伊東市議会 2012-09-11
平成24年 9月 定例会-09月11日-05号
第14 市認第11号 平成23年度伊東市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
第15 市認第12号 平成23年度伊東市
介護老人保健施設特別会計歳入歳出決算
第16 市認第13号 平成23年度伊東市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
第17 市認第14号 平成23年度伊東市
病院事業会計決算
第18 市議第10号 平成23年度伊東市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について
市認第15号 平成23年度伊東市
水道事業会計決算
●会議に付した事件
議事日程と同一。
●
出席議員(22名)
1番 掬 川 武 義 君 2番 重 岡 秀 子 君
3番 森 篤 君 4番 浜 田 修一郎 君
5番 榎 本 元 彦 君 6番 佐 山 正 君
7番 横 沢 勇 君 8番 杉 本 一 彦 君
9番 鳥 居 康 子 君 10番 長 沢 正 君
11番 楠 田 一 男 君 12番 井 戸 清 司 君
13番 佐々木 清 君 14番 西 島 彰 君
15番 四 宮 和 彦 君 16番 鈴 木 克 政 君
17番 浅 田 良 弘 君 18番 稲 葉 正 仁 君
19番 稲 葉 富士憲 君 20番 三 枝 誠 次 君
21番 宮 﨑 雅 薫 君 22番 土 屋 進 君
●説明のため出席した者
市長 佃 弘 巳 君
副市長 石 井 勇 君
副市長 原 崇 君
企画部長兼
危機管理監 鳥 澤 秀 壱 君
企画部行政経営課長 杉 本 仁 君
同
情報政策課長 三 間 雅 之 君
理事 水 口 秀 樹 君
総務部長 若 山 克 君
総務部財政課長 中 村 一 人 君
同
課税課長 杉 山 勝 二 君
同
収納課長 浜 野 義 則 君
市民部長 野 田 研 次 君
市民部環境課長 石 井 裕 介 君
同
保険年金課長 森 田 剛 君
健康福祉部長 山 木 勇 一 君
健康福祉部次長兼
健康医療課長 露 木 義 則 君
同
高齢者福祉課長 下 田 信 吾 君
観光経済部長 三 好 信 行 君
観光経済部観光課長 堀 野 順 章 君
同
産業課長 荻 島 友 一 君
同
競輪事業課長 冨 士 一 成 君
建設部長 佐 藤 活 也 君
建設部建設課長 萩 原 俊 幸 君
同
都市計画課長 山 田 隆 一 君
会計管理者兼
会計課長 小 林 恵 子 君
上下水道部長 藤 原 一 德 君
上下水道部下水道課長 鈴 木 雅 文 君
同
水道課長 白 鳥 謙 治 君
消防長 森 一 君
消防本部予防課長 山 本 竜 也 君
教育長 佐々木 誠 君
教育委員会事務局教育部長 鶴 田 政 利 君
同次長兼
教育総務課長 鈴 木 健 支 君
同
教育指導課長 小 田 靖 久 君
同
幼児教育課長 泉 將 好 君
代表監査委員 谷 口 豊 君
監査委員事務局長 三 好 尚 美 君
●
出席議会事務局職員
局長 松 永 勝 由 局長補佐 小 川 真 弘
主査 富 岡 勝 主査 稲 葉 育 子
主事 鈴 木 穂 高
会 議
午前10時 開議
○議長(土屋進 君)おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
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○議長(土屋進 君)この際、申し上げます。当局から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。
◎
総務部長(若山克 君)おはようございます。
議案審議に入る前の貴重な時間に説明の機会をいただき、ありがとうございます。本定例会に提出の平成23年度
市政報告書の一部に誤りがあり、本日、文書で通知をさせていただいたところでございます。先日の
議案訂正に引き続き、大変ご迷惑をおかけいたしまして、まことに申しわけございませんが、よろしくご了承の上、お取り計らいいただきますようお願いいたします。申しわけございませんでした。
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○議長(土屋進 君)これより議事に入ります。
△日程第1、市議第7号
伊東市立さくら保育園条例の一部を改正する条例を議題といたします。
この際、申し上げます。本案及びこの後議題となります条例1件、発議案1件、
単項議案2件、
補正予算3件の議案に係る説明につきましては、既に8月30日の本会議において終了いたしております。また、これら議案のうち市議第9号を除く議案7件及び各
会計決算11件につきましては、
委員会付託議案でありますので、質疑は大綱にとどめられますようご協力をお願い申し上げます。
これより質疑に入ります。発言を許します。
◆2番(
重岡秀子 君)これは法律の改正による条例の改正のように見受けられますが、参考書の9ページに、
児童デイサービス事業が廃止され、そして
児童福祉法で定める
指定児童発達支援事業となったための改正というふうに書かれていますが、ここで実際に障がい児の方が受けられている
さくら保育園のサービスの内容に変化はなかったのかということと、いい意味でも悪い意味でも、この
条例改正が、今後、
さくら保育園の内容に変化をもたらすことがあるのか、その辺についてお聞きしたいと思います。
◎
教育委員会事務局教育部長(鶴田政利 君)この
条例改正によりまして、
さくら保育園に通われている方、子供さんも含めてですけれども、対応につきましては全然変化はございません。今後につきましても変化はないという認識でございます。以上です。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市議第7号は、
常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第2、市議第8号 伊東市
火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。発言を許します。
◆8番(
杉本一彦 君)ちょっと確認させていただきたいんですが、この
急速充電設備ということでありますが、今現在、市内においてこの
急速充電設備が設置されているところはどれぐらいあるのか、また、ないのか確認させてください。
◎消防長(森一 君)ただいま消防で確認しておりますのは1件でございます。以上でございます。
◆8番(
杉本一彦 君)この条例のちょっと骨格にかかわることだと思うんですが、私の勘違いだったら申しわけありません。この2の(4)の経過措置のところに、「この条例の施行の際現に設置され、又は設置の工事がされている
急速充電設備のうち、改正後の伊東市
火災予防条例第11条の2の規定に適合しないものについては、同条の規定は、適用しない。」とあります。現在1件あって、12月1日に施行ということです。ということは、その12月1日までに設置すれば、この規定は適用しないということですから、ここまでやらなくてもいいということですよね。済みません。お願いします。
◎消防長(森一 君)そのとおりでございます。
◆2番(
重岡秀子 君)これは
電気自動車が普及する中で、その
充電装置に対する安全の基準を定めるというか、消防のほうで点検の対象にするということなんでしょうか。その辺と、これが必要になったというか、こういう改正をしないと危険があるのか、何か
メーカー側でこういうことというのは、ある程度安全について考えて製造するような気もするんですけど、
火災予防条例の中でこの条例をつくらなければならない意図みたいなことがわかったら教えていただきたいんですが。
◎消防長(森一 君)さきにも説明させていただきましたとおり、
対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに
対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令が改正されたことに伴いまして、条例ですから、
消防本部でも、本市として必要かどうかというようなものを検討させていただきました。その中で、やはり全国的に当然この基準に基づいて改正するわけでございますので、本市も必要だろうというような判断をいたしました。本質的に、これは点検云々ではなくて、工事の際にこの基準でやっていただくというようなことで、先ほど
杉本議員からの質疑がございました1件でございますが、私たちが認識しているのは、この基準のとおりになっているというようなことで認識しております。以上でございます。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市議第8号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第3、発議第3号 伊東市
ペット火葬場等の設置等に関する条例を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。発言を許します。
◆21番(
宮﨑雅薫 君)この
条例制定に関することで何点かお伺いをしたいと思います。
まず、
条例制定に至る経過について、今この条例を制定する必要性は何であるのか。制定希望の市民はどのような方で、また、そのような方々の意見はどのようなものか。
もう一点は、
市内全域の市民の意見をどのようにとらえているのか、発議者にお伺いいたします。
◎19番(
稲葉富士憲 君)今回の事案なんですが、実際にこういう
ペット火葬施設等を建設するという情報がありまして、実際には葬儀場として建設されておりますが、その
周辺住民が、こういうものがつくられると大変困るというようなことで、私のほうに要望がありました。その中で、現在伊東市にはこのような建物をコントロールするような条例はないということで、その方たちから、ある意味で
ペット火葬場等の設置について住民の説明会とか、ある程度住民のコントロールのもとに置けるような条例をつくってほしいと、そのような要望がありまして今回の提出になりました。この条例案につきまして、
周辺自治会の方たちとも話し合いを行いまして、その方たちからも、ぜひそのようなものをつくってほしいという要望がございまして、つくらせていただいたんですが、この
条例自体が
周辺住民と建設しようとする事業者との間の利害調整を図るという趣旨がございますので、これは
市内全域にわたって適用される可能性があると、市民の利益になるのではないかと、そのような判断をしまして、この
条例提出に至ったところであります。
◆21番(
宮﨑雅薫 君)ありがとうございました。条例を制定するような経過というのは、今お伺いしたわけなんですが、では、なぜ条例なのか。条例と法令の関係ということになると、
建築基準法やこういった動物なんかの場合だと廃棄物の処理及び清掃に関する法律や
悪臭防止法、
大気汚染防止法などの関連する法律というのがあろうかと思います。それらの法律との整合性、あるいは条例でなくて伊東市の
建築基準の土地利用の
指導要綱ですとか、そういった
指導要綱があろうかと思います。そういったものとの整合性というのはどのようにお考えになったのかお尋ねをいたします。
◎19番(
稲葉富士憲 君)関連法規との整合性なんですが、こういう
ペット火葬施設を制限するといいますか、コントロールしようという法令等は存在しないということになります。全国的に見ますと、
ペット火葬場等を制限する条例というのは多くの市町に見られます。静岡県下におきましては牧之原市がそのような条例を制定しております。また、練馬区、板橋区、東京都の多くの区ではこのような条例が置かれております。
それと、関連法なんですけれども、私どもとしては、そのような具体的な事例があるために抵触しないという判断をしたところであります。
大気汚染防止法等なんですが、実際に被害が起こってから訴訟を起こすとか
損害賠償等を請求するというようなものが多くを占めておりまして、今回のように建築するときからある程度制限を加えるというのは、
ペット火葬場等に限ってはないと判断しています。
◆21番(
宮﨑雅薫 君)そのような説明で何となくわかったような、わかんないような、コントロールするような法令はないということですけれども、では、この条例をつくり、市長が許可するということなんですが、その辺の効力というのは、法令でコントロールできないものを条例でどのように効力を生じさせるとお考えになっているのか、その点をお伺いさせていただきます。
◎19番(
稲葉富士憲 君)済みません。ちょっと答弁漏れがあったようです。伊東市の
許可基準といいますか、
建築指導要綱、そのあたりとの整合性ということなんですが、
指導要綱というものはあくまでもお願いということになっておりまして、それを守るか守らないかは業者側に任されているわけです。ある意味強制はできないということになります。今回の条例なんですが、やはり許可制とはいいながら
強制的手続、罰則等は、基本的には公表するという手だてだけでありまして、ないわけです。今回の条例としては、罰則を設けはしませんでした。その辺が、やはり建設しようとする業者と
近隣住民とのよい関係を保つための一番適当な規定の仕方ではないかと判断したわけですが、強制するという意味での
公表制度について、私たちはこんなことを考えました。つまり、今回、
ペット火葬場等の条例をつくることにより、この条例に違反して建設をしようとする業者は
条例違反の業者だというふうに認識できるわけです。そうしますと、
周辺住民は、この
条例違反によって公表された業者等について、
条例違反ではないかというふうに非難をすることができるわけです。そういう非難する根拠を与えるというのが1つの大きな条例のねらいと言えます。
このような非難する、あるいは業者の名前が公表されることによって、
周辺住民は、この業者は危ないねとか、この業者はちょっとおかしいねと、そういう判断をするのではないかと思います。そうした場合に、今は
コンプライアンスの時代ですから、周辺の消費者は、この施設は利用しないようにしようと、そのような判断に至るのではないかと、その効果を期待して、我々は公表するという部分が罰則として有効ではないかと判断したわけです。
