富士宮市議会 > 2022-03-15 >
03月15日-05号

  • 長泉町議会(/)
ツイート シェア
  1. 富士宮市議会 2022-03-15
    03月15日-05号


    取得元: 富士宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    令和 4年  2月 定例会(第1回)                    令 和 4 年                 富士宮市議会2月定例会会議録                     第 5 号                 令和4年3月15日(火曜日)                                       1 議事日程(第5号)              令和4年3月15日(火)午前9時00分 開議  日程第1 一般質問(9人)                                       2 本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)に同じ                                       3 出席議員(21名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  近 藤 千 鶴 議員       4番  辻 村 岳 瑠 議員      5番  細 沢   覚 議員       6番  望 月 則 男 議員      7番  齋 藤 和 文 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員      9番  植 松 健 一 議員      10番  仲 亀 恭 平 議員     11番  臼 井 由紀子 議員      12番  深 澤 竜 介 議員     13番  佐 野   孜 議員      14番  佐 野 和 彦 議員     15番  船 山 惠 子 議員      16番  佐 野 和 也 議員     18番  諏訪部 孝 敏 議員      19番  鈴 木   弘 議員     20番  村 瀬   旬 議員      21番  小 松 快 造 議員     22番  松 永 孝 男 議員                                       4 欠席議員(1名)     17番  望 月 芳 将 議員                                       5 事務局職員出席者(5名)  事 務 局 長  久保田 雅 史 君    事 務 次 長  秋 山 雅 之 君  庶務調査係長  川 村 有 香 君    書    記  佐 山 陽 菜 君  書    記  遠 藤 寿 代 君                                       6 説明のための出席者(18名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  副  市  長  渡 邉 恭 一 君    市 立 病院長  佐 藤   洋 君  総 務 部 長  滝 川 日出男 君    行 政 課長兼  佐 野 史 俊 君                       選 挙 管 理                       委  員  会                       事 務 局 長  企 画 部 長  篠 原 晃 信 君    財 政 部 長  中 村 日出和 君  市 民 部 長  佐 野 利 幸 君    産業振興部長  深 谷 一 彦 君  環 境 部 長  大 原   勝 君    保健福祉部長  宇佐美   巧 君                       兼 福 祉事務                       所    長  危 機 管理監  長谷川 和 彦 君    消  防  長  吉 田 昌 弘 君  市 立 病 院  望 月 哲 也 君    財 政 課 長  小 西 雅 和 君  事 務 部 長  教  育  長  池 谷 眞 德 君    教 育 部 長  植 松 宏 幸 君                                                                            午前9時00分開議 ○議長(小松快造議員) 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(小松快造議員) 礼。おはようございます。御着席ください。 会議に入る前に、17番 望月芳将議員から都合により本日の会議に欠席する旨の届けがありましたので、御報告します。 この際、お願いがあります。当局の皆様におかれましては、答弁の際に挙手をしていただき、私のほうで指名させていただいてから答弁をお願いしたいと思います。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(小松快造議員) これより日程に基づき、日程第1 一般質問に入ります。 発言通告順により、14番 佐野和彦議員の質問を許します。14番 佐野和彦議員。               〔14番 佐野和彦議員 登壇〕 ◆14番(佐野和彦議員) おはようございます。小松議長の許可がおりましたので、議席番号14番、富岳会の6人の1人、佐野和彦、市民の笑顔のために一般質問に入ります。 先日のロシア連邦ウクライナへの軍事侵攻を非難する決議を踏まえ、世界平和を願い、息子にウクライナの国旗をマスクに書いてもらいました。また、別の意味で目が覚めるような質問になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 質問項目の1、ファクトチェック感染症対策の行方。3年目に突入したコロナ禍でありますが、当初予定していなかった3回目のワクチン接種、ほごにされているように感じるワクチン接種の副反応とウイルスの毒性が弱まっていることを伝えないメディア及び、現場の意見が通らない国の仕組みが自治体を翻弄させているようにも見えます。市民の笑顔が一歩遠のく環境下で、どのようにしたら現実を見据えた対策ができるのでしょうか。自治体が国を動かすができるのかを考えるべきだと感じます。これまで事実をしっかりと認識し、正しい対処をすることが言われてきましたが、現場の事実と国が示す理想のすり合わせをどのように考えるのでしょうか、以下お伺いいたします。 要旨の(1)、ここまで感染者が多くなってきますと、濃厚接触者の特定は難しくなると感じます。静岡県が出している感染情報を基に富士宮市がそれを伝えておりますが、ある程度場所等の特定がないと気をつけることもできませんが、情報発信の在り方をどう考えているのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(2)、3回目のワクチン接種が進む中、今までのワクチン接種で副反応が起こった方々の人数と、どのような方に起こりやすいか、分析はできたのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(3)、中和抗体があれば、ワクチン接種を受ける必要がないと考えられますが、なぜその検査をしようとしないのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(4)、国の方針と現場の判断が乖離する場合、現場である自治体が国を動かさないといけないと思いますが、その方法はあるのでしょうか、お伺いいたします。 以上、4点お願いします。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 私からは、要旨(1)と(4)についてお答えいたします。 まず、要旨(1)、新型コロナウイルス感染症感染情報の発信についてお答えいたします。このたびの感染拡大におきましても、濃厚接触に関する市民からの御相談が、富士宮市が独自に設置いたしましたコロナ在宅支援相談窓口に多く寄せられていることから、前回の第5波と同様に保健所による濃厚接触者の特定作業が難しくなっていることは把握しております。そのような状況で、感染のあった場所などの情報を把握したいというお考えがあることは理解できますが、依然として感染者に対する行動履歴の調査などの権限は静岡県にあり、その主体は保健所であるため、個々の感染者の情報は富士宮市においても原則として県から発表される以上の詳細は不明でございます。今後も、富士宮市といたしましては、静岡県が公表している感染者情報を基に、ホームページや同報無線を通じ市内の感染状況をお知らせし、感染防止の注意喚起を行ってまいります。 次に、要旨(4)、国の方針に対する自治体の考え方についてお答えいたします。国は、感染症に関する役割の一つとして、地方公共団体などが今後講じるべき対策を的確かつ迅速に実施するため、その基となるべき統一的な指針として基本的対処方針を示すこととなっております。この対処方針は、状況の変化に応じ、国内外の最新の知見を踏まえた有識者の検討によりたびたび変更されております。このたびの感染拡大の主流となっていますオミクロン株についても、その感染力の強さなどの特徴を踏まえた感染防止策が2月10日に盛り込まれました。一方、オミクロン株に対しては、感染者の症状がその前のデルタ株に比べ軽症や無症状が多いなどの報道がなされております。このことを捉え、ワクチン接種などの感染対策の継続に疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、国はオミクロン株の感染力の強さと、感染の拡大により起こる変異への警戒として、基本的対処方針において依然として感染対策の徹底を求めております。また、富士宮市におきましても、富士宮市医師会の感染症対策委員会と多いときには月に3回ほどの協議の場を持ち、感染症の状況の共有などを行っておりますが、その場でも委員の医師から、基本的な対策を徹底することの必要性やワクチン接種などの重要性について御意見をいただいているところでございます。これらのことから、富士宮市といたしましては、国から感染の状況や最新の知見を踏まえ示される基本的対処方針に沿った対策が、その時点における最善の方策と考えますので、今後も国の基本的対処方針の変更に注視するとともに、富士宮市医師会のなどの関係者との協議を踏まえ、適切な対策が実施できるよう検討を進めてまいります。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 病院長。 ◎市立病院長(佐藤洋君) 私からは、発言項目1、要旨(2)、3回目のワクチン接種が進む中、今までのワクチン接種で副反応が起こった方々の人数と、どのような方々に起こりやすいかの分析についてお答えします。 新型コロナウイルスワクチンの副反応は、症状の出る時期から接種後30分後以内と接種した日の晩以降の2つがあります。まず、接種後30分以内の副反応として、アナフィラキシー血管迷走神経反射の2つがあり、アナフィラキシーは1万回接種に1人程度発症し、アレルギー体質の人が多いようです。血管迷走神経反射は、注射のストレスで一時的な低血圧によって気分が悪くなったり、眠気、視界がぼやけるなどの症状が出て、意識消失、失神して倒れることがあります。今回12歳から18歳までのワクチン接種で多く見られた症状です。 次に、接種した日の晩以降の副反応には、腕の接種した場所に出る症状と、腕以外の症状の2つがあります。腕の接種場所に出る副反応としては、痛み、皮膚が赤くなる、腫れる、熱く感じる、かゆみなどがあり、痛みは約90%の人が副反応として感じており、接種場所の副反応は3日から5日で症状は改善していきます。腕以外の副反応として、発熱、頭痛、倦怠感があり、その症状は1回目接種より2回目接種後に多く、30%の人が37.5度C以上の発熱があり、若い人ほど頻度は高く、女性が男性より約10%多いという報告があります。また、頭痛は40%の人に、身体のだるさを感じた人は60%おり、それら症状は解熱鎮痛剤の服用や自宅での安静により、1週間以内に改善しております。3回目接種における副反応も、2回目と同等の副反応が出ることが予想されますので、解熱鎮痛剤の準備や接種後安静に休める状態を確保した中で接種していただきたいと思います。 次に、要旨(3)、中和抗体があればワクチン接種を受ける必要がないと考えるが、なぜそのような検査をしようとしないのかについてお答えします。新型コロナウイルスワクチンを接種したことにより、多くの方が新型コロナウイルス感染症に対する中和抗体を獲得しています。その中和抗体も月日が経過することによって次第に減少していくため、ウイルスに対する防御力が低下してしまっています。そのため、現在中和抗体を高めるため、第3回目ワクチン接種を行っております。その中和抗体の量を調べるためには、採血を行い、検査機器により測定を行わなければなりません。そのためには、採血を行う医療職のマンパワーと検査費用、時間が費やされることになります。基本的には、新型コロナウイルス感染症に感染したことがなければ抗体がないこと、感染してつくられた抗体もワクチンで得た抗体と同じように抗体量は日々低下していくため、ワクチン接種の判断として抗体検査を行うことは、意義はないと思われます。 私からは以上です。 ◆14番(佐野和彦議員) 一通り答弁をいただきました。 今話を聞いてみて、国の方針があるからなかなかそこから逸脱する、確認した上でやりたいけれども、静岡県が主体となっているものですから、富士宮市独自で動くということがなかなか難しい、そのように聞こえました、私の中で。そうなのです。実際調べてみると、国と県と市の役割というのが混在している部分があって、中心にいるのは県の保健所が指令して、国からの情報を受け取っていろんなことをやっているのだけれども、この3年の間、それが変わらないというところがすごく問題があると思います。やはり基礎自治体としては、そういったところを解消するために静岡県に申入れをしたりとか、恐らく市長もそんなことをやっていると思うのです、国に。おかしいと思いますよというようなことを言っているかとは思うのだけれども、富士宮市の要望として、意見として、何とか現場の意見がこうなのだよということを伝えるすべがすごく弱いような気がするのだけれども、今聞くとそれも無理かななんて思うのですが、再度質問します。 その基礎自治体が、例えばこうしましょう。今オミクロン株が押し寄せて、議員の中にも感染者が出ました。その中で無症状者、こういった人たちがたくさんいます。僕、知り合いがもう20人ぐらい感染しています。その中でワクチン接種の副反応を起こしたときの痛み、感染したときの苦しみ、それを比較した場合、どっちが苦しかったですかという話を聞いたことがあります。そうしたら、何とワクチン接種の苦しみのほうがきつかったという話をしていました。でも、それは一握りの人かもしれません。全部を調べたわけではないですから。ただ、このオミクロン株というのはそんなに重症化しないということが言われているその中で、自治体は現場ですから、現場の意見を持って、上にちゃんと伝えることができると思うのです。そこら辺はどうなのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 保健所との意思疎通といいますか、現場の富士宮市としての考えを保健所にお伝えする。これは、新型コロナウイルス感染症の発症以降、ずっと行ってきていることです。 市長が直接ということは、保健所長、それから医師会長、それから市長と病院長、これらの一緒に集まった会議といったところでもございましたが、それより前に担当課長から、もしくは私から、直接保健所長と何度も電話のやり取りなどをしてございます。その中で、やはり情報というのはこれ以上出せない、決まりがあるので。オミクロン株等々のいろいろ御心配もございますが、先ほどお答えしたとおり、症状は確かに軽い方が多い、もしくは無症状が多いのだけれども、感染が拡大することによってさらなる変異株が発症するということになると、また新たな対策を取らなければならないといったことがございますので、そういった中で市からの要望は常々伝えてございますが、残念ながら当初から対応は変わらないというところでございます。意見のほうは常々伝えてございます。 ◆14番(佐野和彦議員) 現場の意見としては伝えているということです。それを聞いて私としてはすごく安心したところなのです。上からの押さえつけで、自治体が物事を言えないなんていうことは、僕はあってはいけないことだと思っていますので、そこは確認ができました。 中和抗体の話になるのですが、先ほど病院長がおっしゃったとおり、人的なこととか費用のこととかいろいろ考えると、これをやれないのではないかというような話の中で、民間で中和抗体検査キットをやっているところがあるのです。その民間でやっているところに、PCRもウエルシアとか協力してもらってやったかと思います。その中で、民間の中和抗体検査キットを利用するのも一つの手だと思うのですが、そんなことはできないでしょうか、お伺いします。 ○議長(小松快造議員) 病院長。 ◎市立病院長(佐藤洋君) これも感染の当初から言われていることなのですけれども、PCRの検査キット、あるいは抗体価のキットも、恐らく想定可能だと思うのですけれども、やはりその時点の結果のみ示すのみで、そのときに感染していませんよ、そのときは抗体価がありますよということはある程度言えるかもしれないのですけれども、ではその方がこの後感染しないかというと、そんな保障は全くないわけでして、あるその時点の二、三日の間の、あるいは数週間の間の状況だけ調べるという意味では意味があると思うのですけれども、永続的なものではないので、やはり意義としてはそれほど高くないというふうに考えます。 ◆14番(佐野和彦議員) 分かりました。 山梨県の富士河口湖町では、ワクチンの希釈を間違えて薄めに打った人に対して中和抗体の検査をしたそうです。もちろん検査をして中和抗体がないよという人にはまたワクチンを打つわけなのですけれども、そういった実情もやっぱりありますので、今後検討の中で中和抗体のキットを入れてもいいよというようなことがあったら、ぜひ検討材料に入れていただきたいな。要は打つ人間が不安材料を少しずつ取っていれば、僕は接種率も上がると思うのです。そんなことをお願いしまして、この項を締めたいと思います。 それでは、質問項目の2、公共放送と同報無線の在り方。昨年富士宮市議会では不名誉な事件が起き、私自身も市民の皆様に多大な御迷惑と御心配をおかけしたと認識しております。しかしながら、公共放送を使用した市議会への誹謗中傷とも取れる市長のメディアでの発言や、テレビや新聞等でも読み取れる新型コロナウイルス感染症の情報について、今もなお同報無線を利用し、長い話を放送する理由はどのようなことがあるからか、お伺いいたします。 要旨の(1)、市長の発言について、昨年9月の一般質問渡辺佳正議員の発言にもあったのですが、一個人の発言ではなく、公共放送で市長という立場、またテロップが出ておりました、であのような発言をしたのではなぜでしょうか。 要旨の(2)、首長による新型コロナウイルス感染症感染防止の啓発の在り方が問題となっております。最近では、静岡市長の啓発方法が問題視されておりますが、同報無線での須藤秀忠市長の放送はいつまで続くのでしょうか。また、売名行為や職権の濫用にも取れるが、認識をお伺いいたします。 以上、2点お願いします。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) それでは、発言項目2、公共放送と同報無線の在り方について、市長答弁を求められておりますので、私から答弁をいたします。 まず、要旨(1)、公共放送で市長という立場であのような発言をしたのはなぜかということについてお答えいたします。この質問のあのような発言というのは、昨年の5月に市議会議員が逮捕され、その後9月に現職の議長及び議員の逮捕といった事件が相次いで起こった際、囲み取材を受けた中で、「片側のタイヤがパンクしている」と「整備工場入り」という私の発言ということでしょうか。ということですね。このことにつきましては、令和3年9月定例会の一般質問において同様な質問があり、答弁をさせていただいておりますが、改めて答弁をいたします。 昨年の富士宮市議会での不名誉な事件は、富士宮市のイメージ大きく損ねてしまいました。私は、執行機関の長でありますが、私に対しても多くの市民から厳しい批判が寄せられました。私は、富士宮市という自治体の代表者という立場から、市民に対して大変申し訳なく、大変残念で悔しい思いであったことなどから、取材に対してその胸の内を率直に答えたものであります。車のタイヤの例えは、今回の事件の関係者が当局と議会の関係を度々車の両輪に例えての発言をしていたことから、そのことに触れたものであり、議会の誹謗中傷するような意図は全くありません。 次に、要旨(2)、同報無線での須藤秀忠市長の放送はいつまで続くのか。また、売名行為や職権の濫用にも取れるが、認識を伺うと。このことについてお答えいたします。現在私が行っている同報無線による放送は、新型コロナウイルス感染症対策を目的としたものであります。国の新型コロナウイルス感染症対策基本方針では、地方公共団体は政府との緊密な情報連携により、様々な手段を持って住民に対して独自のメッセージや注意喚起を行うとなっています。また、この基本方針を受け、消防庁からは防災行政無線戸別受信機をはじめとする様々な情報伝達手段を整備、活用し、スマートフォンを所持していない高齢者等も含めた全ての住民に対して、新型コロナウイルス感染症に関する独自のメッセージやアラートを適時適切に発出するよう地方公共団体に要請すると通知も出されております。 同報無線は、必要かつ最新の情報を即座に伝えることができるというメリットがありますが、その内容は分かりやすく簡潔でなければなりません。私は、市長としてそのとき、そのときにおいて市民に伝えなければならないことを関係職員と入念に検討し、何度も推敲し、聞きやすく、分かりやすい原稿にまとめております。そして、原稿がまとまった後は、市民の命を、そして暮らしを守るという気持ちを込めて、まさに体を張って同報無線のマイクに向き合っているという思いであります。 佐野和彦議員からの今もなお同報無線を利用し、長い話をする必要があるのかという御質問でありますが、現在も新型コロナウイルス感染症との闘いの真っただ中にあり、まさに今もなお必要と考えております。長い、長いと言っていますけれども、大体2分半から3分半ぐらいで収めております。長くありません。私の新型コロナウイルス感染症に係る同報無線の放送回数は、先週の金曜日までで251回であり、第1回目は令和2年2月21日でした。本日は、この251回分の同報無線原稿のファイル2冊を持ってまいりました。これがそうです。ここに1回目から全部251回、これだけの原稿を作るというのは大変なことなのです。短く、分かりやすく、タイムリーなものを。覆水盆に返らずということわざがありますが、1度放送したものは元には戻れません。この原稿1枚1枚、取り返しのつかないような間違いがないよう、慎重に慎重を重ねて作成をしております。 思い返せば、新型コロナウイルス感染症に係る同報無線を始めた当初は、同報無線は女性の声のほうがいい、毎日うるさいなどの御意見も一部ございました。しかしながら、市長として感染から市民を守りたいという強い信念の下に今日まで続けてまいりました。