伊東市議会 > 2016-03-18 >
平成28年 3月 定例会-03月18日-08号

ツイート シェア
  1. 伊東市議会 2016-03-18
    平成28年 3月 定例会-03月18日-08号


    取得元: 伊東市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-25
    平成28年 3月 定例会-03月18日-08号平成28年 3月 定例会            伊東市議会3月定例会会議録(第26日)                平成28年3月18日 ●議事日程  平成28年3月18日(金曜日)午前10時開議 第1 市議第57号 伊東市行政不服審査法施行条例    市議第58号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例    市議第59号 伊東市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例    市議第60号 伊東市税賦課徴収条例の一部を改正する条例    市議第63号 伊東市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例    市議第64号 伊東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例    市議第83号 平成28年度伊東市国民健康保険事業特別会計予算    市議第84号 平成28年度伊東市土地取得特別会計予算    市議第85号 平成28年度伊東市霊園事業特別会計予算    市議第88号 平成28年度伊東市後期高齢者医療特別会計予算 第2 市議第73号 平成27年度伊東市病院事業会計補正予算(第1号) 第3 市議第74号 平成27年度伊東市水道事業会計補正予算(第1号) 第4 市議第75号 平成27年度伊東市一般会計補正予算(第6号)
       市議第76号 平成27年度伊東市下水道事業特別会計補正予算(第2号)    市議第77号 平成27年度伊東市競輪事業特別会計補正予算(第2号)    市議第78号 平成27年度伊東市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)    市議第79号 平成27年度伊東市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号) 第5 市議第61号 伊東市手数料徴収条例の一部を改正する条例    市議第67号 伊東市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例    市議第81号 平成28年度伊東市下水道事業特別会計予算    市議第82号 平成28年度伊東市競輪事業特別会計予算    市議第90号 平成28年度伊東市水道事業会計予算 第6 市議第62号 伊東市教育施設太陽光発電設備等管理基金条例    市議第65号 伊東市立学校設置条例の一部を改正する条例    市議第66号 伊東市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例    市議第86号 平成28年度伊東市介護保険事業特別会計予算    市議第87号 平成28年度伊東市介護老人保健施設特別会計予算    市議第89号 平成28年度伊東市病院事業会計予算 第7 市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算 第8 平成28年度における常任総務委員会所管事務調査の継続調査について    平成28年度における常任観光建設委員会所管事務調査の継続調査について    平成28年度における常任福祉文教委員会所管事務調査の継続調査について    平成28年度における議会運営委員会所管事務調査の継続調査について 第9 市議第91号 平成27年度伊東市一般会計補正予算(第7号) 第10 市選第 7号 固定資産評価審査委員会委員選任の同意について 第11 市諮第 4号 人権擁護委員候補者の推薦について 第12 市諮第 5号 人権擁護委員候補者の推薦について 第13 発議第 9号 伊東市議会委員会条例の一部を改正する条例 第14 発議第10号 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書 ●会議に付した事件 議事日程と同一。 ●出席議員(20名)  1番  杉 本 一 彦 君        2番  山 口 嘉 昭 君  3番  横 沢   勇 君        4番  宮 﨑 雅 薫 君  5番  青 木 敬 博 君        6番  中 島 弘 道 君  7番  四 宮 和 彦 君        8番  鈴 木 克 政 君  9番  浅 田 良 弘 君       10番  佐 藤 龍 彦 君 11番  重 岡 秀 子 君       12番  佐 山   正 君 13番  榎 本 元 彦 君       14番  稲 葉 富士憲 君 15番  鳥 居 康 子 君       16番  篠 原 峰 子 君 17番  長 沢   正 君       18番  井 戸 清 司 君 19番  土 屋   進 君       20番  稲 葉 正 仁 君 ●説明のため出席した者 市長                   佃   弘 巳 君 副市長                  原     崇 君 副市長                  佐 藤 活 也 君 企画部長兼危機管理監           若 山   克 君 企画部行政経営課長            西 川 豪 紀 君 同情報政策課長              森 田   剛 君 理事                   露 木   満 君 総務部長                 中 村 一 人 君 総務部庶務課長              朝 妻 康 次 君 同財政課長                浜 野 義 則 君 同課税課長                杉 山 勝 二 君 市民部長                 野 田 研 次 君 健康福祉部長               露 木 義 則 君 健康福祉部次長兼健康医療課長       下 田 信 吾 君 観光経済部長               荻 島 友 一 君 観光経済部観光課長            杉 本   仁 君 同産業課長                近 持 剛 史 君 建設部長                 山 田 隆 一 君 会計管理者兼会計課長           髙 橋 一 也 君 上下水道部長               萩 原 俊 幸 君 上下水道部下水道課長           鈴 木 雅 文 君 同水道課長                白 鳥 謙 治 君 消防長                  石 井 義 仁 君 消防本部消防総務課長           山 本 竜 也 君 同企画指令課長              山 田 聖 二 君 同予防課長                飯 田 万 也 君 同消防署長                竹 内 廣 之 君 教育長                  内 山 義 夫 君 教育委員会事務局教育部長         鶴 田 政 利 君 教育委員会事務局教育部次長兼教育総務課長 鈴 木 健 支 君 監査委員事務局長             三 好 尚 美 君 ●出席議会事務局職員 局長      松 永 勝 由   局長補佐  小 川 真 弘 主査      富 岡   勝   主査    山 田 恵理子 主事      山 田 拓 己                 会        議                 午前10時   開議 ○議長(宮﨑雅薫 君)おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)まず、諸般の報告をいたします。  本日の議事日程は、改めて作成、配付いたしました。  以上で諸般の報告を終わります。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)この際、申し上げます。当局から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎総務部長(中村一人 君)おはようございます。最終本会議冒頭の貴重な時間に説明の機会をいただきまして、ありがとうございます。本定例会に提出の平成28年度予算案説明書(その3)の一部に誤りがあり、本日、文書で通知をさせていただいたところでございます。先日の議案参考書及び予算案説明書に引き続き大変ご迷惑をおかけいたしまして、まことに申しわけございませんが、よろしくご了承の上、お取り計らいいただきますようお願いいたします。申しわけございませんでした。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)これより議事に入ります。 △日程第1、市議第57号 伊東市行政不服審査法施行条例、市議第58号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例、市議第59号 伊東市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、市議第60号 伊東市税賦課徴収条例の一部を改正する条例、市議第63号 伊東市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例、市議第64号 伊東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、市議第83号 平成28年度伊東市国民健康保険事業特別会計予算、市議第84号 平成28年度伊東市土地取得特別会計予算、市議第85号 平成28年度伊東市霊園事業特別会計予算及び市議第88号 平成28年度伊東市後期高齢者医療特別会計予算、以上10件を一括議題といたします。  常任総務委員会の審査報告を求めます。               ───────────────                 常任総務委員会審査報告書  議会から審査を付託された次の案件について審査を行った結果を、会議規則第110条の規定により、下記のとおり報告する。
                                   平成28年3月10日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                             常任総務委員会                               委員長 長 沢   正                      記  ┌─────────┬───────────────────────┬───────┬────┐  │番   号    │件          名           │議決の結果  │付 記 │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第57号   │伊東市行政不服審査法施行条例         │原案を可決すべ│    │  │         │                       │しと決定   │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第58号   │行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関す│〃      │    │  │         │る条例                    │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第59号   │伊東市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改│〃      │    │  │         │正する条例                  │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第60号   │伊東市税賦課徴収条例の一部を改正する条例   │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第63号   │伊東市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を│〃      │    │  │         │改正する条例                 │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第64号   │伊東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第80号   │平成28年度伊東市一般会計予算のうち、歳入全般│〃      │    │  │         │、歳出のうち、第1款議会費、第2款総務費(第1│       │    │  │         │項総務管理費第11目住居表示整備費、第17目地│       │    │  │         │域応急処理費、第19目コミュニティ振興費、第2│       │    │  │         │1目健康保養地づくり推進費を除く。)、第3款民│       │    │  │         │生費第1項社会福祉費第6目国民年金事務費、第7│       │    │  │         │目国民健康保険費、第4款衛生費第1項保健衛生費│       │    │  │         │第6目老人医療費、第7目後期高齢者医療費、第9│       │    │  │         │目環境                    │       │    │  │         │                       │       │    │  │         │衛生費、第2項清掃費(第5目地域汚水処理費を除│       │    │  │         │く。)、第3項環境保全費、第9款消防費、第12│       │    │  │         │款公債費、第13款諸支出金、第14款予備費、債│       │    │  │         │務負担行為、地方債、一時借入金、歳出予算の流用│       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第83号   │平成28年度伊東市国民健康保険事業特別会計予算│〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第84号   │平成28年度伊東市土地取得特別会計予算    │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第85号   │平成28年度伊東市霊園事業特別会計予算    │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第88号   │平成28年度伊東市後期高齢者医療特別会計予算 │〃      │    │  └─────────┴───────────────────────┴───────┴────┘                                       以 上               ───────────────               〔17番 長沢 正君登壇〕 ◎17番(常任総務委員長長沢正 君)ただいま議題となりました条例6件、特別会計予算4件につきまして、常任総務委員会における審査の概要を報告いたします。  最初に、市議第57号 伊東市行政不服審査法施行条例につきまして申し上げます。  委員から、委員の選任等、審査会の概要を問う質疑があり、当局から、本市においては、これまで行政不服審査法に基づく不服申し立ての事例がほとんどないことを踏まえ、請求の都度設置する非常設の審査会とし、請求の内容により、固定資産評価審査委員会、情報公開審査会、公平委員会等から司法書士や専門的知識を持った方を選任するとの答弁がありました。  このほか、本条例の設置は、第三者機関が審査することで、公平性、透明性が担保されることを主眼に置いているので、今後、不服申し立ての件数がふえる状況は想定していないことや、罰則については刑事罰になることなどの確認がされました。  