議会事務局長 中 村 正 秀
議会事務局次長 森 谷 浩 男
主幹兼
議会改革・
法制担当係長 松 本 仁 宏
議事担当係長 遠 藤 明 寛
庶務担当係長 中 司 里 香
主査 永 嶋 宏 行
午前9時00分 開会
○議長(
西原明美議員) おはようございます。
ただいまから平成31年2月
藤枝市議会定例会を開会いたします。
会議に先立ちまして、池田 博氏から、一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、
地方自治法第126条の規定により、1月31日、これを許可しましたので御報告いたします。
これから本日の会議を開きます。
○議長(
西原明美議員)
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員に
6番 神 戸 好 伸 議員
18番 岡 村 好 男 議員
を指名いたします。
○議長(
西原明美議員) ここで、
事務局長から諸般の報告をいたします。
事務局長。
◎
議会事務局長(
中村正秀) 御報告いたします。
初めに、藤新会、
志太創生会、
市民クラブ、
日本共産党、公明党、以上5会派からそれぞれ提出されました
代表質問の通告を受理いたしました。
次に、
天野正孝議員ほか9名からそれぞれ提出されました
一般質問の通告を受理いたしました。
次に、本定例会へ市長から第1号議案 平成31年度藤枝市
一般会計予算ほか38件の議案の送付があり、これを受理いたしました。
次に、
監査委員から
例月現金出納検査結果報告書、平成30年度10月、11月、12月分、平成30年度
定期監査結果報告書第1回分、第2回分の送付があり、これを受理いたしました。以上です。
○議長(
西原明美議員) 次に、
例月現金出納検査結果及び
定期監査結果について、
監査委員から報告を求めます。
監査委員。
(登 壇)
◎
監査委員(
鈴木正和) おはようございます。
それでは、
例月現金出納検査及び
定期監査の結果について、お手元にお配りしてあります平成30年度結果報告書に沿って御報告いたします。
初めに、
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づいて行いました
例月現金出納検査の結果について御報告いたします。
検査の対象は、
会計管理者等所管に係る平成30年10月、11月、12月分の
現金出納保管状況でございます。
検査の概要は、各所管から提出されました資料の
説明聴取と
証拠書類、
収支計算書、
試算表等を照査し、
指定金融機関の
出納総括表及び
預金残高証明書との照合を行いました。
検査の結果は、緑の表紙のⅠの
例月現金出納検査結果報告書の写しに記載してありますように、
各種会計及び
歳入歳出外現金、並びに病院・
水道事業会計の収支額は1ページから15ページのとおりで、
収支残高と
指定金融機関の現在高はいずれも相違ないことを認めました。
次に、
地方自治法第199条第4項の規定に基づいて行いました
定期監査の結果について御報告いたします。
資料の緑の表紙のⅡの
定期監査結果報告書、第1回分の写しをごらんください。
平成30年度第1回分として行いました
定期監査の対象部局、課、範囲、方法、期日は1ページ、2ページに、各課の概要につきましては3ページから79ページに記載してあるとおりでございます。
監査の結果は、2ページに記載してありますとおり、それぞれの所管する
経理事務、
契約事務などの
事務事業は経済的、効果的に執行されていましたが、
財務会計上の
事務処理や委託業務、
補助金等交付事務における
事務処理に一部不備が見受けられましたので、適正な
事務執行に努められるよう指導いたしました。
今後とも、各事業の推進に当たっては、限られた財源の中で効率的な
予算執行に努められるよう要望するものであります。
次に、平成30年度第2回分として行いました
学校監査について御報告いたします。
資料の緑の表紙のⅢの
定期監査結果報告書第2回分の写しをごらんください。
今回の
学校監査の対象、範囲、方法、期日は1ページに、監査の概要は2ページから5ページに記載してあるとおりでございます。
監査の結果は、1ページに記載してありますとおり、それぞれの
事務事業等は、経費の節減に努力されていましたが、未施錠や未消灯が見受けられましたので、確認を徹底するよう指導いたしました。また、
公金等現金や郵券の取り扱いについては、常に安全かつ適正な
事務処理に努められるとともに、各学校における施設、設備、体育器具や消防設備の
維持管理については、児童・生徒の安全確保を最優先に考え、早急に対応すべきものを早期に発注し、同一の修繕等についてはまとめて発注するなど経費の節減に努め、適正な
予算執行を図るよう指導いたしました。さらに、非常時に備え、児童・生徒の安全を確保するためにも、刺股や救助袋を使用した訓練を年1回以上実施するよう指導いたしました。
なお、障害のある子やない子など、全ての児童・生徒が学びやすい授業を受けられる
