富士宮市議会 > 2020-02-18 >
02月18日-04号

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  1. 富士宮市議会 2020-02-18
    02月18日-04号


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    最終取得日: 2023-01-03
    令和 2年  2月 定例会(第1回)                    令 和 2 年                 富士宮市議会2月定例会会議録                     第 4 号                 令和2年2月18日(火曜日)                                       1 議事日程(第4号)              令和2年2月18日(火)午前9時00分 開議  日程第1 一般質問(5人)                                       2 本日の会議に付した事件  議事日程(第4号)に同じ                                       3 出席議員(21名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  近 藤 千 鶴 議員       4番  辻 村 岳 瑠 議員      5番  細 沢   覚 議員       6番  望 月 則 男 議員      7番  齋 藤 和 文 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員      9番  植 松 健 一 議員      10番  野 本 貴 之 議員     11番  中 村 憲 一 議員      12番  深 澤 竜 介 議員     13番  佐 野   孜 議員      14番  佐 野 和 彦 議員     16番  遠 藤 英 明 議員      17番  稲 葉 晃 司 議員     18番  諏訪部 孝 敏 議員      19番  鈴 木   弘 議員     20番  村 瀬   旬 議員      21番  小 松 快 造 議員     22番  松 永 孝 男 議員                                       4 事務局職員出席者(6名)  事 務 局 長  古 郡 和 明 君    事 務 次 長  渡 邉 文 彦 君  庶務調査係長  川 村 有 香 君    議 事 係 長  土 谷 典 子 君  主 任 主 査  中 山   淳 君    主    査  佐 野 真菜実 君                                       5 説明のための出席者(23名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  副  市  長  渡 邉 恭 一 君    市 立 病院長  佐 藤   洋 君  総 務 部 長  深 澤 秀 人 君    企 画 部 長  篠 原 晃 信 君  財 政 部 長  中 村 日出和 君    市 民 部 長  赤 池 英 明 君  産業振興部長  高 野 裕 章 君    産 業 振興部  植 松 康 夫 君                       参  事  兼                       商工振興課長  環 境 部 長  大 原   勝 君    保健福祉部長  小 林 博 之 君                       兼 福 祉事務                       所    長  都市整備部長  滝 川 日出男 君    水 道 部 長  横 山 真 二 君  危 機 管理監  佐 野 俊 寿 君    消  防  長  蛭 川 公 雄 君  市 立 病 院  松 永 昌 人 君    行 政 課長兼  佐 野 史 俊 君  事 務 部 長               選 挙 管 理                       委  員  会                       事 務 局 長  企画戦略課長  杉 浦   真 君    秘 書 課 長  望 月 直 樹 君  財 政 課 長  宇佐美   巧 君    教  育  長  池 谷 眞 德 君  教 育 部 長  植 松 宏 幸 君                                                                            午前9時00分開議 ○議長(佐野寿夫議員) 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(佐野寿夫議員) 礼。おはようございます。御着席ください。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(佐野寿夫議員) これより日程に基づき、日程第1 一般質問に入ります。 発言通告順により、12番 深澤竜介議員の質問を許します。12番 深澤竜介議員。               〔12番 深澤竜介議員 登壇〕 ◆12番(深澤竜介議員) おはようございます。佐野寿夫議長のお許しをいただきましたので、一般質問2日目、トップバッターを行きたいと思います。 発言項目1、富士医療圏の救急医療の問題点の富士市との協議の進行状況について。富士医療圏の救急医療については、昨年6月の一般質問で私質問に取り上げさせていただきまして、幾つか答弁が得られました。そして、その後の経過について質問させていただきます。 救急車は、すぐやってきます。しかし、搬送先の病院が決まるまでの時間がかかるという救急医療の。               〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(佐野寿夫議員) 暫時休憩します。                                     午前9時03分休憩                                                                            午前9時03分開議 ○議長(佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆12番(深澤竜介議員) 救急医療の問題点というのは、市民の皆様が実感されているところであります。身近でそういう場面に遭遇された方も本当にたくさんいらっしゃいます。私も何回かそういう場面に遭遇しております。 そうした中で、昨年6月定例会の一般質問で、この問題を取り上げさせていただきまして、解決に向けて糸口になるような答弁を幾つか得られました。その後、進展がどうだったのかということで、今回質問をさせていただきます。 要旨(1)、いわゆる630問題。この630問題というのは、搬送先、いろいろな病院へ6回以上電話する。あるいは救急車が出るまで30分以上かかると、こういうものを630問題というのですけれども、これは改善したのかという点です。これの資料は、平成30年1月1日から6月30日まで、静岡県内の各医療圏域における、こうした630問題の件数なのですけれども、県全体で30分以上かかったのが174件、そのうち104件が、何とこの富士医療圏なわけです。県全体の6割が、この富士医療圏に集中していると。ほかの医療圏は、例えば熱海伊東などゼロ、賀茂でも10件、静岡でも18件ということで、非常に少ないのですけれども、圧倒的にこの救急医療の、静岡県の問題は富士医療圏に集中している。あるいは6回以上照会したというものは、これは144件、全体であったのですが、そのうち42件、県全体の3割が、この富士医療圏に集中しているということで、実態としては非常に厳しいものがあるのですけれども、この数字の推移ですね、その後どうだったのかということです。 要旨の(2)、富士医療圏の今後について。①、富士地域医療構想調整会議の救急医療に関するワーキンググループの成果はあるのか。輪番制等の動きはあるのか。6月定例会で得られた答弁では、こうした富士医療圏の厳しい救急体制、救急状況を改善するために、富士地域医療構想調整会議でこの問題を取り上げて、具体的な解決に向けて協議を進めていくと。そして、具体的な改善策としては、富士地区内の病院による輪番制等が考えられるというような病院長の答弁をいただきました。したがって、その後の動きについてお尋ねをいたします。 それと、富士医療圏の問題を考える中で、富士市立中央病院との連携というのは、避けて通ることはできないのですが、6月定例会においても、富士市立中央病院の建て替えに向けて、地域医療の役割分担について、富士市との協議の途中経過について、ある程度の答弁をいただきましたので、その後の進展具合をお聞かせ頂きたいと思います。 6月定例会では、芦澤副市長からは、「富士市と事務レベルでの情報交換を行う」と答弁ございましたので、それから半年以上たっておりますので、交渉の経過をお聞きいたします。 以上、御答弁をお願いいたします ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 私からは、発言項目の1、要旨(1)、これは過去3年間になりますけれども、いわゆる630問題に該当する救急搬送件数についてお答えいたします。 まず、平成29年の630問題に該当する救急搬送件数は80件で、搬送件数全体の1.88%となっております。 次に、平成30年の630問題に該当する救急搬送件数は79件で、搬送件数全体の1.8%となっております。 最後に、令和元年の630問題に該当する救急搬送件数は84件で、搬送件数全体の1.89%となっております。 この630問題につきましては、当市の過去3年間を比較すると、ほぼ横ばいの状態で推移しておりますが、静岡県内の他の地域との比較では富士地域医療圏が最も多い地域となっております。 私からは以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(小林博之君) それでは、私からは要旨(2)の①、富士地域医療構想調整会議の救急医療に関するワーキンググループの成果や輪番制等の動きについてお答えをいたします。 議員御承知のとおり、このワーキンググループは、富士保健所長を議長として、医療圏を同じくする富士・富士宮両市の医師会、公立及び二次救急病院、消防本部、行政の地域医療担当課から選出されたメンバーが参画をしております。 ワーキンググループにおける協議は、昨年9月に開催した会議の1回のみで、その内容は10月に開催された富士地域医療構想調整会議において報告をされました。報告内容としては、主にいわゆる630問題と呼ばれる救急搬送の課題につきまして、平日昼間の時間帯が一番の問題であるが、この時間帯は、開業医の先生方は昼休みであっても企業や福祉施設などの産業医として回診等の対応があること、病院は軽症の方への対応までは困難であること、冬季に高齢者の入院が増加して基幹病院が満床になるなど、おのおのの事情・課題等を確認し、解決には圏域内の全医療機関の協力が必要との発言もございましたが、輪番制等の解決に向けた具体的な仕組みやルールづくりの議論には至りませんでした。 引き続き協議は継続されると思いますので、今後もワーキンググループに参画するとともに、必要に応じて会議以外の場でも両市の行政、医師会、公立病院等と随時情報の収集を行ってまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(佐野寿夫議員) 病院事務部長。 ◎市立病院事務部長(松永昌人君) それでは、要旨(2)の②、地域医療の役割分担について、富士市との協議の途中経過はいかがかについてお答えいたします。 富士宮市、富士市の両副市長と富士宮市立病院富士市立中央病院の病院職員による病院事業に係る意見交換会をこれまで3回実施いたしました。 第1回目は、それぞれの市の病院事業の収支状況について、第2回目は、富士保健医療圏における公立病院の連携について、第3回目は、地域包括ケア病棟についての現状説明及び情報交換を実施いたしました。 具体的には、それぞれの病院の過去10年間の収支の状況等や課題について情報交換を行ったことや、富士保健医療圏での必要となる病床機能(急性期、回復期など)は、両市において確保していかなければならないこと、人的連携として事務職・医療職の人事交流などを検討していくことなどを確認いたしました。 また、当院において10月から運用を開始した地域包括ケア病棟及び新しくつくった医局の見学なども行いました。 富士保健医療圏では、公立3病院が3分の2の一般病床を保有しており、地域医療を守るためには病院相互の連携が必要不可欠となっておりますので、引き続き定期的な意見交換を実施し、富士保健医療圏に住む方々に質の高い医療を継続して提供できるよう、医療環境の整備に努めていくことをお互いに確認いたしました。 以上です。 ◆12番(深澤竜介議員) ありがとうございました。 救急医療の現状というのは、状況は変化がないということが、今の答弁で認識されたのですけれども、ワーキンググループですね、これは私非常に期待していたのですが、1回しか行われなくて、その後先へ進まなかった原因は何なのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(小林博之君) それを直接は聞いておりませんが、現在医師確保計画ですとか、そういった計画もつくる中で、今年度については、まずは現状確認ということで、第1回は開かれたということですが、2回目までには至っていないということかなとは推察いたします。 ただ、実は昨夜、この調整会議、3回目がございましたので、私、会議が終わった後にちょっと聞かせていただきましたが、これは1回で終わるものではない、やはりこういう機会、せっかくつくったものだから、今後もこういう場の中で話し合われるべきものだという、これは2回目の会議の場の報告の中でも確認されておるところでございますので、今後の開催は期待していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆12番(深澤竜介議員) 1回行われたワーキンググループの中でも、結局大前提として、富士地域の医師の数が少ないということが、どうしてもそこに行ってしまうというようなことで、話があったかと思います。 そうした中にあって、昨年秋ぐらいからですかね、医師が平均的なところよりも多い地域から少ない地域へ割り振りをしていくというような話が厚生労働省のほうから出てきています。昨晩の富士地域医療構想調整会議、私も出席というか、傍聴させていただきましたけれども、その中でもそういう話が出てきて、病院長もその中で、地域的な偏在もそうだし、診療科ごとの偏在もそうだと、これもぜひ取り上げてほしいなんて発言をされたのですが、あの会議は結構公式の場なので、実際問題、地域間での医師の平準化の動きというのは、具体的に来年度とか、動きそうなのですか。その辺りいかがでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市立病院長
    市立病院長(佐藤洋君) 医師確保計画最終目標年次が2036年ということで、非常にまだまだ先の話でして、実際にそれに向けて動き出すのは困難、来年度入学する学生から始まるということになりますものですから、これは短期的な効果というのは、現在のところ、なかなか望めないというのが現状であります。やはり各病院の病院長等が大学へ行って医師派遣をお願いするという、従来型のお願いの仕方でやっていくしかないというのが今の現状だと思います。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。では、ちょっとスパンが長いということですね。となると、差し当たってどうするかというと、一番最後の質問ですけれども、では富士地域医療圏の中で、どう維持していくか、どう回していくかという話に結局はなると思うのです。 その中で、先ほどの中で、いろいろ人事交流も含めた、いろいろ交流していきたいということで、具体的に人事交流を視野としては、来年度、再来年度とかってあり得るのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 病院事務部長。 ◎市立病院事務部長(松永昌人君) まだそこまで具体的にあれですけれども、もうそういうお話をさせていただきましたので、より意見交換を含める中で、まずは一番身近な事務職員から手をつけることができるかなというふうには考えております。その後、医師は、ちょっとまだ医局も違うという事情がありますので、看護師とかには、人事交流はできるかなというふうには考えております。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。いずれにしろ、やはりこの地域の中で、医療をどう維持していくかとなると、そこら辺の連携って欠くことができないのですけれども、昨晩の調整会議の中でも出てきていましたけれども、共立蒲原総合病院の問題がございまして、これを含めた中で、富士地域の医療をどうするのだという議論が来年度は相当具体的に進みそうなのです。昨日の夜の段階では、来年度これを話し合いましょうと。再編の対象に蒲原総合病院はなっていますので、それをどう結論、地域としてどうしていくのかというか、回答をある程度しなくてはいけないので、来年度話しましょうという話で昨日の段階では終わっていたのですけれども、具体的にこれはどういう形で富士地域の3病院ですね、連携になっていくのかというのはございますでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 前々から富士市立中央病院との統合があるかどうかというのは、話し合ったり、あるいは蒲原総合病院の廃止論なんていう話も出たりしておりますけれども、私の考えは、前からも申し上げておりますけれども、富士市立中央病院との統合というのはないと。それから、蒲原総合病院は、あくまで存続させるのだと。それが地域医療を守るための道だというふうなことを答弁しておりますから、病院長へ今後のことを聞かれても困るのではないかと思うのです。富士市長とも、そういう話を私のほうから申し上げておりますものですから、御理解いただきたいと思います。 ◆12番(深澤竜介議員) すぐ病院の統合とか、再編とかという問題よりも、その中で限られたマンパワーをどう配分して使っていくかという、もうそこに尽きると思うのです。ですから、話をあまり短絡的にいかずとも、限られた資源をどうしていくかということを、これはしない限り、何ら物事の改善にはならないと思うのです。 先ほど1番目の救急医療もそうですけれども、その具体的なことというのは、現場サイドではいかがなのですか、病院長。 ○議長(佐野寿夫議員) 市立病院長。 ◎市立病院長(佐藤洋君) まず、蒲原総合病院の件につきましては、実際的には、調整会議等で、これは議論して決めていくことは不可能だと思います。これはやはり病院独自の判断、それから県とか、派遣する医局、こういったところの判断になるかと思いますし、議員のおっしゃるように、単に再編、統合するとか、そういう話ではなくて、病床数をどういうふうに分担するかとか、そういうことになると思いますので、最終的には病院の判断になると思います。 それから、最初の630問題については、これは具体的に各医療機関そのものが動いていくしかないかなと思っています。当院でも医局会で、この件について先日話し合いまして、もちろん賛否両論出たわけですけれども、やはり全てお受けするというと、これは働き方改革の面からも、とても負担が増えて無理だろうということですけれども、やはり630は何とかしなくてはいけないと。そういう意思は、ほぼ全員の医師が持っているということですので、ここは何とか解決に向けて進めていこうと、そういうふうに思っております。 ◆12番(深澤竜介議員) いずれにしろ、現場サイドに一番しわ寄せは来るので、そこでぜひそういう意識、危機感を持って解決、630のほうはしていただきたい点と、やはり富士地域の医療をどう守っていくかというと、やはり病院事務部長がおっしゃいましたように人的交流、これは欠かすことはできないです。別に病院が合併するまでもなく、その地域の医療を守っていく中で、相互に状況は分かって運営していくという、これは重要なことですので、ぜひこれは人的な交流も進めていっていただいて、富士地域を守るのは我々しかないので、ほかの静岡や沼津の人は守ってくれませんので、ぜひその意識を地域全体で共有していきたいなと思います。そういうことをお願いして、この項は閉じさせていただきます。どうしても今その質問の中で、限られた資源をどうやって有効に生かしていくかという話が、病院にとっても、これは経営ですので、発生してくるかなと思います。 そうした中で、発言項目の2に移るのですが、先日の補正予算審査で、市立病院に追加で約5億円の繰出金が可決されました。本年度既に9億円が繰り出されている中で、合計14億円になるわけです。来年度も同様な金額が予算計上されています。このままずっと年間14億円の繰り出しを続けるのか、1度立ち止まって、やはり病院経営という体制を考えてみる必要があるのではないかということで、この発言項目の2を取り上げました。 発言項目2、富士宮市立病院の経営形態について。要旨(1)、現行の富士宮市立病院の経営形態について。①、開設者経営責任者は誰か。②、予算の議決の手続は、どうなっているのか。③、職員の身分はどうなっているのか。 要旨(2)、他の公立病院経営形態地方公営企業法全部適用、ここでは特定地方独立行政法人と通告させていただきましたが、これはちょっと聞き取りのときに特定という、ほとんどレアケースだということで、地方独立行政法人に訂正させていただきます。2番目は、地方独立行政法人、3番目は指定管理者、それぞれの長所・短所について質問する。それぞれ①、開設者・経営責任者は誰か。②、予算の議決の手続は、どうなっているのか。③、職員の身分はどうなっているのか。④、各経営形態の長所・短所は何か。 要旨の(3)、今後の富士宮市立病院の経営形態についてどう考えているのか。 以上、答弁をお願いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 病院事務部長。 ◎市立病院事務部長(松永昌人君) それでは、まず初めに、要旨(1)、現行の富士宮市立病院の経営形態について、①から③までお答えいたします。 富士宮市立病院は、地方公営企業法第2条第2項に規定する公営企業で、同法の財務規定等を当然適用される、いわゆる「地方公営企業法の一部適用」を経営形態としております。 一部適用の場合の管理責任者地方公共団体の長となりますので、市立病院における開設者・経営責任者は市長となります。 次に、予算の議決についてですが、地方公営企業法財務規定等を適用しておりますので、同法第24条第2項の規定により、市長が予算を調製し、年度開始前に議会の議決を経なければならないものとされています。 また、職員の身分についてでございますが、適用を受けるのは地方公営企業法財務規定等とされておりますので、市立病院の職員の身分につきましては、地方公務員法第3条第2項に規定される一般職となり、その任命権者は市長となります。 続きまして、要旨(2)、他の公立病院の経営形態における長所・短所について、それぞれ経営形態ごとに①から④まで順番にお答えいたします。 まず初めに、地方公営企業法の全部適用の場合についてですが、この場合には地方公営企業法第7条の2の規定に基づき、市長が病院事業管理者を任命し、同法第8条の規定に基づき、その病院事業管理者に経営の責任と権限が付与され、業務を執行しますので、開設者は市長、経営責任者病院事業管理者となります。 予算の議決は、一部適用の場合と同様ですが、予算原案を病院事業管理者が作成し、市長が調製し、議会の議決を頂くことになります。 職員の身分については、地方公営企業法第36条から第39条に規定される企業職員となり、地方公営企業等の労働関係に関する法律第3条第1項第4号に規定される一般職に属する地方公務員となりますが、企業職員は、労働組合の結成、団体交渉権が認められるなど、地方公務員法の一部について適用除外がございます。また、職員の任命権者は病院事業管理者でございます。 全部適用の場合には、病院事業管理者に予算や人事(任免)等の権限が付与されるため、意思決定の迅速化が図られ、独自の給与体系を定めることが可能となるなど、弾力的な運営が可能となるとされておりますが、市立病院は地方公共団体の一部であることに変わりなく、実際には他の部署や他の職員との均衡を考えると、実施に当たり困難な場合も多く、病院事業管理者に与えられた裁量を十分に発揮できていない例も多いようです。 次に、地方独立行政法人についてですが、これは地方公共団体が直接行っている事業で、地方公共団体とは別の法人格を有する法人を設立し、事業を行わせることにより、効率的、効果的な管理運営を目指すとされるものです。 法人の代表である理事長を市長が任命し、理事長が職員の任免、組織、予算など運営に係る権限を有し、事業を執行します。したがって、開設者は市長となり、経営責任者は理事長となります。 予算については、市が法人に示す中期目標に沿って、法人が中期計画を作成し、その中期計画の範囲内で予算を作成します。予算については、議会の議決は必要ありませんが、中期目標・中期計画の作成、変更に当たっては議会の議決が必要となります。また、第三者機関である評価委員会を設置し、事業年度ごとに実績評価を受ける必要があります。 職員の身分については、市町村における病院事業の場合、非公務員型の一般地方独立行政法人となるため、公務員ではなくなります。また、給与についても法人が独自に策定した給与体系に基づき支給することになります。 地方独立行政法人は、経営の裁量の自由度が高いため、効率的な事業運営が期待できますが、移行に伴う職員の身分や給与等の処遇について十分に検討する時間が必要であり、新たな人事制度を導入することや会計基準の変更によるシステム導入経費等、多額の初期導入費用が発生することが考えられます。 最後に、指定管理者制度についてですが、これは公の施設の設置者である市が、その管理権限を指定管理者に委任し、委任された指定管理者が、その公の施設の管理運営を行うというものです。対象となる施設の設置者(開設者)は市長でございますが、施設の管理運営は民間事業者の経営方針で運営を行うことから、経営責任者は指定管理者となります。 予算については、指定管理者が作成し、議会の議決は必要ありません。 職員の身分については、民間事業者の職員となります。 指定管理者制度は、民間事業者の経営ノウハウを活用し、効率的、効果的な管理運営が期待できることとされておりますが、安定的な人材の確保が課題になる可能性があること、特に病院事業においては、指定管理者が医師や看護師等の医療従事者を十分に確保できるかどうか、また採算が合わないため、募集に対して応募がない可能性や、途中で撤退する可能性があるなど、大きな懸念材料があると考えます。 続きまして、要旨(3)、今後の富士宮市立病院の経営形態についてどう考えるのかについてお答えします。 結論から申し上げますと、当分の間、現在の市立病院の経営形態を変更する考えはございません。 先ほど答弁しましたように、経営形態の選択肢として、地方公営企業法の一部適用、全部適用、地方独立行政法人、指定管理者がございますが、現在、当院は浜松医科大学の関連病院となっており、医師を派遣していただいていることから、指定管理者制度は選択肢にございません。 そのほか、地方公営企業法の全部適用、地方独立行政法人につきましても、移行する際には多くの時間と多額の経費を費やすこと、それに対する費用対効果が十分確認できないことなど、さらなる調査・研究が必要であると考えます。 また、現在、市立病院は大変厳しい経営状況にあり、今後も、病院事業を取り巻く医療環境はより一層厳しさを増すことが予想されることから、他の経営形態に移行するといった方向性を検討するよりも、まずは病院経営の健全化を最優先課題として全力で取り組み、併せて市の企画・財政・保健福祉部門や地域の医療機関等との連携を今まで以上に深め、また市議会の皆様に対しても一般質問、予算・決算審査特別委員会や環境厚生委員会等の場を通じて、市立病院の経営状況を十分に説明させていただき、御理解と御協力を頂きながら病院経営の立て直しを図っていくことが最善の方策だと考えております。 したがって、市立病院の経営形態についての調査・研究は継続すべき課題であると認識いたしますが、当分の間、経営形態を変更する考えはございません。 以上でございます。 ◆12番(深澤竜介議員) 今回の質問では、やはり経営悪化に対して、やはりいろいろなことを考えなくてはならないのかなという問題意識がございまして、取り上げさせていただきました。