以上が論議の概要で、討論はなく、採決の結果、市議第57号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次の市議第58号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例につきましては、市長名で行った処分は全て不服申し立てができることなどが確認されたほか、討論はなく、採決の結果、市議第58号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次に、市議第59号 伊東市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきまして申し上げます。  委員から、等級別基準職務表の4級に規定する高度の専門的な知識と困難な業務の内容について問う質疑があり、当局から、主任として10年相当の経験を有する中で、課長補佐等をサポートする課の中心的な役割を担うような業務を想定しているとの答弁がありました。  このほか、直近の12月定例会においては給与水準を引き下げているとして、過去2カ年の人事院勧告の趣旨を確認する旨の質疑や、4年間は現行の給料を保障するものであるが、生涯賃金では給料表が下がった分低くなることの確認がされました。  以上が論議の概要で、討論はなく、採決の結果、市議第59号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次の市議第60号 伊東市税賦課徴収条例の一部を改正する条例につきましては、税制大綱の中で、個人住民税等は所得を申告する際にマイナンバーを記載するため、その後の減免申請の際には改めてマイナンバーを記載する必要がないとして、その部分を削除する旨見直しがされたことに伴う改正であることの確認がされたほか、討論はなく、採決の結果、市議第60号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次に、市議第63号 伊東市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきまして申し上げます。  まず、委員から、条例改正に至った経緯や状況等を問う質疑があり、当局から、アルミ缶等資源ごみの持ち去りは以前からもあったが、最近、市外からトラックなどで大量に持ち去っていくような事例がふえており、警察とも連携しながら注意、指導してきたが、繰り返し行われるような悪質な事例が増加してきたことから、必要に迫られ、そのような行為を犯罪として適用する根拠を明確にすべく条例改正するに至ったとの答弁がありました。  また、委員から、持ち去り行為に対する具体的な対応を問う質疑があり、当局から、まずは職員により注意することとなるが、やめない場合には中止命令、あるいは法律に基づいて市が適正に廃棄物を処理していることに対する妨害行為として、罰則を適用することになるとの答弁にあわせ、現行犯でなくても、写真などの証拠により、捜査機関に告発をして罰則の適用を要請することができるとの答弁がありました。  さらに、持ち去り行為の抑止に係る対策を問う質疑があり、当局から、ステーションに持ち去り行為は20万円以下の罰金に処せられる旨表示するほか、金属の収集日等のパトロールを継続していくとの答弁がありました。  委員から、悪いことの意識がない中でも、罰金を科されるような内容であることから、広く周知していただくとともに、状況に応じ、丁寧な対応を求める旨の意見がありました。  また、罰金の金額設定の根拠を問う質疑があり、当局から、資源ごみの持ち去りにより市が財政的損失をこうむることと、県内で一番厳しい市町が20万円以下と規定しており、均衡を保つものであるとの答弁がありました。  このほか、罰則における公表の範囲について、氏名、住所、命令を受けた行為に用いられた車両のナンバー等であることの確認がされました。  以上が論議の概要で、討論はなく、採決の結果、市議第63号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次の市議第64号 伊東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、質疑、討論ともなく、採決の結果、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  また、次の市議第83号 平成28年度伊東市国民健康保険事業特別会計予算につきましては、新規事業で1日脳ドックを開始することに関連し、新年度からは新設される健康推進課で健診部門を統一し、市民に健診等を効率よく受けていただくことで市民の健康に資していく旨の考えや、出産育児一時金について、本人の希望により病院窓口で出産費の支払いをしなくて済む仕組みであることの確認がされ、さらに、国民健康保険法に規定する窓口負担の減免制度の周知を求める意見などがあったほか、討論はなく、採決の結果、市議第83号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次の市議第84号 平成28年度伊東市土地取得特別会計予算及び市議第85号 平成28年度伊東市霊園事業特別会計予算につきましては、それぞれ質疑、討論ともなく、採決の結果、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  また、次の市議第88号 平成28年度伊東市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、65歳以上の障がい者について、後期高齢者医療保険に移行する旨申請することで窓口負担が3割から1割になるが、保険料が発生し、負担がふえるような場合もあるとして、対象者には個別に説明を行っている旨確認がされたほか、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  以上で常任総務委員会の審査報告を終わります。 ○議長(宮﨑雅薫 君)ただいまの委員会報告に対する質疑に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより10件一括討論に入ります。  討論の通告がありますので、まず、1番 杉本一彦君の発言を許します。                〔1番 杉本一彦君登壇〕 ◆1番(杉本一彦 君)ただいま総務委員会報告がされました。うち、市議第59号 伊東市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案に私は反対をいたします。  昨年に引き続き、人事院による給与水準プラス勧告を受けての市職員の給与の増額であります。私は、去る平成26年12月定例会の際にも、この議場にて審議された職員給与の条例の一部改正、給与増額の条例改正案に反対をいたしました。また、平成27年3月定例会の際には、伊東市職員等退職手当支給条例、退職金の増額に係る条例改正案にも反対をしてまいりました。このたび審議されております市議第59号につきましての反対理由も、その時々とほとんど同じであります。アベノミクスによる景気回復の実感をほとんどの市民が感じていない。市民全体の労働賃金も決して上がっておりません。  また、市の借金が500億円に近づいてまいりました。これを市民1人当たりの負担に換算すると約七十数万円となります。この金額が多いと思うか少ないと思うかはともかく、本市においては、人口減少、少子高齢化が非常に速い速度で進んでいる実態も報告されているのです。今はそれほど1人当たりの負担額が大きいとは思わない方もいるかもしれませんが、将来的にはこの借金も、少人数の若者、あるいは未来の伊東を担う少人数の子供たちが背負っていかなくてはならないのです。  また、子育て世代の貧困層についての問題も多く言われるようになってまいりました。若年層が年々厳しい生活を強いられているようにも感じられ、本市の財政は今後ますます厳しくなることが予想されます。市全体、市民全体の元気がまだまだ取り戻せていない、そんな状況であると感じるからこそ、私は、このタイミングにおける市職員の給与の増額は踏みとどまるべきではないかと思っているのであります。  我が国がデフレから脱却するためには、もちろん経済を好循環させなくてはいけません。それはよくわかります。近年では、政府による賃上げ要請が後押しする形で、大企業を中心に賃金のベースアップが図られてまいりました。しかし、これも2014年の消費税率引き上げ以降は、円安や消費増税に伴い、物価の上昇ペースが賃金の伸びを上回ってしまったということで、デフレ脱却の道筋は何となくついてきたにもかかわらず、個人消費が急激に落ち込みました。  こういった実態の中、政府は、景気回復のおくれの要因の一つに賃上げが進んでいないということを強調し、企業に対してさらなる賃上げを求めていく。その結果、大企業を中心にさらなる賃金のベースアップが実施されていくという、そんな日本経済の実態の中で、景気回復の戦略の一環として、政府と大企業を中心とした企業間で行われている交渉の流れ、駆け引きがある中での今回の人事院によるプラス勧告であったのかな、私はそう考えております。  本市が市職員の給与の水準や額を考えるとき、首都圏を中心とした国全体の動向や人事院による民間給与の実態調査等を踏まえ、その勧告により調整していこうという考え方であるというなら、それは一つの考え方としてうなずける部分もあります。しかし、本市につきましては、平成23年の東日本大震災の際、人事院により勧告された平均0.23%の引き下げとは別に提示された東日本大震災の復興財源として、2年間、7.8%の国家公務員の給与を減額して支給するという限定措置、給与の臨時特例法、これにつきましては、本市は条例改正を行っておりません。そのため、少なくともその2年間につきましては、国家公務員の給与に対し、本市のラスパイレス指数は約107%から108%の高い給与水準であったことは事実であります。  たとえ本市の財源が直接東北の復興財源とは関係ないとはいえ、あの震災により本市の経済も未曽有の大打撃を受けました。本市の事業主の皆さんも、市内経済の停滞により、経営をめぐり資金繰り等にてんてこ舞いでありました。今でもそのときのことはよく覚えております。また、働く市民一人一人も賃金カットや転職を余儀なくされるなど、東北で起きた震災がここまで伊東市の経済に、市民生活に影響するのか、そう思うくらい先行き不安な市民生活を強いられている実態に陥ってしまったこと、これもまだまだ記憶に新しいところであります。当時、本市が職員の給与措置を、その特例法に基づいて条例改正を行っていたとしても何もおかしな状況ではなかったと思っております。  これら経過を踏まえれば、本市が市職員の給与を決めていくに当たりましては、必ずしも人事院が示す方向性に準じてきたというわけではありません。市民から見れば、市の職員は、みずからの給与を考えるとき、人事院からマイナス勧告されれば消極的で、プラス勧告されれば積極的、そう思われてしまっても仕方のないタイミングでの市職員の給与増額であると思うのであります。  私は、先ほども説明させていただきましたが、今、政府が取り組む景気回復の方向性の中で行われる人事院勧告により本市の市職員の給与の増額を行うことは、特に大企業もなく、むしろ賃金アップには消極的だと言われる中小企業に勤める就業者や、長引く不況と大店舗の地方進出による影響等で厳しい経営状況を強いられている事業主らと、ほとんどがそういった納税者により支えられている伊東市であります。そのあたりを勘案すれば、今回の条例改正は、逆に市職員と市民との所得格差をさらに広げてしまう要因になるとも考えているのであります。  この改正の改正率は0.4%、職員1人当たりの平均改定額は1,217円ということであります。1人当たりの額は約1,200円程度かもしれませんが、この改正により必要とされる財源は約4,500万円であります。これからさらに財政が厳しくなることも予想される中、私は、将来のために、ここに4,500万円の財源があるのならば、優先順位として、さらなる伊東市の活性化に係る事業や、まさに市民生活のベースアップに係る事業にその財源を充てるべき、そう考えるのであります。私は、以前もそうですし、今回もそうです。現状における市職員の給与を下げるべきと言っているのではありません。市民がもう少し景気回復を実感するまで、市民がもう少し生活が楽になったな、そう実感するまで職員給与のアップは据え置きするべき、そう言っているのであります。  そして、もう一つ、これから日本は地方分権が進む中、国の形やこれまで当たり前とされてきた行政運営のあり方が大きく変化していくことが予想されます。地方は、そういった流れの中で、しっかりと自立していかなくてはなりません。民間企業であれ、地方自治体であれ、経営をめぐっては、その視点は違えど人件費の考え方は重要であります。みずからの地域の将来のことをよく見据え、みずからの自治体経営のあり方を、今は人件費のあり方を話しておりますが、ただ国に委ねるのではなく、自分たちで考えて、地域独自の判断もしていかなくてはいけない、そんな時代になってきているのだと思います。国家公務員と地方公務員の給与のバランスをとるだけでは中央と地方で広がる格差を埋めることはできません。ただ市民が置いてきぼりになってしまう、そんな気がしてなりません。  以上、市議第59号に反対の討論とさせていただきます。  なお、この後、採決が求められます市議第73号、市議第74号の2件の議案につきましては、この人件費の増額が計上されております。また、市議第75号から市議第79号までの議案5件につきましては、この条例改正による人件費の計上であります。したがいまして、市議第73号から市議第79号までの議案全7件につきましても全て反対をいたします。以上です。 ○議長(宮﨑雅薫 君)次に、11番 重岡秀子君の発言を許します。                〔11番 重岡秀子君登壇〕
    ◆11番(重岡秀子 君)私は、市議第59号 伊東市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に賛成する立場から討論いたします。  国は、26年度の人事院勧告で、国家公務員賃金を最大4%、平均2%引き下げる勧告を行いました。これはかなり大きな給与の削減でした。地方の管理職などを中心に、公務員においては、50歳代後半の層において課長や部長職などに昇任する人事の慣例があることから、この年齢層の国家公務員が民間の給与を上回っているという実態があり、この是正が目的でした。そのため、年齢が高い層の給与の削減幅はかなり大きく、国は激変緩和策として、最大3年間、昇給はしないが、削減前の給与は保障するという条件も同時に勧告いたしました。伊東市では、1年おくれましたが、その人事院勧告を基本にし、平均1.8%の給与削減条例が昨年27年12月議会に上程され、この1月から実施されたばかりでした。  しかし、国は、1年後の昨年27年に再び人事院勧告を行い、今度は景気回復で民間給与が若干上がったので、給与を0.4%、勤勉手当を0.1%引き上げる勧告を出しました。本議案は、その引き上げの勧告と、昨年決定された給与引き下げ案をあわせての新しい給与条例の提出であると認識しています。このように、国の公務員給与に関する姿勢、考えも相変わらず揺れ続けていると言わざるを得ません。  この間、財務省の法人企業統計によりますと、資本金10億円以上のいわゆる大企業の内部留保金はふえ続け、2010年には266兆円であったのに、2015年の7月から9月期ではついに300兆円を超え、301兆6,000万円となっています。しかし、そうした企業のもうけは必ずしも給与に還元されてきませんでした。1997年に内部留保金は142兆円でしたが、平均の民間給与は467万円、2014年に内部留保金が299兆円に膨れ上がったのに、民間給与の平均は415万円と年収で42万円も下がっています。このように、民間企業の賃金が企業収益に見合っていないという問題が根本にあります。大企業の内部留保金のほんの一部、0.2%を使えば、平均月1万円のベースアップが可能という計算すらあります。さらに、この間の消費税の値上げによる物価上昇や、教育費、社会保障費の値上げなどを加味すると、実質賃金は減り続けていると言われます。公務員賃金の引き上げは民間の賃金に大きな影響を与えることも考えれば、今度の人事院勧告による給与の引き上げは当然であり、民間も力のある企業ではさらなるベースアップをし、正規雇用をふやしていくべきです。企業の中に、設備投資などにも活用できず、たまり続けている内部留保金を人件費として社会に出していく、これこそ景気回復の本道ではないでしょうか。  さて、このような給与改定の際、いつも問題にされるのは市内の働く市民の給与水準との関係です。