△
日程第6
議案第70号〜
議案第77号
○
議長(
大石勇君)
日程第 6、
議案第70号から
議案第77号までの 8件を
一括議題とします。
本 8件に関し、これから
委員長の
報告を求めます。
初めに、
環境産業委員長、
山本裕三君、御登壇願います。
〔
環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕
◎
環境産業委員長(
山本裕三君) ただいま
議長より
報告を求められました
議案第70号及び
議案第71号について、その
審査の概要と結果を御
報告申し上げます。
本 2件は
議案第64号に引き続き、
一括議題として
審査をいたしました。
当局説明の後、
質疑を求めたところ、
委員より、解散に伴い
掛川市の負担はふえるのかとの
質疑があり、
当局より、
大須賀排水機場の
事務委託を
掛川市で受けているので、
負担金はふえると推定しているとの
答弁がありました。
ほかの
委員より、
解散理由について
質疑があり、
当局より、磐田の
前川排水機場を廃止することとなり、 3市構成の一部
事務組合で対応する必要がなくなるためであるとの
答弁がありました。
以上で
質疑を終結し、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、当
委員会に付託されました
議案第70号と
議案第71号の 2件については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定をしました。
以上、
環境産業委員会委員長報告といたします。
○
議長(
大石勇君) 次に、
総務委員長、
小沼秀朗君、御登壇願います。
〔
総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕
◎
総務委員長(
小沼秀朗君) ただいま
議長より
報告を求められました
議案第72号から
議案第77号までの 6件について、その
審査の概要と結果を御
報告申し上げます。
本 6件は、条例
改正案の
審査終了後、
担当課から
説明を受けた後、
審査に入りました。
まず、
議案第72号、高
規格救急自動車(車両)
購入契約の締結について御
報告申し上げます。
当局説明の後、
質疑を求めたところ、特に申し上げる
質疑なく、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、
議案第72号については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、
議案第73号高
規格救急自動車(資機材)
購入契約の締結について御
報告申し上げます。
委員より、資機材についてはなぜ随意契約にしたのかとの
質疑があり、
当局より、県西部で医療機器を取り扱う 8者を指名して入札を行ったが、 1者のみの応札だったため、
地方自治法第 167条の 2第 1項第 2号により、競争入札に適さないと判断し随意契約としたとの
答弁がありました。
委員より、契約金額が約 3,000万円。購入資機材の内訳として、一般救急資機材一式や観察用資機材一式とあるが、どのようなものなのかとの
質疑があり、
当局より、一般救急資機材とは、ガーゼや固定器具等であり、観察用資機材は、血圧計や心電図等であるとの
答弁がありました。
委員より、契約先に行き、話を聞いてきたが、
掛川支店でなく、浜松支店が担当窓口だと言われた。浜松支店と話を進めているのかとの
質疑があり、
当局より、契約の指名願は
掛川支店で出されているので、契約の話は
掛川支店を通しているとの
答弁がありました。
以上で
質疑を終結し、
委員間討議を求めたところ、
委員より、随意契約の場合は先方の言い値になるのか。交渉はできないのかとの
意見があり、他の
委員より、入札を実施した場合は予定価格がある。 1者のみの応札で、予定価格以下であれば、随意契約でやらざるを得ないと思うとの
意見がありました。
さらに他の
委員より、納期が間に合わないという理由がある企業があるならば、早目に伝えるなど、こちらからの提案の仕方で、この先、よりよい方法があるのではないかとの
意見がありました。
以上で討議を終結し、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、
議案第73号については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続いて、
議案第74号、
掛川市北部 1工区
小・中学校他
空調設備設置工事変更請負契約の締結について御
報告申し上げます。
委員より、キュービクルを更新する理由として、耐用年数に対してどのくらい使用したのかとの
質疑あり、
当局より、学校ごとに経過年数が違う。また、当初はリース契約での工事発注により、なるべく経済的に改造して工事費を抑えようという方針で現場を精査した。しかし、国の交付金対象事業に採択されたことにより、再度現場を精査した結果、更新することとしたとの回答がありました。
さらに
委員より、工期が 9月10日までであるが、支払いは 9月10日の完了以降かとの
質疑があり、
当局より、書類の整理も含め工期が 9月10日になっており、検査官の検査を行い、結果、合格通知の発行とともに、工事費の支払いとなるとの
