袋井市議会 2018-01-24
平成30年建設経済委員会 本文 開催日:2018-01-24
きょうは案件が7件ということですが、おおむね午前中に案件を終了して、午後には豊沢工業団地の開発の現場、そして、また、防潮堤の現地見学を予定しております。そして、また、委員の皆さんには帰ってきてから、所管事務調査、そして、また、議会報告会のリハーサルを予定しております。多分、3時、4時というような形になるかと思いますが、御了解をいただきたいと思います。
それから、先ほど言いましたように、会議の終了後、全員協議会の提出案件を確認した後に当局の皆さんは退室をしていただくとなります。
また、今月の常任委員会からタブレットを使用したペーペーレス会議ということで、本日は、タブレットの使用状況を確認し、今後の参考とするために総務課及びICTまちづくり課の職員が同席しておりますので御承知ください。そして、また、今後は、常任委員会で提出される案件につきましては全議員が全ての委員会の資料をタブレットで閲覧できることになりましたので、これまでのような
建設経済委員会からほかの委員会への資料提供は行いません。
傍聴ということで静岡新聞が参っておりますので、許可をしていきたいと思います。
それでは、議事に入っていきたいと思います。
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報告事項
ア 小笠山山麓開発事業の進捗状況について
4:
◯高橋委員長 最初に、小笠山山麓開発事業の進捗状況についてを報告いただきます。
村田産業政策課長。
5:
◯村田産業政策課長 (省略)
6:
◯高橋委員長 当局からの説明が終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑があればお受けしてまいります。
木下委員。
7:
◯木下委員 おはようございます。よろしくお願いします。
大きな問題というか、問いではないんですけど、2ページ目の4(3)、「燃料調達の状況」のアの「価格とコスト面」というのはどういう違いか、価格とコストというのは私もよくわからなくて、どういう違いがあるのかなというのと、イのほうの搬出方法とコストの課題という具体的な課題はどんな課題なんでしょうかという、その2点を教えていただきたいと思います。
8:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
9:
◯村田産業政策課長 木下委員の御質問ですけれども、「(3)燃料調達の状況」の中のアとして「価格とコスト面」とあります。
県内産と県外産、これは、県外産ですので海外の木質ペレットも含みます。ですので、その価格が、県内産のそのものの価格と海外の木質ペレットの価格と、そのもの自体が違うということをあらわしています。
それから、コスト面については輸送のコストがあります。県内産であれば、当然、天竜とか、県内で調達でき、距離が短いんですけれども、海外となれば船で調達をしなければいけないといったコスト面のことを書いてあります。
それから、イのほうの「コスト面に課題はある」ということなんですけれども、これは、搬出方法がまだ定まっていません。森林の中に間伐材が、切ってそこに残っているんですけれども、そこから、じゃ、どのように誰が運んでくるのかというのがまだ明らかになっていませんので、そのコスト、それが課題ということで表記させていただいています。
10:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
佐野委員。
11:
◯佐野委員 1点、お伺いをさせていただきます。
工場の敷地、1ページ目ですが、計画でいきますと、計画面積4ヘクタールということで、発電施設0.5ヘクタール、チップ工場0.12ヘクタール、貯木場が3ヘクタールというようなことで予定されております。
私が危惧いたしますのは、県内産のみならず、いわゆる外国産の材料も当然この燃料の原料として搬入されてくるということで、相当大きな貯木場がつくられるということでございますが、御存じのとおり、現在、外来種の、例えばヒアリとか、そういうような問題で、かなり日本の環境そのものが変わっている可能性があります。こういったものについてどう防止していくのか、また、ある意味、進出協定の中に、そうしたこと自体が起こった場合にどう対応していくかというようなことも盛り込むべきではないかなというような感じを受けるわけですが、その点についてはどのようにお考えになっているか、少しお聞かせをいただきたいと思います。
12:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
13:
◯村田産業政策課長 佐野委員の、輸入材ですよね、その材質についての関係で質問があったかと思います。
おっしゃるように、輸入材として、今、できれば少量、2万トンぐらいをフォレストエナジー社のほうは検討していますけれども、いずれにしても船で運んできて、こちらに持ってくるような形になります。加工をどの段階でやるかというのも、もう一度、いま一度確認をさせていただきますけれども、今、佐野委員がおっしゃったように、進出協定の中でそちらの内容を表記するということでありますので、その関係についても、今後フォレストエナジー社と、どのぐらいの量が入るかというときとあわせてその対策についても確認をしたいと思っています。
14:
◯高橋委員長 佐野委員、よろしいですか。
佐野委員。
15:
◯佐野委員 そうすると、そういった面については一応協定書の中にうたい込んで、万が一発生した場合については自社の責任で対応するというような考え方でこれから進めるということでよろしいでしょうか。
周辺そのものは小笠山山麓ということで、非常に大切な、本市からしてみれば緑の丘陵地でございますので、そういったところ等、浅羽南地域のように見るも無惨な形になってもいけませんので、ぜひその点については会社側と前向きに検討していただいて、対応をとるようにお願いをしていただきたいと思いますが、何かコメントがあればお願いをいたしたいと思います。
16:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
17:
◯村田産業政策課長 今回の木質チップの関係の事業につきましては、先ほど申し上げましたように、笠原地区の企画委員会でもお話をさせていただいています。その中でも、やはりお茶の関係もあったりして、非常に環境面に対してもかなり厳しい意見もいただきました。ですので、今、佐野委員からも御指摘があった件についてもこれからフォレストエナジー社に話をして、環境面についてより一層、対策と、それから自社の責任でということで申し上げていきたいと思っています。
18:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
伊藤委員。
19:
◯伊藤委員 主要なもので結構ですので、11月19日に行われた笠原企画委員会での説明と意見、今、1点、お茶に対しての環境面でのというお話はあったんですけれども、そういった部分で幾つか御意見があったり、また、それに対してのフォレストエナジー社の回答等を含めて、主要だと思ったもので結構ですので、教えていただきたいと思います。
20:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
21:
◯村田産業政策課長 11月19日、地権者会での意見ですけれども、大きく三つありました。
今お話をしたように、まず環境面で対策を講じてほしいというものが一つありました。それから、二つ目として騒音問題があります。騒音はどのぐらいの音が出るんだということで、これは、対策を講じる建築物、建物のつくり方によっても大きく変わりますけれども、いずれにしろ、騒音は余り影響はありませんということ。それから、三つ目として、水を、これ、使いますので、水に関係して質問が出ました。小笠山山麓は地下水がとれますので、そこの水を使って動かすんですけれども、それをまた流すようになりますので、その排水対策もしっかりしてほしいということで質問が出ました。
22:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
23:
◯高橋委員長 ないようですので、本件は終了といたします。
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イ 「袋井夏まつり」の終了について
24:
◯高橋委員長 引き続いて、報告事項イ、「袋井夏まつり」の終了についてを議題といたします。
当局から説明を求めます。
村田産業政策課長。
25:
◯村田産業政策課長 (省略)
26:
◯高橋委員長 当局からの報告が終わりました。
ただいまの報告につきまして質疑があればお受けしてまいります。
大場委員。
