藤枝市議会 2009-12-15
平成21年11月定例会−12月15日-05号
議事担当係長 小 林 博 之
議事担当主任主査 八 木 正 和
午前9時12分 開議
○議長(
内藤洋介議員) ただいまから、本日の会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、
事務局長から諸般の報告をいたします。
事務局長。
◎
議会事務局長(
増田達郎) 御報告いたします。
初めに、去る12月1日、各
常任委員会へ付託いたしました第90号議案から第108号議案まで、以上19件の審査が終了した旨、各
常任委員長から報告があり、これを受理いたしました。
次に、陳第1号の審査が終了した旨、
健康福祉委員長から報告があり、これを受理いたしました。
次に、本定例会へ市長から、第112号議案
市有財産の取得についての
追加議案の送付があり、これを受理いたしました。
次に、
薮崎幸裕議員外25名から、発議案第40号、以上1件の提出があり、これを受理いたしました。
次に、
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員長から報告書の提出があり、これを受理いたしました。
次に、
議会運営委員長及から閉会中
継続調査申出書の提出があり、これを受理いたしました。
次に、
総務企画委員長、
文教建設委員長、
健康福祉委員長、
経済消防委員長、
議会運営委員長及び
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員長から
所管事務調査報告書の提出があり、これを受理いたしました。
次に、市長から
専決処分(和解及び
損害賠償額の決定)についての報告があり、これを受理いたしました。
以上です。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、
健康福祉委員長から、陳第1号の
陳情審査の経過と結果について報告を求めます。
健康福祉委員長。
(登 壇)
◎
健康福祉委員長(
池田博議員) おはようございます。
平成20年2
月定例会において本委員会に付託され、
継続審査となっておりました陳第1号
藤枝市立総合病院歯科口腔外科の1日も早い再開を求める陳情の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
本陳情は、平成20年2
月定例会において、当委員会に付託された陳情でありますが、
市立総合病院歯科口腔外科が、
インプラントに伴う
診療報酬の不
適正請求により
保険医療機関の指定の取り消しに伴い、同科を廃止したものであります。医科については、1カ月間の停止の後、再指定を許されたものですが、1年間をめどに医科の再指定に伴う審査が行われることとなっており、病院の意向としても、この審査前に社会保険庁に対して
余り刺激を与えてはかえってマイナスになるとの判断を受け、議会としては、陳情者の願意は理解できるが、しばらくの間、その
陳情審査を継続するものとしました。
その後、各定例会の委員会の
陳情審査においても、再指定に伴う審査の見込みの状況を見る中で
継続審査といたしました。
11
月定例会における審査では、初めに、執行部に対し、「前定例会以降の再審査の状況について伺う。」という質疑があり、これに対して、「現在のところ、再審査を行うという雰囲気はうかがえない。」という答弁がありました。
次に、「
歯科口腔外科の再指定についての考え方を伺う。」という質疑があり、これに対して、「医科については、
地域医療の崩壊の関係もあり、1カ月の停止で済んだが、
歯科口腔外科についてはそのようなことは考えられないので、5年間は再指定はないという話を伺っている。」という答弁がありました。
次に、「主な陳情者の
歯科医師会の状況は伺っているか。」という質疑があり、これに対して、「
歯科医師会の会長さんと会う機会もあるが、早期の再開を依頼されている。」という答弁がありました。
次に、「歯科の
停止期間は5年間と聞くが、既に2年を経過した。陳情者の思いを考えると、議会としても結論を出すべき時期が来ているのではないか。」という意見がありました。
次に、「陳情の趣旨にあるように、歯科の
基礎疾患とそれに基づく
併発疾患を抱える患者数は著しく増加しており、
公立病院の
歯科口腔外科は、この地域の安全、安心のために必要不可欠なものであり、議会として結論を出すべきと考える。」という意見がありました。
次に、「感染力の強い疾患を持っている患者の治療は近隣ではできなく、患者の負担が増しているという話を聞く。」という意見がありました。
次に、「
歯科口腔外科がないことの影響は2年たつ中で増している。再指定に伴う審査を配慮して、継続として結論を出さないできたことはやむを得ないと思う。しかし、2年経過する中で患者の負担も大きくなっていることなどを考えると、議会としても、執行部とともに1日も早い再開ができるよう進めるべきであり、採択すべきものと考える。なお、市議会、執行部が連携して国に対する
要望活動をしていくことが必要であり、その活動に
歯科医師会を中心に陳情者の皆さんも協力をお願いしたい。」という意見がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で採択とすべきものと決定いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で、
健康福祉委員長の報告は終わりました。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前9時20分 休憩
午後9時20分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) これから陳第1号の
委員長報告に対する質疑を行います。通告はありません。質疑なしと認め、以上で質疑を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) これから陳第1号の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、以上で討論を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) お諮りいたします。ただいま報告がありました陳第1号は、
健康福祉委員長の報告のとおり了承することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、そのように取り扱わせていただきます。
次に、市長から
地方自治法第180条第2項の規定により、和解及び
損害賠償額の決定について、
専決処分の報告書1件が提出されています。お手元に配付のとおりでありますので、以上で報告は終わります。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第1、第90号議案から第108号議案まで、以上19件を
一括議題といたします。
ただいま上程いたしました19議案について、各委員長の報告を求めます。
最初に、
総務企画委員長の報告を求めます。
総務企画委員長。
(登 壇)
◎
総務企画委員長(
大石保幸議員)
総務企画委員会に付託されました議案5件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告させていただきます。
最初に、第90号議案 平成21年度藤枝市
一般会計補正予算(第6号)のうち、本委員会に分割付託されました費目について申し上げます。
初めに、「災害時要
