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03月02日-03号

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  1. 磐田市議会 2020-03-02
    03月02日-03号


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    最終取得日: 2021-04-29
    令和 2年  2月 定例会          令和2年2月磐田市議会定例会会議録◯議事日程(第3号) 令和2年3月2日(月)午前10時開議  日程第1会議録署名議員の指名  日程第2議案第1号令和元年度磐田市一般会計補正予算(第7号)(委員長報告・質疑、討論、採決)  日程第2一般質問(発言順位1番から6番まで)◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席及び欠席議員  出席議員(25人)      1番  秋山勝則君        2番  小栗宏之君      3番  江塚 学君        4番  小池和広君      5番  戸塚邦彦君        6番  鈴木正人君      7番  鳥居節夫君        8番  小柳貴臣君      9番  永田隆幸君        10番  草地博昭君      11番  芦川和美君        12番  芥川栄人君      13番  虫生時彦君        14番  絹村和弘君      15番  加藤文重君        16番  寺田幹根君      17番  松野正比呂君       18番  寺田辰蔵君      19番  高田正人君        21番  鈴木喜文君      22番  根津康広君        23番  高梨俊弘君      24番  岡  實君        25番  増田暢之君      26番  山田安邦君  欠席議員(なし)◯職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長     飯田剛典君    書記       神谷英雄君  書記       野末茂之君    書記       河野順一君◯法第121条第1項の規定による説明のための出席者  市長       渡部 修君    副市長      高田眞治君  病院事業管理者兼病院長       総務部長     鈴木博雄君           鈴木昌八君  危機管理監    井口光芳君    企画部長     酒井宏高君  自治市民部長   袴田浩之君    健康福祉部長兼福祉事務所長                             平谷 均君  こども部長    山内秋人君    産業部長兼農林水産課長                             真壁宏昌君  建設部長     鈴木政弘君    環境水道部長   松下 享君  副病院長兼病院事務部長       情報政策課長   浅野光秋君           井下田 覚君  危機管理課長   名倉 章君    秘書政策課長   鈴木雅樹君  資産経営準備室長 寺田親史君    企画部参与兼広報広聴・シティプロモーション課長                             鈴木壮一郎君  財政課長     鈴木賢司君    自治市民部参与地域づくり応援課長                             礒部公明君  自治市民部参与兼文化振興課長    健康福祉部参与兼福祉課長           大庭 茂君             栗田恵子君  こども部参与こども未来課長    こども部参与幼稚園保育園課長           高比良紀惠子君           鈴木都実世君  ひと・ほんの庭にこっと館長     産業政策課長   寺田耕士君           太田雄介君  経済観光課長   伊東直久君    都市計画課長   壁屋勝彦君  建築住宅課長   岡山明芳君    都市整備課長   加藤一哉君  ごみ対策課長   仲村美帆子君   医事課長     熊切峰男君  教育長      村松啓至君    教育部長     市川 暁君  学府一体校推進室長         学校教育課長   小澤一則君           川倉彰裕君  文化財課長    高梨恭孝君    消防長      矢部宏明君  警防課長     永田博行君   午前10時 開議 ○議長(寺田幹根君) おはようございます。お待たせしました。出席議員が定足数に達しておりますから、議会は成立しております。 ○議長(寺田幹根君) これより、本日の会議を開きます。 ○議長(寺田幹根君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますから報告します。 △会議録署名議員の指名 ○議長(寺田幹根君) それでは日程第1、「会議録署名議員」の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により   1番 秋山勝則議員   2番 小栗宏之議員 を指名します。 △委員長報告 ○議長(寺田幹根君) 次に、「委員長報告」を行います。 去る2月20日の本会議において、所管の予算決算委員会に付託しました議案第1号について、委員会の審査の経過と結果の報告を求めます。 高田正人予算決算委員長。     〔予算決算委員長 高田正人君 登壇〕 ◆予算決算委員長(高田正人君) おはようございます。 それでは、去る2月20日の本会議において予算決算委員会に付託されました議案第1号令和元年度磐田市一般会計補正予算(第7号)の1議案について、同日、委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その主な経過と結果を報告します。 なお、地方自治法第105条の規定に基づき、議長が出席しました。 審査に当たり、執行部からの補足説明はありませんでした。 それでは、議案質疑で明らかになった主な事項をまとめた形で報告をさせていただきます。 審査は、第1条第1項から順に行い、第1条第2項は歳入歳出一括で審査をしました。質疑に入り、第1条第1項に対する質疑はありませんでした。 次に、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正の質疑に入り、初めに、こども医療費助成事業で医療費の小学生、中学生、高校生の比率、またどういう疾患、状況のときに医療にかかっているかについて。年代別の状況について中学生以下、高校生年代の区分では中学生以下の受給者数は昨年度に比べて412名減、割合は1.7%の減に対して、受診件数は1.65%の増であった。高校生年代の受給者数は28人増で0.5%の増、受診件数は8.21%の増であった。高校生年代の伸び率が顕著であり、高校生年代も制度として定着してきたことによる伸びと考えている。また、受診状況については国保連からの点数の請求に基づき支払いをしている状況で、どこの医療機関にかかったかまでは把握できるが、どういう疾患で受診しているかまでは把握ができない状況であるとのことでした。 同じ委員より、8月から新規の小規模事業者が立ち上げになった中で15人定員について、定員に達しているかの状況と待機児童に対する効果をどのように捉えているか。また、ゼロ歳から2歳が保育を必要とされている背景についてと今後の地域型保育の計画について。8月から新規に開園した園の15人定員に対する受け入れ状況は現在16人が在園しており、定員に達している状況である。小規模保育事業所はゼロ歳から2歳の子供を預かる園となっている。少子化傾向が続いていて、全体の児童数は減ってきているものの、ゼロ歳から2歳の保育需要は当面の間伸びていくと考えている。定員が1園に対し19人で小さい園であるが、現在215人のお子さんを預かっていることから、待機児童対策には有効な事業と考えている。また、ゼロ歳から2歳までの保育需要の高まりは女性の就業率が上がっているということが一番の大きな要因ではないかと考える。子供の年齢が若いうちから仕事につく、出産を機に仕事をやめていてもまた育休をとって復帰をしていくことが現実的に進んでいると感じる。施設整備については、幼稚園保育園再編整備計画に基づいて現在実施している。現在、第2期の計画中で令和2年度、3年度ともに1施設ずつ整備を予定しているとのことでした。 また、別の委員から、しっぺいこども福祉基金を何に使うか決まりがあるのか。高校生に対する医療費に基金を使うことはどうかについて。しっぺいこども福祉基金条例子ども子育て支援活動及び地域保健福祉活動を推進するための事業に要する経費に充てることを目的と規定している。高校生は児童福祉法でいう18歳未満であり、高校生年代も子供という括りの中に入ると考えているとのことでした。 以上で、第1条第2項に対する質疑を終了し、次に第2条債務負担行為補正では、パレードの準備作業の内容、また、路上出店業者の対応について十分検討しているのかについて。準備作業で早期に着手したいのは交通規制の関連で、予告看板等の設置を早い箇所は1カ月前ぐらいから設置するよう警察から助言を受けているので着手していきたい。4月25日はジュビロの試合もあり、警備員の確保は今最も急務で、早期に事業者を決定して確保に努めていきたい。また、露店商については大祭り実行委員会と露天商組合と協議を進め、出店可能な場所の協議に入っている。 同じ委員より、警備員の入札について複数の業者が参加して対応していく形もあると思うが、考え方について。警備員の人材確保が非常に難しい状況がある中で、受注した警備会社が協力関係にある警備会社と連携しながら確保することを期待している。JV等は警備業者の判断に委ねるとのことでした。 以上で質疑を終了し討論に入り、意見を求めたところ意見はなく、採決の結果、本案は全会一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(寺田幹根君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。 報告について、質疑はありませんか。---質疑なしと認めます。 △議案第1号 令和元年度磐田市一般会計補正予算(第7号) ○議長(寺田幹根君) 次に、日程第2、議案第1号令和元年度磐田市一般会計補正予算(第7号)を議題とします。 これより採決します。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(寺田幹根君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 △一般質問 ○議長(寺田幹根君) 次に日程第3、「一般質問」を行います。 順次質問を許します。 △8番 小柳貴臣君の一般質問 ○議長(寺田幹根君) 8番 小柳貴臣議員。     〔8番 小柳貴臣君 登壇〕 ◆8番(小柳貴臣君) おはようございます。 まず初めに、現在、世界中を震撼させている新型コロナウイルスは日本でも拡大の一途をたどっています。鎮静化のめども立たず、経済情勢の不安から株価は下落し、小学校から高等学校までの大多数の学校が長期休校を余儀なくされるなど、国民生活や経済に大きな悪影響を与え、これまでにない試練に見舞われています。私が言うことではないのかもしれませんが、緊張感をもち、国や市の対策を守り、落ちついた行動をとり、市民の協力を得て、この難局を乗り切っていきましょう。また、この肺炎でお亡くなりになった方、その家族の皆様にお悔やみを申し上げます。そして、今も入院をされている皆様についても早い回復をお祈りします。 それでは、通告に従いまして一般質問を一括質問で行います。 大項目1、磐田市の施策について。 中項目(1)こども・若者相談センターについて。 このことについては、開設前にも関連質問をさせていただき、また、今年度の6月議会の一般質問でも取り上げました。開設してからもうすぐ1年を迎えようとしています。先日、厚生労働省は中高年のひきこもりなどで困窮、介護など複合的問題を抱える家庭がふえているため、相談の一括対応など、市町村の体制整備を促す方針を立てたとの報道を目にしました。また、内閣府の調査では40歳から64歳の中高年のひきもりは推計約61万3,000人、15歳から39歳の若年層は約54万人と中高年代のほうが上回っているという驚く調査内容であったことを報道をしていました。もう1点、児童虐待の相談通告件数が昨年度は15万9,000件、28年連続で増加しています。昨年1月に起こった千葉県野田市の栗原心愛さん、東京都目黒区で昨年3月に起こった船戸結愛ちゃんの虐待事件を初め、現在も新聞、テレビで多くの児童虐待事件の報道がされています。その報道を見るたびに腹立たしく、悲しく、悔しい思いに駆られます。このような事件は身近に相談できる人や場所があれば水際で防止できる案件も多いと思います。昨今の社会情勢からもこども・若者相談センターは必要不可欠なセンターと考えます。そこでお伺いします。 小項目①相談センターの現状と成果についてお伺いします。 小項目②児童虐待の対策の現状と今後についてお伺いします。 中項目(2)業務改善について。 三重県、広島県が導入を検討しているAIを活用して虐待の恐れのある子供を早期に救う試みや、浜松市での国保の特定健康診断の受診率を上げるためにAIを導入する方針、JAみっかびではAIを搭載したミカンの選果機を導入する計画、また、結婚の相手探しにもAIが既に活躍してるところでもあります。磐田市は職員の業務効率化や住民サービス向上、コスト削減などにつなげるために、AI、RPAの利活用基本方針を策定して2020年度から本格導入を目指すことを発表しました。AI、RPA、それぞれの使用法と業務内容の業務効率化、サービス向上、コスト削減など詳細をお伺いします。 小項目①AI・RPAの導入について詳細を伺います。 大項目2、防災・減災について。 中項目(1)地域住民の防災・減災対策について。 大震災時、大きな被害が想定されるのが海岸線の津波被害。8年半前の東日本大震災の映像を今見ても本当に恐ろしく思います。また、25年前の阪神淡路大震災のときは密集市街地の火災、人命も家も全ての財産を奪う災害としては津波と同じです。津波被害を最小限に防ぐための防潮堤の工事は計画どおりとは言えないのかもしれませんが、完成に向け進んでいると思います。防潮堤工事と比べると密集市街地火災の防災・減災対策が不安に感じています。少なくとも緊急車両の通れる道路が何とか確保できないかと考えております。また、このところ在宅避難の話題がよく聞かれますが、現在指定されている避難所だけでは収容人員が限られており、在宅避難の対策が検討されていると理解しています。問題としては少なくとも一定期間の水、食料、トイレなどの確保をクリアしなければいけません。そこで、在宅避難支援についてお伺いします。この数年、気象変動の影響なのか、夏から秋にかけ台風が発達しながら遠州灘付近を通過することが多くなってきました。そのたびに避難勧告が発令され不安な思いになります。ましてや、災害弱者である高齢者の皆さんの避難ともなると避難所までの避難が1人では困難である。そして、避難に消極的になってしまうなど、避難の課題も多くあります。また、地域では高齢者に携帯のヘルメットなどの防災グッズを普及させるために老人会の会合などでまちの福祉員などの自治会役員の皆さんが普及活動を積極的に行っている町内もあります。そこでお伺いします。 小項目①災害時の住宅密集地火災の対策及び市長の見解を伺う。 小項目②災害弱者である高齢者の避難行動の支援について伺う。 小項目③在宅避難者の支援について伺う。 小項目④災害時の携帯トイレの普及について伺う。 小項目⑤高齢者使用携帯防災グッズの購入補助金について伺う。 中項目(2)感震ブレーカー設置費補助について。 震災時に倒壊した建物から火災が発生する通電火災。その通電火災対策の一環として、2019年度より感震ブレーカー設置費補助金制度を事業として実施したと理解していますが、この1年間の現状についてお伺いします。 小項目①設置費補助制度の現状を伺う。 小項目②設置費補助制度の問題を伺う。 小項目③設置費補助制度の今後を伺う。 大項目3、地域の諸課題。 中項目(1)自治会の諸課題について。 地域の問題は自治会の問題であります。自治会長の任期選任問題、健全育成問題、民生委員・児童委員選出問題、公会堂老朽化問題などたくさんありますが、既に市はこれらの諸問題について地域自治会と問題意識を共有し、解決に向け努力していただいてると考えます。地域づくり協議会は各地域で結成され、3年から5年を経過しています。現在、どこの地域でも安定運営を目指し活動をしてると思いますが、現状をお伺いします。近年、磐田市も少子高齢化が進み、空き家が増加しています。市では5年の期間をかけ空き家調査をしていますが、今後地域に調査の手伝いを依頼する考えをお伺いします。地域が調査の手伝いをすれば、調査は短期間で済み、正確で細かい情報も得られる可能性もあり、地域としても防災・防犯の強化にもつながります。冒頭に述べたように、新型肺炎問題は深刻な状況です。新型肺炎対策の質問を上げてから2週間しかたっていないのですが、思いもよらない速さで感染が拡大しています。この21世紀中には未知の殺人ウイルスが蔓延するときが必ずあると予測はしていましたが、こんなに早く訪れるとは思いませんでした。難題でありますが対策についてお伺いします。 小項目①地域づくり協議会の現状と今後について伺う。 小項目②空き家対策の現状と今後について伺う。あわせて、地域に空き家調査を依頼する考えを伺う。 小項目③新型肺炎対策について伺う。 大項目4、これからの農業。 中項目(1)魅力ある農業について。 磐田市の特産物の一つでもある海老芋の支援策が公表されましたが、茶、メロンなどその他特産物は消費量減少の一途をたどっており、心配をしております。掛川市では世界農業遺産、静岡の茶草場農法の持続的発展活動に関する連携協定を民間飲料食料メーカーと結び、また、数年前にも深蒸し茶で全国にアピールをした実績をもっており、このように掛川茶の振興活動を行っております。いわた茶も磐田市の基幹産業の一つではないでしょうか。そのためにも、磐田市内外にいわた茶を発信するために、JAや農業者などの関係諸団体と販路拡大の方策検討を行っているのかをお伺いします。また、茶のブランド化についてもお伺いします。 小項目①茶、メロンほかの特産物の販路拡大について伺う。 小項目②茶のブランド化について現状と課題について伺う。 最後になりましたが、11月議会が終了してから約2カ月間の間で議場改修工事を行い、大変きれいになりました。ありがとうございました。 以上で、一般質問を終わります。 ○議長(寺田幹根君) 小柳議員、先ほど大項目3の地域の諸課題のうち、②の質問でありますが、空き家対策の現状というふうに質問は言われましたが、これは最初の対策から空き家実態把握の現状というふうに訂正されたかと思いますが、答弁につきましては空き家実態把握の現状と今後でよろしいでしょうか。 ◆8番(小柳貴臣君) はい。
    ○議長(寺田幹根君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) 改めまして、おはようございます。答弁に入る前に、新型コロナウイルスのことでともに頑張りましょうというかけ声をかけていただきましてありがとうございました。私たちも議員さんに負けないように頑張ってまいります。 それでは、小柳議員の質問に回答させていただきます。 初めに、磐田市の施策のこども・若者相談センターのうち、相談センターの現状と成果についてでございますが、開設以来、子供相談、女性相談、若者相談では電話、来庁での相談対応を行いました。新規事業の若者相談では、1月末までに61件の相談を受けてございます。また、児童虐待対応では関係機関と連携した相談や訪問による家庭状況の確認、保護者への虐待の防止などを行っているところでございます。また、一つの家庭の中で複合的な事象や要因が重なっている場合も多く、三つの相談事業を一括して行うことにより、相談員同士が連携し関係機関も巻き込んだ支援ができていると考えております。 次に、児童虐待の対策の現状と今後についてですが、本年度から虐待対応専門員として教員や保健師等の有資格者を配置し体制を強化したことで、小中学校を初め、子供を見守る現場から心配な案件が非常に多く寄せられるようになり、1月末時点で188の家庭に対し関係機関と連携し対応に当たっているところでございます。また、児童虐待を未然に防ぐことを目的に、市内全園、全小中学校の保護者に対して市独自の児童虐待防止の啓発チラシを11月に配布し、虐待が心配される場合は学校や園は必ず専門機関に相談・通報することに対する理解を求めました。今後は虐待防止のため、さらに啓発に力を注いでいきたいと考えております。 次に、業務改善のうち、AI・RPAの導入の詳細についてですが、本年度、軽自動車税減免業務など7業務でRPAの実証実験を行い、処理時間の短縮など一定の効果が見込まれたことから磐田市、AI・RPA利活用基本方針を策定いたしまして、本格導入を行ってまいります。来年度は議会等における音声を電子データ化する仕組みや申請書等の手書き文字を電子データ化し、システムに自動入力する仕組みの導入などを進めていきたいと考えております。 次に、防災・減災の地域住民の防災・減災対策のうち、災害時の住宅密集地火災の対策についてですが、火災による被害を最小限に抑えるため、住宅建てかえ時のセットバックや不燃化を促進し、地域の防災性を高める仕組みをしている状況でございます。また、消防本部では地震・津波災害対策マニュアルに震災時の活動方針を定めまして、住宅密集地区の延焼防止戦術の作成や、モデル地区を指定しての防火に対する意識の啓発に取り組んでございますが、地域の防火性を高める取り組みは時間もかかることから、まずは火災の発生予防と発生した火災の延焼を防ぐための初期消火等の啓発が何よりも重要だと考えております。 次に、高齢者の避難行動の支援についてですが、市では磐田市要配慮者避難支援計画に基づき、要配慮者が円滑かつ迅速に避難できる体制づくりを自治会、自主防災会、民生委員・児童委員とともに進めているところであり、高齢者みずからが早目の避難行動をすることを基本としつつ、地域による共助での対応をお願いしたいと考えております。 次に、在宅避難者の支援についてですが、自主防災会等で在宅避難者を把握していただくとともに、避難所などからの各種情報の提供や支援品の配布などの支援については、地域の共助での対応をお願いしたいと思っております。 次に、携帯トイレの普及についてですが、トイレは私たちの生活にとって欠かせないものであることから、家庭での携帯トイレの備蓄を推進しておるところでございまして、昨年に引き続き、自治会連合会と協力をいたしまして家庭防災の日に合わせて啓発チラシを全戸配布したところでございます。今後も水や食料とあわせ、自助による携帯トイレの備蓄を推進していきたいと考えます。 次に、高齢者用の携帯防災グッズの購入補助についてでございますが、携帯防災用品は災害時の防災対策として有効だと考えますが、家庭での備蓄は自助によることを基本としておりまして、現時点では補助制度の導入は考えてございません。 次に、感震ブレーカー設置費補助については、関連がありますので一括して回答させていただきます。現状については、本年度の交付件数を60件程度と見込み、最も交付件数が多い施設の分電盤の外づけタイプでは1件当たりおよそ2万8,000円の補助金を交付しております。問題点といたしましては、震災時の火災予防への意識や、感電ブレーカー自体の認知度が十分でないことだと捉えておりますので、今後も引き続き自主防災会や電気工事業者、住宅メーカーなどを通じまして、制度の周知をするほか、消防本部と連携し防災講座やイベントなどで市民への啓発をしていきたいと考えております。 次に、地域の諸課題の自治会諸課題のうち、地域づくり協議会の現状と今後についてでございますが、交流センターへの一元化や地域づくり協議会を設置して5年を迎えようとしておりますが、これまでさまざまな団体の総会や会議を地域づくり協議会に集約をし、予算も一括交付金にすることで徐々にではございますが会議の削減による負担軽減と地域の活動やお金の見える化が図られてきております。地域活動が地域づくり協議会に移行していく中で、自治会連合会の地区自治会と地域づくり協議会の役割がわかりにくいという声も上がっておりますので、見直す必要性があると認識しております。現在、自治会連合会三役で今後の組織のあり方について議論を重ねているところでございまして、来年度には理事会でも協議をし、方向性を決めていきたいと考えております。 次に、空き家実態把握の現状と今後についてですが、空き家調査は平成27年度から5年をかけて実施し、市内全域の危険な空き家の把握を行っているところです。また、自治会や近隣住民から問題のある空き家の通報を随時受け付けており、その都度空き家情報を更新しております。現時点では市内全域の空き家調査を地域に依頼することは考えてございませんが、自治会等からの通報は重要な情報でございまして、今後も引き続き活用していきたいと考えております。 次に、新型肺炎対策についてですが、現時点ではみずからが予防対策を講じることが重要となることから、市民に対しては正しい行動がとれますよう、1月24日から市ホームページに新型コロナウイルス感染症に関する情報を掲載し、各種相談窓口の案内、正しい手洗いの方法やマスクの着用方法など感染症への予防対策等についての情報を周知してるところです。そのほか、公共施設への注意喚起ポスターの掲出なども行っております。今後も引き続き、国、県等から新たな情報が入り次第、随時更新し、新しい行動の啓発と注意喚起をするとともに、感染防止を図っていきたいと考えております。なお、市ではこれまで危機管理連絡会議を2回、危機対策本部会議を4回開催し、各部局の対応に係る情報共有を行ったほか、市が主催・共催するイベント等を令和2年3月15日まで原則中止または延期すること、市内の公立小中学校を3月4日から臨時休業することなどを決定いたしました。また、県内での感染者の発生を受け、感染防止対策の徹底を確認いたしました。事態が収束するまで引き続き全庁を上げて感染防止に向けた取り組みをしていきたいと考えております。 次に、これからの農業の魅力ある農業のうち、特産品の販路拡大についてですが、市では食品バイヤーの商談会の開催に加えまして、職員による首都圏などでの営業活動を行っており、本年度は都内の八百屋さんと子メロンを初め、約10品目の売り込みに成功したところでございます。今後も職員による営業活動に加え、生産者や関係機関と連携しながら販路拡大を少しでもという気持ちをもって行っていきたいと考えております。 次に、茶のブランド化についてでございますが、まずは磐田が茶産地であると市内外に知ってもらうことが重要だと考えておりまして、いわた茶会などによるお茶の魅力の発信や、いわた茶缶の販路拡大など、関係機関と連携して効果的なPRを行っていきたいと考えてございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ◆8番(小柳貴臣君) どうもありがとうございました。