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  1. 御殿場市議会 2021-03-12
    令和 3年 3月定例会(第8号 3月12日)


    取得元: 御殿場市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-22
    令和 3年 3月定例会(第8号 3月12日)          令和3年御殿場市議会3月定例会会議録(第8号)                          令和3年3月12日(金曜日)     令和3年3月12日午前10時00分 開議  日程第  1 議案第  8号 令和3年度御殿場市一般会計予算について  日程第  2 議案第  9号 令和3年度御殿場市国民健康保険特別会計予算につ                 いて  日程第  3 議案第 10号 令和3年度御殿場市観光施設事業特別会計予算につ                 いて  日程第  4 議案第 11号 令和3年度御殿場市救急医療センター特別会計予算                 について  日程第  5 議案第 12号 令和3年度御殿場市介護保険特別会計予算について  日程第  6 議案第 13号 令和3年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算に                 ついて  日程第  7 議案第 14号 令和3年度御殿場市公設浄化槽事業特別会計予算に                 ついて  日程第  8 議案第 15号 令和3年度御殿場市上水道事業会計予算について  日程第  9 議案第 16号 令和3年度御殿場市工業用水道事業会計予算につい                 て  日程第 10 議案第 17号 令和3年度御殿場市簡易水道事業会計予算について
     日程第 11 議案第 18号 令和3年度御殿場市公共下水道事業会計予算につい                 て  日程第 12 議案第 19号 令和3年度御殿場市農業集落排水事業会計予算につ                 いて 〇本日の会議に付した事件   議事日程に同じ 〇出席議員(21名)   1番  阿久根 真 一 君           2番  林   義 浩 君   3番  勝 又 英 博 君           4番  本 多 丞 次 君   5番  芹 沢 修 治 君           6番  中 島 宏 明 君   7番  川 上 秀 範 君           8番  髙 橋 靖 銘 君   9番  菅 沼 芳 德 君          10番  永 井 誠 一 君  11番  土 屋 光 行 君          12番  杉 山   護 君  13番  神 野 義 孝 君          14番  田 代 耕 一 君  15番  小 林 恵美子 君          16番  勝間田 博 文 君  17番  勝間田 幹 也 君          18番  高 木 理 文 君  19番  辻 川 公 子 君          20番  黒 澤 佳壽子 君  21番  髙 橋 利 典 君 〇欠席議員   な し 〇説明のため出席した者  市長                  若 林 洋 平 君  副市長                 勝 又 正 美 君  教育長                 勝 亦 重 夫 君  経済外交戦略監             瀧 口 達 也 君  企画部長                井 上 仁 士 君  総務部長                山 本 宗 慶 君  市民部長                南   美 幸 君  健康福祉部長              芹 沢 節 已 君  環境部長                志 水 政 満 君  産業スポーツ部長            沓 間 信 幸 君  都市建設部長              橘 髙 健 二 君  危機管理監               杉 本 嘉 章 君  会計管理者               芹 澤 勝 徳 君  教育部長                田 代   学 君  消防長                 勝間田 誠 司 君  総務課長                小 林 和 樹 君  秘書課長                上 道 勝 人 君  未来プロジェクト課長          佐 藤 正 博 君  財政課長                根 上 宏 樹 君  財政副参事              鈴 木 隆 広 君  国保年金課長              西 山 美 香 君  国保年金副参事            西 村   衛 君  保育幼稚園課長             髙 村 幹 雄 君  保育幼稚園課長補佐          湯 山 順 子 君  保育幼稚園副参事           福 島 善 典 君  長寿福祉課長              岩 岡 俊 峰 君  長寿福祉副参事            宮 代 志 穂 君  長寿福祉副参事            川 鍋 康 仁 君  救急医療課長              勝 又 啓 友 君  救急医療副参事            仁 藤 真 伸 君  上水道課長               長 田 直 樹 君  上水道副参事             菅 沼 亮 太 君  上水道副参事             伊 倉 和 明 君  下水道課長               勝 又 由 幸 君  下水道副参事             青 木 千 峰 君  下水道課長補佐            中 川 鈴 代 君  観光交流課長              前 田 裕 三 君  観光交流課長補佐           髙 村 千 賀 君  2020オリンピック・パラリンピック課長  杉 山 健一郎 君  都市計画課長              麻 生 賢 一 君  都市整備課長              勝 又 高 明 君  公園緑地課長              佐 藤 修 一 君  建築住宅課長              滝 口 正 仁 君  道路河川課長              鈴 木 信 義 君  道路河川技監             湯 山 和 男 君  都市建設部次長管理維持課長      横 山   勉 君  危機管理課長              水 口 光 夫 君  教育総務課長              鎌 野   武 君  教育監兼学校教育課長          勝 俣   純 君  社会教育課長              山 﨑 和 夫 君  学校給食課長              勝 又 雅 彦 君  警防課長                小 林 真 人 君 〇議会事務局職員  事務局長                鈴 木 秋 広  議事課長                田 代 こず江  課長補佐                佐 藤 歌 愛  主任                  桐 生   守  主任                  渡 邊 一二司  副主任                 荒 井 祥 太 ○議長(髙橋靖銘君)  出席議員が法定数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ○議長(髙橋靖銘君)  ただいまから、令和3年御殿場市議会3月定例会を再開いたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  直ちに本日の会議を開きます。                           午前10時00分 開議 ○議長(髙橋靖銘君)  本日の会議は、お手元に配付してあります日程により運営いたしますので、御了承願います。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第1 議案第8号「令和3年度御殿場市一般会計予算について」を議題といたします。  過日の本会議に引き続き、質疑を継続いたします。  過日の質疑は、歳出7款商工費まで済んでおりますので、8款土木費からといたします。  8款土木費について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  6番 中島宏明議員。 ○6番(中島宏明君)  おはようございます。私から2点ほど質問をさせていただきます。  まず、1点目は、238、239ページの5項4目の拠点等整備事業費、説明欄1、工業団地開発事業、②の(仮称)夏刈南部工業団地開発事業、この2億4,570万円余ですが、(仮称)夏刈南部工業団地開発事業の御殿場市・小山町土地開発公社への負担金が主なものと説明がありました。(仮称)夏刈南部工業団地開発事業について、現状での企業誘致の見込みと経済効果について伺いたいと思います。
     また、さらに、今後の開発地域地積を含む見通しについても伺えれば幸いでございます。  2点目は、246、247ページの5項4目建設指導費、説明欄6、空き家等対策事業89万5,000円は、空き家バンクに登録された空き家住宅の改修工事及び不良住宅の除去等とも説明記載があり、空き家対策として空き家の活用に関わる改修工事等に対する補助に要する経費と説明がありました。  先日、一般質問の答弁でも触れておられましたが、市外からの転入者で、13歳未満の子がいる世帯に限って加算するなどの説明もありました。まさしくコロナ禍のワーケーション等にも活用できるかと思いますが、新規事業でもあり、細部内容を伺います。よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  都市整備課長。 ○都市整備課長(勝又高明君)  おはようございます。1点目の質問にお答えします。  まず、現在の企業誘致の状況と経済効果についてですが、今回、整備した2区画のうち、区画1については、三島市で配管等の製造を行っている株式会社北海建設工業所と2月に契約締結することができました。  次に、区画2についてですが、現在、進出を希望する企業1社と交渉を行っている状況です。今後、交渉がまとまり次第、覚書の締結等による企業名の公表や土地売買契約の締結を行う予定となっております。  経済効果として、今回の区画1の企業進出により、20名程度の新規雇用のほか、土地・家屋・償却資産などの税収も見込まれることから、工業団地整備の必要性は高いものと認識しております。  最後に、今後の開発地域を含む見通しですが、当工業団地は全体計画64ヘクタールのうち今回5ヘクタールの開発が完了しましたが、残り59ヘクタールの計画については、今後の進出希望業者の動向やニーズも見ながら、計画を進める予定となっております。  しかしながら、事業計画地内の関係地権者は200名以上と非常に多く、調整に相当な期間を要するものと考えておりますが、59ヘクタールという広大な工業適地はほかになく、企業立地後の経済に及ぼす影響も非常に大きいことから、関係地権者とも協議しながら事業を進め、早期完成を目指してまいります。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  建築住宅課長。 ○建築住宅課長(滝口正仁君)  それでは、2点目の御質問にお答えいたします。  空き家等対策事業に係る具体的な施策として、4月1日から新たに補助制度を創設することとしました。補助制度は、大きく分けて3つの柱で構成されております。  1つ目は、市の空き家バンクに登録された空き家を活用するために、空き家を取得して利活用する方に、改修費用等の一部を補助するもの、2つ目は、老朽化して倒壊等の危険のある不良住宅を除却する際に、その費用の一部を補助するもの、3つ目は、昭和56年5月以前に建築された空き家の耐震診断費用を助成するものとなっております。  当初予算においては、改修費用等補助として1件80万円、耐震診断助成として2件分、9万5,000円を計上したものです。改修費用等への補助金につきましては、通常補助として補助率3分の1、上限50万円としておりますが、移住者で中学生未満の子どものいる世帯にあっては、最大30万円上乗せする内容となっております。  いずれにしましても、現在2件の空き家バンク登録物件がありますが、コロナ禍において、当市に移住したいという人に住宅提供の支援をすることで、空き家バンクの活用と当市への移住・定住の呼び水にしたいと考えております。  以上、答弁といたします。  (「終わります。」と中島宏明君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  それでは、何点か伺わせていただきます。  まず、1点目ですけれども、225ページ、8款2項1目の道路橋梁維持費道路維持補修事業についてです。前年度予算比で1,148万円余の減額となっているわけですが、今も大型の道路工事が続く中で、これまでも大型車両の利用が起因する道路の工事、それから破損、そういったものが発生したかと思います。減額の背景はどういうものなのか伺います。  また、住民生活に影響を及ぼさない道路の維持管理ができるのか、この点についてもお伺いいたします。  2点目ですけれども、227ページ、8款2項3目生活道路整備事業費です。要望の出ている生活道路について、15路線、1.1㎞を整備されるという説明でしたけれども、前年度予算額から1,000万円程度の減額となっております。こうした状況で地域から出ている要望に対応できるのか伺います。  また、同時に、どの程度の進捗率を見込んでおられるのかも合わせて伺います。  次に、3点目ですが、235ページ、8款4項1目都市計画調査事業についてです。1,296万円余ということで、前年度よりも319万円増額をされているわけですが、この背景についてお伺いいたします。  次に、4点目ですけれども、241ページ、8款4項7目の(仮称)原里市民の森整備事業についてです。1,315万円余ということで、職員3人となっているわけですが、昨年度まで職員がたしか2名体制だったかと記憶していますが、この3人体制による業務の内容というのはどういう内容なのか、次年度の事業内容についてお伺いします。  それから、最後ですけれども、245ページ、8款5項2目建築物等地震対策事業についてです。2,098万円余、これは歳入のところとも関係しているわけですけれども、前年度比で563万円余減額をされているわけですけれども、改めてここの部分の詳細な背景と、それから事業の評価、この事業をどのように評価されておられるのかお伺いいたします。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  管理維持課長。 ○管理維持課長(横山 勉君)  それでは、1点目の8款2項1目3、道路維持補修事業についてお答えします。  事業費の減額の主な要因は、工事請負費として執行予定の市道5160号線ほか6路線のうち、5路線が新規路線となり、事業化を図る上で適正な事業量、施工方法を検討した結果、事業費の減額となったものです。  また、議員がおっしゃるとおり、新東名高速の側道など、関連工事が今後も行われ、大型車両などによる路面の損傷も引き続き危惧されることから、舗装補修事業については、前年度と同じ事業費をお願いしております。  本格的補修については、関係機関と事業の進捗を合わせた対応を考えておりますが、今後も引き続き道路パトロールを強化し、早期の道路破損箇所の発見に努め、地域の皆様からの要望などにも迅速で適切な対応をし、安全・安心な道路管理に努めてまいります。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  道路河川課長。 ○道路河川課長(鈴木信義君)  それでは、2点目の生活道路整備事業についてお答えいたします。  生活道路整備事業につきましては、令和2年度末に16路線の整備の完了を予定しています。申請件数594件に対し、完成件数506件で、進捗率85%程度を見込んでおります。  令和3年度につきましては、前年度と同程度の進捗を見込んでおりますが、計画路線の総延長が短いため、減額となっております。  また、要望件数に対する進捗率は88%程度を見込んでいます。令和2年度実績からは3%程度上昇しており、地域の要望に対応していると考えております。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  都市計画課長。 ○都市計画課長(麻生賢一君)  それでは、3点目の都市計画調査事業につきまして、お答えをさせていただきます。  増額の背景についてですが、過年度からの継続事業に加えて、新規に事業を行うことが主な要因でございます。