島田市議会 2020-02-26
令和2年2月定例会−02月26日-02号
令和2年2
月定例会−02月26日-02号令和2年2
月定例会
令和2年2月
島田市議会定例会会議録
令和2年2月26日(水曜日)午前9時30分開議
出席議員(18人)
1番 大 関 衣 世 議員 2番 河 村 晴 夫 議員
3番 大 村 泰 史 議員 4番 齊 藤 和 人 議員
5番 伊 藤 孝 議員 6番 横 山 香 理 議員
7番 藤 本 善 男 議員 8番 村 田 千鶴子 議員
9番 曽 根 嘉 明 議員 10番 桜 井 洋 子 議員
11番 杉 野 直 樹 議員 12番 佐 野 義 晴 議員
13番 大 石 節 雄 議員 14番 福 田 正 男 議員
15番 森 伸 一 議員 16番 山 本 孝 夫 議員
17番 清 水 唯 史 議員 18番 平 松 吉 祝 議員
欠席議員(なし)
説明のための出席者
市 長 染 谷 絹 代 副 市 長 萬 屋 正
〔9番
曽根嘉明議員登壇〕
◆9番(
曽根嘉明議員) 本会議において
厚生教育常任委員会に付託されました議案の審査結果について報告いたします。
当委員会は、令和2年2月17日月曜日、午前10時18分から、委員及び
関係部課長出席のもと開会いたしました。
審査結果につきましては、お手元に配付いたしました
委員会報告書のとおりであります。
審査の内容につきましては、議案第4号 令和元
年度島田市休日
急患診療事業特別会計補正予算では、
債務負担行為とする
委託業務の内容について、議案第7号 令和元
年度島田市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算では、負担金の増額理由について、委員からの若干の質疑がありましたが、当委員会では、所管に属する全ての議案は、
全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、その他として所管課からの
報告事項があり、まず、
こども未来部子育て応援課から、令和2年度の
放課後児童クラブの
運営委託については、2月末をめどに
シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社静岡営業所と契約を締結し、本年4月1日から運用開始に向けて進めていること、及び第2期島田市子ども・
子育て支援事業計画の
パブリックコメントでいただいた2人からの意見は、計画を運用していく際の検討課題としていくことの報告がありました。
続いて、
教育部教育総務課から、
学校施設跡地利活用にかかわる状況について、また、今後の
跡地利活用の検討内容について、議会へ必要に応じて報告するとのことでした。
博物館からは、
島田宿大井川
川越遺跡整備計画基本計画(案)の
パブリックコメントを、令和2年2月20日から令和2年3月21日まで実施するとの報告があり、
当該計画案の概要説明がありました。この説明に対して、
史跡指定地の
固定資産税の減免についてなどの委員から若干の質問がありましたが、報告は省略いたします。
次に、委員から確認事項として、
新型コロナウイルスへの対応について、その周知方法の考え方について質問があり、
健康づくり課から、ホームページに情報を掲載するほか、
広報紙等への掲載を考えているとのことでした。
このほか、
市民病院の対応について幾つか質問がありましたが、報告は省略いたします。
ここで暫時休憩し、
当局退席後に、
所管事務調査の
最終報告の作成と、本日行う
委員長報告は正・副委員長に一任させていただくことを決し、午前10時59分に閉会いたしました。
以上で、
厚生教育常任委員会の報告といたします。
議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(
村田千鶴子議員) 次に、
経済建設常任委員会の報告をお願いいたします。
清水委員長。
〔17番
清水唯史議員登壇〕
◆17番(
清水唯史議員) 本会議から
経済建設常任委員会に付託されました議案の審査結果について報告いたします。
当委員会は、2月17日午後2時19分から第3
委員会室において、
委員全員と
関係部課長出席のもと開催いたしました。
審査結果につきましては、お手元に配付いたしました
委員会報告のとおりであります。
なお、この中で、主に議論がありました点について報告いたします。
初めに、議案第8号 令和元
年度島田市
水道事業会計補正予算について、
水道課長から、
天神原配水池の使用されていない旧配水池の解体及び新配水池の建設、現在使用中の配水池の解体の3事業が、当初の
予算計上時の4年間の予想より短く3年間で完了する見込みとなったため、令和3年度までの継続費に変更され、また継続費の年割額については、契約額による減額に今後の変更を見込んだ額をプラスし、3年間の工期に合わせて変更されたとの補足説明がありました。委員からの若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。
その他議案に対しましては、若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。
続いて、その他に入り、当局からの報告はなく、委員から
新型コロナウイルスの
感染拡大に伴い、中国の産業停止に
島田市内への影響の
情報収集についての質問がありました。
商工課長から、市内の事業者からは商工課並びに
産業支援センターには連絡はないが、14日の
新型コロナウイルス感染症に対する閣議決定の中で、マスクの増産体制を図るための設備の補助金が含まれている情報があるとの報告がありました。
また、静岡県において、
経済変動対策貸付(
新型コロナウイルス感染症対策枠)が設置され、2月12日から受け付けが開始されているとのことでした。
また、
市内金融機関において、1つの
金融機関で
新型コロナウイルス感染症に伴う相談窓口が開設され、2つの
金融機関が
緊急支援資金の融資の制度が設けられたとの報告がありました。その他
市内企業においても、中国からの影響が懸念されているとのことでした。
次に、1月20日、21日に実施されました
所管事務調査における、福岡県田川市と大川市での視察に対しての各委員からの意見を報告していただき、各意見を当委員会の所管の報告としていくことを、
委員長並びに副委員長に一任させていただきました。
最後に、
常任委員会の
委員長報告につきましては、
委員長並びに副委員長に一任させていただくことを決し、午後3時6分、
経済建設常任委員会を閉会いたしました。
以上、
経済建設常任委員会の報告といたします。
○議長(
村田千鶴子議員) 次に、
総務生活常任委員会の報告をお願いいたします。
平松委員長。
〔18番
平松吉祝議員登壇〕
◆18番(
平松吉祝議員) 本会議において
総務生活常任委員会に付託されました議案の審査結果について報告いたします。
当委員会は、令和2年2月18日火曜日、午前9時43分から第3
委員会室において、
委員全員と
関係部課長出席のもと開会いたしました。
審査結果につきましては、お手元に配付いたしました
委員会報告書のとおりであります。
特別な議論もなく、採決の結果、議案第3号 令和元
年度島田市
土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第11号 島田市
行政組織条例の一部を改正する条例については、
全員賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
市民協働課長から、やまなかおたすけプロジェクトの施設について、この事業は、中山間地で
公共施設を利用した店舗を開設して、買い物や
健康相談を通じて、生きがいと質の向上を図るという目的で実施されるものであるとの報告がありました。委員から、地域全体や地域でいろいろな商売をされている方々のことも考えてと意見がありました。
次に、
環境課長から、島田市
一般廃棄物処理基本計画(案)にかかわる
パブリックコメントの実施と、島田市
一般廃棄物最終処分場の経過と現状について報告がありました。詳細は省略いたします。委員から、2年間の
モニタリング調査を行い、基準を上回った場合について質問がありました。
環境課長から、県に提出する時期が延びるとの答弁がありました。
次に、
資産活用課長から、
公募型プロポーザル方式による島田市
公共施設への
電力供給等業務実施事業者への選定について説明がありましたが、詳細は省略させていただきます。委員から、環境に対するほうに重心を置くのか、
コスト削減のほうに重心を置くのかという質問に対し、50%ずつのウエートを置きたいとの答弁がありました。