答弁がありました。
以上で
質疑を終結し、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、
議案第74号については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続いて、
議案第75号、
掛川市北部 2工区
小・中学校他
空調設備設置工事変更請負契約の締結について御
報告申し上げます。
委員より、キュービクルの更新と、その他の工事を含めて 2,000万円、予定よりも高くなった内容はとの
質疑があり、
当局より、西郷小学校、倉真小学校、北中学校 3校のキュービクル更新費用が増額の 2,250万円ほど、指摘是正工事減額が 590万円ほどになり、相殺すると 1,600万円となり、諸経費を掛け 2,000万円ほどになる。キュービクルは 600万円から 800万円ほどだが、北中学校は 6面体のため、 1,600万円ほど高額なキュービクルであり、増額になっているとの
答弁がありました。
さらに
委員より、北中学校は校舎経過年数も比較的短いが、 6面体のキュービクルを更新して廃棄していくということかとの
質疑あり、
当局より、産業廃棄物として処分を進めるとの
答弁がありました。
さらに
委員より、なぜ、これだけの変更が生じたのか、見積もりの段階での
意見はとの
質疑があり、
当局より、教育
委員会で判断しており、使用できるという設計であったとの
答弁がありました。
この後、
委員より、既存のキュービクルを敷地内で保管しているようだが、処分についてはどうなるのかとの
質疑があり、
当局より、一時的に保管しているが、産業廃棄物として適切に処分していくとの
答弁がありました。
以上で
質疑を終結し、
委員間討議を求めたところ、
委員より、主任技術者の見方、毎月点検、年次点検をしている人の見方、保安協会の見方で公共のものならば、更新をする必要が耐用年数で決められているのではないかとの
意見があり、他の
委員より、更新した古いキュービクルの劣化を見た者が、国庫補助がなかったらこれを使い続けるつもりだったのかという意見を聞き、心配になった。点検や維持管理の仕方に課題はないかとの
意見があり、他の
委員より、海岸部は塩害があり、外側が傷むので塩害仕様品を使っている。北部は、耐用年数に従うしかないと思うとの
意見がありました。
以上で討議を終結し、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、
議案第75号については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続いて、
議案第76号、
掛川市北部 3工区
小・中学校空調設備設置工事変更請負契約の締結について御
報告申し上げます。
委員より、議決後に変更工事をするのか、時系列の確認をしたいとの
質疑があり、
当局より、専決処分するより
議案として提出することを優先したため、今回このようになった。今後については、工事の進捗状況を確認し、場合によっては臨時議会をお願いする、あるいは専決処分にする等検討していきたいとの
答弁がありました。
さらに
委員より、初めの是正工事額を多く見積もっていたという解釈でいいかとの
質疑あり、
当局より、 3工区は規模の大きい第二小学校、桜木小学校の是正工事額を多く見積もっていたためであるとの
答弁がありました。
以上で
質疑を終結し、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、
議案第76号については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続いて、
議案第77号、
掛川市
南部小・中学校空調設備設置工事変更請負契約の締結について御
報告申し上げます。
委員より、指摘是正工事を一部取りやめとあるが、対象となる学校はどこかとの
質疑があり、
当局より、大坂小学校と大須賀中学校であるとの
答弁がありました。
以上で
質疑を終結し、
討論を求めたところ、
討論なく、
採決の結果、
議案第77号については、
全会一致にて、
原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、
総務委員会委員長報告といたします。
○
議長(
大石勇君) 以上で
委員長の
報告は終わりました。
これから
委員長報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
鈴木久裕君。
◆4番(
鈴木久裕君)
議案第76号に対する
総務委員長の
報告に対して
質疑をいたします。
御
説明の中で、時系列に関して示してほしい云々のやりとりがあったにように御
報告があったと思いますけれども、それについては時系列に基づいて
審査を進められたのか、それともその時系列表とかは特になしで
審査を進められたのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○
議長(
大石勇君)
総務委員長、
小沼秀朗君。
◎
総務委員長(
小沼秀朗君) 質問のありました時系列表については、時系列表がないまま
審査をいたしました。
