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令和 2年 3月定例会(第1号 2月20日)

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  1. 御殿場市議会 2020-02-20
    令和 2年 3月定例会(第1号 2月20日)


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    令和 2年 3月定例会(第1号 2月20日)          令和2年御殿場市議会3月定例会会議録(第1号)                          令和2年2月20日(木曜日)     令和2年2月20日午前10時00分 開議  日程第  1 会議録署名議員の指名  日程第  2 会期の決定  日程第  3 令和2年度市長施政方針  日程第  4 市長提案理由の説明  日程第  5 議案第  3号 令和元年度御殿場市一般会計補正予算(第4号)に                 ついて  日程第  6 議案第  4号 令和元年度御殿場市救急医療センター特別会計補正                 予算(第2号)について  日程第  7 議案第  5号 令和元年度御殿場市農業集落排水事業会計補正予算                 (第2号)について  日程第  8 議案第 18号 御殿場市森林環境譲与税基金条例制定について  日程第  9 議案第 19号 御殿場市土地開発基金条例を廃止する条例制定につ                 いて  日程第 10 議案第 20号 御殿場市手数料条例の一部を改正する条例制定につ                 いて  日程第 11 議案第 21号 御殿場市救急医療センター条例の一部を改正する条
                    例制定について  日程第 12 議案第 22号 御殿場市国民健康保険税条例の一部を改正する条例                 制定について  日程第 13 議案第 23号 御殿場市温泉使用条例の一部を改正する条例制定に                 ついて  日程第 14 議案第 24号 御殿場市御胎内温泉健康センターの指定管理者の指                 定について  日程第 15 議案第 25号 市道路線の認定について  日程第 16 同意第  3号 御殿場市外1組合公平委員会委員の選任について  日程第 17 同意第  4号 御殿場市固定資産評価審査委員会委員の選任につい                 て 〇本日の会議に付した事件   議事日程に同じ 〇出席議員(21名)   1番  阿久根 真 一 君           2番  林   義 浩 君   3番  勝 又 英 博 君           4番  本 多 丞 次 君   5番  芹 沢 修 治 君           6番  中 島 宏 明 君   7番  川 上 秀 範 君           8番  髙 橋 靖 銘 君   9番  菅 沼 芳 德 君          10番  永 井 誠 一 君  11番  土 屋 光 行 君          12番  杉 山   護 君  13番  神 野 義 孝 君          14番  田 代 耕 一 君  15番  小 林 恵美子 君          16番  勝間田 博 文 君  17番  勝間田 幹 也 君          18番  高 木 理 文 君  19番  辻 川 公 子 君          20番  黒 澤 佳壽子 君  21番  髙 橋 利 典 君 〇欠席議員   な し 〇説明のため出席した者  市長                  若 林 洋 平 君  副市長                 瀧 口 達 也 君  副市長                 勝 又 正 美 君  教育長                 勝 亦 重 夫 君  企画部長                井 上 仁 士 君  総務部長                梶   守 男 君  市民部長                志 水 政 満 君  健康福祉部長              芹 沢 節 已 君  環境部長                勝 又 裕 志 君  産業スポーツ部長            田 代 明 人 君  都市建設部長              橘 髙 健 二 君  危機管理監               杉 本 嘉 章 君  会計管理者               鈴 木 秋 広 君  教育部長                田 代   学 君  消防長                 村 松 秀 樹 君  総務課長                山 本 宗 慶 君  秘書課長                芹 澤 勝 徳 君  魅力発信課長              上 道 勝 人 君  財政課長                小 林 和 樹 君  財政課副参事              鈴 木 隆 広 君  総務部次長兼管財課長          新 村 浩 一 君  管財課副参事              菊 池 康 弘 君  国保年金課長              根 上 宏 樹 君  保育幼稚園課長             田 代 茂 義 君  救急医療課長              勝 又 啓 友 君  救急医療課副参事            仁 藤 真 伸 君  農林整備課長              勝 又 茂 己 君  農林整備課課長補佐           勝 又 由 幸 君  観光交流課長              前 田 裕 三 君  観光交流課課長補佐           髙 村 千 賀 君  学校給食課長              勝 又 雅 彦 君 〇議会事務局職員  事務局長                田 原 陽之介  議事課長                岩 岡 俊 峰  課長補佐                佐 藤 歌 愛  主任                  藤 曲 幸 子  主任                  渡 邊 一二司  副主任                 荒 井 祥 太 ○議長(神野義孝君)  出席議員が法定数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ○議長(神野義孝君)  ただいまから、令和2年御殿場市議会3月定例会を開会いたします。 ○議長(神野義孝君)  直ちに本日の会議を開きます。                           午前10時00分 開会 ○議長(神野義孝君)  本日の会議は、お手元に配付してあります日程により運営いたしますので、御了承願います。 ○議長(神野義孝君)  なお、提案理由説明書 令和2年3月定例会、議案書及び議案資料については、先に配付済みであります。 ○議長(神野義孝君)  本日はさきの臨時会において御殿場市選挙管理委員会の委員に当選されました長田幸雄様、芹沢良則様、鈴木由光様、杉山みち子様においでいただいておりますので、御挨拶をいただきたいと思います。  長田幸雄様、よろしくお願いいたします。 ○選挙管理委員会委員(長田幸雄君)  皆様、おはようございます。本日は本会議の始まる前の大変貴重なお時間を割いていただきまして、私たちに挨拶の時間をおとりいただきましてまことにありがとうございます。  去る2月14日の市議会臨時会におきまして、私ども4名が御殿場市選挙管理委員会の委員に当選をしたという御通知を議長様より頂戴をいたしました。慎んで就任を承諾する旨の届け出をさせていただきました。  そして、2月18日には、第1回の選挙管理委員会を開催いたしまして、委員長選挙を行いましたけれども、その場におきまして、私、長田幸雄が推挙され、当選をいたしました。どうぞよろしくお願いをいたします。  今回、このような委員長という身に余る大役を仰せつかりまして、その責任の重大さに身が引き締まる思いがいたしております。何分力不足ではございますけれども、今後、他の委員の方々、選管事務局の職員の方々、その他関係する方々と一体となって、この職務に精励をし、この職責を全うさせていただく所存でございますので、どうぞ皆様方におかれましては、今後とも温かい御指導、御支援を賜りますよう何とぞよろしくお願いをいたします。  本日はまことにありがとうございました。 ○議長(神野義孝君)  ありがとうございました。芹沢良則様、お願いいたします。 ○選挙管理委員会委員(芹沢良則君)  皆様、改めましておはようございます。このたび選挙管理委員会委員に任命させていただきました原里地区の芹沢良則でございます。  選挙管理委員として公正な選挙ができますよう、責務を果たしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  ありがとうございました。鈴木由光様、お願いいたします。 ○選挙管理委員会委員(鈴木由光君)  おはようございます。選挙管理委員会委員に任命されました鈴木由光と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  私は午前中は起きていたんですけれど、午後は眠るということで、ずっとそういう生活をしておったもんですから、これからちょっと目をしっかり開いて、アンテナを高くしながら、周りをよく見ながら、頑張っていきたいと思います。  明るい、そして公平公正な選挙に関する識見をしっかり勉強しながら、皆様に助けてもらいながら、4年間という任期を果たしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  ありがとうございました。杉山みち子様、お願いいたします。
    選挙管理委員会委員(杉山みち子君)  おはようございます。私、高根の塚原の杉山みち子ですが、4年間、しっかり任務を果たし、頑張っていきたいと思います。皆様の御指導と御鞭撻をよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  ありがとうございました。皆様には今後とも委員として御尽力、御活躍をいただきますよう本席より心からお願い申し上げます。  本日はお忙しい中、ありがとうございました。 ○議長(神野義孝君)  日程第1 「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、7番 川上秀範議員、8番 髙橋靖銘議員、以上、2名を指名いたします。 ○議長(神野義孝君)  日程第2 「会期の決定」を議題といたします。  令和2年3月定例会の会期は、本日2月20日から3月25日までの35日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、令和2年3月定例会の会期は、35日間と決定いたしました。 ○議長(神野義孝君)  日程第3 令和2年度市長施政方針を議題といたします。  本件について、市長より令和2年度施政方針の説明を求めます。  市長。 ○市長(若林洋平君)  皆さん、おはようございます。それでは、私のほうから施政方針のほうをお伝えさせていただきたいと思います。  令和2年御殿場市議会3月定例会において、令和2年度各会計予算並びに各議案の御審議をお願いするに当たり、令和2年度の市政に対する私の所信を表明させていただきますとともに、予算編成方針並びに施策の大要を御説明申し上げ、議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと思います。  私が三期目の市政を担当させていただいてから3年が経過をしたところであります。昨年は、改元により平成31年と令和元年という二つの年を体験するという貴重な年であったとともに、国民の祝意の中、天皇陛下の御即位に係るさまざまな儀式や祝賀行事が行われたところではあります。  さて、令和元年を振り返りますと、11月末に開催されました「第20回静岡県市町対抗駅伝競走大会」におきまして、我が「御殿場市駅伝チーム」が4回目の総合優勝を飾りました。前回の第19回大会に続く連覇という偉業達成は、監督・コーチをはじめとするスタッフ全員の献身的な支えによりチームとしての結束力を高めつつ、郷土の誇りと御殿場市民の思いを胸に力走する選手一人一人の頑張りによってなし得たものであり、私たちに大きな感動と勇気を与えてくれました。  3月には、御殿場駅「箱根乙女口」広場が完成をし、観光交流都市の玄関口にふさわしいにぎわいの創出と利便性・快適性を兼ね備えたすばらしい広場が誕生いたしました。  5月には国連で採択をされましたSDGs(持続可能な開発目標)に、県内ではいち早く取り組むことを宣言をいたしました。これは、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため17の国際目標に取り組むというもので、本市においても地域の多様な関係者とのパートナーシップにより、環境・社会・経済の調和がとれたまちづくりに率先して取り組み、世界遺産富士山の麓にふさわしい持続可能な地域社会を築いていくものでございます。  7月には、本市と空手競技で「東京2020オリンピック事前合宿地(ホストタウン)覚書」を締結をしておりますイタリア総合格闘技連盟からお招きをいただき、イタリア共和国マテーラで開催をされました「欧州文化首都」において、空手等のスポーツを生かした交流事業やまちづくりについての講演を行い、ヨーロッパにおいて「世界遺産富士山の麓のまち御殿場」の名前を広くPRしてまいりました。  9月には、新たなコンセプトのもと観光協会が整備をする御殿場駅乙女口の「観光案内所」の地鎮祭が行われ、本年2月23日には地場産品の販売など今までの枠組みを大きく刷新し、装いも新たにオープンをいたします。  12月には、観光ハブ都市構想を重要施策に掲げる本市の新たな観光拠点として、他市に先駆け調査研究を重ねて開発可能となりました、御殿場プレミアムアウトレット内の新たな民間ホテルが華々しくオープンをいたしました。富士山、箱根、そしてアウトレットといった世界有数の観光資源の相乗効果により、日本屈指のリゾートエリアとして本市の観光振興並びに魅力向上に大きく寄与していただけるものと、大いに期待するところでございます。  このほか、市体育館のリニューアルオープンや「国立中央青少年交流の家開設60周年」記念式典挙行に際し、秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席を賜るなど、関係する皆様の御尽力により、大変多くの明るい話題や成果を市民の皆様に提供することができました。  そして来月には、持続可能な地域コミュニティの実現を目指す自治体として、京都市において開催されます「京都超SDGsコンソーシアム」に参加をし、本市の先進的な取り組みをアピールしてまいります。  また、同じ来月28日には、関係各位の御尽力により、待望の東名高速道路駒門スマートインターチェンジ」が開通を迎えることになります。国道138号バイパスや新東名高速道路の延伸と相まって本市の産業経済振興に大きく寄与するものと期待しているところでございます。  さて、令和2年度の市政に対する私の基本姿勢について申し上げます。  本市の将来都市像であります「緑きらきら、人いきいき、交流都市御殿場」の実現を目指し、市民の皆様の幸せを最優先に考えながら、SDGsを引き続き力強く推進をしてまいることにより、誰一人取り残すことなく、全ての市民が輝けるまちづくりを目指し、笑顔と活力と魅力にあふれるさまざまな施策に全力で取り組んでまいります。  そして、いよいよ間近となってきました「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」の開催に合わせ、これまで機運醸成に御協力をいただいてきました市民の皆様とともに、コース沿道で観戦する多くの皆様を最高の「おもてなし」でお迎えすべく、官民協働により万全の体制で準備を進めてまいります。  次に、令和2年度の重要施策について申し上げます。  本年度におきましてもこれまで同様、「経済活性化」、「地域医療体制及び子育て支援の充実」、「危機管理体制の強化」、「魅力発信の強化及び移住定住の促進」を重要施策として位置づけてまいります。  まず、「経済活性化」につきましては、新たな工業団地であります保土沢夏刈地区の「(仮称)夏刈南部工業団地」5haの造成工事に着手をいたしました。