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平成30年第1回定例会−02月27日-02号

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  1. 島田市議会 2018-02-27
    平成30年第1回定例会−02月27日-02号


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    平成30年第1回定例会−02月27日-02号平成30年第1回定例会  平成30年第1回島田市議会定例会会議録 平成30年2月27日(火曜日)午前9時30分開議     出席議員(19人)          1番   大 関 衣 世 議員      3番   杉 野 直 樹 議員          4番   大 村 泰 史 議員      5番   河 村 晴 夫 議員          6番   齊 藤 和 人 議員      7番   横 山 香 理 議員          8番   藤 本 善 男 議員      9番   村 田 千鶴子 議員          10番   曽 根 嘉 明 議員      11番   桜 井 洋 子 議員          12番   佐 野 義 晴 議員      13番   大 石 節 雄 議員          14番   伊 藤   孝 議員      15番   福 田 正 男 議員          16番   森   伸 一 議員      17番   山 本 孝 夫 議員          18番   八 木 伸 雄 議員      19番   清 水 唯 史 議員          20番   平 松 吉 祝 議員     欠席議員(1人)          2番   横田川 真 人 議員
        説明のための出席者         市  長  染 谷 絹 代        副市長   萬 屋   正         副市長   牛 尾 伸 吾        教育長   濱 田 和 彦         市長戦略                 危機管理               鈴 木 将 未              眞 部 和 徳         部  長                 部  長         地域生活部長兼              健康福祉               杉 村 嘉 弘              横田川 雅 敏         支所長                  部  長         こども未来                産業観光               孕 石   晃              北 川 雅 之         部  長                 部  長         都市基盤                 行政経営               大 村   彰              北 川 博 美         部  長                 部  長                              市民病院         教育部長  畑   活 年              今 村 重 則                              事務部長         監査委員  平 林 健 互     議会事務局職員出席者                              次長兼         事務局長  鈴 木 正 敏              山 本 敏 幸                              庶務担当係長         議事調査               浅 岡 秀 哉        主  査  根 岸 宣 之         担当係長         主  事  杉 山 雄 也 議事日程(第2号)  第1.議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)  第2.議案第2号 平成29年度島田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)  第3.議案第3号 平成29年度島田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)  第4.議案第4号 平成29年度島田市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)  第5.議案第5号 島田市国民健康保険給付等支払準備基金条例を廃止する条例について  第6.議案第6号 平成30年度島田市一般会計予算  第7.議案第7号 平成30年度島田市国民健康保険事業特別会計予算  第8.議案第8号 平成30年度島田市簡易水道事業特別会計予算  第9.議案第9号 平成30年度島田市土地取得事業特別会計予算  第10.議案第10号 平成30年度島田市休日急患診療事業特別会計予算  第11.議案第11号 平成30年度島田市公共下水道事業特別会計予算  第12.議案第12号 平成30年度島田市介護保険事業特別会計予算  第13.議案第13号 平成30年度島田市介護サービス事業特別会計予算  第14.議案第14号 平成30年度島田市後期高齢者医療事業特別会計予算  第15.議案第15号 平成30年度島田市水道事業会計予算  第16.議案第16号 平成30年度島田市病院事業会計予算  第17.議案第17号 島田市国民健康保険事業基金条例について  第18.議案第18号 島田市中小企業小規模企業振興基本条例について  第19.議案第19号 島田都市計画新東名島田金谷インターチェンジ周辺地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例について  第20.議案第20号 島田市新庁舎等整備基本計画審議会条例について  第21.議案第21号 島田市指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例について  第22.議案第22号 島田市手数料条例の一部を改正する条例について  第23.議案第23号 島田市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例について  第24.議案第24号 島田市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例について  第25.議案第25号 島田市税条例等の一部を改正する条例について  第26.議案第26号 島田市コミュニティバス条例の一部を改正する条例について  第27.議案第27号 島田市介護保険条例の一部を改正する条例について  第28.議案第28号 島田市国民健康保険条例及び島田市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について  第29.議案第29号 島田市県営土地改良事業分担金等徴収条例について  第30.議案第30号 島田市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例について  第31.議案第31号 第2次島田市総合計画の策定について  第32.議案第32号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更について  第33.議案第33号 市道路線の認定について  第34.議案第34号 市道路線の廃止について 本日の会議に付した事件  議事日程(第2号)と同じ △開議の宣告   (午前9時30分) ○議長(福田正男議員) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  ───────── ◇ ───────── △議事日程の報告 ○議長(福田正男議員) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  ───────── ◇ ───────── △議案第1号〜議案第5号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(福田正男議員) 日程第1、議案第1号から日程第5、議案第5号までの5件を一括議題といたします。  各常任委員会における審査の経過及び結果について、順次、報告をお願いいたします。  初めに、厚生教育常任委員会の報告をお願いいたします。  杉野委員長。     〔3番 杉野直樹議員登壇〕 ◆3番(杉野直樹議員) 本会議において厚生教育常任委員会に付託されました議案の審査結果について報告いたします。  当委員会は、平成30年2月19日午前9時から、関係部課長出席のもと、第3委員会室にて開会いたしました。  初めに、議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会の所管に属するものについて、繰越明許費、歳出、歳入の順で審査いたしました。  最初に、第2表繰越明許費について、順次、審査を行いました。当局から一般会計補正予算繰越明許費のうち3款民生費1項社会福祉費介護サービス提供体制整備促進事業費補助金について、教育総務課から10款教育費2項小学校費小学校施設管理経費について補足説明があり、その後、委員から若干の質疑がありましたが、報告は省略します。  次に歳出の審査に入り、初めに歳出3款民生費1項11目社会福祉振興基金費から歳出3款民生費2項7目子供・子育て支援費までを審査しました。当局から補足説明はなく、委員への質疑を求めたところ委員より、放課後児童クラブ施設整備事業について、小学校の一部を利用することに対する確認があり、児童の利便性や安全性を確保する必要があれば改善をお願いしたいとの意見がありました。  そのほか若干の質疑がありましたが、報告は省略します。  次に、歳出10款教育費1項3目学校施設整備基金費から歳出10款教育費4項1目幼稚園費までを審査しました。  当局から補足説明はなく、委員へ質疑を求めたところ、小学校施設管理経費についてトイレ改修を優先した理由について質疑があり、当局より全ての小・中学校で洋式化率をとりあえず50%以上確保していく計画で、順次、整備しているとの説明がありました。  そのほか若干の質疑がありましたが、報告は省略します。