しかし、しっかりした民間企業のない伊東市では、何を基準に職員給与を考えていったらいいのでしょうか。伊東市内の企業ではなかなか難しいかもしれませんが、まず国全体として、力のある企業がもっと賃金を上げれば、購買力は上がり、それが国全体の賃金アップにつながり、そして同時に年金なども改善できれば、それこそが経済の好循環を生み、市内経済の活性化にもつながっていくのではないでしょうか。まず、市民、国民の所得をもっとふやしていく施策こそが重要で、後の一般会計の討論にも絡みますが、市職員の皆さんがさらに市内経済を発展させる産業振興のために最大限の力を発揮していただくためにも、今回の給与改定は必要と考えます。  ただ一つ、問題点は、同じような仕事をされている臨時職員の皆さんの賃金が一向に改善されないという点です。臨時といっても5年以上勤務されている職員もあり、正規職員と変わらぬ仕事をこなしておられる方も多いと聞いています。臨時職員が全体の3分の1もいると言われる幼稚園、保育園の保育士などは、家庭に持ち帰る仕事もあり、時給1,020円ということですが、保険、税金などを引くと手取りは十二、三万円ということ、これではまともな生活はできません。一人一人の市民を大事にしなければならない、特に低所得など弱い立場の市民の福祉にも携わる公務員職場にあって、このようなワーキングプアの状況が続いていることは大きな矛盾で、早急に是正が必要ではないでしょうか。ぜひ臨時職員賃金の改善にも取りかかっていただきたいことを要望し、賛成討論といたします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案10件に対する常任総務委員会の審査報告は、いずれも原案可決であります。  採決は3つに分けて行います。  まず、市議第57号、市議第58号、市議第60号、市議第63号及び市議第64号、以上5件について一括採決いたします。本案5件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案5件は原案のとおり可決されました。  次に、市議第59号について採決いたします。本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、市議第83号、市議第84号、市議第85号及び市議第88号、以上4件について一括採決いたします。本案4件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案4件は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)この際、申し上げます。この後、議題となります市議第73号から市議第79号までの各会計補正予算7件につきましては、去る3月7日の審議におきまして、既に質疑まで終結しておりますので、引き続き討論から行います。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第2、市議第73号 平成27年度伊東市病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  直ちに討論に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。市議第73号は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第3、市議第74号 平成27年度伊東市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  直ちに討論に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。市議第74号は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第4、市議第75号 平成27年度伊東市一般会計補正予算(第6号)、市議第76号 平成27年度伊東市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、市議第77号 平成27年度伊東市競輪事業特別会計補正予算(第2号)、市議第78号 平成27年度伊東市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)及び市議第79号 平成27年度伊東市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)、以上5件を一括議題といたします。  直ちに5件一括討論に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。採決は1件ごと行います。  まず、市議第75号について採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、市議第76号について採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、市議第77号について採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、市議第78号について採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、市議第79号について採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第5、市議第61号 伊東市手数料徴収条例の一部を改正する条例、市議第67号 伊東市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例、市議第81号 平成28年度伊東市下水道事業特別会計予算、市議第82号 平成28年度伊東市競輪事業特別会計予算及び市議第90号 平成28年度伊東市水道事業会計予算、以上5件を一括議題といたします。  常任観光建設委員会の審査報告を求めます。               ───────────────                常任観光建設委員会審査報告書  議会から審査を付託された次の案件について審査を行った結果を、会議規則第110条の規定により、下記のとおり報告する。                                 平成28年3月8日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                           常任観光建設委員会                               委員長 佐 山   正                      記  ┌─────────┬───────────────────────┬───────┬────┐  │番   号    │件          名           │議決の結果  │付 記 │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第61号   │伊東市手数料徴収条例の一部を改正する条例   │原案を可決すべ│    │  │         │                       │しと決定   │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第67号   │伊東市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正│〃      │    │  │         │する条例                   │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第80号   │平成28年度伊東市一般会計予算歳出のうち、第2│〃      │    │  │         │款総務費第1項総務管理費第11目住居表示整備費│       │    │  │         │、第17目地域応急処理費、第21目健康保養地づ│       │    │  │         │くり推進費、第4款衛生費第2項清掃費第5目地域│       │    │  │         │汚水処理費、第5款労働費、第6款農林水産業費、│       │    │  │         │第7款観光商工費、第8款土木費、第11款災害復│       │    │  │         │旧費                     │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第81号   │平成28年度伊東市下水道事業特別会計予算   │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤
     │市議第82号   │平成28年度伊東市競輪事業特別会計予算    │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第90号   │平成28年度伊東市水道事業会計予算      │〃      │    │  └─────────┴───────────────────────┴───────┴────┘                                       以 上               ───────────────                〔12番 佐山 正君登壇〕 ◎12番(常任観光建設委員長佐山正 君)ただいま議題となりました条例2件、特別会計予算2件及び水道事業会計予算につきまして、常任観光建設委員会における審査の概要を報告いたします。  最初に、市議第61号 伊東市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきまして申し上げます。  まず、増改築の場合について、新築と比較すると、基礎や柱などの構造等に係る審査項目がふえたことで審査に時間がかかることから手数料が割高になっていること、長期優良住宅について、ここ2年で80件近くが認定されていることが確認されたことを踏まえ、委員から、新築と比較すると制度を利用しづらいのではないかとしつつ、制度の周知等に係る質疑があり、当局から、申請の大半を占めるハウスメーカーや工務店には国の指針等が直接伝わっているが、市としても減税等に係る制度についてを含めPRしていきたいとの答弁がありました。  以上が質疑の概要であり、討論はなく、採決の結果、市議第61号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次に、市議第67号 伊東市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  委員から、給水人口の設定に関し、人口ビジョンとの整合性及び国勢調査における人口減少の結果について当局の見解を問う旨の質疑があり、当局から、給水人口は平成27年度末の推定値をピークとして設定していることから、人口ビジョンが達成されても十分対応できると考えている、また、住民基本台帳と国勢調査とは当然差異が生じるものであり、人口ビジョンは住民基本台帳をもとに設定しているため、国勢調査の結果を検証する予定はないが、今後の経営のあり方として、給水量に応じ施設規模を見直していくとともに、漏水と維持管理用の捨て水を最小限に抑え、水を無駄なく供給していく必要があるとの答弁がありました。  また、委員から、人口ビジョンと実際の推移が乖離する可能性があり、短い期間で定期的に計画を見直すべきであるとして、当局の見解を問う質疑があり、当局から、5年を目安として考えているが、人口ビジョンに係る施策が機能すれば延伸もあり得るとの答弁がありました。  さらに、委員から、水道料金に係る見通しを問う質疑があり、当局から、5年程度は値上げの必要はないとの答弁がありました。  以上が質疑の概要であり、討論はなく、採決の結果、市議第67号は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  次に、市議第81号 平成28年度伊東市下水道事業特別会計予算、市議第82号 平成28年度伊東市競輪事業特別会計予算及び市議第90号 平成28年度伊東市水道事業会計予算につきましては、質疑、討論ともになく、採決の結果、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  以上で常任観光建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(宮﨑雅薫 君)ただいまの委員会報告に対する質疑に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより5件一括討論に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案5件に対する常任観光建設委員会の審査報告は、いずれも原案可決であります。  採決は2つに分けて行います。  まず、市議第61号及び市議第67号、以上2件について採決いたします。本案2件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案2件は原案のとおり可決されました。  次に、市議第81号、市議第82号及び市議第90号、以上3件について一括採決いたします。本案3件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案3件は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第6、市議第62号 伊東市教育施設太陽光発電設備等管理基金条例、市議第65号 伊東市立学校設置条例の一部を改正する条例、市議第66号 伊東市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例、市議第86号 平成28年度伊東市介護保険事業特別会計予算、市議第87号 平成28年度伊東市介護老人保健施設特別会計予算及び市議第89号 平成28年度伊東市病院事業会計予算、以上6件を一括議題といたします。  常任福祉文教委員会の審査報告を求めます。               ───────────────                常任福祉文教委員会審査報告書  議会から審査を付託された次の案件について審査を行った結果を、会議規則第110条の規定により、下記のとおり報告する。                                 平成28年3月8日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                             常任福祉文教委員会                               委員長 稲 葉 正 仁                      記  ┌─────────┬───────────────────────┬───────┬────┐  │番   号    │件          名           │議決の結果  │付 記 │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第62号   │伊東市教育施設太陽光発電設備等管理基金条例  │原案を可決すべ│    │  │         │                       │しと決定   │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第65号   │伊東市立学校設置条例の一部を改正する条例   │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第66号   │伊東市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正  │〃      │    │  │         │する条例                   │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第80号   │平成28年度伊東市一般会計予算歳出のうち、第2│〃      │    │  │         │款総務費第1項総務管理費第19目コミュニティ振│       │    │  │         │興費、第3款民生費(第1項社会福祉費第6目国民│       │    │  │         │年金事務費、第7目国民健康保険費を除く。)