援護者家具転倒防止事業について、藤枝市第4次
総合計画・
後期計画の中で、18年度から22年度までの5年間で1,000世帯を設置するという
目標数値があるが、22年度までに達成できるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「現状の推移でいくと、22年度末で63.9%の実施となる。」という答弁がありました。
次に、「
家具転倒防止事業では、申請により3カ所の設置を行っているが、
設置希望箇所が増えた場合は、再度申請ができるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「申請は1回のみとなり、その際に3カ所までは無料で行うが、4カ所以上の希望があった場合は、1カ所につき5,000円で設置している。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第96号議案 藤枝市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。
一委員より、「
救急勤務医手当の新設による影響額について伺う。」という質疑があり、これに対して、「1,685万円余であり、このうち3分の1が国からの補助金で賄われる。」という答弁がありました。
このほか質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第103号議案
静岡地方税滞納整理機構規約の変更について申し上げます。
初めに、「
税務研修の具体的な範囲について伺う。」という質疑があり、これに対して、「地域的な範囲では全市町が参加して行う。内容的には、
専門研修と
基礎研修があり、
専門研修については外部の講師が行い、
基礎研修については、基本的には
滞納整理機構の職員及び各市町の
ベテラン職員を講師として行う予定である。」という答弁がありました。
次に、「研修に係る市の負担について伺う。」という質疑があり、これに対して、「
基本負担として、専門の
臨時職員1人の人件費を均等割とし、
物件費等については、各市町の人口割とする調整をしており、本市については13万6,000円の負担を予定している。」という答弁がありました。
次に、「
軽自動車税に係る事務を
滞納整理機構が行う
メリットについて伺う。」という質疑があり、これに対して、「
軽自動車の
申告事務については、現在、
検査協会、
県町村会を通じて委託しているが、その事務の一部を
滞納整理機構に移管することになる。
事務内容としては、
滞納整理機構の職員が
検査協会に入り、受け付けを行い、受け付けた内容をシステムに取り込み、
作成データを各市町に送付するものである。今までは、
検査協会から転出等の情報のフィードバックがなかったが、データの送付により細かい内容がチェックでき、漏れ等がなくなるという
メリットがある。また、本市において、登録や廃棄等の
異動処理が年間2万件あるが、
電子データがあれば、間違いなく修正できるという
メリットもある。」という答弁がありました。
続いて討論に入り、初めに、「
静岡地方税滞納整理機構が、地方税の滞納者に対して徴収困難な事案の
滞納整理業務を行う組織として、平成20年4月から、おおむね年間1,000件を処理する目的で
広域連合として開始した。これは、
課税団体でない組織による税の徴収であり、
事務処理の
広域連合の拡大解釈であり、容認できない。容易に
滞納整理機構に徴収を移管する仕組みをつくったことは、自治体の責務の放棄につながり、容認できない。滞納者であっても、1人の住民として丁寧に、かつ配慮ある対応が必要であり、また納税相談による生活の維持に配慮することが必要である。市民がなぜ滞納を繰り返さなければならないかという原因も考えながら、市職員の知恵と努力で解決できるように専念することが必要である。新たな2つの業務を拡大することに対しては応じることができず、反対する。」という討論がありました。
次に、「今回の規約の変更は、
課税事務の
効率化等を図る観点から、県、市、町の課税権を尊重した中で、一部の
課税事務の
共同処理を行うものであり、固有の課税権は県や市町にあることから、課税権の行使に当たる行為は県、市、町が行い、
滞納整理機構はその事務の補佐的な役割を担うこととなる。
課税事務の追加により、これまで以上に適正で効率的な
事務執行を期待し、執行部においては、
滞納整理機構との役割分担を明確に維持する中、適正で公平な課税、収納率の向上等、
市税収入を確保するため、さらに努力することを要望し、賛成する。」という討論がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第104号議案 町の区域の変更について申し上げます。
一委員より、「区域が変わるということで、
地元住民からどのような意見があったか伺う。」という質疑があり、これに対して、「
区画整理事業の開始時点で、
区画整理事務所から区域の変更がある旨の説明を行っており、住民は当然変更があるものと承知していたため、
町内会ごとに
住民説明会を行った際には特に意見はなく、変更の時期等を確認する質問があった。」という答弁がありました。
このほか質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、第105号議案
建設工事請負契約の締結について(
岡部体育館改築工事)について申し上げます。
初めに、「
入札参加業者について、すべて同様の
工事実績があるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「延べ面積1,000平方メートル以上の
建築工事の実績があるかを
参加資格確認資料で確認をしているが、参加した11業者すべてに実績があった。」という答弁がありました。
次に、「
建築工事の実績を現地で確認しているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「特に現地での確認は行っていない。
契約書等の写しを提出していただき、その中で確認を行っている。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告いたします。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、
文教建設委員長の報告を求めます。
文教建設委員長。
(登 壇)
◎
文教建設委員長(
山内弘之議員) 本委員会に付託されました議案3件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
最初に、第90号議案 平成21年度藤枝市
一般会計補正予算(第6号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。
まず、
都市建設部関係で、「
広域市町村圏道路整備中、
まちづくり交付金事業費で天王町仮宿線、これは潮、仮宿でございますが、の
組み替え補正の内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「地価の下落により用地費が減額になったことと、委託料や補償費が確定したことにより、その減額分を合わせて工事費に組み替えるものである。」という答弁がありました。
次に、「
地域活力基盤創造交付金事業費で、
志太中央幹線、これは大東町ですが、の
組み替え補正の内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「天王町仮宿線と同様に地価の下落により用地費が減額になったことと、委託料の減額分を合わせて補償費に組み替えるものである。」という答弁がありました。
