藤枝市議会 > 2012-03-16 >
平成24年 2月定例会−03月16日-05号

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  1. 藤枝市議会 2012-03-16
    平成24年 2月定例会−03月16日-05号


    取得元: 藤枝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-10
    平成24年 2月定例会−03月16日-05号平成24年 2月定例会         平成24年2月藤枝市議会定例会会議録(5日目)                平成24年3月16日 〇議事日程   平成24年3月16日(金曜日) ・開議 ・諸般の報告    (1) 各常任委員会及び予算特別委員会付託議案審査終了報告の受理について    (2) 請願審査終了報告の受理について    (3) 市長提出追加議案の受理について    (4) 閉会中継続調査申出書の受理について 日程第1 第1号議案から第11号議案まで及び第22号議案から第52号議案まで           以上42件一括上程  1.各常任委員長及び予算特別委員長委員会審査の経過並びに結果の報告   (1) 総務消防委員長報告       第22号議案  藤枝市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
          第23号議案  藤枝市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例       第24号議案  藤枝市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例       第25号議案  藤枝市職員定数条例の一部を改正する条例       第26号議案  藤枝市部設置条例の一部を改正する条例       第27号議案  藤枝市税条例の一部を改正する条例       第28号議案  藤枝市郷土博物館条例の一部を改正する条例       第29号議案  藤枝市火災予防条例の一部を改正する条例       第30号議案  藤枝市手数料徴収条例の一部を改正する条例(分割付託分)       第48号議案  市有財産(岡部支所庁舎の一部)の無償貸付けについて       第52号議案  志太広域事務組合規約の変更について          以上11件   (2) 健康福祉委員長報告       第31号議案  藤枝市立保育所条例の一部を改正する条例       第32号議案  藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例       第33号議案  藤枝市国民健康保険税条例の一部を改正する条例       第34号議案  藤枝市民の歯や口の健康づくり条例       第35号議案  藤枝市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例       第36号議案  藤枝市病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例       第37号議案  藤枝市医学生修学資金貸付条例の一部を改正する条例          以上7件   (3) 文教建設経済委員長報告       第30号議案  藤枝市手数料徴収条例の一部を改正する条例(分割付託分)       第38号議案  藤枝市営住宅設置条例の一部を改正する条例       第39号議案  藤枝市営住宅管理条例の一部を改正する条例       第40号議案  藤枝市改良住宅管理条例の一部を改正する条例       第41号議案  藤枝市地区計画区域における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例       第42号議案  藤枝市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例       第43号議案  藤枝市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例       第44号議案  藤枝市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例       第45号議案  藤枝市水道事業の布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例       第46号議案  藤枝市立図書館条例の一部を改正する条例       第47号議案  藤枝市立公民館条例の一部を改正する条例       第49号議案  市道路線の廃止について       第50号議案  市道路線の廃止について       第51号議案  市道路線の認定について          以上14件   (4) 予算特別委員長報告       第1号議案  平成24年度藤枝市一般会計予算       第2号議案  平成24年度藤枝市国民健康保険事業特別会計予算       第3号議案  平成24年度藤枝市簡易水道事業特別会計予算       第4号議案  平成24年度藤枝市土地取得特別会計予算       第5号議案  平成24年度藤枝市公共下水道事業特別会計予算       第6号議案  平成24年度藤枝市駐車場事業特別会計予算       第7号議案  平成24年度藤枝市農業集落排水事業特別会計予算       第8号議案  平成24年度藤枝市介護保険特別会計予算       第9号議案  平成24年度藤枝市後期高齢者医療特別会計予算       第10号議案  平成24年度藤枝市病院事業会計予算       第11号議案  平成24年度藤枝市水道事業会計予算          以上11件  2.委員長報告に対する質疑  3.討 論  4.採 決   (1) 第1号議案  1件について   (2) 第2号議案から第7号議案まで  以上6件について   (3) 第8号議案  1件について   (4) 第9号議案  1件について   (5) 第10号議案及び第11号議案  以上2件について   (6) 第22号議案から第26号議案まで  以上5件について   (7) 第27号議案  1件について   (8) 第28号議案から第31号議案まで  以上4件について   (9) 第32号議案  1件について   (10) 第33号議案から第52号議案まで  以上20件について 日程第2 請第2号 浜岡原発の「永久停止・廃炉」を求める請願          以上1件上程  1.総務消防委員長委員会審査の経過並びに結果の報告  2.委員長報告に対する質疑  3.討 論  4.採 決 日程第3 第54号議案 教育委員会委員の任命について          以上1件上程(委員会付託省略事件)  1.質 疑  2.討 論  3.採 決 日程第4 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について          以上1件上程(委員会付託省略事件)  1.質 疑  2.討 論  3.採 決 日程第5 議員派遣について 日程第6 閉会中継続調査について 〇本日の会議に付した事件   議事日程と同じ 〇 出席議員(21名)    1番 石 井 通 春 議員     2番 大 石 信 生 議員    3番 志 村 富 子 議員     4番 大 石 保 幸 議員    5番 小 林 和 彦 議員     6番 槇 原 正 昭 議員    7番 萩 原 麻 夫 議員     8番 薮 崎 幸 裕 議員    9番 天 野 正 孝 議員    10番 岡 村 好 男 議員   11番 向 島 春 江 議員    12番  (欠 員)   13番 杉 山 猛 志 議員    14番 遠 藤   孝 議員   15番 臼 井 郁 夫 議員    16番 植 田 裕 明 議員   17番 池 谷   潔 議員    18番 百 瀬   潔 議員   19番 水 野   明 議員    20番 渡 辺 恭 男 議員   21番 池 田   博 議員    22番 舘   正 義 議員 〇 欠席議員(0名)
    〇 欠  員(1名) 〇 説明のため出席した者      市長               北 村 正 平      副市長              桜 井 幹 夫      教育長              中 山   直      病院長              毛 利   博      総務部長             鈴 木 宏 美      市長公室長            山 梨 秀 樹      企画財政部長           河 野 一 行      市民文化部長           仲 田   茂      健康福祉部長           栗 田 隆 生      産業振興部長           朝比奈 利 幸      都市建設部長           佐 野   均      環境水道部長           青 島 一 隆      岡部支所長            水 野 晴 久      会計管理者            多々良   豊      病院事務部長           松 浦 光 男      病院経営改善担当部長       釜 田 博 司      教育部長             高 橋 哲 也      監査委員             鈴 木 正 和      監査委員事務局長         勝 山   茂      消防長              甲 賀 優 一 〇 出席した事務局職員      議会事務局長           森 田 博 己      議会事務局次長          原 木 三千年      主幹兼政策調査担当係長      中 村 正 秀      議事担当係長           渡 邉   剛      議事担当主査           金 田 優 子      政策調査担当主査         相 馬 孝 正                         午前9時00分 開議 ○議長(池田博議員) おはようございます。ただいまから、本日の会議を開きます。 ○議長(池田博議員) ここで、事務局長から諸般の報告をいたします。事務局長。 ◎議会事務局長(森田博己) 御報告いたします。  初めに、去る3月1日、各常任委員会及び予算特別委員会へ付託いたしました第1号議案から第11号議案まで及び第22号議案から第52号議案まで、以上42件の審査が終了した旨、各委員長から報告があり、これを受理いたしました。  次に、請第2号の審査が終了した旨、総務消防委員長から報告があり、これを受理いたしました。  次に、本定例会に市長から第54号議案及び諮問第1号、以上2件の追加議案の送付があり、これを受理いたしました。  次に、議会運営委員長から閉会中継続調査申出書の提出があり、これを受理いたしました。  以上です。 ○議長(池田博議員) 日程第1、第1号議案から第11号議案まで及び第22号議案から第52号議案まで、以上42件を一括議題といたします。  ただいま上程いたしました42議案について、各委員長の報告を求めます。  最初に、総務消防委員長の報告を求めます。総務消防委員長。           (登       壇) ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) おはようございます。  総務消防委員会に付託されました議案11件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。  最初に、第22号議案 藤枝市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第23号議案 藤枝市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「地方公営企業法の全部適用への移行後、別表に該当する人はいるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「現在のところ該当する人はいない。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第24号議案 藤枝市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例及び第25号議案 藤枝市職員定数条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第26号議案 藤枝市部設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「分掌事務の財産管理に関すること及び情報化に関することの所管がそれぞれ企画財政部、総務部の所管となったが、その理由について伺う。」という質疑があり、これに対して、「財産管理に関することについては、これまで市本庁舎においては管財課、出先機関についてはそれぞれの所管課で営繕、修繕等の管理をしてきたが、平成24年度からは管財課で同一の基準による営繕、修繕等を目指し、一元的な営繕管理のシステムを構築するものである。それに伴い市全体の施設の全管理を政策予算と整合性がとれた形で行っていく必要があることから、企画財政部に所属させることとしたものである。また、情報化に関することについては、平成24年度に災害時被災者支援システムを導入し危機管理に関するシステム管理を行っていくことから、危機管理課が所属している総務部に所属させ、効率的、効果的な業務を行っていくものである。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第27号議案 藤枝市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。  特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第28号議案 藤枝市郷土博物館条例の一部を改正する条例について申し上げます。  初めに、「博物館法では博物館協議会の設置は義務づけられているのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「協議会を設置できるという規定になっている。また平成23年度からの博物館の直営化に当たり、博物館の管理運営については幅広く市民の意見を聞く中で行っていきたいという趣旨で、現在協議会を設置している。」という答弁がありました。  次に、「今回の改正により、本市としての独自性を委員の選考のあり方という形の中でどのように図っていくか伺う。」