藤枝市議会 2020-09-01
令和2年藤枝市議会定例会9月定例月議会-09月01日-01号
次に、市長から
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書の送付があり、これを受理いたしました。
次に、
教育委員会から令和2
年度藤枝市
教育委員会事業評価報告書の提出があり、これを受理いたしました。以上です。
○議長(
大石保幸議員) 次に、
例月現金出納検査結果及び
財政援助団体等監査結果について、
監査委員から報告を求めます。
監査委員。
(登 壇)
◎
監査委員(
鈴木正和) おはようございます。
それでは、
例月現金出納検査及び
財政援助団体等監査の結果について、お手元にお配りしてあります令和2年度結果
報告書に沿って御報告いたします。
初めに、
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づいて行いました
例月現金出納検査の結果について御報告いたします。
検査の対象は、
会計管理者等所管に係る令和元年度4月、5月分及び令和2年度4月、5月、6月分の
現金出納保管状況であります。
検査の概要は、各所管から提出されました資料の
説明聴取と
証拠書類、
収支計算書、
試算表等を照査し、
指定金融機関の
出納総括表及び
預金残高証明書との照合を行いました。
検査の結果は、お手元にお配りしてあります緑の表紙Ⅰの次の
ページの
例月現金出納検査結果
報告書の写しに記載してありますように、
各種会計及び
歳入歳出外現金並びに病院・
水道事業会計の
収支額は別表のとおりで、
収支残高と
指定金融機関の現在高はいずれも相違ないことを認めました。
次に、
地方自治法第199条第7項の規定に基づいて行いました
財政援助団体等監査の結果について御報告いたします。
緑の表紙Ⅱの次の
ページの
財政援助団体等監査結果
報告書(第1回分)の写しを御覧ください。
今回の監査は、藤枝市
私立幼稚園・
認定こども園協会に対して交付されました平成30年度、令和元年度の藤枝市
私立幼稚園・
認定こども園協会事業費補助金に係る出納その他の事務の執行について実施いたしました。所管は
健康福祉部児童課であります。
監査の方法、期日、結果につきましては、1
ページから4
ページに記載してあるとおりであります。
監査の結果は、団体の
事業執行に係る事務において、
会計事務担当者以外による定期的な
出納簿の照合が行われていない、
積立金の目的が明確に規定されていない、
事務職員の
雇用管理に関する
事務手続が不十分などの不備が見受けられましたので、適正な
事務処理に努めるよう指導いたしました。
また、
所管課には、団体に対して引き続き指導・監督するよう併せて指導いたしました。
以上、簡単ですが、
例月現金出納検査及び
財政援助団体等監査結果の報告とさせていただきます。
○議長(
大石保幸議員) 次に、市長から
地方自治法第180条第2項の規定による
専決処分(和解)の報告及び
地方公共団体の財政の
健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定による
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書並びに
教育委員会から
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定による令和2
年度藤枝市
教育委員会事業評価報告書が提出されております。
以上3件につきましては、過日、
全員協議会で報告されたとおりでありますので、以上で報告を終わります。
○議長(
大石保幸議員) 日程第1、認第1号から認第12号まで、第83
号議案から第86
号議案まで、以上16件を
一括議題といたします。
初めに、市長より認第1号から認第12号まで、以上12件の
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(
北村正平) おはようございます。
ただいま議題となっております令和元
年度一般会計及び
特別会計9件、並びに
公営企業会計2件の決算につきまして、
歳入歳出決算書に基づき概要を順次御説明申し上げます。
初めに、認第1号 令和元
年度藤枝市
一般会計歳入歳出決算でございますが、令和元
年度歳入歳出決算書、この厚い緑の資料ですが、もしお手元にありましたら一緒に御覧いただければと思います。その292
ページを御覧いただきたいと思います。
決算の総額は、歳入523億7,771万8,219円、歳出507億7,583万7,224円、差引き16億188万995円でございます。このうち、翌年度へ繰り越すべき財源1億3,257万6,000円を差し引きました
