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  1. 島田市議会 2019-03-07
    平成31年第1回定例会-03月07日-05号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    平成31年第1回定例会-03月07日-05号平成31年第1回定例会  平成31年第1回島田市議会定例会会議録 平成31年3月7日(木曜日)午前9時30分開議    出席議員(18人)                欠  員          2番   大 関 衣 世 議員         3番   大 村 泰 史 議員      4番   河 村 晴 夫 議員         5番   齊 藤 和 人 議員      6番   伊 藤   孝 議員         7番   横 山 香 理 議員      8番   藤 本 善 男 議員         9番   村 田 千鶴子 議員      10番   曽 根 嘉 明 議員         11番   桜 井 洋 子 議員      12番   佐 野 義 晴 議員         13番   杉 野 直 樹 議員      14番   大 石 節 雄 議員         15番   福 田 正 男 議員      16番   森   伸 一 議員         17番   山 本 孝 夫 議員             欠  員         19番   清 水 唯 史 議員      20番   平 松 吉 祝 議員    欠席議員(なし)    説明のための出席者
           市  長  染 谷 絹 代        副 市 長  萬 屋   正        副 市 長  牛 尾 伸 吾        教 育 長  濱 田 和 彦        市長戦略                 危機管理              鈴 木 将 未              眞 部 和 徳        部  長                 部  長        地域生活部長兼              健康福祉              杉 村 嘉 弘              横田川 雅 敏        支 所 長                 部  長        こども未来                産業観光              孕 石   晃              谷 河 範 夫        部  長                 部  長        都市基盤                 行政経営              三 浦 洋 市              北 川 博 美        部  長                 部  長                             市民病院        教育部長  畑   活 年              今 村 重 則                             事務部長        監査委員  平 林 健 互    議会事務局職員出席者                             次 長 兼        事務局長  鈴 木 正 敏              山 本 敏 幸                             庶務担当係長        議事調査              浅 岡 秀 哉        主  査  岡 田 ちな美        担当係長        主  事  杉 山 雄 也 議事日程(第5号)  第1.一般質問個人質問)  第2.会議規則第35条の2に基づく資料要求について 本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)と同じ  一般質問個人質問)   17番 山 本 孝 夫 議員(一問一答)   19番 清 水 唯 史 議員(一問一答)   4番 河 村 晴 夫 議員(一問一答) △開議の宣告  (午前9時30分) ○副議長(清水唯史議員) ただいま、議長が所用で席を外しております。暫時、議長の職務を代行いたしますので、御連絡申し上げます。  出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ───────── △議事日程の報告 ○副議長(清水唯史議員) 議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  ───────── ◇ ───────── ○副議長(清水唯史議員) 日程第1、一般質問個人質問)に入る前に、染谷市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。  染谷市長。 ◎市長(染谷絹代) おはようございます。  昨日、桜井議員の質疑に対する私の答弁について、御説明を申し上げさせていただきます。  私は答弁の中で、まだ何も決めておりませんと申し上げましたが、これはあくまでも教育現場における包括業務委託については慎重に検討すべきものということを再度申し上げたものであります。  したがって、平成31年度当初予算に計上した包括業務委託に係る予算の内容について言及したものではございません。  いずれにいたしましても、教育部門の包括業務委託については、弊害等がないように、また、教育の質が維持向上できるように慎重に判断してまいります。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 萬屋副市長。 ◎副市長(萬屋正) 昨日の市長答弁の真意につきましては、ただいま市長が御説明をさせていただいたとおりでございます。  来年4月からの会計年度任用職員制度開始に当たりましては、昨日の市長答弁あるいは部長答弁という中で御説明をしてまいったところであります。  島田市としましては、この会計年度任用職員制度開始を契機といたしまして、ただ漫然とこの会計年度任用職員を導入することなく、まず正規・非正規を含めた業務のあり方というものを見直した上で、その会計年度任用職員について制度の開始を待ちたいということを考えている次第であります。  したがいまして、今、平成31年度予算を前提に、さらに執行の段階におきましても、教育分野に限らず慎重な検討を進めてまいりたいということでございます。  また、昨日、桜井議員の御質疑の中に、国、総務省のこの会計年度任用職員に係ります財源措置というものも御指摘がありました。我々は、財源措置があるからただ漫然と会計年度任用職員を導入することなく、これは必ず、では全国の自治体が会計年度任用職員に係る財源措置を100%、では総務省の交付税措置か、あるいはほかの科目かまだわかりませんけれども、100%措置をしてくれるかと言うと、決してそれはそうではないというふうなことも考えております。  総務省はいまだに、調査をする、検討すると言っているだけであります。ただ、その検討結果が出るのは、ことしの秋以降、平成32年度予算編成においてはっきりされるわけであります。  それが決まった後、例えば、財源措置の配分が来年1月ごろに来たとしても、それで我々が制度を運用しようとしても、これはもう大変遅いわけです。したがって、この1年、約1年をかけて、そういったものの検討を事前にやっておくということが必要であるというふうに考えて、今、この平成31年度予算で、その検討の裏づけとなる予算につきまして御審議をお願いをしているという状況でございます。  桜井議員からの御紹介があった衆議院総務委員会では、島田市という言葉を5回も連呼していただきました。そういう意味では、島田市が先進的にこの会計年度任用職員の導入に際して、こういったことを検討しているのだということを、ある意味PRしていただいたということでは、全国の自治体にとっては大変ありがたいことであります。  最後に総務省に対して、これは衆議院の本村議員の質疑だけで終わりましたが、総務省に対しても、会計年度任用職員に対する財源措置については必ずやりなさいという質疑で終わっております。  当然、我々は総務省、国に対して、その財源措置は必ずやってほしいということは、桜井議員の御指摘あるいは衆議院総務委員会での御指摘と同じ方向性を持って取り組んでまいりますので、ぜひ議会におかれましても御支援をお願いしたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) ただいまのとおりです。皆様、御承知いただきますようよろしくお願い申し上げます。  なお、今の副市長の御発言ですけれども、昨日の桜井議員の御答弁の中で申し上げていただけるほうが、一般質問のしっかりとした御答弁となると思いますので、今後、御配慮いただけますようよろしくお願い申し上げます。  ───────── ◇ ───────── △一般質問個人質問) ○副議長(清水唯史議員) それでは、日程第1、前日に引き続き一般質問個人質問)を行います。  一般質問個人質問)の通告がありますので、順次、発言を許します。  初めに山本孝夫議員ですが、今回の一般質問にかかわり用品の持ち込みについて許可いたしますので、御承知くださいますようお願い申し上げます。  それでは、山本孝夫議員。    〔17番 山本孝夫議員登壇〕 ◆17番(山本孝夫議員) おはようございます。17番、山本です。通告によりまして、壇上より質問をさせていただきます。  1.設置予定の観光案内所とこれからの観光施策について  「観光で稼ぐ」という文言を使って、当市はこれからの観光施策を進めていくと聞いております。とりわけ新東名島田金谷インターチェンジ周辺賑わい交流拠点整備では、市が観光案内所を設置することになっております。そこで、この観光案内所を活用して、どのような観光施策を計画しているのか、以下、質問いたします。  (1)観光案内所の運営はどのように行うのか。  (2)観光案内所の特徴は何か。  (3)隣接自治体観光案内所観光協会及び大井川鐵道株式会社等との連携はどのようになっているか。  (4)当市またはこの地域全体で企画しているものはありますか。  (5)観光施策に外部の人材登用は考えているか。  (6)住んでよし、訪れてよしという地域にするため、定住促進につなげる観光案内所の役割をどのように考えるか。  2.第3日曜日の家庭の日の施設利用について  市内の少年少女のスポーツ活動において、これまで毎月第3日曜日は家庭の日と称して学校施設の使用を禁じてまいりました。しかしながら、家庭の日の設定の趣旨が理解されておらず、学校施設以外の場所で活動を行い、子供や保護者への負担が大きくなっているとも聞いております。  一方で、家庭の日設定の趣旨を理解し活動していますが、活動場所学校施設で日曜日が活動主体の団体においては、第3日曜日に活動ができず、活動場所に窮しているとも聞いております。多くの団体は趣旨を理解し活動していると思いますが、一部が困難を強いられているとすれば、改善策はないかと考え、以下、質問いたします。  (1)家庭の日を設定した目的は何か。  (2)現場の活動実態をどのように把握しているか。
     (3)第3日曜日は使用禁止としていくのか。状況に応じて柔軟に対応する選択肢はないか。  (4)健全な育成を考えたとき、実態調査のアンケートを学校を通じて行う考えはないか。  (5)子供たち健全育成のためには、まず指導者の健全育成が必要と考えます。このことについての見解はどうか。  以上、壇上での質問です。    〔17番 山本孝夫議員発言席へ移動〕 ○副議長(清水唯史議員) 染谷市長。    〔市長 染谷絹代登壇〕 ◎市長(染谷絹代) 山本議員の御質問にお答えをいたします。  最初に私から答弁申し上げ、2の(1)から(5)の御質問については教育長から答弁させますので、よろしくお願いをいたします。  最初に、1の(1)の御質問についてお答えをします。  観光案内所の運営につきましては、島田市観光協会へ委託することを軸に検討を行っております。なお、(仮称)大井川流域観光拠点には、観光案内所の機能に加え、蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋と同様、島田市緑茶化計画コンセプトティーや、島田の逸品の物販等を行うスペースを設けるとともに、この拠点の一角に大井川鐵道株式会社の駅舎を開設するための協議を行っております。  次に、1の(2)の御質問についてお答えをいたします。  観光案内所の特徴としましては、観光案内機能として、大井川流域体験プログラムを一括して取り扱い、あっせんするとともに、デジタル技術を活用した動画などによる観光資源の発信を行います。  近年、サイクルツーリズムが盛り上がりを見せておりますので、サイクルピットを設置し、サイクリストにも立ち寄ってもらえる場所としていきます。  また、大井川鐵道株式会社の運行列車を見たり、撮影したりすることができるテラスや広場の整備も予定しております。さらに、市内業者が島田市の特産品を開発した場合、期間限定でのテスト販売や、実演販売を行えるスペースの設置も検討しております。  次に、1の(3)の御質問についてお答えをいたします。  隣接自治体観光案内所等との連携につきましては、現時点では島田市観光協会大井川鐵道株式会社観光拠点機能の検討の場に参画していただいております。また、川根本町には随時情報提供を行っており、今後、具体的に連携可能な業務等に関して検討をすることとしております。  次に、1の(4)の御質問についてお答えをいたします。  島田市またはこの地域全体で企画しているものは、地域全体の資源を活用した観光体験です。  具体的には、中部5市2町の地域連携DMOによって企画されている茶氷の販売、本年4月から6月にかけて開催される静岡ディスティネーションキャンペーン期間中にJR東海が企画する茶摘み体験ができるしずおかお茶づくし号や、JR東海と大井川鐵道とが連携した観光列車の運行があります。  また、静岡市井川、川根本町、島田市の各観光協会大井川鐵道株式会社と行政等で構成される大井川流域サイクルツーリズム協議会によるサイクルトレインの運行事業や、サイクリストのガイドの養成事業などが挙げられます。  次に、1の(5)の御質問についてお答えをいたします。  観光施設への外部の人材登用につきましては、観光商品企画を行うため、平成30年度から島田市観光協会民間旅行会社勤務経験のある専門員を2人配置しております。今後、島田市観光協会がこの観光案内所を運営していくことを見据え、観光協会職員体制の一層の強化も必要であると考えております。  一例を申し上げますと、先ほど答弁しました大井川流域サイクルツーリズム協議会には、市内の自転車店に勤めている自転車の愛好家がアドバイザーとして加わっております。そのほか、観光案内機能に係るデジタル技術を活用する上で、デジタルマーケティングに関してのアドバイザリー契約をする委託業者にもかかわってもらうこととしております。  次に、1の(6)の御質問についてお答えをいたします。  定住促進につなげる観光案内所の役割の考え方につきましては、この観光案内所大井川流域のさまざまな観光施設体験プログラムなどの情報提供と、デジタル技術を活用した情報発信を行うことで、観光客にはこの地域ならではの情報を提供し、地元の皆様には地域のよいところを再発見していただく場でもあります。  これにより、島田市に興味・愛着を持ち、住んでみたい、住み続けたいと思う人がふえることで、移住・定住促進の一翼を担う施設になると考えます。  以上、答弁申し上げました。  引き続き教育長から答弁させます。 ○副議長(清水唯史議員) 濱田教育長。    〔教育長 濱田和彦登壇〕 ◎教育長(濱田和彦) 市長に続き山本議員の2の(1)の御質問についてお答えします。  家庭の日は、県民が家庭の役割等を考え、家族のコミュニケーションを深めるために、県が要綱で定めたものです。