御殿場市議会 > 2012-03-13 >
平成24年 3月定例会(第8号 3月13日)

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  1. 御殿場市議会 2012-03-13
    平成24年 3月定例会(第8号 3月13日)


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    平成24年 3月定例会(第8号 3月13日)         平成24年御殿場市議会3月定例会会議録(第8号)                         平成24年3月13日(火曜日)     平成24年3月13日午前10時00分 開議  日程第  1 議案第  7号 平成24年度御殿場市一般会計予算について  日程第  2 議案第  8号 平成24年度御殿場市国民健康保険特別会計予算につ                 いて  日程第  3 議案第  9号 平成24年度御殿場市簡易水道特別会計予算について  日程第  4 議案第 10号 平成24年度御殿場市観光施設事業特別会計予算につ                 いて  日程第  5 議案第 11号 平成24年度御殿場市救急医療センター特別会計予算                 について  日程第  6 議案第 12号 平成24年度御殿場市公共下水道事業特別会計予算に                 ついて  日程第  7 議案第 13号 平成24年度御殿場市介護保険特別会計予算について  日程第  8 議案第 14号 平成24年度御殿場市農業集落排水事業特別会計予算                 について  日程第  9 議案第 15号 平成24年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算に                 ついて  日程第 10 議案第 16号 平成24年度御殿場市上水道事業会計予算について
     日程第 11 議案第 17号 平成24年度御殿場市工業用水道事業会計予算につい                 て  日程第 12 議員提出議案  御殿場市議会委員会条例の一部を改正する条例案の提           第  1号 出について 本日の会議に付した事件   議事日程に同じ 出席議員(23名)   1番  平 松 忠 司 君           2番  杉 山 章 夫 君   3番  辻 川 公 子 君           4番  本 多 丞 次 君   5番  長 田 文 明 君           6番  田 代 耕 一 君   7番  土 屋 光 行 君           8番  神 野 義 孝 君   9番  杉 山   護 君          10番  佐 藤 朋 裕 君  11番  勝間田 幹 也 君          12番  髙 橋 利 典 君  13番  稲 葉 元 也 君          14番  大 窪 民 主 君  15番  芹 沢 修 治 君          16番  鎌 野 政 之 君  17番  高 木 理 文 君          18番  山 﨑 春 俊 君  19番  斉 藤   誠 君          20番  勝 亦   功 君  21番  黒 澤 佳壽子 君          22番  勝間田 博 文 君  23番  菱 川 順 子 君 欠席議員   な し 説明のため出席した者  市長                  若 林 洋 平 君  副市長                 勝 亦 福太郎 君  教育長                 三 井 米 木 君  企画部長                勝 又 正 美 君  総務部長                伊 倉 富 一 君  健康福祉部長              野 木 裕 次 君  生活環境部長              土 屋 健 治 君  産業水道部長              勝 又 英 夫 君  都市建設部長              勝 亦 豊 二 君  危機管理監               長 田 和 弘 君  会計管理者               杉 山 泰 芳 君  教育部長                勝間田 喜 晴 君  消防長                 長 田 利 一 君  総務部次長兼総務課長          杉 山 直 毅 君  企画部次長兼秘書広報課長        鈴 木 洋一郎 君  財政課長                勝 又 一 己 君  財政課課長補佐             杉 本 哲 哉 君  介護福祉課長              田 代 一 樹 君  介護福祉課課長補佐           新 村 浩 一 君  健康福祉部次長救急医療課長      小宮山 公 平 君  国民年金課長              藤 田 明 代 君  国民年金課課長補佐           井 上 仁 士 君  国民年金課副参事            山 本 宗 慶 君  国民年金課副参事            田 代 こず江 君  商工観光課長              勝間田 安 彦 君  商工観光課主幹             勝 又 欣 也 君  下水道課長               杉 山 達 夫 君  下水道課参事              石 田 昌 彦 君  下水道課課長補佐            土 屋 和 俊 君  水道業務課長              杉 山   茂 君  水道工務課長              勝間田   実 君  都市計画課長              長 田 忠 一 君  都市建設部次長兼新東名課長       勝 亦 和 男 君  都市整備課長              勝 俣 文 美 君  都市建設部次長建築住宅課長      井 澤 正 和 君  都市建設部次長兼土木課長        長 田 清 一 君  危機管理補佐監兼室長          松 田 秀 夫 君  教育部次長兼教育総務課長        湯 山 益 榮 君  教育総務課技監             小宮山   誠 君  教育部次長兼学校教育課長        梅 田   剛 君  社会教育課長              滝 口 芳 幸 君  学校給食課長              小 野 恵美子 君  消防次長兼警防課長           梶 本 雅 彦 君 議会事務局職員  事務局長                勝 又 一 宏  議事課長                芹 澤 信 義  副参事                 芹 沢   徹  主任                  長 田 香 織  主事                  池 谷 歩 美  主事                  岩 瀬 陽 平 ○議長(勝亦 功君)  出席議員が法定数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ○議長(勝亦 功君)  ただいまから、平成24年御殿場市議会3月定例会を再開いたします。 ○議長(勝亦 功君)  直ちに本日の会議を開きます。                          午前10時01分 開議 ○議長(勝亦 功君)  本日の会議は、お手元に配付してあります日程により運営しますので、御了承願います。 ○議長(勝亦 功君)  本日、議席に配付済みの資料は、議事日程(第8号)のほか、参考資料8 平成24年御殿場市議会3月定例会議案書(議員提出分)、資料9 平成24年御殿場市議会3月定例会議案資料(議員提出分)、以上でありますので、御確認ください。 ○議長(勝亦 功君)  日程第1 議案第7号「平成24年度御殿場市一般会計予算について」を議題といたします。  昨日の本会議に引き続き、質疑を継続いたします。  昨日の質疑は、歳出7款商工費の質疑まで済んでおりますので、8款土木費について、引き続き質疑に入ります。  質疑ありませんか。  14番 大窪民主議員。 ○14番(大窪民主君)  予算書の215、216ページ、8款2項5目の防衛施設関連道路整備事業費について質問します。  前年度比で9.9%の減額になったとの説明がありましたが、8億8,000万円余りが計上されており、道路予算の中でも主要な予算であると思います。  そこで、予算書216ページの説明欄2と3ですが、いわゆる防衛8条、9条に関連した事業だと思いますが、それぞれのどのような市道が該当する路線となるのか。また、防衛8条と9条に仕分けられる基本的な違いは何かお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(勝亦 功君)  土木課長。 ○土木課長(長田清一君)  それでは、防衛補助の8条と9条の違いについての御質問にお答えさせていただきます。  防衛補助事業の8条と9条は、防衛施設周辺の生活環境の整備に関する法律の8条と9条に該当する事業のことを言います。このうち8条事案につきましては、東富士演習場周辺道路整備事業という事業名となり、演習場や各駐屯地などの防衛施設に直接関連する道路が対象となる事業で、補助率は事案ごとの経緯により70%、または75%となります。  一方、9条事案につきましては、特定防衛施設周辺道路整備事業という事業名となり、市内全域が対象となる交付金事業であり、補助率の決まりはなく、一般的に90%程度を充当しております。  9条事案の対象路線につきましては、地元より毎年要望されます東富士演習場土地賃貸借契約に関する要望書に記載されました路線のうち、重要性及び道路構造令に乗っ取った規格に基づく整備が可能な路線について、順次、事業化を進めております。
     以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と大窪民主君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  12番 髙橋利典議員。 ○12番(髙橋利典君)  8款2項土木費の道路橋梁費、216ページ、3目生活道路整備事業費についてお聞きします。  市民生活に密着している事業として、非常に関心も高く、災害時の避難上からも重要と考えますが、要望に対する何%の事業費となっているか。また、どのような基準で決められているのか。そして、市民との信頼関係上、重要と思われる採否の回答は十分な説明がなされているか、お伺いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  土木課長。 ○土木課長(長田清一君)  それでは、生活道路整備事業の御質問についてお答えさせていただきます。  まず、要望に対して何%の事業率になっているかとの点についてですが、平成23年度までの要望路線422路線に対しまして、整備済みは201路線であり、47.6%となっております。採択につきましては、今までの整備状況と地域バランスをもとに選定を行い、地区内においては要望の古いものから順次、採択させていただくよう対応しております。  なお、要望に対する採否につきましては、毎年3月中に各区長様あてに他の改良工事などもあわせ、送付をさせていただいております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と髙橋利典君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  それでは、3点ほど伺わせていただきます。  まず、1つ目ですけれども、226ページ、8款4項3目街路関連事業費ということで、中心市街地の整備事業ですけども、大変大幅な増額となっております。この主たる背景について、説明をお願いしたいと思います。  それから、2つ目ですけれども、228ページ、公園整備費、8款4項5目です。この中の都市公園施設長寿命化計画策定事業、ここで言います長寿命化というのは、どのようなことを意味しておられるのか、また、その対象の公園数は幾つか等々、もう少し事業内容の説明をよろしくお願いしたいと思います。  それから、もう1点、3点目ですけれども、234ページ、建築指導費、8款5項2目ですね、アスベスト対策事業です。125万円となっておりますけれども、調査の必要な建物、これをどの程度、当局のほうで見込んでおられるのか。また、当局のほうで想定しております進捗状況と比較して、現況がどのような状況になっておられるのか伺いたいと思います。  以上、3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  都市整備課長。 ○都市整備課長(勝俣文美君)  ただいまの質問、8款4項3目中心市街地整備事業が大幅な増額となっている主たる背景について、お答えいたします。  中心市街地整備事業におきましては、市道4242号線及び箱根乙女口広場箱根乙女口線が主たる事業となっております。  まず、市道4242号線につきましては、通称軒田通りとの交差点の整備について、関係者の同意が得られたため、平成24年度は用地、物件補償費など、大幅な予算計上をいたしました。  次に、箱根乙女口広場及び箱根乙女口線でございますが、都市計画道路新橋深沢線と御殿場駅箱根乙女口を結ぶ重要な幹線道路となるもので、前年度は基本的な調査費が主でしたが、平成24年度は地元や関係者の御理解がいただけたことで、事業を具体化させることができ、用地補償といった予算が増額計上となりました。  次に、8款4項5目、公園施設長寿命化についてお答えします。都市公園施設長寿命化とは、現在ある都市公園について、予防・保全的な維持管理への取り組みを検討することにより、維持・管理費用等を最大限に抑えた中で、より長く使用していくことを意味します。