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平成31年 3月 定例会-03月05日-04号

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  1. 伊東市議会 2019-03-05
    平成31年 3月 定例会-03月05日-04号


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    最終取得日: 2021-09-25
    平成31年 3月 定例会-03月05日-04号平成31年 3月 定例会             伊東市議会3月定例会会議録(第12日)                 平成31年3月5日 ●議事日程  平成31年3月5日(火曜日)午前10時開議  第1 市議第59号 平成31年度伊東市一般会計予算     市議第60号 平成31年度伊東市下水道事業特別会計予算     市議第61号 平成31年度伊東市競輪事業特別会計予算     市議第62号 平成31年度伊東市国民健康保険事業特別会計予算     市議第63号 平成31年度伊東市土地取得特別会計予算     市議第64号 平成31年度伊東市霊園事業特別会計予算     市議第65号 平成31年度伊東市介護保険事業特別会計予算     市議第66号 平成31年度伊東市後期高齢者医療特別会計予算     市議第67号 平成31年度伊東市病院事業会計予算     市議第68号 平成31年度伊東市水道事業会計予算 ●会議に付した事件 議事日程と同一。
    ●出席議員(19名)  1番  横 沢   勇 君         2番  稲 葉 正 仁 君  3番  大 川 勝 弘 君         4番  青 木 敬 博 君  5番  中 島 弘 道 君         6番  佐 藤 龍 彦 君  7番  重 岡 秀 子 君         8番  犬 飼 このり 君  9番  杉 本 一 彦 君        10番  山 口 嘉 昭 君 11番  稲 葉 富士憲 君        13番  四 宮 和 彦 君 14番  鈴 木 克 政 君        15番  浅 田 良 弘 君 16番  鳥 居 康 子 君        17番  長 沢   正 君 18番  佐 山   正 君        19番  井 戸 清 司 君 20番  土 屋   進 君 ●欠  員( 1名) ●説明のため出席した者 市長                   小 野 達 也 君 副市長                  若 山   克 君 副市長                  佐 野 博 之 君 市長戦略監                杉 本   仁 君 企画部長                 中 村 一 人 君 企画部行政経営課長            小 川 真 弘 君 同市政戦略課長              佐 藤 文 彦 君 同情報政策課長              稲 葉 信 洋 君 危機管理部長兼危機管理監         村 上   靖 君 危機管理部危機対策課長兼危機管理監代理  石 井 英 明 君 総務部長                 浜 野 義 則 君 総務部庶務課長              小 川 直 克 君 同財政課長                木 村 光 男 君 同収納課長                渡 辺 拓 哉 君 市民部長                 西 川 豪 紀 君 市民部環境課長              池 谷 伸 弘 君 同保険年金課長              肥 田 耕 次 君 健康福祉部長               下 田 信 吾 君 健康福祉部高齢者福祉課長         鈴 木 かおり 君 同子育て支援課長             相 澤 和 夫 君 観光経済部長               近 持 剛 史 君 観光経済部観光課長            小 澤   剛 君 同産業課長                平 野   亮 君 建設部長                 石 井 裕 介 君 建設部都市計画課長            長 澤 一 徳 君 会計管理者兼会計課長           三 好 尚 美 君 上下水道部長               白 鳥 謙 治 君 上下水道部水道課長            大 川   毅 君 教育長                  髙 橋 雄 幸 君 教育委員会事務局教育部長         冨 士 一 成 君 教育委員会事務局教育部次長兼教育総務課長 岸   弘 美 君 同教育指導課長              操 上 俊 樹 君 同幼児教育課長              稲 葉 祐 人 君 監査委員事務局長             鈴 木 惠美子 君 ●出席議会事務局職員 局長  稲 葉 和 正   係長  山 田 恵理子 主査  里 見 奈 美   主事  山 田 拓 己                  会        議                  午前10時   開議 ○議長(井戸清司 君)おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。                ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)この際、申し上げます。  当局から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎総務部長(浜野義則 君)おはようございます。予算大綱質疑に入る前の貴重な時間に説明の機会をいただき、ありがとうございます。本定例会に提出の平成31年度予算案説明書(その3)の一部に誤りがあり、本日、文書で通知をさせていただいたところでございます。昨日の訂正に続き、大変ご迷惑をおかけしまして、まことに申しわけございませんが、よろしくご了承の上、お取り計らいいただきますようお願いいたします。申しわけございませんでした。                ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)これより議事に入ります。 △日程第1、市議第59号 平成31年度伊東市一般会計予算から市議第68号 平成31年度伊東市水道事業会計予算まで、以上10件を一括議題といたします。  予算大綱質疑を昨日に引き続き行います。予算大綱質疑は、申し合わせにより、所属議員1人当たり20分の持ち時間を基本として、会派により、関連質疑なしで行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  質疑準備のため、暫時休憩いたします。                 午前10時 1分休憩                 ───────────                 午前10時 1分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  まず、公明党による予算大綱質疑を許します。                〔16番 鳥居康子君登壇〕 ◆16番(鳥居康子 君)おはようございます。公明党を代表しまして大綱質疑を行います。平成31年度予算に対し、以下4点お伺いをいたします。  まず初めに、市長の施政方針よりお伺いをいたします。平成29年6月12日、6月議会定例会の開会に当たり、第19代伊東市長としての所信を述べられており、主要施策として3本の柱を示され、「みんながつくる伊東市」、「みんなが楽しい伊東市」、「みんなが暮らす伊東市」を打ち出され、それに際し、今まで行政に届きにくかった若い世代の声や伊東を選んでくださった移住者の方々の声などを市長みずからが直接市民の皆様のもとへ出向いて聞き、そして本音で語り合い、意見を交換する中でしっかりと吸い上げ、市政に生かしていくために未来ビジョン会議地域タウンミーティングを設置し、ボトムアップ方式による市政運営を目指してまいりますとされております。その上で、具体的には「本市の玄関口である伊東駅周辺における整備事業の推進に当たっては、私みずからが先頭に立ち、課題の解決に向け努力してまいります」また、「子育て世代への支援策として、就学前の1年間の保育園・幼稚園の保育料を全額公費負担とするとともに、医療費の無料化を高校卒業まで拡充いたします」とされております。それら施政方針に基づき、平成29年、30年度と着実に取り組まれたと考えております。  さて、市長就任3年目を迎え、「31年度は、「対話と融和とチャレンジで『未来を拓く』」を経営方針として、引き続き市民の皆様との対話と融和を尊重し、市民と行政が協働し知恵を出し合い、共にチャレンジの一歩を踏み出すことで、明るい未来を拓くためのまちづくりを進めてまいります」とし、具体的には伊東駅周辺整備については、JR伊東駅前観光トイレの早期完成を目指すとともに再整備を推進するための調査などを実施、図書館・文化ホールの建設につきましては、学校再編などの社会情勢なども勘案する中で、タウンミーティング等で市民の皆様からいただいた多くの要望にできるだけ応えられるよう、建設地及び建設形態等の決定に向け、伊東市図書館・文化ホール建設に向けた検討会において引き続き検討を進めるとし、また、オリンピック・パラリンピックの開催に当たっての伊東駅前東側広場をシャトルバス発着場としての改修を示されるなど、「対話と融和とチャレンジで『未来を拓く』」経営方針の一端の施策と考えますが、改めて小野市長の新年度に向けて政策の重点をどのように考えられ、予算編成をされたかお伺いをいたします。  次に、歳入に関してお伺いをいたします。平成31年度の一般会計予算規模は、対前年度比8億1,000万円増の264億2,000万円とされていますが、以下、歳入の増減を見込まれた要因をお伺いいたします。  まず1つ目として、市税に関しては個人市民税の増加などにより111億3,515万4,000円、対前年1億60万2,000円の増であり、市たばこ税以外は増額を示しております。予算編成の中で市税の増額の要因をどう捉え、編成されたかお伺いをいたします。  次に、2点目として地方交付税についてお伺いをいたします。地方交付税は30年度24億円とし、31年度はプラス4億円を見込み28億円とされていますが、これまでの交付税算定から4億円を増額されたことについて、どのように判断し、見積もられたのかお伺いをいたします。  3点目として、使用料及び手数料でございます。使用料、手数料は幼児教育の無償化の対象拡大などにより、使用料及び手数料が5.2%減の3,913万円の減としていると考えられますが、本市にとって、幼児教育の無償化への影響をどう捉えて減額とされたかお伺いをいたします。  4つ目として、国庫支出金についてお伺いをいたします。国庫支出金は対前年比6.5%増の2億4,713万6,000円増であり、プレミアム付商品券事業による数字と考えておりますが、プレミアム付商品券事業としての算定根拠をお伺いいたします。  5点目として、県支出金についてお伺いをいたします。対前年比2.4%減、4,638万4,000円減としております。県補助金1億1,086万2,000円減が主たる要因と考えるところでありますが、県支出金の減額の要因をお伺いいたします。  次に6点目として、繰入金についてお伺いをいたします。繰入金は、財政調整繰入金の繰入額が17.7%増の13億5,715万9,000円とされております。前年度に比べ2億399万2,000円の増となっておりますが、繰入金の増額要因についてお伺いをいたします。  次に3点目として、幼児教育の無償化の対象拡大についてお伺いをいたします。現在、本市においては、国に先んじて入学前5歳児の幼稚園、保育園の無償化を行っており、この10月より国の幼児教育無償化が示されており、国の方針においては、3歳から5歳児の原則全世帯無償化とし、ゼロ歳から2歳においては住民税非課税世帯が対象とされているということであります。また、給食費においては、現在、非課税世帯にのみ上げられているものが、今後、無償化の後、副食費の免除対象を年収360万円未満までの世帯に広げるとされております。これら制度の無償化の対象拡大は、少なからず幼児を持たれる家庭にとって経済的負担の軽減につながることは間違いないことでありますが、現在、本市として5歳児の無償化が行われており、さらに多子世帯の保育料についても負担軽減がされている中で、本市の幼稚園、保育園の利用者にとって与える影響並びに本市の財政負担にどのような影響を及ぼすと考えられるかお伺いをいたします。  次に、プレミアム商品券についてお伺いをいたします。消費税率が10月より10%に引き上げられることになっておりますが、消費税は急速な少子高齢化に伴い増大する社会保障費を維持するための重要な安定財源であり、引き上げたときには低所得の年金生活者に対する最大月5,000円の支援給付金などが実施されます。さらには増収分の一部を活用し、子供たち、子育て世帯に対する幼児教育の無償化にも充てられるということであり、あわせて低所得世帯、また子育て世帯に向けてのプレミアムつき商品券の発行が予定されております。対象として、住民税非課税世帯と2歳以下の子供を持つ世帯を対象に2万円を購入限度額として2万5,000円分の買い物ができる商品券で、額面も1枚当たり500円にするなど利用しやすい工夫があると伺っておりますが、使用期間は10月から来年の3月までの半年間とされているとのことであります。プレミアムつき商品券による経済的効果が果たされると考えられますが、これら事業効果及び手続など、どのようなことが想定されているかお伺いをいたします。  次に、人口減少、少子高齢化に対するコンパクトなまちづくりを目指すとして立地適正化計画策定事業についてお伺いをいたします。今後、人口減少に対応するため、道路等の社会資本の更新時に公共施設のインフラ整備が大変難しい時代になってくるということを背景に、国交省として立地適正化計画策定事業を創設されておりますが、当該計画の内容及び今後の見通しについてお伺いをするところであります。