まず、1つ目として、清水市長も施政方針の中で触れているように、今回のアクアスやいづに対する取り組みは明らかに
選挙公約違反であります。特に現在、焼津市が抱えている大きな課題が
焼津市立総合病院、学校施設の耐震化、アクアスやいづの3つであり、市長選挙の際の争点の1つであったことを考えれば、今回の
選挙公約違反に対する責任は非常に重いものがあります。施政方針の中では、今後、
市政懇談会の場を通じて市民の皆様に丁寧に説明させていただきたいとのことでありますが、それだけなのか。今回の
選挙公約違反を軽く考えているのか、お伺いいたします。
次に、2つ目として、今回の
選挙公約違反について、施政方針の中で、立候補時におけるアクアスやいづに関する問題についての認識や説明に足らざる部分があったとしていますが、立候補時に認識が足りなかったのはアクアスやいづの問題だけなのか。ほかの公約については、現時点においても確実に実現できる自信があるのか、お伺いいたします。
次に、
東名高速道路の
焼津-吉田間への
スマートインターチェンジの導入についてお伺いいたします。
この
スマートインターチェンジの整備につきましては、以前から地元住民を初め、多くの事業者がその実現を待ち望んでいる事業であります。少しでも早く整備が行われ、
東名高速道路の利便性向上やそれに伴う産業の活性化、さらには、交通渋滞の緩和、
空港アクセスの強化など、多くの効果が期待されております。また、昨年、大井川町と合併し、市域が南部に広がった焼津市にとっては大変重要な交通の拠点になります。今後、大井川港の利活用が課題となる焼津市としても、
スマートインターチェンジの整備には積極的に取り組んでいかなければなりません。
そこで、以下の点についてお伺いいたします。
まず、1つ目として、県は本年度、
東名高速道路の
焼津-吉田間に新
インターチェンジを設置するための調査費を予算計上し、当初の計画では平成24年度の本格運用を目指すとしておりました。ただ、当時は社会実験を行わなければならない制度のもとでの計画でありましたが、今回新たな
スマートインターチェンジ制度実施要綱が国から発表され、今後は社会実験を経ることなく
スマートインターチェンジを整備できると聞いております。単純に計算すれば、社会実験を行わなくていい分、今までの計画よりも早く新
インターチェンジの運用ができそうに感じられますが、その辺の状況はどうか、お伺いいたします。
次に、2つ目として、清水市長のマニフェストには「ひろしのやる気!役所のやる気!市民のやる気で、焼津再建!」と書かれております。焼津市の再建には、新
インターチェンジの設置は欠かせません。そして、役所の職員も、市民も、新
インターチェンジ設置実現に向けて今までも頑張ってきております。あとは清水市長のやる気だけでありますが、少しでも早く運用開始するために、
清水市長自身はどのような動きをするつもりか。清水市長のやる気を聞かせていただきたいと思います。
次に、公共交通についてお伺いいたします。
この公共交通の問題につきましては、
清水市長就任後、2回行われた大井川地区の
市政懇談会の中でも多くの要望、意見が出ておりましたが、旧焼津市におきましても以前から課題となっております。昨年、大井川町と合併し、
自主運行バスの台数は5台になりましたが、路線バスや
自主運行バスだけでは市内全域に住む市民の足を確保することはできません。どのようにルートを工夫してみても、公共交通を利用できない地域というのが存在してしまいます。大井川地区の
市政懇談会の状況を見る限り、今まで以上に公共交通のあり方について早期に対策を講じなければならないと感じております。
そこで、以下の点についてお伺いいたします。
まず、1つ目として、清水市長は公共交通のあり方についてどのようにお考えか。
次に、2つ目として、「やる気!やる気!やる気!で焼津が変わる!」をスローガンに掲げる清水市長は、公共交通について今までとどのように変えてくれるのか。
最後に、3つ目として、以前から公共交通を利用できない地域は存在しているわけでありますが、その地域にお住まいの市民は、今まで同じ税金を払いながら公共交通の恩恵を受けることができず、大変不平等な扱いをされております。焼津市民は市内どこに住んでいても平等に
市民サービスを受ける権利があります。こうした不平等は早期に解決しなければなりません。そこで、清水市長は公共交通における不平等をいつまでに解消してくれるのか、お伺いいたします。
次に、
中小企業融資制度の充実についてお伺いいたします。
世界規模での
経済金融情勢の悪化は、焼津市内の中小企業にもその影響を及ぼしております。なかなか明るい兆しの見えない経済情勢でありますが、今、市内の中小企業に頑張ってもらわなくては焼津市の将来はありません。「やる気!やる気!やる気!で焼津が変わる!」をスローガンに掲げる清水市長には、市長のやる気で
市内中小企業の元気を取り戻してもらわなければなりません。
そこで、以下の点についてお伺いいたします。