という質疑があり、これに対して、「博物館の目的の一つが、教育日本一との関連で、学校教育と連携した博物館の管理・運営を考えていることから、現在の委員の選考については、基準のすべてを網羅する中で教育部門を厚くすることで独自性を出している。将来的には本市に見合った基準に改善していく余地があると考えている。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第29号議案 藤枝市火災予防条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より「新規対象の危険物は何か伺う。あわせて市内に新規対象の危険物を取り扱う施設があるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「新規対象危険物炭酸ナトリウム過酸化水素付加物であり、衣服の漂白剤、台所用品の除菌、漂白剤として液体に溶かし使われている物質である。取り扱う施設としてはクリーニング店があるが、使用量がごくわずかであることから今回の条例改正の中で規制する対象にはならない。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第30号議案 藤枝市手数料徴収条例の一部を改正する条例のうち、本委員会に分割付託されました条項について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第48号議案 市有財産(岡部支所庁舎の一部)の無償貸付けについて申し上げます。  一委員より「貸付期間を10年間とした理由について伺う。」という質疑があり、これに対して、「藤枝市財務規則第221条に普通財産の貸付期間が定められており、それによると15年を超えることができないとなっている。また、クリーンセンターの新設を進めていく中で、完成と高柳からの移転を一つの目安として10年間としたものである。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、第52号議案 志太広域事務組合規約の変更について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告いたします。 ○議長(池田博議員) 次に、健康福祉委員長の報告を求めます。健康福祉委員長。           (登       壇) ◎健康福祉委員長大石保幸議員) 健康福祉委員会に付託された議案7件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。  最初に、第31号議案 藤枝市立保育所条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第32号議案 藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。  初めに、「保険料の値上げを抑えるため一般会計からの法定外繰入が可能か。また、これについて議論したか伺う。」という質疑があり、これに対して、「法定外繰入は不可能ではないが、財源の基本的な仕組みにおいて国、県、市、被保険者の負担割合が定められているため、制度の根幹を揺るがす法定外繰入は考えておらず、議論していない。」という答弁がありました。  次に、「近隣市の保険料額はどうか伺う。」という質疑があり、これに対し「月額の県平均は4,714円で、焼津市は4,505円、島田市は4,000円である。」という答弁がありました。  次に、「近隣2市との保険料額の差について理由を伺う。」という質疑があり、これに対し「藤枝市のほうが近隣2市と比べ施設整備率が高く、在宅系サービス施設系サービスともサービス水準が高いためである。」という答弁がありました。  続いて討論に入り、初めに「介護保険料の値上げを抑えるべく県補助金財政安定化基金交付金の活用や介護給付費基金の取り崩しをするにもかかわらず値上げになるのは、高齢化社会の中、介護給付費が当然上がり、それが保険料の値上げに直結する仕組みが問題である。市の努力は評価するものの、新たな負担増を市民に強いる値上げには違いなく、少ない年金からこれ以上天引きされたら生活費すらままならない。そうした悲痛なお年寄りの声を重視すべきで、本条例改正案に反対する。」  次に、「今回の保険料の値上げは、負担と受益を考えたとき、受益者には最大限のサービスを配慮し、負担者にはぎりぎりの範囲の保険料の値上げをお願いするものと考える。値上げを反対するなら現状を考える中で対案を示さなければ市民に無用な混乱を与えかねない。そのような考えから保険料値上げは第5期介護保険事業の安定を図る上から必要なものと考える。今後は介護予防のさらなる充実と、在宅でも施設入所と同様なサービスを受けられるようになることを要望し、賛成する。」という討論がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第33号議案 藤枝市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第34号議案 藤枝市民の歯や口の健康づくり条例について申し上げます。  一委員より、「住民歯科会議メンバー構成を伺う。」という質疑があり、これに対して、「医療保険関係、福祉関係、教育関係、事業所関係、市民組織代表者から数名ずつのメンバー選出を考えている。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第35号議案 藤枝市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例について申し上げます。  一委員より、「第4条に「管理者が医療業務に従事したときは」とあるが、時間的にはどのぐらいを想定しているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「現在は週1回火曜日のみ外来診療を行っている。また水曜日の午後に病棟の院長回診を行っており、24年度も同様の時間を考えている。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第36号議案 藤枝市病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例について申し上げます。  初めに、「この条例の内容は今までと同じであると理解してよいか伺う。」という質疑があり、これに対して、「基本的には変わらないが、第15条の管理職員特別勤務手当については、現在の市の条例にはない。東日本大震災の状況を見ると、医師はほとんど休日もなく勤務をすることが考えられ、この規定がないと代休もとれなければ手当も出ないため、医師に限定して設けるものである。」という答弁がありました。
     次に「地方公営企業法の全部適用になると、事務職は病院専属になるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「当面は病院専属にはならないが、病院の事務は専門性が高くプロフェッショナルが求められるため、将来的には病院独自の採用をするなど時間をかけて専門職員に移行していくよう考えている。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、第37号議案 藤枝市医学生修学資金貸付条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「医学生修学資金貸付制度について、医師を増やすための施策としては認めるが、今後も市独自で継続するとなると自治体ごとで競うことになるが、いかがか伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成19年の苦しいときに研修医の応募がゼロだった。2回ゼロが続くと臨床研修指定病院を返上しなければならず、この制度を始めた。結果、昨年が7名、今年が10名と増えている。今後は順次減らしていき、修学資金なしでも研修医が当病院へ来ていただけるような体制にしていきたい。」という答弁がありました。  このほか質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告いたします。 ○議長(池田博議員) 次に、文教建設経済委員長の報告を求めます。文教建設経済委員長。           (登       壇) ◎文教建設経済委員長天野正孝議員) 文教建設経済委員会に付託されました議案14件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。  最初に、第30号議案 藤枝市手数料徴収条例の一部を改正する条例のうち本委員会に分割付託された条項について申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第38号議案 藤枝市営住宅設置条例の一部を改正する条例、第39号議案 藤枝市営住宅管理条例の一部を改正する条例及び第40号議案 藤枝市改良住宅管理条例の一部を改正する条例、以上3件について申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第41号議案 藤枝市地区計画区域における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「今回の改正においてマージャン、パチンコなどの遊戯店は建築できないことになっているが、ゲームセンターなどの設置についてはどうか伺う。」という質疑があり、これに対して、「ゲームセンターでも、スロットルなどの遊戯性のあるものはパチンコ屋に類すると判断される。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第42号議案 藤枝市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「市が一般廃棄物を処分するために設置する施設に置く技術管理者の資格を規定した理由について伺う。」という質疑があり、これに対して、「国の廃棄物処理法第21条の改正により、処理施設に技術管理者を置くことが義務づけられたため改正するものである。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第43号議案 藤枝市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  一委員より、「これだけの改正ならば合併時に統合できたと思うが、時間のかかった理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「統合は、施設の更新計画等をもとにした水道事業基本計画を策定の上で、厚生労働大臣の事業変更認可を受けて行う方針で進めてきた。これは既定の方針である。」との答弁がありました。  次に、「今回の改正を経て、旧藤枝市と旧岡部町の水道料金の統合はいつ行われるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「厚生労働大臣の変更認可を受けた後、平成24年度中に方向性を出したい。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第44号議案 藤枝市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例、第45号議案 藤枝市水道事業の布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例、第46号議案 藤枝市立図書館条例の一部を改正する条例及び第47号議案 藤枝市立公民館条例の一部を改正する条例、以上4件についてについて申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第49号議案 市道路線の廃止について申し上げます。  一委員より、「今回の市道の廃止の理由について伺う。」という質疑があり、これに対して、「昭和55年から昭和57年にかけて同地区で区画整理事業がなされ、市道要件がなくなっていたことが判明したためである。」という答弁がありました。  このほか特に報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、第50号議案 市道路線の廃止について及び第51号議案 市道路線の認定について、以上2件について申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告いたします。 ○議長(池田博議員) 次に、予算特別委員長の報告を求めます。予算特別委員長。           (登       壇) ◎予算特別委員長(渡辺恭男議員) 予算特別委員会に付託されました議案11件の審査の経過と結果について、御報告申し上げます。  最初に、審査の日程につきまして、第1日目は総務消防委員会所管分を、第2日目は健康福祉委員会所管分を、3日目は文教建設経済委員会所管分とし、それぞれ審査したところであります。4日目は包括的質疑を行い、その後討論、採決を行いました。  それでは、主な質疑を中心に御報告いたします。  最初に、第1号議案 平成24年度藤枝市一般会計予算について申し上げます。  初めに歳入関係で、「1款市税について、滞納繰越分が23年度と比べ約1,000万円増額しているが、達成できるかどうか。」という質疑があり、これに対して、「滞納繰越分については、本年度も目標値を超えており、24年度についても十分達成できると考える。滞納繰越分の目標値設定については、納税者の担税力があるかどうか等を精査する必要がある。過去3年間の実績と現年の4年間の動向を見て設定している。」という答弁がありました。  次に、「9款地方特例交付金について内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「地方特例交付金について、従前あった児童手当及び子ども手当特例交付金、自動車取得税交付金が、所得税の年少扶養控除等の廃止の影響により、本市においては個人市民税が約3億7,000万円の増額となることから、その増額分に振り替えられ廃止となっており、23年度から減額となっている。24年度に計上している減収補てん特例交付金は、個人住宅税における住宅借入金特別控除の実施に伴う減収に対する交付金であり、地方財政計画で対前年度4.8%減の額とされていることから、23年度に計上した7,000万円から4.8%分を減額した額になっている。」という答弁がありました。  次に、「10款地方交付税について、23年度から1億円増額した根拠を伺う。」という質疑があり、これに対して、「普通交付税及び特別交付税について、各5,000万円ずつ増額し、合計で1億円の増額となっている。普通交付税については税収の減により基準財政収入額が減少し、交付税額を伸ばしている。特別交付税については、23年度から率を6%から5%に引き下げるという法案が検討されていたため、23年度当初予算は率を5%とし、3億5,000万円を計上した。