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平成29年12月 定例会-12月04日-02号

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  1. 伊東市議会 2017-12-04
    平成29年12月 定例会-12月04日-02号


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    平成29年12月 定例会-12月04日-02号平成29年12月 定例会             伊東市議会12月定例会会議録(第4日)                 平成29年12月4日 ●議事日程  平成29年12月4日(月曜日)午前10時開議 第1 一般質問 ●会議に付した事件 議事日程と同一。 ●出席議員(19名)  1番  横 沢   勇 君        2番  稲 葉 正 仁 君  3番  大 川 勝 弘 君        4番  青 木 敬 博 君  5番  中 島 弘 道 君        6番  佐 藤 龍 彦 君  7番  重 岡 秀 子 君        8番  犬 飼 このり 君  9番  杉 本 一 彦 君       10番  山 口 嘉 昭 君 11番  稲 葉 富士憲 君       13番  四 宮 和 彦 君 14番  鈴 木 克 政 君       15番  浅 田 良 弘 君
    16番  鳥 居 康 子 君       17番  長 沢   正 君 18番  佐 山   正 君       19番  井 戸 清 司 君 20番  土 屋   進 君 ●欠  員( 1名) ●説明のため出席した者 市長                   小 野 達 也 君 副市長                  若 山   克 君 副市長                  佐 野 博 之 君 市長戦略監                杉 本   仁 君 企画部長兼危機管理監           中 村 一 人 君 企画部行政経営課長            西 川 豪 紀 君 同市政戦略課長              佐 藤 文 彦 君 同危機対策課長危機管理監代理      石 井 英 明 君 同情報政策課長              稲 葉 信 洋 君 総務部長                 浜 野 義 則 君 総務部庶務課長              小 川 直 克 君 同財政課長                木 村 光 男 君 同課税課長                藤 原 廣 臣 君 同収納課長                稲 葉 哲 夫 君 市民部長                 石 井 裕 介 君 市民部市民課長              萩 原 智世子 君 同環境課長                池 谷 伸 弘 君 同保険年金課長              肥 田 耕 次 君 健康福祉部長               下 田 信 吾 君 健康福祉部社会福祉課長          稲 葉 和 正 君 同高齢者福祉課長             松 下 義 己 君 同子育て支援課長             相 澤 和 夫 君 同健康推進課長              村 上 千 明 君 観光経済部長               近 持 剛 史 君 観光経済部観光課長            小 澤   剛 君 同産業課長                平 野   亮 君 同競輪事業課長              福 西   淳 君 建設部長                 三 輪 正 彦 君 建設部建設課長              髙 田 郁 雄 君 同建築住宅課長              金 子 弘 康 君 同都市計画課長              長 澤 一 徳 君 会計管理者兼会計課長           三 好 尚 美 君 上下水道部長               髙 橋 一 也 君 上下水道部下水道課長           大 川   毅 君 同水道課長                白 鳥 謙 治 君 教育長                  髙 橋 雄 幸 君 教育委員会事務局教育部長         荻 島 友 一 君 教育委員会事務局教育部次長教育総務課長 鈴 木 健 支 君 同教育指導課長              杉 本 博 昭 君 同幼児教育課長              岸   弘 美 君 ●出席議会事務局職員 局長      松 永 勝 由   係長  山 田 恵理子 主査      里 見 奈 美   主事  山 田 拓 己                 会        議                 午前10時   開議 ○議長(井戸清司 君)おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)これより議事に入ります。 △日程第1、一般質問を去る12月1日に引き続き行います。  一般質問は、申し合わせにより、1人50分以内、関連質問なしで行います。  質問準備のため、暫時休憩いたします。                 午前10時   休憩                 ───────────                 午前10時   再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  まず、8番 犬飼このり君の一般質問を許します。              〔8番 犬飼このり君登壇、拍手〕 ◆8番(犬飼このり 君)皆様、おはようございます。伊東新時代。犬飼このりです。ただいまより通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  議員生活も半年が過ぎ、目まぐるしく過ぎ行く日々の中で、この職についた意味と意義、思いを形に変えていくことの難しさを感じています。このまちに住む方、このまちを訪れる方、市の職員の方々と接する機会がふえ、本当にこのまちを愛している方が多いと実感します。もっともっとこのまちのよさを引き出し、伸ばし、誇れるまちにするために力を注いでまいりたいと思います。  さて、本日12月4日からの1週間は人権週間です。国連は世界人権宣言が採択された12月10日を世界人権デーと定めています。我が国の政府は平成29年度の第69回人権週間において、「みんなで築こう 人権の世紀~考えよう 相手の気持ち 未来へつなげよう 違いを認め合う心~」という啓発活動重点目標を初め17項目の強調事項を掲げ、啓発活動を展開することとしています。私たちは21世紀が人権の世紀であることを改めて思い起こし、今よりももっと他者へ思いやりの心を持ち、今よりももっとかけがえのない命を大切にしていかなければなりません。  人権を考える中で比較的新しい認識としてLGBT等性的マイノリティーの問題があります。LGBT等性的マイノリティーについては海外のみならず、日本国内の自治体でも同性パートナー制度が認められるなど施策が広がっており、中央では2015年3月にLGBT等性的マイノリティーの人々に対する差別を禁止する法律の制定に向けた超党派の議員連盟が結成され、翌2016年7月には、参院選を前に複数の主要政党が彼らの権利のために活動することを約束しました。ことし7月にはLGBT等性的指向と性自認に関する施策を推進するため地方自治体議員連盟が発足しており、私もその一員です。しかしながら、社会全体から見ると、まだまだ知識不足による偏見や差別も根強く残っていることも事実です。  本日質問する4項目のうち1つ目は、LGBT等性的マイノリティーに対する理解を深めるため、本市として、どのような取り組みを行っているか伺うとともに、課題及び今後の取り組みについて伺います。先月、与党の総務会長により、国賓の同性パートナーに対する差別的な発言がありました。国際社会において、この国のあり方を問われる大きな問題と思われます。この件は、タイミングが相まって外務大臣から同性パートナーも認めるという発言につながり、結果はよいほうに向かったのですが、私としては、認める、認めないということ自体がそもそもナンセンスだと思っています。  静岡県内では、市の職員がLGBT当事者の市民のことをほかに漏らしてしまったり、さきの衆院選の際に投票所で、LGBT当事者の方に担当者が口頭で性別を聞いてしまったりという事例があったそうです。前者の行為はアウティングといって、本人の同意なく他者に知らせてしまうことで、みずから表明するカムアウト、カミングアウトとは真逆の行為になります。誰にでも他人に知られたくないことはあります。公の機関でそれが守られないということは行政の信頼を失います。私が議員になってから市役所内の幾つかの部課にお話を伺いに行きましたところ、LGBTという言葉すら浸透していないと感じました。これは批判でも非難でもなく、それほど目に見えにくい問題なのだと感じています。  2つ目の質問は、ワーキングマザー、働くお母さんたち子育て支援に関する質問です。女性の働き方が多様化する状況を踏まえ、子供の一時預かりなどを初めとした子育て支援サービスを拡充すべきと考えるが、本市の取り組み及び今後の展望について伺います。先月、熊本市議会で、赤ちゃん同伴で議場へ向かった市議会議員がいます。そのことの是非の議論が多い中、自分の住むまちはどうだろうと思った方も少なくないのではないでしょうか。子育てをしながら働く女性をサポートするはずの議会や行政は、何がよくて何がだめという前に、今現在の状況を見て、どう前進できるか考えていくことが大事ではないでしょうか。働き方は人それぞれです。外に勤めに出ている人、在宅ワークの人、フルタイムで働く人もいればパートタイムの人もいて、時間のあるときだけ働く人、就業先が忙しいときだけ働く人とそれぞれ違います。子育ての仕方も子供との過ごし方もそれぞれ違います。子供を預ける預けないの選択、日数、時間などの選択。近くにおじいちゃん、おばあちゃんがいるか、親戚や親しい友人がいるかなども関係しています。この10月から玖須美保育園でも始まった一時預かり事業は、毎日でなくても、この日だけは預かってもらいたいなどの現代社会のニーズに合った施策としてさらに拡充をしていく必要があると思います。  先日の稲葉富士憲議員の質問にも子育て支援の項目があり、ベビーシッター派遣保育ママというキーワードも出てきました。保育ママと呼ばれる家庭的保育事業は、伊東市内では根づいていないようですが、近隣では東伊豆町や河津町で既に導入されている国で認められている制度です。静岡県でも平成9年度から導入されています。一時預かりや小規模保育事業の拡充と同時に、新たに施設をつくらずとも今できる、今手が差し伸べられる事業である保育ママの導入は、子育て支援とともに保育ママの雇用の幅も広がると思われます。  次に3つ目の質問として、本市における情報発信の方法について2点伺います。  伊東市のホームページの更新の方法及び頻度について伺います。市民生活で知りたい情報や観光イベント、また移住を考えている人にとって、新しい情報を入手できるホームページは便利なものであるはずですが、ことしの夏行われた意識調査では、紙媒体の広報いとうが情報入手先として86.7%だったのに対し、市のホームページは12.1%と少ない結果が出ています。私自身も感じでおりますが、市民からも情報の古さや見づらさを指摘されています。伊東市らしいデザインや効果的なバナーの使い方などは、視覚で物事を伝えるホームページにとっては不可欠なものです。また、現在隣り合わせに配置されているお知らせと新着情報の内容がほぼ同じであるというスペースの無駄遣いに近い状況や、せっかくあるキッズページもキッズ向けとは思えない画面になっていることは非常に残念に思います。  次に、市立の幼稚園、保育園や小・中学校に掲示板を設置し、活用する考えはないかを伺います。ホームページだけではなく、ほかの市町を歩いている際に掲示板をよく見かけます。掲示板には行政イベントはもちろん、近々に行われる運動会やお祭りなどの日程、献血の案内、いろいろな支援にかかわるお知らせなどが張られています。例えば幼稚園や介護施設の手づくりの案内が張られていれば温かいまちに思えるし、放置自転車禁止などと何カ所も張られていたら、ああ、このまちは注意の目が光っているなと啓発にもつながります。人目につく掲示板は居住者のみならず、訪れる人にもそのまちを知ってもらうことができると考えています。  本日4つ目の質問は、本市がペット同伴の旅行者が多い観光地であることから、市としてペット同伴可能施設をどの程度把握しているのかを伺います。9月の一般質問でもお伝えいたしましたが、伊豆高原は別名犬高原と呼ばれるほど、犬連れの旅行者が多いところです。私自身も犬連れで旅行してきましたが、気候や施設の充実度から見て伊豆にかなう場所はないと感じており、伊豆に住む者として、よくも悪くも複雑な思いです。この伊東がペットに優しいまちであるためにどのような施策を繰り広げていくのか、考えていきたいと思います。  以上で壇上からの質問を終わりにいたします。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)8番 犬飼議員の質問にお答えいたします。  初めに、LGBT等性的マイノリティーに対する理解を深めるため、本市として、どのような取り組みを行っているか伺うとともに、課題及び今後の取り組みについてであります。本市におきましては、本年3月に改定した「第2次伊東市男女共同参画あすを奏でるハーモニープラン 改定版」において、「誰もが自らの意思でいきいきと共生する社会づくり」を基本理念とし、重点分野の一つとして「男女共同参画の理解促進と人権尊重」を、重点課題の一つとして「人権と個性の尊重」を掲げ、関係各課において取り組みを進めているところであります。しかしながら、LGBT等の理解を深めるための取り組みにつきましては、伊東市民病院が事務局を務める伊豆思春期研究会が開催した講演会に市職員や学校の教員が参加した経緯はありますが、これまで特に行っていない状況であります。課題につきましては、現在、LGBT等性的マイノリティーに対する理解が社会全体に広く浸透していないと認識しているところであり、まずは多様な性を認め、そして理解するという個々人の意識の涵養が不可欠であると考えております。今後につきましては、職員を初め市民の皆様を対象とする講演会などを通じ、LGBT等性的マイノリティーに対する理解を深められるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、女性の働き方が多様化する状況を踏まえ、子供の一時預かりなどを初めとした子育て支援サービスを拡充すべきと考えるが、本市の取り組み及び今後の展望についてであります。本市における女性の働き方につきましては、平成27年国勢調査の結果によりますと、第三次産業従事者割合が94.4%と、全国平均の84.1%を大きく上回っており、観光を中心としたサービス業や飲食業などの就業時間が比較的不規則な就労をしている女性の割合が多いことから、子育て支援策として、保育園において休日保育や延長保育を初めとした多様な保育サービスを実施しているところであります。また、一時預かり保育事業につきましては、既に実施している保育園2園に加え、本年10月からは新たに玖須美保育園で事業を開始し、10月末現在の利用者数は延べ410人となっております。今後につきましても、若い世代が安心して結婚、出産、育児ができ、仕事と家庭が両立できる環境を整備し、子育て支援策の充実に努めてまいります。  次に、本市における情報発信の方法についてのうち、市ホームページの更新の方法及び頻度についてであります。市ホームページにつきましては、年間約73万件のアクセスがあり、不特定多数の方が利用されるため、伊東市ホームページ作成ガイドラインに基づき、常に新鮮な情報を誰が見てもわかりやすい内容で、探しやすく作成することに努めているところであります。更新方法につきましては、各課から選任された伊東市インターネットホームページ作成部会員を中心に、専門的な知識がなくてもホームページを更新することができるコンテンツ・マネジメント・システムを利用し、情報を所管する各課において更新作業を行っております。更新頻度につきましては、平成28年度の年間実績で1万3,555回となっており、内訳といたしましては、新規作成が763回、更新削除が1万2,792回であり、今後につきましても、より一層の内容の充実と積極的な情報発信に努めてまいります。  次に、市立の幼稚園、保育園や小・中学校に掲示板を設置し、活用する考えはないかについてであります。市民の皆様への市政に係る情報発信につきましては、主に広報いとうやホームページケーブルテレビFMラジオ等を活用するとともに、市役所庁舎を初め市役所出張所等の公共施設の掲示板に市からのお知らせやイベント等のポスターを掲出するなど、積極的な周知に努めているところであります。掲示板の設置につきましては、市民の皆様が多く訪れ、目にとまる場所に設置することが重要であることから、幼稚園、保育園や小・中学校だけでなく、市内全体で検討する必要があり、設置場所の選定や確保、情報の更新方法、費用対効果の面からも慎重に検討する必要があると考えております。今後につきましては、SNSの影響力を最大限活用し、市政情報を積極的に発信してまいりたいと考えております。  次に、本市はペット同伴の旅行者が多い観光地であることから、市として、ペット同伴で楽しめる場所がどれくらいあると把握しているかについてであります。現在、本市におけるペット同伴可能な施設として、宿泊施設37施設、飲食店33施設、観光施設24施設、有料ドッグラン37施設を把握しておりますが、実際には、これを上回る施設が市内に存在していると思われます。先日もNHKの番組にて、芸能人がペットと一緒に門脇つり橋周辺を散策する撮影が行われるなど、ペットを家族の一員として一緒に旅行する形態が日常化され、本市におきましても、ペット同伴のお客様が年々ふえていることは認識しているところであります。このような中、ペット受け入れ可能施設等を周知していくことは来遊客のさらなる増加につながるものと考えておりますので、今後、関係各団体と連携し、積極的に情報発信を行ってまいりたいと考えております。以上であります。 ◆8番(犬飼このり 君)全ての項目に対して非常に前向きなご答弁をいただきまして、どうもありがとうございます。  