藤枝市議会 > 2018-03-23 >
平成30年 2月定例会−03月23日-05号

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  1. 藤枝市議会 2018-03-23
    平成30年 2月定例会−03月23日-05号


    取得元: 藤枝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-10
    平成30年 2月定例会−03月23日-05号平成30年 2月定例会        平成30年2月藤枝市議会定例会会議録(5日目)               平成30年3月23日 〇議事日程   平成30年3月23日(金曜日) ・開議 ・諸般の報告    (1) 各常任委員会及び予算特別委員会付託議案の審査終了報告の受理について    (2) 市長提出追加議案の受理について    (3) 議員提出議案の受理について    (4) 閉会中継続調査申出書の受理について    (5) 所管事務調査報告書の受理について 日程第1 第1号議案から第12号議案まで、及び第23号議案から第45号議案まで         以上35件一括上程   1.各常任委員長及び予算特別委員長の委員会審査の経過並びに結果の報告    (1) 総務文教委員長報告        第23号議案 藤枝市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例
           第24号議案 藤枝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例        第25号議案 藤枝市駐車場条例の一部を改正する条例        第26号議案 藤枝市民会館条例の一部を改正する条例        第27号議案 藤枝市民体育館条例の一部を改正する条例        第28号議案 藤枝市民岡部体育館条例の一部を改正する条例          以上6件    (2) 健康福祉委員長報告        第29号議案 藤枝市指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例        第30号議案 藤枝市手数料徴収条例の一部を改正する条例        第31号議案 藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例        第32号議案 藤枝市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例        第33号議案 藤枝市国民健康保険税条例の一部を改正する条例        第34号議案 藤枝市国民健康保険事業基金条例        第35号議案 藤枝市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例          以上7件    (3) 建設経済環境委員長報告        第36号議案 農地中間管理機構関連農地整備事業に係る特別徴収金に関する条例        第37号議案 藤枝市鳥獣被害対策実施隊設置条例        第38号議案 藤枝市内陸フロンティア事業基金条例の一部を改正する条例        第39号議案 藤枝市勤労者福祉センター条例の一部を改正する条例        第40号議案 藤枝市大規模集客施設制限地区建築条例の一部を改正する条例        第41号議案 藤枝市住環境保全型工業地区建築条例の一部を改正する条例        第42号議案 藤枝市地区計画区域における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例        第43号議案 藤枝市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例        第44号議案 辺地に係る総合整備計画の策定について        第45号議案 市道路線の認定について          以上10件    (4) 予算特別委員長報告        第1号議案 平成30年度藤枝市一般会計予算        第2号議案 平成30年度藤枝市国民健康保険事業特別会計予算        第3号議案 平成30年度藤枝市簡易水道事業特別会計予算        第4号議案 平成30年度藤枝市土地取得特別会計予算        第5号議案 平成30年度藤枝市公共下水道事業特別会計予算        第6号議案 平成30年度藤枝市駐車場事業特別会計予算        第7号議案 平成30年度藤枝市農業集落排水事業特別会計予算        第8号議案 平成30年度藤枝市介護保険特別会計予算        第9号議案 平成30年度藤枝市後期高齢者医療特別会計予算        第10号議案 平成30年度藤枝市内陸フロンティア事業特別会計予算        第11号議案 平成30年度藤枝市病院事業会計予算        第12号議案 平成30年度藤枝市水道事業会計予算          以上12件   2.委員長報告に対する質疑   3.討 論   4.採 決    (1) 第1号議案から第10号議案まで  以上10件について    (2) 第11号議案  1件について    (3) 第12号議案  1件について    (4) 第23号議案  1件について    (5) 第24号議案から第30号議案まで  以上7件について    (6) 第31号議案  1件について    (7) 第32号議案から第45号議案まで  以上14件について 日程第2 第46号議案 市有財産(土地)の処分について(谷稲葉)      第47号議案 建設工事請負契約の締結について(三輪立花線(横内)橋梁上部工工事)      第48号議案 建設工事請負契約の締結について(三輪立花線(横内)道路築造工事)         以上3件一括上程   1.提案理由の説明   2.質 疑   3.各所管委員会へ付託 ・諸般の報告    (1) 各常任委員会付託議案の審査終了報告の受理について   4.各常任委員長の委員会審査の経過並びに結果の報告   5.委員長報告に対する質疑   6.討 論   7.採 決 日程第3 第49号議案 教育長の任命について         以上1件上程(提案理由の説明、委員会付託省略事件)   1.質 疑   2.討 論   3.採 決 日程第4 第50号議案 監査委員の選任について         以上1件上程(提案理由の説明、委員会付託省略事件)   1.質 疑   2.討 論   3.採 決 日程第5 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について         以上1件上程(提案理由の説明、委員会付託省略事件)   1.質 疑   2.討 論   3.採 決 日程第6 発議案第48号 バリアフリー施策のさらなる推進を求める意見書         以上1件上程(提案理由の説明、委員会付託省略事件)   1.採 決 日程第7 発議案第49号 日本政府が速やかに核兵器禁止条約に署名することを求める意見書         以上1件上程(提案理由の説明、委員会付託省略事件)   1.採 決 日程第8 議員派遣について 日程第9 閉会中継続調査について 日程第10 所管事務調査の結果について 〇本日の会議に付した事件   議事日程と同じ            バリアフリー施策のさらなる推進を求める意見書  新バリアフリー法施行から10年以上が経過し、施行前に比べるとバリアフリー化は一定程度の進展を見せている。  しかし、人口減少や少子高齢化が進む中で、バリアフリー化の必要性は高まっているにも関わらず、地方自治体においては様々な事情から基本構想等の作成が進んでいない状況である。  2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、これを契機とした「共生社会の実現」をレガシーとし、さらには、高齢者や障がい者等も含め「誰もが活躍できる社会」を実現するため、東京のみならず各地域で一層のバリアフリー化が進められる必要がある。  政府では、平成29年2月に関係閣僚会議において決定された「ユニバーサルデザイン2020行動計画」に基づき、バリアフリー法の改正を含むバリアフリー施策の見直しを進めてきた中で、平成30年2月には「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律案」が閣議決定された。
     こうした状況を踏まえ、政府においては、全国各地のバリアフリー化がさらに推進されるよう、下記の項目について取り組まれるよう求めるものである。                    記 1 改正される法律案が着実に実行され、地域のバリアフリー化が一層推進するよう、地方自治体や公共交通事業者等に対するフォローアップ体制を確立すること。 2 バリアフリーの促進に関する国民の理解を深めるよう、国として教育活動・広報活動等に努めること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成30年3月23日                                静岡県藤枝市議会 内閣総理大臣殿 国土交通大臣殿            日本政府が速やかに核兵器禁止条約に署名することを求める意見書  昨年7月、国連加盟国の3分の2にあたる122か国の賛成で、人類史上初めて核兵器禁止条約が可決された。世界の多くの人が核兵器廃絶を切に願う気持ちの表れであり、歴史的な第一歩を記した。  条約は核兵器が破壊的結末をもたらす非人道的な兵器であり、国連憲章、国際法、国際人道法、国際人権法に反するものであると断罪した。  そして、条約は核兵器に係るあらゆる活動を禁止している。本市は昭和62年に核兵器の廃絶を求める非核平和都市宣言をした。核兵器を廃絶することは人類の死活にかかわることから、日本国憲法に基づく国の平和と安全こそが、地方自治の根本的条件であることに鑑み、同宣言により核兵器の廃絶と軍縮を全世界に訴えた。  よって、核兵器の悲惨さを知る唯一の国として、速やかに条約に調印し、国会で批准を経て正式に発効することを求める。                    記 1 日本国政府が速やかに核兵器禁止条約に署名すること。 2 衆議院、参議院両院で速やかに核兵器禁止条約を批准すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成30年3月23日                                静岡県藤枝市議会 衆議院議長殿 参議院議長殿 内閣総理大臣殿 外務大臣殿 〇 出席議員(22名)    1番 遠 藤 久仁雄 議員      2番 平 井   登 議員    3番 鈴 木 岳 幸 議員      4番 池 田   博 議員    5番 多 田   晃 議員      6番 油 井 和 行 議員    7番 松 嵜 周 一 議員      8番 山 根   一 議員    9番 山 本 信 行 議員     10番 大 石 保 幸 議員   11番 石 井 通 春 議員     12番 大 石 信 生 議員   13番 小 林 和 彦 議員     14番 西 原 明 美 議員   15番 萩 原 麻 夫 議員     16番 杉 山 猛 志 議員   17番 天 野 正 孝 議員     18番 岡 村 好 男 議員   19番 遠 藤   孝 議員     20番 薮 崎 幸 裕 議員   21番 植 田 裕 明 議員     22番 水 野   明 議員 〇 欠席議員(0名) 〇 欠  員(0名) 〇 説明のため出席した者      市長               北 村 正 平      副市長              栗 田 隆 生      副市長              河 野 一 行      教育長              山 本 満 博      病院事業管理者          毛 利   博      総務部長             大 畑 直 巳      総務部付理事           栗 田 富 夫      危機管理監            中 田 久 男      企画創生部長           藤 村 啓 太      財政経営部長           後 藤 裕 和      市民文化部長           大 石 和 利      スポーツ・文化局長        吉 本   寿      健康福祉部長           小 澤 一 成      健やか推進局長          仙 島 秀 雄      産業振興部長           秋 田 弘 武      商業観光局長           内 記 秀 夫      都市建設部長           八 木 重 樹      基盤整備局長           宮 田 康 司      環境水道部長           森 田 耕 造      会計管理者            池 谷 純 一      病院事務部長           山 崎 仁 志      教育部長             景 山 晶 夫      監査委員             鈴 木 正 和      監査委員事務局長         高 橋 康 宏 〇 出席した事務局職員      議会事務局長           杉 本 容 一      議会事務局次長          幸 山 明 広      主幹兼議会改革・法制担当係長   松 本 仁 宏      議事担当係長           遠 藤 明 寛      庶務担当係長           中 司 里 香      議事担当主任主査         野 口 あゆみ                         午前9時00分 開議 ○議長(西原明美議員) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) ここで、事務局長から諸般の報告をいたします。