掛川市議会 2015-11-26
平成27年第 5回定例会(11月)−11月26日-01号
現在までに 6地区において
協議会が設立されており、年末までには10地区、年度末までには全地区において
協議会が設立される見込みであります。
地区によって課題が異なる状況からスタートしますが、課題を改善しながら地域にあった
協議会に成長していくことが重要であると思っております。そして、そのために
協議会と市は、お互いに尊重し、
役割分担を考えながら、
協議会が主体性を発揮していくことが大切であると考えております。
今後も、
協議会と市がともに
公共サービスを担うことの意義を丁寧に市民に説明し、市民が主体的に
まちづくりを行うことができる環境を適切に整備してまいります。
次に、
ミラノ国際博覧会と
バチカン市
国訪問等の成果について申し上げます。
ミラノ国際博覧会を通じて、
茶草場農法と
掛川茶の魅力を十分にPRできたと感じております。海外における日本茶の可能性や潜在力の高さを肌で感じるとともに、
万博会場まで応援に駆けつけてくれた、
ロッシーニ生誕地である
ペーザロ市長や、表敬訪問した
バチカン市
国枢機卿を初め多くの方々と
友好関係を深めることができました。今後は、この御縁を深めるよう努力してまいりたいと思っております。
また、
掛川茶の輸出に関しては、
販売ルートの確立など明らかになった課題に対し早期に対応を図るとともに、献上した
掛川茶が枢機卿を通して
ローマ法王へ届けられ、先日にはお礼の手紙が届きましたので、
ローマ法王献上茶としての話題性を生かした
販売戦略で、
消費拡大を図ってまいります。
そして、来年度策定する
茶業振興計画には、輸出を
主要テーマとして取りまとめたいと考えております。
次に、「希望の丘」の
運営状況についてであります。
事業者、地域、市等で構成される
運営委員会では、
医師会、
歯科医師会、
薬剤師会の参加による
地域医療連携を初め、10月16日には、
県立掛川特別支援学校ミュージアムを市役所 2階テラスへ設置し、生徒の
作品展示による市民への
情報発信や交流、さらには、陣場峠の
登山道整備など、
関係団体相互の連携によるさまざまな活動を展開しているところであります。
また、市内外からも高い評価をいただき、視察もこれまでに31団体 500人余を受け入れ、今月25日、きのうですね、
ハーバード大学公衆衛生大学院教授と
東大大学院の
近藤准教授等にも視察をいただいたところであります。
このとき、両者の感想が副市長のほうからありましたので、報告を少しさせていただきます。
まず、
ハーバード大学の教授からですけれども、「ふくしあ」の多機関・多
職種連携の仕組みについて、世界のモデルである。世界じゅうの
研究者とシェアすることで、この仕組みを世界に普及させたい。一緒に研究を進めたいとの評価をいただきました。
また、
研究者は、このようなイメージを描いていたが、実際に成功させた事例はない。物理的に多機関を一つに集めたことがすばらしい。「ふくしあ」と「希望の丘」のことについて
ハーバード大学の
ビシュワナシュ教授からの
コメントといいますか。
それから、東大の大学院の
近藤准教授でありますが、来年 5月の
伊勢志摩サミットにあわせて、世界の
保健関係者が集まるその場でも話題としたいと、こういう両者の
コメントがありました。
大変うれしくなったということがありますので、まずもって議員の皆さんに報告をすると同時に、これで終わりではなく、これから掛川市とこの両者とどういう連携をとりながら、この「ふくしあ」、「希望の丘」の活動を世界に
情報発信していくかということについても、これから少し検討を進めていきたいと、こう思っております。
今後は、さらなる
事業者間連携と
情報発信によって、「健康・
子育て日本一」の拠点としての機能をさらに高めてまいりたいと考えております。
最後に、
寄附金の
申し込み状況について申し上げます。
掛川市
ふるさと納税の
申し込み状況でありますが、本年度より、
地場産業の
活性化と財源の確保を目的として、
寄附者に特産品をお贈りしている
ふるさと納税は、11月25日現在で、 5,757件、 1億 1,700万円余の
申し込みがありました。
特産品は公募により品目数をふやしており、現在は68品目から選択できるようになっております。
また、
寄附者の
利便性向上のために 9月から
クレジット収納の運用を開始しております。今後は、さらに件数が伸びていくことを期待し、
補正予算において 1億 8,000万円の増を計上いたしました。
また、平成25年10月から開始しました「掛川市地震・
津波対策寄附金」の
申し込み状況でありますが、多くの御協力をいただき、11月25日現在で、約 1億 5,000万円の御寄附が寄せられました。皆さんの御支援に感謝申し上げます。
今後も掛川市地震・