まず、1つ目のLGBTについてなんですが、市長の答弁にもありましたとおり、やはり社会的にそれほど浸透していないという状況があります。これはLGBT当事者がいないということではなくて、目に見えないところになっているんですね。やはり言い出せないことというのが現状としてあります。市においては相談窓口が表向きにないということ、LGBTに対してどれぐらい理解があるのかという不安を抱いたまま来たときにはどのような対応をしていくのかが重要になってくると思います。  まず最初に、言葉の説明をさせていただきます。LGBT、この4つのアルファベットですが、Lはレズビアン、女性の同性愛者です。Gはゲイ、男性の同性愛者、Bはバイセクシュアル、両性愛者です。Tはトランスジェンダー、心の性と体の性が違う人、これは性同一性障害と混同されることもありますが、厳密には違うんですが、一つのくくりとして、LGBTと言ったら性同一性障害ということも入ってくるそうです。性的マイノリティーの中には、この4つに限られるものではなく、LGBTIQと、2つアルファベットを足して呼ばれることもあります。Iはインターセクシュアル、これは外性器が男女未分化している人、男女どちらもあり得るという人です。Qはクィア、LGBTIのいずれにも該当しない特性を持っている人、どちらか自分でもわからない状態ということがあります。今回はこれらを含みLGBT等マイノリティーとしてあらわしています。  このような考え方をSOGIと呼んでいます。意味は性的指向、セクシュアルオリエンテーションと性自認、ジェンダーアイデンティティーを略したもので、性的マイノリティーも、そうでない人も、誰もがSOGIという多様な性のグラデーションの中を生きているという考え方です。私たちは、やはり差別や偏見を持ちやすいと思います。日常の生活、この性に関することでなくても、人と着るものが違う、音楽の趣味が違うといった中で、ちょっと飛び出た人を見るとおかしいな、ちょっとつき合いづらいなと思うことがあるのではないでしょうか。でも、人それぞれであって、やはり今の多様性の求められる社会の中では一人一人の個性として認めていかなければならないと思います。  日本では人口の約8%、およそ13人に1人が自分自身のことをLGBT等性的マイノリティーと感じているという調査結果が出ています。この数は左ききの人や血液型AB型の人と同等と言われています。つまり、ほとんど見えていないのがLGBTの当事者ということになっています。性を意識するのは、早くは幼少期に始まっていて、多感な思春期に向けて自分自身の性的指向、性自認を自覚していく、他者との違いを認識して、偏見や差別によりいじめを受けたり生きづらさを感じる人も多く、自傷行為に至るケースも少なくありません。LGBT等性的マイノリティーの人たちに寄り添い、支援する人をLGBT Allyと呼んでいます。Allyの語源はアライアンス、同盟、支援することになっています。13人に1人、身近に存在するLGBT等性的マイノリティー当事者を支援するAllyをふやしていくことは、伊東市で自分らしく生きていく希望を持つための重要な施策と考えています。教育現場では思春期に多いということで、いじめや差別につながると先ほど言いましたが、そのほか、男女別の授業や制服の着用にもかかわってくる問題ですので、やはり市全体として取り組んでいく必要があるのではないかなと思っています。  ここで、ほかの市町なんですけれども、日本では、やはり条例や要綱の制定がかなり広がってきています。主として、文京区の場合ですが、区でSOGIの研修会というのを行っているそうです。これは月2回、市の職員を中心としていますが、一般の方も入れるようにしていると伺っています。また、こういったことも、先ほど市長の答弁にありました講演会をやっていくということでしたので、まず勉強会を開き、とにかく多くの方に知ってもらうという施策を広げていただきたいと思います。いきなり理解しようと思っても、とても難しいことだと思います。人と違う考え方を理解するというよりも、まず知ること。知るだけでどんどん近づいていくことができますので、これを考えていただきたいと思います。  よくある質問だったんですが、このLGBTの問題を、施策を広げていくと、少子化対策と逆行するのではないか、こういった考えを持たれている方もいます。LGBTの人がふえてしまうんじゃないか、こういう考えを持っている方もいらっしゃると思うんですが、これはそもそも次元が違う話でありまして、こういう施策をしようが、しまいが、LGBTの人というのは生まれながらに持っているものですので、何ら変わりはありません。例えばパートナーシップ制度が認められないからといって、LGBTの人たちが異性愛の中に入って結婚をするか、子供を産むか、そういった問題とはまるで違ってくることになりますので、この辺は理解していただきたいと思います。  特に今、何もされていないということなので、質問するようなところもないのですが、こういうことを踏まえて、今すぐにできるものなどが講演会以外に何か思いついたりとかはしていますでしょうか。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)講演会以外ということですけれども、とりあえずは、やはり議員ご指摘のとおり、皆が広く知識をきちっと持つというところがスタートかなと思ってございますので、まずは市民に広く呼びかけて講演会を実施して、当然、市の職員もそこに入って、市の職員、市民が知識を深めるということからスタートすることかなと感じております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。本当に一人一人が意識を持ってかかわっていけたら、伊東市では、こういう取り組みをしているよということが観光に来たお客様にもつながってくると思います。やはり観光で来られる方も多く、LGBTの方は伊東、伊豆の自然を求めて来られている方もいます。外国人も公表、カミングアウトしている方はかなり多いので、堂々と手をつないで歩いていたりとか、一緒に宿泊に行ったりするんですが、現状では宿泊施設で男性同士の宿泊を認めてないというところもあります。トイレを使うにも、どこを使ったらいいのか。せっかく温泉を楽しみに来たけれども、どこの温泉を使っていいのか。こういった問題にもつながってきますので、観光地としての施策も必要となってくると思います。  世田谷区の例なんですが、先日、ある若いゲイのカップルが引っ越しをしました。特に世田谷区がパートナーシップ制度を認めているので引っ越したというわけではなく、たまたま職場や通学先に近かったということで引っ越したそうですが、パートナーシップ制度があるということで、このまま住み続けたら、後々、この制度を使えるんじゃないかなという希望に満ちた顔で話されていました。こういったことも考えていきたいと思います。  現状、伊東市では、この施策は広がっていないんですけれども、国内では北海道が最近パートナーシップを認めたことですとか、愛知県の豊明市はLGBTを支援しますよという施策に取り組んでいることを公にしました。こういったことで勇気づけられる方がふえていくのは事実でありますので、ぜひ進めていただきたいと思います。  あとは、やはり難しいところは心の問題となってきますので、とにかく窓口を開いてしまうと、逆にそれが嫌という方もいます。一人一人に対して、すごく難しい問題になってきますので、どうか市民の皆さんも市職員の方も含めて、すごくセンシティブな人権にかかわる問題ということで接していっていただけたらいいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
     次の女性の働き方に関するところに移りたいと思います。ご答弁でいただきましたとおり、一時預かりや休日延長保育などを広げていくということだったんですけれども、先ほど申しましたとおり、東伊豆や河津でやっている保育ママについては今後導入の兆しがあるのかどうか、いかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)保育ママの今後の取り組みにつきましては、保育ママの制度自体が平成27年度に施行されました子ども・子育て支援新制度の中に組み込まれたということで、実際、議員が言われましたように、東伊豆とか河津町でやっているということ。あと、やはり新しい施設をつくらなくても、既存の施設の中で少人数、2人とか3人で、保育士の資格は持ってないながらも、やはり子育ての経験がある方等がやられているということから、今後、このような事業については経費もかからないし、少人数でできるということもありますので、他市の事例等を検討しながら前向きに考えていきたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。今のご答弁にもありましたとおり、本当に今すぐできる支援で、特に新しい建物を建てる必要もないので割とすぐ着手できるようなことだと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、事業の検討と同時に、就業先に対して、子供の急な病気などに伴う遅刻、欠勤に柔軟に対応してもらえるような協力要請ですとか、短時間労働を組み合わせるワークシェアリングの推奨など、伊東市として働くお母さんたちの労働環境を整えていくサポートもできるのではないかなと思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)伊東市の場合につきましては、やはり観光が基本産業であります。それで働き方も多様化しております。時間も不規則になりますので、いろいろな保育サービスが当然必要になってくると思います。その中で行政だけで対応するのではなくて、やはり企業にも協力を得る中で、働いているお母さん方の支援については環境自体の充実も図っていく必要がございますので、今後、商工会議所等、そういう団体とどういう形で、要は働く女性の環境の整備を整えていけるかも含めて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。この企業協力というのがすごく重要なところになってくると思いますので、ぜひ市のほうからも協力要請をお願いします。  もう一つ、必ずしも幼稚園や保育園に預けると考えなくても、一時預かりなどができる場所がふえればいいと思うんです。市役所に託児室がないんですけれども、もし仮にこの市役所内に託児室や一時預かりの場ができれば、子供を持っている職員の方ですとか来庁者にとっても優しい行政になるのではないかなと考えているのですが、この辺はいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)確かに公共の施設にこのような一時預かりをする場所があれば、当然、利用者の利便性の向上にもつながることでもあります。実際、静岡県庁の中には、やはり職員と、あと県庁を訪れた人のための保育所がございますので、今後、庁舎を管理しております担当課と、どういう形で利用されるのがいいのか、その辺については検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。子育ての中で、やはり親子で一緒にいる時間というのをつくり出していくのも子育て支援の一つと思っています。さきに民間で行われました、ゼロ歳から一緒に楽しめるコンサートですとか、そういったような、お母さんと子供、お父さんと子供、家族一緒に楽しめるような時間をつくり出すことですとか、通勤の時間、離れているのが20分、30分の間でも、やはり子供のことが心配だということがないような施策を広げていっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いてホームページのほうに移りたいと思います。73万件のアクセスということで、かなりの件数なのかなと思っています。更新も割とまめにやっているところもあるけれども、やはりちょっと古いかなという情報が目立つのも事実です。  それから、伊東市のホームページで、市の沿革ですとか地理、歴史というのをちょっと探してみたんですけれども、簡単に見つからなかったんですが、ほかのところで伊東市のことを知るにはどうしようかなと思いまして、ウィキペディアというインターネットの百科事典のサイトで伊東市を検索してみました。そうしましたら、沿革や地理、歴史はもちろん、伊東市にはこんな産業があります、こんな企業が本社を置いています、歴代市長も載っていて、ゆかりのある著名人ですとか、こんな作品の舞台になっていますよという、人の興味を引く情報がたくさん載っていました。また、伊東市のホームページの一番上に「国際観光温泉文化都市」と書かれているんですが、それについて説明しているページも伊東市のホームページではちょっと探せなかったんですけれども、ウィキペディアのほうでは国際観光温泉文化都市、ぴっとクリックすると、その何たるかが出てくるんです。こういったものは、情報を知る上でとても簡単にいろいろな情報が入るということは、伊東市に興味を持っていただく裾野が広がるんじゃないかなと思っています。  それから、子供からお年寄りまで、現在ではパソコンやタブレットなどの端末を操作する時代になっていますので、移住や観光促進においても、まちのことをもっともっと知ってもらうためにホームページを活用していけたらいいなと思うんです。あと、キッズページですね。先ほど申しましたが、子供が見るにはちょっと簡素過ぎるかなと。大人と同じ感覚のページ構成になっているので、もうちょっと子供にわかりやすくしたページをつくっていただけたらいいなと思うんですが、この辺のご検討はいかがでしょうか。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)子供のページ、現在、伊東市では財政のページと学校のページ、議会のページということで、内容的にももう少し広げられるのかなということと、議員ご指摘のとおり、表現も一考必要かなと感じております。今後、ホームページ全体の更新も予定されておりますので、その際に子供のページもより充実するような方向で検討してまいりたいと考えております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。ぱっと見て、ほかの町だと市公認のゆるキャラが出てきたりですとか、色がカラフルだったり、その町をあらわすようなページになっていると思います。ぜひこの辺もいろいろな部署からですとか、市民の方の声を聞いて、いいページをつくっていただけたらなと思っていますので、よろしくお願いいたします。  続いて掲示板のほうなんですけれども、先ほどとても前向きなご答弁をいただきまして、市全体で検討していく必要があるという答弁をいただきました。市長の答弁にもありましたけれども、現状として、広報いとう、ホームページケーブルテレビ、FM、あとは公共施設の掲示板ということですが、ケーブルテレビとFMに関しては、やはり入りづらい地域がある、それを契約しなければ見られないといったことがあります。災害時において、地元の情報が入るケーブルテレビ、FMは、一番頼りにしたいところなんですが、私の例で言いますと、うちの地域ではFMは入りません。大室山からの電波がちょっと届きにくいところということで、市街地ですが、FMが聞けない状況であります。私はFMのパーソナリティーをやっておりましたが、自宅で聞くこともできなかったぐらいなんです。カーラジオからだと入りやすいというところがあるそうです。この辺も考えていかなきゃいけないことだと思っていますし、ケーブルテレビに関しては、伊東市はテレビを見るのにも必ずどこかのクラブに接続しなければいけないということもあって、テレビをうちのように導入していない家庭も多いと思います。この辺も踏まえて、災害時に対しても掲示板でいろいろ情報が発信できたらいいなと思っていますので、お願いしたいと思います。  公共施設の掲示板なんですが、これはほとんど建物の中に張ってあることが多くて、情報量はとても多いんですが、町歩きをしながら、あっ、きょうお祭りがあるんだ、この神社でこんなことやっているんだといって、私はふらっと行くことも多いんですが、やはりこういう情報がたくさん目につくことが、観光の方にとって、このまちを知っていただくことの第一じゃないかなと思っていますので、この辺もお願いしたいと思います。  現状、町内会などで掲示板が置いてあるところがあるんですが、市の掲示板、町なかに置いてあるところというのはあるんでしょうか。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)先ほど答弁いたしました庁舎ですとか出張所以外に、市の掲示板というのは基本的にはないものと考えております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。私が幼稚園ですとか小・中学校としたのは、市の持っている土地なら、掲示板の設置が比較的しやすいんじゃないかなと思って、ご提案のつもりで申し上げましたので、この辺もぜひ検討していただきたいと思います。外側に張ってあることで人の目も届くよということで子供たちの安全も守られていくという両方の面もあると思いますので、お願いいたします。  最後に、ペットのほうの問題になると思います。以前、私が市議になる前なんですけれども、市内の公園で犬を放せるところがあるかというのを問い合わせたことがあります。そうしたら答えは、各施設ごとに管理者が判断しているので、ここではわからないという答えがありました。実際、どこで使えるかな、そういうことがわからないと、災害時にもいろいろ問題が起きてくると思います。先ほど宿泊施設ですとか飲食店の数をたくさん出していただきまして、これ以上にも確実にあるんじゃないかなということで私も認識しております。  伊東に来られる方は自家用車、それから電車、バスということが多いんですけれども、国内の高速道路にはドッグランが併設されているサービスエリアがふえています。旅行中の犬たちのトイレ休憩ですとかストレス解消の場、または次に行くところの話ができたりとか、飼い主さん同士の交流の場にもなっております。首都圏から自動車で伊東に来られる方の多くは国道135号線を利用して来ます。道の駅マリンタウンを通ります。マリンタウンには犬と飼い主が一緒に使える足湯があり、テラス席では一緒に食事ができるということで犬連れの旅行者からは注目されていますが、ドッグランがないために犬を解放してあげられない、それから犬の排せつの場所がないということも耳に入ってきます。