次に、その他といたしまして、委員より、
新型コロナウイルスについて議題が出され、
市長戦略部長から、今までの取り組みと今後の考え方について説明がありましたが、詳細は省略させていただきます。
ここで暫時休憩し、
当局退席後の
所管事務調査を議題とし、これまでの調査・研究を経て、
最終報告をすることについて討議いたしました。さまざまな意見が出ましたが、次回委員会において
最終報告をまとめることといたしました。
最後に、
委員長報告作成の一任を決し、午前10時54分に閉会いたしました。
以上、
総務生活常任委員会の報告といたします。
議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(
村田千鶴子議員) 以上で報告は終わりました。
暫時休憩いたします。ただいまの
委員長報告に対する質疑の通告の締め切りは、午前9時50分といたします。なお、
通告一覧表の配付は省略いたします。
休憩 午前9時48分
――――――――――――――――――
再開 午前9時50分
○議長(
村田千鶴子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第1、議案第1号を議題といたします。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第1号を採決いたします。
本案は、
委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
村田千鶴子議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第2号から日程第7、議案第7号までの6件を
一括議題といたします。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより、議案第2号から議案第7号までの6件を一括して採決いたします。
議題の6件は、
委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
村田千鶴子議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第7号までの6件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第8号及び日程第9、議案第9号を議題といたします。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第8号及び議案第9号を採決いたします。
議題の2件は、
委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
村田千鶴子議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号及び議案第9号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第10号から日程第12、議案第12号までの3件を
一括議題といたします。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより、議案第10号から議案第12号までの3件を一括して採決いたします。
議題の3件は、
委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
村田千鶴子議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号から議案第12号までの3件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第13号及び日程第14、議案第14号を議題といたします。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第13号及び議案第14号を採決いたします。
議題の2件は、
委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
村田千鶴子議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号及び議案第14号は原案のとおり可決されました。
――
――――――― ◇ ―――――――――
△議案第15号〜議案第38号及び報告第2号の上程、説明
○議長(
村田千鶴子議員) 次に、日程第15、議案第15号から日程第38、報告第2号までの24件を
一括議題といたします。
これより、市長の令和2年度施政方針並びに提案理由の説明を求めます。
染谷市長。
〔市長
染谷絹代登壇〕
◎市長(
染谷絹代) 令和2年第1回
島田市議会定例会に提出しました令和2
年度島田市
一般会計予算を初めとする諸議案を御審議いただくに当たり、今後の
市政運営に対する私の所信を申し上げ、
議員各位、市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。
新しい令和の時代が幕をあけ、早いもので2年目を迎えております。昨年の
ラグビーワールドカップ2019の余韻冷めやらぬ中、いよいよことしは2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催を迎えます。スポーツを介して日本が一つになり、また、世界から日本に注目が集まる、まさに明るい幕あけであります。
一方、令和元年末に公表された昨年1年間に誕生した新生児の推計値は、86万4,000人と初めて90万人を割り込むものとなり、国民に大きな衝撃を与えました。
また、自律的で持続的な社会の創生を目指すまち・ひと・し
ごと創生総合戦略を国が打ち出し、5年余りが経過しています。それでも地方における人口減少は加速を続け、東京一極集中の傾向はむしろ強まるばかりであります。
このような局面でこそ、地域の強みを余すことなく活用し魅力的なまちをつくる、市民が真に求めていること、すなわち
市民ファーストの
まちづくりを進めていく、このような揺るぎない強い決意が、市民に一番近い立場にある我々
基礎自治体に求められているのではないでしょうか。
就任から早7年、厳しい現実から目をそらすことなく、私は
市民生活を守り抜く強い信念を持ち、
市政運営のかじをとり続けてまいりました。
孤独になりがちな子育て中の母親やひとり暮らしの高齢者など、社会的に弱い立場にある市民に温かな光を注ぐことは、私の政治理念の根幹であります。これは、世界的な共通認識である持続可能な開発目標「SDGs」が掲げる「誰一人取り残さない」の考えに通ずるものがあります。
私が重きを置く子育て施策を例に挙げれば、子育て中のパパ・ママの一番身近な窓口として子育てコンシェルジュを配置し、母子保健に関する総合窓口として子育て世代包括支援センターてくてくを設置しております。
そして、昨年4月には、県内で初めてフィンランドの制度を参考とした島田市版ネウボラを開始しました。これは、母子手帳発行時、母親一人一人に担当保健師を配置し、子供の成長に合わせて継続的に支援するものであります。同じ保健師が継続的にかかわりを持つことで、これまで以上に相談しやすい関係が築けることを最大の特徴としています。
このような当事者の立場に寄り添ったさまざまな施策を重層的に展開することに加え、新たな保育所の設置や多子世帯に対する保育料無償化など、物心両面から子育て世帯やこれから子育てを始めようとする市民をサポートしてまいりました。
こうした成果が実を結び、人口減少のスピードが緩やかになり、国立社会保障・人口問題研究所が分析した島田市の最新の人口推計値は、5年前に比べ上振れしています。特に30代と10歳未満の年齢における社会動態が5年連続で転入超過となっていることは、子育て支援を初めとした島田市の総合力が評価された結果であると自負しております。
また、島田市の発展を支えていただいた高齢者の皆様にも、住みなれた地域でいつまでも生きがいと活力のある毎日を過ごしていただけるよう、しまトレや居場所づくりの支援といった介護予防を重点的に展開してまいりました。
そして、昨年末には、このまちがさらにステップアップするための次なる一手として、デジタル変革の推進を宣言いたしました。これは、「市民サービス」、「行政経営」、「地域・産業」の3つの分野において、デジタル技術の活用により住民の福祉の増進を図るものであります。令和2年度は、その第1段階として、市民の暮らしの利便性を重点的に高めてまいります。
その具体的な取り組みとして、市民のデジタル活用を支援する体制を整えてまいります。マイナンバーカードの取得や防災メールの登録など、現場レベルでの支援を行うことで、より多くの市民にデジタル技術の利便性をまず肌で感じていただきます。
