに特化してやっていたりすると、どうしてもそこに仕事の無駄、むらができるんじゃないかなと思います。
例えば、3Days Worker's Office(スリーデイズワーカーズオフィス)もその後、それも5,000万円ぐらいいただきましたよね。あれも大したものだなと思いましたけれども、その段階では残念ながら成果は出なかった。その後、厚生労働省の生涯現役促進地域連携事業等で毎年2,000万円ずつお金をいただいて、6,000万円もらうと。小1億円のお金をいただくことになりまして。
しかし、その先々はどうかというと、まだ今見通しが非常に厳しい状況です。事ほどさように実地事務でやらなければならないこと、他に任せること、そういうことを精査整理する中で、今そうじゃなくても、職員が繁忙感の中でやっていらっしゃるという感じは率直に感じます。
したがって、仕事をシンプルに、しかも、その内容、中身の濃いことを確実にやっていく、着実にやっていく、それが必要ではないかなと思います。業務もこのごろ非常に専門化しましたし、先般、塩尻市の金子春雄参事のお話なんかを聞いたりするとよくわかるんですが、職員一人のレベルが全然違うんですね。事ほどさように、もうオールマイティーな、今までの職員とは違った、そういう専門性が求められている。
そういうことだけに、一方では効率、限られた人員を、税金で職員が動いているということからすると、やはりそこは整理整頓して、一生懸命やってもCP、コストパフォーマンスがとれないようなものについては、精査していくということも一方では必要だなと感じました。
袋井が前向きにやっているということは十分承知をしていますけれども、一方では、同じ総合計画をやっている隣で地方創生の計画をやって、バックキャスティングだとかフォアキャスティングだとかといっても、誰も5年先、10年先厳しいじゃないですか。見えない時代だからこそ、それはやはり職員が多く話し合って、袋井市の方向性を決めていくということが大事だと思います。
なお、最近になってつくづく思うんですが、知らない名前の立派な有識者会議がありますよね、これは市長の人脈だろうと思うんですが、こういう皆さんのアポをとって会議をやるだけでも職員は大変な思いをして会議を開いているんだろうなと。そこから出る果実はどうかというと、大体申しわけないですが、そんなに大差ないと思う。
そういうことからしても、やはりシンプル・イズ・ベストとは言いませんけれども、やはりそういうような進め方について留意していただきたいと思います。袋井市が先進的であるということは十分承知の上で申し上げていますので、その意を汲んでいただきたいと思います。要望でございます。
81:
◯戸塚議長 大庭議員、済みません、要望じゃなくて答弁を求めていただきたいと思います。
82: ◯大庭議員 私の
発言した件について、再度答弁をいただければありがたいです。
大事な総合計画、令和3年から令和7年まで、それから、これはこれでちょうど地方創生でやりますので、そこら辺についての考え方を再度お伺いしたいと思います。
83:
◯戸塚議長 原田市長。
84:
◯原田市長 後期の総合計画が、これから5年先がどういう世の中になっていくかというのは、これはやはり本当に真摯に検討していかなくちゃいけないということが1点と、それから、片一方のほうの地方創生のほうはプロジェクトありきの話なものですから、具体的なプロジェクトを出していかなくちゃいかん。
大庭議員からお話がありましたように、具体的なプロジェクトもこれから袋井市にとって役に立つプロジェクトでなくちゃ、幾らお金だけゲットしたって、そこまでは言いたくないのできっと言わなかったんでしょうけれども、やはりお金だけゲットしたって意味ないよという意味だと思います。やはりそれは当市にとって役に立つものでなくちゃいけないと思います。
地方創生のほうで、実は地方創生レターみたいなのをつくってくれて、それぞれの皆さん、関係の皆さん方に配布もしてくれて、あれを見ていると結構いろいろなことを袋井市がやっていることが御理解いただけると思うんですけれども、やはりあれは、先ほども申した、いわゆる物すごくとがった話なんですよね。
僕が気をつけなくちゃいけないのは、とがった話と本当に市民のベースのところをぎゅぎゅっと上げていくことと両方やらないといけないということ。しかも、それを効率的にやっていくようにということでございますので、今後ともまた全体を進めていくに当たって、そういうことに意を配しながらやっていきたいと存じます。
85:
◯戸塚議長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86:
