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  1. 島田市議会 2010-03-02
    平成22年第1回定例会−03月02日-02号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    平成22年第1回定例会−03月02日-02号平成22年第1回定例会  平成22年第1回島田市議会定例会会議録  平成225年3月2日(火曜日)午前10時00分開議      出席議員(22名)         1番   清 水 唯 史 君        2番   八 木 伸 雄 君         3番   藤 本 善 男 君        4番   星 野 哲 也 君         5番   村 田 千鶴子 君        6番   杉 村 要 星 君         7番   曽 根 嘉 明 君        8番   橋 本   清 君         9番   大 石 節 雄 君        10番   桜 井 洋 子 君         11番   紅 林   貢 君        12番   坂 下   修 君         13番   原 木   忍 君        14番   仲 田 裕 子 君         15番   中 野 浩 二 君        16番   平 松 吉 祝 君         17番   冨 澤 保 宏 君        18番   溝 下 一 夫 君         19番   松 本   敏 君        20番   佐 野 義 晴 君         21番   福 田 正 男 君        22番   河原崎   聖 君      欠席議員(1名)         23番   小 澤 嘉 曜 君
         説明のための出席者        市  長  桜 井 勝 郎 君       副市長   高 木 博 之 君        教育長   松 田   宏 君       企画部長  仲 安   寛 君                              市民福祉部長兼        総務部長  藤 田 和 義 君             石 間 鉦 哉 君                              支所長        環  境                  スポーツ             渡 辺   学 君             前 田 勇 夫 君        経済部長                  文化部長                              市民病院        建設部長  白 松 洋 一 君             小 塚 三千夫 君                              事務部長        教育部長  鈴 木 静 雄 君       消防長   河 野 良 明 君        参  与  大 石 重 範 君       監査委員  伊 藤   孝 君      議会事務局職員出席者                              次長兼        事務局長  鈴 木 昌 之               平 川 勝 裕                              庶務係長        議事調査              久保田   誠         主  査  浅 岡 秀 哉        係  長        主  査  榑 林 弘 三 議事日程(第2号)  第1.諸般の報告  第2.報告第3号 専決処分した事件の承認について  第3.議案第1号 平成21年度島田市一般会計補正予算(第11号)  第4.議案第2号 平成21年度島田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  第5.議案第3号 平成21年度島田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)  第6.議案第4号 平成21年度島田市休日急患診療事業特別会計補正予算(第3号)  第7.議案第5号 平成21年度島田市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)  第8.議案第6号 平成21年度島田市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)  第9.議案第7号 平成21年度島田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)  第10.議案第8号 平成21年度島田市水道事業会計補正予算(第2号)  第11.議案第9号 平成21年度島田市病院事業会計補正予算(第3号)  第12.議案第10号 財産の取得について  第13.議案第11号 平成22年度島田市一般会計予算  第14.議案第12号 平成22年度島田市国民健康保険事業特別会計予算  第15.議案第13号 平成22年度島田市簡易水道事業特別会計予算  第16.議案第14号 平成22年度島田市土地取得事業特別会計予算  第17.議案第15号 平成22年度島田市休日急患診療事業特別会計予算  第18.議案第16号 平成22年度島田市老人保健医療事業特別会計予算  第19.議案第17号 平成22年度島田市公共下水道事業特別会計予算  第20.議案第18号 平成22年度島田市介護保険事業特別会計予算  第21.議案第19号 平成22年度島田市介護サービス事業特別会計予算  第22.議案第20号 平成22年度島田市後期高齢者医療事業特別会計予算  第23.議案第21号 平成22年度島田市水道事業会計予算  第24.議案第22号 平成22年度島田市病院事業会計予算  第25.議案第23号 島田市職員の自己啓発等休業に関する条例について  第26.議案第24号 島田市証紙購入基金条例について  第27.議案第25号 島田市医学生修学資金貸与条例について  第28.議案第26号 島田市看護師等修学資金貸与条例について  第29.議案第27号 市立島田市民病院看護師の助産師免許の取得に対する修学資金貸与条例について  第30.議案第28号 島田市支所設置条例の一部を改正する条例について  第31.議案第29号 島田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び島田市職員の給与に関する条例            の一部を改正する条例について  第32.議案第30号 島田市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例について  第33.議案第31号 島田市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について  第34.議案第32号 島田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について  第35.議案第33号 島田市コミュニティサロン条例の一部を改正する条例について  第36.議案第34号 島田市川根地区センター条例の一部を改正する条例について  第37.議案第35号 島田市営住宅管理条例の一部を改正する条例について  第38.議案第36号 島田市博物館条例の一部を改正する条例について  第39.議案第37号 島田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について  第40.議案第38号 島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例について  第41.議案第39号 島田市火災予防条例の一部を改正する条例について  第42.議案第40号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について  第43.議案第41号 市道路線の認定について  第44.議案第42号 市道路線の廃止について  第45.議案第43号 駿遠学園管理組合規約の変更について  第46.議案第44号 島田・榛原地区広域市町村圏協議会の廃止について  第47.議案第45号 島田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等支給に関する条例の一部を改正する条            例について  第48.議案第46号 島田市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について  第49.議案第47号 島田市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する           条例について 本日の会議に付した事件  議事日程(第2号)と同じ △開議の宣告   (午前10時00分) ○議長(冨澤保宏君) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  ───────── ◇ ───────── △議事日程の報告 ○議長(冨澤保宏君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  ───────── ◇ ───────── △諸般の報告 ○議長(冨澤保宏君) まず日程第1、諸般の報告についてであります。
