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  1. 島田市議会 2019-08-30
    令和元年8月30日厚生教育常任委員会-08月30日-01号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    令和元年8月30日厚生教育常任委員会-08月30日-01号令和元年8月30日厚生教育常任委員会  厚生教育常任委員会                              令和元年8月30日(金)                              第1委員会室 1.陳情審査   「島田市立北中学校島田市立島田第一中学校への統合」に関する陳情 出席委員(6人)  委 員 長  曽 根 嘉 明       副委員長  山 本 孝 夫  委  員  齊 藤 和 人       委  員  桜 井 洋 子  委  員  佐 野 義 晴       委  員  杉 野 直 樹 欠席委員(なし) 説明のために出席した者  教育部長                      大 石 剛 寿  教育総務課長                    平 松 栄 治
     学校教育課長                    鈴 木 利 弘 職務のために出席した事務局職員  事務局長                      鈴 木 正 敏  事務局担当書記                   曽 根 一 也                                開会 午後3時45分 ○委員長曽根嘉明) それでは、ただいまから厚生教育常任委員会を開会いたします。  まず、陳情審査に移ります。  このたび、石神訓子様ほか22名から提出があった「島田市立北中学校島田市立島田第一中学校への統合」に関する陳情が、当常任委員会に送付されました。審査に当たり、事務執行に関する説明員として、関係職員皆さんに同席をしていただいておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、陳情第5号 「島田市立北中学校島田市立島田第一中学校への統合」に関する陳情について、審査をいたします。  初めに、事務局から陳情の朗読をお願いいたします。  事務局。 ◎担当書記曽根一也) それでは、読み上げをいたします。  島田市立北中学校島田市立第一中学校への統合について 令和元年7月31日  島田市議会議長村田千鶴子様  島田伊久美5515番地 石神訓子氏ほか22名の連名となっております。 (陳情の趣旨)  統合の時期・方法・対策の再検討をお願い申し上げます。 (陳情の理由)  平成30年3月26日に島田北地区で初めて統合についての意見交換会が開かれ、令和3年4月に島田北中島田一中に統合する案が示されました。  その後、5月21日北部地区、6月14日北中地区、7月19日北中1年父兄(統合時3年)と説明会がありましたが、統合ありきで話を進めていきたい島田教育委員会と、急な統合に異を唱える父兄とでは、スタート地点から、ボタンを掛け違えた感があり、会を追うごとに、溝が深まっていきました。  統合まで二年という短期間の中で、ハード・ソフト両面統合に向けての準備が整うのか、甚だ疑問です。  また、説明会のやりとりからは、二年後の統合に至った具体的な経緯、理由が不明確で、中学校生活スタートを切ってしまった私達の子どもに、試練を与えるような統合を受け入れることができません。  統合の時期・方法・対策の再検討をお願い申し上げます。  以上です。 ○委員長曽根嘉明) 御苦労さまでした。  続きまして、当陳情に関わる事務執行状況等説明を、教育部よりお願いをいたします。  大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) このたびは、島田北中学校島田第一中学校統合につきまして、いろいろ議会の皆さんにつきましても御心配をおかけしまして大変申しわけございませんでした。また、この陳情につきまして、事務執行の状況をこうして説明をいただく機会をいただきまして、まことにありがとうございます。詳細につきましては、後ほど教育総務課長より御説明をさせていただきますが、私のほうからは、これまでの経緯を簡単に説明させていただきます。  さきの全員協議会でも御説明をさせていただきましたが、少子化の影響によりまして、幾つかの小・中学校児童生徒が大幅に減少しております。その中にはクラスがえのできない単学級、あるいは2学年を1クラスとする複式学級での学校運営を余儀なくされている学校があります。島田市ではそうした問題を解決すべく、学校再編計画の策定に取り組み、今回対象の一つとなりました北中学校につきましては、部活動あるいはクラスがえができない等の課題があることから、島田第一中学校との統合ということになっております。