マリンタウンのすぐ横のしおさい広場にも、総合公園の小室山にも、街区公園である丸山公園にも、ある程度広い公園だなと思っているところ、観光の方たちも、この広さならドッグランがあるだろう、犬を放せるだろうと思っているようなところにも、伊東の公園の中にはドッグランがありません。先ほどあったドッグラン37施設というのは民間の施設ですので、普通に気軽に行って使えるところというのがないです。伊東、宇佐美に関しましては、それすらもない状況です。伊東市内ですとサザンクロスさんが始めたのと、宇佐美だと亀石峠のところにある、それぐらいしかドッグランがないので、旅行者目線だけではなくて、移住を考えている人たちにとっても、このまちで犬を飼うこと、どのように愛犬と接していったらいいのかなという考えを持っている方も多いと思います。  今は少子化の社会ですので、子供の数よりもペットを飼っている人の数のほうが多いということも言われています。実際、伊東市内でも、高齢の方が犬の散歩をしている姿をよく見かけます。昔の感覚で、そのままノーリードでお散歩している犬もたまに見かけて、これは大変危険だなと感じています。公園でも、残念ながらノーリードで遊ばせてしまっているのが現状です。飼い犬管理条例の中では、「飼い犬を連れ出す者は、飼い犬に丈夫な綱又は鎖を付け、かむおそれのある場合は、口輪をかけて保持しなければならない」となっていて、続けて「ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りでない」というところで、「人畜その他に危害を加えるおそれのない場所で訓練し、若しくは移動し、又は運動させるとき」となっています。これは綱をつけていなくてもいいという解釈になると思いますけれども、幾ら人がいない公園だから、朝早くて海だったらいいだろう、山だったらいいだろう、そういったところで犬の苦手な方が行ったときに、やはり問題になる、お互いが嫌な思いをするといったところですみ分けということをしなければいけないと思うんです。前の9月定例会の質問でも言いましたが、ほかの町で公設のドッグランというのがふえている中、伊東市ではそのような考えがあるのか、ないのかということをちょっとお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)ペット同伴の旅行者が、年々ふえているということは認識しております。また、市民の方にもペットの愛好者は多くなっていますことを認識しております。現在、伊東市におきましては、公園とか、そういうところに公設のドッグランはありません。ただ、他市におきましては、そういうところの制度がいろいろとあります。運営とか管理面も結構問題があるというところも伺っておりますので、今後、その辺研究させていただきながら検討していきたい、そう思っております。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。必ずしもドッグランでなくても、例えば観光トイレに行きました。犬をそのまま車の中に置いておくのか、外に出してつないでおくポールがあるのか、それだけでもかなり印象というのが変わってきます。市役所にも犬連れで来庁されている方がたくさんいますが、現状ではどこもつなぐところがなくて、工事用のオレンジと黒のうまにつないでいることが多いです。ドッグポールですとかリードフックというものは簡単に設置することができるものですので、いろいろな施設でも、それを検討していただけたらいいなと思っていますので、よろしくお願いします。  もう一つ、人の病院ですとか歯医者さん、こういったリストは市のホームページにあるんですけれども、動物病院のリストというのがありません。やはり子供と同じで、外出先で環境が変わってしまうと病気になるペットも多くいます。犬だけではなく、ウサギや猫、エキゾチックアニマルといったものを連れてくる旅行者もたまに見かけます。時々、オウムが一緒にお散歩していたりというのも見かけたりしますので、先ほどのところにまた戻ってしまうかと思いますが、ホームページに近隣の動物病院などのリストを載せるのも一考していただけたらいいなと思うんですが、この辺はいかがでしょうか。 ◎市民部長(石井裕介 君)動物病院のホームページへの掲載についてでありますが、市と近隣のところを含めてどのようにできるか研究していきたいと思います。以上です。 ◆8番(犬飼このり 君)ありがとうございます。私も犬の旅行者の多い施設で働いておりましたもので、やはり犬が興奮してけがをしたりというケースがよく見かけられます。おなかが痛いとか、ちょっと戻しちゃったぐらいだったら飼い主さんで対応できるんですが、けがをしたですとか、骨が折れているかもしれないといったときは、やはりとても不安をあおっている状態です。  そして、観光客の方が一番活動するお昼の時間帯なんですが、動物病院が手術のために休憩時間をとっていて、一般の患畜さんを診られないという状況もあります。この辺もやはり観光のまちとして、伊東市としてペットに優しいまちですよというアピールができるのではないかなと思いますので、こういった時間帯のことの検討ですとか、休日当番医のような、きょうはここの動物病院がやっているよという、ちょっと過剰なサービスになっちゃうかもしれませんが、特に年末年始、またお客さんがふえてくると思います。年末年始やお盆、ゴールデンウイークの期間だけでも構いませんので、こういったサービスも、ホームページもしくはツイッターですとかインスタグラム、フェイスブックがありますので、こういったところで情報発信をしていただけたらいいなと思っています。よろしくお願いいたします。  では、時間が少々残っておりますが、以上で本日の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(井戸清司 君)以上で8番 犬飼このり君の一般質問を終わります。  10分間ほど休憩いたします。                 午前10時46分休憩                 ───────────                 午前10時56分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、16番 鳥居康子君の一般質問を許します。              〔16番 鳥居康子君登壇、拍手〕 ◆16番(鳥居康子 君)公明党の鳥居康子でございます。以下3点にわたりまして質問をいたします。  まず、子育て支援についてであります。ここ近年、子育てにかかわる環境は大きく変わってきております。女性の働き方、家族構成の変化とともに、国の政策においても高齢社会に当たり、支え手である若い世代への支援、子育てに対する負担減などへの支援が大事な時代にもなっていること、さらに教育の格差が新たな貧困を生んでいることの要因も指摘される中、大学、高校進学への支援、幼児教育、子育て支援などが従来にも増して積極的に進められていると感じております。中でも幼児教育は段階的に無償化が進められているところでもあり、安心して子育てできる環境整備として子ども・子育て関連3法に基づく制度として27年よりスタートいたしました子ども・子育て支援新制度では、子育てをめぐる3つの課題解決を目指しての取り組みが示されております。  国の示した課題1として、親の働く状況の違いにかかわらず、質の高い幼児期の学校教育・保育を受けられることが望まれていること。課題2として、核家族化や高齢化、また地域での人間関係の希薄化などにより家族や地域での子育て力が低下していると言われていること。課題3として、都市部を中心に保育所に入れない待機児童が存在することや、一方では子供の減少で近くに保育の場がなくなった地域もあることが示されており、これら3つの課題に対して課題1への取り組みとして、質の高い幼児期の学校教育・保育を総合的に提供することに対し、幼稚園と保育園のよさをあわせ持つ認定こども園の普及を進めますとし、認定こども園のメリットとして、保護者が働いている、いないにかかわらず利用できること、保護者の就労状況が変化しても継続して利用できること、認定こども園に通っていない子供の家庭も含め子育て相談、親子の集いの場など、子育て支援を受けることができることが挙げられております。  また、課題2の家庭や地域での子育て力が低下していることについては、親子が交流できる拠点の設置数の増加、一時預かりの増加、放課後児童クラブの増加が示されており、課題3の待機児童解消のため保育の受け入れ人数をふやすことでは、認定こども園、保育所などを計画的に整備することや少人数の子供を預かる保育ママ、家庭的保育や小規模保育などの地域型保育も組み合わせ、待機児童の解消を計画的に進めますとし、また子供が減少傾向にある地域の保育支援では、保育園を拠点として放課後児童クラブ、地域子育て支援拠点、一時預かりなどを併設することで地域の多様な保育ニーズに対応することが国の支援新制度で示されております。本市の支援計画も、27年4月より5年間の計画期間を基本として子供・子育て支援への取り組みが進められており、保護者のニーズに応えるべく、これまで幼稚園での一時預かり、小規模保育、企業型保育、放課後児童クラブ、また交流拠点の整備を進められているところでありますが、計画期間の中間点に当たる今年度の見直しにより、今後本市の取り組むべき子育て支援への課題に対し、どのような施策が必要となっているかお伺いをいたします。  次の質問になりますが、高齢社会の中で健康長寿社会の推進が重要なテーマとなっております。健康面で問題なく生活できる健康寿命と仕事や地域活動に従事できる活動寿命をそれぞれ伸ばすための政策として、1つ目として、特定健診の充実などで生活習慣病の重症化を予防、2つ目として、がんとの共生を目指した緩和ケアの推進やがん患者の就労支援の強化、3つ目として、高齢者がボランティアなどにかかわった活動をポイント化して介護保険サービスに使える仕組みの普及促進などが示されておりますが、今回質問いたしますのは、医療や介護を必要としない健康づくりの促進としてさまざまな地域で取り組んでおります健康づくりでポイントをためる取り組みについてであります。  例えば頑張っていますというポイント、歩いた歩数や市が提供した運動プログラムへの参加に応じてポイントがつく制度、また、健康診断のデータにより健康受診が確認できることでポイントがつく等々でありまして、厚労省においても、健康増進に取り組む人へヘルスケアポイントの付与が法案に盛り込まれていることもあり、将来の医療保険利用料の負担軽減に通じるとの効果を期待した取り組みの環境整備も言われております。厚労省が健康づくりに励む人にヘルスケアポイントを付与する取り組みのガイドラインとして示したものは、特定健診、保健指導、がん検診、健康教室への参加などの参加型、ウオーキングなどの取り組みや体重、血圧、食事の記録の継続の努力型、また検査値の改善、体重の減少などの成果型を例示しており、ポイントの報奨として健康関連グッズ、また健康的な食品、健診の無料化や減額、表彰や小学校への寄附など、さまざま例示されており、医療、介護を必要としない健康に日々を過ごすためには、予防への取り組みがなお一層重要であると感じております。そのための施策の一つとして健康づくりの見える化、またポイント付与などの取り組みを考えるべきと思いますが、いかがでしょうか。  次に、3点目であります。高齢者や子育て世帯向け賃貸住宅として空き家を登録する制度の創設、住宅セーフティネット法の改正案が決定されました。住宅の改修費用として最大200万円を助成するほか、低所得世帯の家賃を補助する仕組みも設けられる内容でありますが、単身高齢者の住宅確保と空き部屋の増加という2つの課題に同時に対応できることが期待できるところであります。この制度改正の背景には、自治体の公営住宅をふやすことの困難さと、人口が全国的に減っている中で空き家を活用し、単身のお年寄りや、また所得面で広い家に住めない子育て世帯などに賃貸住宅の提供を目指すことになるわけでありますが、この運用に当たっては空き家を登録することとなり、空き家の持ち主がお年寄りらの入居を拒まない賃貸住宅として都道府県に届ける、都道府県は登録物件の情報を広く周知することが示されており、今後、都道府県、市町村が登録促進の計画をつくることもあわせて示されております。県内の自治体では、この制度への運用に向けて居住支援協議会を設置し、町内会連合、また司法書士、不動産、建築などの関係分野から委員を構成、特定空き家への取り組み、空き家利活用への促進などが協議されるようでありますが、本市におきましても、今後ふえるであろう空き家の利活用を考える上で本制度への取り組みについて、その考えをお伺いしたいと思います。  以上、3点にわたり答弁を求めまして、壇上よりの質問といたします。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)16番 鳥居議員の質問にお答えいたします。  初めに、伊東市子ども・子育て支援事業計画の策定から3年目に入り、計画の見直しがされることとなっているが、今後、本市の計画において、どのような施策が必要と考えるかについてであります。平成27年度に策定された伊東市子ども・子育て支援事業計画は、就学前児童の人口推計と、市民アンケートから得られたニーズ割合により計画値を算定しておりましたが、就労形態の多様化や女性の社会進出など、子育てを取り巻く社会環境の変化が著しく、教育・保育施設の利用実態との乖離が生じたため、現在、中間見直しを行っているところであります。現状との乖離による課題として、子ども・子育て支援新制度開始以降、ゼロ歳から2歳までの3号認定者のうち、特にゼロ歳児保育の利用希望が多く、いまだ待機児童の解消には至っていないこともあり、安心して子育てができる環境づくりの施策が必要であると考えております。こうした課題を解決するため、施策を見直す中で小規模保育施設の整備を行い、低年齢児の保育の受け皿を確保するとともに、幼稚園での預かり保育事業の内容を拡充し、短時間就労などの子育て家庭に対する支援を強化してまいりたいと考えております。  次に、健康寿命や社会活動寿命の延伸を図る取り組みとして、健康マイレージ制度やヘルスケアポイント等、一人一人が積極的に取り組める施策が必要と考えるがについてであります。健康寿命の延伸に向けて、市民の皆様に積極的に健康づくりに取り組んでいただくきっかけとするため、県が実施しているふじのくに健康マイレージ事業と並行し、来年度から本市独自の健康マイレージ事業を実施する方向で協議を進めております。独自の取り組みといたしましては、各種検診の受診、健康教室や介護予防事業への参加、保健委員による健康に関する普及啓発活動等の社会貢献等をポイント化し、取得したポイントに応じて商品などを贈呈することを考えております。対象者につきましては、若年層から高齢者とし、がん検診や特定健康診査の受診により、自身の健康状態を確認していただくことで健康づくりにつなげるとともに、高齢者ができる限り元気で自立した生活を続けることができるよう支援する介護予防事業を推進していくため、各種介護予防教室や健康体操クラブなどの参加者も対象に加え、楽しみながら介護予防に取り組んでいただけるような仕組みを構築してまいります。市民の皆様の健康づくりの取り組みに対する支援をさらに充実し、一人でも多くの方が積極的に健康マイレージ事業に挑戦していただくことで健康寿命の延伸を図ってまいりたいと考えております。  次に、高齢者や低所得者、子育て世帯向けに民間の空き家や賃貸住宅を活用する新たな住宅セーフティネット制度がスタートしたが、本制度への本市の取り組みについてであります。本制度につきましては、民間の空き家や賃貸住宅の利活用と住宅確保要配慮者への支援を目的とし、国の制度として本年10月25日にスタートしたもので、本市におきましては、空き家を増加させない対策として大変有効な制度であると考えております。現在、県では、高齢者や低所得者、子育て世帯等の住宅確保要配慮者に向けた賃貸住宅等の登録の受け付けを行っており、今年度末を目標に住宅確保要配慮者向けの賃貸住宅の供給促進計画を策定しているところであります。本市における本制度への対応状況につきましては、市民からの問い合わせに対して県の窓口を案内しているところであり、今後は本市といたしましても、空き家の利活用推進の取り組みの中で県と連携を図ってまいります。以上であります。 ◆16番(鳥居康子 君)ご丁寧なご答弁ありがとうございます。まず、次の質問をさせていただきたいと思いますけれども、子育て支援の関係で、本12月議会も私を含めて既に3人質問されていますし、また午後にもお1人質問されるので、いろいろな社会状況の中で、この子育て支援というのが一つの大事な取り組みの柱になるなという気がいたしております。  この質問をさせていただくに当たりまして、待機児童という言葉が社会的に使われるようになりまして、学校だったり、例えば小学校、中学校、幼稚園も、希望すれば入れる義務教育ということなので、そういうことになるんですけれども、保育園は希望してあいている状況であっても入れないということの保育園の壁というか、そういう中で待機児童の数が出ているということを毎年心配するわけであります。そういった中で、これから私たちは若い方たちにお世話になりますので、今後、行政として、安心して産んで、そして育てられる、そういう子育てを限りなくしっかりとサポートするということが大事な柱だとも認識をしております。  市長も政策の公約の中で、幼児教育、また就学前の無償化もやられるということなので一層安心感につながっているかと思うんですけれども、毎年、待機児童が出るということに対して、ことしも小規模保育を始めました。また来年も始めるということなのでありますけれども、毎年、待機児童が出るというところの背景ですね。働き方が変わっているということが多くあると思いますし、それからお母さんたちが、昔は3歳から幼稚園ということであったと思うんですけれども、今、ゼロ歳から2歳までの待機児童が多いということなので、働き方の変化というのも要因としてすごくあるのかなと思いますけれども、毎年待機児童が生じていることについて、どのように分析をされているか伺いたいと思います。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)待機児童の発生の分析でございますけれども、議員がご指摘のとおり、働き方も多様化するに従いまして、当然、女性の社会進出、あと、やはり就労形態の多様化等によりまして、働くお母さん方が、例えば子供を出産して育児休暇期間をとるわけでございますけれども、そこの休暇期間をできるだけ早目に切り上げて、子供を保育園なりに預けて職場復帰したい、そういう女性がふえております。