津波対策寄附金推進委員会を中心に
募金活動を積極的に推進し、
防災対策の強化に全力で取り組んでまいります。
以上、
行政報告とさせていただきます。
それでは、次に、ただいま上程されました議案第 107号から議案第 130号までの24件について、一括御説明申し上げます。
最初に、議案第 107号、平成27年度掛川市
一般会計補正予算(第 6号)については、
歳入歳出それぞれ 2億 3,423万 1,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を 463億 4,620万 9,000円とするものであります。
補正の主な内容としましては、
職員人件費の補正のほか、
ふるさと納税推進経費の増 9,670万 4,000円、
地域環境整備調整費の増 5,000万円、平成29年 4月の開設を予定する
認可保育所建設事業費の追加 4,899万 9,000円などであります。
なお、今回の
補正財源の主なものは、
寄附金の増 1億 8,000万円、繰入金の増 4,790万円などであります。
次に、議案第 108号、平成27年度掛川市
国民健康保険特別会計補正予算(第 2号)については、
歳入歳出それぞれ 435万 7,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を 132億 4,590万 5,000円とするものであります。
補正の主な内容は、
職員人件費の補正及び
ヘルスアップ計画を推進するための医療費の
分析業務を追加するものであります。
次に、議案第 109号、平成27年度掛川市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 2号)については、
歳入歳出それぞれ53万 1,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を10億 1,935万 3,000円とするものであります。
補正の主な内容は、職員の実
配置数に合わせた
職員人件費の補正であります。
次に、議案第 110号、平成27年度掛川市
介護保険特別会計補正予算(第 2号)については、
歳入歳出それぞれ 2,193万円を減額し、
歳入歳出予算の総額を95億 9,402万円とするものであります。
補正の主な内容は、職員の実
配置数に合わせた
職員人件費の補正であります。
次に、議案第 111号、平成27年度掛川市
簡易水道特別会計補正予算(第 1号)については、
歳入歳出それぞれ 338万 9,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を 2,258万 2,000円とするものであります。
補正の主な内容は、前年度決算に基づき繰越金が確定したことなどによる補正であります。
次に、議案第 112号、平成27年度掛川市
公共下水道事業特別会計補正予算(第 1号)については、
歳入歳出それぞれ 223万 3,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を28億 1,336万 6,000円とするものであります。
補正の主な内容は、
職員人件費の補正と
消費税額が確定したことによる公課費の増額であります。
次に、議案第 113号、平成27年度掛川市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第 1号)については、
歳入歳出それぞれ 296万 7,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を 2億 4,275万 8,000円とするものであります。
補正の主な内容は、
職員人件費の補正であります。
次に、議案第 114号、平成27年度掛川市
浄化槽市町村設置推進事業特別会計補正予算(第 1号)については、
歳入歳出それぞれ 635万 8,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を 3億 9,258万 5,000円とするものであります。
補正の主な内容は、
職員人件費の補正と
償還利子額の確定に伴う公債費の減額であります。
次に、議案第 115号、平成27年度掛川市
水道事業会計補正予算(第 1号)については、
水道事業収益を26万 6,000円減額し、
水道事業収益の総額を30億 9,648万 6,000円とし、また、
水道事業費用を 292万 4,000円増額し、
水道事業費用の総額を30億 4,371万 6,000円とするとともに、
資本的支出を 307万 8,000円減額し、
資本的支出の総額を11億 5,046万 5,000円とするものであります。
補正の主な内容は、職員の実
配置数に合わせた