県は当初、第3日曜日を家庭の日と定めておりましたが、家族のライフスタイルや意識の変化、就労形態の多様化を受けて、各家庭で状況に応じ、独自に設けることとしました。  島田市では、青少年に関するさまざまな問題の一因が家庭環境にあるとの認識から、これまでどおり第3日曜日を家庭の日とし、家族のコミュニケーションを図るとともに、家庭を振り返る機会としたものです。  次に、2の(2)の御質問についてお答えします。  多くのスポーツ団体等は、家庭の日の趣旨を踏まえ活動をしておりますが、議員御指摘のように独自の活動を行っている団体も一部にあることは承知しております。しかし、各団体の詳細な活動状況については把握しておりません。  次に、2の(3)の御質問についてお答えします。  市では、これまで第3日曜日は家庭の日として設定していることから、学校施設の開放は原則として行っておりませんでした。しかし、指導者が家庭の日の趣旨を理解し、特に子供の体への負担を配慮し、月1回以上の休養日を設けるなど、適切な計画に基づく活動を実施していただくことであれば、学校と協議し、第3日曜日でも施設を開放するなど、柔軟に対応してまいりたいと考えております。  次に、2の(4)の御質問についてお答えします。  個々のスポーツ団体活動状況につきましては、島田市スポーツ少年団本部や、島田市体育協会などに御協力を仰ぎ、その把握に努めていきたいと考えております。  次に、2の(5)の御質問についてお答えします。  島田市のスポーツ少年団本部に登録している団の指導者の育成については、少年団本部主催で指導者のための講演会などを毎年実施しております。こうした活動については、体育協会内でも情報共有を図り、所属する各競技団体からも参加していただくことで、指導者の育成につなげていきたいと考えております。  市としては、今後も体育協会スポーツ少年団本部と連携し、子供たち健全育成に取り組んでいきたいと考えております。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問につきましては担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) それでは、以降、一問一答にて質問をさせていただきます。  今、御答弁いただいた内容の中で、確認をしたい部分があるのですが、まず、観光案内所の運営はどのようになりますかということなのですが、主体は観光協会が行う予定だということですね。  そこで、お話の中で、大井川鐵道株式会社の新駅の駅舎についてのお話がありました。これは、私たちが聞いている話は、観光案内所の設置は島田市がやりますよということなのですが、この新駅の駅舎というのは島田市がやるのですか、それとも大井川鐵道さんがやるのですか。費用もありますので、どのようにするのか説明を加えてください。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 市長からの答弁もありましたとおり、駅舎につきましては、整備自体も含めまして、現段階では大井川流域観光拠点駅舎機能を加えていくために、大井川鐵道株式会社等と協議を行っているという状況でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 今の答弁ですと、今お話を大井川鐵道とやっているということならば、今後、駅舎については島田市も費用を出して行っていくという解釈でよろしいですか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 大井川流域観光拠点につきましては、その整備については今回の議会において当初予算ということで、その整備費用についてはお願いをしているところです。  駅舎については、繰り返しになりますけれども、駅舎機能を加えていくために大井川鐵道株式会社と協議はしている段階でございますので、その整備主体についても、今、協議をさせていただいているという状況でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) ほかのことで確認したいことがありますが、この観光協会というところが運営をし、この案内所は、恐らく毎週、毎日オープンするのでしょうが、時間帯ですとか配置人数、これはどのくらいを考えていますか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 現在、観光協会との協議の中では、オープンについては、一応、年中無休ということを考えております。あと、営業時間等につきましては、賑わい交流拠点の他の施設との営業時間を考慮する必要があるため、今検討をしているという段階でございます。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 配置人数について。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 済みません。配置人数につきましては、現段階においては、観光協会としては、案内担当として2人、物販担当として2人から3人ぐらいを想定しているというふうに聞いてございます。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) ということになりますと、観光協会から出てきていただく人数についても、今の人員では恐らく足りなくなるだろうということになりますと、島田市から観光協会に毎年費用が行っているわけなのですが、その運営にかかわる上積み経費というのは、大体で結構ですが、大体どのくらいの金額を予定されているのですか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 先ほど答弁いたしましたとおり、観光案内所の運営にはある程度の人数の職員体制というのが必要になってまいります。ただ、当然、物販機能も入りますので、その収入を見込んでおりまして、その中で人件費を賄っていくこともございます。  観光協会の現在の職員の配置もございますので、そのような中で検討させていただいて、今後決定をさせていただきたいと思っております。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) そうすると、現時点では恐らく上乗せはあるのだけれども、金額はまだわからないということで解釈いたします。  それでは、(2)のほうの特徴なのですけれども、当然、観光案内所ですから、この地域の体験プログラムを紹介するとか、斡旋するとか、あるいは動画を配信するというのは大体予想がつく範囲の情報で、どこでもやっている案内所だと思います。  私がお伺いしているのは、特徴は何ですかということなのです。特徴。つまり、よそにはないけれどもここにはあるよというような特徴を出さなかったら、普通の案内所になってしまいます。これではなかなか効果が出ないのかなと思います。特徴と言ったら、これは何でしょうか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 今、議員のほうから御提案いただきました、来客者の心をつかんで情報発信をしていくために、地域のことをよく理解した方とか、観光に造詣の深い外部人材を登用したり、デジタル技術を活用した画像とか、動画を駆使した情報発信を取り入れたりすることを検討させていただきます。また、この地域の魅力を体験できるようなものも取り入れていければと考えております。  例えばということでございますけれども、大井川流域を走る擬似のサイクリングの体験とか、従来の観光PR映像では感じることができないような臨場感あふれるバーチャル観光体験をすることができる、そのような技術などを取り入れていくことも研究をさせていただきたいと思っております。  デジタル技術単体だけだと、どこにでもあるような予想の範囲内になりますけれども、デジタル技術と島田市にしかない地域資源を組み合わせることで、ほかにはない企画となっていくように思います。より特色のあるものにするために研究・検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 今のお話ですと、そんなものを今度やるのだというような、胸がわくわくするようなお話というふうにはなかなか聞こえてこないのですが、ぜひ特徴を出して運営をしていただきたいと思います。  お話、説明をいただいた中で、サイクルピットというお話がありました。これは、貸し出しの自転車と、今は電動自転車を貸し出しするほうが多いかと思います。  これは、ほかの地域でも事例をやって、伊豆半島のほうでも同じようなものもありましたし、昨年でしたか、視察に行ったときに、米原の駅に行ったら、琵琶湖1周のサイクル、自転車を貸し出すようなコーナーもありました。  どこでも貸し出しというようなことはやっているのですけれども、そういったサイクルピットというようなものを設置することになると、このサイクルピットというのは、交流拠点の部分に設置しようというイメージを持っているのか、あるいはほかのところで島田市内のどこかにそういったものを準備しようと思っているのか、そのあたりはどのように考えていますか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) この観光案内所についても、今、サイクルツーリズムというのが大分はやってきているのも事実でございますので、その辺についても、このピットについては観光案内所のほうにも設置をしていきたいと思っております。  大井川サイクルツーリズム協議会のほうでも、昨日少し御答弁差し上げましたけれども、サイクルピットについては整備をさせていただいているという状況でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) そのサイクルピット等の管理・運営については、市当局として、全国にいろいろなところがあると思いますが、参考になった事例というのはどこかあるのですか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 先ほど申しましたとおり、大井川サイクルツーリズム協議会として今、事業展開をさせていただいているということでございますけれども、事例を参考にしている特定の地域というのはございませんが、島田市の観光協会とか県内の観光協会とか、民間会社、組織をしている静岡県サイクルツーリズム協議会、県の組織がありますので、そちらのほうから情報を収集させていただいております。  それ以外にも、マップをつくらせていただいているという御答弁も差し上げましたけれども、そうした内容につきましては、北海道とか和歌山、浜名湖周辺遠州地域、伊豆地域などの県内外のサイクルマップ等を参考にさせていただきながら、サイクルマップを作成した経緯もございます。  あと、今後も県内外の誘客に有効な取り組み、イベントの情報収集に努めていくということでございますし、あとはしまなみ海道とか、台湾などの先進地を実際に情報収集しながら学ぶことも必要だと考えております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) ぜひ、市の方も、そういった協議会にお願いして情報収集するばかりでなく、実際に行って、自分で乗って、そのような研究もしていただきたいと思います。  それと、御答弁の中に、この案内所では物品販売もするのだというお話がありました。一方、JA大井川が主体的に運営をするであろうマルシェの物販もあるわけで、その辺の住み分けというのは何か決められているのですか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 観光案内所内の物販スペースにつきましては、島田の逸品であるとか、島田市緑茶化計画の商品であるとか、大井川鐵道さんのグッズであるとか、サイクリングの関係の商品等を今、予定をしてございます。
     そういう意味で、マルシェ側の物販のほうは、観光土産とか物産のほうを販売するということでございますので、少し住み分けをしてやっていきたいと思っております。  先ほども市長の御答弁にもありましたように、観光案内所の販売スペースについては、ある程度、市内業者の方が販売できるようなスペースについても確保していきたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 今の御答弁の延長なのですが、市内のいろいろな方が、農産物にとどまらず、例えば、木都島田ということを再々最近はお話をされていますけれども、木を使ったようなものを試験的にそこで販売し、ここがいいとなれば取り扱う。  そうすると、次から次にいろいろな方が、ぜひそういうふうになってほしいのですが、商品開発をし、ここでPR、それこそ観光案内所の機能を発揮して、これが売れるようになったらスペースが足りなくなります。  そうしたら、それはマルシェのほうに持っていって、通常に販売していただくというような、連携した販売形態をとらないと、ここの地域の方々がいろいろなものを開発しても、販売の糸口がないと。  ぜひ、この集客能力のあるところで、地域の産物を見てもらうということは必要なので、ぜひそういったことをしてもらいたいと思うのですが、そのようなお話をしていただけますか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) マルシェ側の内容につきましては、基本的にはJA大井川主導でやっているという状況でございます。  今言った観光案内所の物販スペースで人気が出て、マルシェのほうへということにつきましても、そういう方向が出てくれば、島田市から少しJA大井川にお話をしていくことはできると思います。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) それでは、次の連携のほうのお話をしたいと思います。  先ほどから出ている、持ち込み許可をいただいたこれ、曽根議員も代表質問で紹介されておりますこの冊子を大井川流域サイクルツーリズム協議会でつくられてあります。  非常に細かく書いてあって、これを見るといろいろなところに行ってみたいなというものであるのですが、残念ながら、井川、千頭あたりはあるのですが、ずっと来て野守の池のところまであるのですね。そこからインターチェンジのところあたりまではなくて、もっと南になって、島田の蓬莱橋を経由するルートあたりが紹介されている。  これからそのツーリズム云々の話をするならば、ぜひ新東名の周辺を起点とする案内をつくる必要があると思いますが、その辺はどのように考えていますか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 御提案ありがとうございます。  サイクリストの目的といたしましては、長距離を楽しみたいとか、景色を楽しみたいとかという、多種多様なコースというのが多分必要になるのかと思っております。ただ、モデルコースを紹介する以上、安全で安心で走行がしやすいコース設定も考慮しなければならないと思っております。  今回のマップについては、初回版ということでございまして、大井川あるいは大井川鐵道をキーワードとして、大井川流域の魅力というものを中心に、サイクリストが走ってみたいと強く印象づけるコースを自転車愛好家の方と一緒に考えたという経過がございます。  ただ、このマップそのものがこれで終わりだと思っておりませんので、今、御提案があった内容についても、今後改訂していく際にはそのようなこともぜひ考慮させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 連携ということになりますと、島田市だけでやれる話ではないのですが、せっかくこういった冊子を、これは静岡市まで入っているわけですね。川根本町、静岡市、それから島田市が入っているわけなのですが、当然、広範囲のところと連携してやる事業なのですね。  