何点か再質問をさせていただきます。 まず、大項目1、中項目(1)、小項目①相談センターの現状と成果についての中で、市長の答弁のほうから若者の相談が61件ということで今お伺いしました。そのところを若者相談についてもう少し詳細に御説明をしていただければありがたいと思っております。 それと、大項目2、中項目(1)、小項目②災害弱者である高齢者の避難行動の支援についてということですけども、そちらのほうですけども、地元の公民館、公会堂を避難所として開設すれば少しでも解決するのかなと思いますけども、そこのお考えを聞かせていただきたいと思います。 その次ですけども、大項目3、中項目(1)、小項目②の空き家対策の現状と今後についての中で、私が4年、5年前に地元の自治会のほうで活動をした中で、防犯灯をLEDに変えるよということで、それぞれ各地域で各町内で調べをしまして、スムーズに新しくなったということを経験しております。自治会の仕事をふやそうじゃなくて、やっぱり自治会でやらなければいけない大事なこともその中にあるんじゃないか。少しは大変になってもこれは自治会でもやらないといけないよという中で、私はあえて自治会に依頼したらどうだということをきょうの質問に上げさせてもらいました。そういうことで、そういう考えの中で提案をさせていただきましたので、もう一度そこの点を詳細にお願いをします。 以上です。 ◎市長(渡部修君) こども・若者相談センターのことで現状と成果についての具体の事例っていうんですかね。報告できる範囲内で担当の部長に答弁をさせます。 2点目の高齢者の避難行動について公会堂等と。これは危機管理課あるいは地域づくり応援課から自治会等にお願いしてるケースはもう既にございます。自治会の皆さんとは基本的には雨の関係なんかで遠くに避難できない場合、近くの公会堂みたいな形で具体的に動いてるケースがありますので、そういうものを少しでも負担感なく徹底できるような形でこれからも啓発に努めていきたいと思っております。既にそういう形はもうやっておりますので、御理解いただければと思います。 それから、空き家対策については、ちょうど議員が地区長さんやっておられたときにしょっちゅう蛍光管の20ワットの防犯灯が切れるものですから、かといって高いところで一灯変えるのに業者さんを呼ぶのもということで切れたままになってたりということで、一斉にLEDに交換すべき協力をしていただきました。これは地域にもメリットが多大な状況なのであえてお願いをいたしました。これは中電さん等々業者にお願いするとどこにどの辺があるかっていうのは詳細にはわかりませんのでお願いいたしましたが、実は先ほど自治会の課題の中でも議員がおっしゃっていただいたように、実は1年交代で交代される自治会長さんが300余りある自治会の中で約8割近くになっております。そうすると、ときによっては人が交代することによって理解を示していただいたり、あるいは負担感を感じて不満が出たりということが毎年のようにございます。もう一つの問題は、LEDのときには地元にも貢献プラスアルファがあったわけですけど、この空き家の場合は特定空き家とする、これはもう即に危険だという定義の部分、それから単なるあいてるっていう部分、それやこれやがもう少し一律でやってしまうとごちゃまぜになってしまいますので、自治会の皆さんからこれはちょっと心配なんだということで連絡を受けて、所有者を調べ、そこに対する啓発を行っているという現状がありますので、とりあえず先ほどの答弁はそういうことを継続してやっていただきたい、そういうお願いも込めてございます。ですので、これは心配だという空き家がございましたら、ぜひ三役会あるいは理事会等々でもそういうことは遠慮なく申し出ていただきたいということを再度お願いしていきたいと思います。 以上です。 ◎こども部長(山内秋人君) 若者相談の61件の内訳につきましては、後ほど担当の課長から答弁させていただきたいと思いますが、最終的にひきこもり対策としまして就労とか学び直しにつながる支援が望めるのかなというふうには思っておりますけれども、相談を受けてすぐにそういったものにつながるというふうには非常に難しいというケースが多く、継続して相談を受けていく中で焦って導くことのないように、悩みの本質を紐解きながら関係機関と連携して図っていきたいというふうに考えております。それでは、課長から答えさせます。 ◎こども未来課長(高比良紀惠子君) 若者相談の61人の詳細ですが、年代別に申し上げますと10代が26人、42.6%と一番多くなっております。内容的には高校生の不登校の相談が主なものです。20代、30代、40代につきましては10人前後ということで、内容としましては離職後のひきこもりが主な内容となっております。 以上でございます。 △23番 高梨俊弘君の一般質問 ○議長(寺田幹根君) 次に、23番 高梨俊弘議員。     〔23番 高梨俊弘君 登壇〕 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 大項目の1です。教育の諸課題について質問をいたします。 中項目の(1)です。現在、豊田中学校の敷地に令和3年4月開校を目指してながふじ学府一体校を建設しています。ながふじ学府一体校における課題について伺います。 1点目です。小中一体校は、義務教育期間9年間の教育を前期課程6年、後期課程3年として実施する学校として義務教育学校か小中一貫型小学校・中学校として小学校と中学校をそれぞれ運営する制度を選択することになります。義務教育学校は1人の校長、一つの教職員組織。小中一貫型小学校・中学校はそれぞれの学校に校長、教職員組織として運営をされています。ながふじ学府一体校の運営方法と課題についてお伺いをします。 2点目です。小中一体校では、学年数やクラス数がふえることにより、体育館や運動場、プールなどの施設設備を利用する場合にはスケジュールの調整が難しくなると考えます。どのように運用するのか、見解を伺います。 3点目です。小学校1年生と中学校3年生では発達段階に差があり過ぎて、運動会などの同じ活動をするためには相当の配慮が必要となると考えます。どのようにしていくのか見解を伺います。 4点目です。休み時間、放課後の部活動など児童生徒の安全についてどのように考えるのか、見解を伺います。 5点目です。授業時間、休み時間の違いによる授業への影響について、見解を伺います。 中項目の(2)です。ながふじ学府一体校には、市民も利用できる地域に開かれたながふじ図書館が配置されます。 1点目です。今まである学校図書館や地域の図書館とは異なりますが、どのような考えで配置されるのか、見解を伺います。 2点目です。事務や司書などの職員の配置や役割についてどのように計画されているのか伺います。 3点目です。図書館の開業日や運営時間について伺います。 4点目です。ながふじ学府図書館は学校図書館としての蔵書に加え、地域の方々の利用に必要な蔵書も考えることになります。蔵書数や内容についてどのように検討されているのか伺います。 5点目です。地域に開かれることによる安全性について、どのように考えるのか伺います。 6点目です。中央図書館などとの連携はどのようにされるのか伺います。 7点目です。地域に開かれたながふじ図書館に市民の声はどのように反映されているのか伺います。 続いて、中項目の(3)です。学習指導要領には、学校図書館を計画的に利用し、その機能の活用を図り、児童生徒の主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実することが示されています。子供たちにとって行きたい、使いやすいと思われる学校図書館づくりが必要になっていると考えます。そこで質問をいたします。 1点目です。全国学校図書館協議会は2019年に学校図書館整備施策に関するアンケートを行っています。2019年度予算における小学校及び中学校の1校当たりの平均図書費、学校図書館用の新聞購読費の予算化状況、学校図書館の図書を更新するために利用できない古い図書の廃棄を進めているか。学校司書の配置の予算化状況と雇用形態などが調査の内容です。2019年10月1日現在の資料で見ると、磐田市の報告は記載はされていませんが、磐田市の整備状況と課題について、見解を伺います。 2点目です。広島県では、広島県教育委員会が主体的な学びの充実に向けた取り組みの一つとして、学校図書館を積極的に利活用した教育を推進し、図書館資料の更新、書棚の配置の工夫などの学校図書館の環境整備を行っています。各市町村で学校図書館を重視し、地域の人たちと一緒に新たな整備を始めています。学校図書館のリニューアルについて見解を伺います。 3点目です。2001年12月に公布、施行の子ども読書活動推進法により、4月23日が子ども読書の日とされています。4月23日が子ども読書の日とされたのは「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」の著者・シェイクスピアと「ドン・キホーテ」の著者・セルバンテスの命日であり、また、ユネスコが世界本と著作権の日と宣言していることなどが理由だそうです。学校ではどのような取り組みがなされているのかをお伺いをします。 4点目です。市内の学校図書館のエアコン設置状況と今後の計画について伺います。 5点目です。学校図書館の資料整備に当たっては、予算の確保が必要と考えます。予算確保策についての見解を伺います。 大項目の2、文化行政について伺います。 中項目の(1)遠江国分寺跡史跡整備計画についてお伺いをします。 1点目です。この整備計画の内容と今後のスケジュールについてお伺いをします。 2点目です。敷地内の樹木の伐採が始まっています。市民はどうして木の伐採は行っているのかわからない様子です。広報が十分行われていないのではないかと考えます。見解をお伺いします。 3点目です。樹木の伐採は梅や桜なども行うとのことでありますが、伐採時期などは考慮されているのか。また、一定の木は残してほしいという意見もあります。既に伐採された樹木を見ますと、年数がたって大変大きな木もあります。切った木をテーブルや腰かけなど利用する方法もあるのではないかと考えますが、そのまま再利用されないで燃やされてしまうのではないかと心配をしますがどうでしょうか。市民に声をかければ使い道のアイデアがあると思いますが、再利用とあわせて見解をお伺いします。 中項目の(2)です。市民文化会館、文化振興センターが閉館になり、今後解体されることになります。市民文化会館のどんちょうやピアノや美術品など、こうした財産についてどのように考えていくのか、見解をお伺いします。 中項目の(3)です。豊田支所が防災倉庫になることにより、ギャラリー長藤が使用できなくなります。文化振興センターも廃止になり、展示場も使えなくなり、市民から絵画や写真の展示をする場所がなくなり困っていると、そうした声があります。代替施設が中央図書館ぐらいしかない状況です。ギャラリー長藤にかわる代替施設があるのか、また、新たなギャラリーの整備計画について、見解をお伺いします。 最後に、大項目の3、環境問題について伺います。 中項目の(1)です。一般廃棄物の焼却施設(ごみ処理場)クリーンセンターには24時間稼働の焼却炉2基と灰溶融炉1基があり、稼働をしています。交付金を受けて灰溶融炉を建設したものの、全国では灰溶融炉を使用しない自治体もふえています。磐田市でも灰溶融炉を使用しないことを検討しているとのことです。灰溶融炉を使用しない自治体もふえている理由として、灰溶融炉の使っていた大量の電気などをカットすることにより、CO2削減効果が大きいことや、溶融スラグの有効活用も期待されたほど伸びていないことなどが挙げられています。休止は地球温暖化対策としての効果も大きいとも考えられます。平成22年には国は補助金を受けて建設した溶融処理施設を廃止しても補助金の返還を求めないことにしていますが、クリーンセンターは平成23年4月竣工です。どういった扱いになるのでしょうか。 1点目です。この間の検討経緯と結果、委託を受けて運営している事業者との話し合いなどについての状況について伺います。 2点目です。国への対応、今後の課題について、見解を伺います。 中項目の(2)です。磐田市最終処分場確保が困難になったことを受け、新たなごみ行政を行っていくことが求められていると考えます。今後のごみの分別や減量、リサイクルなど、どのように考えていくのか、見解をお伺いします。 以上で、私の一般質問といたします。 ○議長(寺田幹根君) 10分間休憩します。     午前10時54分 休憩     午前11時4分 再開 ○議長(寺田幹根君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 23番高梨俊弘議員の一般質問を続けます。当局の答弁を求めます。市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、高梨議員の質問に回答させていただきます。 教育の諸課題についてと文化行政のうち、国分寺史跡の整備計画については、後ほど教育長から回答させていただきます。 初めに、文化行政のうち、市民文化会館のピアノや美術品などの財産についてでございますが、ピアノなどの備品類は基本的に再利用が可能なものは再利用し、財産の有効活用に努めていきたいと考えております。また、美術品につきましては、収納場所の環境を考慮して適切な保管に努めてまいります。 次に、ギャラリー長藤の代替施設の整備計画についてですが、代替施設としては当分の間、中央図書館や豊田福祉センターのほか、他の公共施設を御利用いただくよう、現在文化協会と協議・調整をしているところでございます。 次に、環境問題のうち、灰溶融炉の検討経緯と結果、事業者との話し合いの状況についてですが、スラグの需要が低迷していることや灰溶融炉の稼働にかかる費用が高額であること、民間事業者へ委託することで安定的な資源化が期待できることの考えから、クリーンセンターの現在の運営委託期間が満了となる令和3年3月末をもって灰溶融炉の稼働を休止する方針といたしました。また、稼働の休止は時期運営委託の内容に係る部分であることから、現在の受託者とは話し合いをしておりません。 次に、国への対応と今後の課題についてでございますが、休止による交付金への影響が課題と考えておりますので、県を通じて現在協議を行っているところです。 次に、今後のごみの分別、減量、リサイクルについてですが、現在、中遠広域事務組合により最終処分のあり方について検証を進めているところでございますので、その結果を踏まえて最良の方法を考えていきたいと思っております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺田幹根君) 教育長。     〔教育長 村松啓至君 登壇〕 ◎教育長(村松啓至君) いろいろ学校の休業につきましては御心配をいただきましてありがとうございます。これからが肝心な時間であるというふうに考えておりますので御支援よろしくお願いいたします。 高梨議員の質問に回答させていただきます。 初めに、教育の諸課題のながふじ学府一体校における課題のうち、運営方法と課題についてですが、ながふじ学府一体校は義務教育学校ではなく、小学校、中学校のそれぞれのよさを生かした小中一貫教育を推進していきます。また、豊田東小学校との連携も大切であり、学府としてのカリキュラムを十分検討してまいります。 次に、体育館等の施設・設備を利用する場合のスケジュール調整についてですが、体育館、運動場は広さに十分な余裕があり、プールについても3集団が同時に体育の授業を実施できるように設定していますので、十分な活用が可能であると考えています。 次に、小1、中3の発達段階への配慮についてですが、運動会等の学校行事の開催方法については、児童生徒にとってよりよいものになるよう、発達段階や参加人数、児童生徒の活躍の場の確保等を考慮する中で検討を進めているところであります。 次に、休み時間や放課後の児童生徒の安全についてですが、グラウンドには野球部やサッカー部が活動していても、低学年の児童が安心して遊べるようなながふじ広場を設けています。また、休み時間や放課後の体育館、グラウンドについては学校で利用のルールを設けることにより安全を確保してまいります。 次に、授業時間等の違いにより授業への影響についてですが、小中学校の教室を分けて配置することや、時間割を工夫し、小中学校の授業の開始時刻ができるだけずれないようにすることで、より効率的な授業展開ができるように検討を進めているところであります。 次に、ながふじ図書館のうち、配置の考え方についてですが、ながふじ図書館は学校図書館としての機能に加え、リラックスできる空間の中で本や資料を活用して地域の方と児童生徒とのつながりを生んだり、子育てのヒントや思春期の悩みの解決につながる本を紹介したりするなど、子供たちがたくましく育っていくことを支援できる図書館を目指して整備を進めています。 次に、職員の配置や役割についてですが、ながふじ図書館には図書館司書を2名配置し、この2名が貸し出しや新刊図書の紹介、図書の整理やディスプレーなど運営全般を行っていきます。 次に、図書館の開業日や運営時間についてですが、学校に合わせて平日の午前9時から午後4時30分の開館を予定しています。 次に、蔵書数や内容の検討についてですが、現在保有している約1万8,000冊の学校図書に加え、スポーツやアウトドアなど子供たちの未来を広げ、幅広い世代の方に読んでいただける図書や子育て世代の不安や悩みを解消するヒントになる図書など、約5,000冊を予定しています。 次に、地域に開かれることによる安全性についてですが、図書館司書が常駐することや地域連携室に地域の方が入ったり、また、死角となる場所に防犯カメラを設置したり、地域開放エリアと開放しないエリアとの区分を明確にすることなどにより、安全を確保していきたいと考えています。また、地域の多くの方々の目が入ることで、子供たちの安全を確保することができるものと考えています。 次に、中央図書館などとの連携についてですが、本年度はひと・ほんの庭にこっとや中央図書館の職員もながふじ図書館運営検討委員会に参加し、選書や運営の方向性について検討いたしました。また、開校後も市の図書館システムを利用した図書の貸し出しや図書の整理、新刊図書の購入などで協力してまいります。 次に、ながふじ図書館への市民の声の反映についてですが、本年度はながふじ図書館運営検討委員会が実施した児童生徒・保護者アンケートの結果を選書や具体的な開架図書に反映させていきたいと考えています。 次に、学校図書館づくりのうち、整備状況と課題についてですが、計画的に新しい図書を購入し古くなった図書を廃棄するなど、子供たちが使いやすい図書館になるよう整備を着実に進めています。さらに、親しみやすい学校図書館づくりを進めるために学校司書を学府に1人ずつ配置し、全ての小中学校を巡回していきます。課題としては、子供たちが本を手にとりやすいようにするための書架の整備や選書をどのようにしていくかが挙げられます。 次に、学校図書館のリニューアルについてですが、これまで児童生徒が利用しやすい学校図書館にするため、学校司書や図書ボランティアが連携して季節や行事、学習内容に合わせた特設コーナーを設置するなど工夫して運営してきました。今後も先進地の取り組みも参考にしながら、子供たちが読書に親しむ環境づくりについて研究していきたいと考えています。 次に、子ども読書の日の取り組みについてですが、4月23日は新年度になって間もない時期のため、この日に合わせた特別な活動は今のところ行っていませんが、子ども読書の日の紹介をしたり、2週間ほどの読書週間を設けて本の紹介をするなど、読書を推進する取り組みを多くの学校で実施しているところです。 次に、市内の学校図書館のエアコン設置状況と今後の計画についてですが、現在の設置状況は小学校14校、中学校6校であり、令和4年度までに全校への設置が完了するよう計画的に整備をしているところです。 次に、学校図書館の整備資料の予算についてですが、現在は児童生徒数に応じて学校ごとに額を算出し、学校配当予算に含めて予算計上しています。この図書費の増額を希望する意見については、配当予算について実施している全校へのヒアリングでは上がっていませんが、今後も学校と連携を密に図りながら児童生徒が行きたいと思うような学校図書館にしていきたいと考えています。 次に、文化行政の遠江国分寺跡史跡整備計画のうち、整備計画の内容と今後のスケジュールについてですが、主な整備内容として塔、金堂などの主要な建物の基壇整備や灯籠の復元、園路やトイレ、あずまやの設置などが挙げられます。今後のスケジュールについては、令和3年度から本格的な工事を開始し、令和7年度までに事業を完了する予定です。 次に、敷地内の樹木伐採の広報についてですが、事前に近隣自治会や学校へ文書を回覧して周知をしたところです。 次に、樹木の伐採時期への考慮や一定の木を残す意見、樹木の再利用についてですが、再利用等は計画をしていませんが、低木を中心に90本ほど残す予定であります。整備に当たっては、遠江国分寺跡整備委員会より意見を聴取して進めてまいります。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、一問一答で質問させていただきます。 教育の諸課題の(1)の①のところです。学校の運営方法ですけど、先ほどのお答えでは義務教育学校ではなくて小学校と中学校それぞれ運営するということでありますから、名称もそれぞれ豊田北部小学校、豊田中学校、そういう形で表記されるのかなっていうことなんですけど、よくあるのがながふじ学園とか、そういうような名称でやるところもあるみたいですけど、基本的にはそれぞれの学校名が書かれて運営するっていうことで確認させていただきますがお願いします。 ◎教育長(村松啓至君) 議員御指摘のとおり、まだ豊田東小学校もございますので、それぞれの名前を、名称をそのまま引き継ぐという計画でいるところであります。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) わかりました。それでは、2点目のところですけども、学年数とクラス数がふえることですけど、運動場等は広さにも余裕があって子供たちが、小学生が遊ぶ部分と分けてあるから比較的大丈夫だということでした。体育館やプールなども同じように一定の広さがあって十分だっていうふうに理解してよろしいのかどうか。この点、もう一度お伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 体育館及びプールについてもクラス数と、それと体育の授業が約90時間になりますので、その辺の時間数も考慮に入れ、利用クラスの割り当ても具体的に考えながら、十分授業を行っていけるというふうに考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 体育の授業などでいうと、雨の場合は体育館利用っていうの大きくなると思うんですけど、その辺も十分、そうした時期も考えて、考慮した上で大丈夫だという御発言なのか、その点確認させてください。 ◎教育長(村松啓至君) アリーナはバスケットコートを二つ、それからもう一つの小さいアリーナについてはバスケットコートを一つ、それだけの広さがございますので、十分に体育の授業は雨が降った場合は保健の授業に変わるっていうパターンが多いと思いますけれども、十分対応できるのではないかなというふうに考えてます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、3項目めのところにいきます。小学校1年、中学3年生の発達段階にいろいろあるわけですけど、さまざまな同じような活動をやる場合にはそれぞれいろんな形で配慮してくっていうことでしたけども、大きく見て、こういった小学校と中学校で行うような行事というのは、運動会というのは主に考えられるわけです。ほかにも行事として考えられるのかどうか、その点をお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 小中一貫で、あのような形で一体校になったということは、これからのやはり新しいカリキュラムを考えていかないといけないというふうに思いますので、今まであったものをそのままこうやってやりますよとか、確かに運動会等十分大変きっと計画はされていくのではないかなというふうに思ってますけれども、その辺のところも含めて十分学校及びいろんな学府協議会も実際に動いていますので、十分に検討をこれからしていきたいなというふうに思います。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) わかりました。4項目めのところですけど、休み時間、放課後の部活動等ですけども、小学生の子供たちにはながふじ広場っていうようなところで遊べるっていうような形を先ほど御答弁されましたけども、利用のルールっていうのをつくっていかなくてはならないっていうような御答弁もありましたが、特に野球とかそういう場合に安全面での点が大きくなるので、その辺はネットとかいろんな工夫もされるのかどうなのか、そこら辺も含めて安全対策ということが行われるのかどうか、もう一度お伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 安全性については常に注意をして、一番大切にしていかないといけないなというふうに思いますので、議員御指摘のとおり、特にエリアと時間帯、その辺がポイントになると思いますので、検討をしっかりと重ね、安全性に配慮をしてまいりたいというふうに思います。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、5点目のところですけど、授業時間、休み時間が小学校と中学校では違うわけですけども、始まる時間を合わせていろいろ工夫をしていくということでしたけど、教室がいろいろ小学校と中学校分かれてるもんでそんなに影響はないかと思うんですけど、チャイムなんかも学校によっては小中一体校をやったところはチャイムはもうやらないというようなところもあるそうですけど、いろんな工夫はされてるみたいですけども、そうしたことも含めて今いろんな形で検討されてるのかどうか、その点をお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 今いろいろなパターンを実際に検討をしていただいてます。例えば、最初の授業のスタートのところだけ、そこだけチャイムを鳴らして、あとは全てノーチャイムにする。つまり、一緒のところだけチャイムを鳴らしてノーチャイムにする等について、今具体的な運用を先生方が検討していただいてるところであります。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、中項目の(2)のところのながふじ図書館ですけども、これは今までの学校図書館とは大きく異なって、地域の方が利用してくという点が大変大きい中身なのかなと、そんなふうに考えるわけですけども、これはながふじ学府の中での図書館ですけど、これはもうながふじ図書館という名称をつけたというふうにお伺いしてるんですけど、こういった名称も一つ、今まで学校の図書室っていうような位置づけでしたけど、ここで図書館という、ながふじ図書館という位置づけしたっていうのはかなり大きな意味合いがあるのかなと思うんですけど、その辺もう一度お伺いします。 ○議長(寺田幹根君) 高梨議員、それはどこの。小項目の①でよろしいですか。 ◎教育長(村松啓至君) 僕も学校は全て図書室というふうに呼ぶと思っていたんですが、学校図書館法の関係で、今学校全体で図書室を図書館と呼ぶように変更してるそうです。しかし、このながふじ図書館についての思いは何かっていうと、やはり地域の方も入る、それと子供たちと地域の方々と図書を通して交流ができる、それからあと総合的学習っていう時間がございます。その中で子供たちがいろいろな図書を使って調べたり、またはその場で発表したりっていうのを、例えば地域の方がいらっしゃったらそこでいろんな発表を聞いていただいたりというような、そういう機能が、新しい図書館の機能ができるんじゃないかなというふうに思っています。これから具体的に進めていくわけですけれども、今まであるイメージをちょっと変えていただきながら、ながふじ図書館がどういう図書館になってくのか、それは地域と一緒に学校も一緒につくっていくこれからの図書館のイメージであるということであります。よろしくお願いします。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、2点目のところでお伺いします。司書は2名確保されるっていうことでしたけど、これは新たに司書の方を募集してここで業務に当たってもらうのか、そういう考えなのか、その点をお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 詳細になりますので推進室長が回答いたします。 ◎学府一体校推進室長(川倉彰裕君) 2名を新たに雇用して運営していきたいと、そのように考えております。 ◆23番(高梨俊弘君) これはその方職員として正規なのか、それとも非常勤とかいろいろ雇用の形態あると思うんですけど、その辺はどういう形態で雇用されるのかお伺いします。 ◎学府一体校推進室長(川倉彰裕君) 雇用の形態につきましては、現在検討をしているところです。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、3点目のところですけど、図書館の開業日ですけど、運営時間9時から4時半ということで、平日学校が授業をやっているか開かれているときになるわけですけど、この辺は春休みとか夏休みとかそこら辺もどういうふうな対応になるのかお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 夏休み、春休みも子供たちの学習の機会を与えるように、同じように9時から4時30分まで開館をする予定です。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) わかりました。それでは、4のところの蔵書数ですけど、現在ある学校関係の図書並びに新たにふやしていくということですけども、特に子育て世代の蔵書がふえるような話でしたけど、ここは地域に開かれてくと高齢者の皆さんも使うのかなって思うんですけど、一般的に見ますとね。そこら辺の方たちの要望にも応じられるような図書も選定されるのかどうか、その点をお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 今、ながふじ図書館の狙いをにこっとや中央図書館や学校教育課や現場の先生と一緒に、どういうイメージの図書を蔵書としたらいいかということを検討してきているわけです。今、議員おっしゃるとおり、そこへ来る方々の、おじいちゃんおばあちゃんも来る可能性も十分ありますので、その辺のところも実際に運用しながら、ニーズを受けながら検討をしてまいりたいというふうに思います。今は、先ほど答弁の中で説明したとおりの狙いをもって蔵書を整備していきたいと考えています。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 5番の地域に開かれる点での安全性、司書の方が常駐しているとかカメラが設置されてるという点とか、地域の方もいらっしゃるということなんですけど、ここの利用されるっていうことを考えますと、子供たちは当然図書館の利用者という登録をされてる方がほとんどだと思うんですけど、地域の方にも図書館利用の、私も持ってますけど、そういうことを登録していただいて利用するっていうほうが最も安全性、いろんな点を考えても、どういう方が来てるかっていうのが把握できるっていう点では利用っていう点でそういったとこもあわせて安全性に含めて考えられるんじゃないかと思うんですけど、その点はどういうふうに検討されているのかどうかお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 実際に貸し出し図書については、貸し出しについては登録した方に貸し出しをしているわけなんですけれども、出入りについては、その登録した人でないと出入りできませんよっていう、そういう状況今のところ決めているということはありません。その必要性があるかないかについてはさらに詰めていくことが必要であるなというふうに考えます。とにかく、御指摘いただいたように御心配な気持ちはよくこちらも理解してますので、十分に検討をして進めていきたいなと思います。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 6点目の中央図書館などの連携ということで、基本的にはそこでの貸し出し等いろいろできるということで考えていいと思うんですけど、そこの本をそこに返したりとか借りたりだとか予約もここで受け取れると。今、中央図書館等でやってる業務はここでも確実に同じようにできるということで理解してよろしいかお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) ながふじ図書館で中央図書館と同じ働きはできないんですが、周りの各図書館ございますけれども、貸し出しとか、それとか返却とかそういうものにつきましては同じような各地区図書館と同じような機能でやることができます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) わかりました。それでは、次の中項目の(3)のところへいきます。学校図書館づくりについての質問です。ここで1点目のところで全国学校図書館協議会が調査を行ってるわけでありますけども、図書館の整備の状況等について調査をしてるんですけども、磐田市は今回はその報告にはなかったわけですけど、いろんなところの状況を見てますと、例えばその質問の項目の中には新聞等のそうした配置をしてるかどうかとか、いろんな調査がされてるんですけど、磐田市の状況は報告はしませんでしたが現状としてそこら辺の調査はわかると思うんですけど、その点についてお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 今、質問の内容が申しわけありませんが、その調査の内容が最後明確ではなかったので教えていただいてよろしいですか。 ◆23番(高梨俊弘君) 要するに、学校図書館協議会が調査項目を出してるわけですよね。今回、磐田市としてはその調査項目に書いて返信しなかったわけですけど、そこの理由はわかりませんけど、その中には1校当たりの平均図書費が幾らだとか、あと学校図書館用の新聞購読費は予算化されてるかどうか、あと司書とかそういう方々の研修をやってるかどうかという調査がされてるわけですよね。その項目にも前提として私はここのところで磐田市の整備状況はどうですかっていうことを聞いてますので、調査として報告しなかったにもかかわらず、この辺のことは聞かれればわかるような数字ではないかなと私は思って、磐田市の現状をお伺いしたいんですけども、もしわかれば教えていただきたいと思います。 ◎教育長(村松啓至君) 先ほどお答えした内容をより具体的にという、そういう意味合いだと思いますので、部長のほうで回答いたします。 ◎教育部長(市川暁君) それでは、私のほうから回答させていただきます。 初めに、司書の配置と研修ですが、これはしっかりやっています。 それと、小学校における予算の関係ですが、磐田市においては39万4,182円、中学校においては56万円ちょうどということになっております。 さらに、各小中学校の達成率についてですけれども、30年度末で小学校は111.8%、中学校については81.8%のような結果になっております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 全国調査の中での1校当たりの平均値っていうのも出されてまして、それを見ると1校当たり平均が小学校は43万ぐらいというような報告だそうです。中学の場合は64万ということで、小学校は磐田市はその全国平均より小学校も中学校も若干低いわけですけどね。ですから、十分に整備されてるかっていうと全国で見るとそうでもないのかなというのが私の感想なんですけど、その点を踏まえて最後のほうで予算確保策は何かあるのかねって聞いてるわけですけど、現状としてそういう中で特にその予算、毎年幾らか出してるわけですけど、そうした中で整備がなかなか追いついていかないというか十分でない部分っていうのはどういう形で課題として把握されてるか、わかれば教えていただきたい。 ◎教育部長(市川暁君) お答えします。 達成率の問題については、図書の更新をどれだけ熱心にやるかっていうのも大きく影響があります。購入、廃棄のバランスがありますので、廃棄のほうも熱心に更新していると全体の金額、パーセントが伸び悩むということがありますが、それはあくまで一つの指標でありますので、しっかり更新をしていくということで、予算についても毎年確実に学校配当予算に計上するとともに、達成率が100%いってない学校には特別予算という形で別に配当しておりますので熱心にやらせていただいております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) ちょっと先ほどの回答で私ちょっと聞き漏らしたかもしれないんですけど、学校図書館用の新聞購読っていうのは各学校きちっとされてるかどうかっていうのはちょっと答弁の中であったのかどうかちょっとわからなかったんですけど、国では小中学校に新聞を配置してくださいよっていうのは結構進めてるらしいんですけど、磐田市はいろいろ子供たちに学びの調べの授業の中では新聞を使っての調査もあるわけです。最近、新聞をとらない御家庭もあるわけですけど、そうした意味で言うと学校図書館に新聞があるっていうの大変重要だと思うんですけど、その辺の状況をお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 新聞のほうも費用の中に入っておりますので、したがいまして、私が校長をやっているときに新聞についても図書館に設置するようにということで指示を受けまして、各学校、新聞についても配備をしてると思います。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、2点目のところ、学校図書館のリニューアル、これからいろんなところも見ながらまた検討していきたいというような御答弁だったと思うんですけど、学校図書館、今いろんな形で、2点目のところですけど、リニューアルしてる中では子供たちが行って、少し休めるスペースっていうんですかね。そうしたものも含めて今リニューアルしてるところが最近出てきましたね。ソファーみたいなのも置いて、そこでゆったり座りながら読めるだとか、そういう環境もあわせてだと思うんですけど、そうしたことを地域の方々と一緒になって変えてくというか、よりよいものにしていくということだと思うんですけど、そうしたことについて今後いろんなところを見ていかれるのかなと思うんですけど、方向性としてはきょうの答弁の言葉ではなくて具体的に何かそういったことを取り組む、していくかどうかっていうのをもう少しわかれば教えていただきたいなと思うんですけど。 ◎教育長(村松啓至君) 今、具体的な内容の一つの方向性としては、学校司書及び図書館支援員が全ての学校に配備をされました。それによって、図書館がまず第一段階で変わってきたじゃないかな。それは何かっていうと、使いやすい、または行きやすい、図書の紹介を実にうまく努力してやっていただいてる。それがやはり子供にとって一番大きいことだなというふうに思います。それがまず第一です。それから、議員から御指摘がありましたように、地域との連携。例えば、開かれた図書館、そういうイメージを今ながふじ図書館を通してもっています。より、やはり活発にこれから使われるようになるには何かっていうと、子供にいかに紹介をきちっとしていくのか。それから、あと地域と連携して、または地域とのかかわりの中で図書館そのものを運営できるか。その辺がこれからの方向性として大きなポイントになるんじゃないかなと考えてます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、4点目のところですけれども、学校図書館のエアコン設置ですけど、令和4年までには全部行うということでした。もう少し早くならないかなとは思いますが、これは令和4年までは毎年何校かっていうような計画をもってやっていくのか、それとも予算があればもっと早く進められるのか、その点はどういう計画かお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 詳細になりますので、部長が回答いたします。 ◎教育部長(市川暁君) お答えします。 令和2年、3年、4年とかけて計画的に順次進めていく予定であります。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、大項目の2の文化行政のところへいきます。中項目(1)の遠江国分寺跡史跡整備計画ですけども、令和3年より具体的に工事が始まっていくというような答弁でした。こういったスケジュールについて全体こういう工事をやる中で、この工事計画についてはもう少し詳細に何か広報するようなこともあるのかどうか。これは2点目のところとつながっていきますけども、こういった計画をしてくよっていうことが余り市民には知らされてないっていうんですか、理解されてない部分も大変あるのかなと思います。このスケジュール等についてもう少し、これは2のところに関係しますけども、スケジュール、その他についての内容について広報をもう少ししたほうがいいのかなというふうに思うんですけど、その点の見解をお伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 整備事業の広報についてですけれども、具体的に平成28年度の整備基本計画の策定に合わせて、まず広報いわたで説明をさせていただいました。それから、あと平成29年5月号にて2ページ特集を組んで整備事業について紹介をさせていただきました。それから、磐田文化財だより第141号においてパブリックコメントも募集、または第144号平成29年3月において整備事業の紹介を行っているところです。答弁の中でも申し上げましたように、自治会とそれから近隣学校について具体的な説明をしてるところであります。しかし、長期にわたる工事でなかなか思うように進まないところ、伐採計画についても思うように進まないところもございまして、その辺のところについては具体的な計画の広報の仕方等については詳細になりますので文化財課長が回答いたします。 ◎文化財課長(高梨恭孝君) 先ほども申し上げましたように、自治会等にも説明会等に行ったり、あるいは実際に具体に工事に入るときには回覧でお知らせをするというような形になっております。長期的な計画についても、これも教育長が申し上げましたとおり、若干計画どおりっていうふうなところではいかないところもありますので、工事に合わせて、進捗ぐあいに応じてまた必要な情報についてはお知らせをしていくというような形で進めたいと考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 2点目の広報の部分にちょっと入ってますので、そこでもう一度聞きます。私がこの木を切ってるときに御近所のあそこの通りの方々にお伺いしたら、あれ今何をやってるのっていうことで、木を切ってるよってお話したら、えっという感じで、だから知らなかった方が周りでも意外とあったのかなということでこの広報のところをお伺いしました。あと、ここの国分寺は結構今のところ梅を見る方とかいろいろ来てますので、今後この整備計画がどういったものになるかっていう、目に見えるような形でのアピールっていうんですかね。駅前の広場つくるときにはこういう駅前広場になりますよっていうのを立てたわけですけど、国分寺の場合も国分寺を整備されるとこういうような国分寺整備が行われた後はこういうふうになりますよっていうものは、市民の方に目に見える形で示すっていうのは必要なのかなということを思いました。ですので、このところで広報の部分という形でお伺いしたんですけど、今後そういうことも考えているのかどうか、その点をお伺いします。 ◎文化財課長(高梨恭孝君) 国分寺の整備に当たりまして、私たちの国分寺というパンフレットもつくってございます。これについては各交流センターにも置かせていただいて、市民の皆さんには手にとってどういうような整備がされるかというのは確認をしていただけるものと思っております。また、各自治会、あるいは老人会等と文化財課に対していろいろな歴史の話をしていただきたいというような講座の申し込みもございます。そういう折には国分寺が今こういう形で整備をしているんですよというようなPRも兼ねて、1人でも多くの方が国分寺整備を理解していただけるような形でいろいろな事業を推進しているというところでございます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 自治会とかいろんなところに広報はわかりましたけど、市民に見える形、先ほど私言いましたけども、そうした整備計画の案内看板ではないですけど、こんな形になるよっていうのは示したほうがもっと市民の皆さんがわかるんじゃないかということを先ほどもお伺いしたんですけど、そういう計画がないならないで答えていただければ結構ですけどお伺いします。 ◎文化財課長(高梨恭孝君) 特別史跡の中ということで、看板の設置についてもいろいろな制約がございます。そういう中で今進めている整備計画がどういうものであるかっていうことをお知らせするようなものが、部分ができるかどうかっていうのは、また、あの中で検討をさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、3点目のところです。今、伐採をずっとやってるわけですけど、この計画の中では90本ほど残すということでしたけども、かなり大きな部分は全部切ってしまうというふうに理解してよろしいんでしょうかね。結構年数がたってるのもあって、そこら辺もあるんですけどね。その辺の点についてもう一度お伺いします。 ◎教育長(村松啓至君) 樹木については私は文化財の専門家ではないのでよくわからなかったです。だけど、ああいうすばらしい史跡ですので、樹木はやはりそういう史跡をかなり壊してくんですね。そういう基本的な認識、史跡であるということをもっていかないといけないなというふうに思います。だけど、大変木々があると心が安らいで一般市民の方々はそういう中で公園としての機能を十分に感じていただいてますので、そういうことも考えながら具体的に整備を行っているところであります。具体的な内容については、課長のほうから回答いたします。 ◎文化財課長(高梨恭孝君) 先ほども教育長のほうから申し上げましたけども、高木の場合、大体その根が50センチから長いときには3メートル以上伸びていくというような形になります。現状を見ていただくと、前回の整備で石が置いてあるんですけども、根がそれを持ち上げてしまってる。当然、中のほうで言えばいろいろな遺構を傷つけているというような形になります。全国に三つしかない特別史跡でございますので、やはりその史跡としての価値を失ってはいけないということで、今できることということになればやはりこれ以上その遺構を傷つけないということからも高木に対しては伐採ということが必要であろうというふうに考えております。また、いろいろ市民の方、あるいは近隣の高校生にお話を伺う機会もあったわけなんですけども、今の公園のやはり一番どういうところがデメリットっていうか、どういうところに不安を感じてるかっていうと、やはり外から見えない、ちょっと暗くなったときに中を通るのが怖いというような意見が多数ございました。そういうような部分も含めて、見通しのいい公園、外から見ても中がわかるというようなことも含めて、木については90本程度残して、あるいは低木についてはあずまやの周り等についてはまた植栽もいたしますけども、そういう形の樹木の整理計画を立てているというようなところでございます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 剪定については理解いたします。ただ、伐採された木が大変年月がたってるっていうことで、大変ある面では貴重なのかなというふうに思って、こういったものの再利用が合わせて考えていただければ市民の方も国分寺にあった木だっていうことで喜ばれるのかなっていうふうな思いもあって、今回あわせてこの再利用っていうことについて質問したわけですけど、結構大きいのでちょっとしたテーブルにもなりそうだし、子供たちが遊べるような椅子にもなりそうだしとか、いろんな思いはあったんですよね。そこら辺がそのまま燃やされてしまうのかなっていう中での今回の質問なんですけど、再利用っていう点は何らかの方法で、市民の方に何かお話をすれば一定の回答が返ってくるんじゃないかなと思ったんですよね。そういった点でお伺いしましたけど、もう一度この点についてお伺いします。 ◎文化財課長(高梨恭孝君) 再利用については、文化財としては、例えば散策路のウッドチップというようなことも考えをいたしましたけども、やはり経費的な部分、あるいは経過年数によって非常に悪化をしてしまうっていうような部分も含めて、コスト的に、あるいはそういう管理上の問題もあって採用を見送ったというような部分もございます。また、いろいろなテーブル云々というようなお話もあったわけなんですけども、当然生木をそういうような形にしますと加工であるとか、それに対する処理というような部分で、やはりこれについてもかなりの労力があるというような部分で採用のほうについては考えていないというようなことで回答させていただきました。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、次の中項目の(2)にいきます。市民文化会館と文化振興センターのところですけど、ここではピアノとか美術品はいろんな形でまた再び利用していくということですけど、どんちょうについては回答なかったですけど、どんちょうはもうそのまま処分してしまうということで、新たな予算も何かついてるような予算を見ましたけど、そんなふうな理解でよろしいのかどうか、この点についてお伺いします。 ◎市長(渡部修君) どんちょうにつきましては、当初は少し工夫しながら現在あるものを少し大事にしながらつくりかえてやろうかっていう案が当初はそういう方向でありましたけれども、保管する経費、それから40年っていう経年劣化の状況、それやこれや考えましたときに、企業版のふるさと納税の制度が拡充されましたので、思い切って、いろんな附帯経費を考えますと新たなイメージでスタートする、新館ですので今までの歴史は歴史でありがたく思いながら、閉館式もやるわけですけども、そういう中でも少し開催は小さくなりますが、思いを伝えながら新たなもので現在のどんちょうは使わない、処分するという形の方向性を決めさせていただきました。大体は企業版のふるさと納税で、がんばる企業応援団で各企業を回っておりますので、そういうところでお願いしながら拡充されたふるさと納税を活用していければなと思って方向性を決めさせていただきました。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) どんちょうについては今市長からの答弁でわかりました。これ新たなどんちょう、そうしたお金を使ってつくってくわけですけど、デザインなんかもやっぱりそういったいろんな関係者に働きかけてるのか、どういった方向でするのかなと思うんですけど、その辺はまだ決まってはいないかもしれませんけど、何かお考えがあればお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 当然、各企業から個人も受け付けようと思いますが、その思いをいただくわけですけれども、現在、どのような形で進めようとしてるのか、私少し細かいことまでは把握してませんので、もしあれば担当の部長に答弁をさせていただきます。 ◎自治市民部長(袴田浩之君) どんちょうについては全てこれからというふうに考えてます。デザインの決め方についてもいろいろ方法あると思いますんで、それも含めてこれからということです。よろしくお願いします。 ◆23番(高梨俊弘君) あと、もう1点そこのところです。ピアノ、美術品、幾つかそこにいろいろ美術品あるわけですけど、財産目録みたいな、そういうのができてるのかどうか。よくいろいろ施設を処分したときにそうした財産がどこかへ紛失とかそういう例もあるみたいなんですけど、今回の市民文化会館及び文化振興センターにおけるそういう財産目録っていうのはしっかり管理されてるかどうかお伺いします。 ◎自治市民部長(袴田浩之君) 会館の備品についても美術品についても目録がしっかりと整備されております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、中項目の(3)ですけども、ギャラリーの点ですけども、代替施設として豊田の福祉センター等を使うというようなお話でしたけど、この間ギャラリーっていうのは駅前の再開発ビルにも最初できて、その後今度は豊田の支所のほうに移ってっていうことで、結構移動をしてるわけですよね。最終的に今回ギャラリー長藤もなくなってしまうということを考えますと、新たなギャラリー、今回もなくならないようなギャラリーの整備っていうのは必要だと思うんですけど、その点の計画は今のところないということで理解してよろしいのか、それとも一定の方向の中で検討していきたいというふうに思ってるのかどうか、その点をお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 過去の一般質問、代表質問の答弁の中で、市民会館跡地の施設についてそういうものを入れ込んでいきたいという形は答弁をさせていただいております。その中で文化協会の皆さんとも話し合いを進めてますが、今市民会館の跡地のものは詰めの作業に入ってますので、そういう中で皆さんと相談しながらっていう形の経緯についてはもう既に説明をしてあります。