     次に、歳入12款分担金及び負担金2項2目民生費負担金から歳入21款市債1項2目民生債までを審査しました。  当局から補足説明はなく、委員へ質疑を求めたところ若干の質疑はありましたが、報告は省略します。  次に採決に移り、議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会の所管に属するものについては、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号 平成29年度島田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)について審査しました。  当局から補足説明はなく、委員ヘ質疑を求めたところ若干の質疑はありましたが、報告は省略します。  次に採決に移り、議案第2号 平成29年度島田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)については全員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号 島田市国民健康保険保険給付等支払準備基金条例を廃止する条例について審査しました。  当局から補足説明はなく、委員へ質疑を求めたところ、条例を廃止するタイミングについて質問があり、当局より、今回は基金を取り崩す必要があり、廃止の条例を提出した。新年度に新たな基金条例を提案するとの説明がありました。  次に採決に移り、議案第5号 島田市国民健康保険保険給付等支払準備基金条例を廃止する条例については全員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次にその他に移り、国保年金課より4月から予定されている国民健康保険制度の改革について説明があり、今回の制度改革に伴い、大きく改正される点は、県が新たに保険者として加わり、市長と共同運営するようになること、予算の組み方が県では新たに特別会計がつくられ、市の特別会計では一部の科目が廃止されるなど、予算の組み方が変わることの2点で、被保険者証の発行など身近な手続については、引き続き市の窓口が行うことなどの説明がありました。  説明の後、委員より、新年度予算の審議に当たり、もう少しわかりやすい資料を用意いただきたいという要望があり、当局より予算説明会までに資料を再考して説明するとのことでした。  次に、文化課から諏訪原城跡整備事業計画について、財源確保が困難となり、事業の遅延が生じていることから、整備事業期間事業完了年度を平成39年度までとしていたものを、平成45年度までに変更するとの報告がありました。  次に、病院建設推進課から新市立島田市民病院建設工事の入札について報告がありました。  この件については、担当課より全議員への説明の場を設けてほしいとのことでしたので、議長に相談いただくようお伝えしました。  最後に、委員長報告作成の一任を決し、午前10時42分に閉会しました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようよろしく申し上げ、厚生教育常任委員会の報告といたします。 ○議長(福田正男議員) 次に、経済建設常任委員会の報告をお願いいたします。  山本委員長。     〔17番 山本孝夫議員登壇〕 ◆17番(山本孝夫議員) 本会議から経済建設常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果の主な内容について報告いたします。  当委員会は、2月19日午後1時28分から第3委員会室において、委員全員関係部課長出席のもと開催いたしました。  まず、議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会の所管に属するものについて審査を行いました。  最初に、繰越明許費、6款農林業費1項農業費、茶生産施設等整備事業から11款災害復旧費2項公共土木施設災害復旧費道路施設災害復旧事業まで審査を行いました。  当局からの補足説明は特になく、委員から、橋りょう長寿命化修繕耐震事業で、順番はどのような基準で行っているのか。修繕と耐震補強の違いはどのようなものかとの問いに、順番は、地震時に輸送路となっている緊急自動車道路等、輸送路を優先的に行っている。また、古い橋は修繕を、新しい橋は耐震補強の工事を行っている。  工事の内容の違いについては、修繕はコンクリートの劣化で鉄筋がむき出しになっているところの補修工事であり、耐震補強は今の耐震基準で耐震性のない橋の補強工事を行っているとの説明がありました。  次に、他の委員から、茶生産施設等整備事業が、今回、繰越明許で出されているが、そのスケジュールはどうだったのかとの質問に当局から、本来は平成30年度事業で要望する予定だったが、国の補正事業で緊急の農畜産物輸出拡大対策補助事業があり、前倒しして2月補正を計上することになったとの説明がありました。  続いて、債務負担行為補正(追加分)、都市公園等管理委託及び消防団無線機賃借料について審査いたしました。  当局からの補足説明として、現在、消防団の無線は2種類の伝達手段を使っていたが、今回導入するIP無線は、交信範囲の拡大と消防団全体が一つの通信手段を持ち、活動をコントロールできるという大きな効果が考えられる。5年分のリース代を平成30年度当初から機器の切りかえを行うということで、今年度末から債務負担行為を設定したという説明がありました。  ほかの委員から質疑は多少ありましたが、報告は省略させていただきます。  続いて、歳出予算の審査に移りました。  歳出6款農林業費1項4目茶業振興費及び2項2目林業振興費を審査いたしました。  当局から補足説明の後、委員から、森林整備林業等振興整備交付金事業の効率的な投資効果の見込みはどのようにしているのかとの問いに、3年後の目標として、地元製材所がタワーヤーダーを導入することにより素材生産量、現状約4,000立方メートルを5,250立方メートルに、地元森林組合がハーベスタを導入することにより、素材生産量1万1,000立方メートルを1万8,000立方メートルにという事業目標をそれぞれ立てているとの答弁がありました。  次に、歳出7款商工費1項3目企業誘致費の審査を行い、当局からの補足説明の後、委員から若干の質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。  続いて、歳出8款土木費2項3目道路新設改良費2項5目橋りょう新設改良費及び4項7目新東名IC周辺地区開発費を審査いたしました。  当局からの補足説明の後、委員から減額補正について合併特例債の適用の内容確認、来年度の適用の有無について質問があり、当局から、減額した工事部分合併特例債の減額は少しある、来年度予算化する部分について、合併特例債を受ける形で整備予定であるとの答弁がありました。  次に、歳出9款1項1目常備消防費を審査いたしました。当局から補足説明、委員からの質疑は特にありませんでした。  続いて、歳出11款1項1目農林業施設災害復旧費及び1項2目公共土木施設災害復旧費を審査いたしました。  当局からの補足説明、委員からの質疑は特になく、続いて歳入の審査に入りました。  歳入14款2項4目土木費国庫補助金から21款1項10目災害復旧債まで審査を行いました。  当局からの補足説明、委員からの質疑は特になく、さらこの後、議案第1号全体を通して質疑を求めましたが、特にありませんでしたので、採決に入りました。  議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会の所管に属するものについては、原案のとおり可決すべきものと決することになりました。  次に、議案第4号 平成29年度島田市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について審査を行いました。  当局からの補足説明、委員からの質疑も特になく、採決に入り、議案第4号 平成29年度島田市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)については原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で当委員会に付託された議案の審査を終え、その他に入り、当局からの報告に移り、まず、危機管理部危機管理課から平成30年度にドローンの機器運用を検討しており、その前段階で、危機管理課の職員について操縦者の育成に着手している。今年度中に5人の操縦者を育成したいと考えている。  ドローンは災害時の情報収集人命救助に活用、また、平常時には土木、観光、教育など幅広く活用が見込まれるとの報告がありました。  委員から、運用ルールはどうなっているのか、事故に対する対応はどうするのかの質問に対し、国の規制、県のルールにのっとってやっていく。事故対応の保険も平成30年度の予算に盛り込ませているとの答弁がありました。  次に、都市基盤部都市政策課から2月5日に行われた島田市都市計画審議会の開催結果の報告がありました。内容は、新東名高速道路島田金谷インターチェンジ周辺地区用途地域の指定等にかかわるものでしたが、報告は省略させていただきます。  続いて農業委員会から、去る1月19日の常任委員会で求められていた荒廃農地33.5ヘクタールの資料提供について、再生可能な荒廃農地地区別一覧表の提出がありました。これにつきまして委員から二、三、質問がありましたが、内容は省略させていただきます。  終わりに、常任委員会委員長報告につきましては委員長及び副委員長に一任させていただくことを決し、午後2時49分、経済建設常任委員会を終了いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同いただきますようお願いいたします。 ○議長(福田正男議員) 次に、総務生活常任委員会の報告をお願いいたします。  桜井副委員長。     〔11番 桜井洋子議員登壇〕 ◆11番(桜井洋子議員) それでは、本会議におきまして総務生活常任委員会に付託されました議案の審査結果について、主な内容につきまして御報告いたします。  当委員会は、平成30年2月20日火曜日午前8時59分から第3委員会室において、委員及び関係部課長の出席のもと開会いたしました。  早速、審査に入り、議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会の所管に属するものについて審査を行いました。  初めに、条文から総括までの審査に入り、委員に質疑を求めたところ、債務負担行為補正田代環境プラザガス化溶融施設点検整備委託について、毎年の委託料の変動について質問がありました。  環境課長から、現在、13年目を迎える当施設は、平成24年の整備診断において長寿命化が決められ、平成47年まで整備をしつつ使用する方向となった。毎年交換する部品と、順番で交換するところがあるので、毎年委託費に差が出るとの説明でした。  