また、昨年末に文部科学省が打ち出した
GIGAスクール構想に合わせ、市内全ての小・中学校に児童・生徒1人1台のパソコンと高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備してまいります。Society5.0時代を生きる子供たちが未来の島田を、日本を担う人材となるよう、全ての子供が等しく学ぶことのできる環境を計画的に整えてまいります。
そして、このようなデジタル変革の取り組みを力強く推進するための専門部署として、令和2年度から
市長戦略部内にデジタルトランスフォーメーション推進課を新たに設置してまいります。
さらに、明るい未来を開くために、私が1期目の任期から不退転の決意で取り組んできた重点プロジェクトについても、順次、その花が開くときを迎えようとしています。
昨年11月市議会定例会において、新病院の名称を島田市立総合医療センターとすることを正式に決定した
市民病院につきましては、いよいよその姿が見える形になってまいりました。市民の安全・安心のとりでとして、また、志太榛原保健医療圏における中核的医療機関として、そして、有事における災害拠点病院として、多方面から大きな期待が寄せられています。
また、医師の確保についても、3月から産婦人科に、4月から眼科に常勤医師の着任が決定いたしました。令和3年5月の開院に向け、さらなる医師の確保に努めるなど、準備に全力を注いでまいります。
インターチェンジ供用開始から8年、周辺地区開発の構想から7年、ついに新東名島田金谷インターチェンジ周辺エリアが、島田市の稼ぐ拠点として実働するときを迎えます。
大井川農業協同組合、大井川鐵道株式会社、中日本高速道路株式会社、そして島田市の4者連携により進めてきた賑わい交流拠点については、名称をKADODE OOIGAWAに決定し、昨年末には建築工事に着手しています。そして、いよいよ11月には開業を迎えます。大井川流域観光拠点やマルシェ、レストランなどが、大井川流域の農業と交流のランドマークとして地域産業を力強く牽引いたします。
また、大井川鐵道の新駅開設についても、順調に調整が進んでいると聞いています。新駅開設は、1985年の日切駅開業以来35年ぶりとのことです。
そして、企業誘致につきましても、堤間地区の第1期分譲2区画が完売、自動車関連企業の進出が決まりました。今後も堤間地区・牛尾山地区で工業用地を分譲し、都市的土地利用を進めてまいります。
建築から57年が経過し、災害時における防災拠点確保の観点などから建てかえを判断した市役所本庁舎については、現在、基本設計を進めています。ワークショップなどにより市民の御意見を取り入れ、市民の皆様が訪れやすい開かれた市役所としてまいります。
令和5年夏の完成に向けて、令和2年度には実施設計へとステージを上げ、令和3年度には工事に着手、着実に進展を図ってまいります。
陸上競技場トラックとされていた整備方針を、私が市長就任後に見直した田代の郷の土地利用については、市民アンケートやワークショップを踏まえ、より多くの市民が利用できる多目的スポーツ・レクリエーション広場に方針を転換いたしました。県内最大級の大型複合遊具を備えた広場が、島田ゆめ・みらいパークとして、いよいよこの3月にオープンを迎えます。12年目を迎える伊太和里の湯とあわせ、伊太田代の地を子供から高齢者までが満足できる健康増進、レクリエーション、子育ての先進エリアとしてまいります。
私は常々、市役所は究極のサービス業を営む会社であり、島田市の未来のために投資する市内最大の投資会社であると申し上げてまいりました。この変わらぬ信念を幾多の困難を乗り越える原動力とし、このような成果を生んでまいりました。今後も、この信念に基づき、市民の皆様の満足度を高めるため邁進してまいります。
新市誕生から15年、川根町との合併から12年、それぞれの地域が持つさまざまな資源、脈々と引き継がれてきた歴史、大井川を代表とする豊かな自然、そして、この地に暮らす皆様の思い、これらを融合させることで、新しい島田市のアイデンティティーを確立してまいりました。
そして、私が指揮をとり策定した第2次島田市総合計画に沿った
市政運営は、3年目を迎えます。将来像「笑顔あふれる安心のまち島田」、これを支える7つの政策を打ち出し、このまちに暮らす人々の幸福度の向上の実現と、根底に流れる縮充の考えを
市政運営の柱としています。
さらに、ことし3月に策定する第2期島田市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略では、第1期の課題等を踏まえ、一歩踏み込んだ4つの基本目標を打ち出し、持続可能な暮らしやすい
まちづくりを進めてまいります。
現状に満足せず、常に市民の声に耳を傾け、市民に寄り添った施策を展開することが、このまちならではのよさを引き出し、さらに、このまちに暮らす人々のよさが際立つ、持続可能な
まちづくりにつながるものと確信しております。
新しい時代が始まった今こそ、私たちはこのまちを後世に引き継ぐことを再認識しなければなりません。また、活力あるまちであり続けるためには、市民の総力を結集した
まちづくりを展開していかなければなりません。未来の島田のために、私がこれからつなげていくものを御紹介いたします。
1つ目は、「ここにしかない環境を後世につなぐ」です。
今日の島田市の発展は、水と緑といった自然環境に支えられてきました。また、都会と田舎のちょうどよい融合から成る住みよい生活環境は、私たちの毎日の生活を穏やかに包んでくれています。
持続可能な社会を目指すためにも、SDGsに掲げられた環境との共生、そして、低炭素社会の実現は、恵まれた自然を享受する私たちの責任なのではないでしょうか。
そのためにも、豊かな、ここにしかない自然環境を守り、気候変動に配慮した再生可能エネルギーを有効活用する取り組みを引き続き進めてまいります。
また、
リニア中央新幹線トンネル工事の大井川水系に与える影響が大きな課題となっています。
リニア中央新幹線は、日本経済発展の起爆剤として立ち上がった国家プロジェクトです。その整備を願う声と、私たちの生活や経済活動の根源である大井川の水の恵みを後世につなぐ、この私たちの思いを両立させなければなりません。
市域の真ん中を大井川が貫く島田市は、大井川の地元中の地元であります。静岡県を中心に周辺市町、利水者とオール静岡態勢で臨んでいる命の水を守る取り組みにおいても、協調性を持ちつつも責任を持った発言が求められる立場にあると、今改めて強く感じております。
また、市域の3分の2を占める森林は、このまちの、そして、日本の財産であります。水資源の涵養や二酸化炭素の吸収など、地球環境の保全になくてはならない機能を持つこの財産を未来につなげていくことは、青い地球に生きる私たちの責務であります。
かつて大井川流域の森林資源と水運を生かした木材産業により、国内有数の木都として反映した歴史を振り返り、いま一度、木材を再生可能な資源として見詰め直すことで、「育て、活用し、また育てる」、林業の再生も推進してまいります。
2つ目は、「ここにしかない文化を後世につなぐ」です。
島田市には、先人たちから受け継いだ大井川川越遺跡、諏訪原城跡といった、世界に誇る文化財を初め、蓬莱橋、大井川鐵道、島田大祭、金谷茶まつりといったオンリーワンの文化資源にあふれています。
昨年、宮城県大和町で実施されている島田髷を由来とした島田飴まつりととある縁に恵まれ、その祭りに参加させていただきました。島田髷が遠く離れた東北の地で飴となり、文化として400年以上もの間、脈々と伝統として引き継がれていることに、私は感動するとともに、島田市の文化に対し改めて誇りを抱きました。
ことし3月、島田市文化芸術推進計画を策定します。これは、地域の魅力ある文化や歴史を幅広く資源と捉え、観光や
まちづくりに結びつけるものであります。島田市の誇る文化資源を確実に後世につなげるとともに、今を生きる私たちの貴重な資源としても積極的に活用してまいります。
3つ目は、「ここにしかないまちを後世につなぐ」です。
島田市の人口が減少局面に入り、20年が経過しています。全国の多くの自治体と同様に、少子化による人口減少は、当面の間、避けられないものとなっています。
そのような状況を受け入れつつ、我々の持つ豊かな地域資源を有効に、そして余すことなく活用し、今ここに暮らす市民の皆様の毎日を豊かにしていく。これは、私に限らず、議員の皆様や全ての職員に共通する思いなのではないでしょうか。
そのためには、総合計画で打ち出した縮充の考えに基づき、真に必要な施策・事業を選択し、資源を集中的に投下することで市民の幸福度を上げていく必要があります。