ユニバーサルデザインの
学校づくりが、さらに浸透することを望むものであります。
以上、簡単ですが、
例月現金出納検査及び
定期監査結果の報告とさせていただきます。
○議長(
西原明美議員) 以上で報告を終わります。
○議長(
西原明美議員) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
○議長(
西原明美議員) お諮りいたします。この定例会の会期を本日から3月20日までの31日間としたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、会期は31日間に決定いたしました。
○議長(
西原明美議員) 日程第2、市長より平成31年度
施政方針の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) おはようございます。
平成31年度、来年度の予算並びに組織改編の提案に当たり、
市政経営に対する私の所信の一端と、その実現に向けました
取り組みの概要を申し上げます。
さて、昨今の国内外の
社会経済動向を見ますと、まず、緩やかに拡大を続けてきました
世界経済は一転、混迷のさなかにございまして、
米中貿易摩擦への懸念や
中国経済の減速、さらには盛んにテレビでも放送されているイギリスのEU離脱、この
リスク要因の積み重なりから不確実性が一段と高まりまして、アメリカとの
貿易交渉や中国、韓国などの
外交リスクとともに、我が国にとりましても大きな脅威となっているところでございます。
国内に目を向けますと、2012年に始まりました景気の回復・拡大は、好調な
企業業績を背景に
プラス成長が続き、この1月で戦後最長を記録したとされております。
しかしながら、
世界経済の変調に伴う円高・株安への急展開は、
原材料価格の上昇やあるいは労働力不足などへの懸念と相まって、
企業活動にも大きな影響が及ぶものと思われ、
消費税増税後の
個人消費の
低下リスク、このことを含めまして景気の下振れが予想され、我々の日々の暮らしに
不透明感が漂っております。
こうした中、本市を取り巻く状況を見てみますと、
市税収入全体は1.5%増と前年を上回る伸びとなり、
企業収益や
個人所得も増加しているところでございます。
有効求人倍率の水準を含めまして、景気は緩やかに回復している状況にありますが、今後は間近に迫り来るさまざまなリスクへの対応力が求められることから、地方においてはまさに試練のときであると考えているところでございます。
こうしたこととともに、我が国、そして我々、
地方自治体としての最大の課題は、何よりも国難と言うべき人口の急激な減少でございます。少子・高齢化による
生産年齢人口の減少と、
人口そのものの減少による経済の縮小、そしてその中での人・物の東京一極集中は、我々
地方自治体の体力を奪い取るものでございますが、悲観している余裕はございません。
私は、今こそが、我が国が今後同様の道をたどる世界のモデルとして、改めて力強く存在感を高めるチャンスのときであると考えております。そして、そのためには、住民に最も身近な
基礎自治体である我々が、
地方政府という自覚と責任のもと、広い視野で大きな
ビジョンを描き、地方から新たな経済や価値観を生み出していくことが重要でございます。
本市は、これまでも
健康施策や
コンパクトシティづくりにおいて他市に先駆けた
取り組みを進めてまいりましたが、こうした大きな転換期を迎えまして、改めて全国の
トップランナーとして地方から国を変えるという強い決意と気概を胸に、持続力のある新たな
地域社会づくりにチャレンジしてまいります。
さて、間もなく30年という長き月日を経て、平成という一つの時代が終わり、新しい時代が幕をあけます。平成という時代は、経済の激しい浮き沈み、これまでの概念や経験値を覆す大災害、瞬く間に我々の暮らしを変え、世界をつなげたインターネットの普及など、
社会構造や価値観を大きく変え、
自治体経営にも大きな教訓とともに考え方の転換が求められた時代でありました。
間もなく迎える新たな時代は、人工知能、いわゆるAIが人間の知能を超えるほど加速度的に進化いたしまして、物事のあり方が根本的に変革していく時代になり、また、超高齢・
人口減少社会という未体験の
社会的局面、いわゆるネクストステージに突入する時代にもなります。
こうしたさまざまな変化にもしなやかに対応いたしまして、我々の最大の使命であります、市民の皆様の安全・安心で幸せな暮らしをしっかり守る、このことを基本に平成の次の時代も、明るく輝く一段高い都市をつくる、このことを大きな節目の年の目標といたしまして、より強い思いとより早い判断力、実行力で全
職員一丸となり、議員の皆様、そして市民の皆様とともに、新たな一歩を踏み出したいと考えております。
さて、来たる平成31年度は、本市の
戦略指針でございます、ふじえだ
健康都市創生総合戦略がいよいよ最終年度を迎えます。第6次
総合計画の策定とあわせまして、次の20年に向けて本市の新たな