まず、1つ目として、現在の焼津市の
中小企業融資制度は県内の他市と比較してどのような状況か。
次に、2つ目として、昨年、戸本前市長は燃油価格の高騰に伴う仕入れ価格や原材料費、運送費などの上昇により市内の中小企業や個人経営者が大変厳しい経営環境に置かれていることを認識し、何か策を講じなければと考えておりました。そこで、昨年の9月定例会において、戸本前市長は
緊急支援策として、焼津市
緊急経営対策特別資金の融資条件を緩和するとともに、信用保証料の一部を補給するための補正予算を組みました。一部関係者からは喜びの声を聞いておりますが、補正の前後での融資の申込状況はどうであったのか、お伺いいたします。
最後に、3つ目として、昨年以上に景気が悪化し、
市内中小企業は大変厳しい状況に置かれていると私は感じております。
教育者上がりで政治は素人だと戸本前市長のことを悪く言う人もおりましたが、昨年の中小企業に対する
緊急支援策は適切なものであったと私は評価しております。
市議会議員、
県議会議員として、政治の世界では戸本前市長よりも経験豊富な清水市長なら、戸本前市長が行った
緊急支援策以上に効果のある施策をお考えのことと思います。
そこで、昨年以上に大変厳しい状況に置かれている
市内中小企業に対して、どのような
緊急支援策をお考えか。また、融資の際の利子、保証料の補給率を現在よりも引き上げることくらいはやる気で十分実現可能と思いますが、早急に行うことはできないか、お伺いいたします。
最後に、旧
水道局庁舎跡地の利活用についてお伺いいたします。
この旧
水道局庁舎跡地の利活用につきましては、以前から地元の加藤議員が取り組んできた案件でありますが、今回だけ私が質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
この旧
水道局庁舎跡地の利活用につきましては、昨年の9月定例会において、同僚の加藤議員の一般質問の中で、周辺の公共用地と切り離して利活用を検討することになっております。そこで、昨年の9月定例会以降、旧
水道局庁舎跡地の利活用について、どのような検討がなされてきたのか。
跡地の利活用の方法は決まったのか。もし、決まっていないなら、今後どのような検討をしていくのか、お伺いいたします。
以上、一般質問といたします。(降壇)
(市長 清水 泰君登壇)
3 ◯市長(清水 泰君) おはようございます。2日目でございますが、塚本議員にお答え申し上げます。
まず、最初の質問の昨年の選挙の関係でありますが、無所属・市民派ということで訴えてありますが、現在も全くそのとおりでございます。
2番目の1月9日の件でございますが、焼津市長として自分の考えで行動を行いました。
3番目の詳しくということでありますので、再質問よりも先にお答え申し上げます。
焼津市長として、お二人に為書きをお渡ししようということを決めまして、当然焼津市長でありますから、予定者の2人にと思いましてお話ししたところ、片方の方はありがとうございますということでありましたが、もう片方の方は遠慮させていただくということでありましたので、残念ながら持っていきませんでした。出陣式も、人を介してですが、余りいい返事でなかったので、申しわけないけど出席はしておりません。片方はぜひということでありましたので、短時間でありましたけど、伺いました。
無投票になりまして、片方へは6時20分ころ伺いましたけど、候補者と家族2人がいらっしゃったということであります。しかし、2人が無投票で当選しましたので、当然焼津市長として、また県政と市政を結んでいただくために頑張っていただきたいと思いますし、先日もお2人で市長室へ来ていただきまして、これからの焼津市、広域行政について、広域消防につきましても私の考えもお話しし、また御支援いただくべくお話をしたところであります。
3つ目の衆議院選挙が近く行われるということでありますが、きのうのお話にもありましたように、市長選挙においては、片方は私を応援していただき、片方は敵であったということでありますけれども、市長になりましたので、また市長の考えで行動したいと、こう思います。もっと詳しくいえば、3月に焼津の地元の方も会を開くということで案内が来ておりますので、1日は私はどうしても
自治会連合会の会合に出席しますので、もう1日は土曜日でありますが、ちょうどあいているか、ほかの用事もありましたけど、それはキャンセルできますので、そちらのほうへ出向くという返事を出してあります。
次に、選挙公約についてのお尋ねであります。
私は、さきの市長選挙において、アクアスやいづの運営に税金を投入することに反対する市民が多く存在していることを踏まえ、市長として税金投入は行わない旨発言してまいりました。一方、市長就任直後から関係者との協議を重ねつつ、平成21年度を
集中改革期間とし、市民の意見を反映した今後の方針を策定すべく、アクアスやいづ
改革提言委員会を立ち上げること、一度原点に帰った形で検討を進めるため、