その後東日本大震災の影響により、率を25年度まで引き続き6%とする法案の改正が行われたため、24年度当初予算は率を6%とし4億円を計上したものである。」という答弁がありました。  次に、「13款1項7目土木使用料中、市営住宅使用料について、戸数が10戸減少しているが650万円余の増額となっている理由について伺う。」という質疑があり、これに対して、「24年度は新規団地借り上げ住宅を48戸見込んでおり、新規団地のため既存住宅に比べ家賃収入がかなり多いためである。」という答弁がありました。  次に、「14款1項1目民生費国庫負担金中、生活保護費負担金を増額しているが、23年度と比較して世帯数が増えているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成23年度は247世帯355人、24年度は266世帯369人と増加を見込み、3,000万円増額した。」という答弁がありました。  次に、「15款2項5目農林水産業費県補助金中、環境保全型農業直接支払交付金について、どういった方々に交付されるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「環境に配慮した農業を行っているエコファーマーの認定農業者あるいは農業者グループ等に支払われる交付金である。」という答弁がありました。  次に、支出に入ります。  「2款1項10目情報政策推進費中、災害時業務システム対策事業費について、災害時被災者支援システムの導入では焼津市とシステム運用面で共同化を図るということだが、その内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「災害時被災者支援システムは、地方自治情報センターから無償で提供を受けるものであり、本市と焼津市がそれぞれ個々にサーバーを導入していく中で、仮にどちらかのシステムのふぐあいあるいはサーバー設置場所の倒壊等が起きた場合でも、お互いに支援できるようにシステムの共有化を行うものである。」という答弁がありました。  次に、「2款2項3目収納費中、納税者利便性向上事業としてコンビニでの市税収納を実施するとのことだが、費用対効果についてどのように考えるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「コンビニ収納という納税環境の整備を図ることで、市民サービスの向上、納期内納付の推進、初期の滞納未然防止による収納率の向上につながると考える。また、利点として督促状の発送件数及び電話催告件数の減少に伴い債権管理の軽減が図られることで、徴収困難事案の対応に当たることができ、相乗的な効果が見込まれる。コンビニ収納等に伴い経費はかかるが、収入、人件費及びそれに付随する作業等を考慮すると経費を上回る効果があり、費用対効果はあると考える。」という答弁がありました。  次に、「3款1項1目社会福祉総務費中、災害時要援護者の支援対策事業費について、内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「東日本大震災を受けた中で、地域主体で災害時要援護者をさらに掘り起こすよう、自主防災組織や民生委員、隣組を通じて、啓発するためのパンフレットの作成などを予定している。」という答弁がありました。  次に、「3款3項1目児童福祉総務費中、放課後児童健全育成事業費について、放課後児童クラブの待機児童数と今後の対応について伺う。」という質疑があり、これに対して、「23年度は40名であった。現在24年度の募集をしているところだが、現時点で待機児童は111名と大幅に増えている。これらに対応するため、青島北小、藤枝中央小、岡部小については余裕教室の活用を進めていきたい。しかし、今後宅地造成やマンション建設に伴い児童数が増加することが予想される学校では、余裕教室の利用について不安がある。今後の対応としては、需要とそれに対する対策を、新たな事業計画を作成する中で検討していく。」という答弁がありました。  次に、「3款3項5目こども家庭相談費中、発達支援事業費について、支援者向けプログラムの内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「児童福祉法が改正され、巡回支援専門員整備事業として臨床心理士や保育士のスペシャリストを養成し、発達に課題を持つ子どもや障害児の個別の支援計画を作成して、直接幼稚園や保育園に伺い支援者に指導を行い、また幼稚園、保育園の発達支援コーディネーターと小学校の特別支援教育コーディネーターとの連携を結び、就学支援につなげていくものである。」という答弁がありました。  次に、「3款4項2目扶助費中、生活保護費について、年々増加しているが職員体制はどうか。」という質疑がありました。これに対して、「体制の充実として、24年度には正規職員を1人増員する。これにより監督員であるスーパーバイザー1人、現場担当のケースワーカー5人、窓口担当の支援員4人と合計10人となり、年間800件余りの相談を受ける体制を整え、就労支援の充実にも取り組んでいく。」という答弁がありました。  次に、「4款1項1目保健衛生総務費中、健康マイレージ事業費について、システム開発とあるが内容を伺う。」という質疑がありました。これに対して、「手軽に健康マイレージに参加できるよう、パソコンや携帯電話からもアクセスできるようにし、日々の健康記録をデータ管理できるシステムを開発するもので、参加者に対し励ましメールを送ったり、双方のやり取りができるシステムにもしていき、10月を目途に開始したい。」という答弁がありました。  次に、「4款1項4目予備費中、予防接種や、6目保健推進事業費中、各種がん検診について、健康・予防日本一を目指しているにもかかわらず接種費や検診費を23年度より減額する理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「各種がん検診については、新年度から医療機関に直接自己負担金を支払い、これを差し引いた委託料を納入する方式に変更するため、大幅に歳出費用の削減となった。またがん検診事業の対象者数は増加するが、23年度の実績により接種率を精査し減額とした。しかし、健康・予防日本一を目指すため、今後接種率や受診率を高めるよう啓発に力を入れていく。」という答弁がありました。  次に、「4款1項8目病院費中、病院事業会計支出金について、今後地方公営企業法全部適用になってからも続けて支出をするのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「病院への繰出金については、総務省が定める繰出基準に基づき、中期経営計画や経営方針を見ながら今後も引き続き出していく考えである。」という答弁がありました。  次に、「4款2項2目環境政策推進費中、家庭系生ごみ回収資源化事業費について、今後の見通しについて伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成24年度は4,500世帯を見込んでおり、藤岡地区と駿河台地区全世帯など、目標達成に向け収集地域の拡大を図り、27年度までに1万世帯の生ごみを回収していく予定である。」という答弁がありました。  次に、「4款2項2目環境政策推進費中、地球温暖化対策事業費のうち、我が家のエコ支援事業費について、多様なエネルギー活用への補助対象は、太陽光発電システムのほかには太陽熱利用システム、家庭用燃料電池、蓄電池の3種類だけか伺う。」という質疑があり、これに対して、「国・県の支援事業と協調して取り組んでいくため、従来の太陽光発電システムを初め、4種類を補助対象とした。今後、地域エネルギービジョンを推進する中でほかの新エネルギー機器の需要などを見きわめながら、エネルギー利用の多様化に向けた事業を展開していく。」という答弁がありました。  次に、「5款1項1目労働諸費中、シルバー人材センター事業助成費が減額となった理由と、中小企業福祉サービス事業の助成費が増額となった理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「シルバー人材センター事業助成費については、シルバー人材センターの努力により市の補助金が減額となった。中小企業福祉サービス事業助成費については、国の補助金がなくなった分、自立支援に向けた補助を行う目的で市の補助を増額したものである。」という答弁がありました。  次に、「6款1項3目農業振興費中、地域農政推進対策事業費の薬用農作物栽培振興費補助金について、今日までの経過や成果と今後の展望を伺う。」という質疑があり、これに対して、「薬用農作物ミシマサイコについては、土質や排水対策などの課題を持ったが、ツムラからの技術指導をいただく中で土壌改良などを加え、23年度の収穫量は前年度を上回った。しかし、雑草処理等の課題は残っており、専門機関と相談しながら解決を図っていきたい。」という答弁がありました。  次に、「6款1項4目農山村振興費中、花の回廊整備事業費について、この事業の位置づけ及び実施手法について伺う。」という質疑があり、これに対し、「この事業は、今年度スタートした中山間地域活性化基本計画の重点プロジェクトに位置づけられており、地域の活性化団体が取り組んでいる花いっぱい運動等を支援し、四季を通じて花を楽しめる中山間地域の魅力づくりを行っていくものである。」という答弁がありました。  次に、「7款1項2目商工振興費中、東海道商業地モデル型街道景観づくり事業費について、事業内容と今後の展開における課題について伺う。」という質疑があり、これに対して、「この事業は、上伝馬商店街において木戸門風の街路灯を設置するなど、旧東海道をイメージし誘客を図ろうとするものであり、他の商店街への活性化への取り組みに波及していければよいと考えるが、各商店街の活性化への取り組みに熱意の温度差がある点や、事業に対する地元負担があること等、課題がある。」という答弁がありました。  次に、「8款2項3目道路新設改良費中、ゾーン30交通安全施設整備事業費について、24年度の事業内容と今後の予定について伺う。」という質疑があり、これに対して、「24年度は、岡部町三輪のオレンジタウンゾーンにおいて最高時速を30キロメートルとする区域規制や、路面標示等の整備を行う。今後はこの地域のほか、蓮華寺池周辺ゾーンの整備を検討していく。」という答弁がありました。  次に、「8款5項1目都市計画総務費中、市民が楽しむ未知(道)空間創造事業費について、24年度は中心市街地活性化推進事業費の中に位置づけられた理由と、事業内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「23年度は市道の利活用社会実験として、瀬戸川沿いの市道について取り組んだ事業であったが、24年度については商業観光課が実施するて〜しゃばストリート事業と関連させ、中心市街地に安心しておいでいただけるよう夜間パトロールを行ったり、駅前広場での足湯への助成等を行うもので、中心市街地活性化推進事業費の中に位置づけているものである。」という答弁がありました。  次に、「9款1項2目非常備消防費について、消防団員の確保に向けどのような対策を行うのか。」という質疑があり、これに対して、「これまで同様、町内会及び自治会と連携して団員の確保に努めていくほか、消防団員の活動については家族の協力がない限り難しい。そういうことから24年度は消防団員の家族の環境も整備していく。具体的には、団員の家族を集めたコンサート等の家族に対する慰労を検討している。」という答弁がありました。  次に、「10款1項3目教育指導費中、子ども未来応援事業費について、子ども未来応援会議のメンバー構成と設置の目的を伺う。」という質疑があり、これに対して、「教育日本一を目指し取り組んでいる事業について検証をいただいていることや、教育振興基本計画の策定に向け意見をいただくため設置したものである。メンバーは静岡産業大学の学長を委員長に、自治会、幼稚園協会、校長会、PTA、商工会議所、青年会議所の各代表、シンクタンクの代表、大学教授、報道関係者、体づくりの面で湘南ベルマーレのトレーナーや市民の代表などで構成されている。」という答弁がありました。  次に、「10款1項3目教育指導費中、子どもと親の相談員活用事業費について、24年度増額した理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「子ども本人や親の相談において、専門家が対応するため非常に効果的であり、今まで相談を受けてきた教師への負担も軽減でき、授業に専念できるなど大きなメリットがあり、3名を増員したため増額となった。」という答弁がありました。  次に、「10款4項1目社会教育総務費中、藤枝フレッシュ・ミュージック・フェスティバル事業費について、23年度は岡部地区で開催し、24年度は瀬戸谷地区で開催となっているが、どのような効果を期待しているか。」という質疑があり、これに対して、「本事業は、中山間地域を元気にしていくきっかけづくりと、文化で藤枝を元気にしていくことの2点を目的とした事業計画を作成している。効果については、本事業により、中山間地域に多くの人々が訪れることで中山間地域の魅力と本市のよさを知っていただくことにつながり、また文化活動を行っていることで、地域と本市の文化的なイメージが高まることを期待している。」という答弁がありました。  次に、「10款4項4目青少年育成費中、わくわく科学教室事業費について内容を問う。」という質疑があり、これに対して、「子どもたちが科学に興味を持ち、科学分野で輝く人材を育成するため、静岡大学と連携し科学実験室を開催するもので、子どもたちの科学への知識の向上とともに、将来教員を目指している学生にとっても指導技術の向上が期待でき、教育全体のレベルアップにつながるものと考えている。」という答弁がありました。  次に、「10款4項6目図書館費中、図書資料整備費について、購入する図書等で各図書館に特色はあるか。」という質疑があり、これに対して、「市内3館のうち、駅南図書館は駅前という地の利を生かしてビジネス書籍に力を入れ、岡出山図書館については、耐震工事にあわせ2階に児童書のコーナーを開設した。岡部分館については岡部支所に移転を予定しており、郷土の歴史資料などをそろえている。」という答弁がありました。  次に、「10款4項7目郷土博物館費について、指定管理者への委託が直営に戻されて2年目を迎えるが、人件費を含めて総合的に指定管理者と直営とどちらが効果的であるか。」という質疑があり、これに対して、「指定管理者から直営になり、人件費では時間外等もかかっているが入場者数の増加、職員の創意工夫をした企画展の取り組みなど、今後郷土博物館の展望を考えた場合直営のほうがメリットがあると考える。経費についても指定管理とほぼ変わらないため、効果は一層出ているものと考える。」という答弁がありました。  