住居や、商業・福祉などの生活サービス機能を地域拠点に誘導し、密度の視点で持続可能な都市づくりを目指すコンパクト・プラス・ネットワークの考えは、それを実現させる一つの大きな手段であります。
ことし3月に策定する都市計画マスタープラン、そして、来年度策定する立地適正化計画により、地域の皆様の合意形成を丁寧に図りながら、具体的に推進してまいります。
また、財政状況を健全に保ち、島田市を未来につなげることは、今の島田市政をあずかる者の責務であると強く認識しております。未来の島田のためにやり遂げなければならないプロジェクトと健全な財政運営の両方を、バランスよく進めてまいります。
4つ目は、「人と人をつなぐ、協働の
まちづくり」です。
子育て、防災、防犯、環境美化などから地域福祉の推進まで、
まちづくりの主役は市民の皆様であります。その原点は、市民の皆様がこのまちを、地域を愛する思いにあります。
私がシティープロモーションの推進とシビックプライドの醸成を目的に打ち出した島田市緑茶化計画は、6年目を迎えます。市民一人一人が緑茶を介することで、このまちを、地域を、愛する思いをより強く持てるように、ことしも島田市緑茶化計画を推進してまいります。
その思いが実を結び、地域の課題を自分事として捉え、みずから課題解決を目指す取り組みが広がり始めています。
鍋島地区では、地域の方がみずから運転する、まさに手弁当の取り組みとして、自主運行バスを走らせ始めています。このような取り組みがより多くの地域で、そして、より多くの分野で広がりを見せることが、豊かな地域を将来につなげていくきっかけとなるのではないでしょうか。
市民一人一人の思いがつながり、大きな力となる。このすばらしい市民の皆様の力と行政の二人三脚で
まちづくりを進めてまいります。
ことしは2020年代最初の年であり、十二支においても子年、始まりの年であります。本市にとっては、新市誕生15周年に当たる節目の年であります。このような節目の年にこそ、先人たちのこれまでの歩みを丁寧にひもとき、そして、それを英知とし、これから歩んでいく島田市の未来を思い描かなければなりません。
次の世代に、夢や希望を持てる魅力あふれる島田市を引き継いでいく。これが、次のステージに挑む市長としての私の決意であります。そのために、これからも市民の皆様と、議員の皆様と、職員と、力を合わせて進んでいきたい、そう思っております。
以上、所信を申し述べました。
市政運営への御理解と御協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。
次に、令和2年度予算の大綱でございます。
本予算は、第2次島田市総合計画・前期基本計画の着実な推進と健全な財政運営を念頭に、社会経済情勢の動向や国・県の施策・制度改正へ適切に対応するとともに、市民の命と暮らしを守り、福祉のさらなる増進を目指し、編成しております。
さて、昨年12月20日に閣議決定された令和2年度予算政府案は、消費税増税分を活用した社会保障の充実、経済対策の着実な実行、及び歳出改革の取り組みによる経済の再生と財政健全化を両立することを主要なポイントに掲げ、一般会計総額102兆6,580億円は、2年連続で100兆円を超える規模となっております。
また、地方財政計画全体の規模につきましては、幼児教育・保育の無償化や
会計年度任用職員制度への対応で歳出が膨らみ、前年度に比べ1兆1,500億円、1.3%増の90兆7,400億円程度となっております。
さらに、地方財源につきましては、前年度と比較し、地方税及び地方譲与税を6,696億円、1.6%の増、地方交付税を4,073億円、2.5%の増と見込み、臨時財政対策債は減額となりますが、一般財源総額は、前年度に比べ7,000億円、1.2%の増と見込んでおります。
こうした動向を踏まえて編成をいたしました、本市の令和2年度予算につきまして、御説明をいたします。
なお、令和2年度から、簡易
水道事業特別会計は
水道事業会計への統合により廃止、また、
公共下水道事業特別会計は公営企業法の適用により、企業会計に移行することになりますので、御承知おきください。
初めに、各会計の予算額を申し上げますと、一般会計は458億8,700万円で、前年度の当初予算に比べ33億5,464万6,000円、7.9%の増となっております。
特別会計6会計の合計は204億1,055万7,000円で、前年度に比べ10億2,235万9,000円、4.8%の減となっております。
また、
水道事業、病院事業及び
公共下水道事業の企業会計の合計は、支出ベースで318億2,798万2,000円、前年度に比べ107億6,405万2,000円、51.1%の増となっております。
これにより予算の総額は981億2,553万9,000円で、前年度に比べ130億9,633万9,000円、15.4%の増となっております。
一般会計歳入予算でございますが、市の財政運営の根幹をなす市税のうち、
固定資産税につきましては、令和2年度が評価がえの据え置き年度であることから、家屋の新築・増築分の増を考慮しております。また、軽自動車税の堅調な伸びなどにより、前年度に比べ4,603万3,000円、0.3%増の143億8,712万6,000円を見込んでおります。
地方消費税交付金につきましては、令和元年10月の消費税増税の影響が通年ベースとなることから、前年度に比べ19.3%増の22億8,300万円を見込んでおります。
地方交付税につきましては、普通交付税の令和元年度決算見込み及び国の地方財政対策の推移などを考慮し、前年度に比べ5.8%増の55億円を見込んでおります。
市債につきましては、新病院建設事業への出資金及び市役所新庁舎整備事業の財源とする合併特例事業債、島田第四小学校改築事業の財源とする学校教育施設等整備事業債などの借り入れにより、前年度に比べ17億8,880万円、29.8%増の77億9,700万円となっております。
なお、繰入金につきましては、財政調整基金の繰り入れは減少するものの、病院事業会計への出資金の財源とするための新病院建設基金の繰り入れ増などにより、全体では、前年度に比べ34.5%、8億9,648万5,000円増の34億9,316万4,000円としております。
一方、歳出予算の主な特徴でございますが、目的別の予算額の割合では、3款民生費が最も多く、障害福祉サービス費、児童手当費、子ども・子育て支援費、国民健康保険費、介護保健費、後期高齢者医療費などにより、135億7,878万5,000円と予算全体の29.6%を占めております。
また、4款衛生費につきましては、定期予防接種やがん検診を初めとする各種の保健推進事業、病院事業会計への繰出金、旧清掃センター解体事業及びクリーンセンター長寿命化事業などを計上したことにより、85億7,366万5,000円と、予算全体の18.7%を占めております。
次に、特別会計予算及び企業会計予算につきましては、それぞれ所要の歳入歳出予算を計上しております。
それでは、第2次島田市総合計画に掲げる政策分野に沿って、主要な事業につきまして御説明をいたします。
初めに、「安全ですこやかに暮らせる
まちづくり」についての政策であります。
「ここに住むすべての人の安全な生活を守る」につきましては、常備消防事務を引き続き静岡市へ委託し、消防総合情報システム及び消防救急デジタル無線の設備更新を実施するなど、消防救急体制の充実に努めてまいります。
非常備消防につきましては、消防ポンプ車2台を更新するとともに、可搬型ポンプやチェーンソーなどの消防資機材を更新、整備するなど、消防団の災害対応力を強化してまいります。
また、昭和56年5月以前に建築された木造住宅等の耐震化や通学路沿いの危険なブロック塀の撤去等を促進するための補助事業を継続して実施するとともに、地震発生時に緊急輸送路となる沿道建築物の耐震化を実施する所有者への補助制度を創設し、地震等の災害から市民の生命、財産を保護し、被害の軽減を図ってまいります。
このほか、防災スペシャリスト養成のため、引き続き内閣府に職員を派遣するなど、災害対応の中核となる人材育成に取り組んでまいります。
「健康で自分らしく暮らす」につきましては、令和3年5月の開院に向け着実に新病院建設事業を推進するとともに、道路・水路等の周辺環境整備を進めてまいります。
また、
市民病院の医療提供体制においては、ことし3月に産婦人科の常勤医師が着任することとなっております。さらに、4月には眼科医の着任も決定し、市民の命と健康を守る拠点として、また、大井川流域の基幹病院として、質の高い医療を維持するための診療体制の確保や医療機器の整備を進めてまいります。
