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平成29年11月定例会−12月06日-02号

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  1. 藤枝市議会 2017-12-06
    平成29年11月定例会−12月06日-02号


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    平成29年11月定例会−12月06日-02号平成29年11月定例会  平成29年11月藤枝市議会定例会会議録(2日目)               平成29年12月6日 〇議事日程   平成29年12月6日(水曜日) ・開議 日程第1 一般質問    1.  5番  多 田   晃 議員     (1) 交通安全日本一の実現に向けて     (2) 商店街の活性化について    2.  6番  油 井 和 行 議員     (1) お茶の産業振興と消費拡大について    3.  8番  山 根   一 議員     (1) 「藤枝市の都市(市民)公園」及び遊具について     (2) 「公共交通・デマンドタクシー」について    4. 12番  大 石 信 生 議員     (1) 長期未利用の県警察官舎の払い下げ、活用を
        (2) 誇れる藤枝ブランド「玉露」の衰退について     (3) 銀杏の大木 切らないで移設を(中央幹線工事)    5.  7番  松 嵜 周 一 議員     (1) ふじえだ花回廊事業について     (2) 空き店舗活用事業について    6.  3番  鈴 木 岳 幸 議員     (1) 市民の政治参加について     (2) ニュースポーツの普及・推進について    7.  1番  遠 藤 久仁雄 議員     (1) 交通事故を減らし、安全なまちに暮らしたい ・散会 〇本日の会議に付した事件   議事日程と同じ 〇 出席議員(22名)    1番 遠 藤 久仁雄 議員      2番 平 井   登 議員    3番 鈴 木 岳 幸 議員      4番 池 田   博 議員    5番 多 田   晃 議員      6番 油 井 和 行 議員    7番 松 嵜 周 一 議員      8番 山 根   一 議員    9番 山 本 信 行 議員     10番 大 石 保 幸 議員   11番 石 井 通 春 議員     12番 大 石 信 生 議員   13番 小 林 和 彦 議員     14番 西 原 明 美 議員   15番 萩 原 麻 夫 議員     16番 杉 山 猛 志 議員   17番 天 野 正 孝 議員     18番 岡 村 好 男 議員   19番 遠 藤   孝 議員     20番 薮 崎 幸 裕 議員   21番 植 田 裕 明 議員     22番 水 野   明 議員 〇 欠席議員(0名) 〇 欠  員(0名) 〇 説明のため出席した者      市長               北 村 正 平      副市長              栗 田 隆 生      副市長              河 野 一 行      教育長              山 本 満 博      総務部長             大 畑 直 已      総務部付理事           栗 田 富 夫      危機管理監            中 田 久 男      企画創生部長           藤 村 啓 太      財政経営部長           後 藤 裕 和      市民文化部長           大 石 和 利      スポーツ・文化局長        吉 本   寿      健康福祉部長           小 澤 一 成      健やか推進局長          仙 島 秀 雄      産業振興部長           秋 田 弘 武      商業観光局長           内 記 秀 夫      都市建設部長           八 木 重 樹      基盤整備局長           宮 田 康 司      環境水道部長           森 田 耕 造      会計管理者            池 谷 純 一      病院事務部長           山 崎 仁 志      教育部長             景 山 晶 夫      監査委員             鈴 木 正 和      監査委員事務局長         高 橋 康 宏 〇 出席した事務局職員      議会事務局長           杉 本 容 一      議会事務局次長          幸 山 明 広      主幹兼議会改革・法制担当係長   松 本 仁 宏      議事担当係長           遠 藤 明 寛      庶務担当係長           中 司 里 香      議事担当主任主査         野 口 あゆみ                         午前9時00分 開議 ○議長(西原明美議員) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) 日程第1、一般質問を行います。  順に発言を許します。5番 多田 晃議員、登壇を求めます。多田 晃議員。           (登       壇) ◆5番(多田晃議員) 皆さん、おはようございます。  藤新会の多田 晃でございます。  早速ですけれども、通告に従いまして11月議会最初の一般質問を行います。  それでは最初に、標題1、交通安全日本一の実現に向けて。  市長の重点施策であります交通安全日本一への取り組みとして一層の強化を図るために、本年度から協働政策課内に交通安全対策室を設置いたしましたが、交通安全というものは、なかなか難しい課題であると感じております。劇的な改善策があればいいのですが、まだ誰も見つけることはできておりません。今は、一歩ずつ安全に近づく対策を我慢強くやり続けることが日本一に近づくのではと思い、次の3点について伺います。  (1)市内の事故件数が多い箇所にはどのように対処しているのか伺います。  (2)交通強者(ドライバー)が事故を起こさせないための施策と交通弱者(子供や高齢者)が事故に遭わないよう自衛するための施策はどのようなものがあるか伺います。  (3)ドライバーへの意識改革について、どのような対策を講じているか伺います。  標題2、商店街の活性化について。  本年度から商業観光課内に商店街活性化推進室が設置され、市長の施政方針の中でも、商店街がみずから実施する活性化事業の助成拡大や広域観光施策・市民団体の誘客イベントなどと連動した商店街活性化に取り組むとありました。まだ設置されて8カ月ではございますけれども、以下のことについて伺います。  (1)今年度の事業について、主要事業である商店街誘客促進事業と商店街魅力アップ応援事業の進捗状況を伺います。  (2)商店街の活性化には商店街にある個店の強化が欠かせませんが、どのように考えているか伺います。  (3)本市は夜間人口が昼間人口より高いが、夜間人口をターゲットとした商店街活性化策を打ち出せないか伺います。  (4)最近、観光客向けにナイトタイムエコノミーというキーワードがございますが、夜遊びという観点ではなく、お土産等夜間に買い物ができる仕組みができないか伺います。  以上、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) おはようございます。  多田議員にお答えいたします。  今議会では、交通安全対策についての御質問を幾つかいただいております。  交通安全対策は喫緊の課題でございまして、今後、改めて覚悟を持って、本腰を入れて対応をしてまいりたいと考えております。  最初に、御質問の交通安全日本一の実現に向けての2項目め、交通事故を起こさないための施策と、交通事故に遭わないための施策についてでございます。  交通事故は、被害者や加害者といった当事者だけではなくて、その家族までも巻き込んで、平穏で幸せな生活を一瞬にして奪ってしまう大変悲惨なものでございます。本市では、こうした悲惨な交通事故のない安全・安心のまちづくりのために、交通安全日本一を目指しまして、さまざまな取り組みを実施しているところでございますが、さらに、総合的かつ効果的に推進するため、本年度より交通安全対策室を設置いたしまして、市役所内はもとよりでありますが、関係機関とも連携しながら、スピード感を持って各種の施策を進めております。
     交通事故の防止に向けましては、議員御指摘のとおり、事故を起こさないためにドライバーは何をすべきか、事故に遭わないために子供や高齢者などは何をすべきか、双方向からのアプローチが必要です。具体的には、まず事故を起こさないためには、交通安全意識の向上がもっとも重要でありますので、街頭啓発や街頭指導によってドライバーへの注意喚起を繰り返し行っておりまして、今後も、警察など関係機関との連携をさらに強化して啓発を進めてまいります。  また、事故を起こさないためのハード整備といたしましては、例えば歩道と交差する路地出口へのハンプの設置。ハンプというのは、ちょっとした山ですね。それから、ICTやIoTを活用した横断歩道や路面標示の工夫なども今後検討をしてまいります。  一方、交通事故に遭わないための子供の事故防止対策といたしましては、市内全ての小・中学校や高校で交通安全教室を開催いたしまして、自転車の安全利用などに力を入れた教育を実施しております。  また、高齢者の事故防止策といたしましては、これまでも実施してまいりました各種の交通安全教室に加えまして、本年度からの新たな取り組みといたしまして、市内全地区の高齢者を対象といたしました体験型の交通安全教室を開催いたしまして、多くの高齢者の皆様に参加をいただいているところでございます。  さらに現在、県内初となります民間の損害保険会社と交通安全の推進に特化いたしました連携協定の締結に向けて協議を進めておりまして、ICTの活用やバーチャルリアリティー技術を用いて、実際に事故や危険な状況を疑似体験することで安全意識の向上を図る交通安全教室や、先端情報や器材の提供を受けた交通安全教室の開催など、連携による新たな取り組みも実施をしてまいります。今後も、交通安全日本一に向けまして、警察等との連携をさらに強化いたしまして、道路環境などのハード面の整備と世代に応じた意識啓発などのソフト面の充実に継続して取り組んでまいります。  次に、3項目めのドライバーの意識改革に向けた施策についてのことでございます。交通事故を起こさないための意識改革に向けましては、まず、安全確認の徹底など安全運転意識の向上が重要となりますので、年4回の交通安全運動期間を中心に行います徹底した街頭啓発や街頭指導に加えまして、各種のイベントや交通安全教室などにおける啓発活動によりまして、ドライバーの安全運転意識の向上を図っております。  また、本年度から市民総ぐるみのふじえだ交通事故ゼロ作戦と称しまして、自治会や事業所など市民全体を巻き込みました無事故・無違反コンクールを実施しているほかに、自治会との連携によりまして交通安全宣言書を各戸で署名していただくなど、市民一人一人に裾野を広げまして、交通安全に対する意識の高揚と無事故・無違反の推進に関する機運の醸成を図っております。  さらに、先日開催されましたせとやまるかじりの会場では、親子三世代交通安全教室と題しまして、プロのスタントマンによります交通事故の再現などを取り入れて、会場を訪れた多くの方々に、身に迫る恐ろしさを肌で感じていただきまして、安全意識の向上と正しい運転やマナーの大切さを強く訴えることができました。  今後も、こうした交通安全教室などを数多く開催いたしまして、さらには、ICTやIoTといった先端技術も導入しながら、地道な啓発活動を根気よく続けていくことが、ドライバーとなる市民の意識に着実に浸透して、子供から高齢者まで市民全体が交通安全意識を身につけた交通安全日本一のまちになるものと考えているところでございます。  次に、今度は標題2の商店街の活性化についての2項目め、商店街の個店の強化についてでございます。  議員御質問の商店街の活性化につきましても、まさに重要な課題でございます。  商店街の活性化には、多くのお客さんを呼び込める魅力的な店舗が必要でありまして、その効果が商店街全体に波及することによって、にぎわいが生まれ、活性化につながってまいります。  そこで本市では、個店の強化に向けまして蓮華寺池公園周辺のランチマップなど、魅力ある個店を紹介するチラシなどによりますPR事業や、あるいは藤まつりでのれんげじスマイルホール利用者商店街回遊事業などによりまして、やる気のある個店への支援を行っております。  また、各店舗の魅力を増しまして、新規顧客を確実にふやす取り組みといたしまして「まちゼミ」、このまちゼミを推進しております。中でもまちゼミは、得をするまちのゼミナールの略でございますが、商店主などが講師となりまして、プロならではの専門知識や、あるいは技術、また、生活に役立つ知恵などを無料で受講するお客様に伝える催しでございまして、本市では、他市に先駆けて平成25年度から取り組み、毎年度2回開催をしておるところでございます。まちゼミの受講者にとっては、魅力ある新しい店舗が発見でき、また、商店側も新規顧客の獲得につながるなど大きな効果があることから、受講者と店舗の双方から大好評の催しとなっているところでございます。中には、このゼミナールに参加できなくて、順番待ちとか、あるいは諦めたというような人もいるくらいの状況でございます。加えて11月6日には、まちゼミ関係者が一堂に会しまして、事例紹介や情報交換などを行いますまちゼミフォーラムを県内で初めて開催いたしまして、県内外から約100名の商業者などが藤枝に集いまして、熱心な研究発表を行いました。この席に私も同席いたしましたが、大変熱心で、私も参考になったところでございます。特に、本市のふじえだ・まちゼミの特徴でございますSNSでの情報配信や、あるいは駅前図書館との連携事業などの事例を紹介いたしまして、本市の商店街のPRも効果的に行ったところでございます。  今後は、初めて実施したこのフォーラムや、これまで継続しているまちゼミの成果をしっかりと分析いたしまして、引き続きやる気のある個店への支援とPRに努めて、商店街の活性化につなげていきたいと考えているところでございます。  残りの項目につきましては、担当部長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 私から、標題1の交通安全日本一の実現に向けての1項目め、市内の事故件数が多い箇所の対策についてお答えします。  本市の交通事故の発生状況は、追突、出会い頭による事故が最も多く、特に、信号機がない交差点での交通事故発生率が高いため、交差点における安全対策が最も重要となります。  そこで、事故が多い箇所は、市職員と警察と一緒になって現地を確認し、早急な対策をとっております。藤枝警察署は、交通規制を伴う信号機や横断歩道、停止線などの設置を県警本部に対し積極的に働きかけ、本市では、カラー舗装や道路区画線、路面標示、道路照明灯などの設置を現場に即した安全対策を速やかに実施しております。  さらに、速度規制による安全対策としてゾーン30交通安全施設整備事業や、小・中学生を守るための緊急合同点検通学路整備事業など、多種多様な事業を実施して、効果的な安全対策に努めているところでございます。私からは以上です。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 私から、標題2の商店街活性化についての残りの項目についてお答えします。  最初に、1項目めの商店街誘客促進事業と商店街魅力アップ応援事業の進捗状況についてですが、本市では、商店街は単に食料品や生活用品などの供給の場としてだけでなく、近隣住民や来訪者の交流の場でもあり、地域経済の重要な拠点ゾーンと考え、その活性化に取り組んでいるところです。  御質問の1つ目の商店街誘客促進事業は、旧東海道の商店街への誘客と回遊性の向上を図ることで、商店街の交流人口の拡大を目指す事業です。旧東海道商店街は、恵まれた歴史や魅力にあふれた文化を保有していることから、商店街の店舗をめぐる、商店街まち歩きツアーを来年3月に初めて実施する計画で、現在準備を進めております。  ツアーでは、参加者の興味を拡大するため、物づくり体験ツアー健康まち歩きツアーなど、工夫を凝らした内容を盛り込み、多くの参加者が集まることを期待しております。また、今回の結果をもとに、将来的には、商店街ツアーの常設化も目指していきたいと考えております。  次に、2つ目の商店街魅力アップ応援事業ですが、この事業は、各商店街がみずから企画し、実施する活性化強化事業を幅広く支援するものです。各商店街からの提案は、外部有識者による審査の結果、駅前商店街や白子商店街など5つの商店街の事業を補助採択し、既に白子100円笑店街事業や上伝馬定期市開催事業、駅北フェスタ開催事業などが実施され、来訪者からは好評を得ているところです。  また、本年度から新たに市民活動団体や個人が商店街で行う誘客活動も支援の対象とし、地名を文字ったローカルキャラクターをあらわした缶バッジの個展の開催など2件の支援を実施したところです。  今後も、引き続き商店街や市民活動団体などと連携し、商店街への誘客を促進することで商店街の活性化を目指してまいります。  次に、3項目めの夜間人口をターゲットとした商店街活性化対策についてですが、平日の昼間、他市町で働いている市民を、いかに地元の商店街に呼び込めるかは、商店街の課題の一つであります。  現在、BiVi藤枝を初め、駅周辺では、夕方以降の藤枝駅利用者を対象に、夜間営業などによる利便性向上に努めております。また、株式会社まちづくり藤枝が主催して、駅南北広場で、夕方から行うラブローカルマーケットを平成27年度から定期的に開催しており、市内の飲食店や雑貨店などが出店し、多くの市民でにぎわっております。さらに、市長から先ほど申し上げたまちゼミの一部を夜間に開催し、昼間は仕事で多忙な人たちを商店街に誘客するための取り組みも行っているところです。  また、休日を中心に開催する商店街のイベントなどでは、平日、商店街に立ち寄れない市民を集客し、各商店街の魅力を感じてもらうことで、市内の個店の魅力を再認識してもらい、各商店街の活性化につなげております。  今後は、夜間に生活必需品等が購入できる店舗の拡大など、夕方以降の市民の利便性向上に向け、商店街や活性化団体などと協議していきたいと考えております。  次に、4項目めの観光客が夜間に土産物等を買える仕組みについてですが、まず、ナイトタイムエコノミーとは、訪日観光客に向けて夜間の消費活動を喚起するものですが、現在、本市でも外国人観光客が増加傾向にあり、玉露の里を中心に本市を訪れる外国人観光客は、宿泊を含めて昨年度は3万1,537人で、平成26年度の1万4,902人と比較しますと、3年間で約2倍に増加しております。  このような中、本市の夜間営業の実態としては、コンビニエンスストアやファミリーレストランなどのフランチャイズ店、居酒屋、飲食店など、深夜まで営業する店舗が、駅周辺を中心に多数出店しております。このうち、一部のコンビニエンスストアでは、藤枝の土産物やオリジナル商品などを販売し、藤枝を訪れた人たちの購買意欲を満たしております。また、訪日観光客の誘客に向けた宿泊助成事業や、駅南口に設置しているおもてなしコンシェルジュによる駅周辺の飲食店等の案内など、行き届いたおもてなし環境の整備が好評で、本市を訪れる外国人の増加に寄与しております。  今後の夜間営業の拡大につきましては、各個店の実情と観光客の推移を勘案する中で、商店街とともに検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員、よろしいですか。多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 御答弁ありがとうございました。  それでは、早速ですけれども再質問に移らせていただきます。  まず最初の、市内の事故件数が多い箇所、いろいろ対策はされているということでございますけれども、実際にどこの交差点が事故が多いのかというのを、ちょっと御答弁いただけますでしょうか。お願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 市内で事故が多い交差点でございますけれども、多いほうから、県道では島田岡部線、旧の国道1号でございますけれども、そこと、藤枝停車場線の交差点、青木の交差点でございますけれども、ここで平成24年から28年までの5年間で28件、それから次に善左衛門停車場線と青島焼津線の交差点で22件、それから上青島焼津線と本町大東町線の交差点、これは西高橋から南へ下ったところの交差点でございますけれども、ここで20件、また市道では、藤枝駅吉永線と小川青島線の交差点、これはBiViの南側になりますけれどもそこで15件、同じく藤枝駅吉永線と青葉町高柳線、これは順心高校の南側になりますけれどもここの交差点で12件、本町大東町線と小川青島線の交差点、これはベークライトの南側でございますけれどもここで9件、これ以外にも多くの交差点で事故が発生しておりますけれども、主なところはこんなところでございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 最初答弁いただいたときに、信号のない交差点で事故が多いということだったんですけど、今聞いたところ、全部信号があるように感じるんですけど、そこをちょっとお伺いしてもよろしいですか。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 事故の個々の交差点の件数自体を見ますと、今言ったような信号機がついている交差点が多いわけでございますけれども、全体的には、信号機がついている交差点自体がほかの交差点と比べて圧倒的に少ないものですから、全体的には信号機がない交差点のほうが事故が発生しているということで、最初の答弁では信号機のない交差点ということで答弁させていただきました。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 発生率が高いという認識でいいと思いますので、そうさせていただきます。  私は、このような事故の多い交差点で、今、お答えいただいた県道の多いほうが28件、22件、20件、5年間ですけれどもこれだけで70件あるわけですから、この5年間でここの交差点で事故を起こさなければ70件実際に減るということになります。そういった交差点の事故の根絶を目指せば、少しでも交通事故が減るのではと考えまして伺ったわけでございますけれども、それでは事故の多い交差点では場所を教えてもらいましたけれども、どのような特徴があるのかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 個々の交差点で共通したような特徴があるということではございませんけれども、今挙げた交差点につきましては、いずれも交通量が多く、渋滞しやすいような交差点で発生していると、こういうところが状況としては見られます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 最初の答弁でもございましたけれども、警察とも連携して速やかな対応をしていただいているということは十分に承知しております。  先日の死亡事故の次の日に、交通安全対策室の方を先頭に、すぐに街頭に立っていただいたというのも感動したわけでございますけれども、そのような交差点でも毎年事故が起きているというもの事実でございます。  そこで提案なんですけれども、このような事故の多い交差点というのを市民に向けて周知してみてはいかがかと思います。もしくは、看板などをつけて、ここの交差点は市内の事故現場のワースト2ですよとか、ワースト3ですよという看板をつけて、そこの交差点を通る人、利用する人に、ここの交差点は危ないんだなと知ってもらうことが重要だと思いますけれども、そこら辺はいかがでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 先ほどから話題になっていました交通事故の多い交差点、これはおわかりのとおり信号機も設置されておりまして、横断歩道も設置されているという状況で、新たなハード的な対策、これは非常に難しい状況にはございます。  そうしますと、今後も、ハード面、ソフト面、両面から対策のほうは検討していきたいと思っておりますけれども、今、御提案いただいたようなソフト的な対策、看板等を立てるとなりますと、公安委員会との協議等も必要になりますけれども、公表を含めてしっかりと検討をしてまいりたいと思います。以上です。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) やはり交通事故を起こさないためには、ドライバーの意識の向上、そして、新しく車を購入される予定の方は自動ブレーキシステムのついているものをお勧めして、では(2)の問題に移ります。  交通事故を起こさないための施策と、交通事故に遭わないための施策についてでございますけれども、小・中学校や高校で、自転車の安全利用についての交通安全教室を行っているというお答えでしたけれども、小学生、中学生を対象とした主な取り組みと今後の展開についてちょっともう少し詳しくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 小学生、中学生を対象とした取り組みの内容でございますけど、小学生に対しましては、まずは市内全校で交通安全リーダーと語る会、これには交通安全指導員や地域の方も参加されて、一緒にどうしたら交通事故に遭わないか、子供と一緒に考える機会になっておりますけれども、そういうものを開催しておりますし、特に、小学生になりますと自転車に乗り出して行動範囲も広がって、そういう交通事故に遭う危険も高くなってきますので、3年生を対象に自転車の安全ルールブックを配付したり、あるいは4年生になりますと、自転車の運転免許制度、こういうものもやっております。また、5年生になりますと、子供自転車大会の参加ということで、その前の練習を含めて、安全意識、実技、そういうものもやっているところでございます。  また、中学生に対しましては、先ほど市長答弁の中でもありましたけど、プロのスタントマン、これはスケアードストレート方式といいまして、実際にスタントマンが自転車同士の正面衝突を再現する、あるいは車と実際に衝突をするということで非常にショッキングな場面でもありますけれども、そういうことで事故の恐ろしさを間近で実感してもらう、こういうことで非常に効果が上がっているわけですけれども、こういう交通安全教室をやっております。  また、今後のことになりますけど、やはり交通安全意識を高めるというのは、やはり交通安全教室を継続していくことをまずは続けていきたいと。それとともに来年度、市長答弁でもありましたが、損害保険会社との連携を活用してICTを使った器材、こういうものを提供していただいたり、あとは保険会社から講師の派遣を受けて新しい視点での安全教室、こういうものも開催をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 小学校3年生、4年生、5年生でルールブックを配って、免許制度をとって大会を開くと。小学生の段階から毎年このようにやっていったら、これを大きくなっても忘れないでいただきたいなあというふうに思ったわけですけれども、平成27年6月から道路交通法の改正によりまして自転車運転者講習制度というのが導入されました。これは皆さん御存じだと思いますけれども、これは自転車を乗っていても違反したら講習を受けなさいよという制度でございますけれども、この制度の違反者というのが、4割が高校生なんです。高校生になるとやはり行動範囲も広がりまして、いろいろなところに出かけるようになると思いますけれども、その高校生たちに特化した取り組みというものができないかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 高校生に特化した内容でございますけど、これはふだんから交通安全指導員、あるいは交通安全協会の方々が中心に朝の街頭指導、啓発、こういうものをやっていただいておるところでございます。また、各高校でも、やはり学校独自で年間を通じて学校周辺を中心にやはり生徒みずからも出たりしたりして指導をいただいているところでございます。  その中で、本市としましては、まず高校生に対しては1年生を対象になりますが、市内全校での通学時の交通事故防止のために、講義や実技指導の自転車マナーアップ教室、こういうものも実施しております。  また、市内の高校を輪番制で、毎年2校自転車マナー向上対策の推進モデル校に指定をさせていただきまして、年2回、指定された高校と協力して、交通ルールのマナーの街頭での実践指導、こういうものも行っているところでございます。こういうものは高校生に対しても引き続き年間を通じて関係機関とも連携して、街頭での指導を継続していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) そうですね、1年生のときのマナーアップ教室というのは、小学生のときに習ったことを思い出してくれる年代がそろそろ高校生なのかなというふうに感じます。やはり通勤・通学時に危ないなあと思うのは高校生ですので、継続していっていただきたいと思います。  次に、高齢者教室でございますけれども、これは全地区対象ということでございましたが、成果というものがあったのかどうかちょっとお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 本年度から、実践型・体験型の教室を行っているわけですけど、本年度市内全域から22回の教室の開催を行いました。1回の単位が20人程度と少数の単位でしかできないものですから、22回で延べ400人の高齢者の方に参加をいただいております。これは自動車学校を利用しての教室になりますので、実際に講義だけでなくて実技も入っておりまして、そういう中で、非常にふだん体験できない急ブレーキの動作だとか、そういうものも体験することでいい機会になったという声はいただいております。  今後も、これは来年度もこの体験型の教室は継続をしていきたいと今考えておりますし、また、高齢者に対しましては、先ほどから申し上げたおります損害保険会社との協定に基づく事業も新たに加えていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) そうですね、これは実技もあるということで継続していっていただきたいと思います。今2回ほど損害保険会社との連携協定に向けて協議を進めているということでしたけれども、講師の派遣などというお答えでしたけれども、もう少しそこの連携協定の内容といいますか、まだ結んであるのかちょっとわかりませんけれども、教えていただけますでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 民間の損害保険会社との連携協定、これは県内初ということで、協定の締結式は今月の19日に今予定をさせていただいておるところでございますが、その中でこれはまだ協議を進めているところで、その中で実際には市長答弁にもありましたけど、VR技術あるいはタブレットを使った、例えば小学生でのタブレットを使った交通安全教室ができないかとか、そういうものも今協議をしております。  あとは、専門の講師の派遣はもとより、あとドライブシミュレーター、運転の体験もしてもらうんですけど、ドライブシミュレーターというのは疑似体験ですけど、そういうものを使った運転の適性診断、こういうものも提供でいただけるという話は聞いておりますので、こういうものを使った体験型の教室を来年度開催していきたいと。また、あわせて、例えば交通安全のイベント、ことしでいうとせとやまるかじりでやったわけですけど、こういうところで先ほど多田議員からも出ました自動ブレーキ搭載車両、こういうものの体験試乗、これまでにないそういうものも展開をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 無事締結できるようにお願いいたします。  では(3)のドライバーの意識改革に向けた施策についてでございますけれども、本年度から実施している市民総ぐるみの藤枝交通事故ゼロ作戦の取り組み状況と、今後の展開についてお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 藤枝交通事故ゼロ作戦ですけど、主なものとしましては、自治会との連携によります交通安全宣言書、これにつきましては6万9,267人の多くの市民の方に御署名いただきまして、それだけの意識の高い藤枝市であるという実感をしたところでございます。  また、市民総ぐるみの無事故・無違反コンクール、これは7月から12月まで、まだ実施中でございますけど、町内会でいうと今参加いただいているのが69チームで937人、あと事業所としましては、132チーム1,450人の多くの市民がチャレンジをしていただいているところでございます。  あと、ゼロ作戦の内容としては、高齢者を対象とした交通安全教室、こういうものも交通事故ゼロ作戦の中には位置づけをしております。  今後、来年度は引き続き無事故・無違反コンクールは継続をしていきたいと考えておりまして、あとは損害保険会社との連携に基づく新たな参加型・体験型の講習会もこのゼロ作戦の中に位置づけて、多くの市民の方が参加・体験できるイベント等も開催していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) このコンクールは継続していただきたい、私も議員たちに声をかけてチームをつくりたいなあと考えたところでございます。  ここで、少し紹介させていただきますけれども、配付させていただいたこの紙なんですけれども、「贖いの日々」という交通安全協会が発行している冊子がございます。この川柳のほうじゃなくて、裏側になります。「あがない」と、ちょっと難しい言葉なんですけれども、どういう意味かといいますと、賠償という言葉の古語になって、一般には罪を償う、あるいはそれに相当することを行うことということでございます。この冊子は、交通事故の加害者となって、千葉県市原の交通刑務所に服役している方の悔悟の手記でございます。これは昭和47年から創刊されておりまして、現在で52集を数えているんですけれども、この手記には、物心両面に重荷を背負ってこれからの生活を送ろうとしている受刑者の涙と反省の手記であり、行間には本人はもちろん、家族を含めた悲しみがにじんでおります。この小冊子を通じて、重大交通事故を起こして服役せざるを得なかった人たちの反省を教訓として、車を運転する全ての人々の戒めとしていただければ幸いですとございました。  私、この冊子を幾つか読んだことがあるんですけれども、中にはこの人はあんまり反省してないなという人も中にはいたんですけれども、でも、今でも私は運転する前の心の教科書としております。ちょっと藤枝の警察署に問い合わせをしてみたところ、藤枝の警察署にも置いていなかったのはちょっと残念だったんですけれども、ハード面の対策だけでなくて、ソフト面の対策として本年度から交通安全対策室というのができましたので、そこでこれを導入できないかなあというふうに思っております。これは悲しい話が多いんですけれども、それを読んでどういう感想を持ったかというのを話し合うだけなんですけれども、これを交通安全対策室から全庁に広げて、いずれ市内の企業に広がってくれたらなあという思いを持って、そこを一つだけ最後にお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) この提案、非常にいいと思います。  先ほど、冒頭交通安全日本一を掲げている以上、覚悟を持って本腰を入れると、私、言いましたけれども、こういうような気持ちが市民に伝わっているのかどうか。あるいは職員に伝わっているのかどうか。こういうようなことをもう一度みんなで考える必要がある。そういう意味ではこういうことは非常に重要だなあと思います。  もう既に藤枝市の事故の傾向、例えば交差点の出会い頭、それから追突。右折をしたときに、すぐ歩道を歩いていた子供とか高齢者をはねてしまう。でも、それが事故の約6割から7割と、わかっているんですね。  それから、高齢者が起因する事故が約6割。どこに事故が多いかということもわかっています。もうやることは決まっているんですよね。その意識をしっかり植えつけるというのが大事。先ほど高齢者の教室もやるということで、意識の高い人は来るんですよ。我々運転していて、危ないなあこの年寄りと思うことありますよね、全然無視して、俺は1回も事故を起こしたことがないなんていうふうに言っている人いますけれども、周りが気を使っちゃっているわけですよね。ですから、そういうような人たちをいかに意識を向上してもらうか。私はこの交通安全対策室をつくった以上、全力でこのことについては交通事故を起こすほどばからしいことはありませんので、ただ、今、渡邊警察署長、物すごい熱心です。事故があったら必ず自分が赴いて、何で事故があったのか、どうしたらいいのか、できることは何でもやると言ってますんで、私もこうしたいなあというふうに思っております。  ぜひまた議員のほうもこういうような提案がありますので、いろいろな面を教えていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。
    ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 市長、ありがとうございました。  きょう議会が終わったら、皆さんユーチューブで構いませんので、さだまさしの「償い」という曲がございます。時間があったら聞いていただけたらと思います。これは、交通事故の加害者の歌でございます。  それでは、標題2に移ります。  今回、この商店街の活性化について標題にしたことをちょっと後悔しているんですけれども、これも答えが、ゴールが見えないといいますか、難しい問題だなあというふうに感じているんですけれども、私はあえて商店街の中から、例えば油井議員のように商店街の中に住んでいる方ではなくて、外側の観点からで幾つか再質問させていただきたいと思います。  まずは、(1)の進捗状況についてでございますけれども、商店街誘客促進事業の3月の実施予定の商店街まち歩きツアー、これを期待しているということであったんですけど、売りは何になるのかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 現在計画しております商店街まち歩きツアーなんですけれども、こちらにつきましては、いわゆる旧東海道の歴史等を説明する説明者をぜひ一緒につけたいなあと。それだけではなくて、やっぱり商店街を立ち寄ってもらうために試食だとか、何らかの体験だとかというのも今計画している最中です。  こういうことによりまして、できれば商店街の魅力、各個店の魅力を再認識いただいて、リピーターとなっていただくというようなことを期待しているところでございます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 成功してもらえると、私も参加したいと思います。  では、商店街魅力アップ応援事業のほうですけれども、好評を得ているという最初の答弁でございましたが、現状というか、実際どのような状態なのかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 魅力アップ事業のほうなんですけれども、特に「100円笑店街」につきましては、大分開催をしておりますが、大体2カ月に1回ほど開催しております。毎回3,000人から5,000人くらいのお客さんが来ているということで、非常に好評なものでございます。  そのほかの各商店街のイベントにつきましても、非常に多くの方が来客していただいておりますので、我々としては、各個店のPRにもつながっているんじゃないかなというふうに考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 2カ月に1度ですけど、3,000人から5,000人というのは結構多いなあというふうに感じるんですけれども、単発の誘客というのはある程度可能なのかなあというふうに感じますけれども、長期にわたる誘客に対してどのようにお考えになっているか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 商店街の活性化、いろいろな策はあると思うんですが、まず、商店街に人がいないという状況では、これは個店の魅力アップだとか、何とかいろいろやっても、結局は、やはり商店街としては衰退していってしまうということで、まず、どうやって商店街に人を呼び込むかというのが、行政としても一番大きな課題ではないかなあというふうに我々は感じております。  そこで、今回のまち歩きツアーも開催するわけなんですが、今後は、やはり先ほど言いました旧東海道筋ですから、非常に多くの保有している歴史だとか、文化がありますので、こういうものを財産に、観光と商店街活性化というのはなるべく融合したような施策、そこから生まれたまち歩きツアーでもあるんですが、こういうものを今後も展開していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) 大変なことは理解しておりますけれども、商店街、やっぱりふえてほしいなあという思いは皆さん変わりないと思いますので、積極的に協力していきたいと思っております。  それでは、(2)の個店の強化についてですけれども、市長も参加しました町並みの参加者の意見や効果というのを少し教えていただけますでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) まちゼミにつきましては本当に好評でありまして、特に参加者のほうは、大変満足だとか、満足、これはアンケートをとっているんですけれども、ほぼ全員が、全員といってもいいぐらい、9割以上の方が満足、あるいは大変満足というお答えをいただいております。  また、店側のほうにもアンケートをとっておりまして、こちらでも約4分の3以上の方が、売り上げが上がったと、あるいは顧客がついたというような、新顧客もつきましたというようなお答えもいただいておりますので、やっている側、受けていただく側双方に非常に満足していただいているということで、まちゼミについては大好評いただいているという状況です。以上です。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) それでは、商店街活性化推進室ができた年に聞くのもあれなんですけれども、外側から見たという率直な疑問として、もし、行政が商店街の活性化にかかわらなかったら、商店街はどういうふうになると考えておりますか。お伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 大変難しい質問なんですけれども、全国にはもちろん行政が余りかかわりなく現在も継続してにぎわいを持っている商店街もないわけではないですが、全国的な傾向としますと、やはり商店街の衰退というのは全国的な課題というようなことでして、多分このまま行政がかかわらなければ、やはり先ほど言いましたとおり、我々も考えている、例えば人がいない商店街ではやはり幾ら個店が頑張ってもやはりそれは何ともならないというようなことになりますので、やはり側面的に支援することで、やはり人を呼び込むような施策、そこに何とか商店街が活性化して新しい個店、強力な個店が出ることによって、商店街が活性化する、商店が強固していくというような状況に持っていくことが我々としては大切かなあというふうに考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 多田 晃議員。 ◆5番(多田晃議員) もう時間がありませんので、(3)、(4)をひっくるめてですが、夜の時間というのが観光案内所も6時で閉まっちゃうわけですので、その夜の時間というのを外から来た人にもうちょっと上手に使えるように商店街と検討していっていただけたらという思いを伝え、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(西原明美議員) 以上で、多田 晃議員の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) それでは、次に進みます。6番 油井和行議員。           (登       壇) ◆6番(油井和行議員) 藤新会の油井和行でございます。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  今回、取り上げましたのは、藤枝のお茶ということです。お茶の産業振興と消費拡大についてでございます。  茶所藤枝の市民として、藤枝市の基幹産業であり、文化である「お茶」をもっともっと市内へ普及させたい。藤枝茶の持つ魅力をもっともっと藤枝市民に知っていただきたいとの思いで質問をさせていただきます。  多様化する消費者ニーズを背景に、特徴のある多様な茶の生産に意欲的に取り組む生産者や茶商がふえております。また、産地の特長を生かした品種の導入とブランド化など新たな商品づくりも活発化しています。  県では、ふじのくに山のお茶100選ブランドや、有機栽培、地域ブランドなど産地の特長を生かした戦略的な取り組みを推進し、消費者ニーズに合った商品開発など、生産と商工が連携した需要創出を図っております。  藤枝市もことし6月に、「ふるさと名物応援宣言」をしました。「藤枝茶を活かした食産業と観光」で地域活発化に茶レンジ!〜未来に繋ぐ藤枝茶応援宣言〜、をキャッチコピーに取り組み始めましたので、内容も含めて3点伺います。  1点目、現在取り組んでいる事業と成果について。  2点目、藤枝茶の普及・啓発の取り組みについて。  3点目、今後の産業振興と消費拡大の展開と戦略について。  以上、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 油井議員にお答えいたします。  御質問のお茶の産業振興と消費拡大についての3項目め、今後のお茶の産業振興と消費拡大の展開及び戦略についてでございます。  本市にとりましては、先ほどの多田議員の御質問、交通安全対策、それから商店街の活性化、これとともに農業の振興、これは力を入れるべき大変重要な問題だというふうに捉えております。  とりわけ茶産業につきましては、今まさに正念場を迎えておりますので、少し質問は簡単でしたけれども、具体的にお答えをさせていただきたいというふうに思います。  昨今、食のグローバル化や、あるいは日本人の生活様式の変化、さらには嗜好の多様化などによりまして、特に、リーフ茶を主体といたしましたお茶の消費形態、これが大きく変わってきております。このことは、茶産業、また茶産地にとりましてまさに正念場を迎えていると、私自身、強く認識をしているところでございます。  そこで、私は、全国の茶産地が同じ課題を抱えている中で、新たな需要を創出する絶好のチャンスでもあると捉えております。いわゆる消費者が求めるお茶づくり、このことに向けまして、生産から販売におけるこれまでの取り組みを戦略的に見直すということと同時に、国外でのお茶の消費拡大を視野に入れた新たな取り組みをこれまでにも増して進めていきたいと考えているところでございます。  そのために、本市が現在、3つの基本方針を掲げているところであります。  その一つが藤枝茶を継承する茶業経営体の育成、それから藤枝茶の需要創出と消費拡大、さらに魅力あふれる藤枝茶文化の情報発信と振興、この3つの基本方針によりまして、事業を展開しているお茶の振興をさらに力強く進めるために、魅力あふれる藤枝茶を改めて地域資源と位置づけて発信する、いわゆる議員も御指摘のふるさと名物応援宣言を行ったところでございました。  このふるさと名物応援宣言は、藤枝の代表的な特産物でございますこのお茶を、商品開発や販路拡大など、さまざまな形で活用いたしまして、関係者の創意工夫を促して、連携を図りながら盛り上げていくものでございます。  その新たな取り組みの1つ目といたしまして、収益のあるお茶づくりと、お茶の高付加価値化であります。特に、国内外で需要が高まっている有機抹茶への取り組み、これは従来から本市は有機・無農薬栽培、これに取り組む生産者が多いという強みがございます。健康志向の高まりなどによりまして、いわゆるオーガニックで安全・安心なお茶、また、飲むお茶よりも食べるお茶、このことに製品化される抹茶の売れ行きが伸びているという実態から、このチャンスを生かすように、本市では、有機栽培への転換支援と、有機抹茶の原料となりますいわゆる碾茶施設、この導入支援を計画的に進めておりまして、抹茶を活用した製品開発や、あるいは海外進出も促進してまいりたいと考えております。  2つ目といたしまして、ターゲットを定めたお茶づくり、あるいは新商品の開発が挙げられます。現在、若手の生産者や、あるいは茶商、またJAなどと連携いたしまして、朝比奈玉露のうまみ、あるいは藤枝かおりの花のような香りなどの特徴を前面に出した飲料品開発に取り組んでおりまして、お茶に対するこだわりを持つ消費者に訴求する販路開拓を進めてまいります。  そして、これらの取り組みを進めるため、本年度、先ほど申し上げました本市が他市に先駆けて行いましたふるさと名物応援宣言、この宣言によって国の支援が得やすくなるというメリットを最大限に生かしまして、茶業関係者を初めとした、お茶を食材に使う食品業者、あるいは飲食店主こういったようなことなどへ藤枝茶を使った商品開発や、あるいは販路開拓などへの支援の活用を働きかけてまいりたいというふうに思っております。  さらに、来年度から次世代農業総合創生プロジェクト、このプロジェクトを立ち上げまして、茶業の再生におきましても地域農業振興基金、これは今ずうっとためておりまして8億円くらいありますけれども、この地域農業振興基金を活用いたしまして、次世代につなげる本市の茶産業の確立と消費の拡大に向けた一層の展開を図ってまいります。  残りの項目につきましては、担当部長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 私から、御質問の残りの項目についてお答えいたします。  最初に、1項目めの現在取り組んでいる事業と成果についてでございますが、本市は、先ほど市長が申し上げたとおり3つの基本方針に基づき、具体の事業を展開しております。  まず、藤枝茶を継承する茶業経営体の育成として、未来へ残すべき茶園の基盤整備や、藤枝産有機抹茶の海外輸出等に向けた生産体制の強化などに取り組んでおります。  次に、藤枝茶の需要創出と消費拡大では、オール藤枝で、茶商、JA、行政が立ち上げた日本一おいしい藤枝茶づくり研究会による新たな藤枝茶のブランドづくりなどを進めております。また、特色のある朝比奈玉露、藤枝かおりを活用し、国内外の富裕層や女性をターゲットとした新商品の開発にも取り組んでおります。  次に、魅力あふれる藤枝茶文化の情報発信と振興では、子供たちが将来にわたり藤枝茶を愛飲してもらう取り組みとして、藤枝ジュニアお茶博士を認定し、藤枝茶の伝道師として各種イベントでの呈茶サービス等において活躍していただいております。  また、全国で唯一手もみ茶として、天皇、皇后両陛下に献上する謹製事業を17年ぶりに本市が主催して開催し、香り高い藤枝茶として手もみ技術のすばらしさを改めて内外へ発信することができました。  このような取り組みを通しまして、生産面、販売面、文化面の多岐にわたり、生産者、茶商、市民と連携したお茶のまち藤枝としての展開や発信を図ってまいります。  次に、2項目めの藤枝茶の普及・啓発の取り組みについてですが、藤枝茶を市民に広く認知してもらい、愛飲していただくため、藤枝ジュニアお茶博士認定制度や、茶商等による小学校におけるお茶の淹れ方教室の開催、市内小学校、中学校の学校給食時における藤枝茶の提供、さらには藤枝茶の特徴である中山間地域に広がる美しい茶園景観や、藤枝茶の歴史、伝統技術を紹介する藤枝茶PR動画の作成と活用などに取り組んでおります。  また、「藤枝茶良(さい)発見」事業、さいとはお茶に良いと書きますが、「藤枝茶良発見」事業によりまして、市内お茶生産者と料理人がペアを組み、新たなお茶の活用法を研究し、お茶の料理教室、ボンマルシェへの出店、お茶のフルコース料理披露などのイベントを通じて、これまでにないお茶の楽しみ方を広く発信することで、お茶の消費拡大を目指す取り組みを行いました。  さらに、地域資源を活用・発信する藤枝おんぱくでは、天下一闘茶会として、全国最優秀のお茶の匠がそろう藤枝ならではの体験プログラムを開催し、藤枝茶の魅力をPRしております。この藤枝闘茶会は海外に進出し、10月に台湾台南市で開催しました藤枝物産展において、本市の若手茶商が藤枝茶の入れ方や楽しみ方を紹介いたしまして、約300名もの参加をいただき大変好評でした。  今後とも、このようなお茶のまち藤枝ならではの普及・啓発の取り組みを、JA大井川や地元茶商と連携し展開してまいります。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員、よろしいですか。油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。  取り組んでいる事業と成果のほうでございますけれども、今、基盤整備の事業についてですが、藤枝市の茶園というのは、傾斜地が多くて作業が大変だということを聞いております。毎年、乗用型の摘採機を導入しているということでありますが、導入の実績的には、鹿児島などの平地の大規模経営による茶園産地との生産的に競争ができるのかどうかということについて伺いたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) ただいまの御質問は、いわゆる大規模経営の生産地との競争ということだと思いますけれども、そういった産地との生産量、あるいは価格競争といったことでの勝負ということはすべきではないというふうに今考えております。  本市のお茶の差別化、あるいは高付加価値化こうしたことによりまして、競争していく、勝負していくべきだということで考えておりまして、本市では先んじて有機栽培にも取り組んでいますし、朝比奈玉露とか藤枝かおり、こうした特徴あるお茶がございますので、こうしたものを活用した商品開発、こうしたものを行うことによって他の茶産地との違いを出していく、あるいは特長を生かした高い価格での勝負をしていくということで競争力を高めていきたい。そうした中で基盤整備、あるいは機械等の導入によって生産効率も上げていくということで考えてございます。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) やはり茶園の大きさによってとれる量が違うと、また、平地と斜面ではやはり作業の効率も悪いということで、そういったところでは競争するべきでないということでありました。  そういう中山間部が多い藤枝ですけれども、利益的に効果を上げるためには、今のご答弁もありましたけれども、有機栽培であったり、無農薬栽培へ転換していくということがよりよい方法だということではございますが、ブランディング化、藤枝茶をそういった意味で無農薬とか有機栽培というブランディング化することで価値を高めることが重要ですが、転換するには、それなりの今までやっていたものが急に無農薬であったりとか、有機栽培ということにはできないと思うんですけれども、転換する農家に対する補助といいますか、援助というものはどのようなものがあるのかお伺いします。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 有機栽培、あるいは無農薬等への転換への支援ということでございますけれども、本市では先ほどお答えしたとおり、有機茶に先んじて取り組まれている農家が多いということでございますけれども、さらに進めていくために、市長の答弁にもございましたように有機碾茶炉、こうしたものに取り組む生産者への支援を行うことを始めて、国の支援事業を活用いたしまして、これは環境保全型農業直接支払交付金というものがございまして、こういうもので支援してございます。  さらに、有機緑茶の普及拡大を図るということで、転換した際に、未収期間、収入が上がらない期間がございますので、そうした期間への支援でございますとか、有機JAS認定の取得こうした取得への支援、こうしたものを図っていきたいと。さらに、県では有機栽培についても研究しておりまして、そうしたマニュアルが出てくれば、そうしたマニュアルをJA等に働きかけて、生産者に普及させていくとこうした数々の取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) 藤枝市のある意味そういう方向性みたいなものが出ていると思いますので、そういうお茶農家が本当に自信を持ってつくれるような茶づくりに励んでいただければと思います。  それでは、藤枝茶の普及・啓発の取り組みのほうの質問に移らせていただきます。  藤枝茶の普及ですが、現在、藤枝の煎茶は少なくなってきていると伺っております。一部地域では、煎茶を茶葉からもんでいるところが少なくなって、碾茶であったり、かぶせ茶、一部は玉露農家と聞いていますが、こういうところの把握というのはどうでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 本市のお茶の生産でございますけれども、摘採時期が早い場所、こうしたところでは煎茶を中心に生産してございますが、いわゆる中山間地等の摘採がおそい場所につきましては、付加価値を高めた今御質問にありましたような玉露、かぶせ茶、碾茶、これは抹茶のもとになるものでございますが、あるいは有機栽培、無農薬茶等は生産されてございます。  特に瀬戸ノ谷の市之瀬、あるいは朝比奈の青羽根、玉取、小園といった地区では、碾茶の生産が盛んに行われているというところでございます。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) 私もお茶といいますと、お茶と聞いて思い浮かべるのが緑茶、煎茶でございました。多分、市民感覚としましても、藤枝茶と言われても、そういったように緑茶であったり、煎茶ということを思われるのではないかと思うんですけれども、こういった藤枝市がいろんなことで取り組んでいるという中で、1点、ブランド茶ということについてお伺いしたいと思います。  現在、静岡県では、無添加のお茶を条例として定めておりますが、一部では添加物を入れたお茶というものも出しております。藤枝茶ブランドに対しては、どのように考えておられるのか伺いたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) まずは藤枝茶ということの捉え方でございますけれども、私どもといたしましては、まさに藤枝で栽培されているお茶全体を藤枝茶として位置づけてございます。  そうした中で、県の条例との関係に関しましては、ブランドづくりでございますけれども、県条例に関しましては、これまでいわゆる添加物の規制という内容の条例でございまして、今、見直しの作業がされておりまして、県のほうでは、新たな静岡茶の振興に関する委員会というのを設けまして、市長も行政の代表として参加しております。したがいまして、条例の中身につきましては、そこでの議論、あるいは県の方向性を待ちたいところでございますが、方向としては、より安全・安心な、粗悪品を除く方向というような皆さん一致しているところだろうと思います。  そうした中で、規制のあり方に加えて、静岡茶をどうやって振興していくかという考え方がございますので、その振興という面で、藤枝茶ブランドというものをいかに振興させていくかということで先ほど来申し上げております多様な藤枝市のお茶の種類、そうしたものをいわゆる付加価値化、こうした観点からブランディングをしていくということで進めてまいりたいというふうに考えてございます。
    ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) それこそ藤枝は、無農薬で有機栽培であったり、無農薬ということで力を入れていることでございましたので、添加物というと何か少し語弊があるのかもしれませんけれども、そういったもので今フレーバーティーなんかも多く出ております。  お茶の販路を拡大するとか、アイテムとして持つという意味では、そういったフレーバーティーなんかも1つの方向性なのかもしれないですけれども、やはりそういった新しいものに飛びつくのもいいんですけれども、藤枝市本来、お茶の本来持っている力というものをもっともっと太くするといいますか、お茶本来のよさというのを藤枝茶として出していくことが、藤枝市のブランドの一つと自分としては農業の素人ではございますけれども、新しいものに飛びつくんではなくて、根底にあるどっしりとした藤枝茶というものを今後も進めていっていただければ、そのことのほうが普及・啓発につながるというふうにも一つ考えております。  それでは、次の質問にさせていただきたいと思います。  先ほどお答えの中にもありましたけれども、昨年、「藤枝茶良発見事業」というのがありました。その中で、お茶を使ったレシピ集を出しています。  きょうはここにお持ちしたんですけれども、こういったもので、中を見ますと、いろんなパティシエであったり、料理人と一緒になって考えた、お茶を使った、飲むだけではなく、先ほど市長からもありましたけど、食べるという意味でのそういったレシピの本をつくっています。  お茶の新たな利用方法として、すばらしい、市民だけでなく、シティ・プロモーションとしても十分活用できるものと思っているんですけれども、このレシピ集は恥ずかしながら自分もこの質問をつくっていく中で目にしたものでありました。せっかくこんないいものがあるので、去年の事業であったのかもしれないんですけれども、こういったものをもっともっと市民の多くの目に見せる方法として、例えば「広報ふじえだ」にお茶のページというか、お茶の特集コーナーをつくって、こういった中のレシピを載せるであるとか、ホームページもあります。ホームページで、例えばそういったレシピを毎月とか、定期的に載せてやってみる、今それこそクックパッドみたいなのがはやっていますので、これを見た市民がじゃあつくってみようかな、これには中には料理を紹介するだけじゃなくて、材料であったり、つくり方が載って、本当にレシピ集でございますので、このレシピ集を見て、つくったらおいしかったよだとか、こういうふうにできたよというような反響、要はクックパッドの宣伝マンじゃないんですけれども、クックパッドなんかはよく自分がつくった料理を載せてこういうふうにできましたとか、そういう自慢じゃないですけど、ある種そういうのが載っています。そういうのを見ることによって、あっやってみようかなという喚起を図っているのかなあと思いますので、そういったものをホームページで載せることによって、今それこそインスタグラム、インスタブームでもありますので、市民が自分のつくったもの、食べたものの感想を載せてくれることによって、もっともっと生かされるんじゃないかと思いますけれども、こういったレシピ集をもっと広く公開すべき方法があると思いますけれども、それについてお考えはどうでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 「藤枝茶良発見事業」につきましては、ただいまの御質問の中にもありましたように、いわゆる市内のシェフとお茶の生産者がコンビを組んで、新しいものを開発していくということでございまして、お茶そのものの消費の拡大ということに加えて、お茶のイメージをより広げたということでは、効果的な発信ができたかなあというふうに、手前みそでございますが感じてございます。  こうした取り組みに関しましては、いわゆる料理教室であるとか、あるいはお茶のフルコースのディナーであるとか、そうした形で市民の方に多く参加していただいて、関心をお持ちいただきたいと思います。  今、御質問の中で御指摘がございましたように、それをさらに広めていくという取り組みは我々も非常に必要だと感じておりますので、今後、レシピの増刷でございますとか、あるいはホームページ等での発信、さらにSNS等を活用した相互交流により、より広い多角的な発信、こうしたものに努めていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) この「藤枝茶良発見事業」というのは、本当にすばらしい事業だと思いますので、例えば今BiVi藤枝の1階に産学官連携としまして食メディアラボ、ABCクッキングがされているんですけれども、そういったところでのコラボであったり、企業とか市民とか、そういう茶商なんかと一緒になって考えて、藤枝茶グルメメニューなんかもこれからできていくんではないかと思うんですけれども、今年度、こういった事業はやらないのかどうかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 昨年度の取り組みの中でも、このお茶を使った料理教室、こうしたものを東海ガスの「くりっぴーPLAZA」のお料理教室等で御協力をいただきまして、お茶を使ったメニューを指導していただいて、多くの若い女性の方を含め普及していただいたということで、開発されてきたものでございます。  今年度、この秋に産学官連携推進センターができまして、その中に食メディアラボということでABCクッキングができておりまして、ここにも本市の特産物を活用したお料理の教室をやっていただいて、藤枝がABCクッキングが発祥の地でございますので、藤枝らしい取り組みをしていただけないかということで御相談申し上げておりまして、前向きに捉えていただいております。  今後、そうしたメニュー開発等につきましても、ABCクッキングのほうでも取り組んでいただいて、何らかの形でお茶を活用したお料理教室、こうしたものも展開してより普及に努めていきたいというふうに今考えてございます。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) 飲むだけじゃない、食べるという意味でも、お茶の活用幅をどんどん広げていただいて、こういったことが普及していくといいのかなあと思います。  また、それこそ居酒屋グランプリ等なんかでいろんな食材をメーンにコンテストをやったりなんかもしていますので、藤枝にはそういう文化がもうできていますので、ぜひそういったいろんなところにそういうお茶を題材にして食べるとか、飲むためのお茶に合うお茶っ葉を使った料理を考えてくださいとか、そういうような形でいろいろあの手この手でできるんじゃないかな、また、ホームページなんかでは、自由に投稿するような場があれば、市民から提案をいただく、こんなものをつくってみましたというような形で、市民からこういろんなものを出してもらう、そういう土俵に乗ってもらうというのもいいのかなあと思います。  そういった意味で、お茶の普及・啓発につながればと思いますので、ぜひまたそういったことも考えていただければと思います。  では、次の質問に移ります。  普及・啓発としてまずやらなければいけないと思うのが、私個人の意見で申しわけないんですけれども、やはり市役所であったり、交流センターであったり、そういったところでのお茶のサービスというのがあってしかりじゃないかと思います。お茶のまち藤枝として名前を出しているんであれば、やはりそういったところを利用者に対してのお茶のサービスというのがあることによって、市民が当然お茶を飲むわけですけれども、市民がお茶を飲んでどうなのということではなくて、まだまだ藤枝市民がお茶のよさとかそういったものを全ての年代で受け入れられているのかなと思ったときに、どうなんだろうと。高齢者というのは、昔からお茶を飲んでいるので、家でも飲みますけれども、若い世代になっていく、また子供たちになっていくと、なかなか食事の場でお茶が出ているのに手を伸ばさないということもあるというふうに聞いています。そういった中で、まずはふだんからお茶を飲むことができるという意味で、市役所庁舎内であったり、交流センターなんかでのお茶のサービス、また、市役所なんかはいろんなところから視察に来られますので、そういった方たちに藤枝かおりのペットボトルがぼおんと置いてあるんではなくて、お客様の目の前で、急須でお茶を入れたものを出していただくというような形で出すべきではないかと思いますけれども、そういったサービスについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 今の御質問の御趣旨は、市民へのお茶、あるいはお茶文化の定着、これらをさらに進めていくべきじゃないかということだと思います。  