なお、この統合案につきましては、北中学校の一部の保護者から強い反対意見をいただき、こうした陳情書の提出もございますが、昨日の教育委員会定例会では、この統合案を含みました学校再編計画につきまして、教育委員会委員、全員より賛成をいただき、可決されていますことを御報告をさせていただきます。  それでは、教育総務課長から詳細の説明をさせていただきます。 ○委員長曽根嘉明) 平松教育総務課長。 ◎教育総務課長平松栄治) それでは、教育総務課から北中学校島田第一中学校学校再編計画につきまして、経緯等を御報告させていただきます。  まず、資料1をごらんください。島田市立小学校及び中学校在り方検討委員会提言書、こちらですけれども、6ページに載っていますけれども、教育委員会では平成27年6月に教育有識者地域住民保護者教職員の代表など、さまざまな立場の委員9人を委嘱しまして、島田市立小学校及び中学校在り方検討委員会を組織しております。この委員会では、教育を取りまく環境の現状と課題を共通認識にすることから始まり、人口減少少子化が進む中、いかに島田市の教育をより魅力あるものにしていくべきか、協議、検討を重ね、意見を取りまとめ、平成28年9月に教育委員会委員長に、島田市における教育あり方について、提言書が提出されました。  その中で、3ページになりますが、島田市の教育理念のキャッチフレーズを「地域総ぐるみで進めましょう 夢育・地育の花咲く 島田教育」とし、学校・家庭・地域が一体となって、理想とする教育を目指すことを提案していただきました。また、理念実現のための基本的方向性として、地域主体性を持って教育に参画し、学校と協働して共に教育を支えるしくみを整えること。2つ目として、地域の文化や伝統を継続するために、地域主体性を持って教育機能を分担するしくみを整えること。3つ目として、就学前からの家庭教育地域全体で支えるしくみづくりを進めること。4つ目として、今後必要とされる学校再編については、適正規模学校施設老朽化の状況などを考慮するとともに、地域の生活や文化・伝統の存続及び活性化島田市全体で支えるという前提のもとに、これを検討していくこと。5つ目として、以上を実現していくため、学校地域それぞれにおいて、組織のあり方を必要に応じて見直し、力を集約して改善に当たる方策を検討し、島田市(市長部局)と島田教育委員会とは協力してこれを支えていくこと。以上、5点の提案をいただいています。  教育委員会では、在り方検討委員会からの提言を受けまして、済みません、資料3になりますけれども、資料3の13ページに記載のとおり、平成29年5月に教育有識者学校評議委員、湯日・伊太小学校PTA会長、北中学校PTA副会長、市PTA連絡協議会会長幼稚園保護者会長地域代表者教職員代表者の13人に委員の委嘱をしまして、島田教育環境適正化検討委員会を組織し、在り方検討委員会からの提案を前提としましてアンケートなどを行い、地域の考えを集約し、今後の島田市における教育環境について議論を重ねていただきました。  戻ります。資料2をごらんいただきたいと思います。平成30年3月22日には、島田教育環境適正化検討委員会から、提言書中間報告教育委員会に提出されました。その中で北部地域再編案、4ページになりますが、再編案につきましては3案示されています。再編案①では、現在の北部地域学校のどこかに、小中一体型の一貫校(または義務教育学校)を設置しようとするもの。これは北部小学校統合し、北中学校一貫校を設置する案ということになります。再編案②は、伊太、相賀、神座、伊久美の各小学校を第一小学校に、北中学校を第一中学校統合する案。再編案③では、伊太、相賀、神座、伊久美の各小学校を第一小学校に移転し、第三小学校学校改修時に中学校に転化した上で、第二小学校と第三小学校で1つの一貫型の学区を形成しようとする案の3案について報告されました。教育委員会では、教育環境適正化検討委員会からの中間報告を受けまして、その内容について、保護者地域の方から意見を伺うため、平成30年6月21日に北部地区意見交換会北部ふれあいセンターで開催しています。  なお、中間報告に対するアンケート調査を実施していますので、資料3に戻っていただきまして、提言書の25ページをごらんいただきたいと思います。このアンケートですが、未就学児から小学6年生の全世帯を対象に実施しています。現在北中学校1年生の保護者につきましても、当時小学校6年生となりますので回答をいただいているものと認識をしております。  北部地域再編について、小学校ごとの結果になりますが、伊太小学校区では、お子さんが通う、または通う予定の学校についての問いに、要再編が72.9%、再編不要が3.4%、どちらでもよいが23.7%。また、再編が必要と回答した方へ、望ましいと思う再編方法はの問いでは、再編案①北部小学校統合し、北中学校小中一体型の一貫校の設置が23.3%、再編案②北部小学校を第一小学校に、北中学校を第一中学校統合が44.2%、再編案③が14%、その他が18.6%となっております。