やはりこれは別に何のやり方をしても、誰がどうだということは異論はないかと思うのですが、やはり経営ですから、緊張感ですとか、責任感だとか、そういう部分が、どうしてもやはりないと、今回の一般質問、一番最後に稲葉議員が繰出金の増加に対しても、また質問されますけれども、ずっと赤字だから、どんどんその分繰り出していくのかといったら、どこかで、何かしなければならないのではないかという問題意識を持って提案させていただきます。 それと、もう一点、やはりその他のやり方においても、現状ではいろいろな場面で議会のチェックがあるからという病院事務部長のお話でしたけれども、逆に言うと、医療関係はいろいろスピーディー、目まぐるしい変化で変わるわけですね。それに対して議会の承認を得なければ人事的な問題、あるいは給与の問題、これが得られないということで、柔軟な対応がスピーディーにできないという障害があるのではないかということなのです。その点は、どうなのかなというのが一つ私持っているのです。一々やはり議会で予算も決算も承認を得なければならない、あるいはいろいろな高額な器具購入であったり、職員の給与に対してもそうです。医師の給与に対してもそうなのですけれども、そこら辺がどうなのかという非常に危惧があるのです。その点はいかがなのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 病院事務部長。 ◎市立病院事務部長(松永昌人君) 確かにいろいろな全部適用、あるいは独立行政法人の、いろいろ病院をやっている、その方に伺いますと、意思決定の迅速化という点では、当然経営形態が変わるわけですから、ある程度迅速化は図れる。ただ、全部適用の場合は、答弁にもありますように同じ地方公共団体の一部という制約が、やはり出てきますので、やはり具体的な経営の効果ということについては、あまり移行前に期待していたほどのことは、ちょっと確認できないといいますか、そういったお話も頂きました。 独立行政法人の場合には、完全に市と分離しますので、また経営の状況もいい病院が多いようでございますが、ただ総務省の認可が必要になるのですけれども、その際に累積欠損金を解消しなければならないとか、あるいは収支の均衡が取れた団体でなければならないとか、あらかじめ新しく法人になるわけですから、そういった経営のノウハウを獲得していなければならないということもありますので、その辺が課題になってくるだろうというふうに思います。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。 一つ病院長にお聞きしたいのですが、例えば浜松医大の附属病院になると、こういうことも一つ選択肢としてはあるかなと思うのですが、それはどうなのですか。今、数年先どうだという話ではなくて、長いスパン、あるいは一般論で結構なのですが、ちょっとお考えをお聞きしたいなと思うのですが。 ○議長(佐野寿夫議員) 市立病院長。 ◎市立病院長(佐藤洋君) 臨床研修制度というのが始まってから地方の医科大学は、いずれも医師不足に悩んでおります。現在の新しい専門医制度で、多少はそれは解消されていますけれども、御存じのように、まだまだ静岡県というのは医師少数区域で、静岡県を出た人は、なかなか地元にとどまってくれていないというのが現状であります。 そういった中で、浜松医大の附属病院として、全面的に浜松医大に依存するというのは、恐らく大学の派遣する能力からして、それは非常に厳しいのではないかと思います。ですから、むしろ逆で、浜松医大一本という体制を少し改めて、医師の比較的充足している、あるいは余剰があるような県からの、あるいは医局からの医師派遣を依頼して、それによって医師確保をしていくと。そういう道のほうへ少し移行すべきというふうに考えて、今もそういう形で行動を始めているところであります。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。現行の制度を維持していく、こういう大変なときに、そうやって制度をいじるというのは、これはリスクも非常に大きいし、大変なことだと理解します。現行の地方公営企業法の一部適用でいくということですと、やはりこれは開設者も市長、運営責任者も市長ということで、病院経営の権限は市長が全て有しているということで、こうした病院の、14億円繰り出しという事態を受けて、市長の、そこら辺の病院経営者としてのお気持ちをお聞きしていきたいと思います。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) ちょっと時間はかかりますけれども、一般会計から病院会計への繰り出しについて、他市ではどのような状況かということを、まずお話をさせていただきますが、富士宮市の場合、平成30年度は9億円の繰り出しで、先ほどの補正でもって5億円プラスして14億円になりましたけれども、富士市立中央病院では、これは一般会計の当初予算額が831億円のうち18億7,900万円、割合としては、一般会計に対する割合が、富士宮市は2.14ですけれども、富士市は2.26とか、あるいは沼津市立病院が21億5,000万円繰り出して、一般会計に対する比率が3.01とか、それから静岡市立病院とか、清水市立病院の場合には、これが37億円とか、あるいは16億円とかということであります。 それから、似たような規模ですと、焼津市立病院が13億円で、これは2.58%、それから藤枝市立病院が19億7,000万円で、これが3.87%、榛原総合病院が11億8,000万円、これが7.13%とか、富士宮市立病院は、一般会計からの繰り出しというのは、よその市の病院に比べまして、比較的少ない状況であります。金額的にも少ない状況であります。 この繰出金というのは、どういうことかといいますと、救急医療の確保に要する経費とか、高度医療に要する経費とか、周産期医療にかかる経費とか、あるいは病院の建設改良に要する経費とか、院内保育所の運営に要する経費とか、経営基盤の強化に要する経費とか、これは法律的に認められている繰出金でありまして、何ら問題があるものではないということであります。 したがいまして、今までが、富士宮市立病院の場合には非常に少なめの繰り出しであったのですけれども、ここのところへ来て浜松医大とのあつれきもあったり、いろいろありまして、そして整形外科の医師の派遣が非常に少なかったということもあって、経営的に大変な問題もあったわけでございますけれども、これからさらに病院のいろいろな医師の体制、また病床利用率の改善とか、あるいは泌尿器科もできましたが、麻酔科の医師の確保とか、そうしたことを一つ一つ改善していけば、かなりの経営改善ができるではないかなというふうに思っておりますものですから、いずれにいたしましても今の市立病院を存続させる。そして、私も開設者であり、病院経営の責任者という立場でもって、これを何とか健全な状況に持っていくということが大切なことであるなと、こんなふうに思っておる次第であります。 以上であります。 ◆12番(深澤竜介議員) いずれにしろ、病院経営という部分もございますので、ぜひこれは緊張感を持ってやっていっていただきたいなと思いますし、少しでも富士宮の医療環境を拡充することをお願いするしか我々議員としてはないので、そうしまして、この項を閉じさせていただきます。 発言項目の3、朝霧高原の牛ふん尿対策について(実証実験が終わったバイオマス発電施設と、現在計画されているバイオマス発電施設)。(1)、実証実験が終了し、競売にかけられているバイオマスプラントについて。このプラントですね、朝霧高原で環境省の実証実験の委託事業でやったプラントですね、この実験が終わって、現在これは環境省のほうで、これを購入したいという事業者があれば売却しますよということで、競売にかけられています。1回目の競売が不調に終わって、2回目が2月10日、先日締め切られました。その結果はいかがかとお聞きいたします。 ②、落札者の消化液(排水)処理についての市の考えはいかがか。消化液について農地還元できるのか。それとも実験中のように星山浄化センターで処理するのか。あるいは他の方法なのか。これは佐野寿夫議長が、先般、昨年の定例会でも同様の質問をされていますけれども、また再度質問をさせていただきます。 (2)、今後計画されているバイオマスプラントについて(農林漁業再生可能エネルギー活用協議会)というものがございまして、その中で新たにバイオマスプラントが計画をされています。 ①、今回計画されているものと、実証実験を行った環境調和型バイオマス発電施設との違いは何であるのか。(発電方式・規模・排水処理等) ②、乳牛2,000頭分のふん尿が投入されるとのことであるが、これによって期待できる効果は何があるのか。 ③、排水は長瀞調整池に流入するということであるが、その水質(BOD・硝酸性窒素)及び量はどの程度であるのか。 ④、イセ食品の養鶏場の排水も長瀞調整池に流されるが、バイオマスプラント排水も流されることで、水量及び水質保全の問題はないのか。 以上、御答弁をお願いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 私からは、発言項目3、朝霧高原の牛ふん尿対策について、要旨1、2の各質問についてお答えします。 まず、要旨1、実証実験が終了し、競売にかけられているバイオマスプラントについて。①、1回目の競売が不調に終わり、2回目が2月10日に締め切られたが、その結果はいかがかについてお答えします。環境省は2月10日に第2回目の入札を実施しましたが、不調に終わったと聞いております。今後の方針につきましては、環境省により改めて示される予定です。 次に、②、落札者による消化液処理についての市の考え方ですが、①でお答えしたとおり、落札者がおりませんでしたので、答弁のほうは控えさせていただきたいと思います。 次に、要旨2、①、今後計画されているものと、実証実験を行った環境調和型バイオマス発電施設との違いについてお答えします。農林漁業再生可能エネルギー活用協議会は、昨年12月に「農林漁業の健全な発展と調和の取れた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法に基づく基本計画」を作成しました。現段階では、事業者から「設備整備計画書」が提出されておりませんので、基本計画による事業内容と実証実験を行った環境調和型バイオマス発電施設との違いについてお答えします。 発電方式は、メタンガスを燃焼させる方式で変わりありませんが、規模につきましては、大きく異なります。実証実験では、乳牛350頭分の処理能力でしたが、新しく計画しているバイオマスプラントでは乳牛2,000頭分以上の処理能力を求めています。 また、それに伴う排水処理方法についてですが、実証実験では日量10トンの消化液を星山浄化センターで処理しておりましたが、基本計画に基づくバイオマスプラントについては、消化液は浄化処理され、長瀞調整池に排出する計画となっております。 次に、②、乳牛2,000頭分のふん尿が投入されることにより期待できる効果についてお答えします。県及び市の調査によると、朝霧地区では約2,000頭分以上の家畜ふん尿が過剰施肥となっております。今後計画しているバイオマスプラントでは、その過剰施肥となっているふん尿と同量以上を処理することにより、朝霧高原の環境が保全できると考えています。 また、各農家のふん尿処理にかかる経費並びに労力の負担が軽減し、持続可能な畜産経営につながると思われます。 次に、③、長瀞調整池に流入する排水の水質(BOD・硝酸性窒素)及び量についてお答えします。水質につきましては、水質汚濁防止法による水質基準について県に確認をしているところですが、現在、畜産農業に係る排水基準のBODについては、日量平均1リットルにつき100ミリグラム、最大値130ミリグラム以下、硝酸性窒素は最大値500ミリグラム以下ですので、その基準に合わせて準備を進めているところです。排水量は、基本計画の策定の段階では最大で日量200トンを想定いたしましたが、現時点で事業者から「設備整備計画書」が提出されておりませんので、正確な数値は把握しておりません。 最後に、④、イセ食品の養鶏場の排水も長瀞調整池に流されるが、バイオマスプラント排水も流されることで、水量及び水質保全の問題はないのかについてお答えします。流末に当たる長瀞調整池の安全性については、平成30年度から3か年計画で測量調査を行っております。現状において、昨年、一昨年の台風もございましたが、全く問題はありませんでした。委託先の測量会社の中間報告では、今のところ安全性についての問題はないとのことです。しかしながら、バイオマスプラント完成後は、日量約200トンの排水が排出される見込みですので、引き続き残りの調査を行い、安全性について確認していく予定です。 また、水質保全につきましては、水質汚濁防止法の基準範囲内での排水になりますので、問題ないものと考えております。 私からは以上です。 ◆12番(深澤竜介議員) では、再質問に入らせていただきます。 まず、2回目も不調に終わった。結局環境省としては、これはお金をかけて解体するよりも、例えば簿価以上であれば、それで購入するところがあれば、これは売却したほうが、これは全て国民の税金で賄っていますからメリットがあると思うのです。だから、まだ年度内に何らかの動きがあるかと思うのですが、そのときの消化液の処理なのですが、あそこの場合は消化液についても特殊肥料登録ですか、これがなされているようです。あるいは途中で乾燥堆肥のほうも肥料登録なされているようなのですが、この利用というのは、当然県の認可ですか、肥料登録なされているので、これは可能なのですか。仮定の話なので、今も部長答弁なされなかったのですけれども、これは肥料登録なされていれば、この処理については、そうしたことは可能なのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 確かに実証実験において発生した消化液を肥料登録して、それを一部実験的に活用した経緯もございます。したがいまして、肥料登録して、それを活用することは可能ではありますけれども、もともとこのバイオマスプラントのモデル事業は地域の環境保全、水を守るということで行っていますから、そこで発生した消化液を、また地域の牧草地にまく、還元するということは、基本的には考えておりません。したがいまして、登録したものを使うことはできるのですけれども、使う場所がないというところが現状だと思っております。 ◆12番(深澤竜介議員) となると、場所が牧草でなければいいということなのですか。例えばお茶畑であるとか、水田であるとか、実際上野地区で水田をつくっている方は、これを使ってみて、実験結果なんか出ていましたけれども、その辺りの線引き、これは誰が、どういうところで判断するものなのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 確かに朝霧地域の環境保全のために、これを行っていますから、朝霧地域以外で使うことは、ある意味可能だとは思っています。したがいまして、先ほど御答弁いたしましたけれども、その環境調和型ではなくて、再生可能エネルギー電気の発電と新しいプラントのほうでは、その活用についても議論をしているところではございます。 ただ、これにつきましては、まだ調査が不足しておりますから、さらに研究をする中で、水質汚染につながらないような地域で、適正量がまけるならば、朝霧高原以外での活用というのは、今後の検討課題になっております。 ◆12番(深澤竜介議員) 現在計画されているバイオマスプラント、非常に大規模だということで、2,000トン規模だということなのですけれども、これは牛ふん尿以外のものの投入というのはあるのでしょうか。それだけの規模のものを動かすには、ほかのものも入れなければならないというような危惧がされていますけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 投入する原料につきましては、専ら主に家畜ふん尿、牛ふんということになりますけれども、やはりカロリーベース、カロリーを上げていくために必要なものの副資材の導入というものが検討されているようです。ただいずれにいたしましても、先ほども申し上げましたが、まだ事業者から事業計画書が出ておりませんものですから、詳しい量であるとか、どんなものを入れるかというところの議論までは入っておりません。 ◆12番(深澤竜介議員) その牛ふん尿以外のものを入れるとなると、これは施設的にはあれですか、産業廃棄物処理施設になるということなのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 現在の計画の中では、あくまでも発電施設という位置づけになっております。副資材につきましても廃棄物を入れるわけではなくて、そのエネルギーを上げるための必要な原料として入れるということですから、いずれにいたしましても廃棄物の処理をするという目的の施設ではございませんから、発電施設という扱いになっております。 ◆12番(深澤竜介議員) そこでの判断なのですけれども、これは産業廃棄物処理施設になるかどうかというのは、その他のものの投入量の割合で決まるのですか、これは。どこで決まるのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) こちらの判断につきましては、県の廃棄物リサイクル課というところが担当しておりまして、今現在も、その協議をしているところですが、正確な、まだ明確な判断が出ておりません。割合の問題というよりも、その入れる内容とか、そういったものも含めて、今慎重に議論しておるようですけれども、市のほうとしては、その判断はちょっと分かりかねます。 ◆12番(深澤竜介議員) 非常に大規模な施設なので、逆に発電量をある程度確保するために、その他のものを入れると、ある面逆から見ると、これは本末転倒の話にもなってしまうのかなと、そこの点が非常に危惧されるのです。ぜひその点は、私も見守っていきたいなと考えております。 それと、これは全員協議会のときに、この大枠の話が出たときに、市からの補助金の拠出はないと、市長ですかね、そのとき確約されていたと思うのですが、そこら辺の部分はいかがなのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 今回の計画につきましては、民間事業者の提案に基づいて、市が設置した協議会において基本計画をつくるというところです。したがいまして、あくまでも事業主体は民間企業であるということが前提ですので、市のほうで補助金を出す考えは一切ございません。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。その確認は取れました。了解しました。 あと、水質の問題です。この問題、もともと出てきたのは水質保全ということで、地下水及び河川が牛ふん尿によって汚染されているというような話が一番根本かなと思います。硝酸性窒素というのは非常に大きな影響を与えるというようなことがありまして、いろいろ調べてみると、硝酸性窒素による健康影響としては、乳幼児の死亡事故というのは、結構外国で報告されていたり、また牛自体も硝酸性窒素の濃度の高い飼料摂取による牛自体の流産だとか、受胎不良なんていう例が出ています。こうやってずっと家畜ふん尿、生活排水なんかもそうなのですが、あるいは化学肥料もそうなのですが、ずっと地下浸透していって、それが水を汚染するというような例が出てきているのですけれども、硝酸性窒素の合計基準値の数値、もう一度、ちょっと教えていただけますか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 硝酸性窒素の最大数値ですね、これは500ミリグラム以下ということで確認をしております。 ◆12番(深澤竜介議員) これはあれですか、500ミリ、1リットル当たりということなのですか。私、調べたところ、1リットル当たり10ミリグラム以下という基準が何かあるようなのですが、これとの整合性というのはどうなのですか。水質汚濁防止法の中で500ミリグラム以下ですか。これの考え方なのですけれども、この基準値の考え方はどうなのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 水質汚濁防止法に関連することなので、私のほうからお答えさせていただきます。 排水基準については、その硝酸性窒素もいろいろ施設によって排水量の基準が違います。今、産業振興部長が言ったものについては、今のところ畜産農業に関するものについて1リットル当たり500ミリグラムというものが示されておりますので、扱っているものが畜産由来のものだということで、一応今のところは環境省から示されている通知がありますが、その中で500ということを今お示ししたという状況でございます。 ◆12番(深澤竜介議員) そうなると、先ほどの牛ふん尿以外のものがたくさん入ってきた場合も、この基準でいいということなのですか。それとももっと基準は変わってくるということなのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 環境部長。 ◎環境部長(大原勝君) 基本的には、主体的なものは畜産由来のものということで、産業振興部長も先ほど答弁しましたけれども、あくまでもそれ以外のものは副資材というものですので、基本的には畜産農家で適用されるものが採用されるのではないかというふうに考えております。 ◆12番(深澤竜介議員) 長瀞調整池のほうなのですけれども、平成30年度から調査が行われていますけれども、これはどちらかというと水量の調査で、水質についての調査というのは行われていないわけなのですよね。その点ちょっと確認させていただきます。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 長瀞調整池につきましては、既にもう30年が経過する中で、土砂が堆積ということの中で、まずは水量、河川区域における災害防止ということで、大丈夫かというところから始まりまして調査をしております。したがいまして、水量のみの調査でございます。現状においては、基本的には雨水排水、その地域の雨水が全部流れ込んでおりますので、水質については、特段調査対象にはなっておりません。 ◆12番(深澤竜介議員) 今回この施設が稼働し始める、あるいはイセ食品の養鶏場の施設も稼働し始めると、そうした後というのは、今回の調査結果を受けて、そちらが入っても水量については大丈夫だというような方向性だというのは、今答弁頂いたのですけれども、水質については、これはどういう考えでいくわけなのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 水質につきましては、その出口である、その施設における水質を管理するしかないと思っていますから、そこが水質汚濁防止法上問題がない排水であるならば、当然それが調整池にたまるわけですので、問題がないというふうに判断しております。 ◆12番(深澤竜介議員) 双方ですね、この養鶏場も相当な規模でありますし、今回も2,000頭規模だということで、相当な規模なので、これについては、それぞれがオーケーであっても、合算してきたときに、果たしてどうなのかという危惧が、どうしても地元としてはあるかと思うのです。その辺りはどうなのですか。もうそれぞれ施設から排水のときに基準をオーケーしていれば、もうそれでよしとするという考え方なのでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 量的な問題ですけれども、イセ食品のほうも、かなりの水を使いますけれども、ほとんどが循環型、循環式です。あそこは、主に卵を洗った洗浄水ですので、浄化したものを、日量10トンか、その程度出る。それを補給する程度ですので、それほど量的には影響はないというふうに考えております。そこの水質につきましても、当然水質汚濁防止法に準じたものが出てくるという判断をしております。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。いずれにしろ、酪農、畜産問題というのは、富士宮市にとって、産業面、環境面、双方にとって非常に大きく、欠くことのできない大きな問題でございます。この施設、無事に稼働してうまくいけば非常に2,000頭規模のものが、しかも市の補助金なしで、民間企業が自主独立でできるということは、それはどういう事業仕組みなのか、非常にすごいなと僕自身は思うのですけれども、これがうまくいったら非常に大きな効果があるのではないかなと、その点は期待をしたいと思います。 一方では、それだけのものがありますので、例えば2,000頭規模、朝霧、富士宮市内で確保できなかったら、例えば山梨のほうからのものが入ってくるのか、どうなのかというところが危惧されるのですが、その点はいかがなのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 今現在においても朝霧地区だけでも5,000頭の乳牛がおりますので、2,000頭以上の規模の牛ふんを確保するというのは、さほど問題はないと思っております。今後、農業経営も変わってきますので、もしそういった形で発電のために牛ふんが使われるということになりましたら、自分のところで堆肥化処理している方が、ではいっそのこと牛ふんとして原料として出そうという流れもあれば、当然朝霧地区の中で循環できるというふうに考えております。 ◆12番(深澤竜介議員) 分かりました。その確保のために地域外から持ち込まれたりしたら、これまた話としたら本末転倒な話なので、ぜひその辺り、ちょっと注視はしていきたいなと思います。 また、これは委員会のほうでも議論がございますので、またしっかり調査を進めていきたいなと思います。 以上にて一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(佐野寿夫議員) 以上で12番 深澤竜介議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午前10時01分休憩                                                                            午前10時11分開議 ○議長(佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、14番 佐野和彦議員の質問を許します。14番 佐野和彦議員。               〔14番 佐野和彦議員 登壇〕 ◆14番(佐野和彦議員) 改めまして、おはようございます。議長の許可が下りましたので、議席番号14番、富岳会、佐野和彦、一般質問に入ります。初心を忘れず、現場主義を貫き、市民の皆様の声が反映できる、分かりやすい質問で、市民の利益、市民の笑顔のために訴えてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 一般質問2日目の2番バッターとなりますが、その前に、先日仲間内でハリウッド映画の話をしていまして、今から32年前にダイハードというアクション映画がありました。第6作目まで考えられている大ヒット作なのですが、その主人公の名前が分からず、ほら、あの人だよという言葉が大合唱でした。私が思い出して、「ブルース・ウイルスだ」と言ったら、すかさずその人が「ウイルスじゃねえ、ウィリスだ」と突っ込まれたことがありました。ということで、コロナウイルスのことから伺います。 質問項目の1、感染症から身を守る。中国の湖北省武漢市で昨年12月以降、新型コロナウイルスに関連した肺炎の発生が報告されてから、世界各地から報告されております。国内でも新型コロナウイルス感染症の患者が複数確認され、死亡者も出ております。しかし、どのような人が感染しているのか、どのような人が重篤な症状になっているのか、実態が分からないこともあり、うわさの域を出ないことが言われております。新型コロナウイルスに限らず、新しい感染症が発見された場合、今後の対応を含め、パニックに陥らないためにも、今考えられる情報と対策をしっかりと市民に伝えることが急務と考えられますが、以下お伺いいたします。 要旨の(1)、新型の感染症が我が富士宮市で発見された場合、その後の対応を含め、国・県の指示はどのようなタイミングで通達されるのでしょうか。また、市が単独で対応しなければならない場合、どのようなことが考えられるのでしょうか、伺います。 要旨の(2)、岳南地域と経済交流がある武漢市から、新型コロナウイルスに関する情報は伝えられているのでしょうか。また、国や県からの情報はどの程度来ているのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(3)、当市においてパンデミックに陥らないための対策はどのようなことが考えられるのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(4)、感染症のワクチンがまだない場合、重篤になってしまった患者の手当てはどのようにして行われるのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(5)、パニックを起こさないためにも情報をオープンにすることはとても大切に感じます。