次に、歳出2款総務費1項1目一般管理費から12款公債費1項2目利子までを審査いたしました。  委員より退職手当の内訳についての質問に人事課長より、早期退職者4人、自己都合退職者4人、死亡退職者1人、任期満了2人との答弁がありました。  また別の委員より、公共施設整備基金新規積立金の目標額について質問があり、財政課長より可能な限り持てればいいが、目標額はないとの答弁でした。  その他、若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  続いて、歳入10款1項地方交付税中、普通交付税から地方債に関する調書までを審査しました。  財政課長から補足説明及び委員からの若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  採決の結果、議案第1号 平成29年度島田市一般会計補正予算(第6号)中、当委員会の所管に属するものについて、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号 平成29年度島田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)についての審査に入りました。  委員より、毎年この時期に減額補正があり、基金に充てられている。この流れについて質問があり、財政課長から当初予算で基金からの繰り入れを行って歳入へ計上をして、当年度、先行取得の用途に備えるように土地取得費のほうへ歳出を計上する。1年間の先行取得のための環境を整えるということが当初予算である。  年度中に新たに土地を取得したものがあれば、現金が減るという形になり、そうした1年間の仕事をした結果として残っている金額を基金へ戻し、次の当初予算でまた基金からの繰り入れという形でお金を回すという仕組みであるとの答弁でした。  採決の結果、議案第3号 平成29年度島田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いてその他に入りましたが、当局、委員ともになく、最後に委員長報告の作成は正・副委員長に御一任いただき、午前9時34分、総務生活常任委員会を閉会いたしました。  以上、総務生活常任委員会の報告といたします。  議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(福田正男議員) 以上で、報告は終わりました。  暫時休憩いたします。       休憩 午前9時53分  ──────────────────      再開 午前9時55分 ○議長(福田正男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第1、議案第1号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第1号を採決いたします。  本案は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田正男議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。  次に、日程第2、議案第2号から日程第4、議案第4号までの3件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第2号から議案第4号までの3件を一括して採決いたします。  議題の3件は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田正男議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第4号までの3件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第5、議案第5号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。
     ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第5号を採決いたします。  本案は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田正男議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。  ───────── ◇ ───────── △議案第6号〜議案第34号の上程、説明 ○議長(福田正男議員) 次に、平成30年度当初予算及び関連議案等の議事に入ります。  日程第6、議案第6号から日程第34、議案第34号までの29件を一括議題といたします。  これより市長の平成30年度施政方針並びに提案理由の説明を求めます。  染谷市長。     〔市長 染谷絹代登壇〕 ◎市長(染谷絹代) おはようございます。  これより施政方針と予算の大綱について述べさせていただきます。  平成30年第1回島田市議会定例会に提出いたしました島田市一般会計当初予算案を初めとする諸議案を御審議いただくに当たり、今後の市政運営に対する私の所信の一端を申し上げ、議員各位、市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。  国と地方の関係が大きく変わり、地方には自主性、独自性という色をより濃く出していくことが求められています。  地方分権改革の名のもと、権限と財源が移譲され、合併推進から広域連携への転換、そして、消滅可能性都市への憂慮が端緒となった地方創生へと段階を踏む中で、地方には選ばれるまちとして価値を高める創意工夫が求められ、果たすべき役割がより鮮明になってまいりました。  当市は、市民と行政の互いの顔が見える行政運営に適した人口規模、都市と山村のほどよい共存、そして、歴史・文化・自然が織りなす多彩な地域資源を兼ね備えた、地方を映す鏡の中心に位置するまちであり、ゆえに、地方の課題がいち早く表面化するまちとも言えると私は認識をいたしております。  まちの魅力を余すことなく発揮し、課題にすぐさま立ち向かう。  私は、地方を牽引するパイオニアたる自覚を持って行政運営に当たり、先駆的なモデルを発信していく努力を続けてまいりました。  これまでの多様な主体との連携や協働から培った取り組みが実を結び、成果を上げつつあります。  河川に関する規制緩和を追い風に、官民が力をあわせ実現した蓬莱橋観光物産販売所が3月20日オープンします。  この夏にはマザーズハローワークがこども未来部執務室内に開設されます。子育てママに対する職業紹介メニューがワンストップサービスに加わる県内初の試みです。  また、産学官連携により、市内で製造された緑茶粉末や有機抹茶を原料に共同開発した商品が昨年から順次、発売され、好評を博しています。  ひるむことなく信念を持って突き進めていけば未来が開かれる。  新たな時代を展望するに当たり、これまでの実績からなる、私の認識や自覚が、変わることのない信念となりました。  しかし、こうした中にあっても、構造的要因をはらむ人口減少、少子超高齢社会は確実に進み、起こり得る大災害への危惧も重なって市民の皆様の不安が大きくなりつつあることを感じています。  光が当たる政策だけではありません。地域へ赴き市民に寄り添って生活を守ることが、私たち基礎自治体の揺るぎない本旨であり、普遍的で尊重すべき役割であることを繰り返し申し上げてまいりました。  これからも、市民の皆様からの声、議員各位からの御意見を大切にしながら、閉塞感が生み出す負の連鎖を断ち切り、このまちに暮らす幸せを誰もが実感できるよう、着実に政策を実施してまいります。  それこそが、私が訴えてきた未来志向の信頼されるまち、安心を実感できるまちの実現につながるものと信じています。  さて、本年度は、今後8年間のまちづくりの設計図となる第2次島田市総合計画が始動する年になります。  市民意識調査やタウンミーティング、全68自治会を巡った車座トークでいただいた皆様の声、議員の皆様からの提言書を初めとする御意見、そして、私が2期目の選挙戦に挑む際、新たに掲げた30項目のマニュフェストを盛り込んだこの計画をもとに、目指す将来像「笑顔あふれる安心のまち 島田」の実現に向けてまちづくりを進めてまいります。  このたび、私が基本構想の策定からかかわったこの計画には、これからの市政運営の方向性を大きく打ち出した点がございます。  人口減少、それに起因する緩やかな下降線を予感させる社会経済情勢の中にあって、真に必要な施策、事業を選択し、資源を集中させ、市民の幸福度を上げていく量から質への転換、すなわち縮充という考え方です。  この計画の実効性確保の点においては、市民幸福度の向上を最上位とする全137を数えるめざそう値を設定し、進行状況を明確に見える化したほか、7つの政策分野に計46の重点的取り組みを位置づけました。  島田市のあるべき将来の姿に向かって、市民の皆様とともに計画の着実な推進に努めてまいります。  とりわけ真に必要な事業、すなわち島田の未来を形づける50年に一度の大事業となる新市立島田市民病院建設事業、規制という大きな壁を克服した新東名島田金谷インターチェンジ周辺整備事業の2大重点プロジェクトは、必ずなし遂げるという意思をこの新しい計画に込めております。  両事業とも前期基本計画期間内の供用開始を目指し、着実に歩みを進めてまいります。  市民の安全・安心の砦として位置づけた新市立島田市民病院の整備については、検討開始から10年以上の歳月を経て、いよいよ本年度から本体工事に着手いたします。  2021年3月診療開始に向けて、救急医療、急性期医療に重点を置いた災害に強い病院を整備してまいります。  並行して、医師、看護師等の人材確保に努めるとともに、さまざまな創意工夫による医業収益の向上とコスト削減を図りながら、現診療体制の安定化と新体制への移行準備に取り組んでまいります。  新東名島田金谷インターチェンジ周辺整備事業につきましては、事業進捗が図られる中、地域が持つポテンシャルが評価され、進出に興味を示す企業がふえてまいりました。  産業活性化ゾーン内の工業用地造成に向けて、エリア内アクセス道路整備を加速するほか、横岡新田牛尾線、島竹下線などの周辺幹線道路整備を急ぎ、当市が企業にも選ばれるまちとして認知され、雇用の確保につながるよう取り組んでまいります。  核となる賑わい交流拠点整備については、この3月に施設整備の実施計画をまとめ、より具体的なイメージをお示しできる段階となります。これに基づいて大井川流域観光の玄関口として、施設内への観光案内所の設置を視野に入れつつ、観光拠点化に向けた準備を進めてまいります。  全国最大規模を目指すマルシェについては、施設規模に見合う十分かつ充実した地場産品の品ぞろえが求められます。  