それから、豊田の支所にギャラリーを設置しましたのは、もろもろ含めて空きスペースの再利用っていうことだとか、もろもろあってあれも文化協会の皆さんと相談しながらつくったギャラリーの施設です。ですので、隣にある福祉センターで仮住まいみたいな形になってますが、将来そういう構想があるということで御理解をいただいてるものと私は理解をしております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、大項目の3のところの環境問題ですけども、中項目の(1)の①のところでは、令和3年3月までに休止をしていくということで、この灰溶融炉が、方向だということでありました。ここの経過の中ではやはり私が最初のところで言いましたけども、電気とかいろいろなものがかかるとか、あと灰溶融炉ででき上がったスラグ等が余り販売が芳しくないと、そういったとこが主な理由だということですけども、この二つが主な理由なのかなと思うんですけど、そうしたことを受けて、あとここではかなり灰溶融炉で電気をかなり使っていたと思うんですよね。焼却場で電気をつくって、こちらのほうで使ってたっていうような状況もあったと思うんですけど、その辺が運営していく関係で今後の方向の中ではどういうふうになっていくのか、電気っていうんですかね。そこら辺も考えた上での今回の方向性なのかどうか、もう一回確認させてください。 ◎市長(渡部修君) 考えた上でございますが、具体のことですから担当の部長に答弁をさせます。 ◎環境水道部長(松下享君) 使わなくなりますので、基本的には買っていただいて事業費に反映されると思います。それから、議員のほうで最初に環境貢献がさらにされるんではないかというお話がありましたが、磐田市のシステムの中では確かに電力は使えませんが、それをさらに民間で再委託しますので、そちらでは電気を使用しますので、純粋な電力という意味では売電効果が全量は期待できません。ただし、さらにリサイクルが推進したり、再委託につきましては効率的な再リサイクルができますので、その意味では大きな環境貢献があると考えてます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、最後の2点目のところですけども、ここで最終処分場確保がっていうことで私言ってますけども、基本的にはそういう問題だけではなくて、新たなごみ行政っていうのが今後そういった問題も含めて考えてくことが必要なのかなということでお話をしています。灰溶融炉をやめていくことも一つのごみの分別、減量についても大変大きな課題になるんではないかなということで、今までとは少し違った意味でこうしたごみの分別や減量、リサイクルっていうのを考えてく必要があるんではないかということで、その最終処分場の方向性を待つだけではなくて、現状の中でもこうした方向をやはり市民を交えて検討してくことが必要ではないかということで質問させていただきましたけど、もう一度この点についてお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 総体的にはそういう感じで受けとめていただいて結構だと思います。私、今のクリーンセンターのプラントの建設以前に議員として参画いたしましたけれども、当時もいろんな意見はありました。時代の変化がこれだけ激しくて、当時はスラグの需要と供給の問題、今の現在の需要と供給の問題、それからクリーンセンターが最終処分場の件に関しては新しいクリーンセンターになって従来とは違ってきたっていう変化、もろもろ含めてことしの10月ですかね、中遠の組合で今委託を出して検討してる最中ですので、そういう形の流れの中で結論を出していくということになってございます。 以上です。 ○議長(寺田幹根君) 午後1時10分まで休憩いたします。     午後0時3分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長(寺田幹根君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続けます。 △21番 鈴木喜文君の一般質問 ○議長(寺田幹根君) 次に、21番 鈴木喜文議員。     〔21番 鈴木喜文君 登壇〕 ◆21番(鈴木喜文君) 改めまして、こんにちは。 明後日4日から磐田市立の小学校、中学校が休校となりました。先週木曜日の全国小中校の休校要請に驚き、翌朝の金曜日、登校する一人一人の西小児童に健康に注意してねと呼びかけ、6年生には6年間元気な挨拶ありがとう、中学に行っても頑張ってね、応援してるよとハイタッチやグータッチをして、春に向かい健康で元気な旅立ちとなるよう見守りました。休校が4日からとなったため、今朝も元気で明るい挨拶を交わすことができました。一日も早くこの感染に終止符が打たれ、にぎわいのある磐田市に戻ることを願い、新型コロナウイルス問題も含め、通告に従い一般質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 最初に、大項目1、バリアフリーの取り組みについて。 中項目(1)公共施設のバリアフリー化についてお伺いします。 交通バリアフリー法が2000年に施行されて、ことしで20年になります。国交省の資料によれば駅、空港など旅客施設では段差の解消は33%から95%に、点字ブロックは64%から98%に、そして障害者トイレは3%から92%となりました。この法律は後に駅や空港だけでなく町全体のバリアフリー化を推進する新バリアフリー法となり、法改正を重ねながら全国各地で段差解消や点字ブロック設置などが大きく進められました。また、この磐田市議会議場もバリアフリー化を含む改修工事が行われ、スロープが設置されました。さらに、ことしは東京パラリンピックも開催されることから、磐田市のバリアフリーを検証しようと思い、以下お伺いいたします。 小項目①市役所(本庁舎、西庁舎、支所など)関係施設の現況と今後の取り組みをお伺いします。 もちろん市が管理する公共の施設は庁舎だけではありません。小項目②交流センター、ホール・会議室、スポーツ、福祉・高齢者関連施設などの現況と今後の取り組みをお伺いします。 また、学校現場でも車いすで移動ができる設備が求められています。小項目③学校施設の現況と今後の取り組みをお伺いします。 さらに、利用者の多い図書館では届かない場所にある本も車いす利用者に手に取ってもらえるシステムが求められています。小項目④図書館の現況と今後の取り組みをお伺いします。 次に、中項目(2)心のバリアフリーについてお伺いします。 ハード面の整備が進むことで、車いすだけでなくベビーカーの利用もしやすくなるなど、日常生活におけるバリアのない環境が整ってきました。一方で、みんなが互いに理解を深め、偏見や差別をなくしていく、心のバリアフリーへの取り組みも欠かせません。それは、障害者との共生はもとより、近年、性的少数者と言われるLGBTの暮らしやすい社会づくりが求められています。現在、LGBTのパートナーでは公営住宅で親族として一緒に入居できなかったり、公立病院での手術の説明を受けたり手術に同意の際に家族として認められないなどの課題があります。東京都渋谷区や神奈川県横浜市でLGBTのカップルを公的に認めるパートナーシップ宣誓制度が導入されています。静岡県でも浜松市でも差別解消の動きが出てきたことから、磐田市の心のバリアフリーを求めようと思い、以下お伺いします。 小項目①LGBTの現況とこれまでの取り組みをお伺いします。 静岡県は関係団体からの聞き取りなどで課題を把握し、有識者からの意見聴取も踏まえて対策を検討するため、2020年度予算案に関連経費を計上すると聞いています。小項目②県の新年度予算案のLGBT関連経費の市町への影響をお伺いします。 浜松市が4月1日からパートナーシップ宣誓制度を開始します。この制度では、性的マイノリティの人に限らず、さまざまな事情により婚姻の意思はあっても現行の婚姻制度を利用できず、悩みや生きづらさを抱えている事実婚の人も対象としています。また、県内では三島市長が昨年12月の県市長会で県内統一のパートナーシップ制度の創設を提案したと聞きました。小項目③浜松市のパートナーシップ制度と市長会提案の県内同一制度の見通しをお伺いします。 共生社会の実現には子供たちへの心のバリアフリーの教育の充実が欠かせないと私は思います。小項目④子供たちへの心のバリアフリー教育の現況と今後の取り組みをお伺いします。 次に、大項目2、市と市民の相互協力について。 中項目(1)公共事業の市内事業者の活躍についてお伺いします。 以前、全国の中小企業の実態を調べたとき、私が最も驚いたのは日本の全企業のうち中小企業の割合が雇用者数で66%、そして企業数では99.7%を占めることでした。日本の中小企業は産業のあらゆる分野で活躍し、経済活力の源泉となり、雇用の提供、地域コミュニティの推進、地域文化の継承などにも役割を果たしてくださっています。磐田市でも多くの中小企業がその技術力とパワー、そして持ち前の笑顔で活躍されています。そして、利益の中から税金を磐田市に納めていただいています。だからこそ、規模は小さくても仕事が続き、雇用が続き、利益が確保されなくてはなりません。そのために、大きな管工事の受注は難しくても、専門的な特殊な技術を要するものは別として、現場で市内業者ができる仕事は市内業者が受注でき、活躍できることを願う思いから、以下お伺いします。 小項目①(仮称)磐田市文化会館、ながふじ学府一体校など、大きな公共事業に磐田市内の中小、小規模事業者がどのように活躍されているのかお伺いします。 次に、中項目(2)合併15周年冠事業についてお伺いします。 1月の市長定例記者会見で合併15周年記念東京ディズニーリゾートスペシャルパレードが4月25日(土)に見付本通りで実施されることが発表されました。私はその概要の、ミッキーマウスを初めとしたディズニーの仲間たちが夢と魔法を届けるために、東京ディズニーリゾートを飛び出し磐田市で開催される磐田市合併15周年記念パレードに参加しますとの夢のある発表に晴天と成功を祈らずにはいられませんでした。また、昨年、母校の磐田西高は創立80周年を迎え、1年間文化祭、体育大会などに創立80周年の冠をつけて年間を通し記念事業としました。先ほどの市長会見で市民の皆様と15年間の歩みを振り返りながらともに祝い、喜びを分かち合い、融和と一体感をより深めるとともに、20周年に向け、さらなる飛躍につながるさまざまな記念事業を予定していますと発表されたこの事業について、以下お伺いします。 小項目①官民学と地域のどこまでの事業が予定されているのかお伺いします。 合併15周年事業を行うことしは東京オリンピックイヤーにも当たります。この世界最大のスポーツイベントの日本開催を何とか絡められないかとの思いで小項目②東京オリンピックをどのように活用されるのかお伺いします。 次に、中項目(3)新型肺炎対策と中国への支援についてお伺いします。 この一般質問の通告後の当局とのレクチャー時にも今の状況が一般質問で登壇する日には大きく変わっていることも十分予想されるので、答弁についてはその日の状況で結構ですと申し上げました。冒頭申し上げました小中高の休校のほか、さまざまなイベント・会合の中止や延期、マスク不足、外出の制限、感染者数と死者の発表、緊急事態宣言など毎日が未体験の連続です。それでも私たち議員も市長を初め、職員の皆さんも市民の皆さんの安心安全な生活のためにできることは何でもやらなければなりません。批判しているときではない。前を向いていくしかない。何ができるか、その思いで対策と支援について以下、お伺いします。 小項目①県対策本部と磐田市の協力関係、そして磐田市の対策をお伺いします。 小項目②磐田市立総合病院と市内医療機関の対応策をお伺いします。 小項目③磐田市が相互協力し合う中国都市の有無と提供できるマスクなどの備蓄品があるのかお伺いします。 小項目④マスク送付など、市民の皆さんの支援希望への対応をお伺いします。 次に、中項目(4)民生委員・児童委員の現状と課題についてお伺いします。 磐田市議会の民生教育委員会は地域福祉の重要な担い手である民生委員・児童委員の代表である協議会役員の方々との意見交換会を続けています。今年度も昨年11月に松下会長を初め、8名の役員の方々と意見交換し、活動の現状と課題などをお伺いしました。その概要は市議会だよりに掲載させていただきました。また、ことしに入り、地元の中泉地区で毎年行っている地区在住市議会議員と自治会長との意見交換会でも自治会長さんから民生委員・児童委員の課題が出されました。そのいただいた御意見を市政にお届けするために、以下お伺いします。 小項目①委員の紹介と職務や活動の理解を広める取り組みをお伺いします。 小項目②家庭教育支援員有資格者の退任後の主任児童委員の活用についてお伺いします。 小項目③75歳定年の国の規定と磐田市独自の規定についてお伺いします。 次に、中項目(5)交通指導隊のその後についてお伺いします。 子供たちの毎朝の登校を見守る交通指導隊。磐田市では交通指導隊でしたが、県内他市では交通指導員の名称のほうが多かったと思います。ドライバーへの注意喚起もあって、警察官に似た制服を着用していましたので、当時、私も低学年の児童からおじさんお巡りさんとよく聞かれたものでした。その磐田市交通指導隊は存続などの課題を検討し、2017年3月30日に市長、自治会連合会長御出席のもと臨時総会をもって解散し、その任務を終了しました。地域の子供たちのために、その安全な登校に自身が役立つのならば、そんな強い意志を抱きながら子供たちからのおはようございます、ありがとうの声に元気をもらい、晴れや曇りの日はもとより、雨の日も暑い日も寒い日も黄色の旗や誘導灯をもち立ち続けた交通指導隊の方々は、解散後、地区の新たな制服で颯爽と活動を続けている方々、思いと汗のしみ込んだ交通指導隊の制服のままで活動を続けている方々、また、解散を機にみずからの使命は終わったと肩を落とされ引退された方々など、現状はさまざまです。解散に当たり、市当局はこれからは地域ごとのやり方でさらに幅広く活躍していただく、今回の磐田市交通指導隊の解散で県内の多くの市町も追随してくれるでしょうとのお話もありました。解散後の活躍状況、県内市町の状況など、3年後の今どのようになっているのか、私たちの選択は正しかったのか、以下お伺いします。 小項目①磐田市交通指導隊解散後の全小学校区での見守り状況と元隊員の活動の状況をお伺いします。 小項目②県内他市町の交通指導隊・指導員の状況をお伺いします。 次に、大項目3、子育てと教育について。 中項目(1)幼児教育無償化についてお伺いします。 昨年10月、幼児教育・保育の無償化がスタートしました。そこで昨年11月から12月にかけて幼保無償化に関する実態調査を行いました。この調査時に御心配や御意見をいただきましたので、その中から以下お伺いします。 小項目①幼保無償化後の保育ニーズの増加の状況と給食の無償化など、今後について要望されていることをお伺いします。 小項目②幼保無償化後の保育費の値上げと保育者負担の現状をお伺いします。 次に、中項目(2)外国籍児童の就学と日本語学習の支援についてお伺いします。 磐田市では、多文化共生に尽力されてきた方々の御努力と市当局の取り組みにより外国籍児童の不就学問題は大きな社会問題となっていないように思われますが、文部科学省による初の全国調査では日本に住民登録している外国人のうち、小学生や中学生の年齢に相当する子供は12万4,049人で、その15.8%に当たる1万9,654人が学校に在籍していないか、在籍していない可能性が高いことがわかりました。国内には外国籍児童の就学状況を正確に把握していない自治体も多いのですが、昨年4月の改正出入国管理法の施行により、これからますます生活する外国人とその子供はふえていくと思います。そこで以下お伺いします。 小項目①磐田市の外国籍児童の不就学の実態をお伺いします。 小項目②日本語学習、進路指導、居場所づくり等の支援状況をお伺いします。 次に、中項目(3)中学校の校則についてお伺いします。 時代の変遷に合わせることもなく、人格や障害への配慮もなく、強制的なブラック校則が話題となり、校則の改正を学校側に求める生徒会の活動を取り上げた報道を見たとき、高校2年生のときに生徒会長として学校側に学帽の自由化を訴え実現できた45年前を懐かしく思い出しました。校則のことを、以前、村松教育長とお話したところ、教育長は教諭時代、中学生の頭髪自由化を実現した先生で、一部では校則の村松先生とも言われたとお聞きしました。ならば、磐田市の中学校の校則に問題は何もないと思いますが、確認の意味で以下をお伺いします。 小項目①市内中学校校則の教育委員会としての現状把握をお伺いします。 小項目②生徒に対するアンケートなどの取り組みをお伺いします。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(寺田幹根君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、鈴木喜文議員の質問に回答させていただきます。 初めに、バリアフリーの取り組みの公共施設のバリアフリー化のうち、市役所関係施設の現況と今後の取り組みについてでございますが、本庁舎、西庁舎及び支所につきましては主要な玄関及び1階フロアを中心にスロープや手すりの設置などを進めてまいりましたが、本庁舎1階のようにまだ段差の解消ができてない箇所もあるため、今後長寿命化工事を進めていく中で対応を検討してまいります。 次に、交流センター、ホール・会議室などの現況と今後の取り組みについてですが、新しい施設や福祉、高齢者施設につきましては、バリアフリー化に対応してございます。そのほかの施設につきましては、交流センターではトイレの洋式化や階段等の手すりの設置を、スポーツ施設では東大久保運動公園や福田南島体育館のトイレの洋式化などを進めてまいりましたが、一部未対応の施設もありますので、今後大規模修繕等に合わせてバリアフリー化の検討を行ってまいります。 次の、学校施設と図書館の現況と今後の取り組みにつきましては、後ほど教育長から回答させていただきます。 次に、心のバリアフリーのうち、LGBTの現況と取り組みについてですが、本市におけるLGBTの現状について、対象者の把握はしてございません。取り組みといたしましては市民向けにこれまで講演会を3回開催し啓発を行い、消防本部では消防職員に対してセクシャルマイノリティをテーマとした研修会を実施いたしました。 次に、静岡県の新年度予算案におけるLGBT関連経費についてですが、新聞報道されました県予算300万円は主に県職員向けのガイドラインの作成経費や調査費と、市町への情報提供や研修のための予算であり、市町への直接的な影響は少ないと捉えております。 次に、浜松市パートナーシップ制度と県内同一制度の見通しについてですが、LGBTへの対応は浜松市のような都市部を中心に取り組み事例が徐々に始まっていることは認識しておりますが、現時点では1人の多様性を認め合う優しいまちの実現のためには市長会での提案のような県内同一制度の取り組みが望ましいと私も考えます。 次の、子供たちへの心のバリアフリー教育の現況と今後の取り組みにつきましては、後ほど教育長から回答させていただきます。 次に、市と市民の相互協力の公共事業の市内事業者の活躍のうち、(仮称)磐田市文化会館、ながふじ学府一体校などの大きな公共事業における市内の中小、小規模事業者の活躍についてですが、元請業者が下請業者として市内業者に発注してる状況は(仮称)磐田市文化会館建設工事につきましては5者、ながふじ学府一体校建設工事につきましては10者となっております。なお、これらを含む全ての工事では入札公告時に下請負はできる限り市内業者を活用するようにお願いをしております。 次に、合併15周年冠事業のうち、予定されている事業についてですが、合併15周年事業は節目の年を多くの市民の皆さんと一緒にお祝いをすることで、さらなる市民の一体感の醸成を図ることなどを目的に、市では15周年記念ロゴやPRグッズの制作、15周年記念パレード、子供たちがふるさと磐田を見詰め直す機会として子供議会などの実施を予定しております。また、冠事業といたしまして、令和2年1月から広く市民に募集をしております。その結果、現在までに磐田大祭りを含め6件ほどの申し込みを受けてる状況下でございます。 次に、東京オリンピックの活用についてですが、選手の都合が優先される状況にはございますが、15周年という節目の年に本市出身の選手を市民が一体となって応援し、活躍を願う気持ちを届けるため、代表選手壮行会やパブリックビューイングなどの開催を予定してるところでございます。 次に、新型肺炎対策と中国への支援のうち、県対策本部との協力関係と市の対策についてですが、静岡県新型コロナウイルス対策本部を所管する県危機政策課と随時連絡をとりまして情報を入手するなど連携体制をとっております。また、集客イベントや会合の中止などの対策につきましては危機対策本部会議において3月15日までに市が主催・共催するイベント等は原則中止または延期することを決定いたしました。なお、中止または延期が難しいものにつきましては、規模の縮小や感染防止対策の徹底など必要な対策を講じて開催させていただきます。今後も国、県、周辺市町の動向を注視していきたいと考えます。 次に、磐田市立総合病院と市内医療機関の対応策についてですが、磐田市立総合病院では新型コロナウイルス感染症の疑いがある患者と判断をされた場合には、第2種感染症指定医療機関である当医院で入院加療となります。入院加療は感染症病床で行い、診療に当たる職員は防護服、マスク、手袋等の感染対策を行った上、診療に当たります。市内医療機関に発熱や咳、のどの痛みなど呼吸器症状が見られる患者が受診した場合は、まずはインフルエンザや一般的な呼吸器感染症の検査を行い、陰性だった場合に保健所が開設している帰国者・接触者相談センターへつなぐことになります。また、磐田市医師会では感染の疑いのある患者と一般患者の診察室や診察時間を分けるなど、感染予防に向けました対応をするよう市内医療機関に呼びかけているところでございます。 次に、相互協力し合う中国の都市の有無とマスクなどの備蓄品についてですが、現在、本市が相互協力し合う中国の都市はございません。また、市が備蓄するマスクにつきましては、市立総合病院や消防の業務用在庫を除き、約17万枚の備蓄はございますが、新型インフルエンザなどの感染症に備えて医療従事者に提供するものや、学校が児童生徒用に備蓄してるものなどで対外的に提供できるだけの量は備蓄していないところでございます。なお、市内の高齢者福祉施設等からは市に提供の要請は現在聞いていないところから、原則施設で対応していただいているものと考えております。 次に、市民の支援希望への対応についてですが、ただいま申し上げました状況であるため、現時点では大変難しいと考えております。 次に、民生委員・児童委員の現状と課題のうち、活動の理解を広める取り組みについてですが、広報いわたで役割や活動内容について周知を図っております。また、本年度は委員の一斉改選が行われたため、自治会長に委員活動を周知するとともに、交流センターだよりへの掲載等により、今期委嘱されました民生委員・児童委員を紹介いたしました。今後もさまざまな場面、機会を活用して啓発を行い、委員活動への理解を広められますよう、取り組んでいきたいと考えます。 次の、家庭教育支援員有資格者の退任後の主任児童委員の活用につきましては、後ほど教育長から回答いたします。 次に、委員の年齢要件についてですが、県は国の選任要領に基づき年齢基準を原則75歳未満としており、本市も民生委員推薦会の中で協議の上、県の方針に準じて75歳未満を年齢要件とすることとしましたが、委員選出に苦労された地域もあると認識しております。今後は時期の改選に向けまして定数、年齢要件、活動内容のあり方など、自治会連合会とも協議をし、身近な相談相手となる民生委員の確保に向け準備を進めていきたいと思っております。 次に、交通指導隊その後のうち、解散後の見守り状況についてですが、平成29年3月末の交通指導隊解散以降は地域づくり協議会に活動の主体が移り、児童の登校時のみならず下校時にも通学路での見守り活動が市内全域で展開されております。本当に感謝に堪えません。隊員の中には解散を機に引退した方もございますが、半数以上の方は地域の方と一緒に可能な範囲内で活動を継続していると認識しております。 次に、県内他市町の状況についてですが、令和元年12月末現在、県内35市町のうち33市町で交通指導隊を組織してる状況でございます。 次に、子育てと教育の幼児教育無償化のうち、無償化後の保育ニーズ増の状況と保護者の要望についてですが、女性の就業率の高まりや働き方の多様化等の社会的要因により、幼稚園から保育園利用への移行が年々進んでおり、無償化の影響も相まって今後さらに保育ニーズの高まりは続くものと見込んでおります。なお、令和2年4月入園について現在調整しているところでございますが、現段階で入園を希望する申請者数は前年と比較しまして277人増加し、3,422人となっております。また、給食費の無償化など利用者からの要望については現段階では把握しておりません。 次に、無償化後の保育費の値上げと保護者負担の現状についてですが、無償化の実施に合わせた理由のない保育料の値上げ、いわゆる便乗値上げは本市では見受けられません。便乗値上げ防止は国が主導となって周知をしておりますが、継続して周知を行っていく必要があると認識しております。保護者負担の現状についてですが、無償化実施により、保護者の負担額は減少しており、無償化実施後に負担が増加する逆転現象は本市では発生しておりません。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(寺田幹根君) 教育長。     〔教育長 村松啓至君 登壇〕 ◎教育長(村松啓至君) 鈴木喜文議員の質問に回答させていただきます。 初めに、バリアフリーの取り組みの公共施設のバリアフリー化のうち、学校施設の現況と今後の取り組みについてですが、学校施設の現況は身体に障害のある子供が通常学級に入る場合にスロープや手すりなどを設置してバリアフリー化をしています。また、豊田南小学校に見られるようなエレベーターやスロープなどの設置を建設中のながふじ学府一体校においても進めています。今後も改築工事や老朽改修工事などを進めていく中で、バリアフリー化に努めてまいります。 次に、図書館の現況と今後の取り組みについてですが、障害者用の駐車場や玄関のスロープ、展示誘導ブロック、多機能トイレなどを各館で設置しています。加えて、中央図書館においては音声案内や対面朗読室を設置して視覚に障害のある方でも書物に親しんでいただけるような環境づくりを進めています。今後もさまざまな利用者から御意見をお聞きしながら、誰もが使いやすい図書館となるよう取り組んでまいります。 次に、心のバリアフリーのうち、心のバリアフリー教育の現況と今後の取り組みについてですが、現在、小中学校では障害がある人との交流を通して心のバリアフリー教育の実践を積んでいます。また、人権教育や道徳教育、各教科の学習など思いやりの心を大切に学校教育活動全体で進めていきます。今後も学齢期の早い段階から互いの多様性を認め、周りの人と違っても大丈夫という安心感やお互いを尊重し合う心の育成に努めてまいりたいと考えています。 