御殿場市議会 2017-03-10
平成29年 3月定例会(第8号 3月10日)
ついて
日程第 11 議案第 14号 平成29年度御殿場市
上水道事業会計予算について
日程第 12 議案第 15号 平成29年度御殿場市
工業用水道事業会計予算につい
て
〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
〇出席議員(21名)
1番 杉 山 護 君 2番 芹 沢 修 治 君
3番 土 屋 光 行 君 4番 髙 橋 靖 銘 君
5番 長 田 文 明 君 6番 高 木 理 文 君
7番 本 多 丞 次 君 8番 杉 山 章 夫 君
9番 勝 亦 功 君 10番 神 野 義 孝 君
11番 田 代 耕 一 君 12番 大 窪 民 主 君
13番 勝間田 幹 也 君 14番 菅 沼 芳 德 君
15番 平 松 忠 司 君 16番 黒 澤 佳壽子 君
17番 辻 川 公 子 君 18番 小 林 恵美子 君
19番 勝間田 博 文 君 20番 髙 橋 利 典 君
21番 稲 葉 元 也 君
〇欠席議員
な し
〇説明のため出席した者
市長 若 林 洋 平 君
副市長 瀧 口 達 也 君
副市長 勝 又 正 美 君
教育長 勝 又 將 雄 君
企画部長 志 水 政 満 君
総務部長 近 藤 雅 信 君
市民部長 杉 山 清 君
健康福祉部長 村 松 亮 子 君
環境水道部長 勝間田 安 彦 君
産業部長 田 代 吉 久 君
都市建設部長 小 林 龍 也 君
危機管理監 田 代 一 樹 君
会計管理者 勝 又 一 己 君
教育部長 杉 本 哲 哉 君
消防長 田 代 佳 丸 君
総務課長 齋 藤 明 生 君
秘書課長 芹 沢 徹 君
企画部次長兼企画課長 勝 俣 昇 君
企画部次長兼行政課長 宇田川 寿 夫 君
総務課課長補佐 梶 茂 樹 君
財政課長 小 林 和 樹 君
財政課課長補佐 勝 又 欣 也 君
国保年金課長 南 美 幸 君
国保年金課課長補佐 佐 藤 昌 幸 君
国保年金課課長補佐 根 上 宏 樹 君
国保年金課副参事 勝 又 美津子 君
健康福祉部次長兼
子ども育成課長 長 内 進 君
健康福祉部次長兼介護福祉課長 勝 亦 敏 文 君
介護福祉課副参事 木 島 香 苗 君
介護福祉課副参事 髙 村 千 賀 君
救急医療課長 芹 澤 勝 徳 君
下水道課長 杉 山 和 彦 君
下水道課副参事 岩 田 儀 康 君
下水道課副参事 吉 川 英 治 君
水道業務課長 長 田 和 昭 君
水道業務課副参事 西 山 美 香 君
環境水道部次長兼水道工務課長 遠 藤 義 秀 君
水道工務課参事 一 宮 浩 君
水道工務課副参事 芹 澤 幸 一 君
商工観光課富士山・観光室長 伊 藤 孝 博 君
新東名課長 鈴 木 信 義 君
都市整備課長 沓 間 信 幸 君
建築住宅課長 岩 田 秀 也 君
道路河川課長 橘 高 健 二 君
管理維持課長 勝 又 高 明 君
危機管理課長 長 田 利 一 君
教育総務課長 鈴 木 秋 広 君
教育総務課課長補佐 前 田 裕 三 君
教育監兼学校教育課長 鳥 越 雅 幸 君
学校教育課副参事 府 川 健 作 君
社会教育課長 青 山 公 彦 君
社会教育課課長補佐 勝 又 文 弘 君
〇議会事務局職員
事務局長 田 原 陽之介
議事課長 勝 又 雅 樹
副参事 佐 藤 歌 愛
主任 藤 曲 幸 子
主事 荒 井 祥 太
主事 滝 口 拓 樹
○議長(勝間田博文君)
出席議員が法定数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
○議長(勝間田博文君)
ただいまから、平成29年御殿場市議会3月定例会を再開いたします。
○議長(勝間田博文君)
直ちに本日の会議を開きます。
午前10時00分 開議
○議長(勝間田博文君)
本日の会議は、お手元に配付してあります日程により運営いたしますので、御了承願います。
○議長(勝間田博文君)
日程第1 議案第4号「平成29年度御殿場市一般会計予算について」を議題といたします。
昨日の本会議に引き続き、質疑を継続いたします。
昨日の質疑は、歳出7款商工費の質疑まで済んでおりますので、8款土木費から質疑に入ります。
質疑ありませんか。
2番 芹沢修治議員。
○2番(芹沢修治君)
それでは、幾つか質問させていただきます。
228ページ、8款2項3目
生活道路整備事業、地元要望が多い中、昨年度より6路線、2,900万円減となっておりますけれども、その理由と、次年度以降の見通しについて伺います。
また、説明欄2の
市道整備助成交付金ですが、件数等の実施状況について伺います。
230ページ、8款2項6目
交通安全施設整備費の説明欄2の
①道路反射鏡修繕ですが、危険箇所の把握、現在の状況について伺います。
また、説明欄2の
道路区画線補修委託は、どの程度の距離を修繕するのか伺います。
242ページ、8款4項7目緑化推進費、説明欄2の
⑤全国椿サミット御殿場大会事業は、どこを会場とし、どのような準備をするのか伺います。
以上、よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
道路河川課長。
○道路河川課長(橘高健二君)
おはようございます。それでは、私からは1点目の質問、生活道路整備の減額の理由及び次年度以降の見通しについて、順次お答えいたします。
生活道路整備の進捗につきましては、平成17年度から平成27年度末までの実績といたしまして、323路線、4万2,307mの整備が完了し、進捗率は約63%になっております。また、高根地区、印野地区につきましては、要望箇所に対しほぼ完了し、着々と成果を上げております。
8款土木費におきましては、平成32年度に開通予定の新東名高速道路及び国道138
号御殿場バイパスなどの広域道路整備に加え、
東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されており、
インターチェンジ周辺道路である
団地間連絡道路、
新東名アクセス道路等の整備を確実に進めなければならないため、予算の重点配分を幹線道路整備に移行したため、減額となったものでございます。
続きまして、次年度以降の見通しにつきましては、限られた予算の中で、市民の生活環境の向上が期待できる通学路や、住宅地、公共施設及び
社会福祉類似施設の周辺を特に優先路線と捉え、各地区の地域住民の意見を伺いながら順次整備を進めてまいりたいと考えております。
また、平成32年度には
インター周辺道路整備が一段落するので、予算の復活を視野に入れてまいりたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
都市整備課長。
○都市整備課長(沓間信幸君)
それでは、私のほうから3点目の
全国椿サミット御殿場大会事業の会場と今後の準備についてお答えさせていただきます。
まず、大会の開催場所でございますが、今年度、庁内関係11課で検討委員会を組織し、開催日や拠点場所、準備委員会の組織化に向けた検討を進めてまいりました。大会は1日目が全国椿会員等が一堂に会するセレモニーがあります。2日目は、現場視察が主な内容でございます。
大会1日目のセレモニー会場といたしましては、御殿場駅、そして三島駅方面からのアクセスがよく、施設も充実した時之栖を第一候補としております。また、2日目に行う現場視察の場所につきましては、東山・二の岡地区を中心として太郎冠者のある東山旧岸邸、
秩父宮記念公園、
YMCA東山荘など、当市を代表する観光施設を第一候補とすることで、庁内合意が得られているところでございます。
なお、時之栖、
YMCA東山荘、いずれの民間施設につきましても、協力をいただける方向で進んでいるところでございます。
今後の準備といたしましては、まず、
秩父宮記念公園内にある椿園の充実を図るための再整備を行っておるところでございます。
また、東山・二の岡地区につきましては、現在、地域住民が一体となって、主な道路沿いに椿を植栽していく緑化活動を実施しております。特に
YMCA東山荘につきましては、自主事業として敷地内に椿を植栽するなど、地域の活性化に協力をいただいているところでございまして、この活動を継続してまいりたいと考えております。
また、具体的な内容につきましては、準備委員会及び大会を企画調整する作業部会を組織いたしまして、御殿場の椿と富士山をキーワードに、御殿場の魅力が全国に幅広く周知できるよう、大会素案を煮詰めるとともに、合わせて市民への大会開催の周知と、来年開催の長崎県新上五島町大会に参加し、御殿場の大会を広くPRしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(勝間田博文君)
管理維持課長。
○管理維持課長(勝又高明君)
私からは2点目の質問以降に答えさせていただきたいと思います。
私道整備助成交付金事業は、平成12年4月から施行し、延べ12件の助成を行いました。今年度につきましては、問い合わせが2件ございましたが、申請はございませんでした。今後、
私道整備助成交付金事業をさらに周知するために、広報を進めていく予定です。
続きまして、道路反射鏡についてお答えします。
現在、市内に道路反射鏡が約1,700基設置されております。今年度は38か所の新規設置要望があり、24か所設置いたしました。要望につきましては、職員が現地を確認し、危険と判断した場合に設置しております。
また、危険箇所の把握につきましては、市職員によるパトロールや各区からの要望、各小学校における通学路の合同点検等により把握に努めております。
次に、
道路区画線補修事業ですが、道路区画線の年間補修距離についてお答えします。
例年約10㎞の補修を行っており、平成28年度におきましても、同様の補修を行う予定です。区画線の補修につきましては、歩道のない路線で小学校の周辺を優先的に実施しております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
2番 芹沢修治議員。
○2番(芹沢修治君)
先ほどの生活道路の進捗率63%という意味なんですけれども、各区の要望が毎年あり、整備要望があると思うんですけれども、63%というのは実質率というんですか、それでよろしいんですか。
○議長(勝間田博文君)
道路河川課長。
○道路河川課長(橘高健二君)
それでは、ただいまの再質問についてお答えいたします。
平成17年度以降に各地区から要望があったものが約530路線ございます。それに対して63%が平成27年度で終わっております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と芹沢修治君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
10番 神野義孝議員。
○10番(神野義孝君)
1点、御質問いたします。
242ページ、8款4項7目緑化推進費、説明欄2の
③全国椿サミット御殿場大会事業について、先ほど準備について御答弁があったんですが、さらに御殿場大会の時期及び今年度の事業内容の詳細についてお伺いいたします。よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
都市整備課長。
○都市整備課長(沓間信幸君)
それでは、椿サミットの開催時期と内容についてお答えさせていただきます。
まず、時期につきましては、2019年、平成31年4月6日、7日、土曜日、日曜日を予定しております。これにつきましては、
庁内検討委員会の中で検討させていただいた結果、庁内で合意されているものでございます。
また、この来年度予算の内容でございますが、これにつきましては、主には準備委員会を組織する関係で、準備委員会のほうに交付金として予算化したものでございます。内容といたしましては、大会の開催を市民にPRするために、苗木等の配布をする苗木の購入費、またポスターやのぼり旗、横断幕、はっぴ等の作製に要する費用で、来年開催する長崎県新上五島町大会に参加する費用の一部でございます。
以上でございます。
(「終わります。」と神野義孝君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
それでは、4点ほど伺わせてもらいます。
まず、1点目ですけれども、240ページ、8款4項4目
市街化調整区域既存集落内宅地創出事業についてです。3,536万円余ということですけれども、この事業の内容と見通しについて伺います。
また、定住人口維持の効果、これにつきましてはいつごろ検証ができるのかお伺いいたします。
それと、2点目ですが、242ページ、8款4項6目玉穂地区市民の
森クロスカントリーコース、1,125万円余ですけれども、この事業につきましては、玉穂地区民にとってどのような位置づけの事業になるのかお伺いします。
