島田市議会 > 2020-06-17 >
令和2年6月17日厚生教育常任委員会−06月17日-01号
令和2年6月17日経済建設常任委員会-06月17日-01号

  • 消防(/)
ツイート シェア
  1. 島田市議会 2020-06-17
    令和2年6月17日経済建設常任委員会-06月17日-01号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    令和2年6月17日経済建設常任委員会-06月17日-01号令和2年6月17日経済建設常任委員会  経済建設常任委員会                              令和2年6月17日(水)                              第3委員会室 1.委員及び関係職員の紹介   (名簿の配布のみ) 2.付託議案の審査  令和2年6月1日上程議案  ○ 議案第43号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第3号)中、所管に属するもの  ○ 議案第55号 島田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について  ○ 議案第57号 財産の取得について  ○ 議案第58号 市道路線の認定について  令和2年6月16日上程議案  ○ 議案第60号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第5号)中、所管に属するもの 3.その他(所管課からの報告)  〔危機管理部〕   ○危機管理課
     〔産業観光部〕   ○農業振興課   ○商工課   ○内陸フロンティア推進課   ○文化資源活用課 出席委員(6人)  委 員 長  齊 藤 和 人       副委員長  平 松 吉 祝  委  員  大 関 衣 世       委  員  藤 本 善 男  委  員  福 田 正 男       委  員  山 本 孝 夫 欠席委員(なし) 説明のために出席した者  危機管理部長                    高 井 勝 則  危機管理課長                    天 野 裕 継  産業観光部長                    谷 河 範 夫  農業振興課長                    堀 井 直 樹  商工課長                      中 村 広 史  内陸フロンティア推進課長              田 中 義 臣  観光課長                      佐 藤   修  文化資源活用課長                  松 本 知保美  都市基盤部長                    田 崎 武 明  すぐやる課長                    須 藤 嘉 久  建設課長                      菅 沼 克 章  建築住宅課長                    秋 山 尚 弘  下水道課長                     清 水   保 職務のために出席した事務局職員  事務局長                      北 川 博 美  事務局担当書記                   杉 本 真 実                                開会 午後1時30分 ○委員長(齊藤和人) それでは、ただいまから、経済建設常任委員会を開会します。  初めに、委員の席ですが、現在お座りの席とさせていただくことでよろしいでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) それでは、この席を委員席とさせていただきます。  早速、議事に入りたいと思います。  1の委員及び関係職員の紹介に入ります。  まず、1、委員及び関係職員の紹介について、例年ですと、委員選任後、当局を交えて初めての委員会ということで、それぞれの自己紹介を行っておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、当局職員の出席を限定していることもあり、皆様のお手元に当委員会の名簿を配付することでこれにかえさせていただきたいと思います。御了承ください。  それでは、2の付託議案の審査に入ります。  本会議から当委員会に付託されました議案の審査をお手元のレジュメと付託議案審査項目に従って進めてまいります。  審査につきましては、委員同士の活発な意見交換をしていただければと思います。また、そのような進行に努めたいとも考えておりますので、よろしくお願いいたします。  初めに、議案第43号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについて審査をいたします。  なお、審査につきましては、歳出、歳入の順に、くくりに従って行います。  それでは最初に、歳出4款衛生費、2項6目し尿処理費について審査します。  予算に関する説明書は60ページ、61ページ、補正予算概要書は1ページ、2ページです。  当局から補足説明があればお願いします。  清水下水道課長。 ◎下水道課長(清水保) 補足説明は特にございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明は特にないということでございます。  委員の皆さん、質疑がありましたらよろしくお願いします。  山本委員。 ◆委員(山本孝夫) 廃棄物の処理委託に要する経費が増額について、詳しく教えていただけますか。これは説明があったかもしれないのですけれども。すみません。 ○委員長(齊藤和人) 清水下水道課長。 ◎下水道課長(清水保) それでは、御説明させていただきます。  現在、クリーンセンターで既存の焼却炉を撤去しまして、汚泥脱水機を更新する長寿命化工事を進めております。クリーンセンターへ搬入されるし尿及び浄化槽汚泥は、水分除去をした後、それを処理した段階で固形の物質である脱水汚泥が発生します。脱水汚泥は、焼却炉撤去以前は、クリーンセンター内で焼却処分し、焼却灰を民間の処分場へ運搬処分しておりましたが、新しい脱水機が完成する今年の7月以降は、田代環境プラザで焼却する予定です。よって、7月以前の脱水汚泥の処分については、こちらの予算で上げております民間処分場への運搬処分をしております。  今回の処分に要する費用の補正につきましては、当初予算要求の時点では、脱水汚泥運搬処分量を過去のし尿浄化槽汚泥の搬入量から推定し予算計上をしました。運搬を開始しました今年の1月から3月までの脱水汚泥運搬処分の実績と、当初予算要求時に推定した数値を比較した結果、当初計画より運搬量が増加することが明らかとなりました。この運搬量が増えた主な要因としましては、既存の脱水機の経年劣化により、脱水処理能力が低下したものと考えております。ここで運搬処分費として、廃棄物処分委託料を計上させていただいておりましたけれども、この不足分につきまして、942万5,000円を6月議会の補正予算で提案をさせていただいたところでございます。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員。 ◆委員(山本孝夫) 久々のこの委員会なので、あまり前のことをはっきり覚えていないのですが、脱水機を新しくしませんでしたか。随分昔、私が仕事をしていた頃に比べれば、随分いい脱水機ができていて、脱水汚泥の量も少なく済むような感じを持っていて、新しくするのだなという記憶がありますが、この脱水機は新しくしたのでしたか。いや、まだでしたか。その途中でしたか。 ○委員長(齊藤和人) 清水下水道課長。 ◎下水道課長(清水保) 脱水機につきましては、現在、長寿命化工事を行っておりまして、その中で新しいものに更新をしている最中でございます。 ○委員長(齊藤和人) よろしいですか。  ほかにございますか。  次に移ります。次に、歳出7款商工費1項6目温泉施設基金費について審査します。  予算に関する説明書は60ページ、61ページ、補正予算概要書は1ページ、2ページです。  当局から補足説明があればお願いします。  佐藤観光課長。 ◎観光課長(佐藤修) 補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) はい、分かりました。  それでは、委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 今回の補正額1,097万円ですけれども、この積立ての予算の根拠は、温泉施設の経営の剰余金等で積み立てられるという認識でよかったでしょうか。 ○委員長(齊藤和人) 佐藤観光課長。 ◎観光課長(佐藤修) おっしゃるとおりでございます。少し御説明させていただければと思います。  もともとこの基金につきましては、基金条例がございます。そうした中で市が所有する温泉施設だとか、宿泊施設の保全、修繕、改修等に必要な経費の財源に充てるということになっておりまして、その財源、積立金についてはどうしたものかといったときに、3つの要素から積立てをしているというか、納付を頂いているという形になります。  1点目としましては、両施設、年間を通じて収益が出た場合、その収益に対して協定書に定められた割合を乗じて得た金額を納付していただくことが1つです。  2つ目としましては、隣接するメタンガス発電施設の発生する熱と電気のエネルギーを、熱に関しては日帰りの温泉のほう、電気については川根温泉ホテル側に供給することによって、それぞれの施設の灯油の使用量だとか、電気の使用量が削減されますので、その削減された部分に関して恩恵を被った部分を納付していただくこと。  そしてもう1つ、令和元年度からでございますけれども、川根温泉ホテルに限ってとなりますが、川根温泉ホテル横駐車場用地を市が土地を借り受けております。その土地賃借料相当をホテル側に新たに納付をしていただくという、この3つの要素で積み立てているというような状況になります。  以上でございます。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) それで、前回、全員協議会で、温泉のほうだけでしたけれども、収支決算で営業利益、また経常利益はマイナスとなっておりますが、この経費、結果として最終的にはマイナスなのですが、マイナスに至る前の段階で既にこの積立ての額については協定によって既に経費分相当として支出がもう計上されている、そういうような理解でよろしいですか。 ○委員長(齊藤和人) 佐藤観光課長。 ◎観光課長(佐藤修) 改めて、各施設側では、これだけ見込まれるから、この金額を寄附するということは決めてはありません。予算に組み立ててありません。あくまでも見込みの金額で、年度末になって見込みの金額が分かった段階で納めていただく。