ビジョンを描く、極めて重要な年になります。次の時代を見据え、まち、そして経済の活力をさらに高めていくためには、先導的な施策や
行政サービスはもちろんでありますが、技術革新や働き方改革などによる生産性の向上、そして何より市民力を生かし、結集していく必要がございます。
そこで、こうした次の時代への一歩といたしまして、大きく3つ、平成31年度の
重点方針を掲げました。1つは、
人口対策につながる全施策の構築、2つ目は、都市の
ブランド力の向上、3つ目は、女性・高齢者の活躍する
まちづくりの推進、この3つでございます。
まず、1つ目の
人口対策につながる全施策の構築でありますが、引き続き全ての
政策分野において、
人口対策に的を絞った施策を横断的に企て、選択と集中により展開してまいります。
中でも新年度は、空き家の流通を
成長戦略に位置づけまして、
定住人口を呼び込む貴重なストックとして、官民連携で重点的に活用を進めます。空き家の取得や改修に係る支援を拡充することで、
子育て世代をターゲットに、リノベーションによる魅力的な低廉な住宅の供給、解体による新たな住宅の供給を促し、課題となる
住宅団地の新陳代謝による再生にもつなげてまいります。
また、定住の促進に向けましては、何より生活の基盤となる仕事、雇用をしっかりと生み出していくことが重要でございます。そこで、
産業政策課内に
中小企業振興係を新設いたしまして、ここに
中小企業対策、
就労対策を集約することで
雇用戦略と一体となった
成長支援を行いまして、加えて、先般、県とともに国に申請した新たな
地方創生事業であります移住・
就業支援金制度を最大限活用いたしまして、
雇用マッチングと移住・定住を一元的に進めてまいります。
さらに、
内陸フロンティアパーク・藤枝たかたの
工業団地整備を着実に進めるとともに、企業の本市への旺盛な進出意欲を確実に吸収いたしまして、大きな人の流れを生み出すことができるよう、
善左衛門地区やそのほか可能な地区について、地元の皆様の意向を尊重しながら、計画的に
土地利用を推進してまいります。
2つ目の
都市ブランド力の向上につきましては、まずは本市の顔でございます
静岡中部において、静岡市とともに
広域都心を形成する
中心市街地の活性化に引き続き注力してまいります。
新年度は
駅前地区の再開発を軸とした新たな
都市再生計画がスタートいたします。少子・
高齢社会の
モデル拠点であります駅前一丁目8街区、いわゆる「フジエダミキネ」に続きまして、6街区、また9街区、そして
文化センター街区と連鎖的に再開発を推し進め、次の時代にふさわしい
都心づくりを推進してまいります。
本市は昨年、全国に先駆けた
コンパクト・プラス・ネットワークの
都市づくりが評価されまして、政府から
地方再生コンパクトシティの
モデル都市に県内では唯一指定されました。
私は、次のステップとして、現在こちらも先導的に進めているIoTやAIなどICTの活用をこの独自の
まちづくりに積極的に取り入れまして、次の時代の
都市モデルとしてスマート
コンパクトシティという概念を本市から打ち出し、暮らしの質と都市の価値を高めてまいりたいと考えております。
東京オリンピック・パラリンピックや大阪・関西万博などの開催により世界的な人の流れが生まれ、訪日客4,000万人時代を迎える中、本市の宝でございます豊かな中
山間地域や、伝統ある
朝比奈玉露などの資源をさらに磨きをかけまして、広く発信していく必要がございます。特に、特産品であるお茶とあわせて、旧東海道を中心とした街道・
文化遺産群を
観光資源として有効に活用するために、新年度、街道・文化課内に
文化資源活用担当を新たに配置いたしまして、周辺市町とも連携して、
日本遺産の認定を目指すとともに、再整備を進める
蓮華寺池公園などと一体的な
地域ブランドづくりを進めまして、民営化される
富士山静岡空港とも連携して
広域観光交流を推進してまいります。
3つ目の女性、高齢者が活躍する
まちづくりの推進でございますが、明るく輝く一段高い
都市づくりにおいては、何よりも、市民が希望を持ち、生き生き活躍することが重要でございます。特に、将来に向けて持続力を高めるためには、若い女性に選ばれる
まちづくりが必要であり、そのためには、魅力ある仕事をふやすこと、そして仕事を続けながらも安心して出産や育児ができる環境をつくることが重要であります。
そこで、来月予定する
静岡労働局との
雇用対策協定に基づきまして、ハローワークや、先日
東海地方では初めて本市にオープンいたしました
ママスクエアと連携いたしまして、子育て中の女性の再就職相談や交流会、仕事体験などを新たに展開してまいります。あわせて、国の
幼児教育・
保育無償化の動きと連動し、病児あるいは病後児保育や
認定こども園、
放課後児童クラブの拡充を進め、安心して働くことができる
環境づくりを進めてまいります。
高齢者の活躍につきましては、まずは日々の暮らしを支える住まいや雇用、そして移動のための足の確保など、生活の基盤をしっかりとつくることが大切でございます。そこで、本市独自の生涯活躍の