、第│       │    │  │         │4款衛生費第1項保健衛生費(第6目老人医療費 │       │    │  │         │、第7目後期高齢者医療費、第9目環境衛生費を │       │    │  │         │除く。)、第10款教育費           │       │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第86号   │平成28年度伊東市介護保険事業特別会計予算  │〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第87号   │平成28年度伊東市介護老人保健施設特別会計予算│〃      │    │  ├─────────┼───────────────────────┼───────┼────┤  │市議第89号   │平成28年度伊東市病院事業会計予算      │〃      │    │  └─────────┴───────────────────────┴───────┴────┘                                       以 上               ───────────────                〔20番 稲葉正仁君登壇〕 ◎20番(常任福祉文教委員長稲葉正仁 君)ただいま議題となりました条例3件、特別会計予算2件及び病院事業会計予算につきましては、全会一致をもって原案を可決すべしと決定いたしました。  以下、審査の概要について申し上げます。  市議第62号 伊東市教育施設太陽光発電設備等管理基金条例について申し上げます。  委員から、売電に係る契約内容等の確認がされた後、基金の用途に関し質疑がされ、当局から、国のグリーンニューディール基金を利用し設置した施設であることから、施設から生じた収益については、当該基金の規定により、維持管理費に充てることとなっているとの答弁がありました。  次に、市議第65号 伊東市立学校設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。  委員から、普通財産へ転換後の供用目的及び施設の修繕方針について質疑がされ、当局から、長期間、水道等の設備が使用されておらず、雨漏りによる劣化も著しいことから、大規模な修繕を要することもあり、会議室等の利用に供する見通しはついていないが、今後の利用については地域の方との協議を進めていくとの答弁がありました。  続いて、市議第66号 伊東市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について申し上げます。  委員から、保育料の軽減拡充に関し、このたびの改正の対象となる世帯の割合が確認された後、保育園への適用状況に係る質疑があり、当局から、幼児教育の無償化に向けた段階的な実施の中で保育園も対象となっているものの、所得階層の区分が幼稚園とは異なることから、関係細則の改正準備をする中で、国が示す情報を待っている状況であるとの答弁がありました。  このほか、年齢上限を撤廃することに伴う子供の定義及び多子軽減の定義の確認、世帯年収の対象範囲の確認がされました。  以上が論議の概要で、討論において、賛成の立場から、社会保障と税の一体改革における目玉政策の一環である保育料軽減策については、子育て支援、少子化対策という観点において、さらに伸展させる余地があるものの、本条例改正による保育料軽減の拡充策については、経済的な不安を抱える世帯への支援策として非常に効果的なものであることから、本市の子育て支援策のさらなる拡充を期待するとともに、保育料の無償化実現を目指すことをお願いして、賛成するとの討論がありました。  次に、市議第86号 平成28年度伊東市介護保険事業特別会計予算について申し上げます。  委員から、成年後見制度利用推進事業について、事業創設当時との予算額の乖離について理由が問われ、当局から、当時は家庭裁判所へ申し立てをする際に鑑定を必要とするケースが多く、その鑑定料が高額であったことから相応の予算を計上していたことによるとの答弁がありました。  また、高齢化が進展する社会情勢に鑑み、後見人を養成する体制の整備が必要になるのではないかとして当局の考えが質され、先進的な事例として市民後見人の養成に取り組む自治体もあるが、まずは社会福祉協議会などによる法人後見について研究する中で、先進市の事例を参考に検討していくとの答弁がありました。  このほかに認知症高齢者見守り事業の実施概要を確認する質疑がされました。  市議第87号 平成28年度伊東市介護老人保健施設特別会計予算につきましては、施設との協議体制及び県の実地指導について確認がされたほか、質疑はありませんでした。  市議第89号 平成28年度伊東市病院事業会計予算につきましては、質疑はありませんでした。  以上で常任福祉文教委員会の審査報告を終わります。 ○議長(宮﨑雅薫 君)ただいまの委員会報告に対する質疑に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより6件一括討論に入ります。討論の通告がありますので、11番 重岡秀子君の発言を許します。                〔11番 重岡秀子君登壇〕
    ◆11番(重岡秀子 君)私は、市議第86号 平成28年度伊東市介護保険事業特別会計予算に賛成し、討論いたします。  歳入歳出の総額は70億7,900万円、前年比2億2,860万円増、保険料が約17億円、国県支出金は約25億円、一般会計からの繰り入れは3,000万円増の10億3,000万円、改めて大型予算だと認識いたします。  国は、10年後、ちょうど私は1950年生まれですが、この団塊の最後の世代が75歳になる2025年に高齢化がピークを迎えるということで、何とか社会保障費の削減をしていかなければならないと考え、医療費、介護費の抑制を進めています。実際介護の分野においても、現在の介護保険制度のままでは、3年ごと見直しがされる介護保険料も値上げが続くことが予想され、今でも市民にとっては負担感が大きいわけですから、これ以上持ちこたえられないような現状に来ています。  介護にかかわる社会保障費の削減策の一つとして打ち出されているのが、29年度より介護度の低い要支援1・2の方の訪問介護、いわゆるヘルパーの家庭への派遣と、通所介護、いわゆるデイサービスを介護保険事業から外し、市町村独自の介護予防・日常生活支援総合事業へ移行させる政策です。これは介護予防事業を従来の介護事業所だけでなく、ボランティアやNPO、民間企業、社会福祉法人、協同組合などの多様な事業主体に委ねていくもので、本市も新年度予算でそのための生活支援体制整備事業が新規事業として計上されています。大綱質疑で取り上げましたが、生活支援コーディネーターを配置し、その方に研修を受けてもらい、その後、そのコーディネーターを中心として、ボランティアの育成や介護予防を担っていく団体、事業所のネットワークづくりをしていくということでした。そして、現行の介護事業所による訪問介護や通所介護サービスは継続し、それに新たにさきに述べた多様な主体によるサービスを加えていくということでした。  しかし、問題は、この総合事業にどれぐらい国・県からの予算が出されるかということです。本来、国は介護に係る社会保障費の削減を目的にしているわけですから、来年29年度開始の時点では現在の介護予防費と同じ規模、または事業開始のための予算が上乗せされるかもしれませんが、その予算が継続される保障はないのではないでしょうか。既に介護事業所では、要支援1・2の方を受け入れた場合の介護報酬は下げられており、今後、例えばデイサービスのサービス内容など減らしていかざるを得なくなるでしょう。介護事業所の閉鎖や介護離職を招いていく心配もあります。また、改めて、介護予防とは何か、認知症の進行や身体機能を低下させないためのサービスは何が必要かという十分な研究をしないと、逆に介護が必要なお年寄りをふやしてしまう心配もあります。  一方、伊東市としては、高齢化社会に対し、どのような地域包括ケアを確立していくかということも同時に問われています。事業所だけに頼らない、高齢者が安心して暮らせる地域づくりも大事な課題ではないでしょうか。最近こんな話を耳にしました。ある80代前半の高齢者の方で、認知症の始まりではないかと心配されていた方が、毎日のようにお弁当を持って近くのコミセンに通い、ヘルストロンの椅子に座って他のお年寄りとおしゃべりすることによって、脳の機能も回復し、かかりつけの精神科の医者にも何をしているのですかと褒められたというのです。そういえば、近隣の生涯学習会館のロビーにもこのようなお年寄りが常に集まっていて、将棋などもしている光景が見られます。このように、歩いて行ける範囲に高齢者の居場所があることがとても重要です。どこの地域にもコミセンやシニアプラザがあるわけではないので、このような集いの場をつくっていくことも必要だと考えます。  また、大きな視点で見るならば、高齢者の地域貢献や趣味のサークル活動などが多様に繰り広げられるまちづくりが必要になると考えます。今回、そんな思いも込め、町内会や自治会の活動支援も質問させていただきましたが、介護保険事業の枠だけではできない大きな連携による事業の展開がどうしても必要ではないでしょうか。今回のコーディネーターの配置を中心とした生活支援体制整備事業は、伊東市独自の介護予防・日常生活支援総合事業のほんの入り口だと考えます。ぜひ、コーディネーターとともに、介護事業所の実態や要支援1・2の方が実際必要としているサービスの中身もよく調べていただきたいと思います。介護施設のサービス内容にもばらつきがあり、非常に効果を上げている事業所もあることから、介護事業所同士の交流も必要ではないでしょうか。そして、現実に介護予防事業が本当に安上がりにできるのか、国に対しても問題点をしっかり指摘していっていただきたい。長い目で見て本当に介護予防の効果の上がる伊東市としての事業計画と展開を期待し、賛成討論といたします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案6件に対する常任福祉文教委員会の審査報告は、いずれも原案可決であります。  採決は2つに分けて行います。  まず、市議第62号、市議第65号及び市議第66号、以上3件について一括採決いたします。本案3件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案3件は原案のとおり可決されました。  次に、市議第86号、市議第87号及び市議第89号、以上3件について一括採決いたします。本案3件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案3件は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)10分間ほど休憩いたします。                 午前10時58分休憩                 ───────────                 午前11時 8分再開 ○議長(宮﨑雅薫 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第7、市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算を議題といたします。  各常任委員会の審査報告を求めます。  まず、常任総務委員会の審査報告を求めます。                〔17番 長沢 正君登壇〕 ◎17番(常任総務委員長長沢正 君)ただいま議題となりました市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算本委員会所管部分につきまして、その審査の概要を報告いたします。  まず、歳出から申し上げます。  第1款議会費、第3款民生費、第13款諸支出金及び第14款予備費につきましては、質疑はありませんでした。  次に、第2款総務費のうち、本委員会所管部分につきまして申し上げます。  まず、庁舎維持管理事業について、本庁舎に移転してから20年が経過した中で、維持管理等に係る委託料に関し、庁舎周辺の植栽等については、委託から職員による対応など節減が図られてきたことなどが確認された上で、委員から、庁舎における仕上げや排煙装置等の維持管理に係る質疑があり、当局から、市民が見て見苦しいと思われる場所や業務に支障があるものから優先して修繕等を行っており、排煙装置については、日常的な使用は想定していないものの、庁舎の構造上、暑い時期に換気のためにあけることが多く、ワイヤーなどの劣化が進むが、その都度修繕しているところであり、市民ホールの駐車場側の排煙窓についても既に昨年度修理済みであるとの答弁がありました。  委員から、光熱水費についてもLED化による節減効果が大きいとして、学校施設における事例を示しつつ、早期に対応を求める旨の意見がありました。  魅力あるまちづくり事業につきまして、他地区の見本となるような事例については区長会を通じて広く町内会等にお知らせしていくことや、補助の対象に芸術文化団体等の事業を加えたが、団体の要件については、市民10人以上で構成され、規約等を定め、運営を明確にしている団体等を想定しつつ要綱の策定を進めていることなどの確認がされました。  次に、委員から、広報いとうや回覧板に係る情報等について、町内会等へ加入していない方への周知に係る質疑があり、当局から、広報などは各出張所や大きなスーパーなどに設置してあるほか、一部の分譲地や足の不自由な方については郵送等により対応しているところであるが、今後、ホームページやフェイスブックの活用も検討していきたいとの答弁がありました。  また、委員から、自治会等に加入していない方への対応を含めたまちづくりの考えについて当局の見解を問う旨の質疑があり、副市長から、自治会等に入りたくない住民がおられることは認識しているが、住民の自治は行政を進める上での基本であることから、なるべく加入していただきながら、自治会等と市が協働して事業を進めていくことが重要である旨の答弁がありました。  次に、国際交流推進費に関し、内訳等が確認された上で、委員から、アゼルバイジャン・イスマイリ州への高校生の交換留学について、国境付近では紛争が起きている状況も伺うとして、事業の安全性に対する当局の見解を問う旨の質疑があり、当局から、外務省の渡航情報において十分注意とあることは承知しており、引率者1名分の予算も計上し、さらに、市長名で、安全に対しては特段の配慮をいただく旨、現地の日本国大使館を通じてアゼルバイジャン政府に依頼しているとの答弁にあわせ、実際に現地に行かれた市民からは本当に安全であった旨の感想も伺っており、日本で言われているほど危険ではないとの感触を持ってはいるが、状況が変わる可能性もあるので、外務省や現地の大使館との連携を密にする中で情報の収集に努め、安全に事業を進めたいとの答弁がありました。  また、国際交流協会に対し、友好都市のイタリア・リエティ市との交換留学について、事業化に向けた検討をお願いしていることの確認がされました。  次に、電子入札システムについて、現在、基本的に全ての入札について電子入札を実施していることや、入札参加資格を申し込む際に、電子入札システムの参加届を提出いただいていることなどが確認され、委員から、今後の見通しを問う質疑があり、当局から、現在は建設工事及びこれに係る業務委託について実施しているところであるが、物品関係については、県内では若干実施しているところがあるものの、実施に当たっては負担が大きいことから、今のところ本市においては実施する予定はないとの答弁がありました。  このほか、地方公務員共済組合負担金の減額理由について、負担率の引き下げや、基準となる給与額の算定方法が変更されたことによること、市民活動支援センターPalで行われていた業務を新年度からは市政戦略課に引き継ぐことなどが確認されたほか、研修経費やエルタックスの内容と減債基金積み立てに係る考えを問う質疑などがありました。  次に、第4款衛生費のうち、本委員会所管部分につきまして申し上げます。  まず、委員から、対島地区のごみ収集に係る質疑があり、当局から、実施に当たり事業者と密に協議を進めてきたことや、収集ルートや時間帯等に変化が生じる地区には回覧板等により周知を図るなど、事業開始から半年ほどしか経過していないが、特に問題はなく順調に進んでいるとの答弁がありました。  次に、可燃ごみ指定袋について、導入時からほぼ数年間は単価が下がり続け、この2年間で二、三割程度上昇していること、また、コストダウンを図るため、導入時から中国で生産している同一の事業者と契約していることが確認された上で、委員から、当時とは国の経済状況や為替が変化していることから、中国の工場で生産するメリットが薄れているのではないかとして当局の見解を問う旨の質疑があり、当局から、価格が低廉であることや、発注後速やかに納入できることを条件とすると、新たに実施できるような事業者が見当たらないのが実情であるが、中国の人件費の上昇や円安などによる価格の上昇は認識していることから、引き続き国内外を問わず事業者選定に係る調査を進めていきたいとする旨の答弁がありました。  