令和3年1月末の完成を目指し、新たな工業振興の拠点として大きく期待をするとともに、若者の就労の場の確保や企業とのマッチングを進めるなど雇用の安定確保に努めてまいります。  また、新東名高速道路の「(仮称)御殿場インターチェンジ」までの延伸、国道138号御殿場バイパス、国道469号バイパス等高速ネットワークによる高度な交通インフラが整備され、利便性が飛躍的に向上することは、産業・観光等多様な面においてさらに発展していく大きなチャンスと捉えてまいります。  加えまして、観光ハブ都市機能をより一層強化充実するため、富士箱根伊豆地域の市町村との連携を強化しながら、景観を保全しつつ観光関連施設の誘致など、地域全体が発展していくことを目指してまいります。  スポーツツーリズムの推進につきましては、東京2020大会の事前合宿を行う選手たちとの交流を大きな機会と捉え、空手をはじめとしたインドアスポーツや、サイクリスト誘致につながるサイクルイベントなど富士山麓や箱根山系の自然を生かしたアウトドアスポーツ大会の誘致や開催支援を進めながら、市全体に経済効果を波及させてまいります。  「地域医療体制及び子育て支援の充実」につきましては、地域医療の根幹を担う看護師の充足率向上のため、御殿場看護学校への運営費助成を継続するとともに、医療従事者養成のための修学支援を引き続き行い、質の高い医療サービスの安定的な提供につなげてまいります。  また、「真の子育て支援日本一のまち」として、子ども医療、妊産婦健診、不妊治療及び不育症治療に係る費用の助成を継続するほか、産科医師や小児科医師の確保に係る費用の助成を引き続き積極的に実施をし、安心して産み育てることができる環境づくりを進めてまいります。昨年開設した発達相談センターにつきましては、その有効利用を図りながら、包括的な発達支援のさらなる充実につなげてまいります。併せて、公立幼稚園の給食をこれまでの週2回の試行から、毎日提供するという本格実施とすることにより、幼稚園の魅力向上につなげていくとともに、小中学校におけます学校給食費の助成を継続するなど、子育て世代の皆様にとってよりよい環境整備を積極的に進めてまいります。  「危機管理体制の強化」につきましては、新たな運転免許制度に対応するため、準中型免許取得に向けた消防団への支援を積極的に行うとともに、自衛隊・自主防災会など関係機関等との連携により、富士山火山噴火南海トラフ地震への備えを一層強化してまいります。また、昨年の台風19号にも見られましたように、激甚化する風水害に備え、土砂災害警戒区域を有する区を対象としました避難訓練を継続して実施し、防災力の強化を図ります。併せて、JAXAとの協定締結により得られる高度な衛星データの活用を引き続き図っていくとともに、FM波受信機能付き報無線戸別受信機への更新を進め、防災・減災に努めてまいります。  「魅力発信の強化及び移住定住の促進」につきましては、富士山GOGOエフエム、フェイスブック等多様なメディアにより本市の魅力を国内外に広く発信するほか、シティプロモーション活動を幅広く展開して、シビックプライドの醸成につなげてまいります。移住・定住の受け皿の一つとなります市街化調整区域における宅地創出事業につきましては、玉穂地区で進めております「ふじ桜の郷御殿場高原・大子山」の販売を開始いたします。また、エコガーデンシティ推進に向けて産学官金と地域の連携により段階的に取り組むとともに、民間活力の導入をより一層活発化させることで御殿場のブランド力を高め、世界中の誰もが訪れたくなるまち、誰からも愛されるまちづくりを推進してまいります。さらに、地球温暖化対策への積極的な取り組みが地方自治体に求められていますことから、「2050年温室効果ガス(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指す「ゼロカーボンシティ」として、脱炭素社会の実現に貢献をしてまいります。  以上、重要施策について申し上げましたが、こうした民間活力の導入や関係自治体との連携等さまざまな要素の相乗効果により、人口が増え続けるまちを目指すとともに、SDGsの推進による持続可能なまちづくりに取り組むことで、誰一人取り残すことなく、全ての市民が輝けるまちづくりを目指して、まち・ひと・しごとの創出に、市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら、全力で邁進をしてまいります。  それでは、令和2年度予算編成の背景、編成方針など予算の概要について申し上げます。  初めに、国の動向など予算編成の背景、編成方針について申し上げます。  日本経済は、アベノミクスの推進により、長期にわたる回復基調のもと、雇用・所得環境の改善が続く中、経済の好循環が継続しております。一方で、消費税率の引き上げ後の経済動向を注視するとともに、米中貿易摩擦等の通商問題や金融市場の変動等による影響にも備える必要がございます。  こうした中、国は、「経済再生と財政健全化を両立する予算」として、消費税増収分を活用した「全世代型社会保障制度の構築」、「経済対策の着実な実行」、「歳出改革の取り組みの継続」を重点施策とした、令和2年度予算案を閣議決定したところであります。  これを受けまして、地方の財政運営の指針となる地方財政対策では、前年度を上回る一般財源総額を計上し、地域社会の維持・再生に向けた幅広い施策や、防災・減災対策を推進することとしております。  一方で、人口減少や少子・高齢化の急速な進展、大規模な自然災害の頻発等、これまでに経験をしたことのない危機に直面する中で、住民に最も身近な地方自治体には、さまざまな局面に適切に対応し得る自律的な行政運営が求められております。そのためにも、自主財源の確保、中長期的な視点に立った歳出の効率化に向けた取り組みは、これまで以上に必要なものとなっております。  これらの状況を踏まえて編成した本市の令和2年度当初予算案は、歳入では、その根幹をなします市税収入が、法人市民税の税率改正や近隣市の企業移転によります本市への影響により、前年度に比べまして、1.4%の減額計上となりました。さらに、普通交付税につきましては、引き続き不交付団体を見込み、普通交付税の代替である臨時財政対策債が歳入として計上できないなど、依然として厳しい状況にございます。  一方、歳出では、扶助費等の社会保障経費をはじめとする義務的経費の割合が増加傾向にある中、いよいよ7月に開催を控えました東京2020大会に向けた各種事業の実施や、会計年度任用職員制度等の新たな制度にも対応しつつ、市民の安全・安心のためのまちづくり事業を着実に行うとともに、観光振興や産業立地、移住・定住促進など、市が持続して発展していくための施策も同時に推進する必要がございます。  これらの実現のため、「誰もが安全に安心して暮らせる防災・福祉のまちづくり事業」、「真の子育て支援日本一を推進するまちづくり事業」、「富士山の麓・交流都市御殿場の魅力を活かすまちづくり事業」の3つを重点事業とし、3か年実施計画に掲げます重要施策の実現に向けた予算編成を行ったところでございます。  この編成に当たっては、市税の減少が見込まれる中、「御殿場型NPM」の基本理念に基づき、全職員が市の置かれている状況や課題を共有し、将来にわたって健全な財政運営ができるよう、歳入に見合った適正な予算規模とすべく、事業の選択と集中、効率化・重点化を進めました。  また、歳入への対応としては、ふるさと納税制度企業版ふるさと納税制度ソフト事業向け特定防衛施設周辺整備調整交付金を有効活用するとともに、財政調整基金などの各種基金の繰り入れを行うなど、所要の財源確保に努めつつ、さらに、各財産区から御協力をいただき編成をしたものでございます。  次に、予算の概要について申し上げます。  はじめに歳入でありますが、市税収入につきましては、個人市民税では、近隣市の企業の移転に伴います従業員の転出による本市への影響等により7,200万円余の減を、法人市民税においては法人税割の税率改正によります2億5,500万円余の減を見込んだ一方、固定資産税やたばこ税では増を見込みましたが、市税全体では前年度比で2億1,200万円余の減額計上となりました。  地方消費税交付金につきましては、昨年10月の消費税率の引き上げに伴う増を見込み、前年度比3億4,000万円増の20億円を計上しております。また、法人市民税法人税割の減収分の補てん措置として新設をされました法人事業税交付金を計上しております。  歳出では、東京2020大会の関連事業に加え、海外の観光客も視野に入れた観光施策の推進、新東名高速道路関連事業やアクセス道路などのインフラ整備等、施策間の連携、相乗効果を図りつつ、観光振興・地域活性化に向けた取り組みを進めてまいります。  また、「真の子育て支援日本一」の実現に向け、子ども医療費助成や放課後児童健全育成事業などを継続するとともに、第3子以降子育て応援手当支給事業、幼稚園給食の本格実施などによる子育て支援の充実化のほか、市民健康づくりや各種予防接種事業、さらに御殿場の魅力を活用した情報発信事業やエコガーデンシティ推進事業などを盛り込んだものでございます。  予算編成に当たっては、厳しさを増す財政状況を鑑み、昨年度に引き続き企画部門と財政部門が連携をし、施策の中心となります3か年実施計画と予算を関連づけるなど、早い時期から一体となった取り組みを行いました。  この結果、一般会計の予算額は、359億1,000万円で、前年度当初予算と比べて、6,000万円の増となりました。また、7会計あった特別会計のうち、簡易水道特別会計が公営企業会計に移行したため、特別会計は6つとなり、その合計は153億5,500万円で、前年度と比べ、6,400万円の減となりました。一般会計と特別会計を合わせました全会計の予算額は、512億6,500万円で、前年度比400万円の減となり、前年度と同程度の予算規模となったところでございます。  続きまして、令和2年度の取り組みについて申し上げます。  初めに、企画部に関する施策について申し上げます。  「第四次御殿場市総合計画」及び「御殿場市まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきましては、前期基本計画が最終年度となります5年目を迎えますことから、さらなる市の発展を目指した令和3年度以降の後期基本計画と合わせて、行政サービスの向上につながる市民目線に立った行政経営指針の策定に取り組んでまいります。  国連が掲げますSDGs(持続可能な開発目標)への貢献につきましては、地域の多様な関係者とのパートナーシップにより、環境・社会・経済の調和のとれたまちづくりに率先して取り組み、世界遺産富士山の麓にふさわしい持続可能な地域社会を築き、我が国や世界のSDGs達成に貢献してまいります。  新たな就労支援のあり方につきましては、SDGsで提唱されております「誰一人取り残さない」社会の実現を目指して、企業や福祉団体等との連携のもと、障がい者や引きこもり・ニートなど多様な方々を支援します「ダイバーシティ就労支援」を目指して地域の理解促進等に取り組んでまいります。  エコガーデンシティ構想につきましては、市民の参画と産官学金の連携により、国が進めるSociety5.0を念頭に、ドローンなど先端技術を活用しながら、昨年県内第1号認定を受けました「ふじのくにフロンティア推進エリア」としての取り組みや、究極のエコカーと呼ばれます燃料電池自動車用水素ステーションの活用、企業版ふるさと納税を活用した富士山ビューポイントの整備など、すぐれた環境と景観のまちづくりを推進してまいります。  さらに、「2050年温室効果ガス(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指します「ゼロカーボンシティ」としての取り組みを推進してまいります。  JAXAとの協定につきましては、市民の皆様や企業・観光客への安全・安心につながります衛星データの行政利用を進めるとともに、子どもたちの夢を育む宇宙教育活動を引き続き推進をしてまいります。  民間資本の活用による新たな拠点づくりとしましては、道の駅的な機能を持った経済振興施設について、商工団体を主とした整備事業に引き続き協力してまいります。  また、高校生など市の未来を担う若手人材の発想を活かした地域活性化の取り組みや、先端的な企業・団体・大学とのまちづくりの各分野における包括的かつ具体的な連携を進めてまいります。  公共交通対策につきましては、JR御殿場線の利便性向上に向けて、沿線企業・団体へ賛同の輪を広げながら、鉄道事業者や関係機関との連携のもと、引き続き強力に取り組んでまいります。  さらに、近隣市町との連携による地域間幹線系統バス路線の維持や、全市的な路線バス利用促進運動、東京2020大会開催を契機としたユニバーサルデザインタクシー導入促進等の施策に取り組んでまいります。  東富士演習場に関しましては、第十一次使用協定をしっかりと終結をさせ、第十二次使用協定を締結することが前提となりますが、地元民生の安定及び演習場の安定使用のため、引き続き関係機関との調整を図ってまいります。  情報政策につきましては、情報連携やAI(人工知能)・RPA(ソフトウエア上のロボットによる業務工程の自動化技術)の活用、基幹システムの安定稼働により、さらなる市民の利便性の向上と事務の効率化を目指すとともに、セキュリティ対策の強化に努めてまいります。  魅力発信施策につきましては、ふるさと納税制度の活用、富士山GOGOエフエムや広報紙、ホームページ、SNSなど多様な媒体の活用、映画・ドラマのロケ支援などを通じて、シビックプライドの醸成を図りながら、本市の魅力的な地場産品や体験、特徴を国内外に向け積極的に発信するシティプロモーション活動を展開してまいります。  次に、総務部に関する施策について申し上げます。  市内5つの財産区との関係につきましては、これまでどおり、市行政との一体性を堅持しつつ、共通の目的であります地域住民の福祉の向上を目指して、今後とも連携強化に努めてまいります。  職員の意識改革・人材育成につきましては、「人材育成基本方針」に基づき、さらなる能力向上と意識改革を推進してまいります。  また、適正な定員管理を行うとともに、引き続き適材適所の人事配置に努めてまいります。  公会計制度につきましては、国の統一的基準にのっとった財務書類を作成し、行財政運営に活用してまいります。  入札につきましては、公平性を保ちつつ、引き続き地元業者の育成に配慮してまいります。  税務事務につきましては、市財政の根幹であります市税収入を確保し、適正で公平な課税を進めるとともに、適切な債権管理に努め、さらなる収納率の向上を目指して全力を挙げて取り組んでまいります。  次に、市民部に関する施策について申し上げます。  マイナンバーカードの普及につきましては、企業や団体への出張申請サービスをさらに進め、普及率の増加と市民が利用しやすい環境整備に努めてまいります。  窓口サービスの充実につきましては、ICTを活用した業務の迅速化、簡素化を進め、増加する外国人来庁者への対応に多言語アプリを活用するなど、効率的な窓口体制の構築を推進してまいります。  市民相談事業につきましては、消費生活センターと連携し、市民からの相談に適切かつ迅速に対応するとともに、消費者教育も積極的に進めてまいります。  また、昨年発行しましたお誕生・おくやみガイドブックにつきましては、市民の御要望により3,000部を増刷、御活用いただいておりますが、今後も市民に寄り添ったきめ細やかな窓口対応に努めてまいります。  交通安全対策及び防犯まちづくりでは、交通事故の防止と自治会への防犯カメラ設置補助事業をさらに進め、安全・安心なまちづくりに貢献してまいります。  国民健康保険事業につきましては、県の指針に基づき、自立した財政運営を目指しながら、特定健診の受診勧奨に力点を置き、市民の健康維持に努めるほか、本市での上昇率が目覚ましい保険者の努力支援制度による交付金の活用など、さらなる財源の確保に努めてまいります。  後期高齢者医療及び国民年金事業につきましては、健診の受診率向上による健康寿命の延伸や、増加に転じた国民年金保険料納付率のさらなる増加に努めてまいります。  自治振興につきましては、自治会への協力依頼のあり方に関する検証を進め、区長の負担軽減に努めるほか、熱意と特色ある地域振興事業に対して、積極的に応援をしてまいります。  市民協働型まちづくり事業や男女共同参画社会づくり事業につきましては、それぞれのプランに沿って、事業を着実に展開してまいります。  国際化推進事業につきましては、国際交流協会と連携し、多文化共生のまちづくりや、米国・チェンバーズバーグ市との姉妹都市提携60周年記念事業をはじめとした諸外国との交流事業を進めてまいります。  次に、健康福祉部に関する施策について申し上げます。  地域福祉につきましては、「第4次御殿場市地域福祉計画」を策定し、さらなる地域福祉の推進に取り組んでまいります。  障害者福祉につきましては、「御殿場市第6期障害福祉計画」を策定し、引き続き、障害を持たれる方の地域生活を支援してまいります。
