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  1. 島田市議会 2017-03-10
    平成29年3月10日厚生教育常任委員会−03月10日-01号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    平成29年3月10日厚生教育常任委員会−03月10日-01号平成29年3月10日厚生教育常任委員会  厚生教育常任委員会                              平成29年3月10日(金)                              第 3 委 員 会 室 1.付託議案の審査   ○議案第11号 平成29年度島田市一般会計予算中、所管に属するもの   ○議案第12号 平成29年度島田市国民健康保険事業特別会計予算   ○議案第15号 平成29年度島田市休日急患診療事業特別会計予算   ○議案第17号 平成29年度島田市介護保険事業特別会計予算   ○議案第18号 平成29年度島田市介護サービス事業特別会計予算   ○議案第19号 平成29年度島田市後期高齢者医療事業特別会計予算   ○議案第21号 平成29年度島田市病院事業会計予算   ○議案第22号 島田市地域医療基本条例について   ○議案第26号 島田市立保育所設置条例の一部を改正する条例について   ○議案第27号 島田市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例について   ○議案第29号 島田市川根文化センター条例の一部を改正する条例について   ○議案第32号 財産の無償譲渡について(駿遠学園共同生活援助事業所
    2.その他 出席委員(6人)  委員長   大 石 節 雄       副委員長  横田川 真 人  委  員  森   伸 一       委  員  村 田 千鶴子  委  員  佐 野 義 晴       委  員  八 木 伸 雄 欠席委員(なし) 説明のために出席した者  健康福祉部長                    横田川 雅 敏  福祉課長                      中 村 正 昭  長寿介護課長                    大 石 保 巳  包括ケア推進課長                  小 出 美由季  健康づくり課長                   中 野 和 志  健康づくり課技監                  小 出 裕 子  国保年金課長                    加 藤 雅 通  こども未来部長                   今 村 重 則  子育て応援課長                   菊 池 智 博  保育支援課長                    杉 山 悦 子  教育長                       濱 田 和 彦  教育部長                      畑   活 年  教育総務課長                    鈴 木 龍 彦  学校教育課長                    池 谷 英 人  学校給食課長                    高 橋   淳  社会教育課長                    南 條 隆 彦  文化課長                      孕 石   晃  図書館課長                     杉 山 郁 夫  スポーツ振興課長                  水 野 式 高  病院事務部長                    森 田 智 之  経営企画課長                    落 合 昭 之  病院総務課長                    村 松 正 幸  医事課長                      大久保   勉  病院建設推進課長                  大 畑 和 弘  看護専門学校副校長                 松 永 則 子  教務課長                      桑 原 和 恵 職務のために出席した事務局職員  議会事務局長                    鈴 木 正 敏  事務局担当書記                   小 澤 英 幸                                開会 午前9時27分 ○委員長(大石節雄) それでは、ただいまより厚生教育常任委員会を開会します。  本会議より当委員会に付託されました議案の審査をお手元のレジュメ及び付託議案審査項目に従って進めてまいります。  初めに議案第11号 平成29年度島田市一般会計予算中、当委員会の所管に属するものについて審査をいたします。  なお、審査につきましては債務負担行為、歳出、歳入の順番で行いますので、よろしくお願いいたします。  予算書と当初予算書概要書を御用意ください。  それでは、第2表債務負担行為について審査いたします。予算書は7ページです。  当局から補足説明があればお願いします。  中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。よろしいですか。  ないようでしたら、歳出の審査に入ります。  それでは、初めに、歳出3款民生費1項1目社会福祉総務費から歳出3款民生費1項廃目年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業費までを審査します。予算に関する説明書は95ページから104ページです。当初予算概要書は78ページから95ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 概要書の90ページであります。3款民生費1項社会福祉費の3目老人福祉費であります。今年度から新規事業になっております市民後見人養成事業について、お伺いいたします。  まず、概要について、説明をお願いいたします。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) この事業は、成年後見人の養成のために、一般の市民の方々に成年後見人になっていただこうということで実施するものでございます。実際には、平成28年度からとりかかっておりますけれども、実際に費用が発生するのが来年度、平成29年度からということでございます。志太3市、島田市、焼津市、藤枝市の3市が協力、連携をして、市民後見人を養成していこうというものでございます。  既に講座が始まっておりまして、市民の皆さんから募集を受けて、現在、20人の方々がこの講座を受けている。ことし1月から7月までの7カ月間、座学ですけれども、講義を受け、その後、1年3カ月にわたって実務研修を行う。そこまでいったところで、家庭裁判所を通して、東京法務局に登記いたしまして、成年後見人になるという事業でございます。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 今の説明でわかりましたけれども、今、20人の方がもう既に講座を受けていらっしゃるということです。これは、3市が連携してということでございますので、この20人の中で島田市在住の方は何名ぐらいいらっしゃるのですか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 島田市は4名でございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 委託料ということで、今回37万9,000円が計上されているわけです。実際的に、実施主体というのは、先ほど言った志太3市ということなのです。これは、どこへ委託なさっているのですか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 今年度、委託に出しますのは、ことし9月から実務研修を行います。この実務研修の委託先は、島田市社会福祉協議会ということになっております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) それで、先ほどの説明で、座学が終わった後、1年ぐらい実習研修を行うということです。その後、家庭裁判所にて登記ということです。この研修の修了者、候補者の推薦というのは、20人いらっしゃっても、きっと枠があると思うのです。それは、個々に島田市は島田市でということで、推薦枠というものはあるのですか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 全ての研修を修了した時点で、その方が市民後見人としてふさわしければ、登録者名簿というものの中に登録され、その名簿が家庭裁判所に届くという流れになっております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) そうしますと、いわゆる登録者名簿が先ということで、登録者名簿に記載される20人がいらっしゃいます。全員が必ず登録名簿に記載されるというわけでもないのですか。ある程度判定というか、研修をしても、ある程度クリアできないと、これは財産までいろいろ管理するところまでいくものですから、法的なこともあるから大変だと思うのですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 全ての研修を修了した時点で、面接及びレポートの提出を課します。その結果によって、中にはそこで脱落というか、落ちる方もいらっしゃるということでございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 大体わかりました。一般に成年後見人というのは、弁護士とか司法書士とか、そういった社会福祉の専門職の方がなられると思っていたのです。でも、これから認知症の方も増加するし、1人の高齢者の方も多いということで、多分市民後見人といったものも、それぞれに養成するということが国から示されてきたのだと思うのです。  しかしながら、1年ぐらい研修しただけでは、これからいろいろな事例があったときに、困難に陥ったことがあると思うのです。そのための支援体制の構築、バックアップをしていくということも必要ではないかと思うのですけれども、そういったことについてはどうなのでしょうか。取り組みはあるのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 委員御指摘のとおりです。今、座学の講座を受けてもらっておりますし、講座修了後に実務研修も行いますが、その間、常に相談体制、指導体制を組んでおります。社会福祉協議会へ、何か困り事、疑問点があれば、常に相談してもらって、それにお答えするという体制を整えております。  それから、名簿登録後にも、常に相談を受け付ける体制を整えていく予定でございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) いずれにいたしましても、円滑に対応できるための支援体制の構築を要望いたします。  以上です。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、どうでしょうか。  佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 今の質問に継続しますけれども、今、村田委員からも司法書士や弁護士とありました。これは実際、実務を担当するときは、ライセンスを持っている人と、法的根拠を持っている人と同等の仕事がやれると解釈していいのですか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 御指摘のとおり、専門職と言われる弁護士、司法書士、社会福祉士、これらの方々と同じ権限が与えられるということでございます。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) それと、もう一点お尋ねしたいのです。これは、現実的にあると思うのだけれども、今で言うライセンスを持っている人もそうです。仮にAさんのうちを、ある弁護士が後見人になっていて、Aさんのうちに対して、周辺の人というか、いろいろな面で、例えば、草刈りをそのうちの人がしないもので、困って後見人に頼みたいわけだけれども、後見人というのを、第三者に知らせるのか。草を刈るのに困って、どこへ行っていいかわからないわけです。本来だったら、後見人が絶えず見回って、草が生えた場合に刈ると思うのだけれども、その場合、近くの人が、誰が後見人をやっているかわからない。どこへお願いしていいかわからないのだけれども、そういう場合の対応は考えてあるか。
    ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 後見人の職務として、法的な契約であるとか、法律行為を代理するということがございます。実際に、今お話にありましたような労務、草刈りをしたり、病院の付き添いなどは、一切行いません。いろいろ考え方はあると思いますけれども、その方に後見人がついているかどうかについては、個人情報に関することでございますので、積極的に後見人がついていますということは、外に対してはあまり口外していかないだろう。その時点で、周辺の方々が、その方とどうおつき合いをしていくかというのは、難しい面はあると思いますけれども、今の制度の中では、そのような形でしか動けないかなと思います。  ただ、周辺の方々といっても、近くに必ず民生委員がいらっしゃいますので、そういう方のところに相談をしていただくということも考えられるのかなと考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 現実問題として、私の周りには農家がいっぱいあって、そのうちの持っている田んぼや山が、草を刈らないもので、周りの人のところに虫が来て困ってしまう。そうした場合に、今言う相談するところは、後見人が入っているか、入っていないかというのは、民生委員しかわからないわけです。そうした場合、市の相談室や、民生委員のところに言えば、民生委員が後見人のところに何かアプローチをかけてやってくれるという解釈でいいか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) さまざまなケースが考えられると思いますが、後見人が被後見人、Aさんが持っている農地の管理の問題で、周辺の農地に迷惑をかけているということを把握できれば、それなりの対処、例えば、農地を別の方にお貸しする、あるいはどなたかに頼んで管理していただくなど、そのような対処をすることは可能だと考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 現実問題、そういうことがあって、苦労したことがあります。そうした場合、後見人が、苦情があったら書面で持ってこいという言い方をされた経緯があるのです。その人は性格的にそう言うのでしょうけれども、近くの人は、書面で草を刈ってくださいというのを後見人に出すのかということになるわけです。その前に、まず後見人そのものがわからないわけです。それで困ってしまうのです。これは、今ここで云々ではないわけですけれども、ぜひその辺は、受け皿になる市民相談室があると思うのだけれども、まずそこへ持っていったら、後見人のところに言ってもらって、周辺の困っていることに関して対応できる指導体制もあわせて確認してもらいたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 今の御要望に対して、どこまでお応えできるかは、ここでは明言できませんけれども、なるべく市民後見人の業務が円滑に進められるように努めて、フォローしていきたいと考えております。 ○委員長(大石節雄) そのほかの委員の皆さん。  森委員。 ◆委員(森伸一) 84ページの下から4つ目の障害者虐待防止事業のことです。ここに、「障害者の虐待防止のための啓発及びネットワーク」という言葉があって、88ページに、今度は高齢者の虐待防止ネットワークがあります。このネットワークの担当は、どのような感じなのですか。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 今、森委員のおっしゃった障害者の虐待防止のネットワーク、そして高齢者の虐待防止のネットワークがございます。今現在、内容や集まっていただく皆さんが重なっているということで、福祉課、長寿介護課が一緒になって、そのような会議を開いております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 多分、同じメンバーでやって、項目は分けているかなと思ったのです。  あと、どちらも報償費を使ってメンバーがいる。これにはどんな方が参加されているのですか。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 虐待防止ネットワークについて、委員構成になりますが、介護の事業所、警察、職業安定所、中部健康福祉センター、司法書士、民生委員、人権擁護委員が出席しております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) はい、わかりました。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん。  横田川副委員長。 ◆委員(横田川真人) 概要書の78ページ、3款1項1目の一般職のところです。昨年度に比べると、4,500万円あまり増加していますけれども、この理由は何でしょうか。 ○委員長(大石節雄) 概要書の78ページの社会福祉総務費です。少し待ってください。1項1目、入っています。後でもよろしいです。  中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 社会福祉総務費全体のお話になりますので、確認しまして、後で報告をさせていただきます。 ○委員長(大石節雄) はい。お願いします。  ほかの委員の皆さん、どうでしょうか。よろしいですか。  ないようでしたら、次に、歳出3款民生費2項1目児童福祉総務費から歳出3款民生費2項8目少子化対策費までを審査します。審査に関する説明書は103ページから108ページ、当初予算概要書は94ページから107ページ、参考・図面は266ページから270ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 健康づくり課から、8目の少子対策費中の不育治療費助成事業について、補足説明をさせていただきたいと思います。ページは、予算書107ページ、概要書106ページになります。  不育症の事業につきましては、さきの12月7日開催の常任委員会で、不育症治療費の助成の説明をさせていただいたところでございます。委員の皆様も御承知かもしれないですが、県においても、不育症治療に対する助成を行う旨が新聞報道でされた経緯がございます。  こちらは、不育症の治療費の助成を行った市町に対して補助金を交付するというもので、内容としましては、不育症にかかる検査及び治療、保険診療分を除く部分が対象となっています。  負担割合が、県が10分の2、市町が10分の5、本人が10分の3、補助対象限度額が34万5,000円。助成年数は連続する2年間という形で、上限額が設定されております。あと、回数制限等はなしで、所得要件は夫婦合算で730万円未満、年齢制限は妻の年齢が43歳未満という形で、県の補助金が予定されております。  前回、島田市が単独事業として案として提示させていただいた内容と大きく違う点でございますが、助成対象が、島田市は保険適用外の治療費のみでありましたが、県は検査も対象にしているという点。あと、限度額につきまして、島田市は1年間で上限10万円、最大5年間という設定でございましたが、県は連続する2年間で34万5,000円という点が相違点でございます。  現在、県で要綱を作成中ということで、3月中旬以降に市に通知するという情報が入っております。島田市としましては、そういった状況を踏まえまして、できれば対象者の負担等につきましても、県の制度が有利であるということ等ございます。市の負担も、治療の内容によっても変わるので、なかなか比較ができないところではございますが、県の制度に合わせる方向で調整していきたいと考えております。  健康づくり課からは以上でございます。 ○委員長(大石節雄) そのほか、ございますか。  ないようでしたら、委員の皆さん、質疑等がありましたら、お願いいたします。いいですか。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 新規事業の不育症なのですけれども、不育症とはどういう病気なのですか。流産してしまうということですか。不育症そのものがよくわからない。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 不育症というのは、妊娠はするのですが、流産や死産、早期の新生児死亡などを繰り返してしまうといったことで、お子さんを持てない状況のことです。その原因を検査して、治療することで80%以上の割合で出産するのではないかということが言われております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 概要書の98ページです。児童福祉総務費の子供貧困対策の実態調査事業ということで、前々から子供の貧困というものを、学校を通じて見つけてほしい。それに対して、支援をしてほしいというお願いをしたのですけれども、なかなか見つけにくい、わかりにくい。それで、プライバシーに関することなので、あまり家庭に踏み込むことができなくて大変なのですよということです。私は、子供と接している担任の先生が一番子供も話をしてくれるのではないかと思って期待をしていたのですけれども、なかなかわかりにくいところだということです。  今回の事業は、具体的にはどのようにして子供の貧困を見つけていくという事業ですか。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 小学校・中学校で2学年、あるいは3学年の全児童を対象に、郵送か、学校にお願いするかはわかりませんけれども、家庭の経済状況や、どんなことに困っているのかということをアンケートで答えていただくというのと、経済状況を聞くことによって、国の相対的貧困率が出ていますので、それと比較することができれば、島田市の状況も把握できるかなと思っています。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 早い話が、対象にした児童のところにアンケートをとる。アンケートに答えていただいて、その実態を調べようということです。おそらく学校のほうだと思うのですけれども、教育委員会でも、子育て応援課でも、今まではそういうものは取り組まれていないのですか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 学校では、貧困についての調査を行ったことはありません。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 子育て応援課としても、貧困ということはありません。ただ、「子ども・子育て」の計画をつくる際に、どんな不満がありますかということは、全体に対して聞いて、そういうアンケートはやっております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 市長の議会での答弁の中に、縦割りではなくて、横の連携をしていくのが今度の染谷市政の市政運営の柱だというお話をされていたのです。どちらもこれだけ問題になっている子供の貧困というものに当たっていないということは、改めてがっかりしたのです。新聞報道でも言われていて、議会でも何回か取り上げていたけれども、なかなか調査できないということなのです。しっかり調査をして、ただ数字的に子供の6人に1人が貧困だと国は見ているようです。島田市がどうなのか。島田市も6人に1人ぐらいなのか、あるいは7人に1人か、5人に1人かわからないですけれども、ただ調査しただけではなくて、その結果に基づいて、しっかりと支援をお願いしたいと思うのです。  おそらく、その支援に対する予算が出ていませんので、調べて終わりかなという感じがしているのです。もしこの結果をフィードバックして、ほかの支援事業につなげていくという予算があれば、説明してください。なければ、調査だけだと理解します。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 本来であれば、調査の結果を見て、その後で対策をということになろうかと思いますけれども、この前の委員会で御報告した、ひとり親の子供の居場所づくり事業を、調査より先行する形で、既に3月1日から始めているという状況です。 ○委員長(大石節雄) 濱田教育長。 ◎教育長(濱田和彦) 今、学校教育課長が答弁申し上げたように、アンケートそのものはやっていないのですが、就学援助のことにつきましては、新1年生には、きちんと口頭で全保護者に説明を申し上げています。毎年度4月に、就学援助についての文書を配付して、希望者を募っていますから、本当に困っている方々のフォローというのは、かなりの部分でできているのではないかと思います。  ただ、全てということは、私も申し上げられません。私がいた学校でも、前年度の所得証明がなかなか出せなくて、困っているけれども、補助につながりにくいという方もいらっしゃったものですから、全てとは言いません。しかし、本当に困っている方については、そのようなことを手厚くやっています。就学援助は、準要保護の形でフォローはできていると思っています。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 当然、調査をして、申し込みを何とかやれるということです。それ以外にも、例えば国保税を減免されている方も相当おられるということで、その中に児童・生徒の家庭もあると思うのです。その辺の情報は、当然、国保税を減免されるということは、貧困というか、家計が厳しいので、そうした方の子供たちは、何らかの支援を受けていますね。その辺は大丈夫ですか。横のつながりとリンクできているのですね。  その辺はどうですか。例えば、客観的な1つの調査の方法として、国保税を減免しているということは、所得が低い方でないと減免されないので、そういう方のところへは、支援が行っているのですね。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 今、委員が言われた就学援助の関係につきましては、要保護世帯は、そのまま情報としてこちらに流れてきます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 入ってきている。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) はい。そのまま要保護援助対象者という形で認定をしております。  また、準要保護につきましては、先ほどありましたように、国保税の関係や住民税の支払いの関係といった形で免除、減額されている方につきましても、所得等に応じた形で準要保護の認定をしているのが現状でございます。一応、できていると考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) わかりました。ぜひお願いしたいと思います。  それから、もう一度、くどいようですけれども、例えば、所得はあっても、家庭崩壊という、いろいろな状態があるのです。そうした中で、市の納税上、所得はあっても家庭崩壊の中で子供が非常に貧困状態にあることもあるかもしれません。私は、先生が一番の頼りだと思いますので、改めて学校の先生と子供とコミュニケーションをとっていただいて、そうしたことがあったら、ぜひ健全に島田市を支えるような子供を育てるという意味で、私は先生方に期待していきたいと思います。ぜひ教育委員会として、お願いしていってください。  いいです。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今の子供の貧困の続きです。僕も何人ぐらいいるのかというのがなかなか見えてこなくて、このアンケート調査等ではっきりすればいいなと思ったのです。  先ほど話が出た、就学援助費が小学校と中学校とあって、平成27年度の決算を見たら、小学校が342人で、中学校が235人という数字が出ています。この援助費をもらっている子は、多分これに入っているのではないか。それで、もらっていないのはどんな感じかなと思ったりしたのです。そこら辺はどうなのですか。  多分もらっていない子も何人かいるのではないかということです。全国だと6人に1人と言いますけれども、島田市では235人と342人で何%ぐらいか。そういうことである程度はめどがつくと思うのです。そこら辺との兼ね合いはどうですか。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 実際には、その数字を把握していないものですから、調査するということです。ただ、昨年、山形大学が調査発表したところでは、全国で6人に1人ということですので、16.3%。それに対して、山形大学は全国で13.8%という数字でした。県別のものを出していまして、静岡県は10.8%ということでした。就学援助は島田市は7%ですけれども、それよりもう少しふえて、10%ぐらいにはなるのではないかなと思っています。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) その辺のデータを参考にして、ぜひ調べてもらいたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 今村こども未来部長。 ◎こども未来部長(今村重則) 今、貧困の調査のことがあったものですから、勘違いされるといけないと思って、少し発言させていただきたいと思うのです。今回の調査は、単なる所得を調査して、貧困率が何%だと出すだけではなくて、本会議でも答弁させていただいたとおり、これから詳細を詰めるのですが、ある学年と全体の世帯を調べまして、世帯の所得の状況と、それがどうあらわれているか。学習の状況であったり、生活習慣であったり、そういうものを他市では調べています。  具体的に言いますと、食習慣。朝食を食べているか、歯磨きはしっかりしているか、あるいは、1カ月間に本を何冊読んだか。そういういろいろな生活習慣のどこに出てくるかという調査です。  日本では、絶対的な貧困というのはいないわけです。明日食べられないという子供はほとんどいないわけでございまして、総体的な貧困ですので、実際のこの地域の生活費等を勘案したときに、国が調べている所得で貧困がどうだと一律に決めつけるのは少し間違いだと思います。所得が低くても、近所づき合いがあったり、いろいろな中で、普通に生活できていて、何ら困らないというのであれば、貧困ではないのではないかと私は思います。  そうしたことも含めて全体を調査しますので、貧困の状態と、子供づき合いがうまくいかないとか、外遊びができないとか、どこに出るかわからないのですけれども、出てきた問題点について、来年度以降、対策を練っていこうと考えているところでございます。単に島田市の貧困率が何%かを調べるだけではありません。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 今回の子供の居場所づくり事業で、先ほど、課長もおっしゃられましたように、ひとり親家庭等支援事業がこの3月1日からスタートされたというお話です。スタートしたばかりなのですけれども、スタートした現状、どういう様子か教えていただきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長