次に、「
まちづくり交付金事業で、三輪・内谷地区の道路及び
水路整備の進捗状況を伺う。」という質疑があり、これに対して、「21年度末の
事業費ベースでの見込みではあるが、
道路橋梁費では、
三輪本線が43%、
三輪屋敷線が61%、
三輪向原桐川橋線が40%、三輪
清水祢宜屋敷線が25%、
内谷池添線が62%、
内谷池添1号線が31%である。河川費では、三輪
旭ヶ丘排水路が70%、
内谷池添排水路が31%である。」という答弁がありました。
次に、
教育委員会関係で、「
中学校費の
教育振興費で、
日本スポーツ振興センター災害共済給付費交付金が増額となっているが、今年度の状況について伺う。」という質疑があり、これに対して、「4月から9月までの月平均のけがは70件を超え、件数については、昨年と比較すると微増ではあるが、
じん帯損傷、
じん帯断裂、
腰椎分離症など重症で治癒に長期間にかかったけががあり、高額の医療費がかかったために交付金が不足すると予測され、補正をお願いするものである。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第97号議案 藤枝市
住環境保全型工業地区建築条例の一部を改正する条例について申し上げます。
「この条例は、規則で定める日から施行するとあるが、実施時期はいつになるか。」という質疑があり、これに対して、「施行日は12月末ごろの
都市計画の変更告示の日に合わせる予定である。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、第102号議案 市道路線の認定について申し上げます。
一委員より、「本路線を認定した理由について伺う。」という質疑があり、これに対して、「三輪立花線の
道路工事に伴い、
橋梁取り合い部の側道を新たに築造したため、市道として認定をいたしたいというものである。」という答弁がありました。
このほか質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で御報告を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、
健康福祉委員長の報告を求めます。
健康福祉委員長。
(登 壇)
◎
健康福祉委員長(
池田博議員) 本委員会に付託されました議案9件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
初めに、第90号議案 平成21年度藤枝市
一般会計補正予算(第6号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。
初めに、「
身体障害者福祉費で、
重度障害者短期入所事業費140万円の増額の理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「
市立総合病院は8階の
療養病床を廃止したが、7A病棟の重症個室を
重度障害者短期入所のため1床を確保した。しかし、
一般病床のため、入院単価が
自立支援法の給付費より高いため、その差額を
一般会計より補てんするものである。」という答弁がありました。
次に、「
隣保館改修事業の190万円の内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「空調設備の改修、ブラインドの修繕や飛散防止フィルム張り、表示板の取りかえなどである。」という答弁がありました。
次に、「
障害者自立支援費で、新たに
自立支援特別対策事業費が計上されているが、その内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「新
事業移行促進事業費は、
旧法施設から
新法施設に移行したとき
利用者数に応じて助成するもので、1人6,000円で、13施設71人分である。
事務処理安定化支援事業費は、
自立支援法施行により煩雑になった事務を効果的に処理するため雇用した事務職員の賃金の助成で、22施設に助成する。」という答弁がありました。
次に、「生活保護費の増額に関連して、就労支援の対策について伺う。」という質疑があり、これに対して、「本市では平成19年4月に、近隣に先駆け就労支援員を配置した。支援員は、保護者の就労意欲の喚起や履歴書の書き方やハローワークへの同行などを行っている。実績として、20年度は46人に支援し、18人が就職した。今年度は10月までで65人の支援で、15人の就職である。」という答弁がありました。
次に、「新型インフルエンザの予防接種については、入荷がおくれ、混乱しているようだが、広報体制はどのようにしているか。」という質疑があり、これに対して、「情報の共有化は必要なことであるが、市広報への掲載では、刻々と変化する情報に対応できないため、市ホームページで随時情報を更新している。学校や幼稚園を通じての通知で現状報告もしたが、パソコン等での情報の入手が困難な市民に対しては、健康推進課へ直接お問い合わせをお願いしている。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第91号議案 平成21年度藤枝市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
一委員から、「人件費が減となっているが、職員の状況を伺う。」という質疑があり、これに対して、「当初予算では14人を計算していたが、人事異動等で13人となった。なお、この中には社会福祉協議会から派遣された職員が1人いるため、予算上は12人となっている。」という答弁がありました。
そのほか質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第94号議案 平成21年度藤枝市介護保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
一委員から、「介護保険処理システム事業費は、高額医療合算サービスのためのシステム改修であるが、その内容を伺う。」という質疑があり、これに対して、「本制度は、同一世帯内で医療保険と介護保険における自己負担額の合計が高額になる場合に負担額を軽減するものである。8月から申請受け付けをしているが、その後、国からの仕様の修正があり、市のシステムの改修をするものである。」という答弁がありました。
そのほか報告すべき質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第98号議案 藤枝市立隣保館条例を廃止する条例、第99号議案 藤枝市立隣保館運営審議会条例を廃止する条例、第108号議案
市有財産(藤枝市立益津会館)の譲与については、関連する議案でありますので、一括審査いたしました。
初めに、「建物の譲与の議案であるが、土地についてはいかがするのか。」という質疑があり、これに対して、「無償貸与を考えている。期間は、建物の耐久年数等を考慮し、30年としたい。」という答弁がありました。
次に、「借入金残高等について伺う。」という質疑があり、これに対して、「資金運用部資金の借入金残高が今年度末で1,001万円余であり、平成25年3月までに返済していくことになっているが、22年3月に繰上償還していく予定である。」という答弁がありました。
次に、「この会館を利用している
地元住民以外の団体等についての対応を伺う。」という質疑があり、これに対して、「既に益津会館を通じて話しているが、議決後に市として対応をしていきたい。」という答弁がありました。