主な事業としまして、景観整備重点地区内の二の岡地先旧万国村周辺の景観、歴史資源の保全、活用に資する基本計画の策定業務と、都市計画道路新橋茱萸沢線の拡幅に伴う用途地域等の変更業務、及び都市計画法に基づいて5年に1度、県からの依頼に対応するための建物用途別の現況調査業務、これらを新たに実施するため増額となります。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  公園緑地課長。 ○公園緑地課長(佐藤修一君)  それでは、私のほうから4点目の原里市民の森整備費についてお答えいたします。  業務の内容ですが、令和2年度から行っている基本設計を引き続き行い、それを基に令和3年度、令和4年度の2か年で実施設計を行います。  職員3名についてですが、公園緑地職員2名と建築住宅職員1名、合計3名の時間外の人件費を計上しております。  実施設計に当たり、建築物の建設に伴う設計が新たに発生するため、建築住宅職員1名分を増員しております。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  建築住宅課長。 ○建築住宅課長(滝口正仁君)  それでは、5点目の建築物等地震対策事業についてお答えいたします。  まず、前年度予算に対して563万円余の減額となった背景ですが、歳入17款2項7目住宅費補助金における質問の答弁と同様、補助制度の変更に伴う駆け込み需要を加味し、令和2年度予算は、その分の事業費を例年より多く見込んでいたというのが主な要因となります。  次に、事業の評価についてですが、国が行う住宅土地統計調査を基に、県が行った耐震化率の推計によりますと、平成30年における県全体の耐震化率は89%、当市では92%と全国平均の87%と比較して高い水準にあります。  いずれにしましても、市民全ての生命と財産を地震災害から守るためにも、引き続き建築物等地震対策事業に取り組んでまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  1番 阿久根真一議員。 ○1番(阿久根真一君)  それでは、3点、お伺いいたします。  236ページ、8款4項3目、説明欄2の②御殿場駅前広場周辺整備事業、原付自転車の駐車場整備とのことですが、その事業概要と既存の駐輪場への影響について伺います。  次、243ページ、8款4項9目、説明欄2、スマートインター整備事業駒門スマートインターチェンジ整備検証調査委託経費とありますが、検証調査とする概要と、調査結果がどのように生かされるのかを伺います。  3点目です。243ページ、8款4項10目、説明欄1、公共下水道事業会計繰出金、昨年度比で3,200万円余の減額となっておりますが、今後の繰出金の見込みについて伺います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  都市整備課長。 ○都市整備課長(勝又高明君)  1点目の御殿場駅周辺施設整備事業についてお答えします。  事業概要については、御殿場駅北・東自転車駐車場、富士岡駅自転車駐車場に原付自転車の駐輪が可能となるよう整備します。御殿場駅北自転車駐車場は、隣接する芝生を15台程度駐輪できるよう整備します。御殿場駅東自転車駐車場、富士岡駅自転車駐車場は、駐車場の面積を拡大することができないので、サイクルラックを設置し、整然と駐輪することにより、現在の自転車の駐輪台数を確保し、既存の駐車場内に5台程度駐輪できるように整備します。現在の自転車駐輪台数が減となることはありませんので、既存の駐輪場への影響はありません。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  道路河川課長。 ○道路河川課長(鈴木信義君)  それでは、私からは2点目の質問にお答えいたします。  駒門スマートインターチェンジ整備検証業務につきましては、国土交通省が定めるスマートインターチェンジ整備事業制度実施要綱で定められており、その内容は、供用後も継続して社会便益、安全性、利用交通量、利用促進方策等について定期的にフォローアップし、必要に応じて見直すと規定されております。  検証業務の概要につきましては、国・県・高速道路事業者等からなる地区協議会が設立され、実施計画書で計画された企業活動、物流の効率化、観光振興による地域の活性化、救急活動の迅速化、災害発生時の避難経路の多重化、交通量、周辺道路の渋滞緩和の6項目について調査を行います。  調査結果につきましては、地区協議会で協議を行い、問題点について具体的な対策が検討され、前記した6項目につきまして、フォローアップを行います。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  下水道課長
    下水道課長(勝又由幸君)  私からは3点目の御質問にお答えします。  令和3年度におきましては、企業債償還金等の減少により、繰出金額が減となる見込みです。  今後の見通しですが、事業費の増減に伴い、繰出金額の変動は見込まれますが、できるだけ平準化していけるよう、十分な経営分析等を行い、計画的かつ安定的な経営を目指してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と阿久根真一君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  20番 黒澤佳壽子議員。 ○20番(黒澤佳壽子君)  ページは228、229です。2項道路橋梁費、6目の交通安全施設整備費です。説明3の交通安全施設歩道等整備事業について質問いたします。  まず、地域主要道路歩道整備事業1,500万円、これは市道の0216号線ですが、これは通称東大路線です。その整備事業の1,500万円と、用地取得事業の2,000万円についてお尋ねいたします。  まず、令和3年度の事業内容を説明願いたいと思います。  また、用地取得での課題について、交渉等スムーズに行かないケースもあるのではないかと思いますが、そのことについてもお答え願いたいと思います。  2点目です。236、237ページ、4項の都市計画費、3目街路関連事業費です。説明1の道路関連事業です。都市計画道路の新橋深沢線0115号線ですが、道路整備事業測量設計委託等で6,008万円計上されています。令和3年度の事業内容についてお尋ねいたします。  238、239の4項5目公園管理費、説明2の公園施設管理費、①で秩父宮記念公園管理費、これは指定管理以外の修繕、秩父宮記念公園母屋茅葺き屋根修復事業2,000万円と説明されていますが、この修復事業の内容と進め方について。また、2,000万円はふるさと応援基金繰入れでありますが、2,000万円の内訳について。また、茅葺き屋根というのは、どのくらい耐用年数があるのか、教えていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  道路河川課長。 ○道路河川課長(鈴木信義君)  それでは、私からは1点目の質問についてお答えいたします。  令和3年度の市道0216号線の歩道整備事業の内容ですが、工事、用地取得とも御殿場幼稚園交差点から杉原交差点までの間の一部を行う予定です。  なお、本年度、東田中地先の市立東保育園付近、富士山側の延長約40mの施工を行い、少しずつでありますが、事業進捗が図られているものと考えております。  2点目の用地取得の課題になりますが、用地交渉を行う上で、歩道の設置の必要性については皆様理解されているものの、この路線には住宅が多いことから、各家庭の庭先や建物、駐車場に影響が出ることから、建物敷地が狭くなるため、関係地権者からの御協力を得るのに時間を要しているのが現実であります。そのため、地権者の都合により、建物などの建て替えや収去が発生した場合は、用地提供をお願いしています。  いずれにいたしましても、今以上の事業進捗が図られるよう、関係地権者の御協力をいただくまで、今後も粘り強く交渉してまいります。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  都市整備課長。 ○都市整備課長(勝又高明君)  2点目の街路関連事業についてお答えします。  都市計画道路新橋深沢線道路整備事業の事業内容ですが、2工区は令和元年度に完了し、令和3年度から3工区に着手します。3工区は、南高西側の完了している2工区の終点から御東原循環線までの間、延長300m、総事業費約15億円、令和11年度完成を目指します。  令和3年度の事業内容は、1級河川黄瀬川の河川付替設計を含む道路詳細設計、橋梁1橋の詳細設計、用地測量、物件補償調査を委託します。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  公園緑地課長。 ○公園緑地課長(佐藤修一君)  それでは、3点目の秩父宮記念公園母屋茅葺き屋根修復事業についてお答えいたします。  修復事業の内容と進め方ですが、秩父宮記念公園母屋の茅葺き屋根全面の葺き替えを行います。カヤの採取や施工手順により、屋根の北面、東面と南面、西面に分け、令和3年度、4年度の2か年で実施いたします。  2,000万円の内訳ですが、茅葺き屋根修復に約3,200万円余、作業工程の映像作成に約300万円余、その他修復に関わる修繕に約500万円余、合計4,000万円の事業を2,000万円ずつ2か年で実施いたします。  茅葺き屋根の耐用年数ですが、途中、減ったカヤを差し替えする補修を4~5年毎に実施し、最終的には約20年程度を目標としております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出8款の質疑を終結いたします。  次に、9款消防費の質疑に入ります。  質疑ありませんか。  11番 土屋光行議員。 ○11番(土屋光行君)  それでは、1つお願いいたします。  1項の2目非常備消防費、説明欄の7の①消防操法大会出場事業補助金、このことについてお願いいたします。  実はこの訓練には大体夜間とか、早朝、暗いうちから訓練を行う。消防団員が通常勤務している関係で、訓練がそういう時間帯になる。主にこの夜間が訓練の時間帯になるようですが、訓練の場所、環境、特に照明の問題で、訓練がなかなかしにくいと、自動車のヘッドライトで訓練をしている状況があると。これは私も何回も聞いていますが、特に富士岡地区、この訓練はほとんどできてないと、環境が整ってないといったようなことで、正式に団長さんとかから手続はまだないのかも分かりませんが、団員の苦労話に何回も聞いています。  消防団は社会の基盤の核となっていると思います。ここをみんなで支えていく、その環境が非常に大事だと思いますので、ぜひここの点、御検討をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(髙橋靖銘君)  警防課長。 ○警防課長(小林真人君)  お答えします。  夜間の訓練の場所についての課題ですが、1つ目は、場所の確保に関するもので、消防車両の乗り入れが可能なグラウンドが限られており、駐車場を使用することもございます。  2つ目は、訓練時のエンジンの音や掛け声等の音の問題がございます。  3つ目は、放水訓練を行う際に、水の確保と放水後の排水処理があり、この3点は各地区共通の課題となっております。  また、照明設備がない場合につきましては、防災器具であるバルーン投光器を複数使用し、厳しい環境の中ではありますが、安全を確保した上で訓練を実施しております。  以上でございます。  (「終わります。」と土屋光行君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  20番 黒澤佳壽子議員。 ○20番(黒澤佳壽子君)  ページは252、253です。1項消防費の5目の災害対策費、説明2の防災用資機材管理費948万円について質問いたします。  まず、令和2年度1,548万円でして、600万円減額計上していますが、その背景について。  そして、その600万円減額は資機材管理に影響はないでしょうか。  防災弱者、例えば病人、障害児さん、乳幼児さんのための資機材整備の体制はできているか、課題等の有無についてお尋ねいたします。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  危機管理課長。 ○危機管理課長(水口光夫君)  ただいまの3点の御質問に順次お答えします。  まず、1点目の減額になった背景ですが、防災用資機材管理費は、防災倉庫や地域防災無線等の防災施設機器の維持管理に必要な委託料等となります。令和2年度は隔年で実施しております地域防災無線の移動系機器の点検や、5年に1度実施している地域防災無線の免許更新業務及び防災相互波無線の更新などの委託業務が重なったこと、令和3年度はこういった隔年や数年置きに実施すべき委託業務がなかったため、前年比で600万円の減となりました。  2点目の質問ですが、先ほど申しましたとおり、隔年や数年置きに実施する保守点検や設備の更新等の委託業務がない年度であることが減額の要因であるため、資機材管理の影響はございません。資機材管理では、こういった実施時期の異なる委託業務を効果的に実施することはもとより、職員による定期的な地域防災無線の訓練や、発電機の動作確認等、資機材点検を実施しており、有事に備え、常に使用できるよう維持管理しております。  最後に、災害時要配慮者のための体制ですが、避難所用の備蓄品としてアルファ米等の食料品はアレルギー対応のものや、高齢者にも食しやすいパンの缶詰めやうどんにすること、衛生管理の配慮から、乳児には使い捨て哺乳ボトルを購入しております。  また、要配慮者の特性に配慮した避難所の環境整備として、プライバシーの配慮や感染症対策にもなるテントタイプの間仕切りやエアマット、障害者向けとして車椅子のまま使用できる仮設トイレを、それぞれ整備計画を作成し、継続して購入しております。  個々の事情により必要な物品は、避難される方にできるだけ持参してもらうよう周知したり、備蓄できていない資機材は、事業所等と締結している物資の調達に関する協定により確保することとなります。これらのことが現時点においては必要最低限の体制は確保されていると考えます。  課題としては、要配慮者に対する専門職員の応援体制や、難病患者等の医療機器の電源確保、避難所のバリアフリー化を検討していきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出9款の質疑を終結いたします。  次に、10款教育費について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  6番 中島宏明議員。 ○6番(中島宏明君)  私から3点ほど質問させていただきます。  まず、1点目は、関連事業であり、ページ262から266と263、267の2項3目の教育振興費、説明欄の2、小学校と中学校の扶助費でございます。①の要保護、準要保護生徒就労援助費は、小学校要保護、準要保護生徒援助対象者を221名、中学校では165名と見込んでおられます。昨年比と同額計上となっておりますが、コロナ禍の所得減少等による生活困窮者等が増加する中において、要保護、準要保護児童生徒の現状と今後の見積りについて伺います。  2点目は、264から265ページの3項1目学校管理費は、説明欄の上段に、中学校6校の管理運営等に要する経費とあります。南中学校校舎に関しては、改修工事が完了されたとお聞きしておりますが、南中学校校舎改修工事が完了を迎えるに当たり、事業費の大幅削減等も説明されております。市内中学校の改修計画について、どのように計画され、現在の進捗状況等について伺えれば幸いです。