例えば、静岡県はお茶の生産が盛んで、お茶の消費も多いんですけれども、鹿児島県はお茶の生産が静岡に次いで多いんですけれども、お茶の飲むという点では、1人当たりの消費量が少ないという統計があるというふうに伺っています。つまり、このあたりは非常にお茶が定着していると、一方で若い方中心にそうしたお茶に親しむ機会が失われているんじゃないかという危惧もございます。  したがいまして、こうしたお茶をたしなむとか、楽しむ、こうした習慣をつなげていくためにも、行政のいろんな機関で機会を設けてお茶を提供して、勧めていくということは非常に大事だと思いますので、今、御指摘があった、例えばロビーで毎日とか、あるいは視察のたびにということがすぐにはできませんけれども、例えば、ジュニアお茶博士の皆さんが、呈茶というお茶をサービスする振る舞いについて勉強されていますので、そうしたものを活用して、ロビーで市民の方々に子供たちから振る舞ってもらうことによってより浸透度が高まるという効果もありますので、春休みとか夏休みとかそういう期間を利用して、まずはそうしたことをやってみて普及に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) ちょっと補足をさせていただきたいと思います。  何か答弁を期待しているようですけれども、私もいろいろなところへ行ってお茶のサービスを受けるんですね。市役所へ行って、そのお茶に本当にそのつもりになっている市は、それなりのお茶を出してくれるんですよ。例えば、私が言って個別の名前を出すのはどうかと思うんですが、菊川市とか袋井市、こういうところはさすがにうまいなあと感じるんですね。茶わんも違うんですよ。私が行ったから出すんじゃないと思うんですよね。知事室とか、副知事室へ行くと、さすがにおいしいんですね。ただ、お茶がいいんじゃなくて、入れ方なんですよね。持ってくる人にもよるんですよ。そういうようなことも含めて、それが文化だと思うんですね。  お茶をこう、茶わんのところへ口をこんなふうに持ってね、呼び茶なんてよく言っているんですけど、こんなような出し方ではだめで、私は、例えばロビーなんかでやるときに、大体紙コップですよね。あれは本当のお茶の味が出ないんですよ。だから今藤枝で会議をやるときに、会議によっては、茶わんで急須で入れて出しています。大変多い会議の中で全部それだったら、職員がお茶をやるために仕事をやっているような感じになっちゃいますので、そこら辺の兼ね合いがありますけれども、やはり本当の味を市民に、あるいは来られた方に知っていただくということが大事だなあと思うもんですから、今のいろいろ例示を出していただきましたので、またどういう形がいいのかね、もう一度真剣に考えて、そういったような視点を入れていきたいなあというふうに思っております。  藤枝のお茶は好評ですよ。入れてくれるということで。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) 市長、ありがとうございました。  それこそ市民に対して、利用者に対してお茶を出すというのも、なかなか全員に出すとなると本当に物量であったり、出す方の仕事量というのも半端なくなってしまうので、やはりおいしいお茶を飲んでもらうというところからすれば、全員には行き渡らないのかもしれないですけれども、多い時間帯を見計らってある分のお茶を飲んでもらうであったりだとか、時期的とか、部署によって待たされるところがあるところで出すとか、また、ふだんお茶を余り口にされないであろう児童課なんかで、若いお母さん方に、待っている中で飲みごろのお茶を出すことによって、待たされる側も気持ちが落ちつきますし、やっぱりただ飲んでもらうんではなくて、出す方とそこで一言「藤枝の何々茶なんですよ」とか、「こういう入れ方をするとこうなるんですよ」と一言あることによって、飲む側もそこで会話が生まれるであったりだとか、いろんなお茶に対する感覚というのが変わると思いますので、そういった意味も含めてできたらいいのかなあと思います。  また、提案といいますか、またこれは私も商店街の一員としまして、先ほど多田議員もいろんな質問をしてくださったんですけれども、商店街なんかでもお茶屋さんじゃない商店街にお客さんが入ったときに、お茶どうぞ、一服どうぞみたいな形で出てきたら、これはいいんじゃないかなと非常に思った次第であります。  藤枝市の市民なので、やっぱりお茶に対するいろんな思い入れがあったりとか、まず、市民が宣伝マンになることによって、市民が消費するという意味ではなくて、市民がお茶の宣伝マンになると。そこで藤枝の市民の方がお客さんとして入っても、例えば、金物屋に入ったら、お茶が出てきて、えっ何だと思っても、そこでお茶のことを聞いたとか、個店が今力をつけなければいけないと先ほどもありましたけれども、大きな大規模店舗に対しての強みというのは、商店主と一対一で話ができ、じっくり話をして買い物ができるというところにあると思いますので、そういった部分でもお茶を一服出して飲みながら会話をして、買い物を楽しんでもらうということは、消費を上げるという意味でも、また、お茶を普及させるという意味でも一石二鳥じゃないかなあと思いますので、またこういったものも、またいつかそういった質問ができればいいかなと思っております。  そういうふうに普及・啓発というのは、藤枝市がいろんな海外に向けてとかいろいろやっていますけれども、市民一人一人がお茶をもっともっと詳しく知って、宣伝マンとなって伝えることができることが一番じゃないかと思いましたので、そういったことの取っかかりとして市長であったり、市役所であったり、交流センターで出てきたらどうかということの質問をさせていただきました。  それでは、残り時間も少なくなってまいりましたので、3つ目の今後の産業振興と消費拡大の展開と戦略についての質問をさせていただきます。  一般質問のほうで、大石信生議員も質問として取り上げておりますが、朝比奈玉露として販売していくということでありました。現実は、玉露は飲むこと、先ほどもありましたけれども、作法、入れ方によって味が大分変わるものであります。そういった飲むこと、入れ方が特別であって、意外とこれは販売拡大に向けるというのが難しいのではないかと思いますが、その点はどうお考えか、伺います。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 朝比奈玉露につきましては、独自のうまみ、こうしたものが高級茶として知られておりまして、生産者は、独自の直接の販路をお持ちになって、それの特長を生かしながら生産して販売されているということでございますので、そうした点でお茶そのものの消費量、生産量もそうなんですけれども、量は少ないですけれども、比較的高価格での流通というものがあるということでございます。  一方で、生産コストもかかっているという課題もございますけれども、そうした形でのブランドといいますか、それが保たれていますので、そうしたものを好む層への訴求をしていくということが大事だというふうに思っています。そのためのいろんな発信を工夫していきたいということが一つ。  それからもう一つは、そうしたものが直接玉露として、煎茶としてお茶を飲むという方法以外にも、玉露を使った商品、例えば、ボトリングだとか、新しい飲み方、こうしたものを提案していったり、あるいはそうした商品開発をしていく。こうしたことによってより広く普及させていきたいというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) 玉露というのは、なかなか大変な中でも生産者が独自のルートを持っていたりということでありましたけれども、また、ターゲットを絞るということで、最初の答弁のほうにもありました。なかなか高いお茶ですので富裕層をターゲットにということになってくるのかと思いますけれども、例えば、需要でありますけれども、玉露といえば、やはり目にする、耳にするというのは宇治玉露。宇治のお茶を使った何とかといういろんな商品がたくさん出ている、テレビでも目にしたり、耳にすることではありますけれども、そういった中で鹿児島や八女、宇治の玉露も碾茶に転換を図っているというふうにも伺っております。  その中で、そういった碾茶に転換を図っている中で、需要と供給のバランスから見ても、朝比奈玉露の入っていく余地というのがあるのかどうか。そういったよさを出していけば、わかってもらえるというところなのかもしれませんけれども、今、玉露から碾茶に転換を、よそでも図られている中で朝比奈玉露が入っていく余地があるのかどうか、ちょっと1点伺いたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 大きな傾向としては、抹茶ブームといいますか、抹茶を活用したいろんな商品開発もされておりますので、そうした消費の流れがあって、そこへ向かっていく流れがあると思います。  一方で、玉露そのものの飲むということもやはり本物は残っていくという考え方がございますので、宇治等は一日の長はございますけれども、そうしたところに負けないブランディングをどうしていくかということが大事だと思います。  先ほど申し上げたいろんな商品の開発という点では、今若手の生産者や茶商がグループをつくって、それをいわゆる玉露の高級ボトル、ペットボトルの高級版といいますか、そうしたものを開発していこうという取り組みもしておりまして、そうしたことを通しまして、玉露そのものの味わいというものを一般の方にも知っていただくということも取り組んでいくことによって、より広い層にも、高級感のあるものを味わっていただくとこういうことで開拓をしていくということで、一つの例でございますけれども、そうした参入していくといいますか、挑戦していく工夫の余地はまだあるかなというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) それはそれこそ最初のほうに自分のほうでも聞いていますし、お答えもあったふるさと名物応援宣言を活用して、朝比奈玉露をもっと注目されるような商品開発につながるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) ふるさと応援宣言というのは、その土地の産物を市が宣言することによって応援していこうという市長のお答えのとおりでございまして、これは中小企業庁の制度でございます。  中小企業庁は、中小企業の支援という観点でいろんな助成を出しますけれども、お茶の生産者、茶商だけでなくて、生産者の生産法人とか、そうしたものも対象となっておりますので、この宣言を通して支援制度もございます。例えば、新しい商品の開発であるとか、マーケティングのためのいろいろな取り組み、あるいは海外へ輸出する取り組み、こうしたものについてこのふるさと名物応援宣言を活用した制度がございますので、今、これにつきましても茶業界の皆さんに呼びかけをしておりまして、この制度を活用して来年度、採択に向けて取り組もうという形も出てきてまいりましたので、そうしたものを通してこの宣言を活用していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(西原明美議員) 油井和行議員。 ◆6番(油井和行議員) ぜひとも朝比奈玉露という名前を日本中にこうばーんと打ち出すためには、こういった宣言をすることによって、採択されることによって事業化、また製品につながることが第一だと思いますので、ぜひともいろんなアイデアを募って朝比奈玉露というものを日本に、また世界に出していっていただければ、本当に宣言した価値があるのかなあと思いますので、これは旗を上げただけではなくてちゃんと活用をされることを期待しております。  それでは、最後にまとめのほうに入らせていただきます。  私は、藤枝茶文化の情報発信といろいろ言われていますが、この時の流れというものが物すごく早く、いろんなものが変わっております。そういった中で、非常に情報発信というのは難しいと考えております。けれども、行政として時の流れに、じゃあ身を任せていればいいのかといっても、そうではなくて、何らかをやっていかなければいけないと強く感じております。ぜひとも行政、JA、茶商、そして生産者と今以上に、今もやっておりますが、今以上に膝を突き合わせていただいて、本音で話し合っていただく。あれがだめ、これがだめじゃなくて、あれならできるんじゃないか、これならいいんじゃないか、そういった前向きな姿勢でいろんなことを話し合うことで、少しでもお茶に対する光が見えるように頑張っていただくことを期待しております。  また、同時に、先ほども言いましたけれども、藤枝市民がもっとお茶を意識する、お茶のまち藤枝としてもっともっとお茶を理解して、もっとお茶を生活の一部とすることでお茶への愛情を高めて、藤枝茶を自信を持って勧められるようになってこそだと考えております。それこそ、ジュニアお茶博士ではないですけれども、藤枝市民一人一人がお茶博士になって、どこに行ってもおいしいお茶の入れ方ができる、お茶のうんちくを言えるとなることが藤枝茶の底上げになると思っております。  夢物語かもしれませんけれども、来訪者が藤枝駅へおりたときに、どこからかお茶の香りがこうしてくる、そのお茶の香りに藤枝に立った方がお茶の香りに癒やされ、行く先々で藤枝茶のおもてなしを受けて、例えば、ゆらくなんかも、お茶風呂なんかを用意していただいて、飲む、食べるだけではなく、体も癒やしてもらって、帰るときには藤枝茶漬けになっているようなことを期待して、私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(西原明美議員) 以上で、油井和行議員の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) ここで、休憩いたします。                         午前10時40分 休憩                         午前10時59分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) 一般質問を続けます。8番 山根 一議員。山根 一議員。           (登       壇) ◆8番(山根一議員) 皆さんこんにちは。  午前中、最後の質問となります。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  標題1、藤枝市の都市公園及び遊具について。  要旨、一月半ばかり前の10月21日、我々藤枝市議会議員がイベント参加をしたときのことです。  ある議員から、実はこれ私に、あのおじさんに言ってごらんというふうに振られた項目なんですが、そのとき、2歳ぐらいの女の子が、私の家の近くに遊ぶものがないというふうなお話をされました。どこの公園かなあというふうなことで、その子に聞きましたが、実はどこか余りよくわからない。  多分、振った議員の性格から、私のエリアの地区かなあというふうに思いまして、その後、私の自治会地域の公園を確認して歩きました。すると、遊具はありますが、古めかしいものばかりで、台数もしかることながら、幼児の多分イメージしている樹脂製の遊具は少なく、子育てするなら藤枝を掲げる本市にとって、大人目線で物事を考えてきた感があり、子供の目線に立ち返って考えることも重要であることに改めて気づき、孫の公園に連れていっての言葉を思い出すと、まずお魚さんをというふうに、それから近くの広場にある古い鉄製やあるいは木製のブランコ、あるいはシーソー、そんなもので二、三十分遊びますと、次にあっちへ行こうというふうに必ず言います。それは、最新式の大型遊具、あるいは樹脂製のかわいらしい遊具のある公園です。  近隣市には、ふるさと納税を使って幼保育施設の拡充を図っているところもありますが、本市でも最近設置された多くの公園には、樹脂製の多くの種類の最新遊具を設置した公園も多々ありますけれども、車両の使用をしなくても利用できる近隣の今どきの公園、町内公園にぜひそのような遊具の設置を望むと。  我々小さいころは上級生の指導で、何も遊ぶものがないと、自分でつくったり、上級生の指導で遊び物をつくったりして、よく遊びました。現在とは非常に違いを感じます。でも、天気のよい日は外で遊ぶというのを合い言葉に、明るい健康的な笑顔の藤枝っ子が多く育つように、以下について伺います。  1、本市の街区公園101カ所及び都市緑地、近隣公園の総合計116カ所で、3種類以上の遊具がある公園と、3種類未満、そして遊具が全くない公園の数を伺う。  2番目、上記の樹脂製の遊具設置及び複合型遊具について、それぞれどの程度あるか伺う。  3番目、その他公園48カ所についても、1あるいは2と同様に伺う。  4番目、新規設置遊具及び既設の取りかえは、昨年度、あるいは一昨年度以前は何カ所で何基か伺う。  5番目、上記4について、要望によるものか本市の判断で取りかえを行ったものか伺う。  6番、今後の遊具設置について、本市の考え方を伺う。  最後に、平成30年度完成予定の水守中央公園の工事進捗状況について伺う。  続きまして標題2、公共交通・デマンドタクシーについて。  仙台市のバス路線の昨年度は、全ての路線で赤字であったというふうに報道されました。本市の関連事業者の静岡鉄道もバス事業で苦戦を強いられ、その他事業で黒字確保されたとの決算情報がありました。本市として、国の補助事業で静岡鉄道にバス貸与を行い、さらには空港バス等にも支援を行っています。  市民の足となる公共交通の今後は、弱者になるであろう高齢者の増加を見据え、静岡鉄道も「大御所パス」を発行し、パス利用客の増大に努めています。今後は、運転免許証の返納など、必要性がますます高まると予想されます。  しかしながら多くの市民は、本市が交通関連事業にどの程度の金額等を支援しているのか理解されている方は少数です。バス停型乗り合いタクシー(デマンドタクシー)の運行状況も含め、以下について伺います。  1番、藤枝市の空港アクセスバスの利用状況及び収支はどのようになっているか伺う。  2、同じく運行等に関する要望はいかがか伺う。  3、バス停型乗り合いタクシー(藤枝駅広幡線・藤枝駅光洋台線)の利用状況及び収支を伺う。  4番目、同じく運行等に関する要望はいかがか伺う。  最後に、今後のバス事業全般について本市の考え方を伺う。以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 山根議員にお答えいたします。  初めに、標題1の藤枝市の都市公園及び遊具についての6項目め、今後の遊具設置における本市の考え方についてでございます。  市民の憩いの場でございます都市公園は、スポーツなどのレクリエーションを楽しむ場、あるいは地域の交流や触れ合いの場、さらには災害時の避難救援活動の場など、さまざまな機能が求められておりまして、安全で快適な都市環境を創造する上で大変重要な施設となっております。
     本市では、市民が心身ともにリフレッシュすることができ、健康づくりや交流を深める貴重な場所を確保するため、例えば蓮華寺池公園を初めといたしまして、水守地区内の公園、栃山川中の橋公園など、整備を積極的に進めてきておりまして、近年5年間では新たに6.9ヘクタールにも及ぶ都市公園の整備を行ったところでございます。  このような中で、本市の公園の整備は土地区画整理事業、あるいは民間開発などによって進めてきたところでございますが、これからは他の手法も取り入れながら公園整備を推進してまいりたいと考えております。  御質問の遊具設置につきましても、新設や、あるいは取りかえについて地域住民の皆様の意向を伺いながら、幼児用遊具、あるいは複合遊具また健康遊具など、それぞれの公園規模、あるいは利用用途に適した遊具を設置してまいります。  また、来年度はこの施策を促進するために、公園整備と遊具施設の取りかえを含めまして、予算の拡大を考えております。  今後も、地域の特性やポテンシャルを生かしました身近な親しみやすい地域の交流とにぎわいづくりの核となります公園整備を進めることによりまして、快適な住環境の整備に努めてまいります。  次に、今度は標題2の公共交通・デマンドタクシーについての5項目め、今後の本市のバス事業の考え方についてでございます。  公共交通は、本市の目指しますまちづくりと掲げております「ふじえだ型コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」、このことを構築する重要な都市基盤の一つでありまして、公共福祉のためにも欠かすことのできない施策であるというふうに思っております。一方で、乗降客の少ない区間などの現状から、費用対効果の面で難しい課題もございます。  このような中、これまで民間路線バスと連携した自主運行バスや、あるいはデマンドタクシーなど、多様な交通モードによる公共交通網の整備、あるいは県内初の公有民営方式によりますノンステップバス車両の導入、さらに主要な交通結節点でございますJR藤枝駅におけるバス待機所の整備、また民間バス路線への運行経費の補助などを行ってまいりました。  今後は、本年6月に策定いたしましたまちづくりや、観光振興の視点を取り入れた新たな公共交通のマスタープランでございます「藤枝市地域公共交通網形成計画」、この計画に基づきまして、財政負担を考慮しながら地域の実情に適した公共交通の確保維持のために、待合所の整備や、あるいは高齢者の運賃の見直し、さらにはバスロケーションシステムの導入など、利用促進に向けた環境整備を進めてまいります。  そして、市民と事業者、行政がこれまで以上に連携をいたしまして、本市にとって望ましい公共交通網の形成を図りまして、テーマとしている「誰もが快適に移動できるまち ふじえだ」、このことを実現するための公共交通施策を進めてまいります。  残りの項目につきましては、担当部長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 私から、標題1及び標題2のそれぞれ残りの項目についてお答えします。  最初に、標題1の「藤枝市の都市公園及び遊具について」の1項目め、遊具がある都市公園の数についてですが、本市は街区公園101カ所、都市緑地8カ所、近隣公園7カ所の合計116カ所のうち、3種類以上の遊具がある公園は82カ所、それから3種類未満の遊具がある公園は18カ所となり、緑地や広場としての機能を優先した遊具のない公園は16カ所となります。  次に、2項目めの都市公園における樹脂製遊具及び複合遊具の数についてですが、本市の都市公園116カ所のうち、比較的に新しい樹脂製等の遊具の設置は17公園で、33基となります。  また、滑り台やジャングルジムなど数種類の遊具が一体となった複合遊具の設置は26公園で、28基となります。  次に、3項目めの、その他の公園で遊具のある公園の数及び樹脂製遊具、複合遊具の数についてでございますが、民間の宅地造成事業などでつくられた、公園面積が500平方メートル以下の比較的小さなその他の公園については、48カ所のうち3種類以上の遊具がある公園は7カ所、3種類未満の遊具がある公園は16カ所、遊具がない公園は25カ所となります。  また、遊具のあるその他の公園において、比較的に新しい樹脂製等の遊具はありませんが、複合遊具は2基設置されております。  次に、4項目めの新規設置遊具及び遊具の取りかえについてでございますが、新たな公園整備に伴う新設遊具につきましては、平成20年度から平成26年度までに13公園で52基、平成27年度には2公園で5基、昨年度には1公園で4基を設置し、本年度も1公園で4基の遊具を設置する予定です。  また、遊具の取りかえにつきましては、平成20年度から平成26年度までに21公園で30基、平成27年度には2公園で3基、昨年度には7公園で13基を取りかえ、本年度は6公園で9基を取りかえる予定です。  次に、5項目めの遊具の取りかえの判断についてですが、既存施設の有効活用や長寿命化を図るために、維持管理を計画的に行うストックマネジメントの観点から、本市では平成26年度に藤枝市公園施設長寿命化計画を策定し、公園施設の計画的な維持管理の方針を明確にしております。  遊具の取りかえにつきましては、この計画をベースとしまして、毎年実施しております安全点検の結果の優先順位に基づいて取りかえを行っております。  次に、7項目めの水守中央公園の工事進捗状況についてでございますが、水守中央公園は社会資本整備総合交付金事業を活用いたしまして、平成27年度より事業に着手し、来年度の事業完了を目指して現在整備を進めております。  事業の進捗状況につきましては、平成27年度に実施設計を行い、昨年度には敷地造成及び給排水等地下埋設物の配管、それから多目的広場の整備を行いました。  引き続き本年度は、園路やあずまや、パーゴラ等の整備を行うとともに、旧東海道松並木の残るこの公園ならではの雰囲気にあった和風のトイレを整備する計画であり、平成27年度から本年度までの進捗率は、事業費ベースで約70%となります。  今後、来年度に事業完了できるよう、国や県に事業の必要性をさらにアピールしながら、引き続き積極的に取り組んでまいります。  続きまして、標題2の「公共交通・デマンドタクシーについて」の1項目め、藤枝市空港アクセスバスの利用状況及び収支についてでございますが、平成27年6月から運行を開始しました藤枝市空港アクセスバスは、3年目を迎えて徐々に認知度が向上しておりまして、年間利用者数は平成27年度が8,775人、昨年度が1万3,244人、さらに本年度は上半期の実績から推測しますと、年間利用者数の見込みが1万5,700人程度になるものと見込まれ、年々増加してきております。  また、収支につきましても、平成27年度の実績が、運行経費1,000万円に対して運賃収入が約305万円、収支率は30.5%となり、昨年度の実績では、運行経費1,200万円に対して運賃収入が492万円、収支率は41%で着実に改善しております。  次に、2項目めの藤枝市空港アクセスバスの運行等に関する要望についてでございますが、これまで実施しました利用者への実態調査では、運行便数の増便、運行経路の変更などの要望をいただいておりますが、その中でも車両の乗り心地の改善を求める声が多くあります。  運行車両につきましては、使用しなくなった車両を有効活用してきましたが、車両の老朽化への対応も検討しているところでございます。  次に、3項目めのバス停型乗り合いタクシーの利用状況及び収支についてですが、本市ではこれまで、自主運行バスの再編に伴いまして、時間帯によって利用者数が少なくなる路線や、一度に多くの利用者が乗車しない路線において、タクシー車両を利用したバス停型のデマンド交通を導入してまいりました。  現在、藤枝駅広幡線及び藤枝駅光洋台線の2路線において、このバス停型乗り合いタクシーを運行しており好評を得ているところであります。  昨年度の利用状況及び収支につきましては、藤枝駅広幡線では、年間利用者数が2,828人、運行経費約412万円に対して運賃収入等が88万円で、収支率は21.4%でした。藤枝駅光洋台線では、年間利用者数が1,826人、運行経費約182万円に対して運賃収入等が51万円、収支率は28%でした。  いずれも、藤枝市地域公共交通会議で定めました自主運行バスの廃止もしくは大幅な見直しの基準としています収支率15%を上回っております。  次に、4項目めのバス停型乗り合いタクシーの運行等に関する要望についてでございますが、これまで実施いたしまいた利用者への実態調査や地域住民へのアンケート調査では、早朝や夜間の運行時間及び土・日・祝日など運行日時の拡大、運行ルートの延伸、バス停の増設、さらに運行便数の増便、予約時間の短縮等の要望をいただいております。  これまで、藤枝駅広幡線で昨年度から、下当間地区への延伸及びバス停の増設を行っており、今後も地域の需要、他のバス路線との重複、民間タクシー事業者の運行体制の確保などを確認しながら、運行の内容の変更を検討してまいります。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) では、再質問をさせていただきます。  今回、質問項目が多かったものですから、イエス・ノーでお答えいただけるところはそんな形で、あるいは簡潔によろしくお願いいたします。  では、再質問1項目めから、遊具がない公園は16カ所ということでしたけれども、その全ては緑地とか広場とかそういった性質でしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) その多くは、例えば山の斜面みたいなところで平地が少ないところですとか、余り遊具を置くのに適した場所がない、そういったような公園でございます。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 緑地公園である青池公園も該当すると思われますが、青池公園についてはどのような考え方を持っていますか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 青池公園につきましては、普通と違って、あそこは青池という湧き水が湧いている水の美しい公園ということで、水辺を生かした公園にしたいということで、今まで遊歩道とかそういうものを、水辺のビオトープみたいなものも整備してきたところでございますので、あそこはそういったものをメインに今後も整備のほうをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) では、2番目ですが、116カ所のうち、それぞれお答えいただきましたが、非常に私の感覚では遊具が少ないというふうに思っておりますし、木製や鉄製の遊具が多く、樹脂製が少ないと、こんなふうな理解でよろしいでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 藤枝市の公園は、古くはもう50年以上たっている古いものがありますが、樹脂製遊具につきましては比較的新しい商品でございまして、古くなったものから順次交換等もしておりますが、まだ全ての公園について樹脂製遊具の取りかえにまで至っていないという状況です。  公園の遊具につきましては、古くなって危険な状態になったものから順番に、今後も更新のほうをしていきたいと考えております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) では3項目めですが、その他公園48カ所のうち、遊具がない公園が25カ所というふうなお答えでしたが、それはどのような、先ほどと同じような性質でしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) ない公園の主なものは、先ほども言いましたように、小さくて要は余剰地を引き取ったような公園ですとか、あるいは駿河台ですとかの場合は、山の斜面が緑地としてなっておりまして、そういうところには遊具がちょっと置けないもんですから置いていないというようなところでございます。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 3の質問のその2ですけれども、先ほどのお答えで、樹脂製あるいは複合遊具というのが1基しかないというふうなことなんですが、今のお答えですと、その程度のものしか置けないような小さな公園であったと、こういうことでよろしいですか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 全体的には、遊具が置ける場所が少ないという公園で、小さいもので宅地造成事業者がつくったものについては、小さくても少ない数ではありますが遊具が置いてあるのもございまして、多くはその遊具を置くのに適していない箇所が多くなっております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 先ほどのお答えで、民間の宅地造成でつくられた公園も市が管理していると思うんですが、差別みたいなようなことはあるんですか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 市が引き取りましたから、その他の公園と同様に同じように取り扱っております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) ありがとうございます。  次、4項目めですが、数多い公園なのに、新規とか取りかえの数が、先ほどのお答えで非常に少ないなあと私個人では感じるんですが、その辺についてもう一度お答えいただけますでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) この公園の遊具の取りかえにつきましては、主に社会資本整備総合交付金の活用をいたしまして、取りかえの整備のほうをしております。単独で取りかえるのもありますが、そういうわけで、その予算の範囲内で取りかえていくということですので、そんなに多くありません。  それともう一つは、毎年遊具の点検をやっておりまして、その中から危険性の高い順にやっておりまして、すぐに取りかえが必要だというものについては、全てそれなりの補修なり取りかえなりをしております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 私の調べた感じですと、樹脂製の一番安い遊具というのがらせん状のばねがついたような虎とかウサギとか、ああいうものに一人だけ乗って揺するようなそんな遊具が多分十八、九万円ぐらい、それから高いものになりますと何百万円というふうな理解ですが、藤枝市で持っている蓮華寺池公園のあの滑り台等々は別にしまして、一般の公園にあるやつ、大体およそどの程度の金額ぐらいのものからどの程度のものが主に使われているでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 遊具の値段につきましては、高いものは切りがありませんけれども、近年、本市が公園に導入いたしました遊具については、鉄棒とか、今おっしゃられたようにスプリングがついて上に樹脂製の動物がついているスプリング遊具、そういったものが大体商品価格で20万円ぐらいですね。それから、近隣公園の比較的大きな公園にあります複合的な遊具、そうしたものにつきましては、800万円から900万円程度のものを導入しております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 先ほどの答弁で、市長も予算拡大をしていくというふうなお答えだったんですが、例えば安価な遊具等の整備にも、交付金、補助金等々の活用をしないと、市単独では難しいものなんでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 今、値段を言いましたけれども、それはあくまでも商品単体の値段でございまして、これを現場へ設置しますと、それの倍ぐらいのお金がかかってくるということで、遊具の設置につきましてはかなりのお金がかかります。  