うわさレベルの情報を阻止するための施策は考えられているのでしょうか、お伺いいたします。 以上5点、お願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(小林博之君) それでは、私からは発言項目1、要旨(1)から(5)までについてお答えをいたします。 まず、要旨(1)、新型の感染症が富士宮市で発見された場合、国・県の指示はどのようになるのか及び市の対応についてですが、昨日の7番議員一般質問の際にも御答弁いたしましたとおり、新型インフルエンザ等感染症が富士宮市で発生したと認められた場合でも、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、国・県、市が相互に連携して対応することとなります。具体的には、感染症の規模にもよりますが、国・県において政府対策本部、県対策本部が設置され、さらに国の緊急事態宣言が行われますと、市は新型インフルエンザ等対策特別措置法及び市条例に基づき、富士宮市新型インフルエンザ等対策本部を設置し、新型インフルエンザ等対策行動計画に基づいて、国及び県が発信する情報の収集と発信、予防・蔓延防止策の周知、医療体制の整備のほか、不要不急の外出自粛抑制、人が集まる施設の利用、催し物の制限要請等の対応について、国・県と連携して動いていくこととなります。 また、市の対応で、特に重要なことを想定してみますと、富士宮市で感染症が発見されると、あらゆるうわさが飛び交い、市民生活、経済活動等が混乱することが予想されますので、このことに対応するため、マスコミやホームページ等の利用可能な全ての手段を駆使して、市民に対し、正確な情報を積極的に発信することが重要であると考えております。 次に、要旨(2)、武漢市、国・県から新型コロナウイルスに関する情報は伝えられているのかについてですが、まず武漢市から直接本市への情報提供はありませんでした。また、国におきましては、政府や総務省に新型コロナウイルス感染症対策本部及び新型コロナウイルス感染症総務省対策本部が設置され、最新の情報がホームページ、通知等を通して取得できております。また、庁内各部署にも関係省庁、県を通じて具体的な指示と最新の情報が通知されているところでございます。 次に、要旨(3)、パンデミックに陥らないための市の対策についてですが、新型の感染症が世界的に大流行している状態、いわゆるパンデミックを防ぐため、我が国では平成24年に「新型インフルエンザ等対策特別措置法」が制定され、これを受けて本市でも「富士宮市新型インフルエンザ等対策本部条例」及び「富士宮市新型インフルエンザ等対策行動計画」を策定し、新型感染症のパンデミックに備えているところです。この行動計画では、感染症の段階を「未発生期」、「海外発生期」、「国内発生早期」、「国内感染期」、「小康期」の5段階に分けて、国・県、市が取り組むべき対応、対策が定められています。 今回の新型コロナウイルスの場合でも、WHOの緊急事態宣言を受けて、政府によって指定感染症及び検疫感染症に指定する等の対策が取られていますが、これらも国の行動計画に基づくもので、このように国際的な対応から始まり、国・県、市までの連動した動きによりパンデミックを防ぐ対応が取られています。 次に、要旨(4)、ワクチンがない場合、患者の手当てはどのようにされているのかについてですが、今般の新型コロナウイルスにおいては、現状でまだワクチン等が開発されていないことから、患者の手当ては対症療法が基本になると伺っております。医療機関で感染症の疑いがあると判断された場合、診療体制の整った二次感染症指定医療機関での検査や入院治療を行うことになります。 最後に、要旨(5)、パニックを起こさないための施策についてお答えいたします。要旨(1)でもお答えいたしましたが、やはり正確な情報を迅速に市民にお伝えすることが重要であると考えております。 今回の新型コロナウイルスの場合は、1月に市のホームページで中国における新型肺炎に関する情報を掲載したのをはじめとして、継続的に市ホームページやSNS等を利用して新型コロナウイルス感染症に関する最新情報や予防策、感染が疑われる場合の相談窓口等についての周知を図っているところです。 また、これらの情報は、全庁各部署で共有するとともに、各課から市民、関係する団体、機関等への情報を周知しておるところでございます。 うわさレベルの情報の阻止につきましては、2月に入ってから富士宮市でも感染者が発生した等のうわさが一部で広がり、お問合せが数件ありましたが、市内では感染者の発生は確認されていないこと、最新の情報に関するホームページ等をお伝えし、落ち着いた行動を取るようお願いしているところでございます。 今後も、適宜適正な情報を提供できるよう、随時ホームページやSNS等を利用し、情報発信をしてまいります。 私からは以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 病院事務部長。 ◎市立病院事務部長(松永昌人君) それでは、要旨(4)、感染症のワクチンがまだない場合、重篤になってしまった患者の手当てをどのようにするのかについてお答えいたします。 今回大きな問題となっております、新型コロナウイルスによる肺炎の患者が重篤になってしまった場合の手当てにつきましてお答えしますが、平成14年に問題となりました、SARSのときの処置が参考になると考えます。 現在、新型コロナウイルスへ直接作用するワクチンや抗ウイルス薬はございません。これらは、いずれ開発されるとしても、治験を含めると1年以上はかかります。そのため現時点では、酸素の吸入、人工呼吸器の装着、利尿薬、強心薬の投与、栄養の補給、他の肺炎の合併に対処するための抗生物質、抗炎症薬の投与、輸血、人工透析等の合併症の治療といった重症肺炎に対する呼吸の管理、心臓の障がいに対する循環の管理などを隔離された病室で行い、自然回復を待つことが最善の処置であると考えます。 以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 私からは、要旨(4)に関連しまして、患者を搬送する際の体制や搬送者の感染予防策についてお答えいたします。 まず、感染症患者の搬送体制についてですが、救急要請時に感染症が判明している場合には、都道府県知事が入院を勧告した患者、または入院させた患者の医療機関までの搬送は都道府県知事が行う業務とされているため、基本的に静岡県富士保健所に連絡し、県の対応となります。 また、救急要請時に感染が疑われる場合についてですが、厚生労働省で示された「感染が疑われる患者の要件」を満たすものであれば、感染が判明している場合と同様に直ちに静岡県富士保健所に連絡し、県の対応となります。 しかしながら、県、または保健所から搬送について協力依頼があった場合には、県内で指定された医療機関へ救急自動車で搬送することになります。 感染症患者を搬送する際の感染予防策としましては、感染者はウイルスの拡散を防止するためのドーム型のカバー内に収容し、隔離して搬送いたします。 救急隊員は、感染を防ぐためヘルメット、ゴーグル、特殊感染防止マスク、いわゆるN―95マスク、感染防護衣、手袋及びシューズカバーを着用し、二次感染の防止対策を施し搬送いたします。 さらに、搬送後は、保健所等からの助言を得ながら、対応に当たった救急隊員の健康管理及び救急自動車の消毒を実施することとなっております。 以上です。 ◆14番(佐野和彦議員) 一通り答弁もらいました中から総括的に再質問をしてまいります。よろしくお願いします。 昨日、齋藤議員から同じような質問があったと思います。その中で一番新しい情報が、感染者の数、中国ではもう7万500人余りということで、すごいですね。1,800人がもう既に亡くなられているそうです。先ほど私、パンデミックって言いましたけれども、ちょっと分かりづらいと思いますので、説明いたします。 最初の段階がエンデミックというそうです。これは地域の流行で、比較的狭い範囲のことをいうそうです。その次がエピデミック、これが一時期感染症が広がること、特に突発的に規模が拡大して集団で発生することをアウトブレイクというそうです。その次が、一番大きなことが、パンデミックっていうそうです。日本語でいうと汎発流行という言葉になるようです。パンデミックになったら、もう大変なことになると思います。 ただ、気になるのは、世界各地にもう広がっているということです。今、ニュースでよく愛知県から和歌山県から、いろいろなところにあるのですけれども、富士宮というところは、その真ん中にもう挟まれているものですから、絶対にないということはあり得ないと私は思っています。普通に存在しているものだということで考えていたほうがいいのではないかな。その対応が緊急で取れるのではないかなということも思うわけですけれども、その中で新型コロナウイルスに限らず、新しい感染症が発見されたときに一番頼るところは病院なのですけれども、市立病院ではどのような対応を取れるのか、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(佐野寿夫議員) 市立病院長。 ◎市立病院長(佐藤洋君) 基本的に、感染症が起こった場合に病院を頼るという考え方が、まず最初に一番してはいけない考え方で、病院は感染を一番広げる対象になる機関ですので、そのところを冷静に、先ほどからもありましたように情報提供して、冷静に市民の皆さんには対処していただかなければいけないと思います。 今回の件につきましては、基本的には、感染症というのは、感染に対する指定感染病床を持つ指定医療機関が治療に当たるということですので、今回の新型コロナウイルスに関しましても、現時点では当院が患者を診療するという体制にはなっておりません。ただ、今後もしパンデミックになって、患者が非常に増えて、富士宮、あるいは富士地区から大量に発生するとなった場合は、この指定医療機関では診療し切れない患者もたくさん出てきます。その場合は当院でも受けざるを得ないという状況になると思われますので、当院としても、既に感染対策チームを中心に、現在どのような診察で診療して、どのような経路で検査を行って入院して診療するかと、そういうマニュアル作り、実際の体制を進めているところであります。 ◆14番(佐野和彦議員) 県内では10病院、感染症の対策といいますか、患者が行ってもいい病院が10病院あるそうで、ここら辺でいうと富士市立中央病院だということも伺っています。話に聞くと、5床ぐらいしかないというような話の中で、もし広がりを見せれば、それなりにやはり隔離するような施設が必要となってくるとは思います。これはあくまでも仮定の話なのですけれども、そうなった場合、この富士宮市ではどのようにしていくのか、教えてください。 ○議長(佐野寿夫議員) 市立病院長。 ◎市立病院長(佐藤洋君) 仮定の話ですので、なかなかお答えするのは非常に難しいと思います。非常に広がってきてしまった場合は、病院の中の病棟の一部をそれ専用に確保して専用のスタッフ、専用の医師が診療に当たるという体制を取っていくしかないかなというところが、今現状でお答えできることで、それ以上の、ちょっと具体的なことは分かりません。 ◆14番(佐野和彦議員) 危機管理監、同じ質問なのですけれども、そこら辺はどのように考えていますでしょうか、広がりを見せつつあるみたいなことになった場合です。 ○議長(佐野寿夫議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐野俊寿君) 今、保健福祉部長からも答弁がございましたけれども、当市においては、危機管理体制ということになりますと、国・県において政府の対策本部、県対策本部が設置され、さらに緊急事態宣言が行われると、市はインフルエンザの特別措置法及び市条例に基づき、先ほど申し上げたような新型コロナウイルスに対する対応をしていくということになります。 現段階では、まだそういう状況ではないということでございますけれども、市のほうでもホームページ等によりまして、コロナウイルスに関した肺炎についての厚生労働省の呼びかけであるとか、そういう内容について、今一番は、それにならないようにお互い一人一人のせきエチケットであるとか、手洗いなどを勧めるということが有効であるというふうに言われていますので、そういうところから始めていっていただきたいというふうに、現段階では準備はしておりますが、今、私のほうからお話できるような状況ではございません。 以上でございます。 ◆14番(佐野和彦議員) 分かりました。保健福祉部長からもお話がありましたけれども、テレビで言うにはですよ、正しく理解して、正しく恐れろという言葉がよく使われています。正しく恐れろって、なかなか理解に苦しむところであって、先ほど病院長、病院に来ないほうがいいというような話をしたのだけれども、一般の人は病院に行くわけですよ、やはり調子が悪ければ。それはいきなり今、市立病院には行けないような状況になっています、救急でなければ。 その中で、一般の病院に行ってしまうとするではないですか。行ってしまったときに、今の段階でコロナウイルスって分からないような状況の中で、病院の対応というのが、市から、県から、一般の民間の病院にはどのように言われているのか、お伺いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(小林博之君) ただいまの御質問については、今回のコロナウイルスの件につきましては、民間の病院については、県の医師会を通じて各市の医師会、さらにはそこを通じて各診療所ということで、対応ですとか、そういう情報はもたらされております。 以上でございます。 ◆14番(佐野和彦議員) では、市から、そういった情報は医師会を通じてやっているとのことですね。 ○議長(佐野寿夫議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(小林博之君) 直接医師会を通じて診療所にも行っておりますし、私どもも福祉企画課を通しまして、医師会との情報交換ということはやっておりますので、情報共有をしております。 ◆14番(佐野和彦議員) では、資料をお願いします。分かりました。病院との連絡体制は分かったのですけれども、富士宮市はすごくこのことに対して敏速に反応したといいますか、すぐにいろいろな対応をしました。マスクを紹興市に2万枚送られたということと、子どもたちの交換学生の派遣を中止したということが報道とかも通じて、すぐにやってくれたということで、市民の命を守る市長が英断したと思うのですけれども、すごく早めの対応をしてもらってよかったなと思うのです。 その反面、昨日、齋藤議員が言いましたけれども、マスクのストックというものがあって、マスクのストックを開放する時期というのがあると思うのです。ストックして、ずっと終わってしまったら意味がないことであって、そのマスクのストックを開放する時期というのはどういうタイミングで開放しますか。今、マスクがないというような状況でもありますし、そこのところをお願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐野俊寿君) マスクを配布するタイミングでございますが、今お話ししたように、このインフルエンザの対応について、緊急事態宣言等が行われて、それからということになると、ちょっと遅くなってしまうと思いますが、あくまでも今、私個人としてのお話でございますけれども、ある程度これが発生してきた段階において本部を立ち上げさせていただいた中で、その中でお話をして対応ということを考えています。内容については、今ちょっとお話はできませんけれども、内部ではどういうふうに配布しようかということは徐々に相談して進めております。 以上でございます。 ◆14番(佐野和彦議員) ストックするだけでは意味がないわけであって、やはりそれを緊急のときには使わなくてはならないということを、しっかりとやはり話し合われていなくてはならないというのはずっと思っていました。それを今聞いて、すごく安心しました。恐らく今答弁を聞く中で、市民の人も安心したのではないかなということも思います。やはり使いたいときに使えるような環境をぜひ整えていただけたらなと思います。 それで、予防というところに入っていきますけれども、ここの感染が重篤になる前といいますか、うつらないようにするには、ではどうしたらいいのだって私考えたわけです。そのときにいろいろ今インフルエンザの対策で出て、まずマスク、これが今、薬局とかで売っている、クレベリンというのですけれども、薬剤が入っていて、空間に置いておけば、それが家の中でウイルスを死滅といいますか、防御してくれるみたいな商品が出ています。昨日見たら、まだタブレット型の、なめるものも出ていました。だけれども、これがコロナウイルスに効くとは限らないわけです。 その中で、実は教育長からすごくいい情報を教えていただきまして、市内の小・中学校でお茶のうがいと手洗いの推奨ですね、そういったことで、富士宮の学生が風邪を引いているというか、ウイルス性の感染症にかかっている子たちが全然いないという話を聞きました。1万588人中、約18名ぐらいしか感染症にかかっていないという話を聞きまして、すごいことだなと、これは思うわけです。コロナウイルスというのは、ちょっと僕の調べる中で、新型ではないですよ。新型ではない、普通のコロナウイルスは、風邪の中にもコロナウイルスが入っているという話を聞きました。新型となって、みんなが理解していないだけであって、もしかしたら本当は存在していた可能性もあるわけですよね、分からないですけれども。そんな仮想なことはあまり言わないほうがいいかもしれないのですけれども、その中で、このお茶ですね、このお茶が、もしかしたら、全く根拠はないです。全く根拠はないのだけれども、同じ風邪というくくりの中で考えたら、ウイルス対策の一因になる可能性があるかもしれない。 そこで、我らが富岳会では、今、みんなでお茶を飲んで、コロナウイルス対策をやっているところなのですけれども、このお茶を使ってデータを取る、今ない状況だから何とも言えないのですけれども、ただ分かっていることは、小・中学校で手洗いとお茶のうがいをするということで、これだけの感染症がないということは、例えばもしかしたら、そういう効果があるかもしれない。でも、データがないから全く分からないわけです。データを取るためにお茶を使うのはどうなのですかね、保健福祉部長。 ○議長(佐野寿夫議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(小林博之君) お茶に一定の殺菌効果があるということは、従来からも言われていたのかなとは思います。例えば畳の部屋を掃除するのにお茶っ葉をまいて掃除するとか、あるいはお茶うがいについても、保育園のほうでもやっているようなこともちょっと聞いているような記憶もありますし、健康には、やはり静岡の名産といいますか、特産品ということの中で、お茶の有効性というのは、これは様々言われていると思いますので、全くないのか、あるのかというのは、ちょっと明言はできませんが、本当にお茶というものが、そういう効用があると言われていることは承知しております。 ◆14番(佐野和彦議員) ちなみにインフルエンザの場合は、紅茶が一番いいそうです。効果があるという、防御といいますか、その紅茶もお茶も、紅茶は富士根南、農協の富士根支部で紅茶をつくっています。お茶は、富士宮の特産品ですので、こういったものを生かして予防を考えるのも、また一つの手ではないかなと。分からないですけれども、紹興市との関係の中で、もしかしたらお茶が効果があるかもしれないよというような、分からないですよ、根拠がないから分からないのだけれども、話をするのも一つの手ではないかななんていうことも思います。 そこら辺、市長、どうですかね、お茶を使って防御というところ。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) まさかこちらへ弾が飛んでくるとは思わなかったのですが、このことについては、もう世界的な大問題でありまして、世界中の研究者、いろいろな医療機関、いろいろなところが、もう一日も早く何とか対応しなくてはということで研究されていると思います。そうした意味で、その研究の成果を待たなければならないなと。治験という期間が、なかなかこれが邪魔しているというとおかしいけれども、要するに確たるものを保証するみたいなことですから、時間はかかると思うのですけれども、お茶については、これは新型コロナウイルスに効くかどうかは分かりませんけれども、しかしお茶の持つ効能というのは、いろいろな面がありますから、場合によっては効くかもしれないし、効かないかもしれない。でも、そのお茶の普及ということ、宣伝する分には、あまり新型コロナウイルスに効くとかということは大々的には医薬法違反か何か知らないですけれども、そんなことになってしまうとまずいものですから、お茶を飲みましょうというような軟らかい口調でもってやっていく分にはいいのではないかと、こんなふうに思っています。 以上です。 ◆14番(佐野和彦議員) 予防の観点で、そういったこともみたいな話ですね。でも、一応インフルエンザとか、そのほかのウイルス性の感染症には、今、教育長がおっしゃいました、こういうことには有効だということは分かっていますので、ただコロナウイルスには分からないけれども、そういったところで、今データが取れているわけですね。そういったことも、ぜひ頭にとどめておいて、データを取ってもらえたらなと思います。いろいろと質問してまいりましたけれども、やはりコロナウイルスが一日も早く終息するように、本当に祈念をいたしまして、この項を閉じさせていただきます。 質問項目の2、自治協力委員の今後。特に世帯数が少ない区の運営を任せられている区長は、後任人事に大変苦慮しておりますが、報酬について、過去に私も含め多くの議員が質問をするたびに現状で理解されている旨の答弁がありましたが、小規模区の区長は、そのような返事はしていないとのことであります。今後、報酬を含め、負担軽減の施策を検討できないでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(1)、過去に区長の報酬を検討されたとのことですが、毎年検討すべきだと私は思います。いかがでしょうか。 要旨の(2)、大規模世帯区と小規模世帯区の報酬の格差をどのように考えているのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(3)、富士宮市区長会の会長は各支部長の中から選任されておりますが、同時に自区の仕事と支部の仕事も同時にこなさなくてはならず、かなりの負担があると聞いております。区長会長職は、区長とは独立した単独での設定はできないのでしょうか、お伺いいたします。 以上3点、お願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。
    ◎市民部長(赤池英明君) それでは、私から発言項目2について一括してお答えします。 まず、要旨(1)、過去に区長の報酬を検討されたとのことだが、毎年検討すべきと思うが、いかがかについてお答えします。市では、区長・町内会長を「自治協力委員」として委嘱し、「自治協力委員設置規程」に基づき事務費相当として報酬を支払っています。 以前から議会において、世帯数の違いで報酬金額に大きな差があるのはいかがかと問われていましたことから、平成28年度に格差を是正する目的で検討を重ね、区長会と協議した結果、現行の報酬制度でよいとの結論になり、現在に至っております。 しかしながら、そのときから既に4年が経過していることから、今後、区長会支部長を通じ、広く意見を伺ってまいります。 次に、要旨(2)、大規模世帯区と小規模世帯区の報酬の格差をどのように考えているのか伺うについてお答えします。現在、自治協力委員報酬は均等割額を区長・町内会長ともに年間3万2,000円、世帯割額を区長は1世帯につき年間220円、町内会長は260円を支払っています。 市としましては、事務費相当としてお支払いしておりますので、世帯数が多くなれば、それだけ通信費・消耗品費等経費もかさむと考え、世帯割を設けております。 限られた財源の中で、公平性や地域性を考慮した上で報酬額を決定してまいりましたが、今回、議員から御意見を伺いましたので、要旨(1)と同様に区長会支部長を通じ、広く意見を伺ってまいります。 最後に、要旨(3)、区長会長職は区長とは独立した単独の設定はできないか伺うについてお答えします。富士宮市区長会の会長職については、富士宮市区長会規約第7条第2項により「会長、副会長及び監事は、区長の中から役員会の推薦によって総会で承認する」と規定されています。区長会の規約の改正については、区長会の総会の議決事項になりますので、市としては、議員から頂いた御意見を区長会にお伝えいたします。 以上でございます。 ◆14番(佐野和彦議員) 一通り答弁頂きました。その中から総括的に再質問を行います。 過去に松永議員と、特に遠藤議員が格差のことを、この議会の場でおっしゃっていまして、何で私そんなことを言うかというと、後任の区長がちっとも見つからないのですよ。それはもう専任といいますか、小さい区は何十人という単位の中で後任の区長を見つけるものですから、すごく大変で、例えば副区長がいて、区長がいてという順序をつけられなくなってきています。副区長をやれば、次をやらなければならないじゃんかという話の中で、副区長だけだったらいいよ。会計だったらいいよというような話の中で、でも単独にしてしまうと、そこの場で終わってしまって、やはり選べなくなってしまいます。そういったところで、小さい区というのは、本当に大変な思いをしているというのが、つくづく痛感しました。 それで、やはり区長の思いというのは、すごく深くて、やはり区のことを大事に思って、そこにおいては、大きい区も小さい区もないわけです。もちろん、人数が多いから、当然大変なのは大変なのです。小さい区も土地は広いですよ。そういったことで、やる仕事というのは、本当に大変さは変わらない、私はそう思っています。 区長の、やはり交際費というのがありまして、交際費が、やはり付き合いが多くなればなるほど、すごく大変だな、何とかしてあげられないかな、区長からも、そんな話を聞くと、私もそう思うわけです。そういったところで、検討していくということですから、ぜひそういった思いを酌み取っていただいて、今後につなげていただけることを切にお願いいたします。 それから、区長会長の話なのですけれども、規約が存在していると。その中での質問なのですけれども、規約を改正することを提案とかということは考えられるかどうか、お伺いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 規約そのものは、先ほど申し上げましたけれども、区長会の中での議決事項になります。先ほども言いましたが、今回議員のほうから、こういうお話を頂きましたので、早速区長会のほうには、先ほどの報酬と合わせてお伝えをしてまいります。区長会のほうは、年に数回役員会、春先には総会ということで、様々研修会も含めまして、そういう議論をする場がございますので、まずは区長会のほうに早速、速やかに伝えたいと、こんなふうに思っております。 ◆14番(佐野和彦議員) ぜひ区長会に言っていただいて、区長会長って本当に仕事が大変だなって、歴代の区長会長が言っていまして、もちろん市長が一番大変だと思うのですけれども、区長会長もすごく公務という附属したところ、地区の公務と支部の公務と、なおかつ区長会の公務というものがありまして、それを計算すると、すごいことになる。同じような組織ではないですけれども、実はPTA連絡協議会、市P連というところがあります。市P連は、会長は単独の会長をつくっています。それは教育委員会のほうだと思いますけれども、そういう事例もありますので、ぜひ検討していただいたらななんてことも思います。 それと、県内、全国各地結構あると思うのですけれども、そういった事例というのはあるでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 今、市民生活課で把握できているところは、清水区、それから磐田市、もう一市あったかと思いますが、今その二、三市といったところでございます。例えば清水区を例に挙げますと、区長会の経験者であって、推薦2名以上ならば、まず富士宮市でいうところの支部会に所属するということになりまして、支部会の中から区長会長が選出されるというようなことにはなっております。 以上でございます。 ◆14番(佐野和彦議員) 分かりました。少数だとは思いますけれども、今検討していただけるみたいな、区長会のほうにも言っていただけるというような話だったものですから、また続けていただければなと思います。