次に、市と市民の相互協力の民生委員・児童委員の現状と課題のうち、家庭教育支援員有資格者の退任後の主任児童委員の活用についてですが、家庭教育支援員は小中学校の懇談会等において保護者同士が子育ての不安や悩みを共有し、互いがつながる場をコーディネートしたり家庭教育に関する助言をしたりしています。現在、個々の活動状況や意見等を把握するため、主任児童委員を退任された方を含む家庭教育支援員全体へのアンケートを実施しているところです。これらをもとに小中学校等への家庭教育支援員の活用を周知するとともに、今後も地域における家庭教育の相談役として活躍されることを期待してます。 次に、子育てと教育の外国籍児童の就学と日本語学習の支援のうち、不就学の実態についてですが、本年度、地域づくり応援課と連携して実施した調査において、住民基本台帳に登録されている外国籍の子供712人のうち、義務教育諸学校に就学していない202人の家庭に対し、文書で確認をいたしました。そのうち152人が外国人学校に在籍したり転居したりしていることがわかりました。不明であった残りの50人についても家庭訪問や文書による就学状況の確認を繰り返し行った結果、4人が不就学であり、連絡がとれないケースが10人ありました。不就学については就学の案内を行い、今後、市立小中学校やブラジル人学校に通う予定であることを確認しました。連絡がとれないケースについては引き続き家庭訪問や文書での連絡を繰り返し行い、子供たちの学びを確保していきたいと考えています。 次に、日本語学習、進路指導、居場所づくり等の支援状況についてですが、何よりも子供一人一人が安心して学ぶことができる居場所づくりを大切にしています。各学校や初期支援教室NIJI、教育委員会が協力し、個に応じた日本語学習や進路指導等を行っています。また、本年度からの試みとして就学前の子供を対象に、現在、プレスクールを開催しているところです。今後もより安心して学べる居場所づくりを進めてまいりたいと考えています。 次に、中学校の校則についてですが、関連がありますので一括して回答させていただきます。市内の中学校には校則としてではなく生活の心得や生活のしおりといった学校生活の約束事をまとめたものがあり、これまでも社会の変化や生徒の実態に応じて見直しを行ってまいりました。例えば、30年度ほど前に頭髪についての心得が大きく変わりました。そのときは生徒たちの話し合いや地域の声、保護者アンケートの結果等を総合的に判断して見直された経緯がございます。それ以降もこのような過程を大切に心得やしおりを見直してまいりました。今後も社会環境や子供の状況の変化に応じたものになるよう、各中学校と共同で進めてまいりたいと考えています。 以上です。よろしくお願いします。 ◆21番(鈴木喜文君) それでは、ただいま承りました御答弁につきまして一問一答で再質問させていただきますのでよろしくお願いいたします。質問の順番にやってまいります。 大項目1、中項目(1)、小項目ですけれども①はわかりましたので小項目の②でお伺いします。今後も大規模修繕に合わせてバリアフリー化を検討していくということでしたけれども、大変たくさんの施設があるわけですので、このバリアフリー化の検討っていうのは主に市役所のどこの部署が責任をもってやっていくのか、そこをまずお聞きします。 ◎市長(渡部修君) 部署につきましては多岐にわたっておりますが、代表して担当の部長にとりあえず答弁をさせます。 ◎企画部長(酒井宏高君) 本年度から資産経営準備室が出ました。その中において、公共施設全体についていろいろな視点から検討してるような状況がありますので、今後のこういうバリアフリー化についてもそこで検討していきたいと思ってます。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) ありがとうございました。質問の順番にいきますので教育部にいったりすると思いますけど御容赦ください。小項目の③の学校の施設のところです。今、障害のある子供が通常学級に入る場合にスロープや手すりを設置っていうふうに教育長のほうからありましたけれども、新年度になってその学校に障害のある子供がいらっしゃると、その学校にスロープや手すりをつけるっていうことなんでしょうか。そこをちょっと確認させてください。 ◎教育長(村松啓至君) 先ほど申し上げたとおり、例えば段差を解消してスロープを設置してる学校っていうのは11校ございます。これまでの経緯でそういう子供たちがやっぱり就学したいと、そういう障害のある子供を就学したい、そういう希望がある場合には可能であれば就学をしていただくという形で、そのときやはりスロープを設置しないとだめだということがございます。そういう場合には適宜そういう工事をやらせていただいて対応させていただいております。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) ありがとうございました。それと、私も以前から聞いてたんですけども、今の答弁にもありました豊田南小なんです。豊田南小はエレベーターやスロープがついていて、それを今度ながふじ学府一体校にもこれからつけていくということなんですけど、豊田南小の子でエレベーターを使っている子っていうのが車いすですね、中学校に上がるときに中学校にはエレベーターがないということになると生徒たちや先生たちでもし階段を上がったり下がったりするときにはやってあげないといけないということがあったんですが、今度そのいわゆる中学も含まれるながふじ学府一体校にはそれがつくっていうことになると、これから各学校、学府一体校のたびにエレベーターやスロープというのがついていくと思うんですけども、そうじゃない地域の子供はそのついているところ、例えば小学生でも中学生でもついている、そういう施設のあるながふじ学府一体校であるとか豊田南小に希望すれば他地区から行けるっていうことなんでしょうか。それとも、それはだめなことなんでしょうか。 ◎教育長(村松啓至君) 基本的には小中と進んでいく場合、その子の学習に問題がないように、そこの中で解決できるような方策を基本的には考えていくということでございます。わざわざ例えば違う校区まで行ってその子が学びやすいようにするということは今のところ考えておりません。 以上でございます。 ◆21番(鈴木喜文君) そうすると同じところです。確認になりますが、今、豊田南小で車いすの子は学校の学区でいくとながふじ学府一体校にはなりませんので、そのまま中学に上がるっていうことになると階段等の場合は先生や生徒が協力してやってあげる、ながふじ学府には転校することはできないっていうことなんでしょうか。 ◎教育長(村松啓至君) その辺のところは実際にその子がどういう状況であるかということをよく見させていただいて、例えばかつてこういうこともございました。肢体不自由がある子につきまして、福田小学校へ入学した子がいたんですが、昇降機を取りつけてそれで対応したこともございます。その子がどういう状況でどういう進学をしてどうしたいのかっていう思いも大切ですので、その辺のところを総合的に見て判断をしていきたいというふうに考えております。 以上です。
    ◆21番(鈴木喜文君) ぜひよろしくお願いいたします。 次に、小項目の④です。今現状の図書館で駐車場であるとか玄関のスロープとか多機能トイレもっていうことで御答弁がありましたけれども、私はこの図書館をあえて別にしたのは、先ほど質問でもしましたけど、車いすで利用されてる方がスロープで図書館の中に入ることもできる、だけども高いところの本がとれない。それをどうされてるかっていうことをお聞きしたかったんです。ですから、車いす利用者が図書を手に取る対策っていうのがどのように図書館で行われてるのか、そこをお聞きします。 ◎教育長(村松啓至君) 今、紙が回ってまいりましたが、中央図書館において壁面の書架を除き、車いすに乗った人でも一番上の棚まで手が届くような配慮を、そういう努力をさせていただいてるということでございます。それから、あともう1点、本に関しましてはいろいろ検索できるシステムもございますので、その辺のところを御利用いただいてるということでございます。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) ありがとうございました。これからもぜひ御対応をよろしくお願いします。 その次に、中項目(2)にいきます。小項目①なんですけれども、LGBTのところです。今の現状が御答弁ありましたけれども、その中で消防本部で職員にセクシャルマイノリティの研修を行ったっていうことがありましたけれども、これ消防本部でっていうことなんですけども、この研修には一般の職員の方も受講されたんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 具体のことですから担当の部長に答弁させます。 ◎自治市民部長(袴田浩之君) 消防本部が行ったセクシャルマイノリティ研修ですけれども、2日間にわたって190人が出席したということです。基本的にというか、これは消防職員を対象とした研修ということなので一般の方は受講されておりません。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) 今のところです。私が聞きたかったのは一般の人じゃなくて、一般の職員です。せっかくその消防本部で行ったので、そのときにこれは消防だけだっていうふうに何も決めなくたって、一般の職員、例えば市民課であったり、いろんなふだん市民の方と接してるとこの職員の代表が参加したらよかったんじゃないかと思ったもんですから、そこを確認したくて質問させていただきましたので、その点よろしくお願いします。 ◎自治市民部長(袴田浩之君) 済みません。一般の職員はこの会には参加しませんでしたが、今後、必要に応じては職員研修っていうのも必要だと思ってますし、交流センターで3回ほど講座も開かれてたりしますので、今後はやっぱりLGBTについて一般の職員も知識を深めたり、そういったことに配慮するような必要というのは感じております。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、小項目の③のところにいきます。ここの部分で先ほど市長会の提案にあったような県内同一制度の取り組みが望ましいということで、私もこれを質問するに当たってそれがいいというふうに思ってるもんですから、早くそうなるといいんですけども、県内同一制度っていうのが成立するまでにはある程度時間は当然必要だと思うんです。それまでの間に、もしこの磐田市で公営住宅で同居したいとか、公立病院のところで例えば手術の同意にこういう人じゃだめなのかとかっていう、こういうことが起きた場合、その県内同一制度ができるまでの間、特例措置とか何かっていうのは検討されるのかどうか、そこをお伺いします。 ◎市長(渡部修君) このことについて幹部会で今後どうするかということは話し合ったことはまだございません。ただ、前回の市長会でその他協議事項等々以外に、本当に終わりごろのささやかな時間で何かあればということで豊岡市長から発言が。全体的な流れは浜松のパートナーシップだとか、共生の関係で西部地区の首長が集まって県の所管の理事も来られて、そういうことは話し合ってきましたが、LGBTだけに特化したような話ではなくて、外国人だとか入管法の改正がございましたので、そういうことでやりとりをしていた経緯は多々ございます。今回LGBTのことで終了間際になって、皆さんに確認をしたところ、私も含めてですが、それはやっぱり規模の大小の自治体があるので、県に音頭を取っていただいてということの雰囲気で県も検討しますということで終わってます。まだその後市長会が開催されてませんので、私はこの問題っていうのは社会の温度差があったり時間差はあるでしょうが趨勢の部分になってると思ってます。先ほど消防がこの真っ先に受けたというのは、そういう対象者の方が、救急が6,000回年間に出動してます以上、そうするとそういう基礎知識もあったほうがいいということで優先的に消防職員を研修にやる。そういう意味では、県内統一がいつできるかというのは、私はまだこれからその後どうなったかというのは4月に次の市長会がございます。4月の市長会のときには実は1人1台のパソコンの案件を文科省の職員を呼んでやるということになってますから、その時間があるやなしはわかりませんが、いずれにしてもそんなに何年も何年もかかるという問題ではない。そういう状況下の中で制度もなくて機転もなくて、特例でわかりましたというわけにはいきませんので、やっぱりお待ちいただく。現在までの経緯を説明する、理解を求めるということになろうかと思っております。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) 時間が少なくなってきましたのでちょっと飛ばさせていただいて、次に、中項目(2)の小項目①のところの15周年の記念事業ですけれども、一つ確認したいのは広く市民に募集して、現在6件ほどの申し込みがあると言ったんですけども、この広く市民に募集する、この事業については応募してきたものをどういうふうな選考基準があるのかどうか、どういうふうに選考されてくのか、そこを確認させてください。 ◎市長(渡部修君) 具体のことは担当の部長から答弁させますが、15周年というのは20年に向かっての中間クッションだというふうに私は思ってます。ですから、10年のときみたいな大々的にこれをということよりも、つなぎでみんなでこの15年間を足元を見て、どうだったかっていう検証も含めてっていう意味合いがございます。ところが、そんなこんなをやってるときに、広報いわたで募集を1回かけたんでしょうかね。そしたら、今問題の新型のコロナの問題が突如として出てきて、そのような落ちつきが今ちょっとない状況ですので、こういう形で2月は収まってるのかなとは思ってますが、実は今後、3月の半ばまではイベント等の方向性を決めましたが、これ国が私は終息宣言を出すと思ってません。そうすると、今度はそういうものをやってみたら今度はそれがいつ終息するかもわからない、いつやめたらいいのかもわからないという状況の中に基礎自治体はこれから半ば以降大変な決断をしていかないといけないということになっておりますので、余分なことかもしれませんが、そのことにつきましては御報告を含めて答弁させていただきます。 ◎企画部長(酒井宏高君) 冠事業の募集に当たって、四つほどのこんな事業が該当しますよっていうのを出させていただきました。1点目が、記念イベントを通して多くの市民や企業が交流できる事業であること。2点目が、市民みずからが積極的に参加・協力し、参画できる事業であること。3点目が、磐田市の歴史や文化、特性を広くPRする事業であること。その他、合併15周年を祝うなど、市民の一体感の醸成を図る事業っていうような形で、広く募集するっていうような形を考えてます。決定機関としては、市としてこういう4点に該当すればそれは全て認めていこうというような考えでいます。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) それでは、次に中項目(3)の新型肺炎対策のところの小項目②の磐田市立総合病院と市内医療機関の対応策のところでお伺いします。実は、これ大変今の御答弁を聞いていても、報道を聞いていても本当にわかりにくいところがあって、実は保健所に帰国者・接触者相談センターに電話して相談してということがあるんですが、報道ですとほとんどが風邪がインフルエンザじゃないかって言われて、帰国者・接触者外来につながらないというふうに言われてるんですね。そうすると、市内の医療機関へ当然その人は行くことになります。だけど、感染症の症状が見られる患者が受診したらインフルエンザや呼吸器感染症の検査をして、陰性だったら帰国者・接触者相談センターへつなげるということなんですけど、市内医療機関で陰性まで検査ってできるんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 具体の補足については担当の部長に答弁させますが、今ここに議場にいらっしゃる皆さん、職員も含めて私も含めてですけど、皆その疑問はもってると思います。連日のようにテレビ報道もされていて、なまじ市民のほうがその実態の矛盾をよく御存じのような気がいたします。そうかといって、私たちは法治国家ですから、制度にのっとってやらなければいけないというセンターも保健所の皆さんも大変現実と実態とのはざまで苦しんでおられるのではないかな。直接伺ったことはありませんが。私の知人、友人もそういう形で電話した人は1人もいないので確かめようがありませんが、今いろんなことが国を通じて落ちてきてます。首相の談話も出てます。ところが、保険適用されるようなことも流れていますが、じゃあ保険適用されたら保険証を持ってどこでも行けるかというと行けません。そういうもろもろがもう少し丁寧に広報していただきたいという思いがございます。今のままでは3,800もしくは4,000近くの検査のキャパがあると言われてながら、900前後で終わってるという現実も皆さんのほうがよく御存じです。そういうことを私は首長として本当に矛盾を感じながら現場大変だなと思うところがございまして、そういうことを含めると、そのことをきょう初日ですので、いつかどこかで申し上げなければいけないというふうに思ってましたから申し上げました。あとは現場のことにつきましては担当の部長から答弁をさせます。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 議員からありました新型コロナの検査につきましては、現在、開業医のほうでは検査できません。冒頭市長が答弁の中で申し上げました検査が陰性だった場合というのには、まずはインフルエンザが疑われますのでそういった検査をして、それで陰性だった場合には次の段階が予想されますので、その場合には帰国者外来の相談センターへ問い合わせをしてくださいと、そのような流れになっております。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) 1人でも感染者が出るとそれに関係した人は皆心配しなくてはいけないものですから、それはもう本当に誰もが心配してることだというふうに思います。もう一つ、先ほどの中で医師会から医療機関に感染症の疑いのある患者と一般患者を診察室や診察時間を分けるようにという話があったんですが、検査前に感染症の疑いのある患者なのか一般患者なのかというのはどこでわかるんでしょうか。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 患者が医療機関にかかった場合ですので、御本人の判断が何よりになりますが、まずはそこで先生とか医療機関とのやりとりを確認する中で感染症予防対策として時間的な分離ができないかとか、空間的な予防ができないとかという、そういったところを医師会のほうからそれぞれの医院にまだ呼びかけをしてる段階です。さらに、そういう対応がとれるのかといったようなところを問い合わせというかアンケートをとってるような状況でございますので、今すぐに急な対応というのはなかなか難しいというふうに認識しております。 ◎病院事業管理者(鈴木昌八君) 追加でお話をしたいと思います。これは先ほど市長さん含めて現状として明確な回答が出てないところなので非常に難しいと思います。それで、その開業医のレベルでこの患者さんは感染症の疑いがあるか、そうではないかということも明確に何ら検査ができてない状況なので、とりあえず現状としてかかりつけ医レベルでできるのは、判断基準として幾つか出てます。あの中で疑われているような患者さんは多分対応可能なかかりつけ医レベルでは駐車場に車を停めてその中で待っていていただくと。その判断基準の中に入ってる患者さんはそういうふうに動かしていってるのではないかなと思います。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) ありがとうございます。せっかく病院の事業管理者の先生もいらっしゃってますので、磐田病院の件ですけども、先ほど帰国者・感染者相談センターから疑いがあると連絡があったら、外来を立ち上げるということだったんですけども。これはいつでも立ち上げられる体制なのか、それともそれと同時にこれは常設の必要はないのか、そこをお伺いします。 ◎病院事業管理者(鈴木昌八君) お答えをしたいと思います。現状としては、かかりつけ医レベルから先ほどありましたように帰接相談支援センターのほうに紹介があって、これを総合病院のほうで検査を進めていただきたいということがあれば、その対応のために外来を設けることになっています。患者さんの動向によってそれを常設するかどうかがまた変化してくるのではないかなと思います。先週の土曜日に首相のほうの会見がございましたが、今週から保険適用含めて検査がどういうふうに動いていくのか、それによって今言ったような外来をどのように開設をしていくか、そのあたりの動きにもかかわってくるのではないかなと思っております。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) ありがとうございました。よろしくお願いします。 それでは、小項目④の実はこれはレクチャーのときにちょっと私の言葉が通じなかったんですけれども、ここは実は市民の皆さんに支援してくれということで質問を出したんじゃなくて、市民の皆さんから支援したいというときにどういうふうに対応できますかということを聞きたかったですけども、これはそういうふうには伝わらなかったということなんでしょうか。じゃあ、私の説明不足だったというふうにします。 それでは、次に中項目(4)の民生委員のところの小項目③の75歳の定年のところに聞きます。ここは県は国の選任要領で75歳未満、磐田市は県の方針に準じて75歳未満とあったんですけども、磐田市以外の県内の市町で75歳以上でもいいとしているところはあるんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 一部あるように聞いてますので、具体のことですから担当の部長に答弁させます。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 原則でございますので、県下におきましては現状でも約3%の方が75歳以上で務められているというようなことを確認しております。 ◆21番(鈴木喜文君) それと、その75歳未満ですけども、先ほど民生委員推薦会で協議してっていうふうにお話ありましたが、市の年齢要件っていうのは民生委員推薦会で決められるんでしょうか。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 民生委員推薦会は学識経験者、そして市議会の議員の代表の方、民生委員、社会福祉関係団体代表、教育関係者の代表、そして行政機関が入って協議するわけですが、この年齢要件だけでなくて、冒頭一次答弁でも申し上げましたように、活動の内容のあり方ですとか、定数なども含めて議論をしているようなところでございますので、ここに諮って、次期につきましては方向性をしっかり出していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆21番(鈴木喜文君) それでは、最後の確認ですけれども、そうすると次期の改選に向けて年齢要件の最終決定権は国でも県でもなくて磐田市と民生委員推薦会と自治会連合会の同意で変えられるということでよろしいでしょうか。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 協議の中で決定をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(寺田幹根君) 10分間休憩します。     午後2時16分 休憩     午後2時26分 再開 ○議長(寺田幹根君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続けます。 △9番 永田隆幸君の一般質問 ○議長(寺田幹根君) 次に、9番 永田隆幸議員。     〔9番 永田隆幸君 登壇〕 ◆9番(永田隆幸君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大項目1、農業政策について。 現在の地球環境は地球温暖化の影響で、世界各地に干ばつによる山林火災や大型のハリケーン、豪雪等が起こっています。我々の周りでも台風や集中豪雨などの自然災害が頻発しています。このような状況の中、地球温暖化対策に取り組むことが緊急の課題と考えます。同時に、森林や農地のもつ環境保全能力についても考えなくてはいけないと思います。農業、農地のもつ本来の目的を考え、農業は自然とともに生き、自然の恩恵を受けているという考えのもと、土を耕すことは自然とのふれあいの場であり、食べ物は自然の恵みであると、そう考える中で、中項目(1)本市の農業について伺います。 小項目①自然災害が多発する状況の中で、農地・農業のもつ環境保全や国土保全について考えを伺います。 小項目②森林環境税、森林環境譲与税のように、農地に対する環境浄化能力に対する評価が必要と考えるが、市の考えを伺います。 小項目③現在の本市の農業について、産業としてどのように考えておられるか伺います。 中項目(2)事業承継、担い手について伺います。 これは外国の例ですが、北欧のデンマークでは新規参入者に対してオープンであります。就農条件はありますが、農業学校で4年間学ぶか大学で農学を修めれば就農資格を取得できます。専門家から生産技術や経営指導など手厚い支援が受けられる仕組みになっています。本市においても、非農家、企業が参入しやすいシステムの構築が必要と考えます。これは農地面積は大幅には減少していないが農業従事者、特に担い手の数は大幅に減少していることから、本市の将来の農業を考えたとき、実行すべき取り組みと思います。以下、伺います。 小項目①現在の担い手の状況について伺います。 小項目②本市の担い手の育成の取り組みについて伺います。 中項目(3)本市の茶業経営について伺います。 前回の一般質問でも経営データを出しましたが、直近のデータが出ていますので少しお知らせしたいと思います。2009年と2019年を比較して発表したいと思います。茶園面積は2009年が550ヘクタール、2019年が500ヘクタール、茶農家数は2009年が550戸、2019年が260戸。これに対する一農家の平均栽培面積が2009年は1ヘクタール、2019年には1.9ヘクタールにふえています。製茶工場についても2009年には50工場あったのが、2019年には35工場となっています。一番農家にとって大変なのは10アール当たり平均販売額が2009年には27万円あったものが2019年には15万に落ちています。このような状況の中で、令和2年の茶業情勢はリーフ茶の需要の低下とともに上中級茶の売れ行きが悪く、茶商、お茶を買う卸の人たちの買い気が弱く、厳しい判断が見込まれている。課題としては、他産地に比べて格段に立地条件がよいこと、県内有数の早くとれる場所と生き残る条件はありますが、生産者の高齢化、担い手不足の問題がより大きくなっています。