例えば、日帰りの温泉でしたら、営業利益の8割を納めてもらおうという形になりますけれども、それはあらかじめ見込み、最終的な決算を打つ前の見込みの額がこのくらいになるだろうというような形で納めていただく、寄附をしていただくというような形で、もともとは営業利益が出る出ないというのは分かりませんので、そうしたような対応をさせていただいているというところでございます。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) すみません。説明を聞いたらちょっと理解できなくなってしまったのですけれども、今回のこの補正の額は、それぞれの施設の令和元年度の営業の結果としてこれだけの額が確定して予算計上されているということなのか、そこだけ確認させてください。それで最後です。 ○委員長(齊藤和人) 佐藤観光課長。 ◎観光課長(佐藤修) 申し訳ございません。おっしゃるとおりでございます。令和元年度の結果を受けて、収益のあるなしによって、先ほどのエネルギーの部分もそうですけれども、結果で納めていただいていると。そして今回、補正で上げさせていただいたというような状況になります。  以上でございます。 ◆委員(藤本善男) はい、分かりました。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  よろしいですか。  それでは、次に、歳出8款土木費、2項3目道路新設改良費、2項5目橋りょう新設改良費、4項2目街路事業費、4項4目公園管理費及び5項3目建築指導費について審査します。  予算に関する説明書は60ページから63ページまで、補正予算概要書は1ページから6ページまでです。  当局から補足説明があればお願いします。  菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 8款土木費、2項3目道路新設改良費、2項5目橋りょう新設改良費、4項2目街路事業費、4項4目公園管理費補正予算について、補足説明をさせていただきます。  今回の補正の主な内容といたしましては、社会資本整備総合交付金事業の内示額が要望額に対して少なかったため減額補正をさせていただくものです。  事業別に説明をさせていただきます。お手元に配付させていただいた令和2年度社会資本整備総合交付金事業道路局所管補助金事業事業箇所図を御覧ください。
     建設課所管の全ての社会資本整備総合交付金事業道路局所管補助金事業を図示させていただいております。このうち事業名の前に赤い星が付いているものが、今回補正をさせていただこうとするものです。  4つのパッケージに分かれており、それぞれ内示率が違うため、下の凡例に示していただいたとおり、黒、緑、青、茶色の事業名で示しております。  それぞれの内示率については、5月の閉会中の常任委員会で説明をしましたが、再度申し上げます。  まず、青色の防災安全の重点事業につきましては、通学路の交通安全対策事業パッケージで、内示率は100%でした。  緑色で示した防災安全事業は、主として舗装の打ち替え事業で、これについては内示率が12%です。  そのほかの幹線道路の改良事業パッケージである黒色の通常というものにつきましては、45%でした。  今年度から補助事業となった茶色の事業ですけれども、橋梁長寿命化修繕と点検事業ですけれども、これについては95%。  あと、左上のところに書いてありますけれども、公園施設長寿命化事業については、87%でした。  全体としては、67%という結果であります。  この内示を受けて、昨年度の事業進捗等も勘案し、道路公園関係社会資本整備交付金事業の予算額の補正を決定させていただきました。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 説明が終わりました。  委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いします。  福田委員。 ◆委員(福田正男) 毎年同じことを聞きますが、補助内示率は、他市町村と比べてどのようなものかといつも思います。当だけやけに内示率が低いではないかと思われるけれども、菅沼課長に言うと、「いやいや、ほかも大して変わらないよ」という話なのだけれども、その辺はどうですか。今年の内示率は、ほかの市町村と比べてどうですか。 ○委員長(齊藤和人) 菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 昨年までは他市にも内示率についてどのような状況かということ参考に教えてくれということで連絡をし合っていたところなのですけれども、それぞれ他市には言えない事情があるみたいで、現実的には、今は教えていただける状況にはない状況ですけれども、全国平均とかが出ていますので、当市について特に低いということはないという認識でおります。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) これは全体の内示率なので、それぞれの道路によって違ってくるということはないのだろうけれども、たまたま本通りの向谷線舗装事業など0です。3,000万円。これは当初予算を組んだけれども、今年は全くやらないということですね。これはどうしますか。 ○委員長(齊藤和人) 菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 大変申し訳ありません。当初はやるつもりでいたのですけれども、内示率が低いということで、やるべきところをいろいろ現場のほうも見させていただいて、去年までずっと引き続きで本通り向谷線はやってきましたけれども、水道事務所に入るところの交差点までは一応終わったということで、それから南側については、凸凹はあるけれども、舗装が傷んで穴があくとか、そういった状況にはないものですから、ほかの舗装を優先させていただいて、また来年度以降、予算は上げさせていただいて、今の計画である本通りの交差点まではなるべく早く進めたいとは思います。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) 向谷バイパスから稲荷町にかけて、去年あたりまで大分舗装工事をやっていただいて、ありがたいかなというように思うのですけれども、あれも引き続き、非常にトラックですとか、ほかの路線も大分傷んでいるところもあるでしょうけれども、優先順位が多々あるだろうと思うけれども、その上の細島南部1号・6号線改良事業、これも0です。あとほかに0になったところはありますか。ないですね。その2つか。これはやっぱり、この細島線も今年はやらないということですか。 ○委員長(齊藤和人) 菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 細島南部1号・6号線につきましては、ネスレ日本株式会社島田工場の東側の工業団地から県道島田大井川線に抜ける道路を、東御請線を作ったことにより、ネスレ日本株式会社島田工場のところの北側、東御請線とぶつかる交差点があって、閉ざされたことの代替の道路ということで進めているのですけれども、県の島田大井川線の事業がまだそれほど進んでいないということで、1年、2年遅らせてもとりあえず問題ないということで、これにつきましては今回は見送りさせていただいています。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) それぞれ減額されているものは結構あるのだけれども、これに対する影響というか、本当はここだけは優先順位からすると年度内にやりたい。しかし、内示率が悪くてとてもできないと。そういう影響はどの程度あると思っているのですか。 ○委員長(齊藤和人) 菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 影響というよりも、小刻みに少ないお金を少なく配分することによる事業の本数が増えて、事業の1本1本がなかなか進まなくなるというほうが悪影響が大きいという判断をさせていただいて、減額をせずに当初の計画どおりに進めるものについては進める、そういう方向で、完了に向けて進めるものと、若干足踏み状態になってもやむを得ない事業というものに分けて、今、配分させていただいております。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) 最後に、毎年言うのだけれども、この内示率を上げていくためにはどうしたらいいのか。最初に予算を上乗せして出すという、去年も同じことを言ったと思うのだけれども、そのようなことはできないと言うけれども、内示率を上げるためにはどういう活動、県とか国へ働きかけをしていったらいいのですか。 ○委員長(齊藤和人) 菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 島田市道路事業の要望として、概算要望が出そろった時点での8月、あと、概算要望が通った後の事業費を仕分けする秋口に国土交通省のほうには要望に行かせてもらっております。当市の道路事業の必要性を国の直轄事業、県の事業、あと市の事業について説明をして、事業についてたくさん予算を付けていただくようにお願いしているところですけれども、何せ毎年このような状況で内示率が低くなっているものですから、計画的にはあくまでも実施計画に沿って進めるということになると、今年できなかった分を来年さらに上乗せして要望していくということを進めていくと、なかなか内示ぎりに対して100%つける、国の予算も調達できないという中で、何とか国土交通省の予算も全部で6兆円で横ばいだったものが7兆円近くまで増えている状況なのですけれども、国土交通省の予算のパイを全体を増やしてもらうように、さらに同盟会等を通じて要望していったり、各市町で国に要望していって、国にたくさん予算を付けていただかなければ事業が進まない、事業の必要性を伝えていきたいと思っております。 ○委員長(齊藤和人) よろしいですか。 ◆委員(福田正男) はい。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  よろしいですか。  では、次に、歳入に移ります。  歳入16款国庫支出金、2項4目土木費国庫補助金、歳入17款県支出金、2項6目土木費県補助金、歳入23款市債、1項4目土木費について審査します。  予算に関する説明書は58・59ページです。  当局から補足説明があればお願いします。  菅沼建設課長。 ◎建設課長菅沼克章) 特に補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 特に補足説明はないということでございます。  委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いします。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 土木費の関係で、がけ地近接危険住宅移転事業費の補助金が国も県もあるのですけれども、先ほどの歳出でお聞きしてもよかったのですが、今回、補正で増額になっています。