これですと、やはりそれでも、見ていて参考にはなるけれども、おもしろいな、ここに行ってみたいなというところがないので、もう少し奇抜なといいますか、そのようなアイデアをくんだ企画を、あと1年半ぐらいですか、賑わい交流拠点が開かれるであろう間にいろいろ企画を練っていただいて、スタートするときには、ああ、こんなおもしろい企画があるのだということをぜひ検討していただきたい。  その中で、私の提案なのですが、聞いていただけますでしょうか。少し前に、川根でフォトロゲをやりましたね。この日、あれは川根地区がほとんどでフォトロゲをやって、大勢の参加を見込んでなごやかに楽しい企画ができています。  それをもっと広めて、サイクリングのフォトロゲということであれば、もっと広範囲にいろいろなところを訪れて、ああ、こんなところがあるのだということを広く情報を提供することができるかと思います。  特に、このサイクリングの方は恐らく全国から来られると思うので、これから観光で稼いでいこうという島田市ならば、よそからの人を誘致するような企画を打っていかないとまずいと思うのですね。  そういった意味で、せっかくこういったつながりがある、場所もある、風景もオーケー、大井川というのはいろいろなものがある、SLも走っているよということになれば、非常に魅力的な場所だと思うのです。  そんなものをぐるっと回るような、フォトロゲのノウハウを持って、そのような企画ができればと思うのですが、私のアイデアはいかがでしょうか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 御提案ありがとうございます。  地域内外の誘客には大変魅力のあるイベントだと今思いました。今後、関係者からの御意見を聞きながら、協議会の中で少し検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) ぜひ参考にしていただいて、私の意見を全部取り入れろという意味ではないのですけれども、いろいろな方の意見を聞いて、ぜひ、あそこに行ってみたいなというような企画を打っていかないと、普通の観光案内所では来ませんよというふうに私は申し上げているわけで、ぜひ参考にしていただきたいと思います。  それと、人材のことなのですが、観光案内所に平成30年度から観光施策への外部登用については、観光商品企画を行うために、平成30年度から、つまり今年度からもう既に専門員を2人配置しているということを聞いています。  この方々は、きっといろいろな経験があってノウハウを持っておられると思うのですが、この方々が観光案内所にかかわる、あるいは観光案内所がスタートしても、あるいはほかから登用して、普通の人がやるのではなくて、そういった方面に長けている人にやっていただかないと、観光案内所の機能も薄れてしまうと思うのですね。  この方々は、平成30年度から具体的にはどのような仕事をしていたのですか。それと、これからどのような仕事を頼もうとしているのですか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 2人の専門員につきましては、観光交流人口の拡大に向けて、観光協会職員体制の強化のために専門実務能力に長けた民間旅行会社の経験のある人材を配置しております。今後についても継続的に雇用をしていきたいというふうには聞いております。  具体的な内容ということでございますけれども、専門知識の経験を生かしまして、旅行エージェントの折衝とか、観光商談会の出席、観光商品企画の立案などに一生懸命対応していただいております。  以上でございます。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 観光でこれから稼ぐということになると、先般、藤本議員の質問で豊岡市の事例をお話しされました。城崎温泉があるのですが、私もこのまちの話を聞いたことがあります。確か演劇か何かのプロデューサーもここにかかわって、泊まるところ、それから地域を楽しむところを相まって観光施策を進めているということを聞いたことがあります。  島田においては、例えばピアノのベーゼンドルファーというようなものもありますし、最近では刀鍛冶のものがあったり、そういった文化を継承している部分もたくさんあります。よそにないものもあります。  こういったものを利用しながら、案内所の運営をする、企画をするということが必要だと思うのですね。つまり、そういったものを活用する、確かにエージェントとのつながりがあるからということではなくて、企画をする人材というものが非常に大切になってくると思うのです。  そういった面から、やはりこういった、何の仕事もそうなのですが、人づくりだと思うのですね。ですから、今、雇用されている方々のほかにも、スタート時点2、3年ぐらいは、そういった方の登用をしながら、まずはスタートのときに華々しく花火を上げなかったら、何かあそこはオープンしたみたいだねくらいではなくて、オープンしたんだってということぐらいの注目をしていただくような、そのような企画をするためには、やはり人材登用というものは大変大切な部分だと思うのです。  そのようなお考えは、お金もかかりますが、さらにということで、そのようなことは考えられますか。 ○副議長(清水唯史議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) そうですね。今、議員がおっしゃっていただいたように、観光についても専門的な知識を持っている方をぜひ雇用していきたいとは思います。  ただ、それについては観光協会の中のお話もありますので、とにかく今はそのお二人の方を中心に、例えば接客のレベルアップを図ったりですとか、とにかく観光案内所に来られる方については、そこの接客というのが一番重要になりますので、そういう意味で、人材を育成していって、コミュニケーション能力とか、接遇対応能力が非常にあるような形で、そのような人を配置する中で対応していきたいと思っています。  人数の話はこれから検討させていただきたいと思います。 ○副議長(清水唯史議員) 染谷市長。 ◎市長(染谷絹代) 今、観光案内施設のお話をされておりますが、マルシェのほうにだって観光客がたくさん来てくれないと困るわけでして、JA大井川のほうにとってもこの企画、旅行企画といいますか、どうやって集客するかということはとても大事なポイントであると思っております。  ですから、島田市観光協会だけではなくて、ここにはJA大井川も大きく絡む話だと思っていますので、この中でしっかり今検討を進めております。ただ、相手方のいることでございますので、私も明言できない部分もございますので、そこは山本議員の御指摘は重々承知をして話を進めるよう努力しておりますので、御理解いただければと思います。 ○副議長(清水唯史議員) 牛尾副市長。 ◎副市長(牛尾伸吾) 市長の後で済みません。賑わい交流の管理運営会社を、島田市も議会の承認を得て出資をすることとなりました。そうした関係もありまして、そちらの部分でぜひそうした先進的な知識、考え方を持った職員を採用するように市からは働きかけをしております。  それから1点だけ、済みません。冒頭の質問で駅舎というお話をいただいて、そこが正確に伝わっていないといけないものですから、少し補足させていただきます。  駅舎の建物そのものについては大井川流域観光拠点として、箱の部分は島田市が責任を持って担当いたします。市長答弁にありましたように、駅舎機能、改札、乗り入れについてのそういう機能として、その一角にどういうふうに大井川鐵道が協力して入ってきてくれるかということで現在協議をしております。建物のイメージが別にあって、まだこれ以外につくるということではございません。  ホームについては軌道敷の中でございますので、基本的に大井川鐵道にお願いをしていく方針でおりますが、建物については、現在議論している交流拠点以外にはございません。その一角にそうした機能を備えたいということで協議をしております。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) 人材育成、人材登用についてはぜひ検討をしていただきたいと思います。  実はこの(6)も、定住促進につなげる役割というようなことで、よそから来た方が一番最初に尋ねるところが案内所なのかと思います。そこのところに、例えば、すごくいい印象を持っていただければ、ああ、このようなところに住みたいなということにもつながるでしょうし、そこに、ここで農業をやりませんかとか、ここで林業をやりませんかとか、そういった案内もぜひやれば、いろいろな機能があると思うのです。  いろいろな方が来るのだから、いろいろなニーズがある。そういう中での一番最初の窓口として案内所があるので、そういった意味で、いろいろなところの分野に長けた人を登用をぜひ考えていただきたいと思います。  時間もないので、(6)は飛ばします。  家庭の日のお話をさせていただきます。  ほとんどの地域でやっておられるスポーツ活動の方々は理解をしていただいてやっておられると思うのですが、ともすると指導者が暴走しということも時々お話をし、それに被害をこうむる御家庭もあるやに聞いています。  家庭の日を設けるという趣旨については大変いいことだと思っているので、それはそれで理解はしているつもりでいます。  その辺の実態について、学校でアンケート等をとるのは、なかなかそれだけとるというのは難しいと思うのですけれども、最近のニュースでは、父親から虐待を受けて亡くなってしまった女の子がおられて、その辺の情報についての取り扱いについて非難を受けていることもあります。  ですから、アンケートの内容を全部公表するということではなくて、でも、勉強のこと、同級生の仲間のこと、スポーツ活動のこと、家庭でのことを含めて、そのようなアンケートの中で、例えばスポーツ活動をしていますかというようなことの中で、何か気にかかることがありますかというような文章を入れながら、学校経由でその情報を得ることもできると思うのですが、そのようなことはできないでしょうか。 ○副議長(清水唯史議員) 濱田教育長。 ◎教育長(濱田和彦) ありがとうございます。できるかできないかということですと、可能性としてはあると思います。  でも、もう一方で、御理解していただきたいことは、スポーツ少年団活動が、まず校外での活動であるということと、それから、全ての子供が行っていないということ、それから、その調査結果を学校教育活動にどう生かせるかというところが1つのポイントとなると思うのです。  行かせることであったら、積極的に活用できるというのであったら調査する価値があると思うのですが、今の学校現場の多忙化の中で、教育活動に生かせる部分が大きいのであったら、これは検討する価値があると思うのですが、なかなか難しい部分もあるということは承知しています。  さまざまな学校問題の課題というのはあると思います。そういうことについて、今、虐待などのお話もありましたが、そういう点については子供たちに定期的にアンケートととる等していて、悩みアンケートなどの中で把握は既にしているものですから、新たな調査については、学校と十分協議をする中でやっていかなければならない課題も大きいということは思っています。その点についての御理解はいただきたいと思います。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) これだけのことで特別にアンケートをしてほしいということではなくて、そういう機会がありましたら、子供を育てるというのは、当然、学校でも子供を育てるために仕事をしていますし、スポーツ少年団等の活動も子供を育てるため、あるいは各家庭においてもいい子に育てるように親御さんは育てていると思います。  そのような中で、何かしらそういった兆しがあるようなことがわかれば、社会全体でその辺を修正するという工夫もできるのかなと、そのようなこともありますので、ぜひ、そういった機会がありましたら、そのようなことも配慮していただければありがたいと思います。  それと、御答弁をいろいろいただいた中で、学校施設と相談をして、例えば第3日曜日はずっとこれからだめということではなくて、理解をいただいていれば許可を出してもいいのではないかということを考えておられるというふうに解釈します。  そういうときには、それを野放しにしてしまうとずっと活動してしまうことになりますので、希望する各団体においては、申請書ですとか、計画書ですとか、そういった裏づけをもって申請を出していただくようなことをすれば、かたくなに使わせないということではないと私は理解をしますが、今後、そういう工夫といいますか、各学校施設等の管理者、中学校、小学校の学校になると思いますが、理解をいただければ、そのようなことも、第3日曜日も使えるということで解釈してよろしいですか。 ○副議長(清水唯史議員) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 先ほど教育長から答弁申し上げましたとおり、適正に活動していただくためには、まず指導者が家庭の日の趣旨をしっかり理解されて、また月1回以上、休養日を必ず設け、子供の体への負担軽減に十分に配慮した活動に努める、こうした強い意識を持っていただくことが何よりも大切かと考えております。  議員からの御指摘がございました活動計画、そうした申請、こうした書面で提出を求める条件を設定するということにつきましては、その実効性を高める上では非常に期待も持てるかもしれませんが、教育委員会といたしましては、まずその家庭の日の役割、あるいは施設開放する場合の条件などにつきましては、改めて各団の指導者等へも周知していくことにまずは取り組んでまいりたいと思います。  そうした状況をうかがいながら、指導者の意識の変化が見られない、そうした状況がありましたら、今、議員の御指摘の、そうした計画書の提出等についても今後検討していきたいと考えております。 ○副議長(清水唯史議員) 山本議員。 ◆17番(山本孝夫議員) ぜひ、その辺のことでかたくなに、使用してはならないということではなくて、もう少し現状を見ていただいて、それに臨機応変な対応をしていただくと、いろいろな団体が望ましい形で指導が行き届いて、子供の育成にもつながるかと思います。  スポーツ少年団の本部でもいろいろな企画をていただいているとは思いますけれども、そういった暴走してしまうような指導者というのは、そういった研修会にも来ていただけないのです。しっかりやっていただいている方々が比較的出席率がいいという傾向にございます。  そのようなことも工夫をしていただきながら、多くの指導者がさらに自分の研さんを高めるような工夫をぜひしていただきたいというような情報発信等も、教育委員会のほうからしていただければありがたいと思います。  時間が少なくなりました。きょうのお話は、第3日曜日の話と、この物品の販売所のところなのですけれども、少し前の佐野議員の代表質問の中で、谷河部長のほうで、新東名の開発については機を逃さないで進めるのだというお話をいただきました。  私は、これからの財政のことも考えれば、ここでお金を稼ぐ、稼ぐ施設としてこれを成功させるために、人材育成等も一生懸命やっていただいて、機を逃さないで島田市の発展に寄与していただきたいと思います。これは私の意見として最後にお話をさせていただいて、終わりにしたいと思います。 ○副議長(清水唯史議員) 暫時休憩といたします。      休憩 午前10時27分  ──────────────────      再開 午前10時40分 ○議長(大石節雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。