具体的には施設の点検調査、健全度判定、これによる施設劣化予測に基づく修繕の優先度や対策工法の検討などによる費用の縮減、費用負担の平準化等を検討してまいるものです。  また、今回、対象となる公園数についてお答えします。平成24年度当初においては、当市の都市公園は75か所となります。そのうち長寿命化計画の対象とする公園は、遊具やトイレといった保全管理していくべき公園施設を有する26公園を予定しております。具体的には、総合公園である秩父宮記念公園、地区公園である中央公園、桜公園の2公園、近隣公園である湯沢平公園ほか3公園、1,000㎡以上の街区公園19公園となります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  建築住宅課長。 ○建築住宅課長(井澤正和君)  それでは、私のほうから、3点目の御質問のアスベスト対策事業の調査の必要な建物の見込みにつきましてお答えいたします。  現在の建築規模により、550棟余りを静岡県がアンケートにより調査の集計をしているところです。今後は、より正確な資料が作成されてきます。現時点の推定でございますが、40棟程度が調査の対象となり、平成24年度は申請規模により変動はしますが、10棟程度の予算を見込んでおります。  また、進捗状況ですが、現状ではアンケートの調査により、順次、進めていることや、この平成24年になりまして、少しずつ問い合わせが来ております。  今後は、該当物件による申請により受け付けとなりますが、実態が判明し、予算が不足の場合は、国庫補助対象事業でございますので、補正予算等を含め、順次、対応していく所存でございます。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  21番 黒澤佳壽子議員。 ○21番(黒澤佳壽子君)  質問いたします。ページでは213、214の2項2目道路新設改良費の説明欄4の社会資本整備総合交付金事業です。23年度は、これは活力創出基盤整備事業という名称だったと思いますけれども、この単にメニューの名称変更だけか。そして、その名称変更になった理由について。また、補助対象事業は変わることはなかったのか。また、予算額が約2分の1に減額となっておりますが、その理由についてお尋ねいたします。  次が217ページ、218ページの2項6目交通安全施設整備費の説明欄3の交通安全施設(歩道等)整備事業です。①、②がありますが、②の地域主要道路歩道用地取得事業市道0216号線という説明がありますが、これは212ページの2項1目の説明欄3の道路修繕事業市道0216号線と合わせてお伺いいたします。この0216号線は、東大路線ですが、あの東大路線はアウトレットからの迂回路になっておりまして、非常に交通量が多い道路です。なのに道幅が広くなく、歩くのには非常に危ない道路です。特に御殿場幼稚園の交差点付近は、雨の中ではもう傘を差して歩けない状態です。当局もこの状況については把握されて整備を進めてくださっておりますが、24年度の事業内容についてお尋ねいたします。  また、保育園、幼稚園、小・中学校周辺の歩道整備率、歩道整備状況についてもお伺いいたします。  関連ですが、昨年の発表では、道路舗装率が県下ワースト2ということをお聞きしました。今の状況についてお尋ねいたします。  次は、223ページ、224ページの4項1目都市計画総務費、説明欄2の都市計画調査事業です。③の景観計画策定事業についてお伺いいたします。  これは景観計画とか条例案策定のための費用とお伺いしていますが、24年度の事業の進め方、また、そのスケジュールについてお伺いいたします。  次が、227、228ページの4項4目公園管理費、3の公園施設改善事業駒門公園遊具整備1,000万円についてお尋ねいたします。まず、市内公園の遊具の安全性、点検についてお伺いいたします。どのぐらいの周期で点検していらっしゃるのか、毎年とか、毎月とか。そして、それによっての取りかえをどのような状況でなさっているのか。23年度もこれ1,000万円だったんですけれども、24年度も同額なんですけれども、これは予算計上、偶然なのか、それとも予算を決めて、その中の枠で整備されているのか、お尋ねいたします。  以上です。 ○議長(勝亦 功君)  土木課長。 ○土木課長(長田清一君)  それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  まず、1問目の御質問につきましては、名称の変更のみで、内容的には変わっておりません。なお、名称の変わった理由につきましては、この活力創出基盤整備事業というものは、社会資本整備総合交付金事業の中に含まれる小さい枠の事業ということで、大項目のほうに名称を変えたということであります。  次に、2点目の予算額が2分の1になった件でございますが、市道3679号線におきまして、新礼聖橋を架設しておりますが、平成23年度において、上部工までの発注を行ったことにより、橋梁予算の計上がなくなり、減額となったものであります。  3点目の地域主要道路歩道用地取得事業、市道0216号線の関係ですが、これは一括してお答えさせていただきます。  まず、市道0216号線道路修繕工事につきましては、舗装面が非常に傷んでいるということで、舗装の打ちかえをさせていただくものであります。  単独の歩道整備事業につきましては、市道0104号線、善龍寺の南側、及び市道0216号線、東大路線の2路線の歩道整備を予定しております。  市道0216号線、地域主要道路歩道用地取得事業につきましては、東大路線の歩道整備をするための用地取得費でありますが、御殿場幼稚園の交差点部分につきましては、現在、防衛9条事案により、交差点改修をするべく、地権者との交渉中であります。  次に、保育園、幼稚園、小・中学校周辺の歩道整備率はどうかとの御質問でありますが、学校周辺の歩道整備率ということでの歩道整備率は作成しておりませんが、子どもたちの安全確保の重要性は認識しておりますので、市内の小・中学校の周辺などの道路整備にあわせ、歩道整備も進めております。  次に、市道における舗装率の御質問でありますが、平成23年4月現在の舗装率につきましては、57.7%となっており、県下23市中22番目となっております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  都市計画課長。 ○都市計画課長(長田忠一君)  それでは、3点目の4項1目3の景観計画の策定事業について、説明いたします。  このうち事業費の進め方、スケジュール等について説明をしてまいります。  景観計画策定事業につきましては、平成24、25年度の2か年で実施する事業でございます。全体の事業費は600万円を見ており、このうち平成24年度の300万円と、策定市民懇話会の報償費8万円の計308万円を、平成24年度に計上いたしました。  具体的事業の進め方でございますけれども、策定組織としましては、庁内策定検討委員会を設置をいたします。また、市民や企業の意見の反映の場といたしまして、市民懇話会を設置いたします。市民懇話会につきましては、建築や建設、産業、あるいは文化財関係、公共施設管理者等など、幅広く人材を求めてまいりたいと考えております。  条例化につきましては、景観区域を定め、区域の抑制や保全の方針を定めてまいります。また、広告物につきましては、市の条例化によりさらに強化をしてまいりたいと考えております。  スケジュールにつきましては、平成24年度に策定組織を立ち上げ、景観区域や景観重点地区を定め、区域内の規制や広告物の規制の内容を固め、平成24年度でパブリックコメント、議会への説明、地区の説明、事業者への説明をいたし、必要に応じ、条例を制定してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  都市整備課長。 ○都市整備課長(勝俣文美君)  8款4項4目公園管理費、市内公園遊具の安全点検についてお答えします。  まず、都市公園の遊具の安全点検については、指定管理者による毎月1回の定期点検と、専門業者による年1回の法定点検を実施しております。この点検により、遊具のふぐあい等による事故を未然に防ぐことができておるものと認識しております。遊具の取りかえについては、これらの点検を行う中で必要が生じた際に実施しています。  次に、工事請負費が前年度と同額であることについて、当事業は昨年、台風15号により被害を受けた遊具2基の更新による整備で、事業費の算定をしたところ、当予算額と同額となったものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出8款の質疑を終結いたします。  次に、9款消防費について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  1番 平松忠司議員。 ○1番(平松忠司君)  9款1項5目災害対策費、ページでは241、242ページの説明4、①でございますけれども、これについて御質問させていただきます。  防災用施設・資機材の整備の説明ということで触れられました新規計上になります避難地用可搬型発電機緊急整備事業、これについてお伺いいたします。  発電機は、どこの避難地にも必要とは考えますけれども、本予算においては、どの避難地にどの程度の配備を計画しておられるのか、お伺いしたいと思います。
     また、今後、市の避難地全部に配備をしていく計画があるのかどうか、これについてもお願いをいたします。  また、機器におきますと、これの保守点検ということが必要になると思います。これら管理についてはどのようにお考えを持っておられるかお聞きいたします。  また、その機器で使う燃料の確保、これはどんな計画があるのか、これについてお聞きをいたします。  以上でございます。 ○議長(勝亦 功君)  危機管理室長。 ○危機管理室長(松田秀夫君)  それでは、ただいまの御質問についてお答えをいたします。  避難所可搬型発電機整備事業につきましては、平成24年度から新たな事業として避難所専用の可搬発電機とバルーン投光器を整備する事業であります。平成24年度は5か所の避難所分を整備をし、努めて早い時期が望ましいのですが、約5年間で26か所のすべての避難所に発電機などを整備したいと考えております。  発電機や投光器の運用、点検を含む管理につきましては、当面の間は市が一括管理することが最良と考えておりますが、必要数が整備された場合には、その管理要領について改めて検討したいと考えております。  また、燃料の確保につきましては、発災当初は備蓄品の燃料の缶詰を使用いたしますが、その後は給油所より供給を受けたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と平松忠司君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  21番 黒澤佳壽子議員。 ○21番(黒澤佳壽子君)  241ページ、242ページの災害対策費の緊急地震速報整備事業という23年度には、この災害対策費の中に緊急地震速報整備事業というのがあったのですが、これはそのときの説明で、59か所に59基のこの受信機を設置するとの説明でした。24年度にこの事業がありませんが、23年度で完備されたということでしょうか。事業の拡大は考えなかったのか、お尋ねいたします。  同じく1項5目の災害対策費の4の防災用施設・資機材整備費の①の防災用資機材購入費ですが、これは23年度より2.76倍予算計上されておりますが、その背景について。  そして、また、定期的にどのように入れかえていくのか。備蓄品の種類もわかったら教えていただきたいと思います。そして、現在、備蓄率についてもお尋ねいたします。  以上です。 ○議長(勝亦 功君)  危機管理室長。 ○危機管理室長(松田秀夫君)  それでは、ただいま2つの御質問をいただきましたので、順次、お答えをいたします。  まず、第1点目の緊急地震速報整備事業についてでありますが、平成23年度に安全・安心なまちづくりの一環として、本市が国や県の施策に先行して防衛省の補助を受けて実施している事業であります。事業内容は、子どものいる施設である市内の私立も含むすべての保育園及び幼稚園の27園、小学校及び中学校17校及び市民の利用数が多い公共施設である市役所、市民会館、市立図書館、市民交流センター、玉穂地区プール、温泉会館、富士山樹空の森の、合わせて市内51か所で、本年3月までに緊急地震速報受信装置の設置を完了し、地震に備える事業であります。平成24年度は、この事業は実施いたしません。また、現時点では、事業の拡大は予定をしておりません。  次に、2点目の防災用資機材購入費についてでありますが、まず、平成24年度予算が増額になりましたのは、備蓄資機材用の整備のほかに、平成24年度から新たに事業として実施をする避難所用の可搬発電機とバルーン投光器の整備費と、避難所標識板の設置費が含まれているためでございます。  平成24年度は、防災用備蓄資機材として、備蓄食糧1万3,600食、毛布500枚、排便用収納袋2,310枚などを整備する予定です。平成24年度末の各備蓄資機材の備蓄率は、備蓄食糧は約42%、毛布は約24%、排便用収納袋は約31%となる見込みであります。備蓄品の入れかえにつきましては、備蓄食料の賞味期限が25年、もしくは5年でありますので、適宜に入れかえを実施をしております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  22番 勝間田博文議員。 ○22番(勝間田博文君)  予算書の241、242ページの消防費について質問します。  説明欄5の自主防災活動推進事業に1,600万円余が計上されていますが、先の代表質問の中でも、自主防災組織の強化を図っていくとの御答弁がございましたが、大震災を踏まえた上で、強化に向けて特に平成24年度にどのような取り組みをしていくのか、事業内容と当市の姿勢についてお聞きします。 ○議長(勝亦 功君)  危機管理室長。 ○危機管理室長(松田秀夫君)  それでは、ただいまの御質問についてお答えをいたします。  