これは対象の物件が増えた等の理由があると思うのですけれども、それに呼応して、国、県も対応していただいているようですけれども、これはそういった状況が継続して発生した場合には、都度、申請することで、年度内においても必要に応じた予算増額は今後も可能という、そういうような扱いの歳入予算という理解でよろしいですか。 ○委員長(齊藤和人) 秋山建築住宅課長。 ◎建築住宅課長(秋山尚弘) まず、今回、補正をさせていただきましたこちらの国県の補助金につきましては、私ども市の予算の内示、要は、2月定例会へ提出をする段階で、ようやくお一人の方の移転先がほぼ決まったといった状況でございました。この方に対する移転先が決まらないと補助金額が決まらないものですから、私どもとしては、当初予算では上げておらなかったのですが、その移転先が決まったことに伴いまして、国と県に令和2年度の予算の中で何とか対応していただけないかといったお話をかけて、今回、内示を頂いたので、この6月の議会で補正予算として御提出申し上げたといったものがまず1点目でございます。  それから2つ目の御質問につきましてですが、今後出てきた場合に対応は可能かといったところでございますが、原則、現在このがけ地近接危険住宅移転事業につきましては、前年度、要は、除却または移転費ともに、この事業を着手する前年度に県へ要望を上げていって、その中でといった対応が原則になっております。ただ、県も、当然、各市町で要望が上がってきて、国からの内示を受けて、その中で実際に執行できないような事情が出てきた場合、では、島田市が急遽手を挙げたことによって採択をされる、要は、追加要望と言いますけれども、そうした形のものがとれないことは可能性としてゼロではないけれども、原則としては、先ほど申し上げたとおり、前年度に要望を上げておくというのがセオリーになっているといったところでございます。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 状況は分かりました。そういう中で、最大限早めにやっていただこうということで、令和2年度にこの事業を追加で予算化したという内容で理解させていただきました。ありがとうございます。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  よろしいですか。  それでは、議案第43号全体を通して何かありましたら、お願いいたします。  よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第43号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについて、原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 御異議なしと認めます。  よって、議案第43号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについては、原案どおり可決すべきものと決しました。  それでは、観光課長建設課長建築住宅課長下水道課長は、御退出ください。  次に、議案第55号 島田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例についてを審査いたします。  議案書は47ページから48ページです。説明書・参考は69ページから74ページです。  当局より補足説明があればお願いいたします。  天野危機管理課長。 ◎危機管理課長(天野裕継) 補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明は特にないということでございます。  委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  よろしいですか。  それでは、質疑がないようでしたら、採決いたします。  議案第55号 島田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 御異議なしと認めます。  よって、議案第55号 島田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第57号 財産の取得についてを審査いたします。  議案書は55ページ、説明書・参考は75ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) 補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明は特にないということでございます。  委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  よろしいですか。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 説明のところで75ページに、取得予定地の図面があります。今回はこの道路を挟んだ西方の広い土地の部分を市が取得するということですけれども、これはそこにありますKADODE OOIGAWAの営業用の土地になるということですけれども、もともとのそちらにも駐車場があるということで、それの駐車場機能を補完する意味があると思いますけれども、この土地の利用の可能性といいますか、どのようなもくろみで、当初、必要だから予定はしたと思うのですけれども、その点について、この土地を取得するということについての現時点の課題とか問題、そういったものは特にないということで事業を進められることと思いますが、その辺りの状況を少し教えてください。 ○委員長(齊藤和人) 田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) 回答になっているかちょっと分かりませんけれども、もともと高架下の駐車場をもう少し西側のほうまで広げて活用していく予定でした。そこで必要駐車台数を稼いでいこうという計画がございました。ところが、かなり西側に行ってしまうと、建物付近まで相当の距離をお客様が歩かなければいけないという課題がありました。そうした中で、今回、市で取得しようとしている土地の所有者の方たちから、活用してくれていいというようなお話を頂いたということで、それであればということで、今回、ここの駐車場を整備する計画に至ったという経過はございます。  あと、順を追って市で整備をしていけばよかったのですけれども、今回、土地開発公社で土地の先行取得をさせていただいて、整備までしたものを市が買戻しをするという形をとらせていただいたのですけれども、やはり地権者、土地の所有者の方たちが、せっかくおっしゃってくださっているものを市の予算を立ててから工事までという形になると、大分時間がかかってしまう、それから税控除の協議も時間がかかってしまうということで、土地開発公社の事業の中でこの駐車場を整備していただいたということです。その金額等々が確定したものですから、今回、市で買戻しの議案を上げさせていただいたということでございます。  実際に買戻しをする時期ですけれども、全ての建物が完成した後になってこようかと思いますので、恐らく10月頃に買戻しを実施するという形になろうかと思います。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 大変にいろいろと御苦労されて、地権者もあってのことだということで、内容は理解いたします。ここに来て、世の中が少し不安定な状況になっていますので、事業についてもいろいろと課題も当然多いことかと思います。この土地については、駐車場以外の使用、用途は当面考えていなくて、駐車場用にということでの整備で進んでいるということでいいですか。 ○委員長(齊藤和人) 田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) おっしゃるとおりです。駐車場として活用をしていくということになろうかと思います。  ただし、イベント等があったときには、この場所も使えるかなというふうに思いまして、通常の駐車場であれば、できた後に高架下なども見ていただくと分かるのですけれども、車止めをたくさん用意するのですけれども、できるだけ中央部分は車止めを使わないようにしています。周りの部分は車止めを置いているのですけれども、また、イベント等で活用ができるようにという配慮は一応しております。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 経営的にもいろいろな工夫がこれまで以上に求められることと思いますので、土地取得、また使用目的をどのようにするのかということについては、ぜひただいまお話ししていただいたような柔軟性を持った対応を今後いただきたいと思います。ありがとうございます。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  山本委員。 ◆委員(山本孝夫) 今、高架下の駐車場がもっと西のほうにあったのだけれども、遠いのでということで、そちらは一応計画どおり作ることは作るのですか。それともそちらを削ったのですか。
    ○委員長(齊藤和人) 田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) 一部エリアは縮めました。あと、必要台数を計算しまして、お借りした場所の一部は実は舗装をかけずに転圧だけという形で終わっています。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員。 ◆委員(山本孝夫) これ、前の議会でちょっと聞きました。これだけお金が、2億5,000万円のお金を動かして駐車場をします。KADODE OOIGAWAとのお話合いで、この駐車場の使用料の進展といいますか、そのようなものが何か変わったことの情報があれば教えてください。 ○委員長(齊藤和人) 田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) 交渉中でございます。 ◆委員(山本孝夫) 最後にもう1つ。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員。 ◆委員(山本孝夫) ちょうどこれ、囲うような施設になるのですが、お寺がありますね。ちょっと心配するのが、そのお寺との景色の状態で、こういった施設から見て、すぐ横にお寺があるというのは、なかなかプラスの要因には働かないような気がするのですけれども、この辺の囲いとか、そういったものの懸念、あるいはそういったところの対策、これはどのようにされていますか。 ○委員長(齊藤和人) 田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) マルシェのところから見ますと、建物の中からは実はお寺のほうは全然見えないような形になっております。