つきましては、なるべく特定財源を活用しながら、こういうものをかえていくというのが有効ではないかと考えております。ただ、それ以外にも、補修とかでやっていく、長持ちできるものについては、単独費も使いまして、今の遊具も長く使えるような形で管理のほうをしていきたいとそのように考えております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 遊具についてですけれども、新設する場合と取りかえで行う場合は、例えば補助率とかが違うわけでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 社会資本整備総合交付金を活用する場合には、どちらも2分の1で補助率は変わりません。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) では、5番目に移ります。  遊具は住民からの要望で設置したものというのは、今まであったんでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) ちょっと古いものはわかりませんが、最近公園を新しくつくる場合には、地域の方とワークショップというものを開きまして、その中で遊具も含めてどんなものがいいかというのを地域の皆さんと話し合いながら導入をしていますので、そうした関係で地元の要望を聞きながらやっているということでございます。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 私も町内会の集会等々で出るわけですが、実はお恥ずかしながら、お子さんをお持ちの御夫婦の方とか、あるいは子供さんに直接そういった御意見が実は出ることは今までなかったように記憶しているんですが、例えば協働政策課とか危機管理課のほうで防災の設備費とか、あるいは町内会の集会所修理費とか、そういったものをお願いにあがる場合は、住民が町内会で半分出せば、ものによっては7割負担すれば市が3割負担するからとかいうふうなもので、どうもそっちのほうに行きやすくなっていまして、子供さんたちのそういった遊具に対してのお話が今まで出なかったような気がするわけですけれども、実は本当に、子供を思うというふうなこれからの子育てというふうなことを見ていきますと、やっぱり町内としても、例えば今まで市が全額出しているものではあるが、1割ぐらいの負担をすれば、例えば100万円ぐらいの程度のものであれば10万円ぐらい町内で何とかするから、ぜひお願いしたいというふうな緊急の申し出みたいなものを起こしてまでも、この先町内会でやってみたらどうかなあというふうに私個人的には思っていますが、予算拡大というふうなお話もありましたんで、そんなふうな考え方はいかがかちょっとお伺いします。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) まず、遊具の更新につきましては、先ほども言いましたように、遊具の安全点検の結果に基づいて、その遊具の要は古いのの修繕とか取りかえとか、そういうのの緊急性の高いものからやっていきますので、地元の方が一部負担していただくことを理由にその順位を変えることはございません。古い緊急性のあるものからやっていきます。  ただ、新しく遊具を設置したいということで、寄附をいただけるということであれば、それぞれの公園の規模とか利用している状況、それらを勘案しまして遊具の設置も検討していきたいと思っています。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 今、私が質問したのは、新しく要するに新設というふうな意味合いで申したつもりでしたが、わかりました。  次の、今後の市の考え方というふうなところで、市長答弁もそれから先ほどの部長答弁でもありましたが、実は真に選ばれるまちづくりのための公園全体整備云々というふうなことで述べられておりましたが、先ほど部長答弁にもありましたように、今は濁りのある青池公園に、昔のようにきれいな湧き水を取り戻そうということで、以前地域住民から市の公共工事も担当できる企業からの見積書をつけて要望しておるわけですが、どのような方向で考えられていますでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 以前に、そのお話を聞いて、湧水が湧いている箇所を丸い土管で囲ってやることで、よりそこのところがきれいに見えるという三島市のほうでやっている方法をどうかということで、図面もつけていただいて御要望のほういただきましたが、その図面等を詳細に見ていきまして、その書いていただいた方とも御相談しましたが、実はあの図面のとおりには施工は不可能なもんですから、今はどうしたら施工ができるのかというのを、その方と担当のほうで協議をしている状況でございます。  基本的には、前向きに何とかしていきたいなあというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) ありがとうございます。前向きにというふうなお答えがありましたので、次の7項目めですが、先ほどの水守中央公園、順調に進んでいるよというふうなことのようですので、中央幹線の道路のようなおくれのないように、きっちりと平成30年度末までにでき上がることを期待しております。
     次に、標題2のほうに行きたいと思います。  空港アクセスバスの収支1番のところですが、予定どおりのようですけれども、当然藤枝市により多くの集客ができるようにということで、ちょっと管轄が違うのかもしれませんが、都市建設部長のほうのお考えでお答えできることがあれば、お願いしたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 今、多分戸惑っておられたようですので、ちょっと質問内容を変えます。  当然、空港バス云々では、藤枝市に集客、要するにお客をたくさん呼び込みたいというふうなことの意図で当初からやられているというふうなことを思っております。  通達しております質問ではなかったもんですから、私のほうの考え方をちょっと述べさせていただきますと、例えば多くのお客さんが藤枝市に来てほしいというふうな思いはどなたも持っていて、当然来ていただけるからには、お金を落としていってほしいというふうなことだと思います。ごみとトイレだけを落としていくというふうなことでは、逆に言うと来てほしくないぐらいかなあというふうに思いますが。  例えば、先ほどもちょっとインスタというふうな文言が油井議員だったかな、出ておりましたが、藤枝市を見ますと、インスタ映えするところはたくさんあるというふうに思っています。例えば、滝ノ谷、あるいは不動峡、ああいうところでもみじ、あれは写真写りが非常にいいのかなあというふうなこともありますし、例えばそこにお越しいただけた方が陶芸センターのほうにちょっと寄ってみようかということで、陶芸センターでペアカップをつくって、そして1カ月もしたらできあがるかなということで取りに来てください。宅配便で送ってという人もいるのかもしれませんが。そうやってまた1カ月後に行きますと、今度は次に何を思うかというと、もうちょっと奥のほうに何かスキー場とかと書いてあるけれども、この雪の降らない藤枝で何があるのかなと、とりあえず物見遊山というか行ってみたら、そこにライフルといいますか電子銃、射撃場があったと。ちょっとやってみたらおもしろかったので、というふうなことでまた月を変わって正月明けると、今度は3月近くなるとタケノコが出るよとか、あるいは4月になりますと桜が咲くよと、もっと地元へ町場へこう下りてくるわけですが、そういった中で、お客さんが来てくれて、そしていろいろな場所にお昼を食べていってもらったり、お土産を買っていってもらったりというふうなことで、お金を落とすというふうなことを期待しているというふうに私は思っておりますが、基本的に商業観光課の担当だと思いますのでお答えは要りませんが、例えばインスタをやる方は、先ほどの滝ノ谷、あるいは不動峡がいい意見と悪い意見と大体出てくるんですよね。行ってきれいでよかったよ、反面はちょっと狭すぎて、小さ過ぎて余り物足りないというふうなこと。私に言わせますと、別にリピーターがふえなくても、必ず多くの人が来てもらえるようなことであれば、そういった御意見は半々だというふうに捉えますので、彼らも。何とかしてインスタ映えをするようなところも市としても考えて、そして先ほども言いましたように、例えば空港アクセスというふうなことであれば、空港会社とか銀行とかというふうな金融機関や何かともうちょっと密な連携を取りまして、藤枝市にお金を落とさせるような工夫、こういったことを望むわけですが、先ほど言いましたようにお答えいただくつもりはございませんので、要望ということでぜひ商業観光でも構いません、よろしくお願いいたします。済みません。  2項目め、先ほどのお答えの中で、車両改善というふうな要望があったということですが、今はもう古くなっていて、もし変えるんだったら新しいというふうなお答えのようだったと思いますが、大体何年後ぐらいまでに検討といいますか、されているのか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 空港アクセスバスにつきましては、もともとは広幡地区を走っていた路線バスに使っていたバスを路線廃止になったもんですから、こちらの空港アクセスバスのほうに利用してきているという状況でございまして、車の年式としてはかなり古くなっております。  そこで、ちょっと乗り心地も悪いもんですから、今新しいものに変えていきたいというふうに検討しておりますが、できれば先ほど言いましたように、全部単独費ではなくて特定財源のほうを利用していきたいもんですから、そうしたものが何かないかということで、今いろんな関係機関と調整しているところでございます。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) 今のこと、少し大切なことなもんですから、簡単に言いますので。  これは私は、本市のためのバスという前に、県がやるべきなんですよ。今、静岡市から出ているの、掛川市から出ているの、島田市から出ているのは、県が全部出して地元はゼロです。我々は、島田市が出るなら藤枝市のほうが乗降客が多いじゃないかということで、要望いたしました。空港当局に言ったら、最終的には観光予算で補助金をもらっているんですね。それも今まで3年間が切れるんです、ことしで。来年度は、同じ観光予算で明るい見通しがついていますけれども、基本的には空港の利活用の活性化という意味で、県がやるべきだと私は思っているんですね。ですからそっちのほうにも話をして、まずは本市がやるということだけではなくて、もしやるなら今部長が言ったように、特定財源で使えるかどうか。本当に新品のをやるのかどうかというようなことも含めて、今例えば、FDAの乗務員があのところを利用しているわけですよね。FDAにも協力してもらってラッピングバスにしている、だから全ていろいろから協働して、協力しながらあの辺については持続をしていきたいなと思っております。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) ありがとうございます。  次に、3番目に行きたいと思いますので、例えば、先ほどもお答えがありましたが、デマンドの両線とも20%以上の収支率というふうなお答えでした。先ほどの15%のボーダーラインというふうな話も出ておりましたが、例えば藤枝駅光洋台線、間引き運転といったらいいのかどうかわかりませんが、後発の線ですが、それは収支率を上げるためにした工夫でしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 特にそういう意味でやったものではございません。今まで小型のバスで運行しておりましたが、それほど人数が乗らないということで、それよりも必要なとき少人数で乗れるデマンド型タクシーのほうがいいということで、地元の方と御協議をする中でこの本数と経路のほうを決めてございます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) わかりました。  4項目めの、運行に対する要望がいかがということで、住民の要望で土日の運行をというふうな要望もあったように聞きましたけれども、土日運行を検討された場合、どういった支障が考えられたでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 土日祝の運行も既に検討しているところでございますが、一つは以前、同地区を運転していましたバスにつきまして、土日祝の利用率が極めて低かったということでやっていなかったというのがあります。  もう一つは、これが大きいんですが、実はタクシーの運転手がここ最近いなくて、次の担い手がいなくて、高齢化などもしておりまして、常に運転手が不足している状況が慢性的に続いております。そうした中で、実はタクシーも土日利用者が少ないわけです。そこで、土日をタクシー運転手の休日として充てている事業者が多くて、土日のタクシー台数が全体として少なくなっております。  そういう中ですので、タクシー事業者としは、タクシーそのものの事業を確保するのがやっとということで、デマンドまでなかなか人が回らないという状況でございます。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 理由は今お聞きしたとおりだというふうには思いますが、できましたら日曜日は外しまして、せめて土曜日というふうには思います。  同じ4項目めで、今土日のお話が出ましたけれども、実は住民が例えば駅前イベントが今かなりあるわけで、夕方も結構ありまして、そして今、双方の路線とも16時に駅に着くと、夕方4時にね。イベント開始が6時とか6時半とかというふうなことで、結構駅前のにぎわいがあるようですが、4時に着いても、何をして2時間も2時間半も油を売って、そういう場所があるかどうかということも含めまして、要望としましては、間引き運転をしても構いませんから、せめて1時間後の17時、午後5時、これに着くぐらいのやつはぜひ考えていただきたいということがあるんですが、いかがでしょう。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) これにつきましても、以前から御要望のほうをいただいておりまして、タクシー会社とも協議をしているところでございます。  理由は、先ほど言いましたように、一つ大きな理由は運転手の不足ということがありまして、例えば、駅から各地域へ向かう便につきましては、駅前でタクシーが待機していますので少し遅い時間でも対応が可能だろうということでございますが、各地域から駅に向かうという便につきましては、実はデマンドタクシーは定時に運行するように決まっております。定時に運行するためには、運転手はある程度そこに車と運転手は待機させておかなきゃいけないということで、特に夕方につきましては、タクシー事業だけで手いっぱいなもんですから、そこに人を待機させているだけの余裕がないということでございます。  現状は今そういうことでございますけれども、今後は、今それぞれタクシー会社のほうで運転手の募集など頑張っておりますので、そうしたところである程度運転手の用意ができましたら、そういった時間にも運行していただくように、これからも協議のほうは続けていきたいと考えています。 ○議長(西原明美議員) 山根 一議員。 ◆8番(山根一議員) 今のお答えで、タクシー会社、あるいは運転手さんにいろいろ聞きますと、雨の日とさすがに夜間は非常に混むというか、忙しいよというふうなお答え、そういった意見といいますか答えもいただいておりますが、ぜひ今部長の答弁のように、この1時間後の増便だけは重要課題として捉えてほしいなというふうに思っております。  5番目、最後の質問で、今後のバス事業全般についてというふうなことですが、実は買い物弱者対策の一つとして、市では来年の2月と3月に瀬戸谷地区でICT活用による実証実験を行って、そして新年度から本格実施に向け検討されているというふうなことのようです。  免許証返納による交通弱者対策も含めて、行政として公平公正をもって実行していただきたいなというふうに思っておりますが、本来、地域コミュニティーが充実しておれば、町内会等のレベルで、例えば、前期高齢者が体と時間を出して、行政が金銭補助などをして、そして双方が知恵と工夫を出し合って、そういった弱者対策ができればというふうに私は思っていますが、その点についていかがか最後にお答えをいただいて、私の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 今、議員のおっしゃられました高齢者対策につきましては、全国的に問題になっておりまして、どこの市町村でも何かいい方法はないかということで、いろいろなことを試しております。  全国的には、地域の方が、今言いましたような前期高齢者の方が運転手となって、その地域の方を送っていったりするシステムをつくっているところもありますが、どこもそれなりの課題がありまして、なかなかうまくいっていないというところもあります。  藤枝市でも、そういうものを構築しようとして、今さまざまな研究をしていますし、これから地域とも話し合いを始めようとしているところでございます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 以上で、山根 一議員の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) ここで休憩いたします。                         午前11時49分 休憩                         午後1時00分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) 一般質問を続けます。12番 大石信生議員。大石信生議員。           (登       壇) ◆12番(大石信生議員) 私は、当面する3つの課題で質問いたします。  第1の標題は、長期未利用の県警察官舎の払い下げと活用について、この問題です。  地域住民がずっと長い間心を痛めてきた風景があります。岡部町三輪に県営住宅、5階建てが3棟、4階建てが2棟建っていますが、その並びに県警の警察官舎が4棟あります。4階建てが1棟と3階建てが3棟です。この警察官舎のうち2棟には、入居者が全くない状態が長期に続いています。ほかの1棟にもほとんど入居者がない状況です。つまり、4棟のうち3棟が長期未利用と言っていいと思います。ここを通るたびに、誰もが公の建物が利用されないままになっていてよいのかという思いを抱きながら、この建物を見上げて通り過ぎているのです。この風景には、行政に対する信頼には決してつながらない住民感情が日々醸成されていると思います。  10年、もうちょっと前になりますが、私は岡部町議会で警察官舎としての利用の見込みがなさそうだから、県から払い下げを受けて、町が若者定住政策を充実させたらどうかと提案したことがありました。当時から、人口問題は重要な課題でしたから、私は個人で長野県下條村を視察したとき、耕して天に至るという地形の過疎の村が若者定住住宅を何棟もつくって、これを若者に安く貸し出すという政策を実行した結果、若い子供連れや結婚後間もない夫婦がどんどんふえていったと。この村は、子供の医療費無料化政策や保育所など、子育て施策の充実も同時にやって、長野県下第1の出生率を達成して、過疎を克服しつつあると。私はそのことを話し、岡部町も若者定住住宅を目指すべきだと申し上げたわけです。時の町長は、いい考えだと答弁したものの、結果として質問はたなざらしになり、町長はこのとき何の行動も起こしませんでした。したがって、この風景は、建物が建てられた当初はわずかな入居者があったものの、もう本当に長い間にわたって、現在の状態で少しずつ老朽化へ向かっているように住民の目には映り、このままでいいのかとなるわけであります。  県が立地条件などから、これ以上利用できないことはもう証明済みです。そうだとしたら、地つきの市が払い下げを受けて有効活用する手だてを講ずるべきではないでしょうか。まだ、利用できるうちに県に働きかける必要がある問題だと考えますが、いかがでしょうか。御答弁をお願いいたします。  次に、標題2、藤枝市が日本三大産地として内外に誇っています玉露の振興について質問いたします。  第1に現状認識についてです。  本市は、新しい藤枝ブランドづくりを目指して、さまざまな努力を払っているところですが、その一方で、市長や議長、あるいは議会を代表して挨拶をする立場になった議員もそうですが、本市を紹介する際に、決まって日本三大産地の一つと枕言葉にしている玉露が、実は産業として消滅寸前の危機的な状況に追い込まれていることを御存じの上でそのように発信しているんでしょうか。私には、安直に聞こえて仕方がないのですが、地域の産業としての玉露の現状をどう捉えているか、お聞きいたします。  第2に、玉露への市の実際の取り組みについてです。  日本三大産地の一つという言葉は、市を代表して外へ向かっては繰り返されてきましたが、この全国に誇れる藤枝ブランドを本当の意味で守り、発展させるにふさわしい施策がこの間とられてきたでしょうか。岡部町が藤枝市に編入されてこの方の玉露の対する施策は、日本三大産地を維持するにふさわしく、特別にとられてきたのかどうか。ここは大変重要な問題です。しっかりお答えをいただきたいと思います。  第3に、新しい藤枝ブランドをつくり出す努力と、既に全国ブランドにまでなっている価値ある玉露というブランドを守っていく努力のそれぞれの意義について、この問題であります。  絶えず新しい藤枝ブランドをつくり出す挑戦は言うまでもなく非常に大事で、これは永遠のテーマでもあります。同時に、その努力の陰で、既に全国ブランドにまでなっていて、日本三大産地と発信しているレベルの藤枝ブランドが衰退に衰退を重ね、産地を維持できるかぎりぎりのところまで来ているときに、これを守らなくていいのか。せっかくここまで先人が努力に努力を重ねて築き上げてきた全国ブランドを守り、発展させることも永遠のテーマであるはずです。市長は、これを全力を挙げて守るおつもりかどうか、お答えいただきたいと思います。  第4に、それでは当面の課題は何かと。どこをどうすれば、玉露日本三大産地は守られると考えるか。これは大変重要な課題であり、かつ極めて難しい課題です。現状の取り組みの延長程度では、簡単に答えは出てこないのではないかと思いますが、どうでしょうか。私は、もしこれへの答えが明確に出せないのであれば、まずは生産者にしっかりと寄り添って、そこから十分な調査といいますか、そのことが今大事ではないかと。まずは、十分な調査をと。このことについて、最後にお答えいただきたいと思います。  標題3は、志太中央幹線工事にかかわるイチョウの大木を切らないで移植をと、この問題です。  長い中断を経て、関係者の努力で志太中央幹線の工事が進んでいます。この予定路線内にあるイチョウの大木をどうするかをめぐって、保全と伐採の両論が出ていると聞いておりまして、私は少し気がかりになっていることから、この質問を通告いたしました。  左車神社の境内にこのイチョウの大木は立っています。私は、かつて県が朝比奈川の河川改修をしようとしたとき、桜がずうっと並んでいる桜の名所を切ろうとして、反対する大きな住民運動に参加した経験があります。私どもの調べで、桜を切らなくても河川改修は立派にできることがわかったことが、既に建設省から計画の認可をとっていた県を苦しめることになったわけでした。県が桜を植えることでこの住民運動は終わりましたが、たとえ公共のためではあっても、大木や名木を残せという声は全国で湧き起こるものだということがこのときよくわかりました。  また、別のことですが、人家のすぐ近くに桜の木があったような場合、遠くから見ている人にとってはまことに美しい眺めですが、近くの人は羽虫が大量に発生したり、落ち葉がといに詰まったりすることから、切ってほしいという訴えが寄せられたことがありました。こういう問題が起こった場合、一般論ですが、遠くから巨木を眺めている人は保全派になるが、近くの生活者は必ずしも残せとならない場合があります。私は、左車神社のあれだけのイチョウの木、通りからも見えますが、あの大木はぜひ残すべきだと思います。関係者が協議して、仮に市がかなり責任を持ってということになれば、これも関係者の協議ですが、例えばこれから公園整備が始まっていく水守公園などの住家に影響のない場所に移植してはどうかと考えますが、当局のお考えはいかがでしょうか。  次に、この件にかかわって、巨木、あるいは大木、また名木といった市民から愛される大きな木に対して、市はどのように向き合っているか。巨木、名木政策について、以下3つの点をお聞きします。  まず、木は植えられたところから一歩も動くことはない。どんなに苛酷な条件の中に置かれようとも、風雪に耐えて生きる姿は美しく、これまで生きてきた長大な時間を感じさせるとともに、人々に感動や勇気を与えます。本市は、巨木、大木、名木を保全する文化政策を豊かに持って実践しているんでしょうか。それが私には見えませんが、これが最初の質問です。  次に、風格ある美しいまちづくりのために、巨木、名木政策と、市が力を入れ始めた花の政策とが一体になることが必要ではないかと、この提起をしたいと思います。いかがでしょうか。  次に、今、市内で一番大きな木、一番有名な木、一番美しい木はどこにあるかと聞かれて、すぐに答えられるでしょうか。市の巨木、名木ランキングなどが必要ではありませんか。市のホームページにそれらが載ることもいいのではないでしょうか、お答えください。  最後に、県の天然記念物に指定されている岡部町朝比奈の万年寺のカヤは、藤枝市になってから忘れられていないでしょうか。以上、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 大石議員に確認をいたします。  通告では、標題に5項目いただいていますが、登壇した際に、1項目めと2項目めが1つの問題になっていましたが、4項目ということでよろしいでしょうか。 ○議長(西原明美議員) それでは答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 大石信生議員にお答えいたします。  初めに、標題2の誇れる藤枝ブランド「玉露」についての4項目め、新しい藤枝ブランドをつくり出す努力と全国に誇れる藤枝ブランドを守る努力について及び第5項目めの玉露の日本三大産地を守るための課題と取り組みにつきましては、関連がございますので一括してお答えを申し上げます。  私は、この日本三大玉露の産地といたしまして伝統のある玉露を守って、伝承して、何としても後世に残していかなければならないと強く考えております。そのためには、まず玉露の伝統技術や文化を国内外に広めること、そして本物の玉露の味を消費者に伝えることが大変重要でございます。そして、この玉露ブランドを守りながら未来へつなげていくため、何よりも生産する後継者の育成と、生産者が求める生産体制の強化支援が必要でございます。また、玉露を新たな視点で捉えまして、高級茶でありながら、消費者がもっと身近に感じることのできる商品開発なども積極的に進める必要があると考えております。  まずは、後継者となります担い手の確保が喫緊の課題でありますので、県と一体となって、玉露栽培に興味があり、やる気のある就農者の募集を広く行いまして、その発掘に取り組みます。その上で、後継者育成のために、御自身が丹精込めて育てた玉露の茶園を貸すことや、あるいは試行錯誤して修得した栽培技術を伝授すること、そして丁寧に管理してきた荒茶加工施設を提供することまで、後継者確保に大変熱心で前向きな生産者がおられますので、そうした方々につないでまいりたいというふうに思います。そして、県やJA大井川と連携いたしまして、指導者とのマッチングや、あるいは栽培技術の指導とともに、機械や被覆資材の購入、あるいは基盤整備や茶園集積などへの支援を行いまして、生産体制の継承、強化を図ってまいります。  生産振興に関しましては、全国へのお茶の発進力が大変強い全国茶品評会における農林水産大臣賞、あるいは産地賞の受賞による品質と技術力の高さのあかしを立て続けることが大切でありますので、これを目指しました勉強会などの取り組みの強化、あるいは手摘み本玉露を守るための茶園の維持管理に対する支援、摘み子の募集、こういうようなことを行ってまいります。また、日本三大玉露産地でございます福岡県の八女、あるいは京都府の京田辺や宇治、こういうようなところとも協力いたしまして、同じような条件でございますので、玉露を守り、発信力を高めていく必要がございますので、後継者の発掘や技術の継承などの共通課題を協議する生産者間の交流、あるいは全国から幅広い世代の多数の参加者がございます全国玉露のうまい淹れ方コンテストの誘致など、産地が連携した取り組みを検討しているところでございます。  さらに、昨今、玉露のこもがけ風景、あるいはおもてなしどころでの玉露の呈茶などを目当てにいたしました外国人の来訪も見られます。こうしたことにも着眼し、国内はもちろん、世界へ向けて玉露の伝統技術の紹介、あるいは茶文化体験による交流を初めといたしまして、本年度作成いたしました栽培風景や茶園景観をおさめたPR動画などを活用いたしまして、情報発信によるプロモーションを仕掛けてまいります。  玉露の茶園、匠のわざを継承しながら生産体制を強化いたしまして、また玉露の最高峰をきわめる取り組みを進めるとともに、消費者をふやすための親しみやすい商品の提供、あるいはプロモーションによるブランディングなどに一層取り組んでまいります。古きよき伝統を守りながら新たなこともチャレンジして、藤枝ブランド「玉露」を振興いたしまして、日本三大玉露の産地を守るよう展開をしてまいりたいというふうに思っております。  残りの項目につきましては、担当部長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 私から、標題1及び標題3の3項目めについてお答えします。  最初に、標題1の長期未利用の県警察官舎の払い下げ及び活用についてでございますが、岡部町三輪の県営住宅やよい団地に隣接します県警察官舎について、現在の入居状況を県警察本部に確認したところ、同本部から、遠距離にあるため入居希望者が少なく、管理戸数60戸のうち、居住しているものは10世帯10人で、4棟のうち2棟は居住者がいない状況にあることから、今後の施設のあり方について検討を進めているとのことでした。  本市としましては、県警察官舎は、内谷三輪公園や三輪保育園に隣接しておりまして、周囲には良質な住宅団地もあることから、若い世代の住まいや住宅の供給など、市の人口対策のために有効な敷地であると認識しております。また、三輪立花線の朝比奈川にかかる橋梁整備により、利便性が向上する地域であることから、今後の施設や土地の活用について県に働きかけてまいります。  続きまして、標題3のイチョウの大木を切らないで移設することについての3項目め、市内の巨木、名木の情報発信についてでございますが、市内の巨木や名木につきましては、市とともに緑化推進活動を行っております藤枝21世紀の森づくりの会がふるさと藤枝の巨樹・古木マップを作成し、広くPRをしてまいりました。また、まちづくりの観点からも、市内の巨木、名木を把握することは必要であり、花と名木とあわせてPRすることで、シティ・プロモーションの見地からも有効に活用していくべきものと考えます。  今後につきましては、花の情報とあわせて、巨木、名木の情報も市のホームページなどを通じて広く発信し、これらを地域資源の一つとして、来訪人口の拡大を図る一助となるよう取り組んでまいります。私からは以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 私から、標題2の誇れる藤枝ブランド「玉露」についての残りの項目についてお答えいたします。  最初に、産業としての玉露の現状や産業としての捉え方についてでございますが、生産者の高齢化や茶価の低迷による廃業、また後継者の不足は、玉露に限らず、茶産地が抱えている共通の課題であり、本市としても、青年就農給付金の活用や市独自の新規就農促進セミナーの開催などによる担い手の育成、あるいは被覆資材の支給や茶園集積推進事業などによる生産基盤の充実に努めているところでございます。しかしながら、特に玉露については、本年度、生産者に直接足を運び、聞き取りによるアンケート調査を実施した結果、生産者の高齢化と後継者不足が改めて浮き彫りとなり、中でも、将来にわたって後継者がいる生産者は、法人を含めて数名であることがわかりました。こうしたことから、玉露の生産が非常に厳しい状況にあり、茶産業として守り継承していく具体の取り組みが必要であると認識しております。  今回のアンケート調査により、玉露生産者数は法人を含めて14名、平均年齢は約73歳、栽培面積は約3.9ヘクタールであることがわかりました。また、伝統的なこもかけによる被覆作業を実施している生産者は11名、生産面積は約1.5ヘクタール、全体の4割程度にとどまっております。さらに、玉露の栽培が盛んな岡部町宮島地区周辺の最盛期と現在とを写真で比べてみますと、玉露茶園の減少が一目瞭然であります。加えて、玉露独特の摘採をする摘み子も高齢化し、摘採シーズンに摘み子を確保することが難しくなっております。地域の産業の象徴として歴史を築いてきた玉露を守るために、こもの編み手や、摘み子を含む後継者の確保が必須であると捉えております。こうした中で、玉露栽培に興味を示している若手就農者もあり、まずはこれらの方々への働きかけや公募などにより、後継者の確保・育成に取り組んでまいります。  次の項目の全国に誇れる藤枝ブランドを守り、発展させる施策についてですが、本市における玉露の振興策としては、品評会の開催、被覆資材等の支援、新植や改植等への支援、国内外における各種イベント出展による玉露の販売PR、玉露の入れ方教室の開催などを実施しており、茶園の維持管理や玉露ブランドの保持に向け、一定の成果を上げているものと考えております。引き続き、生産現場への支援や普及啓発を進めるとともに、今後は、生産者の生の声により一層耳を傾けることで、生産面積の維持・拡大や後継者不足の解消につながり、玉露を発展させるにふさわしい施策を展開してまいります。私からは以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 私から、標題3の1項目め、志太中央幹線の予定路線内に存在するイチョウの移植についてお答えします。  現在、本市と県島田土木事務所で事業を進めております志太中央幹線道路整備事業につきましては、事業区間内の土地所有者及び地元町内会の御理解と御協力により順調に進捗しており、日を追うごとに道路の形状が目に見える形となってきております。左車神社は、昔から地元住民の心のよりどころであり、その移転については、町内会の代表者を中心に神社の将来像が熱心に議論され、でき得る限り、従前と同じような姿での移転を望まれたため、イチョウの移植に意見が集約されたと伺っております。  左車の歴史を見守り続けてきたイチョウの木は、神社にとっても、地元にとっても代がえのきかない重要なものであります。本市としても、地元の決定に十分に配慮する中で、イチョウの大木の移植ができるよう、さらなる調整を図ってまいります。今後も、歴史や地域との結びつきの深い、いわゆるシンボルツリーと呼ばれるような古木、大木の保存に十分配慮して事業を実施してまいります。私からは以上です。 ○議長(西原明美議員) スポーツ・文化局長。 ◎スポーツ・文化局長(吉本寿) 私から、標題3の2項目め及び4項目めについてお答えします。