事務局長。 ◎議会事務局長(杉本容一) おはようございます。御報告いたします。  初めに、去る3月5日、各常任委員会及び予算特別委員会へ付託いたしました第1号議案から第12号議案まで、第23号議案から第45議案まで、以上35件の審査が終了した旨、各委員長から報告があり、これを受理いたしました。  次に、本定例会へ市長から、第46号議案から第50号議案まで及び諮問第1号、以上6件の追加議案の送付があり、これを受理いたしました。  次に、遠藤久仁雄議員ほか20名から、発議案第48号及び発議案第49号、以上2件の提出があり、これを受理いたしました。  次に、議会運営委員長から、閉会中継続調査申出書の提出があり、これを受理いたしました。  次に、議会運営委員長から、所管事務調査報告書の提出があり、これを受理いたしました。以上であります。 ○議長(西原明美議員) 日程第1、第1号議案から第12号議案まで、及び第23号議案から第45号議案まで、以上35件を一括議題といたします。 ○議長(西原明美議員) ただいま上程いたしました35議案について、各委員長の報告を求めます。
     最初に、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。           (登       壇) ◎総務文教委員長(遠藤孝議員) おはようございます。  総務文教委員会に付託されました議案6件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告いたします。  最初に、第23号議案 藤枝市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例について申し上げます。  初めに、「県内の本条例の改正状況を伺う。」という質疑があり、これに対して、「県内全ての市町が改正する予定である。なお、静岡県は既に平成30年1月1日から施行している。」という答弁がありました。  次に、「現在の官民の金額の差について伺う。」という質疑があり、これに対して、「退職手当においては公務員が民間を上回っており、その差は退職一時金と企業年金を合わせて78万1,000円である。」という答弁がありました。  次に、「県内全市町の改正後の調整率を伺う。」という質疑があり、これに対して、「富士市のみ経過措置として平成30年度が85.35%、平成31年度から83.7%に改正し、それ以外の市町は、国に準拠し、一律83.7%に改正すると伺っている。」という答弁がありました。  次に、「昭和48年と比較し大幅に減額となるが、この実態を職員は承知しているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「労働組合との協議を行い、昭和48年に民間との均衡を図るため調整率を設定し増額されたこと、また、それ以降、官民格差の是正のため減額となっていることについても承知している。」という答弁がありました。  次に、「今後も5年ごと見直しが行われる予定だが、調整率が上がる見通しはあるのか。」という質疑があり、これに対して、「今後、国家公務員の調整率が上がる場合には、国に準拠していく。」という答弁がありました。  最後に、「今後も5年ごとの見直しで調整率が下がるとしたら、職員のモチベーション低下につながる。市から何らかのアクションを起こすべきと思うが伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成18年度からの制度では、役職ごとの加算額が創設されている。今後も引き続き人材育成や働きやすい職場づくりに努め、職員のモチベーションを高めていく。」という答弁がありました。  続いて討論に入り、初めに、「公務員は、厳しい再就職規制や退職後の守秘義務、さらには雇用保険の適用がないなど、民間と違う立場があるが、それらを考慮せず、官民の給与格差のみの考え方で退職金を引き下げるのは非常に根拠に乏しい。また、公務員の退職手当は後払いの賃金であり、労働条件でもあること、また退職後の生活設計を支える条件的な性格を有していることは最高裁判例の最終的な考え方であり、また人事院の見解もそれに基づいている。その判決の前置きの部分を国が一方的に取り上げて報償として考えていること自体、誤りである。さらに、今後、退職手当が減額される見通しがあってもふえる見通しがないことで、職員のやる気をそぐものだと考え、反対する。」という討論がありました。  次に、「本議案は、退職給付の官民格差を是正し、均衡を図る観点から、国家公務員における制度改正に準拠した措置を講ずることを目的とした条例改正である。部長級で100分の87から100分の83.7に改めることで約86万円の減額という厳しい措置であるが、民間との格差が78万1,000円という開きがあり、これを是正し、均衡を図ることは必要である。今回の上程に当たり、労働組合とも合意を得ている点、実施時期等は多少の違いはあるものの県内全ての市町で行われる改正であるという観点から、賛同する。」という討論がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第24号議案 藤枝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第25号議案 藤枝市駐車場条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第26号議案 藤枝市民会館条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第27号議案 藤枝市民体育館条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第28号議案 藤枝市民岡部体育館条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、報告いたします。 ○議長(西原明美議員) 次に、健康福祉委員長の報告を求めます。健康福祉委員長。           (登       壇) ◎健康福祉委員長(岡村好男議員) おはようございます。  健康福祉委員会に付託されました議案7件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告をいたします。  最初に、第29号議案 藤枝市指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例について申し上げます。  初めに、「本条例改正に係る県からの権限移譲の背景について伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成26年の介護保険法の改正により、段階的に県からの事務の移管が進んでおり、平成28年から小規模の通所介護事業関係が市の事務となり、平成30年4月からは居宅介護支援事業所関係が市に移管される予定である。」という答弁がありました。  次に、「居宅介護支援事業所の指定権限が市へ移譲されるメリットについて伺う。」という質疑があり、これに対して、「事業所への指導・監査に加え、勧告や命令といった権限も移管され、市が直接運営体制についても意見を述べられるようになる点である。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第30号議案 藤枝市手数料徴収条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第31号議案 藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「今回の介護保険料の算定根拠について伺う。」という質疑があり、これに対して、「今回は平成30年から32年までの3カ年の保険給付費を見込み、その23%に相当する額を介護保険料として算定したものである。」という答弁がありました。  このほか質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第32号議案 藤枝市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第33号議案 藤枝市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第34号議案 藤枝市国民健康保険事業基金条例について申し上げます。  「今回、国民健康保険の広域化に伴い、支払準備基金条例が全部改正されるが、今後の基金の目的や使われ方等はどうなるか。」という質疑があり、これに対して、「広域化により、今後は県へ事業費納付金を納めることになるが、その支払い財源の一つとして、本基金は財政調整基金のような取り扱いをしていきたいと考えている。特に国民健康保険加入者等が激減した場合や大規模災害等で収入が確保できないといった場合には、本基金を活用し、調整していきたい。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第35号議案 藤枝市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、報告いたします。 ○議長(西原明美議員) 次に、建設経済環境委員長の報告を求めます。建設経済環境委員長。           (登       壇) ◎建設経済環境委員長(杉山猛志議員) おはようございます。  建設経済環境委員会に付託されました議案10件の審査の経過と結果について、報告いたします。  最初に、第36号議案 農地中間管理機構関連農地整備事業に係る特別徴収金に関する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第37号議案 藤枝市鳥獣被害対策実施隊設置条例について申し上げます。  一委員より、「鳥獣被害対策実施隊員を40名以内にした理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「職務などを鑑み、スピード感を持って対応するには40名以内が適正であると判断をした。」という答弁がありました。  このほか質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第38号議案 藤枝市内陸フロンティア事業基金条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第39号議案 藤枝市勤労者福祉センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第40号議案 藤枝市大規模集客施設制限地区建築条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第41号議案 藤枝市住環境保全型工業地区建築条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第42号議案 藤枝市地区計画区域における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第43号議案 藤枝市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第44号議案 辺地に係る総合整備計画の策定について申し上げます。  初めに、「この計画で通信障害が生じる地域はなくなるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「市内全域で障害なく通信ができるようになる。」という答弁がありました。  次に、「辺地債の交付税措置により本市の負担はどのようになるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「元利償還金の80%が普通交付税算定のための基準財政需要額に算入されることで、結果的に市の負担は緩和されることになる。