それから、境のところにも塀を建てます。駐車場から歩いてくるところにも塀ができますので、お寺さんの景色はできるだけ見えないような形で工夫はしております。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員。 ◆委員(山本孝夫) お寺から何かそういった要望ですとか、困ったことですとか、そういったことは何か出ているのですか。あるいは、全く出ていない、心配御無用という状況でしょうか。 ○委員長(齊藤和人) 田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) 非常にありがたいことに、こちらのお寺、それから檀家からも、要望というのは全然出ていないというのが正直なところです。逆に、何か協力できるようなことがあればというようなお言葉も頂いているということで、非常に良好な関係で、今、事業を進めさせていただいております。 ◆委員(山本孝夫) ありがとうございます。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第57号 財産の取得については、原案のとおり可決すべきものに決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 御異議なしと認めます。  よって、議案第57号 財産の取得について、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第58号 市道路線の認定についてを審査いたします。  議案書は56ページ、説明書・参考は76ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  須藤すぐやる課長。 ◎すぐやる課長(須藤嘉久) 補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明はないということでございます。  委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 今回の市道路線の認定、寺ノ前沖島線ですか。確認ですけれども、これはKADODE OOIGAWAのところに建設すると聞いております歩道橋のことでよろしいですか。 ○委員長(齊藤和人) 須藤すぐやる課長。 ◎すぐやる課長(須藤嘉久) おっしゃるとおりで、レストランとマルシェをつなぐ市道ということで、もともとこの歩道橋を計画したときに、県の建築安全推進課のほうから、本施設を道路構造物として整備するためには道路法の道路とする必要があったため、市道に認定してほしいということで、県との協議で市道に認定するものであります。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 県からの要望で市道としたということですので、市道路線の認定はいつも出るのですが、一般的な道路で認定することが多いのですけれども、歩道を認定する場合、我々はそれが市道にふさわしいかどうかという判断をしなければいけないのですけれども、市のホームページにも載っているのだけれども、一般的に言われている市道の認定基準は、幅員が4メートルだとか、他の道路に接道しているですとか、行き止まりではないだとか、いろいろな条件が付されていますけれども、歩道に関してはその限りではないと思いますので、どういう条件だったら市道でいいかという、全部ではなくてもいいのですけれども、判断基準を持たなければいけない議会が聞くのもなんですけれども、特殊過ぎて、そこを調べても出てこないものですから、どのような判断基準で市道化を今回提案されているかということをちょっと教えていただけますか。 ○委員長(齊藤和人) 須藤すぐやる課長。 ◎すぐやる課長(須藤嘉久) おっしゃるとおりに、市道認定する場合は、車両が通る場合は4メートルという基準を設けております。今回の場合は、当市で、島田市市道認定等基準要綱というものを定めております。その中に、歩行者専用道路に当たっては、幅員2メートル以上であることということもうたわれているものですから、歩道橋専門の市道認定ということで、今回、認定をするものであります。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) そうしますと、気になったのは、ほかの歩道とこの道路の、道路というか、市道になるので道路なのだけれども、違いは何なのかというふうに思いまして、先ほどの説明でいけば、県からこれは特別に市道として作ってくださいということだとすると、ほかの歩道橋は、そういった市道の番号とかは付いていない、市道ではなくて、そこの道路の付属物として人が安全に通れるというような、信号だとかそういったものと同じような扱いなのかと思うのですけれども、そういった点での他の類似物との違いはどう理解をしたらいいのでしょうか。要は、管理状態、ほかのものは管理状態に置かれているかどうかというところが気になるところなのです。その点を教えていただきたいのです。 ○委員長(齊藤和人) 須藤すぐやる課長。 ◎すぐやる課長(須藤嘉久) 類似ケースですが、金谷南町にJRを横断している人道橋があります。そこが歩道と自転車、あとバイクも通ります。あと、特種東海製紙株式会社のところにある駅西陸橋、そこも両側に歩道橋が架設されております。パッと思い浮かべると、そういうものが市で管理している歩道橋だということで認識しております。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 市で管理しているということは、市道路線の番号が付いているということでの管理ということですか。 ○委員長(齊藤和人) 須藤すぐやる課長。 ◎すぐやる課長(須藤嘉久) 金谷のJRを横断している人道橋に関しては、市道名が付いているのですけれども、駅西陸橋に関しては、車道が通る場所と歩道橋が一体化にはなっていないのですけれども、今この場で別に市道名として認定しているかどうかというのは分からないものですから、また後日、藤本委員のところに連絡させてもらいます。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 内容は担当課で御確認いただければいいのですけれども、ちょっとこのことでいろいろと調べていたら、気になる記事があったもので、参考でお話ししたいのですけれども、奈良県奈良市の小学校の前にある歩道橋が、道路法の適用を受けていないものだから管理から漏れていて、45年間無管理だったということで、そのことが分かったものですから、急遽、使用中止をしたという記載がありました。管理をするために市道路線の認定も必要であるなら、全部やっていただく必要がないのですけれども、別な形で管理されているようでしたら、そこは問題ないかと思いますが、たまたまそういう事例がありましたものですから、今回の事例については問題はありませんけれども、ほかのところで管理すべきところにそういった漏れがないかというのは、少し注視していただけたらと思いまして、お話をさせてもらいました。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 須藤すぐやる課長。 ◎すぐやる課長(須藤嘉久) 今、建設課のほうでやっていただいている橋梁長寿命化事業、その中の橋梁の数として、駅西陸橋の両側の歩道橋もカウントされているものですから、市の施設だということで認識しておりますので、何か事故等があれば、市のほうで対応可能だと思われます。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第58号 市道路線の認定については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 御異議なしと認めます。  よって、議案第58号 市道路線の認定については、原案のとおり可決すべきものと決しました。  それでは、すぐやる課長は御退出ください。  次に、議案第60号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第5号)中、当委員会の所管に属するものについて審査をいたします。  それでは、歳出6款農業費、1項3目農業振興費、1項4目茶業振興費について審査します。  予算に関する説明書は15ページ・16ページです。補正予算概要書は1ページ・2ページです。  当局から補足説明があればお願いします。  堀井農業振興課長。 ◎農業振興課長(堀井直樹) 特に補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明は特にないということでございます。  委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  福田委員。 ◆委員(福田正男) これは財源の組み替えなのでしょうけれども、新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金(農業者版)と茶業団体への支援事業の新型コロナウイルス対策として、進捗状況が分かればちょっと教えていただけますか。 ○委員長(齊藤和人) 堀井農業振興課長。 ◎農業振興課長(堀井直樹) まず最初に、新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金(農業者版)の進捗状況ですけれども、これは商工課で所管している新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金の農業版ということで計上させてもらいました。現在のところ、要綱的には新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金と同じ要綱で実施しております。現在のところ、採択に至ったのは2件でございます。相談件数としては10件程度ありますけれども、50%以上の減収、中小企業者、商工業者ほど、実態としては農業者版の場合は50%を切るという件は今のところ中小企業者ほどなかったというような状況でございます。  それから、茶業団体への支援事業ということで、島田市茶業振興協会の事業で、新型コロナウイルスの衛生対策について、共同茶工場は5万円、1万円ということで衛生対策を推進してもらうということで交付金を充てさせていただいています。  現在の進捗でございますけれども、件数的には156件、対象工場がありますけれども、受付件数は87件、約6割弱ほど受付をして、そのうち59件を既に支払いを終えております。  状況につきましては以上です。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) 新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金(農業者版)で、今のところ、2件しか給付していないということですけれども、例えば売上が50%落ちていない人も、やっぱり2割、3割落ちている人がいるわけです。