これは区長会のことですので、あまり深く言っても、こっちでどうにかなることでもない部分がやはりありますので、この項に関しましては、市民部長に一任をさせてもらいまして、ぜひこの後の行動をお願いいたします。ということで、この項は、これで閉じさせていただきます。 質問項目の3、自動運転技術の公共交通への導入を考える。昨今、全国各地で自動運転の実験が行われ、県内でも自動運転のバスなど実証実験が行われております。現在、我が富士宮市が誇ります、宮バスや民間のバス会社が地域の交通を支えておりますが、運転手不足などで運営は大変厳しいものになっております。また、高齢者が多くなっている現在、運転免許証返納促進のためにも公共交通は必須と感じますが、以下を伺います。 要旨の(1)、現在、宮バスの運転手が不足ぎみになっているようですが、今後何年くらいは大丈夫なのでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(2)、現在、各地で行われている無人バスの実証実験に、我が富士宮市もメーカーの実験に参加することはできないでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(3)、将来的に自動運転技術の導入は考えているのでしょうか、お伺いいたします。 以上3点、お願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) それでは、私から要旨(1)から(3)について一括してお答えします。 まず初めに、要旨(1)、現在、宮バスの運転手が不足ぎみになっているようだが、今後何年くらい大丈夫なのかについてお答えします。宮バスの運行委託事業者は、富士急静岡バス株式会社と信興バス株式会社です。両社に確認したところ、「宮バスの運転手を確保するため、ハローワークをはじめとして広く募集をかけており、事業所内の他の路線や貸切りバスの運転手についても対応できる体制を取り、宮バスの運行に支障のないように運転手の充足をしております」と回答を頂きました。 全国的にも運転手不足と言われている状況ではありますが、宮バスの運行委託事業者には、運転手の確保及び運行方法の改善に努めながら事業を継続していただいております。 現状では、宮バスの運行が、今後何年くらい大丈夫なのかを明確に申し上げることはできませんが、運行委託事業者には、地域の公共交通を支えるという使命感を強く持って宮バス事業を実施していただいております。 市といたしましては、事業者と連携しながら宮バス事業の長期的な継続に努めてまいります。 次に、要旨(2)、現在、各地で行われている無人バスの実証実験に、我が富士宮市もメーカーの実験に参加することはできないかについてお答えします。県が実施主体となり、令和元年度に自動運転の実証実験の会場となった市町は、県が取得・蓄積し、公開している三次元のデータを基に、県が選定した松崎町、下田市、沼津市及び袋井市です。 富士宮市は、県が取得している三次元のデータ箇所が少ないため、選定されなかったものと思われます。 実証実験の状況について県に確認したところ、実証実験に当たっては、国、公安当局及び道路管理者への届出、実験車両の確保、運行上の安全確保、実験に賛同してくださるメーカーなどの事業者とい協定の締結、データやシステムの整備、実験参加者の募集などを行い、県の実証実験にかかった予算は4,000万円とのことでした。 当市が同様の実証実験の会場となる場合には、県では、さらに三次元のデータ整備費がかかるため、多大な予算の確保が必要になると思われます。 市では、令和2年1月22日から10日間にわたり沼津市で行われました実証実験に視察してまいりましたが、実証実験では、運転手がいつでも手動で操作できる状態で自動運転を行っており、車線変更や、走行車両数が多い場合の走行、右折時の対向車を感知しての発進に課題があると感じております。 しかしながら、自動運転の実現によって得られる、高齢者や交通弱者の負担低減や、バスの運転手不足の解消、交通事故の削減などの効果はあるものと考えておりますので、現時点では国・県及びメーカーからの実証実験の話はございませんが、自動運転導入に向けた実証実験に要する多大な費用とを比較研究し、情報収集に努めてまいります。 最後に、要旨(3)、将来的に自動運転技術の導入は考えているのかについてお答えします。国の「官民ITS構想・ロードマップ2019」によると、高速道路でのバスの自動運転が市場化される社会を実現する努力目標が2030年頃とされており、市では宮バスや路線バスが運転手を乗せずに完全自動運転となるような自動運転技術の社会実装の実現は2030年以降となり、今から10年以上かかると想定しています。 急速に研究開発される自動運転技術の導入については、将来的には自動運転によるサービスの提供が、バス運転手不足の解消や移動手段の確保の効果的な方策の一つと考えておりますので、情報収集に努めてまいります。 以上です。 ◆14番(佐野和彦議員) 一通り答弁もらいました。総括的に質問します。 静岡県では、一応先ほどおっしゃいました、ここにその資料がありますけれども、未来創造まちづくり構想会議というものがあって、資料的にはこんな厚くあります。その中で、先ほど市民部長がおっしゃられた、その三次元データですか、三次元でのデータの有効性ということで、富士宮市は外れてしまった、残念ながら、そういうような状況の中で、県内では、さっきも言いました、沼津や松崎、それから今度は、これは有名な話なのですが、裾野のトヨタが未来都市をつくるということで、コネクティッド・シティというものを建設するプロジェクトが発表されました。 もうテレビでもすごくやっていまして、ユーチューブとか見ていても、情報はトヨタのホームページからみたいな感じで、CMはされています。未来を考えると、すごくうきうきするのですけれども、ただ無人運転というものは、人がやはりそこには、運転手ですよ、運転手は滞在しないわけですよね。そういうことでも、また人が少なくなってしまうのかなというような心配の中で、ですけれども、無人運転しないとバスの経営自体が大変だという話の中で、2030年頃になるというような、もろもろのことを考えて2030年以降に富士宮市への導入を考えていくというような話がありましたけれども、その2030年以前に、今よりももっと具体的に自動運転が可能な時期が来たら取り入れるべきだと私は思うのですけれども、そこら辺前後の話です。前後の話で、そういった機会があれば、ぜひ積極的に参加するという意識はありますか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 自動運転と無人バスと若干ニュアンスというか、実際は違うのかなというふうに思うわけですが、自動運転のレベルというのは、今、国土交通省で出していますのはレベル1からレベル5まであって、現在レベル2のところまで、大手のメーカーで一部高速道路だけ手放し運転が、ハンドフリーでできると。まだレベル3のところまでは、自家用車についてはいっていないというふうに認識しておりまして、これが自動運転が先ほど言ったとおり2030年以降の話なので、これが実現するにも最低10年以上はかかるのかなという見通しの中で、実際にバスで運行ができるレベルまでいくには、我々が実際にこの市内を走るということを想定しますと、相当長い期間が、実はかかるのかなというふうに思っております。 ただ、一方で、茨城県の境ですかね、これはソフトバンクグループが乗務員というか、2人乗せまして、完全に運転をせずに実証実験を4月からやるなんていう情報もあるものですから、自動車の大手メーカーの自動運転のレベルにかかわらず、他メーカーが参入してくるというようなこともあるのかなと。昨今、そういうニュースが日々入ってきておりますので、いずれにしましても市のほうとしては情報収集に努めて、将来的なところを見ていく上で、そういったものを検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆14番(佐野和彦議員) 分かりました。裾野は、トヨタが関東自動車とか、そういったものがあって、そういう施設、跡地を利用してというような話があると思うのですけれども、では富士宮市を考えたときに、どんな企業があるかなって思います。そうすると、やはり日産関連が多いわけですよね、関連会社です。ということは、日産との付き合いも、つながり方もあるという判断の中で積極的にアプローチ、うちの富士宮市で、ぜひそういった先進の実験を行ってもらえたらなということの声がけという面ですね、そういったところをぜひやっていただけないかなというような、もちろん私たち議員も、そういうような情報があればお伝えをしたいところなのですけれども、今ある企業の中で、そういった話というのはありませんか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 現状、市のほうにそういう御相談というか、そういうものはございません。先ほど県の話をしましたが、県から選定された市町も、実は市にしたのは事後報告的でございまして、つまり実験に適切な土地というか、道路状況であるかどうかというようなことが、まずあります。それから、距離でいきますと、非常に短いです。長いところでも5キロ、短ければ1.何キロというところの距離のところが、大体のところがそんな感じでありますので、市のほうで、そういうふうな形で企業のほうにというような、今その段階にはないというふうに考えております。 以上です。 ◆14番(佐野和彦議員) 今、GPS、空に衛星が飛んでいるわけです。今、日本発信の、「みちびき」という衛星が飛んでいるわけです。すごく精度がよくて、いろいろな国にも配信といったらおかしいですけれども、そういうデータを取りながらGPSが作動しているわけなのですけれども、そういったものを開発するに当たって、結局衛星でデータを取りながらやっていくと思うのです。もちろん、個体にも道路の幅とか、車両の間隔とかは、例えばセンサー技術がもっと発展して、これからもよくなっていくというようなイメージの中にいます。 例えば今、電気自動車で有名なのは、日産から出しているリーフとか、僕、日産のマニアではないのですけれども、プリウスもそうですよね。そういった先進技術の集結した車というのは、今数多くて、それを基にしてバスとか、そういった人を運ぶ、運搬する、仕事をする車が開発されているというふうに私は思っているのですけれども、先進技術を、この富士宮市に誘致するのも一つの手ではないかななんてことも思いますし、何で電気自動車というか、電気バスか、自動運転のバスか、その中には電気もあったり、もちろんガソリンとかもあるとは思うのですけれども、比較的言われているのが電気を使った、環境面においては、電気は排出ガスを出しませんから、根本を言うと、排出ガスをつくったエネルギー源から取っているわけなのですけれども、でも排出ガスを出さないという点では富士山の環境とか、そういう守ることに関しては、すごく有益に働くと思います。 ぜひ今後の考え方を、また一つ踏み出していただければ、今すぐやってくださいという話ではないのですけれども、そういう情報が来たときには、オープンにして、いや、こういった話が来たよというようになるように情報を発信して、情報を受け取って、そういうことを、未来につながることを、ぜひこれからもつなげていただきたいとお願いをしたいところです。 ということで、今回の一般質問を終了したいと思います。 ○議長(佐野寿夫議員) 以上で14番 佐野和彦議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午前11時09分休憩                                                                            午前11時20分開議 ○議長(佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、3番 近藤千鶴議員の質問を許します。3番 近藤千鶴議員。               〔3番 近藤千鶴議員 登壇〕 ◆3番(近藤千鶴議員) 皆様、こんにちは。近藤千鶴です。佐野寿夫議長のお許しをいただきましたので、質問させていただきます。 質問に先立ちまして、発言項目1、誰もが輝く富士宮市についての要旨(1)の「市役所職員」の部分を取り消させていただきます。 それでは、発言項目1、誰もが輝く富士宮市について。さて、少しここでラーメンとおそばの話を質問の前にさせていただきます。お昼が近いので、おなかがすいてしまうかもしれないけれども、ちょっと聞いてください。 10人の方がいらっしゃったときに、1人はおそばが食べたい。また、9人はラーメンが食べたい。そうしますと、ラーメン屋に行ってしまうのです。そして、2人がおそばを食べたくても大体8人いるとラーメン屋に行ってしまうわけなのです。それが、3割だと、これがおそばだと、あ、待てよ。今度は次にしようかとか、またそばを食べてもいいかなという気になってくるわけなのです。そして、これが半々になってきますと、これは完全に自分の好きなものを食べに行こうかということになるわけなのです。 実は、これが黄金の法則、何と3割の法則といいます。そうですね。これはロザベス・モス・カンターという方が提唱したわけなのですけれども、3割を超えると社会が、また組織が変わると言われているわけなのです。ですので、ぜひ皆さん、何か女性を思うときには、おそばとラーメンのことを思い出していただいて、今またここの私の一般質問でも胸の中に刻んでいただきたいと思うのですけれども、そしてそこで質問なのですけれども、富士宮市の現在の審議会における割合は、平成31年4月調べで25.5%です。20%未満の審議会も26件あります。また、その他PTA会長、自治会会長、女性の議員の割合、それも実は富士宮市は、かなり静岡県の中で下のほうのレベルになっているわけなのです。特に一番悪かった成績は防災会議でした。防災会議に富士宮の女性が、本当に最下位のほうでした。 そこで、審議会等の女性の役割について、(1)です。①、審議会等に重複している人の人数と重複回数はいかがか。②、女性の審議会を3割にする取組は。 (2)、意識改革について。富士宮市の男性の育休率は、わずか2人でした。それでも6.1%です。でも、それでも県下で、実は2位なのです。ほかの市町村は、ほとんどゼロでした。 そこで、①、男性が育休を取れる仕組みを考えているか。②、男女共同参画の視点に立った職業講話の実施学校数を伺う。③、女性活躍推進法における企業の取組は。 以上をお伺いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) それでは、私から要旨(1)の①と②及び要旨(2)の②についてお答えします。 まず初めに、①の審議会等に重複している人数と重複回数についてお答えします。各種審議会等における委員総数や男女の委員数につきましては、年度末と年度途中において各所管課より報告を受けて男女の割合のチェックを行っております。 各審議会等におきましては、それぞれの根拠法令等に基づいて委員が選出されているため、男性、女性を問わず、充て職等により役職が重複している場合はございますが、平成31年4月1日現在での審議会等の総数68、委員総数1,010人となり、各審議会等に重複している人数と重複回数は調査しておりません。 次に、②、3割にするための取組についてお答えします。各種の法律や法令及び市の要綱や要領等により設置されている各種審議会等につきましては、第5次富士宮市総合計画及び第3次富士宮市男女共同参画プランの中で、女性委員の占める割合を令和2年度の時点で30%とすることを目標に取り組んでおります。 まずは、年度当初に女性比率の低い所管課には、理由書や改善計画書の提出を求めましたので、対象となった所管課については、女性比率の改善が見込まれています。 さらに、4月の部課長会の席では、市民交流課から各所管課における取組強化の依頼を行いました。また、毎年11月には、男女共同参画推進会議の委員長であります、私市民部長名で各所管課へ各種審議会等における女性委員の割合向上についての要請を行っております。 今後、より女性委員が審議会等の会議に参加しやすくするために、小さなお子様がいるお母さんが委員に選出されるような場合には、お子様連れでも会議に出席できるような会議の運営や富士宮市託児ボランティアを利用するなどのサポートと、会議開催の配慮などを各所管課へ呼びかける等により、女性委員の比率向上に努めていきたいと考えております。 次に、要旨(2)の②、男女共同参画の視点に立った職業講話の実施学校数を伺うについてお答えします。男女共同参画社会を実現するためには、子どもの頃から、あらゆる場面で男女平等に関する教育や学習を進め、男女共同参画について理解の促進と意識の醸成に取り組み、男女の役割を固定的に捉えない意識を持つ必要があります。 第3次富士宮市男女共同参画プランの中では、男女共同参画の視点に立った職業講話の年間の実施学校数を10校と目標設定しておりますが、令和元年度の現時点での実績は小学校2校での開催にとどまっています。 開催が2校となっている理由につきましては、次年度のカリキュラム編成に間に合う時期に合わせて、校長会を通じて毎年職業講話の開催のお願いをさせていただいておりますが、学校側のカリキュラム編成が厳しいことなどから、多くの学校からの申込みがいただけていない状況であります。令和2年度の実施校数については、1校でも増えるよう、教育委員会の担当課等と協議を重ねてまいります。 なお、実施させていただいた小学校に対しては、児童の皆さんにはアンケートの記入をお願いし、その感想や先生方の感想から非常に有意義であるとの声を頂いております。 また、中学生向けの講話の実施校については、デートDVに対する注意呼びかけの内容を含んだ人権教育講演会を開催しており、令和元年度は5校開催しました。こちらにつきましても、第3次富士宮市男女共同参画プランの中で目標値を6校と掲げており、小学校同様に校長会を通じて、その趣旨と開催のお願いをさせていただいている状況です。 以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) それでは、私から要旨(2)、意識改革についての①、男性が育休を取れる仕組みについて、市職員の育児に伴う休暇等の制度についてとの御質問に対しお答えをさせていただきます。 男性職員の育児に伴う休暇、休業等の取得の促進は、男性職員の仕事と家庭生活の両立のみならず、女性の活躍推進の観点からも極めて重要なことから、国におきましては、子どもが生まれた全ての国家公務員に対し、育児に伴う休暇・休業の取得を目指すものとし、地方公共団体に対しましても、男性職員の育児休業や育児に伴う休暇の促進に向けた環境整備への必要性を示しているところでございます。 御質問の、市の男性職員の育児に伴う休暇・休業等の制度といたしましては、ワーク・ライフ・バランスの観点からも個々の職員の多様なニーズに対応できるよう育児休業に限定せず、配偶者出産休暇、保育時間休暇、年次有給休暇などの取得を促進しております。また、来年度からは、国家公務員の制度に合わせ、5日間の育児参加休暇を創設することといたしております。 加えまして、人事評価制度に関しましても、来年度からワーク・ライフ・バランスに対する取組を評価対象とするなど、既に実施している管理職のイクボス宣言も含めまして、今後におきましても職員全体で育児に伴う休暇・休業の取得を促す仕組みや雰囲気づくり、職員の意識改革をより一層進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 私からは、要旨(2)の③、女性の活躍に係る企業に対しての取組についてお答えします。 近年、日本は人口減少社会に移行し、当市においても人手不足が顕著になっております。この問題への対応は、労働者の意識や企業風土そのものを問い直す必要性が指摘されています。 このため、議員御指摘の「女性活躍推進法」での取組は、1つ目として、自社の女性の活躍に関する状況把握・課題分析をすること、2つ目は、その課題解決に必要な数値目標と取組を盛り込んだ行動計画を策定すること、3つ目は、県労働局への行動計画書の届出と女性活躍に関する情報を公表することであります。厚生労働省が主導し、企業がみずから女性活躍に取り組む成果等を公表する流れは、働きやすい職場や、人に優しい職場など、企業のブランディングの指標になりつつあるものと考えられます。 現在は、国が中心となり、事業を推進しておりますが、今後は、市としても女性活躍の推進部署とともに、市内企業に向けたセミナー等を実施し、周知等を図る役割を担いたいと考えています。 また、国では、健康で生き生きと働くことや女性が活躍できる働き方を実現させるために、国が推進する「働き方の改革」の中でも、この問題に対応しようとしています。市では、労働基準監督署やハローワークなどの関係する機関と連携し、企業への周知を行うとともに、企業の人事等の担当者を対象に、職場改善に関するセミナーを実施するなど、企業や労働者の意識改革を図ってまいります。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 御答弁ありがとうございます。 (1)の①なのですけれども、私は富士宮の女性を代表するような、そのような方たちにお話をちょっと聞いてきたのですが、やはり1人5つぐらい、多い方だと、何か10回ぐらい出るそうなのです。ですから、そういうことを加味しますと、いや、まだ3割には、かなり程遠いし、そしてこのパーセンテージも25.5%、随分低くなってくるのではないかと思うのですけれども、でも民生委員とか、また保健福祉委員など、ほとんど女性ですよね。あれは、やはり行政がしっかりといろいろ先頭に立って、行政主導でやってくださった、たまものではないかなと思いますが、そんなところも、この女性のあれもですね、ぜひ行政が主体になってやっていただきたいと思います。 そして、要旨(2)の①、男性の育休のことですが、なぜ私がここで取り上げたかといいますと、富士宮市で男性が育休を取る、それが1日や2日ではなかったのです。1人の方は結構たくさんの育休を取ったのですけれども、本当に歴史に残る、そのようなことだと私は思うのです。本当に勇気が要って、私はわざと取り上げました。こうやって議会で、しっかりと議事録として残しておきたいなと思います。 そして、それと続けとばかりに、今、この議会事務局でも1人、育休を取っているわけなのです。ですから、こうやって育休を取ることが普通になっていくというのは、もうそろそろ時間の問題ではないかなと思って、大変希望を感じます。 そして、職業講話なのですけれども、実は私も、自分が芝川の町議だったときに清水の飯田というところに行きまして、先ほどお話に出てきたようにアンケートを頂いたのです。そのアンケートをちょっと少し読んでみます、自慢ではないのですけれども、主婦から議員になったことは本当に驚いてしまった。また、のあらゆる点を変えたいのは、まず自分から声をかけなくてはならないことが分かり、僕も飯田を変えていきたい。自分から声をかけていこうと思いました。この方は生徒会長になりました。そしてまた、こんなこともあります。人の税金をもらっているのだから、遊んでいる議員の人たちは頑張ってもらいたいとか、私が言った、この全体の母のような議員になりたいとかという言葉に大変感銘を受けたそうです。 ですので、実は私も選挙に2度も落ちまして、こんなに山あり、谷ありの人生を送ってきたのですけれども、初心に振り返ったときに、これが私の宝物です。私は、この子たちのために頑張ろうと。そして、仏さんに入れたのを今日ちょっと持ってきたのです。ですから、こういう職業講話というのは、双方が力をもらうわけなのです。そういうことを本当に進めていっていただきたい。若いときの教育って本当に大事で、そしてデートDVというのですかね、私が男女共同参画を言っていますが、やはり男と女というのは、もうスタートが違って、そこの男と女の間に、やはり性というものが横たわる。それは大変難しい問題ですので、そこのところをしっかり教育していっていただくような、そんなことをまた教育長にもお願いしたいなと思います。 そして、③ですが、女性活躍推進法ですが、今までは300人に、そして公表義務があったのですが、今度は100人になりました。そしてまた、この4月から同一労働同一賃金というところのパートタイム労働法というものも施行されますので、これが入りますと、結構女性の働き方も随分変わってくるのではないかと思います。民間の企業の皆さんがどんな動きをするかということで、女性たちが、これから輝いていけるかがかかっていると思いますので、ぜひ民間の企業としっかりと触れ合っていただいて、情報を共有していただきたいと思います。 そして、私は、もうまとめて入ってすみません、次へちょっと早く行きたいものですから。まとめは、自動車の免許を私はいつも男女共同参画の中で思い出すのです。というのは、私も随分早く免許を取ったのですけれども、女だてらにと言われたのです。しかし、今免許、みんな女性は持っていますよね。ましてや、山間部とか、僻地なんていったら、もう女性が免許を持っていないと回らないです。塾への運転、みんなお父さんとか、そういう人に頼らなくてはならなくなってしまうわけです。 ですから、今では、誰もそんなことは言わないですよね、女だてらになんて。本当に取ってくださいというまでになってきているわけですから、そんなふうに男女共同参画が、気がついたら、あ、こんなふうにお互いを必要としていたというふうになったら、私はいいのではないかと思います。 そして最後に、市民部長にお尋ねしますが、女性が輝くまちづくり推進室という、この名称ですが、市民の皆様が、男性が輝くまちづくり推進室もあったらいいではないかと、そのようなことをおっしゃったわけなのです。今10人に1人、13人に1人がLGBTと言われているものですから、男とか、女とかという、そういう名前を使うというのは、やはり今の時代にそぐわないのではないかと思うのです。ですので、私も静岡県の市町にどんな課があるのかなというところを調べたら、「女性」とついているところは、実は何もなかったのですよ。 ですので、お隣の富士市も多様化とか、多文化とか、男女共同参画課とか、そういう課に替わっているわけですので、これをまず少しお考えになっていくという、替えていくとかという、最後にそれはないでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 部長に答えさせても部長が困るのではないかと思ったものですから、私が答えます。 女性が輝くまちづくり推進室という名前は、私がつけました。今、議員おっしゃるように女性の地位の向上、そういうものが、まだまだ近藤先生から見ると遅れているように見えるのではないかと思います。私も、そうかななんて思いながら、まだまだこの名前を大事に大事に継続して、そのままにしておきたいと思っております。 以上であります。 ◆3番(近藤千鶴議員) 知らないで申し訳ございませんでした。私は、女になったら必ず読む本という本を見たのですけれども、女性が、女性がというところは、女性のことをやっていないと、そういうことだそうです。その本に書いてありましたけれども、私は、こうやって女性が、女性がといって聞き苦しいとか、そういうようなことを言う方がいらっしゃいますが、女性がいないから女性というのですよね。ですので、北村大臣もいらっしゃったことですし、私たちのチラシ、また名刺に女性がという字が、まだ踊っているというのは、やはり私は時代にそぐわないのではないのかなと。LGBTの方たちもいらっしゃいますので、ぜひ市長、前向きに前向きに、そこを明るくやっていただくところに希望が宿っておりますので、よろしくお願いいたします。 では、次に移らせていただきます。発言事項2、会計年度任用職員制度について。昨年の11月定例会で可決し…………た条例ですが、ここに来て不安に思うことが出てきましたので、確認の意味を込めて質問させていただきます。 (1)、会計年度任用職員についての説明会について。①、説明会でトラブルや相談などなかったか。②、相談体制はできているのか。(2)、制度移行の中で。①、繰り返し採用されてきた人数・年数・部署について伺う。②、経験年数や専門性はどのように扱われるか。③、フルタイムは考えていないか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) 議員、御案内のとおり、11月定例会では条例を可決頂き、ありがとうございます。委員会の中で慎重審議頂いて、御可決いただいたと私は思っていますので、どういう質問なのかなと、実は想像できませんでしたが、御質問頂いた内容について、一つ一つ丁寧に私のほうから説明をさせていただきます。 要旨(1)の①、会計年度任用職員についての説明会でトラブルや相談などなかったかについて、まずお答えをさせていただきます。会計年度任用職員制度に関する制度の概要、任用等に係る説明会は、昨年12月18日及び19日の両日におきまして、在職する臨時職員及び嘱託員を対象に、7回に分けて丁寧に説明会を開催させていただきました。