藤枝市議会 > 1989-12-05 >
平成 元年11月定例会−12月05日-02号

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  1. 藤枝市議会 1989-12-05
    平成 元年11月定例会−12月05日-02号


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    最終取得日: 2021-05-10
    平成 元年11月定例会−12月05日-02号平成 元年11月定例会           藤枝市議会11月定例会会議録(第2日目)                平成元年12月5日 〇議事日程    平成元年12月5日(火曜日) ・開議 ・諸般の報告    (1)陳情の受理について    (2)一般質問の通告受理について 日程第 1 認 第 3号 昭和63年度藤枝市一般会計歳入歳出決算の認定について          以上1件上程(質疑後、各所管委員会へ分割付託) 日程第 2 認 第 4号 昭和63年度藤枝市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について              (民生保健委員会付託事件)       認 第 5号 昭和63年度藤枝市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について              (文教水道委員会付託事件)       認 第 6号 昭和63年度藤枝市農業共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 (経済建設委員会付託事件)       認 第 7号 昭和63年度藤枝市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について              (総務委員会付託事件)       認 第 8号 昭和63年度藤枝市住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について              (民生保健委員会付託事件)       認 第 9号 昭和63年度藤枝市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について              (文教水道委員会付託事件)       認 第10号 昭和63年度藤枝市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について              (総務委員会付託事件)       認 第11号 昭和63年度藤枝市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について              (民生保健委員会付託事件)       認 第12号 平成元年度志太地区広域市町村圏協議会会計決算の認定について              (総務委員会付託事件)          以上9件一括上程(質疑後、各所管委員会へ付託) 日程第 3 第90号議案 平成元年度藤枝市一般会計補正予算(第4号)          以上1件上程(質疑後、各所管委員会へ分割付託) 日程第 4 第91号議案 平成元年度藤枝市老人保健特別会計補正予算(第1号)          以上1件上程(質疑後、民生保健委員会へ付託) 日程第 5 第92号議案 平成元年度藤枝市病院事業会計補正予算(第1号)          以上1件上程(質疑後、民生保健委員会へ付託) 日程第 6 第93号議案 平成元年度藤枝市水道事業会計補正予算(第1号)          以上1件上程(質疑後、文教水道委員会へ付託) 日程第 7 第94号議案 藤枝市議会の議員に対する報酬及び期末手当の支給並びに費用弁償条例の一部を改正する条例制定について          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第 8 第95号議案 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第 9 第96号議案 藤枝市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第10 第97号議案 藤枝市印鑑条例の一部を改正する条例制定について          以上1件上程(質疑後、民生保健委員会へ付託) 日程第11 第98号議案 自転車競走施行市の指定申請について          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第12 第99号議案 市道路線の廃止について       第100号議案 市道路線の変更について       第101号議案 市道路線の認定について          以上3件一括上程(質疑後、経済建設委員会へ付託) 日程第13 第102号議案 小字の廃止について          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第14 陳 第10号 国民健康保険税を引上げないこと等を求める陳情          以上1件上程(民生保健委員会へ付託) 日程第15 一般質問   1. 18番  牧 田 五 郎 君    (1) 瀬戸川を憩いの場に    (2) 公民館の役割充実について   2.  2番  山 本 登志夫 君    (1) 中学校新設の促進を    (2) 労働時間の短縮と土曜閉庁について   3.  9番  山 下 末 治 君    (1) 川と水と自然とカワバタモロコ    (2) 地域活性化への取り組みを    (3) 平成2年度の事業と予算は   4. 26番  杉 森 十志雄 君    (1) 消費税実施に伴う行政への影響と市長の政治姿勢について    (2) ゴルフ場建設と自然破壊について    (3) 第二東名と葉梨地区への工業団地造成について 〇本日の会議に付した事件   議事日程と同じ                陳  情  文  書  表          国民健康保険税を引き上げないこと等を求める陳情                               平成元年12月 5日提出 ┌──┬────┬─────────┬──────────────────┬────┐ │受付│ 受 付 │         │                  │    │ │  │    │  陳 情 者  │    陳  情  趣  旨    │付 託 先│ │番号│ 年月日 │         │                  │    │ ├──┼────┼─────────┼──────────────────┼────┤ │  │    │         │ 昭和63年度に16%の引上げをして│    │ │  │    │         │以来、連年の国保税引上げは、私達被保│    │ │  │    │         │険者世帯を苦しめており、今年度の一人│    │ │  │    │         │当たり平均国保税額は59年度に比べ実│    │ │  │    │         │に57%も増えています。国民健康保険│    │ │  │    │         │の加入者は、零細業者とその従業員、農│    │ │  │    │         │家年金生活者等で、老人と低所得世帯│    │ │  │    │         │が多く、保険税を払えない状態が一層広│    │ │  │    │藤枝市南新屋258−4│がっており、この上の税引上げにはとて│    │ │  │平   │ 藤枝民主商工会 │も堪えられません。         │民生保健│ │ 10 │ 1.11.24│  会長 横浦 隆│ よって、被保険者の税負担を軽減され│    │ │  │    │         │るよう次のことを陳情します。    │委 員 会│ │  │    │藤枝市生活と   │        記         │    │ │  │    │  健康を守る会 │1.国民健康保険税を引き下げること、│    │
    │  │    │  会長 浅羽康平│ 少なくも、引き上げないこと。このた│    │ │  │    │         │ めに必要な財源として、支払い準備基│    │ │  │    │         │ 金と一般会計からの繰入金を大幅に増│    │ │  │    │         │ 額すること。           │    │ │  │    │         │2.被保険者証の返還を求めることや、│    │ │  │    │         │ 返還に応じない者への罰則規定を条例│    │ │  │    │         │ 化するなど、国保税滞納者に対する制│    │ │  │    │         │ 裁措置は今後も一切行わないこと。 │    │ │  │    │         │3.政府に対し、国庫負担率を従前に戻│    │ │  │    │         │ すよう要求し、その実現を期すこと。│    │ │  │    │         │4.藤枝市国民健康保険税条例第13条│    │ │  │    │         │ に基づく、国保税減免の適用要件や減│    │ │  │    │         │ 免率等を具体的に明確にして、被保険│    │ │  │    │         │ 者が活用しやすいようにすること。 │    │ └──┴────┴─────────┴──────────────────┴────┘ 〇 出席議員(30名)    1番 田 沢 錠 一 君      2番 山 本 登志夫 君    3番 秋 山 録 治 君      4番 大 井 市 郎 君    5番 小 沢 佐 敏 君      6番 三ヶ尻   進 君    7番 八 木 正 三 君      8番 藁 科   勲 君    9番 山 下 末 治 君     10番 桜 井 喜代司 君   11番 福 田 喜 治 君     12番 岡 谷 恵 夫 君   13番 小柳津 治 男 君     14番 後 藤   彰 君   15番 仲 田   弘 君     16番 村 松 俊 郎 君   17番 岸   快 充 君     18番 牧 田 五 郎 君   19番 小 松 義 雄 君     20番 渡 辺 馨 一 君   21番 青 島 謙 一 君     22番 小 山 儀 助 君   23番 西 郷 芳 晃 君     24番 杉 本   顕 君   25番 山 田 敏 江 君     26番 杉 森 十志雄 君   27番 浅 羽 広 吉 君     28番 徳 浪 栄 一 君   29番 田 中 信 治 君     30番 長 田 正 巳 君 〇 欠席議員( 0名) 〇 欠  員( 0名) 〇 説明のため出席した者      市長               飯  塚  正  二  君      助役               山  口  國  雄  君      収入役              松  嵜  四 芽 雄  君      教育長              曽  根  雄  一  君      病院長              甲  田  安 二 郎  君      総務部長             朝 比 奈  陸  夫  君      財政部長             下  田  純  生  君      市民部長             内  藤  善  衛  君      福祉部長             種  本     健  君      経済部長             後  藤  昭  三  君      建設部長             笹  野  正  吾  君      上下水道部長           塚  本  司  雄  君      教育次長             竹  島     巖  君      病院事務部長           岡  野  敏  雄  君      消防長              石  川  勝  一  君      監査委員             森     錠  三  君 〇 出席した事務局職員      局長               三  宅     博      庶務課長兼庶務係長        渥  美  幸  男      議事係長             萩  原  喜 久 雄      主任主査             梅  原  正  芳(録音担当)      主任主査             伊  井  佳  章(  〃  )      主任主査             鈴  木  宏  美(  〃  )                         午前9時00分開議 ○議長(杉本顕君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(杉本顕君) この際、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。 ◎事務局長(三宅博君) 御報告いたします。  初めに、本定例会へ陳情文書表のとおり陳情1件の提出があり、受理いたしました。  次に、牧田五郎君外9名から、それぞれ提出された一般質問の通告を受理いたしました。以上であります。 ○議長(杉本顕君) 日程第1、認第3号を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入ります。  通告がありますので、順次発言を許します。26番 杉森十志雄君。           (登        壇) ◆26番(杉森十志雄君) 認第3号について、私は5点にわたって、ちょっと伺っておきたいと思います。  まず第1は、35ページの2款1項1目の11ないし14節の関係で、端的なお伺いをしたいと思います。需用費の中で、349万6,813円、予算に対して19%の不用額、また使用料及び賃借料においては248万5,239円と、予算現額に対して39%の不用額を出しておりますが、こうした大幅な不用額を出した内容について、まず第1点伺っておきたいと思います。  それから2点目は、36ページ、同じく2款1項2目関係で、財産管理費の問題について伺っておきたいと思います。工事請負費の関係で4,637万円の関係です。これは庁舎前の駐車場整備等が行われた工事だと思いますが、役所の増改築をし、市民にとっては駐車場問題は大変期待をしていたところでありますが、今日の駐車場整備のこの工事関係からですね、大変利用しにくいという苦情が、でき上がると同時に出ているわけですが、どうして全体の意見を聞いて設計をしなかったのか。その点について、完成と同時にそういう苦情があるわけですが、この点をまず1点伺っておきたいと思います。  それから、工期については、皆さんも御承知のとおり、3月15日確定申告の時期になると、大変年度末は繁忙期になるわけです。この工事が残念ながら、確定申告が終わった後完成するというような、そういうぶざまな実態を見たと思うんですが、同じお金の効率的執行の面から見ても、この年度末の忙しいときにかけて行ったのはどういうことなのか、伺っておきたいというように思うわけです。  それから3点目の問題は、37ページ、2款1項3目13節の委託料です。職員研修の問題について伺っておきたいと思います。職員研修そのものを大変細かくやられておりますが、こうした研修による公務上における効果はどうかという点を端的に伺っておきたいと思います。それから、派遣研修が数項目ありますが、これはすべて推薦による職員を派遣をしているということになっておりますが、推薦基準は公平に行われているのか。こうした派遣研修のその後の効果はどうか、伺っておきたいと思います。  それから3点目は、職員の市職員としての倫理感は高まっているのかどうなのか。この点を伺いたいと思うんです。それから、業者や市職員間の虚礼廃止、こうした実態はどうなっているのか。この点についての考えを伺っておきたいと思います。  4点目の問題は、40ページ、2款1項7目の13節委託料です。399万5,200円は、これは同報無線の保守点検の委託料であるのかどうか。もしそうだとするなら、保守点検業務は何人で、何日かかったのか。また、午後5時以降の同報無線の管理体制はどうなっているのか、伺っていきたいと思います。  5点目に、43ページ、2款1項13目工事検査課の業務内容について伺いたいと思うんです。検査に当たっては、具体的にはどういう方法で検査を行っているのか、伺います。それから、鉄骨とか取りつけ器具等の材料検査、これはどういう形でやるのか。伺っておきます。それから、埋め戻し工法に対する転圧については、どういう判定で検査をするのか。また、手直し検査は、市政報告書を見ますとゼロになっていると思います。手直し検査ゼロということは、すべて完璧に工事が施工されていると判断していいのかどうか、伺っておきたいと思います。  款項目の説明、決算書が非常に見にくいので、間違いがあるかもしれませんけど、ページで言いましたので、よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 第1点目に、一般管理費の需用費の不用額についてのお尋ねでございますが、これは図書の追録代が当初の見込みより少なくて済んだこと。それから各課における新聞購読の見直し等による購読料の減少。それから、印刷用消耗品等の減少による不用額が主な原因でございます。このほか、食糧費の不用額、それから市の例規集の印刷代が当初よりかなり減少いたしましたので、印刷製本費の不用額によるものでございます。  それから次に、使用料及び賃借料の不用額でございますが、複写機の借上料の減少が主な原因でございますが、複写機のコピー料につきましては、63年度は62年度に比較して、1枚当たり約1円程度安く契約できたこと。それから、大量に印刷するものは自動オフセット印刷機を使用するように指導してきたために、効果が借上料の減少になったものでございます。一般管理費の経常的経費につきましては、できるだけ節約できるものは節約を心がけて努力をしてまいっているところでございます。  次に、3点目の職員研修費の関係でございますが、職員研修についての行政効果はどうかということでございますが、職員研修は、職務を遂行する上で必要な知識、技能等を習得させるとともに、健全な判断力や豊かな創造力のほか、公務員としての倫理、責任感の涵養を目的に行っているところでございまして、研修の効果につきましては、即効性の面と、それから後々効果があるということでございます。  それから、派遣研修の推薦基準でございますが、毎年度の研修計画に基づきまして、対象者を選定いたしまして、派遣先、派遣時期、それから研修科目、それから主催団体等を考慮した上で、所属長から推薦により行っているところでございます。  研修の効果でございますが、やはりこれも即効果という評価は困難でございますが、研修をやりました後に、職員研修の講師を務めていただいておりますし、また、それぞれの分野での知識を生かしているものと考えており、また自分自身の研さんには、かなりなっているというふうに理解をいたしております。  それから、職員の市職員としての倫理観は高まっているかでございますが、公務員としての自覚、あるいは綱紀等につきまして、職員研修や所属長を通じて指導するなど、倫理観の維持向上に努めているところでございます。なお、毎年度、課長職の1名が倫理研修指導者養成研修を受講し、修了後講師を務め、職員の倫理観を高めているところでございます。  それから、業者や市職員の虚礼廃止についてでございますが、このことにつきましては、職員に対してたびたび注意を喚起し、自粛を求めてきておりますが、利害関係者との贈答等、疑惑を招くことのないよう、また職員間の贈答、年賀状等も廃止するよう指導しているところでございます。  次に、第4点目の委託料の関係でございますが、399万5,200円、これは防災行政無線の移動系101基と同報系160基を含めた保守点検料でございます。この保守点検業務の内容でありますが、保守契約によりまして、移動系、同報系ともに年2回の点検を行っております。このうち移動系は26日間、52人工で点検を実施いたしました。同報系につきましては16日間で60人工の点検とあわせて、落下防止のための点検、これは19日間、38人工となっておりますが、これも年1回行っております。このほか、特に同報系は緊急保守点検も契約の中に含まれており、63年度は40回実施をいたしております。  次に、午後5時以降の同報無線の管理体制についての御質問でございますが、同報無線管理規程によりまして、市に地震警戒本部または災害対策本部が設置された場合を除き、平常執務時間外の管理運用は消防署長が行うことということになっております。  以上、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) お答え申し上げます。  1点目の駐車場の問題でございますが、庁舎前の駐車場の拡張工事の設計に当たりましては、まず、駐車台数をなるべくふやしたいということが前提でございます。それから、車両の出入り口の混雑の緩和と、あるいは歩行者の安全面、こういった点。なるべく来庁者の利便を考えるということで、関係課と協議をして施工したものでございます。ただ、敷地の形状、御承知のような状態でございます。それから、市民会館と共用しているという事情。さらに庁舎の周辺の交通事情等、こういったものを考え、今申し上げましたように、駐車場内での交通安全というものを重視いたしまして、なるべく車両同士の交差を少なくしたいということ。それから、出入り口を分離する方法をとりましたために、若干駐車場内へ入ってからの走行距離が比較的長く感じるという点はあろうかと思いますけれども、いずれにいたしましても、御承知のようなスペースでは限界がございます点も御理解をいただきたいというふうに存じます。
     それから、この工事を施工するに当たりましては、庁舎の南側へ新しく公用車の車庫の新築をいたしました。それに引き続きまして、前にありました古い車庫の解体工事を事前に実施をしなければならなかったというような事情がございました。いずれにいたしましても、一連の、南側へ先に車庫をつくりまして、そうして、それができた後で古い車庫を解体して、それから全体的な駐車場の整備をしたというような工程的な面がございましたので、最終的には年度末になってしまったということでございますので、この点、ぜひ御理解をいただきたいと思います。  それからもう1点は、工事検査課の業務内容についてでございます。具体的にどういう方法で行っているかというお尋ねでございますが、検査の実施に当たりましては、まず検査の際に、目視できる部分につきましては、検査員が実測検査をいたしまして、出来形を確認をいたします。それから、検査時に目視できない部分、あるいは可視部分でも、検査員によって測定または確認が困難と認められる部分の出来形、あるいは品質につきましては、監督員の確認した資料その他の記録、写真等、こういったものによって検査を行っております。  さらに、必要があれば、場合によっては破壊して検査を行うということも生じてまいります。いずれにいたしましても、この検査員は事前に設計図書等の内容をよく点検いたしますけれども、検査に当たりましては、当然こうした契約書、契約約款のほかに仕様書、設計書、図面等と照らしまして、おのおのの出来形基準、品質基準等に基づいて検査をしているわけでございます。出来形のうち、外形、規格、施工技術及び品質材料等についての検査を行っておりますが、このほかにも中間検査、あるいは出来形検査、その他の検査等に分類されているわけでございます。  それから、鉄骨取りつけ器具等の材料検査はどうしているかというお尋ねでございますが、この大きい規模の建築工事につきましては、工事の着手前に工事の担当課、それから設計事務所、これは監理を委託している場合でございますけれども、それから工事検査課、施工業者、この関係者によりまして検査時の確認資料というものを作成いたしまして、これに基づいて打ち合わせを行っております。  それから、その他のものにつきましては、工事担当の監督員と事前に内容を十分に打ち合わせをいたしまして、規模の小さい単品等につきましては、担当の監督員が検査をして承諾をするという方法をとっております。これらはいずれも検査の実務要覧等に定めて、そのとおりに扱っているわけでございます。  それから、埋め土に対する転圧はどうかということでございますが、転圧の問題につきましては、以前にも申し上げましたけれども、工程的にも、施工管理上での問題が大きいわけでございます。土木工事の共通仕様書等、設計書、その他に明示いたしまして、これに基づいて施工しておりまして、一般的には市の監督員が現地監督の際に確認しているということでございます。検査に当たりましては、当然目視できない部分でございます。そういう点が多うございますので、転圧の施工状況や、おのおのの出来形を撮影した写真管理によりまして確認をしているものが大部分でございます。この写真管理につきましては、重要なその状況の記録でございますので、現場、あるいは業者研修等におきまして再三、手落ちのないように要請しているところでございます。もちろん、この転圧状況につきましては、不足の有無、高さ、平坦性等については検査をいたします。また、査察業務の中で、なるべく、施工中であれば、その際に注意をするように努めているところでございます。  それから、手直し検査がゼロになっているがどうかというお話でございます。ゼロになっているというふうに市政報告書では確かに記載してございますが、すべて完璧に施工されたという意味ではございません。手直しの指示書を発行した第1種と第2種の手直しはなかったというふうに御理解をいただきたいと思います。ただし、検査員によります口頭指示は6件ございまして、それぞれその指示に基づいて手直しをしているわけでございます。これは検査結果を取りまとめた数値でございますが、施工過程におきまして、現場監督員が出来形管理を担当業務として常に行っております。また事前の下検査等によるということがございますが、そういうふうに理解しているわけでございます。  検査の結果につきましては、市政報告書に取りまとめてございますが、各種の管理、施工過程など全般的に検討いたしまして、監督員、検査員、それぞれに結果を点検しておりますが、施工業者の方々におきましても、この点は理解をしていただいております。技術面等につきましても、毎年向上しているというふうに考えております。具体的には、手直しまでには至りませんけれども、工事執行上の問題点、そういったものが毎年数例ございます。これらは施工管理上の配慮によりまして解決できるというものでございますので今後も十分注意してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) ちょっと伺っておきたいと思います。  使用料及び賃借料等の問題は、あれはわかりました。ただ、予算現額との関係で39%近く不用額というのは、そういう努力というのは非常に高く評価しますが、先ほど言ったように62年度より例えば1円単価安くできたとかというようなことを言うわけですが、一番シビアなチェックをしているところが、こういう不用額を出すというのは、やはり予算の組み立てのときの問題というように感じるんで、今後、そういう努力は大変評価しますが、有効な予算執行上のことですので、ひとつお願いしたいと思います。そういうことで一言だけ申し上げておきたいと思います。  再質疑の点でですね、庁舎前の駐車場の問題ですけど、今、財政部長からお話があったように、駐車場台数をどう確保するか。それから混雑の緩和。