この立地適正化計画でありますが、国交省によるコンパクトなシティー構築に向けて市町村の取り組みを支援するために設けられた制度創設であり、将来の人口予測や財政状況をもとに都市の将来像を展望し、居住を誘導する区域、居住誘導区域、医療・福祉・商業施設などを誘導する区域、都市機能誘導区域を市町村が指定し、それを促す施策について、国が財政支援や税優遇を行うことや、公共交通の充実の支援を後押しするとしております。現在、161の市町が立地適正化計画を策定しており、作成途中を含めますと、407の市町村がコンパクトシティを目指しているということであります。本市にとりましても、立地適正化計画の必要性を感じているところでもありますが、今後の取り組み方、また内容等の見通しがわかればお伺いをしたいと思います。  以上で壇上からの大綱質疑を終わらせていただきます。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)公明党 鳥居議員の質疑にお答えいたします。  初めに、平成31年度一般会計予算案及び施政方針についてのうち、施政方針において、「対話と融和とチャレンジで『未来を拓く』」を経営方針としているが、新年度における市長の思いを改めて伺うとともに、どのようなことに重点を置き、予算編成を行ったかについてであります。私は、これまで地域タウンミーティング未来ビジョン会議の実施など、市民の声に耳を傾け、対話をもとに市民の皆様との融和を図る中で、市民の皆様の声が届く市政運営に意を注いでまいりましたが、本年度につきましては、決めるべきものは勇気を持って決断し、困難な事案にも果敢に挑んでいくとの考えのもと、平成31年度の経営方針を「対話と融和と チャレンジで『未来を拓く』」といたしました。予算編成に当たりましては、施策の3本柱である「みんながつくる伊東市」、「みんなが楽しい伊東市」、「みんなが暮らす伊東市」及び市長経営方針に基づいた事業展開を図る各種施策を実現することを念頭に置き、予算編成を行う中で、市民とともに本市の将来像を描く総合計画等策定事業や、人口減少社会に対応するまちづくりを進めるための立地適正化計画策定事業のほか、伊東駅前A地区再整備推進事業、現業職員から提案されたふれあい収集事業などをチャレンジで本市の未来を拓く事業に位置づけ、予算化したところであります。依然として本市財政を取り巻く状況が厳しい環境にある中、職員一人一人が伊東市の将来を担い、拓いていく、市民が主役の明るい伊東市をつくるとの意識を持ち、引き続き市民の声が届くボトムアップによる市政運営に取り組み、来るべき市制100周年に向け、市政運営に邁進してまいりたいと考えております。  次に、歳入に関し、それぞれの増減を見込んだ理由のうち、市税についてであります。市税につきましては、地価の下落に伴う土地評価額の減による固定資産税及び都市計画税の土地課税分の減額や、健康志向による売り上げ本数の減によるたばこ税の減額が見込まれるものの、この間の景気動向を反映して個人市民税所得割の増額が見込まれることや、評価がえ年度に該当しないため、固定資産税及び都市計画税の家屋分の増額が見込まれることなどにより、市税全体といたしましては、対前年度比1億60万2,000円増の111億3,515万4,000円を計上しております。  次に、地方交付税についてであります。地方交付税につきましては、国の地方財政計画において、地方の一般財源の総額について、前年度を下回らないように確保するとした中、対前年度比プラス1.1%とすることが示されており、また本市の最近の決算から、当初予算額と交付額との乖離が大きい状況にあることなどを考慮し、対前年度比4億円増の28億円を計上しております。  次に、使用料及び手数料についてであります。使用料及び手数料につきましては、衛生手数料において、ごみの指定袋販売予定数の増加に伴い、事業系一般廃棄物処理手数料が対前年度比で1,662万7,000円の増額となるものの、国の幼児教育無償化の影響などにより、市立保育園保育料が2,091万2,000円、幼稚園保育料が900万3,000円、それぞれ減額となるほか、入居者数の減少により、住宅使用料が2,206万9,000円の減額となることなどから、全体で対前年度比3,913万円減の7億1,718万8,000円を計上しております。  次に、国庫支出金についてであります。国庫支出金につきましては、障害者自立支援事業における自立支援給付費等の扶助費の増額が見込まれたことから、障害者自立支援給付費負担金障害児給付費等負担金が増額となったほか、7月の参議院議員選挙に係る国庫委託金が増額となったこと、さらには10月の消費税率引き上げに伴う対応策として実施するプレミアム付商品券事業の財源として国庫補助金が交付されることなどから、事業完了に伴う富戸・梅の木平線道路改良事業費補助金の減額などはあるものの、全体で対前年度比2億4,713万6,000円増の40億7,017万5,000円を計上しております。  次に、県支出金についてであります。県支出金につきましては、国庫支出金と同様に、障害者自立支援事業における自立支援給付費等の扶助費の増額が見込まれたことから、障害者自立支援給付費負担金障害児給付費等負担金が増額となったほか、大規模建築物耐震補強助成事業に対するプロジェクト、TOUKAI-0総合支援事業費補助金の増額や、同報無線デジタル化事業に対する緊急地震・津波対策交付金が増額となるものの、伊東魚市場改修事業が取りやめになったことにより水産業振興総合推進事業費補助金が大幅に減額となったことから、全体で対前年度比4,638万4,000円減の18億5,742万4,000円を計上しております。  次に、繰入金についてであります。繰入金につきましては、一般会計の予算規模が対前年度比で8億円を超える増額となり、一般財源に不足が見込まれたことから、財政調整基金繰入金を対前年度比1億円の増としたほか、減債基金繰入金につきましても、公債費において、学校給食センター建設に係る地方債の元金償還が本格化することから、対前年度比1億円の増としたことなどにより、繰入金全体では対前年度比2億399万2,000円増の13億5,715万9,000円を計上しております。  次に、市民生活に直結する事業として、幼児教育無償化の対象拡大について見込まれる効果であります。幼児教育の無償化につきましては、本市が国に先駆け、平成30年4月から入学前1年間の幼児教育無償化を実施しており、保護者の皆様からは、子育て世代を応援していただき、大変ありがたいとの声が多く届いております。平成31年10月からは、国の施策として、3歳から5歳までの全ての子供及び住民税非課税世帯のゼロ歳から2歳児までの幼児に対し無償化が実施される予定であることから、子育て世代の経済的負担が一層軽減され、また、ほかの子育て支援施策をあわせて実施することにより、少子化の進行に歯どめがかかるとともに、幼児期における質の高い教育機会の創出につながっていくものと考えているところであります。  次に、プレミアム付商品券事業についてであります。プレミアム付商品券事業につきましては、消費税及び地方消費税の引き上げが低所得者や子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費の喚起及び下支えすることを目的にプレミアムつき商品券を販売するものであります。制度の概要といたしましては、平成31年度住民税非課税者及び3歳未満の子が属する世帯の世帯主を対象に、プレミアム額1,000円をつけた額面5,000円の商品券を4,000円で販売するものであります。購入限度額は1人2万円で、子育て世帯の世帯主については、2万円に3歳未満の子供の人数を乗じた額となり、また非課税者で、かつ3歳未満の子供がいる子育て世帯などの場合は重複しての購入が可能となります。見込まれる効果につきましては、本事業の実施により、消費税の引き上げに伴う低所得者及び子育て世帯の負担が軽減されるとともに、地域における消費の落ち込みが抑制されることが期待されるところであります。
     次に、人口減少、少子高齢化社会に対応するコンパクトなまちづくりを目指すためとして立地適正化計画策定事業が予算計上されているが、当該計画の内容及び今後の見通しについてであります。昨日の質疑でもお答えいたしましたが、立地適正化計画の内容につきましては、本市においても全国的な情勢と同様に、人口減少、少子高齢化のさらなる進展が見込まれることから、都市機能が集積した持続可能なコンパクトなまちづくりとすることが不可欠であると認識しております。このことから、都市再生特別措置法に基づき、都市計画区域内において、居住機能や医療、商業等のさまざまな都市機能の維持、誘導を図るための、都市計画マスタープランと一体となったコンパクトなまちづくりを実現する立地適正化計画を策定するものとし、新年度につきましては、基本方針をまとめるための現状把握や将来見通しの分析、都市づくりの課題整理などの基礎調査を実施してまいります。今後の見通しにつきましては、策定に当たり、市民の皆様に対して丁寧な説明を行う中で、さまざまな立場の方からご意見をいただくことが重要であると考えておりますことから、3カ年程度の期間をかけまして慎重にまとめてまいりたいと考えております。以上であります。 ◆16番(鳥居康子 君)ご答弁ありがとうございました。  まず最初に、壇上で施政方針からお伺いをさせていただきました。私はこの施政方針を見るに当たって、チャレンジという言葉がとても印象深く伺ったところなんですが、対話と融和というのをずっと市長が言われていたところにチャレンジということの重さというか、意気込みというか、そこを新年度の政策にどのように生かしていかれるのかをお伺いいたしまして、幾つか事業が一歩も二歩も前へ出る形が示されたと思います。  そこで施政方針の、30年度――今年度は前例にとらわれることなく、みずからの信念を強く持ち、勇気を持って各種施策を実践してまいりましたということと、31年度は「対話と融和とチャレンジで『未来を拓く』」、市民の皆様とともにチャレンジの一歩を踏み出すということで、本年度、勇気を持って実践してこられたことと、それからチャレンジして31年度へ踏み出すということの、事業名ではそれぞれあったかとも思いますけれども、そのことの思いを改めて市長のお言葉からお伺いしたいと思います。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  30年度につきましては、私が選挙時に公約として掲げたさまざまな施策を具現化したものが多くなりました。基本方針としましては、やはり対話を大切にしていくこと、それから協調性を持って必ず着地点を探していこうということで、なるべく皆さんのご意見を反映できるように努めてまいったところでございます。31年度になりましては、やはり国も消費増税を控えていて、さまざまな政策が大変わりする年にもなります。私ども地方自治体といたしましても、独自の政策、どのように自分たちの経済状況、いろいろな社会状況を考えていくかによって大きく異なるものと思っております。  その中で、答弁にも載せてありますけれども、ふれあい収集などは現業職員が、市長室に代表者3名が参りまして直訴して、今回、事業はふれあい収集という名前でございますが、どうしても福祉収集を行いたいというご意見を私にぶつけていただきました。それについては各種研修と、それからさまざまな成功事例をしっかり勉強する中で、市民の皆様に期待されるところに応えていくということがありましたので、職員についても、そういったもので1つずつ挑戦する気持ちがあるんだなということを感じておりました。今回は改めて経営方針にしっかりと書き込むことで市民の皆様にもお伝えしていきたいと思っておりますし、私自身もこれからも対話と融和、そしてまた、挑戦するという気持ちを忘れずにやるためにも、今年度新たにまた、このような経営方針にさせていただきました。  また、最後に「未来を拓く」という言葉があるんですけれども、私が就任した年が市制70周年でございました。これから30年先のことを考えますと、当然、私たちは社会的にも肉体的にもいないのではないかと想像できますけれども、若い職員、また市民の若い層は、30年後はきっと立派にこの伊東市を支えていただいていると思っておりますので、そういった意味でも、若い世代の皆さんと一緒に30年後のことも含めて考えていきたい、こんなふうに思って経営方針とさせていただいたところであります。以上であります。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございます。今の言葉からいろいろ思うところがありますけれども、しっかりと現状を維持することの大切さと、また、市民の要望に応えていくということのバランスを考えて、そしてまた、未来を拓いていくということも、市政、伊東市はずっとつながっていきますので、そういう観点から育てていくことを大事にされていることがよくわかったような気がいたします。  今の施政方針にもう1点お伺いをいたしたいところがありますけれども、私の壇上の質疑の中で、図書館・文化ホールの建設についても引き続き検討会で検討を進めていくということが出されたことは、私はチャレンジという意味にくくれるのではないかなという気がいたします。タウンミーティングでさまざまなお声が出て、そして本来なら候補地の選定で、また、31年度にそれに向けての基本構想なり建設計画にするための30年度だったと思いますけれども、そこを改めて検討していくということの、ここは学校の統廃合とかいろいろな背景がありますし、市民の皆様からのいろいろな声は市長は直接聞いているので、その辺の検討をさらに続けていくことの判断が結構大変な判断ではなかったのかなという思いがいたしますので、この部分ももし市長として何かご発言がありましたらお願いしたいと思います。