マリンタウンやいづとの協定を合意解約すること、施設の休止も1つの選択肢でありましたが、現在の利用者に不便をかけない観点から、直営という方法で運営を継続するとの方向性を打ち出したことは、これまでの議員各位の御答弁の中でも触れたところであります。
この判断を行うに当たり、もちろん選挙時に掲げた公約との関係が議論になるとの認識もありましたが、熟慮した末の結論であります。市民の皆さんへの説明につきましても、深津議員への御答弁で申し上げたとおり、今後、
市政懇談会の回数を大幅にふやすこととしておりますので、市民に直接お話しできる機会をとらえて、改革の内容及び私の考え方について御説明をさせていただきたいと考えております。
また、公約に掲げたその他の事項の実現につきましても、その実現に向け今後誠心誠意努力してまいりたいと思います。当然公約は市長一人でできるものではありません。議会の皆さんにも、そしてまた、市民の皆さんにも御協力をいただきながら、また、御指導をいただきながら、実現に向け市民の幸せのために頑張ってまいりたいと思います。
次に、
東名高速道路の
焼津-吉田間への
スマートインターチェンジの導入についてのうち、
スマートインターチェンジの運用時期についてであります。
スマートインターチェンジの設置につきましては、静岡県が事務局となり、国土交通省、
中日本高速道路株式会社、警察及び焼津、藤枝の両市で構成している
東名焼津-吉田間スマートインターチェンジ勉強会の場において検討を進めております。この勉強会では、周辺道路網の状況などから選定した3カ所の候補地ごとに接続道路の整備状況や隣接する
インターチェンジ周辺道路の
混雑緩和効果及び構造形式等について調査検討しているところであります。
今後は、採算性の検証や管理運営などの検討を行うとともに、事業区分や接続道路の整備主体などの調整を進め、今年の秋ごろまでに
スマートインターチェンジの候補地を1カ所に絞り込んでいくことにしておりますが、運用時期については、想定される事業用地の面積が約3ヘクタールを超え、用地の確保が非常に重要となり、事業進捗を大きく左右することから、現時点では決まっておりません。なお、現在、県では、
当該スマートインターチェンジの早期運用を図られるよう、住民への情報提供を行っております。
次に、
スマートインターチェンジの設置に対する私の
取り組み姿勢でございますが、現在進めている勉強会の検討状況を踏まえつつ、藤枝市とも連携を図り、少しでも早く事業に着手し、本格運用が図れるよう、国・県を初めとする関係機関に対し積極的に働きかけを行っていく考えであります。12月1日までは
県議会議員でありましたので、この
インターチェンジにつきましても、地元の皆さんの御意見等を聞きながら、静岡県へ予定の平成24年度までにはやってほしいという強い要望を再三しておりました。若干おくれるよということでありましたが、形態が少し変わりましたので、またもとへ戻るということでありますが、できるだけ早く地域の皆さんの協力もいただきながら取り組んでいきたいと、こう思います。
しかし、1人の
県議会議員とか、1人の
市議会議員とかでなくて、やはりせっかくできるならみんなでいいものを早くつくりたいと協力し合っていくことが必要かと、こう思います。1つ加えれば、やはりあの
インターチェンジは焼津、藤枝、そしてまた島田からも来られるかなということでありますので、この近隣が協力し合って一日も早く完成することに向かって私も頑張っていきたい、こう思います。
次に、路線バスや
自主運行バスが通らない空白地域への対応など、今後の公共交通のあり方についてであります。
規制緩和、住民の
生活行動様式の変化、そして、少子高齢化などにより、交通を取り巻く環境は大きく変化し、全国的にも大きな問題として取り組んでいるところであります。その中でも、特に交通弱者に対する対応が急がれております。焼津市においても同様で、合併により市域が拡大された中で、これから具体的な取り組みをする必要があると認識しております。現在の
自主運行バスのルートについては、市域が拡大されることからも抜本的な見直しを必要といたします。また、現ルートを基本に、空白区域へ取り組みを行うか検討していく必要もあると考えます。
そこで、平成22年度に国の補助制度を取り入れ、
地域公共交通総合連携計画を策定することとし、平成21年度はその計画策定に向けて市民のニーズを的確に把握するため、焼津市
地域公共交通市民分科会などを活用し、多くの市民の皆様の意見を聴取してまいりたいと思います。その連携計画に基づいて、焼津市にふさわしい
公共交通システムを確立していきたいと考えております。
バス交通は市民にとって必要なものでありますが、それを維持していくためには、利用者を含め、地域住民も身近な交通機関として積極的にバスを利用していただきたいと思います。選挙の中でも、多くの皆さんに不便になったよという声も聞いております。一日も早く、また一刻も早く市民の皆さんの利便性をかなえたいなと思いまして、この公共交通につきましても担当部局へ強く、そして、また広く意見を聴取し、取り組むべく指示してありますので、皆さんにも御協力をいただきながら、御指導をいただきながら進めていきますので、よろしくお願いいたします。