27: ◯大場委員 報告をいただきまして、行政としての、袋井夏まつりに対する今までの評価についてお伺いをしたいなと思います。いろいろな面で携わってきていただいたかと思いますが、どのように感じていたのかというところ。もう一点は、2番のところの(5)、事業費が256万円ということで上がっているわけですけれども、そのうちの3分の1補助というような形になっているかと思います。なかなか補助金額が100万円となると、その3倍の仕事といいますか、事業費300万円になるとかなり大変な事業になってくるかと思いますが、その辺は今までどのように思っていたのか、お考えをお伺いします。
28:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
29:
◯村田産業政策課長 大場委員の評価と事業費の関係での質問です。
まず、評価につきましては、これまで開催する中で、市民の方が参加されたということで、平成28年度が1万6,000人、それから平成29年度は1万5,000人ということで、大変にぎわっていると感じております。そこに出てきた方たちが駅前のお店に何人入っていくか、そこらは集計をとっておりませんけれども、駅前商店街の活性化が目的ですので、まず、そこに来た方たちが商店に入っていただくのがやはり目的かと思います。残念なのは、せっかく人がいてもシャッターが閉まっていたりする状況を見ると、私も本来の目的が達成されていないのかなということも感じていたところもあります。
それから、事業費ですけれども、256万円ですけれども、これは協同組合が主催をした事業費の金額であるということで思っています。市の補助金100万円は、その夏まつりと、あと、年2回、百縁笑店街というのをやっていますけれども、合わせて100万円の補助金を支出しておりまして、確かにこの256万円の事業費でもかなりの事業であって、協同組合の方たちが大学生とかいろいろな団体を集めてくる労力というのは非常に大変だと思っています。ですので、今回、もう年齢が高くなってしまってそのパワーもなくなってきたということで相談があって、そうはいっても駅前の商店街の活性化については引き続きこの事業が必要ではないんですかということを何回も協議したんですけれども、やはり後継者の方にお話をしてもなかなか協力を得られなかったということで話があったものですから、今回このような形をとらせていただきました。
30:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
佐野委員。
31:
◯佐野委員 1点お聞きしますけれども、百縁笑店街にはどの程度の補助金を出しているわけでしょうか。
それから、先ほど課長からもありましたように、これまでいろいろ私も商工のほうにも携わってまいりまして、こういった駅前商店街の人たちが駅前ロータリーにイルミネーションを設置したり、その時期になりますとかなり市民の方も駅前ロータリーが明るくなって楽しみにしていたというようなこともありましたが、それも途中で頓挫してしまったというような経過も承知はいたしております。
それから、これとは関係ないかもしれないんですけど、先般、袋井商工会議所からも、まちづくり会社が設立して、駅前へのいろいろなさまざまな計画をしているというようなことも伺ったわけでございますが、先ほど課長からありましたように、今後、そういったまちづくり会社とうまくタイアップして、駅前のロータリー部分だけでも結構ですし、植え込み部分だけでも結構ですが、やはり市民が楽しみにするようなものを少し仕掛けないと、このままでいくと真っ暗な、いわゆる駅前商店街になってしまうのではないかなということを私は危惧しているわけでございます。そういった面に対して、今後どういうような形で対応をさせていっていただけるのか、また、どういう対応をしていくつもりなのか、そういった点についてお考えをお伺いいたしたいと思います。
32:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
33:
◯村田産業政策課長 まず、1点目の補助金の額ですけれども、駅前の商店街のイベント事業ということで、今、100万円を予算化していまして、そのうち夏まつりについては70万円、百縁笑店街は年2回予定していますけれども、残りの30万円を充てていただいております。
それから、今後の駅前の活性化についての御質問だと思います。
今回の夏まつりも含めて、商店街の次なる後継者の方々、これ、50代後半の方々になりますけれども、声をかけたけれども協力が得られず、残念だが終了するという苦渋の決断をしたと伺っています。市としては、この商店街イベント事業補助金の趣旨であります地域の活性化を図るために、個性的とか、それから独創的な商店街のイベントを開催する商業者で組織された団体に対し交付するものでありますので、やむなく市も受け入れた経緯があります。
「今後の対応」にもありますけれども、既に商工会議所の会員でもある駅前商店街の方に声をかけさせていただいています。もう少し、もっと若い40代ぐらいの年齢の方にもう既に声をかけさせていただいてありまして、今回、夏まつり、これ、終了してしまうけど本当にいいんですかということで投げかけさせていただきまして、今後の駅前の活性化策について意見交換をしたいということでお話をさせていただいてあります。
いずれにしても、今後、駅の南側の開発もあったり、駅北側では、商工会議所、まちづくり会社がホテルを核とした建設計画ということもあるものですから、駅前地区商店街の活性化に向けての意見交換を今後行っていくということで必要があると認識しております。
34:
◯高橋委員長 佐野委員。
35:
◯佐野委員 やはりどこの地域へ行っても中心市街地そのものが非常に寂れているというのは、シャッター通りみたいな形になっているのは、私どももいろいろな機会に目の当たりにするわけでございますが、やはり一番は、行政がそれなりに考え方を持って、そのまち、いわゆる商店街をどうしていくかというものも少しは考えてあげて、全てが全てその商店街の組合に任せていくのではなくて、うまくタッグを組んで連携して、いい商店街といいますか、いいイメージのまちといいますか、そういったものを私は構築していく必要があるのではないかなと思います。
私もいろいろな人とつき合う関係上、他の大きく大々的にイルミネーションをやっているようなところの方も知っておりますし、そういた資材を使ってボランティア的な活動を市民から募ってやったらどうだとか、そういった提案も受けておりますので、全てがお金という問題ではないんですが、市民の力もかりて、いわゆる商店街以外の市民の力もかりて活性化を図っていくべきじゃないかなと私は考えるところでございますが、そういった面も含めて、今後、駅前が本当に楽しくなるような形で御検討いただければと思います。何かコメントがございましたらお願いをいたしたいと思います。
36:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
37:
◯村田産業政策課長 今、佐野委員からもありましたように、今回の事業についても協同組合のほうからは、静岡理工科大学とか、ほかの観光協会等もいろいろな団体があって、そちらの力もかりて継続してやろうかという話もありました。ただ、今回の補助金の趣旨からすると、駅前に住んでいる人たちが主人公になってやらないと意味がないのでということで、今回、断念した経過があります。
ただ、今、佐野委員からもお話がありましたように、駅前といいますか、このまちが楽しくなるような、そんなイメージが必要であると思いますし、中心市街地がこれからもそのまま放置しておいていいとは私も思っていません。いろいろな団体、今言った大学生もありますし、袋井の夏まつりにも参加してもらった袋井商業高校のブラスバンド部なんかもあります。いろいろな力をかりて、引き続き中心市街地の活性化に向けて研究をしてまいりたいと思います。
38:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
木下委員。
39:
◯木下委員 もちろん、ここの場は行政との対応の場でありますので、もちろんそれは大切だと思うんですけれども、私はやはり、今、若手の40代とかというお話もありましたけど、彼らというか、その方たちが一体何をやりたいのか、どうしたいのかというところが一番肝心なところだと感じております。
行政視察等へ行きますと、空き家対策なんかでも、もちろん行政はやるんですけれども、やはり最初には民間の方がやっていこうという強い意思があって、そこで成功例が多いと思いますね。ですので、若手の方の本当にやりたいことを行政が把握してやっていくことが一番肝心なんだろうと思うのです。先ほど40代の方とミーティングをするというお話もありましたけど、やめてしまう前に本来は、高齢の方たちの意見も大切ですけれども、やはり若手の方の意見をしっかり聞いてやるべきだったんじゃないかなと思うんです。今後のもう少し具体的な対策、お話し合いをするということなんですね。それぞれに、個々に意見を聞いていくということも大切だと思うので、皆さんが集まったところでというところもあるのかもしれないですけど、若手の方にそれぞれ意見を聞いて、今後、活性化とか、簡単に言えば自分の店をどういうようにしたいんだとか、そういうことを確認することが必要じゃないのかなとは思うんですけど、その点、どうでしょう、御意見をお聞かせ願いたいと思うんですけど。
40:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
41:
◯村田産業政策課長 今回、夏まつりの終了ですけれども、ことしになって終了したいということを受けたのではなくて、当然二、三年前からこれは危惧されていたことなんですね。一度、もっと前に駅前商店街の──当然私ではないですけど、前担当者が集めてグループワークなんかもやった経緯もあります。ただ、やっていく中でだんだん参加者が減っていってしまって、自分たちのまちをどうしたらいいかという、それ自体も興味がなくなったということなんかもあって、グループワークもそこで頓挫したという経緯も聞いています。
ですが、当然、今言ったように、そのままではいけないとは思っています。商店街で成功した事例で宮崎の日南市に油津商店街というところがあるんですけれども、そこはアドバイザーを公募したんですね。300名ぐらいの人数が募集であったんですけど、そこが成功した事例であると伺っていますし、誰か先導してこのまちをしっかりしなきゃいけないという人がいなければ立ち直らないと思うんですね。ですので、それが袋井の場合はそこに住んでいる40代の方であるかもしれませんし、そういった方、どなたかを、1人といいますか、1人、2人、ふやしていって、なるべく意見交換をして進めていかなければいけないと思っております。
42:
◯高橋委員長 木下委員。
43:
◯木下委員 今お話にあった実例、やはりアドバイザーというのは物すごい大切だと思いますね。今お話があったように、自分たちで考えているのか、もう逃げてしまっているのか、新しい発想がないということで、例えば、f─Biz(エフビズ)ですかね、そういうようなビジネスコンサルタントというか、そういうところも県内にあるわけでして、そういうところを紹介していくとか、そういうことも必要だと思いますので、今後、そういう検討をよろしくお願いしたいと思います。
44:
◯高橋委員長 意見でいいですね。
45:
◯木下委員 はい。
46:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
47:
◯高橋委員長 ないようですので、本件は以上で打ち切りといたします。
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ウ 豊沢工業団地整備事業と袋井市静岡モデル防潮堤整備事業の進捗状況に
ついて
48:
◯高橋委員長 引き続いて、報告事項ウ、豊沢工業団地整備事業と袋井市静岡モデル防潮堤整備事業の進捗状況についてを議題といたします。
当局から説明を求めます。
村田産業政策課長。
49:
◯村田産業政策課長 (省略)
50:
◯高橋委員長 当局からの説明が終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑をお受けしていきたいと思います。
佐野委員。
51:
◯佐野委員 1ページ目でございますけれども、初めて耳にするわけでございますが、関東地方整備局が発注する東京外かく環状道路、このシールド掘削工事の発生土の受け入れ、これについて検討しているということでございますが、内容的には一体どんな内容なんでしょうか。
といいますのは、盛り土をする場合については、当然、土質の検査もして、例えば砂が多かったりすれば、とてもこれは盛り土には向かないというようなことになります。そういうようなものとか、あるいは発生土量がどのくらいなのか、それから、運搬費の負担等についてはどうなっているのか、その辺がどういうような状態になっているのか、できれば資料もいただきたいんです。初めてきょう聞いた話でございますけれども、地元の人から言わせればいつからこんな話ができていたんだというようなことにもなりかねませんので、この概要につきまして少し御説明をいただきたいと思います。
52:
◯高橋委員長 榛葉建設課長。
53: ◯榛葉建設課長 ただいまの佐野委員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。
資料の1ページのところにございますが、関東で、外環道、外かく環状道路という事業が国土交通省のほうで進められているということの中で、その発生土を活用していくというようなことを検討しているというような報告を今させていただいたところでございますが、その内容のところでございます。
まず最初に、この検討するに至った経過といたしましては、御案内のように防潮堤の整備を進めていくということがございまして、近隣の御前崎市、掛川市、磐田市と、県とともに静岡モデルという名前を使いましてこの防潮堤事業に取り組んでおるわけなんですが、推進検討会というものを開催してございます。こういった中で、今、御案内しているような事業の経過をたどっているというようなところでございますが、そういった中で大きな問題としては、一つは土の確保というようなことがございます。
これは各市で大きな問題として捉えているところでございますが、そういった中で、県も含めてこういった問題をどういうように解決していくかというようなところで情報収集をしている中で、関東からそういった土が見込めるというような情報もございました。こういったところを県とともに検討させていただいているということで、当然こういった土も、各市、使えるものであれば使っていきたいというようなところから、これまで協議をさせていただいているといったような状況でございます。
具体的には、まさに関東の道路工事の部分でございますが、かなり深いところ、地中40メートル以上の深いところをトンネルのような形で掘削していく工事で、土が発生していく見込みであるよというような話でございます。そういったときに、県からも通じてお願いしているものですから、一定の量は県のほうに配分を受けていくというような状況まで、今、協議が進んできたということでございます。
この土質につきましては、現状の土につきましては、粘性的な、粘土的な部分とか、砂質的な部分もあろうかとはお伺いしておりますが、一旦、シールドというトンネルを掘削するような工事の中で、若干、添加剤のようなもので少し土を掘りやすくといいますか、そんな加工も現地でするように聞いておりますので、そういったものを掘り上げたときにその土を、また土壌改良のようなものを使って、各搬出先といいますか、うちのほうでいいますと遠州のほうに盛り土ができるような土になるのかというようなところは、試験等をして、改良材等を加えて、そうした品質を確保した上でこちらのほうに運んでいただけるということで伺ってございます。
費用につきましては、私どものほうでそのほかにかかる費用は一切負担することがないと伺ってございまして、その土を受け取った場合には、現場で受け取ってそのまましっかり締め固めて仕上げるというような状況で今のところ聞いてございます。
ただいま防潮堤の進捗状況ということで報告しましたが、沿岸の5.35キロメートルのうち、大体4キロメートルぐらいまでは整備が進んでくるということで、一旦覚書の区間はほぼ整備が整ってまいるかなというようなこともございまして、今、県のほうを通じて協議をさせていただいている土量については、1万立方メートル程度をどうするかというようなところで協議をさせていただいております。静岡県のほうには数十万立方メートルほど配分が受けられるのではないかとは伺ってございますが、実は昨日もそういった推進検討会というのを開催して、そのあたりも確認をさせていただいたところなんですが、現実的には、まだ県のほうも細かい情報は最終的には確定していないとなってございまして、いつからこれを搬出されるのか、量もどれくらいになるのかというようなところも含めまして、まだ未確定なところでありますよというような報告を受けてございます。
いずれにしても平成30年度、平成31年度の話ですので、近々そういったところも固まってくるのではないかなと思ってございます。今、そういったところで検討させていただいているということで、委員の御質問には以上とさせていただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。
54:
◯高橋委員長 佐野委員。
55:
◯佐野委員 ありがとうございました。
経験上、例えば命山あたりは、「あんこ」になるところについてはコンクリート的なものを入れて攪拌して強度を増しているというようなこともありまして、表面につきましてはやはり一般の土を50センチぐらい入れて仕上げているというようなことなんですね。
今、課長からもありましたように、まだまだこれは確定ではないということですが、現実的にやっている工事は、市がいわゆるレベル1に対するものにつきましては防災工事なんですね。県のほうで行っている上2メートル、レベル2に対応する2メートルについては保安林の再生工事なんですよ。ですから、先ほど申し上げましたように、土の成分といったものは、当然、根が張って、余計に防潮堤を強化するといいますか、強度を高めるというようなものでなければならないと私は思います。恐らく、市のほうはそういったものが入ってこないんじゃないかなと思いますけど、逆に、県が施工する2メートル部分について、そういったものが入ってくる可能性は、なきにしもあらずだなと思います。