実質収支額は14億6,930万4,995円であります。
令和元
年度事業の推進に当たりましては、ふじえだ
健康都市創生総合戦略もいよいよ
最終年度であると同時に、引き続き全ての施策を
人口対策に収れんさせ、次の時代にも選ばれ続けるまちに向けまして、4つの
重点戦略を掲げ、戦略的かつ積極的に施策を推進してまいりました。
まずは4つの
重点戦略の第1.「コンパクト+ネットワークで創る
健康都市」でございます。
「多彩な魅力を放つ拠点を創る」、この項では、
交流拠点づくりといたしまして、令和3年度の完成に向けて、
葉梨地区交流センターの整備に着手いたしました。
「
環境日本一のまちを創る」では、新たに創設されました
森林環境譲与税を活用いたしまして、良好な
森林環境による
温室効果ガス削減などを推進するために、
森林環境整備推進計画の策定などに取り組みました。
クリーンセンター整備事業につきましては、
静岡大学をはじめといたします
地権者と
用地取得に向けました協議を進め、令和8年度ないしは令和9年度の完成へ着実に前進しております。
「安全・安心な災害に強いまちを創る」、ここの項では、災害時を想定いたしまして、
防災リーダー参加による
宿泊型避難生活体験訓練を初めて実施をいたしました。
このほかに、多様な用途に活用可能な
大型エアーテントを購入いたしまして、
防災力の強化を図りました。
「
交通安全日本一のまちを創る」、この項では、新たな施策といたしまして、
ドライブレコーダーの設置や
自転車保険加入に対して助成を行い、さらには
幼稚園・保育園の
通園路や
散歩コースの
安全対策を緊急的に実施いたしまして、ソフト・ハードの両面から
交通事故防止対策に全力で取り組んでまいりました。
次に、
重点戦略の第2でありますが、「産業としごとを創る
健康都市」でございます。
「力強い
地域産業と人材、雇用を創る」、この項では、
労働生産性の向上を図るために、
先端設備等導入計画に基づいた
設備投資を行う
中小企業に対しまして、国と協調いたしまして助成を行いますとともに、新たに市内に立地する企業に対する
財政支援によりまして、雇用の確保などに努めてまいりました。
「みんなが活躍できるまちを創る」、ここでは、多様な働き手の
活躍機会を創出するため、仕事・
人材マッチングディレクターを配置いたしました。さらには、
障害者の就労を推進するためにテレワークオフィスの
運営法人に
財政支援を行いました。
続いて、
重点戦略の第3.「ひとの流れを創る
健康都市」でございます。
「持続的な移住・定住の流れを創る」、ここでは、市内に居住を希望する結婚後間もない夫婦に対しまして、
住宅取得や賃貸などの新たな
助成制度を創設するとともに、既存の
子育てファミリー移住・
定住促進事業や、
空き家活用・
流通促進事業についてもマンションの購入など
助成制度を拡充いたしまして、本市への移住・定住に向けた施策の充実に取り組みました。
「市民が主役のまちを創る」、ここでは、地域の安全・安心な
暮らしづくりのために、
自治会などが設置いたします
防犯カメラに対し、新たに
財政支援を創設いたしました。
最後に、
重点戦略の第4.「
出会いと
こどもの未来を創る
健康都市」でございますが、「
出会いと独自の
子育て環境を創る」、ここでは、
認定こども園への
建設費助成、あるいは
放課後児童クラブの整備により、
待機児童ゼロに向けて
子育て施設の整備に努めました。また、家庭の
経済状況にかかわらず、全ての子供に平等な教育が受けられますように、
幼児教育・
保育無償化をはじめといたしまして、
少子化対策の充実を図りました。
「
教育日本一のまちを創る」、ここでは、特別な支援を要する子供のために
支援員を増員いたしまして、
特別支援教育体制を充実しますとともに、近年の猛暑に対応するために、全小・中学校の
普通教室に
空調設備を整備いたしました。
「健康・
予防日本一のまちを創る」、ここでは、
がん対策推進条例の施行によりまして、
がん患者の
療養生活の質の向上や
社会参加を支援するために、補整具の
購入助成を新たに創設いたしました。
また、
がん検診を習慣化し、
早期発見・
早期治療のため、
検診初年度の
無料化を行いまして、
がん予防対策の強化に努めたところでございます。
以上が、令和元年度の主要な事業の概要となります。
次に、
財政指標の状況でございますが、認第1
号資料の2
ページを見ていただきたいと思います。
経常収支比率は、
扶助費や
補助費が増額したために、前年度より2ポイント増の86.9%となりました。
財政健全化法に基づきます
実質公債費比率及び将来