一方では、保育室はあるものの、やはり保育士の不足があるということで、要はそういう保育室があっても、定員いっぱいまで受け入れることができないような状況が生まれてきていることがやはり待機児童が発生する要因ではないのかなと考えております。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)働き方の変化ということが今の部長のご答弁であったかと思うんですけれども、毎年子供さんが350人前後でしょうか、生まれているわけでありますけれども、学校に上がる前の5歳児までで、今、幼稚園と保育園の園児数はどのように変化しているのかということを伺います。  そしてあともう一つ、幼児教育の無償化について段階的に取り組まれていると思いますけれども、27年から、ちょっと一概には比べられないかもわかりませんけれども、預ける側の保育の負担の軽減というのが、2人とか、3人とか、子供さんがいらっしゃる多子の家庭、また所得で違うと思いますけれども、負担の軽減につながっているということの数字が何かありましたらお示しをいただきたいと思います。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)まず、1点目の保育園と幼稚園の利用者の人数の変化についてでございます。保育園と幼稚園につきましては、一応、保育園はゼロ歳から5歳まで、幼稚園については3歳から5歳まで受け入れるような状況ができております。3月31日現在の就学前の子供の人数でございますが、約2,200名ほどいらっしゃいます。その中で幼稚園に入られている方が私立を含めまして667人、保育園に入られている方が863人でございます。当然、働き方の多様化ということもあって、保育園のニーズは非常に強いものがあり、大体800人から860人とか、870人とか、その辺、高どまりの状況で推移はしております。一方で幼稚園については、子供の数が減っていることに比例しまして、28年度が600人ほど、29年度が550人、来年度につきましても、募集を締め切った段階ではございますけれども、幼稚園に入学されるお子さんが減るということで相当数減少するものと捉えております。  もう一つの幼稚園、保育園における保護者の保育料の負担の関係でございますけれども、議員ご指摘のとおり、27年度の子ども・子育て支援法の施行以来、国においては、教育の無償化に向けて保育料の負担軽減を行っているところでございますけれども、その中で段階的に多子軽減を設けるなどして保護者の負担の軽減を図っているところでございます。済みません、具体的な数字はちょっと持ち合わせておりませんので、この場で答弁することはできませんけれども、多子軽減を通しまして、相当の金額が軽減されていると理解しております。その中で保育園については1万6,000円程度、幼稚園については7,000円が月の平均となっております。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)幼稚園と保育園の利用の形態ということで、今後、保育園の需要が高くなっているということだと思います。そして、幼稚園と保育園と保育料がそもそも違いますし、預ける子供さんの年齢とか家族構成、また所得で違いますので一概には言えないということでありますけれども、多分負担感は前の制度よりは低くなっているかなということで改善も進んでいると考えております。  そこで、さらに待機の解消ということで、低年齢のゼロ歳から2歳の子供さんの待機が比較的多くなっているということで、今後もこういう傾向が続くということが想定されると思うんですけれども、これからまた小規模とか、あと家庭的保育とか、そういうことを進めていくと考えますけれども、ゼロ歳から2歳を今後進めていくということが毎年毎年されていくことになるのか。その中で、幼稚園も今度、一時預かりが広がりますので、3歳以降は比較的安心して預けられる状況になっているのか。ゼロ歳から2歳をこれから市として整備していくということで、5歳までのお母さん、お父さんの若い世代への支援につながっていくのか、低年齢児の受け入れを整備していくことを毎年毎年やっていくことで不安が解消されるのかどうかという考えをお伺いしたいと思います。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)まず、今後の支援策を通してゼロ歳から2歳児までの待機児童が解消されていくのかどうかというご質問だと思いますが、ゼロ歳から2歳児については、小規模保育事業とかを初めとした地域型の保育事業を実際実施しているところでございまして、今年度につきましても1園、来年度についても1園、小規模保育事業所を設置するわけでございますが、その先、また同じような施設ができるかどうかというのは、今の段階ではちょっとわかりかねる部分でございます。その中で、当然、女性の働き方もますます多様化してきて、女性の社会復帰がますます早まるであろうと考えておりますので、市としましても、お母さん方が安心して働ける、そういう環境の整備には努めていくわけでございますけれども、待機児童の解消については、なかなかちょっと難しい部分があるのかなと考えております。  また、3歳児以降につきましては、子育て支援対策、これからもいろいろ進めていくわけですけれども、幼稚園の園児数がますます減っている中で、幼稚園を維持していくための方策というものも当然考えていかなければいけないものですので、28年度から幼稚園の預かり保育も実施しておりまして、29年度、今時点で3園で実施しております。来年度以降も実施園を拡大はしていきますけれども、保護者の方が利用しやすい環境をつくる上で、ただ実施園をふやすだけではなくて、利用の日数の拡大とか、あと時間の延長等も当然必要になってきますので、それに向けては来年度実施できるかどうか、今検討しているところでございます。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)これから働き方が変わる中で、ちょっと前でしたら、3歳ぐらいまで家でということがあったと思いますけれども、妊娠して出産して、子供を預けて早い時期に働きたいというご家庭もふえている中でありますので、今後の整備計画というのがすごく難しいと思うんですけれども、今、保育園の申し込みが10月に始まって、その決定が2月になると思っております。そこでまた、どのくらいの方が希望にかなわないかが2月以降にならないと出ないというところで、次にどういった保育のサービス、子育てのサービスをしていくかが後追いにならざるを得ないというのが待機児童の解消の一つのネックかなと感じてもおります。  この質問の最後、ちょっと提案というか、国のほうでは、幼稚園、保育園にかかわらず、働いても働かなくても預けられる認定こども園というのが伊東市子ども・子育て支援事業計画の中では項目が上がっていますけれども、整備計画は数としては上げてないんですね。働くなら保育園、働かなくて、なるべく家庭で見たいという方は幼稚園という、そこの縦分けが、認定こども園という形になりますと、同じこども園になりますけれども、それぞれの働く働かないでやっていかれるということが一つ、これから目指していってもいいのかなということを、そこでお母さんたちがどういうふうに子供を見てもらいたいかというところが整っていくと安心感につながるとも考えますし、幼稚園の需要もまだしっかりとある中で一時預かりをやって、もしかしたら2歳から幼稚園に預けられるということも国のほうで言っていますので、2歳児の幼稚園のあり方なんかも考えられるかもしれませんけれども、認定こども園が限りなく安心の材料になっていくことにならないかな。そして、もしかしたら幼稚園の部屋があいているところに、そういった形で運営できる。保育士さんも幼稚園教諭も、資格を2つ持っている方もいらっしゃると思うので、働く働かないにかかわらず、同じ園の中で保育士、教諭、子供さんがいるというこども園の考え方もこれから入れていってはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)認定こども園につきましては、要は幼稚園と保育園を一体的に行う施設でございます。働く働かないにかかわらず入れる施設でございますし、今、幼稚園教諭、保育士とも、両方の資格を持つということが義務づけられておりますし、伊東市としても、認定こども園の設置については当然必要だと考えております。その中で、幼稚園と保育園の教諭が定期的に認定こども園に向けたいろいろな研究とか検討をしているわけでございますので、今後につきましては、保育園とか幼稚園だけではなくて、このような認定こども園を設置することによって、やっぱり利用者の利便性の向上にもつながるでしょうし、女性の働き方の中で女性が働いている手助けにもなると考えておりますので、その辺については検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございます。この子育て支援の関係で、私も待機児童をどうやって解消することが可能なのかを結構時間かけて自分なりに考えてみたんですけれども、なるべく行政として経費をかけないで、そしてお母さんたちの安心感につながる制度ということで、ちょっと問題の提起をさせていただきました。ぜひこれからも子育て支援にご尽力をお願いしたいと思います。  次に、健康づくりのポイント制度でございます。ポイント制ということで、前向きに検討していただけるとお答えをいただいていると思います。予防というのも、従来は健康診断とか、また食事とか、運動とか、行政は啓発に力を入れて、あとはそれぞれが自分の判断、意識で取り組んでいくということが健康に対しての今までの考え方だったと思うんですが、これから予防に積極的に力を入れていくということの背景の中で、ポイント化というのをいろいろな地域で取り組んでいるということでご紹介をさせていただきました。  この計画に当たりまして、伊東市の健康度、データヘルスのほうでは、お達者度というのも静岡県で出ておりますけれども、伊東市のほうには健康度と、それから、さまざま疾病の要因なんかも分析されておりますけれども、伊東市の市民の健康の傾向というか、特徴というか、その辺のご紹介をいただきたいと思います。 ◎健康福祉部長(下田信吾 君)伊東市の現在の市民の皆さんの健康状態ということになりますが、一つ、標準化死亡比というのがありまして、これは死亡原因別に地域間の人口規模ですとか年齢構成の格差を補正しまして、それで市町別に比較をするものですが、こちらは県との比較の中で、総じて死亡原因別ではなくて、全体としても伊東市は高い状況にあります。そういう中でも、特に突出して高いのが急性心筋梗塞。こちらは県と比較しましても2.19倍ということで、非常に高い割合になっております。また、糖尿病の重症化というところでいけば、特定健診の結果で見ても、重症化を示すような数値というのが県の平均に比べても非常に悪い状況があります。そういうことで、特定健診なりを積極的に推進して、その上で保健指導をやって改善していただくというところがかなり重要となっております。  また、各種がんにつきましても、標準化死亡比が県内でも高い状況にあります。そういう中ではがん健診の受診率も、ほとんどが県内でも最下位に近いような状況になっておりますので、早期発見のためにも、そこら辺の対応というのをしていかなければならないと考えております。以上です。 ◆16番(鳥居康子 君)積極的に、また楽しく取り組めるポイントのやり方。それぞれヘルスポイントとか、マイレージポイントとか、いろいろな呼び名で地域がやっておりますので、ポイントにして健康の予防につながるということをぜひ進めていただきたいと思います。  もう1点、そういった疾病の予防とか、分析とか、データヘルス計画だと思うんですけれども、この計画が29年で終わるということなので、これからまた、つくっていくことになるのか、この計画を今後どういうふうにやっていかれるかをお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長(下田信吾 君)現在、専門機関に委託をしまして、新たなデータヘルス計画の策定を進めているところです。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございます。  次に、3点目を伺いたいと思います。住宅セーフティネット制度であります。市長答弁の中で、10月25日に新たな制度ができ、住宅のセーフティネット制度というのがあったわけですけれども、秋に制度が新しくなりました。この考え方、少し述べましたけれども、高齢者、そして若い世代の住宅の確保というのがすごく難しい。大家さんにすると高齢者というのが、お家賃の問題だったり、また亡くなるケースだったりということで、なかなか受け入れがたい。また、若い方たちは、例えば子供さんがうるさいということもあったりして、なかなか若い方の入居ができないとか、また若い方がお家賃が高いとか、教育費がかかるとか、そういうことで住みたい人と住んでもらいたい人のマッチングというか、そこがなく、そして空き家は少しずつふえているということの背景があって住宅セーフティネットというのが始まったわけでございます。本来なら、これも民間の不動産と、そして個人、借りた人の契約で成り立つので、そこに行政が入ることはなかったわけですけれども、ここに住宅セーフティネットの制度で、貸したい空き家の情報を登録してもらう。登録に当たっては入居を拒まないとか、それから耐震の改修をする、バリアフリーをするということが伴いますが、そうして情報を登録するということが始まったばかりであるわけです。  そこで加えたいのが、この中で所得によりますけれども、家賃の補助が4万円であったり、それから、滞納があっても大丈夫なような保証料の制度も国のほうで6万円ですか。そういうことも設けられていまして、登録の方と、それから借りた人が組み合わせられることが、行政が中心になっていくということがこれから一つ考えられますけれども、こういった制度が県で始まって、これから市としても取り組み方を少し形にしていったほうがいいのではないかなという気がいたします。これまでは空き家で建築住宅がかかわってくださって、どっちかというと廃墟というか、廃屋というか、特措法だったり、そういうことに重きを置いていたと思うんですけれども、これから住宅の利活用は定住の促進にもつながるということもあったりもするかと思うんですけれども、こういった住宅の利活用に関して市の考え方、少し伺いたいと思います。 ◎建設部長(三輪正彦 君)空き家の利活用という話でございますが、住宅セーフティネット法上におきましても、空き家の利活用の一つの方策と考えております。また、貸したい側というか、空き家を持っている方にとっても、バリアフリーですとか耐震改修にかかる費用については、国または地方から最大で1戸当たり200万円の補助が出るということもあります。また、これにつきましては、市長答弁にもありましたように、今、県が賃貸住宅供給促進計画というものを策定中でございます。内容につきましては、具体的には住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給目標でありますとか計画期間、そのようなことを今計画しております。本年度末にはあらかた方向が出るということを聞いておりますので、これを本市としましても見ながら、どういうふうにしていくかということについては県と一緒に協議していきたいと考えております。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございます。住んでいただいて、地域が活性化していくということにもつながる政策だと思いますし、県の政策、計画を踏まえてということになる部分もあるかもしれませんけれども、ぜひ早い段階でこのセーフティネットが運用されるような市の取り組みに期待したいと思います。  以上をもちまして私の一般質問といたします。ありがとうございました。 ○議長(井戸清司 君)以上で16番 鳥居康子君の一般質問を終わります。  昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時45分休憩                 ───────────                 午後 1時   再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、6番 佐藤龍彦君の一般質問を許します。               〔6番 佐藤龍彦君登壇、拍手〕 ◆6番(佐藤龍彦 君)皆さん、こんにちは、日本共産党の佐藤龍彦です。通告に従い、一般質問を始めさせていただきます。本定例会で議員生活3年目を迎え、下半期に入りました。そこで上半期を振り返り、以前行った質問からいろいろと進捗状況を確認していくとともに、新市長になって何らかの方針転換がされたかを、大きく分けて3つの質問をしていきます。  最初の質問です。現在、宇佐美区が管理運営している中央区立宇佐美臨海テニス場跡地の利活用に関して3点伺ってまいります。  まず1点目は、平成23年にこの土地を購入してから既に6年が経過しています。地域タウンミーティング等においても、宇佐美区や市民から当該跡地の活用に係る要望が出されていることから、これまでの検討状況について伺ってまいります。2点目は、当該跡地を整地することで、市民がもっと利用しやすい場所として市が提供していくことで有効活用を図るべきと考えますが、今後の方針を伺ってまいります。3点目として、当該跡地は津波浸水区域内にあることから、避難場所として津波避難施設を整備する計画はないか伺ってまいります。  当該跡地は宇佐美区のほぼ中心地域に位置し、近隣にはコミセンや消防、警察、郵便局など、区民の生活には欠かせない施設も多くあります。夏季には宇佐美夏まつりの会場になり、近年スタートしたUsaMIフェスやコミセン行事、学校行事の際の臨時駐車場としても利用されています。秋季にはふるさとふれあい祭りの会場にもなり、地域住民の交流の場として多様な利活用をされています。つまり地域の活性化に寄与し、ある意味では宇佐美区のシンボリックな場所へと変わってきていることは間違いありません。しかし、この当該跡地のテニスコートはもとより、草の生えている場所や以前に建物があった場所など、何も手が加えられていないのも事実です。  