    ◎子育て応援課長(菊池智博) 3月1日の開所、それから、先週の水曜日に2回目がありましたけれども、今は1人です。それから、4月に入所というお子さんが2人ですので、新年度は3人ということです。  それで、どんなことをしているかというと、支援者は教諭資格がある元学校の先生と、スクールカウンセラーを持っていらっしゃる方、男女で1人のお子さんの宿題を見て、宿題が一段落したところで、ゲームをやって遊んだりして、いろいろなお話をしたりして、信頼関係を築いているという状況です。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。  たしか、これは5時から7時までということでした。今後、食事の支援もしていくという方向です。  それで、恐縮なのですけれども、私は、こういったひとり親家庭支援もすごく重要だと思いますし、ぜひこれからも拡大していっていただきたいということを強く思っているのです。その反面、限定しない子供の居場所づくりというものについて、前回、一般質問でさせていただいたところ、民間団体の動向を注視して、支援等を検討してまいりますという答弁をいただきました。  具体的に、子供の居場所づくりについては、皆さんいろいろなことをやってみたいねというお話を、私も実際に聞いているのです。では、具体的に「支援等」という支援は、どういった支援をそういった方々にしていっていただけるのかなということをお聞きしたいのです。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 支援の内容ということですか。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) はい。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) まずは、支援の種類としては、学習支援や食事を提供する、あるいは遊びということがあります。いろいろな方法、やり方があると思いますけれども、一番大事なのは、その子が地域の大人に大切にされて自分を肯定できるようになる。ほかにもやり方があるかもしれませんけれども、それが大事だと思っています。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 済みません。私の質問が申しわけなかった。やってくださる民間団体に対しての支援。具体的に言いますと、よくまちづくり交付金といったものがございます。そういった補助的なものは、子供の居場所づくりというメニューにあるのか、ないのかをお伺いしたいのです。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 現在もつどいの広場交付金というものがあって、自治会が主体になって、月1回程度開催していただければ、10万円といった補助が出ます。  「民間動向を注視して」というのは、今、村田委員がおっしゃったように、例えば六合地域で始めようかという情報も入ってきています。金谷でも、NPOがゴールデンウイーク明けくらいから、対象を限定しないでやっていこうかという話も入っています。そういったものを注視して、どこに支援していけるのか。まちづくり交付金のようなものを出せるかどうかということを考えていきたいなと思っています。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。また、ぜひこういった情報を全市的に広報していただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) そのほかの委員の皆さんはよろしいですか。           〔「ほかのところでいい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) はい。ほかのところで。  では、八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 概要書の102ページの心身障害児援護費の下から6つ目、放課後等デイサービス給付費の3割近い増額があるのです。この要因というのは、もしかしたらどこかで説明を受けているかもしれませんが、もう一回、増額になった要因というのは、対象者がふえたのか、サービスが向上したのか、内容を。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 放課後デイサービス給付費について、増額しております。これは、理由としては、まず放課後デイサービスを行う事業所がふえております。なぜ事業所がふえるかというと、もちろん利用者がふえているという状況になります。  どこの利用者がという意味では、まず、藤枝特別支援学校、吉田特別支援学校の生徒が中心になって利用している。そして、市内の支援学級の生徒も利用する状況になってきたということで、それに伴って、事業所がふえております。その結果によります。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) ひょっとしたら、元国会議員の私たちが仲のいい方がやっているのかなと思っています。それはそれとして、これは国の負担金が何割。一般財源が5,700万円なので、相当な率で国と県の支出金で賄っているということですね。これは、全体の事業規模が大きくなっても率は変わらなくて、予算が大きくなっても、国と県の負担金がどんどんふえていくということでいいですか。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 公費負担ということで、国が2分の1、県が4分の1の負担ということになっております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 額が上がっても、この率は変わらないということですね。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) そのとおりでございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 島田市内、藤枝、吉田など、障害者の学校があるので広域なのですけれども、島田市の対象者がふえているということで、早い話が、それだけ障害のお子さんを持っている人が安心して仕事に勤められる家庭がふえたということですね。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) まず、放課後デイサービスに通う部分においては、島田市の子供たちも、島田市内に通ったり、藤枝市にあります事業所を利用したりしております。  対象としては、島田市内に14カ所、そして、藤枝市内に5カ所、島田市内の子供たちが利用して、生活能力の向上など、居場所の部分と、領域的な部分を含めてやっております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) つまり、事業所がふえたから、藤枝も吉田も事業所に対してやっているのではなくて、事業所を利用している子供に対してやっているということでいいですね。あくまでも、どこの事業所を利用しようが、利用している子供に対してということですね。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) あくまでも利用者ということで給付をしているものになります。  先ほどお問い合わせのありました、ページですと概要書の78ページ、社会福祉総務費、職員28人の給与費ということで、4,500万円ほどの増があります。これについては、確認しましたところ、課でいきますと、福祉課職員、長寿介護課職員、国保年金課職員のものになります。  ふえた理由としましては、医療福祉費から4人分の給与費を移動したことによるものになります。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 昨年までは24人だったということでよろしいですか。4人ふえて4,500万円ということでよろしいのですか。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 医療福祉費から4人分を持ってくることによって、この金額が主にふえた理由となります。 ○委員長(大石節雄) 今村こども未来部長。 ◎こども未来部長(今村重則) 人件費については、人事課が全体を把握していまして、それで予算要求で入れています。各課では、なかなか全体のことがわからないので、ここにどこの職員を充てているか、ほかのところで持っているか、一般的には目の頭の総務費に入っているのですけれども、その辺がわからないので、ここでは答弁できかねると思います。 ○委員長(大石節雄) ただいまの答弁は、あまり正確性がないということです。  今村こども未来部長。 ◎こども未来部長(今村重則) それだけではない別の要因もあるので。 ○委員長(大石節雄) ほかに。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 概要書の100ページ、こども館管理運営経費なのですけれども、先般の説明の中で、砂場が空調設備に大変支障を来しているので、砂場を撤去するという説明をいただきました。私にとっては非常に残念だなと思っているところです。  やはり、このこども館をつくるに当たりまして、屋内でということで、大変砂場というのは土をいじることによって、子供の心を育むというところで、ぼるねの遊具とともに、前桜井市長が肝入りで砂場やぼるねの遊具を設置した経緯もあるものですから、今回、空調に支障を来すということで撤去するということなのですけれども、代わりにどういうものがここにできるのでしょうか。教えてください。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 大きなブロックは子供の考えでいろいろな組み合わせができるわけですけれども、いろいろな形になる、その大きなものを自分で組み立てて、組み立てたもので遊ぶブロックです。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 了解いたしました。  これも組み立てるということで、知能を育てるには結構だと思います。私の気持ちは残念だなということでございます。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 空調の関係を少し説明させていただきたいのです。平成27年度は、オープンしてわずか3年で空調機が4台故障してしまいました。これは、砂場の粉じんの影響と考えられています。  それから、平成28年度は、25台。合計2つの年度で29台の修繕をして、160万円強の修繕費がかかっています。  最初に修繕をした4台につきましても、もう既に洗浄しなければいけないという状況でして、納入業者に聞いたところ、全国的に撤去している。福島県だけは残っている事情があるということでした。  それともう一つ、アンケートをとりましたところ、砂場は人気としては下位のほうでした。5%弱の子は遊んでいるということでしたけれども、少なかったということも確認しております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) よく状況がわかりましたし、人気がなかったということもわかりましたので、これはいたし方ないかなと理解いたします。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 104ページの保育所のところです。きのう、桜井議員が質問していましたが、かわね保育園の民営化で、そこにいた正規の職員の方は、第一、第三保育園に異動する。非常勤の方は、そちらにできる民営化のほうに勤めて何とかという答えがあったと思います。それで、何人ふえるというのは、人事のことだから言えない。  それはわかりましたが、かわね保育園から第一保育園と第三保育園に正規の方が異動すると、第一保育園と第三保育園の定員も決まっているものですから、例えば、今いる第一保育園、第三保育園の非常勤の方に代わって、その正規の方が入って、非常勤の方はやめていただくという形にしなければ、人数が調整できないと思うのです。もし、非常勤で辞められる方は、これから4月以降のことにある程度話がついているか。その辺のことを教えてください。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) かわね保育園の民営化に伴いまして、かわね保育園の職員が第一保育園、第三保育園、それから、こども発達支援センターふわりに配置がえになります。それによって、当然、正規が配置されるので、第一保育園、第三保育園、ふわりの非常勤の職員の数も減ってくるわけです。非常勤の臨時職員については、毎年秋ごろに、翌年度の意向調査をしておりまして、来年度も勤める予定があるか、個々の事情もございますので、そういった調査をしています。年度当初においては、何人かやめていただかなければいけないのかなということも考えていたのですけれども、毎年退職を希望する方も何人か出ておりました。そういった意向調査の結果を見て決めていこうということで考えておりました。  調査の結果、思った以上に家庭の事情やいろいろな御都合で退職を希望する方が多くて、かえって新しい人を探さなければいけない状況があったということで、こちらから、申しわけないけれどもやめてくれということはありませんでした。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) きのうの答弁でこの辺が聞きたかったものですから、ありがとうございます。  それで、同じ104ページでふわりの話が出ました。ふわりが、昨年より586万円ほど予算がふえています。これは、今のものとは関係なく、中身の改善ですか。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) ふわりの関係の運営経費の増額の主な要因です。先ほど、来年度、職員が配置がえになるということで、臨時職員が減っていくというお話をさせてもらったのですが、ふわりについては、受け入れの子供の数がふえるということで、臨時職員1名分が増額になっています。それから、産休をとっている職員がおりますので、前年度の年度当初は予算計上されていなかったのですけれども、今年度はそういった正規でお休みをしている職員がいるということで、臨時職員の予算措置をしているということです。その辺が増額になっています。  それから、備品購入費において、相談支援の訪問車を更新するということで、そういった更新のための費用も増額の要因となっております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今、細かく答えていただきました。受け入れの子供の数も少しふえるということでいいですね。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 定期通園のお子さんについては、平成28年度に若干ふやしました。また、平成29年度においても、人数を少しふやすということで、今考えております。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) ほかのところでもいいですか。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 100ページに戻ります。きのう、こちらも一般質問で聞きましたけれども、少し答えがわからなかった。こども館の一時託児所も非常に予算がふえました。去年は非常に多くて、これぐらいふやさないと困るという状況。実際、どのような状況なのですか。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) この事業につきましては、こども館の指定管理とは別で、指定管理の場合は、自分たち指定管理者の収入にすることができるのですけれども、一時託児については、いくら頑張っても、頑張れば頑張るほど人件費や電気代がかかって赤字になってしまうということで、そこに差が出てしまえば、契約変更しなければいけないようなものです。今年度は、昨年度と比べて、現時点で1.8倍ぐらいのお子さんを預かっていただいているということです。今年度は何とか頑張りますということでしたけれども、来年度はお願いしますということで、適正な人件費を計上しました。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  森委員。
    ◆委員(森伸一) もう一つだけ。 ○委員長(大石節雄) はい、どうぞ。  森委員。 ◆委員(森伸一) 次は、106ページの民間の保育所等というところです。地域型保育給付費のことです。多分こちら数は少ないと思うのだけれども、増額が非常に多いのです。ここら辺の変わった理由は。地域型保育給付費が2,600万円ほどふえていますが、上のほうは合計が多くても2,400万円ぐらいで、地域型保育給付費がふえた理由。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 地域型保育給付費の増については、給付費の公定価格自体が上がっているという理由もあります。  それから、地域型保育事業の中に、事業所内保育事業や小規模保育事業がありますけれども、平成29年度に新規で小規模保育事業の開設が予定されているということで、そういった予算を上げています。  それから、事業所内保育についても、増加を見込んで、その辺の人数の増による給付費の増ということで増額となっています。  以上です。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 本題に入る前に、少し戻って申しわけないけれども、先ほどの成年後見人の件です。1回ライセンスを取った人は、ライセンスを取った後に、生涯そのライセンスがあるのか、ある段階になったら、もう一回講習を受けて、免許更新のようにするのか。その辺はどうなっていますか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) ライセンスというか、名簿に一度登録されれば、何かがない限りは、そこから外されることはないと考えています。  実際に、名簿に登録されるということは、成年後見人になるということとは同じではありません。成年後見人の役目を務めるというのは、家庭裁判所で選任されないといけません。その名簿の中から、誰を選ぶかというのは、家庭裁判所が決めることですので、先ほどいろいろな研修も終わって、全てが終わって名簿に登録するまでは行っても、実際に成年後見人の仕事が回ってくるかはわからないということでございます。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) それでは、本題に戻りますけれども、概要書の100ページの下の認定こども園云々で、事業費が結構大きいわけです。これは、この間の質問の中にあって、重複するかもしれませんけれども、例えば、この定員や改築を含めて、詳細をお尋ねしたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 認定こども園の施設整備につきましては、概要書の事業概要のところに記載してありますように、五和幼稚園と島田中央幼稚園、それから島田学園付属幼稚園の3つの幼稚園の整備経費を予定しています。  島田学園付属幼稚園については、平成28年度からの事業となっておりますが、ここは園舎を建てかえるということで計画されていて、今事業も進められているところです。ここについては、保育園部が新たに84人の定員で開設されます。特に待機児童の多い低年齢児については、そのうちの24人が定員となります。  それから、島田中央幼稚園についてですが、現在の園舎を改修して、認定こども園化を進めるということになっています。保育園部の定員ですが、80人を予定しており、その中で低年齢児については30人の定員が確保される予定です。  それから、五和幼稚園についてですが、ここも現在の建物を改修して、認定こども園化が行われる予定です。保育園部の定員については、30人を予定しておりまして、待機児童の多い低年齢児については、9人の定員が確保されるという予定になっております。  いずれも平成30年4月までに開設されるということで計画されております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) これは、子供の数をたくさん受けるということは、非常に結構なことだと思います。ただ、その場合、問題となる保育士の数。けさの新聞かきのうの新聞にも、少し横へ行ってしまうけれども、介護施設で介護士がいないために、1割以上空室になるということが新聞報道に出ていました。そうした中で定員をふやすことは、今言うようにいいことですが、それに伴った保育士の補充について、どのような方法で考えて、それに対して、平成30年にそのくらいの数がふえた場合に、めどが立っているのですか。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 保育士の確保について、新たに整備する保育園も含めて、基本的には法人で保育士の確保をしていくということになります。市でも、各保育園、幼稚園等が人材の雇用に苦慮しているということで、市でできることはわずかなのですが、以前にもお話ししましたけれども、人材バンクというものを1月から開設して、ホームページ、広報等でお知らせしています。それで、潜在の保育士の方に市へ登録票を出していただいて、民間保育園に御紹介していこうということで、取り組みを始めています。登録者数は、現在まだ2名ということで少ないのですけれども、このほかにも、今後、登録の予定の方もいらっしゃいます。それから、登録を開始する前から問い合わせがあったケースで、民間保育園に紹介して、就労につなげたケースも実際にあります。  今後も、希望者があった場合に、登録していただいて、その情報を民間保育園全体に紹介して、希望する園があれば、その情報を希望する方に返して、面接や就労につなげていきたいと考えております。  それから、一般質問でも少し答弁しておりますが、平成29年度の予算の保育所事務費の中で、報償費のところに少し予算を計上させていただいて、潜在保育士の職場復帰を目指すためのセミナーの開催を予定しております。これについては、セミナーだけではなく、現地での保育実習、公立保育園や民間保育園にも協力していただいて、保育実習をしていただき、就労につなげたいと考えております。  それから、前にも御紹介したかどうかわかりませんけれども、ことし1月に県の保育士の資格取得を目指す方のための事業があります。それは、島田市を会場として、そのセミナーを開催しています。ここのところには、参加者が42名ほどありました。ただ、このうち島田市の方は7名で、藤枝市の方がかなり多かったのですけれども、これから資格を取得していこうという方を応援する県の事業にも、今年度は協力させていただいて、少しでも島田市の方が資格を取っていただければということでやっております。 ○委員長(大石節雄) よろしいですね。よろしいですか。  中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 先ほど、職員給与費でもう一つ数字が把握できました。先ほど、主な要因と主な人数は申し上げましたとおりですが、平成29年度、28人分の給与費に対して、平成28年度は20人ということで、単純に人数からいきますと、8人分の増ということになります。お願いします。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 先ほど、佐野委員から御質問がありました成年後見人の関係です。少し答弁が不十分でしたので、補足をさせていただきます。成年後見人がついている場合に、近所の方には誰が成年後見人になっているのかがわからないというケースがあるということです。これは、先ほど答弁申し上げたとおり、成年後見人のお名前については、当然個人情報ですので、地域の皆さんにお知らせすることはできません。  ただし、先ほど例に挙げていただいたようなトラブルや困り事がある場合には、民生委員、あるいは地域包括支援センター、市でも結構ですが、そうしたところに相談していただければ、成年後見人の名前はお伝えできませんけれども、こちら側から成年後見人に連絡をし、その後、成年後見人から地域の皆さんに何らかの接触を図るというか、対応をします。少し遠回しで時間がかかってしまいます。このような点が、制度としてまだ完成されていないのかもしれませんけれども、とりあえず、そのような流れで今のところは考えているということでございます。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 済みません。ふわりの受け入れの関係の答弁で少し訂正をさせてください。  平成28年度に定期通園の受け入れをふやしたと先ほど言ったのですけれども、平成27年度に定期通園のお子さんの受け入れをふやしました。それから、平成29年度についても、定期通園のお子さんの受け入れを少しふやすということで、年度を訂正させてください。 ○委員長(大石節雄) それでは、次に移ります。次に、歳出3款民生費3項1目生活保護総務費から歳出3款民生費5項1目災害救助費までを審査します。  予算に関する説明書は107ページから110ページ、当初予算概要書は106ページから113ページです。  当局から補足説明があれば、お願いいたします。  中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がございましたら、お願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) それでは、次に、歳出4款衛生費1項1目保健衛生総務費から歳出4款衛生費1項11目新病院建設基金費までを審査します。予算に関する説明書は109ページから114ページ、当初予算概要書は112ページから125ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等があれば、よろしくお願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) それでは、概要書114ページの保健福祉センターの管理経費ということです。これは、一般質問でもさせていただきました。めでたく3つのインセンティブ予算のうちの1つに選ばれた。はえあるインセンティブ予算が付与されたわけです。この付与額76万円。保健福祉センターのトイレ修繕経費になったのです。特別付与されたのですから、もともとやらなくてもよかったものが、やれることになってありがたいことはありがたいのですが、もともとトイレの修繕というのは、やる計画はなかったのですか。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) トイレの関係につきましては、ウォシュレット化の工事を予定しております。保健福祉センターは来客が多いものですから、市民の要望では、やはり冷たいといった御意見等もありました。今回、特にインセンティブの予算がつきましたので、こちらに充てさせていただければということで計上させていただいたところでございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 逆に温かいウォシュレットが出ればいいのですが、それを冷たい水のウォシュレットで安くなると、さらにインセンティブのような気がするのです。インセンティブの考え方が逆行しているような気がするのです。もともとインセンティブの予算が認められたのは、AEDを一括して購入することで経費が下がったというが、今までAEDは1個1個部署ごとに単独で買っていたのですか。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 委員のおっしゃるとおり、それまでAEDの管理については、健康づくり課で把握できていない部分がございました。購入に当たりまして、1つ当たりの単価が高いものですから、全庁的に一括購入したら安く購入できるといった御意見等がありましたので、改めて、今回一括購入するようになった次第でございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) パソコンでも、いろいろな学校の備品、教材なんかでも、もし学校で同じものを買うのであれば、当然台数をまとめて安く買うというのは、当然なのです。本当に当たり前の話。AEDを10台まとめて買ったら、1割安くなった。これは当たり前で、インセンティブでも何でもないのだけれども、これは自分たちから、これがインセンティブですと申請してもらったのですか。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 財政課との話の中で、かなり金額的に効果があるとお話がありましたので、インセンティブという形で計上させていただいた経緯がございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 本当に内容を見て、あまりにも普通の、例えば民間の農家でも共同工場で機械の型が大幅に変わったときにはみんな入れかえたのです。農家で共同工場で希望者を募ってまとめて買って交渉するというのは、当たり前のことです。これがインセンティブではがっかりしてしまう。ぜひこれは改めて、重箱の隅をつつくわけではないですが、各課のインセンティブの意識を1回チェックし直さなければいけないぐらいの事案だと考えています。予算どうこうではなくて、無駄遣いしないように、あるものは少しでも地元から仕入れてもらわなければいけませんけれども、そういったことをここの項だけではなくて、ほかの部分も改めてお願いをしたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) そのほかの委員の皆さん、よろしいですか。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) ちなみに、病院のほうですが、かつて病院の医療機器は非常に高かった。5億円、6億円とありました。今の服部管理者になって、今までは手形か何かわからないですけれども、支払いは手持ちに現金を持っていて現金で払うからということで、半額ぐらい。今までかつてないような、何千万円の値引きをしたのでしょうけれども、営業と交渉して、5億円のものを2億円や3億円の金額で買う。まさに何億円というインセンティブです。そういう努力もされているということですから、ぜひほかの部署の皆さんもやってください。 ○委員長(大石節雄) 御意見としてお伺いしておきます。  ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 毎年聞いていますが、フッ素のフッ化物応用。フッ素を応用したことですけれども、ことしも少し予算がふえています。これはどんな感じで増額。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) フッ素につきましては、塗布・フッ素洗口と継続的に実施させていただく予定です。平成28年度、試行的に湯日小学校と第三小学校でフッ素洗口を取り組んでおります。ただ、あくまでも今年度ということで、来年度以降は、とりあえずは今回の様子を見まして、取り組みによって課題と言われている学校現場の負担等、そのほかいろいろ検証した上で、来年度、その2校についてどうしていくかという検証をしていく予定です。その分の費用負担等が若干入っています。その関係で、少しふえている状況でございます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) わかりました。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。 ◆委員(森伸一) はい。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 概要書の116ページにあります新規事業、新生児聴覚検査助成事業が、今年度新規にスタートするわけです。この新規に至った背景についてお伺いいたします。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 新生児の聴覚検査助成事業につきましては、先天性の聴覚障害の早期発見、早期療養を図ることを目的に、検査費用の一部の助成を行うといった内容でございます。  経緯でございますが、平成28年3月の時点で、厚生労働省の通知がございました。これは、新生児聴覚検査の実施状況の取り組みが非常に十分とは言えないということで、一層の充実が図られるように、県等に通知がございました。県としては、全県的に同時期に新生児聴覚検査にかかる費用の助成の開始ができればと考えていたということです。その取り組みの実施検討があれば、全県的に医療機関での対応ができるような調整をしていくということになりました。これを受けまして、県内の市町のほとんどがこちらを実施するような形になりました。  現在、3月2日時点では、県内32市町村において実施を予定するという形になっております。  以上でございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) これは、厚生労働省から通達があったということで、現在、32市町が実施しているということです。これは、具体的に希望者のみが対象なのか、全部の新生児の方がやるのか。また、どれくらいの助成なのか。その辺の概要について、もう少し教えてください。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) こちらのほうは、基本的に分娩のほとんどの医療機関で、入院中にパックというわけではないのですが、一緒に検査をするような流れになっております。  自費で、機械によって検査料が変わってくるのですが、3,000円から8,000円ぐらいの金額の幅がございます。今回、かなりその部分の本人負担があるということで、助成をするものでございます。  機械が2種類ございまして、自動ABR検査とOAE検査といったものがございます。この自動ABR検査というのは、睡眠下で刺激音を聞かせて、頭皮上から得られる聴性の電位変動で評価するもので、聴覚の脳幹の機能を評価する検査なのですが、これについては、4,700円を助成するという形になります。  OAE検査は、耳の耳音響放射方式で、内耳から外耳道へ放射される微弱な音信号を集音して得られる反応を見る検査です。こちらは、2,100円助成するといった形になります。  先ほどお話ししましたが、今までは自費といった形で、5,000円から8,000円ぐらいの差があるのですが、この金額から助成分を差し引いた金額が本人負担という形になっております。  以上でございます。
    ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。  でも、これは任意ということですね。本人が希望して、改めて助成が出るということでいいですか。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) そのとおりでございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) こういったことは、見た目にはわからないことですから、早期発見というのは、非常に大事なのではないかなと思います。違うのであれば安心だし、もし難聴などが見つかった場合には、早期に発見することによって、今は早期療養ができまして、会話もできるようになり得ると聞いております。ぜひこういったことも、今後しっかりとPRしていっていただきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 114ページの防災医療の関係です。これも結構増額をしていますが、中身はどんな点が増額されているか、教えてください。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 防災医療救護所運営事業でございますが、大規模地震等の発生時に開設する市内6カ所の医療救護所に配備する医薬材料費等が主なものでございます。こちらは、配備済みの救急医療セットには、当然使用期限がございまして、2年更新、4年更新、6年更新といったものがございます。平成29年度は、使用期限到来に伴う更新分が前年度と比べて多いため、増額といった形になっております。  あと、救護所用の酸素ボンベの更新等がございます。そちらもありまして、増額という形になっております。  以上でございます。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) はい。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、いいですね。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 概要書の120ページの衛生費の1項6目環境衛生費。 ○委員長(大石節雄) 6目まではまだ。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) まだ入っていなかった。後か。 ○委員長(大石節雄) 担当外ですね。所管外。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) そうか。まだだね。 ○委員長(大石節雄) 所管外です。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 済みません。 ○委員長(大石節雄) いいですか。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 環境衛生費は入っていなかった。 ○委員長(大石節雄) いいですか。  ないようでしたら、次に、歳出10款教育費1項1目教育委員会費から歳出10款教育費1項7目交通遺児育英基金費までを審査します。予算に関する説明書は137ページから142ページ、当初予算概要書は180ページから187ページです。  当局から補足説明があればお願いします。  鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がありましたら、お願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 今度は、概要書182ページの中ほどの新規事業の小・中学校の教育環境の適正化を検討するための経費ということです。これは、統廃合ということですか。この事業の内容を少し説明してください。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 統廃合のことではありません。市内全体の教育環境の適正基準というものを、この委員会で求めるということです。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 委託費がほとんどです。大部分を占めているのですが、どこにどのような調査委託。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) ALTの関係の委託費であります。アルティアセントラルに委託しております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 教育環境の適正化ということで、教育環境を適正にするもので、どの部分をどのように調査を期待しているのですか。自然環境やグラウンドの広さなど、ハード施設の環境もあるし、教材、あるいは学力を上げるためのものか、あるいは規模を言っているのか、どのような内容の調査を委託するのですか。ただ委託しても、こういう方向の調査をしてくれとやらないとできないような気もするです。何か特別になしで、ただ委託する。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 事業計画、実施計画の中に、目的として、教育効果を高めるための適正な教育環境(学校規模等について)も含めて、調査、検討を行うと考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 濱田教育長。 ◎教育長(濱田和彦) 今、ALTのことが出たり、委託費のことが出たりして、いろいろ混乱をしていると思うのです。実は、その根本にありますのは、昨年度9月に答申をいただきました、島田市小学校及び中学校在り方検討委員会の答申というものがあります。その中で、子供たちの将来の夢を育てる夢育のためには、英語教育や科学技術、ICTなどを推進していかなければならない。そのためには、どこかに指定地域をつくって、研究させることが大事だということが入っているわけです。  グローバル人材の育成ということが、今後求められているものですから、その1つの方策として、島田市がどういう教育をやっていくか。そのようなことも含めて考えていかなければならないということがあるものですから、ALTを1つの研究するところに当てて、これからの教育の方法を考えさせる。  それで、今言ったような委託の部分についてと、どのような規模、またはどのような形のものが島田市の教育にとって最もふさわしいか。要するに、適正な教育環境かということを研究してもらう。それを有識者にお願いして、会議を開いて、結論を出していただく。そのような、大きく言うと2本立てになるということで御理解をいただけたらありがたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 2本立てですけれども、大部分が委託なのです。ということは、どこかの大学や研究機関に学校の規模、児童・生徒数が何人ぐらいが一番いいのか、そういうものを出していただきたいということではないのですか。そうではない。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) ALTにつきましては、先ほど教育長が言ったとおりです。  もう一つは、教育環境適正化の検討委員会をこれからどのような計画で進めていくかは、全てこれからなのです。そちらは、今現在の方向性としては、学識経験者、大学教授等に依頼をして、そのようなものを求めていく予定であります。  ただ、その計画についても、これから話し合いをするところで、また随時、計画等ができたところで報告していきたいと考えております。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 今回の教育環境適正化計画の中の委託料につきましては、例えば、八木委員が考えていらっしゃるようなシンクタンクといった民間業者にお任せして、全部そちらのほうで教育環境の計画をつくっていただくというものではありません。  あくまでも、基本的に島田市の中で島田市立小学校及び中学校の在り方検討委員会の検討結果を受けて、再度島田市では、全体のもう少し具体的な望ましい教育環境のあり方についての検討会を自前で立ち上げていきます。そのための報償費が36万円ありますが、これがそうした学識経験者等に入っていただいて、市独自の教育環境適正化についての方針、あるいは次のステップとなります計画等を策定していくということであります。基本的に、委託で丸投げして何とかというものではありません。  この委託料につきましては、ALTという外国語指導助手ですので、先ほど教育長から話がありましたように、初倉等の地区を指定して、そこで望ましい外国語活動などについて調査、研究するために、ALTという指導助手の方に入っていただいて、その方を中心として子供たちに英語について指導していただく。そうした実証研究という形でつけさせていただいているのが、今回のALTの委託の金額のほとんどでございます。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 少し勘違いしていて、委託料というものが、学校の適正規模ではなくて、それがALTで、報償費というのが、学識経験者の報償。わかりました。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん。  森委員。 ◆委員(森伸一) 180ページの下の部活動指導助成事業です。去年は柔道や野球の関係をお聞きしたと思います。ことしは、ここら辺、どのような種目の方が外部から来るか。これを教えてください。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 例年、そんなに大きな変動はないのですけれども、卓球やバスケットボールなど、学校の職員で賄えない部分。比較的野球やサッカー等は、教員でも経験者がいるものですから、むしろ特殊種目といいますか、卓球やバスケットボール、そのほか、金谷中学校では弓道など、そういうところにつける傾向があります。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 部活動の指導については、いろいろ話題になっています。今見ると、島田市の場合はそれほど変わっていなくて、この指導については、現状維持でいいかなという把握ですか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 今の現状では、そのように考えております。  ただ、教職員の多忙化解消ということが国からもおりていますので、今後も研究していきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今、「研究していく」とおっしゃいましたけれども、先ほどは教育環境のこともいろいろやると言っていました。そういう意味での研究の場というか、何か特別につくる予定はあるのですか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 今現在、近隣では吉田中学校が県から委託を受けて、教職員の多忙化についての研究指定を受けております。そのようなもの等を参考にしながら、部活動も含めて、多忙化の解消にどのような施策が打てるのか、見きわめていきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) それはぜひお願いします。  もう一つ、いいですか。 ○委員長(大石節雄) はい、どうぞ。  森委員。 ◆委員(森伸一) 次の184ページで、例の道徳教育の指定研究です。ことしから六合地区で実施されたということです。それと、来年度の経費が出ていますが、そこら辺の現状の流れを教えてもらいたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 平成28年、平成29年と、文部科学省から委託を受けているわけです。平成29年度に、その発表を行う予定であります。島田市内では、六合地区に指定をして、指定校のみならず、市、県、国等にその成果については、発信していく予定です。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) すると、今年度、その発表に向けたいろいろな準備がされていると思います。当然、こういうことをやったから、報告書も出ると思いますけれども、そこら辺の報告書というか、平成28年度のまとめはいつごろ出ますか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 国や県と連携していますので、その都度、報告書を出しているわけです。その集大成として、平成29年度にまとめたものを報告するような形になると思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) そうすると、この中間報告ぐらいで、この平成28年でこんなことをやりましたというのは、そちらの教育委員会に問い合わせれば教えていただけますか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長
    ◎学校教育課長(池谷英人) 教育委員会に問い合わせていただければと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) わかりました。そのうち。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 182ページの夢育・地育推進事業で、今年度の予算は、昨年同様700万円が計上されております。これは、多分こういった活動に要する経費ということで、もう枠が決まっているのですか。普通は、何となく前年度の実績を見て、多少なりともふえたり減ったりするかなと私は思っているのです。しかし、全く同額なものですから、今小学校が18校、中学校が7校というところで、公平にある程度お金が決まっていて、そこにどういうものを各学校でやるのかという内容は、後からついていくものかなと思うのです。その点については、どうなのでしょうか。お伺いいたします。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 今、村田委員がおっしゃったとおり、枠が決まっております。各学校で、それにふさわしい計画を出していただいて、学校規模や内容等を精査して、その枠の中で支給しております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) では、その上限は、1校につき幾らの上限があるのですか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 目安としては、10万円から20万円という目安はあるのですけれども、さまざまな事情や学校規模、内容、または複数の学校が共同してやるなど、さまざまな状況が考えられますので、それについては、その都度検討して決めております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) そうしますと、こういった活動の計画は、その年になってお出しするのですか。それとも、前の年に事業計画を教育委員会にお出しして配分をしているという解釈でよろしいですか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 毎年同じような形ですので、各学校においては、前年度、大体今ごろ来年度の事業を決めるわけなのです。市教育委員会として提出していただくのは、年度当初に出していただいて、それをできるだけ早い時期に決定をして、新年度に各学校に伝えております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 私は、子供たちの夢と地域愛を育むための教育活動というのは、大変すばらしいと思います。もう少し予算がふえてもいいのではないかなと、個人的には思っております。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、このくくりはよろしいですか。  それでは、次に、歳出10款教育費2項1目学校管理費から歳出10款教育費4項1目幼稚園費までを審査します。予算に関する説明書は141ページから144ページ、当初予算概要書は186ページから191ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がございましたら、お願いいたします。  佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 概要書の188ページの2項3目の第四小学校の関連ということで、お尋ねいたします。  先般、私は一般質問の中で、再配置のこれからの計画について、学校施設を例として挙げました。そうした中で、私が思うのに、再配置計画の最もウエートの高いのは、学校の再配置であり、短い間に方向をお出しなければと思うのです。そこで、学校施設について、再配置を含めた基本的な方向性というのは、どのように考えていますか。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 学校施設につきましては、児童・生徒にとってのよりよい教育環境を最優先に考える必要がございます。その中で、現在の島田市においては、大きく2つのことを並行して実施していく必要があると考えております。  1つ目は、委員の言われる基本的な方向性を明確にした上で、計画推進をしていくこと。  2つ目としましては、現に耐震性が劣る校舎等につきましては、児童・生徒の安全性確保のために早急に補強工事等を進める必要があるということでございます。  これらのことをお含みおきいただきまして、先ほど言われた方向性ということにつきましては、学校教育課から答弁申し上げます。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 先ほども少し話題になりましたが、平成29年度に教育環境適正化検討委員会を組織する予定でおります。これについては、どのような手順で進めていくかも、今話し合いをしている最中ではありますけれども、子供たちのため、望ましい教育環境について、子供の利益を最優先して検討していきたいと考えます。  その中で、小・中学校の適正規模、適正配置について、基本方針を策定していく予定です。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 今、基本方針を示すということです。そうした場合に、どの程度の内容が記載されるかわかりませんけれども、例えば、全部の小・中学校が25校あると思いますけれども、その一覧表などを含めた発表をいつごろ予定しているか。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 平成29年度、平成30年度、2年間の検討委員会の計画を考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) そこからが一番の問題になると思うのです。自分の試算にしても、小学校の統廃合、あるいはその地域においては、小・中一貫校の可能性もあると思うのです。そうした場合に、例えば、学校がなくなってしまって、遠くの学校に行かざるを得ないということがおのずと出てくると思うのです。そうした場合に、地域運営ができかねると思います。そうした中で、私はかねがねこのようなものに関して、例えば、サービスの量のマイナスがあっても、質は落とさないというのが、これからのあり方だと思うのです。  そうした場合に、今まで住んでいるところに継続的に住んでもらうために、例えば、スクールバスやコミュニティバスを運用するといった取り組みを、今この場では答弁できかねると思うけれども、ぜひそういう格好で取り組んでもらいたい。それを、再配置計画の中に、関連を持ってやってもらいたい。これは要望というか、そういう方向で計画書をつくってください。 ○委員長(大石節雄) 池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 学校再編を考える場合は、地域の生活や文化、伝統の存続及び活性化を島田市全体で支えるというのが、あり方検討委員会の提言でありました。ですので、今おっしゃることも含めて、島田市全体で対応していくということを根底に、今お話しいただいたスクールバスのことについても、児童・生徒や保護者の負担等も考慮し、また地域の存続も含めて、しっかりと確実に内容に入れていきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 言葉尻をとるわけではないけれども、我々が質問したときに、例えば、今私はコミュニティバスやスクールバスと申し上げましたけれども、そのワンフレーズを見てではなくて、全体的なそういう考えを持って、再配置計画並びに学校の統廃合の明確化というか、市民に見える化を図ってもらいたいということです。これは、ぜひ全庁的に取り組んでもらいたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) もしかしたら、今の佐野委員の考えと一緒なのか、違うのか、自分でもわかりかねていますが、再配置計画ということで、学校の施設、建物のことを言われているのだと思います。この再配置計画を進める上では、私は児童・生徒の教育環境に尽きると思っているのです。子供たちをいかに伸ばしていくか。これだけでいいと思うのです。  それに伴って、施設が存続する、しない箇所が出てくる。その地域の振興と活性化というのは、先ほども言われたように、市全体で考えるべきことであって、子供たちを犠牲にしてはいけないと思うのです。この配置計画、それから、適正規模を考えるのは、あくまでも児童・生徒を最優先で、それ以外は関係ないと思う。子供のことだけでいいと思うのです。それ以外のことは、ぜひ市として地域の問題は地域の問題として考えていただきたいとお願いしておきます。 ○委員長(大石節雄) 御意見としてお伺いします。  何かございますか。よろしいですね。  森委員。 ◆委員(森伸一) 188ページと、その前の186ページにある例の生徒就学援助費のことです。どちらも増額をしていますが、これは対象の人数がふえそうだから増額したのか、1人当たりに渡す中身、いろいろなものがありますけれども、その額がふえたためか、どちらでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 特別支援のほうでよろしいですね。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 生徒就学援助費。 ○委員長(大石節雄) 鈴木学校総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 失礼しました。就学援助の関係につきましては、見込みの人数の増加によるものでございます。小学校につきましては、見込みの人数が3人ほど増加するという見込みでございます。  また、金額につきましては、対象となる学年、例えば、新入学が絡んできたり、そういった形になりますと、また金額が増加するものですから、そういった意味合いで増加しております。  中学校の費用の関係につきましては、就学援助の関係での見込みの増加は1名でございます。ただし、全体の数量としては、1人の増加なのですが、新1年生につきましては、現在12人の増加を見込んでいることから、72万円を超える増額となっております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今、人がふえるということで増加とお聞きしました。何か報道によると、国会で入学準備金を少し改善したらどうかという話があって、各地で入学準備金の額をふやしましょうということをやっている自治体も多いと聞きました。そこら辺について、何か検討していますか。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 入学準備金の増額の関係につきましては、情報としまして、12月ごろから少しずつ情報は入ってきておりました。ただ、金額について、これぐらいの金額になるであろうということがわかったのは、年を越えてからでございます。  実際、それに対して動き出している市町も県内にございます。特に西部地区につきましては、磐田市、袋井市だったと思いますが、既に予算計上に向けて動こうかという状況は聞いております。今現在の段階、特に予算措置をする段階で、国で確定をしているという情報はなかったものですから、今後に向けては、その確定を受けまして、どのようにしていこうかということは、随時検討していくということで考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 入学の場合、もう準備しなければいけない時期なものですから、来年度すぐというわけです。今の話だと、西部もいろいろやっているし、いろいろな情報を集めて、来年度中に変えようかという検討はしっかりするとおっしゃっていました。検討すると確認してよろしいですか。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 担当課としては、増額を要望していきたいと考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) はい。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、いかがでしょうか。  それでは、ないようでしたら、次に、歳出10款教育費5項1目社会教育総務費から歳出10款教育費5項11目山村都市交流センター費までを審査します。予算に関する説明書は143ページから148ページ、当初予算概要書は190ページから203ページです。参考・図面は293ページになります。  当局から補足説明があればお願いいたします。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がございましたら、お願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 概要書の202ページの社会教育費の山村都市交流センター費が339万2,000円の増額ですけれども、この要因をお願いしたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 修繕費の増額をお願いしております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) その修繕費はどこを修繕するのですか。行ったときに聞かれるから。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 失礼しました。屋上の防水工事でございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 雨漏りしていたということですか。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) はい、そうでございます。失礼しました。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) はい。わかりました。 ○委員長(大石節雄) そういうことです。  ほかの委員の皆さん、質疑ございますか。  村田委員。