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、第45号議案 市道路線の認定について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、御報告いたします。 ○議長(西原明美議員) 次に、予算特別委員長の報告を求めます。予算特別委員長。           (登       壇) ◎予算特別委員長(薮崎幸裕議員) 予算特別委員会に付託されました議案12件を、3月8日、9日、12日、13日に分けて審査しました。その経過と結果について、主な質疑を中心に報告いたします。  最初に、第1号議案 平成30年度藤枝市一般会計予算について申し上げます。  初めに、歳入関係で、「計上されたふるさと応援寄附金の金額の根拠を伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成29年4月に総務省から返礼品の見直しをするよう指示があった。本市では、本年度37億円の寄附を見込んでいるが、この3月末をめどに返礼品の見直しを行う予定であることから、25億円を来年度予算へ計上した。」という答弁がありました。  次に、「社会福祉基金繰入金の使途の内訳を伺う。」という質疑があり、これに対して、「使途の内容は、在宅生活安心システム推進事業費に900万円、在宅ひとり暮らし老人等配食サービス事業に500万円、高齢者路線バス乗車券等交付事業費に1,000万円、敬老の日の記念事業費に6,100万円である。」という答弁がありました。  次に、歳出関係で、「メモは公文書かどうか伺う。」という質疑があり、これに対して、「メモが文書になることと公文書になることでは意味が異なる。メモが下書きであれば公文書に当たらないが、法律立案などの国政の重要事項を記したものは公文書となる場合もある。」という答弁がありました。  次に、「施設マネジメント計画推進事業費について、組織改編と今後の進め方を伺う。」という質疑があり、これに対して、「現在の管財課が平成30年4月から資産管理課となり、アセットマネジメントの中心的な役割を担うことになる。また、ここ5カ年は現在ある施設を延命化するための改修をしていく。なお、地区交流センターのような大きな施設もまずは延命化に取り組み、建てかえについては今後の計画に盛り込んで取り組んでいく。」という答弁がありました。  次に、「働き方・人づくり改革推進事業費について、テレワークの試行をどのように行っていくか伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成31年度の本格導入に向け、平成30年度はセキュリティーを施したリース用パソコン5台を整備し、職員が在宅勤務を体験する試行を考えている。家庭においては、ネットワークにアクセスでき、メールの送受信もできるなど、職場と同じ環境を家庭でもつくる予定である。開始時期は、テレワーク・デイの7月24日の1週間前程度から始めたいと考えている。」という答弁がありました。  次に、「セレクトタイムの試行をどのように行っていくのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「市民サービスの低下なく、かつ職員が柔軟な働き方が選択できるような方法を考えていきたい。さまざまな勤務パターンや利用方法があるが、業務に支障がないように取り組んでいく。テレワーク同様、7月に試行開始を考えている。」という答弁がありました。  次に、「『広報ふじえだ』発行費について、広報の月2回発行の理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「広報の月2回の発行について、配付の手間の面について検討してきた。現在、自治会、町内会、また市民の皆様の協力を得て取り組んでおり、負担をかけるが、その一方で地域のコミュニティや高齢者の安否確認にも役立っているという意見も聞く。それぞれの地域の実情によってさまざまな意見があるので、自治会連合会に対し、意見の取りまとめをお願いしたところ、総意として現状維持を望むという回答をいただいた。よって、当面は月2回の発行を維持していく結論に至った。」という答弁がありました。  次に、「学習チャレンジ支援事業費について、前年度予算より増額となった理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「当初は生活保護世帯の生徒のみ対象としていたが、教育委員会と連携し、就学援助を受けている生徒にまで対象を広げたところ、年々登録者がふえている。今後も事業を拡大していきたいと考えている。」という答弁がありました。  次に、「生活保護の申請は増加傾向にあるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「この二、三年、年間申請件数は70件前後で推移しているが、被保護者は毎年30名程度増加している。」という答弁がありました。  次に、「保育所の待機児童の現状について伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成29年4月1日時点の待機児童数は5人である。」という答弁がありました。  次に、「クリーンセンター推進事業について伺う。」という質疑があり、これに対して、「今回の事業に伴い補償対象となる土地、建物、工作物、クリや柿、竹などの研究物について、藤枝フィールドを初め、農学部、大学本部の財務部門と、移転等の機能補償も含め、協議を行っている。」という答弁がありました。  次に、「朝比奈大龍勢イベント事業費補助について、平成30年度に予定されている全国龍勢サミットの現時点での事業計画を伺う。」という質疑があり、これに対して、「同じように龍勢を打ち上げている全国5カ所の保存会を招き、映像を使用しての龍勢の打ち上げや保存会の活動紹介、可能であれば打ち上げの実演をしてもらうことも検討している。龍勢の魅力を市内外に広く発信していきたい。」という答弁がありました。  次に、「ゾーン30交通安全施設整備事業費について、場所の選定方法と選定した場所以外で緊急に整備する必要があった場合の対応について伺う。」という質疑があり、これに対して、「場所については、地元や学校からの要望に加え、警察の意見を聞いた上で選定している。平成30年度は岡部小学校周辺と決定しているが、選定した場所以外で緊急に整備する必要があった場合は別の予算の対応が可能である。」という答弁がありました。  次に、「社会資本整備総合交付金関連事業費について、田沼街道の踏切改良事業の概要について伺う。」という質疑があり、これに対して、「1年おくれているが、現在実施している現況の測量結果をもとに、今後どういった改良ができるかJR東海側と協議をし、地元からの意見を聞く機会を設けた上で、平成30年度は概略設計を行う。」という答弁がありました。  次に、「英語指導について増員の理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「小学校で平成32年度に新学習指導要領が実施されることに伴い、移行措置として、3・4年生は週0.5時間、5・6年生は週1.5時間の外国語活動を実施していくため、英語指導助手を3名増員し、対応していく。」という答弁がありました。  次に、「特別支援教育強化事業の内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「特別な支援を必要とする子供がふえている中、特別支援教育士の資格を持ったアドバイザーを本市教育委員会に常駐させ、これまで以上に保護者や教員に対して指導・助言を行うことができる体制を整えていく。」という答弁がありました。  次に、「東京オリンピック・パラリンピック合宿等誘致推進事業について、イタリアのライフル射撃、柔道の合宿誘致に続いて、サッカーチームの誘致をどう考えているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「今後も誘致活動を継続していくが、現時点ではイタリアサッカーチームが事前合宿を行うかどうかということも確認ができていない状況である。」という答弁がありました。  続いて、締めくくり質疑ですが、質疑は9項目ありましたが、重なる部分もありますので6項目について報告いたします。  初めに、「未加入の地域の単位老人クラブにどう対応していくのか伺う。」という質疑があり、これに対し、「未加入の老人クラブへの補助金の交付については、さわやかクラブ連合会と意見調整をしながら検討していく。」という答弁がありました。  次に、「男女共同参画推進センター運営協議会の今後の組織体制について改善していくのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「組織としての課題は、会員の減少、高齢化、これに伴い役員が固定化していることと考える。新規会員の加入が役員固定化の解消にもつながることから、加入促進策とあわせ、組織体制についても引き続き協議していく。なお、センターの運営方法については、今後、直営化も含め、そのあり方を検討していく。」という答弁がありました。
     予算特別委員会としては、組織体制の改善を求めるとの執行部への要望を全会一致で確認したところです。  次に、「住宅街の空き家対策について、既存の団地にある空き家を再整備したほうがよいと考えるが、どうか伺う。」という質疑があり、これに対して、「今後予測される既存団地の高齢化に伴う空き家対策については、空き家や解体後の空き地を市場に流通させるため、空き家相談員の派遣や空き家の改修、解体費の補助等により利活用を促進していく。」という答弁がありました。  次に、「地域おこし協力隊を商店街の活性化にどう活用していくのか。」という質疑があり、これに対して、「平成30年度、商店街の活性化に向け、地域おこし協力隊を1名配属するよう予算計上した。その中で、地域おこし協力隊員には商店街をめぐるまち歩きツアーの拡充と市場分析を期待しているところである。商店街活性化推進室としても、現状の事業を継続しつつ、さらに商店街や個店の魅力を発信することで人を呼び込むための事業を拡大していきたい。」という答弁がありました。  次に、「南北道路の交通渋滞問題を踏まえて、幹線道路の整備方針について伺う。」という質疑があり、これに対して、「南北道路の整備が完了していることから、抜本的に渋滞解消を図るには新たに道路を建設するしかない。志太中央幹線については、JR東海道線の高架部分は焼津市域にかかることから、焼津市と連携を図り、県が事業主体となるよう要望している。」という答弁がありました。  次に、「市役所、市立病院、蓮華寺池公園、駅前地区の駐車場問題と公共交通の見直しについて伺う。」という質疑があり、これに対して、「駐車場の実態調査、新たな駐車場の確保に向けた周辺施設や空き地の調査等、さまざまな取り組みを実施している。今後も、自家用車の代替えとなる公共交通の利便性の向上を含め、各施設において駐車場不足の対策を検討していきたい。」という答弁がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第2号議案 平成30年度藤枝市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。  「国民健康保険税が前年度と比べて約3億5,000万円の減額となった要因について伺う。」という質疑があり、これに対して、「減少の主な要因としては、国民健康保険の加入者が前年度比で約2,000人の減少が見込まれること、また1人当たりの国民健康保険税の調定額を前年度の賦課状況に基づき算定したところ、減額が見込まれたことによるものである。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第3号議案 平成30年度藤枝市簡易水道事業特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第4号議案 平成30年度藤枝市土地取得特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第5号議案 平成30年度藤枝市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。  初めに、「ディスポーザ設置費補助金について、補助金の概要と粉砕された生ごみを処理する施設側に問題はないか伺う。」という質疑があり、これに対して、「公共下水道に接続しており、日本下水道協会が認定した機種を指定工務店が取りつけることを条件に、購入価格の2分の1以内、5万円を限度額として補助する。設置費補助は、県内で初めての取り組みである。悪臭対策を含め、実証実験の結果等から、受け入れる施設側の処理能力などに問題はないと判断している。」という答弁がありました。  