こうした中、お祭りなどの会場で使用する際は、向かいのコミセンとの行き来を容易にするためにフェンスを取り外すのですが、この作業がスタッフの高齢化も相まって、近年は困難な状況にあります。また、草刈り作業やイベントに必要な電気の引き込み作業も大変だと聞いています。さらに、臨時駐車場で利用する際の入り口部分には頑丈でむき出しの門柱があり、その間が狭く、車体をする心配も否めません。草地部分はでこぼこしていて、車両誘導し、整理して入れ込むのが困難な状況も否定できないでしょう。こうした現状でも、1年を通して多様な利用がされている当該跡地を少しでも維持管理しやすく、さらに宇佐美区民にとっても利用しやすい場所にしていく必要があると考えます。また、津波浸水区域内にある当該跡地を避難所として機能させることは地域防災の啓発にもつながるものと考えます。この質問は、私が議員になって最初の一般質問で取り上げました。しかし、それから2年がたち、進展が見られないことから、新市長になり何か方針に転換があるのであればお聞かせください。  次に、2番目の質問です。市議会及び市政の積極的な情報発信を図る施策に関して2点伺うものです。  1点目は、子供連れで市議会の傍聴を希望する市民に対し、一層開かれた議会を実現し、子育て支援の充実を図る観点からも、庁舎1階ロビーに市議会の様子を放映するモニターを設置してはいかがか、その考えを伺います。2点目は、設置したモニターを活用し、来庁した市民に広く市政情報を発信する仕組みを構築してはいかがか、その考えを伺います。  私は以前から、議会傍聴の仕組みに不十分さを感じていました。それは、議場がある庁舎内において、傍聴席以外で議会の様子を知ることができないからです。さきの定例会では、乳児を連れた市民が傍聴に来られていましたが、乳児がぐずってしまい、やむなく退席してしまいました。そして、その後、傍聴席に戻ってくる様子もありませんでした。別の日には、子連れで傍聴に来られた方がほかの傍聴者から注意を受けたと相談されました。決してそのお子さんが議会進行の妨げになるような騒ぎ方をしたわけでもなく、こそこそ話をしていた程度で注意されては、それを機に議会から足が遠のいてしまう懸念があります。こうした事柄は、先輩議員が進めてきた議会改革のうちの開かれた議会の理念がまだまだ浸透していないのではないかと考えられます。育児をしながら議会傍聴を選択しても安心して傍聴ができない状況だと、気が引けてしまうのではないでしょうか。市民が傍聴するのは有権者としても当たり前の行為です。とりわけ若い子育て世代が議会や市政に興味を持ち、来ていただけるのはとても喜ばしいことだと思います。誰もが安心して傍聴できる環境を整備していくことを行政としても取り組むことが重要であると考えます。また、モニターがあれば議会中継だけでなく、市政を身近に感じてもらえるように、さまざまな市の取り組みも動画で伝えることができるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。  最後の質問に移ります。部活動に係る費用の助成に関して2点伺っていきます。  1点目は、中学校の部活動に対する助成状況及び今後の方針についてです。近年の部活動は以前とはさま変わりし、人気が集中する部活があったり、民間のスポーツクラブに通ったりと、それぞれ状況でかかる費用はさまざまです。少子化のあおりから生徒数が減ってくる中で部員数も減り、保護者が納められる部活動費も減少しています。必要最小限の道具で活動する部も少なくないと聞いています。決して多くない部活動費をやりくりしていても、大会などで勝ち進めば遠征もあります。そうした負担の軽減をサポートし、子供たちが伸び伸びと部活に励める環境をつくるため、行政としても取り組むことが大切だと考えますが、いかがでしょうか。  2点目は、部活動費を就学援助制度の対象とすることについては調査研究を進めるとのことでしたが、その後の進捗状況を伺うものです。これまで就学援助に関連した質問を幾つかしてきましたが、その中で、先日の入学準備金の早期支給実現のニュースが飛び込んできたときはとてもうれしく思いました。経済的に大変な家庭にとっては、この制度改正は心強いものになったことは間違いありません。しかし、そうは言っても、この長引く不景気の中で、出ていくお金は多くても入ってくるお金は少ないのも事実です。生活に困窮する中でも、子供の健やかな成長を育むのは大人の責任です。そこに救いの手を差し伸べられるのは、やはり行政ではないでしょうか。部活動によってかかる費用の違いはさきにも述べましたが、部活動にかかる保護者負担を何らかの形で支援していけるような制度にしていくことが大切だと考え、再度質問いたします。  以上で壇上からの質問を終わります。                〔市長 小野達也君登壇〕
    ◎市長(小野達也 君)6番 佐藤議員の質問にお答えいたします。  初めに、中央区立宇佐美臨海テニス場跡地の利活用に関してのうち、土地購入から既に6年が経過し、地域タウンミーティング等においても宇佐美区や市民から当該跡地の活用に係る要望が出されていることから、これまでの検討状況についてであります。当該跡地につきましては、平成23年10月に、宇佐美地域の幼稚園、保育園の一元化も視野に入れた子育て支援施設の建設用地として取得いたしましたが、施設の統廃合は全市的な問題であり、結論までに時間がかかること、また学校給食センターや健康福祉センターなど、優先すべき大型事業を実施したことなどから、今のところ具体的な検討は進んでいない状況であります。  次に、当該跡地を整地し、市民が利用しやすい場所を提供することで有効活用を図るべきであると考えるがについてであります。当該跡地につきましては、暫定的な措置として、主に宇佐美学園の各種行事や宇佐美コミュニティセンターで開催される各種行事の際の臨時駐車場として活用しておりますが、土地の整地や外構の改修、また他の活用方法につきましては、管理している宇佐美区や市民の皆様からもご意見を伺いつつ、今後の施設建設の時期も勘案の上、検討してまいります。  次に、当該跡地は津波浸水区域内にあることから、避難場所として津波避難施設を整備する計画はないかについてであります。宇佐美地区につきましては、県が示す第4次地震被害想定において、広範囲にわたり津波による浸水が発生することが想定されており、昨年度、市が実施した津波避難シミュレーションでは、津波避難困難地域が生じる結果となりました。当該跡地に津波発生時の避難場所を確保することは津波避難困難地域の減少につながり、減災効果があると思われますので、津波避難のみを目的とする施設整備計画はありませんが、当該跡地に施設等を建設する際には、津波避難施設としての機能を付加することを検討してまいります。  次に、市議会及び市政の積極的な情報発信を図る施策のうち、子供連れで市議会の傍聴を希望する市民に対し、開かれた議会を実現し、子育て支援の充実を図る観点から、庁舎1階ロビーに市議会の様子を放映するモニターの設置に係る考えについてであります。市役所にお越しになった市民の皆様に市議会の様子をお知らせすることは、市民の皆様がより積極的に市政参画されるために有効な方法であると考えております。現在、庁舎内におきましては、各階に設置されたテレビにおいて、市議会本会議を職員が視聴することができるようになっており、また市民ロビーには来庁者向けのテレビが設置され、同様に視聴できることから、このテレビを活用し、子供連れの市民の皆様も気がねなく本会議の様子をごらんいただけるよう準備が整ったことから、今定例会から放映しております。  次に、設置したモニターを活用し、来庁した市民に広く市政情報を発信する仕組みの構築に係る考えについてであります。現在、市民ロビーでは、その日に行われる会議の案内などを掲示するとともに、総合案内において、来庁された方にさまざまなご案内を行っております。また、デジタルサイネージが付設された伊東市の案内表示板を設置し、市政情報の提供を行うなど、必要な情報発信に努めております。市民ロビーは、来庁された方々が市政情報などを得られる有益な場所の一つとなるよう運営しておりますので、モニターなどを活用した情報発信につきましては、市民の皆様に情報が伝わりやすい方法の一つとして、先進的な事例などを参考に研究してまいります。  次に、部活動に係る経費の助成に関してのうち、中学校の部活動に対する助成状況及び今後の方針についてであります。中学校の部活動につきましては、教育課程外の活動ではありますが、多くの生徒が加入、活動し、その教育的価値は高いものがあると考えており、現在、伊東市中学校体育連合会に72万円を、伊東市中学校文化連盟に36万円の計108万円を補助しているところであります。しかしながら、所属する部活動によっては、対外試合の遠征費や用具等に費用がかかり、保護者への負担も大きいことから、費用の負担軽減と部活動の一層の活性化を図るとともに、伊東の子供たちが運動や文化に親しみ、充実した学校生活を送ることができるよう、新年度から補助金の増額を予定しております。  次に、部活動費を就学援助制度の対象とすることについては調査研究を進めるとのことであったが、その後の進捗状況についてであります。就学援助における個人の部活動に係る経費の補助につきましては、所属する部活動によって必要となる費用も異なってくることから、本市では就学援助費の対象としておりませんが、県内の自治体で対象としている例もありますので、引き続き支給方法等を調査研究してまいります。以上であります。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ご答弁ありがとうございました。では順次、第2質問に移ってまいりたいと思います。  まず、宇佐美の臨海テニス場跡地なんですけれども、実際、約6年前に購入されたとき、今の市長の答弁のように幼保一元化の話があったりとか、その先の全市的な課題があったことから、宇佐美だけで進めるということはできなかったような答弁もあったと思うんですけれども、とはいえ、手が加えられない状況ではないということだと思うんです。いま一度、購入のやりとりというんですか、中央区と何か約束があって、ちょっと手をつけられない状況もあるのかな、その辺、何か課題があるのかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎総務部長(浜野義則 君)中央区とのやりとりの中で、中央区としましては、公的なものに使っていただきたいという思いもあることから、当時、教育的な施設への活用というような話になったということでございます。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ありがとうございます。中央区がある意味、伊東に寄附するような形じゃないですけれども、その土地を有効に活用してほしいという思いもあって、伊東とのやりとりで、なお、さらに教育的なものに使ってほしいということがあったんだろうということで、そうなると、現在、宇佐美区が活用している方法としては余り教育とは関係ないというところもあるとは思うんです。とはいえ、宇佐美のイベントなんかには多く利用されていることもあって、大きく分けるとテニスコートがあって、真ん中に草むらがあって、さらに前に建物があったところが、がたがたですけれども、舗装されているような場所があったということで、そういった、見た目にも余りきれいとは言えないような場所になっているとは僕も感じているんですが、そこをもっと管理しやすいような方法があるのではないかと思うんです。その辺、例えばタウンミーティングなんかでは、区長のほうから、あそこに避難所を兼ね備えた体育館のようなものはできないかなんていう話もあったんですけれども、区とか市民からの要望はどういった形で届いているのか。その届いた要望だったり意見というのはどういうところで検討されているのかというのはどうでしょうか。 ◎総務部長(浜野義則 君)財政課のほうに直接区のほう、あるいは区民の方、市民の方から要望はございませんけれども、先日のタウンミーティングの中で、1階は駐車場、2階は庭つきの体育館みたいな要望はあります。その辺の検討ということでありますけれども、市長答弁で申し上げましたとおり、現在、特にまだ検討はされておりません。一つの検討のタイミングとしては、当初の購入の目的が、宇佐美の幼保一元化を視野に入れた子育て支援施設の建設用地ということになっており、現在、学校、幼稚園、保育園の適正規模、配置についての検討がされておりますので、その辺の基本方針などが出されてから本格的な検討に入るのかなと考えております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)わかりました。いわゆる教育財産として購入した部分の縛りがまだあるので、その次のステップに移るためには市内全体の適正配置の話が進んでからということで理解していいのかなということだと思います。そういった土地の利用の仕方の検討がこれからも随時されていくのかなと感じました。  そうはいっても、今、全体的に考えれば、宇佐美区が暫定的に利用しているのは臨時駐車場であったりとか、お祭りのイベント会場ということになっています。そうした中で、市としても、整地をしていったらどうかなということが僕の中では提案として出したいなということなんです。先日、区長との懇話をさせてもらったときに、あそこをお祭りで利用する際に使う電気の引き込みもちょっと遠過ぎる、もうちょっと近いところにつくってもらえないかとか、水道は何とか、2度ほどごたごたがありながらできたということなので、そこはよかったということで、ぜひともそういった行政の側からうまくアプローチしながら区との連携をとって、市民の使いやすい場所になっていったらいいなと思うんですけれども、整地自体の予定とか、そういった要望的なものは出ているんでしょうか。 ◎総務部長(浜野義則 君)宇佐美区のほうから、そこも含めてですけれども、整地について、要望は直接来ておりません。ただ、あれだけの広い土地ですから、管理するのは大変だということは理解をしております。大規模な整地とか改修というのは費用対効果の面も含めましてなかなか難しいと思いますが、宇佐美区の話を伺いながら、より管理がしやすいよう、できることは行っていきたいと考えております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)わかりました。例えばあそこは結構広い土地ですよね。広いスペースになっていて、誰でも彼でも使えるようにフェンスも取っ払ってというようなオープンスペースにしてしまうと、やはり区のほうの管理も大変になってくると言っていました。ただ、そういった広いスペースをもう少し有効活用できるようにということで、例えばゼミ合宿だったりとか、来られた企業の方で体を少しでも動かす場所が欲しいというときにスペースを整備しておけば、そういった場所で体を動かせますよという案内もできるんじゃないかなと思いました。使う際には簡単には使えないと思いますけれども、許可制をとっても整備しやすいような、例えば小室山のテニスコートでも自由に使えるわけではなくて、やはり予約して鍵をもらって入って、使った後、整頓してから出ていくような、そういった仕組みも、そういうところが整地されて、例えば伊東に来られた方で体を動かせるような場所が容易に探せるようなときに、そこを提供できれば、またお客さんもふえてくるんじゃないかと。  宇佐美もまだまだ民宿は頑張ってやっていますし、ちょうど夏なんかは学生がよく来ています。夕方になると、ナガヤさんとかにバーベキューの食材を買いに来る人が多くて、そういう子たちがどこでどうやって体を動かしているのかなといったら、昼間は海かもしれないですけれども、雨とか、例えば海が荒れていて泳げないなんていうときは、そういったスペースも結構有効活用できるんじゃないかななんて思っていますので、ぜひ整地の話を少し考えていただければと思うんです。その整地をすることで次のステップに進めるんじゃないかなと思います。津波浸水区域であるので、簡易だと助かることはないと思うんですけれども、例えば一つでも津波避難タワーを建てておけば、そこが防災の啓発の一つのスペースになると思うんですが、先ほどの答弁では、今のところ、そういった計画がないということなんですけれども、区からの要望なんかでも避難所兼公共施設という話もあるので、ぜひそういったところで検討を進めていってほしいなと感じました。  それでちょっと一つ戻りますけれども、あそこを幼保一元化のために購入されたときに、例えばそういった場所が教育財産としてうまく機能するかどうかというのは一度は検討された――いわゆる中央区との絡みもあると思うんです。中央区さんがそこを利用したいというときは多分優先的に利用されるような場所ということだと思うんですけれども、何らかの教育的な施設をつくるという場合に、そこは一つの拠点になるのかどうかというのは少し検討されたかどうかだけ教えてもらっていいですか。 ◎総務部長(浜野義則 君)その土地の検討についてでございますけれども、購入の前の段階で認定こども園を建てるとしたらということで、施設の概要でありますとか、規模でありますとか、建設費、その辺については当時検討した経過がございます。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)わかりました。ありがとうございます。ここのスペースがどういった形になっていくか、これからの検討課題になってくるんだなということは感じました。ただ、いずれにせよ、やはり区民と市民の声をしっかりと吸い上げて、この場所をどういったものにするのかを検討していっていただきたいなと感じました。あそこにちょっと名前がないので、いずれ名前をつけてほしいなという思いがあります。回覧板とかでも、あそこでふれあい祭りをやりますというときに、やっぱり中央区立宇佐美臨海テニス場跡地でやりますというのはちょっと長いんですよね。知っている人は中央広場みたいなことも言ったりするんですけれども、知らない人にとって、あそこは中央広場だと言われても、やっぱりはてなマークが頭の上についてくるので、ぜひそこを、その次のステップの段階でも頭に入れておいてほしいなと思いました。よろしくお願いします。  では、次の質問に移ります。議会の傍聴の関係なんですけれども、先ほどもある市の議員さんが自分の子供を連れて議員席に着いたという話。僕は議員席の話はしません。そういう話ではなくて、やはり有権者として市政に興味を持って議会を傍聴するというのは当たり前の行為であって、それがまた、次の市政の発展につながっていくものだと思っています。  