その結果、今ではやめろという趣旨の声はほとんど寄せられておらず、「大変ですが、頑張ってください」、「市長さんの声を聞くと安心できる。放送が楽しみです」などの励ましの声も寄せられるようになりました。 申すまでもなく、同報無線による放送は、市民生活に必要な公共目的を持った内容でなければなりません。佐野和彦議員は、私が続けてきた放送が、売名行為職権濫用にも取れるとの指摘をされました。辞書によれば、売名行為とは、自分の名を売るための行為とあります。市民の皆様は、須藤秀忠という名前を知っていると思います。私があえて名前を売る必要はありません。さらに、佐野和彦議員職権濫用という御指摘もされました。それは、どのようなことからなのでしょうか。売名行為職権濫用も必要以上に露出が多いということを御指摘なのでしょうか。総理大臣、官房長官など、大臣はその職責に基づいて行う記者会見など日々あり、国会議員の中でもメディアなどを通じた露出が必然的に多くなります。このことは市長も同様で、市を代表する職責から、毎月の定例記者会見や多くの場面での対応があります。 新型コロナウイルス感染症から市民の健康と命を守りたいという一念で行ってきた市長としての私の放送のどこが売名行為なのか、職権濫用なのか、全く理解できません。また、世間話をするような場ではなく、市議会の一般質問という公式の場において、新型コロナウイルス感染症防止対策としての同報無線が売名行為職権濫用ごとく言われることに大変残念な思いをしております。 以上、要旨(1)及び要旨(2)についてそれぞれ答弁をさせていただきました。市長という仕事は、常にスピードとタイミングと結果が求められます。さらに決断の連続です。私は、市長という立場において、これからも市民の皆様のために、そして富士宮市が今よりよくなるように、日々一歩一歩前進するため、謙虚な気持ちを持ち、そして挑み続けてまいりたいと思います。 私の答弁は以上であります。 ◆14番(佐野和彦議員) 長い答弁をありがとうございます。 9月の一般質問渡辺佳正議員の答弁に対して、ああ、市長よく言ったという意見は聞けませんでした、私には。市長は唯一無二です。尊敬する存在でもなければならないと私は思っています。その市長が、私たちは言わば疑われたかもしれません。だけれども、いろんな取調べや全てが終了して、事件が関係ないと言われているにもかかわらず、そういったことがまだまだ被されてきます。 それで、一番言いたいのは、今まで職員の不祥事のとき、議長や議員がメディアで批判したことはないのです。市長が議会を、議員を批判するのは簡単かもしれないです。だけれども、そんな市長であってほしくない。私はそう思っています。 それから、先ほど2分半が短いと言いましたけれども、僕がこの前計ってやったら、4分半のときと5分、これ原稿は誰が作っているのかなと思うくらい長い。今日もファクスをいただいて、言ってくれと、3交代でやっている方もいるのですよ、中には。5分も耳元でしゃべられると気が狂いそうになる。こういう意見も中にはあるのです、中には。もちろん市長のことを擁護する人はいますよ、もちろん。だけれども、市長の周りには市長のことを擁護する人ばかりに決まっているではないですか、そんなの。もっとそういう意見もあるということを聞いていただきたい。僕が職権濫用と言ったのは、市民が不快な思いをしている。そこに市長の職責、職権で同報無線を流しているわけです。だけれども、市民が不快に思っているということをこれに例えたのです。だから、そういうことをぜひ市長として、これからそんなことも踏まえてやっていただきたいなと思います。 ここで幾ら批判しても、変わらなければ同じことですから。僕は前にも同じことをやりましたけれども、もっと市民に聞きやすい、分かりやすい、簡潔で、30秒もあれば分かるようなことを言っていただきたいことを要望いたしまして、私の一般質問を終了いたします。
    ○議長(小松快造議員) 以上で14番 佐野和彦議員の質問を終了します。 次に、発言通告順により、15番 船山惠子議員の質問を許します。15番 船山惠子議員。               〔15番 船山惠子議員 登壇〕 ◆15番(船山惠子議員) おはようございます。議員番号15番、会派キセキ、船山惠子です。議長に質問のお許しをいただきましたので、質問させていただきます。何か気分を変えたいところですが、なかなか私の手はこの雰囲気を変えることができるでしょうか。 今まさに3月春弥生でございますが、私たち災害列島に住む日本人にとり、3月は特別な月です。3月11日、東日本大震災の発生から11年、災害について改めて考える、そんな月ではないかと思っております。ということで、今回発言項目1、地域防災における避難場所と避難所運営について進めていきたいと思います。 要旨(1)、令和3年3月に富士宮市防災マップが改定され、ハザードマップが新しくなりました。富士山火山災害時の避難先について、市内の場合は対象となる地区と避難先が決められていますが、市外の場合はどうなっていますか、お伺いします。 (2)、避難所運営について、男女双方の視点が必要と思われるが、各自主防災会(自治会、区長、町内会長)の中で女性の役員の割合はどれくらいか、お伺いします。 (3)、避難所運営に多くの女性が参加してもらうため、女性対象の防災講座を実施する考えはありますか。 (4)、避難所における不法行為についてお伺いします。①、どのような混乱を想定していますか。 ②、その混乱に対する対策についてお伺いします。 以上ですが、実は昨日、植松議員が同じように富士山の噴火についてハザードマップ、避難先について質問されました。その中で危機管理監の答弁、そして市長からの静岡県に任せるだけではなく、富士宮市独自で動くと、このような強いお言葉をいただきました。本当に力強いお言葉をいただいて、私はここが気にかけていたところなので、本当に胸をなでおろしました。改めてこの件についてお礼申し上げます。つきましては、この部分(1)は私のほうで納得もいたしましたので、(2)からについて御答弁願えればと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) ありがとうございます。要旨(1)のほうはこの前の答弁ということで、ありがとうございます。 それでは、私からは要旨(2)から要旨(4)まで一括してお答えいたします。要旨(2)、避難所運営について、男女双方の視点が必要と思われるが、各自主防災会の中で女性の役員の割合はどれくらいか伺うについてお答えいたします。毎年度各自主防災会から提出いただく役員名簿には、個人情報としての取扱いや女性、男性、LGBTの方、全ての方々への配慮して性別の記載をする欄がないため、男女比率については詳細は把握しておりません。ただし、名簿の作成の際は、その通知の中で女性委員の積極的な登用はお願いしております。 次に、要旨(3)、避難所運営に多くの女性が参加してもらうため、女性を対象とする防災講座を実施する考えはあるかについて伺うについてお答えいたします。避難所運営は、女性、男性の性別にかかわらず、避難者による運営が求められていますので、性別で限定した防災講座は考えておりません。現在出前講座として防災対策の講座を用意しておりますので、こちらを利用していただきたいと考えております。 次に、要旨(4)、避難所における不法行為について伺う。①、どのような混乱を想定しているか、②、その混乱に対する対策について伺うについてお答えいたします。①、どのような混乱を想定しているかについては、避難所生活は同一空間で限られた区画での共同生活となります。食事、睡眠、風呂等のプライバシーがふだんとは異なることの不便さからストレスがたまり、大小様々な衝突やトラブルが起きるのではないかと想定しております。例えば貴重品や所持品の紛失、食事のトラブル、ハラスメント等が過去の災害の課題として報告されております。 ②、その混乱に対する対策については、自主防災会の役員等が中心となって避難所運営上の役割分担とルールを定め、避難者全員が確認することが最も必要なことだと思います。そして、できるだけ早く修復された自宅に戻るか、親類、知人宅や仮設住宅等に移っていただき、不便な生活から自立していただくことが一番重要だと考えております。そのため、できるだけのことを国・静岡県と連携して支援したいと考えております。 以上です。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。 今の(2)の避難所運営について、男女双方の視点が必要ということで質問させていただきましたが、私が自治会の役員、副区長をやっているときもそうだったのですけれども、やはり避難先の中で話合いをしましょうということで、他の区の方と一緒に入って、やはり女性は私一人でした。というと、なかなか女性の意見が通らないかななんていうこともあるのですけれども、これは私は男性はこうあるべき、女性はこうあるべきといった形ではなく、男女双方に、片方だけに負担がかかることがないような運営というものが理想だと思います。先ほどいろんな問題、多分出てくると思うのですけれども、個人情報とか。ただ、内閣府男女共同参画調査で東日本の被災自治体を対象に行った調査では、運営に関わる委員の割合が、東日本大震災の場合で男性85.4%、女性14.6%、熊本地震がその後だったのですけれども、やはり教訓が生かされなかったのか、男性94%、女性6%と、むしろ下がってしまっているのです。こういう現象をどうお考えでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) 男女の比率の割合、確かにそれはあると思います。しかしながら、避難所とか家庭において、女性と限定するわけではないですけれども、まだまだ女性がやっていただくことというのは非常に多く感じております。当然避難所においても食事のことだとか介護のことだとか、いろんなことがございますけれども、その中で我々としては先ほど言ったとおり、女性の役員の方、女性の地区での役割というような形になるかと思いますけれども、そこで積極的に出ていただくのが一番いいかなと思いますので、あくまでも自主防災会の中、いわゆるもう少し小さい中で運営とか、小さいコミュニティの中でしっかりとやっていただくというのが一番理想的なのかなと思っています。あまり大きくなって、いわゆる中学校区の避難所で全体でやろうとすると人数も多くなりますし、統率も取れなくなりますので、そういった中でも女性の役割というのは非常に大切だと思います。そうでなくても小さいまず一時避難所とか、そういうところでどのような形で関わってくるかというところが重要になってくるかと考えております。 以上です。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。地域防災計画では、男女双方の運営責任者の選定に定めるということで、まずは自主ということで、自分たちで努力していかなければならないことですから、当然避難所に集まった方の中から積極的に女性が出ていく雰囲気というものが大切だと思いますが、なかなかそこが、こういった地方都市ということでうまくいかないのかななんていうことだと思いますが、せめてどうでしょう、3割ぐらいなんていうような気持ちで指導していただくというようなことはできないのでしょうか、目標を。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) なかなか指導というのが難しいところでございまして、我々のほうとしてはなるべく皆さんに平等にということでお話をさせていただいております。それから、初期の段階での、我々も啓発しておりますけれども、家族で防災会議ではないですけれども、家庭の役割というのもございますし、まずは小さいところから始めたときに女性が必要なところは、我々も逆に言うと避難所運営の中で女性に声をかけていかなければならないというところもあるかと思いますので、そこについては役割分担、男性、女性、いろんな得意、不得意がございますので、あまり性別にはこだわりませんので、その辺のところは男性、女性にかかわらず、積極的に皆さん出てきてくださいというようなお声かけはさせていただきたいと思っております。 以上です。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。 続きまして、(3)、避難所運営に多くの女性に参加してもらうためということで、防犯講座を女性対象にということでお伺いしましたけれども、一応男女、なかなかこれも女性が少ないです。私も実際富士市のほうとか、富士宮市自体とか何回か参加させていただいたのですけれども、やはり圧倒的に男性のほうが多い。なかなかこれ難しいなと思うのですけれども、被災した方の声なんかを聞くと、やはり女性リーダーがいなかったので、女性ならではの悩みが聞いていただけなかったという、そのようなこともあります。仙台市では、女性を対象とした防災リーダー講座が行われていまして、2,000人以上が誕生しております。仙台市なんかは政令指定都市ですから、規模も違いますし、そういったところと比較してしまうのは無理かなとは思うのですけれども、この中で一つ、こういうものを何とか女性にも参加してもらうための何かお考えというか、積極的に参加してくださいよなんていうようなPRというか、広報はしていらっしゃいますか。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) 講座につきましては、先ほどお答えさせてもらったとおり、我々がやるものというのは出前講座が主なところになります。その中で参加をしてください。逆に言うと、そういう集まりの中で積極的に講座を利用してくださいということの中で、防災の関係のいろいろな考え方をお伝えすることはできるかと思います。 ただ、我々が実際手を挙げて、ここでやりますからとやる場合だと、なかなか集まらないのが現状です。自主防災会やそういうのの防災の会議ということでやりますけれども、女性が少ないというのが現状ですので、逆に言えばまたそういうものをつくっていただいて、積極的に我々のほうを利用していただくというのが一番いいのかなとは思っております。皆さんが御希望されるようであれば、またその辺も検討していきたいなと考えております。 以上です。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。PRということでは、2018年8月でしょうか、ハハラッチの方が危機管理局にハザードマップのことや何かインタビューしながら記事をまとめたものがあります。大切な命を守るためにふだんからできることをということで、それを私は見て、大変よくまとまっているなと思って、これだったら女性にも受け入れやすいやり方だなと思いました。これはどちらが企画を持ち込んだかというのはちょっとあれですけれども、こういうようなものを積極的にこれから危機管理局としてやっていくというような対策はどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) 先ほどもお答えの中で言いましたけれども、家庭の中というのはやはり一番大切な部分でございますので、もう一昨年辺りからコロナ禍ということもありますので、家族で防災会議ではないですけれども、家族の中でまず役割分担を決めてやっていくということを認識していただく。避難所も密になってしまうということから、家庭でどのように動くかというところが一番大切なところになってくると思います。そういうことを軸に僕らも今防災のほうの避難所なり避難に対しての考え方を示しておりますので、そういう内容で我々も今後そういうものを啓発していきたいというふうに考えています。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。こちらは提案になるのですけれども、今当局の皆様にはこちらに防災女子赤のまもり、そしてちょっと畳んでありますけれども、青のまもりというものがあると思います。これは、議員の皆さんのほうには私のほうのタブレットの一般質問のところから見ていただくと分かりますが、これは静岡県警の女性警察官によって、もう四、五年ぐらい前になりますか、作られたものなのですけれども、これが避難地の皆様へ知っておこうということと、これが赤で避難のときのことです。そして、避難所運営の皆様というのが青になるのですけれども、これは畳んでいただくとこれくらいの大きさになって、とてもよく、これ1つ読むとある程度のことがほとんど分かってしまうという優れものです。こんな感じのものを例えば高校、市内5つ高校ありますけれども、もう高校生になりますと避難所運営とか、そういうのの助けにもなってくると思います。こういうものを積極的に使っていただく。静岡県のものですから、県警のものですからダウンロードすればすぐ印刷できますので、こういうものを使っていただくというのも一つの手だと思いますので、ぜひ御活用願えればと思います。お願いいたします。 続きまして、(4)番ですけれども、避難所における不法行為ということについては、これは富士宮市もある程度想定なさってのことで先ほどお伺いしましたけれども、これが犯罪というのは災害が起きたとき、時間経過につれてその犯罪の様子、姿や手口が変化していくと言われます。実際の熊本地震の場合は、4月でしたけれども、その4月、5月、空き巣が増加しています。というのは、やはり避難所のほうに行っていますから、全壊半壊、いろいろな形で住宅のほうが留守になってしまう。日本人というのはすばらしい民俗で、何かあったらまさかというようなことはしないだろう、弱い者のところに余計そこにダメージを与えるようなことはしない、みんなで助け合うというようなことを、盛んにいいことは報道されましたけれども、実際調べてみると結構窃盗事件が多くなっています。なかなかそのときすぐに気がつかなかったり、そんな混乱のときですから、どうしても警察への報告などが遅れるというようなこともあるかと思いますけれども、そういう意味で空き巣が増加した。このときもそうなのですけれども、その後、デマですとか、いわゆる風評被害だとか、それから6か月ぐらいたってくるとリフォーム詐欺、いろんな手口の犯罪が姿を変えて出てきます。あまりこういうことも言いたくないのですけれども、女性にとっては性被害というのも後になってぱらぱらと、あのときああだった、こうだったと、そのとき言えなかったということが出てきています。 そんな感じで、自主防災会の方にということで今お話がありましたけれども、なかなか手が回らないというところもあるかと思うのです。実際の富士宮警察署にいろんなパトロールをお願いしようとしても、道路状況のことだったり、いろいろ市内全域を回るということ、それから富士宮警察自体がなかなか人員がいっぱいいっぱいで少ないというような事情も聞いております。ですから、なかなかそれをやっていくということはあれなのですけれども、例えば各自治会に見守り組織が今できています。そういう方々に、防犯ベストなんか着て立っていらっしゃる方、通学路に。ちょっと気をつけてもらえませんか。夜は大変でも、昼間だけでもそういうところを回っていただくだけでも違いますよなんていうことは、そういうようなお考えはどうですか、ありますか。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) 災害時のそういった犯罪というものについては、先ほど言いました東日本大震災でもそうですし、九州の豪雨のほうでもそうですけれども、非常に多くあったということで報告もあります。今冊子なんかも出ていますし、そのときの報道にも窃盗とか、先ほど言ったように性犯罪なんかも多発しているというようなことは我々のほうも認識しております。 見守りについては、逆に言うとここが被災地となるということは、全員が被災者なので、なかなか見守り隊がどこまで活動してくれるかということと、逆に言うと見守り隊の方々が高齢であったりとかという問題も恐らくあると思います。そういったことを先ほどの防災講座ではないですけれども、自主防災会の方々と我々地区防災の担当者のほうといろいろ話合いながらやっていくというのが、これはあくまでも地道な活動になりますけれども、そういうことも話をしていくというようなことが一番大切ではないかなと思っております。 以上です。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。これはなかなか地域の中で自分が被災してしまうということになるとできにくいことでもあるのですけれども、実は2019年9月に台風に襲われて大規模な停電が発生した千葉県内では、警備会社による巡回が行われているのです。要するに委託してしまうという形なのですけれども。それがどれだけ有効なのかというのは、私も自信はないのですけれども、そういうことも一つの警備会社。ただ、これ南海トラフみたいに大規模なものになってしまうと、これもまた絵に描いた餅になってしまっても、これはあるのですけれども、何かそんな形のものも行く行く考えていただけるというようなことはどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(長谷川和彦君) そういう警備会社との契約ということもございます。それにつきましては、そういうことも想定したということも考えておりますけれども、ただ初期段階においてはやはり皆さん、自主防災会が中心となります。必要に応じてそういうものも対応ができれば考えていかなければならないかなと思います。 いろんなことを想定しながら、我々のほうも警備をしていかなければならないのですけれども、なかなかそこまで手が回るかどうかというのも非常に混乱した中での対応となりますので、そういうことも一つ頭に入れながら、我々も考えていきたいと思っております。 以上です。 ◆15番(船山惠子議員) ありがとうございます。 逆に一つ提案なのですけれども、どうしても犯罪というのは女性だとか子どもだとか、弱いところに行きますけれども、防犯ブザーというのが1つ1,000円弱で結構高くなるのですけれども、ホイッスルみたいなもの、これだとホームセンター辺りで1つ99円ぐらい。だから、まとめて買えばそんな高いものでもないですし、マクドナルドなんかは新1年生なんかにちょっと長いホイッスルを配っていますけれども、ああいったもので企業との話合いの中で避難所に来た子ども、ホイッスルを持ってこれなかったり、いろいろあるかと思いますので、そんなものを、高いものではないものを配布していただいて、何か変なおじさんに声をかけられたり何かあったら、何か困ったら鳴らすといいよなんていうことを考えていただけると助かるなと、そのように思います。ありがとうございます。 以上、時間の関係で質問もあれですけれども、1つお話ししておきたかったのが、この富士宮市でここ五、六年、この中でも記憶にある方がいらっしゃるかどうか。東日本大震災で被災されたその当時小学生ぐらいだった方が、大学生ぐらいになって、一度富士宮市で何かお話しなさる。私はそのときちょうど都合が悪くて聞きに行けなかったのですけれども、聞きに行った者からどうだったということを聞いたら、「いや、切ない話が1つあってね」と、「何」と言って、その女性に何が一番避難所でつらかったのと言ったら、大人同士がいがみ合っていた。本当に1日、2日なら何とか持ちこたえます。今ウクライナもそうですけれども、みんな今一斉にさあ、助けようと頑張っています。これが、でも半年、1年と世界的な経済が落ち込んでくると、なかなかもろ手を挙げてということにはいかないかも分かりません。避難所生活もそうだと思うのです。