その他の意見につきましては、A、B、Cの記載のとおりということになります。  相賀小学校区のほうでは、要再編が82.1%、再編不要が12.8%、どちらでもよいが5.1%となっております。望ましいと思う再編案ですが、①が18.8%、②が40.6%、③が12.5%、その他が28.1%となっております。  神座小学校区では要再編が80%、再編不要が6.7%、どちらでもよいが13.3%。再編案では、再編案①が43.7%、②が41.7%、③が4.2%、その他が10.4%となっております。  また、伊久美小学校区では、要再編が51.5%、再編不要が30.3%、どちらでもよいが18.2%となり、再編案では①が29.4%、②が11.8%、③も11.8%、その他が47%となっております。  それぞれ、中間報告に対するアンケート結果となりますが、全小学校区の合計で再編案1を選択した方は42名になります。それ以外の100人につきましては、北中学校島田第一中学校統合は必要であると感じていることがうかがえます。割合にしますと70.4%の方は北中学校統合について必要であると感じている方だと思います。  また、資料3の2ページ(3)に記載してありますが、北部地域全体の意見交換会後には、今言ったアンケート調査と並行しまして、伊太、相賀、伊久美の各小学校区で、保護者地域住民、未就学児保護者を対象に、また神座小学校ではPTA役員との意見交換会をそれぞれ開催しております。その上の(1)になりますが、各小学校区での意見交換会後、8月、9月には第7回、8回、9回島田教育環境適正化検討委員会の中で取りまとめ、最終提言書平成30年9月20日に教育委員会に提出されております。  資料3の5ページ。最終提言書になりますが、第四章の学校再編方針案の中段、2の北部地域再編について、再編方針案は2つになり、中間報告時に提案されていた北部地域のどこかに小中一体型の一貫校を設置する提案は削除されています。これは、北部小学校統合し、北中学校との小中一貫校を設置しても、現在、児童・生徒数の急激な減少により、数年後に再び統合を経験することになることが予測されるため取りやめた経緯がございます。  また、各小学校区で行った意見交換会アンケート調査結果を踏まえまして、6ページ、再編方針案①では、「できるだけ早い時期に北中学校島田第一中学校統合し、その後、島田第一小学校の改修に合わせて北部小学校島田第一小学校統合するもの」というふうに、「できるだけ早い時期」にという中間報告にはなかった文言が追記されております。再編方針案②は、北部小学校島田第一小学校統合し、島田第三小学校学校改修時に中学校に転化した上で、第二小学校と第三小学校で1つの一貫型の学区を形成しようとするもの。これは第二小学校と第三小学校分離進学を解消し、中学を新設、小中一貫教育等を推進していくというものになります。教育委員会では、教育環境適正化検討委員会からの提言書について、平成30年10月18日に、第2回総合教育会議におきまして、適正化検討委員会からの提言について、こちらをテーマとして市長と教育委員意見交換を行いました。その中で、北部地区再編について、再編方針案②分離進学に絡む統合案につきましては、多くの議論が必要であり、少し時間差があるということなどから、今後の課題とすることで共通理解がされたところであります。  また、7ページ、初倉地区再編案について、初倉南小学校を含めた初倉地区小学校同時統合について検討すべきという意見総合教育会議でいただきました。この意見につきましては、教育環境適正化検討委員会からの最終提言書では示されていない再編案でありました。初倉南小学校区の保護者地域住民の方への意見聴取を早急に行う必要があるということで、教育委員会のほうでは平成30年12月3日に初倉南小学校保護者と、12月17日には初倉南小学校区の地域住民の方、また、平成31年1月19日には保護者地域住民の方、両方を対象とした意見交換会を開催し、意見を伺いました。その後、3月9日に湯日地区保護者地域住民を対象とした意見交換会を開催し、3校同時統合案に対する意見検討していきました。この間、北部地区での意見交換会は開催していません。  資料4をごらんいただきたいと思います。北部地区で最初に行った意見交換会は、3月26日に北部ふれあいセンターで開催しています。再編案につきましては、教育環境適正化検討委員会からの提言書にある、できるだけ早い時期に北中学校島田第一中学校統合し、その後、島田第一小学校の改修に合わせて北部小学校島田第一小学校統合する案、この案を進めたいという考えのもと、中学校は2021年(令和3年)4月の統合小学校は第一小学校の改修に合わせて2024年(令和6年)4月の統合を目指すことをお示しし、意見交換を行いました。参加者数は110人、保護者の方が81人、地域住民が23人、その他が6人ということになっております。  12ページ以降になります。