    ◆委員(村田千鶴子) 196ページの地域館運営経費についてお尋ねいたします。  まず、地域館というのは、市内に何館ぐらいあるのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 杉山図書館課長。 ◎図書館課長(杉山郁夫) 初倉公民館、六合公民館、それと初倉西公民館、大津農村環境改善センター、それと北部ふれあいセンター、この5館であります。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 今、公民館のところが地域館になっているということなのです。初倉地区に、個人というか、堀本さんがやっている博物館といったものは、その地域館には入らないのですか。お尋ねいたします。 ○委員長(大石節雄) 博物館。把握されていますでしょうか。  孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) 文化課でお答えさせていただきます。堀本さんがやられておりますのは、古文書館という形でやられているかと思います。古文書館につきましては、この中の地域館には入ってはおりませんが、昨年、島田市の市民遺産というものを認定させていただきましたが、その中の1つに認定させていただいております。地域の皆さん、堀本さんを中心に運営をやっていただいております。  以上でございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。  ただ、地域館運営費のところで聞くのはいかがかなと思うのですけれども、今、堀本さんのところは古文書館ということなのです。そちらのほうにも、何か運営費の補助は出ているのですか。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) 文化課のほうからは、運営費の補助は出しておりません。そもそもの市民遺産の認定の状況なのですが、市民の皆さんによって活動、運営されるものということで、補助については考えておりません。現在のところは、堀本さん、さらには、その地区の方々に運営をお願いしている状況でございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) はい。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 194ページの公民館施設管理運営経費です。ここに出ている公民館の中で、市の職員が行っている公民館は、六合公民館、初倉公民館は本会議で質問させていただきましたけれども、いわゆる現役の職員が行っているところはどこですか。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 昨年、六合と初倉に係長職を配置したものと、従来から金谷公民館の一般職員に1名正規職員がおります。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) これは、多分教育委員会の社会教育費ということなので、管轄なものですから、このいろいろなセンターがあるのですが、館長というと、校長先生が行くのか。派遣というのですか、館長は嘱託で現役を退かれた市の職員、あるいは学校の先生をやめられた方が配属されるのですが、この任命は教育委員会で決まっているのですか。ここは教育委員会で派遣する、こちらは当局のOBを派遣すると決まっていますか。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 具体的には、六合公民館と初倉公民館の公民館長、今は主幹と呼んでおります。従来の公民館長は嘱託で、校長のOBの方に来ていただいております。それから、金谷の公民館長については、市の職員のOBが配属されてきております。それ以外の北部ふれあいセンター、初倉西部ふれあいセンターの所長、あるいは大津農村環境改善センター、伊久身農村環境改善センターの所長、そして川根地区センターの所長につきましては、市の職員のOBに嘱託として来ていただいております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 市長にお聞きしたら、これは、市長に就任する前から考えていたと。一市民のときに考えていたということですから、私の聞いている範囲では、館長が地域の皆さんとのコミュニケーションがうまくとれなくて、早く言えば不評なのです。学校の先生や警察官というと、職業柄、そうした定年後に勤めるところが特殊な仕事をしていたということで、コミュニケーションをとる必要があるような職種はなかなかうまくいかないという例をまま聞くのです。この辺を、今後、校長先生ではなくて、市の職員の一般職、特に福祉関係の方は、市民の方と触れ合う機会が非常に多い。そうしたところの市の職員のOBの人に行ってもらうという方法を私は考えたほうがいいと思うのですが、そういうことはできないですか。これは、既得権益というか、そのような感じで決められているのですか。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 委員おっしゃったとおりでございます。市長も昨年から、地域における社会教育施設を地域の拠点として、もっと高次に位置づけようという発想で来ております。それによって、昨年、六合公民館と初倉公民館に校長職のOBの方に来ていただいて、館長に上乗せする形で、当初はセンター長という形で施設全体を統合的に管理する、あるいは地域とのコーディネーターの役割を持たせたものとして配備するという意味で、センター長を予定しておりました。これについては、いきなりセンター長という呼び名になじみがないであろうから、六合公民館と初倉公民館については、最初、公民館長という形で配置していこうということになりました。  来年度につきましては、やはり当初のもくろみどおり、センター長という形で、委員おっしゃったとおり、地域の課題を積極的に解決していくコーディネーターとして活躍させよう。施設そのものも、社会教育施設に特化した狭い範囲ではなく、地域の課題を解決するプラットフォームとして位置づけていこうという作戦でございます。  それ以外の改善センターやふれあいセンターについても、協働推進課とも連携しまして、今後、今の社会教育施設のみの位置づけから、地域の拠点として位置づけるように、事実上、所長に関しては、市の行政職の経験者、OBが所長として参っております。この位置づけを維持するか、あるいは正規の職員に六合公民館と初倉公民館と同じように位置づけていくか等については今後の課題です。いずれにしましても、委員おっしゃったような形を今考えているところでございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 当然、現職員が配置されたということで、本当なら課長や係長など、経験豊富なOBの方のほうが、私はむしろいいのではないかと思っているのです。現役にしても、当然そうなると、今までいた方の業務量が極端にふえるわけではないので、人件費の抑制ということから見ると、今、上乗せするという表現がありましたけれども、当然それに代わって交代という形でないといけない。住民のいろいろな意見があったから、どんどん人をふやしていくということだと、業務量に対して過剰な人員配置というのは、経費のインセンティブに全く逆行するものだと思います。その辺のことも考えながら、ぜひ運営をしていっていただきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 御意見はもっともだと思います。  ただ、六合公民館、初倉公民館のこれまでの館長の評価については、あそこはいろいろな行政サービスが混在しておりまして、その運営管理も含め、あるいは町内会、自治会、コミュニティとの関連性など、社会教育の仕事とは別な部分の管理業務をやっていただいていた面があります。本来の社会教育業務としての公民館長の仕事が十分できなかったのではないかと考えております。  六合公民館、初倉公民館に関しては、学校とも隣接しておりますし、学校を地域でサポートしていこうという現在の我々の方針からいきますと、公民館長に社会教育関係に専念していただいて、今よりもパフォーマンスを出していただこうという考え方でいます。もちろん、適正配置ということを考えて進めてまいりたいと思います。 ○委員長(大石節雄) いいですか。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 先ほど言ったとおりだから、改めて同じことを言う必要はない。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 概要書194ページの図書館費のことです。全般的に図書館費が少し減っています。嘱託員費も280万円減っています。これは、人が減ったのかということ。それと、図書等購入経費も50万円ほど減っていますが、この辺はどうしてそのようになったか教えてください。 ○委員長(大石節雄) 杉山図書館課長。 ◎図書館課長(杉山郁夫) 嘱託員の給与の減額につきましては、本年度、分館を閉館いたしました。それに関連し職員1名分が減となりますので、平成29年度は嘱託員の給与費が減額となります。  図書の購入費につきましては、蔵書数が平成30年度で45万冊を目標として整備しておりますが、今、ほぼめどが立ってきましたので、若干ではありますが、50万円の減額となっております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 分館が閉館になって、1人減ったということです。分館をやりながら、本館のほうも手伝っていたのではないかなと思うのですが、やはりこの1名の減は仕方がないのですか。 ○委員長(大石節雄) 杉山図書館課長。 ◎図書館課長(杉山郁夫) 分館につきましては、閉架書庫に本をとりに行くものですから、1名減は若干厳しくはありますが、やむを得ないと思っております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) はい。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、いかがでしょうか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 次は198ページです。街道にぎわい創出事業のイベントの内容を教えてもらいたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) この街道にぎわい創出事業なのですが、連携中枢都市圏事業負担金200万円をいただきまして、ショートムービーの作成を考えております。これにつきましては、島田市博物館を核とした歴史・文化の集積地といたしまして、ヒストピア島田というエリアを一昨年制定しました。その地域からの魅力づくりと発信を行うことによりまして、来訪者やファンを増加させて、エリアの活性化を図りたいということで、この事業を計画しております。  内容といたしましては、島田市ゆかりの映像作家やクリエイターを活用しまして、ヒストピア島田、島田市の歴史・文化、現在などをテーマとしたプロモーション映像を制作することで、多角的な視点からの映像制作と、その後の映像のコンテンツを活用したプロモーションにつなげていきたいということで、来年度につきましては、ショートムービーの制作、さらには、できましたら、ショートムービーのシンポジウム等も開催できたらと考えております。  以上でございます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今、島田市の歴史・文化というお話ですが、時期的には江戸時代ぐらいまでなのか、昭和までか、どの辺までの歴史をこの中に入れていきますか。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) 博物館を中心ということで、川越し文化が中心になってくると考えております。  ただ、歴史・文化というのは、戦前、戦後までの歴史・文化というものもありますので、幅広くテーマを設定していきたいと思いますが、来年度だけの事業ではございませんで、来年、再来年、2カ年を計画しております。まず来年は、川越し文化というところに視点を当てたいかと考えております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) この前、ヒストピア島田と出て、意外とまだ知られていないという気もします。このこと以外にも、何か市民の方に普及する方策は考えていますか。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) ヒストピア島田につきましては、昨年、一般公募によりまして、博物館を中心としたエリアをヒストピア島田と制定させていただきました。現在の活用方法といたしましては、博物館のチラシ、ポスター、全てのところにヒストピア島田のロゴマークと、ヒストピア島田を入れさせていただいております。ヒストピア島田専門のFacebook、さらには博物館のホームページにおいても情報発信をしているところでございます。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) はい。いいです。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  はい、どうぞ。森委員。 ◆委員(森伸一) それでは、次は200ページへ行きたいと思います。  島田風土記編さん経費は、去年聞いたとき、金谷関係を平成29年でまとめるとお聞きしましたが、それが今回の予算ですか。確認です。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) この予算につきましては、『近世金谷宿資料集第1集』を平成29年度には発行していきたいと考えております。  主な内容といたしましては、佐塚家本陣、その古文書資料が中心になってくるかと思います。  それと、もう一点なのですが、この主な増額の費用といたしましては、古文書資料の電子化を考えております。カメラ、機材等の購入も考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) いいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) はい、わかりました。  もう一つ。その下ですが、芸術文化普及事業のところです。ことしは、この予算でどのようなことを予定していますか。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) ここのところにつきましては、今年度、芸術文化奨励賞を受賞しました榛葉樹人さん、薫人さん御兄弟を来年度の文化事業の中でぜひという考えがございます。島田市少年少女合唱団と榛葉樹人さん御兄弟によります、島田市民合唱祭というものを考えております。  日程といたしましては、現在は8月20日。その中で、もう一つの目玉といたしましては、一般公募をしまして、第九を市民の皆さん全員で歌いたいという3部構成を考えております。  それ以外に、街角ライブコンサート等を考えているところでございます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 榛葉樹人さんは、フォレスタというか、合唱のプロで、BS日テレで毎週歌っています。島田市少年少女合唱団の卒業生ですけれども、わかりました。  それで、右の特定財源で、収入の見込みが330万円と書いてあって、前年度は220万円で、100万円ほど多めに収入してありますが、ここら辺は何か根拠がありますか。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) 今年度の事業からふやした原因といたしましては、島田市民合唱祭の入場料。それともう一つ、これはまだ確定しておりませんが、ジャズのコンサートを開きたいと考えておりまして、その2つが来年度の主な2大事業になりますので、入場料収入を今年度よりもふやしております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 毎年このような事業をやっていて、僕もよく聞きに行きますが、なかなか人が来てくれないというか、こんなにいいものをやっていて、もったいないとよく思ったりします。
     その1つは、もっとしっかりチケットを売るというか、どこかの関係者に言って、チケットというのは、できるだけそのようなかかわりを持ちながら、とにかくお願いするしかなかなか売れないものなのです。今回計画した8月20日の場合は、地元と関係ある人も来ますし、関係者が多いと思うものですから、ぜひそこら辺にもお願いして、予定した収入が得られるように。せっかくやるのだったら、たったの600ぐらいの席ですから、それで7割とか、結構空席というのは残念なことですので、そこら辺を頑張ってもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) 森委員がおっしゃいますように、ぜひ満員の中で、皆さんに合唱を披露していただきたい。この2月にも開催いたしました「My town千年先のわたしたちへ」のチケットにつきましても、文化協会をはじめ、いろいろなところへPRに行っております。そのときに、私から説明するのが、ぜひ子供たちに満員の中で演じさせてくださいということです。  今回の市民合唱祭につきましても、ぜひ満員の中で子供たちに歌を届けていただきたいということで、大勢の皆様にチケットを購入していただくようにPRのほうは、学校を含めて、文化協会、いろいろなところで積極的に行っていきたいと思っております。 ○委員長(大石節雄) よろしいですね。  ほかの委員の皆さん。  ないようでしたら、次に、歳出10款教育費6項1目保健体育総務費から歳出10款教育費6項3目給食費までを審査します。予算に関する説明書は149ページ、150ページ、当初予算概要書は202ページから207ページです。参考・図面は293ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 特に補足説明はございません。 ○委員長(大石節雄) それでは、委員の皆さん、質疑等がありましたら、お願いいたします。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 概要書の206ページです。2つ質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、島田球場改修事業についてです。今年度は1,130席のスタンドベンチシート取りかえをするということです。「空調設備取りかえなど」と書いてありまして、予算が出ているわけなのです。この「など」というところは、ほかにどういうことをするのか、先に教えてください。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 「など」ということでございますけれども、放送設備の関係を一部修繕するということでございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 「など」は放送設備ということで、わかりました。  私も実際に島田球場の現場を見てまいりました。ベンチのちょうど中央の部分が、今の緑茶化計画の色のグリーンで張りかえてあったわけです。それを挟んで、両サイドの1,130席は、今後、秋ごろやるということだと思うのです。私は実際に見てみまして、ちょうど真ん中にグリーンがあって、中央の通路の東西にずっと手すりがあるのです。その張りかえた緑の部分の手すりもちゃんとなっているかなと思ったら、残念なことにすごくさびていて、見ても何となくがっかりだなと思ったのです。どうせベンチのシートを取りかえるのでしたら、塗料もそんなにかかるわけではないものですから、ついでに手すりもするということはできないのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 村田委員、おっしゃるとおり、これまでベンチ等を直してきましたけれども、それ以外のところの塗装などが大変傷んでいるというのは、承知しております。  今後の中で、今持っている修繕費の中で対応してきれいな形にできればと考えております。  また来年、横井運動場公園の策定の業務をいたしますけれども、並行して、それとは別に、そういった部分についても検証してまいりたいと考えております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) どうせやるのでしたら、ぜひ見ばえよくやっていただきたいと思います。  それで、野球場の中を見ましたところ、今回、放送設備ということなのですけれども、結構雨漏りもしています。中も本当に暗い形に見えるものですから、修繕、改修ということもなかなかお金がかかるなと思うものですから、今後の球場の老朽化の対策というのは、抜本的に手直しを考えていただきたいということを要望いたします。 ○委員長(大石節雄) 要望として受け付けます。  水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 来年度のスタンドベンチの工事に伴いまして、防水工事をやってまいります。防水工事がきちんとできれば、今おっしゃっております雨漏りの心配がなくなります。おっしゃるとおり大変古いものですから、雰囲気も暗いとごらんになったということで、古い感じがしたと思います。根本的な雨漏り等が改善されれば、次の段階に行けるのではないかと考えております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今の関連で、先ほど、球場のことだけではなくて、横井運動場公園の策定という話が出ました。横井運動場公園に関して、これからどうするかということを相談する会の中で、市営球場のこともどうするかということをこれから考えていきたいということですか。確認。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 今、森委員がおっしゃっているものは、これまで一般質問等でも出ましたけれども、島田球場そのものの両翼を伸ばすといったことも含めてのお話だと思います。そういった形の可能性の調査も含めてやっていたきいと考えています。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今、お聞きしたのですけれども、やはり両翼の長さのことが非常にネックになっています。外野の壁を高くして、その代わりにするとか、いろいろある。ぜひ早めに、この策定のところでも研究して、ただ改修だけではなくて、先行きがわかる形にしてもらいたいと思います。お願いいたします。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) よろしいですか。もう一点なのですけれども、田代の郷整備事業についてお聞きいたします。  先般、全員協議会で資料をいただきました。資料を見まして、一番最後に敷地イメージというものが添付されているわけです。説明の中で、事業費が3億円ぐらいかかるということだったのです。イメージ図を見て、3億円の積算の根拠は一体どうなのか、まずお伺いしたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) この前、全員協議会で説明したエリアの内容で考え得る範囲の中で、素材といったものを勘案して、概算で出してございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 今、概算で出しているということだったのです。しかしながら、3億円という数字が出たわけです。  それで、説明の中では、合併特例債も可能だよということなものですから、やはり合併特例債をとるのなら、ある程度しっかりしたものが出ていないと、そういったものの審査というか、認可がおりないのではないかなということを心配します。  この遊びのエリアのところに大型複合遊具と書いてあるものですから、かなりこれにお金がかかるのではないかなと思うのです。しかしながら、こうして3億円という事業費を出したからには、ある程度腹案として、担当課として、こういったものに幾らぐらいかかるのだ、ほかのものが幾らぐらいかかってという積み重ねで3億円が出ていると思うのです。あまりにも概算が大ざっぱ過ぎるのではないかなと思うのですけれども、担当課としては、大型複合遊具はどういうものを今現在お考えなのですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 平成30年度の遊びのエリアということで、今おっしゃっております複合遊具でございます。どんなものかという、ものについてはまだ申し上げられませんけれども、予算的には1億5,000万円。それとあわせて、少し小さな子供用のものが3,000万円という予算立てをしております。  それから、その他の工事ということで、トイレ、約4,500万円、駐車場、1,500万円、受水槽が必要になります。これが、800万円、土工事、1,000万円という形で、素材等を考えながら、計算をしているということでございます。  憩いのエリアにつきましては、芝生の関係で、1,300万円、あずまや、ベンチ等で1,800万円、その他、園路等の舗装、インターロッキング等で300万円という形で計算をしてございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。遊びの遊具については、1億5,000万円ぐらいを考えているといった範囲の中で、そこに合ったものをこれから選定していくということで、理解いたしました。  あわせて、年間8万人が見込み数ということも説明の中でおっしゃいました。この8万人の根拠というのは、どうなのでしょうか。教えてください。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 一般質問の中でもお答えしております。大体同規模の掛川市の22世紀の丘公園の遊びの里エリアの実績を目標としているということでございます。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 私も22世紀の丘公園という、掛川市のことは随分聞いているのです。実際に自分が行っていないものですから、その状況がわからないのですけれども、そこにも遊びのエリア以外に、憩いの芝生エリアや多目的スポーツエリアというものがあるのですか。そのようなことで、8万人というのは、今回、遊びのエリアと多目的スポーツエリアと憩いの芝生エリアとゾーンを分けましたね。そういった中での積算ではなくて、全体的というか、いわゆる遊びのエリアを中心に8万人という見込みをとられたのか、再度確認させてください。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) おっしゃるとおり、遊びのエリアのところで8万人ということを申し上げました。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 私がもう一つ懸念しているのは、今年度に静岡県ワシタカ類保護対策検討委員会との協議や、砂防法に関する協議や、林地開発にかかわる協議をなさるということなのです。そもそも論、そこは平成25年のときにある程度開発行為ができる段階になっているということを思いますと、そういった関係機関との協議は既に済んでいて、ある程度そこら辺の合意ができた上での案をつくっていくべきではないかなと、私はすごく思うのです。  そういったことによって、合併特例債としても、しっかりとした財源の担保というのでしょうか、確約がとれるのではないかなと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 県との協議については、案ができた段階で、事前に協議をしております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) では、県との協議の中では、合併特例債は確実に使えるという見通しはできているのですね。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 合併特例祭については、一般質問の中でも部長が答えてございます。合併特例債としては、全般的には使えると思いますが、遊具について使えるかどうかというのは、確実な案ができてから協議をすることとなります。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 議会といたしましても、この3月1日には、皆さん現地の視察に行かれております。また、現地を視察されて、それぞれ議員が各自で思いを感じていると思うのです。そういった意味で、私たち議員としての意見をどこで反映されるのかなと思うのです。  いつもですと、こういった整備方針の方向性が出たときには、必ずパブリックコメントをして、私たちの意見もパブリックコメントの中でしてくださいという今までの答弁もあったのです。今回もそういったパブリックコメントをとるお考えはどうなのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) これまで、昨年12月に3,000人無作為のアンケート調査等を行っておりますので、そういったことの中で、パブリックコメントは今の段階では実施しておりません。必要があるときに、またパブリックコメントをとるということも、今後の流れの中ではあるかと思います。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) はい。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、どうでしょうか。  八木委員、途中になってしまうかもしれない。  では、ここで暫時休憩といたします。再開は、午後1時からということで、お願いします。                                休憩 午後0時00分                                再開 午後1時00分 ○委員長(大石節雄) それでは、休憩前に引き続き会議を始めます。  先ほどのくくりのところについての審査を続けたいと思います。委員の皆さん、何かございますか。