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  図書館・文化ホールの建設につきましては、検討会から今年度中に答申をいただくことになっておりましたが、当初の予定の後に伊東市内の県立高校が統合されるという案が示されまして、その中で、その3つの高校のうち、どこかがあくということを前提に、これからの利用についてどうするのか。これは県の教育委員会からも相談がありました。それから、小・中学校の適正配置につきましても、そろそろ答申が出て、これからあいたところをどうするかという問題が出てまいりました。一方で、図書館・文化ホールの検討を庁内でワーキンググループがしたときには、建設の候補地を5カ所選定してありました。その中に小学校、中学校というのは入っておりませんでしたので、その後、そういったものもしっかり検討すべきであろうということを指示いたしました。  検討会の皆様には、複合でやるのか、別々の建物にするのか、それが一つのテーマでございまして、もう一つのテーマは場所の選定ということがございました。31年度予算を編成するに当たりましては、担当課からは建設基本構想の予算案が示されておりました。その中で財政当局ともいろいろと相談をしました。私の公約であるので、なるべく速やかにやりたいということも私自身の言葉として申しましたけれども、場所が決まっていないのに基本構想をつくるのは不合理であるというふうに意見が固まってきたところでありまして、不本意ではありますけれども、今年度の当初にはつけられないだろうということになりまして、基本構想の予算というのは見送った経緯がございます。ただ、検討会につきましても、もう1年間、ずっと検討するのではなくて、小学校、中学校の配置が固まった時点、あるいは県立高校の統廃合の中で統合した場所がどこになり、空き地がどこになるということが示されて、県との協議が進む中では候補地が複数ふえてきますので、その中でまた、検討会の皆さんが結果を出していただけるものと思っておりますので、1年じっくりかけるということではないと認識しておりますけれども、なるべく速やかに建設に向けてのさまざまな計画を進めていきたいと思っているところでございます。以上であります。 ◆16番(鳥居康子 君)この図書館、文化施設の考え方というのは、早く進んでほしいという市民の思い、また市長の思いもあって、31年度はいま一歩、さらに適正な土地があるのではないかということを踏まえて、じっくりと最良な適地を選定して進めていくということの判断で私は理解をさせていただきたいと思います。  そして2番目の歳入に移りますが、それぞれご説明をいただきました。この歳入の中で一番伺いたいところが、前年度と比べて予算が8億円多いということの中で、影響があるのは交付税の見込みと、それから、それに対して歳出の部分を補填するという意味と言っていいんでしょうか、繰入金が基金を崩してということであった中で、交付税と繰入金の当初予算に組み込んで1年間やってこられるということでありますけれども、今までの予算編成と違った部分というのがあるのか、ないのか、その辺少し伺いたいと思います。 ◎総務部長(浜野義則 君)歳入の計上につきましては、歳出が8億円増額しているというところで、多少の一般財源がふえてくるというところがございます。交付税につきましては、さきの市長答弁でもお答えしていただきましたとおり、国の地方財政対策によりまして、総額が1.1%増額しております。本市の近年の交付税の決算額というのは30億円前後ございまして、毎年6億円から7億円近い金額の増額補正を12月で計上させていただいております。その辺の交付実績に基づいた当初予算を計上することで、歳出予算増額に不足する一般財源の活用というのを編成の中で行ったところでございます。  それから繰入金につきましても、財調のほうが1億円ふえております。こちらにつきましても、例年、一般財源が不足する中で、この財調の活用というのは繰入金で対応しておりましたが、ことし平成31年度につきましては、やはり不足する部分について、さらに1億円増額をさせていただいたところでございます。  それから減債基金につきましても、これまでの答弁でもお答えさせていただいておりますけれども、学校給食センターの元金の償還を本格化するということもございまして、こちらについても1億円増額の3億円の計上で、この辺で歳出の増額に対する繰入金、交付税の活用を行ったというところでございます。以上です。 ◆16番(鳥居康子 君)時間がありましたら、もう少し交付税の当初予算に繰り込んだというところの1年間の事業の組み方がどう変わるのかをちょっと伺いたかったんですが、また改めてさせていただきたいと思います。  3点目の幼児教育の無償化と、それからプレミアム付商品券事業でありますけれども、幼児教育無償化の対象拡大で、壇上で市長がお答えになって、現在、本市としては5歳児をやられておりまして、10月から国の消費税の引き上げ時に無償化になるということで、これは対前年ですので、その分、市としては持ち出しが少なくなるということの金額が使用料、手数料に反映されていると思いますけれども、幼児教育の無償化の拡大というのは、市長が壇上でおっしゃったように、子育て中の家庭には大変ありがたい政策だと思います。  時間がないのでここで1つだけお伺いいたしますが、本来なら、これは恒久法ということで、幼児教育は全部無償化ということになりますので、待機児童があってはいけないということ。入りたいご家庭、子供さんはゼロ歳なり、3歳なり、幼児教育に行かせてあげたい、行きたい子供さんは全部行政で対応するというのがこの幼児教育の無償化の一番大事なところだと思います。毎年毎年、待機児童が出る中、工夫をしていただいて減少につながっていると思いますけれども、無償化の本当に大事な国の社会保障の教育というのが大きな柱にもなっておりますので、これから子育て支援計画ができますけれども、何らかの無償化の恩恵が行き渡るように考えていっていただきたいと思います。簡単な答弁でよろしいんですけれども、お答えをいただけますでしょうか。お願いします。 ◎教育委員会事務局教育部長(冨士一成 君)幼児教育の無償化の全世帯への恩恵をというような質疑だと思いますけれども、今回、10月からは3歳から5歳の無償化が進められるところであります。3歳から5歳の待機児童は今年度はゼロ人でありますので、ほぼ全員がこの無償化に該当するものと考えられております。ゼロ歳から2歳につきましては低所得者層ということで、それについても恩恵になるわけですけれども、待機児童の解消に向けての考え方としましては、今年度、一応、小規模園が開所するのと、公立園についても、いろいろ工夫する中で拡充を図っております。あと、昨年度多く見られたミスマッチといいます、自分の希望する園と入れる園がマッチしてないところ、その辺の解消につきましても、担当が一生懸命、面談の中で希望を親御さんと話し合いまして、あと配置しておりますコンシェルジュ、この辺がうまく機能しまして待機児童の解消に当たっているところであります。いずれにしましても、来年度、3歳から5歳の待機児童はまだ発生していないのではないかと予想しているところでございます。以上です。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございます。3歳から5歳は国のほうでは無償化ということで、ゼロ歳から2歳は非課税世帯ということの仕分けはされておりますけれども、子供さん、親御さんの考えというのがだんだん変わってきていると思いますので、全員が無償化にはならないのかもわかりませんけれども、これから幼児教育の無償化という大きなテーマに向かっては、ぜひ工夫をしていただく計画になっていただきたいなと思います。  最後のコンパクトシティでありますけれども、これは将来の伊東市のまちづくりの一つ大きな考え方の基本になってくるのかと思います。今、自分が住んでいるところで、医療だったり、介護だったり、それから買い物は、日常の生活が安心して行かれるというまちづくりを計画しながら進めていくということの設計図にはなると思いますし、今、住んでいる方をこうしてくださいということにはならない方法で考えていただけると思います。それには、交通の利便性をどういうふうにコンパクトに回していくかということもあわせて考えていく必要があると思いますけれども、コンパクトシティの手続等を丁寧にとお答えをいただきましたけれども、改めて3年かけてというところで何かご答弁をいただければと思います。 ◎建設部長(石井裕介 君)改めて3カ年程度かけてということですけれども、基本的に策定は専門的な技能を要することになりますので、専門の事業者に委託して、市と協議をしながら進めていくわけですけれども、その中に市民の皆様からの意見をしっかりといただくような形で、法定の中におきましても、多様な関係者による議論を経て作成、実施されることが望ましいとされているということになっております。法定協議会であったり、あとアンケート等の実施、あるいは審議会の意見を聞くということも法定で示されていますので、そういった市民の皆様からの意見もしっかりと聞きながら進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(井戸清司 君)以上で公明党による予算大綱質疑を終わります。  10分間ほど休憩いたします。                 午前10時48分休憩                 ───────────                 午前10時59分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、日本共産党による予算大綱質疑を許します。               〔7番 重岡秀子君登壇、拍手〕 ◆7番(重岡秀子 君)日本共産党の重岡秀子です。通告に従い、3点について予算大綱質疑を行いたいと思います。  まず1つ目は、市長の所信表明にもあった「みんながつくる伊東市」という理念についてです。これは産業、特に伊東市の基幹産業である観光を活性化するまちづくりにとっては根幹とも言える大変重要な理念であると考え、その実態と発展方向についてお伺いします。  まず、市制70周年の記念として植栽されたブーゲンビリアは、花でおもてなし事業として30万円の予算が計上されていますが、今後の推進計画は実行委員会で検討されているのか、また、広く市民と協働で事業を進める考えはないかお伺いします。  31年度から第3次観光基本計画が出発しますが、そのキャッチフレーズは「日々の疲れ、ストレスを心身ともにいやせる息抜き都市『リラックスできるまち・いとう』」ということです。であるならば、町なかにも花のスポットをつくる施策も意味があります。そこで市制70周年記念で植えられたブーゲンビリアを花でおもてなし事業として育てていくことは、観光に携わる多くの団体や、また、まちづくりに協力したいと考える市民の共通の思いになることが必要と考えます。また、ブーゲンビリアは華やかで南国情緒があり、温暖な伊東をアピールできる、さらに桜などと違って長い期間楽しめる花という位置づけで始められましたし、多色咲きということもあるのか、1本1万5,000円から2万円、川口公園には1本15万円もするような高価な苗木が6本も植えられています。しかも、藤の広場近辺の川口公園や駅前ロータリー及び南口線のいちょう通り、宇佐美留田浜辺公園など合計350本、29年、30年、2カ年で1,150万円の事業費がかけられています。実行委員会がかかわって、しっかり維持管理していく体制があるのか。それが十分でなく、業者任せにするなら、新年度予算の30万円で維持管理ができるのか、お伺いいたします。  2点目は、平成30年度に地域活性化事業で取り組まれ、31年度にも継続されているHIKARI to YUKATAにぎわい演出事業等は幅広い団体との連携が必要と考えるが、どのような組織で検討され、協働体制がつくられているのかお伺いします。そもそもこの事業は、浴衣が東海館を中心とする松川遊歩道などのまち歩きをより楽しくし、温泉情緒を醸し出すことにも有効だと考えられたものであり、市長の浴衣のまちにしたいという思いもあって、これからも継続し、発展させていきたい事業として取り組まれていると認識しています。さらに昨日までの質疑の中で、31年度はインスタ映えするスポットにもなるよう、新たな街灯の設置も計画しているとの答弁もありました。もともとこの事業は、今まで観光基本計画の中でうたわれてきた、中心市街地に人の流れをつくるための事業であると考えます。第3次観光基本計画の中でも、市街地に関しては「温泉情緒あふれるリラックスタウン」が目指す方向性とされ、現状の問題点として、観光客から温泉街の雰囲気という評価がかなり低いことが指摘されています。しかし、浴衣は温泉情緒を醸すには効果的ですが、観光客がどのような時間帯で浴衣を着るのかと考えたとき、やはり夏場ですから、夕方から夜が中心となります。旅館組合などの宿泊業者や商店街、飲食店との強い連携がなければ効果が上がらない事業ではないでしょうか。現在でも市街地に人の流れをつくることが十分できていない現状があり、これが観光戦略の中でも大きな課題、大変難しい課題になっていると考えます。根本的には歩きたくなる商店街づくり、歩きたくなるまちづくりという環境整備が同時に推進されなければ成果につながらない事業であり、十分に議論し、練り合う場が必要と考えます。そこで、現在の実行委員会の体制及びその中での議論や活動について伺います。  3点目は、若い世代を中心とした未来ビジョン会議は本市のまちづくりを考える上でどのように位置づけられているか、また、31年度の活動はどのような計画で行われるのかについてお伺いします。未来ビジョン会議は、市内の各種団体から若い世代に参加してもらい、福祉や観光など、まちの課題についての意見を聞く場となっていますが、やはり意見を聞き、事業に生かしていくのは行政であり、若い世代がまちづくりの主体になっていくような仕組みになっていないのではないかと考えます。そこで、今後の方向性についてお伺いします。  大きな2つ目は、ごみ収集運搬業務における事業についてです。以下2点について伺います。  まず、高齢者等のごみ出しを支援するふれあい収集の概要についてです。