それから利便性ということを基本にしていったわけですよね。しかし、最後は交通安全の方の重視というような形になってはいないかどうか。やっぱり、交通安全といっても、あの一つの敷地内の中でびゅうびゅう走らせて、今までの大変狭かった手前の駐車場の中で事故を起こすようなことがそんなにあったわけじゃないわけですけど。これはね、例えば一般的には、ずうっと一方通行にしたために、私が言わなくてもわかると思うんですけど、人間というのは、なるべく近いところへ入れたいということがあって、そこでぎちぎちしていると、次から入ってくる人たちがどんどん並んでしまうと。ホールの裏の方はあいていても、そこまではずうっとぐるぐる回ってこないとわからないと。どこがあいているのかわからないという状況があって、かえって混雑をしてると。だから、あなた方が言うような設計上ですね、市民にとって利便があるとかということじゃなくて、かえって混雑をさせたということが1つあると思うんです。  それからもう1つは、駐車場の入り口と県道交差点の信号機の間、例えばここのところが、もっと本当はつくるだったらば、いずれにしたって駐車スペースが少ないわけですから、もっと考えてやれば、あそこへ並んだときに、県道本線まで車が並んでしまうということはなくなっていくと思うんですけど、そういうやっぱり問題が1つあるし、それから、せっかくペンリスと国際姉妹都市や、いろんな形をしていながら、お迎えする人たちの観光バスが自由にもっと入れるような入り口の問題とかっていうのは、これみんなが期待してたところだと思うんですけど。そういう面がされてないわけですけど、この辺などは各課検討じゃなくて、本当のそういう市民的な立場とかという面での設計を考えたのかどうか。やってみて、皆さん大変利用しやすいというように考えているのかね。せっかくのお金がそういうものであっては、私はうまくないと思うんですけど。その辺について、再度伺っておきたいし、でき得るならば、こういうことについての改善検討ができるのかどうか、伺っておきます。  それから2点目の問題は、職員研修の点について、ちょっと伺っておきます。  市政報告書の16ページですと、職員研修の基本的な考え方や立場が極めて明確に書いてあります。幅広い視野と問題意識、豊かな創造力と問題解決能力、それから、住民から信頼される行政を実現するためには、公務遂行に、より一層の倫理性と効率性が要求されるというように、ちゃんと書いてあります。  そういった意味の効果の問題ですね。その下の研修実施状況。これ見てて皆さん、倫理を高めるような、そういう研修が入ってますか。管理監督研修の方が多く、また専門的知識研修の方が多くて、公務の信頼をかち取るような倫理観、そういうのと私はちょっとほど遠いというように感じるんですが、こういった研修項目内容で、これで十分だというように、今の市民の要求にこたえられるというように思っておられるか。この点、ちょっと突っ込んで伺っておきたいというように思います。  それから、海外研修の目的について、ちょっと伺っておきたいと思うんです。この年度の研修、課税課ですか、の職員が、大韓民国ってどこの国ですか。課税課が大韓民国へ海外研修に行って、どういう研修をやって、その後の効果を発揮するようなものをされたですか。そこもちょっと伺っておきたい。  それから、接遇研修指導者養成、こういう研修をされた後、どのような、今度は庁内というか、全職員へのこういう問題での講習というのはやられるんですか。ちょっと伺っておきたいと思います。  それから、信頼される行政では、やっぱり、職員間の虚礼とか業者、こういったこと等の問題について、今部長から、そういうことのないよう常に注意をしてやっていると。職員間においても、年賀状等のそういうものはというようなことを言われたわけですが、私は非常に残念に思っているのは、ある業者が私のところへ相談に来たんですよ。事業課へお世話になっているが、私はそういうことはやっぱりまずいということでやってなかったが、周りの人から言われたけれどことしはどうすればいいかという相談があったんです。で、いろいろちまたの業者の人たちに聞くと、だんだんこれがエスカレートしてるというように聞いているんです。ですから、市の発注工事を請けたりする業者が、市の事業課へ、こういうことがですね、当然のごとく、やっぱりやられているというふうに思うんですが、これは7月5日ですね、広島県が、職員は全体の奉仕者だと。公務員としての服務と、その立場に立ったときに、職員間での中元、歳暮など贈答は行わない。こういう綱紀粛正の通達を出したんですね。通達は、中元、歳暮をやめるほか、年賀状や人事異動のあいさつ状、せんべつの自粛、退職の際の大規模な送別会の禁止、県主催の記念式典も必要最小限に、いろいろ書いています。服務規律の確保もし、服務に関する相手からのサービス、便宜供与の提供を断じて拒否し、贈答品など自宅等に送られてきたら、受け取りを拒否するように求める通達を出した。  それから、これは広島県の熊野町の48歳の町長さん、20年務めた町長さんを破って当選した新人の町長さんがまず最初手始めたのは何か。町職員へ中元、歳暮など一切の贈り物を断るよう徹底させる。理由もなく物をもらったり、贈ったりするところからなれ合い体質が始まり、額は違うけどリクルート事件と同じ、もらったら送り返すか、役所まで取りに来てもらいます、というように、きちっとしたけじめつけてるんですけど、私が聞くところによると、部長が言うようなそういう注意やそういう点が、私は藤枝の場合ちょっと徹底しているようには思わぬですが、やはり市民の指弾やそういうことのない、そういうものをするためには思い切ったことについてですね、やっぱりすべきじゃないか。実態は本当にそのようになっているのか。こういう点を見習ったらどうかと思うんですけど、どんなもんでしょうか。伺っておきたいと思います。  それからもう1つは、藤枝市民にとって大変不愉快な状況があります。市長のとこは非常にきちっとしてます。市長のとこは業者があいさつに来たら、名刺入れがちゃんとあります。助役の関係もそうです。しかし、事業課の部長など、出張や何かで1日いないと、机の中に置き場のないような名刺がダーツと並んでるという、こういう状況があるんですが、やはり私は倫理を高めるという観点に立った場合は、こういう事業課やなんかの業者のあいさつ状は、カウンターへ、市長みたいに名刺入れを置けばいいんじゃないかと。そうしたやっぱりけじめというのは考えられないのか、どんなもんでしょうかね。  それから3点目の問題について伺います。  市政報告の31ページ、手直し検査ゼロということについては、これは統計上、報告上のことだということを部長言われましたので、指示事項はあるということなんで、わかりました。  で、再三問題にしている道路、側溝埋め戻し工事等の転圧不足によって、でこぼこだとか、そういうことがあるということが大変どこでも聞くんです。これは自転車や歩いてみたらどうかというように思うんです。そういうことがこういう部分に大変多いわけです。それでやはり今の道路は、歩行者や自転車のための道ではなくて、自動車のための道だと言われてもいたし方ないような事態がありますが、転圧は、現場の監督者が行ってみてやるというように言いましたが、これだけの工事箇所を担当課の現場監督者が、それは判断できますかね。あの都市ガスの問題だって同じでしょう、転圧問題等含めた形で。張りつけられんですよ。実際どうやってるかというと、私が目の前でやられたことがあるんです。今回もそういうことありますよ。黒板に何月何日、転圧工事、20センチかけて3回転圧して、写真機を持って機械が横に来たらパチン。それですよ。ここは横断5メーターぐらいの道でしたので、その後まだ落ちてませんけどね。実際は転圧しないで、ちょっとタタタッとやっただけで、写真は撮って持ってってると。だれも市の現場監督者来てませんよ。  ですから、これを業者に徹底してるということですが、ここをもう少しね、どうしたらいいんですか。もう少し、お互いの人間的信頼だと思いますが、やはり、一番不便を感じているのはここにあると思うんですが、ひとつどんなふうに考えているか、伺っておきたいと思います。  それで、市の保健センター、あの駐車場、舗装やったですよね。私たち担当委員会で行きました。駐車場の東側の方が転圧不足で水路とのところでくぼんじゃってるんですよ。こんなの見苦しい、直しておきなさいって。現場審査に行きました。きょう行ったら、まだ直ってない。それから、こういうふうにおりてくるとこ、あそこのとこの工事はね、雨の降る3月の一番悪い時期にね、工期との関係で、大変もない突貫というが、苦労した業者が、元請けさんがとても間に合わなくて、そうでない業者に応援に来てもらって、舗装工事もかけたような工事で仕上げた場所もありますがね。そこあたりはアマグレードの部分ともう段差ができる。こういう状況なんですが、私はね、大変小さなように皆さんお感じになるかもしれませんが、小さいことがやっぱり大事に至るということだと思うんです。小さいことだからといって済まされないと思うんです。そういうことの積み重ねが大事に至るということは、やっぱり肝に命じてですね、やる必要があると思うんですけど、保健センターのこういったことは、どのように考えているのか。63年度工事でですね、僕はこういうのは手直しさせないで放置しておいていいのかどうか、ちゃんと伺っておきたいと思うんです。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 職員の研修関係でお尋ねでございますが、倫理関係を市民にこたえられるかということでございますが、これにつきましては、それぞれの研修の段階の中にこれを組み入れて実施をいたしてございます。特に最近の研修の講師というのは、そういった面を重点的にやっております日本経営協会とか、自治経営学会とか、こういうところの専門的な講師をお願いいたしまして、そういった面には十分こたえられるような体制を取り入れているということでございますので、御理解をいただきたいと思います。  それから、特に接遇研修等は、それぞれ派遣研修で出されました職員は、帰りまして、内部でのいろんな研修の際にも講師として入り、またはグループの討議の際にはリーダーとして、これを実際に生かしているというのが実情でございます。  それから、海外研修の関係でございますが、今回、この年度には若手の者も出張をさせ、ぜひ海外のいろんな見聞を高めるということから、行ってまいりました報告等も、なかなか参考になったというようなことで、それぞれの職場の中でもそれを生かしつつ、現在、広めていただいているというのが実情でございます。  それから、虚礼廃止の関係でございますが、これにつきましては、くどくなるほど職員に対してはいつも言っているわけでございます。本年も12月1日には文書で各課かいごとに、綱紀の粛正と虚礼廃止を出してございます。それからまた、特に事業課関係、業者との関連性もございますので、業者の研修の際にも特にそういう面は申し上げ、そういったことのないよう業者にも徹底をさせているというのが現状でございます。  まあ、杉森さん、いろいろ御指摘いただきました、本当の細かな内容的なものを一々出してはございませんが、市民全体の奉仕者として、自覚に基づき、誠実かつ公正な事務処理を行うというのは当然のことでございますので、常に公私の別は明らかにせよと。それから利害関係者との接触に当たっては、疑惑を招くような行為は絶対行うなと。それから、職員間における贈答等も廃止をするというようなことで徹底をさせているわけでございますので、その点御理解をいただきたいと思います。  それから、名刺の関係でも、御指摘ございましたが、これらにつきましては今後研究をさせていただきたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) お答え申し上げます。  1点目の駐車場の問題でございます。交通安全を重視ということにとらわれ過ぎたではないかというような御指摘でございます。いろいろこの問題点はございまして、御承知のように庁舎の北側の道路の幅員が8メートルでございます。これを拡幅することによって解決できる問題もあるわけでございますが、実際問題としては、この道路の拡幅ということになりますと、駐車場スペースはさらに狭くなると。それからまた、前後の取り合いとか信号機の問題が出てまいります。それから、やはり御指摘のありましたように、この県道黒俣線の信号機との間の車両の渋滞、これをとにかくできるだけ少なくしたいということも十分検討いたしました。出入り口を分離いたしましたのは、こういった事情のほかに、やはり市民会館ホールを利用するときには、一時的に人と車の出入りが非常に集中いたしまして、混雑することが少なくございません。やはり、歩行者の安全ということも十分考えなければならない。そういうようなことで庁内関係課を初め、交通安全上の問題点等につきましては、警察署とも御協議を申し上げたところでございます。いろいろございまして、例えば混雑する際に、少し離れた西側の駐車場へ回っていただくようにお願いしているわけでございますが、中には、少しぐらい待っていてもいいということで、そういう方もございまして、なかなかこの徹底が難しいという点もございます。ただ、現実問題として、この西側の駐車場の利用につきましては、この案内とか誘導等について、もう少し何とか改善できないかという点を現在検討しておりますので、標識等も含めまして、この点については検討してまいりたいというふうに考えております。  まあいろいろ関係課で協議したと申し上げましたが、交通安全関係、それから工事の施工関係、それぞれ検討はしたわけでございます。ただ、私ども決してこだわっているわけではございませんので、改善する方法があれば、今後十分検討してまいりたいというふうに思っております。  それから、工事検査の転圧の問題でございますが、現場監督員がすべてできるのかという御指摘でございます。先ほど私申し上げましたように、基本的には、この埋め戻し、転圧等につきましては、工程的にも施工管理の段階での対応が前提であろうというふうに考えておりますけれども、単にこの現場の監督員の問題だということで片づけられるものとは思っておりません。よりこの問題点が向上できますように、今後関係課で十分に研究をしてまいりたいというふうに考えております。  それから、保健センターの問題につきましては、詳細を私把握しておりませんが、検査の問題、それから担当課等と十分検討いたしまして、早速対応を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) わかりました。職員の虚礼廃止問題についてはね、部長初め、そういう私の言ってることと全く変わらない立場を貫いているということははっきりしますけど、実態はね、極めて市民にとっても不愉快な状況というのは、私も業者から相談されて、何て答えていいか困るんです。63年のときにはやらなかったらね、ことしになったらみんなやってるって言うので、どうすりゃいいのかという相談なんです。こういうことがね、部長が言うようにね、きちっとしてないんだよ。だから、僕はきちっとやっぱり市長名で職員にも通達出す。業者にも通達出す。こういう必要があると思うんですがね。そこだけちょっと、けじめの問題ですからね、実態との関連で私ただしていますので、そういう通達を出す考えあるか、そこだけちょっとひとつ聞かせてください。  それから、工事のことについて、わかりましたけどね。ほんとお粗末ね。がっかりするね、役所の何と言うか、例えばね、北側あそこのとこ買った当庁舎の横のあそこも駐車場にするときに、車どめをやったよね、舗装するときに。片っ方は埋め戻ししたとこへこう出てて、するするっとしただったら、くるっと転げて、それで最近になって、そっちへこの転げないようにつけるとか。あんなの問題意識を持つ研修をやってるなら、ばかだってできるようなね、こういう、どこで設計してるかさ、そういうことが後になって転げないようにこの後ろへね、埋め戻しの方へコンクリートで車どめを固定するように直してみたり。二重手間だよね。非常に僕は残念に思って、だから先ほど言ったように、小さいことだというように、私きょう言ったことは、小さいことだって思わないで、そういう意識を持って物事に当たってかないと、大事に至りますよという問題だと思いますのでね。非常に残念に思ってます。  保健センターの問題については、僕は即刻ね、あれは手直し工事としてね、きちっとやってもらいたい。そういう箇所を指摘しろと言や、幾らもしますけどね。歩道部分だとかね。そういう点はありますので、ぜひひとつお願いしたいと思います。  総務部長に1点だけ、そこだけちょっとお聞かせください。 ○議長(杉本顕君) 総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 職員には、先ほど申し上げましたように12月1日付で出してございますが、業者に対してもそういうような対応を図ってまいります。 ○議長(杉本顕君) それでは次に進みます。27番 浅羽広吉君。           (登        壇) ◆27番(浅羽広吉君) 私も歳出の関係で4点ほど伺っておきたいと思います。  最初の2点は、決算書の説明資料の方の28ページに記載されておりますが、2款1項5目の自治振興費の中の、19節負担金補助及び交付金の中の、日韓テレビブリッジ事業補助金の関係でございます。この藤枝青年会議所主催の日韓テレビブリッジ事業に300万円、予備費から補充して支出をしているわけでございますが、この補充した理由と、補充を決めた日を、まず伺っておきます。  それから、この日韓テレビブリッジ事業でございますが、全体の事業費がどれほどでございますか。市の補助金300万円以外の財源はどんな状況になっておりますか。それと、市の補助金支出の理由は何でありますか。そして、この事業の企画はいつ行われたものか。伺っておきます。そして、この補助金支出については、補正予算に計上して議会の議決を経て支出をするという措置をとるのが当然だというふうに思えるところでございますが、そういう措置をとらなかった理由は何でありますか。伺っておきます。  3点目は、同じ自治振興費の中で、瀬戸谷と葉梨地区の特定の静鉄バスの路線が赤字ということで、この年度から県と市と、それから運行者の静岡鉄道とが、それぞれ赤字を3分の1ずつ負担してバスの運行を維持しているわけでございますが、昭和63年度には、県と市の分で1,043万6,501円支出したというふうに記載されております。この赤字路線の維持の問題につきまして、現況と今後の対処方針、これはずっと永久にこれから支出するということになっているわけではございませんで、一応の時限が定められておりまして、その時限が迫っても来ているということになるわけですので、今後どうするかという問題も検討を要するところになりますが、そこを含めて今後の対処方針について伺っておきたいと思います。  4点目は、臨時職員の賃金の問題でございますが、これは歳出全体に出てまいりまして、特に教育委員会関係が多いわけでございますが、一般会計全体で、63年度は1億円を超して1億1,078万4,000円余となっております。これは62年度に比べますと15.9%もふえているわけでございますが、これには若干の賃金の単価アップもございますが、主として人員の増加によるものと思います。  そこで、この63年度に臨時職員の待遇改善という点についてはどのように行ったのか。それから、引き続いての平成元年度から、さらに来年度というふうに行って、これは継続する問題でございますが、臨時職員の待遇改善問題についてはどんなふうに考えておりますか、あわせて伺いたいと思います。  こうしたことにつきまして、経済部の方は、この点についてどんなふうに評価をして見ておりますか。あわせて伺っておきたいと思います。以上です。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 初めに、日韓テレビブリッジ関係のお尋ねでございますが、予備費から補充した理由と、それから補正予算に計上しなかった理由というようなことでございますが、この事業は63年度藤枝青年会議所の新しい役員によりまして提案されたもので、市の方に話のあったのは、6月の中旬であったわけでございます。その後、藤枝青年会議所は、ソウルの青年会議所と連絡をとりながら、テレビ局との調整を進めてまいったようでございますが、国際間の関係やら、電波の割り当て、ソウル・テレビ局との調整などで話が進まず、その後、計画が明確でなかったわけでございますが、8月に入りまして急遽具体化をされてきたような話が出されてまいりました。こういった話がまとまってまいりますと、相手等がございまして、実施も急に決まり、9月の4日に開催をするというような話を聞いたわけでございます。こうした関係から、本来なら補正を組んでしっかりした手続をとるべきでございますが、8月の半ば過ぎにそういうものが出されてまいり、9月に実施というようなことで、補正を組む期間もございませんでしたので、担当の総務委員会には御報告を申し上げたわけでございますが、一応予備費で対応をしていただいたというものでございます。予備費の補充は9月2日付でございます。  次に、この事業の全体経費でございますが、2,341万9,600円ということでございます。財源は市の補助金が300万円でございますが、これはこのうち100万円は県の補助が入ってございます。そういう関係で、市の持ち出し分は200万円でございます。事業主体である青年会議所が274万4,600円、また、企業の協賛金が567万5,000円、それからテレビのコマーシャル料が1,200万円というものでございます。  それから、この事業に補助した理由は何かとのお尋ねでございますが、これは国際的感覚を身につけ、どうまちづくりの活性化に向けるかを目的としております青年会議所の事業の一環として進められたということで、藤枝市内の青年層、特に若い者の意識の向上を図ることが考えられるというようなことから、県の方も協賛をするというようなこと等もございまして、市も補助をいたしたものでございます。  次に、バス路線の赤字補てんの関係でございますが、63年度分は3分の2の1,043万円余を補助したわけでございます。本年度につきましては、これは1年前の実績に基づいて補助をするということで、63年度実績が先般提出をされましたので、まあ、これで見ますと、瀬戸谷7系統、西方2系統で1,711万1,510円というのが赤字額でございます。その3分の2の1,140万7,671円の交付を予定をしておりますが、実はこのバス路線につきましては、一昨年、静鉄との協議の中で、3年間は3分の2の補助をするが、4年目以降は廃止をさせていただきたいという話がございます。そういうことから、来年の4月以降については、静鉄から、廃止をするか、または赤字額100%を出していただかないと困りますという申し入れが最近ございまして、実は、今議会で担当委員会にも御報告して、御協議をしようということで考えておったわけでございますが、そういうような問題等がございますので、今後、どういう形で持っていくべきかということは、これから早急に詰めていかなくてはならないというふうに考えているわけでございます。100%の補助をするか、または市が代行でやるか、第三セクターでやるか、そういうような方法等も、これから考えなければならないというのが今の現状でございます。でき得れば年度内ぐらいには何とか方向づけをしたいということで考えておる状況でございます。  それから次に、臨時職員の待遇改善の関係でございますが、これは63年度は、賃金につきましては、前年度の人事院勧告の実施状況、それから県の最賃の改定等、または近隣市の状況等を参考にしながら引き上げを行ってまいりました。このほか、待遇改善につきましては、学校給食等の職員で1カ月8割以上勤務した者に対する特別給の支給、加算額でございますが、ボーナスに匹敵するようなものの支給を行っております。それから、有給休暇の関係でございますが、前年度の勤務実績によりまして、初年度は年6日、次年度から1日増というようなことで待遇の改善をやってまいりました。これからもこのパート、臨時職員等の制度的な面は、できるだけ改善を図っていくことで、現在も来年度の対応をどういうようにするか検討中でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本顕君) 経済部長。           (登        壇) ◎経済部長(後藤昭三君) 労働福祉担当である経済部としての評価についてということでございますが、待遇改善につきましては、今総務部長の方からも答弁がありましたように、実情に合った改善がされておるということ。また、新年度からについても制度の改善に取り組むというようなことでございますので、この点は御理解をいただきまして、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします ○議長(杉本顕君) 浅羽広吉君、よろしゅうございますか。27番 浅羽広吉君。 ◆27番(浅羽広吉君) 最初の日韓テレビブリッジ事業の関係で幾つか伺いたいと思うんですが、答弁を伺いまして、この予備費の支出の問題、予備費の充用の問題の関係では、この補助金というのは新たな補助金の支出ということになったわけですから、予算外の支出という形で、地方自治法の第217条でございますか、でいうところの予算外の支出という形で支出をしたと思われるわけですが、そこで予算外の支出というのはどういうものを指すかという点でございますが、これは当初の予算を編成する段階では予見できないものであって、かつ支出をすることが不可避なものだというふうに考えるべきではないかと思うんですが、この点はどうか、伺いたいと思います。  この関係につきましては、これは皆さんも御存じのように、地方自治法では「予算外の支出又は予算超過の支出に充てるため、歳入歳出予算に予備費を計上しなければならない。」というふうにあるわけでございますが、予算外の支出、あるいは予算超過の支出というふうに書かれているだけですから、その内容がどういうものかというものについてまで詳しくこの条文には書かれておりませんけども。これの解釈の点では、例えば自治省の事務次官をおやりになった長野士郎さんという方が書かれております「逐条地方自治法」、これは自治省の直接の担当者が書かれたものとして、かなりそれなりの権威を持っている本でございますが、そこでは、「予算外の支出とは、予算に計上されてなく、予見できないものであったが、支出不可避のものを言い」というふうに言っているわけですね。それから、予算超過の支出というのは、予算計上の金額であっても、なお不足する場合のものを言うというふうに言っているわけでございます。行政実例なんかでも、このところは必ずしも明確ではないという感じがしますけれども、この予備費というものが設けられた趣旨からいっても、今言ったような、当初の段階ではそれが予見できないようなものであったけれども、しかし、その後になって予算編成後に支出の必要があって、これはやむを得ず支出をせざるを得ないようなものというものだと思うわけですね。例えば、災害等が起きて、それに関連する支出を緊急にどうしてもしなきゃならぬというような場合。こういう場合を言うというふうに思うわけです。  そうしますと、この日韓テレビブリッジ事業に、たとえそれは市の方に話があったのが本決まりになったというのは8月の半ばだというふうなことであっても、これを予算外の支出というふうにすることはできないのではないかというふうに思うわけです。この点についての見解はどんなでございますか、伺いたいと思います。これは当局と同時に監査委員の意見も伺っておきたいと思います。  それから、このような、あわせてでございますが、補助金を支出するという形で予備費の充用をしたことが今までにございますかどうか。このことも伺っておきたいと思います。  それから、日韓テレビブリッジ事業そのものでございますが、この支出そのものの妥当性の問題。