     3点目、266から267ページ、4項1目幼稚園費、説明欄2、子どものための教育・保育給付費、①の施設型給付費は、私立認定こども園の幼稚園部分及び新制度移行私立幼稚園の利用者に対する給付に要する経費で、2,900人余の利用を予定していると説明されております。また、前年度比6,900万円余の増額計上となっております。  私立幼稚園1園の新制度移行に伴う増額と認識しておりますけれど、新制度移行による市のメリット、保育の受皿になることによる待機児童、入所待ちの検証等について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  教育総務課長。 ○教育総務課長(鎌野 武君)  それでは、私からは1点目、2点目についてお答えさせていただきます。  1点目の就学援助費につきましては、コロナ禍での所得減少等による生活困窮者の増加を受けまして、令和2年度中の就学援助申請世帯の状況などを分析したところ、コロナ禍での所得減少等による新たな申請は多くありませんでしたが、その中において、ひとり親家庭での減収による申請が見受けられました。このことは今後も見込まれることから、今後の申請世帯の増につながると考えましたが、一方、少子化の影響により、児童生徒数が減少しているため、双方の状況を加味し、昨年度と同額の計上といたしました。  なお、今後も経済状況などの変化に応じた必要な予算措置については、対応を考えております。  続きまして、2点目の中学校環境整備事業についてお答えいたします。  今後の市内中学校の改修計画につきましては、御殿場市公共建築物個別計画の中で、整備内容や整備スケジュールを検討した上で、3か年実施計画等に反映させ、計画的に取り組んでいるところでございます。  現在の進捗状況につきましては、厳しい財政状況の中、学校施設の老朽化対策や長寿命化対策をはじめ、最優先課題等を捉え、高根中学校校舎改築を始めまして、富士岡中学校便所改修、西中学校校舎改築、南中学校校舎改修など、学校施設の環境整備事業計画に基づき進めてまいりました。  今後につきましては、令和4年度より原里中学校校舎改修設計、その後、御殿場中学校校舎改修設計を予定しており、継続的な整備により、安心で安全な教育施設環境の維持に努めてまいります。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(髙村幹雄君)  私からは3点目の幼稚園費、子どものための教育・保育給付についてお答えいたします。  私立幼稚園の新制度移行によるメリットでございますが、新制度における教育・保育に要する経費は、児童の年齢や施設規模等を基に、国が定める公定価格により、全国同一の基準で算定されております。公定価格で算定される部分については、給付という形で確実に幼稚園に支払われるため、新制度への移行は幼稚園にとっては安定した経営が行えるメリットがあります。市としましては、安定した状態で教育の枠を確保できるメリットがあります。  また、聖マリア幼稚園は、年度途中で3歳の誕生日を迎えた園児が、その誕生日以降に幼稚園に入園する、いわゆる満3歳児保育を実施していることから、保育の必要な児童の受皿として、入所待ち児童に対して一定の役割を果たしているものと考えております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と中島宏明君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  17番 勝間田幹也議員。 ○17番(勝間田幹也君)  1点、お伺いいたします。  ページは270、271ページとなります。10款5項1目の社会教育総務費について、説明欄7、富士山市民のサロン運営事業4,719万4,000円についてです。  4月オープンの予定の本施設の運営についてと今後の事業計画、また事業費の算出根拠を伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(山﨑和夫君)  それでは、私からは富士山市民のサロン運営事業についてお答えをさせていただきます。  富士山市民のサロンにおきましては、愛称が「けやきかん」に決定し、来月4月6日のオープンを予定しております。当該施設は市民の生涯学習及び多様な世代の交流を促進し、社会教育の推進を図るための生涯学習施設ということと、駅前中心市街地の活性化の一翼を担う施設であるということから、多くの市民の皆様に利用していただきたいと考えております。  当該施設の運営につきましては、当面の間、御殿場市の直営となることから、2月の競争入札により決定した委託業者であるシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社が窓口等管理を行っていきます。  次に、今後の計画ですが、減免団体の枠を広げるなど、多くの市民の皆様に御利用いただきやすい環境の整備に取り組んでいくとともに、幅広い周知に努めるなど、なるべく多くの市民の皆様が気軽に御利用いただけるよう、市及び窓口委託業者が一丸となって利用の拡大に取り組んでまいります。  また、事業費の歳出根拠につきましては、主なものを挙げますと、建物などの借上料、窓口等管理業務委託料、電気、水道などの光熱水費、通信運搬費、消耗品費となっております。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  17番 勝間田幹也議員。 ○17番(勝間田幹也君)  再質問させていただきます。  建物の借上料についてですけれども、参考にしたものがあろうかと思いますけれども、その辺を教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  未来プロジェクト課長。 ○未来プロジェクト課長(佐藤正博君)  では、建物の借上げの参考ということでございますが、建物の契約単価につきましては、近隣の賃貸借の状況を調査し、参考にいたしました。加えまして、建築造成費の試算から減価償却や維持管理費等を算出し、全体費用から割り返しを行いました。  以上でございます。  (「終わります。」と勝間田幹也君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  13番 神野義孝議員。 ○13番(神野義孝君)  1問お伺いいたします。  ページは275ページ、10款6項1目給食センター運営費について、当初予算の概要によりますと、学校給食費助成事業の事業費は1億570万円余であります。この学校給食諸経費の利用者負担分の軽減分について、助成率4分の1の継続等、今後の見通しについてお伺いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  学校給食課長。 ○学校給食課長(勝又雅彦君)  お答えをさせていただきます。  学校給食費助成事業につきましては、市内小中学校に通学している全ての児童生徒が対象であり、保護者の関心も非常に高いことから、子育て支援策の一環として本事業を継続的に実施していく予定であります。  なお、今後につきましては、財政状況等も考慮した中で、子育て世代に対しての支援に結びつくよう、本事業のさらなる充実を目指し、検討を進めてまいりたいと考えております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と神野義孝君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  15番 小林恵美子議員。 ○15番(小林恵美子君)  256、257ページ、10款1項2目事務局費、説明欄2です。育英奨学金対応事業1,039万円余です。コロナ禍で所得が減って、需要が高まるということも予想されますが、180万円余の減額計上とした背景についてお伺いします。  次に、266、267ページの3項3目西中学校校舎改築事業4億7,500万円余ですが、前年度比2億4,000万円余の増額となっています。今後の校舎改築事業の完了までのスケジュールについてお伺いします。  3問目で、272、273ページの5項3目図書館費、説明欄4の新図書館等整備事業9,045万円余ですが、1つ目に、9,045万円の財源内訳についてお伺いします。  2つ目に、9,045万円の事業内訳についてお伺いします。  3つ目ですが、コロナ禍による財政困窮の中で、事業が順調に進捗されるか懸念されますけれども、御見解を伺います。  4つ目に、供用開始等今後の見通しについてお伺いします。  以上です。お願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  教育総務課長。 ○教育総務課長(鎌野 武君)  それでは、大きく3点いただきましたので、私から1点、2点目についてお答えをさせていただきます。  まず、1点目の育英奨学資金貸付事業につきましては、現在、大学等におきまして、奨学生入試などの奨学金制度や、特待生制度を整備しているところが増えております。また、国の奨学金事業を担っております独立行政法人日本学生支援機構においても、給付型の奨学金制度が整備されてきており、これらの制度を利用する学生が増えております。  また、高校においても、国の高等学校等就学支援金制度により、公立、私立を問わず、高等学校等に通う所得等要件を満たす世帯の生徒に対しましては、授業料に充てるための就学支援金が支給されます。このような状況や少子化の影響もあり、近年は市の育英奨学金への応募者が減少しており、今回、新規分として大学生、専修学生、高校生合わせて16名分を計上しており、コロナ禍ではありますが、需要に対応できるものと考えております。  続きまして、2点目の西中学校校舎改築事業についてお答えします。  予算増額の主な要因につきましては、令和3年度は基本実施設計の完了から、屋内運動場改築工事の着工へと移っていくため、増額となっております。完了までのスケジュールにつきましては、現在、学校現場や地域からの意見等を考慮しながら、屋内運動場基本実施設計に取り組んでおり、令和3年度下半期に屋内運動場改築工事を発注し、令和5年2月完成を目指し、進めているところでございます。  以上、お答えとします。 ○議長(髙橋靖銘君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(山﨑和夫君)  私からは3点目の図書館等整備事業についてお答えをさせていただきます。  財源内訳と事業内訳は関連がありますので、合わせてお答えをさせていただきます。来年度は測量設計、造成設計、立木伐採処分、基本実施設計等に着手してまいります。これらの事業には、9,030万円ほどの予算を計上しておりますが、玉穂財産区からの繰入金で実施するものでございます。これはこれまで玉穂財産区と協議を行い、特別な御理解をいただき、全て玉穂財産区に御協力をいただけるようになったものです。ほかは消耗品や印刷製本費等の経費で15万7,000円となりますが、市費となります。  次に、コロナ禍における事業についてですが、図書館は開館してから39年が経過し、雨漏り等の施設の老朽化への対応、蔵書資料の増大により、スペースの不足、図書館ニーズの多様化への対応等、多くの課題解決が求められております。  また、郷土資料を収蔵している民俗資料収蔵庫は、建物の耐震強度の不足や老朽化による安全性が不足しており、さらには郷土資料を保管するスペースの不足が慢性化しております。  このような状況の中で、新たな施設を整備することは、利用者の安全・安心の確保や、多様化する市民ニーズに対応するまちづくり等を推進するとともに、図書館について文部科学省が平成24年度に定めた図書館の設置及び運営上の望ましい基準を満たす上で、最優先に実施すべき事業と考えております。  次に、供用開始等、今後の見通しでございますが、基本実施設計を行っていく中で、工期の見通しがつき、供用開始が決まってくると認識しております。  なお、図書館本体の工事は、令和5年度からを予定しております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と小林恵美子君) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑の途中ですが、この際10分間休憩いたします。                           午前10時52分 ○議長(髙橋靖銘君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                           午前11時02分
    ○議長(髙橋靖銘君)  日程第1 議案第8号「令和3年度御殿場市一般会計予算について」、10款教育費についての質疑を継続いたします。  質疑ありませんか。  14番 田代耕一議員。 ○14番(田代耕一君)  ページは260、261ページです。1項教育総務費、3目教育指導費、説明欄の3、学校教育支援事業の中の③です。学校教育充実事業の8,760万円、令和2年度は8,049万円、710万円の増額の背景について、また、特別支援学級の増設の現状について、情緒通級指導教室のことばの教室の現状についてを伺います。 ○議長(髙橋靖銘君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(勝俣 純君)  それでは、学校教育充実事業についてお答えいたします。  まず、学校教育充実事業につきましては、特別な配慮を必要とする児童生徒が、円滑な学校生活を送れるよう、教室に補助者などを配置して、学校生活をサポートするものです。  増額の背景ですが、会計年度任用職員2名の増員が主な要因となっております。具体的には、特別支援学級補助者1名、情緒通級指導教室補助者1名の雇用経費の増額によるものとなっております。  次に、特別支援学級増設の現状についてお答えいたします。  特別支援学級に在籍する児童は増加傾向にあり、特に自閉症、情緒学級に入級する児童の増加が見られます。原里中学校区には、これまで自閉症情緒学級開設校がなかったため、令和3年度4月から原里小学校に自閉症情緒学級を新設し、中学校区をまたがずに入級できるよう対応いたします。  続きまして、情緒通級指導教室、ことばの教室の現状についてお答えいたします。  情緒通級指導教室については、現在、御殿場小学校に設置しており、令和2年度におきましては、17名の児童を対象に、週に1回から2回程度、それぞれの特性に合わせた通級指導を実施しています。  自閉症情緒学級に在籍していた児童が、小学校卒業後、中学校入学時に通常学級に転級するケースが増えているため、令和3年度から新たに中学校にも通級指導教室を開設します。御殿場中学校を拠点として、通常学級に転級した生徒が、個別にソーシャルスキルトレーニングなどを受け、他者との関わりの中で困難さを少しずつ解決していけるよう支援してまいります。  ことばの教室につきましては、朝日小学校に設置しており、令和2年度においては43名の児童を対象に、発音や話し方などの指導を行っています。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と田代耕一君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  3番 勝又英博議員。 ○3番(勝又英博君)  3点ほど伺いたいと思います。  261ページの10款1項3目教育総務費の説明欄4、英語指導者配置事業の5,584万円余の具体的な効果、昨年度も計上されていたようですので、具体的な効果がどの程度あるのかということを伺いたいと思います。  次に、265ページ、10款3項2目教育振興費の説明欄1の教育用コンピューター整備費1億1,464万円余の計上がされているわけですが、これが見込みとしてどのような効果を教育に与えるのかということを伺いたいと思います。  あと、先ほども勝間田幹也議員のほうから聞かれた案件ですが、271ページの10款5項1目総務費の説明欄7、市民サロン運営事業の内訳ですが、建物に幾らかかるのか、あと管理費は幾らかかるのか、実際にシダックスに委託された経費は幾らかだったのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(髙橋靖銘君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(勝俣 純君)  私からは、1点目の外国人英語指導者配置事業についてお答えいたします。  外国人英語指導者配置事業の具体的な効果につきましては、新学習指導要領において求められている英語における聞く、話すの活動、コミュニケーション力の向上にネイティブのALTによる指導が、観光都市御殿場の将来を担う子どもたちの教育に大いに役立っているところです。  また、英語検定3級、準2級の受験者支援策として、ALTが面接の練習などに協力しております。本市の中学生の合格率はおおむね7割となっており、文科省の求める5割を上回っている状況です。また、令和元年度の全国学力・学習状況調査における当市の結果としまして、英語による聞くことが全国平均を大きく上回っており、特にまとまりのある英語を聞き、その中から必要な情報を取り出すことについては、大変よい結果が出ております。これらもALT活用における授業の効果が現れているものと考えております。  そのほかにも学校行事等への参加により、児童生徒との交流を深めたり、研修会や英語スピーチコンテストなど、校外活動への協力や、幼稚園へ訪問し、園児たちと触れ合う機会を設けたりするなど、子どもたちにとって最も身近にいる外国人としてALTを有効に活用させていただいております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  教育総務課長。 ○教育総務課長(鎌野 武君)  それでは、私から2点目の教材整備費の中の中学校教育用コンピューター整備事業についてお答えいたします。  中学校教育用コンピューター整備事業につきましては、校務用のパソコン及び一人1台タブレット端末等の整備に係るものです。