運営主体となる大井川農業協同組合と連携して、農林産物の栽培出荷体制の構築を推進するとともに、マルシェを活用して所得向上を目指す意欲ある担い手を支援してまいります。そして、当市の農林業、さらには市全体の産業の底上げにつなげてまいります。  このほかにも第2次島田市総合計画には、川根・伊久身地域への光ファイバ網整備事業を初め、市内至るところに幸せを実感できる施策を位置づけました。  計画に位置づけられた主要施策に係る主要事業と本年度当初予算との関連については、この後、予算の大綱にて各政策分野に沿って詳しく説明をいたします。  今、時代が大きく変わりつつあります。高い経済成長に支えられた社会保障制度を初めとするシステムが揺らぎ始め、量や拡大を求めるこれまでと同じ行政サービスの提供が困難になっています。さらに、団塊の世代が75歳以上に到達する2025年が近づいています。  AIの進歩に私たちは期待を抱くものの、その進歩が私たちの生活スタイルや働き方を大きく変えてしまうかもしれません。市民生活や行政を取り巻く課題に対して、過去の事例から正しい答えを導くことが難しくなってまいりました。  限られた財源の中で、間断なく発生する諸課題に的確かつ効率的に対応するためにも、私たち基礎自治体は、政策の質を重視する縮充の考え方に基づき、経営資源を最適化する判断と、芯の通った経営方針に裏打ちされる実行力が伴わなくてはなりません。  こうした中において、市民の皆様の果たすべき役割が大きくなってまいります。市民と行政の協働、すなわち、人の力を課題解決やまちの魅力の創造につなげていくことが必要です。  時代が大きく変化しようとするとき、新たな時代に必要な、新たな時代を動かす人財、逸財が登場することは、歴史が物語っています。今から150年前の明治維新では、後世に名を残した偉人が奔走し、国を動かす大きな力となりました。  照準を定めるべき次なる分野は、人の質を高めること。このことは、昨年末、政府が示した働き方改革、人づくり革命、生産性革命からなる政策パッケージからも見えてまいります。  こうしたことから、まちづくりのたすきを次の世代へと確実につなげていくため、人づくりを基軸に、まちの活力の創造と生活の安心感につなげる「輝く人づくり」、「輝くまちづくり」、「輝きのある生活づくり」の3点を平成30年度の重点政策に掲げ、第2次島田市総合計画を推進してまいります。  まず、重点政策の1点目、「輝く人づくり」を進めてまいります。  ここに暮らす人はもちろんのこと、一旦ここを離れたとしても、広く見聞を得て島田に戻りたい、島田を盛り上げ活躍したい、島田を変える力になりたい、そう願う人を育てるさまざまな施策を展開してまいります。  今月3日、県教育委員会の協力のもと、市内5つの高等学校と3経済団体及び当市が包括連携協定を締結いたしました。さまざまな分野で若い力が経験を糧に成長する場を用意し、当市の活力にも寄与するウィン・ウィンの関係を築き上げてまいります。  子供たちへの教育の視点に移りますと、島田市教育大綱の基本理念として掲げる「市民総がかりで育む 豊かな心と学び」、そして、これを具現化する「夢育・地育」の考え方に基づき、夢や地域愛を育む教育活動を推進してまいります。加えて外国語教育、ICT教育の推進を強化し、新時代に対応できる人材を育ててまいります。  さらに、学校と地域住民等が力を合わせて子供たちを育てる意識の醸成とその環境づくりに力を注ぎ、これからの学校のあり方について議論を深め、方向性を示してまいります。  地域に目を向けると、自治会活動やコミュニティ活動に新たな担い手を期待する声が日増しに大きくなっており、次代の担い手として30代、40代を中心とした皆様に大いに期待しているところです。  全面改訂する生涯学習推進大綱では、学びの意欲を地域課題解決への力と結びつける施策を位置づけてまいります。  また、協働のまちづくりへの理解を深めていくほか、第3次島田市男女共同参画行動計画の策定に当たっては、女性が積極的に参画し、持つ能力を遺憾なく発揮できる体制を整えるなど、市民の皆様が積極的に地域にかかわることができる機会を設けてまいります。  重点政策の2点目、「輝くまちづくり」でございます。  県のふじのくに茶の都構想の核となるふじのくに茶の都ミュージアムが3月24日にリニューアルオープンします。  そして、旧金谷中学校跡地への施設整備は、空港周辺地域に新たな交流とにぎわいを生み出し、さらには、新東名島田金谷インターチェンジ周辺整備事業との相乗効果により市内全域への波及効果をもたらす当市のさらなる稼ぐ力として大きな期待が寄せられています。  現在、プロポーザル方式による事業者の公募を締め切り、優先的交渉権者の選定作業を進めている最中です。選定結果については、当定例会会期中に報告できる予定です。  優先的交渉権者と調整を重ね、土地使用貸借の議決をいただいた後には、2020年度中のオープンを目指してまいります。  また、今定例会に提出した中小企業小規模企業振興基本条例を推進する体制を整備し、市内産業の担い手である中小企業の活躍をサポートしてまいります。  その中心的な役割を担う産業支援センターおびサポが、中小企業の経営改善や販路開拓の支援と起業意欲の活性化にさらなる磨きをかけてまいります。  その一環として、島田ビジネススクールを新たに開講し、市内中小企業者の経営力の向上や意識改革を促進することで、魅力ある企業が育ち羽ばたいていけるよう支援してまいります。  中心市街地の活性化につきましては、3月21日にオープンするしまだ音楽広場を回遊の新たな拠点に位置づけ、こども館やおび通りなどのイベントと連携してにぎわいの創出に努めてまいります。  また、現在策定中の中心市街地活性化基本計画の中に、まちの魅力を高める施策を位置づけてまいります。  重点施策の3点目、「輝きのある生活づくり」でございます。  大災害の発生が危惧される中、昨年11月議会で防災機能の要となる市役所本庁舎の建てかえを表明いたしました。築55年が経過し、建物や設備の老朽化への対応、さらには災害対応拠点としての役割を判断した結果であります。  2023年度までの合併推進事業債発行期限を見据え、関係機関、地域の方々と調整を図ってまいります。  先月、外部有識者などで構成する整備検討委員会を立ち上げました。さらに、組織の再編により資産活用課を新設し、旧金谷庁舎跡地利用など公共施設の総合的な諸課題の解決とあわせてスピード感を持って取り組んでまいります。  安全・安心の確保が、日々の生活の土台であることは言うまでもありません。現在、鋭意策定中の国土強靱化地域計画に基づいて、強さとしなやかさを備えた安全・安心な地域づくりを進めてまいります。  地区防災リーダーの育成によるマンパワーの強化はもちろんのこと、自主防災組織や避難所運営組織と連携を図りながら、地区防災計画の策定を促し、未経験の危機事態にも柔軟に対応できる地域の救援体制整備を進めます。  あわせて、木造住宅の耐震化を初め、耐震シェルター、防災ベッド等設置費補助事業を推進し、住宅損壊等による人的被害の軽減を図ってまいります。  島田の宝となる子供を持つ子育て世代の安心への配慮も欠かせません。出産後の健康診査やケア事業を新たに開始し、子育て支援の幅を広げてまいります。  また、待機児童ゼロを旗印に、この4月には目標達成が見込まれる保育所に加え、放課後児童クラブの整備にも引き続き取り組んでまいります。  このほか保育料の第2子半額、第3子以降無償化やこども医療費助成の制度拡充により、子育て世代が安心して子供を産み育てられるゆとりある生活を実現してまいります。  さらに、出産を機に就業率が低下する子育て中の母親をターゲットに、マザーズハローワークを含めた総合相談体制を充実するなど、「子育てするなら島田市で」をさらにステップアップし、国を挙げての女性活躍推進の目標達成に近づけてまいります。  加えて、保険、医療、介護、福祉が相互に連携する横断的な体制のもと、障害がある方を初め、弱い立場にある方々が地域の中で自分らしく健やかに暮らすことができる地域共生社会の構築に力を注いでまいります。  特に高齢者への施策としましては、新たに介護保険事業計画に沿って日常生活圏域における居場所などへの社会参加や効率的かつ効果的な介護予防を強力に推進してまいります。  また、声かけや見守りなど地域活動から生まれる生きがいづくりを促進し、住みなれた地域で安心して暮らし続けたいという思いに応えてまいります。  制度の安定化と維持を主眼に、新年度から国民健康保険事業は広域的な運営へと変わります。  円滑な業務移行を図りつつ、引き続き、加入手続等の窓口業務や加入者の健康づくり、疾病、重症化予防を効果的・効率的に進める保健事業を担う役割を踏まえ、市民生活を確実に守ってまいります。  地域を好きになり、誇りを抱く。そして、その思いをたくさんの人に伝えていく。まちづくりの主役たる意識(シビックプライド)を市民一人一人に持ち続けてほしいという島田市緑茶化計画に込めた思いは、人づくりや協働のまちづくりの支えとなるものです。  この意識がまちの個性や魅力に形を変え、産業振興を初め環境活動、クールチョイスのPRや産学官連携、市民活動の場面で効果的に発信され、シティープロモーションの広がりが見えてまいりました。  平成31年3月、静岡県立大学やふじのくに茶の都ミュージアムとともに、お茶のイノベーションをテーマとするアジア・パシフィック・ティー・エキスポを開催いたします。  このイベントは、国内外に島田市緑茶化計画をアピールする絶好の機会となります。島田の魅力を存分に伝える特等席を多くのお客様に御用意できるよう、市民の皆様とともに準備を進め、必ずや成功に導きたいと思っております。  150年前の明治維新という激動の時代を経て、私たちの先人は、宿場町から一転、地域一帯優良茶産地の名声を勝ち取り、茶産業と大井川流域に由来する木材産業を両輪に、近代まちづくりの理想形をなし遂げました。  柔軟に対応する広い懐と力強い歩みが、歴史、文化、伝統に形を変え、かけがえのない財産となり、今を生きる私たちの生活の原動力となっています。  こうした叡智や経験を糧とし、難局とも言えるこれからの時代を力強く乗り越えていかなければなりません。そのためにも、私を含め全ての職員がこの時代の行政に求められる役割について、意を同じくしなければなりません。