これは昨日の大綱質疑でおおむねわかりましたが、県内でも湖西市、御殿場市の2市しか実施されていないということで、高齢化の進む本市で、このような市民サービスの拡大、しかも、それが現業職員の方々からの強い要望があり、市長がそれを酌み上げたボトムアップ事業であるということ。不祥事の後で、とかく市民の不信の目が行政に向けられている今、これは画期的な取り組みであり、31年度予算の大きな目玉事業とも言えるのではないでしょうか。私の近隣でも、高齢者のごみ出しはステーションが遠くて大変だということや、また介護が必要な高齢者のひとり暮らしも多い中、ヘルパーが来る日とごみ収集日が合わないために、ごみステーションのある我が家が一時ヘルパーからごみを預かるということもありました。昨日の審議で計画の概要はわかりましたが、特に他市と比べ、本市が取り組む先進的な方法や今後考えている発展方向などがあればお聞きしたいと思います。  次に、小室地区のごみ収集の民間委託の目的と課題についてです。この事業は既に南部地域、第5地区で実施されているもので、現在のところは大きな問題もないということですが、同じ業者が地域を拡大して実施することになるのか、その費用対効果や委託費が十分目的に沿った使い方がされるのかどうか、どのように検証されるのかお聞きしたいと思います。また、今後のごみ収集運搬業務の将来的な見通しについてもお伺いします。  大きな質疑の3点目は子育て支援で、以下2点について伺います。  本市では、独自で5歳児の保育料の無償化を進めてきましたが、国が10月から、3歳から5歳までの全ての子供及びゼロ歳から2歳までの幼児教育無償化を計画しています。そして国の制度では、3歳から5歳までにおいては、給食費などが一部保護者負担となりますが、既に無償化を進めていた本市においては、どのように考えているのか伺います。また、国の制度化により、財源にはどのような影響があるのか伺います。  幼児教育の無償化は、社会保障の進んだ国では常識となっているという資料もありますが、今回は消費税の10%への値上げと抱き合わせの国の急な施策の展開で、地方自治体の負担も大きいため、全国の自治体から戸惑いや国負担に対する要望が大きく上げられている現状と伝えられています。本市の予算も国の施策に沿って計上されていると考えますが、既に5歳児の保育料の無償化に取り組んでいることから、国の方針に従うと一部給食費など負担増となる世帯があると考えますが、その点をどう考え制度化していくのか伺います。  また、国に先行して5歳児のみ無償化していた本市では、そのための予算は全額、市費負担でありましたが、31年度は3歳から5歳に対象が拡充されること。その財源は31年度については国が全額保証する予定であること。しかし、32年度からは市の負担分もあること、また、公立保育園の園児に対しては全額自治体負担であることなどの方向性が出されていることから、今後、年度によって、現状と比べ、どのような試算になるかお伺いします。  子育て支援の2点目は、待機児童の問題です。幼児教育の無償化は子育て支援としては大事な施策ですが、一方では待機児童問題もなかなか解決されません。本市では待機児童の早期解消に努めるとして、平成31年4月に小規模保育事業所の開所が計画されていますが、その他の対策は考えられているのかお伺いします。  以上で壇上からの質疑を終わります。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)日本共産党 重岡議員の質疑にお答えいたします。  初めに、「みんながつくる伊東市」という理念は産業の活性化という面でも重要と考えるが、花でおもてなし事業についての今後の推進計画は実行委員会で検討されているのか、また、広く市民との協働で事業を進める考えはないかについてであります。ブーゲンビリアの植栽につきましては、平成29年度に一般の方から寄贈いただいた巨大なメーンブーゲンビリアを土肥からリエティ広場に移植したほか、多色咲きブーゲンビリアをイベント開催時に多くの人が集まる川口公園に約150本と宇佐美留田浜辺公園に約70本の植栽を行ったところであります。また、今年度におきましては、JR伊東駅前ロータリーに鉢植え1個と鉢植えを12個積んだキャリアを2台、市道南口線に鉢植えを12個積んだキャリアを7台と6個積んだキャリアを4台、按針メモリアルパークに鉢植え1個を設置したところでありますが、これら鉢植えにつきましては、冬期の間は栽培している業者に保管していただき、時期を見て再度設置することとしております。また、現状では多色咲きブーゲンビリアの供給が困難になっている状況から、新年度におきましては、既に植栽されている多色咲きブーゲンビリア等の維持管理と伊東駅前などへ再度設置するための経費を計上しているところであります。また、実行委員会につきましては、委員長の不在などにより一時休会となっており、今後、多色咲きブーゲンビリアの供給が再開できることになった時点で広く市民と協働し、新たな実行委員会の組織化も検討してまいりたいと考えております。  次に、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業等は幅広い団体との連携が必要と考えるが、どのような組織で検討され、協働体制がつくられているのかについてであります。HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業につきましては、伊東温泉旅館ホテル協同組合、伊東観光協会、伊東商工会議所、伊東市商店街連盟、東海自動車、伊豆急行、伊東マリンタウンの観光関連団体・企業に加え、市民組織の伊東湯のまちバル実行委員会及び浴衣に精通している市民の方に参加いただいた実行委員会を立ち上げ、事業を実施したところであります。実行委員会のメンバーは、各組織の中でも若い世代の方の参加をお願いし、若者の視点で事業を検討していただくようお願いしたところであります。また、実行委員会のメンバー以外にも、浴衣でお越しいただいたお客様に対するサービスを市街地の商店の皆様にご協力いただいたり、抽せん会の賞品を市内の事業所にご協賛いただくなど、多くの皆様の支援により事業を進めてきたところであります。  次に、若い世代を中心とした未来ビジョン会議は本市のまちづくりを考える上でどのように位置づけられているか、また、31年度の活動はどのような計画で行われるのかについてであります。未来ビジョン会議は、若い世代の市民による新たな視点からの意見や発想等を政策の形成や推進に反映させることを目的に産業、文化、教育等、さまざまな分野の団体等の代表で構成し、これまでに観光施策や子育て支援施策などについて協議、検討いただく中で、さまざまな提案や意見をいただいたところであります。この会議は、私の市長としての基本的な姿勢であるボトムアップの市政運営を進めるための根幹をなすものの一つであり、私の政策アイデアの宝箱として大変貴重な会議であると認識しているところであります。平成31年度につきましては、第五次伊東市総合計画の策定に向けて、本市の将来像やまちづくりに係る意見やアイデア等を提案していただくことなどを考えております。  次に、ごみ収集運搬業務における事業についてのうち、高齢者のごみ出しを支援するふれあい収集の概要についてであります。昨日の質疑でもお答えいたしましたが、高齢化や核家族化の進展に伴い、家庭ごみを集積所に排出することが困難な高齢者や障がい者の方を対象に、環境課の現業職員が直接、戸別収集するとともに、希望する方には声かけによる安否確認も行う、現業職員からの提案によるボトムアップ事業であります。  次に、小室地区のごみ収集の民間委託の目的と課題についてであります。小室地区のごみ収集の民間委託の目的につきましては、平成32年度までを計画期間とする伊東市一般廃棄物処理基本計画の中で、質の高い行政サービスを提供するとともに、行政運営の効率化、民間活力の導入などの行政改革を推進する観点から委託化に向けた検討を進めることとしており、効果的かつ効率的な収集体制を構築した中で、対島地区に続き、同計画に沿って実施するものであります。また、課題につきましては、新たな市の収集体制の構築や、民間委託であっても、市直営と同様の収集を確実に実施する条件を整えることであると考えております。  次に、子育て支援策についてのうち、本市は独自で5歳児の保育料の無償化を進めてきたが、国の幼児教育無償化の制度では、3歳から5歳までにおいては、給食費などが一部保護者負担となるが、本市においてはどのように考えているか、また、国の制度化により財源にはどのような影響があるかについてであります。幼児教育の無償化につきましては、平成31年10月に予定されている消費税率の引き上げに合わせ、国の社会保障施策の一つとして実施される事業であり、この中で収入の低い世帯や第3子以降の子供を除き、副食費については実費徴収とすることが、先般、国の方針として示されたところであります。この制度改正により負担増となる世帯の発生が懸念されることから、国からの情報を注視しながら、給食費負担のあり方に関し、早急に検討を行ってまいりたいと考えております。また、無償化に伴う財源への影響につきましては、平成31年度は幼稚園、保育園の保育料、合わせて約4,000万円の歳入減を見込んでおりますが、地方負担分は全額、国の臨時交付金により補填される予定であり、平成32年度以降につきましては、民間施設への国県負担金等の歳入は増額となるものの、保育料の収入が減ることから年間4,000万円程度の歳入減になると試算しております。  次に、待機児童の早期解消に努めるとして、平成31年4月に小規模保育事業所の開所が計画されているが、その他の対策は考えられているかについてであります。待機児童対策につきましては、新たな小規模保育事業所の開設や公立保育園の保育室増築などによる利用定員の増加を図るとともに、保育コンシェルジュの丁寧な入所相談により、入所希望園と入所可能園のミスマッチの解消に努め、園児の受け入れ人数の増加に努めております。今後も地域ごとの保育ニーズの推移を見きわめながら、保育園の利用定員の増加と保育人材の育成を図り、幼稚園においては預かり保育の実施園をふやすなど、待機児童の早期解消に向けた取り組みを進めてまいります。以上であります。 ◆7番(重岡秀子 君)では、少し細かくお聞きしたいと思います。  まず、ブーゲンビリアの問題ですが、私、先日植えてあるところを一周してまいりました。ひぐらし会館のほうはロータリークラブの方たちからの寄附ということで、そこはちょっと市の予算ではないかと思うんですが、川口公園とか宇佐美留田浜辺公園なども見てまいりましたが、今のご答弁だと、これ以上の拡大はできないので実行委員会は休止した。業者だけで今年度予算では維持管理が30万円ということなんですが、私の見たところ、この30万円では、水をやったり、剪定は、いや、とてもやれないんじゃないかと思うんですけれども、初年度は肥料もやったりということもあったんじゃないか。昨年の12月議会のご答弁だと、例えば駅前ロータリーと、それから南口線だけで、撤去や維持で大体50万円ぐらいの予算がついているんですが、この30万円でどこまで業者に仕事をやってもらえるのか。また、補正でやるのか、その辺わかりませんが、いかがでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)新年度の30万円の委託料の内訳になると思いますけれども、基本的にはリエティ広場・川口公園の管理、また宇佐美留田浜辺公園に植えてあるものの管理、それとまた、伊東駅前の南口線に置くブーゲンビリアの管理と各10万円ずつで30万円という形でお願いをしているところでございます。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)わかりました。それで本当に十分ならいいんですが、これだけの広いところで、最初に苗木を植えたときというのがやっぱり大事だと思うんですよ。熱海は10年ぐらいたって、この間、糸川べりを見てきましたが、大きな木に育ってしまえば、そんなに気温の変化とか水やりなどが大きな問題にならないと思うんですけれども、熱海市では、この前、ジャカランダと、このブーゲンビリアが見ごろになるころが5月、6月ということで、チラシができたということで伊豆新聞に出ていましたが、過去のチラシを見ますと、ちゃんとNPO法人ステップ熱海というところが育てることに協力していたと。それから、現在も各地域に市が植えようと思った花、植えてある花は町内会長に頼んで、水やりなどは全地域で協力してもらっているということなんですよね。例えば留田などもかなり遠いところにあるので、そういうような市民の力を生かすということはお考えにならないでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)議員がおっしゃるとおりでありまして、今、実行委員会のほうは休止していまして、なかなか運営ができないような状態になっております。ブーゲンビリアにつきましては、市民の皆様と一緒に協働してやっていく事業であると思っています。今後、町内会とかNPO、またボランティアの方をいかにして募集して継続してやっていけるか、そこは実行委員会の団体もありますので、その辺と話をして少し考えていきたいと思っております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)HIKARI to YUKATAのほうなんですけれども、この事業は市役所の女性職員から提案されたと前に答弁されていましたが、事業が決まってから実行委員会がつくられたのか。今、実行委員会のメンバーはわかりますが、この辺の提案がどこでされて、その吟味は実行委員会が開かれてからやられたのか。その経過についてお聞きしたいと思います。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業につきましては、市長の公約でもあります、町なかのにぎわい創出の一環として行っている事業であります。まず、関係団体の賛同、また協力をいただく中で、これは行政が立ち上げた事業であります。まちの活性化は本市のイメージアップを図る事業であります。民間が協力して行うことが大事であるということで実施しているところでございます。