次に、
中小企業融資制度の充実についてであります。
市では、これまで厳しい経済環境の中において、円滑な資金調達を可能とし、
中小企業者の振興を図る目的で制度融資の充実を図ってまいりました。現在、
売り上げ減少の方を対象とした
緊急経営対策特別資金融資制度、
設備投資資金や運転資金のための
小口資金融資制度など、8つの対策を講じております。このような中、本市は他市に先駆け、昨年10月、
緊急経営対策特別資金融資制度の
融資対象者の条件を大きく緩和し、
売り上げ減少の場合のみならず、いわゆる粗利の減少の場合までを対象とするとともに、借入時に必要となる保証料の一部を補給する
緊急経済対策特別資金保証料補給制度を創設したところであります。
その結果、平成19年度に4件であった同融資制度の新規申込者が、本年度においては56件、これは平成21年2月18日現在ですが、大幅に増加し、本制度が有効に活用されているところであります。一方で、中小企業を取り巻く
経済金融情勢は先行き不透明な厳しい状況が続くと認識しており、今後も
市内経済情勢の推移を見ながら、的確な
経営支援策を講じていかなければならないと考えております。
次に、旧水道局跡地の活用についてお答えします。
初めに、平成20年の9月定例会以降、旧
水道局庁舎跡地の利活用についてどのような検討がなされてきたのかについてであります。
平成20年9月12日にJA大井川より旧
水道庁舎跡地について、
市有地払い下げ申請が提出されました。JA大井川では、ファーマーズ・マーケットをつくりたいとのことですので、西小川からJR焼津駅にかけてのにぎわいの創出により中心市街地の活性化にもつながるものと考え、旧
水道局庁舎跡地についてはJA大井川に売却する方針をお伝えしました。これは私が市長になる前の議論でありますけれども、その後も3回ほどみえていただきまして、今までの経過を踏まえ結論を出したところであります。
以上、答弁とさせていただきます。(降壇)
4 ◯8番(塚本 大議員) 御答弁ありがとうございました。通告した質問の中身には、市長には大変失礼な内容のものもあったかと思いますが、丁寧に御答弁いただきまして、本当にありがとうございました。
特に1つ目のところですけれども、市長がどのようにお答えしてくれるのかな、大体は市長が為書きを2人の方に出して1人の方から返された。この返された人からはいろいろと話を聞いていましたので、市長が今お話しされた内容は本当に細かいところまで丁寧に触れてくれて、我々議会のほうともそうした丁寧な対応をしていく中で、協力体制を構築していくという気持ちがあるんだなっていうのがまず1点目のところで自分は実感いたしました。
これからの議員の対応も、今の市長の話を聞いて、今までは市長は
県議会議員の立場の中で行動があったわけですけれども、市長になったらそれとはまた違う立場だということをきちんとわきまえて行動していくという姿勢がうかがえましたので、議員のほうもそうした部分で少しずつ市長との協力体制ができていくんじゃないかなと、このように思っております。
2点目のところになりますけれども、選挙公約について、これもきのうの代表質問でも大変厳しく扱っていますね。市長も内心もうそのやつとは別個のところで前向きな議論をしたいというふうに思っているんじゃないかと思いますが、ただ、選挙公約時の大変大きな争点の1つでありましたから、触れずに見逃すというわけにもいきませんので、質問させていただきましたけれども、市長の、特に1つ目のところでの今後の姿勢というものが、議会と協力していきたいという気持ちが十分に伝わってきましたので、ここはきのうの代表質問で厳しく扱われたということもありますので、自分としてはもう少し前向きな形で公約、特にアクアスやいづの
公約違反部分について、前向きなお話をしてみたいなというふうに思うんですが、同じ
選挙公約違反でもその度合いがあるんだと思います。
例えば、今回の
選挙公約違反で怒られている市民の方々の言い分を聞いてみますと、税金を使わないと言ったのに使うという部分で納得できないっていうのが第1段階ですが、それに加えて、今までよりも多くのお金を使うっていうのはどういうことなんだという意見もよく聞きます。ですから、清水市長の場合はお金を投入しないと言っておりますので、少しのお金でも使えばこれは公約違反になってしまうんですが、仮に使う額が少なければ、市民の方々にも、100%は満足していただけないでしょうけれども、少しは納得していただける部分もあるんだと思います。