     シンク・グローバル、アクト・ローカル、地球的な視野で考え、地域で身近なことから行動せよ。この言葉をかみしめながら、物事を大きな視点で捉え、目の前の小さなことから実践する、この気概を持って市民の皆様と力を合わせて進んでいきたい、そう思っております。  以上、所信の一端を申し述べました。  市政運営への御理解と御協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。  次に、平成30年度予算の大綱でございます。  本予算案は、第2次島田市総合計画前期基本計画に掲げた事業の推進により、市民福祉のさらなる増進を目指すものであります。  また、社会経済情勢の動向や国・県の施策、制度改正へ適切な対応を行い、あわせて健全な財政運営に努めることを基調として編成しております。  さて、去る12月22日に平成30年度予算政府案が閣議決定されました。政府案は、経済再生と財政健全化の両立を実現する予算として編成され、一般会計の規模は、前年度に比べ0.3%増の97兆7,128億円となっております。  また、地方財政計画全体の規模につきましては、前年度に比べ2,800億円、0.3%増の86兆9,000億円程度を見込み、地方税及び地方譲与税の見込額を前年度に比べ4,021億円、1.0%増としております。  これにより、地方交付税及び臨時財政対策債につきましては、前年度に比べ減額となっておりますが、一般財源の総額につきましては、前年度に比べ356億円、0.1%の増額としております。  こうした動向を踏まえて編成いたしました本市の平成30年度予算案につきまして、御説明をいたします。  初めに各会計の予算額を申し上げますと、一般会計は382億1,500万円で、前年度の当初予算に比べ16億500万円、4.4%の増となっております。  特別会計8会計の合計は215億5,418万2,000円で、前年度に比べ10億292万9,000円、4.4%の減となっております。  また、水道事業及び病院事業の企業会計の合計は、支出ベースで188億4,804万5,000円、前年度に比べ20億3,091万9,000円、12.1%の増となっております。  これにより予算の総額は786億1,722万7,000円で、前年度に比べ26億3,299万円、3.5%の増となっております。  一般会計歳入予算でございますが、市の財政運営の根幹をなす市税は、給与所得の伸びなどによる個人市民税の増や軽自動車の登録台数の伸びなどによる軽自動車税の増が見込まれるものの、平成30年度が評価がえの年度にあることから、固定資産税については減が見込まれるため、前年度に比べ6,967万円、0.5%減の140億2,620万9,000円を見込んでおります。  地方消費税交付金につきましては、決算見込みなどから前年度に比べ1.8%増の17億3,000万円を見込んでおります。  地方交付税につきましては、国の地方財政対策の推移、前年度の決算見込み及び普通交付税の合併算定がえ加算の段階的な縮減を見込み、前年度に比べ1.9%減の52億1,000円を見込んでおります。  市債につきましては、新病院建設事業への出資金の財源とする合併特例事業債の借り入れなどにより、前年度に比べ10億1,750万円、36.5%増の38億470万円となっております。  なお、繰入金につきましては、財政調整基金からの繰り入れを増額し、全体では、前年度に比べ38.6%、6億1,523万9,000円増の22億806万7,000円としております。  一方、歳出予算の主な特徴でございますが、目的別の予算額の割合では、3款民生費が最も多く、障害福祉サービス費、児童手当費、子ども・子育て支援費、国民健康保険費、介護保険費、後期高齢者医療費などにより、129億5,320万5,000円と予算全体の33.9%を占めております。  また、4款衛生費につきましては、各種の健康増進事業や予防接種事業、病院事業会計繰出金などを計上したことにより、45億8,006万9,000円と予算全体の12%を占めております。  次に、特別会計予算及び企業会計予算につきましては、それぞれ所要の歳入歳出予算を計上しております。  それでは、第2次島田市総合計画に掲げる政策分野に沿って、主要な事業につきまして御説明をいたします。  初めに、「安全で健やかに暮らせるまちづくり」についての政策であります。  「ここに住む全ての人の安全な生活を守る」につきましては、常備消防事務を引き続き静岡市へ委託し、島田消防署の化学消防車及び川根南出張所配備の高規格救急車を更新するなど、消防救急体制の充実に努めてまいります。  非常備消防については、消防ポンプ車2台を更新するとともに、中山間地での通信機能を強化した無線機を導入することで、消防団の災害対応力を強化してまいります。  また、同時通報用防災行政無線のデジタル化に向けた調査を行うとともに、小型無人機ドローンの運用を開始し、災害情報の収集・伝達機能を強化してまいります。  さらに、昭和56年以前に建築された木造住宅等の耐震化の促進や耐震シェルター等設置の補助事業を継続することで、地震等の災害から市民の生命、財産等を保護し、被害の軽減を図ってまいります。  このほか、がけ地近接危険住宅移転事業、急傾斜地崩壊対策事業等の居住空間の安全を確保するためのハード対策を進めてまいります。  また、防災マイスター育成講座を継続実施するほか、内閣府の防災スペシャリスト養成研修に職員を派遣して、災害対応の中核となる人材を計画的に育成してまいります。  「健康で自分らしく暮らす」につきましては、がん検診事業、健康診査事業を実施するなど、生活習慣病の発症予防、重症化予防を進めてまいります。  また、市民の健康への関心を一層高めるため、健幸マイレージ推進事業の普及促進とともに、健康づくりの伝道師的役割を持つ健幸アンバサダーの養成に努めてまいります。  さらに、市民一人一人が主体的に心と体の健康づくりや食生活の改善等を実践できる環境づくりを目指して、第3次島田市健康増進計画及び第3次島田市食育推進計画の策定を進めてまいります。  国民健康保険事業については、広域化により新たに保険者となる県と共同運営することにより、安定的かつ健全な運営を維持してまいります。  また、一般会計から財政安定化のための支援を行うなど、安心して医療が受けられる保険基盤の維持に努めてまいります。  市民病院においては、大井川流域の基幹病院として質の高い医療を行うため、診療体制の確保、医療機器の整備など、市民の命と健康を守る拠点として、医療提供体制の一層の充実に努めてまいります。  新病院建設事業は、いよいよ建設工事に着工し、平成32年度中の開院に向け着実に建設事業を推進するとともに、道路、水路等の周辺環境整備事業を進めてまいります。  看護専門学校は、創立30周年を迎えることから、同窓会と協力し記念行事を実施するとともに、施設設備の維持修繕を進め、学生にとって魅力ある学習環境の整備に努めてまいります。  「生涯を通じて誰もが生きがいを持ち安心して暮らす」につきましては、高齢者の生きがいづくりや介護予防を進めるため、老人福祉センターの管理運営、敬老会や老人クラブに対する助成金、生きがい活動支援通所事業などを実施してまいります。  また、ひとり暮らし高齢者等緊急通報システム事業や地域高齢者見守りネットワークづくり事業など、在宅福祉サービスの実施や成年後見制度の普及・利用促進により、高齢者が安全で安心して暮らすことができるよう支援してまいります。  介護保険事業については、第7期島田市介護保険事業計画に基づき所要の保険給付費を計上し、適正な執行に努めてまいります。  また、ケアプランの点検やケアマネージャーへの支援などにより、過不足のない介護サービスの提供に努めてまいります。  さらに、パワーリハビリ教室の実施やしまだ市っ歌りげんき体操としぞ〜かでん伝体操を組み合わせた介護予防体操を「しまトレ」の愛称で推進するなど、介護予防の一層の充実を図ってまいります。  「弱い立場の人を支え合う」につきましては、地域社会における生活及び就労の支援や自立に向けた相談支援事業を推進してまいります。  また、居宅介護サービスや重度心身障害者への医療費助成などの障害福祉サービスの充実を図り、障害のある人もない人もともに認め合い、支え合いながら生活できる環境づくりに努めてまいります。  さらに、島田市地域福祉計画に基づく施策を推進し、地域の社会福祉活動の充実を図るため、島田市社会福祉協議会への支援を継続してまいります。  政策分野の2つ目は、「子育て・教育環境が充実するまちづくり」についてであります。  「子供を生み育てやすい環境をつくる」につきましては、不妊治療や不育症治療に要する経費の一部助成、育児サポーター派遣事業などの子育て支援策を継続するとともに、新たに出産後の健康診査やケア事業を実施することにより子育ての不安や負担感を軽減できるよう支援してまいります。  また、子ども・子育て支援新制度に基づき、認定こども園や地域型保育施設の定員を大幅に増員し、充実したサービスを提供してまいります。  さらに、地域における子育て支援拠点となる地域子育て支援センター事業や、放課後児童クラブ運営事業を行い、子供を安心して産み育てることができる環境の充実に努めてまいります。  待機児童の解消と施設の安全確保の充実に向けた取り組みとして、保育所を整備する法人へ建設費を助成し、施設整備を支援してまいります。  子育て世代の負担軽減のための取り組みについては、小・中学生の入院費無償化制度を新たに導入してまいります。  また、経済的に厳しい状況に置かれている子供を支援するための計画策定やひとり親家庭に対する経済的支援を進めてまいります。  保育料の第2子半額、第3子以降の無償化については、合計特殊出生率の上昇、子育て世代の定住促進、市外からの転入増加を目指し、継続して実施してまいります。  「地域ぐるみの教育環境をつくる」につきましては、行政を含め地域全体で学校教育を支援するため、放課後子ども教室や寺子屋事業を推進してまいります。  また、島田市教育環境適正化検討委員会の提言をもとに、児童・生徒の適切な教育環境の実現を目指し、調査・検討を進めてまいります。  「豊かな心を育む教育を進める」につきましては、社会情勢の変化に応じた必要かつ適切な教育環境の整備のため、ALTや外国語活動支援員を小・中学校に派遣し、児童・生徒の外国語によるコミュニケーション能力向上と国際感覚を養うとともに、六合地区の小・中学校に無線LAN環境を整備し、ICT機器を活用した事業の推進に努めてまいります。  また、学校施設の整備については、島田第四小学校校舎及び屋内運動場等の改築に向けた実施設計、神座小学校校舎の非構造部材耐震化工事、大津小学校屋内運動場の耐震化に向けた実施設計を進めてまいります。  このほか、小・中学校のトイレの洋式化を推進するともに、川根小学校のプール改修、島田第三小学校校舎の屋上防水改修など、学校施設の維持修繕を行い、教育環境の充実に努めてまいります。  学校給食では、南部学校給食センターの機器更新を計画的に進め、施設の機能強化に努めてまいります。  「地域で学びの力を発揮する人材を育てる」につきましては、市民一人一人が生涯を通じて学びによる自己実現を図ることができるようしまだ楽習センターや各公民館等において多種多様な学習機会の提供に努めてまいります。  