教員の行う指導案作成や成績管理など、事務的な業務であります校務の情報化によりまして、効率的な校務処理と、その結果生み出される教育活動の質の改善、そして、教員のゆとり確保につながっており、このことにより、教職員が生徒の指導により多く時間を割くことができ、より行き届いた学習及び生徒指導につながっております。  タブレット端末につきましては、全生徒、全教員に一人1台のタブレット端末が整備されたことにより、GIGAスクール構想が目指す、多様な子どもたち一人一人に個別最適化され、資質、能力が一層確実に育成できる教育ICT環境が整いました。このことから、これまでの教育実践の蓄積とICTの融合により、教師、生徒の力が最大限に引き出されることを期待しております。  本格的な指導は令和3年度からとなりますが、学習支援システムアプリを活用することで、授業中の一人一人の反応の把握ができるため、その反応を踏まえた細やかな指導につなげ、また、個々で記事や動画を集め、独自の視点での情報編集を行い、そして、各自の考えを共有することにより、共同編集や多様な意見に触れるという授業が進められることと思います。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  未来プロジェクト課長。 ○未来プロジェクト課長(佐藤正博君)  では、私からは3点目の質問の中の建物に幾らかかるのかという部分についてお答えさせていただきます。  賃借料ということでお答えをさせていただきます。2階建ての物件につきまして、税込み坪単価で1階約72坪を月8,800円、2階約67坪を月8,250円、駐輪場、障害者駐車場ほかの屋外スペース約69坪を月3,300円で賃借し、賃料の合計は月141万円余でございます。  ほか公共施設としてのバリアフリー設備、及び災害時緊急避難対応設備使用料として月23万円余でございます。  以上でございます。 ○議長(髙橋靖銘君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(山﨑和夫君)  私からは3点目の富士山市民のサロンのそのほかの費用について、お答えをさせていただきます。  まず、管理費用としまして、年間236万8,000円ほどかかります。こちらは消耗品や光熱水費、通信運搬費等です。そして、先ほどもお話がありました窓口管理業務委託ですが、年間426万円ほどかかります。  そして、そのほかに建物の共益費として、月額40万円ほど、そして、あと駐車料ということで、現在協議中ですが、2時間まで無料にするという方向で今検討しております。金額は現在検討中ですので、またのときにお知らせをさせていただきたいと思います。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と勝又英博君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  それでは、何点か伺わせていただきます。  まず、1点目ですけれども、161ページの10款1項3目教育指導費の中です。学校教育支援事業について伺いたいと思います。  学校教育充実事業についてですが、8,760万円、これは増額の背景について、先ほど田代議員の質問へのお答えにありましたけれども、ここに書かれている特別支援学級、それから保健室、学校図書室、情緒通級指導教室補助者雇用経費とありますけれども、それぞれの配置人員等充足状況について御見解をお伺いいたします。  それから、ここの項目に特に項立てがされていないですが、関連があるということで伺いたいと思いますけれども、一つは、小中学校のICT化、これから進めていく中で、ICT支援員やGIGAスクールサポーターの配置、この予定というのは持たれておられるのか伺います。  それから、もう一つですけども、コロナ禍の下で、少人数学級の必要性というのは認識される中で、国のほうでは義務標準法の改正を行って、35人学級にするための教員を複数定数化する取組がこれから始まろうとしているわけですけれども、これに対する当市の対応についてお伺いいたします。  次に、2点目ですが、267ページ、幼稚園費、10款4項1目です。幼稚園運営諸経費の中の給食委託の部分についてです。この事業評価と課題についてお伺いいたします。  次に、大きな3点目ですが、273ページ、10款5項3目の図書館費についてです。  その中の2の①図書館運営事業、窓口の業務委託についてです。今後、図書館の窓口業務につきましては、委託業者さんが現行のGSKさんからシダックス大新東ヒューマンサービスに変更されるというふうに承知をしているわけです。今のGSKさんの窓口業務委託のサービスの質、この継続性という観点から、現行の窓口業務職員の雇用の継続、これは行われるのかどうなのかお伺いをいたします。  最後です。277ページ、10款6項1目学校給食費、学校給食センターの施設改修事業818万円余ですけれども、西学校給食センターの改修事業ですが、次年度の事業内容について伺います。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(勝俣 純君)  私からは1点目の学校教育支援事業についてお答えいたします。  令和3年度における各支援員の配置人数ですが、特別支援学級補助者が26名、保健室補助者が3名、学校図書室補助者が6名、情緒通級指導教室補助者が2名、ことばの教室指導補助者が1名となっております。  充足状況につきましては、支援員の雇用状況により、一部学校現場に負担のかかる場合もございますが、全体としては必要な人数を配置できております。  次に、ICT支援員やGIGAスクールサポーターの配置予定についてですが、初年度に当たる令和3年度は、タブレット端末の契約業者による契約に基づくサポートを受けながら、導入後の状況や必要な支援内容の調査等を行い、現時点では令和4年度以降の支援員配置を検討しております。  契約業者によるサポートについては、タブレット端末の操作研修や効果的活用のための研修、導入後半年間の各校への支援員訪問等が予定されています。  続きまして、35人学級に係る当市の対応についてお答えいたします。  既に本県においては、静岡式35人学級の導入により、全ての小中学校で35人以内の学級編制となっているため、今回の国の法改正に伴う大きな変更は生じない見込みです。しかしながら、今後の法改正により、県費負担教職員の加配や会計年度任用職員の配置等により人員減が生じる場合は、市費負担支援員等の増員が必要になる場合も想定されますので、今後の国や県の動向を注視しながら、対応してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(髙村幹雄君)  私からは2点目、幼稚園運営諸経費、給食委託について、事業評価と課題についてお答えいたします。  市立幼稚園の給食は、令和2年度から週5日、全ての園で開始をいたしました。保護者からも、嫌いな野菜を食べられるようになったなど、歓迎の声を頂いており、幼児教育・保育の場として、幼稚園を選択する理由の一つとなっていると評価しております。  また、当事業は、静岡県の少子化突破展開事業に採択され、令和2年度から令和4年度までの3年間は、県の補助を受けることになっております。  事業についての特別な課題はございませんが、配食の可能数の関係上、2つの業者に委託しているため、メニューが重なる可能性があることが挙げられますが、双方で献立を確認し、メニューを工夫して対応していただいております。  今後も保護者の声を取り入れながら、幼児教育の場にふさわしい給食の提供をしてまいります。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(山﨑和夫君)  私からは3点目の図書館の窓口業務における雇用の継続について、お答えをさせていただきます。  2月の競争入札の結果、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社に窓口等業務を委託することとなりました。シダックス大新東ヒューマンサービスとしましては、現在の社員を引き続き雇用したいと望んでおりますが、異動希望は5割程度にとどまっており、現在も交渉中とのことです。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)
     学校給食課長。 ○学校給食課長(勝又雅彦君)  私からは、4点目の質問についてお答えをさせていただきます。  次年度の事業内容につきましては、西学校給食センター改修事業に伴う基本実施設計が主なものとなります。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  1点、確認で伺います。  10款5項3目の図書館費の中の窓口業務委託についてです。ただいま御答弁の中で、市としましては雇用の継続を要望しているということですけれども、ぜひ、私、このシダックス大新東さんのほうが、どういうスタッフの力量があるかというのは分からないわけですけれども、やはり市の業務というのは、図書館の質の継続性、業務の継続性というのは求められているわけですので、ぜひ今よりも窓口業務の質が下がるということがないような対応を求めたいと思いますが、御見解はいかがでしょうか、伺います。 ○議長(髙橋靖銘君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(山﨑和夫君)  では、私からはサービスの向上、質の継続性についてお答えをさせていただきたいと思います。  シダックス大新東ヒューマンサービスとは、入札が終わってから何度か打合せを行いまして、今後につきましてサービスの向上に努めるということにつきましては、協議を行っているところでございます。  このシダックス大新東ヒューマンサービスは、全国で70館ほど図書館の実績があるという中で、御殿場市でもそういったサービスを、今後も御殿場市においても今までの経験を御殿場市の図書館で活用していくというふうなお話を伺っております。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  私が確認したかったのは、シダックスさんは実績があるからということではなくて、要は市として今の窓口業務の質を維持する、そういう決意があるかどうかの意思を確認したかったです。お願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  教育部長。 ○教育部長(田代 学君)  当然のことながら、そういう意思でやっていくつもりでいます。  以上です。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  19番 辻川公子議員。 ○19番(辻川公子君)  4点、お伺いいたします。  261ページ、1項3目教育指導費、説明欄4の外国人英語指導者配置事業5,564万5,000円です。御説明で12名の指導者の配置を小中学校に配置するという御説明を受けました。この詳しい事業内容と外国人の国籍と教員資格の状況についてお尋ねいたします。  次、263ページです。2項1目学校管理費、説明欄3の③小学校環境整備事業2,869万5,000円です。御殿場小学校校舎改修工事設計委託費等についての工事内容と今後の予定についてお尋ねいたします。  次に、3点目です。267ページ、4項1目幼稚園費、説明欄3、子育てのための施設等利用給付金1億268万1,000円です。保育園と授業料の預かり保育利用者に対する給付との説明ですが、昨年度1億5,154万2,000円から大幅減額になった要因と、詳しい事業内容をよろしくお願いいたします。  最後です。271ページ、5項1目教育総務費、備考欄7、富士山市民のサロン運営事業費4,719万4,000円です。これは当初、年間4,000万円程度という運営費の御説明を受けましたが、大幅に増額になった背景についてお尋ねいたします。  そして、先ほど2名の方からいろいろな形で質疑がありました。その中で、御回答がなかった部分について聞きたいと思います。  まず、賃貸借契約書の締結日はいつであるのか。そして、保証金、契約の解除条項についてはいかがであったのかお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(勝俣 純君)  私からは、1点目の外国人英語指導者配置事業についてお答えいたします。  事業内容につきましては、令和3年度の小中学校への配置計画では、年間の授業日を204日、研修会等を3日とし、合計207日の配置を行う予定です。  具体的には、小中学校を12のグループに分け、各ALTが担当する学校の授業に参加し、学級担任や教科担任とともに授業を行います。授業数は小学校3年生、4年生で年間35時間、5年生、6年生で年間70時間、中学生全学年で年間140時間程度となっております。活動内容につきましては、通常外国語の授業における日本人教員の補助となりますが、教職員の研修会や学校行事等への参加により、児童生徒との交流を深めたり、英語スピーチコンテストなどの校外活動にも協力してもらったりしています。  ALTの国籍と資格につきましては、国籍は問いませんが、母国語が英語で、ネイティブスピーカーであることを前提とし、教職経験のある方、英語教育の免許状を有している方、テフルやソテル、いわゆる英語を母国語としない人に英語を教える学部を修了している方、文科省資格認定試験ジェットプログラムに合格している方などといった条件を定めております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  教育総務課長。 ○教育総務課長(鎌野 武君)  私からは2点目の御殿場小学校校舎改修工事についてお答えいたします。  主な工事内容につきましては、具体的に申し上げますと、老朽化いたしました1号校舎の壁、床、天井、外壁等の全面改修、照明器具のLED化、校内放送設備、校内電話設備、自動火災報知設備、防犯カメラ設備、校内LAN設備、及び給排水・消火設備の全面改修など、児童が日々生活する学校施設の大規模なリニューアル工事となります。  今後の予定につきましては、現在、学校現場からの要望や劣化状況等を考慮しながら、小学校の校舎改修設計に取り組んでおります。令和3年度下半期に仮設校舎を設計施工、令和4年度上半期に校舎改修工事を発注し、令和5年12月完成を目指しております。  以上、お答えといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(髙村幹雄君)  私からは3点目、幼稚園費、子育てのための施設等利用給付の大幅減の要因と、詳しい事業内容についてお答えいたします。  子育てのための施設等利用給付は、子ども・子育て新制度に移行していない幼稚園の授業料と、幼稚園の預かり保育について給付するものです。  大幅減の要因としましては、市内には2つの新制度に移行していない私立幼稚園がありますが、そのうちの1園が令和3年度に新制度に移行し、子どものための教育・保育給付費の対象となったことが、主な要因です。  事業内容としましては、授業料につきましては、新制度に移行していない幼稚園の授業料及び入学金を月2万5,700円まで、また預かり保育につきましては、保育の認定を受けた園児を対象に、預かり保育料を月額1万1,300円まで給付することで、無償とするものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(山﨑和夫君)  私からは、4点目の富士山市民のサロン運営事業の増額の背景についてお答えをさせていただきます。  当初の施設の目的は、駅前の人々の交流の場として駅から歩いて行ける生涯学習施設を設置することにより、駅前中心市街地の活性化につなげることを想定しておりました。その後、多様な世代の交流を促進するため、子育て世代や中高生の送迎に必要な駐車場の確保に伴う経費や、窓口業務委託料を増額したことが主な要因です。  しかしながら、既に窓口業務委託料につきましては、2月に競争入札が行われ、令和3年度の執行見込額は、当初の4,000万円に収まる見込みです。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  未来プロジェクト課長。 ○未来プロジェクト課長(佐藤正博君)  では、私からは、4点目のうち契約の締結日等についてお答えさせていただきます。  契約日は令和3年3月4日、保証金はございません。  社会情勢の変化や大規模災害等を主因としたやむを得ない事情がある場合などに契約を解除することができることとしております。  以上でございます。  (「終わります。」と辻川公子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出10款の質疑を終結いたします。  次に、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  10番 永井誠一議員。 ○10番(永井誠一君)  私からは1点、質問させていただきます。  280、281ページ、12款1項1目説明欄1、長期債元金357件、27億7,565万円についてですが、大規模事業の元金償還開始に伴う増とのことでしたが、今後の公債費及び地方債残高の見込みについて伺います。お願いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  財政課長。 ○財政課長(根上宏樹君)  お答えいたします。  市では、毎年10年先を目安に起債計画を立て、適債事業について市債の借入れを行っております。起債計画では、大型建設事業の計画、市税収入等の見込みや起債残高、財政指標への影響等を考慮しながら、毎年の借入れ上限額を設定しており、現状では借入れ上限額を20億円としておりますが、令和2~3年度はコロナ禍による大幅な市税の減収等を見込む中、赤字特例債の借入れも考慮し、例外的に30億円に設定しております。  まず、今後の公債費の見込みでございますが、市体育館整備改修事業や、国の政策に基づき、幼稚園、小中学校を対象に実施した冷房設備対応臨時特例交付金事業といった過去の大規模事業の償還が始まることにより、令和4年度までは増加し、それ以降は少しずつ減少していくものと見込んでおります。  次に、地方債残高でございますが、こちらも毎年の借入額を抑制してきたことにより、平成23年度の282億円余をピークに減少傾向にあり、令和2年度末では252億円余の見込みとなっております。  起債の借入れにつきましては、起債計画に基づき適正な管理に努めているところでございますが、今後の大きな課題の一つとして、老朽化した公共施設等の大規模改修や更新がございます。市民の安全・安心を最優先に考え、優先順位をつけて実施してまいります。  いずれにいたしましても、起債につきましては事業の適債性や世代間の公平性の確保等を考慮しながら予算計上し、償還額とのバランスや後年度負担を考慮し、今後も健全な財政運営を維持していくためにも、起債計画に沿った借入れに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。  (「終わります。」と永井誠一君) ○議長(髙橋靖銘君)
     ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出11款から14款までの質疑を終結いたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  次に、一般会計歳出全般について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  1番 阿久根真一議員。 ○1番(阿久根真一君)  それでは、1点、お伺いいたします。  会計年度任用職員についてでありますけども、人員不足の部署への配置だけではなく、障害者雇用促進のための人員増なども進められる中で、次年度における市全体での会計年度任用職員の採用状況についてお伺いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  人事課長。 ○人事課長(勝又欣也君)  ただいまの質問にお答えいたします。  令和3年度の会計年度任用職員の状況につきましては、フルタイム会計年度任用職員が113人、短時間勤務を除くパートタイム会計年度任用職員が259人となっております。  現在、4月の任用開始に向け、任用に係る手続を進めており、おおむね必要な人員を確保できる見通しとなっております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と阿久根真一君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  11番 土屋光行議員。 ○11番(土屋光行君)  それでは、お伺いいたします。  ただいまの阿久根議員の質疑に関連します。歳出の性質別の一覧における人件費という観点からお伺いいたします。  地方自治法の改正によって、全国統一化された会計年度任用職員に、これに関わることについて、自治法の改正後、できた制度としてどうなのかという観点でお伺いいたします。  5つお伺いします。  1つは、人件費全体に占める会計年度任用職員の人件費の割合、及びその割合のうち、どの分野の業務で割合が高いのか、これが1つ。  2つ目、当市の行政事業に関わる年間総人工数、今あまり人工という言葉はないようですが、当局では使われていますので、人工数に占める会計年度任用職員の割合について。  それから、3点目、会計年度任用職員の人件費のうち、人数は出てきましたけども、フルタイムとパートタイムの職員の人件費に係る割合について。  4番目、会計年度任用職員を市の人事政策としてどのように捉えていられるのか、お考えをお伺いしたいと。  5番目、最後ですが、この制度に移行したことによる評価、並びに課題などについてお伺いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  人事課長。 ○人事課長(勝又欣也君)  ただいま5点の質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。  1点目の会計年度任用職員の人件費の割合等につきましては、一般職の職員と比較しますと、全体の人件費が54億1,053万円余となるのに対し、会計年度任用職員の人件費は11億4,580万円となり、全体に占める割合は21.2%となります。  また、会計年度任用職員の人件費のうち、保育所関係が5億756万円で44.3%、小中学校関係が1億9,650万円で17.1%、幼稚園関係が1億2,436万円で10.9%となっております。  次に、2点目です。行政需要に係る会計年度任用職員の割合について、令和3年度当初予算に計上しました会計年度任用職員については、その職の必要性に合わせ、勤務日数や勤務時間数が様々であり、単純な比較はできません。  このような状況を踏まえた上で、正規職員に近い形の通年で任用する予定の会計年度任用職員数で比較しますと、正規職員6に対しまして、会計年度任用職員がおおむね4という形になります。  次に、3点目のフルタイムとパートタイムの職員の人件費の割合については、フルタイム会計年度任用職員に係る人件費が、4億5,385万円で、39.6%を占め、パートタイム会計年度任用職員は、残りの60.4%となっております。  次に、4点目の会計年度任用職員の市の人事施策での捉え方についてです。  近年では権限移譲等による事務の増加や市民ニーズの多様化など、様々な行政課題に対応するため、定員管理計画に基づき、計画的に職員を増員しております。様々な行政課題の対応は、正規職員により当たるべきですが、年度途中の業務量の急激な変動への迅速な対応や、主要施策である子育て支援を推進するための有資格者の確保などが、正規職員だけでは対応しきれない状況もございます。  このような状況に対応するためには、会計年度任用職員を適切に運用し、正規職員と会計年度任用職員がともに業務に当たることで、質の高い市民サービスの提供に努める必要があり、会計年度任用職員が本市の人事施策を支える重要な役割を果たしているものと考えております。  次に、5点目の会計年度任用職員制度に移行したことによる評価と課題についてです。  制度移行初年度としましては、本制度導入の大きな目的であります非常勤職員の給与水準の適正化に加え、一定の要件を満たすフルタイム会計年度任用職員が退職手当の支給対象となることや、産前・産後休暇などの特別休暇、育児休業や介護休暇の制度が適用されるなど、その処遇について大きな改善が図られており、必要な人材の確保に資するものであったと評価しております。  課題としましては、依然として一部の資格職については、人材不足により募集定員を下回る状況が続いており、さらなる周知や有資格者の確保が課題と考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「ありがとうございました。終わります。」と土屋光行君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて一般会計歳出全般の質疑を終結いたします。  次に、一般会計総括について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  12番 杉山 護議員。 ○12番(杉山 護君)  それでは、総括について伺います。  冒頭、勝間田幹也議員の代表質問と一部重複いたしますけれども、よろしくお願いいたします。  コロナ禍において、前年度比、市税収入が20億円の減収である中、全体では6億9,000万円の減の予算額である。歳入面で特段に御苦労、あるいは御配慮された点があったらお聞かせ願いたい。  次に、当初予算の概要、8ページの3及び4では、3か年実施計画に対して、100%の事業に対して予算計上されている中、経常経費の縮減が表記されているが、歳出面で特段に御配慮された点があったらお聞かせ願いたいと思います。  最後に、令和3年度の一般会計の評価についてを伺います。  以上、3点、よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  総務部長。 ○総務部長(山本宗慶君)  それでは、お答えいたします。  初めに、歳入面で苦慮、配慮した点でございますが、コロナ禍における過去に例のない税収面での大幅な減額により、歳入歳出の乖離が生じる中での財源の確保が挙げられます。歳出削減にも限界があることから、具体的にはふるさと納税制度や企業版ふるさと納税制度、さらにはソフト事業向けの防衛9条交付金の拡大活用、各種基金の繰入れなど、最大限の財源確保に努めました。  しかしながら、今回の予算編成におきましては、なかなか歳入歳出の乖離を埋めきれない状況にある中、これまでと同様の市民サービスの維持を図るためにと、臨時的で特段に財産区の御協力をいただくことにより、予算編成をなし得たものでございます。  次に、歳出面の苦慮、配慮した点でございますが、大幅な税収減という現実に対して、職員一人一人が問題意識を持ち、新型コロナウイルス対策会議を中心とした庁内の情報共有や、3か年実施計画のヒアリングの前倒し実施などにより、徹底した事業の選択と集中、効率化、重点化を行ったこと、さらには、補助金交付金の一律再検証など、可能な限りの経常経費の削減を図ったことなどが挙げられます。  最後に、評価についてでございます。想定を超えたコロナ禍における市税収入の大幅な減収により、財源的にいまだかつて経験したことのない、非常に厳しい当初予算編成となりましたが、令和2年度の補正予算を含めて、コロナ禍における感染拡大防止策や経済対策など、常に今、市民生活に必要なものは何かということを第一義に、国の補助金等を有効に活用し、次年度以降の財源確保も視野に入れ、取り組んでまいれました。  令和3年度予算編成は、こうした前例のない状況の中、庁内連携を図り、合わせて財産区の特段の御理解と御協力をいただいた上で、歳入歳出の乖離を解消し、必要な市民サービスの確保を図ることができたものと認識しております。  以上、答弁といたします。  (「終わります。」と杉山 護君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  11番 土屋光行議員。 ○11番(土屋光行君)  新公会計の導入の関係のことで、一般会計全体にわたって関係がありますので、質疑を行います。  平成27年の1月23日付文書で、総務省が地方公共団体に要請をしております。つまりこの新公会計制度の導入について、その時点で3年以内に移行しなさいと、平成30年までです。やむを得ない場合はおおむね5年ぐらいの間に、つまり令和2年か、言っても今年度でしょうね、取りかかってもらいたいと。特に統一財務書類の作成、つまり貸借対照表、バランスシートですが、それから行政コスト計算書、資産変動への計算書、純資産変動の計算書、それから資金収支の計算書、基本の4表ですが、これに取り組んでもらいたいということであります。  こうしたことは、総務省が全国の自治体において会計処理の統一をしていきたいということで、それまで、今まで現金主義の単式簿記で行ったものを発生主義に基づく複式簿記で全国統一して、これからの将来にわたって電子管理システムをそこにがっちり組み合わせて、国家挙げて取り組んでいくんだと、こういうことだと思います。当然に客観的に求められていることだと思って、総務省のこの動きはよしとしたいと思いますけど、いいことだと思いますが、特に現在の歳入と、それから歳出の在り方などについて、過去、将来にわたって審査できる、特に将来は将来負担だとか減価償却による資産計画だとか、将来構想、あるいはまちの総合計画に及んで、これへの取組が極めて重要であるという認識が社会的にあるわけです。このことに関して、当市において導入計画の現状の方針をお伺いいたします。  特に、この会計システムの意義、どのようなことが可能になるかなど、このどのようなことの可能性の中の一つとして、この審査もそうですね、と導入について国からの通達など、どんな状況かお伺いしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  総務部長。 ○総務部長(山本宗慶君)  それでは、お答えいたします。  初めに、新公会計制度の意義についてでございます。地方自治法に基づく公会計は、現金主義、単式簿記による予算決算制度が原則となっており、資産や負債といったストック情報や精緻な行政コスト情報などが十分ではないという弱点がございます。  そこで、発生主義、複式簿記といった企業会計の手法を取り入れることで、今まで見えてこなかったストック情報、減価償却費や退職手当引当金などを含めた行政コストを把握して、マネジメントの強化につなげていくこと等を目的としております。  次に、本市における新公会計制度の導入でございますけれども、総務省からの要請に基づき、平成29年度から統一的な基準に基づく財務諸表の作成を行っておりますが、予算編成のための活用などの実務的な導入につきましては、引き続き検討しているところでございます。  新公会計制度の実務上の目的といたしましては、先ほど申し上げた財政マネジメント強化のほかに、基準統一化による地方自治体間の比較可能性の確保、促進がございます。具体的には、事業または施設別に行政コスト計算書等を作成して、施設間や自治体間での経費比較を行うことで、事業評価や予算編成に活用するほか、資産老朽化比率を算出し、公共施設維持管理等のマネジメントにつなげることが想定されます。  そして、中長期的には、例えば公共施設の運営経費等について、行政間または民間同士施設との比較により、その妥当性を考慮し、運営方法や統廃合を含めた検討の資料としての利用も可能だと考えております。  しかしながら、総務省から具体的な基準値や目標値が示されていないことから、市独自の分析に向け、令和元年度に施設間、事業間の分析に用いる様式の検討等を行いました。また、令和2年度には、具体的な分析手法の確立、運用を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、予算の執行留保を図るため、業務の優先順位をつけた中で見送ることといたしました。  このような状況でございますが、具体的な分析手法の確立、運用につきましては、今後、先進地の事例等も参考に、引き続き研究、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。  (「大変ですけど、よろしくお願いいたします。」と土屋光行君) ○議長(髙橋靖銘君)