次に、「隣保館廃止後の市としての
同和対策をどのように考えていくのか。」という質疑があり、これに対して、「人権問題という立場で、生涯学習課の人権啓発教育担当、人権擁護委員を所管する市民相談室、そして社会福祉課の中で責任を持って対応していく。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、3議案とも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第100号議案 藤枝市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について申し上げます。
特に御報告すべき質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第101号議案 藤枝市医学生修学資金貸付条例の一部を改正する条例について申し上げます。
初めに、「第11条で、改正の主旨を伺う。」という質疑があり、これに対して、「従前の償還免除の規定は、初期臨床研修期間に貸付期間を加えた期間を当院で勤務することを条件としていたが、5年生、6年生、貸付期間は1年間、2年間の者については不公平感があったので、6年生については初期臨床研修期間の2年間、5年生については初期臨床研修期間の2年間を含む3年間とするものである。」という答弁がありました。
次に、「第13条で、やむを得ない事由とはどのようなものがあるか。」という質疑があり、これに対して、「医師は大学医局に属することが多いが、医局の事情により当院に勤務ができない期間が発生した場合、この期間を償還猶予とすることとした。これは、関連医大との良好な関係を保とうとするものである。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、第106号議案 藤枝市福祉センターきすみれの指定管理者の指定について申し上げます。
一委員から、「社会福祉協議会を指定管理者とした理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「社会福祉協議会は公益性を備え、地域福祉分野での実績もある。福祉の拠点として施設を活用し、地域との連携や公益的な事業展開を行い、地域福祉の推進を図ることが期待できる。」という答弁がありました。
そのほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告いたします。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、
経済消防委員長が欠席のため、経済消防副委員長の報告を求めます。経済消防副委員長。
(登 壇)
◎経済消防副委員長(薮崎幸裕議員) 向島委員長にかわりまして、本委員会に付託されました議案5件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
最初に、第90号議案 平成21年度藤枝市
一般会計補正予算(第6号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。
初めに、「衛生費中、環境保全対策費の不法投棄、散乱ごみ回収等事業費で監視パトロールということだが、パトロールの回数、人数について伺う。」という質疑があり、これに対して、「不法投棄を監視するため、週1回、2人1組を2班で市内全域をパトロールする。悪質な不法投棄については、警察と連携を取りながら対処していく。」という答弁がありました。
次に、「市民から不法投棄の連絡があった場合は、市の方で対応するということでよいか伺う。」という質疑があり、これに対して、「通常、市民の方から不法投棄の連絡があった場合は、生活環境課で対応している。今回は、さらに不法投棄の多発箇所を中心に市内全域、散乱ごみの回収を含め、監視パトロールを実施する。」という答弁がありました。
次に、「商工費中、商店街振興対策費で、駅前にぎわい創出駐車スペース整備事業費の内容について詳しく伺う。」という質疑があり、これに対して、「駅前の県道藤枝停車場線は、駐停車禁止の規制がしかれているが、買い物客の利便を図るために車道に車をとめることができるよう規制を緩和してほしいという要望が、駅前商店街を中心にあり、警察や道路管理者である県と協議を重ねた結果、スルガ銀行付近から南に向かった約26メートルの区間について緩和の措置が可能となった。駐車可能な車両台数は3台から4台で、午前10時から午後1時と、1時間空けて午後2時から午後5時を駐車可能な時間として予定している。」という答弁がありました。
次に、「
都市計画費中、公園事業費で
まちづくり交付金事業費について、駅南公園から青木北公園へ444万円の組み替えということだが、それぞれの公園の全体事業費はどのようになるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「駅南公園全体が4億2,400万円で、444万円減額し、4億1,956万円になり、青木北公園全体が4,586万7,500円で、444万円を繰り入れて、5,030万7,500円である。」という答弁がありました。
次に、「農林水産業費中、県営土地改良事業費負担金について、主な事業内容は何か伺う。」という質疑があり、これに対して、「工事については、基幹農道葉梨朝比奈線及び谷稲葉東光寺線、葉梨西北
地区の中山間地域総合整備事業の3本である。また、調査として、岡部町小園
地区の頭首工、ふるさと農道、総合公園から葉梨
地区へ向けての農道整備、六間支川整備の3本がある。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、全員一致で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第92号議案 平成21年度藤枝市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
一委員より、「下水道事業受益者負担金が増えた理由は何か伺う。」という質疑があり、これに対して、「全額前納した方が非常に多かったため、受益者負担金が増えたものである。」という答弁がありました。
次に、「全額前納した場合は、多少なりとも減額されるのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「全額前納すると30%の報奨金が交付される。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全員一致で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第93号議案 平成21年度藤枝市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げますが、特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全員一致で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第95号議案 平成21年度藤枝市水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。