私が提案したいのは、まだまだ市内でも急傾斜地を抱える地域がたくさんございます。本来であれば、そういったところの土をうまく利用して防潮堤に持ってくれば、急傾斜地の方も助かるし、防潮堤をつくるほうも助かる、そういったトータルの市内の中で完結させるのが一番ではないかなと私は考えるところでございますが、こういった面も含めて、今後、まだ約1.35キロメートルですか、手がつけられないところがあるわけでございますが、御検討をひとつよろしくお願いできればと思います。
56:
◯高橋委員長 意見でよろしいですね。
57:
◯佐野委員 はい、お願いします。
58:
◯高橋委員長 佐野委員のほうから資料が欲しいということですけれども、まだということだと思いますが、ある程度情報が提供されてきましたら、また改めて資料提供のほうをお願いしておきたいと思います。
そのほか、いかがでしょうか。
佐野委員。
59:
◯佐野委員 たびたび済みません。
今回の資料でいきますと、平成30年6月に豊沢地区の60万立方メートルで防潮堤が3.9キロメートル完成します。それから、ことしの夏ごろ、平成30年夏ごろ、進出する企業の建物基礎掘削土3.6万立方メートルが出ますよということで、これによって3.9キロメートルプラスアルファで約0.2キロメートルぐらい延長が延びますよということと、それから、覚書の区間が今まで4キロメートルのものが4.24キロメートルに変更になっております。これでやっていいますとあと残りが0.14キロメートルになるわけですが、この0.14キロメートルの完成の見込みはどの程度と見込んでいらっしゃるのか。
それから、私は、県と4.24キロメートル、覚書を締結して、計画よりも早くできていただいたんじゃないかなと思います、市の施工分については。ぜひそういった点、要は、5.13キロメートルのうちの約4.24ですから、大体8割ぐらいは完成したということをマスコミにも──記者発表は、市長、やっているわけでございますので、どんどん積極的に私は出していっていただきたいと思います。
地元の企業に話をしますと、やはりいろいろな形で重点投資をちゅうちょしている面が多分に見受けられます。それはなぜかというと、いわゆる防災に対する措置が果たしてできていくのかどうかというのが非常に、会社側から、全体から見ると心配な面があるんですね。ですから、記者発表しているのであれば、袋井地域は8割完成したよと、残るのはもう時間の問題だぐらいの話を私はマスコミの皆さんに流してもいいのではないかなと思っております。そういったことで、地域のいわゆる発展並びに袋井市の迅速な防災措置をする市だということがPRできていくと感じておりますので、そういった面も含めて、ぜひまたよろしくお願いしたいと思います。とりあえず、残る0.14キロメートル、どんな形でこれから仕上げていくつもりでいるのか、お聞かせいただきたいと思います。
60:
◯高橋委員長 榛葉建設課長。
61: ◯榛葉建設課長 ただいまの佐野委員の御質問にお答えを申し上げます。
御案内のように、本日の報告で、来年度の豊沢への進出企業の部分での工事で約3.6万立方メートルの土砂を搬出する予定があると、それを防潮堤のほうで受け入れますと、おおむね全体で4.1キロメートルまでは完成、いけるのではないかというような見込みという報告を、今、させていただいたところでございます。
ここの報告の中では、8月といいますか、夏以降ということでございますが、その時期も含めましてこれからまた先方とは御協議ということになりますが、平成30年度はそういったものを使って防潮堤の工事を進めていきたいと現時点では考えてございます。そうしますと、覚書区間の残りが約140メートル、単純に計算すると140メートルということになりますが、防潮堤事業でございますので引き続き取り組んでまいりたいと考えてございますので、平成30年度はそういった豊沢の企業様からいただける土を活用した工事、それから、次の年には残りの140メートルを手がけていきたいと考えてございます。先ほど委員からも御提案もございましたが、これまでは小笠山山麓の発生土も活用するというようなお話もさせていただいてきているところでございますが、スケジュールの問題等々ございますので、そのほかにも活用できる土、開発発生土とか公共事業とかいったもろもろのところはしっかり情報確認をさせていただきながら確保に努めて事業を進めてまいりたいと考えてございます。よろしくお願いを申し上げます。
62:
◯高橋委員長 佐野委員。
63:
◯佐野委員 最後に1点教えてください。
県との覚書が4キロメートルでこれまでまいりました。それが4.24キロメートルに昨年12月にふえたということでございますが、お手元の6ページの資料でふえた0.24キロメートルはどこになるのか教えていただければと思います。
64:
◯高橋委員長 榛葉建設課長。
65: ◯榛葉建設課長 今、委員のほうからも少しお話がございましたが、覚書の変更区間ということで、お手元の資料の平面図、6ページになりますが、そこにこれまでの覚書区間と変更覚書区間が赤書きと表示をさせていただいていると思いますが、そこ、両側に少しずつ広がっていて、その分、延長が延びているということで御理解を賜りたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
66:
◯佐野委員 そうすると、東側が……。西側が134メートルと書いてある。東側が書いてないが、106メートルで、単純に差し引きでいいということね。
67: ◯榛葉建設課長 それを入れておいていただければ。
68:
◯佐野委員 わかりました。ありがとうございます。
69:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
よろしいですか。
伊藤委員。
70:
◯伊藤委員 今、佐野委員からお話があった中で1点気になるところがあったものですから、建設課じゃないんですけれどもお伺いをしたいんですけれども、今の防潮堤整備の中で、南部の企業の中で投資をためらっているというような、設備投資の部分でお話が委員のほうからありました。いわゆる南部地域の企業に対して、そういった相関関係といいますか、産業振興課のほうでそういった部分というのはどの程度まで把握されているのか、お伺いをしたいなと思います。
71:
◯高橋委員長 鈴木産業環境部長。
72:
◯鈴木産業環境部長 それでは、ただいまの伊藤委員の、南部の企業との情報交換というのですか、その状況ということでございます。
平成23年3月11日に例の東日本大震災が発生をいたしまして、海岸部が非常に心配だというような状況も当時は発生いたしました。その状況も踏まえまして、平成24年に入りまして、当時、産業振興課のほうで、海岸部、特に浅羽南部の海岸部の約50の企業に対しまして、当時の産業振興課と浅羽町商工会で、合同で企業訪問ということも行いまして、南部企業の意向というものも、取っかかりとして訪問したというようなことがございました。
私もその当時、在籍をしておりまして、初めて海岸部の企業へお邪魔するというようなこともありまして、かなりそういう意味では南部企業とは親しくさせていただいたというような経過がございますが、当時もやはり移転というようなことは余り考えていなくて、特に大規模津波の自然災害との関係での移転というものは、ほとんどの企業では考えていないというようなことが、当時、確認がとれたというようなことでございます。
現在の国内におけるといいますか、市内における企業活動におきまして、やはり移転、集約というような話を進める企業、検討されている企業様におきましては、どちらかというと自然災害というよりも、むしろ全体的な集約とか、そういうものの中で検討されるというような企業様もいらっしゃるというようなこともあったわけではございます。そういうことも随時、それを境に浅羽町商工会なども含めて企業情報交換をさせていただいているというような経過が、その平成24年以降続いているというような状況でございます。佐野委員は佐野委員で地元議員ということでございますので、かなり地元の企業とも親密な情報交換をしていただいていて、いろいろそういうような設備投資とかというような情報も情報交換されているということでございますが、私どももそのような経過の中で、今も浅羽地域の企業とも情報交換をさせていただいているというような状況でございます。
73:
◯高橋委員長 伊藤委員。
74:
