掛川市議会 > 2017-12-21 >
平成29年第 5回定例会(11月)−12月21日-05号

ツイート シェア
  1. 掛川市議会 2017-12-21
    平成29年第 5回定例会(11月)−12月21日-05号


    取得元: 掛川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    平成29年第 5回定例会(11月)−12月21日-05号平成29年第 5回定例会(11月)              平成29年第5回(11月)            掛川市議会定例会会議録(第5号) 〇議事日程      平成29年12月21日(木) 午前9時30分 開議  日程第1    議案第100号  平成29年度掛川市一般会計補正予算(第4号)について               文教厚生 委員長 報告               環境産業 委員長 報告               総  務 委員長 報告  日程第2    議案第101号  平成29年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について    議案第102号  平成29年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)について    議案第103号  平成29年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第2号)について    議案第104号  平成29年度掛川市公共用地取得特別会計補正予算(第1号)について    議案第105号  平成29年度掛川市簡易水道特別会計補正予算(第1号)について    議案第106号  平成29年度掛川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について
       議案第107号  平成29年度掛川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について    議案第108号  平成29年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業特別会計補正予算(第1号)について    議案第109号  平成29年度掛川市水道事業会計補正予算(第1号)について               文教厚生 委員長 報告               総  務 委員長 報告               環境産業 委員長 報告  日程第3    議案第110号  掛川市税条例の一部改正について    議案第111号  掛川市都市計画税条例の一部改正について    議案第112号  掛川市立学校体育施設等使用条例の一部改正について    議案第117号  掛川市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について    議案第118号  掛川市特別職の職員で常勤のものの給料等に関する条例の一部改正について    議案第119号  掛川市教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について    議案第120号  掛川市職員の給与に関する条例等の一部改正について               総  務 委員長 報告  日程第4    議案第113号  東遠学園組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約変更について    議案第114号  損害賠償の額の決定及び和解について    議案第115号  公の施設の指定管理者の指定について(22世紀の丘公園)    議案第116号  公の施設の指定管理者の指定について(森林果樹公園)               文教厚生 委員長 報告               環境産業 委員長 報告  日程第5    常任委員会協議会報告    総務委員長   報告                  環境産業委員長 報告                  文教厚生委員長 報告  日程第6    議員派遣について  日程第7    常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について 〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり                    議 事                  午前9時30分 開議 ○議長(鈴木正治君) ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 △日程第1 議案第 100号 ○議長(鈴木正治君) 日程第 1、議案第 100号を議題といたします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、松本均君、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) 皆さん、おはようございます。  ただいま議長から報告を求められました議案第 100号、平成29年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)中、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 3款民生費、第 4款衛生費のうち第 1項、第10款教育費(第 6項 1目・ 2目を除く)について、審査の概要と結果を御報告いたします。  当委員会は、去る12月 7日午後 2時29分から、第 2委員会室において 7人の委員出席のもと開会いたしました。  冒頭、浅井副市長から挨拶をいただき、こども希望部長から今回の補正における人件費について一括して説明を受けた後、各担当課長からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、第 4款については質疑なく、次に、歳出中、第 3款民生費について、委員より、延長保育促進支援費について、国への返還とのことだが延長保育が少なく済んだことから返還するのかとの質疑があり、当局より、延長保育だけではなく、放課後児童健全育成事業や一時預かり事業など、国庫補助の事業を一括総括して延長保育促進支援費となっている。各事業の平成28年度決算に伴うものに対して清算返還するものであるとの答弁がありました。  関連して委員より、その中で最も大きい事業は何かとの質疑があり、当局より、延長保育事業で 189万 8,000円で、予定していた人数より少なかったため返還するとの答弁がありました。  委員より、福祉総合システム保守点検委託料システム更新の詳細について質疑があり、当局より、福祉総合システムが12月いっぱいで利用終了となり、新システムで 1月から委託契約を結ぶ予定だったが契約困難となり、 1月からの契約には間に合わなかった。そのため、現システムの運用を次年度まで延伸することとしたため、 1月から 3月までの保守委託料 3カ月分の補正を組んだとの答弁がありました。  次に、歳出中、第10款教育費について、委員より、入学準備金の 1件当たりの額について質疑があり、当局より、小学校は 2万 470円から 4万 600円に増額。中学校は 2万 3,550円から 4万 7,400円で、ほぼ倍額となっているとの答弁がありました。  委員より、就学援助制度の案内の書類を見たとき、前倒しで支給されるということがわかりにくいと感じたので、もっと広く周知する工夫をお願いしたいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 100号については、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 次に、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 100号、平成29年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)中、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算補正のうち、歳入中、所管部分、及び歳出中、第 4款衛生費(第 2項・第 3項)、第 6款農林水産業費、第 7款商工費(第 1項 1目)、第 8款土木費、第11款災害復旧費について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る12月 7日午後 2時28分から、第 1委員会室において全委員出席のもと開会いたしました。  冒頭、伊村副市長から挨拶をいただいた後、環境経済部長から今回の補正における人件費について一括説明を受けた後、各担当課から説明を受け、審査いたしました。  まず、歳出中、第 4款衛生費については質疑なく、次に第 6款農林水産業費について、委員より、老朽ため池等整備事業費について、耐震性の点検箇所を 9池から11池に増加するとともに、耐震工事の進捗を早める概略設計を実施するということだが、 2池ふやす理由について伺うとの質疑があり、当局より、県では平成34年度までに重点ため池の対象となっているため池の調査を早めるために、点検箇所を追加するよう指示があったとの答弁がありました。  他の委員より、日本一茶産地推進事業費について、のぼり旗やパンフレット等の作成費という説明であったが、山東茶業組合への報償費等はなかったのかとの質疑があり、当局より、今年度から全国茶品評会に参加する方について、一律10万円、29団体がエントリーしたので 290万円を支出した。全国茶品評会で上位10点に入った 9団体には一律10万円を報償金として支出したとの答弁がありました。  次に、第 7款商工費については質疑なく、次に、第 8款土木費について、委員より、明ヶ島線改良事業費測量設計委託料不用額を減額する理由について質疑があり、当局より、この委託料は、保安林解除申請書作成業務保安林解除を必要とする範囲が当初の想定より少なくて済むことが判明したためであるとの答弁がありました。  他の委員より、河川維持費支障草木伐採経費について、川の実情を見て決めたのではなく、予算から割り出したものなのかとの質疑があり、当局より、全国的に降雨の災害が発生し、地区の心配もある中で土木課と維持管理課が現地調査を実施し、現河川の中で流れを阻害する樹木を早急に対応するため予算計上したとの答弁がありました。  次に、第11款災害復旧費について、委員より、大雨が降るたびに同じ箇所が崩れる可能性があるとすると、再び崩れることがないような整備手法は考えられないのかとの質疑があり、当局より、災害復旧の工事としては、起きたものを復旧することしかできない。