     生活保護につきましては、相談業務の充実と保護世帯の自立助長に努めてまいります。また、生活困窮者自立支援事業により、生活困窮者の自立を支援してまいります。  引きこもり就労支援につきましては、引きこもりやニート等、自力で就労活動することが困難な方やその保護者に対して、より円滑に支援機関や市内企業とのマッチングを図るため、専門員によります相談や、本人に寄り添った伴走型の支援を積極的に継続してまいります。  高齢者福祉につきましては、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるよう、「地域包括ケアシステム」の構築をさらに進めるとともに、介護保険制度を適正に運用し、引き続き適切なサービスを確保してまいります。  また、本年度は「第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画」に加えて、「成年後見制度利用促進計画」を策定し、高齢者に関する各種施策の総合的な推進を図ってまいります。  子育て支援につきましては、第3子以降の子がいる世帯の子育てを応援することにより、少子化対策や、児童の健全な育成及び福祉の増進を図るため、第3子以降子育て応援手当支給事業の実施に向けて取り組んでまいります。  発達支援につきましては、御殿場市発達支援システムに基づき、発達相談センターを中心に、関係機関と連携を図りながら、御本人や御家族が安心していきいきと暮らせますよう、乳幼児から大人の方まで継続した支援を行ってまいります。  保育所及び認定こども園の運営につきましては、子ども・子育て支援事業計画に基づき、市民の保育に対する多様なニーズに対応するため、一時預かり事業、延長保育、障害児保育等の保育サービスを市と民間事業者が一体となって推進してまいります。  また、幼児教育・保育の無償化の実施に伴い、利用者に対する丁寧な対応を心がけるとともに、子どもの安心・安全のため、引き続き保育の質の向上に努めてまいります。  さらには、念願でありました公立幼稚園の給食につきまして、現在試行で週2回実施しているものを、いよいよ本年度からは本格実施をし、毎日提供することにより幼稚園の魅力向上につなげてまいります。  母子保健事業につきましては、引き続き、妊婦・乳幼児健診や妊娠期から子育て期の相談・支援等の充実を図ってまいります。  予防接種事業につきましては、昨年度から定期接種となりました成年男性の風疹予防接種等に市費を投じて実施してまいります。  市民健康づくり事業につきましては、第5次健康増進計画等に基づく施策の推進を図り、引き続き、市民が健康に対する知識と実践を身につけ、健康で生きがいのある生活ができるよう努めてまいります。  医療対策につきましては、引き続き小児医療対策事業及び病院等産科医師確保対策事業を積極的に実施し、安心して生み育てる環境の充実を図ってまいります。また地域医療の充実強化のため、看護学校運営費補助事業等を通じて、市内医療機関に勤務する医療従事者養成のための支援を継続してまいります。  救急医療センター運営事業につきましては、一次救急医療施設として、二次、三次救急医療機関との緊密な連携を保ちながら、医療機器等の整備を図り、市民がいつでも安心して必要な医療サービスを受けることができるよう、当センターの使命達成に努めてまいります。  新型肺炎(COVID-19)につきましては、大型観光施設を抱える本市としても適時対策本部室会議を開催するとともに、庁内組織、関係機関等との正確な情報共有を図り、国や県と連携しながら十分な危機管理体制のもと適切に対処してまいります。  次に、環境部に関する施策について申し上げます。  環境施策につきましては、御殿場市SDGs推進指針、第二次御殿場市環境基本計画などに基づき、各種事業を継続的に推進してまいります。特に温室効果ガスの削減は、喫緊の課題でありますので、ゼロカーボンシティ宣言をしたまちとして、脱炭素に向けた具体的な取り組みを実施してまいります。  ごみの減量化と分別収集につきましては、市民の皆様の御理解と御協力により再資源化への意識も高まり、適切な分別、処理がなされております。引き続き再資源化のさらなる促進を図り、ごみの減量化に努めてまいります。  上水道及び工業用水道並びに簡易水道の各水道事業につきましては、新東名関連事業に伴う布設替工事、計画的な老朽管の布設替、施設の設備機器の更新、施設管理等を効率的に進めるとともに、耐震化のための大子山配水場の建替工事を引き続き実施してまいります。  公共下水道事業につきましては、引き続き管渠整備等を進め、管理経費の節減と適切な維持管理を図ってまいります。  このほか、公設浄化槽整備事業につきましては、地元の御協力をいただきながら整備率向上に努めてまいります。  地籍調査事業につきましては、地籍調査の重要性を認識し、進捗率の向上を図ってまいります。  なお、本年度は、沼田・東田中の各一部の現地調査及び印野の一部の登記事務を実施する予定であり、進捗率は、本年度末で約70%を超える見込みでございます。  次に、産業スポーツ部に関する施策について申し上げます。  農業振興施策につきましては、「こてんばこしひかり」のブランド化が順調に進められている中、農協等関係機関と連携し、干し芋などの新たな農畜産物の特産化にも積極的に取り組んでまいります。  また、意欲のある若手農家を支援し、担い手への農地集積を促進するとともに、地産地消、六次産業化、グリーンツーリズムといった側面からも本市の農業が飛躍できるよう努めてまいります。さらに、県と連携し、神山兎島地区の遊休農地の集積・集約化に取り組むとともに、民間農業法人が取り組む大規模農園事業を支援してまいります。  圃場整備事業につきましては、深沢地区が完了し、引き続き高根西部・一色地区、中清水地区を実施してまいります。  農業施設整備事業につきましては、各地区の用排水路などの整備を進めるとともに、演習場内におけます流路工整備など治山治水対策事業を進めてまいります。  鳥獣被害防止対策につきましては、猟友会の御協力によります捕獲活動はもとより、鳥獣被害対策実施隊による効果的かつ効率的な対策を実施してまいります。  森林整備事業につきましては、箱根山系を中心に引き続き利用間伐等に取り組み、「御殿場型森林整備モデル」の普及促進を図ってまいります。併せて平成31年度に創設されました「森林環境譲与税」を有効活用し、森林資源の保全等の事業に取り組んでまいります。  なお、昨年の台風19号で被災した林道等につきましては、早期復旧に努めてまいります。  労働施策につきましては、有効求人倍率が2倍前後を推移する中、多くの実績を上げております「合同企業ガイダンス」の開催等による雇用機会の創出とマッチング、UIJターンや女性・高齢者の再就労、障害者雇用に向けた支援等を行い、労働力の安定確保を進めてまいります。  経済活力創出事業につきましては、「御殿場みくりやそば」振興事業など、従来からの施策を継続するとともに、東京2020大会後の経済状況も注視をしながら、商工会等関係機関と経済対策施策の実施について検討してまいります。  企業誘致につきましては、現在、(仮称)夏刈南部工業団地へ立地する企業を募集しておりますが、本年9月ごろまでに進出企業を決定するとともに、次期工業用地誘致への情報収集に努めてまいります。また、既に市内で操業されている企業に対しては、副市長や担当職員が訪問して御要望や御意見を伺い、各種補助制度等も活用し支援をしてまいります。  観光施策につきましては、東京2020大会後も見据え、国内はもとより、増加する訪日外国人旅行者の誘客や消費促進につなげるため、年間を通じた旅行商品、観光商品の魅力創出や定着を図ってまいります。  また、富士箱根伊豆地域や市内の観光事業者と連携をしながら情報発信を強化するほか、4月の第4期増設により来場者の増加が見込まれます御殿場プレミアムアウトレットとさらに連携し、観光客に市内を周遊していただくための事業を充実させるなど、観光ハブ都市づくりを加速させてまいります。  富士山新五合目御殿場口の振興に係る施策につきましては、新たに環境配慮型公衆トイレを設置するとともに、マウントフジトレイルステーションを拠点として、安全登山や環境保全に関する啓発や、市内への観光誘客、情報発信等に努めてまいります。富士山樹空の森につきましては、年々来場者が増加しております「アコチルキャンプ」の開催を引き続き支援をしてまいります。また、バラ園を充実させるとともに、本年度から市の施設となります御胎内温泉健康センターとの一体利用を促進し、利用者の増加を図ってまいります。  本年3月末で休館となります御殿場市温泉会館につきましては、早期の再整備に向けて取り組んでまいります。  「富士山太鼓まつり」や「わらじ祭り」などの「御殿場の祭り」につきましては、新観光案内所がオープンし、その活動の飛躍が期待される観光協会と連携し、それぞれがより魅力的な祭りとなるよう、各実行委員会を支援してまいります。  市民スポーツの振興につきましては、体育協会等関係団体と協力しながら、市民が取り組みやすい生涯スポーツの推進や、連覇を果たした市町対抗駅伝に象徴される市民のスポーツ力・競技力向上への支援に取り組むとともに、その基盤となる体育施設の整備を進めてまいります。  スポーツツーリズムの推進につきましては、サイクリスト誘致につながるサイクルイベントの開催支援や、ゴルフ、馬術、武道、トレイルランニングなど、御殿場のスポーツ資源と魅力を生かした事業に取り組んでまいります。  東京2020大会に向けては、いよいよ大会開催年を迎え、この大会が、市民にも来訪者にも最高の体験となりますよう、自転車競技ロードレース受け入れに万全の準備を行うとともに、ポスターや装飾をまちに施しますシティドレッシング、聖火リレー関連事業、ライブサイトの運営などを各種民間団体、事業者、地域の皆様と一体となって実施するほか、イタリア空手代表の大会直前合宿受け入れや交流事業などにより、大会後のホストタウン相手国との交流を推進してまいります。  次に、都市建設部に関する施策について申し上げます。  都市計画調査事業につきましては、土地利用や都市を取り巻く社会情勢の変化などに合わせ、よりよいまちづくりを進めるための基本指針であります「都市計画マスタープラン」の定期的な見直しをしてまいります。  また、景観形成推進事業につきましては、引き続き、景観計画に基づき、世界文化遺産のまちにふさわしい景観づくりを進めてまいります。  街路関連事業につきましては、引き続き、新橋深沢線及び県と連携し、新橋茱萸沢線の整備を進めてまいります。  御殿場駅周辺施設整備としまして、箱根乙女口広場・箱根乙女口線が完成し、無電柱化が実現したところですが、引き続き箱根乙女口周辺道路の市道1649号線歩道バリアフリー化、東西自由通路改修工事を進めてまいります。  工業団地開発事業につきましては、「(仮称)夏刈南部工業団地」の開発工事と、新たな工業団地として、板妻南工業団地北側地区等の開発を進めてまいります。  市街化調整区域宅地創出事業につきましては、印野地区に続きまして、玉穂地区において、「ふじ桜の郷御殿場高原・大子山」の10区画の販売を進めてまいります。  公園施設整備につきましては、秩父宮記念公園の第2期整備と原里市民の森整備に向けた基本設計を進めるとともに、公園長寿命化計画に沿って既存施設の更新等を進めてまいります。  緑化推進事業につきましては、富士山桜いっぱいまちづくり事業等を継続して進めるとともに、今後の公園整備、緑化推進の方針となります、新たな「緑の基本計画」の策定を進めてまいります。  市営住宅につきましては、適正な維持管理により保全・活用を図り、住宅に困窮されている方々に住まいを提供してまいります。  建築物の地震対策につきましては、引き続き地震対策助成事業等を促進し、安全で安心して暮らせる災害に強いまちづくりを進めてまいります。  市道整備につきましては、団地間連絡道路や御東原循環線、神山深良線などの継続路線や主要幹線、生活道路等の整備を実施し、円滑で安全・安心な道路交通網を形成してまいります。  河川の整備につきましては、浸水被害の防止に重点を置き、自然に配慮した整備を進めてまいります。  市道の管理につきましては、効率的な管理を図るため、道路台帳のデジタル化整備を実施してまいります。  道路等の維持につきましては、区からの要望及びパトロールなどで発見した危険箇所の修繕を行うほか、通学路を優先して安全施設の整備を進めてまいります。  また、「橋梁長寿命化計画」に基づき橋梁の点検及び補修工事を実施してまいります。  河川の維持につきましては、浸水被害の防止に重点を置き、危険箇所の補修工事を実施してまいります。  次に、危機管理課・消防に関する施策について申し上げます。  危機管理対策につきましては、地震・噴火への対策強化に加え、激甚化する風水害に備え、備蓄品を計画的に整備するとともに、昨年の台風19号の検証結果を踏まえた防災訓練を実施し、災害対策本部・支部と自主防災会を含む関係団体とのさらなる連携を図り、情報の伝達の強化、避難所運営要領の具体化などにより実効性を高めてまいります。  防災教育につきましては、引き続き自主防災会及び関係機関を対象とした防災出前講座を実施してまいります。次世代の防災を担う中学生を対象とした「ふじのくにジュニア防災士養成講座」につきましては、昨年度は813名が登録をされ、県下3,453名中23.5%、約4分の1を本市の中学生が占める結果をおさめ、その成果は各区地域防災訓練におけます「中学生による防災学習発表」の場において見事に発揮をされたところであります。今後も市内の全中学校において実施し、地域防災力の向上に努めてまいります。  また、引き続き、黄瀬川洪水浸水想定区域が掲載をされました防災マップを御殿場、原里及び富士岡地区の関係区16区に配布をし、区内の危険箇所等を把握していただくとともに、JAXAの人工衛星からのデータを活用することにより、富士山や箱根周辺の地表変動を数センチ単位で監視し、災害発生の可能性について把握をするなど減災対策に努めてまいります。  情報発信の充実につきましては、富士山GOGOエフエムを受信することが可能なラジオ機能付同報無線機を2,700台更新し、令和6年度末までに市内全世帯に設置するよう進めてまいります。  消防団の充実・強化に向けた取り組みにつきましては、自動車運転に係る新免許制度に対応するため、準中型免許等取得への補助を行うとともに、各種災害に対応できる新たな基準の消防団車両へ仕様変更を行い、消防団活動の充実を図ってまいります。また、消防団活動への理解を深めるため、団員が所属する事業所の協力体制を推進し、地域の誇りであります消防団に対する手厚い支援に努めてまいります。  次に、教育部に関する施策について申し上げます。  御殿場市の教育は、「御殿場市教育大綱」の政策方針である「富士山のように大きな心を持った人づくり」これの実現に向け、「御殿場市教育振興基本計画」に掲げる各種施策を推進しております。  学校教育が果たす役割は、将来に向けてこれからの社会を支える子どもたちの生きる力を育てることであり、それぞれが一人の人間として充実した人生を歩んでいくために必要な資質・能力を養うことであります。  この生きる力を育むために、御殿場市子ども条例の基本理念にのっとり、「豊かな感性」「確かな知性」そして「健やかな心身」この三つを目指すべき柱とし、社会とともにある、魅力ある教育活動を推進してまいります。  具体的には、子どもたちが主体的に取り組む授業づくりや、個のニーズに応じた、一人一人を大切にする特別支援教育の充実を進めてまいります。  また、幼・保・こども園及び小・中学校の連携一貫を基盤に、道徳教育、生徒指導の充実、情報教育の推進や新たに必修化となるプログラミング教育への取り組みを進め、地域のコミュニティと学校がともに子どもを見守り育ててゆく環境を整えてまいります。そして、それらを推進する力となる、教職員の資質向上を図ってまいります。  特にいじめについては、「御殿場市いじめ防止基本方針」と「御殿場市子ども条例行動計画」をもとに、いじめを未然に防止するなど、子どもたちが安心して学校生活が送れるよう、引き続き努めてまいります。  加えまして、これまでにも拡充を進めてまいりました英語教育のさらなる充実を目指し、外国人英語指導者(ALT)を増員することや、特別な支援が必要な児童生徒に、よりきめ細やかな指導ができるよう、特別支援学級補助員の増員など、人的資源の一層の充実に努めてまいります。  ハード面につきましては、児童生徒が良好な環境で学ぶことができるよう、老朽化した学校施設の改修、ICT環境の整備、教育備品の充実等、よりよい学習環境の維持・整備に努めてまいります。  