     最初に、2項目めの巨木、大木、名木を保全する文化政策についてですが、これまで本市では、豊かな自然に恵まれながら、古くから育まれてきた数多くの巨木、名木が知られており、地域や集落のシンボルとして、また神社や寺院の境内では信仰の対象として人々に大切に守られてまいりました。このような緑や樹木のうち、市民に愛され、種類や分布などの植物学的に特徴があるもの、また由緒や経歴などの歴史的な裏づけにより評価が高いものにつては、文化財保護法、県、市の文化財保護条例に基づいて天然記念物に指定し、保護を図っております。いずれも、本市の歴史を見守ってきた貴重な樹木であり、これらを後世に伝えていくため、文化財所有者への支援など、今後とも保存のための施策を進めてまいります。さらに、巨木、名木を育んだ地域の個性豊かな歴史、文化的背景を周辺の文化財と関連づけて紹介するなど、知的好奇心を高め、巨木、名木を通じて本市の魅力を再認識してもらうことで、交流人口の拡大にもつながるものと考えております。  次に、4項目めの県指定天然記念物、万年寺のカヤについてですが、岡部町新舟に所在する万年寺のカヤのほか、市内には、県、市の指定天然記念物が計14件あり、このうち、単体の樹木が指定されているものは11件です。それぞれが文化財的な評価に基づいて指定されたものであり、いずれも本市の貴重な歴史、文化資源であると考えております。現在、指定文化財を紹介する冊子やパンフレット等で紹介しておりますが、今後もホームページの指定文化財の紹介を見やすくし、内容を充実させるなど市民の関心を高めるよう工夫し、さらにPRに努めてまいります。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) では、再質問に入りますが、まず標題1ですね。長期未利用の県警察官舎の問題ですが、答弁では、この地域の住環境のよさ、また朝比奈川の架橋により利便性が上がることなどを上げて、ここが重要なところですが、人口対策として県に働きかけると言われました。答弁としては、これで申し分ないわけですが、今後のこともありますので、若干議論したいと思います。  今、4棟に10世帯10人ですね、全員単身者ということです。それで伺いますが、それぞれの棟がいつ建てられ、それぞれの棟に幾つの部屋があって、そのうち何部屋が埋まっているんですか、お答えください。  時間がないから私が言います。  A棟が4階ですね。24部屋あって、一人も入っていません。昭和56年に建てた。B棟が3階、12部屋あって、これは昭和57年に建ったんですけど、入居者はゼロです。C棟が昭和62年に建てられたんですけど、これは3階で12部屋あって、このうち入っているのは1部屋ですね。それから、一番新しいI棟、これは3階ですけれども、12部屋あって、これは平成4年に建てられました。ここに今9人いるわけですね。つまり、事実上は3棟は全部あいているという状況です。  では次に聞きますけど、耐震性はどうですか。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 警察官舎の建物の構造について、具体的に調査しているわけではございませんが、昭和56年以前に建てられたものにつきましては、基本的には旧の耐震基準でつくられておりますので、耐震性がないんじゃないかと推測されます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) 耐震性があるんですか、ないんですか。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) B、C、I棟、これにつきましては、新耐震基準でつくられておりますのであると思いますが、A棟につきましては、昭和56年3月ですので、旧耐震基準じゃないかと想定しております。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) 実は、この質問の通告をしてからレクチャーをやりますね。これは、担当の係の人とやったんですけれども、そのとき、部長は出席されなかったんでしょう。そんなもんだから、そういうあれだけど、ちゃんと部下は調べているんです。私が今言ったようなことは、全部そこから聞いたんです。それで、耐震性については、県から全部あるというふうに聞いているんですね。これは、昭和56年ぎりぎりで耐震性があったと。つまり、何を言おうと思ったかというと、耐震性が中にはないのがあるんじゃないか心配している住民がいて、しかし、これは耐震性はあるんだということを明確にした上で、しかし外から見ていて、やっぱり若干手を入れる必要があるなあという状況ですから、それらをやれば、十分に市としてもこれが住宅に使えるということが明らかになったと思うんですよ、この質問で。したがって、県と協議していくという答弁を進めてもらいたいというふうに思います。  次に行きます。  次は、玉露三大産地の問題です。  まず、市長から、明確な答弁がありました。全国的なブランドである玉露産地を守る問題で、一番重要な答弁が出たと思いますが、市長は、伝統ある玉露、あるいは玉露の三大産地、あるいはこれは伝統文化の継承とか技術の継承という問題としても、何としても後世に残していかなければならないと、こういうふうに明確に言われました。たくさん施策を言われたんですけれども、しかしこれは口では簡単に言えますけれども、これを本当にやろうとすると、本当に大変な問題だと思います、これから明らかにしていきますが。本当に全力を挙げて三大産地を守るということでいいんですね。確認をしておきます。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) これは、ただ単に岡部の問題じゃありません。日本の問題です。三大玉露は当たり前じゃないですか。文化も含めて、私は全力で守っていきます。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) ありがとうございます。  今、明確に守るというお答えがありましたので次へ行きますが、産地としての玉露の現状について聞きます。玉露は今どれくらい生産されているんですか。生産高ですね、これをちょっと教えてください。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 今の正確な調査はしてございませんが、先ほど玉露面積が3.9ヘクタールと申し上げて、平成16年に同様のアンケート調査をしたときに、面積12.6ヘクタールございまして、およそ9,000キロはとれていたという結果がございますので、そこから推察しますと、茶園面積が3分の1程度になっておりますので、現状で3,000キロ程度が生産されているんではないかと推察しております。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) 実は、藤枝市になってから、生産高が全然わかっていないんです。これが三大産地の一つの状況ですね。  次に、今回、さっき答弁にありましたように、ことし始めてやったわけですね、調査を。その結果、法人を含む14名、栽培面積3.9ヘクタールということがわかりましたが、岡部町が平成16年にやった調査があって、これは合併前です。それが今、執行部に受け継がれているようでけれども、この平成16年の調査と比べて、現状はどうなっているかということをちょっと教えてください。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 平成16年当時のアンケートによる生産者数が75名、それから生産面積が12.6ヘクタールということで調査されております。先ほど申し上げましたものと比較しますと、生産者数で5分の1、それから面積で3分の1程度に減少しているというふうに理解しております。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) 今、言われたように、75人のときから比べると、5分の1に満たない。それから、12.6ヘクタールあった面積から見ると、3割にまで下がっているということでございます。  それで、先ほどの答弁で、平均年齢は今73歳だと言われましたが、こういう捉え方では、私は真相に迫れないと思うんですね。個人は13人、現在、法人は1社、この法人は薮崎議員のところですけれども、この13人というのは、大体、朝比奈で私の同年代ですから、もう全部わかるんですけど、一番古い人は89歳です。もうことしあたりが限界じゃないかと言われているんです。それから、例の有名な東平さん、もう一人、長島さんという人も品評会で1位を取るような人ですけど、この2人は私の同級生です。長島さんはもうことしだけで、来年やられるかどうかというふうに言っているんですね。やれるかもしれません。  そうして、3人を除くと、皆さん全部古いんですよ。私より2つ上とか、私より2つ上の人が3人います。それから、若い人でも2つ下か。それでも、私から見ると若い人がたった3人しかいないんですよ。昭和23年生まれが2人、もうこの人たちはあと10年ですね、やれて。その後、要するに昭和26年が1人いますけど、この人が辛うじて60歳代の半ばですよね。あとは、みんなこういう状況なんですよ。そうして、宮島に10人、それから新舟は2人、小園はわずか1人、玉取、青羽根はゼロ、それから殿、羽佐間、野田沢、昔はお茶をやっていたんです、みんな玉露をつくっていたんですよ。それがもうゼロですね。こういう状態なんです。だから、73歳が平均だという捉え方では実態に迫れないです。こういう状態の中で、じゃあどうやって産地を維持するのか。これは、本当に簡単に行かない問題だと思うんですよ。何かお答えありますか。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 茶産地としてのブランドを守るという方法として、2つ私はあると思っていまして、1つはいわゆる生産技術、生産をいかに維持していくか。これは、後継者を早く育成して継いでいくということがあります。それもう1つは、マーケティングによってブランド力を上げていくということで、これまでも取り組みしてきましたけれども、さらに玉露についてターゲットを絞ったりとか、そこに見合う商品開発をしたり、こうしたことで消費者に求められる玉露を普及していくものをつくると。こうしたことでブランド力を高めていくという努力をしていく必要があると考えております。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) いや、これは、すらすら答えられる問題じゃないんですよね。正直言って、いやあ頭抱えちゃっているという答弁が出てこなきゃうそなんですよ。  それで、その次に行きます。  じゃあ市の取り組みはどうだったかと。いろいろやってきたと言われました。しかし、例えばこの市政報告書ですね、決算。この中に全然ないんですよ。これは、合併した後、平成21年、これが平成28年、去年のやつですね。ずうっと見ましたけど、この中に施策が全くない。出てこないんです。市長がさっきの答弁で、生産者が求める生産体制の強化と支援が必要と言われました。それじゃあこの中に、生産体制の強化と支援がどこにあるんですか。  これは213ページからですけど、219ページに、茶業振興事業費に対して6つの事業が書かれております。この中に、唯一あるのは、全国大会へ参加することにより、玉露の三大産地の一つである朝比奈玉露のPRを図りましたと。つまり、全国大会へ参加することが一つのPRだったという程度の記述なんですね。玉露という言葉はここにしかないんですよ。それから、JA大井川と連携と言いました。しかし、今、JA大井川は全然だめなんですよ。つまり、岡部町は、農協を2回合併したんですね。単独でやっていたころは、それは申し分なかったんです。だけど、藤枝農協と合併してからは、もうよそへ、脇へやられて、今、榛原も含めてでしょう。玉露の玉の字もないんですよ、正直なところ。だから、簡単にJA大井川と連携といったって、それはもう全然だめですよ。そういう状況です。  しかし、私は、きょう答弁されたことはやはりしっかりと記録されているから、このことは大事だと思いますよ。やっぱり何とかして前向きに頑張っていかなきゃいけない。それで、どういう課題があるかといったときに、いろいろ言われましたけど、しかし今必要なのは、そういうことを並べることじゃないんです。生産者に実際に寄り添って、何が本当に必要なのかということをしっかり調査すること。このことじゃないかと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 私どものお茶のまち推進室がございまして、そこの担当が随時生産者の皆さんと話をしたり、いろんな調査をさせていただいて、状況については把握しているつもりでございます。そうした中で、一番の問題はやはり後継者、これが今まででしたら跡取りがということになるんですけれども、なかなかそうはいかないということになれば、先ほど答弁申し上げたように、ほかの生産者、あるいは広く募集していくというような方法で確保していくということ。それから、摘み子の問題というのも声が上がっていまして、摘み子も高齢化していますので、そうした労働力を確保していくと。さらに、全国での品評会、とれるようなものをつくりたいという意欲は非常に高くございますので、そうしたものを取り入れた勉強会等を引き続きやっていくということを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(西原明美議員) 大石信生議員。 ◆12番(大石信生議員) この13日に、市の担当課が地元へ入って、こんだけやると聞いていまして、こういうのはやっぱり一つの前向きな変化かなあというふうに思っております。  それで、いろいろ支援と簡単に言いますけど、例えば今、藤枝市に対しては、視察のために大勢外から来ていますよね。議会だけでも、議会改革で50余団体が去年来たんです。いつも、藤枝かおりのペットボトルをぽんと置くわけですけど、こういうやり方が本当にいいのかと。支援するというんだったら、やっぱり市が地元の玉露を買い上げて、そしてそういうところへ出して、しかもこれを買っていってくださいということぐらいまでをPRするということは、非常に必要ではないかと。これは、議会だけではなくて、もっと広く来ますから、視察はね。例えば、そういうことなんかが具体的に進んでいかないと意味がないんじゃないかと。前の人の質問のときに、台湾で300人がお茶を接待されて好評だったと言ったけど、好評まではいいんだけど、じゃあそのお茶がその後売れましたかという話になると、これは答えが出てこないでしょう。だから、より支援は具体的じゃないきゃいけないというふうに思います。この点は、特に答弁がなくてもいいです。  最後、巨樹、古木、この問題に移ります。  左車神社のイチョウが一応、神社の移設先の境内に決まったというのは、本当に喜ばしいことだと思います。したがって、その次のいわゆる古木政策ですね、巨樹政策についてちょっと伺いますが、実は、この質問を通告して協議を進めている段階で、これが出てきました。きょう皆さんのところへ全部配られたんですけれども、すばらしいマップですね。岡部の分もあります。ただ、これが存在したときは、役所の中にたった1部しかなかったんです、旧藤枝の分がね。これ自体が貴重な文化財かなあというぐらいに思ったんですけれども、岡部町のものはそのときはないと言われました。それは部長がそう言ったんです。しかし出てきたんですね。  それで、これを見ると本当にすばらしいわけで、これを制作した藤枝21世紀森づくりの会はいい仕事をしているし、きょう出てくるときに、来年の正月は、お父さんと巨木めぐりをやろうと女房が言ったんですよ。つまり、そのくらいロマンをかき立てる内容です。しかし、これがどういうふうに扱われてきたかといえば、今言ったとおりです。一番最初に、担当の文化財課がこれを持っていなかったんですね。ましてや、皆さんほとんど知らないし、この政策にかかわった職員が何人かいるんだけど、その人以外は、ほとんど存在を知らなかった。それで、担当課に聞いたんです。藤枝の大きい木というのはどこにあるかと聞いたら、絶句しちゃって出てこないんですよ。ようやく大久保の大茶樹が出てきたんだけど、私がまあ御高根山の杉もあるんじゃないのというところから資料を引っ張り出してきて、あれもこれもこれもと言いましたけど、いわばそういう状況ですね、率直に言って。  したがって、いろいろ答弁では格好つけていろいろ言われましたけど、現状がそうなっているというところから出発して、やはり答弁でやられたように、これはしっかり増刷も含めて、これはぜひもう市民がみんな知って、こういう巨木を花の政策と一体にして、藤枝は進めていくという市にぜひなってもらいたいというふうに思いまして、答弁があれば伺いたいと思います。それで私の質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) 藤枝は、昔から、巨木、名木というのは大変有名でありまして、私は知っています。森づくりの川崎さんが中心になっていろいろやってくれておりまして、それはもうしばらく前の資料なんですよ、私のところには3冊ありますから。そういうことで、ただ大石さんが知らなかっただけじゃないかなと思うんですけれども、私はこのことをもっと広めなきゃいけないというふうに思っておりますので、また改訂するなら改訂して、藤枝ももし必要なら予算もつけてやる価値があるんではないかなと。東海道の松も含めてですね。また教えてください。 ○議長(西原明美議員) 以上で、大石信生議員の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) それでは次に進みます。7番 松嵜周一議員。松嵜周一議員。           (登       壇) ◆7番(松嵜周一議員) 藤新会の松嵜です。  それでは、通告書に従いまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、標題1のふじえだ花回廊事業についてということですが、ふじえだ花回廊事業は、平成27年3月に、ふじえだ花回廊基本構想が策定されました。「いつも どこでも どんなときも花でつながる」というテーマを掲げ、スタートいたしました。花をテーマとしたまちづくりであり、ふじえだ花回廊推進協議会が立ち上がり、市民との協働による取り組みにより今日に至っています。本年の3月には、市民総ぐるみによる蓮華寺池公園における世界一長い花の列の世界記録に挑戦し、その結果、3,117.17メートルというギネス記録が認定されました。さらに、これまでの実績が評価され、第27回全国花のまちづくりコンクールにて大賞、国土交通大臣賞が授与されました。ふじえだ花回廊事業を推進している方々はもとより、市民にとっても大きな励みとなるものであります。事業がスタートして、まだ2年8カ月ほどですが、ふじえだ花回廊を大きく育て、大輪の輪を咲かせていくためには、市内外に向けたさらなる取り組みの積み重ねが求められます。ついては、これまでの活動を振り返りながら、今後に向けた事業展開などについて伺います。  (1)ふじえだ花回廊推進協議会の開催状況及び市民協働によるふじえだ花回廊事業の総括的評価について伺います。  (2)地域との連携、協働によるまちづくりを目指す地区交流センターとふじえだ花回廊事業との連携について伺います。  (3)ふじえだ花回廊事業の中心拠点である蓮華寺池公園再開発事業における方針について伺います。  (4)今年度取り組みのオープンガーデン事業の進捗状況について伺います。  続いて、標題2に入ります。  空き店舗活用事業について。  少子・高齢化による人口減や後継者問題等が進みつつある中、商店街における空き店舗問題が全国的に課題の一つとなっています。本市では、ここ数年、人口増とはなっているものの、その例外ではなく、空き店舗問題への対応が求められています。本年10月に、藤枝駅南口のBiVi内1階に、静岡産業大学藤枝駅前キャンパスと藤枝市産学官連携推進センター及び藤枝エコノミックガーデニング支援センター「エフドア」が開設されました。こうした状況を踏まえ、本市における空き店舗活用に向けた取り組みについて伺います。  (1)登録されている空き店舗数と活用店舗数の現状について伺います。  (2)藤枝市産学官連携推進センター及び藤枝エコノミックガーデニング支援センター「エフドア」の今後の推進方針について伺います。  (3)平成29年度事業である空き店舗開業支援事業及び創業支援施設設置推進事業の推進状況について伺います。  以上、御答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 松嵜議員にお答えいたします。  初めに、標題1のふじえだ花回廊についての1項目め、ふじえだ花回廊推進協議会の開催状況及び花回廊事業の総括的評価についてでございます。  私は、花を育てること、また花をめでること、これはいろいろな意味で大変意義のあるものだというふうに思っていて、その施策を進めているところでございます。私は、「真に選ばれるまちふじえだ」の実現に向けまして、さらなるまちの魅力づくりといたしまして、蓮華寺池公園を初め、市内各地で四季折々の花が楽しめるスポットと、地域の花を守り育てる人を地域の宝として光を当てまして、その魅力を市内外に発信することで交流人口の拡大を図りまして、明るく品格のあるまちづくりを進めようと、このふじえだ花回廊基本構想を策定いたしたところでございます。  花の持つ力を多面的、また多目的に生かしまして、実効ある取り組みを進めるために、花の会を初めとした市民団体や企業、あるいは大学、これらの産学官の構成するふじえだ花回廊推進協議会を設置いたしまして、定期的に情報共有を図ることで、市民総ぐるみによります花のまちづくりの推進体制を構築してまいったところでございます。この協議会を中心に、市民団体や企業、学校等の協力を得まして、例のギネス世界記録挑戦、こういうようなことを初めとして、さまざまな取り組みを通じて、市民や本市を訪れる多くの方々に彩りと安らぎのある空間を実感していただきまして、ふじえだ花回廊の機運醸成に努めているところでございます。  こうした本市の多様な主体となる一体的な取り組みは、全国的に見てもすぐれた事例として高い評価を受けておりまして、本年度、議員も御紹介いただきました全国花のまちづくりコンクールにおきましても、市民総ぐるみの推進体制とシティ・プロモーション効果が評価の一番だというふうに思っておりましたけれども、この評価で最高賞である大賞を受賞したところでございます。今後は、これを励みに、藤枝といえば花のまちと真っ先に言われるように情報発信を強化するとともに、市民の主体的な活動を後押しいたしまして、オール藤枝で地域に根づいた持続性のある取り組みをさらに進めてまいります。  次に、標題2の空き店舗活用事業についての2項目め、藤枝市産学官連携推進センターとエコノミックガーデニング支援拠点、いわゆるエフドアの今後の推進方針についてでございます。  私は、本市が重点的かつ先駆的に進めております藤枝エコノミックガーデニングによる中小企業の支援、あるいは最近特に力を入れておりますICTを活用したまちづくりなど、さらに加速させたいと考えておりまして、御承知のとおり、この10月に、人と産業を育てつなぐ拠点といたしまして、静岡産業大学藤枝駅前キャンパスと一体的に産学官連携推進センターを開設いたしまして、ここにエフドアや、あるいは藤枝ICTコンソーシアムを集約したところでございます。  この新たな取り組みは、国も大変注目しておりまして、まさに地方創生に向けたモデルとなり得るプロジェクトでございまして、力強く、まち・ひと・しごとの創生を推進してまいります。このセンターとエフドアでは、連携して即戦力となる何よりも人材育成や起業に向けたシダビズやビジネスカレッジを初めとするセミナーや勉強会を開催いたしまして、さらには相談業務を行い、産学官による新たなビジネスや起業者の創出などを図ってまいります。  こうした取り組みを町なかに波及させていくために、まちづくり藤枝と連携いたしまして、センター前の共用部に「トライアルスペース・ココカラ」、こういう「ココカラ」という名前をつけましたけれども、これももうすぐですが、今週の9日に開設いたしまして、また駅周辺には、空き店舗を利用した創業支援施設を本年度内に整備をしていまいります。これらの施設は、いわゆるチャレンジショップとして店舗の実験運営の場を提供するものでございまして、創業から出店に至るステップをサポートするインキュベーション機能を有するものでございます。さらには、空き店舗開業支援事業や、あるいはまちづくり藤枝が予定する空き店舗のリノベーション事業などとの連携を図りまして、空き店舗を利用した開業までを支援するといった流れを今後構築いたしまして、空き店舗の活用を促進してまいります。あわせて、学生の地元定着の促進、あるいはICTコンソーシアムと連携いたしました中小企業、小規模事業者の支援に取り組みまして、空き店舗の活用にもつながる地域の経済活動の活性化を図ってまいりたいと考えております。  残りの項目につきましては、担当部局長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) 私から、標題1のふじえだ花回廊についての2項目め、地区交流センターと花回廊事業との連携についてお答えいたします。  ふじえだ花回廊事業では、公共施設や観光施設の緑化を進めておりまして、地区交流センターにおきましても、藤枝市花の会の皆様が中心となって花壇の手入れを熱心に行っていただき、四季を通じて美しい花を楽しむことができます。また、地区交流センターの活動として、生け花や花の寄せ植え、フラワーアレンジメントなど、花に関する講座の開催や自主グループによる活動も積極的に行われているほか、本年3月に実施しましたギネス世界記録挑戦に際しましては、地区交流センターが各地域の取り組み拠点となり、自治会や町内会を初め、各団体との連絡・調整を行うなど、事業の推進について重要な役割を果たしたところでございます。今後も、地区交流センターとの連携を強化し、潤いと活力のある地域づくりを全市へ広げることで、ふじえだ花回廊のさらなる醸成を図ってまいります。私からは以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 私から、標題1の残りの項目についてお答えいたします。  最初に、3項目めの花回廊事業の中心拠点である蓮華寺池公園再開発事業における方針についてでございますが、本公園につきましては、平成25年度から、第2駐車場や、れんげじスマイルホール、プロムナードなど、公園の顔となる部分の整備を進めてまいりました。本年度からは、花と水と鳥と笑顔をテーマに、昨年度に策定いたしました蓮華寺池公園再整備計画に定めました観光・交流、そして健康、教育、環境の4つの基本目標に基づきまして、にぎわいを創出するイベント広場や水辺の整備、園路や遊具の整備のほか、自然や文化などの学習の場としての環境の充実を図ります。  特に、ふじえだ花回廊事業の中心拠点といたしまして、春の桜や藤、夏のショウブ、アジサイ、ハスなどの充実のほか、花の少ない秋や冬にも楽しめるよう、十月桜や冬桜、また菊、椿、ロウバイなどの花木や紅葉する樹木の植栽など、市民の皆さんとともに、これまで以上に四季折々の彩りの充実を図りまして、新たな花の見どころづくりを進めてまいります。また、多くの人に愛される藤の里にふさわしい藤の育成と藤棚の整備、改良を進めまして、いつでも花を満喫でき、市内はもとより、県内外から訪れたくなる公園の整備を積極的に進め、来訪人口の拡大を図ってまいります。  次に、4項目めの今年度から取り組むオープンガーデン事業についてでございますが、オープンガーデンとは、個人やお店などで丹精込めて育てた植物やきれいに配置した庭を開放することで、花や緑を愛する人と人との交流を深めることを目的としております。花のまちづくりを目指します本市としましては、オープンガーデンの普及啓発のため、まずは市民の皆様に花のよさを知ってもらうよう、花屋による「てーしゃばストリート105」への出店や花のナイススポット写真の募集など、花と触れ合う機会を積極的に創出しております。また、本市の友好都市の一つであり、オープンガーデンの先進市でもある北海道恵庭市との市民を交えての情報交換や県内のオープンガーデン先進市より講師を招いての講演会を行っており、さらに来年2月にも、日本ガーデンデザイナー協会理事を講師に招き、2回目の講演会を開催するなど、市民の庭づくりへの機運を盛り上げてまいります。  今後は、オープンガーデン事業の趣旨に賛同される市民を中心とした市民の会の設立も視野に入れまして、市内各所にオープンガーデンの輪を広げるとともに、市民や企業などがみずから花を育て、花のある空間をつくり出すことで、ふじえだ花回廊の理念であります市民総ぐるみの花のまちづくりを推進し、観光資源の一つとして来訪人口の拡大を図ってまいります。私からは以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 私から、標題2の空き店舗活用事業についての1項目め及び3項目めについてお答えします。  最初に、1項目めの登録されている空き店舗数と活用空き店舗数の現状についてですが、商店街における空き店舗の増加は、商店街の魅力や機能を低下させる要因となっており、空き店舗の増加が次の空き店舗を誘発する状況が全国的に見られ、本市においても喫緊の課題であると考えております。本市における空き店舗数は、昨年度末で市内16商店街の合計が54軒、うち駅周辺の商店街が25軒、旧東海道沿いの商店街等が29軒となっております。  なお、この空き家店舗数は、所有者が貸す意思のある物件のみとなります。  また、空き店舗比率は7.7%で、中小企業庁が調査した昨年度の商店街の空き店舗比率の全国平均10.4%を下回る結果となっております。本市では、このような空き家店舗に対し、平成22年度から新規出店者に対する改装費支援事業を実施しており、昨年度末までの7年間で、飲食店や美容院など34軒が本制度を利用して出店しております。こうした支援の結果、8年前の平成21年度末には94軒あった空き店舗数が昨年度末には40軒減少しておりますことから、今後も出店希望の情報把握に努め、積極的な空き店舗対策を実施してまいります。  次に、3項目めの平成29年度空き店舗開業支援事業及び創業支援施設設置推進事業の進捗状況についてですが、空き店舗開業支援事業は、空き店舗への新規出店者への支援で、創業支援施設設置推進事業は、創業希望者が経験を積むための施設の開設者への支援です。  まず、空き店舗開業支援事業ですが、平成22年度から実施している空き店舗への新規出店者に、改装費の一部として50万円を上限に支援するものです。本制度は、空き店舗の所有者が物件を店舗として貸し出すために改装する場合にも対象とするのが大きな特徴です。進捗状況としては、本年度10月末現在で、飲食店など新規出店3軒と、空き店舗を所有する大家さん1軒の合計4軒に支援しております。この9月からは、本事業で開業した店舗をサポートするため、その店の一押しの商品やサービスを紹介する情報を市ホームページなどに掲載するとともに、制度のさらなるPRに努めております。  次に、創業支援施設設置推進事業ですが、市内で創業を希望する人や、創業後、おおむね5年未満の人が創業に向けた経験を積む施設の開設者に対し、施設整備費用を補助するもので、現在、補助率や補助限度額など最終調整をしています。この補助制度による創業支援施設の整備に加え、セミナーやエフドア産業コーディネーターのアドバイスなどの支援により、さらに創業者の育成環境を整えてまいります。今年度中の本制度の開始に向け、現在、施設所有者や開設運営候補者と、賃料や運営形態などについても鋭意調整を続けております。