まちづくりといたしまして、ICTなどを活用した
在宅生活安心システムの
導入推進や、仕事・
雇用マッチングサービスの構築、
地域住民がみずから協力し移動を支援いたします、名づけて出かけっCARの
運営サポート、さらには、交流の場となる老人憩の家の機能充実などを進め、喫緊の課題であります集落の
コミュニティ維持対策を含め、本市の強みである
地域包括ケアと連動させて、総合的に取り組んでまいります。
また、これらに加えまして、障害者の活躍の
場づくりといたしまして、新たにテレワークオフィスの開設を支援いたしまして、仕事・雇用を生み出すとともに、
改正入管法への対応を含め、
男女共同参画課を
男女共同参画・多
文化共生課に改編いたしまして、多様な人材が対等に暮らし、活躍できる
まちづくりを展開することで、政府が進める全世代型の人生100年時代、この構想を本市からリードしてまいります。
これらの
重点方針に係る
取り組みと並行して、市民の皆様の日々の暮らしを支える、4K施策のさらなる前進、深化も進め、安全・安心で豊かな暮らしの実現、そして国際社会への貢献を進めてまいります。
健康分野では先般、社会福祉法人凰会・地域包括支援センターふじトピアが、「健康寿命をのばそう!アワード」で厚生労働大臣優秀賞を受賞されました。大変誇らしい出来事でございまして、本市の
健康施策の大きな果実でもございます。新年度におきましては、4月に施行するがん対策推進条例に基づき、がん検診の無料化に踏み切るとともに、がん医療の高度化に向けまして、市立総合病院において手術支援ロボット等の導入に向けた手術室の拡張とあわせ、新たに緩和ケアセンターを設置し、患者に寄り添ったがん対策を充実してまいります。
教育分野では、ふじえだ型小中一貫教育を、新たに大洲地区、広幡地区で実施いたしまして、昨年度作成した小中一貫カリキュラムに基づき、継続的で一貫性のある授業づくりを進めるとともに、学校サポーターズクラブ等とあわせて地域総ぐるみで子供の育ちを支える
取り組みを加速してまいります。また、全ての特別支援学級への支援員の配置による特別支援教育の強化とともに、生きた英語力を養う英語教育、新年度から中学校でも教科化される倫理観を育む道徳教育、そして先端機器を活用したICT教育など、本市ならではの教育の充実によりまして、心優しく、次代を担い、世界で活躍する人材づくりを進めてまいります。
環境分野では、先般着工いたしました新藤枝環境管理センターや、将来への基盤となるクリーンセンターの整備を志太広域事務組合とともに着実に進めますとともに、新たに交付される森林環境譲与税を活用いたしまして、温室効果ガス削減や、水源涵養等に寄与する森林環境整備に着手してまいります。
最後に、危機管理分野におきましては、政府の集中的な国土強靱化対策に連動いたしまして、橋梁の耐震化等の基盤整備を確実に進めますとともに、南海トラフ地震や原子力災害、豪雨による水害、土砂災害等から市民の貴重な命と財産を守るため、GISを活用して正しい情報をわかりやすく、的確に市民に伝えることを第一に、防災対策を徹底・強化してまいります。
また、交通安全対策といたしまして、県内初となるドライブレコーダーの設置補助や、高齢者の運転免許証の自主返納促進に向けた公共交通利用の大幅な支援拡充を進め、交通安全日本一の
まちづくりを着実に推進してまいります。
市政経営におきましては、財政運営面では健全化がより一層進み、市債残高は、私が就任した平成20年度から約306億円の削減見込みが立ちまして、また、投資財源となる基金につきましても、新たな目的に合わせた確実な積み立てによりましてしっかりと財源を確保し、次の時代への大きな飛躍に向けまして、一段と強力な足腰になったものと考えております。
平成31年度当初予算におきましても、増大する社会保障費に加えまして、
幼児教育・
保育無償化や
消費税増税に伴います負担もふえますが、明るく輝く一段高い
都市づくりに向けて、より戦略的に、未来への投資となる予算編成を行いました。引き続き、常に先を見ながら適正に執行し、最大の成果を上げるよう努力してまいります。
また、高齢化がピークを迎える2040年ごろを見据えると、我々市役所も縮小社会のパラダイムへの転換が必要となります。そこで、働き方改革も含め、業務におけるAIや、定型事務をロボットにより自動化する、いわゆるRPAなどの効果的な導入も積極的に進め、
トップランナーであるための先駆的な施策の企画立案や、市民の身近なサービスを提供する業務に人材等の資源を集中する、新公共経営の新たな展開も進めてまいります。
改めまして平成31年は、岡部町との合併から10年を迎え、本市としても、そして歴史的にも、次の時代に向けて大きな区切りとなる、極めて重要な年となります。
議員の皆様、多くの市民の皆様とともに生み出してきた、人や民間投資の大きな流れ、豊かな暮らしを確実に将来につなげ、明るく希望あふれるまちを築くとともに、