防止するには道路改良工事が必要となるとの答弁がありました。  他の委員より、何度も崩落するところは、対応方針など一定の定義づけが必要であるとの意見があり、当局より、対応方針やルールづくり等を検討したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 100号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 続いて、総務委員長二村禮一君、御登壇ください。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました議案第 100号、平成29年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)第 1条歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、当委員会所管部分、歳出中、第 1款議会費、第 2款総務費、第 7款商工費(第 1項 3目)、第 9款消防費、第10款教育費(第 6項 1目・ 2目)及び第 2条債務負担行為の補正、並びに第 3条地方債の補正について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る12月 7日午後 2時29分から、第 3委員会室におきまして全委員出席のもと開会いたしました。  冒頭、市長より挨拶をいただき、総務部長より今回の補正における人件費について一括して説明を受けた後、各担当課長からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、歳入中、第 1款市税について、委員より、償却資産の調定見込み額を 4.5%アップした要因について質疑があり、当局より、申告に基づいた賦課決定のため申告が出てこないと見込みが難しく、当初は低く見込んでいたが、申告による約 1億円の増と償却資産の実地調査による過年度申告漏れによる遡及課税や、アパート及び太陽光発電設備の申告での約 3,000万円の増が主な増額の要因であるとの答弁がありました。  他の委員より、収納率を98.7%から99%へ変更しているが、来年度予算についてもこの収納率で計上するのかとの質疑があり、当局より、その予定であるとの答弁がありました。  次に、第 2款総務費について、委員より、会計管理費の増額について盗難による補てんということだが、セキュリティを二重、三重とかけたにもかかわらず盗難に遭ったということは、そのセキュリティが解除できる程度のレベルだったのかとの質疑があり、当局より、盗難に遭った施設は、警備保障会社による機械警備のセキュリティが導入されていなかったため、窓ガラスや鉄庫を壊されて被害に遭ったとの答弁がありました。  委員より、地域協働環境整備費の増額について、今回の 5,000万円の補正により地域からの要望に対応できることになるのかとの質疑があり、当局より、この補正で67件を追加実施する。これにより、当課所管分の 381件の要望は全て完了の予定であるとの答弁がありました。  委員より、ステンドグラス美術館管理費の増額について、竹の丸の番屋は市の指定文化財となっているが、影響のない範囲での工事なのかとの質疑があり、当局より、既存の建物に手を加えるわけではなく、床に合板とカーペットを敷いたり収納棚を設置するなど、取り外し可能な状態で影響のないように実施するとの答弁がありました。  続いて、第 7款商工費について、委員より、観光施設整備管理費の増額補正に関連して、粟ヶ岳山頂の休憩所は議員の一般質問でも建て直しの必要性を質問しているが、どのように考えているのかとの質疑があり、当局より、実施設計の予算をつけ、庁内の関係部署と地元の人で協議をしており、年度末には方向性が出せると思う。来年度は県の 3分の 1の補助金が交付され、建て直しができればと思っているとの答弁がありました。  続いて、第 2条債務負担行為の補正について、委員より、年間にすると22世紀の丘公園管理業務は約 7,600万円、森林果樹公園の管理業務は約 1,300万円となり、かなり金額に開きがある。査定するに当たりどう感じたかとの質疑があり、当局より、面積や施設の性質、来客者へのサービスの内容にも違いがある。金額については、平成29年度までの委託契約の額をもとに算出しているとの答弁がありました。  他の委員より、22世紀の丘公園は、外に自販機を設置したり広場にフードカーを設置することで、前の会社より売り上げが伸びているようだが、それを考慮した内容なのかとの質疑があり、当局より、その点を考慮している。なお、この金額は上限を設定しており、今後、指定管理者が決定した後、個別に内容、金額について精査していくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、当総務委員会に分割付託されました議案第 100号、平成29年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 7番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔7番 勝川志保子君 登壇〕
    ◆7番(勝川志保子君)  7番、日本共産党、勝川志保子です。通告に従って発言します。  議案第 100号、平成29年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)について、反対の立場から討論に参加します。  補正予算は、市民要求に応え、緊急の課題解決のために行われるものと認識しております。私は、今回の補正の中で、必要最小限の市民要求に応える補正予算が組まれきれていないのではないかという危惧を感じております。  例えば、子育て支援の待機児解消のために実効性のある保育所・学童保育所の増員のための措置、十分にはされていません。  先日、民主商工会の市との懇談会に参加させていただいたのですが、中小企業の景気対策に有効な住宅リフォーム助成、これが予算を上回る申し込みがあり、抽選で切り捨てられ、逆に業者がこの差額をかぶる事態さえ生んでいるということを指摘されました。ほかの市では行っている補正増額がされないなど、私にはやはり納得のいかない点があります。  今回は、出されてきた補正予算の中でということですので、 1点、松ヶ岡の整備に付随することに絞り意見を述べさせていただきます。  松ヶ岡については、さきの一般質問に答える形で市長は、教養館として整備をする、ふるさと納税も充てるという方向を明言しております。  補正予算では、土木費の中で松ヶ岡用地取得費を増額し、一般会計での買い戻しが進むほか、基金を取り崩して、クラウドファンディング返礼を 2割程度にまで増額していくという措置が提案されています。  松ヶ岡の整備事業は、規模的にも地理的条件的にも、お城周辺の竹の丸、報徳社の整備を上回る大事業になる可能性も持っていると思います。将来像や維持管理計画など、きちんと議会内外で議論される前に事業が進んでいくことに強い懸念を抱いています。   2回のクラウドファンディングの目標達成率、これはまだ 2%にも満たない15人からの51万 5,000円です。  私は、この数字というのは、現在、ごく普通の人々が松ヶ岡をどのように捉えているかという指標であると考えております。これをふるさと納税のように返礼品を豪華にしても、皆の思いと共鳴したときにのみ大きく成功する、このクラウドファンディングの趣旨には沿わず、私は失敗する可能性が高いと思います。  公園服部の先行取得の際にも、一般会計での買い戻しの際には話し合いがあるから、先行取得には異議を挟むなというふうに全員協議会の席で言われました。松ヶ岡もとりあえずの先行取得から始まった事業だと聞いております。  ふるさと納税は税金ではない、寄附である。しかし、ふるさと納税は、財政難の市にとって一般財源に繰り入れられて、市民の要求実現のために使われるべき大切な財源です。市民が置き去りになってはならないと思います。子育て支援に充て、公園や保育園の整備に使う市町もたくさんあります。  私も文化財の保護、昔から受け継がれてくるものの継承には大変大きな関心があり、後世に文化を伝承したいと考えております。先日の松ヶ岡視察の際にも、手づくりガラスを通して入ってくる木漏れ日の美しさに本当に心を奪われました。  けれど、日々の生活に追われ、文化を享受する余裕がない市民が今大勢いて、インフラ整備のおくれから安心・安全が脅かされている現状、そしてマネジメントを進め、市民にもそれを受け入れてもらおうとしている今、市政がどこを向いて、どんな施策を進めていくかが鋭く問われていると思います。  松ヶ岡について、一度立ちどまり、新たな予算づけをとめ、この松ヶ岡の整備について議会及び市民に広く意見を求め、方向を探ることを提案します。施設を利用する側の市民ニーズ把握、これをしっかり取り入れないと事業は失敗します。うまくいかなかったとき、担う側にこそ大きな負担になるということは、駅前再開発事業we+138の苦境を見ても明らかです。私は、そうした話し合いをしないままのこの補正予算に反対をいたします。  以上、反対討論を終わります。 ○議長(鈴木正治君) 次に、 6番、寺田幸弘君、御登壇ください。                〔6番 寺田幸弘君 登壇〕 ◆6番(寺田幸弘君)  6番、創世会、寺田幸弘です。  私は、ただいま議題となっております議案第 100号、平成29年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)について、これを賛成とすべき立場から意見を述べさせていただきます。  今回、一般会計の補正規模は 4億 5,454万円でありますが、このうち災害復旧経費 2,540万円の増額は、10月の台風22号などによる公共施設の災害復旧経費で、市民の安全・安心のため被災箇所全ての早期復旧に努められるよう期待するものであります。  そのほか防災対策として、河川維持費 500万円の増額については、河川及び幹線排水路の氾濫対策として支障草木伐採経費を計上し、近年の局地的に発生するゲリラ豪雨や大型台風の被害に備え、また、農業用ため池整備事業費 2,200万円の増額については、耐震性点検を実施する池の数を 9から11に増加するとともに、耐震工事の進捗を早めるために概略設計の実施を追加するなど、農地、農業用施設はもとより、地域住民の生命、財産を地震による被害から未然に防止するものとして、大いに評価するものであります。  さらに、地域協働環境整備費 5,000万円の増額については、厳しい財政状況の中ではありますが、道路補修や側溝の改修、区画線の引き直しなど地区要望に速やかに対応されたものとして、また、小・中学校要保護等児童就学支援費 479万 7,000円の増額では、 4月入学予定の児童・生徒の保護者についても支援対象としたことは、経済的理由によって就学困難と認められる児童・生徒の保護者に対する必要な援助として大いに評価するものであります。  