職員人件費の補正であります。
次に、議案第 116号、掛川市
個人番号の利用に関する条例の制定については、「
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」第 9条第 2項の規定に基づき、
個人番号の利用に関し必要な事項を定めるものであります。
次に、議案第 117号、
掛川城公園駐車場条例の制定については、
掛川城公園駐車場を平成27年12月25日から供用開始するため、新たに制定するものであります。
次に、議案第 118号、
掛川市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正については、「被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」の施行により、共済年金が厚生年金に統一されたことに伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 119号、掛川市職員の
退職手当に関する条例の一部改正については、「被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」の施行により、共済年金が厚生年金に統一されたことに伴い、同法の改正箇所を引用する条文について字句の整理を行うため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 120号、掛川市税条例の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 121号、掛川市
二の丸美術館条例の一部改正については、掛川市二の丸美術館において、
指定管理者制度及び利用料金制度を導入するため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 122号、掛川市
住民投票条例の一部改正については、選挙権年齢を18歳以上に引き下げることなどを内容とする「公職選挙法の一部を改正する法律」の施行に伴い、同様の措置を講ずるため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 123号、掛川市
印鑑条例の一部改正については、「
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」の施行に伴い、平成28年 1月から、
個人番号カードを利用した、多機能端末機による印鑑登録証明書の交付を可能とするため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 124号、掛川市
住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部改正については、マイナンバー制度の導入による住民基本台帳法の一部改正に伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するのもであります。
次に、議案第 125号、掛川市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、「被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」の施行により、共済年金が厚生年金に統一されたことに伴い、所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第 126号、
中央消防署建築主体工事変更請負契約の締結については、 7億 5,804万 4,440円で、掛川市二瀬川 4番 1号、川島・山本・尾崎特定建設工事共同企業体、代表者、株式会社川島組、代表取締役社長、川島達也と変更請負契約を締結するため、
地方自治法第96条第 1項第 5号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第 127号、
中央消防署電気設備工事変更請負契約の締結については、 1億 7,346万 960円で、掛川市国安 902番地の 5、浜電・三和特定建設工事共同企業体、代表者、浜電工業株式会社、代表取締役、松田良克と変更請負契約を締結するため、
地方自治法第96条第 1項第 5号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第 128号、
掛川市道路線の認定については、新設道路の認定等で、今回認定をお願いするのは 2路線であります。
次に、議案第 129号、土地の取得については、掛川市横須賀1628番 8外13筆、面積5,332.18平方メートルを、 5,011万 682円で、大阪府大阪市北区大淀南一丁目 7番 8、 404号、山下 宣外 2名から購入するため、