委員から、経済の活性化の観点から国内製品を使う必要があるのではないかとする旨の意見がありました。  このほか、焼却灰運搬委託料の増加の理由について、高速道路代等の経費を見直し、積算した結果であることや、斎場のトイレを暖房機能つき洗浄便座に交換することなどが確認されました。  次に、第9款消防費につきましては、津波避難看板の設置について、津波対策地区協議会において協議する中で、市民の要望に応じたものを、優先順位をつけながら順次整備していくことの確認がされたほか、駿東伊豆消防組合について、新年度採用の職員からは、国の公安職の給料表をもとに規定する駿東伊豆消防組合の条例に基づき給与が支給されることなどが確認されるとともに、負担金の内訳を問う旨の質疑がありました。  次の第12款公債費につきましては、市債の残高について、臨時財政対策債が50%以上を占めていることの確認がされました。  以上が歳出における主な質疑の概要で、引き続き歳入につきまして申し上げます。  まず、第1款市税につきましては、個人市民税の増額要因について、景気の動向を反映して個人所得の増加を見込んだこと、また、法人市民税の減額要因について、税制改正に伴う法人税割の税率の引き下げによることの確認がされました。  また、第2款地方譲与税から第21款市債までにつきましては、学校給食費負担金について、学校で集金した給食費は一旦市に納入され、市の歳出として食材購入費等を業者に支出する流れになること、幼稚園保育料の減額理由について、定額制から応能負担に改正したことに加え、多子軽減措置を導入したことによるものだが、減額分は地方交付税で措置されること、県防災ヘリ協議会助成金について、県消防防災航空隊に派遣している職員1名分の給与等であること、臨時財政対策債の減額理由について、国において地方税が増加傾向にあると見て、地方交付税の総額は維持するが、臨時財政対策債の発行は減らす旨の措置がとられたことによることなどの確認がされました。  債務負担行為以下、その他の予算の定めにつきましては、質疑はありませんでした。  以上が論議の概要で、討論に入り、地方創生など国の政治の動きが非常に早い中、新年度予算においては、市の限られた財源の中で、伊東市らしい事業や伊東市の実情に合った新規事業も多いとして、賛成する旨の討論がありました。  採決の結果、市議第80号中、本委員会所管部分につきましては、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  以上で常任総務委員会の審査報告を終わります。 ○議長(宮﨑雅薫 君)次に、常任観光建設委員会の審査報告を求めます。                〔12番 佐山 正君登壇〕 ◎12番(常任観光建設委員長佐山正 君)ただいま議題となっております市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算における常任観光建設委員会の歳出所管部分について、その審査の概要を報告いたします。  第2款総務費第1項総務管理費第11目住居表示整備費につきましては、玄関先に張る住居表示プレートに関し、新築住宅または老朽化したものについて、無償で配付、交換する旨確認がされました。  第17目地域応急処理費につきまして、緊急の要望に対応する事業でありながらも、5,000万円の予算額に対し8割以上の高い執行率が継続しているとして、その理由を問う旨の質疑があり、当局から、道路の穴の補修や側溝の落ち葉等による詰まりの除去、また、最近ではヤスデ等の害虫駆除など、市民生活に直結するために、緊急的な対応を要する市民要望は多く、規模によっては年度内に執行できない事業もあるような状況であるとの答弁がありました。  次の第21目健康保養地づくり推進費につきまして、保健福祉にかかわる事業内容が中心であるとして、観光課と他部署等との連携に係る質疑があり、当局から、観光課が事務局となって実行委員会を組織した中で、健康に関する部分については健康医療課が、また、オレンジビーチマラソンは生涯学習課が体育協会等と連携するなど、各種団体と連携しつつ事業を円滑に進めているとの答弁がありました。  また、委員から、本事業における伊東市の独自性を問う質疑があり、当局から、首都圏に近いが、熱海との差別化を図ることで本市独自の魅力と伊東ならではのブランド価値を創出していくことにあわせ、市全体の施策、あるいはCCRCと連携し、移住・定住まで幅を広げたまちづくりに資する事業を進めていくことが独自性であるとの答弁がありました。  さらに、第4次事業計画における新たな事業を問う質疑には、パブリックコメントを参考にしつつ新たな5カ年の計画を策定し、実行委員会において事業内容を協議していくとの答弁がありました。  第4款衛生費第2項清掃費第5目地域汚水処理費については、質疑がありませんでした。  続いて、第5款労働費について申し上げます。  委員から、労働者福祉協議会事業補助金に関連し、補助金を出す形での支援だけでなく、同協議会が実施するフードバンク事業のドラム缶を市役所内に設置するなどの支援方法もあるとして、当局の見解を問う旨の質疑があり、当局から、協力の要望は受けており、使われない食糧の有効活用を図ることは当然すべき部分もあると考えているので、同協議会と前向きに協議していきたいとの答弁がありました。  このほか、シルバー人材センターにおける会員数の状況について、希望の職種が少ない、あるいは経済的に余裕があるなどの理由から、団塊の世代の入会が少ないことが確認されるとともに、シルバー人材センター負担金と高齢者労働能力活用事業補助金の内訳を問う質疑がありました。  次に、第6款農林水産業費について申し上げます。  農業委員会費に関連し、農業委員会の組織改編の内容を問う質疑があり、当局から、現在の委員の任期満了後については、農業委員の選出方法が従来の公選制から市長による任命制に変わり、さまざまな人材を含めて現在の半数程度で構成されるとともに、農地を有効活用する業務が追加されることに伴い、農業委員会の下部組織として農地利用最適化推進委員を新設するとの答弁がありました。  また、農業振興対策事業の臨時職員賃金について、委員から、雇用人数や業務日数等を問う旨の質疑があり、当局から、鳥獣駆除に当たる臨時職員2名で、業務日数を週5日にふやすとの答弁がありました。  また、委員から、鹿等の増加傾向を見ると市単独での対応には限界があるとして、今後の対策に係る質疑があり、当局から、全国的な対策が必要であるため、国・県と協力して取り組んでいきたいとの答弁がありました。  続いて、伊東魚市場実施設計事業補助金について確認する旨の質疑があり、12月補正予算に計上したものと基本的に同じ事業であるが、経緯として、国の強い水産業づくり交付金で整備するために、前倒しして12月補正予算で予算措置をしたが採択されず、国からの指示で、より補助率が有利な新規創設事業の水産業競争力強化緊急施設整備事業での採択を受けるために、浜の活力再生広域プランを策定しているところであるとの答弁がありました。  そのほか、旧消防庁舎解体工事請負費に関連し、跡地の利用及び朝市の移転先を問う質疑、また、多面的機能支払交付金について、農業団体だけでなく、環境保護団体や文化団体等多面的な部分にかかわれる団体を広く募り補助することで、大きな効果に発展していくことが期待できる旨の意見、捕鯨を守る全国自治体連絡協議会負担金の内容等について確認する旨の質疑がありました。  次に、第7款観光商工費について申し上げます。  まず、宣伝費について、委員から、誘客のための広告や宣伝は場所により発信する情報の内容をつくり分ける必要があり、特に、紙媒体はイベントの名称を知らなくても詳細な情報を伝えられるツールであるとして、印刷物による情報を拡充する考えを問う旨の質疑があり、当局から、スマートフォンの普及により、紙媒体を持って市内散策する方が減っていることもあるが、必要に応じてパンフレットを作成したいが、配付方法は、おもてなしの観点から人と人との触れ合いも大事であるので、棚を設置するだけでなく、窓口での対応も含め総合的に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  また、第70回按針祭記念事業に関連し、委員から、パレードの内容について問う質疑があり、当局から、記念事業検討部会において、8月6日の夕方に伊東駅から藤の広場周辺までパレードを行うという意見があるが、最終的には按針祭執行委員会で決定したいとの答弁がありました。  続いて、観光会館改修工事請負費に関連して、委員から、移転等も含めた観光会館の見通しについて問う旨の質疑があり、当局から、現在の場所が防災面等からも支障があることは十分承知しており、また、文化芸術振興等の面からも必要な施設であるため、移転や修繕については総合的な施策の中で判断しつつ、計画的に進めていきたいとの答弁がありました。  このほか、地久保の森観光トイレ整備事業、伊東ゴルフメッカ推進事業などについての質疑がありました。  次に、第8款土木費について申し上げます。  まず、大規模建築物耐震補強助成事業費補助金について、委員から、市内の対象建物に係る申請の見通しを問う質疑があり、当局から、義務化としている診断までは終えており、補修工事の実施については事業者の判断であるとの答弁がありました。  また、補助に係る見解を問う旨の質疑があり、当局から、補助は市の補助と国の直接補助があり、平成27年度中に計画に着手しないと国の補助は受けられなくなるが、市の補助は引き続き行っていきたいとの答弁、また、副市長から、原則として大規模建築物はお客様を収容するものであるから、現行の負担割合の中でやっていかざるを得ないが、観光客を市が守るという側面と、一民間企業として個々の責任の部分があるので、負担については今後検討して進めていかなければならないとの答弁がありました。  次に、伊東駅周辺地区整備事業の都市拠点整備調査業務委託の内容について問う質疑があり、当局から、都市拠点については、市全体の中で都市機能の集積を図るなどして利便性の高い地区として、駅周辺を特に優先的に整備していくものと考えており、新たな観光需要として、外国の方も含め、伊東らしいまちづくりを見ていただけるような部分を調査研究していくとの答弁がありました。  次に、デマンド型乗合タクシー運行業務委託料について、1年を通しての予算額であり、また、実証運行の期間中は県の補助を受けられないことが確認された上で、委員から、実証運行の状況を踏まえ、別地区での運行に係る見通しを問う旨の質疑があり、当局から、今後、池地区において、赤沢の実証運行の結果を踏まえ、運行方式も含めて協議、検討していく予定であるとの答弁がありました。  そのほか、公共施設危険箇所対策事業の内容についての質疑、また、小室山公園観光施設整備工事請負費の内容に関連し、例えば、ジオパークに絡めて、火山と恐竜を結びつけた伊東市なりのストーリーを付与するような試みがあってもいいのではないかとする意見がありました。  第11款災害復旧費については、質疑がありませんでした。  以上が質疑の概要であり、討論はなく、採決の結果、市議第80号における本委員会歳出所管部分は、全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  以上で常任観光建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(宮﨑雅薫 君)次に、常任福祉文教委員会の審査報告を求めます。                〔20番 稲葉正仁君登壇〕 ◎20番(常任福祉文教委員長稲葉正仁 君)ただいま議題となっております市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算歳出のうち、常任福祉文教委員会所管部分について、審査の概要を報告いたします。  第2款総務費第1項総務管理費第19目コミュニティ振興費につきましては、各コミュニティセンターの修繕費並びにAED借り上げに係る契約形態及び管理状況について確認がされたほか、質疑はありませんでした。  次に、第3款民生費のうち、本委員会所管部分について申し上げます。  委員から、避難行動要支援者名簿システムについて、個人情報保護の観点から、活用方法及び管理体制を問う旨の質疑がされ、当局から、災害時に要支援者を迅速に支援するために活用するとともに、要支援者の所属する町内会等には個人情報の取り扱いについて指導をしているとの答弁がありました。  次に、福祉・介護インターンシップ検討委員会に関し質疑がされ、当局から、いとう創造大賞最優秀賞の「福祉・介護のプロフェッショナルを育て活躍する街」の実践を目指すための委員会であり、小・中学生を対象に総合学習を端緒として実地体験をすることにより、福祉を担う人材を育成することを目的としており、高校生への取り組み展開や県外の福祉大学等へ進学している学生に伊東に戻ってきてもらうことも視野に入れているとの答弁がありました。  また、職場体験との連携について質疑がされ、中学1年生ごろにテーマ学習として福祉体験をすることにより、学年が上がって職場体験を行う際にも福祉に興味を持った生徒が継続して取り組むことが考えられるとの答弁がありました。  続いて、民生委員のなり手が少なくなっている現状に鑑み、公募を初めとした新しい募集方法を検討してはいかがかと当局の見解が問われ、当局から、なり手が減少している現状は承知しているものの、地域の状況を把握している方を選出することが望ましいものと考えているとの答弁がありました。  この答弁を受け、地域の実情を把握している適任者を選出するという趣旨には理解を示すものの、対応に追われる町内会があることや、地域の中でも高齢化が進んでいくことを考慮すると、民生委員の選出方法についても検討をしていくべきであるとの意見がありました。
     次に、病児・病後児保育事業に関し、実施している園の確認及び助成額について説明が求められ、当局から、川奈臨海学園、川奈愛育クラブ、栄光湯川保育園及び栄光富戸保育園にて実施しているが、川奈臨海学園については、在園児ではなく、幼稚園、保育園、小学校まで対象を広げて実施していることから、ほかの3園と助成額が異なるとの説明がされました。  さらに、保育園の一時預かり事業において、預かれる子供の数が少ないという現況に関し質疑がされ、当局から、実施している保育園では、一時預かり用の保育室や専属の保育士を配備しているのではなく、子供の欠席ぐあい等を考慮して配置基準を超えない範囲で預かっていることから、数人ほどしか預かることができない状況であるとの答弁がありました。  また、今般、保育士が不足している問題が取りざたされていることから、潜在保育士の掘り起こしについて当局の見解が問われ、勤務のシフト等について弾力的な対応ができるよう現場と協議する中で、潜在的な保育士が復帰しやすい環境を整備していきたいとの答弁がありました。  このほか、臨時福祉給付金の受給者及び委託内容に関する質疑、婦人保護事業の相談体制に関する質疑、高齢者公共交通機関割引証購入助成事業に関する質疑があり、重度心身障害者タクシー利用料金助成費については、精神障がい者まで助成対象が拡充されることが確認されました。  次に、第4款衛生費のうち、本委員会所管部分について申し上げます。  委員から、母子保健型利用者支援事業における相談業務の概要について質疑がされ、当局から、心身や家庭状況により、妊娠、出産等に不安を抱える方のために相談窓口を設置することで、産前産後の期間において適切な支援を行うことを目的としており、その後の母子保健事業との連携によって、子育てまでの切れ目のない継続的支援を図るとの答弁がありました。  また、助産師家庭訪問事業を初めとした産後ケア事業においては、助産師による支援体制を構築することに関し質疑がされ、当局から、市民病院勤務の助産師で対応し、市内の産科医療機関から産後ケアなどの子育て支援への協力について理解が得られたことから、各事業に取り組むこととなったとの答弁がありました。  このほかに親性準備教育の実施計画及び家庭訪問型子育て支援事業について確認がされました。  続きまして、第10款教育費について申し上げます。  委員から、外国人英語指導者の増員に際し、今後の学習指導要領の改定をどのように見据えているのかを問う質疑があり、当局から、改定に伴い、小学校中学年においても外国語活動が実施されると見込んでいるが、このたびの増員については、高学年の外国語活動を充実させることを目的としており、1人増員して、市に3人の外国人英語指導者を配置するものであるとの答弁がありました。  