また、この施設の利活用の方向性についても合わせてお伺いいたします。
それから、3点目ですが、244ページ、8款4項8目の
スマートインター整備事業4億7,150万円となっておりまして、結構額も大きいわけですけれども、
スマートインターの整備に当たって、地元自治体が負担する事業費というものが一体どのような内訳になっておられるのかお伺いします。
また、その額というものは何によって定められておられるのかお伺いします。
それから、最後、もう1点ですけれども、246ページ、8款5項2目の
建築物等地震対策事業についてです。前年度予算額よりも5,463万円、30.6%にまで事業費が減っておりますけれども、この背景についてお伺いいたします。
また、この事業の今後の見通しについても合わせてお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
都市整備課長。
○都市整備課長(沓間信幸君)
それでは、大きく4つ、質問いただきましたので、私のほうから1つ目と2つ目のほうをお答えさせていただきます。
初めに、
市街化調整区域既存集落内宅地創出事業の関係でございますが、初めに事業の内容と見通しについてでございますが、
市街化調整区域既存集落内宅地創出事業につきましては、
市街化調整区域内の既存集落における定住人口の維持の観点から、都市計画法第34条の2に基づきまして、市が事業主体となり、小規模に新たな住宅地、宅地の創出を図り、県外から子育て世代を呼び込むことで世代バランスのとれた
コミュニティ形成をすることを目的としているものでございます。
平成28年は印野地区の堀金において約3,000㎡以下、8区画の造成工事を実施中でございまして、今年度末、完成を予定しているものでございます。販売につきましては、別事業として全面の道路改良工事、並びに
水道管敷設工事が完了することしの12月をもって、平成30年1月ごろから販売を予定しているものでございます。この地区の堀金で実施しております住宅地の名称は「星空の郷~御殿場高原・堀金」として、県の豊かな
暮らし空間創出住宅地に平成28年11月に認定されました。このため、県と連携し、まずは県外からの移住定住者、そして子育て世代を優先的に呼び込めるように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
県も非常に協力的であり、県・東京事務所とも連携し、県外に積極的なPRを行っていき、早期に販売完了となるよう努力してまいりたいと考えております。
今後の実施予定としましては、高根・玉穂地区におきましても、最初は豊かな
暮らし空間創生住宅地事業として、同様の住宅地整備をしていきたいと考えており、認定要件といたしましては、最低6区画となりますので、3,000㎡前後の候補地の選定について地区にお願いしているところでございます。
次に、定住人口維持の効果と検証についてでございますが、印野地区におきましては、8区画の販売が完了した後に検証できるものと考えております。また、高根や玉穂地区につきましても、同様に販売が完了した後に検証を行ってまいりたいと考えます。さらに、この3地区が一通り販売が完了した段階で、
市街化調整区域内における定住人口の維持について検証してまいりたいと考えております。
続きまして、玉穂地区市民の
森クロスカントリーコースの関係の質問でございますが、この事業は平成13年に策定した市民の森づくり構想を継承し、雄大な富士山の眺望など恵まれた自然環境を保全し、玉穂地区の健康と体力づくり、憩いの場、スポーツや
レクリエーション活動の場などの空間として整備することで、当地区の新たな魅力を創出し、活性化に寄与することを目的としたものでございます。
全体計画といたしましては、玉穂地区市民の森ゾーンと
スポーツ交流体験ゾーンの2つのエリアに分けて整備を進めてまいりますが、今回は玉穂地区の
健康体力づくりの場、憩いの場などのための市民の森整備を優先するため、公園整備として整備を進めてまいりたいと考えております。
次に、この施設の利活用の方向性でございますが、地区民の利用は当然のことながら、地域資源である陸上競技場や体育館、そして周辺の温泉、宿泊施設等とも連携することで、スポーツ合宿や
クロスカントリー等の競技大会など、スポーツツーリズムによる交流促進が可能となります。さらには、民間企業や大学等と連携することで、スポーツだけではなく、野外イベントや
森づくりイベントなど、さまざまなイベントの開催が可能となるため、地域だけではなく、当市の観光交流拠点の場として広く活用を図ってまいることができると考えております。
以上でございます。
○議長(勝間田博文君)
新東名課長。
○新東名課長(鈴木信義君)
私からは、3点目の御質問、
スマートインターチェンジ整備事業につきましてお答えいたします。
スマートインターチェンジ整備事業につきましては、御殿場市が事業主体となり事業を進めておりますが、事業区域内の
高速道路エリア、これはETC開閉バーより東名高速道路側になりますが、こちらにつきましては中日本
高速道路株式会社の負担により施工を行います。
御殿場市が整備します市道区域におきましては、国土交通省所管の
社会資本整備総合交付金が適用されます。交付率は事業費に対しまして55%が交付され、残り45%について御殿場市の負担となります。財源内訳につきましては、市債及び市費を充当いたします。
なお、この交付金につきましては、平成29年度より国庫補助制度化される見込みであり、より安定した財源の確保ができると考えております。
以上、答弁といたします。
○議長(勝間田博文君)
建築住宅課長。
○建築住宅課長(岩田秀也君)
それでは、私のほうから4点目の質問、
建築物等地震対策事業のうち、前年度予算額よりも事業費が減っている背景について、この事業の見通しについての御質問に対してお答えいたします。
事業費が減になっている背景でございますが、前年度予算において
建築物等地震対策事業のうち地域防災計画で避難所として位置づけられている民間施設、
公益財団法人日本YMCA同盟国際青少年センター東山荘に対する助成、災害時
拠点施設耐震化助成事業が完了したことによる減額が主な要因でございます。
次に、この事業の見通しにつきましては、平成32年度まで国や県において継続する事業となりましたので、引き続き市民の生命、財産を守り、安全で安心なまちづくりを進めるため、積極的に地震対策事業を推進してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
13番
勝間田幹也議員。
○13番(勝間田幹也君)
土木費全般についてお聞きします。
8款全体で3億5,000万円を超える予算減となっていますが、道路や中心市街地の事業進捗への影響についてお伺いいたします。よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
都市建設部長。
○都市建設部長(小林龍也君)
それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。
8款につきましては、道路等の社会資本の整備や維持管理に要する費用が主なものでございまして、市民生活の向上や市の発展に寄与するものでございます。
減額の主な理由といたしましては、3点ございます。
まず、8款2項5目防衛施設関連道路整備事業費の東富士演習場周辺道路整備事業費におきまして、国の補助金であります防衛補助金の交付形態の変更によるものであり、平成28年度事業につきましては、単年度歳出の執行、補助金がほとんどでありました。しかし、29年度につきましては、国庫債務負担行為事業という2か年での執行補助金となったことによるものであります。これにより、一つの事業を2年にまたいで行うこととなるため、単年度の歳出が減となるものでございます。また、大型事業の橋梁工事がひとまず完了したことも一因であります。
2点目に、8款4項2目街路事業費におきまして、御殿場駅東側市道0115号線、新橋深沢線第2工区の建物移転等の完了に伴い、事業費が減となっております。
3点目に、8款4項4目中心市街地整備等事業費における板妻南工業団地第1期事業が完了し、2期工事につきましても今年度末に完了することによるものでございます。
以上のことから、各継続事業の大型事業等が完了したことによるものでございますので、事業の進捗には影響ないと考えております。29年度におきましても、土木行政各事業の進捗を推進し、早期完成による市民生活の向上を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
(「終わります。」と勝間田幹也君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
21番 稲葉元也議員。
○21番(稲葉元也君)
2つほどお聞きします。
238ページの中心市街地整備事業ですが、乙女口を利用する通勤・通学する方が大変多いわけですが、平成29年度の事業の予定についてお聞きします。
もう1点ですが、概要の18ページに都市計画税が載っておりますが、充当先について載っていますが、その中で公園整備事業、平成28年度2,070万円余、平成29年647万円とありますが、都市計画税を払っている中心市街地で公園が少ないという話はよく聞きます。この辺についてちょっとお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
都市整備課長。
○都市整備課長(沓間信幸君)
それでは、2点、質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。
まず、中心市街地の整備の関係でございますが、現在、箱根乙女口広場、また乙女口線を整備しているわけでございまして、現在用地買収率が契約済みで92%まで来ております。29年度並行して用地買収を進めていくわけでございますが、残りはJRの用地が主なものでございます。29年度の事業予定としましては、JR用地の残りの買収と合わせて、乙女口広場の整備工事並びにエレベーター、階段、トイレ等の工事を行います。また、乙女口線につきましては、電線共同溝の整備工事、信号機の移設工事を行うものでございます。
次に、公園関係のことの質問でございますが、市街地に公園が少ないという質問でございますが、市街地の公園整備につきましては、利用者のニーズに対応するため、現在、総合公園である
秩父宮記念公園の第2期整備を進めているところでございます。また、市街地の中には、宅地分譲、民間事業者による開発される区域につきまして、事業者の御理解をいただきながら、新たな公園の中に空間を創出していただくようお願いしているものでございまして、完成後には市の都市公園として位置づけをしているものでございますので、そのような形で進めさせていただくということでお答えとさせていただきます。
(「終わります。」と稲葉元也君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出8款の質疑を終結いたします。
次に、9款消防費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出9款の質疑を終結いたします。
次に、10款教育費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
14番 菅沼芳德議員。
○14番(菅沼芳德君)
それでは、私のほうから10款教育費の中で1項3目説明欄7、264ページ、教育指導費の魅力ある学校づくり調査研究事業ということで新規事業だと思いますけども、説明では、不登校児童生徒に対応するために取り組むというこの事業ですけども、これに関しまして3点ほどお伺いします。
まず、本市の不登校児童生徒の状況はいかがであるか、現状ですね。
それと、2つ目として、この事業はどのような内容の事業なのか、どういう効果を期待し、学校現場にどのようにフィードバックをしていくのか、2つ目ですね。
3つ目ですが、29年度以降、この事業展開をどのように考えておられるのか、以上、3点、お願いをいたします。よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
学校教育課長。
○学校教育課長(鳥越雅幸君)
ただいまの魅力ある学校づくり調査研究事業についてお答えいたします。
まず、1問目の当市の不登校児童生徒の状況についてですが、平成27年度におきまして、小学校で不登校率が0.53%、中学校で3.44%となっております。小学校、中学校ともに国の平均を上回っており、さらにここ数年、小中学校における不登校率が増加傾向にあるため、不登校率の低減は喫緊の課題であると考えております。