その他の事業では、社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度への対応として、システム開発費 1,357万 9,000円の増額、来年度ステンドグラス体験教室を一般向けに加えて小・中校生向けにも拡充し、会場を生涯学習センターから竹の丸へ移すに当たり、必要となる施設改修や教材検討・試験実施等準備経費など、ステンドグラス美術館管理費 159万円の追加など、それぞれ必要額の確保が図られており、本年度の11月補正予算としていずれも不可欠な内容と判断されるものであります。  本補正予算では、市税収入において市民税個人分固定資産税などの増額があったものの、市税収入全体では依然として低迷が続いており、非常に厳しい財政状況となっていますので、今後とも自主財源の確保に努めるとともに、限られた財源を最大限有効に活用されるよう期待し、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  本件に対する各委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木正治君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 △日程第2 議案第 101号〜議案第 109号 ○議長(鈴木正治君) 次に、日程第 2、議案第 101号から議案第 109号までの 9件について一括議題とします。  本 9件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、松本均君、御登壇ください。              〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) ただいま議長から報告を求められました議案第 101号から議案第 103号の 3件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果について順次御報告を申し上げます。  本 3件は、一般会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第 101号、平成29年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 2号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 101号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 102号、平成29年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 2号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 102号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 103号、平成29年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 2号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 103号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、文教厚生委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 次に、総務委員長二村禮一君、御登壇願います。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました議案第 104号、議案第 105号、及び議案第 109号の 3件につきまして、総務委員会における審査の概要と結果について順次御報告申し上げます。  本 3件は、一般会計補正予算に引き続き審査をいたしました。  まず、議案第 104号、平成29年度掛川市公共用地取得特別会計補正予算(第 1号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、補正額の 400万 3,000円は基金に回したということかとの質疑があり、当局より、松ヶ岡用地は全体で 5,300平方メートルあり、これを公共用地取得特別会計から一般会計にて買い戻す作業を進めている。できるだけ早くこの会計から買い戻すことを前提としており、当初予算は3,212.28平方メートルで計上していたが、土木課の国の補助事業予算が増額となったため、その増額部分を使い 169平方メートルをふやして3,381.68平方メートルを買い戻すこととした。その売り払い収入が公共用地取得特別会計に入るため、それを今後の用地買収費に回したとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました議案第 104号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 105号、平成29年度掛川市簡易水道特別会計補正予算(第 1号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、萩間簡易水道運営費の皆減について、県道の拡幅工事のおくれに伴うということだが、この会計にも負担があるのかとの質疑があり、当局より、工事費は県の負担となり、設計費は一般会計での負担となるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました議案第 105号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 109号、平成29年度掛川市水道事業会計補正予算(第 1号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、経営戦略策定委託料の皆減について、職員が策定したことによりこの費用が不要となったということは、どのような理由によることかとの質疑があり、当局より、今までは経営戦略の策定はしていなかったが、平成32年度までに策定するよう国からの要請があった。この経営戦略は更新していく必要があることから、民間のコンサルタントに委託するよりも職員には負担となったが、昨年度から新水道ビジョンを策定するに当たり、投資・財政計画を立てたノウハウを生かして策定することとしたとの答弁がありました。  さらに委員より、当初予算にはそのことを意識しないで委託を考えたのかとの質疑があり、当局より、予算計上するときには新水道ビジョンの策定中であり、職員では策定はできないと考えていた。しかし、年度末に向け策定をしていく段階で、職員でも策定ができると判断がついたためであるとの答弁がありました。  他の委員より、職員で策定できたのは、 4月から料金徴収等を外部委託したことにより、人的余裕ができた効果なのかとの質疑があり、当局より、外部委託により職員が注力することができたとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました議案第 109号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 続いて、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 106号から議案第 108号までの 3件につきまして、審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  本件は、一般会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第 106号、平成29年度掛川市公共下水道事業特別会計補正予算(第 1号)について御報告いたします。  当局から説明を受けた後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 106号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 107号、平成29年度掛川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第 1号)について御報告いたします。  当局から説明を受けた後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 107号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 108号、平成29年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業特別会計補正予算(第 1号)について御報告いたします。  当局から説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、長期債償還利子の確定前と確定後の金額について質疑があり、当局より、確定前の利子は 1,595万 3,000円、確定後の利子は 1,549万 4,000円で、差額の45万 9,000円を減額補正するとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 108号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから各委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第 101号から議案第 109号までの 9件について一括採決します。  本 9件に対する各委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。本 9件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 9件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 △日程第3 議案第 110号〜議案第 112号及び議案第 117号〜議案第 120号 ○議長(鈴木正治君) 次に、日程第 3、議案第 110号から議案第 112号まで、及び議案第 117号から議案第 120号までの7件について、一括議題とします。  本 7件に関し、これから委員長の報告を求めます。  総務委員長二村禮一君、御登壇願います。