具体的にいえば、平成20年度はまだ3月末になっていないので、きちんと数字は出ませんが、予測で8,500万円程度、このアクアスやいづの管理運営にかかるだろうというふうに言われております。ですから、平成21年度、このアクアスやいづの管理運営にお金がかかったとしても、この8,500万円よりも随分少なく仮にできれば、清水市長は公約違反であっても最小限に食いとめた、こういうように言ってくれる市民の方もいらっしゃるかもしれないというふうに思います。
ただ、今の時点でこの8,500万円よりもすぐに少なくしろ、これはなかなか難しいんだと思うんですが、清水市長が言われている施策では、きのうも質疑でやりましたけれども、出る部分で1億7,300万円、今度は直営になりますから、入ってくる部分が約7,500万円ほどあると。差し引き純粋に出ていく分が9,800万円ということになります。ですから、この9,800万円と平成20年度の8,500万円を比較すれば1,300万円多くかかるということですから、市長の言われている協定の中で、相手にお金を払わないっていうんだからここに税金を使っちゃいけない。原点に立ち戻るんだっていうのは、話はわかるんですけれども、その立ち戻ることで管理運営に今までよりもお金がかかっちゃうということは、やっぱり市民にとっては納得がいかない部分なんだと思います。
ですから、清水市長には、公約違反の度合いを最小限に食いとめるには、そこに使う税金を少なくする努力をしましたという姿勢を見せるのが1つの反省のあらわれなんだというふうに思うんですが、できるだけ少なくするのが一番望ましいんですけれども、現時点で簡単に考えられるのは、今までと同じにしておくことで8,500万円には、平成20年実績ですけど、できるんだよというのがあらわれていますので、まず、今の計画だと9,800万円使われちゃうところを8,500万円までに戻すという姿勢がこの辺で示せないかなと。
この辺でっていうのは、私は清水市長に期待しているのは、この議会の中で、なるほど塚本君の言ってるの、ちょっとわかったよと。だから、それ検討してみるよっていうスムーズな議論が清水市長ならできるんじゃないかなっていう期待も私持っているんですけれども、今の説明で、いや、そうは言ってもできない部分がこうこうあるんだよって具体的に言ってくれれば、そうですか、自分はそこんとこの認識が足らなかったもんで、ちょっと間違っている部分がありましたっていうことになるかもしれないんですが、今までやっていたので8,500万円で抑えられるのが、方向転換を図ることで多くかかっちゃうっていうのは、ちょっと市民の納得が得られないと思うんですよね。
ですから、市長の言われている原点に立ち戻るっていうところに重点を置くよりも、市民の負担を少しでも減らすと。税金の使う額を少なくする。こっちに力点を置いたほうが、同じ公約違反であっても市民の理解が得られやすいんじゃないかなっていうふうに私は思うんですが、この公約違反について、少しでも市民の方々に迷惑をかけないという意味で、今の時点ならその変更が可能かと思うんですけれども、その辺市長はどうお考えか。まず、1点目の再質問としてお伺いしたいと思います。
次に、
東名高速道路から何点か聞かせていただいておりますが、ここからの項目はそれこそ今回スタートで清水市長としてはやりたくはなかったでしょうけれども、公約違反っていうのをやってしまった。だけれども、これからの市政運営の中でその償いをして、市民の方々に理解をしていただく。この作業をやっていくわけでありますが、その際に力を入れて取り組むことで、今回のスタート時のつまづき分を取り返せるだろう。取り返すためにここの部分に力を入れてほしいなっていう項目を私なりに取り上げたのがこれからの話の部分になるんですが、まず、1点目がこの
東名高速道路の
スマートインターチェンジの導入。
議員の方々によってはこの取り組みに温度差があると思いますけれども、私の中ではこれが一番実現を早くしたい項目であります。清水市長どうですかという形でお聞きしたんですが、一番期待していたのは、今までよりも早くできるかできないのかという状況についての部分だったんですが、清水市長の御答弁では、社会実験も今度の制度の変更でしなくてもいいけれども、インターをつくる場所の候補地の関係とかいろいろあって、すぐにというわけにもいかないし、早くなるとも言い切れないというようなニュアンスの御答弁だったと思います。
ただ、一番自分が心配していた部分でよかったなと思うのが、清水市長がここに力を入れてくれるつもりがあるのかないのかという部分ですが、積極的に取り組んでいただけるという姿勢が御答弁の中でうかがえましたので、少しでも早く実現できるように、清水市長にはここの部分、取り組んでいただきたいと思います。
きのうの代表質問である会派の代表の方も言っていましたが、
スマートインターチェンジができる、そのことだけでも当然効果はありますけれども、それに合わせて周辺の土地利用、この関係ですね。それを考えていくことで、その
スマートインターチェンジを導入した価値っていうのがさらに高まってくることが明らかでありますから、そちらのほうも清水市長には積極的に取り組んでいただくことをお願いしておきます。