いじめ・不登校対策事業の概要を問う質疑には、社会福祉士及び学校心理士に専門的見地による助言を仰ぎ、学校及び関係機関との連携を図る中で問題解決に努めるとの答弁、ICT活用教育推進事業におけるシステム運用及び指導体制の整備についてを問う旨の質疑には、システム構築及び機器利用の補助を図るために専門員を雇用するほか、先進的にICT利活用を推進する学校を視察し、実践的方法を研究するとの答弁がありました。  次に、特別支援学級が対島地区に新設されることに伴い、児童が環境の変化になれるよう、どのように対応していくのかを問う質疑があり、当局から、まずは保護者との面談を通じ、不安な点などを受容する中で連携を強めており、また、教材備品等を十分に準備するとともに、県教諭が1人加配されるのとは別に、市で支援員を配置し、支援体制を盤石なものとするとの答弁がされ、さらに、子供たちが環境になれるまでに時間を要するものと思われるが、環境が変化こそすれ、不便をかけることのないよう手厚い対応を図るとして姿勢が示されました。  続いて、学童保育における待機児童の解消について方策が問われ、学童で利用されている学校の余裕教室が足りないクラブが多い現状に鑑み、補助金メニューに送迎経費が加えられたことから、保護者の希望次第ではあるものの、バス通学により南小の待機児童を東小で預かることができるような協議を進めているところであり、クラブ間の協力により子供の安全な時間を確保していくとの答弁がありました。  育英奨学事業の拡充の見通しを問う旨の質疑には、貸与した場合の返済に関することや、給付した場合の基金とのバランスがあることであり、また、県内市町において給付及び貸与をしているのは本市を含めて3市だけであることから、制度を運用する中で、国の子育て支援策や教育格差是正の推移を見守りたいとの答弁がありました。  次に、学校調理場運営事業に関連し、単独校、共同調理場について、センター方式の中に組み込む予定はあるのかを問う質疑があり、当局から、3,000食の調理能力を持つ施設を目指していることから、今後、児童・生徒の減少傾向を勘案し、センター方式により賄っていくことも視野に入れているとの答弁がありました。  また、地産地消推進に係る予算に関連して、地産食材の仕入れ方法を問う質疑がされ、当局から、見積もり提示額が安価な業者から仕入れることを考えているが、その中でも少額を上乗せることで伊東産の食材を仕入れることができる場合には、栄養士が調整をして仕入れることを考えているとの答弁がありました。  さらに、アレルギー対策の方針について確認がされ、昨年12月に策定されたアレルギー対応方針のもと、市内の調理場全体で統一した対応を図るものとし、新しく学校給食が始まる中学校3校についても周知しているとの答弁がありました。  このほか、学校施設改修等事業に係る改修工事の内容を問う質疑があり、また、就学援助事業の認定基準を問う質疑には、世帯の収入状況、子供の人数、学校長、民生委員の意見等を総合的に勘案した上で判断しているとの答弁がありました。  以上が論議の概要で、討論はなく、採決の結果、市議第80号歳出中、本委員会所管部分は全会一致で原案を可決すべしと決定いたしました。  以上で常任福祉文教委員会の審査報告を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)ただいまの委員会報告に対する質疑に入ります。  まず、常任総務委員会関係について質疑を行います。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。  次に、常任観光建設委員会関係について質疑を行います。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。  次に、常任福祉文教委員会関係について質疑を行います。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、まず、18番 井戸清司君の発言を許します。                〔18番 井戸清司君登壇〕 ◆18番(井戸清司 君)ただいま議題となっております市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算案に対し、正風改革クラブを代表いたしまして賛成の立場で討論をいたします。  対前年度比1.0%、額にして2億6,000万円増額とした平成28年度一般会計予算案は、国の地方創生に伴う財政措置を有効利用する中で、本市独自の施策展開がなされたものとなっており、第十次基本計画を始動するに当たり、いとう8Kや伊東市システムのさらなる充実を図るために、行政と議会、そして市民の皆様と知恵を出し合い、一億総活躍社会の実現と市民幸福度の向上に向けて邁進していく予算になっているものであると評価いたします。  本予算案は、財源構成において、依存財源が47.6%、122億2,361万5,000円となっております。このうち国庫支出金が対前年度比6.0%、2億3,559万7,000円の増額となっており、子供・子育てに対する各種施策の充実が図られるとともに、ICT活用教育や特別支援学級新設、また、学校給食の完全実施など教育分野に重点が置かれ、あわせて新保健福祉施設に子ども・子育て支援センターが開設されるなど、本市の将来を担う次世代のために予算配分がなされたことは、少子高齢化に伴う人口減少社会に歯どめをかける一つの施策として有効であると考えます。  また、農林水産業費において、いとう漁協の整備事業は、一次産業の発展に対しても、また観光面においても非常に重要な事業であり、完成が待ち望まれるものであります。このような施設整備だけでなく、伊東ブランドの創出においても、今年度発表されましたいとうナゲットや伊東産ミカンのミカンジュースに続き、新年度予算ではクロモジを利用した林産物開発支援事業が新規に展開するなど、本市の一次産業が農林水と3拍子そろった展開ができることは、まさしく地方創生に向けた六次産業の展開によって、伊東の知名度アップとともに、本市の産業の活性化につながり、経済の好循環がなされることにより本市の財政基盤の安定につながる施策であると考えます。  また、県支出金におきましても、対前年度比4.1%、額にして6,627万6,000円の増額となっており、本市の基幹産業である観光関連業界を後押しするジオパーク整備に対する補助金や、伊東大仁道路事業、宇佐美駅のバリアフリー対策に予算配分がなされ、また、災害対策におきましても、新しい補助金制度により緊急地震・津波対策等交付金として7,786万4,000円の充当がなされ、市民の生命、財産を守るインフラ整備にも予算が配分されております。これら国・県の予算が大きく充当されていることは、国・県との太いパイプのもとになされたものであり、大いに評価いたすところであります。  自主財源におきましては、構成比率52.4%、額にして134億3,638万5,000円とし、市税は若干の伸びを示しており、27年度予算との比較では4億4,102万7,000円の増額、増減率3.4%としておりますが、依然自主財源については厳しい状況であることに変わりはないでしょう。しかしながら、新年度予算におきましては、財政調整基金や社会福祉基金からの一般会計への繰り入れがなされていることは、財政基盤の安定が図られているものと判断するところであります。また、起債の償還が始まるに当たり、減債基金への積み立てがなされていることも評価するところであります。  歳入において、28年度は、国からの指導もあったとはいえ、臨時財政対策債が2億2,480万円減額計上されたことについては、プラスの面から見れば、本市の財政が安定し、積極的な予算が組める状態になったことを示すもので、市長就任以来、徹底した行財政改革を断行してきた結果であり、あわせて職員の皆様の身を削る努力のたまものであると確信いたすところであります。  平成28年度予算を執行するに当たり、行政、議会、市民が三位一体となって未来協知を実践し、本市のさらなる発展、充実が進展することを願い、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(宮﨑雅薫 君)昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時58分休憩                 ───────────                 午後 1時   再開 ○議長(宮﨑雅薫 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般会計予算に対する討論を行います。  次に、16番 篠原峰子君の発言を許します。                〔16番 篠原峰子君登壇〕 ◆16番(篠原峰子 君)ただいま議題となっております市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算に対し、公明党会派を代表して賛成の立場で討論いたします。  新年度予算を総合的に検証させていただき、歳入の自主財源である市税が景気回復の兆しで昨年度より2.7%増の112億1,828万4,000円を計上したことは喜ばしいところであります。本格的な人口減少による少子高齢化社会に突入し、地方を取り巻く環境が依然不透明な中、新保健福祉施設建設工事の本格実施、学校給食センター運営事業、駿東伊豆消防組合の発足、教育環境の充実、子育て支援、ジオサイトを中心とした観光施設の整備、防災・減災対策の推進等の事業に予算を重点的に配分し、未来を見据えたまちづくりを前進させる積極型予算にしたことを高く評価いたします。  平成28年度は、昨年10月に策定された総合戦略・第十次基本計画の取り組みが始まる年度となります。施政方針で述べられたように節目の年であり、本市の5年先、10年先にとって大変大事な年であると思われます。この先、いかなる環境変化が起きたとしても、それに耐え得る強固な財政基盤を確立することを求めつつ、市長におかれましては、これまで培った人脈を生かし、今後も現場主義を貫いていただいて、政治信条である、豊かな自然の中で、人々が夢を持つことができる郷土をつくり上げていっていただきたいと申し上げ、賛成討論といたします。(拍手) ○議長(宮﨑雅薫 君)次に、11番 重岡秀子君の発言を許します。                〔11番 重岡秀子君登壇〕 ◆11番(重岡秀子 君)私は、市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算について、日本共産党会派を代表し、賛成する立場から討論いたします。  今、国の内外で大変不安な状況が生まれています。シリア難民はふえ続け、世界のあちこちで起きるテロ事件も解決の糸口がありません。国内でも、東日本大震災から5年もたつのに、福島原発は溶け落ちた燃料がどこにあるのかもわからず、廃炉にするめども立たない中、何千人もの方たちが放射能の危険にさらされながら働き続けています。また、日々の報道を見ても、保育園の待機児問題、入所者を転落させるといった介護施設の事件や介護疲れからの殺人、子供の自殺も後を絶たず、児童虐待で乳幼児が命を絶たれる状況も続いています。地方創生で人口増の課題が重視されているのに、それ以前の問題も大きいと感じております。一方で、貧困はこの20年で2.5倍にふえたと言われ、特に、生活保護基準以下で生活する子育て世帯は全国平均で13.8%にも及ぶという調査もあります。  こうした背景は、やはり本市の28年度予算にもあらわれています。まず象徴的なものは、4億1,700万円にも及ぶ臨時福祉給付金で、低所得者に対して消費税値上げの食費にかかる部分への補助として3,000円、賃上げなどの恩恵が及ばない障がい者も含む年金者への補助として3万円を給付する事業ということですが、これこそ対症療法的な施策であり、本来、年金が低いことを問題視するなら年金改革に本腰を入れるべきところです。しかし、現実問題としては、この支給を心待ちにしている市民も多いことから、市としては、やはり対象者が漏れなく受給できるようにしなければならないでしょう。今までの給付金事業の中で、職員の方たちができる限りの努力をされてきたことは承知していますが、今回は額が多いだけに、さらに大変な仕事となると推測いたします。事務費だけでも約4,300万円、委託事業も含めてピーク時には12人の方を雇用して対応するとお聞きいたしました。大変な一大事業と言えます。  また、新規事業の中に、非常に子育て支援、子育て不安に対応する事業が多いことも特徴です。特に、母子保健型利用者支援事業、子育てサロン委託事業、そして、ここまでやらなければならない現状があるのかと思うような産後ショートステイ・デイサービス委託事業、また医療機関助産師等訪問事業などです。やはり少子化、核家族化が進む中で、こうした手厚い施策が重要であると改めて気づかされました。多忙で困難をきわめる教育現場に対しては、新年度もさらに学級支援員がふやされ、評価するものですが、これも本来は35人学級の推進などで正規の教員をふやす国の政策が望まれるところです。  伊東市人口ビジョン・総合戦略の推進に関しても、たくさんの新規事業が見られます。特に期待していることは、企業誘致・移住促進事業のために庁舎内で横断的な連絡会議が発足することです。移住の推進策は伊東のまちづくり全体にかかわることなので、この連絡会議の開催は非常に有効な試みと考えます。また、伊東魚市場実施設計事業や新規就農者等支援補助事業、青年就労給付事業など、農業・漁業振興の新しい取り組み、若い人の移住につながるような事業が始められることも期待するところです。  伊東市独自の試みとして注目する事業としては、学校給食地産地消推進事業や市立幼稚園一時預かり事業等があります。学校給食の食材に地産地消を取り入れるための補助を出している市町村はまれではないでしょうか。これは給食センターとそれ以外の学校給食も対象になるということですが、新しい試みとして重要と考えます。また、幼稚園一時預かり事業は、公立幼稚園がとりわけ多い本市の特徴をどう生かしていくのかという点で、伊東市らしい子育て支援を考えていく上での試みの一つとして注目しています。これが保育園の待機児対策になっていくためには、夏休みの保育体制など課題がありますが、保護者や現場の声を聞きながら、幼稚園の存続問題とも絡み、今後の展開が重要と思います。教育分野では、八幡野小学校への特別支援学級の新設も、南部地域に初めて設置されるということで、かねてからの要望がかなったという点で評価できることだと思います。  新年度予算全体を見ますと、根本的な解決には至らないと感じる予算、事業もありますが、多くは国政によって解決が図られなければならないことが多いこと、そして地方創生の観点から大変新規事業が多く、今後に期待するものが多いこと、そして限られた予算と国政の制約の中でも、伊東市独自の施策を生み出そうという努力が感じられるものも多いこと、以上の点から新年度予算を評価するものです。  しかし、28年度の市政運営の課題としては、やはり私たち会派が一般質問で取り上げましたように、市民力をもっと生かす地域づくりの推進があります。これにはぜひ本腰を入れていただきたいと思います。そして、市民病院が無料低額診療を始めたことも象徴的ですが、低所得の市民に対し、さらに寄り添った施策を大事にしていくべきだという点です。貧困の進行は見えないところで進んでいます。中学校の卒業文集のお金が払えない、部活の練習には参加しても遠征の参加費が払えず休んでしまうといった例も聞いております。就学援助や生活保護制度、また、あらゆる減免制度など、より一層周知をしていただき、今ある制度を活用しやすいようにしていく必要があると思います。さらに、保育園や学童保育の待機児の解消も、ぜひ解決に向け努力を期待いたします。  また、地方創生の大きな目標を果たしていくためには、職員体制を一層確立することも大きな課題だと思います。特に、さきに述べました臨時職員の問題と職員数の確保の問題です。今年度発表された行革大綱では、さらなる職員数の削減が目指されていますが、新年度予算のたくさんの事業など、予算化されても本当にどこまで推進できるのかと心配されるところもあります。できるだけ委託などに頼らず、しっかり費用対効果のある事業として生かしていくためにも、今後、正規職員の確保は大きな課題と考えます。  以上の点を申し添えて、市議第80号 平成28年度伊東市一般会計予算についての賛成討論といたします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する各常任委員会の審査報告は、いずれも原案可決であります。本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第8、平成28年度における各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務調査の継続調査について、以上4件を一括議題といたします。  ───────────────             常任総務委員会所管事務調査継続調査申出書  本委員会は、下記の事項について所管事務調査を行うことに決定したから通知します。  あわせて本案9件について、平成28年度中の継続調査に付されるよう申し出ます。                                平成28年3月10日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                             常任総務委員会                               委員長 長 沢   正                     記 1 行政運営及び財政運営に関すること 2 事務の近代化、合理化及び能率化に関すること 3 海外各都市との友好親善に関すること 4 特定の重要施策の企画立案など政策推進に関すること 5 戸籍住民記録の整備に関すること 6 消費生活対策、交通安全及び防災対策に関すること 7 環境保全、清掃行政に関すること 8 市営霊園に関すること 9 国民健康保険及び後期高齢者医療に関すること                                      以 上               ───────────────             常任観光建設委員会所管事務調査継続調査申出書