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました議案第 110号から議案第 112号まで、及び議案第 117号から議案第 120号までの 7件について、総務委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本 7件は、企業会計補正予算に引き続き審査をいたしました。  まず、議案第 110号、掛川市税条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、80条の第 2項の改正について、便宜を図るために簡略化するのは必要であるが、仮に減免の適用要件を満たしていなかった場合の追跡や、減免から戻す対応はできるかとの質疑があり、当局より、今後も毎年減免の決定通知書を送付するので、使用状況に変更があった場合、申し出を徹底するように考えている。また、自治区で借り上げているものもあり、有償の場合は減免対象にならないが無償は減免対象となるので、区長から無償で借り上げていることを確認するように考えているとの答弁がありました。  他の委員より、自治区での減免対象の件数について質疑があり、当局より、件数は 430件、金額は約 4,000万円であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 110号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 111号、掛川市都市計画税条例の一部改正について御報告申し上げます。  委員より、第 7項の改正に関して、当市での適用はあるのかとの質疑があり、当局より、この規定は都会では都市環境の形成に必要な緑地が少ないため、それを補てんする目的で制定されたものであり、掛川市では適用はないと思うとの答弁がありました。
     以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 111号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第 112号、掛川市立学校体育施設等使用条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 112号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 117号、掛川市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について御報告申し上げます。  委員より、人事院勧告の中には、特別職の給与についても勧告があるのかとの質疑があり、当局より、議員の議員報酬は、国の一般職給与法の指定職俸給表適用職員の率を準用しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 117号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第 118号、掛川市特別職の職員で常勤のものの給料等に関する条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 118号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第 119号、掛川市教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 119号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第 120号、掛川市職員の給与に関する条例等の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、人事院勧告による官民の較差は幾らかとの質疑があり、当局より、 8月 8日に人事院勧告があり、官民較差は0.15%で 631円であるとの答弁がありました。  委員より、人事院勧告の内容は、組合との交渉でも最低限の内容は確保されたのか、また、組合とは妥結をしているのかとの質疑があり、当局より、給与改定の内容については、先月に職員組合との団体交渉を行った。今回は人事院勧告に準拠しており、その内容を説明して妥結しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 120号につきましては、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第 110号から議案第 112号まで、及び議案第 117号から議案第 120号までの 7件について、一括採決します。  本 7件に対する委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。本 7件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 7件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 △日程第4 議案第 113号〜議案第 116号 ○議長(鈴木正治君) 続いて、日程第 4、議案第 113号から議案第 116号までの 4件について、一括議題とします。  本 4件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、松本均君、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) ただいま議長から報告を求められました議案第 113号及び議案第 114号の 2件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  本 2件は、特別会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第 113号、東遠学園組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約変更について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、浜松市が脱退することで掛川市の負担がふえるのかとの質疑があり、当局より平成29年度の予算ベースで約 250万円ほどふえるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 113号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 114号、損害賠償の額の決定及び和解について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑はなく、討論に付したところ討論なく、採決の結果、議案第 114号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で、文教厚生委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 次に、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 115号及び議案第 116号の 2件につきまして、審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  本 2件は、特別会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第 115号、公の施設の指定管理者の指定について(22世紀の丘公園)について御報告いたします。  当局から説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、 2社の応募しかなかったが、募集はどのように行ったのかとの質疑があり、当局から、市のホームページや窓口で情報を発信した。指定管理者募集に際し事前説明会も行うが、そのときには問い合わせや確認も含めて数社の出席があったが、最終的には応募は 2社であった。指定管理者への要望事項も年々ふえてくるので、引き受けてくれるところが少ないとの答弁がありました。  委員より、以前、たまりーなでイベントをした際、駐車場が少なく問題があったので検討してほしいとの意見があり、当局より、環境資源ギャラリーや学校給食センター、協力いただける企業の倉庫など、近隣の駐車場を連携した活用を今後も取り組んでいけるとの答弁がありました。  委員より、プロポーザルでは、市民が利用しやすくなりサービスがよくなるような具体的な提案はあったのかとの質疑があり、当局より、金額では他社に比べて指定管理料は安く、人員配置は責任をもって正規社員を 4人配置するなどの提案が出された。また、市民満足度を高めるために積極的に施設に投資する等の夢を持てる提案と別施設での実績もあり、総合的に評価が高かったとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 115号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 116号、公の施設の指定管理者の指定について(森林果樹公園)について御報告いたします。  当局から説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、指定管理期間が22世紀の丘公園は 5年間で、森林果樹公園は 3年間である。違いは何かとの質疑があり、当局より、森林果樹公園は果樹と公園の維持管理業務が中心となる施設であること、また、今回初めて公募により指定管理者の選定を行うことから期間を 3年間とした。一方、22世紀の丘公園は、多くの来場者が見込める中で、新たな人的サービスや事業企画の提案が期待できるとともに、事業実施の成果を検証するのに一定の期間が必要と考え 5年間としたとの答弁がありました。  委員より、指定管理者の現地説明会に 3社出席したと聞いているが、実際応募したのは 1社だった。応募してくれる事業者が少ない理由の一つに提出書類が煩雑だということが考えられるのではないかとの意見があり、当局から、難しい点はあるが、審査時にしっかり書類が整っていないとそういう者に公金支出していいのかということにもなる。常に見直しは実施している。指定を受けたいと考えているところは、しっかりとした書類を整えてくるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第 116号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め。これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第 113号から議案第 116号までの 4件について、一括採決します。  