社会教育につきましては、引き続き生涯学習と地域づくりの推進、家庭教育力の向上に努めるとともに、市民団体などと連携・協働して、世界文化遺産である富士山をはじめとした文化財の保存と活用に取り組んでまいります。  また、「市民が主役の芸術文化が香るまちづくり」を目指し、「ごてんば市民芸術祭」をはじめとして、幅広い世代の市民の皆様が芸術文化に触れ、楽しむための活動が広がるよう努めてまいります。  図書館につきましては、市民の皆様の知識や情報の拠点として、計画的に蔵書の整備・充実を図ってまいります。また新図書館等の整備につきましては、市民の皆様の意見をしっかりと取り入れ、基本構想の完成に遭進してまいります。  学校給食につきましては、徹底した衛生管理のもと、本市の宝であります児童・生徒に安心・安全でおいしい、かつ楽しく笑顔あふれる給食の提供に努めてまいります。  食育につきましては、ごてんばコシヒカリや野菜などの新鮮で旬を感じられる地場産品を積極的に使用した献立の工夫や、食物アレルギーを持つ子どもがみんなと同じ給食を食べられる特別メニュー「ごてんばこめこカレー」などを提供するなど、楽しい食習慣の育成に取り組んでまいります。また、施設の整備を計画的に実施し、有効活用を図ってまいります。  いずれにしましても、今後も引き続き、子どもの健やかな成長及び最善の利益を尊重するとともに、社会教育、文化・芸術等のさらなる振興を図るため、教育委員会と連携し、充実した教育施策の推進に努めてまいります。  以上、私の市政に対する取り組みにつきまして基本的な方針と、予算を編成する上で留意し、対応いたしました主要点につきまして申し上げました。  ここに重ねて、議員各位をはじめ、市民の皆様の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。  以上でございます。 ○議長(神野義孝君)  この際、10分間休憩いたします。                             午前11時01分 ○議長(神野義孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                             午前11時11分 ○議長(神野義孝君)  日程第4 「市長提案理由の説明」を議題といたします。  市長提出の議案第3号から第25号、同意第3号から第4号の25件について、市長から提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(若林洋平君)  それでは、私のほうから説明を申し上げます。  本日開会の市議会3月定例会に提出をいたしました議案の御審議をお願いするに当たり、その提案理由の概要を御説明申し上げます。  議案は全部で25件あり、予算案が15件、条例案6件、その他2件、人事案2件となっております。以下、議案番号に従い順次、御説明を申し上げます。  最初に、議案第3号、令和元年度御殿場市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。  今回の補正額は、5,500万円の増額で、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ384億9,500万円となります。補正の背景、要因といたしましては、12月補正予算編成後の事情変化によりまして必要となりました経費の措置でございます。  歳出の主なものは、ふるさと納税推進事業、児童発達支援事業、基金積立金の増額と、事業の進捗状況によります工事請負費の減額でございます。
     歳入の主なものは、県支出金、寄附金の増額と、国庫支出金、繰入金、市債の減額でございます。  また、事業の進捗により、繰越明許費、債務負担行為、地方債を追加及び変更するものでございます。  次に、議案第4号、令和元年度御殿場市救急医療センター特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。  今回の補正額は、300万円の増額で、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ5億120万9,000円となります。  歳出につきましては、医療事業費の増額でございます。  歳入につきましては、診療収入の増額でございます。  次に、議案第5号、令和元年度御殿場市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。  今回の補正額は、175万2,000円の増額で、補正内容は、公共下水道事業会計負担金を実働に合わせまして、当年度利益余剰金を予定処分するものでございます。  次に、議案第6号、令和2年度御殿場市一般会計予算について申し上げます。  令和2年度御殿場市の一般会計予算は、歳入歳出それぞれ359億1,000万円でございます。  歳出の主なものについて、款別に申し上げます。  2款の総務費は、ふるさと納税推進事業費、情報化推進事業費、個人番号カード関連事業費でございます。  3款の民生費は、自立支援給付費、児童発達支援事業費、子ども医療費助成事業費、放課後児童健全育成事業費、保育所運営費、生活保護扶助費でございます。  4款の衛生費は、母子保健事業費、感染症予防事業費、市民健康づくり事業費でございます。  5款の労働費は、勤労者住宅建設資金貸付金でございます。  6款の農林水産業費は、圃場整備事業費、国土調査事業費、林業振興事業費、東富士演習場内治山治水対策事業費であります。  7款の商工費は、地域産業立地促進事業費、設備投資促進事業費、富士山御殿場口振興事業費でございます。  8款の土木費は、道路新設改良費、防衛施設関連道路整備事業費、秩父宮記念公園第2期整備事業費、新東名高速道路関連事業費でございます。  9款の消防費は、広域行政組合消防費負担金、災害対策費でございます。  10款の教育費は、学校教育支援事業費、小・中学校施設整備費、学校給食センター運営費でございます。  これらの事業に対します財源の性質別構成につきましては、市税などの自主財源が233億5,221万円余で、歳入予算の65.0%、国庫支出金、県支出金、市債などの依存財源が125億5,778万円余で、歳入予算の35.0%の内訳となっております。  次に、議案第7号、令和2年度御殿場市国民健康保険特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ75億8,300万円でございます。  歳出の主なものは、保険給付費、国民健康保険事業費納付金及び保健事業費でございます。  歳入の主なものは、国民健康保険税及び県支出金でございます。  次に、議案第8号、令和2年度御殿場市観光施設事業特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ6,800万円でございます。  歳出の主なものは、温泉会館の温泉管理費及び御胎内温泉健康センター管理費の指定管理施設運営業務費でございます。  歳入の主なものは、財産区繰入金及び一般会計繰入金でございます。  次に、議案第9号、令和2年度御殿場市救急医療センター特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ4億9,900万円であります。  歳出の主なものは、救急医療センターの維持管理費及び診療業務に要する経費でございます。  歳入の主なものは、診療収入、証明手数料、小山町からの負担金及び一般会計繰入金でございます。  次に、議案第10号、令和2年度御殿場市介護保険特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ60億5,000万円であります。  歳出の主なものは、保険給付費、総務費及び地域支援事業費でございます。  歳入の主なものは、保険料、支払基金交付金及び国庫支出金であります。  次に、議案第11号、令和2年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ10億2,500万円であります。  歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金であります。  歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料でございます。  次に、議案第12号、令和2年度御殿場市公設浄化槽事業特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ1億3,000万円であります。  歳出の主なものは、公設浄化槽設置工事費及び公設浄化槽整備事業推進協議会交付金でございます。  歳入の主なものは、一般会計繰入金でございます。  次に、議案第13号、令和2年度御殿場市上水道事業会計予算について申し上げます。  最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。  収入につきましては、水道料金、水道利用加入金、他会計負担金などで、総額16億9,951万7,000円でございます。  支出につきましては、施設の維持管理費、事務費、減価償却費及び企業債の支払い利息などで、総額14億9,110万9,000円であります。  次に、資本的収入及び支出について申し上げます。  支出の総額は、13億3,852万4,000円で、主なものは、設備機器更新などの建設改良費、配水場築造工事などの拡張事業費、老朽管更新事業費及び企業債の償還金でございます。これらの財源としましては、他会計負担金、工事負担金のほか損益勘定留保資金等で補てんする予定でございます。  次に、議案第14号、令和2年度御殿場市工業用水道事業会計予算について申し上げます。  最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。  収入につきましては、水道料金、預金利息などで、総額7,075万1,000円でございます。  支出につきましては、施設の維持管理費、事務費、減価償却費などで、総額6,018万2,000円でございます。  次に、資本的支出について申し上げます。  支出の総額は、1,975万6,000円で、導水管布設工事費などでございます。  これらの財源としましては、損益勘定留保資金等で補てんする予定でございます。  次に、議案第15号、令和2年度御殿場市公共下水道事業会計予算について申し上げます。  最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。  収入につきましては、下水道使用料、一般会計負担金などで、総額11億3,560万円であります。  支出につきましては、施設の維持管理費、事務費、減価償却費及び企業債の支払い利息などで、総額11億3,911万5,000円でございます。  次に、資本的収入及び支出について申し上げます。  支出の総額は、12億285万9,000円で、主なものは、管渠布設工事及び浄化センター耐震化工事などの建設改良費及び企業債の償還金でございます。  これらの財源としましては、受益者負担金、国庫補助金、一般会計負担金、企業債のほか損益勘定留保資金等で補てんする予定でございます。  次に、議案第16号、令和2年度御殿場市農業集落排水事業会計予算について申し上げます。  最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。  収入につきましては、農業集落排水施設使用料、一般会計負担金などで、総額7,943万7,000円でございます。  支出につきましては、施設の維持管理費、事務費、減価償却費及び企業債の支払い利息などで、総額7,194万円でございます。  次に、資本的支出について申し上げます。  支出の総額は、1,324万4,000円で、企業債の償還金などでございます。  これらの財源としましては、損益勘定留保資金等で補てんする予定でございます。  次に、議案第17号、令和2年度御殿場市簡易水道事業会計予算について申し上げます。  最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。  収入につきましては、水道料金、水道利用加入金、財産区繰入金などで、総額1億248万6,000円でございます。  支出につきましては、施設の維持管理費、事務費、減価償却費などで、総額1億248万6,000円でございます。  次に、資本的支出について申し上げます。  支出の総額は、4,948万2,000円で、配水管布設替工事費などでございます。これらの財源は、財産区繰入金となります。  次に、議案第18号、御殿場市森林環境譲与税基金条例制定について申し上げます。  本案は、森林環境税制度によります譲与税を積み立てる基金を設置することにより、制度の効果的な活用や譲与税の適正管理に加えて、市民への事業成果の明確な公表を行うため、新たに条例を制定するものでございます。  次に、議案第19号、御殿場市土地開発基金条例を廃止する条例制定について申し上げます。  本案は、公共用地の先行取得を目的に運用を図ってきました御殿場市土地開発基金を廃止することに伴い、根拠となっている条例を廃止するものでございます。  次に、議案第20号、御殿場市手数料条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、建築基準法及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、許認可事務の追加や手数料の算定方法などを変更するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第21号、御殿場市救急医療センター条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、条例に規定のない使用料や手数料について、現状に即した適正な金額を利用者に負担していただくため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第22号、御殿場市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、保険料水準を統一する国や県の方針に合わせて、賦課方式を変更し、資産割課税を廃止するとともに、平成31年3月29日付地方税法施行令等の一部を改正する政令等の公布に伴い、課税限度額を変更するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第23号、御殿場市温泉使用条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、本年4月1日以降、御胎内温泉健康センターを市の施設として管理運営することに伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第24号、御殿場市御胎内温泉健康センターの指定管理者の指定について申し上げます。  本案は、指定管理者選定審査会の審査に基づき選定をしました候補者を、本施設の指定管理者として指定いたしたく、地方自治法第244条の2第6項及び御殿場市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第5条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第25号、市道路線の認定について申し上げます。  今回の認定は2路線で、いずれも都市計画法第32条協議に基づき、新設した道路を認定するものでございます。  次に、同意第3号、御殿場市外1組合公平委員会委員の選任について申し上げます。  本案は、平成24年4月から、御殿場市外1組合公平委員会委員として御尽力をいただいております横山澄夫氏が、本年3月31日をもって任期満了となることに伴い、引き続き同氏を委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。  次に、同意第4号、御殿場市固定資産評価審査委員会委員の選任について申し上げます。  本案は、平成29年4月から、御殿場市固定資産評価審査委員会委員として御尽力をいただいております富田雄一氏が、本年4月29日をもって任期満了となることに伴い、引き続き同氏を委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。  以上で、本日提案をいたしました議案の提案理由の説明を終わりといたします。  慎重な御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願い申し上げます。