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)この実行委員の中の1人の方に少し前にお話を聞いたんですが、30年度は、とにかく予算がこの3月議会で決まって、6月30日には浴衣のレンタルを開始しなきゃならない。それで宣伝なんかをしたり、浴衣を着てもらうための仕組みというか、特典とか、そういうものも検討が十分できないままにスタートしてしまったということを言って、もうちょっと準備に時間をかけたかったということがあります。今年度はそういう反省に基づいて、実行委員会は今どのような工夫を話し合っているのか、この事業を発展させるためにどのような話し合いをしているのか、市のほうでは把握していらっしゃいますか。 ◎観光課長(小澤剛 君)今、議員がおっしゃったとおり、反省点というものは実行委員会の皆様から上がっているところです。31年度につきましては、早目に準備を進める中で、今年度やりました反省点を修正しながらやっていきたいと思っております。また、31年度はDCとも絡めてまいりますので、その辺についても実行委員会のほうで検討しようということで話し合っている最中でございます。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)私はさっきも言いましたけれども、浴衣が温泉情緒を醸し出すのは、かつて浴衣がけの観光客が町なかへ下駄を履いたりして出てきて、ぞろぞろ歩いてまち歩きをしていた、これが印象に残っていて、これがないと、ただレンタル浴衣を借りた人たちが歩くだけでは最初から不十分だと思って、昨日、旅館組合に、浴衣がけで旅館に泊まっている人たちがどんどん町なかへ出てくるような仕組みがつくれるのかどうか、そういう協力は旅館組合ができるのかどうか聞いてまいりました。  なぜかというと、伊東というまちの市街地の難しさは、ほかのまちだと川沿いに旅館街が集中していたりするんです。伊東の場合は、聚楽とか、サンハトヤだとか、山のハトヤだとか、青山やまとだとかの団体も泊まるような大きな旅館がまちの中心部から離れていますよね。例えば、まちに出てきてもらうには大体食事をした後でしょう。マイクロなんかで送ってもらわない限り、女の人――女の人に限りませんが、まちへ来て浴衣を借りて着て、そうすると返すのは何時になるのか。東海館は9時までですから、東海館で浴衣を返すとなると、今10時ごろまでやらないと返せない。やっぱりいろいろな観光客の行動を見たときに、荷物を持っていたら浴衣を着たくないのでチェックインしますよね。チェックインした後、まちへ出ても、食事には旅館へ帰らなきゃならない。  そういうようなことから、実はこの旅館組合が考えていることは非常にすばらしくて、どっちかというと、レンタルは市民が按針祭に着たいとか、買わなくても着たいということを大事にして、どんどん浴衣がけでまちへ出ていくような仕組みをことしはつくりたいと。今、それを検討しているということで、ただ、夜、観光客を浴衣を着たまま町なかへ送り出してくださいと旅館に言うには何かメリットがないといけないので、湯のまちバルみたいな仕組み、浴衣を着てきた人たちが非常に安心してスナックなんかに行けるような仕組みをつくっているということで、この辺はやっぱりいいアイデアが出ているんだなと思いました。これは一つ発展できるといいんじゃないかと思います。  あと、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業「等」と壇上で申し上げましたが、藤の広場のコンテナハウスもお客さんを集めるために、ここでのいろいろな事業を考えているそうですが、ここは実行委員会はあるんでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)こちらの事業につきましては、伊東市の委託事業となっております。しかしながら、いろいろな関係団体がもちろん協力していただいております。基本的にはHIKARI to YUKATAにぎわい演出事業、また花でおもてなし事業、そちらのほうの関係団体とは類似しております。現在、今、議員がおっしゃいましたとおり、まちなかにぎわい創出事業、また花でおもてなし事業、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業につきましては、公・共・私が全部絡んで同じような団体、また、役所が取り組んでやっている事業であります。基本的には町なかの活性化、まちをつくる事業でありますので、今後におきましては、そういう民間の活力を活用しまして、組織を大きくして、一つの大きな組織の中でいろいろな事業をやっていくような形の仕組みづくりができればいいなと考えております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)確かにいろいろな人たちがかかわって、その人たちの協力でまちをつくっていく、観光事業をつくっていく、この形はあると思うんですけれども、私がちょっと気になるのは、市長が言う「みんながつくる伊東市」という中で、この観光の問題に関しては、ブーゲンビリアは業者からの提案があって、前市長が、あっ、それはいいなと思って、それから実行委員会をつくった。HIKARI to YUKATAとか藤の広場も市長の公約があり、それに沿った具体的な事業がある程度予算化されたり、予算化のめどがついた段階で実行委員会が集められている。この町なかをどうしたら活性化できるのか、町なかに人の流れをどうしたらつくれるのかというような観光戦略を練る場所が今できてないんじゃないかと。ここに大きい問題があるんじゃないかと思うんですけれども、どうでしょうか。観光基本計画では、今、第3次ですが、毎回、市民との連携、組織をつくっていくとか、観光戦略を練るところが必要だとか、あるいは町なかに人の流れをつくることが必要だと言うんだけれども、それをさらに深める組織はありますか。 ○議長(井戸清司 君)暫時休憩いたします。                 午前11時31分休憩                 ───────────                 午前11時31分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)観光を戦略するのは組織ということになります。これにつきましては、市長が常々言っております、いろいろなところから意見を聞くということの中で、去年から官民戦略会議を立ち上げております。これは伊東市、また商工会議所、観光協会、旅館組合と、伊東を代表する観光組織の方々に集まっていただいて会議をしています。その中でいろいろな観光、また商工の大きな枠組みを今議論しております。そういったところから、いろいろな具体的な案が出てきましたら、その辺は担当部署で事業をどんどん展開していきたいと考えております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)議長の言われることはわかるのですけれども、この観光施策は「みんながつくる伊東市」ということで、その組織のあり方が所信表明とかかわって重要だと思って私は聞いているので、この程度にしますが、例えば昨日もプラットホームということが言われましたが、市がやることは、みんなが、事業を始める市民が主体となって商店街を活性化したりするためにどうしたらいいのかということを悩む。それを勉強できる場をつくったり、それから大筋のところでは、きちんとした観光戦略会議をつくっていくことが「みんながつくる伊東市」につながっていくんじゃないかと。それが議会では何度か質問されてきましたが、今まで余り実現にいかなかったので、小野市長になったということで、ぜひこの辺のことも深めていただきたいんですけれども、市長、どうですか。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  私はあくまでもいろいろな方のご意見をよく聞き、そしてまた、それを聞くだけではなくて反映させていくことを目指しております。その中で、特に観光戦略につきましては、とかく市民の皆様から近隣の成功している自治体と比較したご意見をいただきますので、そういったことも含めまして、伊東として、伊東らしさをどうやって出していくか、そういうことをしっかり考えていきたいと思います。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)一言だけ。事業に補助金を出すことも大事なんですが、例えば今、近隣と言った熱海では、ATAMI2030というところに全国の商店街で成功した事例とか、それから事業を起こして頑張った人たちの先進事例を聞いたり、常にいろいろな学識経験者なども呼びながら、未来ビジョン会議と名前は似ているんですが、若い人たちだけじゃなくて、誰でも参加できて勉強する場をつくって、それを市が主催でやっている。大体500万円ぐらいの予算をかけて、市民が学んでやる気になる。商店街でこんな事業を始めようとか、そういうもとになるところを市がつくり出しているということで、こういうことをやっていかないと観光の分野で市民がつくるまちにならないのではないかと私は考えて意見を言わせていただきます。  では、次にごみ収集の問題ですが、先にふれあい収集のほうです。これは県内では2市しかやってないということで、伊東市が3番目ということなんですが、その2市とはまた違った伊東独自の踏み込んだ活動もあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎市民部長(西川豪紀 君)これは現業職員からの提案事業ということで、先ほど来、市長のほうからも答弁させていただいておりますけれども、現業職員が先進自治体である伊勢原市であるとか逗子市を視察する中、それらの事業を参考にする中で要綱をつくり上げて事業を実施するという形になっておりまして、特に伊東独自のというような先進的な取り組みということはないわけですけれども、市の職員が直接ご自宅に伺うことによりまして、皆様の生活環境の向上であるとか負担軽減が図られるとともに、安否確認も実施する中で安心、安全な市民生活に寄与できるものと考えております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)今の安否確認ですけれども、実際にはそこまではやられてないまちもあるということで、県内では比較をきちんとしてないんですが、やっぱり契約したお年寄りが何日もごみが出されてなかったようなときに家の中に入って様子を見るとか、それは事前の話し合いの中でやるということなんですが、そういうところは非常に大事な見守りの仕事だと思います。  私も総務委員会なので、あとは委員会でやりたいと思いますが、この見守りとか福祉収集をやるということは個人のプライバシーにもかかわることなので、この部分については公務員でないとかかわれないということがあると思うんですよね。ということになりますと、第5地区、第4地区と民間委託を広げてきましたが、民間委託にして公務員を減らしてしまったら、このふれあい収集はできないと思いますが、その辺、市長のお考えは先を見通してどうでしょうか。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  ご指摘のとおりだと思っておりまして、今、民間委託しているところにつきましても、当然、この対象に入っておりますし、今後、これからの計画に沿って進めてはまいりますけれども、こういった社会的に求められる事業をしっかり市民の皆様にも認識していただいて喜ばれるサービスをしていきたいと思います。公務員のことにつきましては、今まで計画がございましたので、それに沿ってやっていくということになると思います。以上であります。 ◆7番(重岡秀子 君)もう1点だけお聞きします。今まで第5地区をやって特別大きな問題はなかったということで、伊東市には業者がたくさんありませんので、そのまま第5地区をやっていた業者が第4地区に事業を広げるということになると思うんですけれども、今回の予算は第5地区をやっていた5,900万円よりやや高いですよね。今年度1億2,500万円ということで、この辺はことし1年間なのか、来年からはどうなるのか。ことしは車などを購入されたということもちょっとお聞きしたので、その辺の事業費の委託料の設定、また、それが有効に使われるかどうかということの点検はされるのかどうか。その辺をお聞きしたいと思います。 ◎市民部長(西川豪紀 君)予算の総額は今議員がおっしゃったとおり1億2,500万円ということでございまして、内訳につきましては、第5地区、対島地区のごみ収集委託が約5,500万円、それから小室地区の今回新しく実施します第4地区が6,500万円、残りが分譲地のほうの収集にかかわる業務委託で500万円という内訳になってございます。小室地区が対島地区に比べて1,000万円高いということの要因につきましては、ごみの収集量が対島地区に比べまして多いということがございます。車両台数がそれに伴いまして多く稼働するということになりますので、人件費や物件費がそれぞれ増額するということになります。それから、その委託料はきちんと業者の従業員さんとかに給料として支払われているかどうかということでございますが、市内全ての収集運搬許可業者と1年に2回ほど連絡会議を開催しておりますので、その中でしっかりと確認をしていきたいと考えております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)わかりました。最後の保育料の無償化の問題なんですが、1つだけお聞きしたいのは、私も知らなかったんですが、5歳児も、無償なんだけれども、主食の部分だけは徴収していたということで、現在、徴収された主食代は幾らで、今度、国の基準に従いますと副食ですよね。おかずの部分は保護者から徴収するように国の仕組みではなっているんだけれども、伊東市でもしそれを実施するとなると幾らになるのか。その辺のことだけお聞きします。 ◎教育委員会事務局教育部長(冨士一成 君)現在、保育園で徴収している主食に関する料金についてお答えいたします。  