負担比率は、これまで重点的に取り組んできた
新規建設市債の抑制による
市債残高の縮減の効果などから、前年度同様、
健全化を維持している状況でございます。
今後、
志太広域事務組合の
施設更新に伴います
建設負担金の増額や、
社会保障費の増嵩などが見込まれ、さらには
コロナ禍により先行きが不透明でありますが、これからも新しい時代も選ばれるまちの実現に向けまして、
事業執行に当たっては常に
特定財源の確保に努めまして、限られた財源を重点的・効率的に配分して政策の実現に取り組み、持続可能で健全な
財政運営に最善の努力をしてまいります。
次に、各
特別会計について申し上げます。
今度は認第2号でございます。令和元
年度藤枝市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算でございます。
令和元
年度歳入歳出決算書352
ページを御覧ください。
決算額は、歳入137億7,555万2,831円、歳出137億3,299万2,468円、差引き4,256万363円でございます。
歳出決算総額につきましては、被
保険者の減少に伴います
保険給付費の減などによりまして、前年度対比約2.0%の減となりました。
次に、認第3号、令和元
年度藤枝市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算でございます。
令和元
年度歳入歳出決算書の372
ページを御覧いただきたいと思います。
決算額は、
歳入歳出とも4,288万4,866円であります。安全で安心して飲める
水道水の
水質管理と
施設整備、
維持管理を行いました。なお、令和2年度より
水道事業会計への統合のために
打切決算となっております。
次に、認第4号 令和元
年度藤枝市
土地取得特別会計歳入歳出決算でございます。
令和元
年度歳入歳出決算書、今度は388
ページでございます。
決算額は、
歳入歳出とも304万2,002円であります。
駅南土地区画整理事業によります田沼三丁目地内の用地の一部を
一般会計に引渡しをいたしました。
次に、認第5号 令和元
年度藤枝市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算であります。
令和元
年度歳入歳出決算書414
ページを御覧いただきたいと思います。
決算額は、歳入27億9,475万1,876円、歳出27億8,537万8,452円、差引き937万3,424円でございます。
主な
事業内容は、
浄化センターの機械・設備の
更新工事のほか、
小石川地区や
田中地区などの
管渠整備と管路の
長寿命化工事などを行いました。なお、令和2年度より
下水道事業会計への移行のために
打切決算となっております。
次に、認第6号 令和元
年度藤枝市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算であります。
決算書の434
ページを御覧いただきたいと思います。
決算額は、歳入が5,310万8,682円、歳出が4,821万8,183円、差引き489万499円であります。
主な
事業内容ですが、
駅前駐車場と
駅北口駐車場の
維持管理を行いました。
次に、認第7号 令和元
年度藤枝市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算であります。
決算書は454
ページを御覧ください。
決算額は、歳入9,337万8,542円、歳出は8,719万3,685円、差引き618万4,857円であります。
主な
事業内容ですが、
公共用水域の
水質保全のため、各施設の
維持管理を行いました。なお、令和2年度より
下水道事業会計への移行のために
打切決算となっております。
次に、認第8号 令和元
年度藤枝市
介護保険特別会計歳入歳出決算であります。
決算書502
ページを御覧いただきたいと思います。
決算額は、歳入117億9,201万8,722円、歳出117億6,309万284円、差引き2,892万8,438円でございます。
歳出決算総額につきましては、
介護認定者の増加などによる
保険給付費と
地域支援事業費の増によりまして、前年度対比約1.3%の増となりました。
次に、認第9号 令和元
年度藤枝市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございます。
決算書の520
ページを御覧いただきたいと思います。
決算額は、歳入17億4,750万157円、歳出は17億4,249万8,507円、差引き500万1,650円でございます。
主な
事業内容は、
後期高齢者医療広域連合へ