次に、「総務省から通達が出ている公営企業会計への適用拡大について、状況を伺う。」という質疑があり、これに対して、「債務負担行為による業務委託の中で書類準備などを進めている段階であり、平成32年4月に間違いなく実施できる見通しである。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第6号議案 平成30年度藤枝市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第7号議案 平成30年度藤枝市農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第8号議案 平成30年度藤枝市介護保険特別会計予算について申し上げます。  初めに、「介護保険料の抑制のため、具体的にどのような取り組みをしたか伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成28年度末の介護給付費準備基金残額5億3,920万円を取り崩し、保険料の上昇を抑えたほか、介護保険料算定の基礎となる保険給付費等の推計値の算定に当たっては、市民負担の軽減を念頭にサービス区分ごとに利用者の見込み数を見直し、できる限りの抑制を図った。」という答弁がありました。  次に、「地域包括支援センター事業における取り組みについて、予算上特に配慮した点について伺う。」という質疑があり、これに対して、「市内7カ所にある地域包括支援センターの認知度が上がっているため、相談業務等が非常にふえている。そのため、人員の充実と増大する業務量に見合う働きやすい体制づくりのための予算立てをした。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第9号議案 平成30年度藤枝市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。  「後期高齢者医療保険料の抑制について、これまでと比べて特に変化が見られた点はあるか。」という質疑があり、これに対して、「県所管の財政安定化基金の残高についての適正化と活用のルールをつくり、平成30年度、31年度の2年間で約13億円の基金を取り崩すことで保険料の抑制を図った。」という答弁がありました。  このほか質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第10号議案 平成30年度藤枝市内陸フロンティア事業特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第11号議案 平成30年度藤枝市病院事業会計予算について申し上げます。  初めに、「PFM導入の考え方について伺う。」という質疑があり、これに対して、「PFMについては、従来、入院後に行っていた患者の身体的、精神的、社会的リスクの把握を入院前に行い、入院決定時から患者の支援に入ることで退院後の心配もなく入院生活を送ることができるよう導入するもので、患者のマネジメントに取り組んでいきたい。」という答弁がありました。  次に、「修学資金貸し付けの対象人数は、医学生8人、看護学生69人、薬学生が4人ということだが、制度についての今後の考え方を伺う。」という質疑があり、これに対して、「救命救急センターの開設等により研修医の応募者がふえており、医学生への貸与は今後減らしていく考えである。看護学生については、今後、看護師の確保が容易になることが予測されるため、制度のあり方を検討していく。」という答弁がありました。  続いて討論があり、初めに、「病院給食民間委託について、患者給食は医療の一環であり、これを利益第一の民間委託に委ねることは、市民にとって大義あるものとは思わない。給食の質を確保するための職員配置もされていない。また、市民と議会に業務委託についてのシミュレーションを示していないなど、問題解決がされていない中、執行となる本予算に反対する。」という討論がありました。  続いて、「病院事業会計は、国による診療報酬改定の影響などもあり、非常に厳しい状況に置かれているが、病院支援局等との連携を十分に図り、急性期病院としてさらなる機能向上に努められるよう要望する。病院給食委託業務については、現時点では人材確保の面からも直営は非常に難しく、やむを得ないと判断し、本予算には賛成する。」という討論がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、第12号議案 平成30年度藤枝市水道事業会計予算について申し上げます。  「給水管の管理とメーター貸与の考え方及びメーターまでを市で管理できないか伺う。」という質疑があり、これに対して、「給水管は個人の施設に給水するもので、個人資産となっている。また、市の資産であるメーターを給水管に設置することで、メーターは貸与としている。管理は、漏水による損害賠償責任を負うものであり、保険の適用範囲の道路境界を管理区分としている。メーター設置位置を自由にしていた時代もあり、道路から離れた敷地の奥やビル内における設置など、公平性や賠償責任などの課題はあるが、検討は続けていきたい。」という答弁がありました。  このほか特に報告する質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、報告といたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で、各委員長の報告は終わりました。 ○議長(西原明美議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前9時48分 休憩                         午前9時48分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) これから、上程議案35件の各委員長の報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、各委員長の報告に対する質疑を終わります。 ○議長(西原明美議員) これから討論を行います。  初めに、第1号議案から第10号議案まで、以上10件の討論を行いますが、通告はありません。討論なしと認め、上程議案10件の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) 次に、第11号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の12番 大石信生議員。大石信生議員。           (登       壇) ◆12番(大石信生議員) 私は、第11号議案 平成30年度藤枝市病院事業会計予算について反対討論を行います。  本予算は、67年間続いてきた市立病院の患者給食が、多くの市民の反対を押し切って民間に業務委託される初年度の予算であります。問題が明らかになった一昨年6月から2年近くにわたって市民とともにこの問題を徹底究明し、今も続けている共産党議員団として、この予算に賛成することはできません。  この民間委託は、何よりも主権者である藤枝市民にほとんど理解されていません。皆さん、周りに聞いてみてください。民間委託が本当にいいと思う市民はほとんどいないと私は思います。私どもが行っている市民アンケートでは、「累積赤字が多い中、病院が損失を出してまで委託することはない」55%、「冷凍物、外国産食材がふえる心配」42.9%、「人手不足ならやむを得ない」、こう答えた方がわずか15.9%です。複数回答でしたが、こういう結果であります。圧倒的に市民に理解されていないと思います。  理解されていないのは、なぜでしょうか。最大の理由は、病院当局の公文書の破棄・隠蔽というでたらめさ、不適切さ、ここにあります。  この問題は、国政において今まさに政権の存立を揺るがす大問題になっていますが、我が藤枝市においても残念ながら全く同じ問題が起こりました。そもそも民主政治において、情報公開、文書保存がなぜ大切か。それは、知る権利あるいは開かれた市政のために大切です。これは誰も否定できません。より具体的に言えば、公文書は市民の共有財産であって、何よりも主権者である市民が行政を検証し、行政を監視するために必要であるからです。言いかえれば、政策が形成される過程、それが執行される過程をいつでも主権者である市民が知ることができ、検証できるようにすること、そのために大切であります。  本件に即して言えば、平成28年11月15日、プロポーザル公募が全業者不参加によって失敗した後に行われた業者とのヒアリングの記録及び仕様書変更の検討記録は、メモで破棄したから出せないとの理由で不開示の決定がされました。都合の悪いことは破棄・隠蔽する、森友問題と同じです。これに対して、メモも公文書であると平成23年4月1日付で内閣府が示した公文書管理のガイドラインを、総務部長は私の一般質問で聞いた後に調べて知った、病院事務部長は総務部長から聞いて初めて知ったと答弁しました。知らないで答弁していたんですね。  そして、ヒアリング記録は電話を受けたときのメモ程度のものだと病院当局は繰り返し答弁してきました。しかし、電話メモでも組織において業務上必要なものであれば、公開の対象となる公文書とされています。ましてや、業者とのヒアリングは5社、うち3社とは1回ずつ、魚国総本社とは3回、グリーンハウスとは2回、計8回行われた。1回2時間程度、合計で16時間です。これだけの業者協議を行った結果、2回目公募の仕様書が業者寄りに大きく変えられたわけです。16時間も協議を行えば、たとえメモであっても相当な分量になるはずです。私は実は知っているのですが、記録はパソコンでつくられて、本庁の病院支援局にも送られ、関係者の間で組織的な検討が行われたはずです。だから仕様書が大きく変わったんです。調べれば、森友問題と同じく、どこかのパソコンに残っている可能性もあるのではないですか。  病院事務部長は、ヒアリングの記録を私でも見ていないと答弁しました。ちゃんとした記録がないということを言おうとしたようですが、これだけ重大な仕様書の変更が行われたことに、もし事務部長が全くかかわっていないとすれば、病院の決定はそんなにもいいかげんで無責任なものなのかということになるのではありませんか。さらに、組織的な検討が行われないまま重大な仕様書の変更が行われたとすれば、じゃあ誰かが一人でやったのかという問題になって、これまた重大な問題になるんじゃありませんか。さらに言えば、私が一連の業者選定過程に官製談合が強く疑われると追及した後にメモは破棄されたという答弁が出たことに、疑問を深めているわけであります。  このずさんきわまりない公文書の取り扱い方は、病院擁護に終始した総務部長の答弁とあわせて、絶対に容認できないものであります。まずこういう状態では、市民が理解しようにも、その糸口すら出てこないわけであります。  ヒアリングの結果として、食材費1日1人750円の上限が外され、実費払いといういわば青天井になったこと一つとってみても、重大な問題です。直営における食材費の平均は、実は750円を大幅に下回って、野菜の値上がりなどで最高になった月でも699円でした。750円というのは余裕の数字です。しかし、750円ではやれないと、これを取り払えというのが業者の強い要求でした。これが仮に760円になったとしたら、直営と比べて90円以上高くなる。1食30円、1日1,000食、1年、365日36万5,000食、そうしますと1食30円上がっただけで1,095万円以上になります。これは異常です。何と最低で計算しても、さらに食材費だけで1,000万円を超えるような損失が予測されるわけであります。これを市民も議会も検証できないところに置かれた、これは重大な問題ではないでしょうか。  もう一つの問題は、業務委託を調査・検討した公文書が何もないという問題です。67年間続いてきて、最近は評判もよく、何よりも病院自身の調査・検討によって直営を維持すべきと3回も結論を出してきているのに、なぜこれが180度ひっくり返って民間委託になったのか、ここに市民が最も知りたい核心がありました。ところが、市民がこれを知り、検証しようにも、文書がない。検討した形跡が全く出てこなかったのです。私どもが請求した500ページを超える会議録の全ての記録の中で出てきたのは、平成27年8月10日の運営会議においての事業管理者の給食は委託にしようの一言だけです。病院当局は、平成29年11月30日付で市監査委員へ提出した弁明書で十分な組織的検討と合意形成を行ったと主張していますが、これを裏づける文書はただの一枚もありません。ないというのが答弁でも明確になりました。  これが民主政治のあるべき姿でないことは明らかです。民主政治は、主権者である市民の検証にあらゆる面でたえ得るものでなければならないのに、そもそも検証ができないわけですから。こんなことですから、この後に行われた病院の答弁は二転三転し、うそを重ね、支離滅裂になり、言い逃れ、はぐらかし、すりかえ、答えないのオンパレードになりました。調査・検討してきた裏打ちがないというと、こういうことになるわけであります。  