合計で約530人の出席をいただきました。 議員がお考えになられる、この御質問のトラブルと、説明会のトラブルというものは何かなということで、事前に担当が聞き取りをさせていただきましたが、「制度への不安や不満などが出て、説明会の進行に支障が出るようなことがなかったのか」ということでしたので、これに沿ってお答えをさせていただきます。これにつきましては、質疑応答の時間を設け、その場で回答させていただいたほか、後日人事課に提出できるよう、質問・意見などを記入できる用紙を配布したため、説明会の進行に支障が出るようなことはございませんでした。 なお、相談は、給与や勤務条件、募集方法などで、これらの質問・意見等に対しまして、所属部署を通して全ての臨時職員及び嘱託員へ回答させていただいたところでございます。 続きまして、要旨(1)、②、相談体制についてでございますが、本制度が新たな制度のため、説明会の説明だけでは理解しづらい面もあると思われますので、所属課または人事課が相談の窓口となりまして、職員の不安を取り除くことができるよう、今後とも丁寧な説明をしてまいりたいと考えております。 次に、要旨(2)、①、繰り返し採用されてきた人数・年数・部署についてという御質問についてお答えをいたします。臨時職員及び嘱託員の任用は、1年を超える任用はなく、年度が替わるたびに新たに任用されることとなっております。 繰り返しの採用とは、新たな採用が結果的に連続している状態と考えられ、これは継続任用ではございません。また、臨時職員の場合には、年間150日を超える勤務日数があった場合に、経験年数を1年加算し、これを採用されてきた年数としておりますので、まず御留意を頂きたいと思います。 これらを踏まえ、平成31年4月に在職する市立病院を除く臨時職員及び嘱託員588人の内訳を見ますと、年数が3年以上となる職員は313人であり、全体の53%となっております。また、新たな採用が連続し、結果的に3年以上となっている職員が多く在籍する部署及び職種は、保育園の保育士及び調理師、図書館の司書、小・中学校の用務員などでございまして、新たな採用が連続し、結果的に20年以上となっている職員もおります。 次に、要旨(2)、②、経験年数や専門性はどのように扱われるかとの御質問についてお答えします。まず、経験年数につきましては、本年度末まで臨時職員、または嘱託員として在職する方が、引き続き同一の職で会計年度任用職員として採用された場合には、その経験を考慮した給与の額を設定することとしております。 また、専門性への考慮では、例えば事務系の職種におきましては、補助的な業務を行う事務補助、5年程度の経験を要する業務を行う一般事務、専門的な資格を要する、または10年程度の経験を要する業務を行う専門行政など、専門性を加味した職種設定を行っているところでございます。 現状、臨時職員及び嘱託職員につきましては、市行政の重要な担い手となっていただいており、制度移行に当たりましては、その処遇を適切にし、引き続き安心して働けるような仕組みとするよう検討を重ねてきたつもりでございます。新しい制度ではございますが、これまでの経験や専門性を考慮することができるよう制度設計を行っておりますので、御理解を頂ければと思います。 続きまして、要旨(2)の③、フルタイムは考えていないのかとの御質問についてお答えします。会計年度任用職員は、各自治体で様々な取扱いがされておりました、臨時・非常勤職員制度の適正な運用を確保するため、特別職非常勤職員と臨時的任用職員の任用要件の厳格化を図るとともに、一般職非常勤職員である会計年度任用職員制度を創設し、適正な任用及び勤務条件を確保することを目的として導入されたものでございます。 このため、制度の導入に当たりましては、全ての職の整理を図り、その位置づけを明確にすることが求められました。 本市では、この種の整理の方法としまして、各部署において所管する全業務について、その必要性を含め確認を行い、真に必要な業務を洗い出した上で、正規職員が担当すべきものと、会計年度任用職員が担当する業務とに振り分けました。これによりまして、令和2年度以降、会計年度任用職員に担当していただく業務は、その前提として、現在の臨時職員、嘱託員が担当している業務内容が全てそのまま移行するものではなく、各部署において整理した結果に基づくものとなります。 また、各部署と行政課においてヒアリングを実施し、会計年度任用職員が担当する業務の遂行に必要な人員と時間数を算定した結果、会計年度任用職員に担当していただく全ての業務は、最長でも1日7時間30分以内、1週間当たりに換算しますと、37時間30分以内で遂行できるものと確認できました。 議員御承知のとおり、会計年度任用職員制度におきましては、1週間当たりの勤務時間が正規と同一の38時間45分である場合はフルタイムの会計年度任用職員に、これより勤務時間が短い場合はパートタイムの会計年度任用職員に位置づくものと地方公務員法により定義されているところでございます。 したがいまして、令和2年度におきましては、会計年度任用職員に担っていただく全ての業務は、パートタイムの会計年度任用職員で執行可能であると判断いたしましたので、現在のところ、フルタイムで任用は考えておりません。 今後におきましても、会計年度任用職員の任用に当たりましては、業務に応じて必要な人員及び時間数を算定し、適切に判断してまいりたいと考えております。 答弁は以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 答弁ありがとうございました。 そこで、再質問する前に、深澤部長、はっきりさせておきたいことがあるのですが、この会計年度任用職員というのは、総務文教委員会で12月に話し合ったわけですけれども、今ここに議事録があります。それを見ますと、私たち議員は、全然資料がないのだと、判断できる資料がないから、だからもっと出してくれ、これでは判断できないのだというようなことを再三申し上げているのですよ、ここで。本当に渡辺議員なんかは、本当に…………でしたよね。そうですよね。そして、この議事録に書いてありますよ。今の段階で、今日お渡しするような資料というものはすみません。用意をしてございませんと、ここに書いてあります。 そして、こちらに深澤部長ですね、資料が中途半端という御指摘は、私も分かると。議決を頂く部分の説明の部分との苦しさがあるのを理解していただきたい。そこでも実は私たち本当にみんな言っています。私の質問だって、あれですよ、何を質問していいか分からないと。また、いろいろな数字を出してくれという、そのようなことを言ったわけですよ。そこで、私たちがもっと調べなかったというのは、私たちのあれかもしれませんですけれども、ですからそこのところだけは、しっかりと認識していただきたいと思います。 そして、私は、そのときに、この会計年度の人たちに対して、本当にしっかり丁寧にお願いしますと。そして、私は何回も何回も人事課に行って、ぜひ声を吸い上げてくれと、そういうふうなことを申し上げました。しかし、蓋を開けてみたら、いろいろなところから御意見があるわけなのですよ。そして、今の構図ですが、今、博物館構想が起きていますが、これは十分私も気をつけます。しっかりとした資料を頂いて、そしてこれからやたらに可決しないように気をつけますよ。そしたら、可決したのに何だということになりますので、私それだけは肝に命じます。いろいろ本当に御指摘ありがとうございます。 そして、私は臨時の職員の皆さんともちょっと話したのですが、その中でいろいろな意見が出たのですが、みんなフルタイムになると思っていたそうです。フルタイムになるという思いで聞いていたそうです。そして、説明が、いろいろ専門用語とかがあって、なかなか分かりづらい。私たち議員だって分かりづらい。だから、私もっともだと思います。そして、これから正規に採用することはなしと言われて、夢も希望もない、そのようなことを言われました。 そして、これから会計年度任用職員になる人たちは、公務員法で責任と義務が課されるのですよね。そして、命令服従というところと、またストライキ権を奪われるわけなのです。声を上げることができないわけなのですよ。そして、実は、この女性たちが本当にあちらの関係者の人たちにいろいろなことを言ったそうなのです。しかし、何も言葉が通じなかったようです。声が届かなかったようです。 そこで、第三者による労働相談員とかというのが、設置は可能なのかどうなのかというところをお尋ねしたいですが。名前は何でもいいのですけれども、これが全く第三者の関係ない人が、誰でも相談できるような、そういうものというのは、設置する予定があるのか、それともできるのかというところをお聞きしたいです。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) すみません。労働相談員を役所内に、そういう担当を置いたらどうかというお話でしょうか。 ◆3番(近藤千鶴議員) はい。 ◎総務部長(深澤秀人君) そういう相談員を臨時嘱託員のために置いたらどうかという御提案ですね。再度確認して申し訳ないのですけれども。 ◆3番(近藤千鶴議員) いえいえ。臨時相談員もそうですけれども、実は私、今回こういうことをいっぱい調べて、職員にもいろいろ聞いてきたのです。そしてまた、担当の人事課でもお話ししたのですけれども、誰が言ったのですかというのですよ、みんな。誰がこういうことを言っているのかという感じを私はずっと受けてきたのですよ。そして、いろいろな資料を出してくださいといっても、それがなかったなんて、そういうこともあって、私、職員の皆さんもなかなか口に出せないことがあるのではないかと思うのです。 ですので、そのような本当に第三者が、市役所と関係ない方が市役所の中に入るというような、そういうことができるのかできないのかということをお願いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) 今おっしゃっているのは、労使関係の中身だと思うのですけれども、労使関係に市当局みずからが相談員を置くということは全く想定しておりません。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) やる気もなければ、やる意思もないということですね。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) そう受け取られてしまうのだったら、申し訳ないのですけれども、そもそもそういう制度はないではないと私は理解しておりますので、設置したいという気持ちはありませんけれども、設置したとしても、そもそもできないのですよ。する必要もないと思っていますけれども、そこはよく理解していただきたいと思います。つもりがないという意味ではなくて、よろしくお願いします。 ◆3番(近藤千鶴議員) 制度の問題ですね。分かりました。 では、あれですね、富士市の場合は、職員組合と、そして女性の臨時職員がタッグを組んで、いろいろ交渉したらしいのです。それで、保育士、またいろいろな方がフルタイムになったわけなのです。そこで、高野部長、前、職員組合の会長だということをお聞きしたのですけれども、副市長そうですか。だから、本当は副市長に聞きたかったのですよ、すごかったというお話を聞いたものですからね。もし高野部長でしたら、今回のこのようなことは、今回あれですよね、職員組合の組合長は、納得というところで話が進んだようですが、もし高野部長が、今この場にいたら、どのように納得するのかなという御意見を、ちょっと嫌らしい質問ですけれども。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) だめですか。筋が違いますか。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) プライベートですね。分かりました。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) 1点だけ誤解のないように、ちょっと訂正をぜひお願いしたいのですけれども、富士市の保育士でフルタイムの会計年度任用職員を来年度から採用するというお話は、私は全く聞いておりませんので、そこだけもしそういうお話が議員から、どこの情報か分かりませんけれども、そういう確定的なものがあるのでしたら、またお知らせ頂きたいなと思っています。富士の保育士につきましては、任期付職員で採用するというお話の中で、会計年度任用職員については採用しないと。フルタイムの会計年度任用職員はいらっしゃらないというお話は聞いておりますので、ここは市民の皆様に誤解を与えると申し訳ございませんので、そこはしっかり確認を頂きたいと思います。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 実は、富士市役所に私の議員仲間がいるのですよ。そして、彼女もそこに関わっていたのです。それで、この保育士が、それと職員の委員長と、そして女性の臨時職員と、この3人で、その問題をやってきたわけなのですけれども、保育士がフルタイムになったと、しっかりと確認は取りました。そして、まだ公には公表していないわけなのですけれども、相談業務、また福祉関係のものもなるというふうな、そのようなことを確約頂いたそうです。せっかくですから、今そのようなお話が出たものですから言いますが、実は私、静岡県の大体の市町村に電話をして聞きました。 そうしましたら、大体フルタイムを設けていないのは沼津、袋井、そして富士宮、そして伊豆の国、それからもう一つ、藤枝は、もともと形式が違っていて、最初から臨時で採っていて、7時間以内のパートばかりだったのですよね。ですので、大体この静岡県の中でないのが、富士宮と沼津とそして袋井です。あとは、みんなあるのですよ。そして、静岡市は500人ぐらいフルタイムになったそうです。その中で、これは調べたのです。 ですので、この議事録の中でも課長が言っていたのですけれども、ほかの市町村等いろいろ見ながら検討していくというような、そのようなことをおっしゃったのですけれども、そのところをどうお考えになるか。また、こういうものを見ると、自治体格差かなというふうなことを考えてしまうのです。それと、やはり命に向き合う、そのようなところのフルタイムというところで、私たちは命にも格差があるのかなというようなことを感じてしまうのですが、ほかの市町村と違うという、そこをどう考えられるかというところを部長、聞きたいのですが。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) まず、富士市のお話がありましたけれども、先ほど議員、保育士の話をなさったので、私、相談員については触れてございませんが、相談員は確かにフルタイムの会計年度任用職員、一部導入するというお話は聞いています。ただ、保育士についてのフルタイムの会計年度任用職員を導入するとは、富士市からは、私には情報はございませんし、直近でも確認してございますが、そういうお話は聞いておりません。 そして、もう一つ、各市町の状況ということで、御案内がございましたが、私の手元にある資料でいきますと、フルタイムの会計年度任用職員の制度を導入しない市町につきましては、6市8、14市町ということで、それぞれ業務の分担の見直しの中で導入するしないという判断をしているという状況でございます。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。では、私の調べ方がちょっと足りなかったのかもしれません。しかし、フルタイムというものがあると、静岡県の中でもいろいろあるということだけは御認識していただけますでしょうか。 そして、今、保育士のお話が出たもので、私も調べたのですが、富士宮市は今、公立保育園が13園あります。そして、正規の保育士が126人、非正規が101人、また資格を持っていない人が6人。また、調理師は10人、正規が10人です。非正規の調理師が38人、そして資格を持っていない人が3人なのです。ということは、ほとんどが、保育士は臨時ですよね、非常勤なのです。半々ですよね。そして、保育士は3人に1人とかといって、配置が決まっているのですよね、法律で。ですので、非常勤でも正規の責任を求められるわけなのです。 そして、調理師は、実は3園は正規がいないのです、誰も。お話を聞いていますと、今まで15分短縮した、その足りない分は正規が補うというところでお聞きしましたのですけれども、このように正規がいないところというのは、もうしょせん無理だし、残業手当もたくさん、残業も多いということなのです。 そして、相談業務ですが、私の調べだと女性相談員は200時間ぐらい残業があると聞いてまいりました。そして、家庭児童相談員なのですが、この方は10時までいるような、ほとんどがこっちにいるようなことを聞いたわけなのです。相談件数も大変多いわけなのです。そして、この間の14日の子ども未来課の御答弁でも、本当はフルタイムがいいのかなと、そのようなことをおっしゃっていた課長がいましたけれども、いろいろなヒアリングの中で、そういうお答えを出したというところで、どのくらいのすり合わせができていたのかなというところが、私も大変心配です。相談員のことだけは、私ちょっと言いたいのですが、ある人が、どこかに自殺をしに行ったそうなのです。それで、未遂に防いでくれたのが相談員の方だったのです。そして今、富士宮市というのは、1人の死亡事故も起こしていないのです。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) でも、これも関係していることですから。ですので、そのように大変命と直結しているものです。ですので、この制度が最初からパートタイムにレールが引かれていたのではないかなということを大変心配するのですが、これは見直すということは、どんなときに、どんなふうにできるのかなというようなところを。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) この件については、常任委員会で私答弁した記憶が鮮明にありますけれども、先ほど答弁の中で、今年度見直し、洗い出しをさせていただいたという中で、パートタイムで全ていけるのではないかという判断をさせていただいたという答弁をさせていただいております。常任委員会の中でも、審査の中で、同じような質問を頂いて、この業務の見直し、毎年定例的な業務ばかりではなくて、やはり変化がありますので、毎年見直しますと。そういう中で令和3年度においては、もしかしたらフルタイムというものを導入しなければいけない状況になるかもしれないというお話はさせていただいたつもりでございます。 議員、ちょっと誤解していると私は感じているのですけれども、先ほど職員組合なんていうお話も出ましたけれども、職員組合との交渉においても、職員組合からは、今、従事している職員のことを考えていただいて、評価したいと、制度設計をしていただいたと。私は、ありがたいお言葉をいただいています。そういう中で、このような質問を受けたということは非常に心外な部分はありますが、その部分は議員が誤解なさっているのではないかなと思っています。 来年度の会計年度任用職員の総体的、個々のお話になると、またいろいろ厄介なお話になりますし、先ほどのような個人の秘密みたいなところまで入ってしまいますので、そこは避けますが、来年度の会計年度任用職員全体の、これは報酬ですね、給与の部分、今年度に比べて来年度総額で、手当まで入れますけれども、1億1,689万6,000円ほど今回新年度当初予算に計上させていただいています。それはどういうことかというと、勤務時間が、もし変わらないにしても、それだけ給与面については少なくとも手当をさせていただいてございます。これは市長の御英断もいただいた中で、職員組合とも交渉する中で、この辺を評価されたと私は認識しております。ぜひ誤解は解いていただきたいなと思います。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) では、またゆっくり、のんびりとお話しさせていただいて、誤解を解くように私もやっていきたいと考えております。ちょっとだから、本当にひっちゃかめっちゃかでいろいろ言いたいことばかりなものですから、ごめんなさい。 退職金が10年、今回勤めた方しか出ないというようなお話を聞いたのですけれども、間違いないでしょうか。退職金という名の手当です、今年の会計年度の。 ○議長(佐野寿夫議員) 総務部長。 ◎総務部長(深澤秀人君) その辺もどういう情報に基づいた御質問か、私ちょっと確認できないのですが、来年度以降の会計年度任用職員制度の中での退職金って退職手当ですね、については、これも常任委員会の中で説明させていただいていますけれども、フルタイムの場合は退職金という手当は出せますが、パートタイムは出せないという、これは法律上の規定でございますので、そういうような説明をさせていただいています。10年、今年はと、それが意味が分からないのですが、今年というのは、会計年度任用職員をまだ導入していないのですが。 ◆3番(近藤千鶴議員) だから、3月で、この制度が4月で変わりますから、この3月には退職金に変わるような手当が出るということをお聞きしたのです。これは昨日、人事課のほうで聞いてきたのですけれども、だから、すみません。時間がないものですからね。ですので、その労働制をもって、みんな平等に出るというようなことがないかなと思いました。それも検討していただきたいと思います。 そして最後に、人事課のほうに静岡県のほうから、こういうものが来ていると思うのですよ。総務省では、実は、今までフルタイムだったのをパートにしてしまう、そこの合理性をしっかりと説明できない、そんな自治体があるから気をつけるようにということを頂いたのですけれども、この県からの書類というのが、総務省の調査で、複数の団体が、このパートタイム会計年度任用職員の勤務時間について、7時間を超える設定を予定していると。財政上の制約を理由として、合理的な理由なく短い勤務時間を設定し、現在行っているフルタイムでの任用についての抑制を図ることは、適正な任用勤務条件の確保という改正法の趣旨に合わないと。必要な勤務時間について再検討し、適切な勤務時間を設定することという、そのように総務省の通知が来ているはずです。 そして、総務文教委員会のここに、財政上の理由というところで深澤部長が、この税金という公のお金をどうやって効率よく使うかという観点からすると云々で、そして民間でいう経営上の判断だと思いますというようなことをおっしゃって、それが財政難に直接つながるか、私は、そこをそういうふうに解釈したわけなのですけれども、私は、今本当に総務省にも聞いてみたのですけれども、全くフルタイムがなくて、パートタイムにしてしまったということは、やはり総務省の通知に違反しているではないかと私は思うのです。そのところはどうでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 芦澤副市長。 ◎副市長(芦澤英治君) まず、基本的に私たちは、賃金を安くしようとか、今働いている臨時職員、嘱託員をいかに安く雇えるかとは全く考えておりません。実は、副市長会議がございまして、11月定例会の前にやりました。なかなか各市とも本音の状況は出てこないのです。みんな各市ともどうやったらうまくいくだろうか。それから、制度を新しく、どうやったらいいだろうかということで、共通の課題でした。 そこで、これは富士宮市でやった会議ですけれども、各市の条件を一同に資料で集めて、お互いの比較検討して、どういうふうなやり方をしたらいいのだろうかということを副市長会議で協議いたしました。これは市ごとにいろいろな事情がありまして、全部を一律にはできません。それから、賃金も含めて、手当も含めて、各市ごとにやはり格差はあります。財政の豊かなところ、小さいところ、あるいは財政再建を目指さなくてはならないところとか、いろいろありますけれども、そのいろいろな状況はあるのだけれども、いかにしてこの制度が変わるときに気持ちよく働いていただくためにどうしたらいいかということで、我々は考えました。 それで、フルタイムか、パートタイムかというのも、途中がないのです。15分短ければパートタイムという名の下にくくられてしまうので、私はパートタイムなのかということの精神的なものは分かるのですけれども、やはり今現にやっている嘱託員も5時で上がっておりますし、市にとって本当に必要なのかはどれかと考えた結果が、こういう制度でございます。 それから、もう一つは、私も組合の委員長をやったこともありますし、それから今は副市長という逆の立場になりましたけれども、労使交渉というのは本当に一生懸命お互いに話をします。そして、やはり市ごとには、やはり事情が違いますので、一番できるところをお互いに少しずつ変えていこうということの信頼関係の下にやっております。したがいまして、ぜひそのところを理解していただきまして、市のほうでいきますと、決して臨時、パートというか、今の人たちを、ほかの市よりも待遇を悪くしようということでやったわけではなくて、まず一歩、ここからスタートしようということで、やったわけでございます。 それから、もう一つ、やはりこういうことが議場の中で議論されたのは、私は四十何年いますけれども、初めてでございまして、それはやはり労使のことは労使でちゃんと決めなさい、その結果を議会に出しなさいというのが今までのやり方だったものですから、ちょっとそういう意味では、非常に細かなといいますか、団体交渉の議論をするようなことを、今ここで出てきてしまったものですから、総務部長もちょっと戸惑ったのではないかと思いますけれども、ぜひその気持ちだけは御理解を頂きたいと思います。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。女性が、女性という名前を出してもあれですけれども、女性が入るということは、こういうことですね。風穴を空けるというか、私は、このまま保育士が働きがいを持って、また子どもたちが安心して、そしてお母さんたちが安心して働けるような、今このままいったら、保育所はだんだん存続も難しいというようになってしまいます。 また、調理師等、今非正規で3人ほどやっているわけです、正規がいなくて。そうしますと、アレルギー食なんか、本当に1食しかつくれないわけなのですよ。そういうところを見ても、本当にこれから次の世代の子どもたちには、しっかりと、ここで安心安全が守られるかというところを、だからせめて私は、ほかの市もありますように保育士と、また相談業務、私たちが直接命に関わっている、本当に直接命に向き合っている、そのような人たちを、もしフルタイムという、そういうものができないようでしたら、特別職の臨時職とかという何か、それが当てはまるかどうかは知りませんけれども、またそれも部長、一緒に話をしたいと思うのですけれども、そのように彼女たちにとって、やはりあれです。働きがいというところと、命と向き合っているのですよ。 ですので、幾ら皆さんが、そういうふうにおっしゃったって、臨時の人たちが、そう受け止めていないのですよ、私のところに来ているわけですから。もしあれでしたら、もう一度、そこを精査して、調査して、もう一度、臨時の人たちの気持ち、いろいろなことを考えて向き合っていただけるとありがたいかなと思います。私たちも非常勤の職員の皆様、その後ろに私も寄り添っていきたいと考えております。 もうお昼にもなりますので、では私の一般質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(佐野寿夫議員) 以上で3番 近藤千鶴議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。午後の会議は1時20分から再開し、一般質問を継続しますので、よろしくお願いします。                                     午後0時18分休憩                                                                            午後1時20分開議 ○議長(佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、5番 細沢覚議員の質問を許します。5番 細沢覚議員。               〔5番 細沢 覚議員 登壇〕 ◆5番(細沢覚議員) こんにちは。佐野議長の許しを受けましたので、5番、政経会、細沢が一般質問をさせていただきます。 今年は、東京オリンピック・パラリンピックの年でありまして、ここコロナウイルスがはやっていまして非常に心配しております。そこで、我々富士宮にも非常に観光客の多い集まりがあると思いますけれども、この前、野球の野村監督が御逝去されているのですけれども、野村監督が南海、ヤクルト、楽天、阪神と監督をしながら名言を残していったわけですけれども、その名言というのは、野村監督は非常に貧しい家庭に生まれまして、母親に育てられ、また奥さんは沙知代さんという、かの有名な方なのですけれども、野村監督には非常にすばらしい家庭に生まれたということを言っていたのですけれども、逆にうそでありまして、非常に貧しい家庭に生まれまして、野村監督が欲しくて一緒になったわけです。 