地方自治法第96条第 1項第 8号の規定により、議会の議決を求めるものであります。これは横須賀城の公有地化ということであります。
最後に、議案第 130号、公の施設の
指定管理者の指定については、
掛川城公園駐車場の
指定管理者として平成27年12月25日から平成30年 3月31日までの間、かけがわ街づくり株式会社を指定するものであります。
以上、24件について、一括して御説明を申し上げましたが、議案第 107号、議案第 116号、議案第 117号及び議案第 120号の 4件については、引き続き担当部長が補足説明いたしますので、御審議くださるようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
竹嶋善彦君) 次に、補足説明を求めます。
まず、議案第 107号、議案第 116号及び議案第 120号について、釜下総務部長。
〔総務部長 釜下道治君 登壇〕
◎総務部長(釜下道治君) 議案第 107号及び第 116号、第 120号の 3件について補足説明いたします。
まず、議案第 107号、平成27年度掛川市
一般会計補正予算(第 6号)について説明いたします。
11
月定例会議案の 1ページをお開きください。議案の 1ページをお願いします。
第 2条の「債務負担行為の補正」と、第 3条の「地方債の補正」から説明させていただきます。
めくっていただきまして、 6ページの第 2表をごらんください。
今回、債務負担行為の設定をお願いする 3件につきましては、ごみ等の収集について、今後の安定的な収集業務の継続並びに経費削減を目的に、平成28年度から31年度までの 4カ年の収集業務を委託するためのもので、資源ごみ収集業務委託は 2億円、プラスチック類収集業務委託は 1億 8,000万円、掛川地区のごみ収集業務委託は 2億 6,000万円を限度額といたします。
28年 4月からの業務を円滑に進めるため、いずれも本年度中に契約を締結することから、債務負担行為の期間は27年度からとしています。
次に、 7ページの第 3表をごらんください。
今回の地方債の補正は、災害復旧債において 1,000万円の増額をお願いするもので、 9月の集中豪雨により被災した市道 1路線の災害復旧費の財源とするものです。
以下、別冊の「
補正予算事項別明細書」により説明させていただきます。
事項別明細書 5ページをお願いします。
最初に歳入ですが、14款国庫支出金、 1項 1目の民生費国庫負担金 186万 6,000円の増は、平成26年度の福祉施策にかかる決算が確定し、国から精算金が交付されるものです。
4目の災害復旧費国庫負担金 2,000万円の増は、市道 1路線の災害復旧費に対し、国から 3分の 2が交付されるものです。
次に、下段の 2項国庫補助金、 5目の土木費国庫補助金中、 3節都市計画道路費国庫補助金 4,730万円の減について説明いたします。
掛川駅梅橋線の一部の施工区間においては、軟弱地盤の沈下がわずかながら続いており、舗装の本工事に入れない状況でありますが、地元地区からの早期開通の要望に対応するため、仮設の舗装工事等により、平成28年度から仮供用を開始することといたしました。
仮設工事については国の交付金の対象外となるため、舗装等の本工事に対して予定していた社会資本整備総合交付金を減額するものです。
7節営繕指導費国庫補助金50万 3,000円の増は、歳出において、民間建築物における吹付けアスベスト対策事業補助金を、当初の 1件分から 2件分に増額するもので、補助対象事業費の 3分の 1が国から交付されるものです。
少し飛んで、 9ページをお願いします。
15款県支出金、下段の 2項 2目の民生費県補助金 219万 6,000円の増は、認可外保育園の「きよさき保育園」が、来年 4月から小規模保育園に移行することに伴い、園舎の改修費用に対し、県から補助対象事業費の 3分の 2が交付されるものです。
11ページをお願いします。
下段の 3項 3目の農林水産業費委託金 100万円の増は、原野谷川防災ダムの管理主体が、平成28年度から、掛川市より県中遠農林事務所に移行することに伴い、歳出において、ダムの監視設備の移設を行うもので、事業費の 2分の 1が県から交付されるものです。
13ページをお願いします。
17款
寄附金、 1項 6目の一般
寄附金 1億 8,000万円の増は、
ふるさと納税にかかる
寄附金が、本年 9月から
クレジット収納を開始したことなどにより、本年度末までに 2億 8,000万円に達する見込みであることから増額するものであります。
15ページをお願いします。
18款繰入金、 2項 1目の基金繰入金 4,790万円の増は、本
補正予算において実施する
待機児童解消対策の財源として、こども希望基金から繰り入れるものです。
17ページをお願いします。