そういった救済措置というのはとれないですか。商工関係と一緒で、条件を緩和するとか、そういったことができないものかどうかと思いますけれども。 ○委員長(齊藤和人) 堀井農業振興課長。 ◎農業振興課長(堀井直樹) 新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金(農業者版)につきましては、2か月連続50%を切るということが条件になりますけれども、なかなか該当するケースが少ないという状況です。ただし、国の持続化給付金のほうには、救済方法が違うものですから、そちらで拾える方が何件かございました。そちらのほうへ御案内して、可能であれば給付を受けていただくというような御案内もしております。  それから、5割に満たなくても3割、4割という方もたくさんいらっしゃいます。農業者の支援事業につきましては、市の事業以外にも国の事業、一次補正、二次補正の事業で次期作の交付金とか、茶業関係では茶の消費拡大事業とか、そういったものが次々と打ち出されています。そういった事業を活用して支援を実施していく考え方でございます。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) 新型コロナウイルスがこれで終束するわけではないものですから、第2波、第3波、やっぱりこれからです。商工業者もそうでしょうけれども、農業関係の方も、ましてやお茶の関係は大変厳しい状況だというように聞いておりますので、その第2波、第3波に向けて、また新たな支援策をぜひ考えてもらいたいです。ですから、この農業者の10万円だけではなくて、農家、農業者に対してはいろいろな補助とか、いろいろメニューがあるのは分かっていますけれども、新型コロナウイルス関係でやっぱりこれから苦しい場面が結構出てくると思います。ですから、その点について新たな施策をぜひ考えてもらえればありがたいかなというように思いますけれども、いかがでしょうか。 ○委員長(齊藤和人) 堀井農業振興課長。 ◎農業振興課長(堀井直樹) 現在も様々なメニューはございますけれども、また国のほうも二次補正で2兆円の交付金事業も予定していると伺っています。またその中で必要な事業、支援事業、あるいは経済対策事業も検討していきたいと考えております。 ○委員長(齊藤和人) ほかにございますか。  次に移ります。次に、歳出7款商工費、1項2目商工振興費について審査します。  予算に関する説明書は15ページから16ページまで、補正予算概要書は1ページから4ページまでです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) 補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明はないということでございます。  委員の皆さんから質疑等がありましたらお願いいたします。  よろしいですか。  では、次に移ります。次に、歳出9款消防費、1項4目防災費について審査します。  予算に関する説明書は15ページから16ページまで、補正予算概要書は3ページ・4ページです。  当局から補足説明があればお願いします。
     天野危機管理課長。 ◎危機管理課長(天野裕継) 補足説明はございません。 ○委員長(齊藤和人) 補足説明はないということでございます。  委員の皆さんから質疑等がありましたらお願いいたします。  山本委員。 ◆委員(山本孝夫) この前の私の一般質問の中で、これから対策をどのようにするのですかという中で、間仕切りといいますか、ああいったものを準備したい旨の話がありました。それはこの中に含まれているのか含まれていないか、あるいは全然違う予算で考えているのか、その辺はいかがでしょうか。 ○委員長(齊藤和人) 天野危機管理課長。 ◎危機管理課長(天野裕継) 今回の補正の中には、全員協議会のときにも御説明したとおり、間仕切りに関するものは入っておりません。間仕切りにつきましては、国の二次補正が出てきたときに手を挙げようと思っております。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員、よろしいですか。  ほかにございますか。  それでは、議案第60号全体を通して何かありましたらお願いいたします。  山本委員。 ◆委員(山本孝夫) 今、農林業費、商工費、消防費の新型コロナウイルスに関する臨時の措置ということで、いろいろなお金が国のほうから出てきているわけなのですが、実際、これらが手当がどんどん来ているのだけれども、実際、住民の方から、ほかにこういうことをやってもらいたいとか、こういうところが困っているのだというような、いろいろな要望のようなものがいっぱい来るのではないかと思うのですが、それらの要望がこれらの対策でクリアできれば問題ないのだけれども、まだいろいろな要望の中で拾い上げてあげられないものは何かありますか。そういったニュースは入ってきませんか。ないと言えばないでいいです。要するに、こちらで心配しているのです。次から次にありがたいなと思っており、我々はこういうものについて反対する理由もないので、ぜひやってほしいというスタンスなのですが、それで住民の方も十分元気に仕事をしていただけるような環境が整っているのだったらいいのですが、まだまだそれが足りなくて、こういったものに困っているというようなことがあるのではないかと思うのですが、その辺はどうでしょうかということなのですが。 ○委員長(齊藤和人) 中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) これまで御要望いただいた、私のほうからは事業者ということになりますけれども、事業者の皆様からは、やはり新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金は売上が50%以上の減少がある場合ということにさせていただいておりますので、それよりも減少幅が少ない方、30%であったりとか、そういった皆さんが対象にならないかというようなお声が一番届きます。あとは、新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金で1か月の売上が30万円以上という形にさせていただいておりますが、その30万円まで少し届かないというようなお声を頂くことは継続的にはございます。  そういった中で、現在、そこのところを少し変えていくというよりは、先日、議決いただきました新型コロナウイルス感染症対策3密回避補助金の中で、売上要件であったりとか、業種であったりとか、そういったものが全てない状態で制度をさせていただいています。  ですので、同じ制度を緩和していくというよりは、違う制度を活用しながら事業者の皆様の経営環境を作っていくところを支援していきたいというような形で、今、対応させていただいていますので、来た言葉に対してすぐ答えられていることばかりではないかなとは思いますけれども、そういった考え方で進めさせていただいています。  また、感染拡大防止対策と社会経済活動の両立というフェーズに今入ってきておりますので、そういった中では経済の回復ということに対して支援が必要ではないかというような話はあるかと。ですので、そういった面で先日の一般質問の中でも、プレミアム付商品券とか、クーポンとかというキーワードも市長の答弁の中ではございましたけれども、そういったような経済の回復のフェーズというものに対して何か取り組むことができないのかということを、今、考えているところになります。  以上になります。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員。 ◆委員(山本孝夫) 要望になりますけれども、いろいろな給付金から漏れてしまった方々、それから、これから経済活動をもうちょっと活発にするためのてこ入れ等が必要になってきます。希望を言えば、躊躇なくその辺を後押ししてあげて、地域の方々の仕事をサポートしてあげられるような施策を打っていただきたいという要望ですが、言っておきます。 ○委員長(齊藤和人) よろしいですか。  福田委員。 ◆委員(福田正男) 関連して、今せっかく経済の活性、再生ということでお話が出たものですから、それに関連して、商店街の振興として、前々から私も話してありますけれども、キャッシュレス化を、今、国でも積極的に取り上げて、キャッシュレスなら何%還元するだとかということで今やっていますけれども、商店街の方たちがなかなかそのキャッシュレスに応じない人がいます。それは何がネックなのか、ちょっと分からないのだけれども、どういうふうに感じていますか。 ○委員長(齊藤和人) 中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) 国がキャッシュレスの還元事業を行いましたときに、いろいろな民間のキャッシュレス事業者も商店街の皆さんにこういった制度がありますと、こういったやり方がありますということで、いろいろな事業者が説明に来られておりました。その中でやはり取り組まれた方と取り組まれていない方というのは二極化しているのかというところでは聞いております。取り組まれていない方は、やはり現金決済から離れたくないというところがおっしゃっているところとして一番聞きます。決済した後に実際に現金が届くまでの期間が、やり方によっては非常に短く出てくるのですが、そういったところのタイムラグであったりとか、将来的に決済事業者から手数料であったりとか、振込手数料とかがとられるようになってくる機会があるのではないかということに対する懸念、あと、お客様の層が年配の方が多いということで、そういった皆さんは、現金であったり、シールを使ったポイントであったりというところを主に使われているので、お店としては今すぐ取り組まなければいけないという気持ちまではいかないと。こういった点が今直接聞いているところになります。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 福田委員。 ◆委員(福田正男) そういう理由はよく聞くのだけれども、いずれにしろ、すぐ現金化されるキャッシュレスもあるし、あと、いわゆるお年寄りの方も、今は小銭を持っていると邪魔になるとか、いろいろな対応ができるように、もう少し粘り強く商店街の商店主に話をしていただいて、これからグローバル化が、今、変な意味でかえってグローバリズムが悪くなってきているけれども、いずれにしろ新型コロナウイルス感染症が終束に向かい、ある程度ほかからのお客さんが来るようになってくると、当然、キャッシュレス化をやっぱり事前に、100%に近くなるまで、ぜひ粘り強く折衝していただければありがたいかなというふうに思いますけれども。 ○委員長(齊藤和人) 中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) キャッシュレス化については、今後ますます社会状況としても進んでいくのではないかということで考えております。