     以上でございます。 ○議長(神野義孝君)  日程第5 議案第3号「令和元年度御殿場市一般会計補正予算(第4号)について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  財政課長。 ○財政課長(小林和樹君)  ただいま議題となりました議案第3号について、御説明いたします。  資料3、令和元年度御殿場市一般会計・特別会計補正予算書を御用意願います。  1ページをお開きください。  このページは予算の条文です。  第1条では、歳入歳出予算にそれぞれ5,500万円を追加し、予算の総額を384億9,500万円とすることを、第2条では、繰越明許費の補正を、第3条では、債務負担行為の補正を、第4条では、地方債の補正を定めております。  補正内容は、事項別明細書により歳出から御説明いたしますので、30、31ページをお願いいたします。  2款総務費ですが、1項1目一般管理費の説明欄1は、年度末での退職者が急遽1人追加となり、退職手当を増額するものです。  1項4目広報広聴費は、ふるさと納税寄附金の増に伴い、返礼品代及びふるさと納税サイト利用手数料を増額するものです。  1項7目財産管理費の説明欄1の①は、補正により生じた剰余金を②から④までは、個人及び団体からの寄附金をそれぞれの基金に積み立てるものです。  10項1目スポーツ振興費は、南運動場施設改修事業に対するスポーツ振興くじ助成金の増額に伴う財源更正です。  次のページをお願いいたします。  3款民生費ですが、1項1目社会福祉総務費の説明欄1は、民生委員の負担軽減策として、県が昨年の12月に創設した民生委員の協力員制度に係る補助金の増額です。  1項2目障害者福祉費の説明欄1は、就労継続支援や共同生活援助のサービス利用者の増により増額補正するものです。  説明欄2の①は、高額な義足の給付申請により増額するものです。  説明欄3の①は、対象者の増により、増額補正するものです。  2項1目児童福祉総務費の説明欄1は、放課後等デイサービス等の利用者が見込みを上回り、通所給付費及び相談支援給付費に不足が生じるため、増額補正するものです。  2項3目保育所費のうち、説明欄1の①は、執行見込みが立ったことによる減額です。②は、事業費の確定に伴う減額です。  説明欄2の①は、利用人数の増に伴う増額です。②及び③は、共に事業費の確定に伴う減額です。  次のページをお願いいたします。  2項4目子ども家庭センター費は、事業の市民への浸透により、利用時間の増加が見込まれるため、増額補正するものです。  2項6目児童手当費は、対象児童数が当初見込みより減少したため、減額補正するものです。  次のページをお願いいたします。  4款2項1目清掃総務費の説明欄1の①は、焼却センターへのごみ搬入量増加による廃棄物処理手数料の増額により、負担金を減額するものです。  次のページをお願いいたします。  5款1項1目労働諸費は、マイナス金利政策導入以降続く低金利などにより、住宅新設が増え、当制度の利用者が当初見込みより増えたため、増額補正するものです。  次のページをお願いします。  6款1項5目農地費は、昨年の台風19号により被害を受けた市管理の用排水路復旧に要する経費ですが、災害復旧債の対象となることから、財源更正をするものです。  次のページをお願いいたします。  7款1項2目商工振興費は、企業1社において当初予定していた雇用人数を下回り、補助対象外となったため、減額補正するものです。  次のページをお願いします。  8款土木費ですが、2項1目道路橋梁維持費は、交付金内示額の確定による事業費の減額です。  2項2目道路新設改良費は、2路線あります。まず、駒門地先の市道の舗装新設工事について、急遽、関係機関との協議が整い、施工することになり、工事請負費を増額するものです。また、町屋地先の市道改良事業において、地元説明会を行いましたが、一部の地権者との交渉に時間を要しており、年度内の事業進捗が図れないと判断し、用地購入費及び物件補償費を減額するものです。  2項5目防衛施設関連道路整備事業費は、水土野地先の市道から国道138号までの区間を、施工協議により現在、国は施工中でして、将来は市道として移管されるものです。当初は工事に係る費用を負担金として国へ支払う予定でしたが、国との協議により、最終仕上げの舗装工事を市が行うこととなったため、工事請負費を増額し、負担金を減額するものです。  4項1目都市計画総務費は、国の都市計画費委託金の増額による財源更正です。  4項3目街路関連事業費は、国の事業である都市計画道路新橋茱萸沢線整備事業ですが、事業費の確定に伴い、負担金を増額するものです。  4項9目新東名高速道路関連整備事業費は、中日本高速道路との協定に基づき、今年度の負担金が確定したため減額するものです。  次のページをお願いします。  5項1目住宅管理費は、交付金内示額の減と事業費の確定に伴う減額です。  次のページをお願いいたします。  10款教育費ですが、1項3目教育指導費は、指導要領の改訂に伴う小学校の教師用教科書及び指導書の購入費を増額補正するものです。  2項1目学校管理費の説明欄1の①は、事業費の確定に伴う減額です。  2項2目教育振興費の説明欄1の①は、指導要領の改訂に伴い、教材備品購入が必要となり、増額補正するものです。  3項1目学校管理費の説明欄1の①は、事業費の確定に伴う減額です。  4項1目幼稚園費のうち説明欄1の①は、私立認定こども園における公定価格の加算増に伴う増額です。  次のページをお願いいたします。  説明欄2の①は、執行見込みが立ったことによる減額です。  説明欄3の①は、預かり保育時間の延長等により光熱水費に不足が見込まれるため、増額するものです。  6項1目給食センター運営費は、事業費の確定に伴い減額するものです。  次のページをお願いいたします。  11款災害復旧費ですが、2項農林水産業施設災害復旧費は、昨年の台風19号の災害復旧に要する経費で、先の12月定例会において補正予算の議決をいただいておりますが、復旧対応に変更等が生じたため、追加等の補正をさせていただくものです。具体的には、1目農業施設災害復旧費は、沼田区内の農業用施設応急修繕の追加です。  2目林道等災害復旧費は、被災後、昨年末にかけて、国による現地調査や被害状況の確認を受けた結果、事業費の精査による増減と合わせて、災害復旧に係る県補助金と市債の算定による財源更正を行うものです。  なお、11款2項農林水産業施設災害復旧費は、繰越明許費の設定をさせていただきます。  次のページをお願いいたします。  14款1項1目予備費は、計数調整です。  次に、歳入の説明をいたしますので、戻っていただき、14、15ページをお願いいたします。  14款分担金及び負担金ですが、1項6目災害復旧費負担金は、昨年の台風19号により被害を受けた農地の災害復旧に係る受益者負担金です。  次のページをお願いいたします。  16款国庫支出金ですが、1項1目民生費国庫負担金の1節社会福祉費負担金は、自立支援給付費及び補装具給付費の増に伴う増額です。  2節児童福祉費負担金のうち、児童手当負担金は、扶助費の減に伴う減額です。児童発達支援事業負担金は、扶助費の増に伴う増額です。  1項2目教育費国庫負担金の1節幼稚園費負担金は、施設型給付費の増に伴う増額です。  2項2目民生費国庫補助金の2節児童福祉費補助金のうち、特定防衛施設周辺整備調整交付金は、常勤臨時保育士雇用経費の減に伴う減額です。  子ども・子育て支援交付金は、私立保育所で行っている病児保育事業や一時預かり事業等の増に伴う増額です。  2項6目土木費国庫補助金は、内示額の確定による減額です。  2項8目教育費国庫補助金の1節小学校費補助金は、朝日小学校校舎改修事業に対するものですが、事業費の確定に伴い減額するものです。  2節中学校費補助金は、南中学校校舎改修事業に対するものですが、実績に応じた補助対象の増により増額するものです。  次のページをお願いいたします。  17款県支出金ですが、1項1目民生費県負担金の1節社会福祉費負担金のうち民生委員事務費負担金は、民生委員協力員の補助金に対するものです。障害者自立支援給付費負担金は、国庫負担金と同様、自立支援給付費及び補装具給付費の増に伴う増額です。  2節児童福祉費負担金は、国庫負担金の内容と同様です。  1項2目教育費県負担金の1節幼稚園費負担金は、国庫負担金と同様、施設型給付費の増に伴う増額です。  2項2目民生費県補助金の1節社会福祉費補助金は、重度障害者(児)医療費の増に伴う増額です。  2節児童福祉費補助金のうち、保育対策等促進事業費補助金は、私立保育所で行っている病児保育事業や、延長保育事業の増に伴う増額です。子育て支援事業費交付金は、私立保育所で行っている一時預かり事業の増に伴う増額です。  2項6目商工費県補助金の1節商工費補助金は、補助対象とならない企業があったことにより、減額補正するものです。  2項9目教育費県補助金の1節幼稚園費補助金は、施設型給付費の増に伴う増額です。  2項10目災害復旧費県補助金は、昨年の台風19号による被害を受けた農地農業用施設や林道の災害復旧に係るものです。  3項6目土木費委託金の1節都市計画費委託金は、都市計画道路新橋茱萸沢線整備事業に伴う用地取得事務の増による増額です。  次のページをお願いします。  19款1項寄附金は、ふるさと納税寄附金と説明欄に記載の方々からの寄附金です。  次のページをお願いいたします。  20款繰入金ですが、2項1目財産区繰入金は、今回の歳出補正に伴い減額するものです。  3項1目基金繰入金の6節地域振興推進基金繰入金は、新東名側道等整備事業費の減に伴い減額するものです。  12節土地開発基金繰入金は、土地開発基金条例廃止を受けて、基金残額を繰り入れるものです。  次のページをお願いいたします。  22款4項3目雑入は、南運動場施設改修事業に対するものですが、助成金の配分割合が高くなり、増額するものです。  次のページをお願いいたします。  23款市債ですが、1項1目総務債は、スポーツ振興くじ助成金の増額に伴い減額するものです。  1項3目土木債は、3節のうち中心市街地整備事業が都市計画道路新橋茱萸沢線整備事業に係る負担金の確定に伴い増額となる以外は、事業費の確定に伴い減額するものです。  1項5目教育債は、事業費の確定による減額です。  1項6目災害復旧債は、昨年の台風19号による被害を受けた農業用施設や林道の災害復旧に係るものです。  次に、繰越明許費補正の説明をいたしますので、戻っていただき、4ページをお願いいたします。  第2表繰越明許費補正ですが、8款2項道路橋梁費のうち、市道新設改良舗装事業は、歳出で説明した駒門地先の市道の舗装新設工事において、急遽、防衛省等との協議がまとまり、施工の目途が立ちましたが、発注が3月となり、年度内の完了が見込めず繰り越すもので、完了は令和2年7月末を予定しています。  社会資本整備総合交付金事業は、東山地先の市道と東田中・鮎沢地先の市道の整備事業です。工事については、地権者と現道路切りかえ等による交通規制協議や、新東名高速道路工事の影響で、橋桁の製作に時間を要し、橋の前後の取りつけ施工ができないため、年度内の完了が見込めず繰り越すもので、完了は東山地先の市道が令和2年5月末、東田中・鮎沢地先の市道が令和2年7月末を予定しています。用地補償については、物件収去に時間を要し、年度内の完了が見込めず繰り越すもので、完了は令和2年12月末を予定しています。  単独事業(社会資本)は、ただいま説明した社会資本整備総合交付金事業のうち、東田中地先の市道の橋梁整備事業において、新東名高速道路工事の影響による橋桁の製作の遅延により繰り越すもので、完了は令和2年7月末を予定しています。  橋梁新設改良工事は、1級河川久保川改修工事に合わせ、県が久保川に架かる蓮ヶ窪橋を架け替える事業に対し、協定に基づき負担金を支払うものですが、久保川改修工事の遅延により負担金の年度内支払いが見込めず繰り越すもので、支払いは令和2年9月末を予定しています。  単独事業(防衛9条)は、歳出で説明した防衛施設関連道路整備事業のうち、水土野地先の市道の舗装新設工事を行うものですが、国の施工区間工事の大幅な遅延により、年度内の完了が見込めず繰り越すもので、完了は令和2年6月末を予定しています。
     8款3項河川費の東富士演習場周辺障害防止対策事業は、中畑地先の小山川の河川改修詳細設計において請負業者が台風19号の災害復旧を優先して行うことになり、設計業務の一時中止措置をとったため、工程に遅れが生じ、年度内の完了が見込めず繰り越すもので、完了は令和2年6月末を予定しています。  11款2項農林水産業施設災害復旧費の2つの事業は、歳出で説明した農業用施設及び林道の災害復旧に要する経費で、財源として災害復旧の補助金を充当することとしましたが、その手続等に時間を要し、年度内の復旧完了が見込めず繰り越すもので、完了は農地・農業用施設災害復旧事業が令和2年4月末を、林道等災害復旧事業は令和2年9月末を予定しています。  以上が追加です。  次に変更となります。  8款2項道路橋梁費の地方創生道整備推進交付金事業は、神山地先の市道(仮称)神山深良線の整備事業で、6月補正で繰越明許費の議決をいただいており、繰越額の変更となります。内容は、土地及び物件所有の法人内での財産処分承認決裁に時間を要しており、年度内の完了が見込めず繰り越すもので、完了は令和2年5月末を予定しています。  次に、債務負担行為補正の説明をいたしますので、隣の5ページをお願いいたします。  第3表債務負担行為補正ですが、シティプロモーション推進事業(高速バスフルラッピング広告掲出業務委託)は、小田急箱根高速バスにラッピング広告を施し、御殿場の魅力を多くの方に広く発信、周知する事業ですが、令和2年4月から広告掲出業務委託をするため、債務負担行為を設定するものです。  放課後児童健全育成事業は、東小学校区の放課後児童クラブ借り上げに対するものです。現在の建物は平成27年度から5年間のリース契約により使用しておりますが、利用率は増加傾向にあり、令和2年4月以降も引き続き受け入れ体制を維持する必要があることから、借り上げ期間を更に5年間延長するため、債務負担行為を設定するものです。  ノロウイルス健康保菌職員用プレハブリース料は、給食センター勤務職員の同居家族が嘔吐、下痢の症状を発症後、その職員のノロウイルス検査の結果、陰性の確認がとれるまでの間、給食センター外で勤務する部屋が必要となり、平成27年度から使用しているプレハブを、令和2年4月以降も継続使用するため、債務負担行為を設定するものです。  以上が追加です。  次に変更です。  生活困窮者自立相談支援事業は、生活困窮者自立支援法に基づく自立相談支援事業に対するもので、12月補正において150万円の債務負担行為の設定をいたしましたが、現在5款労働費の要就労支援相談事業で実施している引きこもり支援と自立相談支援事業を統合して相談支援の窓口の一本化を行い、体制の充実を図るため、限度額の変更を行うものです。  次に、地方債補正の説明をいたしますので、6ページをお願いいたします。  第4表地方債補正は、先ほど歳入で説明した市債の追加及び変更の一覧表となります。  以上、令和元年度一般会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  この際、午後1時まで休憩いたします。                             午前11時48分 ○議長(神野義孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                             午後 1時00分 ○議長(神野義孝君)  日程第5 令和元年度御殿場市一般会計補正予算(第4号)を継続します。  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  それでは、4点ほど伺わせていただきます。  まず、1点目ですけれども、5ページ、債務負担行為補正についてです。  この一番下の段に、ノロウイルス健康保菌職員用プレハブリース料30万円がありますけれども、この事業内容、それから、この事業を開始した背景、さらにその使用実績についてお伺いをします。  また、他の給食施設にも同様の施設が設置をされておられるのか伺います。  2点目です。21ページ、ふるさと納税寄附金についてです。  1億6,000万円の評価と今後の見通しについてお伺いをします。  次に、3点目ですけれども、31ページ、基金の積立金です。  