     去る2月23日に島田市仏教会から市営霊園建設の件についての陳情書が提出されました。これについては、会議規則第87条の規定に基づき経済建設文化常任委員会に送付いたしました。経済建設文化常任委員会においては、慎重審査の上、本定例会において審査結果の報告をお願いいたします。  なお、皆様にはお手元に陳情書の写しを配付しております。  以上をもちまして、諸般の報告を終了いたします。  ───────── ◇ ───────── △報告第3号、議案第1号〜議案第10号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第2、報告第3号から日程第12、議案第10号までの11件を一括議題といたします。  各常任委員会における審査の経過及び結果について順次報告をお願いいたします。  初めに、経済建設文化常任委員会の報告をお願いいたします。曽根委員長。     〔7番 曽根嘉明君登壇〕 ◆7番(曽根嘉明君) 本会議より経済建設文化常任委員会に付託されました補正予算案3件の審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、去る2月23日午前9時56分より第1委員会室において、委員全員と関係部課長出席のもと会議を開きました。  最初に議案第1号 平成21年度島田市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会の所管に属する事項について繰越明許費補正債務負担行為補正、地方債補正、歳出、歳入の順で審査を行いました。  初めに、第2表繰越明許費補正、第3表債務負担行為補正、第4表地方債補正についてであります。  建設課、市街地整備課より8款2項道路橋りょう費、3項河川費、4項都市計画費に係る18件の繰越事業について補足説明がありました。  このうち、建設課が所管する中央公園道線改良事業ほか6事業について今定例会議決後の執行となり、本年度内の完成が見込めないため事業費の全額を繰り越して平成22年度で執行完了を予定しているとの説明がありました。  続いて市街地整備課より、8款4項都市計画費中、横井中央線改良事業において用地買収費、建物補償費が年度内に契約締結できる見込みでいるが、支払いにおいては土地は法務局での登記が完了すること、また建物は撤去が確認されないと満額支払うことができないため、用地9件、建物補償7件を繰り越す予定であるとの説明がありました。  次に、野守の池環境整備事業について、この事業はきめ細やかな臨時交付金を活用して野守の池公園を再整備するもので、内容としては池の前面70メートルに自然石を配置した親水護岸を設置して、景観に配慮した池が見渡せる配置に変更し、あわせて散策道の一部を整備する予定である。  このほかにばらの丘公園整備事業について、ばらフェスタなどでばらの丘公園が混雑するとき、女子トイレが少なく苦情が寄せられていることから、これを解消すべく女子トイレを3基増設して6基とし、また障害者トイレを多目的トイレに改修する予定である。なお、それと同時に温室内のばら園は開園以来18年を経過しており、ばらの木の老朽化が目立ち始めており、今回は特に老朽化が著しい場所の改植を予定しているとの説明がありました。  次に建設課より、8款4項都市計画費中、中央排水区第1雨水幹線整備事業についての補足説明がありましたが、詳細については省略させていただきます。  補足説明の後、委員より、横井向島町線改良事業について、東海パルプ、矢崎計器の入り口付近の道路の傷みがひどいが、8月末には大井川に当たるまで全部ができてしまうのかとの質問に対して当局より、8月末日を目標にしているが、施工の範囲については調査の結果、道路が舗装面の下まで大変傷んでいるため、全線の施工が見込めない状況にあることから、駅西陸橋を中心に改良を計画している。大井川の堤防までは今回の事業費ではできないとの答弁がありました。  また委員より、東海道本線跨線橋耐震補強事業の参考図面を見ると、駅西陸橋の中央部分の工事がされないようになっているがどういうことかとの質問に対して当局より、中央部分はJRの委託で施工する場所で、それ以外の部分を市で施工していくとの答弁がありました。  委員より、ばらの丘公園事業でばらの木が傷んで植えかえるとのことだが、どの範囲を行うかとの質問に対し当局より、温室内のほぼ中央から左の箇所の長さ20メートル、幅五、六メートルの範囲に150株を改植したいとの答弁がありました。  さらに委員より、全園を改植していく計画はあるのかとの質問に対し当局より、全園を改植していくような年次計画までは立てていないが、ここのばらは非常に貴重な品種が数多くあることから、将来的には改植するような計画を立てていかなければならないと思っているとの答弁がありました。  委員より、島田市だけではないと思うが、臨時交付金事業の繰り越しについて、国から繰り越ししてもいいとの指導がされているのかとの質問に対し当局より、今回のきめ細やかな臨時交付金については、国の議決によりこの時期に交付されたことを踏まえると、当然、工期的には間に合わないことから、繰り越しについては許されていると判断しているとの答弁がありました。  そのほか幾つかの質問がありましたが、報告は省略させていただきます。  次に歳出の審査に入り、6款農林業費、7款商工費を審査いたしましたが、補足説明、質疑、意見等は特にありませんでした。  次に8款土木費について審査いたしました。建設課より、生活道路改良事業費のうちきめ細やかな臨時交付金を活用した5路線の事業計画についての補足説明がありました。  補足説明の後、委員より、中央公園道線について市民から島田第二中学校に通う生徒たちの安全のため、残り210メートルの改良について要望があるが、将来計画はどうなっているのかとの質問に対して当局より、今の計画では平成23年度以降、改良工事に着手し、平成25年を目標に完了したいとの答弁がありました。  また委員より、問屋川6号転倒ゲートの電動化について、今なぜ電動にかえようとするのかとの質問に対し当局より、現在管理人に操作をお願いしているが、管理人の方が高齢になり、操作がかなりの重労働になってきていることから、操作の軽減を図るためであるとの答弁がありました。  さらに委員より、子育て世代型住宅の貯水槽の撤去について、この貯水槽の用途はどうなっているのかとの質問に対して当局より、ボーリング調査を終え、建物及び建物の周りの設計作業を進める中で、敷地内に40トンぐらいの貯水槽があり、そのまま使えるものと考えていたが、外構の設計をする中で既存の場所では支障を来すことから、敷地内の別の場所に新たに40トン級の耐震性貯水槽をつくり、災害時には飲料水としても使えるものを考えていきたいとの答弁がありました。  そのほか幾つかの質問がありましたが、報告は省略させていただきます。  次に、10款5項8目文化事業費及び6項保健体育費について審査いたしました。  委員より、総合スポーツセンターの備品を本体工事に組みかえ、7,000万円減額したが、具体的に備品のどういったものを本体工事に組みかえたのかとの質問に対し当局より、本体工事に組みかえた備品は建物本体と一体として使う備品で、具体的にはブラインドが3,200万円、コートラインが950万円、アリーナの床金具、これはバレーボールなどの支柱を立てる穴金具のことで、これが860万円、ジャグジーが1,250万円などが主な金額であるとの答弁がありました。  また委員より、マラソンコースの改修工事の内容についての質問に対し当局より、マラソンコースの島田北中学校の河川敷側のところが上流部の折返地点となり、この地点は7メートルの幅があるが、スピードの乗ったランナーがUターンするときに安全面に多少不安があることから、拡幅を行うものであるとの答弁がありました。  次に歳入の審査に入りましたが、補足説明、質疑、意見等は特にありませんでした。  この後、採決に移り、採決の結果、議案第1号 平成21年度島田市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会の所管に属する事項については全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号 平成21年度島田市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について審査いたしました。  下水道課より、予定より工事が2カ月おくれることから、今回、繰越明許費補正を計上したとの説明がありました。  補足説明の後、委員より、通常であれば年度内に完成するところだが、機材のことなどいろいろな要因があると思うが、おくれについての見解はとの質問に対し当局より、大善寺の交差点部分を推進工法で着手したが、その工法に伴う機種が開発されて間もないため、台数が限られていて機材の手配がおくれたことが第1の要因である。また、受注直後に搬入が可能であったが、交通規制の手続等の準備が間に合わなかった。以上のことから、この工法を採用するに当たって2カ月のおくれになったとの答弁がありました。  このほか幾つかの質問がありましたが、報告は省略させていただきます。  この後、採決に移り、採決の結果、議案第5号 平成21年度島田市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号 平成21年度島田市水道事業会計補正予算(第2号)について審査いたしましたが、補足説明、質疑、意見等は特になく、採決に移り、採決の結果、議案第8号 平成21年度島田市水道事業会計補正予算(第2号)は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、本会議より当委員会に付託されました補正予算案3件の審査をすべて終了しました。  次にその他の報告として、スポーツ課から富士山静岡空港開港記念第1回しまだ大井川マラソンinリバティにかかわる報告書及び資料をもとに報告がありましたが、詳細については省略させていただきます。  次に、総合スポーツセンターの愛称について、本年1月5日から1月29日まで、親しみを持てる愛称の募集を行ったところ、81人の方から106点の応募があった。この作品の中から、特選1点、入選3点を選考したとの報告がありました。  以上が本会議より当委員会に付託されました補正予算案3件の審査の結果です。  閉会は、午前11時44分でした。  議員各位におかれましては当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(冨澤保宏君) 次に、民生病院教育常任委員会の報告をお願いいたします。村田委員長。     〔5番 村田千鶴子君登壇〕 ◆5番(村田千鶴子君) それでは、本会議より民生病院教育常任委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について、主な内容を報告いたします。  当委員会は、2月23日午前9時57分より第3委員会室において、委員全員と教育長及び関係部課長出席のもと開催いたしました。  初めに、報告第3号 専決処分した事件の承認について(平成21年度島田市休日急患診療事業特別会計補正予算(第2号))の審査を行いました。  補足説明、質疑ともなく、採決の結果、報告第3号は全員賛成により原案のとおり承認すべきものと決しました。  次に、議案第1号 平成21年度島田市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会の所管に属するものについて審査を行いました。  まず、第2表繰越明許費補正の審査を行い、当局より補足説明がありました。  まず10款教育費より、国の経済危機対策事業による小・中学校の理科教育等設備整備事業は政権交代により保留状態だったが、11月27日に交付決定があった。