次に、「10款5項2目学校給食費中、施設整備費について、各給食センターの24年度の主な事業内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「中部給食センターは消毒装置用配送コンテナ、北部給食センターはさいの目切り機、西部給食センターはL型運搬車の購入がある。」という答弁がありました。  最後に、「市債が確実に減額されてきているが、今後の起債管理についてはどのような考えを持っているか。」という質疑があり、これに対して、「起債管理については、今後も事業費の平準化や事業内容の精査に努めるとともに、繰上償還の積極的な実施、特定財源の確保等、できる限り市債に頼らない財政運営に努めていく。また、第5次総合計画では、健全な財政運営の目標として平成27年度の全会計市債残高を927億円としたが、2年前倒しの達成を見込んで、今後平成27年度末には市債残高900億円という目標を掲げ、縮減に取り組んでいく。今後、国の政策、方針等が不透明であり、本市の財政運営状況は予断を許さないものであることには変わりがない。確実な財政収支見通し、また市債を伴う主要プロジェクト等についても5年後を見据えた上での財政運営に努めていく。」という答弁がありました。  続いて討論に入ります。初めに、「市民生活に影響のある点で問題がある。まず、滞納者への対応について、徴収猶予制度を活用して市民に親身な相談活動ができぬまま、滞納整理機構に委任する状況が改善されていない。次に放射能対策について、放射能測定器の市民への貸し出しや継続した測定を行わないなど、積極的な活用が図られていない。次に母子家庭世帯に対する入学祝金制度について、子ども手当の削減や年少扶養控除等の廃止による負担が増加しているにもかかわらず、減額されたままである。次に、中学校保健体育での武道必修化により24年度から市内の8つの中学校で柔道が実施されるが、死亡率の高い競技であるにもかかわらず防止策がなされていないまま実行されようとしている。以上、市民の命と財産を守るために着実に対策を講じていく必要があることから反対する。」という討論がありました。  次に、「固定資産の評価替えにより市税の減収が見込まれる中、重要施策課題に取り組むため、国県支出金等の特定財源を積極的に確保し、また22年度の繰越金の計画的な活用とあわせ、市債残高の大幅な縮減にも取り組み、将来の子どもたちへの負担を軽減できる予算であり、評価する。歳出では、危機管理対策として原子力災害対策の強化、災害時被災者支援システムの導入など、市民の安全・安心に配慮した予算となっている。また、魅力ある地域づくりのため、広域連携や新たにシティプロモーションに取り組むなど、時宜を得た予算となっている。次に、小中学校接続英語教育プランの充実、特別支援教育の充実や、子どもと親の相談員を全小学校に配置できる体制を整えるなど子育て支援に取り組み、また市民の健康を守るため、市民みずからの健康づくりを推進する藤枝型健康マイレージ事業、歯や口の健康づくり事業に取り組んでいる。  このほか、厳しい予算の中でも日常生活に密着した道路・水路整備事業費を増加するなど、市民要望に十分配慮した予算となっている。現下の経済情勢から見て、今後も引き続き難しい財政環境が続くものと思われるが、引き続き行財政改革に積極的に取り組み、健全な財政運営に努めながら市民要望に最大限こたえることを要望し、賛成する。」という討論がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第2号議案 平成24年度藤枝市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。  一委員より、「国民健康保険税にかかる未納者に対する資格証の発行について、どのような者に発行しているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「資格証発行については、税の公平性を考える中、所得があっても納付しない等、悪質な滞納者に限り発行している。」という答弁がありました。  そのほか特に御報告する質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第3号議案 平成24年度藤枝市簡易水道事業特別会計予算及び第4号議案 平成24年度藤枝市土地取得特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、本予算2件は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第5号議案 平成24年度藤枝市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。  一委員より、「1款2項2目管渠等維持管理費中、維持管理浸入水対策事業及び管路長寿命化事業の24年度事業内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「管渠等維持管理については、マンホールの周りの舗装補修、ふたの取りかえなどである。浸入水対策事業については、藤岡3丁目地区の雨水浸入箇所に特定した改善計画を作成するもので、管路長寿命化事業は、老朽化対策が必要な幹線管路を調査し、長寿命化計画を策定するものである。」という答弁がありました。  そのほか特に御報告いたすべき質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第6号議案 平成24年度藤枝市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。  質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第7号議案 平成24年度藤枝市農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。  一委員より、「葉梨西北地区農業集落排水施設の現在の加入率を伺う。」という質疑があり、これに対して、「現在、加入戸数は392戸のうち215戸で、加入率は54.8%である。」という答弁がありました。  このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第8号議案 平成24年度藤枝市介護保険特別会計予算について申し上げます。  初めに、「地域包括支援センター運営事業費を増額した要因を伺う。」という質疑があり、これに対して、「相談件数や困難事例の対応等が増加しているために委託料を増額した。」という答弁がありました。  次に、「保険給付費の伸びについて、主な要因を伺う。」という質疑があり、これに対して、「高齢化に伴う介護認定者の増加による介護サービス需要の増、介護報酬の改定、地域区分の見直し、第4次計画で実施した施設が開設されること等が主な要因である。」という答弁がありました。  続いて討論に入り、初めに、「24年から第5次介護・福祉プラン21による保険料の改定が実施され、今後3年間基準額で月額730円の値上げが課せられる。この値上げを抑えるべく、県補助金、財政安定化基金交付金を最大限活用し、また介護給付費準備基金の繰り入れは3年間の事業の中で原則すべてを取り崩すという最大限の努力を市が行っても値上げになってしまうのは、高齢化社会の中で介護給付費が当然上がり、それが保険料の値上げに直結する仕組みに問題がある。保険料アップにつながらないためには、構造の根本的解決を図ると同時に、財源も必要である。後期高齢者の負担増や年金給付費の削減等、お年寄りを取り巻く環境はますます厳しくなる。地方からも税の再配分を見直すよう声を上げ、財政確保を求めていくと同時に、かつてあった介護人手当を復活させるなど独自の負担軽減策も講ずるべきである。以上の理由で反対する。」という討論がありました。  次に、「今回の介護保険特別会計予算及びその財源の1つである介護保険料の改定については、第5次介護保険事業計画である介護・福祉プラン21の中で、これまでの介護サービスの給付状況をもとに、今後必要とされる居宅サービスや施設整備など、高齢者が安心して生活できるまちづくりに必要なサービスを確保するため最大限の配慮をした予算であり、保険料設定であると考える。特に、保険料設定が近年介護サービスの需要においても増額せざるを得ない状況であることを考慮し、その中でも今後の超高齢社会に向けたサービスの充実と、保険制度内での低所得者へのさまざまな配慮をお願いし、賛成する。」という討論がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第9号議案 平成24年度藤枝市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。  一委員より、「23年度より10%近く歳入歳出予算を増額した要因を伺う。」という質疑があり、これに対して、「2年に一度の改定であり、保険料の所得割額が7.39%、均等割額が3万7,900円に上がることが主な要因である。」という答弁がありました。  続いて討論に入り、初めに、「この制度は医療費のかかるお年寄りを年齢区分けするもので、そのねらいは医療費の増加を保険料アップに直結させ、医療費が増える痛みを高齢者自身に感じ取らせるためであり、75歳以上の医療費と人口の増加に伴って際限なく保険料が上がるものとなっている。国民皆保険制度をとっている国でこんな仕組みをとっている国は日本だけである。  今回の改訂で、静岡県は均等割額1,500円、所得割額0.28ポイントの引き上げで2,246円の値上げとなる。これは2年後さらに値上げとなるであろう。制度の廃止は待ったなしであるが、政府はその廃止公約を投げ捨てるだけではなく、75歳以上のお年寄りの後期高齢者から新たに設ける国保にするという年齢で区分けをする仕組みを温存したまま、新制度を今国会に提出しようとしている。稀代まれに見るこの悪法は、地方政治の場からも廃止の声を上げ、もとの老人保険制度に戻すことを要求することが必要である。以上の理由により反対する。」という討論がありました。  次に、「我が国の国民医療費は増加の一途をたどっており、中でも高齢者の医療費の増加は深刻な状況である。少子高齢化が進む中、高齢者世代と現世代の負担を明確化し、公平にわかりやすい制度とするために始まったこの制度も、4年が経過しようとしている。この間、本制度廃止後の新制度のあり方等を高齢者医療制度改革会議で議論し、最終とりまとめがされた。その後、社会保障と税の一体改革の素案でも高齢者医療の見直しを盛り込むなど、後期高齢者医療制度廃止に向けた見直し法案を国において検討されている状況だが、制度を廃止するまでには現行の制度が継続される。県下全市町村で構成する後期高齢者医療広域連合への加入は法に基づくものであり、当然の義務であると考える。本特別会計は、広域連合で賦課を決定された保険料について各市町村で徴収して広域連合へ納付するものであり、市と広域連合の連携を十分に図り、適正な運営が行われることを要望し、賛成する。」という討論がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第10号議案 平成24年度藤枝市病院事業会計予算について申し上げます。  初めに、「24年度に向けての病院長の所信を伺う。」という質疑があり、これに対して、「7対1看護体制については、6月に体制が整うよう準備を進めている。また、救急センターについては準備委員会において検討中である。4月以降の収支については、医療の質を高めようとすれば費用もかかる。人件費を減らすことは今の体制では難しいことから、収益を上げて赤字幅を減らしていく方向で努力したいと考える。」という答弁がありました。  次に、「歯科口腔外科再開について、人件費の内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「歯科口腔外科の再開は10月から予定しており、医師2名、歯科技工士1名、歯科衛生士1名、計4名の6カ月分を計上した。」という答弁がありました。  次に、「医療機器購入費の内訳を伺う。」という質疑があり、これに対して、「主な機器は歯科口腔外科再開のための機器や更新を必要とする超音波画像診断装置、全身麻酔装置、人工透析装置6台、循環器データネットワークシステム等である。」という答弁がありました。  次に、「保育所運営について、受け入れ態勢と看護師確保への展望を伺う。」という質疑があり、これに対して、「定員を50名増やし、保育士は正規職員2名と臨時職員で対応していくが、夜間保育や時間外保育は外部委託で派遣保育士を考えている。また展望については、若い看護師を確保するため夜間保育や3歳児以上の預かり保育などをアピールし、看護師確保に努め7対1看護体制を整えたい。」という答弁がありました。
     以上のような審査を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、第11号議案 平成24年度藤枝市水道事業会計予算について申し上げます。  一委員より、「石綿管布設工事について、現時点での残延長と完了目標年次について伺う。」という質疑があり、これに対して、「石綿管布設替えについては、23年度末での残延長は2万4,036メートルとなる見込みであり、完了目標は29年度である。」という答弁がありました。  このほか特に御報告する質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(池田博議員) 以上で、各委員長の報告は終わりました。 ○議長(池田博議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前10時13分 休憩                         午前10時13分 再開 ○議長(池田博議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(池田博議員) これから上程議案42件の各委員長の報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、各委員長の報告に対する質疑を終わります。 ○議長(池田博議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前10時14分 休憩                         午前10時29分 再開 ○議長(池田博議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(池田博議員) これから討論を行います。  初めに、第1号議案の討論を行います。通告がありますので発言を許します。  最初に、原案に反対の1番 石井通春議員。           (登       壇) ◆1番(石井通春議員) 平成24年度藤枝市一般会計予算案に、反対の立場から討論いたします。  予算案のうち、歳入の主要な部分を占める市税、国庫支出金、県支出金、地方交付税、この4つのうち、本市に対する地方交付税は本年度比1億円の増額となっておりますが、ほかの3部門はいずれも減額であり、今年度比で合計8億円もの減収になっております。  