1日、2日、1週間程度、これがだけれども、中によっては東日本大震災でもかなり長い間避難所にいた方、そうなるとどうしても人間の気持ちがすさんできます。ですから、犯罪も起きます。物の一つやり取りするのにも、例えば女性にこんな話も聞きます。こういうものを上げるから、では言うことを聞けよというようなこともあったと聞きます。子どもにとっては、常日頃頼りにしていた父親だったり、親戚のおじさんたちが争いごとをしているのを見るのはとても切ないことだと思います。 ですから、避難所運営について遠い話とかそうではなく、やはり間近にあるよと、ここ何年かの間には南海トラフ地震もそうだけれども、何十%の割合で起きるよなんていうことを言われております。ぜひそういった意味で、私たち自身もそういったことのないように、気を確かに持ちながら避難所生活をするようにしなければいけないと思いますが、ぜひその辺のことを皆さんに重々お分かりいただいて、ちょっと早いですけれども、私の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で15番 船山惠子議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午前9時59分休憩                                                                            午前10時09分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、12番 深澤竜介議員の質問を許します。12番 深澤竜介議員。〔12番 深澤竜介議員 登壇〕 ◆12番(深澤竜介議員) 議長のお許しをいただきましたので、早速一般質問を始めたいと思います。 発言項目1、富士山の麓の環境先進都市に向けて、プラスチックごみ分別回収についてということで、昨年の6月定例会、私はビーナスバレーというものを提案させていただきました。これからの時代、循環型経済ということが大きなキーワードですけれども、その中でも静脈産業、いわゆる汚れた血液をきれいにして心臓に戻すのが静脈ですが、同じように物質もそうやって循環させるという産業です。これがメインになるだろうという話の中です。静脈のことを英語でビーナスというらしいのですが、ビーナスというと女神を想像されると思いますが、若干つづりが違います。このビーナスバレーというのは私の全くの造語なのですが、そんな意味での今回も質問でございます。 さて、富士宮市では、プラスチックごみが令和6年度から分別回収される予定でありますので、その流れの今回の一般質問です。要旨(1)、瓶・缶・ペットボトルの分別回収された後の利用はどうなっているのか。 要旨(2)、プラスチックごみを分別回収している自治体のごみは、その後どのように利用または焼却されているのか。 要旨(3)、分別回収するプラスチックごみはどの程度であると予想されるのか。 要旨(4)、富士宮市としては、令和6年度以降分別回収したプラスチックごみをどう処理する予定か。 要旨(5)、富士山の麓の環境先進都市に向けて、プラスチックを再生する企業の育成、誘致を提案するが、いかがか。 以上、御答弁をお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) それでは、発言項目1の要旨(1)から(5)までの全てについてお答えいたします。 初めに、要旨(1)、瓶・缶・ペットボトルが分別回収された後の処理についてお答えします。瓶とペットボトルについては、回収後富士市にある処理委託業者に運ばれ、瓶は洗浄して繰り返し瓶として利用されるものと、砕いて瓶や建築資材等の原材料として利用されるものに分けられます。また、ペットボトルは、処理委託業者で中間処理を行い、その後公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の指定施設で原材料としてリサイクル処理され、衣類や卵のパック等に生まれ変わるものと、再びペットボトルとして再生されるものがあります。缶については、回収後清掃センターに運ばれ、アルミ缶とスチール缶に分けて入札を行い、民間事業者に資源として売払い、アルミ缶はアルミ製品の、スチール缶は鉄製品の原材料に利用されています。 次に、要旨(2)、プラスチックごみを分別回収している自治体では、その後どのように利用または焼却されているのかについてお答えします。プラスチックごみについては、洗剤の容器、卵のパック、トレー、ビニール袋などのプラスチック製容器包装と洗面器、プラスチック製のおもちゃ、ビデオテープなどのプラスチック製容器包装以外のプラスチック使用製品に分けられます。現在当市においては、プラスチック製容器包装に含まれるトレーのみの分別回収を行っており、回収後は市内業者で圧縮処理され、固形燃料として利用されています。近隣では、三島市、島田市、御殿場市なども同様の分別となっており、回収されたものは燃料や原材料などとして利用されています。 このほかでは、富士市、裾野市、沼津市などでプラスチック製容器包装全ての分別回収を行っており、中間処理後、公益財団法人容器包装リサイクル協会の指定施設でリサイクル処理され、燃料やプラスチック製品の原材料となる再生樹脂などにリサイクルされています。また、御前崎市、焼津市、長泉町などではプラスチック製容器包装に加え、プラスチック製容器包装以外のプラスチック使用製品も分別回収しており、回収後民間処理施設で処理し、焼却と合わせた熱利用やケミカルリサイクルでの燃料や原材料としての利用など、市町によって様々な利用が行われています。 次に、要旨(3)、分別回収するプラスチックごみはどの程度想定されるのかについてお答えします。プラスチックごみの分別回収量については、本年度策定した富士宮市一般廃棄物処理基本計画の中で、プラスチック製容器包装とプラスチック製容器包装以外のプラスチック使用製品、この両方を令和6年度から分別回収する予定で数値を見込んでおり、ごみの組成分析の結果から、平均で年間1,500トン程度と想定しています。 次に、要旨(4)、令和6年度以降、分別回収したプラスチックごみをどう処理する予定かについてお答えします。プラスチックごみの処理については、本年4月に施行されるプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律に基づき、国から市区町村に対してプラスチック製容器包装とプラスチック製容器包装以外のプラスチック使用製品の一括回収に努めるよう方針が示されました。当市においても、令和6年度からの一括回収の開始に向けて、市民の排出方法やリサイクル処理業者の選定を含めた一括回収の在り方について検討中でありますが、できるだけ焼却ではなく、資源化につながるよう取り組んでいきたいと考えております。 最後に、要旨(5)、富士山の麓の環境先進都市に向けて、プラスチックを再生する企業の育成及び誘致を提案するがいかがかについてお答えします。プラスチックごみのリサイクル処理については、市内事業者や公益財団法人日本容器包装リサイクル協会など、どのようなルートでの処理が効果的であるかなどについて現在調査しているところであります。そのような中、このプラスチックごみのリサイクル処理に積極的に取り組もうと研究を始めた市内事業者が出てきましたので、今後その事業者と連携して、一括回収に係る国の認定要件となる再商品化計画の作成や一括回収の方法などについて検討していく考えであります。こうしたプラスチックごみに関する一連の取組を通して、市内企業の育成につなげていきたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ◆12番(深澤竜介議員) 一通り答弁ありがとうございます。 最後一番聞きたかったところが、大原環境部長、もう今期で定年だということなのですが、力強いお言葉であったので、おおむねよかったかなと思います。順を追って再質問しますけれども、一番最初、今回の件、部長もおっしゃっていましたけれども、本年4月1日からプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が施行されるということで、いろんなことが具体化してくるだろうなということなのですが、先日の予算審査特別委員会でも清掃センターの清所長が、混ぜればごみ、分ければ資源ということを言っていました。こういう言葉はもう何十年来言われているのですが、永遠の課題といいますか、これにある程度成功した自治体というのがこれから生き残るのだろうなと。まさにSDGsで持続可能なまちになっていくのだろうなと思います。 御存じのとおり、日本は資源がない国ですから、こうやって資源循環していくということが非常に重要かなと思うのですが、あえて要旨(1)で瓶、缶、ペットボトルはどうなっているのだという話は、そういった意味でこれらについては相当な原材料化、資源化というのがなされているということがあって、当初ペットボトルは焼却燃料というものが結構多かったのですが、その後大分技術革新等が進んでいるということがあるのです。現在富士宮市から分別回収されたペットボトルというのは、そういった意味では燃料とかにはなっていないということでよろしいのですか。そこの確認、まず1点伺います。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 先ほど答弁しましたように、一応ペットボトルにそのまま、ペットボトルの原材料、再生樹脂になってペットボトルになるものと、あとはさっき言った卵のパックですか、そういった別のものに生まれ変わる、あとフリースのような衣類に生まれ変わるとか、それは処理した先の話ですけれども、そのような形で、単純に焼却されていることはないというふうに考えております。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。 リサイクルについてもよく言われるのがサーマルリサイクル、マテリアルリサイクル、そしてケミカルリサイクル、3つのリサイクルがあって、サーマルリサイクルは要は熱利用ということで、要は燃料化ということで燃やすということで、物は言いようですね、サーマルリサイクルというのは。マテリアルリサイクルは再生利用、ケミカルのほうは廃棄物を化学合成で他の物質に変えて素材や原料化ということで、サーマル以外のものが非常にこれからポイントになるかなと思うのですが、富士宮市のトレーはそういった意味で固形燃料化という話がありましたし、現在のところはプラスチックごみというのは圧倒的なリサイクルと言いつつ、サーマルリサイクルが大体7割から8割程度という認識でよろしいですか。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 富士宮市だけではなくて全体ということでよろしいですか。ちょっと7割、8割という率の問題は分かりませんけれども、基本的にはやはり焼却しているところが多いと思います。深澤議員が今おっしゃったように、日本はサーマルリサイクルと言っているのですが、国際的には全然評価されていませんけれども、単純にただ燃やすだけではなくて、その熱も利用すると。有効利用は図っているという流れになると思います。 ただ、この後御質問にも出るのでしょうけれども、プラスチックのこれからどうするかというところが、一括回収の方針は出しても、まだいろいろ技術が固まっていない部分があります。それは、さっき言ったペットボトルについてもある意味そうで、処理はされているのですけれども、海外にかなり出ていって、それが山積みされているとか、ちょっと国際的にも相当プラスチックに関しては、ペットボトルも含んで改善しなければならない大きな課題だなと。そういう意味で、日本も一括回収に踏み切るという方針を出したというふうに考えております。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。 一括回収の件は後ほど質問しますが、それで回収量が要旨の(3)で1,500トンという話だったのですが、組成分析でいうと大体2割ぐらいですか、富士宮市の場合。プラスチック全般というか、全体で軽量プラスチックとちょっと重量のある固形のプラスチックを合わせると2割ぐらい。大体焼却は富士宮市の場合年間4万トン弱だと思うのですが、そうすると8,000トンと計算で出てくるのです。今回1,500トンということは、6分の1弱ぐらいは分別回収できるのではないかという見込みなのですか。この辺りの数値の出し方というのはどんなことでのあれですか。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) これは単純に本当に組成分析ですので、組成分析も先ほど平均と言いましたけれども、年によって結構ばらつきがあったりしますので、おおむね今深澤議員がおっしゃったような形になると思うのですけれども、あくまでも組成分析で出てきたプラスチックの見込みとしてお話ししたので、実際これを分別してどれぐらいになるかというと、今言った数字には近いものになるのでしょうけれども、どの程度になるかというのはまたやってみないと分からない部分もありますし、そもそも発生自体を減らしてくれというお話もセットでしなければならないとは思っております。 ◆12番(深澤竜介議員) そのとおりだと思います。それと、これ分別品目が増えると、収集運搬のお金というのは増えるのですか、現実的に。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) どういうやり方をするかによってかなり違ってきます。先日、環境省のほうが方針を出したのですが、プラスチックを一括回収するといってもなかなか難しいということが国のほうも分かり始めていまして、要は純粋にプラスチックだけのもの、ペットボトルなんか例えばプラスチックというか、原材料はそれだけですけれども、例えばシャンプーとかリンスの容器、これは洗ってちゃんとやればあれはプラスチックですけれども、おもちゃとか、要は金属と一緒になっているものとか、ボールペンなんかもそうですけれども、あとは今問題になっているのが目覚まし時計なんかの電池と一緒になっていたり、普通の電池だったらいいのですが、リチウム電池と一緒になっているような家電製品がいっぱいありますが、それは回収できないとか、今も燃えるごみに入れるものと不燃物に入れるものとかいろいろありますけれども、その分別の仕方をどうするかというのは非常に大変になるのです。つまり回収するときにその手間が増えますので、単純に今よりも分別品目が増えるということは、回収に行く回数が増えますので、増えれば、それだけ委託料が増えると、そういう形にはなってくる。だから、国のほうがあと補助を出すか出さないかということもありますけれども、これはそういう委託費用が増えるということも考えながら、市民にも分かってもらって、だから出すものを減らしてくださいということを呼びかけながら取り組んでいかなければならないなというふうに考えています。 ◆12番(深澤竜介議員) まさにそうだと思います。となると、いろいろなほかのものと混ざる可能性があったり、それをどう分解してやるとか、いろんなことがあるのですが、あと令和4年、令和5年と2年度しかなくスタートということですから、それに上げて事前に実験的にこの地区でやってみるとか、そしていろいろ分析してみる、そういうことというのはお考えなのですか、これから2か年の中で。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 今おっしゃったように2年間ですけれども、後で出るからあれですけれども、それをやるについて再商品化計画という、例えばどこかの業者と一緒に市としてやっていくのだったら、そういう計画を出してくれという中で、どうやって分別してとか、そのために全部集めて、集めた事業者のほうでそれを細かく分けるというやり方と、市民に先に、出す場合に市民に細かく分けてもらうやり方とか、いろいろありますので、市民に資源の大切さを分かってもらうという意味ですと、市民には面倒をかけますけれども、十分周知をした上で市民に協力してもらうというやり方もあります。これはまた考え方次第ですので、深澤議員がおっしゃったように2年ですけれども、もう周知期間にも1年ぐらいかけなければなかなか難しいところもあります。 今のモデル地区の話については、やっていく中の過程で検討することもあるかもしれませんけれども、基本的には今全国的に手を挙げてやっているところがあります。実は富士宮市もやりませんかという話はあったのですけれども、なかなかそれは先行してできないのです。今やっているところがそろそろどういうことになっているかというのが出てくると思いますので、基本的にはそれを参考にして組み立てていく形になろうかと考えております。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。一番最後のところで再商品化という話がありました。これは市区町村が単独または協働して再商品化計画を作成し、国の認定を受けることで認定再商品化計画に基づいて再商品化実施者と連携して再商品化を行う方法と、回りくどく環境省のほうで書いているのですが、これに手を挙げるという解釈でよろしいのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 基本的にはその方向で考えておりまして、今どういうふうにそれを組み立てていくかということを検討していく段階であります。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。非常にこれは収集運搬というのはいろいろ費用がかかって、運搬先がまた遠くになると、その輸送料というのがかかって、それも自治体負担ということですから、ぜひ地元でこの流れをつくっていただいて、やっぱり富士宮市はちょっと違うなというところを見せていただきたいなと思います。 ごみの収集というか、廃棄物処理というのは、私は住民サービスにおいて一番の住民サービスだと思うのです。先ほど来部長もおっしゃっていますが、市民の協力がなければならないし、市民にこれをどこまで浸透するかということが一つ大きなポイントだと思いますので、その部分が2年ということで非常に時間がない中ですけれども、ぜひそれは大原環境部長、置き土産としてしっかり置いていっていただきたいなと思います。それで、この発言項目1は閉じさせていただきます。 続きまして、発言項目2、ふるさと納税の思いやり型返礼品の積極的な展開についてということです。富士宮市のふるさと納税は順調に推移してきております。しかし、単なる通信販売と同じであっては広がりが少ないといいますか、事業者へのお金は流れているのですが、もうちょっといろんな多面的な広がりがあれば面白いといいますか、効果が期待できるのではないかなということで、今回「障がい者を納税者に」という考えの下、この問題を取り上げさせていただきます。 要旨(1)、ふるさと納税の思いやり型返礼品の現在の状況について、①、富士宮市のふるさと納税の思いやり型返礼品についてはどのようなものがあるのか。 ②、その寄附金額設定はどうなっているのか。 ③、事業者間の組合せにはどのようなものがあるのか。 要旨(2)、今後の積極的な展開について、①、ふるさと納税プロジェクトチームへ福祉部門の加入を提案するが、いかがか。 ②、事業者間の連携について提案を仕掛けていってはどうか。 以上、答弁をお願いします。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) それでは、私から発言項目2について全て答弁させていただきます。 まず、要旨(1)の①、富士宮市のふるさと納税の思いやり返礼品についてはどういうものがあるかについてお答えをいたします。思いやり型返礼品とは、誰かのためになる返礼品や社会貢献につながる返礼品でありますが、現在富士宮市で取扱いがあるのは全部で11種類、16品でございます。その内容は、就労支援施設で作られたニンジンジュースや豆腐、若年性認知症の方が製作に携わる椅子や車椅子用体重計などの木工品、多機能型支援施設の利用者が作ったプラバンド製のパズル、郵便局による見守りサービス、障がい福祉サービス事業所の利用者が一つ一つ丁寧に包装したトイレットペーパーであります。 次に、②、その寄附金額の設定はどうなっているか。寄附受納後の返礼品発送までの金銭面の流れと福祉作業所に支払われる金額や割合について伺う、このことについてお答えいたします。寄附金額につきましては、国が定めている基準である返礼品の調達費用が寄附額の30%以内であること、返礼品の調達費用を含めた寄附の募集に係る費用が寄附額の50%以内であることを満たすように設定をしております。 金銭面の流れにつきましては、返礼品により若干違うところもございますが、ここでは富士山SDGsトイレットペーパーを例に説明をさせていただきます。この返礼品は、市内にある7つの障がい福祉サービス事業所で包装作業を行っており、それをコアレックス信栄株式会社が取りまとめ、発送をしています。まず、寄附金を受領した後、返礼品の事業者であるコアレックス信栄株式会社から寄附者に対し返礼品を発送します。配送が完了した後、コアレックス信栄株式会社が返礼品の代金及び送料を市に請求し、市はそれに対して支払いをします。市からの入金後、コアレックス信栄株式会社から各障がい福祉サービス事業所に対し工賃の支払いがされます。福祉作業所に支払われる具体的な金額や割合については、民間の取引の中のお話になることから、ここでは回答をいたしかねますので、御了承いただきたいと思います。 次に、③、事業者間の組合せがあるものはどのようなものがあるか、このことについてお答えをいたします。思いやり型返礼品の中で複数の事業所が関係するものとしましては、先ほど例として取り上げました富士山SDGsトイレットペーパーがあります。 次に、要旨(2)の①、ふるさと納税プロジェクトチームへの福祉部門の加入を提案するがいかがか、このことについてお答えいたします。現在のふるさと納税プロジェクトチームは、ふるさと納税の受付を行う企画戦略課、ワンストップ特例申請の受付を行う市民税課のほか、ホームページやSNSなど情報発信を行う広報課、新たな返礼品を開拓する産業振興部の農業政策課、観光課、商工振興課で構成をされています。福祉部門との関わりにつきましては、これまでも障がい療育支援課が主催しています富士宮市障害福祉サービス事業所物品等展示会を通した返礼品の提案などがあり、実際に返礼品として取扱いが始まったものもございます。 プロジェクトチームへの福祉部門の加入につきましては今のところ考えておりませんが、必要に応じてプロジェクトチーム会議に参加してもらうなど、引き続き福祉部門との連携を密にし、思いやり型返礼品についてもその充実に向けて積極的に取り組んでまいります。 最後に、要旨(2)の②、事業者間の連携について、提案を仕掛けていったらどうか、このことについてお答えいたします。今後思いやり型返礼品の展開を図っていく中で、事業者間の連携により他の返礼品と組み合わせていくことも有効な手段であると考えます。実際に実行するとなると、事業者間の取りまとめをどうするかなどの調整が必要となりますので、その点も踏まえ、どのようなものが実現可能なのか、研究をしてまいります。 答弁は以上です。 ◆12番(深澤竜介議員) ありがとうございます。 部長が一例として取り上げていただいた支援生産のトイレットペーパーの件です。