保険料などを納付したものでございます。
今度は認第10号 令和元
年度藤枝市内陸フロンティア事業特別会計歳入歳出決算でございます。
決算書は534
ページを御覧いただきたいと思います。
決算額は、
歳入歳出とも5億742万5,796円であります。
主な
事業内容は、静岡県との協定に基づきます
高田地区工業団地整備事業費負担金を納付したものでございます。
次に、認第11号 令和元
年度藤枝市
病院事業会計決算でございます。
決算書の12
ページを御覧いただきたいと思います。
経営状況につきましては、総収益は183億6,157万6,218円、総費用は183億5,527万212円で、
当年度純利益は630万6,006円の黒字となりました。これは、医師や看護師などの増員による
給与費や抗
がん剤などの
使用増による
材料費が増額となったところでございますが、入院、外来とも1人1日当たりの
診療単価の増によります
診療収益の大幅な増額などによるものでございます。
救命救急センターにおける
高度救急医療の提供などによりまして3年連続の
黒字決算となったところでございますが、
コロナ禍において、病院を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあります。今後も引き続き、質が高く、安心・安全な医療を継続して提供する
急性期病院を目指しまして、
病院職員が一丸となって取り組んでまいります。
最後に、認第12号 令和元
年度藤枝市
水道事業会計決算でございます。令和元
年度水道事業会計決算書の13
ページを御覧いただきたいと思います。
経営状況につきましては、総収益は23億3,004万2,799円、総費用は19億188万4,771円で、
当年度純利益は4億2,815万8,028円の黒字となりました。
主な
事業内容は、泉町地内での管路の
耐震化工事や
水源施設の機械・
電気設備の
更新工事などを行いまして、安全で安心して飲める水の
安定供給に努めてまいりました。
以上が、令和元年度の
一般会計、
特別会計及び
公営企業会計決算の概要でございますが、詳細につきましては、それぞれの
決算書、
事項別明細書及び
市政報告書とともに
監査委員の
決算審査意見書の写しを添えてございますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
大石保幸議員) 続きまして、
決算審査意見書について、
監査委員から補足の説明を求めます。
監査委員。
(登 壇)
◎
監査委員(
鈴木正和) それでは、
地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項並びに
地方公営企業法第30条第2項の規定に基づいて行いました令和元
年度一般会計と9つの
特別会計であります藤枝市
各種会計歳入歳出決算審査及び
基金運用状況、並びに令和元
年度藤枝市
公営企業会計決算審査につきまして、お手元にお配りしてあります
意見書に沿って補足の説明をいたします。
審査は令和2年6月1日から8月12日までの間に行い、意見の調整を図ったものであります。
初めに、
各種会計決算審査の結果につきまして、
歳入歳出決算書等はいずれも関係法令に準拠して作成され、計数は関係諸帳簿と符合し正確であり、予算の執行についても適正に行われているものと認められました。
また、運用基金につきましても、計数は正確であり、運用状況も設置目的に沿って適正に運用されているものと認められました。内容につきましては、お手元にお配りしてあります令和元
年度藤枝市
各種会計歳入歳出決算及び
基金運用状況審査
意見書の写しを御覧ください。
総括的に申し上げますと、
意見書の13
ページから15
ページに記載してありますが、
各種会計の
決算額の概要は、歳入では831億8,738万2,000円、歳出では814億8,856万1,000円となり、前年度に比べ、歳入で13億4,715万6,000円、歳出では1億6,720万9,000円、それぞれ減少しておりました。
また、
各種会計における実質収支は15億6,624万4,000円となり、前年度に比べ12億3,597万4,000円下回り、実質単年度収支は11億9,667万4,000円の赤字となっておりました。
令和元年度はふじえだ
健康都市創生総合戦略の総仕上げに向け、真に選ばれるまち、選ばれ続けるまちとなるべく、3つの重点方針を掲げ事業に取り組まれました。
空き家の取得や改修に係る支援の拡充、内陸フロンティアパーク藤枝たかたの工業団地整備の推進、先導的に進めるIoTやAIなどICTの活用、病児・病後児保育や
認定こども園、