大体600円程度だと伺っておりますけれども、それは保育園のほうで徴収して処理しております。今回示された段階で、給食の無料化について、細かい資料というのがまだこちらに来ていませんけれども、伊東市としましては、今現在、副食費としましては、賄材料費として支出しております。予算上の算出では一月当たり5,700円程度の計算となっております。これは例えば5歳児だけだといたしますと、年間580万円ほどの市の支出負担になるのかなと試算しているところでございます。国の公定価格のほうに含まれている給食費、副食費というのは、申しわけございません、手元に資料がないのでお答えできませんけれども、ご了承願います。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)これはこれから保護者負担にするか、市が今までどおり600円の主食代だけで副食代は徴収しないのかということは、先ほどの答弁ではこれからの検討ということでした。今まで600円で済んでいた保護者が、今の試算だと600円足す5,700円を給食費として5歳児が払わなければならないということで、5歳児だけではないですが、600円だったのが6,300円になるということで、その辺は検討するということで、またよろしくお願いしたいと思います。なるべく父母負担がふえない方向でお願いしたいと思います。  もう1点だけ、待機児童の早期解消なんですが、小規模保育所のほうは12人という定員で、それ以外に保育室の増築ということが言われましたが、これは公立保育園で何人ぐらいふえるか、わかっていたら教えていただきたいと思います。 ◎幼児教育課長(稲葉祐人 君)来年4月の保育園児の受け入れの見込み数でございますけれども、公立保育園において、ことしよりも全部で30名ほど多く受けられる見込みとなっております。  それと、広野保育園のほうで1歳児、2歳児の保育室を増築、分けて整備させていただきましたけれども、その関係でことしよりも7名の増となっております。以上でございます。 ◆7番(重岡秀子 君)先ほどの国の制度で、無償化しても、公立の保育園に来る子たちについては市で10分の10持ちなさいというような方向が出ていますよね。民間の保育園で子供を受け入れれば、多分、市の負担が今出されている方向では4分の1だと思うんですけれども、公立保育園の子供たちがふえると、それだけ市の負担がふえてしまうというような、公立を軽視するような国の方向なのですが、ぜひその辺は待機児童解消ということでいい方向を考えていただきたい。その辺も市長にまたお願いしたいと思います。  これで質疑を終わります。 ○議長(井戸清司 君)以上で日本共産党による予算大綱質疑を終わります。
     昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時45分休憩                 ───────────                 午後 1時   再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、伊東新時代。による予算大綱質疑を許します。              〔8番 犬飼このり君登壇、拍手〕 ◆8番(犬飼このり 君)伊東新時代。 犬飼このりです。会派を代表して予算大綱質疑をさせていただきます。  小野市長2度目の予算編成ですが、まず、その説明と施政方針をお聞きし、私は落胆しました。今年度は前市長の収賄容疑での逮捕や市税に関することから、市民が車ごと市庁舎に突っ込むといった事件が起こりましたが、そのことに関して一切触れていないのはなぜでしょう。予算とは関係ないとお思いなのでしょうか。いずれもお金に関することです。市が使えるお金には、私たち市民から納められる税金が含まれています。今、ちょうど確定申告で多くの方が来庁されています。駐車場の混雑どころか、国道を曲がって来られない状況であることを知っていますか。個人事業の方が多いんです。月収ではなく、景気に左右される生活なんです。ふだんのお買い物も、ポイントが倍の日や1割戻しの日、消費税サービスの日に長蛇の列ができるんです。これが多くの市民の生活の現状です。私たちのお金に対する考え方と市のお金に対する考え方がかけ離れていては、市民は安心してこのまちで暮らせません。何のために市長がかわったんですか、今までのことをうやむやにするためですかと言われても、いたし方ない状況に思えます。起きてしまったことをしまい込むのではなく、改善するためにまず反省すべきではないでしょうか。この半年で信頼回復に向けてと何度か耳にしましたが、言葉だけでなく、もっと市民に寄り添っていただきたいと思います。  それでは平成31年度一般会計予算案に関しまして、通告いたしましたとおり伺います。何分45分という短い時間ですので、絞りに絞ってありますが、まず第1番目、第2款総務費からタウンミーティングについて、以下2点伺います。  1つ目にアとして、タウンミーティングは地区別、平日夜間のみで行われたが、休日や昼間にも開催するなど工夫することで、より幅広い層の意見を聞くことができると考えることから、実施に係る今後の方針を伺う。  2つ目にイとして、伊東の未来を担う子供たちを対象とすることで新たな視点からの意見を聞くことができることから、子供たちが参加しやすい機会を設ける必要があると考えるが、今後どのように事業を展開するのか伺う。  タウンミーティングは昨年度から何度か傍聴に伺いました。多くの市民の方が意見を出されるのと同時に、市長や市幹部に直接声を届けられることを喜んでいました。実際にどれくらいの意見が吸い上げられ、事業として行われているかは今後聞いていくこととして、昨年度、今年度とも平日夜間の開催のみで参加できない方も多くいらっしゃり、「市長への手紙」やご意見箱ではなく、公平にその機会をつくっていくこと、そして限られた年代だけでなく、損得にとらわれない若年層や子供たちの声を聞き、市政に反映していただきたいものです。  次に、(2)東京オリンピック・パラリンピック関係事業において、伊東駅前東側広場を観客輸送拠点のバス乗降場として整備するが、どのような整備をするのか伺う。昨日も同じ質疑がありましたが、来年に迫った開催に向け、限られた時間と予算の中で伊東市として何ができるか、何をすべきか考えなければなりません。  大きな2番目に、第3款民生費から2点伺います。  (1)高齢者公共交通機関割引証購入助成事業について、対象となる市民の購入の助成見込みを伺います。  (2)子どもの居場所づくり事業について、事業内容及び今後の方向性を伺います。本市における移動交通手段は公共交通機関のほか、自家用車の利用も多く、その理由を理解しなければ、高齢化の進む中で外出困難な市民がふえてしまうのではないでしょうか。子供の居場所づくりにつきましても昨日同じ質疑がされましたが、私自身、社協での子供食堂にかかわっており、協力市民の多い事業と認識しております。今後も絶え間ない支援を続けていかなければなりません。  大きな3番目に、第7款観光商工費から(1)HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業について、以下お聞きします。  1つ目にアとして、平成31年度予算及び平成30年度予算における事業費の内訳、2つ目、イとして、浴衣レンタルスペース「ゆかたび」の利用及びイベントの開催について、平成30年度の状況及び平成31年度の見込みを伺います。3つ目にウとして、実行委員会委員について、どのように選出するのかを伺います。  HIKARI to YUKATAは、その予算の額や露出度から市民の関心度の高かった事業の継続です。伊東市の観光施策のあり方についても多く考えさせられる事業と思います。  次に、(2)シティプロモーション推進事業について、以下伺います。  1つ目、アとして、オールシーズンプロモーション推進事業を統合して事業規模を拡大し、3年計画で事業を実施するが、それぞれの事業費の総額を単純に合計しただけではなく、増額とした理由を伺います。  2つ目にイとして、委託業者を選定するのと同時に、観光戦略として市全体を総合的にプロデュースできる人材を育成する必要があると考えるが、どのように事業を展開していくのか、考えを伺います。  本市の観光戦略について、市民の満足度が決して高くないことを市当局はご承知でしょうか。何かにつけ、お隣の熱海市と比べられてしまう本市ですが、そもそも何が違うのかを検証したほうがよいのではないでしょうか。既に検証した結果が今だとしたら、その検証の仕方を見詰め直すべきと考えます。熱海の奇跡、伊東の悲劇にならないようにしていただきたいと思います。  最後に、第10款教育費に関し、教育支援事業における各事業について、特別な支援を必要とする園児・児童・生徒への支援員等の配置状況を伺うとともに、どのように支援を行っているのか、その内容を伺います。この項目もきのうと同様ですが、教育だけでなく、人権の問題でもあり、今後の統廃合にもかかわる問題ですので、さらなる手厚い支援をお願いしたいと思います。  以上、壇上からの質疑を終わります。よろしくご答弁お願いいたします。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)伊東新時代。 犬飼議員の質疑にお答えいたします。  初めに、平成31年度一般会計予算案の第2款総務費のうち、タウンミーティングの実施に係る今後の方針についてであります。地域タウンミーティングにつきましては、私みずからが直接地域に伺い、より多くの地域住民の皆さんの生の声を聞くことにより、世論の動向を正しく把握し、市政に反映させることを目的に、私が市長に就任した平成29年度から実施しているものであります。平成30年度につきましては、市内15カ所で開催し、地域の身近な課題や伊東市の未来について295件のご意見、ご提言をいただいたところであります。平成31年度につきましても、市内15カ所を対象に6月下旬から12月中旬の期間で開催を予定しているところであり、開催日や開催時間につきましても、地域の方々と相談する中で、より参加しやすい日時の設定に努め、幅広い層の方々からのご意見を伺ってまいりたいと考えております。  次に、子供たちが参加しやすい機会を設ける必要があると考えるが、今後どのように事業を展開するのかについてであります。地域タウンミーティングにつきましては、地域住民の皆さんを対象に実施しておりますが、平成30年度につきましては、保育園父母の会連合会や高校生を対象としたタウンミーティングも開催し、子育て世代や伊東の未来を担う若い世代のご意見等を伺ったところであります。さらには、「市長への手紙」におきましても、小・中学生や高校生からも多くのご意見等が寄せられており、伊東の未来を担う子供たちの意見を聞く有効な手段であると認識しているところであります。今後につきましても、地域住民を対象とした地域タウンミーティングを中心に、幅広い世代からの意見聴取ができる施策を検討するとともに、引き続き市長への手紙を活用するなど、伊東の未来を担う子供たちからの意見の把握に努めてまいりたいと考えております。  次に、東京オリンピック・パラリンピック関係事業において、伊東駅前東側広場を観客輸送拠点のバス乗降場として整備するが、どのような整備をするのかについてであります。さきの質疑でもお答えいたしましたが、改修内容につきましては、現在、大型バス駐車場としている広場を活用し、輸送拠点としての安全性と利便性を確実に確保しつつ、円滑にシャトルバスの乗降をしていただくために必要な対応として、広場周りのフェンス等の改良やバス発着場における乗客とバスレーンのエリアの区域分けに係る路面の改修等を行うこととしております。  次に、第3款民生費のうち、高齢者公共交通機関割引証購入助成事業について、対象となる市民の購入の助成見込みについてであります。高齢者公共交通機関割引証購入助成事業につきましては、高齢者の外出機会の拡大など、高齢者福祉の向上を図ることを目的として実施し、70歳以上で市内に1年以上居住している高齢者を対象といたしまして、平成31年度はバス利用者900人、電車利用者1,400人、計2,300人、対象者に対する利用率は10.6%を見込んでおります。平成29年度はバス利用者が875人、電車利用者が1,242人で、合わせて2,117人の方が利用され、利用率は10.4%、平成28年度と比較して146人、利用率で0.4ポイント増加しております。今年度は1月末現在で、バスの利用者が828人、電車の利用者が1,393人で、合わせて2,221人、利用率は10.5%となっており、年々増加傾向となっております。  次に、子どもの居場所づくり事業について、事業内容及び今後の方向性についてであります。子どもの居場所づくり事業につきましては、子供の貧困対策という視点ではなく、小学生以上の子供が1人で参加でき、食事の提供を含め、友達と遊んだり、勉強などの学習支援を行う中で、家で1人で過ごすのではなく、多くの仲間や大人とかかわり、楽しさを共有できる場となることを目指し、運営団体の立ち上げ費用や食材の購入費用を支援するため助成を行っております。現在、社会福祉協議会内に設置されております伊東地区子どもの居場所づくり連絡会へ属する3団体が宇佐美、桜木町、川奈地域を拠点として活動しており、それぞれの団体が運営を担っております。今後の方向性につきましては、当面は市内の各地域において、子供の居場所づくり団体がふえていくよう助成をしてまいりますが、将来的にはこの居場所が自主的な運営のもと、地域ぐるみの子育て支援拠点となるよう援助してまいりたいと考えております。  次に、第7款観光商工費に関し、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業についてのうち、平成31年度予算及び平成30年度予算における事業費の内訳についてであります。平成31年度予算2,700万円の内訳につきましては、浴衣関連の事業として、静岡デスティネーションキャンペーンの本番に合わせ、前年より1カ月早く開設する浴衣レンタルスペース「ゆかたび」の運営費に300万円、伊東らしさを演出する浴衣レンタルの経費に100万円、また、パンフレットの作成やSNS等による有料広告の掲出などの宣伝費に113万円の合計513万円を予定しております。