また、図書館では、市民の自主的な学習や情報収集を支援するため、市民ニーズに合った蔵書資料の整備を進めてまいります。  「生涯スポーツを楽しむ人をふやす」につきましては、誰もが楽しめるニュースポーツ教室などを開催するとともに、しまだ大井川マラソンinリバティの開催や著名なチームの合宿誘致などにより、スポーツに触れる機会を創出してまいります。  また、モンゴル国ボクシングチームの2020年東京オリンピック事前合宿を通じ、トップアスリートの競技力を身近に感じられる機会を設けてまいります。  あわせて、シンガポール卓球チームの事前合宿誘致に引き続き取り組むとともに、オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、気運醸成事業の実施に努めてまいります。  さらに、田代の郷整備事業地内に子供から高齢者まで幅広い年代の市民の健康増進に寄与する施設整備を進めてまいります。  このほか、総合スポーツセンターについては、特に夏場における暑さ対策及び消費電力の削減を図ることを目的に、メーンアリーナの空調設備の整備や照明設備の改修を進めてまいります。  政策分野の3つ目は、「地域経済を力強くリードするまちづくり」についてであります。  「雇用の創出や新技術の導入により地域経済を発展させる」につきましては、産業支援センターおびサポにおける相談体制を充実し、起業・創業の支援や既存企業の経営改善をサポートしてまいります。  また、首都圏・中京圏の学生や若手人材のUIJターン就職を促進するため、大学訪問や若者と地元企業との交流会などを実施してまいります。  さらに、地方創生推進交付金事業として産業・教育分野へのICTの導入、人材育成、クラウドソーシングなどの多様な働き方の創出を推進してまいります。  また、平成29年度から実施している企業チャレンジャー支援事業に地元高校生を対象としたビジネスセミナーなどを新たに加え、未来の起業家の育成支援を行ってまいります。  このほか、女性の就業率の向上や就労に悩む若者の自立を支援するため、静岡労働局と協力し、就職相談会や企業説明会などの雇用対策事業を実施してまいります。  「世界に誇れる技術を持った中小企業を育てる」につきましては、市内での魅力ある事業展開を図ろうとする創業者や国内外への販路拡大を目指す事業者に対して補助金を交付し、高い技術力を持った中小企業の一層の成長を支援してまいります。  また、市内中小企業の経営者等を対象としたビジネススクールを開講し、地域産業力の強化を進めてまいります。  さらに、豊富で良質な水資源や温暖な気候、交通結節機能など本市の優位性を生かし、市内に用地を取得し、新規雇用を行った事業所に対して助成を行うなど積極的に企業誘致を進め、地域経済の活性化、雇用の創出を図ってまいります。  「商店街や個店を支援し、地域のにぎわいを生み出す」につきましては、おび通りや島田駅前緑地、新たに整備するしまだ音楽広場などの活用により、にぎわい創出を促進するとともに、中心市街地活性化基本計画を策定することで、まちなかの誘客と活性化を図ってまいります。  また、新たに島田の逸品を選定し、販路開拓を支援することで本市の知名度向上につなげてまいります。  さらに、ふるさと寄附金制度を通じ、寄附者に対して魅力ある特産品等を贈り、シティープロモーションと地場産業の振興に努めてまいります。  「地域の特色を生かした農林業を進める」につきましては、新規就農者が就農時に必要な農業機械の購入経費等を助成するとともに、認定農業者の経営改善に対する支援制度、がんばる認定農業者支援事業を引き続き実施してまいります。  また、島田市緑茶化計画と関連づけ、首都圏での茶の販売促進事業の実施や、アジア・パシフィック・ティー・エキスポを開催するとともに、島田市茶業振興協会へ補助金を交付して海外見本市への出展を支援するなど、国内外の販路拡大を推進してまいります。  さらに、農地中間管理機構を通じた茶園集積の推進や、輸出に向けた有機JASの取り組みを支援していくとともに、国や県の補助により茶園管理機械や茶生産施設等を整備してまいります。  農道及び農業用用排水路施設の整備については、蛭川農道や蓬莱農道、野田金ケ谷排水路などの改良事業を実施してまいります。  また、林道の整備では、林道福用線、白山線の開設事業や鍋島犬間線、葛籠線の舗装事業などを実施してまいります。  こうした基盤整備に加えて、良質な大井川流域産材を使用した住宅建築に対する助成や、間伐材搬出助成による間伐の促進などにより、林業の活性化を支援してまいります。  「人と地域の魅力を伝える観光施策を進める」につきましては、静岡県中部・志太榛原地域連携DMOの設立により中部5市2町の連携を強化する中で、大井川、牧之原台地などの自然景観や、川越遺跡、諏訪原城跡などの歴史資産を活用して、本市への誘客を一層推進してまいります。  また、本市を代表する観光名所である蓬莱橋への集客力を高めるため、観光物産販売所の周辺に駐車場やバスの待機所を整備してまいります。  さらに、温泉資源である川根温泉や田代の郷温泉の施設改修を進め、快適に利用することができる環境を整えてまいります。  政策分野の4つ目は、「住みよい生活環境があり、自然とともに生きるまちづくり」についてであります。  「地球環境の保全に貢献する」につきましては、環境への負荷を低減させるまちづくりを推進するため、環境基本計画に基づき、市民及び事業者が一体となった取り組みに努めてまいります。  また、温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みでは、川根温泉のコージェネレーションシステムによる新エネルギーの利活用や住宅用太陽光発電システム、住宅用太陽熱利用システムの設置に対する助成を実施してまいります。  さらに、地球温暖化防止対策に係る国民運動として国が展開するクールチョイスを広く周知し、市民の自発的な行動を促進する普及啓発事業を推進してまいります。  あわせて、環境教育の充実について、静岡県地球温暖化防止活動推進センターと連携して小学生向けアース・キッズ事業を実施するなど、環境問題に主体的に取り組むことができる人材を育成してまいります。  このほか、田代環境プラザの適正な維持管理と施設の長寿命化を図ってまいります。  クリーンセンターについては、供用を開始してから28年が経過し設備の老朽化が著しいことから、平成26年度に策定した施設整備方針に基づき施設の長寿命化を図るとともに、汚泥を田代環境プラザで焼却できるようにするための工事を実施してまいります。  「みどり豊かな自然を守り育む」につきましては、計画的な森林保全と整備を進めるため、林地台帳の作成を行うとともに、森林経営計画策定のために森林所有者などが行う活動に対し助成してまいります。  また、荒廃農地の解消と有効利用を図るため、農地中間管理事業や各種補助制度を周知し活用を促すほか、農業委員会による管理指導を行ってまいります。  「水資源と水環境を守る」につきましては、リニア中央新幹線整備計画における南アルプストンネル等の施工に伴い、大井川流域の流量減少が懸念されることから、現地を視察するなど大井川水系への影響を注視してまいります。  また、生活排水による河川等の汚濁を防止するため、本通六丁目や本通七丁目、高砂町地区などへの公共下水道の整備を進めるとともに、公共下水道事業認可区域外の地区においては、合併処理浄化槽の設置に対する助成を引き続き行ってまいります。  し尿や家庭雑排水を処理する浄化センターについては、安定的に処理を継続するため、設備の更新や修繕を計画的に進めてまいります。
     「住みよい生活環境をつくる」につきましては、市内にも空き家が目立ち始めていることから、中古住宅を購入した方に対して奨励金を交付することで、空き家対策を進めてまいります。  また、コミュニティバスの川根温泉線の経路変更や増便などを行うとともに、バスロケーションシステムの一部運用を開始し、利便性を向上させてまいります。  さらに、タクシーを利用した公共交通の構築を目指し、引き続き実証実験を実施してまいります。  男女共同参画社会の実現を目指す取り組みでは、島田市女性議会の開催や第3次島田市男女共同参画行動計画の策定をはじめ、あらゆる分野で女性が活躍できる環境づくりの推進に努めてまいります。  さらに、ワーク・ライフ・バランスの向上を図るため、男性の育児参加を促し、企業の子育て施策への支援として、育児休業を取得した個人、企業に対して奨励金を交付する企業内子育て環境アップ事業を継続してまいります。  政策分野の5つ目は、「歴史・文化がかがやく、人が集まるまちづくり」についてであります。  「培われた歴史・文化で地域への理解と愛着を深める」につきましては、市内において独創性のある文化・芸術創造事業を行う団体に対し補助金を交付し、市民みずからが行う文化事業を支援してまいります。  また、本市の文化芸術の振興を総合的に推進するため、文化芸術推進計画の策定を進めてまいります。  さらに、歴史資源の保存と活用では、国指定史跡の諏訪原城跡について、基本計画に基づき整備を進めてまいります。  「島田を知り、好きになってもらう」につきましては、行政情報や身近な生活情報、災害時情報などを広報しまだはもちろん、その他、多様な媒体を連携させて戦略的な情報発信に努めてまいります。  また、本市の公式ホームページについては、システム更新によりスマートフォン対応とするなど、機能強化を図ってまいります。  さらに、本市が持つ魅力の発掘や創出では、島田市緑茶化計画のブランドメッセージ・ロゴを用いた施策の展開により、地球上で最も緑茶を愛する街島田の個性と魅力を効果的に国内外に発信し、本市が持続的な発展に向かうようシティープロモーション推進事業を実施してまいります。  このほか、緑茶化協働推進事業として、市民団体や事業者と連携し、市内で緑茶化を体験できるプログラムの構築を行うなど、市民参加型シティープロモーションを展開してまいります。  「人との連携・交流が生まれる地域をつくる」につきましては、本市の中山間地域において人口減少が顕著となっていることから、今後も持続可能な社会を構築していくため、県外から転入し、住宅を取得した方に対し奨励金を交付するなど、川根地区をはじめ市内全域への移住定住促進に向けた取り組みを進めてまいります。  また、伊久身地区及び川根地区に地域おこし協力隊を派遣し、地区の情報発信を通じて交流人口の拡大と活性化を図ってまいります。  国際交流の推進では、国際交流協会が行うアメリカ・リッチモンド市やモンゴル国などへの学生親善施設派遣事業を支援していくほか、韓国東豆川市からの訪問団を受け入れ、国際色豊かな人材の育成や市民レベルの交流活動の進展につなげてまいります。  政策分野の6つ目は、「ひと・地域を支える都市基盤が充実するまちづくり」についてであります。  