放課後児童クラブの拡充、出かけっCARサービスの運営サポート等の事業に積極的に取り組まれる中、市民政策提案や若手職員、女性職員の施策提案を積極的に取り上げるなど、本市ならではの施策や行政サービスを実施したことは、「人財」としての職員の資質向上に努めてきた成果の表れと大いに評価するところであります。
今後、行政需要がますます増大、多様化し、一方で地方税収の伸びは不透明な状況が続く中、
新型コロナウイルス感染症の収束の見通しがつかないなど、行政を取り巻く環境は厳しさを増すものと思われるため、引き続き第5次総合計画の後期計画を堅実に実施することにより、効率的な行政経営に努め、職員一丸となって、「選ばれ続けるまちふじえだ」の実現をより一層推し進めることを要望するものであります。
次に、病院事業会計及び
水道事業会計決算の結果につきましては、お手元にお配りしてあります令和元
年度藤枝市
公営企業会計決算審査意見書の写しを御覧ください。
両事業とも
決算書類及び附属書類は関係法令に準拠して作成され、その会計処理は妥当であり、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。
総括的に申し上げますと、病院事業会計につきましては、
意見書の17
ページから19
ページに記載してありますが、令和元年度の
経営状況は、事業収益は183億6,157万6,000円で、前年度に比べ4億7,049万3,000円増加し、事業費用は183億5,527万円で、前年度に比べ6億5,372万4,000円増加しております。この結果、630万6,000円の
黒字決算となっております。
主な事業といたしましては、地域の三次救急を担う
救命救急センターと指定され3年目を迎える中、搬送された重症患者への高度な救急医療の提供や、国指定の地域がん診療連携拠点病院として、がんに強い病院づくりへの取り組みが挙げられます。このような中で、治療効果の高い抗
がん剤による化学療法が積極的に行われたことで、前年度を上回る医業収益を計上し、医業費用については、医師や看護師の確保による人件費の増加や
材料費の増加があったものの、結果的に経常収支が630万6,000円の
黒字決算となったことは、職員一丸となって経営改善に取り組まれた成果と評価するものであります。
今後においても、急性期病床の抑制や回復期病床への移行等が示される中、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による患者の受診控え等の影響もあり、病院経営は非常に厳しい状況に置かれることが想定されることから、引き続き経費の節減、
診療収益の確保に取り組んでいただくよう要望するものであります。
次に、
水道事業会計につきましては、
意見書の43
ページ、44
ページに記載してありますが、令和元年度の
経営状況は、事業収益が23億3,004万3,000円で、前年度に比べ3,622万3,000円減少し、事業費用は19億188万5,000円で、前年度に比べ2,707万3,000円の増加となっております。この結果、4億2,815万8,000円の
黒字決算となっております。
主な事業といたしましては、節水意識の定着や節水器具等の普及、宅配水の需要増加により水需要の伸びが期待できない厳しい状況の中、災害に強い施設を造り、安全で安定した
水道水の供給を図るため、基幹管路の耐震化や管路
維持管理業務委託による漏水調査、水源地施設改良事業などを実施したことで、過去最大の有収率となったことは評価するものであります。
今後も、限られた収益の中で、既存施設の耐震化を含めた更新事業などの経費負担が見込まれることから、引き続き経費節減や有収率の向上を図るなど、健全な財政基盤を維持しつつ、災害に強く安全で安定した
水道水を供給することができるよう、持続可能な水道事業の実現に努めるよう要望するものであります。
以上、
決算審査意見書の補足説明とさせていただきます。
○議長(
大石保幸議員) 以上で補足の説明を終わります。
○議長(
大石保幸議員) 次に、第83
号議案から第86
号議案まで、以上4件の
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(
北村正平) ただいま議題となっております議案4件につきまして、その
提案理由を御説明申し上げます。初めに、補正予算関連の議案でございます。
第83
号議案 令和2
年度藤枝市
一般会計補正予算(第6号)についてでございます。
令和2年度各会計補正予算書②の1
ページと補正予算案概要の資料「安全・安心な
暮らしづくりと藤枝の宝が活きるまちの実現」の10
ページ以降を併せて御覧いただきたいと思います。
今回の補正は、