○
議長(
大石勇君)
鈴木久裕君。
◆4番(
鈴木久裕君) 御質問の方はそれで納得をされたということでしょうか。
○
議長(
大石勇君)
総務委員長、
小沼秀朗君。
◎
総務委員長(
小沼秀朗君) 質問の方は一般質問でもこのようなことが取り上げられ、当然疑問も生じてくるので、注意してやっていただきたいという内容も踏まえての質問で
質疑を終了しました。
○
議長(
大石勇君) いいですか。
これをもって
質疑を終結します。
これから
討論に入りますが、
討論の通告はありませんので、
討論なしと認め、これをもって
討論を終結します。
これから
採決に入ります。
本 8件に対する
委員長の
報告は、可決すべきとするものであります。本 8件は
委員長報告のとおり可決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」との声あり〕
○
議長(
大石勇君) 御
異議なしと認めます。
したがって、
本件は
原案のとおり可決することに決定をいたしました。
この際、しばらく休憩とします。
午前10時16分 休憩
午前10時30分 開議
○
議長(
大石勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△
日程第7
議案第79号
○
議長(
大石勇君)
日程第 7、
議案第79号を
議題とします。
この際、
地方自治法第 117条の規定により、
鈴木久裕君の退席を求めます。
〔4番
鈴木久裕君 退席〕
○
議長(
大石勇君)
提出者より、提案理由の
説明を求めます。市長、
松井三郎君。
〔市長
松井三郎君 登壇〕
◎市長(
松井三郎君) ただいま上程されました
議案第79号について御
説明申し上げます。
議案第79号、
掛川市
農業委員会委員の任命については、次の方を
農業委員会委員に任命したいので、農業
委員会等に関する法律第 8条第 1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
今回、同意を求める方は、住所、
掛川市上垂木2907番地の 1、氏名、
鈴木久裕、生年月日、昭和35年 6月 9日生まれ、59歳であります。
なお、
鈴木久裕さんについては新任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載のとおりであります。
以上、御
説明申し上げましたが、御審議いただき、御同意くださるようよろしくお願いを申し上げます。
○
議長(
大石勇君) 以上で
説明は終わりました。
この際、お諮りします。
ただいま
議題となっております
議案第79号については、
質疑、
委員会付託、
討論を省略し、直ちに
採決したいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」との声あり〕
○
議長(
大石勇君) 御
異議なしと認めます。
したがって、
本件は
質疑、
委員会付託、
討論を省略し、直ちに
採決することに決定しました。
これから
採決に入ります。
議案第79号について
採決します。
本件は同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」との声あり〕
○
議長(
大石勇君) 御
異議なしと認めます。
したがって、
本件は同意することに決定をしました。
鈴木久裕君の入場を求めます。
〔4番
鈴木久裕君 入場〕
△
日程第8
陳情について
○
議長(
大石勇君)
日程第 8、
陳情についてを
議題とします。
今
定例会において
委員会に付託しました
陳情第 1号から第 3号までの 3件の
委員会審査結果は、お手元に配付しました
陳情審査結果一覧表のとおりでありますので、御了承願います。
△
日程第9
付託事件の閉会中
継続審査について
○
議長(
大石勇君)
日程第 9、
付託事件の閉会中
継続審査についてを
議題とします。
環境産業委員長から、
委員会において
審査中の
陳情第 1号について、
会議規則第 104条の規定に基づき、お手元に配付しましたとおり閉会中
継続審査の申し出があります。
お諮りします。
本
陳情については、
委員長からの申し出のとおり、閉会中
継続審査とすることに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」との声あり〕
○
議長(
大石勇君) 御
異議なしと認めます。
したがって
本件は、
委員長からの申し出のとおり、閉会中
継続審査とすることに決定しました。
△
日程第10
議員派遣について
○
議長(
大石勇君) 続きまして、
日程第10、
議員派遣についてを
議題とします。
お諮りします。
地方自治法第 100条第13項及び
掛川市議会会議規則第 160条の規定に基づき、お手元に配付のとおり、議員を派遣することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」との声あり〕
○
議長(
大石勇君) 御
異議なしと認めます。
したがって、お手元に配付のとおり議員を派遣することに決定をしました。
△
日程第11
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中