さらに、臨時財政対策債を除く市債発行見込額は、将来の負担増を抑えるため今年度比6億円の圧縮を行っております。また、高過ぎて払いきれない世帯が急増している国保会計に5億円の法定外繰り入れを行い、値上げを防いでおります。  そうした状況の中、耐震化のため財政調整基金の活用、総合文化施設整備基金からの積極的な繰り入れ、特定財源をできるだけ活用するなどの工夫を積み重ね、本年度と同規模の予算をつくり、また市債残高を想定以上に減少させていることなどは、私どもも前向きに見ることができます。  しかしながら、議案質疑や予算委員会を通じ、市民の立場から見てさまざまな問題点があるのも事実であります。年少扶養控除等の廃止により、16歳未満や16歳から19歳の子どもを持つ世帯には、総額で3億7,000万円もの増税となっております。増税分は子育て世代のために充てるとの答弁がありましたが、子育て世帯の中でもとりわけ貧困率が高い母子家庭、せめてもの入学祝金が5万円から3万円に減額されたままです。  働く親が増え、市長みずからも重要な意味を持つと答えられました放課後児童クラブは、来年度さらに高洲地区等で待機児童が多く発生する状況になることが明らかになりました。これらの対策が何より急がれることだと思います。  来年度から市内8つの中学校で実施されます柔道については、飛び抜けて死亡率が高い競技であります。子どもの命にかかわる重要な問題です。少なくとも、その死亡例を医学的見地を初めさまざまな分野から具体的に検証した再発防止策を講じ、それを熟知した指導者の配置体制をとってから行うべきだと思います。教師に研修を行うだけでの対応では、事故の発生は必至と言わざるを得ません。  他市からも視察に来ていると聞きます駅南図書館、その立地のよさを最大限生かすべきだと考えます。しかしながら、図書館の命ともいえる図書購入費は毎年6,500万円を推移、県内でも上位の額だと言いますが、実際は新書購入は3館に1冊です。市民ニーズにこたえ切れておりません。駅前一等地にある図書館をもっと大きく活用すべきです。また3館それぞれに館長を配置し、市内全体の図書館運営の増強も図るべきです。  貧困の広がりが一層深刻化している状況で、市税滞納者も増えています。滞納者への対応では、職員1人当たり1,200件もの滞納案件を抱える状況で、滞納者と対面し、地方税法15条にある徴収猶予制度を活用して生活困難にあえぐ市民に親身な相談活動ができ切れぬまま、容赦ない取り立てを行う滞納整理機構に委任する状況がいまだに改善されておりません。職員の増強を図り、滞納者の生活実態にあった納税計画をつくり、分納や猶予などの措置を講じていくべきだと考えます。  市民が今一番関心を寄せていると思われる放射能汚染問題、先日も瀬戸谷の茶農家の方から、無農薬茶から390超ベクレルのセシウムが検出され、80%を廃棄したという話を聞きました。  事故から1年たちますが、放射性物質はなくなったわけではなく、この藤枝も確実に汚染されています。昨年9月に保育園、幼稚園の測定を実施いたしましたが、1回の空中を中心とした測定で、安全とは言えない状況です。  県の測定と同時に、市みずからもせっかく購入した測定器を最大限活用し、放射能がたまりやすい野菜や公園の滑り台の下にある水たまり、いわゆるホットスポットですね、こうしたところの測定をし、そして数値を積極的に公表すべきです。子どもたちが毎日食べる学校給食の測定などは市民の要望も強くあると思います。  お茶に関しては、お茶の甲子園とも言われる全国茶品評会が掛川で開かれます。農家の方々は製品を売り出す絶好の機会だと意気込んでいるわけですが、予算説明にも事業としてもその言葉がありませんでした。生産者が元気になるようなメッセージを本予算から発していくべきではないでしょうか。  最後に、議員の特権的な色彩が濃い海外視察費用200万円には賛成できません。私たちは、議員の海外視察全体を否定するものではありません。これが許されるのは、藤枝市が真に直面する重要課題が海外の事例で解決するようなケースに限定すべきです。まず、国内で解決できない政策があるのかどうか、そうした問題提起を行うのが先決だと思います。  以上で反対の討論といたします。 ○議長(池田博議員) 次に、原案に賛成の8番 薮崎幸裕議員。           (登       壇) ◆8番(薮崎幸裕議員) 薮崎幸裕です。私は、ただいま議題となっております第1号議案 平成24年度一般会計予算に賛成の立場から討論をいたします。  我が国の経済は急速な円高、EU諸国の不安定な経済状況等、依然として厳しい現状であります。その上、東日本大震災の傷もいまだ癒えず、福島第一原発もかろうじて安定を保っている状況であり、国民は精神的にも不安定な状況であります。  このことに加え、国は社会改革と税の一体改革や消費税率の改正などを今国会で議論しておりますが、賛否両論が与党の中でもあり、地方財政を取り巻く環境は不透明さを増幅させています。  そのような苦しい財政状況の中でありますが、藤枝市の24年度一般会計予算は施策の実行にメリハリをつけ、行政サービスの低下も防ぎ、喫緊の課題にも迅速に対応し、また、4つのK、健康、教育、環境、危機管理の日本一に向けての積極的な施策展開は大いに評価するところであります。  反対者も評価している公債費の大幅削減や国保税の安定財政のための努力、そして特定財源の有効活用等は、我々も了として当然認めるところであります。ですから、今回反対者の反対としての理論は、予算を執行する上で配慮し対応していくことで十分カバーすることができ、反対の論拠としては希薄な面は否めないのではないかと考えます。  すべてを全会一致で認めるのは民主主義議会のあり方としてはいかがなものかと思っておりますが、この程度のことなら、今後の予算審査の中では反対のための反対をするのではなく、修正動議を出したり議会発議で施策の推進を図ったりする議会運営も必要ではないかと考えます。  以上、税制の厳しい中での市民要望にも十分配慮し、かつ市民サービスも低下させない、時宜にかなう予算と評価し、賛成討論といたします。  議員各位の御賛同をお願い申し上げるところです。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(池田博議員) 以上で本案の討論を終わります。  次に、第2号議案から第7号議案まで、以上6件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案6件の討論を終わります。  次に、第8号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の1番 石井通春議員。           (登       壇) ◆1番(石井通春議員) 第8号議案 平成24年度藤枝市介護保険特別会計予算に反対の立場から討論いたします。  本予算で第5次介護プランに基づきまして、保険料の改定が行われます。今後3年間、基準額で月額730円の値上げが課せられるというものです。  本会議の私の質疑で、この値上げを抑えるべく県補助金、財政安定化基金交付金を最大限活用し、介護給付費基金の繰り入れはこの事業計画の3年間の中で原則すべてを取り崩す方針であるということがわかりました。  にもかかわらず値上げになるのは、高齢化社会の中で介護給付費は当然上がってくるわけですが、それが保険料の値上げに直結してしまっている仕組みに問題があると思います。最大限といってもいい努力を市が行っても値上げになってしまうのです。  保険料アップにつながらないためには、こうした構造の根本的解決を図ると同時に、財源も必要となります。  まず無駄を省くこと。総事業費9,000億円もの八ツ場ダムや1機100億円もする戦闘機F35を新たに42機も購入する。こんな無駄使いを地方の政治からもやめるべきだと主張していくことです。  高齢化社会のために、ますます介護の必要性が迫られることに対して、増税も必要でしょう。しかし、その場合も税の原則である応能負担の立場に立って、富裕層から応分の負担を求めればいいのです。  アメリカの投資家ウォーレン・バフェット氏、フランスの化粧品ロレアル創業者の6人の娘たち、イタリアのフェラーリ社長ら世界の富豪たちが、自分たちにも増税をと叫び、OECDまでもが昨年12月に富裕層に公正な税負担をと提起している状況にあるにもかかわらず、日本の所得税負担率は所得1億円で26.5%になるのを境に所得が増えるほど負担が減り、年間所得100億円のお金持ちは14%の負担でしかありません。  お金持ち優遇税制の象徴でもあります株の譲渡益にかかわる税率を従来の20%から10%に暫定的に引き下げた証券優遇税制も、2003年の導入時からもとの20%に戻されることなく次々と適用期間が延長され、この間の減収額は総額6兆円に及んでいます。  しかし、政府は財源といえば消費税しかないようなことを言い、その一方でこのような金持ち優遇をやめようとはしません。地方からも税の再分配を見直すよう声を上げ、財源確保を求めていくことが必要です。  また、新たに始まる24時間対応の定期巡回、随時対応型サービスは、一度受ければ既存の昼間の訪問サービスが受けられなくなるだけではなく、介護事業者への報酬は定額制であり、一定以上のサービス提供をした場合は事業者の持ち出しとなり、宣伝されているような24時間何度でも受けられるサービスとはとても言えません。  また、定期巡回サービスの利用料は本人1割負担の限度額がありますが、その利用料はぎりぎりに設定されており、このサービスを使うとほかのリハビリなどのサービスを利用する場合には自己負担を強いられる仕組みになっています。とても利便性の向上にはつながらないものだと思います。  高齢化社会に対応しきれない制度の矛盾の根幹は、昨年6月の税と社会保障の一体改革素案に見ることができます。そこには、在宅への移行、そして介護予防、重度化予防で1,800億円の公費削減を見込んでいるということがはっきりと書かれています。こうした国のやり方を改めさせていくことと同時に、介護予防だけにとどまらず、本当に高齢者が安心できる介護体制を構築すべく求めて、反対の討論といたします。 ○議長(池田博議員) 次に、原案に賛成の17番 池谷 潔議員。           (登       壇) ◆17番(池谷潔議員) 第8号議案 平成24年度藤枝市介護保険特別会計予算について、原案に賛成の立場で討論をいたします。  少子高齢社会が進行中の現在、藤枝市の高齢化率は平成24年1月末で23.7%、要介護認定者数は高齢者数の約15%となっており、介護給付費が平成12年の介護保険制度発足当時と比較しますと大幅に増加しております。  こうした中で編成されました平成24年度の歳入歳出予算ですが、これまでの介護給付費等の推移を踏まえた第5次計画策定のもと、所要の予算額を計上いたしております。  このうち第1号被保険者の保険料は、総額では約20億1,000万円と前年に比べ約3,400万円増となっておりますが、認定者の増加や第5期計画期間における給付費等の見通しを踏まえたものであり、準備基金の1億3,000万円余の繰り入れを予定するなど、被保険者の負担軽減の見地からの当局の措置は大いに認めるものであります。  今後においてもさらに高齢化率が進み、介護保険費の給付を抑制するためにも、介護予防のより一層の推進と保険給付の適正化で健全な保険事業の運営に努めていただくとともに、高齢の方々がいつまでも地域で安心して過ごすことができるよう、介護保険施策のさらなる充実を要望して、平成24年度介護保険特別会計予算の賛成討論といたします。 ○議長(池田博議員) 以上で本案の討論を終わります。  次に、第9号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の2番 大石信生議員。           (登       壇) ◆2番(大石信生議員) 私は第9号議案 平成24年度藤枝市後期高齢者医療特別会計予算に反対の立場から意見を申し上げます。  悪名高い小泉構造改革によってつくられた後期高齢者医療保険制度は、廃止以外にないものであります。そのことがまた改めて証明されたような、大幅値上げであります。  今回、均等割が3万6,400円から3万7,900円に1,500円の値上げです。年間200万円の平均的な年金受給者では、所得割の値上げも含めまして年間1,900円の保険料の引き上げであります。多くの後期高齢者の皆さんにとって、2年ごとにこれだけの規模で上がっていくことは、大変なことであります。  病気になりがちな年齢になっている75歳以上の高齢者だけを他の保険から切り離して1つの保険に囲い込む制度は、絶対に成り立ちません。高齢者が増えれば増えるほど、病気になる人が増えれば増えるほど、保険料はうなぎのぼりに上がっていく。この指摘が繰り返し現実のものになったわけであります。  我が国の後期高齢者医療保険制度は、世界に類のない差別医療制度でもあります。一体何のためにこんな制度がつくられたのか。医療費の無法な削減が目的であります。2015年に2兆円、2025年には5兆円、高齢者の医療費をとにかく削減する。これがねらいです。  しかし、人はだれでも若い時代めったに病気にもならず、ひたすら高い保険料をずっと払い続けてきているのです。さんざん払ってきました。年をとって少し元をとらせてもらいたい。そういう願いを高齢者が持ったとしても、私は当たり前だと思います。人がいや応なく年をとったとき、せめて安心して医療が受けられる。この願いは実現されなければなりません。  私はこの際、県を1つの単位とする後期高齢者広域連合の保険運営は、こんなべらぼうな値上げでもさっと通ってしまう。ここにもこの制度の大きな欠陥があると思います。  今、国保を県単位の運営にという声が出ていますが、そうなったら各市町の必死の取り組みはなくなっていきます。それは一見楽になったように見えるかもしれないが、国保税の猛烈な値上げが市民を直撃することになるでしょう。藤枝市が幾ら攻めの国保で医療費を減らしていっても、その努力は国保税には反映されないことになっていきます。  このことも含めて、民主党政権が一番初めにやらなければならなかったこの制度の廃止を求めて、討論といたします。 ○議長(池田博議員) 次に、原案に賛成の13番 杉山猛志議員。           (登       壇) ◆13番(杉山猛志議員) 私は、第9号議案 平成24年度藤枝市後期高齢者医療特別会計予算について、原案に賛成の立場から討論をいたします。  我が国の国民医療費は増加の一途をたどっており、中でも高齢者の医療費の増加は深刻な状況であります。  少子高齢化が進む中で、高齢者世代と現世代との負担を明確化し、公平でわかりやすい制度とするために平成20年度から始まった後期高齢者医療制度も、4年が経過をしようとしております。  この間、民主党政権発足後から後期高齢者医療制度廃止後の新制度のあり方を、大臣主催の高齢者医療制度改革会議で議論をし、平成22年12月に最終取りまとめが行われました。  その後、社会保障と税の一体改革の素案で、高齢者医療の見直しを盛り込み、平成24年通常国会に後期高齢者医療制度廃止に向けた見直し法案の提出を目指し、国で検討されている状況でありますが、制度が廃止をされるまで現行制度が継続されるものです。  県下全市町で構成する後期高齢者医療広域連合への加入は法に基づくものであり、当然の義務であるとともに、高齢者の医療保険制度が将来にわたって安定的に維持、継続されることを望む社会の要請にこたえるものであると考えます。  本会計は広域連合で賦課決定をされた保険料について各市町で徴収をし、広域連合へ納付するものであり、市と広域連合の連携を充分に図り、適正な運営が行われることを要望して、賛成の討論といたします。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(池田博議員) 以上で本案の討論を終わります。  次に、第10号議案及び第11号議案、以上2件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案2件の討論を終わります。  次に、第22号議案から第26号議案まで、以上5件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案5件の討論を終わります。  次に、第27号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の2番 大石信生議員。           (登       壇) ◆2番(大石信生議員) 私は、ただいま議題になりました議案第27号 藤枝市税条例の一部を改正する条例に反対する討論を行います。