これは須藤市長と黒﨑さんとの雑談というか、話の中で、こんなのできるかどうかなんていう話で実現になった非常にいい取組だなと思いますし、結局先ほどの発言項目の要旨(1)の②の中で、具体的な金額はともかくとして、お金もしっかりと循環しているといいますか、福祉事業所のほうに支払われている、その流れが明確化しているということで、こうしたことが単に福祉行政の中でこうやって少しでも自立できる障がい者が増えていく。これは、特に保護者の方の熱い思いといいますか、あれだと思うのです。そうやって社会の一員として自分も仕事があって、存在感を出して、そしてそれが社会的に評価されている。そして、それにはまた金銭的なものもついてくるということで、非常にいいかなと思っています。 積極的な仕掛け、部長は最後なかなか難しい面もあると言いましたけれども、やはりこれはネットワークでいろんな発案、一つこうした意味で富士山SDGsトイレットペーパーということができましたので、これを1つのポイントとして、同じものでも例えば酪農関係、あるいは肉関係、いろいろ商品もあります。いろんなこと、こんなことできるのではないの、あんなことできるのではないのということをぜひ企画部のみならず、保健福祉部のほうからもそんな声を上げていっていただいて、富士宮市、こういう動きが活発だねと、掛け算でいろんなものができているねということをぜひ進めていっていただきたいなと思います。 具体的にやはり圧倒的にあれですか、ふるさと納税、7割、8割がトイレットペーパー、ティッシュペーパーだというお話をいつも聞くのです。それは変わりなしという認識でよろしいですか。富士宮市の場合は、こういう思いやり型返礼品に特化した「きふと、」というところ、もう令和元年からこんなところにもいち早くエントリーといいますか、していただいて、方向性はあるかと思うのですが、やはり福祉事業者単発の商品であると、なかなか全国的なPRといいますか、今の現状だとチョイスするという中で引っかかってこない部分がございますので、その組合せで面白いものができるということは、これは産業面でもいろいろ意味があるかなと思いますので、ぜひお願いしたいなと思います。市長、何か思いがあれば。よろしいですか。ぜひそれを引き続き進めていっていただきたいなと思いますし、また第2、第3のこうしたヒットが出てくることをお願いして、一般質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で12番 深澤竜介議員の質問を終了します。 次に、発言通告順により、6番 望月則男議員の質問を許します。6番 望月則男議員。               〔6番 望月則男議員 登壇〕 ◆6番(望月則男議員) 小松議長のお許しをいただき、議席番号6番、富岳会、望月則男、一般質問を始めさせていただきます。 本日は、中学3年生、15歳の子が公立高校の合格発表の日ということで、あと数時間後、一、二時間後、将来の目標に向かって合否が判明する日になります。そんなこともありまして、皆さん2030年のSDGsというところは触れるところであるのですが、あえて私今43歳、30年後の2050年に向けた、内閣府も推奨しているムーンショットについて、ちょっと検討していっていただければなと思い、一般質問をさせていただきます。 2020年から新型コロナウイルス感染症により物理的な接触が大きく制限され、GIGAスクール構想をはじめ人々の生活のデジタル化は急速に広まりました。今やリモート会議は当たり前という形で進んでおります。そのような中、フェイスブック社がメタ社、メタに社名を変更したことで注目を集めましたメタバース、ネットワーク上の巨大な三次元空間全般を表す言葉であり、メタ、超越する「超」とユニバース、宇宙を合わせた造語と言われ、主にインターネットに構築した仮想空間を指します。また、その空間により没入感を持ち、入るためのツールとしてのVRゴーグルというのが使用されております。このVRゴーグルは、ゴーグルをかけることにより360度の視界を得ることができ、あたかもその空間内に自分がいるかのような錯覚を覚え、視覚的に様々な体験をすることが可能となりました。これについては、後ほど市長のほうに体感していただこうかなと思っております。実際に様々な博物館、ルーブル美術館をはじめ国立科学博物館なんかもVRのツアーをやっております。 先ほども申しましたが、内閣府では2050年までに実現目標を設定したムーンショットにゼロカーボン、SDGsなんかでも叫ばれておりますゼロカーボンと同様に、このような目標を設定されております。目標1として、身体、体です。脳、空間、時間の制約からの解放ということで、かなり大きなことを言っているように感じるのですが、実際に経済産業省では2020年12月から2021年3月に仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査、分析事業というのを実施し、その報告書を作成しました。実例としては、2020年5月に日本で初めて自治体公認メタバースのバーチャル渋谷が公開され、ネットワーク経由で様々な場所、世界中のどこにいてもバーチャル空間上の渋谷で開催されるイベント、サッカーの試合だったり、コンサートなどに自宅からも参加できる仕組みをつくっております。ただ、昨日からの答弁でも市長や教育長の思いもあって、私も人と人が直接触れる、これはアナログという言葉で言いますけれども、人と人が直接見る、聞く、話す、これが一番大切であるということは本当に全くの同感です。ただ、この新型コロナウイルス感染症によってそれができなかったときの補助ツール、そこからまたさらに遠隔治療だとか、あと遠隔教育ですね、新型コロナウイルス感染症によって学校に通えない子が、自宅にいても学校にいるような雰囲気を錯覚を覚えるようなツールとして、あえてこの議場の中でこういったことをちょっと質問、提案のほうをさせていただきたいと思います。 早速要旨に入りますが、発言項目1、観光、教育または行政サービスにおけるメタバース及びVRゴーグルの活用について。要旨の(1)、職員研修の一環として、最新技術やツールなどに触れる研修はあるのか、伺います。 (2)、渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」について、職員が学習または活用方法などを検討したか、伺います。 3つ目、(3)、VRゴーグルでの観光、教育分野または行政サービスにおける活用方法はないか、伺います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(小松快造議員) 総務部長。 ◎総務部長(滝川日出男君) それでは、私から要旨(1)、職員研修の一環として最新技術やツールなどに触れる研修はあるのかについてお答え申し上げます。 職員研修は、職員がその職務を遂行する上で必要な知識、技能及びその基礎となるべき教養の向上を図り、併せて職員としての資質を高めることを目的として実施するものです。現在の研修体系では、職員がその職務を遂行する上で必要な知識、技術などを習得させることを目的とし、研修機関等に職員を派遣する派遣研修や市行政の複雑かつ専門化に対処するため、主としてその職務の専門的な知識、技術等の向上を目的として行う専門研修、また職員の資質及び一般教養を向上させるための通信教育による特別研修などがあります。 その中で、最新技術やツール等を学ぶための研修は、職員が自主的に受講する通信教育として、AI、IoT時代の仕事と働き方やITの最新動向についてのメニューを用意しております。今後特別研修以外で本研修を実施する場合は、担当部署からの希望や要請に基づき、研修の実施について検討してまいりたいと考えております。また、最新技術やツールなどに触れることを目的とする民間のイベント、セミナー、勉強会や体験する場などが数多く開催されております。研修の位置づけではないとしても、業務の必要性に応じ、その担当部署がそのようなセミナーや体験する場への参加することも考えられますし、担当部署と取扱い事業者との関わりの中で、ツールなどのデモンストレーションや展示会などに参加することで、最新技術やツールに触れることができるものと考えております。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) それでは、私から要旨(2)と要旨(3)のうち、VRゴーグルの活用について答弁をいたします。 まず、渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」について、学習または活用方法など検討したか、シティーセールスや移住施策において、メタバースの調査研究を行っているかについてお答えいたします。まず、渋谷区公認のバーチャル渋谷とは、デジタル空間上にもう一つの渋谷をつくり、アーティストのライブやアート展示、イベントなどのコンテンツを発信、体験できる仮想空間で、スマートフォンやパソコンから無料で参加できるものですが、本市も今後の新しい情報発信や体験の重要なツールとして認識をしております。 現在、現実の距離に関係なく、人と人がつながることができるコミュニケーションツールとして、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSなどが活用されていますが、今後は仮想空間上に多様な価値観に対応した仮想のコミュニティができて、趣味趣向が合う人同士がそこに集うことが想定されます。そのため、本市のシティセールスや移住施策に関する情報を効果的に発信するには、インターネット上にできる仮想空間にいかに情報発信していくかということも一つの手段として重要になると考えております。さらに、その先にはメタバースの一歩踏み込んだ活用策として、例えば仮想空間上に富士宮市の地域をつくり、そこで地域の暮らしやキャンプ、アクティビティー、富士登山などが体験できるようにすることで、実際に現地で体験してもらうのが難しい高齢者や障がい者、遠方の人などにも疑似体験してもらうことが可能になるなど、本市の関係人口においてこれまで以上に幅広い人をターゲットにすることが可能になると想定をされます。 メタバースについては、その効果や活用方法など、まだまだ不明な点が多くありますが、それらの検討も含め、今後もメタバースで何ができるのか、渋谷区など他の自治体の取組を参考にしながら、当市の特性に合った効果的な活用方法を研究していきたいと考えております。 次に、要旨(3)、VRゴーグルの活用についてお答えいたします。VRとは、バーチャルリアリティーの略で、仮想現実と呼ばれ、仮想空間を構築し、映像等を合成することで現実に近い体験をつくり出すことができるものです。それらの体験には、映画のようにスクリーンで体験するものや、専用のゴーグルであるVRゴーグルを装着して体験するものもあり、特にVRゴーグルでの体験は実際にその空間にいるような感覚を得られ、没入感の高い体験ができるものとなっています。また、映像だけでなく、手に持ったコントローラーを操作することで映像内を移動することや、触ったり、動かしたりといった動作が可能になるほか、ヘッドホンを併せて装着することで立体的な音響も体験できます。 VRゴーグルについては、ゲームやアトラクションなどで仮想空間での体験等を手軽にできるものとして注目され、コンテンツやサービスの提供が増えてきております。防災面では、例えば豪雨による土砂災害を災害発生前から発生に至るまでの気象状況や現場付近の状況を再現し、疑似体験することで、避難のタイミングなどについて体験学習するいいができるコンテンツも開発されているようです。また、不動産会社では、VRゴーグルによるVR内見サービスが始まっているようです。この方法は、実際に物件を訪れなくても、建物や部屋の様子、風景などを確認することができますので、例えば移住定住事業での活用ということも考えられます。仮想空間での行政サービスの可能性や適用性の検証については、まだまだこれからという状況です。まずは情報収集に努め、その可能性を探ってまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私から要旨(3)のうち観光分野での活用についてお答えをいたします。 望月議員御提案のVRゴーグルの観光における活用方法としては、観光地の魅力や雰囲気をリアルに届けることで実際の誘客につなげ、また事前に観光地の雰囲気を知ってもらうことで、現地において過ごす時間をより充実したものとすることができると考えています。現状は、いつでもどこでも閲覧できる動画や静止画による発信を軸としておりますが、今後の観光振興においてVRゴーグルの活用によるさらなる情報発信が誘客につながる可能性も視野に入れ、研究してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からは要旨の(3)、VRゴーグルの小中学校での活用方法についてお答えします。 ゴーグルをつけるだけで仮想現実、バーチャルリアリティーが体験できるVRゴーグルは、教育分野においても可能性のあるツールだと認識しております。実際に行くことができない場所や入ることのできないところでも、VRゴーグルを使うことでリアルな空間を目の前に見ることができることから、児童生徒の関心を大きく引くと思われます。活用方法については、社会科の見学や理科の観察など、様々な教科での活用が考えられます。現在GIGAスクール構想の推進に伴い、1人1台端末が導入され、これに関連してプロジェクター等のICT機器やデジタル教科書の導入など、ハード面の整備を進めているところです。あわせて、ソフト面についてもこうした機器の効果的な活用について継続的に研修を進め、個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指していきたいと考えております。 今後VRゴーグルについて、ICT活用推進委員会で検討したり、先進的な実践をしている自治体等の情報を収集したり、前向きに対応していきたいと思います。私からは以上です。 ◆6番(望月則男議員) ありがとうございます。総務部長をはじめ企画部長、産業振興部長、教育長、共にかなり前向きな答弁をいただいて、実際市長に体感してもらうまでもないのかなと思ってしまったりもしたのですけれども、実際ちょっと体感していただいている間に職員の方はこの資料のほうをざっと概略を説明したものになりますので、見ていただければと思います。議員の方には、タブレットのほうに内閣府のムーンショットだとか、VRのことについて触れてありますので、そちらをちょっと見ていただきたいなと思います。では、すみませんけれども。〔市長、VR体験〕 ◆6番(望月則男議員) すみません。そうしたら、市長に今の感想だけちょっと答弁いただけますか。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 別の次元に身を置いているようで、非常にいろんなもの興味深く見られますね。ちょっと地べたよりも高く位置しているもので、気持ちいいです。何か宇宙人になったような感じです。 ◆6番(望月則男議員) ありがとうございます。本当に一見ふざけたような一般質問のように見えるかと思うのですが、僕は実際この技術については真剣に、本当に真剣に考えております。 先ほどの答弁にもあったのですが、この技術を紹介してくれたのが公立中学校の先生です。その先生がたまたま連絡をくれて、「則男さん、ちょっと面白いものがあるので、見てください」と。そこで思ったのですけれども、こういったことが市の職員の中でも何人かやっぱり持っていると思うのです。何に使っているかはちょっと分からないですけれども、恐らくIT機器の発達というのはゲームだったり、映画だったり、そういったことなのですけれども、こういう研修とかとも話をセットさせてもらったのですが、こういった技術だとか能力を例えば教育委員会として吸い上げる仕組みだとか、市の行政として吸い上げていく仕組み、今みたいに我々は議員ですから、市長にちょっとこれ面白いので、つけてみてくださいと言いやすいですけれども、これがやっぱり20代ぐらいの職員が、市長、面白いです、つけてくださいと、一見ふざけているかもしれないですけれども、そういった組織づくりは必要だと思うのですが、そういった意見を吸い上げる仕組みというのは何か総務部長とかあるのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) ちょうど来年度でございますけれども、DX推進計画が間もなくまとまりますので、それに基づいた会議などを今考えております。 その中で、新たなデジタル技術、こういう道具、いわゆるデジタル化というのはそれが目的ではございませんので、大きい目的があって、先ほどの望月議員の提案も観光の目的であったり、疑似体験することによっての防災の避難のことだったり。ですので、デジタル化のところをしっかり目的と道具を履き違えないようにしながらも、新しいものを取り入れていく、研究していくというのを、こういう会議の中で掘り起こしをしてみたいな。そして、その活用について様々な知識、アイデアを持っている職員の掘り起こし、またそれを庁内で活用できるような横連携できるようなことをこの会議を通じて、このDX推進計画の中でやっていきたいなと思っております。 以上でございます。 ○議長(小松快造議員) 総務部長。 ◎総務部長(滝川日出男君) 現状の体制の中で回答させていただきます。 今事務改善提案制度というものがございまして、実際に職員の若い方も含めて、こういうことを導入したらいいかという事務提案を1年に1回募集しています。今回に限りましては、デジタル化に関する提案ということで募集したところ、10件の応募があって、4件がデジタル化の提案でした。自由提案なのですが。その中で3件を採用したということがございますので、この制度を利用して、そういうような新しい機器についても来年度、また募集の際には意識した形の募集をかけたいと今思っております。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 教育委員会としても、先ほど答弁させていただきましたとおり、本当に前向きに取り組んでいきたいなということで、私たちのほうではもう既にICT活用推進委員会という組織を持っていますので、そこで一応ハード面のほうのことは考えていただきましたので、今度ソフト面ということで、その検討の一つに加えていただいて、それで今年ソフト面については中学校で1校、富士宮市の指定ということで指定をさせていただきます。それから、小学校についても1校指定をさせていただきますので、推進委員会でのいろいろ発案されたものとか企画されたものについては、すぐに小学校、中学校で実際にそれがどのくらい有効であるかということについて研究していただいて、2年の研究ですので、もしこれが採用されたら、2年後にはそれが全部の学校に広がっていくような、そんな方策が取れますので、ぜひ御期待ください。 ◆6番(望月則男議員) ありがとうございます。かなり皆さん前向きに捉えていただいて、提案してよかったかなと思います。 実際に先月、南伊豆町議会のほうでも一般質問のほうで、観光地におけるメタバースの活用、バーチャル南伊豆国の設立ということで一般質問された議員がおられました。やはりこのメタバースだとかVRの技術というのはまだまだ法的にも、いろんな意味で確立されたものではないので、開発途中のものであることも十分承知していますが、やはり富士宮市、これだけたくさんのアクティビティーもあったり、川下りだったり、いろいろなアクティビティーがある中で、やはりこれでコロナ禍の中であっても、世界中からアクセスすることができるかと思います。 実際この南伊豆町のほうも町長の答弁だったのですが、検討をして、比較的前向きに捉えていきたいということであったものですから、立地の特性の条件として、南伊豆町のように伊豆の先とか、通過点でない自治体は効果があるのではないかということをすごく言われております。京都とかは直接行けるからやってもそんなに効果がないのではないかと。実際見てしまったほうが早いのではないかと。ただ、天草市だとか、南伊豆町だとかというのは、下田市までは行くけれども、そこから先はとかという。富士宮市も若干似たような傾向があったりする部分もありますので、そういった部分で観光にまず特化してみる、移住定住に特化してみるということで、何かあればお願いします。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 現実的にその場へ行けなくても、バーチャルで先に体験してきたものを映像として撮っておけば、それをあちこちから来た人に見てもらうということもできる。例えばの話ですけれども、人穴神社の入っていく洞窟とか、あるいは場合によっては入ってはいけない話なのですが、洞窟探検なんか特に万野風穴とか、私は昔行ったことがあるのですけれども、人穴の三ツ池穴、あそこのところ、ずっと奥まで行ったことがあるのです。そんなのふだん見られないような、そういう状況のところをこれを使って見れば、訪れた人は魅力を感じるのではないかな、こんなふうにひょっと思っていました。 以上です。 ◆6番(望月則男議員) ありがとうございます。やはり観光において、以前にも様々な部長と話をしたのですが、やはり白糸の滝は車椅子の方、どうやっていくのという場所だと思うのです。そういったところにこういうツールだとか、身体的な障がいを持っていたりする人に、これをつけることによって障がいがないことを錯覚させるぐらいまで没入感というのが強くありますので、これが2050年に制約からの解放ということで、2050年を目標にしてはいますが、実際にはもっと早い段階でこういったことが来るのではないかなと思います。 あと、この資料を作ってきたのですけれども、VRだけではなくて、ARという技術も、例えば代表されるのですと任天堂のポケモンGOとか、携帯電話を持って歩いたりとかという。様々なツールが実際あります。ぜひ皆さんにも見ていただきたいのが、内閣府のムーンショットです。この取組が様々あって、一見今見るとむちゃくちゃなことのように感じることはあると思うのですが、やはりこれはケネディ大統領の言葉から取っているものですけれども、大統領就任が1961年で、その当時月に行くことは想像もできなかったことが、1969年のたった10年もたたない間に実際に行けてしまったと。やはりそれぐらい高い目標意識というのを職員だったり、学校の先生だったり、いろんな方に持ってもらいたいと思います。特に20代であれば、30年後、50代です。こんな言い方はあれですけれども、高齢者というよりも、その20代の人たちが30年後の50代を目指す、何かをやっぱり目指して働くということがとても重要だなということを最近強く感じますので、教育なんかもやはり夢がなければ努力しませんので、そういったところは強く意識できるツールかと思い、今日紹介させていただきました。皆さんの答弁がかなり前向きな答弁をいただきましたので、ぜひ未来に向けた富士宮市としてどう活用するか、先進的にどんどん、どんどんトライしていっていただければと思います。 以上で一般質問のほうを終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で6番 望月則男議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午前11時10分休憩                                                                            午前11時20分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、20番 村瀬旬議員の質問を許します。