◆21番(
宮﨑雅薫 君)最後の4回目の質疑をさせていただきます。
指導要綱は任意のもので、業者が守るか守らないかわからない。この条例を制定することによって、そういった意味で
公表制度によってある程度の制限があるということなんですが、
罰則規定がないということになると、
工事着手前に計画なんかをこの条例に基づいて出さなくたって何ということはないじゃないかというような、
コンプライアンスということがありましたけれども、実際に過去、私は大店法という大型店の出店に関する法律のときに、出店調整の
窓口担当者としてやっていましたけれども、そういった
指導要綱の中、法律の中ででも申請を逆に受理しないとか、そういった申請は500㎡以上のものが法律にあったんですが、伊東市の場合は200㎡以上499㎡未満というような
指導要綱を持っていました。その
指導要綱を持っていたために業者に、そういったものは営業妨害だ、だとしたら、市と
商工会議所を訴えるぞというような、そういった言葉も聞いたことがあります。逆にこういった
罰則規定もない、あるいは業者の
コンプライアンス任せだというようなことになると、その辺の捕捉というのがますます煩雑になって、
事務負担というのも大きくなってしまうんではないかというような懸念があるんですが、その辺のお考えを最後にお伺いして、質疑を終わらせていただきます。
◎19番(
稲葉富士憲 君)この
条例制定の経緯となった事例も先ほどお話ししましたが、
周辺住民の目というものがございます。ある程度大きな建物を建てようとする、あるいは業者が何かをしようとした場合、
周辺住民は、やはりどのような建物かということで興味を持ちます。そうした住民の関心の目というのが1つのそういう業者を防ぐ手だてになるのだと私は思います。その上、あえて
条例違反を犯そうとする業者、そのこと自体が、先ほど言いましたけれども怪しい業者、あるいは排斥すべき業者として市民が認識するということで、この条例を守らせようということになるかと思います。
◆8番(
杉本一彦 君)今の答弁の中にもあったんですが、全国の自治体でこの
ペット条例、いろいろなところであるんですが、静岡では、私が調べたところ、先ほども出ました牧之原市にあるんです。この条例の中の表現なんですが、今回出されたこの条例に関しては、「焼骨を納骨する設備を有する施設で
ペット焼却炉を有しないもの(以下「
ペット霊園等」という。)」とあります。牧之原市なんかですと、同じ静岡でありながら、
ペット霊園というものは何かというと、焼却炉がある施設ということなんですね。全国にいろいろあると思うんですけど、私はあえて言うなら、もし静岡で先にそういったものがあるんであれば、なるべくそういった表現みたいなものは合わせていくべきというのがわかりやすいなと思うんですが、表現をあえて変えた理由というのはあるんですか。
◎19番(
稲葉富士憲 君)あえて変えたという理由は特にはないですね。ただ、条例の中でこの言葉を第2条で定義していますので、条例の中だけで通用する言葉というふうに理解していただいたほうがいいのではないかと思います。伊東市だけに適用されるのが条例でありますので、ある意味、その他の市町との用語を合わせるという必要性を、この条例をつくった当時に感じなかったというのが正直なところです。
◆2番(
重岡秀子 君)一番最初の宮﨑議員の質疑と似ているんですが、やはり私もこの条例については、ちょっと調べたところ、条例という形でやっている自治体が50以上あり、さらに、
指導要綱ということで定めているところもかなりあって、ということは、全国的に見てこういうような規制が、特にペットの
火葬場等については特別につくらなければならない、そういう状況があるんじゃないかということは全国的な状況から見ても明らかです。しかし、これを
議員提案で条例を出したということについては、私は議員が条例をつくっていく力を持つということとか、伊東のようなこういう観光地や保養地で独自の条例をつくっていく必要性とか、それから、市民の皆さんのいろいろな要望で、議員がそれを達成しようと思って動く、こういうことに対しては大変敬意を払いたいと思うんですが、実際に
議員提案でこういう
まちづくり条例に類するものが成立していった件数というのは、残念ながらまだ全国的に見て少ないということで、多くのまちで市民の要望によって行政がこの条例をつくっているところが多いというように感じます。
それで、どうしても議員がつくる条例として提案されたところに至るには、その過程があったと思うんですよ。そのことについて、先ほど余り丁寧に話されませんでしたので、もう一度その辺をお聞きしたいんですが、どれぐらい住民の切実な声があったのか。都会などでは、ある日突然火葬場が家から数メートルのところにつくられて、悪臭とか異臭で大変困ったという例もあるようなんですが、そういうことにかんがみて、どういう声があったのかということと、私の聞いたところでは署名運動をやったり、その署名を持って行政にも働きかけたりというようなことも聞いていますが、その辺のことについて、もう少し丁寧に経過についてお話ししていただきたいと思います。
◎19番(
稲葉富士憲 君)先ほどもお話ししました事例なんですけれども、ある日、ある程度の大きさの建物が建設されると。
周辺住民のところに設計図が回りまして、その設計図の中に
ペット火葬施設がついているということで、
周辺住民が、これは大変なことだということで、ある意味問題視したということになります。その話を私のところに言ってきまして、皆さんと話し合ったところ、皆さん、何とかこういう施設を制限するものをつくってほしいというような意向があったものですから、つくったということになるんですが、その前には、行政側に、このような条例をつくってほしいというお願いをしようという話になりまして署名活動を行いました。それが1カ月に満たない期間で3,000人ちょっとの署名が集まったんですが、提出はしましたが、余り必要性を認められないということでした。そういうことでしたら、我々議員側から提案して、もう一度諮っていただきたいというか、やりましょうというようなことになったというのが経緯です。そういった意味で、住民の方の要望というのは十分酌んでいると私は判断しております。
◆2番(
重岡秀子 君)これが、例えば議会で条例というのは過半数で可決された場合、実際にそれをやっていくのは行政なわけですよね。それで、今の
稲葉富士憲議員の答弁だと、条例をつくってほしいという署名を持って、
最初行政に働きかけたけれど、行政のほうとしてはどういうような答弁をされたかということはわかりませんが、それがどうもできそうもないということでやられたということですが、これについて、署名を持って市長さんなり行政の方に働きかけられた時点で、行政側としては、検討していこうと考えられたのか、最初から、とてもこれは伊東市に合わないんじゃないかと考えられたのか、その辺のことについてお聞きしたいんですが、これは行政、市長、お願いしたいと思います。(「発議者でいいじゃん」と呼ぶ者あり)でも、これはそういう経過があったから
議員提案にしたということなんで、その辺のことについてお聞きしたいと思います。
◎20番(三枝誠次 君)お答えをいたします。
発議者のほうから出されている案件でございますので、発議者から答弁をさせていただきますけれども、お願いに行ったときに、今時点でそれほどの必要性を感じなかったというのが現実であったように思います。しかし、こういう提案をすることによって、当局側が逆に動くという場合もあるでしょうから、一つの引き金になる可能性は高いというふうに考えております。したがいまして、議会にも条例提案権があるわけでございますので、しっかりとした議会からの提案を受けてもらって、当局側のほうも将来的に必要であるということで考えられるようであれば、この条例を一度取り下げてももちろん構わないというふうに思っております。当局側のほうの考え方を少し動かすという意味で提案をさせていただいております。
◎市長(佃弘巳 君)このペットの火葬場、また集会場、そういうものをつくるということで陳情が来たわけであります。行政といたしましては、そういう中では、条例をつくる場合には上位法、法律、そこらをやはりしっかりと見ていかなければならないわけでありますので、そこらと照らし合わせたときに、法律の中でペット火葬場ということで限定をしてつくることが、ペットというものが載っていないわけであります。ですから、そういう中でこの条例をつくっても、上位法の法律の中でどんどん押されてくると、土地利用も同じですが、伊東市としては法律に基づいてやってきたものは受理しなければならない。そういう中で、受理をしても条例にそういう規制があるからだめですといっても、法律でそういう規制がない場合には訴訟問題になったとき、伊東市のほうが負けてしまう可能性が多いわけであります。ですから、土地利用におきましてもお願いをする、そして紳士協定を結んでいかなければならないわけでありますし、今回のペット火葬場の条例、こういうものもやはり紳士協定の中で物事を進めていかざるを得ないのが地方自治体の大変苦しいところでありますので、そういうものはやらないということでなくて、上位法の検討をする中で、法律に抵触をするおそれがあるもの、そういうものも慎重に検討したわけでありますので、法律に基づいて、法律の中で各地方自治体が条例を制定していかなければなりません。ですから、国が法律を変えたときには、伊東市も納得がいかなくても条例を提案していかなければならない大変苦しい立場もあるわけでありますので、そこらを我々はしっかりと勉強した中で、協議もした中で、そのペット火葬場の条例というのが、やはり条例にそぐわないのではないかというような結論を出して今日まで来ておるのが実情であります。以上です。
◆2番(
重岡秀子 君)上位法との関連で、この条例が本当に効力を発揮するかどうかということに関しましては、市長が答弁されたようにいろいろ難しい面もあると思うんですが、とにかくこういう今まである法律を超えて規制をするような条例をつくるときには、やはり市民の世論というか、市民の意見とか、私たちも条例をここで審議するに当たっては、どれぐらいの方たちのどういう思いがある、また、いろいろな別の立場の人たちの考えもあるということをさまざまに考えていかなければならないんじゃないかと思うんですよね。
それで、大変興味深いんですが、県内で島田市が実は市の霊園の中にペットの火葬場をつくって、きのうちょっと島田市のホームページを見ましたら、3,150円で、市民が亡くなられたときには無料なんですが、このペットに関しては市の斎場で有料でそういう処理をしているというふうなこともありました。ということは、市民の中にペットを大事にする気持ちから、そういう要望も逆にはあるんじゃないかということもあると思うんですね。だから、いろいろ
周辺住民は、自分の家のすぐそばにある日突然何の相談もなく斎場とか火葬場をつくられたら嫌だという思いと、それから逆に、だけど一般的には市民の中にそういう火葬場なり霊園を望む、そういう世論もあるんじゃないかと思うんですよね。それで、やはりこういう条例をつくるときには、また、それから業者の皆さんとか、これは南部だけの問題じゃなくて、条例をつくると伊東市全体にかかわってきますので、いろいろな立場の人の意見を聞きながら、公正で平等というか妥当な条例だというものにしていかなければならないんじゃないかと私は思うんですね。
だから、そういうところで発議者にお聞きしたいんですけど、反対側というか、つくってほしいという、こういう施設は必要じゃないかというような方とか、あるいは業者の皆さんとか、さまざまな立場の人たちの意見をどれぐらい聞いたかということもお聞きしたいんですけど、いかがでしょうか。
◎19番(
稲葉富士憲 君)こういう発議をしようと検討している私のところに、反対者というのはそれほど意見を寄せては来ないという認識がございます。ただ、ペットの火葬場とか霊園等だけをなぜ規制するのかと、そのような電話を受けたことはございます。その方には、これは規制しているんじゃなくて、建てようとする方と
周辺住民との間の利害の調整を図る条例であって、禁止しようとしているわけじゃないという説明をさせていただきました。それと同時に、人の火葬場と霊園とを営業する場合には県知事の許可が要るわけです。各県の許可の施行規則を見ますと、
火葬場等が人家等ふくそう地から500m以上離れていなければならないとか、それから霊園等については200m以上、人家等ふくそう地から離れていなければならないと、そういうような規定を定めているところも多いということがわかりました。そう考えますと、人間の火葬場と、それからペットの火葬場とを比較して、ペットの
火葬場等にこの程度の規制のある意味の制限を加えても、それほど不思議ではないなという判断はいたしました。以上です。
◎20番(三枝誠次 君)上位法との関係の話がありました。当然、条例につきましては法律の範囲内において定めるということに決まっておりますので、我々としては法律の範囲内で定めたというふうに思っております。
◆2番(
重岡秀子 君)それでは、ちょっと具体的なことでお聞きしますが、皆さんがモデルにした割と似ている板橋の条例の中では、ペットの火葬施設から人が住む家まで50m離すというような――半径50mということですよね。そういうような火葬施設ですよね。火葬場じゃなくて、実際に火葬する、焼却する炉から半径50mというふうな、板橋ではそういうことをやっていますが、それだと板橋の場合、直径100mですよね。そういう土地はないということから、実際には板橋区の中にはこの施設は禁止、だから、その50mという規制を設けることによって、そこからは閉め出すというような結果になっているというふうなこともネットのコメントでは書かれていました。ここで、今、条例の提案者たちは、この焼却施設については人家から100mという規制を設けて提案されているわけですけど、これの根拠というのはどういうところにあるのか。専門家なり、自分たちの考えなのか、それともいろいろなところの土地を仮定して考えられたのか、100mの根拠についてお伺いしたいと思います。
◎19番(