20款諸収入、 4項雑入につきましては、 1目の総務費雑収入及び 3目の衛生費雑収入にて、市から一部事務組合等へ派遣している職員の実数等にあわせ、各一部事務組合等の人件費負担見込額の補正を行うものです。
また、 2目の民生費雑収入のうち、 6節後期
高齢者医療事務費雑入 2,746万 6,000円の追加は、平成26年度の後期
高齢者医療費と事務費が確定したことによる、静岡県後期
高齢者医療広域連合からの返還金です。
少し飛んで、21ページをお願いします。
ここから歳出です。
最初に、各費目に出てまいります人件費の補正につきまして、全般的な内容を申し上げます。
11月
補正予算においては、ことし 4月の人事異動等に伴う
職員人件費の補正とともに、本年度の人事院勧告に応じた所要額についても、年間の人件費所要額を見込むに当たりまして補正計上させていただいております。
本年度の人事院勧告は、民間給与との格差0.36%を埋めるため、若年層を中心に一般職員の給料表の水準を引き上げるとともに、勤勉手当を 0.1月分引き上げて、期末勤勉手当を年 4.2月とするもので、本年 4月にさかのぼって実施するものです。
本
補正予算において、人事院勧告の内容に沿って、一般職員の月例給の平均 0.4%の引き上げと、勤勉手当の 0.1月を引き上げる給与改定の所要額を見込み、また、あわせて、市長、副市長、教育長の期末手当を 0.1月引き上げ年 4.2月に、
市議会議員の期末手当を0.05月引き上げ年 3.2月とするための所要額について、人事異動等に伴う人件費補正とともに、本年度におけます人件費の年間所要額として見込み、予算として計上させていただきました。
なお、人件費と同じく非常勤職員の賃金及び保険料につきましても、実配置人数等により年間所要額を計上させていただいております。
以下、各費目におきまして人件費及び賃金等にかかわる補正が出てまいりますが、特別会計等における人件費補正に伴う一般会計繰出金の補正を含むこれらの説明及び歳入と重複する部分につきましては、説明を省略させていただき、その他主な補正内容について説明させていただきます。
23ページをお願いします。
2款総務費、 1項14目の政策推進費 9,670万 4,000円の増は、歳入の「
ふるさと納税」にかかる
寄附金増額に合わせ、返礼のための経費等について増額するものです。
24目の
地域環境整備調整費 5,000万円の増は、各地区から要望のありました側溝の改修や道路の補修等に対応するため、緊急性を考慮して、施設修理費等を増額するものです。
なお、地域環境整備交付金につきましては、西山口、南郷、大渕の 3地区に 100万円ずつ交付することといたしましたので、当初予算との差額 1,620万円について、施設修理費等に組み替えを行うものです。
少し飛びますが、35ページをお願いします。
ここから 3款民生費です。
今回の補正では、障害者福祉費等の平成26年度各種事業の確定に伴う国県への精算返還金を総額で 7,501万 5,000円追加計上いたしました。民生費及び衛生費の各所に、返還金の追加が掲載されておりますが、個々の説明は省略させていただきます。
37ページをお願いします。
1項社会福祉費、 8目の老人福祉施設運営費 366万 2,000円の増は、小笠老人ホームの安定的な運営を図るため、 3市による一部事務組合が行う施設の指定管理委託において、入所者が48名を下回る場合、事務費不足分を補償することとしています指定管理料の増額に伴い、本市の負担額が増額となったことによるものです。
少し飛びまして、43ページをお願いします。
2項児童福祉費、 4目の保育園管理費、説明欄 2の (1)福祉施設等建設事業助成費のうち、
認可保育所建設事業費補助金 1,900万円の追加及び説明欄 3の (1)施設整備費 2,999万 9,000円の増は、大池公園隣接地において、平成29年 4月開園に向けた、認可保育所 1園の建設を進めるため、開設
事業者が行う建物の実施設計等にかかる費用の全額を補助するほか、市において造成設計等を行うものです。
少し飛びまして、51ページをお願いします。
4款衛生費、 3項清掃費、 4目のコミュニティプラント管理費 432万円の増は、葛ヶ丘団地汚水処理場で、汚泥掻き寄せ機 1台が故障したため、応急的な修理を行うものです。
少し飛びまして、65ページをお願いします。
8款土木費、 4項都市計画費、 3目の都市計画道路費、説明欄 2の (2)市単街路事業費 500万円の増は、杉谷初馬線の掛川工業高校南側交差点における渋滞解消を図るため、右折帯設置にかかる測量設計委託料を追加するものです。
少し飛びまして、79ページをお願いします。
10款教育費、 5項 5目の文化財保護費のうち、説明欄 1の (1)松ヶ岡管理費 217万 8,000円の増は、本年度の集中豪雨や台風により雨漏りが発生し、建物内の腐食が見られたことから、建物を保護する緊急措置として、必要最小限の補修工事等を行うものです。