一委員より、「資本的支出の企業債償還金について、増えた理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成20年度の繰上償還に伴う借換分について、端数処理の関係で初回返済額に2,000円の不足が生じたためである。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全員一致で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第107号議案 藤枝市勤労者福祉センターの指定管理者の指定について申し上げます。
初めに、「指定管理者である太平サービスグループになる前と、なった後での利用状況はどうか伺う。」という質疑があり、これに対して、「平成19年度は利用者が7万4,945人で、振興公社が指定管理者であった18年度と比較すると6.2%増えている。さらに20年度は8万2,809人で、前年比10.5%の増、21年度も着実に利用者は伸びている。」という答弁がありました。
次に、「今度の切りかえに当たり、管理委託料は下がっているのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「前回は3カ年で5,335万7,000円の委託料であった。今回指定するに当たっては、委託料の上限を4,500万円に設定し、募集した。これは自主事業による収入を考慮し、委託料の削減を図ったものである。」という答弁でありました。
次に、「トレーニング機器等の修繕費の負担について伺う。」という質疑があり、これに対して、「経費が50万円を超える修繕については、市が予算措置して対応している。50万円未満の修繕については、指定管理者の維持管理費で賄っている。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、全員一致で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、報告といたします。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で、各委員長の報告は終わりました。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前9時59分 休憩
午前10時05分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) これから上程議案19件の各委員長の報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、各委員長の報告に対する質疑を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) これから討論を行います。
初めに、第90号議案から第95号議案まで、以上6件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案6件の討論を終わります。
次に、第96号議案から第102号議案までの以上7件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案7件の討論を終わります。
次に、第103号議案の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。
最初に、原案に反対の3番 大石信生議員。
(登 壇)
◆3番(大石信生議員) 議題となっております19議案のうち、議案第103号
静岡地方税滞納整理機構規約の変更について、反対の討論を行います。
2つの問題点、理由により、容認できません。
1つは、そもそも
静岡地方税滞納整理機構は、税法に基づく
課税団体でないにもかかわらず、ここに滞納整理をやらせているという存在の違法性であります。
御承知のように憲法第84条は、新たに租税を課し、または現行の租税を変更するには、法律または法律の定める条件によることを必要とすると、租税法律主義をうたっています。また憲法30条においても、国民は法律の定めるところにより納税の義務を負うと、ここでも租税法律主義をうたっています。これは、租税要件、課税客体、税率、賦課・徴収の手続のすべては、法律の定めるところによらなければならないという厳格な規定であります。
さらに、税務行政にかかわる公務員は、公務員法のみならず、各税法において守秘義務が課せられています。ましてやこの
滞納整理機構に勤務する税務署、警察OBの皆さんなどは民間人に過ぎず、滞納事案のケースの内容を知らせたり、徴税事務に当たらせること自体が、税法上の守秘義務違反であることは明白です。
そして、滞納整理は、課税権により発生した税の強制執行を伴う徴税である以上、租税法律主義に基づいて厳格に執行されなければなりません。このことから、税法で定められた
課税団体以外の外部組織に、滞納整理と言えども行わせることはできないことは明らかであります。
私は、この議案の質疑に当たって、
静岡地方税滞納整理機構は税法に定める
課税団体であるのかどうか、当局の見解をただしました。その答えは、皆さんお聞きになったとおり、税法に定める
課税団体に該当するという答えはついに返ってきませんでした。答弁不能であります。
静岡地方税滞納整理機構は、
地方自治法第284条3項の
事務処理の
広域連合の規定によってつくられているという説明はできても、その租税法律主義に関して私が提起した問題には、何一つまともにお答えできなかったわけであります。今回提案された規約改正の前提である、この機構の存在自体、認められないというのが第1の理由であります。
もう1つの問題は、今回の規約改正によって、
静岡地方税滞納整理機構に新たに2つの業務を行わせようとしていることです。
その1つが、県と市町の税務担当職員を教育するセンターの役割を新たに担わせること。もう1つは、
軽自動車税、自動車取得税の申請書を一括処理する業務が新たに加わること。滞納整理を目的として発足した団体に、ただ規約を変えるだけで、全く性格の違った業務が次々に安易に追加されていくようなことが起こっていいのか。この問題提起にも明確なお答えはありませんでした。
この103号議案は、本会議質疑において理論的には決着がついているのであります。その際、当局は、全国には同じような団体がたくさんあると言いました。一部事務組合、
広域連合、あるいは任意団体という3つの形態で滞納整理団体があるにはありますが、インターネットをのぞくと、
静岡地方税滞納整理機構がやたらに目につくだけで、やはり租税法律主義は絶対で、破ることはできない。この問題が浮き彫りになるだけであります。
最近、ある藤枝市民の1人が、
静岡地方税滞納整理機構からさんざんの追及を受けて、財産差し押さえというところに追い込まれ、しかも山間部の農地で売れるかどうかもわからない物件です。本人が言っていました。自分は考え事をしていたのか、バイクで道端の家のブロック塀に激突して、顔の骨を折る自損事故を起こしてしまった。もう少しで死ぬところでした。私はこの方の事情を少し知っていますが、だれ1人として、この人が悪質な人間と言う人はいないでしょう。事情を多少でも知っていれば、今回、
静岡地方税滞納整理機構がやったような非情極まりない取り立てなど、人間の情けの一片でも持っていたなら絶対にできないことです。
私は、これまで多重債務の解決のために、あるときはやみ金の事務所にも行って、やくざ屋さんと対決した経験も何回かありますが、
静岡地方税滞納整理機構のやっていることは、これらと何ら選ぶところがないものです。こういうところが、県や市町の課税に当たる職員を集めて、どのような税務教育をやるというのでしょうか。
静岡地方税滞納整理機構は解散させるべきです。少なくとも藤枝市は、今後この機構との関係を見直していくべきではないでしょうか。