静岡中部5市2町、そして志太3市など広域におきましても、地域共生により、新たな成長のプラットフォームとして力強い経済圏を確立し、全国の中でも多彩な魅力と存在感を放つ地域づくりを、本市がリードして進めてまいります。
明るく輝く一段高い都市として、次の時代も選ばれるまちであり続けるように、私の持てる力を全て傾注し、
市政経営を進めてまいります。議員の皆様、そして市民の皆様とこの思いを共有させていただき、引き続き御協力、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
以上、
市政経営に対する所信の一端の説明とさせていただきます。
○議長(
西原明美議員) 日程第3、第1号議案から第12号議案まで、第24号議案から第35号議案まで、第38号議案及び第39号議案、以上26件を一括議題といたします。
○議長(
西原明美議員) 初めに市長より、第1号議案から第12号議案まで、以上12件の
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案12件につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
第1号議案から第12号議案までは、平成31年度一般会計、特別会計、公営企業会計予算案でございます。
まず一般会計の規模につきましては、対前年度比4.1%増の529億8,000万円となっております。
9つの特別会計総額につきましては、対前年度比3.3%減の315億4,900万円となっております。
また、
病院事業と水道事業の公営企業会計総額につきましては、対前年度比2.6%増の237億9,000万円となっております。
予算書をごらんいただければというふうに思いますが、そして全会計総額では対前年度比1.5%増の1,083億1,900万円となっております。
初めに、第1号議案 平成31年度藤枝市
一般会計予算について御説明をいたします。
平成31年度における藤枝市の
一般会計予算総額を歳入歳出それぞれ529億8,000万円とするものでございます。
歳出予算につきましては、消費的経費として人件費及び扶助費、物件費、維持補修費、補助費等の344億6,297万円を計上しております。投資的経費では、普通建設事業費及び災害復旧費の64億7,765万円を計上いたしまして、公債費が44億5,212万円、その他、繰出金等75億8,726万円を計上しております。
これら歳出予算の財源につきましては、市税2,009億円、分担金及び負担金3億4,681万円のほか、使用料及び手数料、財産収入、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入、これらによる自主財源298億7,512万円と、地方譲与税3億8,680万円、地方交付税32億2,000万円のほかに、各種交付金、国県支出金及び市債による依存財源231億488万円をもって措置しております。
次に、第2号議案 平成31年度藤枝市
国民健康保険事業特別会計予算についてでございますが、自営業者などが加入する医療保険制度を運営するもので、予算の総額を歳入歳出それぞれ143億円とするものでございます。
次に、第3号議案 平成31年度藤枝市
簡易水道事業特別会計予算についてでございますが、市内6地区を給水地区とする事業経費で、予算の総額を歳入歳出それぞれ6,200万円とするものであります。
次に、第4号議案 平成31年度藤枝市
土地取得特別会計予算についてでございますが、公共用地取得事業経費で、予算の総額を歳入歳出それぞれ1,000万円とするものでございます。
次に、第5号議案 平成31年度藤枝市
公共下水道事業特別会計予算についてでございますが、公共下水の施設整備及び
維持管理に係る経費で、予算の総額を歳入歳出それぞれ27億6,300万円とするものであります。
次に、第6号議案 平成31年度藤枝市
駐車場事業特別会計予算についてでございます。駅前市営駐車場と駅北口市営駐車場の運営経費で、予算の総額を歳入歳出それぞれ5,700万円とするものでございます。
次に、第7号議案 平成31年度藤枝市
農業集落排水事業特別会計予算についてですが、市内4地区を対象地区とする事業経費で、予算の総額を歳入歳出それぞれ9,700万円とするものであります。
次に、第8号議案 平成31年度藤枝市
介護保険特別会計予算についてでございますが、第7次ふじえだ介護・福祉ぷらん21により運営するもので、予算の総額を歳入歳出それぞれ120億5,400万円とするものでございます。
次に、第9号議案 平成31年度藤枝市
後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、75歳以上の高齢者の全員及び障害認定を受けた65歳以上の高齢者に対する医療保険制度を運営するものでございまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ17億100万円とするものであります。
次に、第10号議案 平成31年度