続いて、2問目の御質問についてですが、この事業の内容につきましては、現在、不登校に対する取り組みとして、不登校の兆しが見えた児童生徒に対する未然防止や初期対応、また不登校となってしまった児童生徒に対する自立支援といった対応がとられているところですが、市内各校の取り組みが各校の不登校の現状に即したものになっているかを改めて検証し、文部科学省の生徒指導に関する調査など、客観的資料に基づいて調査研究を行うというものです。
また、事業の効果とフィードバックにつきましては、まず、初年度で指定されたモデル校区での調査研究を行い、次年度以降におきまして、その検証結果を各校に伝え、それぞれの学校で行われている不登校に対する取り組みがより効果的で、各校それぞれの実態に合った対策となることを目指します。これらの手順により、市内各校全体の不登校率の低減に資するものと考えております。
続いて、3問目の29年度以降の事業展開についてですが、平成29年度は市内6中学校区の中で、西中学校区をモデル校区とし、調査研究を実施していきます。さらに、平成30年度は西中学校区のモデル校区としての調査研究は継続しながら、平成29年度に得た知見を市内全学校に広めていく予定でおります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と菅沼芳德君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
15番 平松忠司議員。
○15番(平松忠司君)
10款4項1目幼稚園費について伺います。
269ページ、270ページでございます。説明欄2の子どものための教育・保育給付費の②公立施設個人給付金2億3,527万4,000円について、前年比1,679万9,000円、6.6%余の減額となっております。その背景と公立幼稚園運営の今後の見通しをお伺いいたします。お願いします。
○議長(勝間田博文君)
子ども育成課長。
○
子ども育成課長(長内 進君)
お答えいたします。
子どものための教育・保育給付は、子ども・子育て支援新制度による新しい仕組みですが、児童の年齢や施設規模などをもとに、国の基準で定める公定価格から利用者負担額を差し引いた額を給付費として支払うもので、公立施設個人給付費は公立施設利用者に対して支払うものです。御質問の公立施設個人給付費が減額となった背景は、その算定の対象となる利用児童数が減少したことが主な原因でございます。
次に、公立幼稚園運営の今後の見通しについてですが、一億総活躍社会の実現に向けて、女性の就労支援などの政策により、全国的に保育への需要の移行傾向があるものの、一方では国が進めている幼児教育無償化に向けた取り組みなどが検討されており、義務教育の低年齢化も取りざたされております。
このように幼稚園を取り巻く環境が大きく変化しておりますことから、今後の状況も見通しが不透明であります。今後も国や県などの動向を注視していきたいと考えております。
以上でございます。
(「終わります。」と平松忠司君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
1番 杉山 護議員。
○1番(杉山 護君)
私のほうからは3点ほど質問をいたします。
262ページ、10款1項3目説明欄1、教育指導費の⑦、⑧、いじめ防止対策連絡会議報酬2人で4万1,000円と、いじめ防止対策推進委員会4人で報酬8万2,000円と書いてあるが、もっと活発な活動と人数が必要ではないかというような感じを持ちますが、いかがかですか。
それから、262ページ、10款1項3目、説明欄3、教育支援事業、予算の概要では中学校区ごとに配置する相談員やスクールソーシャルワーカーの経費とあるが、具体的内容について伺います。
次に、274ページ、10款5項1目、説明欄8、(仮称)富士山市民のサロン整備事業、新規事業で200万円余の予算化がされております。具体的には中心市街地活性化のための交流施設整備に要する経費とあるが、具体的内容について伺います。
以上、3点、よろしくお願いいたします。
○議長(勝間田博文君)
学校教育課長。
○学校教育課長(鳥越雅幸君)
それでは、ただいまの1点目の教育指導費人件費についてお答えいたします。
いじめ問題対策連絡協議会の活動につきましては、警察、児童相談所、家庭児童相談室、青少年センター、保護司、民生児童委員、また各校のいじめ問題対策の中心的な役割を担う生徒指導担当の教員などが参加し、年3回の開催を通じて、いじめの実態調査及び研究やいじめの防止推進について、現場の実態に即した活発な協議を行っています。
また、組織の構成員は全部で26名となっておりまして、警察や児童相談所、教員等には報酬を支払わないことから、予算上は2人分の計上となっております。
続いて、いじめの防止等対策推進委員会につきましては、医師や弁護士等5名で構成されており、重大ないじめ事案が発生した際に、専門的な調査を行うための組織となっております。こちらも委員のうち、臨床心理士が市の職員であるため、報酬の予算計上は4人分となっております。
今後につきましても、これら組織をより活用し、いじめ問題の未然防止と組織による迅速で適切な対応を目指してまいります。
続きまして、2点目の教育相談事業についての御質問にお答えします。
教育相談事業につきましては、児童生徒の情報の共有化を意識し、学校内外での組織的な生徒指導体制の構築を目指すもので、教育上のトラブルの未然防止、早期発見、早期対応に向けて積極的に外部人材を活用し、計画的で戦略的な生徒指導を展開することを目指しています。具体的には各中学校区に1名ずつ計6名、学校教育相談員を配置し、教職員と学校教育相談員の共通理解により、該当児童生徒の状況を把握しています。また、毎月、教育相談連絡協議会を開催し、児童生徒の状況に応じてスクールソーシャルワーカーや家庭児童相談室などの専門的な外部機関に対応を協議できるように努めています。さらに、市立図書館の相談室を借用し、学校教育課の教育相談員が相談活動や支援活動を行っています。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
社会教育課長。
○社会教育課長(青山公彦君)
それでは、私から3つ目の(仮称)富士山市民のサロンの整備事業についての御質問にお答えいたします。
備品購入費等に関しましては、(仮称)富士山市民のサロンの先行モデル事業としまして、御殿場駅前BE-ONEビルの3階にふれあい交流の場所を開設するに当たり、必要な机、ロッカー、展示用ケース等の購入に要する経費等でございます。具体的な内容につきましては、中高生の学習スペースや囲碁、将棋ができるコーナー、故鳥宮暁秀先生の書道作品の展示のほか、市民の作品の発表の場として計画しております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と杉山 護君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
13番
勝間田幹也議員。
○13番(勝間田幹也君)
関連で今の件で1点、質問させていただきます。
今の(仮称)富士山市民のサロン整備事業でございますけれども、整備される内容については了解をいたしたわけでございますが、整備した後、どんな展望でこれを整備されるか、その辺をお聞きしたいと思います。お願いいたします。
○議長(勝間田博文君)
社会教育課長。
○社会教育課長(青山公彦君)
ただいまの質問につきましてお答えいたします。
こちらの事業は、(仮称)富士山市民のサロンの先行モデル事業として行います。準備が整い次第、供用開始いたしますが、利用者のニーズを探りながら、(仮称)富士山市民のサロンへとつなげてまいりたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
教育部長。
○教育部長(杉本哲哉君)
ただいまの御質問に若干補足をさせていただきます。
内容につきましては、先ほど課長が申したとおりでございますが、富士山市民のサロンにつきましては、子どもからお年寄りまでが、市民が集う場所を検討するということで、まず先行事業ですので、利用者の方や市民の方の意見をお聞きしながら、30年夏の新施設の移行に向けて変化する内容に対応できるよう、より多くの人が集う施設を目指して設置したいと考えております。
以上であります。
(「終わります。」と勝間田幹也君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
7番 本多丞次議員。
○7番(本多丞次君)
ページ数は266ページです。10款2項2目1節教材整備費であります。これは268ページの10款3項2目と同様の事業なんですが、これは顕微鏡など理科教材購入等の購入事業ということなんですけれども、これに関して児童生徒の自然科学の勉強のための予算だというふうにお伺いしております。ただ、それが少額ではないかなというふうに思われるんですけれども、それについて今の現状でよいのかお伺いします。また、それに対して将来、増額する考えはあるかどうかです。
もう1点、同じ266ページです。④の電子黒板整備事業でございます。これは270ページの10款3項2目も同様なんですが、今の電子黒板の活用の状況をお伺いします。
最後、もう1点、274ページ、10款5項1目の4、放課後子ども教室の今の現状ですね、それをお伺いします。今現在、どのような課題があるのか、また、指導者に関してはどういう問題を抱えているのかお伺いします。
○議長(勝間田博文君)
教育総務課長。
○教育総務課長(鈴木秋広君)
それでは、私から1点目と2点目の御質問についてお答えいたします。
初めに、理科教育推進事業費につきましては、毎年各学校から理科教材の購入希望を伺い、ヒアリングによる検討を踏まえて、必要な教材を計画的に整備しております。近年は、学習指導要領の改訂が小学校は平成23年度、中学校は平成24年度に行われ、順次、必要な理科教材を購入し、整備を進めた結果、必要な備品がそろいつつあります。また、教材の劣化、破損等による更新や補充がございますので、年度によって予算額にばらつきが出るところもございますが、基本的には学校の要望に基づく予算計上となっております。
理科教育の充実は、児童生徒の探求心や科学的な考え方を養い、独創性や創造性を育てることにもつながりますので、今後もできる限り学校現場の要望に添った整備を進めてまいります。
次に、2点目の電子黒板整備事業ですが、電子黒板の活用状況につきましては、学校ごとで整備環境に違いはありますが、先生方の工夫、努力によりまして、子どもたちの授業への関心や学習意欲が高まり、課題や問題の理解を深めるため、デジタル教科書や映像ソフトなどを利用しての問題提示、手順説明、発表、作品提示など、さまざまな教科で活用されております。電子黒板を含む情報通信機器、いわゆるICT機器は、整備の充実を望む学校現場からの声も多く、次期学習指導要領に向けた国の審議の中でもICT環境整備が不可欠であるとされていることから、市の教育ICT環境整備計画を作成する中で、ハード整備とともに教職員の研修を進め、より一層の利活用を図ってまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
社会教育課長。
○社会教育課長(青山公彦君)
それでは、私からは放課後子ども教室についてお答えいたします。
放課後子ども教室は、現在、市内8小学校区9教室の開催をしております。内容は、学習指導や読み聞かせ、将棋、工作、運動などです。会場はコミセンや支所、小学校の一部等をお借りして実施しております。各教室20数名の児童を対象に、それぞれ年間20数回程度実施しております。社会教育課といたしましては、放課後子ども教室を運営するための指導者の安定した確保が課題であると認識しております。
指導者に関しましては、経験豊かな教員OBを中心に、現在28名の方にお願いしておりますが、放課後子ども教室がスムーズに運営され、子どもたちが安全に活動できますように、引き続き指導者の安定した確保に努めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と本多丞次君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
それでは、何点かお伺いさせていただきます。
まず、262ページ、10款1項3目学校保健管理充実事業27万円余、この事業は、当市の特徴的な事業だというふうに伺っているわけですけれども、この事業の評価と今後の見通しについてお伺いします。
それから、同じところの学校教育充実事業についてですけれども、前年予算よりも594万円余、増額をされているわけですが、この背景について伺います。
また、特別支援学級、保健室や学校図書室、情緒通級指導教室補助者雇用経費、こうしたものだという説明が書かれているわけですけれども、おのおのの配置人数と充足状況、これについても合わせてお伺いをいたします。