これも議会で取り上げるのは今回が初めてになりますので、あえて踏み込んでお聞きしたいと思うわけですけども、この自治振興費の中で出されておりますいろんな団体への補助金の支出の金額等から見て、この事業に対して300万円支出するというのは、これはほかの支出の例から見て、公平や均衡を欠くのではないかというふうに思うんですが、例えば、この63年度の前のおととしの12月議会で、非核平和都市宣言が行われまして、その翌年度の63年度になるわけですけれども、原爆写真展が毎年行われて、この63年度は第9回目に当たります。この原爆写真展について、市の総務部行政課の方に財政的な援助もぜひお願いをしたいというふうなことを要請をいたしましたけれども、予算が、昨年の12月の宣言でもあって、当初予算でも十分組んでないので、というふうなことが主な理由で、実際には案内ビラの1万5,000円の印刷代を補助してもらう、支出をしてもらうということにとどまったという経過も、この63年度にございます。  あるいは、その他の関係では、これは毎年行っているわけですが、私立高校の私学助成の関係で、3校で90万円ですね、1校については30万円しか出してないわけですね。国際友好協会、これはペンリス市や、国内的には当市にもございますが、こういう友好都市との国際的な友好協力を進めるという団体でございますが、この補助金も250万円でございます。  こういうことから見て、この日韓テレビブリッジ事業に300万円、これは100万円が県からの協賛金だとは言いましても、これは私は市の行政の公平、均衡という点からいっても問題ではないかというふうに考えますが、この点はいかがでございますか。  それから、この市政報告書では、日本と韓国の友好促進を図るということで、この事業に協賛をされて、今言った200万と100万円足して300万円出したということになるわけでございますが、昨年の9月という時期、これはソウルオリンピックが行われる直前でございますね。そういう時期でございますが、藤枝という一地方都市が、こういう形でこの事業にお金を出すということが、本当に日本と韓国の友好促進を図るという趣旨から見てどうかという、そこのところも、私はよくわからないわけですね。藤枝という一地方都市が、ソウルと藤枝を結ぶテレビブリッジ事業というものが、どれほど日本と韓国の友好を促進するという効果が上げられるのかという点で、これは大いに私、疑問なしとしないわけでございますが、この点についてはどういう評価をされていくのか。  それから、特に日本と韓国、これは確かに最も近い国でありまして、歴史的にも随分深い関係があるわけでございますが、特に、明治以後の現代におきます日本と韓国との関係というのは、これは決して好ましい状況ではなくて、最も近い国であり、最も交流の深い国でありますけれども、歴史的にそういう国でありますけれども、友好促進を図るというふうなことを今日ここで議論するような実際の状況というのはあるわけですね。それは事実としてありますけれども、これはそれなりに歴史的に深いものがございますから、そう単純なことで、そのことができるというものじゃないはずです。ようやく韓国も62年の暮れに、16年ぶりでしたか、大統領の直接選挙が行われて、現在の大統領が生まれて、いわゆる民主化というのが大いに進められてきているというところで、63年の9月というころは、それからしてようやく半年をたったぐらいのところでございます。韓国の政情というのは非常に不安定でもありますけれども、そういう関係で、韓国の民主化問題というのも、当然これは大きな、友好の中では、1つの問題になることでございますし、また日本の国にあっては、韓国の人に対する民族的な差別問題というのは、これは厳然としてあるわけでございまして、指紋押捺事件等でもいろいろと論議されているところでございますが、そういう問題なんかについてどうするのか。どう我々は対処すべきかというふうなことなども含めて、この韓国との問題というのは考えなければならない課題があろうかと思うんですね。そういう点を踏まえて、藤枝青年会議所が行ったこのテレビブリッジというのは、どういう効果を考えているのかという点まで十分踏み込んでいかなければ、市のお金を支出するということの妥当性というのは、私は出てこないんじゃないかというふうに思うんですが、その点はどうであったのか。改めて伺っておきたいと思います。  そして、先ほども監査委員に伺いましたけれども、予備費の充用の点で伺いましたけれども、この補助金支出全体を含めて、予備費から充用してまで支出するほどの合理的な客観性があったというふうに監査委員も認められるかどうか。これも伺っておきたいと思います。  次に、3点目の、瀬戸谷と葉梨地区の静鉄バスの赤字路線の問題でございますが、来年の4月1日で静鉄の方では路線を廃止、あるいは、こうした赤字補てんという形でバス路線を維持するということについては、お金を出すこともやめたいというふうな意向だということでございますが、いずれにいたしましても、地区の皆さんというのは、このバス路線の維持を願っているはずでございますので、基本的には、バス路線の維持は最低図るという姿勢で今後の対処に当たられると思いますが、その点はどうか、伺っておきたいと思います。  臨時職員の待遇改善の問題でございますが、お答えがございました単価のアップの点については、これは63年度は、パートの職員の場合ですと、大体1時間当たり10円くらいのアップだったと思いますね。これで他の、特に市の正規職員との賃金、給与の比較から十分だというふうにはとても考えられないと思うんですが、今後の改善については、正規職員の1時間当たり、あるいは1日当たりの給与と均衡のとれるものにするという方向で改善の努力をするというふうにお考えでございますか。この点を伺っておきたいと思います。  63年度には、労働基準法の改正が63年4月1日から実施されて、いわゆるパート労働者にも有給休暇を与えるということが法制化されたわけですね。この点の実施状況については、どうでございますか。学校給食のパート職員については、1年以上勤務したパート職員については年間3日の有給休暇をということにしたと思うんですが、そのほかのパート職員については、この実施についてはどうでございますか。  それから、学校給食職員の場合でも、この年間3日というのは、法律上の最低の日数ではないかと思うんですが、これももっと必要ではないかというふうに思うんですが、特に仕事の上で午前中の勤務の人たちというのはかなりきつい仕事で、市の学校給食の方の業務の関係から、午後も勤務をしてほしいというふうに願っても、なかなかそれに応じられないくらい疲れるというふうな声も聞いているわけでございますので、ここの有給の3日というのを、基準法の最低の日数ではなくて、もう少し出すという方向の改善ということは考えられないのかどうか。  それから、退職金制度の導入については、例えば中小企業に対する退職共済制度等もあるわけですが、こういうものに藤枝市も加入して実施するというふうなことなどについても検討はどうか。この辺のところも、今後の改善の点で伺っておきたいと思います。  以上、お願いいたします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 日韓テレビブリッジの関係でございますが、これは予備費から出したというのは先ほど申し上げたとおりでございますが、この支出につきましては、県の補助との関連等もあったわけでございます。実は、県が出すものに対して、市町村がその倍額というような規定等もございまして、そうした関係等も考慮をしたものでございます。  それから、自治振興費の中で300万円出したということは、他の支出に対して公平を欠くではないかという面の御指摘でございますが、本来この事業そのものは、目的といたしましては、日本と韓国との友好の促進と。それから、市内の若い人たちの意識の向上ということが、ある程度これによって支えられてきているということでございます。出席されました方々の御意見等では、非常に参考になったと。これをもとにして、これからの地域の活性化のために努力をしていきたいというような御意見等がかなり出されていたというふうに聞いております。そういう面等を含めて、ただ友好関係だけの問題でなくして、市民の若者の意識の高揚にも役立つ事業であるというふうに理解をし、考えたものでございます。  それから、バス路線の関係でございますが、瀬戸谷線につきましては、やはり今後の学童の問題等含めまして、維持を前提として、今後どういうふうに対処していくか、考えていきたいということでございます。  それから、パート職員の関係でございますが、有給休暇につきましては3日ということでなくして、1年目につきましては6日以内、2年目は7日以内というふうに、それぞれある程度の対応を考えておるわけでございます。  なお、学校給食等の、どの程度有給を取ったかということについては、現在資料を持ち合わせてございませんので、ちょっとお答えをできませんが、かなりそれぞれの中で必要に応じて対応されているというふうに考えております。それから、今後、こういったような状態でございますので、有給休暇につきましては、ある程度理解できるような形で体制が整っているというふうに考えております。今後につきましては、現在検討をしているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 監査委員。           (登        壇) ◎監査委員(森錠三君) ただいまの浅羽議員の質疑にお答えを申し上げます。  ただいまのは、議案に対する質疑の段階でございますので、議案提出者でございませんので、ここで監査委員の意見を申し述べることはどうかと、こう思いますが、あえて関連して申し上げますということなれば、今、執行部の方からも答弁がございましたように、執行部の補助金の支出の対応につきましては、間違いがあるものではないというように判断をいたすものでございます。したがいまして、合理性があったかどうかというのは、執行部の方の判断におきまして適正であったと。間違いなかったというように判断をするものでございます。  以上で、お答えにさせていただきます。
    ○議長(杉本顕君) 浅羽広吉君、よろしゅうございますか。27番 浅羽広吉君。 ◆27番(浅羽広吉君) 最初の予備費の充用の問題で、さらに伺いたいと思います。  総務部長のお答えでは、特に予備費からの支出という点では、県の補助金が出されるということになって、この県の補助制度、補助の考え方は、市の支出の半額を県が出すというものであったので、予備費から支出をするということにしたというふうなお答えだったと思います。そういたしますと、私の伺ったのは、予算外の支出というのは、支出不可避ということが当然なければならぬではないかという、そこの点でどうかということについて、県の補助金が支出されるということで、支出不可避だという趣旨にとれるような答弁だったわけですが、大変まあ両方の答弁を合わせたような形でございますので、よく理解しにくい面もありますが、そんなふうに理解を私はしたところでございます。  しかし、支出不可避というのは、そういう県がお金を出すから、それにつれて市もお金を出さざるを得ないというふうな、これは県の支出金が、県の支出行為が市の支出を拘束するようなものでは本来ないはずでございますから。これは法的にそういうふうに決められたものであれば、それはそれで、その法律上そういうことが出てくるわけですが、この場合の補助金支出については、そういう拘束はないはずでございますから、これは法律上の地方自治法の解釈で言う支出不可避というものには当たらないと思うんですが、その点はどうか。これはこういう形で、いかにそれは支出をしようというふうに思っても、実際は間に合わないとすれば、これは支出をしないと、補助金を出さないというふうにするのが昨年の8月での市の正しい考え方ではなかったかというふうに思うんですが、この地方自治法上の解釈の点で、そこはどうか、伺っておきます。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) お答え申し上げます。  予備費の執行という問題につきましては、これは乱用すべきものではございません。慎重に取り扱うべきものであるということは当然でございます。いろいろな事例に際しまして、予算措置をどうするかという点になりますと、例えば緊急を要する場合には、専決処分によって補正予算を編成するというような方法も考えられるわけでございますが、これはそれぞれその時点、あるいは内容等によって判断すべきものというふうに考えております。  この補助金の支出に予備費を充てることにつきましては、適否という問題よりも、まあそういった判断というよりも、妥当性等の面において各論があるケースは当然あろうかというふうに考えますけれども、本件につきましては、先ほど総務部長が申し上げましたように、時期的に切迫していたというような時点、それから、県の対応とやはり合わせて判断、検討すべきというような判断がなされたこと。さらには、事前に議会の担当委員会へも御報告を申し上げたというような経緯を経まして、最終的に判断したものでございますので、この点を御理解をいただきたいというふうに考えます。 ○議長(杉本顕君) この際、暫時休憩いたします。                         午前10時29分休憩                         午前10時41分再開 ○議長(杉本顕君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議案質疑を行います。  25番 山田敏江君。           (登        壇) ◆25番(山田敏江君) 認第3号 昭和63年度藤枝市一般会計歳入歳出決算の認定について質疑いたします。  7ページ、1款2項1目固定資産税現年課税分の土地分で、法人大工業地区の評価額は1平方メートル当たり単価、平均価格8,593円、最高価格1万2,900円です。普通住宅地区1平米平均1万2,400円、最高7万8,755円で、いずれも大工業地区の評価が低いわけですが、どうしてこうなるのか。  2点目、葉梨高洲線沿いの高柳工業地域の道路、善左衛門一丁目付近の道路の路線価は幾らぐらいか。  3点目、16ページ、10款2項6目5節都市計画費補助金125万9,000円、8目5節社会教育費補助金54万8,000円のいずれもシルバー人材センター委託援助事業費補助金はどういう基準で算定されていますか。  また、この制度の活用で河川愛護事業でやられる草取りの一部分でも、特に瀬戸川、栃山川、朝比奈川などの関係ですが、シルバー人材センターに委託することについて検討されましたかどうか。  5点目に、25ページ、12款1項1目1節、土地建物貸付収入の市有土地建物貸付料の中で、藤枝警察署への貸付土地が合わせて6,000平方メートル余あるんですが、今後どうされるのか。この5点について伺います。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) お答え申し上げます。  1点目の固定資産税の問題でございますが、63年度の固定資産税の土地評価額につきましては、昭和61年7月1日を基準日として行われました、いわゆる63年度の評価がえによる評価額でございます。お尋ねの数値は、市税概要の記載の数字というふうに思われますが、この表は、実は毎年度当初課税後に、その年の課税の状況を取りまとめた概要調書の一部でございまして、宅地の概要というものをここに記載したわけでございます。したがいまして、地区別区分等につきましては、調査要綱によって定められておりまして、普通住宅地区の範囲につきましては、居住用の家屋が連続する地区、高級住宅地区以外の地区というふうに規定されております。商業地区を除いた駅周辺等の評価額の高い地域もこの中に含まれております。したがいまして当然平均価格も高くなってくるわけでございます。  反面、この大工場地区という規定につきましては、おおむね都市計画法で規定する工業地域、または工業専用地域内で大工場が集中している地区というふうに定義づけられておりますので、善左衛門、源助、高柳等々の地区につきまして、この工場地帯で比較的市の中心部から離れた地域も含まれるという条件がございますので、当然平均価格は大工場地区の方が低くなっているわけでございます。ただ、法人、個人の所有等によっての配慮は一切行ってはおりません。  それから2点目の路線価の問題でございますが、これは御承知のように、次回の評価がえをめどに各市町村最低1地点の路線価を公表するというようなことが国の指導方針として打ち出されるということが現在伝えられております。しかし現在では、公表していないのが実情でございますので、この点を御理解をいただきたいというふうに存じます。  それから次に、警察署等への貸付地の問題でございます。貸し付けの箇所は11カ所ございまして、面積が6,881.13平方メートルでございます。この貸付の収入が全部で244万8,577円でございますが、この賃貸借契約につきましては、一般的に市有地の貸付は3年契約で更新をいたしております。ただ、警察署との協議によりまして、賃貸料の改定等も含めまして、2年更新で契約をいたしております。長期的な、長期継続契約のような方法も可能でございますが、当面は現在の方法で契約をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 建設部長。           (登        壇) ◎建設部長(笹野正吾君) シルバー人材センターの委託援助事業費の補助金125万9,000円の算定基準でございますけれども、これは市がシルバー人材センターの方に業務を委託をした場合に、配分金と、それから事務費が国庫補助対象になりまして、その経費ということでございます。これがお尋ねの補助金の関係の基準でございますけれども、委託料の377万9,598円が配分金と、そして事務費となります。この3分の1の125万9,000円が補助金として補助がされたというものでございます。  なお、この制度の活用ということでございますが、この制度の活用は、シルバー人材センターにお願いしている場所というのは、大体が道路付帯地等で、危険が少ない場所のところをですね、機械による草刈り、これが主でございますが、現在シルバー人材センターの中では、この作業に応じられる人が限界に来ているというようなことから、これ以上の委託は考えられないということから、お願いする考えは持っておりません。しかし、軽作業でありますただいまの草取り等の関係につきましては、公園等で必要になれば、お願いしていきたいと、このように考えております。  以上でお答えにさせていただきます。 ○議長(杉本顕君) 教育次長。           (登        壇) ◎教育次長(竹島巖君) 同じく10款8目5節の社会教育費のシルバー人材センターへの補助金でございますけれども、これは博物館、図書館、中央小南側のグラウンド、これらの作業に対する全体の事業費が164万6,000円に対しまして、先ほど建設部長の方から話がございましたように、この3分の1が補助基準でございます。なお、作業の内容につきましては、博物館におきましては志太郡衙跡の管理作業、草取り等でございます。それから図書館の敷地の除草作業、中央小の南側の学校のグラウンドの除草等の作業の経費でございます。以上です。 ○議長(杉本顕君) 山田敏江君、よろしゅうございますか。25番 山田敏江君。 ◆25番(山田敏江君) ありがとうございました。  それでは、2点ほどちょっと伺います。  シルバー人材センター委託援助事業費の補助金関係で、人的な不足ということの中で、人材が不足されて限界に来ているということなんですけども、これは今までにも私たち取り上げてきたわけですけども、今後この草刈り問題について、このままで行くと限界でできないということになるのか、もう少し検討していく考えがあるのかないのか、ちょっとそこを伺いたいと思います。  それから、警察署の貸付土地の問題ですけれども、一般住宅の土地、借りてる方いらっしゃいますけれども、使用料が、平均見ますと安いように思われるんですけれども、不公平がやはり生じてくるのではないかと思います。その点について、2年契約の中で賃貸料を契約されていくわけですけれども、不公平感があるように思われるんですけれども、その点についていかがか伺います。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。建設部長。           (登        壇) ◎建設部長(笹野正吾君) ただいま申し上げましたとおり、実は私どもが除草と言いますか、お願いしているのは、草刈りをお願いしたいわけでございます。そこでまだほかにも、いろいろな場所でお願いしなきゃならないところがありまして、森林組合であるとか、その他お願いしてやっている状況でございますが、実はこうしたものは、すべて老人と言っては大変恐縮ですけれども、シルバーの関係の皆さん方が作業できる場所、そして機械を使っていただかなければならないということになりますと、やはりそれを使える人ということになりますと、これ以上そういう方がいないというお話でございましたので、これ以上はお願いできないということでございます。  それから、公園等の草刈りは、また別な問題で軽作業ということになりますので、必要があれば、先ほど申し上げたことでやっていきたいと、こういうふうにお願いしていきたいと、こう考えております。以上です。 ○議長(杉本顕君) 財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) 駐在所等の貸付につきまして、何か一般との均衡はどうかというお話でございます。  この駐在所等につきましては、御承知のように旧町村当時からの経緯もございまして、以前は無償貸付というケースがあったわけでございますが、現在ではすべて有額でございまして、先ほど申し上げましたように、賃貸料につきましても2年更新で、更新の都度改定をお願いして、大体均衡のとれた貸付料というふうに理解をしております。ただ、市におきましても、国・県等から無償で借りている土地等々もございます。公共機関相互の問題もございますし、公共公益の貸し付けの場合には減額規定もございますので、そういうものを準用しているわけでございます。 ○議長(杉本顕君) 山田敏江君、よろしゅうございますか。 ◆25番(山田敏江君) はい。わかりました。 ○議長(杉本顕君) 以上で本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております認第3号は、お手元に配付してあります議案の分割付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第2、認第4号から認第12号まで、以上9件を一括議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案9件の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております認第4号及び認第8号並びに認第11号、以上3件は民生保健委員会に、認第5号及び認第9号、以上2件は文教水道委員会に、認第6号は経済建設委員会に、認第7号及び認第10号、並びに認第12号、以上3件は総務委員会にそれぞれ付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第3、第90号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入ります。  通告がありますので発言を許します。27番 浅羽広吉君。           (登        壇) ◆27番(浅羽広吉君) 第90号議案について3点伺います。  歳入の1款市税収入で、法人市民税を1億5,000万円追加しております。なお、これ以外に個人市民税、固定資産税、都市計画税等で合わせて2億円ほどが予算に追加計上できるのではないかと思いますが、いかがでございますか。このほか、保留財源について伺っておきます。  2点目で、同じく歳入ですが、10款の教育費国庫補助金で、小学校、中学校それぞれ道徳教育推進指定校交付金が計上されております。指定対象の学校名、それから事業費、事業内容等を伺います。また、年度後半に予算化されたのはなぜか伺っておきます。  3点目も歳入関係でございますが、10款と11款、国庫補助金と県補助金両方にまたがりますけれども、金比羅山の緑地公園整備事業についての国庫補助金が500万円減額されております。県の補助金がこれに関連して400万円、こちらも減額されておりますが、この減額の理由は何でございますか。また教育費の方の、青島小学校の大規模改造事業の県補助金が1,000万円、不採択となったということで減額をされてるわけですが、この不採択の理由は何でございますか、伺っておきます。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) 1点目についてお答え申し上げます。  市税の収入見通しにつきましては、調定状況から計数的に判断をいたしますれば、お説のとおりでございます。しかし一面、法人市民税につきまして、今回予算見込みを増額しているわけでございますが、最終的には、議案説明の際も申し上げましたが、少なくとも超過課税相当額を上回る財源留保の予算措置が必要になるということを考えますと、決して年度内の見通しは楽観できないというふうに判断しているわけでございます。  それからもう1点は、税制改正によりまして、本年度予算で初めて計上いたしました消費譲与税、この見通しが現在の段階では判然といたしません。さらに、全体の歳入予算を通しまして、予算上は6億円の財政調整基金の財源充当という厳しい財源の見通しであるという事情がございます。したがいまして、これらの点を総合的に判断いたしますと、税収の数字だけでなくて、全体的には財源留保の額ということは、現在お答えするのが非常に困難であるということで御理解をいただきたいと存じます。  以上でお答えといたします。 ○議長(杉本顕君) 教育次長。           (登        壇) ◎教育次長(竹島巖君) お答えを申し上げます。  まず、小・中学校の道徳教育の指定校の交付金でございますけれども、これは学校名は瀬戸谷の小学校、中学校でございます。交付額は6万1,000円ずつで、計12万2,000円でございます。事業内容につきましては、平成2年度におきます道徳教育の推進というようなことで、小学校、中学校が連携をして一つの事業に取り組むと、こういうようなことでございます。  なお、予算編成時の問題でございますけれども、この交付の内容につきまして、国の方から交付決定をいただきましたのは、9月に入ってからでございまして、9月の補正予算に間に合わなかったというようなことで、今回お願いをしているところでございます。なお、教育委員会といたしましては、こういうような、それぞれ学校教育委託金というようなことを設けまして、それぞれの学校を指定をいたしまして、市単独で学習指導、あるいはまた新たな事業に取り組むように、市の単独事業も現在行っているところでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  続きまして、青島小学校の大規模改造事業に伴います県補助金の1,000万円の減額でございますけれども、予定をいたしました補助金は、県地震対策総合整備補助金要綱に基づきます公立学校校舎の大規模改修事業でございます。県は6分の1の1,000万円を限度といたしまして、補助要綱が定められておるところでございますけれども、青島小学校につきましては、大規模校のために、2カ年計画でこの事業を実施をしているところでございまして、63年度につきましては、校舎棟を耐震補強及び大規模改造で行ってまいりました。また、本年度も関連工事といたしまして、管理棟を大規模改造工事で行っているところでございますが、これに対しまして県の補助金を予定をいたしたところでございますけれども、本年度事業におきましては、耐震補強工事の関係の部分が含まれておらないというようなことから、県の要綱に該当しないと、こういうような県からのお話がございまして、今回補助対象外というようなことになりましたので、減額をさせていただいた次第でございます。よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 建設部長。           (登        壇) ◎建設部長(笹野正吾君) 国庫補助金500万円と、そして県の補助金の400万円の減額された理由でございますが、まず金比羅山緑地の公園補助事業は、用地費に対するものと施設費に対するものとがありまして、前年度実績を対象として補助金額が決められてまいります。今回の場合、施設費が2,000万円必要となったために、この2分の1の補助金1,000万円を要望をしたのでありますが、補助額が前年度の伸び率を大きく上回るということで、補助対象事業費が1,000万円しか認めてもらえなかったという経緯がございまして、その2分の1の補助金ということで、500万円の減となったものでございます。  もう1点の、県費補助の400万円減でございますが、これはコミュニティー施設整備事業補助金ということで、実は大東町と与左衛門の2カ所のチビッコ広場が、県におきまして、この種の補助金というものは今まではいただいておったですけれども、平成元年度で大幅に縮小をして、平成2年度におきましては廃止をするというようなことに急遽なりました。したがって、残念でありましたけれども、この2カ所のチビッコ広場の補助金につきましては、縮小という分野に入ったということで、これを遠慮してもらいたいというようなことになりまして、400万円が減ということになったものでございます。以上、お答えします。 ○議長(杉本顕君) 浅羽広吉君、よろしゅうございますか。27番 浅羽広吉君。 ◆27番(浅羽広吉君) 1点目はわかりました。  2点目の教育費の道徳教育推進指定校交付金でございますが、瀬戸谷小学校、中学校で、これは既にこの交付決定以前から、そういうことで市の教育委員会としても、瀬戸谷小・中学校にそれなりに対応してもらっている状況だと思うんですけれども、いずれにいたしましても、こうした研究指定というのは、現場にとってみると、率直に言えばありがた迷惑だというものがあろうかと思うんですね。いろんな研究、これは市の単独の研究や研修等もございまして、こういう研究や研修で先生方忙しくて、なかなか事業に十分専念できない場合もあるということで、学校の中のやりくりも大変だというのが、特に小規模校になりますと、そういうことが出てまいります。そんなことで、学校の現場というのは、こういうのは、むしろありがた迷惑だというのが率直な声だと思うんですが、そういう点で、この指定ですね、これは受けないことができるのかどうか。これはこちらから希望して、そういうふうにしたものか、文部省の方からやるということになってきたものか、その辺のところを伺っておきたいと思います。それから、実際には学校の現場というのは、むしろ研究や研修ということを教育委員会サイドではあれこれおっしゃるけれども、実際はありがた迷惑だというふうな実態だというものを、教育委員会の方、あるいは事務局の方は、どんなふうにお考えでございますか、あわせて伺っておきます。  それから、こういう研究指定の関係で、事業費が各6万1,000円ということでございますが、これを実際消化していく上でのいろんな費用の点で、父母負担、PTAとか、いろんな形はありますけれども、父母負担になっていく例が実際は多いわけでございますが、そういう点で、この6万1,000円という金額は十分足りるものかどうか、その点についても伺っておきたいと思います。  3点目の、学校の方の補助金の関係ですが、公園関係はわかりました。県の補助要綱に該当しないということでございますが、県の補助要綱はもちろん今年につくられたものじゃないと思いますので、十分、どういう内容になってるか等は承知の上で申請を出したというふうに思うんですが、耐震工事分が含まれてないというふうなことで、不採択になったというふうなのは、手続をとられるところの担当としては、余り名誉ではないことじゃないかというふうに感じますけれども、この辺はいかがでございますか、伺っておきます。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。教育次長。           (登        壇) ◎教育次長(竹島巖君) お答えを申し上げます。  まず、1点目の道徳教育推進費の交付金でございますけれども、これにつきましては、瀬戸谷の小・中学校ということで御報告させていただきましたけれども、この両校につきましては、既に道徳関係の事業といたしまして、あいさつ運動でございますとか、あるいはクリーンキャンペーン事業、こういうものを既に実施をしているところでございまして、特にこれらをさらに推し進めるというような形で、学校といたしましても要望をされたところでございますので、問題はなかろうかと思います。なお、この推進に当たりまして、PTAとか父母の負担というものは考えておりません。  この事業につきましては、学校同士が連携をとりながら道徳の問題について取り組むということで、既に過去から実施をしているところでございますので、これらをさらに推進をしていくというふうな考え方でございます。  それから、1,000万円の県費の問題でございますけれども、これは御指摘のように、余りいいものではございません。ただ、当初県との連絡関係の中では、いけるのではないかというようなお話がございまして、予算をお願いをしたところでございますけれども、最終的には補助対象にならなかったというようなことでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 浅羽広吉君、よろしゅうございますか。 ◆27番(浅羽広吉君) はい。わかりました。 ○議長(杉本顕君) 以上で本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第90号議案は、お手元に配付してあります議案の分割付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第4、第91号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第91号議案は、民生保健委員会に付託いたします。
    ○議長(杉本顕君) 日程第5、第92号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第92号議案は、民生保健委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第6、第93号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第93号議案は、文教水道委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第7、第94号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入ります。  通告がありますので、発言を許します。26番 杉森十志雄君。           (登        壇) ◆26番(杉森十志雄君) 94号議案について、2点ほどちょっと伺っておきたいと思います。  1つは、特別職報酬審議会の開催日と、審議会における審議の状況はどんなふうであったのか、伺っておきたいと思います。  それから、通告では答申の内容を議会に資料として提出していただきたいというようにしましたが、きょう全議員の皆さんに写しが資料として出されていますので、これは了解いたします。  今度の改正の中では、期末手当関係の中で、基準額を報酬月額に対し100分の25を乗ずるという形になってる内容があるわけですが、この基準額を100分の25を乗ずる、こういう形に改める、引き上げる、この根拠はどういうところにあるのか、ひとつ端的に伺っておきたいと思います。それから、こういうような基準額引き上げを行ってる他市町の実施状況はどうであるのか、以上よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 特別職報酬審議会の開催をいたしましたのは、11月9日でございます。審議の状況でございますが、お手元へ答申の写しが行ってると思いますが、他の地方公共団体の状況とか、最近の経済事情、それから本市の財政事情等、いろいろ御討議をされまして、その結果、一応報酬額、それから手当、いろんな全般な面についての御検討をいただいたわけですが、報酬については現行のとおりでお願いすることが妥当だと。それから、手当につきましては、期末手当の額は職員の人勧も出ましたし、それによって期末手当を0.1加えると。それから、ほかのものについては現行どおりということで、実施の時期については、平成2年3月支給分から適用すると。この際、いろいろ前々から議員の期末手当についての意見等も聞いているので、今回、他市の状況等はどうかということでお話がございまして、私の方から、他市の状況等を説明を申し上げたわけでございます。そういう中から、他市等で報酬月額に加算をしてるということから、それに準じて行うことが望ましいということで答申が出されたわけでございます。  それから、基準額の報酬月額に対して25%を乗ずるということでございますが、これは国会議員の歳費につきましては、25%ということで出されておると。それから、他市の状況でも25%という市があるということから、それをもとにして、あわせてそういうような形にしたらどうかということで出されたものでございます。県下の状況でございますが、8市が期末手当の算定につきまして、何らかの加算をしているということでございまして、25%を乗じて得た額を対象にしているのは、浜松市、清水市、富士市、伊東市の4市でございます。それから、静岡市、沼津市、熱海市、富士宮市は、期末手当の額を職員と同じ月数にしているということでございます。そのほかは一般的な期末手当の分を支給をしているということでございます。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) ひとつ端的に聞かせてください。  一般的にね、支給月数の関係等、そこらはわかるんですけどね、基礎になる基準を100分の25を乗ずるというのは、何かその辺というのは、ちょっと根拠が一般的、常識的に見ると、なかなか理解しにくい。その辺はどういう根拠なのか。国会議員は徹夜国会をやったり、通年国会なんていうような事態になって、張りつけのような状況があるので、勤勉だと言えば勤勉かもしれぬしね。これは考えようですから、これは1つあるでしょうけどね、地方議会の議員というのは、地方自治法に基づく定例会方式というので、その辺の専念というのは若干違いがあるわけですから、勤勉なのかどうなのかと言うと、市民から見ると違和感がちょっとあると思うんだけど、それが今、国会議員はそういうふうにやってると。若干の市が、4市くらいがやってるというような、それだけの問題でいいのかどうなのかですよね。その辺の合理的なものはどういう点にあるのか、再度伺っておきたいというように思います。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。総務部長。           (登        壇) ◎総務部長(朝比奈陸夫君) 特別職の議員のいわゆる期末手当でございますが、これは職員の場合には期末手当と勤勉手当が出されてるわけです。しかし、特別職は勤勉手当を支給するということは適切でないということになっておりますので、従来は期末手当だけということでございます。それから、全国の中でも、職員と同じように期末と勤勉手当を合わせた合計を期末手当で支給している市があるわけです。県下の中でも、今申し上げました静岡ほかというのがございますが、これは職員と同じような率でやるということは、勤勉手当を加算した額になるんだということから、これも余り適切でないという指導が来ております。そういう観点等も踏まえ、しかし議員については、ほかの特別職等は期末手当はございませんが、議員については支給することは問題ないという判例等の中で、やはり職員に相当する分は支給するのが望ましいというような意見が、いろんな形で出されていると。そういうところから、県下の中でも、県においてもそうでございますが、それに近い数字ということから、25%にいたしますと、職員の手当より約0.2カ月分くらい低くなるわけでございますが、そういう形で出されているというのが一般的な考え方で、25%という数字は、そこから出ているように私どもも聞いております。こういったようなことから、他市の状況、またはそういったことで資料を提出いたしまして、審議会の中でも、そういうことであるならば、それが望ましいではないかということで、今回の答申になったものでございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。 ◆26番(杉森十志雄君) 了解。 ○議長(杉本顕君) 以上で本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第94号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第8、第95号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第95号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第9、第96号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第96号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第10、第97号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第97号議案は、民生保健委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第11、第98号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入ります。  通告がありますので、発言を許します。26番 杉森十志雄君。           (登        壇) ◆26番(杉森十志雄君) 98号議案で、ちょっと端的に3点伺いたいと思います。  まず第1点は、藤枝市は暴力団追放、暴力追放ということで、県下の中でも市民生活を守る上でも、非常に成果を上げて頑張ってるところです。暴力団を追放していく1つとして、資金源を断つということが極めて大事になってくるわけですが、この自転車競走施行にかかわって、暴力団の資金源を断つためにも、この運営は健全化させなければいけないと思うんですけど、そうした資金源を断つために、健全化への対策は具体的にどう行ってきているのか、その効果はどう上がってきているのか、1点伺っておきたいと思います。  それから2点目は、平成元年度の収支見通し、この点についても伺っておきたいと思います。  それから3点目は、私的な賭博行為、これはだれも御承知のように、刑法で罰せられます。ただ、公的機関がやるこうした賭博、ギャンブルと言うか、これは認められるということになりますと、社会悪と考えられると思うが、この辺はどんなふうな認識に立つのか、伺っておきたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) お答え申し上げます。  1点目の健全化対策についてでございますが、これは全国的に取り組まれている問題でございます。いろいろな機械化の導入、あるいは施設の改善、こういったいろいろな対策が進められてきておりまして、また最近では警察当局の御協力とともに、自警員を増員するというようなことで、健全化、トラブル防止等の対策が図られてきておりますので、この点については、今後とも引き続き健全化対策に、関係市と協力いたしまして努力してまいりたいというふうに考えております。  それから、平成元年度の見通しということでございますが、4月、8月、9月の六市の開催状況を見ますと、車券の売上額では前年対比で27.3%のアップでございます。10月、11月の売上額につきましても、細かい数字はまだ来ておりませんが、かなり前年度を上回っているというふうに伺っております。年度途中でございますので、年間を通しての予測は困難でございますけれども、また経費等も若干増額をしているという傾向でございますけれども、収益金につきましては、昨年度の額は確保できるというふうに考えております。  それから、3点目の、公営競技が認められているというのはどうかということでございますが、これは御承知のように、自転車競走法、あるいは競馬法、それから小型自動車競走法、あるいはモーターボート競走法と、こういった法律も制定されているわけでございます。この法律で定める目的の中には、いろいろございますが、例えば体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与するとともに、地方財政の健全化を図るというような目的もうたわれておりますので、この点をぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) 暴力団との絡みの問題ですけど、大体そんな答弁をするだろうと私も予想はしてたんですけどね。実際はどうですか。というのは、やはり県外暴力団なんというのはどんどん入ってくるんですよね。警察でも顔はわからないでしょ。藤枝に暴力団何人いますか、皆さん顔知ってますか。市民会館申し込みに来てもわかりますか。結局ね、県外なんかのこういうことも締め出してくような形までしてかないと、本当の意味の健全化にはつながってないんです。その辺についてはどうなんですか。もう少しそこらはその都度責任を持って、開催をしている市としては、やっぱり考えにゃいけない問題だと思うんですがね。そうでなければいけないと思うし、やはり彼らはいろんな手を組んで入ってくるわけですから、その辺の問題についてどんなふうに認識しているか、その点をひとつ伺っておきたいというふうに思うんですね。  それから、自転車競走法だの競馬法、いろいろあるが本当に都合がいいようにつくるだよね。賭けマージャンやってれば、ちょっと僕らが何かやってると、そういうのは、すぐパッて引っぱられてくし、ぶち込まれちゃうし、どうしようもなくなっちゃうんだけど、公的にやると、こういうことは大っぴらにできるし、家庭が離散されようとどうなろうと、暴力団はどんどんテラ銭やそういうので上げてても、そこでそれが学校の何かになった、こういうことになったということになっていくわけだけど、こういうやっぱり構造、本当の意味の自転車競走の健全な育成、スポーツ、そういう中の問題というのは、大いにこれは推奨されにゃいけないし、あると思うんですがね。賭け事を公的機関がやるなら大っぴらにやっていいと。個人がやった場合には刑法でたたかれちゃうと。どうなんですかね、教育長。こういうのは社会悪というか、教育の現場の一人としてどうかね。どんなふうに思うかね。財政部はやっぱりそういうことは言えぬと思うので、教育の現場を預かる教育長としてはどうですかね。社会悪と思いませんか。それだけちょっと聞いておきます。よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。教育長。           (登        壇) ◎教育長(曽根雄一君) 大変難しい御質問でございまして、ただこれなりで我が国は伝統がございますし、それがイコール社会悪であると私は断定できないわけでございますが、いろいろな支障のないように合法的にやっていくということが、今後のねらいではないかと考えております。 ○議長(杉本顕君) 財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) 先ほど申し上げましたように、健全化対策につきましては、いろいろ先ほど機械化の導入とか、施設の改善というふうに申し上げましたが、例えばこの昭和63年度の静岡競輪を見ましても、入場をお断りする入場禁止が42件、あるいは退場していただく退場命令が26件というように、それぞれ関係者の皆さんが大変な御苦労をしてくれているわけでございます。やはり健全な娯楽として、一歩一歩前進するようにということは、常にやっていただいているわけでございます。現実問題といたしまして、業務委託によりまして、静岡、伊東の両市に大変な御負担をかけ、お願いしているのが実情でございますが、当然開催市といたしまして、今後各市とも協力して努力をしてまいりたいというふうに考えますので、この点を御理解をいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) わかりました。  しかし、暴力団締め出しというのは、そうやって排除されてるのは県内の人たちでしょう。確かにそれはやってるだよ。県内の人たちが、おまえだめだって、ぽんと出されるだよ。私は県外のこと言ってるだよ。県外の人たちがどんどん流れて、入り込んでるのはわからないでしょ。だからそこのところも、ちゃんとチェックしないと、本当の意味の健全化になりませんよということで、その辺についてはどんな対応を今後するのか、その点についてひとつ、そのしかるべきところへ、やっぱり広域化してきているし、ある意味では。そういう意味で、今言った努力してるのはわかりますよ。それは県内の暴力団が排除されてるだけです。そういう点でどうですか。その点だけ伺います。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) 再三申し上げましたように、この点につきましては、開催者の皆が、警察当局等の御協力をこれまでも随分いただいておりますけれども、さらに今後も警察当局にもお願いをいたしまして、広い意味で健全化対策はさらに推進していくという考えでございますので、そういうふうに御理解をいただきたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 以上で本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第98号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第12、第99号議案から第101号議案まで、以上3件を一括議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案3件の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第99号議案から第101号議案まで、以上3件は経済建設委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第13、第102号議案を議題といたします。 ○議長(杉本顕君) これより質疑に入るのでありますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第102号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第14、受理いたしました陳第10号を議題といたします。  まず、陳情を陳情文書表により、職員をして朗読いたさせます。           (職  員  朗  読) ○議長(杉本顕君) それでは、受理いたしました陳情については、陳情文書表のとおり民生保健委員会に付託いたします。  本日各委員会に付託いたしました案件については、12月11日までに審査を終了されますよう、お願いいたします。 ○議長(杉本顕君) 日程第15、一般質問を行います。  順次発言を許します。18番 牧田五郎君。           (登        壇) ◆18番(牧田五郎君) 久しぶりにトップにさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。  通告してあります2点について伺います。  まず第1点目は、瀬戸川を憩いの場について伺いたいと思います。今までにも、瀬戸川に関する質問が大変多く出されているところでありますが、私からも何点かにわたって伺いたいと思います。  瀬戸川は、当市のほぼ中央部を流れておりまして、当市あるいは志太郡を代表する河川でもあります。瀬戸川の歴史は古く、今から6,000年以上前の縄文時代に、この流域に私たちの祖先が住み始めたことから始まったとされております。そして、今日までの長い歴史を刻む中で、文化をはぐくみ、水源の確保と、市民の生活に大きく貢献してまいりました。また、これまでに多くの人がこの川を渡り、この川の緑や水辺に安らぎを求め、憩いのひとときを過ごしたことと思われます。その悠久の歴史を象徴するかのように、今も両岸にはみごとな老木、大木が茂っております。さらに、この瀬戸川は、旧藤枝の町と、駅を中心に発展した南部地域、いわゆる古い町と新しい町の接点であり、行政的にも重要な位置にあったわけであります。昔からどこの国においても、川、あるいは水を中心に人が集まり、文明が開けてきたわけであります。これからも同じように歴史が刻まれていくことと思います。そういう意味で、いま一度この瀬戸川を再認識し、今後この川を大事に守り、また生かしていく必要があると思います。特に最近、水辺空間を憩いの場、安らぎの場として求めてきている時代であります。今後、県下でもますます発展する藤枝市であり、志太地域であります。将来改修にあわせ、憩いの場として整備されれば、当市が誇れる瀬戸川文化が生まれるものと確信いたします。また、そうなることを期待し、以下幾つか伺いたいと思います。  まず、現在下流部から改修が進んできていると思いますが、状況はどうか。また、瀬戸川全体の改修計画について、具体的なものについて、どのようになっているか、伺いたいと思います。河川改修は莫大な費用と時間が必要であります。昔から、「水をおさめる者は政治をおさめる」と言われてきたほど、河川改修は最重要課題とされてきました。当市においても積極的に取り組むべき課題であり、県等に対する働きかけを強く望むものであります。  次に、市としての考え方でありますが、単なるコンクリートブロックの護岸工事でなく、市としての希望や考え方があろうと思います。去る8月27日、藤枝JC主催の瀬戸川シンポジウムが開かれ、建設部長もパネラーとして出席されたようですが、いろんな意見が出されたと伺っております。そうした意見をどのようにまとめ、県の計画へどう反映していくか、伺うところであります。第3次総合計画策定の時期になりましたが、瀬戸川の将来像を具体的に位置づけることについてどうか。特に私は、将来は改修に合わせ、両岸の道路は舗装し、しかも下流まで貫通した道路、現在は一部迂回をしなければなりませんので、そうしたところは橋をかけ、貫通した道路として整備し、さらに、今ある老木や大木等の自然を生かし、河川敷を利用した公園や広場等、一大憩いの流域ゾーンとすることについてどうか、伺いたいと思います。  次に、当面の問題として、特に勝草橋より下流の問題について伺いたいと思いますが、御承知のとおり、現在は未舗装の部分や、車1台がやっと通れるところとか、あるいは行きどまりであったり、堤防自体、道路の形態がないところとか、下流部まで整備された道路として貫通していないのが実情であろうかと思います。  そこで、当面可能性のある問題として、まず待避所の設置はどうか。志太の金比羅山付近には、一部そうしたものも見られますが、最近の道路事情から、瀬戸川を迂回路として使用する人もふえてまいりました。また、散策にも車という時代であります。待避所の設置が必要と思われますので、この点伺いたいと思います。また未舗装分が、勝草橋より焼津市境までには両岸合わせて2カ所あろうと思いますが、ここの部分の舗装についてはどうか。また、国道1号線の両岸は、当然ながら現状では下流部から、あるいは上流部から車、また自転車で行っても直進できなく、また危険であります。そこで、国道1号線、瀬戸川橋に地下道の設置についてどうか。  最後に市民プール前の左岸でありますが、変則的になっております。前後はかなりの幅で整備されているのでありますが、ここだけ未舗装の部分もあり、普通車がやっと通れる状況にあります。清水川にかかる橋のつけかえと、道路の整備を図るべきと考えますが、どうか伺います。  以上、瀬戸川について、将来の問題と当面の問題について伺いました。よろしくお願いをいたします。  次に、質問の2点目は、公民館について伺いたいと思います。  言うまでもなく、公民館は生涯学習と地域コミュニティーづくりの拠点として、その利用度は年々高まり、今後公民館の果たす役割と使命は一層大きくなっていくものと思われます。特に、一極集中型から地域分散型への行政サービスも求められてきましたが、情報機器の発達や電算化等で、それも十分可能な時代になってきました。今後、公民館の役割を充実強化していくために、若干伺いたいと思いますが、今までにも多くの議員から関連した御質問がございましたが、予算編成時期でもありますので改めて伺いますが、まず図書室の充実でございます。より多くの図書が身近に利用できるために、公民館の図書室の充実と、図書館本館との一体化が言われておりますが、具体的なお考えについてどうか。特に図書館の分館としての位置づけについてはどうか。  次に、地域のセンターとして、住民票の発行や印鑑証明等、行政サービスの窓口としての改善でありますが、この点についても今まで質問が出されておりますが、見通しについてはどうか。また、今後公民館業務の充実を図る上において、職員体制の充実を図るべきと思いますが、いかがか。  最後に、来年度の公民館建設計画について、市の方針について伺います。  以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本顕君) この際、暫時休憩いたします。                         午前11時50分休憩