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) この伊太和里の、今出ている田代の郷の整備事業ですけれども、もう4年間手をつけずにいたということは、施設をつくっても利用がどうかということで、やられていたと思うのです。必要があってこういったものをつくらなければいけないとか、あるいは地元からこうしたものを整備してほしいという要望があれば、それが何らかの提案として出てきたものを、無理に何かつくらなければならないというような気がしてならないのです。その中で、公園として整備したらどうか、あるいは事実上のプランは公園ではないか、だから公園にしたらどうかというが、公園にすると基盤整備部の管轄になりますね。教育委員会で所管しているから、何が何でもスポーツをつけないとということですけれど、これも4年たっていますから、スポーツを切り離して抜本的に有効利用、あるいはランニングコスト等がかからない利用の仕方を考えたらどうかと思うのです。  例えば商工関係のほうの部署にも検討のお願いをすれば、水を使ったりできないので工場とか食品関係は無理にしても、ICT関連の企業を誘致するとか、あるいは農林課に言えば、あそこは伊太ですから、梅園にして、丸子の梅園を越えるような、伊太の梅の地、そして裏の山も利用して梅園にすれば、その時期には相当の観光客が来るし、伊太和里の湯はおそらく入れないぐらい満員になると思うので、しかもコストはあまりかからないと。ですから、そういった抜本的な見直しをして、利用のない施設をつくるべきでないので、もう一回計画を見直したらいかがかと、私はそう感じるのですが。当局は、ほかの課といわゆる横断的に、あそこの利用を考えた結果が今のプランなのか、どうしても教育委員会の中だけでしか考えていない、スポーツに関連したものということしか選択肢が広がっていないような気がするのですが、その辺はどうでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 今、4年間そのままにしてきたということですが、私どもとしては平成25年に見直しをするということで、これまで何回か他の議会答弁でも、平成28年をめどにということで御答弁した経緯がございます。  それと、合併特例債をここに投入しております。この特例債事業の目的でございますけれども、田代地区の整備事業は温泉を核とした1)市民の健康づくりに寄与する施設、2)周辺の環境と調和し、これを生かす施設、3)地域内外の交流等地域づくりの拠点となる施設、を一体的に整備することを目的にしております。そういった観点からも、今回協議をしてこのような形になったということでございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 梅園なら、2)と3)は理由づけできるのですけれど、1)の健康増進のためということですと、梅園は当たらないです。ただ見学するだけですから。精神的な健康は、公務員の皆さんはそういうことをやるときに理由をつけるのがうまいので、どうにでも理由をつけようと思えばつくと思うのですけれど、ただ、スポーツ関連以外だと、これまで受けた合併特例債で進めてきた分の返還というのも、返還しなければならなくなるのですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 私が平成27年度に担当して、その年の7月に、合併特例債の返還規定とかいうものを、県に問い合わせた経緯がございます。実際に問い合わせたのは日本政策金融機構というところでございましたけれども、売却をすれば文句なしに返還になります。そのとき、平成27年当時は公民連携の立場から研究をしていたことがございまして、財産の有償貸し付けとか、無償貸し付けとかいうようなパターンでお聞きしております。  あと、他の目的に変更する場合はどうかということも、その質問の中には入れてございましたけれども、事業の目的を大きく逸脱しない限り、売却しない限り大丈夫だというようなお答えをいただいております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) だとすると、もう4年間そのまま放置してあるわけですから、必要に迫られているのではなく、抜本的に今ある状態の中で最大限有効に、そして最大限費用対効果を考えて、あるいはランニングコストを考えて施設建設をするには、スポーツだけにこだわらないで幅広く、先ほど言った企業誘致もそうですし、梅園もそうですし、農業関連のものもいろいろな選択肢を持って検討しないと、地元の皆さんにスポーツという目的でと、おそらくいろいろ要望を聞いたのではないかと思うのです。そうすれば別に求めてなくても、何をつくるかといったとき、例えば建物はつくらないでほしいというのは、市民の皆さんももう余分な税金は使ってほしくないという思いがあるのです。ですから、そうしたことを考えてやってほしいのです。  市場調査というか、ばらの中央公園とか、そうした類似した公園、遊び場はあるのです。同じようなものをつくって本当に需要があるのかどうか。責任持てますか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長
    スポーツ振興課長(水野式高) 中央公園のところはアスレチックということで、自然の木とか、そういうところにロープを張って、山を登っていって、ある程度のコースを回るということが、アスレチックコースの目的でございます。あそこは6歳以上の方が対象になっているかと思います。  田代については平面でありますし、もっと小さい子供さんから来ることができるという観点から、今回の提案になりました。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) ですから、芝生だけなら、河川敷の芝生のところもありますね。子供が遊んでるところがありますけれど、わざわざあそこへ来て遊ぶ人はそんなにいないと思うのです。家の近くの公園に行って、ブランコとか砂場で遊んだりということはありますが。整備して、当然川根のチャリム21の上にもローラーの滑るのがありますけれど、あの維持管理が80万円かかります。市長が見上げて、「これ、あまり乗ってる人いないけど、経費どれぐらいかかるかね」と言うから、私が80万円かかっていますよと。だけど、乗る人に料金は取らないですから、でもこれを目的に来る人もいますけどねと言いましたけど。  今度滑り台をつくれば、確かに日本一大きい滑り台なら来るかもしれませんが、本当に島田市の子供たちがそういうところに家族で来て、利用する頻度、費用対効果があるのか。もっとやるべき仕事があるような気がするので、極力、ここまで来たなら経費をかけない、ランニングコストもかからない利用ということを考えたほうが賢明ではないかと思っているのですけれど、確実に費用対効果があると、料金を取らないまでも利用がある、来訪者があるという確信をしているということですね。責任持っているのですね。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 先ほど申し上げました合併特例債の目的のとおり、温泉を核とした田代の整備地以外の下の温泉、伊太和里の湯、伊太なごみの里、ひいては環境プラザに4年生の子が見学に来ますけれども、そういった方々もこちらに寄っていただくような、全体の中で相乗効果が得られるようなことを考えております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) だから、そこをつくるわけですよね。今は環境プラザも見学に来ます、伊太和里の湯も入れますけれど、プラスそこをつくったことによって相乗効果で、では、来訪者が増員するということですね。それでほかの例えば中央公園もあると思うのです。あるいは川根のチャリム21の裏の滑り台もありますけれども、もうできてしまっているものは仕方ないですね、有効利用していってもらいたい、中央公園もできるだけ呼び込むようにしたいですけれど、新たに3億円とか、何億かかるかわからないですが、かけるだけのものが得られるという、それを保証していただけるのですか、と聞いているのです。自信がないのにやるのですか、それとも確証を持ってやるのですかということをお聞きしているのです。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) これまで市内にない遊具を考えております。来訪者については見込めると考えておりますし、こういった遊具については、インターネットの無料サイトなどでPRもできるかと思っております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) わかりました。では自信を持ってできるということなら、結構です。 ○委員長(大石節雄) ほかにございますか。  佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 今の八木委員のことに関連しますけれど、最初に教えてもらいたいのですが、中央公園は来訪者は年間どのぐらいですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 公園のほうに確認いたしましたけれども、来訪者については集計をとっていないということでございましたので、申し上げることができません。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 次に、別の課ですが、島田市の交流人口というのは年間で260万人ぐらいになると思うのです。今の問題に重ねるのですが、中央公園そのものも何人かというのは出ていたと思います。  そうした中で、では今回この工事をやることによって、中央公園の来訪者が減って、試算では8万人ですよね、これはこれで、どうこうといっても、私も根拠がないもので質問のしようがないのですが、8万人がふえたために逆に中央公園のほうが減ってしまって、トータルとして二百六、七十万人が変わらないのか、さらにそれにプラスするというふうに考えていいですか。これはどちらですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 中央公園のところ、今、ローズアリーナは年間約35万万人程度、毎年来ております。日曜日ですと駐車するスペースが全然ないというような状態が、休日には起きております。  それから先ほど申し上げましたように、アスレチックの対象年齢が6歳以上ということもあります。SLもあるものですから、小さい子も見えているかと思いますけれども、そういった意味では、ニーズは少しかぶるところもあるかもしれませんけれども、外部からの方を見込めますし、それ以外のニーズもふえるのではないかということで、2つが合わせて相殺し合うということは考えておりません。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) そうしたら大前提となる二百六、七十万人が、さらにふえるということで解釈していいですね、今のところ。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) そういうことで、整備の目的を考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 次に、ここは立地の関係から、行くには車しかないと思うのですけれど、駐車場の台数はどのぐらいを確保していますか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 最低でも150台は確保したいと考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) その150台はいいですが、そうすると8万人が、当然毎日同じようでなくて、土曜日とか日曜日に集中すると思うのですけれど、150台で予定する人数は賄えるのですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) これにつきましては、まだ概算の段階で150台と踏んでおりますけれども、もう少しふやさないといけない状況になるかもしれません。といいますのも、ほかのところの状況を見ると、やはり200台ぐらいのところが多うございますので、そういった可能性はあると考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 次にタイムスケジュールを見ますと、平成29年度は協議とか事前のソフト事業にかかると思いますけれど、平成30年度になって例えば大型複合遊具や駐車場とか書いてあります。そうした中で、今年度の当初予算の中に委託料が800万円計上されておりますけれども、委託するのにスタート時点はいつごろを考えていますか。発注する、執行に移るスタートの時期ですよね。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 5月ぐらいを考えております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 例えば今度逆算をして、平成30年にいろいろな実務的なことに入ると思うのですが、この発注期間が平成30年を基準にした場合、そこでどのぐらいの最短期間が要るかということですが、例えば2カ月ぐらいおくれてしまったら間に合わないものなのか、その辺はどうですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) スタートの時点が5月、それが2カ月遅れると、ということでよろしいでしょうか。 ◆委員(佐野義晴) そうですね。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) それは非常に苦しい状態になると思います。多分次年度の当初予算には、間に合わなくなってくる可能性がございます。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) そうした場合、先ほども合併特例債云々ということで、事業内容が明確でないものには試算のしようがないと思うのですけれど、もう少し議会に提出するに当たって、例えば車の台数もそうですが、その先に行かないとわからないとかいうことですが、本当にそうなのか、ある程度内部的には委託するに当たっても、委託するための基本的な考え方があると思うのですけれど、それに対してある程度の資料、例えば議会あたりに公表できるような資料はないのですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 図面とかそういったものでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 伏図というのは出ていますよね。全体の土地利用の伏図と、あと平面的なエリア設定についてはわかるのですけれど、内部的に3億円を詳細に分けた資料、そういうのはあるのですよね、3億円と言っているのだから。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) あくまでも、先ほど申し上げましたとおり概算で、面積とかも確定して、例えばエリアの面積なども確定しておりませんので、現時点で私どもの課として概算の数字ということで持っているものでございますので、現時点で出せるということにはならないと思います。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 私は基本的に思うのですが、これは自分で試算をしたのですけれど、例えば今まで島田市とか全国的な課題ですけれど、10億円かけた場合はこのぐらいの人数が集まると、大概出ていると思うのですよ。そのとき3億円で8万人集まるというのは、それもし計算通りにいったら非常に効率性の高い成果、効果が期待できると思います。ただ、今の段階で我々議会に対して明細がわからないのを、例えば委託料だけに800万円と、どういうふうに我々は、もし市民に聞かれたら説明したらいいですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 委託の内容でございますけれども、基本的な測量、業務委託、これが前の時点では基本的な面積もまだ出ておりません、中日本道路公団のデータを受けて、前の整備のときの平らにする測量だけでございました。したがって、現地測量等をして、路線測量あるいは横断、縦断、基準点等々の基本的な測量をさせていただきたいと思っています。  それから全体の、トイレの位置でございますとか、駐車場の範囲とか、そういったものを基本的な設計事務として実施させていただきたいというものでございます。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 概算の量につきましてはおおむね3億円ということで、一般質問の方でも御答弁させていただいております。この3億円というのも3つのゾーンに分かれておりまして、現段階では、スポーツエリアについてはまだ具体的にどういった施設整備をするかということについて決まっておりませんということで、周りを囲むフェンス、そして地形の整備をする程度ということです。あと遊びのエリア、憩いのエリアという3つのゾーンを、今の段階では考えているところであります。  この概算事業費につきましては、22世紀の丘公園の大型遊具の金額をベースにしていたり、あるいはそれぞれの平米当たりの単価掛ける面積とか、そうした内部ではおおむね基準単価をもとに、面積に合った概算事業費というものは出していて、その合計金額が今のところ3億円ということで、説明させていただいているところであります。  これから、今実施方針を示させていただいた段階で、このゾーニングで、この実施方針でやっていきますよということをお示しさせていただいておりまして、本年度予算800万円ということは、これから現地測量、またその詳細な路線とか高低差といった測量をやっていないというところの、まず測量をさせていただいて、なおかつ各ゾーンごとのワークショップをやって、そのワークショップをもとに全体のワークショップということも考えておりますが、そうしたところで具体的な整備方法なり、金額とか、今の概算よりもっと精査されたものが上がってくる予定で考えておりますが、現段階でお示しできるのは、先ほど申し上げましたぐらいであります。  その3億円のおおむね内訳というのも、何千万円単位の金額につきましては、午前中スポーツ振興課長からお話しさせていただいている程度でありまして、詳細はこれから詰めていくという段階でございます。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) その3億円の概算予算書というか、今、部長が言われたのを示すということはできないですか。書面で。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) それこそ面積が変わったり、単価とかそういったものも、今捉えている単価でやっている関係上、これをペーパーでお示ししてひとり歩きしてしまって、今後の整備等に障害等が発生することもありますので、ペーパーでお出しするというのは、今の段階では考えておりません。  これから、それこそ1年間かけてやっていく中で詰まってくれば、実施設計に相当するぐらいの金額までいきますので、その段階ではお示しすることができるかと思います。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 言葉尻をとって悪いですが、そのペーパーで提示するのはいつごろを考えているのですか。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 早々にワークショップを立ち上げてやっていきたいということと、今の段階だと全体ワークショップを1個立ち上げて、分科会的なワークショップを立ち上げるということで予定をしております。当初はそれぞれ年度ごとにやっていく予定だったのですが、複数の議員の方から、1年でやるべきだ、スピード感がなさ過ぎるというような厳しい御指摘をいただいておりますので、1年間でやる予定でおります。  それでワークショップが始まって、全体を基本設計的なレベルまで達成して、それができた段階で各エリアごとの実施設計という話になりますので、おおむね年内か年を越えたぐらいには、実施設計ぐらいの金額はお示しできるかと思っております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 年内もしくは年度内ですか。 ◎教育部長(畑活年) 済みません、年度内は年度内です。 ◆委員(佐野義晴) わかりました。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん。  横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 今まで全員協議会、一般質問といろいろ質問が出ていますけれど、確認させてもらいたいのが、当時陸上競技場の予定だったときは事業費は6億円で、今回の公園で3億円と最初説明されていたと思うのですけれど、その6億円というのは、田代の温泉のところからの階段とか、そもそも山だったところを平地に造成するとか、そういったのも含まれていたのでしょうか。今の段階から、例えば陸上競技場をつくる場合に6億円かかるということなのか、どういうふうに受け取ればよろしいでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 当初、平成24年度までに設計が終わっていまして、平成25年度に、陸上競技場というか陸上トラックを整備するということで、その整備費としましては、周回トラックだけですが約1億5,000万円ぐらいの金額が計上されていたかと思います。あとフィールド内につきましては、これからいろいろ整備するという話で、その金額も多分含めて6億円という金額だったかと思います。  今、横田川委員がおっしゃった造成というか、周りの植栽とかいうものも含まれていたかどうか、ちょっとはっきり覚えていないですか、私としてはそのフィールドの中と周りのトラックという、その辺の事業費で6億円ぐらいだったかと記憶しております。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 今からつくるとしたら、6億円ということですね。なので、金額の面では下がったというような説明で、金額の面では納得しました。  ただ、先ほど八木委員もおっしゃっていた、否が応でもなぜスポーツとつけるのかということがすごく気になっております。この間の現地説明の資料とか、全員協議会で配られた資料でも書いてあるのですけれど、健康増進ということが一番重立ってうたわれているものですから、そうすると福祉関係の部署でもいいのではないかと思ってしまうぐらいで、その中身を見ていると、クロスカントリーコースがあったり、多目的スポーツというので、先ほど部長が、まだどのような競技なのか決めていないという形の説明だったと思いますけれど、競技をやるような方々が、今のこの計画を見て、ここだったら練習に適しているなと思って来てくれるというお考えでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 今回スポーツというお話でお聞きしておりますが、ここのコンセプトにつきましては、子供から高齢者までが楽しく、健康の保持、増進ができる多目的なスポーツレクリエーション広場ということで、競技用のスポーツというよりも、どちらかというと生涯スポーツ、市民一人一スポーツということで、そうした簡単な運動も含めて、そうしたことができるエリアということで、まずは遊びの広場は子供が大型遊具を使うことによって、体力増進につながることもあるでしょうし、スポーツ施設はまだ未定なものですから、ここでお答えすることはできませんが、またいこいの広場につきましては、例えばそこも少し起伏を設けて足腰を鍛えるとか、そうした多目的なスポレクエリアということで考えているものですから、今、横田川委員がおっしゃったような、スポーツ競技の向上という場所として、それを主体とした目的として整備するエリアというわけではないかと思います。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 今の説明ですと、やはりなぜスポーツとつけるのか、すごく疑問に思ってしまいます。健康づくりで全然いいと思うのですけれど。今の説明だと、競技者向けでないということですが、「田代の郷整備事業地内の現場説明について」というのが今、手元にあるのですけれど、その最初のページにランニングコースということが書いてあります。一部長距離競技者向けのクロスカントリーと書いてあるのですけれど、ということはやはり、競技者向けの部分も考えていると思うのです。クロスカントリーがどの程度の起伏があるかわからないですけれど、ぐるっと1周していて、山のほうを通るときはいいかもしれないですが、道路側を通るときは全くの平らで、クロスカントリーとちょっとイメージが違うのではないかという感じがします。実際、これが何レーンあるのか、幅が何メートルあるのかわからなくて、どれぐらい練習する方が訪れるのかというので、ちょっと疑問になるのですけれども、その辺はどのように考えていますか。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 今のお話の中で、あくまでも主体というかスポーツレクリエーション的な、生涯スポーツ的なところに今、主体を置いておりますが、決して競技力の向上を図らないというものではなくて、クロスカントリーと書いてありますが、こうしたところについて起伏を設けることによりまして、足腰とか普通の平坦なランニングコースでは鍛えることのできない筋力を鍛えるような、そうした場所も一部設けていたいというところであります。これは、これから2020年の東京オリンピックを目指して、いろいろと競技力もアップさせていきたいということもあったり、合宿等で島田市に来る方々の、一部使い勝手とか、朝ならこの辺を使ってもらって筋力を鍛えていただくというような、そうしたことにも活用できる場ではないかと思いますので、両方の意味を含めた形の整備を考えてはおります。  手前の道路のほうは、確かに平らなところでありますので、ここは通常の市民の方が利用されるランニングコース、それからちょっと奥へ行けば、一部高低差をもたせたクロスカントリー的な場所として、そうした方々の需要にもお応えできるような、そうした場所になっていくのではないかと思っています。 ○委員長(大石節雄) 濱田教育長。 ◎教育長(濱田和彦) 今、畑部長からいろいろ答弁させていただきましたが、健康増進、幅広い年齢または外部からの皆さんの親しめる場所ということが一番のコンセプトであり、中心の核としてあるものはそこだと思います。  それと今言ったクロスカントリーのコースということと、それを競技用に使うかということについては、若干クロスする部分があります。それはどういうことかといいますと、競技者が全力で走っているところに小さな幼児、または親子連れがそのコースを横切るというのはやはり危険性も伴います。そういうことを考えますと、休日の昼間、大勢のお客さんが来ているところでクロスカントリーの練習を競技者がするかというと、これはできるものではありません。今、部長からお話がありました平日の早朝とかいうことについては、そういう利用も考えられるということで御理解をいただきたいと思います。そのための目的ということではなくて、そういう利用もできるということで御理解いただきたいと思います。一番の主の目的は幅広い年齢層の皆さんが、スポーツレクリエーションとして楽しめるということで、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) ちょっと健康増進のところとスポーツというところで、ごっちゃになっていると思うのですけれど、スポーツのほうも考えている、できるということですけれど、陸上競技の長距離を自分がやっていたものですから、見て思うのは、合宿とかでここは使わないだろう、この中途半端なコースだったら使わないとまず思うのです。まずそもそも、起伏がそんなにない、この図を見る限りではほとんどないですから、これでクロスカントリーというのだったら、山の中走っていたほうがいいと思います。実際そういう練習をしているのです。スキー場を夏場に行けば、起伏だったり使えるものですから、そういうふうに使います。島田市で合宿をよくやられている方は、何を求めて来るかというと、リバティだったり、公認ではないですけど一応競技場がありますので、そういうので来ていて、新たにクロスカントリーコースができたからここに来るかというと、先ほど教育長もおっしゃったとおり、ほかの人もいるので、こんなところ走っていたら怖いです。多分狭そうですので。