それから、3点目が、264ページ、10款1項3目の教育指導センター事業ということで、前年度予算に比べますと524万円余と、割と大きな増額がされているわけですけれども、この背景についてお伺いします。
そして、この事業の中身と同時に、今後の見通しについて合わせて伺います。
それから、266ページと270ページにあります就学援助制度についてです。国におきましては、次年度から要保護世帯の支給基準を引き上げるというふうにされております。要保護世帯に準じた準要保護世帯の支給基準について、当市の改善方法についてお伺いいたします。
また、合わせまして入学の準備金の支給時期を、入学の前に支給を切り替えるということについて、どのような御見解かお伺いをいたします。
それから、274ページ、10款5項1目の(仮称)富士山市民のサロン整備事業、これにつきましては、既に事業内容、それからサロンの利用対象につきましても説明がされているわけですけれども、今回、次年度始めると予定されておりますBE-ONE3階におけるサロンの利用対象者、これについてどういった年代を想定されておるのか、もう一度お伺いいたします。
それから、最後ですけれども、274ページ、10款5項1目の東山青少年広場指定管理施設運営事業が1,100万円、同じ東山青少年広場施設管理費、これが54万円となっているわけです。通常ですと、指定管理の事業者に指定管理料の中で施設の小規模修繕なんかは含まれていると思うんですけども、あえてこの54万円を別立てで計上されておられる、ここら辺についての背景、予算の使い道についてお伺いいたします。
以上、多いですけれども、よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
学校教育課長。
○学校教育課長(鳥越雅幸君)
それでは、ただいま1点目の学校保健管理充実事業についてお答えいたします。
この制度は学校現場で起こる児童生徒の心や体の問題の多様化、専門家に対応するため、内科、眼科、耳鼻科、歯科の学校医以外の分野、具体的には産婦人科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、心療内科、5つの診療科の専門医から医学的な技術指導をいただき、学校保健のさらなる充実を図るため、御殿場市医師会の全面的な協力のもと、平成18年度に御殿場市立学校専門相談員制度として立ち上げたもので、県内をはじめ全国的にも例のない先進的なものです。
相談事案が発生した場合、学校は随時、専門相談員へ相談し、医学的な指導、助言をいただき、課題解決につなげることができるため、学校現場からは大変有益な制度、システムであるとの評価をいただいております。
また、今後の見通しにつきましても、広域的視点に立ち、小山町と合同で研修会を開催するなど、地域の子どもは地域で守るという理念のもと、医師会、学校、行政の3者が相互に連携・協力し、子どもたちの健康管理等に取り組んでまいります。
2点目の学校教育充実事業についてお答えいたします。
予算増額の主な要因は、特別支援学級の補助者を前年度より2人増やし、人的拡充を図ることによるものです。特別支援学級で支援を要する児童生徒が増加傾向にある中、特別支援学級に在籍する児童生徒の障害の程度はさまざまで、その特性に応じた支援内容や方法が必要とされています。こうしたことから、補助者、いわゆる支援員が連携して学習面や生活面の支援など、子ども一人一人に寄り添い、適切な支援を行うという視点に立ち、増員するものです。
次に、配置人員についてですが、特別支援学級補助者は21人と、昨年度より2名増員して配置いたします。保健室補助者は3人、学校図書館補助者は6人、情緒通級指導教室補助者は1人と、前年度と同じ人数をそれぞれ配置いたします。充足状況については、事業ごと、学校現場の状況等を考慮し、人員を配置しておりますことから、現時点では充足をしていると考えております。
続きまして、3点目の教育指導センター事業についてお答えいたします。
予算増額の背景につきましては、学校への訪問指導体制の強化を図るため、教育指導員を現在の4人から6人に増員することによるものです。新たに雇用する教育指導員は、現在もそうですが、退職された教員の中で、現職中、管理職等の指導的立場にあり、学校現場に精通した方にお願いしております。
事業内容と今後の見通しについてですが、事業内容につきましては、教育指導員による指導力、授業力向上に向けての教職員指導が事業の中心になります。教育指導員が教室に出向き、子どもたちを前に効果的な指導のあり方やポイントをやってみせたり、教職員の授業を参観し、改善点を指導したりします。
また、今後の見通しにつきましては、平成29年度から本庁分館2階に執務室を設け、通常学級、また特別支援学級への指導など、さらなる業務の強化を行う予定でおります。
訪問指導以外の業務としては、全国学力学習状況調査の分析や、御殿場市教育フォーラムの企画運営、校長会や学年学級経営研修会の講演などを担当していただく予定です。
次に、4点目の就学援助についてお答えいたします。
要保護世帯に準じた準要保護世帯の支給基準につきまして、国は平成29年度より新入学児童生徒学用品等の援助額を、従来の小学校2万300円、中学校2万3,700円から、小学校は4万600円、中学校は4万7,400円と、基準となる限度単価を大幅に引き上げます。当市といたしましても、従来より国の単価基準に倣い、援助金額を決定しておりますことから、平成29年度におきましては、同様の基準の引き上げの実施に向けて前向きに検討しているところです。
また、入学準備金の支給時期につきましては、対象児童の年度末での転居などによる対応など、課題となる点もあることから、現在のところ実施予定はありません。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
社会教育課長。
○社会教育課長(青山公彦君)
それでは、私から5つ目と6つ目の御質問にお答えいたします。
最初の御質問の利用対象に関しましては、中学生から高齢者までの幅広い年代の利用を想定しております。
続きまして、次の御質問にお答えいたします。
東山青少年広場指定管理施設運営事業に計上いたしました1,100万円は、指定管理料でございます。内訳は、清掃や植栽の維持管理に係る委託料、受付業務等に係る人件費、光熱水費やパンフレット等の印刷製本費等でございます。
また、東山青少年広場施設管理費に計上しております54万円につきましては、老朽化以外の破損や不具合のため、市が負担すべき修繕料、また、開所式の費用等を計上しております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
(仮称)富士山市民のサロン整備事業について、1点、再度お伺いいたします。
今、御答弁では、今回のBE-ONE3階の施設利用予定者が、中学生から高齢者の方ということでお答えいただいたわけですけども、将来的につくる施設がこういった人たちを対象にするというのはわかるんですけども、現段階でBE-ONEの2階、1階につきましては、いわゆるお酒を提供するような店が入っている中で、この中学生などが実際そこの3階でそういった夜間も含めた時間帯に待ち合わせ場所にするというふうになる場合、多々、風紀上の問題も含めて、課題もあるかと思われます。その点につきまして、教育委員会のほうではどのような配慮並びに対応を検討されておられるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(勝間田博文君)
社会教育課長。
○社会教育課長(青山公彦君)
ただいまのBE-ONEビルについてお答えいたします。
飲み屋街があるということなんですけれども、地下や1階に関しましては、エレベーターや階段によって移動する。また、3階に関しましては、エスカレーターによって移動するということで、動線は分けられておると認識しております。
また、時間帯に関しましては、夜間ですと確かに酔った市民がいるということですので、時間に関しましては、そのような多少短くといいますか、そのあたりも考えて運営していきたいと考えております。
なお、3階には常駐で1名、担当者といいますか、1名常に常駐しております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
教育部長。
○教育部長(杉本哲哉君)
議員御質問のとおり、1階、2階に居酒屋さんが入っているという建物ですので、現在、市民協働課が賃借料と委託料のほうを予算化しております中で、関係各課で今、協議しております。先ほど話のありましたエスカレーターとエレベーターの使い分け等、また、管理会社がございまして、そちらとどこまで委託ができるかという点も含めまして、子どもの健全育成にも配慮した運営ができるように十分注意して開設をしたいと考えております。
以上でございます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
16番 黒澤佳壽子議員。
○16番(黒澤佳壽子君)
ページは263、264です。1項3目教育指導費の説明欄の3の⑤です。発達障害児支援事業3,776万円、普通学級に通級している発達障害児の現状と支援補助者数についてお尋ねいたします。
271、272ページです。5項の社会教育費の1目社会教育総務費です。説明欄2の②の家庭教育支援事業についてお尋ねいたします。
まず、家庭教育学級、幼稚園、小学校、中学校の現状と交付金助成金の状況についてお尋ねいたします。
○議長(勝間田博文君)
学校教育課長。
○学校教育課長(鳥越雅幸君)
それでは、ただいまの1点目の発達障害児支援事業についてお答えいたします。
通常の学級に通級している発達障害児につきましては、医師により診断された児童生徒及び、またこれに準ずると判断された児童生徒が該当いたします。平成28年度においては、その在籍率は9.8%となっており、前年度に比べて0.1%減少しています。
教育委員会では、該当する児童生徒が10人以上いる学校については、発達障害児支援補助者を1人配置いたします。また、児童生徒一人一人の障害の程度はさまざまであることから、10人に満たない場合でも補助者を設置したり、あるいは補助者を追加して、適切な支援を図っていくという方針により、平成29年度は15人の補助者を配置する予定です。
今後も学校現場と連携を密にして、児童生徒一人一人の状況に応じたよりよい支援が行えるよう、補助員の拡充に努めていく考えでおります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
社会教育課長。
○社会教育課長(青山公彦君)
それでは、私から2つ目の家庭教育学級の質問についてお答えいたします。
家庭教育学級は、家庭の教育力の充実、向上を目的とし、保護者の自主的な運営により、市内公立の幼稚園8園、小学校9校、中学校6校でそれぞれ活動しています。活動内容につきましては、具体例を挙げますと、食育調理実習、手づくり体験教室、また高等学校の見学など、各教室によってさまざまな活動を行っております。
社会教育課では、各学級の運営委員を対象として、講師を招いての講座や体力づくり、テレビ寺子屋の公開録画聴講など、研修会として年に7回実施しており、年度末には各学級の活動報告をまとめた「ふじざくら」という冊子を発行しております。
次に、交付金の状況ですが、各学級に4万円ずつ交付し、それぞれの活動費の一部としてあつらえています。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出10款の質疑を終結いたします。
次に、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出11款から14款までの質疑を終結いたします。
○議長(勝間田博文君)
この際、10分間休憩いたします。
午前11時11分
○議長(勝間田博文君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午前11時21分
○議長(勝間田博文君)
次に、一般会計全般について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
1点、昨日、聞き漏らしをしてしまったものがありますので、お伺いさせていただきたいと思います。
186ページ、4款1項6目の地域医療体制審議会についてであります。
現在行われております中心的な審議の内容、並びに次年度、審議をされようとしている課題、この点につきまして、どういうような点が審議課題となっておられるのか、お伺いいたします。よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
救急医療課長。
○救急医療課長(芹澤勝徳君)
それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。
地域医療体制審議会は、御殿場市の地域医療のあり方を調査審議するため、平成24年度に設置され、これまで計5回の会議を開催してきました。御殿場市の地域医療体制及び救急医療体制のあり方を中心にしまして、御殿場市における医療の現状やさまざまな課題について、委員の皆様に審議を行ってきていただきました。
これからの課題としましては、少子・高齢化が急速に進行する中で、増加する医療、介護の需要に対応していくため、今まで以上に医療と介護の連携が重要になってきているというものがございます。
昨年3月に県が地域の医療体制の目指すべき姿である地域医療構想を策定し、その地域にふさわしい医療機能の文化と連携を適切に推進することが定められましたが、地域によって病院の機能などで違いがあるため、御殿場市に合ったよりよい方法で取り組んでいく必要がございます。
委員の皆様には、御殿場市の医療と介護等の現状を把握していただいた上で、本市にとってより適切な形での連携の推進や医療提携体制などについて審議していただく予定です。
また、救急医療センターが建設から30年以上経過し、施設の老朽化が進んでいるという問題もございますが、救急医療センターのあり方についての審議結果をいただいてから、それに添った形で施設をどう改修していくのか、あるいは建て替えるほうがよいのか等、検討してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
10番 神野義孝議員。
○10番(神野義孝君)
御殿場市当初予算の概要に、予算編成方針の中で、経常経費5%削減等を掲げ、行財政改革を図り、編成を行ったとあります。臨時職員雇用経費を1,000万円余削減することになっていますが、行政サービスの低下を抑え、どのように行うのかお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
行政課長。
○行政課長(宇田川寿夫君)
それでは、お答えします。
臨時職員の雇用については、予算編成前に各課からの要望に対しヒアリングを行い、新年度の事業量の増減見込みや人員の配置計画、事務事業、組織形態の面等から細かく分析し、雇用の必要性を精査し、承認を行っております。
今回の臨時職員の雇用経費の削減は、リサイクル施設の稼働に伴います事務事業の減や、育休職員の復帰に伴う減など、状況変化を的確に反映したものであり、行政サービスを低下させるものではありません。
必要な行政サービスの確保とともに、経費の削減を進めていくためには、最適な組織に臨時職員を含めた職員の効果的な配置を行うこと、職員一人一人の能力向上や事務事業の見直し、業務フローの改善等を行うとともに、本市を取り巻く環境変化に的確に対応していくことが必要なものと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と神野義孝君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
3番 土屋光行議員。
○3番(土屋光行君)
全体の予算説明の中で、新規事業に関する予算につきましては、その説明が十分にされていたと思いますけども、十分というか、説明されていましたけれども、これに関連して、廃止された事業についてのコメントなどについても、その方法を考えて、できるだけ説明をしていただく必要があるかと思いますが、この点についてお願いしたいと思います。説明のあるものもありましたけれども、特に主要事業等に関してです。
○議長(勝間田博文君)
財政課長。
○財政課長(小林和樹君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
行政は連続性、継続性の中、途切れることなくつながりを持って、公共の福祉向上のため、市民サービスを提供していくものであると考えております。
こうしたことから、市の施策や事業の内容などについては、当初予算、あるいは補正予算なども含めまして御理解いただけるよう、これまでも御説明申し上げているところでございます。
しかし、以前にも増しまして適切な情報公開や説明責任が求められる中、例えば、ある事業が終了、廃止したと仮定したとき、その事業が所期の目的を達成して終了を迎えたのか、あるいは連続性、継続性という中で、事業名や取り組みの手法等を変更し、内容などを引き継いで実施しているものなのかといったこと。また、特に周知を図りながら、進めていきたい重要施策、事業などについては、さらに説明を受ける側に立ったわかりやすい説明となるよう、意識して、工夫しながら、今後も対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
(「終わります。」と土屋光行君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて一般会計全般の質疑を終結いたします。
以上で、議案第4号「平成29年度御殿場市一般会計予算について」の質疑を終結いたします。
本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(勝間田博文君)
この際お諮りいたします。
これより特別会計等の審議に入りますが、これらの議案については、過般の本会議において説明がなされております。よって、それぞれの議案については内容説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、この後の特別会計等の予算に係る議案については、内容説明を省略し、議事を進めることといたします。
○議長(勝間田博文君)
日程第2 議案第5号「平成29年度御殿場市
国民健康保険特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
16番 黒澤佳壽子議員。
○16番(黒澤佳壽子君)
25ページ、26ページの9款繰入金、2項1目基金繰入金、保険給付費等支払準備基金繰入金2億円について質問いたします。
これは28年度と同額の2億円繰り入れ、この背景についてお伺いいたします。
積立金の状況ですけれども、取り崩し2億円により、年度末現在高見込み額が1,243万円となっています。当市の国保運営の規模、そして望まれる資金はどのぐらいでしょうか、お伺いいたします。
4月1日から国民健康保険税が改正になりますけれども、それによる見通しについてお尋ねいたします。
○議長(勝間田博文君)
国保年金課長。
○国保年金課長(南 美幸君)
それでは、ただいまの3点の質問についてお答えいたします。
まず、1点目の2億円の繰り入れの背景でございます。平成29年度の当初予算編成は、歳出面における医療の高度化等の影響による医療費総額の増加に対し、歳入面における被保険者の減少による税収の減少傾向によりまして、歳入歳出のバランスが大きく崩れた状況の中での大変厳しい予算編成となり、さきの市議会全員協議会等でも御説明させていただいたとおり、平成29年度の国民健康保険税率の改定に至ったわけでございます。
本来、国民皆保険制度の趣旨からいたしまして、国・県等からの交付金等の公費で賄えない部分につきましては、国保税で賄うのが基本でございますが、歳入歳出のバランスがとれない不足分全てを税率改正の増額に頼ることは、被保険者の負担増に直結するため、負担増に対しての緩和措置といたしまして、基金を活用し、2億円を取り崩し対応するものでございます。
2点目の当市の保険運営の規模といたしまして望まれる基金の額でございますが、当市の基金の条例上の目標額は15億円余となります。また、国保の一般的基準として国が示す基金保有額の目安は、当市の場合、最低でも3億円程度の保有が目安となっております。現時点におきまして、保険給付費の伸び等を勘案いたしますと、平成28、29年度で保有額のうち4億円を取り崩してしまい、基金残高が枯渇する可能性もあります。
しかし、平成28年度の決算の状況によっては、平成29年度の取り崩し予定額が多少逓減する可能性がないわけではございません。したがいまして、基金の運用につきましては、平成28年度の決算状況を見きわめ、慎重に対応をしてまいります。
3点目の税率改正による見通しというところでございますけれども、平成29年度の税率改正は、国保の都道府県化を控えて、単年度の不足分を充足し、収支のバランスを改善するための改定の規模といたしました。
主に保険給付費の増額に対し、これを賄うための財源とするものでございます。平成29年度の財政運営につきましては、平成28年度の決算の状況が大きくかかわってまいります。それに加えまして、月々の支払いが大きく変動する医療費の動向を絶えず慎重に見きわめつつ、適切な財政運営を図ってまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(勝間田博文君)
日程第3 議案第6号「平成29年度御殿場市
簡易水道特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第6号「平成29年度御殿場市
簡易水道特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第4 議案第7号「平成29年度御殿場市
観光施設事業特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
8番 杉山章夫議員。
○8番(杉山章夫君)
ページは112ページです、1款1項2目観光施設費の温泉管理費③の維持修繕費、3号泉の源泉揚湯設備修繕、それからこれらについての期間がどれぐらいかかるのか、詳細説明、そして、通常、この大規模な私は修繕かなというふうに踏んでいるんですけれども、どれぐらいの年数ごとにこういう修繕が必要になるのかをお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
商工観光課長。
○商工観光課長(鎌野 晃君)
それでは、ただいまいただきました御質問にお答えをさせていただきます。
乙女3号井戸の源泉揚湯設備の修繕、期間等についてでございますけれども、乙女3号源泉は平成7年9月から汲み上げを開始し、井戸掘削から現在まで、孔内掃孔、いわゆる井戸の管の清掃をしておりません。これまで孔内掃孔をしなくても井戸を適正に維持できていましたが、近年、井戸にさびが見られるようになってきたことから、このさびを放置しておきますと、ポンプの消耗を早めたり、揚湯量が減少するなどの弊害が発生することがあり、温泉の供給に支障が生じるおそれがあるため、今回、源泉の孔内掃孔を実施するものでございます。
作業としましては、一度ポンプを引き上げ、孔内のさびを削り落とし、再度、ポンプを据えつける工程となり、作業期間は6か月を見込んでおります。
通常、どれぐらいの年数の間隔でこの修繕が必要となるかについてでございますけれども、源泉の中の状態は井戸の深さや温泉の成分により異なる影響を受けるため、今回のようなさびによる修繕が必要になる具体的な年数の間隔について一定のものはなく、おのおのの事情によるものということになります。
泉質の維持や温泉の安定供給のためには、必要なときに必要な修繕が求められますことから、現在も揚湯施設の点検、管理を委託によって行っておりますが、その中で指摘される項目については、早目、早目の対処をし、施設の適正管理に努めてまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と杉山章夫君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
17番 辻川公子議員。
○17番(辻川公子君)
112ページです。説明欄、施設管理費についてお尋ねいたします。①の施設諸経費311万5,500円、温泉管理費の347万3,000円についてお尋ねいたします。
市営温泉会館の現状と今後の同施設の方向性等を含めた課題についてお尋ねいたします。
○議長(勝間田博文君)
商工観光課長。
○商工観光課長(鎌野 晃君)
それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
御殿場市温泉会館は、昭和54年に開館して以来、ガラス張りの展望風呂から眺める富士山や、夜の街の夜景は絶景であり、乙女1号、2号、3号と3つの源泉からのお湯は、美肌効果のあるメタケイ酸を含むアルカリ性単純温泉で、やわらかく、利用者からもとてもよい評価をいただいております。また、市内外から年間約13万人の方々に来館いただいており、本市を代表する観光施設として、なくてはならない存在となってございます。