そこで、名言というのは、野村監督がプロの選手を集めてミーティングをするときに、「金をためるのは三流である。物をためるやつは二流である。人を育てるのが一流である」という名言を残したそうです。我々富士宮も、そういう人の気持ちで、これからオリンピック等で、これから人が非常に集まると思いますので、もてなしの気持ちで頑張っていきたいなと思っております。 そこで、発言項目1、1つは、富士宮市歌奨励の進捗状況についてお伺いしたいと思います。要旨(1)、9月定例会の一般質問で伺いました、市歌のその後の進捗状況について、どういうふうになっているか、伺います。 ○議長(佐野寿夫議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、発言項目1の要旨(1)の9月定例会の一般質問で伺いました市歌のその後の進捗状況について、どのようになっているか、伺いますについてお答えします。 9月の答弁のとおり、まず10月の校長会において富士宮市歌を唱う機会があれば積極的に取り入れるようお願いをしました。それを受け、学校の中には行事で児童生徒が集まる場面で歌ったところがあります。また、中学校では、市内の音楽発表会に向け、いつもより指導に力を入れていただいたという話も伺っています。今後も、これまで続けて歌われている行事での機会を大切にして、続けて歌うようにしていきたいと思います。 併せて、来年度以降も各学校で富士宮市歌を歌う機会がないかという視点で、教育課程を見直すなどして、子どもたちが富士宮市の一人として市歌を歌えるようになるよう呼びかけていきたいと考えております。 私からは以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。9月定例会のときに僕のほうから広報のほうでもお願いしたという形だったですけれども、危機管理のほうでは、いかがな形になっておりますでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐野俊寿君) お答えいたします。 まず、当局でも同報無線の内容について協議させていただきまして、皆さん御存じのとおりですけれども、同報無線の定時の音楽の目的は、いつ起こるか分からない非常事態に備えるための試験放送というふうに我々は捉えております。その中で定時に決まった音量で放送することによって屋外のスピーカーから市内全域に正常に放送が行われているかどうかを、行政の我々だけではなく、市民の皆様にも聞いていただくということを第一の目的としている放送でございます。 その中で、9月定例会の中で、市歌についてのお問合せがありまして、これもちょっと調査をさせていただいたところですが、まず聞き取りやすい音楽を流さなくてはならないということで、いろいろ業者を交えまして、いろいろな音の設定を見てみたのですが、やはり市歌につきましては、今、富士山を流しているのですけれども、富士山の音楽については、非常に簡単なミュージック音に、ある程度音が合っていると。それで、皆さんが知っている曲なので、今何をやっているかが、音を聞けば、どんな音楽か分かるよということですが、御存じのとおり屋外拡張器は山びこ現象というのが発生しまして、通常の音でも非常に聞き取りにくいというところがありまして、例えばそれで音楽、人間の声とかを一緒に流すと、山びこ現象からいろいろな音が出てくるということで、雑音となって聞こえてしまって、かえって市民の方から苦情を招くではないかという、そういうちょっとおそれが出てきたものですから、ちょっと市歌については、今のところ、どうかなというふうなところです。 私どもも幾つかの市に確認したのですが、ちょっとやはり市歌を流したところ、人間の音声ですね、やはり違和感があるということで、やめられているところもあるということで、そういうような状況をちょっと調査して、その後の報告ということで、御期待に沿わないかもしれませんが、このようなことで御報告させていただきます。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。今、教育長のほうから、小・中学校では、そういう機会を多くしていただくという形で、これから我々卒業式とか、入学式とか、そういう場があるときに、もし聞けるかもしれない。今までは国歌等で終わってしまったのですけれども、そういうものが聞けたらいいなという場面をつくっていただきたいなと思っております。これは進捗状況ですので、そこの形で進んでいきたいと思います。ありがとうございました。 発言項目2のところで、富士宮市大規模校等通学区域弾力化に関する基準の施行についてお伺いします。要旨(1)、富士宮市大規模校等通学区域弾力化に関する基準の施行以来13年がたっています。対象校として大富士小学校、富士根南小学校、富士見小学校となっています。特に富士見小学校の生徒数は現在激減していますが、今後変更することを考えているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(佐野寿夫議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、要旨(1)の大規模校等通学区域弾力化の基準について、今後変更することを考えているかについてお答えします。 就学指定校変更許可制度に係る大規模校等通学区域弾力化につきましては、学校教育法施行令第8条の規定に基づき、大規模校等の児童数緩和、普通教室数不足解消のため、平成19年度から隣接する教育委員会の指定した学校への就学を希望する者に対する指定校変更を認めてきました。 この大規模校等通学区域弾力化による指定校変更の選択可能な小学校は、大富士小学校が大宮小学校と山宮小学校、富士根南小学校が東小学校と富士根北小学校、富士見小学校が東小学校と大宮小学校、富士根北小学校であり、当該要件により選択校で卒業した児童は、従来の指定中学校、または選択小学校区の進学先中学校に就学することができます。 この大規模校等通学区域弾力化の要件により、指定校変更している児童生徒は、令和元年5月1日時点で205人おり、富士見小学校につきましては、今年度28人の児童が当該要件により指定校を変更しています。内訳は、東小学校に7人、大宮小学校に17人、富士根北小学校に4人となっております。 議員御指摘のとおり、富士見小学校の児童数は、当該基準が施行された前年の平成18年度と比較しますと、5月1日時点で、他の2校と比べても一番多い減少数となっております。 今後は、富士宮市立小・中学校通学区域審議会に諮り、委員の御意見を伺うとともに、将来の児童数の推計や小学校の教室数の確保等に注視し、選択可能校の縮小、廃止等について検討していきたいと思います。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。 少し再質問させていただきたいと思います。平成18年度からできているわけですけれども、平成18年度から大富士小学校は、令和元年には1,030人から926人、そして富士根南小学校は1,191人から令和元年は1,083人、富士見小学校は624人から456人という形で、私が伺ったところでは168人マイナスになっておりました。1クラス35人の計算でしますと、約5クラス分の減になっておる次第です。 今現在、小学校の空き教室を調べさせていただいた中で、22校ある小学校のうち空き教室が22、中学校では13ある中で20教室という形で非常に少子化の問題が多くなってきまして、子どもの育て方というものが非常に大変な形になってきているのではないかと思っております。我々大家族から核家族になりまして、子どもまで核家族化になってくるのかなという形で、区とか、いろいろな問題が生じてくるのではないかと思います。 そこで、もう少しいろいろなものを考えながら、今、教育長に言っていただいたのですけれども、ぜひここを考えていかないと、今後区の子どもたちが、みんなで遊んだり、いろいろなものまで支障が出てくるのではないかと思います。先ほど一番最初に言いましたけれども、人を育てる中の一番大事な時期に、やはり友達同士で行き違いが出てきてしまうと。この前、うちの区でも小学校6年生のお別れ会でイチゴ狩りがありました。その中でイチゴ狩りに行ける児童というのは、やはり富士見小学校に行っている子が大半でございます。なかなか他のところに行っている児童を呼んでも、なかなか今度親も来れないという形で、非常に区としても寂しい思いをしているわけですけれども、この辺は、そういう面から、小さいときから直していかないと、なかなかできないのではないのかなと思いますけれども、この場をもう少し考えていただければ、我々としても大分よくなるのではないかなと。 もう一つは、この世代、小学校から今度は中学校へ、地元の中学校へ行かないで私立中学校へ行くという手段も出てきます。だんだんと子どもたちがいなくなって、会話が少なくなってきて、先ほどから出ていますけれども、区長のやり手がない、町内会長のやり手がないという問題までつながってくるのではないのかと思います。ぜひこの辺のところ、もう一度考えていただいて、この緩和を富士宮市全体的なものを考慮しながら考えていただきたいなと思うのですけれども、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) おっしゃるとおり、この弾力化は大規模校の教室に余裕がなくなって、苦肉の策というか、それで行っていただいているという状況がありますので、富士宮市全体が、この学区は他地域と違いまして、行政区を基本として成り立っている、地域との結びつきが強いということが一番大きな特徴ですので、それを最大限生かすための通学区はどうあったらいいのかって、議員がおっしゃるとおりだと思いますので、審議会のほうにお諮りして、考えていただくように進めてまいりたいと思います。 ◆5番(細沢覚議員) ぜひお願いします。うちの孫も今度小学校に3人行きますので、非常に死活問題でありますので、この前、長女のほうが、ある私学を見に行ったら、「じいじ、行かない」なんて言いまして、地元の中学へ行ってくれると言ったものですから、経費も助かりますけれども、会話ができて、友達がこっちへ行くからいいなという形で、そういう喜びがありました。子どもたちも、先ほどからありますように、市歌の問題からちょっと触れますけれども、今朝、僕が長女に、富士宮の木は何とか言いましたら、木も花も魚も鳥も全部言えるようになりました。そういうものも教育の中の一つかなと思いますので、ぜひ小さいときからつくり上げていただいて、先ほどのすばらしい子どもたちをつくっていただければと思っております。よろしくお願いいたします。 次の3番目に入ります。12区の問題が、大宮中区の問題が多いのですけれども、僕が先走りまして、我々12区から選出されています議員がおりまして、何も相談しないで、このところに僕が持ってきてしまったことに対しては、本当に失礼に当たって、ここでおわび申し上げます。僕は、区長をやっていましたので、この大宮中区の商店街というものに対して、少し自分で見直しまして、この問題を挙げてまいりました。 発言項目3、富士宮市の防災、防犯関係についてお伺いします。要旨(1)、市内防犯カメラ設置について伺います。富士宮警察署で調べた結果、市内には、設置場所はゼロとのことです。国際観光都市を目指す我が市が、このような状態でよいでしょうか、伺います。 要旨(2)、三園平区の防災対策について伺います。昨年10月31日深夜に発生しました火災では2名の命を失いましたが、密集地の中、1軒のみで延焼を防いでいただき、消防関係者には、周囲の人たちは大変感謝をしております。三園平区の現状は、区画整理が進んでいなく、道路も狭く、大型消防車が入ることができないが、せめて防火水槽、消火栓の増加等、検討はされているか、伺います。 要旨(3)、神田川区の防災対策についてお伺いします。神田川区は潤井川・神田川の両河川に囲まれています。富士宮市防災マップによると、富士宮第三中学校が指定緊急避難場所になっていますが、近年ゲリラ豪雨が頻繁に発生している中、高齢者、障がい者、子どもたちが素早く避難する方法、手段をどのように考えているか、お伺いします。 要旨(4)、本町通り商店街のアーケード照明の電気料について伺います。現在、電気料は1年で240万円かかっています。この金額は、富士宮本町商店街振興組合が支払っています。中心市街地商店街と連携したにぎわい創出など、来訪者に向けての魅力アップに取り組むの考えで、この方法を何とかできないか、伺います。 以上、4つの件についてお伺いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 私からは、要旨(1)、市内の防犯カメラの設置についてお答えします。 現在、市では、犯罪の抑止を目的として、市内54か所の公共施設に204台の防犯カメラを設置しております。 主な設置場所は、公立保育園、あすなろ園、上野小学校・富士見小学校など一部の小学校、総合福祉会館・市立病院などの福祉・医療施設、北山浄水場・大宮配水池などの水道施設、人穴富士講遺跡・山宮浅間大社などの世界遺産富士山の構成資産、市民体育館・B&G海洋センターなどの体育施設、富士宮駅・西富士宮駅などの駐輪場でございます。 近年、子どもを狙う凶悪犯罪が多発していることから、本年度は「全ての公立保育園」と「あすなろ園」に防犯カメラ35台を設置いたしました。 なお、今後の計画でございますが、令和2年度から令和4年度までの3年間で、全ての「公立小学校」への設置を予定しております。 また、市では、商業施設や福祉施設等の土地利用・開発行為を実施する事業者に対して、防犯まちづくり条例に基づき、防犯カメラの設置について協力を求めており、官民一体となった「安全・安心なまちづくり」を目指しております。 防犯カメラの設置は、犯罪を未然に防ぐ抑止力として、すぐれた効果がある対策の一つであると認識しておりますので、今後におきましても防犯カメラの設置を積極的に推進してまいります。 以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 私からは、要旨(2)、三園平区の防災対策についてお答えいたします。 消防水利の設置につきましては、消防水利整備計画に基づき整備を進めております。このほか、市内各地域から設置の要望があった場合には充足状況を見て検討をしております。 三園平区からも設置の要望を頂いておりますが、同区の消防水利状況を確認いたしますと、おおむね充足されている状況にあります。 また、消防水利の設置条件として、消火栓は原則として口径が150ミリメートル以上の水道管に、防火水槽は地下埋設物がなく、40立方メートル型で横幅が約14メートル、縦幅が約7メートルの広さの掘削が可能な場所で、重機や大型車の進入が可能な道路や市有地などを選定し、設置しております。 三園平区においては、狭隘な道路が多く、また水道管も口径が150ミリメートル以上のものが少ないため、消防水利の設置には制約があります。 このことから、三園平区の一部不足している地域につきましては、今後道路の拡幅及び水道管布設替え工事等の整備が実施された場合には、併せて消防水利の整備ができるように検討してまいります。 以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐野俊寿君) 私からは、発言項目3、富士宮市の防災、防犯関係についての要旨(3)についてお答えします。 要旨(3)、神田川区の防災対策について、高齢者、障がい者、子どもたちが素早く避難する方法、手段はどのように考えているのかについてお答えします。 市では、上流の水位計と監視カメラの確認や河川管理者である県と連絡を密に取り、早め早めの避難情報を発信できるように努めております。現在、市から発令される水害や土砂災害の避難情報は、警戒レベル1から5の5段階がありますが、避難に時間を要する人(御高齢の方、障がいのある方、乳児等)とその支援者は、早期に避難を開始していただくため、警戒レベル3の避難準備の段階で、早めに避難開始を促すようにしています。また、大型の台風や大雨が事前に予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合、明るいうちから避難を促すようにしています。 なお、避難するタイミングを逃し、激しい降雨や浸水の中、避難をしなければならない場合で、避難のための移動が危険と感じるならば、自宅の最上階などに垂直避難するよう防災教育連絡会等で説明しております。 以上でございます。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 私からは、要旨(4)、本町通り商店街のアーケードの照明の電気料についてお答えします。 中心市街地の各商店街には、アーケードに附属する照明や、歩道照明灯、また登山用の金剛杖をイメージした金剛杖モニュメントなどが設置されています。これらの照明器具に係る電球交換、定期的な清掃、また電力料金の支払いなどの維持管理については、照明等が設置してある各商店街振興組合において実施されております。 各商店街では、独自のアイデアでアーケードの設置の有無や照明器具の形状を決めることで商店街の魅力アップを図っておりますので、引き続き同様の維持管理をお願いしたいと考えています。 なお、街路灯やアーケードなどの共同施設の新設、改修などを行う際には、その事業費の一部を補助する「富士宮市商店街共同施設設置補助金制度」を御活用頂ければと思います。 私からは以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。 まず最初に、防犯カメラの件なのですけれども、本会派の諏訪部議員が平成28年2月定例会で質問しております。そのときには、富士宮には136台という形が一つ聞いております。その後、自転車盗犯罪防止のために各主要駅、駐輪場が6件という形で聞いております。その後が、今の段階まで、小学校、中学校等に防犯カメラ等が来たと思うのですけれども、今の答弁の中で、来年の間は小学校等には全部入るという形なのですけれども、やはり国際都市を目指す中で、大事なのは、やはりこれからなか等にも、やはりこの防犯カメラが必要ではないのかなと思います。非常に大変なのですけれども、いろいろな問題が起こったときに、今の防犯カメラというのは非常に精度がよくて、いろいろな追及とか、いろいろないい問題にも悪い問題にも解決が早い形になっております。ぜひこれはつけなければいけない、最重要な問題ではないのかなと思っているのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 議員御指摘の内容は、私もよく分かります。今御案内のように区では、防犯カメラの補助というのは、市のほうでやっておりまして、この要綱では防犯灯の、まず管理維持を、その自治会かどうかということになります。したがいまして、想像するに、その町内会でということではなくして、その自治会、あるいは町内会というか、商店街ということではなくて、自治会であるとか、商店街であるとか、そういう単位で維持管理ができるよということであれば、以前区長もやられたということで、よくお分かりだと思いますけれども、その要綱のほうに該当してくるのではないかというふうには考えますけれども、以上でございます。 ◆5番(細沢覚議員) 防犯カメラ、防犯灯はですね。               〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) すみません。全て防犯灯でございます。防犯灯の、申し訳ありません。もう一度言います。防犯灯の設置でございますが、今現在は商店街の組合が商店街の照明。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆5番(細沢覚議員) 防犯カメラの設置。 ◎市民部長(赤池英明君) すみません。勘違いいたしました。先ほどは大変申し訳ありません。先ほどは防犯灯のことと勘違いいたしました。申し訳ありません。 ◆5番(細沢覚議員) 僕が思うのは、防犯カメラが非常に高くて、設置するのには市の援助等がないとできないのではないかと思うのです。各区で、今おっしゃったように防犯灯は、市からも補助を受けて、何個か自分たちでやっております。自分も区長をやっておったときに何基か直させていただいて、LED化等にさせていただいていいのですけれども、ただ一つ、僕が言おうと思っているのは、これだけ観光都市を目指す中で、防犯カメラが市街地にないというのは、数少ない、よく考えれば、犯罪のない市でありまして、すばらしいまちかもしれませんけれども、今後いろいろな問題が出たり、いろいろなところの諸事情では、防犯カメラというのは、やはり必要ではないかと思うのです。今、大都会へ行けば、手をつないで歩いていても、誰が一緒にいたということが分かってしまうのですけれども、ぜひ市長、お願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 議員が御指摘のとおり、防犯カメラの重要性というのは十分認識しております。今まで公共施設を中心に防犯カメラの設置をしてきました。これは本当に犯罪の抑止にもつながるし、また犯罪が起こった場合の証拠固めにも非常に役に立つということもありますし、そういう意味でもって単なる公共施設だけではなくて、いろいろな必要な場所をいろいろ検討いたしまして、そしてまたできるだけ防犯カメラをつけていくように市としても段取りをしていきたいと思います。 ただ、プライバシーの侵害とか、いろいろな問題がありますものですから、そこら辺のところも重々気を配りながら設置していかなくてはならないなと、こんなふうに思っています。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ぜひお願いいたします。 とにかくやはり我々は、安心安全なまちづくりの中で、やはりどこかで助けてもらわないといけない面もありますので、我々行政だけで人を守れる体制ではない。この富士宮の会社関係を見ても、外国人の雇用が非常に多いという形で、非常に大切なことだと思いますので、ぜひ駅前から商店街、そして浅間大社の近く、そういうところは、ぜひお願いしたいと思います。悪者が得するような隠れ宿にはしないようにお願いをしたいと思います。 次の三園平の問題なのですけれども、先ほどから、僕も消防のほうからもらってきたのですけれども、周りに防火水槽があります。防火水槽が現在5か所ありまして、そして消火栓が8か所あります。この前の火災のときは、ちょっとなかというか、密集地のところだったです。今の防火水槽からちょっと遠いところで、聞きましたら、消防のタンク車に行っていただいたり、そこから消火栓から引っ張ったりという形で、開発行為をされていない周りに今5つあります。 家は、道路に挟まれていますから、だんだんと真ん中のほうに、区の真ん中に来ているのですけれども、ぜひこれは1つ、2つ、道路が広がったりというところで、今の道路、我々とすれば、何とか区にお願いしまして、道路が1か月通行止めになろうが、やはり生命のほうが大切であれば、ぜひ場所を探していただいて、また言っていただければ、我々も探して、ゴーサインが出ればしていきたいと思うのですよ。消防長、どうですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 特に住宅が多いようなところが、やはり逆に言いますと、道路の拡幅も進まないし、例えば適切な土地が、なかなか見つからないというところが、非常に難しく考えておりまして、消火栓にしても、先ほど申し上げましたように150ミリメートル以上の水道管でないと設置もできないということで、非常に苦慮しておりますけれども、そういったことで、地元の協力が得られるということであれば、私たちも積極的に関わっていきたいと思っております。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ぜひお願いいたします。昔、向こう三軒家といいまして、水のないところで、家が3軒ぐらいしかないから三軒家と言われたのだよと、僕も言われましたけれども、非常に水の少ないところから現在の問題が多くなってきて、それだけ水利もよくなってきたと思うのです。非常に大きくまちができてきて、大きな会社もありまして、非常に人の多いところですので、ぜひ二度とこういう惨事が起きないようにしていきたいなと思っております。ぜひ消防長のほうも、消防関係のほうでも御協力願って、うちの区長と三園平で話し合いをして、土地のほうも探したいと思いますので、ぜひ市長をはじめお願い申し上げます。よろしくお願いします。 3つ目の、これは大きな問題になるのですけれども、神田川区の防災対策なのですけれども、神田川区としまして、切なる思いでいます、この問題は。一番の問題は、やはり我々の中で、富士宮のマップの中の、防災マップの中で一番青く塗られているところでございます、ここの問題というのは。その問題が一番最初に手がつかない、ただ何とか逃げる方法は2階へ上がればいいのだとか、早く逃げていただくように指導しますよという形で、本当にいいのかどうかという問題が出てくると思うのです。 昨年の他県の15号、19号の台風でゲリラ豪雨がありまして、逃げ遅れたというよりも、逃げようとして車で逃げて洪水にかかって亡くなったという人たちが大半なのです。2階に上がろうとする形でなくて、大丈夫だから逃げてくださいと言われていて、決壊してそこで巻き込まれる。この問題というものは非常に多く挙げられてきています。だから、昨日もうちの会派の辻村議員が言いましたけれども、やはり早く逃げろという方法が、いつでも分かっていれば、そこに逃げられるところがあれば、それを利用するということが、常にふだんの防災訓練がそこで行われていればいいと思うのです。ただ、いつ起こるか分からないところで、ここに逃げなさい、こうしなさいといっても、やはり幼児、障がい者、老人等、年輩者の方はできないのではないかと思うのです。常にで、区で、何かあったら、もうここへ逃げる準備をしておいてくださいよというところをつくっていただければ、僕は、そう思うのですけれども、危機管理監、いかがでしょうか。