     そうすると、競技者向けもできるとは言いつつ、実際にはできないのではないかと思います。なので、やるのだったら本当に、スポーツというのにわざわざこだわらず、市民の皆様の健康づくりだったり、子供たちと一緒に遊べたりということに特化したほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 横田川議員のおっしゃるとおりでございます。今後の検討の中で、それらについても詰めていくことは間違いないですから、今の計画で考えればおっしゃるとおりのことが言えると思いますけれども、測量した結果、いろいろなこともわかってきますし、そういったものも踏まえて、今後検討していくということで御理解いただきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) では最後に、ゾーニングされている青いところの多目的スポーツ広場ですが、一般質問の中でテニスとかグランドゴルフというのを挙げられましたけれど、今のところそのほかにどういった競技が考えられるか、または可能でしょうか。 ○委員長(大石節雄) 畑教育部長。 ◎教育部長(畑活年) 一般質問の中で取り上げましたスポーツにつきましては、これまでのアンケート調査の中で、スポーツ施設をもし整備するということであれば、どんな施設がいいですかという中で、私が大きいほうから少し例示させていただいたところであります。  今、教育委員会というか庁内の11課の中で協議しておりました中でも、例えば藤枝にありますスリーオンスリーのバスケットコートといった話も出ておりますし、中央公園のほうのテニスが、硬式、ソフトともにかなり需要が多くて予約が取りにくいというお話もありますので、テニスコートを整備したらどうかとか、一部の方はサッカー的なものはどうかというお話もあります。ただ、具体的なものについてはこれから、ワークショップの御意見、これまでの市民アンケート等の結果を踏まえまして決めていきたいと思っておりますので、今の段階ではとりあえずフェンスをして、先ほどの地形の整備をする程度のことをやっていきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) いろいろな意見が出て、これでは時間がいくらあっても足りないようになっています。確認というか、ここの今回の予算の800万円で測量をすると。その測量をやる前提として、先ほどまだあまり丁寧にやっていないから、全体の測量とか、トイレだ、駐車場だというようなことでしたけれども、測量をやるためには、今出ているこの遊びと憩いとスポーツの3つぐらいに分けてやるというのを前提でやらないと測量できないのか、それともワークショップをやるとか言っていますから、まだこれからの相談で、例えば遊びだけにしてしまおうとか、何かに変えられるような余地を残してやるのか。それからこの3つにするとしても、今の案に出ているものに近い形で測量とか計画をしても、先ほどから出ている3億円の遊具というのはまた後で考えて、もったいないのでやめようとか、どれぐらいの自由度があって現時点では決められるのか。今まで聞いていて、この予算を通して、では測量、いいですよとなったとき、前提がある程度決められているとまた、いろいろあれですので、そこはどこまでのことを考えてやればいいのか、判断すればいいのか。そこが今、非常に曖昧になって、相談すれば変わってくるような雰囲気もあるし、どこまでが前提条件として変えることができないものか、そこだけはっきりしてもらいたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 基本的な測量については、整備の内容については関係ないというか、ベースの面積であるとか、縦横断の測量、基点を設置するとか、そういった計画とは別に基本的な測量があります。  それから全体の配置などは、ワークショップをやりながらある程度固まった時点で、トイレとか駐車場ということが次の段階で生まれてくると考えております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今の答弁だと、全体の配置について今出ているのはたたき台のような感じで、例えばそこからいろいろ相談をしてやりましょうとか、そういう自由度があると考えていいのですね。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 基本的には3エリアはそれぞれの目的を持って、誘客できるというふうに計画しておりますので、ベースはこれで考えていきたいと思います。ただし、ワークショップの中でいろいろな意見が出たときに、すぐれた意見が出れば変更することも、可能性としてはございます。あとエリアの面積が変わったり、整備の内容によっては変わったり、それぞれのバランスが変わるということはあるかと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) それで多くの人が気になっているのはこの3億円で、ベースでこの3つのゾーニングを考えるけれども、先ほどから言っているように3億円をかける、ランニングコストとかその他もろもろ考えて、いや、そこまでかけなくていいのではないかとか、そういう意味での自由度はありますか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) ワークショップを進めていく中でそういう協議になれば、もちろんワークショップの中でいろいろな個性の方が、いろいろな価値観の方が話し合いをする中で、コストパフォーマンスの話も当然含まれていいと思っております。そういった中での意見が出てくれば、計画の中で協議をしていく可能性はございます。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 概要書の204ページ、10款6項1目のところで、元日マラソンの開催経費ですけれども、これは毎年やっていると思うのですけれど、なぜ前年度はゼロになっているのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 予算の組み替えによるものです。今までは各種大会に含まれておりましたけれども、それを頭出しして、元日マラソンだけ表に出したということでございます。 ○委員長(大石節雄) それでは、皆さんよろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) ほかになければ、引き続き歳入の審査に入ります。  歳入についても付託項目を分割して審査いたします。  池谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(池谷英人) 訂正をお願いします。  午前中の教育環境適正化事業に関する質問の際に、ALTの委託の業者名を申し上げたかと思いますけれども、現在の時点でまだ正式には決定しておりませんので、訂正させていただきます。  以上です。 ○委員長(大石節雄) それでは歳入の審査に入ります。  初めに、歳入12款分担金及び負担金2項2目民生費負担金から、歳入13款使用料及び手数料1項8目教育使用料までを審査いたします。  予算に関する説明書は45ページから50ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 補足説明はございません。 ○委員長(大石節雄) 委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) ないようでしたら、次に歳入14款国庫支出金1項1目民生費国庫負担金から、歳入15款県支出金3項6目教育費委託金までを審査いたします。  予算に関する説明書は51ページから66ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) 委員の皆さん、質疑等ございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) ないようでしたら、次に歳入16款財産収入1項1目2節建設貸付収入中、行政財産建物貸付収入(健康づくり課)から、歳入18款繰入金2項1目特別会計繰入金までを審査いたします。  予算に関する説明書は65ページから70ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 特に補足説明はございません。 ○委員長(大石節雄) 委員の皆さん、質疑等ございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) ないようでしたら、次に歳入20款諸収入1項1目1節延滞金中、延滞金(保育支援課)から、歳入21款市債1項8目教育債までを審査いたします。  予算に関する説明書は79ページから80ページです。  当局から補足説明があればお願いいたします。  杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) 委員の皆さん、質疑等ございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) ないようでしたら、第1号議案全体を通して、何かありましたらお願いいたします。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 先ほど質問した中で、再度確認させていただきたいのですけれども、限定しない子供の居場所づくりについて先ほどお伺いしまして、何か使えるメニューはないかということで、つどいの広場交付金というものがありますということを、答弁していただきました。このつどいの広場交付金というものの範囲は、私はもう一つには学習支援のほかにも、一般質問の中で申し上げましたように、プレイパークといったものも、ぜひこれから近くにある公園とかそういったものでやりたいという御意見を持っていらっしゃる方がいるものですから、そういったものにもこのつどいの広場交付金は活用できるのでしょうか。確認させていただきます。 ○委員長(大石節雄) 菊池子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(菊池智博) 本来つどいの広場交付金は、公民館とか公会堂等を使って、自治会が中心になって子育て支援を行うということですので、会場が屋外になると、一応「等」とはなっていますけれども、プレイパークはちょっと違うかなというふうに認識しております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) それでは、プレイパークのような活動に使える支援というか補助メニューというものはないですか。藤枝市では今プレイパークをやっていまして、そこには教育課がかかわっているようなのですけれど、そういった教育関係のほうでは何かメニューはございませんでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 南條社会教育課長。 ◎社会教育課長(南條隆彦) 例えば放課後子ども教室のような形で、初倉南小学校では地域の協力員の方々が、初倉南小学校を舞台に、子供たちの社会性を培うような事業がございます。これに関しては国及び県からそれぞれ3分の1ずつ補助メニューがございます。  ただし公園などを使った形の場合に適用されるかということは、はっきりしておりませんが、可能性としてはあるかもしれません。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 可能性としてあるかもしれませんということですので、その言葉に期待したいと思いますので、またその辺、よろしくお願いいたします。  もう1点は、概要書の100ページで、民間保育所の施設整備助成事業のところ、もしくは認定こども園施設、その辺で質問させていただければよかったのですけれども、戻りまして申しわけありません。これは平松議員が一般質問でも再三質問されておりますが、旧六合公民館跡地に保育園建設について、また今議会でも一般質問をされました。その中で私、ちょっと気になったのですけれども、平成30年4月に待機児童ゼロにしたいということをめどに、今、保育園の建設に臨んでいるということは理解いたしました。それでもう一度、先ほどもこれから認定こども園ができて、人数的なことも定員がこうで、こうでと御説明はいただきましたけれども、では今現在、待機児童は何名いるのか、もう一度よく教えていただきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 待機児童の数ですが、平成28年度の1月1日現在が最新で出してありますので、その数字で報告させてもらいますと、国の定義に基づく待機児童については58人となっています。この人数にはいわゆる潜在的な待機児童というのが含まれておりませんので、そういった方たちも含めた実際に希望するけれども入っていないという人の数については、1月1日現在で143人となっています。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) それで今後の動向として、4園が認定こども園を目指しているということで、先ほど定員を教えていただきました。そうしますと、今143人が待機児童ということですよね、そうしますとこの4園が開設されれば、数字的にはもうこれで賄えるというか、いいのではないかと思うのですけれど、その辺のことをもう少し御説明願えますか。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 考え方として、待機児童ゼロということについては、年度を通して保育園を希望すれば入れるといったところを、本来は目指しております。4月1日から随時、年度途中に申込者というのはどんどんありますので、年度末に行くに従ってこの人数はさらにふえるというふうに考えております。  それから保育所の入所率の推移を見ますと、年々高くなっています。もともと島田市というのは保育園に入所する率が高かったのですけれども、さらにそれが伸びて、焼津市、藤枝市に比べても保育園を希望される方が非常に多く、入所率が多いという状況があります。今後も、その入所率はもう少し上がっていくだろうと見ています。  ただ子供の数が、将来的には緩やかに減ってくると思いますので、その入所率と子供の減る率、その辺を見きわめるのが非常に難しいのですけれども、ここしばらくは女性の就労を促すようなところもあります、労働力が減ってきているということで女性の就労が今後さらにふえていくということも考えられますので、もう少し入所率は高くなって、それでしばらく高どまりするのではないかということで見ております。そういったことを含めますと、整備が必要だということで、今、一生懸命進めています。  島田地区全体でいくと、かなり整備されて、認定こども園、島田中央幼稚園ですとか、学園の付属幼稚園という大きな幼稚園が認定こども園化するということで、かなり保育の定員がふえるということで、島田市全体でいくと、かなり需要を満たしていくと思われますが、地区別で定員の数を見た場合、六合地区ですとか初倉地区は不足している状況があります。そういったことで、小規模保育事業ですとか、企業主導型保育事業というのも、今、実際に開設の相談を受けたりしているものですから、少し不足している地域にそういうものが進出できればというふうには考えていますし、六合幼稚園さんは今、認定こども園化の検討を始めてくれているということなので、そういったところで地区の定員がカバーできれば、望ましい形で進んでいくのではないかと考えています。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 今、るる説明を伺いました。それで、保育園の建設計画というのは、夏ごろをめどに判断するという答弁がありました。今、課長からもお話がありましたように、六合幼稚園のほうも認定こども園化に向かっているというお話がありまして、そうすると最終的にこのタイムリミット、夏ごろという漠然でなくて、六合幼稚園が今、認定こども園化に一生懸命移行しているものですから、そこが確実になるまで待てるのか、その辺のタイムリミットというのはどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 先ほど言ったように、保育需要の伸びですとかピークが、ここ数年が一番ピークではないかと言われています。六合の保育園整備についても、できるだけ早く進めて、今の待機児童が解消されればということと、潜在的な方も入れればということで考えておりますので、できるだけ早く開設するのが、やはり理想です。  そういったこともありまして、あと先ほど言ったように小規模、企業主導型等の動きもある、六合幼稚園さんの認定こども園化の動き、それから4月以降の随時の申し込み状況等を見て、できるだけ早く開設に向けて決めていく必要があるということで、夏ごろをめどに判断していきたいというふうに答弁しているところです。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 理由というか、それはよくわかるのですが、一応夏ごろということですけれども、最終的にここまでには判断しないといけないというぎりぎりは、いつごろというか、例えば8月いっぱいとか、9月とか、そこら辺はいかがですか。 ○委員長(大石節雄) 杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 9月補正ですとか、今後のそういった整備の関係で、予算計上とかそういったことを考えていくと、9月補正に間に合う時期でというと、夏ごろに判断して、必要ならば9月に予算計上していくということもございますので、そういったところで夏ごろに判断したいというふうに、市のほうとしては考えております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。ぜひ地元の意向を踏まえまして、六合幼稚園の動向を見定めて、判断するように要望いたします。お願いいたします。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、全体を通して何かございますか。  横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 10款3項2目、概要書の188ページです。教育用コンピューター整備経費のところで質問します。予算説明のときにタブレットの導入とか、無線LANと書いてありますけれども、タブレット導入に踏み切った経緯を、まずお願いいたします。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 委員御承知のとおり、今年度六合中学校区の3校に対して、タブレットを基本にしましたモデル機器の導入をしました。その中で、3月末までに最終報告をもらうのですが、上半期の報告の中でやはり児童・生徒に対して、非常に内容を伝えやすいというのと、視覚に訴える面が多い、そういった関係から確認もしやすいと、さまざまなメリット的な意見が出てきました。また教員につきましても、ICT機器としてタブレットを使うことにちゅうちょされている教員の方も結構多かったのですけれども、自分たちが率先してそういったものについて学習していき、よりわかりやすく子供たちに伝えたいという前向きな意見もたくさんございました。
     そういったことも踏まえまして、非常に効果的であるという判断のもとに、来年度につきましては初倉地区、また各中学校区ごとに、広げてまいりたいという判断をしたところでございます。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 今、2回目の質問で聞こうかと思っていたところを答えていただいたのですが、最初導入すると言ったとき、教員の反応は多分悪かったのではないかと思いまして、ちょっと抵抗というか、あまり賛成的でなかった方もいらっしゃったというお話でしたが、実際に使ってみてよかったということは、これからどんどん広げていっていただければいいと思いますけれど、こういったものは、行政側から現場の人に、こういうのをやってみてくださいという形だと思うのですけれど、現場のほうから、教育に当たってこういうものを使いたいとか、そういうのは以前お話とかはなかったでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 全てが否定的というわけではございません。モデル機器を導入する前の段階から、学校によってはタブレットを個別に導入、または教員の方が自前で買ったものについて活用していたという事例もございます。それぞれの学校で、学校として制度的に取り組むという形ではないにしても、意識の高い教員の方々によって実践されてきているという経緯はございます。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 今回、これは学校の教員に対してということですけれど、今後生徒も授業の中で使うということも、考えられるのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 鈴木教育総務課長。 ◎教育総務課長(鈴木龍彦) 基本的には児童・生徒のための整備でございます。そういったものを活用することによって、より従来の授業についてもわかりやすくとか、そういった方向に進めていきたいと考えますし、時代のグローバル化であったり、そういったところも目指している関係から、より広い分野での活用を自由にできるという形で、進めていきたいと考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 横田川委員。 ◆委員(横田川真人) 以前、現場の教員の方とお話ししたとき、タブレットのことを言ったら鼻で笑われてしまったものですから、まず本当に現場の先生方が意識を高く持ってもらって、今回こうやってタブレットということもあります、今後時代が進んでいろいろなことが社会情勢の中で変わってくるかと思いますので、そういったときに対応できるような、また現場からもっとこういうのを教育で使いたいというような意識を高く持っていただきたいものですから、その辺もまたお願いいたします。 ○委員長(大石節雄) 濱田教育長。 ◎教育長(濱田和彦) ありがとうございます。教員の中にもなかなか年齢層が幅広いものですから、若干IT機器に不得意な方もいらっしゃるということは事実だと思います。しかし最近若い方が大変ふえまして、こういう機器に対しての前向きな取り組みが多くなっているということはあると思います。  これは教員用でなくて、子供用を主体的に考えています。六合東小学校の実践を、以前春風秋霜で紹介させていただきましたが、子供たちが班ごとで実験結果を映像に残し、それを教員用のタブレットに飛ばし、すぐに大きな拡大装置で見せる。ですから班ごとの結果がすぐにわかる、こういうようなことが実際に授業の中で行われていました。ほかの事業では、子供が自分のノートに書いたものを大きく拡大して、見せることもできます。わざわざ前に行って黒板に書かなければ説明できなかったものが、自分のノートをそのまま拡大してということもあります。そういう部分では、時間的なロスとか、またより多くの子供たちの視野に訴えて、わかりやすい授業ができるということについても、効果を上げているものですから、子供たちの学習の充実という観点でこれを推進していこうということを、教育委員会は思っていますから、その点についての御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 特にどの部分ということはないですけれども、2020年東京オリンピックに向けて、外国の選手の誘致を熱心にやっているのですけれども、地元の選手育成とかいうことは、体育協会などの予算も全く変わりないですけれども、強化選手など島田市には全然いないのか、あるいはこの島田市からオリンピックに出場する選手を後押ししようとかいう予算は全く見られないですが、そういうものは全然、他市の場合もそうですけれど、オリンピックに向けての強化というのは、やるのであればすぐにでも必要だと思うのですが、その予算が見られないのですけれど、何か、全く検討はされていないですか。今回の来年度予算は。体育協会とか協会にお任せで、市としては、保健体育として何かやることはないということですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 特に予算化していないのは現実でございます。ただし、ことし金谷中学校の女子生徒が1人、バレーボールで、オリンピックカーニバル、全国で中学生で4人しか選ばれない子が選ばれて、2月にそういう大会に出ております。  それから、高校生のほうですけれども、これも島田市出身、初倉地区だと思いましたが、大阪の強豪バレー部に入って、今、切磋琢磨しているようです。  将来的には、そういった子供たちも浮上してくる可能性があるというふうには聞いております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 今後強化選手とかに指定された場合は、何らかの支援は考えていく予定はあるのですか。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 体育協会のほうとも協議をしながら、予算化できればしていくということで、協議をしてまいりたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 外国選手の練習会場として誘致するのも盛り上がりますが、今回は東京ですので、リオだとなかなか応援には行けないですけれども、東京ですから島田市が元気になる一つのきっかけにもなりますので、ぜひまたそういう選手があらわれたら、支援していただきたいと思っております。 ○委員長(大石節雄) 水野スポーツ振興課長。 ◎スポーツ振興課長(水野式高) 貴重な御意見、ありがとうございます。参考にして前向きに取り組んでいきたいと思います。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、全体を通してよろしいですか。  それではここで暫時休憩いたします。                                休憩 午後2時09分                                再開 午後2時25分 ○委員長(大石節雄) それでは、休憩前に引き続きまして、会議を進めたいと思います。  それでは議案第11号の採決に入りたいと思います。  議案第11号 平成29年度島田市一般会計予算中、当委員会の所管に属するものについて、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号中、当委員会の所管に属するものについては、原案のとおり可決すべきものと決しました。  ただいま可決しました議案第11号に対しまして、村田委員から附帯決議案が提出されました。ただいまから、附帯決議案を皆さんに配付いたします。  それでは村田委員から、附帯決議案の趣旨説明をお願いいたします。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 私は早くに土地の有効活用を図るべきだと考えております。今回のこの田代の郷整備事業につきましては、全員協議会での説明会、一般質問でのやりとり、そしてただいまの審査を通しまして、市として具体的にどんな施設をつくりたいのか、方針も説明も曖昧なまま予算を承認していいのか、疑問があります。  この審査の中でも、全体の配置はワークショップの中で変更は可能との答弁がありました。また一般質問の中で、清水議員が「ワークショップの中で多目的スポーツ広場は要らないといった意見が出されたら、要らなくていいですね」との発言に対し、当局側は全く否定しませんでした。これは裏を返せば、整備を変更する可能性もありと、整備方針が不透明、不明確だと言わざるを得ません。ワークショップを開催して市民がつくる施設でよいのか、最終責任はどこになるのか。  議会として3月1日に現地視察を行っています。4年近く凍結され、市民もここがどう整備されるのか注目しております。私は、市民アンケートや地元伊太地区の皆さんの御意見や提案を盛り込み、作成されました今回示されました整備方針を、パブリックコメントにかけ、我々議員も含め広く市民の意見を聴取してまとめ、事業区分での工事ではなく、一体的に進めることが、安全対策、スピード感につながると思います。  市として責任ある計画を明確に示すまでは、測量設計に入るべきではないと、附帯意見を付与したいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) はい。御苦労さまです。  それでは附帯決議案を書記に朗読させます。  小澤次長。 ◎担当書記(小澤英幸) 議案第11号 平成29年度島田市一般会計予算に対する附帯決議案  田代の郷整備事業については、平成25年度から事業が保留とされていたが、本年度地域住民を含めた市民の意見を取りまとめ、新たな整備方針が出され、平成29年度から整備事業を開始する予算が計上された。しかし市民及び議会に対し、当該事業の経過及び内容の説明が不十分であり、今後事業を進めていく中で、事業内容等が変わり得るような市当局の答弁は、事業そのものが不透明、不明確であると言わざるを得ない。よって、田代の郷整備事業費の執行に当たっては、下記事項に留意し、取り組まれるよう、強く求めるものである。  1.議会に対し、事業の内容について十分な説明を行うこと。  2.議会に対し、事業の進捗状況について、適宜報告すること。  3.事業内容に変更等が生じた場合は、市民及び議会に対し説明を行い、理解を得た上で事業を執行すること。  以上、決議する。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、附帯決議案について質疑等がありましたらお願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) ただいま附帯決議案が朗読されましたが、この下の記の1.議会に対し、事業の内容について十分な説明を行うこと、2.議会に対し議会に対し、事業の進捗状況について、適宜報告すること、3.事業内容に変更等が生じた場合は、市民及び議会に対し説明を行い、理解を得た上で事業を執行すること、これは当該事業にかかわらず、全ての事業がこのように行われてきているし、その都度我々は異議があるときには予算の執行をストップする権限もありますし、またほかの事業でもこのようにやってきたものですから、改めてこの附帯決議を付ける必要があるのか、逆にこの3つをこの事業に対して特別つけるということが、私は非常に理解しがたいように感じるのですが、どうでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) やはり執行するに当たりまして、これは4年間も凍結して、市民の皆さんがここは何ができるのだろうかと、大変関心が高い事業でございます。そういった意味で、先ほど申しましたように、今まで説明をるる伺っている中で、まだ不明瞭な点が多々あるものですから、測量設計に入る前には、しっかりと市としての方針、そういったものをもう一度再確認ということで、説明していただきたいということでございます。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 本会議の一般質問等では、わかりにくい部分もありました。しかし先ほどこの委員会でのやりとりの中で、当局の考え方をお聞かせいただいて、理解したところであります。特に駐車場など150台で、もしかしたら足りなくなるかもしれないというぐらいに来ていただければ、ありがたいなと感じたわけです。  ただ、設計や測量を進める中で、この事業がこのまま行って、うまくないということがあれば、当然議会にその事業内容の変更も、設計の段階ですから、実施設計ではないですから、あるいは3億円の事業が3億5,000万円になるのか、2億5,000万円になるのか、そういった報告も当然、これは附帯決議がなくても、これまでもほかの事業でしてきているし、していただけるものと思っていますので、特別疑念を感じるところがないものですから、この附帯決議が出たということに非常に戸惑っているのです。  というのは、先ほど私は何回も聞きましたけれど、特にそうした議論があったわけでもなくて、予算案に皆さん御承認いただいた後からこうしたものが出てきたことに、少し疑義をむしろ、違和感を感じています。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、何かございますか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 僕も、先ほど質問をして、やる前提として今回出ているいろいろなことはたたき台で、まだ変更する可能性があるということを確認して、そこら辺が出ているなら、ここに書かれていることはほかの議論でも一緒なので、無理してつけなくても先ほどの議事録を見ればそういう話で進んでいますので、いいのではないかとちょっと思います。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、ございますか。  ないようでしたら、附帯決議案の採決に移りたいと思います。  議案第11号に対し、委員会として附帯決議案を提出することに、御異議ありませんか。失礼しました。異議がありました。異議ありということですから。 ◆委員(八木伸雄) 挙手採決をお願いします。 ○委員長(大石節雄) 異議あり不採決の発言がありました。  それでは、再度ここで反対理由についてお聞かせ願います。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 先ほど申し上げたとおりです。改めてこの附帯決議の内容を見ましても、従来から当局が行っている中で、我々議会も当然、疑問があればお聞きしますし、また説明を受けてきましたので、特別この予算についてのみ附帯決議をつけるということのほうが、むしろ違和感を感じるということで、反対です。 ○委員長(大石節雄) これに対しての御意見はございますか。  村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 私は、このこと自体は賛成で、先ほどさせていただきましたけれど、やはり測量設計に入る前には、しっかりとした計画を見せるべきではないかということを申し上げまして、これは当たり前の事項かもしれませんけれども、しかしながらその当たり前のことが、当たり前にできていないことに対しまして、私はやはり附帯意見を付与すべきだと思いまして、付与させていただくことにいたしました。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さんは、御意見ございますか。  ないようでしたら、御異議がございますので、挙手により採決いたしたいと思います。  委員会として、附帯決議案を提出することに賛成の方の挙手を求めます。                 〔賛成者挙手〕 ○委員長(大石節雄) ありがとうございます。挙手多数。よって、議案第11号に対し、委員会として附帯決議案を提出することと決しました。 ◎教育長(濱田和彦) 委員長、済みません。ちょっと私、確認をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。 ○委員長(大石節雄) どうぞ。  濱田教育長。 ◎教育長(濱田和彦) この附帯決議につきまして、今可決されたということは、重く受けとめなければならないと思っています。村田委員の説明の中で、この附帯決議の文面以上のことをお話になっていると思います。測量も、設計業務もとめるべきということですが、そこについては教育委員会として受けなければならないのでしょうか。それとも、この3点のみを受ければよろしいのでしょうか。  実は、事務的なことを考えますと、土量とかそういうような測量が必要です。それから今、測量されているのは、私が聞いている範囲では、トラックを予想されているところの測量があって、その周辺部、山に食い込んだ部分とかの面積はまだ特定されていません。そういうような測量事務だけはやらないと、今後の設計とか、計画とか、ワークショップでのたたき台、例えば駐車場の面積を出すこともできなくなってしまうものですから、ワークショップにも影響があるものですから、今、村田委員は測量もとめてしまうべきだ、決まってからやるべきだというお話があったのですけれど、その言葉のほうを受けなければならないのか、それともこの附帯決議の内容を受ければいいのか、そこのところについて、私、わからないものですから、ちょっと教えていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 私の気持ちは、できれば測量設計に入るべきでないという気持ちもあるということを、十分に酌み取っていただきたいと思っております。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 今、教育長の言うのはもっともで、村田委員も思いが前に出てしまったと思うのです。そうした中で、委託料そのものが、先ほどの説明で設計費にかかわるということで、私はこの文章どおりとっていただいて、村田委員の言ったのは気持ちということですよね、そういうことで理解したらどうかと、私は理解しました。 ◎教育長(濱田和彦) わかりました。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 私自身も設計委託料を停止というのは、全く考えていませんので、この文面だけによりましたので、むしろ予算は賛成していると。設計委託料、賛成しているということです。 ○委員長(大石節雄) 基本的に、本予算を可決した後の附帯意見で、この附帯決議の内容について、当局側はその受けとめ方は自由ですけれども、我々としてはこういった意見があるということで、ここに書いてある文章を素直に受けとめていただければいいと思います。  それでは次に、議案第12号の審査に入ります。平成29年度島田市国民健康保険事業特別会計予算について、審査いたします。