本 4件に対する各委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。本 4件は委員長の報告どおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 4件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  この際、しばらく休憩といたします。                 午前10時35分 休憩                 午前10時50分 開議 ○議長(鈴木正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第5 常任委員会協議会報告 ○議長(鈴木正治君) 日程第 5、会期中に開催されました各常任委員会協議会の報告を議題といたします。  本件に関し、委員長の報告を求めます。  なお、委員長報告に対する質疑は行わない申し合わせとなっておりますので、御承知願います。  まず、総務委員長二村禮一君、御登壇ください。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました総務委員会協議会における討議の内容について、御報告いたします。  当委員会は去る12月12日午前 9時30分より、第 3委員会室において全委員出席のもと開催いたしました。  当委員会協議会の政策テーマにつきましては、掲げたものは 1点目、シティプロモーションの推進について、 2点目、かけがわ茶エンナーレの検証についてであります。  冒頭、松井市長より挨拶をいただいた後、討議に入りました。  まず 1点目のテーマ、シティプロモーションの推進について申し上げます。  当局より、戦略計画案、説明図、推進体制及び今年度の取り組み状況についての資料による説明、さらに今年度取り組んでいる「まちの目指す姿の形成」及び「市民参画の拡大に向けた市民協働会議の活動状況」についての動画を視聴した後、討議に入りました。  また、今回のテーマについては、総務委員会が行政視察した那須塩原市のシティプロモーションの状況も踏まえて行いました。  委員より、シティプロモーションの推進は成功してほしいと思っている。那須塩原市の課長は一生懸命PRしているように感じた。成功させるには、他の部署も職場の仕事を一生懸命やればいいわけではなく、同じような姿勢が大事であるとの意見の後、視察先で感じたことや掛川市に参考になる内容の報告がありました。  他の委員より、那須塩原市は地域のことを真剣に考えている人が「まちにマジになる人」と表現し、どれだけふやすかを目標にして熱く語っていた。「やり過ぎじゃないか」とか「ばかじゃないか」と本当に思われるくらいの原動力がないと波及しないのではないかと感じたとの賛同の意見がありました。  委員より、シティプロモーション通信には、魅力体験バスツアーの地図など、よい情報が掲載されている。さらに、市民が見る機会をふやすために、広報かけがわの 7月号に掲載したように、毎回広報の一部に情報を掲載していけばよいのではないかとの意見がありました。  委員より、シティプロモーションの戦略計画の説明を聞き、ことしは地域資源を再発見して磨き上げることでよいと思ったが、これは交流人口の拡大と産業の活性化と移住・定住の促進につながることなのか。それともこれ自体を目指すのか、全体の計画が壮大なので、私たちのまちなりの計画をしたらよいとの意見がありました。  当局より、本当に掛川が好きになる市民、参加してくれる市民がふえていくことがシティプロモーションの方向性ではないかと思うので、地域資源を再発見するために具体的な戦略を深めるような戦略計画を検討していきたいとの考えが述べられました。  委員より、今の掛川の状況は、一昨年から昨年にかけ人口もふえ、合併後の当初予算は毎年ふえ、企業誘致も全て成功し、交流人口も多いと思う。今後は予算が頭打ちになったときに備えて、掛川市の魅力を発信できるように基礎のデータベースを作成し、現状を維持できるような努力が必要であるとの意見があり、市長より、予算をふやしてきたが、厳しい状況である。財政力指数はいいが、これまで蓄積してきた借金がある。また、医療、介護は間違いなくふえていくため、その分をどこかで調整しなければいけない状況にきている。国は訪日外国人観光客の目標を今の 2,000万人から 4,000万人に定めており、掛川市も観光振興、観光産業を考え、掛川市の魅力を大々的に発信するためにシティプロモーション課を設置した。今のうちに力を入れていきたいと思っているので、いろいろな意見を参考にして進めたいと思うとの所見が述べられました。  委員より、ポップカルチャーサミットが開催され、若い人や県外からも大勢訪れ、非常によいイベントだった。掛川城の周辺でこのようなイベントを開催しても心配ないのは、既に揺るぎない形があり、一時的には融和が起こるが、イベントが終われば本質が変わるようなことはない。しかし、形がしっかりしていないものにぶつけてしまうと、地域資源そのものが変質してしまうことがあるので、対象の絞り込みや管理をしっかりしていかなければならないと思うとの意見があり、委員より、他市の観光政策ではフィルムコミッションに力を入れているところもある。ロケ地は撮影場所として周知され、非常に効果があるので、もう少し力を入れて売り込んだらどうかとの意見があり、委員より、掛川駅周辺にはたくさんの飲み屋があるので、これを上手に利用して周りに発信できるものを開催したらどうかとの意見や、関連して、他の委員より、飲み屋にはランチもやっていただき、ランチパスポートを使い 500円でランチが食べられるようにしたらどうか。昼間のにぎわい創出のために食を絡めれば交流人口がふえると思うとの意見や、他の委員より、花鳥園には、外国人観光客など、いろいろな人がたくさん来ており、一番の観光の名所となっていると思う。あの場所を利用して掛川市の魅力を発信できるようにしたらどうかとの参考意見がありました。  委員より、職員や議員も他市への出張などで出かけたときには、掛川の名産品などを持参して宣伝するような地道な努力が必要であるとの意見がありました。  次に、 2点目のテーマ、かけがわ茶エンナーレの検証について申し上げます。  当局より、事業費の財源内訳、来場者数、メディア等の紹介状況、学識者等の意見、来場者アンケートなどについて、資料による説明を受けた後、討議に入りました。  委員より、午前中のテーマとかぶるが、県知事が視察したときのコメントに、改めて自分たちの身近にあるすばらしい地域資源を意識し、見直すきっかけになると発言している。市民は、この部分がよかったと言っている人が多いので、次回の目的にもこういう観点を掲げたほうがよいのではないかとの意見がありました。  委員より、平成27年度に茶エンナーレという言葉が決まってから、地域で何度も説明したが浸透しなかった。このネーミングにも問題があったように感じる。しかし、途中から地域芸術祭という言葉を頭につけたのはよかった。また、訪問先で作家が声をかけてくれ、その人の思いや発信したい気持ちが伝わりよかったとの意見や、他の委員より、松ヶ岡でチェンバロの生演奏を聴き、芸術を身近に感じることができてよかった。また、県内、県外からも大勢の人が訪れてくれた。 2回、 3回と継続し、市民も身近に文化を感じて参加してくれればよいと思うとの意見や、他の委員より、若い人の情報源はインターネットだけでなく、広報かけがわも見ている。広報の最初のページにも掲載され、多くの人が見たと思う。しかし、地元の人に聞くと茶エンナーレを知らないと言っていた。もう少し知らせる手法はないかと感じたとの意見や、イベントの広告が当日の朝刊に入っていたが、夕方に見る場合も考え、週末に開催されるイベントなどは、木曜日や金曜日に入れた方が見てもらえるのではないかと感じたとの意見。  開催エリアは、今回は市内全域だったが、参加してより楽しむという意識を生むためにも、エリアを絞り細かくできるような仕組みも一つのやり方ではないかと感じたとの意見がありました。  当局より、掛川市は教育文化日本一を掲げている。 3年に 1度の大規模な芸術祭は「トリエンナーレ」という言葉があり、一方、他の開催都市との差別化を図ることも考え、日本一には掛川茶があるのでそれをかけ合わせて「茶エンナーレ」という名称がつくられました。後半に向けては、この名称がわかりやすくなるように、地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」というような説明書きをつけた。サブタイトルやサブキャッチをつけて広報していく必要があると思うとの考えが述べられました。  委員より、来場者アンケートを見ると、非常に満足度が高く、好意的な意見も多く感じる。また、延べ人数ではあるが、市内の人もかなり見に来ている。これは評価すべきと思うが、自分たちが聞いている意見はもっと厳しい内容が多いことも事実なので、今後進めるときには参考にしてほしい。これだけの効果があるのなら、やるべきだと思うとの意見があり、当局より、アンケートの結果は会場に来てくれて見てくれた人たちの意見のため、好意的な結果になっているが、皆さんが思っているように実際には会場に来なかった方、情報が届いていなかった方の意見や、行かなかった理由などがあるので、今後はしっかりと声を聞いていきたいとの考えが述べられました。  委員より、 3年間の財源内訳は一般財源 423万 9,000円、文化振興基金繰入金が約 2,900万円投入されている。約 3,300万円が市民の税金から投入されている。実際にこれだけ使っているので、文化振興のために使ったことを見える化しなければいけないと思うとの意見がありました。  委員より、午前中のシティプロモーションは、地域資源をどう発見し、磨いて発信していくか。そして茶エンナーレは 3年に 1度、既存の地域資源に現代アートを融合させ、地元の人には新しい発見があり、外の人には非常に魅力に映るのではないか。それぞれが個別に動いたが、これはシティプロモーションの大きなイベントのように感じた。次回も検討するのであれば、そういった観点から少し組み直すことができるのではないかと思うとの意見がありました。  委員より、エリアを少し絞れば集客も見込め、発信ももっとできるし、作家も近くにいて、いつでもコンタクトが取れるようなことができると思う。また、予算内訳などを見直し、次回につなげてほしいとの意見がありました。  委員より、今回、アートセレクションのアーティストに使ったお金は 1人 100万円程度だった。本当に有名人を呼んでくるととてもこの金額ではできない。この予算でできたのは、プロデューサーが作家とのつながりがあり、安くしてくれた。さらに掛川をよく知っているので、作品に一番合いそうな設置場所を決めてくれた。次回以降も同額で開催するなら、今回と同様、プロデューサーが選んだ新進気鋭の人たちを中心にやってもらう方法しかないと思うとの意見があり、委員より、このイベントも、今後のシティプロモーションもマスコミにいろいろな視点で何度も上手に記事を書いてもらい、発信してもらうことが必要だと思うとの意見がありました。