稲葉富士憲 君)板橋区で50mというのはよく知っております。ただ、この伊東市という地域を考えますと、非常に広い土地があるということは言えると思います。当然ですが、100mという距離をとってもそれほど制限することにならない、そのような判断を私どもはいたしました。
なぜ100mなのかと言われたら答えようがないというと変ですが、全国的な距離規制を見ますと、50mがあったり、100mがあったりとさまざまです。その中で100mを選ばせていただいたというのが私どもの100mに至った理由ということです。
◆8番(
杉本一彦 君)私は今の段階で、こういった
ペット条例を伊東でつくっていくこと、そのものには賛成しているんですけど、この条例をつくろうと思ったきっかけのところの話を聞いていて思ったんですが、もともとは八幡野のある部分にペットの焼却炉ができるという話が出て、近所の人が心配して、そういう声が上がったというところから始まったと思うんです。でも、この条例を見ていると、ペットの火葬炉を有する霊園も、ペットの火葬炉を有しないそういった霊園も、本当に霊園というのは必ずしも土地利用に係るほど大きなものだけとは限りませんから、ペットの火葬炉を有しない小さな規模の霊園まで規制することになると思うんですよね。
ただ、今やっぱり対島地区のほうなんかも本当にペットを愛する人が多くて、ペットの霊園や、そういった火葬炉ではない埋葬施設みたいな、それがまた小さな規模であれば、大きな規模は当然土地利用で審議すればいいと思うんですが、小さな規模まで規制してしまうことになると思うんですが、そういった部分の件といいますか、そういった部分は、それはもうしようがないなという形でつくられたんでしょうかね。
◎19番(
稲葉富士憲 君)この
ペット火葬場等に関する条例なんですが、この10条を見ていただくとわかるんですが、10条の1項と2項というのがございます。この1項というのは、
ペット火葬場等、つまりペットの火葬炉を有する施設と、それから有しない施設、すべてが満たすべき基準ということになっております。この部分には100m以上離れているということの制限は加えておりません。この「建物、装置、工作物等は敷地境界より1.5メートル以上離れた場所に設置すること。」とか、この1号から9号までの各号については、それほど規制するといいますか、制限を加える条文ではないと思います。ある意味で常識をここに掲げているというふうに思えるわけです。つまり、景観上の配慮とか、それから余り外から見通せないようにするとか、そういう配慮を求めているわけでありまして、そこに該当するペットの火葬炉を有しない施設を建設することは、そんなに難しいことではないと私は判断しておりますが、いかがでしょうか。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
発議第3号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第4、市議第9号 静岡県
後期高齢者医療広域連合規約の変更についてを議題といたします。
直ちに質疑に入ります。発言を許します。
◆3番(森篤 君)少し教えていただきたいんですが、この広域連合の規約変更に関する議題なんですが、これが関係する自治体で同じような時期に同時に行われているんじゃないかなというふうに思います。それで、
伊東市議会については、当然ですけど伊東市長が提案するんですが、ほかの自治体についてはほかの首長さんが議会に提案していると思うんですが、その各自治体の首長さんに、どういう経過で改正しましょうねということを言い出しっぺといいましょうか、その広域連合としての初めの意思を示すのはだれなのか、あるいはどういう機構といいましょうか、どういう仕組みの中で初めの意思を示しているのかということを教えてください。
◎
市民部長(野田研次 君)これにつきましては、後期高齢者医療広域連合の事務局長のほうから、今回、外国人登録法等の改正があって、規約の中にそういった外国人登録に関する表記があるので、それについての修正が必要になるということで、各市町にそれぞれの議会での議決をお願いしたいというようなことで連絡が届いております。以上でございます。
◆3番(森篤 君)そうすると、今の話の中ですと、全く事務的な話の中で初めの意思が決定をされているようにも感じるんですけれども、実際の事務手続上はそういうことだろうなとは思うんですけれども、行為としては何がしかの広域連合を代表する方なのか、部分なのか、そういう方が各市長さんに初めの提案をするという行為があってもしかるべきなのかなというふうには思うんですが、規約上は事務局長さんが各首長さんに連絡をするということでよしという規約になっているんでしょうかね。
◎
市民部長(野田研次 君)広域連合の規約ということになりますので、広域連合長が各市町の首長にそういった依頼をするということになります。以上でございます。
◆3番(森篤 君)わかりました。そうすると、事務局長が事務的なということではなくて、手続はそうかもしれないけど、広域連合の長が初めに自治体の首長さんにそういうアクションを起こすという、そういう手続の流れの中だということですね。うなずいていますから、そういうことですね。
それから、もう一つなんですけども、自治法の291条の3第3項の協議を行うためということで、自治法を読んだんですけれども、私の考え方が、そこ違うよということだったら指摘をしていただきたいんですが、その291条の3の3項というのは、「広域連合は、次条第1項第6号又は第9号に掲げる事項のみに係る広域連合の規約を変更しようとするときは、関係地方公共団体の協議によりこれを定め」と、こういうことになっています。その次条の6号、9号が、読みますと、6号が広域連合の事務所の位置、それから9号が広域連合の経費の支弁の方法、これについて変更を加えようとするときにはいろいろ協議をしなさいよというふうに私は理解をしたんですが、今回の実際の変更の内容が、この事務所の位置だとか支弁の方法だとかということとどうかかわるのかということを教えていただきたいと思います。私のその条文の読み方が間違っていたら、そこはこうですよというふうに教えてもらいたいんですけど。
◎
市民部長(野田研次 君)特に条文の見ていただいた箇所について、それで結構だと思います。自治法の291条の3の3項の、広域連合は、6号または9号ということで、ここの9号に係る部分の広域連合の経費の支弁の方法というところで、広域連合の運営費を規定しております規約の別表の中に、そういった先ほど申しました外国人登録法の改正による記載がございましたので、そこに該当するということで、今回の議決をお願いするという経過に至っております。以上でございます。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)ご異議なしと認めます。よって、本案につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。市議第9号は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛 成 者 挙 手〕
○議長(土屋進 君)挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第5、市議第11号 平成24年度伊東市
一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は歳出から順次行います。
まず、第2款総務費、第3款民生費及び第4款衛生費の3款について質疑を行います。発言を許します。
◆2番(
重岡秀子 君)総務費のところでお聞きします。総務費の中に財政調整基金がありますが、今までの審議の中で財政調整基金へ実質収支の2分の1を積み立てるというような法律があるということなんですが、実際に本決算のほうでは財調は4億9,800万円になっているわけで、昨年のこの9月議会で2億3,800万円の財調の積み立てがされたわけですが、それがこの23年度決算にのせられていると思うんですけど、4億9,800万円というのは、その後、財調が途中でどこかの補正で積み立てられたと思うんですが、その辺についてお聞きします。
◎
総務部長(若山克 君)昨年の補正のお尋ねということですか。今ご質問ありましたとおり、9月の定例会で議決をいただいた一般会計補正(第3号)で2億3,800万円を積み立てております。その後、12月に議決をいただいた一般会計補正の第5号で2億6,000万円を積み立て、これに利子を加えたものが決算額になるということでございます。
◆2番(
重岡秀子 君)そうすると、ちょっと私は誤解していて、財政調整基金というのは実質収支が出てからその額を決めるというふうに思っていたんですが、12月の補正で途中で補正されたということだと、12月というと、その年度の収支の状況が大体見えてきた時点で、最後ではなくて途中でも財政調整基金というのは積み立てるということで、それについては特に法律的な制限はないわけですね。最後だけ2分の1というのがあって、それは全体の財政を見て、途中で余裕ができそうならば積み立てるという解釈でよろしいでしょうか。
◎
総務部長(若山克 君)財政調整基金の積み立てにつきましては、地方財政法の第7条に規定がございまして、決算の剰余額の2分の1を下らない額を決算の剰余金の生じた翌々年度までに積み立てなければならないという規定でございます。ですから、23年度決算の剰余金について申し上げれば、25年度の末までに決算剰余金の2分の1以上積めばいいということになっております。
いつ積むかということについては、特に規定はございませんので、法律で規定されているのは翌々年度までというところでございます。以上です。
◆1番(掬川武義 君)衛生費の関係の医療の積立金の関係ですね。今回また1億円を積み立てて、総額でいきますと、これで21億円余になるのかなというふうに思いますけれども、病院も大分でき上がってきまして、最終的にこの積立金も含めて、これから医療全体の総工事費、そういったものから含めて、この積立金の関係が今後どういうふうになっていくのか。この1億円を積み立てた後も含めて、逆に支払いのほうの関係が出てくると、この基金が今度どういうふうに変化をするか、このお尋ねをさせてください。
◎
健康福祉部次長兼
健康医療課長(露木義則 君)基金でございますが、病院が完成して医療機器等全部整備ができました後については、この基金については縮小していくというふうに考えております。以上でございます。
◆1番(掬川武義 君)私もここでお尋ねしたら、縮小していく、支払いの関係も出てくるので減っていくでしょう。そうすると、当然積み立てるということになると、今建設をしているからこういう状況が繰り返されているわけで、全体の総工事費が幾らかかっているよ、最終的な計数は別にしても、幾らかかって幾らの支出になっていくか。そうすると、最終的に積立金というのが変化もしていくんだろうけど、この積立金の21億円近くの支払いがいつごろどういうふうな形で病院事業に使われていくのか、これがずっと残っていくわけじゃないはずだと思いますので、もう一度お答えいただけますか。
◎
健康福祉部次長兼
健康医療課長(露木義則 君)基金につきましては、医療機器の整備に充てていくということでございます。建設費のほうに充てていくということではございませんで、医療機器整備に充てていくということで、今病院のほうと約束がされているのは、15億円について市が負担をしていこうということで、ここからの支出を考えております。
あと、最終的にどういった機器を整備するかということについてはまだ決定がされておりませんので、今後整備する医療機器につきまして協議をする中で、支出額についても多少変わってくるのかなというふうに考えております。以上でございます。
◆1番(掬川武義 君)そうしますと、この21億円のうちの15億円で機器を買う予定があるよ。そうすると、単純に6億円残るわけですね。そうすると、その6億円はそのまま当面残されて、これから積み立てそのものはしていかないという解釈をするのか、その辺はいかがですか。
◎
健康福祉部次長兼
健康医療課長(露木義則 君)今後の設置基金のあり方につきましては、財政当局とも相談をする中で決定をさせていただきたいと思っております。以上でございます。
◆1番(掬川武義 君)そうしますと、これが、私はこの積立金というのは機器だけの使用の限定だというふうに思っていませんでしたので、そうすると、その辺の目的が大分違ってくるのかなというふうに感じるんだけれども、これは財政のほうとの相談ということなんですけれども、
総務部長、こういったのは財政で決めることなのか。私は目的を持ってこういうのを設置したわけだから、その目的が達成された時点で、この積立金というのはある程度のところでもう終わるというふうに思っているんですよ。まして建設という大きな目的が達成されるとすれば、そこでまだ財政と調整をしてどうこうという話じゃないとは思うんだけれども、もう最後の質疑ですので、ちょっとわかりやすく詳細にご説明いただけますか。
◎
総務部長(若山克 君)医療施設設置基金につきましては、条例で目的が定められております。その基金の設置目的につきましては、市医療施設の設置資金を積み立てるというのみの規定でございまして、医療機器15億円というのは現時点で決まっている使途であります。その後、当然今回積み立てた分も含めて残余をどう使っていくのかということにつきましては、市長、それから地域医療振興協会等との話し合いの中で、この基金条例にあります医療施設の設置資金という目的を外れない範囲で使途を決めていくということになろうかと思います。以上であります。
◆17番(浅田良弘 君)2点ほどお伺いしたいと思います。
まず、児童福祉費であります。伊豆栄光富戸保育園病児・病後児保育事業委託料について、さきの質問でも鳥居議員のほうから障がい等の特殊な仕事につく人材確保の話をされてたんですが、本市でも公立を含め民営保育園、そして今回認可保育園について病児・病後児保育を実施するということです。この人材確保についてなんですが、この事業をするときに看護師さんを保育園に配置しなくてはならない。看護師さん以外にも准看護師さんであればいいというような国の基準があるんですが、そこら辺の確保についてしっかりできるものなのか。また、もしその看護師さんが途中で何らかの都合でやめられる、離職するというような場合の対応についてもしっかりとした考えを持っていらっしゃるのかをお伺いします。