一農家の栽培する面積が大きくなり負担も大きくなっています。荒廃農地の抑制や農家の持続可能な経営につながる対策が必要と考えます。このような中、他の産地では複合経営の振興、園地の集積、抹茶の原料となる碾茶製造等への取り組みが行われています。本市の茶業にとってもリーフ茶からドリンクへの需要が増加する中、茶工場のマーケット拡大に向けて組織づくりが必要と考え、以下伺います。 小項目①本市の茶業経営についての現状把握について伺います。 小項目②茶業経営継続のために市としての取り組みを伺います。 大項目2、教育について伺います。 ながふじ学府一体校も建設段階に入り、学び舎の姿も見えるようになってきました。また、令和2年度予算には新たな学校づくり整備事業として基本構想、基本計画の予算が計上されました。向陽学府は磐田原台地を挟み、東西に太田川、天竜川のある水田や茶園に囲まれた自然豊かな環境にあります。この地域にとって学府一体校は少人数の児童生徒でありますが、地域の宝であり、将来の地域発展の光となる場所であると考えます。そこで伺います。 中項目(1)ながふじ学府一体校建設検討委員会の成果を受けて、向陽学府一体校の地域住民の声をどのように把握するのか、以下伺います。 ア、どのような検討会にするのか。期間、回数、検討会のメンバーについてお伺いします。 イ、検討会の意見に対し、どのように対応していくのか伺います。 中項目(2)磐田市スクールバス運行検討委員会について伺います。 磐田市スクールバス運行検討委員会は現在までに2回、10月と1月、委員会が開催されています。向陽学府は東と西に台地への急な坂道があり、児童生徒の通学に大変苦労します。このような状況の中、学府一体校の推進に当たり、通学方法の検討がどのようになされたのか。また、市内それぞれの学府の通学に対する検討がなされたのか、お伺いします。 小項目①検討委員会開催の回数と検討内容について伺います。 ②スクールバス運行の決定時期について伺います。 以上で、私の一般質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(寺田幹根君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、永田議員の質問に回答させていただきます。 初めに、農業政策の本市の農業のうち、農地・農業のもつ機能についてと、農地に対する評価については関連がありますので一括して回答させていただきます。農地・農業は食料等の生産の場だけではなく、大雨時の貯水機能など、災害を防ぐ役割や自然景観の保全等、多面的な機能を有しております。これを維持することが何よりも重要と考えてございます。このため、地域で農地・農村環境の保全活動に取り組む場合には、引き続き国の制度を活用して支援を行っていきたいと思っております。 次に、産業としての考え方についてですが、本市は温暖で日照にも恵まれた気象条件でございまして、水稲、露地野菜、施設園芸、お茶などあらゆる作目に適した地域であると認識しております。また、地理的には東西大都市圏の中央に位置し、市場流通など物流の面においても恵まれており、露地栽培やICTを活用した施設栽培など多様な農業が可能な地域であることから、農業は製造業に続く基幹産業にしていきたいと以前から私は思っております。 次に、事業承継のうち担い手の状況と担い手育成についての取り組みには関連がありますので一括して回答いたします。農業者の高齢化が進む中、特産農産物を初め、栽培農家が減少傾向にあることから、本年度から県や農協などの関係者で課題を共有するため、遠州中央農業振興連絡協議会を立ち上げ、意見交換を重ねているところでございます。このほか、来年度からは県内で初となる海老芋栽培の承継事業を予定しており、今後も関係機関と協力し、できる範囲内での支援を行っていきたいと考えます。 次に、茶業経営のうち茶業経営の現状把握についてですが、議員御指摘のとおり、茶葉の消費量減少に伴う在庫過多や茶価の低迷など、茶業経営は大変厳しい状況にあると認識をしております。このことから、茶業経営継続のための取り組みとしていわた茶会などによるお茶の魅力発信やいわた茶缶の販路拡大など、本市がお茶の産地であることを知っていただく取り組みを行っているところでございます。また現在、遠州中央農業振興連絡協議会で市内の茶工場訪問を行い、今後の農業経営などについて意見交換を行っているところです。こうした取り組みの中から具体的な相談があれば関係機関と協力をし、できる範囲内での支援を精いっぱい行っていきたいと考えております。 次の教育につきましては、後ほど教育長から回答させていただきます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺田幹根君) 教育長。     〔教育長 村松啓至君 登壇〕 ◎教育長(村松啓至君) 永田議員の質問に回答させていただきます。 初めに、教育の学府一体校のうち、向陽学府一体校の検討会の期間、回数、メンバーについてですが、向陽学府一体校整備に関する基本構想、基本計画の策定に当たり、地域の皆様や学識経験者等の声や意見を反映させるため、令和2年度から3年度にかけて10回程度の開催を予定しています。委員には就学前児童の保護者を含め、地域の代表など幅広い世代の方に御協力をいただく予定であります。 次に、検討会への意見への対応についてですが、基本構想、基本計画として検討会での意見を集約するとともに、敷地や一体校の形態など設計に必要となる事項を整備し、その後の基本設計、実施設計に生かしていきたいと考えています。 次に、磐田市スクールバス運行検討委員会開催の回数と検討内容についてですが、本年度は2回開催しましたが、来年度についても2回の開催を予定しています。検討内容は、学府一体校の推進によって通学距離が変わる児童生徒の安全安心な登下校、特にスクールバスの運行、利用に関することについて検討をしています。 次に、スクールバス運行の決定時期についてですが、令和2年度の1学期を目途に検討会の議論をまとめ、教育委員会に諮っていく予定であります。 以上です。よろしくお願いします。 ◆9番(永田隆幸君) ありがとうございます。少し再質問をさせていただきます。 大項目1の中項目(1)、②のところで森林環境税、これはもうできてるものですからあれですけど、そういった意味の形の中で評価という形でもう少し詳しく答えていただきたいと思います。 それと、事業承継の中で本市の取り組みという、担い手育成の取り組みということで中遠農業振興連絡会という組織があるわけですけども、これは俗に言うと中遠という大きな枠の中で農業の会議をやっているという捉え方があるんですけども、磐田市としての取り組みをやるところはどういう形でとっているのか伺います。 それと、大項目2、教育についてですけども、中項目(1)学府一体校について。その小項目①ながふじ学府の検討委員会、そして向陽学府の地域住民の声ということで、今教育長のほうから令和2年から令和3年に10回やるということで、地域、学識経験者、そしてPTAと保護者等を集めてやるということですが、具体的に人数のほうがわかれば教えていただきたいのと、そのほかに地域の声を検討委員会に関連して吸い上げることをするのかお伺いします。 それと、(2)磐田市スクールバス運行検討委員会について伺います。もう、この時点で2回検討委員会をやられてるわけです。検討されている具体的な内容を少しお聞かせいただけたらと思います。 以上です。 ◎市長(渡部修君) 森林環境税の件と、それから事業承継の連絡協議会の磐田市について、中遠ちょっと広過ぎるんじゃないかということなものですから、その辺の見解について、具体のことですから担当の部長に答弁をさせます。 ◎教育長(村松啓至君) こちらの1点目の検討委員会の具体的なメンバーにつきましてはどういうメンバーがいるかという質問でございます。及び何人か。学識経験者は今現在のところでは千葉大の柳澤先生を想定しています。それから、幼保こども園の園長さん、小中学校の校長先生、それからコミュニティスクールディレクター、県教委義務教育課など24名でございます。24名。それから、そのほかに聞く機会は地域の意見とかいろんな話を聞く機会ないのかという話ですけれども、これはながふじ学府のときも行いましたけど、ワークショップということで40人から50人の人数で、今説明した24名よりも広めた形でもう少し幅広くいろんな意見を聞いていく方向で今検討しているところでございます。 それから、2点目のほうですが、スクールバスの具体的な内容につきましては、具体になりますので推進室長のほうから回答いたします。 ◎産業部長(真壁宏昌君) それでは、1の(1)の②の評価の関係でございます。市長が一次答弁でも申しましたとおり、これを維持することが重要だというふうに考えています。なおかつ、多分議員さんは環境税のようなものを取り入れたらどうかというようなことの御提案も含まれてるのではないかなというふうに思いますが、それにつきましては本市だけの課題ではなくて全国的な課題であると認識してる中で、市独自ではやはりちょっと厳しいのかなというふうに思ってますので、現在のところは少し考えておりませんが、国の制度で多面的機能支払い事業というのがございますので、それを有効に活用していきたいなというふうに考えております。 それから、1の(2)の②で、担い手の市独自の取り組みということで、先ほど遠州中央農業振興連絡協議会というのがございまして、これは参加しているところが今本市を初め、袋井市、森町、浜松市、県、国、そして農協さんが入っておりまして、それぞれ地域別に分かれて議論をしてます。ほかの市さんではお茶のみを議論されているんですが、磐田だけはお茶と海老芋について議論をさせていただいているという状況でございます。それから、市独自の取り組みとして来年度からは市長の答弁にもありましたように県内で初となる海老芋栽培の承継事業を予定しているということで考えております。 以上です。 ◎学府一体校推進室長(川倉彰裕君) スクールバス検討会の具体的な内容ですけれども、一つ目として小中学校の通学距離と基準。それから、二つ目としてスクールバスの利用者の範囲の指定方法、自治会単位で指定するか家庭ごとに指定するかといったところ。それから、3点目として一体校からの距離の測定方法、学校からどこまでの距離をもってバスに乗れるか乗れないかというのを指定してくかと距離の測定方法。それから、4点目として配慮が必要な地理的な環境。この4点について今年度の検討会の中では話し合いのほうを行ってまいりました。 以上です。 ◆9番(永田隆幸君) 先ほど2番の教育のところで検討委員会のメンバーですけども、地域の方、僕聞き忘れたんですけども、地域の方が何名入って、3地区が入るもんですからそこら辺も再度お願いします。 ◎教育長(村松啓至君) 3地区あるものですから小学校も三つあります。したがいまして、各地域の代表の方といいますと、例えば自治会長さん、それから副自治会長さん、それで場合によっては地域づくり協議会からその担当の学校関係の方が出ていただくという形で広げています。今まで24名ですと代表の方で委員会のほうは進めていきますけれども、今度は例えば小中学校で言えば校長、教頭、それから教育課程が今度いろいろかかわってきますので、教務主任の先生に出ていただくというような場合もございます。 以上です。 △12番 芥川栄人君の一般質問 ○議長(寺田幹根君) 次に、12番 芥川栄人議員。     〔12番 芥川栄人君 登壇〕 ◆12番(芥川栄人君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 まず、大項目1、人材の育成について、磐田の誰もが活躍できる社会をつくろうについてお伺いします。 現在、地域づくり協議会を通じて行っている人材バンクや、中学生のボランティア育成も大変大事なことだとは認識していますが、磐田市に住む人それぞれが得意分野を生かし、より一層市民が活躍できる社会をつくり、将来に人材を残していくべきと思います。また、少子高齢化が進み、税収の伸びが期待されない中で、官の仕事を担う人材育成が急務と感じています。いろんな場面で使われますが、三流はお金を残す、二流は事業を残す、一流は人を残すと言われ、それだけ人材育成は難しいことであり、時間のかかることだと思います。昨年2月の私の一般質問で官、民間、住民等に対してどのような人材像をもち、どのように育成していくのかの質問に対し、誰かのために役立ったり、協力したり、汗をかいたり、助けてあげたりすることが自然にできる人、このような人材が1人でも多くいる市にしたい。また、人材育成に当たっては地域づくり協議会への支援を通して地域活動の推進を図るほか、参加の機会の創出や講座等の開催を進めていきたいとの回答をいただいております。種をまき、水を与える環境がなければ人はなかなか育っていかないと思います。自己責任で将来が不安の社会をこのまま続けるのか、みんなの負担や協力で将来が安心できる社会をつくるのか、そんなことも頭をよぎります。また、自助から共助・公助へという流れが、今では公助から共助へと、公助の財源不足、人材不足となり逆戻りせざるを得ないこともあるように思います。そこで、以下お伺いします。 中項目(1)各種事業に市民の力を活用することをどのように進めているのかお伺いします。 中項目(2)これまでイベントや事業に参加していただいたボランティア等のデータベース化はできているのか。できているのであれば、どのようにできているのか。また、できていない場合、今後行う予定はあるのかお伺いいたします。 私は1人の百歩より100人の一歩のほうが大切であり、多くの人が市政にかかわってくれることがこの先の市政運営では重要であると思っています。中項目(3)これからイベントやボランティアに参加する人に事業へのかかわり方等の意識調査を行い、各部で情報を共有化し、市民に情報提供を行うことを考えているのかお伺いいたします。 中項目(4)です。食育キッチンが本年度で事業終了と聞きますが、このように事業が終了した方々を今後どのように生かしていくのかお伺いいたします。 市民の力を十分に使い、市の魅力をアップさせるためにも中項目(5)として、これまでの観光大使に対して任務終了後どのように活用しているのかお伺いいたします。 市長も一緒に楽しまれた磐田市出身の落語家、三遊亭楽八さんの落語「元犬」では、白い犬が題材に出てきます。磐田市で白い犬といったら「しっぺい」です。楽八さんにはこの落語をされるときの枕に出身地の「しっぺい」の話をしてほしいと伝えました。機会があれば御披露していただけるのではないかと淡い期待をしています。磐田出身で他の地域で活躍されている方に、故郷である磐田市の魅力を発信してもらえば磐田市の魅力がアップするのではないかと思います。そこでお伺いいたします。中項目(6)磐田市広報戦略プランに磐田市出身著名人を活用した取り組みとありますが、具体的にどのようなことを実施し、その効果はいかがかお伺いします。 お隣の浜松市では「やらまいか大使」という観光大使があります。中項目(7)磐田市ふるさと大使的なものをつくり、磐田市をアピールするなどを考えているのかお伺いいたします。 中項目(8)(仮称)磐田市自治基本条例が制定に向けて動いている中、市民の力を今後どのように生かしていく予定なのかお伺いいたします。 続いて、大項目2、予算編成の方法についてお伺いいたします。 財政の研修を受けると、やはり財政の健全化の話が中心になります。財政健全化は喫緊の課題ではありますが、そのための効率性と公共性は相反する関係にもあることもわかります。1990年代から公共経営の考え方が支持をされて以来、行財政運営にも民間と同じマネジメントの考え方が取り入れられ、多くの面で改革が行われてきました。この運営は予算決算マネジメントのサイクルで行われています。つまり、PDCAサイクルをうまく回していくことです。財政の原則として、1.支出は収入の範囲内、2.納税者の代表である議会が承認しないと使うことができない、そのようなことは誰もが周知のことです。予算編成に当たっては、目の前の市民を喜ばせることに力を注ぐだけではなく、その恩恵を受けない人にどのように理解をしてもらうのかということも考えなければいけませんし、説明をしなければいけません。そして、多様な価値観の中で対話をしながら決めていくべきだと思っています。少子高齢社会が進み、税収の伸びが期待されない中で、予算編成をどのように行っているのか、つまり自分たちの納めた税金がどのような流れで使われているのかという点に関心をもつ市民が数多くいます。市長が議会に提出した予算案を市民、納税者の代表である議会が審査をします。それは誰もが理解をしています。しかし、議会に出される前の段階が見える化されていないように思われます。そこで、今さら感もありますが、以下お伺いいたします。 中項目(1)予算編成のスケジュールについてお伺いします。 磐田市では事業は一般会計だけでおよそ700ほどあります。予算編成に当たっては価値観のすり合わせをして、全体最適と自立経営のバランスを取らないと上意下達だけでは機能しないと思います。つまり、全体を示して大きな目標に沿って一つ一つの事業を調整していく必要があります。それゆえに、皆がその大きなもの、つまりビジョンを知っていなければいけないと思います。そこでお伺いします。中項目(2)予算編成に重要視している点及びどのようなビジョンで行っているのかお伺いします。 中項目(3)です。査定は一件査定か枠予算査定かをお伺いいたします。 義務的経費はなかなか削減しようがありません。その他の経常的経費、つまり過去の政策決定のランニングコストは市の判断で新たな政策推進の財源に充てることができると思います。既に実施している事業については既存事業ありきの意識を捨て、つまりは過去の判断を否定するようなことでもあるわけですが、聖域を設けることなく新たな視点で見直し、検証するよう求め、既存事業の改廃を徹底することで新規事業を行える財源を確保することも必要だと思います。また、この事業をやりたいのでこの事業は廃止しますというメッセージを発信してほしいと思います。しかし、その選択のためにはやはり基準がないといけません。それは総合計画などであると思っています。つまり、議会、市民に説明するための根拠、エビデンスが必要です。そこで伺います。中項目(4)新規事業や廃止または削減事業を選択する際の基準についてお伺いします。 行政の仕事は恐らく選択と説明の繰り返しだと思っています。何でもかんでもできるわけではないので、できることを選んでこれはやらないということも決めて説明をしていく。税金を集めて、その税金を使う権限を信託されてやっているわけです。そこで必要になるのがやはり対話だと思っています。お互いに話を十分にして説得し、納得させて進めていく必要があると思います。そこでお伺いします。中項目(5)各部門間で予算編成時にどのような連携をとっているのかお伺いします。 続いて、大項目3です。市民の関心並びに課題についてお伺いします。 中項目(1)です。新型コロナウイルス並びに感染症対策についてお伺いします。 今回の新型コロナウイルスに対する対応に関しては専門家でも意見が分かれるケースもあり、政府の対応方針も目まぐるしく変わる印象があります。そのため、政府が発信する情報すら信じられなくなってしまったり、わらをもつかむ思いで根拠の薄いウイルス対策手法を信じてしまうケースが少なくないように感じます。特に全国一斉での小中校の休校要請などで自宅で1日過ごす人がふえると思われます。こういうときにこそ気をつけなければいけないのがデマの拡散だと思っています。そこでお伺いします。 小項目①新型コロナウイルスに対する注意喚起をどのように行っているのかお伺いします。 小項目②県や国との連携はどのようになっているのかお伺いします。 小項目③目まぐるしく変化する状況の中でどのような点について注意して情報を発信しているのかをお伺いします。 小項目④磐田市立総合病院が感染症指定医療機関でありますが、今回の新型コロナウイルスへの対応はどのようになっているのかお伺いします。 この週末の報道等を見ていると多くのテーマパークが休園し、コンサートも中止、プロ野球も無観客試合で行うなど日本全体の元気が吸い取られているような感じがします。そこでお伺いします。小項目⑤市内の経済、観光への影響はいかがかお伺いします。 小項目⑥です。その他感染症への対策はどのように行っているのかお伺いします。 小項目⑦独居の人、特に独居高齢者が感染症に罹患した場合の助成制度はあるのかお伺いいたします。 続いて、中項目(2)静岡県自転車条例の制定により、2019年10月1日から自転車損害保険への加入が義務となりました。市内における加入現状と啓発方法について伺います。特に外国人や中高生についてどのような啓発をされているのかもあわせてお伺いします。 来年度は合併15周年ということで政策施策にさまざまな事業が示されています。そこでお伺いします。中項目(3)10周年の際に一体感の醸成を図るきっかけとして多くのPR事業を行いましたが、5年が経過する中で10周年事業をきっかけとしてどのような変化があったと評価をしているのかお伺いします。 中項目(4)です。リニア工事に当たり、磐田市への影響についてどのように把握しているのかお伺いします。 昨年6月の一般質問でもお伺いしておりますが、半年経過し、あと1年後にはながふじ学府一体校も開校を迎えるので再度お伺いします。 中項目(5)です。4月から新学期が始まり、生活環境の変化に対応できないケース、いわゆる中1ギャップがあると思われますが、小学校のうちに特に指導していることについてお伺いいたします。 中項目(6)です。ながふじ学府一体校建設後の豊田北部小学校跡地の活用など、方向性並びに現状決定していることについてお伺いします。また、この件に関して市民はどのようにかかわることが望ましいと考えることが望ましいと考えているのかお伺いします。 以上、私の一般質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(寺田幹根君) 10分間休憩します。     午後3時6分 休憩     午後3時16分 再開 ○議長(寺田幹根君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続けます。12番、芥川栄人議員に対する答弁を求めます。市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、芥川議員の質問に回答させていただきます。 初めに、人材育成のうち各種事業への市民の力の活用についてですが、これまでも防犯や災害発生時における助け合い、子供や高齢者の見守りなど防犯、防災、福祉、子育て、環境などさまざまな分野において市民の力が活用されてきたと考えております。 次に、ボランティア等のデータベース化についてでございますが、現時点ではできてございませんが、社会福祉協議会と市民活動センター「のっぽ」でございますけども、が連携をとりながら磐田市ボランティアサポーター制度として地域活動等に協力していただける個人や団体の登録をしており、橋渡しを行っているところでございます。 次に、事業へのかかわり方等の意識調査についてですが、現時点で実施は考えてございませんが、社会福祉協議会や市民活動センターが登録や橋渡しをする中で抱えている登録窓口の周知不足や登録者の固定化、登録者と協力、依頼側の希望が合わない場合が多いといった課題などについて市も一緒になって取り組むことで地域づくりや福祉、教育などで活躍できる方を1人でも多くふやしていきたいと考えます。 次に、食育キッチンの今後の活用についてですが、食育キッチンは来年度の磐田支部の活動をもって終了となります。食育キッチンの会員には従来から実施してまいりました食育活動での知識と経験を生かし、地域の食育活動を支えていただきたいと思っております。 次に、観光大使の任務終了後の活用についてですが、観光大使につきましては在任時の経験を生かして観光大使コンテストの審査員や観光協会が市内イベントに出店する際に市をPRしていただくなど一部の方には任期終了後も可能な範囲で協力をお願いしてるところでございます。 次に、磐田市出身著名人を活用した取り組みと、磐田市ふるさと大使につきましては関連がありますので一括して回答いたします。磐田市出身ゆかりの著名人の方にはこれまでも広報紙への掲載やラジオ番組に御出演いただくなど磐田市のPRに御協力をいただいてるところでございます。また、いわたファンクラブ会員として市公式Facebookを通じて磐田市の情報を提供し、御自身のSNSなどでフォロワーへ発信をしていただいております。その効果を数字としてはかることは難しいですが、著名人の方々は発信力が大変大きいことから、磐田市のPRに一定の効果があるものと認識をしております。今後もふるさと大使という形ではありませんが、磐田市を応援してくださる方々として磐田市のPRに御協力をいただきたいと思います。特にことしは東京オリンピックが開催されることを大きな機会と捉えて、磐田市のPRにつなげていければと考えております。 次に、仮称でございますが自治基本条例の制定に向けて市民の力をどのように活かしていくかについてですが、市民一人一人がみずからのまちはみずからの手でつくるという意識のもと、持続可能な地域活動を目指し、地域力の維持向上を図るような理念条例を考えております。これまでの役員中心の運営から地域の皆さんにより地域活動にかかわっていただけるような仕組みづくりを目指すことで、市民の力を少しでも生かしていければと思っております。 次に、予算編成の方法のうち、スケジュールについてですが、例年10月初めに当初予算の編成に当たっての基本的な考え方や編成上の留意事項を掲載した予算編成方針及び予算編成要領を示し、これに基づいて各課が所管部長との協議調整を行った上で予算要求を行っております。その後、財政課において要求内容を調査検証し、12月から1月にかけて企画部長、副市長及び市長の査定後、予算内示、復活要求、復活査定を経て、予算として調整をしているところでございます。 次に、重要視している点やビジョンについてですが、予算編成においては社会経済情勢の変化や制度改正等を考慮する中で、総合計画を初めとした各種計画に基づき、健全財政の確保を前提としながら市民生活を第一に考え、本市の将来の発展を見据え、市として行うべき事業、必要な事業について優先的に取り組んでいるところです。 次に、査定方法についてでございますが、予算査定は1件ごと全ての事業について確認を行っております。 次に、新規・廃止・削減事業を選択する際の基準と各部門間での予算編成時の連携、調整については関連がありますので一括して回答いたします。予算編成に当たっては、限られた財源を有効に活用し、真に必要な事業に重点的に配分するため、事業の選択と集中を推進するとともに、各部局からの要求に対してヒアリング等を行う中で市政が直面する諸課題や市民生活に深くかかわる喫緊の課題等については優先的に取り組む一方、所期の目的を果たしたと判断される事業や、効果が薄れた、または見込めない事業につきましては廃止、縮小を含めた検討を行っております。 