83ページをお願いします。
11款災害復旧費、 2項 1目の土木施設災害復旧費 6,680万円の増は、 9月の集中豪雨や台風により被災した土木施設の災害復旧費を計上いたしました。
87ページをお願いします。
13款予備費につきましては、今回 6,369万 9,000円を減額し、本
補正予算の財源の一部とするものです。
以上、議案第 107号の補足説明とさせていただきます。
次に、議案第 116号、掛川市
個人番号の利用に関する条例の制定について説明します。
11
月定例会議案の39ページをお開きください。
この条例制定は、「
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」、いわゆる「番号法」の第 9条第 2項の規定に基づき、市役所内での
個人番号及び特定個人情報の利用、情報の連携に関し、必要な事項を定めるものです。
40ページをお開きください。
第 1条では、趣旨として、
個人番号の利用に関し、番号法に基づいて必要となる事項を定める条例であることを述べ、第 3条では、
個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関し、市としての責務を明らかにしています。
また、第 4条は、
個人番号の利用範囲を定めるもので、第 1項において、市役所内での利用は、番号法の別表 2の第 2欄に掲げる事務とし、第 2項において、この事務について、番号法の別表 2の第 4欄に掲げる特定個人情報のうち、市が保有する特定個人情報を利用できる旨を包括的に定めております。
なお、この条例の施行日は、番号法における
個人番号の利用開始日である平成28年 1月 1日とします。
次に、55ページをお願いします。
議案第 120号、掛川市税条例の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、市税における徴収及び換価の猶予について定めるため、また、番号法の施行に伴う所要の改正を行うため、一部改正を行うものです。
56ページの新旧対照表をごらんください。
地方税法の一部改正に伴い、猶予制度の納付方法や申請手続等について、新たに市条例にて定めることになりました。
まず、下段の第 5条の 2において、徴収猶予における徴収金の分割納付ができるとし、またその納付方法について定め、めくっていただきまして、58ページ上段の第 5条の 3において、徴収猶予の申請手続における記載事項等について定めています。
また、59ページ中段の第 5条の 4において、職権による換価、いわゆる差し押さえられた財産の公売等による処分ですが、この猶予の手続等について、さらに、下段の第 5条の 5においては、申請による換価の猶予の申請期間を納期限から 6月とするほか、申請手続等について定めます。
めくっていただきまして、60ページ下段の第 5条の 6では、猶予に係る金額が 100万円以下である場合、猶予の期間が 3カ月以内である場合など、担保を徴する必要がない場合を定めています。
本改正の56ページの第 2条及び60ページ、第 6条以降は、番号法の施行に関連し、法人番号に関する所要の字句の改正等を行うものです。
なお、63ページの附則におきまして、この条例は、一部の規定を除き、平成28年 4月 1日から施行することとし、施行日前に申請されました徴収の猶予並びに換価の猶予については、従前の例によるものとしています。
以上、議案第 107号及び第 116号、 120号の補足説明とさせていただきます。
よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○議長(
竹嶋善彦君) 次に、議案第 117号について、鈴木企画政策部長。
〔企画政策部長 鈴木哲之君 登壇〕
◎企画政策部長(鈴木哲之君) 私からは、議案第 117号について補足説明をさせていただきます。
議案書の41ページをごらんください。
本条例は、
掛川城公園駐車場を本年12月25日から供用開始するため、新たに条例を制定するものでございます。
42ページをごらんください。
本条例は、条文17条と別表により構成されております。
条文の主な内容について御説明いたします。
第 1条は条例の趣旨、第 2条は掛川城公園周辺における道路交通の円滑化を図るとともに、市民の利便性に資するという設置目的及び設置箇所について、第 3条は供用時間を定めたもので、具体的な供用時間につきましては規則で定めることといたしました。
第 4条では、駐車場の管理を
指定管理者に行わせること、及び駐車場の施設、設備の維持管理に関する業務など、管理の業務内容について定めました。