                            午後1時03分再開 ○議長(杉本顕君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(杉本顕君) 一般質問を続けます。  当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) 牧田議員からの御質問にお答え申し上げます。  第1点の、瀬戸川と憩いの場について、県におきます現在の改修状況と、今後の改修計画についてのお尋ねでございます。  瀬戸川は、中小河川改修事業として、水辺空間利用ができる低水護岸、すなわち平常時水が流れる部分に護岸を施し、そのほかの部分も広場として利用できるよう計画されております。なお改修については、瀬戸川・朝比奈川合流点付近で進められておりますし、なお藤枝市内では、現在朝比奈工区の国道1号までが最優先として施行されておりますが、瀬戸川・朝比奈川改修促進期成同盟会が昨年の6月設立されましたので、この同盟会におきましては、焼津の市長さんが会長であり、私もこの会の会員とし、副会長として位置づけられておりますので、この瀬戸川工区については、今まで以上に早期完成されるよう進めてまいりたいと、こういうように考えております。  次に、市として将来どのような考えで改修を進めていくかと、あるいは第3次総合計画へ具体的な位置づけについてのお尋ねでございますが、市といたしましては、道路整備とともに、市民の憩いの場所として親しめるよう、積極的に進めてまいります。なお、第3次総合計画を平成3年に策定するため、その準備を進めており、計画へ位置づけることができるよう十分検討してまいりたいと、こういうように考えております。  なお、当面の問題として、待避所の設置と未舗装部分の舗装については、河川環境整備事業として、県と協議をする中で進めてまいります。なお、国道1号両岸に地下道設置でありますが、この点については、交通量も少なく、難しいかと思いますが、今後の動向を見る中で検討させていただきます。また、市民プール前の清水川の架橋つけかえと道路の整備でありますが、現在この架橋つけかえの着手に向けて努力しており、関係者の了解が得られ次第、着手をする考えでございます。  第2点の公民館等々の問題につきましては、担当の教育長からそれぞれ答弁申し上げますが、その中でも、地域のセンターとしての住民票の発行や印鑑証明等々については、私から御答弁を申し上げます。  公民館におきます住民票等の発行については、本年度、庁内で編成しております藤枝市行政事務推進委員会の中で、関係各課から成る検討部会を設置し、経費面、職員体制、オンラインシステムの連動など、種々検討しておりますが、現時点においては結論に至っておりません。今後引き続き十分煮詰めてまいりますので、この点を御理解を願いたい、こういうように存じます。  以下数点については教育長から御答弁申し上げますので、以上で私の答弁を終わります。 ○議長(杉本顕君) 教育長。           (登        壇) ◎教育長(曽根雄一君) 公民館の役割充実についての2点目は、ただいま市長の方から御答弁申し上げましたので、1、3、4について私から御答弁申し上げます。  御承知のように、市立公民館というのは、生涯学習や、地域コミュニティーづくりの場とともに、生活文化を高める活動や、地域に根差す活動、地域連帯を強める活動等を展開しているところでございます。  第1点目の公民館図書室の充実でございますが、図書館との一体化、また図書館の分館についての御質問がございますけれども、公民館の図書室は重要な公民館活動の1つでございまして、本年度は既存の市立公民館7館のうち、瀬戸谷公民館を除く6公民館について、書架の増設や、図書館と相協力し合って図書の増冊を図り、また現在建設中の仮称青島南公民館の図書室につきましては、既存の公民館に比べ広いスペースを確保するなど、図書室の充実を図っております。  次に、図書館との一体化の点でございますけれども、今までは図書館から借用した図書は、図書館に返却する仕組みになっておりましたが、図書館との関係を強化することによりまして、最寄りの公民館にも返却できるシステム化を図り、現在大洲公民館、高洲公民館において試行中でございます。今後は試行結果を踏まえまして、他の公民館での対応を検討するとともに、システムの高度化や、図書情報の提供などについても研究してまいりたいと考えております。  次に、図書館の分館としての位置づけの点でございますけれども、公民館の図書室は、図書館の分館としてではなく、公民館活動の一環としてとらえ、子供のころから読書に親しみを持たせ、大人になっても読書好きの人間になれるよう指導助言をするとともに、そのグループ化を図りまして、読書を通じての地域コミュニティーづくりを進めることが重要な使命と考えております。御理解をいただきたいと存ずるわけでございます。  次に、公民館職員の体制の確立についての御質問でございますけれども、現在公民館の職員体制は、非常勤嘱託の館長1名、係長職の副館長1名、臨時職員昼夜各1名となっております。公民館は、地域の皆様のニーズに十分おこたえできる充実した活動を展開していかなければなりませんけれども、地域住民の生涯学習の拠点であり、諸講座生などの自主活動化への指導、助言が重要な点であります。このように、自主活動化への促進を図ることによりまして、地域住民のみずからの力で自主的に活動することが究極のねらいであります。したがいまして、当面は現職員体制によって、公民館主体事業を展開することができるものと考えております。  第4点目の、来年度以降の公民館の建設計画についての御質問でございますけれども、市立公民館の建設は、御承知のように、原則的に中学校区を単位として昭和56年度から建設に着手して、現在まで6館の完成を見ております。本年度は、仮称青島南公民館が完成いたしますし、また来年度中には瀬戸谷地区に、公民館の機能を備えた総合管理センターが新たに完成する運びになっております。今後は藤枝・青島地区の建設に順次着手してまいりたいと考えております。  以上、御理解願いたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 牧田五郎君、よろしゅうございますか。18番 牧田五郎君。 ◆18番(牧田五郎君) 大体わかりましたけれども、若干再質問をさせていただきたいと思います。  まず、瀬戸川の問題でございますけれども、これからも早期改修に努力していくということでございますので、ぜひ頑張っていただきたいと、こう思います。  具体的にどういうふうに将来瀬戸川が改修されていくのかということでございますけれども、抽象的なお答えと言いますか、市民が親しめる川と言いますか、水辺空間を利用して、そういう改修をしていきたいというようなお答えだったと思いますが、具体的にある程度検討をされているやに聞いておりますが、その辺もう少し具体的にお答えできましたら、これは部長さんの方がおわかりになってるかと思いますけれども、県の計画が今どの程度まで、どこら辺の区域でどういう将来計画を今検討しているのか、その辺の構想をもう少し具体的にお答えできたら、お願いしたいと思います。これはもちろん県の河川ですので、県が主体でやる事業でございますけれども、県のそういう具体的な構想が練られているようですけれども、もちろんこれは地元の藤枝市民が一番関心を持っていることでございますので、これからそういう改修方法について、広く市民に聞くと言いますか、非常にいろんな各界の御意見が、この瀬戸川に関してあるわけでございますので、それらの市民に広く、この瀬戸川に関するアンケートと言いますか、意見を聞く場、そういったものもこれから必要ではないかと思いますので、その点についてどうか、伺いたいと思います。  それから、さらに具体的に、今後の計画は、ただ将来に向かって改修をするんだということでなくて、ある程度の計画年度と言いますか、そういったものがあるのかどうなのか、これ何十年という期間がかかるかもしれないし、場合によっては、もう少し短期間でできるかもしれないし、ある程度の計画と言いますか、目標というものがあろうと思うですけども、その辺についてどのようにお考えになっていますか。できたら早期改修ということで、先ほどもお願いしましたけれども、その辺のめどをどのように考えておられますか。ぜひ、そのめどをつけて、それへ向かって頑張っていただきたいというふうに思うわけですが、その辺お願いをしたいと思います。  それから、これは飛躍した問題になるかと思うですけども、建設部長、JCのシンポジウムでも、個人的な見解としながらもということで御意見を述べたようですけれども、瀬戸川は確かに今言ったように、非常に大事な場所なんですが、残念ながら水が普段ないということで、川と言っても、非常にさみしいところもあるわけですが、これが水が流れていれば、もっとすばらしい憩いの場所になるわけです。そこで、部長も個人的な見解ということでお話になったようですけども、常時水を少しでも流すということ、そういう可能性がどうかということで、ダムの建設ということをちょっとお話ししたようですが、これは大変もない大きな問題ですので、以前ダムの建設はボツになったわけですけれども、このダムの建設について再度、どういうふうにお考えになっていますか、お尋ねをしたいと思います。  ふれあい大橋、格好のいい橋ができたんですけども、これもJCか瀬戸川を考える会かわかりませんけども、アンケートの結果、あの橋を通った方が非常に少ないと。208人のアンケートを取った中で、たったの3人しか、ふれあい大橋を通っていないというようなアンケート結果が出てるようです。なぜ通らないかと言うと、その辺の前後の道路事情もありますけれども、やはり水がないと。せっかく通っても水がないので、あまり安らぎと言いますか、憩いにもならないということで、通らないではないかなというふうにJCの方は言っておりましたけれども、そういうことで、水を常に流す方法として、飛躍した考えですが、その点ダムのことについてちょっとお尋ねしたいと思います。  それから、当面の問題として、待避所、未舗装部分の舗装、これはぜひお願いしたいと思うですよね。それほど交通量がないということを言われるかもしれませんけれども、そういう未舗装部分があるばっかりに通らないという面もありますので、舗装すれば待避所も必要になってくるし、今言ったように、非常に利用する人が多くなってきてます。私も先日休みのときに、あそこを両岸を通ってみたんですけどもね、たまたま暖かい日だったものですから、かなりの行楽客と言いますか、人が見えておりました。そういう意味で、待避所は短い間にたくさんつくるということではありませんので、先ほど言いましたように、金比羅山のところには2、3カ所あるようです。あのぐらいのちょっとじた待避所があれば、車の待避もできますので、これはそう難しい問題じゃないし、また設置をすべきだと思いますんで、この点はもう一度はっきりとお答え願いたいと思います。舗装も、これはそう長い距離ではありませんので、ぜひお願いしたいと思います。地下道の設置も、今後の動向を見る中でということで、これもやはりつくればかなり利用してくれると思うんです。今もう直進ができませんので、そういうこと皆さん知ってますから使わないだけで、それなりにつくれば利用できると思いますので、この点もぜひ検討してもらいたいと思います。特に、消防署が今度移転をしますので、川の中へはそういう地下道ができないなら、川の外側と言いますか、そういう方へ少しでも地下道ができないものかどうなのか、その辺ちょっと可能性についてお願いしたいと思います。  それから、市民プール前の架橋のつけかえ、これは努力してるということで、これ本当に行ってごらんになるとよくわかるんですけども、前後は非常に広い道路でもって整備されてるんですけども、かなり前に整備されて、もう既に10年余経過して、今はあそこに木内建設ありますけれども、一企業のための道路みたいな感じになっちゃって、せっかくいい道路であっても、中間が舗装してないやら行きどまりであったり、橋が小さかったりということで、思うように通れません。この点は、関係者の協力ということは、地主の買収とかということが関係するのか、どういうことで遅くなってるのか。  御承知のとおり、これは昭和52年に浄化センターをつくるときに、地元とのたしか約束になっていたはずです。瀬戸川の左岸を整備するという、市長名でもってたしか文書が出ていると思うんです。ちょっとそれを同僚議員からお借りしまして見ますと、確かに瀬戸川左岸の堤防を、車両の通行可能になるよう整備いたします。昭和52年の公共下水道事業についての回答ということで、市長名で地元の町内会長さんに文書が出ておりますけれども、あれ以来10年をもう経過しているわけですけども、今までの状況は具体的にどういうことだったんですか。あそこだけ残っちゃってるというのは。前後かなりの費用をかけて整備して、いまだに通じてないということで、せっかく投資したのが生きてないような状況にありますので、今までの経緯、それから見通し、その辺もう少し詳しくお尋ねしたいと思うんです。もしそれが非常に難しい問題があるなら、直進の木内建設の前から真っすぐ橋をかける方法もないでもない、私はそういうふうに考えるんですけれども、どういうふうな方法で改修されるのか、その辺ももう少し具体的にお尋ねしたいと思います。  それから、公民館の問題はよくわかりました。今後いろいろ公民館の役割について、十分いろんな面から検討をしていただくということでございますので、今言うように、非常に地域センターの役割と言いますか、地域センターとしての役割が非常に求められております時期ですので、図書にしても、いろんな証明の発行にしても、ぜひそのような方向で御努力をいただきたいと思います。  それから、職員体制も現在の4名で十分だということでございますけども、これからこういうことで、諸証明の発行とか図書室の充実ということで、だんだんと業務も多くなっていくと思いますので、特にここだけ1点お尋ねしたいんですが、今、非常勤の館長が1名ということで、公の立場を退職されたような方がよく館長さんとしてお勤めのようですけども、やはりこれからの地域の行政サービスの充実という点からも、これからは専任の館長さんを配置をすべきではないかなというふうに思いますので、この点1つだけお尋ねしたいと思います。  それから、公民館は来年の建設計画は、今後藤枝、青島ということですが、具体的に来年度はそうしますと、藤枝という順番になろうと思いますが、そういうふうに理解しておりますが、それでよろしいかどうか。具体的にさらに藤枝と青島は2館ずつということに、たしかなってると思います。その点も確認の意味で、藤枝の来年は1館ということでよろしいか。しかもそれはやはり遠いところからというふうに言われてきましたんで、藤枝については東部というふうに理解をしておりますが、その辺確認の意味で再度詳しくお尋ねしたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) 牧田議員の再質問に、建設部長にお尋ねの分は建設部長がお答えしますし、教育長もお答えしますが、実は1、2私からお答えしたいと思いますが、例の瀬戸川の改修の問題については、焼津市と藤枝市を比較すると、非常に焼津市は例の瀬戸川の下流が整備されました。これは御承知のように、昭和57年の18号台風の例の激特で金をいただいたというので、下流部は非常に整備をされました。そういう関係で、瀬戸川の上流部については、今県の方の計画の中で逐次、先ほど申し上げたような方法に相なる予定でございます。それこそ私は今、大変ふれあい大橋等々の問題を、あれだけの巨額な金を投じまして、通行人が少ないということの御批判、これは確かにそういうように私も存じます。これについては、何としても前後の道を整備しなきゃならないと、こういうような感じで実はおります。それから、いつか前にも議員の皆さん方から、瀬戸川へ常時水が流れるような方法にしたらどうだということでございますが、私もそれには同感でございます。これについては10年ほど前に、御承知のように上流部へ、ダムの問題でございますが、このダムの問題についても、一応その当時は白紙ということに相なってきておりますが、今後こういう問題についても、さらに地元の御意向等々を聞きながら、できることならば、ダムの問題を考えることが必要ではないかと、こういうように私は存じます。この問題については、まだ県の方との関係やら、地元の皆さん方の御理解を得ながらしなきゃならないと、こういうように存じます。  私はいつか、こういうこと言ったことがございます。札幌の市内を流れております1級河川でございますが、豊平川という川でございますが、これはもう上流部にダムが2つばかりできまして、その下流の方は、中を要するに常時水が流れていて、両岸に憩いの場所ができてると。これが私はもう何とかしてひとつこの点を、ずうっと全部するわけじゃございませんが、せめて音羽町から西高橋のところ程度までぐらいは、何とか中央部を水が流れて、両側にしたらどうだということを私いつも助言しております。こういう問題についても、県の方との関係等々もございますので、この点については担当の部長からよく御答弁をいたしたいと思います。  それからもう1つ、消防署のところを地下道にしたらということでございますが、実は消防署の問題についても、皆さん方に大変御配慮を願いながら、明年から明後年の間に、何とか消防署の建設を考えなければならぬと、こういうことでございますが、ちょうどあの下に地下道ということは、ちょっとなかなか難しいやに存じますが、御趣旨はよくわかりますので、右岸なり、あるいは等々については、ひとつ十分先ほど申し上げたようなことで、今の時期としてどういうことになるか。この辺は県とも考えながら、ひとつ前向きの姿勢で検討することもやぶさかではないと、こういうように存じます。  それから、清水川のところの架橋の問題でございますが、これ私が実は地元の皆さん方と話し合いのときに、やるということはちゃんと承知しております。実は浄化センターを設置するときに、あの清水川に関連いたします橋の問題を、地元の皆さん方の強い要望がございまして、その点については橋をかけるということで御理解を願っていますが、ただし、あそこのところに全面的にぜひひとつかけてよろしいということが、なかなか取りつけができなかったというのが今日までの状況でございます。いろいろ複雑な問題があったということでございますので、この点については、私たちもそのまま置くわけにもいきませんし、いずれはあそこの、要するに志太中央幹線の架橋のところにもなりますので、これら等々も勘案しながら、この清水川の架橋については早急に、先ほど申し上げたようなことで、地元の御理解を得ながら、ひとつ努力をしていきたいと、こういうように存じますので、よろしくお願いを申し上げたい。  なお細部については、担当の部長なり教育長からお答え申し上げますので、よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 建設部長。           (登        壇) ◎建設部長(笹野正吾君) ただいまの再質問につきましてお答えをさせていただきますが、幾つかございましたので、答え漏れがあるかと思いますけれども、そうしたらまたよろしくお願いしたいと思います。  最初に、瀬戸川の改修計画ということでございますが、これにつきましては、ただいま市長からお話のありましたとおり、下流部の方から順次施行してきておりまして、現在は瀬戸川の場合は、朝比奈川との合流地点を過ぎまして、そのすぐ上流部に六間川の出口がございますが、あそこまでの改修が終わってるわけです。県の考え方は、もちろんこれは県施行、県の事業でございまして、県の考え方といたしましては、これからさらに瀬戸川を上っていくのではなくして、やはり治水関係では特に問題があるということで、朝比奈川のいわゆる拡幅でございます。これがまずもって早急に施行しなければならないということになっておりまして、現在は金属団地のすぐ東側になります、向こう側は岡部になりますか、その付近の整備に取りかかっている状況でございます。  で、今、瀬戸川といっても全体を瀬戸川ということになりますので、朝比奈川、瀬戸川、葉梨川、すべてこういう改修は関連ありますけれども、今のところ計画としては、5年間ぐらいをかけて朝比奈川の国道1号線の橋まで何とか整備したいということで取りかかっているのが現状でございまして、さらに朝比奈川は、そのまた上流の白岩頭首工までの計画があるわけです。そこでそこまで改修することが朝比奈川にとって一番安心できるということでございまして、いずれも治水関係を何とかクリアーするのを先決としているというのが実態でございますので、瀬戸川につきましては、先ほどから話が出ております親水公園であるとか、こういうような計画に基づく計画を、今やっている最中でございます。  これは御案内のとおり、近年の河川改修の方法というものにつきましてはですね、広く国におきましても県におきましても、また市もそうでございますが、市民の声といたしましても、周辺の環境と調和のとれた、言ってみれば親水的な広場、あるいはイベント広場といったようないろんな施設を網羅したような、そうしたものにしていってはどうかということが最近大きく取り上げられるようになってまいりまして、この瀬戸川につきましての計画は、現在下流部におきましてはモデル河川事業として焼津が取り上げられて現在施行をするという段階になっておりますが、私ども藤枝市の方はいずれも、ただいま申し上げた六間川から上流へ向かって進んできて、藤枝市へ入るのが何年ごろになるかということになりますと、まだしばらく時間的にはかかるだろうというふうに考えざるを得ないわけです。  ただ、改修の方法といたしましては、先ほど来申し上げているとおり、一体的な整備ということで、これには水辺空間整備と一体にということ、そしてまた今考えられているのは、水辺居住の町というような名称で、現在県が中心になって、そのメンバー、研究部会といたしまして市も中へ入ってやっている経緯がございますけれども、これらはまだこれから検討していく段階ですけれども、考え方としては、スポーツ・レクリエーションの広場であるとか、あるいはいわゆる芝生広場であるとか、あるいは水辺で遊べる、そういったようなことのできるような広場、こういうものが取れるというような改修方法をしようと、こういうことになっております。その1つの方法といたしましては、低水護岸、現在の瀬戸川の川床を平均2メートル以上下げて、大体50メーター幅員くらいを、いわゆる常時水が流れる川にしていく。その高水敷ということで、そのほかのところは土手とあわせてですね、今言うような多目的広場をつくっていったらどうかと。これが県の計画でございます。したがって、その中にさらに加えてイベント広場であるとか、例えばそういう何かステージであるとか、そういうものを設けたらどうかというのは、瀬戸川の勝草橋を中心にした位置であるとか、いろんな形で大体5つぐらいに区切られて計画というものが出されて、一つの描きでございますが、いるという実態でございます。もちろん、これらにつきましてはこれから十分検討をして、具体的に整備計画に合わせて施行していっていただくと、こういう予定でいるわけでございます。  そこで、どこまでやるんだということですが、瀬戸川につきましては金吹橋まで、下流から10キロ未満ですか。ここまでを一つの計画として改修計画の一つになっているわけでございます。さらに朝比奈川は岡部、これは高田と板宿の境ですが、白岩という頭首工があります。ここまでを朝比奈川の上流部として当面考えているということでございまして、その上につきましての計画は今のところ具体的なものはないわけですが、当面、そうした計画のもとでやっていくということでございます。  それから先ほど来、御質問のありました、市民に対してアンケートであるとか、一つの市民の声をこうした計画の中に入れることについてどうかということですが、もちろんこういうことにつきましては広く市民にいろいろと声を聞き、そうした声も反映する中で検討していこうということで、現在やっているものにつきましても地元というかそうした関係に関心の深い人たちも入った一つの研究部会といいますか、そういうものを県の中で取り組んでいるという状況でございます。  それから土手の舗装の関係でございますけれども、これにつきましては、現在、一部右岸側におきまして施行できていない部分があります。御指摘のとおり、これにつきましては早急にお願いしておりますが、いずれも県の方の計画としてお願いしているのは、県単で河川の、いわゆるその環境整備事業というものの中でお願いしていくということで、県の方でもこれにつきましては積極的に取り組んでいくということですので、なるべく早い時期に舗装ができるものと思っております。またそのように努力してまいりたいと思っております。  それから地下道の話は、ただいま市長が申し上げたとおり、非常に難しい問題だというふうに思いますけれども、これも今後とも研究をしていきたいというふうに考えております。  それから清水川の関係でございますけれども、先ほど架橋の関係でおくれてるという話がありましたが、いろいろの問題がありましたということは市長が申し上げたとおりですが、これにつきましても、もう既に橋台ができてるわけでございますので、話し合いさえつけば、その橋はもうつくってですね、位置を変更する考えは持っておりませんので、そのところを通過するのが一番当然というか、得策だというふうに考えておりますので、上部工につきましては、話し合いさえオーケーになればそういう形で進めていきたいと、こう考えておりますので、さらにこれにつきましても努力をしていかにゃならぬと、こういうふうに考えております。  それからダムの関係につきましては、市長が先ほど申し上げたとおり、私もたまたまフェスティバルのときに出まして、ちょっとそういったことの御質問というか、そういうものがありまして、私自身もそういう気持ちがありましたので、ちょっと申し上げたことでございますので、この辺は御理解をいただきたいと思います。  以上、お答えにさせていただきます。 ○議長(杉本顕君) 教育長。           (登        壇) ◎教育長(曽根雄一君) 牧田議員さんの再質問にお答えしたいと思います。  まず職員体制の問題でございます。現在の非常勤館長を専任の市職員による館長にしたらどうだと、こういう御意見でございます。現在、各市町村の公民館の館長さんがいろいろの立場に立っていらっしゃるというのは御承知のとおりでございます。今現在、藤枝市といたしましては、地域の皆さんが共通に推薦してくださる館長さんを選べば地域の皆さんの活用に利便があろうと。現に大変親しく各公民館やってくださっておると、そういう現の部分を考えて、こういう体制をとっておるわけでございます。まあどうなのかわかりませんけれども、公民館の機能を非常に大きく拡大するような時期が参りますと、これらについてはやはり検討をしなけりゃならないと考えておりますけれども、現行としては、現体制で特に支障が出てきているわけではございませんので、この体制でいきたいと、このように考えております。  それから今後の公民館の建設の問題でございますけれども、これは基本的に、藤枝、青島、都市部については2館ずつ建設を考えておるということは御承知のとおりでございます。特別な地元の要望が出ない限り、そういう方針で行きたいと考えております。それから、来年度は藤枝か東部かと、こういうお話でございましたけれども、来年度以降、藤枝地区に今度は建設をさせていただくということは、これは明らかでございますけれども、都市部については、御承知のように用地を確保するということが非常に困難な問題がございます。慎重に対応して、しかも駐車場等もある程度スペースを取らなけりゃいかないという現在の情勢にございます。そういう意味から、慎重に場所の選定をすると。青島南、仮称でございますが、公民館につきましても用地確保に1年を費やして、それから今年建設1年と、こういうことになっておりまして、この藤枝、青島につきましては、用地確保を1年間、建設を1年間という考え方で進んでおりますので、来年建設というぐあいにはいきかねると思います。と申しますのは、この藤枝地区からも敷地の問題につきまして御意見を賜っているところでございまして、慎重に検討をしていきたいと、このように考えておりますので、御理解を願いたいと思います。  なお、東部が最初か西部が最初か。これは私、市の教育委員会としてはどちらでもいいわけですけれども、これは地元の皆さんのコンセンサスの中で、早い方をどっちにするかということは決めて願いたいと、こんなふうに思うわけでございます。  以上、再質問にお答え申し上げます。 ○議長(杉本顕君) 牧田五郎君。よろしゅうございますか。18番 牧田五郎君。 ◆18番(牧田五郎君) 大体わかりました。1点だけ、退避所はどうですかね。そう難しい問題ではないと思いますんで、この点だけちょっとお尋ねしたいと思います。  あとはわかりました。公民館の問題も職員体制にしても、将来の問題として、またそういう時期が来ましたら、ぜひそういう形で体制を整えていただきたいということを要望しておきます。あとはわかりました。1点だけその問題だけよろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。建設部長。           (登        壇) ◎建設部長(笹野正吾君) 退避所の関係でございますが、堤塘敷といいますか、いずれもこの関係につきましては県の方とも十分協議をさせていただきながら、なるべくできるような方向で努力もしてみたいと、こういうふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(杉本顕君) それでは次に進みます。2番 山本登志夫君。           (登        壇) ◆2番(山本登志夫君) 私は、通告に従いまして2点お伺いいたしたいと思います。  最初に、新設中学校の建設方促進についてお伺いをいたしたいと存じます。  藤枝市東部に位置する藤岡、五十海周辺の中学校問題は、藤岡団地造成以来20数年の懸案課題であります。特に中学校区に関する限り、この地域の通学区域は人口増大によって常に不安定な状況下に置かれておりました。青少年期に育まれたその生活、教育、社会環境は、人生の将来にわたってその糧となり励ましとなって、生涯を支えてくれるものであります。郷土意識発祥の源であり、ふるさと創生以前の根源であると確信をするところでございます。今日までこの地域の人口増加に伴う生徒の急増対策としては、その都度、藤枝中学校、西益津中学校に振り分け通学で、さまざまな弊害を派生してきておりました。この事実から見ても、その過程に対症療法的な一過性対応でその場、その時を切り抜けてきたと想像できるところでございます。  さて、そうは言いましても、児童・生徒の減少する人口動態の今時のもとでのこの種の問題の対応は大変苦慮するところであろうと思われますが、一面では藤枝市の人口増加は、他市に比べまして先んじております。さらに藤枝市東北部の住宅地造成計画等を見ますと、急速な人口の増加は予測されているところであります。また既設中学校の通学生徒の状況を見てみますと、昭和55年以前の藤枝中学校は250人、6学級規模でありましたが、現状を見ますと350人、10学級規模となり、大規模校化しておりますが、学校施設整備その他、応急的対応でゆとりある快適な教育環境であるとは申せないところであります。さらに西益津中は別といたしましても、藤枝中の中学生は、40人学級の編制を終了する平成3年度においても、生徒数は現状を推移する勢いでございます。加えて青少年の育成強化、教育の質的強化の重要性にかんがみ、第5次12年計画が終了する平成3年度以降は、教育に対する新たな改善計画が文部省においても考えられているようであります。教育の質的強化に伴う設備強化も当然にも予測されるところでございます。この観点からも、教育環境の整備は重要であり、欠かすことのできないものであろうと思います。既に新設学校用地について着々とその準備は進められているところでありますが、その進捗状況と新校舎建設の具体化についてお伺いをいたすところでございます。  第2点目は、労働時間の短縮と土曜閉庁問題についてお伺いをいたすところでございます。  労働時間の問題は年を追うごとに深刻さを増して、今や世界的な重要な課題となっております。労働問題は政治経済の主流でありまして、長時間労働が経済に及ぼす影響は常々国際問題化いたしているところでございます。特に我が国の長時間労働は、先進資本主義諸国から厳しく非難されているところであります。  このことを踏まえ、私は去る6月の定例会におきましても、「ゆとりある国民生活の実現を目指して」と題しまして問題提起をしてきたところであります。労働時間短縮に関する社会的要請は依然として根強く、早急な実現が求められておりますので、再度お伺いをいたすところでございます。  時短、土曜閉庁が政治問題化しておりますところから、指導的役割を担う行政機関の時間短縮に対する手法として、人事院は土曜閉庁を示唆し、総理大臣と衆議院、参議院、両院議長に勧告をいたしたところでございます。完全週休2日制の計画期間内の速やかな実現や土曜閉庁の実施は、行政サービス面から見て自治体の取り組みとしては当面困難な課題であろうかとも思いますが、人事院の勧告という重みを考えるとき、自治体当局としても、困難を克服してその実現に向け最大の努力を傾注しなきゃならないと考えるところであります。国際的な動向や時代の趨勢は、この流れを一層強めてきております。それに呼応して、全国的な自治体の動きも活発化いたしております。11月時点では、全国自治体の半数に近い40数%の自治体が土曜閉庁による時間短縮を実施することを報道いたしております。さらに県内においては、浜松、袋井両市が11月議会での条例案の制定による、明年4月1日実施の実現化を目指しておると聞いております。また、その他の市町村においてもその動向がうかがわれるところであります。先進市を自認して独自性を常に強調なさる飯塚市長のお考えを伺うところでありますので、明確に御答弁をお願いいたします。当市における土曜閉庁の実施時期とその導入の方法についてお伺いいたします。  以上、2問について質問いたしましたので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) ただいま山本議員からの御質問にお答えを申し上げます。  第1点の中学校新設促進についてのお尋ねでございますが、その中でも新設学校の用地確保の進捗状況でございますが、これまでに藤枝市土地開発公社の先行取得事業として、年次計画によって土地区画整理事業施行と並行する中で、地元の地権者及び土地区画整理組合の協力を得まして、昭和63年度に1万439.96平米、地権者は41人でございます。また、本年の6月に7,911.53平米。これは地権者が14人でございます。それから区画整理以前の公社の所有分が997.12平米の取得と合わせ、1万9,348.61平米を確保をしております。さらに平成2年度には集合保留地2,978.86平米を買収させていただく予定で、学校用地として全体面積の2万2,327.47平米を先行取得することで、将来の生徒急増の対策に備えたいと考えております。  次に、校舎の新築の具体化についてのお尋ねでございますが、御承知のようにこの地域を含め、全市的に児童・生徒数は減少の傾向にございます。しかしながら、この周辺地域は御承知のように宅地開発事業が進められておりまして、今後の社会増を含めた人口増、生徒数の動向を見きわめ、慎重に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。要するに校舎の新築等々についてはそういうことを考えながら、ひとつ皆さん方と御相談をしながら、間違いのないようにやっていきたい。こういうように存じます。  次に、労働時間の短縮と土曜閉庁についてのお尋ねでございますが、労働者の福祉向上、雇用機会の確保等の観点から、国及び民間において週休2日制の推進を中心とする労働時間短縮が進められておりますことは御承知のとおりでございます。ただ、国及び県においても土曜閉庁が実施されておりますことから、国及び県との均衡を図りつつ、近隣の市町と連携をとって、土曜閉庁方式を導入することが望まれておりますので、近隣の市町と連携をとりながら、足並みをそろえて、できる限り早期に土曜閉庁方式を導入し、労働時間の短縮に努めてまいりたいと考えております。  土曜閉庁の導入方法でございますが、現在職員が交代する形態で試行しております4週6休制を改め、閉庁可能な機関について、国及び県と同様、毎月の第2土曜日及び第4土曜日を閉庁日とすることを考えております。  次に、土曜閉庁の実施時期でございますが、国及び県との均衡を図るとともに、職員の勤務条件の変更に伴う調整、あるいは近隣市町との行政サービスの均衡を図ることなどが必要でありますので、今後これらの問題に対応しながら、まず、さきに御答弁申し上げたとおり、できる限り早期に土曜閉庁方式を導入し、実施してまいりたいと考えております。なお、先ほども浜松、袋井はこの11月の定例市議会で上程するというお話も聞いておりますし、この明年の4月から実施したいというお話もございますが、先ほど申し上げたように、当市といたしましては、なるべく早い時期ということでございますので、明年の2月の定例会等々においては十分ひとつ審議できるような方向に持っていきたいと、こういうようなことで考えておりますし、また実施等々についても、やはり先ほど申し上げたように近隣の市や町との関係もございますので、そしてさらに職員の勤務等々の関係もございますので、これら等も間違いのないように移行してまいりたいと、こういうように存じますので、よろしく御理解願います。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 山本登志夫君、よろしゅうございますか。2番 山本登志夫君。 ◆2番(山本登志夫君) 1点だけ再質問をさせていただきたいと思いますけども、中学校の敷地が2万2,329.47平米でございますけども、これは規模等をどの程度お考えか知りませんけども、最終的な敷地面積であるのかどうなのかということをお伺いしたいと同時に、先ほども申し上げましたように、あの地域がですね、大変今まで、何と言いますか、ふくそうしておりまして、あるときには西益津中へ行ってみたり、あるときには藤枝中学へ行ってみたりということで、地元の生徒を含めて、親たちもそうですけども、大変違和感を持っていてですね、ふるさとというこの意識が大変薄れているわけですね。さらに現代的に言いますと、藤岡地域の場合には、自治体のこの集合体と学区の集合体がですね、別々な状況になっておりますので、いろいろその辺でコミュニティーを図っていく場合に、ある部分ではこちら側に、ある部分ではこちら側にということでですね、どうもそのしっくりいかないという面がたくさんありまして、そのことがつい家庭に持ち帰ってしゃべらなくてもいいことが出てくるということで、児童・生徒のこの育成問題についても、大変行政機関に対する不信感を含めて話題となっておりますので、そういった面の早期解消もお願いをしたいというふうに思うわけです。  今、市長のお話の中にもですね、具体的にいつからどうってことでなしに、信頼をしてその時期を待ってほしい、慎重に対応したいというふうに言っておられましたけども、その時期はもう過ぎているというふうに思いますので、具体的に年次を明らかにして、この試みは何とか努力をしたいというような前向きな御返答をお願いしたいと思いますので、その1点について再質問させてもらいます。  2点目の問題については大変、市当局としてもその辺、お考えのようでございますので、ぜひ実現に向けて御努力くださいますようお願いいたします。対応機関とも十分お話し合いを願って進めていただきたいということを付言しながら再質問終わりますが、1点だけ。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。教育長。           (登        壇) ◎教育長(曽根雄一君) ただいま市長からお答え申し上げたとおりでございまして、用地面積の2万2,327.47平米というのは減歩後の面積でございます。正味の面積でございます。それから、いつ建つかということを明言せよと、こういうことでございますけれども、現在ですね、藤枝の中学、それから西益津中学ともに生徒数は減少の傾向をたどっております。それだもんですから、将来、御承知のように三ツ池の開発であるとか、女池ケ谷の団地であるとか、あるいは藤枝住宅における大きな薮田団地と申しますか、こういうものの開発もですね、進行状況によりましてこれは対応しなきゃならないと思っておりますけれども、まだその辺が定かでもございませんし、それらの対応を見ている中で慎重に対応していきたいと、こんなふうに考えておりますので、何年ということは今申し上げかねるということを御了解願いたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 市長。           (登        壇)
    ◎市長(飯塚正二君) 今、山本議員の再質問のときに、実は確かに藤岡の団地の皆さん方は非常に当惑してると。あるいは藤枝地区の東部の方々がやはりそういうような感じをしてると。これはですね、御承知のように、かつて藤枝におった方々が、西益津へ行き、今度、私の時代に西益津から藤枝中学校へ行きなさいと。こういうようなことがございまして、その当時にですね、御承知のように学区の再編をしたときに、何としても将来のことを考えて、藤枝の東部へ中学校の地区をつくりたいと。こういうような強い要請がございました。市といたしましては十分検討して、東部へ中学校の用地を選定するということで今日に来てるわけでございまして、これの暁には、今のような、山本議員がお考えになってるようなもたもたというか、そういうような不愉快な点は私は解消されるじゃないかと。この点については、土地ができた、今度は建物をどうするのかと。この時期でございますが、今教育長が言うように、藤枝中学校も西益津中学校も1,000人近いものがだんだん減ってきておると。そういう減ってきておるところへ今度学校を建てるということについてはどうかということになるから、なかなか難しい問題。私はこの点については、やはり大規模校でなくて、大体中規模的な中学校の設置の方が必要じゃないかと。だから用地を確保したということになってきますから、私はこの問題については、そういうようなもたもたをなるべく解消してやることが現在の行政の立場じゃないか。こういうように思いますので、どうかその辺までしばらくの間お待ちいただきたいということをお願いいたしまして、私の答弁といたします。 ○議長(杉本顕君) 山本登志夫君、よろしゅうございますか。2番 山本登志夫君。 ◆2番(山本登志夫君) 大変かたい決意をいただきまして、ありがとうございました。地域の絶大な要望でありますので、よろしくひとつお願いしたいと思います。以上、終わります。 ○議長(杉本顕君) それでは次に進みます。9番 山下末治君。           (登        壇) ◆9番(山下末治君) 私は、若干1番目は欲張ったタイトルで、「川と水と自然とカワバタモロコ」と題して質問させていただきますけれども、初めの1番目につきましては先ほど牧田議員が大変改修計画なりシンポジウムなり、公園や広場、そして勝草橋下流の対策などを質問されております。私の質問と若干重なる部分がございますけれども、よろしく御答弁をいただきますようお願いを申し上げながら、本題に入らせていただきたいと思います。  牧田議員は、瀬戸川の歴史などについて申されておりましたけれども、もちろんその瀬戸川は市の中心部を流れているだけに、これまで市民に愛され親まれてきた川でありますことは論をまたないところでございます。この川は、延長約32キロメーターの中規模河川と言われております。藤枝市、岡部町にまたがる、ほぼ全域から水を集めて南流し、焼津市へ入るあたりから大井川扇状地に押しやられた形で流れを変えて、そのまま駿河湾に注いでおるというような表現をされております。流域面積は179平方キロ、うち約20%の36.6平方キロが平地を流れる川とされております。  さて皆様、瀬戸川が変わった。こんな考えを持っている人がたくさんいるのであります。身近にあり過ぎて、だれもその変化に気づかなかったのでは、あるいは常日ごろながめている川であるだけに、かえって水が流れない川に無関心であったのかもしれません。瀬戸川をよく見るとき、瀬枯れが多く、特に勝草橋周辺前後は枯れ川であります。水のない川でありますだけに、この川に水を流すことについて、言うならば水流を増すことについて、その対策を講じるお考えはありませんか、お伺いするところでございますけれども、先ほど建設部長の牧田議員に対する御答弁では既に私に対する答弁と言いましょうか、川を2メーター下げますよというような言い方もされておりますけれども、私は具体的に、それではいつごろこのことについて実施をされるのでありましょうかということをお伺いしておきたいと思います。  そして、関連をして、水の問題は先ほどいろいろ申されておりましたけれども、ぜひ水を流す方策について、仮に2メーター下げれば水は流れるかどうかということも、大変恐縮に存じますけれども、再質問で申し上げようと思いましたけれども、先ほど出ておりましたので、これも御質問をさせていただくところでございます。  そして、昨年10月に藤枝まちづくりの会では「風そよぐ、光る水、萌える緑、そして人」ということをテーマにいたしまして、「ふじえだ・瀬戸川・勝草橋」のパネルを提案されました。市民文化祭にも展示をされたものでありましたが、このことについてどのように受けとめているのでありましょうか。  2つ目に、栃山川の改修が大東町地先、藤枝大井川線土瑞橋まで進んできましたが、私は61年3月議会で当時、養護学校や明誠高校が開校され学園地域になるので、青洲橋下流側を公園化の提起をしたものでありますが、その後、地元、高洲、大洲地区の皆さんから、南部に公園をの陳情等も出され、議会も採択をしているのでありますが、昨今の「水に親しむ、水辺に潤いを求める」などから当然のことでありますが、全体計画のもとに進められている事業でありますが、親水公園化など加味して進めることの検討はできないものでありましょうか、お伺いをするところであります。  3つ目に、蓮華寺池は、江戸時代初期にかんがい用のため池として人工的につくられたもので、これまでの長い年月の中から、マコモ、ヨシ、ハス、ヒシなどさまざまな水生植物が誕生し、変化に富む多様な生息環境が形成されたために、以前はモツゴ、マブナなどの魚類も豊かであったようでありますが、最近はこの魚類も、コイやヘラブナ等になり、かつては水深も5メーター以上あったが、現在は中心部でも1.5メーターぐらいになってしまった。しかもヘドロの堆積で水の汚れもひどくなり、池自体の自然公園としてのイメージが壊されつつあると言われておるのでありますが、対策を講じるときではないでしょうか、お伺いをいたします。  4つ目に、薮田川とカワバタモロコについてであります。このことについては、63年3月議会で請願の紹介議員の一人として、担当の建設土木課の御努力にまず心から感謝を申し上げておきたいと思います。  ここで少し訂正をしておわびを申し上げますが、通告書の中に環境庁発行レッドブックとありますが、これはこの12月20日発行を目途に現在作業が進められておるというように聞きます。したがって発行予定と訂正をさしていただきますけども、あわせて「レッドデータブック」と訂正をさせていただきます。なお、これは「日本における魚類の絶滅を危惧する淡水魚会」の発行と言われておりまして、通称「レッドデータブック」と呼ばれているようでございます。  さて、このレッドデータブックの中に、昔からの志太平野の自然を残した、そして自然と調和したこの一帯を自然環境の保全のシンボルと評価されていると聞きます中で、磐田市の桶ケ谷沼の県の対応のような進めはできないものですか。また、当市を東限地とする希少魚であります。請願の中で市の魚とするよう議会でも趣旨採択されたものでありますが、市の魚としてシンボル化することについて、その取り組みはできないものでしょうか、伺うものであります。  大きな2つ目、地域活性化への取り組みを。実は11月9日、藤枝商工会議所商業部会の正副部会長さん9名と議会の経済建設委員会委員長初め7名は、商業部会の申し出により懇談会を開きました。このときのテーマは、1つに、当市の昼間人口の増大と企業誘致であり、2つは静岡空港及び第一、第二東名インター建設促進であり、3つ目は大井川の架橋と道路の基盤整備促進であり、4つ目は商業の活性化を図るための商業ビジョン、これは大型店と小売店の共存でありました。この4点のテーマは大きな課題として取り組む今日の藤枝市の姿であるように思えてなりません。第3次総合計画を策定するに当たり、どのように反映されていくか、市長の御所見をお尋ねするところでございます。  大きな3つ目。平成2年度の事業と予算であります。端的にお尋ねをいたします。第2次総合計画の最終年度を迎える中で、平成2年度の重点施策、財政計画等を含めて現在編成作業中と思われますが、お伺いするところでございます。  以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(杉本顕君) この際、暫時休憩いたします。                         午後2時21分休憩                         午後2時33分再開 ○議長(杉本顕君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(杉本顕君) 一般質問を続けます。  当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) 先ほど山下議員からの御質問にお答え申し上げます。  第1点は「川と水と自然とカワバタモロコ」と、こういうような大きな題についてのお尋ねでございます。そのうちの瀬戸川の瀬枯れの件でございますが、県におきましては、水辺空間事業として、常時水が流れる部分に護岸を施し、そのほかの部分を広場として利用ができるよう計画した、低水護岸による改修が進められておりますので、これの早期完成に向けて努力をしておるところでございます。藤枝まちづくりの会提案の件については、水辺居住まちづくりのプロジェクトが県、市及び民間団体によって発足し、瀬戸川を含めた地域を対象に、魅力や潤いのある居住地と河川空間の利用を合わせたまちづくりを検討しております。こうした計画と整合性を保ち、河川改修を進めてまいります。なお、改修の時期でありますが、現在は六間川合流地点まで改修済みとなっておりますが、朝比奈川の断面が不足して治水上問題がありますので、横内方面の改修を集中的に進めており、県の話では国道1号線までを5年間ぐらいで完成し、その後、上流部の白岩頭首工までが計画されておりますので、瀬戸川については、時期は明確ではありませんが、なるべく早い時期に着手するよう努力することでございます。なお、県によります瀬戸川の改修計画としては、低水敷を平均幅員50メートルぐらいとし、2メートル以上川床を下げる計画となっております。  次に、栃山川の改修が大東町地先へ入ってきましたが、親水公園化など加味して進めるよう検討できないかというお尋ねでございますが、栃山川の改修計画は、治水を最重点として進められておりますが、蛇行する河川を改修することにより一部に生ずる余剰地を活用した親水公園的なものができるよう、県と協議をしながら検討してまいりたいと存じます。  第3点は、蓮華寺池はかつて水深が5メートル以上もあったが、現在は中心部で1.5メートルぐらいで、しかもヘドロの堆積で水の汚れもひどく、自然公園としてのイメージが壊されていると言われるが、その対策についてはどうだというお尋ねでございますが、この蓮華寺池のヘドロ堆積については、しゅんせつする時期に来ていることは御指摘のとおりでございます。今までにも担当委員会で御意見等は出されているところでございますが、何分にも面積が5万3,000平方メートルと広いため、しゅんせつとなりますと、財政面、しゅんせつ工法、ヘドロ処分等に大きな問題もありますので、現在は他のしゅんせつ箇所の資料等により検討をしている段階でございます。いずれにしても、近い将来には何らかの方策を検討する必要があろうと存じます。  次に第4点の、薮田川とカワバタモロコの対応についてでございますが、今後、改修する実施計画の中で、河川環境整備を配慮した工法等について県と十分協議し、検討してまいります。また、東限地としての生息する希少魚の市の魚としてのシンボル化についてでございますが、当面はカワバタモロコの種の保全のできるように河川環境をつくることが優先してまいっていると存じます。  次に第2点の、地域活性化への取り組みについてのことでございますが、このことについては、いずれも当市が抱えております大きな課題でございます。地域活性化を進める上で推進していかなければならない問題と考えております。既に第3次総合計画を策定するための庁内組織として、教育文化関係の部会。第2には保健・医療・福祉部会。第3には産業部会。第4には防災・生活環境部会。第5には都市基盤部会。第6には行財政部会の6つの専門部会を設置し、それぞれ各分野における現況と課題、基本的な考え方を検討している最中でございます。  御指摘の、4つのテーマに関係します産業部会では、第1次産業のあり方と雇用の確保を図るために、工業団地の立地、あるいはサービス産業を主とした第3次産業の育成、拡大について、また都市基盤部会では、高規格道路の整備促進と道路体系の整備、大規模開発及び土地利用などについて検討しておる状態でございます。いずれにしましても、現在調査を進めております藤枝・大井川インターチェンジの調査結果、近々発表されると思われる第二東名インターチェンジの建設位置等、また市民や商工業者のアンケート調査結果、商工業者の意向などを聞く中で、第3次総合計画の中において盛り込むことができるものについては計画の中に組み入れていきたいと考えております。  