次の公共交通についてでありますが、これは空白地域をどのように解消していくかというのが長年の課題になっておりまして、なかなか解決できないと。ですから、清水市長にはこれを早く解決していただくことで、今回の公約違反に対する償いになっていくんじゃないかなと、そのように思うわけでありますが、1つ具体的な取り組みとしては、21年度に焼津市の地域公共交通会議とか、その市民分科会の意見を踏まえて、22年度に計画を策定するよというのがありました。こうした解決への道筋を明確にしていくっていうのが大事だと思います。
といいますのも、今までは議会でも、
市政懇談会の場でもこういうものが取り上げられましたけれども、市の当局側の返事っていうのは今後も慎重に検討してまいりたい、これだけで、具体的にいつまで検討して、いつからどういう作業をやるっていうのが出てこなかったんですけど、今回市長の口からはそういうのがあったと。この部分は大変よかったなと、こういうふうに思うんですが、もう一歩ぜひ清水市長には踏み込んで、つけ足してやっていただきたいというのがありますけれども、せっかく21年度にそうした議論をしていただけるなら、22年度からその議論を踏まえて、計画策定だけじゃなくて、空白地域を解消するための試験的な何らかの試みっていうやつですね。こういうのをやってもらえないかなと思うんです。
空白地域を解消するこれが決定的ないいやり方だというのは多分すぐにはわからないと思うんです。恐らく試行錯誤しながら、焼津市に合った空白地域の解消策っていうのを見いだしていくんだと思うんですが、21年度の議論を踏まえて、22年度から行動として何かしらの動きをしていただけないかな、こういうふうに清水市長のリーダーシップのもとでそうしたところも期待するわけでありますけれども、議論して計画していって1年1年なのか、それとも計画策定のときに試験的なこういう試みもやろうという気持ちがあるよとか、その辺市長のお考えとやる気っていうやつですか、そういうのを聞かせていただきたいなと、そのように思います。
次の
中小企業融資制度の充実についてでありますが、この点はもう少し具体的な施策が出てきてもよかったかなと、こういうふうに思うんですが、1つここでは市長には提案させていただきたいと思いますけれども、それこそ先ほどの選挙公約についてのところで、方向転換を図るだけで差し引き予算額は1,300万円浮きますよっていうお話をさせてもらいました。この浮いた分をぜひ、
市内中小企業の方々は大変厳しい状況に置かれていますので、この融資制度の充実のほうにその1,300万円を回してもらえれば、それこそ新年度から効果が出ますし、
緊急支援策ということでスピードもある程度得られるということになるんだと思います。
昨年、戸本市長が9月の定例会で行ったときの補正予算額が500万円ですから、この1,300万円でも融資制度の充実に回してもらえるっていうのは大変ありがたいことだろうなと、こういうふうに思うんですが、これはさっきのほうの話と連動していて、方向転換が図れないとなれば財源が確保されませんから、なかなか新年度からすぐにっていうのは難しいんですけれども、どうせならそこで方向転換を図って、税金の投入額を減らすことで浮いたお金を
緊急支援策として即利用する。こういったスピーディーな市長の決断ができないかな、そうしたところを期待しながらお聞きしたいと思います。
最後の旧
水道局庁舎跡地の利活用についてですけど、今のような御答弁がいただけるっていうのがわかっていれば、あえて取り上げて質問する必要もなかったんですが、市民の方たちの中ではいろんな話をされる方もあるもんで、市長の口から議会の中で直接聞くのが正しい情報だろうなという確認の意味で聞かせてもらいました。JA大井川のほうに売るということできちんと話を進めてくれるというお話に受け取りましたので、ぜひそういう形で前向きに進めていただきたいなと。
市長も市民の方と接する機会が多いでしょうからよく聞くと思いますが、藤枝にあるまんさいかんは結構好評を得ているようでありまして、ああいったのが焼津市にもあればいいね、こういう市民の声もよく聞きますので、この話は前向きに進めていただいて、そうした市民の声にこたえていただければというふうに思います。
以上、再質問を少しさせていただきましたが、御答弁をお願いいたします。
(市長 清水 泰君登壇)
5 ◯市長(清水 泰君) 塚本議員の再質問についてお答えします。
まず、最初の選挙についての答弁を御理解いただきましてありがとうございます。一応焼津市長でありますから、2人の
県議会議員を、大変申しわけないけど大いに利用させてもらいまして、焼津市発展のために頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