◯戸塚議長 ほかにないようでありますので、以上で、本件につきましては終了といたします。
────────────────────────────────────────
ウ (仮称)小笠山工業団地の進捗状況と今後の方針について
87:
◯戸塚議長 次に、(仮称)小笠山工業団地の進捗状況と今後の方針についてを議題といたします。
当局に報告を求めます。
村田産業政策課長。
88: ◯村田産業政策課長 (省略)
89:
◯戸塚議長 当局からの報告が終わりました。
ただいまの報告に対しまして、質疑等ありましたらお願いいたします。
4番 木下議員。
90: ◯木下議員 2点ほど確認というか、質問したいんですけれども、今、世界中でプラスチック製品の製造に関しては、いろいろごみの問題とかございまして、減らしていこうという観点が多いと思うんですけれども、この企業はプラスチック製品の製造ということですけれども、今後どのような展開をされていくというか、どういう展開をされていく方針なのかを確認されたかどうかという点が1点と、それから、2ページの4番目、他社の状況なんですけれども、今、最後御説明いただきましたけれども、進出申出書が提出されなかった会社6社、これに対して情報交換をされていますけれども、なぜ進出申出書がされなかったか、されていない企業に対して情報交換というのはどういう観点でされたのかをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
91:
◯戸塚議長 村田産業政策課長。
92: ◯村田産業政策課長 木下議員からの2点の御質問、1点目がプラスチック製品を扱う製造業なので、今後の展開はどうかという点が1点、それから、他社の状況についての意見交換の状況であると思っています。
まず、1点目のプラスチック製品でありますけれども、こちらは市内で既に稼働している事業所でありまして、主には自動車用の部品、それから、エスカレーター、エレベーターの部品をつくっているということがありますので、今後も引き続き同じような形で製造を行うということであります。移転をした場所で同じような製造を行っていくと伺っています。
それから、もう一点、他社の状況でありますけれども、先ほど進出申出書が提出されておりませんということなんですけれども、これは今、A社が進出申出書を出されたということで、できれば2区画、3区画、同時に整備をしていきたいという思いがあって、他の企業様にも同じタイミングでもう一度確認をしたところであります。
期間がない中で進出申出書がなかったということがありますので、私のほうでそれぞれ本社に行ったり、再度確認をさせていただいております。社の中でも、やはり期間がないものですから、もう少し検討の期間を下さい、それからスケジュール的なもの、それから面積、それから坪単価、それぞれまだ条件がなかなか合わないということがありますので、引き続き情報交換をさせていただきたいということで、数社とまだ引き続きの協議を行っているという状況であります。
93:
◯戸塚議長 4番 木下議員。
94: ◯木下議員 ということであれば、今、プラスチックの会社、製造会社、ここにだけ特に決めてということでなく、他社もということ、あるいは別の区画のところを他社と交渉するということなんでしょうか。
95:
◯戸塚議長 村田産業政策課長。
96: ◯村田産業政策課長 木下議員の、A社以外との開発の計画でありますけれども、基本的には今A社から進出申出書をいただいていますので、A社を優先的にお話をさせていただいて、まず開発に向けた協議を進めているところであります。できれば7月に進出協定の締結ができればと考えていまして、その締結が済みましたら全体の測量に入っていきたいと考えています。
あわせて、ほかの数社と、今、協議を重ねておりますけれども、できれば同じタイミングで企業進出していただければ、当然造成も効率的にできるということもありますので、継続して今協議を行っているという状況であります。
97:
◯戸塚議長 よろしいですか。
ほかにございますか。
3番 佐野議員。
98: ◯佐野議員 二、三点確認させていただきたいと思います。
まず、4ページと7ページに関連してなんですけれども、4ページに、上段に開発検討図ということで全体開発と、それから分割開発というのがあるわけですね。全体開発については、具体的な企業がないと農地転用は不可だよということを言いながら、分割開発では、DとEの北側の区画、これについては民間開発をやる場合、土石採取事業などにより土砂を撤去することで計画可能だと。これは7ページにも、今後のスケジュールの中で、DとEの区画がいわゆる土石採取事業を実施して進出企業が決定次第、工業用地に変更するとなっているんですね。これ、果たして農地法上認められているのかどうか、この点について一度確認をさせていただきたいと思います。