     以上、テーマ別の討論の概要を申し上げました。  それぞれのテーマについて、たくさんの意見をいただきましたが、それを全て報告できなかった旨申し上げ、総務委員会協議会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 次に、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました環境産業委員会協議会における討議内容について御報告いたします。  当委員会協議会は、去る12月12日午前 9時28分より、第 1委員会室において全委員出席のもと開催をいたしました。  当委員会協議会が政策議会のテーマとして掲げましたものは、 1点目、市内産業振興ビジョンについて、 2点目、土木インフラ等の今後の展望についてであります。  冒頭、当局を代表して、伊村副市長より挨拶をいただいた後、討議に入りました。  まず 1点目のテーマ、市内産業振興ビジョンについて申し上げます。  当局から、農業、茶産業、商工業に関する従事者の数、出荷額等の関連数値の過去からの推移や現状、市で行っている補助制度について、それぞれ担当課から説明を受けた後、討議を行いました。  まず、農業、茶業に関して、委員より、農業法人の増に対し、個人農家には後継者がいないのは新規就農者には補助が手厚いが、後継者には余り補助がないとか、作目を変えた場合の補助が余りないといったところも原因の一つとの意見が出されました。  他の委員より、農家の後継者となる若い人がいないというのは本当に深刻で、農業振興ビジョンにも地域農業の中心となる多様な担い手の確保、育成が重要な課題と指摘されているとの意見に対し、他の委員より、若者に跡を継いでもらおうにも、現状では農業だけでは生活できないので、若いうちは会社等へ働きに出てしまうことで、そのまま後継者にならないという状況が各農家で起きているとの意見も出されました。  他の委員より、農業で食べていけるもうける仕組みづくりを関係機関で検討し、進めていかないといけないとの意見があり、他の委員より、オリーブに関して、小笠山のパイロット事業で耕作放棄地となっている 100ヘクタールの土地の活用が耕作放棄地の解消、農業でもうける仕組みなどの課題解決につなげればと大変期待しているとの意見がありました。  他の委員より、農業だけでなく、工業にもつながるが、職業訓練校のようなところがあると後継者を育てていくことにつながるとの意見も出ました。  商工業に関して、委員より、工業出荷額は平成26年度の時点で袋井市の倍近くあるが、商業の数値が劣っていることについて質疑があり、当局より、東名高速道路袋井インターチェンジ取りつけ道路の通り沿いに大型の商業施設が幾つかできたので、その影響ではないかと考えられるとの答弁がありました。  委員より、掛川インターチェンジの周辺は、袋井や菊川などと比べて商業施設が劣っているという感じがするとの意見があり、他の委員より、掛川に大型商業施設が少ないから市民が磐田市など、近隣の大型商業施設へ流れてしまうということはあるとの意見も出ました。  これに対し、当局より、これまで中心市街地活性化計画に沿って、郊外の大規模な開発を規制するような施策で進めてきた。現状、特に掛川インターの南側は都市的な土地利用が図られていないと考えられるので、有効活用して経済の活性化を図るという、長期的な計画について議論していきたいとの所見が述べられました。  このほかにも、時間の都合で全てを紹介しきれませんが、これからの掛川市の産業振興について多くの意見が出て、活発な議論がなされました。  次に、 2点目のテーマ、土木インフラ等の今後の展望について申し上げます。  当局から、主なインフラの概要、各課の管理施設の現状と課題、地区要望の状況等について説明があり、修繕工事については、高度経済成長期の多くの土木インフラ等が建設から長期間経過し、施設機能の継続には修繕工事を含む多額の維持管理費が必要になっていること、さらに、平成26年度より橋梁を初めとする土木構造物の法定点検が義務づけられ、毎年多額の費用が必要になっているとの説明を受けた後、討議を行いました。  委員より、説明から、今後もいろいろな維持管理費等が見込まれ、削減が難しいとの見解が出され、他の委員より、今年度は議会でも特別委員会で公共施設マネジメントについて議論しているところだが、道路や橋に関してもやはりスクラップという考え方が重要になる。今進めている垂木川改修に関する橋梁のあり方を考える会の取り組みについては、難しい話だが議論をうまく進めて、他の地区で進めていく上でのモデルケースになってほしいとの意見が出され、他の委員より、道路や橋だけの話題で進めると進展が難しいので、教育や福祉といったことも含めて、限られた財源をどう投資していくのか、あわせて広域的な議論を地域で多くの住民が参加できるような仕組みにつなげていければとの意見も出されました。  他の委員より、まちづくり協議会を単位として、自分たちの住む地域の道路や橋がどのような状況になるのかを把握することが大事で、地域の皆さんに状況を知っていただくことから始めないといけないとの意見があり、当局より、地区ごとでの検討ももちろん大事だが、道路はネットワークでつながっているので、隣接する区域も含めた提示というのも必要になるとの所見が述べられました。  委員より、今後、市民の要望を事業化する場合は、緊急性・重要性・コストなどを「見える化」し、市民の合意形成されたことを基本にして、身の丈に合ったものを事業化することが重要であるとの意見も出ました。  以上、テーマ別に主な討議の概要を申し上げました。  それぞれのテーマについて、貴重な意見をたくさんいただきましたが、その全てを報告できなかった旨を申し添えまして、環境産業委員会協議会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 続いて、文教厚生委員長、松本均君、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) ただいま議長から報告を求められました文教厚生委員会協議会における主な討議内容について御報告いたします。  当委員会協議会は、去る12月12日午前 9時29分から、第 2委員会室において全委員出席のもと開催いたしました。  当委員会協議会が政策議会のテーマとして掲げましたものは、 1点目、子育て世代に魅力あるまちづくりについて、 2点目、第 7期介護保険事業計画の方針及び敬老会についてであります。  冒頭、当局を代表して浅井副市長から挨拶をいただいた後、討議に入りました。  まず 1点目のテーマ、子育て世代に魅力あるまちづくりについて申し上げます。  当局から、資料により、特色ある子育て支援施策、子育て世帯への直接的経済支援、子ども医療費助成、保育所保育料などについて、また、特徴的な母子保健事業について説明を受けた後、討議をいたしました。  まず、委員から、子ども医療費の通院費について、掛川市は 1回 500円の負担に対し、袋井市は未就学児が無料となっている。中東遠総合医療センターを共同経営しているが、この医療費の差について検討する必要があるとの意見があり、副市長から、なるべく同じ条件が望ましいと考える。全てを無料にした場合、約 1億 1,000万円の予算確保が必要となるため、このような医療費の伸びを考慮しながら、バランスのいい方向になるようさまざまな検討をしているとの見解が述べられました。  委員から、子育て支援の事業はいろいろと網羅していると思うが、情報の出し方が重要と考える。広報にしても、入園情報はあっても子育てに関する情報は少ない。情報を取りにいく形ではなく、こちらから見せていく形にしていくなど、もっとお母さんの目線で検討してはどうかとの意見や、関連して、他の委員から、子育て支援センターを土日も開館したり、焼津市のように広報の子育て支援に関する特別号を発行する方法もよいのではないかとの意見。  さらに、他の委員から、例として、婚姻届を提出する際に「ようこそ掛川へ」というような子育て関連施設や、おしゃれなカフェなどを掲載したマップを配布すれば掛川市を好きになり、子育てのために他市へ移ることがなくなるのではないかと思うとの考えや、元気なママさんたちがたくさんいるので、その方たちをもっと取り込み、ママプロジェクトのようなものを立ち上げてはどうか。  視察に行った松戸市のマップがとても見やすく、子育て情報が一目でわかるようになっていたので、掛川市もママたちの情報網を使って、そのプロジェクトにより小児科やカフェの地図をつくり出すなど、何か市民に発信できるようなものがあったらよいと思うとの考えが述べられました。  委員から、「スキンシップのすゝめ」が生涯学習の一環にもつながっていくと思うので、掛川式子育てというような形で打ち出していくにはおもしろい切り口だと思うとの考えや、他の委員から、たくさんの施策展開をしているので、もっとPRすることが大事だと思うし、声を聞く場を設けることも必要だと思うとの考えが述べられました。  委員から、子育て支援を考える上で、待機児童の問題は避けられない課題だと思うとの意見があり、当局から、もちろん待機児童の問題は最重要課題と考える。保育園の入所に関しては、さまざまなニーズが考えられるが、せめて 1歳までは家庭で子育てができるよう 1年間しっかりと育休がとれる、そういった企業側の努力も必要と考えているので、子育てと仕事の両立支援の観点から、今、いろいろと努力しているところである。  また、育休後に安心して職場復帰ができるよう 1歳になったらすぐに預けられる施策や、安心感を持って有休を取ることができるような施策も大事と考えるとの見解を述べられました。  次に、 2点目のテーマ、第 7期介護保険事業計画の方針及び敬老会について申し上げます。  当局から、資料により介護保険制度の概要、介護保険の推移、第 7期計画の概要など、また敬老会の状況や対象者増加に伴う課題などについて説明を受けた後、討議をいたしました。  委員から、国では共生社会をうたっていて、65歳以上の障がい者の話が出てくる。65歳になった障がい者が介護保険へ移行して、今までと同じようなサービスを受けることは難しいと考えるとの意見があり、当局から、実際、障がい者の方が介護施設に移行することはいろいろな問題点があると思うので、今すぐに移行することは市町にとっては非常に難しいことと捉えている。もう少し検討・検証をしてから移行していきたいと考えるとの見解が述べられました。  委員から、小規模多機能型の施設をふやしたいという方向が示された。