20番 村瀬旬議員。〔20番 村瀬 旬議員 登壇〕 ◆20番(村瀬旬議員) 早速一般質問を行います。 発言項目1といたしまして、菩提寺もなく、また跡取りもいない市民のための納骨堂、樹木葬墓地の設置についてお尋ねをいたします。菩提寺のある方は、永代供養していただければよいのでしょうけれども、富士宮市民としてこの地で共に暮らしてきた方々に安心していただくために、市営の納骨堂や樹木葬墓地を設置すべきと考える。民間では幾らでもありますけれども、将来その事業者がどうなるか不明であることから、やはり市が最後まで市民のことを考えるべきであると考えます。 要旨の(1)、平成25年11月定例会及び平成30年11月定例会において、私の一般質問の後に研究のために担当課が他市に視察に行かれたとのことでありますけれども、その内容をお聞かせ願いたい。 要旨の(2)として、市としてどのくらいの面積の余裕があるか、お尋ねします。 要旨の(3)として、市長のお考えをお聞かせ願いたい。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) では、私からは要旨(1)、一般質問後、研究のために担当課が他市に視察に行った内容についてお答えします。 村瀬議員の御質問を受け、納骨堂、樹木葬墓地の調査研究のため、環境企画課職員により平成30年10月に静岡市営納骨堂、同年12月に浜松市と島田市の市営納骨堂、令和2年1月に袋井市営樹木葬墓地を視察しました。静岡市は平成7年に設置、永年収蔵可能数は1万7,000体、浜松市は平成19年に設置、永年収蔵可能数は6,000体、島田市は平成27年に設置、永年収蔵可能数は3,000体でした。また、袋井市は県内初の市営樹木葬墓地を令和元年に設置、区画数は1,000区画でした。視察した納骨堂及び樹木葬墓地は、いずれも納骨時に永代使用料を支払うと、その後の管理料は不要になるため、お墓を建てても墓守をする人がいない等の理由で、将来の無縁墓化を懸念する方にとってはメリットがあると感じました。しかしながら、1度埋葬するとお骨を取り出すことができないため、納骨後に改葬を希望された場合に対応できないことなどの課題も伺っております。 なお、2月末日現在で県内市町の状況を問い合わせたところ、回答をいただいた35市町のうち市営の納骨堂を設置している市町は静岡市、島田市、浜松市、磐田市の4市、樹木葬は袋井市の1市でした。 次に、要旨(2)、市としてどのくらいの面積の余裕があるのかについてお答えします。現在市営墓地として使用している朝霧霊園の西側に墓地用地として確保してある約1万8,500平方メートルの土地がございます。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 市営の納骨堂、樹木葬墓地の設置に関する市長の考えについてということで、私からお答えをいたします。 現在までのところ、当市においては寺院が設置する納骨堂などで需要には対応できていると考えております。また、市民から市営の納骨堂や樹木葬の設置に関する要望は伺っておりませんことから、当面は現状の墓地経営を進める考えであります。しかしながら、近年少子化問題、核家族化の進展など、墓地の在り方についても多様化しています。また、先ほど担当部長から答弁がありましたとおり、納骨堂、樹木葬については、将来承継できない無縁墓を懸念する方にとっては、新たな供養の形として選択肢の幅を広げるものと考えます。そのため、今後も市民の皆様のニーズや近隣市町の状況、墓地事情等を注視しながら、市営墓地の在り方について情報収集を行い、できるだけ前向きに取り組んでまいります。 以上であります。 ◆20番(村瀬旬議員) 分かりました。 これはニーズが、いきなり独り暮らしの人が市に対してやってくれということを言うはずはないと思っております。そんな団体もあるわけではないものですから。そして、みんな1人なものですから、それはないと思います。そして、寺院でも間に合っていると言っておりますけれども、私が申し上げたいのは、菩提寺がない人、それは間に合っていないわけ、何も。そういう人に対しての話なのです。私は菩提寺がありますから、代々ありますから、永代供養をしてもらえばいいわけ、後になっても。しかし、1人でいて、そういう人はいっぱいいます。そして、さっき袋井市も最初のところがいっぱいになってしまって、今年の令和3年3月からまた再募集をかけています。それだけニーズがあれば、なければどうしようかなとなっているだけでございまして。ですから、今のところはないです。しかし、今のところはないにしても、必要なことは必要ではないかと。もちろんいろいろ研究してというのですけれども、でも別に準備はしておいて、すぐ造れとは言いませんけれども、しかし何らかのアクションを起こさないと、今のだと話で終わりなのです。いや、間に合っているよでは、単なる追い返しなのです。ピンポンとして、すみません、こういうものを買いませんかと、いや、間に合っていますよと。これからです、これから。私はそう思って、だから何回も質問しているのであります。 これ、ほかの他市が、袋井市もそうなのですけれども、始めるということは、どこかのきっかけは分かりません。ただ、造っていっぱいになってしまって、そしてまた再募集するということは、それだけ袋井市だけ変わった宗教ではないかと。そんなことはありっこないですから。だから、私は前向きに、前向きという言葉はすごくいいのですけれども、前向きというのはどこまでか。これ私が言いたいのは、市長、1度担当部とか課に対してもっと研究してくれと、袋井市へ行って。そうしていただかないと、私は何か追っ払われたみたいなもので、そこは調査費はつきませんか、100万円ぐらい。つかないですか。でも、もう一回担当課に精査してもらって、片手間でいいです。せっぱ詰まったものではないですけれども、将来的には絶対になりますから。そんな時代が来ます。私はそれは分かっているのです。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 今の答弁で御理解いただけたかなと思ったのですけれども、どうしてももっともっと積極的にというような話でございます。 おっしゃるように、市としては前向きに取り組んでいくということは、具体的に何とかその方向を考えていきたいという思いであります。ただ、今すぐということではなくて、ちょっと研究してみたい、調査してみたい。できれば朝霧墓園の中のどこかの一画へそうしたところがあってもいいかなというようなことであります。村瀬議員の望む形になるように、できるだけそういう方向で努めてみたいと思います。 以上であります。 ◆20番(村瀬旬議員) 分かりました。ありがとうございます。 そのことは、私が議員をやっている間にお願いします。いつまでやっているか、私分かりませんけれども。しかし、命が続く限り議員をやりますので、落選するまでやりますから。それはそれでいいのですけれども。ただ、これほかの市町だと土地がないのです。土地がないところがいっぱいです。うちはすごく霊園問題でトラウマになっているかもしれませんけれども、忘れたかもしれませんけれども、あれだけ大きな問題になって、市長も副市長もすごく苦い経験をされたと思います、若い頃。ただ、もうその問題もクリアしてしまって、私たちがついているのは市の土地があるわけです。土地があるし、そしてなおかつ造るものもそれに公園を造るようなものです。公園には器具が必要です。器具は要らない。器具は要らないから、別に何も。ブランコ乗ったりしないもので。納骨堂にしても、そんな立派なものを、立派といいますか、中身が濃いものではなくてもいいということで、やろうと思えばいつでもできると思います。そんなところでしょう。だから、とにかく前向きに、本当に前向きに検討してくれます。ちょっと手を挙げてください。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 私が申し上げたかったのは、一般の方は何とか墓地、お寺があったりなんかして間に合っているでしょう。ただ、そうでない、そういうものがない困っている人のことを考えれば必要かなという思いを持っています。ただ、ここではっきり造りますとは言わないで、調査をしっかりして、そして前向きに検討していくということでありますから、御理解いただきたいと思います。 ◆20番(村瀬旬議員) 十二分に理解しました。もういきなり突っぱねられてしまったと思ったもので、私。どっちにしろ、何十年先か分かりませんけれども、こういう時代になってくると私は思っています。この中でもそういう人たちもいるかもしれない。後ろの人たちは将来先が見えていますからいいのですけれども、こちらも見えているのですけれども、まだ若い人たち、職員でも30代、40代の人たちはいらっしゃいますし、やっぱり市のほうで最後まで面倒を見てあげたほうがいいのではないかと。そして、安心して最後寝られるのです。どうするのかな、私独りぼっちで。それで、どこに行ってしまうのだろうと。菩提寺も今さらお寺に墓地を買っても誰も見てくれないと。どこか無縁仏というか、行き倒れの人がいますね、富士宮市でも。年に1度あるかないか。何だっけ、出てこないな。〔「行旅死亡人」と呼ぶ者あり〕 ◆20番(村瀬旬議員) そう。そんなことがあるものですから、そうなってしまっては嫌だなと思っておりますので。市長がこうやって公の場で言ってくれているのですから、いいのではないかと。私は思ったのですけれども、営業。私は商社にいたのですけれども、営業は断られたときから始まるというのですけれども、今は断られたわけではないものですから、よかったなと思って、今回の一般質問をやってよかったなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。部課のほうもよろしくお願いします。このとおりです。では、この項はもう終わりにします。終わりにしますが、またいつかやりますから。どうなったと聞きますので。 では、次の第2項をいたします。富士宮市の牛乳のおいしさや共励会の結果を市民に周知することについてお尋ねをいたします。令和3年11月定例会において池谷教育長の発言の中で、富士宮市の牛乳は第12回関東生乳品質改善共励会で上位6位に4者が入賞しているものであったと発言がありまして、調べたところ、参加者は2,019人で、最優秀賞の第1位に富士宮市の牛乳が選ばれていました。おいしさの基準は、乳脂肪率、無脂固形分率の高さにあるとのことですが、確かに価格はそれなりでありますけれども、おいしさには好みがあるのでしょうけれども、しかし他と比べて飲めば違いは分かるはずです。これはソフトクリームでもアイスクリームでも同じことであります。そこで、以下についてお伺いをいたします。 要旨(1)、担当課はこの事実を把握していたか。 要旨(2)、市民にこの事実を周知したほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。 要旨(3)、市内小中学校の児童生徒に給食の牛乳のよさと酪農家の努力を教えていただきたいが、その考えはあるか、お聞かせ願いたい。 以上でございます。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私からは発言項目の2の全てについてお答えをいたします。 初めに、要旨(1)、担当課はこの事実を把握していたかについてお答えします。市内で酪農業を営まれている農家が生産した牛乳が、毎年共励会において優秀な成績を収められていることは、富士開拓農業協同組合及び富士宮市農業協同組合から情報提供いただき、承知しております。 次に、要旨(2)、市民にこの事実を周知したほうがよいと思うが、いかがかについてお答えします。第12回の共励会において第1位になられた農家においては市長を表敬訪問され、直接受賞報告をしたところでありますが、そのときの様子を新聞社に取り上げていただいております。市内で生産される牛乳は、富士地区の学校給食にも採用されているため、こうした機会を通じて品質のよさが既に市民をはじめとして広く知られていると考えておりますが、共励会で高く評価された場合には、農家の意向などにも配慮しながら、今後も市長表敬のような機会を設け、各新聞社に取り上げていただけるよう努めるとともに、「広報ふじのみや」への掲載をはじめ様々な方法を用いて積極的に周知してまいります。 いずれにいたしましても、市内で生産された牛乳の品質が高い評価を受けることは、市民としての名誉でもあり、農家にとっても励みになる明るい話題ですので、今後も市の内外を問わず情報発信してまいります。 次に、要旨(3)、児童生徒に給食の牛乳のよさと酪農家の努力を教える考えはあるかについてお答えします。学校給食牛乳を生産している富士の国乳業株式会社は、先ほど説明しました共励会の上位者など、厳しい基準を設けた牧場による厳選された牛乳を提供しております。その上位受賞の5つの牧場だけで絞られた生産者の顔が見える牛乳として、ポスターやチラシなどでPRしています。現在富士の国乳業株式会社では、中学校において育ち盛りにある生徒たちへ、牛乳の栄養に関する知識や牛乳の必要性について説明を行ったり、学校給食牛乳を生産している農家からも地元の中学校において学校給食牛乳のプラント建設に至った経緯や品質のよさについての講話を実施しています。また、市では、学校や教諭からの依頼に応じて、酪農をはじめとする畜産業に関する説明に職員を派遣しています。この2年間は、上野小学校の3年生を受け持たれている教諭から依頼をいただき、話を聞いた児童からのお手紙により、酪農を身近に感じていただいていることを認識しております。さらに新しい取組として、小学生を対象に牛の生態や飼育方法、そして給食で飲んでいる牛乳のおいしさについて、農家による牛乳講座を計画しており、学校と協力して実施していきたいと考えています。 最後に、学校給食牛乳をPRするため、学校給食牛乳を使ったレシピ集を作成し、活用していただくよう各学校へ配布いたしました。また、牛乳を使用した食品会社とのコラボなど、富士宮産100%牛乳のおいしさについて引き続き周知してまいります。 答弁は以上です。 ◆20番(村瀬旬議員) 分かりました。着々と進んでいるということで、これはレシピだとかいろんなものをパンフレットは全国的に配布しているのですか、全国的に。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) PRポスター、チラシというのは全国的ということではありませんで、市内に掲示のほうをお願いしています。また、富士市のほうにも牛乳が使われていると、富士の国乳業株式会社の学校給食牛乳を行っていますので、富士地域を主としてその辺のPRに努めているというところでございます。 ◆20番(村瀬旬議員) 事業というわけではないけれども、要請があった学校だけにやるのか、それとも強制でいうことではないですね、いわゆるこうなのだよというような何かの一環的なものがあるのか、そういう場面というのはないのですか。何か一方的に配ったよでは、何か。要望があったことだけだと、何となくあれなのだけれども、そのような形はどうかと思って。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) 仕組みとしましては、まだ現在のところそういった要望を受けて、職員派遣をさせていただいています。酪農業の方にいただいているパターンもございますが、一つ何かの仕組みがあるということではありませんので、今現在はそういった要望に応じてということですので、今後はですからこういったことでしっかり周知をという御意見だと思いますので、またちょっとその仕組みづくりもしっかりしていきたいなというように考えています。 ◆20番(村瀬旬議員) 現場のほうはどうなのですか、教育委員会として何か。商売の人ばかりとか何か。 ○議長(小松快造議員) 教育長。
    ◎教育長(池谷眞德君) 教育委員会の関係としましては、学校給食の給食指導の時間で牛乳のことについて説明していますので、子どもたちは自分たちが飲んでいる牛乳のよさというものについてはよく知っていると思います。うちの孫も今小学校2年生なのですけれども、1年生のときは牛乳の話はほとんどしなかったのですけれども、先週の日曜日も遊びに来て、冷蔵庫を開けて、「じいじ、牛乳はないの」と言っているくらい、家庭でも飲んでいるし、学校でもそうですし、今度置いてねと、同じ質の牛乳を置けるかどうか、ちょっと心配ですけれども、次に遊びに来るときは冷蔵庫の中に牛乳を入れておかないと怒られるかなということで、かなり子どもたちは牛乳についてはいいイメージを持っていると思います。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) すみません。先ほどの答弁、ちょっと補足させてください。 先ほどこれから仕組みづくりというお話をしましたが、現在のところこの富士地域全体において食育講座という形で、学校とも連携させていただきながら、こちらからこういう講師の派遣もできますよと、場合によっては酪農家の派遣もできますということで、その辺をこちらから仕組みづくりとしてつくってありますので、そういったことで要請を受けて行っているという状況でございますので、なお一層のまた周知に努めていきたいと思います。 ◆20番(村瀬旬議員) そうですか。あと、反応というのはこれからということなのでしょうね。私もこの前教育長も言ったように、あと教育部長も自分のお子さんが給食の牛乳をおいしいよと言っているというので、私はそれを聞いてよかったなと思って。給食をまずい、うまいという話になったもので、せめて牛乳ではなくて、今食事、食生活、子どもたちはハンバーガーを食べたり、いろいろ味の濃いものばかり、何でも食べているものですから、だから給食の味というのはなかなかちょっと違うのではないかと思っていると思います。 私が子どもの頃はすごくおいしかったような気がいたします。特に鯨の竜田揚げ、あれは今なかなか鯨はないものですから。そして、あと私が一番苦しかったのは脱脂粉乳、あれはとてもとても飲めなくて、小学校2年ぐらいに飲んだのかな。戦争に負けて、アメリカのほうでいわゆる昭和20年は非常に不作だったものですから、食糧難で、天皇もマッカーサーのところに行って、とにかく飢えてしまいますから頼みますよと、食料を調達に行ったくらい、私はどんな刑を受けようが構わないという、涙が出るような発言をしてくれたのですけれども、そんな形で脱脂粉乳ももらったのですけれども、ただ私の時代は脱脂粉乳が要るような時代ではなかったのですけれども、何か知らないけれども、脱脂粉乳が出まして、昔は学校の先生に残すと怒られてしまうのです。当たり前の話ですね。うちのおばあちゃんは明治生まれですけれども、やっぱり怒りました。このものを一つも食べられなくて、南方の兵たちは死んでいったのだと。絶対文句なく食べなければいけないと言われていましたし、学校の先生もせっかく給食のおばさんが作ってくれたのに残してはいけないということで。そんな思い出がありました。ただ、脱脂粉乳だけは飲めなかったものですから、隣の女の子に飲んでもらってごまかしていたのですけれども、その女の子、渡辺佳正議員の義理の妹なのですけれども、小学校1年から中学3年まで同じクラスだったのです、ずっと9年間。そういうことで、いつも会うと、「あんたの、村瀬の脱脂粉乳、私飲んであげたんだからね」というような思い出がありまして、また今はこんなおいしい牛乳が飲めるということはすごく幸せだと思います。だから、給食も非常に栄養価も計算してやっていただいているということであります。佐野和彦議員のところとけんかしているわけではないのです。そうではなくて、反論ではなくて、私が言いたいのは牛乳を、そんなおいしいものを提供してもらっているということ、事実を分かってくれれば、これも一つの教育ではないかと思っておりますので、そんなところでお時間が参りましたので、この辺で。まだありますけれども。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で20番 村瀬旬議員の質問を終了します。 次に、発言通告順により、10番 仲亀恭平議員の質問を許します。10番 仲亀恭平議員。                                     〔10番 仲亀恭平議員 登壇〕 ◆10番(仲亀恭平議員) 小松議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。議席番号10、会派育成、仲亀恭平です。 皆さん、こんにちは。前回マイクとの距離が遠かったのですが、見てください。こちらのかわいいマイクスタンド、富士山がとてもすてきで、声もばっちり拾ってくれていると思います。ありがとうございます。対応してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。誠にありがとうございます。 それでは、一般質問に入ります。発言項目1、美しい花いっぱいのまちづくりについて。富士宮市は、花便りが一段とにぎやかな季節となりました。桜の開花ももうすぐなのではないでしょうか。とても楽しみです。学生の頃、担任の先生に、花には人の心を和ませ、ストレスを緩和し、疲労を軽減する効果があると聞いたことがあります。確かに花を眺めたり、触れたりすると、心が癒やされているような、そんな気分になります。富士宮市では、市民の皆様の暮らしや来訪者の方々に潤いと安らぎを与えるような魅力ある美しい花いっぱいのまちづくりを推進しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延とその対策の影響を受けて、市民の皆様も自粛が続き、暗くなりがちだと思われます。そんな暗い気分を吹き飛ばすため、以下についてお伺いいたします。 要旨(1)、市役所を花いっぱい運動の聖地にしてはどうか、お伺いいたします。 要旨(2)、市役所の玄関前広場をもっと花いっぱいにしてはどうか、提案いたします。 要旨(3)、花いっぱいの市役所の玄関前広場にネーミングをしてはいかがか、提案いたします。よろしく御回答ください。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) それでは、私から発言項目の1、要旨の(1)から(3)までの全てについてお答えいたします。 初めに、要旨(1)、市役所を花いっぱい運動の聖地にしてはどうか、要旨(2)、市役所の玄関前広場をもっと花でいっぱいにしてはどうかについては関連しますので、一括してお答えいたします。美しい花いっぱいのまちづくり事業は、総合計画に位置づけられた主要施策として推進しており、花壇づくりコンクールをはじめ緑化祭や緑化推進団体への支援等の緑化推進事業に加え、商店街地区における花いっぱいのおもてなし空間づくりや各公共施設の玄関、敷地内をプランター花壇等で装飾する取組など、花の装飾による彩りのある空間づくりを実施し、市民や来訪者に潤いと安らぎを与える魅力あるまちづくりを積極的に推進しております。また、庁舎玄関前広場につきましては、日本ハンギングバスケット協会マスター資格を有する団体に委託し、正面玄関、池前広場街灯やキャノピーの合計8か所にハンギングバスケット等を設置するとともに、公共施設の花苗配布事業を活用し、池前広場に沿ってフラワーポットを設置することで、来庁者を和ませる雰囲気づくりに努めております。 