◯伊藤委員 実は、これは私自身が危惧する部分なので主観も入るかもしれないですけれども、先日、静岡理工科大学のほうで第1回産業経済懇話会が行われて、いわゆる2021年問題の中で、やはり産業構造が今後変わっていって、オリンピック以降で日本自体の企業の中での、今、設備投資の期間になっている企業がかなりあると思うんですね。南部の企業というところを見ると、やはり仕事をもらっている会社の中で、そういった中での設備投資という部分で、いわゆる期間と社会的なマッチングの中で、一つ、僕、今、お話を聞いていると、防潮堤の早期整備というのはすごいこの地域にとってはキーになってくるのじゃないのかなと感じているんです。例えば浜松市とか磐田市とかって、そういった部分の近隣の中で、私はそういった日本全体の中でのそういった部分というのが少なからず相関関係があると思うんですけれども、産業面の中からそういった部分というのが防潮堤整備のキーになってくるのは間違いないと思うんですが、その辺、もしお考えがあれば伺いたいなと。
地震があったことはもちろんそうなんですけれども、どっちかというと将来的な部分で多分あると思うんですけれども、御所見等があれば伺いたいなと思います。
75:
◯高橋委員長 鈴木産業環境部長。
76:
◯鈴木産業環境部長 それでは、今後の産業構造も含めた中での市内企業、南部企業なども中心としたというようなお尋ねにお答えを申し上げます。
今の伊藤委員からも御指摘がありましたように、やはり、今後大きく産業構造が変わっていくというような中で、市内の企業におきましても、例えば輸送機器でいいますと、電気自動車化、EV化に対してどのように対応していったらいいのかというようなことで、いろいろ考えられているというようなことも伺っているところでございます。また、最近の課題といたしましては、特に人手不足に対してもどのように対応していったらいいかというようなことで、特に人手不足を補うためにAIなども活用したものも、生産性の向上というようなものも、喫緊の課題として考えていかなくちゃいけないというようなことも、製造業を中心とした企業様との意見交換の中では伺っているところでございます。
そういうようなことも踏まえた中で、先ほど佐野委員からも御指摘がありましたように、袋井市は比較的、海岸の防潮堤事業が円滑に進んでいるということで、それは非常に、袋井市は他市に比較すれば強みになっていくというような部分、まさに先ほど佐野委員が御指摘いただいたとおりでございます。その強みというものは強くアピールをしていきながら、なおかつ先々の将来構造ということの中では、少子高齢化で働く人が今後どんどん不足していくというようなものへの、AIとか、そういうものでの対応とか、あとEV化とか、そういうものについても、個々の企業様ともしっかり情報交換をして、市としてできるべきことというものは、今後、先々も見据えて検討していく必要があるなと考えているところでございます。
77:
◯高橋委員長 伊藤委員。
78:
◯伊藤委員 私からも、結論は同じになってしまうんですけれども、やはり産業分野は、おっしゃっていただいたように、多分非常に投資なんかというのは、企業からすれば物すごいタイミングって重要な部分になってくると思います。袋井市はその部分で、やはり県内で進んでいるという、私もそうですが、御認識があると思いますので、ぜひそれはどんどんオープンにしていただいて、特に企業の方々にはそれを含めて銀行への融資等を言っていただかないといけないと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
79:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
鈴木委員。
80: ◯鈴木副委員長 お世話になります。
この後、豊沢工業団地と防潮堤のほうも見せてもらう中でいろいろ詳しいお話が伺えるのかなと思うんですけれども、まず、喫緊に迫っているなというところが、工業団地の完成が平成30年、土地のほう、造成のほうが7月31日ということで、あと半年ぐらいだなというところでございます。その中で、今、土量がどのぐらい残っているのかというところと、搬出に関してスケジュール的に問題なく搬出されているのかというところを確認させていただきたいなと思います。
先ほど、最初の部長の挨拶にもありましたけれども、天候等、このごろいろいろなことが起きている中で、その辺も含めてスケジュールの中に組み込まれていると思いますけれども、確認の意味で、予定というところでありますけれども、現状どうなのかというところを1点確認させてください。
81:
◯高橋委員長 村田産業政策課長。
82:
◯村田産業政策課長 工業団地の造成工事の関係の質問だと思います。
土量60万立方メートルというかなりの土の搬出ですので、かなり余裕を持って工程を組んでいるにもかかわらず、去年も秋にはすごい長雨で工事が一時中断したという経緯もあります。ただ、ここに来て順調に進んでいるということで、今現在、53万立方メートルが搬出をされていると。残り7万立方メートルであるということになります。
長雨もあったんですけれども、ここに来て最終確認をしたところ、予定どおり7月末に完了ということで、その1カ月前に、6月末に、60万立方メートル、全て出せると、しかも、防潮堤のほうもその量を受け入れることができるということになりましたので、今回、改めて報告をさせていただきました。
83:
◯高橋委員長 鈴木委員。
84: ◯鈴木副委員長 ありがとうございます。
やはり昨年のこともありますので、天候のことがあると思います。雨が降ると搬出のほうがすぐできないというようなことも業者の方からも伺っていますので、ぜひ、受け入れ先ですか、防潮堤のほう、出せても防潮堤へ運べないじゃ困りますので、その辺のスケジュールも、だんだん県のほうの工事も始まってきますので、ぜひスケジュールをしっかりすり合わせしていただきたい。まず市としては豊沢の工業団地、道路整備ならということもないですけれども、少しおくれてもという部分が何とかできることもありますけれども、相手は民間ですので、おくれて「やはりだめだよ」と言われるようなことがあっちゃいけませんので、ぜひ注意していただきたいと要望を申し上げます。
85:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86:
◯高橋委員長 ないようですので、本件は以上で打ち切りといたします。
────────────────────────────────────────
エ 第3回及び第4回袋井市産業経済懇話会の開催について
87:
◯高橋委員長 引き続いて、報告事項のエ、第3回及び第4回袋井市産業経済懇話会の開催についてを議題といたします。
当局から説明を求めます。
村田産業政策課長。
88:
◯村田産業政策課長 (省略)
89:
◯高橋委員長 当局の説明が終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑をお受けしてまいります。
いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
90:
◯高橋委員長 ないようですので、本件は以上で打ち切りとさせていただきます。
会議の途中ですが、議事を一旦中断し、休憩をとりたいと思います。10時40分まで休憩といたします。
(午前10時21分 休憩)
(午前10時39分 再開)
91:
◯高橋委員長 休憩前に引き続いて会議を再開したいと思います。
────────────────────────────────────────
オ 袋井市狭あい道路拡幅整備事業の創設について
92:
◯高橋委員長 次は、報告事項オ、袋井市狭あい道路拡幅整備事業の創設についてを議題といたします。
当局から説明を求めます。
石田都市計画課長。
93: ◯石田都市計画課長 (省略)
94:
◯高橋委員長 当局からの説明が終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑をお受けしてまいります。
佐野委員。
95:
◯佐野委員 今、御説明を受けました。建築主から見ますと、土地は寄附、それから工作物等の除却費の負担など、かなり建築主の負担が多いように感じるんですが、こういった状況で事業が円滑に進んでいく見込みをしているかどうかというものがまず1点でございます。その点についてお考えをお伺いいたしたいと思います。
それから、もう一点。当然、狭隘道路のところには、ブロック塀等があった場合、既存のブロック塀撤去のいわゆる補助制度、こういったものをあわせて活用できていくのかどうかということでございます。
96:
◯高橋委員長 石田都市計画課長。
97: ◯石田都市計画課長 それでは、佐野委員の御質問にお答えしたいと思います。
まず、1点目の、建築主の負担が多く、事業がなかなか促進されないのではないかというような御質問かと思います。
狭隘道路につきましては、基本的に建築基準法第42条第2項の中で、資料にも記載をさせていただきましたが、道路中心から2メートル後退していただくというのが建築基準法で定められております。ですので、まずはそちらの基本的な考え方に基づいて、全市につきまして事前相談を行っていただくことで制度の周知も図られるというような視点から、事前相談は全市を対象とさせていただいております。