歳入歳出予算にそれぞれ2億3,500万円を追加いたしまして、予算の総額を721億7,900万円とするほか、債務負担行為及び地方債につきまして、所要の補正を行うものでございます。
今回の補正内容は、「安全・安心な
暮らしづくりと藤枝の宝が活きるまちの実現」のための経費を計上したものでございます。そのための基本方針を、安全で健全なまちを創る、そして未来に向けたまちを創る、この2本柱といたしました。
主な内容でございますが、初めに安心で健全なまちを創るですが、安全で安心な暮らしをつくる取り組みといたしまして、人身事故の4割を占めます追突事故の防止対策を強化するため、安全運転支援機能つき
ドライブレコーダーの普及促進を図ってまいります。
また、生活道路と河川・水路の新設などや、浸水被害の軽減を図るための河川のしゅんせつにつきましては、地元からの要望などに迅速に対応すべく増額をいたしまして、安全な生活基盤整備に取り組んでまいります。
次に、快適で安心な暮らしをつくる取り組みといたしまして、買物支援サービスにおいて新たなテークアウト・デリバリー部門を創設いたしまして、買物環境改善に取り組む団体などを支援してまいります。
次に、2つ目の方針、未来に向けたまちを創るですが、藤枝の宝を活かしたまちをつくる取り組みといたしまして、6月に日本遺産の認定を受けました「日本初旅ブームを起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」を活用した街道観光を静岡市と連携いたしまして推進いたしますとともに、中山間地域における陶芸を生かしましたまちづくりの拠点となるふじえだ陶芸村構想などに取り組んでまいります。
なお、これら歳出予算を賄う財源といたしましては、国庫支出金などの
特定財源と一般財源につきましては、国の決定に伴います地方交付税や臨時財政対策債、前年度繰越金などを計上いたしました。
次に、第84
号議案 令和2
年度藤枝市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)でございます。
補正予算書②の23
ページを御覧いただきたいと思います。
今回の補正は、
歳入歳出予算からそれぞれ1,410万円を減額いたしまして、予算の総額を138億9,590万円とするものでございます。
主な内容でございますが、令和2年度国民健康保険事業費納付金の確定に伴います県への納付金などにつきまして、所要の補正を行うものでございます。
次に、第85
号議案 令和2
年度藤枝市
介護保険特別会計補正予算(第2号)でございます。
補正予算書②の31
ページを御覧いただきたいと思います。
今回の補正は、
歳入歳出予算にそれぞれ2,900万円を追加いたしまして、予算の総額を125億8,000万円とするものでございます。
主な内容でありますが、令和元年度介護給付費などの確定に伴います国・県などへの返還金などについて、所要の補正を行うものでございます。
次に、条例改正の議案でございます。
第86
号議案 地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例であります。
お手元にございます議案集の16
ページ、議案
提案理由書を御覧いただきたいと思います。
本議案は、今年度の税制改正におきまして、
租税特別措置法が改正されたことに伴いまして、地方税法の一部が改正されたために、藤枝市税外収入督促等に関する条例のほか5本の条例の「特例基準割合」を「延滞金特例基準割合」に名称を改める等の、所要の改正を行うものでございます。
以上、議案4件につきまして、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
大石保幸議員) これで、上程議案16件の
提案理由の説明は終わりました。
○議長(
大石保幸議員) 日程第2、第81
号議案及び第82
号議案、以上2件を
一括議題といたします。市長から
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(
北村正平) ただいま議題となっております議案2件につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
第81
号議案 令和2
年度藤枝市
一般会計補正予算(第5号)についてでございます。
令和2年度各会計補正予算書①の1
ページと、補正予算案概要の資料、「安全・安心な
暮らしづくりと藤枝の宝が活きるまちの実現」の7
ページと8
ページを御覧いただきたいと思います。
今回の補正は、
歳入歳出予算にそれぞれ8,600万円を追加いたしまして、予算の総額を719億4,400万円とするほかに、地方債について、所要の補正を行うものでございます。