「安全で快適な生活基盤を整える」につきましては、道路の安全・安心を確保するため、生活道路の改良や橋梁の長寿命化、耐震化事業などを計画的に実施してまいります。  また、既存の公園施設の長寿命化計画に基づき、老朽化した都市公園施設の改修工事を行い、市民が親しみを持って利用できる公園施設の維持管理に努めてまいります。  さらに、飲料水の安定供給を目指し、神座配水池などの施設の改築や配水管の新設・更新を進めてまいります。  このほか、情報通信基盤整備が行き届いていない一部の中山間地域において、光ファイバ網整備事業を実施する通信事業者に対し補助金を交付することで、市内の超高速ブロードバンド環境の整備を完了してまいります。  「地域と地域の活発な交流を支える道をつくる」につきましては、渋滞緩和や道路ネットワークづくりを目的に、道悦旭町線や谷口中河線、色尾大柳線などの幹線道路網の整備を進めてまいります。  また、国道1号島田金谷バイパスや国道473号の4車線化など、広域幹線道路の整備促進について、国・県に対して周辺市町と連携し働きかけてまいります。  「便利で魅力あるまちの拠点をつくる」につきましては、地域の農産物を販売するマルシェなど、新東名島田金谷インターチェンジ周辺賑わい交流拠点を関連する団体と連携して整備し、農業振興とともに観光交流人口の拡大による地域振興を図ってまいります。  また、工業用地の造成などによる都市的土地利用を進め、内陸フロンティア推進地域の開発整備を加速してまいります。  さらに、にぎわい創出と交流人口の拡大を目的に市道や農道の改良など空港周辺の基盤整備を行うとともに、民間事業者を整備主体とする旧金谷中学校跡地周辺の利活用を進めてまいります。  政策分野の7つ目は、「人口減少社会に挑戦する経営改革」についてであります。  「みんなの協力でまちをつくる」につきましては、市民が主体的にまちづくりにかかわる拠点として、地域交流センター歩歩路において、中間支援機能を有する市民活動センターを運営してまいります。  また、市民の手による主体的なまちづくりを推進するため、まちづくり支援事業交付金による支援を継続してまいります。  さらに、協働のまちづくりを推進するため、ファシリテーターを活用した市民会議を開催するなど、協働の意識の醸成を進めてまいります。  「安定的・継続的な市民目線の行財政運営を進める」につきましては、総合計画や財政計画、行政評価制度や人事考課制度などの連携を図り、行政運営の最適化を進めてまいります。  また、職員研修を通じた人材育成の推進では、高度化する行政課題に対応するため、危機事態に迅速・的確に対応できる人材や国と地方のネットワークを形成できる人材を育成することを目的に、内閣府における防災スペシャリスト養成研修に職員を派遣してまいります。  このほか、経営状況の明確化や安定的な経営を目指し、公共下水道事業の地方公営企業法適用や上水道と簡易水道の統合に向けた準備を進めてまいります。  「都市間連携による地域の活性化を進める」につきましては、志太3市市長会談や中部5市2町首長会議の開催を通して、連携による行政サービスの向上や、一体性の向上に資する取り組みを進めてまいります。  特に、中部5市2町につきましては、静岡中部連携中枢都市圏の中で、地方交付税による財源を活用したさまざまな連携事業を実施してまいります。  「公共施設を賢く持って、賢く使う」につきましては、公共施設等総合管理計画に基づき、引き続き施設の劣化状況調査などを進め、実行プランの策定を段階的に進めてまいります。  市役所本庁舎については、建てかえに向け外部有識者を交えてさらなる検討を進めてまいります。  また、旧市民会館が持っていた機能を再生することについては、ホール機能を持つプラザおおるり、夢づくり会館、チャリム21の将来のあり方とあわせて検討してまいります。  最後に、平成30年度の行財政運営につきましては、経済や国の施策の動向の把握に努めるとともに、今後の大規模な投資的事業の推進を見据え、中長期的な視点から財政の健全性確保に努めてまいります。  また、市民に最も身近な場所で行政サービスを提供する基礎自治体の役割を認識し、多様化する市民ニーズや行政課題に適切かつ迅速に対応していく所存であります。  議員各位をはじめ市民の皆様には、今後とも深い御理解と御支援、御協力を心からお願い申し上げまして、所信の一端と新年度予算の大綱とさせていただきます。  では、引き続きまして提出議案の説明をさせていただきます。  議案第17号から議案第30号までの条例案14件、議案第31号から議案第34号までの一般議案4件につきまして御説明をいたします。  初めに、議案第17号 島田市国民健康保険事業基金条例につきまして御説明をいたします。  議案の1ページ以降をごらんください。  本議案は、平成27年5月に公布された持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行により、国民健康保険の財政運営の仕組みが変更されることに伴い、国民健康保険事業の健全な運営に必要な経費の財源を充てることを目的とした基金を設置するため、新たに条例を制定し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第18号 島田市中小企業小規模企業振興基本条例につきまして御説明をいたします。  議案の3ページ以降をごらんください。  本議案は、市の経済の活性化及び市民生活の向上を図ることを目的として、中小企業・小規模企業の振興に関し基本となる事項を定めるため、新たに条例を制定し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第19号 島田都市計画新東名島田金谷インターチェンジ周辺地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例につきまして御説明をいたします。  議案の7ページ以降をごらんください。なお、参考の1ページに地区計画区域図がございますので、あわせてごらん願います。  本議案は、適正な都市機能及び健全な都市環境を確保することを目的として、島田都市計画新東名島田金谷インターチェンジ周辺地区計画の区域内における建築物等の建築の制限について定めるため、建築基準法第68条の2第1項の規定により新たに条例を制定し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第20号 島田市新庁舎等整備基本計画審議会条例につきまして御説明をいたします。  議案の13ページ以降をごらんください。  本議案は、新庁舎及びその周辺に整備する施設に係る基本計画について調査・審議することを目的とした審議会を設置するため、新たに条例を制定し、公布の日から起算して6月を越えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第21号から議案第23号までの議案につきまして一括して御説明をいたします。  これらの議案は、平成26年6月に公布された地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の施行による介護保険法の改正により、地域包括ケアシステムの構築に向け予防給付の一部を地域支援事業に移行するなど市町村の行う事務が見直されたことに伴い、今回、新たに1つの条例を制定するとともに、2つの条例を一部改正し、一部の規定を除き平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  まず、議案第21号 島田市指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例につきまして御説明をいたします。  議案の15ページ以降をごらんください。  本議案は、居宅介護支援事業者の指定権限が県から市へ移譲されることに伴い、指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準等を定めるため新たに条例を制定しようとするものでございます。  次に、議案第22号 島田市手数料条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の27ページ以降をごらんください。なお、参考の2ページ以降に新旧条文対照表がございますので、あわせてごらん願います。  本議案は、居宅介護支援事業者の指定及び更新に係る手数料を新たに設定し、あわせて指定地域密着型サービス事業者等の指定及び更新に係る手数料を徴収するため条例の一部を改正しようとするものでございます。  次に、議案第23号 島田市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  まず、議案の29ページをごらんください。なお、参考の6ページ以降に新旧条文対照表がございますので、あわせてごらん願います。  本議案は、介護保険法の改正において、なおその効力を有するとされた介護予防通所介護に係る規定が経過措置期間の終了により効力を失うことに伴い、この条例における介護予防通所介護に係る規定を削除するため条例の一部を改正しようとするものでございます。  次に、議案第24号から議案第30号までの条例の改正案7件につきまして御説明をいたします。  なお、参考の8ページ以降に新旧条文対照表がございますので、あわせてごらんください。  まず、議案第24号 島田市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の30ページをごらんください。  本議案は、平成30年1月1日から国家公務員の退職手当が引き下げられたことを受け、島田市の職員の退職手当についても同様の引き下げを行うため、条例の一部を改正し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第25号 島田市税条例等の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の31ページ以降をごらんください。  本議案は、平成29年3月に公布された地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律の施行に伴い、個人市民税の所得割の非課税の範囲を変更するとともに、個人均等割の趣旨及び公平性の確保の観点から個人均等割の税率の軽減について廃止するため条例の一部を改正し、一部の規定を除き平成31年1月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第26号 島田市コミュニティバス条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の33ページをごらんください。  