◎
教育部長(
大石剛寿) 意向調査というよりも、大体平均的にそういった
北中学校以外のところに進学する――
北部4
小学校で大体10人弱、10人平均ぐらいは
皆さん毎年行かれていますので、多分来年以降もそういう傾向は続くのかと思っておりますので……。〔「同じぐらいではないかと」と呼ぶ者あり〕同じぐらいではないかと見込んでおります。
○
委員長(
曽根嘉明) 齊藤
委員。
◆
委員(齊藤和人) お聞きしたいことや思っていることがあるので、少しお話をさせていただきたいのですが。
1点が、今、
北部の4
小学校全体で
北中学校へ行かない児童が毎年10人ぐらいいらっしゃるというお話なのですが、私が聞いたのは、
伊太小学校に通っていた子供で藤枝の私学へ、中高一貫というのですか、中学からそちらへ通っているので、私どもの学区が第一
中学校ですので、第一
小学校、第一
中学校の学区です。その方が言うのに、2年後になると第一
中学校と
北中学校と
統合されると第一
中学校に来るのだねという話をしたら、ううん、行かないよと。もう明誠
中学校に行っているから、藤枝に行っているからというお話なのですね。今、中学受験というのは、都会はもちろんだけれども
島田みたいな田舎でもやはりそういうことがだんだん始まっているというところもあると思いますし、それから、附属中学へ行く子というのは以前から各地区に必ずいたわけで、当然受験するということは附属に行ったのかなと思ったらそうではなかったので、少し驚いたのですが。
その同じ話を、相賀の民生
委員やっている方から情報を聞いたら、こういうわけでもう10年ぐらい10人
北中学校に行かないのだってという話を聞いたときに、それこそ5年後には第一
小学校に
統合されるという話ももう
皆さん耳に入っているわけです。入っているけれども、それが具体的に自治会あるいは民生
委員のほうにもそういう話は全く来ていないので、うわさでしか耳に入ってこないと。物すごく不安がっている方は多いわけです。それが情報を聞いていて事前に知っている方と、去年の時点で
教育委員会である程度報告を出されたという時点で、もう既に恐らくこうなるのだろうという想像のもとに進められている方もいらっしゃるわけで、逆に全くそんなことは寝耳に水で、3月26日まで全く知らなかったと。この間、
北部ふれあい
センターの
説明会のときも私も傍聴させていただきましたけれども、
北中学校に今年度入った1年生は、全くそんなことを聞いていないと。
学校の
説明会で何もないのに、いきなり2年後に
統合するというのもおかしくないかと。それは確かに
保護者にしてみればそういう思いは強いと思うのです。その辺をもっと
保護者に寄り添う形で、もっと丁寧にしていただきたいという思いがします。
方向性として決定するのはいたし方ないとは思うのですが、政府の指導というのが、文科省の指示もあるのでしょうから仕方ないとは思いますが、その辺はまちづくりのこと、
地域づくりのこともあるので、もっと丁寧にやっていただきたい。反対する
人たちの思いにもう少し寄り添う形にしていただいたほうがいいのではないかという思いがいたします。
○
委員長(
曽根嘉明)
大石教育部長。
◎
教育部長(
大石剛寿) ありがとうございます。
まず、最初に
地域のほうなのですけれども、
地域のほうにつきましては
説明会という形で地元の方について任意の形で受け入れておりましたので、多分来られている方と来られていない方というのは当然いらっしゃるので、どうしてもその中で情報量の差というのは出てくるのかと思います。やはり、こういったことは、言い方は失礼ですけれども、自分事として捉えないとなかなか関心が持てない部分がありますので、そういった意味でどうしても認識の差が出てきてしまうのかなというのはございます。あと、その1年生の
保護者につきましては、私たちも本当にこの計画は確かにできましたけれども、私たちはここがゴールだとは決して思っておりませんので、今後2年間の中で可能な限り
保護者あるいは生徒の不安を払拭していく形で努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○
委員長(
曽根嘉明) ほかにございますか。
○副
委員長(
山本孝夫)
委員長。
◆
委員(
曽根嘉明) 先ほどの
説明でも、それぞれの伊太、神座、相賀、
伊久美に3月二十幾日の前にもある程度
地域で
説明をして、ある程度の了解は得たという話がございましたけれども、本当にそのときの当事者が何人いたかというのは我々ではわからないですよね。やはりそこに当事者が本当にいたならもう少し風通しのいい情報交換、
説明ができたと思うのですが、そこら辺での、今さら言ってもしょうがないですけれども、そこに一つ大きな
ボタンのかけ違えの原因があると思うのです。そうなるとやはり、今後はしっかり
保護者の
皆さんと連絡を密にして同じ目線でやってくれないと、決まってしまったのだから従いなさいというような考え方で
説明に行くと余計反発が起きると思うものですから、そこのところはしっかり気をつけてやっていただきたいということは要望しておきます。
○副
委員長(
山本孝夫)
大石教育部長。
◎
教育部長(
大石剛寿) ありがとうございます。私たちも昨年から
説明会をやっておりまして、当事者というものを私たちの場合は当然もう