次に、市民の関心並びに課題の、新型コロナウイルス並びに感染症対策のうち、注意喚起をどう行っているかについてですが、先に小柳議員に回答いたしましたとおり、現在、新型コロナウイルスに関する情報を市ホームページに掲載し、各種相談窓口の案内や感染症への予防対策などの最新情報の発信をしているところです。 次に、県や国との連携についてですが、国や県からの情報は庁内や所管する施設等へ速やかに周知をし、共有を図っております。また、県西部保健所や磐田市医師会などと連携をとり、最新の情報を共有していますので、引き続き関係機関と連携を密にしながら対応してまいります。 次に、情報発信する場合の注意点についてですが、市民が新型コロナウイルス感染症に対して過剰に反応したり、誤った情報やデマなどにより混乱することを防止するため、最新の情報を正確にわかりやすく伝えていくよう注意をしてございます。 次に、感染症指定医療機関である磐田市立総合病院の新型コロナウイルスへの対応についてですが、先に鈴木喜文議員に回答いたしましたとおり、磐田市立総合病院は第二種感染症指定医療機関でございますので、帰国者・接触者外来で診察の結果、疑似症患者と確定し入院する場合には感染症病床で入院加療を行います。 次に、市内の経済・観光への影響についてですが、市内の企業から聞きとったところ、製造業においては現在のところ大きな影響はないものの、今後の原材料調達や販売に影響が出てくることを懸念してると伺っております。また、宿泊業では宿泊や宴会のキャンセルは多く発生しており、大幅な減少になっていると伺っております。本市といたしましては、引き続き企業から情報収集を行い、市内経済への影響を注視していきたいと考えております。 次に、そのほかの感染症の対策についてですが、インフルエンザが流行する時期に市ホームページや広報いわた、いわたホットラインを通じ、手洗いの励行、マスクの着用などインフルエンザ感染防止の啓発を実施しております。 次に、ひとり暮らしの高齢者がインフルエンザにかかったときの助成制度についてでございますが、助成制度はございませんが、病気により寝込んでしまい生活に支障を来す場合には近くの地域包括支援センターが相談に応じております。 次に、自転車損害保険の加入現状と啓発方法、外国人や中高生に対する啓発についてですが、自転車保険加入の義務については市のホームページや広報紙への掲載のほか、商業施設での交通安全イベントや地域行事にて啓発を行いました。また、中高生に対しましては学校を通じての呼びかけのほか、自転車マナー向上キャンペーンや駅周辺駐輪場にて制度チラシを配布し、自転車利用者に広く加入を呼びかけました。今後は外国人への啓発を推進するため、雇用している企業への周知や外国人情報窓口のFacebookを活用し、ポルトガル語での情報発信を行ってまいります。加入の現状についてですが、一般の自転車利用者の加入状況は把握しておりませんが、ほとんどの学校において自転車通学者に加入を義務づけているため、市内中高生の加入率は高いものと認識しております。 次に、合併10周年事業による市民の変化についてですが、旧5市町村の一体感の醸成が一朝一夕に図れるとは考えておりませんが、合併10周年記念事業では磐田市歌やこども憲章の制定などの記念事業や100の冠事業が市内各所で開催されるなど、市と市民、事業者、各種団体等が連携、協力して合併10年を祝うことができたことで、ふるさと磐田への愛着や誇りが深まり、少なからず市民の一体感の醸成を進めることができたのではないかと考えております。本年は合併20周年に向けての節目となる15年目を迎えることから、さまざまな記念事業やイベントを一つ一つ積み重ねていく中で、1人でも多くの市民の皆さんに見ていただき、参加していただくことでさらなる一体感の醸成を進めていければと思っております。 次に、リニア工事に伴う磐田市への影響についてですが、水系が異なることから本市は県が設置した中央新幹線環境保全連絡会議には参加しておりませんが、県の担当部署から情報提供を受けるなど、今後も議論を注視していきたいと考えます。 次の、中1ギャップへの対応については後ほど教育長から回答いたします。 次に、豊田北部小学校跡地の活用方法と市民のかかわり方についてですが、令和元年6月定例会で芥川議員に回答いたしましたとおり、体育館はまだ新しいことから駐車場等を確保し、地域へ開放し、そのほかにつきましては定住人口の増加につながる活用を考えております。なお、市長と市政を語る会でも地域住民から御意見を伺っておりますので、たたき台ができました段階で地元に諮っていきたいと思っております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(寺田幹根君) 教育長。     〔教育長 村松啓至君 登壇〕 ◎教育長(村松啓至君) 芥川議員の質問に回答させていただきます。 市民の関心並びに課題のうち、中1ギャップへの対応についてですが、各学府では小中一貫教育の取り組みとして挨拶運動や交流会などで小中学生が一緒に過ごしたり、中学生が小学生の相談に乗ったりする場面をつくる工夫をしています。また、小学6年生が中学校の行事や授業を見学したり、中学生が小学6年生に中学校の生活を紹介したりする例もあります。この取り組みにより、6年生が進学に向けてのプラスのイメージがもてるようにしています。また、入学説明会では学校生活の様子や生活の決まりなどを伝え、親子で確認したり部活動の様子を見学したりして、中学入学への不安を少なくする工夫をしています。家庭に向けては、入学までに生活のリズムをしっかりとつくっておくことや、子供が困ったときに親や教師に相談できるよう、周りの大人と良好な関係が保てるコミュニケーションの大切さを伝えております。 以上です。よろしくお願いします。 ◆12番(芥川栄人君) 御答弁ありがとうございます。質問の順番で再質問をさせていただきたいと思います。 大項目1の(2)と(3)にかかわるところかと思うんですが、データベース化のところで今はしてませんと。社協さんとのっぽさんのところでボランティアサポーターということで登録をしてもらってるということで、何となく登録っていうと市のほうが受け身のような感じをちょっと受けるんですが、市のほうでかかわってくれた人たちに、言葉は悪いですけど拾いにいくというか、つなぎとめておくというか、そういうようなことで考えられているのかどうか、その点を教えてください。 ◎市長(渡部修君) 社会福祉協議会が事務局というんですかね、窓口になって各種団体のボランティア協議会っていうのを設定して、そこでそれぞれの方たちが有志が登録をしております。その中で合併をした後でいい区切りだからといって登録が少なくなったりしたことも象徴してます。共通してますのは、全部のどういう組織もということは言うつもりはありませんが、従来から頑張ってきた方たちがそこそこの年齢になって、いい区切りだというタイミングそれぞれ違うわけですけれども、そういうときになって人数が減ってきている。そこへもってきて、組織で1回加入すると、会議の多さだったりということが嫌だということでやめていった方もいると聞いております。そこで今やっておりますのが、地域の中で地域住民がそんなに市の中央に来なくても地域の中で少し力をかしていただけないだろうかということで地域づくり協議会が年二、三回地域に発行してた交流センターだよりを今、月1回発行して、そこで必要な地域によっての人物、もしくは人材をこういう思いで募集してますっていうことを今やるような形でここ数年流れております。いずれにいたしましても、市のほうで積極的に登録すれば一時はふえるかもしれませんが、私ずっと見ておりまして、先ほど喜文議員からも交通指導隊の話が出ましたが、その強制的にやる部分と、それから自主的に楽しみながらやっていただける部分が、役員を中心にやると年度がかわったら役員をまた新たに、そこで楽しい方とそうではない方が混在して組織運営がなかなか難しいというところが各いろんな団体に共通してるような気がします。そういう意味では決して後ろ向きではなくて、今の社会状況の変化を見ながらやっていく、そういうことではボラ協で登録をしてる、のっぽさんで登録をしてる、ここで市でまた登録するということは登録が重なりますので、先ほどのような答弁にさせていただきました。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) ありがとうございます。私が言わんとしてるのは、組織に何か登録するということではなくて、何かあったときに市を手伝ってくれるような人たちをピックアップするために、ボランティアっていう言葉がよくないのかもしれないですけど、そういった人たちがたくさんいたほうが市の人材がレベルアップしてくという、それこそなっていくような気がすると思ってるんです。何とかAという団体に属さなければいけないとか、Bという団体に入らなければいけないということではなくて、そういうのではなくてもうちょっと緩やかなつながりの中で気軽にいろんなお手伝いができるみたいな、そういうようなためにデータベースで少し意識のちょっとある方たちに声をかけたらなという思いで言われたんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 議員が提案していただいてることを否定してるわけではありません。ただ、それをすると市のほうで事務局的なものでやらなければ、例えば大災害だとかそういうときに必要な限られたものであるならば、それもやぶさかではありませんが、いろんなイベント等を含めてそれをデータベース化して、それをお願いするときに市が事務局になってというのはなかなか現実的には難しいということで御理解いただければと思います。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。次いきます。小項目④です。ここはちょっと書き方が悪かったのかもしれないですが、食育キッチンが終わることがどうだということを聞きたいわけではなくて、こういうようないろんな事業をやった人たちが終わった後に、やっぱり思いがある人たちがつながって何かできればということに対して何か市として生かしていくことは考えられてるのかどうか、そういうことでお伺いしたかったので、済みません、お願いします。 ◎市長(渡部修君) 食育キッチンの5地区あったわけですけど、それぞれがやっている方たちが、先ほどと一緒です。高齢化になって頑張ってきたんですが、なかなか新しい参加者がいない中で、人数がどんどん減っていって、最後残ったところが解散という形になったという経緯です。そういうことを踏まえますと、各交流センター23センターありますので、地域の中でいろんなお願い事をして残っていただいたり、別のことでスタッフとして頑張っていただいたりということはありますが、こういう食育キッチンのOBをどうこうするというよりも、地域で活躍してる人たちを無理なく継続して地域のために参加していただけることを交流センターが今お願いしたり、企画したりみたいなことがございます。センター祭りなんかはそういう皆さんにお願いをして集まっていただいてるっていう現実はございますが、そういう形で生かせるものは地域で人材として生かしていければなと思っております。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) 小項目⑥へいきたいと思います。磐田市出身の著名人にいろいろとお願いしてということですけど、その中で具体的にどんな人がいるのかというのがちょっとよくわからないので教えていただきたいということと、ことしは東京オリンピックがあるので、それを機に磐田市のPRにつなげていきたいということをおっしゃってましたので、その辺もう少し細かく教えていただければと思います。 ◎市長(渡部修君) 広報いわたできらり磐田人ということで紹介はしてございますが、具体のことですから担当の部長に答弁をさせます。 ◎企画部長(酒井宏高君) 著名人というような一つの括りで見れば、皆さん御存じのように卓球の水谷選手とか伊藤選手も含めて、芸能人でいえばAKIRAさんとか、長澤まさみさんとかというようないろんな方があったり、文化人でいえば広報にも載せていただいてるような池野みのりさんとかいろいろな方がいると思ってます。こういう人たちに一応了解をいただきながらファンクラブっていうのに登録をしていただいていろんな情報を発信してるというような状況にあると思ってます。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) オリンピックのところお願いします。東京オリンピックを機会と捉えて磐田市のPRにつなげていきたいと思いますという話もあったかと思うんですけど、それはどういうふうなことだというのを具体的に教えてください。 ◎企画部長(酒井宏高君) 済みません。先ほど回答をさせていただいたように、選手によっていろいろな事情があると思ってますので、具体的にできるかどうか別問題として、できれば応援のための取り組みとして壮行会とか、それとか当然パブリックビューイング等ができればやっていきたいと思ってますし、成績によっては当然その成果を発表するためのパレード等も予定をしていきたいと思ってますので、それぞれいろいろな状況を踏まえながらやっていきたいと思ってます。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) 大項目の2へ移りたいと思います。中項目(1)です。10月初旬に方針とか要領が示されて、所管部長を経由して各部署にいって予算要求をして12月に企画部長、副市長、市長の査定という言葉でいいのかなと思うんですけど、そういったことがあって予算として我々のところに出てくるということだというふうに認識したんですが、その方針と要領というような中に職員の定数であったりとか、例えばコスト意識とかというんですかね、そういうようなことというのは何か書かれて、示されているんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 一問一答の通告ですので、人事管理だとか定数だとかということと、予算編成のときには当然絡んできますが、定数の管理は管理で別の部分でやって、主に予算それが固まって再任用のこともあって、そういうことが固まった時点で大枠を固めて人件費はこのぐらいかかると。そうすると、各部局の中で事業はどういう事業をやりたいかということを出す。今申し上げたのは全体が粗削りの流れですので、細かく言えばいろんな管理の仕方がありますから、そういう中で今の流れで夏ごろから8月過ぎぐらいから何となくスタートして事業的なものは、正式には要領・方針の中に、要領・方針の中には具体的に定数が何名で、こういう基準でこういうふうなということではなくて、やっぱり予算編成の終局は事業の査定に主になってきますので、ですから人事管理等々はその前の段階で枠をはめてくという形にはなります。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。同じところです。今のスケジュールの中でその前年というか、決算のところの反省というか、決算から見えたものというのはどこか入り込んでくるのでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 今2月議会でも精算補正出してますが、当然決算を踏まえてデータが出てきて、それを踏まえて精算補正が2月議会に出すものですから、前年度の決算状況がこうで次年度の予算編成はこうでということを考慮しながらやってるということで、そのような理解で結構でございます。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。あとスケジュールの中で、最後12月に企画部長、副市長、市長でという、いわゆる多分査定というんだと思うんですけど、それがあるよということで、こういう何かヒアリングというんですかね、そんなのというのは、例えば公開をするとかそういう予定というのはあるんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 予算編成の過程を公開するということは私は考えておりません。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) では、次、中項目(2)へいきます。この中で多分予算編成というのは事業を当然来年度の予算をつくるということもあろうかと思うんですけど、イコールそれは業務を何か整理整頓するような感じのことなのかなというふうにも思うんですけれども、そういったことも含めてこの予算編成を、要するにそれを含めてやられてるということで理解すればよろしいですか。 ◎市長(渡部修君) 予算編成といえば一言で終わってしまいますが、多岐にわたって考えながらやっております。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) 答弁の中でいろいろ優先順位をつけてというか、優先的にとかっていう言葉があったかと思いますが、この優先順位というのは何か特につける基準というんですかね、そういったものというのはあるんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 年度の予算編成によって優先順位はころころ変わるものではありませんが、総合計画もありますし、決算の状況を踏まえての予算編成でもありますから、そういう意味では例えば今で言うとここ二、三年、三、四年は子育て支援だとか教育に特化してるということも優先順位だと思います。一方で、3.11から約9年近くになるわけですけども、こういう防災・減災も優先順位は高いと思います。そういうことで大きく見る部分と小さなと言ったらおかしいですが、事業の中で類似した事業の中でその中で優先順位を決めるということもありますので、少し予算編成という大きな項目で質問されてるので、なかなかこういう大きなことで細かいところを一問一答というとなかなか難しい面もありますが、そういう意味での優先順位というのはございます。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) では、中項目(3)へ移ります。一件査定だということでお伺いしましたけども、枠予算査定というのをやられてるまちもあったりとか、磐田市ももしかしたら前にやってたのかもしれないですが、この一件査定をやられてるという、何か一件査定でやられてるという何か理由というのはあるんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 私が就任してから一件査定ですので、なぜそうしてるかというのは考えたこともありませんでしたが、従来どうなってるかが職員がわかれば。具体のことですから答弁させます。 ◎企画部長(酒井宏高君) 査定のやり方ですけど、平成19年ぐらいは枠配分の査定というのをやってました。枠配分の悪いところというのは基本的にやはり総枠でやりますのでそれが固定化されるということと、議員の御質問あったように横との連携がとれないという部分があると思ってます。そういう部分においての事業の見直しとかというのがおくれるという部分がありますので、一件査定にすることによって一つの目で見ることができて統一性が図れるということと、全体的な横の連携等も図った中において予算編成ができるというような利点があると思ってますので、磐田市としては途中から平成23年度からだと思いましたけど、一見査定に変更したというような状況にあります。 以上でございます。 ◆12番(芥川栄人君) 中項目(4)へいきます。新規事業、廃止事業等々の基準ですけど、ちょっと済みません、私余りうまく聞き取れなかったというか、聞き漏らしてしまったかもしれないので、済みません、もう一度基準というのをどういうものかというのを教えてください。済みません。 ◎市長(渡部修君) 細かな基準というよりも、例えば事業効果が原価の中でそれぞれ事業には所管の課があります。例えば、この1年、2年でも農林のほうで見直ししたような事業・制度もあります。そうすると、議員が先ほどいみじくもおっしゃったように時代の変化とともに変えなければいけないというものがなかなか言葉ではスクラップアンドビルドというんですけど、やめるとか中止するとか変えるというのは物すごく抵抗が伴ってまいります。そういう中にありながらも、やっぱり職員はずっと行政体の中で継続してやってますので、そういう情報も得、また、この議会でもいろんな指摘を受けますので、提案も含めて、そういうものを勘案しながらそういう決定をしてるというふうに受け取っていただいて結構です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。ありがとうございます。中項目(5)へ移りたいと思います。それこそ一件査定であれば他部門との連携がとりやすいというか、そういうようなことのお話もあったかと思うんですが、実際何か例えば私は予算をつくったことがないのでわからないので、どこかの部局に何か偏ってしまうというか、事業が。そういったようなことはあり得るんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 当然あり得ると思いますね。例えば、合併当初は道路関係の建設的なものが非常に積み上がっていたと思います。ただ、それは新市建設計画の中に入っていた、盛り込んだ事業ですから、やるやらないというよりもときの首長が提案をし、ときの議会が決めるという形の流れの中で合併時に積み上がった事業は幾つもございます。その中で合併特例事業というのが大きな道路事業が何本もありましたし、その後でそれぞれ5市町村が抱えていた課題という事業も盛り込んでいる。時代が変わってきて、子育て支援ということも今脚光を浴びてる、待機児童の問題もしかり、災害もしかりということになりますので、そういう意味ではめり張りをもってどこの市町村もやってると思います。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。ありがとうございます。あと、同じとこです。いつの時代も財政というのは厳しいということで話をされると思うんですけども、どこの部門でも多分自分のところの予算というのは削りたくないというような心情があるんじゃないのかなと思うんです。そういったものをこの各部門間の連携みたいなところでどのように対処をしてるのかということが答えられるようでしたら教えてください。 ◎市長(渡部修君) やっぱり逆の立場になれば自分の抱えてる、担当してるところをより充実させたいという人情、情として当たり前の感情が起こってきます。全体を統括してるのが幹部の職員ということになりますが、最近ここ二、三年見てますと本当に部局長たちが自分たちの置かれてる立場、それから部局、全体の流れ、そういうことを勘案して協力しながら、政策会議と呼んでますけど部局長会議がありますが、その会議が終わった後、よく14人でいろんな案件を話し合っております。ですので、ここががちがちの部署でどうにもならんとかということは感じたことは昨今はございません。ただ、私も議会にいたことがございますので、言葉の発信の仕方についてはどんなときでも財政的に厳しい。職員もいろんなことを要望受けたときに、一番簡単な答えは財政が厳しいからということが一番簡単なんですね。それはもう極力戒めてまいりました。今でもあるかもしれませんが。そういう意味でいくと、財政が厳しくてもやった事業が、議員はいらっしゃいませんでしたけど、病院でいえばきょうも新聞報道されてましたかね。周産期母子医療センターも本当に財政的に厳しいときにがんセンターもつくったわけです。あのときに医師、看護師の確保も難しいというときに決断をした。ですので、財政が緩やかだからやることとやれることと、厳しくともやらなければいけないことと、そういうものが相まって方針決定をし、予算編成になるというふうに思っていただければ結構です。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) それでは、大項目3に移りたいと思います。小項目④です。磐田市総合病院のことで、実際今出てはいないと思うんですけれども、出ていないと言ったら変ですね。陽性反応と言ったらいいのかな。疑いのある方というのは。ですが、そういった人が検査に来たとかということはあるんでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 具体のことですから担当の部長に答弁をさせます。 ◎病院事務部長(井下田覚君) 確かに発熱等で当院のほうに来院見える患者さんはいらっしゃいます。それがコロナかどうかということは別問題として、通常の診療、診察ということで対応しておりますのでそういった状況です。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) そうしますと、聞き方が難しいんですが、コロナウイルスの疑いのある、何をもって疑いがあると言っていいかわかりませんが、本人は熱があったとしてきました。だけども、いわゆる検査をして結果として疑いがあるだろうというような事象に当たった人はいないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(寺田幹根君) 先ほどのやりとりの中で、磐田病院では正確な診断はできないというような話もありました。それを踏まえた上でお答えください。 ◎病院事務部長(井下田覚君) 現在いらっしゃいません。 ◆12番(芥川栄人君) それでは、次の小項目⑤へいきたいと思います。まだ経済であったりとか、いわゆる企業に対しての影響は今の時点ではそれほどないというような御回答だったと思うんですが、特に観光のほうに対して宿泊客が減ってるということで、何か市として対策を考えられてるかどうかという点があればお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 現段階で市独自で対策をということはなかなか難しいです。ましてや、国のほうもまだ不確定な要素がたくさんある中で、いろんなイベント等を自粛という形になっていると、こういう形にならざるを得ないと思います。ただ、市内の状況を見て、きのうも観光大使コンテストがありましたので、ホテルの経営者とお話をしましたけれども、2月、3月、3月は予約ですが、相当な打撃を受けてるということは聞いてます。そういう結果になるだろうな、いろんな飲食関係も随分全国的には減ってると推察はされます。ですので、これをもって今市独自で何かできるかというと、どこの自治体もできないと私は思います。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。ありがとうございます。続いて、小項目の⑦です。独居の方の場合は地域包括にということでありましたけれども、いわゆる町医者の人たちであったりとか、民生委員であったりとか、各自治会の人たちというか、こういうようなことは知っているんですかね。知っているんでしょうか。お願いします。 ◎市長(渡部修君) ちょっと把握してませんので、もし把握してるようだったら担当の部長に答弁をさせます。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 地域包括支援センターの活動については、地域の方の困りごとなどの相談に乗るというような活動をされておりますので、そういった中で全てにそういった活動がいきわたってはいないというふうに思いますが、民生委員ですとか自治会の役員の方についてはそういう活動がある、相談に乗れるというような状況は象徴されているというふうに認識をしております。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) わかりました。助成制度はなくて、いわゆる相談の窓口として地域の身近なところの地域包括センターがあるよという認識でよろしいでしょうか。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 地域包括支援センターが限られた窓口ということではなくて、一番身近にあって困りごとの相談に乗ってもらえるという、そういう認識でお願いをしたいというふうに思っております。 ◆12番(芥川栄人君) 続いて、中項目(2)です。自転車のところですけれども、特に外国人に対して企業を通じて啓発を図っていきたいということで、先ほどポルトガル語ということだけをおっしゃってたもんですから、ほかに多言語でいろいろと対応されるのかどうか、その点、1点お願いします。 ◎市長(渡部修君) 具体のことですから担当の部長に答弁をさせます。 ◎自治市民部長(袴田浩之君) 当面はポルトガル語ということで回答させていただきましたけれども、今後ふえていく外国人に対して多言語でということも考えていかないといけないというふうには思ってます。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) 中項目(5)です。中1ギャップのところですけども、この質問をしたときにまさかこういう小中の休校というような話になるとは思ってなかったのですが、こういうようなときに聞くのもちょっと何なんですけども、やはりこの1カ月学校に来ない期間があって、なおかつ6年生はやはり卒業式であったりとかいろいろちょうどいろんなイベントごとがあってっていう中で、学校として中1ギャップというか、うまく中学校にわたしていけることで学校でできることと、何でも学校というわけにはいかないので、保護者とか我々地域のおじさんおばさんができるようなことというのは何かあれば教えていただきたいと思います。 ◎教育長(村松啓至君) まず、地域の方にぜひともお願いしたのはなぜかといいますと、やはり地域の子供たちですのでぜひともちょうど小学校と中学校の境目にいる子供たちに声をかけていただくこと、それから声をかけてやはり交流の機会をもっていただく。それから、あと学校のほうの注意事項は先ほども申し上げましたけれども、連携を今行ってますので、こういう限られた中でも職員は小中の学府一体の連携の体制というのができてきてますので、そこをとにかく注意事項としては確実に行っていくことが大切であるというふうな認識をしてます。 以上です。 ◆12番(芥川栄人君) 最後にします。(6)です。最後、たたき台をつくって地元に諮っていきたいというお話をいただきました。このたたき台が大筋、いつごろまでにできて、どういった形で地元に諮っていくって、何か現時点で考えがあれば教えていただければと思います。