藤枝市内陸フロンティア事業特別会計予算についてでございますが、高田地区の工業団地造成事業経費で、予算の総額を歳入歳出それぞれ5億500万円とするものでございます。
次に、第11号議案 平成31年度藤枝市
病院事業会計予算についてでありますが、収益的収入及び支出においては、診療収益や一般会計負担金などの
病院事業収益と、材料費や支払利息などの
病院事業費用を計上いたしまして、収入支出それぞれ181億1,700万円とするものであります。
また、資本的収入及び支出における収入につきましては、企業債や一般会計出資金などを計上いたしまして、その総額を10億7,300万円としております。支出につきましては、手術室の増築設計の委託費や、器械備品費、企業債償還金などを計上いたしまして、その総額を20億5,900万円としております。
債務負担行為といたしまして、患者給食業務委託につきまして、期間を平成32年度から平成34年度まで限度額を4億7,000万円と、食材費相当額とする設定をしておるところでございます。
次に、第12号議案 平成31年度藤枝市
水道事業会計予算についてでございますが、収益的収入及び支出における収入につきましては、水道使用料などの水道事業収益の総額を25億2,300万円としております。支出につきましては、施設の運転管理費、減価償却費や支払利息などの水道事業費用の総額を21億3,500万円としております。
また、資本的収入及び支出における収入につきましては、企業債や県費補助金などを計上いたしまして、その総額を4億8,800万円としております。支出につきましては、水源施設改良事業費や、配水管布設費などを計上し、その総額を14億7,900万円としております。
以上、当初予算12件の議案につきまして、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
歳出予算の財源といたしまして、市税を209億円と述べるところですが、余り景気がよいものですから、2,009億円と単位を間違えて述べてしまったようです。訂正しておわびを申し上げます。
○議長(
西原明美議員) 次に、第24号議案から第35号議案まで、第38号議案及び第39号議案、以上14件の
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) 次は、条例関係等でございます。ただいま議題となっております議案14件につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
初めに、第24号議案 藤枝市職員の
公益的法人等への派遣等に関する条例についてでございますが、
公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律に基づきまして、本市職員を公益的法人などへ派遣することについて必要な事項を定めるため、本条例を制定するものでございます。
次に、第25号議案 藤枝市職員の
自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴いまして、学校教育法を引用している本条例の字句等の整理を行うものでございます。
次に、第26号議案 消費税及び
地方消費税の
税率引上げに伴う
関係条例の整理に関する条例についてでございますが、本年10月の消費税及び
地方消費税の税率の引き上げに伴いまして、藤枝市駐車場条例ほか37の条例に規定する使用料の金額について所要の改正を行うものでございます。
次に、第27号議案 藤枝市
霊きゅう自動車使用条例の一部を改正する条例についてでありますが、霊柩自動車の老朽化によりまして、本年10月1日の車両更新に伴い、その使用料について所要の改正を行うものでございます。
次に、第28号議案 藤枝市大井川
河川敷スポーツ広場グラウンドゴルフ場条例の一部を改正する条例についてでございます。消費税及び
地方消費税の税率の引き上げに伴う使用料の改正に加え、グラウンドゴルフ場の使用について、現在の3コース1面ごとの使用方法から、1コースごとの専用使用を可能とするため、所要の改正を行うものでございます。
次に、第29号議案 藤枝市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてですが、国の
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正に伴いまして、放課後児童支援員となる者の基礎資格などにつきまして所要の改正を行うものでございます。
次に、第30号議案
藤枝市営バスの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてですが、消費税及び
地方消費税の税率の引き上げに伴う使用料の改正に加え、市営バスで使用できる回数券の名称、範囲等の定めを規則に委任するため、所要の改正を行うものでございます。
次に、第31号議案 藤枝市
自然環境等と