このほか、特定健診や後期高齢者健診の受診率の向上や保健事業の実施等により医療費の伸びの抑制を図り、国民健康保険事業や後期高齢者医療事業の健全な事業運営に努めてまいります。
さらには、若年がん患者等に対する支援や各種がん検診の受診率向上、健幸マイレージ推進事業の普及促進に努め、さまざまな世代が健康づくりへの関心を高める施策を推進してまいります。
「生涯を通じて誰もが生きがいを持ち安心して暮らす」につきましては、しまだ市っ歌りげんき体操や、しぞ〜かでん伝体操を組み合わせた介護予防体操しまトレの取り組みを推進してまいります。しまトレを行う自主グループ間の交流や情報共有などを目的としたしまトレ大会の開催や、地域の担い手育成を目的としたしまトレーナー養成講座の開講など、介護予防体制のさらなる充実を図ってまいります。
また、認知症が原因で行方不明となった高齢者等の早期発見、及び保護を目的とした事前登録制度を新たに設けてまいります。さらに、認知症の方が引き起こすかもしれない事故に備え、市が保険に加入することで損害賠償を市民の負担なしでカバーできる制度を創設し、認知症の方やその家族が地域で安心して生活することができる環境を整えてまいります。
このほか、第7期介護保険事業計画に基づき、初倉中学校区に小規模多機能型居宅介護施設を、北中学校区に認知症対応型共同生活介護施設を整備する事業者に対する補助金を計上するなど、介護サービスの提供体制の充実に努めてまいります。
「弱い立場の人を支えあう」につきましては、障害のある人及びその家族の支援体制を強化するため相談支援専門員を増員するとともに、居宅介護サービスや重度心身障害者への医療費助成など、障害福祉サービスの充実を図り、障害のある人もない人もともに認め合い、支え合いながら生活できる環境づくりに努めてまいります。
また、生活困窮者自立支援では、生活困窮世帯の家計管理や債務整理などに加え、就労が困難な生活困窮者に対し、就労に必要な知識及び能力向上訓練を行い、自立促進を図る事業に新たに取り組んでまいります。
さらに、地域の社会福祉活動の充実を図るとともに、島田市社会福祉協議会への支援を継続するとともに、令和3年度を計画初年度とする第3次島田市地域福祉計画の策定を進めてまいります。
政策分野の2つ目は、「子育て・
教育環境が充実する
まちづくり」についてであります。
「子どもを生み育てやすい環境をつくる」につきましては、新たに病児保育事業を実施してまいります。これは、子供の病気によりいつも通っている保育所等に預けられず、また、保護者がどうしても仕事を休むことができない場合でも、小児科に併設する施設で子供を預かり、必要な看護や保育が受けられるよう環境を整えるものであります。
また、保育料の第2子半額、第3子以降の無償化については、国の無償化の対象から外れるゼロ歳児から2歳児に対して、市単独事業として継続実施し、国を上回る子育て世帯への負担軽減を図ってまいります。
さらには、妊娠から出産、子育て期の切れ目なく寄り添う支援体制、島田市版ネウボラ事業では、妊娠期から担当保健師との関係を構築するため、こんにちは赤ちゃん講座を実施するとともに、訪問面談時にはモバイルパソコンを活用した、よりわかりやすい情報提供やサポート体制により、母子支援の強化を図ってまいります。
「地域ぐるみの
教育環境をつくる」につきましては、全ての市立小・中学校にコミュニティ・スクール、学校運営協議会制度を導入してまいります。学校と地域住民が力を合わせて学校の運営に取り組む、地域とともにある学校への転換を図り、特色ある学校づくりを進めてまいります。
また、社会教育の面からは、地域学校協働本部事業として、各中学校区にコーディネーターを配置し、未来を担う子供たちの成長を地域全体で支える仕組みを構築してまいります。
さらには、令和3年4月に予定する湯日小学校と初倉小学校、及び北中学校と島田第一中学校との統合に向けて、必要な準備を進めてまいります。
「豊かな心を育む教育を進める」につきましては、昨年11月に発表したデジタル変革宣言の具体化の一つとして、令和5年度までの4年間をかけ、市立小・中学校における、高速大容量通信ネットワークの構築、及び児童・生徒1人1台学習用パソコンの整備を進めてまいります。
Society5.0の時代を生きる子供たちにとって、パソコンは学習用具の一つとなり、教育現場ではICTを基盤とした先進技術等の効果的な活用が求められております。学校のICT環境整備とICTを活用した学習活動の充実を図り、児童・生徒の情報活用能力の向上に努めてまいります。
また、児童・生徒の外国語によるコミュニケーション能力の向上と、国際感覚を養うため、外国語指導助手をさらに3人増員し、10人体制として小・中学校へ派遣してまいります。
学校施設の整備では、島田第四小学校校舎の改築工事の完了を見込むとともに、島田第一小学校の改築に係る基本設計を進めてまいります。また、初倉南小学校の屋上防水工事や六合中学校の屋内運動場の非構造物耐震化工事など、緊急度が高い維持修繕工事を行ってまいります。
「地域で学びの力を発揮する人材を育てる」につきましては、市民一人一人が生涯を通じて学びによる自己実現を図ることができるよう、しまだ楽習センターや公民館等において、多種多様な学習機会の提供に努めてまいります。
また、市民の多種多様で高度化する学習要求に応え、本に出会い、本に親しみ、本を生かす機会を提供するため、図書館の蔵書資料を計画的に整備してまいります。
「生涯スポーツを楽しむ人を増やす」につきましては、幅広い年齢層の方が楽しく健康増進ができる田代の郷多目的スポーツ・レクリエーション広場が、島田ゆめ・みらいパークとして3月にオープンを迎えます。訪れた多くの方々が安全に利用することができるよう、適切な管理運営に努めてまいります。
2020年
東京オリンピック競技大会では、モンゴル国ボクシングチーム及びシンガポール共和国卓球チームの事前合宿の受け入れを予定しております。また、6月24日には、聖火リレーが茶の都ミュージアム付近と川会所からおび通りの間の市内2カ所で行われます。
オリンピック・
パラリンピック競技大会への市民の関心を高めるとともに、当市の魅力を世界に向けて発信する貴重な機会と捉えており、十分な準備を進めてまいります。
政策分野の3つ目は、「地域経済を力強くリードする
まちづくり」についてであります。
「雇用の創出や新技術の導入により地域経済を発展させる」につきましては、首都圏・中京圏の学生や若手人材のUIJターン就職を促進するため、大学訪問や若者と地元企業との交流会などを引き続き実施するとともに、高校生の地元企業への就職及び中小企業の人材確保を図るための効果的な事業について、新たに調査研究を進めてまいります。
また、地方創生推進交付金を活用し、平成28年度から取り組んでまいりましたICT推進プロジェクトが、5カ年計画の最終年度を迎えます。人材育成、地元産業へのICT導入・活用促進、及びクラウドソーシングの推進といった各事業が令和3年度以降、ICTコンソーシアムがみずからの力で進められることを意識して事業を展開してまいります。
さらに、新東名島田金谷インターチェンジ周辺の工業用地においては、堤間地区工業用地の第2期工区が完成予定となっており、島田市土地開発公社との連携により企業進出を促進し、雇用創出につなげてまいります。
このほか、若者の就労支援セミナーや障害のある人の職場体験会、女性の就業率向上を目的とした子育てママセミナーの開催、高齢者に就労の場を提供するシルバー人材センターへの支援など、雇用対策事業を実施してまいります。
「世界に誇れる技術を持った中小企業を育てる」につきましては、本年度実施した市内中小企業の実態調査を踏まえ、中小企業支援のための効果的な施策について、中小企業・小規模事業振興推進会議を通じて研究してまいります。
また、設置から5年目を迎える島田市
産業支援センターの機能をさらに充実させ、課題を抱える中小企業を支援してまいります。その一環として、全国の優良企業の経営者を講師として招き、市内中小企業の経営者等を対象としたビジネススクール嶋田塾を引き続き開講し、地域産業力の強化に努めてまいります。
さらに、事業活動の近代化・合理化を図る中小企業に対し、地域産業振興事業費補助金を交付するなど、多角的な支援を行ってまいります。
「商店街や個店を支援し、地域のにぎわいを生み出す」につきましては、本通六丁目、七丁目地区を主な対象に、空き家や空き店舗、空き地などの遊休不動産をリノベーションする
まちづくり手法を活用し、まちなかへの居住促進、新規出店につなげることで、中心市街地の活性化を図ってまいります。
また、中心市街地における魅力ある商店づくりを支援するため、商店を営業する方などに改装費を助成するまちなか商店リニューアル助成事業を新たに実施してまいります。