     ほかにありませんか。  16番 勝間田博文議員。 ○16番(勝間田博文君)  令和3年度の予算案全体を通して、総括質問をさせていただきます。  歳入の大幅な減少など、まさにリーマンショック以来の厳しい予算編成が強いられる中、感染防止対策、そして経済活性化の両面から、しっかりとコロナ対策を講じるとともに、少子・高齢化、人口減少、2025年問題への対応、公共施設等の老朽化、激甚化する自然災害への備えなど、現下の社会的な課題に対応しながら、市民サービスを維持していくため、苦心惨たん予算編成に取り組んでいただいたものと心より感謝いたします。また、経常経費を含めた事務事業のゼロベースでの見直しなど、その対応は高く評価するところです。  ついては、令和3年度予算編成を総括する中で、こうした厳しい財政状況の中で行った当初予算編成について、大きく2点、お聞きいたします。  まず、1点目として、予算の概要書の歳出性質別分析を見ますと、投資的経費である普通建設事業費が前年度比で大きく2割程度の減額となっており、厳しい予算編成が伺えますが、財政の弾力性、健全性は保たれた予算となっているのか、御見解をお聞きします。  次に、2点目ですが、改めて令和3年度の当初予算編成を総括して、特に歳入歳出の大きな乖離が生じた中の予算編成を行った中で、特にポイントとした点についてお聞きします。 ○議長(髙橋靖銘君)  総務部長。 ○総務部長(山本宗慶君)  それでは、初めに1点目の御質問にお答えいたします。  財政構造の弾力性を図る面での指標といたしましては、経常収支比率がございます。人件費、扶助費、公債費等の義務的な経費に、市税を中心とした経常的な一般財源がどの程度充当されているかを見ることで、財政構造の弾力性を判断するものです。  全国的な傾向では、義務的経費の増加に伴い、多くの自治体で経常収支比率が高くなっている状態にございますが、当市の令和元年度決算の状況を見ますと、82.4%で、県下21市中において1位という状況でございます。このことは、防衛補助事業や財産区繰入金といった当市の特殊事情の影響による投資的経費比率の高さにも表れており、非常に弾力性がある財政構造となっております。  コロナ禍におきまして、市税収入の動向が与える影響は大きいものの、投資的経費に関しましては、既存の公共施設インフラの維持、長寿命化や、新設、更新のバランス、さらには適正な予算規模、そして、後年度負担を勘案することで、この弾力性は担保されていくものと認識しております。  なお、令和3年度当初予算におきましては、普通建設事業が減額となった背景は、コロナ禍における厳しい財政状況の中、事業の進捗と市債の借入れによる世代間の公平性の確保等を考慮し、起債計画に沿った内容としたものでございます。  次に、健全性という側面で見ますと、これを測る指標としては、一番の目安に実質公債費比率がございます。この指標は一般会計等の収入のうち、どの程度借金返済に充てているかを、3か年の平均値で示すものです。当初予算における地方債は、対前年比4億4,200万円余減の11億1,900万円余の計上で、起債計画に基づいた借入額となっており、国の健全化判断比率の指標の範囲内に収まっているもので、健全性は保たれていると認識しております。  次に、2点目の予算編成を行った中でポイントとした点につきましてお答えいたします。  まず、第1に、基本的な姿勢として、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、市民生活が疲弊している中、行政サービスの安定的な供給を図り、市民生活に支障が出ないことを大前提に、事業の選択と集中を図ったことが挙げられます。  次に、2点目といたしまして、非常に厳しい財政状況ではございますが、安定的で健全な財政運営を図るために可能な限りの自主財源を中心とした歳入の確保を図っております。  そして、3点目は、国の地方財政対策に伴った国の特別な制度拡大による減収補てん債をはじめとした赤字特例債の最大限の活用を図り、さらには、財産区から臨時的特段の御協力をいただくことで、予算編成をなし得たということが挙げられます。  いずれにいたしましても、令和4年度以降を見据えますと、これまで以上に厳しい財政運営が想定されますが、地方公共団体の責務として、少子・高齢化社会の中、雇用創出のための経済活性化策、人口増につながる子育て支援策や移住・定住の促進など、さらに先を見据えた行政サービスの安定的供給を図る必要がございます。  コロナ禍の動向にもよりますが、市税収入が引き続き厳しい状態にあることも予測されることから、貴重な自主財源として、ふるさと応援基金などの活用や、可能な限り決算剰余金を創出する取組、さらには、コロナ対策に伴う国・県支出金や赤字特例債の発行などの地方財政対策を最大限活用してまいりたいと考えております。  御殿場型NPMの理念にのっとり、歳入歳出のバランスを考え、新しい時代への持続可能予算とは一体何かということを念頭に、安定的な財政運営を図れるよう取り組んでまいります。  以上、答弁といたします。  (「了解して終わります。」と勝間田博文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて一般会計総括の質疑を終結いたします。  以上で、議案第8号「令和3年度御殿場市一般会計予算について」の質疑を終結いたします。  本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  この際、午後1時まで休憩いたします。                           午後0時03分 ○議長(髙橋靖銘君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                           午後1時00分 ○議長(髙橋靖銘君)  この際お諮りいたします。  これより特別会計等の審議に入りますが、これらの議案については、過般の本会議において説明がなされております。よって、それぞれの議案については内容説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、この後の特別会計等の予算に係る議案については、内容説明を省略し、議事を進めることといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第2 議案第9号「令和3年度御殿場市国民健康保険特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  19番 辻川公子議員。 ○19番(辻川公子君)  お尋ねいたします。  45ページです。1項2目疾病予防費、説明欄3の国保ヘルスアップ事業1,251万7,000円です。データヘルス計画2期に基づく糖尿病腎症重病化予防事業を展開するとの説明をいただきました。その背景と該当者の選定と事業内容についてお尋ねいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(西山美香君)  ただいまの御質問にお答えいたします。  糖尿病性腎症は糖尿病の合併症で、年々増加傾向にあり、現在では人工透析の原疾患の約4割を占めています。人工透析はその人の生活に大きな制限をもたらすとともに、高額な医療費がかかり、国保運営全体に大きな影響を与えるものです。御殿場市は糖尿病の有病率が県平均より高いという分析があり、糖尿病の重症化予防が地域の課題となっています。  対象者と事業内容についてですが、特定健診における糖尿病に関する検査値が基準値以上となった人に対して、腎臓の詳しい検査を行い、腎機能を観察しながら、適正受診を促すことと、専門職による生活習慣改善の6か月の継続支援を行っています。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と辻川公子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  20番 黒澤佳壽子議員。 ○20番(黒澤佳壽子君)  まず、歳入からですが、12ページ、13ページの1款国民健康保険税、1項1目一般被保険者国民健康保険税です。医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分、ともに世帯数、被保険者数とも令和2年度と同数であるのに、課税額は減額計上であります。その積算根拠と、そして、収納率を令和2年度と同率にした理由をお尋ねいたします。  18ページ、19ページの3款国庫支出金です。1項国庫補助金、1目災害臨時特例補助金です。これは頭出し計上ですが、令和3年度中の補助金の見通し、予測についてお尋ねいたします。  20ページ、21ページの4款県支出金、1項県補助金、1目保険給付費等交付金、2節の特別給付金ですが、これは教えていただくということで質問させていただきますが、説明1の保険者努力支援分3,129万円、②の特別調整交付金分、1,676万円です。支援金が減額になって、交付金が令和2年度より増額になっていますが、令和2年度、3年度、合計額が約4,800万円と同額であります。この1、2の項目に関連性があるのかどうか教えていただきたいと思います。  次が6款の繰入金、22ページ、23ページです。2項基金繰入金、2目の基金繰入金ですね、1節国民健康保険事業基金繰入金3億4,000万円についてお尋ねいたします。  まず、取崩しの背景について。また、令和3年度末現在高見込額が13億320万円ですが、この国保規模から見ての御見解をお尋ねいたします。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(西山美香君)  ただいまの質問に順次お答えいたします。  まず、1点目の御質問にお答えいたします。  国保の被保険者数は、ここ数年減少傾向にありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、失業などし、国保に加入された方が増えたことにより、被保険者数は横ばいといたしました。しかし、失業された方や自営業者など、国保の加入者は新型コロナウイルス感染症の影響により、収入は減少していることが想定され、これらのことを考慮し、減額計上といたしました。収納率は過去の決算実績、令和2年度決算見込み、県が納付金額を算定する際に用いる標準的な収納率などを総合的に勘案し、推計しております。  次に、2点目の御質問にお答えいたします。  現時点で令和3年度の補助金の対象は、東日本大震災の被災者で、被災後に御殿場市に転入して、御殿場市の国保に加入された方に対して、保険税の減免や一部負担金の減免を行った場合に、財政支援されるものでございますが、当市においては現在該当する被保険者はおりませんので、頭出しとさせております。  次に、3点目の御質問にお答えいたします。  保険者努力支援分につきましては、医療費の適正化への取組など、保険者機能の強化を促すインセンティブの観点から、客観的な指標に基づき、市町ごとに保険者としての実績や取組状況を点数化し、それぞれに応じて交付されるものです。特別調整交付金については、国から全ての県に対し、県分と市町分として交付されるもので、それぞれの基準に基づき交付されるものであり、関連性はございません。  次に、4点目の御質問にお答えします。  新型コロナウイルス感染症の影響により、国保税収入の減収が見込まれることや、事業費納付金が前年度と比較して増加したこと等を総合的に判断し、基金の取崩し等を考慮した予算編成を行いました。  また、国保規模から見ての基金残高についてですが、今後は事業費納付金や保険料水準を統一することによる影響等の不確定要素がございますので、引き続き自立した財政運営を図るための貴重な財源として適正かつ有効に活用してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第3 議案第10号「令和3年度御殿場市観光施設事業特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関して、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  2番 林 義浩議員。
    ○2番(林 義浩君)  では、1点お伺いさせていただきます。  76ページ、温泉使用料、説明では分湯している民間からの使用料とありましたが、原価計算をされて料金を徴収されていると思います。算定根拠をお伺いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  観光交流課長。 ○観光交流課長(前田裕三君)  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  分湯料金は御殿場市温泉使用条例に基づき徴収しております。使用料の算定根拠は、昭和56年の条例制定当時、分湯に係る施工工事費、電気料、送湯管布設に係る土地借上料等を年間の分湯使用計画量で除した金額とし、算出された1立方メートル当たり380円の金額を現在に至るまで徴収しております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と林 義浩君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  18番 高木理文議員 ○18番(高木理文君)  2点、お伺いいたします。  81ページです。一般諸経費の中の50万円、この中に含まれておりますPFIアドバイザリー契約、このアドバイザリー契約により行われる次年度の事業内容についてお伺いいたします。  それから、もう1点ですけれども、その下にあります御胎内温泉健康センター施設管理費、維持補修費1,982万円余、この事業内容の詳細について伺います。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  観光交流課長。 ○観光交流課長(前田裕三君)  ただいまの御質問にお答えいたします。  1点目のPFIアドバイザリー契約に行われる事業内容ですが、PFI事業を進めていく上で必要となる法解釈や検討方法のアドバイス、また、PFI法に基づく実施方針、特定事業の選定、募集要項などの作成支援となります。  次に、2点目の御胎内温泉健康センター維持補修費の事業内容ですが、12の浴槽と井水槽の塩素濃度を適切に管理するための自動塩素管理装置取付修繕に1,558万円余、電気設備、空調設備、ろ過ポンプの修繕に323万円余、その他突発的な修繕に対応するための100万円となっております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  19番 辻川公子議員。 ○19番(辻川公子君)  2点お尋ねいたします。  81ページ、1項1目温泉会館管理費、説明欄1の②です。PFI事業者選定審査会委員報酬14万4,000円です。年4回開催をする予定であったとの説明がありましたが、本年の開催予定と、その内容についてお尋ねいたします。  次に、81ページ、1項2目の温泉管理費、説明欄1の施設維持管理費の707万7,000円ですが、この施設と1号、2号、3号源泉の現状と課題についてお尋ねいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  観光交流課長。 ○観光交流課長(前田裕三君)  ただいまの御質問にお答えをいたします。  1点目のPFI事業者選定審査会ですが、令和3年度は4回の開催を予定しております。御審議いただく内容はPFI法のプロセスに基づく実施方針、特定事業の選定、募集要項などの必要書類の内容審査や事業者のヒアリング、審査・決定等となります。  次に、2点目の御質問ですが、1号、2号源泉につきましては、専門業者による定期的な管理、修繕に加え、観光交流職員が週に3回、水位やイオン、揚湯装置や制御盤等の確認作業を行っております。  現在のところ、特段の異常は見られませんが、1号源泉は完成してから43年以上、2号源泉は37年以上経過していることから、引き続き定期的な管理、修繕を行う必要があります。  3号源泉につきましては、一昨年の台風19号の影響による源泉敷地内の土砂、倒木等撤去作業は既に終了しております。敷地奥の土砂、倒木等の撤去は進んでおりませんが、現在、撤去作業、治山工事を県に要望しておりますので、この工事終了に合わせ、復旧することとしております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と辻川公子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  20番 黒澤佳壽子議員。 ○20番(黒澤佳壽子君)  まず、歳入の77ページの繰入金の印野財産区繰入金が6,982万円余です。歳出の81ページの御胎内温泉健康センター管理費も同額の6,982万円です。この指定管理後のセンターの状況について、そして、今後の運営の見通しについてお尋ねいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  観光交流課長。 ○観光交流課長(前田裕三君)  ただいまの御質問にお答えいたします。  御胎内温泉健康センターは、令和2年4月1日から当市の指定管理施設となり、一般社団法人印野郷土振興協会を指定管理者として管理、運営を開始いたしました。  しかしながら、昨年4月7日に発出された政府の緊急事態宣言に伴う約2か月間の休館、浴槽からレジオネラ属菌が検出されたことによる1か月弱の休館、そして、新型コロナウイルスの影響による来館者減少等の要因により、令和3年2月末現在で対前年比約4割の入館者数となっており、大変厳しいと言わざるを得ない状況が続いております。  今後の見通しにつきましては、入館者数の早期回復に向けて、引き続き新型コロナウイルス感染症防止対策をしっかりと行い、自動塩素管理装置の導入など、必要な設備修繕を実施し、より安全で快適な施設運営に取り組んでまいります。  さらに、樹空の森やたくみの郷といった周辺の施設との一体的な活用と連携を進めつつ、市のホームページやSNS等を活用した掲載、各報道機関への記事提供など、積極的かつ効果的なPR活動を行い、指定管理者と一体となって施設の利用促進に努めてまいります。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第10号「令和3年度御殿場市観光施設事業特別会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第4 議案第11号「令和3年度御殿場市救急医療センター特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  6番 中島宏明議員。 ○6番(中島宏明君)  1点ほど質問させていただきます。  106、107ページの1項2目医業費、説明欄4、巡回診療事業1,491万円余は、新型コロナウイルス感染症対策として、PCR検査を行う地域外来検査センターの運営に要する経費と説明がありました。新型コロナウイルス感染症に対するPCR検査に要する経費は、先日、一般質問でも触れられておられましたが、改めて運営経費の具体的内容、及び今後の拡張等、見解について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(勝又啓友君)  お答えいたします。  運営経費の具体的な内容ですが、医師会からの医師派遣及びPCR検査に係る検査委託料として1,080万円余、検査施設の維持に係る備品等の使用料として137万円余が主な経費となります。  今後の拡張による見解ですが、現在、北駿地域の医療機関における検査体制が整備、拡充されてきておりますが、万が一、市中において感染が広がるリスクが生じた場合、行政として広く検査体制を確保していくことを考慮し、予算計上したものでございます。