再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例についてでございますが、本市の美しい景観、豊かな自然環境及び市民の安全・安心な生活環境の保全を図ることを目的に、再生可能エネルギー発電設備の設置について必要な事項を定め、本条例を制定するものであります。
次に、第32号議案 藤枝市
職員定数条例の一部を改正する条例についてでありますが、市立総合病院の診療体制を充実させることを目的に、病院職員の定数をふやすため、所要の改正を行うものでございます。
次に、第33号議案 藤枝市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、一般社団法人日本神経学会におきまして、標榜診療科名が神経内科から脳神経内科に変更されたことに伴いまして、市立総合病院の診療科目の改正を行うものでございます。
次に、第34号議案
静岡地方税滞納整理機構規約の変更についてでありますが、地方税法の改正に伴う静岡地方税滞納整理機構の規約の変更について、
地方自治法第291条の3第1項の規定によりまして、静岡県及び静岡市ほか34市町と協議をするため、同法第291条の11の規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、第35号議案 藤枝市・岡部町
合併基本計画の変更についてでありますが、東日本大震災に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴いまして、引き続き合併推進債を活用し、本市の一体性の確立や均衡ある発展に寄与する事業などに取り組むために藤枝市・岡部町
合併基本計画を変更することについて、議会の議決を求めるものでございます。
最後に、第38号、第39号議案、
市道路線の廃止と認定についてでありますが、高田地区工業団地の造成などに伴う市道の再編により、路線の廃止と認定を行うものであります。
以上、議案14件につきまして、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
西原明美議員) 日程第4、第13号議案から第23号議案まで、第36号議案及び第37号議案、以上13件を一括議題といたします。
○議長(
西原明美議員) 市長から
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) 今度は、補正予算等についてでございます。
ただいま議題となっております議案13件につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
初めに、補正予算関連について、第13号議案 平成30年度藤枝市
一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、歳入歳出予算からそれぞれ17億3,100万円を減額し、予算の総額を518億4,100万円とするほか、繰越明許費、債務負担行為及び地方債につきまして所要の補正を行うものでございます。
主な補正内容は、歳入予算では、市税や国庫支出金、ふるさと応援寄附金など収入見込みに基づき整理を行うものでございます。
歳出予算では、国・県の補助事業の確定に伴う整理や、各
事務事業経費に係る執行見通しによる整理のほかに、未来をつくるふるさと応援基金などへの元金積み立てにつきまして、それぞれ予算措置をしたところでございます。
なお、平成30年度内の執行が困難な一部事業につきましては、繰越明許費により翌年度に繰り越しをするものでございます。
次に、第14号議案 平成30年度藤枝市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入歳出予算からそれぞれ1,850万円を減額し、予算の総額を144億180万円とするものであります。
主な補正内容は、特定健康診査や保健指導の保健事業費などにつきまして、予算の整理をするものであります。
次に、第15号議案 平成30年度藤枝市
土地取得特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入歳出予算からそれぞれ280万円を減額いたしまして、予算の総額を2,340万円とするもので、本年度の
予算執行見通しのもとに予算の整理をするものでございます。
次に、第16号議案 平成30年度藤枝市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、歳入歳出予算からそれぞれ4,800万円を減額し、予算の総額を31億6,200万円とするほか、繰越明許費及び地方債につきまして所要の補正を行うものでございます。
主な補正内容は、下水道整備事業費と公債費利子などについて、本年度の
予算執行見通しのもとに予算の整理をするものでございます。
なお、平成30年度内の執行が困難な一部事業につきましては、繰越明許費により翌年度に繰り越しをするものでございます。