財政調整基金の元金2億4,100万円、これだけの積み立てが可能になった背景と基金の残高、今後の見通しについてお伺いをします。  最後、4点目です。33ページ、保育所運営費、臨時保育士等雇用経費9,800万円の減額補正となっているわけですけれども、この背景について伺います。  実際業務に支障を来すことがなかったのか、お伺いします。  また、合わせて臨時保育士確保の課題、それから当局の対応についてもお伺いをいたします。  以上です。 ○議長(神野義孝君)  学校給食課長。 ○学校給食課長(勝又雅彦君)  それでは、私のほうから1点目の質問についてお答えをさせていただきます。  学校給食センターにおきましては、御殿場市学校給食衛生管理要項、学校給食調理衛生管理マニュアルに基づき、学校給食従事者の同居家族が嘔吐、下痢症状を発症した場合、従事者本人が健康であっても、ノロ検査陰性の結果が出るまでは、給食センター内での勤務ができません。そのため、陰性の確認がとれるまでの間、給食センター外で勤務する部屋が必要となり、平成27年度南学校給食センター敷地内に設置し、現在使用しておりますプレハブを令和2年4月以降も継続使用するため、債務負担行為を設定するものでございます。プレハブの使用実績につきましては、設置以降、毎年度3回程度使用してございます。  なお、市内西学校給食センターと高根学校給食センター内には設置しておりませんので、該当者は南学校給食センタープレハブ内での勤務となります。  以上です。 ○議長(神野義孝君)  魅力発信課長。 ○魅力発信課長(上道勝人君)  私のほうからは、2点目の御質問にお答えいたします。  ふるさと納税の寄附額につきましては、今年度、堅調に推移しており、最終的な寄附額は昨年度の約2.67倍である5億6,000万円と見込んでおります。背景にはふるさと納税制度の周知が全国的に進んだことが前提にはございますが、これに加え富士山の環境整備や子育て施策、秩父宮記念公園の茅葺き屋根修復のクラウドファンディングなど、本市の施策に御賛同いただき、本市を応援していただける方が増えたことや、本市の魅力的な地場産品が数多く返礼品に加えられたことが要因であると考えており、本市の魅力を全国にPRするとともに、地域経済の活性化の一助になったものと考えております。  今後の見通しでございますが、全国のふるさと納税額はまだまだ増えていくことが予想されることから、本市の施策に賛同していただくための情報発信を継続するとともに、総務省の通達をしっかりと遵守した中で、引き続き魅力的な地場産品や観光施設などの返礼品開発に尽力してまいります。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(神野義孝君)  財政課長。 ○財政課長(小林和樹君)  3点目の基金積立金について、私からお答えいたします。  1つ目の積み立ての背景についてです。今回の補正では、各事業の進捗に応じた予算の増額、減額の補正を全般にわたって行っております。こうした中、今回の補正では、年度末に差しかかり、事業費が確定したことによる減額が多く、それによって生じた剰余金を財政調整基金に積み立てすることができたという背景がございます。  2つ目の基金残高ですが、22億3,000万円余となる見込みです。  最後に、今後の見通しについてお答えいたします。  この基金は、災害復旧や財源調整を行うための重要な財源であることから、一定額の水準、本市では市税収入の1割を下限として確保し、財政運営する方針を立てております。今後、市税収入の減や扶助費等の義務的経費の増大が見込まれる中、厳しい財政状況が続きますが、歳入の確保と歳出の抑制に努め、予算編成や予算執行の中で、可能な限り積み立てを行い、安定した財政運営につなげていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(神野義孝君)  保育幼稚園課長。 ○保育幼稚園課長(田代茂義君)  それでは、私からは4点目の質問についてお答えいたします。  まず、減額の背景ですが、臨時保育士等雇用経費につきましては、通常の保育に加え、支援を要する園児に対する手厚く、きめ細やかな保育等に対応するための雇用計画を立て、これに基づき予算を計上いたしました。しかしながら、雇用する臨時職員の人数が当初の見込みより減となったため、今回、減額補正をするものです。  次に、このことによる業務への支障についてですが、保育士の配置につきましては、園児の年齢による国の配置基準を守り対応している中で、お預かりしている園児に見合う職員は配置できております。  また、臨時保育士確保の課題と対応につきましては、全国的に保育士が不足している状況の中、募集をしても必要な人員を確保することが難しいことが課題となっております。対応策としましては、従来から行っております広報ごてんばや市のホームページ、ハローワークなどで募集の掲載をしたり、市内の駐屯地へ依頼し、転入してきた家族へ保育士募集の呼びかけを行っているほか、ことしの1月からは新たに民間の求人サイトも活用し、保育士の確保に努めております。  また、来年度から会計年度任用職員に制度が変わることに合わせて、処遇改善を図るとともに、短時間での勤務や特定の曜日での勤務など、働く人のニーズに合った勤務形態を工夫することにより、一人でも多くの保育士を確保できるよう努めてまいります。  以上、お答えといたします。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(神野義孝君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第3号「令和元年度御殿場市一般会計補正予算(第4号)について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。
     よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第6 議案第4号「令和元年度御殿場市救急医療センター特別会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(芹沢節已君)  ただいま議題となりました議案第4号について御説明いたします。  資料3、補正予算書の65ページをお願いいたします。  このページは予算の条文です。  第1条で、歳入歳出予算の補正を定めております。  今回の補正は、インフルエンザの流行に伴う医薬材料費の増額や、外来患者の増加に伴う診療収入の増額により、歳入歳出それぞれ300万円を増額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ5億120万9,000円とするものです。  それでは、事項別明細書の歳出から説明をさせていただきますので、資料の80ページ、81ページをお願いいたします。  2款1項1目医業費は、300万円の増額で、補正後の医業費は4億6,627万9,000円です。インフルエンザの流行に伴い、検査キットや治療薬を購入する医薬材料費の増額です。  次に、歳入の説明をいたしますので、戻っていただきまして、76、77ページをお願いいたします。  1款1項1目外来収入は、300万円の増額で、補正後の外来収入は1億6,813万円です。インフルエンザの流行に伴う外来患者の増加によるものでございます。  以上で、令和元年度御殿場市救急医療センター特別会計補正予算(第2号)についての説明とさせていただきます。  御審議のほどよろしくお願いをいたします ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第4号「令和元年度御殿場市救急医療センター特別会計補正予算(第2号)について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第7 議案第5号「令和元年度御殿場市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  環境部長。 ○環境部長(勝又裕志君)  それでは、議案第5号について、内容の説明をいたします。  資料4、農業集落排水事業会計補正予算書(第2号)の1ページをお願いいたします。  このページは予算の条文でございます。  第1条は総則で、農業集落排水事業会計の補正予算(第2号)について定め、第2条は、収益的収入の予定額、1款2項営業外収益を175万2,000円増額し、5,977万8,000円とするものです。  第3条は補てん財源の内容を、引継金763万4,000円、当年度分損益勘定留保資金600万2,000円、及び当年度未処分利益剰余金165万9,000円に改めるものです。  第4条は、当年度利益剰余金のうち165万9,000円を第3条のとおり処分するものです。  内容につきましては、補正予算(第2号)実施計画で説明いたしますので、4ページをお開きになってください。  なお、金額は消費税込みとなっております。  収益的収入及び支出でございますが、収入のみでございます。  1款2項1目他会計負担金は、公共下水道事業会計負担金を実働に合わせ175万2,000円増額するものです。  次の5ページは予定損益計算書、6、7ページは予定貸借対照表、8ページは予定キャッシュフロー計算書、9ページは財務諸表に対する注記、10、11ページは補正予算(第2号)事項別明細書となっておりますので、御確認いただきたいと思います。  以上で説明は終わります。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第5号「令和元年度御殿場市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第8 議案第18号「御殿場市森林環境譲与税基金条例制定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  産業スポーツ部長。 ○産業スポーツ部長(田代明人君)  それでは、ただいま議題となりました議案第18号について御説明申し上げます。  資料2、議案資料の1ページをお願いいたします。
     最初に、基金設置の目的、制度の概要等について御説明いたします。  1の目的です。平成31年4月1日に森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が施行されたことに伴い、森林環境譲与税を財源とした森林整備等の事業の実施が可能となりました。  一方、その使途の範囲、使途に関する事項の公表が法令で定められ、適正な管理が義務づけられております。  今後、安定的に交付される譲与税を事業量等に応じて計画的かつ柔軟に活用するため、森林環境譲与税専用の基金を設置し、それにより譲与税を活用した事業を明確にするとともに、適正な管理とその成果を市民へわかりやすく公表することを目的に、本条例を制定するものであります。  続きまして、制度の概要等について説明いたしますので、2ページのイメージ図をごらんください。  まず、左中段に記載の森林環境税ですが、こちらは国税ですけれども、令和6年度から個人住民税均等割と合わせて市町村が年額1,000円を賦課徴収することになっております。徴収された税は一旦国の特別会計に入り、その後、私有林人工林面積、林業就業者数、人口等により各都道府県、市町村の譲与税額が算定され、それぞれに配分されることとなります。  配分は今年度から既に始まっておりますが、森林環境税が現在は徴収されているわけではありませんので、令和6年度までの財源については、国は地方公共団体金融機構の準備金を活用することとしております。  ちなみに本市の譲与税額は令和2年度で約1,680万円が見込まれております。交付された譲与税は、法令で定める使途、具体的には利用間伐等の森林整備、人材育成担い手の確保、木材の利用促進などの事業に活用してまいります。これにより、国は地球温暖化防止機能、災害防止国土保全機能、水源涵養機能など、公益的機能の発揮を目標としております。  それでは、条例の条文について説明しますので、資料1、議案書の1ページ、2ページをお願いいたします。  第1条は、基金の設置について規定をしております。第2条は、基金の積み立てを、第3条は、基金に属する現金の管理を、また、第4条は、運用益金の処理を規定しております。第5条は、繰替運用について、第6条は、基金を事業に要する経費に充てる場合の処分について、第7条では、委任についてそれぞれ規定をしております。  附則につきましては、本条例の施行日を公布の日から施行するとするもので、議決後、所定の手続を経て、年度内の施行を予定しております。  以上で、御殿場市森林環境譲与税基金条例制定の説明を終わります。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  それでは、5点ほど伺わせてもらいます。  まず、1点目ですけれども、今年度、国から交付される森林環境譲与税の金額、それから、その財源について、先ほど諸々説明がありましたけれども、もう少し詳細な部分をお伺いをいたします。  それから、2点目ですけれども、納税義務者1人当たり1,000円の森林環境税、これにつきましては、低所得者にも均等に課税されるものなのか、減免などはないのか、この点についてお伺いをいたします。  次に、3点目ですけれども、御殿場市民が今後支払うことになる森林環境税に対して、入ってくる見込みの森林環境譲与税、これは幾らぐらいになる見通しなのかお伺いをいたします。  それから、4点目ですが、この譲与額の算定の指標となります私有林人工林の面積、林業従事者数、人口、これらの当市における現況についてお伺いをいたします。  最後5点目ですけども、具体的に予定をされております当市におけるこの譲与税の使い道についてお伺いをします。  以上です。 ○議長(神野義孝君)  農林整備課長。 ○農林整備課長(勝又茂己君)  ただいま5点ほど質問をいただきましたので、順次、お答えをいたします。  1点目の今年度の金額とその財源についてですが、本市においては、今年度、約790万円、令和2年度では約1,680万円がそれぞれ予定をされております。  また、財源につきましては、森林環境税の徴収は令和6年度からであり、既に今年度から森林環境譲与税の交付は始まっておりますので、令和6年度までの間は、国は地方公共団体金融機構の金利変動準備金を財源として活用するとのことで伺っております。  次に、2点目の低所得者への特例等についてですが、国はこの制度を、森林環境税は国税とし、都市、地方を通じて国民一人一人がひとしく負担を分かち合って、国民みんなで森林を支える仕組みとしており、全国の納税義務者から一律に徴収するもので、現時点では低所得者の方々への特例措置等について、県からも情報は伺っていない状況でございます。  3点目の市民全体が払う税額と交付される譲与税額についてですが、まず、本市においては、納税義務者が昨年6月末時点で約5万人ですので、年額1,000円を乗じて、市民全体が払う税額はおおむね5,000万円となります。  一方、交付される譲与税額は、国は使途の対象となる費用と、相関の高い客観的な指標として、私有林人工林面積、林業就業者数、人口による譲与基準を設定し、算定することとしております。  これに基づき、満額となる令和6年度以降の本市の譲与税額を、現在の指標で試算をしますと、約2,500万円となります。  次に、4点目の本市の指標の現況につきましては、昨年末時点で私有林人工林面積は2,634ha、林業就業者数は32人、人口は8万8,087人でございます。  最後に、5点目の譲与税の使い道につきましては、今年度から既に山林の所有者など、基礎調査を進めているところでございますが、今後、安定的に森林環境譲与税が交付されることから、まずは、平成28年度に策定された森林整備基本計画をベースとした新たな森林ビジョンの策定に要する費用に活用し、その中で間伐等の森林整備、人材育成、あるいは担い手の確保、木材の利用、普及啓発など、具体的に実施すべき事業等を位置づけるとともに、概算事業費の算定など、中期的計画を策定し、それに基づき事業推進を図ってまいります。  以上でございます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(神野義孝君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  私は、議案第18号、御殿場市森林環境譲与税基金条例制定について反対をいたします。以下、その討論を行います。  国は、人工林が放置され、間伐作業が進んでいない森林に対して、地球温暖化防止や災害防止、国土保全、水源涵養などの機能が発揮されるよう整備するための財源を確保するために、森林環境税を創設し、2024年度から課税するとしております。  