しかし、年度内に納品できないものがあるため、一部を新年度へ繰り越す。また、地域活性化・きめ細やかな臨時交付金事業を受け、学校施設の改修工事の一部を今年度事業として補正予算に計上するが、年度内の事業完了が難しいため、新年度へ繰り越す。また、教育用パソコンの購入については、教職員用コンピュータの購入の際に生じた入札差金を小学校費から中学校費へ組みかえて対応しようとするものだが、年度内の執行が困難なため新年度へ繰り越す。  さらに4款衛生費1項保健衛生費では、地域活性化・きめ細やかな臨時交付金事業による島田斎場、金谷斎場の防水工事について、年度内の執行が難しいため繰り越すとの説明がありました。  これらに対しさしたる質疑はありませんでした。  次に、第3表債務負担行為補正、第4表地方債補正について審査しましたが、補足説明はなく、若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  次に歳出の審査に入り、2款総務費1項13目諸費及び3項戸籍住民基本台帳費について当局より、パスポート取得奨励事業は、当初予算では前年度の実績を勘案して2,800人を想定していたが、今年度の4月から12月までの実績と1月から3月までの予測で3,300人が見込まれるので、500人分の補正をお願いするとの説明に委員より、今回補正を組んだが、これ以上予算を上回った場合には打ち切るのか。また、去年の6月に開港してから1年たっていないが、今までの実績から1年を通して3,300人を見込んでいるのか。それとも開港以来、3,300人で終わる見込みでいるのかとの質問に、予算内の執行を目指している。また、予測は今年度分である。昨年度と比較して高校生の旅券の取得がふえていることを勘案してこの数字を出しているとの答弁でした。  次に、3款民生費1項社会福祉費から4款衛生費1項保健衛生費について当局より、老人憩いの家改修事業は金谷消防署による立入検査で指摘を受け、フローリング床への改修とあわせて、老朽化したトイレの改修をするものである。国民年金事務費は平成22年1月1日の日本年金機構の発足に伴い、機構の中部ブロック本部の被保険者情報照会用端末にアクセスするための機器設置の経費である。また、国民健康保険事業特別会計財政安定化支援事業繰出金9,277万6,000円の減額は、今年度に入って国から示された算出単価、1人当たりの医療費の差額の数値、補正係数、掛ける一定率の数字がいずれも減となったため、再計算の結果、減額になったものである。しずおか子育て優待カード事業は事業期間が平成21年度までとなっていたが、引き続き平成22年4月以降も継続して実施することになり、新しいカードの協賛店舗の一覧表を18歳未満の児童がいる世帯へ配布するための経費であるとの説明がありました。  まず委員より、国保会計の財政安定化支援事業繰出金は、国の算定基準が変わったことにより減額になったということで、今年度は4,241万円ということだが前年度はどうかとの質問に、平成20年度は3,800万円である。  さらに委員より、大幅な係数の変化があったわりには前年度と比べて大差はない。当初予算の算定の際に、国からきちんと手当されるという方針だったのかとの質問に、交付税の算定について平成20年度と大きく違うところは、高齢被保険者数が合併に伴い増加し、1人当たりの医療費差額も3,000円程度下がっている。さらに、国からの調整数値も下がっている状況で算定しているとの答弁がありました。  また委員より、しずおか子育て優待カード事業の協賛事業所数はどうか。また、カードを各家庭に郵送するとのことだが、郵送以外に経費を節減して配布する方法は考えなかったのかとの質問に、市内に357の協賛店舗、協賛事業所がある。また対象世帯に行き渡るのは郵送が一番と考えた。そのほかに健康づくり課で母子手帳の交付時に渡したり、児童課で交付したりするように考えているとの答弁でした。  さらに委員より、この事業の目的に地域、企業、行政が一体となって支援するとあるので、指定管理者の施設も含めた多くの公的機関が加盟すべきと思うがどうかとの質問に、協賛店舗の募集やとりまとめは商工課が行っているので、その旨を伝え、公共施設でのサービスが受けられるように働きかけをしていきたいとの答弁がありました。  次に、10款教育費2項小学校費から5項社会教育費13目山村都市交流センター費について当局より、小学校費、中学校費の教育振興費について、要保護、準要保護生徒の就学援助費の支給対象者の増に伴い不足する予算を補正するものである。1月1日現在、年度当初と比べて小学校で34人、中学校で12人の増である。また、4項の幼稚園費では就園する幼児の数を当初1,575人と見込んでいたが、実績では1月1日現在1,517人で、58人の減であるため、幼稚園就園奨励費補助金を減額するものであるとの説明がありました。  委員より、山村都市交流センターの修繕工事はいつごろを予定しているのかとの質問に、工事は新年度の梅雨に入る前ぐらいに終わるようにしたいとの答弁でした。  また委員より、就学援助費について支給されている対象者は小・中学校それぞれ何人で、全児童・生徒に占める準要保護の割合はどうかとの質問に、1月1日現在のデータで小学校は要保護が4人、準要保護は292人で、5.14%、中学校は要保護が3人、準要保護が172人で、6.45%であるとの答弁があり、さらに委員より、中学校費の就学援助費に新入学学用品給与費があるが、準備するのは中学へ入る前であるから、6年の終わりに支給するなど市独自で早める措置はできないかとの質問に、新入学児童の学用品等については、現在6月に支給しているが、保護者の負担軽減のために早い支給が可能か検討するとの答弁でした。  そのほか質疑がありましたが、報告は省略いたします。  続いて歳入の審査に入りましたが、質疑もなく、採決の結果、議案第1号 平成21年度島田市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会の所管に属するものは全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号 平成21年度島田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を審査しました。  当局より、補正の主な理由は医療費の増に伴う保険給付費と高額療養費の増、特定検診、特定保健指導の実施者の増及び介護納付金料率の抑制を目的として、国保連合会より交付された介護従事者処遇改善臨時特別交付金の支払準備基金への積み立てである。歳入には、歳出を賄うものとして繰入金、支払準備基金の取り崩し、財政調整交付金を計上したものであるとの説明がありました。  委員より、基金が5億4,000万円近くあるが、今年度その給付費の増に伴い基金を取り崩すことはあるのかとの質問に、今回の補正について準備基金から約6,100万円程度取り崩しているとの答弁でした。  また委員より、支払い準備基金の積み立てに介護従事者処遇改善臨時特例交付金分があるが、自治体によっては条例により別に基金を設け、第1号被保険者の介護保険料の引き上げを抑制するために取り崩して使うところもある。この積立金が国保会計に入っている理由は何か。また、この扱いについて県内の状況はどうかとの質問に、全体の金額が今回、約700万円程度なので、介護保険料の税率を引き下げるまでには到底及びもつかないので、全部の支払準備基金の中に繰り入れをまずしておいて、その中で考えようということである。中小の自治体は大体、島田市と同じように基金へ積み立てをして全体的な料率を見直しするときに繰り入れをするというような扱いをしているとの答弁がありました。  そのほか若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  以上で審査を終了し、採決の結果、議案第2号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号 平成21年度島田市休日急患診療事業特別会計補正予算(第3号)の審査を行いましたが、補足説明、質疑ともなく、採決の結果、議案第4号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号 平成21年度島田市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)の審査を行いました。  当局より、介護保険に関する新制度について説明がありました。平成20年4月から高額医療高額介護合算療養費制度が導入され、同じ世帯で医療と介護の両方を利用した場合に、年単位で自己負担が軽減される。既に制度としては一月単位で、医療では高額療養費、介護では高額介護あるいは高額予防サービス費として負担の軽減対策がなされているが、これらに追加する形でさらに軽減が図られる。本年度の支給対象者は平成20年4月から平成21年7月までの16カ月の間に医療及び介護にかかる費用を支払った方であるとの説明でした。  質疑はなく、採決の結果、議案第6号は全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号 平成21年度島田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について審査しましたが、補足説明、質疑ともなく、採決の結果、議案第7号は全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第9号 平成21年度島田市民病院事業会計補正予算(第3号)を審査しました。  当局より、収益的収支については、患者増による医業収益の増額。支出については給与費及び材料費の増額補正。資本的収支については支出で病院情報システム整備事業費を減額し、医療機器取得による設備費を増額する。また看護学校の屋上防水工事を地域活性化・きめ細やかな臨時交付金の事業としてお願いするとの説明がありました。  委員より、榛原総合病院の影響で島田市の医師の人数は変わらずに患者の数がふえ、医師の負担が多くなってきていると思うが、何らかの手を打っているのかとの質問に、現在、医師あるいは看護師の負担が高まっている状況の中で策を考えて人数をふやし、あるいは減らさないように努力しているところである。宿日直手当をこれまでの5,200円から3万5,000円に上げるなど厳しい医師の勤務に応じた報酬を払うというように、いろいろな面でその処遇に配慮しなければと思っているとの答弁でした。  また委員より、設備費で3億6,000万円増額になっているが、高額機器を買う場合に病病連携を図っているのかとの質問に、特にしていない。