そうした中で、やはり子育て世代というのは、どうしても行政サービスに興味を持ってくると思うんですよね。それまで興味はなかったなんて言っていても、子育てしていく際にいろいろな壁にぶち当たって、それを解消していくために行政のサービスを利用していくというのは当たり前の流れだと思うんですけれども、そういったことがどこで決められて、どういう話し合いをされているのかというのはやはり興味を持つところだと思います。そうした若い世代が議会に興味を持って市役所に訪れて議会を傍聴していくというのはとてもいいことだなと思うんですけれども、こうやって質問者と当局がやり合っている中で静かになる場面もありますよね。そういったときにお子さんの声だったりとか、乳児がぐずってということで、僕らが気にしなくても、やっぱり連れてきた親御さんというのは、そこに少し罪悪感を感じてしまうんじゃないかと。そこに注意があれば、なおさら来ないようなことになってくるんじゃないかなと思います。それでも、やはり行政が何をやっているのか、議会で議員はしっかり質問しているのかなとか、そういうところは気になってくると思うので、ぜひこういったところでもっともっと議会や市政に興味を持ってもらえる市民をふやしていただきたいなという思いで今回の質問に当たったんですけれども、既に1階のロビーで始めていただいたということで、多分、これは質問しなくても、何かしらのアプローチをすれば始まっていたのかななんていうふうにも思ったんですけれども、だったら、何で早くやらないのかということにもなってくるんです。ただ、始めたことに悪いことはないと思います。  今回は、午前中の質問が終わったころに1階のロビーを見に行ってきました。やっぱり寒いので長く座って聞いてられないなんていうこともあるので多分いなかったのか、ただ始まったことを知らないのかということもあるので、これ、周知していく方法というのはどういうふうに考えていますか。 ◎総務部長(浜野義則 君)ご指摘のとおり、まだ始まったばかりでございまして、周知もされておりませんし、例えば暖房器具なんかも現在置いておりませんので、今後周知をしていく中で広報いとうでありますとか、ホームページでありますとか、そういったところを通じて議会中継が見れるよということでPRはしていきたいと思っております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)広報いとうだったり、インターネットだったり、そういったところでどんどん周知させていくのは本当に大切だなとは思うんですけれども、そうした中で、例えば1階ロビーも、あそこのいろいろな席、ブースを使って相談者が打ち合わせに来たりとか、静かな場所で読書をしたいという思いもあって、あそこを利用する人が議会中の音声でちょっとやりづらいなと感じないためにいろいろな対策が必要になってくると思いますので、その辺も市民の声をいろいろと聞いて、よりよいものにしていただきたいなと感じます。  また、これは一つ提案なんですけれども、あそこだけではなくて、議会中だけでもあくような部屋があれば、そこをいわゆる傍聴室というものにして、もっともっと気がねなく議会の傍聴ができるような場所を提供できるようになっていったら、子育て世代だけでなくて、やはり子供の声が気になるから、もっと静かな部屋で聞きたいよなんていう人も出てくるかもしれませんので、そういったやり方はいろいろあると思いますので、そういった検討もしていただきたいなと思います。  さらに、何の気なしというわけじゃないんですけれども、議会中に市役所に訪れて、ただ議会が始まっているということを知らない市民も中には多いと思います。そうした方が、たまたま用事があって市役所に訪れたときにモニターで議会の様子を見れたら、今、議会やっているんだという、そこにつながってくると思うんですよね。決して見なくても、ちょこっと立ち寄ってのぞいただけでも少しは興味を持ってもらえるのではないかなと感じます。こういったモニターを設置する場所も少し工夫が必要になってくると思います。今、1階ロビーで使っているテレビも少し小さいかなと感じるんですよね。あれがもう少し大きくなれば、もっと市民にも目につきやすくなると思うんですけれども、その辺は始まったばかりですので余り考えてはないと思うんですけれども、今後、大きなモニター、いわゆるスクリーン的なものは考えて導入するのかどうか。今、考えがあればお願いします。 ◎総務部長(浜野義則 君)まだ始まったばかりなものですから、具体的に大きくしていくというところについては検討しておりませんが、やっていく中で当然課題とか、出てくると思います。また、要望等が出てくると思いますので、そういったものを検討しながら、よりよい環境づくりといいますか、そういうことは検討していきたいと思っております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ありがとうございます。いろいろやり方は出てくると思います。ちょっと調べたんですけれども、庁舎内で議会中継を行っているというのはまだまだ少ないです。議会改革が進んできて、テレビで放映したりとかインターネットでライブ中継をするところは伊東市も含めて多いんですけれども、庁舎内で議会中に議会中継をするというところは全国でもほとんどなくて、僕が調べた限りでは4都市しかないです。そのうち京都の福知山市というところは、庁舎内だけではなくて各支所に設置して、そこにも市民が訪れるわけじゃないですか。いわゆるコミセンというところだったりとか、生涯学習センターとか、そういったところでもテレビを設置して同時中継を行っているという形をとっています。庁舎に来れなくても、その地域地域の人が集まるところに設置しておくという工夫が必要ではないかなと考えています。そういったこともまた検討を進めていただきたいなと感じています。  それと、このモニター、スクリーンを設置していくことによって、議会の情報発信だけではなくて、伊東市が何をやっているのか。例えば行事であったりとか、公共施設が建設された際にこういった場所ができました。例えば健康福祉センターだったら、桜木町のどこどこにできました、中の様子なんかも映像として切り張りしながら見せていくというのも一つ視覚的な効果があると思うんですけれども、こういったことはこれから検討に入れるかどうか。また、どういったところがこういうものを担当していくのかというのは何か考えというか、今、及ぶところまででいいんですけれども、お願いいたします。 ◎総務部長(浜野義則 君)お答えします。  市民ロビーのテレビモニターを使って、議会中継がないときはいろいろな市政情報を流すというのは非常に有効なことだとは考えておりますけれども、技術的な問題もあると思いますし、どのような映像を流せるのか、どういった情報を発信していくのかということにつきましては関係課と協議をし、また、先進市の例なんかも参考にして検討していきたいと考えております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいなと思います。広報いとうであったりとか、議会報もそうなんですけれども、やはりちょっと文字のほうが多いですよね。文字が多いというのは、別に紙媒体ですので当たり前の話なんですけれども、やはり映像に関していけば視覚的効果というんですか、動くものであったり、静止画であったり、いろいろな効果で市民に訴える。こういったことをやっていますよ、市政として、こういったことに取り組んでいますという情報発信は市民にも有効に働きかけられるというんですか、行政に興味を持っていただけるということになると思いますので、ぜひ頑張ってやっていただきたいなと感じています。  では、最後の質問に移ります。部活動費です。ずっとでもないですけれども、この間、学校関連だったり、部活動だったりということでいろいろと取り上げてきましたけれども、先ほども市長答弁の中で、教育課程外の活動であることからということで、今、教員も忙しくて部活動に取り組むのは大変だという話の中でも、やはり子供たちは体を動かして健やかに育っていくこと。それは体育会系なんですけれども、文化部でも、今、ブラスバンドとか、結構人気があって殺到しているような状況もあって、楽器が足りていないとか、楽器を購入するにはそれなりの金額がかかってくるということで、そういったところへの助成なんかが、どういうふうな助成の分配をしているのかというのは少し不透明な部分があるんですが、先ほども伺った体育連合会と文化連盟への助成額が出たんですけれども、そういったところがどういった基準で各学校、各部活に分配しているのかというのをわかる範囲でお願いしたいんです。 ◎教育指導課長(杉本博昭 君)佐藤議員のご質問にお答えいたします。  今、市長のほうから答弁がありましたとおり、補助金につきましては、72万円については伊東市中学校体育連合会、36万円につきましては伊東市中学校文化連盟に補助しております。そこからは主に部員数が基本になっております。それと活動の実績等、それも加味しながら各校へ分配をしておると聞いております。以上でございます。 ◆6番(佐藤龍彦 君)わかりました。部員数と活動実績ということで、言い方は悪いですけれども、強い学校部活というのは遠征もふえてくるので、それに対しての助成が主になってくるのかなと感じるんですけれども、では実際、弱いからと助成してないわけじゃないですよね。 ◎教育指導課長(杉本博昭 君)強い弱いというわけではなく、基本的には部員の数でございます。それが大体7割、8割ぐらい。あとは活動実績ですけれども、それはどちらかというと、基本の上に少し調整するというような意味合いでございます。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)わかりました。助成されたお金が平等に分配されていくということで理解しました。  これは参考になるかどうかわからないんですけれども、隣の熱海市の助成の仕方なんですけれども、3種類ありまして、まず学校に対して、各学校に3万円とか、各部活動に対して1部活当たり1万円とか、さらに、その部活に所属している部員数1人当たり3,000円という形で、学校以外ではダイレクトに部活に助成がされているんですよね。これはすごい画期的じゃないかなと思います。隣の熱海市を褒めてばっかりでもしようがないんですけれども、やり方、進め方というのは、いいところはやっぱりまねしていったほうがいいのかなとも思いました。  知り合いの先生がいたので少し話を聞いてみたら、助成がされているのかどうか、顧問の先生がはっきりわからないというのは改善したほうがいいんじゃないかと思いますけれども、実際には市から体育連合会、文化連盟に助成金をお渡しした後のその先というのは、調査みたいなことはされるんですか。 ◎教育指導課長(杉本博昭 君)熱海のほうは直接的ということですが、伊東のほうは先ほど申し上げたとおり、連合会と文化連盟にまずおろしまして、そこから各校に分担いたします。分配したものについては、各校の実情によって、そこは学校によっていろいろ状況が違いますので、学校の校内で校長を中心として話し合って決めていると聞いております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ありがとうございます。実際にはそうやって学校に分配されて、その学校の中でもまれていろいろな部活に分配されていくということで理解しました。いわゆる少子化というか、だんだんと生徒数が減って部員数も減ってくると、保護者から集められる金額というのも、そんなに高いものは集められないということもあります。やっぱり教育課程外とはいえ、民間のスポーツクラブに通う家庭もあれば、学校に残って学校の部活をされるという生徒もいると思うんですけれども、そうすると、そちらの部活動の部員数もだんだんと減ってくるとなると集められるお金が大変になってくるのではないかな。増額の予定があるということで、ぜひ力を入れていっていただきたいなと思います。  その後の就学援助制度の関連です。これは前回の進捗状況を確認ということでさせてもらったんですけれども、まだそこまで進展がないということで答弁がされたんですが、市長のほうからもあったように、近隣で取り組んでいるところがあるという話なんですけれども、その辺は現段階で調査された部分でもいいので教えていただけますか。 ◎教育委員会事務局教育部次長教育総務課長(鈴木健支 君)静岡県の東部20市町の中で調査しましたところ、1市、御殿場市さんのみ、小学校のとき1回、中学校で1回という、1回限りなんですけれども、部活動費の費目として就学援助費から支給しております。以上です。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ありがとうございます。御殿場市が先進的に進めているということで理解しました。支給の仕方が中学校1回、小学校1回。金額面がわかれば教えていただきたいのと、ぜひこういった先進的な取り組みの調査研究を行って、伊東でもどんどん取り組んでいただきたいなと思うんですけれども、実際、これから検討をどういうふうに進めていけるのかというところまで、もしよろしければお答えください。 ◎教育委員会事務局教育部次長教育総務課長(鈴木健支 君)御殿場市の補助ですけれども、小学校4年生のときに一度、2,710円、中学校1年生のときに1回限りですけれども、2万9,600円を定額で支給していると聞いております。今後につきましては、県の東部以外の市町につきましても、できましたら調査をしながら、また近隣の市町の動向につきまして、その辺、情報を得ながら、さきにありました体育連合会、文化連盟への補助金等々も調整しながら検討していきたいと考えております。 ◆6番(佐藤龍彦 君)ありがとうございます。金額を見ても、小学校は部活動というのは余りなくてクラブ活動ということで、学校でそろえるものが多いから、このくらいの金額なのかなと思いましたけれども、中学校でこれだけの援助があると、やっぱり結構助かる家庭というのは多いと思うんです。特に就学援助を利用している家庭というのは本当に経済的にも苦しい中で生活していて、教育課程外活動だと言われても、お子さんが部活をやりたいとなれば、そこに親として手助けをしてあげたいという気持ちはあると思うんですよね。そういった親御さんが本当に大変な中、こういった就学援助制度を利用しているのであれば、そこに助成の枠をふやすというのは大変有効なことじゃないかなと思います。入学準備金の早期支給が実現した中で検討に入ってくると思うんですけれども、ぜひこれ、進めていただきたいなと思います。  時間が2分ほど余りましたけれども、今回はこの辺で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(井戸清司 君)以上で6番 佐藤龍彦君の一般質問を終わります。  10分間ほど休憩いたします。                 午後 1時49分休憩                 ───────────                 午後 1時59分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、9番 杉本一彦君の一般質問を許します。               〔9番 杉本一彦君登壇、拍手〕 ◆9番(杉本一彦 君)伊東新時代。の杉本一彦でございます。通告に従い、これより一般質問を行います。  まず初めの質問は、近年、私の地元である地域、八幡野川の流域で地域住民の生活を脅かす環境破壊が次々と行われており、その不安の声は八幡野区はおろか、伊東市全体に、あるいは全国にも広がりつつあります。それらさまざまな問題の中には、その計画が不法な進め方の中で進められている事業もあるし、解決に至らず完全に暗礁に乗り上げてしまった問題もあります。市当局も、県や市との責任範囲の分担もある中、それは自分たちだけではどうにもならないということもよくわかります。  いろいろと言い分、言いわけもあるかと思いますが、現に1日の一般質問の中で、伊豆メガソーラーパークの現場では、車両制限令や道路法において、既に違反を疑わなくてはいけない状況がありながら甘い認識の結果、見過ごされている問題もあるという話でした。現に質問する議員だって、国に直接出向き調査しているという話なんですから、そんな話の中で当該自治体の職員が違反には当たらないなどと言い張ってどうするんでしょうか。市民は、この危険きわまりない事業をとめたいという思いで必死なんです。そこはしっかり国にも再確認し、今からでも事業者に対して、それなりの対処をするべきだと思います。市職員は、常に市民の安全、安心のために努めなければいけない立場にあります。ましてや、ここは伊東市です。伊東市民の生命と財産を守らなくてはいけません。そこは謙虚に一つ一つ、市民や議員からの情報も含め問題を整理、検証しながら反省すべきは反省し、これから何をしなければいけないのか、市民にもしっかり説明をしながら仕事に当たっていただきたい、そのように思っております。  私自身も地元の市議として、それぞれの問題発生からさまざまな問題の経過の中においては、反省しなくてはならない、今思えば甘かった判断、注意が足りなかったこと、多々ありました。反省しなければならないという意味においては、私自身も立場は違えど、同じであります。そんなことを前置きさせていただき、本日は八幡野川流域で起きたさまざまな問題について、もう八幡野地域では、次から次へと起きる問題の中で何が何なのか、情報もごちゃごちゃであり、区役員も区民に対し、どのように説明すればよいのか、八幡野の自然を守るため、区民の安心、安全のため、これからどのように行動していけばよいのか、大変苦慮しております。現在、本日挙げさせていただくそれぞれの問題がどのような状況になっているのか確認をさせていただきたいと思います。  それでは、本日1つ目の質問をさせていただきます。近年、八幡野地区において、地域住民の生活に影響を及ぼすさまざまな問題が発生していますが、いまだ解決に至っていないケースが多いものと考えます。それらの問題に関し、これまでの対処、現在の状況及び今後の見通しについて、以下4点を伺います。  まず1点目は、私も4年前から、25年9月、25年12月、26年6月と、伊東市議会定例会一般質問においても3度質問させていただきました。八幡野の山林に不法投棄された産業廃棄物についてお伺いいたします。  2点目は、現在、既に認可は出ている中で工事が進められておりますが、天城霊園市道脇における太陽光発電施設設置工事により発生した土砂の流出について、イーゲートの事業であります。お伺いしたいと思います。  