すぐということを事業者の皆様にお願いするということではないのですが、機会をとりながら、例えばセミナーを開いてみたりとか、お話かけをさせていただいたりとか、徐々にそういった環境ができていくというような取組はしてまいりたいと考えております。 ◆委員(福田正男) お願いします。 ○委員長(齊藤和人) よろしいですか。 ◆委員(福田正男) はい。 ○委員長(齊藤和人) ほかはよろしいですか。  大関委員。 ◆委員(大関衣世) すみません、商工課のほうでいろいろな新型コロナウイルスの対策で補助金等の制度をやっていただいていると思います。時々いろいろなお店に行ったときに、新型コロナウイルス感染症対策3密回避補助金について、こういうものがあると言うと、知らなかったりというお宅もあったりしまして、いろいろな形でPRとか周知をされていると思うのですけれども、これは商工会議所とか、今どのような形でこういう制度があるという宣伝といいますか、PRをされているのでしょうか。 ○委員長(齊藤和人) 中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) 市が通常お知らせしています市のホームページ、また広報しまだでも新型コロナウイルス感染症対策3密回避補助金は掲載させていただきました。さらに、商工会議所、商工会にもお話をしまして、相談に来られている事業者であったりとか、会員の皆様に伝える機会において、新型コロナウイルス感染症対策3密回避補助金というものをお知らせいただけるようにお願いしているところであります。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 大関委員。 ◆委員(大関衣世) 分かりました。なかなかそこで受けてきたことを全ての皆さんがしっかり紙を見たりとかということも100%はないのかなというところで、知らなかったというところがあるのかもしれませんけれども、せっかく設けていただいた補助金の制度とか機会であったりしますので、結構お店の中の3密を防ぐための対策に関して、結構お金がかかっているのだみたいなところを聞くものですから、ぜひまたいろいろな機会を通して、私もここに来るたびにチラシを頂いていってお知らせしたりということをやらせていただいたりしているのですけれども、あまねく皆さんに制度があるということが行き渡るような形がいいのかなというふうに思いますので、これは要望ですけれども、ぜひよろしくお願いいたします。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) ありがとうございます。また制度の周知に御協力いただきましてありがとうございます。市としても、皆さんに知っていただけるように取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(齊藤和人) よろしいですか。  ほかはございますか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第60号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第5号)中、当委員会の所管に属するものについて、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 御異議なしと認めます。  よって、議案第60号 令和2年度島田市一般会計補正予算(第5号)中、当委員会の所管に属するものについては、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査は全て終了いたしました。  次に、3、その他に移ります。  当局から報告事項等をお願いします。  初めに、危機管理部から報告を行います。危機管理課、お願いします。  天野危機管理課長。 ◎危機管理課長(天野裕継) 危機管理課からは、2点御報告を申し上げます。  まず1点目です。今議会の一般質問でもコロナ禍での災害発生時の避難の仕方ですとか、避難所運営について御質問を頂き、答弁をさせていただいているところではございます。お手元に「コロナ感染を想定した避難所運営、避難の仕方【暫定版】」という資料を配付させていただきました。そちらを御覧ください。  冒頭の文章の部分でも触れておりますが、現在、県で、コロナ禍での避難所運営マニュアルを作成中でございます。7月の上中旬くらいには公表すると聞いております。  市では、それを受けて、市のマニュアルを改訂して、関係する市内の全部の自主防災会等々に説明をしていきたいというふうに考えておるところです。  ただ、そういう中でもいつ災害が起きるか分からないといった状況がありますので、今の段階での市のコロナ禍での避難所運営とか避難のあり方についての考え方を暫定版という形で作成して、5月下旬から6月の上旬に市内の自主防災会長・委員長会議がありましたので、その場でこの資料を配布して説明をさせてもらったということです。  中身については、一般質問の答弁でもありましたし、読んでいただければ分かるかと思いますが、最近はマスコミのほうでもこの件については、すごく報道、取扱いをされております。  まず1つ目の避難の形態を考え直すということで、今まで防災訓練というと、小学校とかそういう避難所へ避難するということが避難だというふうに長いことやっていた関係で思い込まれている方も多いと思いますが、そうばかりではないということで、家が安全なら家にいてください、あるいは知人とか子供の家だとか、そういったところ、縁故避難というふうな言い方もしていますが、そういったところへも避難してください。それからあと、地区の公会堂とか集会所、こうしたものが安全な場所にあるようでしたら、こういったところへ地元で開設していただいて、そこへ避難してください。あとは、感染を気にされるようでしたら、すごくお勧めするということではないのですが、車中での避難も避難の1つですといったことを、もう一度お知らせしていきたいというふうに思っています。  それから次に、今度は避難所運営、そうは言っても、避難所に避難される方は多いと思います。そうしたときには、避難者の体調を把握して、健康な人とそうではない人を分けるというようなことが必要だということです。  それからあと、当然、3密を避けるという意味で、避難所内のスペースをなるべく広げていく、拡大していく。体育館なら体育館の次に教室とかというふうに広げていくということでスペースを確保していきたい。  それから、一次避難所ばかりではなくて、二次、三次という避難所も開設をしていかなければならないというふうに考えております。  それぞれ実施に当たっては、いろいろな課題は当然ございます。できるものを使ってできる範囲でやっていくということが大事かなというふうに思っています。  それから、最後に、4番の市民の皆様へのお願いという部分です。ふだんからの体調管理、要は、感染しない新しい生活様式の徹底をお願いしていきたい。  それから2番目には、特に風水害の場合ですが、自分の家が安全な場所なのかどうかということを、いま一度把握をしていただきたいということです。  それから、備蓄のことも当然していただく。  それから、もし地震だとしたら、家具の転倒防止とか、そういった基本的なことを、いま一度実施していただきたいというお願いを書かせてもらいました。  この暫定版という資料につきましては、明後日、自治推進連絡会がございますので、そちらにも配布をしたいというふうに考えております。  次に、2点目です。2点目は口頭で御報告です。  今年度の市の総合防災訓練につきましては、日については8月30日で予定しております。ただ、新型コロナウイルスの関係がございますので、毎年やっている会場型の訓練、どこかの小学校とか中学校でやるような市が主催する会場型訓練は今回は実施をしません。  それぞれの自主防災会では、それぞれの自主防災会で計画をしていただくものですから、いろいろな訓練になろうかと思います。ただ、今回も自主防災会長・委員長会議でも御説明をしましたが、3密にならないような訓練に工夫してくださいというようなお願いをして、さらに、例えばこのような訓練がありますね、このような訓練ができますねということで、幾つか具体的な例示もして、自主防災会にはお願いをしてございます。  以上、危機管理課から2点の御報告です。 ○委員長(齊藤和人) 危機管理部からの報告が終わりました。  ただいまの報告について、質疑等がありましたらお願いいたします。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 御説明ありがとうございました。これを機会にちょっとお願いしたいことなのですが、先ほど、これまでの一次避難所ではなくて、身近なところとか、二次、三次の避難所をというお話がありましたが、私、前々から思っていたのですけれども、一次と二次という考えを、大変失礼ですけれども、行政側から見た場合、支援物資の供給で言ったらそうなのだけれども、逃げるということを考えると、住民目線から見ると、自分の家がゼロ次で、近いところが一次だと思うのです。二、三となっていくと、今の一次と呼んでいるところは、三か四かなというふうにも私は思うのです。生活者の目線でいくと。そうでないと、まずはどこと言ったら、近いところ、いきなり遠いところには行かないではないですか。いきなりひっくり返すのは、国全体の指針とかもあって難しいとは思うのですけれども、できたらそういうふうな発想の転換をしてもらうためには、思い切って呼び方とか考え方を変えるためにも、何かいい方法があれば、一度、課長のお力で検討していただいて、ぜひ部長にもお力を頂きながら、住民の頭をひっくり返してもらわないといけないと思うので、そういう考えで一度御検討いただけたらと思います。 ○委員長(齊藤和人) 天野危機管理課長。 ◎危機管理課長(天野裕継) ありがとうございます。大変参考になりました。  あと、実際に地元での避難の仕方を見てみますと、いきなり今私らが言っている一次指定避難所に行くのではなくて、例えば近くの公会堂へ1回集まってから、その後、学校へ行くだとか、あるいは、もうそこで安全だからと家に帰るとかというようなことをされているのが実情ではないかと思いますので、そういったことも踏まえて、呼び名をどうするかは少し考える必要はあると思いますが、参考にさせてもらいたいと思います。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) ほかはございますか。  よろしいですか。  それでは、危機管理課長は御退出ください。  続いて、産業観光部から報告をお願いいたします。  農業振興課、お願いします。  堀井農業振興課長。 ◎農業振興課長(堀井直樹) 農業振興課から、令和2年の市内の一番茶の生産状況について情報提供をさせていただきたいと思います。別紙の資料を御覧いただきたいと思います。  大井川農業協同組合の調査によりますと、荒茶生産量は、対前年比18%減の948トンと特に大幅な減産となりました。