     なお、創業支援施設入所者に対しては、産業コーディネーターが定期的に訪問し、課題抽出から解決までの支援を継続して行っていく予定です。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 答弁ありがとうございました。  それでは、標題1のほうから再質問させていただきたいと思います。  ふじえだ花回廊、大変、私にとってよい響き、多くの市民もそう思っているかというふうに思います。すばらしいネーミングだなというふうに思います。藤枝市勢要覧でうたっています「ほどよく、都会。ほどよく、田舎」の言葉と相まって、藤枝というまちのイメージが浮かび上がる思いがいたします。ふじえだ花回廊事業がスタートして2年8カ月ほど経過しておりますけれども、課題は持ちつつも順調に推移しているものと評価しております。大方の人は、季節ごとに咲き誇る花を見て感動するのではないでしょうか。しかしながら、それらの花々を慈しみ、育てるということとなると、なかなか簡単なことではなく、強い意思とかなりの労力が必要となります。これまでのふじえだ花回廊事業の成果は、花を愛する多くの市民、そして諸団体などの皆様の理解と実践によるたまものと思います。  それでは、1項目めのふじえだ花回廊推進協議会及び総括的評価に関して、再質問させていただきたいと思います。  ふじえだ花回廊推進協議会、産学官を中心にいろんな諸団体とということでありましたけれども、具体的にはどの程度の規模なのかちょっと見えないもんですから、構成要員といいますか、そこら辺について再度ちょっとお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) 花回廊推進協議会の構成メンバーでございますけれども、まず市長をトップといたしまして、花の会、自治会連合会、商工会議所、観光協会、駅南商店街振興組合、JA、金融機関、JC等、民間の12団体、それ以外に、県としまして、志太榛原農林事務所、島田土木事務所、それ以外に静岡産業大学、こうしたところが構成メンバーとなってございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) わかりました。若干、産学官だけといいますと、花の会とか、具体的に推進するところがちょっとないのかなという思いがあったものですから確認させていただきました。  開催頻度が定期的ということでしたけれども、定期的とはどのような頻度の定期的かお伺いします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) これまでは、春と秋の年2回を基本として開催してございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) わかりました。  まだ、2年半ですので、いろんな事業が展開していかないと、なかなか先が見えないといいますか、構想はありますけど、具体的なものは見えないと思いますけれども、この推進協議会として、そこら辺は、現状これからなのか、少しこういうように組織構成を変えたほうがいいのかという、そういったところら辺が議題に上っているかどうか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) この協議会の会議の中身でございますけれども、まず市の取り組みを報告いたしまして、各団体からそれぞれの団体の取り組みの紹介、今後の方針について説明をいただきまして、それについて意見交換をしておりますが、そういう中では、団体間で連携したほうがさらに相乗効果が高まるのではないかというようなことで、実際に連携事業も生まれてきております。あと、具体的には、昨年度実施しましたギネス世界記録挑戦、これは市の発案でありましたけれども、具体的な手法については、この協議会の中でいろんな案を出していただいて、それを実施に結びつけていったということでございます。このような例がございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) ありがとうございました。  それでは次に、総括的評価のほうにちょっと入らせていただきたいと思いますが、ふじえだ花回廊基本構想の施策展開方式におけるところに、具体的取り組みというものを掲げてあります。これに沿って、今、この2年8カ月来ていると思いますが、それらの中で、計画どおりに考えたものが進んでいるというものでいうと、大変多いものですから、特徴的な、またはアピールをしてみたいというようなものがありましたら、ちょっと御紹介をお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) この花回廊の基本コンセプトは、御紹介もいただきましたけれども、「いつも どこでも どんなときも花でつながる」、これが基本コンセプトで、これが4つの施策の展開になっております。いずれの施策も、もともといろいろな市民、あるいは市民団体の皆様が活動していただいておりましたけれども、この構想をつくることによって、各団体が同じ共通の目標ができたということで、それぞれの活動をさらに充実させる、あるいは新たな取り組みも生まれてきております。ですので、いずれの施策も順調に進んでいるかなあというふうには思います。  それから、何よりも、この構想ができたことで、各団体が情報発信をするようになっていただいたと。もともとやっていただいていた活動もありますけれども、さらに、これは花回廊の一環ですよということで、皆さんが紹介していただくことによって、それが全体の機運の醸成につながってきたと、このように考えます。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) いろんなことを通じてというふうな、歩きながらというか、走りながら考えるというのも一つの策だと思います。そういった中で、やはりこれは、全市民的な活動だと思いますけれども、ふじえだ花回廊というような、先ほど言ったように、ネーミングも非常に心地よいんですけれども、そういった意味でいうと、市民への浸透度というのは、例えば推進協議会を通じた中でもいいんですけれども、そこら辺は、所管部署としてどのように受けとめているのかちょっとお伺いします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) この花回廊基本構想は、できて2年数カ月ということで、全ての市民が知っているかというと、まだまだというところはございます。そういう意味で、一つ大きなイベントをやったらどうかということで、昨年度、ギネス記録に挑戦しまして、これが多くの、240の団体が参加していただいたということで、かなりの皆さんが、マスコミでも取り上げられた、全国でも放送されたということで、ある程度の方は知っていただいたかなあと思いますけれども、これはそれぞれの市民の皆さんが一歩活動にさらに踏み出していただくということが重要と思いますので、そこのところがこれから市民総ぐるみところをさらに進める課題なのかなというふうに考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) まだまだだと私は思っていますが、今ちょっと話の出ましたギネスチャレンジ、これは非常にいい意味でいうと効果があったものだと思いますけれども、やりっ放しではいけないんで、やられていますけれども、プロモーションといいますか、このギネス結果を受けて、ことし3月ですから、それ以降どのような形でそれをプロモーションの中に生かしたのか、ちょっとそこら辺についてお伺いします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) 3月にギネス記録を達成しまして、このとき、多くの方に、先ほど申し上げましたけれども、団体、市民の皆さんにかかわっていただいたということで、一緒にこの記録を達成したことを喜びを分かち合ったのかなあというふうに思いますけれども、今、議員が言われたように、オール藤枝、オール藤枝市民となると、まだこれからの部分がございます。そういうことで、今回、ギネス記録がいろんなマスコミにも取り上げられて、また全国からも、どういうふうにやったのかという問い合わせも多く来ております。それから、巽ライオンズクラブさんがこの記録をこれからも後世に残すという意味でも、蓮華寺池公園に記念碑をつくっていただいて、これを寄贈していただいたということで、多くのこれにかかわった皆さんが非常に喜んでいただいておりますし、またこれだけで終わってはいけないという思いもありますので、今後、我々もこのギネスだけでなく、花回廊構想は基本的な構想を進めるということで、さらに推進をしていきたいと、このように考えます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) それと、成果のほうで最後にしますけど、ちょっと先ほどの市長の答弁からも出ましたけど、全国花のまちづくりコンクールのほうで表彰いただきました。プロモーションと、いろんなイベントの中で特徴あることをやってきたということが評価されたということなんですけど、もう一度、そこら辺の評価されたところがどういうことだったのかということを、PRかたがたで結構ですのでちょっとお伺いします。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) 全国の花のまちづくりコンテストで大賞、最高位の賞をいただいたわけですけれども、この評価は、全国的に花のまちというのはたくさんあるわけですけれども、大体、花の有名なところというのは、一つのスポットが非常にいいけれども、そこだけだというところが多いということも聞きました。藤枝は、ここが日本一だというところではないですけれども、どこへ行っても花が咲いているところがありますねと。まず、駅をおりたところ、当然ながら蓮華寺もそうですし、いろいろな箇所があります。それから、やはり多くの市民がかかわっている、花の会を初め、自治会の皆さんもいろんなところで花を育てていただいている。それがこのギネスの記録も当然評価されたわけですけれども、いわゆるかかわっている主体が多くある。それをまた上手に束ねて発信している。ここら辺が評価されたというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) では次に入ります。  2項目めの地区交流センターとふじえだ花回廊とのかかわりということなんですが、非常に地域の中心拠点であるということになるかと思います。そういった意味では、地域のいろんな諸団体と連携して、いろいろな花づくりをやられているのも承知はしております。そういった中で、やはりその中心拠点である、地域に広めるというところでいうと、地区交流センターの果たす役割というのはやっぱり大きいと思うんですね。それで、先ほどの推進協議会の中では、これは行政とつながっているところだという前提だと思うんですけれども、この推進協議会の中に地区交流センターも入ったほうが、進める上においては、直接的に中に入るということでいいのではないかなと。これは、ちょっと反論、異論もあると思いますけれども、そこら辺について見解がありましたら、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) この協議会の中には、市長をトップとしておりますが、市の職員も関係部局の職員が入っております。ですので、市民文化部のほうからもメンバーとなっておりますし、また自治会連合会からも出てきていただいております。やはり先ほども申し上げましたけれども、ギネス記録では、地区交流センターが拠点となっておりまして、当然ながら、交流センターでもともとの花に関する活動はしていただいています。それらが花回廊にもつながるということが、今回、特にギネス記録でそこら辺は認識していただきましたので、今後も地区交流センターにおける花に関する活動もさらに活発にしていただくとともに、それらをうまく束ねて、全体の花回廊につなげていきたいというふうに考えます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) それでは、3項目めのふじえだ花回廊事業の中心拠点ということで、蓮華寺池公園再開発事業のかかわりについて、ちょっとお伺いいたします。  ふじえだ花回廊基本的構想の中においても、蓮華寺池公園は4つのテーマに沿った藤枝市の中心拠点であると位置づけられているかと思います。そういった意味で、現在、蓮華寺池公園再整備計画を策定しまして、平成29年度以降、整備事業が推進されていきます。この再整備計画の中に、花回廊、四季を彩る植栽の充実という項目がうたわれております。再整備計画の中にこの方針を盛り込んだ背景など、もう少しちょっと具体的なところについてお答えいただければと思います。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) 蓮華寺池公園の再整備計画に、この花回廊の計画を入れた背景でございますが、先ほども御答弁いたしましたし、皆さんも御承知だと思いますが、蓮華寺池公園には、春夏秋冬それぞれにいろんな花が咲きまして、まさに市内の中では一番花類が豊富にある、まさに花回廊の拠点であるということで認識しておりまして、そこでこの計画をつくる際にも、さらにそれを伸ばしていくということで、先ほど言いましたように、花の豊富な時期はいいんですが、花の少ない時期にもさらに花を豊富にさせて、四季折々に楽しめるような蓮華寺池公園をつくって、皆さんに楽しんでいただきたいという思いで、この計画の中に花回廊と四季折々に楽しめるということを上げさせていただいております。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 背景はわかりました。  それで、蓮華寺池公園の再整備計画に当たりまして、ふじえだ花回廊基本構想の4つの施策の一つである「Season」、いつも1年中花を楽しむことができるまちづくり、これを踏まえると、特に秋以降、春までの期間の花づくり構想に期待すると、先ほどちょっと考え方のほうをそういうふうに言われておりました。その蓮華寺池公園の再整備計画の中で、植栽計画平面図というのがありまして、これを見ると、二度咲きの桜を植栽する。先ほど、最初の答弁のときに、十月桜と具体的に名前をおっしゃっていましたけれども、多分、それが二度咲きの桜だというふうに思いますけれども、ここの二度咲き桜の意味で推進構想に入れられたわけですけれども、それは先ほどの計画に入れたということに基づく考え方でここに盛ったということで、ちょっと再確認の意味で答弁をお願いします。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) そのとおりでございまして、先ほどから申しておりますとおり、秋冬はやはり蓮華寺も寂しくなりますので、そこでその時期に咲く花ということでいろいろ探しておりまして、この十月桜とか冬桜、また四季桜というのがありますけれども、それら秋から冬に咲くそういったものを入れることで、少しでもにぎやかにしていきたいということで入れてございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 蓮華寺池公園は、春には桜まつり、それと藤まつり、月をまたがりながらですけれども、連続的に行われまして、市内外からかなり多くの人たちが見えております。まさに、花回廊の中心拠点としての実績を積み重ねており、またそれによってのシティ・プロモーション効果は絶大なものというように思います。  秋から冬にかけても、多くの人たちが蓮華寺池公園に足を運んでもらえる花づくりとして、先ほど説明していただいた秋から春にかけて咲く花の植栽は、この構想にふさわしいものと考えます。この桜は、総称として冬桜と呼ばれるようで、別名としては、姥桜、四季桜、今、言葉が出てきました十月桜など、7つほどあるようです。私の個人的な体験になりますけれども、この近隣では、豊田市の小原町というところで、四季桜・四季の回廊と銘打ちまして、かなり広大なエリアでもってこの冬桜が植えられております。私は2度ほど、12月末ごろですけれども、観光で訪れる機会がありました。秋の紅葉と四季桜のコラボレーション景観に大きな感動を覚えたことを記憶しています。この感動をぜひ蓮華寺池公園でも再現できないか、その思いから、今回のこの蓮華寺池公園再整備計画に上げられました二度咲きの桜を植栽するという構想に対しまして、大いに期待したいというところであります。言葉だけではなかなか伝えられませんけれども、こうした近隣の冬桜の名所も視察されまして、今後の具体的な構想づくりの参考とされるよう願うところでございます。  次に(4)ですが、今年度の取り組みのオープンガーデン事業推進状況についてお伺いいたしたいと思います。  まず、オープンガーデン事業の進捗状況として、いろんなイベントと連携してという話が出されました。今は、オープンガーデンとは何かというような普及啓発を進めている現状であるとの受けとめをしたわけなんですが、そういう認識でよろしいか、ちょっと確認の意味でお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) そのとおりでございまして、まずオープンガーデンという言葉そのものをまだ多くの市民の方が御存じないということですので、まずはオープンガーデンとは何かということから、今、啓発のほうを始めておりまして、それと同時に、市民の方が庭づくりとか、花づくりに親しめるような環境を少しずつつくっているところでございます。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 私も、大変オープンガーデンというのは、できればすばらしいと思うんですけれども、そこまで行くにはなかなか大変な労力が要るかなと思っております。そういった意味では、ぜひとも粘り強く、誠意を持って市民の皆さんに呼びかけられまして、市民協働のもとに花のあるまちづくり藤枝市の実現に向けて推進されるよう求めたいと思います。  それでは、標題2のほうに入らせていただきます。  先ほどの答弁の中で、現状の空き店舗数と活用店舗数、ここでちょっと数字を拾わせていただきましたけれども、平成21年度は94軒で、平成28年度は54軒と、40軒ほど空き店舗が減少したけれども、そのうち34軒が空き店舗の補助制度を利用しましたというふうにお聞きしました。現状の平成28年度末の54軒の空き店舗、これは駅周辺が25軒、旧東海道筋で25軒と、これが現状の実態ということになろうかというふうに思います。  これを開いていきますと、空き店舗補助制度を受けたのが34軒、これの現状のあいているところの区分別といいますか、駅周辺と旧東海道沿いといいますと、その利用ぐあいという数字はどういう形になりますか。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 一覧表は持っておりますけど、それの区分がちょっと資料として持っておりませんが、基本的には、やはり駅周辺のほうがやはり空き店舗に対する需要は多いというのが一般的な状況です。具体的な数字につきましては、ちょっと数えればできるんですが、済みません、失礼します。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 空き店舗の数字に当たっては、空き店舗の登録と空き店舗の紹介、現状としてはこれに尽きるかと思うんですけれども、具体的にはどのような方法で推進されているのか、内容についてお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) まず、この数字なんですけれども、毎年度末に調査を行っています。これは、商店街に対してですが。それと同時に、担当は、各商店街に随時行きまして、いろいろな情報を集めておりますので、そういう情報も常に加味しまして、空き店舗の情報というのを集めております。また、今度、出店したいという方につきましては、一番は宅建業協会がつくっておりますホームページ、情報サイトがありますので、不動産情報サイトで見ていただくのが一般的なんですが、ただ、やはり商店街に直接来まして、出したいというような情報だとか、あるいは藤枝ではまちづくり会社というのがありますので、こちらにも情報が来ますので、こういうときには市から情報提供というのも行っております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 現状の把握と紹介と、中身がちょっとわかりましたけれども、これは継続していくと思われますので、現状を踏まえて、今後もう少し効果的な、効率的なというような手法等を考えているものがありましたら、御紹介いただきたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 現在、この空き店舗の情報をデータベース化するということで作業を進めております。できましたら、すぐにホームページ等で公開するんですが、できれば本年度中の公開を今目指して作業を進めている最中でございます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) ちょっと確認ですけど、今年度中にやるという中で、ホームページから閲覧できるような手法で考えているということでよろしいですか。結構です。  それでは、2番目の産学官連携推進センターとエフドアの関係の項目の中で、少し紹介がありましたけれども、なかなか横文字の多い話が多くて、一つ一つ翻訳してもらわないとわからない部分もありますけれども、ちょっとそれは時間がないもんで別にしますが、簡単に紹介いただきましたけれども、トライアルスペース・ココカラということがありまして、これは12月1日付の新聞で報道されていましたから、ある程度、概要は理解できているかと思いますけれども、もう少しちょっと具体的な内容で御紹介いただければお願いしたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(八木重樹) トライアルスペース・ココカラにつきましては、先ほども市長の答弁のほうでございましたけれども、BiVi藤枝の産学官連携推進センターの前の少し広いところを使いまして、起業を目指す人ですとか、あるいは起業して間もない人がそこで試験的に物を販売して、そこで売れ行きですとか、消費者の動向だとかを見ていただきまして、そこで行けそうだなと思ったら、次に空き店舗を活用した出店のほうにつなげていきたいということでやる事業でございまして、BiViの中に8つのテーブルといいますか販売スペースを設けまして、それぞれ1ブース2坪ぐらいありまして、今言ったように、例えばハンドメイドの雑貨、あるいはハンドマッサージやネイルをやったりですとか、新商品の試験販売など、そうしたものに活用していただくものでございます。以上です。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) それでは、最後、3点目ですが、空き店舗開業支援事業と創業支援施設設置推進事業についてちょっとお伺いいたしますが、創業支援施設設置推進事業のほうですけれども、現在は進行中ということで、いろんな具体的な細かなものについては鋭意検討中ということなんですけれども、ということは見込みがあるからやられているわけですので、どの程度の件数を見込まれて今進められているのか、そこら辺についてお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 創業支援施設についての対象でございますけれども、現在、女性の起業セミナー等で参加されている方が何十名かいらっしゃいます。そうした中から、実際に独立するまでの間のインキュベーション、いわゆる付加施設として、そこでいろんな実験店舗的なものをやってトライアルするところでございますので、その中での数でやって出てくるということで、今、確定的な数字は申し上げられませんけれども、セミナー受講者の数十名の中からそうしたものが生まれてくるんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 具体的な場所的なものというのは、まだ見込みはついていないということですか。今、どっちかというとちょっと人のほうの話に聞こえたものですから、ある意味でこれは場所だと思うんで、ちょっとそこら辺をお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(秋田弘武) 失礼いたしました。  場所につきましては、駅周辺、あるいは郊外を含めて、何カ所か候補地を当たってございます。その中から選定していくということで、事業主体のほうと協議しております。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) それでは、質問としては最後にさせていただきますけれども、今年度の市民政策提案、この最優秀賞を獲得したテーマが「空き店舗を利用した演劇による商店街を活性化」というものでした。まさに、市民レベルの皆さんでも、やっぱり空き店舗に対して関心を持たれているあかしの一つかなあというふうに思います。今回、最優秀賞ということで、それを評価した中身と、今後の後の取り扱いについて、その具体的な内容といいますか、その方向性についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(西原明美議員) 商業観光局長。 ◎商業観光局長(内記秀夫) 市民政策提案で今回大賞を取ったものというのが、3年後ぐらいをめどにしまして、演劇を商店街でやったらどうかというような内容でございます。我々としましても、この実現に向けまして、例えば商店街の橋渡しだとか、どういう支援ができるかとか、そういう話は今後橋渡しをしながらしていきたいと考えております。  済みません。先ほど答えられなかった部分をちょっと補足させていただきます。  34軒の補助をしていましたけれども、駅周辺が、うち28軒、それから旧東海道等が6軒ということで、先ほどは申しわけございません。よろしくお願いします。 ○議長(西原明美議員) 松嵜周一議員。 ◆7番(松嵜周一議員) 最後ですが、空き店舗対策事業の積極的かつ効果的推進によりまして、その成果が実を結んでいくことによって、人材育成及び地域活性化などにつながっていくと思います。藤枝市産学官連携推進センターを中心に、関係する各事業組織と円滑な連携のもとに、その当初の目的達成に向けて、積極的かつ意欲的に取り組まれるよう求めまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(西原明美議員) 以上で、松嵜周一議員の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) ここで、休憩いたします。                         午後2時43分 休憩
                            午後2時54分 再開 ○議長(西原明美議員) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ○議長(西原明美議員) 一般質問を続けます。3番 鈴木岳幸議員。鈴木岳幸議員。           (登       壇) ◆3番(鈴木岳幸議員) 市民クラブの鈴木岳幸です。  ちょっと喉が荒れてしまって、若干お聞き苦しい点もあるかと思いますが、御容赦ください。よろしくお願いいたします。  それでは、一般質問を始めます。  まず標題の1、市民の政治参加について。  日本の政治体制は、間接民主制を取り入れており、政治に対して市民は選挙で参加し、代弁者である政治家に負託する仕組みになっています。市民には、選挙以外にも直接請求や住民運動など政治に参加する方法は多く存在していますが、実際にはほとんど市民は選挙以外の政治参加の方法をほとんど行っていないのが現状であり、選挙の重要性は非常に大きなものとなっております。  しかしながら、選挙の投票率は低下し続けており、多くの市民が政治から離れてしまっている現状があります。このままの状態が続けば、ますます政治離れが進んで、民主主義の根幹が揺らぐことにもつながりかねません。  そこで、関連する以下の点についてお伺いをいたします。  第1点、市民の政治参加意識が高まっていないと多くの人が感じていますが、市としてはどのように考えているか、意識を高めて政治離れを食いとめていくような取り組みは行われているか伺います。  第2点、若者の政治参加を促す方法として、子ども議会や学生議会などを市の主催で開催し、若者の意識を高める取り組みを行っている自治体があります。そのほかにも一般市民から参加者を募る市民議会や女性の声を聞くための女性議会や、障害者が意見を述べる障がい者議会など、政治に参加するのが少し難しかった方々にも政治への参加意識を高めてもらう取り組みを行っている自治体もあります。  藤枝市では、そのような取り組みに対してどのように考えるか、導入することは考えられるか伺います。  第3点、投票率は、市民の政治参加意識が数字であらわれる最も大事なものであると考えます。藤枝市の投票率の低下に関して、どう対策を講じているか伺います。  第4点、投票率の低下に歯どめをかけるために、期日前投票所の増設が多くの自治体で行われていますが、藤枝市では同様の方法は考えられないか伺います。  続きまして、標題の2、ニュースポーツの普及・推進について。  ニュースポーツとは、軽スポーツともいわれるもので、競い合うことよりもレクリエーションの要素で体を動かし、楽しむことを主としたスポーツのことであります。  藤枝市では、各自治会から推薦され、任命されたスポーツ推進委員の皆様がフレッシュテニスやファミリーバドミントン、ワンバウンドふらば〜るなどの種目の普及に御尽力をいただいております。これらのニュースポーツは、簡単で負担が少なく、初心者でもその日からプレイすることができ、気軽に行うことができるため、ふだん運動をしない方にも入りやすいものであると感じます。健康増進にも大いに役立つものでもあり、今後さらに推進していくべきと考えます。  そこで、ニュースポーツに関連する以下の点についてお尋ねいたします。  第1点、多くの自治会、町内会等で参加してくださっているニュースポーツですが、まだまだ参加していない方々も多くいるように思われます。参加の要請や支援はどのように行われているか伺います。  第2点、練習場所が足りないという声もありますが、どのように対応していくか、伺います。  第3点、今後の普及・推進の方法について伺います。  以上、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 鈴木議員にお答えいたします。  標題1の市民の政治参加についての1項目め、市民の政治離れを食いとめる取り組みについてでございます。  国民の政治に対する関心の低下につきましては、国政から地方政治に至る共通課題でございまして、価値観の多様化が続く市民生活の中で、とりわけ若者の投票行動に対する意欲の薄れが懸念をされているところでございます。  こうした政治離れや選挙の投票率の低下に対しましては、政治に対する主権者としての市民の意識を高めることが大事でございまして、あわせて選挙の投票行動に着実につなげる啓発も重要になってまいります。そのため、行政としても主権者教育に力を注ぐとともに、何よりも市民の身近に市政を感じていただき、主権者であることの理解を促しまして選挙の投票行動につなげてまいりたいと考えているところでございます。  その意味では、藤枝型新公共経営に基づく施策といたしまして実施し、市民に積極的な提案を求める市民政策提案制度、あるいは女性の声を市政に生かす「ふじえだガールズ・ミーティング」、これらは市政を身近にする役割を担っていると考えております。  また、この新公共経営につきましては、個々の施策だけではなくて人材育成や施策の進行管理を含めて内外の注目を集めておりまして、その結果、職員採用試験の受験が本市は急増していることからも、多くの方々に市政が知られているものと感じているところでもございます。  そこで、今後も引き続き、藤枝型新公共経営に基づきまして、よりよい政策を立て、市民にわかりやすい市政を力強く推進して、政策をより身近に感じていただきますとともに、選挙管理委員会と連携した啓発活動によって、政治や選挙への関心を高めるよう努めてまいります。  残りの項目につきましては、担当部局長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 総務部長。 ◎総務部長(大畑直已) 私から、標題1の残りの項目についてお答えいたします。  最初に、2項目めの若者の政治参加を促す取り組みについてですが、疑似体験を得られる子ども議会などの取り組みは、開かれた議会活動の一環として、あるいは主権者教育の一環として、さらには行政の広報広聴活動の一環として多くの取り組み事例があることを承知しております。  本市でも、鈴木議員などが参加されていますスマイルキッズタウンの子ども議会の取り組みが、体験学習の場として貴重な役割を担っているものと考えております。こうした手法が、子供たちの未来の政治参加のために効果的であるということは言うまでもありませんが、投票率の向上に向けた即効性という点では、さらに投票間近の世代を含めた若者世代に政治を意識づける取り組みが重要となります。  そこで、本市の選挙管理委員会では、中学校や高等学校で出前授業を行っており、本年も4月には藤枝北高校と瀬戸谷中学校に、11月には岡部中学校に出向いてクイズや本物の選挙資機材を用いた模擬投票を行い、生徒から大変好評を博しております。  また、6月に執行された静岡県知事選挙では、県下で最大規模となる延べ90人の高校生や大学生などを投票事務に採用し、また学生による啓発活動も駅前で行い、実体験を通して政治や選挙の重要性を感じていただきました。まずはこうした投票年齢、あるいは直近年齢を対象とした選挙管理委員会の取り組みにより、政治や選挙への関心を高めてまいりたいと考えております。  次に、3項目めの投票率の低下に関する対策についてですが、平成28年度の参議院議員選挙から投票年齢が満18歳に引き下げられましたが、その成果は満18歳の投票率にはあらわれているものの、19歳から20歳代前半の世代の投票率は依然、低いまま推移しております。また、全体を見ても本年の静岡県知事選挙における本市の投票率は49.57%で、平成25年の前回選挙と比べてマイナス5.27%となり、有権者の半数を割りました。  こうした状況を踏まえ、選挙管理委員会では中高生への出前授業や選挙での学生従事者の募集のほか、静岡産業大学と連携した啓発活動や新成人への啓発冊子の配布、そして18歳に到達した市民への選挙啓発を兼ねたバースデイカードの郵送などにより、選挙を身近に感じるよう促しております。また、こうした多面的な取り組みを支援するため、行政としても今後、SNSなどの若者の情報ツールを活用し、政治参加の意義を発信してまいりたいと考えております。  次に、4項目めの期日前投票所の増設についてですが、差し迫る超高齢社会に配慮し、あるいは利便性を求める若者世代にも対応するため、これからさらに多様な投票機会の確保が重要になるものと考えております。  そこで、選挙管理委員会では、6月の県知事選挙から新たに高洲地区交流センターを加え、市役所と岡部支所の3カ所に期日前投票所を開設したところであります。これにより、本市南部地域の投票環境の向上を図ることができましたが、期日前投票所の開設に当たりましては、駐車場の確保や庁内LAN等のシステム環境の整備、そしてバリアフリー対策などの条件を満たす必要があります。そのため、今後も各投票区における投票状況を踏まえ、期日前投票所としての利便性や確実な投票事務を行うスペースの確保などを見きわめる中で、選挙管理委員会とともに期日前投票所の増設を検討してまいります。私からは、以上でございます。 ○議長(西原明美議員) スポーツ・文化局長。 ◎スポーツ・文化局長(吉本寿) 私から、標題2のニュースポーツの普及・推進についてお答えします。  最初に、1項目めの参加要請や支援についてですが、ニュースポーツ大会や教室では、市民にスポーツの指導や助言を行うことを目的として市が任命しているスポーツ推進委員がコーディネーターとなり、地元の自治会や町内会で参加を募っております。  また、支援については、地域におけるスポーツの振興を図るために設置した地域スポーツ振興交付金を自治会、または自治会支部に交付し、各地域で実施するスポーツイベント等の経費などに充てていただいております。  ニュースポーツに対する認知度は、徐々に広がってきていると考えております。  次に、2項目めの練習場所の確保についてですが、ニュースポーツは他のスポーツと同様に市民体育館や岡部体育館のほか、小・中学校の体育館で行っております。そのうち、小・中学校体育館の平成28年度の利用率は、全体平均が80.7%であり、施設によっては90%を超えるなど、一部には希望する日時に予約がとりにくい状況が生じているのも事実です。その場合、市としては、利用率の低い施設を紹介するなど、利用促進を図るとともに、利用者のニーズを把握し、さらなる利便性の向上、安全・安心な施設整備を図ってまいります。  次に、3項目めの今後の普及・推進の方法についてですが、本市としてはニュースポーツだけではなく、ウオーキングイベントなど、多くの市民に健康づくりに取り組んでいただくことが重要であると考えております。そのため、普及活動は必要不可欠であり、今後もスポーツ推進委員による教室、大会の開催やスポーツ&健康フェスタ等のイベントでの体験会のほか、健康増進を含めた普及・推進用チラシも配布してまいります。  さらに新たな試みとして、動画配信なども実施し、市民の誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しみ、健康保持・増進につなげることができる環境づくりを推進してまいります。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員よろしいですか。鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) それでは、いただきました御答弁に対しまして再質問をさせていただきます。  まず、標題1の政治参加についての第1点目でございますけれども、政治離れを食いとめていくような取り組みということでございます。  この藤枝市でも市民提案ですとか、ガールズ・ミーティングといったものが行われているといった御答弁がございました。この市民提案とかというのが一般の方の中から市の政策でこういったものがいいんじゃないかというのを広く受け付けているということだと思うんですけれども、非常にこれいい取り組みじゃないかと思います。  ただ私、ちょっと思うのは、こういった提案ごと、やっぱり興味を持ってくださる方、提案してくださる方というのが、どうしても若い方というよりは年齢的には上の世代の方が多いんじゃないかと考えるんですけれども、その点はいかがでしょうか。実際は幅広い年齢の方から多くいただいているものでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 総務部長。 ◎総務部長(大畑直已) 平成24年度から始まりました市民政策提案制度でございますが、当初は13件ということでございましたが、本年度に至りましては108件ということで、市民の中に深く浸透してきているということだというふうに感じております。といいますのも、特に優秀なものにつきましては、予算をつけまして、実際に形としてものを出しているということで、非常に市民にも政治への参加、いわゆる行政への参加という意味で非常に有効な手段でございます。  そして、御質問いただきました内容でございますけれども、市民政策提案募集の対象者としましては市内の学校に在学する者というふうに1行書いてございますので、若い者からお年寄りまで幅広い年齢ということで、一番初めの平成24年度におきましては、たしか小学校5、6年生の子が母親とともに、たしか一番上の優秀賞を取ったというふうに記憶しております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 若い人がそのように興味を持ってやっていただけるのは大変すばらしい取り組みだと思います。  そうしますと、もう一個、ガールズ・ミーティングというのがあったかと思うんですけど、こちらのほうもやっぱり若い方がたくさん応募してらっしゃるんでしょうか、その点もお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。企画創生部長。 ◎企画創生部長(藤村啓太) ガールズ・ミーティングというのを実施しておりまして、高校生と大学生による女子に限定しておりますけど、そうした皆さんによるいろいろな市政に対する提案を検討していただいている会でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 思ったよりも若い人にそのように取り入れて、応募もしていただいているというのは大変すばらしいことで、そこはちょっといい意味で予想以上に裏切られた面もあるんですけれども、今後はまたそれを続けていっていただけるということですよね、その点は大いに期待をさせていただきたいと思います。  今いただいた御答弁の中では、多くの年代の方にそういった政治参加の取り組みを行っているということでおっしゃっていただいたんですが、そうすると、若い世代の方の取り組みというのは、やっぱり教育の現場でもそういった政治離れを食いとめるというか、興味を持ってもらう取り組みが必要かと思うんですが、そういった教育部門でのちょっと御答弁がなかったように思うんですが、そちらでもどういった取り組みが行われているかというのをちょっとお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 教育長。 ◎教育長(山本満博) 学校におきましては、中学3年生の公民の授業において、労働教育というのを取り上げているわけですけれども、その中で労働分野の抱える社会的な問題を取り上げて解決策を考えようというようなことでやっておりますので、政治参加への意識がそこで芽生えてくるんではないかなと思っております。  それから、具体的な今までの例としてちょっと紹介をしたいと思いますが、昨年度、高洲中学校の3年生の社会科の授業でもって、交通と、それから公園と防災、この3つをテーマにして、暮らしをよくするために現状把握をして、そして問題解決策を考えようという授業を4日間行いました。そのときに、ゲストティーチャーというか、ゲストアドバイザーとして地元の自治会長さんと、それから市のほうでは危機管理課と協働政策課と、それから花と緑の課の人たちが参加をしていただきました。こういうふうにして地域の課題を自治会と、それから今言ったように行政でもって一緒に考えることによって、やっぱり子供たちは政治参加への意識が高まってきているのではないかなというふうに考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 中学校でそういった課題を、市の職員を交えて解決のための手法を提案しているということですよね。ちょっとそれは知らなかったんですが、すごい先進というか、よくできるなと思ってしまうんですけど、実際にそれによって採用された政策課題みたいなこともあるということになるんですかね。 ○議長(西原明美議員) 教育長。 ◎教育長(山本満博) 地域課題なもんですから、地域でもってどうかしようということで話し合ったということで、実際には昨年度のことですが、毎年、高洲中学校のほうでは地元の自治会長さんに入っていただいて社会科の授業のほうでお話をしていただいているというようなお話でございました。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) なかなかすごい取り組みだと思いますので、ぜひ1つの中学におさまらずに、ほかにもどんどん広げていっていただければもっとすごいかなと思いますが、なかなか学校のこま数も限られている中、大変だと思いますが、ぜひ広げられるんでしたら広げていただきたいなと、これはちょっと要望をいたしたいと思います。  私もちょっと6月の議会では、労働教育の問題については提案させていただきましたけれども、若い方々がそういった知識を得ていくということが将来的に自分の身を守ることにもつながりますし、そして他人にアドバイスをしたりということで、そこから政治参加の道につながっていくんじゃないかと非常に重要なことだと思って、今改めて感じたところでございます。  実際に、政治参加への取り組みを催しとして行っているところということに関しての質問でございますけれども、スマイルキッズタウンの子ども議会ということについてのお話がございました。  「スマイルキッズタウンふじえだ」というのは、御存じの方もたくさんいらっしゃるかと思うんですけれども、子供のまちというのをつくって、そのまちの中で子供が投票して、市長と市議を選挙で選んで、その人たちがまちづくりをして、みんなはそれを言われた範囲内でお店とかを運営していくというものです。  このスマイルキッズタウンという子ども議会はあるんですけれども、これとはもっと違った形の子ども議会というのをやっているところがあるんで、ちょっと調べてまいりました。  それは、千葉県の千葉市というところになるんですけれども、ここは実際に子ども市議が本会議場のこういう議場に座って、本当の市長と相対して市長に一般質問するということです。たしかちゃんと事前通告もあって、その答弁書も用意してということだと思うんですが、そこがすごいのは子供が言った提案を市長がその場で聞いて、答弁を用意していると思うんですけれども、答えてその内容がいいものであったら、例えばごみ箱をもっと多く設置してとか、そういう子供ならではの視点だと思うんですけれども、そういった提案を市長がその場でそれいいですね、それやりましょうと言って、実際に政策化して実行してしまうということがあるんです。そのように実際に子供たちが考えた案が採用されていくというのは、非常に子供たちにとって大きないい影響を与えると思っています。  こういった本当に大人とやりとりしながら子供が勉強していくような仕組みが藤枝市でもできないかと思うんですが、そういった点はいかがお考えでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 教育長。 ◎教育長(山本満博) 先ほど、スマイルキッズタウンについてお話をいただきましたけれども、これにつきましては、やはり今お話があったように、働くという視点に立ってその中に参加した子供たちの中で子ども市長とか、あるいは子ども市会議員がいて、そしてまちづくりを進めるという点では、政治参加を意識させるそういうものでは非常にいいなというふうに思っております。  藤枝市でどうかということですが、今、もうちょっとつけ加えさせていただきますと、静岡県のほうでは子ども県議会というのがありまして、それには毎年、藤枝市の中学生が、2年生ですけれども、2名参加しております。そういう中では、例えば安心・安全なまちづくりとか、あるいは災害に強いまちづくり、そういうものについて提案をしていただいています。その結果が県のほうの施策に反映されているかちょっとそこはわかりませんけれども、そういう形で今動いておりますので、なかなか市のほうでそれをするということはちょっと時間的には大変かなというふうに考えております。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 県のほうで、子ども議会を行っていただいている子供がいるというのは、大変すばらしいことだと思います。  先ほど申しましたように、大人と相対峙して政策をぶつけていくというのはなかなか大変ですけれども、子供たちの中にはきっとやってくれる子もいると思いますので、ぜひそういった事例も研究しながら、今後の課題にしていただきたいと思っております。  もう一個、さらに私が探してきた中ですごいところがあったんですけれども、山形県の遊佐町というところがありまして、そこは中高生が少年町長と少年議員というのを選出しているところがあるんですが、そこは何と予算の執行権はその少年議会が持つと、45万円の年間予算があって、その使い方は少年議会と少年町長が決めているということなんですね、今までやったものですと、例えばゆるキャラをつくったりですとか、あるいはミュージックフェスを開催したりとか、そういった若者らしい視点で実際にその予算執行権を持ってやっているということがあるもんですから、こういったおもしろい事例があるんですけれども、そういったふうに子供に予算を与えて、その中で完結させるような取り組みというのは今後検討の余地はありますでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 総務部長。 ◎総務部長(大畑直已) 本市におきましては、平成20年から藤枝型新公共経営に基づきまして、若手職員のプロジェクトチーム、それから先ほど申し上げました平成24年度からは市民政策提案に基づく提案制度ということで予算づけを実際行っております。そして、先ほど御紹介いたしましたように、実際、子供たちの提案で、いいものであれば事業化として、形としてあらわしてきておりますので、そういったことの中で引き続きやっていきたいと思いますけれども、今、議員が御提案いただきました内容につきましては、今回の大きな議題のタイトルになっておりますけれども、引き続きそういった形の中で市民、あるいは子供たちが政治への参加意識を高める、あるいは投票行動につながるというところになるのであれば、引き続き選挙管理委員会とともに効果的な取り組みについて研究してまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) なかなかちょっと前向きなお答えになってびっくりしているんですけど、ちょっと私は結構とっぴな案だと思ったもんですから、なかなか難しいというお答えをいただけるかなと思ったんですけれども、確かにおもしろい案でありますし、子供たちの自主性を尊重して政治に興味を持ってもらうという面では非常に効果が高いことだと思いますし、何より地元意識が強まることにもつながると思いますので、いろんな事例を参考にこの課題も検討していただきたいと思っております。  藤枝市で学生を投票事務に90人も使っているだとか、なかなか先進的な取り組みが行われているのに若者の投票率が上がらないというのは、ちょっとやはり全国的な課題でもあり、厳しいところだなと思うんですが、それも含めて次の投票率の課題に移らせていただきたいと思っております。  一般の有権者がやはり50%ぐらいしか行かないという中で、10代、20代の有権者はさらにそこよりも低い形になっていると。  今、言っていただいたような取り組みをしてもらっているんですが、それと同じように私、危惧している点が1つありまして、藤枝市の直近の選挙の投票率を調べてみますと、実は女性のほうがちょっと低い結果となっているんですよね、大体0.5%から1.5%ぐらい、選挙によるんですが、総じて女性のほうが低い結果となっております。1.5%というと1,000人ぐらい、女性が選挙に行かない人が平均から比べるといるということですから、これは非常に危惧する問題ですが、そういった女性に興味を持ってもらえていない我々政治の側にも大きな責任があると自戒の念も込めて反省して申し上げるところではあるんですが、そういった方々に興味を持ってもらうのが、実は我々の公的なところよりも民間のほうが先に進んだことをやっていまして、選挙割というのが最近はやっています。新聞でもよく記事になっていたんで御存じの人が多いと思うんですけれども、この選挙割ということについては御存じでしょうかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 総務部長。 ◎総務部長(大畑直已) 選挙割というものですけれども、投票済証明書、本市の場合は投票証明書というものになるわけなんですけれども、そういったものを地域の、民間のお店ですとか、団体等に持っていくと、そういった割り引きなどのサービスが受けられるというものが今、広がっているということは認識しております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。
    ◆3番(鈴木岳幸議員) この選挙割、やっぱり御存じだと思うんですけれども、投票済書を持っていってお店で割り引きが受けられるということです。全国的に有名なラーメン屋さんとかでも替え玉サービスとかをやっているんで大きくニュースになったもんですから。これ非常にいいことだと思うんですが、ただ藤枝市では、調べたところ、まだやったところはないんじゃないかなあと、あったらちょっと申しわけないんですが、私の把握する限りではなかったかなと。この選挙割というのもうまく利用して、投票率のアップにつなげたらいいんじゃないかと。お得なことに敏感な方もたくさんいらっしゃいますから。ただもちろん市が主導してやっていくというのは、いろいろ法律上とか課題もあって難しいと思いますが、例えば選挙がありますというポスターがいろんなところに張られますよね、何月何日投票日ですと。もし事前にこういった選挙割が把握できているんであれば、その下のほうに、ことし選挙割をやっているところここがあるよとかという、ちょっと民間の手助けになっちゃうというか、民間部門に参入しちゃうことにも特定業者の手助けになっちゃうかもしれないんで難しいかもしれませんが、ちょっと商工会議所とかとできれば相談していろんな手法があると思うんで、ここはまた検討のお願いをしておきたいと思います。  こういった投票率をアップしていくためのことなんですけれども、続きまして、次のところの期日前投票という点についてまいりたいと思います。  今、期日前投票、多くの人が利用しています。私もこの間の選挙、期日前に行きました。なかなか、ちょっと当日いろんな用事があって、行けるかわからないなと思ったもんですからそうしたんですけれども、期日前投票所増設を検討されるということで今、おっしゃっていただいたんで、そこは大いに御期待申し上げるところではあるんですが、今、藤枝市で3カ所、高洲の交流センターもできるようになって、これは非常に大きな進歩だと思うんですけれども、そこからさらに進んで、焼津市ではショッピングモール、商業施設のほうでできるようになっております。イオンの2階の一部屋なんですけれども、あれはイオンにしてみても恐らくメリットがあるんですよね、来てみたらついでに何か買い物して帰るかというお客さんもいることでしょうし、そういったところにお願いをして、何とか場所を貸してもらうことができないかということと、あとは駅でやっているところが最近徐々にふえております。県内でも伊豆箱根鉄道の修善寺駅で、今できるようになりました。ここが、非常に利用者が多いということで、これもニュースになっておりました。また、JRの駅でも長野県の松本駅という非常に大きなターミナル駅でもやっているところもあります。こういった手法もぜひ、うまく取り入れてやっていただきたいんですが、こういった駅とか商業施設での期日前投票所開設というのはどのようにお考えでしょうかお伺いをいたします。 ○議長(西原明美議員) 総務部長。 ◎総務部長(大畑直已) 駅とかショッピングモールへの期日前投票所の開設ということの御質問だと思うんですけれども、やはり多くの市民が集い、あるいは市民が行き交うところに期日前投票所を設置することは、やはり市民の利便性を向上させて、ひいては期日前投票所における投票率の向上、これについては効果があるなというふうに認識しているところでございます。  ただ選挙というものにつきましては、やはり適正、厳格な執行が必要になりますので、先ほど一番初めの答弁で申し上げましたように、例えばシステムの整備ですとか、駐車場の確保、あるいはバリアフリー対策等々といったものの課題をクリアしていかなければならないこと、そして期日前投票所の開設に当たりましては、何よりも職員の配置が大変必要になってきます。ただ単に職員を置くということじゃなくて、選挙事務に精通した職員を配置するということが大変必要になってきますので、そういった者の育成にやはり時間が要するというふうに感じております。  そして、駅といいますと藤枝駅ということに限らせてお話させていただきますと、藤枝駅南北自由通路は、実は道路施設でございまして、例えば場所的にJR東海の改札に直結するスペースであるもんですから、期日前投票所の開設につきましては、相当JRと協議が必要なのかなというふうに感じております。  したがいまして、期日前投票所の市民の利便性を高めるためということではその必要性は十分鑑みておりますので、選挙管理委員会とともにそういった開設の場所の選定、そして増設に向けた検討を引き続き進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) やはり、ちょっと難しい点も多々あるかと思います。ただ、ほかにやっているところがあるということですので、これも事例を参考にしていただいて、今後の課題にぜひしていただきたいと思っております。  とにかく投票率の低下というのが政治の不信のあらわれということもありますし、その点はもちろん市当局ではなくて、我々議員の側がそのことを深く胸に刻んでこれからも、真摯にしっかりと活動していかなければならないと私自身深く思っております。そこは私もしっかり頑張りますので、どうか当局の皆さんも投票率、政治離れの低下、歯どめをかけていただく施策を展開していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、次に標題の2点のほうです。ニュースポーツの普及・推進ということに関してですが、ニュースポーツという言葉自体は非常に広い範囲でして、スキューバーダイビングとか、スカイダイビングとかいった激しいものも含まれるようなんですが、私は今回、軽いスポーツというほうのニュースポーツで取り上げさせていただきました。  私自身も町内でファミリーバドミントンとかワンバウンドふらば〜るに参加させていただいているんですけれども、これはやっぱり非常に簡単なんです。初心者で行ってもその日からできるんです。私、同じように町内のソフトボールに参加したことがあるんですけれども、ソフトボール、こんなでっかいボールなんですが、私、何回振っても当たらないですよ。3球3振が5打席ぐらい続いたら、もう来るなと言われたんですね。けれども、このファミリーバドミントンというのは、シャトルの先にスポンジがついていてゆっくり飛ぶもんだから、平気でラケットに当たるんですよ。それでもたまに空振りするんですけれども。こういった簡単なスポーツを推進していくことによって、やっぱり市民の健康増進にもなりますし、あるいは孤立化防止にもなるし、ひきこもり防止とか、あるいは町内での顔の見える関係が強化されるといった非常にいいことづくめだと思っております。  ただ、このニュースポーツに関しても、やっぱりちょっとただじゃないですよね、お金がかかります。例えば、ファミリーバドミントンのさっき言ったシャトルの先にスポンジがついていて、思いっきり打つとスポンジが割れて使えなくなっちゃうんですね。これ1回壊れると修理が利かないんです。また、このスポンジのついたシャトルというのが結構高いんですよ、普通のシャトルよりもやっぱり需要が少ないせいか、物すごいメジャーな競技になれば値段も下がるんですけれども、まだまだそこまでではないんでこのシャトルが結構高い。それとあと、体育館で競技するときに枠にビニールテープを張るんですけれども、このビニールテープもまた結構高いんですね。剥がしてまた次回に再利用するんですけれども、大体二、三回使うと、ちぎれちゃって使えなくなってきます。ですので、みんなで会費をちょっとずつ出し合ってやるんですけれども、子供だとか、お年寄りの方とかにもぜひ出席していただきたいと思うと、やはり会費なんかも余り取りたくないなあと思うんですが、こういった用具をいろんなチームに直接的に支給するとかそういった支援の方法というのは考えられないでしょうか、その点をお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) スポーツ・文化局長。 ◎スポーツ・文化局長(吉本寿) 用具等の支給の御質問ですけれども、基本的に各拠点のスポーツ施設に用具がございまして、その貸し出しの充実はこれからもより図っていきたいというのが1点。それから、貸し出しというよりは、今、私どものほうで考えているのは、地域スポーツ振興交付金というのをお渡しして活動費に使っていただいている。その交付の活用方法を検討させていただいて、その中でそういったものにもうまく使っていただけるような検討をさせていただきたいというふうに考えてございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 地域への支給があるということだもんですから、なかなかちょっとそれも用途が決まっていて、チームまで回すというのは難しいと思いますので、そういうことでしたら、ぜひ増額とか町内への物品の支給という形でも構いませんけれども、なるたけちょっと負担が少なくなるような方法もできるだけ御検討いただければと思います。  次に、その参加者をふやすための要請の方法ということに関してなんですが、今、スポーツ推進委員が非常に頑張っていただいております。自分もお忙しい中で、いろんな人に声かけをしながら、一緒にこのスポーツをやろうよということでお声かけして呼んでくださっているんですけれども、今の状況で、かなりいっぱいのところまで来ているんじゃないかと感じております。ただそれでも、まだやっていない人へのお声かけとか、参加してくださいという呼びかけをするには、ちょっと人手が足りないかと思うんですけれども、そしたらどんな方法があるかといいますと、やはりスポーツ推進委員をもうちょっとふやすかという話になってくるかもしれないですけれども、そうするとまた町内でなり手がいないという話も出てまいりますので、推進委員をふやすことができるか、できなければ各種団体の方々に参加をお願いしていって、そこから裾野を広げていくとかといった方法、今どのようにやっているかという点も含めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(西原明美議員) スポーツ・文化局長。 ◎スポーツ・文化局長(吉本寿) 参加への推進についてでございますけれども、現在、自治会であるとか、町内会などに地域の皆さん同士でお声かけをしていただくとかということが必要であるということもありまして、いろんなチラシであるとか、あるいはこの間も静岡新聞に動画でいつやらの写真を、スマホ、タブレットでかざしてみると、どういう競技かというのがわかるようなPRするということもやっています。こんなことで少しでも知っていただく機会をまずふやしていこうということを最優先として取り組んでさせていただいています。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) そうですね、まず知っていただくことが第一だと思います。静岡新聞の動画よかったですね。私の町内がちょうど動くところで写っていまして、非常におもしろかったです。今やっていただいているということなんで、これ以上は言いませんけれども、核となる人をこれ以上ふやすといのはなかなか厳しいところだとは思いますので、さまざまな手法を考えながら進めていっていただきたいと思います。  次に、練習場所という件でございますけれども、今、御答弁でもありましたように、平均で80%も埋まっているんですね、体育館が。私がよく行っている藤小の体育館はもっと混んでいると思うんで、答弁の中にあった90%というところなのかもしれませんけれども、これだけ多くなってくると、ちょっとほかにも確保したほうがいいんじゃないかという声が上がっていると思うんですけれども、例えば地区交流センターの一番広いホールありますよね、あそこなんかは天井も高かったりするんですが、ネットを張るポールの穴なんかを開けて、そういったところを利用するような方法できないですかね、あるいはこれから新設するところには、あらかじめつけておくとか、床の強度もあると思うんですけれども、そういった活用方法は考えられないでしょうかお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 今、地区交流センターの御質問でありますので、私のほうからお答えさせていただきます。  地区交流センター、もちろんスポーツ施設はありませんので、構造上、天井が低い、あるいは床の強度、こういうものも問題があるとは思いますので、例えばバレーボールやバスケット、こういうものは当然、現状ではできない状況です。その中でも現在でも、例えばもっと簡単なスポーツといいますか、卓球やミニトランポリン、こういうものは全ての交流センターの例えば集会室や会議室を利用されて既に、全ての交流センターでそういう利用がされておりますので、そういう利用はこれからもぜひ積極的に使っていただきたいとは考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 卓球とかができるんであれば、多分強度的にはできるかなということも予想はするんですけれども、現時点ではちょっと難しいということでありましたんで、これもまた今後の課題かと思っております。  将来的には、新しい新設のところ、ちょっと強度を上げたりとかネットを張るポールの設備をつけたりというのは、ぜひ御検討いただきたいと思っております。  続いて、次の項目に行きたいと思いますが、なかなかふだん運動をしない方が、簡単なことだといっても、参加しづらい状況があると思います。  今後の普及について、先ほどもおっしゃいましたけれども、動画などで知っていただくということもあると思うんですけれども、それでもやっぱり参加しない方に関しては近所の方がどれだけ言ってもウオーキングすらやらない方だと、なかなか難しいと思うんですよね。こういった方々に接するというのは、恐らくは町内の方というよりは福祉部門の方が多いかと思うんですけれども、実際にそういった方々、スポーツをやろうという気にならないんじゃないかと思うんですけれども、スポーツをふだんやらない方に何らかの運動的なものを訴えていくような手法というのは今、何か行われていることってあるんでしょうか、ちょっとその点をお伺いいたします。 ○議長(西原明美議員) スポーツ・文化局長。 ◎スポーツ・文化局長(吉本寿) 今までの教室とかというのは、会場が、例えば市民体育館ですよ、来てくださいねという形のスタイルになるわけですが、それだと議員おっしゃるように、なかなかスポーツをやりたがらない方は参加が少ないだろうということもありまして、現在、市のほうでは出前講座というのをやっています。スポーツ推進が中心になるわけですが、こちらから地域に出ていって、その地域の近いところで本当に軽スポーツです、ペタンクとかそういったものを体験していただくという取り組みをしていますので、ぜひそういったところを自治会、町内会のほうで活用していただいて、私どもが地域へ近づいていって、そこで来ていただく。その体験が次につながってくれるかなというふうに考えてございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 今のお答えは、大変すばらしいことだなと思ったんですけれども、ふだんやらない方にお声かけしていって、最初は頼み込んででもどうにかでいいから来てくれよというところからだと思うんですね。私も実際そんな感じで始めたところではあるんですが、やってみると意外に楽しい、難しい仕事だと思いますけれども、ぜひ今後も進めていっていただきたいと思います。  ニュースポーツが段々広がりを見せる中で、特にファミリーバドミントンなんかは既に協会も設立されて、近隣市町でもいろんな大会ができているかと思うんですけれども、藤枝市だけでやっていると限界がありますから、近隣市町との連携というのは非常に重要になってくるかと思いますが、今、ファミバドも含めてですけれども、広域で志太榛原とか県内とかも含めて広がりを見せるような連携方法というのは、どのように推進をされているでしょうか。 ○議長(西原明美議員) スポーツ・文化局長。 ◎スポーツ・文化局長(吉本寿) 現在、志太3市によりまして、志太地区スポーツ推進連絡協議会というのを組織して活動しております。普及活動を特にやっているわけですが、本市が取り入れたワンバウンドふらば〜るにつきましては、来年度には志太地区でもプレ大会をやろうということで今、予定が進んでいるという状況でございます。 ○議長(西原明美議員) 鈴木岳幸議員。 ◆3番(鈴木岳幸議員) 大きく広がりを見せているということで、非常に喜ばしいことだと思っております。グラウンドゴルフとかもそうですけれども、たくさんやっている人がふえると自分もやってみようかなと思うことがあると思いますので、ぜひどんどん推進して進めていっていただきたいと思います。  今回、このニュースポーツということで取り上げましたけれども、やっぱり誰でもできて、誰もが簡単に健康に近づけるというのが非常に重要なことだと思います。私も最近ちょっと運動不足で体脂肪がどんどんふえてきてしまったもんですから、これからますます自分の健康には留意もしなきゃいけないことがありますので、しっかりと運動して健康になるために私も参加していきたいと思います。  ぜひ、今後も推進に御期待申し上げます。  以上で、一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) 以上で、鈴木岳幸議員の一般質問を終わります。  それでは、次に進みます。1番 遠藤久仁雄議員。遠藤久仁雄議員。           (登       壇) ◆1番(遠藤久仁雄議員) 志太創生会の遠藤久仁雄です。  前回、9月議会で、私は駿河台の住宅地にある調整池にカワウが大発生いたしまして、それによって地域の皆さんがこうむった被害について一般質問をいたしました。その後、市当局の働きかけにより、例えば広い敷地なんですが、樹木を伐採していただいた。それから、下草狩りをきれいにやっていただいた。何よりもうれしかったのは、市役所と地域の住民の代表が協働してこれからの対策に当たる、そういう協力体制をつくって始めたということです。  