     本委員会は、下記の事項について所管事務調査を行うことに決定したから通知します。 あわせて本案12件について、平成28年度中の継続調査に付されるよう申し出ます。                                平成28年3月8日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                              常任観光建設委員会                               委員長 佐 山   正                      記 1 観光行政に関すること 2 観光施策及び公園の維持管理に関すること 3 農林水産業及び畜産業の振興に関すること 4 労働及び商工業の振興に関すること 5 競輪事業に関すること 6 公営住宅政策に関すること 7 上下水道整備促進に関すること 8 都市計画事業に関すること 9 公園計画及び都市景観に関すること 10 道路、橋梁、河川、港湾その他土木行政に関すること 11 自然保護及び土地対策に関すること 12 伊豆半島ジオパークに関すること                                       以 上               ───────────────            常任福祉文教委員会所管事務調査継続調査申出書  本委員会は、下記の事項について所管事務調査を行うことに決定したから通知します。  あわせて本案5件について、平成28年度中の継続調査に付されるよう申し出ます。                                 平成28年3月8日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                             常任福祉文教委員会                               委員長 稲 葉 正 仁                      記 1 福祉行政及び介護保険に関すること 2 学校教育行政及び社会教育行政に関すること 3 保健行政に関すること 4 介護老人保健施設に関すること 5 病院事業に関すること                                       以 上               ───────────────             議会運営委員会所管事務調査継続調査申出書  本委員会は、下記の事項について所管事務調査を行うことに決定したから通知します。  あわせて本案3件について、平成28年度中の継続調査に付されるよう申し出ます。                                平成28年3月17日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                             議会運営委員会                               委員長 井 戸 清 司                      記 1 議会の運営に関すること 2 会議規則、委員会に関する条例等に関すること 3 議長の諮問に関すること                                       以 上               ─────────────── ○議長(宮﨑雅薫 君)各常任委員会及び議会運営委員会から、お手元に配付いたしました申出書のとおり、議会閉会中の継続調査に付されたいとの申し出があります。  お諮りいたします。本案4件は、各常任委員会及び議会運営委員会の申し出のとおり、議会閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認め、本案4件は議会閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第9、市議第91号 平成27年度伊東市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(中村一人 君)市議第91号 平成27年度伊東市一般会計補正予算(第7号)について説明いたします。議案をごらんください。  まず、条文より申し上げます。第1条は、歳入歳出予算の補正の定めで、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,860万円を追加し、補正後の額を267億8,231万7,000円といたします。第2項におきまして、補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正によることと定めます。  第2条は、繰越明許費の補正の定めで、繰越明許費の追加及び変更は、第2表繰越明許費補正によることといたします。  本補正予算は、国の平成27年度補正予算に盛り込まれた地方創生加速化交付金を活用するとともに、一般財源も投入して、一億総活躍社会の実現に向けた地方創生の本格的な展開と、本市独自の地域経済活性化策を切れ目なく実施するために編成をするものでありますが、交付金の実施計画について、国・県との調整を図ってきましたことから、追加の上程に至ったものでございます。  それでは、補正予算の概要を説明いたします。事項別明細書7ページの歳出をごらん願います。  第2款総務費第1項総務管理費第12目情報管理費は、日本年金機構の個人情報流出事件を踏まえ、国から情報セキュリティ対策の抜本的な強化が要請されていることから、個人情報の流出を防ぐために、LGWAN接続系とインターネット接続系を分割するための委託料等を計上するものであります。  第7款観光商工費第1項観光費第3目宣伝費の事業1は、国の交付金を充当し、日本版DMOを目指す美しい伊豆創造センターによる、伊豆半島が一体となって国内外の観光交流客を迎え入れる体制づくりに対する負担金で、事業2の補正は、地域資源を活用した着地型観光コンテンツの企画開発や、利用者参加型ポータルサイトの構築、訪日外国人向け言語対応ツールの企画開発などを行うための経費の計上で、国の交付金を活用して委託事業として実施するものであります。  第2項商工費第2目商工業振興費は、本市独自の経済対策として、住宅リフォーム振興事業補助金を追加するとともに、国の交付金を財源に、伊豆・いとう地魚王国や伊東ブランド「いとうのいいもの」、伊東お菓子ぃ共和国などの取り扱い商品を一体的に売り込むことで、さらなる伊東ブランドの付加価値の強化、促進を図るため、伊東商工会議所に対する補助金を計上いたします。  第8款土木費第1項土木管理費第30目緊急経済雇用対策費は、平成28年度当初にかけての切れ目のない市内経済対策として、公共施設の小規模修繕を実施するための計上で、本市独自の経済対策であります。  9ページにかけての第14款第1項第1目予備費は、本補正予算の財源を確保するために減額をするものであります。  以上で歳出の説明を終わり、引き続き歳入について説明いたします。事項別明細書5ページをごらんください。  第14款国庫支出金第2項国庫補助金第1目総務費国庫補助金の1節は、国の平成27年度補正予算に盛り込まれた自治体情報セキュリティ強化対策事業に対する国庫補助金の受け入れで、2節は、地域のしごと創生を初めとした一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策に高い効果が見込まれる、総合戦略に位置づけられた先駆性のある事業を対象に交付されるものであります。  第18款繰入金第1項基金繰入金第1目財政調整基金繰入金は、本補正予算の財源とするため、財政調整基金を活用するものであります。  以上、歳入歳出予算の補正の概要について説明申し上げました。  引き続き、第2表繰越明許費補正の説明をいたしますので、議案をごらんください。繰越明許費の補正は、情報セキュリティ強化対策事業を初めとした5件の事業の追加と、商工業振興補助事業の変更を行うものですが、本補正予算に計上した歳出の事業費全てを平成28年度に繰り越すことといたします。  なお、商工業振興補助事業につきましては、さきに議決をいただいた平成27年度一般会計補正予算(第5号)におきまして、平成28年度に繰り越すこととした額に本補正予算の計上額を加える変更を行うものであります。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)これより質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。 ◆15番(鳥居康子 君)8,800万円の補正ということで、1つは緊急経済雇用対策の5,000万円でございますけれども、この関係は、ここ近年ずっとやっていただいている対策事業かなと思いますが、その辺の経過と、この補正の議決後でございますけれども、どういった事業というか、緊急経済雇用対策の具体的な内容を伺いたいと思います。  それと、もう1点でありますけれども、地方創生加速化交付金の関係で、観光商工費にそれぞれ予算が補正されておりますが、国の農水省の考え方について、訪日の方たちの食文化も含めて、これから農水省が認定制度を設けてやっていくということで説明会が5月にあると、新聞に載っておりました。今回の補正と、それから今後、広域で伊豆半島の食文化、また観光ルートと、この地域の海外への情報発信がどういうふうに考えられているか。5月に説明会があるということでございますので、今回の補正も含めて、もしこの伊豆半島の戦略のお考えがあったら伺いたいと思います。以上、お願いいたします。 ◎市長(佃弘巳 君)5,000万円の緊急経済雇用対策費、これは切れ目のない市内の経済対策をしていかなければならないということで、少額、100万円ぐらいの予算を数多く出した中で、地域の社会資本整備に努めていこうということで、これは毎回やっておる予算であります。  それと、もう一つの地方創生加速化交付金は、国のほうが経済対策として、今回も伊豆半島全体でやる1億6,000万円の予算と、その中に伊東市分として4,790万円が入っているわけであります。そこで、全体でやるのには伊東市から1,000万円出して、あと観光誘客宣伝も独自に、また、アンテナショップも伊東市独自で進めていこうということと、伊東ブランド、伊東お菓子ぃ共和国、こういうものに対しても、もっと積極的に伊東のブランドを進めていこうということで、1,000万円の予算、国のほうの地方創生加速化交付金の申請をして認められたわけであります。  また、農林水産業のほうの食の文化、これも日本食が文化遺産になったということで、もう少しインバウンドの人たち、また世界にいる人たちに対して、日本食のすばらしさ、また技術の美しさ、こういうものを農水省としては積極的に進めていかなければいけないということで、今、そういう中では、食材とか、そういうものを、地産地消も絡めた中で、農水省としては、これから日本の国内を初め、世界に発信をしていこうということで、こういう政策をつくって、TPPの問題も対応ができるような、そういう力強い農業、農村づくりの事業にこれから取り入れていこうということで、今、農水省のほうも計画をしていただいておるわけであります。以上です。 ◆15番(鳥居康子 君)ありがとうございます。緊急経済雇用対策は100万円の単位というか、そういう事業規模で地域の修繕等に役立てていくということで承知をいたしました。  後半の農水省中心の食の文化ということで、今後、伊東ブランドの話がありましたけれども、そういうものを中心に、伊豆半島が一つになって、美しい伊豆創造センターが一つ大きな拠点の施設になるかということもイメージいたしますが、こういった国の認定制度に向かって取り組んでいく決意というか、最後に伺いたいと思います。お願いします。 ◎市長(佃弘巳 君)これは地方創生ということで、地方独自のものと広域的にやるもの、この2通りになっておるわけでありまして、伊東市といたしましても、これから伊東市独自のブランド物をさらに育成していくのと、また伊豆半島の広域的なブランド物、こういうものとうまく連携をした中で、大きなパイと小回りのきく演出もしながら、柔軟な対応でこれから国の政策に合ったものをいかにしてうまく取り入れて、これから伊東を初め伊豆の発展のために、国の地方創生加速化交付金、また地方創生の独自性、こういうものの特色を持ったまちづくりをしていく、そのために今回も国のほうで認めていただいたわけであります。 ◆11番(重岡秀子 君)3点ほどお伺いします。まず、情報セキュリティ強化対策事業費のほうですが、マイナンバーに対する情報セキュリティ対策費というのは今までに出されて、一段落したのかなと考えていたんですけれども、今回の国からの予算は計画的なものであったのか、それとも、この時期にこういう形で来るというのは後から加わったものかどうかということが1点。  それから、商工会議所に出す伊東産・地域資源ビジネス推進事業で、1,000万円という予算ですが、これはぬくもーるのことを少し見直して、また同じような形でやるのか、もう少し構想があるのか、ぬくもーるとの違いとかを何か考えていらっしゃるのか、その辺について1点。  もう一つ、緊急経済雇用対策ですが、毎年割とやられているので、特別な意味はないのかもしれませんが、3月議会の補正予算で出されずに、最終日にこの予算が出されるということには何か意味があるのか。財源の問題かもしれませんが、その辺の理由がありましたらお知らせください。