もう一点は、衛生費の予防費なんですが、さきの説明の中ではポリオワクチン予防接種委託料で、これは1,500万円計上しているんですが、このポリオワクチンについては、現在かなり高額な接種料もかかるということなんですが、ここら辺の数的なこと、実際に予防接種を受けられる子供たちにしっかりとそろうものなのか。それとあと地域医療、いわゆる病診連携について、このワクチン接種についてのしっかりとした連携が実際にとれているのか、そこら辺についてお伺いさせていただきます。
◎
教育委員会事務局教育部長(鶴田政利 君)それでは、私のほうから1点目の病児・病後児に対する委託の関係でございますけれども、今回委託をいたしますのは富戸保育園でございます。病児・病後児の委託の事業の内容としましては、実は分類が4つございまして、今回の場合は体調不良児対応という形で、各保育園で体調不良になった子供さんをそのまま預かる。感染を防ぐとか、そういった形で対応するということでございます。これは要件が当然ございますので、浅田議員さんおっしゃいましたように、看護師等、准看護師等を含めて、こういう職員がいることが要件になっております。ですので、当然この委託をするに当たりましては、そういった職員がいないと委託ができませんので、そういったことは確実にいることを確認して委託という形で事業を推進してまいりたいと思います。
また、2点目のそういった方が途中でおやめになった場合の対応はということでございますけれども、そういった対応は、ぜひやめないように努め、職員の確保をしていただいて、病児・病後児の対応をしていただきたいわけでございますけれども、当然何らかの都合で、どうしてもいなくなったというような場合につきましては、当然委託要件から外れますので、委託をその月で取り消すというような形にはなろうかと思います。以上です。
◎
健康福祉部次長兼
健康医療課長(露木義則 君)それでは、私のほうからはポリオワクチンの関係について答弁をさせていただきます。
今回の補正で1,500万円ほど補正をさせていただきましたが、これにつきましては、おおむね1回の接種に1万円の費用を見込んでおりまして、延べ人数で1,500人の接種を見込んでおります。それから、病診連携の関係でございますが、ポリオワクチンの不活化ワクチンへの変更に伴いまして、接種が集団から個別接種に変わります。こういった中では、市内の各診療所の先生方の負担が増加いたしますので、そういった中においては、市民病院におきましても予防接種を担当する中で、医師会との連携を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
◆17番(浅田良弘 君)病児・病後児の保育についてなんですが、わかりました。
それと、厚生労働省のそういった看護師さんや准看護師さんの、いわゆる基準ですよね。普通保育についての基準があるように、この准看護師さん、あるいは看護師さんの、例えばゼロ歳児には普通保育の場合、3人に1人、1歳児は6人に1人という基準があります。5歳児まであるんですが、実際にこの看護師さんや准看護師さんの基準というものがあって、それに対応できるものなのか。もしなければないで、そういうお答えをいただければいいと思います。
また、予防接種については、私もある病院の先生から、これから大変負担がふえることについて、やはり行政側の応援もいただきたいようなお話も聞いたことがありますので、ぜひともそこら辺、医師会との話し合いをしっかり進めていただきたいと思います。1点だけお伺いさせていただきます。
◎
教育委員会事務局教育部長(鶴田政利 君)基本的に今、浅田議員さんがおっしゃった保育士の配置についての人数だというふうに理解をいたしますけれども、ゼロ歳児保育ですと看護師等を配置するということの要件も多少ございますけれども、通常の場合ですと保育士がいればいいということにはなります。ただ、病児・病後児を対応するということになりますと、先ほど申し上げました要件どおり看護師等を1人置くということが別に要件として加わるということになりますので、その内容でご理解いただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。
○議長(土屋進 君)10分間ほど休憩いたします。
午前11時 1分休憩
───────────
午前11時10分再開
○議長(土屋進 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
◆12番(井戸清司 君)先ほど掬川議員から質疑がされました医療施設設置基金に関してですが、この条例に関しては、たしか新病院の建設等に限ってというような限定的なものはなかったと思います。だとすれば、ここの部分というのは医療機器ですから、いろいろな形で新しいものが出てきたりだとか、そういった部分でも使えるんではないのかなというような私は解釈でいたんですが、その点だけお聞かせください。
◎
総務部長(若山克 君)医療施設設置基金条例第1条では、「市医療施設の設置資金を積み立てる」というふうに規定をされております。ですから、新市民病院の建設だけということではございませんので、医療施設ということでの用途は考えられると思います。以上です。
◆2番(
重岡秀子 君)衛生費で2つお聞きします。
今の質疑ですが、一応目標を20億円ということで設置して、15億円については医療機器ということで既に購入が始まっているというようなこともお聞きしていますが、あとの5億円については、新病院ということでなく旧の、今の跡地のことも考えてというふうに前に答弁もされたように思いますが、さらに積み増ししていくその辺の意図というか、やはりいろいろこれから考えられることでお金が要るというような、何か計画があって、じゃあ今度の目標はこれぐらいまで置こうとかというのがあるのかないのか。一応20億円が目標だったような気がしますけど、その辺についてもう一度お聞かせいただきたい。
あと、衛生費の母子保健事業の中で、報償費でたしかホームビジターというような説明がされましたが、ちょっと耳なれない、最近取り組まれた事業じゃないかと思うので、簡単で結構ですから、その辺をお願いいたします。
◎市長(佃弘巳 君)病院関係におきましては、15億円をめどに医療機器を入れていこうという中で、高度医療の機器、そういうものも、やはり時代の流れの中で入れていって目玉をつくっていかなければならないというようなことで今考えておるわけです。具体的にどの機器を入れるか、また、今ある機器を使えるかというようなものを今検討しておる最中でありますので、そこらによって病院も起債も発行いたしますので、後年度負担がなるべく少なくなるように、医療機器の場合には5年間のリース、建物の場合には30年間の起債の償還期間になってくるわけであります。ですから、そういうもの全体を絡めた中でしっかりとした健全な財政運営をしていく、そういうふうにも考えているわけであります。そういう中で今後開院に向けてどのような機器を入れるかとかいうものは、これからもいろいろと考えていく中で、21億円あれば、その中では何とか間に合うのではないか。でも、後年度によって、また医療機器を更新していかなければならないので、5年間のリースのうちに今まである機器が使えなくなる場合も出てくる。ですから、そういうものの対応もできるように基金というのは積み立てていかなければいけないということを事務当局にも言って、そういう中で、またこれからの時代の背景の中での財政状況によっても、やはり病院は健全な運営ができるような体制をしいていくべきだということで積み立てをしておるわけであります。
◎
健康福祉部次長兼
健康医療課長(露木義則 君)それでは、私のほうから保健衛生総務費の謝礼の補正の関係で、ホームビジターについてご説明をさせていただきます。ホームビジターにつきましては、現在、市の保健師が子育て中の家庭を訪問する、そういった事業を実施しているわけですが、その保健師の負担を軽減するためにホームビジターと呼ばれる子育て支援員さん、基本的にはボランティアで費用弁償程度で子育て家庭の支援をしていただくというホームビジターさんの養成をする講座の開設を予定しております。その講座の講師の謝礼につきまして、今回新たに補正計上させていただいたところでございます。以上でございます。
◆2番(
重岡秀子 君)では、先ほどの市長のご答弁だと、私は新しい医療機器なんかも大変重要だし、新病院についてはもっと必要になることもあると思うので、それを否定するわけではないんですが、そうすると、医療機器についても15億円で足りないかもしれない。新病院の開院はもうすぐですから、新病院のことだと思いますが、医療機器にももう少しお金を使わざるを得ないんじゃないかということもあり得るというような解釈でよろしいでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)そのとおりです。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。
次に、第5款労働費、第7款観光商工費及び第8款土木費の3款について質疑を行います。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。
次に、第9款消防費、第10款教育費及び第14款予備費の3款について質疑を行います。発言を許します。
◆3番(森篤 君)教育費の中で2項の小学校費のことについて、教員の執務環境といいますか、そういう観点でちょっと抽象的な話になるかもしれませんけど、質疑をしたいと思います。
パソコンを小学校の教員に全数配付するというご説明がありましたが、これは単なるワープロ機としてのパソコンを配付するということではなくて、それぞれの学校の中で情報管理のシステムを構築するということが主眼であって、パソコンは単なるという言い方が正しいかどうかわかりませんけれども、単なる端末機だというふうなことで僕は理解をしております。全体のシステム構築が非常に大事だというふうに理解をしているわけですけれども、聞くところによれば、伊東市は後発といいましょうか、後で設置をする。そのほかの県内の市町については、既に大方のところで設置が完了しているという状況の中で、こういったシステムを構築する中でいろいろな便利な部分もありますし、課題もいろいろあると思いますので、後発であるがゆえに、そういった課題は前にやっているところの反省も含めていろいろ改善が可能ではないかなというふうに思うんですが、後発であるがゆえに前のところのいろいろ事情を聞いたりとか、調査をしたりとか、分析をしたりとか、そういうことをしているかどうかということをまずお聞きをしたいと思います。
◎
教育委員会事務局教育部長(鶴田政利 君)基本的には小学校のパソコン、当然、ワープロの機械という形の取り組みではなくて、実際には業務の軽減とか効率化を図るために導入するというのが本来の主眼でございますので、他市の状況等、いろいろお聞きしましたところ、やはりセキュリティーの問題がどうしても心配になるというのがございます。ただ、グループウエア等、NASという形でハードウエアを1台設置するわけでございますけれども、そういった段階で、学校でどういうふうな利用の仕方をするかというのは、これは森議員さんおっしゃったように、当然効率化において非常に重要な問題だと思います。そういった点では、今、中学校への導入もしておるわけでございますけれども、学校と3回ほど打ち合わせ等を行いまして、学校でどういったものをNASのハードウエアに入れてグループウエア化するかというのは、本来ですと一度でそういった構築ができれば一番よろしいわけでございますけれども、とりあえずNASの構築をして、共有フォルダ的なものでいろいろな情報の共有化を図ろうというのが今回の中心でございます。今後、他市のメリット、デメリットを含めまして、システムにつきましては構築できるわけでございますけれども、運用そのものについては、先生方が当然運用をしていただくということになります。当然、セキュリティーの管理も各所属長を含めて学校間でやっていただくということもございますので、そういったもろもろのことにつきましては学校と調整を図りながら、今運用を図っている、中身をつくっているという形でございます。
また、最終的に業者等が決まりましたら、当然セキュリティーの問題も運用方法もございますので、また改めて学校とどういった方法が一番効率化するのか、業務の改善ができるのかということも含めまして、打ち合わせは常時したいというふうには考えてございます。以上です。
◆3番(森篤 君)今、部長のほうから主にセキュリティーという言葉を使ってシステムの使い方、機械の使い方の話をされましたけど、それはそのとおりだなというふうに思います。
教育長にお伺いしたいわけですけれども、機械を導入したりIT技術を導入するについて、一番の眼目は、一般論ですけれども、生産性を上げるということだろうと思います。つまり、1時間で10の仕事をしていたものを、今度は1時間で20の仕事をしようという、そういうことが一般論として言われる生産性の向上だと思うんですが、ただし、教員の中においては、そういった一般概念は必ずしも通用しないんではないかなというふうに思っています。つまり、浮いたといいましょうか、今まで同じ時間をかけてやった仕事が半分でできるわけですから、あとの仕事は、特に小学校教員においては、その浮いてくる時間を子供たちといかに接するのか、そこのところに向けて、このパソコンのシステム化、各学校のシステム化ということを図ることが、まさに本当の意味での眼目ではないかと思うんですが、そこのところの教育長のお考えといいましょうか、基本的な理念、哲学にかかわる部分について、時間がかかって結構ですので、少し詳細に、どういうふうに考えているのかということを伺います。