平均単価につきましては、昨年よりはよいものの、一昨年、平成30年並みの2,280円と、これも低い水準であり、減収減益という状況でございます。  これらは地域的な差もあり、特に初倉地区におきましては、みる芽刈りを進めたことから約3割の収量減。川根地域では、収量的には昨年並みで、単価は逆に2割強よかったということも聞いております。川根地域では、収量はやはり1割減で、単価は昨年並みというような地域差もございますけれども、トータルでは減収減益というような状況です。  このデータにつきましては、例えば今年廃業した茶農協などもございまして、その分の収量減も含まれてはおります。  全体的には依然として非常に厳しい状況にありまして、特に今年は新型コロナウイルスの影響で新茶生産ができないことなどにより、仕入れに慎重になったということも原因というふうに考えております。  この状況に対しましては、曽根議員の代表質問や、先ほどの福田委員の質問の答弁にもありましたように、市や国の交付金、給付金の補助事業を最大限活用して、持続できるように支援をしたいと思います。  特に具体的には、国の補正予算を利用しまして、お茶につきましては、茶販売促進緊急対策事業というお茶の消費拡大を図った公募型の事業があります。これにつきましては、島田市茶業振興協会で公募に手を挙げまして、このたび採択となりました4,300万円の事業費、これは国から直接頂くものですから、市の予算は通過しませんけれども、4,300万円の事業費でお茶を買い取って、それを消費拡大、宣伝、あるいは煎れ方教室とか、茶の商品開発、そういったものに事業を充てていくということで取組を予定しております。  また、国の同じく一次補正の次期作支援交付金という制度がございまして、これも市の会計を通さず、直接、次期作、来年の栽培について新たな取組をする、例えば土壌改良を進めるとか、いろいろな研修会を受けて技術向上を図る、そういった取組をすれば、取組面積当たり5万円、10アールあたり最大7万7,000円交付できるというような事業も公募型でございます。これも農業協同組合と共同で、市も担い手育成支援協議会を通じて、ここに手を挙げて、この事業にも取り組むということで、これはお茶も対象になりますし、野菜なども対象になります。そういった国の事業を最大限活用して支援をしていきたいというふうに考えております。
     農業振興課からは以上でございます。 ○委員長(齊藤和人) 次に、商工課、お願いします。  中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) お手元に資料を配付させていただきました新型コロナウイルス感染症に係る緊急経済対策事業の実施状況について御報告申し上げます。令和2年6月15日17時15分現在の数字になります。資料の上から順番に御説明させていただきます。  感染拡大防止対策としまして、感染拡大に伴う感染拡大防止協力金です。申請合計としては393件ということになりまして、この1週間ということで、②の前回からの増加分ということで8件の申請でした。おおむね申請については、もう落ち着いている状況ということで、7月末まで申請を受け付けているという形にしております。  2番目で、次亜塩素酸水の事業者等への配布につきましては、在庫が全てなくなりました。配布を終了しております。民間の状況を見ましても、アルコール消毒液等販売されてきているかというところでありますので、この配布については終了とさせていただいております。  3番目の新たに制度として始めました新型コロナウイルス感染症対策3密回避補助金です。こちらにつきましては、これまで10件で、87万6,000円の補助金を支給しております。  内容については、工事が3件で、物品購入が7件。また、事業者が行われた経費の内訳として、市内分としては9件で137万1,000円、市外分としては2件で65万3,000円の事業を行われています。1件は重複された部分がありましたので、合計すると11件と1件多くなっております。市外分につきましては、2件ともマスクとか消毒液を買われているというものがこの市外分の2件の内容になっております。全体としましては、網戸を付けたりとか、アクリルパネルを設置したりとか、空気清浄機を購入されたりと、こういった申請が今多い状況になっております。  問合せの中では、パソコンは対象になりますかとか、そういったような問合せも日々入っているような状況になります。  続きまして、資金繰り対策になります。  こちらは1番で経済変動対策貸付金利子補給金ということで、県が設けております貸付金制度に対する1年間無利子化するという制度になります。こちらは、ここ最近は申請が止まっているという状況になります。こちらが止まっているのが、国が県制度を活用しまして経済変動の貸付金制度を設けております。今回の国の二次補正でも4,000万円までを3年間無利子無担保で借りられるという制度がありまして、そちらのほうに皆さん申込が流れているという状況になります。  そちらの制度を使うには、この2のセーフティネット保証制度の認定というものを受けてからやられます。セーフティネットの認定につきましては、今、合計で603件の申請を頂いております。この1週間では43件、ほぼ危機関連保証というところで認定が来ているという状況になりますので、本当のピークの頃よりは、この認定の申請件数は減ってきましたけれども、まだかなりの件数が来ているという状況になっております。  この認定の保証制度の件数につきましては、リーマンショックの後に認定の申込があった件数をもう半分ぐらいの短い期間の中で超してきているということなので、広い業種で影響が出ているというのがあらわれている結果かというふうに思っております。  裏側を御覧ください。こちらは売上減少対策になります。 新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金になります。  こちらは合計で今、497件の申請を頂きました。全体としましては、飲食業が多いのですが、②の前回からの増加分の中で、業種としましては、飲食業が8件で、ほかの業種も製造業が4件であったり、建築・設計が8件であったりと、当初は飲食業が多かったのですが、今は逆にその他の業種のほうが多く申請を頂いているという状況になっております。こちらはやはり建築現場がなかなか動けなかったということや、車を中心としまして、製造のほうの稼働が止まったり、量が減ってきているということの中で影響してきている業種の範囲が変わってきているというのが、こういった中でもあらわれております。  続きまして、2の新型コロナウイルス感染症対策中小企業者家賃等応援給付金になります。  こちらは、先ほどの新型コロナウイルス感染症対策中小企業者応援給付金と同じ50%減の対象になりますので、申請件数につきましては、徐々に追いついてきているという状況になります。  ①の中の物件比率というところがあるのですが、賃貸が214件で53.2%、所有が188件で46.8%ということなので、徐々に所有の件数が増えてきておりますので、おおむね5対5に近い割合で申請が来ているというような状況になっております。  続きまして、雇用対策ということで、新型コロナウイルス感染症対策中小企業者雇用維持助成金になります。  こちらは、今、申請が0件です。こちらは国が二次補正の中で雇用調整助成金という国の制度の1日当たりの上限額を8,300円から1万5,000円にかさ上げをしました。あと、解雇をしていない場合は、これまでは10分の9の補助率だったものが、一律10分の10の補助率になってきたということになりますので、1日の給料が1万5,000円までの方は、解雇していない場合は国が全て助成するという形になりますので、市のほうに申請が上がってくるのが、解雇していない場合ですと1日当たり1万5,000円を超える休業の手当を払われている場合、もしくは解雇をした状態の中での休業手当を払われている場合というケースになりますので、国の制度拡張によりまして、市への申請件数は減ってくるのかなということは予想されます。現に申請が来ようとしていたのですが、国の制度拡張によって取り下げられるというような考え方を持たれた事業者もいらっしゃいましたので、今後は以前の見込みよりは少なめに推移してくるということで考えております。  商工課からは以上になります。 ○委員長(齊藤和人) 次に、内陸フロンティア推進課、お願いします。  田中内陸フロンティア推進課長。 ◎内陸フロンティア推進課長(田中義臣) 内陸フロンティア推進課から、大規模小売店舗(KADODE OOIGAWA)の新設計画に係る地元説明会の開催について御報告をさせていただきます。お手元の資料を御覧ください。  このたび、KADODE OOIGAWA建物設置者であるJAおおいがわから説明会を開催する旨の案内がありました。これは大規模小売店舗立地法に基づく事前協議が整い、設置者であるJAおおいがわが県に対して、5月下旬に届出書を提出し、その後、2か月以内に地元説明会を開催することになっていることから、今回の説明会の開催となりました。  なお、この案内通知は、昨日になりますけれども、6月16日に、KADODE OOIGAWAの建物から半径1キロメートルの範囲内の御家庭、事業所等、約1,700か所に対して、新聞折り込みにて配布されているというふうに聞いております。  少しだけ案内通知の補足説明をさせていただきます。  下の囲い、概要の中の4番、開店予定日のところを御覧ください。KADODE OOIGAWAの開店は、これまで御案内のとおり、11月を予定しております。しかし、ここでは開店予定日が令和3年1月23日となっております。これは大店立地法に基づく届出書には、届出日から8か月と1日の期間をあけて開店予定日を記載するというルールになっているためでありまして、実際には届出内容に問題等がなければ、11月には開店することができるということでございました。  また、届出書については、9月29日まで市役所の商工課で縦覧が可能となっております。この説明会はどなたでも出席することが可能ですので、もちろん議員の皆様も出席が可能という形にはなっております。お時間に都合がつく方はお出かけいただければというふうに思っておりますが、あくまでも地元住民の方々の御意見を伺う場となっておりますので、その辺のところを御配慮をお願いできればというふうに思います。  以上、内陸フロンティア推進課から御報告をさせていただきました。 ○委員長(齊藤和人) 次に、文化資源活用課、お願いします。  松本文化資源活用課長。 ◎文化資源活用課長(松本知保美) 文化資源活用課から、川越し街道賑わい創出事業につきまして、現在の状況を御報告させていただきます。お手元に資料をお分けしましたので、そちらを御覧ください。  平成29年度の文化芸術基本法の改正によりまして、それまでの文化財の保護・保存を第一に考えていくというものから、保護・保存をしながら賑わいを創出するために文化財を活用していくという考え方が加わったため、これを契機に、当市としましても、昨年度から文化資源活用課を新設し、これらの業務を実施しております。  