最近の病病連携としては、県立総合病院を中心に高額な医療機器の共同利用を中部地区で事業として取り組んでいる。その中に当病院も入って、お金を払うと使わせてもらえるという制度が進んでいるので、志太・榛原の中でも検討していく必要があるのかと思っているとの答弁がありました。  そのほか若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  以上で審査を終了し、採決の結果、議案第9号は全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で当委員会に付託された議案の審査はすべて終了し、そのほかの項目に入り、健康づくり課より新型インフルエンザワクチン接種の助成対象者の拡大について説明がありましたが、詳細についての報告は省略いたします。  閉会は、午前11時50分でした。  議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(冨澤保宏君) 次に、総務消防常任委員会の報告をお願いいたします。杉村委員長。     〔6番 杉村要星君登壇〕 ◆6番(杉村要星君) それでは、本会議より総務消防常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果につきまして主な内容を報告いたします。  当委員会は、2月23日午前9時55分より第2委員会室において委員全員と関係部課長の出席のもと開催いたしました。  最初に、議案第1号 平成21年度島田市一般会計補正予算(第11号)中、当委員会の所管に属する事項についての審査を行いました。  まず、第1条から第4条までの条文と、第1表歳入歳出予算補正、第2表繰越明許費補正、第4表地方債補正及び関係各諸表について審査しました。  委員より、議案質疑でもあったが、空港周辺プロジェクト推進事業で家屋の撤去がおくれたという理由を説明してほしいとの質問に当局より、本件は住宅1軒の契約事項で、土地と建物の移転補償である。9月に契約をしたが、そのときに相手のほうで移転先を検討中だった。現在、家を建てているが、新年度に2カ月ほど入るということである。契約では移転後、撤去を完了してから残金を支払うという内容になっているとの答弁がありました。
     その他、若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  次に、歳出2款総務費1項総務管理費について審査しました。  委員より、交通安全対策基金費が50万円増額補正されているが、これは新たに寄附金があったためと聞いている。寄附された方の御遺志がどのような内容であったのか伺いたいとの質問に当局より、亡くなられた方が交通安全に大変熱心だったということで、御家族から交通安全に反映させてほしいとの寄附の申し入れがあったとの答弁がありました。  さらに委員より、市には交通遺児の基金条例等も設置されているが、今回の寄附を交通安全対策基金に使おうとした考えは何かとの質問に当局より、御家族からは特にこれという指定はなく、交通安全運動全体について役立ててほしいということだったので、基金費に積み立てをしたものであるとの答弁がありました。  続いて4項選挙費から7項交通安全対策費について審査をいたしました。  委員より、選挙費について予算からかなりの比率で使われなかったが、その理由を説明してほしいとの質問に当局より、減額の理由としては、1.ポスターや選挙運動用の車両が安く上がったこと、2.市長選挙に5人、市議選挙に30人立つ予定で予算化したが、立候補者がそれより少なかったこと、3.開票事務が順調に終了したことから人件費が減ったことなどが挙げられるとの答弁がありました。  また委員より、バス交通対策費で初倉線のみが対象となっているが、初倉線が特に赤字だからということなのかとの質問に当局より、今回の初倉線については市・町をまたがる広域の路線ということで国と県が運行費の45%を負担するということになっている。なお、静鉄の収入が少なく運行費の55%に及ばなかったときに、その不足分を関係市・町で補てんすることになっており、その補助をするものであるとの答弁がありました。  また委員より、自転車等駐車場修繕事業600万円の内訳を教えてほしいとの質問に当局より、島田駅北口自転車等駐車場と六合駅前第4自転車等駐車場にそれぞれ300万円ずつと考えているとの答弁がありました。  さらに委員より、この経済対策でこの事業を選んだ理由は何か。各駅の駐輪場や市民の皆さんから要望があったからかとの質問に当局より、六合駅の南口にエレベーターの設置を計画しているが、エレベーターができると通路が大きくなることから、第3自転車等駐車場が狭くなる。そのため、第4自転車等駐車場を整備して収容台数をふやそうとするものである。島田駅北口自転車等駐車場は南側の壁のモルタル部分から雨水が入ってくるため防水処理をするものであるとの答弁がありました。  その他、若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  続いて9款消防費1項消防費について審査しました。  委員より、救助工作車の費用が減額されている。予算的に余ったということだと思うが、このお金を使って計画以上の装備にしたいという考えはないかとの質問に当局より、救助工作車にはI型、II型、III型とあり、今度導入するものはII型である。II型としては十分な装備ができているものと思うとの答弁がありました。  また委員より、今度、救助工作車を1台更新するとのことだが、島田市消防本部には十分な消防車両等が配備されているのか伺うとの質問に当局より、消防法の中で島田市地域の消防力がどのくらい必要かという基準があり、車両については建物の密集度とか木造建築物のボリュームなど、そういったものを含めた中である程度計算された台数がある。現在の島田の求められる消防力については、数字上では完璧ではないが、努力している範囲内で何とか消防団の力もかりて整備しているところである。また化学車、工作車についても普通の消防車を含めて多角的な使用で効率よく展開しているところであるとの答弁がありました。  その他、幾つかの質疑はありましたが、報告は省略いたします。  次に歳入に入り、歳入10款地方交付税1項地方交付税から15款県支出金2項8目消防費県補助金について審査しましたが、委員からは特に質疑がなく、続いて16款財産収入2項財産売払収入から21款市債1項1目総務費について審査しましたが、ここでも委員から特に質疑はありませんでした。  以上で議案第1号の審査を終わり、採決しようとしましたが、他の委員会での審査が終了していないため、採決は後で行うこととし、次に議案第3号 平成21年度島田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)の審査に入りました。  委員からは特に質疑もなく、採決の結果、議案第3号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号 財産の取得(救助工作車)についての審査に入りました。  委員より、救助工作車は日本機械工業株式会社から購入となっているが、シャシーは市の自動車会社から購入した上で装備を艤装メーカーに発注するということはできなかったのかとの質問に当局より、艤装するメーカーはポンプなどを組み立てる会社であり、専門メーカーとなっている。その専門メーカーにシャシーを島田市内の業者から購入するという条件をつけることができるかどうかは話し合いになってくると思うが、コスト面から難しい部分があるかと思うとの答弁がありました。  また委員より、今回の入札に当たり市の設計金額は8,500万円だったと思うが、かなり高額であるため、当市ならではの特別な仕様があったのかどうか教えてほしいとの質問に当局より、救助工作車の設計に当たっては3社から見積もりを取り、仕様書を精査していく中で、当初1億1,000万円ほどの予算のものを9,000万円くらいまでに削り、仕様書をつくり直して入札したという経過がある。なお、特別な装備は特にないと答弁がありました。  その他、若干の質疑はありましたが、報告は省略いたします。  以上で審査を終了し、採決の結果、議案第10号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  この後、他の委員会での議案第1号の審査が終了したことが確認できたため、議案第1号の採決に移り、採決の結果、議案第1号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された議案の審査はすべて終了し、委員会を閉会しました。  閉会は、午前11時19分でした。  以上が、本会議より総務消防常任委員会に付託されました議案の審査内容と結果についての報告です。  議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(冨澤保宏君) 以上で報告は終わりました。  暫時休憩いたします。        休憩 午前10時44分     ─────────────────       再開 午前10時56分 ○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第2、報告第3号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより報告第3号を採決いたします。  本案を委員長報告のとおり原案を承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、報告第3号は原案のとおり承認されました。  次に、日程第3、議案第1号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第1号を採決いたします。  本案を委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。  次に、日程第4、議案第2号から日程第9、議案第7号までの6件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第2号から議案第7号までの6件を一括して採決いたします。  議題の6件は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第7号までの6件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第10、議案第8号及び日程第11、議案第9号の2件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第8号及び議案第9号の2件を一括して採決いたします。  