主な補正内容でありますが、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして、6月に設置いたしました地域外来・検査センター、いわゆるPCR検査センターでございますが、これを今後の流行に備えまして、年度末まで設置期間を延長するとともに、新しい生活様式に対応いたしました文化芸術振興に伴う主催者への支援など、感染症対策の強化を図ってまいります。
また、7月の梅雨前線豪雨によりまして被害を受けた市道野田沢本線の災害復旧を行うものでございます。
今回の歳出予算を賄います財源といたしましては、国・県支出金などの
特定財源と、一般財源につきましては、財源更正によりまして対応いたします。
次に、第82
号議案 令和2
年度藤枝市
病院事業会計補正予算(第2号)についてでございます。
令和2年度各会計補正予算書①の21
ページと、補正予算案概要の資料の7
ページを御覧いただきたいと思います。
今回の補正は、収益的収入では、医業外収益や特別利益を計上いたしまして、収益的支出では、医業費用や特別損失を計上いたしましたほか、資本的収入では、補助金を計上し、資本的支出では、建設改良費を計上したものでございます。
補正内容でございますが、
新型コロナウイルス感染症対策に伴います職員への慰労金の計上、あるいは紫外線殺菌装置などの医療機器を購入するものでございます。
以上、議案2件につきまして、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
大石保幸議員) これで第81
号議案及び第82
号議案、以上2件の
提案理由の説明は終わりました。
○議長(
大石保幸議員) ここでしばらく休憩いたします。
午前9時49分 休憩
午前9時49分 再開
○議長(
大石保幸議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
大石保幸議員) これから上程議案2件に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、上程議案2件に対する質疑を終わります。
ただいま議題となっています第81
号議案は分割付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に、第82
号議案は健康福祉委員会にそれぞれ付託いたします。
○議長(
大石保幸議員) ここでしばらく休憩いたします。
午前9時50分 休憩
午前10時44分 再開
○議長(
大石保幸議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
大石保幸議員) ここで、
事務局長から諸般の報告をいたします。
事務局長。
◎
議会事務局長(
大畑範芳) 御報告をいたします。
先ほど、各常任委員会へ付託をいたしました第81
号議案及び第82
号議案、以上2件の審査が終了した旨、各
常任委員長から御報告をいただきましたので、これを受理いたしました。以上でございます。
○議長(
大石保幸議員) 次に、上程議案2件について、各委員長の報告を求めます。
最初に、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。
(登 壇)
◎総務文教委員長(岡村好男議員) 総務文教委員会に付託されました議案1件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告をいたします。
第81
号議案 令和2
年度藤枝市
一般会計補正予算(第5号)のうち、本委員会に分割付託されました費目について申し上げます。
初めに、「10款5項2目学校給食運営費中、休校に対する事業者への補償内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「今回の補償は、主食や野菜冷凍食品等を納入する業者に対し支援するものである。」という答弁がありました。
次に、「10款4項9目文化施設費中、市民会館の今後の利用件数はどのぐらいを想定しているか。また、市内で活動している文化芸術活動団体等はどのぐらいの人数がいるのかについて伺う。」という質疑があり、これに対して、「想定している利用件数は約650件である。また、文化芸術活動団体等の人数については、約130人である。」という答弁がありました。
このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。以上、報告いたします。
○議長(
大石保幸議員) 次に、健康福祉委員長の報告を求めます。健康福祉委員長。
(登 壇)