◎教育長(佐々木誠 君)これは少し遠回りになるかと思いますが、学校に事務職員がおります。事務職員の仕事も、実は学校の教員――担任と言ったほうがわかりやすいかと思いますので、ここでは担任と使わせていただきます。クラスの担任の事務をいかに軽減化できるか、そういう大きな理念を持って、少しでも楽にできるようにということで考えております。その考え方と同じように、いろいろな機器が学校の中にありますが、機器の導入によって子供と向き合う時間をいかに確保することができるか、ここに眼目が置かれているわけです。しかし、機器が導入されることによって、そのことを使いこなせないと、かえって時間がかかってしまうことがあります。これは例えばワンペーパー、一言書いて出せば済むものを、パソコンに打ち込むがためにかえって時間がかかることもあります。そういったところでは、常々市長は言っておられるように、何のための事務の簡素化かと。だとすれば、ペーパーで出したほうが早いものはペーパーで出せばいい、手書きのほうが早いものは手書きで出せばいい、何でもかんでも全部パソコン化していくことがすべてではないという、そこを第一に頭に置いておかないと逆効果になる可能性もあるかなと思います。
それと同時にセキュリティーの問題が出てきます。今までなかったような危機管理が必要になってまいります。最終的には人為的なミスに尽きると思っております。学校からデータを持ち出さなければ、絶対にこんなことは起こり得ないわけですが、これはどんなに気をつけていても、持ち出した限り危険は伴うわけです。そうしますと、持ち出すことのない、持ち出さなくても済むような事務、あるいは校務の処理ができるような学校体制にしていかなければならない。もっと突き詰めていくならば、最終的には人の数が足りない、教員の数が今のままでは私は足りないと思っております。そこに行き着かなければ、どれだけ機械化し、あるいは合理化していっても、子供と向き合う時間がふえることにはなってこない。子供と向き合う時間がふえてこなければ、いじめや不登校や、あるいは今虐待の問題まで学校が考えなければならない時代になってきております。そこに向き合うことはできない。早期発見早期対応、小学生でしたら、子供のほっぺたがはれていれば、虫歯なのか、あるいは何かけんかをしたのか、ぶつかったのか、そのぐらいのことはわからなくちゃおかしい。そういうところに行くためにも、今回のパソコンの導入、こういったシステムの導入を考える背景を大きく意識して取り組まなければいけないと考えております。
◆3番(森篤 君)昔の話をするわけじゃないんですけど、産業革命以来、人間が機械を使うべきところを人間が機械に使われるという状況が、一方ではもう何年も指摘をされてきています。今回の小学校のパソコン導入においても、決してシステムや機械に使われることなく、今、教育長がおっしゃったような時間を生み出して、その時間を教員の皆さんが子供たちと接する時間に充てるというところの基本的な理念はぜひ守って、実際にそのように教育をしていただきたいと思います。以上です。
◆16番(鈴木克政 君)今のパソコンのことについて、もうちょっとお伺いしたいんですけれども、今、教育長の答弁の中でちょっと気になったご発言があったんですけども、手書きでやったら早ければ手書きでいいじゃないかという話があったんだけれども、こういった機械物というのは、なれることによってスピードがどんどん速くなるというものだと思うんですよね。先生方の中でも家庭にもパソコンを持っている方もいらっしゃると思うし、家庭では全然パソコンを使っていないという方もいらっしゃると思うんですけど、その辺の差によって学校での使い勝手というのも随分違ってくるのかな。これはひとえになれなんですよね。1回目、それこそ1分かかったものが、2回目にやったら50秒で済んだ、3回目にやったら40秒で済んだという、そういったものだから、最初にできるだけなれるという機会が必要で、長い目で見ればそれのほうが早くなるのかなというのがこういったものだと思います。
そんな中で、家庭の中でパソコンを実際にやっていらっしゃる先生方というのは何%ぐらいいらっしゃるのかなとちょっと気になったところなんですけど、その辺のデータというのは持っていらっしゃるのかどうか。
それとあと、部長の答弁の中でファイルの共有という話もあったんですけれども、ファイルを共有するという中で言えば、今いろいろな意味でネットを使った中でファイルを共有するという時代になってきているわけですけれども、そういったネット環境の中でのファイルの共有なんていうものは、データを持ち出すということにもつながるのかなとも思っているんですけれども、しかしながら、そういったものも今後の検討の課題にはなるのかなというふうな気もしているんです。その辺のファイル共有の中で、ネットの中での共有というものに対してのセキュリティーの考え方みたいなものをちょっとお聞かせ願えますか。
◎教育長(佐々木誠 君)それでは、2点についてお答えいたします。
家庭での持ち台数、これは個人のことですので、正式に調べてはおりませんが、ほとんどの教員が持っております。ちなみに、私もうちにパソコン、3台も4台もあります。そういう意味で、心配なのはなれなんです。なれのほうが心配だと。何でもかんでも機械に頼ることのほうが、逆に大きな間違いを犯すことになりかねない。データも、かつて使ったデータをそのまま使う、あるいは指導案も、かつて使ったものをそのまま使う、こんなことがあっては決していけないなと思っておりますので、手書きと、そして機械と両方を使いこなすことが、これからの時代、何よりも大事だというように自分は考えております。また、若い教員は既に大学等でレポートの提出等はすべてパソコンを通じて行っておりますので、若い人たちについては全く問題はないと考えております。
2点目のファイルのことですが、例えばですが、校内の300人、400人子供がいたとしても、その名簿を1度打ち込めば、それを学級に振り分けたときにも瞬間的に学級編制はできますし、あるいはほかのデータに使おうと思えば、ほかのところにも使うことができる。しかし、それだけに情報の管理が危険であるということですので、共有化することによって随分使いこなせば、また、その技術を手に入れればどれだけ楽になるかということははかり知れないというように自分は考えております。
◎
教育委員会事務局教育部長(鶴田政利 君)今、2点目の教育長さんのご答弁させていただいたファイル共有の関係ですけれども、いわゆるファイル共有ソフトという形で、ちょっと今流出したということで話題になっている、ああいう状況の共有ファイルではございませんで、いわゆるデータベース化を各学校ごとにしようと、その中で、今、教育長さんがおっしゃったように、例えば生徒名簿でありますと、1つ学年をつくれば、翌年は2年になったときに、そのデータベースが使えるというような、そういった効率化も図れるという意味でのデータベース化というふうにご理解をいただきたいと思います。以上です。
◆2番(
重岡秀子 君)1点だけ、教育費のことでパソコンですが、ペーパーレスまではいかないんじゃないかということなんですけど、その辺のことについてはいかがでしょうか。今、通知表が全部パソコンだということで、やっぱり小・中学校でパソコンを担任1人1台というのは、もうこれは当たり前だと思うんですけど、さらに職員会議のときなんかのペーパーレスができればいいと思いますが、その辺の見通しというか、そこまでは考えておられないのかということ、また、予算上の問題があるのかもしれませんが、その辺を一つお聞きしたいと思います。
それから非常に複雑なので、大ざっぱでいいですが、消防費のほうで消防施設費が3,600万円の減額補正になっていますが、この間のご説明では、ポンプ車は高額なので国の補助金の採択がされなかったために来年に譲り、そのかわりに緊急車両として査察車と指揮車を購入するような説明を受けたんですが、その辺のことをもう一度お聞きしたいと思います。
◎
教育委員会事務局教育部長(鶴田政利 君)パソコン導入によりますペーパーレス化でございますけど、先ほどちょっと教育長さんからもご答弁させていただいた部分で、例えば1つ紙で回せば早いものと、あとは例えばメーリングリストといいまして、学校の中でも先生の何人かだけで組んでいるグループとか運営担当がいると思いますけれども、そういった方に会議をやる通知を、例えば校長、教頭から直接その職員のパソコンにメールを送ると。通常は書いたもので、会議をこういうふうにやるよという回覧の文書を紙で回すというふうなこともあろうかと思いますけれども、そういったものは、運用上、今後省略はできていくのかなという考えはございます。ただ、成績表等は、今もパソコンで印刷している部分もございますけれども、そういったものは最終的には児童・生徒に紙で渡すということがございますので、そういったものは省略できないのかなという考えではおります。以上です。
◎消防長(森一 君)消防施設費の関係でございますが、17年経過しておりますポンプ自動車の更新について、緊急消防援助隊の補助をいただきたいというようなことで、市長みずから総務省消防庁まで出向いていただきましたが、これが不採択になりました。その関係で、来年度予定しておりました24年経過しております指揮車と17年経過しております査察車の購入の前寄せをお願いした次第でございます。以上です。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。
次に、歳入全般、債務負担行為の補正及び地方債の補正について質疑を行います。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市議第11号は、各所管常任委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第6、市議第12号 平成24年度伊東市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆2番(
重岡秀子 君)説明を受けたんですが、はっきりわからなかったので、もう一度お聞きしたいんですけれど、歳入のほうで国庫支出金の中で、多分減額補正の部分だと思うんですけど、国からの補助が34%から32%に減ってしまったというような説明を受けたんですけど、その辺のことをもう少し詳しく説明していただきたい。
そして、今度、県のほうの交付金がちょっと増額されていますが、県からが6%から8%になったというようなご説明でしたが、その関係があるのかどうか、もう少し丁寧にお聞きしたいと思います。
◎
市民部長(野田研次 君)国保につきましては、従来から構造的に年齢構成が高いとか、給付費が多いとかということで、もう少し広域で事業が運営できないかということが懸案事項ということになっております。その中で後期高齢者医療制度が廃止というようなことで、国のほうで進めてきたわけですけれども、そちらのほうについては社会保障と税の一体改革の中で国民会議へというようなことで、現在審議がとまっている状況でございます。
そういった中で、国保のほうについては、そういった中でも少しでも広域化のほうへ進めていこうというような形で、ことしの4月に国民健康保険法が改正されまして、財政運営の都道府県単位化を図るということで共同安定化事業というのがございます。それの対象医療費が現在30万円になっておりますけれども、30万円を超えるものについては、その共同事業の該当の医療費ということになっているわけですけれども、それを平成27年からは1円以上にしようということで国民健康保険法の改正が行われました。それに伴って30万円以上の医療費というのが、全部の医療費の大体40%ぐらいを占めておりますけれども、それが全医療費ということになりますと、そこの部分が2.5倍にふえるということになります。そういった中で、この共同事業というのは保険者間の再保険制度のようなところもありますので、拠出と交付の関係があります。そういった中で、場合によっては拠出の超過する場合が出てきます。そういったときに都道府県の調整交付金を活用するというようなことになっております。
一方で、これは国のほうで年少扶養控除の関係がございまして、年少扶養控除が廃止になる関係で、地方増収分が地方の収入がふえるというようなこともございます。当初、子ども手当のほうにその分は充てるということでなっていたようですけれども、地方のほうの声で、そういった現金給付であれば裁量性の低いものについては国がやるべきではないかというようなことで、地方へということであれば、もっと裁量性の高い部分に充てるべきではないかというようなことになりまして、この国保の都道府県調整交付金の中にそういった部分を組み入れるということで、都道府県調整交付金を2%増額するというようなことになっております。それに伴って国庫の定率負担分が2%減額になったというようなことで、国保の改正が行われた結果、今回の補正で出させていただいた内容になっております。以上でございます。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市議第12号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第7、市議第13号 平成24年度伊東市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市議第13号は、
常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第8、市認第5号 平成23年度伊東市
一般会計歳入歳出決算を議題といたします。
この際、申し上げます。質疑は歳入歳出一括で行います。直ちに質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。
◆1番(掬川武義 君)ただいま議題となりました市認第5号 平成23年度伊東市
一般会計歳入歳出決算につきまして、通告に従いまして質疑をさせていただきたいというふうに思います。
代表監査委員につきましては、大変お忙しいところ、出席要請におこたえいただいてありがとうございます。よろしくお願いいたします。
9年ぶりに出席をされるということで、私も今までも伊東の経済界の中枢にいられた方が、現在監査委員をやられて、なおかつもう既に4年が終わろうとしている状況の中で、こういった質疑をさせていただけることができたということについては非常に感謝を申し上げたいというふうに、よろしくお願いいたします。