それから、1番目の直営についての金額のことですが、やはりよく考えてみてこのアクアスやいづはよくなるのか。こう考えると、やはりどこでしっかりと手を入れるかっていうことが必要かなって思っています。それで、なぜだめなのって考えたときに、いろいろ調べさせてもらった中で、当初4,000人の会員が来るのかなってコンサルが言ったと。それで話半分で2,000人にして1,500人にしたけど、1,500人もいかなくて1,000弱だったと。基本的には、今、このアクアスやいづが順調にいくにはどうするか。いろいろな経費を節減することも必要ですが、それは限度もある。一番大切なのは、会員をしっかりとふやしていくということが必要かなと、こう思います。
きのうは職員に対しては失礼だったけど、職員の名前の会員が18人、ほかに家族もいらっしゃるかと思いますが、そして、またちょっと失礼になりますけど、焼津
市議会議員の皆さんの名前の方は2人、また御家族の方があると思いますけれども、そして、法人、特に株を持っていただいている会社の方が何人あるかなということを考えていくと、本当にこれを立て直していくには、このアクアスやいづをつくった焼津市、そして、また指定管理を受けていただいている
マリンタウンやいづ、そして、またこの計画を決定していただいた議員の皆さん、そして、また14万3,000人の市民がどうしようかなって行かなければ正直言って大変かなと、こう思います。私は、私が上げたこれを機会に、マイナスじゃなくてプラスに変えていくことが必要かなと、こう思います。
私の選挙のときの言葉が足らずに公約違反ということになりますが、実際は当時指定管理料を払わないよって言ったことに対してっていうことでありましたが、言葉足らずもたくさんありまして、これを今弁明するわけではありませんが、やはりこの機会を通してチャンスに変えていきたいと、こう思います。徹底検証の中でも、過去というよりも今よりも前へ進むことをしっかりと考えていきたいなと思いますので、またこの点についても御指導をいただきたいと思います。
きっと塚本議員が言う8,500万円と9,800万円の1,300万円の差、今言われることはよくわかります。しかし、これがよかったねってなるかどうか、これからが私一人でなくて、このアクアスやいづを考える中で解決が必要だと思いますので、見守りながらまた応援もしていただきたいと、こう思います。あすをつくる、この焼津をつくる、その中でしっかり考えていかないとできないことかなと思いますので、よろしくお願いします。将来を見据えて、この半年少しの間で考えていこうと思いますので、よろしくお願いします。
2つ目に、
スマートインターチェンジの関係でございますが、当然費用がかかるわけでありますから、この
インターチェンジを活かしていくことは、新しい焼津のためにも必要でありますし、また志太の発展のためにも必要であります。この機会に志太広域の都市計画、土地利用もしっかりと考えていくべきかなと思いますので、この時期をとらえてやっていきたいと思います。昨日、鈴木正志議員からの質問にもありまして、都市計画も必要ということを私も認識しておりますので、しっかりと考えていきたいと、こう思います。
以前は私が
市議会議員のときにもこの
インターチェンジの話がありましたが、焼津側へっていうのでなかなかできないよというお話もよその議員からいただきましたけど、焼津の人はそんなに了見が狭くはないよと。300メートル、400メートル、500メートル行っても、そこから行くには3分か4分で行っちゃうので、早くつくることが必要だというふうに私も言った覚えがありますので、当然、今は焼津市長として、隣の町とも連携をとりながら、なるたけ早くできるために頑張ってまいります。今度の人事におきましても、
インターチェンジを管轄する職員をしっかりとつけますので、またぜひ御協力をいただきたいと思います。
3つ目の公共交通に関してでございますが、これも
市議会議員の皆さんは各地域から多くの支援者を得て、いろいろな声を聞いて、焼津の発展のためにと訴えてこられたと思いますので、ぜひそういう声を聞きながら、また、なるたけ早く皆さんの期待にこたえるべくやりたいと思います。
平成21年、22年と計画をやっていきますが、その中で先ほど言われたように試験的にやってみる、こういうことも必要だと思いますし、その前にはどのぐらいの人が乗れるかなと。全市すべて一度に試験できませんので、場所をとらえてやらせていただくということも指示してありますので、またこれもしっかりと議論しながらやっていきたいと思います。やる気がなければできないと思っていますので、職員にもしっかりとやる気を植えつけておりますので、よろしくお願いします。
そして、最後の中小企業への融資制度の関係でありますが、この1,300万円はアクアスやいづのこと云々でなくて、やっぱり必要であればしっかりと対応していきたいと思います。要らないときに出してくれるよっていっても意味がありませんし、必要なときにこそ、金額はどうあれ、やはり手を差し伸べることが大変大きな効果があると思っておりますので、この点もしっかりと担当とも話をしまして対応していきたいと思います。よろしくお願いします。(降壇)