なお、令和4年度には市制80周年を迎えることから、より華やかな演出を図れるように、設置数や設置箇所、デザインなどについて施設所管課とともに検討してまいります。あわせて、商店街地区においても駅周辺から中心市街地にかけて花装飾を工夫し、より一層のにぎわいの創出を考えております。以上のように、玄関前広場を中心とした市役所の花いっぱいの演出にも力を入れてまいりますが、美しい花いっぱいのまちづくり事業は、中心市街地のにぎわい創出や市域全体での彩りのある空間づくりを目指しておりますので、市役所だけではなく、富士宮市全体が花いっぱい運動の聖地となるよう取り組んでいきたいと考えております。 次に、要旨(3)、花壇づくりコンクールの受賞者等の協力を得て、玄関前広場で花の植栽を行い、愛称などを掲示してはいかがかについてお答えいたします。来庁者の気持ちを明るくするために、市役所の花装飾を工夫することの意義は大きいと感じておりますが、先ほども答弁しましたように、美しい花いっぱいのまちづくり事業では市役所だけではなく、中心市街地のにぎわい創出にもつなげていきたいと考えておりますので、市役所を含めた町なかエリアのトータル的なフラワーコーディネート、コンクール受賞者等の活動状況、庁舎施設管理の状況、ネーミングの在り方、これらを勘案した中で検討していきたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) 御答弁ありがとうございました。要旨(3)については承知いたしました。利用者や地域に愛される花いっぱいのまちづくりをさらに推進することになり、提案させていただいたものであります。 まず、情勢についてお伺いしたいと思います。現在緑化推進市民の会を中心に富士宮市に花という彩りを添え、富士宮市の観光や地域の活性化につながっていると感じます。ですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、卒業式をはじめ各種イベント等が縮小される現状の中、花の需要も冷え込んでいると聞いたことがあります。花の需要の喚起を図るべく、新たなプロジェクトなどの計画がもしおありでしたら教えていただきたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 富士宮市の事業は新型コロナウイルス感染症に関係なく実施しておりますので、それらについては従来どおり花の利用はしていると思います。ただ、全体的におっしゃるように、いろいろイベントがなくて、そういったものの需要が減っているということは、これは花だけではなくいろんなものだと思います。食品から何から。それだけに特化してとかではありませんけれども、来年、先ほども言いましたけれども、市制80周年に向けて今以上に華やかにしていきたいと思っていますので、今おっしゃったようなことも念頭に入れて、これを機に花にも関心が向いて、花のほうの需要喚起にもつながるように、そういう形で取り組んでいきたいと考えております。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。市制80周年を迎える今、大事な行事のときには必ずといっていいほど花がありますので、盛り上げるためにもこの花いっぱい運動を推進していければいいなと思います。 御答弁いただいた中から再質問をさせていただきます。先ほどの80周年という機もありますので、現在の2倍、3倍と色とりどりの花を飾ることはできないのでしょうか。同時にハンギングバスケットもたくさん飾ることで道行く人々を楽しませるとともに、美しい町並みになると思います。ぜひ来た方がファンになるような、そんな市役所を実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) これも今御提案に全て沿えるかどうか分かりません。2倍、3倍などというところの数的なものは分かりませんけれども、少なくとも今よりも華やかにということで、あとは量もですけれども、あとは見せ方です。いろんなものがあると思います。 それから、市役所も含めて、市役所だけではなく、横の広がり、中心市街地への人の流れもつくりたいと。先ほど言ったように、新型コロナウイルス感染症からの回復を待って町なかがにぎやかになるようなものの中で、この美しい花いっぱいの事業がその一助となるようにということがありますので、ちょっと考えるのが、よく今インスタ映えとかいいますけれども、よく花のオブジェのところで写真を撮ったりというようなスポットを考えたりとか、いろいろそういうことも町なかを回遊してもらうことにつながると思いますので、今仲亀議員がおっしゃったようなことも含めて工夫しながら取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 仲亀議員は、多分今の市役所の表玄関の状況を見て寂しいなと思っているのではないかなと私は思ったのです。 確かに今の状況、ちょっと暗ぼったいです。建物があって、太陽が影になってしまって差さないものですから、余計暗ぼったいと。それで、正面玄関ですから、もっと豪華にどんと、そういう花をたくさん植えるように、80周年のこともあるし、また中心になるところをもう少し気張らないといけないかなという思いもありますものですから、これからそういう植えることについて、これは奉仕でやってくださっているところもありますものですから、注文つけるのもなかなかやっかいですけれども、お願いはして、そういうふうにしてもう少し明るい色の花とか、もっとどんと癒やされるような、そういうものに転換してもらうようにひとつ、担当のほうから注文つけてお願いをしていただければありがたいと。そんなことで実施をさせていただきます。よろしくお願いします。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。とてもうれしい答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。 デザインに関しても、富士宮市にはとても能力の高い方がたくさんいます。先ほどのハンギングバスケット協会のマスターの資格者であったり、あとは農林事務所長から令和3年度の地域環境美化功績者表彰が伝達されたというニュースを聞き、私自身も喜ばしい限りです。そういった方が市役所の前を明るく元気にコーディネートといいますか、デザインしてくれたら、とても雰囲気よく80周年も祝えるのかななんていうふうに思いますので、御提案させていただければと思います。 今回は、まず市役所からという内容でした。答弁をいただいたとおり、そこから富士宮市全体に広がっていけばいいなということは私も賛成でございます。現在富士宮市の玄関口である駅周辺、富士宮駅と西富士宮駅、そちらで活動していただいている方もいらっしゃいますので、さらなる支援をいただければ、緑豊かな住みやすい富士宮市を実現できると思っております。 また、私は、本気で富士宮市が花いっぱいのまちづくりの聖地になれる場所だと思い、今回一般質問をさせていただきました。市が中心となり、皆様の協力を得ることで、また市民の皆様の協力も得ることで実現できる、そう思っております。ぜひほかの市町に負けない、美しい花いっぱいのまち富士宮を目指して前に進んでいけたらいいなと思い、以上で一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で10番 仲亀恭平議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。                                     午後0時01分休憩                                                                            午後1時20分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、1番 渡辺佳正議員の質問を許します。1番 渡辺佳正議員。               〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 午後の最初の質問をさせていただきます。30分ですので、てきぱきとやっていきたいと思います。 発言項目の1、保留児童の実態と改善について。保留児童という言葉、なじみのない方もいると思いますが、待機児童という言葉はよく知られています。この保留児童というのはどういう子どもかということをまず皆さんに御理解いただきたいと思います。公立保育園や認定こども園、その他様々な民間保育所では、毎年4月入園のほか、中途入園が毎月行われています。しかし、保護者が入園を希望しても、希望先の保育所が定員いっぱいなどの入園できない場合があります。その場合、別の保育所を紹介されますが、自宅や勤務先から遠かったり、兄弟で別々の保育所に通わせなければならないなどの理由で入園を保留する場合があります。これを保留児童といいます。 待機児童は、富士宮市はゼロですが、保留児童は県内どこの自治体でも数十人から100人以上いるという数字が、静岡県社会保障推進協議会が全自治体に集計しているアンケート結果から出ております。産休、育休明けで、仕事に復帰するために入園を希望して、保留せざるを得ない場合など、勤務先から解雇を通告されるなど深刻なケースもあるようです。待機児童ゼロだけではなく、保留児童ゼロになってこそ、産んでよし、育ててよしの富士宮市になります。 そこで、具体的に質問します。要旨(1)、保育所等において、過去3年間で保留児童の人数はどう推移しているのか。 要旨の(2)、今年度の保留児童はどのような理由で保留になっているのか、また理由別の人数はそれぞれ何人いるのか。 要旨の(3)、保留児童を一人も出さないために、市は何らかの対策を実施しているのか。 以上です。答弁を求めます。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 発言項目1の保育所等に入所を希望しているが、入所ができていない保留児童の実態と改善について、要旨(1)から(3)まで一括してお答えいたします。 まず、要旨(1)の保育所等における過去3年間の保留児童数の推移についてお答えいたします。先ほど渡辺議員からも御説明がありました、保育所等に入所したいのにできない児童であります保留児童の数は、それぞれ4月1日現在の状況で令和元年は22人、令和2年は18人、令和3年は28人という状況です。 次に、要旨(2)、今年度の保留児童はどのような理由で保留になっているか、またその理由別の人数についてお答えいたします。令和3年4月1日現在の保留児童数23人のうち、保育所、認定こども園、小規模保育所以外の施設を利用している児童が12人、育児休業を延長された方が6人、特定の保育所等を希望している方が5人となっています。 次に、要旨(3)、保留児童を出さないために市はどのような対策を実施しているのかについてお答えいたします。保育所や認定こども園には定員がございますが、以前より市内で人口が増えてきている小泉や大岩地区にある富士根保育園や大岩明倫保育園、小泉こども園では、定員の弾力化の運用を実施し、定員以上の園児を受け入れております。また、公立保育園においては、会計年度任用職員の保育士の応募状況はなかなか厳しいのが現状ですが、この募集を常時行い、一人でも多くの保育士を確保することで、保育所に入所できない児童を出さないように努めているところでもございます。さらに、私立保育所や認定こども園においては、年度途中のゼロ歳児の入所希望者のために、年度当初から保育士を配置する保育所などに対し、年度途中入所サポート事業費補助金を交付することで、計画的なゼロ歳児の受入れを実施していただいております。新年度や年度途中の入所募集の際も、希望する保育所などに入所できない場合、保護者の意向を確認しながら、他の保育所を案内するようにしています。また、希望の地域で入所できる保育所がなく、保留児童になった場合におきましても、その申込みを毎月の入所審査で改めて検討しているところです。これらに加えまして、一時保育を市内全園で実施することで、保育所などに入所できなかった児童をフォローする体制も整えております。これらのことにより、保留児童を一人でも減らすことができるよう、また出さないように取り組んでいるところでございますが、今後も保護者の不安を少しでも取り除くことができるよう、入所希望者に対する相談支援に努めてまいります。 答弁は以上です。 ◆1番(渡辺佳正議員) 希望する認定保育園とか公立保育園など以外のところに行っているという理由の人が12人、それから育児休業を延長している人が12人、あと5人いるという、令和3年度の4月1日時点の理由と数字を述べていただいたのですが、この年度途中で中途入園がなかなかできないというケースも多いと思うのですけれども、月別にだんだん増えてくるなんていうことはあると思うのです。4月1日時点と9月と3月でまた変わってくると思うのですが、その辺の推移というのはどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) それぞれ毎月の入所の状況というのは、4月から3月に向かってずっと増え続けているという状況ではなくて、増えたり減ったりという状況でございます。それから、先ほど育児休業を延長された方の人数ですが、6人でございます。 ◆1番(渡辺佳正議員) 分かりました。入園を希望しても、希望するところには入れない。それから、育児休業を延長しているというのは、まさに保留という言い方がいいのか。私は、もうこういう人も待機児童だと、待機しているわけですから、ちゃんとしたというか、自分の希望するところに入るところを希望して、やむを得なくほかのところに行っているというのは、もうこれは待機児童として本来はカウントすべきものだと思うのですが、全国的に待機児童が大変問題になって以来、待機児童というのはゼロなのですけれども、保留児童をやっぱりなくしていくということが大切だと思います。 特に職場に育児休業明けで復帰するのに、3か月前から入園を希望申請出すことができるのです。例えば5月から復帰したいというときには、2月から希望を出せるようです。そして、5月1日から入園できる子どもの場合、4月25日ぐらいにならないと許可が来ない。つまり直前まで入れるのかどうかという通知さえもらえない。保護者にとってみれば、復帰できるのかどうか、入園の準備すらできないという深刻な状況があります。こういう3か月前から入園を希望している人には、やっぱり直前まで入園を受け付けるというのは分かるのですけれども、やはり申請したときの早い人から入園の許可というのは出していくということで、少しは職場復帰へのストレスというのが緩和されるのではないかなと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 心情的には渡辺議員がおっしゃるとおりの部分がございますけれども、最終的に様々な調整といったところがございまして、早めの通知というのが難しいといったのが現状でございます。 ◆1番(渡辺佳正議員) 4月入園の場合には2回、3回と入園の許可の時期がずれているのです。中途入園の場合は直前にならないと分からない。これは全国どこの自治体もこういう形になっているようですけれども、ここはやっぱりただしていくというか、改善していくことは大切だと思いますので、ぜひそれは富士宮市だけでできるのかどうか、分かりませんけれども、そういう声を厚生労働省に上げて改善していただきたいなということで、ぜひよろしくお願いします。 続いて、発言項目の2に移ります。高齢者施設とエッセンシャルワーカーの新型コロナウイルス感染症防止対策について伺います。県内では、連日どこかの自治体で介護施設や保育所、障がい者施設などでクラスターが発生し、市内では小中学校や保育所の休校、休園が発生しております。社会活動を動かしていくために不可欠な仕事、いわゆるエッセンシャルワーカーへの3回目ワクチンの接種は最優先で完了させなければなりません。 そこで伺います。要旨(1)、高齢者施設の入所、通所利用者と職員及びその他のエッセンシャルワーカー全体、医療や福祉、保育、教育などの3回目のワクチン接種はどこまで進み、いつまでに完了する見込みでしょうか。 要旨(2)、施設で陽性者が確認された場合、施設の利用者と職員の全員にPCR検査を行政検査として実施しているかどうか。 以上、2つの質問です。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 発言項目2の要旨(1)、(2)について一括してお答えいたします。 初めに、要旨(1)、高齢者施設の入所及び通所利用者と職員及び医療、福祉、保育、教育などのエッセンシャルワーカー全体の3回目ワクチン接種の進捗状況についてお答えいたします。まず、高齢者施設の入所及び通所利用者と職員の3回目の接種につきましては、各施設の嘱託医をはじめ富士宮市医師会の御協力をいただき、既に1月中旬から施設内での接種が開始されており、2月末までに半数を超える施設で接種が完了し、さらに3月、今月中旬までには大方の施設で完了を見る予定となっております。なお、2回目の接種から6か月経過後の日程で接種計画を組んでいますので、一部の施設では3月下旬以降の終了となることを確認しております。 次に、エッセンシャルワーカーの接種状況ですが、医療従事者及び消防職員については既に終了しており、障がい者施設などについても高齢者施設と同様に施設内での接種を進め、3月中旬にも終了する見込みとなっております。また、2回目接種が完了している全ての市民を対象に、3回目の接種が可能となる2回目接種から6か月経過後の早い時期に接種できるよう、3回目の接種の接種券を当初より前倒しして発送しておりますので、保育園、幼稚園及び小中学校の教員などについても接種券が届いた時点で早期に予約、接種していただくことで、4月中には接種を希望するほとんどのエッセンシャルワーカーに対して、3回目の接種が完了するものと見込んでおります。 次に、要旨(2)、施設で陽性者が確認された場合に、施設の利用者と職員の全員にPCR検査を行政検査として実施しているかについてお答えいたします。行政検査は、感染症法に基づき行われる検査で、県から委託を受けた医療機関や保健所などが感染の疑いがある方などに対し必要と判断した場合に行う検査です。国からは、静岡県に対して、令和2年11月19日付で当時の急激な感染拡大の状況を踏まえ、入所系の高齢者施設への検査を徹底する旨の通知がありました。その内容は、高齢者施設内で陽性者が確認された場合には、入所者及び従事者の全員に対して原則として検査を実施するというものです。なお、通所系の高齢者施設に対しましては、国からの同様な通知はございません。 これらの点について富士保健所に状況を確認したところ、入所系、通所系施設ともに利用者や従事者の全員に対しての検査は実施できていないというのが現状で、嘱託の医師がいる場合には医師の判断により検査しており、嘱託医師がいない場合には保健所が濃厚接触者に対して抗原検査を実施している状況のようです。富士宮市といたしましては、このような国や静岡県の状況に鑑み、富士宮市医師会などの関係団体の協力をいただきながら、富士宮市独自のコロナ在宅支援相談窓口の設置や無症状者に対するPCR検査の体制の整備を進めてきました。 コロナ在宅支援相談は、窓口に常駐する看護師が濃厚接触者の特定支援や事業者への感染防護衣などの提供、PCR検査への案内などの支援を行っています。高齢者施設は、感染が疑われる者が発生した場合、介護保険の保険者ある富士宮市に報告することとなっていますので、これにより富士宮市と連絡を取り合う中で、施設側から行政検査の対象とはならなかった利用者などについて、富士宮市の検査などの支援を依頼された場合、富士宮市の無症状者に対するPCR検査を御案内しています。 この無症状者に対するPCR検査につきましては、陽性者もしくは濃厚接触者と接触している方は、富士宮市の補助を受けて検査を受けられる体制となっています。現在は、検査を実施する医療機関において、PCR検査の使用する試薬が不足している状況を踏まえ、対象者を高齢者施設などの社会インフラ施設に勤務する方や65歳以上の方、もしくは基礎疾患を有する重症化リスクの高い方に限定しています。また、静岡県にまん延防止等重点措置が適用されている期間中は、検査費用の全額を補助しています。 これらの看護師による在宅支援相談と無症状者に対するPCR検査体制により、感染が急拡大した際に保健所による濃厚接触者の特定が困難な場合でも、富士宮市が濃厚接触者の特定を支援し、検査を実施することができるため、感染拡大の防止と事業の安定的な運営に貢献できるものと考えています。これらの取組を踏まえ、今後も施設に陽性者が確認された場合に備え、実行性のある適切な支援ができるよう取り組んでまいります。 答弁は以上でございます。 ◆1番(渡辺佳正議員) 皆さんの頑張りもあって、富士宮市内の高齢者施設ではそれほど大きな感染というのは今まで出ていない。積極的に検査もやっていただいているのだろうなというふうに思います。 ただ、陽性者が出なくても、例えば定期的に1週間に1回は職員の抗原検査、簡易キットでも結構ですので、定期的に検査というのは必要だと思うのです。そういった体制はできているのでしょうか。確認できていますか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 先ほど申し上げたとおり、今検査試薬等の問題もございます。今は具体的には感染が疑われる方、それからそれらの方との濃厚接触が疑われる方、こういった方の検査を優先するということで、渡辺議員がおっしゃるような体制は整えてございません。 ◆1番(渡辺佳正議員) その一方で、今日の新聞赤旗でこういう報道がございました。学校では、国から簡易キット、検査キットが配布されているのですけれども、その8割が使われないで廃棄されていると。富士宮市内の学校ではどうでしょうか。検査キット、そんな形で廃棄しているのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 検査キット、いつまでか細かい日付は分からないのですけれども、もう既に期限が切れているはずなので、消費期限が切れていますので、廃棄のほうに回していると思います。 ◆1番(渡辺佳正議員) 本当に足りないという中で、そういう実態があるというのは本当にもったいないなと。学校では検査できなくても、やはり家庭に持たせて、何かのときに使ってほしいとか、そういう工夫がほしいなと。それはやっぱり国の検査試薬の大本が絞られているという中で、富士宮市ではなかなか確保が難しいと思いますので、次の感染拡大、本当にないことを願ってはいるのですけれども、行政としてはやっぱり備えということが大切ですので、お願いします。 市内の企業では、あるところでは毎週全社員に検査キットを渡して、週明けに出社するときには検査してこいと、全従業員に渡しているところもあるようです。こういう取組をしている企業とか事業所には、その実態がなかなか分からないと思うのですけれども、そういうところもあるということですので、それでも検査キットというのは市販のものでもないのでしょうか、取り寄せるということは。仮にそういうのを取り寄せている事業所には、何らかの支援をするとか助成をするとか、それはもちろん国の仕事なのですけれども、何か考えてほしいなと思うのですが、そういう事業所独自の取組というのは御存じでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 細かな情報はともかくといたしまして、そういった取組をされているといったところがあるということは承知してございます。 ◆1番(渡辺佳正議員) 産業振興部では、そういった事業所の検査体制なんていうのは何か情報が入っていますか。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) 今保健福祉部長が答弁したとおり、我々のところにも具体的な内容は入ってきていません。ただ、そういった活動をしている企業がいるということの情報だけは認識しております。 以上です。 ◆1番(渡辺佳正議員) 特にエッセンシャルワーカー、特にその中でも高齢者施設というところが最優先になってきますが、せめてそういう最優先のところには検査キットが優先的に最優先で行くようなことを今後も引き続き考えていただきたいなというふうに思います。 以上で発言項目2を終わります。 発言項目3、保育園や小中学校などが休園、休校になった場合の保護者の休業補償について伺います。子どもの通っている保育園や学校が休園、休校になると、ほとんどの保護者は仕事を休まざるを得ません。このような場合、保護者が勤務する事業所が認めれば、国の制度として休業補償が受けられます。仮に事業所でその休業補償を認めなくても、個人で県の労働局に申請をすれば、労働局から事業所に連絡が入って、休業補償を利用するようにと事業所に呼びかけをしてくれます。事業所は全く負担はありません。全額国の助成金で賄われます。支給対象になるのは、正社員、アルバイト、派遣社員、外国人技能実習生など幅広い対象でございます。この制度がどれだけ利用されているのか、これは静岡県が窓口になりますので、富士宮市としてはなかなか実態が分からないと思いますが、静岡県の労働局に問い合わせて、この状況を調べてほしいと事前に聞き取り調査の中でお願いをしてあります。 そこで、要旨の(1)、事業所の対応に任せるだけではなく、休業補償制度の周知徹底と活用を事業所に呼びかけているのか。これは、学校とか保育園とか、休みになるときにはこういう制度がありますよと保護者に通知をしているかどうかということも。ここは事業所に呼びかけているかということですけれども、それ以外に保護者へのお知らせなんかもやっているのか。 要旨の(2)、休業補償を受けられない市民の相談に対応しているか。これ受けられないというのは、事業所がそんなのうちではやっていないよみたいなことで、受けられないよと言われたとき、こういう制度があるはずだということで困っている市民もいると思います。そういう相談体制についてできているかどうかということです。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私から要旨の(1)、(2)について関連がありますので、一括してお答えをいたします。 今般のコロナ禍の影響を受け、保育園や小中学校が臨時的に休園、休校になった場合に、児童を看護している保護者は仕事を休まざるを得なくなりますが、保護者の就業状況や雇用条件によって欠勤などの取扱いとなり、収入が大幅に減少してしまうことが社会問題となっています。国は、保育園などや小中学校が休園、休校になった場合、通常の休暇制度とは別に有給の休暇を取得させた企業に対し、従業員に支払った賃金と同じ額を補助する小学校休業等対応助成金を創設しました。県内では、静岡労働局が制度を運用し、周知と徹底を呼びかけています。また、富士宮市といたしましては、富士宮市ホームページや企業メルマガなどにより制度の周知に協力し、活用を促進するとともに、休業補償を受けられない市民からは、休業補償制度の相談を受けた際には静岡労働局による企業への働きかけにつなげ、当面の生活費が必要であれば富士宮市社会福祉協議会につなげています。今後も継続して所管部署である静岡労働局に協力しながら、企業や従業員の両面からサポートなどに努めていきたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ◆1番(渡辺佳正議員) 労働局に問い合わせていただきたいと言ってありますので、その辺の富士宮市民からの申請状況や給付状況が分かりましたらお願いします。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) 労働局のほうに問合せを担当部署からさせていただいたところ、その辺の集計についてはまだ出ておらないということで、具体的な数字を聞くことができませんでした。そのような状況です。 ◆1番(渡辺佳正議員) そうですか。かなりの人数が対象になると思うのです。それで、これは制度として3か月前まで遡って申請ができるようなのです。ですから、今から言えば1月にそういう休校、休園になった保護者にも当てはめることができるのです。ですから、学校とか保育所とかから、今からでもそういった通知を出すということはしてほしいのですけれども、事前の聞き取りのときには、まだそういう通知は学校や保育園から出していないという話でした。これはぜひ早く通知を出してもらいたいのですが、学校のほうはどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 学校のほうはまだ通知は出しておりません。 ◆1番(渡辺佳正議員) 保育所関係はどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長宇佐美巧君) 保育所も同様でございます。 ◆1番(渡辺佳正議員) ぜひ保護者、まだ知らない方もいらっしゃると思いますので、まずは通知を保護者に出して、そして保護者が事業所にお願いしてというか、事業所に言って、こういう制度を利用して、企業の負担にもならないという制度があるのだということですので、ぜひ早く通知をしていただきたいと思います。一応今の制度としては、今の休業補償制度は6月まで延長されると、新型コロナウイルス感染症が収束してもです。収束しても、6月まで延長されるということですので、まだまだ休校、休園というのはあり得ることですので、ぜひ対応をお願いしたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(小松快造議員) 以上で1番 渡辺佳正議員の質問を終了します。 次に、発言通告順により、13番 佐野孜議員の質問を許します。13番 佐野孜議員。               〔13番 佐野 孜議員 登壇〕 ◆13番(佐野孜議員) こんにちは。13番議員の佐野孜です。小松快造議長の許可の下、通告順に従いまして令和4年2月定例会の一般質問をさせていただきます。 昨今のニュースで、少し世界観が変わってきました。世界のトップは、自分の努力で手に入れた権力を何のために行使するのか。人類の発展のためか、世界の混乱か、自然破壊のためか、よく分からなくなってきました。そのことをわきまえながら一般質問に入ります。 発言項目1、富士宮市の北部地域の発展計画について、富士山西麓につながる自然環境を目当てに、大勢のキャンパーが朝霧高原を訪れています。訪れている方々にアウトドア活動の根本精神である自然を守り、育てていくことを体得していただくことができれば、この自然環境で農林水産業に従事したい願望を持つ若者が現れ、地域経済を発展させるための産業が育ち、経済的に豊かさを満喫できるような方策について伺います。 要旨(1)、北部地域の一次産業と観光資源の発展計画について。キャンパーに農業等の体験をしてもらい、滞在を延ばす取組について伺います。 要旨(2)、高齢者が人生の終えんまで地域で過ごすことができる北部地域の支援対策について伺います。①、豊かさを感じられる地域経済の向上策はありますか。 ②、公共交通の支援策はありますか。北部地域の公共交通の対策について伺います。 要旨(3)、河川における生物の多様性について伺います。①、在来魚の生息環境の現況について。 ②、富士宮市の市の魚ニジマスと在来魚のすみ分けについて。 ③、芝川のりの現況について、調査の現状と今後の取組について伺います。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私からは要旨(1)及び(2)の①についてお答えをいたします。 初めに、要旨(1)、北部地域の一次産業と観光資源の発展計画において、キャンパーに農業等体験をしてもらい、滞在を延ばす取組についてお答えいたします。キャンパーの聖地となりつつある朝霧高原は、かつて穀物は実らず、葉物は茂らず、根もの、これは根菜のことですが、根ものは太らずと言われておりました。表土は薄く、火山灰土壌であり、農業には大変厳しい地域であります。そのような状況下でありますが、朝霧地域に圃場を持ち、営農している認定農業者は10人程度あります。しかし、その認定農業者の大半がビニールハウスでの施設栽培であり、農業体験を事業として行っている農家はなく、朝霧地域ならではという点においてのセールスポイントは弱いのが実情です。 一方で、朝霧地域は約40軒の酪農家が農場を営んでいる日本有数の酪農地帯ですが、そのうち4軒が酪農体験を受け入れており、太陽の下、富士山を背景に牛が牧草を食べている様子は絶景です。このような酪農業による観光資源に恵まれた現状を踏まえ、各キャンプ場や農業協同組合及び酪農体験組合に協力をいただきながら、体験のできる牧場や景色のよい農場、近くで牛を見ることができる牧場を周遊モデルコースに設定し、新しい観光ニーズに応えられるよう、魅力的な観光コンテンツづくりを観光部門と連携して研究してまいります。 次に、要旨(2)、高齢者が人生の終えんまで地域で過ごすことができる北部地域の支援体制における、①、豊かさを感じられる地域経済の向上策についてお答えいたします。富士宮市の北部地域の高齢化率は、令和4年2月現在約40%となっております。少子高齢化により人口は減少傾向にあり、地域内で活躍されていた各店舗の減少などが地域課題となっております。このような状況の中において、高齢者が豊かさを感じながら住み続けるためには、生活基盤を充実させることが必要であると考えます。現在市といたしましては、社会福祉協議会と企業組合富士宮・食のひらめき会が連携し、出張商店街事業として生活支援サービスを行い、地域の生活基盤の補完をしているところであります。最近では、民間事業者による移動スーパーやインターネットで注文いただいた商品をお届けする宅配ネットスーパーなどのサービスも始まっております。また、移住定住とともに起業・創業の支援を推進し、農林水産業はもちろん、様々なジャンルの事業に関する起業などのサポートを行うことにより、若者や子育て世代の移住を促し、地域コミュニティの維持につなげることで、地域経済の向上に努めているところであります。 今後も引き続きこれらの活動を継続していくほか、事業者の各種取組の紹介、諸制度の周知などを行い、北部地域の生活基盤の充実、コミュニティの維持及び経済基盤の向上に努めてまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、私からは要旨(2)の②、北部地域の公共交通の対策についてお答えします。 市が実施している北部地域の公共交通を維持するための対策としては、収支が赤字となっている路線バスの運行を維持するための補助事業と、自宅から目的地までをドア・ツー・ドアで利用できる宮タク事業があります。初めに、補助事業について説明します。上井出地区や白糸地区を通る路線バスには、富士急静岡バス株式会社が運行する北山線がありますが、自家用車の保有率の増加を主な要因として、利用者数が年々減少傾向となっています。その一方で、高齢を理由に運転免許証を返納するなど、免許を持たない市民も増えていることから、公共交通の重要性は増してきています。このように、路線バスは自家用車を持たない市民にとって大切な生活の足であることから、市では富士宮市地方バス路線維持補助金交付要綱を制定し、赤字路線に対し補助金を交付しており、北山線もその対象となっています。 2つ目の対策として、路線バスを利用できない地域を面的にカバーするため、宮タク北部エリアを運行しています。宮タクは、会員登録が必要なこと、乗合タクシーであること、そして外出先の乗降場所が限られていることなどの条件はありますが、自宅から富士宮駅周辺の市街地までをドア・ツー・ドアで結び、運賃はバス料金並みで利用することができます。また、宮タクをさらに御利用いただくため、本年度から新たな施策を2つ開始いたしました。1つ目は、帰宅時間をより便利にするため、北部エリアへ向かう宮タクの最終便を4月1日から1便増便しました。 2つ目は、中心市街地まで宮タクを利用する場合に行っている上井出出張所でのタクシーの乗り換えを省略し、利用者の負担を軽減する実証実験を行いました。この実証実験については、コロナ禍による市民の出控えもあり、十分なデータが集まらなかったことから、来年度1年間延長することとしています。 このほかにも、路線バス事業者や宮タクを運行するタクシー事業者と定期的に検討会を開催し、公共交通に関する様々な課題について協議を行っています。路線バスの維持とドア・ツー・ドアで利用できる便利な宮タクを運行することが、人生の終えんまでのその地域で過ごすことができるための支援策になるものと考えますので、利用方法などの周知に力を入れるとともに、民間事業者や地域の皆様と協力し、これからも様々な方法を検討してまいりたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 私からは、要旨(3)の①から③についてまとめてお答えいたします。 まず、要旨(3)の①、在来魚の生息環境の現況についてお答えします。市では、市内の豊かな自然を守り、次世代へ引き継いでいくため、市内の小中学校に勤務していた先生方や有識者から成る富士宮市域自然調査研究会へ市域の自然調査の委託を行い、調査結果を富士宮市域自然調査研究報告書として発刊しています。このうち魚類の調査報告につきましては、平成9年から平成16年までの第三次調査報告書に詳細な記載がございます。第三次調査報告書によりますと、富士宮市域の河川のほとんどは護岸が施され、河川の変化、特徴がなく、水草が堆積、泥化し、川底に層をなす場合が多く、また下流の流れの穏やかな場所では灰白濁色のぬめり物質が川底に付着することにより、魚類の個体数が減少している状況が報告されています。しかしながら、雑食性で増殖率のよい在来種のアブラハヤは広く確認されており、芝川や神田川では清流の川底に住むカジカも確認されております。 次に、②、ニジマスと在来魚のすみ分けについてお答えします。ニジマスは、市内の各河川に生息し、在来魚の生息も確認されていますが、ニジマスと在来魚の明確なすみ分けはされていないと思われます。また、アマゴやアブラハヤなどの魚を補食するため、ニジマスが在来魚の生態に影響を及ぼしている可能性が考えられますが、漁業法に基づく漁協権がある河川の区域についてはニジマスの漁業が認められており、漁業協同組合により適切に管理されているため、生態系に与える影響は少ないものと考えております。 続きまして、③、芝川のりの現況についてお答えします。市では、芝川のりの生育と水質との因果関係を捉えるとともに、芝川の良好な水質を守る意識の啓発を目的として、芝川のりの定点生育環境調査を実施しています。昭和62年度に7地点から開始し、平成28年度以降は市の北部にある五斗目木川上流から南部の神田川湧玉池に至る16か所を定点観測地点として、毎年のりの付着量や水温、流速、日照、付着水深、電気伝導度、水素イオン指数、溶存酸素についての調査を行っています。本年度は、16か所の定点観測地点のうち9地点において芝川のりが付着していることを確認しています。 芝川のりの生育環境条件は、第一に水温が11から14度、第2に流速が1.0から2.0メートル毎秒、第3に直射日光が当たらず暗過ぎない場所、第4に水深がゼロから20センチメートル、第5に電気伝導度が70から100マイクロジーメンス毎センチメートル、第6にpHが6.8から8.0の中性、第7に溶存酸素量が8.5ミリグラム毎リットル以上の高溶存酸素であり、これらの自然条件の変化に大きく左右されることがこれまでの調査で判明しています。市としましては、芝川のりの生育状況が良好な水環境を保持している一つの目安になること、また貴重な特産種を保護、育成し、地域資源として地域活性化に活用していきたいと考えているため、今後も環境部と産業振興部が連携して調査を継続してまいります。 答弁は以上でございます。 ◆13番(佐野孜議員) 農業体験は、種まき体験をやると収穫には確実に来ますので、農業のほうの体験をさせるということはどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) 先ほどちょっと答弁のほうでもさせていただきましたが、朝霧地域という地域に絞っての現状でいきますと、認定農業者10人ほどいますけれども、なかなかそういった体験を受け入れていないという現状がありますので、今後その辺の農家の方が、認定農業者ではなくても、農業の方がそういったものを受け入れるということがある程度把握できるのであれば、観光部門とのツアーの造成なんかも可能ですので、そういったことをしっかり研究していきたいと思っています。調査していきたいと思っています。 ◆13番(佐野孜議員) では、よろしくお願いします。一番推進するのはトウモロコシの体験だと思いますけれども、トウモロコシも品種をゴールドラッシュといって、それにすればみんな喜んで来るのではないかなと思います。よろしくお願いします。 高齢者が人生の終えんまでということで地域で過ごすということに関しては、よくテレビでやっている「人生の楽園」というのがありますけれども、あれをイメージしているわけです。それで、悠々の田舎暮らしというのがここでできたら、大勢高齢者がそこで過ごせるようになってくるのではないかなと思って、確かにもう一つ心配なのは、僕らもそうですけれども、免許を返納した場合に買物とか通院とか手続に行くときにどうしようか。地域内での移動はいろいろできますけれども、地域外への移動というとなかなか難しくて、これがいかに解決するかで住みやすい人生の楽園になるのか、地獄になってしまうのか、本当に独り暮らしを考えたらどっちかなと思ってしまいますので、ぜひそこら辺の、希望とすると放射線状に宮バスが来てもらいたい。うちのほうですと、5路線ぐらい来てもらいたいなということを思いますけれども、その件に関してはどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) お気持ちは重々分かります。実は放射線状に行くというか、富士宮駅と北部地域を結んでいる、先ほど御説明しました北山線というところ、実はどのくらい通っているかといいますと、1日26便ほどあるのがございます。宮バス自体は最も多い中央循環でたしか1日7便程度だったかと思います。実は公共というか、行政のほうがやって精いっぱいなのがその程度ではないかなと思っていますし、26便ほどある路線バスがそれだけ走っているのだということを、実は私自身も知らなかったというところが実際ですので、もうちょっと市民の方が公共交通というところがまずはどういうものがあって、その中で放射線状に伸びているのが民間路線バスで、それを面的にカバーしている宮タクというのがあるのだということで、ちょっと御存じない方といいますか、行政のほうの周知不足というところが十分あろうかと思いますので、ここ2年間は新型コロナウイルス感染症の中で説明ができなかったものですから、また来年以降、周知に力を注いでまいりたいと思います。 以上です。 ◆13番(佐野孜議員) よろしくお願いいたします。 それでは、発言項目2に移らせてもらいますけれども、発言項目2、学校教育環境の整備について。学校を児童生徒が楽しみを持って登校し、学習できる空間にするための教育方針について伺います。 要旨の(1)、不登校対策について、①、不登校になってしまった原因について。 ②、不登校児童生徒の学校に対する考え方と富士宮市教育委員会の不登校児童生徒に対する教育方針について伺います。 要旨の(2)、富士山学習の発表の方向性について。富士山を中心とした青少年の野外活動と冒険心の発掘に取り組んではどうかについてです。よろしくお願いします。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からは発言項目の2の要旨(1)、(2)についてまとめてお答えいたします。 最初に、要旨(1)の①、不登校になってしまった原因についてお答えします。市内の児童生徒が不登校になった主な原因には、学校での友人関係のもつれや学業不振、家庭に関することなどが挙げられます。また、不登校が継続している理由について分析しますと、何となく行きたくない、特に理由はないという無気力や、みんなに見られている気がするという不安傾向等様々な理由が存在することが分かっています。中には、学校に行くと友達に気を使わなければならず、疲れてしまうというように分類が難しい理由もあります。不登校の原因や継続している理由は様々であり、複数の要素が複雑に絡み合っていることも多くあります。そのため、不登校児童生徒一人一人の原因や継続している理由を特定していくことは非常に困難です。しかし、今後も粘り強く丁寧に対応し、原因や継続している理由の分析に努めてまいります。 次に、要旨(1)の②、不登校児童生徒の学校に対する考え方と富士宮市教育委員会の不登校児童生徒に対する教育方針についてお答えいたします。不登校の原因や継続している理由が様々で、複雑に絡み合っている場合があるように、不登校児童生徒における学校に対する考えも様々です。学校に行きたいけれども、行けないという児童生徒や、担任や仲間に声をかけてもらいたいと考えている児童生徒もいれば、人と関わりたくないと考えている児童生徒や学校に行かなくてもよいと考えている児童生徒もいます。そのため、各学校において電話連絡や家庭訪問等を丁寧に行うことで、一人一人の考えや思いを理解しようと努めているところです。富士宮市教育委員会としましては、各学校で作成した不登校初期対応マニュアルを活用し、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、不登校対策相談員や関係機関との連携を図りながら組織的に対応するとともに、一人一人の児童生徒の困り感に応じた支援に努めているところです。 次に、要旨の(2)、富士山学習の今後の発展の方向性について、富士山を中心とした青少年の野外活動と冒険心の発掘に取り組んではどうかについてお答えいたします。富士山学習は、知りたいという子どもの興味関心と、そこから発する学びたいという学習意欲に基づいた、子どもたちみずからの課題を追求する学習として進められています。子どもたちの中にある疑問や探求心が富士山学習を進める原動力になると考えます。 今年度、北部地域の小学校では、地域の魅力を学習テーマに設定した富士山学習が進められています。その中で、富士山周辺で盛んに行われている酪農や湧き水を利用したニジマスの養殖などについて、搾乳体験や養鱒場を見学しながら意欲的に学習を進める子どもたちの姿が見られました。その成果を富士山麓サミット等富士山学習の発表会において、保護者や地域の方々に発信することができました。 子どもたちの疑問と探求心を見いだすための取組として、富士宮市の「人・もの・こと」との関わりが挙げられます。子どもたちは、地域の方々や企業で働く方々など、多種多様な講師から話を聞くことで学習を進めてきました。