それから、今回、防災都市づくり計画での災害リスクが高い地域、それから、国道150号以南の津波避難困難区域を定めておりますが、そういったところにつきましては従来、全て道路を寄附する場合については申請者の負担で測量等も行っていただいた中で寄附を受けるというようなことでございますが、今回、道路に関する部分の範囲については、市のほうで直接測量等を委託をかけて業務を行うというようなことで、おおむね全体費用の半分ぐらいがこの制度によって賄えるものではないかと考えております。そういったところを周知しながら、例えば建築確認を出すのは建築士が出しますので、そういったところ、設計事務所などへ本事業のリーフレットなどを配付したり、また、防災都市づくり計画の中で危険度が高い地域であったり国道150号以南については、それぞれの地域へ班内回覧等で周知をして、できる限りこの制度を広くPRしたいと考えております。
それから、2点目の既存の補助事業の活用が可能かというようなことでございますので、そういったものにつきましては、屋敷周りにブロック塀がありまして、道路後退をしなくてはならないというような現場につきましては、現在、本市が創設してありますそれぞれの補助事業を活用していただいて、ブロックなどは撤去していただきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
98:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
木下委員。
99:
◯木下委員 では、数点お伺いしたいんですけれども、まず、測量をしていくということになると、もちろん整備されている土地であればある程度は見込めるんですけれども、基準点等が定まっていないところからまた基準点を定めてやっていくと非常に手間暇のかかる作業になると思います。まだこれが、測量自体が第1段階ですから、非常にそれに時間がかかってしまうのではないかと。最終的にいつまでに完了するという予定を見込まれているのか。もちろんおおよそでいいので、このぐらいまでにはそれを全部完了したいねというところをお伺いしたいのと、進んでいくと、一部はこういうセットバック等ができてお隣ができていないよというような、道自体がでこぼこのような景観の悪い状態が出てくるとは思うんです。まだ進んでいる状態だったらいいんですけど、そのままになってしまって、もう頓挫してしまってその状態になってしまう危険性もあるので、そこら辺はしっかりとできるような形をやっていかなきゃいけないというところが、問題点があるんじゃないのかなというところがあります。それに対する見識をお伺いしたいと。
それから、南町なんかでは、今、空き家も多いんですけど、逆に新築も進んでおります。新築された方もいらっしゃるんですけど、建ってしまったよ、いや、これ、セットバックしてくださいよというようなことになると、非常に承諾が得られないんじゃないかという部分も見込めるところがあります。そこら辺に対する対応をしっかり、どのようにお考えを持って対応されるのかというところですね。
本当に測量に関しては、官民のみで全部できるとは思うんですけど、民民が入ってくると非常に行政としてはやりにくい部分は出てくると思います。土地の形状によっては官民のみでできない部分も出てくるかもしれないので、それに対する対応、それから、測量は調査士がすることになるのかとは思うんですけど、その辺の対応ができる方が大勢必要になってくるんじゃないのかと思いますので、それに対する対応の仕方を、今後、されていくと思いますけど、計画をよろしくお願いしたいと思います。
100:
◯高橋委員長 石田都市計画課長。
101: ◯石田都市計画課長 それでは、木下委員からの御質問にお答えしたいと思います。
まず、1点目の、測量の手間暇の関係であったり、いつまでに完了時期をすればいいのかというような御質問でございます。
資料2ページにも例としてイメージ図を記載させていただいております。一つの敷地の分筆等を行う場合には、当然、前面道路がしょっている場合には道路との境、それから、あと、お隣同士との民民の境、それから、あと、自宅の後ろに民地があればそこの民地との立ち会いをしていくというようなところの、それぞれの境界立ち会いが成立しない限り分筆がなされないというような状況でございます。
それで、こちらにつきましては、先ほども述べましたが、県の公共嘱託登記土地家屋調査士協会というところがございます。そこら辺はかなり、そこの協会へ加入している土地家屋調査士も本市には多数ございます。それで、彼らは、民民の境界立ち会いとか、そういったところの資料の蓄積等も行っているというようなこと、それから、あと、境界の複雑なところについては確定するノウハウも持っているというようなことから、そういったところへ依頼をした中で、できるだけ円滑な作業に努めていただきたいと考えております。
それで、完了時期につきましては、建築確認を行うと、基礎に着手して、建前を行って、現場物ができると最後にたしか完成検査というような行為がございますので、そこのところを一番長い期限と定めていく予定でございます。
それで、こんなことはあってはならないんですが、不幸にも隣地との境界立ち会いが不成立というような場合も想定をしておりまして、そういったときにつきましては、費用については、やはり作業を進めていただいているというところがありますので、そこは、やっていただいた分については費用は精査をしていくということ。
それから、あと、問題は、道路後退したところをどういうように管理していくかというようなところがありますので、そこのところの管理状況等についてはいま一度確認をして、フォローをしていきたいと考えております。
それから、部分的なセットバックですと、路線としてきれいに4メートルにならないのではないかというような御質問だったと思います。それで、こちらは敷地レベルで行うものでございますので、今、市のほうで行っている生活道路みたいに、市が道路拡幅を行うために設けるものではございません。まずは、委員から御意見を伺ったように敷地レベルですのででこぼこの状態にはなりますが、そこはまた現場の状況を見て、例えば二敷地とか三つの敷地が下がったときにそこの道路の管理はどうするかというのは、今後、建設課と相談をさせていただいた中で協議をしていくというようなことで考えております。
それから、あと、既に建築していただいたところについては、寄附の承諾が得られないのではないかというような御質問だったと思います。
こちらにつきましては、今回は事前相談を行うというようなことで、その中で、これから新築するものについてはそういった手続を行うことによってフォローしていくということ、それから、今まで既にやっていただいたところで、現場は完成しているんだけど、実は法律のことが施主としてよく理解していなくて寄附が滞っているというようなところも、今回、本事業の対象区域内においてはこの事業の対象としていきたいと考えています。ですので、既に建ててしまったんだけど、国道150号以南に住まわれている方については、事後でありますが、この制度を受けて寄附を促していきたいと考えております。そういった説明をしていく中で寄附者に理解をしていただきたいと思いますが、これはあくまでも、寄附を強要するという、強制的に寄附をしていただくというような制度ではございません。この制度をきちっと市民の方々に説明して、御理解をいただいた方については、できる範囲の中で制度を活用していただきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
102:
◯高橋委員長 木下委員。
103:
◯木下委員 ありがとうございます。
先ほどのでこぼこ道に関して心配しているのは、側溝がございますよね。これがしっかりと一本道でできないと、排水等をするときに非常に困るわけですよね。そうすると、その辺が一挙にできないと非常に難しいんじゃないかなという心配がありまして、一部、セットバックしているんだけど、側溝はずっと向こう側にあるよというような状態になりかねないというのが1点あるんですね。
あとは、例えば、今、建物を動かすことは非常に難しいよというような状態になっている場合、中心線から2メートルですけれども、もう少し内側であればできるよといった話が出た場合、例えばそこで30センチ短くすれば家を動かさなくてもいいよというような、あるいは物を動かさなくてもいいよというような状態になった場合、それを承諾するのか、2メートルは法律で決まっているんだから2メートルじゃないとだめだよとなっていくのか。そこら辺は、やはり法律の問題ですので、法律から言えばもちろん2メートルじゃないといけないのは承知しているんですけど、その辺、地域によってそういう状況、各家とか、あるいは地域によって違う状態が出てきた場合、その対応などは考えていらっしゃるか、その2点を再度お伺いしたいと思います。
104:
◯高橋委員長 石田都市計画課長。