これは在宅での支援をするという意味で大切な方向だと思う。ひとり暮らしや高齢者世帯がふえ、置かれている状況もいろいろあると思うので、置かれた状況によって必要なサービスを選択できるよう、また網羅できるような介護保険が使いやすい整備を進める必要があると感じるとの意見や、委員から、包括支援システムは社会福祉協議会などと連携がとれる本当によいシステムである。地域に相談窓口があるということは、全国的にもなかなかないこと。ただ、その活用がまだ市民の方に理解されていないところもあるとの意見や、委員から、県下で 2番目に高い介護保険料なので、行政としてできる限りの努力をして下げていかなくてはならないと思うとの意見があり、それに対して、他の委員から、そのとおりである。数年前の議論のときも保険料が高いという意見があった。確かに保険料が高くなってはいるが、介護保険の認定を受けている方から、安くてサービスを受けられるのでとても助かっているという声を聞く。少し高くても保険料はお互いに助け合う意味では、そういった人たちのためになっているのだと思うとの考えが述べられました。  委員から、認知症の割合が多いとのことなので、今後、介護予防に重点を置いて力を入れていかなければいけないと感じたとの考えや、他の委員からは、市長は、お茶を飲むと認知症になりにくいと言っていたが、統計では認知症の方が多いとの説明があった。少し矛盾を感じるとの質疑があり、副市長から、掛川ならではの背景や生活文化などを分析する必要がある。お茶はとてもすばらしいし、体にとてもいいと思うが、それを上回るほど運動不足や塩分のとり過ぎなどが原因となっている。また、スポーツ人口が低いということも問題にある。  先ほど委員がおっしゃったとおり、介護予防を一番の施策にすることが必要ではないかと考えているとの見解が述べられました。  委員から、介護予防のための一つとして、シニアクラブなどの団体に資料提供することや、地域の話し合いの中に入り、いろいろな方の様子を聞いたり、ふくしあの内容を伝えたりと、そういうことは議員としてできるのではないかということを感じたとの意見が述べられました。  委員から、敬老会の対象年齢を78歳から80歳にするのは賛成である。ただし、すぐに年齢を上げると問題があるので、例えば、75歳の人に対して 5年後に該当してくるといったように、事前周知させておく必要があると思うとの考えが述べられました。  それに対し、他の委員から、私も80歳は賛成である。対象年齢を上げるタイミングは、年号がかわる平成31年にしてもよいのではないかと思うとの考えが述べられました。  以上、テーマ別に主な討議の概要を申し上げました。  それぞれのテーマについて、貴重な意見をたくさんいただきましたが、その全てを報告することができなかった旨を申し添えまして、文教厚生委員会協議会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 △日程第6 議員派遣について ○議長(鈴木正治君) 次に、日程第 6、議員派遣についてを議題とします。  お諮りします。  地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、お手元に配付した内容のとおり、議員を派遣することに決定いたしました。 △日程第7 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について ○議長(鈴木正治君) 日程第 7、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題といたします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、申し出のとおり、閉会中継続調査をすることに決定しました。  以上で本日の日程全部を終了いたしました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君) 11月定例会の閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  このたびの定例会におきましては、一般会計、特別会計、企業会計の補正予算を初め、条例の一部改正など、多くの重要案件について御審議をいただき、いずれも原案どおり議決をいただき、厚く御礼を申し上げます。  一般質問につきましては、13人の議員の皆様から介護保険、農業振興、地区組織のあり方、健康長寿社会への取り組み、上下水道事業、茶エンナーレ、観光振興、子育て支援、待機児童対策、消防団員の確保、高校再編計画への対応、生涯学習運動など、市政運営における重要な政策につきまして、御質問や御提言をいただきありがとうございました。  議員の皆様と交わした政策議論の成果につきましては、今後の市政運営に着実に反映させて、来年度予算にも盛り込んでいきたいというふうに思っています。  ここで数点、御報告をさせていただきます。  初めに、来年度の保育所の入所について申し上げます。  来年の認可保育施設の定員数は 2,348人でありますが、入所申込者数は 2,464人となっており、現時点で 116人が定員超過の状況になります。  現在、入所調整を行っておりますが、認可保育施設へ入園できない方については、企業主導型保育施設や認可外保育園を紹介するとともに、幼稚園の預かり保育の利用促進を図り、極力待機児童が発生しないよう努めてまいります。   2点目は、掛川信用金庫と島田信用金庫の合併についてでありますが、掛川信用金庫は、明治12年創立の日本最古の信用金庫であります。掛川市と島田市の金融機関のかかわりは、明治13年に設立された掛川銀行が、翌年島田市に県内初となる支店を開設したという歴史があります。  今回の合併では、掛川信用金庫が存続金庫として、その歴史も引き継がれることが決まりました。今後は、経営基盤をさらに強固にされ、信用金庫の原点である報徳思想を広めるとともに、地域経済の発展に一層貢献されるということを期待しております。  掛川市としても、島田市は互いにお茶の一大産地でありますし、大井川の水資源、あるいは国道 1号バイパス建設などのつながりもありますので、島田市との連携をさらに深めていきたいと考えております。   3点目は、高校の再編計画について申し上げます。  県教育委員会が示した第三次長期計画案に、横須賀高校と池新田高校の統合の計画が示された件でありますが、横須賀高校と池新田高校は、ともに郷土愛を土台として創立され、長い歴史を有し、地域にとって必要不可欠な教育機関となっています。  現在、後援会、学校関係者、商工会など、地域の御意見・御要望を直接伺っており、来週25日でありますが、県の教育長にお会いして、県教育委員会の考え方をお伺いするとともに、地元の意見をしっかり伝えてまいりたいと思っております。  次に、今後開催する主な事業 3点について申し上げます。   1点目は、来月 7日日曜日に開催する掛川市成人式であります。  今回の対象者は 1,061人で、晴れて大人の仲間入りをします。  式の内容は 2部構成で、 1部が市主催の式典、 2部が実行委員会主催のイベントとなります。イベントでは、思い出の写真のスライドショーと恩師からのビデオレター上映などを予定しております。議員の皆様にはぜひ御出席いただき、新成人の門出をともに祝福していただきますようお願いをいたします。   2点目は、来月 7日から 2日間、二の丸茶室において開催されます「第67期将棋王将戦」についてであります。  掛川市での王将戦の開催は 9年連続、第 1局開催は 7年連続となり、前夜祭や大盤解説会、こども王将戦、将棋講座などの関連事業も開催いたします。  藤井四段の活躍や羽生善治さんの永世七冠達成など、将棋界が盛り上がる中、これらの事業を通して、市民の皆様に将棋に親しんでいく機会を提供し、将棋のまちづくりを進めてまいります。  将棋は、子供たちのある意味での教育、学力の向上に大変いいということも言われておりますので、将棋のまちをさらにしっかり広めていきたいと思っております。   3点目は、来月13日土曜日に開催するロバート・キャンベル氏の「掛川教養フォーラム」についてであります。  さきの一般質問でもお話しさせていただきましたが、江戸時代、掛川藩には「教養館」という藩校があり、松ヶ岡の山崎家から経済的支援を受け運営され、武士の子弟だけでなく、農民や商人の子弟がともに学んだ場所でありました。  現在、「松ヶ岡プロジェクト」に取り組む中で、松ヶ岡を「現代版教養館」としていくことを考えております。  今回、松ヶ岡を教養の拠点としていくに当たり、「教養館」の存在にいち早く着目をされた現東京大学の教授でありますロバート・キャンベル氏をお招きして、「掛川教養フォーラム」を開催いたします。ぜひとも御聴講いただければ大変うれしい限りでございます。  次に、昨日発表をいたしました「平成29年掛川市政10大ニュース」について申し上げます。  平成29年の掛川市を振り返ってみますと、将来を担う小・中学生が勉強に、運動に大変活躍した 1年であったというふうに思っております。大変うれくし感じております。  その中で、10大ニュースの 5つの出来事を振り返ってみますと、第 5位は、シティプロモーションの取り組みが本格的に始まったということであります。企業、地域、大学などと協働しての掛川市の魅力発信が本格的に始まったほか、掛川市を広く発信していただく「輝くかけがわ応援大使」を31人の方に委嘱させてただきました。  今後は、「ブランドメッセージ」の決定や「戦略計画」の策定を進め、交流人口の拡大によるにぎわいづくりと経済の活性化を図ってまいります。