また、解決に取り組む学習テーマについて、学校の先輩から成果や課題を聞くことで発展的に学習に取り組むこともできています。また、1人1台端末の活用も挙げられます。子どもたちは、新たな疑問が生まれると、手元にある端末を使って必要な情報を集めることができます。情報の分析結果を端末で友達と共有することも可能となり、自分以外の考えを知ることで新たな探求心を見いだすことにもつながっていきます。今後も地域との関わりを大切にした学習を進めながら、子どもたちの疑問と探求心に基づいた富士山学習のさらなる充実に取り組んでいきたいと考えます。 私からは以上です。 ◆13番(佐野孜議員) 不登校生徒がなかなか減っていかないということは、そこら辺の取組にずれがあるのかななんて思っていますけれども、生徒には学校は危険なものなのか、必要を感じないものなのか、そこら辺がもうちょっと僕らも勉強していかなければならないなと思っていますし、何とか気をつけていきたいなと思っています。要望で結構です。 富士山学習の成果、富士山学習なのですけれども、自分で勉強したいものを自分で探し出して自分で勉強するというのは最も正常な形のものなのですけれども、本当に富士山学習が始まったときにすごいなと思ったのです。生徒が自然に返るということをやって、冒険心とか探求心で見つけたものは何だろうかなと自分は考えると、生徒は自分に備わってきたもの、与えられた能力というのを自分で探して発見、発展させていくのかなと思います。いろいろな面を研修の講師とか、大勢の人に助けてもらいながら、多種多様な分野から自分の能力を発見していってもらいたいと思います。成果があれば、もっと富士宮市の研究がいっぱい進んでいくだろうし、技能的な伝統芸術もいっぱい進んでいくのだと思いますので、ぜひうまい具合の富士山学習の発展方向と、生徒をうまい具合に学校に向かせるという方策を探していって、さらにいい富士宮市の教育にしてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で13番 佐野孜議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午後2時18分休憩                                                                            午後2時28分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、8番 佐野寿夫議員の質問を許します。8番 佐野寿夫議員。               〔8番 佐野寿夫議員 登壇〕 ◆8番(佐野寿夫議員) こんにちは。公明会の佐野寿夫です。通告の順番に従い、一般質問を始めさせていただきます。 発言項目1、富士宮市民プール利用料金における高齢者に優しい割引料金区分を導入することについてです。市内の先輩の方から、市民プールの料金が高いのではというお声をお聞きします。日頃よりプールを活用して健康維持促進を心がけているようであります。市民プールを利用すると、大人440円で、1週間に数回利用すると月にそれなりの金額がかかってしまい、確かに負担になってしまうと思います。そのような場合は、70歳以上が無料の富士市の静岡県富士水泳場を利用するようでありますが、移動距離がネックであるようであります。せっかく市民プールが近くにあるのだから、手軽に利用できればありがたいという御意見であります。 第5次富士宮市総合計画の重点項目2に、いきいき元気な未来づくり安全安心なまちで、健康を育み元気に暮らすこととあり、ラジオ体操奨励事業や、これから自転車を活用した健康づくりにも取り組んでいくわけで、市民プールを活用して健康を育み、元気に暮らしていただくことも大切な施策であると思います。当市と姉妹都市の近江八幡市の平成29年6月にオープンした市立健康ふれあい公園内にある温水プールですが、私たち議員も議員交流で令和元年に見学させていただきましたが、とてもきれいで立派な施設でありました。しかし、当初の利用料金は一般2時間当たり500円と、中学生以下2時間当たり250円の2種類のみでありました。その後、近江八幡市の市民の方から要望を受け、各2時間単位で一般500円、中学生以下250円、満70歳以上350円、満80歳以上250円、満90歳以上無料、障がい者250円、中学生以下の障がい者120円と、きめ細かな料金区分を導入し、好評を博しているようであります。 要旨(1)、市民プールの全体の利用実績について伺う。 要旨(2)、高齢者の利用状況について伺う。 要旨(3)、高齢者に優しいきめ細やかな割引料金区分を導入することについて伺う。 以上、御答弁をお願いします。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) それでは、私から発言項目1についてお答えいたします。 初めに、要旨(1)、市民プールの利用実績は、平成30年度は年7万6,776人、1日平均250人、令和元年度は年7万265人、1日平均227人、令和2年度は年1万2,732人、1日平均41人です。令和3年度は2月末現在で2万3,722人、1日平均85人です。令和2年度、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、営業中止や人数制限を実施したため、利用人数が大幅に減少しています。 要旨(2)、高齢者の利用状況は、料金を大人と子どもで区分しているため、明確な数字はございませんが、管理を委託している指定管理者から年配の方にも多く利用していただいていて、水泳だけではなく、水中ウオーキングをされていると報告を受けています。 要旨(3)、高齢者への割引料金区分の導入についてですが、管理を委託している指定管理者の収入にも影響が及ぶため、指定管理者及びスポーツ協会の意見や利用者のニーズ及び近隣市町の状況などを踏まえて研究をしてまいりたいと考えています。 以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございます。 初めに、この収入はどのような部門に指定管理者では使われるのか、教えてください。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 収入は、指定管理者のほうが収入として入れています。歳入しています。 ◆8番(佐野寿夫議員) 実際に収入の部分で、年配の方々が利用されている、また水中歩行されているということは認識されているということで、その点も今よく分かりました。そういう中にあって、やはりそういうお声があるということでありますので、私はこのお声を今受けたばかりではなくて、2年前にも同じような意見をほかの方々から受けて、担当課のほうに言ったのですけれども、これは言うだけ無駄かなと思ったので、それ以上はあれだったのですが、今回もまたそういう声を受けていく中で、今回一般質問で取り上げさせていただいて、ちょっと提案させていただこうと思って、こうやって提案させていただきました。研究するということでありますので、全く不可能ではないなと、村瀬議員のときも調査していくということは、いずれは実現ということだということで認識しましたので、とはいえども研究していくということで、実際に高齢者の方々、先輩の方々のお声をどのように拾って、どういう場所から拾い上げるのかという点をちょっとお聞きしておきます。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 検討していくという考え方の中に、高齢者だけではなくて、特定の人数の少ない時間帯の料金を下げるということも検討できるかなというところで今考えております。だから、分かりやすく言うと、平日の昼間というのはプールの使用が少ないわけですから、その分金額を下げればお客さんが増えるのであれば、指定管理者の収入減にならないというような、その辺の数字も出していけば、例えば440円のところを幾らまで下げて、逆に人数がこのくらい増えると見込めば指定管理者の収入に影響がないかなとか、その辺の研究をしていきたいと考えています。ですから、高齢者特定にするかどうかというのはまた別の話で、同じ時間であればスポーツ振興課、我々教育委員会とすると子どもから大人まで全部の方に運動していただきたいという思いがありますので、そのようなことも検討していきたいということです。 ◆8番(佐野寿夫議員) 分かりました。昼間の時間帯、恐らく年配の方々は昼間の時間帯の利用率が恐らく高いのではないかなと思いますので、その辺を考慮されながら、また研究していっていただけるというならば、そこは任していきたいと思います。 これは研究してどれぐらいのところで大体調査の感じを示していただけるのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) これから指定管理者とやりますので、できるだけ早いうちに結論は出していきたいと思っています。 ◆8番(佐野寿夫議員) 分かりました。よろしくお願いします。 続きまして、発言項目2、戸籍謄抄本、住民票の写し、印鑑登録証明書など導入可能な証明書から申請書の作成を支援する書かない窓口を導入することについてです。デジタル化が進む中、書かない窓口を開設する自治体が増えております。書かない窓口では、申請者が住民票など各種証明書の発行や引っ越しなどの届出の際に身分証明書を出すと、職員が申請者に住所、生年月日などの情報を聞き取り、確認しながら必要事項をパソコンに入力し、証明書を発行するというものであります。申請者は、印刷された内容を確認し、誤りがなければ署名するだけで簡単に申請が完了します。 例えば埼玉県深谷市では、昨年7月から新庁舎オープンに併せ、来庁者が住民票や印鑑登録証明書、税証明などの申請書を書かずに申請できる書かない窓口を導入し、運用しています。窓口での市民の負担軽減が目的であり、手続の簡素化や待ち時間の短縮など、市民サービスの充実が期待されております。また、同県鴻巣市では、1月から書かない窓口を導入しており、担当職員によると申請手続はこれまで申請書を記入する必要があり、誤りや記入漏れがあれば書き直しになり、時間がかかっていた。このため市職員は、記入が不慣れな高齢者や外国人らに書き方を助言することもあったそうであります。導入後は、利用者の待ち時間が短縮し、職員が慣れていけば、もっと効率的に手続が進むと思うとのことであります。なお、利用者自身が操作して申請手数料を精算するセルフレジも窓口近くに設置されております。 また、秋田市では、住民票など各種証明書をスマートフォンで申請すれば、自宅に郵送されるスマートフォンによるオンライン申請が好評であるそうであります。具体的には、マイナンバーカードと専用アプリを活用し、スマートフォンで市ホームページからアプリを入手し、マイナンバーカードをスマートフォンにかざすと申請者の氏名、住所など情報が自動入力され、その上で各種証明書の種類や枚数などを入力します。発行手数料と郵送料は、登録したクレジットカードで決済され、自宅で受け取れます。申請は24時間可能であります。 そこで、当市においての方向性についてお聞きします。要旨(1)、市民課窓口、出張所、公民館、交流センター及びコンビニでの証明書の交付数について伺う。 要旨(2)、デジタル化を進めることにより、窓口での証明書の交付を将来的にどう変えていくのか、伺う。 要旨(3)、戸籍謄抄本、住民票の写し、印鑑登録証明書など導入可能な証明書から申請書の作成を支援する書かない窓口を導入することについて伺う。 以上、御答弁をお願いします。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、私から発言項目2の全てについてお答えいたします。 初めに、要旨の(1)、市民課窓口、出張所、公民館、交流センター及びコンビニでの証明書の交付数についてお答えいたします。まず、令和2年度に交付した各種証明書の全体件数は15万3,358件です。内訳としては、市民課の窓口が12万1,907件、市民課に設置しているコンビニ交付と同様のシステムを使用してマイナンバーカードを利用して証明書を発行するらくらく窓口というのがございますが、そちらが302件、5つの出張所が1万5,032件、6つの公民館と1つの交流センターが1万2,975件、コンビニ交付が3,142件となっています。 次に、令和3年度の交付件数について、令和4年1月末までの10か月間の実績でお答えいたします。各種証明書の全体の件数は11万8,121件、内訳としては市民課窓口が9万2,937件、らくらく窓口が393件、5つの出張所が1万36件、5つの公民館と2つの交流センターが9,194件、コンビニ交付が5,561件となっています。 次に、全ての窓口で取り扱っている住民票の写しと印鑑登録証明書について、交付件数と窓口別の交付割合についてお答えします。まず、令和2年度についてお答えします。住民票の写しの件数について、全体件数は5万3,848件、内訳としては市民課窓口が4万796件、75.76%、らくらく窓口が120件、0.22%、5つの出張所が5,423件、10.07%、6つの公民館と1つの交流センターが5,655件、10.50%、コンビニ交付が1,854件、3.44%となります。 次に、印鑑登録証明書の件数についてです。全体件数は3万9,550件です。内訳としては、市民課窓口が2万7,109件、68.54%、らくらく窓口が182件、0.46%、5つの出張所が5,229件、13.22%、6つの公民館と1つの交流センターが5,742件、14.52%、コンビニ交付が1,288件、3.26%となります。 次に、令和3年度の件数について、令和4年1月末現在でお答えします。まず、住民票の写しの件数は、全体件数が4万1,710件、内訳としては市民課窓口が3万887件、74.05%、らくらく窓口が140件、0.34%、5つの出張所が3,349件、8.03%、5つの公民館と2つの交流センターが4,014件、9.62%、コンビニ交付が3,320件、7.96%になります。 次に、印鑑登録証明書の件数は、全体件数2万8,396件です。内訳としては、市民課窓口が1万8,398件、64.79%、らくらく窓口が253件、0.89%、5つの出張所が3,602件、12.68%、5つの公民館と2つの交流センターが合わせて3,902件、13.74%、コンビニ交付が2,241件、7.89%になります。 次に、要旨(2)、デジタル化を進めることにより窓口での証明書の交付を将来的にどう変えていくのかについてお答えします。令和2年12月25日に総務省が自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画を公表し、令和7年度末までを計画期間として取り組むこととしています。当市におきましても、富士宮市情報化計画を改め、新たに富士宮市DX推進計画を今月末までに策定し、令和4年度からDX化に一層力を入れていくこととしています。 これらの計画を推進するため、市民課では現在市民の利便性の向上と業務の効率化を目指し、様々なDX化に関する事例等の研究を進めているところです。1つの事例として、先ほど御質問にもありましたけれども、マイナンバーカードを利用してスマートフォンによるオンライン申請を行い、手数料もオンライン決済で支払い、証明書は自宅へ送付されるといった仕組みがありますが、利用者が市役所へ足を運ばずに必要な種類が手元に届くことや、現在コロナ禍で市役所での密を避けるといった観点からも非常に注視しているところでございます。現時点では、先進市の実例や業者からの情報を基に研究を進めている段階ですが、多額の費用を伴うことから慎重かつ積極的に検討を進めてまいりたいと思います。 次に、要旨の(3)、戸籍謄抄本、住民票の写し、印鑑登録証明書など導入可能な証明書から申請書の作成を支援する書かない窓口を導入することについてお答えします。書かない窓口の仕組みを実際に導入している他の自治体に確認したところ、メリットとして市民が慣れない申請書を作成するという負担は軽減されているとのことですが、職員が内容を一つ一つお尋ねしながら入力することから、結果的には時間を要してしまい、3月や4月のような窓口繁忙期にはかなりの待ち時間が発生するというデメリットがあるということでした。現在市民課では、来庁者の案内役としてフロアマネジャーを申請書記載台付近に常時配置し、高齢の方やお困りの方に積極的に声かけを行い、必要書類の種類や記入方法について丁寧に対応し、窓口担当がスムーズに処理できるよう役割分担を行っています。当面の間はこの方法で対応してまいりたいと思いますが、要旨(2)でもお答えしたとおり、将来を見据えてより有効なDX化を進めるべく、今後も調査研究してまいります。 私からは以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございました。数をいただきますと、圧倒的に市民課の窓口が70%以上で、一番そこの発行率が高い。その中でコンビニ交付がある程度は推移が7%と上がってきている、コンビニ利用率も上がってきているのだなという数的なところは理解できました。 DX計画で、今言った書かない窓口を取り入れるという研究の場合、これはどれぐらい先を見込むわけですか、実際にDX計画をつくって、窓口で実際つくっていくとなったら、どれぐらいの先を見越したところで実現性が出てくるのですか。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) DX推進計画の中で窓口のデジタル化という項目がございます。その中で一応DX推進計画は令和8年までということになっていますけれども、窓口の各種証明についてはこの5年については検討というレベルに入っているわけですけれども、ただスピード感を持ってやらなければならない部分はありますので、おおむね5年の中で検討しながら、やれるものはやってみたいなと思っております。ただ、私も企画部門として少し後ろ向きというか、スピード感がないような発言に聞こえたかもしれませんけれども、デジタル化については先ほどもちょっとお話ししましたけれども、あくまでデジタル化をすることが目的ではなくて、その先にある目的、市民が便利になったなという目的も兼ね備えていることでやらなければならないということと、あともう一つは、どうしても多額な費用がかかりますので、すみませんが、短く。分かりました。頑張ります。 ◆8番(佐野寿夫議員) お願いします。そうなりますと、あと5年先と見ると、実際窓口で不自由な方というのは、今サポートの職員をつけていただいているということで、実際書くのに不自由な方は今どんなような対応をされているのでしょうか、市民部長。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) 書くのに不自由な方に対しましては、今申し上げましたフロアマネジャーのほうで内容をよくお伺いして、場合によってはですけれども、代筆というような形の中で申請の必須項目をやっていただいて、最終的なサインだけ御本人に確認していただくというような形を取っています。 以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) DX計画を立てないと導入できない、それは十分承知していたもので、それはそれでいいのです、計画的に。ただ、5年という歳月は長いですので、今言ったように実際に書くことが大変苦労されているというような方は、せっかくフロアの職員をつけていただいているのですから、窓口の混み具合も見ながら、対応可能なときはわざわざそこで代筆等はせずに、一緒に窓口のところへそばだっていって、そのまま職員の方のところで入力していただくというような形を取ったらどうかなと考えるのですが、どうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) そういうことも今のところちょっと考えてはいるのですけれども、そこの窓口のスペースという問題が1つ出てくるのかなと感じております。今マイナンバーカードの交付窓口のスペースですとか、申請書を受け付けるスペース、それから証明書を今度交付する側のスペースとかございますので、その辺のところも考慮していかなければいけないかなと思っております。
    ◆8番(佐野寿夫議員) 分かりました。ですので、その辺のところは市民ニーズ、市民の皆様のためにというところで、その辺のところの改良はやはりある程度は努力していただいて、本当に御苦労されている方はダイレクトで受付できるような体制をつくったほうが私はいいと思うのですけれども、同じことを何度も聞きますけれども、それはどうでしょうか、そこのところは。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) おっしゃっていることは重々分かります。ですので、今の処理としては、書かない窓口はそのまま申請書のデータをつくってから、証明書の窓口担当が交付するというような形のところを、今現在は紙媒体に書いていただいて申請書の処理に流れていきます。その辺の違いになりますので、その辺はまた今後の課題として、5年とは言いませんので、そういう形がいいのか、もう一つはちょっと私個人的に頭の中に入っているのは、マイナンバーカードに入っている住民4情報がございます。それをマイナンバーカードをぴっとやったら、自動的にその住所、氏名、年齢というところが入るようなシステム化というところも、実は研究の中に担当課のほうにはしっかり頭に入れて研究しろという指示は与えておりますので、その辺も含めて調査研究していって、導入の検討に向けていきたいと思います。 ◆8番(佐野寿夫議員) 分かりました。その辺は、マイナンバーカードを活用して、もしくは本当に御苦労されている方は窓口の混み具合の状況を見ながら、フロアマネジャーの方が連れていって、そこで代筆もしないでダイレクトにおつなぎして打ち込んで出すというような、その辺2点を検討していただいて、どちらか整った方向のものをなるべく早く、5年先ではなくて、なるべく早く実現させていただきたいと思います。では、企画部長、短めにお願いします。 ○議長(小松快造議員) 企画部長、手を挙げてから。企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) 5年の印象を与えてしまっているわけですけれども、計画が5年間というところだけで、検討ですけれども、できるだけ早く、そして財源も見ながら、あと直接の市民サービスもしっかり見ながらやっていきたいと思いますので、またよろしく御指導いただきたいと思います。 ◆8番(佐野寿夫議員) では、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で8番 佐野寿夫議員の質問を終了します。 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明3月16日は議案研究のため休会としたいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。明3月16日は休会することに決定しました。 来る3月17日は午前9時から本会議を開き、議案審議を行いますので、よろしくお願いします。 本日はこれにて散会します。 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(小松快造議員) 礼。 御苦労さまでした。                                     午後2時56分散会...