     次に、清水唯史議員。    〔19番 清水唯史議員登壇〕 ◆19番(清水唯史議員) 19番、清水唯史です。通告に従い、以下、2点について質問させていただきます。  1.各種スポーツとまちづくりの取り組みについて  (1)第10回しまだ大井川マラソンinリバティの事後検証と今後について  人を当市に呼び込む一つの取り組みとして毎年マラソン大会が開催されております。平成30年は10月28日に第10回の記念大会として、全国各地から選手が参加し開催されました。記念大会であることで、10回連続エントリーの選手や、これまでの大会を支援してくださったスポンサーなどが招待され、前夜祭も盛大に開かれました。10回目を一つの節目として大会を振り返り、その成果と今後の取り組みについて、以下、質問いたします。  ①大会の開催状況について  ア 種目別の参加者の状況と出走者の状況を伺います。  イ 参加者の市内と市外の割合を伺います。  ウ 天候による選手の救護状況を伺います。  エ 参加ボランティアの人数と、そのボランティアの内容をお伺いします。  ②大会による成果検証についてであります。  ア 記念大会として新しい取り組みがあったかお伺いします。  イ 経済効果をどのように検証しているかお伺いします。  ウ スポーツの大会としての成果をどのように認識しているかお伺いいたします。  ③今後の大会の開催について、過去10回の大会を振り返り、本年10月27日に開催が決定された第11回以降はどのように開催するか、その方向性をお伺いいたします。  (2)平成31年度施政方針に掲げる健康による幸せづくりとスポーツについて  しまだ大井川マラソンinリバティの開催により、市内のランニングに取り組むスポーツ人口が増加していることは明らかであります。市長は就任以来、市民一人1スポーツによる健康づくり、または健康維持の方向性を述べております。そこで、今までの取り組みと今後の取り組みについて、以下、質問いたします。  ①市民一人1スポーツの現状をどのように捉えているか伺います。  ②体育協会加盟団体等の競技団体と市民健康づくりのかかわりをどのように取り組んでいるかお伺いします。  ③各種スポーツ競技の普及に対する方向性をお伺いします。  2.観光で稼ぐまちづくりの取り組みについて  施政方針に掲げる観光によるにぎわいづくりにおいて、市内には多くの歴史的な文化資源や自然を生かした地域資源が存在し、それらを総合的に活用し観光によるまちづくりで稼ぐことが述べられております。観光で稼ぐまちを視野に入れた観光総合戦略を策定するとのことでありますが、このことについて、以下、質問いたします。  (1)観光総合戦略策定の方向性について  ①観光総合戦略策定の方向性をお伺いします。  ②文化芸術推進計画と観光総合戦略の関係性をお伺いします。  ③観光資源となり得る文化資源の取り扱いについてお伺いいたします。  以上、壇上での質問といたします。    〔19番 清水唯史議員発言席へ移動〕 ○議長(大石節雄議員) 染谷市長。    〔市長 染谷絹代登壇〕 ◎市長(染谷絹代) 清水議員の御質問にお答えをいたします。  最初に私から答弁申し上げ、1の(2)及び2の(1)の②と③の御質問については教育長から答弁させますので、よろしくお願いをいたします。  初めに、第10回記念しまだ大井川マラソンinリバティが、議員を初め多くの皆様のサポートを受け、無事に開催できましたことを心から感謝申し上げます。  それでは、最初に1の(1)の①のアの御質問についてお答えをいたします。  第10回記念大会は、フルマラソンのエントリー者は8,660人で、出走者は7,592人です。10キロの部のエントリー者は1,441人で、出走者は1,248人となりました。  第9回大会と比較すると、エントリー者数は、フルマラソンが818人の減、10キロの部は31人の増となりました。また、出走者数を比較すると、フルマラソンでは983人の増、10キロの部では564人の増となり、大会当日の天候に恵まれたことが影響したものと考えます。  次に、1の(1)の①のイの御質問についてお答えをいたします。  エントリー者のうち、市内からは1,007人で10%、市外からは9,094人で90%となりました。また、県内と県外別は、県内が6,077人で60%、県外は4,024人で40%となりました。  次に、1の(1)の①のウの御質問についてお答えをいたします。  今大会は秋晴れのもと、気温の上昇が予測される中スタートしました。救護を受けられた方は119人で、主には筋けいれんが34人、筋性疲労が16人で、脱水症状による影響があったと考えます。  第9回大会は雨の中での開催でしたが、救護を受けられた方は92人で、主には筋けいれんが27人、寒気や低体温で救護を受けた方が19人で、気温が低いことが影響していたと考えます。  次に、1の(1)の①のエの御質問についてお答えをいたします。  今大会にも約2,000人の方にボランティアとして御協力をいただきました。ボランティアは一般の方、各種団体、企業、体育協会、消防団、学生などの皆様に御協力をいただきました。  ボランティアの内容については、市街地でのコース整理、給水、給食ステーションの運営、スタート及びゴール会場での荷物の受け渡しや、会場案内、計測チップ外しなどをお願いいたしました。  次に、1の(1)の②のアの御質問についてお答えをいたします。  10回目の節目となった大会の記念事業としては、大会プログラムに過去の9回大会を振り返るページの追加、大会前日には協賛各社を初め、10回連続エントリー者をお招きし、記念品の贈呈など感謝の意をあらわす場としての前夜祭の開催、さらに10回連続エントリー者には特別にレインボーカラーのゼッケンをお渡ししてレースに参加していただきました。  そのほか、雨対策も兼ねたゴール後に発行する完走証を入れる記念ファイルの配付、そして、ボランティアの皆様全員に記念シャツを贈呈しました。  また、大会当日には2キロコースを設定し、小学生によるファンランを開催することで、ふだんでは走ることのできない市街地コースを、沿道の声援を受けながら走る記念イベントも開催いたしました。  次に、1の(1)の②のイの御質問についてお答えをいたします。  参加者及び随行者などについて、事務局で把握できる範囲の実績から、宿泊費、飲食費、土産代を推計しております。これに、事務局が市内業者に支払った大会費用を加えた結果、9,000万円を超える市内への直接的な経済効果があったと見ております。  次に、1の(1)の②のウの御質問についてお答えをいたします。  今大会は、スポーツ、文化、観光による交流人口の拡大をコンセプトとしております。競技性を強く持った大会ではありませんが、トップランナーにも魅力ある大会であるために、前回大会から一般財団法人アールビーズスポーツ財団が主催するマラソンチャレンジカップに加盟し、大会新記録を達成した選手に賞金を授与する取り組みを始めました。  一方で、このしまだ大井川マラソンinリバティがランニングなどのスポーツを始めるための動機づけとなっているとともに、健康の増進や維持のための大会であると認識しております。  次に、1の(1)の③の御質問についてお答えをいたします。  昨今のマラソンブームにより、国内では東京マラソンや大阪マラソンなど、全国各地で1,800を超えるマラソン大会が開催される中、ランナーに選ばれる大会であり続けるため、しまだ大井川マラソンinリバティは今後進化していく必要があります。  まずは過去の大会を振り返るとともに、参加者またはボランティアを初め、大会関係者からの御意見をお伺いしておりますので、本大会の課題や改善点を精査していきたいと思います。  こうしたことを踏まえ、常に何か新しいエッセンスを加えながら、選ばれる大会として市民の皆様と一丸となり、島田のおもてなしで日本一の市民マラソン大会を目指していきたいと考えております。  次に、2の(1)の①の御質問についてお答えをいたします。  今回策定する観光総合戦略は、地域の目指す姿、観光資源等の確認、ターゲット層の把握、情報発信の手法及び効果検証方法等を盛り込むとともに、地域住民、地域団体、観光産業にかかわる事業者が連携・協力を図られるよう、新たな観光プログラムなどの具体例を示したアクションプランとして、デジタルマーケティングの手法を取り入れてまいります。  デジタルマーケティングの活用については、魅力ある情報を伝えるための動画を制作し、島田市に興味を持った人にしっかりとその情報が届くよう発信してまいります。そして、島田市に興味を持った人に、さらに情報を発信し、島田市を訪れ、島田の魅力を知ってもらい、それを拡散してもらうことで、島田市のファンをふやすことを目指します。その情報発信と並行して、データの収集、精査、分析により、ターゲット層の把握等を進めていくこととしております。  また、外部有識者を含めた策定委員会を発足させるとともに、市民、地域団体、観光事業者など、今後の観光振興の担い手となる関係者の声を反映させるためのワークショップや意見交換会などを実施してまいります。  以上、答弁申し上げました。  引き続き教育長から答弁させます。 ○議長(大石節雄議員) 濱田教育長。    〔教育長 濱田和彦登壇〕 ◎教育長(濱田和彦) 市長に続き清水議員の1の(2)の①の御質問についてお答えします。  平成29年7月に18歳以上の男女3,000人を無作為に抽出して実施した島田市スポーツに関する市民意識調査の結果では、1年間にスポーツをしたと回答した人は全体の85%で、さらにスポーツを週1回以上行っている人の割合は47%となっており、平成21年度の調査時からわずかではありますが増加しております。  また、スポーツへの取り組み方について、自分1人で行うという人がふえており、限られた時間にマイペースでスポーツに取り組む傾向があらわれています。こうした調査結果から見ますと、スポーツに取り組む形態が変化していると捉えております。  次に、1の(2)の②の御質問についてお答えします。  市民の健康づくりについては、市が主催するみんなで走ろう!元日マラソン、小学生を対象としたジュニアスポーツクラブの開催や、各市町が参加している静岡県市町対抗駅伝競走大会など、各競技団体と連携し、事業を実施しているところです。  また、島田市体育協会が主催し、競技団体が主幹する島田市民スポーツ祭は、多くの自治会の皆様に御参加いただいており、市民の健康づくりに貢献しております。今後も体育協会や各競技団体を支援する中で、市民の健康づくりを推進してまいります。  次に、1の(2)の③の御質問についてお答えします。  本市では、スポーツ推進員を中心に、市民一人1スポーツの実現に向け、誰でも楽しむことができるニュースポーツの普及促進を行い、日ごろ余り運動をしない人にも気軽にスポーツを楽しんでいただけるような環境づくりを推進しております。  また、各種スポーツ競技の普及は、体育協会が中心となり、競技団体の競技力や技術力の向上、競技人口の拡大などについて推進しており、市はそれを支援していきたいと考えております。  次に、2の(1)の②の御質問についてお答えします。  文化芸術推進計画については、文化芸術基本法の基本理念に基づき、文化芸術により生み出されるさまざまな価値を、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業その他の各関連分野における施策との有機的な連携が図られるよう、現在策定作業を進めております。  観光総合戦略につきましても、この点を十分に踏まえ、相互に密接にかかわり合いを持って策定作業を進めてまいります。  次に、2の(1)の③の御質問についてお答えします。  現在策定中の文化芸術推進計画においては、本市固有の文化資源である大井川川越遺跡、諏訪原城跡、蓬莱橋といった歴史的資源や、島田大祭、島田髷まつり、金谷茶まつりといった伝統的な祭りを守り、さらなる活用を図るほか、風習、生活文化、自然環境など、さまざまな資源の発掘と、その背景にあるストーリーを複合的につなぎ合わせ、その魅力を観光的視点により発信・活用を進めていく予定です。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問つきましては担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 御答弁一通りいただきました。この後は一問一答方式で質問させていただきますので、よろしくお願いします。  島田のマラソン、リバティですけれども、私も10回エントリーしたつもりでおりましたが、第2回だけ手違いで参加できていなかったということで、表彰もされずに、レインボーゼッケンももらえずに、本当にがっかりしたところだったのですが。  今回の大会は多くの方に参加していただき、相当評判もよかったということです。それで今回、毎年、エントリーから1週間から10日で募集の定員に達することがあったのですけれども、今回の大会につきましては、過去の大会と比較しますと、締め切りが随分遅かったように感じるのですが、これについて要因をつかんでいれば御答弁いただきたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 今回のフルマラソンの部については、6月1日から全国のエントリーを開始しまして、6月30日の30日間をもって募集を締め切りました。ちなみに、第9回については18日で締め切りました。  その募集期間が延びた理由といたしましては、全国各地で4つの大きなマラソン大会が同日に開催されたり、今回は特に、2年に一度、千葉のアクアラインをコースとした大会が本大会の1週間前に開催されたことなどから、エントリーに大きく影響したのかと推測しております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 全国で大きな大会が開かれた。4つの大きな大会というのはどのような大会であるか、御答弁いただけますか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 4つの大会でございますが、横浜マラソン、富山マラソン、金沢マラソン、茨城県の水戸黄門漫遊マラソンとなっております。  いずれも参加者が1万人を超える大きな大会でございまして、横浜マラソンを除く3大会については、昨年、全国ランニング大会100選にも選出されているような人気のある大会というふうに承知をしてございます。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) この4つの大会の中、横浜マラソンにつきましては、前年度、台風で中止になって、第1回ができずに、今回が初回だと思います。  マラソンをするランナーにとっては、変わった土地で走りたいとか、この横浜のまちの中で走るというのは相当魅力があるのです。先日行われた東京マラソンにおきましても、都内の観光名所を回りながら走る。相当魅力があって、各地でマラソンの魅力を引き出しながら人を集めているという現状だと思います。  島田も、先ほどの御答弁の中で、日本一のもてなしをした大会にしたいということでありますので、今後も期待することなのですけれども、昨年のエントリーと比較してエントリーが減少したというような傾向をおつかみになっているのか、お願いしたいと思います。
    ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 昨年のエントリーと比較をいたしまして、どの地区のエントリーが減少しているかということでございますけれども、主な地区といたしましては、東京、神奈川、千葉などの関東圏から357人の減、続いて静岡県が262人の減、愛知県、三重県からは107人の減となりました。ちなみに、島田市からは33人の減というふうに把握をしてございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) やはり、この傾向を見ますと、当日に行われました横浜マラソンの影響を相当受けているのではないかと思っております。  先日、2月24日、静岡マラソンが開催されました。私も参加しましたが、練習不足のため途中での関門でつかまってしまい断念しました。  この静岡マラソン、通年ですと3月に開催されております。今回、東京マラソンとの兼ね合い等も考えて2月に持ってきたようなのですけれども、変更しましたが、やはり静岡マラソンの募集も相当苦労されたということもお伺いしております。  こういうような周辺の大会の日程を考慮して、今後、大会の開催日を変更するような御検討はされているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 今のところ、開催日を変更する予定はございません。毎年10月の最終日曜日を開催日としておりまして、第11回大会についても、先日、実行委員会を開催いたしまして、10月27日日曜日に開催することを、一応、決定してございます。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) もう大会日程が発表されて、島田市民については先行の申し込みも確か6月から始まるということもお伺いしております。  やはり今、相当県外から、または市外からの参加者もふえていると思います。そのような方、市外から、または県外からのエントリー者をふやす方法というものは、現在どうされているのか、今後、お考えがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 富士山静岡空港を利用して大会に参加される方については、航空運賃補助を行っております。また、今回は東京を会場に、大会アドバイザーの千葉真子さんによるランニング教室なども行って、大会のPRを図っております。  パンフレットの配布にとどまらず、各地に出向いて大会をPRすることが大変必要だというふうに感じております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) ぜひ、県外に出向いてPRしていただく、このようなランニングクリニックを開くことによって、いろいろな方に島田のマラソンを知っていただくことも必要だと思います。  先日、実は静岡マラソンを走っている際、前を走っているランナーが背中に下関マラソンの記念Tシャツを着て走っておりました。後ろから走りながら声をかけたところ、実はその方は福岡の方でした。福岡から下関に行って走っている。今回は静岡まで来て走っています。  静岡の島田というところも大会がありますよと声をかけたところ、実は伴走している方が、島田のリバティってすごく走りやすいコースでいいですよねということで存じ上げていただいておりました。このように、島田は相当のPRもできていると思いますので、そういう大会に参加する方に広報していただく方法もあると思います。  観光課が募集して、昨年12月にも広報に載せたと思うのですけれども、島田市の市民の方が、北海道の千歳JAL国際マラソンに参加されて、私もここ数年何回かこの大会にも参加させていただいておりますが、この千歳国際マラソンでは、台湾のマラソンのツアーを組んで、何十人という方がここで走られております。  このように、海外のエージェントとタイアップして、島田にお客さんを呼び込む、静岡空港の強みを生かして海外からの参加者を募集するようなことをすれば、本当に国際的な価値も生まれる、空港の利活用にもつながると思うのですけれども、これについてお考えはありませんか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 今回、加盟をしております全国ご当地マラソン協議会の実証事業といたしまして、海外からの参加者を募集いたしまして、台湾から2人、香港から1人の方にエントリーをいただいております。今後、日本人のみならず海外からの参加者も考慮した大会にしていく必要もあろうかと思っております。  その第一歩といたしまして、大会の事務局では、現在、シンガポールマラソンとの友好大会に向けて協議を開始しております。当大会との連携を図る中で、選手の相互派遣などを行って、海外からの参加者を積極的に進めていきたいと考えております。  さらに、富士山静岡空港の就航先の地域からの募集も、旅行会社等と連携を図る中で考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) このシンガポールにつきましては、オリンピックの卓球の事前合宿で島田市に来ていただくということでのいろいろな関係性もできていると思いますので、ぜひ、シンガポールから来ていただく、また、シンガポールに島田市民の方が行くということでいろいろな交流もできると思います。それと、いろいろな大会に島田市の方が参加していただく、そしてまた参加した大会の近隣からまた島田市に来ていただくような、マラソン交流という形ですることによって、いろいろな新しい発掘もできると思います。  私の提案なのですけれども、外で大会に出る方、例えば島田市が募集をした大会に出る方には、大体、ゼッケンというのは、公認コースの大会でしたらゼッケンは前だけつけるのですね。ぜひ、後ろに島田市のリバティマラソン、本年何月何日に開催されます、エントリーはいつからいつまでですということを、ゼッケンをつくっていただいて、それを着けていただくことによって参加補助をするとか、そういうような形でPRマンになっていただくことも可能だと思いますので、ぜひ考えていただきたいと思います。  実は昨年、北海道で私、そのゼッケンを着けて走ったら、随分声をかけられて、3、4人の方から、ぜひ島田に行きますという御回答もいただきましたので、大会を盛り上げるため、また、10回を越したということで、新しい取り組みにもなると思いますので、ぜひお願いしたいと思いますが、一言ありますか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 御提案、ありがとうございます。  今の案件については少し検討させていただいて、実施に向けて検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 島田のリバティの大会につきましては、運営の方法につきましても、年々いろいろ考慮していただいております。今までにおいて、雨の大会が割と多かったですね。完走証を参加者に配布したのですけれども、今まで裸のままでいただいて、選手、濡れてぼろぼろになってしまった。また、雨が降らなくても、選手というのはそれほどきっちりしたバッグで来ていないのです。スポーツバッグで来るので、完走証をいただいても、よれよれになってしまうので、今年、その完走証を入れるクリアケースをつくっていただいたことは、年々この大会の選手に対しての気配りというのができていると思いますので、ぜひ、そういうような改善点を毎年見つけていただいて、やっていただきたいと思います。  また、マラソンの選手というのは、大会のエントリーの情報を得るのにRUNNETというネットを使っております。そのRUNNETには大会のレポートを書くサイトがあります。そこには、ことし開催の大会レポが、きのうの段階で441件入っておりました。  ほとんどの方が、走りやすいコース、また、多くの声の中には沿道の方たちの応援、また、給水所とか、フードコートがたくさんあるということですごくいい、また、チキンラーメンなどは全国でここしかないよということで、これを目的に私はまた来年も出ますということが書いてありました。  そういうようなランナーの声というのは、これが生の声だと思います。ポイントとしましてもいろいろなポイントをつけていただいて、81.1ポイント、相当高い評価をいただいておりますので、ぜひこれはやっていただきたいと思います。  ただ、先ほどの前夜祭の取り扱いについて、私、残念に思ったことがありますので、言わせていただきたいのです。  第10回ということで、10回連続で参加された方は招待されたと思います。また、スポンサーに対して協力をいただいたということで感謝状もやられておりました。10回連続の選手の方が来られておりましたが、代表者の方しか記念品を渡されていなかったと思うのです。前に来て。  どうせでしたら、御招待した全選手を前にしていただいて、皆さんに、一同で結構なので、それは紹介して、そこで記念写真を撮るなりしていただいて、やはり10回出られた方に対してそこで敬意を示していただければよかったと思いました。  私もそこに入れなかったことは残念でありましたが、隅のほうで小さくなって料理を食べていた方を見かけましたので、本来はその方たちが主役だったのではないかと私は思いますので、そういう点での気配りというのも今後お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  ボランティアにつきましての質問がありましたが、特に、一生懸命ことしはやっていただいた方がおられると思います。昨年、一昨年ですか、前回の大会では、台風の中、相当苦労されてやっていただいて、後で風邪をひいた方もいらっしゃいましたけれども、ことしにつきましては対応もよかったと思います。また、記念Tシャツも皆さんに配布していただいて、相当喜んでおりましたので結構だと思います。  また、今後、11回大会以降、大きく変えていこうという点がもしありましたら、御答弁があればお願いしたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 今、議員からございましたように、さまざまな声を聞かせていただいて、反省すべき点があれば反省させていただいて、それを次の大会に生かしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 1点確認させていただきますが、しまだ大井川マラソンinリバティのコースは公認コースになっていると思います。公認コースの期限というのが確かあると聞いておりまして、本年この公認が切れることになっておりますが、それでよろしいですか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) はい。ことしの7月末でその公認のコースの期限が切れると認識をしております。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) その公認コースの期限が切れて、再申請はするのか、確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 一応、今、答弁させていただいていますように、7月末でコースの公認が切れます。今後につきましては、大会そのものがまだ公認大会ということではございませんので、コースの公認と、大会そのものを公認とするということの2つ必要がありますので、運営方法とか、公式審判員の配置とか、さまざまな見直しが必要になる中で、県の陸上競技協会と協議を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 公認コースだけ、また、公認大会というのは、各ポイントに審判員を立てたりとか、道路の安全対策とか、クリアしなければならない点があると思いますので、公認大会というのは相当大変なものだと思います。県内にも、確か静岡と浜松と焼津のハーフですか、その3つぐらいしかないと思います。  ですので、島田については、クリアするのが大変だと思いますが、多くの方が出るためには公認コースにしていただいたほうが、記録を残すためにも、皆さん参加する一つになるのではないかと思います。  一つ私からの提案なのですけれども、最近、この大会に対して練習する方が夜中とか早朝に、暗いうちに走っている方がいらっしゃいます。冬ですので黒い服を着たりして、すごく危険性を感じるのですね。  今回、参加のノベルティーの中に、交通安全協会などで配布しています蛍光のたすき、自発光でなくても結構なので、光るようなたすきとか、そういった反射材つきの腕章、またはたすきを着けていただくことによって、ランナーも安心して練習できると思うのですけれども、御検討はいただけないでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 御提案ありがとうございます。  参加賞につきましては、毎回参加者にとって魅力のあるものを検討して決定しております。議員の御提案も含めて、参加者のニーズを把握しながら検討させていただきたいと思っております。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 先ほども御答弁の中でありますような、島田のおもてなしで日本一の市民マラソン大会にしていきたいということがありますので、いろいろ声を聞きながら、ぜひ新しい大会にリニューアルされるようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  また、いろいろな形で御提案させていただきながら、参加者としての意見も述べさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、時間もないので、観光についての取り組みについて質問させていただきます。  観光総合戦略と文化芸術の推進計画のほうでいろいろ連携を持ちながら、今後、計画、また戦略をつくっていきたいという御答弁がありました。  しかしながら、いろいろな形で計画をつくる上で、残念に思っているのは、市内に残しておきたかった歴史的、文化的、そして市民に親しまれた各種の建物がありました。  例えば、映画館のみのる座、料亭でありました萬露亭、そして明治天皇がお寄りされた秋野邸、これが惜しまれながら解体をしてしまっております。直近では、更地になってしまった秋野邸は、多くの市民の方が残念に思っていると聞いております。  この秋野邸を市が購入し、市が活用していく方法はなかったのか、多くの市民の方たちから、購入できなかったのかという声がありましたが、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 不動産オーナーから、建物を生かして別のことに活用できないかという御相談を受けておりました。ともに活用方法を考える中で、リノベーションの手法による活用方法について模索をしておりました。  市が少しの間お借りすることも選択肢に入れましてお話をしておりましたが、結果として、不動産オーナーが今回の御判断をされたと。今、更地になっておりますけれども、そういう判断をされたというふうに認識をしております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 実は、私と、また私の周辺の方からも声が挙がっていたのですけれども、オーナーの方は市に対して、無償でも結構なので、使っていただければ結構、または譲渡しても結構だという声も、私は伺ったこともあります。  これがオーナーの方の真意だったのかというのは、現在では確認できないものもありますが、市として、もし無償で譲渡されたとしても、今後の管理費等もありますので、相当クリアする条件があったかもしれませんが、これについて、もし情報があればいただきたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 牛尾副市長。 ◎副市長(牛尾伸吾) 私が記憶している範囲では、おおよそ2年ぐらい前にお話を聞かせていただいたことを記憶しております。当時、担当部署が明確ではなかった関係もありまして面談もさせていただきました。  私どもは、実質、固定資産税であるとか、樹木の維持管理とか、そういった実質の経費をペイできるぐらいのことであれば、それほど市のほうも迷わなくて御支援できる方法があるかもしれないということと、ことしは事業化されておりますが、中心市街地の活性化等も含めて、リノベーションを取り入れて既存の建物の修繕等をして活用する方法も、オーナーとしてどうでしょうかということで御提案をしたことを記憶しております。  会話の中で、大分、現代の生活様式に合わせたリフォームをしてしまっているので、歴史的、文化的価値はかなり小さくなってしまっているということは、御当人からもお話があったことを記憶しております。  以上です。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) これにつきましては、お話の中でいろいろなとり方によって食い違いもあったかと思います。今となっては、更地になってしまって、次の用途として使われる、また、土地自体も譲渡してしまっていると思いますので、これについては言った言わないの形になりますので、今後、ほかの物件に対して今後もあると思います。  もう時間もありませんので、市長、御答弁はまた。済みません。  次の質問に行きたいので、お願いします。 ○議長(大石節雄議員) 後で時間があったら。 ◆19番(清水唯史議員) これと同様に、市内に現存する個人所有の建物等が地域資源としての存在価値があると思われます。特に川越遺跡につきましては、歴史的な建物の中には個人の所有のものがあると思います。  文化財指定については土地が指定されていて、上物の建物については、景観を生かしたものに対してオーナーさん等にいろいろお願いをして保存していただいているのが現状だと思います。  所有者の相続等の理由で、その所有ができなくなったような場合、市としてはどのような対応をお考えかお伺いしたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 平成30年に改正されました文化財保護法におきましても、今後、文化財というのは保存から活用を進めていくということでうたわれております。  御指摘のとおり、川越遺跡の指定地内にも個人所有の建物がございます。こうした指定地内で歴史的な景観を有している個人所有の建物につきましては、どのような理由で今後所有していくことができないのかなど、地域住民の皆様の意向等の把握、そして活用方策の検討を行うため、来年度、平成31年度、基礎調査を行う予定であります。この調査を進める中で、所有者の方と個別に協議を行って、今後のことについては話し合いをしていきたいと考えております。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) 基礎調査の中で、例えば建物をほかの方にお貸しするとか、いろいろな形でリノベーションもして、民間同士での話し合いの中で、いろいろな民間活用というものもあると思います。