結論として、民間委託に大義はありませんでした。メリット論は完全に破綻しました。患者・市民の利益になることは、何一つ示せなかったということです。市民の間には、依然として質の低下への懸念が払拭されていません。客観的にも、利益第一の業者が利益を持っていく分だけ質が落ちると、これは誰が考えてもわかる問題です。累積赤字が150億円を超え、一般会計からの一時借入金18億円余もなかなか返済できない財政運営の中、損失が年間2,000万円から、あるいはもっと大きくなるかもしれないということに多くの市民が心を痛めているのに、市民のこの最大の疑問に病院は答えていません。  天王町の60歳代の女性から、食事も医療の一環であると思いますので、そこを深く考えていただきたいです、こういうアンケートに意見が寄せられました。深く考えなければならないのは、誰か。病院であり、行政であり、議会であるのではないでしょうか。市民アンケートの一部を紹介して、第11号議案、病院事業会計予算の反対討論とします。  なお、この際、私ども議員団の態度を明確にする意味で、他の2つの予算案について触れておきたいと思います。  まず、第8号議案 平成30年度藤枝市介護保険特別会計予算についてですが。 ○議長(西原明美議員) 大石議員、発言をとめてください。 ◆12番(大石信生議員) いや、これは、だけど、できると思いますよ。 ○議長(西原明美議員) 現在は。 ◆12番(大石信生議員) やらせていただきます。 ○議長(西原明美議員) 大石議員、発言をとめてください。 ◆12番(大石信生議員) 来年度からの3年間、介護保険は基準額の第5段階……。 ○議長(西原明美議員) 大石議員、第11号議案の討論を行っておりますので、第11号以外の討論は御遠慮ください。 ◆12番(大石信生議員) 関連して、しかしできると私は思っていますけれども、一応議長の指示がありましたので、やめることにいたします。ただ、基本的に介護と高齢者には反対しないと、予算には、そのことを申し上げたいわけであります。以上です。 ○議長(西原明美議員) 次に、原案に賛成の19番 遠藤 孝議員。遠藤 孝議員。           (登       壇) ◆19番(遠藤孝議員) ただいま議題となっております平成30年度第11号議案、藤枝市病院事業会計、予算特別委員会における病院給食委託問題について、賛成の立場で討論をいたします。  病院事業会計については、国の施策による厳しい診療報酬改定の影響などもあり、非常に厳しい経営状況に置かれております。平成30年度予算は、病院及び市によるさまざまな努力により、収支均衡のとれた予算となっております。今後も病院事務局等との連携を十分に図り、さらなる機能向上に努められるよう切に要望いたします。  ただいま反対者が言っている病院給食委託業務については、現時点では栄養士や調理師等の人材確保の面からも直営は非常に難しく、やむを得ないと措置と判断いたします。  よって、平成30年度の病院事業会計予算に対し、賛成をいたします。よろしく御賛同のほどをお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で本案の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) 次に、第12号議案の討論を行いますが、通告はありません。討論なしと認め、本案の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) 次に、第23号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の11番 石井通春議員。石井通春議員。           (登       壇) ◆11番(石井通春議員) 第23号議案 藤枝市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例に反対の討論を行います。  本条例は、2014年に閣議決定で、国家公務員の総人件費に関する基本方針において、5年ごとの見直しによる官民均衡の確保を決定されましたのを受け、昨年、国家公務員退職手当法改正法が国会で成立したことに伴います本市職員の退職金を削減する条例です。  ここでは、市が主体的に行っているわけではございませんけれども、藤枝市のために献身的に勤務している職員の生活設計上必要不可欠である後払いの賃金である退職金を、官民比較という一点で簡単に削減する国の不当性を主に、反対の討論を行います。  まず、これまで地方公務員退職金は削減のオンパレードであるということです。昭和48年に調整率20%の引き上げが行われて以降、昭和56年10%、平成15年6%、平成24年、この年は強烈でして17%、そして今回3.3%と、いずれも引き下げられ続けてきました。額にいたしますとおよそ600万円もの引き下げが、この間、官民均衡という名のもとで実施されているのです。しかも、今回は今後5年ごとの改定をするというおまけまでついています。改定で値上げになればいいけれども、これまでの傾向からいって下がることがほぼ確実であり、かつそのペースがどんどん早まるというこの制度は、長く勤めれば勤めるほど割を食うものであって、職員の最も意欲をそぐものではありませんか。職員の元気をなくすことをしておいて、元気が「共奏」するのかと。繰り返しますが、市が率先しているわけではありませんけれども、職員の立場に立って本市はこの問題を考えていくべきと思います。  次に、本会議と委員会での議論を通じ、下記の点を指摘いたします。  まず官民比較と言いますが、公務員は民間にあります雇用保険の対象外になっていること一つとっても、官民で比較対照すべきではないという私のこの主張に対しまして、市民への説明責任を果たすために国に準拠すると本会議では答弁なさいました。しかし、市が説明すべきは、相手は市民ではなく国です。削減の連続の条件のもとで今後も働いていかなければならない職員の勤務条件の低下を平然と行っている国に対しての説明が必要だと思います。説明すべき相手を取り違えています。  また、委員会では、雇用保険と公務員の退職給付は趣旨が違うものと言いつつ、退職一時金と年金分を民間と比較することは適正と言われましたけれども、雇用保険と退職金を別々に計算する民間と、そして別々に計算しない公務員とでは基本的に比較の対象になりません。わざわざ職員の都合の悪いところで正当化する必要は本市にはないはずです。  また、退職手当は後払いの賃金であって労働条件であるという、この私の主張についてです。私は、最高裁の判例に基づき労働条件であるはずだと言いましたが、本会議での答弁は、国は賃金でなく報償という立場で、労働条件と認めていない、一方的に引き下げをしているこの国の決定を諸説あるうちの一つとして、この国の決定を支持し、簡単に私の主張を退けて、片づけてしまいました。  委員会では、具体的な答弁がございました。この最高裁判例とは、昭和43年の日本電信電話公社職員の退職手当請求権判例の内容が答弁されました。実際のこの最高裁判例文はどうなっているかと、少し長くなりますけれども、引用しますと、退職手当は、職員が退職した場合に、その勤続を報償する趣旨で支給されるものであって、必ずしもその経済的性格が給与の後払いの趣旨のみを有するものでないと解されるが、退職者に対してこれを支給するかどうか、またその支給額、その他の支給条件は全て決定されていて、国に裁量の余地なく、法定の基準に従って一律に支給しなければならない性質上のものであるから、その法律上の性質は労働基準法第11条にいう労働の対償としての賃金に該当すると、以上が最高裁の判例の判決文です。結論が、明確に労働条件たる賃金に該当するとしているのです。それを、委員会では、この判例文の前置き部分であります退職手当は勤続を報償するという趣旨があるというところだけをかいつまんで、最高裁の判例と矛盾がないと、こういう結論づけをしている答弁をされましたが、労働条件である賃金だと、職員の立場に立って素直に判決文を見られてはいかがかと思います。  人事委員会を持たず、地方公務員の適応情勢という原則だけでこうしたことをこのまま続けていいのかと。幾ら何でも限界はあると思います。市としても、いかんともしがたい思い、粛々と受け入れ続けてもいいものかと。市長会会長でリーダーシップをとっていられるとお聞きいたしますが、自治体共通の問題であるこの課題に対して、地方自治体が共闘して取り組むべき呼びかけなどをする段階に来ていると思います。国と地方自治体は主従関係にありません。藤枝市は、こんな理不尽なやり方に対し、職員の立場に立った何らかのアクションを起こすべき時期に来ている問題だと思います。  以上、反対の討論といたします。 ○議長(西原明美議員) 次に、原案に賛成の21番 植田裕明議員。植田裕明議員。           (登       壇)
    ◆21番(植田裕明議員) 私は、ただいま議題となっております第23号議案 藤枝市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例について、賛成討論をさせていただきます。  本議案は、退職給付の官民格差を是正し、均衡を図る観点から、国家公務員における制度改正に準拠した改正を講ずることを目的とした条例改正であります。  まことに厳しい措置であり、こうした議決をいたすのは忍びないというのが私個人としての本音の心情であります。そうした観点からは、反対者の理由も当局の皆様に対しておもんぱかったものと理解し、評価するところではありますが、議案として提出されたものを否決することはさらに忍びないというのが議会人として適切な判断と考えるところであります。  本議案を議決することは、まさに断腸の思い、苦渋の選択でありますが、民間との格差が78万1,000円という開きがあり、これを是正し、均衡を図ることは必要であり、今回の上程に当たり、労働組合とも合意を得ている点、実施時期は多少の違いはあるものの県内全ての市町で行われる改正という観点から、これに賛同いたすものであります。  本討論に当たり、私は仁徳天皇の民のかまどの説話を思い起こすものであります。天皇が難波高津宮から遠くをごらんになられて、民のかまどより煙が立ち上らないのは貧しくて炊くものがないのではないか、向こう3年税を免ずとの詔を出されました。以降、天皇は、衣を新調されず、皇居が朽ちても修理もせず、耐え忍ばれました。3年がたって、天皇が高台に出られて、炊煙が盛んに立つのをごらんになり、民も豊かになったのであろうと大変喜ばれました。すると、朽ち果てた皇居そのままでは申しわけないということから、民衆がみずから進んで、修繕のため、こぞってはせ参じたとの話であります。神話に近い話かもしれませんが、仁徳天皇が眠られる陵は世界最大の墳墓として知られています。当時の土木技術からすれば、どれほどの人海戦術がなされたことと想像しますと、この説話も決して誇張ではないようにも感じるところであります。どうか市当局の皆様方におかれましては、市民のため、市政発展のため、職務に精励されますようお願いを申し上げ、本議案への賛成討論といたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で本案の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) 次に、第24号議案から第30号議案まで、以上7件の討論を行いますが、通告はありません。討論なしと認め、上程議案7件の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) 次に、第31号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の11番 石井通春議員。石井通春議員。           (登       壇) ◆11番(石井通春議員) 第31号議案 藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論いたします。  本条例は、40歳以上の人全てが加入いたします介護保険料が、現在の月額基準額でいいますと270円、これから値上げされるという、多くの市民生活に直結する大変大きな条例であります。  介護という社会保障制度を保険で運営するという方法は、合理的な一面を持っていると思います。介護保険制度導入当初、100年安心介護というキャッチフレーズで、老後の生活を誰しも安心して暮らせるための制度とこの当時は喧伝されました。  反対の理由は、国民から見てそうなっていない点です。あえてきつい表現ですが、現状は100年安心どころか国家的詐欺とまで言われて仕方ない状況になってしまっている点です。  まず保険料ですが、3年ごとの改定、その全てで値上げが行われてきております。これは、高齢化に伴い、介護の必要度、給付がふえればふえるほど保険料値上げに直結するというこの仕組みに最大の原因があります。高齢化は当然予測されておりますけれども、そうでありながら国がその介護保険への国庫負担をふやしませんので、こういうもとでは高齢化に伴ってどうやったって値上げになる仕組みに決まっております。  