     予算書は9ページから11ページ、予算に関する説明書は168ページから193ページ、当初予算概要書は212ページから225ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 一般質問で桜井議員からあった、県のほうで入った場合、保険料と県のほうから来た負担金の差の部分が、質問の中でよく理解できなかったのですけれど、考え方はあくまで保険料で補っていくのか、なければもちろん基金を取り崩しながらいくわけですけれど、最終的には保険料でその負担金というのを補っていくのですか。それとも一般会計から繰り入れてやっていくのですか。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 国保事業費納付金の考え方でございますけれども、市のほうで県のほうへ納付をするわけでございますけれども、その財源としましては、基本的には国等の公費と合わせて保険料で賄うというのが、基本的なところになります。保険料の設定の仕方によっては、不足をしたり、収納率が下がったりということで不足をする場合には、一般質問の答弁の中でもさせていただきましたが、基金の活用ですとか、そういったことも考えていかなければならないというふうには思っております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) その辺がちょっとあやふやで、基金の活用とかも考えていかないと、ということだから基金を取り崩して、でも最低限の基金が必要だと、この前あったではないですか。だからそれを下回ってしまった場合は、一般会計のほうから補填しますか、それとも保険料を上げますか、そのどちらか聞きたかったのです。当然、当初は基金を運用すると思いますけれど、その基金がだんだん減ってきた場合、あくまでも保険料でいきますかということを言ったのです。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 納付金が不足した場合の対応ということですけれども、基本的には基金を活用する形にはなろうかと思います。その後、県のほうにも基金が設置されておりますので、いわゆる借り入れという形になろうかと思いますけれども、そちらを活用すると。さらにそれでも足りないという状況になれば、保険料を上げざるを得ないという状況は出てくるかと思います。基本的に一般会計からの繰り入れというのは、考えておりません。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 結局、借り入れも返さなければいけないので、その返すのも、要は保険料ということでいいですね。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) そういう状況が発生した段階で検討になろうかと思いますけれども、基本的なところで納付金は保険料と国、県からの公費で賄うというのが原則でございますので、実際の状況になったときという形にはなろうかと思いますけれども、そのように考えております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) その場合、被保険者いわゆる国保に入っている市民のメリット、デメリットという言い方でいいのか、これまでの市単独でやっていたほうがよかったのか、あるいは団体で、県のほうで入って全県下でやるほうが、その負担、影響というのはどういうことが予想されますか。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 基本的に被保険者の方については、一番影響があるのは保険料かと思うのですけれども、その辺につきましては、現段階でどの程度影響が出るのかというのは、ちょっとお答えできないところがありますので御容赦願いたいと思いますが、今度県が保険者になるということで、大きく影響するのは、高額療養費で多数回該当ということで、通常他市へ転出した場合、現在は一度回数がゼロに戻るのですけれども、県内で転居をした場合は、条件がございますけれども前にいた市町村の回数も継続できるという部分で、少し特典といいますか、よくなる部分がございます。  ほかは特に、大きな変更というものはございません。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、何かございますか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 概要書の222ページですけれど、保健衛生普及費のところで、今回も医療費適正化推進事業というものの予算が、また150万円ほどふえています。前回、この内容の一つは保険を使ったのをはがきで知らせる、医療費通信もあると思いますけれど、ほかにも何か、適正化推進のための事業はあるのですか。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 今、委員がおっしゃいました医療に幾らかかったかという通知を、年6回お送りするという事業にあわせまして、ジェネリックを推進するという意味で、保険証とかに張っていただくようなシールですとかカード、そういったものを被保険者の方にお送りすると。それとジェネリックに切りかえた場合このぐらい安くなるという差額通知、そういったものをお送りさせていただく、これは平成28年度も実施しているのですけれども、平成29年度も引き続きやっていくということでございます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) ということは、内容は一緒でふえたということは、該当するはがきというか、報告する通知の数がふえたということですか。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 通知のほうの増もございますけれども、一部予算を移した部分もございますので、その分でふえているところもございます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) もう一つ。その下の糖尿病の予防事業ですけれど、これも非常に委託料がふえていますが、どのような理由でしょうか。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 糖尿病性腎症の重症化予防事業でございますけれども、補助事業が少し変わったということもございます。今までは単独で糖尿病性腎症の重症化予防ということで補助をもらっておりましたけれども、補助事業を少し変えたということで、プラスでやらなければいけない部分が出てきております。幾つか選択であるのですけれど、その中で特定健診の受診勧奨業務というものをあわせて実施するということで、それに絡む委託料の部分がふえております。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) そうすると、予防事業としては具体的にどのような点がよくなる、プラスになるわけですか。 ○委員長(大石節雄) 加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) プラスした事業で、当然未受診者の方に特定健診を受診していただくことをふやすということに係る事業でございますので、当然、糖尿病性腎症の重症化予防の対象者を掘り起こすということにつながってくることになりますので、そういった意味でよくなるというふうに考えております。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第12号 平成29年度島田市国民健康保険事業特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号 平成29年度島田市休日急患診療事業特別会計予算について、審査いたします。  予算書は17ページ、18ページ、予算に関する説明書は211ページから216ページ、当初予算概要書は230ページ、231ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 特に補足説明はございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第15号 平成29年度島田市休日急患診療事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号 平成29年度島田市介護保険事業特別会計予算について、審査いたします。  予算書は22ページから24ページ、予算に関する説明書は234ページから257ページ、当初予算概要書は236ページから259ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) 委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 概要書の238ページ、一番上の居宅介護サービス給付費負担金が、普通ふえるのが減っているということで、これはどこか事業がほかに変わっているのですか。需要からいってふえていってもいいのが減っているのですけれど、ほかの事業へ移行したのか、あるいは本当に減ると予想されているのか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) これは前年度に比較して数字が減っているということですけれども、介護保険の関係の予算計上の仕方というのがありまして、3年ごとに策定している介護保険事業計画の中で、どれぐらいのサービス量になるのか、あるいはそれでどれぐらいの給付負担になるのかというのを、金額まで全部3年ごとに策定の段階で決めています。  基本的に予算は、その計画値を計上するというのが原則的なやり方になっています。前年度、平成28年度については計画値をそのまま計上いたしました。ただし平成29年度はその3年間の計画の最後の年でありますし、これまでのサービスの利用量の実績を、平成27年から28年9月までの1年半の実績を見ていって、その結果を考慮して、今回これだけ減らしても大丈夫であろうということで、この数字になっております。  以上です。 ◆委員(八木伸雄) 了解しました。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) どこで質問していいかわからないので、介護保険全体についての項目として捉えて質問しますけれども、施政方針が発表されまして、10ページにこのようなことが書いてあります。「団塊の世代が後期高齢者となる2025年を見据えて、国が見直した医療介護制度に呼応し、本市は他市町に先駆けて新総合事業を実施いたしました。その効果は、要するに要支援とか要介護認定者の減少という目に見える形で」、と書いてあるのですけれど、私が実際に思うに、これは確かに新総合事業を開始したことによって、事業対象者というのか、制度の見直しというか、新しい区分が減っただけで、認定者が減っただけではないかということです。実際にこれを活用する人の、高齢者の身体機能が維持か、改善されたというのが全体を一くくりにした場合、効果が本当にあらわれているのですか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 今の御質問ですけれども、新総合事業をちょうど2年前に始めまして、まだ2年間ということでなかなか効果があらわれにくいかと思います。ただ数字を追っていきますと、新総合事業を始める直前、2年前に比べると、要支援の認定者、要介護の認定者は400人ぐらい減少しています。ただ、今、委員の御指摘にあったとおり、事業対象者という区分を新たに設定したものですから、そこに入ってきている人たちが1,000人ぐらいいるわけです。そうすると差し引きして認定を受けている人と、事業対象者の区分に入っている人の合計ですと600人ぐらいふえていると。この600人が余分に介護サービスを受けるようになったということでございます。ですので、サービスを受けるようになったということは、当然その高齢者の方々の身体機能の維持改善が図られているだろうと。これは数字としてあらわすのはなかなか難しいのですけれども、そういう形で今は考えております。  これは長期的に見ていかないとわかりませんけれども、おそらく国のほうでいつも言っております2025年までに、地域包括ケアシステムを構築するということを言っておりますけれども、あと8年ぐらいですが、そのぐらいまで行けば、元気なお年寄りが今以上にふえているのではないかと考えております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 今の課長の説明の中で、通算600人程度ふえるというと、単純に考えて今の関係するのを一くくりにした場合、将来のことは別にして、この2年間市の持ち出しはふえたか、減ったかというと、どちらになるのですか。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) なかなか厳しい御質問ですが、決算を比べていきますと、平成27年度から新総合事業を始めたものですから、平成27年度の決算しか今のところは出ていませんが、平成23年から平成24年、平成24年から平成25年、平成25年から平成26年、この3回、どのように介護費用がふえているか決算を見てみますと、毎年約5%、6%ぐらいずつふえています。それが平成27年度、新総合事業を始めた年には2%の増になっているのです。ですので、今まで5%、6%の勢いで上がってきた費用が、そこで少し鈍化しているのかなと、今見ております。  これはまだ決算が1回しかありませんので、今後もう少し長期的に見ていかないと、将来どうなるかというのは、今のところあまりはっきりとは明言できない状況です。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 何か自分のことを言われているのかと思っているのですけれど。  そういった中で、いいことはいいことだと思うので、将来的には試算的には減るだろうと、対象になる人がそれだけ努力しようということで、前向きに捉えます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 概要書の250ページ、予防事業のことがいろいろ書かれていて、一般介護予防事業費のところですが、最初の嘱託員が前年度から1名ふえて、介護予防把握事業の人がふえたのではないかと思いますが、その関係なのか、その下に介護予防把握事業の65歳以上の高齢者のうちどうのという、この経費がふえていることと、さらに2つ下の介護予防の啓発及び知識の普及等に要する経費、これもふえましたが、この辺具体的にどういうふうになっているのか、関連を教えてください。 ○委員長(大石節雄) 大石長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(大石保巳) 御質問のありました介護予防把握事業ですが、かなり予算額として上がっております。これは新総合事業を始めたことと関連があるのですが、事業対象者になるためには基本チェックリストという簡単な25問の質問票をやっていただくことになるのですけれど、これは新総合事業が始まる前までは、毎年郵送して、高齢者の皆さん全員に、要介護、要支援の認定を受けている人は別ですけれども、ほぼ全員に、2万人ぐらいになりますけれども送っていました。それが新総合事業が始まったと同時に、基本チェックリストは郵送ではなく、対面で窓口でやりなさいというふうに変わりました。  ただ、そうしますとなかなか、どの人がどういうサービスが必要か把握ができなくなったものですから、平成29年度については70歳代、一番介護予防が必要な年代である70歳代の方々、今、1万1,000人ぐらいを予定していますが、再度基本チェックリストを郵送で皆様のところにお送りしようということで、経費がふえております。  それから2つ目ですけれども、介護予防普及啓発事業、こちらも少し経費がふえておりますけれども、これは今、おおるりと夢づくり会館で行っているマシンを使った介護予防の事業があるのですけれども、こちらは今まで市の直営でやっておりました。ボランティアの皆さんにお手伝いいただきながらやっていたのですが、このボランティアの皆さんが協議会という形で一つの団体に組織化されましたので、その団体に運営を委託しようということで、委託料を新たに加えました。その点で170万円ぐらい予算がふえているということでございます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 郵送をやめて、1年たってまたということで、やはり把握はなかなか大変で、結局言ってこない人を一番どういうふうにやったらいいかというのが大変なのですけれども。ぜひいろいろな方法を考えて、進めてもらいたいと思います。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) 252ページの認知症施策推進事業という、いわゆる認知症のことが出ておりますけれども、具体的に認知症施策は、今、島田市はどのようなことをやっておりますか。 ○委員長(大石節雄) 小出包括ケア推進課長。 ◎包括ケア推進課長(小出美由季) 認知症施策について説明させていただきます。認知症になっても、住みなれた地域で生活を継続できるためにということで、認知症に関連する事業を行っています。1つとしては、認知症の地域支援推進員という方を設置しております。この方は地域包括支援センターの方に研修を受けていただきまして、推進員ということで配置しております。その方々が自分たちの地域の中で、認知症についての意識啓発とか相談窓口を行ったりという形で、認知症について地域の人たちに理解をしていただくというようなことを、推進していただいております。そのほか今後、認知症カフェとかそういったところも取り組みを行っていただくということで、今、少しずつ始めているところです。  そのほかに、認知症対策検討委員会というものがあります。そちらは先ほどの認知症地域支援推進員の方と、認知症サポート医の医師のお二方、そういった専門の方たちが集まりまして、認知症について地域の中でどのように推進して皆さんと一緒に過ごせるかというところを、検討していただいております。  以上です。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) そうしますと、認知症地域支援推進員を配置していますということで、域包括支援センターに配置ということは、6カ所あるから6人ということでよろしいですか。 ○委員長(大石節雄) 小出包括ケア推進課長。 ◎包括ケア推進課長(小出美由季) 各地域包括支援センターに1名と、市のほうに職員として3名おります。合計9人です。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。
    ◆委員(村田千鶴子) それで、今後認知症の意識啓発とか相談できる場の、認知症カフェの開設をしていくような答弁がございましたけれども、これはある程度、どこかということは決まっているのですか。 ○委員長(大石節雄) 小出包括ケア推進課長。 ◎包括ケア推進課長(小出美由季) 今現在は、市外に研修に行ってどのような形でやっているかということを勉強しておりまして、今後その取り組みについてやっていくように、努力していこうというところです。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) あわせまして、その次の認知症初期集中支援事業です。前年度は24万4,000円で、本年度は222万4,000円とかなり増額しているわけですけれども、この事業について少し説明を願います。 ○委員長(大石節雄) 小出包括ケア推進課長。 ◎包括ケア推進課長(小出美由季) この認知症初期集中支援事業ですが、認知症の早期診断、早期対応を進めるということで、認知症の進行抑制や介護家族の負担軽減を図り、医師を含む複数の専門職によって認知症の早期からアセスメントし、家族支援などの初期支援を包括的、集中的に行い、在宅での生活をサポートするチームを設置するというものです。イメージとしては、御近所などで認知症かなと疑われる方がいらっしゃった場合、ひとり暮らしだったり高齢者世帯という場合などは、うまく受診につながらないような方がいらっしゃると思うのですが、そういった方があったとき、周りから包括支援センターのほうに御連絡いただければ、御相談に応じながら、先ほどの認知症サポート医の先生と相談しながら、適切な支援に向けていくというようなものです。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) これから認知症の方もふえるということも、社会的問題になっております。そうった意味で、御近所の方がそういうことを見守りながら、またお知らせするということでありますので、ぜひ包括支援センター、一般質問でも言いましたけれども、当事者だけでなく皆さんがその場所とか電話番号を知るような、そういった周知をしっかりお願いしたいと思います。  続いて、もう一つよろしいですか。生活支援体制整備事業についてですけれども、ここの事業概要を見ますと、高齢者の社会参加と地域の支え合いの体制づくりに要する経費とございますけれども、今、高齢者の居場所づくりというと、公会堂で地域サロンとかやっているわけですけれども、具体的に説明をお願いいたします。 ○委員長(大石節雄) 小出包括ケア推進課長。 ◎包括ケア推進課長(小出美由季) こちらの生活支援体制整備事業ですが、高齢者とかこれから地域の中でできるだけ、住みなれた地域で暮らせるようにということで、地域の中で困ったこととか課題、ニーズを拾い出し、課題を解決して少しでも皆で助け合い、支え合いをつくる中で、生活が継続できるような形をつくっていくという、生活支援体制を整備するというものです。  それを行うために、生活支援コーディネーターという、コーディネートをする方を配置しております。島田市では社会福祉協議会に委託しておりまして、社会福祉協議会の中では、中学校区ごと、包括支援センターごとに担当者を決めまして、対応をしていただいております。そしてその方とともに、生活支援をつなぐ会という協議体を中学校区ごとに起こしまして、その中で地域の中の課題を出し合って、それぞれの方々と話し合いをする中で、課題解決をしていっていただくことを推進しております。ことしにおきましては全中学校区7地区に2回ですので、全部で14回、地域に入りまして、それぞれの課題を皆さんと協議しながら、少しでも地域の中で高齢者の方が困らないように、生活できるようにという体制を検討していこうということで、やっております。 ○委員長(大石節雄) 村田委員。 ◆委員(村田千鶴子) わかりました。ぜひ会を通しまして、地域のニーズや課題を把握することが、やはり高齢者の方のお困りに寄り添った生活支援ができると思いますので、ぜひ生活支援をつなぐ会を有効に、皆さんでぜひ情報を共有していただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(大石節雄) そのほかの委員の皆さん、よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第17号 平成29年度島田市介護保険事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第17号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号 平成29年度島田市介護サービス事業特別会計予算について、審査いたします。  予算書は25ページ、26ページ、予算に関する説明書は258ページから273ページ、当初予算概要書は260ページから263ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  小出健康づくり課技監。 ◎健康づくり課技監(小出裕子) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第18号 平成29年度島田市介護サービス事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第18号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号 平成29年度島田市後期高齢者医療事業特別会計予算について、審査いたします。  予算書は27ページ、28ページ、予算に関する説明書は274ページから279ページ、当初予算概要書は264ページ、265ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第19号 平成29年度島田市後期高齢者医療事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号 平成29年度島田市病院事業会計予算について、審査いたします。  予算書は32ページから34ページ、予算に関する説明書は318ページから367ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 補足説明等は特にありません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) ここで関連ということにしてください。というのは、本来だったら秋にする質問かもしれませんが、そのときにいるかどうかわからないので、今ちょっと教えてください。  まず、この建物は、平成32年までは古いものを使うわけですよね。そうした場合、これは帳簿上の損益勘定留保資金というのが毎年決算時期に出るのですけれど、平成32年を想定してでは大変申しわけないですけれど、ざっくりで幾ら残るのでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) どれぐらい残るかということで、今現在、貸借対照表で見ると、資本の部分がどれだけあるかといえば92億円でありますので、平成32年までには確実に100億円を超えるというふうに思っています。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) その中で、現金化されない減価償却額について、残はどのぐらいになりますか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 減価償却だけではもう5億円台になるのではないかと思っています。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) ここで教えてもらいたいのですが、例えば建物を平成33年4月以降潰すわけですよね。そのとき、それまでは資本的収支のマイナス部分を過年度分の内部留保資金で、名目上消しているわけです。