通告を5点出させていただきました。まず初めに、251億円余の決算を審議されまして、今後、効率的な予算執行に向けて、監査委員さんとして気づかれた点はどういったことがあるかというお尋ねが、まず1点目でございます。
2点目は、今、本市の財政的には非常に好転しているということは、議会の中でもそれぞれの議員から意見も出されておりますし、そういういい財政状況の中とは言いながら、伊東市内の経済を見ると、まさに冷え切っていて、なかなか立ち直っている様子が私はないというふうに常々感じているわけですね。そういったことから、落ち込みが続いている市内経済の実態を伊東市の財政状況等にかんがみて
代表監査委員さんはどのようにお考えになって、これからの問題を提起していただけるのか、この点をぜひお聞かせいただきたいということが2点目でございます。
そして、3点目でございますけれども、これは例月現金出納検査結果報告書を毎月出していただいて、その中にも現金の保管状況等が詳細に載っております。今、普通預金の金額も非常にふえて、あるいは定期預金の残高等も非常にふえている状況の中で、いわゆる資産運用的な形、こういったものを当然考えていかなければならないだろうというふうに思っております。そのようなことから、現金の保管状況について、どのようなお考えを持ってこれから臨んでいただけるのかということが3点目でございます。
それから、4点目の質問でございますけれども、決算の年度末に54億円余りとなりました基金の残高ですね。逆に今度、一方では一般会計における、いわゆる借入金の部分、そういったものも260億円以上、現在あるわけですね。当然基金の運用的な形でこれをやっていかなければならないということはわかるわけですけれども、そういう財政に余裕がある種出てきた反面、一般会計の借り入れの部分というのは非常にふえていっている状況、こういったものをどのように照らし合わせて、これから市政の運営を市長に望んでいかれるのか、その点が4点目でございます。
最後に、議員の中でも監査委員を経験された方は何名もいらっしゃいますし、毎月例月検査をする上で非常に膨大な資料の伝票類を見ているわけですね。それこそ何万枚となるんじゃないか。これは私の推測ですけれども、毎月そういった伝票類をチェックされる。当然、監査委員事務局も3名の方がおりますけれども、これにあわせて2名の監査委員さんで、それを毎月実施していると。いわゆるそういう膨大な伝票類があるわけですけれども、それが十分な精査がされているのかどうなのか、これを5点目としてご質問させていただきたいというふうに思います。
◎
代表監査委員(谷口豊 君)ただいまの掬川議員のご質問にお答えいたします。
掬川議員の平成23年度伊東市各会計歳入歳出決算及び基金の運用状況の審査意見書から伺うとのご質問にお答えいたします。
まず初めの第1でございますけれど、さらなる効率的な予算執行に向け、気がついた点はあるかについてであります。効率的で効果的な予算執行は行政運営の基本であると考えております。意見書でも述べたとおり、人員の削減や給与改定による人件費の減少は十分評価できると考えております。しかしながら、住民ニーズの変化や多様化により職員の業務量はむしろ増加傾向にあるのではないかと考えております。職員の減る中、業務に支障を来さないよう、職員一人一人の資質の向上を図りながら、限られた人数で行政運営に当たることが効率的な予算執行につながっていくと考えております。
2です。次に、本市の財政状況と市内経済の実態についてどう考えているかについてであります。一般会計と特別会計を合わせた実質収支額は、対前年度比98%の増加であります。また、市債の借入額は対前年度比3.3%減少していることから、本市の財政状況は改善方向に向かっているものと考えております。しかしながら、市内経済の状況につきましては、個人市民税や固定資産税などの市税収入の減少が続いていることからも、まだまだ回復に至っていないと推察しております。
3、次に、現金保管状況についてどのような意見を述べるかについてであります。本市では、安全性の確保を最優先に考慮し、会計管理口座は決済性預金となっております。今まで財政状況等も厳しく、基金からの繰りかえ運用に頼らざるを得ない状況であり、運用するまでには至っていないと伺っております。しかしながら、財政状況が好転しつつある中、地方自治法第235条の4に、歳計現金は「最も確実かつ有利な方法によりこれを保管しなければならない」とあるように、今後は金融機関の経営状況等を十分調査、分析する中で、一部を短期の定期性預金にするなど有利な現金運用を検討する時期ではないかと考えております。
4、次に、基金現在高と市債現在高を比較してどのような対応をすべきと考えているかについてであります。一般会計の市債現在高は平成17年度から年々減少しており、また、過去に借り入れた高利率の起債償還もほぼ完了していることから、意見書でも述べたとおり、今予定されているごみ処理施設の更新、改良などの将来の費用負担に対応するため、財政調整基金や減債基金の積み立てを行っていくことが望ましいのではないかと考えております。
5、次に、伝票類が多いが、十分な精査ができているかについてであります。伝票類の確認は毎月行う月例出納検査の中で行っているわけですが、毎月の月例出納検査の積み重ねが、最終的には決算審査にもつながるという認識のもと、慎重に確認しているところであります。以上、5つの項目についてお答えいたしました。
◆1番(掬川武義 君)ご答弁いただきましたけれども、通常と同じく4回の質疑ができるということで、2回目の質疑になりますけれども、もう少し質疑させていただきたいというふうに思います。
実は、先ほど言ったように例月現金出納検査の結果報告書ということで、私はこれは昭和62年からずっとつづってとっているんですよ。1年間でこれだけですね。約1年でこれだけ。ですから、私はこれが24冊あるんですね。きょう持ってこようと思ったんですけれども、余りにもここに積んでもどうかなと思ったもんですから、持っては来なかったんですが、これが24冊あるんですよ。当然この24冊の中には、非常に景気のいいときもありましたし、どうにもならなかった景気の悪かったこともあるわけですね。ただいま
代表監査委員の答弁にもありましたように、財政調整基金が今はそういう数値になってきても、ひどいときは5,000万円前後まで減ったという、そういったことまで例月の中にはすべてのものが載っているわけですよね。そういった伊東市の中で、当然我々はここでこういった質問をする以上、過去のそういったものも頭の中に入れながら、果たして伊東市はこれからどういう状況でいろいろなことに臨んでいかなければいけないかということだと思うんですよ。当然我々は市長からの答弁を受けることもできますし、あるいは副市長の答弁をもらうこともできます。
しかしながら、5つの質疑の中の2番目に入れさせていただきました市内経済との関係、こういったものというのは、やはり市長は市長から見た目というのは当然ありますけれども、私は
代表監査委員に一番期待をしたいと思うことは、先ほど申し上げましたように最も市内経済の中枢にいられた方、その方が今の伊東市の経済をどのように見るかということに非常に関心が実はあるんです。ですから、監査委員さんが今答弁していただいたものは、それはそれで私はよしといたします。しかしながら、今の部分について率直に、私の人生のはるか大先輩であるわけですから、こういったことも含めて、これからの伊東市というのは、今の財政状況等も考えて、どのようにしていくことが一番市内経済に――伊東市が元気になっていくかという、こういったことも今回の会計報告書の中身を全体から見て、それを1点まずお答えいただきたいというふうに思います。
それから、2点目の問題ですけれども、私は基金残高と市債の現在高を比較して、いわゆる基金の運用的な形はどうなのかという質疑に対して、運用する状況までは財政的にいっていないというのが今の答えだったというふうに思うんですね。つまり、私にしてみると、確かに運用という言葉が合っていなかったかもしれませんけれども、いわゆる基金がどんどん膨れ上がっていったら、ふえていったら、当然返済の部分というのは考えていく必要があるだろうというふうに思うわけですね。その点も、もう一度具体的に、こういった方策がいいんじゃないかというものを監査委員さんとして述べていらっしゃることがあると思うんでお答えをいただきたいというふうに思います。
それから、3点目は(5)の質疑になるわけですけれども、伝票類が非常に多いんですよね。一番最初に職員の皆さんがチェックされたもの、そこにいっぱい附せんが張ってあって、その附せん、要するに伝票に間違いがあるわけですよね。ですから、そういった間違いを当然監査委員さんとして指摘はされていると思うけれども、あれだけ伝票枚数が多くなりますと、チェックするのも非常に時間もかかったり、漏れもあるんじゃないかというふうに、これは心配でございます。最近そういった伝票類のそういったものが、今回のこの決算、先ほどの答弁の中に毎月の例月の積み重ねが決算になっていくんだというお答えもいただきましたけれども、こういったものの扱いは今現在どのようにされて、しっかりとした精査がされたかどうか、その3点のお答えをもう一度いただけますでしょうか。
○議長(土屋進 君)昼食のため、午後1時まで休憩いたします。
午前11時55分休憩
───────────
午後 1時 再開
○議長(土屋進 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎
代表監査委員(谷口豊 君)先ほどの質問の続きにお答えいたします。
市内経済の実態をどう考えるかについてでございます。私もかつては金融機関に在籍していましたが、今はそういう立場も離れているので……。先ほども答弁したとおり、数年監査をしている中で見る限り、税収の落ち込みが続いております。まだまだ回復に至っていないと考えております。また、その対策ということの質問ですけれど、監査委員の立場としては、具体策のお答えは控えさせていただきたいと思います。
次の基金の残高から見た運用をどう考えるかでございますけれど、平成24年7月末の現金保管状況を見ると、普通預金で76億1,745万円あります。また、別に大口定期として5億1,665万円ございます。といいますと、今後ご質問の76億円の金をどのように有利な運用で回すかということを担当の課で細かな資金計画を立てて、少しでも有利な運用をできるようなご検討を願いたいと考えております。
3番目の伝票類の審査について、現在でも監査に当たって、伝票に附せんがつくことがたびたびあります。その都度是正が必要なものについては例月出納検査の公表時に
会計管理者を通じて指摘し、是正をしてもらっています。ですから、附せんがついたものについては、毎月是正をしていただいて、間違いがあれば訂正しております。以上でございます。
◆1番(掬川武義 君)2度お答えをいただきましたけれども、私も質疑はこれで終わりたいと思います。答弁を求めません。
冒頭言いましたように、やはり人が変わればまちが変わる。人のいろいろな意見があって、それをいろいろみんなで集約しながらまちを変えていく、こういったことだというふうに思うんですね。したがって、今回、
代表監査委員に出席いただいて、先ほどから言っているように経済のそういう中枢にいた方が、もう現役を離れたんだと言いますけれども、やはりそういった経験を、私はぜひお聞かせいただきたかったんですね。もう答弁を求めませんので結構なんですけれども、そういったのをざっくばらんに、通常の例月の監査のときも当局にそれをどんどん発言していただくと。それが反映されて、我々議会にもいろいろなものを教えるということが私は大事だと思ったんですね。たまたま議長のうまい休憩のとり方で、私の思いと若干変わった部分がありますけれども、それでも今回こうやって
代表監査委員に出席していただいて、この決算の審議ができたということは、私は有意義だったというふうに思っておりますし、来年以降どのようにするか、また自分でもいろいろなことを考えながら、これも市政の発展だという思いで私は臨んでおりますので、ご理解をいただいて、この後また皆さんから質疑があるでしょうから、私は
代表監査委員の出席については感謝を申し上げて、この時点での質疑は終わりたいと思います。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第5号は、各所管常任委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第9、市認第6号 平成23年度伊東市
下水道事業特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆8番(