今までの説明の中でいきますと、あくまで企業が決まっていないと土の採取はできないよという理解でいたんですけれども、この表を見る限り、土の採取を先行しても、その間に企業を見つければいいよとも解釈できるんですが、その辺はどういうような形で私ども理解したらいいか、これをまず1点お願いしたいと思います。
それから、地権者の同意というのがあります。5ページにあるんですけど、地権者会との約束事項のところのウの(イ)でございますが、おおむね地権者から同意を取得している。おおむねというのは何%ぐらいをいうのかどうかということ。
それから、もう一つは、所在不明者の土地、これについては南側のABC区画のどこにあるのか、あるいは北側にもあるのか、その辺を教えていただきたいことと、別紙の1を見ますと、私は、一番安く上がるのは、いわゆるCだったかな、一番農免沿いといいますか、市道東同笠油山線沿いに造成するのが一番私は安上がりでもあるし、ここをやった場合については、少し書いてありますけれども、海岸の防潮堤のいわゆる造成用の残土にも利用できるというようなメリットもあるわけですよ。ほかの道路も別につくる必要もないと思いますので、そういうことを考えれば、この区画が、一番道路側に沿ったところがいいのではないかと。企業もそこを、一番端っこのほうを望んでいるわけですよ、真ん中じゃなくて。
ただ、問題は、反対地権者がいますよということなんですけれども、私はここが一番安上がりでいいんじゃないかと思うんですけど、果たして反対地権者というのは何人いるのか、また、これについて、いわゆる協力は取りつけができるのかどうか、それを少し確認させていただきたいと思います。
99:
◯戸塚議長 村田産業政策課長。
100: ◯村田産業政策課長 佐野議員から大きく4点の質問があったかと思います。
まず、1点目の土採取事業でありますけれども、この事業につきましては、農地法の一時転用を行いまして、土採取事業を行うというような形で、今、協議を進めているところであります。一時転用ですので、一時的にまず土採取事業を行いますけれども、その後にまた農地に戻す、もしくは計画が決まっていれば農地転用するということの形の中で進めていきたいと考えております。それが1点目です。
それから、2点目でありますけれども、地権者の同意ということでありますけれども、これまでの経過の中で、平成29年度に地権者より同意取得ということで行いました。地権者の方、41名おりまして、37名の同意をいただいていますので、約90%の同意をいただいているというところであります。
それから、3点目、不明の土地はどこにあるのかというところでありますけれども、大きく図面でお話をさせていただきたいと思いますが、南側がABC区画、それから北側がDE区画とありますけれども、この間に東西の道路を今計画しております。この道路上にまたがって不明の土地がございます。位置的にはそこの道路上にあるというところが主なところであります。
それから、最後の質問かと思いますけれども、C区画でありますけれども、ここの地権者は1名おります。今、この状況の中で現在の説明をさせていただいて、理解を得ていきたいと考えております。協議をしているところであります。
101:
◯戸塚議長 3番 佐野議員。
102: ◯佐野議員 いろいろ回答いただきました。
一時転用は、それでは、できるわけですね。民間会社が、例えばDE区画のところを土の採取をしたいということは、これは可能であるという理解でよろしいわけですね。
ただ、私の記憶でいきますと、一時転用でやりますと、3年3作とか、農地法上そういったものの縛りがあるわけですよ。ということは、取った後3年間は農地として利用しなきゃいけない、そのリスクがあるわけですね。そういうような問題も、当然今も生きているのではないかなと思いますけれども、その点についてはどうお考えになっているのか。
まず、一時転用でできるのかできないのかということを、まずはっきり御返事をいただきたいなと思います。
103:
◯戸塚議長 村田産業政策課長。
104: ◯村田産業政策課長 今、一時転用の話でありますけれども、現時点では民間事業者と、北側区画については民間事業者でということで今話を進めさせていただいておりまして、まだ決定ではありません。あくまでも民間事業者のほうで提案をいただきまして、造成をしていきたいということについては一時転用でやっていきたいということであります。