     その民間活用というものは、店舗にするとかいろいろな形もあると思いますが、そうした実例等がもしあれば御答弁いただきたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 民間活用につきましては、確かに川越の持っている歴史的なたたずまい、こういったものを生かしてにぎわいの創出につながるような、例えば土産物の販売であるとか、古民家カフェとか、ゲストハウス、こうしたものへの活用なども今後検討していきたいと考えております。  川越遺跡の中に、中ほどの旧桜井邸がございますが、こちらの建物につきましては非常に貴重な建物、明治時代に建てられた日本家屋がほぼそのまま現存されております。これは今、分館の一部としても利用しております。そうした価値を見出し、にぎわいにつながるそうしたいろいろな仕掛けを、今後、基礎調査を踏まえて行動に結びつけていきたいと考えております。 ○議長(大石節雄議員) 清水議員。 ◆19番(清水唯史議員) いろいろな民間活用がありますけれども、基礎調査の中、その建物は耐震性がない、今後いろいろな改修をしなければならないというと、そのオーナーさんの負担になってくると思います。  先日、私は東京へ行きまして、地域資源を活用したまちづくりの研修を受けてきた際に、宇治市におきましては、中間で市または民間のいろいろなデベロッパーが建物を購入して、それをリフォームして貸し出すという補助制度を使っているというところもございます。  所有者の方がもし維持できない場合は、公的資金または民間のそういうデベロッパー、または中間業者が入ることによってそれを保存することも可能ですので、ぜひ、そういう手法も検討していただきたいと思います。  あと3分しかありませんので、まとめに入らせていただきますが、観光総合戦略や、デジタルマーケティング手法を使った観光施策については、人を呼び込むための観光資源としての文化的家屋などの活用が大きな役割を占めてくると思います。  しかしながら、現在の市のスタンスにおきましては、所有者の立場からの視点での家屋利用の考えが不足していると思います。市が間に入るだけではなくて、それが活用できる方法を、しっかりとした支援する体制です。今後のリサーチの中でしていただくことが必要であると思います。  オーナーさんは、維持ができなければ売却または解体という形で、残すことができないと思います。みのる座、萬露亭、また秋野邸も然りであります。何をすれば残せるのか、また、残す方法として何があるのかということを、ぜひ、オーナーさんの立場に立って考えていただきたいと思います。  今まで何十年、何百年と建物を維持してきたその努力に対して、市が観光戦略の中で歴史的価値があるから使おうという、ただ、人の建物で、観光で市が稼ごうとしたら、やはり人のふんどしで相撲をとるという、言い方はおかしいのですけれども、ぜひ一緒に歩けるような観光戦略にしていただきたい。また、文化的なものに対しては、文化的な視点でそういうことを調査して、オーナーさんの意図を感じとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大石節雄議員) 染谷市長。 ◎市長(染谷絹代) 秋野邸につきましては、無償譲渡というお話は一切ございませんでした。私ども市としてできる最大限のことをお話しさせていただき、さまざまな御提案もさせていただきましたが、最終的には相続なさった方の御判断であのような形になったと理解をしております。 ○議長(大石節雄議員) 次に、河村晴夫議員。    〔4番 河村晴夫議員登壇〕 ◆4番(河村晴夫議員) 4番、河村晴夫です。通告に従いまして質問いたします。  1.平成31年度(2019年度)から平成33年度(2021年度)の今後の3年間の実施計画について  昨年9月に第2次島田市総合計画基本構想に基づき、今後3年間に実施する主要な145事業が発表され、全体で322事業、総額で943億円になると、平成30年市議会11月定例会の一般質問で答弁を受けました。  基本的には、効果的、効率的な事業実施を目的として制定されることと理解いたしますが、事業の実施に向けて多額の費用を投資することに対して、以下、質問いたします。  (1)実施計画期間を踏まえた財源の見込みについて  ①人口推移をどのように予測しているか。  ②出生率アップ対策、転入者増対策、転出者減対策及び健康寿命の推進対策をどのように考えているか。  ③企業誘致の計画はあるか。  ④事業費約943億円の中で、市内業者に還元できる金額はどれくらいか。  ⑤観光客が市内で消費することも地域経済に大きな役割があると考えますが、実績を踏まえてどのように考えているか。  (2)事業費の削減について  ①計画を実施することで相乗的に費用の削減や事務の効率化を図ることができる事業はあるか。  ②得られる結果は同様だが、費用が増加している事業はどのように精査し、今後どのようにしていくのか。  (3)市役所新庁舎の建設計画について、市民が使いやすく、職員が働きやすい職場をつくるためにどのような工夫をする予定か。  2.他市で発生した事件等への対応について  千葉県での我が子への虐待による死亡事件に対する教育委員会、児童相談所の対応、磐田市の図書館設備改修工事の入札価格漏えい事件、レオパレスの建築基準法違反など、当市としても教訓としなければならない事例が発生している。職員への情報提供や対策検討など、他市で発生した事件について、市としてどのような対応をしているか伺う。  以上、壇上での質問とさせていただきます。    〔4番 河村晴夫議員発言席へ移動〕 ○議長(大石節雄議員) 染谷市長。    〔市長 染谷絹代登壇〕 ◎市長(染谷絹代) 河村議員の1の(1)の①の御質問についてお答えをいたします。  平成27年10月に策定した島田市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンに示した人口の将来展望を、第2次島田市総合計画の策定を初め、さまざまな施策展開に反映しています。  この人口推計につきましては、平成22年の国勢調査実績値である10万276人と2060年の目標人口8万人を基礎データに、今後の調査実施年次である5年ごとに数値を試算しております。  今後3年間においては、平成32年、2020年が国勢調査実施年次となり、人口の見込みを9万4,687人としております。  次に、1の(1)の②の御質問についてお答えをいたします。  実施計画に盛り込んだ主な事業を申し上げると、出生率アップ対策として保育所、認定こども園、小規模保育所への給付費のほか、放課後児童クラブ運営事業や、妊娠・出産包括支援推進事業、地域子育て支援センター事業等により、子供を産み育てやすい環境の確保を目指しております。  転入者増対策、転出者減対策としては、移住・定住促進事業、UIJターン就職促進事業などのほか、島田市緑茶化計画を旗印とした島田ブランドの確立と、島田への誇りを高めるシティプロモーション推進事業が挙げられます。  また、健康寿命を伸ばすための対策としては、しまトレ推進事業や、パワーリハビリ教室事業等の施策がございます。  このように、今年度策定した実施計画には、人口減少、超高齢社会に対するきめ細やかな施策を位置づけております。  次に、1の(1)の③の御質問についてお答えをいたします。  今後3年間における企業誘致の計画としましては、企業立地促進事業費補助制度に該当する企業の誘致を年2件、3年間で6件としております。なお、平成32年度、2020年度以降は、土地開発公社が進める新東名島田金谷インターチェンジ周辺地区の工業用地造成・販売によって、企業の立地が進むものと考えております。  次に、1の(1)の④の御質問についてお答えをいたします。  市内業者への還元額を考慮した実施計画の策定作業は行っておりません。なお、事業執行の段階で、競争原理のもと、地元企業への優先発注を実施しており、市内業者への還元は相当程度図られているものと考えております。  次に、1の(1)の⑤の御質問についてお答えをいたします。  近年の観光交流客数は、島田大祭や金谷茶まつりを除いた実績は年間230万人前後で、ほぼ横ばい状況が続いております。そこで、複数の観光資源を有機的に結びつけることにより、地域全体の魅力を創出していくことが必要と考えます。  今後は、新東名島田金谷インターチェンジ周辺及び旧金谷中学校跡地に誕生する新たな交流拠点も含め、市内の観光拠点をネットワーク化し、通過型から滞在型の観光へ転換を図ります。  島田市にできるだけ長く滞在していただき、喜んでお金を使っていただけるよう、民間団体とともに地域全体で稼げる仕組みや体制を構築していきたいと考えております。そのために観光総合戦略を策定し、それをもとに地域全体で取り組んでいくことで、観光により地域経済を牽引し、地域所得力の向上につなげてまいります。  次に、1の(2)の①の御質問についてお答えをいたします。  今回の実施計画に位置づけた事業で、費用の低減や事務の効率化を図る取り組みとして、補助事務等の包括委託事業や、地域情報化推進事業、広域行政推進事業等が挙げられます。  次に、1の(2)の②の御質問についてお答えをいたします。  費用が増加する主な要因として、例えば人件費や資材等の単価上昇も理由の一例として挙げられます。事業費が増加している事業については、計画策定作業時に効果と費用を比較分析するなど、事業内容を確認しております。  今後の対応としましては、個別の事業への視点、さらに計画全体を見据えた視点、言いかえれば政策分野のバランスに考慮しながら事業量を調整することで、より持続可能な実施計画となるようさらなる精査に努めてまいります。  次に、1の(3)の御質問についてお答えをいたします。  新庁舎を市民が使いやすく、かつ職員が働きやすい職場としていくための工夫につきましては、まず、市民が使いやすい要素として、訪れやすさがあると思います。  これは、十分な駐車場を確保することに始まり、わかりやすい動線や案内サインの設置、待ち合い環境や相談室でのプライバシーの確保などが該当してまいります。  次に、職員が働きやすい環境といたしましては、執務室の面積を適切に確保すること、打ち合わせスペースや印刷・封入等の作業が行える作業スペースの確保、福利厚生面に配慮することなどが考えられます。  これまで開催した市民ワークショップでの意見、現在進めている庁内検討委員会や、外部委員による審議会における協議を踏まえ、整備基本方針である市民の安全・安心を守る庁舎、人に優しい庁舎、経済的・効率的で環境にやさしい庁舎の実現に努めてまいります。  次に、2の御質問についてお答えをいたします。  最初に、島田市における虐待からの死亡事件につきましては、今まで発生しておりませんが、他山の石とすべく認識をしております。  虐待対応につきましては、市関係各部署の情報の共有・連携はもとより、児童相談所、警察、学校、医療機関等と連携を密に図っており、早期発見、早期対応につなげているところでございます。  次に、磐田市の入札予定価格漏えい事件にかかわる当市の状況につきまして、予定価格が漏えいしたとされる磐田市の建設事業審査委員会は、本市では入札参加者等審査委員会に当たります。この委員会の所掌事項としましては、入札参加者の選定や必要な資格の審査及び入札参加制限措置の決定等であり、予定価格の審査は行っておりません。  次に、株式会社レオパレス21の物件における施工不良問題の対応につきましては、国土交通省及び株式会社レオパレス21が2月7日に公表した都道府県別件数以外の情報は得られておりません。  なお、市民等からの問い合わせや相談があった場合は、丁寧な対応に努め、その内容を県に報告していく予定です。  職員への情報提供や対策につきましては、他市で不祥事等が発生した場合、同様の事案が発生しないよう、注意喚起のため、所属長宛ての文書を送付するとともに、全職員に対しても綱紀粛正の徹底を図っております。  以上、答弁を申し上げました。  なお、再質問につきましては担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) それでは、これより一問一答で質問させていただきます。  1の(1)の人口推移の予測なのですけれども、国勢調査統計実績値で2020年度の人口見込みとして9万4,687人ということでお伺いいたしました。平成31年2月1日現在の外国人を含む島田市の人口は9万8,716人でございます。  そうしますと、差は4,029人ということで、開きがありますが、これは数値と実績の乖離というのですか、差があるということで、2020年度、2021年度、それぞれ島田市中期財政計画からの歳入の見込みというのを試算していると思いますけれども、この人口の差というものは発生しないのか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 鈴木市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(鈴木将未) それではお答えをいたします。  河村議員が今挙げられました2種類の人口の数、これが異なっている理由をまず説明をいたします。  1点目は、国勢調査人口に基づくものと、住民基本台帳人口の違いということです。  2点目は、時点が異なるということです。第2次総合計画に示しました2020年の推計人口9万4,687人、これは先ほど市長から御答弁申し上げましたとおり、国勢調査をベースとしたものです。一方、9万8,716人、これは、先ほど議員もおっしゃったように、平成31年2月1日現在の住民基本台帳の登録者数です。  本市に限らないことですけれども、国勢調査人口と住民基本台帳の登録者数、これは差が生じるものでありまして、本市におきましては、大体、近年おおむね2,500人程度差が出ている、住民基本台帳の登録者数のほうが多いというような状況です。  その理由といたしましては、島田市に住民登録を残したまま市外に移り住む、例えば、市内の実家に住民登録を残したまま首都圏など遠方の大学へ進学するために移り住むといったことが考えられます。  