継続調査申し出事項について
○
議長(
大石勇君)
日程第11、
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを
議題とします。
各常任
委員長及び議会運営
委員長から
会議規則第 104条の規定により、お手元に配付のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。
お諮りします。
各常任
委員長及び議会運営
委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」との声あり〕
○
議長(
大石勇君) 御
異議なしと認めます。
したがって、申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに決定をしました。
以上で本日の
日程全部を終了しました。
この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、
松井三郎君。
〔市長
松井三郎君 登壇〕
◎市長(
松井三郎君) 6月
定例会の閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。
このたびの
定例会におきましては、
一般会計補正予算を初め、条例の一部
改正など、多くの重要案件について御審議をいただき、いずれも
原案のとおり議決をいただき、厚くお礼を申し上げます。
一般質問につきましては、10人の議員の皆様から、生涯学習の取り組み、会計年度任用職員制度の導入、高齢者の交通事故対策、海岸線の利活用、
地区まちづくり協議会、平和教育の推進、ひきこもりへの対応、シートピアのあり方、公共交通政策、土地開発公社と弥栄かけがわなど、市政運営における重要な政策につきまして、御質問や御提案をいただき、ありがとうございました。
議員の皆様と交わした政策議論の成果につきましては、今後の市政運営に着実に反映させてまいります。
ここで数点、御
報告をさせていただきます。
初めに、各種施策の進捗状況等について 3点申し上げます。
1点目は、先週 3日ですが、大日本報徳社大講堂で開催しました、かけがわ地域循環・活性化協議会の設立総会について申し上げます。
「
掛川市の挑戦」と位置づけたこの協議会には、電力会社、ガス会社、金融機関など20の事業者と、アドバイザーとして中部経済産業局にも御参加をいただきました。発起人として、私から、この事業による再生可能エネルギーのさらなる普及、エネルギーの地産地消による地域内経済循環や、温室効果ガスの削減への期待について述べさせていただきました。
この協議会が掲げる
掛川版「シュタットベルケ」は、
掛川市の地域循環共生圏を目指すもので、報徳の精神のもと、官民連携の組織をつくり、多くの市民に参画いただきながら、市民みずからが育てるオーナーシップ型の地域新電力であります。この「
掛川市の挑戦」で生まれた利益は、
掛川市の総合的な発展につなげていくこととしており、これまで市民の皆さんとともに進めてきた協働の
まちづくりの新しい形と呼べるものであります。
なお、この協議会の会長に、NPO法人おひさまと
まちづくりの星之内理事長、副会長には久保田副市長が選任されました。
今後、事業者の皆様とのヒアリングを経て、定期的に協議会を開催し、年度内には会社の事業規模を初め、出資割合や金額等について決定できるよう進めてまいります。
2点目は、ラグビーワールドカップ2019に向けての取り組みについて申し上げます。
アジアで初の開催となりますこの大会には、世界中から40万人以上の外国人観戦客が訪れると言われ、 4試合が行われるエコパや、その玄関口となる
掛川市にも多くの観戦客が見込まれています。
掛川市おもてなし
委員会では、小中学校にエコパで対戦するチームの情報やその国の言葉を覚えてもらい、外国人の方と挨拶を交わすなどの機会を持ってもらえるよう、「
掛川おもてなしコミュニケーションブック」を作成し、市内の小中学生全員に配布したところであります。
エコパでの試合には、静岡県が小中高校生の無料観戦招待を計画しており、
掛川市は約 3,500人の観戦が予定されております。児童生徒の皆さんには、ぜひこの機会に「
掛川おもてなしコミュニケーションブック」を活用して、スタジアムに来た外国人と交流の機会を持っていただきたいと思います。
今後は、シャトルバス発着所となる
掛川駅前に
掛川おもてなしゾーンの準備を進めるなど、この大会が市民の思い出に残るものとなるよう取り組んでまいります。
3点目は、
粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラスについて御
報告をいたします。
5月30日のオープンから 1カ月がたち、当初から多くのメディアに取り上げられたこともあり、これまでに県内外から延べ 9,000人、平日が約 300人、週末が約 800人と多くの方々にお越しいただいております。来場者からは、特にかっぽしをイメージした特徴的な建物と、テラスからのパノラマの絶景について驚嘆の声が寄せられており、「木の香りがよい」、「日本平夢テラスより景色がよい」などのお褒めの言葉をいただいております。私もそう思っています。