第 5条では回数駐車券の交付について、第 6条では利用料金について定めたもので、利用料金は、別表に定める金額の範囲内とし、料金は
指定管理者の収入とすることを定めました。
第 7条では利用料金の免除について、第 8条では利用料金の不還付について、第 9条では無料開放について定めてあります。
第10条では、駐車場の構造上駐車することができないときなど、駐車を拒否することができる場合について、第11条では他の自動車の駐車を妨げること、施設を損傷し、または汚損することなど、禁止行為について定めました。
第12条では供用の休止について、第13条では、市は駐車場内における自動車相互の接触等により生じた損害については、その賠償の責めを負わないという駐車場内における損害の責任について。
ページをおめくりいただきまして、第14条です。第14条では、施設を損傷し、または汚損した者は、その損害を賠償しなければならないという損害賠償の義務について定めました。
第15条では、
指定管理者の指定を受けようとする者は、申請書に事業計画書、その他規則で定める書類を市長に提出すること及び事業計画書の内容が利用対象者の平等な利用及びサービスの向上を図るものであることなど、
指定管理者の指定の手続について、第16条では
指定管理者が行う管理の基準について、第17条では委任について定めたもので、必要な事項は規則で定めることといたしました。
附則で、この条例は、平成27年12月25日から施行することを定めました。
以上で、議案第 117号の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
竹嶋善彦君) 以上で、
提案理由の説明は終わりました。
本24件の議案に対する質疑は、12月11日開催の本会議で行います。
△日程第4 議案第 131号
○議長(
竹嶋善彦君) 日程第 4、議案第 131号を議題とします。
提出者から
提案理由の説明を求めます。市長、
松井三郎君。
〔市長
松井三郎君 登壇〕
◎市長(
松井三郎君) ただいま上程されました議案第 131号について御説明申し上げます。
議案第 131号、
専決処分の承認を求めることについては、
地方自治法第 179条第 1項の規定に基づき、平成27年度掛川市
一般会計補正予算(第 5号)について、平成27年11月 6日をもって
専決処分したので、同条第 3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。
国の地方創生先行型交付金事業として、本市において 2事業が採択されましたが、国から本年度内での事業完了を求められていることから、必要な事業期間を確保するため、
補正予算を
専決処分させていただいたもので、
歳入歳出それぞれ 3,100万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を 461億 1,197万 8,000円とするものであります。
補正の内容といたしましては、歳入で、国庫支出金 3,100万円を増額し、歳出で、かけがわ生涯ワーキングシステム事業費を 2,100万円、子育て世代向け住宅供給事業費を 1,000万円それぞれ追加するものであります。
以上、議案第 131号について説明を申し上げましたが、御審議くださるようよろしくお願いを申し上げます。
以上であります。
○議長(
竹嶋善彦君) 以上で
提案理由の説明は終わりました。
これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第 131号については、
会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」との声あり〕
○議長(
竹嶋善彦君) 御異議なしと認めます。
したがって、本件は、委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。
これから採決に入ります。
本件は承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」との声あり〕
○議長(
竹嶋善彦君) 御異議なしと認めます。
したがって、本件は承認することに決定しました。
以上で、本日の日程全部を終了しました。
この際お諮りします。
議事の都合により、11月27日から12月 8日までの12日間は休会としたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」との声あり〕
○議長(
竹嶋善彦君) 御異議なしと認めます。
したがって、11月27日から12月 8日までの12日間は休会することに決定しました。
来る12月 9日は午前 9時から本会議を開き、一般質問を行います。
本日はこれにて散会します。
午前10時38分 散会...