議題の2件は委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号及び議案第9号の2件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第12、議案第10号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第10号を採決いたします。  本案を委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。  ───────── ◇ ───────── △議案第11号〜議案第47号の上程、説明 ○議長(冨澤保宏君) 次に、平成22年度当初予算及び関連議案等の議事に入ります。  日程第13、議案第11号から日程第49、議案第47号までの37件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 平成22年度当初予算案の御審議をいただくに当たりまして、所信の一端を申し上げます。  一昨年の9月、アメリカに端を発した危機的な経済状況は、主要各国における大規模な経済対策により最悪期を脱した感はあるものの、厳しい雇用情勢が続くなど、依然として予断を許さぬ状況にあります。  そして、我が国においては昨年8月の総選挙により政権交代が行われました。少子高齢化が進展する成熟社会にあって、民主党政権が掲げる「コンクリートから人へ」の政策理念のもと、いかにして地域主権の確立と地域経済の活性化が図られていくのか、私といたしましては、これまでにも増して国の施策の動向を注視し、適切に対応していかなければならないと考えております。  こうした中、本市は総合計画に掲げる将来像、「人と産業・文化の交流拠点、水と緑の健康都市 島田」の実現に向けて歩みを進めているところであります。先行き不透明な経済情勢の中にあっては、ともすれば将来への夢や希望が萎縮する社会心理が支配的ともなりますが、私といたしましては将来像の実現に向けてその道筋と手だてを明らかにし、これを着実に実行に移していくことが使命であると決意を新たにしております。  さて、私は昨年の施政方針において、これからの本市の都市戦略として、「静岡県中部地区、特に志太・榛原地域の各市町との連携のもと、本市が広域交流拠点機能の中心的役割を担っていくことが重要である」と述べました。当年度は、こうした基本的な方向に沿って、「大井川流域を軸とした地域づくり」を展開し、かかる都市戦略の具現化と深化に努めてまいります。  大井川は、本市を南北に貫く都市の骨格軸であるとともに、その流域は地域資源の宝庫となっております。そして、本市にあっては二度の合併を経たことにより、大井川が育んだ豊かな自然環境、悠久の歴史・文化、多様な産業構造、特色ある観光資源、そして郷土愛に支えられた住民自治とコミュニティは、広がりと厚みをさらに増し、重層的な都市構造を形成するに至りました。  都市戦略の展開に当たっては、こうした都市の構造とこれまでの公共投資の蓄積を生かすべく、主体的な地域づくりとの連携・協働によって地域資源の可能性を引き出し、これらを有機的につなげ、都市の活力と魅力を創造していくことが重要であります。当年度は、そうした観点から諸施策を展開する中で、富士山静岡空港に隣接する地の利と、大井川をシンボルとする地域の力を内外に示し、広域交流拠点機能の中心的役割を担ってまいりたいと考えております。  このため、県が提唱するティーガーデン構想を念頭に置いて、富士山静岡空港周辺の利活用促進を図るとともに、本市の奥座敷とも言える川根地域の観光拠点化や、環境・交通・観光をテーマとする流域のネットワークづくり、さらには地域づくりへの積極的支援を行ってまいります。また、スポーツと文化の全国発信都市として、金谷茶まつり、島田大祭、さらにはしまだ大井川マラソンinリバティを通じて、地域内外の交流創出と地域のブランド化を図るとともに、8月に予定される中国2010上海万国博覧会においては、県と一体となってプロモーションを展開し、インバウンドの増加につなげてまいります。  いずれにしましても、私の市政に臨む基本姿勢は一貫して「市民の皆様とともに歩む市政」であります。この姿勢を堅持し市政の運営に携わるとともに、「大井川を軸とした地域づくり」を進める中で当市の存在を示していくことが、本市の歩みをより強固なものとし、将来を切り開くことになるものと確信しております。私といたしましては、微力ではありますが全力で市政に邁進する所存であります。  さて、平成22年度予算の大綱でありますが、本予算案は3つの課題に取り組んだものとなっております。  3つの課題とは、政権交代後の新政権による新たな施策や制度改正への対応、本市総合計画・基本計画の「実施計画」の推進、そして、一昨年度からの景気後退による市税の減少に対する財源対応であります。
     新政権の平成22年度政府予算案は、去る12月25日に発表され、次第に詳細が明らかになってきているところであり、その対応に努めているところであります。  また我が国の地方財政全般につきまして、国では平成22年度の我が国経済について、景気は緩やかに回復。景気の動向は地域や業種によって異なるとの認識に立ち、地方財政計画では、総額を82兆1,268億円と前年度に比べ0.5%の減、公債費等を除く地方一般歳出では0.2%の増としております。  特に、景気後退に伴う個人所得の大幅な減少や企業収益の急激な悪化等により、地方税収や地方交付税の原資となる国税収入が引き続き落ち込む見込みの一方、社会保障関係経費の自然増などにより、財源不足は過去最大の規模にまで拡大するものと見込んでいます。  現下の地方の激しい財政状況と地域主権改革の方針を踏まえ、国では地方財政対策において、地方交付税及び臨時財政対策債の増額による財源対策措置を行おうとしています。  さて、こうした動向を踏まえて編成いたしました本市の平成22年度予算案について御説明いたします。  初めに各会計の予算額を申し上げますと、一般会計は325億500万円、前年度の当初予算に比べ20億6,800万円、6.8%の減、特別会計は9会計の合計で180億82万円、前年度に比べ2,898万6,000円、0.2%の減、水道事業及び病院事業の企業会計は、支出ベースで139億5,025万円、前年度に比べ8億6,726万円、5.9%の減、これにより各会計予算の総額は644億5,606万円、前年度に比べ29億6,424万6,000円、4.4%の減となっております。  まず一般会計予算の主な特徴でありますが、歳入におきましては一昨年の秋口以降の急激な景気後退に伴い、企業の業績悪化等による市民税の大幅な減収により主たる歳入である市税は、前年度に比べ7億8,843万3,000円、5.6%の減と、2年連続で大幅な減収が見込まれます。  一方、歳出では、国の新施策に掲げられた子ども手当、児童扶養手当の父子家庭への拡大のほか、子ども医療費助成制度拡大に係る事業費を計上しております。また、地域医療の中核である市立島田市民病院の経営安定のため、一層の支援強化を行うものとしております。生活保護費や高齢化の進行に伴う介護保険事業への繰出金など社会保障関係経費の増のほか、実施計画に位置づけられた事業を中心として重点化を図ることにより、健全な財政運営と住民ニーズに沿った満足度の高い行政サービスの両立を念頭に、総合計画の着実な実現に努めたところであります。  財政運営面では、歳出については、事業の重点化を図ることで、地方債残高の増加及び財政調整基金等基金残高の減少を極力抑え、財政の健全性の保持に努めております。  特別会計予算及び企業会計予算につきましては、それぞれ事業に必要な所要額及び歳入を計上しております。  以上が平成22年度予算の大綱であります。  以下、島田市総合計画に掲げる施策の大綱に沿って、主要な事業について御説明いたします。  最初は、「都市生活基盤が充実し、ひとやもの、情報が活発に交流するまち」についての施策であります。  まず、昨年6月の「富士山静岡空港」という新たな広域交流拠点の供用開始に伴い、その立地効果を最大限、市の活性化や地域振興に結びつけていくため、県と歩調を合わせ、空港周辺地区への多目的産業展示施設の誘致及びアクセス道路等の整備を進めてまいります。加えて、人の交流機会を一層創出することを目的として、大井川マラソンコース・リバティを活用したフルマラソン大会、スポーツ合宿や文化合宿補助等を継続実施し、市の発展に向け相乗的効果の発現を図ってまいります。また、中心市街地の活性化に資する新島田ショッピングビル建設に対する助成経費を計上しております。  次に都市生活基盤の形成についてでありますが、都市生活の基盤である道路・街路の整備につきましては、色尾大柳線、谷口中河線、横岡新田牛尾線、東町御請線、尾川上伊太線の計画的な整備を進めるとともに、横井中央線(大津通・中河町工区)などの幹線街路の重点的な整備を図ってまいります。  次に公共交通基盤の整備でありますが、コミュニティバスについては、伊久身線、相賀線等12路線を維持し、市民の「生活の足」の確保を図るとともに、地域の多様なニーズにこたえるため、公共交通体系の見直しを行ってまいります。また、川根地域の交通の利便性を図るため、本年度も試行運行による伊久身線との接続を継続してまいります。  次は、住環境の整備についてであります。良好な土地利用のための市街地の整備では、組合が行う往還下地区土地区画整理事業の着実な整備を引き続き図ってまいります。次に、快適な住環境の向上については、新堀川の改修、中央排水区第一雨水幹線の整備、すぐやる課による道路・河川等の維持修繕などを進めてまいります。  次に水道事業につきましては、中河町大津通り線などへの配水管布設、谷口大柳線などの主要管路の老朽管布設がえ、第6次拡張建設事業として、住吉金谷線への配水管の布設等を引き続き行ってまいります。また、簡易水道事業では、電源立地地域対策交付金を活用し、福用高熊簡易水道配水池等について遠方監視できるシステムの整備を行ってまいります。  次に、地域情報化については、コミュニティFM放送を活用した即時性の高い行政情報の提供に努めるとともに、身近な地域の生活情報の放送を通じて、市民との一体性の向上を図ってまいります。また、電子自治体の推進では、本年度から新たな住民情報システムを稼働し、行政情報の適正な管理・運営に努めてまいります。  次は、「市民が安全・安心に暮らせるまち」についての施策であります。  まず、市民生活の安全のための消防、防災についてであります。