このほか、中心市街地にある空き店舗等を活用し起業する方に改装費を助成する遊休不動産リノベーション応援事業や、市内で起業・創業する方に対し必要経費を助成する、島田市で創める新ビジネス応援事業に取り組むとともに、しまだ音楽広場や地域交流センター歩歩路、おび通りなどの施設を生かし、まちなかのにぎわい創出を図ってまいります。
ふるさと寄附金については、デジタルマーケティングの手法を取り入れたWEB広告などによる取り組みを強化し、ふるさと寄附金の増収を図るとともに、返礼品である島田の逸品を初めとした地場産品を積極的にPRするなど、地域の個店の魅力発信、地場産業の振興に努めてまいります。
「地域の特色を生かした農林業を進める」につきましては、農業を担う次世代の人材育成や、認定農業者の経営改善に対する支援制度、がんばる認定農業者支援事業を引き続き実施してまいります。
茶業につきましては、島田市緑茶化計画と関連づけ、首都圏での茶の販売促進事業の実施や、島田市茶業振興協会へ補助金を交付し、国内外の商談会や見本市への参加を支援するなど、島田市のお茶を広くPRしてまいります。
また、海外への販路を拡大し、輸出量の増加を図るため、茶園の有機JAS認定取得の取り組みに対する助成事業を推進し、島田市のお茶の付加価値を高める施策を進めてまいります。
農林業生産基盤の整備につきましては、農道、林道の計画的な整備・維持管理を進めるとともに、拡大する農作物への鳥獣被害対策についても、継続して被害防止のための支援に努めてまいります。
「人と地域の魅力を伝える観光施策を進める」につきましては、新東名島田金谷インターチェンジ周辺に、大井川農業協同組合、大井川鐵道株式会社、中日本高速道路株式会社、島田市の4者連携事業として進めてきました賑わい交流拠点KADODE OOIGAWAが、令和2年11月にオープンいたします。
当市が整備してきた大井川流域観光拠点につきましては、大井川流域の観光情報の発信、体験プログラムの案内など、観光で訪れた方々が大井川流域の魅力を感じていただけるよう、運営を担う島田市観光協会を支援してまいります。
政策分野の4つ目は、「住みよい生活環境があり、自然とともに生きる
まちづくり」についてであります。
「地球環境の保全に貢献する」につきましては、環境基本計画に定める望ましい環境像「大井川が育む みどり豊かな自然と共生する資源循環型のまち しまだ」の実現に向け、市民及び事業者が一体となった取り組みに努めてまいります。
旧清掃センターにつきましては、老朽化が進む煙突の解体撤去を実施いたします。
また、住宅用蓄電池及び家庭用燃料電池の設置に対する助成により、低炭素・資源循環型社会への先進的な取り組みを支援するとともに、夏休み親子環境講座やアース・キッズ事業の推進など、環境教育の充実を図ってまいります。
「みどり豊かな自然を守り育む」につきましては、森林環境の保全を図り、公益的機能を持つ森林を財産として次世代へ引き継いでまいります。
森林環境譲与税を活用し、林業事業者の通行に支障となる樹木の伐採や小規模な間伐に対する助成に加え、管理が困難な森林を市が仲介役となって整備を進める、新たな森林経営管理制度に取り組んでまいります。
さらに、ばらを生かした
まちづくりや、帯桜の里づくりなど、緑豊かな
まちづくりの推進に向け、緑化運動の支援、啓発に努めてまいります。
「水資源と水環境を守る」につきましては、生活排水による河川等の汚濁を防止するため、中溝町や向島町などへの公共下水道の整備を進めてまいります。
また、
公共下水道事業認可区域外の地区においては、合併処理浄化槽の設置助成対象として、新たに宅内配管工事及び既設浄化槽の撤去工事を加えることにより、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を積極的に推進してまいります。
「住みよい生活環境をつくる」につきましては、増加傾向にある空き家のうち、地域住民の生活に危険を及ぼすおそれがある特定空き家等の解体を促進するため、対象住宅の解体に対する補助制度を創設し、安全で快適な住環境の確保に努めてまいります。
また、市民が通学、通院等で利用する公共交通を維持・確保していくため、コミュニティバスにかわる交通手段の可能性調査を実施してまいります。これまで初倉地区で実施したデマンドタクシー実証実験の予約方法における問題点を踏まえ、MONETシステムを活用したデマンドタクシーを試行運行してまいります。
さらに、鍋島地区で実施している地域主体の自主運行バスにつきましても、引き続き円滑な運行ができるよう支援を行うとともに、同様の自主運行が他の地区においても動き出すことができるよう、地域の方々と協議を進めてまいります。
交通安全対策では、新入学児童への交通安全啓発を初め、子供や高齢者を対象とした交通安全教育の実施、ガードレールや道路反射鏡の整備・維持管理といった、ソフト、ハードの両面から交通事故防止に努めてまいります。
政策分野の5つ目は、「歴史・文化がかがやく、人が集まる
まちづくり」についてであります。
「培われた歴史・文化で地域への理解と愛着を深める」につきましては、本市固有の資源である大井川川越遺跡、諏訪原城跡、蓬莱橋といった歴史的資源を観光資源として生かし、にぎわいの創出やプロモーションによる当市の魅力発信を推進してまいります。
文化活動の拠点の一つであるプラザおおるりにつきましては、ホールつり天井の耐震補強工事に合わせ、客席の全面改修や、楽屋のトイレ改修などを実施いたします。
また、博物館では新たにエレベーターを設置するなど、誰もが文化芸術に親しむことができるよう、施設を改修してまいります。
「島田を知り、好きになってもらう」につきましては、2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会開催やKADODE OOIGAWAのオープンなどを好機と捉え、島田市緑茶化計画のブランドメッセージを活用し、「地球上で最も緑茶を愛する街 島田」の個性と魅力を効果的に国内外に発信することで、交流人口やインバウンドの拡大を目指してまいります。
また、情報を必要としている人に必要な情報を効果的に届けるため、デジタルの力を最大限発揮し、ホームページ、ソーシャルネットワーク、チャットボット等の活用など、それぞれのツールの特性に合わせた戦略的な情報発信に努めてまいります。
「人との連携・交流が生まれる地域をつくる」につきましては、移住定住促進に向けた取り組みとして、WEB広告発信を新たに行ってまいります。これは、デジタルマーケティングの手法を活用し、移住に興味を持つ特定のターゲット層に絞って、移住関連の広告を配信するものであります。移住先を検討している方々に当市への移住を決意していただけるように、島田市の魅力や強みを情報発信してまいります。
また、国際交流の推進では、国際交流協会が行うアメリカ・リッチモンド市やモンゴル国などへの学生親善使節派遣事業を支援していくほか、姉妹都市・友好都市等から訪問団を受け入れ、国際色豊かな人材の育成や市民レベルの交流活動の進展につなげてまいります。
政策分野の6つ目は、「ひと・地域を支える都市基盤が充実する
まちづくり」についてであります。
「安全で快適な生活基盤を整える」につきましては、道路の安全・安心を確保するため、生活道路の改良や橋りょうの長寿命化・耐震化事業などを計画的に実施してまいります。
また、大型台風やゲリラ豪雨による浸水被害を防止するため、南原地内排水路や大津谷川第2号水門ほかの改修事業を進めてまいります。
向島町公園につきましては、市民の憩いの場所とするとともに、災害時の避難場所としても整備するものであり、令和3年度の完成に向け工事を進めてまいります。
また、安心で快適な暮らしができる水道を目指し、
天神原配水池の更新工事や小川中平地区の導・配水管布設工事、老朽配水管の布設がえ工事などを実施してまいります。
「地域と地域の活発な交流を支える道をつくる」につきましては、渋滞緩和や道路ネットワークづくりを目的に、島竹下線や大井川左岸旧堤線、道悦旭町線などの幹線道路網の整備を進めてまいります。
また、国道1号バイパスや国道473号の4車線化など、広域幹線道路の整備促進について、国・県に対して周辺市町と連携し働きかけてまいります。
「便利で魅力あるまちの拠点をつくる」につきましては、都市計画マスタープランの改定を踏まえ、コンパクト・プラス・ネットワークの
まちづくりに向け、立地適正化計画の策定に取り組んでまいります。成長・拡大から連携・協働による縮充・持続可能な都市づくりへの転換を図ってまいります。
また、JR六合駅前広場につきましては、送迎車両による混雑を解消し、利用者の利便性と安全性を向上するための整備を進めてまいります。