本議案は、金谷地区を運行するコミュニティバスについて、運行方法を道路運送法第78条第2号に規定する自家用有償旅客運送から同法第3条第1号に規定する一般旅客自動車運送事業による運送に変更するに当たり、金谷地区の路線に関する規定を削除するため条例の一部を改正し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第27号 島田市介護保険条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の34ページをごらんください。  本議案は、第7期島田市介護保険事業計画の策定に当たり、平成30年度から平成32年度までに見込まれる介護給付費等の支払いに対応するとともに、負担能力に応じた保険料を設定するため条例の一部を改正し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第28号 島田市国民健康保険条例及び島田市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の35ページ以降をごらんください。  本議案は、平成27年5月に公布された持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、関係する2つの条例を改正し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  島田市国民健康保険条例については、国民健康保険法の改正に伴い国民健康保険運営協議会に係る規定を整備するものであり、島田市後期高齢者医療に関する条例については、高齢者の医療の確保に関する法律の改正に伴い後期高齢者医療における住所地特例の適用を受ける被保険者の範囲を変更するものでございます。  次に、議案第29号 島田市県営土地改良事業分担金等徴収条例につきまして御説明をいたします。  議案の37ページ以降をごらんください。  本議案は、平成29年5月に公布された土地改良法等の一部を改正する法律の施行により、農地中間管理機構関連農地整備事業が創設されたことに伴い、当該事業に係る特別徴収金の徴収に関し必要な事項を定めるため条例の全部を改正し、公布の日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第30号 島田市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  議案の40ページをごらんください。  本議案は、小川簡易水道と中平簡易水道の施設を1カ所に集約し効率的な給水を実施するため、条例の一部を改正し、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第31号 第2次島田市総合計画の策定につきまして御説明をいたします。  別冊議案及び参考をごらんください。  本議案は、総合的かつ計画的な市政の運営を図るため、まちづくりの基本的な方向性を示し、島田市のさらなる発展及び住民福祉のより一層の向上を図るための総合的な指針となる第2次島田市総合計画の策定について、島田市総合計画の策定等に関する条例第6条の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第32号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更につきまして御説明をいたします。  議案の41ページ以降をごらんください。  本議案は、平成29年2月議会で議決をいただきました犬間辺地の犬間簡易水道浄水場整備事業について、本年度詳細設計を実施したところ、当初の予定より事業費を増額する必要が生じたことから、計画を変更するため、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において準用する同条第1項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第33号 市道路線の認定につきまして御説明をいたします。  議案の43ページをごらんください。なお、参考の28ページに位置図がありますので、あわせてごらん願います。  本議案は、昭和59年3月に一括認定しました市道の見直しにより区間を変更する1路線を認定するため、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第34号 市道路線の廃止につきまして御説明をいたします。
     議案の44ページをごらんください。なお、参考の29ページ以降に位置図がありますので、あわせてごらん願います。  本議案は、昭和59年3月に一括認定しました市道の見直しにより3路線を廃止するため、道路法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上、議案第17号から議案第30号までの条例案14件、議案第31号から議案第34号までの一般議案4件につきまして御説明をいたしました。何とぞ適切なる議決をお願いいたします。 ○議長(福田正男議員) 説明は終わりました。  ただいま提案理由の説明がありました議案第6号から議案第34号までの議案についての質疑は、3月12日月曜日に行います。議案に対する質疑の通告は、3月6日火曜日午後3時をもって締め切りとなりますので、御了承願います。  なお、質疑の通告に際しましては、お手元に配付させていただきました議案審査付託先一覧を参照の上、所属する常任委員会に付託されます議案についての質疑は御遠慮されるようお願いいたします。  また、通告においては内容を具体的にお示しくださるようお願いいたします。  ───────── ◇ ───────── △散会の宣告 ○議長(福田正男議員) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  次回は、3月7日水曜日午前9時30分から本会議を開きます。  本日は、これをもちまして議事を閉じ、散会いたします。              散会 午前11時20分               委 員 会 報 告 書                                  平成30年2月19日  島田市議会議長 福 田 正 男 様                      厚生教育常任委員会委員長 杉 野 直 樹  本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。                      記 ┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐ │事件の番号 │   件           名   │採決の結果│ 決定理由 │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第1号 │平成29年度島田市一般会計補正予算(第6│原案可決 │適当と認める│ │      │号)中、所管に属するもの       │     │      │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第2号 │平成29年度島田市国民健康保険事業特別会│原案可決 │適当と認める│ │      │計補正予算(第5号)         │     │      │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第5号 │島田市国民健康保険保険給付等支払準備基│原案可決 │適当と認める│ │      │金条例を廃止する条例について     │     │      │ └──────┴───────────────────┴─────┴──────┘               委 員 会 報 告 書                                  平成30年2月19日  島田市議会議長 福 田 正 男 様                      経済建設常任委員会委員長 山 本 孝 夫  本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。                      記 ┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐ │事件の番号 │   件           名   │採決の結果│ 決定理由 │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第1号 │平成29年度島田市一般会計補正予算(第6│原案可決 │適当と認める│ │      │号)中、所管に属するもの       │     │      │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第4号 │平成29年度島田市公共下水道事業特別会計│原案可決 │適当と認める│ │      │補正予算(第4号)          │     │      │ └──────┴───────────────────┴─────┴──────┘               委 員 会 報 告 書                                  平成30年2月20日  島田市議会議長 福 田 正 男 様                      総務生活常任委員会委員長 横田川 真 人  本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので委員会条例第36条の規定により報告します。                      記 ┌──────┬───────────────────┬─────┬──────┐ │事件の番号 │   件           名   │採決の結果│ 決定理由 │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第1号 │平成29年度島田市一般会計補正予算(第6│原案可決 │適当と認める│ │      │号)中、所管に属するもの       │     │      │ ├──────┼───────────────────┼─────┼──────┤ │議案第3号 │平成29年度島田市土地取得事業特別会計補│原案可決 │適当と認める│ │      │正予算(第1号)           │     │      │ └──────┴───────────────────┴─────┴──────┘...