自主防災組織の強化に向けての平成24年度に取り組んでいる当市の姿勢についてですが、市内59区のすべての自主防災会が強化されて初めて本市の地域の防災力の強化が図られるものと考えております。そのためには、自主防災会の防災意識の高揚と防災力の向上を図ってまいりたいと考えております。  次に、事業の内容についてですが、平成24年度は自主防災活動推進事業として、各自主防災会の防災訓練や防災資機材等の購入などに使用していただく自主防災対策事業補助金、また、各自主防災会の各種防災業務に活用していただく自主防災会交付金や自主防災会連合会交付金及び火防隊運営費交付金であります。また、特に、平成24年度の新規事業として、自分の地域は自分で守るという地域防災力の向上を目指し、地域の防災指導者・防災士を養成する「地域防災指導者養成講座」を開催する予定であります。講座の内容といたしましては、受講人員は約130人程度、実施時期は秋ごろの3か月間の開催を予定をしております。  以上で、答弁とさせていただきます。  (「了解しました。」と勝間田博文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出9款の質疑を終結いたします。  次に、10款教育費について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  4番 本多丞次議員。 ○4番(本多丞次君)  私からは、1点、御質問をいたします。10款1項3目の教育指導費について、御質問をいたします。予算書の249ページから250ページです。その大事業3の⑧の夢創造事業交付金についてお聞きいたします。  この事業は、説明を見ると、小学校、中学校へ交付金を交付して、事業を実施していくものだと思いますが、この事業の目的、効果についてどのようにお考えしているのかお聞きいたします。また、来年度はどのような内容を計画しているのか、お聞きいたします。  以上です。 ○議長(勝亦 功君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(梅田 剛君)  夢創造事業について、順次、お答えいたします。  最初に、事業の目的及び効果についてでありますが、夢創造事業は、平成13年度より心豊かな人づくりを目的とし、各学校の裁量で実施できる事業としてスタートいたしました。具体的には、感性の育成を目指した音楽鑑賞や観劇会、キャリア教育を視野に入れ、みずからの生き方を考えるきっかけとする、現在、社会で活躍している卒業生による講演会やコンサートなど、各学校では毎年、創意と工夫にあふれた特色ある事業を実施しております。  また、効果についてでありますが、子どもたちの情操教育のみならず、本物と出会った感動や体験から見直される社会観や職業観、人生観にも大きな影響を及ぼしており、出会いの実感から学びの実感を具現化できる貴重な事業として、各方面から高い評価をいただいております。さらに、この事業は、地域や保護者の方々などにも開かれております。  次に、24年度における計画でありますが、各学校は年度当初に学校長の経営方針に基づき、学校の課題や地域の願い、子どもの実態やつけたい力など、さまざまな点を考慮して学校の方針を明確にする中で、組織的、計画的に取り組むことから、具体的な内容は4月以降に決定されるものであります。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と本多丞次君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  9番 杉山 護議員。 ○9番(杉山 護君)  私のほうからは、1点、質問をいたします。  250ページの教育指導費について、10款1項3目、説明欄3の⑥に魅力ある学びづくり推進事業があります。これは、新規事業ということですが、この事業の目的、効果についてお伺いをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(勝亦 功君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(梅田 剛君)  魅力ある学びづくり推進事業について、順次、お答えいたします。  最初に、この事業の目的でありますが、小・中学校の教員は、日々の授業のほかに授業の準備や学級だより等の作成に加え、各種調査への対応など、授業以外のさまざまな業務に費やす時間は決して少なくありません。このような現状の中、小学校では平成23年度、中学校では平成24年度から新学習指導要領が完全実施となることで、教員1人の授業時数がさらに増加し、児童生徒と向き合う時間や授業準備の時間は、より一層、減少しております。  そこで、小・中学校に学年事務補助者を配置し、教員の事務的な業務を軽減化して、授業準備の時間を増やすとともに、児童生徒と向き合う時間を確保することで、魅力ある学びづくりの実現を推進するものであります。  次に、事業の効果としましては、教員の事務的業務を削減して生み出された時間を授業の準備に当てることで、授業の質が高まるとともに、児童生徒と向き合う時間が増えることで、子どもとの人間関係が深まり、個に応じた支援の充実が可能となります。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と杉山 護君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  21番 黒澤佳壽子議員。 ○21番(黒澤佳壽子君)  お尋ねいたします。245ページ、246ページの1項2目事務局費の説明欄3の育英奨学資金貸与事業1,994万円余についてお聞きいたします。  説明では、高校生に1か月1万2,000円、大学生には3万円貸与するということで、増額計上は貸与者が増であるということで、予算計上したとお聞きしました。これは、23年度から比べると、30%の上乗せになりますけれども、社会経済状況を考慮されて、計上されたのか。また、貸与する予測人数について、お尋ねいたします。  ただいまの魅力ある学びづくり推進事業についてですが、補助者の資格、雇用条件について、そして、公務員としての位置づけはどういうものになるのか。また、雇用期間に限定はあるのか、お尋ねいたします。  259ページと260ページの幼稚園費です。幼稚園費の中の説明3の②の施設維持補修費、遊具安全対策修繕等についてお尋ねいたします。遊具の点検について、24年度の事業について、お尋ねいたします。  次が、265ページ、266ページの6項1目の給食センター運営費です。学校給食諸経費のうちの賄材料費について、お尋ねいたします。食材の放射能汚染量の検査、24年度に予定されていらっしゃるかどうか、お尋ねいたします。  以上です。 ○議長(勝亦 功君)  教育総務課長。 ○教育総務課長(湯山益榮君)  それでは、私のほうから2点ほどお答えいたします。  初めに、245ページ、246ページの10款1項2目の事務局費の育英奨学資金貸与事業について、説明申し上げます。  前年度、平成23年度当初予算では、高校生3名、大学生41名の計44名分の事業費を計上しておりましたが、奨学金の貸与希望者が多く、高校生1名、大学生51名の計52名を貸与することと決定いたしました。このため、9月の補正予算にて増額をお願いしたところでございます。  ここ最近の貸与実績者数は、平成18年が58名、19年度が45名、20年度が40名、21年度が53名、22年度が58名、そして、今年度が56名と推移しております。年によって若干の変動があります。このことから、新年度は前年度の実績者数と同じ高校生1名、大学生55名の計56名分の事業費を計上させていただきました。今後の状況により、貸与者が増加する場合には、追加の予算措置を考えていきたいと存じております。  次に、10款4項1目の遊具の点検についてでございますが、遊具の点検につきましては、専門業者に委託し、安全検査では部材の鉄骨の厚みの測定、音響検査、目視検査を5月に行い、保守点検では遊具の調整、ねじの締めつけ、部品交換等を9月、11月、2月に定期的に実施しております。また、小学校、中学校でも、同等の検査を実施しております。  なお、日常につきましては、園で点検を行い、遊具にふぐあいを発見した場合には、直ちに使用を禁止し、教育総務課のほうに報告の上、改善、修繕を行っております。
     次に、遊具の耐用年数でございますが、国土交通省が平成14年3月に示した都市公園における遊具の安全確保に関する指針に基づき、平成20年に作成された社団法人日本公園施設業協会による遊具の安全に関する基準により、遊具の各部材に対し、交換サイクルとして規定されており、検査及び定期点検により、必要な措置を行っております。  以上、答弁といたします。 ○議長(勝亦 功君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(梅田 剛君)  魅力ある学びづくり推進事業について、順次、お答えいたします。  最初に、補助者の資格、雇用条件についてでありますが、教職員が授業以外に行っております学級だより等の作成や、各種調査への対応など、事務的な業務を補助する一般事務補助職であることから、特に教員免許などの資格は求めておりません。  また、雇用条件につきましては、勤務日は月曜日から金曜日までの週5日で、長期休業期間中を除く年間205日間、1日の勤務時間は7時間となります。  次に、公務員としての位置づけについては、地方公務員法に基づき、臨時的に任用されるパート職員となりますので、信用失墜行為の禁止や、秘密を守る義務など、服務においては正規職員と同様であります。  最後に、雇用期間についてでありますが、雇用期間は4月1日から3月31日までの1年となりますが、任命権者が業務遂行上、特に必要があると認めるときは、更新も可能となっております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  学校給食課長。 ○学校給食課長(小野恵美子君)  4点目の食材の放射能検査について、お答えいたします。  静岡県では、24年度に市町の給食用食材の放射線測定を支援するために、放射線検査機器を5台購入し、希望する市町がその機器を利用できる予定となっております。御殿場市におきましては、県の放射線機器を利用し、食材の放射線測定を実施したいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  19番 斉藤 誠議員。 ○19番(斉藤 誠君)  1点、お伺いいたします。10款5項2目、263、264ページです。文化財事業、説明欄2の印野熔岩隧道(丸尾エリア)保全整備について、お伺いいたします。  現在、整備の進捗状況と公開予定について、また、昨年オープンした交流センター富士山ゾーン、樹空の森、現在、整備中のパークゴルフ場、また既設御胎内温泉等との連携など、観光施設や富士山世界文化遺産登録推進啓発事業との連携が必要かと感じますが、そのような予定があるのか、お聞きいたします。 ○議長(勝亦 功君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(滝口芳幸君)  それでは、ただいまの御質問について、お答えいたします。  印野の熔岩隧道丸尾エリアは、御胎内清宏園の御胎内とともに、昭和2年、国指定天然記念物に指定されており、印野丸尾溶岩流末端の様子が見学できるよう、2か年で整備を進めております。  現在、進捗状況でございますが、立木の伐採、伐根作業が終了し、整地作業を進めており、3月末までには全体事業の4割強を整備する予定でございます。  公開予定でございますが、事業の完成がことしの9月ごろとなることから、公開はそれ以後となる予定でございます。  次に、印野の熔岩隧道丸尾エリアと富士山ゾーンとの連携についてですが、整備終了後は、富士山樹空の森を拠点といたしまして、丸尾エリアや旧石田家住宅等の文化財を見学する散策コースを設定いたしまして、富士山樹空の森や御胎内温泉等に散策マップを置いて、富士山ゾーンに訪れた市内外の人に見学していただくよう連携を図ってまいります。  また、現地には天然記念物としての説明板を設置したり、パンフレットなどを製作したりして、印野の熔岩隧道丸尾エリアをPRするとともに、富士山世界文化遺産登録推進啓発事業とも連携を図りながら、PRしてまいりたいと考えます。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と斉藤 誠君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  何点か質問をさせていただきます。  まず、248ページ、10款1項3目です。教育指導費なんですけれども、学校教育充実事業ということで、特別支援学級、保健室、学校図書室などのそれぞれの配置人員と充足状況、この状況につきまして教えていただきたいと思います。  また、今、政府のほうでは、新しい年度に向けて小・中学校図書館への職員、これはいわゆる学校司書なんですけれども、この配置措置を決めて150億円の予算規模、これを確保したというふうに伺っております。こうした交付税措置、こうしたものも利用されて、充実を図っていっていただきたいと思うわけですけども、この点についての状況をどのように考えておられるのか、伺いたいと思います。  それから、2点目ですけども、教育指導費、10款1項3目、250ページになりますけども、この中の多人数学級支援事業についてです。これは静岡県方式の35人学級に加えて、国が小学校1年生の35人以下の学級、これを進める事業が進行するに従いまして、講師の派遣による人員の充実、これを図っていくものなんですけれども、昨年よりもこの額が削減をされております。この背景についてお伺いしたいということと、教室等の設備面の充実、これも同時に必要だと思うわけですけども、これの対応ができておられるのか。