おかげさまで、カワウは500羽ぐらいいたんですけど、どこかへ行ってしまいました。どこへ行ったかはわからないんですが、どこかで悪いことをやっているんじゃないかと思っているんですが、幸い市内ではないようで、どこか遠くへ行ってしまったようなんですがね。駿河台がよければいいというわけではありません。環境問題として、これから考えていかなければならないことだと思っております。  ともあれ、そのときに市長がすぐに対応しますと力強いお言葉をいただいたんですが、本当に素早くいろいろ対策を練っていただきまして、市当局に感謝のお礼を申し上げます。特に、河川課とか道路課、大変お骨折りいただきました。これからも協力していただくことになると思いますが、お願いします。  きょうは、交通安全の質問をいたします。  午前中、多田議員が同じ質問をされまして、私も聞くことないんじゃないかと言われたんですけど、重なる質問を避けて続けたいと思います。  実は、私、市立病院の近くに住んでおります。バスが通るメインストリートというか、そこから1本裏の道、そんなところに住んでいるですが、毎日のように、朝な夕な救急車のサイレンが聞こえます。1日に十数回でしょうか、時間を選びません。正直、ちょっとうるさいなと思うこともありますが、実際にその救急車を利用されている方のことを思ったら、本当に大変だと思います。こんな時間に体調を悪くしたのかとか、けがでもされたのか、あるいは交通事故に遭ったのかと心配になります。  きょうは、市内から1件でも交通事故が減りますように、そう願い質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  では、通告に従いまして質問を読み上げます。  標題1、交通事故を減らし、安全なまちに暮らしたい。  どうしたら交通事故を1件でも多く減らすことができるのだろうか。県が、市が、町がそれぞれに願いを込め、知恵を出し合い、交通安全対策に取り組んでいます。私たちの暮らす人口14万6,000人のまち藤枝市、交通量の多い東海道ベルト地帯に位置し、どの道路も大変混雑しています。県民の乗用車保有台数も高く、移動の手段として便利な車が手放せない生活となっています。そのため、公の統計を見ますと、人口1万人当たりの交通事故発生件数は静岡県の各市で全国に比べ大変高くなっています。本市も御多分に漏れず、近隣市と同じ状況であり、これを心配して本年4月から協働政策課内に交通安全対策室を設け、交通事故撲滅に向けての取り組みが始められました。まだ半年間の実績ではありますが、年度中途の折り返し地点での評価を行い、後半の施策につなげていくことが大切だと考えます。以下、交通安全に関連し、質問を行います。  1項目め、交通安全対策室設置後の今年度上半期4月から9月までの6カ月間の交通事故発生件数について、昨年度と比較した結果を伺います。同様に死亡事故の発生件数についても伺います。  2項目め、一昨年の市内交通事故の分析では、大きく分けて2つの特徴が報告されています。1つ目は、人身事故の約70%が、追突・出会い頭の事故であります。そして、2つ目の特徴として、高齢者が関係する事故が全体の30%強を占めています。この傾向は、この半年間も続いているのでしょうか。  3項目め、道路標識などのハード事業について伺います。一昨年質問した小・中学校の通学路における横断歩道の未設置箇所はその後、解消されましたか。  4項目め、市民の安全を願い設置した交通安全対策室でありますが、市民にその気持ちが十分に伝わっているのでしょうか。市民の思いや考えを十分に取り入れた施策の展開を望むものです。ハード面での一層の整備に加え、今後のソフト面、特に運転マナー等に関しての効果的な取り組みを伺います。  以上、4点につきお答え願います。 ○議長(西原明美議員) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) 遠藤久仁雄議員にお答えいたします。  御質問の交通事故を減らし、安全なまちに暮らすことについての4項目め、運転マナーなどソフト面の効果的な取り組みについてでございます。  交通事故は、当事者だけではなく、家族を初め、大変多くの皆様の平穏で幸せな生活を一瞬にして奪ってしまう大変悲惨なものでございます。  午前中の多田議員の御質問にもお答えしましたように、交通事故のないまちづくりは、私の最大の目標であり、悲願でもあります。そのためには、警察との連携をさらに強固なものといたしまして、職員とともに交通事故の削減のためにできることは何でもやるという決意で臨むつもりでございます。  本市では、悲惨な交通事故のない安全・安心のまちの実現に向けまして、交通事故を削減するためのさまざま取り組みをより効果的、かつ具体的に進めるため、本年度より交通安全対策室を設置したところでございます。交通安全対策室では、これまで実施してきたさまざまな交通安全対策に加えまして、警察などの関係機関や、あるいは市の関係部局との緊密な連携とスピード感を持って総合的な交通安全対策に取り組んでいるところでございます。交通安全対策の実施に当たりましては、市民政策提案制度による取り組みの募集、また関係機関で組織する交通安全対協議会、あるいは小学校で実施している交通安全リーダーと語る会での意見交換など、さまざまな機会を通しまして、市民の皆様の御提案や、あるいは意見を伺いながら、市民生活に即して具現化するなど、より効果的に取り組んでいるところでございます。  また、本年度は重点項目といたしまして、高齢者と子供の交通事故防止。そして、追突・出会い頭事故の防止。さらに全世代を対象とした交通安全意識の向上対策、この3つの重点項目を定めて各所の施策を進めているところでございまして、市民総ぐるみのふじえだ交通事故ゼロ作戦と称しまして、自治会連合会からの御提案と御協力によりまして、交通安全宣言書に各戸で署名していただくなど、市民の交通安全に対する意識の高揚に努めております。  来年度には、市民政策提案によります自動車学校と連携した交通安全イベントの開催、あるいは県内では初となります、これも午前中に御紹介申し上げましたが、民間損害保険会社との連携協定によりまして、高齢者を対象といたしました参加型・体験型の交通安全教室の実施などを新たに計画するほかに、ハード面での交通安全施設整備にも力を入れて予算を拡充してまいります。  今後も引き続き、警察などの関係機関や自治会などとしっかりと連携しまして、あらゆる方策や手段を用いまして交通安全日本一に向けて全力で取り組んでまいります。  残りの項目につきましては、担当部局長からお答え申し上げます。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 私から、標題1の1項目め及び2項目めについてお答えします。  最初に、1項目めの交通安全対策室設置後の交通事故及び死亡事故発生件数についての昨年度比較のことでございますが、本年度の4月から9月までの交通事故発生件数は596件で、昨年度の同期間と比較し42件減少しております。一方で、昨年の12月から交通死亡事故ゼロが続いておりましたが、8月から9月にかけて3件発生したため、上半期に限っては昨年度と比べ2件の増加となっております。しかし、本年1月から9月までの期間におきましては、交通事故発生件数が871件と昨年度の同期間と比較し73件の減少、また負傷者数は1,100人で147人の減少、死亡者数は3人で2人の減少となり、それぞれ、いわゆるトリプル減の状況になっております。  次に、2項目めの半年間の交通事故の傾向についてですが、本年度の4月から9月までの追突・出会い頭事故の割合は、全体の約68%となっております。また、高齢者が関係する事故については、件数は減少しているものの、全体の約35%と、割合としては若干の増加となっておりますが、市内で発生する交通事故の傾向としましては、これまでの分析と大きくは変わっておりません。私からは、以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 私から、標題1の3項目め、通学路における横断歩道の未設置箇所の解消についてお答えします。  平成27年11月議会で御質問のあった小・中学校の通学路における横断歩道を設置すべき箇所は、7カ所を確認しておりましたが、現在このうちの2カ所が設置済み、残りの5カ所が未設置となっております。未設置箇所につきましては、藤枝警察署に強く働きかけ、早急に対応してまいります。  こうした状況から、道路管理者としては、安全上迅速な対応が必要であると考え、交差点を強調するカラー舗装や注意喚起の路面標示など安全対策を未設置箇所の5カ所で実施しております。  今後も横断歩道の設置を藤枝警察署に強く働きかけるとともに、引き続き道路管理者として対応できる通学路の効果的な安全対策に取り組んでまいります。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員、よろしいですか。遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 答弁をお聞きしまして理解が深まりましたが、それでは、順に質問をさせてください。  実は都市データパックという資料がありまして、いろいろな市のデータが載っております。それを見ますと、いろんなデータがありまして、藤枝市は住みよいまちだということがわかります。全体的には、安全な安心なまちでございます。例えば刑法の犯罪の件数もすごく低いです。建物の出火件数もすごく低いんですよ。ただ、交通事故の発生件数だけは多い。これは、静岡県の市全てが多いです。藤枝市だけというわけではないんですが、だからいいということではないので、このことについて今回も気になって取り上げたわけです。  今の1項目めの答弁で、大体、交通事故を、それから死亡事故についてお聞きしたわけなんですが、いいことに、例えば4月から9月までの6カ月をとっても、それから本年の1月から9月までの9カ月間をとっても、事故は減っていますよね。これは、やはり安全対策室をつくったから減ったというふうにお考えになったほうがいいと思います。もし対策室をつくっていないで、今までと同じような状況でやっていたら、ふえたかもしれない、そういうふうに思います。ですから、これはすごく前向きに捉えていただいて、前向き思考でいくほうが私はいいと思います。残念ながら、死亡者、亡くなられた方がいらっしゃるわけですが、これは、年間大体数人お亡くなりになるんですけど、その数がそんなに大きくないもんですから、ある事故が起きると一気にふえるという可能性もございまして、余りこの数字をあれこれ言うよりも、私は全体の事故発生件数をまず抑えるように努力されたほうがいいんではないかと思っております。  とは言っても、重大事故を減らさねばなりませんので、最初にお聞きするのは、ことしの8月から9月までの間に、わずか一月ちょっとの間に3件の死亡事故がございました。この死亡事故の日時、大体朝とか夜とかわかればいいんですが、それと当事者の方の年齢、性別、それからお住まいの市町、事故の概要、そういったものを教えてください。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 3件の交通死亡事故の概要ということの御質問ですが、最初に起きた1件目ですが、8月20日、これは日曜日ですが、朝の7時35分ごろとなっております。市内の青南町3丁目地内の交差点で発生したもので、島田市の43歳の男性運転の軽乗用車と静岡市在住の19歳の男性の運転のオートバイが交差点で出会い頭で衝突をしてオートバイの男性が死亡したというものでございます。  続きまして2件目ですが、9月16日の土曜日午後10時30分ごろとなっております。市内の青葉町5丁目地内の交差点ということで、これは焼津市在住の80歳の高齢の男性の運転の軽トラックですが、その交差点付近の中央分離帯に衝突し、亡くなったものでございます。青葉町5丁目というと、現在の停車場線と小川青島線の交差点の付近でございます。  3件目につきましては、9月25日月曜日ですが、午前9時15分ごろとなっておりますが、市内志太2丁目、これは温泉街道ですね、昔の旧温泉街道の市道で発生しておりまして、兵庫県にお住まいの51歳の男性運転の中型トラックが同じ方向へ自転車で走っていた市内の86歳の女性の方に後ろから衝突して、自転車の女性が死亡したということの状況でございます。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員に申し上げます。一般質問は、一問一答ですので、質問の仕方に御注意ください。遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 残念ながら、この1カ月間にこうやって3件死亡事故が発生いたしました。実は、昨年も1月から2月の間に4件、死亡事故が続いて発生いたしました。  どうして、こういうふうに死亡事故が、大きな事故が立て続けに起こるのかなと自分でもわからないんですけど、その前までは死亡事故ゼロが200日とか、ずうっと続いていたんですね。そして、死亡事故が起きたら、続けてこう……。2回そういうことが起こったわけですよ。何かそういう緊張感みたいな、よい意味の緊張感というのが切れちゃったのかなとかと自分では思ったんですけど、何かこういうことについてお考えでしょうか、お答えください。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 確かに昨年の12月16日から246日間、死亡事故ゼロが続いて、ことしはもうゼロでいこうと私も覚悟していたところですけど、残念ながらそういう3件連続した発生状況になりました。ただ、それぞれの事故は、それぞれ単独で起こっておるもんですから、なぜ連続するかというのは、やはり過去にも確かにそういう状況はありますけど、その原因というのはわからないのが正直なところです。以上です。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) わからないという、そのとおりだと思うんですが、ただ、その何日間記録が死亡事故ゼロが続いているということは、もしかしたらそういうことをすごく意識して生活されている市民が大勢いらっしゃると私は思うんですね。だから、そのこと自体が効果あると私は思います。また、それはお考えください。  そして、この次、また不幸にしてそんな死亡事故が起きた場合、これまでもいろいろ対策はとってはいると思いますが、どのようなことをお考えになっているか御説明ください。
    ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 本市では、藤枝警察署との連携体制が非常に他市と比べてよくとれておりまして、まず重大事故があった場合には即日一報が交通安全対策室に入るようになっておりまして、死亡事故の当日、実況見分が終わった後、例えば道路課と一緒に現地に行く。あるいは、例えば通学路で子供の事故があったときには教育委員会、道路課と一緒に現地へまず行って、できる対策はすぐとっております。それと死亡事故の場合、その後、警察署、地元町内会、あるいはその他関係機関等集まって、交通事故診断というのをやって、その後、抜本的な対策に入る場合もありますけれども、市ではとりあえず、今できることをすぐやろうという体制で臨んでおります。また、ふだんからそういう事故に遭わない、起こさないためにも、ふだんの街頭指導、あるいは街頭啓発、それとあわせて今回も12月5日号の広報ふじえだで交通安全の特集のページを設けて、機会を捉えて年間通じて市民の皆さんの意識を啓発していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) それでは、次の質問に移らせてもらいます。  2項目めですが、先ほどお聞きしまして、追突・出会い頭の事故が多い、高齢者の事故が多いということです。  それで、いつ私たちも加害者になるかもわからないし、被害者になるかもわからないということなんですが、自分でこれちょっと思うことですが、自分の運転を若いころと比べると、若いころよりも慎重には運転しているんですが、ですけど安全かと言われますと、私も60後半ですので集中力がどうしてもない。車は性能がよくなってきましたけど、その分、運転が楽になって集中力に欠けるんじゃないかと時々反省いたします。若いころは、とっさの場合にもかわしたりといことができたのにと自分でつくづく思います。皆さんも恐らく、年配の方はそういうようなことを感じていらっしゃると思います。本当にお互いに気づくのが遅いと大事故になるわけですね。運が悪いと、もっと大事故になります。そんなことを感想として述べて、2項目めの質問はしません。  3項目めに行きます。通学路における横断歩道のことですが、先ほどの御説明のように実は27年、2年前の11月、ちょうど2年前です。交通安全のことをお聞きしました。その中で、実は学校から、あるいは地域、町内会から要望があった横断歩道設置の要望です。その中で私が聞いたのは、通学路に入っている横断歩道を聞いたんですよ。そうしたら7カ所要望があって、そのうちの結局、今2カ所が設置されたということです。  それでお聞きします。全ての要望に応えられないということは、今までの質問でわかっていますので、ちょっと絞って横断歩道だけに絞ります。  横断歩道設置についてお聞きします。  27年度、私が質問した年と28年度、29年度、この3年間の町内会やあるいは学校から要望があった横断歩道の設置件数です。これは、何件あったんでしょうか。そして、通学路になっているところは何件あったんでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 横断歩道の要望件数でございますけれども、平成27年度が35件ございまして、そのうち7件が通学路でございます。平成28年は14件ございまして、そのうち13件が通学路。今年度につきましては、11月末で27件の要望をいただいておりまして、そのうち8件が通学路でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 年によって大分ばらつきがあるというのが今わかりましたけど、そのうち実際に着工になった件数をお聞きします。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 実際に着工になりましたのは、平成27年で6カ所横断歩道が設置されまして、そのうち2カ所が通学路でございます。平成28年度は3カ所実施されまして、3カ所とも通学路でございます。今年度につきましては、警察の事業の実施の仕方が、今年度の要望を翌年度に実施するという格好になっておりますので、平成29年度につきましてはまだ未実施の状態でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 今こうやってお聞きしますと、やはり横断歩道もなかなか設置されるというのは難しいとは思いました。  じゃあもとに戻って、2年前に聞いた件ですけど、7カ所のうち2カ所は設置になったわけですが、あとの5カ所が未設置でございます。どういう理由からこれが未設置なのか教えてください。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) これは申しわけございませんけど、警察の関係なもんですから明確にはちょっとわからない部分がございますけれども、警察の横断歩道を設置するときの考え方として、まずは近くに横断歩道がないこと。それから、その路線の交通量が多いこと。それから歩行者だまり、これは歩行者が退避しているスペースがあること。こういったところが横断歩道を設置する場合の考え方になっておりますので、残りの5カ所のうち、全てがこれに該当するということではございませんけれども、考え方としてはこれらが不足していたために敷いていただけなかったということで考えております。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 7カ所のうち2カ所設置があったんですけど、そのうちの1つは、清里から葉梨小学校に向かう生徒が薮田のほうへ抜けるそこの道なんですね。清里は大変人数が多くて100人以上の子供たちが葉梨小学校へ通うわけです。それで、私が1つ問題にしたいのは、南駿河台6丁目ですが、ここはエミナースが昔ありまして、そこを開発して住居がたくさん建っています。南駿河台6丁目なんですが、ここからやっぱり出てくるところの横断歩道をそのとき申請しているんですが、これが未設置です。その地区は、大変小さな子供さんを持つ若い世代の方が大勢いらっしゃいます。市外から大勢転居してきたんですが、藤枝市の人口増加の1つになっていますが。4年ぐらい前に要望書を上げたときはもっと少なかったんですが、年々ふえてきまして昨年は80人でした、小学生が。今、平成29年度の4月は99人です。中学生はこれに入れてないんです、99人に。中学生が10人ぐらいしかいないんですが。つまり、小学生が圧倒的にどんどんふえてきています。やはり、こういう地域、藤枝に転居してきたわけですから、市としてこれに応えてあげたいなとこう感じるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 基盤整備局長。 ◎基盤整備局長(宮田康司) 今、遠藤議員がおっしゃられた駿河台6丁目は、実施されている駿河台5丁目の横断歩道とセットで要望が出てきているものでございまして、先ほど最初の答弁でも申し上げましたけれども、この7カ所だけということではございませんけれども、通学路の横断歩道については再度強く藤枝警察署に要望していく考えでございます。  ただ、横断歩道が設置されていなかった5カ所についても、市でできる対応をしておりますので、ここにつきましても警察のほうで実施がなかなかされないようであれば、市のほうでできる対策を実施していきたいということで考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 今、部長が言われたように、要望が上がってきて、私たちは警察とのやりとりがはっきりわからないので、これはもう警察のほうで何か言ってもだめだなと思ったときは、やはり市のほうで先ほどのカラー舗装とか、そのほかにもいいやり方がきっとあると思うので、そういうことをやっていただければとお願いいたします。  では、4項目めに参ります。  4項目めは、いろいろ運転マナーを中心にちょっとお話をさせてもらいたいんですが、最初に自治会連合会から、先ほど進めた交通安全宣言書、これも多田議員が午前中聞きまして6万9,267人分の署名が集まったというふうに知りました。この交通安全宣言書ですが、回覧でうちのほうは回ってきたんですよ、私も書きましたが。今回、これをまたこういうふうにあのときのやつなんだなと思いましたけど、これ自治会連合会から出てきて、これはすばらしいと思います、そういう発案があって。数も7万人近く集まりました。ただ、こういうのはせっかく書いても何カ月もすると忘れちゃうんですよね。そこの辺の自覚をつけるためというか、思い出させるための妙案はないんでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 宣言書、確かに原本のほうは、交通安全対策協議会長に提出されて、署名された皆さんのお手元に残ってないのが正直なところで、ただそれを市から証明のところでなくて、宣言文のところはもっと大きく印刷を拡大しまして、ふだん地域の方が見れるように、各町内会に配付をさせていただきましたので、地区の集会場とかそういうところには掲示されていると思われます。そういうことで周知は、宣言文を地域の皆さんに見れるような形にしてあります。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) ありがとうございます。  そういうことをやっていただければ、効果も続くと思います。  それから、先週の土曜日に市民協働フォーラムがございまして、そこで市民政策提案制度による取り組みが表彰されました。その中に自動車学校と連携した交通安全イベントの開催というのがございまして、先ほども一言説明がございましたが、説明というか、そういうことやるよという、来年度やるよということですが、これ何か具体的に中身がある程度決まっているんでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 具体的な中身はこれからでございまして、まだそこまでは決まっておりませんので、まだこれから調整をさせていただきたいと考えております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) ありがとうございます。  この後、私、自分の思っていること言わせてもらいますので、くだらないなと思えば、くだらないなと言ってくださって結構ですから。私が思っていることは、2月の代表質問のときにも6項目めで出ましたが、この交通安全対策室というのが大変これはありがたい部署でございます。これは、市民の皆さんが本当に喜んでいる仕事だと思います。そのときに申し上げたんですが、啓発事業とかそういうものをたくさんやることは結構なんですが、市民の力をかりるというのが一番、私はキーワードだと思ったんですよ。要するに市民の皆さんをいかに巻き込んで、市民のアイデアとかそういうものを施策に取り入れる。他の市町がやってないんですから、こういうのは。そこへ踏み込んでいったんですから、そういうことをぜひやってほしいと、そんなふうに申し上げました。  それで、私ちょっと今考えたんですけど、実は車を運転するとき、きょうも事故を起こしちゃいけないよというそういう心構えですね、一番大事な人、家族であったり、友人であったりそういう人を、自分の愛する人を思い浮かべる。これも2年ぐらい前に質問したときに、私、車を運転するときに市長の顔を思い浮かべるよって言ったんですよ。そしたら市長もそれにお答えになったけど、これは半分冗談みたいで半分本当で、そういうことなんですが。つまり何を言いたかったというと、そういう自分の愛する人とか、大事な人のことを思い浮かべる。そこで、私が思いついたのはここからですが、私は小学校がいいと思うんですが、交通安全教室がございますね、そこで学んだ後に、自分も気をつけようねというわけですが、自分の大切な人にお手紙書こうというようなことを進めていただけないかなと思うんですよ。つまり、身近で運転をしている、それがお父さんだったり、お母さんだったり、おじいちゃんとか、おばあちゃんとか、そういう人がいましたら、その人に手紙を書く。要するに、安全に運転してねということですよね、これって何にもお金がかからないしね、もらえばそれは大事にしますよね、どうでしょうか。私だったら、孫からもしそういうのもらったら、物すごい大事にしていつも運転するときにそういうことを気をつけると思います。ぜひ、これが教育委員会とコラボというと大げさかもしれませんけど、進めてもらったらいかがかなというのが、まず1つの提案です。どう考えますか。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 確かに遠藤議員言われるとおり、私もそうですけど、大切な家族に悲しい思いをさせたくないというのは、私だけでなく誰もが思うところで、そういう意味で子供を使うというのは、また教育委員会とも協議をしなければならないですけど、そういう取り組みとしては非常に有効な取り組みだと、私は思います。以上でございます。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) ありがとうございます。  次は、ちょっとショック療法というんですけど、先ほど言った1年前に事故が続いたときに、これ新聞のチラシですよね。私、これずうっととってあるんですが、こういうものを市でチラシとして配りました。事故を起こされた方には、思い出させちゃって申しわけないと思うんですが、これ大変私は有効だったと思います。それから、ロビーに何カ月前だったか忘れましたが、靴がいっぱい展示してあったのを覚えていますか、市長、靴が。最初、何だと思ったんですよ、靴が並んでいたから。そしたら、あれは交通事故で亡くなられた方の履いていた靴なんですね。それを30か50、結構ありましたよね、ずうっとロビーのところに。短い期間で終わっちゃったんですが。こういうのもドキッとさせられる。こういうことも必要じゃないかと私は考えたんですが、いかがでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 市民文化部長。 ◎市民文化部長(大石和利) 確かに、視覚的に訴える、午前中もちょっと多田議員のところでお話しましたスケヤードストレート方式という、スタントマンを使ったこういうのも実際見てみると、非常にショックを受けたりする方もいらっしゃいまして、それが非常に心に響くということで、そういう取り組みというのは、やはり直接それを目にすることが本人の自覚、意識のためにはいいと私は思っております。以上です。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) いいんですよ、否定くださっても。くだらないなって。  次ですが、陸橋がございますね、いろいろ。何カ所あるかはわからないですが、市内に7カ所ぐらいあるかな。駿河台だと椿橋とか銀杏橋とありますけど、もちろん、例えばマラソン大会とかいろんな、時々やりますよね。病院に駿河台の交番のほうから上がっていくと陸橋がございます、小学校の横のところに。実はあそこは、駿河台の建築協定というのが、こんなこと言うと怒られちゃうかもしれませんけど、それも大切なことなんでしょうけど、ずっとあの建築協定が張ってあります。これは、恐らく自治会とかそういうところのものですから、例えばの話ですよ、例えばああいうところを期間限定でお借りしてやるということも、要するに、そこに何かそういう交通安全の標語みたいなのをやってもらう。  それとか、先ほどのように藤枝市を出ていく人、入ってくる人いろいろあるわけで、その中でいろいろ事故をお互いと言っちゃ申しわけないですが、起こすわけですね。静岡との境はトンネルがあって、それはちょっと置いておきまして、藤枝から焼津、それから藤枝から島田の境界です。これもそんなもの立てちゃいけないよと言われればそれまでなんですが、例えばそんな目立たなくてもいいんですが、一言何かなげかける言葉がそこにあって、そういうのもいいのかなと思いました。例えば、きょうも一日無事故でねとか、隣のまちでも事故を起こさないでねとか、そんなことを思いました。これはいかがでしょうか。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) 議員、まだ質問いっぱいありますか。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) 言っちゃいます、2つ。 ◎市長(北村正平) 2つぐらい。それじゃ、終わってから言おうかなと思ったんですけれども、やはり一番交通事故というのは、その人の意識なんですよ、意識の向上。ですから、意識によって今の看板もそうだし、午前中の多田議員もここは事故があったよ、多いよと、ああいうのはやります。規制がいろいろありますけれども、そういうようなことで。例えば子供さんがお父さん、おじいさんに、おばあさんでもいいですけれども、出しますよね。それも効果があると思うんですね。おじいさんだったら、早く免許書を返してねとかね、そういうような呼びかけでもいいと思うんですね。ですから、そういったようなこと。それで、先ほど遠藤議員は、だんだんに記憶・集中力がなくなったって言いますけれども、だめなんですよそれじゃあ。気合いを入れて、私なんか、どんどん集中力が出てきましたので、それをこうやらなきゃいけないんです。今、去年に比べるとトリプル減になっていますけれども、これは私3つあると思うんですよ。自治会を中心として、指導員の皆様方が一生懸命やってくれて啓発しているということ。それから、警察ですよ。今、渡邊署長さんは、この前、大洲で死亡事故があったときすぐに行って涙を出してましたよ。そのぐらい一生懸命やっている。だから、担当の職員が一生懸命その気になるかどうかなんです。そのために対策室をつくったんですから。そういうことでオール藤枝でしっかりとみんな意識をやっていかなきゃいけない。我々は先ほど言ったように、やれることは何でもやりますので、今のような提案はどんどん出していただきたいというように思います。 ○議長(西原明美議員) 遠藤久仁雄議員。 ◆1番(遠藤久仁雄議員) だんだん言うことがなくなってきたんですけど、でも今言われたように、私がいろいろ言いたいのは、つまり、ちょっと考えただけでもくだらないことを今、いろいろ言いましたけど、ほかにも例えば運転してから何分ぐらいの間に事故が起きるとか、そういうデータをつくったり。あるいは不注意で事故が起きたというけど、不注意で事故が起きたんじゃなくて、何をやっていたからどうなったとか、そういうことまで分析していくと、事故というのは減るんじゃないかと思うんですよ。だから、それとかいろいろあるんですが。  ちょっと考えただけでも、私くだらないことを含めてこれだけ今、言いました。これを市民の皆さんにうまく投げかけたら、若い方からお年寄りまでいて、それぞれいろんな立場の人がいて、絶対に考えてくれると思うんですよ。それをぜひ、お願いしたいとそんなふうに思って、市長が断言してくださったもんですから、そのとおりだと思います。だから一緒になって、市民と進めていただければと願います。ありがとうございました。 ○議長(西原明美議員) 市長。 ◎市長(北村正平) いろいろありがとうございました。  死亡事故、大変残念なことに、藤枝は10万人以上の都市では記録を持っているんですよ、513日という新記録、死亡者ゼロの、今回もずうっと続けていたところ3件続けてあったと。起因者が全部他市なんですよね、藤枝市1人もいません。そういうことも含めて、藤枝市だけやったらだめなんですよ、だから、我々は当面3市だけ、3市の連絡会をやっているし、もっと広く呼びかけていく必要がある。これは、私、今、会長をやっておりますので、呼びかけていきたいなというふうに思っております。 ○議長(西原明美議員) 以上で、遠藤久仁雄議員の一般質問を終わります。 ○議長(西原明美議員) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  再開日時をお知らせいたします。あす7日午前9時開議です。 ○議長(西原明美議員) 本日は、これで散会いたします。                         午後4時36分 散会...