参加者に行ったアンケート調査結果では、13ページの問5で、北中学校島田第一中学校統合する案について、賛成が76%、反対は4%、その他が20%という結果でした。また、14ページの問6で賛成と回答してくれた方へ、時期についてどう思いますかという問いでは、平成33年度、令和3年度になりますが、それが57%、平成34年度(令和4年度)が16%、その他と未記入が27%となっています。その他の意見の中には、平成33年度、平成34年度になると途中での移動になってしまうので避けたい、また2021年度(令和3年度)に統合なら、2020年度に島田第一中学校に入学させてほしいといった意見がある一方で、なるべく早くや、できる限り早い時期に統合すればいいと思うといった意見。また、令和2年度に統合すればいい。平成32年度。来年2020年度。できるだけ早く、中学での転校はとても心配です、あと1年あれば可能ではないでしょうかといった意見が記載されていました。  また、資料5になります。申しわけありません。資料5の7ページ。教育長委員長関係校長10人と市長戦略部長行政経営部長教育部長学校教育課長の15人の委員で組織する島田市立小中学校再編計画策定委員会を設置し、2月22日に第1回、4月16日に第2回、5月13日に第3回学校再編計画策定委員会を開催し、これまでの在り方検討委員会提言教育環境適正化検討委員会からの提言、それぞれ行った意見交換会アンケート調査結果を踏まえ協議、検討をし、北中学校島田第一中学校統合時期を令和3年4月とする事務局案検討委員会の案とすることについて了承されました。また、5月20日に第4回学校再編計画策定委員会を開催し、再編計画案学校再編計画策定委員会報告書をまとめ、5月21日に北部地区学校再編計画案説明会を開催しております。参加者数は92人、保護者が58人、地域住民が30人、その他が4人でした。そのときに実施したアンケート調査結果では、よく理解できたとある程度理解できたが61%、余り理解できなかったが21.7%、全く理解できなかったが9.7%、未記入が7.6%となっております。  この結果を踏まえまして、教育委員会では、全体説明会開催後、各校からの要請に応じまして、6月14日に北中学校区、19日に伊太小学校区、20日に伊久身幼稚園、26日には伊久美小学校区での説明会を開催しております。今回、陳情書を提出されている北中学校1年保護者とは、学校区ごとの説明会以外に7月19日に1年保護者を対象とした説明会、8月7日には伊太、相賀、神座、伊久美の各地区から1名と代表の方5名の保護者教育委員との懇談会、22日には北部小学校の5年、6年の保護者及び北中学校1年保護者の方を対象として市長との懇談会を開催しております。当日は、対象となる93世帯のうち、御夫妻で参加してくれた方を含み、52人の保護者の方が参加をしてくれました。そのほかにも、地元の自治会役員の方、市議会議員の皆様、また教育委員の方など16人の傍聴者もお見えになっております。  資料5の学校再編計画については、部長から説明がありましたが、昨日の令和元年第8回島田教育委員会定例会において議決されました学校再編計画となります。  また、資料6、A4の1枚の紙になりますけれども、北中学校島田第一中学校生徒数推移表になります。簡単に御説明をさせていただきますが、ことしの生徒数、一番下段ですけれども、2019年(R1)実績、これは実数値となっております。令和2年度以降の1年生の欄については、附属や私学への進学を見込んでいなく、北部地区で4小学校から6年児童が全員北中学校に進学するとしてカウントしている生徒数になります。参考となりますが、今年度入学した北中学校区の同級生の数は32人です。そのうち附属や私学に9人進学をしております。実際北中学校に入学した生徒は23人となっております。来年度以降につきましても、同程度の入学率となれば、今後北中学校生徒数は1学年20人を下回ることが予測されます。  簡単ではございますが、経緯等説明とさせていただきます。 ○委員長曽根嘉明) 御苦労さまでした。  それでは、当局の説明が終わりましたので、委員皆さん、質疑等ありましたら、お願いいたします。  桜井委員。 ◆委員桜井洋子) 質問ですが、今いろいろ御説明いただいたのですが、陳情の理由のところに、平成30年3月26日に島田北地区で初めて説明会意見交換会平成31年ではないですか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) これは誤りです。平成31年です。平成31年3月26日に開催をしております。 ○委員長曽根嘉明) 質問がありましたら、お願いします。  佐野委員。 ◆委員佐野義晴) ちょっと聞きたいのですが、統合されるところの気持ちは多少わかるのだけれども、受け入れのほう、第一中学校とか第一小学校は、それぞれの父兄とか子供たちはどんな感じなのか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) 第一中学校あるいは第一小学校につきましては、直接私たちがどうこう聞いているわけではないのですけれども、いろいろなところの意見を聞くと、特に問題視していないというか、余り話題にはなっていないということです。 ○委員長曽根嘉明) 佐野委員。 ◆委員佐野義晴) まるきり話題が違うけれども、合併のときも、例えば旧島田市と旧金谷とか川根ではそういう温度差があったと思う。私は旧島田市にずっと住んでいるので、意外に合併ということに関しては自然に受け入れていったという経緯がある。でも、その後、金谷とか川根の人たちは、そればかりではない、気持ちの問題ですね。その辺の理解というのが、この学校の問題も含めて多々あると思うのです。言ってみるとこの資料からいったら、数字的には理解をせざるを得ない状況だし、これが例えば5年先か10年先かということで方向性がもう見えてしまっている。そうしたときにあなた方は、この間も私は2回傍聴させていただきましたが、ああいう会合をやった後の保護者意見を聞いてどのように思ったか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) 確かに厳しい意見をいただいているのは事実ですし、そちらは真摯に受けとめております。ただ、ああいう場だとどうしても反対者の方の意見というのがすごく前面に出てしまって、実際に終わった後に私たちのもとに、実は私賛成なのですけれども、ああいう場で意見が言えないものだから頑張ってくださいというエールみたいなものを送ってくれる方も何人かいらっしゃって、この間の22日の日も4人ほどそういう方がいらっしゃいました。実際あの中で反対意見を言われていたのは中1の保護者の方のみで、実際に5年生、6年生の保護者の方はどちらかというと統合後の心配をされているという意見が多かったかと思います。実際のところ、5年生、6年生の保護者の中には、できたらもうこのまま進めていただいて、自分たちのときにすんなり統合ができるようにということを何人かの方もおっしゃっていただきました。 ○委員長曽根嘉明) ほかにございますか。  桜井委員。 ◆委員桜井洋子) この前の市長との語る会に出させていただいて、いろいろ意見を聞きました。それで、すごく急に統合説明があり、急に進めているというような意見があったんですが、今いろいろ経過を聞いていると説明会とか検討委員会提言を待って、そしてアンケートもしたりいろいろして、そういうあれを踏んでいるのですが、これ以上そういう説明会とか何かを開く必要が本当に……。その過程の中で不足していたのかどうかというのは、当事者は急に出てきて不足しているようなことを言っていますけれども、そこら辺はどういう状況でしょうか。 ○委員長曽根嘉明) 平松教育総務課長。 ◎教育総務課長平松栄治) 実際に年次を決めたのは、最終提言書をいただいて総合教育会議意見交換を市長と委員でした後になります。初倉地区に入ったのが12月。そのときにお示ししたのが一番最初の年次になります。仮に北部地区意見交換会に入ったとしても、その時期が一番早かったということで、北中学校の1年生の保護者からしてみると、初倉地区にはその時期に提示しているけれども、初倉地区の後に北部地区説明になっているということで、やはり若干苦情をいただいているという状況になっています。 ○委員長曽根嘉明) 山本委員。 ◆委員山本孝夫) 済みません、私、余り傍聴に行かなかったので様子がわからないのですが、陳情書の中に「スタート時点から、ボタンを掛け違えた感があり」というのは、具体的にどんなことだったのか。それと、今お話を聞いていると、中1の子の御父兄が反対しているというのは、基本的にそのクラスが二、三クラスあって、交流するということは恐らく御父兄の方もいいことだと把握はされているのだけれども、でも、反対というのは主にどんなところの部分を言って反対しているのか。その辺がわかったら教えてください。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) まず最初に、スタート時点のかけ違いというのは、統合の年次というのを示したのが3月26日、ここに書かれておりますが、そこでした。そういった意味で、中1の保護者皆さんは、もう北中学校に入学する目前になって統合案が示されたということで、それがスタート時点のかけ違えということをおっしゃっております。  あと、交流等につきましては、私たちもこれから先やっていくのですけれども、多分中1の保護者皆さんが一番不安に思われているのは、ちょうど統合時に中3になる、いわゆる受験期ですね。そこの部分で統合を迎えるということが不安だということが一番大きいのだと思っております。 ○委員長曽根嘉明) ほかにございますか。  杉野委員。 ◆委員(杉野直樹) ということは、3月に示されたときに、まだ一応小学生ですよね、そういうことですよね。