     この議案の中で私どもが特に大きな問題だと思うのは、大災害の復興に名をかりた庶民増税の問題であります。  民主、自民、公明3党は、東日本大震災の復興のためだと言って、所得税、住民税増税など、25年間で8兆円を超える増税を強行しました。その一環として、今回、26年から35年までの10年間に市民税均等割1人当たり500円を増税するというのがこの議案であります。  この庶民増税には裏がありまして、庶民には8兆円を超える増税が行われながら、実は同時にこの8兆円を大きく上回る規模で法人税減税が行われるために、復興のための財源は1円も出てこないという、これが真相であります。1円も出てこないのです。  庶民増税は復興のためではなく、大企業減税の財源づくりを目的とするものにほかなりません。今回の改正によって年間3,700万円の増税、10年間で3億7,000万円の増税、対象となる市民はおよそ7万4,000人であります。  私どもは、構造改革による国民の疲弊をよそに、260兆円もの内部留保をため込んできた大企業も東日本大震災の復興に応分の負担をするというのなら、復興増税に反対などしないのです。しかし、今回のやり方は余りにも理不尽ではありませんか。  25年間といいますから、恐らく今後も出てくるであろうこの欺瞞に満ちたやり方ははね返していかなければならないと、このことを強調して討論といたします。 ○議長(池田博議員) 次に、原案に賛成の6番 槇原正昭議員。           (登       壇) ◆6番(槇原正昭議員) 槇原正昭です。私は、ただいま議題となっております第27号議案 藤枝市税条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から討論いたします。  今回の改正は、国の地方税法にかかる法律の公布、施行に伴う所要の改正であり、地方税独自の制度である個人市民税の退職所得の特例の見直し、法人にかかる国と地方を合わせた実効税率の引き下げに伴う法人市民税の減収分の財源を確保するために、市たばこ税の税率の見直しを行うものであります。  また、東日本大震災復興基本法の基本理念に基づき、本市が緊急的に実施する防災施策の財源を確保するための個人市民税均等割の税率の特例、東日本大震災の被災者支援策として、個人市民税の雑損控除についての特例を定めるものであります。  特に、個人市民税均等割の税率の特例については、平成26年度から平成35年度までの10年間において、多くの市民に負担増をお願いするものでありますが、切迫する東海地震、あるいは東海・東南海・南海が連動した巨大地震の発生が心配される中、市民の安全・安心を確保する緊急的な危機管理体制を強化するための事業の内容、増加財源の使途などを明確にし、その成果が目に見える形で積極的に市民にお知らせをしていくことで市民の理解は得られるものと考え、本改正は必要、妥当と理解するものであります。  このようなことから、市民への影響が多い本制度改正を広く積極的に市民に周知するとともに、公正で適正な課税や収納率の向上など、市税収入の確保により一層努力され、住みよい元気なまちづくりに努められますよう要望し、私の賛成討論といたします。皆様の御賛同をお願いします。 ○議長(池田博議員) 以上で本案の討論を終わります。  次に、第28号議案から第31号議案まで、以上4件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案4件の討論を終わります。  次に、第32号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。  最初に、原案に反対の1番 石井通春議員。           (登       壇) ◆1番(石井通春議員) 第32号議案 藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。  この条例改正によって、お年寄りが置かれる状況がどうなるか。まず、間違いなく介護保険料はこの改正によって値上げとなります。今回は、この介護保険の値上げだけではなく、後期高齢者医療保険も値上げされます。  一方で、年金はどうか。今年6月には、物価が下がったことを理由に0.3%の年金が削減されます。さらに物価スライド特例分として加算されていた2.5%についても、2012年度から2014年度までの3年間で解消、すなわち削減する計画が実行されようとしています。  それだけにとどまらず、税と社会保障の一体改革素案には、マクロ経済スライドの適用についても検討するとされ、これが適用されれば0.9%のさらなる年金の削減、すべて合わせますと2兆円も削減するというものです。  これでは、まるでお年寄りに対して生きるなと言っているようなものではないでしょうか。今ほど、お年寄りに対して冷たい政治はないのではないでしょうか。  市町村は、こうしたお年寄りの実態に即した対応をするべきです。独自の減免や負担軽減策を講じる、復活の声が強くある介護人手当などに今こそ光を当てるべきではないでしょうか。  少ない年金からこれ以上天引きされたら、生活費すらままならない。親類が亡くなっても、香典を出すこともできない。そうした悲痛なお年寄りの声を、私は重視しなければいけません。以上の理由で反対の討論といたします。 ○議長(池田博議員) 次に、原案に賛成の19番 水野 明議員。           (登       壇) ◆19番(水野明議員) 私は、ただいま議題となっております第32号議案 平成24年度藤枝市介護保険条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の立場から討論をいたします。  本議案は、第5期介護保険事業計画の策定に伴い、平成24年度から平成26年度までの保険料を設定するため、条例の一部を改正し、平成24年4月1日から施行しようとするものであります。  条例の内容でありますが、介護給付費の増加に伴う第1号被保険者の保険料の急激な上昇を緩和するため、財政安定化基金の活用や介護給付費準備基金の積立見込額の全額の取り崩しが計画されており、また保険料の段階においても低所得者に配慮し、第3段階を細分化するとともに全体では9段階から11段階にし、被保険者の負担能力に応じたきめ細かな段階数とするなど、十分評価できる内容となっております。  以上のことから、本条例は、今後高齢者人口並びに介護認定者の増加が大幅に予想される中で、第5期介護保険事業計画期間における事業の安定を図る上から必要なものであると考えます。  今後は、長期的な視点から保険料の抑制につながると言われる介護予防のさらなる充実や認知症対策の推進、高齢者の地域の総合相談窓口である安心すこやかセンターの機能強化を図るとともに、介護保険料の未収金の増加に対しては、負担の公平を図る観点から収納率の向上に一層の御努力を要望し、賛成の討論といたします。皆様の御賛同をお願いいたします。 ○議長(池田博議員) 以上で本案の討論を終わります。  次に、第33号議案から第52号議案まで、以上20件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案20件の討論を終わります。 ○議長(池田博議員) これで上程議案42件の討論は終わりました。 ○議長(池田博議員) これから上程議案42件を採決いたします。  初めに、第1号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(池田博議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第2号議案から第7号議案まで、以上6件を一括採決いたします。  本案6件に対する委員長の報告は可決です。本案6件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案6件は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第8号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(池田博議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第9号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(池田博議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第10号議案及び第11号議案、以上2件を一括採決いたします。  本案2件に対する委員長の報告は可決です。本案2件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案2件は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第22号議案から第26号議案まで、以上5件を一括採決いたします。  本案5件に対する委員長の報告はいずれも可決です。本案5件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案5件は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第27号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(池田博議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第28号議案から第31号議案、以上4件を一括採決いたします。  本案4件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。本案4件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案4件は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第32号議案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。           (起立多数) ○議長(池田博議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 次に、第33号議案から第52号議案まで、以上20件を一括採決いたします。  本案20件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。本案20件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案20件は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 日程第2、請第2号を議題といたします。  本件について、総務消防委員長の報告を求めます。総務消防委員長。           (登       壇) ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) 総務消防委員会に付託されました請第2号 浜岡原発の「永久停止・廃炉」を求める請願について、審査の経過と結果について主な発言を中心に御報告いたします。  最初に、一委員から、「これまで藤枝市議会では、請願にあるように、市民の命と暮らしを守りたいという思いで、常に浜岡原子力発電所に対して注意を怠らないように努めてきております。昨年の12月16日に議決された中部電力浜岡原子力発電所に関する決議は、重大な決議であります。現在、将来にわたり重大な決議であり続けると考えている。」という意見がありました。  次に、一委員から、「浜岡原子力発電所1号機にトラブルが起きた平成13年以降から、議会として中部電力、国及び県に対して申し入れ等を行ってきており、絶えず市民の安心・安全という目線で対応してきています。東日本大震災以降においても、執行部と議会が連携して中部電力、国及び県に対して適切な安全対策の実施、法整備の見直し等について意見書、要望書等を提出してきています。議会としては、既に講ずるべきことは講じ、議決すべきものは議決していると考えます。」という意見がありました。  次に、一委員から、「平成23年6月には新エネルギーへの政策転換という内容を盛り込んだ議会の意見書を政府及び国会に提出してきている。また、直近では2月2日に原発に依存しないエネルギー政策への転換についての要望書提出が県議長会で採択され、今後国に提出される予定であり、議会としては既に行動を起こしている。」という意見がありました。  次に、一委員から、「中部電力浜岡原子力発電所に関する決議では、危機管理対策が万全になされ、そのことがあらゆる角度から立証され、あわせて住民の合意を得ることが必要であるとして、市民の安全と安心が担保されない限り施設の再稼動は認められないとしている。この決議以降においても、議会として浜岡原子力発電所の現場を視察し、安全対策等の確認も行っております。絶えず中部電力に関心を払い、必要に応じた対応をしてきている。」という意見がありました。  次に、一委員から、「中部電力浜岡原子力発電所に関する決議は、全議員の総意で決議したものであり、非常に重く受けとめている。平成13年以来、中部電力、国及び県に対し意見書や申し入れ等を行い、東日本大震災後も同様に行ってきており、議会では絶えず行動を起こしています。現在、そして将来の市民の安全・安心を願う気持ちは1つであります。そのような考えに立ち、改めて議会の全員一致でなされた決議の重さを考えると、本請願は採択しなくてもよいと考える。」という意見がありました。  以上のような審査を経て、採決の結果、全会一致で本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、御報告いたします。 ○議長(池田博議員) 以上で総務消防委員長の報告は終わりました。 ○議長(池田博議員) ここで、しばらく休憩いたします。                         午前11時21分 休憩                         午後0時15分 再開 ○議長(池田博議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(池田博議員) これから請第2号の委員長報告に対する質疑を行います。通告がありますので発言を許します。1番 石井通春議員。           (登       壇) ◆1番(石井通春議員) 総務消防委員長報告に対しまして、3点質疑させていただきます。よろしくお願いします。  まず、請願署名約1万人、この意思をどう委員会の中で受けとめられたか。1万人の市民の意思は重いという議論は、委員会の中であったか。また、あればどういう議論であったかお伺いします。  次に、中部電力は現在建設中の18メートルの防波堤の完成、これを待って再稼動しようとする姿勢を崩しておりません。しかし、世論調査を見ましても、この防波堤ができても再稼動をすべきではないという回答が約8割という状況を、今、占めております。  これは、浜岡原発が地震の震源域の真上にあるということを多くの市民、県民が知っており、防波堤の完成がこの疑問に対しての回答になっていないということが大きいものだと思われます。  今回の決議の不採択で、こうした世論と逆行する、今中電がとっている姿勢を後押しすることになりかねないという議論は委員会の中でありましたか。お伺いします。