特に特別教室についての不足が生じてきていることはないのか、この点についてお伺いいたします。  それから、3点目ですけども、ページでは252、258ページ、10款2項2目と10款3項2目になります。教育振興費の中の就学援助についてです。就学援助制度そのものは、今、受給者が格差社会が大変進行している中で、失業や不安定雇用の拡大によって、大変増えてきている傾向にあると認識をしております。当市におきましての状況についてはいかがでしょうか。また、希望者が増えた場合に、この対応は十分可能なのか、その点についてお伺いいたします。  それから、次は、図書館費についてです。264ページ、10款5項3目についてなんですけども、その中の1つ目が、図書館の窓口業務の委託事業です。これは昨年、年間500万円をコスト削減するという目標で委託をスタートした事業だと認識をしております。コスト優先で仕事をする分野ではないと私は認識をしておるわけですけども、1年を経過しての評価、これはいかがでしょうか。また、利用者の声、こうしたものが唱えられて、また反映をされておられるのか、お伺いいたします。  それから、図書館関係でもう1点ですけども、図書館の図書館図書整備事業についてです。これも国のほうでは2010年度から光交付金というものを設けまして、また、2011年度からは、司書や蔵書体制の充実などで、知の蓄積等による地域づくり、こうしたものを対象とした特別交付税を措置しておるというふうに伺っております。こうした措置の活用、こうしたものも検討されておられるのか、お伺いいたします。  以上、5点ほどになってしまいましたけども、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(梅田 剛君)  私から3点について、お答えさせていただきます。  初めに、学校教育充実事業に関する議員の御質問に順次、お答えいたします。  配置状況は、特別支援学級補助者7名、情緒通級指導教室補助者1名、保健室補助者3名、学校図書館補助者6名でございます。  また、充足状況についてですが、情緒通級指導教室補助者以外は、どの補助者の人数も学校等の実態から見ますと、十分とは言えませんが、市の実情をかんがみる中で、校内における他の職員との連携や効率性を学校全体で検証するなど、より一層、効果的で効率的な活用を検討していくことも大切であると考えております。  なお、学校図書館補助者の雇用経費については、交付税措置を利用いたします。  続いて、多人数学級支援事業について順次、お答えいたします。  最初に、予算の減額理由についてでありますが、前年度から継続して雇用する補助者が減少し、新たに雇用する補助者の増加が見込まれますことから、賃金のうち特別手当を減額したことによるもので、補助者の人数減ではありません。  次に、教室数など設備面の充足についてでありますが、普通教室につきましては、おおむね対応できるものと認識しております。しかし、生徒が急激に増加している富士岡中学校につきましては、平成25年度以降に、普通教室の不足が見込まれますことから、現在、仮設の普通教室を建設中でございます。  最後に、特別教室に不足が生じていることはないかということでございますが、学校への調査から、理科室、音楽室において不足感を感じている学校が何校かございます。不足感を感じている学校では、こうした状況に対応すべく、時間割りの調整等を行い、工夫して取り組んでいるのが現状でございます。  なお、御殿場中学校、富士岡中学校及び南中学校におきましては、平成24年度からの新学習指導要領完全実施に伴い、緊急に既設校舎を改修し、理科室を増設するための予算を計上させていただいているところであります。  続きまして、就学援助費について、お答えいたします。  平成23年度における要保護児童生徒は、小学校7人、中学校5人の計12人です。準要保護児童生徒につきましては、小学校171人、中学校134人の計305人、要保護、準要保護の合計では317人となっております。これは、小・中学校の児童生徒全体の3.9%に相当します。平成22年度と比較しますと、人数で9人、割合で0.1%の増加となりました。平成24年度予算では、要保護、準要保護合わせて小学校170人、中学校141人の合計311人程度を見込んでおります。ここ数年の傾向として、割合では変化がありませんでしたが、平成22年度からは増加に転じております。  次に、申請者が増えた場合の対応ですが、扶助費でありますので、増加に合わせ、予算措置をしてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(滝口芳幸君)  それでは、私から御質問のありました4番目の図書館窓口業務委託の評価等について、そして、5番目の光交付金の活用について、この2点の御質問にお答えいたします。  初めに、4番目の御質問の窓口業務委託の評価と利用者の声は反映されてますかとの御質問でございますが、市図書館は、昨年の4月1日から窓口業務委託をし、約1年が経過しようとしております。ことしの1月末現在で、図書館への来館者数は、昨年度の同時期に比べ約28.6%増の20万3,917人、図書の貸し出し者数は約15%増の9万9,234人、本の貸し出し数も約11.5%増の47万2,617冊と大幅な増となっていることから、窓口業務委託の評価は高いものと考えます。  また、利用者の皆さんからは、部活動などで遅くなっても利用できるようになった。午後9時まで開館しているため、ゆっくり読書や調べ学習ができる。会社帰りに図書館を利用することができるようになったなど、特に学生、会社員の皆さんから、利用しやすくなったとの御意見をいただいております。  次に、御質問5番目の光交付金を司書や蔵書体制の充実など、知の蓄積等による地域づくりを対象とした特別交付税の措置の活用は可能かとの御質問にお答えいたします。  議員のおっしゃられるとおり、平成23年度から社会的弱者等の自立支援、知の蓄積等による地域づくりにかかる地方財政措置として、特別交付税が措置されております。この採択基準の中には、高度な相談機能の充実など、直ちに当市で行うことができない新たな項目もありますが、その中で、平成23年度は図書館の開館時間の延長、開館日数の増加にかかる電気、ガス代などの光熱水費の増加分が該当すると判断し、県に要求しておりますので、平成24年度も同様に要求してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出10款の質疑を終結いたします。 ○議長(勝亦 功君)  この際、10分間休憩いたします。                             午前11時12分 ○議長(勝亦 功君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                             午前11時22分 ○議長(勝亦 功君)  日程第1 議案第7号「平成24年度御殿場市一般会計予算について」を継続いたします。  次に、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  1番 平松忠司議員。 ○1番(平松忠司君)  12款1項公債費についてお伺いいたします。今予算におきましては、公債費が対前年度比2億円余の増額計上となっております。このことに危機感を感じつつ、伺いたいと思います。  1目長期債の元金償還金が対前年度比2.2億円余の増額となるのに対し、2目利子償還金は2,000万円余の減額となっております。この背景をお聞かせください。  また、市債は家計で言えば借金ということであり、少ないにこしたことはないのではないかと思うわけですけれども、起債に対する当局の基本的なお考えをお聞かせください。  以上でございます。 ○議長(勝亦 功君)  財政課長。 ○財政課長(勝又一己君)  ただいまの御質問にお答えいたします。
     初めに、長期債の元金償還額の増加と、これと相反する利子償還金の減少について説明いたします。当市の一般会計市債残高は、近年増加傾向にあります。その背景には、小・中学校耐震補強事業等の実施に伴う財源確保のため、市債を積極的に起こしていること、そして、国の地方財政対策である臨時財政対策債等の赤字特例債の借り入れを行っておりますので、元金償還額が前年度から2億円増額しております。  一方、利子償還金は、利率が高かったバブル期の借り入れ市債の償還が終了し、逆に近年の借り入れ市債は低金利となっていることから、前年度から2,000万円の減となっております。  次に、市債に対する考え方についてお答えいたします。公債費の増加は、市の財政を硬直化させる要因となりますので、御指摘のとおり市の借金は家計と同様、少ないにこしたことはありません。しかし、一方で、市債は次世代につながる公共施設の投資的経費に対する世代間での公平負担の観点で必要であり、また、本来、国が交付すべき普通交付税の代替である臨時財政対策債等の赤字特例債は、どうしても借り入れが必要な市債です。当然のことですが、市債はできる限り借入額を抑制すべきであり、今後、小・中学校耐震補強事業等、大型事業が終了するまでは、年間25億円以内、その後は20億円以内の借り入れを目標とした起債計画を立てているところであります。  以上、答弁でございます。  (「終わります。」と平松忠司君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて歳出11款から14款までの質疑を終結いたします。  次に、歳入歳出全般について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  22番 勝間田博文議員。 ○22番(勝間田博文君)  新年度予算を拝見いたしますと、普通交付税の計上、繰越金の増額、減収補てん債の計上、防衛9条交付金のソフト事業充当等、近年の歳入構成と比較して明らかに厳しい予算編成ではなかったのかという様子が随所に見受けられます。また、財政調整基金についても、来年度末の残高見込みでは、平成23年度末の12億円に対し、5億円下回る7億円余の残高となることも憂慮すべきことではないかと感じるところであります。  私の調べた範囲では、当市の新年度予算額は、人口が約2万人多い三島市の予算を約12億円、ほぼ同規模である袋井市を約50億円、それぞれ上回っておりまして、人口が約3万人少ない隣の裕福と思われる裾野市でさえ、当市の半分の予算額に削減しているようです。もし、東日本大震災レベルの災害が再び訪れ、本年度のような歳入不足が生じた場合に、乗り切る体力はあるのかを含め、新年度当初予算案に対する当局の総括的な評価、見解を伺います。 ○議長(勝亦 功君)  財政課長。 ○財政課長(勝又一己君)  新年度予算編成は、御指摘のとおり例年とは確実に状況が違う大変厳しい作業でした。その原因は、平成23年度の歳入のうち、市税等の一般財源の減収が大きく影響しております。  最初に、平成23年度の当初予算は、リーマンショック以降、長引く経済低迷からようやく抜け出すことが見込まれておりましたので、市税等の一般財源の収入増を十分期待した潜在的に拡大型の予算と認識しております。しかし、年度開始の直前に発生した東日本大震災以降、想像を超える数々の外的要因にさらされた結果、歳出に計上した事業は多少内示がおくれた補助事業等はありましたが、ほぼ予算に沿って計画どおり執行されるものの、一方で、当てにしていた貴重な歳入である一般財源が軒並み減少しております。  したがいまして、平成23年度で当初予算計上した一般財源と、実際の一般財源の収入見込み額とを比較した場合、昨年度に比べ、単純に本年度は9億円の一般財源が減収することになる予定です。これが市の貴重な蓄えである財政調整基金を約9億円取り崩すこととなった、そして、来年度予算編成作業を厳しくせざるを得ない要因でございます。  こうした状況の中で、予算編成作業はスタートしましたが、最初の各課からの歳出要求総額は、歳入見込み額に対して27億円超過しておりました。そこで、財政を預かる立場として、来年度も本年度と同様の歳入不足が続くと想定した上で、当初予算編成段階では財政調整基金の取り崩しを1円も行わないと努力目標を設定し、査定において可能な限り経費の削減や事業の見直しを促しましたが、最終的には歳出見積額が歳入見積額を5億円程度上回る結果となり、やむを得ず、不足する財源を財政調整基金2億5,000万円の取り崩しのほか、従来の歳入確保の手段とは異なる前年度繰越金1億円の増額や減収補てん債1億3,000万円の計上、防衛9条交付金の現年ソフト事業への充当9,000万円、そして、各種基金の取り崩し等、考えられる手段を講じ、補てんを行い、予算案を完成させた状況です。  したがいまして、代表質問で答弁しましたとおり、歳出面では3か年実施計画、その他主要事業について、ほぼ予算化できたと認識しておりますが、歳入面では臨時的に厳しい予算措置を行っておりまして、この編成作業の結果は、今後、各種財政指標として数値化され、議会、市民に公表され、評価を受けることになります。もちろん健全財政の数値の範囲内ではあるものの、その指標は確実に上昇いたします。  もし、今後、急に東日本大震災規模の災害が訪れますと、本年度と同様に10億円規模で一般財源が不足すると予想されます。本市の場合、大型の継続事業がありますので、あと数年間は歳出予算額の大胆な抑制が困難なときではありますが、財産区という特殊な存在があるとはいえ、県内の同級他団体と比較して、やはり現状では歳出予算の大きさが、数字的にやや身の丈を超えている状況であると認識しております。  今後、市全体、そして、職員一人一人が御殿場型NPMを実践し、経費削減の施策を講じることにより、体力に合った歳出予算額への誘導を図るとともに、万一に備えるための財政調整基金の積立額を増額していくことが、健全財政を維持するために極めて重要と考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「了解しました。」