全国的な傾向といたしましては、都市部では国勢調査人口のほうが多いと、それから逆に地方では住民基本台帳の登録者数が多いというような傾向となっております。県内でも静岡市は国勢調査人口のほうが多くて、近隣の藤枝市、焼津市、牧之原市など、こうしたところは島田市と同様で住民基本台帳の登録者数が多いというような状況です。  静岡県が公表しております国勢調査ベースによる平成31年2月1日時点の島田市の推計人口というのがありますけれども、これは9万6,285人です。住民基本台帳の登録者数との乖離が2,431人ですので、先ほどの2,500人というところと大体合っているということで、大きな乖離はないというふうに捉えております。  また、中期財政計画の歳入の見通しと人口の差異というお話がありましたけれども、長期的に見れば、確かに人口減少が市民税等を初めとする税収の減につながるということは予想できるものです。しかし、中期財政計画のような短期・中期の計画におきましては、余り影響もないものではないかと考えております。  以上です。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 人口の差というのは、事実そうだと思うのですけれども、計画をつくる上で、マイナスというか、予定しているより低かったらもっと差が大きくなってしまうわけで、今は予定しているより少し上目に来ているので、問題はないだろうというお話だと思います。  ただ、見直しできるときには、市の統計上、数字の変更というのはなかなかできない部分というのも伺っておりますので、そうかとは思うのですけれども、差異が発生する場合に、やはり修正すべきものは修正するというところの状況であれば、していただければと思います。  もう一つ、関連したところで、平成31年度の予算の歳入、現年課税分で住民税均等割で5万2,519人ということで使用しております。また、昨年、平成30年度では5万2,421人ということで、人口が減少しているにもかかわらず、若干のプラスで計算しております。この数字はどのような根拠で求めているのか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 北川行政経営部長。 ◎行政経営部長(北川博美) 住民税の均等割でございますけれども、当初予算を編成する際に、この個人市民税均等割の納税義務者数は前年度課税の実績をもとに算定しております。  制度改正などがございまして、人数の変動が予想される場合でございましたら、その合わせた人数の増減を行うと。  平成31年度課税の納税義務者数につきましては、大きな増減が実は予想されなかったため、平成30年度の課税の実績でございます5万2,519人をそのまま算定上の人数とさせていただいたというところでございます。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 理解いたしました。  続きまして、実施事業の中で出生率のアップ対策、転入者増の対策、転出者減の対策、健康寿命の対策ということでお伺いしましたけれども、事業の結果、島田市の人口増加、減少に結びつく事業として位置づけられていると考えます。  事業をやるということと、イコールその結果が人口に結びつくという事業が身近なところだと思います。それぞれの政策事業で、何人の増加、人口の減少、それぞれ見込んでいるのか、目標値はそれぞれ、事業をやる上で持っているのかどうか、伺います。
    ○議長(大石節雄議員) 鈴木市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(鈴木将未) 実施計画では、全ての事業に基本目標、それから測定指標という2つの目標を設定しております。この2つの目標におきまして、人口増加ですとか、人口減少、こういった具体的な人口の数値を設定する事業はありません。  個々の事業の成果としまして、例えば、これだけ人口がふえたよ、それから、これだけ人口減少を何人ほどとどめたよというような、そうした数値の目標を設定する上で、その数値を把握することはなかなか困難であると考えております。  出生数ですとか人口増、こうした大きな目標につきましては、先ほど市長答弁で申し上げましたとおりですけれども、いろいろな関連するさまざまな事業、こうしたものを全体的に推進していくこと、それにより達成していくものだと考えております。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 少し物足りないのですけれども。  調査するときに、島田市の人口動態ということで、毎月20日に発表している毎月1日の分がございます。それを見ますと、転入・転出者、これがそれぞれあるのですけれども、転入された方がプラスで転出されたからマイナスということになりますと、昨年5月から今年1月まで全てプラスになっているのですね。9カ月連続プラスなのです。  これは過去、平成20年度からの資料をいただいたのですけれども、皆さんにお分けすればよかったのですが、間に合わなくて申しわけないのですけれども、過去9カ月連続プラスというのはございません。これは、何らかの成果でもって、施策をやったことによってプラスなのか、偶然そうなったのかという評価がなかなか難しい展開になっています。  なおかつ、出生率とか死亡率を見ますと、やはり出生より死亡のほうが多いという結果になりましてマイナスになるということで、プラス・マイナスということになりますと、若干のプラス・マイナスの増減で来ているという推移であります。  ですけれども、こういったデータが次の計画値に使われていかないと、ましてや、こういう計画があるから転入・転出者に関してはこれくらいの数値を持っていこうよという数値のボトムアップとトップダウンのそれぞれのリンクした数字の持ち方というものは必要なものと思います。  例えば、道路を補修するとか、そういった一つの事業に関してはそれでいいのかもしれないのですけれども、やはりこういう人口を見て、次の将来のところ、収入の約33%ぐらいはこの人員によって決まってきます。  そういったことを考えますと、やはりそういう数値というものは、業務を担当するところと、経営で計算・試算するところと、やはり同じような数字のものをリンクさせながら業務に当たっていくと。そうしないと、人口、自然任せだとどんどん減っていくことにもなりますので、そこについては、いま一度リンクさせたような対応、システムをつくっていただければ、もう少しそれぞれのところで成果が共有できる感じがいたしますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 鈴木市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(鈴木将未) ありがとうございます。  例えば、移住定住施策、そうしたことでは、例えば島田市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中ではKPIとして目標を設定しておりまして、人口増加につながる具体的な移住件数を目標に設定しております。  しかし、実施計画の中では個々の事業で増加人数、転出者数の減少、そうしたものを設定するというのはなかなか困難であるというのは、先ほどの答弁のとおりです。  また、対策と収入の計画の部分ではありますけれども、例えば公営企業会計である水道事業や病院事業は、例えば給水戸数ですとか、外来、入院の患者数、そうしたものを見込みを立ててから予算を組み立てているということで、収入のところもそういうことで考えているということがあります。  市の一般会計につきましては、全体の視点で決算や成果、それに基づいて予測しているので、現状のところでは実施計画に位置づけた個別事業の積み上げによる収入というものを考えているところではありません。  中期財政計画の中では、全体で使えるお金の見込みを立てて、国や県のいろいろな補助金なども考慮しながら財政運営を行っているというところです。しかし、議員のおっしゃったような、そうした視点も大変大事なことだろうと捉えていますので、今後、行政経営戦略に基づいて行政評価をどのように確立させていくかというものを検討しているところです。  計画・予算・人事管理、そうしたものをリンクさせようということで、いろいろやっていますので、そうした人口等も入れた評価、成果、そうしたものを示していかなければならないということでは、検討すべき点だろうと考えております。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) わかりました。  次の質問にいたします。費用が増加している中で、いろいろな費用があるのですけれども、出生率にもかかわってくるのですけれども、次年度の出産育児一時金が平成30年度と比べて減額となっております。実績というか、施策に対して反していないか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 横田川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(横田川雅敏) 国民健康保険の特別会計での出産育児一時金の予算が減額になっているということでの御指摘かと思います。  島田市の国民健康保険の被保険者ですけれども、減少傾向にありまして、ここ最近、年間1,000人程度を超えるような減少傾向にございます。また、出産育児一時金に直接関係のある若い世代の皆さんの状況も、やはり同じように減少をしておりまして、給付の実績も減少傾向にある状況にあります。  そうした中で、平成31年度の予算計上をするに当たりましては、これまで予算額に対しまして非常に付与額の率が高かったということが続いておりましたので、過去4年間の給付実績の平均件数に、出生率アップ対策での効果を上乗せをした形で、58件という、少し実績の平均よりアップした形での予算計上をさせていただいたのですけれども、結果的には予算額の比較では減額になっているという状況でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) それ以上行った場合には補助もあるということで理解しておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、事業費943億円の中で、市内業者への還元額というのは、地域内に相当程度図られているという御回答もいただきましたけれども、パーセントもしくは金額でどれくらいかというのがあれば伺います。 ○議長(大石節雄議員) 北川行政経営部長。 ◎行政経営部長(北川博美) 市内業者への還元ということで、相当程度図られているということでございますけれども、市内業者への発注割合は、平成27年度に71%、平成28年度が82%、平成29年度になりましては89%となっており、引き続きまして、島田市地元企業優先発注等に係る実施方針に基づきまして、市内業者への発注の取り組みを進めていくということになります。  平成31年度からの実施計画期間につきましても同程度で推移するものと見込んでいるところでございます。  なお、実施計画に掲げられている大規模建設事業では、市外の大手事業者が受注することも予想されます。こうした場合には、下請け工事や物品調達など、市内業者を使うよう条件をつけるという場合、それから、工種ごとに分割発注を行うということもあろうかと思います。市内業者に還元できるような発注方法を検討する必要があると考えております。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) そういうことで、市内の業者への発注というものが、継続的に発注されることを望んでいきます。  質問です。観光客の件で、ことしの3月、今は3月なのですけれども、島田市内でのイベントとして、読み上げます。  2月2日から3月24日まで島田の刀鍛冶と五ヶ伝、3月2日から3日、フェスタしまだ、3月4日から29日、しまだきものさんぽ写真展、3月8日から24日、無人駅の芸術祭、3月21日、いだてんを蓬莱橋で、3月23日、別所哲也さん記念講演、3月同日、着物de川越街道、3月23日から3月24日、茶ービスエリア、3月24日、いくみまつり、3月23日から4月4日、かわね桜まつり、3月30日、川根高校生が企画するお花見ツアー、3月31日、川根桜まつり走ろう会等、まだあるかとも思うのですけれども、一応私の知る限り、調べました。  さまざまな事業が計画されています。大井川を舞台に、それぞれが単独でPRポスターをつくり宣伝をしていますが、何らかの方法でまとめることで、それぞれの相乗効果で人寄せができるのではなかろうかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 御提案ありがとうございます。いい手段だというふうに思いますので、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。  市といたしましても、前にありましたが、「そうだ、京都行こう」みたいな形で、人目につきやすいキャッチフレーズをつくりまして、PRをしていくことを検討していきたいと思っております。  イベントの情報を集約して、集約した情報を整理・発信することが大変必要でありまして、現在、その機能は島田市のホームページのイベントカレンダーというページがありますので、そこの機能をもう少し活用していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) さまざまな展開でPRしていただきたいと思います。今、少し考えたのですけれども、その中を、行ったよということでスタンプラリーみたいなものを押して帰ることによって、自己満足できるのかなという部分もありますので、そういった取り組みも必要ではないかと思います。  先ほどとは別なのですけれども、先ごろ市と観光協会とが地域連携交流会を持たれたということがありましたけれども、どのように進めているか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 地域連携交流会につきましては、本年度で3回目となります。ことしの2月19日に金谷のほうで開催をさせていただいております。これは、市内の事業者が地域を知るための交流と勉強の場として交流をさせていただくことによりまして、情報の共有、相互の協力によって、それぞれの事業活動に生かされて、地域全体の観光産業活性化の土台とすることを目的に開催してございます。  本年度は、交流会の意見交換会に重きを置きまして、ワークショップの使用により実証してございます。今回、31事業者、39人の参加者を見まして、いろいろな話し合いをさせていただいております。さまざまなアイデアをいただいておりますので、こういうことについては引き続き実施し、観光総合戦略を策定する上で、重要な役割を担っていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 続きまして、先ほどの行事予定の中に、明日から開催する無人駅の芸術祭というものが、大井川鐵道を含め、期間中2,000人規模の展開を予定しているということですけれども、昨年、新潟県十日町市付近で開催した大地の芸術祭に会派で視察に行きました。  現在も、大地の芸術祭越後妻有里2019冬として、1月19日から3月24日まで開催しています。地域と一緒になり、芸術を通し、地域活性化が現在も行われております。ぜひとも、無人駅の芸術祭を定着させ、観光の核として地域活性化を支援していく考えはないか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 谷河産業観光部長。 ◎産業観光部長谷河範夫) 無人駅の芸術祭につきましては、NPO法人を中心に事業展開をされております。市としても協力させていただいているイベントとなります。大井川鐵道の無人駅を利用した周遊性のあるイベントでありまして、地域の活性化につながる事業の一つというふうに考えております。  