     第 4位は、ラグビーワールドカップ開催であります。  静岡県では初めてとなるラグビー日本代表戦が、エコパスタジアムで開催されたほか、ラグビーワールドカップの試合日程が発表され、エコパスタジアムでは日本代表戦を含む 4試合の開催が決定をいたしました。  今後は、中学校区を単位として、応援する国や地域を決めて、その言葉や文化などを学ぶなど相互理解や国際交流を推進するとともに、「お茶のまち掛川」らしいおもてなしで皆さんをお迎えできるよう準備を進めてまいります。  第 3位は、掛川市長選挙、それから掛川市議会議員選挙についてであります。  市長選挙については、多くの皆さんの御支援をいただき 3選を果たすことができました。人口減少社会が到来し、厳しい社会情勢の中ではありますが、高い市民力とすぐれた企業力との「協働のまちづくり」により、引き続き「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川」を目指して取り組んでまいります。  市議会議員選挙においては、新人議員 9人が当選され、平均年齢も54.8歳と 5.3歳も若返り、女性議員も 4名となりました。このことは掛川市議会の活性化にも大変寄与しているものと感じております。  第 2位でありますが、HMIによる「つま恋リゾート彩の郷」グランドオープンであります。  昨年の市政10大ニュースでは、つま恋の営業終了が第 1位でありました。ことしに入り、HMIによる運営が決まり 4月には新たなスタートが切られました。掛川市の重要な地域資源でありますつま恋を、まちづくりにどのように生かして進めていくかは、今後の重要課題であると思っております。  つま恋の持つブランドに、HMIの新たな価値をプラスして、日本一のグリーンリゾートとして成長し、多くの観光客が訪れることを期待するものであります。  第 1位は「かけがわ茶エンナーレ」の開催であります。  掛川市として初めて開催した大規模地域芸術祭は、全国各地から延べ17万人の方に来場いただき、アート作品やパフォーマンスだけでなく、歴史的建造物や茶畑などの掛川市の魅力を十分に堪能していただけたと考えております。  今回の開催を通じて、事業全体の課題と成果をしっかり分析し、文化振興施策に生かすとともに、掛川市の文化力をさらに向上させて、品格の高いまちづくりをしていきたいと考えております。  さて、さきの一般質問において、議長のほうから「私が考えることしの漢字一文字」という話がありました。私は、一文字の中でたくさん候補があったその中に入っていないんじゃないかと思いますが、私は平和の「平」を選びたいと思っておりました。  その理由として、ことしは 2つの台風が掛川市周辺を通過したものの、大きな被害もなく、ある意味では平和の年でありました。国においては、天皇陛下の退位される日が決まり、平成の時代がいよいよ終わりとなることが決まりました。また、朝鮮半島の情勢においては、北朝鮮のミサイル発射などもあり、改めて平和の尊さを強く感じた 1年でありました。平和をしっかり守っていくということの大切を改めて感じた、そういう意味で平和の「平」、平成の「平」を私のことしの一文字としたいというふうに思いました。  結びに、平成30年は情報共有の強化による「協働のまちづくり」の深化を推進するとともに、「しごとづくり」と「子育て支援」を主要課題に、さまざまな施策を戦略的に展開し、「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川」の実現に向けて、全力で市政運営に取り組んでまいります。  この 1年間、二元代表制である市議会と市当局が、ともに「協働のまちづくり」の理念に基づく市政運営に努めてきたことで、さまざまな成果を出すことができたというふうに思っております。議員の皆様には深く感謝を申し上げます。  議員の皆様にはよい新年をお迎えくださいますことを心からお祈り申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(鈴木正治君) それでは、私からも御挨拶を申し上げます。  平成29年11月定例会の閉会に当たり、掛川市議会を代表して一言御挨拶申し上げます。  まず、先日の一般質問でも話題になりました「ことしの 1年を漢字一文字であらわすならば」ということで、先ほど市長からは「平」、平和、平成と非常に重要なことで非常にいいなと思います。そういう観点に対して、私個人が思うところを述べさせていただきます。  私が考えることしの漢字は新しいの「新」という漢字であります。これまでも毎年何らかの新しい動きというものは存在しておりましたけれども、ありきたりな印象かもしれませんけれども、先日、ことしの市政10大ニュースの投票用紙が配られ、先ほど市長のほうからこの10大ニュースの順位等が発表されました。このかなりの項目の中に「新」という字でくくれることに気づきました。  具体的に申し上げますと、まずは、ことし 4月の市議選で多くの新人議員が誕生したことが挙げられます。また、昨年の今ごろ大騒ぎとなった「つま恋」が新しい経営者にかわったこと。行政側も「シティプロモーション」や「働き方改革」といった新機軸に本腰を入れて始めたこと。  それから、施設整備の面では、防災も考慮した新給食センターや、新しい形態である企業主導型保育施設、大須賀地区に新たにメガソーラー発電施設が完成したこと等が挙げられます。  また、先ほども話がありましたが、地方の金融界における新しい再編の動きとして、掛川信用金庫と島田信用金庫の合併発表等、いずれも一時代前では、想像もつかなかったような新しい動きが矢継ぎ早に展開されています。  しかし、本当に大事なことは「新しい」の「その次」であります。新しい制度や仕組み・箱物、それがきちんとしていても、しっかりした運用がなされないと、市民に満足を与えるものではないと思います。  何よりも大切なのは、やはり「仏作って魂入れず」ではだめです。ですから、我々市議会は新しいものができた翌年、来たる平成30年にこそ注目してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、11月定例会の話題の中から、 1点触れさせていただきたいと思います。  それは、寺田議員からの一般質問にもありました、11月14日の朝刊一面で報道された「横須賀高校と池新田高校との統合」の話であります。少子化の流れの中で、県立高校の再編・統合を検討するという県教育委員会の立場は、現在、掛川市の各施設において、掛川市議会が公共施設マネジメント推進特別委員会で検討している立場とも重なる部分があります。  しかし、現状の横須賀高校への通学実態を鑑みますと、万が一にも横須賀高校が廃止されるようなことになりますと、本市南部や浅羽、福田、竜洋地区に住む多くの中学生にとって、今後の進路選択の幅が大きく狭められることになります。また、大須賀地区の経済活動の停滞が懸念されるだけでなく、横須賀高校の卒業生を受け入れている企業等にとっても、人材確保の面でも痛手をこうむること等が心配されます。  本件に係る最終的な判断は県教委が握っているわけですが、中東遠地区の南部地域において、かけがえのない横須賀高校の存続につきましては、引き続き市長とともに善処を求めていく所存であります。  次に、11月定例会について振り返させていただきます。  まず一般質問についてですが、今回は13人の議員に登壇していただき、 3日間にわたって一般質問が繰り広げられました。この折には、多くの傍聴者の方にお越しいただきました。12月 7日の一般質問を終えた段階での暫定値ですが、11月定例会の傍聴者数は 251名でした。ちなみに 6月定例会は 265名、 9月定例会は 224名で 4月の改選後の 3回の定例会の合計傍聴者数は 740人となり、昨年同時期の 450人と比べますと、ことしは 290人もの増であり、いずれの定例会においても 100人近い増員実績となっております。  これは 4月以降、新しい議員が多く誕生したことが主な要因だと思いますが、同時に、「市民に開かれた議会を目指す」市議会としての取り組みが、着実に成果としてあらわれているあかしとも思いますので、議長としましても大変喜ばしく受けとめております。  なお、一般質問の内容については、新しい国保・介護制度、イノシシ対策、新幹線駅開業30周年事業、茶エンナーレ、地域自治のあり方、高齢者支援、水ビジョン、オリーブの産地づくり、都市計画と土地利用、子育て支援、消防団員の確保、教員の多忙化問題、横須賀高校の統廃合問題、生涯学習等、多岐にわたる政策課題について、制限時間いっぱいまで市長等と熱い議論が交わされました。  市長、教育長を初め、当局関係者につきましては、全ての議員の質問に対し誠意ある回答をいただき感謝申し上げます。あわせて今後の政策・施策への展開に向けては、十分に御検討いただき、やると決定したものにつきましては、スピード感を持って実行に移していただくようお願いいたします。  また、12月12日に開催されました常任委員会協議会、いわゆる「政策議会」についてですが、それぞれの常任委員会ごとに、今後の市政運営を考える上で、避けて通れない重要課題について議論をしていただきました。これに先立つ議会活性化特別委員会での議論では、今後は議員間討議を活発に行い、単に議員と当局との質疑のやり取りだけに終わらないようにするという目標を掲げました。これに関しては、議員各位、並びに当局の皆様はいかに感じられましたでしょうか。私としましては、まだ道半ばだなというのが正直な感想でありますが、引き続き全議員が問題意識を持って議会改革・活性化に取り組んでまいりたいと思います。  さて、11月定例会が終わりますと、いよいよ師走本番であります。この時期、昔はお坊さんが檀家を回り忙しく飛び回っていたようですが、今では議員諸氏も支援者や関係者等への挨拶回り等で忙しく走り回ることと思います。  先日、あるフォーラムで、東大の教授が「議員ほどブラックな職業はない」とおっしゃっていましたが、 1期目の議員からも「議員になる前に聞いていた話と全然違う」というような話も伺いました。確かに、平成24年度末の議会基本条例制定以降、議員の仕事は格段に多忙となりましたが、引き続き市民の負託に応えるため、みずからを律して頑張っていただきたいと思います。  新年になりましても、年頭から消防出初め式、賀詞交歓会、王将戦、成人式、各種研修会、行政視察と、多くの行事が目白押しです。それに加え、例年、市議会議員チームとしてエントリーしている城下町駅伝もあります。そういった意味からも、年末年始については、体調管理に十分御留意いただき、来たるべき平成30年に備えていただきたいと思います。  松井市長を初めとする当局の皆様におかれましても、議員同様に、みずからの健康管理には重ねて御留意いただきたいと思います。インフルエンザについても市役所内でちらほら感染者が出始めていると伺っておりますが、よい正月を迎えるためにも、対策を怠ることのないようにお願いしたいと思います。  また、来年以降は「働き方改革」により、職員や教員の負荷を減らし、そのマンパワーを地域貢献活動等に投入できるよう、実効性ある対策を打ち出していただきたいと思います。  結びに、来たる平成30年が、全ての市民にとって「新しいよいことがもたらされる年」となることを御祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(鈴木正治君) これにて本日の会議を閉じ、平成29年第 5回掛川市議会定例会を閉会とします。                 午前11時55分 閉会  [ 署  名 ]  以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           平成   年   月   日                掛川市議会議長    鈴 木 正 治                掛川市議会副議長   榛 葉 正 樹  [ 署 名 議 員 ]                掛川市議会議員    勝 川 志保子                掛川市議会議員    窪 野 愛 子...