3点目は、先月、新聞紙上でも記事が掲載され、大問題になっております。八幡野尾入山における不法伐採が発覚した開発事業についてお伺いしたいと思います。  4点目は、伊豆高原のメガソーラーパーク発電所の建設計画についてお伺いしたいと思います。  続きまして、小野新政権が誕生して、市民に対しましてはさまざまな公約をされてきたわけですけども、本日はその中から、何しろ伊豆高原地域では、先ほど質問させていただきましたが、メガソーラー開発等の不安で暗い話題も多くなってきていますので、ちょっと元気が出るような地域づくりの課題、伊東市南部、伊豆高原地域の観光戦略についてお伺いいたします。  それでは、本日2つ目の質問です。市長が公約に掲げた市南部地域における滞在型リフレッシュリゾートについて、その具体的なグランドデザイン及び事業方針についてお伺いしたいと思います。  続きまして、本市の保育園における待機児童に関する質問をします。随分市内でも、働きたくとも子供を保育園に預かってもらえないという待機児童の話を多く耳にするようになってまいりました。本市も、子供をより産み育てやすい環境の構築を目指しているとはいえ、現状においては、まだまだそれら目標の達成には至っていないというのが実態であると思います。この質問につきましては、1日の質問、また本日の質問でも答弁を聞いておりますが、通告の関係上ご理解いただき、改めて答弁いただきたいと思います。  それでは、本日3つ目の質問です。市内保育園における待機児童の実態に関し、現在の待機児童数及び原因を伺うとともに、解消に向けた課題及び今後の対策についてお伺いしたいと思います。  続きまして、本市におきましても人口減少や少子・高齢化が依然として進む中、現在、伊東市立学校・園適正規模及び配置検討委員会により、将来の本市の小・中学校のあるべき姿が議論されております。今後、本市の小・中学校の統廃合等がどのように進められていくのかなど、改めてお伺いしたいと思います。このことについても1日の一般質問での答弁を聞いておりますが、本日はもう少し具体的な答弁をいただければと思います。  本日4つ目の質問です。学校の適正配置のあり方については、統合ではなく、学区の再編成により進めていく旨の話を聞きますが、具体的にどのように考えているのかお伺いしたいと思います。  また、伊東市立学校・園適正規模及び配置適正検討委員会の進捗状況及び最終的な判断の時期についてお伺いしたいと思います。  続きまして、本市小・中学校における不登校の実態について質問させていただきます。毎年夏休みが終わり、今ぐらいの時期になると生徒・児童の不登校数がピークを迎えるというデータはよく耳にします。最近では、小学生のいじめによる不登校もふえているという話も新聞紙上でもよく取り上げられております。1日の一般質問の答弁を聞く中でも、本市において、非常に多い小学生のいじめの実態を知りました。また、いじめにより自殺してしまった子供のニュースも後を絶ちません。いつ伊東市でも、このような事件が起こるやもしれません。やはり議会においては、定期的にこれら問題について検証していくことや、議会で共有することは重要であると考え、本日も改めて質問させていただくことといたしました。  それでは、本日最後の質問です。市内小・中学校の不登校の実態に関し、現在の不登校児童・生徒数、またその対策の取り組み状況を伺うとともに、これまでの成果及び今後の課題についてお伺いしたいと思います。  以上で壇上からの質問を終了いたします。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)9番 杉本議員の質問にお答えいたします。  初めに、近年、八幡野地区において地域住民の生活に影響を及ぼすさまざまな問題が発生しているが、以下の4点の問題に関するこれまでの対処、現在の状況及び今後の見通しについてのうち、山林に不法投棄された産業廃棄物についてであります。これまでの対処につきましては、県等と連携を図る中、当該廃棄物を搬入した収集運搬事業者への撤去指導や現場に隣接する八幡野川支流の水質調査、県東部健康福祉センターや民間警備会社によるパトロールを継続して実施してまいりました。また、平成26年5月に実施した安息角試験結果に基づき、八幡野川支流に廃棄物が流出しないように安定勾配が保たれているか定期的に監視するとともに、平成28年12月には、県の不法投棄未然防止緊急対策事業費補助金を活用し、進入路入り口に門扉を設置するなど、追加搬入の防止に努めてまいりました。現在の状況といたしましては、廃棄物が放置されている状況が続いているため、これまでと同様、当該廃棄物を搬入した事業者への県の撤去指導や安全確認のための水質調査、追加搬入をさせないための監視パトロールなどを継続して実施しております。今後の見通しにつきましては、県の撤去指導や追加搬入の防止の監視を継続していく中、地元の八幡野区にも撤去指導や監視の結果報告が速やか、かつ適切に行われるよう、県の廃棄物リサイクル課や県東部健康福祉センターと連携し、対応してまいりたいと考えております。  次に、天城霊園市道脇における太陽光発電施設設置工事により発生した土砂の流出についてであります。これまでの対処につきましては、降雨による仮設調整池等から逸水した泥水が下流域に流出し、道路及び耕作地に堆積したことから、直ちに現地の確認を行い、事業者に対して道路等の復旧作業と仮設調整池等の適切な維持管理を指示しております。現在の状況といたしましては、事業者に対して、降雨による土砂の流出等が発生しない施工方法とすることや、地元対応についても万全を期すことを指導しております。今後の見通しにつきましては、造成工事はしばらくかかる状況であるため、市としても、適時、現地パトロールを実施し、事業者への指導を行う中で適正な造成工事の履行を求めてまいりたいと考えております。  次に、八幡野尾入山における不法伐採が発覚した開発事業についてであります。これまでの対処につきましては、11月6日に、当該地において大規模な伐採が行われたとの情報が入りましたことから、県の森林部局と協議し、事業者からの事情聴取を行い、11月16日には事業者立ち会いのもと、県と現地調査を実施しております。現地調査の結果、約1.6haの区域で森林法や宅地造成等規制法に基づく許可を得ず森林伐採等が行われたことが判明し、また事業者が関係法に基づく手続を怠っていたことを認めたことから、県及び市は、防災上必要な調整池等の計画書の提出を口頭で指示し、後日、文書で通知しております。現在の状況といたしましては、森林伐採等が行われたままとなっており、降雨による土砂流出等が懸念されるため、事業者に対して、現地パトロールを行うことや、至急、仮設防災工事を実施するなど、当該地周辺の安全対策に万全を期すよう指導してまいります。今後の見通しにつきましては、事業者の対応を注視する中、県と連携をとり、現地の是正についての取り扱いを検討してまいりたいと考えております。  次に、伊豆高原メガソーラーパーク発電所(仮称)建設計画についてであります。これまでの対処及び現在の状況につきましては、開発に関連した法令の手続において、市に対しまして、平成29年4月に宅地造成等規制法に基づく申請書が提出されております。現在、法に基づく技術基準の適合について丁寧に確認しておりますが、主な項目としましては、調整池を含む雨水排水計画と、切り土、盛り土に関する造成計画が開発区域の状況を的確に把握し反映されているかなど、十分精査する中で慎重に審査を行っております。今後の見通しにつきましては、引き続き法に基づく適切な計画となるよう、設計協議を的確に実施する中で慎重な審査を行ってまいります。  次に、市長が公約に掲げた市南部地域における滞在型リフレッシュリゾートの具体的なグランドデザイン及び事業方針についてであります。私が目指している滞在型リフレッシュリゾートにつきましては、本市を訪れる観光客の皆様が市内に連泊することで、心にゆとりを持ち、芸術鑑賞や体験プログラムを通じて心と体の両面を癒やし、現代社会の大きな問題となっているストレスによる心身の不調など、未病と言われる症状を未然に防ぐことができる新しい湯治場としての健康保養地であります。現在は市南部地域を中心に、本市に点在する数多くの美術館や博物館などの芸術文化施設、豊かな自然を生かしたさまざまな体験施設、合宿誘致や連泊につながる可能性のあるスポーツ施設等の調査を実施するとともに、それらを観光客のニーズにマッチングさせる手法やシステムの構築について検討しているところであり、今後につきましては、宿泊施設を初め各観光施設の皆様と協議をしていく中で、来年度からの本格的な始動に向け準備してまいりたいと考えております。  次に、市内保育園における待機児童の実態に関し、現在の待機児童数及び原因と、その解消に向けた課題及び今後の対策についてであります。現在の待機児童の状況につきましては、10月1日現在19人で、その内訳は、ゼロ歳児9人、1歳児3人、2歳児5人、3歳児2人となっております。その原因といたしましては、本市では、年度当初に保育園への入所を確定させるために、全ての保育園入園希望者から一斉に申し込みを受け、面接を実施し、入園調整をしていることから、一斉申し込み以降、転入や離婚、妊娠、出産等により、年度途中で保育が必要となる場合に保育園の入園枠がなく、調整できないことが主な原因となっております。また、待機児童の解消に向けた保育園施設の課題といたしましては、保育ニーズが高い低年齢保育、特にゼロ歳児保育には、他の年齢児より保育面積が多く必要であり、保育士についても手厚く配置することが求められていることから、保育士人材の確保などが難しい状況となっております。これらの課題を解決するための対策としましては、今後、ゼロ歳児から2歳児を対象とした小規模保育事業を実施する保育園を1カ所増設するとともに、保育士人材確保事業により保育園で働く保育士や保育士補助員の掘り起こしを行い、保育の受け皿を確保することで待機児童の解消に努めてまいります。  以下の質問は教育長から答弁いたします。以上であります。                〔教育長 髙橋雄幸君登壇〕 ◎教育長(髙橋雄幸 君)次に、学校の適正配置のあり方については、統合ではなく学区の再編成により進めていく旨の話を聞くが、具体的にどのように考えているのか、また、伊東市立学校・園適正規模及び配置検討委員会の進捗状況及び最終的な判断の時期についてでございます。児童・生徒数の減少が著しい中、子供たちにとって、どのような教育環境が望ましいのかを考えるため、昨年3月に市立学校・園適正規模及び配置検討委員会を設置し、これまで3回の会議の開催と、保護者や教職員、児童・生徒3,000人を対象にアンケートを実施したところであります。市議会初日に佐山議員にお答えしたところでありますが、検討委員会では、アンケートで集約した意向や意見も踏まえ、委員の皆様から本市の教育環境が直面する現状と課題について忌憚のない意見を伺い、本年度中に教育委員会に建議していただき、次年度以降、伊東市教育問題懇話会の審議、答申を経て、本市にふさわしい市立学校・園の適正規模・配置に関する基本方針を策定してまいりたいと考えております。  次に、市内小・中学校の不登校の実態に関し、現在の不登校児童・生徒数、対策の取り組み状況を伺うとともに、これまでの成果及び今後の課題についてでございます。まず、不登校の児童・生徒数につきましては、9月末現在で、小学校では19人、中学校では49人の合計68人が報告されており、昨年の同時期と比べますと、小学校が3人の増、中学校は14人の減となっております。学校現場では不登校担当者が中心となり、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、市の関係各課の協力を得て解決に向けた対応に努めており、中学校の不登校の人数が減少していることから一定の成果を上げているものと考えております。また、不登校の児童・生徒の支援施設であります適応指導教室なぎさにおきましては、現在16人が通級しており、個々に合った支援を行うことにより、学校に復帰できるようきめ細かい指導をしております。今後につきましても、不登校は本市の大きな教育課題であることから、個々の児童・生徒への対応はもとより、夢や希望を育む学校づくりを推進し、教育活動の充実を図ることで、不登校が少しでも起こりにくい学校にしてまいります。以上でございます。 ◆9番(杉本一彦 君)ありがとうございます。それでは、2次質問をさせていただきたいと思います。  まず、八幡野で起きているさまざまな問題について、もう少し詳しく聞いていきたいと思っているんですけれども、不法投棄された産業廃棄物の問題について。市に対しましても、県に対しましても、これまでいろいろ対応いただきました。これ以上、ごみを捨てられないように門扉を設置いただいたり、また、地域も現場がどのようになっているのかということを見れるように門扉の鍵も預からせていただいていることもよくわかっています。しかし、その中でも依然としてごみが減ることがなくて、今ではごみの山から草やつるが伸びてしまって、ごみが見えなくなって、ごみの丘ができちゃっている状況ですよ。本当にこれ、このままでいいのかななんて、いつも思っているわけですけれども、廃棄物を搬入してきた運搬業者、原因者に対しては撤去指導を継続していることもわかりました。現状では、原因者が撤去作業できない状況についてもわかっております。それでも、いつかはしっかり責任を果たしていただきたいと思いますので、ぜひ今後も粘り強く指導は継続いただきたいと思います。  その一方で大変気になるんですけれども、やはり事件が起きた当初から、この地権者、自分の土地に、いつの間にか知らない人にごみの山、産業廃棄物の山をつくられて、本来であれば、当初、不動産侵奪罪というそうなんですけれども、そういったもので訴えを起こしてもおかしくない話なんですけれども、その後、この地権者との対話といいますか、地権者が今どう考えているんだとか、そのあたりの情報って、あるんでしょうか。 ◎市民部長(石井裕介 君)地権者の状況についてのご質問であります。地権者との連絡の窓口につきましては、県と市との連携の中では県が担うということになっております。県と市の連携の中では、新たな動きや協力を相互に求めるような場合には連絡をとり合うことになっているわけですけれども、ご質問の地権者の動きについては、このところ県からは報告を受けていない状況であります。以上です。 ◆9番(杉本一彦 君)私も当時、これだけ大胆な違反をされて、よく警察にも行きました。警察でも当初、被害届を出してくれれば動きやすいんですけれどもなんていう話もありました。あれから3年、4年たつわけですけれども、依然として届けは出さないという全く不可解な出来事なわけですけれども、この問題については、問題発覚当初より県の廃棄物リサイクル課の職員も、区に状況説明にもよく来ていただいて意見交換等もしていただきましたが、最近は地元のほうには県も余り来なくなったかなというところもあります。もっとも伊豆高原地域では、今、メガソーラーの問題が本当に大きくなり過ぎてしまって、この産廃の問題が影を潜めてしまった感があるんです。  しかし、今考えてみると、月に4回ほどだったと思うんですけれども、定期的に巡回のパトロールをしてくださっている。意見交換等、今怠っていたなんて、これも反省点の一つなんですけれども、そういったところでパトロールしている人としっかり状況を意見交換する中には、今回問題になっている、ああいう不法伐採の工事だとか、あんなのも、もしかしたら、そういったところで話が出てきて早期に発見もできたのかななんて、私自身ちょっと反省しているんです。何が言いたいかといいますと、やっぱりこういったことって怠っちゃいけないんだな、気になっていたら、そういったことはしっかり続けていかなければいけないなと反省もしました。  現場についてなんですけれども、今、上で工事をやっているイーゲートや不法伐採の現場から大きな土砂が流れてくるじゃないですか。そうすると、その川の水を土砂が埋めて水深が浅くなる。産廃の現場というのは見ればわかるんですけれども、この産業廃棄物がちょっと護岸のような位置にありますので、そこが浅くなると、雨量がふえると、この産業廃棄物がまた流れ出すおそれがあるんじゃないかな。地元でも非常に心配しているんですけれども、県も市もそうなんですけれども、改めてこういった不法伐採や、そういうことが行われた後に、そういった視点からこの現場を視察なんかはしているんでしょうか。確認させてもらえますか。 ◎市民部長(石井裕介 君)現地の状況でありますが、ご質問のそのような視点からの調査というのは実際には行っておりません。現状といたしましては、市長答弁にありましたとおり、安息角試験を行いまして、安定勾配が保たれている状況であるということと、大雨があった後でないと、あそこの川は、廃棄物があるところの横は通常では水が流れていない状況であります。水質検査を行っていると市長答弁で申し上げましたが、それは台風並みの大雨が降った後にようやっと水が流れて、そして水質調査ができているという状況であります。水質検査の際にも廃棄物が崩落したという状況は確認できておりませんので、そのような状況から、川との因果関係についての視点では調査というのは行っていない状況であります。 ◆9番(杉本一彦 君)崩落の視点からはやっているけれども、私が今言った川との因果関係の中での調査はしてないということなんですけれども、これは地元も非常に心配しています。いつも雨が降っていません、雨が降るとするということですから、雨が降る前がどれだけの水深があって、雨が降った後、これから大量の土砂がさらに流れてきますので、必ず水底が埋まるおそれもあります。ぜひこれは市長にお願いしたいんですけれども、やはり産業廃棄物の問題も重要な問題ですので、県や市、そして地元の方は地元の川のことにもすごく詳しいので、そういった有識者等も入れて、この産業廃棄物の現場の現地調査をしていただけるように要請いただきたいんですけれども、そのあたり、お願いできますか。 ◎市長(小野達也 君)今の質問にお答えいたします。  現場の状況ですね。私も県議会時代に杉本議員からもご指摘いただいたような事柄から、県の廃棄物リサイクル課と慎重に話をした記憶がございまして、当時、廃棄物リサイクル課には警察もおりましたので、警察ともいろいろと協議をいたした経緯がございます。私は、もちろん、どこでも先頭に立っていく覚悟で市長職を務めておりますので、ご指摘いただきましたように、これからまた、県と一緒に現地調査を予定しておりますので、その際、可能であれば地元の方も同行いただき、杉本議員にも同行願って調査に立ち会いたいと思っております。以上であります。