と勝間田博文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて歳入歳出全般について質疑を終結いたします。  以上で、議案第7号「平成24年度御殿場市一般会計予算について」の質疑を終結いたします。  本案については、所管の各常任委員会に分割付託し、御審査を願うことといたします。  この際お諮りいたします。  これより特別会計等の審議に入りますが、これらの議案については、過般の本会議において説明がなされております。よって、それぞれの議案については、内容説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、この後の特別会計等の予算にかかわる議案については、内容説明を省略し、議事を進めることといたします。 ○議長(勝亦 功君)  日程第2 議案第8号「平成24年度御殿場市国民健康保険特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑はありませんか。  17番 高木理文君。 ○17番(高木理文君)  それでは、私のほうから大きく4点ほど質疑をさせていただきたいと思います。  まず、ページでいきますと、予算書の12ページ、一般被保険者の基礎賦課分、そして、後期高齢者支援金等課税分、介護給付費課税分、こうしたものにおきましての現年度分、さらに、滞納繰越分の収納率、この設定の背景についてお伺いいたします。  医療給付費分の現年課税分について、世帯数、それから被保険者数は、前年と同じにもかかわらず、1世帯当たり1人当たりの調定額が下がっておりますが、この背景についてもお伺いいたします。  2点目です。18ページと22ページに関連しますけれども、国庫補助金の財政調整交付金、これを前年度予算額と比べますと、30.3%のマイナスとなっております。内訳を見ると、財政調整交付金のところは5.45倍化されたものの、後期高齢者支援金分、これが35.3%に減額をされております。その一方で、22ページにあります県の補助金、これを見ると、0.35%プラスとなっておりますが、この中の増えたものは、後期高齢者の支援金分だけとなっております。この背景についての説明をお願いしたいと思います。  次に、3点目ですけれども、今、この税の負担が特にこの国保税ですね、大変だという声が聞こえております。その中で、その他一般会計繰入金のうち、市長政策分ということでその他一般会計繰入金が行われることは、負担の軽減には大変大きな役割を果たしているというふうに私も評価をしております。昨年度の当初予算同様の今回も1億円ということの計上となっておりますけれども、国保加入者の所得の状況により、今後、この補正額の増、これも検討されるのかどうか、この点について伺いたいと思います。国保という制度が、やはり最後のセーフティーネットでありまして、いつかは皆さんが加入する状況になっております。市長政策分繰り入れについての今後の見通しについてお伺いいたします。  4点目ですけども、滞納繰越分、この収納率を見ましても、大変低く設定をされております。心配されますのは、保険証の取り上げ、資格証の発行です。国もこの点については取り扱いに注意を促しておりますが、その一方で、徴収の強化も心配されております。対象者については、相談業務を丁寧に行い、減免制度の適用、こうしたものも積極的に図るべきだと考えておりますけれども、この点についての現況につきましてお伺いいたします。  以上、大きく4点、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(藤田明代君)  4点の質問をいただきましたので、順次、お答え申し上げます。  まず、1点目の収納率の設定の関係ですけれども、平成22年度から国民健康保険税の徴収事務は、税務課に移管し、より専門的で細やかな徴収体制となり、完全に右肩下がりとなっておりました収納率が、平成22年度現年度分では、プラス0.15%と成果があらわれております。このことを踏まえ、平成24年度予算において、基礎課税分、後期高齢者支援金等課税分、介護納付金課税分ともに現年度につきましては、1.0%増の収納率で計上しております。ただし、滞納繰越分につきましては、全体の滞納額が年々増えておりますので、率としては一部微減として計上いたしました。  次に、1世帯当たり、また1人当たりの調定額の減少についてですが、長引く経済の後退が、国民健康保険加入者にも深刻な影響を与えており、平成20年度以降22年度決算まで、毎年度、全体調定額が減少しております。また、23年度の調定額におきましても、平成22年度中の収入を根拠としておりますが、課税対象となる所得額が当初課税時において、前年度比マイナス3%と落ち込んでおります。このことから、平成24年度の予算編成に当たり、国民健康保険加入者の所得については、前年度比微減と想定し、賦課限度額は増加するものの、一般被保険者国民健康保険税全体で0.75%の減少、医療給付費分現年課税分の1世帯当たり及び1人当たりの調定額としましては、2.2%の減少と見込み、計上したものです。これは歳出減少を期待できない国保会計にとって、大変厳しい状況でありますので、景気回復が待たれるところでございます。  次に、2点目の財政調整交付金でございますけれども、平成24年度の財政調整交付金の内訳につきましては、前年度より増になったものと減になったものとありますが、これにつきましては、過去の交付実績に基づき予測をしたものであります。そもそも財政調整交付金は、保険者間の財政力の不均衡を調整するために設けられているものですが、実際の額でなく、調整対象需要額と調整対象収入額という異論上の数値から算定されるもので、当市の場合は、比較的所得水準が高く、医療費が少ないため、国の調整交付金実績では保険者規模に対して少なくなっております。  一方、県の調整交付金は、おおむね保険者の規模、被保険者数に準じて交付されております。この調整交付金は、予算の枠内での配分となりますので、見込んだ額が交付されない場合がありますことから、過去の実績をかんがみて計上したものであります。  次に、市長政策分についてでございますけれども、市長政策分の繰り入れの補正増額の見通しについて答弁いたします。  まず、市長政策分は、前年度に対して同額となっておりますが、これは平成24年度予算の一般会計予算が厳しい中で、前年度並みにしたものでございます。本来、健康保険は、加入者の払う保険料で賄うべき仕組みであり、低所得者層や高齢者が多く加入している国民健康保険には、多額な国、県と市の財源が投入されているため、法律に定めのない繰り入れは本来ゼロであるべきですが、平成22年度の全国決算状況では、1,721市町村保険者のうち、52.4%の901保険者が赤字となっており、厳しい国保財政を赤字決算とすることのないよう、多くの市町村が実際にはいわゆる法定外繰り入れを行っております。  県内でも平成22年度に、県内23市中、法定外繰り入れがなかったのは3市だけとなっており、当市におきましても、この繰り入れがありませんと、単年度収支では赤字となります。  平成23年度は、12月に6,000万円余を補正増させていただいておりますが、平成24年度につきましては、歳入不足分については、法定外繰り入れに頼らずに、基金取り崩しを予算計上いたしました。そこで、補正増による繰り入れは、今のところ念頭においてはおりませんが、今後、平成23年度の決算状況や医療費の状況により、万が一歳入不足となった折には、検討せざるを得ないと考えております。  次に、市長政策分の見通しについてですが、市町村の国民健康保険の財政状況が大変厳しいことは、国でも認識しており、低所得者への基盤安定制度の拡大や被用者保険の対象者の拡大も検討しているため、国の動向を注意しながら、当市の国保会計の運営状況を勘案しつつ、また、国保運営協議会の意見もいただきながら、検討してまいりたいと思います。  最後に、資格証の関係でございますけれども、資格証明書の発行につきましては、特別の事情がないにもかかわらず、1年以上保険税を滞納している世帯に対して、保険証の返還を求めるとともに、資格証明書を発行する制度となっておりますが、当市におきましては、臨戸訪問等により、家庭の実態把握を丁寧に行い、相談機会の設置を行っている中で、それでも相談等に応じない、または接触できない世帯に対して、やむを得ず発行しているのが現状です。  国保税の徴収につきましては、平成22年度より税務課に移管がえとなりましたが、徴収専門で行うことにより、細かい生活状況の把握が一層可能となり、支払い能力等に応じた適切な方法で対応できております。また、納税相談等を通じて、減免や軽減について、該当する世帯に対しましては、必要な申請、申告を行うよう、積極的に呼びかけております。  以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  17番 高木理文君。 ○17番(高木理文君)  1点だけ、資格証明書につきましての再質問をさせていただきたいと思います。  実際、全国の事例を見ておりますと、この資格証を発行していても、収納率向上には現実、結びついていないというのが実態だというふうに私は認識をしております。そういった中で、あえて資格証の発行をやめて、かえってそれで収納率そのものが向上したという事例もあるようです。  実際、収納率とはかかわりなく、この資格証を発行された方というのは、極端なやはり医療機関への受診抑制が起こっております。こうした受信抑制につながっている資格証そのものを、やはり発行をやめてしまうことによって、かえって収納率の向上につながるというケースも考えられますので、こうした発想で資格証そのものを取りやめると、こうしたことは考えとして検討されておられないのか、この点について見解を伺いたいと思います。 ○議長(勝亦 功君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(藤田明代君)  ただいまの資格証明書の再質問にお答えいたします。  国保加入者の医療給付費を遅滞なく支払うために、現状では加入者からの保険税収入は不可欠です。公平、公正な保険税の収納を進めるとともに、健全な国保運営を維持していく上では、被保険者との接触機会の確保のためにも、この制度は必要なものと考えております。  引き続き、訪問や郵送による連絡を図り、納税相談等を通じて、適切な対応に努めてまいりたいと思っております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の福祉環境委員会に付託し、御審査を願うことにいたします。 ○議長(勝亦 功君)  日程第3 議案第9号「平成24年度御殿場市簡易水道特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。
     これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第9号「平成24年度御殿場市簡易水道特別会計予算について」を採決いたします。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  日程第4 議案第10号「平成24年度御殿場市観光施設事業特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  21番 黒澤佳壽子議員。 ○21番(黒澤佳壽子君)  1点お聞きいたします。  103ページ、104ページの1款観光施設費、1項2目温泉管理費です。乙女の1、2、3号井源泉施設管理に要する経費です。これに関連しますけれども、この1号、2号、3号井の源泉の湯量とか温度は、今、安定しているのでしょうか。そして、また、ララとか本田、富士見山荘へ分湯しておりますが、それに変化はありませんか。  次が、温泉会館の将来展望について、どのように考えていらっしゃるか、お尋ねいたします。ある市民からの要望ですと、今のある場所から第2駐車場のほうへ移転して、施設拡大したらどうかというような要望も聞いておりますが、そのような考えについてお伺いいたします。  以上です。 ○議長(勝亦 功君)  商工観光課長。 ○商工観光課長(勝間田安彦君)  それでは、ただいまの御質問にお答えをいたします。  1点目の乙女1号、2号、3号井のそれぞれの源泉湯量についてでございますが、平成23年度の県による源泉調査では、乙女1号井は毎分65.2リットル、乙女2号井は毎分42.3リットル、乙女3号井は毎分49.2リットルとなっており、いずれも昨年と比較して同じ値で推移をしてえおります。また、それぞれの温泉の温度につきましても、ここ数年、特に変化は見られておりません。また、3施設への分湯につきましても、それぞれの施設におきまして、必要量は十分供給できているものと考えております。  2点目の温泉会館の将来展望でございますが、過去20年にわたり12万人余の利用者があり、また、多くの市民に温泉会館を利用していただいております。第2駐車場への移転につきましては、この駐車場の面積が小さいという状況があり、難しい面もございますが、今後は建設等の関係法令を考慮し、利用者の推移を見ながら、また、温泉会館の償還が平成27年度に終了いたしますことから、それまでには今後について定めてまいりたいと考えております。  なお、温泉会館を営業している間は、利用されている皆様の安全を考慮し、満足いただける施設の修繕等を対応してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第10号「平成24年度御殿場市観光施設事業特別会計予算について」を採決いたします。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  この際、午後1時まで休憩いたします。                             