もう入学が決まっている状況で、島田第一中学校と合併するのだよという話を突然聞いたというような気持ちがこの陳情書に入っているということですか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) 今まさに杉野委員がおっしゃるとおり、時期についてのことを一番こだわっておられるということです。 ○委員長曽根嘉明) 杉野委員。 ◆委員(杉野直樹) そうなると、小学校の段階の早い時期に、この情報がもうちょっと早く開示されていれば、この方とも話をする時間がとれて、こういう結果にならなかった可能性は十分あり得るという解釈でいいですか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) 実は、こういった形で話がいろいろ出てくる中で、統合の時期についてばかり言っていたわけではなくて、最初は非常に不安だということもおっしゃっていたところがあります。というのは、例えば通学方法はどうなるだとか、あと部活はどうなるだとか、制服はどうなるだとかというところがいろいろ何回か説明会をやっていく中で出てきまして、そのたびに私どもとしましてはこういう代案がありますとか、こういう案で解決ができますよということを示してきた経緯がございまして、最終的に残ったのがこの時期だけということになりました。この時期については、もう時計の針は戻せないものですから、3月26日に示させてもらったというのがもっと早くというのはできないもですから、これだけは解決のしようがなくて、今これが残っているのですけれども、例えばこれを仮に12月とか11月に示したところで、例えばもし仮に受験を考えていらっしゃるのであれば、そこから受験を考えるというのはなかなか現実的に難しいかなと思いますので、正直なところ、仮にこれがもう少し早かったとしてもどうなのかなというところはあります。 ○委員長曽根嘉明) 杉野委員。 ◆委員(杉野直樹) 結局あと2年後の話になると、この1年生の方々が統合に一番関係あるのですよね。そうなったときに、一番関係ある方々、要は今2・3年の方は関係ないではないですか。それで受験に関係するよと、いろいろな諸問題が発生するというところまで想定して2年と決めているのですか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) そこは想定をしております。というのは、あくまでも2年という時間があって、その中で交流もこれから深めていきますので、例えば第一中学校のほうにいろいろな共同の授業とかそういったものをやったりだとかいうことで、交流はこれから深めてまいりますので、そういった中ではすんなりと溶け込めるような形でやっていきたいと思っておりますので、多分保護者皆さんがいきなり飛び込まれて、子供たちが少し適応できなかったらどうしようというところがあるかと思うのですけれども、そういったところは少しでも解消していくというところでもやっておりますので、私たちはその2年間の中で十分解決できると考えております。 ○委員長曽根嘉明) 杉野委員。 ◆委員(杉野直樹) そうなると、今1年生の方で、またその下に来年入ってくる子供たちの人数が書いてあるではないですか。その親御さん、また子供の意向としてもしかしたらこの学校に来ないかもしれない、北中学校に入らないかもしれないよというところは、どこまで意向調査みたいなのはできているのですか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) そこまでの意向調査はしておりませんが、少なくともこの間22日の説明会には5年生と6年生の保護者も呼んでおります。その方々からは特段反対ということは聞いておりませんので、皆さん受け入れてくれているのかなと理解はしております。 ○委員長曽根嘉明) 杉野委員。 ◆委員(杉野直樹) そうなると、もし入らなかった場合、この子たちが本当に10人切ってしまうとか、私立に行ってしまったとなると、今いる1年生の子というのはいるわけではないですか。またかなり人数が少なくなる状態で2年となるわけですよね。その辺のところは多少意向調査をした方がいいのではないかと思うのですけれども、どうなのですか。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長