杉本一彦 君)下水道事業特別会計のところでありますね。確認しますけど、そうですね。大体137億円の公債がありまして、ことしもそうなんですが、毎年公債として9億8,000万円、一般会計からの繰り入れが8億2,000万円ということでございます。この下水道会計について近年ずっと見ていくと、公債費の部分を大体一般会計から繰り入れているような、そのためにやっているわけじゃないんですけど、金額が大体公債費を払っていくために一般会計から繰り入れているということが考えられるんですが、当然そういう状況でありますので、下水道事業だけで考えれば、費用対効果で考えれば決していいとは言えない。ただ、そういったケースというのは高齢化が進む中、国民健康保険や介護保険、そういった部分で特別会計に繰り出されるという部分は時代の背景の中で仕方ないと思う部分もあるんですが、これからやっぱり税収が落ち込んでいくことやいろいろなことを考えていくと、この下水道に関しては抜本的な何か改革を考えていかないと、毎年毎年厳しくなる一般会計から8億円、9億円といったお金が繰り入れされるのを、ただ見過ごしているのも、やはりいろいろな観光商工費や教育費、そういったものが削減されていく中で、この下水道事業に関しては抜本的な改革が必要ではないかと考えるんですが、いかがでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)確かにご指摘のとおりで、この下水道会計は、最初はやはり設備投資をしていかなきゃならない。投資的な経費が大変かさんで来ておるわけでありますし、そういう中で社会資本整備を急ぐということで先行投資をしてきて、今、市債残高が大変膨れ上がってきておるわけであります。それをやはり使用料で賄っていくというと使用をしておる人たちに負担もかかる、また、そこによって利用していない人たちに対しても不公平感が生じてきておるのは、この下水道会計であるわけであります。そこらによって、ある程度の基準も定めていかなければならないというふうに思っておりますし、本来なら維持管理費、これだけはやはり使用料で賄っていかなければならないというふうに思っておりますが、そこまでまだ接続率とか、そういうものがいっていない現状の中で、下水道料金をただ値上げをしていくと市内経済の中での影響というのは大変大きいというふうにも考えておるわけでありますので、受益者負担も求める中で、なるべく市内経済の動向を見る中で、この料金を見ていかなければならないというふうに思っております。そこらによってこの下水道事業を今度どのように健全な体系に持っていくかというのは大変難しい場面もあるわけであります。そこらをしっかりと見届けた中で、起債残高を減らしていく努力をこれからもしていかなければならない。ただ、一般会計から足りないものを全額入れるというようなことよりも、投資的な経費も勘案する中で、バランスのある経営をこれからはしていこうというふうに考えております。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第6号は、常任観光建設委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第10、市認第7号 平成23年度伊東市
競輪事業特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆3番(森篤 君)震災の関係によってすべての月で開催がされたわけではなくて、開催されなかった月があるわけですけれども、過去の例からしますと、記念競輪以外はマイナスになるというようなことが経過としてはあるわけですけれども、決算としましては黒字ということなんですけれども、その辺の仮に全部が例年どおり開催をされていたときにはどうなったかということは推定の域を出ませんけれども、非常に興味のあるところではないかというふうに思います。決算は黒字ということでわかりますけれども、例年度どおりすべてが開催されていたときにどうであっただろうかという、その辺の分析といいましょうか、お考えはいかがでしょう。
◎市長(佃弘巳 君)昨年の3・11の後、ちょうど4月の伊東温泉競輪F2開催があったわけで、それは中止したわけであります。そういう中で推定ではありますが、そこらを開催したときには、この数字がとんとんか、ちょっと黒字になるかぐらいの考えを持っております。それはなぜかというと、ほかでやっている場外を4月は受けることもできたわけでありますし、それとあと玉野競輪の記念競輪なんかも3月12日から開催することになっていたわけでありますので、場外を受けることはできたわけでありますので、そこらによっては収支においてはことし5,000万円からの黒字の確保はできなかったかなというふうには思っておりますが、赤字にはならなかっただろうというふうに私は考えております。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第7号は、常任観光建設委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第11、市認第8号 平成23年度伊東市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆2番(
重岡秀子 君)国保に関しまして、まず実質収支についてお伺いしたいんですが、実質収支に関する調書というのが372ページにございますが、今年度の実質収支6億7,581万円ということで、これが昨年のこの実質収支と比べますと、本年度いろいろ厳しい状況の中で、実質収支だけは、昨年が3億7,000万円なので、ここはふえているんですが、中を見ますと、諸支出金というのがちょっと減額されているということで、この辺のまず実質収支とその原因というか、どういう状況でこういう違いが生まれてきているのかというようなことをまずお聞きしたいと思います。
◎
市民部長(野田研次 君)実質収支につきましては、歳入の総額から歳出の総額を差し引いたものということで、単純に言いますと、そういうことになります。歳入におきましては、前年度からの繰越金、あるいは税等の収入、それに加えて国・県の支出金でありますとか、そういったものすべてを含んでおりまして歳入ということになっております。歳出においては、当該年度における歳出ということで、前年度からの繰越金等の分については、当然ふえてくるのかなというふうに思いますし、歳出の中には、前年度において多く歳入になった部分も返還していくというような部分もございますけれども、総体として給付費がふえている中で、歳出のためのお金が不足しないようにということで予算を組んでおります。その結果として、給付費が予想以上に伸びなかったというようなことになりますと実質収支がふえるという、こういったようなことで、今回前年度と比べて実質収支が伸びたのかなというようなことで思っております。以上でございます。
◆2番(
重岡秀子 君)関連しまして、こっちの
市政報告書の272ページには国民健康保険保険給付等支払準備基金の推移も出ているんですけど、一応現在高が7億8,000万円ということで、給付費が大変伸び、先日、最高限度額ですが、4万円値上げというようなことで伊豆新聞で2日続けて記事が出るなど、市民の関心もこの国保税に対しては高いわけなんですけど、一応基金現在高もそんなに減っていなくて、基金の取り崩しなんですけど、この一覧を見ますと、ここ3年間ぐらいは取り崩していなかったんですけど、こういう基金をどういう観点で取り崩すというか、その辺についてもちょっと説明していただきたいんですが。
◎
市民部長(野田研次 君)国保の場合、収入につきましては保険税が歳入の根幹をなすということになります。それ以外の収入につきましては、歳出に応じたものが国・県から支出金ということで入ってくるということになります。それも全額が来るということではありませんので、歳出における給付費がふえてきますと、当然それに見合った歳入を調達しなければならないということになります。国・県からの歳入というのは全額手当てされるわけではありませんので、その差額についてはどこかで手当てしなければならない。それはどういうふうにするかというと、税率を上げて皆さんに負担をお願いするか、あるいはこういった基金があれば、そういったものを取り崩してその不足に備えるかというようなことで、現在の経済状況とか基金の残高を考えたときに、税率の改正ということではなく、基金の取り崩しというような対応をさせていただいたということでございます。以上でございます。
◆2番(
重岡秀子 君)続きまして、
市政報告書の273ページ、そこに短期被保険者証及び資格証明書交付状況というのも19年度からの変化が出ていますが、やはり保険税を払えないという声、それから減免申請をしなくてはならないといったような市民の状況をいろいろ聞くわけですが、23年度で短期被保険者証、これは6カ月になったと思うんですけど、分割納付などで一部払ったということで6カ月間の短期被保険者証を出される人と、それから資格証明書、完全に窓口で10割負担という人の変化がずっと出ているわけです。23年度で資格証明書は67に減り、そしてその割に短期被保険者証は去年と同じような状況なんですけど、この辺の保険税を払えない、あるいはそこで困っている市民の状況で、この数字からどういうふうなことが見てとれるのかというか、資格証明書は確かに減りましたよね。これはどういうことなのかということと、短期被保険者証について、余りふえていないんですけれど、その辺の状況について、決算にかかわってことしの特徴的なことがあれば説明していただきたいと思います。
◎
市民部長(野田研次 君)短期被保険者証と資格証明書についてのお尋ねだと思います。資格証明書の数が減っているというのは、基本的に国民健康保険法の中で被保険者証はお渡しするというのが原則になっております。その中で、やむを得ず滞納がある方については短期被保険者証、それ以上に納入について誠意のない方については資格証明書ということで対応させていただいておりますけれども、これは好んでこのような措置をとっているということではありませんので、滞納についての納付約束とか、そういったことをしていただければ、資格証の該当者であっても短期被保険者証をお渡しするようにしております。
今議会の代表質問の中で滞納についてのお尋ねもあったときに、
総務部長のほうから、保険年金課職員と収納課職員が組んで滞納世帯を回ったというような報告もさせていただきましたけれども、その中で訪問したときにご本人と面接することができて、事情をいろいろお尋ねした中で、納入について前向きなお答えをいただいた方については保険年金課の職員が短期被保険者証を持って回っておりますので、その場でお渡しするとかというようなことで、基本として、被保険者証は短期であったとしてもなるべくお渡しするというようなつもりで業務を行っておりますので、資格証明書については数が減少しているということになっているかと思います。短期証について、余り変わらないということにたまたまなっておりますけれども、これについても訪問した中で、極力納付のお願いをしている中で、こういった数字になっているのかなというふうに思っております。以上でございます。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第8号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第12、市認第9号 平成23年度伊東市
土地取得特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆1番(掬川武義 君)今回の決算が清掃事務所の移転用地の売却収入、これが1つですね。それと、今度は宇佐美臨海テニス場のいわゆる購入事業、この2つが今回の決算で収支がそれぞれ載っていると、こういう理解をするわけですね。何か違っていますか。
○議長(土屋進 君)総務委員会所管の部分でありますので、確認をお願いします。
◆1番(掬川武義 君)わかりました。これからその話に行こうと思ったんですけど、市長が委員会の出席がないもんですから、重要な部分なもんで、確認だけさせていただきたいということですよ。
市長、土地の関係を取得する、それは大いに結構、当然議会が承認してそうなる。ところが、取得した土地が目的のとおりに使われていっていない。今回のこの決算はそうですよね。実際に清掃事務所の用地の関係が、その目的に沿っていっていないと私は思うんですね。購入した当時は、もうすぐにでも清掃事務所の車庫を移転しなければならないと、そういった思いだったというふうに理解をするわけですけど、そういったものがなかなか現実の目的と合っていないという部分について、市長はどのようにお考えか、それだけお答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)これは清掃事務所の移転用地が目的に沿っていないということでなくて、清掃工場が完成をするときまでに荻の清掃事務所移転用地に車庫をつくるというようなことは基本的に変わっておりません。ですから、そこによって測量をして、これから計画、そういうものをしていくというふうに私は考えているわけであります。この土地取得でとりあえずは買っておいて、それで一般会計のほうで買うというようなトンネルみたいな関係になるわけでありますが、そういう中では、資金運用の中でこういうやり方もしておるわけでありますので、目的に向かって進んでおるということは間違いないというふうに確信しております。
○議長(土屋進 君)暫時休憩いたします。
午後 1時22分休憩
───────────
午後 1時23分再開
○議長(土屋進 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
◆2番(
重岡秀子 君)では、今の件ですが、これは荻の東海バスの隣接の用地だと思いますが、これは今、馬場町にある清掃事務所の車庫の移転用地として購入されたものですが、確かに馬場町のほうも老朽化して、職員の皆さんからも、建てかえてほしいというような要望もあったりするということは聞いているんですよね。そして、ちょうどこの用地は私の家のすぐ上のほうで、かなりの急坂のところで、東海バスの隣なもんですから、よくわかっているんですけど、やはり今ほかのさまざまな財政上の要請で、ここへ車庫を移転するのをすぐに予算化するのは難しいとは思いますが、とにかく馬場町の車庫を壊したら、あくまでもここに建てるということで将来的に考えておられるんでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)ここを壊したらじゃなくて、馬場町の倉庫を壊す前につくらないと、壊す前にこちらへと建設をしていくのに、来年度に用地測量をするようにというような指示はしてあります。ですから、財政上、大変厳しいわけでありますが、そこらによって、馬場町のあそこからあれだけの車が出ていく、そうすると、交通の渋滞とか、そういうものもあるわけでありますので、清掃工場が完成をする時期、あと3年後ぐらいまでには何とかあそこへと建設をする方向で今進んでおるわけでありますので、そこらは財政上の問題も絡める中で、今進めていくというふうに私は思っております。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第9号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第13、市認第10号 平成23年度伊東市
霊園事業特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆8番(