以上を申し上げて、討論といたします。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、原案に賛成の5番 岡村好男議員。
(登 壇)
◆5番(岡村好男議員) 私は、ただいま議題となっております第103号議案
静岡地方税滞納整理機構規約の変更について、原案に賛成の立場から討論いたします。
本案は、地方税を取り巻く環境が年々厳しくなる中、地方税にかかわる徴収困難な滞納事案の処理、徴収業務に関する研修、相談業務を実施するために、平成20年度に設立されました
静岡地方税滞納整理機構に、地方税一元化構想の第2のステップとして新たに課税業務に関する
税務研修業務、そして
軽自動車税及び自動車取得税の申告処理業務を追加するために、その規約の一部を変更するものでございます。
税務研修業務については、各市町に共通する基礎・
専門研修を
広域連合に集約し、実施するもので、専門家による内容の濃い研修、またスケール
メリットを生かし、より多くの研修を受けることにより、職員の資質の向上が図られるものと期待をしております。
また、
軽自動車税については、新たに
滞納整理機構が電算システムを導入し、電子媒体での申告書の受け渡しを県及び市町と行うもので、課税客体の把握がより一層正確になるもので、公平・公正課税の観点から有益なものと考えます。
今回の規約の変更は、課税業務の効率化などを図る観点から、県、市町の課税権を尊重した中で、一部の
課税事務の
共同処理を行うものであり、固有の課税権は県や市町にあることから、課税権の行使に当たる行為は県、市町が行い、
滞納整理機構はその事務の補佐的な役割を担うものとなりました。
課税事務の追加により、これまで以上に適正で効率的な
事務執行を期待するところであります。
今後も
滞納整理機構との役割分担を明確に維持する中、適正で公平な課税、収納率の向上等、
市税収入を確保するため、さらに努力されることを要望し、私の賛成討論といたします。
皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で、本案の討論を終わります。
次に、第104号議案から第108号議案までの以上5件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案5件の討論を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) これで、上程議案19件の討論は終わりました。
○議長(
内藤洋介議員) これから上程議案19件を採決いたします。
初めに、第90号議案から第95号議案まで、以上6件を一括して採決いたします。
本案6件に対する各委員長の報告は可決です。本案6件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案6件は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、第96号議案から第102号議案まで、以上7件を一括して採決いたします。
本案7件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。本案7件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案7件は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、第103号議案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(起立多数)
○議長(
内藤洋介議員) 起立多数です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、第104号議案から第108号議案まで、以上5件を一括して採決いたします。
本案5件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。本案5件は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案5件は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第2、第112号議案を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
第112号議案
市有財産(
藤枝市立小中学校校務用コンピューター等)の取得についてでありますが、これは、前政権下の政策でありました経済危機緊急対策交付金と並んだ施策のスクールニューディールの一環の事業を取り入れたものでありまして、本年11月27日に行った指名競争入札の結果、入札額に消費税を加算した7,770万円で東栄商工株式会社静岡営業所と売買契約を締結しようとするものであります。
納入期限は来年3月31日を予定しております。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、補足説明を求めます。
教育部長。
◎
教育部長(村松正) 第112号議案の補足説明をさせていただきます。
本件は、校務用コンピューター等の
市有財産取得について、東栄商工株式会社静岡営業所と売買契約を締結するため、
地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
取得の概要ですが、校務の効率化と情報を適切に管理するため、教職員658人に対して1人に1台のパソコンの整備と、それに伴う校内LANの整備を行っていくものでございます。また、校内LANを活用した情報の共有や学校間電子メール等ができるグループウェアを整備していきます。
なお、予定価格でございますが、消費税抜きで1億700万円でありまして、落札率は69.2%でありました。
私からは以上でございます。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で
提案理由の説明は終わりました。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前10時23分 休憩
午前10時23分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) これから第112号議案に対する質疑を行います。通告はありません。質疑なしと認め、第112号議案に対する質疑を終わります。
ただいま議題となっています第112号議案は、
文教建設委員会に付託いたします。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前10時24分 休憩
午前11時41分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、
事務局長から諸般の報告をいたします。
事務局長。
◎
議会事務局長(
増田達郎) 御報告いたします。
本日、
文教建設委員会に付託いたしました第112号議案の審査が終了した旨、
文教建設委員長から報告があり、これを受理いたしました。
以上です。
○議長(
内藤洋介議員) 次に、第112号議案について、委員長の報告を求めます。
文教建設委員長。
(登 壇)
◎
文教建設委員長(
山内弘之議員) 本委員会に付託された議案1件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
第112号議案
市有財産、これは藤枝市立小中学校校務用コンピュータ等の取得について申し上げます。