小学校、
中学校の生徒か児童の
保護者だけではなくて、地元の人も含めて当事者として捉えておりました。ただ、実際にその当事者の中にも本当にどうしても条件が違うものですから、今回の中1の
保護者のように、やはりそのときに一番影響を受ける
皆さんについては、私たちもこれから先、今
委員長おっしゃったように、本当に寄り添ってできる限りこの2年間で
統合してよかったと思っていただけるような形で努めていきたいと思っております。ありがとうございます。
○
委員長(
曽根嘉明) ほかにございますか。
佐野委員。
◆
委員(
佐野義晴) 今、
島田市では都市計画マスタープランをやっていますね。そうした中で、これは全国的な課題になっていると思うが、
地域づくりの拠点というのが
小学校になっている。これも私、すごく先の話をしてしまうが、自分の持論の中に一つあるのだけれども、今
小学校が18で
中学校が7つか。〔「そうです」と呼ぶ者あり〕ありますね。それで、人口動態も今のあれでいって、
島田市の最終的な、一番長いのは2060年になっていますね。それで今現在の約10万人が試算上は、人口動態の中位でとって6万何がしになっているが、実際の推移でいうとさらにどれぐらいか、1割ぐらい下がるというデータが出ている。それで、今の子供の数が大体7,800人ですね。それだと私が単純に計算すると3,900人ぐらいになってしまう。今第四
小学校の改築もやっていますね。それでこの第一
小学校がやるということは、ここで今第一
小学校と第四
小学校がやるということは、もう40年か50年を見据えて
島田市として
教育の枠をつくったのだと思う。そのときにやはり、これは今初倉もそうだし、六合とか大津があるわけだけれども、旧市内においても今言う第三
小学校の問題があるではないか。この中にも事実出ている。そうしたら、これはこれで極論を言ってしまうと、七十何%の人の賛同を得ていれば、私は個人的には今の段階ではいいなと思います。そうせざるを得ないと。しかし、
島田市の大きなビジョンをつくる中で、そうした計画も入れていかないと、その都度そういうことが起きてしまう。それはあなたたち、
教育委員会は
学校中心でいくけれども、ぜひ
地域づくりとかまちづくりというのを考えた中で、都市計画の中の位置づけとして
小学校と
中学校を位置づけてもらいたい、そんなふうに思います。
○
委員長(
曽根嘉明)
大石教育部長。
◎
教育部長(
大石剛寿)
佐野委員おっしゃるように、子供の数というのはこれからもどんどん減っていきます。そういったことはこの
北部とか初倉だけではなくて、旧市内のほうも例外ではございません。実際に第三
小学校、あるいは第五
小学校については、今は確かに
学校が維持できるぐらいの児童はいますけれども、この先多分第三
小学校あるいは第五
小学校につきましても、もしかしたら何十年か先には
統合という話が出てくるかと思います。この
統合案につきましては、これが本当に終わりではなくて、もう市内全域の学区ということを見直した形でやっていきたいと思いますので、その中には当然都市計画マスタープランとかそういった
地域づくりのほうも絡めた形で考えていきたいと思っております。
以上です。
○
委員長(
曽根嘉明) ほかに。
佐野委員。
◆
委員(
佐野義晴) ついでにもう一個。今、都市計画マスタープランをやっていると6
地域に分かれているではないか。その6
地域の一つに大長地区と伊久身地区というのは、エリア面積はかなり大きい。その中に
学校がなくなってしまうのだよね。それで、今政府の言う小さな拠点づくりといったときに、これは今ここで論じることではないけれども、あなたたちが今言う、そこでこういうことが進んだ場合には、ぜひそうしたまちづくりというか
地域づくり、その辺を含めた都市マスが今やっているもので、特にあのエリアに
学校がなくなってしまう。その辺は重点的に考えてもらって、今対象というのは
保護者の対象が多いのだけれども、やはりそこに住む年寄りの比率がどんどん高くなって、高齢者が逆に多くなって、そうしたときに
地域の拠点づくりというのは必要なものである。その辺のトータル的な計画を含めた
学校の統廃合というのをぜひ継続的に考えてもらいたいと思います。
○
委員長(
曽根嘉明)
大石教育部長。
◎
教育部長(
大石剛寿) 確かに
北部地区のほうにつきましては、
小学校が4校なくなるということで、いわゆる
地域の拠点は確かになくなってしまうのかもしれないのですけれども、
学校の跡地をこれから利活用
検討委員会という中で
検討してまいります。その中には市の意向だけではなくて地元の意向も入れるような形で、また跡地の、いわゆる
学校にかわる拠点となるようなものにしていきたいと考えておりますので、またその中で
検討がされていくかと思っております。
以上です。
○
委員長(
曽根嘉明) ほかにないようでしたら、このあたりで本日の審査を終了します。
次回は9月17日午前10時30分ごろから
陳情者の
皆さんに出席をしていただいて、審査を行う機会を設けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、以上をもちまして
厚生教育常任委員会を終了します。
御苦労さまでした。
閉会 午後4時36分...