    ○議長(佐野寿夫議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐野俊寿君) 今御質問の防災マップの中で、洪水災害ということで、潤井川の浸水想定区域というところで、神田川区がほとんど緑色とか、黄色の部分で塗られているわけですけれども、こちらのものにつきましては、浸水害ということで、各地域の皆様に対しましては、地域の防災教育連絡会というのがありまして、学校等でも行っているのですけれども、その中で避難については、早く避難していただくような形で、市から警報なり、注意報が発令されるような場合には避難していただくような話をさせていただいているわけですけれども、昨日の辻村議員のところで答弁させていただいたのですが、なかなか正常性バイアスというか、みんなが逃げないから逃げないのだとか、浸水害の場合は一気に水が上がってくるというわけでなくて、じわじわ上がってくるというところで、気がつかないうちに逃げ遅れてしまうという、そういうような状況がありますので、今私たちが考えているのは、できるだけ地域の防災教育の中で、皆さんに早く避難していただくとか、あと地域の中でも避難ができるような場所があれば、皆さんの御家庭の中で、家族会議等で、こういう場合はどうしようかとか、そういうことを相談していただいて、家族で話していただいたり、例えば私もちょっと地域のあるところで聞いたのですが、ちょっと高台にあるショッピングセンターなんかが、もし何かあったら、こちらに避難してもいいですよなんて、そのようなお話も地域の方から聞きましたので、そういうところで、ふだんから自助とか、共助というところを話していただいて、もちろんそういうお話のとき、私ども危機管理局も、何かそういうお手伝いできることがあれば対応というか、お手伝いさせていただきたいと思っていますので、今後も地域の皆さんの支援というところでさせていただきたいというふうに考えております。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。実際に地域に任せて、一番の青塗りになっている場が、地域にお願いします、お願いします、もう地域は本当に分かっていると思うのですね、自分たちの危険度というのは。今、一番の問題、先ほどから言っていますけれども、何かあったとき先に逃げられる場所、方法という、そこへ行けば逃げられるのだよと。今は滝戸橋と野中橋に挟まれて、そして両側が川に挟まれていると。滝戸橋がもし流されてしまったというときに、じわじわ、じわじわ来ますけれども、もう逃げ道がないわけですよね、今実際には、あの地区というのは。我々として、では上に逃げなさいよといっても、今度は、向こうには湿地型、潤井川があるしという形で、非常に危険度の高いところだと思うのです。我々は高台に住んでいますので、この前、9月定例会のときに上から流れてくる洪水が、ここへたまって川になりますよという心配で、ここ小学校へ避難してはだめでしょうという問題とは違うと思うのです。ぜひ市長、お願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 昨年の台風19号のときには、いろいろなテレビ等で情報がどんどん、どんどん入ってきまして、私も市長という立場で、職員が早く逃げてください、避難してくださいという放送をするというから、いや、私がやるということでもって、私みずからやるようになったですけれども、そのときの判断というのは、もう遅くなって、暗くなってからでは、やはり逃げるのは危険だと。明るいうちに逃げて避難していただくということが安全を保つことになる。ですから、神田川の場合も市民文化会館のほうへ、北のほうへ、高いほうへ避難することが賢明ではないかなと思っています。 ただ、おっしゃるように野中橋も一遍流されたことがあるし、今は大丈夫ですけれども、星山放水路もありますし、それから滝戸橋もありますけれども、いずれにしてもあちら側に避難するということは川を渡らなければならないものですから、あっちへ避難はできないわけです。そうすると、やはり一番手っ取り早いというのは身延線を越えて、そしてできるだけ市民文化会館のほうへ、高いところへ逃げる、それはもう市のほうでもっていろいろと連絡させていただきますけれども、それをしっかりと市民が受け止めて、それで避難していただきたいなと思うのです。 私は、台風19号のときに避難の放送をした後、避難場所へあちこち、市民文化会館だとか、いろいろなところを回って歩きました、その晩。本当に少ないのです、私の言うことを聞いてくれる人も。あれっ、なかなか効果がないな。難しいなと思いながら、あちこち回って歩いたわけでございますけれども、やはりそういう意味において神田川区の人たちには、そうした市役所の避難の放送なんかには、ぜひ従っていただいて、そして早めに避難していただくということが何よりではないかと思います。 いずれにいたしましても、自助、まずは自助、私、大槌、山田ですね、あの東北の津波のまちへ何回か足を運んで、てんでんこだと、何よりもてんでんこだと。だから、ふだんから自分たちがどこへ避難したらいいかということは自分たち自身もしっかりと考えていかなくてはならない。もちろん、行政も指示はいたしますけれども、そういうことで、避難していただければありがたいなと思っています。 以上であります。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。今、市長がおっしゃったように、市長が広報で言っていただいて、本当にいいなと思っております。それらも重々分かっていると思いますので、ぜひ今度神田川を越して、こっちへ逃げる、少しの大きなあれでなくても、橋でも、ちょっとの形でも逃げてこれるようなことを市のほうで考えていただければ、そこから近くで来れるのだよ、遠回りしなくてもいいのだよというものを区にお願いするのではなくて、市のほうで最優先の形でやっていただければと思うのです。区の人たちも、我々としても住んでいて、いろいろなところで、青色になっているところはしてやりたいな、してほしいなと思っていますので、ぜひまた次の機会のときにお話しさせていただきますけれども、質問させていただきますけれども、ぜひこれだけはお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。 次に、商店街のアーケードの問題なのですけれども、これは一部の問題であります、実際には。例を挙げさせていただいたわけなのですけれども、実は篠原企画部長にもお願いをしまして、観光課のほうに30年の歴史の、11月のお祭りの富士宮市の商店街のDVDを借りてきて、観光課に置いてあります。これは30年前というのは、物すごく、我々が考えられない、まちの明かりがありまして、現在は空き家も多いわけですけれども、そういうところに、ちょっとそれを見ていただければ、いかに今の市、当局として、そのまち等の問題を、語弊になるかもしれませんけれども、まち任せになっていながら、大きなところは行政でやろうとしていますけれども、その枝のところが、なかなかいっていないのではないのかなと感じます。 ぜひここは、この形で、僕はとにかくLED化とか、これを直すときに補助等少しでもしていただきたいと思っております。今の丸々これを商店街に持っていくのではなくて、少しの補助でもいいですから、よしっ、ではLEDにするときに半分ぐらい出すよというふうな形で、このまちの商店街というものをつくっていただきたい。当局の皆様方、30枚のDVDがありますので、ぜひそれを市長はじめ見ていただいて、これはすばらしいビデオだと思います。聞きましたところ、どこで使ってもいいという形で伺ってきましたので、こちらのほうでDVDを取っていただいて、またお返し願えれば、きららでもどこでも貸し出ししても結構ですよという形で言われていますので、ぜひそれを見て、また小学校、学校教育の中でも、こういうまちだったのだよ、こういうお祭りもあるのだよということを教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 最後に、発言項目の中で、富士宮スポーツ公園施設、東京オリンピック・パラリンピックの問題について聞きたいと思います。要旨(1)、体育館内フロア、テニスコート、駐車場のLED化、駐車場の防犯カメラの設置について伺います。 要旨(2)、スペイン空手チームの合宿日程、聖火リレーに伴う広報活動はどのようになっているか、伺います。 要旨(3)、障がい者の健康保持、増進のために、パラスポの施設建設、用具の充実を考えているかをお伺いします。お願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) それでは、私から発言項目4、富士宮スポーツ公園の施設、またオリンピック、パラリンピックについてお答えします。 初めに、要旨(1)、体育館内フロア、テニスコート、駐車場のLED化、駐車場の防犯カメラの設置についてお答えいたします。体育館内は、第1体育室、第2体育室、武道場、会議室及び廊下の一部がLED化しております。また、令和2年度から予定しております、市民体育館長寿命化工事において、エントランス部分についてもLED化を実施する予定でございます。 また、テニスコートと駐車場についてはメタルハライドランプがついておりますが、メタルハライドランプの製造元が現在1社の状況であり、いつ製造中止になるかも分からないため、計画的にLED化の導入を検討してまいります。 次に、駐車場の防犯カメラについてですが、現在、設置してございませんが、施設利用者の安全・安心を目的に、設置について前向きに検討してまいります。 次に、要旨(2)、スペイン空手チームの合宿日程、聖火リレーに伴う広報活動についてお答えいたします。東京2020オリンピックは、7月22日からサッカーとソフトボールを皮切りに、空手競技は8月6日から3日間で開催される予定です。 当市が応援しているスペイン空手ナショナルチームからは、数名が出場できると予想しています。これを受けてスペイン空手選手団は7月中旬に来日し、当市での事前合宿を経て、8月2日に選手村に入ることで日程を調整中です。 また、練習会場は、昨年と同様に富士宮市民体育館を利用していただき、選手が練習に集中できる環境を用意し、最大限のお迎えをしたいと思っております。 事前合宿の期間中の市民交流については、本番を目前に控えた選手たちの身体的・精神的な負担を考慮し、最小限で実施したいと考えておりますが、空手競技終了後の8月9日には、スペイン空手選手団には再度富士宮入りしていただく予定となっておりますので、そこでは盛大に報告会等の市民交流を実施したいと考えております。 広報活動については、報道機関への情報提供、「広報ふじのみや」掲載などの従前の周知方法に加えて、市ホームページ、フェイスブック、ツイッターなどのSNSを利用することで広く周知できるよう進めてまいります。 次に、当市聖火リレーについてですが、実施日は6月26日金曜日で、富士山世界遺産センターをスタート地点とし、ゴールは富士山本宮浅間大社となっております。 御質問のございました広場活動についてですが、基本的にスペイン空手チームの周知と同様に考えておりますが、当日の交通規制の周知を第一に考え、本年度内に関係各所への周知文書の配布、看板や横断幕、懸垂幕の設置を順次行います。加えて、交通規制の形態や規制時間の詳細が決まり次第、関係自治会等への説明と交通規制チラシの全戸配布を行う予定です。 次に、要旨(3)、障がい者の健康保持、増進のために、パラスポーツの施設建設、器具の充実の考えがあるかについてお答えします。 パラスポーツ施設建設の予定はございませんが、現状の対応といたしましては、市民体育館において、障がい者用の駐車スペース、多目的トイレ、エレベーターを設置しております。また、歩行が困難な方や車椅子の利用の方に対しては、職員が付き添うなど手助けを行っております。 障がい者スポーツの機運を高めるためには、まずは子どもたちや市民の皆様に障がい者スポーツについて知っていただくことが大切だと考えており、競技を知っていただく機会として、毎年開催しております市民レクリエーションスポーツ祭において、パラスポーツとして認知度の高い「ボッチャ」を紹介し、普及に努めます。 また、今後も障がいを持った方に対しても健康の保持・増進のため、積極的に体育施設を利用していただけるよう環境を整備していきたいと思います。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。それでは、時間もあれですので、再質問のほうをさせていただきます。 まず、体育館内のフロア等はしていただくという形でいるのですけれども、テニスコート、駐車場のLED化、防犯カメラのほうも前向きに考えていただいているということで、テニスコートは、使用料を払いながらやっている施設であります。雷が落ちたりなんなりしたときには、現在の水銀灯では15分、20分たたないと再開できないという状態であります。もう少しこの辺のところを早めに、長寿命化があっても、早めにLED化にしていただく。体育館内のフロアの中は、LED化にしていただいて、1回電灯をぱんっと落としても、次にすぐつくという形で、いろいろなアトラクションから何からできる状態になっております。非常にすばらしい形になっていますので、ぜひこれは早めにしていただいて、スペインの空手チームが気持ちよく生活できるようにしていただきたいと思います。 特に駐車場は、ふだん、お年寄りの、お年寄りと言ったら怒られますけれども、一般の人たちのスポーツ教室が多くて、狭いところに入れて、そのまま慌てて帰ってしまうという、大分そういう苦情もあるということですので、この辺は当局として、やはり考えていてやらないと、悪評が出たら、なかなか使い道が大変になると思いますので、ぜひ防犯カメラも早急にしていただきたいと思います。 もう一つ、スペインの空手チームの合宿なのですけれども、胸に国旗をつけてくる人たちというのは、我々が考えられないぐらいの緊張感を持ってきます。しかも、スペインのチームは、日本と決勝をやるのではないかという、日本の敵にもなる選手なのですけれども、これほど我々が静岡県の国体の、ここにマークをつけていっても緊張するぐらいで、もっともっと日の丸をつけていくと、我々は、それ以上のおもてなしを考えておかないと、これは本当にスペインに対して失礼な問題、何で富士宮で誘致したのだと言われるぐらいの問題が生じてくるのではないかと思います。ぜひこのスペインの空手チームのときには、市長をはじめ皆さんで、富士宮市でしっかりと組んで、このスペインのチームを何とかしてやっていただきたいと思うのですけれども、市長、いかがでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) ありがたい御提言、感謝します。私は、スペインにも行ってきましたし、スペインのチームを受け入れることについて、もう何が何でも手を抜くなと、富士宮市でできること、最大限のことを全てやり抜きなさいというようなことを言ってあります。ですから、けちなことはしません、絶対に。もうみっともないですから、ここにスペインの旗の、これは何か王室の、頂きましたものだから持ってきたのですけれども、スペインのナショナルチーム、あのチームそのものはすごい、日本でいう、いろいろなオリンピック選手の代表ですから、その国の。その人たちを粗末にするということは、富士宮が恥をかくではなくて、日本が恥をかくというような、そんなような思いで、もう最大限のおもてなしをしたいと、こんなふうに思っております。また、いろいろな御助言を頂ければありがたいと思っていますけれども、よろしくお願いします。 ◆5番(細沢覚議員) よろしくお願いします。僕ここに一応銅をつけていますので、上は金をつけると思いますけれども、ちょっと東京オリンピックの銅をつけています。 もう一つ、我々が一生の間に聖火リレーというのは、もうこれで終わりかなと思います。前回の東京オリンピックのときは、国道を走りまして、我が市には来なかったのですけれども、この聖火リレーも、ぜひ心に残る、今の小学生、我々が小さいときは、昭和39年ですから、中学か何かのときに来たと思うのですけれども、それが今度来ますので、ぜひ小・中学校挙げて、市として頑張っていきたいなと思っております。よろしくお願いします。 最後に、パラスポーツの問題なのですけれども、パラリンピックというのが、その後軽視されて、あまり健常者のオリンピックに比べて、ちょっと軽視されている面があります。種目は24種目、または22種目、日本ではあります。日本の中でやらないというのが、前のリオオリンピックでやっていた7人制サッカーとセーリングは日本ではやりません。それ以外の、では2種目、何を入れたかといいますと、テコンドーとバドミントンを入れてあります。ぜひ我々、今まで健常者、健常者という形から、今度は障がい者のスポーツの一番盛んにする、一番のいい機会だと思います。これは東京の江戸川区では、全施設のところに、全種目をつくるという目的から、アーチェリーから、カヌーから、施設を全部造る体制になっております。それが今は一番の売りで、江戸川区は出ております。 せめて富士宮の中で、いろいろな体育館にはまとめてありますけれども、ほかの小学校、中学校、いろいろなセンター、公民館等にもボッチャとか、何でも1つ、2つが置けるように、そこに集まって、お年寄りから、子どもから、障がい者から、全部がそこで少しでも慣れる器具をそろえていただければ、誠にこの会が、大会があって、すばらしいオリンピックが富士宮に一つの的としてきたなという、宝としてそれが残ればいいではないのかなと思います。記念としてオリンピックがここへ合宿に来たとか、オリンピックのためにこれを買ったとかというような名目であってもいいのではないかと思うのですけれども、教育部長、どうですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) ありがとうございます。今お答えしたとおり、まずはボッチャ、できることから少しずつ始めさせていただきますけれども、来年に向けてボッチャが貸出しできるような形で進めていかせてください。その後いろいろなものを一気に広めていっても広がらないと思いますので、まずボッチャをレクリエーションとして広めるというところから、何度も同じことを言って申し訳ないですけれども、そういう形でやらせてください。 ◆5番(細沢覚議員) とにかく、皆さんにボッチャの厳しさを見ていただければと思います。我々もスポーツ推進員でよくやりますけれども、全く大変な種目で、しっかりとだんごのように上に上げるぐらいの技術を持った人たちがオリンピックに来ます。ぜひまたそういう形を健常者のオリンピック以外の、その後の2週間後ぐらいにパラリンピックが始まりますけれども、ぜひ見ていただきたいと思います。 最後の1分で、市長に、この空手の合宿と成果に対しての意気込みをお願いして終わりたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 富士宮市も日本武道館へ行ってできるだけの応援をしたいと思います。この間、やはり日本武道館へ行って応援したら、日本との決勝戦で、周りは全部日本の応援団で、私たち富士宮市だけスペインを応援しましたら、非国民のような形になりましたけれども、最大限の応援をさせていただきます。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) よろしくお願いいたします。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(佐野寿夫議員) 以上で5番 細沢覚議員の質問を終了します。 この際10分間休憩します。                                     午後2時20分休憩                                                                            午後2時30分開議 ○議長(佐野寿夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、22番 松永孝男議員の質問を許します。22番 松永孝男議員。               〔22番 松永孝男議員 登壇〕 ◆22番(松永孝男議員) 富岳会の松永孝男です。 早速質問に入らせていただきますけれども、その前に、長年要望してまいりました、県のソフトボール場ですね、「富士山スタジアム」という立派な愛称も決まりまして、そして県のほうの修理のオーロラビジョンみたいな、今度立派なバックスクリーンにもなって、そして市のほうで芝生のところに遊具もつけていただくということで、非常にすばらしい整備がもうすぐ始まると。県のほうは、ほぼ終わるのですけれども、本当にすばらしいスタジアムになって、この上はオリンピックでソフトボール日本チームが金メダルを取っていただいて、にわかファンでも何でもいいですから、またソフトボールが本当に一時のラグビー以上の人気になって、富士宮のすばらしい球場に、いっぱい日本中から足を運んでいただけるというようになればいいと思っております。また、そういうふうに私もソフトボール協会の端っこのほうに在籍をさせていただいておりますので、また市とも協力しながら、そんないい大会が誘致できたらと思っていますので、ぜひまたよろしくお願いいたします。本当に関係者の皆さん、ありがとうございました。 早速質問に入らせていただきます。発言項目の1番は、今年の消防団の出初め式に今年も参加をさせていただきまして、その後、うちのところは山宮16分団になるのですけれども、こちらの皆さんと新年会ということで、いろいろな意見交換もさせていただいて、要望も聞く中で、そうだなと思ったようなところが多々ありましたので、その辺をちょっと確認させていただきながら質問させていただきます。 発言項目1、消防団の整備について。消防団は、火災はもとより、近年では多発するゲリラ豪雨や台風など、多くの自然災害のたびに出動し、市民の安全安心を守る活動は、地域防災の要となっております。重要度がますます増しております。そこで、消防団の整備についてお伺いいたします。 要旨の(1)、ビルの高層化に伴う消防設備の対応について。要旨の(2)、市長は、今年の出初め式で活動服、これは防火服というのですかね、を防炎化すると発言をしましたが、その時期はいつか、お伺いします。 要旨の(3)、少子高齢化が進み、消防団員の確保が厳しくなっておりますが、団員の定年を65歳から70歳に引き上げられないか。 要旨の(4)、詰所の改築・新築は、どのように計画されているのか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 私から発言項目1の要旨(1)から(4)まで一括して答弁いたします。 要旨(1)、ビルの高層化に伴う消防設備についてお答えします。消防としましては、高層階建物の火災に対応するため、中央消防署に最大伸梯30メートルの先端屈折梯子車を配備しております。この梯子車には、はしご先端にバスケットが備えられており、バスケットの最大積載量は270キログラムとなっておりますので、一度に3人から4人を救出できるものであります。さらには、バスケットの前方には油圧式放水銃が備付けられており、高所からの放水も可能な車両であります。 また、高層階建物の火災における消防団員の活動としては、主に後方支援や中継送水、資機材搬送などの役割を担っていただくことになると考えております。 次に、高層階建物における消防用設備についてですが、消火活動上必要な施設として高層階建物の火災に対応するため、連結送水管という設備の設置が義務づけられております。 この設備は、消防隊が地上から建物の高層階へホースを延ばさなくても建物に設置されている送水管に消防車から水を送り込めば、3階以上の各階に設置されている放水口から放水できるものとなっており、消防隊が迅速に活動できるよう備えているものであります。 次に、(2)、防火服の整備状況についてお答えいたします。現在、各分団に配備しております防火服は、平成30年度から整備を行っており、今年度末で合計125着を、車両を配備しております25の班及び分団に各5着ずつを配備いたします。この防火服は、表生地には、しなやかな難燃レーヨンと難燃性、耐熱性の特徴を持つメタアラミドの混紡生地を使用し、裏生地には難燃性透湿防水フィルムを使用しております。特徴としましては、難燃性の生地を表裏に一体化し、使用することで、防火性能の向上と軽量化が図られており、安全性と活動性が両立したものとなっております。 なお、令和4年度で全ての分団等に配備が完了する予定となっております。 次に、(3)、団員の定年を65歳から70歳に引き上げられないかについてお答えいたします。現在の消防団員の定年は一律65歳となっております。定年制度の趣旨としましては、心身の健康、気力並びに指揮能力等を考慮して定めたものであります。また、静岡県消防協会富士支部の構成団体である富士市消防団も同一の定年制度を用いており、富士支部として統一を図っているところでもあります。しかしながら、議員の御質問にもあるように団員の確保が非常に厳しくなっていることから、様々な角度から団員確保につながる施策の検討をしていきたいと考えております。 次に、(4)、詰所の改築・新築はどのように計画されているのかについてお答えいたします。現在消防団詰所等は、可搬ポンプを収容しているものを含め44施設ございます。この施設のうち現在の耐震基準に定められた昭和56年の建築基準法施行令改正以前に建設された消防団詰所について、消防団詰所建て替え計画に基づき順次更新を行っているものでございます。次年度以降の計画としましては第4方面隊第18分団と第19分団妙蓮寺班及び第2方面隊第11分団黒田班と同分団貫戸班の詰所を更新整備する予定となっております。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) どうもありがとうございます。 再質問を上のほうから、もう一度ちょっと確認をさせてください。高いビルの3階以上というのは、放水管というのですか、放水管が決められているという、これは建築基準法か何かで決められているのですか。そして、そこにつないで、ぱっとやると、全開に水が回るというか、放水できると、そういうような設備というのが高いビルにはあるのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 消防法の中で一定の規模の建物には設置が義務づけられております。例えば7階以上の場合ですとか、5階以上で床面積が6,000平米以上ですとか、様々な決まりの中で設置が義務づけられております。これは連結送水管というもので、市役所。 ◆22番(松永孝男議員) 連結何。 ◎消防長(蛭川公雄君) 連結送水管、市役所にも東側の守衛のいる部屋の東側と、あと西側の通用門の付近に送水口があります。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) その連結送水管というのは、それにつないで、消防自動車か何かが行って、それにポンプをつないでやると、各階の、そういうスプリンクラーみたいなところからばっと一斉に出ると、そういうイメージのものですか、ちょっと。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) あらかじめ消防のホースがつないだような形、イメージとしては。管があって、そこにつなぐ、ホースをさらに3階なら3階でつなぎ込むと、そういったものでございます。 ◆22番(松永孝男議員) 実際の放水は、どこから出るのですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 消防隊が持ち込んだホースをそこにつなげて放水をするという設備でございます。 ◆22番(松永孝男議員) 分かりました。ありがとうございました。 先ほど30メートルぐらいの梯子車、救出ができると。これは大体10階ぐらいまでは大丈夫だということと、市内だと、ほぼ大丈夫というふうに、閉じ込められてしまっても、この梯子車があれば、ほぼ救出できるというふうに考えていいですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 30メートル級ですので、それ以上高いところもありますので、梯子車だけでということではないのですけれども、建物には避難階段等も備付けられておりますので、基本的には、そちらの階段を使うケースのほうが多いのかなというふうに考えております。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) ありがとうございました。 防炎の活動服というのは、各分団に5着ずつ完備するということで、令和4年度までに配備が終わるということだったのですけれども、これは実際には熱い火事のとき、どのぐらい入っていられるものなのですか。火事で、近くで燃えている中でも、一応誰かを救出しに行けるようなものだというふうにイメージではあるのですけれども、3分ぐらいとか、5分ぐらいとか、そのめどというのは大体どんなものなのですか、これは。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 防火衣を着用していれば、火の中に入っていけるというのは、ちょっとそこは言い過ぎかなと思います。実際には、輻射熱が非常に厳しいものですから、放水中も建物の近くにも寄れないような状況になります。そういったことの中で放水活動するものですから、それ用の防火服ということになります。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) 分かりました。 あと、私ども16分団も後継者というか、だんだん、だんだん、長いのですよね、消防をやっていただける人というのは。やはり10年、15年、20年という方が多くて、そしてその人が定年で抜けると、次の人が、山宮16分団、分団によって違うのかもしれないのですけれども、40歳以下の人にお願いしたいというようなことがあるものですから、そうすると若い人はいないのですよ、なかなか。 それで、今年も話を聞いたら65歳で、今年で定年だよという人がいらっしゃって、本当はもっと70歳ぐらいまでやってもいいのだけれどもというような話だったもので、こういう質問をさせてもらったのですけれども、その辺は富士とやはり統一をしているというのは、富士のほうからも、そういう話というのはないですか、70歳にしようかというような話は。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 富士市の消防団のほうから直接耳にすることはありませんけれども、山宮地区は市内でも60歳を超えている方が何人かいらっしゃいまして、今回の質問に当たって調べたところ、そういう状況が分かりました。ただ、他の分団を見ますと、そこまで高齢の方といいますか、60歳過ぎてまでという方はあまりいないものですから、そういった声は、ほかからはあまり上がってきていないというのが現状です。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) 分かりました。まだ非常に元気な方なものですから、まだまだ働けそうな方で、65歳で今回定年になる方も。ですから、ぜひそんなこともちょっと頭の中に入れておいていただいて、やはりなかなかなり手がいなくて、本当にどうしようかというような、1人辞めてしまうと、また1人補充しなくてはならないというようなことで、その辺が大変な思いをしていますので、ぜひ頭の中へ入れておいていただいて、何かの折にそういう話で、人生100年の時代ですから、70歳ぐらいにしようかというようなことも、また検討してみてください。 