課題としましては、開館から既に35年以上が経過し、施設、設備の老朽化が進んでいること、また、耐震性能も十分でないことが上げられます。このことから、今後の温泉会館のあり方を検討するため、現在、御殿場市温泉会館改築基本計画策定の事務を進めております。この計画では、現在の施設を改修するのか、建て替えするのか、建て替えの場合も同じ場所にするのか、移転するかなど、さまざまな検討を行い、また、改築に当たってはどのような設備を整えるのか、費用の面からも検討して、今後の方向性を策定するもので、平成29年度内の完成を目指しております。
この先は、この計画を基とし、平成30年以降、スケジュールを検討し、計画的に温泉会館の改修を進めていくこととなります。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第7号「平成29年度御殿場市
観光施設事業特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第5 議案第8号「平成29年度御殿場市
救急医療センター特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
17番 辻川公子議員。
○17番(辻川公子君)
132、133ページです。医業費の説明欄に医療事業費3億1,545万7,000円です。医師賃金等が説明欄に記載をされております。同センターは御殿場市の医師会の多大な協力の中に運営されておりますが、市医師会の方を含め、各科の医師の医師数、そして小児科医療を含めた最近のセンターの傾向についてお尋ねいたします。
○議長(勝間田博文君)
救急医療課長。
○救急医療課長(芹澤勝徳君)
それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。
まず、各科の医師数ですが、5つの大学病院の協力により、内科30名、小児科21名、外科29名、計80名となっております。
なお、小児科につきましては、月曜から木曜の18時から22時までを、御殿場市医師会の協力により会員の医師14名に診察していただいており、大学、医師会合わせて94名の医師に勤務していただいている状況です。
大学病院の医師につきましては、いずれもふだんからおのおのの大学病院における診察でよく見られる急性期疾患から高い専門性が要求される難治性疾患に至るまで、幅広く対応されている教授級の医師も多く派遣していただいており、救急医療センターを受診される患者の適切な検査、治療を迅速に行っていただいております。
最近の課題としましては、全国的な小児科医師不足や大都市への偏在により、深夜に小児科医師が不在となる曜日がございました。その場合は、内科医師に小児科の診察を依頼していたわけですが、一昨年から昨年にかけまして、順次、小児科医師の確保を進めることができ、不在となる曜日の問題は現在解消されております。
昨今の特に子育て世代からの小児医療に対する不安が高まりを見せる中で、小児医療充実への要望は大変強く、それに応えるべく医師会とも協力しながら、引き続き医師の安定的確保に努力してまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第8号「平成29年度御殿場市
救急医療センター特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第6 議案第9号「平成29年度御殿場市
公共下水道事業特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
それでは、4点ほどお伺いいたします。
154ページ、この中の滞納繰越分の収納率についてです。前年度に比較しまして受益者負担金、こちらは20.1%だったものが13%にまで下がっているわけですけれども、この背景についてお伺いいたします。
2点目です。160ページ、下水道債の中で、下水道整備事業債、下水道特別措置分、資本費平準化債、それから公営企業会計適用債、こうしたものがあるわけですけれども、この配分についてはどのような背景に基づいて決めておられるのかお伺いいたします。
それから、3点目ですが、162ページ、地方公営企業会計移行事業についてです。1,850万円余となっておりますけれども、前年度の予算額と比べてみますと、1,023万円余の増額となっております。次年度の事業について具体的な内容をお伺いいたします。
それから、最後4点目ですが、168ページ、浄化センター長寿命化事業についてです。1,670万円の事業内容についてお伺いいたします。
また、浄化センター耐震化事業が5,220万円計上されておりますけれども、この事業内容もお伺いします。
当時に、大規模地震発生時のBCP、いわゆる事業継続計画への対応状況についても、どのような状況かお伺いいたします。
以上、よろしくお願いします。
○議長(勝間田博文君)
下水道課長。
○下水道課長(杉山和彦君)
それでは、ただいまの質問に順次お答えします。
1点目の収納率につきましては、主に平成25年度分から平成28年度分の分割滞納納付額が対象となります。滞納対象総額がそれぞれの年度で異なることと、対象経過年数ごとに収納率を設定して算出しており、調定見込み総額と収入見込み総額との平均の13%となっております。
次に、2点目の下水道債の配分についてでありますが、下水道整備事業債は、管渠整備事業費及び浄化センター等の施設整備費について起債措置が認められております。下水道事業特別措置分は、平成17年度までに発行した下水道事業債の元金償還金について、公金負担割合が見直されたことに伴う差額について起債措置が認められております。
資本費平準化債は、過去の下水道事業債の元金償還期間が下水道施設の減価償却期間よりも短くなっており、各年度において元金償還費と減価償却費との差額について起債措置が認められております。
地方公営企業会計適用債は、公営企業会計適用に要する経費について起債措置が認められております。
それぞれ性質の異なる起債措置であり、起債対象となる事業の目的と財政状況を踏まえて借り入れているものであります。
次に、3点目の企業会計移行事業につきましてでは、地方公営企業会計移行業務につきましては、平成28年度から平成30年度までの3年間で固定資産の調査及び評価、公営企業会計システムの整備、条例の改正等の移行事務手続等を行う予定となっております。
次年度事業の具体的な内容につきましては、平成28年度に引き続き資産調査及び評価を行うとともに、会計システムの構築、条例等の改正及び改正準備を含めた関係部署との調整、協議を行い、平成31年4月から移行するものです。
次に、4点目の長寿命化事業、耐震化事業、BCPについてでありますが、浄化センター長寿命化事業につきましては、浄化センター管理棟内の空調、換気等の機械設備と、動力制御盤等の電気設備に関する詳細設計を行う予定です。
浄化センター耐震化事業につきましては、平成10年に改定された耐震基準に基づき、水処理棟及び沈砂池棟の耐震診断と総合地震対策計画の策定、塩素混和池の詳細設計を予定しております。
大規模災害時のBCPにつきましては、下水道施設は市民生活にとって重要なライフラインの一つであり、大規模災害にもその機能を維持しなければいけない。早期に回復しなければいけない目的のため、平成27年度末に制定しております。大規模災害時には、浄化センターを下水道対策本部として対応してまいります。
概要といたしましては、職員の体制及び日中、夜間、休日等に地震が発生した場合の非常時対応計画等を作成しており、災害時のほかに、停電発生時にも対応しております。
BCPの内容につきましては、下水道施設の状況や組織体制を踏まえて、さらなる充実を図るべく、逐次、見直しを行う予定であります。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第9号「平成29年度御殿場市
公共下水道事業特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時56分
○議長(勝間田博文君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午後 1時00分
○議長(勝間田博文君)
日程第7 議案第10号「平成29年度御殿場市
介護保険特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
それでは、5点ほど伺わせていただきます。
まず、193ページ、現年度分の普通徴収保険料、収納率86.4%になっておりまして、前年度よりも0.2%高い設定となっております。この収納率を設定しました背景について伺います。
また、滞納繰越分普通徴収保険料の収納率については、何%見込まれたのか。同時に65歳以上の低所得者の方の生活実態について、当局の現状認識についてもお伺いいたします。
それから、2点目ですけれども、215ページ、居宅介護サービス等給付費、前年度予算額に対しまして8,300万円の増額となっております。この背景と利用者の実態についてお伺いいたします。
同様に、214ページになります施設介護サービスの給付費、前年度予算額に対しまして3,600万円余増額されました背景と利用者の実態についてお伺いいたします。
次に、221ページ、3款2項1目の生活支援体制整備事業についてです。942万円余ですけれども、この事業の具体的な内容と今後の見通しについてお伺いいたします。
また、3款1項1目にあります一般介護予防事業800万円余が新たな事業として計上されておりますけれども、この事業の位置づけについてお伺いします。
最後ですが、223ページ、任意事業費として家族介護継続支援事業等1,266万円余が計上されておりますけれども、この事業内容についてお伺いをいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(勝間田博文君)
介護福祉課長。
○介護福祉課長(勝亦敏文君)
それでは、大きく5点、御質問いただいておりますので、順次、お答えをいたします。
現年度分の普通徴収保険料についてでありますが、こちらの収納率につきましては、近年における収納実績をもとに設定いたしました。平成27年度決算における収納率は86.4%であり、予算算定時期における平成28年度収納状況等を勘案して、同程度といたしました。
次に、滞納繰越分普通徴収保険料の徴収率ですが、滞納となる案件の多くは、収入の少ない高齢者世帯が多く、納付相談等により分割納付をお願いしている状況にあり、予算計上に当たりましては、これまでの収納率の実績を踏まえつつ、金額ベースで前回予算同額の300万円を算定しています。収納率は、約10%を見込みました。
次に、高齢者の生活の現状把握についてお答えいたします。
日本経済はさまざまな要因によりまして、国全体としては好転に向かったとされておりますが、多くの高齢者の日常生活を支える年金等におきましては、大きな上昇が見込まれない中、収入の少ない高齢者にとりましては、日々の生活をより工夫しながら過ごされていると考えております。
介護保険料の納付相談におきましても、とりわけ所得の低い方にとっては、収入に応じた保険料の段階的措置を講じても、その負担が大変であるという状況は認識しております。このため、日々の相談業務の中で、窮迫した経済状況にある方につきましては、軽減措置の適用についても検討するなど、低所得者に対する心がけをしているところであります。
続きまして、大きな2番目です。介護を必要とする高齢者は年々増加する傾向にありますが、その多くは在宅でサービスを受けながら、できるだけ住みなれた地域の暮らしを望んでおります。居宅における介護サービスを受けるに当たり、策定されます利用計画実績から見ますと、平成27年度には月平均1,100人程度の計画を立てられましたが、平成28年度には月平均1,160人程度の計画を立てていることから、サービス利用者が増加傾向にあり、今後も居宅介護サービス等の給付費の増加が見込まれることから、予算算定をしておるところであります。
続きまして、3番目の施設介護サービス等給付費でありますが、平成27年度に市内介護老人保健施設の増床を行いました。また、介護サービス圏域を同一とする小山町で、介護老人保健施設が新設されたことで、県内でもかなり充実された地域となっております。
こうした背景の中、施設介護サービスの利用実績を比較いたしますと、平成27年度には平均250名程度の利用者でありましたが、平成28年度には月平均300名程度の利用となっており、利用者が増加する傾向にあります。これらのことから、実態や実績に合わせた予算額を算定しております。
続いて、4番目の地域支援事業につきましてですが、この中の生活支援体制整備事業は、高齢者世帯や認知症高齢者が増加する中、医療介護サービス提供のみならず、市が中心となり、生活支援サービスを担う事業主体と連携をしながら、多様な日常生活の支援体制の充実強化及び社会参加の促進を一体的に図ることを目的に、地域に不足しているサービスの把握等を行う協議体の運営と、生活支援コーディネーターの配置を含めた業務の委託料となります。昨年10月より御殿場市社会福祉協議会に業務委託をしており、市全体の生活支援体制を考える第1層協議体と2名の生活支援コーディネーターが既に活動を開始しております。