杉本一彦 君)霊園事業なんですけど、これも先ほどの下水道事業と同じで、額は、けたは違うんですけれども、4,700万円の公債費があって、一般会計からの繰入金が2,300万円ということなんですけれども、過去の流れは、済みません、まだ私はよく見ていないんですけれども、やっぱりこういった公債費を支払うために一般会計から繰り入れるという形になると、さっきの下水道事業とあわせて、体質とまでは言いませんが、結局会計を切り離している意味が私は感じないと思うんですね。額が小さいからこそ、こういった小さいうちにそういったものを抜本的に変えていって、やっぱりその会計は会計で採算の合うような形にしていくべきと思うんですが、霊園事業全般に対していかがでしょうか。
◎
市民部長(野田研次 君)この霊園事業につきましては、墓所の建設ということではなくて、公園の建設等もあわせまして天城霊園ということで現在運営をしております。そういった関係で、当然、取りつけ道路でありますとか、設置とか、そういったことで多額の費用がかかるということで起債を発行して、事業に当たって、その償還について、今、一般会計のほうから繰り入れをお願いしている中で償還をしているわけでございますけれども、墓所の建設が進んで、使用料、管理料等が安定的に入ってくるようになれば、そういったものも徐々に償還して、それをもって霊園が運営できるのではないかなというふうに考えております。以上でございます。
◆8番(
杉本一彦 君)ということは、もう一度確認させてもらいますが、ちゃんとその霊園事業は会計としてしっかり独立できるために今やっていると。そういったものが進めば、もうそういった繰入金やそういったものは基本的にはもう必要としないような流れで考えてやっているということですね。
◎
市民部長(野田研次 君)今申しましたように、公園の部分も含まれておりますので、墓所のみということであれば、そういったことになろうかと思いますけれども、それ以外に公園もあわせて天城霊園ということで運営しておりますので、繰り入れが全くなくなるかと言われますと、まだ引き続き一般会計のほうで見ていただく分も出てこようかと思っております。以上でございます。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第10号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
━━━━━━━━━━━━
○議長(土屋進 君)
△日程第14、市認第11号 平成23年度伊東市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
◆2番(
重岡秀子 君)先ほど国保の基金のことで質疑させていただきましたが、介護の保険給付支払準備基金のほうはちょっと国保と違って、昨年度の決算と比べますと2億円ほどこの基金が減っているという深刻な状況もあって、今年度、介護保険料の値上げということにそれがつながっていったことは、この数字から多少わかるわけです。それまで介護保険の基金は、私が議員になったころから大体6億円ぐらい横ばいであって、昨年からことしにかけて急激にこの基金の取り崩しも大きくなったわけなんですけど、その辺の原因と、それから全体的に高齢化になっているというようなことで、いつも介護給付費の上昇については一般的に言われているんですけど、どの辺が膨らんでいるのか、全体にデイサービスから居宅からすべてそうなのか、その辺をどういうふうに見られているか。老人福祉施設、老人ホームなんかが昨年と比べると1億円ぐらい給付がふえているように見られますが、その辺の分析はどのように行われているのか。高齢化というだけでなく、もう少し中身がわかりましたらお知らせください。
◎
健康福祉部長(山木勇一 君)基金の取り崩しにつきましては、議員ご指摘のとおり平成18年度には年度末で6億9,000万円ほどのものがありましたけれども、ここ何年かで毎年200人ほどの介護認定者数がふえておりますし、介護給付費につきましても、毎年大体3億円程度ふえております。そういう関係で、平成19年度から徐々に取り崩しをいたしまして、平成22年度に2億円、23年度も2億2,900万円と非常にふえております。これはやはり基本的には高齢化による介護を必要とする方が、当然数字の上でも認定者がふえているということでふえているということになります。これは施設サービスにつきましても、それから居宅につきましてもそれぞれふえているというふうに認識をしております。特に3年前に3%ほど、いわゆる介護報酬が上がっておりますし、また、今年度も1.2%ほどの介護報酬も上がっております。そういった原因もあろうかというふうに考えております。以上です。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第11号は、
常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第15、市認第12号 平成23年度伊東市
介護老人保健施設特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第12号は、
常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第16、市認第13号 平成23年度伊東市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第13号は、
常任総務委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第17、市認第14号 平成23年度伊東市
病院事業会計決算を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。質疑は全般について行います。質疑の通告がありますので、発言を許します。
◆1番(掬川武義 君)一般会計に引き続いて、この市民病院の事業会計の決算について通告を出させていただきました。当然意見書の中から質疑をさせていただくわけですけれども、そう難しい質疑でもないと思いますが、決算審査の意見書において、「公共性と経済性の両立を図りつつ」という、ここの文言が非常に気になったもんですから、監査委員さんのご指摘の部分といいますか、具体的にどのようなお考えでこのようなことがうたわれて意見書として提出されたのか。まずそこからお答えいただきたいと思います。
◎
代表監査委員(谷口豊 君)お答えいたします。
議員の平成23年度伊東市公営企業
会計決算審査意見書において、「公共性と経済性の両立を図りつつ」とあるが、その具体策について伺うとのご質問にお答えいたします。市民病院の運営に当たっては、市の側が目指す公共性と指定管理者である公益社団法人地域医療振興協会が目指す経済性のバランスが大事であると考えております。どちらが突出しても健全な市民病院としての運営は成り立っていかなくなるのではないかと考えております。今後も健全な病院運営が行われるよう、市が指定管理者に対し適切な指導、監督を行っているか監査委員として注視してまいりたいと考えております。以上です。
◆1番(掬川武義 君)通告に対してのお答えをいただきました。議会サイドから見ていましても、地域医療振興協会そのものとの接点がなかなかないんですね。それで、当局が振興協会と話をしたことについて、我々がまたそれを聞いて、また議会でいろいろな意見を出し合うということなもんですから、逆に直接現地へ行って、現場に行って監査もされることもあるでしょうし、そういった角度から、こういった内容の質疑にもなる部分があるわけです。地域医療振興協会と本市の関係というのはだんだんといい関係に当然なっていって新病院ができていくんだろうという期待も含めてしているわけですけれども、今回もうこれは答弁は結構ですので、今の第1答弁だけで納得したつもりでいますけれども、そういったところは、やはり監査委員さんとして特段の注意を払っていただきながら、これから前向きに、とにかく新病院には期待をしている部分がありますので、その点だけ気をつけて、特に力を入れて、この文言にあるように「公共性と経済性の両立」をうまく図っていただきながら、ぜひやっていただきたいということをお願いして、終わります。
◆2番(
重岡秀子 君)市民病院のことについては、今議会で一般質問、代表質問を何人かの方がされましたが、主に看護師やスタッフの確保についての質問が多かったと思うんですけど、ほかのいろいろな公立病院の経営を見ても、看護師、それから医師などのスタッフが確保できるかどうかということが、その後の病院経営に非常に影響が大きいということを私たちも聞いております。それで、いろいろと答弁がされてきたわけなんですが、看護師については、やはりまだ四十何人足りないということで、そのことについて健康医療課のほうからは、病院からは間に合わないとは言われていないというふうなご答弁もありましたが、指定管理という形の中で、これからこういう問題を、市と病院の関係、看護師が確保されないんじゃないかということなどに対して、行政としては、頑張ってくださいと、お任せしますので集めてくださいというふうな感じで言うのか、本当にスタッフ確保などについても、どこまで踏み込んで一緒に考えていくような体制がとれるのか、その辺についてのお考えをまずお聞きしたいんです。
◎市長(佃弘巳 君)これは代表質問、一般質問でもお答えをしたとおりでありますし、心配している問題というものもあるんであれば、そういうものも積極的に協力をしていただくのが、当局と議会の両輪のごとくということになってくるわけであります。ですから、そういう中で看護師が足りないということで、私も一生懸命いろいろな方向へと声もかけているわけでありますので、そこらもぜひ重岡議員も知り合いの方々にも声をかけていただいて、協力していくのが本来の姿であって、我々もそれは一生懸命やっておるわけでありますし、地域医療振興協会もそれは信頼もあります。一生懸命やっているわけであります。ですから、そのときの状況に向かって必要な看護師の確保、そこに向かって努力をしておる。それを我々は十二分に怠らないようにしっかりとしていく、その責任というのは我々にもあるわけでありますので、言うことは十二分に承知をしております。
◆2番(
重岡秀子 君)いろいろ全国的に看護師不足の中で、これが集まらないということは、いろいろな原因は多方面に考えられるんですが、やはり原因を探っていかなければいけないと思うんですよね。そういうことを病院任せにするのか、どういうシステムで、どういう方が窓口になって、そういうことまで話し合っていくのかみたいなところが一つ見えないんですが、それは、年に4回運営協議会みたいのをされるというふうなこともお聞きしましたけど、そういう場でやっていくということでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)それは県のほうとも話をしたり、また、看護学校、そういうところとも話をしたり、一体になって地域医療振興協会のつながりのあるところ、そういうところにも話を持っていっておりますし、私もつながりがあるところへと話を持っていき、また、奨学金、そういうものも使う人たちがいたらどんどんと使っていただく、そういうもので進んでおるわけでありますので、まだそれが決定をしない前にできないとかできるということでなくて、全力を挙げてそれに向かって進んでいかなければならない。今からそんなもんで消極的な意見なんて言っていれば、看護師なんて集まるわけはないわけであります。そこらは私にすると誠心誠意努力をして、開院のときまでにはちゃんと支障のないような看護師の確保に努めてまいる所存でおるわけでありますので、消極的な意見というのは私自身は持っていないわけであります。そこらは協力ができるところはみんなで協力して、期待されている伊東市民病院の充実を図っていくのが本来の姿であるというふうに思っております。
○議長(土屋進 君)ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市認第14号は、
常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)
△日程第18、市議第10号 平成23年度伊東市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について及び市認第15号 平成23年度伊東市
水道事業会計決算、以上2件を一括議題といたします。
直ちに2件一括質疑に入ります。質疑は全般について行います。発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋進 君)質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
市議第10号及び市認第15号は、常任観光建設委員会に審査を付託いたします。
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○議長(土屋進 君)以上で本日、明日及び明後日に予定いたしました決算11件を含む議案の審議がすべて終了いたしました。よって、明日及び明後日の会議は開かないことになりますので、申し添えます。
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○議長(土屋進 君)以上で本日の日程全部を終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後1時44分散会
1 平成24年9月12日(第14日) 本会議なし
1 平成24年9月13日(第15日) 本会議なし
1 平成24年9月14日(第16日) 本会議なし
1 平成24年9月15日(第17日) 休 会
1 平成24年9月16日(第18日) 休 会
1 平成24年9月17日(第19日) 休 会
1 平成24年9月18日(第20日) 委 員 会
1 平成24年9月19日(第21日) 委 員 会
1 平成24年9月20日(第22日) 委 員 会
1 平成24年9月21日(第23日) 委 員 会
1 平成24年9月22日(第24日) 休 会
1 平成24年9月23日(第25日) 休 会
1 平成24年9月24日(第26日) 本会議なし
1 平成24年9月25日(第27日) 本会議なし
1 平成24年9月26日(第28日) 委 員 会...