105: ◯石田都市計画課長 1点目の排水対策の関係ですが、今回、資料3ページの事業の流れの中で、所有権移転登記終了後、「簡易舗装等実施」と書かせていただいております。それで、ここの整備についてはどこまでやるんだというところが話題になったわけですが、おっしゃられるとおり、そこの下がったところへ側溝をつけてしまうと、この下流まで結ばないと排水先がないというようなことですので、今回、寄附いただいたところについては簡易舗装等での整備にとどめるということで考えています。ですので、路面排水等につきましては、少し勾配なんかを工夫した中で民地内への流入等を防いでいくというような形になろうかと思います。
それで、先ほど説明させていただいたように、複数連帯して、狭隘道路、道路工程が進んだ場合については、そういった排水機能についてもどのような形で設置していくかというのは今後考えていくと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、あと、2点目の、既存の建物があって、2メートル丸々下がれないというような御質問がありました。
基本は、これ、「建築行為に伴う」というところでございます。既存建物があるところについて、今、御意見を伺ったように、1.5メートルしか下がっていないというようなところにつきましては、そこはもうこの制度が活用できないというようなことですので、現状のまま置かせていただいて、新たに建てかえをするときに後退をしていただくと考えております。ただ、生活道路整備等でそういった整備要望があったときには、また別途、建設課のほうの考えに基づいて整備をしていくとなろうかと思います。今回、これは、あくまでも「建築行為に伴う」というような前提ですので、御理解をお願いしたいと思います。
106:
◯高橋委員長 木下委員。
107:
◯木下委員 ぜひ、景観というのは、景観条例もありますし、見たところがやったことによって非常に景観が悪くなってそこの土地の価格が下がるような、いわゆる土地の価格というか、その地域でやはりこの地域はいいねという状態になっていかないと不動産価格にも影響してきて、そこの土地が値段が下がってしまうようなことになってしまうのは非常につらいところがありますので、その辺は注意してやっていっていただきたいなと思います。
108:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
109:
◯高橋委員長 ないようですので、本件は以上といたします。
────────────────────────────────────────
カ 樹木植栽ルール策定について(中間報告)
110:
◯高橋委員長 引き続いて、報告事項のカ、樹木植栽ルール策定について(中間報告)を議題といたします。
当局からの説明を求めます。
土屋都市整備課長。
111: ◯土屋都市整備課長 (省略)
112:
◯高橋委員長 当局からの説明が終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑をお受けしてまいります。
木下委員。
113:
◯木下委員 2点だけお伺いしたいというか、なんですけど、これは垣根なんかの低木もされるということなんでしょうかね。その場合、継続性というか、どのぐらい定期的にやるのか、あるいは地元の方にやってもらうのか、その辺。大きい高い木に関してはそんなにしょっちゅうやることはないと思うんですけど、低木に関してはどのぐらいの周期でやられるのかというのが1点と、それから、直接関係するかどうかわからないですけど、交差点の角地にある耕作放棄地で樹木がすごく高くなっているやつ、これらに関しては、もちろん民地なのでなかなかさわれないところもあると思うんですけど、この辺に関しては何か対処とかは考えていらっしゃるでしょうか。その2点をお願いします。
114:
◯高橋委員長 土屋都市整備課長。
115: ◯土屋都市整備課長 まず、低木についての対応の頻度というか、どんな形でということでございます。
現在検討している中では、まず街路樹と公園という二つを検討しておりますが、街路樹については現在も、低木のほうは市の管理ということで管理をしております。こちらにつきましては、今、低木で問題になっているのが、やはり低木が大きくなり過ぎていて、歩道からの飛び出しであるとか、そこら辺が見えないというような話もありますので、それについては低木を低く抑えることと、それと、あと、交差点の近くに高木と同じように低木がありますとやはり飛び出しの危険性もあるということで、ある一定区間において低木の排除というか、そういうものも検討していきたいと思っています。
それと、あと、交差点の付近の耕作放棄地ということで、済みません、現在、検討している中では、そこまでの考え方というのは検討の中に入っていないという状況です。
116:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
117:
◯高橋委員長 ないようですので、以上で本件は打ち切りといたします。
────────────────────────────────────────
キ 道路愛護活動の支援について
118:
◯高橋委員長 引き続き、報告事項のキ、道路愛護活動の支援についてを議題といたします。
当局から説明を求めます。
榛葉建設課長。
119: ◯榛葉建設課長 (省略)
120:
◯高橋委員長 説明が終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑があればお受けしていきたいと思います。
121: ◯鈴木副委員長 高橋委員。
122:
◯高橋委員長 この市道の愛護活動の問題、本年度、一般質問をさせてもらったり、会派の要望としても上げさせていただきました。今、農業者も高齢化したりということで、今まではそれについたのり面なんか、そういう人たちがやっていただいたけれども、現在、そういうことではなかなかやり切れないということで、市内各所で繁茂している状況が見られるということもあります。また、自治会の要望なんかでもたくさんこういう問題が出されてきたというようなことがあって質問させていただいたんですが、一つには、こうした市道に対して自治会要望等々で草刈りの要請というのがどんな状況にあるかということが一つお伺いをしたいということ。
一つは、モデル地域を愛野とエコパ周辺ということで、まず選定をしたわけですけれども、ワールドカップを前にしてということですが、これをどういうような形で全域に広げていくかと、その予算の見通し、そういうことをお伺いしたいと思います。
若干、事例、県なんかは、アダプトロードということで、企業等にもお願いをして、何カ所か部分的にはやっているんですけれども、なかなか県も予算が少ないということで、そういう整備が今、例えばガードレールについた1メートルしかやらないというような実態で、その下のほうが繁茂しているというような状況が見られるようになってきました。そういうことで、各自治会なんかでもそういう不満等が出ているわけです。
こういう制度をぜひつくっていただきたいというのを一つ、二つ、事例を言わせてもらうと、例えば深見橋、非常に立派な橋なんですけれども、毎週日曜日の朝ですか、そこの地元の人、個人ですけれども、非常に掃除をしたり、目地についたような草なんかも一生懸命拾っていただいて、本当に努力していただいて、きれいなままにしていると。多分、あれは個人のボランティアでやられているんですけど、多分、何も補助もなしで、あくまでもそういうボランティア精神だけでやっているものですから、あれは県道だと思いますが、そういう活動をやはり支援していくということが必要だと思います。
それから、地元のことで恐縮なんですが、我々の西山にみつかわ夢の丘公園が完成するんですけれども、現実にもうここ2年、進入路となります800メートルを、地元の里山の会を結成して、両端の草刈り等をずっとやっております。長さでいうと800メートル、それで、のり面でいうともう10メートルぐらい、急なところですけれども一生懸命やらせていただいて、それ、年に2回草刈りをやっているんです。今のところは始めたばかりだものでそう不満は出ないんですけれども、やはり続けていくとなるとある程度インセンティブが欲しくなるということで、そういうこともありまして要望させていただいたということです。現状、そういう形で多分多くのところで実施をしているところもあると思うんですけれども、そうしたところの現状の把握と申しますか、そういう形でやられているところの把握というのを市がしているのかどうなのか、その辺についてお伺いしておきたいと思います。
123: ◯鈴木副委員長 建設課長。
124: ◯榛葉建設課長 それでは、道路愛護活動に関します高橋委員の御質問にお答えを申し上げます。順にお答えを申し上げたいと存じます。
今、高橋委員からお話しいただいた御指摘のとおりでございますが、先ほども、資料のほうにも2の「現状」の(2)というところに記載をさせていただいておりますが、現在、「予算的な制約」という表現を使わせていただいているんですが、昨年度の実績で約470万円、延長で14.3キロメートルを市のほうが実施させていただいているというような状況でございます。このものにつきましては、自治会の要望はそんなに件数は多くなくて、自治会員であることは間違いないのかもしれませんが、一般の皆様の歩道を利用している中で、足に当たるとか、そういったところで要望をいただくというような事例もございます。比較的そういった利用者の要望のほうがどちらかというと多いかなと、市民からの連絡といいますか、そういった要望が多いかなと感じておりますが、そんな中で、現状では今のところ、今御案内したような実績になっているということでございます。