まず「導入したパソコンの機種について伺う。」という質疑があり、これに対して、「校務用としてグループウェア等が使用できるノートパソコンである。」という答弁がありました。
次に、「落札率が69.2%とかなり低く、入札額の最高額と比べると差が大きいが、この結果についてどうか。」という質疑がありまして、これに対して、「入札業者の企業努力により価格に差が出たものと考える。」という答弁がありました。
次に、「セキュリティ対策について伺う。」という質疑があり、これに対し、「パソコン本体やUSBメモリー等は学校内で使用し、持ち出さないことが原則である。」という答弁がありました。
次に、「会社の概要について伺う。」という質疑があり、これに対して、「本社は沼津市にある。静岡営業所が市内下青島にあり、そのほかに富士、御殿場、三島に営業所がある。また、現在、市内小学校の教育用パソコンのリース及びサーバーの保守を行っている。」という答弁がありました。
次に、「658台の配付範囲について伺う。」という質疑があり、これに対して、「校長、教頭を初め、
臨時職員、養護教諭を合わせたすべての教員である。」という答弁がありました。
最後に、「保守点検は今後、落札業者が行うのか。」という質疑があり、これに対して、「この会社に限定するものではない。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告いたします。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で委員長の報告は終わりました。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前11時46分 休憩
午前11時46分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) これから上程議案の
委員長報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) これから本案の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案の討論を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) これから上程議案の採決をいたします。
本案に対する委員長の報告は可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第3、発議案第40号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。18番 渡辺恭男議員。
(登 壇)
◎18番(渡辺恭男議員) ただいま議題となっております発議案第40号
公立病院の維持・存続に関する意見書について、
提案理由を御説明いたします。
平成16年に新医師臨床研修制度が始まって以来、全国的に病院勤務の医師不足が顕著となりました。特にここ数年、医療費の抑制を図るためのさまざまな医療制度改革等が進められてきたため、地方の自治体病院は大きな影響を受け、診療の縮小、制限や休止はもとより、病院の閉鎖に追い込まれるなどの事態が生ずるなど、病院経営は年々厳しさを増しています。
当志太榛原
地区の公立4病院においても、経営の悪化とともに医師不足、看護師不足が過重な労働を強いるなど、医療現場に大きな不安が感じられ、自治体の責務である住民の生命と健康にかかわる安心、安全の基盤が揺らぎ始めています。こうした厳しい環境の中で、それぞれの病院が医師、看護師の確保に努め、経営改善に取り組んでいるが、1病院1自治体の努力だけでは限界もあり、困難であります。
国はこうした
地域医療の厳しい現状を受けとめ、地方の
公立病院への医師の充足配置について絶対数が確保されるよう速やかに必要な措置を講ずること。あわせて
地域医療を担う自治体病院の安定した経営が確立できるよう必要な財政支援措置を講ずるよう強く要望するものであります。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、文部科学大臣です。
以上、
提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で
提案理由の説明は終わりました。
○議長(
内藤洋介議員) 本案は、私を除く26議員による発議ですので、質疑、委員会付託、討論のいずれも省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は質疑、委員会付託、討論のいずれも省略することに決定いたしました。
○議長(
内藤洋介議員) これから発議案第40号を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) お諮りいたします。ただいま意見書が可決されましたが、この条項、字句、そのほか整理を要するものについては、その整理を議長に一任されたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、そのように取り扱わさせていただきます。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第4、
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員会の報告について、小柳津治男委員長から報告を求めます。小柳津委員長。
(登 壇)
◎
特別委員会委員長(小柳津治男議員)
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員会の報告をいたします。
本委員会は、最近の藤枝
市立総合病院の厳しい経営状況に対し、議会として経営に関する調査、研究をし、経営健全化の提言をすることを目的として、平成19年9月に議会において設置され、2年間にわたり議会として申し入れ等を行ってまいりました。
平成19年度は、8回の委員会を開催するとともに、この厳しい経営状況を立て直すための病院中期経営計画策定について、さまざまな角度から研究、検討を重ねて、改革施策の進捗管理を頻繁に行い、数値化にするなどのわかりやすい形で公開することを加え、その時期を明確にし、広く意見を求める場を設けることなど要望してまいりました。
平成20年度は、11回の委員会を開催し、まず病院の経営の改善のために、病院で働いている職員の率直な声を委員会として聞くことから始め、診療部、看護部、診療技術部の3部門の職員とそれぞれ懇談会を開催しました。
懇談会での意見をもとに協議、検討を行い、12項目からなる
藤枝市立総合病院経営に関する申入書を市長、病院長に提出しました。そして、12項目それぞれについての回答を示され、その中で医療機器の更新や保育所の充実と使いやすい体制など、早々の改善を図られた項目もありました。また、これらは、病院職員が一丸となって病院再建に取り組んでいくという意識の推進の一助となったものと考えております。
また、平成21年3月までに策定した病院改革プラン(中期経営計画の見直し)案についても、委員会として質疑、意見等を行いました。
さらに、議員、病院職員、市職員などを対象に勉強会を開催し、
公立病院改革の考え方、
公立病院の果たすべき役割、行政、議会の役割や市民に病院の現状を公開し、存続していくための理解を求めていく必要性など、大変有意義な勉強会となりました。