次に第3点の、平成2年度の事業と予算等々についてのお尋ねでございますが、現在各部課から予算要求を取りまとめ中でございますので、具体的には今後の財政事情とあわせて検討してまいることになりますが、平成2年度は第2次総合計画の最終年度でありますので、計画との整合性や、さらには第3次計画との継続性の問題等々も考慮してまいらなければなりません。しかしながら、毎年度の継続事業費の額も大きくなっております。さらには市民要望も増大しておりますので、今後慎重な対応が必要であります。  なお、財政計画については、当面、現行制度に基づいて財源の見積もりをいたすことにしておりますが、御案内のとおり、目下国会において大きく取り上げられている税制改正の問題を初め、来年度の地方財政対策、あるいは景気の動向等々、現時点では不確定流動的な要因も多々ありますので、今後明らかにされる国の予算と地方財政計画等を見きわめて慎重に対応してまいる所存でございますので、よろしく御理解をいただきまして答弁といたします。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 山下末治君、よろしゅうございますか。9番 山下末治君。 ◆9番(山下末治君) 若干再質問をさせていただきたいと思います。  先ほど申し上げました1番目の瀬戸川の問題につきましては、牧田議員に大変事細かく御答弁をされておりました部分もございますので、余り申し上げることは避けたいと思いますが。  先ほどちょっと再質問みたいな形で追加をさせていただきましたが、県の計画は、2メーター下げるというようにおっしゃられてるんですけれども、仮に2メーター下げた場合に、水は表流水としてなるんでありましょうかどうかという点についてお答えがなかったように思いますけれども、それは後ほどお答えいただけばいいと思いますが。  それから、実は御答弁いただきましたけれども、藤枝まちづくりの会でちょうど当時、あのパネルを展示しながらアンケートを取りましたね。で、幾つかの問いかけの中で、瀬戸川にせせらぎ公園をつくるというような問いかけに対して、年代を問わず、一番そのことが希望をされているわけでございます。その次が、あそこの場所は藤枝市の中心地であるから名所にしたいというようなことも問いかけに集中をしております。で、水のない川なんて川じゃないということになるわけなんですけれども、ただ瀬戸川の流れている地形上、先ほども申し上げましたように、大井川の扇状地に押しやられて、金吹橋から下流側がずうっと東側といいますか、北側へ曲がって焼津の中へ入って水が注いでおるというような状況の中で、言うならば昔からどちらかというと瀬戸川、水のない川ではなかったかなというようなことを言われる方もありますけれども、上下水道部長、今、瀬戸川からは約4,500トンくみ上げてるんでしょうか。取水しているんでしょうか。仮にその瀬戸川の4,500トン日量、取水をやめた場合には、瀬戸川に水が戻るであろうかというようなことも含めて、検討する必要があるんじゃないかなあというように思われますけれども、その辺はいかがなもんでございましょうか。  それから2つ目の、栃山川の問題につきましては、親水公園化を含めてこれから検討すると、県と検討していきますということですので、そういう方向で、地域の中でも先ほど市長さんが御答弁いただきましたように、余剰地、余剰地というところに1つの目標を置いておるようでございますけれども、あんまりたくさんの余剰地は出ないんではないか。細長いものが余剰地としてなるんならば、その部分も活用されながら、こういう方向へ向かうのが大切ではないかなというように思われますので、ぜひその辺も含めてこれから御検討していただきたいというように思うところでございます。  蓮華寺池、実はもともと蓮華寺池は、水面の壁が切ってある池でございますので、人工池としてスタートしておりますので、言うなれば水際、水が接する、あの地表面と緩やかに接する部分というのは非常に少ないんですけれども、それが現実に現在はあの博物館前の一角だけになってしまったということで、水自体の自然浄化というのが非常に少なくなってしまったというように言われております。そのためにマコモなどが生い茂り、水がどんどん色が変わってく。季節的に10月以降になりますと水が澄んでくるというように言われておりますけれども、私も2、3日前に行きましたらきれいになってるなというように感じましたけれども、水自体の色はやっぱし緑色の濃いのに変わってきてるのも事実でございます。そういう部分で、あの蓮華寺池の水を浄化するということはできないにいたしましても、あの中に流し込む水はないだろうかというように思うところでございますけれども、その辺の方策はあるんでございましょうか、ないんでございましょうか。お伺いしておきたいと思います。  それから、カワバタモロコにつきましては多くを申し上げませんけれども、教育長さん、ぜひお聞きいただきたいんですけれども、私の手元に、「絶減の危機にあるカワバタモロコ、保護か開発か。藤枝明誠高等学校郷土研究部」という小冊子が研究結果が発表されました。この中にこんなことが書いてございます。ちょっと読んで紹介をさせていただきたいと思いますけれども。「昔から水は生命の源と言われ、地球上では我々人類を初めすべての生命を支えるのに欠くことのできないものである。しかし世界各地の地域開発、産業の発達、生活水準の向上などにより、地球上の水圏では今や急速なテンポで変質、破壊が進んでいる。身近な場所に視点を置いてみても、自分たちをとり巻く水環境が変わりつつあることに気づかずにはいられない。」  ここから入りますけれども、「今、藤枝市ではカワバタモロコという小魚が河川改修工事によって絶滅の危機にさらされている。このカワバタモロコは日本特産種で、歴史的にも近幾、中国地方の列島西南部から東へ分布してきた魚だが、今では全国的に急減し、ほぼ絶滅ではと言われている。藤枝市郊外がその生息の東限地になっており、生物、物理学上重要なものである。その東限地、市北部を流れる2級河川瀬戸川水系の一支流薮田川では、現在は上流、長さ200メートルの範囲に個体群が辛うじて生息しているのみなのである。薮田川一帯は湿地帯で好適な生息地であったが、近年の宅地開発はこの湿地帯にも及び始めた。かつてはブルドーザーが沈んだと言われるほどの泥炭地帯には、休耕田とヨシ原が混在しているが、都市計画上は市街化区域となっている。3年前、薮田川の周囲50へクタールの湿田地帯のうち下流部の31ヘクタールほどを住宅地化する造成工事が始まった。それまでの緩やかな流れはたちまちコンクリート水路に変えられた。市によれば、上流部の地区からも治水対策として河川改修の陳情があるとされ、今、残る上流部も将来的には改修がされるであろう。もしもこのまま開発が進み、川が改修を受ければ、カワバタモロコが絶滅することは必至と言える。」  ということで、この明誠高校の生徒の皆さんは研究を始めたということで、そのまとめが、1部私はいただいたわけでございますけれども。しかも地元の189名の地域の皆様方にアンケートを実施いたしまして、その結果も載っております。しかしそのアンケートの結果については、この研究のためにしたことでありますから、ほかには使えませんと書いてありますので、中身には触れませんけれども、いずれにいたしましても、若い皆さんがこういうところに大変問題視をいたしまして研究をされ始めたということは、私は今、ちょうど地球環境の問題を初めいろいろ言われておるところでございますけれども、一地域に入りますと、私ども藤枝市にこういう問題がありまして、しかも昨年3月議会では、1万2,300余の署名をもちまして4つの課題が議会へ請願をされたわけであります。一部は採択をされ、一部は趣旨採択をされて現在に至っているわけでございますけれども、先ほど申しましたように、担当の土木課では、両立をすべく、大変御努力をいただいております。昨年3月議会に、小柳津議員は自然と文化と調和した貴重な財産ではないかというように言われております。その文化という観点から教育長さんにお願いをするわけでございますけれども、ぜひ、保護する会の皆様方と、文化という観点からお話し合いをする場を持つようなお考えはございませんか。お尋ねをしておきます。  地域活性化の問題につきましては、実は11月中に新聞に報道された活性化対策というような観点から新聞記事を集めてみました。しかし、どれもこれも、残念ながら空港の問題を除いては、この藤枝市を横に通っていくような記事のような感じがしてなりません。しかも先般、「活力ある静岡県中部圏域の実現を」という小冊子もいただきました。その中でも、藤枝市がうたわれているのは最後の方にちょっとだけ、藤枝市という名前が載っておるだけでございます。全体を通せば中部圏でございますので、何も藤枝市のことだけ取り上げなくてもいいということになるわけなんですけれども、どちらかというと私は、空港の問題を除いて、何となく中部圏の中でも藤枝は横へ寄ってるんじゃないかなというような感じがしてなりません。11月11日付の「活力ある中部圏域実現へ」という、この知事を交えての市長さんも出席をされた記事が大きく報道されておりましたけれども、こういう中で、ぜひ市長さん、大変な問題でございますけれども、あの4点をこれからの大きな課題と私が申し上げました、市長さんもそのとおりに受けとめていただきました。そういう方向に向かって第3次計画の中で、ぜひ多くの皆様、市民の皆様方が期待されるような第3次計画でありますように、御期待を申し上げておきたいというように思うところでございます。  平成2年度の予算事業につきましては、これからの問題というような部分もございましで、余り具体的には申していただけないというようなことは理解をして、その辺については終わりたいと思いますので、初めの瀬戸川、蓮華寺池、カワバタモロコ、この3点について再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。建設部長。           (登        壇) ◎建設部長(笹野正吾君) ただいまの再質問にお答えをさせていただきます。  最初に、瀬戸川の改修計画による、2メートル下げた場合の、いわゆるその表流水というものはどういうふうになるだろうかということでございますが、実は計画といたしましては、平均2メートルということでございまして、大体それ以上ということになるだろうという見方をしておりますけれども、実際にそうした計画を打ち出しをいたしましたけれども、水が確実に流れると、現状において流れるという確信は、今この場でできかねるという状況でございますので、御理解いただきたいと思います。  それから、藤枝まちづくりの会のお話が先ほど出ておりましたけれども、実はこのことにつきましては、直接的に市といたしまして、立ち入った経緯がありません。ただし今回、水辺居住のまちづくりといいますか、県を主体にした計画のもとで、この関係の皆さん方もここに参画をさせていただいている中で、アンケート等の回答をしたものも私も見ておりますけれども、その中で言えることは、どんなことをしてきたか、これから何をしたいか、どんな施設が欲しいのかというようなことが出されているわけでございまして、こういうことにつきましては、これからのこの瀬戸川の勝草橋という限定したものでなく、瀬戸川のこの周辺につきましての改修に当たって、こういったものも取り組めるようなことで研究していきたいと、こういうことでございますので、この辺も御理解をいただきたいと思います。  それから、蓮華寺池へ流し込む水というのはどういうふうなことで考えているかということでございますが、実は今年も一部、工事の関係で水を干したというよりか、相当水を抜きまして工事を施行しております。また水を入れましたけれども、現状では、去年もそうでございましたが、水は大井川の用水をこの池に入れさせていただいておるという状況以外には、別な方法、新たな水というものは、今のところやった経緯がございませんし、それ以外に今のところ、もっと澄んだ水を入れたらどうかというようなことはですね、実は非常に不可能な話だということで考えておりますが、いずれにしても水の関係は、いろんなことに起因しているということで、ヘドロと言っては何ですが、いわゆるしゅんせつの関係であるとか、あるいはハスをどういう時期に切ったらいいかとか、いろんなことで工夫をしながら、今年もいろいろとやった経緯がございます。何年かたつうちに何かそういううまい方法が見当たればというようには考えておりますけれども、今のところは大井川用水を時期的に入れていただいて、できれば汚れた水がある場合は抜きかえるような形ができればいいではないかというふうに考えてる状況でございます。  以上、御答弁させていただきます。 ○議長(杉本顕君) 上下水道部長。           (登        壇) ◎上下水道部長(塚本司雄君) 御質問の中に、4,500トンのくみ上げをやめれば水は流れるかということで、このことは茶町の水源地のことを言っているものと思われますけれども、この問題はですね、地下水と表流水の問題は非常に難しい問題であろうと思います。現在のところ、茶町には深井戸と浅井戸というのがございますが、現在のくみ上げは、深井戸、約100メーターのところからくみ上げをしております。そういうものが表流水とどのような関係があるか。これはその上流部の地層ですね、特に粘土層等がどうなっているかというような問題とも絡むと思いますけれども、なかなか難しい問題だと思います。ただ、仮に茶町で5,000トン揚げるという、均等に揚げているということを、毎秒の水量にすると0.06トンになると思います。そうなりますと、流速を1メートルと仮定しましても、幅1メートルの6センチの水の流れに相当する部分をくみ上げてるということでございますので、そのような量が果たして表流水とどのような関係があるかということでございます。  それと、私ども30年代からあそこへ水源地をつくったわけでございますが、話に聞きますと、水源地をつくらない前から、どうも勝草橋の付近は水が枯れると。上下流には流れるけれども、あの付近は枯れるということからしまして、地下水のくみ上げが原因でというような問題ではないように思っております。 ○議長(杉本顕君) 教育長。           (登        壇) ◎教育長(曽根雄一君) カワバタモロコについてのいろいろな、大変思慮の深い御検討をくださって、大変恐縮しておるところでございます。このカワバタモロコの、一番初め保存の問題が起こったのは、ともかく数年前であったと思います。その段階では議会へも陳情書が出たと思いますけれども、市長さん、私のところにも陳情が出ております。その段階では、十分接触してお話し合いを持ったわけでございます。ところがその時期に一方、地域の住民の方々が、ちょっと雨が降れば稲はみんな水浸しになると。付近の家についても同様な心配があると。ぜひ河川改修をして、生活並びに米づくり等々について支障のないようにと強い御要望が出たことも御承知のとおりだと思います。その段階で教育委員会並びに文教水道委員会の皆さん方と相協議いたしまして、結局これはそういうカワバタモロコ、言うならば自然を保存するということと、地域住民の生命財産を保障するということと調和をとった改修をする以外にないんじゃないかと、こういう結論に達しまして、したがいまして建設部の方へいろいろ対応を考えてもらって、現在に至っておるのが実情でございます。  その段階では、天敵であるブラックバスの問題であるとか、議員の皆さんの中で大変熱心にやっていただいた方々もございますし、また一方、こういう小動物を天然記念物に指定すると。あのときには確かにそういう要望があったわけですが、それは県の関係のところと相談いたしますと非常に大きいものはともかく、小さい動物を天然記念物に指定した場合に、幾らでも金をかけて幾らでも人件費をかけて対応する以外にないよというような御指摘も受けまして、その段階で、天然記念物指定ということは残念ながら断念せざるを得ないと。そういうことで現在、くどいようでございますけれども、地域住民の要望と、自然を守り、この小動物を守るということの調和をとった方法で河川改修をするということになっているわけでございますので、その点、御理解を願いたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 山下末治君、よろしゅうございますか。9番 山下末治君。 ◆9番(山下末治君) もう少し質問をさせていただきたいと思います。大分絞られてまいりましたので、カワバタモロコの点についてだけ、今、教育長さんのお立場で御答弁をいただきましたけれども、もう少し質問さしていただきたいと思います。  教育長さん、どうなんでしょう。私が申し上げたのは、学校の生徒さんもこういうように非常に関心を持たれながら、今の世界的な問題に関連して関心を持たれて研究を始めましたよと申し上げました。とするならば、私はこれは大変な教育の問題ではないかという、一面では理解をするわけでございます。そういう点から、過去はそういう経過であったかもわかりませんけれども、何度も繰り返しこれまで言われてきたように、藤枝市からもう東にはこの魚いませんよ。だからこういう希少魚を何とか保護できないかというのが、環境庁のレッドデータブックに掲載されるということで、実はその写しをいただきました。環境庁で国の問題として取り上げるというのは大変なことだそうでございます。その内容は私はわかりませんけれども、12月20日以降に多分新聞などにも大きく取り上げられるんではないかというように思います。その魚がいる、この藤枝市の地元で、ただ川を改修しながらその魚を保存すればいいよ、保護すればいいよというだけで済むのかどうかということを私は問いかけてみたいと思います。その辺については教育長さん、いかがなもんでございましょうか。  私は今、世界的にというように申し上げましたけれども、そんなに大げさなことでなくても、例えば蓮華寺池なんかにも、カワバタモロコは過去たくさんいたそうでございます。しかしそれもだんだんどっかへ追いやられて、結局いなくなってしまったということの1つの事例もあるようでございます。もちろん蓮華寺池だけの問題ではございません。市内全域かもわかりません。そういう中で、たまたま保護する会の皆様方がいろいろ研究していきましたら、薮田川にしかもういませんよということになってしまったんですね。そこで私は、文化の問題としてこういう問題については取り上げることができないか。その1つの方策として、市のシンボルにできないかということを問いかけているわけでございますけれども、その辺についてはお答えがないようでございますので、御答弁を賜りたいというように思います。よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 教育長。           (登        壇) ◎教育長(曽根雄一君) 再々質問にお答えしたいと思います。  いずれにいたしましても、大変高校生の皆さんも熱心に対応してくださるということ自身は、大変自然環境の整備ということで教育効果が上がって、そういう点に思いをいたしてくださっていると、これは非常にありがたいことだと思います。ただ、先ほど来申し上げておるとおり、地域住民の要望と自然環境の保全との調和を持った方法というものを今、建設部の方で大変御尽力くださっておるわけでございます。そういう意味から、その助長に向かって私はよろしく御依頼を申し上げている立場でございます。  市のシンボルマークにするかしないかというような問題は、ちょっと私一存でここでお答えするわけにはまいりません。今後検討はさせていただきたいとは思いますけれども、即断できる問題ではございませんので、よろしくひとつ御理解を賜りたい。こんなふうに思います。 ○議長(杉本顕君) それでは次に進みます。26番 杉森十志雄君。           (登        壇) ◆26番(杉森十志雄君) 通告に従いまして、3点について市長に伺っておきたいと思います。  質問の第1は、消費税実施に伴う行政への影響と市長の政治姿勢についてであります。  消費税が施行されてから、はや8カ月経過する中で、多くの国民の中には、定着どころか、ますます生活破壊、営業破壊税であることが明らかになり、金持ち優遇で、庶民、子供泣かせの税に対する怒りは、さきの参議院選挙の結果に明確に示され、公約を無視してごり押しした自民党の議席を過半数割れに追い込みました。有権者の2割しか支持しないという状況であり、保守が強いと言われるこの藤枝市の中でも、7割の人は自民党以外に投票するか棄権をし、きっぱりとノーの回答を出したわけであります。このように国民の消費税ノーの審判が下された今、自民党と政府は、本来、民主政治の原点に立って、見直しなどでごまかすのではなく、無条件即時廃止の立場に立つことが求められていると考えます。しかし、極めて残念なことは、海部内閣の思い切った見直しと言った所信表明とはかけ離れた見直しの大綱が12月1日に決定されましたが、これほど国民をばかにし、世論を無視した態度はありません。  こうした結果を見て、まず第1に飯塚市長として、政治は主権者である国民の意思に従うべきと考えますがどうか。憲法に明記された主権在民の姿勢こそ重要と考えますので、端的に所見を伺います。第2に、4月から消費税が施行されたことによって、藤枝市の行政にとって、公共工事の発注や備品購入、光熱水費、食糧費等、4月から9月末までの上半期でどの程度の影響になっているか、項目ごとに消費税の負担状況を伺っておきます。第3は、志太病院、上水道、下水道の特別会計においては、どのような工事や備品購入等でどの程度の影響になっているか。第4には、条例による使用料の消費税上乗せ分の各項目ごとの消費税徴収額はどの程度か伺います。第5に、市長として国民、市民の世論に素直に従うなら、即刻条例を改正して消費税上乗せ分は廃止すべきと考えるがどうか、伺います。  次に、質問の第2は、ゴルフ場建設と自然破壊についてであります。先般8月18日、藤枝市議会全員協議会において、朝比奈総務部長より、滝沢、宮原地区へフジタ工業が336ヘクタール、36ホール、藤枝国際ゴルフクラブが中ノ郷と中薮田にかけて181.3ヘクタール。また藤枝ゴルフ場の18ホールの増設、115ヘクタールの計画について正式な提示がなされたことについて説明されましたが、その後の市当局の対応は、地元住民の対応を見ているという状況であり、行政当局としての見識のなさを示しております。こうした中で、関係地域の住民は現在、自民党の農業破壊政策のもとで、農業ではもう食っていけない、この機会に売ってしまいたいと、渡りに舟で期待している地主や、真剣に農業を守り、地域の自然を守る人たちにとっては極めて不安を抱いてる状況であります。  こうした中で、第1に、ゴルフ場は大量の農薬や肥料を散布することから、周辺の環境を破壊し、生物の生態系を根こそぎ壊してしまい、野鳥や昆虫もすめない状況になります。また、山を切り崩すために、とりわけ瀬戸川水系では、土砂や残留農薬の汚染によって、寺島、堀之内、宮原、助宗地域では簡易水道も使えなくなる。また茶町水源では、現在も日量2,800トンくみ上げており、藤枝市民の飲料水まで汚染されるという危険を持っており、こうしたゴルフ場の自然破壊と環境破壊についてどう認識をしてるのか、まず端的に伺います。  第2に、藤枝ゴルフ場の場合は、優良住宅地である駿河台の隣接地になり、また数年後は志太病院の風上にも、特に冬場になりますが、位置することから、農薬散布による大気汚染は免れず、病気を治す病院が農薬汚染にさらされることは言語道断であります。計画の中止を直ちに申し入れるべきと考えますがどうか、市長の英断を伺います。  第3には、藤枝市民にとって先祖伝来の生活の営みの源であり、市民の共通の財産であり宝である瀬戸川の清流を守ることは、今日多くの市民の期待しているところであり、行政としては急務であります。こうしたことから、ゴルフ場計画を中止するよう、市長として明確な立場に立って起業者に申し入れる必要があると考えるがどうか、伺います。  質問の最後に、第二東名と葉梨地区への工業団地造成について伺います。  第二東名の計画が発表されてから、北部地域を中心に、多くの市民の関心になっております。こうした中で、私は第二東名は、藤枝市民にとって本当に地域経済の発展につながるものでなくてはならないと考えます。また将来の藤枝市の発展を考えたときに、市内に安定した就労の場が確保されることは極めて重要な問題と考え、こうした立場から端的に伺います。第1に、市長として第二東名の建設に当たってどういう立場に立って臨むのか、その計画と考えをまず伺います。第2に、第二東名の計画路線の位置と今後の建設計画の見通しについてはどうか、伺っておきます。第3に、藤枝市の市内の就労人口は、昭和60年10月1日の国勢調査で5万6,521人であり、そのうち市外への就労者は1万9,188人、33%の人が市外へ出ている状況であります。こうした中で、将来の発展を考えたときに、安定した就労の場を確保することは欠かせず、北部地域への第二東名との関連を考えたときに、葉梨地域への工業団地を造成する計画は極めて重要と考えますが、第3次総合計画の中で具体化する考えがあるかどうか伺います。  以上、通告をしてありますので、明快な答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) ただいま杉森議員からの御質問にお答えいたします。  第1点は、消費税実施に伴う行政への影響と市長の政治姿勢についてのお尋ねでございます。憲法に明記された主権在民の姿勢こそ重要と考えるがどうかということの点でございますが、主権在民が民主主義の基本であることは当然のことでございます。以前にも申し上げましたとおり、税制改正は国政の最高機関である国会において定められたものでございますが、消費税導入後8カ月を経た今日、なお国政の大きな課題として厳しく論議されていることは御承知のとおりでございます。国会審議の動向等、慎重に見守っているところでございます。  次に、一般会計におきます影響額についてでございますが、財務会計処理システムの関係で、10月末現在の額をもって答弁させていただきます。食糧費が約23万1,000円、委託料が3,347万3,000円、工事請負費が約7,665万8,000円、原材料が80万3,000円、備品費が約531万9,000円、光熱水費が約341万9,000円。合わせますと約1億1,990万3,000円でございます。次に、各会計のでございますが、全体額で答弁いたしますと、9月末現在で病院会計で約4,462万4,000円、上水道会計で約1,276万円、下水道で約3,596万6,000円。合わせますと9,335万円になります。次に、消費税の徴収額が9月末現在で一般会計で130万円、病院会計で587万円、上水道会計で1,540万円、下水道会計で160万円、合わせて2,417万円でございます。  次に、国の法律に基づいて議会にお諮りして定められた条例でございますが、即刻改正せよとの御意見でありますが、前段申し上げましたとおり、消費税導入後における諸般の動向等を踏まえる中で、国においてどのような方向が示されるか、その成り行きを見て対応してまいりたいと考えております。  次に第2点の、ゴルフ場建設と自然破壊についてのお尋ねでございますが、ただいま御質問にもありましたように、8月18日の藤枝市議会全員協議会で、議員の皆様に、フジタ工業、飛島建設、藤枝ゴルフ場造設の3つの計画の概要について御説明を申し上げたところでございます。その後、そのうち飛島建設の藤枝国際ゴルフクラブ建設計画については、先般、諸般の事情により計画を中止したいとの申し出がありました。したがって、現在市にゴルフ場の計画を申し出ているところは、フジタ工業の滝沢、宮原地区開発計画と、静岡鉄道の藤枝ゴルフ場増設計画の2カ所であります。  さて、御質問のゴルフ場建設による自然破壊、環境汚染問題についてお答えいたします。御承知のようにゴルフ場建設はフジタ工業が360.6ヘクタール。藤枝ゴルフ場は118.6ヘクタールの計画面積でありますけれども、相当広い面積であります。