最後に、詰所の問題なのですけれども、これは僕は、山宮16分団の現状をよく知っているのですけれども、大体二十三、四人いるのかな、団員が。8畳一間ぐらいしかないですよ。座れない、全員。本当に座ろうとすると、みんな正座で、きちっと並ばないと、一番主な人、分団長とか、副分団長とか、前のほうにちょっと長机を1つ並べて、その向こう側に座る。そうすると、こっち側は本当に狭くて、僕も時々呼んでいただいて、いろいろな意見交換させていただく。僕いるところがないですよ。靴を脱ぐところなんていうのは、畳1畳あるかないかぐらいです。靴なんか重なり合ってしまって、どれが自分の靴だか分からなくなってしまうような状態なものですから、もうちょっと広いところで、せめてゆったり座れるようなぐらいの広さにしていただけたらなというふうに思うわけです。 これは私は、JAにも何にも聞いていないのですけれども、隣のJA、今空き家になっているですよね。これは何とかうまくJAと話ができないかなというような気持ちもあるのですけれども、その辺というのは、何か聞いたことはありますか。 ○議長(佐野寿夫議員) 消防長。 ◎消防長(蛭川公雄君) 私どものところには、直接そういう話はございませんが、耐震化というところで、残っている分団もありますので、それと同時に市の長寿命化というようなものもあります。議員おっしゃるように私も16分団の詰所が手狭だなということは重々承知しておりますので、今後まだ具体的なことは申し上げられませんが、これは一通り建て替えが済みますと、15分団の村山に次いで山宮の詰所が2番目に古い詰所ということにもなってしまいますので、建て替えの時期等も検討しながら進めていきたいと思います。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) よろしくお願いします。 ちょうど隣のJAのいいところが、駐車場も広くて、ここが手に入ればいいなと思ったのですけれども、なかなかJAの都合もあるでしょうから、何かあれがあったら、またJAのほうとそんな話で、市がそこを買い取っていただけるなら、そうしていただければ、放課後児童クラブも、そうすれば一緒に持ってくればいいななんて思ったのですけれども、市長、ちょっと頭の中に入れておいてください。よろしくお願いいたします。これは要望だけにしておきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、発言項目2のほうに移ります。毎朝の北部地域の渋滞の緩和と危険な道路、ここは危険だなというところがありますので、そこをちょっとお伺いいたします。 発言項目2、市の工場集積施策の成果により、北部地域では毎日朝晩生活道路の渋滞に悩まされています。市の対策をお伺いします。 (1)、渋滞緩和策について。①、国道469号沿いの北山工業団地から富士山南陵工業団地までの区域を職住近接区域として住宅を建てられるよう検討できないか。②、北部地域の会社に時差出勤を依頼できないか。 (2)、危険な道路の改良・整備について。①、国道139号と登山道との交差点、これは大きなパチンコ屋がある交差点です。それの右折帯、これが朝晩、右折帯にも入り切れなくて、片側2車線なのですけれども、内側車線まで右折しようとする車がはみ出すわけです。そうすると、内側車線を走っていた車、直進の車が外側車線にぱっと出てくるのです。これが非常に危険で、私も何度か接触事故も見ました。というところで、その右折帯の延長、または右折用矢印信号の時間を延長できないか。 ②、国道469号と登山道の交差点の信号機に右折用矢印信号の追加はできないか。これは新しく山宮三角屋のところに、469号、長年ずっと通行ができなかったところが、新しくできるようになりまして、ここの道路が、非常に朝晩はたくさん通ります。ここには東から南陵工業団地、山宮工業団地、北山工業団地、ここの通りの左右の交通量というのは、かなり激しいのです。ここの信号機、特に山宮小学校方面から南陵工業団地のほうに469号をずっと走っていって、ここの信号で右折をして、まちのほうに降りてくる車が結構あるのですけれども、ここの右折帯は五、六台ぐらいしか止まれないのです。もうそれ以上は普通の車線になってしまうものですから、右折しようとする車も普通の車線の中にいっぱい入っているわけです。 そうすると、ここは右折信号がないものですから、右折しようとする車が1台か2台しか通れない。ずっと大体直進車が両方走っている、向こうから来るほうが多いですけれども、東からずっと来るものですから、右折しようとする車は、多くて2台、運がよければ3台。それにずっと右折しようとする車が7時半頃からですかね、私見ていたら7時半頃から。だから、僕は裏のほうに回ってコンビニのところの駐車場からコーヒーを飲みながら見ていたのですけれども、信号7回、8回待ちぐらいです、大体。僕は、それでつながって、計ったときがあるのです。僕が計ったときは、信号待ちが5分48秒、ほぼ6分。これで朝の6分は、すごい長いと思いますよ。きっといらいら、いらいら、かなりいらいらするものですから、まだ向こうから来ているのに結構な危なさで突っ込むのです。ここの接触事故が非常に多いというふうにコンビニの方もおっしゃっておりました。ぜひ右折用矢印信号だけつけていただけないかなということ。 それから、もう一つは、これはうちのすぐ西側に拾石沢橋というのがあるのですけれども、その拾石沢橋のところをちょっと北側に上がったところにY字路みたいなのがあるのです。これは夕方、片一方から、北山のほうから来るのは、北山工業団地からずっと降りてくる車なのです。山宮小学校のほうから降りてくるのは山宮工業団地から降りてくる車、北山から来るほうが優先道路なものですから、山宮から降りていくと、止まれの標識があるのです。信号はないです。そうすると、なかなか行けない、ここは。本当に夕方の5時半ぐらいですかね、時間にすれば30分か、そこらぐらいなのですけれども、なかなか行けない。大体こっち側の優先道路に車が来ないときにぱっと飛び出すのですけれども、非常に危険で、ここもしょっちゅう接触事故があるところです。これは信号をつけるというほどのあれでもないし、何かいい方法はないかなと、これは御相談でございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐野寿夫議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(滝川日出男君) それでは、私からは要旨(1)、①、要旨(2)、①についてお答えいたします。 まず、要旨(1)、渋滞緩和策について。①、国道469号沿いの北山工業団地から富士山南陵工業団地までの区域を職住近接区域として住宅を建てられるよう検討できないかについてお答えいたします。職住近接産業地域は、土地利用方針として国道139号から国道469号などの広域的な幹線道路の利便性を生かし、周辺の自然環境、景観と調和した産業の立地を推進するエリアと設定しております。 議員御提案の北山工業団地から富士山南陵工業団地までの国道469号沿いの地域は、市街化調整区域に位置づけていることから、原則住宅を建てることができない地域であります。 しかし、この地域に工業団地などで働く方が住宅を建てる場合には、既存宅地など都市計画法第34条の立地基準に適合する土地であれば、住宅を建てることは可能でありますが、市の土地利用方針といたしましては、集落拠点地域への誘導を進めていきたいと考えております。 続きまして、要旨(2)、①の国道139号と登山道との交差点の右折帯の延長についてお答えいたします。御質問の登山道入り口交差点は、国道139号と県道富士宮富士公園線の交差点です。国道139号の右折帯が混雑する主な原因は、上下線とも朝夕の北部方面の工業団地や市街地へ通勤する車両と大型トラックなどの物流車両が集中するためと考えられます。 上下線ともに信号機は矢印灯火時のみ右折可能であることから、国道からの右折車両が多い時間帯では、滞留車両が右折車線を超えて直進車線にまではみ出し、渋滞を引き起こしております。 右折帯の延長についてですが、国道139号の道路管理者である国土交通省静岡国道事務所に確認したところ、右折車両を60メートルから120メートルに延伸する道路改良工事を平成11年度に実施しております。現在、右折車線の延伸計画はないとのことですが、登山道入り口交差点において混雑が生じると、市道へ迂回する車両が渋滞等を引き起こす可能性があるため、市といたしましても地域の要望などを頂きながら、渋滞緩和に向けた意見について、道路管理者である国土交通省静岡国道事務所へ要望していきたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(高野裕章君) 私からは、要旨1、北部地域の通勤渋滞緩和について、②、北部地域の会社に時差出勤等を依頼できないかについてお答えします。 市の北部地域には北山工業団地に13社、山宮工業団地に20社、南陵工業団地に10社と、3つの工業団地に43社が操業しており、安定した雇用が生まれておりますが、反面、議員御指摘のとおり、そこへ通勤する従業員による朝夕の渋滞が生じています。 通勤による渋滞対策としては、企業による通勤バス等の運行や時差出勤等が一般的であり、市内では大手企業の一部で運用され、労働者の通勤等の負担を減らすことで、生産性等を高める工夫をしています。 市では、これまでも北部の企業に現状を説明してまいりましたが、各企業の生産現場の現状が異なり、一様の対応ができておりません。今後も継続して会合等の場で時差出勤等について働きかけていきたいと考えています。 また、国が推進する「働き方」を見直す取組の中において、通勤等を含む働きやすい職場環境の創出を推進していきたいと考えています。 私からは以上です。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 私からは、要旨(2)、①の右折用矢印信号の時間延長と②及び③についてお答えします。 まず、①の国道139号と登山道との交差点の右折用矢印信号の時間延長はできないかについてお答えします。信号機の時間延長、右折用矢印信号の追加など、信号機の設置に関しては、富士宮警察署が所管しているため、担当課であります交通課へ問合わせをいたしました。 国道139号と登山道の交差点、交差点の名称は「登山道入口交差点」といいますが、この交差点の国道139号における右折用矢印信号の時間延長について確認したところ、「朝夕の交通量が多い時間帯は、既に令和元年8月に約5秒延長しており、直進時間を短くして右折用矢印信号の時間を延長しました。これ以上の右折用矢印信号の時間を延長することは、国道139号上下線のさらなる交通渋滞を招くことから難しい」との回答を得ております。 次に、②の国道469号と登山道の交差点の信号機に右折用矢印信号を追加することについてお答えします。国道469号と登山道の交差点、交差点の名称は「山宮北交差点」といいますが、この交差点における国道469号の右折用矢印信号の追加につきましても、①と同様に富士宮警察署交通課に確認したところ、「国道469号における右折用矢印信号の設置について、静岡県警察本部規制課に相談した結果、設置の判断までには至りませんでしたが、令和元年8月に国道469号の青信号の時間を延長し、万野方面へ右折する車両に対応しています」との回答を得ております。 最後に、③の拾石沢橋西側の交差点の信号機の設置についてお答えします。拾石沢橋西側の交差点に信号機を設置することにつきましても、富士宮警察署交通課が窓口になります。手続の流れとしましては、まず信号機の設置について、区長を中心に地元の要望として御検討頂き、次にその要望を地元の区長名で富士宮警察署長に要望書として提出していただくこととなります。 なお、富士宮警察署へ要望書を提出する際に、地元区から市に対して警察署への同行の御希望がございましたら、交通対策室の職員も同行させていただきます。 私からは以上です。 ◆22番(松永孝男議員) ありがとうございます。(1)の渋滞緩和の①です。職住近接区域、これは国の働き方改革の中にも職住近接して通勤時間を減らしましょうと、そういうことがあって、工業団地が3つもあるような地域というのは、何かそういうあれができるのではないかと思うのです。今までの岩盤3法という、岩盤も近頃ダイナマイトも掘削機もよくなったので、そろそろ崩れるのではないかというふうに思うものですから、ぜひその辺を検討してみていただけたらというふうに思うのです。今の優良田園住宅制度と指定大規模既存集落制度、あれは非常に使いにくいのですよね、やはり。何年かに1軒とか、2軒とかという単位なものですから、先ほども佐野和彦議員が言っていたように、裾野市はトヨタのまちをつくってしまうのですよ。2,000戸が入るまちを、あれは市街化区域なの、ここは。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆22番(松永孝男議員) そうですか。2,000戸もできるようなまちをつくるのだから、もう少し富士宮のほうも緩和してもらってもいいのかなという気はするのだけれども、本当に大変な渋滞で、小学校もありますので、渋滞すると、やはり細い道路に、裏道に入っていくのです。そうすると、本当に裏道でも朝の通勤の車というのは、結構スピードを出すものですから、非常に危険なところもあるのです。その辺も考慮していただいて、ぜひもう少しああいう働くところの近くに、一応山宮工業団地のほうに通ってくる方に、私少し聞いてもらったことがあるのですけれども、今、富士のほうから結構通ってきている方が、ジヤトコの従業員とか多いのですけれども、富士のほうが、やはり土地も高いですから、近くに家がうまく建てられれば、こっちに来たいですよという話は、あるにはあると。そんな大勢いるかどうか分かりませんけれども、そういう話もありますよということを組合事務所の方が言っておられましたので、そういうふうになればいいなと。富士宮の人口も少し増えながら、渋滞も緩和されながら、働く人にもいいし、富士宮にもいい、山宮にもいい、みんないい、誰も悪くないですよね。そういうことをやはり目指していくべきだなと思って、ぜひ部長、まだ任期が長いですから、ぜひよろしくお願いいたします。 それから、先ほどの登山道入口交差点で右折の信号の時間、5秒延ばしていただいたと。これはずっと延ばさなくてもいいのですよ。昼間は、そんな大したことはない。昼間は、南から上っていって、登山道に入るほうの右折レーンは結構長く延びますけれども、上から来るほうのレーンは、ほとんど四、五台しか止まらないというようなことが多いです。ただ、朝晩、特に通勤と退社時、その時間はものすごく延びてしまうです。だから、そこだけやればいいのですよ。簡単ではないですか。一番後ろにセンサーをつけて、ここまでいっぱいになってしまったら、例えばもう5秒延ばすと。通常は元どおりの、今までどおりの時間でやっているのだけれども、そこまで車が、何回も何回もそこまで行くようになったときだけ時間を延ばすと。そこまで来なくなったら、また元に自動で戻るように。こんなのはプログラムで専門家がやれば5分か10分でできてしまうのではないですかね。センサーは1個つけなくてはならない。それがハードの面になりますけれども、ぜひそれで、物すごく怖いですよ、これは。実際に走ってみると。大型トラックがすっと幅寄せしてくるのですよ。もうどうしようかと思うぐらい。 こういうのもあるのです。ずっと流れていて、それで右折しようとする車が入ろうとすると入れない。ずっと前からウインカーを出してくれればいいのですけれども、右折レーンに入るずっと手前からウインカーを出してくれれば、この人は右折したいのだなというのは分かるのですけれども、なかなか右折レーンの、実際に曲がるときにはウインカーを出すのだけれども、右折レーンに入るときには右折のウインカーを出さない人というのは結構いるのです。そうすると、その車がいきなりきゅっと右折レーンのところに止まるのですよ。そうすると、後ろから来た車というのは、あ、この人は右折するのだと初めて分かる。そこで接触したのを見たこともありますので、もう一回、市民部長、すみませんけれども、そんな提案がありましたということで、ぜひもう一回言っていただけたらと思います。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 今469号の御質問でございますが、139号の登山道のところでいえば、こちらはやはり本来であれば渋滞を感知して、それで右折の時間が変わるなんていうと本当は理想的かなと思うわけですが、その確認をしたところ、それはできないと。ただし、混在が見込まれている時間を設定して、今既にやっていると、こういう回答は頂いております。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) 分かりました。では、もうちょっと様子を見て、ここがあまり改善されないようだったら、またよろしくお願いします。 それから、山宮北交差点は、これは時差式になっているということですか、東からと西からで青信号の時間が変わる、時差式で変わっているということですか。いや、実際に曲がれないですよ、本当に。改善したって、ちょっとお伺いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 市民部長。 ◎市民部長(赤池英明君) 時期的なことを申し上げますと、先ほども言いましたけれども、昨年の8月、それ以降は右折、万野方面に行く時間が長くなっているはずではございます。というふうに警察のほうで聞いてきました。 以上です。 ◆22番(松永孝男議員) 分かりました。もしかすると、私のほうが違っているかもしれないので、もう一回確認してみます。 それから、拾石沢橋の新しい信号機の設置ですが、これはちょっと区長とも、そういう相談もまだしていないものですから、区長とちょっと相談して、山宮で、ここに本当に信号機が必要かどうか、また確認をさせていただいて、もう一回、必要ならお願いさせていただきます。 時間が迫っていますので、次に移らせていただきます。発言項目3、富士山の噴火被害に対するハザードマップ改定の報道について。昨年12月28日の静岡新聞に、富士山の噴火に対するハザードマップ検討委員会で、溶岩流は富士宮の市街地まで二、三時間で到達し、新東名高速道路を越えるシミュレーションが示され、最も危険な第1エリアは富士宮市まで拡大するとの報道がありましたが、市の対応をお伺いします。 要旨の(1)、検討委員会には富士宮市も参加しているか。 要旨の(2)、ハザードマップ改定前にこの報道があり、北部地域の住民は大きな不安を感じているが、市の対策をお伺いします。 要旨の(3)、従来から進めてきたUIJターンや企業誘致の施策に大きなマイナスと考えられるが、市の見解をお伺いします。 要旨の(4)、このような報道を市は事前に了承しているのか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(佐野寿夫議員) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐野俊寿君) 私からは、発言項目3、富士山の噴火被害に対するハザードマップ改定の報道についての要旨(1)、(2)及び(4)についてお答えします。 まず、要旨(1)、検討委員会には富士宮市も参加しているのかについてお答えします。富士宮市は、「富士山ハザードマップ(改訂版)検討委員会」のオブザーバーとして参加しています。市としては、県や市町を中心に構成する「富士山火山防災対策協議会」を介して意見を述べています。 この協議会では、静岡県の危機管理部から県内構成市町に対し、山梨県、静岡県、神奈川県及び関係機関で構成している「富士山ハザードマップ(改訂版)検討委員会」の作業部会としての方向性について報告があり、その報告に基づいて静岡県と構成市町で富士山ハザードマップの改定作業について検討をしています。 次に、要旨(2)、ハザードマップ改定前にこの報道があり、北部地域の住民は大きな不安を感じているが、市の対策を伺うについてお答えします。県の計画では、ハザードマップ(改訂版)の完成予定は令和2年度末を想定しています。現在、公表されているものは、想定火口範囲及び規模の追加、変更に対するものであり、県のホームページでも公開されております。 今年1月27日に開催された静岡県の富士山ハザードマップ(改訂版)の検討状況の説明会では、溶岩流の到達時間や距離など地理的条件を考慮し、シミュレーションを行っている最中であるとの報告を受けたところです。 また、2月9日の静岡新聞の特集「いのち守る防災しずおか」の提言で、ハザードマップ検討委員会で改定作業に携わっていただいている東京大学名誉教授藤井敏嗣氏は、「計算機シミュレーションというと、噴火の際にそのとおりに溶岩流が流れると考えがちだが、火口の位置も噴出量も噴火が始まるまで分からないから、あくまでも仮想のものである。どこから噴火が始まっても、またその想定火口から最大量のマグマが流れ出した場合であっても対応できるように、溶岩流の流れ方をあらかじめ調べておいて避難などに備えるためのものです。ハザードマップの意味を考える機会と冷静に受け止めてほしい」と述べられています。 今後の当市の対応としては、ハザードマップの改定が公表された際には、富士宮市富士山火山避難計画を見直し、当市の防災マップに反映させ、市民の皆さんに公表していきたいと考えております。 次に、要旨(4)、このような報道を市は事前に了承しているのかについてお答えします。静岡新聞の担当者から事前に本報道に対する問合せがございましたが、詳細な報道内容まで把握していたわけではございません。報道の自由といった観点から、そもそも市が事前に了承するものではございません。 私からは以上でございます。 ○議長(佐野寿夫議員) 産業振興部参事。 ◎産業振興部参事兼商工振興課長(植松康夫君) それでは、私からは発言項目3、要旨(3)、ハザードマップ改定の報道におけるUIJターンや企業誘致施策への影響についてお答えいたします。 御質問のUIJターンや企業誘致の施策への影響については、風評被害や人々が経験のない災害にどう向き合うのか、その方向性を探る上で、今後進められる改定作業を注視してまいります。 私からは以上です。 ◆22番(松永孝男議員) どうもありがとうございました。 これは須藤市長も、この新聞の中で、まだハザードマップができていないから、避難計画ができてからだよというような発言をされておりますけれども、全くそのとおりで、これは本当に失礼してしまう報道だと思うのです。風評被害も甚だしい。ここに、この検討委員会ですね、非公開で開催された会合、その非公開で開催された会合というのが、もうすぐに、直後に、新聞報道に載っかってしまうと。それもですよ、双子山のところに、5,600年ぐらい前に噴火した跡があると。だから、そこが噴火すれば、富士宮までは二、三時間で溶岩が来てしまう。そんなのは、先ほど危機管理監が言ったように、どこが噴火口になるかも分からない。どのくらい出るかも分からない。そんな何にも分からないのに富士宮が二、三時間で溶岩の下敷きになってしまうような報道だけされて、何の根拠もないと思うのですね、これは。 しかも、非公開のものが、すぐに公開されてしまう。これはひどく富士宮にとってマイナスイメージだと思うのです。せっかく企画部長や企画の方がUIJターンとか、富士宮のシティプロモーションとか、あと企業誘致とか、みんなで一生懸命富士宮をよくしようとしているときに、こんな風評みたいな記事一発で物すごく足を引っ張られると、そういうふうに思って、非常に腹立たしいわけなのですけれども、こういう記事というのは、確かに報道の自由というのは認めますけれども、その自由で相手に対して損害を与えるようなことを勝手に書いて、何が報道の自由だというふうに思うのです。これは富士宮は企画部長、被害を被っていませんか。 ○議長(佐野寿夫議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) 発言する立場か、ちょっと分かりませんが、今のところは、そういう状況はございません。そして、この報道については、ある面公表されている部分もありましたので、それを新聞社が分かりやすく報道しているかなという印象は受けたのですが、印象としてはですね。現状においては、私どもは冷静に受け止めて、風評的なものも出ていない状況でございます。 ◆22番(松永孝男議員) 表面的には、確かに風評、そういうものは出ていないのかもしれないのですけれども、実際にはあるのですよ、もう。私の聞いたところによりますと、富士宮で拡張しようと思っていた企業が、もう一度検討し直すというのが1つありました。それと、万野原新田辺りの地価、売ろうとしていた地価が、これは契約寸前までいったのが、もう一度価格の再交渉にまで戻ったと。これは市の事業だけではなくて、富士宮市の財産、個人財産にまで影響する話になってくるのです。本当に無礼な話で、迷惑千万な記事なのですけれども、委員会の有識者という人は、やはり自分の研究してきたこととか、やはり発表したいのでしょうね、きっと、どうしても。だから、人の迷惑よりも自分の研究成果を先に持ってきてしまうというところがあるのではないですかね。これは正式に市として抗議を申し込むべきだと思うのですけれども、市長、それはどういうふうにお考えですか。 ○議長(佐野寿夫議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) このニュースは、あくまで仮想の話だと思っているのですよ。最悪の状況を想定して注意喚起をしているぐらいのことで考えればいいのではないですか。おっしゃるように噴火は、いつ、どこで、どのように起こるか、誰も分からないですね。この学者さんも偉そうに言っているけれども、何にも分からない。絶対、この学者さんの言うとおりなるかどうかも分からないです。学者の持論ぐらいでしか思わなくていいではないですか。これは富士宮市ばかりが被害、いろいろな影響を受けただけではなくて、富士市も御殿場市も裾野市も東京方面も、みんなどこの自治体も富士山が噴火すれば大被害になります。だけれども、それはみんな覚悟の上で、いろいろなまちが発展していることであって、もし噴火したら、まずは命を助けることが第一で、訴えても、これは仕方がない話だなと私は思っておりますから、静かに、そうかというぐらいで、冷静に見守るしかないだろうと、こんなふうに思っています。 以上であります。 ◆22番(松永孝男議員) 分かりました。本当に危険だったら、富士登山なんかさせるべきではないと思うし、本当に私も不安を、5,600年前に噴火の跡が見つかったから、また噴火するかもしれないって、そんなことを言われて、富士宮市が、この見出しだけ見ると、溶岩流、数時間で市街地に。富士宮は埋まってしまいそうな、これは12月28日の静岡新聞です。本当にせっかく富士宮がいろいろ進めてきた、住んでよし、訪れてよし、働いてよしが、こんな報道で足止めを食らうというか、足を引っ張られるというのは本当に腹立たしい、私もちょっとこれは熱くなり過ぎたところもあるかもしれませんけれども、市長みたいになかなか冷静でいられなくて、ふざけた報道だなというふうに思ったわけなのですけれども、それはそれとして、やはり備えるところは、しっかりと備えていただいて、市民が、もし仮に噴火があったら、こっちのほうに、こういうふうに逃げましょうよぐらいのことは、やはり統一見解として持っていくのが必要だと思いますので、市民の皆さんには、そういう可能性、ほとんどないだろうけれども、そういうときには、こうしましょうというようなことだけはしっかりやっていただいて、分かりました。喉元過ぎれば熱さ忘れるというか、こんなのはすぐ皆さん忘れて、半年か1年すれば元に戻ると思いますので、それを期待しながら、今回は、ではそういうことで静観するというような格好は分かりました。ありがとうございました。 以上で一般質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(佐野寿夫議員) 以上で22番 松永孝男議員の質問を終了します。 この際、お諮りします。3番 近藤千鶴議員からの一般質問の発言項目2のうちで不適切な発言があったので、これを取り消したい旨の申出がありました。この取消しを許可することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐野寿夫議員) 御異議なしと認めます。よって、近藤千鶴議員からの発言の取消し申出を許可することに決定しました。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 明2月19日は午前9時から本会議を開き、一般質問を行いますので、よろしくお願いします。 本日はこれにて散会します。 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(佐野寿夫議員) 礼。 ありがとうございました。                                     午後3時28分散会...