森林環境譲与税は、森林環境税を地方自治体に配分するもので、本条例案は、森林環境譲与税を財源として、森林整備等を実施する市の支援に要する経費に充てるための基金を設置しようとするものです。  反対の理由は、この森林環境税に問題があることであります。森林の荒廃を招いた責任は、1964年の木材輸入の自由化による海外産の安価な木材の流入に対しての対策を怠り、林業を衰退させてきた歴代政府にあります。  森林の所有者が林業経営に積極的になれない背景には、輸入自由化で木材価格が下落し、国内の林業が立ち行かなくなったことにあります。また、個人住民税の均等割は、所得割が非課税の人にも課税される逆進性の高いもので、一律1,000円の負担は、低所得者には負担の重い税制です。しかし、法人については、個人と同様の森林の恩恵を受けているにもかかわらず、企業負担がない制度となっていることは問題であります。  森林の持つ公益的機能を維持するための森林整備は重要な課題であり、国の一般会計の林業予算の拡大など、安定的な方法で財源を確保すべきであり、市民負担の上に成り立つ森林環境譲与税に基づく基金の創設には反対をするものであります。  以上、討論を終わります。 ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  19番 辻川公子議員。 ○19番(辻川公子君)  私は、議案第18号、御殿場市森林環境譲与税基金条例制定について賛成し、討論を行います。  まず、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律は、昨年3月29日に公布され、既に平成31年4月1日から施行されました。この制度は、パリ協定の枠組みのもと、我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や、災害防止を図るため、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から創設されたものと認識しております。  私は賛成の立場から、以下、その理由を述べます。  市町村においては、法に基づき定められた使途である森林整備と、その促進に係る事業を展開すること、合わせてどのような事業を幾らで実施したかなど、使途に関する事項について公表することが義務づけられています。  さらに、森林環境税は、使途が定められているものの、目的税ではないことから、市に譲与された時点で一般財源化されることで、公表の時点でその他の一般財源との明確な区分の説明が困難となる可能性が生じると伺っております。  したがって、譲与税を適正に管理をするとともに、譲与税を活用した事業を明確にし、公表するには、専用の基金を設置することは必須であると考え、御殿場市森林環境譲与税基金条例制定につきましては、適切な判断であると評価をします。  今後とも公金の適正な管理に努めていただきますことを要望し、私の賛成討論といたします。 ○議長(神野義孝君)  ほかに討論ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第18号「御殿場市森林環境譲与税基金条例制定について」を採決いたします。  本案に賛成の皆さんの起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(神野義孝君)  起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第9 議案第19号「御殿場市土地開発基金条例を廃止する条例制定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(梶 守男君)  それでは、ただいま議題となりました議案第19号につきまして、内容の説明をさせていただきます。  資料1、議案書の3ページと、資料2、議案資料の3ページをごらんください。  本条例は、公共用地の先行取得を目的として、昭和45年に制定し、運用を図ってきた御殿場市土地開発基金を廃止するものでございます。  土地開発基金の運用状況ですが、平成25年度に市道整備のための代替地を取得したことを最後に、本基金を用いての用地取得の実績はなく、加えて平成30年度に過年度の用地取得に係る事業費について、基金への償還が完了し、議案資料3ページに記載されているとおり、現在は現金のみ7,200万円余の残高を有するという状況になっております。  近年、公共用地の取得を伴う事業につきましては、3カ年実施計画に基づき予算計上した公有財産購入費による取得及び御殿場市・小山町土地開発公社に用地の代行取得を含め、事業委託を行い、市が用地を買い戻す手法の二本立てで行っております。  また、土地開発公社では、予定外の用地取得に対応するため、公有用地取得事業として別途予算を計上しております。  今後につきましても、用地取得を伴う事業につきましては、3か年実施計画や適切な予算計上のもと、土地開発公社も活用しながら、計画性を持って実施してまいりたいと考えております。  つきましては、土地開発基金の果たしてきた役割は終えたものと判断し、附則にございますように、本年度末をもって条例を廃止するものです。  なお、基金残高につきましては、条例廃止に合わせて、その全額を一般会計に繰り入れる予定でございます。
     以上、内容説明とさせていただきます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  1点だけ確認で伺いたいと思います。  土地開発基金による土地取得、それから、土地開発公社による土地取得、この両者における違いというものはどういった形のものがあるのかお伺いをいたします。 ○議長(神野義孝君)  管財課長。 ○管財課長(新村浩一君)  ただいまの御質問にお答えいたします。  土地開発基金による土地の取得につきましては、これまで道路用地とその代替地をはじめとしまして、既に市営住宅、公園、中学校、保育園等に利用されている借地部分の地権者や、それら施設の隣接地の地権者からの要望等により取得してきたところでございます。  土地開発基金による場合は、公有財産購入費として予算化されているのと同様に、相手方の了解が得られれば、すぐに契約し、登記完了後、土地代金を支払うことができます。  他方、土地開発公社による土地の取得につきましては、3か年実施計画に基づきまして、市道0115号線道路用地、板妻南工業団地用地、秩父宮記念公園用地、印野地区宅地創出事業用地等の取得を行ってまいりました。土地開発公社による場合は、契約しても土地代金は銀行から借り入れをしなければなりませんので、その都度、借入金利の入札等を行い、低金利での用地取得資金の調達に努めております。また、その事業が国土交通省等の補助事業に採択される場合には、市が土地開発公社から用地を買い戻すとき、補助金がもらえます。  さらに、土地開発公社の決定機関でございます理事会は、市議会議員、町会議員、市町の当局で構成されておりまして、これら構成員により用地取得の廃止が審議されており、より透明性が高い機関でございます。  本案は、土地の先行取得について2つの制度があるため、土地開発基金を可否いたしまして、より透明性の高い土地開発公社に一本化するためのものでございます。  以上、答弁といたします。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(神野義孝君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第19号「御殿場市土地開発基金条例を廃止する条例制定について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第10 議案第20号「御殿場市手数料条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  都市建設部長。 ○都市建設部長(橘髙健二君)  ただいま議題となりました議案第20号について、内容の説明を申し上げます。  資料1、議案書4ページから6ページをお願いいたします。  こちらは御殿場市手数料条例の一部を改正する条例の改正条文でございます。  続きまして、改正に至る概要について説明いたしますので、資料2、議案資料4ページをお願いします。  本案は建築基準法の一部改正に伴う許認可事務の追加及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律、及び同省令の一部改正に伴う手数料算定方法等の変更により所要の改正を行うため、御殿場市手数料条例の一部改正を行うものでございます。  それでは、具体的な説明を申し上げます。  資料2、議案資料の7、8ページの新旧対照表をお願いいたします。  まず、建築基準法の改正に伴う改正内容ですが、従来から既存の不適格建築物を増築等する際に、全体計画の認定を受けることにより、2以上の工事に分けて段階的に現行法へ適合させていく緩和規定があり、そのための認定の申請手数料の規定がございましたが、今回、用途の変更を伴う工事を行う場合も同様に、全体計画の認定を受けることにより、本来であれば適用を受ける制限を緩和できる規定が追加されたため、別表の1行目から4行目まで、それぞれ記載のとおり認定の手数料を追加するものでございます。  次に、別表の5行目の一番下の許可の手数料についてですが、従来から仮設建築物を新築する場合に、許可を受けることにより制限が緩和される規定がございましたが、これに既存の建築物を一時的に他の用途に転用して使用する場合にも拡大され、記載のとおり手数料を追加するものでございます。  なお、今回の法改正は、既存建築ストックの利活用を促進することが背景となっております。  また、手数料の金額は、県内の各特定行政庁と整合を図り、従来から既に規定されている認定手数料及び許可手数料と同額としております。  次のページをお願いします。  こちらは建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正に伴う改正になります。  同法関係省令の改正に伴い、追加された簡易な評価方法の条項などを手数料条例に追記等するもので、別表の右側の欄の下線部分が改正になるものでございます。  次のページをお願いします。  備考の4及び備考の5の改正内容につきまして、説明をさせていただきます。  ページを戻っていただいて、議案資料の5ページのイメージ図をお願いいたします。  こちらは備考の4の手数料についての取り扱いになりますが、従来の手数料の考え方は、上段のような単体の建築物の認定のみでしたが、今回の改正により、敷地内に複数棟ある場合、棟ごとに手数料を算定し、それらを合算した金額が手数料となります。  次に、議案資料の6ページのイメージ図をお願いいたします。  こちらは備考5の手数料についての取り扱いとなりますが、建築物の認定の変更する場合は、今回の改正により敷地内に複数棟ある場合、棟ごとに変更の有無に応じて手数料を算定し、それらを合算した金額が手数料となります。  なお、手数料の金額自体の変更はございません。  続きまして、議案資料の12ページをお願いします。  備考の6、附則といたしまして、条例の施行日は令和2年4月1日とするものでございます。  以上で説明を終わります。  御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。
     これにて討論を終結いたします。  これより、議案第20号「御殿場市手数料条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第11 議案第21号「御殿場市救急医療センター条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(芹沢節已君)  ただいま議題となりました議案第21号につきまして、内容の御説明をいたします。  資料1、議案書の7ページをお願いいたします。  本案は、御殿場市救急医療センター条例に基づき徴収をしている使用料及び手数料について、現状に即した適正な金額を患者に負担してもらえるよう、所要の改正を行うものです。  具体的な改正の内容につきましては、議案資料で説明をさせていただきますので、資料2、議案資料の14ページをお願いいたします。  2の改正内容ですが、御殿場市救急医療センター条例第3条に、使用料及び手数料を規定しておりますが、ここに新たに2項目を設けます。  1つ目は、レントゲン画像のコピー代について、これまで無償で交付していたものを資材費用がかかることや、事務作業に時間を要することから、市内の医療機関の金額を参考に、1回当たり1,000円を徴収できるように改正をするものです。  2つ目は、保険適用外の医療資材の使用料について、既に実費相当額を徴収しておりますが、現在規定している投薬容器や軟こう容器以外にも保険適用外の医療資材が多数あることから、薬の容器代も含め、保険適用外全ての医療資材を対象に、実費を基準として、より明確に徴収できるように改正をするものです。  次のページをお願いいたします。  こちらは、改正条例の新旧対照表になります。3条関係の別表中に、新たな手数料としてレントゲンフィルムコピー代、または放射線画像データ電磁的記録媒体コピー代の項目を追加し、1回当たりの手数料を1,000円に規定いたします。  次に、別表中の容器代の項目を右ページの「上記以外で診療等に要する経費」に改め、使用料の料金を「実費を基準として市長が定める額」に改めるものでございます。  附則でございますが、この条例は令和2年4月1日から施行するものでございます。  以上で内容の説明を終わります。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  1点、お伺いいたします。  今回の条例の改正によりまして、実績に照らしてどの程度の収入増が見込まれるのか、お伺いいたします。 ○議長(神野義孝君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(勝又啓友君)  お答えいたします。  今回の条例改正により、レントゲン画像のコピーに係る手数料について、過去の実績に照らしますと、年間で3万円程度の収入増が見込まれます。また、保険適用外の医療資材の使用料につきましては、私的医療サービスの提供となるため、既に条例に規定されていない医療資材も実費相当額で徴収しておりますが、年間で36万円程度の収入実績がございます。  以上でございます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(神野義孝君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第21号「御殿場市救急医療センター条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第12 議案第22号「御殿場市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  市民部長。 ○市民部長(志水政満君)  それでは、ただいま議題となりました議案第22号につきまして、内容の説明をいたします。  資料1、議案書の8ページをお願いいたします。  このページは改正条文でございます。  今回の改正案は、賦課方式の統一に向け、固定資産を有する方々の負担軽減を行うもので、他の納税者の税率の引き上げを行わずに資産割を廃止することが、本市独自の方法でございます。  また、地方税法施行令の一部改正により、賦課限度額が引き上げられたことに伴い、合わせて改正を行うものであります。  それでは、条例の現行と改定案の比較表で説明いたしますので、資料2、議案資料の18ページをお願いいたします。  この表は、国保事業に要する費用を基礎課税額、後期高齢者支援金及び介護納付金の3つに区分し、さらに国保税額の算出の基礎となる所得割、資産割、均等割及び平等割の4つの方式に区分したものでございます。  また、今回の税率改定に合わせた一部賦課限度額の改正内容を記載しております。  では、最初に、基礎課税額について説明をいたします。  表中の所得割、均等割、平等割につきましては、現行と改定案に変更はございませんが、資産割につきましては、税率と現行の22%からゼロ%とするものであります。  次に、後期高齢者支援金につきましても、同様に所得割、均等割、平等割につきましては、現行と改定案に変更はございませんが、資産割につきましては、税率を現行の4%からゼロ%とし、廃止をするものであります。  次に、介護納付金につきましては、資産割の課税をしておりませんので、全ての項目において現行と変更はありません。  続きまして、賦課限度額の変更について説明をいたします。  賦課限度額は、医療給付分、後期高齢者支援金分、介護納付金分のそれぞれで定められております。このうち医療給付費分の引き上げに関し、地方税法施行令等の一部を改正する等の政令により、58万円から61万円に引き上げを行うものであります。  次に、19、20ページの新旧対照表をお開きください。  初めに、第2条関係でありますが、課税額について定めているもので、第2項は基礎課税額の定めの「及び資産割額」を削り、賦課限度額を58万円から61万円に引き上げるものであります。  3項も同様に、後期高齢者支援金等課税額の定めの「及び資産割額」を削るものであります。  第4条及び第7条につきましては、各課税額における資産割額の定めであり、いずれも資産割額の廃止に伴い、それぞれ削除するとともに、第5条を第4条とし、第5条の2を第5条に、第7条の2を第7条とし、第7条の3を第7条の2とするものでございます。  第23条関係でありますが、減額について定めているもので、減額して得た額の最高限度額は賦課限度額となりますので、基礎課税額の賦課限度額を58万円から61万円にするものであります。  次に、22ページをお願いします。  附則ですが、第1項の施行期日は、令和2年4月1日から施行するものであり、第2項の適用区分、改正後の御殿場市国民健康保険税条例の規定は、令和2年度以降の年度分の国民健康保険税について適用し、平成31年度分までの国民健康保険税については、従前の例によるものでございます。  以上で内容の説明を終わります。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)