平成21年度は、7回の委員会を開催し、協議を重ねてまいりました。本年度に入っても、薬局及び臨床栄養科の職員と6月9日に懇談会を開催し、多数の意見を出されました。そして、7月15日には5項目の申入書を市長、病院長に提出しました。その後、11月5日には、平成20年度の回答の経過報告と本年度の申し入れについての回答の提出がありました。
また、8月1日には、市民に病院のことをもっと知ってもらおうと、病院まつりが開催され、講演会や救急蘇生法の紹介や健康相談等が行われました。市議会としても参画し、議会としての病院経営改善に向けての取り組みの広報活動や募金活動などを行い、病院まつりを盛り上げることができたものと思っております。
作成されました病院改革プランは、4つの方針と28の改革施策を立て、平成25年度には黒字化を図ろうとするものであります。平成20年度の決算においては13億3,895万円余の損失となり、計画値の18億8,600万円の損失と比べると若干の改善が図られたものとなっております。策定された各施策の実現に向けての努力を感じるところであります。
本委員会の活動については、お手元に
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員会報告としてまとめましたので、後ほどごらんください。
本委員会としては、これまでの経営改善についての調査や審議内容を踏まえ、提言書としてまとめ、市長、病院長に提出させていただきます。
なお、今後につきましては、所管の
常任委員会であります健康福祉委員会において病院改革プランや経営改善化に取り組み、検証や進行管理をお願いしたいと思います。
以上、報告とさせていただきます。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午前11時58分 休憩
午後0時05分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) これから特別員会委員長の報告に対する質疑を行います。通告がありますので、発言を許します。3番 大石信生議員。
(登 壇)
◆3番(大石信生議員) 時間が押しておりますが、手続上に若干の瑕疵があると思われるので質問させていただきます。
特別委員長を初め、委員の皆さん、御苦労さまでございました。報告はなかなか注目する内容を持っておりますので、十分見させていただきたいと思いますが、まず第1に、21年度の委員会の視察報告がこの中にはありません。これはもう既に2カ月たっておりますから、2つの病院を視察された報告というのは、当然この中にあるべきではないかと思うわけであります。これが第1点です。
2点目は、21年度の提言の文書、これがありません。これは既にできていると予測されます。報告を見ますと、11月17日にこの問題を検討し、さらに12月9日に案について検討され、そして本日提出をされるということでありますが、既にできていると思われますので、本来はこの中に添付されるべきではないかと思いますが、それが仮にできないとしたら、その提言の文書はいつ、どのようにして出されるのかということも含めてお尋ねしたいと思います。
3番目に、20年度の視察もされております。20年11月11日から12日にかけて、香川県と兵庫県の2つの病院を視察されておりますが、これを見ていきますと、20年度のほかの報告文書があるのに、この委員会の視察報告が載っていないということについては、私は若干疑念とするところですので、以上3点についてお答えをいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(
内藤洋介議員)
特別委員会委員長から答弁を求めます。小柳津委員長。
(登 壇)
◎
特別委員会委員長(小柳津治男議員) 大石議員から御質疑をいただきまして、まことにありがとうございます。
お答えいたします。
最初の病院視察の報告書が添付していないじゃないかと、これは大石さんのお手元にもあると思うのですが、21年度
所管事務調査報告書、これがもう昨日、お手元に行っていると思うのです。これに全部明確に載っておりますので、また後でごらんください。
21年度の提言、これ終わりまして、委員長、副委員長で、市長並びに病院長に提言した後、皆さん方に全部御配付させていただきますので御了解をお願いします。
それから20年度もこういう形で出させていただいておりますので、ぜひごらんいただければありがたいと思っています。
以上です。
○議長(
内藤洋介議員) 3番 大石信生議員、よろしいですか。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で、
特別委員会委員長の報告に対する質疑を終わります。
○議長(
内藤洋介議員) お諮りいたします。本件については、
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員会の報告書のとおり了承することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員会の報告書のとおり了承することに決定いたしました。
○議長(
内藤洋介議員) ここで、しばらく休憩いたします。
午後0時10分 休憩
午後0時58分 再開
○議長(
内藤洋介議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第5、
地方自治法第100条及び藤枝市議会会議規則第161条の規定により、
議員派遣についてを議題といたします。
○議長(
内藤洋介議員) お諮りいたします。本案は、お手元に配付してございます一覧表のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第6、閉会中
継続調査の件を議題といたします。
議会運営委員長から会議規則第103条の規定により、閉会中
継続調査の申し出があります。
○議長(
内藤洋介議員) お諮りいたします。
議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中
継続調査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、申し出のとおり閉会中
継続調査とすることに決定いたしました。
○議長(
内藤洋介議員) 日程第7、
所管事務調査の結果についてを議題といたします。
所管事務調査について、
総務企画委員会、
文教建設委員会、健康福祉委員会、経済消防委員会、議会運営委員会及び
藤枝市立総合病院経営に関する
特別委員会からの調査結果は報告書にとりまとめ、各所管委員等に配付してありますので、お読みいただきたいと思います。
○議長(
内藤洋介議員) お諮りいたします。本件については、各委員会の報告書のとおり了承することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
内藤洋介議員) 異議なしと認めます。したがって、各委員会の報告書のとおり了承することに決定いたしました。
なお、当局の方に申し上げます。それぞれ所管の部長職にも報告書を配付してありますので、今後の参考として有効に活用されますようお願いいたします。
○議長(
内藤洋介議員) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
○議長(
内藤洋介議員) これで平成21年11月藤枝市議会定例会を閉会いたします。
午後1時01分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
藤枝市議会議長 内 藤 洋 介
藤枝市議会 会議録署名議員 杉 村 基 次
藤枝市議会 会議録署名議員 水 野 明...