◎健康福祉委員長(多田晃議員) 私から、健康福祉委員会に付託されました議案2件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告いたします。
初めに、第81
号議案 令和2
年度藤枝市
一般会計補正予算(第5号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。
「歳出の4款1項1目地域外来・検査センター設置事業費中、PCR検査センターについて、設置以降、これまでの検査人数の実績について伺う。」という質疑があり、これに対し、「6月19日から昨日までで98人を検査しており、うち1名の陽性者を確認することができた。」という答弁がありました。
次に、「検査数が増えたことにより追加された経費はどうなるか伺う。」という質疑があり、これに対し、「追加の経費については、申請により県から補填される。」という答弁がありました。
このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第82
号議案 令和2
年度藤枝市
病院事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。
「収益的支出の1款3項1目中、感染症対応従事者への慰労金について、感染症対応従事者の定義と想定人数を伺う。」という質疑があり、これに対し、「患者と接する医師や看護師だけでなく、空間を同一とする医療事務従事者等も含み、人数は1,600人を想定している。」という答弁がありました。
このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、報告いたします。
○議長(
大石保幸議員) 次に、建設経済環境委員長の報告を求めます。建設経済環境委員長。
(登 壇)
◎建設経済環境委員長(平井登議員) 建設経済環境委員会に付託されました議案1件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告いたします。
第81
号議案 令和2
年度藤枝市
一般会計補正予算(第5号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。
初めに、「5款1項1目サンライフ藤枝
維持管理費、6款1項4目農山村活性化施設管理運営費、7款1項2目産学官連携推進センター
維持管理経費、7款1項3目観光施設等管理費、新型コロナウイルス感染対策のため休業要請をした施設等への補償額の算出根拠を伺う。」という質疑があり、これに対して、「過去3年間の各施設の平均利用収入を対象に、休業要請期間中の補償額を算定した。」という答弁がありました。
次に、「11款2項1目公共土木施設災害復旧費について、野田沢本線災害復旧事業の進捗を伺う。」という質疑があり、これに対して、「設計を委託したコンサルからの来る9月15日の災害実施査定を経て発注し、工事は令和3年2月26日に完成する見込みである。」という答弁がありました。
このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、報告いたします。
○議長(
大石保幸議員) 以上で、各委員長の報告は終わりました。
○議長(
大石保幸議員) ここでしばらく休憩いたします。
午前10時51分 休憩
午前10時52分 再開
○議長(
大石保幸議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
大石保幸議員) これから上程議案2件の各委員長の報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、上程議案2件の各委員長の報告に対する質疑を終わります。
○議長(
大石保幸議員) 次に、上程議案2件の討論を行いますが、通告はありません。討論なしと認め、以上で討論を終わります。
○議長(
大石保幸議員) これから第81
号議案及び第82
号議案、以上2件を一括して採決いたします。
上程議案2件に対する各委員長の報告は、いずれも可決です。上程議案2件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
大石保幸議員) 異議なしと認めます。したがって、上程議案2件は原案のとおり可決されました。
○議長(
大石保幸議員) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
再開日時をお知らせします。9月8日午前9時開議です。
○議長(
大石保幸議員) 本日はこれで散会いたします。
午前10時53分 散会...