消防につきましては、消防救急の広域化の実現に向け、新たな枠組みによる対象市町との協議を進めてまいります。また、消防団のポンプ自動車2台、島田消防署六合分遣所の高規格救急車、初倉分遣所の査察車の更新を行い、地域の消防力や救急体制の充実強化に努めてまいります。  また、東海道本線跨線橋の耐震補強工事、急傾斜地崩壊対策事業及び治山事業を行うとともに、木造住宅の耐震補強工事の助成の拡充、家具等転倒防止対策事業を実施してまいります。  さらに、安全で安心できるまちづくりのため、防犯活動を行う団体等の活動経費に対する助成を継続し、また公用車による防犯パトロールを実施するなど、市民と一体となって防犯事業の推進に努めてまいります。  また、景気が低迷する中でより一層の厳しい雇用情勢に対応するため、昨年度に引き続き、県の緊急雇用対策事業を活用し、非正規労働者等失業者の臨時的な雇用を図り、生活安定のための支援を行ってまいります。  次は、「産業がいきいきと活発なまち」についての施策であります。  まず、新産業・雇用の創出による産業振興においては、谷口地区に企業誘致を推進するため、アクセス道路の整備を行うとともに、新たに立地する企業への支援経費を計上いたします。  中小企業者等の産業振興については、地域産業振興事業費補助金による施設環境の整備、小口資金利子補給事業等により経営の安定化を図るとともに、新たに富士山静岡空港就航先への販路拡大事業等を行う中小企業への支援制度を設け、人や産業の交流促進による地場産業の活性化に努めてまいります。  また、商店街の活性化につきましては、にぎわい商店街支援事業補助金や空き店舗再生戦略事業費補助金等の助成を行うとともに、勤労者住宅資金利子補給金などにより、勤労者福祉の充実に努めてまいります。  次に、農林業・地場産業の振興についてでありますが、農業担い手育成支援事業など、引き続き農業の総合的な振興を図るための事業を行うとともに、新たに農業経営複合化に向けた改善モデル事業や耕作放棄地の解消と利用促進を図るための事業、農業生産工程管理手法に係る認証取得奨励事業を開始いたします。また、牧之原台地排水路、林道清笹高根線、福用線等の整備を行うとともに、白山線の開設事業や犬間農道の改良整備に着手してまいります。国営大井川用水農業水利事業については、国営土地改良事業負担金を計上しております。茶業の振興については、生産振興、販売促進及び緑茶の普及を図る事業など、各種経営支援策を講じるとともに、茶業経営の安定化を目的とした茶生産施設整備事業に対して助成を行ってまいります。木材の需要促進事業については、事業継続の必要性から大井川流域産材を使用した住宅建築に対する助成を平成22年度も引き続き実施してまいります。  また、新婚カップルの新たな門出をお祝いし、バラなど島田市特産の花卉のPR及び消費拡大を図るため、花束贈呈事業を行ってまいります。  次に、観光の振興についてでありますが、本年4月の金谷茶まつり、8月の大井川大花火大会、10月の島田大祭への助成を行うとともに、観光振興活動支援事業費補助金による諸団体への支援を行ってまいります。  このほか、野守の池及びその周辺を川根地域の観光の拠点として、にぎわいの創出による地域の活性化を図るため、総合的な整備に向けた取り組みを進めてまいります。  次は、「だれもが健やかで幸せに暮らせる健康・福祉のまち」についての施策であります。  まず、子育て支援では、新政権の事業に掲げられた子ども手当の支給、児童扶養手当の父子家庭への拡大のほか、こども医療扶助として、中学生への通院医療及び小・中学生への入院医療の助成拡大を行ってまいります。また、保育所待機児童の縮減を図るため、家庭的保育事業として、いわゆる「保育ママ」による運営を行うほか、育児サポーター派遣事業、妊婦健康診査及び不妊治療費助成、さわやか子育て支援金支給事業など各種支援策を継続実施してまいります。さらに民間保育園における地域子育て支援センター事業をはじめ、民間保育所助成事業の実施により、子供を安心して生み育てることができる環境の充実に努めてまいります。  次に、高齢者福祉については、健康づくりと生きがいづくりサービス事業の充実、高齢者の相談支援や人間ドック助成など、利用者の状況やニーズに応じたきめ細かなサービスの提供に努めるとともに、老人福祉センターの運営による高齢者の健康増進に努めてまいります。また、介護保険事業につきましては、小規模介護老人保健施設等の整備を図るとともに、介護保険事業計画に基づき事業を実施してまいります。  次に、障害者福祉については、障害のある人の地域社会における生活及び就労の支援、入所施設での支援を行うとともに、自立に向けた相談支援事業等を引き続き行ってまいります。また、重度障害者への医療費助成、訪問介護サービス等を継続実施するとともに、福祉環境整備費補助金、ガイドヘルパーの派遣等、障害のある人の生活環境整備に対する支援を行ってまいります。  心身障害児福祉については、こども発達支援センターにおきまして、子供のあらゆる相談、気になる子供の早期発見・早期療育と子育てに不安を持つ保護者への支援を行うとともに、障害児放課後児童クラブを引き続き運営してまいります。  次に、健康についての施策であります。乳児健診や妊婦健診等の母子保健、がん検診、各種の健康づくり教室を開催するなど、乳児から高齢者までを対象に幅広い事業の実施に努めてまいります。また、新型インフルエンザ対策として感染の拡大防止に向けた啓発に努めるとともに、すべての保育園及び子育て支援センターへ空気清浄機を配置してまいります。  次に、重点施策である医療の充実であります。市民病院については、大井川流域の基幹病院として、質の高い医療サービスの提供・維持に努めてまいります。特に、安定した診療体制の構築を図るため、医師の確保・定着に一層力を注ぐこととし、その一環として、老朽化した医師住宅の再整備や新たに医師・助産師の確保を目的とした奨学金制度を創設してまいります。  また、現在の厳しい経営環境の中で、懸案となっている新病院建設を進めていくためには、経営の健全化が何より重要な課題であると認識しております。そのため、これまで以上に収益性の向上や、さらなる経費削減に努め、経営収支の早期改善に向け最大限の努力を行ってまいります。  次は、「自然と共生する資源循環型のまち」についての施策であります。  資源循環型社会の形成に係る一般廃棄物の処理につきましては、田代環境プラザの適正かつ効率的な運営に努めるとともに、ごみ減量と資源化の一層の推進に今後も引き続き取り組んでまいります。また、地球温暖化防止に資するため、県の支援制度を活用し、住宅用太陽光発電システムや太陽熱利用温水器の設置に対し助成を行ってまいります。さらに、生活排水による公共水域の汚濁を防止するため、向島町や中河町・大津通り地内の汚水管渠等の公共下水道の整備を進めるとともに、合併処理浄化槽の設置促進を図ってまいります。  また、市営霊園につきましては、整備に向けて測量設計等を行ってまいります。  次は、「人を育て、歴史を大切に新しい文化を創造するまち」についての施策であります。  まず、学校教育の充実についてでありますが、児童・生徒の心の教育を推進し、個に応じた指導の一層の充実を図るため、心の教育支援員・学習指導支援員・特別支援教育支援員を拡充するとともに、相賀小学校及び湯日小学校における複式学級に対し引き続き支援員を配置してまいります。また、特色ある教育活動奨励補助金の交付、夢ふくらむ文化活動推進事業を継続して実施してまいります。さらには、不登校児童・生徒等の指導や特別支援教育に関する相談等を行う教育センターの運営やスクールバスの運行など、児童・生徒が安心して教育を受けることができるよう、各種事業を実施してまいります。また、教育活動の改善と情報化への対応を図るため、学校間における教職員の学習情報等のネットワーク化を行ってまいります。  次に、生涯学習の振興については、初倉地域総合センターや山村都市交流センターささま等に加え、本年度から開館する「コミュニティサロン金谷北」の有効活用及び野外活動センター多目的広場の改修等を行うなど、多様な学習環境の整備に一層努めてまいります。また、図書館については六合公民館や金谷南支所などに加え、金谷北支所においても図書の貸し出し、返却業務の一部を実施してまいります。  次に、スポーツの振興では、5月からの総合スポーツセンターの供用開始に伴い、利用者ニーズに沿った満足度の高いサービスの提供と効率的な運営を目的として、その管理運営を指定管理者に委任してまいります。また、しまだ大井川マラソンinリバティについては、全国に発信するスポーツイベントとして、継続して実施してまいります。  文化施策の振興では、国指定史跡の諏訪原城跡の整備基本計画を策定するとともに、保存に向けた発掘調査を行ってまいります。さらに、国指定重要文化財の智満寺本堂のかやぶき屋根の修復に対して補助をしてまいります。  最後は、「市民と行政がともに創る、活力に満ちたまち」についての施策であります。  まず、行財政運営についてであります。本年度は、新たな島田市行政改革大綱及び行政改革実施計画がスタートします。市民の満足度や利便性の向上に向け、市民本位の質の高い行政サービスの提供に取り組んでまいります。  財政運営については、財政健全化等判断比率の検証、新地方公会計制度による財務書類の効果的な活用により、現状と将来を見据えた自治体の健全経営に努めるとともに、売却可能資産につきましては、引き続き売却を行ってまいります。このほか、島田市土地開発公社先行取得用地の買い戻しに係る土地取得事業特別会計から一般会計への貸付金の返還を行います。  次に、行政運営に当たっては、基本計画の施策の方向に対応した事務事業の再編を行うとともに、職員配置や定員管理につきましても、市民サービスの向上と行政コストの削減に向け、一層の行政改革に努めてまいります。  次に、民間活力の導入につきましては、市民サービスの質的向上と効率的な運営を目的として、新たに山村都市交流センターささま、川根文化センターチャリム21等を加え、32施設の管理運営を指定管理者に委任してまいります。市の業務の委託化等については、効果的な民間活力の導入を図る観点から、引き続き研究・検討を行ってまいります。  次に、自治会活動の推進については、自治会支援事業費補助金の交付などにより、地域の活力や一体性の醸成を促進させるほか、地域コミュニティに対する助成を行い、住民主体の地域づくり活動を育成・支援してまいります。また、まちづくりの推進や地域の活性化等に向け活動する団体等を支援するため、まちづくり支援交付金の拡充を図っております。加えて、本年度新たに金谷北支所の開設とあわせて、「コミュニティサロン金谷北」が開館します。地域のコミュニティ活動等の拠点施設として活用していただき、ともに活力に満ちたまちづくりを進めていきたいと考えております。  