それから、今回はワールドカップということもございますので、愛野地域の、エコパ周辺の、住宅地等々でないようなところを選んで、予算も含めて、この区間は現実に草も繁茂しているということでまずは設定をさせていただいて取り組んでいくということでございます。
今、市のほうの実績では470万円、草刈りでやっているということなんですが、当面はこの予算の範囲でまずはこういった事業に取り組んでまいりたいと思ってございます。
その状況によりまして、ぜひ、これは地域の皆様等々の関係団体のお力をおかりして実施していくことができれば、相当これは費用面でも助かる部分もございますので、そういった実情を見ながら、その都度予算については検討させていただければなと思ってございます。
それから、委員も墓地公園の付近の道路の活動をしていただいており、大変ありがたいなと思ってございます。そういった中で、個人が、あるいは任意の皆様が活動されている実態を把握しているかということでございますが、まさに今、ちょうど1件、御案内をいただきましたが、聞くところによりますと祢宜弥のほうでもそんな活動をされている方がいらっしゃるというような話を伺っていることがございます。まさにそういったこともございまして、今、事務局のほうでは、しっかりこれは、現状、そういったところも確認をした上で取り組んでいかなければならないとなってございますので、今後そういったところも、関係自治会等々、確認をさせていただくようなこともさせていただいて、把握をしてまいりたいと考えてございます。
125: ◯鈴木副委員長 高橋委員。
126:
◯高橋委員長 2点ほど再質問をしたいと思います。
一つは現状の把握ですよね。荒れているところを把握して、やはりそこの自治会等々との対応をして、県もそうですが、市が予算もないということで、なかなか実施できないということになりますと、自治会要望に対する対応の中でそうした方法等々も提示をして御協力をいただいていくということがまず必要じゃないかなと思いますので、その点についてやはりお願いをしたいと。
それから、現実に、もう実際に各地でいろいろな人たちがやって、ボランティアも先ほど紹介しましたが、ボランティアの精神でやっているわけですけれども、そうはいいつつも、そうした皆さんをきちっと支援していくというような形では、やはり市としてもそういうものを早くつかんでいただいて、そういう人にもっともっと続けていただけるというようなことをしていくという点では、そういう状況も把握をする必要があるんじゃないか。
そういう2点でもう一度質問をさせていただきます。
127: ◯鈴木副委員長 榛葉建設課長。
128: ◯榛葉建設課長 ただいまの高橋委員の御質問でございます。2点ございましたが、現状把握というようなところからでございますけれども、まさに御指摘のとおりでございます。これはモデル事業なんかでも募集をさせていただくというようなお話をさせていただきましたが、募集といってもぜひこれは、各地域に積極的に、地域関係団体、企業と積極的にこれを案内、PRをして、お願いする部分が多くなっていくのかなと思ってございまして、そこら辺は積極的にそういったものは取り組んでまいりたいと考えてございます。ありがとうございます。
それから、まさにこれを市内に広げていくときには、みずから行動を起こしている方というのは本当に大切といいますか、大事な存在になってきますので、そういったところは支援をさせていただくような検討を当然するべきでございます。そういったところも含めて、来年度のモデル事業も踏まえて、検証する中で取り組んでまいりたいと考えてございます。よろしくお願い申し上げます。
129:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
佐野委員。
130:
◯佐野委員 1点お聞かせをいただきたいと思いますけれども、今回のこの事業でございますけど、草刈り機等を使って実施するというような計画になっております。ただ、道路を走ってみますと、植栽ます等、かなり低木のところに雑草が繁茂して、余りいい景観をなしていないということになります。そうしますと、そういうようなところで除草作業をするとなると当然、これは手作業でやらないとなかなか、周りの低木を傷めたりしますので難しい問題があると思うんです。今、この3ページに、いわゆるメートル当たりの報償金の単価を出すときには、草刈り機だけを使った場合の単価の積算の根拠が出ているわけですが、私はこういったものについて、いわゆる植栽ますについては別なのか、あるいは、例えば道路の縁石とか、のりにある、いわゆる除草だけをこの事業は対象とするのか、その辺がどうなのかということと、その概要についてどうなのかということ。
それから、例えば、今、委員長からもありましたけど、いろいろボランティアクラブをつくって道路の除草の管理をしていると、長いところでは、のり面10メートルにも及ぶようなところも刈っているよということですが、基本的にのり肩から何メートルぐらいまで刈ってくれればよしとするのか。今、委員長からもあったような10メートルにもなりますと非常に厳しい作業になるなと思うんですけれども、その辺、課長がどこら辺まで思って──例えばのり肩から1メートルぐらい刈っていただければ、それはそれでよしとするというような判断になるのかどうか、その辺を少しお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
131:
◯高橋委員長 榛葉建設課長。
132: ◯榛葉建設課長 ただいまの佐野委員の御質問にお答えを申し上げます。
単価の関係で作業の内容と作業の範囲みたいなところの御質問でございます。
ただいま資料のほうは、2ページの下のほうに除草のイメージ図というのを記載させていただいてありますのと、3ページには単価の根拠ということでお示しをさせていただいているところでございます。基本的には、現在このイメージ図のような形で、縁石の周り、それから路肩、あるいは路肩ののり面というようなところを対象に考えてございます。委員御指摘のように植栽ますのところは手間がかかるということになってございますけれども、こちらにつきましては、現在既に街路樹の愛護報償金という制度がございますので、そういった中で対応させていただいているというようなことがございます。その報償金制度の中では、除草につきましては街路樹等の延長1メートル当たり20円というような金額で設定をして、現在運用しているというような状況がございます。今回の制度の中では直接これに街路ますのところがかかわっているということではございませんが、現実には道路を歩いておりますと、街路樹のない部分もあれば、途中から街路樹が来たりとかと、一つの道路で捉えれば同じような状況もございますので、こういったところは今後の研究課題といいますか、少しこういった制度もあわせてわかりやすく使えるようなことも研究してまいりたいと考えてございます。
それから、作業の範囲でございますが、じゃ、のりがすごく長い場合にはどこまでを求めているかというようなことでございます。なかなかそれは、やっていただく方の作業の仕方とか、やりやすさとか、そういったものもありますし、場合によっては、斜面ですと危険な部分というようなこともございますので、そこら辺は関係の皆様としっかり話をさせていただいて、基本的にはできる範囲でお願いをさせていただければと思ってございますので、よろしくお願いを申し上げます。
133:
◯高橋委員長 そのほか、いかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
134:
◯高橋委員長 ないようですので、本件は以上をもちまして終了といたします。
────────────────────────────────────────
その他(資料提供)
ア 高校生と企業を結ぶ合同企業説明会について
イ 平成29年度 創業セミナーについて
ウ 第10回 得するまちの個店セミナーについて
エ 平成29年度ふくろい農商工交流会について
オ 袋井市花の会2017年度県知事表彰受賞について
135:
◯高橋委員長 報告事項を終了してその他(資料提供)に移りますけれども、当局のほうで特段説明等が必要ということがあればお受けしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
136:
◯高橋委員長 ないようですので、以上で議事のほうは終了したいと思います。
以上で
建設経済委員会を終了いたします。
(午前11時41分 閉会)
発言が指定されていません。 Copyright © Fukuroi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...