このような大規模開発となりますと、農業に携わる方を含めた地域住民の意向、国・県の考えを踏まえ、市として問題はないかと十分検討する中で結論をつけなければならないと考えております。したがって御質問の自然環境の保全、治山の問題、農薬の問題、関連道路の問題等々、あらゆる角度から検討していくことが必要でありますが、総論的に申し上げますならば、自然破壊を及ぼすような乱開発は避けるべきであります。しかし、最近における開発はそれ相当の開発基準が定めてあり、その基準に沿って、地域振興上必要な場合、許可がされるものでございます。治山治水、道路についても同じことが言えるもので、今後計画内容の詳細について検討する中で対応してまいりたいと存じます。またゴルフ場におきます農薬の使用については、現在静岡県において農薬の安全使用と、芝の登録農薬を定め指導をしているところでございます。また、農薬安全使用指針を作成していくとも伺っておりますが、市においても農薬の散布による土壌汚染や大気汚染、あるいは下流河川への影響など、十分な研究をしてまいりたいと考えております。  次に、藤枝ゴルフ場の増設計画地の周辺住宅地、あるいは新市立病院への影響についての点でございますが、ゴルフ場の農薬が住民や市立病院に被害を与えるといったようなことは決してあってはならないことであります。農薬の使用については、先ほども申し上げましたように、既設のゴルフ場も含め、場合によっては行政的にも管理状況のチェックなど介入していくことも考えなければならないと思っております。  次に、瀬戸川の清流を守ることについての御質問でございますが、瀬戸川は市の中心を流れ、アユのすむ清流であります。この瀬戸川の清流が開発によって壊されることのないよう、十分な行政対応をしてまいりたいと考えます。先ほど来もいろいろと御質問があった中で、瀬戸川については十分な行政対応をしていきたいと思っております。いずれにいたしましても、ゴルフ場の開発につきましては、県あるいは関係団体と十分連携をとり、慎重に対応してまいりたく、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。  第3点目の、第二東名と葉梨地区への工業団地造成についてでございますが、御承知のとおり、平成元年1月31日に国土開発幹線自動車道建設審議会、国幹審でございますが、開かれまして今までの予定路線から基本計画へと格上げされました。これによって、主な経過地及び連絡地(インター)、車線数、最高速度等々で大まかな建設プランが決定されました。現在は発表された基本構想に基づいて重要な構造物等の工事費、概算建設費などを算定し、整備計画案を国でまとめておるような状態でございます。今後、この整備計画案を国幹審にかけて整備計画として決定し、日本道路公団に施行命令が出されるはずでございます。このような経過を経て1992年(平成4年)度には富士から藤枝間の工事の着手、2003年(平成15年)度には全線を開通したいということが現在の状況でございます。しかしながら、現在までの建設省等からの市への、通過位置、インターの場所については、いまだ示されておりません。今後も建設省、県等からも早く情報を得られるよう努力し、いずれにせよ第二東名高速道路は、藤枝市にとって大変重要な課題ですので、北部地域の活性化、また藤枝市にとっても最大な効果が得られるような方法で慎重に対応していきたいと考えております。この点につきましては、昨日第二東名の建設促進委員会の小山会長以下関係者や、市からは収入役が同行いたしまして、名古屋の中部地建事務所の藤井局長等にお会いして促進方等々をお願いしているのが今日の状況でございます。  次に、第二東名と葉梨地区への工業団地の造成でございますが、葉梨地域への工業団地造成計画については、市民の雇用の場の確保の面からも、工業団地の造成は必要と考えており、市内への工場立地促進を進めなくてはならないと思っております。しかし、市内の都市計画区域内の工業系用途内である程度まとまった工場立地は、面積的等、難しい状況にあります。こうしたことから、市街化区域以外の市街化調整区域も含めて、新規の土地利用計画の方向づけの検討も必要と考えます。なお、市街化調整区域での工場等、都市的土地利用開発には都市計画法、農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法等、諸関連法に基づく対応も必要となります。御質問の第3次総合計画の中での葉梨地域への工業団地造成計画の具体的考えですが、当地域の大半は市街化調整区域であり、この開発には、例えば都市計画法では、1団地5ヘクタール以上であることと、また市の土地利用の基本計画に即したものであることも1つの要件になり、市の土地利用の方向づけも必要になることと存じます。したがいまして、この方向づけに当たっては、地理的条件等環境変化への対応も必要となりますので、今後研究をしてまいりたいと、こういうように存じますので、以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本顕君) 杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) 消費税に絡む問題で若干再質問をさせていただきます。  そのまず第1点は、市長として、私が言うまでもなく政治は主権在民、こういうものを民主主義の基本だということは当然だという認識に立ってるわけですね。そういう立場に立ちつつも、この消費税問題では、国会やその他の動向を見守るというような言い方をするわけですけど、私が言いたいのは、そういう姿勢をきちっと遵守するというならばですね、消費税徴収の関係で条例使用料の関係、2,417万円ですか、これは国に納める必要のない額ですね。ですからこういうことは、やっぱりきっぱりと素直に市民や国民の世論に従えばこれは廃止するということが望ましいと思うんですが、どうしてもこういうものを廃止できないという根拠はどこにあるのか。それからもう1つは、もし市の条例上ですね、上乗せ分を廃止した場合には、国においての罰則規定があって廃止ができないのか、その点を、まずこの問題については伺っておきたいというように思います。  それから、行政全体への4月から10月までので出していただきました1億1,900万円の余、消費税法施行によってこの影響が出るということになったわけですが、国がこれらの問題について最終的には財源補てん、この辺はどの程度見込めるというように考えているか、そこもちょっと伺っておきます。
     それから2点目の、ゴルフ場建設の問題で伺いますけど、藤枝の国際ゴルフの関係、飛島の関係はとりあえず計画中止の申し出があったということ、申し出の時期ですね、これをひとつ確認の意味でお願いします。それで、きょうの議会の一般質問を見ますと、山下議員、それから牧田議員、それぞれから瀬戸川問題、自然の問題、非常に大事な問題として指摘しているわけですね。市長も市民の憩いの場として積極的に進めたいというようにも言ってるし、水辺何とか公園というようなことにもしていくというような、いろいろ大変瀬戸川を大事にしたいということを言ってるわけですが、ただ非常に残念なことは、市長最後のとこでね、国や県や関係団体との連携のもとで慎重に対応したいと。詳細が出てきてから検討したいということを言ってるわけですけど、これは手おくれなんですね。あなたのとこに相談が来るという状況では、私は非常に手おくれだと思うんです。ゴルフ場そのものは山を崩したりね、表土を全部をやっちゃうわけでしょ。保水能力がなくなっちゃうわけでしょ。ですからそういう意味による災害の危険というものも起こってくるし、それから、山がこれだけの大きなとこが動かされるということから、鉄分やそういうものが出てくると。そういう点で、こういうものが瀬戸川に入ってしまうと、土砂が入ってしまうと、コケだとかそういうのが堆積して、結局コケだなんだというのが死んでしまえば、アユはもうすまなくなってしまうというふうな形等にもなっていくわけですね。  瀬戸川水系は私も聞いて初めてびっくりしたんですけど、市長にちょっと手元にやりましたけど、瀬戸川水系には魚が40種類ぐらい生息していると言われて、改めて瀬戸川というのはすごい川なんだなあということを思ったわけですけど、こういった生態系そのものが完全に破壊されちゃうわけですから、先ほど市長が、瀬戸川を守る守るということになればね、きちっと起業者に、そこはすっぱりと中止をせよというようにすべきじゃないかと思うんですが、その辺どうでしょうか。  それから農薬の使用量の問題ですが、先ほど重い腰をようやく県も農水省も、騒がれてきて初めて腰を上げ始めたようなんですけど、じゃそういうことがクリアーされてれば、それで事は足りるということになるかどうか。静岡大学農学部の土壌汚染調査という形、静岡県ゴルフ場の、特に東部を中心にしたので、ちょっと私の方にデータがあるんですが、例えばどんな使用量になるかというのをちょっとお考えいただきたいと思うんですがね、今静岡県の平均で、1ヘクタール、農薬や肥料で362.9キログラムと。例えばこれを滝沢のフジタ工業へ当てはめますと、121トン934キログラム、年間に121トン、これだけの農薬と肥料がばらまかれると。藤枝ゴルフは115ヘクタールぐらいですから、これを換算すると41トン、農薬と肥料が。4トン・トラックですと10台。それから滝沢の関係、フジタ工業になると大型トラックで10何台。これだけの量がばらまかれると。水田にも農家だって使ってるじゃないかと言われるんですけど、これは平均ですが、農家の人たちの水田の場合はヘクタールで194キログラム。大体比較すると1.87倍、ゴルフ場の方が多いという形で、最近テレビを見ますとグリーンというのはきれいですね。何であれ緑なんですかね。この冬場でも。あれ色をつけるんですけどね、いろんなものがあってこうなるんです。  私、清水のある人から聞いたんですけど、これはゴルフ場とは直接関係ありませんが、農薬によって簡易水道が6年目に汚染されて、ついに飲むことができなくなったという地域の人の話を聞いたんです。で、藤枝の場合、下流域を調べますと、簡易水道が寺島の若葉台で33戸あります。堀之内共同が37戸、堀之内の新屋で19戸。供給施設といって簡易水道的よりももう少し小さなそういう水をくみ上げる施設、寺島第2が14戸、堀之内1が11戸、堀之内2が13戸、堀之内10が11戸、瀬古第1が13戸。それから先ほど言ったように今茶町水源でも深井戸で2,800トン水をくみ上げる。こういうような大変もないかかわりを持ってることですので、国や県の対応を待つまでもなく、きっぱりと藤枝市として瀬戸川流域を守っていくということになれば、私は直ちに起業者に中止を申し出るべきじゃないかと思うんですが、この点について端的に再度伺いたいと思います。  それから第二東名の問題については、このことについて市長も、この東名建設については、北部地域の活性化等の関係で非常に慎重に対応したいということですので、私もやはり道路が来たからといって、ただそれでいいというもんじゃなくて、やはりこういうものは、やはり住んでよかった、市民にとってもよかったということに正しく結びつくということが非常に大事な観点だと思います。そんなような形からですね、位置は示されぬからわかんないだとか、これはわかんないだとかというんではなくて、やっぱり藤枝で第二東名なりこういうものを受け入れるときに、じゃどういう方向性をつけて、どう北部へのこういう関係を持っていくかということは、やっぱり積極的な一つの考え方というのを持って望むということが私は必要と思うんですが、その辺の考え方はどうでしょうか。  それと、これは議会の問題になりますので、この質問は余り適切じゃないんですけど、議長に伺っていいと思うんですけど、議会としてもこれらの問題について特別委員会等設置して、進めていくということもやっぱり必要だと思うんです。私はただ国やそういうことが決まるのを、やってくれるのを待ってるんじゃなくて、そういう方向の中で、やはりきちっと研究をし対応をするという姿勢の中で、そういう特別委員会設置が必要だと思うんですが、どんなもんでしょうか。ちょっと伺っておきます。よろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) 杉森議員の再質問にお答えいたします。  第1点の、消費税の実施に伴う行政等の関係についてのお尋ねでございますが、先ほど私、率直に申し上げました。この点については、先ほど申しましたように、目下国会での審議の動向を見て対応すると。なお、条例は議会の議決をいただいて定められたものでございますので、ただ私がこれを云々ということにはならないと、こういうように実は存じますので、この点はひとつ御理解を願いたいと思います。  それから罰則規定でございますが、条例廃止の場合、法律上罰則云々という問題では私はないと、こういうように考えます。特に消費税の影響に対しまして、国の財源補てんはあるかということでございますが、私は以前申し上げましたとおり、税制改正に伴う地方財源対策としては、消費譲与税、地方交付税等の財源対策が講ぜられるところでございます。そういうふうなことでございますので、この点はひとつ御理解をいただきたい。とにかく消費税の問題については、冒頭申し上げたように、国会で審議の最中でございますので、改めて申し上げますが、その動向を見守りながら私は対応をしてまいりたいと、こういうように存じますので、よろしく御理解をいただきたいと存じます。  それから飛島建設の取り消しの時期はどうだということでございますが、この点については11月の9日に申し出がございました。  それから、特にゴルフ場におきます農薬使用については、大変な被害があるということでございますが、この点についてはやはり十分調査をしながら対応してまいりたいと、こういうように実は存じます。特に今改めて、このゴルフ場が県下を初め全国にも数多くあることだし、それによってこの藤枝地区の瀬戸川がこのゴルフ場によって汚染されるというようなことがあっては私はならぬと。これについてはどこまでも十分御意見等を拝聴しながら対応していきたいと、こういうように実は存じますので、ひとつこの点よろしく御理解をいただきたいと思います。なお、直ちに中止を申し出ないかと、こういうお話でございますが、この点については十分検討して対応をしていきたいと、こういうように存じます。  次に、第二東名の問題でございますが、これは先ほども申し上げたように、いつどこを通るというような、待って構えているではなく、やはりこの点については、先ごろ知事を初め関係5市長が改めてこの問題について話し合いし、さらに私は藤枝市として、特に藤枝市にはこの第二東名の経過地、それでインターもできることでございますので、これは私は改めて当局においてもその担当の部署をつくりたいと、こういうようなことでございますので、この点についてはなるべく早く担当の部局をひとつ設定をしていきたいと、こういうように実は存じますし、なおこれに関連いたしまして、商工会議所の方にも第二東名の促進の協議会もあることだし、これらとも十分連携をとってひとつやっていかなきゃならぬと、こういうように存じます。  私はこの点については、先ほどもお話をしましたが、まあ恐らく、大体先ほど申し上げたような経過から見ていきますと、もう時期としては早い時期に私は設定されるではないかと、こういうように実は存じます。とにかく設定された以上は、もう地元は全面協力をすることが最も私は必要ではないかと、こういうように実は存じます。例の静清バイパスのごとき、10年前からやったにもかかわらず、いまだに土地の買収ができないと。これは地元のいろいろのことがございましょうが、私はこういうことのないよう、設定した以上はなるべく早くそういうような方向に最大限、要するに協力をしなきゃならぬと、こういうように私は思います。それについては当局だけではない、関係機関はもちろんのこと、ぜひひとつ議会の方におきましても、今のような特別な委員会等々もつくっていただいて行政当局を叱咤勉励して願えれば、殊のほかやはり促進するではないかと、こういうように存じますので、その点だけ申し上げて私の答弁を終わります。どうぞよろしくお願いします。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 杉森議員の方からの質問でございますが、議会におきましても当然対応はしていきたいと思いますので、つきましては各党会派の御意見もあろうと思いますので、この点につきましては議会運営委員会の方へお願いをしてよろしくお願いを申し上げたいと思います。杉森十志雄君、よろしゅうございますか。26番 杉森十志雄君。 ◆26番(杉森十志雄君) 議長まで引き出して大変な懇切な御答弁をいただき、ありがとうございました。  それで、市長に伺います。消費税の問題ね、もうちょっと。先ほど言ったように、この消費税の転嫁をしてない県とか市というのは大変多くなっているんですね。あの7月の結果以後。自治省はこれを何とか市でお願いしたいお願いしたいと言ってるんだけど先ほど言ったように、交付税において制裁措置をとるということは法的には全く根拠はないことなんですね。地方の自治体は、端的に言って納税の義務がないんですね。特別会計を除いては。そういうことなんで、やはり市長として、こういう世論やそういうことを見たときに、そこんとこはやっぱり国民がみんながいやがるものはやめた方がいいということは、やっぱり素直に従ってみるという素直さが必要と思うんですが、どうなんでしょうかね。その辺をちょっと伺っておきたいと思います。  それから、志太病院と上水道、下水道の関係、特別会計は、消費税を国へ納入しなければなりませんね。こういう点から、大体この特別会計、どの程度消費税として納入しなけりゃならないというふうに考えているか、推定でもしわかったらお願いしたいというふうに思います。ただ補正予算上ですと、病院は300万円の予算上計上してますが、上水道ですか、ここは1,000円しか組んでないという形なんで、仕入れとの関係からいってこうなっちゃうという考え方でその程度でいけるという問題なのかということで、若干それは聞かせていただきたいというふうに思います。  それから、財政部長にちょっと聞きます。市長が言ったように、消費譲与税は、電気・ガスだとか木材引取税とかそういうものがなくなったために、その財源として大体4億ぐらいそこんとこでというのが3月の予算上のときの措置なんですよ。私が言うのは、市がいろんなものを、市だっても消費者ですから買うわけですよね。それが大体今上半期というか10月までに1億1,900万円ぐらい、それだけ。こういうものがなかったら1億1,000万円からの仕事というのは余分にできるということに逆算すりゃなるわけだけど、それの財源補てんとして、国は地方交付税で何とか見ましょうというふうなことは初め言ってたと思うんですけどね。その辺が、これはなかなか推定として押さえるのは難しいと思うんですが、丸々これだけ市が損をしちゃうということにはならんと思うんですが、その辺は大体どの程度押さえられるのかという、これは推定で結構ですので、ちょっと伺っておきます。このこと自体で私は藤枝市が大変もないというようには言いたくありませんので、ちょっと財源補てん問題、一応ここでその点だけ伺いたいと思います。  それから、ゴルフ場の問題ですけど、市長、やっぱり瀬戸川をあれだけ大事にする、歴史ある川だという、山下議員やいろんな人たちから言われて、皆さんそういう点を財産であるし宝だと言ってる。それが上流部にできることによって魚やそういう体系がだめになっちゃうんですよ。そういうことはね、農薬云々だとか肥料云々の前に、山をこうひっくり返しちゃうわけだから、そこから出てくる鉄やマンガンやいろんなものが、それからいっときに出てくる土石流とか土砂のために、埋まることによって、コケがなくなりいろんなものがなくなっていくことによって魚がすめなくなってくるという問題で死滅してくということになるわけです。それから先ほど言ったような大量の量が流されてくることによっての濃縮とか、そういう形でどんどんふくらんでくることによって起こってく問題なんで、先ほど言った下流域の簡易水道だとかこういう直接的に利用する人たちがいるんですよ。これもし飲めなくなっちゃったような事態になったとき、判こを押したその人はだれが責任とるんですかねということになるんですよ。それはやっぱりやめるという立場に市長は立つべきだと思うんですけどね、藤枝の自然の環境とそれは。そういう点で再度、くどいようですが伺っておきたいと思います。  それと、藤枝ゴルフの駿河台との関連ですけど、農薬がそういう形で空中へ出たなあ、問題になったら、これはもう絶対私も許せませんと大みえ切ったんですけどね。ゴルフ場の農薬散布時の空気中における濃度というのも、なかなかこれもデータが少ないようですけどね、これも静大の先ほど言った農学部の調査の関係で、空中散布というか殺虫剤でダイアジノンをまいたときのデータによっての地表温度が高くなることによってどうなっていったかということの結果があるんですが、そういうものを食っていく中で、ムクドリがね、スジキリヨトウという虫がこのダイアジノンの殺虫剤で殺されて、それを食いにきたムクドリの体内へ入ってどんどん濃縮されてムクドリが大量に死んだと。アメリカではゴルファーが3日間、農薬をまかれたとこでやっていたら、ゴルファーが3日間、同じゴルフ場ですよ、いたら死んだという例が発表されてるわけですよ。ですから、こういうゴルフ場をやはり病院のね、そして優良住宅地のとこにつくるというのは私はね。  ただクリヤーすれば──みんなそうでしょ。環境問題というのはみんなそうなんですよ。国や基準が環境庁のアセスメントでどうのこうのといって、イタイタイ病だってそうでしょ。最近フロンガスの問題で大気圏の問題で、地球的規模で環境の問題が言われるでしょ。世界の中で森林が伐採されて温度の問題なんか出て、今もう一回考えよとかいろんなことが言われ始めてるでしよ。一つ一つはみんな規制をクリアーしてるんですよ。安全ですとか何とかと言って。しかし何年後にはこういう問題で取り返しがつかなくなってるというので、気がついてみたら大変もない形になるんですよ。ですから駿河台を初めとした病院の出るとこに、やはりそういうものが隣接して百十何ヘクタールをあそこのとこに隣接した形でつくられてくるということは大変もないことなんですよ。ですからこれを僕は、即中止をさせると。そうじゃなくて、逆に藤枝市が将来病院をあそこんとこへどうしてもつくってくという形で事は進んでいるわけですけど、ゴルフ場でなくて、やはり市が買収して医療福祉ゾーン的な形で一定の部分は、もっと一体的な、そういう公害だとか危険のないものへの発展という形で、そういう形でかえって考えた方が私は得策だと思うんですが、この点についてはどうなのか伺っていきたいと思うんですけど、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(杉本顕君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) 杉森議員の再々質問にお答えいたします。  第1点の消費税の問題について、市長は素直にひとつ廃止することを考えよと、こういうことです。私は素直にできません。これだけはひとつ御理解願います。あなたの御意見のようには到底できませんので、その点をひとつ御理解をいただきます。私はほかのことならば相当素直に聞いているつもりです。この消費税の問題は先ほど答弁したとおりでございますから、ひとつお願いします。それから、各部長から消費税の推定を報告いたします。  それから農薬の関係等々については、大変貴重な御意見を拝聴いたしております。この問題についても十分ひとつ、この事業を推進する場合においては、どうしてもその点についての御意見を拝聴し、そしてそれに対応してひとつやっていきたいと、こういうように存じますので、その辺をひとつ御理解いただきまして、答弁にかえさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 上下水道部長。           (登        壇) ◎上下水道部長(塚本司雄君) 消費税に関連する御質問の中で、上下水道関係はどうかというようなことでございますが、9月末現在につきましては、先ほど市長が申し上げたとおりでございます。ただ御質問は上水道会計が1,000円ということだけれども、それでいけるのかというようなこととお聞きしましたが、この前の補正のときにも御説明をいたしましたように、科目設定の意味で1,000円ということで言ってございますので、この額はふえるものと思っております。 ○議長(杉本顕君) 財政部長。           (登        壇) ◎財政部長(下田純生君) 一般会計の影響額についてどの程度国で補てんされるかという御質問でございます。先ほど申し上げましたように、10月末で影響額が約1億1,900万円余というふうに申し上げました。これは要するに市が3%支払った額ということになるわけですが、それに対して市の方で施設利用料等でいただいた分が約160万円ということでございますから、この差額が直接の影響額ということになるわけでございます。ただ地方交付税で地方団体の消費税影響に対する財源措置が講じられるというふうに、これまでも申し上げてまいりました。具体的な額ということになりますと、この地方交付税の算定に当たりましては、経常的経費あるいは投資的経費、それぞれに計算上の単位費用がございますが、この単位費用の中へ含まれて計算されるということになります。したがって、今お尋ねのようにここで数字を申し上げるということは非常に難しいわけで、例えば単位費用を103分の100というふうな率で計算するだけではちょっと難しいというふうに考えますので、この点は十分私どもまた分析はしたいと考えておりますが、交付税総額の増加から見まして相当部分は含まれているというふうに理解はいたしております。  大変数字が申し上げられなくて恐縮でございますが、以上で御理解をいただきたいと思います。 ○議長(杉本顕君) 病院事務部長。           (登        壇) ◎病院事務部長(岡野敏雄君) 病院事業会計の消費税でございますけれども、補正でお願いしてありますように、300万円の範囲で対応可能というように考えております。 ○議長(杉本顕君) 上下水道部長。           (登        壇) ◎上下水道部長(塚本司雄君) 9月末現在からの推計ということでしか現在申し上げられませんけれども、上水道におきましては、先ほど金額を言いましたことから、差が264万円ほどになっております。それが9月末まででございますので、今後工事の関係とかという支払いの方のいろいろ関係がございまして、この2倍というわけにはまいらないと思いますが、当初の予定としましては、上水道で150万円ほどというふうに見込んでおりますが、これは多少前後するではないかと思っております。下水道の方は、これも9月末までの差といいますのは、払ったものと預かり金との差というのは3,400万円ほどございますが、これも初年度のことでございまして、少し年度末までのいろいろの関連を見ないと言えないと。まあ来年度以降は見当がついてくるものと思いますけれども、その9月末までの実績のもとに御理解をいただきたいと。今ここでどう出るか、少し金額的に申し上げられるようなことではございませんので、御理解いただきたいと思います。 ◆26番(杉森十志雄君) 議長、もう1つ答弁漏れ。藤枝ゴルフの関係で駿河台のとこ、藤枝ゴルフのとこ、医療福祉ゾーン的な形で考える計画はないかということについて。 ○議長(杉本顕君) 市長。           (登        壇) ◎市長(飯塚正二君) 大変答弁漏れをいたしまして恐縮でございますが、病院の関係については、そういうふうな考えはございませんので、よろしくお願いをします。以上でございます。 ○議長(杉本顕君) 以上で本日の日程は終了いたしました。  再開日時をお知らせいたします。明6日午前9時開議であります。 ○議長(杉本顕君) 本日はこれにて散会いたします。                         午後4時08分散会...