    ◎情報政策課長(森田剛 君)まず初めに、情報セキュリティ強化対策の今回の委託料の部分になりますけれども、これにつきましては、昨年、日本年金機構の個人情報流出事件がございました。それに伴いまして、総務省のほうで、自治体情報セキュリティ対策検討チームというもので対策を検討してきたところになります。この方針が定まりましたので、国のほうで補正予算に計上いたしまして、今回、総務省のほうが、この補助を利用してできるだけ早期にセキュリティ対策を抜本的に強化するようにという意向がございましたので、今回の補正という形で出させていただいたものになります。今までの補助の関係というのは、実際のシステム関係の補助になりますので、今回のものは、そういう流れとはまた別のものとなります。以上です。 ◎観光経済部長(荻島友一 君)2点目の伊東産・地域資源ビジネス推進事業の件でございますけれども、これは、先ほどちょっと市長のほうからも答弁させていただきましたが、伊東ブランドのアンテナショップぬくもーるだけではなくて、伊豆・いとう地魚王国、あと伊東お菓子ぃ共和国、これのワンストップ化を図りまして、今まで個々に情報発信していたものを、ワンストップ化することによって、市内外にこれらのところで取り扱っている商品を一体的にPRしていく事業でございます。具体的には伊東商工会議所への補助事業として実施いたしますけれども、その中で、伊東商工会議所だけではなくて、伊東商工会議所は慶應大学といろいろまちづくりのことで事業を進めておりますので、慶應大学、あと中小企業診断士を初めとした有識者、商業、サービス業、農林水産業、マスコミ等々の市内のいろいろな業界が一つになりまして、伊東産・地域資源ビジネス推進委員会というものを設立いたします。その中で、伊豆・いとう地魚王国、伊東お菓子ぃ共和国、ぬくもーるとの連携を図って、各種イベントへの参加、ビジネスマッチングによる販路拡大、効果的なプロモーションとか共通パンフレットの作成、伊東ならではの包装紙とか手提げ袋、そういうものをつくることによって伊東ならではの宣伝を市内外に発信させていく事業でございます。以上でございます。 ◎総務部長(中村一人 君)3点目の緊急経済雇用対策事業の補正のタイミングというお尋ねかと思います。この事業につきましては、先ほど市長が答弁いたしましたように、どうしても当初予算で発注の空白となる4月、5月を中心に、切れ目のない発注を行おうということで、ここ数年、3月補正で計上させていただいております。今回は国の補正予算に盛り込まれました地域創生加速化交付金の調整が若干おくれたということで、第5号補正に計上することができませんでしたので、今回、第7号になったということで、本市独自の経済対策としても、国の交付金を活用した経済対策と一緒になりまして地域の活性化策に努めていきたい、そういう趣旨で今回の補正に計上させてもらったものでございます。以上です。 ◆11番(重岡秀子 君)わかりました。1点、商工会議所への補助金のほうですが、今のご説明だと、これは特にお店を出すということではなく、幅広い宣伝と理解してよろしいでしょうか。 ◎観光経済部長(荻島友一 君)そのとおりでございます。今回につきましては、個々でやっていた商品に対するPRを一体的にやることによって、より一層ブランドイメージの定着と、稼ぐ力を強化しまして、地域の活性化と、ひいては雇用の創出に結びつけていきたい、そういう事業でございます。以上でございます。 ○議長(宮﨑雅薫 君)ほかに質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。  この際、お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認めます。よって、本案につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。発言を許します。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。市議第91号は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第10、市選第7号 固定資産評価審査委員会委員選任の同意についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。                〔市長 佃 弘巳君登壇〕 ◎市長(佃弘巳 君)市選第7号 固定資産評価審査委員会委員選任の同意について説明いたします。  本市固定資産評価審査委員会委員のうち、伊東市物見が丘4番16号 原 昭三氏は、来る3月31日をもって任期満了となりますが、同氏を引き続き選任したいので、よろしくお願いします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)お諮りいたします。本件は人事案件でありますので、申し合わせにより、直ちに採決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認め、直ちに採決いたします。  市選第7号は、選任に同意することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本件は選任に同意することに決定いたしました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第11、市諮第4号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。                〔市長 佃 弘巳君登壇〕 ◎市長(佃弘巳 君)市諮第4号 人権擁護委員候補者の推薦について説明いたします。  本市における人権擁護委員のうち、伊東市芝町9番1号 安井宏之氏は、来る6月30日をもって任期満了となります。つきましては、後任の委員として、伊東市川奈901番地の2 富永博道氏を推薦したいので、よろしくお願いします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)お諮りいたします。本件は人事案件でありますので、申し合わせにより、直ちに採決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認め、直ちに採決いたします。  市諮第4号は、推薦に同意することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本件は推薦に同意することに決定いたしました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第12、市諮第5号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。                〔市長 佃 弘巳君登壇〕 ◎市長(佃弘巳 君)市諮第5号 人権擁護委員候補者の推薦について説明します。  本市における人権擁護委員のうち、伊東市八幡野975番地の11 小林洋子氏は、来る6月30日をもって任期満了となります。つきましては、後任の委員として、伊東市吉田555番地の3 三浦秀子氏を推薦したいので、よろしくお願いします。 ○議長(宮﨑雅薫 君)お諮りいたします。本件は人事案件でありますので、申し合わせにより、直ちに採決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認め、直ちに採決いたします。  市諮第5号は、推薦に同意することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 〔賛 成 者 挙 手〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)挙手全員であります。よって、本件は推薦に同意することに決定いたしました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第13、発議第9号 伊東市議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。               ───────────────                                     発議第9号    伊東市議会委員会条例の一部を改正する条例  標記のことについて、別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。                                平成28年3月18日  伊東市議会議長 宮 﨑 雅 薫 様                               伊東市議会議員                                 井 戸 清 司                                 稲 葉 富士憲                                 長 沢   正                                 鈴 木 克 政                                 重 岡 秀 子                                 杉 本 一 彦                                 山 口 嘉 昭                                 横 沢   勇               ………………………………………    伊東市議会委員会条例の一部を改正する条例  伊東市議会委員会条例(昭和50年伊東市条例第31号)の一部を次のように改正する。  第2条第2項第1号中「消防本部の所管に属する事項」を削る。    附 則  (施行期日) 1 この条例は、平成28年4月1日から施行する。  (経過措置) 2 この条例の施行の際現にこの条例による改正前の伊東市議会委員会条例(以下「改正前の条例」という。)の規定により総務委員会の委員長、副委員長又は委員に選任されている者は、この条例による改正後の伊東市議会委員会条例(以下「改正後の条例」という。)の規定により総務委員会の委員長、副委員長又は委員に選任された者とみなし、その任期は、第3条第1項の規定にかかわらず、改正前の条例の規定により選任されている委員の残任期間とする。 3 この条例の施行の際現に改正前の条例第2条に規定する総務委員会において審査又は調査を継続している事件は、改正後の条例第2条に規定する総務委員会に継承されるものとする。               ─────────────── ○議長(宮﨑雅薫 君)この際、お諮りいたします。本案及びこの後議題となります発議第10号の2件につきましては、各派及び会派に所属していない議員全員による共同の提出でありますので、申し合わせにより説明から質疑、討論までを省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認め、直ちに採決いたします。  発議第9号は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認めます。よって、発議第9号は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)  △日程第14、発議第10号 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書を議題といたします。
                  ───────────────                                    発議第10号    児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書  児童虐待防止対策の抜本強化を求めるため、別紙意見書を内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、国家公安委員会委員長、衆議院議長及び参議院議長に提出するものとする。                              平成28年3月18日提出                               提  出  者                                伊東市議会議員                                 井 戸 清 司                                 稲 葉 富士憲                                 長 沢   正                                 鈴 木 克 政                                 重 岡 秀 子                                 杉 本 一 彦                                 山 口 嘉 昭                                 横 沢   勇               ………………………………………           児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書  本年1月の埼玉県狭山市における3歳女児の死亡事件や、東京都大田区での3歳男児の死亡事件など、児童虐待により幼い命が奪われる深刻な事態が続いている。  家庭や地域における養育力の低下、子育ての孤立化や不安・負担感の増大等により、児童虐待の相談対応件数は増加の一途をたどり、複雑・困難なケースも増加している。こうした現状に鑑み、政府は昨年12月、すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクトにおいて「児童虐待防止対策強化プロジェクト」を策定した。  政府においては、同プロジェクトで策定された施策の方向性を踏まえ、児童虐待発生予防から発生時の迅速かつ的確な対応、自立支援に至るまでの一連の対策強化のため、早期に児童福祉法等改正案を国会に提出するとともに、下記の事項についても速やかに実施するよう強く要請する。                     記 1 児童虐待の発生を予防し、妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を実現するため、「子育て世代包括支援センター」を法定化し、全国展開を図ること。また、孤立しがちな子育て家庭へのアウトリーチ支援を強化するため、子育ての不安や悩み等を抱える家庭への養育支援訪問事業や、ホームスタート(家庭訪問型子育て支援)事業を全ての自治体で実施できるようにすること。 2 児童相談所全国共通ダイヤル189のさらなる周知を図るとともに、児童相談所につながるまでに数分かかっている実態等を早急に見直し、通報しやすい体制を整えること。また、通報に対し、緊急性の判断や関係機関との連携を的確に行える体制整備にも努めること。 3 児童虐待が発生した場合、迅速かつ的確な初期対応が行われるよう、児童相談所の体制や専門性を抜本的に強化すること。特に児童福祉司、児童心理司、保健師等を初め職員配置の充実、子供の権利を擁護する観点等から弁護士の活用等を積極的に図ること。 4 学校や医療機関、警察等関係機関における早期発見と適切な対応を図るため、児童相談所と関係機関との間における緊密な連携体制を再構築すること。特に、警察と児童相談所においては、虐待の通報を受けた場合、虐待の有無にかかわらず、情報共有を図ること。また、一時保護等において警察と児童相談所が共同対応する仕組みを全国で構築すること。 5 一時保護所における環境改善を早急に図るとともに、量的拡大を図ること。また、里親や養子縁組を推進し、家庭的養護のもとで子供たちが安心して養育される環境を整えること。 6 被虐待児童について、18歳を超えても引き続き自立支援が受けられるようにするとともに、施設退所後や里親委託後の児童等に対し、きめ細かなアフターケア事業を全国で実施すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。                                平成28年3月18日                  伊 東 市 議 会               ─────────────── ○議長(宮﨑雅薫 君)直ちに採決いたします。  発議第10号は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮﨑雅薫 君)ご異議なしと認めます。よって、発議第10号は原案のとおり可決されました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)以上をもって日程全部を終了いたしました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)閉会に際し、伊東市議会を代表いたしまして一言申し上げます。  この3月末をもって退職されます健康福祉部長を初め、各部長職、課長職、職員の皆様におかれましては、長い間、市政発展と市民福祉の向上のため、ご貢献、ご尽力を賜りましたことに対しまして敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げます。今後におきましても、健康には十分に留意され、それぞれ一人の市民として、これまでに培ってこられた見識や経験を地域の中で生かしていただき、市政発展のためご助力いただきますことをお願い申し上げますとともに、ご多幸をご祈念申し上げます。ありがとうございました。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(宮﨑雅薫 君)これにて市議会3月定例会を閉議、閉会いたします。                午後 1時39分閉会               ───────────────          以上のとおり会議の次第を記録し、ここに署名する。                         平成  年  月  日                 議     長     宮 﨑 雅 薫                 会議録署名議員     中 島 弘 道                             佐 藤 龍 彦                             井 戸 清 司...