現在は、島田市の文化プログラムの支援事業の助成ということで受けてございますけれども、今後は観光サイドでも支援できるかどうか検討させていただきたいと思っております。  今後は、観光客を誘導して、地域のさらなる回遊性と滞在時間延長の施策の展開も含めて必要だと考えておりますので、こういう事業はにぎわいの創出にもつながるのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 実績を見ながら検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の質問で、先ほどの事業費のことで伺います。時間も少なくなってあれなのですけれども、計画を実行する上で、相乗的にそのままで費用が増加するということで、2点質問したいと思います。  広域消防の費用が、平成31年度で増加しております。消防救急広域事業事務委託費が1億円くらいふえているかと思いますけれども、そういったことに関してはどのように考えているのか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 眞部危機管理部長。 ◎危機管理部長(眞部和徳) どのように考えているかという御質問ですね。 ◆4番(河村晴夫議員) そうです。 ◎危機管理部長(眞部和徳) 中身としては、人件費、これは退職金なのですけれども、人数が1人から5人、今度は見込まれるということ、それから車両数がふえたり、車種が変更になったりということで、これは言ってみれば義務的経費でありますから、何か無駄かとか、そのようなことではないというふうに、当然必要なものであると考えております。考えているかという御質問に対しての答えです。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 事務的経費であって、これはその必要費用があれば支出するという考えでよろしいというふうに理解いたします。  もう一つ、コミュニティバスの費用も増加していますが、何らかの対策を考えなければならない時期ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 杉村地域生活部長。 ◎地域生活部長兼支所長(杉村嘉弘) コミュニティバスにつきましては、公共交通として市民の生活に欠くことのできない重要な役割を担っております。この重要度と経費というものを天秤にかけることは大変難しいところではありますけれども、やはり経費の増加というものを現在のように際限なく続けていくということはできませんので、早急に対策を講ずる時期に来ていると考えております。  そうしたことから、最小の経費で最大の効果が得られるような効率的な公共交通網の構築につきまして、検討を始めております。  取り組みにつきましては、昨年12月に市議会からいただきましたデマンド交通、それから自主運行バスなどの交通弱者対策に関する提言を尊重して進めていきたいと考えております。  また、市民の皆様にも、費用対効果に関心を持っていただき、そして、バスだけに頼らない公共交通について考えていただくために、出前講座、ワークショップなどを通じて、さまざまな議論を重ねまして、使い勝手のよい持続可能な公共交通事業が展開できるように取り組んでまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 今の続きで、市民の理解を求めるということは当然だと思いますけれども、伝え方について現状を理解してもらうということで、具体的な数字で示す必要があると思います。  市長がいつも言っている、過去に言ったと思うのですけれども、コミュニティバスの実利用者が3,400人ぐらいということで、驚くような数字がありますけれども、バスを10年間、これから続けば30億円近くの費用が必要になるということにもなります。  これらのことを念頭に入れて、やはり費用の効果とバランスを検証しなければならないと思いますが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 杉村地域生活部長。 ◎地域生活部長兼支所長(杉村嘉弘) ただいま議員がおっしゃったとおりだと思います。経費と効果のバランスの検証については必要でありまして、大切なことであると考えております。  バス運行につきましてはさまざまな御意見がある中で、やはり1人でも多くの市民の皆さんに現状、実態を、将来像の理解を深めてもらうためには、具体的な数字を示してわかりやすく費用対効果などを説明することが必要だと思います。  まず、それらを広く市民の皆さんに伝えるために、どのような説明機会を設ければ効果的なのかといった工夫も大切であると考えております。そうしたことを踏まえながら、今後取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 説明と同時に、代替案というものも提示していただければと思います。  続きまして、新庁舎の件につきまして伺います。新庁舎を市民が使いやすく、かつ職員が働きやすい職場として位置づけていますが、現在のこの庁舎なのですけれども、建物が古いということは、これはもうどうしようもないことなのですけれども、その中の見栄え、これはいいようには感じません。  4年後に新しい庁舎ができるわけなのですけれども、今のままでいきますと、新しい庁舎もまたすぐに見栄えが悪くなってしまうということで、整理整頓をこの4年間で実施していく考えはないか伺います。 ○議長(大石節雄議員) 北川行政経営部長。 ◎行政経営部長(北川博美) 庁舎内の整理整頓の問題につきましては、現在、通路にロッカーを置かざるを得ないような状況であるということです。それから、収納スペースの不足が1つ原因であると思っております。  新庁舎におきましては、必要な収納スペースは当然確保していきます。それから、職員の福利厚生面においてもロッカールームの整備なども当然検討してまいるところでございます。漫然とスペースを使うことなく、物品の保管のルールをつくるなど行っていきたいと、緊張感を持って整理整頓を徹底してまいりたいと思います。  また、本市においては文書管理にファイリングシステムを歴史的にも続けてきたということで導入しております。そのようなルールのノウハウがございますので、物品の管理にも応用できるのではないかというように考えております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 前職のところだったのですけれども、5Sの徹底ということで、企業の中でよくやっておりました。その中で、私の見る限り、ロッカーというものはロッカーでしかないということで、ロッカーの上にヘルメット、長靴、その他もろもろが置かれているというのはロッカーではないのですね。  そういったことで、ロッカーはロッカーであるべきで、ロッカーがそこにあるということはそれは否定できませんので、それは大丈夫なのですけれども、台車にしてもしかり、ここに置いてあっていいものかどうかというものもあります。だから、台車を置く場所であったら、台車を置く場所ということで、黄色いテープで、ここに置きましょうという枠をつくってそこに置くということで、そういった管理もいろいろしています。  ここではあれなのですけれども、4階にあるところにコピー機がありまして、その隣にも台車がございました。これは大丈夫かなと思って見たら、ロックがされていませんでした。ですので、何かトラブルがあったとき、台車が動いて階段を落ちていくというふうな想定もありますので、そういった置き方から何から、そういったものも必要ではなかろうかと思います。  例えばロッカー、今言った階段下、コピー機周り、それから傘、そういったもので、目で見ているところでの管理としてやっていかなければいけないことというのは多々あると思います。  我々の前職の中では、パソコンの中のフォルダ、これも5つまでということで徹底されていました。その中はまたごちゃごちゃするのですけれども、最終的なフォルダは5つです。そういう管理もしていましたので、そこまではやれと言わないのですけれども、見栄えがいいような管理の仕方というものを推奨していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(大石節雄議員) 染谷市長。 ◎市長(染谷絹代) 今回、河村議員からこのような一般質問を受けて、私も庁舎内を自分の目で全部確認をいたしました。確かに1階の市民課のほうから上がる階段の上にロッカーが見えて、その上に長靴やヘルメットが置いてある、見栄えが悪いとおっしゃるのは無理もないことだと思いました。  ただ、庁舎内、合併を重ねておりまして、大変スペースが少のうございます。倉庫をつくりたくてもそのスペースもないという現実もございます。しかしながら、確かに新しい庁舎になってからやりますと言うだけではできませんので、今後もう一度改めて私からも職員全体にこの物品の整理整頓につきましては話をさせていただきたいと思います。  進言していただきまして、御提案していただきまして、ありがとうございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 期待しております。  続きまして、2の質問です。他市で発生した事件等の対応について、例えば一例なのですけれども、千葉の事件を受けて、市のほうでどういった対応をしたのかということについて伺います。 ○議長(大石節雄議員) 孕石こども未来部長。 ◎こども未来部長(孕石晃) 子育て応援課のほうで担当はしているのですが、その中の家庭児童相談室では、毎朝、前日の相談内容の情報を職員が共有し、継続的な支援や適切な支援が行われているかのチェックを毎朝しております。  このような、千葉のような重篤な事件が起こった場合には、その要因となった問題点等についても話し合いを行いまして、島田市においても同様の危険がないか確認をし、改善の必要があれば見直しを行っていくような状況でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 情報の共有というものがあるのですけれども、例えば、部長から課長、課長から職員へというお話が多分あって、文書連絡でも通達があるかと思うのですけれども、課で所管するものと、全職で所管するものと、いろいろ大小さまざまな懸案があるかと思うのです。  例えば、前回、交通事故の話があって、これは小さいほうなのですが、交通事故があって、まだ覚えているのですけれども、坂道のところで運転しようとしたらバックしてしまって事故になったという事例があって、実際にオートマでバックして下がるのかなと思って自分もやってみたら、やはり下がるのですね。  ですから、こういったことについての事例を写真に撮って職員に回して、部下数人のところでもいいのですけれども、何人かで安全のチェックをして、今後、我々がこういったところに駐車する場合には、どういったことを注意しなくてはならないのかということで、ヒヤリハットという手法があるのですけれども、どれが答えかというのはございません。  結論的な答えとして、斜めのところには駐車しないというのが一番ベストかと思うのですけれども、そういったものを4、5人のメンバーで話し合うというふうなことを、これは小さいことなのですけれども、大きいことも含めてやっていただければ、自分の物事として考えられるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(大石節雄議員) 北川行政経営部長。 ◎行政経営部長(北川博美) 発生してしまいました事案というものにつきましては、教訓といたしまして、事件、事故当事者にならないための意識を高めることが非常に重要だと思っております。議員がおっしゃっていただいた皆で話をするということですね。  その点について、また研究していくということは非常に大切だと思っております。そちらのほうを参考にさせていただきまして、また改めて再発防止策について話し合う機会を設けてまいりたいと思っております。  また、このような交通事故だけでなく、いろいろなヒヤリハットが出てこようかと思います。その点については、さまざまな形で広げていけるのではないかと感じております。  以上でございます。 ○議長(大石節雄議員) 河村議員。 ◆4番(河村晴夫議員) 時間がなくなりましたので、質問を割愛させていただきまして、レオパレスの件について一言述べさせていただきます。  私も、町内にあります2件のレオパレスのオーナーのところに行って確認してきました。問題はなかったよという言葉を聞き、ほっとしました。住民の方につきましては、先週、そういうはがきがあったというお話を聞きました。これは市でも、市内の該当物件の事実を確認して、やはりそこで安全・安心というものが得られるのではなかろうかと思います。  業務上どこまでやるかという線引きは難しいのですけれども、後手後手になるよりも、考えられる問題が起きる前に、対策は常に必要ではないかと考えますけれども、そういったことで進めていただければ、安全・安心というもので得られるものというのも、自分も安心するし、市にとっても安心できるのではなかろうかと思います。要望します。 ○議長(大石節雄議員) 三浦都市基盤部長。 ◎都市基盤部長(三浦洋市) このレオパレスの事件につきましては、報道がされた後に直ちに、島田市の場合は、この建築基準法の取り扱いが、こうした集合住宅につきましては、県が特定行政庁としてその許認可権を持っております。  そちらに問い合わせをさせていただきましたが、県の見解としては、現時点では新聞報道以外の情報の発信はできないというお答えをいただいております。  そうした中で、なかなか私どもで、島田市にある建物の中のどれが違法状態にあるのか把握ができないような状況でいるのが事実でございます。  ただし、そうした中で、そこにお住まいの市民の皆さんからの問い合わせがあった場合には、真摯に受けとめて、丁寧な対応をしたいということで準備をしておりますが、約1カ月たちましたけれども、1件もそうした問い合わせ、相談等は現時点では来ていないのが現状でございます。  以上です。 ◆4番(河村晴夫議員) 以上で終わります。 ○議長(大石節雄議員) 以上で、通告による一般質問を終わります。  ───────── ◇ ───────── △会議規則第35条の2に基づく資料要求について ○議長(大石節雄議員) 次に、日程第2、会議規則第35条の2に基づく資料要求についてを議題といたします。  来週、3月11日月曜日に予定しております議案質疑に係る資料の要求につきまして、議案第7号について、歳出2款1項7目行政経営費中、公用バス運行事業、2款3項1目戸籍住民基本台帳費中、行政サービスセンター窓口事業、8款2項1目道路橋りょう総務費中、水路橋通行監視事業、10款1項3目教育研究推進費中、教育支援事業教育センター運営事業及びサタデーオープンスクール運行事業、10款1項4目学校教育諸費中、スクールバス運行に係る包括業務委託をされる対象業務の平成30年度と平成31年度の事業費が比較できる資料、議案第25号について、平成29年度の利用実績をもとにした影響額の一覧、(施設名)利用料増額一覧の2点を執行当局に求めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大石節雄議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げました資料を執行当局に求めることに決しました。  執行当局におかれましては、ただいま申し上げました資料の提出につきましてよろしくお願いいたします。  ───────── ◇ ───────── △散会の宣告 ○議長(大石節雄議員) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了しました。  次回は、来週3月11日月曜日、午前9時30分から本会議を開きます。  本日は、これをもちまして議事を閉じ、散会いたします。             散会 午後0時23分...