    教育部長大石剛寿) 意向調査というよりも、大体平均的にそういった北中学校以外のところに進学する――北部小学校で大体10人弱、10人平均ぐらいは皆さん毎年行かれていますので、多分来年以降もそういう傾向は続くのかと思っておりますので……。〔「同じぐらいではないかと」と呼ぶ者あり〕同じぐらいではないかと見込んでおります。 ○委員長曽根嘉明) 齊藤委員。 ◆委員(齊藤和人) お聞きしたいことや思っていることがあるので、少しお話をさせていただきたいのですが。  1点が、今、北部の4小学校全体で北中学校へ行かない児童が毎年10人ぐらいいらっしゃるというお話なのですが、私が聞いたのは、伊太小学校に通っていた子供で藤枝の私学へ、中高一貫というのですか、中学からそちらへ通っているので、私どもの学区が第一中学校ですので、第一小学校、第一中学校の学区です。その方が言うのに、2年後になると第一中学校北中学校統合されると第一中学校に来るのだねという話をしたら、ううん、行かないよと。もう明誠中学校に行っているから、藤枝に行っているからというお話なのですね。今、中学受験というのは、都会はもちろんだけれども島田みたいな田舎でもやはりそういうことがだんだん始まっているというところもあると思いますし、それから、附属中学へ行く子というのは以前から各地区に必ずいたわけで、当然受験するということは附属に行ったのかなと思ったらそうではなかったので、少し驚いたのですが。  その同じ話を、相賀の民生委員やっている方から情報を聞いたら、こういうわけでもう10年ぐらい10人北中学校に行かないのだってという話を聞いたときに、それこそ5年後には第一小学校統合されるという話ももう皆さん耳に入っているわけです。入っているけれども、それが具体的に自治会あるいは民生委員のほうにもそういう話は全く来ていないので、うわさでしか耳に入ってこないと。物すごく不安がっている方は多いわけです。それが情報を聞いていて事前に知っている方と、去年の時点で教育委員会である程度報告を出されたという時点で、もう既に恐らくこうなるのだろうという想像のもとに進められている方もいらっしゃるわけで、逆に全くそんなことは寝耳に水で、3月26日まで全く知らなかったと。この間、北部ふれあいセンター説明会のときも私も傍聴させていただきましたけれども、北中学校に今年度入った1年生は、全くそんなことを聞いていないと。学校説明会で何もないのに、いきなり2年後に統合するというのもおかしくないかと。それは確かに保護者にしてみればそういう思いは強いと思うのです。その辺をもっと保護者に寄り添う形で、もっと丁寧にしていただきたいという思いがします。方向性として決定するのはいたし方ないとは思うのですが、政府の指導というのが、文科省の指示もあるのでしょうから仕方ないとは思いますが、その辺はまちづくりのこと、地域づくりのこともあるので、もっと丁寧にやっていただきたい。反対する人たちの思いにもう少し寄り添う形にしていただいたほうがいいのではないかという思いがいたします。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) ありがとうございます。  まず、最初に地域のほうなのですけれども、地域のほうにつきましては説明会という形で地元の方について任意の形で受け入れておりましたので、多分来られている方と来られていない方というのは当然いらっしゃるので、どうしてもその中で情報量の差というのは出てくるのかと思います。やはり、こういったことは、言い方は失礼ですけれども、自分事として捉えないとなかなか関心が持てない部分がありますので、そういった意味でどうしても認識の差が出てきてしまうのかなというのはございます。あと、その1年生の保護者につきましては、私たちも本当にこの計画は確かにできましたけれども、私たちはここがゴールだとは決して思っておりませんので、今後2年間の中で可能な限り保護者あるいは生徒の不安を払拭していく形で努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○委員長曽根嘉明) ほかにございますか。 ○副委員長山本孝夫) 委員長。 ◆委員曽根嘉明) 先ほどの説明でも、それぞれの伊太、神座、相賀、伊久美に3月二十幾日の前にもある程度地域説明をして、ある程度の了解は得たという話がございましたけれども、本当にそのときの当事者が何人いたかというのは我々ではわからないですよね。やはりそこに当事者が本当にいたならもう少し風通しのいい情報交換、説明ができたと思うのですが、そこら辺での、今さら言ってもしょうがないですけれども、そこに一つ大きなボタンのかけ違えの原因があると思うのです。そうなるとやはり、今後はしっかり保護者皆さんと連絡を密にして同じ目線でやってくれないと、決まってしまったのだから従いなさいというような考え方で説明に行くと余計反発が起きると思うものですから、そこのところはしっかり気をつけてやっていただきたいということは要望しておきます。 ○副委員長山本孝夫) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) ありがとうございます。私たちも昨年から説明会をやっておりまして、当事者というものを私たちの場合は当然もう小学校中学校の生徒か児童の保護者だけではなくて、地元の人も含めて当事者として捉えておりました。