今後の見通しにつきましては、地域福祉活動のさらなる拡充に向け、当面は第1層協議体及び市内6地区を単位とする第2層協議体による団体間の合意形成や協働の取り組みを促進するとともに、地域サロンの充実や地域の助け合い活動の支援体制の整備に努めてまいります。
次に、一般介護予防事業につきましては、従来、介護予防事業として行っておりました2次予防事業及び1次予防事業について、介護保険制度の改正に伴い、事業が一本化されました。このため、これまで2次予防事業及び1次予防事業で実施をしてまいりました予防教室などの通所型介護予防事業等の事業区分が変更されたもので、基本的内容についての変更はございません。
最後に、5番目、家族介護継続支援事業といたしましては、在宅高齢者のうち常時紙おむつを必要とする方へのおむつの現物支給にかかわる経費、成年後見制度利用支援事業といたしまして、市長申し立てにかかわる後見人等への報酬負担、また施設への介護相談員の派遣に係る経費、認知症高齢者等の徘回に関する支援者への一斉メール配信システム利用に係る経費が主なものとなっております。
以上、答弁といたします。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第10号「平成29年度御殿場市
介護保険特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第8 議案第11号「平成29年度御殿場市
農業集落排水事業特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第11号「平成29年度御殿場市
農業集落排水事業特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第9 議案第12号「平成29年度御殿場市
後期高齢者医療特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
4点ほどお伺いいたします。
まず、1点目ですけれども、ページで言いますと279ページになりますが、特別徴収保険料、これが43%、それから普通徴収保険料が57%、これまではそれぞれ45%、55%だったという説明がされたわけですけれども、これがパーセンテージが変更された背景についてお伺いいたします。
次に、2点目ですが、保険料が前年度予算額に対しまして7%増額された背景についてお伺いいたします。この中には保険料の軽減特例の見直しや、均等割保険料の軽減対象の見直し、こうしたものも含まれていると思いますが、保険料の変更点と、対象となる所得階層、人数についてもお伺いいたします。
それから、3点目ですけれども、滞納繰越分普通徴収保険料の収納率、こちらは50%に設定しているわけですけれども、この設定の根拠をお伺いいたします。
また、該当する世帯の生活実態に対する見解も合わせて伺います。
滞納世帯に対する短期保険証の発行は、実績に照らして、どの程度見込んでおられるのかもお伺いいたします。
それから、4点目ですけれども、ことし8月から高額療養費制度についても、限度額の改正が行われると聞いております。この制度変更の背景と影響を受ける対象者についてお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
国保年金課長。
○国保年金課長(南 美幸君)
それでは、ただいま御質問いただきました4点について答弁させていただきます。
まず1点目の現年分の特別徴収の保険料43%と普通徴収保険料57%の変更の背景でございますが、被保険者の現況を見ますと、毎年500名程度の方が亡くなられ、亡くなられた方の約70%が特別徴収となっておりました。また、毎年約900名の方が75歳となり、新たに被保険者となった方は、加入から一定の期間は普通徴収となってしまうことから、特別徴収の率が低下する傾向となっております。このように年々特別徴収率が低下している現状で、平成28年度、保険料が確定される8月の時点では、特別徴収の割合は44%でありましたことを踏まえまして、29年度の特別徴収率を43%といたしました。それに伴いまして、普通徴収率を57%といたしました。
2点目の後期高齢者保険料が前年度予算に対して7%増額された背景でございますが、まず、被保険者数の増加によるものと、委員御指摘のとおり保険料軽減特例の見直しが主な要因となっており、静岡県後期高齢者医療広域連合が試算した保険料見込み額を計上させていただいております。
保険料の変更点につきましては、3点ございます。その対象者につきましても、静岡県後期高齢者医療広域連合による試算による人数となっております。
まず、増加の要因となる変更点、1点目は、所得割額の軽減特例の見直しです。前年の基礎控除後の総所得金額が58万円以下または年金収入のみの場合、153万円を超え、211万円以下の場合、5割軽減されておりましたが、これが2割軽減に変更され、対象となる方は1,000人余りとなっております。
2点目は、均等割額の軽減特例の見直しでございます。被用者保険の被扶養者だった方は、負担能力に関係なく9割軽減されておりましたが、これが7割軽減に変更され、対象となる方は650名余となります。
3点目は、均等割額の軽減対象の拡充でございます。こちらは収入面では減額になる部分でございます。2割軽減の対象となりますのは、世帯の所得が市民税の基礎控除33万円に、当該世帯に属する被保険者数に48万円を乗じた金額を加算した金額以下の世帯となりますが、この48万円という計算式が49万円に変更となるものです。2割軽減の拡充により影響を受ける方は、30人余となります。5割軽減の対象となりますのは、世帯の所得が市民税の基礎控除33万円に、当該世帯に属する被保険者数に26万5,000円を乗じた金額を加算した金額以下の世帯となります。こちらのほうも26万5,000円が27万円に変更されるものです。5割軽減の拡充により影響を受ける方は、20人余となります。
3点目の滞納繰越分普通徴収保険料の収納率を50%に設定した根拠につきましては、過去の5年間の実績から推定いたしまして、50%としたものであります。該当する世帯の生活実態につきましては、所得の区分で申し上げますと、平成28年6月1日時点での滞納繰越人数は106人で、その内訳は住民税の非課税世帯の方が29人、現役並み所得の方は9人、それ以外の方が50人、また、死亡・転出・不明者等は18人となっております。生活困窮の方もおりますが、滞納になってしまう方は所得が少ない方ばかりではなく、賦課する保険料は前の年の所得が基本となりますため、昨年は働いていたけれども、ことしは働いていなくて、支払いが難しいという方もおりますので、きめ細やかな収納業務に努めてまいります。
次に、短期保険証の今年度の発行件数は14件となっており、高齢者を取り巻く経済状況で大きな好転の要素が少ないため、来年度におきましても今年度と同程度の発行を見込んでおります。
最後4点目の8月からの高額療養費制度につきまして、この高額療養費制度は、全ての医療保険に共通する制度でございます。今回の見直しは、制度の持続性を高め、世代間、世代内の負担の公平や負担能力に応じた負担を求める観点から、低所得者に配慮した上で、高額療養費の算定基準額を見直すものであります。
厚生労働省におきましては、関係政令、省令等の一部改正を行い、改正の内容等の正式な通知は今後発出する予定であります。そのため、現段階での影響を受ける対象者等の把握はしておりません。
当市におきましては、広域連合と連携いたしまして、変更される予定の制度内容につきまして、周知に努めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
1点、確認で伺わせていただくわけですけれども、今回の保険料の軽減特例の見直し、これにつきましては、どのタイミングで決められたのか、その点についてだけお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
国保年金課長。
○国保年金課長(南 美幸君)
ただいまの質問にお答えいたします。
どのタイミングかというところでございますが、昨年の12月に、平成29年度の予算政府案の作成の中で、以前から議論されておりました軽減特例措置の段階的な縮小等について、見直し案が示され、閣議決定されました。これを受けまして、高齢者の医療の確保に関する法律施行令の改正が行われ、平成29年1月25日に公布されました。静岡県後期高齢者医療広域連合では、後期高齢者医療に関する条例の一部改正を2月16日に、広域連合議会に提案いたしまして、議決されました。これによりまして、4月1日より施行されるものでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
私は、議案第12号、平成29年度御殿場市
後期高齢者医療特別会計予算に反対をし、以下、討論を行います。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の人を国保や健保から切り離し、高齢者だけの医療保険にして、負担増と差別医療を強いる、世界でも異例な医療制度です。2年ごとの保険料の見直しでは、保険料の引き上げが続いております。高齢者の生活を見ますと、年金の減額、消費税の増税、医療や介護の負担増など、大変厳しさを増してきております。
国は2015年の骨太の方針の中で、社会保障予算の自然増を毎年5,000億円程度に抑える方針を決め、制度の改正による給付の削減や負担増が押しつけられてきました。その一つが後期高齢者医療制度の低所得者のための保険料軽減措置を縮小して、保険料負担を増やすことです。基礎控除後の所得金額等が58万円以下の人の所得割、5割軽減を2割軽減に引き下げ、また、職場の健保など、元被扶養者に対する均等割軽減を段階的に縮減し、今回は9割から7割に縮小をするものであります。本来、国民の健康や命を守るはずの医療保険制度が高齢者を苦しめています。高齢者の暮らしが厳しくなる中で、こうした負担増を行うことは許せません。
また、今回の制度の改正は、先月16日の静岡県後期高齢者医療広域連合議会で決められたものであります。そのため、予算の審議を行う市・町の議員には十分な情報が伝わってまいりません。ここにも広域連合という制度の矛盾があらわれております。当局は、国に対し、年齢にかかわらず全ての国民が安心して医療を受けられるよう、抜本的な医療制度の見直しを求めるべきであります。
後期高齢者医療保険制度そのものが高齢者の生活や命を脅かすものになっており、今後予定されている軽減制度廃止に対しても反対であります。
以上、討論を終わります。
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
11番 田代耕一議員。
○11番(田代耕一君)
私は、議案第12号、平成29年度御殿場市
後期高齢者医療特別会計予算について賛成し、その討論を行うものであります。
後期高齢者医療制度は、ほかに類を見ない超高齢化社会が到来する中、国民が皆、保険制度を守り、安心して医療を受けることができるよう、若い世代も含めて支え合う仕組みとして導入され、平成29年度で10年目の節目を迎えます。市はこの間、後期高齢者医療広域連合と連携し、制度の周知及び改善に取り組んだ結果、制度が確実に定着したと理解しております。
平成29年度は当制度の持続性を高め、世代間、世代内の公平な負担や能力相応の負担を求める観点から、高齢者の医療の確保に関する法律施行令の改正により、保険料の軽減特例が見直され、均等割額の軽減が拡充されたところであります。
後期高齢者医療特別会計は、市町村及び後期高齢者医療広域連合に設置が義務づけられ、後期高齢者医療に係る収入及び支出を定めるものであり、平成29年度の当該会計予算は、広域連合に対する所定の処理がなされ、収入、支出ともに適正な予算編成がされたものと判断しております。
また、今回の予算規模は、歳入歳出ともに8億8,600万円であり、被保険者数は1万人を見込んでおりますが、前年度対比で予算額、被保険者数とも増となり、高齢化が進む中、当制度の果たす役割が年々大きくなっているものと認識しております。
一方で、被保険者の増加とともに医療費が増大し、医療費の適正化が喫緊の課題であることから、皆さんが納得して費用を御負担いただくことには、より一層の医療費適正化を図っていくことが必要です。
今後も被保険者一人一人が積極的に健康づくりに取り組む環境の整備と、保健事業のさらなる推進や健康診査等の実施率向上を図っていただくとともに、公平性の観点からも保険料の収納対策と未納者への適切かつきめ細やかな対応を進めていただくことを切に要望するものです。