心配された山頂への通行についても、週末は東山の駐車場にとめて、麓から歩いて登る人が多く見られております。また、車は交互通行を実施したことにより、大きなトラブルもなく楽しんでいただいています。
今後はさらに多くの方に来ていただき、
掛川市の魅力発信や
掛川茶の振興にも結びつけてまいります。
次に、今後の主な行事として 1点申し上げます。
今月 7日から14日まで、桜木地区において垂木の祇園祭が開催されます。この祭礼は、江戸時代から続いているもので、上垂木の雨桜神社の社殿が焼失した際に、 2キロ南の六所神社へ御神体が移され、一緒に祭られたことから、 1年に一度お礼を示すため、みこし 3体とともに獅子が同行して渡御を行うようになったと言われています。
また、神主、渡御に参加する家々、麦オコワを供える家などが江戸時代から決められているのが特徴で、今日まで代々受け継がれており、昨年 4月には、
掛川市指定無形民俗文化財に指定されました。最終日の14日には、獅子退治を表現した流鏑馬神事が 5年ぶりに行われます。ぜひ多くの皆様に将来に残すべき伝統の祭礼をごらんいただきたいと思います。
結びに、このところの経済情勢について、アメリカと中国との貿易摩擦や、生産年齢人口の減少による人手不足により、これまで続いていた緩やかな景気回復が踊り場となり、先行きの不透明感が強くなってきております。常に世界の動向にも目を向け、日本、そして
掛川市の状況をこれまで以上に注視しながら、各種施策の展開をしていかなくてはならないと思っております。
参議院議員選挙が公示され、これから消費税の税率引き上げに伴うプレミアム付商品券の発行事業、キャッシュレス決済でのポイント還元などの経済対策、さらには幼児教育・保育の無償化などが予定されております。国が進めるこれらの事業であっても、基礎自治体がそのほとんどの中心を担う事業も多いことから、関係機関とも連携して鋭意取り組んでまいります。
議員の皆様におかれましては、議会閉会後も公務で御多忙のことと思いますが、暑さが本格化してまいりますので、健康に十分留意され、市政運営に一層の御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきますが、 1点だけ、 6月の住民登録に基づく人口移動状況の速報が私の手元に入りました。出生者数が60人、日本人が58名で、外国人が 2名ということであります。月々のばらつきが物すごくありますけれども、60名というのを年間で単純に12を掛けると 720人です。 1,000人を切って、 900人を切って心配だなんていう数字では、今月 6月だけに限って見ると、 5月は幸いのこと 104人でありましたのでよかったわけですけれども、そういう意味でこの 6月議会で
縁結びプロジェクト推進委託料、50万円でしたけれども、認めていただいたわけであります。これは行政だけが前に進めていくということではなかなか成果が十分に上がっていかないというふうに思います。
それとあわせて、こういう事業についてはなかなか行政が積極的に前に出て結婚せいよというようなことは言いにくい状況があります。そういう意味では議会の皆さんのさらなる御支援と御協力をいただいて、ある一定の人口が確保がされ、年代ごとの極端なばらつきがない。高齢者ばかりふえて若い人がいない、子供がいないということは都市として十分な機能が発揮できないし、公共投資をしても十分にそれが生かされるかというと、心配な面もあります。そういう意味では一定の出生者の数がこれは間違いなく安定的に生まれてくるということが大事でありますので、重ねて議会の皆さんの御協力、それからいろんな
掛川市民の関係の皆さん、企業の皆さんにも積極的に働きかけをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げまして、閉会の私からの挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○
議長(
大石勇君) それでは、私からも挨拶を申し上げます。
令和元年市議会 6月
定例会の閉会に当たり、挨拶を申し上げます。
本
定例会は 6月13日に開会しましたが、本日に至るまでの話題の中から 3点について触れさせていただきます。
まず 1点目は、防災についてであります。
6月18日の午後10時22分ころ、山形県沖を震源とするマグニチュード 6.8の地震が発生し、新潟県村上市で震度 6強、山形県鶴岡市で震度 6弱を観測しました。被害状況については、 6月24日付の総務省消防庁の発表によると、新潟、山形など 5県で死者はなく、負傷者が35人、住宅の一部破損が 149棟でありました。
今回は、これまで発生した新潟県中越沖地震や東日本大震災の教訓を生かして、多数の住民が自主避難に踏み切ったことが減災につながったようであります。被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。
また、先週には梅雨前線が活発化し、九州を中心とした西日本で記録的な雨量を観測し、土砂災害や浸水、河川の増水や氾濫が発生をしました。気象庁では、 5段階の警戒レベルにより、住民へ早目の避難を訴え、被害の軽減を図っておりました。
掛川市では、災害は今すぐ起きるかもしれない、このように常に災害を想定し、市民においては、避難場所や備蓄品の確認を、行政においては、災害に対する啓発と災害事例の検証など、万全の備えを努めていただきたいと思います。