    ◎市長(渡部修君) それこそきょうも何人かの議員さんがながふじの一体校の件で御質問されてましたけど、来年の3月には引き渡しがあって、本当は卒業式もそこでやりたいぐらいの気持ちなんですが、新しい入学式がその建屋で行われる。そういう部分が一段落して、皆さんが落ちついた後ぐらいにそういうものが示されれば。ですので、落ちついたのが4月なのか5月なのかというと、しばらく時間がかかるかもしれませんが、令和3年度になるんでしょうかね。そういうぐらいまでにはそんなに体育館も残し、そこの利用者の駐車場もとるというと、そんな極端なたたき台が幾つもあるというわけにもいきませんと思ってますので、そういう中で地元におろしていくという思いは今もってますが、これは庁内で合意した期日ではございません。ただ、ずっとR4年も5年もずっとたたき台を示さないということもおかしいものですから、そういう形でとりあえずきょうの答弁とさせていただきます。 以上です。 ○議長(寺田幹根君) 10分間休憩します。     午後4時3分 休憩     午後4時13分 再開 ○議長(寺田幹根君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで報告します。午後5時を経過することも考えられますので、本日の会議時間は会議規則第9条第2項の規定により、あらかじめこれを延長しますので御了承願います。 一般質問を続けます。 △2番 小栗宏之君の一般質問 ○議長(寺田幹根君) 次に、2番 小栗宏之議員。     〔2番 小栗宏之君 登壇〕 ◆2番(小栗宏之君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 大きく2点お伺いいたします。まず、大項目の1番、防災対策についてお伺いをいたします。 昨年来、大きな台風や水害によって大きな被害をこの日本も経験をしております。日本各地でさまざまな災害が起こる中、この磐田市においても防災に対する対策はそれぞれにおいて進められているところでございます。 まず、中項目の(1)として、海岸防潮堤の整備事業についてお伺いをいたします。 平成29年の6月定例会において、私が竜洋海洋公園工区のところの植樹について一般質問をさせていただきました。この植樹についてはやはり多くの方々がかかわっており、それに対して市がちゃんとした整備、管理、そして維持をしていくということは非常に大切なことだと感じております。この植樹については2,000本という本数が当初植えられ、そしてある一定の期間を経た後に育樹祭として枯れてしまったところについては補っております。昨今、この防潮堤のところに足を運びますと、平成30年に大中瀬の海岸防災林のところで植樹した1年後ですけれども、植樹したものに比べて生育がやはり少し遅いというふうな感じがしております。高さも低いままの状態になっておりますし、広葉樹においては結構枯れてしまっているようなものも散見されました。この1年間の期間があるにもかかわらず、先に植樹した部分の成長よりも後に植樹した部分の樹木のほうが成長が早いというところはやはり何らかの整備方法として考えなければいけないのではないかと感じております。 そこで小項目の①です。磐田市単独整備区域、ここでは植樹されているということなので竜洋海洋公園工区に当たりますが、植樹された樹木の生育の現状と今後の整備方針についてお伺いをいたします。 次に、昨年の台風19号の被害に遭いました鮫島海岸地区の防災林が大きく削られてしまっている部分が今復旧をされてきております。今後、気象状況が大きく変化する中で、このような大きな災害が毎年のように訪れて、被害がどんどんふえていくのではないかという恐れさえもあります。この鮫島地区の海岸防災林においては県も、そして市のほうも大きい関心を寄せながら早急なる復旧を目指して今進んでおります。しかしながら、現状を拝見しにいったところに、やはり昨年の台風19号のように大潮と重なった場合、大きな高潮が直接この防災林に届いてしまうような状況が生まれているというのが現実でございます。そこのすぐ横の大中瀬地区、小中瀬地区の防潮堤においては非常に近接した場所にあり、今後、大きな被害を受けかねないという事態も考えられるわけです。 小項目の②としてお伺いいたします。現在、復旧が進んでいる鮫島海岸付近の防災林の台風被害が今後の海岸防潮堤の整備に与える影響について、堤体構造であり、強度であったり、線形等に変更の必要性が生じるのかをお伺いいたします。 ③として、現在、整備工法の検討が進んでおります。スズキ株式会社テストコース南側の海岸保全工区の海岸防潮堤整備についてお伺いをしたいと思います。まだ県とのいろんな交渉、あるいは協議等が残っていることも考えられますが、地元の市民にとってみればここのところは以前からどうやって防潮堤を整備するんだろうという疑問が常に頭の中にあったと聞いております。今回、やっと整備が進むというようなお話になった状況の中で、今後ここのところがどのように、いつ整備が着工されて、どのくらいの期間をかけて工事がされ、また、現状でどのように県との協議が進んでいるのか、連携がとられているのか、お伺いをしたいと思います。 次に、中項目の(2)です。防災計画・災害時対応についてお伺いをいたします。 現在、磐田市には多くの外国人の方が住まわれております。以前はアパートで結構多くの方々が一緒に住まわれているという状況が多かったんですが、最近は一戸建てを買われて自治会にも加入されて生活されている方が数多くおられます。先日、防災訓練のときにもその外国人の方にちゃんとした連絡がとれない、あるいはちゃんとした理解ができていないがゆえに参加されなかったり、あるいはサイレンが鳴ったときに本当に災害があったものだと思って飛び出してくるようなそういう状況も漏れ聞いております。 そこで、小項目の①です。磐田市在住の外国人への防災情報・防災訓練の伝達、周知方法、また、情報の多言語化や訓練参加状況、避難所での対応などについて、現状と課題、そして今後の取り組みをお伺いいたします。 次に、この外国人の対応についてですが、防災訓練で訓練避難場所に集まったときに、外国人の方が来られておりました。しかしながら、言葉が通じないがゆえになかなかどうしていいのかわからないという形で一つの場所に固まってしまっていて、訓練として成立していないような状況が生まれておりました。これは当然、外国人の方に外国語でそれを伝えるということは非常に重要なことだと思います。しかし、いざ発災、災害があったときには恐らく避難所というのは日本人が中心となってそこの場所を運営管理していくような状況が生まれてくると思います。その際、日本人の方が外国人に対してちゃんとしたメッセージを示していくことが現状ではできていない。それを訓練のときに強く感じました。つまり、翻訳本ではないんですが、外国の多くの言語が日本語とともに載っている、例えば逃げる、あるいはトイレだとか、あるいは赤ちゃんの休憩室だとか、そういうふうな場所がちゃんと明確に日本語と、そして外国語が表示されたものを日本人が持っていないとなかなか対応が難しい、スムーズな対応ができないと考えます。 小項目の②になります。日本人向けの災害時多言語マニュアル、この制作についてお伺いいたします。 次に、大項目の2番になります。まちづくりについてお伺いをいたします。 中項目の(1)磐田市の目指すコンパクトシティについてお伺いをしたいと思います。 磐田市が目指すコンパクトシティアンドネットワークというふうなことだと思うんですが、立地適正化計画の中にもうたってございます。現状、新しい(仮称)磐田市文化会館、あるいは御厨駅の開業が控えております。本来、コンパクトシティというのは中心に多くの拠点が、多くの施設が集まり、それをそこに向かっての公共交通機関があり、各拠点地域から自由にそこに向かっていくことができるようなまちづくりだと私は理解しております。現状、さまざまな経緯からいろんな施設がその地に建設されているということは理解ができます。この状況を踏まえて、市がどのようにコンパクトシティというのを考えていくのかをお伺いをしたいと思っております。 小項目の①公共施設、拠点地域、居住・就労・学習エリア等を結ぶ公共ネットワーク構築の必要性をどのように現在考えているのかお伺いいたします。 次に、コンパクトシティの核となる中心の都市拠点というのは磐田市においてはJR磐田駅を中心とした中心市街地というふうに想定されていると思います。しかしながら、昨年、ラグビーのワールドカップでエコパで試合があったとき、私は駅前の市営駐車場に車を停めていった関係で帰りに駅から歩いていたところ、同じように試合を見ておられた御夫婦がいらっしゃいました。その方々はどこかおいしいものを食べられるところはありますか。何かお酒の飲めるようなところはありますかと尋ねられました。でも、現状としてはある限られた居酒屋さん、時間が少し遅かったものですから、そういうところしか紹介ができなかった現状があります。結局、その御夫婦についてはコンビニでお弁当を買って帰りますと言ってコンビニに向かって歩いていかれました。やはり、コンパクトシティということになったときに、磐田駅中心市街地、これがもっと活性化されていて、歩いてにぎやかなそういう部分がないといけないのではないかなと痛烈に感じる次第でございます。 小項目の②です。コンパクトシティの核となる中心都市拠点の充実には、魅力的な歩いて回遊できるまちなかの創出・活性化が重要と考えますが、市の考える磐田駅周辺中心市街地の活性化策をお伺いします。 次に、先ほども申しましたように、多くの災害が現実化してきてる中にあって、コンパクトシティを構成する中にやはり災害時に危険な地域というのがやはり磐田市の中にも存在をしております。かつて、古くは暴れ天竜と言われた天竜川が氾濫をして多くのところが水害にあっている、そういう地域がございます。しかしながら、堤防整備が進み、そして高度成長期に多くの場所によって開発がされ、現状、かつては危ないなと言われたような地域に多くの住宅が存在してしまったりしております。当然、現状でも市として災害が予想されるところにおいては抑制やさまざまな施策をとっていると思われますが、これから激甚化し、そして多様化する災害に対して市がどのように対応していくのかをお伺いしたいと思います。 小項目の③激甚化する自然災害に対応するため、災害時危険地域における新規立地の抑制や移転の推進について、市の考えをお伺いいたします。 以上、私の一般質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(寺田幹根君) 小栗議員、大項目2の(1)の①のところですが、この通告どおりですと交通ネットワーク構築の必要性でありますが、ここを公共ネットワークとおっしゃったと思いますが、通告どおり交通ネットワークで訂正させていただきます。 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、小栗議員の質問に回答させていただきます。 初めに、防災対策の海岸防潮堤整備事業のうち、樹木の生育の現状と今後の整備方針についてですが、竜洋海洋公園工区に植えました樹木につきましては、定期的に育成状況を確認し、大型台風などの影響により枯れてしまっている箇所は補植を実施しております。議員がおっしゃるとおりでございます。また、今後も定期的な確認と必要な整備を行ってまいりますので、また何かございましたら一緒になって考えていただければと思います。 次に、台風被害が海岸防潮堤整備に与える影響についてですが、被災いたしました鮫島海岸の防潮堤施設は現在、静岡県中遠農林事務所が一昨年の台風24号被害区間、230メートルの復旧工事を進めているところです。また、昨年の台風19号の被災区間、340メートルにつきましては今年度中に工事を発注し、令和2年度中の完成を予定していると伺っております。これらの工事により、被災をいたしました土堤が復旧されますので、今後、市が整備する海岸防潮堤の構造、強度、線形等に変更が生じることはないと考えております。 次に、海岸保全工区の整備着工の時期、工期、県等との協議、連携についてですが、着工時期や工期につきましては現在行っている基本設計や今後の詳細設計の中で明らかになりますので、現時点では具体的に言える段階ではございませんが、早期に着手に向けて取り組んでいきたいと思っております。県との協議連携につきましては、技術的な支援を受けまして、基本設計を進めているほか、今後、詳細設計並びに工事につきましても県に実施していただけるよう働きかけていきたいと考えております。 次に、防災計画・災害時対応のうち、外国人への情報伝達、多言語化や避難所対応の現状と課題、今後の取り組みについてですが、訓練の周知につきましては、事前に同意が得られた外国人のリストを自治会に提供しているほか、外国人を雇用する企業にもチラシを配布するなど参加を促す取り組みをしているところでございます。訓練参加状況は本年度9月の総合防災訓練が177人、12月の地域防災訓練が134人で消火や炊き出しなどの訓練に参加してございます。防災訓練の実施自体を知らない外国人もいらっしゃることから、いわたホッとラインなどを活用して周知を継続していきたいと考えております。情報伝達につきましては、台風時の注意喚起などをポルトガル語版いわたホッとラインで配信をしておりますが、来年度からは災害事象ごとのより細かな情報提供を実施してまいります。避難所対応等につきましては、外国人の訓練参加者が少なく、課題が見えにくいのが現状です。引き続き、市民活動団体や企業と連携し、外国人への訓練参加を呼びかけていきたいと考えます。 次に、日本人向け災害時多言語化、多言語マニュアルの作成についてですが、避難所運営マニュアルに外国人に対する支援方法を記載してるほか、避難生活に必要な多言語表示シートも避難所に配備をしているところでございます。まずは、これらを活用した避難所訓練が各地域で実施されますよう取り組んでいきたいと、御協力をよろしくお願いしたいと思います。 次に、まちづくりのコンパクトシティのうち、公共施設等を結ぶ交通ネットワークについてですが、立地適正化計画では市街化区域内の住居系用途地域を居住誘導区域と定め、この区域内は駅を中心にした現行のバス路線やこれを補完するデマンド型乗合タクシーの活用により網羅されているため、新たな交通ネットワークは想定してございませんし、なかなか難しい状況でございます。 次に、市の考える磐田駅周辺中心市街地の活性化策についてですが、中心市街地の活性化は簡単にできることではございませんで、地域の皆さんと一緒になって盛り上げていくことが何よりも重要だと思っております。このため市といたしましては、引き続き軽トラ市や駅前広場の活用など、にぎわいづくりにつながる活動の支援をしていきたいと思っております。 次に、災害時危険区域への居住の抑制等についてですが、立地適正化計画の中で洪水浸水想定区域はハザードマップの掲載により周知を行うとともに、土砂災害警戒区域等は居住誘導区域から除外をし、居住を抑制しているところでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◆2番(小栗宏之君) 何点か再質問をさせていただきたいと思います。 まず、大項目1番の中項目(1)、小項目①の樹木の育成の部分でございます。ここの樹木については基本防災林という形ではないというふうなことで整備がされていると思いますが、今後、この整備、方針ということでお伺いしたいんですが、ここはどのような形の公園と言ってはあれなのかもしれませんけども、林というかどのような形で整備をされていく方向性なのかをお伺いしたいと思います。 もう一つ、やはり防潮堤のところに植えてあるということもありますので、やはり生育に対してはある程度抑制されてしまっている部分が現実としてございますが、今後さまざまな樹木を植えるに当たって、そこのところの手当というのは今後の方針として考えておられるのかを1点お伺いいたします。 次に、小項目の③の整備工法の進んでいる海岸保全工区のところ。まだこれはかなりまだ未定の部分、これからという部分が数多くあるというふうな御答弁でございました。これに対しては、さまざまな自治会やあるいは市民の方からどうなってるんだという声が非常に多くございます。ここについて、この連携や協議、あるいは整備の方針について今後どのような形で広報、周知をされていくのかを1点お伺いしたいと思っております。 次に、大項目の2番のまちづくりについてです。小項目の②についてお伺いいたします。磐田駅中心のにぎやかなまちづくりという観点からここでお伺いしてるわけでございますが、やはり他市を見ても駅周辺におきましては多くの商店街やあるいは公共施設等が集まっていることが多くございます。なかなか難しいというふうな御答弁でございましたが、当然、磐田駅周辺の商店会や、あるいはその地元の自治会の方々との整備の方針の進め方について市は今後どのような形で検討されていくのか、または検討されていこうと考えているのかをお伺いできればと思います。 以上、お願いいたします。 ◎市長(渡部修君) 1点目の植樹について今後どのような形になるのかという部分と育成についての市としての手当はどんなふうにするつもりかという部分と、海岸保全工区の方針について、いろいろ関心がおありになる、特に地元の皆さんは侵食でテストコースの南側すぐ崖みたいな形に、海みたいな形になっていますから関心もおありになると思いますけど、方針についての広報はどのようになるのかは担当の部長に答弁をさせます。 この海岸保全工区については着々と進んでいると私は思っています。ただ、県のほうにお願いをしてる段階で測量も始まってるという状況ですので、これから詳細になって明確になってくると思ってますが、補足で担当の部長に答弁をさせます。 それから、4点目の市街地の整備についてですが、きのうも観光大使のコンテストを本当に会議室でやったわけですけども、その中で他県から来た方たちが何人かいらっしゃいました。いいところ褒めていただくんですが、審査員の中から質問として磐田市に足りないと思うところはどこですかというふうな質問を全員にさせていただいたら、駅前、駅周辺がちょっと寂しいですねということを何人かがおっしゃいました。私もそのように思います。そういうことで歴代の議会や市長さんたちが駅北の区画整理を延々30年近くかけてやって、再開発ビルも二つつくってやってるわけです。そして、そういう中にあって多額の事業費もかけてやってきて駅前広場も完成をして、今日ございます。やれることはやってると思いますけれども、一旦あそこの空き店舗と称さるところも議員も御承知でおっしゃってると思いますけど、2階に住んでおられる形で本当の空き店舗かどうかっていうと、その条件でもって借りる方は借りてほしい、そうするとなかなか不都合があるという実態がございます。それやこれやがありますので、一朝一夕には難しいなという思いを込めて先ほど答弁をさせていただきました。これからどうするんだということになりましたら、私はこの議会でも開き直って言ってるわけではありませんが、こうすればいいじゃないかということがあったらぜひ提案をお願いしたいんです。私は市長になってすぐに指示したのは軽トラ市です。それは雫石だとか宮崎のほうでやってることは承知してましたので、こういうことを見て、少し角度を変えてやればこれだけ人が集まるということを地元の人に見ていただきたかったんです。最初にいただいたのは苦情でした。自分のところの店の前で商売にならんという、こういうようなことからスタートして10年になるわけですけど、いろんな意味でいろんな要素がかみ合わないと、なかなか中心市街地の活性化というのはこういうモータリゼーションの中でこういう町並みが形成されて、今日の生活スタイルが確立されてますと、本当に中心市街地にどんどん出店をされて、そして補助金を出したときには出店をされてもそれが切れると撤退するみたいなことも何度か繰り返してきたと歴代の市長さんからも聞いております。それやこれやがございますので、今までやってきたことを継続しながら、地元の皆さんの力を借りてやれることをやろう、これが今の私の精いっぱいの答弁でございます。 以上です。 ◎危機管理監(井口光芳君) それでは、海岸防潮堤の整備についての方針に対する広報の方法ということかと思います。今現在、ホームページのほうに防潮堤の整備の進捗等々につきましてはお知らせをしているところです。それと同時に、毎年地区長さんを対象に沿岸部のほうの地区のほうに行きまして、会合のときにどういうふうな状況かということで御説明をしている状況です。そのほかに、地区のほうで要望があれば市のほうから伺って丁寧に説明をしていきたいというふうに考えておるところです。 以上です。 ◎建設部長(鈴木政弘君) 竜洋海洋公園工区の植樹の関係ですが、位置づけとしましては当然公園の区域内ですので公園の木として管理はしてくんですけども、台風とか高潮の関係である程度砂とか潮とかを防ぐという役割もありますので、そこら辺、防潮堤の植樹じゃないんですけども、公園の植樹なんですけどもそういうところも含めていいところがいい方向で考えていくというふうな位置づけであります。 それから、植樹のケアについてなんですけど、まずは防潮堤の整備を優先するということで、その後そこをどのように活用していけば公園がより一層いい方向になるかというところも考えて、今後優先順位も含めて活用方針のほう決めていきたいと、そのように考えております。 以上です。 ◆2番(小栗宏之君) ありがとうございます。先ほどの御答弁の中にありました竜洋海洋公園工区のところの樹木の整備ということなんですけども、先ほどちょっと言われたことは確かに公園の中の樹木としての管理、あるいは整備をしていくというような状況であるけれども、一定のとび砂であったり、あるいは潮であったり、あるいは風であったりというところも防ぐというふうな形の樹木を管理、あるいは生育をさせていきたいというふうなほうでよろしいでしょうか。 それともう1点、コンパクトシティの先ほどの部分で市長からちょっと提案がというふうなお話をちょっといただきましたので、先日来いろんな方とちょっとお話をする中で、リベーラの市営の駐車場、この東側の壁のところは今格子状になっておりますが、実はそこのところ夜になると真っ暗な状態になっております。そこにある方が大きなスクリーンをつけて市の情報を流したり、あるいはジュビロの観戦、あるいはラグビーの観戦、卓球の観戦なんかができるような、そういうスクリーンがあるといいねというお話をちょっといただいております。ですので、ちょっとここは質問という形ではないかもしれませんが、そういうことをやっていただけるかどうか、そういうことをちょっと兼ねてちょっと一度お伺いできたらなと思っております。 ◎市長(渡部修君) スクリーンの件は否定しませんが、実は地元の自治会長さんの一部ですけど、駅前のリベーラの南方のビルが非常に古くて、今ちょっと手当してありますけど、壁が落ちてきたりするので、あそこを買収してビルをたてて、そこに子育て支援センターをつくったらどうだみたいないろんな案は幾つも出てくると思います。市でも大型モニターを駅からおりたら大型スクリーンが映るようにみたいなことも考えたことがないわけではありません。ただ、いろんな要素がかみ合って一つの事業というのは成り立ちますので、今、私はリベーラのところに、現時点、リベーラのところの壁に大きなモニターを設置するという感覚は否定はしませんが、今現時点でそれはいいことですねと言える段階ではございません。 以上です。 ◎建設部長(鈴木政弘君) 議員の言うとおり、公園の樹木として位置づけや管理していくんですけども、多目的に活用していきたいと、そのように考えてます。 以上です。 ○議長(寺田幹根君) これにて、本日の一般質問を終わります。 ○議長(寺田幹根君) 以上で本日の日程は終了しました。 明日は午前10時から本会議を再開し、一般質問を行いますので報告します。 ○議長(寺田幹根君) 本日はこれにて散会いたします。ありがとうございました。   午後4時47分 散会...