以上、賛成の理由を申し述べ、討論といたします。
○議長(勝間田博文君)
ほかに討論ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第12号「平成29年度御殿場市
後期高齢者医療特別会計予算について」を採決いたします。
本案に賛成の皆さんの起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(勝間田博文君)
起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第10 議案第13号「平成29年度御殿場市
公設浄化槽事業特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
8番 杉山章夫議員。
○8番(杉山章夫君)
ページは314ページです。2款1項1目公設浄化槽整備事業費について、説明欄1の公設浄化槽整備事業について、昨年度80基、今年度50基、29年度は44基の6減となっていますけれども、この事業は今まで法人主体のような形で進んできたと認識しておりますけれども、市が主体となって面的整備の考えはあるのかないのか、その辺についてお伺いしますとともに、合わせて当初予算概要の34ページに、公設浄化槽推進のため、PFI導入の可能性を調査する780万円が計上されておりますが、この計画はどのように進めていくのか、それらについてお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
下水道課長。
○下水道課長(杉山和彦君)
それでは、ただいまの質問にお答えします。
市主体の面的整備についてですが、この事業は市が農業集落排水施設などの汚水処理整備を新たな区域で実施することが経済的に困難な中、御存じのとおり、法人からの支援をいただき、事業が始まりました。現在もまだ様子見の方や、申請があってもスペース等の問題で個人負担の工事費が多くかかるため取り下げるなど、設置基数が伸びない状況であります。
現在の特定地域は、印野地区の全域及び玉穂地区は中畑北、中畑西、川柳の3区の計6区でありますが、平成29年度より玉穂地区の中畑東、中畑南の2区を加えた計8区を対象として事業を行います。
また、今後も引き続き市の上流部で現在の特定地域の近隣関係機関と積極的に協議を行い、合併浄化槽の普及を促進して、排水未処理世帯の減少をさせ、公共用水域の水質保全と生活環境の改善に取り組んでいきたいと思っております。
PFIの導入可能性の進め方の計画につきましては、今年度、当市と同様に工事発注にて事業を実施していたが、その後、PFIを導入した自治体への調査及び視察を行ったところ、民間活力を活用していくことで、人員の負担軽減、申請から設置までの期間の短縮、市民サービスの向上等、効率的な整備を行えている資料をいただけたことから、平成29年度では公設浄化槽整備事業実施計画の再調査、事業スキーム、事業性、民間事業者の状況調査、事業スケジュール等の検討を行い、当市においてPFI方式導入に向けた課題の解決策等の検討を踏まえ、導入の可否について取りまとめを行います。当市に適していると判断されましたら、平成30年度に実施方針の策定、特定事業の選定、契約協定等を行い、平成31年度より事業開始を予定しております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と杉山章夫君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第13号「平成29年度御殿場市
公設浄化槽事業特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第11 議案第14号「平成29年度御殿場市
上水道事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 高木理文議員。
○6番(高木理文君)
それでは、4点ほどお伺いいたします。
資料の1ページですけれども、給水戸数、給水量に関連してお伺いいたします。
給水戸数は、前年より微増の3万4,820戸です。次年度の水道料金調定額と水道利用加入金についての見通しについてお伺いいたします。
2点目ですけれども、ページでは31ページと33ページ、それぞれのところに委託料に係る内容が記載されておりますけれども、この内容の詳細についてお伺いいたします。
また、委託料が前年度予算よりも増額をされておりますけれども、この背景についても合わせてお伺いします。
3点目は、23ページです。利益剰余金のうち減債積立金と建設改良積立金、この状況と今後の見込みについてお伺いします。
最後、4点目ですが、20ページ、こちらに当年度の純利益が書かれているわけですけれども、1億3,780万円余、前年度比で140万円余の1.1%の減を見込んでいるわけですけれども、今現在行っております水道料金の割引政策、この今後の見通しについてお伺いいたします。
○議長(勝間田博文君)
水道業務課長。
○水道業務課長(長田和昭君)
ただいま4点の御質問をいただきましたので、順次、お答えいたします。
まず、1点目の給水戸数と給水量についてですが、給水戸数は認可申請の給水戸数推計に基づき、前年度から40戸増となっております。一方、給水人口は前年度から385人減少し、年間給水量についても平成27年度実績で前年度比0.5%の減少となりました。そのことから、平成29年度予算での年間給水量は、平成27年度実績、平成28年度の状況等を考慮し、0.5%の減少を見込みました。この数字に10%割引を含んだ実績供給単価、消費税8%をそれぞれ乗じて、水道料金調定額を算定いたしますが、実績供給単価が前年度より微増の1?当たり125円となったことから、前年度対比で440万円余の増額見込みとなったものです。
次に、水道利用加入金についてでございますが、景気が持ち直し基調にあることや、新東名関連の移転に伴う口径変更などが見込まれますが、平成27年度実績や平成28年度の状況等を考慮し、前年度並みの500件としたものです。
次に、2点目の委託料ですが、31ページの委託料の内容につきましては、水道施設の維持管理に要する委託料で、中央監視設備、滅菌装置、自動残留塩素計などの施設及び機器の点検や保守業務などです。
増額の主な要因としましては、中央監視システムの一部機器の更新並びに従来の漏水調査業務に加えて、通報などによる緊急漏水調査業務の追加によるものです。
33ページにつきましては、事務事業に係る水道料金徴収業務、コンビニ収納業務、会計システム支援業務などの業務委託になります。
主な要因としましては、水道料金徴収業務民間委託の契約更新により増額となりました。
次に、3点目の利益剰余金につきましては、継続する経営活動において、資本的収支に対する不足額に対し、補?をしていくため、積立金として蓄えております。積立金の状況ですが、予算の23ページの利益剰余金の中で、減債積立金9億5,200万円余、建設改良積立金11億1,300万円余、この金額が平成29年度末での積み立て見込み額となります。この金額は、平成28年度末と比べ、取り崩しにより減債積立金は6,100万円余、建設改良積立金では配水池築造工事などの大規模な資本的支出により5億1,300万円余、それぞれ減少する見込みです。
今後の見込みですが、減債積立金につきましては、平成29年度末の時点で目標とした企業債の未償還残高相当分に達しますので、以降は取り崩していくのみです。
また、建設改良積立金につきましては、水道施設の更新や耐震化、老朽化への対応、配水管の布設替え等、継続した安定供給のための計画的な施設整備を実施していくために必要な費用に対する不足額を補?していくことになります。このため、純利益の減少が見込まれる中ではありますが、今後も計画的な積み立てを予定しております。
最後に、4点目の水道料金の割引施策の今後の見通しでございますが、現在の割引料金につきましては、来年2月までの期限となっておりますので、現在、水道事業審議会においてアセットマネジメント等を十分に考慮しながら、料金を含めた今後の水道事業のあり方について審議をしていただいておりますので、この審議の結果を反映させてまいりたいと考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
21番 稲葉元也議員。
○21番(稲葉元也君)
2点ほどお願いします。
最近の高配水でずっと載ってないもんですから、有収率というのは載ってないもんですから、この辺の数字についてお聞かせ願いたいと思います。
それから、33ページに、車両の事故補償金ということで100万円ございますが、これは企業会計だからこういう形になっているのか、お教え願いたいと思います。
以上、お願いします。
○議長(勝間田博文君)
水道業務課長。
○水道業務課長(長田和昭君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
まず、1点目の有収率は平成27年度の実績で83.6%でございます。
次に、2点目の車両事故補償費は、補償費の頭出しでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
21番 稲葉元也議員。
○21番(稲葉元也君)
有収率の関係でちょっと再質問させていただきますが、漏水の調査の状況についてお教え願いたいと思います。
○議長(勝間田博文君)
水道工務課長。
○水道工務課長(遠藤義秀君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
100㎞程度を目標に漏水調査を行っていますが、毎年50件程度の漏水が発見されております。
なお、参考ですけども、去年1年間での漏水の修理箇所数は173件、内訳としましては9件の本管、残りの164件につきましては、各戸への取り出しの給水の漏水であります。
また、今年度、今の時点では修理箇所が107件、そのうち本管が9件、給水管が98件となっております。
以上、説明とさせていただきます。
○議長(勝間田博文君)
21番 稲葉元也議員。
○21番(稲葉元也君)
有収率が下がると水の単価が上がって、水道料金に響いてくるわけですけど、職員の皆さんは本当に頑張っていただいて、漏水を穴を塞ぐということで、日々、本当に苦労しているわけですけど、このことによって何とか維持できているんですけど、ちょっと視点が違うんですが、このことで他の自治体では水道料金を上げているところが多いわけですけれども、ざっくばらんに県内で御殿場市の水道料金の位置としてはどのぐらいのところに来ているのか、ちょっとお教え願いたいと思います。一応、そこを聞きたいもんですから。
○議長(勝間田博文君)
水道業務課長。
○水道業務課長(長田和昭君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
水道料金につきましては、割引後料金におきまして、平成28年4月現在、口径13㎜で10?使用した場合の1か月料金を比較すると、当市は昇順で県内23市中5番目となっております。
つけ加えさせていただきますと、昇順で県内23市中5番目に安い順位となっております。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と稲葉元也君)
○議長(勝間田博文君)
ほかにありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第14号「平成29年度御殿場市
上水道事業会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
日程第12 議案第15号「平成29年度御殿場市
工業用水道事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(勝間田博文君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第15号「平成29年度御殿場市
工業用水道事業会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(勝間田博文君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(勝間田博文君)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
○議長(勝間田博文君)
この際、本席より定例会再開のお知らせをいたします。
3月24日午前10時から3月定例会を再開いたしますので、定刻までに議場に御参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後1時53分 散会...