午前11時56分 ○議長(勝亦 功君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                             午後 1時00分 ○議長(勝亦 功君)  日程第5 議案第11号「平成24年度御殿場市救急医療センター特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  3番 辻川公子議員。 ○3番(辻川公子君)  2点質問いたします。  119ページ、1款1項1目の外来収入1億5,001万円です。診療収入の増加が450万円という見通しでございます。それについて、どのような見通しであるのか。そしてあと、小児科の外来の状況はいかがでありますか。以上についてでございます。  次、2点目です。127ページ、医業費の2の医業事業費2億9,487万3,000円、この中で医師の賃金分は幾らか。そして、何科に何名の医師が登録されているのか。その中で、地元の医師の数はいかがか。平日と休日の賃金は幾らか。以上についてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  救急医療課長。 ○救急医療課長(小宮山公平君)  それでは、お答えさせていただきます。  まず、外来収入450万円の増加でございますが、診療収入につきましては、過去3年間の決算実績平均で見込んだものでございまして、利用者数の増が主な要因でございます。  次に、小児科の外来の状況でございますが、やはり過去3年間の平均を見込みまして、微増の6,000人と見込んでおります。  2点目の医師の関係でございますけれども、医師の総賃金は1億8,500万円余を見込みました。科目ごとの登録医師数ですが、内科が36人、外科が27人、小児科が22人となっており、地元の医師につきましては、御殿場市医師会から小児科へ10人となっております。  次に、賃金でございますが、すべて時間単価で申し上げます。平日の18時から24時までが1万200円、24時から朝の8時までが1万2,400円です。次に、土曜、日曜、祝日につきましては、朝8時から24時までが1万1,300円、24時から朝の8時までが1万2,400円となっております。それから、年末年始は別でございまして、12月29日から1月3日、これにつきましては全時間帯が1万5,200円となっております。  以上、お答えとさせていただきます。  (「了解しました。」と辻川公子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。
     これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第11号「平成24年度御殿場市救急医療センター特別会計予算について」を採決いたします。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  日程第6 議案第12号「平成24年度御殿場市公共下水道事業特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  それでは、3点、伺わせていただきます。  まず、150ページですけれども、受益者納付金、ここのところに区域外接続分としまして、297万円余の説明がありますが、この区域外接続というものは、具体的にどのような事例を指しておられるのか、説明をお願いしたいと思います。  それから、2点目ですけれども、156ページになります。汚泥処分委託費です。これは2,270tの汚泥を処分するという御説明でしたけれども、昨年来、放射線量の分析などを行っていることを承知をしているわけですけども、こうした経費分の増加があるのか、また、現状の汚泥の処理についての障害と言いますか、こうしたものが発生しておられないのかどうか、お伺いいたします。  それから、3点目ですけれども、162ページ、平成22年度末の現在高、これは昨年9月の決算の資料を参考にさせてもらったんですけども、これに対します下水道事業債、この償還契約と比べますと、利子償還に要する経費が多く計上されておられます、その背景についての説明をお願いしたいと思います。  以上、3点、よろしくお願いします。 ○議長(勝亦 功君)  下水道課長。 ○下水道課長(杉山達夫君)  それでは、ただいまの質問にお答えします。  1点目の受益者納付金は、事業認可区域外で公共下水道に接続希望があり、許可を得た方に対して、受益者負担金の額と相当する額を納付していただくものであります。区域外接続の事例としまして、国道246号線の富士山側の店舗、病院、公民館などや認可区域に接している住宅などで、現在41件を許可し、接続していただいております。24年度は御殿場中学校、東小学校で、いずれも認可区域外でありますが、早期の接続を希望されているため、納付金を予定しているものであります。  2点目の汚泥処分委託費についてですが、福島第一原発事故の影響で、東日本各地で下水汚泥から放射性物質が検出されたことを受けて、当市でも5月から11月まで、御殿場浄化センターの下水汚泥について測定を行いました。7月にセシウム、8月、9月にヨウ素が検出されましたが、いずれも微量であり、その他の月は不検出でありました。なお、東京電力には7回分の検査測定費用の賠償金を請求しております。24年度につきましては、処分委託費のみで、検査費用は計上しておりません。  汚泥処分は、現在、肥料化とセメント化等のリサイクル施設に搬出していますが、検査結果報告書を提出して、問題なく搬入されていますので、障害は発生しておりません。  次に、3点目の平成22年度末現在高に対する償還計画は、今後の事業量、借り入れ金額、金利の変動があるため、22年度末に借り入れた市債の総額に対する元金、利子の償還計画を定めたもので、23年度、24年度の事業分の借り入れ分については含んでおりません。一方、24年度予算案では、23、24年度の借り入れ分を計上したため、償還計画より1,280万円余の増額となっております。なお、元金償還金は5年据え置きのため、償還計画と相違がありません。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  21番 黒澤佳壽子議員。 ○21番(黒澤佳壽子君)  145ページ、146ページの分担金です。現年度分が通常分調定見込み額6,886万円、先日の説明では、23年度では当初予算では新しいつなぎがなく、220万円の予算計上でした。24年度の接続地先について、そして、また、何戸予定されているか、お尋ねいたします。  次に、滞納繰越分の収納率が15.8%で、前年よりも4.2%低くなっております。この背景について説明願いたいと思います。受益者負担金額の負担が非常に大きいという市民の声を聞いておりますが、この収納率の低さは、それを反映しているかなという気がいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  下水道課長。 ○下水道課長(杉山達夫君)  それでは、ただいまの質問にお答えします。  1点目の受益者負担金の接続地先と戸数ですが、平成24年度の受益者負担金を賦課する予定区域は、国道138号バイパスから北側の平成20年度より整備を行った区域で、第一中継ポンプ場の稼働に合わせて4月1日に供用開始を予定している区域になります。  地先では、御殿場、東田中、萩原、二枚橋、西田中の各一部であります。字界が非常に複雑な区域でありますが、県道御殿場大井線と、通称東大路線の周辺で接続が可能な土地に対して賦課するものであり、土地所有者が約440名、その中に約400戸の家があります。  なお、受益者につきましては、2月に個別説明会を実施しまして、4月に申告、6月に納付金の送付を予定しております。  次に、2点目の滞納繰越分の収納率15.8%につきましては、平成20年度、19、18、それ以前の滞納分に、1年から5年経過までの収納率を30%から5%を想定し、積み上げにより出した収納見込み額を調定見込み額で割った率を収納率としてあります。ちなみに、平成22年度の決算では、16.3%でありました。  以上を答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と黒澤佳壽子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の経済文教委員会に付託し、御審査を願うことにいたします。 ○議長(勝亦 功君)  日程第7 議案第13号「平成24年度御殿場市介護保険特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  23番 菱川順子議員。 ○23番(菱川順子君)  1点、質問させていただきます。  213ページ、3款1項1目です。介護予防事業の事業費が前年度予算額とほぼ同額計上となっているわけですけれども、介護の予防という重視すべき事業だと思いますが、ほぼ同額ということは、前年の事業が充実されているとの認識での計上なのかどうか、お尋ねしたいと思います。  また、新たな事業計画があるかどうかも、あわせてよろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  介護福祉課長。 ○介護福祉課長(田代一樹君)  それでは、ただいまの御質問にお答えします。  介護予防事業の事業費は、結果的に前年度と同程度となりましたが、その内訳は、大きく変わっております。機械を使用して行います筋力向上トレーニングを質、量を変えずに、委託内容、単価を見直すことにより経費の縮減を図りました。  次に、介護予防教室の数や種類ですが、介護予防の重要性、必要性にかんがみ、増やしてまいります。具体的には、比較的元気な高齢者に対して実施をします一次予防事業として、脳の健康教室、健康体操教室を新たな事業として計上いたしました。また、送迎にかかる費用も高額になりますので、支所や公民館などに出向いて開催することにより、多くの方が参加できる環境を整え、あわせて経費の縮減をいたしてまいります。こうしたことで、予算は前年度と同程度ですが、より充実した介護予防事業が実施できるものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と菱川順子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  3番 辻川公子議員。 ○3番(辻川公子君)  1点質問いたします。  3款1項1目、213ページ、介護予防事業費の1、二次予防事業費の1,438万9,000円です。65歳以上の要介護認定以前の高齢者の割合はいかがか。そして、その割合は他市と比較してどのようであるのか。そしてまた、介護予防事業の今後の課題についての御見解をよろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  介護福祉課長。 ○介護福祉課長(田代一樹君)  それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。  本市の65歳以上の要支援、要介護認定率は約12%になります。残りの88%の方が比較的元気でいらっしゃるものと考えてございます。平成21年の県平均では、介護認定率16.2%となっておりますので、かなり低い率という中で、比較的健康な高齢者の方が多いものと認識してございます。  しかしながら、75歳以上のその認定率につきましては、19%ということになりまして、他市と余り変わりがなくなるという中で、高齢になるに従って、その認定率が大きくはね上がるものと認識しております。  次に、介護予防事業の今後の課題についてですが、二次予防事業費は、要介護状態になるリスクの高い人、虚弱な人に対する予防事業ですが、国が示していますマニュアルに沿って行うことは、対象者1人に対しての時間や経費が多くかかってしまい、多くの参加者を確保することが難しく、その対策の検討が必要であるものと考えています。  また、リスクの高い虚弱高齢者だけでなく、比較的元気な高齢者の方々も介護予防の普及、浸透が十分とは言えず、介護保険制度そのものに関する関心も低く、周知、啓蒙が必要であると考えております。  こうしたことを踏まえ、今後はリスクの高い高齢者に対する事業は、参加者増に努め、加えて元気な高齢者に対しては、介護予防に関する知識の普及と、早い段階での介護予防活動につながるよう事業展開をしてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。