     最後に、先ほどの報告で12月の決議が非常に重いものである。また、議会としてさまざまな意見書や要請をするなど対応をしてきたという御報告がありましたが、その理由でなぜ不採択となったのかについてお伺いいたします。  以上です。 ○議長(池田博議員) 総務消防委員長から答弁を求めます。総務消防委員長。           (登       壇) ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) ただいまの石井議員にお答えいたします。  まず1点目の御質問でございますが、請願の重さは請願者の多い少ないに変わりはなく、署名された皆様の思いは委員会としても真摯に受けとめ、請願内容と同様に市民の命と安全を守らなければならないという同じ思いで、議論、審査をいたしました。  次に2点目の御質問ですが、本委員会では浜岡の再稼動を審査する内容ではないと考えます。  次に3点目の御質問、11月定例会での藤枝市議会の決議は当然、永久停止、廃炉の議論も踏まえ決議したことであります。  この決議については紹介議員も交えて議論し、お互いに譲り合う中で、絶対的な安全対策と住民の理解と安全・安心が担保されない限り再稼動は認められないと全会一致により決議したものであり、藤枝市議会としても大変重い決議と考えます。  以上、お答えいたします。 ○議長(池田博議員) 傍聴席はお静かに願います。  1番、石井通春議員、よろしいですか。石井通春議員。 ◆1番(石井通春議員) まず、1万人の署名の意思はどういうことで議論をなされたかということについては、お答えがありませんでした。  真摯に受けとめということはありました。そして、12月議会と内容は同じ思いであるというところはありましたが、1万人の署名の意思を委員会の中でどういう議論があったかということについて、私は聞いたのです。そのことについての答弁をもう一度求めます。  それから、なぜ不採択となったのか。私の質問は12月決議は重いと、それは私としても認識は同じです。そして、議会として今まで対応したということも、私も承知しております。  委員長の説明によれば、こうした状況で不採択という結論が出されたということですが、なぜ不採択となったのか。不採択となるのであれば、この請願の趣旨に対して妥当性がないということが示されなければ不採択という結論は出ないと思いますが。  以上、2点についてお伺いします。 ○議長(池田博議員) 総務消防委員長。 ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) 2点の再質問があったかと思います。  1点目、先ほど申し上げましたとおり、請願内容と同様に市民の命と安全を守らなければならないという同じ思いで、慎重に議論し、審査をいたしました。十分に審査をいたしましたことを申し添えます。  2点目、なぜ不採択になったかというご質問ですが、不採択になりましたのは、先ほど申し上げましたとおり、会派の代表者会議において大石議員も一緒に議論をし、絶対的な安全対策と住民の理解と安全・安心が担保されない限り再稼動は認められないと全会一致で決議したところの部分で、再度不採択とか採択をするとかいう議論以前に、一貫性がない、真意を問うような経過になるのではないかと、私はそう思います。  そんなわけで不採択になったという形であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(池田博議員) 1番、石井通春議員、よろしいですか。石井通春議員。 ◆1番(石井通春議員) 再質疑は2回までということになりますので、これで最後になりますけれども、明白な回答がいずれもありません。  その中で、委員長がおっしゃられましたが、12月の決議は今回の請願と内容が同じであると、同じ思いで議論をなされたということを言われましたが、それであればこの2月の決議を否決することによって、12月決議をみずから否定することになりませんか。  明らかに矛盾をしていると私は感じますけれども、その点はどうでしょうか。 ○議長(池田博議員) 総務消防委員長。 ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) 全議員が、12月16日に採択をした決議をいたしました。この決議は非常に重いものであるということで、さらにまた今回の件で、採択、不採択の議論ということにつきましては、私どもは一貫性を失うということで、議会の真意を問うというようなことで、これから再度いろいろな面で議論をしていくことになろうかとは思いますが、この不採択の議論につきましては先ほど全員、全会一致で決定したことでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(池田博議員) それでは、次に進みます。2番 大石信生議員。           (登       壇) ◆2番(大石信生議員) 先ほどの遠藤委員長の委員長報告にはかなり問題があるというふうに思いましたので、また今の石井議員の質問を受けて、私も若干簡潔に質疑をさせていただきたいと思っております。  まず、私も委員会の審査の状況を録音で聞きましたが、委員会では、決議は重いという発言がほぼ全員の委員から繰り返し言われましたけれども、市民1万人の請願が重いという発言はだれ1人からも、これくらいも出てこない。委員長報告にも一言もなかったんですね。  私は、やはり委員会は市民の請願を、委員長は思いは真摯に受けとめたとは一応言いましたけれども、こういう経過を見て、これはただ言葉の上の問題だけだなと。実際の経過の中にはそういう部分は一言もなかったのではないかと。これに反論があったら言ってください。  次に行きます。請願に対する態度は3つです。請願趣旨が妥当なら採択、妥当でなければ不採択、審議がさらに必要な場合は継続審議。妥当だが不採択という態度は、基本的にあり得ない。これは、この地方議会運営事典、これだけではありませんが、こういう中に明記されているのですね。この中にあります。委員長はこのことをご存じであったかどうか。このことについて伺います。  次に3番目、前に決議したから不採択にするというのが、今回の委員長報告のポイントです。このことも、この地方議会運営事典などではあり得ないとされていると。  したがって、こういう結論を出した理論的根拠はどこにあるかと、この理論的根拠について伺います。  なぜ、前に決議したから不採択とする態度をとらないかというと、今、石井議員も言われたように前の決議を否定することになるから。この原則があるのです。これを委員会としては、この点にどう留意したか。  今、委員長は一貫性を失うと言ったけれども、逆に一貫性を失っているのは委員会なのですね。決議したことをもって不採択にするというのは、この中にありますが、皆さんもご存じのように一事不再議という言葉があります。これは議会運営の原則ですが、これは同一会期の中で一度議決された事件は審議しないということであります。  しかし請願の場合は、同一会期内で最初に決議があって、それと全く同じ請願が出たという場合にどうするかというと、不採択にしないんですね。みなし採択。つまり、審議はしないが採択されたこととみなす。それが原則なんですよ。  なぜそうするかというと、不採択にすると決議を否定することになるからなんです。それはあり得ないんです。非常に明快です。  こういう地方議会運営事典というのは、これまでの民主政治の歴史の中で試されてきたルール、原則を決めているわけですね。ここから逸脱すると非常に議会がおかしくなる。脱線してしまうということになるわけであります。  この一事不再議は、同一会期の中で行われる決議なんです。これは同一議会で行われていないんですよ。前の議会で行われているやつですから。  しかも、その次に聞きますが、委員長、この永久停止・廃炉ということは、私どもが去年の11月議会で決めた決議よりも一歩踏み込んでいるのですよね。同じではないのです。突き詰めていけば同じような意味を持つけれども、同じではない。ましてや、前の決議があるから不採択にするということはあり得なのではないかということを伺いたいと思います。  あの委員会を傍聴した方が5人いらっしゃるんですけれども、この人たちが帰ってきて開口一番何と言ったかというと、出来レースだと言ったんですね。最初に結論ありきではなかったかと。  私は、委員の中の1人が最初に結論ありきではないとわざわざ言ったんだけれども、これは、この録音をずっと聞いていくと、まさに結論ありきなんですよ。  請願が求めている内容については、請願趣旨の1項目めは永久停止・廃炉ということを議会決議でやってくれというんだけれども、この辺については、実は藤枝市議会はまだ行っていないんですね。行っていないのではないかということを、委員長に改めて聞きたいと思います。  さらに2番目ですが、この請願趣旨の2項目めに自然エネルギーに関する意見書、これは昨年6月議会で採択したというように委員会でも言われたし、委員長報告にもそれに近いことがありましたが、しかし、今回市民の皆さんから出てきた請願は、原発依存から脱却して自然エネルギーへの転換を求める。こういう内容なんです。  こういう中身の意見書は、まだこの議会は採択していないのではないですか。採択しているかどうかということを伺います。  請願趣旨の3点目は、中部電力に対して浜岡原発を廃炉にし、核燃料、使用済み核燃料の安全管理のため地震、津波対策に万全を期すよう要求すること。こういうふうになっているわけですね。  ずっと録音を聞きますと、こういう1項目め、2項目め、3項目めについての審議をした形跡というのは、1つも出てこないんです。  これは、確かにいろいろな働きかけを本議会はしてきたとは言いますけれども、こういう中身の意見書をつくってやったという経過は、まだないのではないですか。したがって、この1項目め、2項目め、3項目めについて、審査したと言うが、実際に少なくとも録音を聞く限りは全くそれがないと。先ほどの委員長報告にもなかった。したがって、それは実際には審議をされていないのではないかという疑問を私は持っておりますが、その点はどうですか。  最後、4番目です。11月議会の決議というのは、いわば機関意思の決定なんですね。これは決議をするというだけで、基本的にどこにも送らないんです。  今回、請願は意見書にして中電を含めた関係機関に送ってくださいという請願なんですね。この点がどう受けとめられて、どう審議されたのか。この点について伺っておきます。 ○議長(池田博議員) 総務消防委員長から答弁を求めます。総務消防委員長。           (登       壇) ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) ただいまの大石信生議員の委員長報告に対する質疑に対して、お答えいたします。  まず1点目の質問ですが、先ほど石井議員にもお答えしたとおり、署名された皆様の思いは委員会としても真摯に受けとめ、請願内容と同様に市民の命と安全を守らなければならないという同じ思いで議論、審査いたしました。  次に2点目の質問でありますが、請願審査をする上で、大石議員がおっしゃるとおりで、委員長として私も同じ考えに立ち、審査をしてまいりました。  次に3点目の御質問ですが、先ほどの石井議員の質問にもお答えしたとおり、昨年11月藤枝市議会定例会での決議は永久停止・廃炉の議論も踏まえ全会一致で決議したことであり、藤枝市議会として重たい決議であると考えます。  次に4点目の1点目、ただいまお答えしたとおり、先に藤枝市議会で決議したことであります。  4点目の2点目ですが、関係機関への意見書等の提出につきましては、時宜をとらえ議会として対応しております。御質問の自然エネルギーに関する意見書につきましては、現在県議長会において、県内市議会の総意で国への提出に向けて協議されております。  次に4点目の3点目、藤枝市議会は、これまでも浜岡原発の安全管理については継続的に注視してきております。それらの経過の中で、このたびの東日本大震災における福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、直ちに浜岡原子力発電所の安全対策とその確保に向けて、事業者はもちろん国・県に対して対策を図るよう、藤枝市単独での行動ではなく、周辺自治体の賛同も得る形で申し入れ、要請をしてきたものであります。  これらの対応は、より多くの自治体が連携し、同じ要請、申し入れを行うことで、関係機関にその対策を急がせる上でも大変意義があるものと考えます。  次に、4点目の4点目ですが、意見書の送付についてはこれまでも必要に応じて対応してきております。  以上、質問にお答えいたします。 ○議長(池田博議員) 2番 大石信生議員。 ◆2番(大石信生議員) 残念ながら、私が聞いたポイントには一言も触れていない答弁でありました。  まず、最初に請願の重さをどう受けとめたかですが、結局、録音の中にも一言もないし、委員長報告にも一言もないということで、それはもし少しでもあればそういうことが出てくるはずなのだけれども、そこはどうなのかというように聞いたんですね。  思いは真摯に受けとめたと、市民の命と安全を守らなければならないという気持ちは同じだという答弁でありましたが、委員の中の発言に一言もなく、委員長報告にも一言もないということについて、再度伺います。  2番目、私は、妥当だけれども不採択という、同じ思いだけれども不採択という採択の仕方は議会運営のルール上ないということを、委員長はご存じでしたかというように聞いたんですね。ご存じだったか、なかったかを伺います。  3番目、前に決議したから不採択ということも議会運営のルールにはないが、そういう結論を出した理論的根拠はどこにあるかと、理論的根拠を聞いたんですよ。全くお答えがありませんでした。これもお答えください。  次に4番目、最初に結論ありきというところで4点言ったわけですが、この1点目、請願趣旨の1項目めは永久停止・廃炉と。これは、これまでの昨年やった決議よりもさらに踏み込んだものなんですね。こういう決議はまだしていないのではないかと。  したがって、不採択にするというのは理由にならないのではないかということを聞いたんですけれども、特に、まだ行っていないのではないかという部分は具体的にどう審議されたかと聞きました。これについてお答えください。  その次の4の2の質問ですが、原発依存から脱却して自然エネルギーへの転換を求めた意見書、これが請願の趣旨ですが、これについては議会は時宜をとらえていろいろ対応していると。この問題では、今、県議長会で準備中だと。まさに、こういう内容はまだ藤枝市議会は決めていない、意見書を送っていないということを結果的にお認めになったということになったと思いますけれども、しかし、私が聞いたのは、この請願趣旨の2項目めも実は委員会でまともに審議はされなかったのではないかと聞いたんです。審議されたかされなかったかを、もう一度お答えください。  4の3、請願趣旨の3項目めは、中部電力に対して浜岡原発を廃炉にし、核燃料、使用済み核燃料の安全管理のため、地震、津波対策に万全を期すよう要求すること。この項目についても、ここの部分が検討されたという形跡が全然ない。委員長報告にもないけれども、これはどうなのかと。なければないと言ってくれればいいですよ。  最後、11月の決議は、確かに私も参加して全会一致で決まったわけですが、これはいわゆる機関意思の決定であって、要するに議会は決議をするだけなんですよ。そのことをどこにも送らないわけですね。  請願は、改めて意見書として送ってくれという要請をしているわけです。そのことについて何ら検討されていなかったのではないかと。これではやはり十分な審議とは言えないのではないか。この点についてもう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(池田博議員) 総務消防委員長から答弁を求めます。総務消防委員長。 ◎総務消防委員長(遠藤孝議員) 幾つも再質問が出ましたので速記するのも大変ですが、一つひとつ丁寧にお答えいたします。  1点目、委員長報告の中に永久停止・廃炉の件につきましてさまざまな審議を尽くしたということでございますが、私どもは先ほど申し上げましたとおり慎重に審議し、議論をいたしました。その中でも、やはり一番大切なことは市民の安心・安全をともかく確保するということで慎重に審議いたしましたことをさらに申し添えておきます。  議会のルール、全会一致で理論的な根拠は何だということなのですが、ともかく委員会の全会一致で決定したことでありますので、そういうことにつきましては御理解を賜りたいと思います。  永久停止について踏み込んだ議論をされたかということでございますが、この永久停止を踏み込んで議論したということにつきましては、再三再四申し述べておりますとおり、2月1日に浜岡原発へ大石議員も見学に行かれて、安全確保をなされているかどうか、18メートルの防潮堤工事と、配管設備の安全確保と、予備電源の防水工事とか、新たな予備電源の設置工事など1,000億円相当のお金をかけて、今、工事をやっております。  そういったことで、永久停止・廃炉について、そんな工事をする必要はないよというようなことは一切言えませんし、その工事をないがしろにするような発言等は、我々は気をつけていきたいというふうに思っておりますので、これもやはり、何とか中部電力浜岡原子力発電所の安全確保を保つよう強くこれからも求めていくという12月16日の決議を重く受けとめていることを再度申し上げます。  資源エネルギー、請願審査をまともにやっているのかということですが、24年2月2日には第142回県議長会会議で議案として協議されております。原発に依存しないエネルギー政策への転換について、国に対し要望する旨の要望書提出を24年4月9日開催予定の東海議長会に提案することで確認されております。  1が自然エネルギー技術の研究、開発に積極的に取り組め。2が自然エネルギーに関する法的規制等の緩和、3に自然エネルギー設置にかかる補助制度の拡充というふうに、意見書につきましては、そういうことで議会として常に対応しております。  最後に、万全な対策を講じるですか。先ほど申し上げましたとおり、静岡県知事は99%再稼動は認めない。要するに廃炉にすべきだというような考えも持っているようですが、この件も、我々議会としても再度12月16日の議決を重くとらえ、再稼動については絶対的な安全確保がされない限り再稼動は認めないというふうに議決しておりますので、その点は御理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上で終わります。 ○議長(池田博議員) 大石信生議員。 ◆2番(大石信生議員) 私の質問は、2回で終わります。 ○議長(池田博議員) 以上で、委員長報告に対する質疑を終わります。 ○議長(池田博議員) これから請第2号の討論を行います。通告がありますので発言を許します。  本件に賛成の2番 大石信生議員。           (登       壇) ◆2番(大石信生議員) 私は、なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会の皆さんから提出されました、浜岡原発永久停止・廃炉決議と意見書の採択を求める請願に賛成の立場から、この請願を総務消防常任委員会が不採択したことに反対する討論を行います。  第1に、市民の皆さん1万人の請願を委員会は重く受けとめようとせず、最初に結論ありきで、請願が求めた中身についても全くといっていいぐらいまともな議論もしないままの不採択の決定だったということであります。  そのことは、決議が重いと口々に言いながら、市民の請願の重さについては委員だれ1人言及していなかったこと。さらに請願が市議会に要請した意見書の採択について、また1項目めの永久停止・廃炉決議、2項目めの脱原発と自然エネルギーへの転換、3項目めの中部電力に対する廃炉と核燃料の安全管理、津波だけでなく万全の地震対策の要求という、これらの請願の中身についても全くといっていいほど審議されなかったことが明らかになったわけであります。  私が申し上げるまでもなく、原発に対する安全神話はいまや完全に崩壊し、3.11以後、市民の意識は劇的に変わりました。署名を集めて回った方の話では、10軒回れば大体6割の家が署名に応じてくれる。二、三軒が留守で、何らかの理由で断られるのは大体1割ぐらいという、そのぐらい市民の意識は変化してきているわけであります。  何よりも、市民の願いに立つべき市議会が市民の願いとかけ離れたところで請願をまともに審議しないという、このような議会のありようを、市民は原発容認の人も含めて到底容認しないだろうと考えるものであります。  第2に、委員長報告に対する質疑の中で明らかになったように、請願と同じ思いだと言いながら不採択にする。あるいは、前に決議をやっているからという理由で請願を不採択にするということは、決議そのものを否定することになるとともに、議会運営のルールからいってもあり得ない態度だということです。  そのことは議会運営の解説書を引いて、決議と同趣旨だが不採択という態度も、決議があるから不採択という態度もともに誤りであると指摘しましたが、これを打ち破る理論的な反論の答弁はありませんでした。これは暴挙と言えるものであって、市議会の権威を著しく失墜させるものと言わなければなりません。
     振り返れば、本議会はこの2年間、実に何回にもわたってこのような暴挙を繰り返してきました。  石井議員に対する倫理要綱に基づかない処分と、議会会議規則に違反する本会議での陳謝の強要。  また議会運営の解説書で多数決原理の乱用とあるのに、この指摘を無視した多数による議長の辞職勧告決議と不信任決議の強行と失敗。  監査委員事務局長も執行部も決着済みと表明し、みずからも決算を認定しておきながら、これと全く矛盾する請願を趣旨採択しただけでなく、例え不正調査であっても議会に喚問できないはずの一般市民を喚問したこと。そして今回の暴挙であります。  こういう事態が2年間の間に4たびも繰り返されたことは、まさに異常な議会運営というほかありません。だれが主導しているか知りませんが、本議会はこれを最後にし、このような事態から脱却しなければなりません。  以上で討論を終わりますが、私の討論に反対する討論はどなたも通告しておりません。本請願不採択に賛成する討論は、これだけ人がおいででもできないということです。  世界一危険な浜岡原発という見方は、もう今では国際的な評価にまでなりつつあります。その30キロメートル圏に暮らす市民の良心を代弁する形で、市議会に寄せられた1万人の請願を不採択にしておいてその理由を論証できないとは、完全な敗北以外の何ものでもないではありませんか。以上で終わります。 ○議長(池田博議員) 以上で本件の討論を終わります。 ○議長(池田博議員) これから請第2号を採決いたします。  本件に対する総務消防委員長の報告は不採択です。請第2号を採択することに賛成の方は起立願います。           (起立少数) ○議長(池田博議員) 起立少数です。したがって、請第2号は不採択とすることに決定いたしました。 ○議長(池田博議員) 日程第3、第54号議案を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  第54号議案 教育委員会委員の任命についてでありますが、本市教育委員会委員であります中山直氏は平成24年3月31日をもって一身上の都合により辞任されますので、新たに山本満博氏を適任と認め任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。よろしく御審議をお願い申し上げます。 ○議長(池田博議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) ないようですから、以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっています第54号議案については、委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ○議長(池田博議員) これから本案の討論を行います。討論はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 討論なしと認め、討論を終わります。 ○議長(池田博議員) お諮りいたします。ただいま議題となっています第54号議案は同意することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は同意することに決定いたしました。 ○議長(池田博議員) 日程第4、諮問第1号を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてでありますが、人権擁護委員である青野雅一氏は、平成24年6月30日を持って任期満了になりますが、引き続き適任と認め推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。よろしく御答申のほどお願い申し上げます。 ○議長(池田博議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) ないようですから、以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっています諮問第1号については、委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本件については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ○議長(池田博議員) これから本件の討論を行います。討論はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 討論なしと認め、討論を終わります。 ○議長(池田博議員) お諮りいたします。本件に対する意見は適当と認めることに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本件に対する意見は適当と認めることに決定いたしました。 ○議長(池田博議員) 日程第5、地方自治法第100条及び藤枝市議会会議規則第161条の規定により、議員派遣についてを議題といたします。 ○議長(池田博議員) お諮りいたします。本案は、お手元に配付してございます一覧表のとおり決定することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(池田博議員) 日程第6、閉会中継続調査についてを議題といたします。  議会運営委員長から会議規則第103条の規定により、閉会中継続調査の申し出があります。 ○議長(池田博議員) お諮りいたします。議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○議長(池田博議員) 異議なしと認めます。したがって、申し出のとおり閉会中継続調査とすることに決定いたしました。 ○議長(池田博議員) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 ○議長(池田博議員) これで平成24年2月藤枝市議会定例会を閉会いたします。                         午後1時03分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   藤枝市議会議長                 池  田     博   藤枝市議会 会議録署名議員           岡  村  好  男   藤枝市議会 会議録署名議員           舘     正  義...