     質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の総務委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(神野義孝君)  日程第13 議案第23号「御殿場市温泉使用条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  産業スポーツ部長。 ○産業スポーツ部長(田代明人君)  ただいま議題となりました議案第23号について、御説明申し上げます。  資料1、議案書の9ページをお願いいたします。  本案は、令和2年度から御殿場市御胎内温泉健康センターを市の施設として管理運営していくに当たり、関連する条例に所要の改正を行うものでございます。  改正内容を新旧対照表で御説明をいたしますので、資料2、議案資料の23ページ、24ページをお願いいたします。  御殿場市温泉使用条例は、市の温泉の供給条件や分湯料金等について規定おりまして、その中の供給の種別について規定している第3条に、新たに第2号として、「御殿場市御胎内温泉健康センターで使用するもの」を加えるものであります。  なお、附則において、この条例の施行日を令和2年4月1日としております。  以上で内容の説明を終わります。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第23号「御殿場市温泉使用条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  この際、10分間休憩いたします。                              午後1時59分 ○議長(神野義孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                              午後2時09分 ○議長(神野義孝君)  日程第14 議案第24号「御殿場市御胎内温泉健康センターの指定管理者の指定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  産業スポーツ部長。 ○産業スポーツ部長(田代明人君)  ただいま議題となりました議案第24号につきまして御説明申し上げます。  資料1、議案書の10ページをお願いいたします。  本案は、昨年の12月議会で条例を制定した御殿場市御胎内温泉健康センターの指定管理者について、御殿場市指定管理者選定審査会の審査の結果を受け、指定管理者の候補者を一般社団法人印野郷土振興協会に決定したことから、条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  指定管理期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間としております。  それでは、内容について御説明をいたしますので、資料2、議案資料の25ページをお願いいたします。  1の候補者選定の経過及び結果ですが、御殿場市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第2条第2号に規定する公の施設に併設する施設の運営法人等を指定することにより、一体的な施設の活用が図られる場合に該当することから、非公募による選定を実施をいたしました。  申請受付期間は、令和元年12月3日から12月10日までとし、1月21日に開催された御殿場市指定管理者選定審査会での審査を経て、一般社団法人印野郷土振興協会を指定管理者の候補者として決定しております。  2は、法人の概要です。  (5)の事業実績ですが、法人は、富士山樹空の森、たくみの郷、丸尾パークの現指定管理者であり、御胎内温泉健康センターと御胎内清宏園の管理運営業務も行っております。  次のページをお願いいたします。  3の非公募理由ですが、法人は富士山樹空の森など、隣接する施設の指定管理者であるとともに、御胎内温泉健康センター、御胎内清宏園を含めた5施設を御殿場リゾート富士の郷として、一体的な事業展開を行っています。  また、隣接する施設の管理運営者を指定管理者とすることで、効率的・効果的な広報活動や魅力発信、またさらなる集客や経費の削減等につながるなどといった各種のメリットが期待できます。  このほかにも御胎内温泉健康センターは、法人が建設し、平成9年6月の開館以降現在に至るまで、法人が管理運営している施設であり、施設の管理運営方法を熟知していること、また、地域の力を活用した観光の進展、地域振興が期待できることなども非公募とした理由でございます。  4の指定管理及び運営に係る提案要旨ですが、(1)管理運営の基本方針では、公共施設としての役割を担いながら、近隣施設と連携するなどして、来館者を増やし、交流人口の拡大につなげる。また、効率的な管理運営に努め、地域ぐるみの温かいおもてなしにより、質の高いサービスを提供するとしています。  次のページをお願いいたします。  (2)から(8)まで、それぞれ提案がされている中で、(7)では、衛生的な浴槽や清潔な館内を保ち、利用者が安全・安心で快適に利用できるよう、法令等に基づいた環境衛生業務、施設、設備の保守点検を行うものとしております。  (9)の事業計画では、さまざまな自主事業を展開するとともに、施設の魅力を積極的に発信すること、次のページの(10)収支計画では、適正な収支計画のもと、経営資源の有効活用に努めるものとしております。  指定管理者によるこれらの提案の着実な実施と指定管理者の連携などにより、御殿場市御胎内温泉健康センターの設置目的である地域観光の進展、地域の振興、市民の健康増進、及び福祉の向上を効果的かつ効率的に推進をしてまいります。  以上で内容の説明を終わります。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  18番 高木理文議員。 ○18番(高木理文君)  3点、お伺いいたします。  まず、1点目ですが、資料2の27ページ、こちらの人員配置計画では、総勢13名体制とありますけれども、これは常駐者の体制なのか。また、近隣施設との連携の中で、この人員も含めてのサポート体制を組もうとされているのかお伺いいたします。  合わせて雇用条件、この雇用条件につきましては、市の職員の状況と比較していかがな状況なのかお伺いをします。  2点目です。同じ資料2の27ページですけれども、環境負荷低減のための使用するエネルギー等の最適化という記述がありますが、この中身についてお伺いをいたします。  最後、3点目ですけれども、今回、この市営の温泉となったことによる新たな市のかかわり、これはどのような点が上げられるのかお伺いします。  また、今回の指定管理者の指定に当たりまして、従来の運営と比較して、セールスポイント、これは何を評価されたのかお伺いをいたします。  以上です。 ○議長(神野義孝君)  観光交流課長。 ○観光交流課長(前田裕三君)  ただいまの質問に順次お答えいたします。  1点目の人員体制、雇用条件等ですが、人員配置は総勢13名が交代勤務により、フロント業務や管理業務などを行うものとなっております。  法人が持っている管理運営の知識、経験に基づき、利用者の多い時期や時間帯は職員を多く配置するなど、利用者の多寡によって適正な人員を配置いたします。  また、近隣施設との連携体制は、総勢13名に法人事務局職員も加わった中で、サポート体制を組むこととなります。  現在の雇用条件は、労働基準法等の労働関係法令に準拠しつつ、給与、各種手当、勤務時間、年次有給休暇等は市の条例等をおおむね準用しており、今後も変更はございません。したがいまして、職員の雇用条件は、市職員と比較して大きく変わるものではないものと認識しております。  次に、2点目の環境負荷低減のための主要エネルギーの最適化ですが、これは施設利用者の安全・安心・快適性の維持向上と、電気、ガス、水道、灯油などの省エネルギー化を両立させるというものです。エネルギー使用量の削減に努めつつ、施設利用環境との最適化を図り、合わせて廃棄物の減量、リサイクル化を進めることが環境負荷の低減につながるものと考えております。  3点目の新たな市のかかわりとしましては、御胎内温泉健康センターの管理運営に対する直接的な支援が可能となることが上げられます。指定管理者と協働し、適正な事業計画、収支計画のもと、御殿場リゾート富士の郷の一体的活用や、市のパンフレット、ホームページ等による積極的かつ効果的なPR活動等を行ってまいります。  従来の運営と比較した評価ポイントにつきましては、効率的な人員配置等による人的コストの抑制や、近隣施設と連携した外注費削減などの支出額の圧縮方針、また、御殿場リゾート富士の郷として一体的な事業展開を図るため、セット券、割引券の販売や、お客様感謝デーなどの自主事業の実施、本市の特産品や地場産品の販売などの点を評価したところでございます。これらの提案が、収入支出の改善、さらなる集客につながるものと期待をしております。  以上、お答えとさせていただきます。
     (「終わります。」と高木理文君) ○議長(神野義孝君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第24号「御殿場市御胎内温泉健康センターの指定管理者の指定について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第15 議案第25号「市道路線の認定について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  都市建設部長。 ○都市建設部長(橘髙健二君)  それでは、ただいま議題となりました議案第25号につきまして、内容を御説明いたします。  資料1、議案書の11ページをお開きください。  お願いする案件は、路線認定2路線でございます。  続きまして、議案資料2の29、30ページをごらんください。  市道4589号線は、神場区公民館南西側に位置します宅地分譲地内の道路で、都市計画法第32条協議に基づき、新設した道路を認定するものでございます。  続きまして、市道5353号線は、玉穂地区西広場の西側に位置します宅地分譲地内の道路で、都市計画法第32条協議に基づき新設した道路を認定するものでございます。  なお、それぞれの道路の起終点、延長、幅員につきましては、地図の下段に記載してございます。  以上で、内容の説明を終わらせていただきます。  御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第25号「市道路線の認定について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第16 同意第3号「御殿場市外1組合公平委員会委員の選任について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(梶 守男君)  ただいま議題となりました同意第3号、御殿場市外1組合公平委員会委員の選任につきまして御説明申し上げます。  資料1、議案書の12ページをお願いいたします。  御殿場市外1組合の公平委員会につきましては、地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき、3名の委員で構成されておりまして、任期は4年となっております。このうち横山澄夫委員の任期が3月31日をもって満了となります。つきましては、人格が高潔で人事行政に関し識見を有する横山澄夫氏を引き続き御殿場市外1組合公平委員会委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。  なお、横山氏の経歴につきましては、資料2、議案資料の31ページに掲載をしてございますので、合わせてごらんいただきたいと思います。  以上で内容の説明を終わります。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし)
    ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、同意第3号「御殿場市外1組合公平委員会委員の選任について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり同意されました。 ○議長(神野義孝君)  日程第17 同意第4号「御殿場市固定資産評価審査委員会委員の選任について」を議題といたします。  当局から内容説明を求めます。  総務部長。 ○総務部長(梶 守男君)  ただいま議題となりました同意第4号、御殿場市固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして御説明いたします。  資料1、議案書の13ページをお願いいたします。  本市の固定資産評価審査委員会は、地方税法第423条及び御殿場市税賦課条例第78条の規定に基づき3名の委員で構成され、任期は3年となっております。  そのうちの富田雄一委員につきまして、来る4月29日をもちまして任期満了となります。つきましては、人格が高潔で社会的信望が厚く固定資産に関しすぐれた識見を有する富田雄一氏を引き続き御殿場市固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。  なお、富田氏の経歴につきましては、資料2、議案資料の32ページに掲載をしてございますので、合わせてごらんいただきたいと思います。  以上で内容の説明とさせていただきます。  御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(神野義孝君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(神野義孝君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、同意第4号「御殿場市固定資産評価審査委員会委員の選任について」を採決いたします。  本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(神野義孝君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり同意されました。 ○議長(神野義孝君)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 ○議長(神野義孝君)  この際、本席より定例会再開のお知らせをいたします。  明日2月21日午前10時から3月定例会を再開いたしますので、定刻までに議場に御参集願います。 ○議長(神野義孝君)  本日はこれにて散会いたします。                           午後2時28分 散会...