さらに、新東名島田金谷インターチェンジ周辺地区開発事業においては、ふじのくにフロンティア推進区域内への企業立地に向けた基盤整備、また、賑わい交流拠点については、大井川流域観光拠点やマルシェ、レストランなど、稼ぐ拠点を創出し、産業の活性化につなげる
まちづくりを進めてまいります。
政策分野の7つ目は、「人口減少社会に挑戦する経営改革」についてであります。
「みんなの協力でまちをつくる」につきましては、市民主体の
まちづくりを進めるため、無作為抽出した市民参加による意見交換会しまだ未来カフェを引き続き開催してまいります。
また、市民の手による主体的な
まちづくりを推進するため、協働の
まちづくり推進事業費補助金による支援を継続してまいります。
さらには、市民が
まちづくりにかかわる活動拠点として、中間支援機能を有する市民活動センターを運営するなど、協働の意識醸成を図ってまいります。
「安定的・継続的な市民目線の行財政運営を進める」につきましては、デジタルの力を最大限活用し、行政手続のオンライン化による電子申請手続を拡大し、デジタル変革による市民の利便性向上を図ってまいります。
また、行政経営では、RPAやAI−OCRの運用を推進するとともに、ペーパーレス会議システムの導入や音声書き起こしサービスを活用した議事録作成など、業務効率化を積極的に進めてまいります。
このほか、デジタルマーケティング施策では、WEBサイトの機能強化により、ホームページ閲覧者が必要とする情報へのアクセス性を高めるとともに、動画プロモーションによる当市の認知度向上への取り組み、蓄積した閲覧者データを分析するなど、戦略的にマーケティング施策を推進してまいります。
「都市間連携による地域の活性化を進める」につきましては、中部5市2町首長会議の開催を通じて、連携による行政サービスの向上や一体性の向上に資する取り組みを引き続き進めてまいります。
特に中部5市2町については、しずおか中部連携中枢都市圏の中で、大井川流域ニューツーリズム推進事業など、地方交付税を財源にさまざまな連携事業を実施してまいります。
「
公共施設を賢く持って、賢く使う」につきましては、効率的に
公共施設を整えるための取り組みとして、旧金谷庁舎跡地の利活用において、PFI方式による施設整備・管理運営を行うため、運営事業者の公募、選定、契約締結に向けた手続を進めてまいります。
市役所新庁舎の整備につきましては、建設工事実施設計のほか、第2文書庫及び第3文書庫の解体工事、現業詰所及び車庫の新築工事などを計画的に進めてまいります。
最後に、令和2年度の行財政運営につきましては、経済や国の施策の動向の把握に努めるとともに、今後の大規模な投資的事業の進捗を見据え、中長期的な視点から財政の健全性確保に努めてまいります。
また、市民に最も身近な場所で行政サービスを提供する
基礎自治体の役割を認識し、多様化する市民ニーズや行政課題に適切かつ迅速に対応していく所存であります。
議員各位を初め、市民の皆様には、今後とも深い御理解と御支援、御協力を心からお願い申し上げまして、今後の
市政運営に対する私の所信と令和2年度予算の大綱とさせていただきます。
引き続きまして、議案提案説明をさせていただきます。
議案第25号から議案第35号までの条例案11件、議案第36号及び議案第37号の一般議案2件につきまして御説明をいたします。
なお、議案第25号から議案第35号までの条例案につきましては、参考の1ページ以降に新旧条文対照表がございますので、あわせてごらんください。
初めに、議案第25号 島田市
情報公開条例等の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の1ページ以降をごらんください。
本議案は、令和2年4月1日から
公共下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴い、関連する9つの条例を一括して改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第26号 島田市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の3ページをごらんください。
本議案は、静岡県のこども医療費助成事業事務取扱要領の一部が改正され、平成31年4月1日診療分から所得制限が撤廃されたことに伴い、こども医療費の助成に関する事務において
個人番号を利用する必要がなくなったため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものであります。
次に、議案第27号 島田市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の4ページ以降をごらんください。
本議案は、令和元年12月に国家公務員の給与の改定に準じて島田市職員の給与に関する条例を改正したことに伴い、令和2年4月から任用する
会計年度任用職員の給与水準について均衡を図るため、条例の一部を改正し、公布の日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第28号 島田市
特別会計設置条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の8ページをごらんください。
本議案は、簡易
水道事業の
水道事業への統合及び
公共下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴い、関係する特別会計を削除するため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第29号 島田市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の9ページをごらんください。
本議案は、国民健康保険税の普通徴収の納期について、通常の納期とは別の納期を定めることができるようにするとともに、納期ごとの端数計算を100円未満で行い、各納期の納付額について平準化を図るため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第30号 島田市
普通公園条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の10ページをごらんください。
本議案は、普通公園として田代の郷多目的スポーツ・レクリエーション広場を新たに設置するため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第31号
島田市営住宅管理条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の11ページ以降をごらんください。
本議案は、平成29年6月に公布された民法の一部を改正する法律の施行に伴い、市営住宅の敷金、退去時の修繕費用等に係る規定を見直すとともに、入居者の選考方法を変更し、市営住宅の管理代行及び共益費の徴収のための規定を追加するため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第32号 島田市
子育て世代型住宅条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の14ページ以降をごらんください。
本議案は、平成29年6月に公布された民法の一部を改正する法律の施行に伴い、子育て世代型住宅の敷金、退去時の修繕費用等に係る規定を見直すとともに、入居者の選考方法を変更するため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第33号 島田市小
集落改良住宅管理条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の16ページをごらんください。
本議案は、平成29年6月に公布された民法の一部を改正する法律の施行に伴い、小集落改良住宅の敷金に係る規定を見直すため、条例の一部を改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第34号
島田市立学校設置条例の一部を改正する条例につきまして、御説明をいたします。
議案の17ページをごらんください。
本議案は、令和元年8月に策定された島田市立小中学校再編計画に基づき、湯日小学校と初倉小学校、北中学校と島田第一中学校を統合するため、条例の一部を改正し、令和3年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第35号 島田市