それで実際、建物が取り壊した時点で、その金額を新しい病院に継続するのか、あるいはそこで経理上リセットさせるのか。要するに内部留保資金の固定資産部分の処理を、どういうふうに進めるのですか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) まず委員のおっしゃる内部留保という考え方は、狭義の意味と広義の意味があって、一般的に財務省さんとか日銀さんで使う内部留保資金というのは、利益剰余金のことを言います。ただし、利益剰余金は県内の自治体病院で見れば大体わかるのですけれど、ある西部の自治体ぐらいしかプラスがありません。全部マイナスになっています。ですので、もう少し広い意味で内部留保を広げようではないかということで、資本剰余金と各種引当金を入れて、これが広義の内部留保という言い方をします、これをやっても病院は大体マイナスになりますので、病院会計においては、内部留保という場合には、流動資産から流動負債を引いた額という言い方をしています。  ですので、今現在の段階では、流動資産から流動負債を引いた額を資金不足比率などという言い方をしますが、これは45億円近くあります。仮にこれが全部、病院がなくなった場合、潰した場合、そもそも資産になる部分、固定資産の部分が減価償却を伴って流動資産になるというそのサイクルが消えますので、一度資本を落とさなければいけない処理が出てくると思います。したがって、今、繰越欠損金というのがありますが、その部分の相殺と、資本の部分を減資するというような、経理上のものが発生するのではないかと思っています。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) それで、今言うように減価償却分というのは、当然名目上は残っていても現金化されていませんよね。その処理というのは、建物は潰すのでリセットしてしまうわけですか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 一番わかりやすいのが、中東遠の病院を見るとわかりやすいかなと思います。それぞれ掛川、袋井、今ありますけれど一回リセットをしたような形で、それから動かしています、今、民間病院が入ったりしておりますけれども、それを公営企業とすると一度それをリセットしていきます。それから新しい病院を、減価償却ありますので、中東遠の決算書などを見ていくと、最初の減価償却費は非常に少なくなっています。ですので、資産のほうは単純に建物、負債の部分が出てくる、というふうになっていますので、改めて建物が潰れたら、そこの部分で資産をマイナスにしていきます。その部分は特別損失で出しますので、落としていきます。  ただし、資産が全くなくなって潰れてしまったら、そこから利益を生むものがないから、そこはもう減資をするというような処理が、今後は考えられると。これがスタンダードな考え方かと思います。 ○委員長(大石節雄) 佐野委員。 ◆委員(佐野義晴) 結論的には、帳面的にはリセットがかかるということですね。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) そうですね、減資として資本をマイナスしていくか、資本の中には一般会計の繰り入れの部分があるので、その部分を落としていくか、それとも特別損失で利益剰余金、つまり繰越欠損金をふやして、そのままにしているかということになるので、新しい病院を建てたとき、今の繰越欠損金で大体70億円近くありますけれど、これが200億円というのは最初からもう赤字の病院になるので、その辺の会計の仕方というのは、今後また収支計画書とかの中で議論しなくてはいけないのですが、今言った減資の問題というのは、議会の議決を必要とします。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さんは。  森委員。 ◆委員(森伸一) 34ページのところで、重要な資産の取得というところで、高い機械をいろいろ毎年買っています。去年、おととし、その前の年ぐらいちょっと見ましたけれど、これは大体、ある程度たてばまた更新しなければいけないでしょうけれど、例えば10年ぐらいの計画でこういう機械を毎年ちょっとずつ、5つか6つずつ買いましょうという、大体そういう大ざっぱな計画というのはできているのですか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 今回の重要な資産に5項目挙げておりますが、その中では新規になるのが麻酔記録システムです。あとの部分は更新となりますので、例えば手術用の顕微鏡などは導入後10年、通常の減価償却費は5年とか6年になりますので、もう十分元を取っていますけれど、本当に対応ができないような、やむを得ないような機械は購入し、できるだけ長もちさせて、新しい病院を建てたときまで、できるだけ引っ張っていきたいというスタンスではいます。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 4年ほど前だと、この重要資産の中に医師住宅をつくるというのも入っていたと思うのですが、医師住宅が入ってくると買える機械の数も減ってしまうのですが、そういうのもまた、住宅とか機械以外のことも入るようなことも予測して、計画されているのですか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 医師住宅のほうは既に過年度にやっておりますので、今後老朽化等して何らかの問題があれば、また実施計画等で挙げていきたいと思います。病院のメーンのところは、そういった事業費について挙げてはおりませんが、やはり医師住宅というのは医師確保でも重要といいますか、大事な施策だとは思いますが、過年度につくりましてので、今のところは一息ということだと思います。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 332ページの貸借対照表で負債分が出ていますけれど、今の病院の建設にかかわる企業債というのは、以前は新病院建設までに何とかなくすというか、建物に関する負債は、医療機器はどんどん毎年買っているようですからあれですが、なくなる見込みだったのですが、どうですか。新建築病院までに、これは相当、ゼロに近くなるのですか。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 一番古い昭和62年に借り入れしたものが、病院事業の増改築であります。これは既に平成29年3月に終わっておりますが、その次に長いのが平成10年に借りた部分、これは病院改築と検診部門整備の分、この償還期間が平成41年までありますが、未償還金の残高は平成27年決算末で1億円ですので、このあたりは十分範囲内だと思います。  ちょうど委員がおっしゃった貸借対照表ですが、この固定負債の企業債と流動負債の企業債を合計した額が、26億円になります。この26億円の中にはそうした古い部分というのはそれほど大きくなくて、最近買った医療機器とかいった部分が非常に大きい額になっています。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 建物部分はもうほとんど残っていないで、医療機器の分ということですね。 ○委員長(大石節雄) 落合経営企画課長。 ◎経営企画課長(落合昭之) 一部、平成15年、16年のときに、救急棟の建設をした部分が、平成45年3月1日、平成44年度までありますが、平成27年度決算で約4億円ありますので、このあたりも借入額が5億円ですので、20億円、30億円という額で借りたものが残っているわけではないので、これについては十分、自分たちのキャッシュの範囲内でおさまると思います。  先ほど佐野委員から、キャッシュの額がどうかというお話がありましたけれど、44億円ほどキャッシュの部分もありますので、26億円の企業債の残高というのは、十分そのキャッシュの範囲内での起債の残高であると思っています。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さんは、よろしいですか。  森委員。 ◆委員(森伸一) 340ページの看護学校の収益のところですが、授業料及び入学検定料で、説明で学生数は120名で計算されて、ここに出ておりますが、この前卒業式に行きましたら、卒業した3年生は29名だった気がします。ということで、定員はこれだと思いますけれども、今の1年生も2年生も、多分40名行っているか、ちょっとあれですけれど、これは定員どおりいるのでしょうか。そういうことで120という数字が出てくるのは、どういうことでしょうか。 ○委員長(大石節雄) 桑原教務課長。 ◎教務課長(桑原和恵) 今現在、現1年生が41名、2年生が40名おりまして、新1年生も40名入る予定になっておりますので、120名または121名の学生数でよろしいかと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 卒業生を見てちょっと心配になったもので、確認させていただきました。ありがとうございます。 ○委員長(大石節雄) よろしいですね。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第21号 平成29年度島田市病院事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  引き続き、一般議案の審査を行います。議案と説明書、参考書を御用意ください。  初めに議案第22号 島田市地域医療基本条例について、審査いたします。  議案1ページから3ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。  森委員。 ◆委員(森伸一) 2つほど質問します。1つは1ページの第2条のところに、かかりつけ医というものと、かかりつけ薬局とか、かかりつけ歯科医とありますが、例えばかかりつけ医というのを市民に説明するとき、僕など幾つも行っているわけで、内科からいろいろ、そうするとかかりつけ医というのは誰になるのかというのが、不安に思う人が、歯医者は大体1件しか行かないですが、薬局もこのごろそれぞれの病院ごとで薬局が違うのですが、薬局の場合ならおくすり手帳があれば、それでやってくれるのが一番いいと思うのですが、かかりつけ医というのは誰を、それは何かめどがあるのですか。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 特に市民の方が、日常的に診療とか健康管理指導等を受ける、身近な先生という形になっております。人によって、よくかかっている病院の先生がかかりつけ医という形で解釈していただいて結構だと思います。  同じようにかかりつけ薬局につきましても、よくお薬が出た場合とか取りに行く薬局があると思います。そういった医薬品に関する相談等を簡単に受けることができる薬局、薬剤師さん等につきまして、かかりつけといった解釈でよろしいかと思います。 ○委員長(大石節雄) 森委員。 ◆委員(森伸一) 今、具体的なことを聞いたのは、もう一つ聞きたいことは、この条例ができて、市としてはどのような方法でこれを普及するというか、この条例ができたということを市民に、その普及の仕方をどう考えているかというのが、きょう一番聞きたいことなのですが、かかりつけ医の定義もどう考えたらいいか迷う市民もいるかと思って、先に聞いたのです。  というわけで、普及の仕方、これを市民に知ってもらう方法としては、今年度これができたらこのようなことをやってみたいとか、何かあったら紹介してください。 ○委員長(大石節雄) 中野健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(中野和志) 今回の条例につきましては、平成29年度は委員のおっしゃるとおり広く周知する年といった形で、取り組んでいきたいと考えております。1つは広報しまだで、地域医療についての特集を考えております。地域包括ケアシステムとの絡みもあるので、コラボというかうまく抱き合わせをして、広報課と話をし9月ごろに掲載できればと思うのですが、調整中でございます。  あとはチラシを作成して、各イベント会場などで配布して周知を図るとか、関係団体、関係課で開催するイベント等に積極的にかかわらせてもらい、地域医療についての推進を図る等、考えております。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第22号 島田市地域医療基本条例については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第22号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第26号 島田市立保育所設置条例の一部を改正する条例について、審査いたします。  議案は16ページ、説明・参考は29ページ、30ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  杉山保育支援課長。 ◎保育支援課長(杉山悦子) 補足説明をさせていただきます。  この改正は、公立保育園において延長保育の実施に伴う利用料を徴収しようとするもので、民間保育園では平成27年度から徴収しており、公立保育園においても、民間保育園との公平性の確保と、保育時間及び送迎の適正化による保育士の負担軽減を図るため、実施しようとするものです。  徴収する延長保育料については、島田市保育料徴収規則で定めますが、金額等の内容を説明しますと、まず保育標準時間認定の子供の場合、公立保育園では基本の保育時間が午前7時から午後6時までの11時間としていますので、それを超えた利用について、30分までごとにつき100円を徴収したいと考えています。保育短時間認定の子供の場合は、基本の保育時間を午前8時半から午後4時半までの8時間としていますので、その前後での利用について、30分までごとにつき100円となります。  保育標準時間認定、保育短時間認定どちらの場合も、午後7時以降は30分までごとにつき200円と考えております。  この延長保育料の徴収は平成29年4月1日から予定しており、対象となる公立保育園の保護者には、1月中旬から2月初旬にかけて、延長保育料徴収開始予定の御案内のチラシを配布し、また在園児でお迎えが18時過ぎになりがちな保護者には、園長から直接説明をしてもらっております。  以上、御説明いたしました。 ○委員長(大石節雄) 説明が終わりました。委員の皆さん、質疑等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第26号 島田市立保育所設置条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第26号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号 島田市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例について、審査いたします。  議案は17ページ、説明・参考は31ページ、32ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  村松病院総務課長。 ◎病院総務課長(村松正幸) 補足説明はございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がございましたらお願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) これによりまして、看護師さんの中途退職といいますか、ほかの病院へ移ってしまったり、結婚とかそういうことでやめるとか、そういうのをいくらか改善できる見込みが、ある程度見込んでいるのかどうか、その辺はどうですか。 ○委員長(大石節雄) 村松病院総務課長。 ◎病院総務課長(村松正幸) 今現在、改正前は、看護師さんは採用後にやめられる場合、貸与を受けた以前の期間でやめてしまう場合、残りの期間分を返還していただくということになっておりますが、今度改正後は、貸与を受けた期間は少なくとも全部いていただかないと、途中の期間があった場合は一括して返還していただくという対応になります。  そうした分で、もうちょっと我慢という言い方も悪いですけれども、もう少し看護師としての勉強を市民病院でやっていただけるということは、効果はあるのではないかと考えております。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第27号 島田市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第27号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号 島田市川根文化センター条例の一部を改正する条例について、審査いたします。  議案は20ページ、説明・参考は39ページ、40ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第29号 島田市川根文化センター条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第32号 財産の無償譲渡(駿園学園共同生活援助事業所)について、審査いたします。  議案は28ページ、説明・参考は42ページ、43ページです。当局より補足説明がありましたら、お願いいたします。  中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 補足説明は特にございません。 ○委員長(大石節雄) それでは委員の皆さん、質疑等がございましたらお願いいたします。  八木委員。 ◆委員(八木伸雄) この建物の下の部分は、土地の部分はどうなるのですか。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 土地の部分については、所管は財政課となりますが、ここでは予定する契約内容をお答えします。平成29年4月1日から10年間、貸借をするということになっております。ただし期間満了の際、両者に別段の意思表示がないときは、さらに3年間延長という形で行っていきます。  そして土地の使用料については、無償となっております。 ○委員長(大石節雄) 八木委員。 ◆委員(八木伸雄) 土地のほうは無償ということですが、もしこの事業が終わって返還というときには、更地で返すとか、そういう形になるのですか。 ○委員長(大石節雄) 中村福祉課長。 ◎福祉課長(中村正昭) 今、委員がおっしゃいましたように、建物はまず今回無償譲渡で、事業が法人側のほうで終わりまして終了の際には、更地で返していただくこととなっております。 ○委員長(大石節雄) ほかの委員の皆さん、よろしいですか。  ないようでしたら、採決いたします。  議案第32号 財産の無償譲渡(駿園学園共同生活援助事業所)については、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議案第32号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査は全て終了いたしました。  次に、2のその他に移ります。当局からの報告事項等がありますので、お願いいたします。  最初に健康福祉部国民年金課からの報告をお願いいたします。  加藤国保年金課長。 ◎国保年金課長(加藤雅通) それでは国保年金課より、島田市国民健康保険税条例の一部改正につきまして、御報告させていただきます。  平成28年12月22日に、平成29年度の税制改正の大綱が閣議決定されました。この大綱を受けまして、地方税法の改正が行われる予定でありまして、国民健康保険関係で、昨年に引き続きまして、低所得者保険料の軽減の拡充が行われる予定となっております。  この地方税法の改正法案が国会で議決され、市議会閉会後の3月30日前後に公布される見込みでおりますので、議会のほうで御審議いただく時間的な余裕がないことと、被保険者の負担が軽減される内容であるということから、前年と同様に3月末で専決処分をさせていただく予定でおります。実施につきましては、平成29年度からの実施ということで、予定をしておりますので、御理解をお願いしたいと思います。  それでは内容につきまして、少し御説明させていただきたいと思います。条例の第23条第1項2号及び第3号に規定しております、国民健康保険税の均等割、平等割額の5割軽減及び2割軽減世帯の、軽減判定所得に係る所得基準額が引き上げられるものでございます。  まず5割軽減につきましては、所得基準額の算定において被保険者の数に乗ずる加算金額を、26万5,000円になっておりますところ、27万円に引き上げるものでございます。また2割軽減につきましても同様に、48万円であるところを49万円に引き上げるものでございます。  この改正による影響でございますけれども、5割軽減で46世帯88人、2割軽減で27世帯54人の軽減対象がふえる見込みでおります。また税額につきましては、約300万円程度の減額と見込んでおります。  以上、国保年金課からの報告事項でございます。 ○委員長(大石節雄) 報告が終わりました。委員の皆さん、質疑等がございましたらお願いします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) よろしいですか。はい。  次に、教育部学校給食課からの報告をお願いいたします。
     高橋学校給食課長。 ◎学校給食課長(高橋淳) 議員の皆様には既に速報でお伝えさせていただいておりますが、改めて先般の学校給食における異物混入につきまして、御報告させていただきます。お手元に配付の資料をごらんください。  まず発生日時は記載のとおりですけれども、先週の火曜日となります2月28日、場所は大津小学校で、学校給食の喫食中に発生したものであります。  内容は、5年生の児童が当日のメニューである背割りパンにケチャップをかけたソーセージを挟んで、2口、3口ほど食べたところで、金属片の混入に気がついたものであります。児童は歯に当たった感触があり、即座に取り出し、担任へ伝えたとのことです。担任は異物をビニール袋におさめ、学校給食課へ提出しております。  なお当該児童への健康被害や、大津小学校のほかのクラスや、またそのほかの学校において、異物はなかったと確認しております。  日常、中部学校給食センターからは、A、Bという2種類の献立により、調理をし、配送しておりますが、当日は資料の6番目の対象校にあります大津小学校を含む12の小中学校へ、2,845食を調理しております。  当該異物につきましては、裏面のとおりですけれども、一般的にボールチェーンと呼ばれ、磁石についたことから、鉄と思われます。  異物発生原因等については、引き続き調査中です。なお現在までの状況としては、異物の存在を感じた食材がパンとソーセージであったことから、緊急にそれぞれの製造会社へ、製造及び出荷時の検査状況を確認いたしましたが、各工場においては金属探知機による検査を実施しているとの回答を得ております。特にパン工場においては、市の学校給食課と製造委託者である静岡県学校給食会の立ち会いのもと、実際の金属片を用いて、当日と同様にパン箱に詰め、さまざまな角度、位置に金属片を置き、金属探知機の動作確認を行いましたが、全ての位置において作動したことを確認しております。  一方、ソーセージ会社からは、練り、焼き、梱包後の3段階で、金属探知機により金属探査を実施していること、除骨フィルターにより、今回の異物の大きさでは除去できることを、資料や会社からの報告書により確認しております。  また施設面においては、静岡県中部健康福祉センター、保健所となりますけれども、衛生薬務課が、当方の中部学校給食センターへ状況確認と、調理場内の立ち入りを行いましたが、今回の異物に通じるものや、そのほか問題箇所はなかったと確認をいただいております。  また市の学校給食課から、大津小学校の配膳室等を確認し、配膳員や室内環境において異物と同様のものはなかったと確認いたしました。  今後につきましては、引き続き異物発生の原因を探ってまいりますが、児童に対しましては、いわゆる犯人探しとなるかのような調査は好ましくないかとも思われますので、学校現場での調査には、学校長とも慎重な対応を相談してまいります。  今後の再発防止策につきましては、食品会社におきましては、昨年4月に発生した米飯への金属片混入を機に導入しております金属探知機による異物検査の、引き続き確実な検査を図ること、また同様に改訂しております機器設備の管理マニュアルの再確認、従業員への安全衛生研修の徹底を図ることなど、各会社へ徹底を依頼してまいります。  また当方学校給食センター、学校の配膳室、学校においても、職員が身につけるもの、持参するもので異物につながりかねないものは避けること、施設内環境の再確認、異物混入に対する危機意識の徹底などを図り、再発防止に努めてまいります。  市民、保護者、学校関係者、市議会議員の皆様には、不安、御心配をおかけしましたこと、改めておわび申し上げます。  以上です。 ○委員長(大石節雄) それでは続いて、文化課より報告をお願いします。  孕石文化課長。 ◎文化課長(孕石晃) それではお手元に資料がありますが、第69回企画展「島田鍛冶と天下三名槍〜音にきこゆる〜」、1月から博物館において実施、開催をしておりますが、2月25日から3月5日までの間は、天下三名槍と言われております「蜻蛉切」「日本号」「御手杵の槍」の3本が、島田市博物館に集結いたしました。全国初めてということで、大勢の皆様、関係各所の御協力をいただきまして、無事その天下三名槍集結が終了いたしましたので、報告させていただきます。  企画展のほうは既に1月21日から始まっておりましたが、20日の内覧会を含めまして2月24日までに4,763人、三名槍が集結いたしました8日間では8,094人、合計で1万2,857人の来場者がありました。これまで博物館本館で開催された展示会で、1万人を超えたのは5回ございますが、一番最初の博物館開館記念は2万5,406人の入館者がお越しになりましたが、これに次ぐ来場者が、現在のところお見えになっております。  天下三名槍が集結いたしました2月25日、土曜日でしたが、9時の開館前には130人ほどが行列をつくっておりました。刀剣女子と言われる方々が大勢いらっしゃいまして、列の最初にいたのは北海道や福岡など、県外からの来場者が多くおりました。  ミュージアムショップ、今回はクロスメディアさんのほうで運営を担当していただきましたが、土曜日の午前中にはレジ待ちの人が工作室の外にまで並ぶほどの大盛況でございました。このミュージアムショップですが、クロスメディアさんに確認しましたところ、この8日間で約800万円ほどの売り上げがあったということで、市内業者さん、市外からも参加していただきましたが、市内18店舗、市外から7店、合計180点の商品が並んだということでございました。  続きましてシャトルバスにつきましては、島田駅から博物館、その後蓬莱橋、おび通りのコースで運行いたしました。土日は3台のシャトルバスを運行させました。平日は1台のバスを運行させましたが、済みません、ここのところで9日間となっていますが、8日間ですが、1,376人の利用者がございました。  トレーディングカード、これは島田の刀鍛冶のカードをクロスメディアさんを中心に作成いたしましたが、550枚を作成し、島田市外の店舗に100枚から150枚購入していただきまして、1枚200円で販売して、5種類のカードを集めると三名槍カードが無料で歩歩路で手に入れられるような仕組みをとってまいりました。こちらですが、三名槍カードを渡すとき、どこから来ているか伺いますと、北海道から沖縄、県外の人がほとんどで、台湾の人も1人いたということでした。  各店舗に少しお話を伺いましたが、刀剣女子の皆さんですが、和菓子屋さんとかそういったところに行ったとき、トレーディングカードを買うだけでなく、やはりちょっとした和菓子を買うというようなことで、商店街への波及効果もあったと伺っております。  以上、簡単ではございますが、天下三名槍の説明をさせていただきました。  なおこの島田鍛冶の展示ですが、3月26日日曜日まで開催されておりますので、ぜひ議員の皆様方にも、日本刀は一回見ただけではわからないと言われておりますので、何度見ていただいてもその魅力に取りつかれてしまうかと思いますので、また足を運んでいただければと思います。  以上、報告させていただきました。 ○委員長(大石節雄) 教育部より報告が終わりました。委員の皆さん、御質疑等ございますか。よろしいですか。  次に病院事務部病院建設推進課からの報告をお願いします。  大畑病院建設推進課長。 ◎病院建設推進課長(大畑和弘) 病院建設推進課から、1点御報告申し上げます。  本年度進めさせていただいております、新病院の建設基本設計につきましては、昨年11月15日に全員協議会の場をいただきまして、平面計画を中心とした設計の概要と、今後のスケジュール等を中間報告させていただきました。この設計作業につきましては、2月末をもって院内ヒアリングによる設計案の調整作業をおおむね終了し、3月中の完了に向け、現在基本設計段階における概算事業費について、最終的な積算作業を行っているところでございます。  これらの作業に時間を要しており、議員の皆様におかれましては、大変恐縮に存じますが、3月中に全員協議会を開催していただきますよう、お願いしておりますので、その場で中間報告以降の基本設計の概要及び概算事業費等につきまして、御説明させていただきたいと存じます。またこの御説明の際には、設計に基づく3分程度のイメージ動画も御紹介させていただく予定でございますので、よろしくお願い申し上げます。  以上、病院建設推進課から御報告申し上げました。 ○委員長(大石節雄) 報告が終わりました。今後、全員協議会を開いていただき、説明するということですので、この点は特に御質疑等、よろしいですね。  ほかに、当局からの報告事項はございますか。             〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) ないようでしたら、委員の皆さん、委員会として確認しておきたい事項等がありましたら、お願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) それでは続いて、閉会中の継続審査・調査について、お諮りいたします。  委員会条例第37条の規定により、閉会中もなお継続して審査・調査を行う旨、議長に申し出たいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) 御異議なしと認めます。よって、議会閉会中の継続審査・調査について、議長に申し出ることといたします。  次に、3月24日に行う委員長報告ですが、作成については委員長及び副委員長に一任させていただいてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(大石節雄) では、そうさせていただきます。  それでは、以上をもちまして、厚生教育常任委員会を閉会いたします。                                閉会 午後4時03分...