     (「終わります。」と辻川公子君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  3点ほど伺わせていただきます。  ページでいきますと184と185になります。現年度分の普通徴収の保険料についてですけども、こちらの収納率84.5%ということで、昨年は確かこれ85%でありました。滞納繰越分の普通徴収保険料の収納率につきましては、何%を見込んでおられるのか、まず伺います。  それから、収納率から見ましても、低所得者の生活の大変さ、これが理解できるわけですけども、今回の保険料の値上げについては、この収納率にも反映をされていると考えます。当局の収納率についての御見解、これを伺いたいと思います。  また、65歳以上の低所得者の生活の現状把握、それから減免制度の仕組みを拡大することについての見解についてもお伺いいたします。  2点目ですけれども、ページでいきますと196ページに当たります。今回の改定では、全額国が負担をしてまいりました介護職員の処遇改善交付金、これを廃止をしまして、介護報酬に組み込むことになります。このことで、国の負担が減り、地方自治体と利用料、保険料負担が増えるとの指摘がありますけれども、当局の見解をお伺いしたいと思います。  また、これとの関連ですけども、介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金、これが廃目されておりますけども、これとの関係についてもお伺いいたします。  それから、最後3点目ですけども、今回の制度の改正によりまして、在宅高齢者に対する生活援助、例えばヘルパーによります掃除、洗濯、それから調理など、こうしたものが縮小がされまして、現在、例えば30分以上60分未満、これが229単位、60分以上が291単位となっておりましたものが、改定後は20分以上45分未満が190単位、45分以上が235単位というぐあいに時間も報酬も削られる仕組みとなっております。国のほうは、重点化や効率化、こうした名のもとに在宅の高齢者の命綱を削減するような動きとなっております。こうした影響について、当局のほうはどのような御認識でおられるのか、お伺いいたします。  以上、3点、よろしくお願いします。 ○議長(勝亦 功君)  介護福祉課長。 ○介護福祉課長(田代一樹君)  それでは、3点御質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  最初の質問、まず、滞納繰越分普通徴収保険料の収納率ですが、前年度と同じ14%を見込みました。本年度の決算見込みを16.5%と予想しておりますが、厳しい経済状況が続いていることや、新年度からの保険料上昇の影響も排除できないこと等を勘案し、14%といたしました。  次に、収納率についての見解ですが、保険料は所得段階別に決められていますが、その普通徴収の収納率を見ますと、一番上と一番下の段階を除けば、どの所得段階も70から80%程度で、特に低所得者層が低いという顕著な傾向はございませんでした。  次に、65歳以上の低所得者の生活の現状把握についてですが、一人一人の生活状況までは把握しておりませんが、無年金者や低所得者が多いこと、ひとり暮らし高齢者や高齢者だけの世帯が増えていることなどから、生活困窮者は増加傾向にあり、さらに、高齢者の生活保護受給者も増加傾向にあることも認識してございます。  次の減免制度の仕組みの拡大についてですが、介護保険制度は、介護を社会全体で支える制度であり、原則として40歳以上の国民すべてが保険料を納める仕組みになっております。この仕組みの中で、保険料の減免は三原則、保険料の全額免除、収入に着目した一律減免、そして、保険料減免に対する一般財源の繰り入れ、これらは適当でないとされています。  低所得者層に対する減免制度の拡大ですが、保険料の決定において、一定の配慮をしているもので、さらに、減免することは、自助・互助・公助の精神に反するものと考えます。こうしたことから、世帯の主たる生計維持者の死亡や災害その他特殊事情により生活困窮となった場合に、減免できるとしています現行の減免制度で御理解いただきたいと思います。  次の2点目ですが、介護従事者処遇改善臨時特例交付金は、平成21年度の介護報酬改定により、介護従事者の処遇改善を図りつつ、それに伴う介護保険料の急激な上昇を抑制するため交付されたもので、本市では、これを基金として造成し、交付金の趣旨にかんがみ、23年度までの3か年で全額を取り崩しております。  平成24年度の介護報酬改定に際し、3年前と同じような交付金はありませんので、プラス1.2%の改定となりました報酬に対し、国・県・市・第1号被保険者、第2号被保険者、そしてサービス利用者の介護保険に関係するすべてのものが、それぞれの負担割合に応じて負担することになります。  ちなみに、第1号被保険者、高齢者の方の保険料ですが、月額51円、1.4%の引き上げ要因となりました。また、介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金が廃目となりましたが、これは平成23年度末までに基金の全額を取り崩し、基金そのものも廃止されることによるものです。  3点目の質問にお答えいたします。平成24年度の介護報酬の改定により、訪問介護の報酬、基準についても見直しがされました。その内容は、生活援助の時間区分について、サービスの提供実態を踏まえるとともに、限られた人材の効果的活用を図り、より多くの利用者に対し、適切なアセスメントとケアマネジメントに基づき、そのニーズに応じたサービスを効果的に提供する観点から、時間区分が見直されました。  具体的には身体介護に引き続き生活援助を行う場合ですと、時間区分が30分以上、60分以上、90分以上であったものを、20分以上、45分以上、70分以上にそれぞれ時間が短くなり、報酬についても時間短縮に連動して単価は下げられたものになっています。  この影響ですが、本市の利用者がどのような利用をされているのか、その利用時間、必要な時間はどの程度なのかなどを調べた統計資料はありませんので、有利、不利、どういった方に悪影響があるなど判断は非常に難しいところがございます。しかしながら、ケアプラン作成に当たっては、本人のニーズを含め、必要なサービスの種類、量を決めてから、当該サービスにかかる標準時間を積算しますので、この改正により必要なサービスが削られる、減らされるということはないものと考えています。  あわせて国は、サービスの提供実態を踏まえて見直したとされていますので、もしあるとしても、影響は小さいものであると考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の福祉環境委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(勝亦 功君)  日程第8 議案第14号「平成24年度御殿場市農業集落排水事業特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第14号「平成24年度御殿場市農業集落排水事業特別会計予算について」を採決いたします。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  日程第9 議案第15号「平成24年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  それでは、私のほうから5点ほど伺わせていただきます。  まず、1つ目ですけれども、今回の値上げの背景につきましては、医療費の増大や若年人口の減少など、こうしたものが指摘をされておりますけれども、現状、当局はどのような御見解を持っておられるのか、お伺いいたします。  2点です。保険料の上昇抑制のために使われました財政安定化基金や余剰金の活用、これは2年前の見直し時と比べまして、いかがだっただろうかということについてお伺いいたします。  3点目です。普通徴収分の現年収納分と滞納繰越分の収納率、これはどの程度に設定をされておられるのか、また、その背景について、お伺いします。  それから、4点目ですけれども、後期高齢者医療広域連合の納付金、この納付金については、どのような利用がされておられるのか、説明をお願いしたいと思います。  最後、5点目です。4月からは物価スライドによります年金額の引き下げや介護保険料の引き上げ、こうしたものが行われようとしておりますけれども、加入者への負担感について、当局はどのような御見解を持っておられるのか、お伺いします。  以上、5点、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝亦 功君)  国保年金課長。 ○国保年金課長(藤田明代君)  それでは、5点の質問をいただきましたので、順次、お答え申し上げます。  まず、1点目の後期高齢者医療保険料率の値上げの関係ですけれども、後期高齢者医療保険料につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律により、財政運営期間を2年間として、各都道府県の広域連合が必要額を算定し、保険料を定めることとなっております。  今回、第2回の特定期間に当たり、平成24、25年度の保険料必要額を算定した結果、改定が必要であることから、新たな保険料率、所得割7.39%、均等割額3万7,900円を定め、去る2月13日開催の静岡県後期高齢者医療広域連合議会において議決されたものであります。  今回の保険料を算定する上で、保険料の引き上げの要因となったのは、議員御指摘のとおり、1人当たりの医療費の増加と、若年人口の減少による後期高齢者負担率の増加です。1人当たりの医療費につきましては、毎年、増加しておりまして、2年間で5.01%の上昇を見込んでおります。また、後期高齢者医療制度の財源として、公費負担50%のほかに、保険料で約10%、現役世代からの後期高齢者支援金で約40%を賄うこととなっております。この保険料については、世代間の負担の公平性を維持するため、後期高齢者と現役世代の人口の構成比をもとに、保険料にかかる後期高齢者負担率を国が定めますが、今回、10.26%から10.51%に見直しをしました。この2点が、保険料の増加の大きな要因となっております。  静岡県広域連合では、保険料の引き上げに際して、上昇抑制のために剰余金と財政安定化基金交付金を活用し、保険料の増加を抑える努力をしており、2月末の公表状況ですが、全国的に見ても、所得割率、均等割額ともに下位から3番目でございます。  また、低所得者対策としても、従来どおり、国の特別対策がとられ、7割軽減世帯は8.5割軽減、または9割軽減に拡大されており、配慮が十分なされております。  改定に当たっては、県内市町からの意見聴取や県との十分な協議を経て、静岡県広域連合議会での慎重な審議により議決されたことであり、保険料の引き上げはやむを得ないものであると考えております。  2点目の財政安定化基金や剰余金の関係ですが、今回の改定では、剰余金を31億円、財政安定化基金を17億5,000万円活用し、保険料率の増加の抑制を図りました。前回改定時は、財政安定化基金は後期高齢者医療制度の廃止を念頭に、基金の3%を残した21億円を活用し、保険料率の算定を行っています。  後期高齢者医療制度の先行きは不透明ですが、今後も制度が継続することを想定して、次回改定時に、被保険者への負担が急増しないように、平成24、25年度、1人当たり医療給付見込みの上昇率を保険料改定の水準とし、必要とする保険料相当分を5.01%相当分の上昇に抑制するように、財政安定化基金の活用額を算定しております。  3点目の収納率の関係ですが、保険料の普通徴収分の現年収納分の収納率につきましては、平成22年度決算時の97.2%を参考として、97.7%を見込んでおります。制度施行から4年がたち、制度が周知されたこと、口座振替の促進、納付相談や臨戸等による被保険者ごとの収納対策を行うこと等により、高い収納率を見込んでおります。  また、滞納繰り越し分についても、平成22年度決算時の33.1%を根拠とし、30%と見込んでおりますが、高齢者で保険料を納めることができない方は、それぞれの事情がありますことから、高い収納率は見込めないものと予測したものでございます。  4点目の後期高齢者医療広域連合納付金についてでございますが、後期高齢者医療特別会計に計上しております広域連合納付金につきましては、保険給付などに関係する納付金でありまして、静岡県広域連合の特別会計に納付し、国、県、市の負担金や交付金、補助金と合わせた歳入のうち、99%が医療給付費に当てられております。このほか、健康診査に0.3%、葬祭費に0.3%、審査支払手数料に0.2%、財政安定化基金拠出金に0.1%使用されております。  なお、事務費や人件費などの諸経費は、市の一般会計に計上し、広域連合の一般会計に納付しておるところでございます。  最後に、今回の保険料率の改定の加入者への負担感についてでございますけれども、今回の保険料率の改定に際しましては、静岡県広域連合でも低所得者への配慮を最優先としており、また、国の特別対策も継続実施されております。例えば年金収入80万円以下の場合は、国の特別対策により7割軽減を9割軽減に拡大しており、年間の保険料は3,700円となります。年金収入153万円以下の場合も、7割軽減を8.5割軽減として拡大し、年間の保険料は5,600円となります。9割軽減の場合は年間100円、8.5割軽減の場合は年間200円の負担増となりますが、前回の改定では据え置いており、今回が平成20年度以来初めての引き上げとなります。年金収入211万円までの被保険者は、特別対策である所得割5割軽減が継続され、対象となる被保険者は県内で約19万人、被保険者の40%にも及びます。また、賦課限度額を50万円から55万円に引き上げ、中間所得層の負担軽減にも努めております。このことから、医療費の上昇率見込みは、平成24、25年度の2年間で5.01%でありますが、1人当たり保険料の上昇率は3.77%となっており、加入者の負担軽減については、静岡県広域連合としても十分考慮したものと認識しております。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君)
    ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  私は、議案第15号、平成24年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算に反対をし、その討論を行います。  後期医療の保険料は、各都道府県の広域連合で2年ごとに改定をされ、75歳以上の医療費と人口の増加に伴い、際限なく上がるという根本的な欠陥を持っております。保険財政の剰余金や財政安定化基金を活用しても、大幅な保険料の値上げが迫られる結果となっています。  今回、静岡県では、1人当たりの保険料が平均で6万1,813円、2,246円、3.77%も上昇します。昨年6月時点の全国の滞納者は、28万5,000人にもなっています。2010年度の厚生労働省によります調査では、保険料が払えず、滞納をし、差し押さえを受けた人は全国で1,792人にものぼります。  4月からは、後期医療の保険料値上げのほか、物価スライドによる年金額の引き下げや介護保険料の引き上げも行われます。75歳以上の高齢者にとっては、痛みのトリプルパンチとなります。高齢者の暮らしは、とても立ち行かなくなります。  また、この特別会計では、広域連合への納付金がどのように利用されているのか、私たちには明らかにされておりません。広域連合が議会を設け、保険料の決定や医療給付を行っておりますが、住民の声が届きにくく、高齢者の実情から離れた運営になっております。制度上の問題があることを指摘しておきます。  民主党政権は、政権公約で本制度の廃止を掲げながら、先送りをした上に、マニフェストにない一体改革を推し進めております。後期高齢者医療制度は、直ちに廃止をするとともに、もとの老人保健制度に戻して、高齢者の医療差別をなくすべきであります。国の責任を明確にし、安心してお年寄りが医療にかかれるように制度設計をすることを求めて、反対討論を終わります。 ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  9番 杉山 護議員。 ○9番(杉山 護君)  私は、議案第15号、平成24年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成討論を行うものであります。  この制度は、高齢者の医療の確保に関する法律、これに基づき、平成20年4月1日から開始されました。制度開始から4年目となり、新たな被保険者への保険証の交付や、制度理解のための説明など、当局のきめ細かい対応により、現在では市民の理解も進み、定着をしているところでございます。  この特別会計は、市町村及び後期高齢者医療広域連合に設置が義務づけられたもので、後期高齢者医療に関する収入及び支出について定めるものであります。  また、保険料につきましては、法により、広域連合が2年間の医療費等を見積もり、それに必要な保険料の金額を算定し、決定していくこととなっております。  平成24年度は、保険料の改定年度に当たり、広域連合で、医療費の増加に伴い、歳入に不足が見込まれますことから、改定に踏み切ったものでございます。  今回の保険料の算定に当たって、前年度繰越金や県の財政安定化基金からの交付金などを見込み、保険料を極力抑制して、被保険者の負担軽減を図る措置がなされており、全国的に見ても、下位に位置する保険料率に決定しましたことは評価するものであります。  さらに、歳出については、広域連合に対する所定の処理がなされており、歳入・歳出ともに適正な予算と理解をいたしております。  今後も、保険料の改定の背景などについて、被保険者の理解を得るように努めるとともに、本議会で提起されました、意見・要望などの検討、さらに広域連合と連携した、健全な財政運営を要望し、賛成討論といたします。 ○議長(勝亦 功君)  ほかに討論ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第15号「平成24年度御殿場市後期高齢者医療特別会計予算について」を採決いたします。  本案に賛成の皆さんの起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(勝亦 功君)  起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  日程第10 議案第16号「平成24年度御殿場市上水道事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  17番 高木理文議員。 ○17番(高木理文君)  それでは、議案第16号につきまして、4点ほど伺わせていただきます。  給水量に関して、まず、1点目伺います。節水意識の向上と節水型家電、こうしたものの普及によりまして、水需要は下降傾向が続いております。給水戸数は増えているものの、年間総給水量は減量見込みとなっておりますが、次年度の水道料金の調定額と水道利用加入金についての御説明をお願いいたします。  2点です。建築改良事業としまして、高根第2配水場築造工事と富士岡第2配水場の実施設計業務が予定をされておりますけども、この2つの事業の必要についての説明をお願いいたします。  それから、3点目です。これは25ページになりますが、職員を減らして民間委託によりまして、これまでの検針業務から水道料金徴収業務、これを行うことで、人件費の削減を行っています。最近問題になっております孤独死への対応、命に直結をしました水道業務が最も市民の生活変化をとらえやすい現場であります。その意味からも、そうした対応が今求められておるわけですけども、料金徴収や督促業務だけではなく、こうした市民の暮らしのSOSをキャッチをして、庁内連携で対応できる、こうした対応になっているのでしょうか。この点についての御見解を伺います。  最後、4点目です。利益の剰余金のうち、減債積立金と建設改良積立金、この状況と今後の見込みについてお伺いいたします。  よろしくお願いします。 ○議長(勝亦 功君)  水道工務課長。 ○水道工務課長(勝間田実君)  それでは、私のほうから、2点目の質問の高根第2配水場築造工事と富士岡第2配水場実施設計の必要性についてお答えします。  当市では、耐震性に劣ると考えられています鉄筋コンクリート造の配水池を順次、更新しているところでございます。現在、対象となる配水池は、上水道では8基ありまして、そのうちの1基が高根第2配水池であります。これは旧フェニックス短大の裏側にございまして、昭和53年度に築造され、34年経過している配水池でございます。この配水池は、当市の配水池としましては、標高が2番目の高さの位置に設置されており、地震などの緊急時には、他の水系から水を回すのが困難であるため、断水等の影響が多くなると予想され、早急な更新が必要となっております。こういったことから、高根第2配水場の築造につきましては、平成23年度設計、平成24年度から25年度に工事を計画いたしました。  次に、富士岡第2配水場実施設計でございますが、これは先ほど述べさせていただいたとおり、配水池の耐震化を行う工事の設計でございます。この配水池は、JR富士岡駅の南側にございまして、昭和51年度に築造され、36年経過している配水池でございます。この築造につきましては、平成24年度設計、平成25年度から26年度に工事を予定しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(勝亦 功君)  水道業務課長。 ○水道業務課長(杉山 茂君)  それでは、ただいまの御質問の1点目、3点目、4点目につきまして、お答えをさせていただきます。  1点目の水道料金の調定額と水道利用加入金についてですが、平成24年度の水道料金算出につきましては、給水人口を第9期経営変更認可申請した際の推移人口をもとに、8万6,200人とし、また、近年の水需要の減少傾向や経済の動向、気候変動等の影響など、総合的に判断しております。その結果、1人当たりの1日平均給水量を315リットルと算出した中で、年間総給水量を991万m3と見込み、これに供給単価127円を乗じ、さらに割引率の引き上げによる割引をした後、消費税を乗じて得た額を計上しています。このようにして算出しました平成24年度の水道料金は、12億9,288万円で、前年度比5,609万円の減収見込みになります。  水道利用加入金につきましては、平成24年度は件数を540件とし、前年度比、件数で150件、金額で945万円の減を見込みました。ここ数年、毎年100件から200件の減少が続いており、景気の影響を直接受けるものですから、平成24年度予算でも同様の減少を見込んでいます。  続きまして、3点目、民間委託に伴う市民のSOSのキャッチと庁内連携についてですが、民間委託に当たりまして、受託者からは検針、開閉栓、滞納整理業務などの訪問機会を通じて、ひとり暮らし高齢者世帯等の見守りや児童の安全・安心パトロールの支援などが業務提案されています。市民の皆様の暮らしの変化を察知、発見した場合には、速やかに関係部署との連携を図ってまいります。  4点目の利益剰余金の状況と今後の見込みについてですが、利益剰余金につきましては、資本的支出への不足額に対し、補てんをしていくために積立金という形で蓄えているものです。  資料7、上水道事業会計予算書の17ページをごらんいただきたいと思います。こちらは、平成23年度末の予定貸借対照表となります。利益剰余金の内訳ですが、17ページの資本の部、6剰余金の(2)が利益剰余金でして、イが減債積立金10億236万9,000円、ロが建設改良積立金17億3,764万円、これが現在の一番直近の利益剰余金、平成23年度末の見込み額となります。  今後の見込みですが、資本制度の見直しによりまして、地方公営企業法が平成24年4月から改正されます。これに伴い、減債積立金等の法定積立金の義務化が廃止となりますけれども、当市としましては、従来どおり企業債の未償還残高相当分に達するよう引き続き減債積立金の形で積み立てていく予定です。  建設改良積立金につきましても、19年度に策定しました水道ビジョンに基づき、施設の耐震化や配水管の布設替え等、継続した安定給水のための計画的な施設整備を実施していくために、かかる費用に対する不足額を、この建設改良積立金から補てんしていくこととなります。今後、純利益が減少していく中で、できる限り積み立てをしていく予定です。  以上、答弁とさせていただきます。  (「終わります。」と高木理文君) ○議長(勝亦 功君)  ほかにありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  本案については、所管の経済文教委員会に付託し、御審査を願うことといたします。 ○議長(勝亦 功君)  日程第11 議案第17号「平成24年度御殿場市工業用水道事業会計予算について」を議題といたします。  本案に関し、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。
     よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議案第17号「平成24年度御殿場市工業用水道事業会計予算について」を採決いたします。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  日程第12 議員提出議案第1号「御殿場市議会委員会条例の一部を改正する条例案の提出について」を議題といたします。  提出者代表から内容説明を求めます。  議会運営委員長。 ○議会運営委員長(斉藤 誠君)  ただいま議題となりました、議員提出議案第1号「御殿場市議会委員会条例の一部を改正する条例案の提出について」、内容説明をいたします。  資料8、平成24年御殿場市議会3月定例会議案書(議員提出分)の1ページをお願いいたします。  議案書の朗読をいたします。  議員提出議案第1号      御殿場市議会委員会条例の一部を改正する条例案の提出について  御殿場市議会委員会条例の一部を改正する条例を、地方自治法第112条及び御殿場市議会会議規則第14条第1項の規定により、次のとおり提出する。  平成24年3月13日  御殿場市議会議長様                         提出者  御殿場市議会議員                               斉 藤   誠                               勝間田 博 文                               杉 山 章 夫                               杉 山   護                               佐 藤 朋 裕                               髙 橋 利 典                               稲 葉 元 也                               芹 沢 修 治  今回の委員会条例の一部改正は、会派の構成が変わりましたことを受けて、広報委員会及び議会運営委員会の委員定数を改めるものです。  内容につきましては、新旧対照表により説明いたしますので、資料9 平成24年御殿場市議会3月定例会議案資料(議員提出分)の1ページと2ページをお願いいたします。  第2条の表にございます、広報委員会の項の中で、委員定数「8人」を「9人」に改めるものです。  また、第4条第2項の中で、議会運営委員会の委員の定数を「8人」から「9人」に改めるものです。  なお、附則として、この条例は、平成24年3月23日から施行するものといたします。  以上で、内容説明を終わりにいたします。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 ○議長(勝亦 功君)  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対して反対討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  次に、賛成討論の発言を許します。  (この時発言なし) ○議長(勝亦 功君)  討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより、議員提出議案第1号「御殿場市議会委員会条例の一部を改正する条例案の提出について」を採決いたします。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○議長(勝亦 功君)  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(勝亦 功君)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 ○議長(勝亦 功君)  この際、本席より定例会再開のお知らせをいたします。  次週3月23日午前10時から3月定例会を再開いたしますので、定刻までに議場に御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。                           午後2時09分 散会...