水道事業及び
公共下水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する等の条例につきまして、御説明をいたします。
議案の18ページ以降をごらんください。
本議案は、令和2年4月1日から簡易
水道事業を
水道事業に統合することに伴い、関連する5つの条例を一括して改廃し、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、議案第36号 字の区域の変更につきまして、御説明をいたします。
議案の20ページをごらんください。なお、参考の67ページに位置図がございますので、あわせてごらん願います。
本議案は、中河第五土地改良事業の実施に伴い、新たな区画の形状に合わせて字の区域を変更するため、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
次に、議案第37号 辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画の策定につきまして、御説明をいたします。
議案の21ページ以降をごらんください。なお、参考の68ページに辺地
総合整備計画図がございますので、あわせてごらん願います。
本議案は、犬間辺地における住民の生活文化水準の向上を目的とした
総合整備計画が本年度末をもって終了することに伴い、新たに令和2年度から令和6年度までの5年間の計画を策定するため、辺地に係る
公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
以上、議案第25号から議案第35号までの条例案11件、議案第36号及び議案第37号の一般議案2件につきまして、御説明をいたしました。
続きまして、本日提出いたしました報告第2号
専決処分の報告につきまして、御説明をいたします。追加議案の1ページをごらんください。
本報告は、
物損事故に係る和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定及び市長の
専決処分事項の指定により
専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告をするものでございます。
この事故は、令和2年1月9日午後1時30分ごろ、蓬莱橋北側の第1駐車場において、職員が公用車からおりるため運転席の扉をあけた際に、強風の影響により扉が大きく開き、右隣に駐車していた相手方車両の助手席の扉を損傷させたものでございます。
この事故につきまして、市が損害賠償金として12万9,712円を相手方に支払うことで、令和2年2月18日に示談が成立しております。
なお、市が支払う損害賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会から相手方へ支払われるものでございます。
以上、報告第2号につきまして、御説明をいたしました。
何とぞ適切なる議決をお願いいたします。
○議長(
村田千鶴子議員) 説明は終わりました。
ただいま、提案理由の説明がありました議案第15号から報告第2号についての質疑は、3月11日水曜日に行います。議案に対する質疑の通告は、3月4日水曜日、午後3時をもって締め切りとなりますので、御了承願います。
質疑の通告に際しましては、お手元に配付させていただきました議案審査付託先一覧を参照の上、所属する
常任委員会に付託されます議案についての質疑は御遠慮されるようお願いいたします。
なお、今定例会におきましても、予算・
決算特別委員会に付託されます
一般会計予算の議案に関しては、所属する分科会に関係なく質疑できるようにさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
通告においては、内容を具体的にお示しくださるようお願いいたします。
――
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△散会の宣告
○議長(
村田千鶴子議員) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。
次回は3月5日木曜日、午前9時30分から本会議を開きます。
本日はこれをもちまして議事を閉じ、散会いたします。
散会 午前11時10分
委 員 会 報 告 書
令和2年2月19日
島田市議会議長 村 田 千鶴子 様
予算・
決算特別委員会委員長 杉 野 直 樹
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第1号 │令和元
年度島田市
一般会計補正予算(第5│原案可決 │適当と認める│
│ │号) │ │ │
└──────┴───────────────────┴─────┴──────┘
委 員 会 報 告 書
令和2年2月17日
島田市議会議長 村 田 千鶴子 様
厚生教育常任委員会委員長 曽 根 嘉 明
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第2号 │令和元
年度島田市国民健康保険事業特別会│原案可決 │適当と認める│
│ │計補正予算(第5号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第4号 │令和元
年度島田市休日急患診療事業特別会│原案可決 │適当と認める│
│ │計補正予算(第2号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第5号 │令和元
年度島田市介護保険事業特別会計補│原案可決 │適当と認める│
│ │正予算(第5号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第6号 │令和元
年度島田市介護サービス事業特別会│原案可決 │適当と認める│
│ │計補正予算(第3号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第7号 │令和元
年度島田市後期高齢者医療事業特別│原案可決 │適当と認める│
│ │会計補正予算(第2号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第9号 │令和元
年度島田市
病院事業会計補正予算 │原案可決 │適当と認める│
│ │(第2号) │ │ │
└──────┴───────────────────┴─────┴──────┘
委 員 会 報 告 書
令和2年2月17日
島田市議会議長 村 田 千鶴子 様
経済建設常任委員会委員長 清 水 唯 史
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第8号 │令和元
年度島田市
水道事業会計補正予算 │原案可決 │適当と認める│
│ │(第2号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第10号 │
島田市木でつくる
未来基金条例について │原案可決 │適当と認める│
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第12号 │島田市
手数料条例の一部を改正する条例に│原案可決 │適当と認める│
│ │ついて │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第13号 │
市道路線の認定について │原案可決 │適当と認める│
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第14号 │
市道路線の廃止について │原案可決 │適当と認める│
└──────┴───────────────────┴─────┴──────┘
委 員 会 報 告 書
令和2年2月18日
島田市議会議長 村 田 千鶴子 様
総務生活常任委員会委員長 平 松 吉 祝
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第3号 │令和元
年度島田市土地取得事業特別会計補│原案可決 │適当と認める│
│ │正予算(第1号) │ │ │
├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤
│議案第11号 │島田市
行政組織条例の一部を改正する条例│原案可決 │適当と認める│
│ │について │ │ │
└──────┴───────────────────┴─────┴──────┘...