     以上でございます。  (「終わります。」と中島宏明君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  3番 勝又英博議員。 ○3番(勝又英博君)  同じページの107ページですが、医業費の医療事業費3億4,000万円余の内訳を教えていただきたいと思います。 ○議長(髙橋靖銘君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(勝又啓友君)  お答えいたします。  医療事業費の内訳ですが、医師、薬剤師、放射線技師、受付事務員等の医療従事者の派遣に係る委託料として、3億532万円余、医薬品等の購入に係る医薬材料費として1,500万円、そして、医療機器等の維持管理に係る経費として789万円余が主なものとなります。  以上、お答えといたします。  (「終わります。」と勝又英博君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  2点、伺います。  97ページ、ここの地域外来・検査センター診療収入についてですけれども、地域外来検査センター診療収入1,057万円余の部分ですが、算出根拠について伺います。  それから、もう1点ですけれども、ただいま質問がありましたと同じ107ページ、医療事業費、この中の説明の中で、受付事務業務委託料の増額という説明があったと記憶しておりますけれども、この増額になった背景についてお伺いいたします。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(勝又啓友君)  それでは、診療収入の算出根拠についてお答えをいたします。  現在、当市は北駿地域の医療機関における検査の担い手が拡充されたことにより、昨年末から地域外来検査センターの検査実績は減少いたしました。しかしながら、いまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況でありますことから、市として市民の皆様の命を守るため、感染拡大防止の観点から、万が一、感染が広がるリスクが生じた場合の検査体制を想定して予算計上したものでございます。  次に、受付事務業務委託料の増額の背景でございますが、今般のコロナ禍を受け、院内の感染症対策として、発熱等感染疑いのある患者と一般患者を区分けするため、救急医療センターの玄関入り口において検温及び症状の聞き取りを行う事務職員1名を配置したことに伴う委託料の増額となります。  以上、お答えといたします。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  19番 辻川公子議員。 ○19番(辻川公子君)  107ページです。1項1目医業費、説明欄4の巡回診療事業1,491万7,000円ですけれども、先ほども御説明がありましたように、これは新型コロナウイルス感染症対策としてPCR検査を行う地域外来検査センターの運営経費との御説明をいただきました。昨年後半からPCR検査が非常に少なくなってきていると思いますけれども、本年の特徴と課題、そして事業費の内訳についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(勝又啓友君)  お答えいたします。  新年度の特徴につきましては、令和2年度の検査実績を勘案しながらも、万が一感染が広がるリスクが発生した場合の検査体制を想定し、予算計上しております。  課題につきましては、地域外来検査センターの今後の運営についてでございます。現在、北駿地域の医療機関における検査体制が整備、拡充されたことにより、地域外来検査センターの検査数が減少傾向に転じております。しかしながら、いまだ感染症の収束が見通せない中、万が一の感染拡大に備え、行政による検査の役割を担っていくことも考慮しています。  これらのことを踏まえ、今後、感染状況に応じた当センターの運営について、医師会等と協議、調整していくことを課題として捉えております。  事業費の内訳ですが、医師会からの医師派遣及びPCR検査に係る検査委託料、施設の維持に係る備品等の使用料として計上しているものが主な経費となります。  以上、お答えといたします。  (「終わります。」と辻川公子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  20番 黒澤佳壽子議員。 ○20番(黒澤佳壽子君)  ただいまの御答弁を聞いていまして、救急医療センターの本来のお仕事と、また、PCR検査センター運営、とても大変だろうとお察しいたします。  ここで1つ、お聞きしますが、99ページの4款の県支出金、1項委託金、1目医療費委託金184万円についてお尋ねいたします。  これは地域外来検査センター運営業務委託金と思いますが、新しい項目なので質問いたします。この事業の内容について、その184万円の計上の背景についてお尋ねいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(勝又啓友君)  お答えいたします。  地域外来検査センターは、県からの委託を受け運営しておりますが、運営に係る経費に対し、診療収入で賄うことができない不足分として、184万円余を予算計上したものでございます。  以上、お答えといたします。  (「ありがとうございます。」と黒澤佳壽子君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第11号「令和3年度御殿場市救急医療センター特別会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第5 議案第12号「令和3年度御殿場市介護保険特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  それでは、全部で8点ほどありますけども、質疑をさせていただきます。  まず、1点目です。ページの順に申し上げます。131ページ、第1号被保険者の保険料についてなんですが、この中の2の現年度分普通徴収保険料について伺います。  収納率の設定が89.6%となっておりまして、前年度よりも0.3%高い設定となっておりますが、この収納率設定の背景について伺います。  また、滞納繰越分普通徴収保険料300万円あるわけですが、この収納率については何%見込んでおられるのか、伺います。  同時に、この対象者の生活実態について、どの程度把握をされておられるのか伺います。  次が、134ページです。国庫補助金の中の調整交付金、前年度比で1.0%減という説明があったわけですけれども、この減額になっている背景について伺います。  次が142ページです。低所得者保険料軽減繰入金、前年度予算比87.5%増の4,500万円となっておりますけれども、この増額になっている背景、それから対象者の状況についてお伺いいたします。
     次が、その下にあります基金繰入金、介護給付費準備基金繰入金ですけれども、こちらは前年度予算比で50%減の1億円となっておりますけれども、この減額になった背景について伺います。  次が、152ページ、施設介護サービス給付費についてです。前年度予算額に対しまして2,000万円増額をされておりますけれども、この背景と、この利用者の実態、さらに、施設の入所待機者の状況についても合わせて伺います。  それから、ページめくって154ページのところの一番下にあります高額介護サービス等費についてです。こちらも前年度予算額に対して1,500万円という増額となっておりますけれども、この背景についてお伺いいたします。  それから、158ページ、こちらが地域支援事業になっておりますけれども、地域支援事業費の中の訪問型サービス事業、通所型サービス事業、さらに、その下にあります一般介護予防事業について、全体的には前年度予算比で増額となっているわけですけれども、それぞれの事業の今の当市における現状、それから課題についてお伺いいたします。  最後です。161ページ、その一番下にあります包括的支援事業任意事業費の中の任意事業費についてです。こちらは前年度予算比では17.5%減額をされているわけですが、その結果として673万円余となっておりますけれども、ただ、161ページを見ますと、この中で介護給付等適正化事業、これだけは前年度に比べて増額となっておりますけれども、この背景についてお伺いいたします。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  長寿福祉課長。 ○長寿福祉課長(岩岡俊峰君)  それでは、順次お答えいたします。  まず、1点目、現年度分普通徴収保険料の予定収納率につきましては、昨年度における収納実績に基づく数値であり、収納率向上の背景としては、きめ細かな納付相談に努めたことに加え、納付忘れが発生しやすい65歳到達層に対する納付勧奨によるものと捉えております。  また、滞納繰越分普通徴収保険料につきましては、収納額を前年同様の300万円とし、収納率としては約10%と想定いたしました。これは滞納繰越しとなっている案件の多くが、収入の少ない世帯に係るものであり、現在も納付相談により、分割納付されている方が多い現状を考慮したものでございます。  次に、対象者の生活実態につきましての現状認識についてですが、多くが無年金、及び年金額が少ない受給者であり、やりくりしながらも、生活は厳しい状況にあるものと認識をしております。今後もきめ細かな納付相談に努めてまいります。  2点目、調整交付金額についての御質問ですが、この調整交付金は、介護給付費及び介護予防・日常生活支援総合事業に係る給付費に、高齢化率及び高齢者の所得状況などから算出された計数を乗じて算定されるものです。本市では、全国平均より高齢化率は低く、また、比較的所得が高い高齢者が多いため、この計数が他市町より低い結果、調整交付金額を前年度比1%の減額を見込んだものです。  3点目、低所得者保険料軽減繰入金につきましては、令和元年10月より実施されている消費税増税に伴う低所得者の負担軽減強化策として、公費による介護保険料軽減の対象者及び軽減額が拡充されたものです。算出根拠につきましては、今年度当初の介護保険料第1段階から第3段階の軽減対象者数に軽減額を乗じた額となります。対象者となる方々は、世帯全員が住民税非課税の世帯であるため、日々生活面において消費税増税の影響を最も受けやすい世帯と認識しております。  4点目の介護給付費準備基金についての御質問ですが、この基金は介護保険料に余剰分が生じた場合には積立て、将来の介護保険料の上昇を抑えるために取り崩すという役割を持つ基金でございます。令和3年度より実施される第8期介護保険事業計画では、計画初年度でもあり、1億円の取崩しを盛り込み、当該計画に沿って予算計上したものとなります。  5点目、施設介護サービス給付費につきましては、令和3年度中に市内に新たな特別養護老人ホームが開設されることから、給付費の増額を見込みました。令和2年3月末時点で、公共性の高い特別養護老人ホームの待機者数は175人となっております。現在、待機者の多くの方々は、ショートステイやほかの施設で入所を待つ状況ですが、新たな特別養護老人ホームの開設に伴い、状況の改善が図られることになります。  6点目の高額介護サービス等費につきましては、利用者の所得に応じ、介護サービス利用者の1月の自己負担額が一定額を超えた場合、この超過分が給付されるものです。増額の背景につきましては、介護サービス利用者の増加に伴い、この給付を受ける対象者が増えていることから、増額を計上しております。  7点目の御質問ですが、地域支援事業に位置づけられた訪問型サービス事業と通所型サービス事業につきましては、要支援及び事業対象者と認定された方々へのサービスを提供するものです。高齢者の増加に伴い、利用実績が増加していることから、前年度比増額計上しております。  一般介護予防事業につきましては、アルコールなど、感染症対策消耗品の購入費用を増額したものとなります。  課題といたしましては、以前の介護予防給付と同等のサービスを提供する事業所については、多くの事業所に事業を継続していただきましたが、基準及び単価を緩和したサービスAと呼ばれる類型では、指定事業所が訪問型サービス、通所型サービス、それぞれ7事業所と少ないのが現状です。緩和型サービスの提供事業所の確保が今後の課題となります。  また、一般介護予防事業は、介護予防のための各種教室の開催が主なものであり、地域で高齢者を対象として行うことから、新型コロナウイルス感染症予防への対応が喫緊の課題となっております。  最後の8点目の御質問ですが、介護給付が適正に行われているかをチェックするシステムを、本市では平成27年度より導入しております。今回、システムのバージョンアップに伴い、新たなパソコンを購入する必要があり、備品購入費を増額したものでございます。  以上でございます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第6 議案第13号「令和3年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  3点、お伺いいたします。  まず、1点目ですけれども、191ページ、普通徴収保険料についてです。この収納率につきましては、どの程度を見込んでいるのか伺います。  また、滞納繰越分の収納率についても、どの程度に設定をされておられるのか伺います。  次、2点目ですが、199ページ、後期高齢者医療広域連合納付金のうち、保険基盤安定納付金が3.9%増となっておりますが、この背景について伺います。  3点目です。滞納世帯に対する短期保険証の発行は、実績に照らしてどの程度を見込んでいるのでしょうか。  また、該当する世帯の生活実態に対する見解についても伺います。低所得者軽減の対応についても合わせてお伺いをいたします。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(西山美香君)  ただいまの御質問に順次お答えいたします。  まず、1点目の普通徴収保険料についてですが、収納率は98.7%を見込んでおります。これは年金からの特別徴収分と口座引き落としなどの普通徴収分を合わせた全体の収納率を、静岡県後期高齢者医療広域連合により99.35%を目標値に設定されており、当市では目標値を基に特別徴収の収納率は100%とし、普通徴収の収納率を算出したものです。令和元年度における当市の普通徴収の収納率は99.3%であり、無理のない設定値であると考えております。また、滞納繰越分につきましては、令和元年度の実績及び今年度の収納見込み等から、45.0%に設定しております。  次に、2点目の御質問にお答えいたします。  保険基盤安定納付金は、高齢者医療の確保に関する法律に基づき、低所得者の保険料軽減措置として均等割額軽減分を公費で補てんするもので、一般会計から特別会計に繰入れ、同額を静岡県後期高齢者医療広域連合に納付するものです。3.9%増の背景につきましては、被保険者の増加に伴う対象者の増加及び税制改正による軽減対象者の範囲の拡大等によるものです。  次に、3点目の御質問にお答えいたします。  令和2年度は短期証を1枚発行いたしました。これは度重なる納付のお願いにもかかわらず、御連絡をいただけなかった方に対し、折衝の場を設ける意味合いで発行したものです。