以上、平成22年度における施政方針並びに予算の大綱を申し上げました。  議員各位並びに市民各位におかれましては、何とぞ御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げる次第であります。  引き続きまして、ただいま上程されました議案第23号から議案第39号まで及び議案第45号から議案第47号までの条例案20件、議案第40号から議案第44号までの一般議案5件につきまして御説明いたします。  初めに、議案第23号 島田市職員の自己啓発等休業に関する条例につきまして御説明いたします。議案の33ページ以降をごらんください。なお、参考の2ページ以降に関係する島田市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の新旧条文対照表がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。本議案は、地方公務員法の規定に基づき職員の資質向上を目的とする大学等における課程の履修または国際貢献活動に参加するための休業、いわゆる自己啓発等休業に関し必要な事項を定めるため新たに条例を制定し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第24号 島田市証紙購入基金条例につきまして御説明いたします。議案の37ページをごらんください。本議案は、静岡県からの貸付を受け、売りさばきを行っていた静岡県収入証紙について、基金を設置し、それを財源に市が当該証紙を購入し売りさばくこととするため新たに条例を制定し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第25号 島田市医学生修学資金貸与条例につきまして御説明いたします。議案の38ページ以降をごらんください。本議案は、将来島田市民病院に勤務する意思のある医学生に対し修学資金を貸与する制度を設けるため新たに条例を制定し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第26号 島田市看護師等修学資金貸与条例につきまして御説明いたします。議案の41ページ以降をごらんください。本議案は、将来島田市民病院に勤務する意思のある看護学生等に対し修学資金を貸与する制度を条例として整備し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第27号 市立島田市民病院看護師の助産師免許の取得に対する修学資金貸与条例につきまして御説明いたします。議案の44ページ以降をごらんください。本議案は、島田市民病院に勤務する看護師が助産師免許を取得するため修学資金を貸与する制度を設けるため新たに条例を制定し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第28号から議案第39号まで条例の改正案12件につきまして御説明いたします。参考の4ページ以降に新旧条文対照表がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。  まず議案第28号 島田市支所設置条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の47ページをごらんください。本議案は、(仮称)五和地域交流センターの完成に伴い移転する金谷北支所の位置を定めるため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第29号 島田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び島田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の48ページ以降をごらんください。本議案は、1カ月で60時間以上の時間外勤務を行った場合に時間外勤務手当の割合を引き上げ、または代休時間を指定する制度を設けるため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第30号 島田市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の51ページをごらんください。本議案は、看護専門学校における講師の業務手当を新設するため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようするものであります。  次に、議案第31号 島田市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の52ページ以降をごらんください。本議案は、退職手当の額の算定根拠となる在職期間等に地方独立行政法人等の職員であった期間を加えるため条例の一部を改正し、公布の日から施行しようとするものであります。  次に、議案第32号 島田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の59ページをごらんください。本議案は、地方税法施行令の一部改正に伴い介護納付金課税額の賦課限度額を9万円から10万円に引き上げるため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第33号 島田市コミュニティサロン条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の60ページ以降をごらんください。本議案は、(仮称)五和地域交流センター内にコミュニティサロン金谷北を設置することに伴い、名称、位置及び使用料を定めるため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第34号 島田市川根地区センター条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の63ページ以降をごらんください。本議案は、川根地区センターを社会教育施設として使用することに伴い必要となる事項を定めるため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第35号 島田市営住宅管理条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の66ページをごらんください。本議案は、色尾西の市営住宅を用途廃止するため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第36号 島田市博物館条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の67ページをごらんください。本議案は、博物館の観覧料について小・中学生を無料とするため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第37号 島田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の68ページをごらんください。本議案は、島田市民病院に薬剤部を新設するため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第38号 島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の69ページをごらんください。本議案は、カリキュラムの改正による人件費及び教材費等の増額に伴い授業料を改定するため条例の一部を改正し、平成23年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第39号 島田市火災予防条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。議案の70ページをごらんください。本議案は、個室型店舗に設置する外開き扉のうち避難通路に面するものの要件を定めるため条例の一部を改正し、平成22年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第40号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定につきまして御説明いたします。議案の71ページ以降をごらんください。なお、参考の60ページに辺地総合整備計画図がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。辺地総合整備計画は、辺地における生活文化水準の向上のため公共的施設の計画的整備を図る総合的な計画であります。今回の計画は、現計画が本年度末をもって終了するに当たり、新たに平成22年度から平成26年度までの5年間について策定するものであり、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。計画の内容は、伊久美地区の2つの辺地について林道及び農道の5事業、総事業費で2億4,846万円の事業の実施を図るものであります。なお、この事業の財源につきましては県支出金、辺地対策事業債を予定しております。  次に、議案第41号 市道路線の認定につきまして御説明いたします。議案の74ページ以降をごらんください。なお、参考の61ページ以降に市道認定路線位置図がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。本議案は、中央第三地区土地区画整理事業に伴う50路線及び宅地開発に伴う1路線1万890.1メートルを認定するため道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第42号 市道路線の廃止につきまして御説明いたします。議案の78ページ以降をごらんください。なお、参考の65ページ以降に市道廃止路線位置図がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。本議案は、中央第三地区土地区画整理事業に伴い40路線9,617メートルを廃止するため、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第43号 駿遠学園管理組合規約の変更につきまして御説明いたします。議案の82ページ以降をごらんください。なお、参考の67ページ以降に新旧条文対照表がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。