今後、民間事業者ともよく詰めまして、農地法の関係、これも大変厳しいという状況にあるとは思いますけれども、これが可能かどうかということで、今、協議を進めていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
105:
◯戸塚議長 3番 佐野議員。
106: ◯佐野議員 最後に1点、先ほどC区画の問題で反対者1名と今折衝中であるということでございますが、反対者の反応はどんなものでしょうか。賛成に向けていけるのかどうか。
といいますのは、ここでその方が御理解をいただければ、小笠山開発というのは結構加速度的といったらおかしいんですけれども、周りの開発もそれにつられて進むのではないかという期待値があるわけでございますけれども、ぜひともできるところからやっていただいて、まずはあそこにいい企業を持ってくると。地元もそれを望んでいると思います。ですから、反対者の反応はどんなものか、交渉の中で課長が感じたところで結構でございますので、その辺をもう少し感想をいただければと思います。
107:
◯戸塚議長 村田産業政策課長。
108: ◯村田産業政策課長 佐野議員の御質問にお答え申し上げますが、今、C区画で反対者がというお話がありましたけれども、この地権者以外にも小笠山の開発につきましては、平成16年度に地元の要望を市が受領して、それから15年経過をしている中では、この事業は一体本当に確実にできるのかというところがやはり不信感があって、なかなかこれまで理解を得られなかったということがあります。
しかしながら、今回、A社が進出申出書を出していただいたということもあって、開発に向けて前向きに進めたいということをまずはお話しさせていただいております。今後も引き続き理解を得るようにお話をしていきたいと思っております。
109:
◯戸塚議長 ほかにございますか。
14番 浅田議員。
110: ◯浅田議員 全体の御報告を聞いていますと、とりあえず今後の方針は、別紙にある1の方向で進めるということですよね。
そこで気になるのが、赤いところがA社が希望するところであって、A区画の開発とはまた、それより狭いですよね。そういうようなことが、例えば調整池の問題だとか、そういうことで可能なのかどうかということ。反対に言えば、A区画全体をA社が買っていただくということはできないのかどうか、そのことを1点と、それから、これをやりますと、真ん中に道路があるんですが、この道路、土地所有も非常に複雑なように聞いていますし、今の課長の答弁では、所有者不明のところもあるということですけれども、先ほど言われたような、所有者不在のやつを解決できる時間的な余裕があるのか、その点についてお伺いします。
111:
◯戸塚議長 村田産業政策課長。
112: ◯村田産業政策課長 浅田議員からの二つの御質問にお答えを申し上げます。
まず、1点目ですけれども、A社につきましては、1)A区画、こちら、調整池も含めて、この区画全体での購入はという、検討をということでありますけれども、次の質問にも関係してまいりますけれども、今A社とお話をさせていただいているのは、AB区画のいずれから1.2ヘクタールというところでお話をいただいています。
今回シミュレーションしたのは、1)A区画の一部、それから2)、3)とありまして、今一番安く済むのが3)でありますので、これは区域内道路をつくらない市道東同笠油山線、こちらから直接出入りができると。ただ、高低差がございますので、こちらも進出申し出をいただいたA社と話をしなければいけないものですから、現在協議を進めておりますけれども、今後進出協定の締結をしましたら、実際にA社の施設整備計画を出していただくようになります。そうしますと、具体的に1.2ヘクタールのうちのどのエリアで工場を建てていくかという具体的な精度が上がってきますので、そうしましたら、ここの開発に向けて、どのような形で開発をしていくのが一番安価で済むかというのを検討していきたいということで考えております。
ですので、1)もしくは3)の両にらみで今検討をしていきたいと考えております。
113:
◯戸塚議長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
114:
◯戸塚議長 ないようでありますので、以上で、本件につきましては終了といたします。
以上で、報告事項を終了し、全員協議会を閉会いたします。本会議に引き続き、お疲れさまでした。ありがとうございました。
(午後2時36分 閉会)
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