来年度の見込みの件数ですが、新型コロナウイルス感染拡大などの様々な社会情勢により、予測できないのが現状です。  該当する世帯の生活実態についてですが、納付相談等を実施しておりますが、生活が困窮していると思われる方など、保険料を納めるのが困難な状況である方には、1回の納付額を減らすため、完納するまでの回数を増やすなど、被保険者と話合い、きめ細かい対応に努めております。  低所得者の軽減対応につきましては、国が定めた基準に基づき、所得に応じた保険料軽減を行っておりますので、ホームページや広報ごてんばへの掲載や、毎年7月には8月1日から使用する後期高齢者医療保険証を発行しておりますが、その際にリーフレットを同封して、被保険者全員の方に周知する予定です。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(髙橋靖銘君)  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  1点目の普通徴収保険料の収納率について再度伺うわけですけれども、ただいまの御答弁では、広域連合からの数値ですね、この数値目標から算出された収納率だという説明でした。広域連合は県全体からの数値目標を提示するわけですけれども、実際、この収納業務を行うのは市町が行うわけです。そういった中で、実際この設定された収納率が後期高齢者の生活実態を反映したものとなっておられるのか、目標ありきで徴収強化につながらないのか、この点を心配するわけですけれども、その点についての御見解をお伺いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(西山美香君)  それでは、お答えさせていただきます。  広域連合の示す収納率はあくまでも目標値でありまして、当市といたしましては実績値から勘案し、来年度は無理のない設定値であるとして採用いたしました。高齢者の生活実態につきましては、きめ細かい相談を行っておりますので、把握していると考えております。  以上です。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第13号「令和3年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第7 議案第14号「令和3年度御殿場市公設浄化槽事業特別会計予算について」を議題といたします。  本案に対し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。
     2番 林 義浩議員。 ○2番(林 義浩君)  それでは、232ページ、233ページの設備事業費について、昨年度比1,801万4,000円減額となっておりますが、要因と今後の見通しをお伺いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  下水道課長。 ○下水道課長(勝又由幸君)  ただいまの質問にお答えします。  整備事業費の減額の要因としましては、公設浄化槽設置基数を過去の実績を基に算定し、昨年に比べ数量を減らしたため、事業費を減額としました。  今後の見通しにつきましては、地元と協働して、事業周知のための回覧や公共施設等にポスターを掲示するなど、より整備の推進を図ってまいりたいと考えております。  以上、お答えといたします。  (「終わります。」と林 義浩君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  1点、伺います。  ただいまと同じ233ページですけれども、公設浄化槽の整備事業についてなんですが、次年度は30基を計画しているわけですけれども、前年度当初予算では35基でした。比べると5基減少ということになるわけですが、この事業の見通し、それから課題についてお伺いをいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  下水道課長。 ○下水道課長(勝又由幸君)  ただいまの質問にお答えします。  整備基数の減少につきましては、過去の実績を勘案して算出した結果、前年度と比較してマイナス5基の計上としたものです。  事業の見通しと課題ですが、課題につきましては主に個人負担が伴うことや、着工までの調整に時間を要すことなどが上げられます。これらの課題につきましては、個別に丁寧な説明を行い、事業のメリットを理解していただくよう努めております。  今後の事業の見通しですが、地元とアイデアを出し合って、事業を積極的にPRしているほか、相談があった場合は迅速に現地に赴くなど、事業の進捗に努めてまいりたいと考えております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第14号「令和3年度御殿場市公設浄化槽事業特別会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第8 議案第15号「令和3年度御殿場市上水道事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  全部で5点ほどお伺いいたします。  まず、資料の1ページですけれども、給水戸数、それから給水量についてお伺いをいたします。  給水戸数につきましては、前年より増加しまして、3万7,700戸となっているわけですけれども、次年度の水道料金調定額と水道利用加入金についての見通しを伺います。  次に、23ページですが、利益剰余金のうち減災積立金と建設改良積立金、この現況と今後の見通しについて伺います。  3点目は、29ページです。その他営業収益のうち、配水管等移設補償金3,160万円、前年度予算費で710万円余の減額となっているわけですけれども、移設補償金の減少が見込まれる背景について伺います。  4点目です。39ページになります。老朽管更新事業費が前年度比で134%も増額をされているわけですけれども、この背景について伺います。  また、当市の配水管の耐震化率、この現況についても合わせて伺います。  最後5点目です。20ページ、当年度の純利益につきましては、7,751万円余で、前年度比9,969万円余の減額を見込んでおりますけれども、今後の水道事業運営についてはどのように見通しておられるのか伺います。  以上です。 ○議長(髙橋靖銘君)  上水道課長。 ○上水道課長(長田直樹君)  ただいま5点の御質問をいただきましたので、順次お答えをいたします。  まず、1点目の水道料金の調定額と水道利用加入金についてですが、水道料金調定額は、年間総給水量を前年度比0.01%減の952万9,852立方メートル余りと見込んでおり、これに供給単価133円と消費税を乗じて算出しており、前年度比16万8,000円の減です。  水道利用加入金については、前年度実績から見て前年度と同件数の450件を見込んでおりますが、建て替え等による口径変更の増を見込みましたので、116万円余の減額となっております。  次に、2点目の減災積立金と建設改良積立金についてですが、予算書23ページの資本の部にございますように、令和3年度末で減災積立金が4億3,889万円、建設改良積立金が20億9,828万円となる見込みです。  減災積立金は、平成29年度末に企業債残高に到達しており、今後は企業債の償還に合わせて取崩しを行っていきます。  建設改良積立金につきましては、近い将来、更新需要の伸びが想定されますので、それに対応できるよう積み立てていきたいと考えております。  次に、3点目の配水管移設補償金の減についてですが、下水道関連工事の減少により、支障移転となる水道工事も減少するため、移設補償金も減少となります。  次に、4点目の老朽管更新事業費ですが、大子山配水場の完成や、新東名関連事業が減少してきたことから、令和3年度以降は老朽管の更新を重点的に進めてまいります。その結果、事業費が増額したものです。  また、耐震化率は令和元年度末で38.1%となりますが、積極的に老朽管の布設替え等を実施し、耐震化率が向上するよう努めてまいります。  最後に5点目の今後の水道事業運営ですが、現在は良好な経営ができており、今後10年で給水収益が2.2%減少することが見込まれており、また、施設の更新需要の増大も見込まれることから、アセットマネジメントや経営戦略などを活用し、投資の効率化、経営の健全化に努め、安心・安全な水道水を長期にわたり安定供給できるよう事業運営を行ってまいりたいと考えております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第9 議案第16号「令和3年度御殿場市工業用水道事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  2番 林 義浩議員。 ○2番(林 義浩君)  何点かお伺いさせていただきます。  58ページ、繰延収益、長期前受金の性質についてお伺いさせていただきたいと思います。  また、長期前受金の収益化はどのような考えで仕分しているのかをお伺いいたします。
     2点目、59ページ、資本の部、利益剰余金分配についてお伺いいたします。  利益積立金、また建設改良積立金、こちらの目標があれば目標値、それから現在残高の進捗状況をお伺いいたします。  3点目、65ページ、水道事業費、この事業費増の主な要因は固定資産税除去費と考えますが、この費用の詳細についてお伺いいたします。  4点目、69ページ、導水管等布設工事、この工事の詳細をお伺いいたします。  よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  上水道課長。 ○上水道課長(長田直樹君)  ただいま4点の御質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  まず、1点目の長期前受金の性質につきましては、減価償却を行う固定資産の取得に充てるために交付を受けた補助金等の額、または固定資産の受贈を受けた場合の評価額を一度繰延収益として負債として計上した上で、その固定資産を使用している期間で収益化していくものです。長期前受金の収益化につきましては、その固定資産の減価償却費もしくは除却を行う場合に、その償却費等と同額を長期前受金戻入れとして収益化していきます。令和3年度の長期前受金戻入れにつきましては、導水管の布設替えに伴う除却費相当額389万円余と、配水管及び導水管の減価償却費相当91万円余がその内訳となります。  2点目の利益剰余金についてですが、目標値はありませんので、積立て基準について説明をさせていただきます。  利益積立金は将来の欠損に備えるもので、平成23年の地方公営企業法改正以前に積み立てたものです。建設改良積立金は、建設改良工事に充てるためのもので、平成22年度以前は当年度純利益のうち法定積立て以外を、23年度以降は純利益の全てを積立て、工業用水道は資本的収入がないため、各年度の建設改良工事の補てん財源として取り崩しており、令和3年度末は3億4,366万7,000円となる見込みです。  3点目の水道事業費の増額の要因ですが、固定資産除却費が前年度に比べて378万円増額しているのが主な要因です。詳細ですが、令和2年度、3年度の導水管布設工事に伴い、使用しなくなる導水管1,070mを除却し、帳簿価格を減額するもので、現金支出は伴いません。  なお、除却費と同額が長期前受金戻入れとして収益化をされます。  4点目の導水管布設工事の内訳ですが、駒門工業専用地域内の駒門記念館横の第2水源から中外製薬の富士山側にある配水池までの導水管170mを布設するもので、現在の導水管の一部が中外製薬の敷地内に布設されていることから、市道0126号線に布設替えを行い、合わせて配水場内の配管継ぎ手の耐震補強をするものです。工期は令和3年度夏頃から7か月間を予定しております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と林 義浩君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第16号「令和3年度御殿場市工業用水道事業会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第10 議案第17号「令和3年度御殿場市簡易水道事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第17号「令和3年度御殿場市簡易水道事業会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第11 議案第18号「令和3年度御殿場市公共下水道事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  1番 阿久根真一議員。 ○1番(阿久根真一君)  それでは、1点、伺わせていただきます。  127ページ、予定損益計算書、下から4行目、当年度純利益がマイナス726万3,000円となっており、令和2年度よりも120万円余の減益となる見込みとされておりますが、本事業の経営状況についてお伺いいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  下水道課長。 ○下水道課長(勝又由幸君)  ただいまの質問にお答えします。  令和3年度におきましては、下水道使用料について、コロナ禍の影響における減少を見込んでおり、減益となる見通しとなっております。また、本事業の経営状況といたしまして、経営戦略などを基に長期的に自立した経営を目指すため、経営状況や決算等の分析、また、歳入面の精査や経費の節減などに努めてまいりたいと考えております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と阿久根真一君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  1点、お伺いいたします。  106ページ、この債務負担行為に書かれている御殿場浄化センター沈砂池等改築事業についてですけれども、5億4,790万円余、この事業内容についてお伺いをいたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  下水道課長。 ○下水道課長(勝又由幸君)  ただいまの質問にお答えします。
     御殿場浄化センター沈砂池等改築事業における事業内容につきましては、沈砂池等の耐震化工事及びストックマネジメント計画に基づく設備機器の更新で、令和3年度、4年度の2か年で行うものです。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(髙橋靖銘君)  日程第12 議案第19号「令和3年度御殿場市農業集落排水事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  1番 阿久根真一議員。 ○1番(阿久根真一君)  それでは、1点お伺いいたします。  165ページ、同じく予定損益計算書、下から4行目、当年度純利益が499万4,000円となっており、令和2年度よりも250万円余の減益となる見込みとされておりますが、その背景について伺います。よろしくお願いします。 ○議長(髙橋靖銘君)  下水道課長。 ○下水道課長(勝又由幸君)  ただいまの質問にお答えいたします。  主な要因としまして、令和3年度は大型の設備機器のオーバーホールを予定しているため、委託費が増額となり、利益剰余金が減となる見込みです。  当事業におきましても、公共下水道事業同様の取組を推進し、長期的に安定した経営を目指してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と阿久根真一君) ○議長(髙橋靖銘君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(髙橋靖銘君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第19号「令和3年度御殿場市農業集落排水事業会計予算について」を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(髙橋靖銘君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(髙橋靖銘君)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 ○議長(髙橋靖銘君)  この際、本席より定例会再開のお知らせをいたします。  3月24日午前10時から3月定例会を再開いたしますので、定刻までに議場に御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでした。                           午後2時11分 散会...