6 ◯8番(塚本 大議員) 御答弁ありがとうございました。
要望ということになると思いますけれども、まずアクアスやいづの件ですね。1,300万円、それが前向きな使い方をすることで今後プラスに転じるよと。そういう使われ方の中での、今までよりも管理運営費がかかるというのであれば、これは前向きな予算だと思うんです。だた、私が感じるには、
改革提言委員会を立ち上げるまではなかなかプラスに転じる期間じゃないんじゃないかなと。今、使われている利用者の方々に不便をこうむらせてはいけないと。だから、最低限の今までと同じサービスは維持しますよ。管理運営についても、一番最小限に抑える努力をしますよ。その間に、
改革提言委員会の方々の御意見を聞く中でプラスに転じる施策を講じていく。これが順序じゃないかなっていうふうに感じましたので、現状は抑えることに力点を置いて、
改革提言委員会の提言を受けてからプラスに転じる施策を講じていく。こういう話になるかと思ったんですが、市長は大変積極的にこの
改革提言委員会の立ち上げ、そして、提言が出るまでの期間もプラスに転じるために頑張るよということであるようですから、それはぜひプラスになるように、その1,300万円を有効に使っていただきたいというふうに思います。
あと、これに関連した中小企業のところですが、ここで浮かなくても必要なときにやるべきだよという市長の考え、全くそのとおりだと思います。今、
市内中小企業の方々、本当に苦しい状況に置かれているのは、市長も市内をいろいろ回られてわかっていることだと思いますので、ぜひここは何らかの措置を講じていただかなければ、今度景気がよくなってきて、
市内中小企業の方々が頑張ろうと思ったときに、もう頑張るどころか、今回の景気の悪いところでダウンしちゃったよ、こういうことでは困りますので、ぜひ今の苦しい状況を考慮して、何らかの施策を緊急に取り組んでいただくことをお願いして、一般質問を終わります。
7 ◯議長(良知淳行議員) 次に、18番 深田百合子議員。
(18番 深田百合子議員登壇)
8 ◯18番(深田百合子議員) 通告の順序に従い一般質問を行います。
初めに、10年目を迎える介護保険制度、安心して利用でき、安心して働ける制度について伺います。
介護保険制度が10年目を迎え、安心して利用できる介護保険制度の充実は多くの人々の願いです。社会保障の切り捨ての構造改革のもとでは、首相は毎年2,200億円の社会保障の削減を続行することを宣言する冷たい姿勢です。これまで市内介護施設においては、居住費、食費の自己負担化によって2倍、3倍の利用料で苦しむ人、退所せざるを得ない人、特養ホームに入れないで家族の負担が重くのしかかっている人など、特養ホーム待機者は常時400人もおります。
また、介護予防重視の名のもとで、よくなっていないのに介護度が軽くなり、デイサービスが週2回から1回に減らされたり、ホームヘルプサービスの家事なども制限されるなど、サービスが低下しています。また、高い保険料や利用料を負担できず、制度を利用できない人や介護にかかわる痛ましい事件も他人事ではありません。介護の現場の労働条件も劣悪で、生活できる賃金ではありません。
このような状況の中、焼津市は来年度から3年間の高齢者福祉計画と介護保険事業計画の第5期ほほえみプラン21を策定しました。介護保険関係では、第4期の計画として、地域包括支援センターの現状と課題、対応策、介護予防事業推進、介護給付の適正化の推進、介護療養病床の廃止にかかわる介護給付の転換、介護保険料の改正についてなどを述べておりますが、前回の計画より充実した内容であるのか。安心して介護サービスを利用できるのかが疑問です。
よって、介護保険を充実させていくために、以下8点について伺いたいと思います。
1、第1号被保険者の介護保険料の所得段階を6段階から8段階に拡大しますが、所得段階別保険料はどう変わるでしょうか。低所得者に配慮し、保険料の減免制度は充実されるのでしょうか。
2、2009年度から3年間の介護保険料基準月額は1億5,000万円の介護保険給付費支払準備基金と介護保険料増額抑制臨時特例基金の取り崩しを行い、平成20年度の3,662円からアイ・エム・ビイ・63円となる予定です。しかし、平均501円の値上げではありませんか。一般会計からの繰り入れを行い、さらなる値上げを抑えることを求めたいと思います。
3、施設整備では、必要度の高い人から入所できるよう、また、施設入所者の重度者への重点化を進めるということですが、常時400人ぐらいの特別養護老人ホーム待機者は解消されるのでしょうか。介護施設の整備計画はどのように進めるのでしょうか。
40 ◯議長(良知淳行議員) 以上で本日の一般質問の日程はすべて終わりました。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。皆様、御苦労さまでした。
午後2時19分散会
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