    ◆9番(杉本一彦 君)ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きましてイーゲートの話に移りたいんですが、これも許認可が出ているとはいえ、本当にお粗末きわまりない現場の実態ですよ。私も、こういった森林伐採を伴うメガソーラーの建設、施工者の地元説明を聞いてきましたけれども、事故のないように、しっかりと工事に当たって、地域の皆様にはご心配、ご迷惑をおかけしませんなんて説明を聞いてきたと思いますけれども、結果、こういうことになっている。先ほど壇上の答弁でも、しっかり地元にも説明するように、そういった答弁もあったと思いますけれども、ところが、土砂が流れたのが去年の暮れあたりだと思いますが、約1年たちますけれども、我々が一度もそういった説明を受けたり、弁明一つ聞いた覚えがない。本当にこういった業者というのは、工事をやる前は非常に調子のいいことを言って、いいかげんなんだなと、今、正直な私の気持ちですよ。そう思っています。そういうこともありますから、当然、今のメガソーラーパークだって、工事をやる前はいろいろな説明を誠意を尽くして言ったって、始まってしまえば、許可が出てしまえば、例えば土砂が流れたり何かしても本当に対応してくれるのかなという疑いも持たざるを得ない状況になっちゃっているんです。だから、起きているこういったことも、次の大きなメガソーラーパークの開発について、ぜひ参考にしていただきたいなといつも私は思っています。  イーゲートに話を戻しますけれども、いろいろ指導していると聞くんですが、現実的には河川や港には大量の土砂が流れていて地元では非常に心配しているし、一次産業にも影響をもたらすんじゃないかとされているわけですけれども、指示はわかるんですが、見解として、実際に伊東市が管理すべく川や港にそういう土砂を流してしまった事実の中で責任問題というのはどうなるんですか。教えていただけますか。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)ただいまのご質問でございますけれども、造成工事中に流出した土砂の撤去についてでございます。これにつきましては、全体の河川流域から区域ごとに発生する土砂量を個別に実態把握することはなかなか難しいと認識しております。その中で、ただし、因果関係がわかるものについては原因者に撤去等を行わせていくことは大事だと思っています。これまでに道路や耕作地については対応させております。以上でございます。 ◆9番(杉本一彦 君)行政の立場で、そういった判断がなかなか厳しいことはわかりますが、こういった不法伐採もそうですし、申請を出している伊豆メガソーラーパークもそうですけれども、やっぱりこういう一つ一つのところを厳しく対処していかないと、こういった環境がどんどん壊されていくということがありますよね。許認可が出ている事業は事業としても、やはり土砂を川、港に流していることは事実ですから、因果関係がはっきりできないんだったら、その因果関係をはっきり証明するような調査をする中でも、私は損害賠償請求だって、したっておかしくないと思いますけれども、このあたりは政治決断だと思います。市長、このあたりではどうお考えですか。 ◎市長(小野達也 君)河川を調査していくことになるということでありますが、この因果関係をどの程度直接的に関係したかということを断定するには相当厳しい状況になろうかと思います。損害賠償とか、そういうものは別としても、適切な指導というのをまず行っていく。それから、地元に対しても、心配の声に応えるようにいろいろと指導していく。こういった形で応えていきたいと思います。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)私も、これからもしっかり厳しく見ていきますし、ぜひこのあたりは注視していただきたいなと思うんですけれども、ここの現場については、もともとミカン畑であったことで森林伐採も1ha以下ということで、県の認可は要らなかった事業だったと思うんです。ただ、私は素人目で見ても、あれだけ土砂を流してひどい状況になっているにもかかわらず、これでもやっぱりまだ太陽光発電を続けていくのかなと思うぐらいの状況ですよ。これからそういった開発についての大きな判断をしていく中で、そういう地質も似ていますし、いろいろな部分で、今、許認可が出ている事業であるとはいえ、こういったことが起きているということで、こういったところも県や市――市は見ていると思うんですけれども、県にも市長にも改めて見ていただいて、本当にこれが大丈夫なのかなということを再確認していただきたいと思うんですけれども、そのあたり、市長いかがですか。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  当然、県とも連携をいたしまして、市としましても、これから注視していきたいと思います。私自身も、先ほど不法投棄の中でもお答えしましたけれども、現場に率先して出ていきますので、その際にはまたしっかりと注視したいと思います。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして尾入山の不法伐採についてなんですけれども、これについては問題外です。ある記事で県の担当職員が感想で、悪気はなかったと思うなんていうコメントも記事になっていましたけれども、これは一度しか現地を見ないで、ましてや不法であることが明らかになった直後ですよ。開発業者を弁護するような発言。行政の人間がそんなのでどうなのかなと私は思いましたけれども、あれだけ広域な範囲の森林を伐採して抜根作業まで進めていて、土砂崩れの危機感なんて全く持たないことをしながら、悪気はなかったなんていうのはあり得ない話だと思います。地域住民に迷惑をかけたにもかかわらず、現地調査、現地視察においては行政だけでマスコミや地域住民の立ち入りを認めないなんて、これが悪気がなくてやってしまった人の謙虚な業者の態度なのかなということで、私も本当におかしいなと憤りを感じましたけれども、この開発事業についてですけれども、不法に進められていった経過が明らかにあるわけですよ。そんな中で、これも太陽光発電施設をつくりたいみたいなんですけれども、太陽光発電施設なんか、できるわけありません。いかがですか。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)ソーラー事業の取り扱いにつきましては、FIT法所管の経済産業省の判断になるかと認識をしております。ただし、今回の状況につきましては、県とも連携する中、森林法の問題、宅地造成等規制法の問題については既に報告しているところでございます。また状況が変わってくれば適宜報告をしていき、経産省から取り扱いについてどのようになったかということを確認していきたいと考えています。以上でございます。 ◆9番(杉本一彦 君)私、まさかこんなことをして、自分たちの思うような太陽光施設なんか、できないと思っていますけれども、まずは、そんな施設をつくるなんていうことよりも、もとどおりの形に戻すとか、そういった是正をしっかりとしてもらうことが先ですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  先ほどイーゲートの土砂の問題もありましたけれども、ここにつきましては、本当に不法に伐採をして、そのあげく、土砂を川に流している。先ほどの質問と同じような質問になるんですけれども、結局、これだって、伊東市の管理する川や港に大量の土砂を流している。私も雨が降る都度、近所ですから、八幡野川をよく見に行くんですけれども、随分前に比べて、すごく泥水の色が濃くなってきたなということを感じていたんですが、これはイーゲートの問題があって、こんなに濃くなったのかななんて感じていたら、今考えてみれば、尾入山のこの問題が大きく影響していったのかななんて思うわけですけれども、不法伐採をして、こういった土砂を流している。このことの責任についてはどうお考えなのかお聞きできますか。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)現地を調査したところでございますが、そこの高位置からの雨水等の流出の形跡は確認できたところでありますけれども、その規模については実態が把握できてないという状況であります。今後、調査を進めることによって、推定される土砂量を把握した上、事業者に対応を求めていくことを考えていきたいと思っております。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)ここは市長にも聞きたいんですけれども、やっぱり不法伐採でこれだけ地域住民にも不安な思いをさせておいて、あげく、土砂を川や港に流出させた。こういったところを土砂が流れて、それを整備しようと思えば、市民の税金を使って撤去作業等をするわけですから、これは地域住民、市民にしてみれば不利益な話ですよ。私、これは因果関係を調べるのにお金がかかるとか何とか、そういう問題ではなくて、不法伐採を行って、こういったことを起こしているわけですから、ここはやっぱり毅然とするべき。現に伊東市だって、事前申請で太陽光ソーラーの大きな開発が8カ所、あるいは9カ所出ているわけですけれども、そういったところもあるわけですから、こういったところはしっかりと対応していただきたいと思うんです。だから、ここはやっぱりしっかりと市長も、私は告訴も含め検討していくべきだと思うわけですけれども、市長、告訴についてどうお考えですか。 ◎市長(小野達也 君)ただいまのご質問にお答えいたします。  現時点ではなかなか答弁しにくいわけでありますけれども、まず一歩一歩、せんだっても口頭でまず指導し、そして書面にて回答いただきたいという旨を申しました。それから因果関係等がはっきりしてきたときには、もっと強い表現でしていくべきだと考えております。告訴等は別においておいても、このまま黙っていられないという気持ちは市民と同様でございまして、やはり違法にされたことについてはもとに戻していただく、もしくは、しかるべき処分があってよいと思っております。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)ぜひこのあたりもしっかり検証していただいて、告訴も含めて検討いただきたいなと思っています。  あと残り9分、伊豆メガソーラーパークについて。1日の質問でも出ましたけれども、河川の使用許可については一定の要件を満たせば出さざるを得ないという話でした。その要件もこれまでいろいろ聞いてくると、大した要件じゃないわけですよ。近年のそういった異常気象とかを考えれば、その程度の雨量の計算で本当に大丈夫なのかということもありますが、市長、このあたりは、そういった部分だけで出す出さないではなくて、やはりここは政治判断も私は必要だと思うんです。要は雨量だけを考えるので言えば、メガソーラーパークだけのエリアではなくて、今、現に不法伐採されたところもあれば、イーゲートの話だって、ある。相対的な部分での雨量の計算も必要になるし、そもそも時間20㎜から30㎜程度の雨ではなくて、そのあたりも有識者や、そういった方にちゃんと相談する中で決めていくべきだし、現にこの川を伝って港に泥が流れていくわけですよ。それは一次産業に影響があるわけじゃないですか。だから、やっぱり河川使用のそのあたりの判断も、そういったところでいろいろな視点から考えていくべきだと思います。いいです、わかりました。河川使用については、ぜひそのあたりを市長にお願いします。  そこの開発をするに当たっては、林地開発許可の申請も必要になる。林地開発許可申請の第5条には、そこの地元の土地利用要綱の承認書の写しが必要となっていると思います。これは業者が県に提出しているのか、していないのか。そのあたり、わかりますか。 ◎産業課長(平野 亮 君)お答えいたします。  林地開発許可申請書につきましては、市を経由せずに事業者から直に県に提出されるものでございますけれども、ご指摘の書類の提出状況につきましては、念のため県に確認いたしましたが、現在審査中の案件であり、回答できないとの回答をいただいております。以上です。 ◆9番(杉本一彦 君)何かおかしな話ですよね。では、確認します。私は土地利用要綱の申請は飛ばされて県のほうにされていると聞いているんですけれども、伊東市は土地利用の要綱に伴う承認書、これは業者には出していませんね。確認させてください。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)事業者から土地利用申請、本申請は出されておりません。したがって、市からも承認は出しておりません。以上でございます。 ◆9番(杉本一彦 君)市長、これはおかしな話じゃないですか。だって、伊東市がその承認書を出してないから本来出ているわけなくて、伊東市の行政が県にそれを確認しているのに審査中で出せませんって、伊東市は出してないから出ているわけないのに、それを確認したいだけなのに、それは言えませんって、おかしな話ですよね。こういった場ですから、それが言える言えないの話もあると思いますけれども、今回の開発を判断していくのに非常に重要な部分でありますので、そんなこと思いたくありませんが、業者が適当なものをつくって、これが承認されちゃったでは困るわけですよ。そのあたり、ぜひ市長が直接承認書についてしっかり確認していただけることをお約束いただけますか。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  当然のことながら、法的な合理性がないものについて承認はいたしません。それから、今るる答弁もいたしましたけれども、審査中の事項でなかなか議員等にもお伝えできないことが多い中でも、都市計画課を中心に相当苦労しながら審査を慎重に、かつ本当に時間をかけて見ているという状況でございます。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)この要綱の中には、第5条の3のところに、必要に応じて区域外に利害関係者がある場合においては当該利害関係者の同意書も必要になるということが書かれているわけですよ。これは多分、地元区だとか、漁協だとか、そういった話になってくると思うんですが、業者との確認、あるいは漁協や地域との確認、こういったあたりは伊東市はされていますか。 ◎産業課長(平野 亮 君)今ご質問いただいたのは、林地開発許可申請に基づく5条3項の第2の区域外の利害関係に当たる場合には当該利害関係者の同意書を県のほうに提出するという内容になっていると承知しております。県のほうは先ほどの答弁と同じように、提出の状況については今審査中で回答できないという回答をいただいているところでございますけれども、今のところ市のほうからは確認は行っておりません。以上です。 ◆9番(杉本一彦 君)これも非常に重要な話ですよ。地元の区だって、地元の漁協だって、一方的に業者の説明会を受けたりはしているけれども、決してこんなの了解なんかしてないわけで、反対しているわけですから。ただ、これがどういう形で同意書とされて提出されているかなんて、これも不安な話ですので、こういったあたりもぜひしっかり確認いただきたいんですけれども、市長、こちらのほうもお約束いただけますか。 ◎市長(小野達也 君)適宜確認作業を行いますし、先ほど申しましたけれども、私自身も法的合理性を重視して、しっかりと見たいと思っております。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)それから、ここの現場においては市長が白紙撤回を求めているということで、道路のつけかえについての議案も議会に上程されずに、聞くところによると、業者も道路のつけかえは諦めて新たな計画をつくって進めているなんていう話も聞くわけですが、これはFIT法に従えば、計画が変わったわけですから、地元説明会、また振り出し。やっぱり今の新たな計画を地元に説明せずして説明会が成立したなんてことはあり得ないわけですよ。伊東市のほうも、お願いはしているけれども、それをなかなか開いてもらえないなんていう答弁もあったと思いますけれども、そういう話じゃないですよね。これは地元に対して、そういった説明がないのであれば、河川の使用だって何だって、そんなの伊東市が出すというのは基本的にあり得ないわけですから、そのあたりは強く言っていただきたいことと、地元の説明会が実現するように、また市長からもお願いいただきたいんですけれども、市長、いかがですか。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  地元説明会につきましては、私が白紙撤回をお願いしたときに、どうしてもできないということでありましたので、それでは地元との合意を第一に考えてくれということで、それは繰り返し述べておりますので、当然、計画が変わるのであれば、その説明をするべきだということで今申し添えているところでございます。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)ぜひこのあたりはよろしくお願いしたいと思います。本当に重要なことだと思います。  時間があと1分になりましたので、きょう私がお願いさせていただいたことをまとめさせていただきますけれども、それぞれの現場について、やっぱり県や市、そして有識者を入れて現場調査、現場視察、改めてしていただきたいということが一つ。そして、伊豆メガソーラーパークの計画変更に伴う地元説明会の開催をしっかりやっていただけるようにお願いいただきたいということと、最後に林地開発許可申請。何となく頼りない答弁でしたけれども、このあたり、県にどういうものが提出されているかということをしっかり確認いただいて、市民には公表できなくても、議員だったらできるでしょう。ぜひそのあたりをお願いしたいと思います。それをお願いして、きょうの質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(井戸清司 君)以上で9番 杉本一彦君の一般質問を終わります。  これにて一般質問を終結いたします。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)以上で本日の日程全部を終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                 午後 2時50分散会...