昨年度には、島田市文化芸術推進計画策定に合わせまして、文化財の中で「島田さくらめし帯まつり弁当」を食べるなどをして、川越し遺跡をPRしましたり、和菓子バルを実施したりと、ソフト事業として、街道に賑わいを創出する事業を行いました。  令和元年度から2年度にかけては、川越し街道周辺賑わい創出基礎調査を実施しまして、文化財保護対象区分と補助金の活用について整理し、街道沿いの民家の所有者への意向調査や、その活用可能性について整理を行っております。  今回は、新型コロナウイルス拡大に伴う景気の低迷を回復させるため、令和2年度島田市川越し街道周辺賑わい創出コンサルティング事業業務委託を行うこととして、基礎調査をもとに近隣でエリアのリノベーションをして賑わい創出に成功した実績のある民間業者の活力を使用する方針を決定いたしました。  お手元の資料の中ほどにあります図面が、活用の可能性が高い土地建物でございます。赤の箇所が市の所有、黄色の箇所が民間の所有です。県内外からの集客を目的として、これらの古民家をリノベーションした宿泊施設や飲食店などを令和5年度にオープンするスケジュールとしています。  5月に地元自治会役員の説明を行いましたところ、賛成意見もあり、期待感を持っているという方もいらっしゃいました。6月に入りまして、川越し街道の関係団体への説明を行いましたが、反対意見の方もいらっしゃいましたし、様々な御意見を頂いておりますので、今後の地元住民への説明も含めまして調整していく考えでございます。  今回のコンサルティング事業業務委託につきましては、企画だけではなく、実際に事業を実施することをシミュレーションする内容で、川越し街道全体の活用計画、活用不動産の活用方法の明示、宿泊施設、飲食施設のほか、誘客施設の明確化と賑わい創出のエリアマネジメント、施設の改築・新築プランの作成、イニシャルコストとランニングコストの算出、事業収支の作成等で、実用性、信用性の高いものとしていきます。  今後、直近では、関係各課と協議をし、文化財保護関係団体への説明等を行う予定でおります。  議員の皆様には、今後も進捗状況を御報告させていただきますので、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。  以上、説明申し上げました。 ○委員長(齊藤和人) 産業観光部からの報告が終わりました。  ただいまの報告について、質疑がありましたらお願いいたします。  よろしいですか。  大関委員。 ◆委員(大関衣世) 新型コロナウイルスの緊急経済対策の資料の3番目の新型コロナウイルス感染症対策3密回避補助金の見方なのですけれども、申請の合計が10件で87万6,000円、その内訳が9件の137万1,000円と2件の65万3,000円の合計ではなく……。すみません、その辺を教えていただければ。 ○委員長(齊藤和人) 中村商工課長。 ◎商工課長(中村広史) 分かりにくくてすみません。まず、申請合計件数については10件、その内訳については、その下の内容と書いてあります3件が工事として来ておりまして、物品購入が7件あったということで、全体としては10件です。  それぞれの事業において、例えば工事であれば、実際には15万円分の工事をすると、その3分の2の補助率で10万円の補助金が出てくる。この場合、申請合計にある87万6,000円は10万円の補助金の額の積み上げになります。補助対象経費の内訳にあります137万1,000円につきましては、15万円、もともと工事をやった部分の金額ということで動いたお金が書かれています。  申請によっては、1つの申請で市内で物品を買われて、市外でも物品を買われたケースがあるものですから、それで市内分と市外分を足したときに、両方で購入されたものが1つありましたので、足し算をすると11件になってしまうのですけれども、実質の申請件数については10件という形になります。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 大関委員。 ◆委員(大関衣世) 交付した金額の合計が10件で87万6,000円ということ。はい、分かりました。ありがとうございます。  すみません、続きまして……。 ○委員長(齊藤和人) 大関委員。 ◆委員(大関衣世) 最後の文化資源活用課の御報告ですけれども、私は地元に住んでおりますので、いろいろな方からいろいろな御意見を聞く機会もあります。課長の御報告の中で、反対意見もありましたというお話があったのですけれども、私の聞く限りでは、賑わいが生まれることに関して、それにはいいことだよという意見が多く聞くのですけれども、いろいろな思いだとか御意見はあると思うのですけれども、反対の御意見の中にはどのような表現の御意見があったのか伺っておこうと思います。 ○委員長(齊藤和人) 松本文化資源活用課長。 ◎文化資源活用課長(松本知保美) 申し訳ありません。反対というか、明確な賑わいを創出することでの反対ということはございませんでした。ただ、リノベーションをしていく中で、市の所有しているところもゆくゆくはリノベーションをして、今、川越し茶屋だとか、博物館の分館がございますので、そこもリノベーションを考えていこうと思っています。その中で、やはり現在そこで活動している関係する団体だとかがありますので、その方たちがそこを出ていくというか、一旦出ていくということもあるものですから、そういった中で「少し反対がありました」という表現になりました。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 大関委員。 ◆委員(大関衣世) ありがとうございます。そういう関係の団体だとか市民グループの方たちからも、いろいろなお話を聞く機会がございまして、突然のお話と言えば突然のお話だったのでみたいなことは、皆さんの中に印象としてあるのですけれども、よく変わっていくということに対して反対の意見はなく、やはり15年、20年近くそこで活動をしてこられた皆様の思いだとかというものも、リノベーション後もつなげていってあげていただきたいなという思いもありますし、また、活躍をしていっていただきたいというお気持ちも当事者の方々の中にたくさんありますので、そういった方たちの活動をまた広げてあげられるような展開になっていけば一番いいかなというふうに思いますので、どうかその辺はよろしくお願い申し上げます。これは先日も課長にいろいろとお話をさせていただいた部分でございますけれども、地元、住んでいる方が実際にいる、また住んでいる方たちを巻き込んでの賑わいの創出になっていくような事業かなというふうに思いますので、ぜひ住んでいる方たちの思いをいろいろと汲みながら進めていっていただけたらなというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) 松本文化資源活用課長。 ◎文化資源活用課長(松本知保美) ありがとうございます。ぜひ住んでいる人も外から来る方も一緒にお互いにいい関係を築きながら成功させたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。 ○委員長(齊藤和人) ほかにございますか。  よろしいですか。  それでは、農業振興課長、商工課長、内陸フロンティア推進課長文化資源活用課長は、御退出ください。  その他、当局の皆さん、何かありましたらお願いいたします。  次に、委員の皆さんから、委員会として確認しておきたい事項等がありましたらお願いいたします。発言に当たっては、その問題について委員会内で共通認識を持ち、委員間討議につなげていきたいと思いますので、発言の趣旨を簡潔に御説明ください。なお、質疑につきましては、委員会として必要と認められるものに限らせていただきます。必要ではないと判断したものは、後日、担当課に直接お問合せくださいますよう、委員の皆様の御協力をお願いいたします。  もし何かありましたらお願いいたします。  山本委員。 ◆委員(山本孝夫) 部長がお三方いるので、ちょっとお伺いしたいのですが、今、新型コロナウイルスのことでいろいろ給付金等もあって、国主導で地域を安全に、あるいは活発に再生しようという動きをしていますけれども、各自治体で、当然独自に活性化も、経済をまた元へ戻すための活動をやっていくと思うのですが、今、島田市が、部長の方々が市長も交えていろいろ作戦を練っておられると思うのですけれども、具体的なことはまだ言わなくもいいのだけれども、どういう形、どういう方面でやっていこうというようなことで話は出ているのですか。 ○委員長(齊藤和人) 山本委員から議題として出されましたけれども、私は委員会での共通の認識が必要であると考えますので、それを許可いたします。  では、谷河部長、お願いいたします。 ◎産業観光部長(谷河範夫) 緊急の経済対策については、今まで第1弾から第3弾までやらせていただきました。今後のということになると思いますけれども、先ほど、商工課長も言いましたように、今後はアフターコロナ、第2波、第3波というのは当然あるのですけれども、新型コロナウイルスが終束した後の経済回復ということで、感染防止対策と社会経済対策の両立というところのフレーズを大事にして対策を打っていきたいと。簡単に言うと、第4弾についても、当然そこらを考えながら検討していきたいと思います。  先ほど来言っているように、二次の補正の中で、臨時交付金2兆円が配分されるということがありますので、そこら辺を財源にしながら、少し独自の対策について、スピーディーに対応していきたいというふうに思っております。  以上です。 ○委員長(齊藤和人) お二方、何か発言ございますか。よろしいですか。  ほかに何かございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) なければ、閉会中継続審査・調査についてお諮りいたします。  委員会条例第37条の規定により、議会閉会中もなお継続して審査・調査を行う旨、議長に申し出たいと思いますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 御異議なしと認めます。  よって、議会閉会中の継続審査・調査について、議長に申し出ることといたします。  次に、本日の常任委員会の委員長報告については、委員長、副委員長に一任とさせていただいてよろしいでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(齊藤和人) 最後になりますが、次回委員会の開催予定ですが、8月3日月曜日の午前9時30分から行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、以上をもちまして、経済建設常任委員会を終了いたします。お疲れさまでした。                                閉会 午後3時18分...