2点目は、 6月19日に行われました中東遠総合医療センター診療科別目標発表会についてであります。
これは昨年度から始まったもので、病院長や各診療科の医師が前年度の取り組み状況や、本年度及び中長期的な目標について発表するものであります。
主な取り組み状況としまして、医師確保については、救急科の常勤医師が 2名増加したこと、また、専門医研修を行う内科医が 4名になったこと、さらには 1年目の初期研修医が過去最大の14名になったことなど、着実に医師確保が図られているとのことであります。
また、医療の質の向上については、呼吸器外科と小児外科において、手術対応ができる状態になったこと、さらにはがん診療に関する診療実績が充実したことにより、県が指定するがん診療連携推進病院に本年度中に指定の見通しが立ったことなどが発表されました。
昨年度、
掛川市議会では、病院企業団を構成する袋井市と共同して、県内でも最も医師の数が少ない中東遠保健医療圏へ医師確保策を図るよう、県知事に対し要望書を提出いたしました。今後も市民が安心して医療が受けられる体制整備が図られるよう、議会としましても支援をしてまいりたいと思います。
3点目は、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックに関することであります。
ラグビーワールドカップ開幕まで、あと 2カ月余りとなりました。駅前の大形看板を初め、エコパで試合を行う 8チームの歓迎・応援のぼり旗の掲出、また、小、中、高生に世紀の祭典の醍醐味と感動を味わってもらうため、ライブ観戦の企画など、開催機運の醸成が高まってまいりました。
議会としましても、
掛川に訪れる世界各国のゲストをおもてなしの心でお迎えをしたいと考え、議員各位へ積極的な歓迎の取り組みをお願いをしているところでございます。
また、 1年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、来年の 6月24日に聖火リレーが
掛川市で実施されることが決定をいたしました。現在、聖火ランナーの公募がされておりますが、 1人につき 200メートルを 2分で走るということですので、多くの市民の皆様に一生に一度のチャンスを生かしていただきたいと思います。
次に、 6月
定例会について振り返ってみたいと思います。
まず、本
定例会から、県内で初めて全ての本会議に際し、手話通訳者を議場に配置する取り組みを開始いたしました。これは平成29年 3月に手話言語条例を制定したことに伴い、開かれた議会の一環として導入したものでございます。これによりまして、議場内での傍聴はもとより、インターネット中継でも手話通訳の映像を配信したことで、御家庭でも本会議の視聴が可能となりました。
次に、一般質問では10人の議員が登壇し、さまざまな視点から質問を行いました。市長、教育長におかれましては、個々の議員からの質問に対し、真摯に対応していただき、感謝を申し上げます。議員各位からさまざまな提言がありましたが、中でも高齢者の交通事故対策としてのやわやわ運転宣言、防潮堤完成後の海岸線利活用、ひきこもり相談支援、性的マイノリティーへの対応等については、市長から積極的に取り組む旨の回答をいただきました。引き続き
当局におかれましては、提言内容を十分に吟味していただき、施策の実現へとつなげていただきたいと思います。
次に、本
定例会における
議案等につきましては、一般会計等の
補正予算 2件、条例
改正が 4件など、合計16件の
議案が提出され、そのほか
報告 2件がありました。これらの案件につきましては、各
常任委員会での
審査を経て、本日議了をいたしました。
議長に選任をされ、初めて臨む
定例会でありましたが、閉会の運びとなり、安堵しているところでございます。
議事進行に御協力をいただきました各
委員長を初めとする議員各位にお礼を申し上げるとともに、松井市長を初め、丁寧な御
説明に留意いただいた
当局の皆様にも感謝を申し上げます。
本年度、市議会では議会活性化の一環として、各
常任委員会で年間テーマを定めて調査研究する取り組みを本格導入いたしました。本年度は、各
委員会ともに公共施設マネジメントをテーマとして調査研究を進めてまいりますので、
当局の皆様におかれましては、引き続き情報提供や現地視察等に御配慮願うものでございます。
結びに、間もなく梅雨明けを迎え、本格的な夏を迎えます。議員各位並びに
当局の皆様におかれましては、健康管理には十分留意されるとともに、冒頭の繰り返しになりますが、大気の不安定による豪雨が見込まれる時期でありますので、対策に備えていただくことをお願い申し上げます。
以上で、私からの閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○
議長(
大石勇君) これにて本日の会議を閉じ、
令和元年第 3回
掛川市議会
定例会を閉会とします。
午前10時59分 閉会
[ 署 名 ]
以上、
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成 年 月 日
掛川市議会
議長 大 石 勇
掛川市議会副
議長 山 本 行 男