また、ライトアップ関連の事業として、観光誘客宣伝事業において実施しておりました松川灯りの小径事業も含め、市民や観光客の皆様が滞在し、交流するスポットのライトアップを総合的に演出することができる事業者をプロポーザル方式で選定し、委託する経費として2,000万円を予定しており、さらに市街地活性化の事業として、「伊東温泉浴衣の日」などのイベント開催費に153万円、浴衣のお客様がサービスを受けられる店舗が掲載されたマップの制作費に34万円の合計187万円を予定しております。平成30年度につきましては、当初予算1,500万円に9月補正予算1,000万円を加えた2,500万円で事業を執行しているところであり、予算の内訳といたしましては、レンタル浴衣の購入や人件費が主な費用である浴衣レンタルスペース整備事業に約907万円、伊東駅前ロータリーや東海館及び冬季藤の広場等の町なかライトアップ事業に約1,482万円、ユカタウンフェスティバルの開催や商店でのサービスを掲載したマップの制作費が主な費用である市街地活性化事業に82万円、全体の宣伝や事務局の経費などが27万円となっております。  次に、浴衣レンタルスペース「ゆかたび」の利用及びイベントの開催における平成30年度の状況及び平成31年度の見込みについてであります。東海館において実施しました浴衣レンタルスペースの「ゆかたび」の実績につきましては、平成30年6月23日から9月30日までの期間のうち96日間開設した結果、370人の利用があり、その内訳といたしましては、男性75人、女性295人、また市内利用者179人、市外利用者191人となっております。市外利用者の内訳といたしましては、東京都在住が45人、神奈川県在住が33人、埼玉県在住が15人と上位を占め、また、15人の国外の方にも利用していただくとともに、あわせて開催いたしました浴衣のフォトコンテストには18人から延べ66点の作品が応募されたところであります。また、8月6日に設定した「伊東温泉浴衣の日」に松川藤の広場にて開催いたしましたイベントには約300人が浴衣で参加するとともに、9月22日に同じく松川藤の広場で開催いたしましたユカタウンフェスティバルには、1,700人のお客様にご来場いただいたところであります。平成31年度につきましては、浴衣レンタルスペースの「ゆかたび」を1カ月早く開設し、静岡デスティネーションキャンペーンにおける本市の誘客コンテンツとして情報発信を強化していくとともに、魅力的な伊東らしい浴衣スタイルを構築し、浴衣を着る新たな動機を提供することで利用者数の倍増を目指してまいりたいと考えております。また、浴衣関連のイベントにつきましては、開催告知を早目に行うとともに、浴衣でご来場いただいたお客様に対するサービスや商店街でのサービスを充実させ、一人でも多くの市民、観光客の皆様が楽しめる場となるよう官民一体となって進めてまいります。  次に、実行委員会委員はどのように選出するのかについてであります。現実行委員会の委員の構成につきましては、伊東温泉旅館ホテル協同組合、伊東観光協会、伊東商工会議所、伊東市商店街連盟、東海自動車、伊豆急行、伊東マリンタウンの観光関連団体・企業に加え、市民組織の伊東湯のまちバル実行委員会及び浴衣に精通する市民の方に参加していただいており、各組織に推薦していただく際には、若い世代の方の参加をお願いすることにより、若者の視点で事業を構築していただくよう配慮いたしました。平成31年度の実行委員会委員の構成につきましては、現委員で検討しているところであり、本事業をいろいろな角度から見るためには、一般市民から公募を行うことも視野に入れるべきであるとの意見が出ていることから、今後、さらなる協議を重ね、新年度の実行委員会委員を選出してまいりたいと考えております。  次に、シティプロモーション推進事業のうち、オールシーズンプロモーション推進事業を統合して事業規模を拡大し、3年計画で事業を実施するが、事業費の総額を単純に合計しただけではなく、増額とした理由についてであります。昨日の中島議員の質疑にもお答えしましたとおり、シティプロモーション推進事業につきましては、中期的で一貫した宣伝戦略を実現させるため、これまで実施しておりました、プロモーションビデオにより本市の宣伝を行うシティプロモーション推進事業と、大手宣伝業者が戦略的な宣伝を通年で行うオールシーズンプロモーション事業を統合するとともに債務負担行為を設定し、3年計画のプロモーションについて、プロポーザル方式で事業者を選定する計画といたしました。このような中、事業費が単純に2つの事業の合計ではない理由につきましては、これまで実施してこなかった新たな宣伝方法をプロポーザル方式により取り入れることで、本市の魅力が今まで届いていない地域やお客様に伝え、観光客の増加を図るための増額であります。  次に、委託業者を選定するのと同時に、観光戦略として市全体を総合的にプロデュースできる人材を育成する必要があると考えるが、どのように事業を展開していくのかについてであります。観光は経験することが何よりの人材育成であると考えており、シティプロモーションにたけた知識や経験を持つ事業者をプロポーザル方式で選定する本事業におきましては、プロモーションのノウハウを身近で学ぶよい機会であると認識しているところであります。また、本事業は受託事業者に全てを任せるのではなく、行政はもちろんのこと、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合、伊東商工会議所を初めとする観光関連団体等が協働することによって本市の効果的な宣伝が実現できるものでありますことから、本事業を展開することで人材育成もあわせて行うことができるものと考えております。  次の質疑につきましては、教育長から答弁いたします。以上であります。                〔教育長 髙橋雄幸君登壇〕 ◎教育長(髙橋雄幸 君)次に、教育支援事業における特別な支援を必要とする園児・児童・生徒への支援員等の配置状況及び支援内容についてでございます。小・中学校では、特別な支援を必要とする児童・生徒の増加に伴い、平成28年度は16人であった特別支援教育支援員を本年度は25人と大幅に増員し配置しており、平成31年度につきましては、これまで1日5時間勤務が上限でありましたが、子供たちが集中力を欠いてくる午後まで支援が必要であるとの学校現場からの強い要望を受け、7時間まで勤務できる体制としたところであります。また、公立幼稚園におきましては、言語や発達のおくれ、多動、自閉症スペクトラムなど、特別な支援が必要な園児に対し、園児の状況に応じて、園ごとに特別支援員を1人から2人程度配置する予定であります。特別な支援を必要とする子供は今後も増加していくことが予想されることからも、支援員の指導力向上研修会や臨床心理士の巡回相談の実施など、特別支援教育の一層の充実に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございました。では、1つずつ行きたいと思います。  まず、タウンミーティングについてなんですけれども、ご答弁にありましたとおり、保育園父母の会ですとか高校生というのは伺っております。保育園のほうは私もちょっと聞かせていただきまして、多くのお母さんたちの意見を聞けたんじゃないかなと思うんですが、保育園の運営のときに、まず席次についてお母さんたちからありましたよね。ほかのところ、地域ごとのタウンミーティングの中でも、席、座り方、どうも威圧感を感じるということを耳にしたことがあるんですが、その辺の配置とか、そういったものも踏まえての今後の対策というのは何か考えていらっしゃいますでしょうか。実際、そういう声も届いていると思うんですけれども、いかがでしょう。 ◎企画部長(中村一人 君)これまで実際、対面式といいますか、相対するような形でのミーティングになっておりまして、今回、そういうような意見を受けたということで、やはり大事なのは、参加される方が意見を言いやすい雰囲気をどうつくっていくかということも私どもの考える責任かなと思っております。今回、そういった声を受けまして、どういった形で対応できるかは検討してまいりたいと考えております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。来られる人たちによって状況が変わってくると思いますので、地域のはちょっと難しいとしても、こういった学校ですとか、保育園のお母さんたちというのはすごく考えやすいところだと思いますので、そういう声を聞いていくのもタウンミーティングの一つなんじゃないかな。まず、いろいろな施策のことですとか、意見の前に、どういう雰囲気で話しやすくするかというのを考えていただければと思います。やはりそこに来てくれるというのはすごく大きなものですよね。市民の方が足を運んでくれる、時間とお金を使って来てくれる方もいらっしゃいます。そういったことを踏まえてしっかりと聞いていっていただければいいなと思います。  声を上げることができない市民の声を、今のところご意見箱ですとか「市長への手紙」ということだったんですけれども、それだけでは多分届かないんですよね。声を出していかない人は文章を書くのもおっくうだったり、ここまではしたくないなという方もいらっしゃいます。今回、子育て世代の全世帯にアンケートを送られていると思うんですけれども、そういったことをほかのセクションでもやっていくおつもりはないか、ちょっとお伺いします。 ◎企画部長(中村一人 君)市民の方の声をどう吸い上げるかということは我々にとって大事なことでございます。来年、31年度が次の総合計画の策定作業にも入りますので、そういったときにも、例えば中学生、高校生のアンケートをとったり、そこで自由な意見を伺ったりという、そんなことで市民の皆さんの幅広い声を吸い上げていく、そんな努力はしていきたいと考えております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。言ったからにはぜひやっていただきたいと思います。  次に子供たちなんですけれども、市長への手紙、学校で書いているところもあると思います。ただ、やらされるのではなくて、子供たちが自主的にこの手紙を書きたい、こういったことを市長に言いたい、あるいは部長たちとか副市長に対して、このことを言いたいよという子供たちを見つけていくのも、子供たちを育てるという市の大きな役割としては重要だと思います。ですので、ぜひ子供たちの声を聞く機会を、もっともっと市長に足を運んでいただいて、いろいろなイベント現場でもいいです。そういった場所で聞くのもありだと思いますので、ちっちゃい子供たちの集まるミーティングですとかイベントに市長と話そうみたいなコーナーをつくっていくのはいかがかなと思うんですけれども、そういった考えはどうでしょうか。 ◎企画部長(中村一人 君)実際、例えば今回の伊東商業高校のタウンミーティングにいたしましても、あと宇佐美中学校、大池小学校からも市長への手紙を通じまして、いろいろな意見を伺っているところでございますが、実際には学校での授業で例えば地方自治とか政治ということをテーマに子供たちが学ぶ中で、市に対してどのような意見を言おうかと授業の中で蓄積された意見が出ていると伺っておりますので、イベントとかで聞くというのも一つのやり方かもしれませんが、そうじゃなくて、子供たちの授業、まちへの思いを醸成する、そういった動きの中でタウンミーティングを位置づけていきたいと思ってございまして、その辺は今後、学校ですとか教育委員会と協議しながら進めていきたいと考えております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)企画部長のおっしゃっていることはとてもよくわかります。では、学校に行ってない子はどうでしょうかねという話ですよね。不登校の子がどれぐらいいるか把握されていると思いますので、そういったことも含めて幅広く市民の声を聞いていっていただきたいと思います。  では、続きまして東京オリンピック・パラリンピックの整備のほうに行きます。駅前のバス乗り場ですね、今、朝市をやっているところだと思うんですけれども、フェンスと、エリアの色分けをするということを伺っております。路面も、ちょっとぼこぼこのところを直すと伺っておりますが、オリンピック・パラリンピック、会期はいつからいつまででしょうか。 ◎建設部長(石井裕介 君)オリンピックの会期のお尋ねです。オリンピックにつきましては、7月24日から8月9日までの日程で示されております。パラリンピックにつきましては、8月25日から9月6日までの日程が示されております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)せっかく整備をするのであれば、この時期に路面だけの整備で暑さ対策とかはどのように考えていますでしょうか。 ◎建設部長(石井裕介 君)現状、輸送ルートの設定についてを国と県と共同して進めていくとなっておりまして、今回、途中のアクセスルートのところになりますので、特段、現時点において、伊東の乗りかえについての暑さ対策というのは考えておりません。 ◆8番(犬飼このり 君)当然、7月、8月、9月においての平均気温というのはご存じだと思うんですけれども、一緒に考えていかないとなると、またこれは別の機会で考えていってくれるんでしょうか。もちろん考えられているのでしょうか。どちらでしょうか。 ◎建設部長(石井裕介 君)今、市の時点においては考えておりませんが、そこら辺はまた国・県のほうと確認していきたいと思います。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)考えてないというのはすごく楽観的じゃないかなと思います。来年に迫っていることで、せっかく国のほうから少し補助が出て、この整備ができるということですが、駅前、ちょうど再開発をするエリアですよね。そこは市としてはどのように考えていますでしょうか。 ◎建設部長(石井裕介 君)議員ご指摘のとおり、当該の敷地につきましては、伊東駅周辺地区整備において活用することとしている地域でございます。ですので、大会終了後についても、フェンス等というのは撤去することになると考えていますが、現時点では、まずは駐車場の整備をしまして、将来的には整備計画が明確になった時点で改めて考えるということで考えております。以上です。 ◎企画部長(中村一人 君)現在、ご質疑が駅前整備についてのご質疑でございますが、それ以外にも伊東市といたしましては、例えば駅からバスの乗降場までの間のことですとか、ユニバーサルデザインのタクシーをどうするかというふうな、もう少し幅広い検討は今しているところでございまして、実際に予算として今上がっているのが、舗装の1,000万円ということだけでございます。それ以外につきましても、移動の間で伊東市としてどのようなおもてなしができるかということも含めて、暑さ対策も、どこまでできるかわかりませんけれども、来たお客さんに安全に移動してもらう工夫はしていきたいと思っておりまして、現時点で乗降場の整備としては位置づけられていませんが、それ以外の分野ではどのようなことができるか、今後検討してまいりたいと思っております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。ちょっと希望が持てるご答弁をいただきました。一つ一つの事業は単独ではなく、いろいろな想像力をもって関連づけて考えていただきたいと思います。国のお金というのも、私たち市民から税金が出て、それが国のお金になるわけですから、やはり家計の中では同じなんですね。市税だからこう、国の予算だからこうではなくて、同じお金がどういうふうに使われるかということを考えながら市のほうも使っていただければいいなと思っています。  観客輸送になりますと誘導とかもかかわってきますので、記憶に新しいところでは、2007年の富士スピードウェイのときにかなりの大惨劇が起こっています。そういったことを踏まえてちょっと研究のほうをしていただきたいと思います。  続きまして高齢者の公共交通なんですけれども、今現在、対象の中でまだ10%ほどということなんですけれども、これで大体想定していたぐらいの率なんでしょうか。 ◎健康福祉部長(下田信吾 君)この制度を始めて10年ぐらいになりますけれども、大体この程度でずっと推移をしております。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。今、助成がバスと電車だと思うんですが、それ以外の方たちについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎健康福祉部長(下田信吾 君)まず、この事業につきましては、市長答弁がございましたとおり、高齢者の外出機会の拡大を図ることで、高齢者の健康で生きがいのある暮らしを支援するためのものということになります。ですので、今ある公共交通機関を利用していただくことがまず前提となりますので、公共交通機関以外のものということは特には考えておりません。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)どうしてもバス停や駅まで遠くて、どこにも出られないという声を現状で聞いております。タクシーを利用している方も多いです。免許を持っていた方は返納して少し恩恵があったりすると思うんですけれども、あとは定期券をもともと使ってなかった方、時々お出かけしたいのに、何の助成もないので出かけられないよといった声もありますので、ぜひ幅広く市民の声を聞いて、どういったサービスがあればお出かけしやすくなるかといったことも含めて考えていっていただけないかなと思っております。現状としては、伊東は足がなくなるので、都会のほうが便利だから都会に戻るよ、そういった声もたくさん聞いてきていますので、人口割れを考えたくなければ、そこも一生懸命前向きに見ていくものではないでしょうかと思っていますので、お願いいたします。  続きまして子供の居場所づくりなんですが、今、市が想定している年代ですね。今、小学生がほとんどだと思うんですけれども、想定としてはどれぐらいの年代をカバーできれば子供の居場所づくりというのが充実するとお考えでしょうか。 ◎子育て支援課長(相澤和夫 君)今想定していますのは小学生が中心になりますが、現状、中学生も、今3カ所やっている中では来ているところも多くありますので、小・中学生を対象と考えております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。あそこで中学生も行っているよなというのは想像ができるんですけれども、現状、社協で行われている桜木町のキッチンさくらぎに関しては、中学生をこれからどうしようかといった問題が出てきています。中学生は大体部活に入ると、おうちに帰る時間が遅くなるので、1人でいる時間は短くなるよということなんですけれども、部活の週休何日制とかというのもありますし、やはり地域に居場所がない子供というのがすごくふえています。ですので、この辺も、今後、地域に事業を持っていくときに、どういった形が一番望ましいかということを地域の方たちと話していっていただいて、また、当事者の方ともたくさん話していただければいいなと思います。  聞いた声ですと、とあるコミセンなんですが、子供が昼間行くところがなくてコミセンにいた。食事をするのに、そこにおにぎりか、パンか、そんなのをちょっと持ってきたら、ここは食べるところじゃないからと追い出されてしまった、そういったことがあります。小学生が、では、どこで食事をしたらいいんだろう。そういったこともありますので、地域にもう少し目を光らせていただいて、子供の居場所、スペースだけが居場所ではなくて全体が居場所なんだよ、いろいろな目があるよというかかわりを持っていけるような施策をもうちょっと広げていっていただけたらいいなと思っておりますので、お願いいたします。  続きまして、観光商工費です。HIKARI to YUKATAなんですが、前日からもいろいろと話が出ていますし、きょうも出ているんですが、今現在で問い合わせですとかクレーム、多分幾つか来ていると思うんです。「HIKARI」と「YUKATA」両方ですね。そういったことは認識されていますでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業の課題、問題点ということになります。市長が先ほども申しましたけれども、昨年始めたこともありまして、周知が遅いと。市民の方になかなか情報が行き届かなかった、また観光客の方にも、イベントがあるとか、そういうのが行き届いてないというような声は多く伺っております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)私のところには、ちょうちんは何だとか、浴衣は誰が着れるんだ、そんな声がかなり入ってきていますので、ぜひ市民の声も聞いていっていただけたらいいなと思います。  浴衣のことはさておきになりますけれども、今回もまた、「HIKARI」のほうの予算が2,000万円ついています。前年度、30年度でトータル約1,500万円、今回も2,000万円で約3,500万円になるんですが、一体その効果はどこに求めていますか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業の目的につきましては、先ほどから答弁していますとおり、観光客と市民の交流、また町なかのにぎわい、その辺が目的になっています。先ほどから話がありますHIKARI to YUKATAの「光」の部分につきましては、ある程度規模を大きくしてやっていかないと、魅力あるライトアップをしないと内外に発信しても弱いと、実行委員会の中とか、いろいろなところから意見を伺っておりますので、そういう点を考えまして今回拡充したということになっております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)今、答弁の中で市民と観光の方との交流と言いましたけれども、現状として、370人もいたら、浴衣を着ている方がお店に行くことも時にはあったでしょう。ただ、実際、町なかのにぎわい演出といった中で、休みの日、あの辺のエリアのお店がかなり閉まっているんですよね。そういったことに対しての対策は何か練られていますか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)商店街のその辺の活性化というか、取り組みになりますけれども、これにつきましては商工会議所とよく話をしまして、なるべく夜のまちをにぎやかにしてもらうためにあけてくれないかというような話はしているんですけれども、個人事業者さんの都合もありまして、市の意向となかなか合わないところがありますが、その辺も市のほうが会議所と連携しまして、しっかり粘り強くやっていきたいと思っております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)なかなかやっていただけない。だったらば、では、その現場の声をまず吸い上げていくのが先じゃないかな。なぜやらないのかな、やれないのかな、その声を形にしていったほうが理にかなっているんじゃないかなとこちらは思うんですけれども、市がこれをやるから協力してよという押しつけですよね。それって、トップダウンと言いませんか。ボトムアップですか。私も町なかで生まれ育っていますし、いろいろなところとかかわっているので、こういうことをやってくれと言われたんだけれども、どうなっているのと聞かれても答えられないですよね。実際、そういう声が上がっているんです。ですので、本当に現場の声を聞いていますかと聞きたいところなんですが、市民の方の声がたくさん届いてくることを願っております。  浴衣に関しましても、370人ということだったんですが、先日、どれぐらいの収益があったか伺ったんですけれども、市内の方が179人ということですが、私たち議員の中でも無料で借りた方も多いと思います。実際、この人数、370人の中でどれぐらいが有料でレンタル浴衣を利用したのか教えてください。 ◎観光課長(小澤剛 君)370人につきましては、有料で貸し出した人数の数字となっております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。実際にはもう少し多いといった考えですね。  実行委員会について、今後、一般公募も視野に入れるということで大変ありがたいと思います。現状、クローズドで行われている実行委員会ですので、そのメンバーにつきましても、やはり市がこうと言ったらノーと言えないんじゃないかなといった顔ぶれがちょっと思い浮かんできます。私、実行委員会の会議の議事録なんかをいただきましたけれども、会議についても、どうしても民間の方ですと、平日の日中やられると実行委員なのに会議に出られないといった声も聞きますし、その辺もちょっとお役所目線ではなく、実際に参加する人たちの声を聞いていっていただければいいんじゃないかなと思います。  きのうもそういった話もありますけれども、市がイベントをやるのではなく、民間がやることに対してもう少し市が力をかしていく。プラットホーム型と四宮議員が言っていましたけれども、そういった形が一番いいんじゃないかなと思います。きのう佐山議員からも、プロデューサーなりディレクターなりを置いたほうがいいんじゃないかなと。私もそのように思います。現場にいることで人材育成ができるとは言っていますけれども、市役所の職員の方は異動がありますよね。異動があったときに、せっかく人材が育成されても異動されてしまっては困ると思うんです。本来、市長がやりたいと言った項目に対していろいろなことを見ていくのは市長戦略監の仕事じゃないかななんて思っているんですが、全体的に統括できる人材を置いたほうがいいと思うんですけれども、その辺の考えはないでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)プロデューサーのような役割を持つ人を雇うというか、その辺のことですけれども、これにつきましても、第3次の観光基本計画が策定されました。その中でも連携体制の構築という部分があります。多様な団体が新たに連携し、観光まちづくりの組織の設立に向けた調査研究ということが示されておりますので、市役所が担うのか、また新しい組織の中で担うのか。その辺の中でプロデューサーにつきましても検討はしていきたい、そういうふうに思っております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。もう時間もなくなってきましたので、こういったことを踏まえていろいろな面を見ていっていただけたらいいなと思います。どうしても熱海と比べられてしまうことが多いと思いますが、伊東はもっともっとポテンシャルのあるまちですので、しっかりと何が違うのかということをまず把握していただきたいと思います。  教育に関しても、とても前向きに考えていただいております。一人でも多くの支援が得られるように、今後も支援の幅を広げていっていただけたらいいなと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(井戸清司 君)以上で伊東新時代。による予算大綱質疑を終わります。  これをもって予算大綱質疑を終結いたします。  市議第59号は各所管常任委員会に、市議第62号、市議第63号、市議第64号及び市議第66号は常任総務委員会に、市議第60号、市議第61号及び市議第68号は常任観光建設委員会に、市議第65号及び市議第67号は常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。                ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)以上で本日の日程全部を終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                 午後 1時47分散会...