ただ、実際にその当事者の中にも本当にどうしても条件が違うものですから、今回の中1の保護者のように、やはりそのときに一番影響を受ける皆さんについては、私たちもこれから先、今委員長おっしゃったように、本当に寄り添ってできる限りこの2年間で統合してよかったと思っていただけるような形で努めていきたいと思っております。ありがとうございます。 ○委員長曽根嘉明) ほかにございますか。  佐野委員。 ◆委員佐野義晴) 今、島田市では都市計画マスタープランをやっていますね。そうした中で、これは全国的な課題になっていると思うが、地域づくりの拠点というのが小学校になっている。これも私、すごく先の話をしてしまうが、自分の持論の中に一つあるのだけれども、今小学校が18で中学校が7つか。〔「そうです」と呼ぶ者あり〕ありますね。それで、人口動態も今のあれでいって、島田市の最終的な、一番長いのは2060年になっていますね。それで今現在の約10万人が試算上は、人口動態の中位でとって6万何がしになっているが、実際の推移でいうとさらにどれぐらいか、1割ぐらい下がるというデータが出ている。それで、今の子供の数が大体7,800人ですね。それだと私が単純に計算すると3,900人ぐらいになってしまう。今第四小学校の改築もやっていますね。それでこの第一小学校がやるということは、ここで今第一小学校と第四小学校がやるということは、もう40年か50年を見据えて島田市として教育の枠をつくったのだと思う。そのときにやはり、これは今初倉もそうだし、六合とか大津があるわけだけれども、旧市内においても今言う第三小学校の問題があるではないか。この中にも事実出ている。そうしたら、これはこれで極論を言ってしまうと、七十何%の人の賛同を得ていれば、私は個人的には今の段階ではいいなと思います。そうせざるを得ないと。しかし、島田市の大きなビジョンをつくる中で、そうした計画も入れていかないと、その都度そういうことが起きてしまう。それはあなたたち、教育委員会学校中心でいくけれども、ぜひ地域づくりとかまちづくりというのを考えた中で、都市計画の中の位置づけとして小学校中学校を位置づけてもらいたい、そんなふうに思います。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) 佐野委員おっしゃるように、子供の数というのはこれからもどんどん減っていきます。そういったことはこの北部とか初倉だけではなくて、旧市内のほうも例外ではございません。実際に第三小学校、あるいは第五小学校については、今は確かに学校が維持できるぐらいの児童はいますけれども、この先多分第三小学校あるいは第五小学校につきましても、もしかしたら何十年か先には統合という話が出てくるかと思います。この統合案につきましては、これが本当に終わりではなくて、もう市内全域の学区ということを見直した形でやっていきたいと思いますので、その中には当然都市計画マスタープランとかそういった地域づくりのほうも絡めた形で考えていきたいと思っております。  以上です。 ○委員長曽根嘉明) ほかに。  佐野委員。 ◆委員佐野義晴) ついでにもう一個。今、都市計画マスタープランをやっていると6地域に分かれているではないか。その6地域の一つに大長地区と伊久身地区というのは、エリア面積はかなり大きい。その中に学校がなくなってしまうのだよね。それで、今政府の言う小さな拠点づくりといったときに、これは今ここで論じることではないけれども、あなたたちが今言う、そこでこういうことが進んだ場合には、ぜひそうしたまちづくりというか地域づくり、その辺を含めた都市マスが今やっているもので、特にあのエリアに学校がなくなってしまう。その辺は重点的に考えてもらって、今対象というのは保護者の対象が多いのだけれども、やはりそこに住む年寄りの比率がどんどん高くなって、高齢者が逆に多くなって、そうしたときに地域の拠点づくりというのは必要なものである。その辺のトータル的な計画を含めた学校の統廃合というのをぜひ継続的に考えてもらいたいと思います。 ○委員長曽根嘉明) 大石教育部長。 ◎教育部長大石剛寿) 確かに北部地区のほうにつきましては、小学校が4校なくなるということで、いわゆる地域の拠点は確かになくなってしまうのかもしれないのですけれども、学校の跡地をこれから利活用検討委員会という中で検討してまいります。その中には市の意向だけではなくて地元の意向も入れるような形で、また跡地の、いわゆる学校にかわる拠点となるようなものにしていきたいと考えておりますので、またその中で検討がされていくかと思っております。  以上です。 ○委員長曽根嘉明) ほかにないようでしたら、このあたりで本日の審査を終了します。  次回は9月17日午前10時30分ごろから陳情者の皆さんに出席をしていただいて、審査を行う機会を設けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、以上をもちまして厚生教育常任委員会を終了します。御苦労さまでした。                                閉会 午後4時36分...