本議案は、地方自治法第286条の規定により共同生活介護施設の設置及び管理運営に関する事務、経費の分担方法並びに平成22年度における御前崎市の分担金に係る組合規約を変更することについて構成団体で協議するため、議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第44号 島田・榛原地区広域市町村圏協議会の廃止につきまして御説明いたします。議案の84ページをごらんください。なお、参考の71ページに廃止に関する協議書(案)がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。本議案は、関係市町の合併により行政区域の広域化が図られ、広域行政圏施策は当初の役割を終えたと判断したため、地方自治法第252条の6の規定により平成22年3月31日限りで島田・榛原地区広域市町村圏協議会を廃止することについて構成団体で協議するため議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第45号 島田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等支給に関する条例の一部を改正する条例、議案第46号 島田市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び議案第47号 島田市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例につきまして一括して御説明いたします。別冊議案をごらんください。なお、別冊参考に新旧条文対照表がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。これらの議案は、市議会議員、特別職の職員及び教育長の期末手当についてそれぞれの職務の在職期間に応じた支給額の割合を改めるため条例の一部を改正し、公布の日から施行しようとするものであります。  以上、議案第23号から議案第39号まで及び議案第45号から議案第47号までの条例案20件、議案第40号から議案第44号までの一般議案5件につきまして御説明いたしました。何とぞ適切なる御議決をお願いいたします。 ○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。  ただいま提案理由の説明がありました議案第11号から議案第47号までの議案についての質疑は、3月12日金曜日に行います。議案質疑の通告は、3月9日火曜日午前9時をもって締め切りとなりますので御了承願います。  なお、質疑の通告に際しましてはお手元に配付させていただきました議案審査付託先一覧を参照の上、所属する常任委員会に付託されます議案についての質疑は御遠慮されるようお願いいたします。  また、通告の内容は具体的にお示しくださるようお願いいたします。  ───────── ◇ ───────── △散会の宣告 ○議長(冨澤保宏君) 以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。  次回は、3月9日火曜日午前10時から本会議を開きます。  本日は、これをもちまして議事を閉じ、散会いたします。        散会 午前11時39分               委 員 会 報 告 書
                                     平成22年2月23日  島田市議会議長 冨 澤 保 宏 様                    経済建設文化常任委員会委員長 曽 根 嘉 明  本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会条例第36条の規定により報告します。                     記 ┌─────┬────────────────────┬─────┬───────┐ │事件の番号│    件          名    │採決の結果│ 決定理由  │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市一般会計補正予算(第11 │     │       │ │議案第1号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │号)中、所管に属するもの        │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市公共下水道事業特別会計補│     │       │ │議案第5号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │正予算(第2号)            │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市水道事業会計補正予算(第│     │       │ │議案第8号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │2号)                 │     │       │ └─────┴────────────────────┴─────┴───────┘              委 員 会 報 告 書                                  平成22年2月23日  島田市議会議長 冨 澤 保 宏 様                    民生病院教育常任委員会委員長 村 田 千鶴子  本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会条例第36条の規定により報告します。                     記 ┌─────┬────────────────────┬─────┬───────┐ │事件の番号│    件          名    │採決の結果│ 決定理由  │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │専決処分した事件の承認について(平成21年│     │       │ │報告第3号│度島田市休日急患診療事業特別会計補正予算│承  認 │適当と認める │ │     │(第2号))              │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市一般会計補正予算(第11 │     │       │ │議案第1号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │号)中、所管に属するもの        │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市国民健康保険事業特別会計│     │       │ │議案第2号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │補正予算(第3号)           │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市休日急患診療事業特別会計│     │       │ │議案第4号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │補正予算(第3号)           │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市介護保険事業特別会計補正│     │       │ │議案第6号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │予算(第5号)             │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市後期高齢者医療事業特別会│     │       │ │議案第7号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │計補正予算(第2号)          │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市病院事業会計補正予算(第│     │       │ │議案第9号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │3号)                 │     │       │ └─────┴────────────────────┴─────┴───────┘              委 員 会 報 告 書                                  平成22年2月23日  島田市議会議長 冨 澤 保 宏 様                     総務消防常任委員会委員長  杉 村 要 星  本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会条例第36条の規定により報告します。                     記 ┌─────┬────────────────────┬─────┬───────┐
    │事件の番号│    件          名    │採決の結果│ 決定理由  │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市一般会計補正予算(第11 │     │       │ │議案第1号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │号)中、所管に属するもの        │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │     │平成21年度島田市土地取得事業特別会計補正│     │       │ │議案第3号│                    │原案可決 │適当と認める │ │     │予算(第1号)             │     │       │ ├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤ │議案第10号│財産の取得について(救助工作車購入)  │原案可決 │適当と認める │ └─────┴────────────────────┴─────┴───────┘...