しかも、国庫負担をしないのに、それに伴い受給サービスの低下もしていると。特養の入所基準は要介護3以上とされました。ただでさえ待機者が多い特養でも、要介護2以下の人はその長い行列に今後は並ぶことすらできない。介護サービスの主要部分でありますデイサービスやショートステイ、通所介護、訪問介護ですが、保険本体から外されて費用に上限があります地域支援事業に移管されてしまいました。これも、今後、対象者を現在の要支援1・2から要介護1・2まで対象範囲を広げようとしています。このままでは、必要な人がふえても、国から自治体にお金が来なくなると、給付の削減に自然とつながる仕組みを今後も進めようとしております。  利用料の値上げなど、高齢化に伴います負担増の支給減のダブルパンチもあります。介護利用料は、一部所得以上の人は1割から2割へとなりました。これも今後3割負担へと進めることが、今、議論の俎上に上っています。  事業所にとりましても、現在の政府のもとで介護報酬の相次ぐ引き下げによって離職者が続いている状況です。介護という重労働を強いられる職場でありながら、それに見合う報酬を国が引き下げ続けていると。当然離職者が続出するわけですけれども、介護自体は社会からなくすことができませんので、ハローワークの求人のほとんどが介護職という現状になっております。  細かなことはまだまだありますけれども、こうした状況下でのさらなる値上げは、まず基本的に市民としてはとても納得できないと思います。  一方、当局としても、値上げ幅を抑えるべき最大の努力をしたことも、これも事実です。当初の基準額保険料の予定は5,500円前後であったと。最終的に5,270円にまで引き下げたことは、先ほどもございましたが、基金の全額取り崩しのほか、国の計算式どおりのやり方をせずに独自に給付、本会議の私の質疑では1億8,000万の給付の引き下げをしたという、こういう一定のルールに伴うほかのことをして、できるだけ保険料を抑えることをしていた努力は、この点は評価したいと思っております。  ただ、介護保険特別会計への一般会計からの法定外繰り入れは、これまではやれないという一辺倒でしたが、本会議の質疑においては、法定外繰り入れ実施による法律上の罰則規定はないとお答えされました。事実上、この法定外繰り入れの実施は可能と認めたことになります。事実、法定外繰り入れを実施している自治体は少数ながらも存在しております。財政調整基金がこれだけたまっている状況であれば、この実施しているところは少ないながらも、本市は繰り入れを検討するべきだというふうに考えます。  以上のような理由から、反対の討論といたします。 ○議長(西原明美議員) 次に、原案に賛成の9番 山本信行議員。山本信行議員。           (登       壇) ◆9番(山本信行議員) 私は、ただいま議題となっております第31号議案 藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の立場から討論をいたします。  本議案は、第7次介護保険事業計画の策定に伴い、平成30年度から32年度までの保険料の設定をするため、条例の一部を改正して平成30年4月1日から施行しようとするもので、第1号被保険者の保険料では被保険者の負担能力に応じた所得段階としており、低所得者の負担軽減に配慮をし、介護給付費の増加に伴う保険料の急激な上昇緩和のため、平成28年度末の介護給付費準備基金残額5億3,920万円を取り崩すなど、評価できる内容となっておると思います。  また、先ほど委員長報告でもありましたが、保険料算定の基礎となる保険給付費の推計値の算定については、サービス区分ごとに平成28年度と29年度の実績値に基づき、国の制度設計に沿って過剰な見込み値にならないように配慮された内容となっております。  以上のことから、本条例は、今後、高齢者の人口並びに介護認定者の増加が予想される中で、第7次介護保険事業計画期間における事業の安定を図る上から、改正は必要なものであると考えております。  今後は、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる平成37年度を見据え、地域包括ケアシステムのさらなる深化・推進と介護保険制度の持続可能性の確保を図るとともに、介護保険料の未収金に対しては、負担の公平性を図る観点から、収納率の向上になお一層の努力を求め、賛成の討論といたします。皆様の御賛同をお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で本案の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) 次に、第32号議案から第45号議案まで、以上14件の討論を行いますが、通告はありません。討論なしと認め、上程議案14件の討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) これで、上程議案35件の討論は終わりました。 ○議長(西原明美議員) これから、上程議案35件を採決いたします。  初めに、第1号議案から第10号議案まで、以上10件を一括して採決いたします。上程議案10件に対する委員長の報告はいずれも可決です。上程議案10件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、上程議案10件は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 次に、第11号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(西原明美議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 次に、第12号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 次に、第23号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(西原明美議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 次に、第24号議案から第30号議案まで、以上7件を一括して採決いたします。  上程議案7件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。上程議案7件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、上程議案7件は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 次に、第31号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(西原明美議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 次に、第32号議案から第45号議案まで、以上14件を一括して採決いたします。  上程議案14件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。上程議案14件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、上程議案14件は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 日程第2、第46号議案から第48号議案まで、以上3件を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案3件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  最初に、第46号議案、市有財産の処分についてでございますが、本市が所有する谷稲葉地区の土地につきまして、静岡県に売却するものでございます。対象地は、総地積9,100平方メートルで、静岡県が設置する環境衛生科学研究所の建設用地になるものでございます。  次に、第47号議案、建設工事請負契約の締結についてでございますが、本件は、横内地内の三輪立花線橋梁上部工の工事につきまして、請負契約を締結するものでございます。本年2月26日、4者による制限つき一般競争入札を行った結果、株式会社山田組が入札額2億6,700万円で落札いたしましたので、これに消費税2,136万円を加算した額で請負契約を締結するものでございます。なお、工事は平成31年2月25日の完成を予定しております。  次に、第48号議案、建設工事請負契約の締結についてでございますが、本件は、横内地内の三輪立花線の橋梁に至る取り合い道路の築造工事について、請負契約を締結するものでございます。本年2月26日、4者による制限つき一般競争入札を行った結果、株式会社山田組が入札額1億9,650万円で落札しましたので、これに消費税1,572万円を加算した額で請負契約を締結するものでございます。なお、工事は本年10月31日の完成を予定しております。 ○議長(西原明美議員) 財政経営部長。 ◎財政経営部長(後藤裕和) 私から、第46号議案、市有財産、谷稲葉地区内土地の処分について、議案内容の説明をさせていただきます。  本議案は、平成30年2月26日に静岡県と売買仮契約を締結いたしました藤枝市谷稲葉字柳坪232番1の土地、これが6,872平方メートルでございます、及び谷稲葉字樋田588番9の土地2,228平方メートル、計9,100平方メートルを売却するために、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  以上で説明のほうを終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。 ○議長(西原明美議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前10時33分 休憩                         午前10時33分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) これから上程議案3件に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、上程議案3件に対する質疑を終わります。 ○議長(西原明美議員) ただいま議題となっています第46号議案は総務文教委員会に、第47号議案及び第48号議案、以上2件は建設経済環境委員会にそれぞれ付託いたします。 ○議長(西原明美議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前10時33分 休憩                         午前11時01分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) ここで、事務局長から諸般の報告をいたします。事務局長。 ◎議会事務局長(杉本容一) 御報告いたします。  本日、各常任委員会へ付託いたしました第46号議案から第48号議案まで、以上3件の審査が終了した旨、各常任委員長から報告があり、これを受理いたしました。以上であります。 ○議長(西原明美議員) 次に、上程議案3件について、各委員長の報告を求めます。  最初に、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。           (登       壇) ◎総務文教委員長(遠藤孝議員) 総務文教委員会に付託されました議案1件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告いたします。  第46号議案、市有財産、谷稲葉土地の処分について申し上げます。  「売り払い価格の根拠を伺う。」という質疑があり、これに対して、「不動産関係の意見書により、標準価格平米当たり3万6,000円と求め、宅地条件等の個別格差を反映させ、平米当たり3万3,900円とした。2筆であるが、一体の土地として評価している。」という答弁がありました。  そのほかに報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、報告いたします。 ○議長(西原明美議員) 次に、建設経済環境委員長の報告を求めます。建設経済環境委員長。           (登       壇) ◎建設経済環境委員長(杉山猛志議員) 建設経済環境委員会に付託されました議案2件の審査の経過と結果について、御報告いたします。  最初に、第47号議案 建設工事請負契約の締結について(三輪立花線(横内)橋梁上部工工事)について及び第48号議案 建設工事請負契約の締結について(三輪立花線(横内)道路築造工事)について、一括して審査を行いました。  一委員より、「この工事において、三輪立花線の供用開始はいつごろになるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「来年度の交付金の確定額にもよりますが、現在、約1カ月程度の開通を見込んでいる。」という答弁がありました。
     このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、御報告いたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で、委員長の報告は終わりました。 ○議長(西原明美議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前11時06分 休憩                         午前11時06分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) これから、上程議案3件の各委員長の報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、上程議案の3件の各委員長の報告に対する質疑を終わります。 ○議長(西原明美議員) これから、上程議案3件の討論を行いますが、通告はありません。討論なしと認め、以上で討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) これから、第46号議案から第48号議案まで、以上3件を一括して採決いたします。  上程議案3件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。上程議案3件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、上程議案3件は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 日程第3、第49号議案を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を申し上げます。  第49号議案 教育長の任命についてでございますが、本市教育長でございます山本満博氏が本年3月31日をもって任期満了となりますことから、新たに中村 禎氏を適任と認め任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして、議会の同意を求めるものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。 ○議長(西原明美議員) これから質疑を行います。質疑はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) ないようですから、以上で質疑を終わります。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。ただいま議題となっています第49号議案については、委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) これから本案の討論を行います。討論はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 討論なしと認め、討論を終わります。 ○議長(西原明美議員) これから第49号議案を採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています第49号議案は、同意することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は同意することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) ここで、3月31日をもちまして退任されます山本満博教育長から発言を求められていますので、お願いいたします。山本教育長。           (登       壇) ◎教育長(山本満博) 議長のお許しをいただきましたので、退任の挨拶をさせていただきたいと思います。  私自身、微力ではありましたけれども、議員の皆様の御支援と御協力をいただいたおかげで、平成24年度から教育長職を2期6年間、何とか務めさせていただきました。心から感謝を申し上げます。ただ、自分がかかわらせていただいたことが本市のためになったかどうかはわかりません。  私の議会での最初の一般質問は、天野議員からの食育と食物アレルギーについてでございました。それから最後の一般質問は、先日の遠藤久仁雄議員からのふじえだ教師塾の件でございました。この間、多くの議員の皆様からも御質問をいただきました。毎年4回の議会がありましたけれども、教育委員会関係のものはもちろんですけれども、北村市長を初め、部局長の皆さんの答弁する内容につきまして、勉強する大変いい機会となりました。私自身、毎回、議員の皆様に答弁するときには、手に汗握る緊張感があったということを覚えております。  また、議員の皆様には、毎年地元の小・中学校の卒業式等に出席をしていただいて、子供たちの成長ぶりをごらんいただき、また励ましの言葉をいただいたこと、本当に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。  今年度は、新しい教育の幕あけということで、瀬戸谷地区の小中一貫教育を初めとして、ペッパーを活用したプログラミング教育、さらにはICT機器を活用した教育が行われまして、大きな成果を上げることができました。これからも教育日本一を目指して、本市の伝統であります授業で人を育てる、この教育理念を大切にしながら、さらに藤枝の教育が発展することを期待しております。  最後になりますけれども、大変お世話になりました議員の皆様の御健勝と御活躍を心から御祈念申し上げまして、簡単ですけれども、お礼並びに退任の挨拶とさせていただきたいと思います。大変長い間お世話になりました。ありがとうございました。           (拍       手) ○議長(西原明美議員) 山本教育長には、平成24年4月より6年にわたり教育長としての業務を担当していただきまして、お疲れさまでございました。厚く御礼申し上げます。どうぞお体を大切にされ、今後一層の御活躍と御健康を祈念いたしまして、簡単ではありますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(西原明美議員) 続きまして、新たに就任されます中村 禎様から発言を求められておりますので、お願いいたします。           (中村 禎新教育長 入場)           (登       壇) ◎新教育長(中村禎) 議長のお許しをいただきまして、一言お礼の挨拶をさせていただきます。  ただいま議員各位の格別な御高配によりまして御同意を賜り、心からお礼を申し上げます。  不肖、私にとりまして、突然の話に戸惑いも感じましたが、まことに身に余る光栄と存じ、微力ではございますが、その重責を担う決心をいたしました。しかしながら、この壇上に立ちまして、その責務の重大さを改めて痛感しております。私といたしましては、最善の努力を傾注いたしまして、この職責を果たしていきたいと考えております。  今後とも、議員の皆様を初め、教育委員の方々、関係者の皆様の御指導・御鞭撻をいただきながら、教育長としての任務を果たしてまいりたいと存じておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  甚だ簡単ではございますが、挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。           (拍       手)           (中村 禎新教育長 退場) ○議長(西原明美議員) 日程第4、第50号議案を議題といたします。           (鈴木正和監査委員 退場) ○議長(西原明美議員) 市長から提案理由の説明を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  第50号議案 監査委員の選任についてでございますが、本市監査委員である鈴木正和氏は本年3月31日をもって任期満了となりますが、引き続き適任と認め選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定によりまして、議会の同意を求めるものでございます。  以上、御審議をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。 ○議長(西原明美議員) これから質疑を行います。質疑はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) ないようですから、以上で質疑を終わります。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。ただいま議題となっています第50号議案については、委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) これから本案の討論を行います。討論はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 討論なしと認め、討論を終わります。           (石井通春議員、大石信生議員 退場) ○議長(西原明美議員) これから第50号議案を採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています第50号議案は、同意することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は同意することに決定いたしました。           (鈴木正和監査委員 入場)           (石井通春議員、大石信生議員 入場) ○議長(西原明美議員) ここで、鈴木正和様から発言を求められていますので、お願いいたします。           (登       壇) ◎監査委員(鈴木正和) 議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。  このたびは、監査委員の選任に御同意いただきまして、まことにありがとうございました。これからも、北村市長の施政方針であります「真に選ばれるまちふじえだ」の実現に向けて、総合計画や各種計画などに沿って執行されます事務事業について、公平で公正な監査を実施してまいります。議員の皆様には、今後とも御指導・御支援をよろしくお願い申し上げます。  簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。           (拍       手) ○議長(西原明美議員) 日程第5、諮問第1号を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、人権擁護委員でございます八木京子氏は本年6月30日をもって任期満了となりますが、引き続き適任と認め法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を求めるものでございます。  以上、御答申をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 ○議長(西原明美議員) これから質疑を行います。質疑はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。ただいま議題となっています諮問第1号は委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) これから討論を行います。討論はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 討論なしと認め、討論を終わります。