次に、第17号議案 平成30年度藤枝市
駐車場事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出予算からそれぞれ1,700万円を減額し、予算の総額を5,000万円とするものであります。
補正内容は、収支の見込みによる一般会計への繰出金の減額などによるものでございます。
次に、第18号議案 平成30年度藤枝市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出予算からそれぞれ200万円を減額し、予算の総額を1億700万円とするものであります。
主な補正内容は、施設管理費につきまして、本年度の
予算執行見通しのもとに予算の整理を行うものでございます。
次に、第19号議案 平成30年度藤枝市
介護保険特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入歳出予算からそれぞれ1,150万円を減額し、予算の総額を119億9,700万円とするものであります。
主な補正内容は、地域支援事業などにつきまして、本年度の
予算執行見通しのもとに予算の整理をするものであります。
次に、第20号議案 平成30年度藤枝市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、歳入歳出予算からそれぞれ2,100万円を減額いたしまして、予算の総額を16億8,300万円とするものであります。
補正内容は、広域連合納付金につきまして所要の補正を行うものでございます。
次に、第21号議案 平成30年度
藤枝市内陸フロンティア事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出予算にそれぞれ2,300万円を追加し、予算の総額を16億6,300万円とするほか、債務負担行為につきまして、所要の補正を行うものでございます。
主な補正内容は、整備事業費につきまして、所要の補正をするものであります。
次に、第22号議案 平成30年度藤枝市
病院事業会計補正予算(第1号)についてでございますが、収益的収入では、診療収益の収入見込みを計上いたしまして、収益的支出では、材料費につきまして所要の補正をするものでございます。
次に、第23号議案 平成30年度藤枝市
水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、収益的支出の配水及び給水費などにつきまして、予算の整理をするものでございます。
また、資本的収入では、工事負担金と県費補助金の収入見込みによる整理を行うとともに、資本的支出では、配水管布設費につきまして、本年度の
予算執行見通しのもとに予算の整理を行うものでございます。
以上、補正予算11件の概要であります。
続きまして、第36号議案及び第37号議案、
市有財産の取得と処分についてでございますが、高田地区工業団地として総地積10万2,336.62平方メートルの県有地を取得するため、静岡県と売買契約を締結いたしまして、あわせて同団地の公共施設用地を除いた総地積8万4,053平方メートルをエスエスケイフーズ株式会社ほか5社に売却する売買契約を締結するものでございます。
以上、補正予算11件及びその他の議案2件、合わせて13件の議案につきまして、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
西原明美議員) 以上で、
提案理由の説明は終わりました。
○議長(
西原明美議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前9時56分 休憩
午前9時56分 再開
○議長(
西原明美議員) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(
西原明美議員) これから、上程議案13件に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、上程議案13件に対する質疑を終わります。
ただいま議題となっています第13号議案及び第15号議案は、分割付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に、第14号議案、第19号議案、第20号議案及び第22号議案、以上4件は健康福祉委員会に、第17号議案は総務文教委員会に、第16号議案、第18号議案、第21号議案、第23号議案、第36号議案及び第37号議案、以上6件は建設経済環境委員会に、それぞれ付託いたします。
各常任委員会に付託いたしました案件については、本日、本会議散会後に審査をお願いいたします。
○議長(
西原明美議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
再開日時をお知らせします。2月27日午前9時開議です。
○議長(
西原明美議員) 本日はこれで散会いたします。
午前9時58分 散会...