    ○議長(西原明美議員) これから諮問第1号を採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています諮問第1号は適当と認めることに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は適当と認めることに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) 日程第6、発議案第48号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。大石保幸議員。           (登       壇) ◎10番(大石保幸議員) それでは、ただいま議題となっております発議案第48号 バリアフリー施策のさらなる推進を求める意見書について、提案理由を御説明させていただきます。  現行の新バリアフリー法の施行から10年以上が経過し、バリアフリー化は一定の進展を見せているものの、人口減少や少子・高齢化が進む中で、その必要性は高まってきています。  2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを契機に、共生社会の実現や誰もが活躍できる社会を実現するためには、競技施設が集中する東京のみならず、各地域で一層のバリアフリー化が進められる必要があります。  政府では、平成29年2月の関係閣僚会議や本年2月の閣議決定を経て、バリアフリー法の改正を含む施策の見直しを進めておりますが、全国各地のバリアフリー化がさらに推進されるよう、新たな仕組みの検討や国民の理解を深めるための広報活動などへの取り組みを求めるものです。  提出先は、内閣総理大臣とバリアフリー施策を所管する国土交通大臣です。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(西原明美議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。 ○議長(西原明美議員) 本案は、私を除く21議員による発議ですので、質疑、委員会付託、討論のいずれも省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は、質疑、委員会付託、討論のいずれも省略することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) これから発議案第48号を採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 日程第7、発議案第49号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。石井通春議員。           (登       壇) ◎11番(石井通春議員) 発議案第49号 日本政府が速やかに核兵器禁止条約に署名することを求める意見書について、提案理由の説明を行います。  昨年、国連の圧倒的多数、122カ国の賛成によりまして、人類史上初めて核兵器禁止条約が可決されました。唯一の被爆国であります日本はもとより、世界各地で展開されてきた核兵器廃絶を求めてきました人々の気持ちのあらわれでありまして、歴史的な一歩を築いたものと思います。  本市は、昭和62年に核兵器の廃絶を求める非核平和都市宣言を行いました。核兵器を廃絶することは人類の死活にかかわることから、日本国憲法に基づく国の平和と安全こそが地方自治の根本的条件であることに鑑み、核兵器の廃絶と軍縮を全世界に訴える宣言です。これは、核兵器禁止条約にある、核は破壊的結末をもたらす非人道的な兵器であること、国連憲章、国際法、国際人道法、国際人権法に反するものとして断罪するこの条約の趣旨にほぼ合致するものであります。  よって、本市議会は、下記の2点を求めるべく、意見書を提出するものです。  1.日本国政府が速やかに核兵器禁止条約に署名すること。  2.衆議院・参議院、両院で速やかに核兵器禁止条約を批准することです。  提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣です。  以上で、提案理由の説明といたします。 ○議長(西原明美議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。 ○議長(西原明美議員) 本案は、私を除く21議員による発議ですので、質疑、委員会付託、討論のいずれも省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は、質疑、委員会付託、討論のいずれも省略することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) これから発議案第49号を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。ただいま2件の意見書が可決されましたが、この条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に一任されたいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、そのように取り扱わせていただきます。 ○議長(西原明美議員) 日程第8、地方自治法第100条第13項及び藤枝市議会会議規則第169条の規定により、議員派遣についてを議題といたします。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。本案は、配付してあります一覧表のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西原明美議員) 日程第9、閉会中継続調査についてを議題といたします。  議会運営委員長から、会議規則第110条の規定により、閉会中継続調査の申し出があります。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、申し出のとおり閉会中継続調査とすることに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) 日程第10、所管事務調査の結果についてを議題といたします。  所管事務調査についてですが、議会運営委員会からの調査結果は、報告書に取りまとめ、既に配付してあります。 ○議長(西原明美議員) お諮りいたします。本件については、議会運営委員会の報告書のとおり了承することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(西原明美議員) 異議なしと認めます。したがって、議会運営委員会の報告書のとおり了承することに決定いたしました。 ○議長(西原明美議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 ○議長(西原明美議員) ここで、私、議長から挨拶をさせていただきます。           (登       壇) ○議長(西原明美議員) 平成30年2月藤枝市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  去る2月20日以来、32日間、議員各位におかれましては、御熱心な審議を賜り、本日、平成30年度一般会計予算を初め、全ての議案の議決を見ましたことを、議長として厚くお礼申し上げます。また、議会を通じて議事進行に各位の御協力をいただきましたことを、重ねてお礼申し上げます。  市長を初め、執行部の皆様におかれましては、まだまだ厳しい経済・社会状況下にありますが、本日成立いたしました予算や各議案の執行に当たっては、確固たる経営方針のもと、迅速かつ的確に進められ、市政発展のために一層の御努力をお願い申し上げます。  本市議会は、民主主義の原則にのっとり、その意思を決定する議決機関として、議論して決定する、決定して行動する、議決決行の精神のもと、円滑なる運営をもってきょうまで参りましたことを、皆様とともに大変誇りに感じております。  来る4月30日をもって第16期議員の任期が満了となります。4年間にわたり、大変お疲れさまでございました。議員各位におかれましては、御健康にはくれぐれも御留意され、今後とも藤枝市政のますますの発展に御支援・御指導を賜りますようお願い申し上げます。  結びに、私ごとではございますが、議長として無事1年間を務めさせていただきましたのも、議員各位はもとより、市長を初め執行部の皆様の御理解と御協力のたまものであると改めて心より感謝申し上げます。これから藤枝市は、桜、藤と続く、まちが最も輝く季節を迎えます。そんな季節の流れの中、本市議会が市民とともに大いに羽ばたいていくことを心から祈念申し上げます。第16期議会の結びの言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。           (拍       手) ○議長(西原明美議員) ここで、市長から発言を求められていますので、お願いいたします。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 議長のお許しをいただきましたので、お礼を兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。  去る2月20日から本日までの32日間にわたりまして開会されました市議会2月定例会におきまして、議員の皆様方には、本会議並びに各委員会を通しまして御審議をいただき、まことにありがとうございました。おかげをもちまして、平成30年度一般会計当初予算を初めといたしまして、御提案申し上げました各議案に対しまして、原案どおり可決いただきましたことを厚くお礼を申し上げます。御審議の中で皆様方からいただきました御意見、また御指摘、さらには御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり、十分心して臨むとともに、最大限の努力をしてまいります。  さて、議員の皆様方におかれましては、本日が現任期におけます最後の議会となります。これまで皆様方とは、人口減少、高齢化社会を切り開き、どこにも負けない強いまちをつくりたい、そして真に選ばれるまち、選ばれ続けるまちを目指すため、常に議論を重ねまして、さまざまな分野で御意見を伺いながら、どの自治体よりも先駆的な施策を展開し、そして将来を見据えた着実な行政経営を進めてまいりました。  特に皆さん、第16期議員の任期でありますこの4年間には、本市におきまして積極的な民間投資が進みますとともに、さまざまな分野で多くの施策が花開き、活力に満ちた好循環が生まれております。こうした背景には、市民の暮らしに直結いたします4K施策のさらなる充実を初めといたしまして、中心市街地の魅力の向上、あるいは市民総ぐるみのふじえだ花回廊の推進、そして教育を初めとしたICTを活用したさまざまな事業の推進など、魅力ある住みたくなる藤枝に向けて、議会と行政が両輪となり、真剣に、かつ着実に進めてきた大きな努力がございまして、それが実を結んだものと実感をしております。  また、議会におかれましては、第16期の開始早々に議会基本条例を施行し、さらなる議会の活性化を図りますとともに、各常任委員会と予算・決算特別委員会の連動によります藤枝型の審査サイクルの確立を進めてこられました。さらには、議員発議による条例の制定、あるいは政務活動費の情報をインターネットでいち早く公開したこと、傍聴ルールの見直しも進めたことなど、積極的に議会改革に取り組みまして、議会の役割を市民に見える形で高められたことから、昨年度に発表されました議会改革度ランキングにおきましては県内地方議会の中でトップに躍進し、県内外から多くの視察を受け入れるほどになっているところでございます。こうした議会の活性化の取り組みは、本市そのもののレベルを一段と高めますとともに、品格のあるまちづくりに向けた大きな力になっていると心から感じております。  私自身、これまでの議員の皆様の並々ならぬ御尽力に心から敬意を表したいというふうに思いますと同時に、長きにわたり皆様からいただきました御支援に対し、深く感謝を申し上げる次第でございます。  早いもので、今年度もあとわずかとなりました。議員の皆様におかれましては、大変御多忙の毎日かと思いますが、くれぐれも健康に御留意をいただくとともに、市政に対しまして変わることなくお力添えをいただきますようお願い申し上げます。  最後に、先ほど御本人から挨拶がありましたが、教育長としてこれまで6年の長きわたり本市の教育行政を一身に担っていただきました山本満博さんが退任されます。実直な人柄と豊富な経験を駆使されまして、御本人も言っておりましたが、授業で人を育てるという伝統ある藤枝型教育を推し進めまして、私の教育に対する思いの心の支えとなっていただき、また私が求める以上の成果を出していただき、本市のさらなる教育振興を図られたことを心から感謝をしております。ありがとうございました。  そして、引き継ぐ形で先ほど議会の同意をいただきました中村 禎さんが教育長に就任をいたします。議員の皆様におかれましては、なお一層の御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。  結びになりますが、藤枝市議会のますますの発展と、皆様方の御健勝、さらなる御活躍を心からお祈り申し上げまして、私のお礼の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。           (拍       手) ○議長(西原明美議員) これで平成30年2月藤枝市議会定例会を閉会いたします。                         午前11時39分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   藤枝市議会議長                西  原  明  美   藤枝市議会 会議録署名議員          山  本  信  行   藤枝市議会 会議録署名議員          石  井  通  春...